#蓋つき財布
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◆ハロウィン10%OFF優待 招待状◆ 開催日:10月20(金)~22(日)と27(金)~31(火) 場所:Gallery なんばCITY本館1階店 【Vivienne Westwood(ヴィヴィアン ウエストウッド) TEO長財布】 価格:23,100円⇒【10%OFF優待価格】20,790円 素材:牛革 カラー:グリーン サイズ:W18.3×H9.6×D2.8cm 仕様:カードポケット9ヶ所 薄マチの二つ折り長財布。 グリーンを基調とし、ヴィヴィアンウエストウッドのロゴを全体に配したデザインです。 文字にはオーブも隠れている遊び心のあるデザインです。 弊社在庫数ラスト1点です。 弊社は正規取扱店で有り、勿論未使用、新品です。 ※ご覧いている媒体により、色の見え方が多少変わる場合がございます。 ※店頭でも同商品を販売しておりますので、通販サイトの在庫反映が遅れる場合があり商品をご用意出来ない場合がございます。予めご了承頂きますようお願い致します。 【2023年秋物出揃いました】 皆様の日頃の御愛顧に感謝を込めて10月20(金)~22(日)と27(金)~31(火)、「Gallery ハロウィン全品10%OFF 優待」を開催。 Vivienne Westwood 2023年秋冬物最新作や雑貨をはじめ、その他の全ブランド除外品無し。 この期間のみ店頭表示価格より10%OFF。 通常セール対象外のVivienne Westwoodの腕時計、財布、キーケース、シガレットケース、ライター、ベルト、靴、雨傘、日傘、帽子、ストール等の小物類が全品10%OFFで御購入頂けます。 既に70%OFF等のSALE商品や普段SALEにならない商品も期間中のみ更に10%OFF。 御支払い方法は一切問いません。 現金、カード分割払い、シティ・パークス共通ショッピング チケット、ポイント利用、ギフト券併用 等、選択自由。 (但し、御取り置きの内金、既に御取り置き頂いている商品の御精算、修理代、通販は10%OFF対象外) レディス・メンズ共に30ブランドの秋冬物厳選200点以上入荷。 ※期間中一般の御客様には店頭表示価格のまま販売しておりますので、必ずこの御招待状をスタッフに御提示下さい。御連れ様も一緒に御利用頂けます。 (御提示の無い場合は10%OFFになりません)、通販は対象外。 ※この優待セールはGalleryが独自に行っているもので、なんばCITY主催ではありません。くれぐれも御間違えのない様御願いします。 ※期間中の精算は全てポイント加算対象です。 ※他の割引サービスとの併用は出来ません。 ※ポイント10倍イベントより遥かに御得です。 ※店頭にこの優待のPOPや案内は掲示していませんので御注意下さい。 Gallery なんばCITY本館1F店 〒542-0076 大阪府大阪市中央区難波5-1-60 なんばCITY本館1階 【営業時間】11:00~21:00 【休館日】年内無休 【PHONE】06-6644-2526 【e-mail】[email protected]
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幸せそうな笑顔が可愛い
35期の苔丸です。ペンを出す速度でぶらんに負けたのでもうコケえもんは終わりかもしれません。
今日、6/15(土)の稽古は
●発声
●ちゃぶ台エチュード 〜跳び箱何段跳べる?〜
●シリアスエチュード 〜恋と戦と財布泥棒〜
●東西南北 〜わりと楽しかったよ〜
●シーン練
でした。
エチュードは自分も丁寧にやり、周りにも気を遣えるようになりたいですね。エチュードはアウトプットだと思っているので終わった後の返し稽古?をちゃんとしたいです。模試解きっぱにしない的な。とか言うてるけどまず恥ずかしがらずにやることですねははは
シリアスにするのが難しいのって、持ってる展開のアイデアや表現の引き出しの方向性の問題なのか、好みの問題でついついコミカルに持ってっちゃうのか、それとも手っ取り早く話を進めようとしちゃうからかどれなのでしょうね
お昼はみんなで学食です。わたわたする麺コーナーのおっちゃん、健気でした。かき揚げうどん頼んだのにかけうどん出されて、ちょっと滑舌に自信をなくしました。
36期が去年のオムニの映像を見てくれたそうで嬉しい限り。自分たちのやったことが人の目に届いて嬉しいような、そっかあロキさんもカヌレさんももう「去年演出した人」になっちゃったのかと���しいような。
動きといい、読みといい、演出に言われてばっかじゃなく自分たちでこうしたほうがいいんじゃないかって提案し始めてる後輩たちを見て、考え始めやがった(※褒めてるよ。苔丸はこの辺不器用なんだよ)と思っています。言われたことも活かして伸びてるしね。自分の内と外の両方のアイデアを使えるようになれば人は無限に成長できると思います。学而不思則罔、思而不学則殆
他脚のキャスパ練見て柄にもなく泣いちゃった。いや泣いてはない涙滲んだだけ。いい振付を見ると感動して泣いてしまう体質のようです。作者と役者に拍手。
振付としてとか、ミニゲーム中とかに皆さんが見せる幸せな笑顔がすごくいいなと思っています。幸せです。ぼくはHSPなのであなたが幸せだとわたしも幸せなんですね。
去年のオムニでアローが無敵の笑顔だったじゃないですか。あれです。知らねえよって人は「笑う生き物」で画像検索。僕の気持ち、きっとわかる。ほっとする癒される救われる尊いとかね。無邪気に笑ってるヒトの笑顔を見たとき、喜びとかもあるけどいちばん押し寄せてくるのは黄色かオレンジ系の圧倒的「安心感」なんだよね。「だれそれが笑ってる、嬉しいな」というより「だれそれが笑ってる、よかった」。これが世界に存在するならとりあえず大丈夫だと思える。心にひまわりが咲くとでも言いましょうかね。これからもいっぱいその笑顔でいてよ。瞬時にシャッター切る能力が欲しい。
外郎売覚えてるからって高を括ってたら久々すぎてがらぴい風車から膝元去らずまで飛ばしちゃってびっくりしました、油断大敵
長っと思ったでしょ。違うよ、君たちが慣れてる普通の文量が少ないんだよ。苔丸のデフォはこれなの。
苔丸にtumblrを書かせてはダメです。思うことがいっぱいかつ全て書かないと満足いかない割に話し言葉だと1しか話せないくせに書き言葉だと100書いてくる奴だからこうなっちゃうよ、スクロールしてる人が呆れてるじゃん。
構成雑くねと思ったでしょ。苔丸は徒然草の大ファンだからこれでいいのです。書こうと思えばきれいにまとまった文章も書けるけど、稽古日誌ではこういうバラバラな文章も許してほしいからわざと書くんですねー
防災リュックには避難所で心を落ち着けるために徒然草をジプロックして入れてます。点検しなきゃな。
花屋で働くコスプレイヤーがいたらそれはもうりょーちゃん
サイダーのように言葉が湧きあがりはするんすけどね、蓋が開かないのよね
完
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109 名無しどんぶらこ sage 2024/10/18(金) 22:35:50.15 ID:p9Gf7xmM0 前の会社の同僚で、美人で性格もいい奥さんと結婚した奴がいたんだけど、そいつの悩みが 奥さんの実家に行くと義父が決まって「おー、よく来たな、一緒に散歩にいこうか!」と言われること 義父についていくとお酒の自販機まで連れていかれて、ワンカップを買う金をせびられるらしい 義父には逆らえないので買ってあげると、震える手で蓋を開けて一気に飲み干す 飲み干したら家に帰るんだけど、義母が「あんた、またお酒をたかったでしょ!」って怒られてて、同僚も心苦しい ・・・その後、奥さんもネコを被ったキツめのヤンキーだったことがわかり離婚してました、子どもがいなかったのが��いだね
119 名無しどんぶらこ 2024/10/18(金) 22:44:48.00 ID:ioZvQr6q0 >>109 うちの今は亡き祖父さんも朝のラジオ体操に行くたび 近所のアル中の爺さん(奥さんに財布を取り上げられてる)に「金貸してくれ」ってせびられて それが積もり積もって1年間に5万円くらいになったが一切返ってこなかったらしい
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2024.7.4
