#黄色ブラウス
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2023年、会社を辞めてからのあれこれ
7月末に会社を辞めて、5ヶ月が経過した。 8月末からハワイに1ヶ月留学し、9月に帰国。10月からは大学の通信で学芸員課程の勉強を始め、現在に至る。 4単位分の課題とテストは終わり、2単位分は課題を出してテスト日程を調整中。今はさらなる2単位分の課題をやっている。来年の6月までに20単位を取って、7月に実習(3単位分)をクリアできれば、9月には晴れて課程修了となる。その先の転職活動がどうなるのか全く予想がつかないが、とりあえず今は単位取得の心配をする時間……と思うことにする。
勉強と並行して、昨年4月の引っ越しから手つかずになっていた段ボールの開梱も進めた。40個近くあった段ボール(私が一人暮らししていたアパートと実家の一軒家からの引っ越し荷物)を6個まで減らし、もう使わないものは断捨離した。本は古本屋に70冊ほど売り、CDも中古CD屋に30枚ほど売った。 本棚や収納の中にとりあえず入れたものは後で確認して捨てるか残すか判断しなければならないが、その作業ができるスペースを確保するためにも段ボールを減らす必要があったので、年内にここまで進められたことは大きい。
今は課題も進めつつ、服の断捨離をしている。箪笥やクロゼットの中の服をすべてベッドに並べ、迷った時はその場で着てみて、残すかどうか判断する。古くなった服や、買ったものの結局あまり着なかった服をまとめて捨てた。会社員時代によく着ていた紺のブラウスは、襟の部分がすり切れかけていたので、一緒に処分した。このブラウスを着て、その上に黄色いカーディガンを合わせた格好でよく出社していたな、と記憶が蘇った。 手持ちの服を把握できたことで、今後どのような格好をしたいのか、そのためには何を買い足すと良いのか���具体的に考えられるようになった。12月に入ってからは、ブラウスや靴下を新たに買った。裾の縫い目がほどけてしまった夏のズボンと葬儀用のワンピースもお直しに出した。
そして、会社員時代の遅れを取り戻す気持ちで、色々なことをインプットしている。 呪術廻戦や少女革命ウテナなどのアニメを観る。気になっていた音楽をまとめて購入して聴く。読書会でジェンダー・セクシュアリティを考えるヒントになるような本を読み、人と感想を言い合う。(半分は課題のためだが)美術館に行く。舞台や映画を観る。パレスチナに関する展示を見たり、デモに行ったりする。
身辺が整ってきて、今後どう生きるか考える時間も持てるようになった。
会社員時代には、「作家かライターに転職したい」と強く思っていた。 でも時間ができた今は、私は純粋な作家には向いていない気がしてきた。何時間もパソコンや原稿用紙に向かうことを毎日繰り返しても、書けない時は書けない。収入も不安定だ。執筆も人生も計画が立てづらく(私が書きたいのはエンタメでなく純文学寄りの作品なので)、書いたものが誰かの人生を照らすまでには長いタイムラグがあり、場合によっては努力して書いても的外れな批判に晒され、それでも自分なりの良い作品の基準を持ち続けなければならない人生を思うと、それに飛び込むだけの覚悟が今の自分にはないことに気付く。 会社員だったら、とりあえず出社して手を動かせば、日によって出来にばらつきはあっても一応誰かの役には立ったことになり、その労働に対する報酬が月1回支払われる。会社員時代は日々のストレスで「もっと違う生き方がしたい」という気持ちが強まっていたが、私は決して会社員生活自体が嫌いではなかったのだと思う。業務内容や環境に納得できれば、会社員をやっている時間にも楽しみを見出せる気がする。 退社前の私は、文芸を生業にすることの大変さを真剣に想像できていなかった。そして、自分が優位に立っていることを事あるごとにアピールせずにはいられない父がいたことで、分かりやすく成功したいというエゴに囚われてもいた。「作家やライターになることで、自分は本当に幸せになれるのか?」と冷静に考えることができていなかった。 もちろん書くことは続けたいが、権威のある文学賞からデビューして、年間1冊は作品を出して……というような生活を私が目指す必要はないと感じている。自分のペースで、肩の力を抜いて、地道に書いていきたい。
手つかずになっていたタスクが少しずつ片付いてゆき、徐々に心がクリアになっている感覚がある。 来年の秋に学芸員課程を終えた私は、どんな未来を思い描いているのか。 残された時間は、まだ9ヶ月ある。慌てて答えを出そうとせず、散らかった身辺の整理と今後に向けたインプットを粛々と進めながら、冷静に心の声に耳を澄ませたい。
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レモネードフロートジャンスカのミント×ラベンダーのブラウス
※後日更新予定
↓アンプリの紫のブラウスのレビュー
合わせてみたかった紫×ミントの組み合わせ。
紫のブラウスはこのジャンスカに合わせてみたかったもの。
やっぱりアンプリのジャンスカには同じブランドのブラウスが1番合うな。
レモン柄は紫も合う!!
ちなみに、黄色と紫、ミント(緑)×紫は補色の関係なので色の組み合わせとしてはぴったりだ。
☆使用アイテム
・ヘアアクセ
Royal Princess Alice (ロイヤルプリンセスアリス)
Lemon Float Spinコラボカチューシャ(ミント)
BABY’ THE STARS SHINE BRIGHT
グログランリボンカチューシャ ミント
・ブラウス
Angelic Pretty
カラフルネックレスブラウス(ラベンダー)
・ジャンパースカート
Angelic Pretty
Lemonade Floatジャンパースカート-ミント
・パニエ
Wunderwelt
ワンダーウェルトふわふわパニエ
・ソックス
Maria pipi (マリア ピピ)
フリルソックス ホワイト
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黄昏のビギン
雨に濡れてた たそがれの街 あなたと違った 初めての夜 ふたりの肩に 銀色の雨 あなたの唇 濡れていたっけ 傘もささずに 僕達は 歩きつづけた 雨の中 あのネオンが ぼやけてた 雨がやんでた たそがれの街 あなたの瞳に うるむ星影 夕空晴れた たそがれの街 あなたの瞳 夜にうるんで 濡れたブラウス 胸元に 雨のしずくか ネックレス こきざみに ふるえてた ふたりだけの たそがれの街 並木の陰(かげ)の 初めてのキス 初めてのキス
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メローニ首相、マクロン大統領、ショルツ首相、デクロー首相、フォンデアライエン委員長、(240903、
マクロン大統領、パリパラリンピック開会式、ライブすこし観ました。横にした車椅子の回転を、ダンスに見立てていました。
アレクサンダル・ヴチッチ大統領と、セルビアのラファールのお話、観ました。新学期のお話、観ました。
ショルツ首相、リチウムのザクセン州のザクセン鉱業局の専門知識のお話、観ました。スターマー首相とのお話、観ました。インフレ率のお話、観ました。パリパラリンピック、チームDのお話、観ました。
メローニ首相、黄色いブラウス着た動画、観ました。4チャンネルの番組の26分台の動画、観ました。番組の一部分の動画も、観ました。このとき、ネイル白、です。マクロ経済データのお話と写真、観ました。髪の毛、ストレートになっています。パリパラリンピックのお話、観ました。
フォンデアライエン委員長、モルドバ独立記念日のお話、観ました。EU連帯基金、2023年の洪水のお話、観ました。プラハのお話、観ました。エディ・ラマ首相とアルバニアのお話、観ました。ヤコフ・ミラトビッチ大統領とモンテネグロのお話、観ました。チェコとスロバキアの大西洋横断賞を受賞のお話、観ました。セルビアとアレクサンダル・ヴチッチ大統領との出会いのお話、観ました。
ショルツ首相のゾーリンゲンの葬儀のお話から、ゾーリンゲンの紋章、描きました。哀悼の意、申し上げます。イラスト画、添えます。
(2409032218、
2024年9月3日 カミジョウ智樹
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2023年の日記
10月のとある3日間
冬の日記 2023~2024
10月のとある3日間
10/12
今日は散歩をした。とても久しぶりに外に出た。空気を吸い、風にあたり、心地良かった。たくさん歩いた。歩きながら、いろんなことを考えた。自分のこと、将来のこと、健康のこと。久しぶりに履いた靴で踵を擦り、不器用な歩き方をした。黄色の蝶々たちがひらひらと踊るように飛んでいたり、湖の水面が揺れながら光を反射していた。コンビニに寄って休憩しようと思ったが、暖房が暑かったのでやめた。また、歩き出して、来た道を歩いてゆく。音楽を聴きながら歩いた。心細くて、泣きそうになった。泣かずに歩いた。今日は湖畔にある和菓子屋さんまで歩いた。
家に帰ったら、お腹が空いた。祖母のお手伝いをして、祖父と話をした。
これからお昼ご飯を食べる。
10/15
今日は通院日。家に帰ると花束があった。
祖母がフラワーアレンジメントの教室で作ってきた花束である。私の祖母は、料理上手で、明るくて、お喋りが好きな人。
花束の包みを開いて、花瓶に水を入れて差した。生活の中に花があると嬉しい。花のある生活を過ごしていたいと思う。
今日は雨が降っていた。お気に入りのワンピースを着て出掛けた。
10/16
いつまでも大人になれないでいる。
どこかで聞いた話だが、一億年あれば生物も宝石になるらしい。そうなったらいいなと思う。
冬の日記 2023~2024
12/2 Sat.
