日本語のイントネーションと《方言周圏論》
同心円状に言葉が伝播していく《方言周圏論》という考え方があります。
これは民俗学者の"柳田國男"が全国のカタツムリの呼び名を分析して発見した学説です。
東西によって都を中心に、デンデンムシ⇒マイマイ⇒カタツムリ⇒ツブリ⇒ナメクジ(青森と鹿児島ではカタツムリをナメクジと呼ぶ)と、伝言ゲームのように変化するのを発見したのです。
京都の古い言葉ではカタツムリをデデムシとも呼んだそうですが、それが京都に本社を置く任天堂の子会社ハル研究所が開発した人気作『星のカービィ』に登場する"デデデ大王"の元ネタだと思われます。
《方言周圏論》では、江戸時代まで都があった京都や、首都となった東京を中心に方言が広まり、同心円状に同じ方言が使われると説かれます。
厳密に言えば京都・東京を中心にではなく、糸魚川・浜名湖を結ぶ線を境にして東西に分布しており、これは日本アルプスなど自然の難所が、人の往来を妨げた結果といわれています。
この傾向は、「トンボ」の呼び方でも確認できます。
全国に広く分布するトンボですが、東北や九州では「アケズ」や「アッケ」などの言葉が使われています。
この言葉は古代語の名残りで、古事記や万葉集では方言の「あきづ」が使われていました。
西洋と東洋におけるトンボと龍の解釈
世界中に分布しているトンボは、日本では古くから特別な虫だと考えられてきました。飛び方が一直線に前に進むように見えることから、武家の間で縁起が良い虫として「勝虫」と呼ばれていました。この名称は勝敗にこだわる武士たちの間で流行し、トンボをモチーフにした兜も多く作られました。
一方の西洋でのトンボは、「魔女の針」とも呼ばれ、不吉の象徴とされました。嘘つきの口を縫いつけてしまうという迷信もあり、この魔女の針という呼び名は、その迷信にもとづく呼び方です。ヤンマ科の英名はdragonflyですが、ドラゴンは西洋の文化において、王室に災いをもたらす不吉の象徴とされました。
ところが東アジアではドラゴン=龍の価値観が反転します。東洋での龍は、王族にとって権力の象徴や、守護神にもなる縁起のいいものとされます。
日本では平安京の方角の東を守護する青龍などが例に挙げられます。四神相応の地とは、風水的に好適地とされる地層のことで、この条件を満たす土地に住むと長く繁栄するとされます。
これは《中華文明圏》で特に重要視されてきた考え方で、平安京に遷都した際も四神相応の考えに基づかれました。
中世ヨーロッパ
中世ヨーロッパの封建制での貴族とは、国王から与えられた領地を治める身分でありました。
もちろん領地は無償でもらえるわけではなく、戦争の時は土地の代表として貴族自身が出征して指揮を執る義務があります。
中性ヨーロッパでは基本的に貴族の苗字は、所有する土地の名前になります。ド・ラ・ヴァリエールという苗字なら「『ラ・ヴァリエール』という名の土地を治める貴族」ということになります。
昭和時代の日本では「過労死するほどの長時間労働と苦労が美徳」とされましたが、ヨーロッパの上流階級の間では「自分の手を汚さず、労を費やさず効率的に収益を得るのが美徳」とされました。現在では中流階級でも労働環境の改善が模索され続けています。
封建制度とは、天子・皇帝・国王などの直轄領以外の土地を、諸侯に分割領有させ、それをさらに臣下に分与してそれぞれ自領内の政治の実権を握る国家組織を指します。また、国王・領主・家臣の間に、封土の給与と忠勤奉仕を媒介として成立する私的・人格的・階層的主従関係による統治形態。ヨーロッパでは六世紀頃に一般化しました。
日本 = ニッポン or ニホン?
