#郡司裕也くんよくやった
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けいおーっ、 けいおーっ、 りくのおおじゃ、 けいおーっ、 っと💖 #骨の髄まで三色旗な湘南ガール #第50回記念明治神宮大会 #慶應義塾優勝 #19年ぶり4度目 #おめでとう #ありがとう #郡司裕也くんよくやった #高橋佑樹くんもよくやった #みんなよくやった #陸の王者 #shonanlife #shonanstyle #keiouniversity #baseballchampionship #surfing https://www.instagram.com/p/B5G8k0RAYgh/?igshid=nsboy1knthg0
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仙台公演のレポートと第3期の総括です。
3月31日の土曜日、まだ桜が咲き始めたばかりの肌寒い仙台、東京エレクトロンホール宮城(宮城県民会館)にて東北ユースオーケストラ演奏会2018の仙台公演を行いました。この冒頭の写真はフォトグラファー丸尾隆一さんによるオフィシャルフォトです。このあと差し込んでいく写真でも、わたくしのライブ感と短距離感だけが取り柄の素人写真との違いを一目瞭然お気づきになるだろうと、あえてクレジットいたしません。丸尾さん、毎度のオフィシャル写真撮影をありがとうございます。
さて、21日の東京公演から10日間のブランクが空き、指揮の栁澤寿男さんとしては、「みんな、これまで出してきた注意、指示を覚えてくれているかなぁ」と不安そうです。
合同練習や合宿など集まる機会には必ず忘れ物が出てくる東北ユースオーケストラですが、演奏楽曲は身体に染み込んでいると期待したいところです。
リハーサルにあたって坂本龍一代表・監督から「今年度の締めくくりとなる、集大成となる演奏を」と柔和な檄が飛びます。
演奏会の構成も忘れているかもねと、舞台上の動き含めて演奏順に曲をさらっていきました。
コンサート前半を盛り上げて締める『Three TOHOKU Songs』は、団員の地元3県の民謡「大漁唄い込み」(宮城)、「南部よしゃれ」(岩手)、「相馬盆唄」(福島)をメドレーとして現代音楽の作曲家である藤倉大さんによる編曲作品です。
東北の民謡独特のグルーブ感にこだわる坂本監督は、本番直前でもパーカッションセクションに溶け込んでの手拍子指導です。
威勢のいい拍子木を響かせるのは気仙沼の高校生、三浦瑞穂さんです。以前伺った三浦さんのご実家のお隣まで津波で流された体験談は鮮烈に覚えています。この三浦さんのお祖父様がつくられた農園のいちごを差し入れでいただきました。
三浦さんお祖父様は民謡の先生でもあって、昨年は「ちょいさーのさーっさ」の掛け声のリズムとイントネーションについてご指導に来ていただきました。1年前の東京公演での『Three TOHOKU Songs』の演奏の様子はYouTubeでご覧いただけます。一���は百見に如く。ぜひお聴きください。
youtube
一通り演奏と動きを通した後に、冒頭の開演前のカゲアナ隊の練習です。携帯電話を切りましょうなどの諸注意事項を団員が表に出てお伝えする演出です。この仙台公演はもちろん仙台市出身で固めました。
右から畠山茜キャプテンはちょうど仙台市出身。坂本彩雲さん、中学1年生、フルート担当。木島悠太くん、中学1年生、ヴァイオリン担当。浅野海輝さん、高校1年生、パーカッション担当。狩野諒也くん、大学2年生、ホルン担当。曽我ひかるさん、大学4年生、コントラバス担当は、実は仙台市のお隣の多賀城市出身でした。
そして、開演を告げる団員の福島市の高校1年生、堤英純作曲の金管八重奏を、トランペット中村祐登くん、秋葉大地くん、井出大雅くん、ホルン曽根瑞貴さん、田嶋詩織さん、トロンボーン江見悠希くん、バストロンボーン新川和弘くん、チューバ冨澤悠太くんが、今日は花道で演奏します。
本番前にOGが激励に来てくれました。
見事大学に合格して来期から復帰してくれる郡山市の芦名さん(妹さんは第3期からのメンバー)と今年から宮城県の中学校で音楽教師となった初代キャプテンの長谷川桃さんの二人が、「ジャージ姿ですみません」という栁澤寿男さんを挟んで記念撮影です。
お昼のお弁当はJA共済連の今日は宮城県本部さんからいただきました。JA共済連さんには毎度毎度、団員の血になり骨になる食事をご提供いただき本当にありがとうございます。
リハーサルで疲れた身体には美味しさのあまり縦のお弁当になりました。
ごちそうさまでした!そして、東北ユースオーケストラオールドボーイズも応援にかけつけてくれました。
懐かしい顔の中でも注目したのは一番左の岩花くん。昨年度まで岩手県宮古市から福島市の練習会場まで片道5時間かけて巨大なチューバとともにやって来てくれていたのですが、中学生の一年間見ない間に大学生と同じくらいの身長になっていました。思春期の雨後の筍のような成長には目を見張るものがありますね。
こちらは事務局の「おかーさん」こと岡田さんにTYOオリジナルハンカチーフを巻いてとねだる列。
本番準備が進んでいるのは舞台裏だけでなく、舞台表も同様で。
今年もJA共済さんのご厚意で、わたくしの駄文とノリだけの写真で活動記録のパネル展示をしていただいていました。
ロビーでの寄付受付コーナーもお客様を待つばかり。
昨年で卒団したリケジョ楢山さんがシックな黒づくめの出で立ちで、東京に引き続き地元公演の受付係にボランティアで参加してくれました。右隣は福島事務局の大塚真理さんの姪っ子さん、 菅藤 さんも就活スタイルで手伝っていただけました。そして、今回返礼品を無償提供いただいたアウドドアのプロダクトで世界的に高名なパタゴニア日本支社、自らアウトドアマンの辻井社長以下のスタッフのみなさんも、どうもありがとうございます!そもそものTYOロゴにはじまり返礼品にTYOロゴをあしらうデザインをしてくれた、TYOの美術教師長嶋りかこさんもありがとうございました!
開場直後からの「ロビコン」つまり、ロビーコンサートチームのご紹介です。 ホルン八重奏「3つのエピソードより第一楽章/真島俊夫」 千葉大輝、佐藤咲良、狩野諒也、立谷隆太郎、千田捺月、田嶋詩織、曽根瑞貴、磯貝雛子。
トロンボーン7重奏「Bosco Rosco / Tommy Pederson」大谷龍陽、江見悠希、大波さくら、筒井温之、橋本幸歩、新川和弘、冨澤悠太。
木管五重奏「木管五重奏のためのディベルティメントより第1楽章、第4楽章/ハイドン」菅野桃香、関根慧、田嶋詩織、西村優里、木戸口夏海と クラリネットカルテット「クラリネットポルカ」木戸口夏海、山中陽香、黒須菜月、阿達弘将のチーム木管。
ヴィオラ六重奏「G.P.テレマン/4本のヴィオラの為の協奏曲第1番より第3楽章」村岡瞭、服部未来子、高橋奈々、鈴木祥子、佐藤ひかり、紺野未帆。
さあ、開場しました。列をなしてお待ちいただいていた熱心なお客様に次々とアンサンブルを披露していきます。
団員のご家族ご親戚お友達も聴きに来られているのが呼びかける声からもわかります。これでこそ地元公演ですね。
カゲアナ隊が舞台��に登場してきました。
続いてオープニングファンファーレの金管八重奏隊も。
団員が続々と下手の舞台袖に集まって来ました。
恒例の坂本監督とのタッチによる送り出しで、みんながステージに。
ピンボケ写真でもわかるのは監督に笑顔で応じるフルートの菅野さん。
オープニングは『Behind The Mask』。坂本監督YMO時代の作品です。
実はこの曲、東北ユースオーケストラが企画物として初登場したルツェルン・フェスティバルARK NOVA松島の2013年に演奏されていました。今回のために監督自らアレンジを見直され、開演にふさわしく管の響きが鮮やかな曲となりました。
二曲めは『戦場のメリークリスマス』。毎年の団員の演奏希望曲アンケートでは必ず何人かが挙げてくれていましたが、ついにTYOとして今年初披露できました。
三曲めは『ラストエンペラー』。初年度の夏合宿地の宮古島でシーサーをつくりなが��皆んながこのメロディを口づさんでいたのが懐かしい、こちらおじさんの感傷に舞台袖でひたっていました。
滑り出し三曲は東京公演よりも落ち着いたいい演奏になった気がしますよ。司会の渡辺真理さんの流麗な進行につられ、坂本さん栁澤さんともに東京よりもリラックスされているのか饒舌気味で、客席にも笑いが起きています。
そして、次の出番を控えたあの方が!
