Tumgik
#轟姫める
kwwwsk · 1 year
Text
Tumblr media
轟姫める
5 notes · View notes
kjh-417 · 1 year
Text
Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media
mes possibilites hier. 昨日のわたしの可能性。     洗濯をする。   洗濯物を片付ける。   ジャムを煮る。   シロップを仕込む。   ドクダミ茶を煎る。   荷物をパッキングする。   シダと苔を植え替える。       暑さのせいで あまり眠れず、 妙なテンションで やろうと思っていたことを かたっぱしからやる。   外は一日中 雷鳴が轟いていたけど 結局雨が激しく降ったのは 午後から一度だけ。 そんな天候の中で、姫睡蓮が開花。 花びらがじゃみじゃみになっているのは 激しい雨のせいなのか、それとも 誰かさんがついばんだのか。 そういえば、今朝は 2Fの窓のそばに ヒヨドリたちが来ていたな。 スズメ食堂は、7羽のお客さまで 賑わっていた。   Kさんにもらって 追熟させていたスモモは、 きれいな色のジャムに。 少しずつ収穫して冷凍していた 庭の野いちごも、わずかだけど煮た。   ドクダミ茶は 煎った方が飲みやすいことがわかった。 何か他のお茶とブレンドすれば もっと抵抗なく飲めそう。 古いフライパンを 煎る用にとっておいてよかった。
9 notes · View notes
manganjiiji · 2 years
Text
なみだもかわかして
久しぶりに日記を書いてから寝ようと思う。最近は夜更かししがちで、本当の就寝が3時になったりして、でも4〜6時間続けて寝られたりするので、結構いいなと思っている、雨戸を閉めている効果だと思う(睡眠薬代わりのクエチアピンは基本的に飲んでいない)。今日久しぶりに頭痛になって偏頭痛の薬を飲んだので手帳に記録しなくては、とページをひらいたら、まるまる2週間も体調記録が真っ白だった。ようはその期間うつ状態にもなっていないし大きな打撃も受けていないということで別にいいのだが、運動記録も兼ねているので、かなり運動をさぼっていることがわかる。食事量を減らすことはできてきたが、運動量はなかなか増やせていない。眠る時間が多くなっている。というのも、薬がなくても眠れることが可能になってきたので、寝れる時には寝ようという(目の前に食べ物があるなら食べておこう)精神が働いてしまって、積極的に寝ているからである。今までの不眠期間を考えれば、あと何年か眠り続けてもいいだろうとは思うが、現実的に寝てばかりいては話が進まないので、ほどほどにして体力作りもしなきゃな、と思う。せめてフォームローラーと腹筋その他くらいは継続しろよ、と思っているのだが、毎日体調がはっきりしない。できるときはがんがん動けるし運動もできるのだが、できないときは何も出来ない。まあでも完全に寝たきりというわけではないので、いいか。と思っている。縄跳びはまだ1回しかやっていない。リポビタンDを飲むとその2時間は元気になるのでその間に運動するようにしていたが、ここ数日はリポビタンDを飲んでもなかなか上がらない。今日は朝の薬を飲む時に間違えて夜の薬を飲んでしまい、限界量のイフェクサーを倍の量摂取してしまった。そのせいでもう、なんだか午後からぐらぐらして、吐き気も収まらず、緊張型頭痛も勃発した(これも偏頭痛薬を飲んだがあてが外れて緊張型頭痛のほうだった、EVEで治った)。それにつけてもいつももくりに来てくれる友人たちに感謝ばかり。私がぐったりして寝ていてもまだスペースにいてくれて、ホストとして今日は良くなかったと反省したが、みんなのあたたかな空気に救われた。私のもくりで出会っただけの縁の人達が集まっている場で、私が寝ていてもとりあえず空間を共有してくれているのはすごいことだと思った。といっても、私の友人はみな図抜けて素晴らしい人ばかりなので、私がいないくらいでは何もかも大丈夫なのだけれど、たぶん。私のもくりでのみの縁の友人が、今日たまたま二人、同じ誕生日だったので、前夜から歌ったりしてお祝いした(まさか今日のガンダムでハッピーバースデーが呪いソングになってしまうとは思わなかったが)。私はなにわ男子の「月火水木君曜日」という曲のメロディーを覚えることができた1日だっ���(今日の成果はむしろそれくらいしかない)。
午前中、GUで長袖のパジャマ(1450円)を買ってもらい、ニトリで毛布を見て、そのうち暖かい毛布を買ってもらえるかもしれないことになった。今は敷きパッドと毛布を掛け布団代わりにして(?)寝ているのだが、朝方は冷えるのでこれからはさらにもう1枚毛布を追加したいところ。1000円プラスすれば薄手の掛布団もあり、どちらにしようか迷う(梅子さんも迷っていたので決定は後日にした)。ニトリのNウォームというシリーズ、暖かさが3段階に分かれていて、やはり3段階め(極)が良さそうだった。毛布なら4900円くらいで、高いが、長くは使えると思うし結構暖かいと思う。重い毛布の見本とかが無いかなあと期待して行ったのだが、実店舗には重い毛布はどこにもなかった(田舎だからかも)。ともかく今日から長袖のパジャマで過ごすことができ、非常に快適で嬉しい。半袖短パンはさすがに先頃は体に悪いなと思っていた。29日に痔瘻の手術が決まっていて、5日間の入院があるので、そのためにもパジャマが必要だと判断してくれたようで梅子さんが買ってくれた。やった〜。早く働いてお金を稼ぎたいなあという思いと、純粋に働くことが好きなので早く働きたいなあと思っているのが並行して、今は2件選考待ちだが、あまり期待せず…とは思いつつもわくわくしている。キャミソールも随分穴が空いたりヘタレてきてしまっていたのでGUの700円台のやつを1枚買ってもらった。やや高いが、大切に?着ようと思う。夏はキャミを着なくてもいい時が多いが、冬はさすがに着る機会が多い。といっても肥満かつ暑がりなので、着ない時も結構ある。それでも汗を吸う下着はやはり着ておいた方がいいなと感じる。なんでこんな当たり前のことを書いているんだろう。毎日、「今更?」ということをいちいち感じているのでいちいち書いてしまいます。レノックスの魔道具の鍵が、ファウストが投獄されていた牢の鍵だということにも昨日気づきました。
ということで鍛冶屋のイベスト読みました。厄災がなかなか出てくれなくていつもより回収に時間がかかったが、蝶子さんの応援のもと、無事イベスト読了までこぎつけました。ありがとう蝶子さん。イーサンというキャラクタ、すごくいいじゃないか、と思いました。何も精算できていない(まだ蹴りをつけられていない)ファウストは何を思ったのだろうか…というところはあったけれども、それは今後のメインストーリーに期待ですね。フィガロがファウストのお師匠然としていたり、二人でレノックスを見守る上司ムーブがあったりして、そういうとこよかったです。シノやミチル、ネロも眩しかったな。こういう時やっぱりルチルの影が若干薄くなるよな、と思うけどこの人数を出すならまあ仕方ないか、誰もが末満健一じゃないし。ミチルがヒースクリフを抱えられると言ったところ、ヒースクリフがお姫様じゃん、と思ってとても良かった。貴族というか、ノーブル…なんというか高貴さというのはいいものだなと思った、今の日本社会にはないものだから憧れる。
ここ2日くらいでだいぶ轟爆を読みました、pixivで。原作を読む限り私は出勝しか感じられないのですが、こういう2人がもしこういう関係になったとしたら、というifのもと描かれる関係性としてすごく納得できる作品があり、こういうのいいな…となった。ただし原作を思い出すと結局出勝のことしか考えられなくなり、最終的に「かっちゃん……」と呟くだけのbotになってしまう。こんな状態なのにまだ原作は16巻です。最新刊まであと20冊もある。嘘だろ。ここから怒涛の後半戦が始まっていくんだなあと思っています。アニメも見たいけど今とにかく堀越先生の描くこの物語に夢中。アニメは流れはわかりやすいけど、感情はやっぱり漫画からの方が私は流れ込んできやすい。とくにかっちゃんの。そう、わかるよ、堀越先生、かっちゃんのことと、かっちゃんのことを思う時のデクを描いてる時、絶対ゾーン入ってるよ。心の乱され方が違うもんな。また今日もかっちゃんのことを色んな人に言ってしまった。正直なにわ男子のコンサートを見ているときでさえ(すごい良席でした)、あ、この歌、出勝じゃん…などと頭をよぎっていたので、世界の音楽全てが出勝に聞こえています。恋愛に限らず、そこに、人間と人間がいると思えるもの全部に投影している。はまりたての狂気です。フィガファウに関してもたぶん2年前はこうだったと思います。まずaikoから自カプに聞こえてくるんだよな。「自カプ」という言葉もなんなんだ、という感じだけど(推しカプ、のほうがまだ分かりやすい)、「腐女子」の言い換えが自分の中でまだ見つけられなていないなあと考えたりした。「男同士のセックスファンタジーを妄想したり読んだり書いたりすることが大好きな人間」ということでいいとは思うのだが、いかんせん長い。あと二次創作を嗜んでいる(公式のキャラを勝手に改変してストーリーを捏造して勝手に熱を上げている)というニュアンスも持たせるにはこれでは不十分だ。もちろん、もとの「腐女子」も、人によって思い入れは千差万別だと思うので、個々人が自分の存在を表すことばを考えればいいと思う。まあ、暫くはおたくとか同人女とかBL愛好者とかそういう色んな用語を自称してTPOに対応していけばいいのかな、と思っています。「腐女子」「腐」ということばは、男性同性愛者の方に不快感を与える(それがどのような意識や理解の経路をたどったとしても)ということで、それはまずいなと思い、数年前から使うのを控えています。BL好きの女オタクが勝手に不快感を覚える分にはどうでもいいのですが、関係の無い人に害を与えるのはだめだと思った。世の中にこれだけBLや「腐女子」という言葉がばらまかれてしまった現在、場外で傷つく人がでるというのなら控えざるを得ない。私の感覚としては、公式のキャラクターの性的指向その他を改竄してあまつさえ時にはポルノとしてえがく、ということに対して「腐」という感覚を持っていたので、そうなると「夢女子」というのも二次創作を嗜む以上は私にとっては「腐女子」の一形態という分類だった。夢という漢字も、腐ると同じくらいグロテスクだと私は思っていたから(このあたりは時代の当事者でないと持ちえない感覚だと思う)。また、公式でカップルとなっている組み合わせを扱う際も、さすがにポルノは「腐っている」という感覚だった。じゃあ公式のカップルの恋愛でも性描写がなければ「性的消費」にあたらないのか?と問われたら、それもまた、境界線の話になるのか、それとももっと別の話になるのか、よく考えなければわからない。ただ、公式の設定をはみ出さないように注意が配られている二次創作は、ファンアートとして「表の世界」に出るのは構わないだろうと思っていた。性的、というニュアンスが入ってくると、物事なんでも、俄然難しくなってくる。早く人間から性欲が失われて、人工的に子供が作れる時代になればいいのにな。こうして「性からの逃亡」というかたちでSFを好んでいるふしが私にはある。性の部分は人間の中にあるもっとも動物的な部分で、理屈が通用しないことが多いから、考えても「どうにもならない」の壁にぶち当たって、疲れて蹲ってしまうことが多いからだ。それでも私たちは肉体を持っており、なんらかの性的欲求を抱えたり抱えなかったりしており、その欲求を織り込んだ形でこの社会が制度化されている。人間が動物であるという事実は、なかなかまだ、無視することはできない大きな問題としてこれからも私の前に立ちはだかるだろう。めんどくさいな…。ともかくも私は男同士のセックスファンタジーポルノが好きであり、原作者の意に反する改変を施したキャラクター達に恋愛をさせ続けます。それを許している企業もあれば、許していない企業もある。これは表現の自由と、著作物そのものがもつ権利というものの衝突になってくるのだろうか。私は自分の書いたものでも、誰かに読まれた瞬間から、半分はその読者のものになると考えるたちなので(もっと言えば、私のものに限って言えば、全部が読者のものになる)、二次創作は別にいいんじゃないでしょうか、という立場だけれども、「自分の作品が二次創作されるのは絶対に嫌だ」と考える作者がいることもまた知っている。もちろん、自分そのもの(芸能人やアスリートなど公人)をポルノ消費されることが嫌だと考える人間がいることも。これに関しても私は生きている限り自分が誰かに性的に消費されることは仕方がないし、それに対し特になんとも思わないという立場だが、そうもいかない人も大勢いるだろう。性的な問題には、個々人の感覚の差異も大きく関係してくるので、話が無限大に難しくなる。
そんなことを書いていたら2時になってしまったので寝ます。明日こそ障害年金申請のための各所への連絡をするぞ。うう。がんばろう。
2022.11.6
Tumblr media Tumblr media
4 notes · View notes
白雪赤花 / Pamuk Prenses ve Gül Kırmızısı - Türkçe Çeviri
Joruzin ( じょるじん / 暗黒童話P Ankoku DouwaP ) feat. Megurine Luka 巡音ルカ Hatsune Miku 初音ミク
Orijinal sm13829446
Türkçe Çevirili Video
Tumblr media Tumblr media
Pamuk Prenses………….Megurine Luka
Gül Kırmızısı………….Hatsune Miku
儚く舞い散る花の寿命
Çiçeğin uçup giden bir hayatı,
止まることのない時計の針と若き美貌
Durmayan bir saatin akrep ve yelkovanı ile gençliğin güzelliği.