日本の読みに「ニッポン」と「ニホン」というふたつの発音がある理由は、昔言葉の名残りだといいます。
これは「ハヒフヘホ」の発音が時代に応じて変わってきた事実に基づくもので、奈良時代の「ハヒフヘホ」は「パピプペポ」という発音だったようです。
この時代に「ニッポン」という発音が確立されました。
その後、平安~鎌倉時代になると「ファフィフゥフェフォ」に発音が変わり、「ニホン」に変化しました。沖縄の宮古、八重山地方ではこの名残りで、古代本土のように「ハヒフヘホ」を「ファフィフゥフェフォ」と発音します。
九州北部では「先生」のことを"武田鉄矢"氏のように「しぇんしぇい」と発音しますが、これは16世紀の日本では「サシスセソ」が「シャシィシュシェショ」と発音されていた名残りなのだとか。このことから"武田鉄矢"氏は現代に甦った戦国武者の生き残りと鑑みてまず間違いないでしょう。
イエズス会の宣教師たちは、日本語の辞書を作るにあたり、サ行をアルファベットで「Xa, Xi, Xu...」と表記していたようです。
・まったり
まったりは、もともと近畿地方で使われていた言葉で、京都では「とろんとした口当たり」の意味で江戸時代から使われていました。
料理マンガや料理番組などで、この表現が全国に広まった時は、まだ味覚をあらわす言葉でしたが、最近では「のんびりした状態」を表す言葉として定着しました。
・ムカツク
平安時代末期から「胸がむかむかする」「はき気がする」という意味で使われていましたが、江戸時代になり「腹が立つ」という意味で使われるようになりました。
・気色悪い
体の調子が悪くて気分がすぐれない。心が晴れず気分が悪い。不愉快など。気持ち悪いという意味にあたり、略語はきしょいになります。東日本ではあまり使用されませんが、西日本のご老人が使用する言葉遣いです。
日本語におけるアクセント体系
日本語のアクセント体系には大きく分けて、「京阪式アクセント」「東京式アクセント(一部の関東と一部東北。北海道・中国・九州の福岡~宮崎にかけて)」「特殊式アクセント」「一型(崩壊)アクセント」の4種類があります。
アクセントが高くなる箇所を「^」とし、アクセントが低くなるところを「-」として、「雪が降る」の「雪が」を東京では「-^-」と発音しますが、京都では「^--」と発音します。
同じ要領で、「花が咲く」の東京式アクセントは「-^- -^」になり、京都では「^-- ^^」になります。
▼例文:「花が咲く(はなが さく)」
◇東京:「-^- -^」
◇京都:「^-- ^^」
京都は拍の頭がアクセントになり、東京では裏のリズムにあたる2拍目がアクセントになります。
つまり、京都弁と関東弁のイントネーションの違いは、アクセントが1拍ずれるだけなのです。
日本語は英語のような強弱のアクセントはなく、高低でアクセントが作られます。
3音の場合「2x2x2=8」なので、「^^^」「^^-」「^--」「^-^」「-^^」「-^-」「--^」「---」の8種類ほどパターンがありそうですが、関東弁は3種類のパターンしか使われません。
▼関東弁の例
「^--(命)」「-^-(心)」「-^^(頭)」
(1)1音目が高ければ、2音目は必ず低い
(2)1音目が低ければ、2音目は必ず高い
(3)一度、高から低になれば再び高くならない
この3つの原則が関東弁に当てはまります。
関東弁は(2)の原則により低から高になることは当たり前ですが、どこで低くなるかが問題になります。
「頭」「雀(すずめ)」はどちらも「-^^」で区別がありません。しかしこの後に助詞がつくとアクセントが分岐します。
「頭が(-^^ -)」「雀が(-^^ ^)」
このように関東弁ではn音の語にn+1のアクセント型があるのです。
2音の場合は下記のようになります。
「橋が(-^-)」「端が(-^^)」「箸が(^--)」
一方の京都弁のアクセントには、上記の(1)の制限がありません。そのため、3音の単語の場合はさらに「^^^」「^^-」の2パターンが増えます。
▼例文:「はなが さく」
◇東京:「-^- -^」
◇京都:「^-- ^^」
▼例文:「ふゆが くる」
◇東京:「-^- --」
◇京都:「^-- -^」
▼例文:「こしが いたい」
◇東京:「-^^ ^^-」
◇京都:「^^^ ^--」
以上のように、関東弁の3音の単語はアクセントのパターンが3種類あり、京都弁は5種類あります。
どうやら訛りの烈しい青森の一部では、このイントネーションの規則が崩壊するようです。
ちなみに筆者は「花が咲く」と「冬が来る」は東京式アクセントになり、「来る」単体と「腰が痛い」は京都式アクセントになります。
京都のご老公が関東弁を喋るためには、手持ちのイントネーションを削る必要があり、逆に都民が京言葉を話すためには、新たなイントネーションを覚えなくてはならないことになるでしょう。
西日本では島根県だけ、東北の「ズーズー弁」と同じ訛りがありますが、これは前述の《方言周圏論》によるものだと推測されます。