後ろ姿から後光が差してる気もする小百合様。
ご登場です。
朗読される詩をまとめられたお手製の製本が左手に光りますね。
このパートでは坂本監督指揮による『Still Life』に合わせての朗読となります。
まずは団員の地元である岩手県は花巻市出身の宮沢賢治の詩から二篇「村娘」「星めぐりの歌」から
そして広島、沖縄の平和を願う詩をそれぞれ一篇、原民喜「永遠のみどり」安里有生「へいわってすてきだね」、最後は東日本大震災をきっかけに福島の小学5年生だった関根妃奈乃「あの山を登れば」です。
圧倒的な存在感がありながら、優しく包み込むような吉永小百合様の朗読は、やはり「日本の母」。東京公演の、のんさんの「妹の力」(©️柳田國男)とは個性のまったく違う時間が流れました。公開中の映画『北の桜守』のプロモーションでご多忙を縫ってのご出演ありがとうございました。わたくし個人的には、この日小百合様からリアルに「宏和さん��」と話題にされ、旧約聖書で神ヤーウェにいきなり名前を呼びかけられ、「なぜ神は私の名前をご存知なのか!?」と感動に震えたアブラハムのごとく畏れ多さに跪きそうになりました。(事前にわかればスマホで録音したのに・・・)
さて、続いては今年初めての企画、団員のオリジナル作曲作品を団員が演奏披露するコーナーです。昨年の12月に藤倉大さんによる作曲ワークショップを行い、親交のあるヴィオラ奏者の安達真理さんにも当日お越しいただき、数々の特殊奏法を紹介してもらいながら、それらを参考につくった団員の出来立てほやほやスコアをその場で実演してもらい、藤倉さんと坂本監督が講評するというものでした。当初の「ほとんど誰も作曲できないのでは」という予想をいい意味で裏切り、全員が2時間で作曲できたのです。人間の創造性というのは、環境と動機づけ、それを導く人次第で引き出されるのだということを実感しました。
今年の演奏会で作品を発表したい人を募りましたところ、6名が手を挙げてくれました。ここ仙台では、東京公演とは違う3名による作品を3名が演奏しました。坂本監督もステージに残り、会場の全員が耳をそばだててソロ作品を聴くという緊迫したコーナーです。
最初は福島県浪江町出身の大学1年生菅野桃香さん作曲作品「当たり前の幸せ」を岩手県北上市出身の大学4年生、木戸口夏海さんがクラリネットで演奏。
直前合宿でのリハーサル時に菅野さんの出身地を入団申し込み時のデータから「いわき市」と紹介したのですが、本人から「実は浪江町出身で、いまは実家は取り壊され、避難していわき市に住んでいます。浪江町で紹介をお願いします」と明るく言ってくれたのには胸にこみ上げるものがありました。タイトルがまた「当たり前の幸せ」ですからね。重く響く題名をつけられた作品が軽やかなクラリネットで奏でられました。
続いては、福島市出身の大学3年生、佐藤実夢さん作曲作品「チェロのための音遊び」を福島市の高校1年生の誉田憲丸さんがチェロで演奏。
高校1年生、緊張したと思います。途中特殊奏法も含まれる作品でしたので、間違ってもお客さんにはばれにくいという利点もあったかとは思いますが、1500人以上を前に堂々とした演奏でした。
そして、トリは仙台市の大学3年生、中村祐登くん作曲作品「ホルンのためのimpromptu」を同じく仙台市出身の大学3年生、千葉大輝くんがホルンで演奏します。
「impromptu(アンプロプテュ)」とはフランス語で「即興曲」の意味。千葉くんは『火の鳥』のソロより緊張したそうです。
団員作品発表コーナーの後は、団員たちの眠れる作曲家としての資質を見事に開花させてくださった藤倉大さん編曲の『Three TOHOKU Songs』で前半終了。
栁澤寿男さん、前半の出来栄えに上機嫌です。
そこに割って入ってくる中村くん。
ちゃっかりしてるなあ。後半に向けて頑張っての意を込めてパチリ。
カメラを向けると必ずポーズの田嶋さんにつられて、同じホルンの赤間奏良くんもピース。繰り返しますが、中学生の身長の伸びには目を見張るものがあります。たぶんこの3年間で20センチは伸びたのでは。
今年のホルンはみんな元気で、パートとしての一体感がありました。
左の狩野くん、
ハイタッチでリラックスしてるなと思いきや。
団員全員が板付いたところで、急に舞台袖に「やばい、やばい」と走り込んできました。もうチューニングがはじまっています。楽屋に戻っていったみたいです。
しばらくしてまた「やばい、やばい」と階段を降りて来ました。もうチューニングは終わってますよ。
なんとミュート(消音器)を忘れて楽屋に取りに戻ったようです。忘れ物が多い東北ユースオーケストラですが、本番での楽器の忘れ物は初めてでした。団員への楽器忘るべからずの教訓としてご紹介しておきます。
後半のメインの楽曲の最初は、クロード・ドビュッシー作曲の交響詩『海』です。坂本監督、団員の演奏を指揮者モードでチェックです。
栁澤さんの指揮も自然と大振りになる『海』です。
今日も録音のために来られているサウンド・エンジニアのオノ・セイゲンさんのブースで。
坂本監督、サウンドチェックに夢中のあまり、人知れず指揮!
こちら反響板の隙間からいい撮影スポットを見つけました。
降り番メンバーも舞台袖で応援しながら聴き入っています。
順調に『海』の演奏が進みます。
エンディングを舞台袖特設カメラで録画してみました。
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20分強のドビュッシーの『海』の演奏が見事に終わりました。満員の観客からの拍手を受けて下手袖に下がる栁澤さん。
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とりあえずひと山超えたぞー、の笑みですね。
ひと呼吸置いて、舞台袖で待ち受けていた坂本監督と。
続いて今年のメインの2曲目��なるイーゴリ・ストラヴィンスキー『火の鳥(1919年版)』の演奏がスタート。
こちら降り番は余裕でしたが、
舞台上では緊迫した熱演が。しかし、東京公演よりものびのびした演奏になっているような気がします。そして大団円と呼ぶにふさわしいエンディングを迎えると、このひと時を残したいと思わず舞台袖特設カメラの録画ボタンを押しました。
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胸に染み入る会場からの鳴り止まない拍手です。
そして、ついにアンコール。司会の渡辺真理さんが代表・監督の坂本龍一さん、指揮の柳澤寿男さん、ゲストの吉永小百合さんをお一人づつ舞台に呼び込んで、今日の感想コメントを聞いていきます。
東北ユースオーケストラ第3期の最後の演奏となります。坂本監督の1984年の作品で前身の楽器修復プロジェクト『こどもの音楽再生基金』からのテーマ曲『ETUDE(エチュード)』。5年前のルツェルン・フェスティバルARKNOVA松島での演奏がアップされていましたのでリンクをはってみます。
ステージでは吉永小百合様も手拍子でご参加。
ついに東北ユースオーケストラ演奏会2018のすべてのプログラムが終了しました。
舞台袖に引き上げてくる出演者、団員。
仙台出身の畠山茜キャプテンは地元公演で第3期の活動の幕を降ろしたことに感無量の表情です。
お互いのパフォーマンスを称え合う時間、
「引率の先生」役としては1年で一番うれしい時間です。
東北ユースオーケストラの活動では、いつもは意識的に距離を取っているはずの高橋姉妹もそろって感極まっています。
ピンボケでも姉妹だとわかりますよ。
小百合様にも堂々と握手を求めに行く団員たち。
みんな、泣いているのか、笑っているのか、両方なのか、もはやわかりません。
ひとつの舞台を一緒につくったという意味において、
日本を代表する大女優も世界的音楽家も、
マエストロも有名なアナウンサーも、
小学生も明日から社会人になる大学生も、
ステージに立った一人一人の全員がフラットに仲間になる瞬間です。
お疲れ様でした。
左隅の曽我さんと話している福島事務局の竹田学さんも涙。栁澤さんご不在の時には代わって指導していただいたおかげで今日の演奏が成し得たと思います。どうもありがとうございました。今期の裏方MVPです!
大型楽器の搬出を終え、きれいになった舞台袖。
ここから団員の記録係、福島の大学2年生、阿部“だんでぃ”秀捷くん(チェロ担当)の写真を使って、今年初のイベント、大学4年生の卒団者送り出し会の模様をお伝えします。
まずは緊張の本番から解放された笑顔たち。
団員にはホールの客席に座ってもらって卒団生を一人一人紹介していきます。
まずはヴィオラの服部未来子さん。
時にあえて団員に苦言を述べる憎まれ役を買って出てくれて、本当に頼りになる存在でした。そして、北海道の鉄道会社勤務になる身でありながら、東北ユースオーケストラOBOG会をつくり、初代会長になると宣言してくれました。
チェロの下村鈴之介くん。
自衛隊勤務の異色の経歴の持ち主で、確かなチェロの腕前で坂本監督とのカルテットやトリオの演奏もしてくれました。
コントラバスの曽我ひかるさん。
ここで、居ても立っても居られず、「わたしがコメントを拾います」と、
渡辺真理さんがハンドマイクを持って客席に。この機転のきく行動力にいつも助けられています。ありがとうございます。
オーボエの鳥居紗季さん。
三年間にわたって盛岡駅から新幹線に乗る岩手県組の面倒をみてくれました。
送り出し会は、この立派なホール貸切状態で進んでいきます。
次はホルンの曽根瑞貴さん。
第1期からのメンバーで4月からは仙台市の職員として保育園の先生に。OBOG会の経理を担当してくれるそうです。心強い限りです。
クラリネットの木戸口夏海さん。
4月からはプロの演奏家を目指すとのこと。TYOには引き続き指導や何かで関わっていきたいと、有難いことを言ってくれました。
フルートの佐藤星香さん。第3期からのメンバーでありながら、貫禄の溶け込み具合でしたよ。
ひと通り卒団生の紹介が終わったところで、坂本監督からのサプライズ。
2年間キャプテンの大役を務めてくれた畠山茜さんに特別に花束のプレゼントです。
畠山キャプテン、アイドル風に感謝の挨拶。
わたくしが最近眼にした『常勝キャプテンの法則――スポーツに学ぶ最強のリーダー』という本がありますが、この2年は畠山さんのキャプテンシーがあってこそだったと思います。
ここで仙台公演にも来られた一般社団法人東北ユースオーケストラの代表理事、押木 正人 さんからも一言いただきます。
