#(使用画像の一部は東北大学大学院情報科学研究科 シンポジウムより転用させて頂きました。)
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BrainTech(ブレインテック)
「ブレインテック」という聴きなれない言葉ですが
意味するところは
Brain(脳)と Technology(技術)合わせた造語で
脳科学(神経科学)の知見とITやネットを組み合わせた ビジネスを総称してBrainTechと呼びます。
同じ意味で「ニューロ・テクノロジー」とも呼ばれる。
AI(人工知能)の進歩により注目されている技術です。
脳のビジネス応用化は始まっている。
ニューロマーケティング
脳科学の知見や技術を用いて、消費者の無意識的な感情の 変化などを読み取る手法で、主に広告・CMで活用されている。
脳の活動の情報は「究極の個人情報」と言われている 遺伝子の情報と並んで、ビジネスの分野では高い注目を 集めています。
脳の活動は専用の機器を使えば、電磁波データとして測定 することができます。
最新の機材を使ったさまざまな研究や検査により 脳の活動を測定する技術の進化があり、 脳の秘密は明かされつつあるのです。
BrainTechの事例
最新の検査機器を使った「BrainTech」はどのような産業・ 分野で活用されているのでしょう?
ニューロフィードバック(NFB)
脳の活動データをモニタリングしながら フィードバックし、脳の活動を望ましい方向に 導く方法が「ニューロフィードバック」です。
日本の国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所にて ニューロフィードバック訓練の臨床研究に成功している。
日本では「株式会社メディアシーク」という会社がイスラエルの ブレインテック企業「Myndlift Ltd.」と提携し、 ニューロフィードバックを活用した脳の状態を可視化できる スマートフォンアプリを提供するなど、日本でも展開する 予定だということです。
「Myndlift」は、イスラエルを拠点に世界的な注目を集める ブレインテクノロジーのスペシャリスト集団。
BMIは
Brain Machine Interface (ブレイン・マシン・インターフェース)の略です。
BCI (ブレイン・コンピューター・インターフェイス)も同義。
高度な神経インタフェースの能力を増強して100万以上の 神経細胞を並行処理する革新的な技術。
5円玉2枚を重ね合わせたくらいの機器を、脳に埋め込む ことでコンピュータをはじめデジタル機器に繋ぐことが できる、すると何が起こるのか?
囲碁や将棋のプロ棋士が量産できるかもしれない。
脳で考えただけで世界と繋がる SF のような インターフェースである。
テレパシーは実現するか?
BMIの仕組みは
専用の装置が脳の電気信号データを読み取り
機械や装置を動かす
というものです。
つまり人間の手や足などの体を動かさずに、脳が念じた 情報を機器が読み取り機械等を動かす仕組みです。
この仕組みを利用すれば身体を使わず���脳から情報を機器に 出力ができるようになる、ということです。
例えば、"テレビのチャンネルを1chに変えたい"という脳波を BMIが読み取り、この脳波を検知したBMIはテレビを1chへ 切り替えるスイッチへ信号を送ることにより、願うだけで テレビチャンネルを変更することが可能になる。
BMIには
脳内に機器を埋め込む方法(侵襲性)
頭に機器を装着する方法(非侵襲性)
の2種類がありますが、やはり脳に機器を入れるのは 手術などで体に負担があるようです。
心理的にも不安を感じる方は多いと思います。
BMIはとくに医療での活用が期待されています。
介護・福祉
