#身知不柿
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Fukushima Daiichi nuclear disaster is temporarily suspended due to the nuclear accident that occurred at TEPCO’s Fukushima Daiichi Nuclear Power Station due to the Tohoku-Pacific Ocean Earthquake (or Great East Japan Earthquake) that occurred on March 11, 2011 and the accompanying tsunami. Exports were resumed about six years ago, and on November 10, 2022, the shipping ceremony for the first export of this year was held at the fruit sorting plant in Aizumisato Town. Furthermore, it seems that the producers are also expecting flights to the Kingdom of Thailand, which has been closed.
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第16章当场抓包
“这是你的错觉。”蔡霞夹起皮皮虾,左右手上下摇晃,给它做了一个杀马鸡,然后扯开一边的壳,掀开,慢慢露出里面鲜嫩的虾肉。
蔡霞捏起整条肉,吃了起来。
陆云舟见状,忍俊不禁,看着蔡霞手法娴熟的剥皮动作,他也学着做了起来。
“蔡霞,我觉得你对我有偏见,也许相处下来,你会发现我其实还不错。”
蔡霞将虾壳放下,用纸巾擦了擦手,抬头,目光犀利地盯着陆云舟,“有自信是好事,可是自信过了头,那就是狂妄自大,而且我这个人最反骨,你越是这样,我就越不喜欢你。”
陆云舟笑容不减,心中的胜负欲也因为她的这一番话,变得强烈起来。
陆云舟不慌不忙地说:“蔡霞,你不了解我,也许,等你了解我之后就不会这么想了,而且,你爸爸挺欣赏我的。”
提到许建辉,蔡霞就更生气,“既然他欣赏你,你嫁给他不就好了?”
这话确实��陆云舟噎得不行,但是,他并没有恼羞成怒,只觉得蔡霞的外表极具欺骗性。
第一眼见到蔡霞,还以为她是个乖乖让人揉捏的软柿子,没想到,居然是个牙尖嘴利的小辣椒。
有趣。
他的唇角勾勒起一抹浅淡的弧度,眼底泛出丝丝缕缕地兴奋。
蔡霞见陆云舟不说话,以为他生气了,胃口反而变得更好,继续大口大口吃肉,完全忽略对面有人,吃东西的模样一点也不收着,看起来多少有点不雅。
陆云舟却无所谓,不知不觉地,也跟着大快朵颐。
还跟蔡霞科普起这些菜肴的故事,蔡霞低头吃饭,并不接话。
陆云舟说了半晌,也没见蔡霞有什么反应,但也不觉得尴尬,还问她:“你平常都喜欢吃什么菜?”
蔡霞头都没抬一下,“什么菜都吃。”
陆云舟愣了几秒,随即笑了起来,“不挑食的女孩子,好养活。”
这句话处处踩在蔡霞的雷点上,“反正我自己能养活自己。”
边说着边拿过纸巾擦嘴,“我还有事,先走了。”
陆云舟看她一副急匆匆的样子,也站了起来,“我送你。”
期间,许建辉都没有回来,看来是打定主意让他俩单独相处。
“不用。”蔡霞并不想让陆云舟知道自己的住址。
陆云舟不管她的拒绝,“我送你,要不然,我就跟着车到你家。”
他这个人,脾气很倔,一旦决定了的事,就不容许改变,两人到了大门口,才看到许建辉。
陆云舟和他说两人已经吃饱,打算送蔡霞回家。
“云舟,蔡霞就交给你了,你帮我安全带她到家。”许建辉拍了拍陆云舟的肩膀。
陆云舟笑着点了点头。
""云舟,麻烦你了。""
""叔叔太客气了。”
蔡霞已经走远了,陆云舟追上去,蔡霞忙拦住出租车走了。
本以为摆脱了陆云舟,在她下车后,陆云舟却从她身后的车里下来。
蔡霞转过身,怒视着他,“陆云舟,你是不是有病?”
正常人听到这话肯定会生气,谁知陆云舟不是正常人,还煞有其事地点头,“你怎么知道?我得了单思病,见不到你就心慌。”
蔡霞被油到了一般,连连退了好几步,像是看到什么脏东西一样。
���到安全距离,却踩到后面人的脚,她转头去道歉,“对不起……”
便看到两日不见的James,正可怜兮兮地看着她,“蔡霞姐。”
这一瞬间,蔡霞有种自己出轨被丈夫当场抓包的既视感。
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よしもとかよ 「日々是好日」。vol.129 ( 2024/3/13 + 3/20 )
2024 13th + 20th march
M1 貴方の嫌いな春に (木太聡)
M2 うまれた場所 (Harmonigon) M3 L' Histoire (Austine)
M4 Roots (LSK) M5 すみれの花 (Sebestyen Marta) M6 遠い記憶 (KURI) M7 DIARY (おおたか静流) M8 Happy (Sister Hazel)
[好日の素…ルーツをたどること] 3月というと 卒業や異動など 旅立ちの時期ともいえるかと思います。 来し方をふりかえる、という方も 少なくないのではないでしょうか。 わたしはどうも じぶんの好きな物事が どのようにして 今に至るのか、その 道すじをたどるのが 好きなようでして。 そうすることで 理解が深まったり、 へえ!と目を見開くような発見があったりして ますます惹かれるからでしょうか。 じぶんのことについて言えば 機会があって戸籍謄本を見て 祖先のことを知る、とか、 (そういうテレビ番組もありますね…) じぶんがこれまで 出会ってきた人たちのことを 思い返してみて、 ハッとすることもあったり。 じぶんの出逢いの系譜によって 現在地を再確認するような感じがします。 そういったことを 自身で掘り下げて行くこともありますが、 例えば今回の地震のような (もう起こってほしくはないですが) 思いがけないことが起こった際に その対応の過程で知る、ということもあります。 あまたの事象のキアズマによって 今、こうしてじぶんが 生きて在ることや じぶんが大切に思うさまざまが 今に息づいていることは なんともありがたく、 また不思議なことでもあるなぁ、と あらためてしみじみと思うこの頃です。
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[日々是食べたい!… 干し柿 ]
日本の各地でつくられているものですが、 北陸もその産地のひとつとなっている、干し柿。 富山では南砺市、石川では 能登の志賀町が知られるところです。 その干し柿、平安時代から存在する食べものだそうで。 織田信長など、名立たる武将たちが 贈り物にしたというエピソードも。 (大河ドラマをご覧になる方は よくご存じかもしれませんね…!) そんな、長い歴史の中で食べられてきた 保存食のひとつ。 わたしは、子どもの頃は 正直あまり興味がなかったのですが チーズやバターといった乳製品と 柿との組み合わせにハマってからは 干し柿も大好きになりました。 以前このコーナーでご紹介した アルメニアのアラニも、干し柿を用いたスイーツ。 食べたいと思うときになくては困ります(笑。 ところで、この画像にもありますが 干し柿のことを 「ころ柿」と言ったり 「あんぽ柿」と言ったりしますよね? 商品としての呼び名かと ずっと思っていたのですが、 実は干し柿の水分量の違いによって 呼び分けているのだと 今回初めて知りました。 「ころ柿」=「枯露柿」で、水分が少ないもの、 逆に「あんぽ柿」は水分が多めの半生タイプ、という ことなんだとか! 志賀町はころ柿の里としても知られ、 わたしが能登の祖父母の家に向かう途中には たわわに実った柿の畑や 深みのあるあざやかなオレンジ色の 干し柿を吊るしている風景を よく見たものです。 そうそう、志賀町では 干し柿の風味の いわゆるご当地ソフトクリームがあって、 これもとてもおいしいのです!
父が晩年、干し柿づくりに チャレンジしたことがありましたが、 渋柿をただぶら下げて干しただけだったので 超・ころ柿になってしまった、なんて思い出も。 わたしにとっては おいしさと懐かしさの 両方がぎゅっと詰まった、 たいせつな食べもののひとつです。
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Famitsu 1823 Persona 3 Reload part scan and transcription.
続報
謎だらけの迷宮タルタロスも新ギミックを追加してリニューアル!
真田明彦
声:緑川 光
さあ挑め、奈落の果てに
当時開発に携わったP-STUDIOがみずから現行最新機種でフルリメイクしたJRPGの名作。1日と1日の狭間に存在する“影時間”に潜む謎の存在“シャドウ”と戦う若者たちの物語が、新たに描き起こされたグラフィックで色鮮やかに蘇る。今回は、登場人物たちの情報や迷宮タルタロスの新要素を紹介する。
3年生でボクシング部の主将。専用ペルソナ“ポリデュークス”は、不死身の肉体を持ち、剣術と拳闘の名手として名をはせた、ギリシャ神話の英雄だ。
専用ペルソナ
ポリデュークス
己の拳を武器にシャドウを叩きのめす
電撃と打撃のハイブリッドでシャドウたちを蹂躙する
←↑もちろん真田も、本作からの新要素である超強力なスキル“テウルギア”を使用できる。彼のテウルギア“ライトニングスフィア”は、敵全体へ相性を無視した電撃属性の大ダメージを与える効果を持つ。
専用ペルソナ
ルキア
山岸風花
声:能登麻美子
主人公の同級生で、パーティーを後方から支援するナビ役を務める。専用ペルソナ“ルキア”は、古代ローマで信仰を貫いて殉教したシチリア島の聖女。
←↓支援スキルで主人公たちをサポートする風花。テウルギアの“オラクル”は、味方全体にランダムでいい効果が発生する。
↑→突剣を振るう美鶴。テウルギア“ブリザードエッジ”は、敵1体へ相性を無視した氷結属性の特大ダメージを与える効果を持つ。
桐条美鶴
声:田中理恵
専用ペルソナ
ペンテシレア
3年生。特別��外活動部部長にして生���会長、フェンシング部にも所属する。専用ペルソナ“ペンテシレア”は、ギリシャ神話に登場する誇り高きアマゾネスの女王。
巨大な迷宮タルタロスに挑め!