東京と仙台の演奏会への労いと今後の一層の発展を願うお言葉を述べられた押木さんは、この4月からヤマハの国内販社であるヤマハミュージックジャパンの代表取締役社長に就任されます。
「こどもの音楽再生基金」の立ち上げメンバーである押木さん、引き続きのご支援をよろしくお願いします。
最後はこれも恒例となってきた、坂本監督の音頭による指1本からはじまる五本締め。
お疲れ様でした〜。
このあとは怒涛のごとく監督に群がる即席サイン会&記念写真大会です。
東京に戻る新幹線に間に合うギリギリまで快く応じる監督。
しかし、みんなとのお別れの時間です。
団員も家路に着く、こちらは仙台駅経由で福島駅まで向かうバスの車内を。
仙台公演も数々のメディアに取り上げていただきました。 当日のNHK仙台放送局のニュースになりました。 理事社で主催の河北新報の記事、同じく理事社の福島民報の記事、毎日新聞の記事、産経新聞の記事、電通報も東京公演も含めて記事に。
東北ユースオーケストラ第3期の活動が終わりました。今期はせっかくいただいた寄付をカタチにとパーカッションを購入し自前で保有し、福島民報本社のホールをお借りして、定期的な練習場所となるホームを持つことができました。3年目にしてようやく活動の足腰となる基盤が整った気がします。また前期から2年目のキャプテンとなった畠山茜さんのもと、団員の役割分担が組織化され、とりわけ自らがクラウドファンディングで予算を調達しながら、被災地に有志演奏会を行うという自主的な試みは、東北ユースオーケストラの存在意義を強く感じる活動でした。それらに伴い、JR東日本発足30周年の東京駅でのエキコン出演や三菱商事のCM音楽演奏、宮城県の311追悼メモリアルイベントでの演奏やバドミントンリーグのトーナメント戦のオープニングアクトを務めるなど、活動の幅も外へと広がってきました。
音楽を「言葉」という意味の世界に閉じ込めるのは、音楽が表現する「言語獲得以前」の人間の豊かな感性を抑圧する蛮行だという考えを持つわたくしでありますが、今年の『海』と『火の鳥』が象徴する意味の思いがけない広がりには、最後に触れておきたいと思います。今期をスタートさせるにあたって、演奏会でのメインの楽曲選考の過程で、団員のアンケートも取りつつ、最終的に坂本龍一監督とマエストロ栁澤寿男さんのやり取りでクロード・ドビュッシーの交響詩『海』とイーゴリ・ストラヴィンスキーのバレエ組曲『火の鳥(1919年版)』と決まりました。『海』の選曲については、津波被害が甚大であった東日本大震災を契機に生まれたオーケストラが『海』を演奏するのはどうかという声がいくつか挙がったのは事実です。TYOの初年度の夏合宿で、ひょんなご縁から沖縄県の宮古島に伺い、東洋一と言われる美しい海岸で顔をつけ、「しょっぺえー!」と叫んだ子供を忘れることはできません。東北ユースオーケストラの団員にとっては「入ることができない海」でした。今期の石垣島合宿でも「生まれて初めて生の海に入った」団員ばかりか、「怖くて震災の後、海を見ることすらできなかった」という声を聞きました。
沖縄の見事な色合いを刻々と見せる海を2度体験したことは、団員にとっての「���ろしい海」のトラウマを��すには大切な過程だったのだと思えます。今年が没後ちょうど100年にあたるドビュッシーの作品は、団員の実力ではとても太刀打ちできるものではなく、石垣島では『海』のスコアを前に音を出すことすらできない団員を前に柳澤さんがメロディを歌っていた。そんなレベルからのスタートでした。
実際、3月の直前合宿に入る段階では「本当にお金を払って観に来ていただくお客様に満足してもらえる演奏になるんだろうか?」との不安が絶えませんでした。プロのオーケストラでも難しいという『海』『火の鳥』なのだから、うまくいかなかった時はご愛嬌で許してもらえるんではなかろうかと無理に楽観的に考えることもありました。しかし、最後は何とかするミラクルオケ、東京公演、仙台公演を経て、プロのオケでは出せない、東北ユースオーケストラならではの、青々と瑞々しい『海』と『火の鳥』を堂々と演奏しきってくれました。
今期のキックオフが7月17日の「海の日」で、トランペットのパートリーダーでクリスチャンの中村祐登くんのFB投稿で知ったのですが、今期の最後の演奏となった仙台公演の3月31日はイースター(復活祭)。『火の鳥』は世界各地で不死鳥や鳳凰として表象される再生・復活の象徴です。つまり第3期は『海』ではじまり、心理的にも『海』を乗り越え、技術的にも『海』を克服し、『火の鳥』という復活を遂げるドラマトゥルギーの中にあったと言えます。坂本監督と栁澤さんの2曲に込めた選曲意図が、たまたま7月17日の海の日と、3月31日のイースターという時間軸でシンクロした。これが誰かの意図的な計らいであったのではなく、偶然性のもとに仕掛けられたドラマであったことに大きな驚きを隠しえません。さらには3月31日はオーケストラの日であったと聞きました。なんでも「耳に1番」の語呂合せとのこと。だったら「オーケストラの日」でなくても、「ビッグバンドの日」でも「弾き語りの日」でもよいのではないかと思いますが、そこはご愛嬌。キリスト教も日本的駄洒落も味方につけたいものです。東北ユースオーケストラは意図せざる時の良き差配を受ける、偶然性の祝福に恵まれたオーケストラなのだと自信を持って大きく構えてみたい気がします。先日、「“たまたま”の人生を楽しむ」という紹介で日本テレビのニュース番組でコメンテーターを務めたわたくしにとってみると、東北ユースオーケストラは人智を超えたパワーで存続しているのだとでもうそぶいてみたくもなります。
さて、類い稀なTYOの肯定感に浸りながらも、「海を乗り越えた」第3期は東北ユースオーケストラにとって、シーズン1が終わった一区切りのような気がします。もう夏合宿は沖縄でなくていいんじゃないかという運営上の都合だけではなく、より音楽性や創造性を磨いていくシーズン2のはじまりだと考えています。その意味で、せっかく出来上がったTYO流の『海』や『火の鳥』は折に触れて繰り返し演奏したらいいのではと個人的に思います。『火の鳥』は全曲版もあることだしと言うと、火を噴く人も出てきそうなのでこの辺でやめておきます。
演奏会2018年にご来場いただいたみなさま、実現のためにご支援ご協力いただいたみなさま、どうもありがとうございました。
東北ユースオーケストラはみなさんから活動資金をいただくことで存続している団体です。来期第4期の活動に向け、現在クラウドファンディングで呼びかけさせていただいています。 https://japangiving.jp/campaigns/33779 引き続きのご支援をどうぞよろしくお願いいたします!
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深川怪談2017 「お化けの棲家」お化け詳細情報
2017年8月20日、深川江戸資料館夜間特別開館「お化けの棲家」終了致しました。ご来場の皆様、ありがとうございました!今年の江戸の町並みに潜んでいた妖怪は全部で17箇所、以下のようなものがおりました。
1.「鍋の付喪神(つくもがみ)」…八百屋の台所 2.「ハサミの付喪神(つくもがみ)」…舂米屋の座敷、箪笥の上 3.「五徳猫(ごとくねこ)」…舂米屋の座敷、長火鉢の前 4.「河童(かっぱ)」…猪牙舟の船縁*深川に伝承あり 5.「毛羽毛現(けうけげん)」…船宿「相模屋」の中庭、手水鉢の横 6.「傘化け(かさばけ)」…船宿「升田屋」の玄関 7.「がんばり入道(がんばりにゅうどう)」…船宿「升田屋」の便所、便壺の中 8.「三つ目小僧」…火の見櫓の下*深川に伝承あり 9.「深川の海坊主」…火の見櫓の裏、掘割の上*深川に伝承あり 10.「なき茶釜」…水茶屋の茶釜の上*深川に伝承あり 11.「蔵鬼女」…舂米屋の土蔵、階段裏*本所に伝承あり 12.「しょうけら」…長屋「於し津」の屋根、明かり取りの窓の上 13.「かいなで」…長屋共同便所、便壺の中 14.「家鳴り(やなり)」…長屋「木場の木挽き職人 大吉」の床下 15.「木枕」…長屋「舂米屋の職人 秀次」の部屋*深川に伝承あり 16.「狂骨(きょうこつ)」…長屋井戸の中 17.管狐(くだぎつね)」…お稲荷さんの祠横 以上、17カ所でした! いかがでしたでしょうか?アンケート等で「潜んでいた妖怪の解説を」というご要望が多数ございましたので、追記させていただきます。(『日本妖怪大辞典』村上健司編著角川書店版他より)
1.+2. 付喪神(つくもがみ) 九十九神とも表記される。室町時代の『付喪神絵巻』によれば『陰陽雑記云器物百年を経て化して精霊を得てよく人を化かす是を付喪神と号といへり』という巻頭の文がある。煤祓で捨てられた器物が妖怪となり、物を粗末に扱う人間に対して仕返しをするという内容だが、古来日本では器物も歳月を経ると、怪しい能力を持つと考えられていた。『絵画に見えたる妖怪』吉川観方 ちなみに、これらの付喪神は深川江戸資料館の壊れて廃棄処分になった展示物を再利用して作られています。展示物を粗末に扱って壊せば妖怪となる?!実物に触れる体感展示がこちらの資料館の売りではありますが、化けて出ぬよう大切に扱っていただきたいものです。
3.五徳猫(ごとくねこ)
五徳猫は鳥山石燕の『図画百器徒然袋』に尾が二つに分かれた猫又の姿として描かれており、[七徳の舞をふたつわすれて、五徳の官者といいしためしもあれば、この猫もいかなることか忘れけんと、夢の中におもひぬ]とある。『鳥山石燕 図画百鬼夜行』の解説によれば、その姿は室町期の伝・土佐光信画『百鬼夜行絵巻』に描かれた五徳を頭に載せた妖怪をモデルとし、内容は『徒然袋』にある『平家物語』の作者といわれる信濃前司行長にまつわる話をもとにしているとある。行長は学識ある人物だったが、七徳の舞という、唐の太宗の武の七徳に基づく舞のうち、2つを忘れてしまったために、五徳の冠者のあだ名がつけられた。そのため、世に嫌気がさし、隠れて生活するようになったという。五徳猫は、このエピソードと囲炉裏にある五徳(薬缶などを載せる台)を引っ掛けて創作された妖怪なのであろう。(『鳥山石燕 図画百鬼夜行』高田衛監修・稲田篤信・田中直日編)