この《方言周圏論》に則ると、戦国時代に畿内の武将が話していた「この恨み、晴らさでおくべきか」という語感の関西弁が、時代を越えて伝播・変化したのが江戸~明治以降の関東弁だという解釈もできます。
現代の日本語の土台は縄文人の言語で、その歴史は古く数万年前までさかのぼります。
日本語の発音や文法が、ヨーロッパ語や中国語などの大陸の言語と著しく異なるのは、日本語の土台が「古代文明が興る以前」の言語であることに起因するようです。
よく「英語には男言葉や女言葉、敬語やため口といった区別がない」とされます。
正確にいうと、すこしの違いはあるようです。たとえばアメリカでは"me"は女性しか使いませんが、イギリスでは男性でも使用しま���。ですのでアメリカ留学した英国紳士の男子は「女の子みたいで可愛い」とからかわれることもあるのだとか。
日本語の母音の数は「あいうえお」の5種類ですが、英語の母音の数は細かく分類すると24種類あり、「あ」の発音だけでも5種類ものバリエーションがあります。
欧米よもやま話
欧米社会は日本よりも男女平等だという認識が広く一般的ですが、ある諜報機関の調査によると、日本以上にアメリカの方が「男は男らしく、女は女らしくあるべき」と回答する率が高かったとのこと。
また、基本的にヨーロッパの神話に登場する最高神はゼウスやオーディンなどの男神ですが、もともとキリスト教も男女の区別が明確で、それは特にカトリック教に強くあらわれます。
キリスト教式の結婚式で、誓いの言葉を読み上げるのはプロテスタントの牧師です。プロテスタントにおける牧師とは、そもそも羊飼いの意味で、身分的に信者と同等とされ、厳しい階級がありません。教会は素朴で偶像崇拝はせず、礼拝堂の十字架にキリストはいません。また、男女問わず牧師になれますし、結婚しても問題ありません。
一方のカトリック教は、厳格な階級や規律があり、司祭平服のキャソックや、教会が豪華で十字架にはキリストがいます。シスターがいるのはカトリック教の方ですが、神父は男性しかなれず、結婚も許されません。
同じ欧米でも美観は国によって異なります。たとえばアメリカでは「男らしい男」が「セクシーな殿方」とされますが、イギリスでは「中性的な男性」が「セクシーな殿方」とされます。
白人にとって黒髪は、金髪の次に格式が高い髪色とされます。なぜなら黒髪の白人は、ラテン系の子孫にしか現れないからです。またラテン系は黒髪を誇りに思う方が多いようです。
そういえば渡米した日本男児がラテン系の彼女を作ったものの、毎日のように体を求められ、耐え切れず断ったら「浮気でもしてるの!?」と、情熱的に攻め立てられたというエピソードを、某大型掲示板で拝読したことがあります。三日に一度くらいではダメなのでしょうか?
髪の色や目の色が一人ひとり違うのは欧米人だけですが、国民がヨーロッパやアフリカ、アジアからの移民で構成されるアメリカ人は、自分のルーツを大切にする風潮があるようです。Nirvanaのベーシスト"クリス・ノヴォセリック"も、自身がクロアチア系であることを強調するために、名前のスペルをクロアチア語風の"Krist"にしています。
欧米で赤毛(茶髪)は、日本でいうB型のような扱いらしく、「感情的で色情が激しい」とされてあまり好まれないのだとか。「なぜ日本人は髪を赤く染めるのだろう」と疑問に思う欧米人も多いようです。
血液型診断について
ゴリラの血液型がBB型なのは有名ですが、イルカやクジラの血液型もBB型で、日本列島の縄文時代における縄文人の血液型もB型とO型だけでした。
植物も人間と同じように4種類の血液型を持つものもあります。当然ながら植物に血液はないため、植物の液中に含まれる糖タンパクの種類で区分できます。黄色のもみじはO型、赤色のもみじはAB型になります。
グレゴール・ヨハン・メンデルの提唱した粒子遺伝における法則「メンデルの法則」に則ると、血液型を決定する遺伝子はふたつの遺伝子配列からなります。人の血液型を決める遺伝子は「A遺伝子」「B遺伝子」「O遺伝子」の三種類です。このうちAとBは優性遺伝子で、Oは劣性遺伝子です。ABO式血液型によるふたつの遺伝子の配列パターンは、「AA」「AO」「BB」「BO」「AB」のいずれかになります。AとBは優性遺伝子なので、AとBが重なればどちらも顕在化してAB型となり、優性遺伝子×劣性遺伝子の「AO」はAが顕在化して「AA」と同じくA型。「BO」は「BB」と同じB型になります。他の遺伝子と同様に、血液型も両親の遺伝子から半分ずつ遺伝するので、両親の血液型から生まれてくる子供の血液型の確立を割り出せます。ただし、突然変異などの例外もあるので一概には断言できません。
欧米人にとって星座占いは、日本人にとっての血液型占いのような位置付けですが、そもそも輸血が必要な際はたとえ本人が自分の血液型を書いたプラカードを首からぶら下げて居ようと、医師がその患者の血液型をしっかり調べないと輸血できませんので、欧米では自分の血液型さえ知らない方々が多いようです。