この世の生きとし生けるもの
Bu dünyada yaşayan canlılar der ki,
老いは若さに敵いません
Yaşlılık ile gençlik rakip olamaz.
白く輝く雪肌に
Beyaz tenli, kar gibi parlayan cildin
真紅のような赤い頬
Kızıl, kırmızı renkli yanakların
深く艶めき輝く御髪は
Koyu ve parlak ışıltılı saçların ile
私の姿と瓜二つ
Bana tıpatıp benziyorsun.
世界一の美女それは「あなたです」
Dünyadaki en güzel kişi 'Sensin'
これが決して揺るぎない答え
Bu değişmez bir cevaptır.
鏡が答えを迷いだしたのは
Ayna cevap konusunda şaşırmaya başladı,
あの子が七つになった時
O çocuk artık yedi yaşına geldiğinde.
未来永劫
Sonsuza kadar,
私の美貌は世界に轟く
güzelliğimin tüm dünyada bilineceğini
はずだったのに
sanıyordum.
答えに迷うは召使だけでなく
Cevap konusunda kafası karışanlar sadece hizmetçiler değil.
鏡よ鏡さん
Ayna, Aynanın da.
儚く舞い散る華の寿命
Çiçeğin uçup giden bir hayatı,
輝き踊るは若き姫
Parlayan ve dans eden genç prenses
残酷なものね
Çok zalim davranıyor.
7人の小人も目に映るのは
7 cücelerin gözünde olan kişi…
私じゃない
Ben değilim.
突然母が冷たくなった
Annem bir anda benden soğudu,
私にボロを着せるようになった
bana paçavralar giydirmeye başladı.
その理由(わけ)を私は知っている
Neden böyle olduğunu biliyorum.
私が奇麗になり過ぎた
Ben fazla güzelleşiyordum.
それでもお母様
Fakat benim annem,
人間歳をとる者よ
İnsanlardan gençliklerini çalıyordu.
老いは若さに敵いません
Yaşlılık ile gençlik rakip olamaz.
いいではないです
Bu iyi değil.
長い間一番だったのだから
Çünkü uzun zamanlığına en iyisiydi.
この世の生きとし生けるもの
Bu dünyada yaşayan canlılar der ki
美貌の女神は迷わずに
Güzel yüzlü, tanrıça gibi bir kız çocuğusun.
微笑み向けたは若き華
Gülümseyen genç bir çiçek.
その華の名は赤花姫
Senin adın Prenses Gül Kırmızısı.
白く輝く雪肌に
Beyaz, kar gibi parlayan cildin.
真紅のような赤い頬
Kırmızı kızıl yanakların.
深く艶めき輝く御髪は
Derinlemesine parlak saçlarım
母のそれより美しく
Anneminkinden daha güzeldi.
魔法がこの世を支配しているならば
Eğer bu dünyaya sihir ile hükmediliyorsa
その力もって花びら枯らせましょう
Bu güç ile yaprakları soldururum.
気づいてませんか 姿形でなく
Sorunun dış görünüş olmadığını fark etmedin mi?
貴方の魅力を落としているのは
Seni daha az güzelleştiren şey,
憎しみや 妬みという
nefret ve kıskançlık
感情の欲望だと
gibi duygularının olması.
毒のリンゴが牙を向けたのは
Zehirli elma, dişlerini
真珠のように輝く瞳
inci gibi parlayan gözlerine doğrulttu.
両の目なくしたお姫様
Her iki gözünü de kaybeden prenses,
花びら落ちる音がした
Düşen yaprakların sesini duydu.
これで貴方の気が済むのならば
Bu seni mutlu edecekse
私はその罰受けましょう
cezam olarak kabul ederim.
けれども鏡に美しさを
Fakat asla aynaya
決して聞いてはなりません
güzel olup olmadığını sorma.
鏡よ鏡よ鏡さん
Ayna, ayna
今こそ答えてくれますね
Söyle bana
世界で一番美しいのは
Dünyadaki en güzel kişi…
この白雪姫 私だと
benim, Pamuk Prenses.
魔法の鏡は世界一
Sihirli ayna, dünyanın en çirkin kişisini
醜いものを映すと割れるの
yansıtınca kırılır hemen.
貴方の喉に刺さる破片
Parçası senin boğazına gelir,
そこに映るは朽ちた枯れ葉
Gördüğün şey çürümüş bir yapraktan ibarettir.
Youtube açıklaması:
Ben Joruzin. Bu benim ikinci yüklemem çünkü masalların ve hikayelerin karanlık tarafını seviyorum. Bu videoyu tıpkı ilki gibi bir arkadaşım hazırladı.
Yaşlılık herkesin başına gelir ve bundan kaçış yoktur. Bu bir zamanlar güzel ve tatlı olan bir prensesin de başına gelebilir. Kadınların güzellik ile olan saplantıları korkunç olabiliyor. Lütfen şarkıyı dinleyiniz.
Çevirmen notu:
'Pamuk Prenses' ve 'Kar Beyazı ile Gül Kırmızısı' isimli hikayelerden esinlenerek yazılmış bir şarkı.
Kar beyazı ile gül kırmızısı hikayesini izlemek için
Diğer adları:
Shirayuki Akabana
Kar Beyazı ile Kırmızı Çiçek
Snow White and Blossom Red
Son düzenlenme tarihi 21 ağustos 2024.
0 notes
lunahoshisolar · 5 months
Text
第一話 「青高、春の嵐!顔真っ青な青春の始まり!?」
「ここが、龍脈の一番集まった町か……」
低い声が稲妻のように轟く。その声は、大柄の一人の男のものだ。じゃり、と巨体を支える頼もしき足が地面を擦り、音を立てる。
彼の名前は「青山龍星(あおやま りゅうせい)」。左手の黒いレザーの手袋に落ちる淡い光沢が、ギリリと握りしめられ、細く伸びる。その握力に耐えうる頑丈さを感じさせる。
その男は、今日この日のために、獣さえ足を入れることを憚るような、仙人が住むような滝壺や、龍が住むとさえ言われる秘境(十和田)でその技と肉体を限界まで鍛え抜き、磨き上げられた道具。
龍が如き四肢を持つ、誰もがその覇気により認めざるを得ない「最強」の男である。
その男がやってきたのはーー……、
がさり、と茂みを折る。その薮は普通の男では動かす事が困難な物だが。
山の下に広がるのは、盆地。田舎のはずだが人口も多く不可思議に賑わった、田舎の町だった。ここが彼の新しい「巣」だ。
「ついに高校生だ〜!桜めっちゃ綺麗〜、友達たくさん作るぞ〜!」
快活な声を少年はあげる。少年の名は「式狼縁(しき ろうえん)」。若々しく生え揃った豊かな黒髪に、春の風がはためき、桜の匂いを運ぶのが見える。
「友達はまろがおるじゃろ!たくさんもいるのか?」
不思議な昔の公家のような口調の少女は、「丹下琴絵(たんげ ことえ)」、狼縁の幼馴染の白銀色の長髪の少女である。美容院に行ったばかりのようで、キューティクルが整った輝きと、切り揃えられた真っ直ぐな前髪が愛くるしい。
「そりゃそうでしょ。あっ学校見えてきた」
先ほどの桜は、高校の隣に位置する中学校のものであるので、そこを通り過ぎた地点に彼らのこれから青春を紡ぐであろう学舎があるのだ。
「…‥何遍見てもおどろおどろしいな!最悪だよ本当!」
青藍蒼高校は、中学校と高校の背後を取る巨大な山のせいで日陰になる方に陣取っていた。
「やだ……まろ、怖い……ロウ、まろ、学校行けにゃいよぉ……」
「コトエちゃん、大丈夫だ!俺がついてるから、ネ!?ほら、ダッシュだ!どっちが先に着くかな」
少年少女は走り出す。その青春が、暗い闇に包まれてるとも知らずに。
青藍蒼高校を象徴するような、日の見えない青い空に影が差した。新学期にも関わらず、灰色の雲が出て春の風は嵐になる。雷鳴が轟く。まるで何かを告げているかのように。
「うわっ、風つっよ。ん……?」
少年は風の強さに驚きながら上をふと見ると、山の上に人影を見た。少年の視力は2.0である。
「人……?」
立ち止まる少年に、少女は気にもとめず走り続け、ゴールを目指した。彼だけが人影に気付いているが、きっと大事なことではないだろう。
「いや待てよ!」
少年は少女を追いかけてるうちに人影のことなど忘れていた。
入学式が、始まろうとしていた。
「ねぇ……まろ、まじ気まずいんじゃけど。みんなめっちゃ親おるわ……まろ無理かもしれん」
少女は「新入生歓迎」の看板を前に、新高校生とは思えぬ落ち込んだ表情だ。
「大丈夫だよ、先生に連絡したら俺らだけでいいって言ってた。コトエちゃんの保護者って基本俺じゃんいつも。だからいつもとあんまかわんなくしてればいいんじゃないかな〜なんて〜。入学おめでとう、コトエちゃん」
少年は慣れたもので、いつものことのように軽く少女を励ます。彼らには両親がいないようだ。兄妹のような仲の良さはそれでなのだろう、人は幼少の愛着対象に安心を見出す。
「それもそうじゃな!でもまろ、まじ家でプリンセス対応で育ったからな〜」
「そうだね、その口調も俺がまじコトエちゃん姫対応じゃんうちで、って言ったらコトエちゃんがどこからか昔のお姫様の口調調べてき��真似始めてそれになったんよね」
少女というものは得てして、周囲から影響を受けやすいもので、彼女も例外ではないようである。
「まろ、でもロウみたいな付き人役いなかったら恥ずかしくて辞めてたよ?」
少年は遠い目をする。
「あ〜そういえば、俺が付き人役だったっけ……お姫様(ひいさま)とか、お爺ちゃんに教えられながら頑張って付き合ったわ」
「えっまろ、さすがにロウとは付き合ってないよ」
「付き合ってないよ、それはわかってるよ」
姦しく言論するその様子は、さっきまで落ち込んでいたとは思えないぐらい子供らしく朗らかだ。周囲の子供達は、両親と共にこの後の予定について話し込んでいる。皆、新しい環境に浮き足立っていて落ち着くのに精一杯のようである。
少年少女達はお互い見知っていて、中学校からの仲良しと巡り会うたびに黄色い声が上がる。
ここで大雨にさえなっていなければ、普通の暖かい入学式風景だ。青藍蒼高校の上空のみを、厚い雲が覆いシャワーのような雨を降らしていた。車の運転ができる保護者の同伴がないコトエとロウは、上がることを祈るしかないし、それを考えないようにするかのようにずっと雑談をして体育館の中で着席して式の始まりを待つしかない。
気が気でない中、校長の話が始まり、吹奏楽部の演奏も終わった。雨は止まない。
ロウは、コトエがこのままでは折角美容院に行ってうるつやさらさらにした髪が台無しになってしまい一生引きずる嫌な思い出になることを恐れ、軽く貧乏ゆすりを始めた、その時。
その男は現れた。
「続けて、担任の先生は新任の青山龍星先生です。青山先生、大丈夫ですか?」
ゆらり、と巨体が立ち上がる。生徒の中から息を呑む音が上がる。外は晴れ始め、雨が止み、割れた雲から光が入る。
体育館の窓を通しその男が前に出るタイミングで都合よくスポットライトのように白く館内が照らし出される。
「君たちの担任を務めることになった、青山龍星です。君たちには何があっても俺が守ってみせる」
そう低音でマイク無しで宣言する教師のシャツは、びしょびしょに濡れていた。鍛え上げられた胸筋に張り付く、頼りなく薄い白シャツ。外の大雨に降られ、着替えもなかったのだろう。
しかしそれを気にも留めず背後に腕を回し、男は堂々と胸を張っていた。
先生や親の女性陣から生唾を飲むような音を聞きながら、ロウは思った。
「やっべえ……この学校……」
0 notes
poetohno · 6 months
Text
第二章詩集1-6 日記詩集1-6 返答詩集1-6 おまけトーク(噛み合わない時にも流れがある)
youtube
「Night Story」
雪が舞い踊る闇の中 洞窟の中で煌々と火花が散る 古より受け継がれる物語を老人は語る
夢と希望が 絶望に枯れてしまう終わりの物語 受け継がれる物語の終わりが 本当の始まり 眠りの中の孤独にさえ 沈黙に語りかける
姫は踊り 月が舞う
吹雪が詠う地で 剣唸り散る 火花が舞い上がる
道化師と魔術師が世界に呪いをかけた 幻と氷に閉ざされ 夜が幕のように覆う世界
夜が来る前の時代を知る者は少なく 時代と共に一人一人と消えていく 灯が一つずつ燃え尽きるように
全ての灯りが消えてしまう前に もう一度太陽を地平の彼方に昇らせなければならない
伝説と神話に装飾されたお伽話
魔術師は混沌を操り 道化師は心を蝕む
王は剣と叡智をかけ合わせて 天を貫く槍を創り 姫は踊り舞う衣を紡いで 幻想を描く盾を纏う
目指すは魔術師の城 道化師の墓場 魔術師は光と闇の炎と氷を操り 道化師は夢を掛けて心を弄ぶ
民は一つ一つの剣に炎を灯す 一人一人が光のように 剣と鎧が滝のような轟音を立て 鬨の声は轟く稲妻のよう 闇の中 血飛沫が蝶のように舞う
夢から人々は覚めようとしている
目覚めた姫が道化師に口づけを交わし 永遠の眠りに誘う 魔術師は自らの創り出した炎に焼かれ 氷によって封印される
英霊と精霊が微笑み 止まった時が動き出す 散っていった命が芽となり 花となり咲き誇る
春が訪れ 花畑を少年少女が走り 笑い声が響く 老人は後姿を見て微笑む