1日と1日の狭間に存在する“影時間”にのみ姿を現す巨大な迷宮“タルタロス”。内部には無数のシャドウが徘徊し、主人公たちに襲い掛かる。本作ではグラフィックや一部ギミックが新しくなったほか、ダッシュ移動、ボタンひとつでパーティー全体のHPを回復させる“オートリカバー”などの機能も追加。
↑→本作では操作系が見直され、探索がやりやすくなった。また、戦闘後のシャッフルタイムも選択制になるなどより便利に。『ペルソナ3ポータブル』で追加された失踪者救出も実装。
破壊オブジェクトと施錠された宝箱
タルタロス内には破壊可能な物体や宝箱が点在しており、フィールドアクションで破壊した物体からは、回復アイテムなどが出現することがある。宝箱には施錠されたものもあり、“薄明の欠片”と呼ばれるアイテムで解錠が可能。手間は掛かるがそのぶんいいアイテムが入手できる。
オブジェクトを壊しアイテム収集に励もう
↑→破壊オブジェクトの中には、宝箱の解錠に使う薄明の欠片が入っていることも。発見したら積極的に破壊するといい。
エントランスの時計
タルタロスのエントランスに置かれている時計を起動すると、パーティーメンバー全員のHPとSPを全回復できる。ただし、起動には毎回薄明の欠片が7個必要となる。薄明の欠片は貴重なのでムダ遣いせず、探索期限間際で探索の継続が必要な場合など、いざというときに使おう。
SPを回復できるありがたい施設
←タルタロスではとくにSPの回復手段が乏しく、時計は貴重な存在。使いどころを見極めて薄明の欠片を投入するのだ。
モナドの扉とモナド通路
探索中、“モナドの扉”と呼ばれる巨大な扉が出現することがある。その先には貴重なアイテムが入った宝箱と、強力なシャドウが待つ。
←↑モナドの扉の奥では、貴重なアイテムが入手可能。ただし、強力なシャドウが待ち受けているので、腕前に自信があれば挑戦しよう。
風花だけが使える支援スキル
風花の支援スキルは、戦闘だけではなく探索時のサポートも行える。探索中に“ナビボタン”を押せば、支援スキルを選択して発動できる。
←↑フロア内の敵から感知されなくなる“ジャミング”を始め、スキルは多岐にわたる。発動にはほかの仲間と同様にSPが必要となる。
港区の街を巡って出会いを捜そう
街中で出会う“コミュ”のメンバー
→放課後や夜の時間には、ポロニアンモ��ルや巌戸台駅など、学園外のさまざまな場所に移動できる。
主人公が、出会った人々と交流を重ねて絆を結び、その絆をさらに深めていくことで発生、成長する“コミユニティ”(通称“コミュ”)。コミュランクを上げると、そのキャラクターにまつわる特別なイベントを見られるほか、ペルソナ能力の強化にもつながる。今回は、コミュを築ける人物の中から、おもに学外で出会う人々を紹介しよう。彼ら彼女らとは、放課後や夜の時間などをメインに交流することができる。
飛躍的に顧客を増やすテレビ通販会社社長。お金にがめつく、独特の経営理念を持つ。主人公をタレントとして売り出そうと目論む。
たなか社長
テレビ通販社長
声:島田 敏
ややガラの悪い僧侶。煩悩だらけの様態を見せるが、檀家からの評判は上々。主人公に独自の価値観と言葉で説教をくり返す。
無達
型破りな僧侶
声:青森 伸
他校の陸上部のエースで、全国レベルで注目を浴びる実力者。主人公に才能を見出し、ともに競い合うライバルとして認める。
早瀬 護
他校のエース
声:梅原裕一郎
オンラインゲームで出会うプレイヤー。主人公の操るN島を相棒と呼ぶ。休日には必ずログインし、主人公が来るのを待っている。
Y子
インターネット
声:なし
長鳴神社脇の公園で出会う女の子。両親が離婚寸前で不安を感じ、あまり家に帰りたがらない。主人公をおにいちゃんと呼び慕う。
大橋舞子
神社の女の子
声:河野ひより
不治の難病を患っており、休日になると弱った体をおして神社へやってくる。自分の生きた証を童話という形で残そうとしている。
神木秋成
余命いくばくもない青年
声:野島裕史
古本屋“本の虫”の店主夫婦で仲はとても良好。数年前にひとり息子を亡くし、生前に彼が植えた柿の木を形見のように思っている。
北村文吉•
光子
古本屋の老夫
声:高木早苗
声:龍田直樹
休日にはメールでの誘いも
放課後や休日には親交を深めたキャラクターたち��らメールで誘いを受けることがある。個性的なメールにニヤリとすることも⋯⋯?
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好兆头S2隐藏剧情之好大儿去哪(中文补档)
著名的魔术理论已经提到了S2许多不对劲之处,有一些情节被刻意地设置得不引人注目,像水从鸭子身边悄悄流过。但魔术理论的缺陷在于,它将整个剧本设置为虚无。解谜的关键在于要有实际意义,发现一个谜题之后把所有的内容都套入谜题而把故事拆得分崩离析,甚至虚无故事本身的意义,就已经陷入了谬误。
先简短地说一下我的结论:S2通过将一部分剧情设置成视线盲点,在主线之下,讲述了一条基督复活的暗线。没错,正如花絮中讲到的,本季对于第三季内容不只是提示性的添加彩蛋,而是真真正正在观众眼皮底下,基督复活已经在悄悄发生。所以我说,第二季就好像是尼尔盖曼冲进亚马逊高层的办公室,把剧本摔在高管的办公桌上咆哮:
"GIVE ME SEASON 3 OR GIVE ME DEATH!!"
在推理之前,先要明确几个推理的方向。
首先,根据S1身体交换的剧情,202蛇救山羊的剧情等许多明显的对照可以看出,如果某个情节真的是线索,那必然会存在一个非常明显的答案,��然没想到的时候可能毫无联系,但是一旦发现其中的联系就会非常明显。所有镜头对焦的地方能找到的信息都可能有用。但就像魔术理论犯的错误,为了自圆其说自己开始编情节甚至为此扭曲原本剧情的连贯性是不行的。
其次,S2的剧情线非常多。有明面上的三条感情线,Jim的基督复活暗线,结尾的梅的暗线,以及用来解释整个剧本逻辑的双线程主线框架。而同时,贴心的剧组还埋了大量的彩蛋,比如音乐商店Tardis的BGM,这种就当个粉丝福利看过就过去;但也有一些彩蛋不仅仅是彩蛋,和剧情和暗线都是有关联的。典型的参见我对闪电战小剧场的分析:盒子里的剧本书看似是致敬原文,做了两本道具书和一封信,但应当注意到其中一本书只出现在原著的脚注,如果为了致敬,大可以把四本虚构的剧本都展示一下。并且通过了解镜头展示的两部剧的原型剧情,提及了接子弹(箭)和跳舞女郎,则可以清晰地定位到闪电战小剧场,而一封注明给鞋匠的遗赠信则正说明盒子里的小剧场是天使留给蛇的线索。这种彩蛋就是可以作为线索使用的。
那么在接受这些前提之后,我们开始推理吧。
首先,我们需要质问自己:有一个人物,拥有单人海报,拥有宣传短片,贯穿剧情始终,但在结尾,所有人都遗忘了ta。尼娜和玛吉都有一句告别性的台词("永远再见了"),别西卜都知道给天使道一句谢,而这个绝对的S2主角却再没有人提一句。
Jim去哪了?
在加百列恢复记忆后,整个S2两个主角和Jim建立的友谊瞬间烟消云散,谁都没有提一句。这种头重脚轻的感觉被随后的重头戏冲散,让人无暇去想。实际上这是很不自然的,因为明显剧情里给了两个主角和Jim完整的关系弧线。有蛇最后别别扭扭终于给Jim冲了巧克力;有天使对着Jim坚定地表示一定会保护他;还有在开头特意说的我有了两个朋友。很明显,当加百列一恢复记忆,天使立刻变得看上去想把他按到圣水里人道毁灭,��点没有相处六集的感情。就像久未落下的第二只鞋子,关于Jim的故事还远没有结束。
以上是论证Jim和加百列实际上是两个人物,也就是暗线存在的合理性。然后是关键的问题:
Jim是谁?
S1的特效设计在展示耶稣受难时,用一块红布来代替表现血水,而在S2,他们显然找到了更省钱(考虑到物价可能更贵)的办法。
这一地的西红柿。花絮视频的放出让这条线索更明显,因为被删除的剧情是合理化这堆番茄被撒出来的原因,那么在紧张的分钟数限制中,删掉了碰翻番茄的原因,但仍留下了这个突兀的镜头,原因很明显:It's a CLUE。
基督受难被刺中肋下流血,双手被钉导致手疼,被士兵逼迫喝没药/苦胆。我们的Jim则幸运得多,胳膊也不疼了,还有温暖的热可可喝。
发现这条暗线之后才发现片中对Jim身份的暗示如此之多。这也是证明对暗线剧情的推测不是我的妄想。
首先是服装。除掉在书店的日常造型,我们来看下其他几个Jim的造型:
注意看图三Jim布道的姿势以及整个造型形成的十字架形状。我们再来看一些宗教画中的基督形象:
注意看衣着和姿势。以及右下角这个熟悉的持十字架的姿势,虽然大部分经文认为有另一个人在受难路上帮耶稣扛十字架,但是也有比如《约翰福音》中认为是基督本人扛着十字架。这个眼熟的姿势对应了剧情里另一条灯下黑的线索,就是看似无功而返的爱丁堡之旅的主题:神秘的加百列雕像。
换而言之,我们可以说,这根本不是加百列的雕像,而是Jim的雕像。
牵强吗?实际上,S2展示过一副关于基督的图像:
这个相似的服装,我认为对Jim身份的对应已经很明显了。顺带一提,在圣周耶稣还要清洁圣殿,还记得那个可可爱爱的鸡毛掸子吗?我特别喜欢这个玩笑,因为当天Crowley真的被赶出了书店。
实际上,我们还有更明显的提示,那就是简奥斯汀的舞会。在舞会上,大家都在跳舞,而好大儿在干嘛?
他在分发肉馅饼。这里对于最后的晚宴的暗示如此之明显,成为了我对于Jim暗线最有力的证据。
一些其他的细节支持:
关于“7”的密码:Jim在玩台灯和自己的嘴巴时展示了一个节奏:— — ---
两长三短,这是摩斯电码的数字7。还记得上帝有多喜欢7吗?耶稣在宗教上是神子,在《约翰福音》中耶稣被认为是神道(Logos)的化身,他不仅说神的话语,而且就是神的话语。这条线索的发现是因为我在拉片的时候感觉晚宴上Jim玩自己身体的情节,作为一个黄色笑话实在太长了,而最终发现他玩自己的身体是有节奏的,而这节奏和他玩台灯的节奏一模一样。S2真的没有废笔。
还有一个关于Jim和上帝的暗示是他丢下的书:
《我最好的棋局》本身是对电影《平步青云》的致敬。但联系我将在下文提到的上帝在上司组的故事中摆弄的不可言喻的棋局,以及S2放在天使书店里一直没有用过的象棋。这一切都暗示了世事的发展受到不可言喻的操纵。而在这里,Jim丢下了这本书,抱怨东西没有摆到他放的地方。这是一个明显的上帝视角的抱怨。同时也又一次强调了本书的主旨。
以及来自LOFTER用户@ClueFell.的补充:Jim在书店里用只属于他自己的方式排列书籍,这也是一个类似上帝的行为。
《马太福音 4:1-11》描述了耶稣在旷野遭受魔鬼的三个试探,其中一个是为祂展示万国的荣耀,这是蛇在103的工作。另一个试探是让耶稣从圣殿的顶峰跳下去,是蛇在205的工作。蛇蛇真的累了,偌大的地狱只有他一个人在996,换我我也辞职。
以及,我们细想Jim给出的预言:
第一句:"我记得晨星齐声歌唱,上帝的一众天使欢呼雀跃。"出自约伯记,但在剧情中可以看到这句话是上帝本人说的。
第三句:"如果它再次发生,将是体制的问题。"后面我们得知这句话是梅塔特隆说的,而梅塔特隆是上帝之声。
而第二句:"暴风雨将会到来,黑暗降临。已死之人将走出坟墓,再次行于世上。"前半句出自《希伯来书12:18》,描述上帝降下的不祥的征兆。后半句出自《马太福音27:53》描述了耶稣死后发生的事情。而且这句话也一唯一一句加百列本人没有听到的预言,是对Jim不是Gabriel而是耶稣的佐证。
可以看到,这些话语大部分都与上帝和耶稣有关,这些预言虽然在主线中都有剧情对应,但连在一起,则是对耶稣复活的暗示。
这里还有一条线索,并且在最新的彩蛋中被强调。S2给出了使一个人死而复生的奇迹力量的单位:Lazarii。彩蛋中提到了这个词的原型Lazarus:伯大尼的拉撒路,在死后四天被耶稣复活。该奇迹是基督受难前最后一个奇迹,也是最重要的一个奇迹,因为它意味着基督终于战胜了最后的敌人:死亡。
而在S2中,Jim到来的那天是星期天,因为尼娜提到了一切开始于上星期的停电。而舞会举行在星期四晚上。所以加百列在周日死去,四天后被复活,对应了拉撒路复活的情节。而隐藏Jim的"微小"奇迹需要使拉撒路复活25次的力量,除了基督本人也难以解释为什么这件事情消耗如此大。(25这个数字不知道有没有含义,如果解出来了我再补在这里。)而最后Jim消失的星期五正是耶稣受难日。
一些关于Coming的线索:
Jim一直说他是来寻找亚茨拉斐尔的,但加百列正在寻找的是别西卜。
以及一些关于coming的台词:
解开了Jim的隐藏身份后,这个“I”看着真是让人细思恐极。
S2的书店场景和圣詹姆斯公园的第一个镜头都是直接从S1复制来的,且不说这其中的意义是什么,S1书店的开场意味着上帝视角,但在S2:
"他们要看见人子带着能力和大荣耀,驾着天上的云降临。"《马太福音24:30》
神从天上/云间降落,也有观点认为会伴随天使和号角,我们在第二集米迦勒他们来的时候听到了号角声。再来看几张海报和剧情截图。
代表Jim的羽毛从天而降,Jim的杯子里不仅有代表加百列故事的爱心,还有从上方降下的一条烟雾。
以及这个明显的Jim从上往下走的镜头,还有前面的羽毛大衣剧情中,Jim的自愿献身。
还有虽然和coming无关,但和Jim身份有关的海报:
神行于水上。(图来自汤@thesherrinfordfacility)
关于音乐的线索:
上司组的故事里有一些关于不可言喻的线索。请看在不同背景里玩扑克下象棋的两位老人家:
这些截图表明,上司组的故事开始于在上帝不可言喻的操纵。而在第二张截图中,当他们相爱时,我们可以听到《Every Day》的BGM ,可以说这正是上帝在演奏这首关于世界末日的歌曲。而向加百列解释这首曲子时,别西卜说:
这似乎意味着每一集片尾主题中插入的《Every Day》可能包含着线索。但我缺乏音乐知识,所以这个谜题不归我解。而当亚茨拉斐尔问Jim这首神秘的歌曲来自哪里时,他回答:
以及一个最好玩的暗示。加百列走丢了,梅塔特隆只说找回来就好了,但是隐藏加百列却会被抹掉,并且隐藏加百列的奇迹直接就会拉响警报。可见重要的不是加百列,而是Jim。
这就是解谜游戏的的乐趣,当发现答案后才会发现,剧情里的线索如此之多,就像前往糖果屋的饼干屑。
到这里,Jim的暗线已经写得差不多了。亚兹拉斐尔和克劳利联手释放的奇迹效果好得吓人,连观众都不再注意到Jim的存在。在故事的最后,他们达到了最初的目的,Jim悄悄地消失了,天堂、地狱、人间以及电视机前的观众,谁都没有注意。
那么,Jim的暗线的作用是什么,或者说,是谁要把Jim藏起来?为什么?又为什么设置这些线索,希望谁能发现?