酷暑の予報は動かないからだを肯定してくれるような気がする。うっとうしい季節だなー 夏を好きになるのはいつまで経っても難しいんだって、毎年同じ文言を呟いている。今年は随分と瘡蓋が減った。セブンイレブンの1個無料クーポンを使って、ゆるめの健康を来週に延ばした。なんとなくお財布や鞄の中をきれいに保って、猫背のまま潔白ぶってみた。抗生剤と痒み止めと塗り薬じゃ光と影は誤魔化せなくて、頬をつるつるに加工した写真を送った。この間のはなしと思ったのに、もう2週間前だった。足元の影は同じかたちをしているはずだから、虚像だなんて絶対に言わないで。あ、スニーカーの靴底は減るんだったなぁ。
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小説と言うかプロットですが。設定はこれと似ている。
去年の中元節ごろに無常さんの傘に関する公式情報(コレ、コレ、コレ)を得てからというもの、約一年に渡って書いては放置を繰り返していたネタ。結局ハロウィンの頃まで引き延ばされたのでそれもぶっこんだごった煮。やっと文字起こしできた! 話の作り的に漫画の方が良いんだろうけど、そんなに沢山絵を描けない(し漫画を描くのが苦手な)ので文字です。小説も苦手だけど……。
無航?航無?+謝范(范謝に見えなくもない)
視点がすぐに切り替わる
説明口調
要はチラシの裏に書いてるようなお粗末クオリティ
―――――――――――――――――――――――――――――――
パーティーの喧騒を背にして、ホセは暗く長い廊下を一人で歩く。向かう先は白黒無常の部屋。彼等の生活にこの文化はなじみがないはずだ、いつものように茶の席を共にしてくれるだろう。
「白黒無常、いるか?」
ノックをして返事を待つが、部屋の向こうからは物音ひとつ聞こえない。この時間に来るように言って来たのはそっちだろうに、まさか不在だということはあるまい。ドアノブに手をかけると鍵はどうやら開いているようだった。
「入るよ」
一言、断りを入れて部屋の中に足を踏み入れる。日が落ちてずいぶん経っているというのに部屋の中は真っ暗だった。暖炉もついていないこの時期の部屋は身に応える。寒さに体をさすりながら暗い部屋の奥へと進むが、幸い、手に持っていたランプが唯一の灯りとなって足元だけは照らしてくれている。
「いないのか?」
声を掛けるが部屋は静まり返ったままだ――突如窓から雷光が差し込み、ほんの一瞬人影が目に映った。大きさは見慣れた彼らの上背のそれだっただろうか。
「なんだ、いるじゃないか。」
遅れて鳴り響く轟音に肩を小さく跳ねさせつつ、近づくに連れてランプに照らされた白い服が見えてきた。
「明かりの一つもつけないで、雨音に聞き惚れていたのか?謝び――」
しかし、近づいて見上げるとどちらかわからない顔の痣。
「あ……ん?いや、范……」
今更判別できないなんてことがあるのだろうか。本人に聞いた方が早いだろう。
「せっかく暗闇に目が慣れてきたと思ったら、さっきの雷のせいでまた見えなくなってしまった。すまないが今私の目の前にいるのは誰だ。」
「しゃんうあん」
「……は?」
高い声と低い声が混じって聞こえる。
「それはどういう……」
訳が分からず困惑しているホセを置いて人影はため息を一つ吐き、部屋の暖炉に火をつける。一度ホセを見やると、いつもの机を指さした。座れということだろうか。 席についてみたが、未だに冷え切った部屋はホセの身を切るようだった。キンキンに冷えた義手の冷たさは布越しでも耐えきれず、ベルトを緩めて金属の塊から腕を抜き、身を縮こませて待つ。 しばらくすると、白とも黒とも判別しがたい男はホセの前に茶を置いた。寒々とした部屋で湯気をあげる香りのよいそれをありがたく頂戴し、一口カップに口づける。口に含んだ茶が冷えた体に温かさを与える。心なしか暖炉の炎も徐々に部屋を暖めてくれているようで肩の力が自然と抜けてゆく。ほっと一息をついたところで、白黒無常が向かいの席に座ってきた。
「今意識があるのはどっちなんだ」
「……」
口を噤む無常。
「……いや、どっちも意識があるのか?」
「……そうかもなれませんね」
お互いの存在を知覚する術を失った彼らが、互いに入り混じった声でそれを知ることができている。
「それなら二人とも話したりできるんじゃないか?」
「きりえな」
二人の悲願が叶ったということは親しい間柄としても喜ばしいが、このままでは二人の意志をくみ取ることすら難しい。
「……すまないが、一人ずつ話してくれ」
「……」
今度は互いに譲り合ったせいか、二人は黙り込んでしまった。
「いや、私が決めよう。……そうだな、必安が話してくれ。」
目の前の男――いや、男たちは一つ咳払いをして再び口を開いた。
「范無咎が話しているんでしょうけれども、私に彼の声は聞こえません。きっと私と彼が別々に体を動かそうとする��らこうやって齟齬が生じるんです。」……存在自体を認知できるというのに……こんなにも近くにいるのにその意図すら汲み取れないなんて……酷いものですよ。」
「なんでこんなことに?何かあったのか?」
「知りませんよ。ここに来てからというもの、この時期になるとこうなってしまうんです。……ただでさえこの地の秋は雨が多いというのに……。私を嘲笑うことはあっても彼をも嘲笑うなんて。」
ずっと降り続く雨に摩耗しているのか、はたまたこの怪奇に苛立ちを感じているのか、謝必安は爪痕が残るほどに強く手を握りしめている。しかしゆっくりと、傘を握りしめていた左手が拳を開きはじめ、右手に優しく添えられた。途端に謝必安は体の強張りを解く。
「范無咎……」
謝必安は固く閉ざした右手を開き、愛おしそうに左手を包み込んだ。
「ホセ、范無咎に代わってもらうように言ってくれませんか?」
「あ、ああ。無咎、必安が交代しようと言っている」
一呼吸置くと、低い声がその口から発せられる。
「謝必安のことだ、この状態と俺のことを憂いていたのだろう。」
「ああ。そう見えた。この雨だから更にやられているんじゃないか?」
「ったく、中元節でもこうはならないというのにな。」
「中……なんだそれは」
「中元節。俺たちの故郷では鬼月――ここでいう七月に地獄の釜の蓋が開いて地獄から死者が現世にやってくるのだ。この時期はあの世とこの世の境界が曖昧になるせいか奇怪なことが起こってな。稀に体をうまく動かせないことがあったが、それは恐らく相手の意志が自分の意志に入り混じるせいだろう。」
「……ああ。なるほど。君たちがこうなってしまっているのは今がハロウィン?の時期だからじゃないか?」
「ハロウィン?」
「私も詳しくは知らないが、ケルト人の間では十月下旬になると君たちの故郷のチュウゲンセツのように世界の境界が薄らぐと信じられているらしい。それで霊が人々に紛れ込んで悪さをするとかしないとか。」
「ケルト人?ここにケルト人なんているか?」
「確かになじみのない者がほとんどだろうが……荘園の主の計らいでこの場所自体がそういった影響を受けやすくなっているんじゃないか?うんざりほどに到るところが飾り付けられているからな。」
「そういった影響……あぁ、だから逃げ出す魂が増えるわけか。」
「逃げだすってどういうことだ?」
「ん?言ってなかったか?たまに傘から脱するやつがいるから謝必安が捕えることがあるのだ。」
「……あぁ、だから吸魂……」
「混乱に乗じて傘から逃れようとしているのだろう。」
范無咎がそう言った直後、立てかけていた傘がカタカタとひとりでに動き出す。
「傘が動いた?」
「今一つ逃げ出した……が、これは」
白黒無常が吸魂を施す。
「こうやって捕らえるんです。今は調子が悪くて失魂と落魄とが入り混じってしまうみたいですが……大抵は私だけでなんとかできます。すばし��こいのは范無咎に止めてもらいますが」
「へぇ……」
亡霊の御業を目の当たりにしたホセはふと、口の渇きを覚え、もう一口入れられたお茶を飲む。少し冷めてしまったが、茶葉の香りと少しの渋みが口に広がる。そうして水面に微かに映る自分の像を見やる。左目の傷もゆらゆらと揺れている。
(……父はまだ存命だと信じていたが……彼らの傘に私の父の魂が入っていたりはしないだろうか……あるいは女王の財の在処だけでも知ることが出来さえすれば……)
「なあ無咎、その傘にはいつの、どこにいた魂が入っているんだ?」
「あぁ、それは――」
言いかけたところで、突然傘が大きく開いた。
大きな音にホセは一瞬肩を跳ねさせる。
「あ!何――」
白黒無常は暴れる傘を取ろうとした右手と洗魂の鐘に手を掛けようとした左手とが一つの体を反対方向に引っ張るようで、思うように体を動かせない。
「なんだ?」
「言ってる傍から逃げ出しました……しかも一つ二つではなく大量に……!」
苛立つ様子で謝必安が話す。魂が逃げ出したようだ。吸魂しようとするも、無咎の意識も入り混じり体は上手く浮かない。
「あぁもう……徒党を組むように四方八方へ逃げるとは!」
(徒党を組むように、手を組むように。かつては父の指揮の元うまく統率を取って船を進めていた。……その魂は私の船の船員だったりしないだろうか?)