花の薫りに悲しみと希望を見て 花は風に乗り闇に散る
薫りは心に永遠を刻む
「休日」
「休む」ということが分からなくなる 何のために休むのかが思い出せなくなる
休むことが義務のようになっている 本当に休みたいのかも分からない…
「したいことをすればいい」と言われても呆然としてしまう
したいこと……
……分からない
心は答えられない 躰も応えられない
私は一体 日常の中で何を失ってきたのだろう 何を犠牲にしてきたのだろう
虚しくなって やりきれなくなる 悲しくなって 涙が溢れる…
零れ落ちたものは 拾いに行く時間もなかった 見えなくなってしまったから
今から探しいくことはできるだろうか…
どこかの場所ではなくて きっと――心の中
「旅人の夜空」
―届いていますか―
この声は――届いていますか
夜空に口ずさむ 星の光は眩しいばかり
一人きりの旅路を詩にして 歌詞を書くように星座を描いて
星の光は呼びかけるようで 声にならなくても耳を澄ませて
星の輝きは今にも消えてしまいそうで
星を吸い込むように 空で満たすように 息をして
見上げれば いつもと変わらない世界はなんて儚いだろう
風の涙と 雨の雫も 雲の移ろいと 空の輝きも
胸に抱いて 今日もまた 旅をする
1 note · View note
expertmeeting · 8 months
Text
有識者会議コラム17
今回は昨年の中で、確定メンバーが手に入れた楽器についてアレコレ語る趣旨でお送りします。毎年恒例にしたいところです。
にれいとしゆき編
Tumblr media
Tumblr media
明和電機 オタマミン オタマトーンのテルミン版。光にかざすと音程が変化する。手のひらサイズでかわいい。
Tumblr media
Tumblr media
HOHNER The Ozzy Osbourne Harmonica M666 Metal 界の魔王オジー・オズボーンモデルのブルースハープ。 パッケージからケース、本体まで全てがカッコいい��吹くのが勿体無くて、ほぼ飾っている。
Tumblr media
アクリル枠の口琴 透明なアクリルボディがカッコ良い口琴。 多分ベトナム製。 某ネットショップの割引セールで購入。残念ながら音はイマイチ。でも、気軽に弾けて楽しい。
KPC編
Tumblr media
GANKドラム限定モデル
さざなみドラムかガンクドラムは一台持っておきたかったところで、年始に満を持して購入。いわゆるソルフェジオ音階と悩んだけど、それはどちらかというとソロに特化する感じになってしまうので、今回は通常の440Hzにしたので他とも普通にセッション可。
Tumblr media
明珍火箸風鈴
姫路の名産だそうで、はかないようで芯のある音。鳴ったのがわからないような場面で句読点的に使いたい。
Tumblr media
ウォーターフォン
メイドイン高崎、というより自転車で行ける範囲のド近所産。あんまり規格的なサイズはない楽器ではあるけど大き目。他と違う優れた点としては、周囲のロッドが溶接ではなくネジ留め式なので交換が容易。一般的な怖い音も出せるけど、喋り声に似た音も出せるのでお気に入り。
Tumblr media
ダフ
トルコのeminというメーカーのもの。フレームドラム属としてはどこかで入手しておきたかったと思っていたタイミングで某ガチタンバリン氏より入手。楽器としては使用場面が限られる性質があるので、ここぞという時にガッツリやります。
Tumblr media
Monsoon Rain Maker
レインスティックなんだけど、一度ひっくり返すだけで信じられないくらい轟音で鳴り続けるやべえやつ。劇伴で重宝する予定。
1 note · View note
groyanderson · 2 years
Text
☆プロトタイプ版☆ ひとみに映る影シーズン3 第二話「現れたイヤなヤツ」
☆プロトタイプ版☆ こちらは無料公開のプロトタイプ版となります。 段落とか誤字とか色々とグッチャグチャなのでご了承下さい。
→→→☆書籍版発売までは既刊二巻を要チェック!☆←←←
(シーズン3あらすじ) 謎の悪霊に襲われて身体を乗っ取られた私は、 観世音菩薩様の試練を受けて記憶を取り戻した。 私はファッションモデルの紅一美、 そして数々の悪霊と戦ってきた憤怒の戦士ワヤン不動だ! ついに宿敵、金剛有明団の本拠地を見つけた私達。 だけどそこで見たものは、悲しくて無情な物語…… 全ての笑顔を守るため、いま憤怒の炎が天を衝く!!
pixiv版 (※内容は一緒です。)
དང་པོ་
 娑婆に戻ると、一面に緑の木々があった。日本の山林には自生していない植物が多く、人工的な庭園か、あるいは日本国外なのかもしれない。  まずは人がいないか探してみよう。少し歩いていると、開けた場所に誰かが立っていた。魔女みたいにつばの広い帽子を被っているから顔は見えなくて、等身の低さから辛うじて子供だとわかる。その子の前には何故か、屋外じゃなくて家の中で使うようなアンティーク鏡が立っている。 「鏡よ鏡、鏡さん。四一四〇の過去三年の売上高変化率を出してみて」 「はい。四一四〇、養医所製薬の売上高変化率は、三年前年度比マイナス六.二%です」 「十の十一致……っと。アシスタント機能のバグ修正は上手くいったみたいね」  その子……声は低い。声変わり直後の男の子だろうか……は、喋る鏡と会話をしている。童話みたいなシチュエーションで、随分ビジネスライクな話題だこと。邪魔をしては悪いけど、声をかけてここがどこだか尋ねてみよう。私は物々しいワヤン不動から紅一美に姿を変え、霊感がない人にも自分が見えるよう影を濃く取った。そして༼ あの ༽と声をかけようとしたその途端、それを遮るように男の子がまた口を開いた。 「ねえ、鏡よ鏡。どっかの誰かさんがふざけた引退宣言なんてやらかしてくれたけれど、ここの情報はどこにも漏洩してないでしょうね?」  え? 「はい、CEO。リアル株式運用NFTゲーム『白豚姫と七十二の法則』はまだリークしていません」  鏡がよくわからない答えを返しているうち、CEOと呼ばれたその子が振り返った。未就学の子供のように小柄なのに、顔は陶磁器でできた人形のように美麗な大人の顔で……一目で作り物だと理解できた。 ༼ ひょっとしてここ、ゲームの中ですか? ༽  人工庭園どころか、ここはバーチャル空間だったようだ。3DCGにしては随分とよく出来ている、なんなら和尚様の須弥山よりリアリティが高い。CEOさんは白雪姫の魔女を模したアバター姿だけど恐らく男性だ。 「そう。ブロックチェーン技術で仮想通貨や実際の小額投資が運用できる、次世代のゲームを作っているの。最初はお手軽なモバイルアプリとして発表するつもりだけど、世界観を大切にしたいから、開発チームには全員メタバース内に潜ってリアルタイムプログラミングさせているのよ……あ、これ社外秘ね」  CEOはなんだか凄そうな極秘事項を、初対面の私にペラペラと喋る。大丈夫なのか? と思っていると、私の中でドマルが閃いた。この魔女、もしや…… ༼ 失礼、少しよろしいか? あなたは一美のお知り合いと見受けられるが、拙っ……私は本体である紅一美の肉体を悪霊に盗まれて、『ワヤン不動』の記憶以外殆ど思い出せないのです。できれば今一度、あなたや一美の話をご説明頂けないかな ༽ 「えぇ? またまた。……って、マジで私の事、忘れちゃったの!?」  魔女アバターが驚きの表情を作った。よく出来ている。 ༼ マジです ༽ 「勘弁してよ一美ちゃん! 私よ私、平良鴨悟(へらがも さとる)! 平良鴨証券グループ会長、金融アルマゲドンを制し世界長者番付第一位を獲得した億り人の!」 ༼ なるほど、つまり芸能界のタレント仲間 ༽ 「ちっがーう! そりゃ一美ちゃんと初めて会ったのはショービズの世界でだけど、今はもうNIC関係者同士の友達。うちの本社にデグーの霊が出た時だって助けに来てくれたじゃない!」  そんな可愛いイベントあったっけ、ぜんぜん思い出せない。でも、こうして話しているとどこか懐かしさは覚える。……あれ? そういえばこの人、対アンダスキン戦で共闘したNIC出身の超脳力者さんと似ているような…… ༼ ひょっとして、譲司(じょうじ)さんのご家族ですか? ༽ 「なんで兄ちゃんの事は覚えてるのよ!!」  なるほど、彼の弟さんだったみたいだ。  悟さんから情報を聞き、改めてこれまでの経緯を整理してみる。まず私は二〇一三年の夏に如来に肉体を奪われた。以降も一美は表向き、これまで通り芸能界で活躍している。しかし彼女と親しかったNIC関係者が異変に気付き調査したところ、下水道からワヤン不動の魂が宿った金属ペンダントの一部破片を発見。過去金剛の霊障事件の証拠品として保管していたムナル和尚様の遺骨を使い、ワヤン不動の復元に成功した。そうして蘇った私の魂は、NIC本部よりも狙われにくいスポンサー企業、平良鴨証券グループに移送され、まだ世間には未公開の亜空間(メタバース)内に安置されていたという。ちなみに今は二〇一四年十二月末だそうだ。 「うちのローカルサーバーは対霊性も高い特別なセキュリティルームにあるの。機密情報がお化けとか透視脳力者経由でリークしないとも限らないからね。それなのにあんたったら、何千人も生霊を引き込むんだもの。全くとんだ邪尊様よ!」 ༼ す、すいません。まさかそんな事になってるとは知らなくて ༽ 「まあいいわ。ともかくNICも金剛有明団を潰す方針は一緒だから。あなたが目覚めたからには明日から忙しくなるわよ」
 གཉིས་པ་
 NICは正式名称を『国際超脳力研究機関(National Institute of Cerechology)』という。人の脳が百パーセント活性化する全知全脳(ぜんちぜんのう)という現象に着目し、エスパーや霊能力などの超人的な力を研究する医師団だ。ワヤン不動復活と邪尊の引退宣言も当然関係者の耳に入っていて、NIC全支部合同で金剛有明団への対策を話し合う緊急カンファレンスが開かれる事になった。  私達は悟さんの自社用セスナで、カンファレンス会場であるNICアジア支部本部、インドネシアのバリ島へ向かう。アイドリング中の機内で待っていると、悟さんを含めて三人が搭乗した。一息つく間もなく離陸が始まり、セスナは轟音に包まれる。お互いの挨拶が始まるのは雲の上に上がってからになりそうだ。  外は夜だった。見覚えがあるような、ないような、しかしなんとなく日本っぽい夜景が広がっていく。記憶を完全に取り戻したら、ここがどの都市だかわかるのかな。  夜景はやがて灰色の雲に覆われ、機体が地面と平行になる。ジェット音が落ち着くと、悟さんがシートベルトを外して、私のいる後部座席側に向き直った。 「金沢の夜景も綺麗だったでしょ? 東京より上品で。鼓門は見えた?」 ༼ カナザワ? ༽ 「これは重症だわ」  なんとなく日本の地名らしきニュアンスしかわからない単語をオウム返しすると、悟さんはまるで原始人を見るような目をする。 「本当に殆ど戦いの記憶しかないようね。いいわ、みんな改めて挨拶会しましょう。『蟻』は初対面だしね」  セスナの乗員は私と悟さんのほか、小柄な運転手の壮年男性と、ダウンコートのフードを目深に被った身長二メートル越の寡黙な偉丈夫。蟻と呼ばれたのは……運転手さんだろうな。 「まず私。さっきも名乗ったけど、平良鴨悟。NICの���ードネームはエイミィ。ヒエロニスト(熱念力使い)で、霊感はチョットだけ。移動費はこっち持ちだから気にしなくていいわよ」  自己紹介しながら、悟さんは細い煙草を取り出す。眉間から一瞬小さなスパークが走ると、煙草が火花を上げて発煙した。彼は自分の脳力を実演し終えると、そのまま煙草を咥えた(自社用機だから喫煙は自由なんだろう)。そしてコードネームというのは恐らく、秘密組織であるNIC内で使われる名前か何かだと推測できる。  次に運転手さんが振り向いた。 「初めまして、ワヤン不動様。私は平良鴨証券CEO秘書、有働義人(うどうよしひと)と申します」  有働さんは年齢の割に背筋がぴんと張った男性だ。眼鏡の右目部に装着されたウェアラブルディスプレイが引っ切り無しに明滅し、時折右目だけギョロギョロと何かを読み取っている。 「私専用の『SSR秘書』よ! マルチタスカーで、重度のソーシャルゲーム廃人。ゲームさえ自由にさせてあげれば、どんな仕事だってこなしてくれる最高の働き蟻なの!」  悟さんに誇らしげに紹介されると、有働さんは奥ゆかしい笑顔で会釈して再び飛行機操縦に戻った。彼はスマートグラスで常に様々なゲームを並行周回しながら業務に従事しているようだ……NICの脳力者並にすごくない? SSR秘書。 「あんたも何か喋りなさいよ、旦那クン。それとも、奥さんに忘れられてるかもしれないのが怖いのかしら?」  有働さんの紹介が終わった後、最後に悟さんに声をかけられたのは偉丈夫だ。彼がのそのそとフードを取ると、中の顔も重たい前髪で殆ど隠れていた。でも、その淡く発光しているような青白い髪にはとても見覚えがある。 ༼ 御戌神(おいぬのかみ) ༽ 「!」  名前を呼ばれたその偉丈夫、御戌神は、僅かに口元を引きつらせた。彼は御戌神。江戸時代に金剛によって生み出された祟り神の生まれ変わりだ。人間としての名前は……何故だろう? ワヤン化している最中も何度も呼んでいたはずなのに。まるで心に鍵がかかっているように思い出せない。 「なに、あんた達夫婦喧嘩でもしてるの?」  私が御戌神と呼んだからだろう。悟さんが茶化す。夫婦と言ったが……よく見ると、御戌神が隠すように握っている左手の薬指には、シンプルな銀の指輪があった。 ༼ もしかして……私の、夫? ༽  一美は結婚していた? そんな記憶は毛ほどもない。しかし会話の流れからすると、私は実の夫の名前すら忘れているのか!? 「……一美ちゃんとは、結婚してない」  御戌神が初めて口を開いた。 「僕が入籍した彼女は、如来に乗っ取られた後ので。嫌で嫌で仕方なかったけど……金剛の変な男に一美ちゃんを取られたら、本当にコトだから」  少し訛った言葉を絞り出しながら、御戌神は左手の薬指を苛立たしそうに掻きむしった。その指先は蕁麻疹のようにぼつぼつと荒れていた。彼は相手が如来だと気付いていながら、私を金剛から少しでも遠ざけるためにプロポーズしたのか。なんて事をさせてしまったんだ……。 ༼ 光(ひかる)君 ༽  自責の念で心臓がきゅうと絞られるような感覚になり、その拍子に私は自然と彼の名前を口にした。すると光君は諦めきったような微笑みを浮かべ、 「今は御戌神で。名前は一美ちゃんが完全に戻ったらだ」  私を遮った。 「僕は御戌神。影法師と対になる、光で戦う犬神。ワヤン不動にゃ及ばないかもけど、ちゃんと戦力に」  皮肉にも、彼の戦闘状態は鮮明に覚えている。青白く輝く巨大な狛犬になった彼と、影の私は連携して大散減を倒したんだった。  しかし彼は初対面時と比べ、とても垢抜けた。柔らかそうなファー付きロングダウンコートが胴をすっきりと見せ、下半身は座っても丈がしっかり足首まである、ストレッチ性が高そうなサイドラインのジャージパンツ。だけど都会的になった彼を見ると、どこか悔しさを覚える自分がいる……。その気持ちの理由を知るためにも、絶対に自分の体と記憶を取り戻さなきゃ!