夕暮れを見ていた。写真を撮った。窓を開けるとき冬の空気が嬉しい。夜、駅のあたりが灯りできらきらとしているのを見るのが好き。
12/7 Thu.
ひとりでいちごパフェを食べた。アイスクリームはしろくてつめたい。眩い幸福。生まれ変わるなら、アイスクリームがいいかもしれないと考えていた。海辺を走る白い犬もいいかもしれない。気に入っている指環がきらりとしている。植物をモチーフにしているところがすてきだ。自然で、馴染んでくれる。
12/13 Wed.
眠かった。友人がリコーダーを吹いていた。今度会う約束をした。
12/15 Fri.
低気圧。ふわふわしている。最近、卒業論文の締め切り前になって風邪を引いてしまっている。焦ったり、眠ったり、作業をしたり、いろいろ。
12/23 Sat.
シュトレンをはじめて食べる。しまむらひかりさんのぬいぐるみをお迎えして、夢のようにうれしい。この子をなんて呼ぼうか考えている。クリスマスの気分だ。
12/24 Sun.
クリスマス・イヴ。ピザとチキンとケーキを食べる。朝が来るまで絵を描いていた。
12/25 Mon.
クリスマス。そして通院日。最近は調子が良いけれど、今日はずっとぼんやりしていた。駅で流れているクリスマスの音楽を聴きながら、ドーナツを買う。先生は無理しないでくださいねって言ってくれた。やさしい人が幸せに過ごせるクリスマスになったらいい。
12/27 Wed.
眠ってばかりいる。眠ることは静かに幸せでいること。眠る前にぬいぐるみを撫でることが、やさしさで包んでくれるようにうれしい。
1/1 Mon.
新しい年。年越しはラジオを聴いていた。青葉���子さんが「生きるよ〜」と言っていたので嬉しかった。めのう/NUUAMの音楽が良かった。
1/2 Tue.
アダンの風プロット集が届いた日。
祈ることしかできない。
1/12 Thu.
大学へ。教授や友人に会えると嬉しい。大学の友人たちが好きだ。もうすぐ終わってしまうのは寂しかった。お昼の電車は空いていて好き。窓から見える風景を眺めている。穏やかな一日だった。
1/15 Sun.
「追風と宝箱」朗読会のアーカイブを観た。市子さんの少女と美しい浜とクリーチャーたちと出会う。
1/19 Fri.
雨の音を聴いている。音楽を聴いている。化粧はささやかな色彩であるところがいい。
1/21 Sun.
雨。低気圧でふらふらしながら病院に行く。雨は私が生まれた季節なので好きだ。雨の日は不登校の女の子が家にいる理由になった。雨の日は傘をさすから学校に行く理由にもなった。雨が守ってくれたのだと思う。夕方、祖母に料理を教わる。
1/22 Mon.
電話をする。私は楽器を鳴らして、友人は歌をうたっている。小さな演奏会。私たちは私たちを救うために絵を描いているね、と話をした。小さいときにみた夢のことを思い出している。宇宙に浮かぶ船にいて、白いベッドで横になりながら、星の海を眺めていて、次に目を瞑ったら、月に辿り着く夢。
1/24 Wed.
大学へ。卒業論文の発表。無事に終了。梅のどら焼きもらった。2月になると、私の住む地域では梅が咲く。道を歩くと小さな花びらが落ちていて、梅の香りがするし、電車に揺られて車窓から梅の花を静かに見つめる。まだ三分咲き、という誰かの呟き。春が来る少し前は時間がゆっくりと流れるのを思い出している。
1/25 Thu.
天使の絵を描く。絵を描くときには、冬、海、天使をイメージしているような気がする。祈るように絵を描いている。しまむらひかりさんのぬいぐるみは、いつも嬉しくなる。眠る前に撫でている。
1/26 Fri.
朝、起きられなかった。朝ご飯を食べて、楽器を鳴らして、絵を描いた。夕方になる��で眠る。大きな苺を食べる。また眠る。好きな女の子からお手紙の返事があって嬉しかった。
1/27 Sat.
tunicaさんのことりさんをお迎えしました。ことりはこのなかでやすんでいます、の文字が祈りの短歌のようで、静かに箱を開ける。しずかにやすんでいることり。はじめまして。夜、『たましひの薄衣』を読む。月の光をからだのなかが満ちるまで浴びて、本を読む時間が生きてゆくために必要。鬱の私が視る世界は悲しくて美しかったと思う。
1/29 Mon.
頭痛が続いている。生きてゆくための小さなお守りを見つけるような旅。
2/1 Thu.
刺繍の練習をした。本にあらゆる悩みが正しいと書かれていて救いだと思った。
2/2 Fri.
正しさが眩しくて突き刺さる。そうなりたかった、頑張りたかった、でもできなくて、自分が大丈夫になれる道を必死になって探して、やっと歩けるようになったのに、悲しい。人に会いたくない。会わなければ良かったなんて思う。
2/3 Sat.
カウンセリングにゆく。朝起きれなくて、もうだめかもと思いながら電車に乗った。その後、楽器屋さんへ向かい、予約していたギターを受け取る。音が柔らかい。せつない。青葉市子さんとおそろい(多分)。
2/4 Sun.
気分に波があるのだと思う。昼間はずっと眠たかった。飲んでいる薬の効果なのかな。元気がない。春服が届いた。白のブラウスとスカート。刺繍が入っている。綺麗。
2/5 Mon.
ずっと眠っていた。雪が降った。家族のことが心配。私の住んでいる地域は積もらずに雨水に溶けてゆきました。
2/8 Thu.
お昼にお好み焼きを食べる。ギターを弾く。冬はお水が冷たくていいね。夜中にカネコアヤノさんの「やさしい生活」を聴いていて、不登校の女の子だったときにもう少し大丈夫になったらってフレーズをお守りにしていたことを思い出していた。まだ大丈夫にはなれてないけど、少しくらいは平気になれたかな。
2/12 Mon.
アップルパイを焼きました。おいしくできた。相対性理論は青春だった。中学生のときに部屋に引きこもって聴いていた音楽だった。22歳の私はギターを抱えてうたったりしています。女の子が私に似合うと言っていた、さよならポニーテールの「無気力スイッチ」、嬉しかったな。
2/18 Sun.