4.河童(かっぱ)*深川に伝承あり 全国各地でいう水の妖怪。河童という呼称は関東地方の方言カワッパが語源だと言われている。地方によりさまざまなよび名があり、大別すると、水神を思わせる名前の系列、子供の姿を強調した名前の系列、動物の名前に近い名前の系列、その他の計4つに分けられる。 水神系には、東北地方のメドチ、北海道のミンツチなどがあり、子供の姿系には、関東地方のカッパ、カワランベ、九州地方のガラッパなどが入る。動物系には、中国四国地方のエンコウ(猿猴)、北陸地方のカブソ(川獺)、カワッソーなどが挙げられる。その他、特定の信仰に関わるものとしてのヒョウスベ、祇園坊主(ぎおんぼうず)、身体の特徴からのサンボン、テガワラなどと、上記3つの系列に入らないものがある。 姿形についても、地方によって相違があり、頭に皿が無いものや、人間の赤ん坊のようなもの、亀やすっぽんのようなものと、実にさまざまに伝えられている。 起源についても、草人形から河童になったとする説、水神が信仰の対象から外されて零落して河童になったとする説、アジア大陸から渡来して土着したとする説など諸説ある。 人に憑く、物に変化する、人間の作業の手伝いをするなど、地方ごとに河童の特徴は異なるが、ほぼ共通していることは、大の相撲好きであることと、胡瓜(きゅうり)などの夏野菜や人間の肝、尻子玉が好物だということだろう。 人間の肝をこのむというのは、昔の人たちの観察力によるものらしい。溺死した死体は腹が膨れて肛門がポカンと開いてしまうといわれる。このようなひどい姿を見て、河童が手を入れて内蔵を引き出したと人々は想像したのだろうといわれている。河童の凶暴性は水難事故の恐ろしさに起因するといっても過言ではないようである。また、相撲や胡瓜を好むのは、河童が水神としての性格を有していたことにほかならない。かつての相撲は神事であり、端午の節句や七夕あたりに行われ、東西の土地の代表者が豊凶をかけて争った。相撲は神と精霊との争いを表しているともいわれ、神が水の精霊を打ち負かすことにより、農耕に欠かせない水の供給を約束させるのだという。胡瓜などの初なりの野菜も、水信仰に欠かせない供���だった。このことからみても、河童が水神として信仰の対象になっていたと考えられる。 古(いにしえ)の水に対する信仰と、近代までの民間信仰とが複雑に絡み合い、無数の枝葉にわかれているので、一口に河童は稿であるとはいえないのが現状だろう。 深川ではカッパは、仙台堀と木場の2箇所で捕獲されていたという。仙台堀では伊達候の蔵屋敷で河童を撃ち殺して塩漬けにしたという。仔細は、伊達候の屋敷では子供がよく水難事故に遭う。怪しむべしということで、堀の内、淵ともいえるところを堰き止めて水を干したところ、泥を潜って風のように早い何かがいて、ようやく鉄砲で撃ち仕留めたという。木場入舟町では、この辺の川で水に入ると引っ張り込むものがいる。木場のいなせな兄いが捕らえてみると河童。この水辺の者には、二度と悪さをしないと詫び証文を書かせて手判を押させて許したという。(『河童の世界』石川純一郎、『河童』大島建彦編、『神話伝説辞典』朝倉治彦・井之口章次・岡野弘彦・松前健編、『総合日本民族語彙』『民俗学研究所編、『日本未確認生物辞典』笹間良彦、『日本妖怪変化語彙』日野巌・日野綏彦、『耳袋』根岸鎮衛)
5.毛羽毛現(けうけげん) 鳥山石燕の『今昔百鬼拾遺』にけむくじゃらの妖怪として描かれたもので、[毛羽毛現は惣身に毛生ひたる事毛女のごとくなればかくいふか。或は稀有希現とかきて、ある事まれに、見る事まれなればなりとぞ]とある���毛女とは中国の仙女のことで、華陰の山中(中国陜西省陰県の西の空獄華山)に住み、自ら語るところによると、もともとは秦が亡んだため山に逃げ込んだ。そのとき谷春という道士に出会い、松葉を食すことを教わって、遂に寒さも飢えも感じなくなり、身は空を飛ぶほど軽くなった。すでに170余年経つなどと『列仙伝』にある。 この毛羽毛現は家の周辺でじめじめした場所に現れる妖怪とされるが、実際は石燕の創作妖怪のようである。(『鳥山石燕 画図百鬼夜行』高田衞監修・稲田篤信・田中直日編)
6.傘化け(かさばけ) 一つ目あるいは二つの目がついた傘から日本の腕が伸び、一本足でぴょんぴょん跳ねまわる傘の化け物とされる。よく知られた妖怪のわりには戯画などに見えるくらいで、実際に現れたなどの記録はないようである。(『妖怪学入門』阿部主計)
7. がんばり入道(がんばりにゅうどう) 加牟波理入道(がんばりにゅうどう)雁婆梨入道、眼張入道とも書く。便所の妖怪。 鳥山石燕の『図画百鬼夜行』には、便所の脇で口から鳥を吐くにゅうどう姿の妖怪として描かれており、[大晦日の夜、厠にゆきて「がんばり入道ホトトギス」と唱ふれば、妖怪を見ざるよし、世俗のしる処也。]とある。 松浦静山の『甲子夜話』では雁婆梨入道という字を当て、厠でこの名を唱えると下から入道の頭が現れ、その頭を取って左の袖に入れてまた取り出すと、頭は小判に変化するなどの記述がある。「がんばり入道ホトトギス」と唱えると怪異に会わない、というのは江戸時代に言われた俗信だが、この呪文は良い効果を生む場合と禍を呼ぶ場合があるようで『諺苑』には、大晦日にこの諺を思い出せば不詳なりと書かれている。 村上健司著『日本妖怪大辞典』より「加牟波理入道」の項より抜粋
8.三つ目小僧(みつめこぞう)*深川に伝承あり 「海からの声」明治33年永代町生まれの伊東進一郎さんの談話 十二、三才の時でしたね。釣りに行っての帰り、お台場を通る頃には暗くなっちゃう。そうすると、「オーイ、オーイ」と声が聞こえるんです。だんだん近づいてくると、船頭が「口を聞くんじゃない」と言って、用意してきた、底の抜けた杓とか土瓶の底のないやつをほおるんです。そうすると、みんな沈めたと思って、声が聞こえなくなる。永代橋に来ると、みんなホッとしましたね。海坊主だとか、海で死んだ人の怨念だとか言われましたけど、今考えてもわからないです。 それから、人魂を永代二丁目のところでみました。もう一人いたんですけど、片っ方は腰抜かしちゃった。まだあります。うちのおばあちゃんが、渋沢倉庫の横の河岸っぷちの柳の植わっているところから。川を見ている女の人に「ねえさん、何やってるんだ」と言ったら、のっぺらぼうなので、腰抜かして、熱出して、しばらくして死んじゃった。背中からおんぶされて、みたら三つ目小僧だって、そういうの本当にあったんです。 (江東ふるさ��文庫『古老が語る江東区のよもやま話』より)
9.深川の海坊主(うみぼうず)*深川に伝承あり これは、母から聞いたものだが、深川一帯では桑名屋徳蔵が有名であったらしい。彼は深川の何処かの掘割の岸で廻船問屋をやっていた。若い衆の数も多く、繁盛していた。ある年のおおみそか、大事なお客から今夜中に荷を運んで欲しいという伝言があった。だが、深川のあたりでは大晦日の夜はあの世のご先祖様たちが、お盆とお同じように家へ帰って家族と元旦の雑煮を祝うと信じられていた。こういうわけで、川で死んだ人の霊も水から上がって来るので、その邪魔をしてはならないと、大晦日の夜は船を出すのを厳禁していた。 徳蔵は日頃恩になっているお得意だから、そんな迷信に構っちゃいられないと考えたが。若い衆はみんな休みを取って出払っていたので、若い女房の止めるのも聞かずに船を出した。 ところが、しばらく漕いで行くと、川いっぱいに大きな山がぬーっとせり上がってきた。豪胆な徳蔵は「しゃらくせえ真似をしやがる」と叫んで、その山へまともに船をぶっつけた。その途端に、山はスーッと煙のように消え徳蔵はなお船を進めて行った。が、今度は舳先の川面に大きな海坊主が現れてケタケタと笑った。海坊主とは、首から上が目も鼻もない真っ赤な大入道で、胴体はこれも真っ赤なマントをきたような血の袋が水の上ににょきっと立ち上がっていたらしい。徳蔵は舳先に走って行って海坊主を棹で叩きのめした。海坊主はぎゃっと言って、血しぶきをあげながら川の底へ沈んでいった。だがそれをきっかけに、船のまわりに大小の海坊主がニョキニョキ現れて、声を揃えてケタケタと笑った。徳蔵は夢中になって駆け回り、片っ端から海坊主を叩きのめした。 その頃、留守宅では女房が急に癪を起こして苦しみ始めた。幸いにも表の通りから按摩の笛が聞こえてきたので、子供に呼ばせた。按摩は鍼を打たなければいけないといって、たくさんの鍼を畳の上に並べた。女房は按摩がいい男なのに安心して鍼を打たせたが、鍼を打つたびに血がパッと天井に跳ね上がり、梁の上で小さな海坊主になってケタケタト笑った。仕舞いには梁の端から端まで海坊主が並んでしまった。 徳蔵が仕事を終えて帰ってきた時には、女房は全身の血を失って白蝋のようなむくろになっていた。 田辺貞之助『江東昔話』より
10.心行寺のなき茶釜(なきちゃがま)*深川に伝承あり 『深川心行寺の泣き茶釜』 文福茶釜は「狸」が茶釜に化けて、和尚に恩返しをする昔話でよく知られている。 群馬県館林の茂林寺の話が有名だが、江東区深川二丁目の心行寺にも文福茶釜が存在したという。 『新饌東京名所図会』の心行寺の記述には「什宝には、狩野春湖筆涅槃像一幅及び文福茶釜(泣き茶釜と称す)とあり」 とある。また、小説家の泉鏡花も『深川浅景』の中でこの茶釜を紹介している。 残念ながら関東大震災(1923)で泣き茶釜は、他の什宝と共に消失してしまい、文福茶釜(泣き茶釜)という狸が化けたとされる同名が残るのみである。文福茶釜という名前の由来は煮えたぎる湯の音がそう聞こえるという説や福を分けるという説がある。
11.「蔵鬼女」*本所に伝承あり 『十方庵遊歴雑記』「本所数原氏石庫の妖怪」に載る話 本所二つ目の相生町と緑町との境にある横町に、数原宗得(すはらそうとく)という五百石二十人扶持の御典医が住んでいた。 屋敷には石でできた立派な蔵があったのだが、蔵の中で尿意を我慢すると小女や小坊主、傘お化け、大ダルマ、鬼女、牛馬など、色々な妖怪が出現した。 また、近くで火災がある時は、夜に蔵の中で鉄棒を引いて歩く音がした。音が聞こえて家の者が用心していると、必ず近くで火災が発生し、数原家だけは火災の難を逃れた。 ある時、近隣で出火があり、道具類を蔵の中へしまおうとしていたところ、人手が足りずに困っていると、蔵の中から髪を振り乱した女の妖怪が現れ、積まれた品々を蔵の中へと運び入れた。この時も、数原家は類焼を免れた。