གསུམ་པ་
 バリ島に到着すると、まず通常の旅客機と同様ングラ・ライ国際空港に着陸する。そこから先は一般客と異なる動線へ誘導され、いかにもVIP待遇といわんばかりのトントン拍子で入国審査が完了。あっという間にインドネシア入りしてしまった。  入国後は有働さんがチャーターしたロールなんとかという車で、アジア支部本部がある港町パダンバイへ向かう。時刻は既に深夜一時過ぎ、酔った外国人観光客を乗せたタクシーの大群で道路は埋め尽くされている。でも信号がほとんど無いから、意外と早く目的地に到着した。  世界規模の秘密組織の支部と聞いた時、私は二種類の外観を想像していた。政府関係者しか入れないような厳重な門がある施設か、あるいは地下室など一般人に気付かれないようカモフラージュされた見た目だ。その答えは実際どちらでもなく、よくありがちな総合病院の別棟に構えられた関係者向けフロアだった。御戌神も私と似たような思索を巡らせていたようで、「意外と普通だ」とつぶやいていた。  入口で名前と指紋を登録して本部に入館する。心霊扱いの入館手続を行う私だけ、指紋代わりに魂からエクトプラズムの一部を採取されるようだ。 「わぁ、シャドーパーソンの方なんですか! 私、この採取で幽霊さん以外のお手続き初めてなんですけど、痛かったら言って下さいね~」  心霊担当の事務員さんが親切に声をかけながら、注射器に似た機器で私の魂を採取した。特に痛みはない。私は彼女に快く会釈して入館した。  エントランスは二フロア吹き抜けのホールになっており、端に来客用のソファがある。そこに座っていた恰幅のある黒人男性が私達を見ると、立ち上がって出迎えてくれた。 「ワヤン不動様ご一行、ようこそいらっしゃいました。NIC総本部長のヴァーヴィアポワです、よろしく」  ヴァーヴィアポワ氏と挨拶の握手を交わす。その手はじっとりと汗ばみ、少し震えているように感じた。私に続いて悟さんも彼の手を握る。 「やだぁ、固くなっちゃって。そりゃ彼女はワヤン不動だけど、私の友達だから緊張しなくていいのよ、『オニイサマ』」 「えっ!?」  ヴァーヴィアポワ氏がギクリと硬直した。お兄様? 「い……いやぁ~! だって、その。仏様を前に緊張しない人はいないぜ、エイミィ! あ、あはははは……」 「?」  どういう関係かは解らないけど、二人は旧知の仲のようだ。秘密組織トップと大スポンサーのCEOだから、当然といえば当然かな。悟さんは私に内緒話をするように身を寄せるも、ヴァーヴィアポワ氏が振り向いたらそのまま離れていった。  私はカンファレンスルームに、他のみんなはラウンジに通された。カンファレンスルームは非常灯や天窓がくっきり見えるほど薄暗く、広さや内観がわかりにくい。ただ奥の壁にある窪んだ飾りスペースに、やけに気味悪い黄色い顔の人形が飾られているのだけ見えた。なんだかやけに陰鬱な雰囲気だ。  長い一本の机に等間隔に並ばった椅子には、既に数名の男女がズラリと座っている。彼らが世界各地域の支部長だろう。その最奥、上座というかいわゆるお誕生日席にヴァーヴィアポワ氏が着席。私の席も彼の横に用意されていた。背後から不気味な黄色人形の視線を感じる。 「改めて皆さん、お集まり頂きありがとうございます。こちらがこの度ご復活なさったドマル・イダムの憤怒尊、ワヤン不動様です」  まばらに拍手が起こる。 「本題に入る前に、皆さん簡単な自己紹介をお願いします。まずは僕、総本部長のヴァーヴィアポワだ。専門は脳神経外科、脳力はチャネリング(精神交信)。よろしく」  薄暗くて読みづらいけど、机にはそれぞれ名札が立てかけてある。ヴァーヴィアポワ氏のは「Vurviapois(ヴァーヴィアポワ)(Ralf Haenel(ラルフ・ヘイネル))」、上がコードネームで下が本名か。私のは「Wayang Acala(ワヤン不動)(Hitomi Kurenai(紅一美))」となっている。 「EU支部長、耳鼻科医のトミスです……体内に、特別な放線菌(バクテリア)を飼ってます。感染症でお困りの時、力になれますです」 「やあワヤン不動! 僕ぁ欧米一のカリスマ美容外科医、ストイコル。脳力はもちろん、プリシジョン(超緻密動作)さ!」 「アタクシはセントプリーア。幽霊だけど、歴とした南米支部長の産婦人科医よ。これから生まれる胎児ちゃんとお話したり、カワイソウな子に才能を与えてあげる仕事をしてるの」  そういえばNICは医師団。ここにいる支部長さん達も、みんな様々な分野で活躍するお医者さんのようだ。EU支部長は控え目な若いヨーロッパ系の女性で、欧米支部長は絵に描いたようなガタイのいい白人アメリカ人男性。南米支部長は痩せ細ったヒスパニック系の幽霊女性だ。引き続き、時計回りに机の向かい側の方々も挨拶する。 「アフリカ支部長のナサモー、職業は軍医です。脳力はありませんが、一族伝統の整体術を心得ています。その効力を現代医学で解明するのが我が使命です」 「やーあ支部長諸君、そしてワヤン不動君! 私は中東支部長のコネンティンだ! 私の予知脳力は、小児科病棟のちびっ子諸君に大人気なんだぞ!」 「Hey Yo! 俺はベェフェ、アジアの妖神(アヤカシ) 牛の身体に一本足 音楽療法士! カウンセリング 患者の話はシカッティング 着ぐるみ疑惑? それすら俺のブランディング!」  ……こっち側の人達、みんなキャラが濃い。アフリカ支部長はアフリカっぽいフェイスペイントをした男性で、何故か会議の日にも関わらず迷彩服を着ている。ユダヤ教徒ルックな中東支部長はこの中で最年長のおじいさんなのに、一番声が大きくてハツラツとしている。アジア支部長はなんというか……牛だ。角があって可愛い女の子声の、性別不明の牛。ドマルの記憶知識によると、古来から音楽を通じて人間と関わってきた中国の神様らしい。  それにしてもさっきから、ずっと薄暗い部屋にいるせいかどうも具合が悪い。以前は動きが鈍くなりこそすれ、こんな風にはならなかった。復活したてで本調子じゃないのかな。 「全員挨拶したね。そうしたら金剛有明団対策会議を始めるけど……実はワヤン様、僕達はあなた方が来る前に既に結論を出しているんだ」 ༼ 結論? ༽ 「ああ。僕達は……」  彼が答えようとしたその時、突然私の魂に直接テレパシーが届いた。 『逃げて、ワヤン不動! 僕達は操られてる!!』 ༼ へ? ༽ 「……僕達は金剛側につく。そしてここで君を始末する事に決めたのさぁ!」  ガタガタッ! NIC支部長達が一斉に立ち上がり、薄暗かった部屋の電気が完全に消えた。しまった、これは罠だ!
