#須山静夫
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死に憑かれた八人の女 テネシー・ウィリアムズ小説集 テネシー・ウィリアムズ、須山静夫・訳 白水社 装幀=平野甲賀
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Do you know me now ? on Vimeo directed by yuka fujii . music and lyrics david sylvian
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Badlandsな���景と音楽、小説
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Rain Tree Crow – Rain Tree Crow (1991, DADC AUSTRIA, CD) - Discogs 1991年4月20日
Shinya Fujiwara – cover photography
モハーヴェ砂漠 - Wikipedia
モハーヴェ砂漠(モハーヴェさばく、Mojave Desert)は、アメリカ南西部のカリフォルニア州、ユタ州、ネバダ州、アリゾナ州にまたがる砂漠。 面積は35,000 km2 以上。 テハチャピ山脈、サンガブリエル山脈(英語版)、サンバーナディーノ山脈が西と南の境界になっている。 標高は1,000から2,000 m程度で年間降水量は150 mm以下である。
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Shinya Fujiwara: American Roulette, Joho Center Shuppankyoko, 1990 | Bookshop Le Plac'Art Photo
アメリカン ルーレット 藤原新也 写真集 AMERICAN ROULETTE Shinya Fujiwara 写真家・藤原新也の新たなる漂流「全西洋街道」の第一歩となった著書『アメリカ』を写真で表現した作品集。アメリカ全土をぐるりと一周した壮大な試み。
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BADLANDS (1973) Director: Terrence Malick
(Badlands - Joyless Creaturesから) テレンス・マリック「地獄の逃避行」(1973)
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"「地獄の逃避行」のモデルとなった���続殺人犯チャールズ・スタークウェザーの事を歌ったのがブルース・スプリングスティーンの「ネブラスカ」。 その同じアルバムに収録されていた「ハイウェイ・パトロールマン」を元にストーリーを紡いだのがショーン・ペン初監督作「インディアン・ランナー」。 それに出演し、実際に出産シーンまで見せて(東京ファンタでは無修正上映)注目を浴びたパトリシア・アークェットが、2年後ヒロインを演じた「トゥルー・ロマンス」は、テーマ曲からして「地獄の逃避行」にオマージュを捧げた映画だった。 僕はこれを“バッドランズ・サークル”と呼んでます、勝手に。"
— 映画 地獄の逃避行 - allcinema
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(Amazon.co.jp: Bruce Springsteen : Promise [12 inch Analog] - 音楽から)
The Promise (Bruce Springsteen album) - Wikipedia
Eric Meola – photography
Bruce Springsteen – Nebraska (1982, Vinyl) - Discogs
"スプリングスティーン自身は後年、本作の制作前よりフラナリー・オコナーの小説に傾倒したと語っている"
ネブラスカ (アルバム) - Wikipedia
フラナリー・オコナー - Wikipediaオコナー短編集 (新潮文庫 オ 7-1) | オコナー, 須山 静夫 | 本 | Amazon.co.jp
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逃避行 - Wikipedia ジョニ・ミッチェル(1976年)
写真はノーマン・シーフとジョエル・バーンスタインが撮影
「コヨーテ」和訳
途中で私というヒッチハイカーを拾い上げたのね。 ハイウェイの白線の囚われ人を You just picked up a hitcher A prisoner of the white lines on the freeway
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Wikipedia: 南部ゴシック
南部ゴシック(なんぶゴシック、Southern Gothic)は、ゴシック小説様式のサブジャンルで、アメリカ文学特有のものである。 南部ゴシックでは概して、作中に不気味なことや皮肉なこと、あるいは異常な出来事が起こり、それがプロットを左右する要素として機能する。それは典型的なゴシック小説の特徴のひとつでもあるが、元来のゴシック小説とは異なり、南部ゴシックではサスペンスのためにこれらの特徴を使うわけではなく、社会問題を掘り下げたり、アメリカ南部の文化的な雰囲気を明らかにするために使われる。(略) このジャンルの作品は、以下の著名な南部作家の作品のなかに見られる。 ウィリアム・フォークナー、アースキン・コールドウェル、 フラナリー・オコナー、カーソン・マッカラーズ、ユードラ・ウェルティ 、テネシー・ウィリアムズ、トルーマン・カポーティ、ハリー・クルーズ(英語版)、Lee Smith、John Kennedy Toole、コーマック・マッカーシー、バリー・ハンナ(英語版)、キャサリン・アン・ポーター(英語版)、ルイス・ノーダン(英語版)、William Gay、ウォーカー・パーシー(英語版)などである。 バージニア州出身のウィリアム・スタイロンの作風も、同じ南部出身であるフォークナーの影響を色濃く受けている。
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二年前日記27(2021年7/2〜7/8)
7月2日 仕事の日。帰りに行きたかった本屋さんに寄る。須磨の自由港書店。小さなお店だけど良さそうな本がたくさんあった。良い本屋さんが西寄りにできて嬉しい。欲しかった。福田若之の句集『自生地』を買った。ちょくちょく寄りたい。今日は夫が義実家に寄る日なので、近くのカフェで早めのご飯。鶏肉と山椒のバターライス。とてもおいしかった。お店にいたお客さんの会話が気になる。ワクチンはアリの巣コロリだと言っていた。ワクチンを打った人の近くにいたらアザができた人がいるんだってさ。同行のお友達は否定もせず、つかず離れず聞いていて、「何か困ったことがあれば言ってね」と言っていた。トーホーで買い物をして帰宅。疲れて横になって起きたら9時だった。夫はまだ帰ってきていない。お風呂に入って『おおかみこどもの雨と雪』を見ながら、髪を乾かす。10時過ぎに夫は帰宅。お義父さんにPayPayとマイナンバーカードの紐付け、お義母さんは編み機を買うのを手伝っていたそう。夏野菜をたくさんもらってきた。きゅうりのキューちゃん漬けも。あぁ、夏だなぁ。
7月3日 朝、掃除、メルカリの出品など。あちこちオードリーの星野源さんの回を見る。お昼ご飯は、人参葉と桜エビのチヂミ、ぜんまいと厚揚げの煮物、きゅうりのキューちゃん漬け。午後からは読書、昼寝、夕方買い物。ダウンをクリーニングに出した。半額で1500円ぐらい。晩ご飯は、しめ鯖、から揚げ、ポテトサラ��、味噌汁。疲れていたのか、ご飯の準備中にイライラしてしまった。坂元裕二脚本の単発ドラマ、スイッチを見た。こんな話だったんだな。石橋静河さんも出ていた。全然雰囲気が違うから最初わからなかった。熱海で土石流が発生。衝撃的な映像。
7月4日 野菜仕事にあけくれる。食べきれないので、姉のところにもおすそ分けした。新しく買ったミルサーでスムージーを作る。小松菜、バナナ、きな粉、牛乳、蜂蜜。美味しい。使いやすいし買ってよかったな。お昼はワンタンスープ、漬け物。食欲もあるし健康だ。アイスを食べて本を読んで少し横になる。いらない本をまとめたり、ネットで靴を買ったりもした。廃品回収のたびに、10冊ずつは捨てて行こう。晩ご飯は、豚しゃぶ、きゅうり、トマト、蒸し茄子の胡麻酢和え。胡麻酢和えを夫が喜んでいた。義実家でも食べてたんだろうな。私は母方の田舎に行った時に出してもらった記憶がある。またつくって実家にも持って行こう。
7月5日 昨日は東京都議選の投票日だった。注目されていた割には投票率が低かった。自公で過半数はいかず、都民ファーストは微減。立憲と共産が議席を増やしていた。今日も料理を頑張った。パンと牛乳と花を買いに近所のスーパーに行く。夕方、Rちゃんや姉とメール。晩ご飯は、ビビンバ、トマト、とうもろこしのケークサレ。『コントが始まる』の二回目を見た。
7月6日 仕事の日。引き継ぎ作業も進める。郵便局に寄る用事があったので、バスを途中で降りる。しかし、4時を回っていて貯金の時間に間に合わなかった。また出直し。産直スーパーに寄り、帰宅。除湿機をかけっぱなしにしておくと、家の中はそんなにむっとしていなかった。予約する用事が3件ほどあったので、まとめてする。図書館の予約もした。疲れたので、少し横になり読書し、ご飯の用意をする。晩ご飯は、なすと鶏肉のトマト煮込み、マカロニサラダ、夏野菜あげびたし、きゅうりとベーコンの味噌汁。『コントが始まる』第3回を見る。夫は少し疲れていたのか、皿洗い中に皿を割っていた。
7月7日 七夕。友達の誕生日だったのでメールする。もう40歳か。楽しく過ごそう。いい感じの40代は間に合わなさそうなので、いい感じの50代を目指したいと思う。仕事の日。来週からは有休を使って週2出勤にしようと思ってるので、週3出勤は今週で最後。というか、��なのであまりすることがない。もう少し続けたいと思っているが、続けられるのか。同僚に引き継ぎをする。すんなり上手くいき、よかった。成長したなぁ。これからもっと伸びる人なんだろうな。頼もしい。もし万が一のことがあってもこれを機にこの仕事は辞めようと思う。円満退職したいし。帰り、雨が強くなってきた。図書館の本を返して、ケーキ屋さんでシュークリームを買った。夫が昨日お疲れだったので。晩ご飯は、三色丼(鮭フレークひじきとごぼうのきんぴら、さやえんどう、温泉卵)、トマトとなすのスープ、きゅうりの漬物。最近はご飯と同時にドラマを見ることが多かったが、今日は15分ぐらい色んな話をしてからにした。おしゃべりは楽しいな。シュークリームを食べながら、『コントが始まる』の第4回を見る。
7月8日 朝、鍼に行く。車がないので、警報の雨のなかバスと電車で。赤子パワーなのか、とても元気だ。手足も冷えないし、お腹もよく空く。高校生みたいだ。実は私ができることなんて知れていて、赤子が自分でどんどん環境を整えているんだろうな。なされるがままだ。帰り、11時までモーニングをしてるという店に行こうとしたが、お店に入ると誰もいなくて、何度か「すみません」と言うと出てきてくれた。11時直前に入ったのだけど、モーニングは11時までだと言われ、ランチまでの間に一度閉めるのだと言われた。店員さんは休憩中だったのか眠そうだった。悪いことをしてしまったなと思いつつ、今ひとつ釈然としない気持ちになる。気を取り直して駅前のパン屋さんに行ってサンドイッチを食べる。買い物をしてから帰宅。ごろりと横になり、読書。日記をアップしたり、あとで読もうと思っていたネットの記事を読んだり。洗い物、水回りの掃除、晩ご飯の準備。『うち、断捨離しました』も見た。晩ご飯は、お麩じゃが、マカロニサラダ、穴子胡瓜、プチトマト。『コントが始まる』第5回を見る。お風呂に入りながら、赤子が元気か急に心配になる。胸の張りがなくなっているような。早くもっと主張してくれるようになって欲しい。東京は、来週から8月22日まで4度目の緊急事態宣言が出るそうだ。
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下北半島のはなし
・下北半島一周の話 ←これ ・バイクのヘルメットの話 ・水筒の話 ・竜飛岬の補足(階段国道とか) ・ようやく複利投資を始めた話 ・弘前城の桜を見た話 ・青森の日本海側をちょびっと行った話 ・クレカのポイント特典がしょぼくなった話
今回は下北半島の話。だいぶ放置してたので、ようやく、って感じですが。
◯ 下北半島一周の話
青森にきてから観光はちょくちょくしてますが、下北半島も一周してきました。でも下北半島ってどこよって話になると思います。青森県の右上の方のひん曲がってるところです!!!!覚えましたか!? 俺はおぼえました!
つーかね、27歳で仙台で仕事するまで、これまでの人生において東北との接点が全くなかった俺にとって東北の地理は難しいのよ! そして仙台で6年半住んでいても、青森県は数回しか行ってないからさっぱり地理は覚えてなかった!! まぁようやく覚える機会がきましたね、ってことなんですが。まぁ冬の間はほぼ外に出てないのでさっぱり覚えてません。春のバイクシーズン始まってからだな!
去年の青森異動以降、バイクを持ってきてからは観光がてら青森県内いろいろ行きてーなーと画策しており、その頃にちょうど海自大湊基地の開放イベントがやってたので、せっかくなのでそれを見つつ、ついでに半島一周や!ということで行きました。
車はもってないので当然バイクでです!!! 当たり前!
バイクに乗る分には楽しいからいいんですが、何気に下北半島って青森市から距離がある。青森県って小さくないな。。。って思いました。東北の各県って以外とでかいんだよな。。。6県しかないから小さいと思いつつ、面積でいうとそれなりにあるからなぁ。岩手県内の移動とかマジで静岡県の横断と同じ感覚だわ。いつまで経っても終わらない・・・
とまぁそんなことを考えたり考えなかったりしながら、青森市内を出発して2時間強かけて大湊基地に到着。
舞鶴とか横須賀の海自基地に比べるとやっぱこじんまりしてるな。。。ってのが印象。まぁ舞鶴はともかく、横須賀はまともに入ったことないんだけど……。あ、そういえば呉も入ったことあるな。意外と行ってるな俺……。
で、大湊基地。一般開放のイベント中なのに、そこまで一般人も多くないからすごいローカル感がある。まぁ本州の端っこまでわざわざ来る人なんてそんなにいないよね。。。空自三沢基地のF35見るためとかは別かもしれないけど。
で、大湊の見学終わったあとは本格的に下北一周開始。とりあえず下北半島でいろいろ見たいなと思ってリストアップしてたのは
仏ヶ浦・大間・恐山・尻屋崎・六ヶ所村・東通村・あといろいろ
���たいな感じ。
で、大湊に来ちゃってる以上、必然的に時計回りルートなのはほぼ確定なので、ひとまず次に近い目的地である仏ヶ浦にGO!となりました。本当は下北の南西あたりのはしっこも行きたかったけど、これ行くと絶対時間足りなくなると思って諦めました。まぁ来年もあるしな。。。
というわけで仏ヶ浦。軽くは調べたけどほとんど予備知識なしで行ったので、圧倒されました。どうせしょっぼいとこだろうと思ったら、全然そんなことなかった。自然ってすっげーってなります。これは行かないとわかんないかも。
で、十分満足したので次は大間!
この時点で結構いい時間だったんだけど、まぁ諦めずにいく!
で、大間。人がいないで有名な下北半島でも、さすがに本州最北端だけあって、それなりに人がいました。でもなんかしょっぼいな。。。やっぱり端っこだからしょぼいのか。観光資源っていっても所詮は本州最北端到着!で終わる話だしな、って悲しい気持ちになりました。青森は観光資源の使い方が下手すぎる…だから人がこないのか? 人が来ないからこうなのか? 分からんけど。。。
そしてかなりいい時間になっちゃったので次に恐山行くか!と思いましたが時間も時間だったので諦めて一泊。え、青森県民なのに青森で泊まるの!?って当たり前じゃ! 遠いんじゃ! 一旦青森市内に帰ってまたこっちまでくるのはしんどい!
というわけでむつまで一旦戻ってなんとか空いてたホテルで一泊。温泉が併��されてるところなので最高でした。。。
で、翌日
いざ恐山!
まぁ場所が場所だけにちょっと入り組んでる場所だったけど、特に迷うこともなく普通に到着。
で、入山料というか拝観料払って観光開始。てか風強くない?大丈夫これ?
せっかく挿してるかざぐるまがどんどん倒れていってるよ・・・これが侘び寂び・・・?無常とはこのこと・・・?みたいなことを考えたり考えなかったりしつついろいろ歩いていきます。
まぁここも実際行ってみて欲しいんだけど、なかなか良かった。あー霊山ってまさにこういうところのことを言うのね、って思いつつまた他の場所とはちょっと隔離された特別な空間っぽい感じがまさに、って感じ。ありとあらゆる漫画とかで使われている恐山、さすがだぜ…って感じです。
仏ヶ浦と恐山は両方実際現地で見ると印象が違うからいくことをおすすめします。
ただ、仏ヶ浦は駐車場から現地に行くまでが結構ハードコースなのでそこが問題…一応別ルートで遊覧船が出てるので、それで行けるっぽいけど、そっちは詳しくないからなんともいえません。遊覧船の方は外国人観光客が多かったかなって感じです。アジア系の。
恐山終了後は近くの山を観光に行きました。
釜臥山です。なんでそんなとこっていうと仕事で名前を聞いたことがあったから。そして行ったら空自のレーダーあってびびった。これが噂のガメラレーダー!?って感じ
ちなみにここでも風がずっと強くて駐輪してるバイク倒れないかなってちょっとヒヤヒヤしてた。さすがに200kgを超えるバイクが倒れることはなかったけど。
とまぁそんな感じで満喫しつつ、南下していきます。途中からはせっかくなので行きとは違うルートでやや東よりルートで帰りました。
あと、どうでもいいけどむつ市あたりはガソリンがめちゃくちゃ安いのね。青森市よりも5〜10円近く安かった。オイルタンカー入港してんのか?ってくらい。
途中ライダーズカフェみたいな感じになってるファミマで写真撮ってもらったりしてました。
店内にチェキで撮ったバイクの写真がめちゃくちゃあるけど、その中に俺がいるから探してね!