中国の怪異が現実のものだとはにわかに信じがたいが��目の前で見せられているものでその存在の証明は十分だった。
「あぁまずい、傘から出てしまっては……」
なす術もなく、ただ見ていることしかできない謝必安が嘆いていると、その口が動いた。
『謝必安』
「え……?」
ひとりでに口が動く。彼の声は聞こえないが、確かにその口が自分の名前を呼ぶ動きをしているのは分かった。茫然としていると人差し指を立てた左手が顔の前にやってくる。 ……任せろということだろうか。
力を抜くと、体が勝手に動き出した。その身はホセの前へ躍り出て小さく、しかしはっきりと一言放つ。
「すまない」
「……え?」
ホセがその意図を汲み取れずにいると、范無咎は洗魂の鐘を手に取り、ホセの目の前で大きく音を鳴らした。
ほんの少しの虚を突いた鐘の音が頭の中でぐわんぐわんと鳴り響いた。思わず膝をつき頭を抱える。
「范無咎!」
謝必安がそう叫ぶのも束の間、ホセの視界は眩暈でひどく歪む。かろうじて見えるその像は、水をぼたぼたと落とし、その手をこちらに向けて――
茫然自失としていたホセを器にして分散していた魂が一気に彼の体内へと入っていく。何も動かない体に「あとは任せた」の意を受け取った謝必安はあわててホセに吸魂を施し、その体内にたまった魂を一気に回収して傘に収める。その中に一つ、生者の魂まで入っていたので慌てて捕まえ、ホセの体内へ押しやった。
ホセは動かない。肩を叩き名前を呼ぶ。
「ホセ、ホセ。」
しばらく虚を見つめていた目が謝必安の目と合うと、ハッとしたようにあたりを見渡す。
「やっと気が付きましたか。手荒な真似をしてすみません。」
「……は、彼らは……?」
「彼ら?」
「無咎の鐘の音が聞こえた後から……水に濡れた彼らが私に話しかけてきたんだ……」
「あぁ、幻を見たのでしょう。」
「またその類か……君たちもなかなか手段を択ばないものだね」
「謝っているでしょう……不可抗力です。ハロウィンが過ぎればきっと収まりますから……。」
「私ももうこんな幻はごめんだ。どうにか魂が暴れないようにこらえてくれ」
「幻……」
「それに、せっかく君たちが二人とも意識があるというのに、三人で話せないのも残念だ。何かルールを決めてどうにか君たちが意思疎通できるよう何か策を考えよう。」
「はい。」
少々不機嫌なホセの左腕にある水滴と指の跡を横目に謝必安は返答した。
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物忘れ Forgetting Things
私は53歳の男性なのだが、最近、物忘れが激しくて困っている。 昨日は、植木に水をやろうとしていつものベランダに置いてあるやかんを探したらなくて、一昨日、トイレに行った際にトイレに置き忘れたかと思い、いろいろな人に聞き、挙句盗られたかなと思い怒っていたら、ベランダに置いてあった。 この間は財布をピーコックに忘れ、カードを朝止めて、土曜日の仕事を行い、もう一度夕方行ってみたら、ピーコックの人が預かってくれていた。 今日もIphoneSE第三世代をなくしたかと思い、車に2回観に行き、3回目でやっとみつけた。 いつも、何かのせいにしている。戦争のせいだ、アメリカのせいだ、コロナのせいだ、中国のせいだ、物価高のせいだEtc。もう疲れ果てました。自分で自分の首絞めて、自分であったよとか言ってほっとしてる。 なくしたのは、Goro’sのフェザー、Porterのタンカー、鍋の蓋は住…
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じゃれ本 2卓目の作品
「じゃれ本 オンライン試用版」を使ったセッションで紡がれた物語たちです。前の文の前後関係がわからずに何かを書こうとするとこうなります。参加した本人たちはめちゃくちゃ楽しかったです。
お題:特になし ページ数:8P
『数奇なチョコレート』
どうしてこうなってしまったんだ? 私が早朝にこっそり彼の机の中に仕込んだはずのチョコレートが、どうしてあんな場所から出てきたんだ。 朝チョコレートを入れてからずっと監視してたんだぞ。おかしいだろ。
朝からずっと監視していたが、彼は机の中のそれに気付く気配すらなかった。疑問に思いながら注視していると、教室移動の時間になった。今日はアルコールランプを使った実験の日だ。
もしかしたらあれは元々彼の持ち物だったのかもしれない。アルコールランプのオレンジ色の光を見ながら考えを整理する。監視したところで……それに注意を促すような筋合いもこちらにはないのだ。
揺らめく灯を眺めていると、それに炙られる何か、まで想像してしまうのは悪い癖だろうか、職業病か。黒褐色に燻された「それ」は――まるでカカオ豆、とは悪趣味かと頭を振ったとき、ランプが消えた。煙が、甘い。
香りが部屋に充満していく。煙がゆらゆらと揺らめき次第に形を成し始める。何が起こったのか分からず呆然と見つめていると、それは小さな人の形になった。つやつやとした濃い茶色の、まるでチョコレートのような
教室がざわつく。もしかして、と冷たい汗が背筋をつたったのを感じる。 私が今朝入れたチョコレートに、何か関係のあるものなんじゃないか。すると、その小さな人型のチョコレートは、驚くべきことに言葉を発した。
「つくえ」「こども」「かばん」と目に止まったものの名前が読み上げられる中、「とみこ」という知らない名前が挟まる。人型チョコレートから発された言葉に、びくりと大きな反応を示したのは私ではなかった。
「何故、その名前を…?」 隣、というほどでもない距離で小刻みに震える声。振りほどいたはずの赤い糸が、いつの間にか小指を締め上げていた、というような。人型チョコレートの顔部分に、ぱきんと割れ目ができる。
『コンビニで買ったねこ』
今日びのコンビニには何でもあるから、猫をバーコード決済でお買い上げすることぐらいお手の物だ。だけど道義的躊躇を捨てきれなくて、私はいつもパッケージの前を素通りする。嫌味かのようにスナック売り場の隣だ。
お菓子を選ぼうとするとどうしてもチラチラと目に入ってしまう。かわいい猫たちのパッケージ…三毛、サビ、ハチワレにトラ。無視しようとしても暴力的なかわいさが私を誘惑��る。棚前で吟味していた客が黒猫を手に
レジへ向かっていった。その客を注意深く見守っていると、レジの店員はまるで何事も無いかのようにパッケージのバーコードを読み取り、こう言った。 「この場で開封して行かれますか?」 「いや、家で開けます。」
「ノワァ」変な声で鳴くなあれ。電子決済されていった「ねこ(?)」を見送り、棚を見ればまだいくつかの在庫があった。真四角のパッケージの中で思い思いに伸びたり縮んだり捻れたりしている。呑気なもんだ。
彼らの何割が、自分が実は玉ねぎが食べられなかったりd払いのキャンペーン対象だったりすると理解しているのだろう。来月の請求書では「国民健康保険料」と同列に並んだりするのだ。……ちょっと見たいかも、いや、
猫だって同じ命なんだからこんなふうに扱うのはやっぱり良くない。しかし猫が国民の健康に寄与しているというのは厳然たる事実だ。間違いない。私が若干不健康な日々を過ごしているのはもしやねこが居ないからでは?
そう思った私は、吸い寄せられるようにひとつのパッケージに手を伸ばした。 レジに持っていくと、店員はやはりこう聞いてきた。 「この場で開けて行きますか?」 私もやはりこう答える。 「家で開けます。」
家に帰りそっとパッケージの蓋を開けると「ノワァ」という鳴き声とともに、ねこは消えた。空になったパッケージからはゴロゴロと小さな音が響く。どちらでも良いのだ。本当にねこでも、本当はねこでなくても。
『どこにでも現れるメガネ』
異変に気付いたのは、弐萬圓堂で眼鏡を新調してから三日目のことだった。週一の楽しみ、サウナ通い。オレンジ色の明かりと蒸しに蒸された空間で、俺は目元に違和感を感じた。 熱い! なんとそこには、
…ない。何もない。熱いのは蒸気を直に受けたからで、俺の虚弱な目を守るべく新調した眼鏡がどこにもない。嘘だろ、もう無くした? あの店主、「こいつは絶対に無くなりませんよ」なんて吹きやがって! そもそも、
眼鏡の紛失防止に眼鏡チェーン以上��ものがあると思った俺が馬鹿だったんだ。何が「合図一つでどこでもお供! あなたのお眼鏡に叶います!」だ。俺は蒸気で濡れた顔を拭い、0.2の裸眼でレンズの光を探す。
うすらぼやけた視界で必死に探せど一向に見つかる気配はなかった。もう諦めて新しいメガネを買いに眼鏡屋へ行った方がいいのではないか…そんな考えが脳裏を過ったときだった。
ふいに、胸ポケットに違和感を覚えた。恐る恐るまさぐると、『あった』。無くしたはずの眼鏡が、そこにあったのだ。なんて便利な眼鏡なんだ、と思うかもしれない。でも俺は、うっすらと気味の悪さを覚えていた。
無くして見付かる。眼鏡はその繰り返しだ。眼鏡が見付かるのは決まって、ニュースでとある地名を見かける時だった。幼い頃だけ住んでいた田舎。何故今更ニュースで名前が上がるのか不明なほど辺鄙な場所だ。
便宜上故郷であるその地は、ちと難解な名がついている。何も見ずに書けと言われたら俺でも無理だ。 …もしかすると眼鏡のやつ、テロップに映るその込み入った字画を解らせたいために、毎度戻ってくるのだろうか?