朝、起きたら春になっていた。通院日。春の空気だ。電車に乗ったら梅の花が見える。みんなは春の匂いがするって言っていたね。春、少しだけどきどきする。通院の間隔が空いてきて、病状が安定しているのだろうか。朝起きて、本を読んで、たまに病院に行くだけの日々だ。海が見たい、人を愛したい。
2/19 Mon.
低気圧。水の中にいるみたいで苦しい。だめになりそう。今日はうまくいかなかった。本当は春になるのがこわい。桜は眩しい。このままでいたい。絵を描いた。
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not only a design 〜 osakentaro "shirt tops"
こんばんは。
・
そろそろ8月の休みにどこに行こうか。
そんなことを最近考えていて、会う人に行きたい場所であったり、いく予定のある場所なんかを聞いている。
まあ、そんな中、そろそろ行っておこうかと思い、この夏に向かう旅行先の最有力候補として考えていたのが、小笠原諸島。
というか、一昨日くらいに、急に最有力候補になった。
そろそろ行ってみようかと。
そんな気分になったのだ。
・
一度は行ってみたい。
東京から24時間。
船便でしか向かえない。
そしてなんと、今日から8月の小笠原行きの船の予約がスタート。
朝、予約画面をクリックすると繋がらない。
その後、数分してから見ると半分くらいは残っている。
・
日程調整ちょっと考えないとなぁ。
あと、台風ガチャもちょっと怖いなぁ。
まあ、とってから考えるか。
いざ予約へ。
・
時既に遅し。。。
ソールドです。。。。
・
そんな訳で小笠原への上陸は、次回以降。
早ければ冬にもで行ってみようかなぁと思っている。
・
さてさて。
どこに行こうかなぁ。
小笠原に行く予定をしていたから、なんだか、めちゃくちゃどこにでも行けてしまう気がしてきた。
・
なんか、結局、無難なところを選んでいそうなんだけどね。。笑
さて、今日は週末にイベントを控える"osakentaro"から、ちょっと実際に見て頂きたい1着をピックさせてもらう。
osakentaro : shirt top (blue) ¥36,300 (tax in)
osakentaro : shirt top (red) ¥36,300 (tax in) sold out
ユニークなデザイン。
鮮やかな色味が目を引く1着。
肩のストラップを調整して着用するトップスとなる。
一見、シャツに見えるけど、このように、肩の紐を結んでキャミトップのような形に変形する。
肩から袖にかけてスリットが入っており、このようなデザインが楽しめる。
・
これまで目にしたことの無いようなユニークなデザインを施したアイテムであり、これからの季節にかなり重宝できる1着となる。
袖はこのように、ウエストで結んでいただく。
前で結んでも良いし、背面で結んでいただいても構わない。
前をスッキリさせて見せたい時は背面で。
逆に、正面にアクセントを持ってきたい時は前面で。
例えば、カーディガンやジャケットを羽織る日のインナーだったら前で結んだりすると、スタイリングのアクセントにもなるのでは無いだろうか。
・
ひとまず、これからの季節はキャミトップのような形で着用いただく機会が多いかと思って、スタイリングを組んでいる。
既に赤は完売してしまっているのだけど(もしかするとPOP UPでは似たようなアイテムが届くかもしれません)、青は現在店頭でもご覧いただける。
インナーにブラウスやシャツを合わせてみたり、カットソーなどを合わせてみたり。
気温や気候に応じて合わせるアイテムを変えていただくと良いのでは無いだろうか。
また、インナーの色も色々と遊べて面白い。
黒やグレーといった色で合わせてみても良いし、��らしく、オレンジや黄色のようなアイテムと合わせていただいても良い。
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また、肩のストラップをしっかりと結べば、シャツにも変わる。
ちょっと申し訳ないことに、そちらのスタイリングを撮影しそびれてしまった。
肩からリボンのようにストラップを垂らして、袖に腕を通せば、皆さんに馴染みのあるシャツに。
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冷静に考えると、シャツとキャミトップの2アイテムを、この1着で楽しめてしまう、優れたアイテムなのだ。
・
そして、今日の"blog"のタイトル。
”not only a design”
デザインだけではなく、かなり機能的にも優れている。
・
例えば梅雨で日中はジメジメ・ムシムシと感じる場面ではキャミトップとして。
一方、夜、少し肌寒くなってきた日にはシャツとして。
・
もしくは、夏、暑い中、外を歩くときはキャミトップとして。
一方、冷房の効いた環境で過ごすときはシャツとして。
・
気温や気候、環境に応じて役割を変えることができる。
しかも1着で。
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これはかなり実用的でもあるのだ。
"osakentaro"の服はとにかく面白い。
着ていてテンションが上がるし、着ている日は高確率で誰かに服のことに触れられる。
・
ファッションにおいて、やっぱりパッと見た時の可愛らしさや面白さは最強だと思う。
それに、そういったユニークなアイテムを纏う日は、ちょっとワクワクするし、そんなアイテムだからこそ暑くて外に出るのもしんどい日や、梅雨で気持ちが滅入ってしまう日でも、明るく、楽しく過ごせるかもしれない。
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でも、このアイテムは、そんな要素も兼ね備えながら、実用的でもある。
夏場、僕は室内の冷房がキツかったりして、肌寒くなるのが嫌なので、ストールを持ち歩く。
でも、このアイテムなら、着こなしを少し変えるだけでノースリーブになったり、長袖になったり。
こんなにも便利なアイテムがあるだろうか。
・
そして、そんなアイテム���纏う日。
絶対に、知人からも服のことについて触れられるはずだ。
面白いって思ってもらえるだろうし、きっと一緒になって楽しく、ハッピーな気持ちを共有できるはずだ。
・
なんかそんなシーンを想像したら思わずニヤニヤしてしまった。
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やっぱり、服って楽しいなぁと、しみじみと思ってしまう。
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デザインはもちろん。
実用的でもある。
でも、目に見えない、気持ちの面や、他者との間に1着を介して生まれるコミュニケーションも含めて、素晴らしい1着なのでは無いかと。
そして、週末はそんなアイテムたちに触れられる貴重な機会。
もし良かったら、ぜひ、そんな素晴らしいアイテム達にも会いにきてみてほしい。
なお、このアイテムもそれまでに旅立たなければ、会場でご覧いただける。
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ぜひ遊びにいらしてほしい。
[ osakentaro POP UP 2023 S/S ]
日時:6/10 (sat) 〜 6/18 (sun)
会場:itocaci
時間:13:00 〜 20:00
※ 6/10 (sat) デザイナー在廊予定
・
皆さんにお会いできるのを楽しみにしている。
・
また、本日紹介したアイテムに関しては、現在オンラインショップでもご覧いただける。
こちらももし良かったらご覧頂きたい。
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それでは次回もお楽しみに。
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ハウツーラブ