筋萎縮性側索硬化症や事故などで、脊椎の損傷による部分・ 全身麻痺となった人がコンピュータ画面上でのマウス ポインタの使用、文字入力、ロボット・義手・車椅子などを 自由自在に操作することが実現されているなど、 脳以外の器官を端末と捉えることでの医療も出現してきた。
随意運動(思ったとおりに体を動かす)
脳の地図から脊髄を通して、体の各位に連動できる。
もし肉体の腕など損傷した場合、ロボットハンドの腕に 運動回路を(電気パルスなど)人工的に神経回路を設定す れば脳の意思のとおりに動かすことができる。
パーキンソン病で、脳のドーパミンの影響で体が コントロールできない人が外部からの電気的刺激で 調整できるようになるという事だ。
義眼の人にも同様な仕組みでカメラを使い、人工��覚の応用 が可能だそうです。
視覚ニューロン技術は、画像処理には課題が残るも 大いに期待される分野です。
バーチャルリアリティー
AR(拡張現実)
VR(仮想現実)
MR(混合現実)
SR(代替現実)
これらは、脳や感覚器を意図的に誤認識させることで、 リアリティを作り出すことがカギとなる技術。
現在、VR(MR、SRも含む)技術は、画像+音声+深部感覚により リアリティを生み出しているが、痛覚や振動覚、温感、冷感などの 接触により認識される物理的な体感はありません。
VR技術を使ってのゲームや様々な職業訓練は成熟してきているし、 ある種の精神疾患の治療にも利用されている。
今後、疑似体験を応用したニーズは更に広がると期待されている。
だがBMIの研究が進むほどに、直接脳にアクセス出来、機能する 方法に取って替わっていくという未来が到来します。
脳の活動は何も考えていないときでも、色々な活動をしている。
デフォルトモード・ネットワークの研究によって深層意識の解明、 より膨大な情報を得て更なる研究に役立っている。
実用化されているのは、深い睡眠に誘導するヘッドセットや 微弱な電流で脳に刺激を与えてスポーツのパフォーマンスを 向上させる「ヘッドセット」が流通されている。
日本では、国の科学研究戦略推進プログラムの後押しで 2012年から大阪大学附属病院と東京大学などのグループが 共同で臨床研究をスタートさせているという。
国はこういった分野にもっと研究予算を割り当てて欲しい。
群衆の中の、あるひとりに対してだけ《音を送る》
アメリカのマサチューセッツ工科大学の研究者たちが、 ワイヤレスで「他の人たちには聞こえない音を、 目標とした人だけにレーザービームで送ることができる」 という技術の開発に成功した。
研究者らは、音を暗号化し、レーザー光線を使って対象人物の 耳に直接伝達する方法を開発した。
このようなメッセージの受信には特別な機器は必要ない のだそう。
軍事
軍拡競争も拡散している。
この技術を応用して、戦闘サイボーグといった兵士を 造り上げることや、脳で戦闘機や戦車といった端末 (軍事用ロボット)を遠隔操縦する構想もある。
いずれも戦闘による人的損害を減らすことに目的がある。
また、軍事に限らず人的損害を減らす目的で、地雷処理など 人間では危険な作業や高圧・真空といった過酷な環境への利用 も期待されている。
ラットの脳に直接、人間の指令を送ることに成功した。
中国の科学者たちが、ラットの脳に刺激を与える 小さな装置がつけられ人間の脳を接続することにより、 人間がラットの行動を支配し、マインドコントロール することに成功したと科学誌「ネイチャー」に論文が 発表された。
将来このような直接的な「脳 - 脳間の接続インターフェース」 により、完全にコントロールされた本物の「サイボーグ化動物」 を作り出すことが可能だと確信しているとのことだ。
世界のブレインテック動向
AR(拡張現実) VR(仮想現実)技術を凌駕して 一歩先をいく脳開発研究だが未知な分野も多い。
世界各国では、莫大な予算を投じて脳の全容解明 脳機能の発達に強力に研究を推し進��ている。