つまり、この字を覚えれば晴れてこの眼鏡は役目を終えるというわけだ。なるほどね。俺はこれからもこの地名を覚えることはないだろう。いや、いつか死ぬ前くらいには覚えてやってもいいかな。
『おまかせ木綿豆腐』
絹のやつとは作りが違うんでね。多少の荒事ならこっちに任せるのが正解ってもんだ。名前? 『モメン』じゃない、『ユウ』だ。大体あいつがキヌなんて名乗るからセットで豆腐なんて言われることになってんだ。
キヌのやつは今日も得意のスムーストークであんたを誑かしたんだろう。依頼料は高くつくぜ、財布の紐をどれだけ締めても、あいつには湯葉も同然だ。 まあ、任せておきな――それで、あの「高野」と何で揉めたって?
…なるほど。あの土鍋は上物だからな。どちらの取り分かで揉めたってわけだ。で、その土鍋を自分のものにしたいと、そういう話だな?なあに、俺にとっては湯豆腐みたいなもんさ。安心して吉報を待っておけ。
そう言って男はすっくと立ちあがると、土鍋を求めて夜闇に消えて行った。 なぜならそう、この男こそもめ事の仲裁のプロ。ネゴシエーターなんてお洒落な肩書はいらない。『おまかせ木綿豆腐』その人だったのだ。
─というのが、前回君たちに講義した内容だ。きちんと覚えているかね。『おまかせ木綿豆腐』に関連する記述には実はいくつかの相似点が見られてね。同一人物とする説も複数人とする説もあるが共通しているのは、
その「変幻自在性」。まさに豆腐、ないし大豆だ。柔らかく相手を受け止め、誰かの色に染まるかと思えば、ときに肉食獣のごとき強靭さも見せる。変異性の遺伝子が組み込まれている、と言われても疑うまいよ。
豆乳の満たされたプールで悠々と寛ぐ高野とその取り巻きたちを尻目に、私は屋敷へと忍び込んだ。
そこにあったのは黄金の土鍋。黄金でできているが、確かに土鍋である。私は難なくそれを手にすると、豆腐を味噌汁に滑り入れる速さで屋敷を後にした。 こうして事件は解決した。おまかせ木綿豆腐におまかせさぁ!
お題:おまかせ縛り ページ数:8P
『お父さんが作るヒンズー教』
「そうだ、ヒンズー教を作ろう」 ある日、父の口から出た言葉だ。 定年退���を迎えた父親が始めるものといえば蕎麦打ちと相場が決まっているが、なぜか父は宗教に目覚めてしまったようだ。
「ヒンズー教はもうあるじゃん。作る前にもうこの世に存在してるから諦めなよ」至極冷静なツッコミも父は意に介さないようだった。「まずは合言葉を考えるか」「よくわかんないけどもっと先にやることあると思う」
「じゃあまずお父さんがヒンズーとして」「お父さんヒンズー教知らないよね?」 まったく分からないまま父の熱意だけが空回りをしている。理由を尋ねるのも嫌だが、掘り下げてくれと父の顔が言っていた。
「…うん、じゃあお母さんは?」 そういう自分だって女神転生シリーズの知識しかないけれど、お父さんに至ってはこうだ。 「母さんには、ラーマをやってもらおうと思う」 マーガリンで覚えたなさては。
「母さんにカーリーをやってもらうわけにはいかないからな」 「そこはヴィシュヌとラクシュミじゃなくて良いんだ」 最早女神転生オタクの会話である。お父さんは黙ってメガテン5をセールで買った方が良い。
「タマにも我がヒンズー教の一柱として重要な役割を与えよう」「タマ…巻き込まれてかわいそうに」何も知らないタマは父に撫でられて満足げにゴロゴロと喉を鳴らしている。「名はタママーンに改名す」「やめて」
タマを膝に抱いてああだこうだと話す父は、それはそれとしてまあ楽しそうではある。もともとこの手の与太話を作るのが好きなヒトなのだ。
この一連の流れだって、先週配信サイトで「RRR」か「バーフバリ」を観たせいに決まっている。些細な愉快をくれたのならまあ良いじゃないか。女神転生シリーズでの知識しかない僕が、文句を言っても仕方ないのだ。
『健全な肉体に宿るユンケル』
健全な精神は健全な肉体に宿る、なんてのは全きウソであり、少なくとも俺の健全な肉体には恐らくユンケルとかが宿っている。しじみの味噌汁とプロテインバーも。筋肉は全てを解決するなんてウソだ。解決してみろ、
なかやまきんに君。筋トレは正義かもしれないが、そもそも現代社会人に残される可処分時間なんてたかが知れている。その貴重な時間をどうやって筋トレに費やすことができようか。かといって、
このままでは肉体は不健全になるばかりだ。もやしまっしぐらだ。いや、それだけならいいが代謝が落ちた体はいずれ摂取した栄養を消費しきれず蓄え始めてしまう。そうなったらもうおしまいだ。
ともあれ対策は早急に行うべきだろう。何故なら健全な肉体でなければ意味がないからだ。精神はこの際置いておく。ユンケル的にはそっちはあんまり役に立てない。自分で頑張ってほしい。そうと決まれば早速、
行きつけの薬局へ―向かうつもりだったが、深夜営業のはずのそこは閉まっていた。シャッターに「本日棚卸」の文字���期限切れになるだろうアプリクーポンを惜しみ、否、惜しむより先に鉄剤だ。イオンなら、いけるか。
その一縷の望みは、すぐさま砕かれることになった。 しまった!深夜営業の薬局が閉まっている時間帯に、イオンが開いてるはずないじゃないか!! 赤と白の看板の下、俺は絶望する。鉄剤。なんとしても鉄剤を。
「ヤーッ!」それは突然のことだった。窮地に陥った俺の耳にあの聞き慣れた声が飛び込んできた。「き、きんに君!!」そう、紛れもなくなかやまきんに君だった。自信に満ちた仁王立ちでそこにいた。「ハッ(笑顔)」
なんて眩い笑顔なんだ。失われていた力が蘇るのが分かる。何が敵かも分からんがとりあえず殴っとけば良いか。やはり筋肉。健全な肉体、頑強な筋肉、それこそがすべてを解決する。
『我が家UFO』
ホログラムで出来た夕暮れの町並み、伸びていく影。少し湿った柔らかい土の上を走りながら、僕らは家に向かっている。僕らの家は、頭上にある色とりどりのUFOだ。
姉ちゃんとその彼氏(現:元カレ)の些細なLINEスタンプ会話が、うっかり「母星」との通信に混線してしまったせいで、呑気な地方都市は太陽系いち愉快な避暑地に変わった。葉巻型の家も金星人からの贈り物だ。
アダムスキー型のホテルは木星人が建てたもので、海王星人にたいへんウケが良く、県外からの観光客にも人気になっている。おまけに日清グループの焼きそば工場まで進出してきたものだから、町はとても賑やかになった
しかし後に大きな問題が発生した。建てられた数々のUFO建築物が人々をアブダクションし始めたのだ。幸いなことに内臓を抜かれキャトられるところまではいかなかったが
普通に改造はされたし記憶も改ざんされた。お父さんが二人いるご家庭も出来れば、長女が増えたご家庭もある。UFOは「家族は複数人」ということしか理解していない。その関係性や成り立ちは二の次だ。
「どうする、姉ちゃん」と僕は言う。「このままいくと元カレが僕らの新しい兄ちゃんだ」 「無理絶対無理、あんな伸びたカップ焼きそばみたいな男。お湯と一緒に流しに捨て――」 瞬間、僕らは同時にはっとした。
僕らの葉巻型ハウスの前に、新たな葉巻型UFOがフォンフォンと音を立てて降りて来たのだ。硬直している僕らの前に、光が射す。この家をプレゼントしてくれた金星人だ! 金星人は優しく微笑んだ。
「このたびはUFO型ハウスのモニターになっていただきありがとうございます」僕たちモニターだったんだ。しらなかった…「住心地はどうでしたか?」アンケート用紙を渡された。とてもよかったに◯をつけた。
『キャンプ���ァイヤーをするスリ』
目の前にはごうごうと燃え盛る火柱がある。いわゆるキャンプファイヤーというやつだ。ぱちぱちと爆ぜる音と顔を焼く熱を浴びながら今までのことを思い返していた。いつものようにスリの獲物を物色していた俺は、
おあつらえ向きな男を見つけていた。取ってくださいと言わんばかりにチラ見えする財布。しかも厚い。おどおどとした雰囲気も丁度いい。財布はあっさり俺の手中におさまり、今日の仕事は完遂だ。そう思っていた。
なのに今、俺は何故こうして積まれた薪の前に立ち尽くしているんだ? 五分じゃ審査が下りないだろうカードや角の折れてない札が詰まった革財布を、まるで炎に投じたがっているかのように。否、焼かれるのは財布か?