「琥珀、俺は会社に行ってくる。くれぐれも外出しないでくれ」 「いいけど、どうして?」 「君が心配だからに決まっているだろう」 「どうして心配なの?」 「……君を失うことは俺の中でも大きな物を失うことを意味するんだ」 「そう、わかったわ」 思考が噛み合わない2人。だがこうなってしまったのにはこのような経緯がある。 ──1ヶ月前 「ねえあなた、今日何の日か覚えてる?」 琥珀は笑みを浮かべて尋ねる。唐突な質問だったが暦は即答した。 「君と初めて出会った記念日だ。忘れるはずがない」 「流石あなた! 夕飯は何がいい? 今日は奮発するわよ!」 「君の手料理ならなんでもいいよ」 「もう、なんでもいいって言うのが1番困るのよ!」 「はは、悪いな。じゃあ俺は行ってくる」 「……ねえ、あなた」 「どうした?」 「いえ、なんでもない。行ってらっしゃい」 「あぁ」 今日は記念日だし何かサプライズでも用意しよう。そう考えながら仕事をしているときだった。 琥珀が暴走した車により跳ねられたとの報せが入ったのは。 暦は慌てて病院へ向かうも告げられたのは前頭葉が酷く損傷しているという物だった。 このままでは最悪の事態も考えられる。そう告げられ、目の前が真っ暗になった時だった。 「……1つだけ奥様を救えるかもしれない方法があります」 医者が言うには琥珀の前頭葉をAIに置き換えれば最悪の事態は免れられる。 しかしどんな問題が生じるかも分からないとのことだった。 それでも暦は悩んだ末に妻がまた目を開くなら、と頷いた。 そして琥珀の前頭葉はAIに置き換えられた。だが同時に暦の苦悩が始まった。 「琥珀。手術が成功して良かった」 「……あなた」 「あぁ、俺だ。君の声がまた聞けて嬉しい」 「? どうして嬉しいの?」 「え──」 このように琥珀からは感情というものが欠落してしまった。 ── 「琥珀、もう8時だ。起きてないのか?」 暦はドアをノックするも反応がない。 「開けるぞ。……あれ? 起きてるじゃないか。なんで返事しなかったんだ?」 「返事する必要が無いと思ったから」 「……これからは俺が呼んだら返事をしてくれ」 「わかったわ」 「それに琥珀、君はいつも同じパジャマを着ている。着替えたらどうだ?」 「わかったわ」 すると琥珀は暦の目の前で着替えようとする。 「琥珀、着替えるときは人に見られないようにするんだ」 「どうして?」 「人に裸を見られるのは恥ずかしい、いや、道徳上よくないことだからだ」 「わかったわ」 そして琥珀は部屋へ行��、着替え終わる。 「それでいい。じゃあ行ってくる」 「行ってらっしゃい」 仕事中も暦が考えるのは妻のことばかりであった。 無断で外出していないか心配で、残業をせずに早めに帰宅した。 「ただいま──あれ、なんで電気がついてないんだ?」 「どうしてつける必要があるの?」 「だって、暗かったら何も出来ないだろう!? たとえば本を読むにしろ──」 「何でそんなことする必要あるの?」 「……それは心を満たすためだ。琥珀、君は今日一日なにをしていた?」 「何もしていない」 「……そうか」 人間性を失い、変わり果てた妻。 暦はなんとかして受け入れようとするも限界があった。 そしてある時気付いてしまった。 妻を愛せないことに。 暦はすっかり精神がすり減り、ある決断をした。 「……それじゃ行ってくる」 「行ってらっしゃい」 暦は駅へ向かったが目指す先は会社ではなかった。 (この駅に飛び込んで終わりにしよう。琥珀を愛せない俺に生きる資格はない) そしてアナウンスが流れた頃だった。 「……あなた」 外出を禁じ、それを遵守した琥珀が何故か追ってきたのだ。 「琥珀!? どうしてここに?」 「今日のあなたはいつもと様子が違った。 それで様子を見にきたの」 「もしかしてこれが〝心配〟ってこと?」 「あぁ、琥珀……俺はなんて馬鹿なことを考えたんだ……」 暦は人目も憚らず涙を流し、琥珀を抱き寄せた。 妻を理解し、愛することから逃げ、自ら命を断とうとした暦。 しかしこの出来事がきっかけで、琥珀にも感情らしい物が生まれた。 ── 「ただいま、琥珀」 「おかえりなさい、あなた」 「今日は君好みの服を買ってきたんだ。 良かったら着てみてくれ」 「わかったわ」 そして琥珀は暦が買ったカジュアルなクリーム色のスカートと白いブラウス、淡い黄緑色のカーディガンに着替える。 「着替えたわ」 「うん、やっぱり君によく似合うな」 「……嬉しい」 琥珀はぎこちないながらも笑みを浮かべ、さらに「嬉しい」と言った。 確実に感情を学習しつつある。 「そういえば君はあの日── 君と出会った記念日、なんて言おうとしたんだ?」 「今までもこれからもずっと愛してる」 「え?」 「でも愛してるってどういう意味?」 「……それも近いうちに分かるさ、きっと……」 自分と琥珀は愛しあえる。暦はそう確信していた。 Read the full article
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2021/12/03
最近頬の乾燥が気になってたんだけど、お風呂でニベアパックしたら治った。ニベアすげー!リップメイク落とし兼保湿にもなるし、結構万能に使える。
火災報知器の点検のため、朝早めに起きてマクドへ行った。久しぶりにエッグマフィン食べた。カナダのハッピーセットは朝はパンケーキ一択だからね。パンケーキ美味しいけど、さすがに飽きた。
そのあとvalue villageで生地とStitch by Stitchの古本と���紙見つけた。このStitch by Stitchのシリーズを地味に集めていて、thrift storeへ行った時にいつも探している。今回はついにvol1を見つけた。
ちゃんと型紙付き。このブラウス作るかわからんけど。今まで買ってきた古本は型紙付きのじゃなかったから得した気分。
型紙無しで作れるブラウスもある。ていうかこういうオーバーサイズな服って最近流行ってるよな。80年代の本だけど、全然古さを感じさせない。オーバーサイズの服って型紙無しで裁断の手間もほとんどかからずにこんなに簡単に作れるんだよな。
このネグリジェも型紙無しで作れるもの。これ作ってみようかなあ。部屋着として。
かぎ編みでこんな可愛いチェック柄のカーディガン作れるんだなあ。これも作ってみたいな。配色のセンスが試されるやつだわ。
https://ameblo.jp/miho-i-hikari/entry-12226363924.html
例えば、オータムタイプですと、
キャメルをメイ���カラーとして
ライムグリーンやオレンジ、朱赤が
配色されていたり、
ラインで入っているものは、
似合います。
という事らしいので、キャメルをメインに「ライムグリーン・オレンジ・朱赤」で編んでみようと思う。でもおそらく上の配色のまま作ってもオータム向けなんだろうけどね。
生地の戦利���。どれも黒の水玉以外は150cm巾。
102cm巾2m 黒の水玉
150cm巾1.8m 黒と白の綾織り
150cm巾2.8m グレーみのあるカーキ(夏用のスーツっぽい生地)
150cm巾3m 黄緑ニット(Tシャツの生地)
今回無地ばかり。黒の水玉でボウタイ付きブラウス作りたい。黒と白の綾織はショートパンツ(スコート)とノースリーブトップスのセットアップ作りたい。グレイッシュカーキはなんか綺麗目ワンピ作りたい(具体的には決めてない)。黄緑ニットはロバートのパジャマ作りたい。そんな感じです。
2021/12/04
このベイビーブランケットだいぶ編めました。というか後はポンポン付けるだけ。ポンポンほんまにいるのか聞いたら、要るらしい。ぶっちゃけめんどいけどなあ。ポンポン作るの。4玉あって、2玉+αで28*28インチ編めたんだけども、ポンポン抜きならブランケット2枚作れるんだよな。このポンポンで結構毛糸消費するんじゃないかとおもう。でも余ったら帽子でも編むかな。これ編み終えるのは実際3日ぐらいしかかからなかった。(1日中やらずに空き時間にちょちょっと編んだだけ)もし毛糸が余ったらどうするかも聞いてみよう。