བཞི་པ་
 突然の不意打ちから始まった戦闘、相手は世界を代表する七人の超脳力医師! 漆黒に包まれた最悪のコンディションで、私は迷わず非常口のライトに影体を滑らせる。ところが危ない、何か鋭利な刃物を持った欧米支部長が突撃! ༼ おっと! ༽  間一髪で回避! しかし取り囲まれてしまった。私が光源の近くでしかまともに戦えないのを全員知っていたようだ。 「君の弱点はお見通しさ、ワヤン不動!」  夜目を凝らしてよく見ると、得物は硬化した彼の爪だ。全身を細胞レベルで自在に動かせる彼の脳力、プリシジョンによる技だろう。爪ならティグクで折れそうだ、こちらも武器を捻出して……うっ!? 「多勢に無勢だと忘れてませんか?」 「うふふ、カワイソウ……そそるわ、その苦しそうな表情……!」  その声は、放線菌を飼っているEU支部長と幽霊の南米支部長! 体が重い。私は菌と霊障に感染してしまったようだ。動きの鈍ったところでアフリカ支部長に関節技をかけられて拘束される。普通の敵ならここで影炎で一掃が可能、けどさっき『彼らは操られている』って声が聞こえたから火傷をさせるのはマズい! ༼ それならこうだ! ༽  非常灯の僅かな光源を編み、メロンバリアを張る! 押し出されたアフリカ支部長を影踏みで拘束し、壁伝いに天井へ這い上がる。非常灯より暗いなりにも外光がさしているし、天井付近は飛べない人は近寄れないはず! 「はっはっは、天窓に向かうのも想定内だ!」  予知脳力者の中東支部長が高笑い、天窓には既にラッパー妖怪アジア支部長が待ち構えていた! この最悪コンディションで牛一頭と闘えっての!? 『落ち着いて。ベェフェ君は僕より運動音痴だから!』  再びテレパシー! いや、いくら運動音痴とはいえ牛! 「怖気づいてるぜ明王!」  牛突撃! ……いや、めっちゃ遅い! 普通に避けて、そのまま影踏みで足止めを……ん? 動けない!? 「俺はツイてるぜ衝動!!」  牛激突! 体感した事のない鈍い衝撃が全身を貫き、私はカンファレンスルームの最も暗い角に叩きつけられた! 影体がバリバリと電気分解し、気の遠くなるような感覚に襲われる。何だ、さっきの……体を硬直させる脳力者はいなかったはずじゃ!? 『あわわわ、どうしよう、ワヤ……「いや、さっきからうるさいんだけど! 邪魔しないでくれる!?」  ヴァーヴィアポワ氏が自分の頬をバシンと叩くと、唯一私に味方してくれていたテレパシーが遮断された。そうか、彼はチャネリングの脳力者、操られながらも僅かに残った意識で警告してくれていたんだ。でも、私は���に支部長達に取り囲まれて万事休す。金剛を倒すため蘇ったワヤン不動も、もはやここまで……この場の誰もがそう確信したその時! 「ガルァァァ!!!」  カンファレンスルームを突如切り裂く青白い閃光! それは一直線に私の影体を攫うと、その広い背中にヒョイと乗せて威嚇体制を取った! ༼ 御戌神! ༽ 「話は全て聞かせてもらったわ。どこの豚だか知らないけど、NICと私達に喧嘩を売るとは見上げた根性ね」  目や指先を鉄のように赤く熱した悟さんも入室! 実はさっき、悟さんに背中に何か付けられた感触があった。取ってみると、それは霊声やテレパシーも拾える小型の高性能盗聴器だった。 「い、いや、違うんだエイミィ! これは……」 「NICコードネームは脳力者職員同士が敬意をもって呼び合う。しかし家族やプライベートな間柄は本名で呼ぶ事が殆ど……あらぁ? 妹の夫である私の事は下の名前で呼んでいらっしゃってましたよねぇ、『ラルフ』義兄(ニイ)さま?」 「ぐッ……いやいや、最初から見抜かれてたとはね……。いや! でも形成は変わらないよ。君らに支部長共は攻撃できないからねぇ!」  攻撃特化の二人、欧米アンドアフリカ支部長が出る! 欧米支部長は爪を通り越して肘下全体を硬化し御戌神へ、アフリカ支部長は見たことのない一族伝統格闘技の構えで悟さんへ! 「黙れ焼豚!」  ブァホオオォォオ!! 悟さんのヒエロニズムでアフリカ支部長炎上! 私も光君の輝きを借りて回復そして武器発現、欧米支部長の両腕を炎のティグクで容赦なく切断! 「ギャアアアアア!!」 「いや、なッ、お前ら人の心ないの!?」  操ってる奴ドン引き! すると相変わらず片目でゲームをしながら有働さんも入室。 「ここは病院ですから、介抱なら後でいくらでも可能です。そしてワヤン不動さんは本来癒しの仏。彼女がお力を取り戻せば、皆さんの感じる痛みも和らげてくれるでしょう。それから……」  有働さんが斜めに半歩下がると、彼の後ろから一人の女の子が現れた。少女が支部長達に両手をかざすと、 「スリスリマスリ!」  シュパアアァァァ! 突然辺り一帯にパステルカラーの雲霧が立ち込め、次の瞬間支部長達は全員気絶! この力……そして、この子は! 「お久しぶりです、ヒトミちゃん。オモナ! かわいいワンちゃんね!」 ༼ イナちゃん!? ༽  彼女はパク・イナちゃん。私と同じく愛輪珠如来に因縁のある、巫俗(巫女)の女子高生だ。どういう経緯かは思い出せないけど、アンダスキンを退治した時一緒に戦った仲間だ! 「譲司兄ちゃんの弟さんに呼ばれてびっくり、パジャマのまま来ちゃたヨ。ここのみんな、気が乱れてた。でも私治したからもう大丈夫! ねえワンちゃん触っていい?」  イナちゃんの霊能力は理気置換術(りきちかんじゅつ)、人や霊魂の乱れた気を正す、儒教に伝わる気功療法だ。支部長さん達はとりあえず憑き物が取れ、全員動かなくなっているが命に別状はなさそうだ。心なしか部屋全体も明るくなった。しかしイナちゃんは御戌神を撫でながら首をかしげる。 「オモ? ヘンね。この人達操ってたお化けいないヨ? 理気置換術当たったら、いい子ちゃんになてるのに」 「逃がしたかしら? そんな気配はなかったけど」  悟さんと有働さんも周囲を見渡すが、それらしき気配はない。ところで、私にはなんとなく敵の正体がわかる気がする。敵は大人数を操っていたにも関わらず、一人か二人ずつでしか攻撃してこなかった。本人の気配も少ないし、術を使っていたのは一人である可能性が高い。特徴としては、暗い場所に関わらず正確に行動でき、乗っ取りを解除されたら室内が明るくなった。そして何より、最初から影法師が暗闇に弱いと知っていて、幽霊や脳力者の金縛りは通常効かない影体の動きを止められた。それに当てはまる人物は…… ༼ ひょっとして、相手も影法師か? ༽  そう。同業者である可能性が高い。すると有働さんが何か閃いたようにタブレットPCを取り出した。 「インドネシアで影神(ワヤン)と申しますと……私が愛好しているソーシャルゲームに、このようなキャラクターがいます」  一同でモニターを覗くと、そこには黄色い肌のアニメ調美少女キャラクターがいた。格闘家の道着に似た格好で、足元から伸びた黒い触手が体の周りを漂い、額には黒い大穴が空いていて、そこからさらに小さな顔が覗いているデザインだ。右下には銀色の文字でNと書かれている。 「これはバドゥクン・サンテット、インドネシアに古来から伝わる暗殺呪術師です。未確認生物シャドーピープルを生み出した開祖とも言い伝えが……」  ��ると有働さんが説明している最中、どこからか声が聞こえた。 「……いやレア度ノーマルかよ!」 「ん?」  全員が周囲を見渡す。やっぱり誰もいない。 「気のせいですかね。ともかく、そういう神様がいるんです。非常に狡猾で好色、風見鶏のような事大主義者と言われています」 「いやいや悪意ありすぎ! 人間は賢いボクたまに嫉妬してるだけっしょ!」  今度ははっきりと聞こえた。声の方角にいたのは……あの不気味な黄色い人形だ。私は悟さんに目で合図し、ヒエロニズムの遠隔発火攻撃を頼んだ。 「イヤあっちゃちゃちゃちゃ!!?」  人形が炎に包まれると同時に、黒々とした大量の帯電エネルギーが溢れ出す。それはたちまち部屋中の影を吸収しながら人形の炎を鎮火し、その体を人型サイズにまで肥大化させた。 「いやいやいや~。キミたち如きカスどもが、このボクたまを見つけるとはイヤ恐れ入ったよ! いやそれにしても、そのキャラクターちょっとは可愛く描けてるね。いや、本物のボクたまには到底及ばないけど!」  妙に否定から入る口癖のソレは、どうやら有働さんの読み通り。これが全ての影法師(シャドーピープル)の開祖とは眩暈がするが…… 「いやあ、ボクたま優しいからちゃんと名乗ってあげる。大神影(ワヤン)、バドゥクン・サンテット。可愛ぃ子ちゃんには弱いけど……ボクたまが一番カワイコチャーン!!」 ལྔ་པ་  バドゥクンも影法師なら闇には弱いはずだ。となるとさっきの暗い部屋は、恐ろしい事に全て彼の術下だったのだろう。だからさっきやけに具合が悪かったんだ。 ༼ 待て、バドゥクンとやら。お前も金剛の手先か? ༽ 「いや、あいつらとは関係ないね。けどあいつらすっごく強ぇから、ボクたまうーんとゴマ擦ってあやかってやるのさ!」 ༼ なるほど、伝承通りのゲス野郎。なら容赦する必要なし! カハァーーーッハハハハァーーー!!! ༽  ティグク発炎! 私は嬌声を上げながら御戌神の背中を跳躍しバドゥクンに迫る! 最近ずっと恩師とか味方の人とばっかりで本気で戦えなかった鬱憤を晴らしてくれるわ!!! 「イヤアァあっちぃ! いやんもぉ、ボクたまの超キュートなお顔が燃えちゃうだろ!?」 「ぜんぜんかわいくないヨ! お顔キモいヨ!」  オルチャンガールの辛辣なツッコミ! バドゥクンは外殻である人形の体を盾にしながらちょこまかと動き回り、影法師術の数々で私の体力を削ろうと試みる。影踏み、影移し、影鏡、メロンバリアー……だがそれらは全て私も使える技だ! 応酬! 「いやね? 金剛有明団はアガルダっていう楽園を作るのにお前が邪魔らしいけど、それはボクたまにとってどーだっていい。でもワヤン不動、ボクたまはお前の事が個人的に気に入らないんだ!」  するとバドゥクンが見た事のない構えを取る! 「せっかくボンキュッボンのクセにぜーんぜん色気のない戦闘狂いって感じでさぁ、しかも前世が邪尊で引退宣言!? いやいやふざけんな! 世界的に神影(ワヤン)のイメージが悪くなっただろうが!」  チュタタタタ! 突如バドゥクンの手元から光と影を練った小弾が射出される! 私は一歩下がってそれを回避。するとその瞬間既に間合いを詰めていたバドゥクンが私を掴み、 「死ね、『影縫い』ッ!!」  ブレーンバスター! 吹っ飛ばされる! しかし間一髪、壁に叩きつけられる直前に柔らかい光のクッションが私を守った! 「援護は僕が。反撃を!」  背中に私を受け止め、御戌神は跳躍状態のまま空中で翻り激しく発光! バドゥクンへと続く光のトンネルを作りそこへ私を振り落とす。 ༼ こちらにも奥の手はあるぞ! ༽  空中無敵ゾーンで体制を整えた私はそのまま突進すると見せかけ直前で停止。相手の反撃ビームを一度かわしたのち、光の壁に隠して這わせた灼熱神経線維でバドゥクンの全身を爆破! 「いやああぁぁ!?」  ヴァダダガガァン!!! 須弥山をも砕く衆生の怨恨で外殻人形は瞬く間に灰塵と帰す! 現れた中の本体は……人形と寸分たがわぬ同じ顔! どれだけナルシストなんだこいつは!! ༼ 念彼観音力ィィーーーッ!!! ༽  本体一刀両断! スタングレネードの如く光と影が爆ぜる!! 「チクショオォォーーー!! ……いや、まだだぁ!」  明暗錯綜するカンファレンスルームの中で未だ闘志衰えぬバドゥクンは必死に影体を練り上げ、天井に黒々とタールのような不定形塊を捻出した! まさに影法師開祖の意地! 「喰らいやがれ究極奥義、影影無窮(えいえいむきゅう)……」 「お黙り焼豚!」「ガルルァァ!」「スリスリマスリ!」 「イヤアアアァァーーー!!?」  必殺キャンセル!! まさかの仲間三人同時攻撃でバドゥクン再破裂! さしもの開祖様もあえなく墜落。丁度落ちていた人形の灰の山にスルリと入魂すると、もはや再び動き出す体力は残っていなかった。 དྲུག་པ་  最古の神影(ワヤン)はしぶとく、バドゥクンは消滅は免れたようだ。水をかけて冷ました灰にイナちゃんのお札を貼って封印し、みんなで荒れたカンファレンスルームの机や椅子を片付けていると、NIC支部長さん達が目を覚ました。 「うう……酷い目に遭いましたです……」 「やれやれ! 天下のNIC支部長軍団が全員乗っ取られるなんてな」  EU支部長は菌達の無事を確認するように全身を見回し、欧米支部長は崩れた髪型を直す。一方アフリカとアジアの支部長達は自分の身なりには目もくれず、弱体化したバドゥクンの灰山をペンなどで刺して仕返しに興じている。中東支部長は、引っくり返って一人で起き上がれなくなったヴァーヴィアポワ氏……もとい、ラルフさんを手伝っている。 「ふぅ、ごめんねワヤン不動。NIC職員は自分の脳力を過信しすぎちゃう悪い癖があるけど、ここのセキュリティはもうちょっとしっかりしないとね」 ༼ いえ。ラルフさんに送って頂いたテレパシーのおかげで、悟さんに一早く異変を伝えられました ༽ 「ああ、サトくん! 久しぶり! 金融アルマゲドン、お疲れ様。カスプリアもサトくんが一位で喜んでたよぉ」 「まあラルフお義兄様、お体は大丈夫? ヘルニアやってるんだから、少しは痩せなきゃだめよ!」  正気に戻った総長と悟さんが内輪の話を始めたので、私と御戌神、イナちゃんはバドゥクンに尋問を行う事にした。 ༼ さっきお前が言っていた究極奥義とやらは、どんな技だったんだ? ༽ 「イヤ……誰がお前なんかに……」  圧。 「ヒェッ! い、いやだなー、御冗談ですって不動の姐御! いやね、影影無窮というのは、つまりあのメロンみたいな結界をもっと強固に張って、中の暗黒空間で影武者や影写しした傀儡を好きに操るっていうか」 「よくわかんないヨ!」 「イヤぁん!」  イナちゃんに小突かれて涙目になるバドゥクン。まあ、専門用語が多かったがメソッドは理解できた。NIC支部長さん達を操り、あの部屋全体を自分の術下に置いていた技が影影無窮か。かなりエネルギーを消費しそうだけど、御戌神と一緒なら私もできそうだから練習しておこう。 ༼ もう一つ。さっきお前が言いかけた金剛の楽園アガルダとやらは、どこにあるんだ? ༽ 「へへぇ、それはですね……」  バドゥクンが言いかけたその瞬間、目の前に急に柱のようなものが立った。……いや、違う。これは……これは、散減!? 「いっ……ゃ……ァ……!?」  パシュン! 散減に食われたバドゥクンは溶解と破裂の中間のような音を立てて分解霧散、完全に逝去してしまった。金剛に因縁深い御戌神とイナちゃんも戦慄する。 「ああ、カワイソウ、カワイソウ。弱くて惨めなお人形さん……壊れちゃった」  その時、散減が発する白濁乳と同じ悪臭を纏っていたのは…… 「南米支部長、セントプリーア?」  ラルフさんが驚愕する。まさか、NICの中に金剛の人間がいるなんて。 「それに比べて、ワヤン不動。囚われの仏じゃなくなったあなたってぜぇんぜんカワイソウじゃない!」  私は考えるより先に動いていた。南米支部長の幽体にティグクを振りかぶる。ズンと物を斬る感触! が、それは南米支部長を庇って飛び出た散減! 「きゃあああぁぁーーーーーーーっ!!!!!」  つんざくような悲鳴! 散減の断末魔か……違う! 南米支部長だ! 「ついにッ! ついにワタクシに手を出した……暴力を振るったわね! 繊細でか弱いこのワタクシを! 卑劣な加害者め、あなたを絶対に許さない!」  南米支部長は私を軽蔑に満ちた目で睨む。な、なんなんだこの、被害者意識の塊みたいな女は!? 「フゥ、フゥゥ……ワタクシはこれから代理母のお腹から生まれ変わるわ。そうしたら仏のあなたはもうワタクシを���つけられない! 衆生になるんですものね。それともワタクシを殺して殺人鬼になる方が、邪尊さんにはお似合いかしら? ウフフフフ、それじゃあね」 ༼ ま、待て! ༽  裏切り者の南米支部長はそのまま消えてしまった。バドゥクンは消え、敵の本拠地ももうわからない。何もかもが振り出しに戻り、カンファレンスルームは再び陰鬱な沈黙に包まれた……。
1 note · View note
trend-rocket · 2 years
Text
【SS】かのん「信じて送り出してくれた幼馴染からすみれちゃんのマル顔Wピース写真が送られてきた」【ラブライブ!スーパースター!!】
【SS】かのん「信じて送り出してくれた幼馴染からすみれちゃんのマル顔Wピース写真が送られてきた」【ラブライブ!スーパースター!!】 2:(あら) 2022/10/05(水) 20:07:41.24 ID:sDHkR7T2 ―昨年の4月、私たちLiella!のセンターかのんが海外留学した ―季節は巡り3月、留学生である可可が帰国した ―同月、母校の理事を目指す恋が大学進学の為に一人暮らしを始めた ―同月、『嵐千砂都』が消えた ―命を落とした訳じゃない。姿を消す前に私が止めたではある。 ―ただ、世界に轟くであろう歌姫に負けまいと燦然と輝いていたかの星の瞬きが、尽きたのだ すみれ「だったら…」チュッ… すみれ「私の為に生きなさいよ! それが新しい貴女の人生よ…!」 ―同月同日、私は彼女の生きる目的になった   4:(あら) 2022/10/05(水) 20:09:56.29…
View On WordPress
0 notes
chaukachawan · 2 years
Text
アニーの団員紹介/34期
アニーです。役者紹介兼団員紹介やります。それぞれ、大好きだったり印象に残っている役とともに。分けて投稿するなら後輩からのところをなぜか32期から書き始め、時間がかかってしまいました。ふう。では、まずは34期へ。入ってきてくれてありがとう。
○大門宙羽
らっしー。ひらがながかわいいからすき。役者やるって聞いた時はとても嬉しかった。役者めっちゃすき。らっしーの登場シーンは個人的にオペ忙しくなくてゆっくり見れるから嬉しい。かわいいとかっこいいを同時に叶えてるいい役ね。戦闘シーンかっこいい。絶対めちゃくちゃうごけるよね。崖上り下りしてたし。しっかりしてて、オペの場数もだいぶ踏んで、頼れる照明人になりそう。大変なオペをありがとうね。新人照明チーフ大変かもだけど、楽しんで!いっぱいいろんな人を頼るんだよ!
ロボ2(第127回秋公演『妄想戦争☆クレイジーオンザベッド』)
○たぴおか太郎
なすか。素敵な役者でありスタッフ。仕事をたくさん抱えてる。大丈夫?無理せず、ゆるりとしたペースでやっていってほしい。楽しいのがいちばんよ!でも外公のクリアファイルや衣装や映像など、多彩なスタッフワークは本当にすごい。いつも楽しみにしている。稽古日誌も見た目からキラキラしてて見てて楽しくなるから好き。役者は言わずもがな目を惹かれる。ちゃうかの看板女優として人々に知られる日もそう遠くはないと思う。すごい。
栞(第126回学外公演『ゴミたちの日』)
○岡崎仁美
カヌレ。いろいろ知っててセンスがいい子。もっとカヌレのデザインとか作品とか、これから増えていく気がする楽しみにしてる。小道具も、外公の舞美もいろいろがんばってくれてありがとうね。ミニ帽子めっちゃかわいいー!自分の作ったもののミニチュアを作ってもらえるなんて、とてもうれしかった。カヌレにすぐ戯れにいってしまう。しっかりしていて、いいおかん的舞監になれると思う。おいしいものたべて無理せずやってくれな。私は今回の仕込み週にローソンのカヌレを100個ぐらい食べた気がします。
スピン(第126回学外公演『ゴミたちの日』)
○水琴冬雪
ベガ。 B脚本がコメディ盛り合わせなのもあるけど、すごくめっちゃたのしそうでニコニコで見てる。おもしろいし。ある小道具も一緒に作った。まじでめっちゃ助かったぜありがとう。小道具たのしそうにやってくれてうれしいや、次からも期待してるー!今回いい役ね。ボケたちに私ならすぐ引きずられそうだけど的確に対応してるのすごい。店員という役をとても魅力的に仕上げてきた。役者や。これからもめっちゃたのしみ!
店員(第127回秋公演『妄想戦争☆クレイジーオンザベッド』)
○緒田舞里
まりお。いるだけでエネルギーあふれて場が明るくなる、そんな存在。めっちゃしっかりもしてて、みんなを引っ張っていける存在。まりおの声、だいすき。B脚本のキャスパつくったらしい。すごすぎる。みんな踊ってて楽しそうなん伝わってきてこっちも楽しい。まりおとごちゃいの作った素敵なキャスパ照明を完璧にできるようにがんばるね。あと衣装もめっちゃすごかったからびっくりした!もはや服飾。よく寄ってきてくれて話せてうれしい。オムニも外公も秋もその役者の実力を見せつけている。これからの役者もスタッフも楽しみ!!
まり(第125回オムニバス公演『ピザキライ‼︎』)
○okmc
おーけーえむしースチル。今回の大道具チーフである。おつかれさま!いろいろ苦労していたがわからないことは先輩に聞きまくってがんばって!Twitterのん書いてくれてありがとう!役者もまた一皮むけたね。座る演技が多かったオムニとは違って、たくさん動き回りキャスパもがっつりの今回は、彼の動きのうまさが光った。これからが楽しみ。今回全然作業いけんくて本当にごめん。オムニを見届けて見送ろうと思っていたらいつのまにか私は見送られる側になっていた。本当にありがとうね。
ロビン(第125回オムニバス公演『題目未定』)
○夕暮児
こたち。初演出おつかれさま!!!はっきりとこだわりがある姿はいい演出だなぁと思ったし、何よりこたち自身がとってもうまいからこれはついていこうってなるね。説得力ある。すごいや。どこで身につけてきたんだ。今公演でいろいろな才能を見せた彼ですが、これからもどんな姿を見せてくれるのか楽しみです。音楽への造詣とこだわりが光ってもいたと思います。わたし全然知識ないけど、キャスパとカノンロックのサビと全ての音響の切れるタイミングだけは覚えようと思う。だいじなだいじなオペ死ぬ気で頑張ります!役者してる時も動きが軽くてうらやましい。夕暮児の名が世界中に轟く日もそう遠くはないだろうね。木彫りでもCM見せたいくらいだわ。全員B脚本みにきてくれー!
配達員(第125回オムニバス公演『ピザキライ‼︎』)
○セドロ
セドロ。下宿なのに家が遠いってこととお風呂とサウナが好きでそのためには労力を厭わないってことしか知らない。けど意外に気さくに話してくれるイメージだから、またきてほしいな!いろんな姿を見てみたい!
万丈(第125回オムニバス公演『進路はつづくよどこまでも』
○VIVI
びび。制作チーフおつかれさま!写真も撮りにきてくれて本当にいつもありがとう!びびの写真本当に大好き!いつもおしゃれで素敵な女の子やぁって思ってる。もっとお話ししてみたい!
○ふぉにゃ
フォーニャー。オムニから多方面で成長したと思う。役者もスタッフも、すごいねぇ。オムニがもはやなつかしくなるほど。やっぱりオムニの二人には特別に親心が芽生えている。フォーニャーも働きすぎよ。無理したらあかんよ。素敵な舞台やね、こんな舞台で引退させてもらえて幸せよ。股関節やらかして作業全然行けんくてごめんなさい。B脚本の役者の方も、もともとうまかったのに日に日に進化を続けている。楽しそうだし、とってもおもしろい。本番もこれからもたのしみ!本当にありがとうね。
桜井ユキ(第125回オムニバス公演『題目未定』)
○田中響子
りこぴー。先輩の例を考えるとさん付けするのもおかしなものだからわざと呼び捨てで呼んでいる。りこぴ、の呼び方もかわいいからすき。ほわほわしてるけどしっかりしていてかわいい。初役者も最初からめちゃくちゃ成長してほんとによくなった。本番、自信を持ってほんとに堂々とやってください。いろいろとまめに相談しにきてくれた。役者の世界に初めて踏み込んだ時の自分の悩んだ感覚を思い出して、勝手によく共感してた。私なんか全然すごくないので、果たしていいアドバイスができたかはわからないけど、少しでも役に立てていたら嬉しいです。打ち上げで抱きついてくるかわいいひと。
ユリ(第127回秋公演『木彫りの体温』)
○舞原舞宙
まほろ。役作りめっちゃがんばってた。それにつれてめっちゃよくなってきた。あとキャスパの間奏のところのまほろが楽しそうで空も飛べそうですごい好き。作品の要所要所をしっかり締める役柄だと思うし、すごいいいなぁって思う。本番も頑張ってほしい。私ともよくお話ししてくれる、ありがてえ。これからの役者もたのしみです。あと、まほろっていい名前。
富豪(第127回秋公演『木彫りの体温』)
○荷電レプトン
レプトン。地味に音響オペも映像オペも経験を積んですごい。たまに不思議な発言をするのでおもしろくて飽きない。今回PV担当としてがんばってくれてありがとう。いろいろ準備が大変だったと思うけど完成させてくれてありがとうね!役者もかわいくていいね。キャスパのとき笑顔硬いって言われる枠を引き継いでいる。がんばれ。オムニのレプトン登場シーンの照明を変えるのが好きでした。
点P(第125回オムニバス公演『文笑問題』)
○まっつー(休学中) #英・仏語学習者と繋がりたい
まっつー。忙しいのにちょくちょくきてくれてありがたい。照明班にあまり来れてないからってお菓子をたくさん差し入れてくれた。そんなの気遣って思わなくても、じゅうぶんありがたい存在です。笑顔が素敵。どちらの劇団でも頑張っていると聞く。がんばれー!
○三一三
ロキ。小道具きてくれてありがとう。そして全然仕事仕込めてなくてごめんなさい。この1週間で取り返せてたらいいな。でも場当たりの時期は私が空き時間なくてなかなか話せなくてごめんよ。でも今回も自分でいろいろ考えてお仕事してくれてたみたいで感動しました。本当にありがとう。わからんことあったらなんでも相談してください...!きっと楽しい部署だから、ぜひ楽しんでやってね!今回の役濃ゆくていいね、もっともっと振り切ったロキ見てみたい。あと戦闘シーンもかっこいいね!私なりに愛してやってきたつもりの小道具を離れるのは寂しいですが、ロキやそのほかのみんながいてくれるなら安心です。頼んだー!永遠の私の推し!
カラス さん(第126回学外公演『ゴミたちの日』)
○アリリ・オルタネイト
イルル。舞美おつかれさま!素敵な舞台やねぇ。めっちゃ忙しそうやけどどっちの脚本にも参加してくれて、役者してくれてありがとうね!衣装とても似合ってる。日本刀を操る袴のイルルなんて、全人類が待ち望んでいたのではないでしょうか。キャスパ、イルルに目が惹かれるなあっていつも思う。かわってA脚本ではお姫様ごっこしててかわいい。だれかお姫様の衣装ももってこいー!!
バラ(第126回学外公演『ゴミたちの日』)
すでにとても頼もしい34期、任せました。
新人公演、心を一つに、楽しんで。
楽しむことと、安全を第一にね。
私はとても楽しみに、そして応援しています!