そうだ。財布ではなく俺自身を焼けば財布は無事だ。俺が罪に問われることもない。――いや、何を考えているんだ、俺は!困惑する俺の意思を無視するように、俺の手が勝手にチャッカマンを薪の隙間に差し込んだ。
一気に薪が燃え上がる…かと思ったが、一向に炎は上がらない。チャッカマンの小さな火は薪の表面を焦がすだけでなかなか燃え移らない。薪を燃やすにはもっと燃えやすいものを先に入れるんだったか。何か手頃なものは
とポケットをまさぐり、結局スッた財布にいきつく。レシートくらいなら燃やしても良いだろう。財布の中には幾重にも折りたたまれた…異様といえるような長さのレシートが入れられていた。何だこれはと手に取り、
中程の印字に目を剥いた。「割引 50%」と付記された項目。みな人名だ。中には、俺の名も。 何が引かれてるんだ? 人間的価値? 確かに俺はスリだが半額になるほどか? それとも、…命、寿命。その領収書。
気付くと俺は、木組みの中にいた。燃える炎が、全身に纏わりついて行く。たすけてくれ、と声をあげそうになるが、呼吸すらできない。 目の前に男が立っている。 「ええ、その通りですよ」 男の目に、炎の橙が輝く
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まだ散歩にも行ってない頃の話。
「あ。」
日課となっていたコーヒーの時間。淹れようと粉の蓋を開ければ、
「無くなりそうなの忘れてた…。」
ジフニヒョンはあまり外へ出て買い物をしないようで。いつも宅配が届くのを指定の場所へしまうこと、不足しそうなものは報告することが俺の任務として追加された。そして、今回はまんまと報告し忘れた、ということで。今、近くの店へ走ればすぐに戻ってこれるだろう。が、
「…外。」
その実、あの日以来外に出ていないのだ。買い方を忘れたわけでも、外がどんな世界かを忘れたわけでもない。だとしても、”何かを覚えていない”ということがどれだけの恐怖心かは伝わらない。伝えようがない。
そういえば、俺の財布も携帯もヒョンが預かっているのだろうか。どうしてここまで思い至らなかったのだろう。気づかないうちに随分と柔らかな雰囲気に充てられていたらしい。どうしよう。ヒョンに所在を聞いたらコーヒーなんていらないとか言いそうだし、でも俺はあの時間��好きだからそれは困るし。
…幸い、なにか支払いが必要な時のためにお金は少し持たせてもらっているし、部屋番号も宅配の住所を見て覚えてる。インターホンを鳴らせばいいだろうし、コンビニもすぐに見つかるだろう。行くしかない。
1割の好奇心と、2割の勇気と、7割の恐怖心をもっていざ挑まんと、玄関へ向かった時。
「おい、どこ行く気だ!? 」
タイミングの神様がいるなら、もう少し互いに優しくしてほしい。
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【死因】No.182【メディア黙示録】
安元洋貴が推しの声帯として実装されるとどうなる?しらんのか 古今東西あらゆる供給が5億倍になる…最近200回目を迎えた安元洋貴がパーソナリティの笑セルって飲酒ラジオ 岡本信彦(トップくん)も石川由依(ムイちゃん)もゲストで来てます YouTubeでアーカイブ聴けます 更に岡本信彦にいたっては『声優と夜あそび』で2022年に月曜ペアMCだったし 同番組でシェフ安元洋貴も色々見られます IHの火力にキレる不減(幻覚) 中村悠一(アンディ)とドライブトークするだけの動画もYouTubeで見られるんですよ みんなの財布になりがちな不減(幻覚) 界隈の交友関係が広すぎて言い出したらキリがないんです助けてくれ 推しの声帯が推しの声優 気が狂う 弐大猫丸とかグアイワルも大好きなのでね?グアイワルはヒープリの敵幹部(筋肉枠)です ちなみに今期のヒロプリでも別キャラで出演あったんですがキュア重野メイン回でした 勿論この声ですから龍が如くにも出ていますよ 5の相沢(維新だと原田)で…アッ 品田が森川智之……これが釘宮理恵に左腕持ってかれるんですか 小山力也にアイアイサーすると どうしよう興奮してきた バイオRE3の日本語版カルロスもですね俺のいない世界なんて寂しすぎるだろとか言うんですよ カッコ良すぎるだろ頭おかしいんか?そういえばレオンは森川智之…安元洋貴といえばグラブルのジンも好きで まっ 三羽烏漢唄!!ビリー様もいたらソリッズじゃんちょっと三人目オイゲン枠でテラーは荷が重いからアンディあたり変わりにお願いしますね(?)ッツァ~思い出したくまみこでナツやってたわやっぱり熊さんだったんだよクリード=デッカードはさ…………………(??????)
…と、冒頭から全力疾走 いや もう否定者狩りとチカラくんのアニメビジュアル公開&声優発表だけで脳の処理能力が全部持っていかれて本誌感想どころじゃなくなりお騒がせしました。アニメビジュアル、リップの足が長すぎてビビる。クリードはドッグタグ2枚でしたね。ズボンの柄が結構デカいのはやっぱ動かす都合なんだろうか。目が散らないように?どうしようアニメでもスーツの方が良かったか??って聞いてくれるんだ……うわ…何が絶対いねえだよラトラって大笑いしてんの安元ボイスで……ヤバ………UNGENインパクトで他のキャストさんに触れてなかったんですが梶裕貴リップやべぇな…僕は双子に愛されてる梶裕貴となると丸竜様が真っ先に脳裏をよぎりました。おとめ妖怪ざくろはいいぞ。日曜朝の民なのでキュア重野はもうタイムリー過ぎてひっくり返りましたね。ツバサくんにチカラくんを感じる瞬間があったのは間違いではなかったというわけだ(?)長谷川さんは歌がうまいイメージはあれど自分の履修ジャンルのキャラに馴染みがないので楽しみ!!ファンの台詞量で森川ボイスはもう四季編のアニメ化が確約されたようなものだと思う………
すみません一生脱線しそうですそろそろ本誌感想書きます。では改めて…
【数十億もの】No.182【鼓動の数さえ】
「全弾発射!!」
出雲風子ォ!!!不死リスペクト 君はどこまで強く まさかアニメに合わせてきたっていうんですかこの場面 漫画の天才……?こわ…
「ようこそ」「マスタールームへ」
(CV石田彰)
いたわ いたわ石田彰が(前回本誌感想) 櫻井孝宏も少し考えたが後の言動が石田彰だわ いっぱい触れたいトコあるんですがとりあえずよ 戦(暫定)さん 黒髪オールバックじゃなくて帽子だった ベガかな 不減もガイル(CV安元)だしこれはもう因縁よ…戦友殺されててもおかしくないね……顔面大傷どころか半人外フェイス最高以外の言葉がでねぇ 葉巻の煙もれてんの本当に好 好です
「ナメすぎなんだよ!!おめぇのルールは遅すぎる!!」
口調の開示もありがとうございます ありがとうございます ほぼ全ループ不減のテンションじゃろこれ……いやしかしここの円卓会話 上位存在の嫌なテンションを凝縮してきててめちゃくちゃに良い たぶん沢城みゆきと山路和弘もいる 今回声の話多くてゴメンね でもいるもん(脳内では)Ⅰ席と出雲風子のやりとりはもう飲み込んでいくしか無い新情報ばかりですけれど
「その場合の方がありがたい」
「今ここにいる全員私の不運で死んで」
「私達の勝ちですから」
の出雲風子はマジでヤバいなって思いました。覚悟がキマったというかイカれたプレイングだと言われるのもそうだし ハッタリじゃなく『殺意』を見せてくる出雲風子 正直 興奮する 自分の不運で人を殺すなんて一番のトラウマの筈なのに……優しいたぬきも好きですが 神を殺すことに迷いの無い目をした出雲風子 ちょっと新しい扉開いちゃう 困る
マスター円卓、バベルの塔乗ってる眼鏡ちゃんはほぼ言語で確定だろうけれど、前ループニコはもしかしてタイマンで暗号バトルとかしたかな???と思うなどしました。暫定性のオネェさん血の気多くて最高ですね。Ⅰ席外ハネまつ毛黒子(CV石田彰)、最初ちょっとルーシーちゃんに似てるなと思いました。瞳の雰囲気とか特に…デラメンズにしては細いから心配になる。死以外は無いと思っていたけれどこの風体だとわからんくなってきたな……Ⅱ席がシスター風だけれど血なまぐさいって言われるのはやっぱり宗教系かなぁ?よよよラッくん ラック?なるほど“運”はこの子 前回ちょっと予想で候補に上げてたのでちょっと嬉しい。風子と逆の位置に絆創膏あるの良いですね。