12.「しょうけら」 鳥山石燕『図画百鬼夜行』に、天井の明かり取り窓を覗く妖怪として描かれているもの。石燕による解説はないが、ショウケラは庚申(こうしん)信仰に関係したものといわれる。庚申信仰は道教の三尸(さんし)説がもとにあるといわれ、60日ごとに巡ってくる庚申の夜に、寝ている人間の身体から三尸虫(頭と胸、��の下にいるとされる)が抜け出し、天に昇って天帝にその人の罪科を告げる。この報告により天帝は人の命を奪うと信じられ、対策として、庚申の日は眠らずに夜を明かし、三尸虫を体外に出さないようにした。また、これによる害を防ぐために「ショウケラはわたとてまたか我や土へねぬぞねたかぞねたかじねぬば」との呪文もつたわっている。石燕の描いたショウケラは、この庚申の日に現れる鬼、ということがいえるようである。(『衛鳥山石燕 図画百鬼夜行』高田衛監修・稲田篤信・田中直日編)
13.かいなで 京都府でいう妖怪。カイナゼともいう。節分の夜に便所へ行くとカイナデに撫でられるといい、これを避けるには「赤い紙やろうか、白い紙やろうか」という呪文を唱えればよいという。昭和17年(1942年)頃の大阪市立木川小学校では、女子便所に入ると、どこからともなく「赤い紙やろか、白い紙やろか」と声が聞こえてくる。返事をしなければ何事も無いが、返事をすると、尻を舐められたり撫でられたりするという怪談があったという。いわゆる学校の怪談という物だが、類話は各地に見られる。カイナデのような家庭内でいわれた怪異が、学校という公共の場に持ち込まれたものと思われる。普通は夜の学校で便所を使うことは無いだろうから、節分のよるという条件が焼失してしまったのだろう。しかし、この節分の夜ということは、実に重要なキーワードなのである。節分の夜とは、古くは年越しの意味があり、年越しに便所神を祭るという風習は各地に見ることができる。その起源は中国に求められるようで、中国には、紫姑神(しこじん)という便所神の由来を説く次のような伝説がある。寿陽県の李景という県知事が、何媚(かび)(何麗卿(かれいきょう)とも)という女性を迎えたが、本妻がそれを妬み、旧暦正月15日に便所で何媚を殺害した。やがて便所で怪異が起こるようになり、それをきっかけに本妻の犯行が明るみに出た。後に何媚を哀れんだ人々は、正月に何媚を便所の神として祭祀するようになったという(この紫姑神は、日本の便所神だけではなく、花子さんや紫婆(むらさきばばあ)などの学校の怪談に登場する妖怪にも影響を与えている。) 紫姑神だけを日本の便所神のルーツとするのは安易だが、影響をうけていることは確かであろう。このような便所神祭祀の意味が忘れられ、その記憶の断片化が進むと、カイナデのような妖怪が生まれてくるようである。新潟県柏崎市では、大晦日に便所神の祭りを行うが、便所に上げた灯明がともっている間は決して便所に入ってはいけないといわれる。このケースは便所神に対する信仰がまだ生きているが、便所神の存在が忘れられた例が山��理夫の『怪談の世界』に見える。同書では、便所の中で「紙くれ紙くれ」と女の声がしたときは、理由は分からなくとも「正月まではまだ遠い」と答えればよいという。便所神は正月に祀るものという断片的記憶が、妖怪として伝えられたものといえる。また、「赤い紙やろうか、白い紙やろうか」という呪文も、便所神の祭りの際に行われた行為の名残を伝えている。便所神の祭りで、紙製の人形を供える土地は多く、茨城県真壁郡では青と赤、あるいは白と赤の男女の紙人形を便所に供えるという。つまり、カイナデの怪異に遭遇しないために「赤い紙やろうか、白い紙よろうか」と唱えるのは、この供え物を意味していると思われるのである。本来は神様に供えるという行為なのに、「赤とか白の紙をやるから、怪しいふるまいをするなよ」というように変化してしまったのではないだろうか。さらに、学校の怪談で語られる便所の怪異では、変化した便所神のほうから、「赤い紙やろうか、白い紙やろうか」とか「青い紙やろうか、赤い紙やろうか」というよになり、より妖怪化がすすんでいったようである。 島根県出雲市の佐太神社や出雲大社では、出雲に集まった神々を送り出す神事をカラサデというが、氏子がこの日夜に便所に入ると、カラサデ婆あるいはカラサデ爺に尻を撫でられるという伝承がある。このカラサデ婆というものがどのようなものか詳細は不明だが、カイナデと何か関係があるかもしれない。(『総合日本民族語彙』民俗学研究所編、『日本民族辞典』大塚民族学会編、『現代民話考七 学校』松谷みよ子、『民間伝承』通巻173号「厠神とタカガミと」川端豊彦)
14.家鳴(やなり) 家鳴は鳥山石燕の『画図百鬼夜行』に描かれたものだが、(石燕は鳴家と表記)、特に解説はつけられていない。石燕はかなりの数の妖怪を創作しているが、初期の『画図百鬼夜行』では、過去の怪談本や民間でいう妖怪などを選んで描いており、家鳴りも巷(ちまた)に知られた妖怪だったようである。昔はなんでも無いのに突然家が軋むことがあると、家鳴りのしわざだと考えたようである。 小泉八雲は「化け物の歌」の中で、[ヤナリといふ語の…それは地震中、家屋の震動する音を意味するとだけ我々に語って…その薄気味悪い意義を近時の字書は無視して居る。しかし此語はもと化け物が動かす家の震動の音を意味して居たもので、眼には見えぬ、その震動者も亦(また)ヤナリと呼んで居たのである。判然たる原因無くして或る家が夜中震ひ軋り唸ると、超自然な悪心が外から揺り動かすのだと想像していたものである]と述べ、『狂歌百物語』に記載された[床の間に活けし立ち木も倒れけり やなりに山の動く掛け軸]という歌を紹介している。(『鳥山石燕 図画百鬼夜行』高田衛監修・稲田篤信・田中直日編、『小泉八雲全集』第7巻)
15,木枕(きまくら) 昔三十三間堂近くに、住むと病気になる空き家があった。その家の持仏堂にあった木枕が妖をなすとわかり、荼毘にふしたら屍を焼いたのと同じ臭気がし、完全に焼けるまでの時間は人一人を焼き尽くす時間と同じくらいかかったという。
16.狂骨(きょうこつ) 鳥山石燕の『今昔百鬼拾遺』に井戸から立ち上がる骸骨姿で描かれているもので、【狂骨は井戸の中の骨なり。世の諺(ことわざ)に甚だし事をきやうこつといふも、このうらみのはなはだしきよりいふならん】と解説されている。肉の落ち尽くした白骨をきょう骨といい、神奈川県津久井郡では、すっとんきょうなけたたましいことをキョーコツナイと言う。狂骨という妖怪の伝承は無い事から、石燕が言葉遊びから創作したものと思われる。(『鳥山石燕 図画百鬼夜行』高田衛監修・稲田篤信・田中直日編)
17.管狐(くだぎつね) 長野県を中心にした中部地方に多く分布し、東海、関東南部、東北の一部でいう憑き物。関東南部、つまり千葉県や神奈川県以外の土地は、オサキ狐の勢力になるようである。管狐は鼬(いたち)と鼠(ねずみ)の中間くらいの小動物で、名前の通り、竹筒に入ってしまうほどの大きさだという。あるいはマッチ箱に入るほどの大きさで、75匹に増える動物などとも伝わる。個人に憑くこともあるが、それよりも家に憑くものとしての伝承が多い。管狐が憑いた家は管屋(くだや)とか管使いとかいわれ、多くの場合は「家に憑いた」ではなく「家で飼っている」という表現をしている。管狐を飼うと金持ちになるといった伝承はほとんどの土地で言われることで、これは管狐をつかって他家から金や品物を集めているからだなどという。また、一旦は裕福になるが、管狐は大食漢で、しかも75匹に増えるので、やがては食いつぶされるといわれている。同じ狐の憑き物でも、オサキなどは、家の主人が意図しなくても、狐がかってに行動して金品を集めたり、他人を病気にするといった特徴があるが、管狐の場合は使う者の意図によって行動すると考えられているようである。もともと管狐は山伏が使う動物とされ、修行を終えた山伏が、金峰山(きんぷさん)や大峰(おおみね)といった、山伏に官位を出す山から授かるものだという。山伏はそれを竹筒の中で飼育し、管狐の能力を使うことで不思議な術を行った。管狐は食事を与えると、人の心の中や考えていること悟って飼い主に知らせ、また、飼い主の命令で人に取り憑き、病気にしたりするのである。このような山伏は狐使いと呼ばれ、自在に狐を使役すると思われていた。しかし、管狐の扱いは難しく、一旦竹筒から抜け出た狐を再び元に戻すのさえ容易ではないという。狐使いが死んで、飼い主不在となった管狐は、やがて関東の狐の親分のお膝元である王子村(東京都北区)に棲むといわれた。主をなくした管狐は、命令するものがいないので、人に憑くことはないという。(『日本の憑き物』石塚尊俊、『民間信仰辞典』桜井徳太郎編、『日本狐付き資料集成』金子準二編著)
館内配置図はこちら。
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大人女子必見。開運の秋!? 江ノ島〜鎌倉〜葉山、パワースポットを巡る日帰りドライブ旅へ!第三弾【PeLuLu】
■平成最後の秋に運気アップを狙って、鎌倉近辺のパワースポットを巡るドライブ旅へ〜第3弾〜 気がつけば“平成最後の秋”ももう半ば。気持ちいい秋晴れが続き、ドライブにも最高な気候になりました!『Johnbull』PR担当のマリアさんと女性でも運転しやすい機能満載の〈トコット〉で、鎌倉近辺のパワースポットを巡ってきました! ペルル編集部が今季イチオシしているのが「開運の秋」。というのも、実は秋から冬にかけての過ごし方が年末から年明けの運気UPにつながるらしいのです。ということで、PeLuLu女子にも大人気な鎌倉近辺のパワースポット巡りのドライブ旅へ行ってきました。前回は少し寄り道をして、鎌倉駅周辺でショッピングを楽しみました。 ■パワスポ巡りのお供は女性に嬉しい機能が充実したDAIHATSU〈トコット〉 自分らしさの表現:To Character 安心安全、運転のしやすや:To Comfortableness 使いやすさ:To Convenience この3つのワードの頭文字からつくられたネーミングの〈トコット〉。シンプルで飽きのこないデザインと充実の運転サポートシステムで、女性でも安心してドライブを楽しめる車です。日焼け対策も安心なUVカットガラスを使用していたり、安全運転をサポートしてくれるスマートアシスト機能搭載など、嬉しい機能が満載です。 バックドアはもちろん開け閉めラクラク。さらに後部座席を倒すと、さらにラゲージスペースが出現!ドライブ中、ついついお買い物しすぎても、たっぷり積めるから安心��すね。 「コンパクトで小回りがきくので、本当に運転しやすい!でも室内は広々としてゆったりとした乗り心地」とマリアさん。 まるで自分のお部屋感覚でリラックスしたドライブを楽しめる〈トコット〉で秋のショートトリップに出かけてみませんか? ■江ノ島や富士山を臨む絶景が愉しめる、恋愛成就のパワースポット『森戸(もりと)神社』へ 今回は鎌倉から車を走らせ約30分。