1 note · View note
leechan1018 · 2 years
Photo
Tumblr media
Happy Birthday Chise  お 誕生日 おめでとう 中村知世!!  . 36歳おめでとうございます💛🃏 . からの俳優  轟轟戦隊ボウケンジャー  . ボウケンイエロー/間宮菜月 レムリア人姫リリナ  . GoGo Sentai Boukenger: Natsuki Mamiya "Lemurian Princess Lilina" Bouken Yellow   . Next is MIYAVI on September 14  Yuki Yoshioka on September 14  ( Dragon Gate )   Utami Hayashishita on September 14 ( Stardom )   . 2022年09月11日 9 / 11 / 2022 #轟轟戦隊ボウケンジャー #ボウケンイエロー #間宮菜月 #中村知世 #誕生日 #おめでとう #スーパー戦隊シリーズ #いいねした人全員フォローする #フォローバック率100 #フォローバ100 #gogosentaiboukenger #boukenyellow #natsukimamiya #chisenakamura #happybirthday #omedetou #SuperSentai #powerrangersoperationoverdrive #likeforlikes #likesforlike #followalways https://www.instagram.com/p/CiZEwm9tISq/?igshid=NGJjMDIxMWI=
2 notes · View notes
penn-of-auronrafts · 3 years
Text
影の大王が侵略をする理由
 デルトラ王国、ドーン島など、物語の舞台となる土地の歴史については、作中においても、いくつかの情報が明かされてきました。  しかし、それらの地域の歴史には、侵略を企む影の大王の思惑や影響が深く関わっており、その統治者、住民の動きを見るだけでは語りきることができません。  そこで、今回は「勇者ライ」シリーズで明かされた影の大王の生い立ちや、影の王国の新しい情報をふまえつつ、過去から現在に渡るまで、そもそも影の大王はなぜ、そしてどのように侵略を行っているのかを考察します。 「デルトラ・クエスト」&「勇者ライと3つの扉」シリーズのネタバレを含みます。
影の大王の人間性
 長い年月を経て、影の大王の人格は変化しており、また影の大王はもう人間じゃないんですが、まず本来どういう考えや個性の持ち主だったかということを簡単に振り返ります。 【影の王国建国前】  影の王国建国前の影の大王については、「デルトラの伝説」や「勇者ライ」シリーズに書かれているように、ドーン島のヴァレーンが後継者争いに敗れて追放され、領地を求めて海をさまよったあと竜の地へと流れ着きます。  この頃はまだ人間でしたが、兄弟の戦いに敗れて故郷から追放され、四人の歌姫の島では怪物を起こしてしまい、挙句トーラの魔法で竜の地の北方まで追いやられ、竜にも失せろ!と言われてしまうなど散々で、もともとねじれていた性格がますます歪んでしまいました……。  竜の地で受けた魔法での追放や、問答無用で竜に追い払われるといった仕打ちは、衰弱していたヴァレーンにとっては泣きっ面にハチ。さらに、ヴァレーンが山脈に引っ込んでも竜からの妨害は続いたため、竜の地への執着と逆恨みを募らせる結果となってしまいました。 【影の王国の誕生】  影の大王と名乗りはじめたヴァレーンは、おそらく竜トカゲの卵と竜の卵を勘違いするといった凡ミスをやったりもしてしまいますが(竜に詳しいドランにとっては、よっぽどマヌケでないと間違わないようなものらしい)、ただでは起きません。北の山脈で力を蓄え、ピラ人をまんまと追い出すことに成功します。  ドーン島に帰ることもできないので、それまで竜の地とピラ、ふたつの土地のすきまで暮らしていた影の大王ですが、ようやくまとまった領地を手にして、思うままに邪悪な発想を開花させていきます。  影の大王は何がすごいって、アイデアマンなんですよね。特に生命科学方面に強い関心を持っており、領地を手に入れるとすぐ、人造人間や動物の改造に取り組みはじめます。 影の大王は、元ピラの地だけじゃ飽き足らず、竜の地侵略にも再び取り組みはじめます。  影の大王が竜の地を狙う理由は、個人的な復讐心がもとでもありますが、デルトラの豊かな鉱物資源、大きな船が出入りしやすい南の湾に大きな魅力を感じるといった戦略的な理由もあったようです(『竜の巣』p.62)。
侵略したい理由
 「勇者ライ」では、3度目のデルトラ侵略の打開策を探していたことが判明した影の大王ですが、彼がなぜそこまで領土の拡大にこだわるのか考えてみます。
影の王国は寒すぎ?
 全貌が謎に包まれている影の王国ですが、影の大王自身によるデルトラについての考えをふまえると、影の王国側の海域は何らかの理由で船の出入りがしづらいか、影の大王にとっては魅力を感じない地域なのでしょうか。
 地続きのデルトラも、ヒラ平原より北は冬になると寒さが厳しいです。アディン軍が影の大王軍を打ち破れたのも豪雪のおかげで、例年はあそこまで降らないにしても、北部は冬のあいだ雪が降る程度に寒いと思われます。ですから、それより北にある影の王国はもっと寒いはずで、下手したら冬季は港が凍るか、年中それなりに寒いのかもしれません。
 またピラの地は、ピラ人の魔法で美しく保たれていましたが、魔力が薄れると、影の大王の力のせいか緑も枯れ果ててしまっています。リーフたちが潜入した国境付近も、草木の生えない荒地や無機質な工場が立ち並ぶ土地になっていました。
 影の大王は、良い評判を立ててヒトを入植させようとか、捕虜を取るにしてもうまいこと定着させようといった考えははじめから持っていません。人造人間を作れる力を持っているから小うるさい人間などいらない、といった彼の性格ゆえの理由が一番大きいのでしょうが、もしかしたらピラの魔力がない素の国土の大半は、寒すぎる上に肥えた土地もなく、人も生き物もろくに住めそうにない環境なのかもしれません。
 また、ロッダバース世界で現在明らかになっているのは、デルトラを中心とした南側ですが、もし影の王国より北側に陸地があっても、寒すぎて南側ほど暮らしやすいところではないのかも。
近所は侵略しつくしてしまった?
 影の大王の悪名は、直接侵略したデルトラだけでなく、出身地とはいえ南方のドーン島まで轟くほどのもの。影の大王の全所業は謎ですが、おそらく、デルトラだけでなく各地を脅かしていそうな感じです。
 デルトラが二度か三度か影の大王を追放できたことは快挙らしく、生半可な守りではピラの地のようにあえなく攻め落とされてしまうはず。
 不憫なことに影の王国に面してしまった北の島々があるのかわかりませんが、そこがどうなっているのかはあまり想像したくないことです。
 住民を労働力として扱おうという考えは一応あるみたいなので、侵略したからといってすぐさま滅ぼすわけでもないのでしょうが、いい感じの島を長々放っておくようなのんびり屋ではないし、逆らう者がいれば全滅させるのもなんとも思わないでしょう。
 デルトラには、影の王国本土の情報しか伝わってきていないみたいでしたが、影の王国岸の島々があるとすれば、まともに独立を保てている島が一体いくつあるのか……。
航海技術の問題
 そういうわけで影の大王は、デルトラか、デルトラを踏み台にして行ける南部の島々くらいしか侵略したいところがもうないのかもしれません。
 影の大王は、ドーン島にも並々ならぬ怨念を抱いていましたが、フェルの民の守りが効いていたため上陸することができず……。その間、ピラの地を征服し、デルトラの侵略を行いました。
 その後フェルの民が絶滅したことから影の大王はドーン島へ上陸することができるようになり、デルトラ再々侵略のためにもドーン島占領を本格化させましたが、本当のところはデルトラを中継地点にして南部の島々へ行けるようにしてからの方が、より効率よく侵略できる(嫌な表現)のではないかと思われます。
 叶いはしませんでしたが、16年半かけて占領下のデルトラを安定させた影の大王の次なる野望は、南の海の向こうの征服でした(『沈黙の森』p.118)。
影の大王の力も有限
 強大な力を持つ影の大王。影の大王の力があれば、どんなに遠くても安定して航海できる乗り物を作ったり、果ては空まで飛んだりできそうなものですが……。
 先述したように、影の大王の思いつきは、生き物の身体に手を加えたり、生物兵器を作ったりなど、生命科学方面で突出しています。自然にあるものに手を加え、おぞましくして利用するのが影の大王流です。
 裏を返せば、無から有を作り出したり、自然のものを魔法で増やしたりすることはどうもできないみたいで、影の大王が生み出すものにはいつも相応の原料が必要です。
 侵略を望むこと自体は、影の大王自身の膨れ上がった支配欲と自己顕示欲ゆえでしょうが、それを実現しようにも、デルトラなどの土地を手に収め、資源を増やさない限り、これ以上勢力をつけようがないという切実な事情(?)があるのかもしれません。
まとめ
 影の大王が侵略をする理由については、彼ならではの嫉妬深さ、執念深さ、物事を思い通りにしないと気が済まない性格などの事情も大きいと思われますが、『竜の巣』でも言っているように、影の大王なりに正当な事情もあるみたいなので今回はそちらを考えてみました。
 次回は、影の大王が主体的に影響を与えようとしている、デルトラ王国の歴史と影の大王の関係について考えられたらと思います。
---------------------------------------------------------------
【出典】
エミリー・ロッダ著、岡田好惠訳、「デルトラ・クエスト 1 沈黙の森」、岩崎書店、2002年
エミリー・ロッダ著、岡田好惠訳、「デルトラ・クエストⅡ 3 影の王国」、岩崎書店、2003年
エミリー・ロッダ著、上原梓訳、「デルトラ・クエストⅢ 1 竜の巣」、岩崎書店、2004年
エミリー・ロッダ著、神戸万知、「デルトラの伝説」、岩崎書店、2006年
エミリー・ロッダ著、神戸万知、「デルトラ王国探検記」、岩崎書店、2009年
エミリー・ロッダ著、岡田好惠訳、「勇者ライと3つの扉 ② 銀の扉」、KADOKAWAメディアファクトリー、2014年
2 notes · View notes
liliyaolenyeva666 · 3 years
Text
Tumblr media
🎼 1496 「Christmas (Baby Please Come Home)」。
いつかどこかのチャィナ・タウンの "金品" とか "魔" とか書いてある看板の下に広がる階段を降りた先にあるお店を訪れた とある発明家が (こっそり) 譲り受けた ふしぎないきもの "モグワイ" が巻き起こす騒動を描いた 明るいホラーワーナー映画 「グレムリン」 を季節に合わせて観ています。ジョー・ダンテ監督作品。アメリカ合衆国のどこかにあるらしい 小さな町 "キングストン・フォールズ" にクリスマスの季節が訪れ、そこで暮らす人々が 銀行への支払いの返済に戸惑ったり、失業中で酒に溺れたりする中、新発売 ペルツァー・ペットが "3つの約束" #1. 日光はしをもたらす。#2. 水に濡らしてはいけない。#3 真夜中過ぎに食べ物を与えない。そのすべてを飼い主が守らなかったことで 町を崩壊させます。そんなこんなで フィービー・ケイツとモグワイのキュートさに うっとりさせられます この映画、数々の映画がチラリと映ります。テキトーに紹介します。
#1
「素晴らしき哉、人生!(It's a Wonderful Life)」。
1946年のアメリカ映画です。日本語吹き替え版ですと 池田昌子さん似のうつくしい声だったりします、ビリーのママが台所で 玉葱を刻みながら観ていた映画です。映画の中で映画館が映ります。
#2
「スピード王 (To Please A Lady)」。
1950年のアメリカ映画です。ビリーの部屋でギズモがひとり観ていました。
#3
「ボディ・スナッチャー 恐怖の街 (Invasion Of The Body Snatchers)」。
1956年のアメリカ映画です。ビリーがギズモと部屋で寛いでいたときにテレビで流れていました。割と長めに掛かっています。
#4
「禁断の惑星 (Forbidden Planet)」。
1956年のアメリカ映画です。映画本編は映画に登場しませんけれど、ロビー (Robby The Robot) がカメオ出演しています。
#5
「白雪姫 (Snow White)」。
1937年のアメリカ映画です。グレムリンが挙って町の映画館で (物語冒頭で掛かっています二本立ての映画は 突然に この作品に早変わりし)、なぜかグレムリンらは この映画のフィルムの何巻か見たさに、どこで学んだのか 映写機をうまく操って上映するという離れ業をやってのけます。
つづいて
雷鳴轟く夜の街を ポーポー似の警察官が (急用だからと) 車を爆走させながら 娘の待つ病院に向けて駆けていた中、とある博士を軍の基地へ護送する任務を命じられて悩むところから始まります、何だか物凄い陰謀に巻き込まれてしまった とある一警官のハラハラとした日々を描いた 中国・香港映画 「ポリス・ストーリー Reborn」 を観ています。レオ・チャン監督作品。シンカン総合病院 (Hsinkan General Hospital) で治療を受けている娘は虫の息で、そんな娘を放って任務に向かう ポーポー似の警察官は、どうやって護送すればいいのか分からないくらいの 凶悪武装集団に (直ぐに) 襲われ、得意の功夫で闘う余裕もなく、幾度も撃たれたり吹き飛んだりして負傷し気を失ってしまいます。そんなポーポーがどうなったてしまったかは さておきな 13年後のシドニーは 世の中が暴力で満ち溢れていて、ポーポーひとりでは (どう見ても) どうにもならないやうな気がして ガッカリーな気持ちにさせられて 観る気が失せます この映画、はっきり言って "ポリス・ストーリー" とは何の関係もありませんし ("例の主題歌" は何故か流れます)、映画よりも 中華人民共和国とオーストラリアの不思議な関係のほうが気になったりします。
つづけて
"以上で着陸前の報告を終わり、コンピューターに操縦を任せる。乗組員は既に長期睡眠中、直 わたしも参加する。ケープ・ケネディ出発後 本日で まる5ヶ月、宇宙探検を続けた。この6ヶ月は 相対性理論によると 我々が光速移動してるため、地球上での 700年を意味する。我々は年を取らない。これだけは確かなことだが、我々の知人は とっくにしんでいるはず。我々の声を聞いているのは 進化した人類だらう。20世紀に未練はない。聞いてくれる人がいるなら、個人的な感想を述べやう。ここから見ると すべては常識とちがう。時間は曲がるし 空間は無限だ。人間のエゴは空しい。寂しくなる、そんなとこだ。教えてくれ。宇宙の奇跡である人類、偉大な生物である人類は 相変わらず互いに戦い、こどもを飢えさせているか?" と、地球時間 2673年3月26日、葉巻きを吹かしたり、左手に注射を打つチャールトン・ヘストン似の宇宙飛行士がカプセルの中に身体を横たえ、眠りにつかうとしているところから始まります、ヤバミな近未来の世界を描いた 20世紀フォックス映画 「猿の惑星」 を、世界がヤバミと化している中で観ています。フランクリン・J・シャフナー監督作品。地球時間 3978年11月25日。アメリカ合衆国の宇宙飛行士4人を乗せた宇宙船は、どこかの大気と水のある星に不時着します。地球から およそ320光年、オリオン星大星雲の恒星を回る 名もない惑星なんだらうなって さう思いコンダラーしてしまった乗組員は、水中に沈んだ宇宙船から 乏しい食料 (3日分) とテキトーな機器だけを抜いて、タトゥイーンさながらなその世界を歩き始めます。そんなこんなで そんな3人が とんでもない目に遭ってしまいます この映画、その後幾度と無くリメイクされていますけれど、このオリジナル版のモーレツさとクオリティの高さ (そして ジーラのキュートさ) には まるで敵いません。
..