…こっからちょっと水を差す話になるので全肯定で読んでるタイプの方は嫌な気持ちになるかもしれませんが隠しても仕方がないので素直に書いておきます。アンディの所在の件、魂で僕達を抑えている 何回か心の中で噛み砕こうとしてたんですがやっぱりちょっとじわじわ来てしまった いや 魂の話は前々から出てるから大事なモンだってのはわかるんだけれど 黒点がアンディ も感動とかより妙な面白さが勝ってしまって 心の中で「ちょっと何言ってるかわかんないですね」ってなっちゃった 熱い場面ですまない すまない 魂で太陽に蓋してるアンディ うん ゴメンね なんかその 切ない気持ちとかになってる人には本当に申し訳ないんですが 感受性が突然終わってるオタクになってしまった すまない 漫画の展開はめちゃくちゃに面白いです。こっちはそういう面白いじゃなくて純粋に面白い方の……
「“こっちは任せろ”」「“やっちまえ”です」
これから殺していくぞという相手に対して『アンディの引用』以外は敬語なの 妙な風子らしさを感じですこです ニコがチンピラフェイスで最高だしジーナも良 パワードスーツ組のメットオフからしか得られない栄養素に圧倒的感謝 Nextringの背中の演出はアニメ逆輸入かな?めちゃくちゃに好 Endwarもやってくれ
「いいね」「上等だ!!」
今回はとことんアンディリスペクトの言動が多くて良 え!!?シスターでけぇ!!!!?!?まさかの2m族!?!!?!?ピンヒールの性よりでけぇし戦と並ぶレベル!!?!?そんなデケェ体でよよよとか言ってたの 好きだが(新章開幕キャパオーバー)
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ある画家の手記if.116 行屋虚彦視点 告白
今日も雨。 降ってる間は静かでいい。 やむと下から上に登る気配に肌の上を虫が這う。 ガリガリ服の下の肌を引っかきながら口にくわえてたゼリー飲料を飲み込む。 なんか今日やけに…窓の外が青いな
最初にここに来たとき、俺はスマホの充電器と行き道で買ったスポドとゼリー飲料しか荷物持ってなかった。 光熱費払ってればなんも物がなくても近くにコンビニあるだけで暮らせないこともないだろうし、俺はあいつのいない空間があればそれで、だだっ広いフローリングだけの部屋にいるのもいいかと思ってた。 母さんが死んで、あの人のおかげで自分が人間っぽい生活できてたことを知った。 掃除洗濯とかいちいち着替えたり風呂入ったり料理作ったり。俺は一人じゃ自分になんにもしてやる気がない。自分が嫌いとかなんとかじゃなくてだるい。身支度も、俺がきちんとしてないと迷惑かける人間とかもいないし、てんでいまだに服は全身500円の古着からなんもレベルアップしてない。 俺って今中学生だっけ…高校生だっけ…てか何歳だっけ…この前違うインタビューで二連続で聞かれてテキトーにどっちにも違うこと言った気がすんな…。 フローリングだけの床の真ん中に仰向けになって毎日過ごしてた。高い空間、薄めの色…?
そうして色々疎かにしてたら、連絡きたと思ったらそのまますごい早さで香澄さんが訪ねてきて、引っ越してすぐだしなんか用事か忘れ物かなと思って上がってもらったら香澄さんは歯ブラシとかラップとかトイレットペーパーとかタオルとか生活必需品ぽいやつをどっさり携えてて、誰のだ?って思ったら全部俺んだった。 そのまま香澄さんが買ってきた食材使ってキッチンで料理はじまって、なんもしないのもあれだから俺も隣で料理すんの手伝って、その日は久々になんかうまいもの食べた。そういえば焼肉とかまた食いたい。 消耗品が揃ったのは助かったなって思ってまたフローリングの中央にいるだけの元の生活に戻ってたら香澄さんに布団買いに行こうって言われて…誘われて?一緒にホームセンターに布団一式買いに行って、リビングの真ん中にふわふわの布団だけ敷いてある状態になった。 他にもいくつも部屋はあるし風呂場は俺が何人入るんだって広さだしで、部屋をどれも活用して暮らした方がいいかもな…と思う反面、…俺は基本怠惰でだるだるしてっからな…イラついてるときはだるっとはしてないのかもだけど…布団の周りに生活に必要なもの全部揃えてそっからあんま動きたくねぇー…
極力物は少なくしたい。全部黒とか白とかで統一したってそれぞれ違う音も色も光も出す、なくていい物はなくていい。 …と、思ってたんだけど、香澄さんが来るたびどんどん家具増えてって。とりあえずリビングの隣の部屋に配置しといた。どれも実家にある家具の地獄のセンスに比べれば全然色もデザインも穏やかだから黙ってもらっといた。その中にでかい謎のクッションみたいなソファ���たいなのがあって座ると凹んで面白いからしばらくそれに乗っかってた。 あとで俺も一人で出かけてって同じソファ見つけ出して買ってリビングに二つ並べた。香澄さんが来たとき用。 それで香澄さんはここに来たときにはオフホワイトのそのソファに定位置みたいに座るようになった。香澄さんが俺に買ってくれたやつは濃紺。香澄さんのをオフホワイトにしたのは、多分香澄さんの生来持つ色をよく引き立たせるから。…ほんとはちゃんと見えてないけど、それでもまあまあの確率で当たるといえば当たる。 もらってるものにはその場でレシート見せてもらってきっかり現金で返した。俺の財布ん中見て香澄さんはちょっと引いてた。 ここくる前に個展やって全部売れたしな。しばらくはなんもする気ない。 これも母さんが死んでから気づいたけど、俺は金がなくなって電気ガスが止まろうが路頭に迷おうが飢えようがその気にならないと描かないっぽい。まだそこまで金がなくなったことも描かない日が続いたこともないけど。以前はいざって時の母さんの治療費にとか思って絶え間なく描いてた。 …あとは、描く以外にどう肯定すればいいのか分からなかったから、音と、色と、触覚、痛み、…絵にしないと美しくはない世界を。それをそうとしか感じられない、そう感じる俺を疑わない、俺を。 ここに絵を描く道具はなにも持ってこなかった。荒療治みたいなもんだ。他の方法を模索するための。描くために補助的に使える緩和策とか。いつまで続くかわかんねーけど。
違う日に、たまに会話に自然に紛れるみたいに出てきてたアヤって人を、香澄さんが連れてきた。 香澄さん曰くキラキラしてて王子様みたいな人。聞くからに俺が苦手なタイプだな…と思ってたら実物はなんか違った。 「こないだ話した王子様だよ」ってなぜか得意げに紹介されて、玄関先でしばらくその人をじっと見たせいで少し場の空気変になった気がする。 咄嗟に補完する色を脳内検索してみたんだけど無理だった。黒と白の墨っぽいマチエールに薄紅色に金粉みたいなのが細かく舞ってる、完成されすぎてて加える色も補完する色もない。別の色を加えようとしたら今の美しさを損なう、隣に全然違う色を置いてもほとんどの色が優雅さで負けて圧殺される…いや、香澄さんなら隣にいて遜色ないか、赤っていうか朱に白筋だし、雅な色だしお互い引き立てあうし相性いいな、香澄さんにもよく見たら金箔乗ってるし、葬式場に咲き零れた桜に朱塗りの盃をあげてる感じか とかなんとか思ってたせいですぐに反応できなかった。 その人もその人で俺のことしばらくじっと見てた。目の白濁が不気味だったかなと思って、なんとなく初めて眼帯で隠したほうがいいかとか思ったときに訊かれた。 「その目、どうしたの」 ここまでストレートに俺本人に訊いてくる人も珍しいなと思った。影で色々言われてんのは知ってるけど。 答えようか迷ってたらさらに続けられた。「直にぃから聞いて知ってるよ。行屋虚彦くん。9歳で初個展を開いて以来ずっと現役活動中の画家。でしょ」 空気の流れに沿って薄紅色がはらはら舞いながら俺の顔の横を通り抜ける …オルゴール音みたいなのが これはたぶん実際の音じゃないな 音が鳴る人…だ いや、誰でもそうだけど。普段は無視してる音を俺が拾ったのか… そこで初めて、視覚情報に意識が戻った、その人に微笑みかけられたんだってことに気づいた