って感じでいろいろ行きつつ道間違えまくったりして最終的には青森市内に帰れました。みちのく有料道路行く気なかったのに入ってしまったりして余計にお金払ったりしたけど。ちなみにここは当時は現金かチケットのみだったけどようやくETC対応になったので非常に楽です。また下北半島もしくは八戸の方に行く時に活用できるね!最高!
って感じです。
最近ちょっと観光少なめになってるからまたいろいろ行かないと!
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さあ、デュエルしようぜ。
オーイシマサヨシの新曲。良いです。全員聞いてください。それでもおそらく遊戯王の新アニメの主題歌なのだと思うのだが、こんなおとな向け(かつての子供向け)の歌詞で大丈夫なのでろうかと思った。私は1度もデュエル、したことないが、ニコニコ動画ベータ世代なので、未来へと攻撃表示だ!と言われると、体の底からわくわくしてきてしまう。友人に借りっぱなしの遊戯王の文庫版1~10を、送られた箱をあけないまま実家に置いてしまっており、数年が経過しており、友人とは疎遠になってしまい(というか私が意図して離れてしまい)、かなりやばいなと感じている。私と遊戯王とのきずな。そんなところにもある。元は友人の書いた遊戯王の小説同人誌を読ませてもらい、それがあまりにも良かったので私が原作も知りたいと言ったところ送ってくれることになり、しかしそのころ私の生活および健康および魂は壊滅していたので、直ぐに送られてきたその文庫版入りの箱は、数年間引越し先を転々とした後、ついに実家に安置されている。送り返さなければならないという意識はかなりある。それと共に、実家に行くことの困難さが物理面でも精神面でもどんどん上がってしまい、このようにして、友人から借りたものの、返せていない物ものが、実家にかなり堆積してしまっている。最初の本屋の職場の先輩から借りた���思われる『鋼の錬金術師』など、なぜ、という��じだが、押し入れに入っていたりする。もうどう足掻いてもこの人生では巡り会えない方からの借り物である。借りパクである。なぜ。なぜ私は、どうやって返すつもりだったのか。先輩の連絡先はいったいどこにあるのか。分からなすぎて泣きたくなる。もちろん、鋼の錬金術師のコミックスの一部を失って泣きたいのは先輩である。ちなみに、だから何かということではないのだが、私の「これぞバイブル」と思う漫画は、友達に貸したまま消えているものがよくある。とにかく今手元にないとだめだ!と感じたタイミングで新品を買ったりしているが、多くの漫画を手放してしまったり実家に置いていたりするので、そのあたりは全然頓着していない。他人から借りたものはかなり心を圧迫している。今すぐどうにかできない、なぜ今までの私はどうにかしなかったのか、それもまたわからない、すべては最悪な先延ばし癖と、「元気になったらやる」という思考が諸悪の根源である。元気になどならない。病気のまま全てをやるしかない。もう絶対に他人に本や漫画を借りたくない。返せないので。とはいえ、いま実家にあるものは、できる限り送り返そうと思う。実家との関係がある程度良好になり、自分の部屋の整理に行く事ができたら、今度こそ全てにかたをつける。そんな日は来る。確かに来る。これは自信を持って言える。
なぜなら今、母親と激しくバトルしている。と、までは言うことはできないが、母親に再教育を施している。いつもの「たまにくる母からのLINE」への逆ギレなのだが、これが回を増すごとに、核心へせまってゆく。去年の夏から始まった、私の母親および父親へのキレ、心情の吐露は、今回とうとう「あなた達は産んだ子供を育てるということをしなかった」という言語化まで進んだ。これはLINEとはいえ、私はよく言ったなあと、言ってしまったなあと思った。ああこれでもう母親からは完全に捨てられるな、とマザコンの私は数日暗い思いをしたりもしたが、それから返信があり、最終的に、「今からでもお兄ちゃんに何をすべきだったのか、今から何ができるか、夫婦でよく考えてみてください。」まで言った。言い切った。おい本当に、36になってまで、生家の人間とこんな根源的なやり合いを……自分の家庭も持てないままで……みじめだなオイ、と思うが、これが現実なので仕方がないのである。その後、その話題に関しての返信はないので、この話はこれで終わったものにされている可能性があるが、折を見てまたつつくつもりである。親の体が動くのもあと10年といったところ。このあたりで最後の嫌味もしくはキレをぶつけて、それで動いてくれたらラッ��ーだし、何も変わらなかったらそれはそれで、諦めもつく。何もかも今更な話題ではあるが、生きているならまだ取れる責任がある。私が押し付けられる「ツケ」を少しでも軽くしたいため、親にできることは少しでもいいから、してから死んでもらいたい。なんでこんなことまで私が促さないといけないのか、という思考を最近やっとできるようになったが(カウンセリングの成果である)、将来兄の面倒を見る際のリスクヘッジを少しでもしておきたい。将来というのは、親が2人とも寝たきりになり、施設に入った時のことである。予想では10年後。この10年が終わったら、私の人生も、いよいよ(親の)ツケを払わされる最悪のパートが来る。そう、カウンセリングの先生は、3月にて退職となり、4月からは新しい先生にお世話になることになった。本当に前先生には、心から、全身で、お世話になり、という言葉では言い表せないほど、快方に向かうお手伝いを長らく(2年弱)していただいた。深く熱く感謝。こんなにいい先生とはもう生涯巡り会えないと思う。運が良かったとしか言いようがない。大好きだった先生。どうか幸せでずっといてほしい。
今日はミュージカル「VIOLET」を友人と観劇。その前に、友人の誘いで、生まれて初めてダーツに興じる。もうめちゃくちゃおもしろかった。ただ、最後の最後に私の肘の神経?が異常を訴え、時間もちょうど良かったのでそこで切り上げた。折に触れ右肩から右肘までの経路に痛みと違和感があるが、むち打ちみたいなもので、安静にさせておく他ないだろうと思う。的の真ん中(BULL)には1回だけ当たった。投げ方は安定せず、コツを掴む前に終わったので、ぜひまた行きたい。ミュージカルは、東啓介さん(もう10年は前の話になるが、舞台刀剣乱舞で燭台切光忠役だった)の歌唱が、やっと私の納得のいくレベルに到達した!という喜びに包まれた、記念すべき日だった。東啓介、これくらいはできるだろ、のハードルが私はかなり高いのだが、そのハードル、今日越えた。私の中で越えた。なんていいことなんだろう。悔いなし、とまで思った。これだよ、この東啓介の歌がききたかったんだよ。そう、俺はこの日を待っていた。そういう日だった。他にもミュージカルにはいい所がたくさんあったが、全体としてはなんだかもやもやとした仕上がりになっていて、部分点は高いが総合点が低い、という感じだった。藤田俊太郎さんの舞台を立て続けに見ていて(ジャージー・ボーイズ、ラグタイム)今回だったので、予算の低さや規模感、アンサンブルというか脇役の歌唱の貧しさ、ストーリーの飲み込めなさ、演出の山の作り方など、様々な点で靄がかかっていたように感じた。事前情報としてのあらすじや売り出し方も、見終わった今となっては「?」がある。何がどうなってこうなったのかはわからないが、どこかでどうにかなって、なんかこうちょっと違和感や不満足感がたまってしまう造りになっていたように思う。それでも東啓介と今日の主人公の三浦さん(Wキャスト)の歌唱がよかったので、私が今でも東啓介を追いかけていなくてよかったなと思った(追いかけていたらリピートしてしまっていたと思う。チケット代は今の私に身分不相応な価格である)。もう1人のキャストの屋比久さんのバージョンも気になってしまう。ストーリーに最終的にそこまで納得感がなかったため、主人公の差で何か変わるかどうか確かめたい気持ちもある。それにしても立石俊樹さんの顔面がほんとうに美しかったな、という思いがちらちら脳内をよぎる。立石俊樹さんはA3!の茅ヶ崎至さんの役者さんでもあり、かなり、かなりわたしは顔面が好みである。染谷俊之ラインというか、高校でいちばん顔が好きだった女(3年時にはミスに選ばれた)も完全にここだった。とにかくこの顔に弱い。この顔に弱いわりには高校でいちばん顔が好きだった女は、吹奏楽部で同じパートだったため、毎日ガチギレして、無言のまま帰路をたどり、無言の圧により泣かせたりしていた。若気の至りであるが、私の怒りもまた本気だった。彼女とは最終的にいい関係を築き、社会人になってから腹を割って話し、お互いの青春の傷を慰め合うなどのエピソードも発生した。今ではどこかで幸せな家庭を築いている。高校の友人たちとは年に一度部活のメンツで集まる慣例があったが、コロナ禍とみんなの子育ての忙しさがかさなり、そこで途絶えた。独身組がどうしているのかとか、私は結構また集まりたいなと思うしいろいろ親になった人間とも話したいことはあるのだが、まあもう難しいだろうなと思う。みんなの子供が中学や高校生になる10〜15年後あたりに、声をかけてみるのはいいかもしれない。
らでんさんというホロライブのVTuberの方の美術に関しての動画が良かったので、今日はラジオの動画を飛ばしながら見てみた。こういう文化人もVTuberをやっているの、いいな、と感じる。私もバ美肉(バーチャル美少女受肉)して、日本史の講義とかやりたい。
結局本屋かなと思った。体力さえ続くなら、一生本屋がいい。体力が続かないために本屋をやめなければならない気がしているが、それってそもそもがマイナスな考えではないだろうか。屈強な肉体を手に入れ、死ぬまで本屋でもいいではないか。今日初めて、本気で、自分が書店を構えるとしたら、ということを考えた。今までは空想や妄想でそういう話をすることがあったが、今日は���それをするとしたら何年後までに何をして、ということを具体的に考えた。まず既存の書店で管理職(店長等)になることは経験として必須だとして、しかしそれだけでは個人書店はひらけない。「ふつうの」書店業務をこなすだけでは、独立系書店は成功しない(書店の実店舗というのは急激に消滅に向かう存在である)。立地や選書を工夫し、広報を工夫し、イベントを開催し、コーヒーを出し、それでも、厳しい世界である。私は正直ここで、本以外を売ってしまえばいいのではないかと思った。すなわち、アニメグッズ。天下のアニメイト様が出店していない場所で、天下のアニメイト様のおこぼれをちょうだいするというか、ムービック以外の商品を入荷し、アニメイトで売り切れててもあそこにいけばあるかも的な隠れ家風グッズ屋さんをかわいい内装で作る。ターゲットは20代女性。アニメイトの客層は中高生だし、小さな個人経営のグッズ屋ができたところで敵視はされない(あたりまえ)。20代女性オタクが欲するタイトルのグッズだけをメーカーから直で入荷する(もちろん、ムービック=アニメイトの商品は入荷できないが。いや、できるのか?)。あんスタならパティスリーというメーカーの商品を入荷できれば、それだけで商売が立ち行く可能性もある。ただし、都市圏ではこれは通用しない。新商品発売日に在庫が全て売り切れ、その日にはお客様の列は店から道路にはみ出してなお50mは続くであろうからである。新商品は発売日に売り切れでも、なんらかの再販の商品を常に買える、洒落た店内の(いわゆる映え)グッズ屋さん、女性向けコンテンツのみ取り扱いなら、ちょっとした「(女オタクの)心はずむ店」になるかもしれないし、そこに書店を併設すれば、コミックの売上は見込める。現在、書店の実店舗はコミックの売上が屋台骨である。独立系書店はコミックを置かないことが多いが、私はコミックが好きなので、やるとしたらめちゃくちゃコミックを置く店舗にしたい。あと絶対にめちゃくちゃ万引きが難しい店舗として犯罪グループに認知させたい。というか、万引きが難しい店舗として犯罪グループに認知させる事ができなければ、コミックを置くことはできない。個人の万引きではなく、そういう犯罪ネットワーク(おそらく情報交換の場や買取先)があり、書店はつねにそれと戦っている。最近はどんな犯罪も組織だなと感じる。個人の犯行ではなく、組織犯罪と戦わなければならない。または、個人で犯罪をする(犯罪で手に入れたものを個人で利益化できる)ような豊かな時代は終わったとも言える。実行犯として捕まるのは末端の切り捨て要員であり、彼らも貧困の中で、組織に搾取されている側の人間である。犯罪者に同情の余地はないが、そういうトカゲのしっぽがうじゃうじゃいて、そういうトカゲのしっぽを使う組織があり、その組織がどこかで「クリーン」なものへと姿を変え、私たちは犯罪に加担していると知らぬまま消費行動を通じてかれらに益をもたらしてしまう。最悪な世の中であるが、政府や与党の発言を見ていれば、そのような腐敗はこの世の中にいくらでも蔓延る隙があるだろうと思える。南無三。
とにかくジャンプラ、ヤンジャンなど集英社がアプリでがんがんインディーズ発掘に成功しまくっている今、ジャンプコミックスはまた勢いがある。他出版社も電子書籍のコミックス化で結構紙の本も売っている。ジリ貧ではあるが、どうしても紙で揃えたい漫画を、Amazonではなく実店舗で買っていただく。そのための仕掛けを作れば、コミックはまだもう少し書店を支えてくれると思う。どうしても紙の本は電子書籍に勝てない。なぜか。電子書籍はコストがほとんどかかっていないので、定価よりもかなり安く売ることができる。人は当然安いほうを買う。文字情報が載っているのが紙か画面かの違いでしかない。そして電子書籍は場所を取らないので、日本の住宅にぴったりである。本屋(実店舗)はなんのために必要か。それは勿論、本が好きで、本を売りたい人が、それを仕事として行うため。買いたい人は全然いない。いたとしても日本全国に散らばっている数少ない愛好家のため、わざわざどこか1箇所にある実店舗まで足を運ぶことはほぼ不可能。でも、本屋で働きたい人は溢れている。本を買うのも、本を売るのも一瞬だが、本は読むのにその何千倍もの時間がかかる。それが、ほかの小売や飲食と比べて、かなりのディスアドバンテージとなっている。もっと人間全員が本を読むようにならないかな。素敵な本をさ。
2024.4.7
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081 底名無し沼さん (JP 0H96-alKV [61.199.190.35]) 2023/08/03(木) 11:14:57.65 ID:pUs1SlPkH
何で須走って富士宮より外国人多いの?