リゾート地としても有名な逗子・葉山方面へ。海を臨み、晴れていると富士山と対面することもできる『森戸(もりと)神社』へ!森戸神社は正規名称を森戸大明神といい、起源は遡ることなんと約850年前。永暦元年(1160年)、平治の乱に敗れて伊豆に流された源頼朝公は、静岡県の『三嶋(みしま)大社』を深く信仰し、源氏の再興を祈願しました。それから数十年後、そのご加護によって天下を治めた頼朝公は、鎌倉に遡るとすぐに三嶋明神の御分霊を葉山の聖地に歓請し、長く謝恩の誠をささげたと伝えられています。このように歴史的背景の深く、由緒正しき神社なのです。 ■女性に嬉しいご利益がいっぱい! 森戸大明神には大山祗命(おおやまつみのみこと)と事代主命(ことしろぬしのみこと)の二人の神様がお祀りされています。この神様は、良縁・子宝・安産・子育てと恋愛にまつわる様々なご利益を司っているそう。「森戸神社に参拝した後、恋愛成就した!」など恋愛に関する口コミが広がっているそうで、アラサー独身のPeLuLu編集部も是非あやかりたいところです……! ■なんとも愛でたい♡その名も恋し鯛みくじ! 神社の中でひと際存在を放っているのは、鯛をモチーフにしたおめでたいおみくじ。専用の釣竿で釣り上げ、ゲーム感覚で楽しむことができます。「狙いを定めて釣り上げることで、運命を掴む!」という意味も込められているのかも……!? 鯛のモチーフはおみくじと一緒に結びつけるもよし、お守りとして持ち帰るもよし。恋をしている方も恋がしたい方も、こ是非森戸神社に足を運んでみてくださいね! 取材の日はあいにくの雨模様でしたが、なんと一瞬の間だけ富士山を見ることができたのです!カメラに納める間もないほど、すぐに雲の中に隠れてしまったのですが、2019年はなんだか良い年になりそう……と気持ちが高まった一同だったのでした。平成も残りわずか、みなさんもいい締めくくりができるよう、パワースポットを巡ってエネルギーチャージしませんか? 森戸神社 〒240-0112神奈川県三浦郡葉山町堀内1025 電話:046-875-2681(午前9時〜午後4時) /046-875-6097 http://www.moritojinja.jp ■PeLuLu編集部的、イチオシスポット『R-OLD FURNITURE(アールオールドファニチャー)』 江ノ島電鉄の稲村ケ崎駅近くの線路沿い。古民家を改築した『R-OLD FURNITURE(アールオールドファニチャー)』という古道具屋さんへ。写真をご覧いただくとわかるように、お店のすぐ目の前に線路が……! 近くの電柱に取り付けられている青いランプが点滅すると、電車が近づいてくるサイン。なんだかこのラフな感じも鎌倉ならではの心の余裕を感じ、ちょっとしたアトラクション気分を味わえます。 「古くから伝わる物を大切にし、かっこよくクールに使っていく」店主、吉川淳也さんの想い 店名の「R」は『Revolution』『Relax』『Recycle』の頭文字を取っているそう。このお店には、店主の吉川さんの「大量生産・���量消費社会を見直し、古くから伝わるものを大切にかっこよくクールに使っていく」という想いがぎゅっと詰まっています。 店内にはアンティークの家具や古道具など様々な年代の様々なアイテムが並びます。そのどれもが古臭くなく、また年代モノ特有の仰々しさもなく、調和のとれた穏やかな空間が広がっています。骨董品と聞くと、高価かも……と尻込みする気持ちありませんか? アイテムにもよりますが、1万円以下の良心的価格帯の商品が豊富で、アンティークデビューにもオススメです。 ■自己流の使い方を見つられるのも魅力。気になった2アイテムをご紹介! 一つ目は昭和期に使われていた大ぶりなバスケット。おそらくランドリーバスケットとして使われていたとのこと。カバンやアウターなどのちょい置きに使ったり、アウトドアに持って行ったりと、いろんな使い方を想像して楽しむこともできます。 二つ目はユニークな亀の花留め(剣山のような役割を果たします)。甲羅部分が仕切りになっていて、思い思いに植物を挿すことができます。見た目も可愛いので置物として愛でたり、ペーパーウェイトとして使ってもよさそう! 古くから大切に伝わってきたアイテムを、現代のライフスタイルに合わせた使い方で愉しむことができたらなんだか粋ですよね。時代を超えたお気に入りを探しに、是非立ち寄ってみてくださいね。 R antiques 神奈川県鎌倉市稲村ガ崎3-7-14 TEL 0467-23-6172 営業時間 12:00~日没 定休日: 月、火 http://r-kamakura.com マリアさんのファッションをチェック! ドライブコーデで重要なのは、お洒落さと楽ち��さの両立! お洒落上級者マリアさんのコーディネイトはお手本そのもの。今季のトレンドであるコーデュロイのコートとパンツを合わせ、その上から光沢感のあるドレスをレイヤーすることで上質なニュアンスをプラス。ラフになりがちなコーデュロイですが、上品な印象の絶妙な細畦で大人の女性にぴったりです! Johnbull Private labo コーデュロイシャツコート 2万9160円+税 コーデュロイパンツ 1万9440円 +税 リンクルイージードレス 1万9440円+税 photo:Kumagai Yoshitomo (PeLuLu編集部) 【関連リンク】 DAIHATSU〈トコット〉 https://www.daihatsu.co.jp/lineup/mira_tocot/index.htm あわせて読みたい * 【新車】ダイハツ・ハイゼット カーゴのMT車にも「スマートアシストⅢ」を標準装備。ほぼ全ての商用車に「スマアシ」を搭載完了 * 大人女子必見! 開運の秋!? 江ノ島〜鎌倉〜葉山、パワースポットを巡る日帰りドライブ旅へ!第二弾【PeLuLu】 * ダイハツから後付けのペダル踏み間違い加速抑制「つくつく防止 」が発売開始。2代目タント用は取付工賃込み約6万円 * 【新車】ダイハツ・タント/タントカスタムに装備を充実させたお買い得な特別仕様車「VS」シリーズを設定 * 8〜9割まで装着率が高まっているダイハツ・スマートアシスト装着車が累計販売台数200万台を突破 http://dlvr.it/QtL8Mv
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キルラキル KILL la KILL 父の死の謎“片太刀バサミの女”を追い求め、本能字学園に転校した流浪の女子高生・纏流子。本能字学園には着た者に特殊な能力を授ける『極制服』があり、その力と絶対的な恐怖によって生徒会会長・鬼龍院皐月が学園を支配していた。“片太刀バサミ”を知るという皐月。流子は皐月にその事を聞き出そうとするが…。その出会いは、偶然か、必然か。学園に巻き起こる波乱は、やがて全てを巻きこんでいく! 放送時間 毎日放送 2013年10月3日 - 木曜 26:05 - 26:35 TBSテレビ 2013年10月4日 - 金曜 26:25 - 26:55 中部日本放送 2013年10月4日 - 金曜 27:10 - 27:40 BS-TBS 2013年10月5日 - 土曜 24:30 - 25:00 ニコニコ生放送 2013年10月6日 - 日曜 22:30 - 23:00 ニコニコチャンネル 2013年10月6日 - 日曜 23:00 更新 キャスト 纏 流子(まとい りゅうこ) 小清水亜美 鮮血 関俊彦 鬼龍院 皐月(きりゅういん さつき) 柚木涼香 猿投山 渦(さなげやま うず) 檜山修之 犬牟田 宝火(いぬむた ほうか) 吉野裕行 蟇郡 苛(がまごおり いら) 稲田徹 蛇崩 乃音(じゃくずれ ののん) 新谷真弓 伊織 糸郎(いおり しろう) うえだゆうじ 満艦�� マコ(まんかんしょく マコ) 洲崎綾 美木杉 愛九郎(みきすぎ あいくろう) 三木眞一郎 黄長瀬 紬(きながせ つむぐ) 小西克幸 鬼龍院 羅暁(きりゅういん らぎょう) 朴璐美 針目 縫(はりめ ぬい) 田村ゆかり 満艦飾 又郎(まんかんしょく またろう) .藤村歩 満艦飾 好代(まんかんしょく すくよ) 福井裕佳梨 満艦飾 薔薇蔵(まんかんしょく ばらぞう) 堀内賢雄 黒井戸 滝司(くろいど たきじ) 廣田行生 揃 三蔵(そろい みつぞう) 野島昭生 纏 一身(まとい いっしん) 有本欽隆 袋田 隆治(ふくろだ たかはる) 岩田光央 函館 臣子(はこだて おみこ) たかはし智秋 大暮 麻衣子(おおぐれ まいこ) 井上麻里奈 矢車 草之助(やぐるま くさのすけ) 内藤玲 蟒 草田男(うわばみ くさたお) 森訓久 轟 輌輔(とどろき りょうすけ) 吉開清人 大林 九二(おおばやし きゅうじ) 竹内良太 桜宮 健太(さくらみや けんた) 小野坂昌也 玄武 太郎(げんぶ たろう) 西凛太朗 朱雀 二郎(すざく じろう) 津田健次郎 青龍 三郎(せいりゅう さぶろう) 小上裕通 白虎 四郎(びゃっこ しろう) 四宮豪 宝多 金男(たからだ かねお) 粟根まこと
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けいおーっ、 けいおーっ、 りくのおおじゃ、 けいおーっ、 っと💖 #骨の髄まで三色旗な湘南ガール #第50回記念明治神宮大会 #慶應義塾優勝 #19年ぶり4度目 #おめでとう #ありがとう #郡司裕也くんよくやった #高橋佑樹くんもよくやった #みんなよくやった #陸の王者 #shonanlife #shonanstyle #keiouniversity #baseballchampionship #surfing https://www.instagram.com/p/B5G7yzxghYx/?igshid=6gsj3v9c2kye
#骨の髄まで三色旗な湘南ガール#第50回記念明治神宮大会#慶應義塾優勝#19年ぶり4度目#おめでとう#ありがとう#郡司裕也くんよくやった#高橋佑樹くんもよくやった#みんなよくやった#陸の王者#shonanlife#shonanstyle#keiouniversity#baseballchampionship#surfing
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本番直前合宿二日目のレポート!