香澄さんに買ってもらった爪切りで爪を切る。 少々深爪になるくらいまで切っとかないと、今日みたいな日は肌引っかきすぎてこのままだと怪我する。 床から灰色が緑に混ざって登ってきてた。足を一度床に強く叩きつけたら緑だけ少し落ちた。下の階に迷惑か。 爪をゴミ箱に捨ててパーカーをかぶる。 いつもの黒い長袖とデニム。この時期これで外出歩くのは暑いけど、室内では年中クーラーつけて過ごすからこれでいい。設定温度は十九度。 インターホンが鳴ったから出たら香澄さんだった。 鍵を開けて部屋に通して、香澄さんがお土産に買ってきてくれたコーヒーをお互いに一個ずつ持って、クローゼットからブランケットひっぱってきて香澄さんに渡す。俺はずっとここにいて気温感覚麻痺してるけどこの部屋だけたぶん極寒だから。香澄さんが買ってくれたブランケット、柄がなんか控えめにかわいい感じだけど、俺がガキだから…?それとも香澄さんがこういうの好きなのか。 いつものオフホワイトのソファに沈み込むみたいにして香澄さんが座って、濃紺のソファに俺が座る。このソファ、人を堕落させるとかなんとかいう触れ込みがあるらしい。どういうことだよ。 「こんなしょっちゅう俺のとこ来てて直人さんなんか言わないんですか」 コーヒーの蓋をとって冷ましながら隣の香澄さんに訊く。今日のは水銀みたいなの立ち上ってんな。 「直人?うつひこくんによろしくって」 よろしく、って…俺によろしくって… なんなんだよ… 俺あんま…機嫌とられんの好きじゃねーんだけど…厚意が苦手って俺ひねくれてんのかな…なにが気にいらねーんだ… 直人さんが養子とったのも、養子ってのも、よくわかってない。何がどうなったらそうなるんだ…。 推測…というか見たままなら…なくもないけど…でもそういう素振りなかったしな… 二人してリビングで並んでいつも陽の差し込む全面強化ガラスの窓のほうを向いてぼんやりする。 ときどき話したり沈黙が続いたり。 俺はそれで居心地悪くないし、過剰なもてなしみたいのされるのが俺が好きじゃないから香澄さんにも特にしてないんだけど、俺の感覚だしな。それでいいのかはわかんねえ。 パーティで初対面だったときも俺は無理して愛想笑いとか親しみやすい喋りとか一切しなかった。いつもそうだ。無理して���続くわけねえし身の���に合わねえことして無様になるのも嫌だ。それで生意気だの社会のマナーが身についてないのガキだのって言われても俺は実際生意気でマナーのなってないガキだしな… 香澄さんも居心地悪いなら来なきゃいいんだろうし。…それとも俺そんなに放置すると大人としての責任問題に繋がるほど危なげに見えてんのかな… 湿気で肌に虫が這うのをガリガリ引っかきながらぼんやりソファの上で窓の外を見てたら、 ーーーーーー急に きた 下から青? … やばい、 これは 空気中を埋めつくすみたいに ここ十七階だろ これもう 手遅れじゃねえのか 「香澄さん!!」 ソファから反射的に立ち上がって香澄さんの体をガラスから遠い位置に突き飛ばしてリビングに敷いてた一番分厚い布団を香澄さんの体にばさっと被せた 少々乱暴な動作になったけど死ぬよりましだろ しばらく窓の外の色を見て急激すぎる変化がないのを確認してから俺も一緒に布団の中に潜った 「うつひこく…「ちょっとすいません、スマホで情報確認します、香澄さんは布団から体出さないでください」 言葉に被せるみたいにして言って黙らせて手元のスマホの画面を弾いて確認する。 直後にきた。 一度重低音が鳴ってガラス窓や床や部屋全体が揺れた。ぶつかったり割れるような固い家具がないからよくわかんねえな、この高さの新しい建物なら免震構造か制震構造でできてるはず。 スマホで情報見てたら警報が出た。震度5。震源地が。ここは震度3だったらしい。もっとでかくてやばいのがくる気がしたけど、違ってたならいいか… まだ少し余震が続く中で、混み合いすぎてて繋がらねーかもと思いながらも直人さんに電話をかける。繋がった。 「あ、もしもし。ここに香澄さん居るんですけど、そっち大丈夫ですか。こっちは二人とも無事です。……はい。…そうですね。俺がそう言ってもあれなんで、本人に代わります」 香澄さんに電話が繋がったままの俺のスマホを渡す。 正直こういうのよくわかってねーけど、災害時には家族で連絡とって合流したり、なんか…そういうのあるらしい。母さんは電話出られねーしあいつは日本にいたことほぼないしケータイの一つも持たねえしで結局よく分かんねえけど。 …パーティ会場で、この人のことを「息子」って言って俺に話す直人さんが…その関係を大事そうにしてるのを、見たから 俺にあの人の大事なものを守る筋合いとか別にねえんだけど…香澄さん単体となら付き合いはあるけど… 二人で布団かぶったまま、香澄さんは隣で直人さんと電話越しに安否確認とって、今日は電車とか車道も全部混み合うだろうからってことで、香澄さんはここに泊まってくことになった。 余震が来ても倒れてくるようなものはこのリビングにはないけど、ガラス窓が全壊するとかに備えて一応二人で窓から離れた位置でふかふかの布団をかぶって寝る。一人分しかないから一緒に寝ることになった。 もともと一人で使��にはデカすぎるくらいだったし、俺がペラいし小さいから二人で寝ても余裕でスペースは余った。 布に巻いた靴を二人分、布団のそばに置いとく。 布団かぶってスマホで情報流し見しながら、ここまで大袈裟に騒いだり備える必要全然なかったっぽいのを知って安心と一緒に微妙に恥ずかしくなってくる。 「あの」 背中向けてるから見えないけど香澄さんに声かける。 「大袈裟に騒いですみませんでした…」 目視で見えた感じじゃやばいように見えた、でもそれは単に俺の目がおかしかっただけだ ほとんど見えなくなった方の白濁した目は今も何かを拾い続けてる、それも以前より鮮明に鋭く拾うこともあるくらいで 俺の見てる世界は、前よりさらに俺の見てる世界以外の何でもなくなった 誰だってそうだ、…そう言えないくらい隔たってる 実害のあるレベルだ 今もこうして香澄さんを巻き込んでるし 耳の奥でガリガリ音がするのをパーカーかぶって両手で頭おさえてやり過ごす 絵を描いてれば空腹か体力の限界がくれば疲れて倒れるみたいに眠れてた 今は描いてないからなかなか眠れない 暗い空間に青い光が床を走っていくのをじっと見ていた
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「自宅マンションのエレベーターに乗ったら、乗り合わせた女性が傘で全階のボタンを押して自分の降りる階を分からなくしていた」というXのツイートが一部で話題になっていた。論調としては「女性が警戒をするのは仕方ないだろう」「どうせ男が怖い顔してたんだろ」「何故女性の警戒を男が嫌がるのか分からない」といったもの。別に女性に警戒をするなとは全く思わない。がしかし、この様な過剰な警戒って、本当に女に加害してきそうな人にはやらないよね、恐らく。だって、これ「警戒」じゃなくて「威嚇」でしょ。警戒なんて本来は周りに誇示するようにやらないもの。つまり先のエレベーター傘女の行為みたいな「警戒」は、警戒じゃないんだからエレ傘女の行為についての批判に対し「警戒はおかしい、警戒はするなって酷い!これだから男は!」って反応されても、齟齬が出て話がおかしくなる。「警戒」では無い「威嚇」に対しての批判なのにね。弱者を気取って他者を威嚇して攻撃するような奴に対しての「警戒」まで否定されるべきなのだろうか?実際の所、マジで「この女やばい」と思ったら、99%の人は空気に徹すると思う。ハッキリ言ってまともな男ほど、元から女性を加害する意図も無いのに一方的に「攻撃」されて、ただ傷つき不快になるだけ。まあ舌打ちぐらいはされるかもしれないけど、警戒ウーマンからしたら「加害しようと思った男を撃退した!やっぱり私の警戒が正しかったんだ!」と認知の歪みを強めるだけだろう。しかし、「警戒」を自称する「威嚇」は、女性から男性に対するセクハラ・モラハラなんだと思う。お前は女から蛇蝎のごとく嫌われる存在なんだぞ!ということを知らしめるためのアピールであって、警戒とは真逆の何か、攻撃的な加害行為に過ぎない。エレ傘女及び予備軍がやる「警戒」ハ、ネットでたまに見かける非モテの「女はみんな金目当てー!!」というキモアピールと同様の行為でしかない。そんな男に近づく人間はおらずまともに相手にされない様に、本来であればエレ傘女も社会的に受け入れられるべきでは無いのだろう。女性特有の加害行為、いい加減やめて欲しい。