【外国人の富士登山急増 多言語対応急務に 山小屋スタッフら AI翻訳機器やアプリ活用】- Yahoo!ニュース
富士山で今夏、急増する外国人登山客への対応が急務になっている。
ボランティアガイドや山小屋スタッフは人工知能(AI)で翻訳する機器「ポケトーク」やスマートフォンアプリを活用するなど工夫を凝らすが、混雑時の使用やマナー周知の難しさなど、課題も浮かぶ。
2日午前5時前、富士山頂には御来光を待つ大勢の姿があった。特に外国人客が目立ち、さまざまな言語が飛び交った。
静岡県は開山日の7月10日と15~17日の3連休、県内各登山道5合目で外国人登山者の比率を目視で調査。
富士宮口は14・4%、御殿場口は7・2%、須走口は23・1%、全体は14・6%だった。
外国人ツアー客が多い須走口5合目��7月開設した富士山須走口インフォメーションセンターでは、開山期間中に英語と中国語を話せるナビゲーターが常駐する。
小山町観光協会の担当者によると、通訳業務の多くが下山トラブルへの対応。ルートを間違えたり、最終バスに間に合わなかったりした客への案内が多いという。
「今年は下山間違いの原因を指さしで質問できるシートを用意した」と語る。
「開山前から外国人からメールの問い合わせが多い」と驚くのは、富士山観光交流ビューローの担当者。
同法人が管理する新富士駅観光案内所(富士市)では、7月の外国人利用者が昨年の66人から1226人と約19倍になった。
今年はサービス向上を目的に、外国人登山者を対象にしたアンケートも実施している。
翻訳アプリで対応する山小屋もあるが、万能とはいかないようだ。山頂の山小屋スタッフによると、混雑時はアプリを使う余裕がないという。
「消灯後に大声で話したり、混雑時にテーブルを占有したりするマナー違反を注意しても、聞かない人もいる。今年は外国人が多いので特に目立つ」と悩みを吐露した。
https://news.yahoo.c...82bef783ddf2d8bbef39
0082 底名無し沼さん (テテンテンテン MMe6-lJl5 [133.106.37.175]) 2023/08/03(木) 11:16:15.36 ID:9+vZP4ckM
外人をわざわざ空いてる須走に連れていくなよって思うわ
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アシスタント(24 June 2013)
同じオフィスのカメラマンOさんに頼まれて静岡ロケのコーディネーターをした。
ちょっとややこしいが、Oさんの先輩カメラマンがある大御所のカメラマンを雑誌で撮り下ろすことに。Oさんは、その先輩カメラマンのアシスタントで来ていた。僕は、コーディネーターというよりセカンドアシスタントに近かった。それでも良かった。僕は、アシスタントをするのは嫌いではないから。それに今日気付いたがアシスタントも「持て成し」業に近いと。
ロケ地は、富士山の須走と御殿場の両5合目。どちらも行ったことがなかった。特に須走の小富士は、初めて行ったが中々ロケ地としては素晴らしい。今回のお手伝いで僕の静岡の引き出しも増えた。感謝感謝。
朝、坐禅をした後、10時過ぎに裾野駅から電車で御殿場駅に向い撮影隊と合流。裾野駅に行く途中、焼き肉屋のおばちゃん夫婦が駐車場の縁台に座っていたから手を振って挨拶をした。そして仕事が終わり7時過ぎにまた裾野駅を降りて、まっすぐ茶畑庵に帰らずに焼き肉屋に寄った。1人お疲れをしたわけだ。お客は他に誰もいなかったのでおばちゃんとゆっくり話が出来た。ビール2杯とホルモン一人前、そしてラーメンを食べた。300円おまけしてもらって2.000円だった。帰り際、��ばちゃんに改めて名前を聞かれた。おばちゃん僕の名前覚えてくれるかな?
今日は、カメラマンのアシスタントとして撮影に立ち合うことでとても勉強になった。
Oさんの先輩カメラマンも礼儀正しく立派な方だった。
ありがとうございました。
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2023年5月23日に発売予定の翻訳書
5月23日(火)は英語への翻訳も含めて20冊の翻訳書が発売予定です。 早川書房からはミステリ文庫の発売日ということもあり点数が多くなっています。
リヒャルト・シュトラウス/楽劇 エレクトラ
広瀬大介/訳・著
アルテスパブリッシング
イェスペルセン近代英語文法 V
中村捷/翻訳
開拓社
J・R・R・トールキン
キャサリン・マキルウェイン/著 山本史郎/翻訳
原書房
おしえてくれる? わたしのなまえ
ナイジェル・グレイ/著 べサン・ウェルビー/イラスト もりうちすみこ/翻訳
ゴブリン書房
エベレスト登頂
ジョン・ハント/著 田辺主計/翻訳 望月達夫/翻訳
河出書房新社
バレエの世界へようこそ!
英国ロイヤル・バレエ/監修 リサ・マイルズ/著 斎藤静代/翻訳
河出書房新社
三大陸周遊記
イブン・バットゥータ/著 前嶋信次/翻訳 高野秀行/解説
河出書房新社
地図とデータで見る現代都市の世界ハンドブック
シャルロット・リュジェリ/編集 太田佐絵子/翻訳
原書房
英文対照 天声人語2023春Vol.212
朝日新聞論説委員室/編集 国際発信部/翻訳
原書房
国際連合貿易統計年鑑2021 vol.70
国際連合経済社会局/編集 原書房編集部/翻訳
原書房
BUILD
トニー・ファデル/著 土方奈美/翻訳
早川書房
亡霊の地
陳思宏/著 三須祐介/翻訳
早川書房
鋼鉄紅女
シーラン・ジェイ・ジャオ/著 中原尚哉/翻訳
早川書房
三年間の陥穽 上
アンデシュ・ルースルンド/著 清水由貴子/翻訳 下倉亮一/翻訳
早川書房
三年間の陥穽 下
アンデシュ・ルースルンド/著 清水由貴子/翻訳 下倉亮一/翻訳
早川書房
世界でいちばん殺された男
ダニー・トレホ/著 ドナル・ローグ/著 倉科顕司/翻訳 柳下毅一郎/監修
早川書房
秘密惑星チェオバド
ロベルト・フェルトホフ/著 ペーター・グリーゼ/著 星谷馨/翻訳
早川書房
量子テレポーテーションのゆくえ
アントン・ツァイリンガー/著 田沢恭子/翻訳 大栗博司/監修
早川書房
サン=フォリアン教会の首吊り男〔新訳版〕
ジョルジュ・シムノン/著 伊禮規与美/翻訳
早川書房
フィリックス エヴァー アフター
ケイセン・カレンダー/著 武居ちひろ/翻訳
オークラ出版
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2022年11月11日
【新入荷・新本】
『牛腸茂雄全集 作品編』(赤々舎、2022年)
H245mm × W255mm. 248 pages. Hardcover.
監修:三浦和人 執筆:冨山由紀子 Book Design:須山悠里
価格:8,800円(税込)
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牛腸茂雄が生前に発表した作品全点を収載する決定版。
本書は『牛腸茂雄全集』全2巻のうち「作品編」に当たる(「資料編」は2023年11月刊行予定)。近年、国内外で日本写真史、特に1960年代以降の写真史再考の機運が高まっており、中でも重要な作家の一人と位置づけられる牛腸茂雄の全体像を俯瞰できる書籍が現在入手しにくいことから、今回の全集刊行は企画された。
「作品編」には、生前に刊行された4冊の作品集『日々』『SELF AND OTHERS』『扉をあけると』『見慣れた街の中で』所収の全点と、生前に発表、もしくはまとめられた 2 つの連作〈水の記憶〉〈幼年の「時間 」〉全点を収録した。
1971年に自費出版された写真集『日々』は、桑沢デザイン研究所時代の同級生 関口正夫との共著である。各々24点ずつの写真が掲載された。牛腸がモノクロームで捉えた都市の日常には、そこに潜む歴史や政治を見出そうとする観察の眼がはたらいている。牛腸を写真へと導いた大辻清司の序文「写真をみる他人」を付す。
1977年に自費出版された写真集『SELF AND OTHERS』は全60点のシリーズ。すべての写真に人物が写っており、「自己と他者」の関係のありようをテーマとする。牛腸自身もセルフポートレートにおいて被写体のひとりとなっており、「自己と他者」はより複雑な奥行きを見せる。大辻清司による序文を付す。
1980年に刊行された画集『扉をあけると』は、全14点のインクブロット作品を収載する。これらは1972年1月から断続的に制作された。「紙とインクの奇妙な交接」であるシンメトリーのしみ。それに反応する自己を見つめ、記憶や想念を探ることに牛腸はつよい関心を抱いていた。
1981年に自費出版された写真集『見慣れた街の中で』全47点は、カラー・ポジフィルムで撮られ、これまでのスタイルを大きく刷新した。「見慣れた街」の日常を過ぎる「人間存在の不可解な影」を、コダクロームの鮮やかな色調や、光と影のコントラストの中に写し出そうとする。
1980年11月から制作を開始したマーブリングによる連作〈水の記憶〉。牛腸は57 枚を選んで配列を決め、小さな箱に収めていた。 水面に偶然生じた模様を紙で写し取る作品は、鏡やレンズの円形をも連想させる。牛腸が最後に発表した〈幼年の「時間 」〉の連作6点は、『日本カメラ』1983年6月号に掲載された。子どもは牛腸が最初期から撮り続けた被写体であり、生と死につながる眼差しを含みつつ、「老年」へとつづく構想を抱いていた。
本書は、上記の作品を制作された年代に沿って収載した。写真と写真以外の作品とが、外と内の一対のように現れる。刊行時の書籍に掲載されていたテキストも、その多くを再録した。また、牛腸が遺したヴィンテージプリントやフィルム原板を印刷の指標とし、その制作意図を現代の技術によって能うかぎり再現した。シリーズによって用紙を切り替え、作品と余白の関係を意識する。 巻末に、冨山由紀子(写真史研究者)による論考「『きわ』を生きる― 牛腸茂雄の作品と時代 」、年譜、作品リストを収載する。これらは「資料編」においてさらに拡充され、今後の参照を俟つものである。
"牛腸の作品は何かと何かの境い目、つまり「きわ」がどのように在るのかを捉えようと試行錯誤してきたようにも思える。たとえばそれは、文化と文化、時代と時代の接する「きわ」である。人と人の出会いが生む「きわ」であり、都市を生きる若者が直面する「きわ」である。そうしたさまざまな「きわ」の経験が、人間のふとした表情や身振りのなかに見出せるということを、彼は示して遺したのではないだろうか。" 冨山由紀子(写真史研究者)『「きわ」を生きる― 牛腸茂雄の作品と時代 』より
私は意識の周辺から吹きあげてくる風に身をまかせ、 この見慣れた街の中へと歩みをすすめる。 そして往来のきわで写真を撮る。 『見慣れた街の中で』序文より
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牛腸茂雄 Shigeo GOCHO
1946年11月2日、新潟県南蒲原郡加茂町(現・加茂市)で金物屋を営む家に次男として生まれる。3歳で胸椎カリエスを患いほぼ1年間を寝たきりで送る。10代から数々の美術展、ポスター展などに入選。1965年、新潟県立三条実業高等学校を卒業後、桑沢デザイン研究所リビングデザイン科入学、その後、リビングデザイン研究科写真専攻に進む。1968年、同校卒業。デザインの仕事と並行��て写真を撮り続ける。1977年、『SELF AND OTHERS』(白亜館)を自費出版。1978年、本写真集と展覧会により日本写真協会賞新人賞受賞。1983年、体調不良のため実家に戻り静養を続けるが、6月2日、心不全のため死去。享年36歳。2004年には回顧展「牛腸茂雄 1946-1983」(新潟市立美術館、山形美術館、三鷹市民ギャラリー)が開催され、2000年には佐藤真監督によるドキュメンタリー映画「SELF AND OTHERS」が製作され大きな反響を呼ぶ。2013年、『こども』(白水社)、新装版『見慣れた街の中で』(山羊舍)が相次いで刊行された。
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SBS静岡放送開局70周年イメージソング「ろくろっくり」
ディレクション&アニメーション
Creative Director + Planner + 作詞 : 原田堅介(CHERRY) Business Producer : 鈴木聡倫/川上大稀(CHERRY) Art Director : 増田総成(RABBIT) Designer : 大野憲一(SUN) Producer : 須堯大介(二番工房) Production Manager : 吉井大稀(二番工房) アニメーション・演出 : 今津良樹 振付 : 振付稼業air.man 音楽 : 山田勝也(愛印) 作曲 : 小杉保夫
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これはもう闘病生活なのではないのだろうか
7/4
自分が思うよりも毎日が忙しないスケジュールで暇がなく精神的に疲れていた。我慢出来ないほどの腰の激痛に襲われ泣きながら歩いていたところ、助産師に心配され自分の中で溜めていた沢山の感情が一気に溢れ出てしまった。
助産師に何か困っていることはないかと優しく聞かれ、人(医師、助産師、清掃員)の入室のタイミングが分からない&頻繁だから身構えてしまうこと。みんな仕事で忙しいことが分かっているから待たせてはいけないと思って焦る&すぐに対応しなきゃと思うけど体が痛くて素早く動かせないから申し訳なく感じるのが辛いこと。食事は多くて苦しいのにインスリンの単位が増え続けることへの戸惑い&いきなり増えた注射の回数と下がらない血糖値への心理的ストレスが大きいこと等を伝えた。
助産師は優しく話を聞いてくれた。そして私のストレスが少しでも減らせるようにあれこれと提案してくれたり、腰の痛みに効く歩き方や立ち方やストレッチ等を教えてくれた。
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7/6
1月にセミオープンシステム先のクリニックで行った血液検査の甲状腺ホルモンの数値に対してずっと気になっていた。妊娠して私より体重が増えている妊婦さんは何故顔が変わらないのだろう?何故首が細いのだろう?私の顔付きがこんなに変わったのは本当に妊娠太りによるものなのか?産んだら本当に元に戻るのか? と長い間ずっと悩んでいた。
セミオープン先のクリニックから大学病院に戻された時、産科医に「私の顔の変化は甲状腺ホルモンによるものではないのか?」と何度か聞いたけど、産科医には「産んだら大体元に戻るよ」と軽く流されて終わった。
それでもやはり自分の中では納得出来ず、入院してから糖尿病内科医に���妊娠時の数値と妊娠後の数値を見せ、こんな症状があるのだけど本当に甲状腺ホルモンの影響ではないのか?としつこく聞いた。その時は「これらは甲状腺ホルモンの影響ではないし、治療対象ではない」と回答され、やはりモヤモヤした気持ちで終わった。
夜に助産師より「明日朝6時に採血をするから30分前から安静するように」と指示を貰った。どうやら甲状腺ホルモンの数値について調べるとのことだった。あの時、糖尿病内科医は甲状腺ホルモンの影響ではないと回答したが、私の顔をたまたま食事中にチラッと見た時に顔付きに疑問を感じたらしく(院内で人と同じ空間にいる時はマスク着用が必須)(それか私があまりにも質問したせいなのか分からないけど)精密検査で詳しく調べる流れになったようだ。
正直、何のためのセミオープンシステムなんだって思ったし、私から働きかける前にもっと早く検査なり何なりしてくれよと憤りを感じた。
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7/7
6:00採血(30分前から安静)
6:15 心音確認+血圧測定
8:15 血糖値測定+朝食+インスリン注射
9:00 朝食下げ
9:20 助産師が寝具周り拭く
9:40 NST(約30分)
10:25 間食
10:35 回診
11:00 部屋の清掃(時間ずらして貰った)
12:20 血糖値測定+昼食+インスリン注射
13:15 昼食下げ
13:55 急いでシャワー(シャワー時間8時~16時)
14:20 血糖値測定
15:00 血圧測定
〜間食の時間だけどリネン交換の日だから待機〜