ロバートの誕生日ケーキ買った。明日ロバートの誕生日だから、レストランへ行ってご飯を食べて、ロバートの実家(というか築10年ほどの比較的新しい母と妹が住んでいる家)へ行ってまた別のケーキを用意してあるらしいので食べる予定。外国人ってほんまケーキ好きだよな。それにしてもこのケーキを選ぶとは。アーモンドとチョコレートたっぷりのケーキ。ロバートは昨日ピーナッツの食べ過ぎで便秘して苦しんでたのに、またナッツwナッツ類って基本的には健康的だけど食べすぎると便秘するらしいね。私はクレームブリュレチーズケーキ食べたかったわ。そっちの方が美味しそうだった。私は割と甘党な方だと思うんだけども、それでも北米の人には負ける。まじで砂糖の塊より甘いもの多いんだもん。甘すぎて頭痛が起こるわ。日本人って誕生日ケーキそこまで重視しないよな。ご飯ちゃんとしたの食べたいっていうのはあるけど、ケーキはまあいいかな、みたいな。でも欧米人は誕生日ケーキが無いなんて!と発狂する。おっさんでも。日本人はケーキ無くても全然気にならないし、ちょっといいレストランに行って、ちっこいデザートで満足すると思う。甘いもの好きな私でもそんな感じだからね。ちなみにドイツのクリスマスケーキといわれるシュトーレン(ケーキというよりは菓子パンという感じ)を食べるのか聞いたら、シュトーレンの類似品は北米では底辺の食べ物らしい。ググって写真を見せると、ロバートがこれはまずい!と言い切っていた。シュトーレンはたしかに見た目は地味だけど結構美味しいんだけどもね。甘すぎないし。菓子パンが好きな日本人にとっては合う感じ。バウムクーヘンがドイツ以上に日本で人気なのは、甘すぎ無い菓子パン系というのがあるからだと思う。ちなみにドイツではマルチパンという砂糖の塊も人気がある。私はマルチパン苦手だが、ドイツ人はみんな好きだ。
散歩に行ったら、日が暮れるのが早くてびっくりした。17時ごろでもう日が暮れ出して、18時にはもう真っ暗。日本もそんな感じだけれども。日本って夜が長いよね。夏は19時ごろまで明るいけど。日の出もめちゃくちゃ早いしね。そんなんだから、日本もサマータイムやればいいのになとか思う。ロバートが日本で嫌なことのひとつが日が暮れるのが早い事らしい。わかるわ。私も日本で夏を過ごすと大損だと思う。中東並みに暑いわ、日が暮れるのもヨーロッパや北米に比べて早いわで。昔やってたらしいけど、日本人に合わないから辞めたらしいね。でも確かにいつまでも明るかったら、子供は外でずっと遊んでしまうから親も大変かも。カナダでは実際夏には9時ごろまで公園で子供は遊んでるからね。日本だとその頃にはベッドに入ってる子供も多いのに。
中国は時差なくて中国全域は北京の時刻で統一されてると言ったらロバートはびっくりしていた。中国の全体主義の無理矢理さ、地方に対しての無慈悲さを実感するよね。ちなみにカナダはニューファウンドランドが30分の時差あるらしいねw30分の時差なんて有り得るんだwとびっくりした。全世界どこでも絶対1時間単位だと思ってたから。
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昨日の #私服 を投稿。 #ブラウス #カーディガン #パンツ #黄緑色 #黒パンツ #三つ編み #パンプス #ストラップパンプス #エナメルパンプス https://www.instagram.com/p/BwCKsRxHmeH/?utm_source=ig_tumblr_share&igshid=slbrwl3274ec
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axes femme kawaiiのレモン柄ジャンスカコーデ
今度は黄色のブラウスでコーデ。
白いブラウスのほうは以前やったコーデとだいたい同じになってた。
☆使用アイテム
・ヘアアクセ
axes femme
サテンフリルカチューシャ(ブルーグレー-F)
・ブラウス
axes femme
ボリュームスリーブブラウス - イエロー
BABY, THE STARS SHINE BRIGHT
お花リボンとうさくみゃちゃんレース衿ブラウス
・ジャンスカ
axes femme kawaii
ストライプレモン柄ジャンスカ サックス
・ペチパンツ
夢展望
DearMyLove / サテンペチパンツ ピンク Mサイズ
・パニエ
Wunderwelt
ワンダーウェルトふわふわパニエ 白
・タイツ
Maria pipi (マリア ピピ)
Maria pipi タイツ ホワイト
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このシャツが気になる。 黄色、果たして着こなせるのか。 #黄色#シャツ#ブラウス#着こなし#コーディネート#スタイリング#春コーデ#舟橋まりの#モデル#model#MARINO#coodinate#styling#yellow#spring
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Tカップ幼馴染
完全に自家発電用。
「128.3センチ、………どうして、どうしてなの。………」
するすると、その豊かすぎるほどに膨らんだおっぱいから巻き尺の帯が落ちて、はらりと床に散らばる。
「どうして、昨日から変わっていないの。……何が私に足りないの。………」
と言いつつ、顔よりも大きくなってしまったおっぱいを揉んだが、触り心地は昨日と、一昨日と、一昨々日と何も変わらない。柔らかく、ハリがあって物凄く気持ちが良い、――気分としてはバスケットボール大の水風船を揉んでいるような感じか。
「だったらまだ、……まだTカップ、………」
床に散乱した巻き尺を跨ぎ越して、ベッドの傍まで行って、二つ並んだ白いブラジャーのうち左手にある方を取り、顔の前で広げて、バサバサと振る。片方のカップですら顔をすっぽりと包むブラジャーには、U65という英数字が太文字で刻まれているけれども、アンダーバストが悲しいかな、70センチ弱ある紀咲(きさき)にとっては、かなり無理をしないとサイドベルトが通らない。恨めしくタグを見つめても、カップ数もアンダーバストも負けた事実は変わらず、ため息をついてベッドの上へ投げ捨てると、右手にあったブラジャーを手に取る。そのブラジャーのタグにはV65という字が印刷されているのであるが、全く擦り切れておらず、広げて全体を見てみても、どこもほつれていないし、どこも傷んでなどいない。ただ四段あるホックのみが軽く歪んで、以前の持ち主が居たことを示している。
「あいつ、もしかして寝ている時に着ていたのか」
――もしくはこのブラジャーを着けて激しく運動したか。けれども、Vカップにもなるおっぱいを引っ提げて運動など、どれだけ頼まれてもしたくないことは、Tカップの今ですら階段を駆け下りたくない自分を見ていたらすぐに分かる、況してやあの鈍くさい女がそう簡単に走るものか。昔から急げと言ってもゆっくりと歩いて、なのにすぐ息を切らすのである。羨ましいことに、初(はじめ)が着替えるのを手伝っているらしいのだけれども、彼がこんな高価な物をぞんざいに扱う訳も無いから、この��んだホックはきっと、寝ている間ににすーっと膨らんでいくおっぱいに耐えきれなかった事実を物語っているのであろうが、未だに信じられぬ。およそこの世のどこに、一晩でVカップのブラジャーをひしゃげさせるほどおっぱいが大きくなる女性が居るのであろうか。しかもそれが、まだあどけない顔をしていた中学二年生の女の子だと、どう言えば信じてくれるのか。可愛い顔をしているのに、その胸元を見てみると、大人の女性を遥かに超えるビーチボールみたいなおっぱいで制服にはブラの跡が浮かび上がっているし、目障りなほどにたぷんたぷんと揺れ動いているし、しかもあいつはその揺れを抑えようと腕で抱え込むものだから、いつだってぐにゃりと艶かしく形が変わっているのである。それだけでもムカッとくるというのに、あいつはあの頃そんな速度でおっぱいを成長させていたのか。紀咲は、どこかバカにされたような気がして、〝あいつ〟が中学生の頃に着けていたVカップの大きな大きなブラジャーをベッドに叩きつけると、クシャクシャになって広がっているUカップのブラジャーを再び手に取って、そのカップを自分のTカップのおっぱいに軽く合わせながら、勉強机の横に置いてある姿見の前に向かう。