写在前面,这往下将开始出现许多的未完善的推理,因为缺乏决定性的证据。只是作为我个人对剧情结构的解析放在这里。
首先,根据上文的叙述,我们知道了在看似甜甜的爱情故事下,S2实际上和S1一样,都笼罩在末日来临的阴影中。那么,S2到底是谁在讲故事,又是谁在听故事呢?
有一个人形生物,在想隐藏想法时就会习惯性扯淡,比如他在被天使同事围殴的时候,扯出了一大堆关于立场的废话,又比如他在想忽悠男朋友做他不愿意做的事情时,用大量的主观叙述和插科打诨把来自梅塔特隆的威胁描述成了美好的愿景。没错,如果有一个人,想要隐藏Jim的存在,而在叙述S2的经历中,巧妙地误导观众将注意力放在爱情故事上,除了伟大的瞒过娜芙蒂蒂的魔术师 Mr.Fell 再无他人。正如他在闪电战小剧场中展示的硬币魔术一样,一分钱就这样消失了。亚兹拉斐尔的魔术技巧如此精妙,在后面将照片(证据)替换为传单中又着重表现了一次。
《约伯记》的书是亚兹拉斐尔展示的,爱丁堡的小剧场直接是天使的日记,以及在舞会结束后,尼娜询问亚兹拉斐尔这一切从什么时候开始,他给的回答:
他已经解出来了。可惜后面的事情一件接着一件,他和克劳利再也没有机会沟通,最终向着不同的方向开始下一段旅程。
整个S2就像亚兹拉斐尔的侦探小游戏剪报,在时间线性叙事中贴了几张他认为有关的线索。
而闪电战小电影,则是他在完成这场精彩的魔术表演后,留给观看者的线索。这个线索被放在盒子中,展示完盒子里的物品特意给了亚兹拉斐尔一个查看的镜头,这物品是避免糟糕的事情发生的关键。这个小剧场本身可以看作处于这部三幕剧的正中,而时长上,那段绳子魔术则位于204的正中间。具体情节不再赘述,只提一句,当尼尔写下第三季的剧情时一定非常得意,以至于他在魔术店剧情中写道:"这将会是我的镇场之作。"而考虑到这个魔术是亚兹拉斐尔选择的,也有可能其在第三季对应的情节是特里想出来的,而尼尔则怀着对老朋友的无限怀念和钦佩,写下了这句台词。闪电战小剧场体现了两个人相互信任和合作的重要性,又反复强调了亚兹拉斐尔的魔术手法。以及在正中间位置完整展示的绳子魔术。(尼尔转发了扮演魔术师的演员演示该魔术的推,这一段剧情绝对很重要!)
这里的画面近乎刻意地拍到了镜中的亚兹拉斐尔,这个经典的镜头语言意味着这里实际的叙述者正是镜中的亚兹拉斐尔本人,他正在骄傲的展示他是如何通过几条故事线在S2巧妙地隐藏起所有的线索,以及通过闪电战小剧场暗示整个三季大事件的进行。
在S1的闪回之后,亚兹拉斐尔为了弥补克劳利的过失,作为新手魔术师(差劲的大天使)代替被当作逃兵抓走的前魔术师(加百列),站上天使们的舞台(亚兹拉斐尔在魔术登台时的开场白中称跳舞女郎为“Bees knees”,而除此之外S2唯一提到蜜蜂的一处就是206克劳利上天堂时称天使们为蜜蜂。),台下坐着和人类呆在一起(停留在地球)的克劳利,作为后藏着来自地狱的恶魔和他们雇佣的死而复活的僵尸。S2的剧情进行到亚兹拉斐尔邀请蛇上台当他的副手但蛇没有立刻搭理他 。
这里插一句,这并不意味着整个闪电战剧情都是虚构的,应该说,所有S2的小剧场的确类似于讲述的一段故事,但是是在真实的故事的基础上,添加了一些线索。所以对小剧场的解读应该是挖掘其中不自然的地方作为线索,而整个故事则是真实发生过的经历。哪怕像闪电战小剧场这样梦境般的诡叙,依旧是建立在许多实际发生过的历史碎片上的。
那么,S2的故事为何要设置的这么错综复杂,闪电战这个暗藏玄机的小剧场又是写给谁看的呢?
他还能写给谁看,谁会让亚兹拉斐尔交付全部的秘密,谁会被亚兹拉斐尔托付他的后背他的性命,又是谁需要亚兹拉斐尔瞒过上帝传递出情报,来共同拯救世界于末日?
不知道有没有人注意到,片头曲里有一个很古怪的场景,那就是最后的剧院。虽然魔术理论把大家的注意力都引导了幕布可能代表的生命之书上(这个说法可能有部分道理,但我仍在完善这部分猜测),但大家都忽视了,闪电战的风车剧场在前面已经展示过了。
而有幕布的地方,是另一个剧院,或者说,一个放映厅。
纵观整个S2,根本没有出现过这个场景。片头曲中几个没有出现的场景,一个是最后的圣山,是对Jim线一个明显的暗示。开头的隧道和我没有在这篇讲述的生命之书的可能假说有关,有兴趣可以去lof或者汤上看全文。而剩下的这个根本没出现过的放映厅......
等一下,有一个放映厅不是吗?
这是好兆头宇宙出现过的唯一一个放映厅。这种车站边的放映厅在现在早就没有了,但尼尔对此有一个浪漫的解释:因为克劳利喜欢,所以亚兹拉斐尔为他奇迹般地保留了一个。在片头曲中还可以看到克劳利在S1中吃的爆米花,而X-Ray视频还提到了爆米花盒里有一些圣餐薄饼。
X-Ray视频还给了这个想法一个支持性的线索,那就是放映厅侧面前上的人物许多来自第一季,这是一个彩蛋,但也可能是暗示这个场景应该回第一季寻找线索。
而且我们都知道,克劳利来这里自闭看动画片,正是在凉亭分手之后,尼尔的Q&A中提到他心烦意乱需要找个地方冷静一下。也难怪大家被刀得死去活来他却把S2的结局类比为凉亭分手。
那么以下就是讲故事时间:
S2是克劳利在离开后躲在放映厅里,细细回看这一切混乱发生的过程,我相信就像观众也觉得亚兹拉斐尔不爱克劳利就像杨先生会放弃保养他的汽车一样可笑,克劳利在S2结束后一定会觉得有哪里不对劲,会把回忆细细咀嚼,翻着亚兹拉斐尔留给他的滑稽的侦探小游戏手帐簿,最终投影出了我们看到的交织着两个人回忆的S2的故事。
而闪电战小剧场,则是亚兹拉斐尔留下的魔术说明手册,看似晦涩难懂,却把该做的事都写在里面了。就像S1在酒吧里哪怕意念交流也要留给蛇的预言书,他会不会来呢?可惜观众只有等到第三季才能知道了。
于我个人,我认为未来的剧情已经在烛光晚餐里说尽了。
终于写完了这篇巨长的分析。考虑到传播,抠掉了初版的几个还未完善线索的脑洞(生命之书、梅塔特隆的剧情等)。本来只是来看小甜剧的没想到还有解谜,真的是一下子就兴奋起来了。其实还许多谜题没有解开:梅给的咖啡——杏仁糖浆燕麦奶(OMLAS),Jim整理的那一排书(在看了在看了)。字谜对于非英语母语实在是太不友好了,更别提书本分析要结合书的内容。还有参考影片平步青云和音乐部分的解谜(感谢神曦老师!!!)。真心地希望等把这些谜题都解完,第三部会在前方等着我。
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土屋大臣は埼玉県春日部市などを地盤とする現在9期の衆院議員である。 土屋大臣の父は参議院議長や埼玉県知事を歴任した故・土屋義彦氏。その独裁的な県政は「土屋王国」とも称された。娘である土屋大臣は96年の衆院選に無所属で出馬し初当選。01年に自民党に入党した。その後は父親の後援会組織をフル稼働させ、当選を重ねてきた。 しかし、地元での評判は必ずしも芳しくない。 地元政界関係者に言わせると、 「古くからの自民党の支援者の中には土屋さんのことを“なにもしな子”というあだ名で呼ぶ人もいます。何もしない、何もしてくれない。決して悪い人じゃないんですけど、やる気がないんでしょうね」 その土屋大臣は政界を揺るがしている一連のパー券裏金問題について、12月の記者会見で「本当に残念」と述べていた。ならば、土屋大臣自身の政治資金は清廉潔白なのだろうか。 そもそも、昨年「週刊新潮」は彼女の家賃の問題を報じている。 土屋大臣が代表を務める資金管理団体「竜の会」について、11年から13年の政治資金収支報告書を確認すると、かつて土屋大臣が主宰していたフラワーアレンジメント教室が入るビルの家賃を拠出していたことがわかるのだ。つまり、お花の教室の家賃を政治資金で処理していたことになる。土屋事務所は当時の取材に「議員はこの不動産を政治活動にも利用し(中略)竜の会がフラワーアレンジメント教室の賃料を支払っていたわけではありません」と否定するも、誤解を生む政治資金の使い方であったことは間違いあるまい。 政治資金で食品を購入(他の写真を見る) 「ひじき」「ブロッコリー」「枝豆」 「里芋」 そこで取材班はこの「竜の会」の少額領収書について、情報公開請求を行った。 一般に公開されている政治資金収支報告書は、政治活動に関するすべての支出と領収書が開示されているわけではない。資金管理団体など国会議員関係団体の場合は1万円を超えない支出については、明細を記載する必要もなく、少額支出の領収書について知るには、総務省や各都道府県に対し、情報公開請求を行わなければ明らかにならない。 そこで土屋大臣��「竜の会」の少額領収書について情報公開を請求し 、中身を確認すると、不可思議な領収書が含まれていた。ちなみに「竜の会」が所在しているのは土屋大臣と親族が所有する春日部市内の3000平方メートルは超える敷地に建つ大豪邸である。 例えば、2021年10月4日。春日部市内のスーパーで「こうや豆腐」「金時豆」「焼のり」「干しするめ」「昆布」「桜えび」など4248円分を購入している。 また、その4日後の10月8日にはまた別の春日部市内のスーパーで野菜や果物を多く購入している。領収書には「ひじき」「ブロッコリー」「大根」「人参」「枝豆」「ごぼう」「里芋」「シャインマスカット」「ぶどう」「柿」などの記載があり、金額は8753円だった。その翌日には同じスーパーで「丸魚」3024円を購入している。 政治資金収支報告書は元来、政治活動に関わる収入や支出を記載するはずだ。果たしてこれらの食品は政治活動に使われたのか。
「ひじき」「ブロッコリー」「焼きのり」「金時豆」を政治資金で購入していた…土屋品子復興相「政治団体」の不可解な領収書が発覚(全文) | デイリー新潮
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小町数人説をめぐって
陽明文庫に中世の小町の絵がある。絹本着色、縦六一・六センチ、横四一・七センチの絵を表装してあるのだが、軸心近くの裏面に「小野小町像 貞治六秊六月廿五日」と、まさしくその頃この筆跡にて記されたものが付加されている。表装そのものもそんなに新しいものでないが、表装するにあたって、この絵に本来ついていた紙をここに付加したものであろうことは、その字がまさしく貞治頃〈一三六二〜一三六七〉この事跡であることが疑いもないからであろう。
ところで、この絵は「小野小町像」となっているが、まさしく「玉造小町子壮衰書」によっている。「容貌ハ憔悴シテ、身体ハ疲痩」、「頭ハ霜フリタル蓬ノ如ク、膚ハ凍リタル梨ニモ似タリ」、「骨ハ辣チテ筋ハ抗クナリ、面ハ黒クシテ歯ハ黄バミタリ」、「裸形ニシテ衣ナク、徒跣ニㇱテ履ナシ」、「左臂ニハ破レタル筐ヲ懸ケ、右手ニハ壊レタル笠ヲ提ツ」、「頸ニハーツノ囊ヲ係ケ、背ニハーツノ袋ヲ負ヘリ」、「肩ノ破レタル衣ハ胸ニ懸カリ、頸ノ壌レタル蓑ハ腰に纏ヘリ」とある「壮衰書」の序文をのものである。ここでもまた小野小町と玉造小町を同人物とする中世の理解が確認されるのである。
先にあげた「無名抄」の文〔五〇頁参照〕の続きに「玉造の小町と小野小町と同人かあらぬ者から、人々おぼつかなきことに申して争ひはべりし時...」とあって別人説もあったことは確かだが、その多くは前述の「玉造小町子壮衰書」の弘法大師著作説を土台にしての疑問であり、中世の大勢は、あくまで両者を同じものと見、「玉造小町子壮衰書」を小野小町の事蹟を語るものと見ていたことは疑いもないのである。