15:15 急いで間食
15:30 16時の採血のため安静
15:55 回診
16:00 採血
18:20 血糖値測定+夕食+インスリン注射
19:07 夕食下げ
21:15 血糖値測定+血圧測定+インスリン注射
23:15 採血(30分前から安静)
〜血管が出にくいため失敗され2回刺される〜
23:20 針を変え再入室
23:25 助産師退出
終わり
(採血ない時はいつも大体こんなスケジュール)
明日また8:00から採血のため30分前から安静が必要とのことだった。血管が出にくい自分の体が恨めしかった。
回診時の糖尿病内科医の話によると、『クッシング症候群』の可能性があるとのことだった。調べてみたところ私が気にしている体の変化と一致していて、高血圧も糖尿病も全てはこの甲状腺ホルモンの異常から始まったのかな…と思った。
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7/8
この日は夫が16:30に面会に来てくれる日だった。つい最近(7/5)面会が可能になったと助産師から聞かされたけど、そのハードルがなかなか高い。
・ワクチン3回摂取必須(証明書必要)
・面会の前々日前に予約電話(電話受付時間10時~14時)
・PCRの検査を詰問前日の10時30分前までに病院に来て受ける(自費5,500円必要)
・面会時間火曜~土曜(第2土曜日は×)(14時~17時の30分間のみ)
夫には「1回5,500円もかかるしわざわざ面会来なくていいよ」と言ったけど、伝えたその日のうちに病院に電話してくれたらしい(受付時間について私が伝え忘れていたのか助産師からの説明が漏れていたのか忘れたけど、予約受付時間外だからこの日は予約が出来なかったとのこと)。
16時前、糖尿病内科医が2人来ていくつか質問をされた。体外受精での妊娠と聞いたが月経については不規則だったか?妊娠前は太っていたか?体付きは?家族に糖尿病の人はいるか?等。会社で行った健康診断のデータ(過去数年分)がアプリで見れるため、そのデータを見せながら回答した。
16:30夫が面会にやってきた。現状の私の状態や今の自宅の状況について、お互いの仕事の話(産休中だけど会社のチャットは常にROMしている)等、雑談や情報共有を行った。途中の夕方の回診で産科医が入室した。クッシング症候群の可能性が高いため来週MRIを行うこと、妊娠後期のMRIは胎児には影響がないこと等、夫と私に説明をしてくれた。
30分のみの面会時間だったけど、助産師が呼びに来るのが遅く夫は17:15に退出した。泣かずに普段通りに会話が出来たことが嬉しかった。
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ひっそりと
新人公演前に思ったのですが、怠惰すぎて間に合いませんでした。でもどうしても載せたかったので書きました。自己満足です。見つけた方は読んでください。33期ごめんよ。
つくもです。私の大好きな役を添えて。敬称は略です。
そそそ
お世話になりました。かなり失礼なことも何度もした気がしますが本当に大人だと毎回思いました。辛い時も楽しい時もそそそさんを見ると���したくなってしまう、そんな包容力のある方でした。新歓の稽古すごく楽しかったです。めちゃくちゃ色々学びました、そそそさんみたいに、もっと自分を開放して自由に楽しそうに演技できるのか目標です。そそそさんがすごく人間臭くて、もっといろいろ知りたくて、いろんな演技を見ていたくて、ずっと追っかけしてました。ちゃうかにいてくださってありがとうございました。シドに会うついでに私ともたまに遊んでください。私とバクと記憶のパロディ/編集者など
トニーー板倉
お世話になりました。去年のほうがたくさんお話したと思います。トニーさんのような面倒見の良い先輩は後輩に不可欠です。良く話しかけてくださったし、色々なことにたくさん誘ってくださってありがとうございました。最後の公演で、やっと照明チーフとしてのトニーさんの凄さを思い知りました。本当に頼りがいのない適当な舞監でご迷惑をおかけしました。公演をよくするために、つつがなく進行できるようにどれほど尽力されているか、その姿には頭が上がりません。トニーさんで印象的なのは、去年の秋公演の稽古で、役作りのアドバイスをしていただいたことです。あの時のお言葉のおかげで今でも役作りはしっかりしようと思えています。みんなの心の支えであってくださってありがとうございました。トニーさんがちゃうかにいてくださって本当に良かったと思ってます。純情コンフリクト/医者
伊藤星乃介
お世話になりました。私が宣美に入り続けてこれたのは、一番初めの公演の時にフロンさんがすごく褒めてくださったからだと思います。あの頃、宣美継承者がいるかもわからない状況でとりあえずつなぎとめようとしていたのかもしれませんが、例えそうだとしても一つ一つのお言葉が本当に嬉しかったです。これからも宣美続けていくので、何らかの形で見て頂けると嬉しいです。なかなか公演でお会いすることもありませんでしたが、フロンさんがいる場は安心感と穏やかさがあるし、だれよりも連絡がマメで丁寧なフロンさんに(精神的に)何度も助けられました。社会に出ている人は違うのでしょうか、いやお人柄でしょう。また公演見に来てください。十二階からの崩落/見物客
小宮山珠里
お世話になりました。とても失礼なことを書いてしまいますが、十二階で初めて稽古場が同じになった時、ちゃうかにあまり参加されない方なので、時間ができたからフラッと参加されたのかなと思っていました。ですが、ある時稽古場に置き忘れてあった台本を見て、ただ演出から言われたこと以外にも多くの書き込みや役の解釈が書いてあり、すごく真剣に演劇に取り組んでおられることが分かりました。きあらさんの演技すごく好きでした。だからこそ共演したかったという思いがとても強いです、そこは少し残念ですね。もっとお話しする機会をつくればよかったと思っています。もし気が向いたら、ちゃうかの公演見に来てください。すごく喜びます。十二階からの崩落/淑女
仲島律
お世話になりました。リナさんには伝えたい感謝がたくさんあります。新人で舞監をするにあたって、初めて連絡を取り、ちゃんと話をしたのは新人ゲネの日の帰り?とかだった気がします。その役職をやっていないと分からないもろもろを何度も相談に乗っていただきました。リナさんとお話をして自分の価値観が変わったこともありますし、継承していきたい思いもたくさんあります。オムニはお忙しい中舞監引き受けてくださってありがとうございました。リナさんを見て、ちゃうかへの関わり方も色々あっていいなと思うことができました。あー本当にお話ししたいです!連絡します!ご飯行きましょうね!リナさんが先輩で本当に良かったです。お話しするの大好きでした。これからも仲良くしてください。恋愛拒絶症候群/ササハラヒメノ
Anna
お世話になりました。私が在籍中に、バースさんの演技が見られなかったことがすごく心残りです。ずっと優しいお姉さん、て感じでした。通しは大体来てくださって、優しい言葉をかけてくださるのが、実は結構嬉しかったです。通しって基本ダメを書かれるので、誉めて頂けると少しは自分を認めて上げようとゆう気持ちに慣れました。最初は私が幕班だったのでお話しすることもありましたが、舞台班に移動してからは更にお話の機会がなくなってしまいました。いつでも遊びに来てほしいし、公演も見に来てください。メタフィクション・ザ・ゲーム/魔女
国分栞
お世話になりました。去年はお話しした記憶が全然ないです。今年に入って仲良くなれたんじゃないかと思う先輩一人目です。スノボ楽しかったです。フィルさんのお洋服大好きで、毎回見るのが楽しみでした。考えれば考えるほど、フィルさん絶対忙しいし勉強大変だし、こんなにさらっと参加していることが凄すぎます。たくさん参加してくださってありがとうございました。フィルさんと話してると気持ちが明るくなるし楽しいし、後輩の姉感が強かったです。仕込み中なども、何かあればアドバイスや連絡をしてくださり、とても助かっていました。あと、照明オペすげええってずっと思ってました。衣装と照明、両方チーフではありませんが、文字通りチーフを支える存在として、本当に大きな役割を担っていたと思います。フィルさんが抜けた両部署はちょっと心配ですがきっと大丈夫です。運命、時々マーメイド/大人彩花
津島ヨモツ
お世話になりました。すごく尊敬してるし、感謝している先輩ですが、本人の愛らしさが先に出てこの頃はつい雑な対応ばかりしてしまったことはとても後悔です。(他の先輩にも言えることですが、私の失礼は皆さんとの親密度と比例しているとご理解ください、決してただご無礼を働いているわけではありません。)本人に否定されるかもしれませんが、自分はのちぇさんに似てるなあと思っていました。ただ、そんな風に分かった気になれるほどのちぇさんは甘いお方ではなく、そこなしのクリエイティビティとちゃうか愛と強さとやさしさとなんかいろいろ私の知らない一面があると思っています。N者の演補受ければよかったなあ。あの時メンタル死んでた自分を恨みます。もっと仲良くなりたかったです。お話ししたかったです。のちぇさんのお話聞くのすごい好きです。お手紙のことすごくいってくださいますが、あれは去年ほぼほぼ懺悔の気持ちで書いたものであって、自分でもなんやこれと思いながらも渡したものだったので、本人にこんな気にしてもらっていて嬉しいような申し訳ないような。お返事ありがとうございました。風見鶏のトートロジー/神様
島﨑愛乃
お世話になりました。最近、こっこさんが同回か後輩だったらもっとかわいいー!って愛でられたのにと思うようになりました。可愛すぎ���先輩です。いや、先輩だからこそ、こっこさんの優しさや気遣い、頼りがいを感じることが出来たのかもしれませんね。最近は、何か疑問点や不安点があると、須田さんでもくうやでもなくまずこっこさんに相談してました。立場的に全然関係なくても一緒に悩んで考えてくださるので心の底から頼りにしてました。こっこさんがいないちゃうかは不安です。そして、新歓zoomで一目惚れしてから、こっこさんの演技大好きです。たくさん同じ脚本に出られて幸せでした!いつかまた役者姿を見れることをこころまちにしています。私とバクと記憶のパロディ/あかね
スダチ
お世話になりました。スタオンで座長という異例の抜擢で、稽古場のこととかについても不得手のはずなのに、そんなことは何も感じさせない仕事ぶりでした。本当にお疲れ様です。イレギュラーばかりのこのご時世、先が見えない中でも、須田さんは冷静に判断されていて凄いなあと思っていました。めちゃくちゃ話すタイプでは無いですが、声をかけると話を聞いてくれて、よく寒い事も言いますが毎回楽しかったです。須田さんのフワッ、サラッとした雰囲気がすごく好きでした。引退されても、またかっこいい映像を勝手に作って勝手に送ってください。勝手に使います。メタフィクション・ザ・ゲーム/タイトルコール
西岡克起
お世話になりました。レッドさんと話すの大好きでした!めちゃくちゃ楽しいです。なんでそんなおもろいんや…って毎回思ってました。このあいだ初対面の時の話ししましたけど、本当にずっと笑いっぱなしで涙出てました。覚えててくださって嬉しかったです。新歓の時に初めていっぱい共演して、正直稽古中とか真面目なシーンやってるときに何回も笑いそうになりました、いや笑ってました。秋公演の役とかはめちゃくちゃシリアスうまくて、さすがやなと思いました。それでもやっぱりコメディやってる時が一番輝いてます。最後、一緒にコントやれてうれしかったです!隣がレッドさんだったので安心して遊べました。来年もコントやりに来てください!流行(タピオカ)に乗り遅れるな/変な像
西田幸輝
お世話になりました。西田さんのほわわんとした雰囲気がすごい好きでした。去年はコミュ障が発動してあまり話しかけられず、しまいには遠くから「かわいい~」と言うだけの日々を送っていました。今年に入って仕込みの時などに相談することが増えてお話しする機会も増えました。外公の仕込みでピリピリしてた姿が印象的です。外公といえば、本番の袖で待機しているとき、もうすでに役に入ってかわいらしいポーズで立っている姿が可愛すぎました。去年は話せなかったと言いながら、唯一の共演が去年の秋公演でした。本当に一緒に稽古ができて、同じシーンに出れて良かったです。あのシーンは思い入れがあります。スタッフに��役者にも本当に真摯に取り組む姿は心から尊敬しています。また仕込み場で会いましょう。明日の世界の過ごし方/橋詰
なしもとはな
お世話になりました。おねえさまあああって感じの方。最後までびびって仲良くなりきれませんでした、後悔。何かしらの形でまた会いたいです。うさはなさんの正直でまっすぐなところがすごく好きでした。こっちまでスッキリする、気分爽快になったことが何度もあります。私は音響のこと全く分かりませんが、シドの話を聞いていて、うさはなさんてすごいんだなあと思ってました。同期に対してめちゃくちゃ強いうさはなさんですが、後輩に対しては本当に面倒見が良くて優しくて、とても頼りにしてました。あと、宣美の作品はどれも好きです!お洋服とアクセサリーも好きです!これは毎回言ってますね。うさはなさんがいると、その場が元気になる感じがしていました。これからも見に来てください!風見鶏のトートロジー/愛1
橋本悠樹
お世話になりました。はっしーさんのこれまでの役を振り返って、どれもとっても重要で印象的でおいしい役ばかりだと再認しました!さすがですね。はっしーさんの演技大好きです。上手な演技ってあると思うんですけど、上手いだけじゃお客さんには届かなくで、それにプラスでその人の個性や特徴、味が必要だと思います。はっしーさんの演技にはそんな人を惹き付ける魅力がたくさんあるんだなあと感じます。長年のぶびチお疲れ様でした。毎公演、すごく試行錯誤して誰よりも作業に時間を費やして、舞台が立ったときに感傷に浸っている姿が印象的です。あと、お歌が大好きでした!来年の学祭ではステージやってください!行きます!なまくらパンダ/メス穴熊
らい
お世話になりました。全然会ってないですねえ。過去公演を見て、らいさんはすぐに覚えた記憶があります。演技も声も特徴的で印象に残ったからだと思います。過去公演を見ているときには想像できなかったキャラクターとそしてどっからそんなに大きな声出るんや?と思うほど小柄でびっくりしました。初対面なのにマブダチみたいなテンションで話しかけて頂いて嬉しかったです。数えるほどしかお会いしたことありませんが、それでもめっちゃ仲いいんじゃないかと勘違いできるのはありささんの人柄だと思います。またお会いしたいです!恋愛拒絶症候群/マツモトチナツ
でぃあっ♡
お世話になりました。過去公演を見ていた時から、すげえって思っていて、演劇未経験者って聞いてふぁっ!?ってなりました。同じ稽古場になったのが外公だけでしたが、ずっとセリフを練習している姿や役に対してすごく悩んでいる姿を見て、才能って努力を含めてなんだなと感じました。ずっと尊敬している役者の一人です。最後まで共演が叶わなかったことが唯一の後悔です。最近よく話しかけてくださるようになってめちゃくちゃ嬉しいです。ずっと、やさしいいいいいでぃあさんで話してくださっていたので、最近はなぜかいじられることも増え、距離が縮まったのではと感じています。31期さんたちをいじり倒していた記憶があります。でぃあさんもまた演技を拝見したなあと思っているおひとりです。公演見に来てくださいね!メタフィクション・ザ・ゲーム/ニッキ
九條ひなた
お世話になりました。きっと後輩みんなですけど、私にとって目標の役者の一人です。アドバイスをもらうたびに、その引き出しの多さに感服します。圧倒的経験と努力。ちゃうか以外の公演も毎回楽しみにしています。ちゃうかでのらめるさんの存在はすごく大きくて、今後がかなり心配です。演技とかキャスパとかキャスパとか…キャスパとか??キャスパだけらめるさんに外注するのとかありですかね?色々なところで活躍されながら、ほぼ毎公演ちゃうかに参加してくださって、ちゃうかを好きでいてくれてるんだなあとすごく感じました。そんならめるさんが好きなちゃうかをこれからも引き継いでいけるように頑張ります。秋公演楽ステで声をかけて頂いたときに、もっとたくさん教えてもらえばよかったと後悔が押し寄せてきました。大好きなお姉さんです。まともなステップ踏みやがれ/岩田
山内侘助