「Neuralink」の立ち上げ
自動運転電気自動車企業Teslaや宇宙開発企業SpaceXのCEO、 イーロン・マスク氏
BMI(Brain Machine Interface:脳マシンインタフェース) デバイス開発企業「Neuralink」を2017年に立ち上げた。
同社では、脳で考えたことを言語化せずにダイレクトに伝達 できるようにするための体内に埋め込む「AIチップ開発」に 取り組んでいるという。
マスク氏は、このチップの埋め込みを「レーシック手術くらい 手軽で安価なものにしたい」と語っている。
将来的には脳内チップをAIシステムに接続することで 人間の能力を増幅させたい考えだという。
う~ん気のせいか、金の臭いがする・・・
Facebookは「Brain-Typing project」として、思考内容を 文字入力するシステムを考案中であることを発表している。
またMicrosoftは「Brain Computer Interface」という、 思考を使ってソフトウェアを操作するインターフェースを 目指している。
ブレインテック市場規模は5兆円を越えるとしている。 「脳波は口よりモノを言う」という成長投資の潮流だ。
この分野の進展にはスピード感がある、 私達人類は今、大きなパラダイムシフトを迎えつつある。
待ち受けるFSの世界
「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」 は1995年公開の日本アニメ映画
他人の電脳をゴーストハックして人形のように操る 国際手配中の凄腕ハッカー、通称「人形使い」の正体を 追う公安9課、通称「攻殻機動隊」は精鋭サイボーグだ。
「マトリックス」は1999年の映画
主人公ネオはある日 「あなたが生きているこの世界は、コンピュータによって 作られた仮想現実だ」と告げられ、 このまま仮想現実で生きるか、現実の世界で��覚めるかの 選択を迫られる。
人体に埋め込んだジャックにプラグを挿して電脳空間へ 移動する。
この作品は攻殻機動隊をリスペクトしているという。
「アリータ・バトルエンジェル」
今年2月に公開された26世紀の世界を描く。
サイバー医師によって見出された、脳だけだった 主人公アリータがサイボーグの体を得て 自分の命は最強兵器なのだと知る。
これらの映画はBMI脳科学を昇華させ、現実味あるもの として観られる作品の代表だと思います。
他にも近未来のサイボーグの世界観を描いた映画は 多数あります。
ほとんどの内容は悪者と戦うものですが 主人公が恋愛をしたり、涙を流したりといった 人間味臭ささが有り、実に興味深いと思います。
BMI最先端脳科学のみならず、宇宙工学やロボット といった開発分野は今後益々進展していきます。
今日の多くの人がスマホを手放せないように、 一度“接続”された体験を味わえば、元に戻ることは できなくなるということです。
人類の叡智、進歩には大きな夢や期待がありますが、 性善説だけで行く事には避け難いリスクを伴うでしょう。
悪用、乱用をさせない法的手段の構築、倫理観の確立、 心と脳の乖離をちゃんと防ぐといった取り組みが 為されるべきです。
今、ちょうど桜が満開になるところです。
昔の日本には「お花見」という文化がありました・・・ といった、まさかの事態だって想定されます。
美しい情緒とか日本独特の文化が失われてしまうような アイデンティティの喪失だけは阻止したいです。
AI(人工知能)は素晴らしいし永遠だが、人間には 寿命あるのだ。
私達は、すでに神の領域に足を踏み入れたと言っても 大袈裟ではないでしょう。
BMIや科学進歩は、乗り越えるべき課題が山積です。
日本は明日、4月1日に元号発表、5月1日新天皇即位により 新たな時代を迎えます。
我々は未来をどんな時代にしていきたいと思うのか?