鏡に映し出されたのは上半身裸の、付くべきところにほどよく肉のついた、――もちろんおっぱいはTカップなのだから極端ではあるけれども、腰はくびれているし、お尻はふっくらと大きいし、日頃の食生活のおかげで自分でも中々のスタイルなのではないかと思っている、高校3年生の女の子。紀咲はストラップに腕を片方ずつ通し通しして、後髪をかき上げると、今一度カップにきちんとおっぱいを宛てがい少し前傾姿勢へ。Tカップのおっぱいはそれほど垂れてないとは言え、やはりその重さからすとんと、雫のような形で垂れ下がり、ブラジャーを少しだけずり落としたが、あまり気にせずにストラップを、ぐいっと引き上げ肩に乗せる。本来ならばこの時点で、ブラジャーのワイヤーとバージスラインを合わせなければいけないのだけれども、Tカップともなるとどうしても、おっぱいに引っ張られてカップが沈んでしまうので、その工程を飛ばしてサイドベルトを手の平に受ける。するりと背中へ持っていき、キュッと力を入れて左右のホックの部分を合わせ、腕の攣るのに気をつけながら何とかして金具を繋ぎ止める。――このときが一番恨めしい。………女子中学生におっぱいのサイズで負け、アンダーバストで負けたことは先にも言ったとおりだが、その事をはっきりと自覚させられるのはこの時なのである。
ホックが全部繋がるまでには結構な時間がかかるから、彼女がこのUカップのブラジャーを手に入れた経緯を説明することにしよう。元々の持ち主は紀咲の幼馴染である初の、その妹であり、彼女が〝あいつ〟と呼んでいる、今年高校生になったばかりの、いつもおずおずと兄の後ろを一歩下がってついていく、――莉々香(りりか)と言う名の少女。両者についてはこの先登場するから説明はしないが、ある日莉々香とたまたま帰り道が一緒になった紀咲は、隣で揺れ動いている股下まで大きく膨らんだ塊を目の隅に留めつつ、特に話すこともなく歩いていたところ、突然、姉さん、と呼び止められる。なに? と素っ気なく返事をすると、あの、……ブラジャー間に合ってますか、たしか姉さんくらいの大きさから全然売ってなかったような気がして、……昔私が使っていたので良ければ差し上げます。あっ、でも、どれも一回くらいしか着けてないから綺麗ですよ、それに買ったけど結局使わなかったのもありますし、――と莉々香が言う。確かにその頃紀咲のおっぱいは、努力の甲斐もあってPカップに上がろうかというくらいの大きさになっていたのであるが、よく行くランジェリーショップで、PはまだありますがQカップになりますと、アンダーを大きくするか、オーダーメイドになるか、……今私共の方で新たなブランドを探しておりますが、もし運良く見つかっても海外製ですからかなり高く付きます、――などと言われて弱っていたところだったので、二つ返事で承諾すると早速家に招かれ、珍しく初の部屋を素通りして莉々香の部屋へ入る。彼女のことは生まれた時から知っているけれども、そういえばここ5年間くらいは部屋に入ったことがない。昔と同じように綺麗なのかなと思って見渡すと、案の定整理整頓が行き届いている。けれども机の上の鉛筆すら綺麗に並び揃えられている有様には、莉々香の異常さを感じずにはいられず、鞄を置くのさえ躊躇われてしまい、ドアの前で突っ立っていると、どうぞどうぞと、猫やら熊やら犬やらクジラやら、……そういう動物のぬいぐるみが、これまたきっかり背の順に並び揃えられたベッドの上に座るよう促される。莉々香はあの巨大なおっぱいを壁にめり込ませながらクローゼットの中を漁っていたのだが、しばらくかかりそうだったので、すぐ側にあった猫のぬいぐるみを撫でつつ待っていると、やがて両手いっぱいにブラジャーを抱えてやって来る。���ラプラと垂れているストラップは、幅が2センチくらいのもあれば5センチくらいあるものもあって、一体どれだけ持って帰らせようとしているのかと思ったものの、気になったのはその色。とにかく白い。初からオーダーメイドのブラジャーを買っているとは聞いていたから、こっそり色んな色のブラジャーがあるのだと決めつけていた紀咲は、がっかりとした目で自分の真横にドサッ、と置かれた白い布を見る。どうでしょう、姉さんのおっぱいがどれだけ大きくなるか分からないから、とりあえず私が1、2年生の頃にしていたブラジャーを持ってきましたが、ちょっと多すぎ、……かな? 下にあるのは結構大きめのなので、ちょっと片付けてきますね。たぶんこの一番上の小さいのが、……あ、ほら、Qカップだからきっとこの塊の中に、姉さんのおっぱいに合うブラジャーがきっとありますよ。と嬉しそうに言って、下の方にあるブランケットのような布地を再びクローゼットに持って行ったのであるが、その何気ない言葉と行動がどれほど心をえぐったか。紀咲は今すぐにでも部屋を飛び出したい気持ちをグッと抑えて、上半分にあった〝小さめ〟のブラジャーを一つ手にとって広げてみたが、それでも明らかに自分のおっぱいには大きい、……大きすぎる。タグを見ると、Y65とある。おかしくなって思わず笑みが溢れる。……一体この世に何人、Yカップのブラジャーをサイズが合うからと言う理由で持ち帰れる女性が居るといういうのか。まだ莉々香がクローゼットに顔を突っ込んでいるのを確認してYカップのブラジャーを放り投げ、もう一つ下のブラジャーを手に取って広げてみる。さっきよりは小さいがそれでも自分のおっぱいには絶対に合わぬから、タグを見てみるとV65とある。今度は笑みさえ浮かべられない。……どんな食生活を送れば中学生でVカップが小さいと言えるのであろう、あゝ、もう嫌だ。これ以上このブラの山を漁りたくない。でも一枚くらいは持って帰らないと彼女に悪い気がする。―――と、そんな感じで心が折りつつ自分の胸に合うブラジャーを探していたのであるが、結局その日持って帰れそうだったのは一番最初に莉々香が手にしたQカップのブラジャーのみ。もうさっさと帰って今日は好きなだけ泣こうと思い、そのQカップのブラジャーを鞄にしまいこんで立ち上がったところ、ひどく申し訳無さそうな顔をした莉々香がトドメと言わんばかりに、あ、あの、……今は奥の方にあるから取れないんですけど、小学生の頃に着けてたもう少し小さめのブラジャーを今度持っていきましょうか? と言ってくるのでその瞬間、――華奢な肩に手をかけてしまっていたが、胸の内に沸き起こる感情をなんとか抑えようと一つ息をつき、ちょっと意地になって、けれども今気がついたように、よく考えればこれから大きくなるかもしれないんだし、もうちょっと大きめのブラジャーももらっていい? と、やっぱり耐えきれずに涙声で言ってもらってきたのが、今彼女がホックを全てつけ終わったこのUカップのブラジャーなのである。
「くっ、ふっ、……」
前傾姿勢から背筋を伸ばした体勢に戻った紀咲は、胸下を締め付けてくるワイヤーに苦しそうな息を漏らしてしまう。ホックを延長するアジャスターがあることは知っているけれども、もうそんな屈辱はこのブラジャーを着けるだけで十分である。ストラップを浮かせて、おっぱいを脇から中央へ寄せている間も、ブラジャーの締め付けで息は苦しいし、肌はツンと痒くなってくるし、けれどもあんまりお金の無い紀咲の家庭では、オーダーメイドのブラジャーなんてそう何回も作れるようなものではないから、屈辱的でもあの女が中学生の頃に着けていたブラジャーで我慢しなくてはならぬ。