お世話になりました。おもろい先輩第一位。いっつも変な絡みしかできなくて、いざ日本語で話そうと思ったときに日本語不自由すぎて戸惑いました(秋公演仕込み初日幕材固定中より)新歓共演できてうれしかったです!二大おもろおじさんのおかげで新歓稽古は楽しすぎてふざけすぎました。らめるさんごめんなさい。オムニでオレオさんが脚本出されていた時、驚きと嬉しさで叫んだ記憶があります。演出つけてもらいたかったーーー!オレオさんと話すのすごく好きで、自分が全然面白いこと言えないんですけど、オレオさんがめちゃ面白いので永遠笑ってました。最近は、人の話を聞いてるオレオさんが変なところでツボっている瞬間を見つけて笑ってました。パッと思い出せたのが、外公ゲネ後の稽古?で、雑賀君がセリフミスったときに、「やっちまった」みたいな顔してるのを見て、「顔ッ」って言いながら爆笑しているのが面白かったです。シザーズ2U/黒
楽園うさぎ
お世話になりました。当初、めちゃくちゃ絡みづらい人なのかと怯えていましたが、あすせかの稽古辺りですごい話してくれて、結構すぐに仲良くなれたと思っています。学部的にもめちゃくちゃお世話になっていて、ありがたやありがたや。去年、全然活動ができなかった頃に、31新人のエデンさんの役者紹介を読んでめっちゃ面白かった記憶があります。そのおかげで、初めの方はエデンさんの役者紹介に書かれたイメージで先輩方を見ていた気がします。とてもあっけらかんとした話し方がとても好きで、話していると元気をもらえます。これからも遊んでくださいー!パンおいしい/ツネオ
おはようさぎ
お世話になりました。いっちばん最初のzoomでガウスさんを見て、「あ、大学生や、チャラそう、怖そう」と思ってましたが、めちゃくちゃに優しくて、私がzoomに遅れて入っても、個人チャットでメッセージくれたりして、先輩の鑑がおる!って感動しました。その時の感動は今もずっと感じています。本当に後輩思いで優しくて気遣いができるガウスさんを後輩全員慕っています。ガウスさんを好きな後輩をガウスチルドレン、通称ガウチルと呼ばれていることをご存じでしょうか?私もそのうちの一人です。今年になって、去年縮められなかった距離が縮まったと勝手に感じてました。ガウスさんのような先輩にはなれませんが、後輩を大切に過ごしていきたいと思いました。まじでいつでも遊びに来てください!メタフィクション・ザ・ゲーム/剣客
Carmen_
お世話になりました。秋公演が始まるまで、二回くらいしかお見かけしたことがなくて、このまま引退されるのかあと思い込んでいたので参加してくださって本当に嬉しかったです!役的にお話しする必要があったので声をかけると、すごく気さくに話してくださって、そしてめちゃくちゃかわいくて一日で大好きになりました。インナーカラーが奇跡の一致だったのに私が染め直してしまったせいでその奇跡も幻想と化してしまってごめんなさい。セリフのイントネーションや読み方をすごく練習されていて、本番は全く違和感のないどころかすごくお上手ですごかったです!はまり役だと思います。研究室のこととかカーメンさんの故郷のこととか日本語のこととか話したいことはまだまだありました。またお会いできることを願っています。運命、時々マーメイド/少女
ちゃうかに入って、本当に楽しい毎日を送ることが出来ています。ただ、忙しい時期が続きすぎて参ってしまうことも無いわけではありませんでした。そんな時も皆さんと一緒に過ごすだけで元気になれて、頑張ろうという活力をもらえていました。引退、正直実感が湧いていません。きっと、新歓の稽古が始まって痛感するんでしょう。これまでがそうであったように、私たちが31期さんから頂いたものを噛みしめ、これから入ってくる後輩たちへ、ちゃうかちゃわんを繋いでいきます。皆さんに出会い、この2年弱共に活動できたことは誇りです。お疲れ様でした。
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裕くんが三日月亭でバイトする話(タイトル)
定晴ルート入った辺りのお話。
委員会イベやら本編の描写やらとあるルートネタバレやら有。
「なぁ裕。お前、数日ここでバイトしねえか?」 「は?バイト?」
いつものように三日月亭に買い物に来ていた俺は、店長から唐突な申し出を受けた。
「お前ドニーズでバイトしてたって言ってたよな?調理スタッフとしてもやれるだろ?」 「はあ。まぁ、確かにキッチンもやってたのでやれなくはないですが。どうしたんです?随分と突然ですね」
三日月亭は店長が一人で回している。 繁盛している時間は確かに忙しそうではあるが、注文、調理、配膳と見事に捌いている。 港の食堂を稼働させていた時の俺のような状態ではとてもない。 これが経験の差というものか。 いや、それは兎も角人員を雇う必要性をあまり感じないのだがどうしたというのだろうか。
「いや、その・・・ちょっと腰が・・・な」 「腰?店長腰悪くしたんですか?ちょ、大丈夫ですか!?海堂さん呼んできましょうか?あの人ああ見えてマッサージ得意なので」 「あー・・・そういうワケじゃ、いや、元はと言えばお前らがブランコなんか・・・」
なんだかよくわからないが随分と歯切れが悪い。 腰悪くしたことがそんなに言いにくい事なのか? 言葉尻が小さくて上手く聞き取れない。
「・・・あー、海堂の旦那の事は頼む。屈んだりすると結構痛むもんでな。基本はホール、こっちが手一杯になったらキッチンもやってもらうつもりだ。で、どうだ?まかない付きで給料もしっかり出すぜ。時給は・・・こんくらいでどうだ?」 「おお・・・意外と結構な金額出しますね」 「臨時とは言えこっちから頼んでるわけだしな。その分コキ使ってやるが」
海堂さんの事を頼まれつつ、仕事内容も確認する。 まぁ、ドニーズの頃と左程変わらないだろう。お酒の提供が主、くらいの違いか。 時給もこんな離島の居酒屋とは思えない程には良い。田舎の離島で時給四桁は驚きだ。 内容的にも特に問題ない。直ぐにでも始められるだろう。 とはいえ、屋敷に世話になっている身。勝手に決められるものでもない。
「非常に魅力的ではあるんですが、即断即決とは・・・。申し訳ないですが、一度持ち帰らせてください」 「おう。言っとくが夜の居酒屋の方だからな」 「キッチンの話出しといて昼間だったらそれはそれでビックリですよ。わかりました、また明日にでも返事に来ますよ」
話を終え、買い物を済ませて三日月亭を後にする。 バイト、かぁ・・・。
夕食後。皆で食後のお茶をいただいている時に俺は話を切り出した。 夜間の外出になるのでまずは照道さんに相談するべきだし、海堂さんにもマッサージの話をしなければならない。
「成程。裕さんがやりたいと思うなら、私は反対はしませんよ。店長には日ごろからお世話になっていますし」 「ほー。ま、いいんじゃねぇの?懐があったかくなることは悪いことじゃあねえじゃねえか。マッサージの方も受けといてやるよ。店長に借り作っとくのも悪くないしな」
難しい顔をされるかと思ったが、話はあっさりと通った。 海堂さんに至っては難色を示すかと思っていたが、損得を計算したのかこちらもすんなりと了承を得た。 ちょっと拍子抜けしつつ、改めて照道さんに確認する。
「えっと、本当にいいんですか?」 「ええ。ただ、裕さんの事を考えると帰りだけは誰かしらに迎えに行ってもらった方がいいかもしれませんね」
確かに。禍月の時ではなくても、この島は気性が荒い人は少なくない。 まして居酒屋で働くのだ。店長がいるとはいえ何かしらトラブルに巻き込まれる可能性もある。
「じゃあ、俺が迎えに行くぜ。なんなら向こうで普通に飲んでてもいいしな」
お茶を啜っていた勇魚さんがニカッと笑う。 あ、湯呑が空になってる。 急須を取り、勇魚さんの湯呑にお茶を注ぎながら問い返す。
「俺は助かりますけどいいんですか?はい、お茶のおかわり」 「お、さんきゅ。いいんだよ、俺がやりてえんだから。俺なら酔いつぶれることもねえしな。それに、そういうのは旦那の仕事だろ?」
自然な流れで旦那発言が出てきて驚きつつ、その事実に一気に顔が火照る。 うん、そうなんだけど。嬉しいんだけど。そうストレートに言われると恥ずかしいというかなんというか。
「え、と・・・ありがとうございます」 「けっ、惚気は余所でやれってんだ」 「ふふ・・・」
海堂さんのヤジも、照道さんの温かな眼差しもどこか遠くに感じる。 ヤバい。凄い嬉しい。でもやっぱ恥ずかしい。 そんな思いに悶々としていると、冴さんがコトリと湯呑を置いた。
「で、バイトはいいんだけど、その間誰が私達のおつまみを用意してくれるの?」 「はっ、そういやそうだ!オイ裕!お前自分の仕事はどうする気なんだ」
冴さんの一言に、海堂さんが即座に反応する。 ええ・・・酒飲みたちへのおつまみの提供、俺の仕事になってたの・・・?
「それこそ三日月亭に飲みに来ればいいのでは・・・?」 「それも悪くはないけれど、静かに飲みたい時には向かないのよ、あそこ。それに、この髭親父を担いで帰るなんて事、か弱い乙女の私にさせるの?」
確かに三日月亭は漁師の人達がいつもいるから賑やか、というかうるさい。 ゆったり飲むには確かに向かないかもしれない。ましてや冴さんは女性だから漁師たちの視線を集めまくることだろう。 さり気なく、海堂さんを担ぐのを無理ともできないとも言わない辺りが冴さんらしい。
「ふむ。俺が裕につまみのレシピを教えてもらっておけばいいだろう。新しいものは無理だが既存のレシピであれば再現して提供できる」 「それが無難ですかね。すみません、洋一さん。今日の分、一緒に作りましょう。他にもいくつか教えておきますので」 「ああ、問題ない」
結局、洋一さんが俺の代わりにおつまみ提供をしてくれる事になり、事なきを得た。
翌日、午前中に店長へと返事をした後、島を探索。 少々の収穫もありつつ、昼過ぎには切り上げ、陽が落ち始める前には三日月亭へと足を運んでいた。
「説明は大体こんなもんか。不明な点が出てきたら逐一聞いてくれ」 「はい。多分大丈夫だと思います」
注文の仕方、調理場の決まり、会計の方法。 業務の大半はドニーズでの経験がそのまま役立ちそうだ。 むしろ、クーポンだのポイントだのない分こちらの方がシンプルで楽かもしれない。 渡されたエプロンを付けて腰紐を後ろで縛る。うん、準備は万全だ。
「さ、頼むぞルーキー」 「店長が楽できるよう努めさせてもらいますよ」
そんな軽口をたたき合いながら店を開ける。 数分も経たないうちに、入り口がガラリと音を立てた。
「いらっしゃい」 「いらっしゃいませー!」
現れたのは見慣れた凸凹コンビ。 吾郎さんと潮さんだ。
「あれ?裕?お前こんなとこで何してんだ?」 「バイト・・・えっと、店長が腰悪くしたみたいで臨時の手伝いです」 「なに、店長が。平気なのか?」 「動けないって程じゃないらしいので良くなってくと思いますよ。マッサージも頼んでありますし。それまでは短期の手伝いです」 「成程なぁ・・・」
ここで働くようになった経緯を話しつつ、カウンター近くの席へご案内。 おしぼりを渡しつつ、注文用のクリップボードを取り出す。
「ご注文は?まずは生ビールです?生でいいですよね?」 「随分ビールを推すなお前・・・まぁ、それでいいか。潮もいいか?」 「ああ、ビールでいいぞ。後は―」
少々のおつまみの注文を受けつつ、それを店長へと投げる。
「はい、店長。チキン南蛮1、鶏もも塩4、ネギま塩4、ツナサラダ1」 「おう。ほい、お通しだ」
冷蔵庫から出された本日のお通し、マグロの漬けをお盆にのせつつ、冷えたビールジョッキを用意する。 ジョッキを斜めに傾けながらビールサーバーの取っ手を手前へ。 黄金の液体を静かに注ぎながら垂直に傾けていく。 ビールがジョッキ取っ手の高さまで注がれたら奥側に向けてサーバーの取っ手を倒す。 きめ細かな白い泡が注がれ、見事な7:3のビールの完成。 うん、我ながら完璧だ。 前いたドニーズのサーバーは全自動だったから一回やってみたかったんだよなぁ、これ。
「はい、生二丁お待たせしました。こっちはお通しのマグロの漬けです」 「おう。んじゃ、乾杯ー!」 「ああ、乾杯」
吾郎さん達がビールを流し込むと同時に、入り口の引き戸が開く音がした。 そちらを向きつつ、俺は息を吸い込む。
「いらっしゃいませー!」
そんなスタートを切って、およそ2時間後。 既に席の半分は埋まり、三日月亭は盛況だ。 そんな中、またも入り口の引き戸が開き、見知った顔が入って来た。
「いらっしゃいませー!」 「おう、裕!頑張ってるみたいだな!」 「やあ、裕。店を手伝っているそうだな」 「勇魚さん。あれ、勇海さんも。お二人で飲みに来られたんですか?」
現れたのは勇魚さんと勇海さんの二人組。 俺にとっても良く見知ったコンビだ。
「勇魚から裕がここで働き始めたと聞いてな。様子見ついでに飲まないかと誘われてな」 「成程。こっちの席へどうぞ。・・・はい、おしぼりです。勇魚さんは益荒男ですよね。勇海さんも益荒男で大丈夫ですか?」 「ああ、頼むよ」 「はは、裕。様になってるぞ!」 「ありがとうございます。あまりお構いできませんがゆっくりしていってくださいね」
勇魚さんは俺の様子見と俺の迎えを兼ねて、今日はこのままここで飲むつもりなのだろう。 それで、勇海さん��誘ったと。 もう少しここにいたいが注文で呼ばれてしまっては仕方ない。 別の席で注文を取りつつ、すぐさまお酒の用意を準備をしなければ。
「いらっしゃいませー!」 「おッ、マジでいた!よう裕!遊びに来てやったぜ!」 「あれ、嵐の兄さん、照雄さんまで。何でここに?」
勇魚さん達が来てからしばらく経ったころ、店に見知った大柄な人物がやってくる。 道場の昭雄さんと嵐の兄さんだ。
「漁師連中の噂で三日月亭に新しい店員がいるって話を聞いてな」 「話を聞いて裕っぽいと思ったんだが大当たりだな!」 「確認するためだけにわざわざ・・・。ともかく、こっちの席にどうぞ。はい、おしぼりです」
働き始めたの、今日なんだけどな・・・。 田舎の噂の拡散力は恐ろしいな。 そんな事を思いつつ、2人を席に誘導する。 椅子に座って一息ついたのを確認し、おしぼりを渡しクリップボードの準備をする。
「おお。結構様になってるな。手際もいい」 「そりゃ照雄さんと違って裕は飲み込みいいからな」 「・・・おい」
照雄さんが俺を見て感心したように褒めてくれる。 何故か嵐の兄さんが誇らしげに褒めてくれるが、いつものように昭雄さん弄りも混じる。 そんな嵐の兄さんを、照雄さんが何か言いたげに半目で睨む。ああ、いつもの道場の光景だ。
「はは・・・似たようなことの経験があるので。お二人ともビールでいいですか?」 「おう!ついでに、裕が何か適当につまみ作ってくれよ」 「え!?やっていいのかな・・・店長に確認してみますね」
嵐の兄さんの提案により、店長によって「限定:臨時店員のおすすめ一品」が即座にメニューに追加されることとなった。 このおかげで俺の仕事は当社比2倍になったことを追記しておく。 後で申し訳なさそうに謝る嵐の兄さんが印象的でした。 あの銭ゲバ絶対許さねえ。
「おーい、兄ちゃん!注文ー!」 「はーい、只今ー!」
キッチン仕事の比重も上がった状態でホールもしなければならず、一気にてんてこ舞いに。
「おお、あんちゃん中々可愛い面してるなぁ!」 ���はは・・・ありがとうございます」
時折本気なのか冗談なのかよくわからないお言葉を頂きつつ、適当に濁しながら仕事を進める。 勇魚さんもこっちを心配してくれているのか、心配そうな目と時折視線があう。 『大丈夫』という気持ちを込めて頷いてみせると『頑張れよ』と勇魚さんの口元が動いた。 なんかいいなァ、こういうの。 こっからも、まだまだ頑張れそうだ。
「そういえば、裕は道場で武術を学んでいるのだったか」 「おう。時たまかなり扱かれて帰って来るぜ。飲み込みが早いのかかなりの速度で上達してる。頑張り屋だよなぁ、ホント」 「ふふ、道場の者とも仲良くやっているようだな。嵐の奴、相当裕が気に入ったのだな」 「・・・おう、そうだな。・・・いい事じゃねえか」 「まるで兄弟みたいじゃないか。・・・どうした勇魚。複雑そうだな」 「勇海、お前さんわかって言ってるだろ」 「はは、どうだろうな。・・・ほら、また裕が口説かれているぞ」 「何っ!?ってオイ!勇海!」 「はははははっ!悪い。お前が何度もちらちらと裕の方を見ているのでな。あれだけ島の者を惹きつけているのだ、心配も当然だろう」 「裕を疑うわけじゃねえ。が、アイツ変なところで無防備だからよ。目を離した隙に手を出されちまうんじゃないかと気が気じゃねえんだよ」