近世に入っても、この傾向は変わらなかった。貞徳の「徒然草慰草」などその顕著な例だが、中期以後の随筆の類を見ても、たとえば天野信景の「塩尻」〈『随筆大成』等〉、志賀忍〈天保十一年、七九歳没〉の「理斉随筆」などは、小野小町と玉造小町を同一人と考えている。
ところが、小町という名は、実は普通名詞であって、〇〇小町と呼ばれる女性はまことに数多くいたのだ、玉造小町と小野小町もとうぜん別人だという、いわば画期的な説が新井白雅の「牛馬問」「〈温知義書〉」に提示され、人々を驚かせたのである。
古代には一国より一人づつ采󠄃女を内裏へ献ぜしこと也。既に仁明帝の前後には、小町とて召されたるもの六十余人ありしとなり。この采󠄃女を后町のうちにをらしめたまふ。故にみなみな小町と呼ばれたるなり。その人々の宮仕へをやめて古郷に帰り身まかりたる墓を、おほか「た小町塚とよびしとなん。さてこそ、国々に小町塚といふもの多し。美濃・尾張の間にさへ二三所あり。
しかるを、なべての小町を一人と思ふよりまぎれたる説多し。たとへば実方朝臣、陸奥へ下向の時、髑髏の目穴より薄の生ひ出て、「秋風の吹くにつけてもあなめ〱」の歌の小町は小野正澄が娘の小野小町なり。文屋康秀が三河掾となりて下りし時、「身をうき草の根をたえて」さそふ水あらば」とよみしは高雄国分が娘の小町なり。「おもひつつぬればや人の見えつらむ」の歌、又業平の「舞の袖」などいひしは出羽郡司小町良実が娘なり。高野大師のあひたまふ、壮なる時憍慢最も甚だし、衰ふる日愁歎猶深しと答へしは常陸の国玉造義景が娘の小町なり。かく一人ならず。故に時代其外異なる事あるのみ。中にも良実が娘の小町は美人にて和歌にもすぐれたれば、独り名高く、すべて一人のやうに伝へ来たるのみ。
まず、小町を采󠄃女をし、采󠄃女のすべてに「町」をつけてよんだといっているが、平安時代の文献にあらわれる采󠄃女は、たとえば「近江の采󠄃女」〈拾遺集〉「明日香の采󠄃女」〈大和物語〉などのごとく、国名を冠して呼ぶのが普通である上に、文献にあらわれる「町」のつく女性は前述のように后町にいる更衣であって采󠄃女ではない。小町采󠄃女説自体が出羽都司良実の娘という伝承をもとにして出来たものであり、出羽国から采󠄃女をさしだすことはなかった〈「続日本紀」「類聚三代格」〉という事実を持ち出すまでもなく、この日雅の説には従えないのである。地方に数多い小町塚の合理的説明としても弱いものである。
ところで、この白雅の説、後半になると、その多数の小町が四人にしぼられて来る。架空の人物である小野正澄とか高雄国分��か玉造義景などの名をどこから持ち出して来たのか不明だが、既に伝説化説話化している小町像のすべてを事実と認定する立場からの合理的整理であって、まったく意味をなさぬものとしか言いようはないのである。
伝承る整理しながら、また新しい伝承を生んでいる感じの「牛馬問」の説であるが、その合理的整理法に人気があったのか。それに賛同して引用している随筆が実ははなはだ多いのである。神沢貞幹の「翁草」〈『随筆大成』第三期所収〉、城戸千楯の「紙魚室雑記」〈『随筆大成』第一期所収〉、石川宣続の「卯花園漫録」〈『新燕石十種』第三所収〉、山本信有の「孝経楼漫筆」〈『随筆大成』第三期所収」、滝沢馬琴・屋代弘賢らの「兎園小説」〈『百家説林』所収〉など、いずれもこれに全面的な賛同を示しているのである。
小町に限らず、伝説的人物は、その伝説化の過程において、事蹟が膨脹し、それを全体的に把握するとなると、そこに新しい矛盾が出てくることが多い。これを予盾なく合理的に統一しようとすると、いわば原生動物の体のように多方面に膨脹したものを分割するほかはなくなる。
たとえば柿本人麿の場合にしても、「万葉集」の記述を信するかぎり人麿は持統朝から文武朝にかけて活躍した歌人であるとするほかはない。だが一方、「万葉集」が引用する「柿本人麿歌集」にはそれよりもかなり後の歌もある。「人麿歌集」に後代の歌が入っているというのは今日の学者の常識だが、人間歌集なのだからすべてが人麿の歌だという立場に立てば、「万葉集」の人麿にして、既に最低二人いたことになる。次に「古今集」の仮名序を見ると、、「おほきみつの位(正三位)柿本人麿」を「ならの御時」の歌人としている。現在では、これを「奈良時代」と解し、しかも人麿が活躍した飛鳥時代は奈良時代に接していたからこのように書いたと説明している。だが、そこに都があった「時代」と解するのはどうか。平安時代において「御時」とは天皇の治世、すなわと御宇のことであり、「ならの御時」は平城の帝の御時の意にほかならないからである。事実、この仮名序に対応する真名序(漢文の序)には「平城天子」とはっきり書かれている。「古今集」より五十年ほど後に出来た「大和物語」にも人麿が平城天皇に仕えていたとある。平城天皇は平安時代第二の天皇だから「万葉集」の人麿とは違う。これ第三の人麿ということになる。ところ、で、「古今集」から百年ほど後の第三の勅撰歌集「拾遺集」を見ると、人麿が渡唐してよんだという歌が二首見える。これ、第四の人麿である。
人麿を一人ではなく四人とすると、その間の矛盾はなくなる。しかし矛盾がなくなったところでどうなるというの��。私が問題にしたいのはそんなことではない。実在の人麿が、その死後、奈良時代・平安時代にどのように伝説化されていった��、別のことはで言えば、後の人々の心の中に人麿がどのように生き続けて来たか、私はそれを問題にしたいのである。
小町の場合も同じである。江戸時代の学者のように小町を四人にしたり、現代の民俗学系の国文学者のように、小町と称する女が無数にいたとか、小町を名のる遊行婦女・あるき巫女・歌比丘尼のたぐいが諸国をめぐり歩いていたと言い切ることによって事足れりとし、文献に残った小町の文学と伝承について深く考えようともしないのは学問の堕落、ある意味では頽廃という評語が適切でさえある。仮に彼らの言うようなことがあったとしても、せいぜい中世の後期のことであり、「小野小町の歴史」ほ既に平安時代中期以前から始まり、中世、近世と続いていたのである。小町が、その死後も、後代の人々の心の中にどのように生き続け、どのように変容していったか、あるいはまた、時を経て変容しながらその底に変えずに生き続けてゆく、いわゆる小町的なもの、それはいったい何かということの追跡にこそ、私は意味を認めたいのである。世に虚と言い実と言う。しかし、このように見れば、人々の心の中に生き続けていたものはすべてが実だと言うほかはないのである。
以下の章において次第に明らかにしてゆくことであるが、小野小町の説明化は、彼女の死後間もない頃から既に始まっていたのである。そして十世紀の末頃には、我々が知っている小町説話、たとえば(1)雨乞説話(2)好色説話(3)男性を拒否する驕慢説話(4)衰老説話 等、そのおおむねが既に出来るがっていたはずである。だから、そのような流れの中に「玉造小町子壮衰書」を置くならば、「小町老いて後、おとろへさらぼりたりなど云ふめるは、玉造小町の事なるを混じていへるなり」〈本居内遠「小野小町の考」〉というような見方が必ずしもあたらぬことを知るのである。小町衰老落魄の説話が「壮衰書」の影響で出来上がったというよりも、既に世に行なわれていた小町落魄説話の仏教的結実として壮衰書を考えるべきではないか。「玉造」の由来を明らかに出来ぬことは残念であるが、ともかくも「小町」と表題にあるだけで人々が説明を求めないような人物の伝でなければならないこと、しかもそれが「花ノ時ヲ待チテハ玉筆ヲ秉リテ紅桜紫藤ノ和歌ヲ詠ズル」美女の伝でなければならないことなどを併せ考えれば、平安末期から中世にかけての人々の大勢的理解がそうであったように、これをも小野小町のこととするのが、最も素直な、そんなして最も妥当な理解だと思うのだが、いかがであろうか。
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2023.5.24wed_tokyo
9年ぶりの京都旅行から東京に帰ってきて2日経った。2日経ったというのに、旅での興奮はまだまだ覚めそうにない。何をしていても京都の事を考えてしまう。今回の旅の目的は、京都dddギャラリーで5/21の日曜日まで開催していた展示を見に行く事だった。目的はこの展示だけだったので、他はノープランという無計画な旅。
新幹線とセットの宿を取ったので、こちらも全然こだわりは無い。“ギャラリーに一番近い場所から“という理由だけで泊まったビジネスホテルだった。月曜日は一日フリーの予定で、特に何も決めていなかった。日曜日の夜、京都にいることをインスタのストーリーに投稿すると、とても久しぶりの人からDMが来た。
彼の名前は、トマ。去年度まで藝大に留学していた友達だった。わたしたちは約1年前に出会い、荒川の土手でピクニックをしたり、ファンシーな中華喫茶にご飯を食べに行く仲だった。だけど、秋ぐらいからお互い忙しくなり、全く会うことも連絡する事もしていなかった。トマは、5月から京都の大学に入学したらしく、わたしが京都にいるのに驚いて連絡をくれたらしい。そして、次の日に朝ご飯を食べる約束をした。
月曜日、京都の四条のバス停で、203番のバスを待っていると1人の女性に英語で話しかけられた。もしかして困っているのかな?と思い、色々と質問した。どうやらその人は、わたしが京都のバスに乗るのに困っているのだと思い、話しかけてくれたようだった。とても笑顔が素敵なその人は、わたしが大丈夫だと知ると別のバスへ乗っていった。東京にいて、そんなふうに話しかけられることはあまりないから、正直びっくりしたけど、なんだか嬉しかった。
そして、やっと203のバスが来た。早速飛び乗り、市バスマップを見ていると、数分後、「ん?」と思った。思っていた方向と違う気がしたのだ。でも、確かにわたしは203番のバスに乗っているし…。不安になったので、信号待ちの間に運転手さんに話かけることにした。運転手さんは行き先を聞き、「このバスだと遠回りなんですよ!今ここで降りて、あの向かいの203番バスに乗ってください!!」と、言って停留所なのかもわからない場所で、運賃も取らずに、扉を開けて下ろしてくれた。運転手さんの起点が効く、素早い決断力に圧倒された。そして無事、本来乗りたかったバスへ乗り、無事にパン屋さんへ到着した。