日本人はやたらと知人に血液型を訪ねますが、ナチス・ドイツのヒトラーが推し進めた血液型診断があまり浸透しなかった欧米人を相手に血液型を尋ねると「何が目的だ。お前は医者か?」と手痛い反応が返ってくる場合もあるとのことです。
人類の45%を占めるO型は最も古い血液型で狩猟民族が発祥です。O型はアフリカや南米に多く、次に現れたA型はヨーロッパや中国などに住んでいた農耕民族に多く、B型はアラブ~インドやモンゴルの遊牧民族に多くみられる血液型で、おもに黄色人種・アジア人に多いとされます。AB型は、農耕民族と遊牧民族が出会って生まれた最も新しい血液型で、日本では北海道のアイヌ民族に多いとされます。
ヒトラーが血液型診断により側近をヨーロッパ人種に多いA型で固めたのは、ユダヤ人などのアジア人や異人種を警戒したためとされます。
歴代F1チャンピオンは、シューマッハを始め、なぜかヨーロッパでは数少ないO型の比率が最多のようですが、一方のヨーロッパ人に多いA型はクラッシュ事故の名手らしく、入賞者は人口の比率として少ないようです。
敬体と常体
日本語の文体は「敬体」と「常体」に分けられます。
「敬体」は、文末が「です」「ます」で終わる文体で、読み手や聞き手に対し、丁寧な表現になります。
「常体」は、文末が「だ」「である」で終わるもので、語尾をごまかさず断言する必要のある論文などに向いていますが、すこし偉そうで突き放した印象を与える文体です。
日本語は、会話をする時の言葉「話し言葉(口語)」と、文章に用いる言葉「書き言葉(文語)」の2種類に分類されます。
本来の書き言葉ではなく、口語で小説を書く試みは、明治時代に活躍した小説家・英文学者"夏目漱石"の世代より始まりました。
日本語の文章には「漢字比率」というものがあります。漢字比率とは、漢字・ひらがな・カタカナを用いた文章全体の漢字が占める割合のことを言います。文章の読みやすさや印象を決める指標のひとつで、新聞・雑誌・書籍などの紙媒体の漢字比率は、一般的に30%が適正とされており、これが黄金比率と言われます。
漢字比率が高いと文字数を削減できますが、字���読むのにかかる時間は増えます。なので新聞など格式ばった媒体では漢字比率がやや高い方が好ましいのですが、雑誌やSNSでは漢字比率を2割ほどに減らすことが推奨されます。また「珈琲」は「コーヒー」、「昼食」は「ランチ」といった具合に、読者が読みやすいように漢字をカタカナに置き換えて書きます。
「この恨み、晴らさでおくべきか」
これは大阪の戦国武将が発した大阪弁です。
「で」は「-ないで」にあたる接続助詞で未然形につき、「べき」は「べし」で「-できる」という意味です。
最後に反語を意味する係助詞「か」があり、係り結びによって「べし」は連体形の「べき」になっています。
よって全体として「この恨み、晴らさないでおけようか(いや、だめだ。晴らさなければならない)」というような意味合いになります。
どうやら所謂「でんねんまんねん」のような関西弁は、江戸時代中期に形成されたもののようです。
関西弁の終助詞「-や(ya)」「-やん(yan)」は、東日本に伝播する過程で、子音が変化して「-じゃ(jya)」「-じゃん(jyan)」になりました。さらに東北のズーズー弁はSの子音自体が独特な発音になります。
つまり関西人は今日でも「今日はいい天気じゃ(今日はいい天気や)」と、ご老人のような語尾で会話していることになります。
福岡県内でも博多弁と北九州弁は別物です。博多弁は「〇〇たい」「〇〇ばい」「〇〇やけん」という語尾で、北九州弁は「〇〇だっちゃ」という具合。「いらん(要らない)」「〇〇やった(〇〇だった)」と語感が関西弁に近い印象も受けます。
2015年に福岡市の人口は神戸市を超えました。九州北部は縄文人と弥生人の配合バランスが均一な地域で、弥生6割・琉球4割という調査結果もあります。東京以上に福岡出身の芸能人が多い年もあるほどで「博多美人」という言葉もあります。
福岡や長崎は温暖ながらも色白の人が多いのも特異な点と言えます。江戸時代からオランダとの貿易があり、オランダ人も多く住んでいたために「白人との混血が要因」という説もありますが、当時の殉教なキリスト教徒だったオランダ人と日本人の混血は少なかったとのことです。
「雑種強勢」という言葉があります。様々な遺伝子が交雑している方が、抗体・免疫細胞のバリエーションが増えて環境適応力が向上し、なおかつ均衡の取れた性的に魅力的な容姿になり繁栄するというもの。日本以外では、地中海や北米~南米が混血の進んでいる地域です。
生物の繁栄には「自然淘汰」の他に「性淘汰」もあります。環境適応力がなければ自然淘汰されますが、性的魅力もなければ子孫を残せず絶滅します。しかし、性的魅力は環境適応力と反比例するケースが多い傾向もあります。
例えばサーベルタイガーは牙が大きいほどモテましたが、その大きな牙が邪魔になって絶滅したことで有名です。同じようにクジャクは大きく美しい羽を持つオスほどモテますが、羽が大き過ぎると生活に支障をきたすことは想像できるでしょう。