継いで行く子孫が誇れる世の中であって欲しいと思う。
実用例・参考動画
脳で動かすテクノロジー 暮らしに広がるBMI
https://www.youtube.com/watch?v=FqnfanMaCII
youtube
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●柳田國男の世界
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●柳田國男の世界 この人の本はあまり読んだことがない。 何故か少し恐怖があった。 何ともコトバにしようがないほどの感じである。 民俗学的には良いものを出しているようだ。 でも批判もタダ有るようだ。 下の方の論文などは一度読む価値があるように思える。 折口という人と比較されたり並べていろんな話もあるようだ。 どれが良いのかハッキリしない。 人それぞれの取り方もある。 私は読んでも味方も敵にも成れない。 もともと、柳田が資料に頼らない歴史を民俗学としたから、 そういう学問になっている このコメントが引っかかる。 ◆柳田國男 - Wikipedia http://bit.ly/yTENHp 柳田 國男(やなぎた くにお、1875年(明治8年)7月31日 - 1962年(昭和37年)8月8日)は日本の民俗学者。 現在の兵庫県神崎郡福崎町生まれで、晩年に名誉町民第1号となった。正三位勲一等。 日本列島各地や当時の日本領の外地を調査旅行し、初期は山の生活に着目し、著書『遠野物語』で「願わくは之を語りて平地人を戦慄せしめよ」と述べた。 日本における民俗学の開拓者であった。 ◆柳田國男の世界 | 福崎町 http://www.town.fukusaki.hyogo.jp/category/3-2-0-0-0.html
故郷 七十年 [2016年5月17日] 國男 年表 [2014年2月3日] 國男ゆかりの地 [2014年2月3日] 福崎の人々 [2014年2月3日] 柳田國男の世界 [2014年2月3日] 福崎という土地 [2014年2月3日] 其の一 [2014年2月3日] 其の二 [2014年2月3日] 其の三 [2014年2月3日] 其の四 [2016年5月17日] 其の五 [2016年5月17日] 其の六 [2016年5月17日] 其の七 [2016年5月17日] 其の八 [2016年5月17日] 其の九 [2016年5月17日]
森鴎外と出会い、松浦萩坪に師事し、自然主義の文学青年と交流。「文学界」に新体詩を発表、斬新な詩作で仲間を刺激した。 が、「なぜに農民は貧なりや」という言葉に示されるように、社会構造に対する鋭い疑問から、文学への傾倒を絶ち、農政学を志した。
◆福崎町立柳田國男・松岡家記念館 http://bit.ly/zeFzJs 本館は,『後狩詞記』や『遠野物語』などの多くの著作をあらわし,「日本民俗学の父」と 呼ばれる柳田國男(文化勲章受章,福崎町名誉町民第1号)と,医学・国学・言語学・ 美術などの分野で活躍した松岡家の顕彰を目的に,昭和50年に設立された記念館です 。 ◆1144夜『海上の道』柳田国男|松岡正剛の千夜千冊 https://1000ya.isis.ne.jp/1144.html 2006/05/23 今夜は柳田国男の『海上の道』をもって、いったん「千夜千冊」を擱筆するつもりでとりあげようと思っているのだが、その前に少し書いておきたいことがある。何にも煩わされることなく柳田や折口を読んでいたころがひたすら懐かしいということだ。 ◆成城大学 | 民俗学研究所 柳田國男について http://bit.ly/zD7Dft 「日本民俗学」の創始者で、近代日本を代表する思想家でもあった柳田國男(1875~1962) 成城大学民俗学研究所は、日本民俗学の創始者で近代日本を代表する思想家の一人でもある、柳田國男の寄贈書を納めた「柳田文庫・民俗学研究室」を基盤とし、設立されました。我国における民俗文化の研究センタ—としての役割を担うべく、日本の民俗文化及びこれに関連する研究、調査並びに資料の蒐集を行っています。 ◆柳田國男について https://www.seijo.ac.jp/research/folklore/kunio-yanagida/intro/ 名もなき庶民(常民)の歴史や文化を明らかにしたいと考え、 「常民文化の探求」と「郷土研究」の必要性を説く 「日本民俗学」の創始者で、近代日本を代表する思想家でもあった柳田國男(1875~1962)は、明治8年7月31日に兵庫県神東郡田原村辻川という農村の医者・国学者であった父松岡操の六男として生まれる。幼少期に体験した飢饉、故郷を離れて見聞きした庶民の暮らしや間引き慣習の悲惨さを思い、「経世済民の学」を志向、東京帝國大学法科大学(現東京大学)で農政学を学ぶ。 「日本民俗学の祖」柳田國男の旧居は、小田急線の「成城学園前」下車3分、駅前の道を北進して2つ目の四つ角を左に折れると、木立の中に洋館があり、現在は、建て直されてご子孫が住まわれている。 柳田國男存命中の大きな書斎を持つ建物は、昭和63年に解体され、柳田家先祖ゆかりの信州飯田にある「飯田市美術博物館」の中に移築され、今は当時の面影はない。 ◆柳田國男館 - 飯田市美術博物館 http://bit.ly/AoL6VZ 「民俗の宝庫」―伊那谷の「生きた学び舎」としての活用をねがうものです。 ◆柳田國男記念公苑 [茨城県利根町公式ホームページ] http://www.town.tone.ibaraki.jp/page/page003532.html 2019/12/04 柳田國男記念公苑は、國男が少年時代を過ごした旧小川家の母屋、土蔵(資料館)で構成されており、著作物や文書等を展示しています。また、会議、講座、宿泊施設として利用できます。 ◆柳田国男 家系図研究にも影響を与えている http://bit.ly/zhfiMj 家系図の分野で有名な丹羽基二氏の大学での恩師にあたるそうです。(「日本人の苗字」にありました。) 神隠しの体験について語っていたりする神秘家としての柳田国男がいるわけですが、遡れば陰陽道の中心地播磨という関連もあるかも知れません。 宮本武蔵とは、赤松 つながりでもあるのですが、養子の宮本伊織の神隠し体験ともなんらかのつながりが あるかも ... ◆第866回談話会要旨(2012年12月2日=いくつかの「先祖���話」:京都で読む柳田祖霊神学) 2013年5月6日 · http://www.fsjnet.jp/regular_meeting/abstract/866.html 主な登場人物2 ―京大文化史学派の『先祖の話』受容― 京都大学・菊地暁
今回のシンポジウム「いくつかの『先祖の話』 ―京都で読む柳田祖霊神学―」(日本民俗学会第866回談話会、京都民俗学会第31回年次研究大会シンポジウムを兼ねる)はシンポジウム「京都で読む柳田国男」(2005年、柳田國男の会、国立歴史民俗博物館共同研究「日本における民俗研究の形成と発展に関する基礎研究」、京都大学人文科学研究所共同研究「近代京都研究」共催)の第2ラウンドともいうべき企画である。「京都で読む柳田国男」は、民俗学史をとりまくいくつかの「中心史観」への挑戦だった。柳田中心史観、純粋民俗学中心史観、東京教育大中心史観、そういった一連の偏向をともなう学史叙述は、結果的に、地方や隣接分野における実践の脱落につながった。そこでその偏向を転倒させるため、「京都」という視点の挿入を試みた。すなわち、粗野に対する洗練、野外に対する文献、在野に対する官学といった、「野の学問」の正反対を抱え込む「京都」をあえて前景化させることによって、民俗学という運動の射程と多様性を可視化させようとしたわけである。 ◆ぶく速 柳田国男と折口信夫って どっちのほうが強いの?http://bit.ly/x6R8bG 2011/12/23 ▽英雄の条件 「大人物出でよというのはかつて政界の常套語であったが、これは今いる連中がみな凡庸だという意味の反語であったかもしれぬ」 「丸太棒であれ鸛(コウノトリ)であれ、何か自分たちを統御してくれるものを恋しがっていた者は多いので��る。 しかしその適任者が仲間の内に、今まで埋もれていたということはあまり喜ばなかった。英雄はもう少し毛色の変わった馬に乗って、雲の彼方より出現してこなければならなかった」 これは、民俗学の泰斗である柳田国男が1930年に書いた「明治大正史世相篇」の「英雄待望」の章の文章だ。