そこでわたしたちは、美味しいパンと、コーヒーを飲み食いしながら、一瞬も止まらないおしゃべりをした。そのあとは、そこから歩いて数分のトマおすすめの岡﨑神社へ行くことになった。岡崎神社は、ウサギが有名な神社のようで、石でできたうさぎが沢山いた。しかも、結構可愛かった。岡崎神社を訪れる人は少なく、人が多かった四条とは全然違う町みたいだなと思った。岡崎神社の中を越えると、お寺がいくつもあり、その先は墓地だった。この場所はトマのお気に入り散歩コースらしく、わたしは言われるがままどこまでもついて歩いた。大きな石の階段を登ると、真っ赤な紅葉の木が沢山あった。思わず、「わぁ!綺麗!!!」と言ってしまうほど美しくて感動した。こんな真っ赤な紅葉は初めて見たかもしれない。同時に、今まで14歳、21歳と、京都を旅していたけれど、わたしは一体何を見ていたんだ?とも思った。そのまま歩いていると、より緑が深くなった。素敵なお庭の中を歩いていると、オレンジ色のキノコを発見した。思わず2人ともキノコを見ながら、「かわいいね~!」と、立ち止まって見入っていた。とても発色が良いキノコ。空気もとても澄んでいて、気持ちが良かった。
そしてその時、気がついた。「わたし、これを求めていたのかも!?」と。東京で知らぬ間に疲労していた事にも気が付かず、自分が京都の自然に癒されていることを体感したのだった。そして、どんどん元気に、わたしの身体は軽くなって行った。次、京都に来るときには、何も決めず、ただバスで京都をぐるっと回ったり、友達と鴨川でアイスクリームを食べたり、そういうことがしたいと思った。
昼過ぎ、トマと解散し、またバスで四条に戻り、コトバトフクへ向かった。バス停から歩いてさっきのパン屋で買っておいたプレッツェルをかじりながら、扉の外で13時の開店を待った。そして13時になり、ドアが開いた瞬間、店員の藤井さんは、わたしの顔を見て「わぁ!」と驚いた。9年ぶりの再会だった。前回会った時は、話していたら閉店時間になり、近所にある小籠���屋さんに連れていってくれたのだった。当時、初めての1人旅で心細かったので、今思い出してもありがたかったし、嬉しい時間だったなあと思う。素敵な店内も変わらずで、色々と迷ったが今日はKIKKOUの石がついたピアスを買った。おしゃべりは全然止まらなかったけど、まだ行かなければならない場所があったので店を出た。素敵なお店があって、そこが変わらずその場所に居てくれるありがたさが沁みた。
またバスに乗り、今度はitouへ。バスに乗りながら大きな鳥居を抜けた。京都の日常ってやっぱすごいなあと思った瞬間だった。バスから降りると、無性にソフトクリームが食べたくなり、バス停の近くのマクドナルドでソフトツイストを買った。140円という金額に驚きつつも(昔は、100円で買えた気がする)、食べながらitouへ向かった。階段を上がり店に入ると、穏やかな店主の方が「こんにちわ~」と、迎えてくれた。色々な人に「京都へ行ったらitouに行って!」と、言われていた理由がなんかわかる気がした。そして、気がついたら一目惚れした、よくわからないハンガーを買っていた!
夜の新幹線で東京に帰るというのに、今度は叡山電車に乗って出町柳へ向かった。itouから一乗寺の駅までの10分くらいの道は、とても独特で面白かったので時間があったら散歩したかった。9年ぶりの出町柳の駅は、なんだか少し変わった気がした。見覚えのある、駅前のレンタルサイクル屋さんを見つけて少し安心した。鴨川の橋で、アレックスと待ち合わせ。アレックスは、京都に交換留学で来ている子で、春のZINE祭りで出会った。わたしたちは、ひたすら鴨川沿いを歩いた。とても綺麗な鴨が居た。他にも色々な鳥が、のびのびしていた。鴨川の近くにいる人間たちも、みんな好きなように過ごしていて、その光景がとても好きだった。
だいぶ歩いたので、アイスを買いにファミリーマートへ。また鴨川に戻り、地べたに座ってアイスを食べる。アイスを食べながら、色々な話をした。「なんで日本を選んだの?」と聞くと、「わたしも同じ質問をしようとしていたよ!なんで、ドイツへ行きたいの?」と聞かれた。自分でもよくわからなかったけど、昔からドイツという国になぜか惹かれていた。初めてドイツに興味を持ったのは、母の友人の娘のモニカの影響だと思う。モニカは、ドイツと日本のハーフで、ドイツにずっと住んでいる。わたしより10歳くらい年上だった。モニカ達と下北沢へ行った時、質問をされた。「なんで、日本の女の子は、みんな同じような服を来ているの?」と。当時中学1年だったわたしは、すぐにその意味は分からなかったけど、ずっとその事が印象に残っていて、古着を買い始めたのはその頃だったような気がする。“みんなと同じが良い”という世界で生きていたわたしには、結構な衝撃だった。モニカは、むしろそんなことは、覚えていないだろうな。アレックスと、もっと話していたかったけど新幹線の時間なので、バス停でハグをして解散。バスで京都駅へ向かった。時間はあまりなかったけれど、柿の葉寿司をルームメイトのお土産として購入して、新幹線へ飛び乗った。
ープロフィールー サリー★ 30歳 東京の東側 プリンター、ONLY CHILD CLUB部長 @pandahousedayo
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旧東隊の小説(二次創作)
ホッケえいひれ揚げ出し豆腐
一月か二月の頃だった。
トリオン測定ですごい数値を叩き出した新人が二人も入るそうだというのが、その夜の話題だった。出水公平と天羽月彦のことだ。
新生ボーダーが動き出して一年半になる。『旧』ボーダーという言葉が定着するほどに、時は勢いを増して流れていく。その間に、一番仕事をしたのは開発室室長の鬼怒田本吉だった。
まず、彼は異世界に通じる門の発生ポイントを特定できるようにした。次に門の発生を抑えるトリオン障壁を一時的ではあるが生成に成功、最後に門発生ポイントを誘導する装置が開発され、三門市の安心を約束する三点セットがわずか一年で出来上がる。元々の研究分野の応用とはいえ驚嘆に値する開発速度だった。
こうして、急務だった門発生のコントロールに成功した後は研究途中で放置されていた擬似トリオン訓練室の完成、隊員増加を見越してランク戦で使う対戦ブースと八面六臂の活躍である。
短期間でこれだけのことをやってのけた彼及び彼のチームは、城戸政宗司令がどこからか連れてきた逸材だった。三門市にやってきた時には一緒だった家族とは離婚している。仕事に打ち込みすぎたせいだと専らの噂だった。
開発室以外も働いた。門がコントロールできるまではいつどこで出現するかわからない。国の機関に代わって街を守るボーダー隊員たちは昼夜を問わずパトロールを行い、近界民と戦った。
三門市民は最初、胡乱な目で彼らを見ていたが、公的機関と連携した規律ある行動に徐々にボーダーの存在は受け入れられていく。根付メディア対策室室長による世論操作も功を奏していた。
出ていく人間は出ていき、かわりに大量の物資と人材が流れ込んでくる。
ボーダーにもまた人材が集まった。
まず、市民志願者第一号として柿崎国治と嵐山准が入隊する。華々しい記者会見の後、志願者はぐっと増えた。
東春秋が部隊を結成したのもその頃だ。
この時期の部隊は自由結成と言うよりは忍田や根付の意向が強く反映していた。東隊も忍田の指示によるものだった。
忍田自身も部隊を持っていたが、本部で戦闘員を統括する役職につくために解散することが決まっている。
ガラリと引き戸をあけて顔を出したのは東春秋だった。いらっしゃいませと店員が声をかけると案内はいらないと手を振って、店内を見渡す。じきに見知った顔の並ぶテーブルを見つけて近づいた。
二十二歳だと言うが、ずっと老けて見える。外見だけではない。彼に接する人間はつい彼が二十代前半の若造だということを忘れてしまう。
後ろには背が高い男女二人がやはり背の高い東を挟んで並び立つようにいた。どちらも目を引く美男美女だ。彼らは近隣の六穎館高等学校の制服を身につけていた。
さらに後ろに中学校の制服を着た少年がひっそりと控えている。前のふたりと違って背は低い。寒いのか、マフラーをぐるぐると首に巻いていた。
三人は物珍しげに店内を見回している。
「なんだ、三人とも居酒屋は初めてか」
テーブルにいた眼鏡の男が声をかけた。既に頬は赤い。手には盃を持っている。日本酒派だ。林藤匠という。ボーダーでは古参の一人だ。歳は三十一になる。そろそろ現役を引退したいとボヤいているが、いかんせん昨今の人手不足だ。
ボーダー本部建物ができたにも関わらず、旧本部ビルから動こうとしない、なかなかの頑固者だった。
「学生ですから」
と、生意気そうに答えるのは、背の高いほうの一人である二宮匡貴だった。
「あれ、根付さんから聞いてないか? ボーダーマークの貼ってある店はボーダーなら学生でも入れるようになったんだぜ」
トリオン器官の性質上、十代の隊員は増えていく。本部でも食堂は設置しているが、彼らは三門市の飲食店にも協力を求めていた。パスポート制で十代への酒類の提供はないなどの配慮がされている。
「知ってますが…」
さらになにか言おうとする二宮を東は遮った。
「今夜は明日の確認だけしに来たんです。本部で聞いたら、ここにいるっていうから」
「明日? ああ、国の視察ね。用事は、唐沢さん?」
「俺?」
テーブルの奥から唐沢克己外務営業部長が顔を出す。彼はビール派だ。既にジョッキをほとんど空けている。まだ三十そこそこだが、やり手の男だ。鬼怒田同様、城戸司令がスカウトしてきた。元ラガーマンだという以外素性を明かさない男だったが、人当たりがよい。
今夜の飲みメンバーは林藤、唐沢に加え、エンジニア冬島慎次、戦闘員の風間蒼也、木崎レイジの三人だった。風間と木崎は二十歳前なので、烏龍茶が並んでいる。
「まあ、たってないでこっちに座れよ、東くん」
「あー、ウチはウチでご飯を食べる予定なんです」
東はお供のように控える背後の三人を見やった。東隊のメンバーだ。
「ここで食べていけばいいよ」
「はあ」
少しだけ、東の心が揺れた。老成しているとはいえ二十二の青年だ。気楽な酒の席は魅力的だ。
「大丈夫です。俺たちは帰ります」
東の心を見透かしたように、二宮が後ろの中学生の背を押して店の入口に向かおうとする。
「東」
林藤は声をかけた。
「みんなで食べてけよ。唐沢さんの奢りだ」
「あなたじゃなくて、俺ですか?」
急に振られた唐沢が満更でもなさそうに笑った。確かにこの男前は今日の面子の中で一番地位が高く、懐も暖かい。
「あら、素敵。せっかくだから、ご馳走にならない? 二宮くん」
そこで初めて、女学生が口を開いた。こちらも生意気な口調だが、軽やかでトゲトゲしいものを感じさせない。
「加古」
「ねえ、三輪くん?」
「……」
急に話を振られた中学生は無表情のまま首を傾けた。
「わかりません」
「東さんがここでお酒を飲んでるとこを見てみたくない? 面白そう」
三輪は悩みながらうなずいた。
「ほら、三輪くんもそう言ってるし」
「言ってないだろう」
「言ってないです」
「わかった、わかった」
いつもの掛け合いが始まりそうになって、東は決断する。一応、上役たちの前だ。
「ごちそうになろう。唐沢さん、ありがとうございます」
東が頭を下げ���と、揉めていた三人がピタッと止まって、同時に頭を下げた。よく訓練されている。東を猟師になぞらえて獰猛な猟犬を三匹飼っていると言っていたのは誰だったか。
「遠慮せずたくさん食べなよ」
唐沢はいつもの人当たりのよい笑みを浮かべた。