弥生系は環境適応力・経済力に富み、縄文系は性的魅力・外向性に富む印象を受けます。
雑種強勢:雑種第一代(F1)の体格の大きさ・増殖力・抗体などで両親よりも優れた形質を保持していること。蚕の雑種が両親より強健で発育がよく糸量も多いなど。
関西は使用する子音が少なく、特に「です・ます」のような「Sの子音(さしすせそ)」が少ない傾向があるので、年配者には敬語が発音しにくい傾向があります。
神戸では「いらん」が多数ですが、正式な上方の関西弁だと「いらへん」「いりまへん」になります。京都弁の「おりはりますか?(いらっしゃいますか?)」という所謂「はります弁」は神戸では使われず、一部の年配の方は「おってですか?」と表現。基本的に兵庫県はOの母音を強調します。
四国の高知弁では「あがれん」=「あがらないでください」という意味で、「触られん」=「触らないでください」になります。しかし、神戸では「あがれん」=「あがれない」の意で「触られん」=「触れない」になります。
どういうわけか、隣り合う神戸と四国では、一人称と二人称が入れ替わってしまうわけです。
ところで「福岡からみた長崎」は「大阪からみた神戸」に似ていると思いますが、これを関東で例えると「東京からみた横浜」みたいなものだと思う今日この頃です。
「日本語のアクセント体系」で分類するところの「特殊式アクセント」「一型(崩壊)アクセント」は東北地方に多い訛りとされます。
西日本では島根県を除き、東北弁に近い訛りは確認できません。個人的に、東北訛りは大変興味深いイントネーションです。
納豆はもともと畿内で作られましたが、「飯が臭いところに文化はない」と武将が言った逸話もあり、戦国時代を超えて平成に入るまで、関西では納豆を食べる民族的な風習はなかなか浸透しなかったようです。やはり飯があるところに《食文化》はあるのでしょう。
大阪の知人いわく、東京の知り合いが大阪に来る際に「美味しいお店を紹介して」とたのまれて「適当に入った店が美味しい店だよ」と教えたとのこと。後日、東京の知り合いから「本当だった」と感心されたのだとか。
関東は寂れた不味い飲食店も多くあるので事前に下調べが必要ですが、関西はさすがに《食文化》にうるさい土地だけあって、適当に入った飲食店でも美味しい料理が出てくる��だとか。
武士道と左側通行
日本の道路交通が、先進国で唯一の左側通行になったのは、その昔に侍が刀の鞘を左側にさしていたことに起因します。
もし、お侍さま同士が右側を歩くと、すれ違う時に刀の鞘同士がぶつかってしまい大変危険だからです。
車の運転まで侍のルールに則るとは、まさに《武士道》の本場といえるでしょう。
車に心の鞘をさすとは、室町時代のお侍さまもきっと感嘆の念をいだいてくれるはずです。
関東では《武士道》に則ってエスカレーターは原則左側に乗りますが、関西では右側に乗ります。もともとは関西でも左側でしたが、1970年に開催された大阪万博の際に、欧米のルールに則って右側に乗るように習慣を変えたようです。
平成時代に入るまで休日は日曜だけの「週休一日制」が基本でしたが、これもまっさきに大阪が欧米にならって《週休二日制》を導入しました。
昨今ではゆとりをもって、有給休暇の消化もぶじに定着しました。
東日本では冗談の範囲として「バカ(莫迦)」が使用され、関西では「アホ(阿呆)」が頻繁に使用されます。
そのため「関東人はバカでは傷つかないがアホで傷つき、逆に関西人はアホでは傷つかんけどバカ言われたら腹立つ」と言われます。
少し前の関東のサラリーマンは「大阪への転勤」を会社から言い渡されると、辞表を提出する人が多かったそうです。
当時の関東人にとって「大阪への転勤」は、「ベネズエラへの転勤」を言い渡されるくらいショックだったのでしょう。確かにベネズエラのスラム街は、日本の200倍以上もの殺人事件が発生します。
「関西人以外で関西の好きな地方民はいない」くらいの覚悟は必須だと言えます。
◆京都弁:「何してはりますの?」「いりまへん」
◆大阪弁:「何してんねん?」「いらへん」
◆神戸弁:「何しとん?」「いらん」
◆津軽弁:「何してでゃか?」「いんね」
大正時代まで、この地方による方言の特色があまりに強すぎたため、日本人同士でも日本語が通じない惨状になりました。
それを改善するために、日本政府は関東弁をもとに標準語を規定しました。
東日本と西日本における電気の周波数
家庭用における電気の流れる方向は1秒間に何十回も変化します。この流れの変化する回数を周波数(Hz:ヘルツ)と呼び、日本では静岡県の富士川と新潟県の糸魚川辺りを境に、東日本は"ドイツ"から発電機を取り寄せた影響で50Hz、西日本は"アメリカ合衆国"の国民性に影響を受けて60Hzの電気が送られます。
ドイツ製品は関西では正常に動作しないケースもあるようですが、こんな規定を設けたのは一体どこのドイツやら?