この本には文明時評的なところがあるが、この部分も皮肉で面白い。 柳田とか折口とかの著作って学術書と言えるの?文学とかエッセイ、随筆の類だろ もともと、柳田が資料に頼らない歴史を民俗学としたから、そういう学問になっている ◆遠野物語の柳田国男、農政の先駆者としての顔: オーライ!ニッポ�� https://blog.canpan.info/ohrai/archive/82 2019/02/03 遠野市を訪問したことから、遠野物語の柳田国男、民俗学の祖である柳田国男のもう一つの顔、農政の先駆者としての姿を知った。柳田が考える農政とはどのようなものだったのであろうか。 並松信久氏(京都産業大学 大学院 経済学研究科教授)は、論文「柳田国男の農政学の展開」の中で、柳田国男の農業政策の目的は生産量の増加ではなく、それを通して国民総体の幸福を実現することにあり、これは柳田がJ.S.ミル(JohnStuartMill,1806_1873)のイギリス功利主義の影響を受けていることを物語っている。 論文「柳田国男の農政学の展開」(PDF) https://ksu.repo.nii.ac.jp/index.php?action=pages_view_main&active_action=repository_action_common_download&item_id=1516&item_no=1&attribute_id=22&file_no=1&page_id=13&block_id=21
◆水木しげるが漫画化した柳田國男『遠野物語』の“お色気シーン” http://bit.ly/z8x7Oi 作家の嵐山光三郎氏は過去に『水木しげるの遠野物語』(小学館刊)を書評しているが、この原稿で衝撃の事実が明らかになっている。以下、嵐山氏の書評だ。(『週刊ポスト』2010年4月9日号より)
◆柳田國男「ネブタ流し」を読む http://bit.ly/Aqfjb8 柳田國男の「毛坊主考」は、多面的な作品である。表題のとおり、地方の集落で半俗半僧侶生活を送る念仏の徒についての話もあれば、シュクや茶筅などの被差別的な扱いを受けていた人々の生態とその信仰について、また、各地に残る由来のわからなくなった塚や山という異界の周辺にたむろしている者(童子)たちについての話もあった。 この多様性は、「毛坊主考」が「郷土研究」誌上に連載されたものであるということに由来する。 柳田は、地域の口碑や伝承、他の地域の攘却行事を参考にして、ねぶたを“御霊祭”の一種として捉えていこうとしているのだ。 ◆遠野物語 - Wikipedia http://bit.ly/y0ckcQ 『遠野物語』( とおのものがたり)は、柳田國男が1910年(明治43年)に発表した説話集。日本民俗学 の黎明を告げた名著である。 ◆柳田国男 海上の道 - 青空文庫 https://www.aozora.gr.jp/cards/001566/files/54331_53583.html +一二. +一三. +一四. +一五. +一六. +一七. +一八. +一九. +二〇. +二一. +二二. +二三. +海神宮考. +緒言. +一 ���話の島嶼型 ... それからこの方の記録だけによって海上の交通史を説くのは間違いのもとであろう。 昭和三十六年六月. 柳田国男. [#改丁] ... 日本の海端に、ココ椰子の実が流れ着くということは、決して千年ばかりの新らしい歴史ではなかったはずであるが、書物で海外の知識を学び取ろうとした者は、かえって ... 寄木 ( よりき ) は流木の浜に漂着したものといい、親はこちらで言うならば長者のことである。 「椰子の実」と柳田國男 =流木のロマン= ■ 日本は四方を海に囲まれ、その海岸線の 総延長は3万6千km(地球の9/10周に相当)にも及び、ロシア連邦、オーストラリアに 次いで世界で3番目に長い。日本は紛れもなく海洋大国なのです。 ◆島崎藤村の「椰子の実」は実にロマンチック… | 八重山毎日新聞社 http://www.y-mainichi.co.jp/news/12500 2008/12/02 島崎藤村の「椰子の実」は実にロマンチックだ。