何を話しているのかはここからじゃ聞こえないが、気安い親父たちの会話が交わされているらしい。 勇魚さんも勇海さんもなんだか楽しそうだ。
「成程な、当然だ。ふうむ・・・ならば勇魚よ、『網絡め』をしてみるか?立会人は俺がしてやろう」 「『網絡め』?なんだそりゃ」 「『網絡め』というのはだな―」
あまりにも楽しそうに会話しているので、まさかここであんな話をしているとは夢にも思わなかった。 盛大なイベントのフラグが既にここで立っていたのだが、この時点の俺にはあずかり知らぬ出来事であった。
そんなこんなで時間は過ぎ、あっという間に閉店時刻に。 店内の掃除を終え、食器を洗い、軽く明日の準備をしておく。 店長は本日の売り上げを清算しているが、傍から見ても上機嫌なのがわかる。 俺の目から見ても今日はかなり繁盛していた。 売り上げも中々良いはずだろう。
「いやぁ、やっぱお前を雇って正解だったな!調理に集中しやすいし、お前のおかげで客も増えるし財布も緩くなる!」 「おかげでこっちはクタクタですけどね・・・」 「真面目な話、本当に助かった。手際も良いしフードもいける。島にいる間定期的に雇ってもいいくらいだ。もっと早くお前の有用性に気づくべきだったな」
仕事ぶりを評価してくれているのか、便利な人材として認識されたのか。 両方か。
「俺も俺でやることがあるので定期は流石に・・・」 「ま、ひと夏の短期バイトが関の山か。ともかく、明日もよろしく頼むぜ」 「はい。店長もお大事に。また明日」
金銭管理は店長の管轄だし、もうやれることはない。 店長に挨拶をし、帰路につくことにする。 店を出ると、勇魚さんが出迎えてくれた。
「さ、帰ろうぜ、裕」 「お待たせしました。ありがとうございます、勇魚さん」 「いいって事よ」
三日月亭を離れ、屋敷までの道を二人で歩いていく。 店に居た時はあんなに騒がしかったのに、今はとても静かだ。 そんな静かな道を二人っきりで歩くのって・・・何か、いいな。
「・・・にしてもお前、よく頑張ってたな」 「いや、途中からてんてこ舞いでしたけどね。飲食業はやっぱ大変だなぁ」 「そうか?そう言う割にはよく働いてたと思うぜ?ミスもねえし仕事遅くもなかったし」 「寧ろあれを日がな一人で捌いてる店長が凄いですよ」 「はは!そりゃあ本業だしな。じゃなきゃやってけねえだろうさ」
勇魚さんに褒められるのは単純に嬉しいのだが、内心は複雑だ。 一日目にしてはそれなりにやれたという自覚もあるが、まだまだ仕事効率的にも改善点は多い。 そういう部分も無駄なくこなしている店長は、何だかんだで凄いのだ。
「にしても、この島の人達はやっぱり気さくというか・・・気安い方が多いですね」 「そう、だな・・・」
酒も入るからか、陽気になるのは兎も角、やたらとスキンシップが多かった。 肩を組んでくるとかならまだいいが、引き寄せるように腰を掴んできたり、ちょっとしたセクハラ発言が飛んできたり。 幸か不幸か海堂さんのおかげで耐性がついてしまったため、適当に流すことは出来るのだが。
「裕、お前気を付けろよ」 「はい?何がですか?」 「この島の連中、何だかんだでお前の事気に入ってる奴多いからな。こっちは心配でよ」 「勇魚さんも俺の事言えないと思いますけど・・・。大丈夫ですよ、俺は勇魚さん一筋ですから」 「お、おう・・・」
勇魚さんは俺の事が心配なのか、どこか不安そうな顔で俺を見る。 モテ具合で言ったら寧ろ勇魚さんの方が凄まじい気がするので俺としてはそっちの方が心配だ。 でも、その気遣いが、寄せられる想いが嬉しい。 その温かな気持ちのまま、勇魚さんの手を握る。 一瞬驚いた顔をした勇魚さんだが、すぐさま力強く握り返される。
「へへっ・・・」 「あははっ」
握った手から、勇魚さんの熱が伝わってくる。 あったかい。手も。胸も。 温かな何かが、胸の奥から止まることなく滾々と湧き出てくるようだ。 なんだろう。今、すごく幸せだ。
「なぁ、裕。帰ったら風呂入って、その後晩酌しようぜ」 「閉店直前まで勇海さんと結構飲んでましたよね?大丈夫なんですか?」 「あんくらいじゃ潰れもしねえさ。な、いいだろ。ちょっとだけ付き合ってくれよ」 「全くもう・・・。わかりましたよ。つまむもの何かあったかなぁ」
という訳でお風呂で汗を流した後、縁側で勇魚さんとちょっとだけ晩酌を。 もう夜も遅いので、おつまみは火を使わない冷奴とぬか漬けと大根おろしを。
「お待たせしました」 「おっ、やっこにぬか漬けに大根おろしか。たまにはこういうのもいいなあ」 「もう夜遅いですからね。火をつかうものは避けました」
火を使っても問題は無いのだが、しっかりと料理を始めたら何処からかその匂いにつられた輩が来る可能性もある。 晩酌のお誘いを受けたのだ。 どうせなら二人きりで楽しみたい。
「お、このぬか漬け。よく漬かってんな。屋敷で出してくれるのとちと違う気がするが・・・」 「千波のお母さんからぬか床を貰いまして。照道さんには、俺個人で消費して欲しいと言われてますので・・・」 「ああ、ぬか床戦争って奴だな!この島にもあんのか」
ぬか漬け、美味しいんだけどその度に沙夜さんと照道さんのあの時の圧を思い出して何とも言えない気分になるんだよなぁ。 こうして勇魚さんにぬか漬けを提供できる点に関しては沙夜さんに感謝なんだけど。 というかぬか床戦争なんて単語、勇魚さんの口から出ることに驚きを感じますよ・・・。 他の地域にもあるのか?・・・いや、深く考えないようにしよう。
「そういえば前にからみ餅食べましたけど、普通の大根おろしも俺は好きですねえ」 「絡み・・・」
大根おろしを食べていると白耀節の時を思い出す。 そういえば勇魚さんと海堂さんでバター醤油か砂糖醬油かで争ってたこともあったなぁ。 と、先ほどまで饒舌に喋っていた勇魚さんが静かになったような気がする。 何があったかと思い勇魚さんを見ると、心なしか顔が赤くなっているような気がする。
「勇魚さん?どうしました?やっぱりお酒回ってきました?」 「いや・・・うん。なんでもねえ、気にすんな!」 「・・・???まぁ、勇魚さんがそう言うなら」
ちょっと腑に落ちない感じではあったが、気にしてもしょうがないだろう。 そこから小一時間程、俺は勇魚さんとの晩酌を楽しんだのであった。
翌日、夕方。 三日月亭にて―
「兄ちゃん!注文いいかー?この臨時店員のおすすめ一品っての2つ!」 「こっちにも3つ頼むぜー」 「はーい、今用意しまーす!ちょ、店長!なんか今日やたら客多くないですか!?」 「おう、ビビるぐらい客が来るな。やっぱりお前の効果か・・・?」
もうすぐ陽が沈む頃だと言うのに既に三日月亭は大盛況である。 昨日の同時刻より明らかに客数が多い。 ちょ、これはキツい・・・。
「ちわーっとぉ、盛況だなオイ」 「裕ー!面白そうだから様子見に来たわよー」 「・・・大変そうだな、裕」
そんな中、海堂さんと冴さん、洋一さんがご来店。 前二人は最早冷やかしじゃないのか。
「面白そうって・・・割と混んでるのであんまり構えませんよ。はい、お通しとビール」 「いいわよォ、勝手にやってるから。私、唐揚げとポテトサラダね」 「エイヒレ頼むわ。後ホッケ」 「はいはい・・・」
本日のお通しである卯の花を出しながらビールジョッキを3つテーブルに置く。 この二人、頼み方が屋敷の時のソレである。 ぶれなさすぎな態度に実家のような安心感すら感じr・・・いや感じないな。 何だ今の感想。我が事ながら意味がわからない。
「裕。この『限定:臨時店員のおすすめ一品』というのは何だ?」 「俺が日替わりでご用意する一品目ですね。まぁ、色々あってメニューに追加になりまして」 「ふむ。では、俺はこの『限定:臨時店員のおすすめ一品』で頼む」 「お出しする前にメニューが何かもお伝え出来ますよ?」 「いや、ここは何が来るかを期待しながら待つとしよう」 「ハードル上げるなァ。唐揚げ1ポテサラ1エイヒレ1ホッケ1おすすめ1ですね。店長、3番オーダー入りまーす」
他の料理は店長に投げ、俺もキッチンに立つ。 本日のおすすめは鯵のなめろう。 処理した鯵を包丁でたたいて細かく刻み、そこにネギと大葉を加えてさらに叩いて刻む。 すりおろしたにんにくとショウガ、醤油、味噌、を加え更に細かく叩く。 馴染んだら下に大葉を敷いて盛り付けて完成。 手は疲れるが、結構簡単に作れるものなのだ。 そうして用意したなめろうを、それぞれのテーブルへと運んでいく。 まだまだピークはこれからだ。気合い入れて頑張ろう。
そう気合を入れ直した直後にまたも入り口の引き戸が音を立てたのであった。 わぁい、きょうはせんきゃくばんらいだー。
「おーい裕の兄ちゃん!今日も来たぜ!」 「いらっしゃいませー!連日飲んでて大丈夫なんですか?明日も朝早いんでしょう?」 「はっは、そんくらいで漁に行けない軟弱な野郎なんざこの打波にはいねえさ」 「むしろ、お前さんの顔見て元気になるってもんだ」 「はァ、そういうもんですか?とは言え、飲み過ぎないように気を付けてくださいね」
「なぁあんちゃん。酌してくれよ」 「はいはい、只今。・・・はい、どうぞ」 「っかー!いいねぇ!酒が美味ぇ!」 「手酌よりかはマシとは言え、野郎の酌で変わるもんです?」 「おうよ!あんちゃんみたいな可愛い奴に酌されると気分もいいしな!あんちゃんなら尺でもいいぜ?」 「お酌なら今しているのでは・・・?」 「・・・がはは、そうだな!」
「おい、兄ちゃんも一杯どうだ?飲めない訳じゃねえんだろ?」 「飲める歳ではありますけど仕事中ですので。皆さんだってお酒飲みながら漁には出ないでしょう?」 「そらそうだ!悪かったな。・・・今度、漁が終わったら一緒に飲もうぜ!」 「はは、考えておきますね」
ただのバイトに来ている筈なのに、何だか何処ぞのスナックのママみたいな気分になってくる。 それも、この島の人達の雰囲気のせいなのだろうか。
「あいつすげぇな。看板娘みてぇな扱いになってんぞ」 「流石裕ね。二日目にして店の常連共を掌握するとは。崇といい、これも旺海の血なのかしら?」 「もぐもぐ」 「さぁな。にしても、嫁があんなモテモテだと勇魚の野郎も大変だねぇ」 「裕の相手があの勇魚だって知った上で尚挑めるのかが見ものね」 「もぐもぐ」 「洋一、もしかしてなめろう気に入ったのか?」 「・・・うまい。巌もどうだ?」 「お、おう」
料理を運んでいる途中、洋一さんがひたすらなめろうを口に運んでいるのが目に入る。 もしかして、気に入ったのかな? そんな風にちょっとほっこりした気持ちになった頃、嵐は唐突に現れた。 嵐の兄さんじゃないよ。嵐の到来って奴。
「おーう裕。頑張っとるようじゃのう」 「あれ、疾海さん?珍しいですね、ここに来るなんて」 「げ、疾海のジジィだと!?帰れ帰れ!ここにはアンタに出すもんなんてねぇ!裕、塩持って来い塩!」
勇海さんのお父さんである疾海さんが来店。 この人がここにやってくる姿はほとんど見たことが���いけれど、どうしたんだろう。 というか店長知り合いだったのか。
「なんじゃ店主、つれないのう。こないだはあんなに儂に縋り付いておったというのに」 「バッ・・・うるせェ!人の体好き放題しやがって!おかげで俺は・・・!」 「何言っとる。儂はちょいとお前さんの体を開いただけじゃろが。その後に若い衆に好き放題されて悦んどったのはお前さんの方じゃろ」
あー・・・そういう事ね。店長の腰をやった原因の一端は疾海さんか。 うん、これは聞かなかったことにしておこう。 というか、あけっぴろげに性事情を暴露されるとか店長が不憫でならない。
「のう、裕よ。お主も興味あるじゃろ?店主がどんな風に儂に縋り付いてきたか、その後どんな風に悦んでおったか」 「ちょ、ジジィてめぇ・・・」 「疾海さん、もうその辺で勘弁してあげてくださいよ。店長の腰がやられてるのは事実ですし、そのせいで俺が臨時で雇われてるんですから。益荒男でいいですか?どうぞ、そこの席にかけてください」 「おい、裕!」 「店長も落ち着いて。俺は何も見てませんし聞いてません。閉店までまだまだ遠いんですから今体力使ってもしょうがないでしょう。俺が疾海さんの相手しますから」 「―ッ、スマン。頼んだぞ、裕」
店長は顔を真っ赤にして逃げるようにキッチンへと戻っていった。 うん、あの、何て言うか・・・ご愁傷様です。 憐れみの視線を店長に送りつつお通しと益荒男を準備し、疾海さんの席へと提供する。
「よう店主の手綱を握ったのう、裕。やるもんじゃな」 「もとはと言えば疾海さんが店長をおちょくるからでしょう。あんまりからかわないでくださいよ」
にやにやと笑う疾海さんにため息が出てくる。 全く・・・このエロ爺は本当、悪戯っ子みたいな人だ。 その悪戯が天元突破したセクハラばかりというのもまた酷い。 しかも相手を即落ち、沈溺させるレベルのエロ技術を習得しているからなおさら性質が悪い。
「にしても、裕。お前さんもいい尻をしておるのう。勇魚の竿はもう受けたか?しっかりと耕さんとアレは辛いじゃろうて」
おもむろに尻を揉まれる。いや、揉みしだかれる。 しかも、その指が尻の割れ目に・・・ってオイ!
「―ッ!」
脳が危険信号を最大限に発し、半ば反射的に体が動く。 右手で尻を揉みしだく手を払いのけ、その勢いのまま相手の顔面に左の裏拳を叩き込む! が、振り抜いた拳に手ごたえは無く、空を切ったのを感じる。 俺は即座に一歩下がり、構えを解かずに臨戦態勢を維持。 チッ、屈んで避けたか・・・。
「っとぉ、危ないのう、裕。儂の男前な顔を台無しにするつもりか?」 「うるせえジジイおもてでろ」 「ほう、その構え・・・。成程、お前さん辰巳の孫のとこに師事したんか。道理で覚えのある動きじゃ。じゃが、キレがまだまだ甘いのう」
かなりのスピードで打ち込んだ筈なのに易々と回避されてしまった。 やはりこのジジイ只者ではない。 俺に攻撃をされたにも関わらず、にやにやとした笑いを崩さず、のんびりと酒を呷っている。 クソッ、俺にもっと力があれば・・・!
「おい裕、どうした。何か擦れた音が、ってオイ。マジでどうした!空気が尋常じゃねぇぞ!?」
店内に突如響いた地面を擦る音に、店長が様子を見に来たようだ。 俺の状態に即座に気づいたようで、後ろから店長に羽交い締めにされる。
「店長どいてそいつころせない」 「落ち着け!何があったか想像はつくが店ん中で暴れんな!」 「かかかっ!可愛い奴よな、裕。さて、儂はまだ行くところがあるでの。金はここに置いとくぞ」
俺が店長に止められている間に、エロ爺は笑いながら店を後にした。 飲み食い代よりもかなり多めの金額が置かれているのにも腹が立つ。
「店長!塩!」 「お、おう・・・」
さっきとはまるきり立場が逆である。 店の引き戸を力任せにこじ開け、保存容器から塩を鷲掴む。
「祓い給え、清め給え!!消毒!殺菌!滅菌ッ!!!」
適当な言葉と共に店の前に塩をぶちまける。 お店の前に、白い塩粒が散弾のように飛び散った。
「ふー、ふー、ふーッ!・・・ふぅ」 「・・・落ち着いたか?」 「・・・ええ、何とか」
ひとしきり塩をぶちまけるとようやく気持ちが落ち着いてきた。 店長の気遣うような声色に、何ともやるせない気持ちになりながら返答する。 疲労と倦怠感に包まれながら店の中に戻ると、盛大な歓声で出迎えられる。
「兄さん、アンタやるじゃねぇか!」 「うおッ!?」 「疾海のじいさんにちょっかいかけられたら大体はそのまま食われちまうのに」 「ひょろっちい奴だと思ってたがすげえ身のこなしだったな!惚れ惚れするぜ!」 「あ、ありがとうございます・・・はは・・・」
疾海さんは俺と勇魚さんの事を知っているから、単にからかってきただけだろうとは思っている。 エロいし奔放だし子供みたいだが、意外と筋は通すし。 あくまで「比較的」通す方であって手を出さない訳ではないというのが困りものではあるが。 そんな裏事情をお客の人達が知っている訳もなく、武術で疾海さんを退けたという扱いになっているらしい。 けど、あのジジイが本気になったら俺の付け焼刃な武術じゃ相手にならない気がする。 さっきの物言いを考えると辰馬のおじいさんとやりあってたって事になる。 ・・・うん、無理そう。
「おっし!そんなあんちゃんに俺が一杯奢ってやろう!祝杯だ!」 「いいねえ!俺も奢るぜ兄ちゃん!」 「抜け駆けすんな俺も奢るぞ!」 「ええっ!?いや、困りますって・・・俺、仕事中ですし・・・」 「裕、折角なんだし受けておきなさいな」
どうしようかと途方に暮れていると、いつの間にか冴さんが隣に来ていた。 と、それとなく手の中に器のようなものを握らされた。
「冴さん。あれ、これって・・・」
横目でちらりと見ると『咲』の字が入った器。 これ、咲夜の盃・・・だよな?