1 note · View note
entamesubs · 4 years
Text
ミニスケープ “Miniscape” by RoaRomin - Full Lyrics & Translation
It’s finally here! I’ve been putting this off unnecessarily, and resolved to finish it by this Friday at the latest, but it turns out I got it done earlier than expected.
Translation: entame (me) Proofreading & Editing: Yona & Chiri
Kanji + Romaji + English included
————————
Kanji
この小さな箱庭の出会い 囚われたままで満足できるか? サムい日常抜け出したいなら 駆け引きナシの勝負しようか
身体中を巡っていく 熱く燃える闘志よ オレ様の為に在れ
無謀な愛も夢も食らいつくせ! 手に入れよう想いの全て 感じるまま響かせよう 熱いメロディー 己の道を信じて 生き抜け此処が Heaven and Hell
譲れないモノ守るべきモノ 打ち立てた理想 命に誓って 安い言葉を並べるだけじゃ ツマらねぇ奴らと同じだ
生存本能ハイウェイリード 磨き上げろ魂を オレ様の玉座へと
覚悟を決めたのなら迷わず行け! 恐れるなお姫様たち 追いかけろよ欲しいものはガラスの靴 自らの手で掴め 無邪気な瞳 Light and Shadows
求めた逆転のカード 夢の続き共に見ようか 誰もが羨むような約束の場所で 魅せる笑顔
無謀な愛も夢も食らいつくせ! 手に入れよう想いの全て 感じるまま響かせよう 熱いメロディー 永遠にしたいと願った 震わせよう どこまででも 世界中へ轟かそう 熱いメロディー 己の道を信じて 生き抜け此処が Heaven and Hell
Romaji
kono chiisana hakoniwa no deai torawareta mama de manzoku dekiru ka samui nichijou nuke dashitai nara kakehiki nashi no shoubu shiyou ka
karada jyuu wo megutte iku atsuku moeru toushi yo oresama no tame ni are
mubouna ai mo yume mo kurai tsukuse te ni ire you omoi no subete kanjiru mama hibikase you atsui merodii onore no michi wo shinjite ikinuke koko ga Heaven and Hell
yuzurenai mono mamoru beki mono uchitateta risou inochi ni chikatte yasui kotoba wo naraberu dake jya tsumarenee yatsura to onaji da
seizon hon’nou haiuuei riido migaki agero tamashii wo oresama no gyokuza e to
kakugo wo kimeta no nara mayowazu ike osoreru na ohime sama tachi oikakerou yo hoshii mono ga garasu no kutsu mizukara no te de tsukame mujaki na hitomi Light and Shadows
motometa gyakuten no kaado yume no tsudzuki tomo ni miyou ka daremo ga urayamu youna yakusoku no basho de miseru egao
mubouna ai mo yume mo kurai tsukuse te ni ire you omoi no subete kanjiru mama hibikase you atsui merodii eien ni shitai to negatta furuwaseyou doko made demo sekaijyuu e todorokasou atsui merodii onore no michi wo shinjite ikinuke koko ga Heaven and Hell
English
A fateful encounter in this small, miniature garden Are you truly content with being held captive? If you want to break free of this boring everyday then let’s have a straightforward fight
A feeling that spreads throughout the body A passionate, burning, fighting spirit that exists for my sake
Sink your teeth into both reckless love and dreams! Let’s make all of the thoughts you’ve grasped resound just as you feel them, in a burning melody. Believe in your road and survive! This is heaven and hell
The things you can't give up, the things you must protect I'll bet my life on those established ideals If all I have to say are cheap lines, that'll make me the same as all those other guys
Survival instinct, highway lead Refine that soul of yours against my throne
If you've already gathered your resolve, then don't hesitate! Don't be afraid, my dear princesses, chasing after dreams of glass slippers, grasp it with your own hands instead! Within your pure eyes lies both Light and Shadows
The trump card you wished for Let's witness it together with the continuation of your dream, within the promised place that everyone envies, with a charming smile
Sink your teeth into both reckless love and dreams! Let's make all of the thoughts you've grasped resound just as you feel them, in a burning melody Wishing this lasted forever, while trembling, no matter where let's make our voices resound around the world, in a burning melody Believe in your road and survive! This is heaven and hell
23 notes · View notes
meimeihitsuji · 5 years
Text
依依恋恋
(読み)いいれんれん 〘形動タリ〙 (「いい(依依)②」に「恋恋」が付いたもの) 恋い慕うあまり離れるに忍びないさま。→依依。
※読本・桜姫全伝曙草紙(1805)二「諸人の見とがめんことのはづかしく、依々恋々(イイレンレン)として、轟坊にぞ帰りける」
15 notes · View notes
Text
小鬼と双子
小鬼と双子の少女とは石切場よりも奥の洞穴で暮らしている。暇さえあれば三人はまぐわい、洞穴は体臭と残飯の腐った臭いが滞う独特の臭気があった。三人がお互いをどう思っていたのかはもう分からないことである。三人が洞穴で暮らしていたのは遠い過去のことであり、当時を知るものはもういない。 ただ分かるのは、武久という侍の日記に書かれたことである。
武久が若い時分に三人のことが噂になった。彼には小鬼が少女を拐かした以外には見えなかった。武久は、洞穴の小鬼と双子との話を聞くや否や手に槍を持ち、勇足で山に入った。
武久は武門の未子。小さい頃から何かと兄たちと比べられてきた。上の兄は先の戦乱で無双の活躍を見せた剣士、下の兄も同じで、戦乱では鉄砲名人として名を知られ、陣地から百間以上は離れた敵の将を正確に撃つことができた。武久は槍に秀でたが若く戦さ場は知らず、武勲もない。優れた兄に囲まれた武久は常々、機会さえあればと鬱屈した。そこに小鬼の話である。
>>
洞穴の外には瓜二つの顔の少女が並んで座り、集めてきたどんぐりの皮を剥いていた。
「姉」 「姉はあなたのはず」 「双子に姉も妹もないのでは、とどんぐりを見て思った」 「背比べか?」 「なら、と姉である私は思った。あなたが姉では」 「今日から私が姉」 「そして妹」 「それで?」 「そろそろ冬。寒い」 「去年と同じ」 「でも、去年は家にいた」 「今年は洞窟」 「野の冬は厳しい、と緑葉は言っていた。食べるものがないから弱きは冬を越せぬと」 「姉? もしくは妹? 近ごろ様子が変」 「実は、」
槍を持った武久が、まさにその時に双子の前に飛び出した。武久は双子の身なりを――土と埃で煤けた元は華やかであったろうと服を見るなり、噂のとおりに双子はやんごとなき身分であったに違いなと判じた。そのような少女が山奥で小鬼と暮らすとなれば尋常ではない理由があるに違いない、とも考えた。 武久の考えは事実である。双子は能見のさる豪族の姫であったが、その家は山賊に襲われ、今は灰となった。 都で乱があってから朝廷の威信は失墜し、かつてのような太平は見る影もなく、富を一夜の内に奪われることも稀ではない。それ故に武門にかける期待も厚く、何の功名もない武久の忸怩するところだった。
「悲しいことだ」
武久は憐憫を口にし、それから周囲を見回した。小鬼を探した。双子はお互いを見合わせると、同じ仕草と歩幅で武久から離れる。武久は筋骨隆々とした青年で、小柄な二人からは見あげるほどで、武久の腕は彼女たちの胴回りほどもあった。槍を手にした大男は春先の火事を思い出させた。何もかもが焦げる臭い、爆ける音、悲鳴、臓物の臭い。あのときに双子の手を引いた緑葉はここにいない。双子は妹を守る姉と姉に守られる妹とを交代しながら後にさがる。
「私が来たからにはもう苦しい思いはさせない」
武久がそう言った時、小鬼が狩りから戻ってきた。小鬼は、双子とそう変わらない体躯。肌の色が青味がかかっている点を除けば人と変わらない姿である。 武久は奇声をあげた。それと同じく地を強く踏み、槍の切っ先を小鬼の腹に潜りこませた。武久は確かな手応えを覚えながら手首を捻る。泥を練り切るような感触。武久を槍を引きぬいた。小鬼は腹を両手で抑え、前屈みになる。突き出された額を払う。小鬼の手足から力が抜け、前のめりに倒れた。武久は息をひそめる。死んだ振り、というのが恐ろしい、と戦から戻った上の兄の言葉が脳裏に浮かんでいた。
双子の一人は小鬼に近寄り、一人は呆然と倒れた小鬼を見つめた。取り乱す様子はなかった。武久の期待した喜ぶ様子もない。武久は拍子抜けと思いながらも槍の先で倒れた小鬼を何度か刺し、絶命していることを確かめた。それから双子に手を差し伸べた。小鬼に近寄った少女は、武久の手を取る。少女は武久の手を取りながら、微動だにしない姉に顔を向ける。
「姉?」
姉は立ち尽くしている。目に力はなく、抜け殻のように見えた。春の夜、燃える家を二人はただ見ていた。その時と同じ姉の顔。小鬼は呆然とする二人に声をかけ、二人を引きずりながら山へと入った。小鬼がそうしなければ、家を焼いた山賊に追いつかれ、他の家族にしたのと同じように三人を陵辱しただろう。その小鬼は、いま目の前で息絶えている。二人を逃すために山賊たちに身を投じた緑葉のようだった。
「姉、生きよう」 「生きる?」 「そういう約束」
妹は姉に手を伸ばした。 どんぐりの皮を剥きながら話した前から、常に付かず離れずの二人だから、妹は姉の様子に戸惑っていた。昔、商人が双子にと献上した玩具があった。二又の鉄が二組で、それは弾いて響かせると片方も同じように響いた。それは姉と妹、妹で姉の双子のようだった。鏡に映し合わせたような姉が、この頃は遠く感じられていた。片方を鳴らしても同じように片方が鳴らない。でも、遠くは感じられても遠いわけではない。伸ばせば届くところに姉はいる。言葉を交わせば、そうすればまた同じように二人は同じことを感じ、同じことを考えるようになる。姉は、妹に近づき、その伸ばされた手を取る。
「善!」
武久は、その二人を見ると気持ちのよい笑顔を浮かべた。行こう、と武久は槍を背負うと、双子の片手に一人ずつ抱きあげた。武久は二人の紙のような軽さに驚いた。小鬼との洞穴での生活に思いをはせ、その境遇に憐憫を隠せない。家に戻ったら精のつくものを食べさせなければ、いや女なら甘い菓子か、とそんなことを考えた。
>>
その後、武久は鬼退治の武久とその勇名が近隣に轟き、その内に赤鬼をその手で打ち取り、皆から一目置かれる存在になった。昔話としても伝わる存在である。 ただ、この時に武久が拾った双子がその後にどうなったのかを記した記録はなく、結末を知ることはできない。
3 notes · View notes