「追い出された」
案内されると同時に、風間と木崎が東隊の猟犬三匹のテーブルにやってきた。テーブルが窮屈になったらしい。
今夜はボーダー戦闘員と唐沢の交流会であるらしかった。
風間の兄は林藤の弟子だった男だ。故人である。木崎は東から狙撃手としてのスキルを学んでいるので、東隊の面々とは面識がある。今は林藤に従い旧本部ビルに寝泊まりしている。狙撃以外の分野では林藤に師事していた。
一方は小柄で華奢、もう一方は筋肉隆々の巨漢だ。正反対の見かけだが、どちらも恐ろしく強かった。さらに木崎はトリオン量は二宮と同程度を持っていて近界のトリガーを使いこなす。
加古の隣に木崎が座り、二宮と三輪の隣に風間が座った。スペースの有効活用の結果である。三輪は隣が風間なので緊張する。風間蒼也は様々な思惑の絡む本部で誰からも重用され、確実に任務をこなすエリートだった。
「もう、頼んだか」
「まだです」
彼らはまだ食べるつもりらしい。
「居酒屋は初めてか」
木崎が気を使って、品書きをテーブルの真ん中におく。
店員がまとめて置いていった突き出し(お通し)を配る。
「飲み物から決めよう」
と、店員を呼んでさっさと飲み物を決めてしまう。さくさくと仕切る姿が頼もしい。三人はジュースにしたが、風間と木崎はまた烏龍茶だった。
「おすすめは、揚げ出し豆腐だな。家で作るの面倒だし」
「そういう基準か」
「寺島たちに頼まれて作ったが、たくさん食べるものじゃないし、持て余した」
寺島たちと寺島雷蔵と諏訪洸太郎のことだろう。四人は同い年で気が合うようだった。諏訪は二宮と加古の同期でもある。
「おごりなら諏訪と雷蔵でも呼ぶか」
「来ないだろ」
確かにもう遅い。
「今日の当番は?」
お酒をあおる大人席では、林藤が煙草の煙を吐き出しながら聞いた。
「忍田さんとこと迅です」
迅悠一は木崎隊であったが、先日、晴れて『風刃』所持者となり、隊を離れS級隊員となっている。
「あとは嵐山隊ですね」
なんとなく大人たちは子どもたちのいるテーブルに視線を向けた。三輪がジュースを飲んでいる。迅、太刀川、嵐山と三輪の苦手な三人だ。
「明日は俺らの勤務か」
正直、オーバーワークだ。ここにいるメンバーは皆、ワーカホリック気味ではあるが、大規模侵攻からずっと働き続けている。
「入隊志願者が増えてますからもうちょっと頑張ってもらって…。部隊が増えてくれば、部隊の輪番制に移行するって城戸さんが言ってます」
「もうすぐですよ」
冬島がエイヒレに手を伸ばしながら言う。
「そう願いたい」
品書きと書かれたメニューには写真がない。並ぶ単語は知らないものが多い。
三輪が大人たちのテーブルをチラリと見れば東は刺身の盛られた皿をビール片手につついていた。嬉しそうだ。確かに、隊長ではない東は不思議な感じがした。
「秀次は刺身か」
二宮がつらつらと品書きを見ながら勧める。二宮も初めてだからよくわかっていない。
「盛り合わせがあるぞ」
「ちょっとずつ色んなのが食べたいわ」
加古がウキウキしている。
「レイジさんおすすめの揚げ出し豆腐は頼むでしょ。風間さんのおすすめは?」
「コロッケと卵焼きだな」
間髪入れずに答える。迷いがない。
「じゃあ、それー」
「また家で作れるようなものを…」
木崎がぶつくさ言うが、三輪は蕎麦を茹でるくらいしかできない。
「二宮は?」
風間が水を向けるが、彼は熟考に入っている。
「先に頼んじゃいましょ。店員さぁん」
「加古、お前なあ」
「大丈夫だ、二宮。何度でも頼めるから」
「風間さんがそう言うなら」
注文を手早く木崎がまとめる。
「三輪は決めたのか」
「じゃあ、刺身盛り合わせ(小)で」
「あと、ホッケ」
「加古、語感で決めただろう」
「干物だな。北の魚だ」
明日、視察団が来るというのに、大人組はまだまだ飲んでいる。タバコの匂いがする。
焼肉屋ともファミリーレストランともバーガー屋とも違う雰囲気にふわふわする。
「秀次」
三輪は、二宮に揺り起こされた。ひと通り食べたあと、いつの間にか眠っていたらしい。
「中学生には遅い時間だな」
木崎が気の毒そうに言う。
「大丈夫です。すみません」
彼らも高校生なのだ。
「ほら」
おにぎりが渡された。大きい。海苔がパリッとしている。
「結局、二宮くんが選んだのがこれよ」
おにぎりを優雅に食べるという器用なことをしながら、加古が教えてくれる。
「悪いか」
「いい選択よ」
「うまいな」
風間はまだ食べている。木崎はカチャカチャと皿を重ねて、テーブルを綺麗にしている。 三輪は散々食べたあとだが、おにぎりを持って、「いただきます」と言った。おにぎりは何も入っていなくて塩がきいている。
「おいしいです」
「そうか」
「東さん、あれ酔っ払ってるわ」
三人が揃って東のほうを向くと、その様子がおかしかったのか、木崎と風間が笑った。
「明日はお前らが頑張れ」
その日はみんなボーダー本部に泊まった。
終わり
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[漢字+Romaji+Translation] 柿原徹也 - 咲いちゃいな
Same deal as the previous one. Song is here (or here on Spotify, there’s also a shorter band version of this song here).
柿原徹也 - 咲いちゃいな Kakihara Tetsuya - Saichaina Kakihara Tetsuya - Come on, Bloom
漢字
話したくないことは話さない あの日そっと胸に閉まったんだ むずかがゆい ところ 離したくないものは離さない この拳を開いたとき それはさよならになるかな 君しかいないことは変わらない だけどちょっとだけだよ、ほらごめんね すぐに帰ってくるから 巻き戻したって もうどうしたって 仕方ないもんな未来は 胸のファスナーが錆び付いてしょうがない 春風に泣いて笑って恋して やっぱこうして全部脱いで 七色に染まるよ さくらも開いちゃいなさい 身体いっぱいに感じたい 哀しみや憂い迷い不安 その類のもんは特に否定はしないから 受け止めていたいだけ さぁどこへゆこうか? 「話し足りない事はない」 そんな寂しいことはどうか言わないで さらけ出しの美学ってもんで? そんなのあるか知らないけど 立ち止まった手前、僕らって 今ここにいる意味だとか 考えちゃうけど'今'はもう今はない 春風に泣いて笑って恋して もっとこうして全部捨てたら 何色に染まるの? さくらの色変えちゃいなさい! まだ知らない自分次第 今はまだ耐えられない変えられない やってらんないそんなこたいつか 忘れてしまうもんだ 前を見ていたいだけ さぁどこへゆこうか? ラララ… さぁどこへゆこうか? (どこでもいいかな!) さぁどこへゆこうか? (どこでもいいかな!) さぁどこへゆこうか? (どこでもいいかな!) それじゃあ、どこでもいいか!? (それだ!どこでもいいんだ!!) 泣いて笑って恋して やっぱこうして全部脱いで 七色に染まるよ さくらも開いちゃいなさい 身体いっぱいに感じたい 哀しみや憂い迷い不安 その類のもんは特に否定はしないから 受け止めていたいだけ あぁ 風が吹いたら さぁどこへゆこうか!
Romaji
hanashitakunai koto wa hanasanai ano hi sotto mune ni shimatta nda muzukagayui tokoro hanashitakunai mono wa hanasanai kono kobushi wo hiraita toki sore wa sayonara ni naru kana kimi shika inai koto wa kawaranai dakedo chotto dake da yo, hora gomen ne sugu ni kaette kuru kara
makimodoshitatte mou doushitatte shikata nai mon na mirai wa mune no fasunaa ga sabitsuite shouganai
harukaze ni naite waratte koi shite yappa koushite zenbu nuide nanairo ni somaru yo sakura mo hiraichainasai karada ippai ni kanjitai
kanashimi ya urei mayoi fuan sono tagui no mon wa toku ni hitei wa shinai kara uketometeitai dake saa doko e yukou ka?
“hanashitarinai koto wa nai” sonna sabishii koto wa douka iwanaide sarakedashi no bigaku tte mon de? sonna no aru ka shiranai kedo
tachidomatta temae, bokura tte ima koko ni iru imi da to ka kangaechau kedo ima wa mou ima wa nai
harukaze ni naite waratte koi shite motto koushite zenbu sutetara naniiro ni somaru no? sakura no iro kaechainasai! mada shiranai jibun shidai
ima wa mada taerarenai kaerarenai yatterannai sonna kota itsuka wasureteshimau mon da mae wo miteitai dake saa doko e yukou ka?
rarara...
saa doko e yukou ka? (doko demo ii kana!) saa doko e yukou ka? (doko demo ii kana!) saa doko e yukou ka? (doko demo ii kana!) sore jaa, doko demo ii ka!? (sore da! doko demo ii nda!!)
naite waratte koishite yappa koushite zenbu nuide nanairo ni somaru yo sakura mo hiraichanasai karada ippai ni kanjitai
kanashimi ya urei mayoi fuan sono tagui no mon wa toku ni hitei wa shinai kara uketometeitai dake aa kaze ga fuitara saa doko e yukou ka!