紀咲はブラジャーを着け終わると、姿見にもう一歩近づいて、自分の胸元を鏡に写し込む。見たところTカップのおっぱいは、溢れること無くすっぽりとU65のブラジャーに収まって、恐らく男子たちにとってはたまらない谷間が、クレバスのように深い闇を作っている。ちょっと心配になって、ふるふると揺らしてみると、ブラジャーからは悲鳴が上がったが、溢れること無くちゃんとおっぱいの動きに付いてきたので、これなら今日一日どんなに初に振り回されようとも、大丈夫であろう。紀咲はブラジャーの模様である花の刺繍を感じつつ深い息をつくと、下着姿のまま今度は机の前へ向かい、怪しげな英文の書かれたプラスチックの容器を手にとって見つめる。毎日欠かさず一回2錠を朝と夜に飲む習慣は、初と二人きりで遊ぶときも決して欠かさない。パカっと蓋を開いて真っ赤な錠剤を、指でつまみ上げる。別に匂いや味なんてないけれども、その毒々しい色が嫌で何となく息を止めて、口の奥へ放り込み、すぐ水で喉に流し込む。――膨乳薬と自称しているその薬を小学生の頃から愛飲しているために、ほんとうにおっぱいを大きくする効果があるのかどうか分からないが、世の中にTカップにまで育った女性は全く居ないから、たぶん本物の膨乳薬であろう。親に見つからないように買わないといけないし、薬自体結構な値段のするのに加えて、海外からわざわざ空輸してくるから送料もバカにならず、校則で禁止されているバイトをしないといけないから、毎日朝夕合計4錠飲むのも大変ではあるけれども、膨乳の効果が本物である以上頼らざるは得ない。依存と言えば依存である。だがやめられない。彼女には莉々香という全く勝ち目の無い恋敵が居るのだから。……
元々大きな胸というものに憧れていたのに加えて、初恋の相手が大の巨乳好きとあらば、怪しい薬を買うほど必死で育乳をし始めたのも納得して頂けるであろう。胸をマッサージし始めたのは小学4年生くらいからだし、食生活を心がけて運動もきっちりとこなすのもずっと昔からだし、意味がないと知っていても牛乳をたくさん飲むし、キャベツもたくさん食べるし、時には母親や叔母の壁のような胸元を見て絶望することもあったけれど、いつも自分を奮い立たせて前を見てきたのである。そんな努力があったからこそ彼女はTカップなどという、普通の女性ではそうそう辿り着けないおっぱいを持っているのだが、それをあざ笑うかのようにあっさりと追い越していったのは、妹の莉々香で。昔は紀咲のおっぱいを見て、やたら羨ましがって、自分のぺったんこなおっぱいを虚しい目で見ていたというのに、小学6年生の秋ごろから急に胸元がふっくらしてきたかと思いきや、二ヶ月やそこらで当時Iカップだった紀咲を追い抜き、小学生を卒業する頃にはQカップだかRカップだかにまで成長をしていたらしい。その後も爆発的な成長を遂げていることは、先のブラジャー談義の際に、Yカップのブラが小さいと言ったことから何となく想像して頂けよう。紀咲はそんな莉々香のおっぱいを見て、さすがに大きすぎて気持ち悪い、私はそこまでは要らないや、……と思ったけれども、初の妹を見つめる目を見ていると、そうも言ってられなかった、――あの男はあろうことか、実の妹のバカでかいおっぱいを見て興奮していたのである。しかも年々ひどくなっていくのである。今では紀咲と莉々香が並んで立っていると、初の目はずっと莉々香のおっぱいに釘付けである。おっぱいで気持ちよくさせてあげている間もギュッと目を瞑って、魅惑的なはずの紀咲の谷間を見てくれないのである。以前は手を広げて「おいで」と言うとがっついてきたのに、今では片手で仕方なしに揉むだけなのである。……
胸の成長期もそろそろ終わろうかと言う今日このごろ、膨乳薬のケースにAttention!! と黄色背景に黒文字で書かれている事を実行するかどうか、いまだ決心の付かない紀咲は薬を机の引き出しの奥の奥にしまい込んでから、コップに残っていた水を雑にコクコクと飲み干して、衣装ケースからいくつか服を取り出し始める。今週末は暇だからどこか行こう、ちょっと距離があるけど大久野島とかどうよ、昔家族で行った時には俺も莉々香もすごい数のうさぎに囲まれてな、ビニール袋いっぱいに人参スティックを詰めてたんだけど、一瞬で無くなって、………と、先日そんな風に初から誘われたので、今日はいわゆるデートというやつなのであるが、何を着て���こうかしらん? Tカップともなれば似合う服などかなり限られてしまうから、そんなに選択肢は無い。それに似合っていても、胸があまり目立つとまた知らないおじさんにねっとりとした目で見られてしまうから、結局は地味な装いになってしまう。彼女の顔立ちはどちらかと言えば各々のパーツがはっきりとしていて、ほんとうは派手に着飾る方が魅力的に映るのであるが、こればかりは仕方のないことである。以前彼に可愛いと言われたベージュ色のブラウスを取って、姿見の前で合わせてみる。丈があまり気味だが問題は無い、一年くらい前であれば体にぴったりな服でもおっぱいが入ったのであるが、Tカップの今ではひょんなことで破れそうで仕方がないし、それに丈がある程度無いと胸に布地を取られてお腹が見えてしまうから、今では一段か二段くらい大きめのサイズを買わなくてはならない。ただ、そういう大きなそういう大きなサイズの服を身につけると必ず、ただでさえ大きなおっぱいで太って見えるシルエットが、着ぶくれしたようにさらにふっくらしてしまう。半袖ならばキュッと引き締まった二の腕を見せつけることで、ある程度は線の細さを主張することはできるけれども、元来下半身に肉が付きやすいらしい彼女の体質では、長袖だと足首くらいしか自信のある箇所が無い。はぁ、……とため息をついて、一応の組み合わせに袖を通して、鏡に映る自分の姿を見ると、……やっぱり着ぶくれしてしまって��る。どんなに胸が大きくなろうとも、決してそのほっそりとした体のラインを崩すことのないあいつに比べて、なんてみっともない姿なのだろう、これが薬に頼って胸を大きくした者の末路なのだろうか。
「私の努力って何だったんだろうな。……」
と床に落ちていてそのままだった巻き尺を片付ける紀咲の目元は、涙で濡れていた。
それから15分くらいして初の家の門をくぐった紀咲は、どういう運命だったのか、莉々香の部屋の前で渋い顔をしながら、またもやため息をつく。
「勉強って言っても、私よりあいつの方が頭良いんだから、教える必要なんてないでしょ。……」
ともう一度ため息をついてドアノブに手をかける。約束の時間に部屋に赴いたというのに、初はまだ着替えてすらおらず、ごめんごめん、今から着替えるから、暇だったら莉々香にあれこれ教えてやってくれ。今たぶん勉強しているから、と言われて部屋から追い出されたのであるが、昔から英才教育を受けてきた莉々香に教えられることは何も無い。むしろ今度の定期試験を乗り越えるためにこちらが教えてもらいたいくらいである。紀咲はいまいち初の意図が分からない時が多々あるけれども、さっきの一言はようよう考えても結論が出ないから、ただ単に莉々香と話をしていてくれと、そういう思いで言ったのだろうと解釈して、ガチャリと扉を開ける。相変わらずきっちりと無駄なく家具の置かれた、整理整頓されすぎて虚しささえ感じる部屋である、昔と変わっているのはベッドの上にあるぬいぐるみが増えたことくらいか。莉々香はその部屋の中央部分にちゃぶ台を置いて、自身の体よりも大きくなってしまったおっぱいが邪魔にならないよう体を横向きにして、紀咲が部屋に入ってきたことにも気づかないくらい熱心に、鉛筆を動かしている。覗いてみると、英語で何やら書いているようだが、何なのかは分からない。――とそこで、ノートに影が落ちたのに気がついたのか、ハッとなって、
「姉さん! 入ってきたなら言ってくださいよ」
と鉛筆を机の上にそっと置くと、立ち上がろうとする。
「あっ、いいっていいって。そのままで」
それを制しながら紀咲はちゃぶ台の対面に座って、ニコニコと嬉しそうな表情を浮かべる憎き恋敵と相対する。だがどんなに憎くとも、その巨大なおっぱいを一目見ると同情心が湧いてくるもので、片方だけでも100キロは超えているらしいその塊を持ちながら立たせるなんて、どんな鬼でも出来ないであろう。莉々香のおっぱいには簡単に毛布がかけられているのであるが、それがまた何とも言えない哀愁を誘っていて、紀咲もこの時ばかりは目の前の可愛らしい笑みが、少しばかり儚く見えてしまうのである。
「やっぱり、もう椅子には座れない?」
「そう、……ですね。椅子に座ると床に着くから、楽といえば楽なんですけど、それでも重くて。………」
「今バストは何センチになったの?」
「えっと、……ここ一週間くらい測ってないから正確じゃないけど、先週の木曜日で374センチでした」
「さ、さんびゃく、……」
果たしてその数字が女性のバストサイズだと分かる人は居るのであろうか。