「腕も立って酒にも強いと知っとけば、あの連中も少しは大人しくなるでしょ。自衛は大事よ」 「はぁ・・・自衛、ですか」 「後でちゃんと返してね」
これって確か、持ってるだけで酒が強くなるって盃だったっけ。 その効果は一度使って知っているので、有難く使わせてもらうとしよう。 店長もこっちのやりとりを見ていたのか何も言うこと無く調理をしていた。
「おっ、姐さんも一緒に飲むかい!?」 「ええ。折角だから裕にあやからせてもらうわ。さぁ、飛ばしていくわよ野郎共ー!」 「「「「おおーっ!!」」」」 「お、おー・・・」
その後、ガンガン注がれるお酒を消費しつつ、盃を返す、を何度か繰り返すことになった。 途中からは冴さんの独壇場となり、並み居る野郎共を悉く轟沈させて回っていた。 流石っス、姐さん。 ちなみに俺は盃のご利益もあり、その横で飲んでいるだけで終わる事になった。
そんな一波乱がありつつも、夜は更けていったのだった。
そんなこんなで本日の営業終了時刻が近づいてくる。 店内には冴さん、海堂さん、洋一さんの3人。 冴さんはいまだ飲んでおり、その底を見せない。ワクなのかこの人。 海堂さんはテーブルに突っ伏してイビキをかいており、完全に寝てしまっている。 洋一さんはそんな海堂さんを気にしつつ、お茶を啜っている。 あんなにいた野郎共も冴さんに轟沈させられた後、呻きながら帰って行った。 明日の仕事、大丈夫なんだろうか・・・。
後片付けや掃除もほぼ終わり、後は冴さん達の使っているテーブルだけとなった時、入り口が壊れそうな勢いで乱暴に開いた。
「裕ッ!」 「うわっ、びっくりした。・・・勇魚さん、お疲れ様です」
入り口を開けて飛び込んできたのは勇魚さんだった。 いきなりの大声にかなり驚いたが、相手が勇魚さんとわかれば安心に変わる。 だが、勇魚さんはドスドスと近づいてくると俺の両肩をガシリと掴んだ。
「オイ裕!大丈夫だったか!?変な事されてねえだろうな!」
勇魚さんにしては珍しく、かなり切羽詰まった様子だ。 こんなに心配される事、あったっけ・・・? 疑問符が浮かぶがちらりと見えた勇海さんの姿にああ、と納得する。 というか苦しい。掴まれた肩もミシミシ言ってる気がする。
「うわっ!?大丈夫、大丈夫ですって。ちょ、勇魚さん苦しいです」 「お、おう。すまねえ・・・」
宥めると少し落ち着いたのか、手を放してくれる。 勇魚さんに続いて入って来た勇海さんが、申し訳なさそうに口を開いた。
「裕、すまないな。親父殿が無礼を働いたそうだな」 「勇海さんが気にすることではないですよ。反撃もしましたし。まぁ、逃げられたんですけど」 「裕は勇魚のつがいだと言うのに、全く仕方のないことだ。親父殿には私から言い聞かせておく。勘弁してやって欲しい」 「疾海さんには『次やったらその玉潰す』、とお伝えください」 「ははは、必ず伝えておくよ」
俺の返答に納得したのか、勇海さんは愉快そうに笑う。 本当にその時が来た時の為に、俺も更なる修練を積まなければ。 ・・・気は進まないけど、辰馬のおじいさんに鍛えてもらう事も視野に入れなければならないかもしれない。
「裕、今日はもう上がっていいぞ。そいつら連れて帰れ」 「え、いいんですか?」 「掃除も殆ど終わってるしな。色々あったんだ、帰って休んどけ」
俺に気を遣ってくれたのか、はたまたさっさと全員を返したかったのか、店長から退勤の許可が出た。 ここは有難く上がらせてもらおう。色々あって疲れたのは事実だ。
「じゃあ、折角ですので上がらせてもらいます。お疲れ様でした」 「おう。明日も頼むぞ」
店長に挨拶をし、皆で店を出る。 勇海さんはここでお別れとなり、俺、勇魚さん、冴さん、海堂さん、洋一さんの5人で帰る。 寝こけている海堂さんは洋一さんが背負っている。
「裕、ホントに他に何も無かったんだろうな!?」 「ですから、疾海さんにセクハラ受けただけですって。その後は特に何も無かったですし・・・」
で、帰り道。勇魚さんに詰問されております。 心配してくれるのはとても嬉しい。 嬉しいんだけど、過剰な心配のような気もしてちょっと気おくれしてしまう。
「俺に気を遣って嘘ついたりすんじゃねえぞ」 「冴さん達も一緒にいたのに嘘も何もないんですが・・・」 「裕の言ってる事に嘘はないわよ。疾海の爺さんに尻揉まれてたのも事実だけど」 「・・・思い出したら何か腹立ってきました。あのジジイ、次に会ったら確実に潰さなきゃ」
被害者を減らすにはその大本である性欲を無くすしかないかな? やっぱり金的か。ゴールデンクラッシュするしかないか。 あの驚異的な回避力に追いつくためにはどうすればいいか・・・。 搦め手でも奇襲なんでもいい、当てさえすればこちらのものだろう。 そう思いながら突きを繰り出し胡桃的な何かを握り潰す動作を数回。 駄目だな、やっぱりスピードが足りない。
「成程、金的か」 「裕、その、ソイツは・・・」
洋一さんは俺の所作から何をしようとしているかを読み取ったようだ。 その言葉にさっきまで心配一色だった勇魚さんの顔色変わる。 どうしました?なんで微妙に股間を押さえて青ざめてるんです?
「冴さん。こう、男を不能寸前まで追い込むような護身術とかないですかね?」 「あるにはあるけど、そういうの覚えるよりもっと確実な方法があるわよ」 「え?」 「勇魚。アンタもっと裕と一緒にいなさい。で、裕は俺の嫁アピールしときなさい」
嫁。勇魚さんのお嫁さん。 うん、事実そうなんだけどそれを改めて言われるとなんというか。 嬉しいんだけど、ねぇ?この照れくさいような微妙な男心。
「裕。頬がだいぶ紅潮しているようだが大丈夫か?」 「だ、大丈夫です。何というか、改めて人に言われると急に、その・・・」 「ふむ?お前が勇魚のパートナーである事は事実だろう。港の方でも知れ渡っていると聞いている。恥ずべきことではないと思うが?」 「恥ずかしいんじゃなくて嬉しくも照れくさいというか・・・」 「・・・そういうものか。難しいものだな」
洋一さんに指摘され、更に顔が赤くなる。 恥ずかしいわけじゃない。むしろ嬉しい。 でも、同じくらい照れくささが湧き上がってくる。 イカン、今凄い顔が緩みまくってる自覚がある。
「流石にアンタ相手に真正面から裕に手を出す輩はいないでしょ��。事実が知れ渡れば虫よけにもなって一石二鳥よ」 「お、おお!そうだな!そっちの方が俺も安心だ!うん、そうしろ裕!」
冴さんの案に我が意を得たりといった顔の勇魚さん。 妙に食いつきがいいなァ。 でも、それって四六時中勇魚さんと一緒にいろって事では?
「勇魚さんはそれでいいんですか?対セクハラ魔の為だけに勇魚さんの時間を割いてもらうのは流石にどうかと思うんですが」 「んなこたあねえよ。俺だってお前の事が心配なんだ。これくらいさせてくれよ」 「そう言われると断れない・・・」
申し訳ない旨を伝えると、純粋な好意と気遣いを返される。 実際勇魚さんと一緒に居られるのは嬉しいし、安心感があるのも事実だ。
「裕、あんたはあんたで危機感を持った方がいいわよ」 「危機感、といいますとやっぱりセクハラ親父やセクハラ爺の対処の話��すか?」
冴さんの言葉に、2人の男の顔が思い浮かぶ。 悪戯、セクハラ、煽りにからかい。あの人たちそういうの大好きだからなぁ。 ��も、だいぶ耐性はついたし流せるようになってきたと思ってるんだけど。
「違うわよ。いやある意味同じようなモンか」 「客だ、裕」 「客?お店に来るお客さんって事ですか?」
え、海堂さんとか疾海さんじゃないのか。 そう思っていると意外な答えが洋一さんの方から返って来た。 客の人達に何かされたりは・・・ない筈だったけど。
「店にいた男たちはかなりの人数が裕を泥酔させようと画策していたな。冴が悉くを潰し返していたが」 「何っ!?」 「え!?洋一さん、それどういう・・・」
何その事実今初めて知った。どういうことなの。
「今日店に居た男たちは皆一様にお前をターゲットとしていたようだ。やたらお前に酒を勧めていただろう。お前自身は仕事中だと断っていたし、店長もお前に酒がいかないようそれとなくガードしていた。だがお前が疾海を撃退したとなった後、躍起になるようにお前に飲ませようとしていただろう。だから冴が向かったという訳だ」 「疾海の爺さん、なんだかんだでこの島でもかなりの手練れみたいだしね。物理でだめならお酒でって寸法だったみたいね」 「えっと・・・」 「食堂に来てた立波さん、だったかしら。ここまで言えばわかるでしょ?店長も何だかんだでそういう事にならないよう気を配ってたわよ」
あァ、成程そういう事か。ようやく俺も理解した。 どうやら俺は三日月亭でそういう意味での好意を集めてしまったという事らしい。 で、以前店長が言っていた「紳士的でない方法」をしようとしていたが、疾海さんとのやりとりと冴さんのおかげで事なきを得たと、そういう事か。
「えー・・・」 「裕・・・」
勇魚さんが俺を見る。ええ、心配って顔に書いてますね。 そうですね、俺も逆の立場だったら心配しますよ。
「なあ裕。明日の手伝いは休んどけ。店には俺が行くからよ」 「いや、そういうワケにもいかないでしょう。勇魚さん、魚は捌けるでしょうけど料理できましたっけ?」 「何、料理ができない訳じゃねえ・・・なんとかなるだろ」
あっけらかんと笑う勇魚さんだが、俺には不安要素しかない。 確かに料理ができない訳じゃないけど如何せん漢の料理だ。店長の補助とかができるかと言うと怪しい。 この島に来てからの勇魚さんの功績をふと思い返す。 餅つき・・・臼・・・ウッアタマガ。 ・・・ダメだ、食材ごとまな板真っ二つにしそうだし、食器を雑に扱って破壊しそうな予感しかしない。 勇魚さんの事だからセクハラされたりもしそうだ。 ダメダメ、そんなの俺が許容しません。
「様々な観点から見て却下します」 「裕ぅ~・・・」
そんなおねだりみたいな声したって駄目です。 却下です却下。
「裕、ならば俺が行くか?」 「お願いしたいのは山々なんですが洋一さんは明日北の集落に行く予定でしたよね。時間かかるって仰ってたでしょう?」 「ふむ。ならば巌に―」 「いえ、海堂さんには店長のマッサージもお願いしてますしこれ以上は・・・」
洋一さんが申し出てくれるが、洋一さんは洋一さんで抱えてる事がある。 流石にそれを曲げてもらうわけにはいかない。 海堂さんなら色んな意味で文句なしの人材ではあるのだが、既にマッサージもお願いしている。 それに、迂闊に海堂さんに借りを作りたくない。後が怖い。
「洋一も無理、巌も無理とするならどうするつもりなんだ?高瀬か?」 「勇魚さん、三日月亭の厨房を地獄の窯にするつもりですか?」 「失礼ねェ。頼まれてもやらないわよ」
勇魚さんからまさかの選択が投げられるがそれは無理。 冴さんとか藤馬さんに立たせたら三日月亭から死人が出る。三日月亭が営業停止する未来すらありえる。 頼まれてもやらないと冴さんは仰るが、「やれないからやらない」のか「やりたくないからやらない」のかどっちなんだ。
「明日も普通に俺が行きますよ。ついでに今後についても店長に相談します」 「それが一番ね。店長も裕の状況に気づいてるでしょうし」 「巌の話だとマッサージのおかげかだいぶ良くなってきているらしい。そう長引きはしないだろう」 「後は勇魚がガードすればいいのよ」 「おう、そうか。そうだな」
そんなこんなで話も固まり、俺達は屋敷に到着した。 明日は何事もなく終わってくれればいいんだけど・・・。 そんな不安も抱えつつ、夜は過ぎていった。
そしてバイト三日目。 俺は少し早めに三日月亭へと来ていた。
「ああ、だよなぁ。すまんな、そっちの可能性も考えてなかったワケじゃ無いんだが・・・そうなっちまうよなあ」
俺の状況と今後の事を掻い摘んで説明すると、店長は疲れたように天井を仰ぐ。
「何というか・・・すみません。腰の具合はどうです?」
別に俺が何かをしたわけではないけれど、状況の中心にいるのは確かなので申し訳ないとは思う。
「海堂の旦那のおかげでだいぶ良くなった。もう一人でも回せそうだ。何なら今日から手伝わなくてもいいんだぞ?」
店長はそう言うが、完治しているわけでもない。 悪化するわけではないだろうが気になるのも事実。 なので、昨日のうちに勇魚さんと決めていた提案を出すことにする。
「でも全快というわけでもないんでしょう?引き受けたのは自分です。勇魚さんもいますし、せめて今日までは手伝わせてくださいよ」 「心意気はありがてえが・・・。わかった、面倒ごとになりそうだったらすぐさま離れろよ?勇魚の旦那も頼むぜ」 「おう!」 「はい!さ、今日も頑張りましょう!」
昨日話した通り今日は開店から勇魚さんも店に居てくれる。 万が一な状態になれば即座に飛んできてくれるだろう。 それだけで心の余裕も段違いだ。
「裕、無理すんなよ」 「わかってますよ。勇魚さんも、頼みますね」 「おう、任せときな!」
勇魚さんには店内を見渡せる席に座ってもらい、適当に時間を潰してもらう。 俺は店長と一緒に仕込みを始めながら新メニューの話も始める。 途中、勇魚さんにビールとお通しを出すのも忘れずに。
「新しいメニュー、どうすっかねぇ」 「今日の一品、新レシピも兼ねてゴーヤーチャンプルーでいこうかと思うんですよ」 「ほー。確かに苦瓜なら栽培してるとこはそこそこあるしな。行けるだろう」 「スパム缶は無くても豚肉や鶏肉でいけますからね。肉が合わないなら練り物やツナでも大丈夫です。材料さえあれば炒めるだけってのも高ポイント」 「肉に卵にと寅吉んとこには世話になりっぱなしだな。だが、いいねえ。俺も久しぶりにチャンプルーとビールが恋しくなってきやがった」 「後で少し味見してくださいよ。島の人達の好み一番把握してるの店長なんだから。・・・でも、やっぱり新メニュー考えるのは楽しいな」 「・・・ったく、面倒ごとさえ無けりゃあこのまま働いてもらえるってのに。無自覚に野郎共の純情を弄びやがって」 「それ俺のせいじゃないですよね・・・」
調理実習をする学生みたいにわいわい喋りながら厨房に立つ俺達を、勇魚さんはニコニコしながら見ている。 あ、ビールもう空きそう。おかわりいるかな? そんな風に営業準備をしていると時間はあっという間に過ぎ去り、開店時間になる。 開店して数分も経たないうちに、店の引き戸がガラリと開いた。
「いらっしゃいませー!」
「裕、お前まだここで働いてたのか」 「潮さん、こんばんは。今日までですけどね。あくまで臨時なので」 「ふむ、そうか。勇魚の旦那もいるのか」 「おう、潮。裕の付き添いでな」 「・・・ああ、成程な。それは確かに必要だ」
「おっ、今日も兄ちゃんいるのか!」 「いらっしゃいませ!ははは、今日で終わりなんですけどね」 「そうなのか!?寂しくなるなぁ・・・。なら、今日こそ一杯奢らせてくれよ」 「一杯だけならお受けしますよ。それ以上は無しですからね」
「裕の兄ちゃん!今日でいなくなっちまうって本当か!?」 「臨時ですので。店長の具合もよくなりましたし」 「兄ちゃんのおすすめ一品、好きだったんだけどよ・・・」 「はは、ありがとうございます。今日も用意してますから良かったら出しますよ」 「おう、頼むぜ!」
続々とやってくる常連客を捌きつつ、厨房にも立つ。 店長の動きを見てもほぼ問題ない。治ってきてるのも事実のようだ。 時折お客さんからの奢りも一杯限定で頂く。 今日は以前もらった方の咲夜の盃を持ってきているので酔う心配もない。
「おう、裕のあんちゃん!今日も来たぜ!」 「い、いらっしゃいませ・・・」
再びガラリと入り口が空き、大柄な人物がドスドスと入ってくる。 俺を見つけるとがっしと肩を組まれる。 日に焼けた肌が特徴の熊のような人だ。名前は・・・確か井灘さん、だったかな? 初日に俺に可愛いと言い、昨日は酌を頼まれ、冴さんに潰されてた人だ。 スキンシップも多く、昨日の一件を考えると警戒せざるを得ない。 取り合えず席に案内し、おしぼりを渡す。
