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さよなら子どもの時間 今江祥智 講談社文庫 カバー装画=宇野亜喜良
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誰の人生も、ただただ幸福なだけのものであろうはずがない。 彼女はいつも、どこにいても、少しだけ居心地が悪そうだった。 ただ、居間の暖炉のそばの、自分で直したアームチェアに腰掛けて本を読んでいるときは、彼女は幸福そうに見えた。
— 中島京子著『イトウの恋』(2011年7月Kindle版、講談社文庫)
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読書感想文44
ワタクシハ/羽田圭介
※ネタバレを含みます
そこはかとなくラノベっぽい表紙にやや躊躇しましたが、遥か昔に読んだ『スクラップ・アンド・ビルド』が面白かったので買ってみたわけです。中身は、期待以上でした。就活に悩む主人・太郎の、理想と現実の板挟みになる青春を描いた就活(作中では度々"シューカツ"と表記)エンタテインメントです。就活を描いた作品と言えばこれまた昔に読んだ朝井リョウの『何者』がとても面白かったわけですが、この二作は方向性が異なっており、みんな違ってみんないい感じです。『何者』は闇と毒だらけの作品でしたが、こちらは酸っぱさやら辛味やら色々な味が凝縮されています。しかしアレですね、就活を描いた文学作品となるとこういうテイストのタイトルになりやすいのでしょうか。
朝井リョウといえば最近観た、彼の小説が原作の『正欲』がすごく皮肉の効いたいい作品だったのでいつか気力のある時に感想を書きたいものです。
今作の主人公・太郎は、他の就活作品の主人公と少し背景が異なっており、かつて��校生の時にバンド『クレイジーメテオ』で名を挙げた人物なのです。昔放送していたASAYANのような番組・『ジャパニーズドリーム』でオーディションに勝ち抜き、天才ギター少年として脚光を浴び、華々しい世界にいたのですが……太郎のバンドがどうなったかというと、Something ELseとかロードオブメジャーあたりの現状からお察しください。
大半の就活作品は主人公が己の無個性ぶりや自身のコンプレックスに直面し、時に傷つき、助けられながら学生の次の身分を手に入れようと邁進する内容なんですが、太郎は高校生の時に既に成功を収めているんですよね。だからこそ理想と現実のギャップが悩ましくもあり、かつての人気と知名度のせいで理不尽な目に遭ったりもしています。冒頭のページからして企業のパーティーのバックバンドとしてバイトで演奏する現在の自分のうだつの上がらなさにげんなりする描写ですからね。太郎はバンドが解散した後でも3時間/日、練習を続けています。
「練習を欠かしてこなかった自分が、どうして今売れていないのか。色々とそれらしい要因は見つかるが、だからといって即効性のある具体策があるわけでもなく、ギタリストとしての道を前進するには地道な練習を続け演奏技術を上げることしか、太郎にできることはなかった」
もうね、結末を書いてしまいますが太郎は長野県の食品機械の会社に就職します。そこからの解釈がうまい具合にぼかされていて、太郎がギターを持って東京行の夜行バスへ乗り込むシーンがあるのですがそのギターが何の為なのかが書かれていないんですよね。その段落に入る少し前に新生クレイジーメテオの活動(といっても野外フェスの前座とラジオの公開録音のミニライブのみ)が書かれているのですが、社会人生活とバンドを両立させているのか、或いはただの趣味としてセッションしに行っているのか……ただ、太郎の熱意からすると恐らく趣味としてではないのでしょうが、その辺は読者の想像に任せる形で締められています。ここにいたるまでの過程で、彼はヘルプとして売れていないバンド・コーカサスのギタリストを務めしがらみのない心から楽しいと思える演奏をしたり、大麻栽培によりバンド解散のきっかけを作った挙句練習を放棄し今はベースが弾けなくなった(プラカード持ちのバイトをしている)元ベーシストに会って落胆したり、バンド活動で生活していくことの難しさや自分を偽りひたすらジャッジされ続ける就職活動の虚しさを味わったりしたのです。吹っ切れた彼の迷いのない行動が、何だか心地よかったです。