アメリカに住む白人の中で最も人口が多いのは、ドイツ系白人の約5,000万人。次いでアイリッシュ系(イギリス南部~アイルランド)白人の約4,000万人です。「政権次第でアメリカの公用語はドイツ語になっていたかもしれない」という与太話もあるのだとか。
また、元々イギリス国民の構成は、平民はドイツ北部からの移民で、貴族はフランス王室の由来でした。
その影響で元々の平民は英語を話し、貴族はフランス語を話していましたが、中流階級の経済的影響力が強まってからは、王室も英語を取り入れました。
俗に言う「王室訛りの英語」の正体は、「フランス語訛りの英語」とも言えるでしょう。
華僑
明治時代に"��ゃんぽん"を生み出したのは長崎に渡来した華僑とされます。
華僑の生き方は「落地生根」と表現されるようです。
一粒の種が地に落ちて、芽生えて根を張り、枝をつけ、やがて大樹となるように、故郷を遠く離れて、海を渡り異国の地にたどり着き、その地の人々となれ親しみ合う。
その地の習慣にも馴染み、家業を起こし、家庭を築き、子孫を増やし、円満に暮らし、やがてはその地の土に帰する様子を言います。
いろいろな宗教や文化、風習をもって渡来してきた先人たちは、長崎に根を下ろして寺院や祠堂などを造り、多用な様式を残してきました。
中国古来の風習はそのまま伝承され、既に本国では廃れつつあるものが、華僑の暮らしの中に現存しています。
華とは中国、僑とは仮の住まいという意味を持ち、中国籍を持ちながら海外に暮らし、中国の伝統文化を受け継ぐのが華僑とのことです。
未だに正確なデータがありませんが、2017年時点での全世界の華僑人口は約6,000万人で、その資産規模は2兆5,000億ドル(約280兆円)以上と推定されます。
箸のイントネーション
そういえば肥前国出身の父上と、播磨国出身の母上では「箸」のイントネーションが正反対になるので、たまに夫婦間で簡単な単語が通じないこともあります。
播磨国で育った母上は、結婚するまで納豆を見たことがなかったらしく、わら納豆を解いた時に「これ、腐っとう!」と非常に驚いたのだとか。
東日本では冬季に備えて「納豆」「くさや」のような《保存食文化》が発展したのだとされます。かつて冷蔵庫のない時代は「雪の中に野菜をそのまま突っ込んで保存」という雪国ならではの荒業もありました。
九州と関東は、畿内から見て同程度ほど距離が離れているので、《方言周圏論》に則りイントネーションや食文化などに被る部分が表れたのでしょう。
これではいつ熾烈な合戦が行われるか、まったくもってさっぱりよく解らんしだいです。
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昔々、播磨地方に近隣の農家を束ねる百姓の男がおりました。
男は喫茶店を経営する傍ら、辺りの農家の頭になり白米を徴収し、それを町に卸売り富を築きました。
紺屋の白袴のごとく、白米は百姓に納める為のものなので、近隣の農家たちは玄米を食していたそうです。
百姓の男は身内に厳しく、娘に向かって心無い言葉を投げかけることもありました。
しかしながら飼っていた白い大型犬と猫には非常に優しく、姿を見せなくなった飼い猫を数週間かけて探し出し、その亡骸を庭に埋葬するほど大切にしていたのだとか。
その百姓こそが、私の母方の祖父でありましたとさ。
母上がご学友と駄菓子屋に行くとき、ご学友のお小遣いは5円だったそうですが、母上は倍の10円ほど貰っていたらしく、近所の貧しい友達の分のお菓子を奢っていたようです。
また、子供の頃に『アタックNo.1』などの漫画も読んだことはあるもののそこまで熱中せず、男の子に混じって駆けっこや木登りをして遊んでいたとのことです。
ちなみに明治時代を舞台にした夏目漱石『坊ちゃん』に登場する数学教師の月給は40円。退職後の鉄道技士は月給25円。芥川龍之介の小説では「帯一本2円50銭」と書かれていた記憶があります。