「ガハハ、今日もあんちゃんの可愛い顔が見れるたぁツイてるな!」 「あ、ありがとうございます。注文はどうしますか?」 「まずはビール。食いモンは・・・そうさな、あんちゃんが適当に見繕ってくれよ」 「俺が、ですか。井灘さんの好みとかわかりませんけど・・・」 「大丈夫だ。俺、食えねえもんはねえからよ。頼むぜ!」 「はあ・・・分かりました」
何か丸投げされた感が凄いが適当に三品程見繕って出せばいいか。 ついでだからゴーヤーチャンプルーも試してもらおうかな。 そんな事を考えながら、俺は井灘さんにビールとお通しを出す。
「む・・・」 「どうした旦那。ん?アイツ、井灘か?」 「知ってるのか、潮」 「ああ。俺達とは違う港の漁師でな。悪い奴では無いんだが、気に入った奴にすぐ手を出すのが玉に瑕でな」 「そうか・・・」 「旦那、気を付けた方がいいぞ。井灘の奴、あの様子じゃ確実に裕に手を出すぞ」 「・・・おう」
こんな会話が勇魚さんと潮さんの間でなされていたとはつゆ知らず。 俺は店長と一緒に厨房で鍋を振っていた。
「はい、井灘さん。お待たせしました」 「おう、来た来た」 「つくね、ネギま、ぼんじりの塩の串盛り。マグロの山かけ。そして今日のおすすめ一品のゴーヤーチャンプルーで��」 「いいねえ、流石あんちゃん。で、なんだそのごーやーちゃんぷうるってのは?」 「内地の料理ですよ。苦瓜と肉と豆��と卵の炒め物、ってとこでしょうか。(厳密には内地の料理とはちょっと違うけど)」 「ほー苦瓜。滅多に食わねえが・・・あむ。うん、美味え!美味えぞあんちゃん!」 「それは良かった」 「お、美味そうだな。兄ちゃん、俺にもそのごーやーちゃんぷうるってのくれよ」 「俺も!」 「はいはい、ただいま」
井灘さんが美味しいと言ってくれたおかげで他の人もゴーヤーチャンプルーを頼み始める。 よしよし、ゴーヤーチャンプルーは当たりメニューになるかもしれない。 そう思いながら厨房に引っ込んでゴーヤーを取り出し始めた。
それからしばらくして井灘さんから再びゴーヤーチャンプルーの注文が入る。 気に入ったのだろうか。
「はい、井灘さん。ゴーヤーチャンプルー、お待たせ」 「おう!いやー美味えな、コレ!気に入ったぜ、ごーやーちゃんぷうる!」 「あはは、ありがとうございます」
自分の料理を美味い美味いと言ってもりもり食べてくれる様はやっぱり嬉しいものだ。 作る側冥利に尽きる。 が、作ってる最中に店長にも「アイツは気を付けとけ」釘を刺されたので手放しに喜ぶわけにもいかない。
「毎日こんな美味いモン食わせてくれるなんざあんちゃんと一緒になる奴は幸せだなあ!」 「はは・・・ありがとう、ございます?」 「あんちゃんは本当に可愛い奴だなあ」
屈託ない笑顔を向けてくれるのは嬉しいんだけど、何だか話の方向が急に怪しくなってきたぞ。
「おい、裕!早く戻ってきてこっち手伝え!」 「ッ、はーい!じゃあ井灘さん、俺仕事に戻るので・・・」
こっちの状況を察知したのか、店長が助けを出してくれる。 俺も即座に反応し、戻ろうと足を動かす。 が、その前に井灘さんの腕が俺の腕を掴む。 あ、これは・・・。
「ちょ、井灘さん?」 「なあ、裕のあんちゃん。良けりゃ、俺と・・・」
急に井灘さんの顔が真面目な顔になり、真っ直ぐに俺を見据えてくる。 なんというか、そう、男の顔だ。 あ、俺こういう顔に見覚えある。 そう、勇魚さんの時とか、立浪さんの時とか・・・。 逃げようと思うも腕をガッチリとホールドされ、逃げられない。 ・・・ヤバイ。そう思った時だった。 俺と井灘さんの間に、ズイと体を割り込ませてきた見覚えのあるシャツ姿。
「なあ、兄さん。悪いがこの手、離してくんねえか?」 「勇魚さん・・・」
低く、優しく、耳をくすぐる声。 この声だけで安堵感に包まれる。 言葉は穏やかだが、どこか有無を言わせない雰囲気に井灘さんの眉間に皺が寄る。
「アンタ・・・確か、内地の客だったか。悪いが俺の邪魔・・・」 「裕も困ってる。頼むぜ」 「おい、アンタ・・・う、腕が動かねえ!?」
井灘さんも結構な巨漢で相当な力を込めているのがわかるが、勇魚さんの手はびくともしない。 勇魚さんの怪力はよく知ってはいるけど、こんなにも圧倒的なんだなあ。
「こいつ、俺の大事な嫁さんなんだ。もし、手出しするってんなら俺が相手になるぜ」
そう言って、勇魚さんは俺の方をグッと抱き寄せる。 抱き寄せられた肩口から、勇魚さんの匂いがする。 ・・・ヤバイ。勇魚さん、カッコいい。 知ってたけど。 知ってるのに、凄いドキドキする。
「っ・・・ガハハ、成程!そいつは悪かったな、旦那!」 「おう、分かってくれて何よりだぜ。さ、裕。店長が呼んでるぜ」 「あ、ありがとうございます勇魚さん。井灘さん、すみませんけどそういう事なので・・・」
勇魚さんの言葉に怒るでもなく、井灘さんは納得したようにあっさりと手を放してくれた。 井灘さんに謝罪しつつ、促されるまま厨房へと戻る。
「おお!あんちゃんも悪かったな!旦那、詫びに一杯奢らせてくれや!」 「おう。ついでに裕のどこが気に入ったのか聞かせてくれよ」
漁師の気質なのかはたまた勇魚さんの人徳なのか。 さっきの空気はどこへやら、そのまま親し気に話始める2人。
「ちょ、勇魚さん!」 「いいぜ!旦那とあんちゃんの話も聞かせてくれよ!」 「井灘さんまで!」 「おい裕!いつまで油売ってんだ、こっち手伝え!」
店長の怒鳴り声で戻らざるを得なかった俺には二人を止める術などなく。 酒の入った声のデカい野郎共が二人、店内に響かない筈がなく・・・。
「でよ、そん時の顔がまたいじらしくってよ。可愛いんだこれが」 「かーっ!羨ましいこったぜ。旦那は果報モンだな!」 「だろ?なんたって俺の嫁さんなんだからな!」
勇魚さんも井灘さんも良い感じに酒が入ってるせいか陽気に喋っている。 可愛いと言ってくれるのは嬉しくない訳ではないけれど、連呼されると流石に男としてちょっと悲しい気分になる。 更に嫁さん嫁さん連呼されまくって複雑な心境の筈なのにどれだけ愛されているかをガンガン聞かされてオーバーヒートしそうだ。
「何故バイト中に羞恥プレイに耐えなければならないのか・・・」 「おい裕、いつまで赤くなってんだ。とっとと料理運んで来い」 「はい・・・いってきます・・・」
人が耐えながらも調理しているというのにこの銭ゲバ親父は無情にもホール仕事を投げて来る。 こんな状況で席に料理を運びに行けば当然。
「いやー、お熱いこったなあ兄ちゃん!」 「もう・・・ご勘弁を・・・」 「っははははは!」
茶化されるのは自然な流れだった。 勇魚さんと井灘さんのやりとりのお陰でスキンシップやらは無くなったが、祝言だの祝い酒だの言われて飲まされまくった。 咲夜の盃が無ければ途中で潰れてたかもしれない。
そんな揶揄いと酒漬けの時間を、俺は閉店間際まで味わうことになったのだった。
そして、もうすぐ閉店となる時間。 勇魚さんと一緒にずっと飲んでいた井灘さんも、ようやく腰を上げた。 会計を済ませ、店の前まで見送りに出る。
「じゃあな、あんちゃん。俺、マジであんちゃんに惚れてたんだぜ」 「はは・・・」 「だが、相手が勇魚の旦那じゃあ流石に分が悪い。幸せにしてもらえよ!」 「ありがとうございます・・・」 「また飲みに来るからよ。また今度、ごーやーちゃんぷうる作ってくれよな!」 「その時に居るかは約束できませんが、機会があれば」
からりとした気持ちの良い気質。 これもある種のプレイボーイなのだろうか。
「じゃあな!裕!勇魚の旦那!」 「おう!またな、井灘!」 「おやすみなさい、井灘さん」
そう言って手を振ってお見送り。 今日の三日月亭の営業も、これにて閉店。 店先の暖簾を下ろし、店内へと戻る。
「裕。そっちはどうだった?」 「こっちも終わりました。後は床掃除したら終わりですよ」 「ホント、この3日間マジ助かった。ありがとうな」 「いえいえ、久しぶりの接客も楽しかったですよ」
最後の客だった井灘さんも先程帰ったばかりだ。 店内の掃除もほぼ終わり、閉店準備もほぼ完了。 三日月亭のバイトももう終わりだ。 店長が近づいてくると、封筒を差し出してきた。
「ほい、バイト代だ。色々世話もかけたからな。イロ付けといたぜ」 「おお・・・」
ちょろっと中身を確認すると、想定していたよりかなり多めの額が入っていた。 店長なりの労いの証なのだろう。
「なあ裕。マジで今後もちょくちょく手伝いに来ねえか?お前がいると客足増えるし酒も料理も注文増えるしな。バイト料もはずむぜ」 「うーん・・・」
店長の申し出は有難いが、俺は俺でまだやらなければならない事がある。 悪くはない、んだけど余り時間を使うわけにもなぁ。 そんな風に悩んでいると、勇魚さんが俺の頭にぽん、と掌をのせる。
「店長、悪いがこれ以上裕をここにはやれねえよ」 「はは、旦那がそう言うんなら無理は言えねえな。裕の人気凄まじかったからな」 「ああ。何かあったらって、心配になっちまうからな」
今回は勇魚さんのお陰で事なきを得たけど、また同じような状況になるのは俺も御免被りたい。 相手に申し訳ないのもあるけど、どうすればいいか分からなくて困ったのも事実だ。
「お店の手伝いはできないですけど、またレシピの考案はしてきますので」 「おう。売れそうなのを頼むぜ。んじゃ、気を付けて帰れよ」 「はい、店長もお大事に。お疲れ様です」 「旦那もありがとうな」 「おう、おやすみ」
ガラガラ、という音と共に三日月亭の扉が閉まる。 店の前に残ったのは、俺と勇魚さんの二人だけ。
「じゃ、帰るか。裕」 「ええ、帰りましょうか。旦那様」 「おっ・・・。へへ、そう言われるのも悪くねえな」 「嫌味のつもりだったんだけどなァ」
そう言って俺と勇魚さんは笑いながら屋敷への帰路につくのであった。
後日―
三日月亭に買い物に来た俺を見るなり、店長が頭を下げてきた。
「裕、頼む・・・助けてくれ・・・」 「ど、どうしたんです店長。随分疲れきってますけど・・・」 「いや、それがな・・・」
あの3日間の後、事あるごとに常連客から俺は居ないのかと聞かれるようになったそうな。 俺がまだ島にいるのも事実なので連れて来るのは不可能だとも言えず。 更に井灘さんがちょくちょく仲間漁師を連れて来るらしく、『姿が見えない料理上手な可愛い店員』の話だけが独り歩きしてるらしい。 最近では聞かれ過ぎて返す言葉すら億劫になってきているそうな。 ぐったりした様子から、相当疲弊しているのがわかる。
「な、裕。頼む後生だ。俺を助けると思って・・・」 「ええ・・・」
それから。 たまーに勇魚さん同伴で三日月亭にバイトに行く日ができました。
更に後日。
勇魚さんと一緒に『網絡め』という儀式をすることになり、勇海さんに見られながら致すというしこたま恥ずかしいプレイで羞恥死しそうな思いをしたことをここに記録しておきます。
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・ ・ 本日も営業しております。 涼しくしてお待ちしております。 ・ ・ photo ヨーロッパ最後の調べ_赤ワイン(1997) ・ ・ 2022.08.10.wed.-09.11.sun. 掛井五郎展 Goro Kakei Art Works Exhibition ・ ・ 昨年11月にお亡くなりになりました掛井五郎氏の追悼作品展を開催させて頂きます。稀少なブロンズ作品や、ヨーロッパ時代の絵画、生活の中で楽しめるような絵、石膏やブローチなどの小作品もご覧頂けます。大変な世の中になりましたが、70年以上の創作活動の最期の最期まで芸術と向き合い続けた掛井五郎氏。それぞれの作品からは、心の強さや美しさ、優しさや悲しみ、ユーモラスな楽しさなどの豊かな感情、見る人やその受け取り方によって見え方の変わる懐の深さを感じます。 ・ ・ close:月曜・第一火曜 open:11-19:00 *作品は展示販売させて頂きます。 ・ ・ Profile | 1930 6月5日静岡市音羽町に生まれる | 1943 私立横内小学校卒業 | 1946 私立第一中学校(旧制)卒業 | 1948 12月19日、日本基督教団静岡教会(深町正勝牧師)にて受洗 | 1949 木内克に出会い、師事する | 高校在学中、森正一・斉藤真一に学ぶ | 静岡市立高校卒業 | 東京藝術大学彫刻科入学 | 1950 日本基督教団美竹教会(浅野順一牧師)へ転会 | 1953 東京藝術大学彫刻科卒業 | 1955 東京藝術大学彫刻専攻科修了 | 9月、東京藝術大学彫刻科副助手となる(〜'58) | 1957 第21回新制作協会展に<受胎告知>を初出品。新作家賞を受賞 | 1958 成澤芙美と結婚 | 1961 新制作教会彫刻部会員になる | 1962 青山学院女子短期大学に勤務 | 1965 アメリカ、トリニダード・トバコ、ブラジル、メキシコを旅行 | 第7回サンパウロ・ビエンナーレ出展 | 1968 メキシコのベラクルス大学の客員教授になる(〜'70) | 1970 メキシコより帰国 | 1972 ギリシャ・エジプトを旅行 | 1976 <バンザイ・ヒル>で第7回中原悌二郎賞最優秀賞を受賞 | 1981 大韓民国を旅行 | <蝶>で第2回高村光太郎賞優秀賞を受賞 | 1987 青山学院在外研修で、ヨーロッパを旅行(イタリア・スペイン・西ドイツ・東ベルリン) | パリに滞在(〜'88) | 1988 パリから帰国 | 1991 群馬県桐生市に住まいを移す | 1992 アイルランドを旅行 | <立つ>で第23回中原悌二郎賞を受賞 | 1993 『掛井五郎版画作品集』(グリーン・グラフィックス刊)を出版 | 1995 東京都港区三田に住まいを移す | 1996 3月、青山学院女子短期大学を辞職 | 12月、ベルギーへ発つ(〜'97) | トルコへ旅行 | 1997 『火の果て』(詩:島朝夫、麻布霞町画廊刊)を出版 | 調布に戻る | イタリアを旅行 | 2001 新制作協会を退会 | 2007 銅版画文集『夜の絵』(白井版画工房刊)を出版 | 2009 『AT WORK KAKEI 掛井五郎作品集』(用美社刊)を出版 | 2013 <人間の問題 研究Ⅲ> 群馬県立館林美術館 | 2016 京橋エドグランに彫刻6作品を設置 | 2017 一般財団法人掛井五郎財団を設立 | 2019 フリーペーパーKAKEI Journal発行 | 2021 アートビオトープ那須にて個展開催 | 2021 静岡県立美術館「ストーリーズ展」に26点を展示 | 2021 11月22日死去、享年91歳 | ・ 協力 : 掛井五郎財団 http://goro-kakei.or.jp ・ ・ 364-0031 埼玉県北本市中央2-64 048-593-8188 Open 11:00-19:00 close 毎週月曜・第一火曜日 JR湘南新宿ライン高崎線 北本駅西口徒歩1分 ・ ・ #yaichi #やいち #器 #うつわ #食器 #tableware #生活道具 #暮らし #cafe #カフェ #アンティーク #antique #antiques #古道具 #古家具 #oldfurniture #brocante #古物 #埼玉 #埼玉県 #北本 #北本市 #掛井五郎 (Gallery&Cafe やいち) https://www.instagram.com/p/ChTcLYmvFzM/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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