Tumgik
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kari3622-blog · 5 years
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Dick Hyman "The "Unforgettable"Sound Of The Dick Hyman Trio" オリジナル盤メジャー・レーベル&ピアノ&マニア必聴の匂い盤3枚目は、「映画のMGM」(E3329)。 録音年月日がはっきり分かりません... 1956年リリースとしか。しかも、メンバーも分かりません... ジャケットをくまなく探しましたが記述なし... ライナー最後にこのトリオの他のアルバムE3280-The Dick Hyman Trio Swingsが紹介されていたので検索すると下記のメンバーがトリオらしい。 #DickHyman (harpsichord, organ) #EddieSafranski (b) #DonLamond (ds) ですが、聴けばヴィブラフォンの音色も。Wikipediaでは、 Dick Hyman (p) #ChuckRedd (vi) Eddie Safranski (b) #MichaelMoore (b) Don Lamond (ds) #RonTraxler (ds) の記述も発見。これは永遠の謎かも知れません。メンバーが不明のアルバムは初めてですね。 スタイルは、Ragtime, Latin Jazz, Easy Listening、これは楽しみ。 ▲Jazz beginner's personal challenge No. 63 実に個性的なハープシコードの音色。古き良きアメリカ。ジャケット記載の曲順は違うので要注意。楽曲は、Side 1-1のタイトル・チューンにもかけて 「忘れられない曲」集。Side 1-5"The Threepenny Opera", 2-3"Star Dust", 2-5"Besame Mucho"などの有名ナンバーもハイマン流ミュージカルっぽいアレンジ。 初耳のディック・ハイマン、どんな人物でしょうか... 1927年3月8日NYC生まれの白人ジャズ・ピアニストで編曲家であり作曲家、非常に過少評価されていますが、大物音楽家! 幼少期にコンサート・ピアニストだった叔父からクラシック・ピアノを習得。コロンビア大学在学中に、ラジオ番組主宰のピアノ・コンペティションで優勝、テディ・ウイルソンからレッスンを受ける権利を獲得しジャズ・ピアノを習得。かつてウイルソンが在籍していたベニー・グッドマン楽団に加入、50年ベニー・グッドマン6で欧州楽旅に参加。54年からピアノとハープシコードを演奏しアルバム制作、その1枚が本作。57年NBCのスタッフ、58年CBSのアーサー・ゴッドフリーのラジオやTVシリーズをディレクション。60年代に入るとジャズだけでなくポップスのアレンジャーとしても活躍、オーケストラの編曲や指揮も。75年ニューヨーク・ジャズ・レパートリー・カンパニーの音楽監督となりソ連へ楽旅。 一般的なモダン・ジャズ史に彼の名が登場することはありませんが、実は凄い! 1. 彼はスコット・ジョプリンやジェイムズ・P・ジョンソンらアーリー・ジャズ期に活躍したラグタイム・ピアニストの研究家として超著名! 2. さらに、1960年代に人気だったアメリカの音楽TV番組Sing Along With Mitchにレギュラー出演。 3. ハイマンの名が最も知られている分野はジャズではなくサントラ。ジャズ愛好家としても知られ自身でクラリネットを演奏する映画監督のウディ・アレン。彼はサントラに特に白人バンド・リーダー率いるスウィング・ジャズを好んでフィーチャー。で、1970年代からアレン作品のサントラを担当していたのがハイマン。 4. 1995年にはニュージャージー・ジャズ協会のラトガーズ研究所のジャズ栄誉の殿堂入り、国立芸術アカデミー芸術科学アカデミーから最優秀賞を受賞。2017年に、National Endowment for the Arts Jazz Masters 選出。 ハイマンは、アーリー・ジャズ研究家であり、ビッグ・バンドの専属ピアニスト、音楽番組の演奏家、サントラ作曲家という多種多様な顔を持つ音楽家! ジャズで、今度はウディ・アレンに接することになるとは。またしても、何て奥深いことか... 。 #jazz #fuzey #vinyl #jazzvinyl #vinylcollection #ジャズ #スイングジャーナル #レコード *作品を知るとジャズはもっと輝きます。情報くださる先輩諸氏に感謝。 https://www.instagram.com/p/B9IiPJiJ4cB/?igshid=1ixbqv5p3hgq8
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