「姉さんは?」
「128センチのTカップ。やっと中学生のころのあんたに追いついたわ」
どこか馬鹿にされた心地がしたので、ちょっとだけぶっきらぼうに言う。
「いいなぁ。……私のおっぱいも、そのくらいで止まってくれると嬉しかったんですけどね。……」
あれ? と思うと先程感じていた同情心がどんどん消えていく。莉々香は恐らく、本音として紀咲のおっぱいを羨ましがっているけれども、やはり馬鹿にされている気がしてならない。
「あ、もしかして今私のブラジャーを着けてますか? 前、アンダーが合わないって言ってましたけど、延長ホック? っていうのがあるらしくて、それ使うといいかもしれません」
と、知っていることをどこか上から目線で言われて、カチンと来る。そういえば、いつからだったか、おっぱいのことに関してはすっかり先輩の立場で、莉々香は紀咲に色々とアドバイスをするのである。
「……知ってる。………」
――だから、余計にイラつかせられるのである。
「姉さん?」
「知ってるって言ってるの。なに? いつの間に私に物を言う立場になったの?」
「ね、姉さ、――」
「そんな化物みたいなおっぱいが、そんなに偉いって言うの? ねえ、答えてよ」
「化物だなんて、……姉さん落ち着いて」
「落ち着いてなんていられるかっての。今もあんたのブラジャーが私を締め付けてるの、分かる? この気持。中学生の女子におっぱいで負けるこの気持。世界で一番大きいおっぱいを持つあんたには分からないでしょうね。………」
この女の前では絶対に泣かないつもりであったが、今まで誰にも打つけられなかった思いを吐き出していると、一度溢れた涙は止めどもなく頬を伝って行く。
「何よ何よ。私がどれだけ努力しているのか知らずに、いつも見せつけるようにおっぱいを強調して、そうやって毎日あの変態を誑かしてるんでしょう? ――どうして、どうしてあんただけそんなに恵まれてるのよ。どうして。………」
とそこで、ぐす……、という鼻をすする音がしたので、そっと涙を拭って前を向くと、莉々香は机の上で握りこぶしを震えさせながら俯いている。ゆっくりと顔が上がって、すーっとした涙の跡が陽の光に照らされる。
「私だって、………私だって紀咲姉さんの事が羨ましい。ほんとうに羨ましい」
「………」
「Tカップって、まだ常識的な大きさだし、着る服はあるし、姉さんは私のお下がりのブラジャーを使ってますけど、ちゃんと売ってますから、ちゃんと市販されてますから。……私のブラジャーが一着いくらするか知ってますか? 8万円ですよ、8万円。ブラジャー一個作るのに10万円近く取られるんですよ。……ほんとうに姉さんくらいの小さなおっぱいが良かった。ほんとうに、ほんとうに、………」
「りり、……」
「いえ、姉さんが羨ましいのはそれだけじゃないです。どれだけ胸が大きくなっても兄さんは振り向いてくれないんですもの。……」
「えっ?」
「もう何回もチャレンジしましたよ。兄さんを押し倒して、姉さんみたいにおっぱいで気持ちよくさせようと。……けど駄目でした。どうしてなんでしょうね。私だったら体ごとおちんちんを挟んであげられるのに、体全体をおっぱいで包んであげられるのに、兄さんは手すらおっぱいに触れずに『紀咲、紀咲』って言って逃げちゃうの。……」
初のことだから、もうすでに欲望に負けてそういう行為をしていると思っていた紀咲は、驚いて彼の部屋の方を向く。
「だから、意味がなかった。意味が無かったんです、――」
と莉々香は体を捻って手を伸ばして、本棚の一番下の段から手にしたのは紀咲もよく知っている、怪しげな英文の書かれたプラスチックの容器。
「小学生の頃からこれを飲み続けてきた意味が無かったんです。……」
「りりもそれ飲んでたの」
そういえば昔、どうしてそんなに大きくなるんですか、と聞かれた時に一回だけ見せびらかしたことがある。
「ええ、……でもね姉さん、私の場合違うの。兄さんが、……えっと、そういう女性を好きなのは分かっていましたから、こう、……手の平にがさっと適当に出して、お水で無理やり飲んでました」
「それ一体一回何錠くらい、……」
「15錠くらいだったような気がします。駄目ですよね、注意書きにも駄目って書いてますし」
容器のAttention と書かれた下には、〝必ず一日4錠を超えてはならない〟と一番上に太文字であるから、莉々香は4日分をたった一回で飲んでいたということになる。そういうことだったのか。………
「でもどんどん大きくなっていくおっぱいが嬉しくって、最終的に一週間も経たずに一瓶開けるようになって、……最後は兄さんが救ってくれたんですけど、飲んでないのに、おっぱい大きくなるの止まらなくて、………もう着る服なんて無いのに、おっぱいは重くて動けないのに、でも全然止まる気配がなくて、………紀咲姉さん、私どうしたらいいんだろう」
と、さめざめと泣き出したのであるが、どうしたらいいのかなんて紀咲には全然分からず、ただ気休めな言葉を投げかけていると、しばらくして初がやって来たので、せめてこの哀れな少女の気を少しでも晴らそうと、その日は3人で日が暮れるまで淫らな行為をし続けたのである。
(おわり)
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In Atelier gg . 久々にレイちゃんとggさんへ💓 お友達とお揃いのチェックのブラウス。 黄色と赤で迷いましたが、赤にしました🍓 でも、後から写真見ると黄色が可愛くて😂 そんなものだよねー😂 . 新作や絵型も気になるところですが 予約のワンピースが来週には仕上がるとのこと🥰 楽しみだなぁ♥️ . 久々のggさんなので続く🔜 . #これでvacationは完璧 #手ぶらでは帰らない女 #イロチ買い は今年はしない https://www.instagram.com/p/BvP3ymMFXdt/?utm_source=ig_tumblr_share&igshid=1xlztr0x4xaob
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2022-10-14
雑記
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最近急に寒くなってきた。
寒さは苦手なのでこの時期は生きるのがつらいのですが、今年は気に入ったコートを買いました。コートに合わせて中に着る服も買いました。黄色のブラウスとブルーのボトムを買ったのでセットで着るとめちゃくちゃウキウキします。
寒い!と思ったらまた暑くなったりでなかなかコートを着れなくて。いつ着れるかなぁとずっと待っていたんですが、最近はコート着るのにちょうど良い気温になってくれて嬉しいです。
寒くなる日がこんなに待ち遠しく思った事、人生で1度も無かったので新鮮です。寒いのに外に出るのが楽しみなんて思ったことも無かったし、もっと外出予定が欲しいな・・・と思う事も初めてな気がします。すごく嬉しい。もっと本格的に寒くなったら着れなくなってしまうアウターも有るので今のうちにたくさん着ておきたい。
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秋冬ものの、外出したくなるようなブーツもずっと探してるんですがこっちはなかなか良いのが見つからなくて困ってる。通販だと気になるの有るけど試着出来ないから買うまで踏み切れてなくて。探してるうちに寒い時期終わっちゃいそうだな。なにか見つかると良いな。
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最近通話でファミリーマートのかぼちゃのチーズケーキが美味しい、オススメ!週一くらいで食べてる!と聴いたので次の日早速食べてみました。すごく美味しかった。オススメしてもらわなかったら絶対に食べることなかったんで良かったな。なんと1週間を待たずしてもう一個買いました。カボチャが好きなのでこの時期にたくさん美味しいもの食べておきたい。
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