愛知県・渥美半島の伊良湖岬を民俗学者の柳田國男が訪れたとき、散策の途中に恋路ヶ浜で拾ったヤシの実の話を友人の島崎に語ったのがきっかけで生まれた叙情詩だという ▼波に揺られ、長い歳月をかけて南の島からたどりついた1個のヤシの実は文部省唱歌となり、多くの人々に親しまれている。その舞台になった渥美町(合併で田原市)は、石垣島沖から毎年ヤシの実を流して自然のロマンを再現、実際に漂着したケースもある ▼ところがどうだろう。八重山に流れ着くのは嫌なものばかりだ。復帰前は爆発物の「機雷」や米軍機の燃料タンク、廃油ボール、そしていまは海外の漁具類やごみだ ▼かつては海岸線を歩くのが楽しかった。珍しい形をした流木や漁具のガラス玉を拾って持ち帰った。だがいまは漂着ごみ量にぼうぜんとなる。プラスチックの容器をヤドカリが抱えて歩いている光景にも出会った ▼先に開かれた環境省の漂着ごみ地域検討会で、観光客アンケート結果として「ごみ回収で滞在日数は0.9日増える」と報告された ▼漂着ごみは静かに島々に負のイメージを広げており、事態は深刻。回収しても次々とごみは流れ着く。その悪循環を断ち切るのが外交力であり、政府に強く望みたい。(黒島安隆) ◆童謡集/椰子の実(歌詞付き) https://youtu.be/eG1gB5dluU8 2009/08/02 有名な童謡��集~MillesVents風~シリーズ 第2弾 とても難しい日本語で書かれた歌詞・・・ それを少しでも聴いて頂いた方に理解出来るようにと工夫して歌ってみました・・・。 伝わったでしょうか? ---歌詞の親切な解釈--- (文語調に不慣れな方の為に、歌詞の概略をしるしておきます) ※歌詞そのものではありません
名前も知らない 遠い島から
流れ着いた 椰子の実がひとつ
ふるさとの岸を離れて
お前はいったい何ヶ月 海をただよって来たんだい
お前が育った椰子の木は きっと生い茂り
枝の下に 影ができるほどなんだろうね
僕もまた 波の音を枕に
一人さすらう 浮寝の旅さ
椰子の実を手に取り 胸に当てれば
さすらいの憂いが また新たにわく
海に沈む夕陽をみていると
遠い異郷の地に流れ着いた今の我が身に
涙があふれて流れ落ちる
思いははるか 果てしない波の彼方
いつの日にか 故郷へ帰ろう
いつの日にか 故郷へ帰ろう ~Pucky訳~ ◆日本近代史の中の日本民俗学-柳田国男小論 http://bit.ly/xwOKIY 戦前の大東亜共栄圏の夢が軍事政治的には潰え去ったけれど、経済的覇権として甦ったのだ。 なぜ私たちは「大日本主義」の時代になると「日本」「日本人」を問いたくなるのだろうか。 外部より内部に目を向けたがるのだろうか。 ◆南方熊楠のキャラメル箱サイト内検索:柳田国男 http://bit.ly/wxM9F9 南方熊楠の手紙:神社合祀反対運動の終結、その他(口語訳1)明治44年12月10日 ◆柳田国男と遠野物語 2019/12/28 https://youtu.be/94ZghOx8jXM ◆柳田国男.mpg 2010/08/16 https://youtu.be/oWm7zXLOBCI
◆遠野の昔話 『オシラサマ』 2015/04/04 https://youtu.be/h0hVjjrd5Gc 川崎市立日本民家園 佐々木家住宅 語り部 大平悦子氏 ●とおの物語の館 - 遠野市 http://www.city.tono.iwate.jp/index.cfm/48,23855,166,html 2013/04/25 昔話の世界を体感 とおの昔話村が、平成25年4月27日、「とおの物語の館」としてリニューアルオープンしました。 昔話を映像や音声で楽しむことができる「昔話蔵」や、語り部による昔話を聞��ことができる劇場「遠野座」などのほか、お食事処やギフトショップも充実。見て、聞いて、食べて遠野をまるごと満喫できます。 ◆遠野の語り部 2008/12/08 https://youtu.be/96rY_9SQEWE 遠野の語り部、カッパの昔話 岩手の方言をお楽しみください ◆柳田國男「神道は、太古の昔から現在にいたるまで連綿と続く、自然発生的な日本固有の民族的宗教である」 幕末の国学、柳田國男の「国家神道」批判、http://bit.ly/A5bfro ◆第4回講座-神道研究入門- http://yamaguchi-gokoku.jp/subupage4.html 神道を敵視する立場から神道を研究するわけですから、そうした人たちの神道の研究書に従えば、天皇は人民統治手段として神道を用い、神も支配したという結論に導かれる論理になっており、神道は超国家主義的宗教とされました。