明治時代は大体1円=1万円の価値になりますが、1銭=100円の価値は重い……ちなみに鉄道はその後に国営となるので、この『坊ちゃん』は、ある意味で形勢逆転するというお話でもあります。
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播磨国の訛りなのか、はたまた母上のご家庭だけの訛りなのか定かではありませんが、なぜか母上の子音の発音は「心臓」が「しんどう」になり「ムカデ」が「ムカゼ」になります。
語尾の子音の「zo」が「do」に置き換わり「de」が「ze」に置き換わるので、例えば「捕ったぞー!」は「捕ったどー!」になるわけです。この規則性から推測すると"安倍晋三"は「安倍しんどー(しんどい。疲れた、など)」になるのではないかと恐れ慄いております。
■#1 ���本一汚い?美しい?方言『播州弁』〜基礎の基礎編〜【播磨】【姫路】【初級編】
有識者の解説を拝見し、これらの置換は播州弁に起因する可能性を発見。兵庫県南部・最西端の姫路市におけるネイティヴな訛りと若干異なりますが、播州弁の影響を受けていると断言できるでしょう。
母上が富士通の子会社に勤めていた頃に「業がわく」と言ったら同僚に通じずに笑われたそうですが、まさにこれが播州弁です。
江戸時代までの行政区画では、兵庫県神戸市から東の大阪は摂津国で、兵庫県明石市から西の姫路は播磨国でした。
播磨国は『播磨国風土記』に記述されている通り、いまも八幡神社に祀られる第15代"応神天皇"が、白い愛犬"まなしろ"君を連れて猟をしたエピソードはあまりにも著名でしょう。
この播磨国には、日本初の海外遠征戦を治めた第14代"神功皇后"が凱旋帰国後に創始させた高砂神社もあります。
戦国武将・豊臣秀吉は朝鮮出兵の前に、神功皇后の成した「三韓征伐」の伝承にあやかり、高砂神社で戦勝を祈願したと伝えられます。
▲1592年「文禄慶長の役」における1598年「泗川の戦い」解説
幕府による令制国時代は、国を移動するために通行手形が必要で、移動手段も徒歩しかなく越境は長旅になります。よほどの理由がない限り、国民は国を移動することがありませんでした。
そうした時代背景もあり、行政区画ごとの「お国訛り」つまり方言の特色が日本語に表れたわけであります。
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日程:2/18sun
イベント名:魔ゼルな規犬企画
会場:
新宿ゴールデンエッグ
https://g-egg.info/info
:東京都新宿区歌舞伎町1丁目16−10 地下2階
開場・開演:18時半
料金:1500円(ドリンク付)
進行・催眠:謎の超能力者戸田
LIVE(あいうえお順):
・gloptin
・人生逆噴射
・バロムさんwithサワラ
・Bizarre Love Triangle(Pinkspine feat.清流花+はんみょうプロジェクト華奴泉血+あなるちゃん+魔ゼルな規犬+女王様のゲストの方々)
・フレッシュコンドームス
・Roreda
・WorldWideSize
出演者詳細:
【 gloptin 】
"孤高の音求道者です。
ドラム缶タム、キッチンメタル、自作電子ボックス、
改造エフェクター、ストロボと照明を使ったソロ活動してます。
ライブでフライパン叩けます"
gloptin (@gloptin) / X
gloptinです。孤高の音求道者です。 ドラム缶タム、キッチンメタル、自作電子ボックス、改造エフェクター、ストロボと照明を使ったソロ活動してます。ライブでフライパン叩けます。
X (formerly Twitter)
【 人生逆噴射 】
世の中に真実を伝える活動をしている人生逆噴射です。ブッキング大募集中!!