このトップの写真中央で坂本龍一監督の右隣におはしますサーモンピンクの瀟洒なお召し物でさりげなく房総半島の先に位置するリハーサル会場に来られた女性が、吉永小百合様に他なりませぬ。昼食をいただいた昼下がりの団員に睡魔が猛然と襲いかかる時間であっても、みんな前傾姿勢でお話を聞いています。(事務所の方に特別にOKをいただいて写真を掲載させていただきました) わざわざお越しいただくだけでも恐縮でありますのに、差し入れまでいただいてしまいました。ありがとうございました。
団員も口々に「かわいい」と嬌声を発し、スマホで写真を撮るも遠慮してなかなか手をつけずにおりました。この日もさまざまな方々から有難い差し入れをいただきました。
ご協賛いただいた森永エンゼル財団さんからは、森永製菓のお菓子一式が届きました。中年の引率の先生たちも知っている商品ばかり。団員にも大人気でした。
さては森永製菓の広告出演を狙っているな。しかし、団員ばかりではありません。
坂本監督がご幼少の頃から馴染み深いと感慨深げに森永ミルクキャラメルを手にされ団員のスマホに向かってパチリ。監督のキリンの缶コーヒーブランド「ファイア」CMご出演中のご縁で、今回の合宿のためにキリンビバレッジさんからはファイアや生茶などの飲料の提供もいただいています。
こちらはJA共済さんからいただいた岩手の八幡平産のりんごジュースを片手に自然な笑顔があふれる団員たちの図でございます。
音楽の練習の合間に出演の練習もしております。ただいま次年度の活動予算獲得のため東北ユースオーケストラ with 坂本龍一での広告出演のご用命を絶賛受付中です。ご関心をお持ちの企業の広告宣伝担当のみなさま、どうぞお気軽にお問い合わせください(本気です)。
こんどの日曜日の26日に郡山公演を主催する福島民報社さんからは���員への激励を込めて地元の銘菓の差し入れもいただきました。
去年に引き続き司会をお願いする渡辺真理さんは自らハンドルを握って「東北ユースオーケストラオリジナル仕様のどら焼き」を車に積み込んで合宿所まで打ち合わせにお越しいただきました。
二日目も団員は大曲であるマーラーの交響曲第一番を仕上げようと、栁澤さんの熱の入った指揮指導のもと、引きこもって練習を続けました。
マーラー巨人では坂本監督の出番は無いものの、熱心に時にリズムを取りながらピアノを前にずーっと団員の演奏をチェックされていました。
さりげなく東北ユースオーケストラのチャリティTシャツを着ている栁澤寿男さんとマーラーのポケット楽譜を常にお持ちになっている坂本龍一さんのツーショットでございます。
弦楽器の人は腕が痛くならないのか、管楽器の人は唇が腫れあがらないのかと心配になる中、息抜きのお菓子や飲み物を有り難くいただいてもいいよねと引率の先生は思うのでした。そんな夕刻にまた差し入れ持参のゲストがお見えになりました。
ご協賛いただいている三越伊勢丹の西村文孝さん、窪田早紀さんがアイスクリーム詰め合わせを持参してはるばるお越しいただきました。西村さんの左襟には東北ユースオーケストラが演奏楽曲提供で応援している東日本復興支援どんぐりバッヂチャリティの木製バッジが光っておりました。どうもありがとうございました。
また今年は音響に坂本監督のパートナーであるzAkさん率いるチームに入っていただき、万全の音環境でご来場のお客さまにお楽しみいただけるはずです。
キャップがお似合いのzAkさん、どうもありがとうございます。そして、郡山の学校行事で参加が遅れていた8名が夕食のタイミングで到着しました。
長時間の移動にも関わらず笑顔で安心しました。この日の夜はちょっと一息入れつつ、ためになるリクリエーションをと、畠山キャプテンと事務局で考えた「みんなの時間」というプログラムにしました。
まずは大学生のいわき出身のチューバ富澤くんと仙台のトランペット中村くんによる有志の復興支援活動の報告です。
石巻の復興住宅での活動に参加した仙台の小学6年生福澄茉音くんは猿の被りもの姿で報告してくれました。
またいわきや石巻での有志活動をサポートした立役者として事務局の宮川裕(会社の後輩)が紹介され、面はゆそうに立ち上がっておりました。
このあと演奏会当日のロビーコンサートを行う4グループの演奏を聴いたり、また今年初めてチャレンジする坂本監督発案のアンコールをグループに分かれてみんなで練習したりで、「みんなの時間」は過ぎて行きました。
このアンコール一曲目は演奏会当日ご来場のみなさまのお楽しみのために内緒にしておきますね。
また今年の311の石巻の鎮魂の日で日和山公園で献奏された坂本龍一作曲、中村くん編曲の『Litany』が披露されました。
心に染みる演奏に思わずスマホを取り出し録画する坂本監督が演奏後にぽつりと「いい曲だなぁ。」(教授、あなたの作品ですよ!) 「中村くん、あとで楽譜を送って!」とのことでした。 さて楽しい時間もあっと言う間に終わりです。最後にわたくしも知らなかったサプライズ演出で、団員から有志活動をリードしてくれた富澤悠太くん、中村悠登くんへの感謝の寄せ書き、今年の2代目キャプテン畠山茜さん、初代コンサートマスター伊藤拓也くん、今年の2代目コンサートミストレス渡邉真浩さんに感謝状が大きな拍手とともに贈られました。
わたくしが着ております「ユースオーケストラ」とバックプリントの大竹伸朗さんデザインのチャリティTシャツは演奏会ロビーでお買い求めいただけますので(しっかり宣伝!)。ちなみにフロントは「東北」のデカロゴです。大竹伸朗さんは、来週29日に発売になる坂本監督の8年ぶりとなるスタジオ録音のニューアルバム『async』の予想企画でも独特のコメントを出していらしゃる美術家でいらっしゃいます。
そして、最後は合宿のたびに問題になりがちな女子の風呂なかなか混み合って時間までに入れなくなる問題を解決する、2代目お風呂番長として、いわきの大学2年生の橋本果林さんが指名されました。
TYOという組織体では女子の風呂番長は次期キャプテン候補の重要幹部ポストなんだよなあ。今後に期待です。
長かった合宿二日目も全員無事健康に終えることができました。関係者のみなさま、サポーターのみなさま、どうもありがとうございました。
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東京公演のレポートです。
東京の3月21日は開花した桜に雪が舞う花冷えの春分の日になりました。今年はバスで10分ほどの合宿地から会場の東京オペラシティコンサートホールに乗り込みました。
この高い天井にどんな音を響かせることができるのか。期待と不安が入り混じる中、大型楽器を自分たちで運び込んだり、ステージの準備を進めます。
第3期から入ったホルンの田嶋詩織さんは初めてのこのステージに「うれしー!」と浮き足立っていました。田嶋さんが右手に持っている譜面カバーは毎年郡山市で姉妹で参加してくれている石井さん家のご家業である印刷会社からご好意で製造・無償提供いただいているものです。今年は小学6年生の妹さん葵子ちゃんがチェロを務めています。石井さん、ありがとうございます。そして、全員に坂本監督直筆のサイン入りで合宿中にプレゼントされました。
こちらもホルンの大学生、二人。
来年から仙台市に保育士として就職する曽根さんと都内の音大に通う福島市出身の磯貝さん。「二人、顔が似てるね」と舞台裏で声をかけると、二人揃って「うれしー!」と顔を寄せ合って記念撮影。この東北ユースオーケストラで出会って大の仲良しになったそうです。
「写真撮って」と声をかけられたのは、毎年の録音をお願いしているサウンド・エンジニアのオノ・セイゲンさん。いつものメンバーが揃ってきて、いよいよ本番感が増します。
舞台裏には早くもお客様が。今年は大学受験のためお休みしていた郡山の高校三年生、丹野くんと芦名さんが揃って「大学に受かりました!また来期から復帰します」と応援に来てくれました。同じく郡山の同級生で4月からは東京の音大生になるヴァイオリンの渡邉真浩さんと揃ってピース。
10時30分から通しで本番の流れをリハーサルする「ゲネプロ」が始まりました。冒頭坂本監督から団員を優しく鼓舞する一言から。
こちら本日の進行表になります。
オープニングの三曲の曲順は、演出効果や団員の演奏表現の流れから前日に監督の提案により改良を加えました。
続いて、初共演のんさんと前日のリハから2回目の合わせを行います。
のんさん、昨日よりも落ち着いて詩を声にされています。リハーサルなのに、すでに泣けます。
そして、藤倉大さんによる作曲ワークショップの成果を発表する団員作品の演奏コーナー。まず一曲目は、福島県郡山市の小学5年生市川真名さん作曲作品「青」を同郷の渡邉真浩さんがヴァイオリンで演奏。
続いて、福島県白河市の高校1年生、菊地彩花さん作曲作品「小さな街の夜明け」を福島市出身の大学3年生の佐藤実夢さんがヴァイオリンで演奏。
最後に福島県二本松市出身の大学1年生、須賀文栄さん作曲作品「朝の訪れ」を 福島県会津若松市出身の大学2年生、磯貝雛子さんがホルンで演奏。
この曲順もこの場で坂本監督から「ヴァイオリンが続くよりもホルンの演奏を挟む流れにしよう」と、本番では演奏順を入れ替えました。
ゲネプロの休憩中、3年連続の出演でもはや場慣れした盛岡の中学2年生、藤田サーレムくんが「『Three TOHOKU Songs』の掛け声の“チョイサー”の時は、これでどうですか?」と話しかけてくれました。
「泥棒か!」
メインの2曲は通しで演奏する時間は無く、本当にぶっつけ本番となることが判明しつつ、ゲネプロは終了。すると、キャプテンの畠山茜さんから「ここで、みなさんにお礼の品を渡したいのです」と。
団員から出演者と事務局にお礼の寄せ書きをいただくサプライズ演出でした。1日10時間練習の直前合宿の睡眠時間を削ってつくってくれたかと思うと、この優しい気配り心遣いが3倍ほど沁みます。ありがとう。
あとは本番を残すのみの舞台裏。
みんな、楽しんで力を出し切ってくれー。