◆補足 「国家神道」がムラを壊した 04 09/10 http://bit.ly/xLHSWv 近代国家としての日本は終始一貫して「国家神道」を、国民の国家への忠誠と献身とを引き出す道具として利用した。 このような国家的計略を「日本に固有のものとはとうてい言えない」と批判したのは官僚出身の民俗学者、柳田国男であった。 ◆民俗学 - Wikipedia http://bit.ly/xOE6LS 民俗学(みんぞくがく、英語:folkloristics)は、学問領域のひとつ。高度な文明を有する諸国家において、自国民の日常生活文化の歴史を、民間伝承をおもな資料として再構成しようとする学問で、民族学や文化人類学の近接領域である。 ◆国家神道批判 [柳田国男の昭和] http://bit.ly/xbZnG6 国男にとって、神道とは神と人とが交感し、交歓する祭にほかならなかった。その原風景が残るかぎり、たとえ国家が敗れても、くには残ると信じていた。 ◆祭政分離はとうぜん [柳田国男の昭和] http://bit.ly/xKz8M5 記事はGHQの検閲をへている。 国男の発言は、明治憲法と国家神道を廃絶しながら、政治から切り離された国の祭祀者としての天皇を認めるというマッカーサーの考えを側面から支援するものとなっていた。 だが、それだけでは終わらない。 国男はさらに進んで、政治に利用されることのない神道の再生をひそかに構想していたのである。 ◆【日本近現代史】歪められた日本の歴史 | 日本人の信仰と聖書 ... http://nihonjintoseisho.com/blog001/2019/06/06/history-of-japan-2/ 2019/06/06 「高校生のためのおもしろ歴史教室」というウェブサイトを大変興味深く読ませていただいております。「日本を不思議の国から当たり前の国にいま、周辺国の陰謀によって悪化しつつある国際的評価に正しい主張をしてまいりましょう」日本を美しくする会相談役 鍵山秀三郎(月刊「致知」平成27年10月号「巻頭の言葉」/致知出版社) という文章が紹介されていましたので、一部をご紹介させていただきます。 ◆戦後日本 : 柳田国男らの民俗学による歴史学の破壊 file:///C:/Users/asahi/AppData/Local/Temp/symp_012__39__27_36__39_48.pdf A・N・ メシェリャコフ ロシア国立入文学大学 (日本語訳 ・土田久美子) 二十世紀はユートピアの世紀であった。ソビエト連邦でも、ナチス・ドイツでも、そして日本でもユートピアを建設する試みが見られた。 すなわち、ソ連は共産主義 、ドイツは「新秩序」、日本は「大東亜共栄圏」の建設を試みたのである。 ユートピアの思想を実現させる為 、いずれの三力国でも一社会的・文化的相違はあるにせよ一「全体主義」として特徴づけられるべきシステムが構築された。 いずれの三力国でもユートピアの建設は、国内外に対する広範囲の武力行使によて 実現された。 二十世紀はユートピア建設の世紀であるだけでなく、その破綻の世紀でもあった。 前述のいずれの国家もこの運命を免れることは不可能であった。 ドイツと日本は戦争に敗北し占領下に置かれ 、ソ連は第一に非効率的な経済システムの為に崩壊した。 全体主義が破綻した後 、いずれの三力国でもより民主的・個人主義的な社会を創り出す政策がとられ 、それは「全人類的」価値への参加として理解されたそれと同時に、かつての希望の破綻に伴い 、厳しいアイデンティティの危機が生じた。 危機には解決を要する。 新しいアイデンティティを創造した日本の経験はかなりの独自性で際立っており、あらゆる観点からの研究がなされる必要がある。
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