スケジュールはこちら→ https://t.co/mZJfSMIk6k
DJ.YMZK 1992年3月生まれ 神奈川県鎌倉市出身 腰越という漁師町に生まれ、魚をとって生活をしていたが、都会に憧れて片道1時間かけて上京。高円寺でブルースギタリストとして活動していたが、路線を変更し、童謡DJの活動を開始。ある日、神秘体験をし人間は所詮子孫を残し続けて死ぬという輪廻を繰り返す存在でしかない。と啓示を受けJuan.Bと人生逆噴射を結成。 Juan.B 非国民ハーフ、作家、反社会的アーカイバー、そして歌手。 1994年、板橋区生まれ。海外の衛星放送毒電波の浴びすぎで周囲と話が合わなかった。クソ学生時代を経て2019年に『戦前不敬発言大全』『戦前反戦発言大全』を出版。DJYMZKと出会い、魔の手によって歌手となる。
【 謎の超能力者戸田 】
"謎の超能力者戸田です。 銀河系に住むオセロ七段。
催眠、気功、伝授できます。
「催眠サークル人間失格」の代表
有料noteあります https://note.com/todatomoya111 ”
【とだともや✡窯出しとろける催眠術師✡ (@ecoecoazarachi) / X
謎の超能力者戸田です。 銀河系に住むオセロ七段。 催眠、気功、伝授できます。「催眠サークル人間失格」の代表。https://t.co/Wg52U5tZV9 有料noteあります https://t.co/lnuc2Auonq
X (formerly Twitter)
【 バロムさん with サワラ 】
オッチーさん エマルジョンのmika-Rさん によるバロムワン!
のようなユニット!
今回!あの!鉄観音サワラさんが!パフォーマーとして入ります!
鉄観音サワラ:
"モデル/パフォーマー。フェチフェスガールもしています。
文脈と欲望を愛す酒好き。熊サポ。 #ヒスベ #X女 #ほんせけ
#酒場SF #桶屋になりたい #メ女tar #舞台SNS
【ご依頼】http://twpf.jp/sawaraph
【 Bizarre Love Triangle 】
(Pinkspine feat.清流花+はんみょうプロジェクト華奴泉血+あなるちゃん+魔ゼルな規犬)
踊れそうです!即興と4つ打ち!そして!SM!!!
(SiSeNさんは今回は関西に!
Pinkspine:
DJ | Producer | Organiser
♪(*^o^*)O https://instagram.com/djpinkspine?r=nametag…
Pinkspine (@pinkspine) / X
♪(*^o^*)O https://t.co/eg7nlhpJEA
X (formerly Twitter)
清流花:
前立腺は一発で仕留めます。
#mistress #domina #bdsm #ボールパイソン #鞭 #高身長 #足フェチ #聖水 #緊縛 #言葉攻め #焼印 #露出 #射精管理 #針 #BBQ串 #変態 #両性具有 #CBT 清流華
あなるちゃん
Fée de fleur analchang (╹◡╹)
ぱふぱふフラワーあなるちゃんです。
お花がいっぱいフラワーランド 。
アバンギャルド労働組合東京婦人部。
『車掌』編集部給食係 つちのこ学会東京支部。
はんみょうプロジェクト:
since2005 原宿愛をモットーに日曜の原宿で18年活動中
代表・リアル都市伝説 #原宿ピエロ #カドッチ #華奴泉血
高尾にてカラオケ喫茶サンフラワー経営
テクノブレイク中野店で自作グッズ委託販売中
タロット占い等のご依頼はDMまで
魔ゼルな規犬:
㎜∀Ζё∟μИÅ К↑Ж∃∩! は シマウマなドラマーなラッパー
超能力少女(��膚がプラ)と 広告モデルで参加する青砥撫子 と
野生の生きた飛ぶタイプの虫 全部がメンバー!
【 フレッシュコンドームス 】
フレッシュコンドームス
元 電波パパのメンバーによる新バンドです。 vo ななしのあ) key フユキ dr papa ba 石川
動画 youtube.com/watch?v=MmyZoxNVqck
「童貞リベンジャーよしお」 「hapy exit (お願いドクター)」 「クラクフへ行こう!」
【 Roreda 】
へヴィーサウンドでの歌唱や身体表現等。3DCGデザイナー、作詞作曲、MV制作・動画編集 、元ストロベリーソングオーケストラ弾身無子、元劇団ひまわり。バンド一時休止中で現在ソロ。 出演依頼・チケット予約はDMかHPにて youtubeは 「Roreda」で検索
【 WorldWideSize 】
kouichikidoura(Gt) atukurusiioden(Dr)
freeform mathrock duo
soundcloud https://soundcloud.com/world-wide-size
mixcloud http://mixcloud.com/WorldWideSi
18:30開場
(リハー続けててます!)
19:00~「WorldWideSize」
19:25〜転換
19:30~「Bizarre Love Triangle」
19:55~転換
20:00~「フレッシュコンドームス」
20:25~転換
20:30~「Roreda」
20:55~転換
21:00~「バロムさんwithサワラ」
21:25~転換
21:30~「人生逆噴射」
21:55~転換
22:00〜22:25「gloptin」
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