English Translation
I won’t talk about what I don’t want to talk about That day, I keep it inside, close to my chest The part of me that itches I won’t let go of what I don’t want to let go of If I unclench this fist, I wonder if it will become a farewell? The fact that you're all I’ve got doesn't change But just for a bit, look, I’m sorry, I’ll be back right away
You can rewind it, you can do anything, But it is, after all, an inevitable future Even I can’t help the fastener on my chest that is getting rusty
Crying, laughing, falling in love in the spring breeze, I’ll lay all of myself bare like this And be dyed in seven different colors Sakura, you, too, open up! I want to feel it all over my body
Sorrow, anguish, hesitation, anxiety I won’t particularly deny that sort of things I just want to accept it all So now, where shall we go?
“There’s nothing we haven’t talked about enough” Please don’t say such lonely things “The art of being open about ourselves”, you say? I don't know if such a thing exists, though
Before we come to a halt We tend to think about things such as what it means to be here now But that “now” no longer exists now
Crying, laughing, falling in love in the spring breeze, If I throw it all away more like this What color will I be dyed in? Sakura, you, too, change your colors! It’s all up to the you who you don’t know yet
It may be unbearable now, I may not be able to change it, And sometimes I feel like I can’t do it But someday I’ll forget about it all I just want to look forward So now, where shall we go?
Lalala...
So now, where shall we go? (Anywhere is fine!) So now, where shall we go? (Anywhere is fine!) So now, where shall we go? (Anywhere is fine!) So anywhere is fine then?! (That's right! Anywhere is fine!)
Crying, laughing, falling in love, I’ll lay all of myself bare like this And be dyed in seven different colors Sakura, you, too, open up! I want to feel it all over my body
Sorrow, anguish, hesitation, anxiety I won’t particularly deny that sort of things I just want to accept it all Oh, when the wind blows, Where shall we go?
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第16章当场抓包
“这是你的错觉。”蔡霞夹起皮皮虾,左右手上下摇晃,给它做了一个杀马鸡,然后扯开一边的壳,掀开,慢慢露出里面鲜嫩的虾肉。
蔡霞捏起整条肉,吃了起来。
陆云舟见状,忍俊不禁,看着蔡霞手法娴熟的剥皮动作,他也学着做了起来。
“蔡霞,我觉得你对我有偏见,也许相处下来,你会发现我其实还不错。”
蔡霞将虾壳放下,用纸巾擦了擦手,抬头,目光犀利地盯着陆云舟,“有自信是好事,可是自信过了头,那就是狂妄自大,而且我这个人最反骨,你越是这样,我就越不喜欢你。”
陆云舟笑容不减,心中的胜负欲也因为她的这一番话,变得强烈起来。
陆云舟不慌不忙地说:“蔡霞,你不了解我,也许,等你了解我之后就不会这么想了,而且,你爸爸挺欣赏我的。”
提到许建辉,蔡霞就更生气,“既然他欣赏你,你嫁给他不就好了?”
这话确实把陆云舟噎得不行,但是,他并没有恼羞成怒,只觉得蔡霞的外表极具欺骗性。
第一眼见到蔡霞,还以为她是个乖乖让人揉捏的软柿子,没想到,居然是个牙尖嘴利的小辣椒。
有趣。
他的唇角勾勒起一抹浅淡的弧度,眼底泛出丝丝缕缕地兴奋。
蔡霞见陆云舟不说话,以为他生气了,胃口反而变得更好,继续大口大口吃肉,完全忽略对面有人,吃东西的模样一点也不收着,看起来多少有点不雅。
陆云舟却无所谓,不知不觉地,也跟着大快朵颐。
还跟蔡霞科普起这些菜肴的故事,蔡霞低头吃饭,并不接话。
陆云舟说了半晌,也没见蔡霞有什么反应,但也不觉得尴尬,还问她:“你平常都喜欢吃什么菜?”
蔡霞头都没抬一下,“什么菜都吃。”
陆云舟愣了几秒,随即笑了起来,“不挑食的女孩子,好养活。”
这句话处处踩在蔡霞的雷点上,“反正我自己能养活自己。”
边说着边拿过纸巾擦嘴,“我还有事,先走了。”
陆云舟看她一副急匆匆的样子,也站了起来,“我送你。”
期间,许建辉都没有回来,看来是打定主意让他俩单独相处。
“不用。”蔡霞并不想让陆云舟知道自己的住址。
陆云舟不管她的拒绝,“我送你,要不然,我就跟着车到你家。”
他这个人,脾气很倔,一旦决定了的事,就不容许改变,两人到了大门口,才看到许建辉。
陆云舟和他说两人已经吃饱,打算送蔡霞回家。
“云舟,蔡霞就交给你了,你帮我安全带她到家。”许建辉拍了拍陆云舟的肩膀。
陆云舟笑着点了点头。
""云舟,麻烦你了。""
""叔叔太客气了。”
蔡霞已经走远了,陆云舟追上去,蔡霞忙拦住出租车走了。
本以为摆脱了陆云舟,在她下车后,陆云舟却从她身后的车里下来。
蔡霞转过身,怒视着他,“陆云舟,你是不是有病?”
正常人听到这话肯定会生气,谁知陆云舟不是正常人,还煞有其事地点头,“你怎么知道?我得了单思病,见不到你就心慌。”
蔡霞被油到了一般,连连退了好几步,像是看到什么脏东西一样。
退到安全距离,却踩到后面人的脚,她转头去道歉,“对不起……”
便看到两日不见的James,正可怜兮兮地看着她,“蔡霞姐。”
这一瞬间,蔡霞有种自己出轨被丈夫当场抓包的既视感。
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这个“排毒水果”,是身体的大救星!清肺、清肠、清肝,9月遇到别错过,鲜吃、干吃都不错
(芝加哥時報訊)说起秋天的应季水果,石榴、葡萄、柿子……都会登上我们的购买清单。 但不知道下面这种秋季水果,您吃过吗? Continue reading 这个“排毒水果”,是身体的大救星!清肺、清肠、清肝,9月遇到别错过,鲜吃、干吃都不错
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--深海人形-- Fight for The Future
※SFIII 3rdの英副題より
未来の無いものが、未来の為に戦うと言う事。人生の本質。無駄、無意味、全てが虚無。
※閲覧注意
※キャラ崩壊注意
※格ゲーパロ注意
中国広東省深圳市で日中ハーフの子が現地人により襲撃された後に死亡した話は、十二分に把握して居ります。許せない。
…。
…何処かで昔聞いた話によると、ドSな人はドSな子(※シーマ様とかシェル美さんとかゆうかりんとか赤い仮面被ったアレとか某大佐声の少佐とか一握りの天才やってる木星帰りとか)を好きになるって聞いたんですけど……其れって……えーえーえぇ……私は違いますよぉ……(震え声)、、
…。
薄紫の少佐と野獣大尉は、軍用ナイフか太刀(他拳銃)で戦う、丁度、某剣劇格ゲーの立ち大斬りが当たれば相手の体力六割持って行く人と花札の人みたいなスタイルの人達です(※上手くやれば、幕末格ゲーの方にも対応可能)。
…、
武器飛ばしで飛ばされるのは両者共に軍用ナイフか太刀で、拳銃は飛んで行かない(※故に、隠し技扱いの射撃と自決が使える)。拳銃は隠し技の射撃と自決他、勝利ポーズ、特殊掛け合いでも使用(※少佐と大尉で互いに拳銃を向け合う等)。
…、
斬り捨てフィニッシュで返り血浴びる薄紫の少佐と野獣大尉も良いと思う(先ず、ほんへのMS戦では見られない為)。
…。
大抵は、『風雲スーパータッグバトルが風雲である必要は無い(※迫真)』…と言う結論になる(※本当にSTBが風雲じゃなかったら……)。
…。
ヴァンパイア セイヴァーの事を、『SNK力の高い格ゲー(※C社格ゲー内でも稀に見る位)』だと思ってるけど、ワイ以外誰も其う思って無い(※悲し味)。
…。
ネオジオンバトルコロシアム(※…然し、如何見ても、スーパータッグバトル)。
…。
サイバーボッツと零SPを組み合わせた全く新しいモータルコンバット(※ダム系リョナ格ゲー)。
…。
SF III3rdの背景で好きな奴一覧
※此れ一番好き!! 香港ステージ、ステージ情緒が神
彼岸花が咲いてるけど只管目立たず地味なステージ
柿の木と地味な屋敷があるステージ
※結論:III 3rdの背景、只管質素で地味(※…だけど、全体的に綺麗だし味があるし好き)。
其れから、此う言う背景を見ると、���ァンパイア セイバーの背景って、相当、書き込みも構図も凝ってるし、(※ぶっちゃけ他社だけど)snkのゲーム内背景にも炸裂するセンスは、本当に半端無かったんだなと思う(※III 3rdと同じ、シンプル背景路線でも、月華第二幕の方が印象に残り易い)。
…。
※餓狼かKOF辺りで小話
無敵の虎「キムはん。何かワイらに話でもあるんか?」
キムさん「極限流空手はタクマ氏が創始なされて五十年も無いでしょう?」
無敵の虎「ええか、キムはん、確かに極限流空手は、タクマ師匠がはじめた歴史の未だ浅い流派かもしれへんけどな、格闘技は歴史の長さが全てやないやさかい。大事なのは、歴史の長さやのうて其処で培われた技術と歩んだ中身次第やから。……因みに、此れ、タクマ師匠の受け売りな。」
最強の龍「…はぁ?…テコンドー自体が、確か第二次大戦後に創立された筈だが……、」
キムさん「いやいやいや!半万年ですよ!テコンドーの歴史は!空手は途中で参考にしたに過ぎません!テコンドーの歴史は5000年!半万年です!」
最強の龍「……?…テコンドーが戦後に出来たのは事実なのに、何故、此処迄話が拗れるのだろうか……?」
無敵の虎「リョウ、此処は、キムはんに合わせてあげとくんや。後で論争とか喧嘩なるの怖いし……。」
陰でニンジャらしく其のやりとりを見てた舞ちゃん「テコンドーの歴史が5000年だなんて、本気で信じてる人、本当に居るんだ……。」