最初のステージ登場チームが舞台袖に現れました。
毎年恒例の開演前の演出、普通の演奏会なら姿を見せずに公演中の注意事項を来場のお客様にアナウンスする「影アナ」の仕事を団員6名がステージ上でお知らせする「カゲアナ隊」です。今年は、宮城県仙台市の大学三年生、TYOキャプテンの畠山茜さん(ヴァイオリン)、福島県大玉村の小学4年生、笹山千尋さん(ヴァイオリン)、岩手県盛岡市の中学1年生、竹田陵司くん(ヴァイオリンくん、宮城県気仙沼市の高校1年生、三浦瑞穂さん(パーカッション)、福島市の大学4年生、立谷隆太郎(ホルン)、盛岡市の大学4年生、鳥居紗季さん(オーボエ)です。
司会の渡辺真理さんもモニターで心配そうに「カゲアナ隊」のアナウンスを見守っていらっしゃいます。 続いて、こちらも恒例のオープニングのファンファーレ。 福島市の高校1年生、堤英純くん作曲の金管八重奏を、トランペット中村祐登くん、秋葉大地くん、井出大雅くん、ホルン立谷隆太郎くん、曽根瑞貴さん、田嶋詩織さん、トロンボーン江見悠希くん、バストロンボーン新川和弘くん、チューバ冨澤悠太くんの9人で華々しく賑々しく演奏しました。
そして、舞台裏にみんなが集まって来ました。
団員が上手下手から入場してチューニングを待つ瞬間の3人を記録しました。
3年連続で司会をボランティアで引き受けていただいている渡辺真理さん、今年は白いミューズのよう。渡辺真理さんのチャリティマインドの神々しい姿に思わず合掌したくなりました。
オープニングの「Behind the mask」「戦場のメリークリスマス」「ラストエンペラー」。とても順調な滑り出しで、直前合宿よりもいい音が出ている舞台裏。団員作品発表コーナーもミスの無い演奏。舞台袖の東京フィルハーモニー交響楽団のステージマネージャー、大田淳志さんも微笑みながら「みんな、度胸ありますねえ」。自分の作品をこの檜舞台で発表されて、しかも、ソロで1500人の観衆の前に演奏するのですからね。
前半が終わって、みんなが舞台裏に来ました。度胸ある一人、自作曲が披露された小学5年生市川真名さんに「どうだった?」と聞いてみました。
「もう足ががくがくしてまだ止まりません」 そんな風に見えないけど! 左隣の一つ年下の最年少団員、笹山さんも余裕のそっぽ!! そして、事務局の「おかーさん」こと岡田直美さんにTYOオリジナルハンカチーフでのお色直しを頼んでいました。
将来が楽しみな女子二人です。
休憩があけると、ついにメインの2曲、ドビュッシーの交響詩『海』とストラヴィンスキーのバレエ組曲『火の鳥』(1919年版)をはじめて通しで演奏します。
さすがに3年連続の出演団員も緊張の面持ち。坂本監督も心配そうです。坂本監督が敬愛する作曲家から選曲したいと始まった今年の演奏会での楽曲選び。ドビュッシー、ラベル、ストラヴィンスキー、バルトークの作品から、TYOの編成、力量、来ていただくお客様の満足度などなどを熟考した上にこの2曲になりました。
この日を迎えるまでに、指揮の栁澤さんからは「どちらか1曲にしておけば、まだ良かったなあ」との言葉が漏れるほどのどちらも難曲でした。プロのオーケストラですら難しいとされ、特に弦楽器の特殊奏法には東京フィルハーモニー交響楽団の方々に特別にご指導に福島市、仙台市にお越しいただきました。
特に『海』については、津波で甚大な被害をもたらした東日本大震災がきっかけのオーケストラで演奏するのはいかがなものかというような声も上がりました。しかし、今年の8月に石垣市のご協力で実現した石垣島合宿で、震災以来怖くて海に近寄れなかった団員が鮮やかな海を前に足をつけ、海と戯れることができた姿を眼にし、むしろ「東北ユースオーケストラだからこそ演奏できる『海』がある」と確信できました。繊細に移ろいゆく自然の象徴としての大いなる海、自然に包容され生きていく人間。
さぁ、第2部が始まります。
市川さん、どう見てもわたくし引率よりも落ち着いています。
坂本龍一監督による恒例のハイタッチ送り出し!
『海』の演奏が始まりました。
高橋佳寿美さん(大学1年生)、亜香音さん(中学2年生)のどこからどう見ても姉妹としか考えられない二人ともフルート家族も心配そうにモニターでみんなの演奏をチェック(いつもの練習では似ていることを気にしてか、写真を撮らせてくれないんです)。 「みんな、いい感じじゃない?」
栁澤さんも気合が身体に乗り移る指揮ぶりで、これまでに無い格別のシンフォニーが進行していました。
こちらは『海』の降り番、下手で待機チーム。
「ピースすると何かいいことあるの?」と写真撮影でその習慣が一切無いわたくしは、毎回尋ねたくなりますが、発祥のウィンストン・チャーチル氏の年齢くらいになったらカメラにピースサインで応えてみようかと最近は思っています。
東北ユースオーケストラの『海』、大円団で万雷の拍手を受けて演奏が済みました。いったん下がった栁澤さん、楽屋から小走りに戻って来られました。
続いて、『火の鳥』です。
一方、坂本監督はと言うと、
ステージ上手にセッテイングされたオノ・セイゲンさんミキシングによるライブサウンドで団員の演奏を聴いていらっしゃいました。
この左右の小型スピーカーから流れ出てくる音のクリアなこと。その音質はともかく、オノ・セイゲンさん「とてもユースオケの演奏とは思えないよ」とレベルの高さに笑っていらっしゃいます。
降り番の団員が続々と仲間の演奏をしっかり聴きたいと集まって来ました。
「せっかくだから一番いいポジションで聴いたらいいよ」とセイゲンさんによるオーディオ講座。
最初に体験したのは、直前合宿初日の冒頭オリエンテーションで、貧血により倒れシンバルで額を裂傷流血し救急車で運ばれ東京女子医大にて緊急治療を受けた、仙台の中学3年生小檜山翔也くん(フルート)。傷を縫い、覆っていたガーゼも3日目に取れて、すっかり回復してくれました。 『火の鳥』もいい演奏だ!
一方ステージ下手の待機組は、せっかくだからと、
両手にピー��サインに免じて、もうワンカット。
のんさんの巧みな表情の変化に驚きました。どうもありがとうございました。
そろそろ『火の鳥』もエンディング。 舞台袖に出演者が集まるタイミングです。
「坂本さんと撮っていいですか」に便乗してこちらもパチリ。
場内から万雷を超える千万雷ほどの拍手と「ブラボー!」の声声をいただき、あらためて出演者全員がステージへ。
アンコールは、TYOの前身となる楽器修復からはじめて復興プロジェクト「こどもの音楽再生基金」のテーマ曲にしていた『ETUDE』。坂本龍一さんの1984年のアルバム『音楽図鑑』に収められた名曲を東北ユースオーケストラ102名が全員ステージに乗って、観客のみなさまの手拍子とともに音を奏でて終演しました。
お疲れさまでしたの記念撮影。
このあとステージから戻ってくる団員を出迎え、団員同士も共演者も裏方もお互いを称え合います。
拍手と呼びかける声に満ちたこの場、この時間。この時空間を味わうために活動しているのかもしれません。
ひとつの協働、ひとつのクリエーションを終えた達成感。それがきっと観客にも届いているはずだという充足感。
一期一会だからこそのパフォーマンス。
少々音程が外れたり、1小節ズレたりはご愛嬌。
拍子木と言えば三浦さんも会心の笑みです。通りゆくみんなが「やり遂げた!」という顔をしています。
左端に福島事務局として支えていただいた渡辺豊さん、大塚真理さん、竹田学さんの三人並んで力強い拍手で出迎えていただいていて、のんさんもそのまま団員と両手で握手。
チェロを持っている誉田くんは片手ですが、その隣で感激のあまり顔をおさえているいる今泉さん。
はい、この後、しっかり握手していましたね。
ファゴットの西村さん、続いてアンコールではソロを吹いていた大矢くん。
今年の演奏会、最初の東京公演でベストの演奏をすることができました。没後100周年のドビュッシーさんにも喜んでいただけたかな。
おかげさまでNHK総合の20時45分〜の首都圏ニュースで紹介していただきました。 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180321/k10011373811000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_007
別角度から、『ORICON NEWS』 https://www.oricon.co.jp/news/2107909/full/ 地元の『福島民報』には今日の朝刊一面に出たとのこと。
http://www.minpo.jp/news/detail/2018032250145 『岩手日報』の一面にも。
https://www.iwate-np.co.jp/article/2018/3/22/10436 一般社団法人東北ユースオーケストラの理事メンバーである2紙であっても、 この一面掲載は異例の特別扱いをしていただいていると、 身近な担当者から聞きました。 ありがとうございます!!
終演後、坂本監督を東北ユースオーケストラのOBOGを訪問してくれました。
右からプロの打楽器奏者として歩みはじめている野木青衣さん、松崎奏さん、楢山花穂さん、中野心平くん。当日の寄付受付を担当してくれた野木さん、楢山さんによると想像以上の施しをいただいたようです。ご寄付いただいた皆様、どうもありがとうございました。 来年度の継続的活動に向けてのご寄付もオンライン上から受付させていただいています。 https://japangiving.jp/campaigns/33779
どうぞご支援をよろしくお願いします。
ともあれ、おかげさまで東京公演はこれまでで最高の演奏をすることができました。来週末の31日(土)の仙台もみんなの地元でさらに最高の音をお聴かせできるようにと願っています。
仙台でお会いするみなさま、お楽しみにお待ちください。
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