この作品、太郎の素性を表現するツールとしてのYouTubeの使い方がうまくて面白いです。『ジャパニーズドリーム』のオーディション脱落組で今や国民的歌手となっているLioという女性がいて、彼女が太郎と共にオーデに参加している時の動画が終盤申請により削除されるのですが、それに対し合格組の太郎は自身が関係する過去の動画を特に消そうとするでもなく。時に過去を茶化されたりするものの、太郎にとって決して黒歴史ではないんですよね……。あと就職活動という嘘対嘘の構造の皮肉も楽しいです。企業側は自社をさも最高の会社みたいに言いますが蓋を開けたら……ということが沢山ありますし、学生側もさも髪染めたことありませんみたいな顔してボランティア活動や自身の優秀さを売り込みますが、そもそも働いてみないと実際肌に合うかどうかなんてわからないじゃないですか。就活って正直運要素が大きすぎるんですよね……。面接のときの採用担当者がすごくいい人で「うわぁ~この会社素敵~!」と思っても採用担当者と一緒に働くのかと言われたらそうでもなかったり。就活なんてもうわかんねンだわそんなもんよ
余談ですが、正直今の時代本当に音楽がやりたい人はどこかに所属しなくてもSoundCloudやYouTubeで音源をアップし活動することは出来ると思うのですが、やはり売れたいと思うものなのでしょうか。絵がうまい漫画家志望の人も出版社に属さずともPixivに投稿して書くことも出来ると思うのですが、やはり全国に自身の作品を広め有名になりたいと思うのでしょうか。あんまりそこら辺がピンときておらずいささか申し訳ない気持ちもあります(私がメインアカウントに写真を投稿し続けているような感じか?)。
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講談社「十五の春と、十六夜の花 -結びたくて結ばれない、ふたつの恋-」
講談社よりライトノベル(長編)、「十五の春と、十六夜の花 -結びたくて結ばれない、ふたつの恋-」を刊行。(全国の書店でご購入可)
https://kc.kodansha.co.jp/product?item=0000370277
https://www.amazon.co.jp/dp/4065302188
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#ネット右翼になった父 #鈴木大介 #講談社現代新書 父の遺品整理中、ノートパソコンを開いたらフォルダからは保守系のまとめサイトや嫌韓嫌中の動画サイトのブックマーク。晩年は排外思想的なことを口にしていたがそこまでとは…と思っていたが。 老いてから右傾化していった父を探るルポライターによる著書。 戦中生まれの典型的なサラリーマンのある意味普通?の姿なのか、インターネット時代の弊害?なのか、家族のコミュニケーション不全の問題か。 なかなか根深い親子論への展開へ。 LIS摂田屋2F(@lis_nagaoka )にて販売中📕 ・ #ブックスはせがわ #書店 #本屋 #移動本屋 #移動販売 #移動販売車 #bookknock #LIS摂田屋 #雑誌 #書籍 #写真集 #文庫 #漫画 #絵本 #児童書 #エッセイ #小説 #magazine #book #新潟県 #長岡 (Food & Lifestyle Store LIS) https://www.instagram.com/p/CqL8ISdSkwM/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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漫画文庫『デビルマン』(講談社) カバーイラストレーション by Shinobu Kaze
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熊谷達也さん著「悼みの海」の装画を担当しました。講談社文庫より刊行。デザインはnext door designさんです。
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権力闘争とは、戦う者同士の秘密の暴き合いである。人間は強い部分で勝つのではなく、弱い部分で負ける。十人の味方を作るより一人の敵を作るなと言った田中角栄は正しい。
この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 上 (講談社文庫) / 白石一文 (via qsfrombooks)
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株式会社講談社様
『杜ノ国の光ル森』著:円堂 豆子 先生/講談社文庫より 装画
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銀色、せれなで、夏の花
チバユウスケの誕生日、黒ラベル飲んでまたさめざめ泣く。月末に出産を控えた姉から連絡が来る。姉は下戸だけど、毎年この日はレッドアイを飲んでいた。今年はトマトジュースだけ飲んだらしい。レッドアイのビール抜き。胡椒は粗め。チバユウスケは死んだけど、もうすぐ姪が生まれる。鉄拳のMV良かった。家人にYouTubeでブランキーのライブを観てもらった。かっこいいね、と彼女はいった。俺もそう思う。全面的にそう思う。俺の行動原理はかっこいいかどうか。かっこいいものは勇気をくれる。いつかグレッチ欲しい。今あるギターは全部売るように、と彼女はいう。冗談なのか本気なのかわからない。