…。
SNK格ゲーの裏ver、EXver、剣質(修羅と羅刹)システムに照らし合わせて、彼奴等の性格を掘り下げてみる
ウェイン兄弟
修羅 拙作基準。基本はいざと言う時男気を発揮する大人の男だが、何時もは穏やかで天真爛漫で温かくて優しくて柔軟で幼児の様な感性を持つ、一号機、四号機が愛機の、癖がありそうで実は其んなに無いイメージ。
羅刹 原作基準。只管、真面目で、陰鬱で、男臭くて、無粋でぶっきらぼう。二号機、三号機が愛機の、余り個性が無い割には、癖が強いイメージ。
ソロモンの悪夢少佐
修羅 何時もの侍然とした少佐。オールレンジ対応だが、近射程寄り。リュウさんの様にバランス型。
羅刹 侍と言うよりは薩摩藩士であるが、性格は温厚で能天気で向こう見ずの元気の良い青年。多分、生来の性格は此方だと思われる。格闘と射撃と遠射程が得意。
野獣大尉
修羅 皆様御存知、闘争&戦闘大好き元祖野獣先輩(迫真)。インファイト特化型。ケンと同じ攻撃特化型である。
羅刹 如何見ても浅黒い肌をしたイ⚪︎・フレミング。修羅(元来)よりも見た目が良い為、何かの手違いで公式に実装されたら、此方の方が修羅より人気出そうである(※酷い)。攻撃型だが、より機動力と撹乱能力に長ける。射撃も強い。
(自称)一握りの天才木星帰り
修羅 原作準拠で、何を考えて居るのか、何がしたいのか、本人以外の誰にも分からない性格。基本機動力重視で、攻撃寄りの性能。
羅刹 ウェイン兄弟の様に、天真爛漫で穏やかな性格の存在。だが、時々冷淡で苛烈で感情的である。多分、生来の性格は此方かもしれない。オールマイティな戦い方をする。そして、意外と得意レンジは遠距離寄り。
※…以下の人達は、もう、基本モーションあるので羅刹verだけ
七瀬
羅刹 極端に暗く地味な性格だが、元々からあったキャラの可笑しさは変わら無い。素手で戦う古柔術の女。
ブレア・デイム
修羅 格闘技とオシャレと旅行が趣味の白レオタードが眩しい格闘御嬢様。性格も技も同じ。
羅刹 二十代後半御嬢様(FL時代)のイメージ。冷静な性格で、人を鼻で笑う事が多い。とても動き易いゴスロリを着て居る。基本の技と戦術は余り変わりが無いが、暴れ潰しとガード崩しが得意で、多段技が多い。
紗波音
羅刹 性格はワル其の物。七瀬を怨み、水神本家に復讐を誓う復讐機。薙刀を使わず、より実戦に特化させたスポーツ柔道で戦う。何とデーモン五郎を彷彿とさせる投げキャラである。
…、
やっぱ、昔のSNKは、相当に冴えてる。EX、裏ver、修羅・羅刹システムで、ゲーム的にもボリュームが増えて御得だし、…其の上、 キャラクターの『裏の顔』、『別の可能性』を示す事で、単に使い勝手、キャラ性能、技の構成が変わるだけじゃなく、其のキャラへの新たな解釈とか魅力を生み出して居る。昔のSNKマジ天才(※感動)。
…。
※Zガソダムで小話
其の日の昼下がり、俺達は、普通に、地球にある基地の廊下を歩いて居た。
「…ジェリド……此処は、少し黙って居てくれ。」
其の時、突然カクリコンが其処で立ち止まる。
「何故だ?」
「ほら、あいつら何か話ししてる。」
「話?」
俺が黙った時にやっと分かった。確かに誰かが二人で話をしている。其れをカクリコンは聞き漏らさない。俺も其れを聞いて居る。此の同僚達の会話を。
「そうだ……���ースノイドは恵まれて居るんだ。あんなチンケな宇宙の虫籠の中で暮らす虫ケラ共よりもな。」
「美味い食事、天然肉だって金出せば食い放題だしな。宇宙に住んでて、虫の餌を食ってる連中と一緒くたにされちゃ敵わんね。」
其の会話を一通り聞いた俺達は、可也深い溜息を吐く。
「エリート意識=優越意識か……。」
「俺達も、ああ言う意識は持ちたく無い物だな。」
「其うだな。エリート意識と優越感は、別の物だと思って居たい。」
そして、普段から考えて居た事柄があったので、其れをカクリコンが嫌がらない様に喋らなければいけない為、此う、少し早口で語る様に、俺は言う。
「…でもさぁ俺思うんだよな。クオリティーオブライフ(QOL)って概念あるじゃないか。あれってさぁ、結局一番、虫ケラみたいに扱うか、見下す対象作った方が上がるんじゃないのか��自分の好きなアイドルとか何か好きな物を作るより。其うしかと思えない。其うとしか。」
其の俺の、割と過激めの言論を聞いたカクリコンが応える。
「其れは的を得て居るかもな。アースノイド差別とヘイトスピーチが生き甲斐の奴は毎日が楽しそうだ。あの大佐とか。」
其の発言を聞いた俺は、其処で少し笑ってしまう。
「ハハハハハッ!……あんまり上官がアレでもな、軍と社会の常識だろ、…上官の悪口言うんじゃ無いぞ。」
…すると、此うカクリコンは軽口で返す。
「…いやいや、皆言ってるぞ。最早、一般論って位にな。」
「…そうか、組織が排他的主義一色でも、其うじゃない奴も多いんだな。」
其う、此の俺達みたいに。幾ら、自分が虫ケラみたいに見下して良い相手を作る事が、人生の質を上げる事に繋がっても、誰もが其うする訳じゃない。
※…コウがあのスペースノイド虫ケラ説の発言聞いたら、不破コプターで突っ込んで来そう(※来ない)。
…。
矢張り、人間は、事ある毎に差別対象を見下し、差別して行かなければ、生きて行けない生き物なのか。被差別対象は、被差別対象としての使命を全うしなければ、其の生存は許されず、保証されないのか。……人間って、何て下らない生き物なんだろう……。
…。
※キャラ改変・キャラ崩壊注意
※修羅・羅刹ネタ
※同キャラ対戦的要素注意
※何時ものガトーとシロッコに飽きてる方向け
プロローグとネーミング
ある時、見た目は大分と言うか「誰テメェ?」レベルで違うが、自分の事をアナベル・ガトー少佐と同一人物であると名乗る謎の存在が現れた。其の人物は、温厚で能天気で向こう見ずの、……とても元気が良い、丁度、ガトーとは正反対の性格をした銀髪の青年であった……。其の少し後の時期、かの『謎の存在』が、艦隊に定着し切る前に、そして、其の存在が艦の中に居ない時に、ガトーとカリウスが会話している。
「何なのだ……彼奴は……。」
「其れは此方が聞きたいです。」
「然し、此れから彼奴と私を上手く区別して行くには如何したら……?」
其処でカリウスは提案する。
「よく同志とやっている対戦格闘ゲームに、剣質システムと言うのがありまして……、…一キャラに修羅と羅刹と言う二種類のバージョンがありまして、其々性能、使える技、そして、御供として連れている動物が違ったりするんです。其れから、名前を借りて、元来居た少佐の事を修羅、近頃現れた自称少佐と同一人物の方を羅刹と呼ぶ事にしましょう。」
「其れ採用!」
「…其れにしても、あの羅刹の方、少佐と違って、まるで乙女ゲーに出て来るイケメンみたいですね。然も、彼方の方が、親しみ易くて、可愛らしさも素直さもあるから、とても貴方より人気があるみたいですよ。修羅の方の少佐。」
「屈辱だ!」
其の事実を聞いて思わず、修羅の方をしてるガトーは頭抱える。
…。
押しの強い羅刹君
「…閣下〜〜!!」
「…………。」
「…閣下……。」
折角挨拶したのに、全くの無言で自分の側を通過した『閣下』に自分が意識して避けられて居る事を、まるでニュータイプの如く察した羅刹の方は、「如何して俺の事を無視するんですか?!」…と、爆速で閣下に迫る。
すると、修羅の方も、爆速で羅刹の方と閣下の前にしゃしゃり出て来る。
「コラッ!許るさん!偽物!何度も何度も執拗に閣下に付き纏いおって!二度と近付くな!下郎!」
其う大きな声で、修羅の方は、羅刹の方に、ガウガウ噛み付くが、羅刹の方は全然其れを気にして居ない。
「閣下は、俺の事を、ガトーだと看做して下さいますよね?!」
其う言う羅刹の方を『閣下』は割と何気に悲しい顔で見つめる。(……ぬぬぅ……。…いや、其の容貌と性格では無理があるだろう……、…然し、…此奴、何時にも増して、押しが強過ぎる……)と思いながら。
「羅刹ガトーよ……正直言う。儂はな、お主の事はとてもガトーとは思えぬし、其うは思えない……。」
其の言葉を聞いた羅刹の方は非常に絶望する。
「閣下酷い!俺も一応ガトー少佐なのに!階級的にも少佐なのに!」
其処で、修羅の方が羅刹の頬を思いっきりビンタする。
「コラッ!良い加減にしろ!私の偽物!」
「…ウッ!!…俺はお前だぞ!自分をはたくな!」此うして、叩かれた方のガトーは憤慨して怒る。されど、そんな羅刹の事を無視しながら、修羅の方は閣下に真剣な表情で此う訊く。
「…しかし、閣下!…何故、羅刹の私を意識して避けているのですか?!此奴逆上すると面倒臭いのですよ!」
「逆上したら面倒臭いのは、お前も同じだろ?!」
羅刹の方が言う軽口はさておき、其の修羅の方の問いを聞いた『閣下』は律儀に答える。
「……正直に答えるぞ。…其れはな、…羅刹の方はな、お主と違って、一体何を考えてるか分からないのだぞ!」
「其れは一理ありますね!」
「うるせぇよ!勢い付くな!俺の堅物な方!」
修羅の方と羅刹の方が--『閣下』其方除けで--醜く言い争って居る間に、其処で、通り掛かりのカリウスが此う指摘をする。
「あの羅刹少佐が拗ねてるって事は、其の本体である少佐も拗ねて居ると言う事では……?」
「……ハッ!!」
「……ハッ!!!!」
そして、ガトーも閣下もやっと気付く。其の様を見た羅刹の方がボソリ言う。
「アナベルの奴、気付くの遅いぞ。」
「喧しいぞ!私の偽物!此の痴れ者!!」
其う言いながら、今度は、修羅の方は、過激に羅刹の方を往復ビンタする。
「…一寸辞めろ!修羅の方!痛い!痛い!辞めろ!俺はお前だぞ!自傷行為だぞ!もっと優しくしろ!自分を慈しんで労われ!兎に角辞めろ!」
すると、修羅の方は此う答える。
「生憎だが、私は自分に厳しい性質(タチ)でな!」
そして、最後の最後迄、其の様子を遠い目でカリウスはただ只管見ていた。
(…一体如何言う状況だろ……此れは……。)
…。
やっぱS⚪︎Kって偉大……
ある日を境に、ある男がティターンズゆかりの各所に出没する様になった。其の男は、行く先々で、自らの事をシロッコと同一人物ではあるが、根本は違う者だ、…などと、中々難解な名乗りをしており、実際、其んな感じをよく表して居る通りに、シロッコと、見た目も性格も、よく似て居る様で全然似てない(然し、背格好自体は一緒)のであった。
されど、其の青年は、何だかんだ言って、シロッコとよく似て居るので、ティターンズの構成員達は、其の区別に困り始めて居た。
「此れから、彼奴と自分を彼奴と同一人物だと言う奴を上手く区別して行くには如何したら良いんだ……?」
すると、其の同僚の不安に対し、自信満々に答える。
「俺に良い考えがある。元々居た方を、修羅の方、新しく現れた方を羅刹の方と呼ぶようにすれば良いと思う。俺は、もう其れで良いと思う。」
此うして、修羅の方、羅刹の方と言う区別する為の名前は、ジェリド少尉の好きなゲームから其の名称を拝借した。
…。
本物のシロッコは此方
曹長「パ、パプティマス様?!!何方が本物ですの?!!」
修羅の方「私だ!!!」
羅刹の方「如何やら、何時の世も、偽物が『何を抜かす!自分の方が本物だ!!』と嘯くのは変わら無いらしいな!!」
ティターンズ兵「大尉!上層部より、何方が本物か偽物の大佐かは叩いて被ってじゃんけんぽん!で決めろとの御達が!」
大尉「……ヨシッ!」
…、
修羅の方「行くぞ!私の偽物!!!叩きのめしてやる!!」
羅刹の方「相変わらず、君は何時も精一杯で大変だね〜〜ww。」
叩いて被ってじゃんけんぽん!
……、、
大尉「羅刹の方が勝ったな!…つー訳で、…今日から本物の大佐は此方
だ!!御前等よく覚えて置けよ!」
修羅の方「のぉおおん!!!!(←今日から偽物)。」
…。
羅刹シロッコは、まるで、修羅シロッコとは別人の見た目ながら、女達の前に修羅よりも魅力的に受け取られるように現れ、ティターンズの兵を支援し助け、ジュピトリスの船員を惑わし、シロッコの邪魔をする。…更には、カミーユの前にも、ノースリーブの人とか、俗物が口癖の苛烈な女の前にも現れる。
羅刹ガトーも閣下やケリィ、其れに他の同志達、ニナの前に現れたりして、修羅ガトー達のやろうとしているテロリズムを妨害、邪魔するように活動して居る。……そして、コウに会う事は決して無い。
…。
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