*
一歩外へ出た瞬間に、雨の最初の一滴が降ってくる。俺は別に迷信深い人間ではないけれど、俺は俺を絶対に雨男だと思う。
*
講談社文芸文庫から出てる原民喜の戦後全小説と岩波の詩集を買った。「懶惰(らんだ)」と、「鞠躬如(きっきゅうじょ)とする」という語彙を獲得した。この夏にかけて読む。漱石全集の方は今は『坊っちゃん』まできた。いつか教科書で読んだことのある冒頭部分を抜けて、四国辺境の中学校に赴任したところ。いつか赤いフランネルのシャツを着た時に、父に「赤シャツ」じゃないか、といわれたことがあった。父にそんな教養のあることが意外だった。
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三文役者あなあきい伝 PART 1 殿山泰司 講談社文庫 カバー装画=和田誠
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「小説は文だけの世界ですから、たとえば、『美しい洋館』という一文があったとしましょう。その一文で、十人いれば、十人ともそれぞれ違う建物を思い浮かべているはずなんです。どれも間違いではなく、むしろすべてが正解。小説は、著者が書いた物語を読み手が頭の中で再生して、はじめて完成するものだと思っています。頭の中で自分の想像した世界が動き出す。その楽しさに慣れると、それは他では得難い快感なんですよ」
— 望月麻衣著『京都船岡山アストロロジー3 恋のハウスと檸檬色の憂鬱』(2023年9月Kindle版、講談社文庫)
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「すべての行為に差別感情がこびりついていることを認めない限り、自分は差別していないという確信に陥っている限り、自分は「正しい」と居直る限り、人は差別感情と真剣に向き合うことはないであろう。いかなる「聖域」もない。」(中島義道『差別感情の哲学』講談社学術文庫、P210) 「差別感情は卑劣漢とか冷酷無比な人に具わっているのではなく、むしろ「善良な市��」あるいは「いい人」のからだにたっぷり染み込んでいる。それは、共同体の中で「まとも」だと思われたい願望の裏返しとして生ずる。」(中島義道『差別感情の哲学』講談社学術文庫、P213)
Xユーザーの本ノ猪さん
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講談社「七月の蝉と、八日目の空-晴れ、ときどき風そよぐ季の約束-」
講談社よりライトノベル(長編)、「十五の春と、十六夜の花 -結びたくて結ばれない、ふたつの恋-」を刊行。(全国の書店でご購入可)
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「講談社学術文庫刊行に当たって」
これは、学術をポケットに入れることをモットーとして生まれた文庫である。学術は少年の心を養い、成年の心を満たす。その学術がポケットにはいる形で、万人のものになることは、生涯教育をうたう現代の理想である。
こうした考え方は、学術を巨大な城のように見る世間の常識に反するかもしれない。また、一部の人たちからは、学術の権威をおとすものと非難されるかもしれない。しかし、それはいずれも学術の新しい在り方を解しないものといわざるおえない。
学術は、まず魔術への挑戦から始まった。やがて、いわゆる常識をつきづきに改めていった。学術の権威は、幾百年、幾千年にわたる、苦しい戦いの成果である。こうしてきずきあげられた城が、一見して近づきがたいものにうつるのは、そのためである。しかし、学術の権威を、その形の上だけで判断してはならない。その生成のあとをかえりみれば、その根は常に人々の生活の中にあった。学術が大きな力たりうるのはそのためであって、生活をはなれた学術は、どこにもない。
開��れた社会といわれる現代にとって、これはまったく自明である。生活と学術との間に、もし距離があるとすれば、何をおいてもこれを埋めねばならない。もしこの距離が形の上の迷信からきているとすれば、その迷信をうち破らねばならぬ。
学術文庫は、内外の迷信を打破し、学術のために新しい天地をひらく意図をもって生ま���た。文庫という小さい形と、学術という壮大な城とが、完全に両立するためには、なおいくらかの時を必要とするであろう。しかし、学術をポケットにした社会が、人間の生活にとってより豊かな社会であることは、たしかである。そうした社会の実現のために、文庫の世界に新しいジャンルを加えることができれば幸いである。
一九七六年六月
野間省一
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