その悪意によって他者を傷つけている自覚すら持たない女性経達の強烈な悪意・敵意が怖い……<追記>誰も「警戒」自体をするなとは言ってないし当然自分もするなとは全く思わない。こちらもしてるからお互い様だ。しかし何故ここまでじ女性は「加害者の顔」をする事すら許せなくて他責に走るのだろう?まさに女性特有の現象だと考えられる。案の定「女は性被害が怖くてこれだけ自衛しているというのに!!これだから男は!!」という、被害者感情が敏感過ぎて加害者感覚が麻痺している人達が湧いてたけどこういう人達って「男は警戒・自衛なんてしていない!」とか思っているのかな?きっと思い込んでいるんだろうね…じゃないとすぐに男ガーとはならないでしょ。ハッキリ言って男もメチャクチャ警戒している。男に対しても女に対しても。妻にも「そんな警戒しているとは思わなかった」と驚かられたぐらいだ。物盗りは常に警戒していて例え電車で居眠りする様な時でも貴重品は手元から離さない。何かされたらすぐ気づく様にしている。財布もポケットに入れたら落とすか盗られると思ってるから鞄にin。傘も盗られるのを警戒して可能な限り店内に持ち込む。外を見たら手癖の悪いヤツ、魔が差してやってしまうヤツは絶対にいるから、隙は見せない。女性に対しては冤罪や冤罪詐欺に巻き込まれるのを常に警戒している。電車通勤は常に緊張状態で両手を上に上げるかスマホを持って「手は空いてないですよ」アピール。特に若い女性が近くに寄ってくると本当に嫌だった。混雑状態で一切接触しない事の方が難しいと思うが被害者感情が敏感過ぎる人間はそんな簡単な事が考えられないと思っているから恐怖の象徴でしか無い。コロナでリモートワークになったのは本当に嬉しかった。夜道もなるべく一人では出歩かないし先に女性がいたら近くに店があれば入って軽く時間を潰す、追い抜けそうなら急いでいるフリして追い抜くか、その場でスマホ弄ったりする事もある。万が一何かの言われもない被害を訴えられたら、家庭のある身としては自分だけでなく家族の人生まで迷惑がかかる。それが最大の恐怖だろう。町中でも薄着女性による「見せつけセクハラ」をされる時がありそれも怖い。エスカレーターとかに乗り合わせてしまった時は本当に視線に困る。(こういう事を書くと「どうせ(若い)女性に興味があるんだろ!?」などというセクハラをされがちだが、そういった「男はそこらの女全員に好意・性欲を抱いている」という傲慢な勘違いは本当に不愉快であり、セクハラを超えた性加害とすら思う。一般的にそこらの異性なんてのは「異性」という人生のモブに過ぎず、そこに下世話な感情を抱く余地は無い。)この様に男も女に対し警戒はしているのだが……大多数のまともな人間は「警戒」アピールを過剰にする事で「威嚇」「攻撃」しないという、身も蓋も無い現実がある。一々「俺、女に警戒してます!してます!してますからぁぁ!!」って、アピールしないでしょ?普通にキモいし。ただのヤバい脳みそチンコ扱いされるだけ。こういう時でも無い限り「どれだけ警戒しているか」なんてアピールしません。ましてや積極的に攻撃したり警戒心を顕にして「威嚇」「攻撃」なんてしません。まともな人間ならね。自分自身と大切な人達の生活と社会的生命を守る為の最低限の警戒は「やってて当然」の話なのよ。その上で、過剰な警戒は威嚇に過ぎず大多数の関係ない人達を不快にさせるだけで肝心のヤバい奴に対しては全く効果が無いから意味ありませんよ?不特定多数の一般人に攻撃する前に考え直したらどうですか?という意見に過ぎない訳で。まともな人間は「お前達を警戒している!」というアピールは、他者を不快にさせる「攻撃」だと考えているので、露骨に分かる形でやる輩はハッキリ言って愚か。極端な例で言えば、「外国人は犯罪率が高く犯罪を犯しやすいから外国人を見かけると犯罪者だと思え!外国人見かけたら全力ダッシュで逃げるし石を投げて追い返す!」ってやってる様なものなんだよ。エレ傘女及びエレ傘予備軍が「男」に対しやっている様な「警戒(自称)」は。これって差別じゃありませんか?というかぶっちゃけ99%の性犯罪者とか言われても知らないよね。だって自分は性犯罪者じゃないしやる気も願望も無く、間違えられる事を恐れる大多数の一般市民なのだから。まあ男に対してこういった威嚇行為を行ったり、男性性を揶揄し否定し尊厳を凌辱するのも、広義の意味における女性による男性に対しての性犯罪だと思っているのでそういった女性の性犯罪者・性犯罪者予備軍は野放しにされてる現状と被害の暗数を考えると、性犯罪者の割合が99%というのもかなり怪しいだろう。個人的には7:3か6:4程度の割合だと考えている。そんな話は百歩譲って横に置いておくとしても、他者を犯罪者か犯罪者予備軍とみなして攻撃する行為を肯定してしまうのは、被差別対象としては不愉快と言わざるをえない。いや気持ちは分かるよ?自分だって同性と同じぐらい異性を警戒してるし。その種類は違うけども。外国人を警戒するなとも思わないよ。川崎のクルド人問題とか、もし自分の近所だったら家売ってでも引っ越しを検討するレベルだしね。でもその「警戒」に差別感情が無いとは思わないし、ハッキリ言って差別であるとも思う。しかし「差別する」という行為に対しての罪悪感と引き換えに「身と心の安全」を選ぶ、この選択肢を取る事自体が間違いとも全く思わない。でもせめて「差別してしまった」という感情を抱き、「加害者の顔」で警戒をした方が良いとは考えている。でも女性にそういう事が出来るんだろうか?恐らく難しいと思われる。被害者感情が敏感な割に加害者感覚が極端に薄い…そんな女性が多いからね。きっと自分に対しての攻撃と同じ様に、「被害者の顔」で「セクハラ、攻撃、差別」を肯定するのだろうという諦念が強い。
「警戒」というセクハラ【追記】
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雨蓋付きで整頓上手! アウトドアブランドが作った完成度が高いサコッシュ | ギズモード・ジャパン
・CAYL ケイル Seorak 5 Grid Solid - Nicetime - アウトドアグッズ通販
以下、一部引用
ポケットが5つも! 雨蓋も付いてるぞ
こちらのサコッシュ「Seorak5(Grid Solid)」はBlack/Grey/Dark Greenの3色展開(写真はBlack)。同じ形で違う素材を使ったものやポケットがメッシュになっているものなど、種類も豊富に揃っています。
本体に被さるようについている雨蓋には水滴が侵入しない止水ジップ仕様のポケットが付いていて登山用のザックをそのままサコッシュサイズにしたような見た目です。
雨蓋を開けると仕切りのない大きなメインポケット(上の写真1の部分)にストレッチコードが付いたポケット(上の写真2の部分)と止水ジッパーがついたポケット(上の写真3の部分)が登場。
反対側(裏側)にはベルクロ(マジックテープ)付きのポケット。こちらのポケットはA5のノートがギリギリ収まるぐらいの容量です。
日常生活で持ち歩いているミニボトル、iPhone 13 mini、モバイルバッテリー、財布、エコバッグ、カメラ、文庫本が余裕をもって収まりました! ちなみにサイズは約W24cm×H25cm×D5cmで、本体の重さは約115gです。
収納物の定位置を決めやすい
すぐに取り出したいお財布は雨蓋のポケットに入れたり、薄型のモバイルバッテリーはリアのベルクロ付きのポケットに入れたりと、ポケットが多いおかげで収納物の定位置が決めやすく、使いたいものをサッと取り出しやすいのがこのサコッシュのいいところ。
個人的に一番グッときたのがストレッチコード付きのこのポケット。小さいボトルや280mlサイズのペットボトルがスッポリと綺麗に収まります。 「硬いボトルを他の収納物にぶつけたくない」「ペットボトルの結露でサコッシュの中身が全部濡れる」といったストレスを解消してくれるナイスなポケットです。
機能的ってこういうこと
ショルダーストラップの肩に当たる部分はクッション性、通気性にすぐれた3Dエアメッシュを使用。サコッシュのストラップって肩に食い込むような細いもののイメージがあったのでここまでこだわって作られているのは嬉しいですね。
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お風呂
ショールームへ
時系列前後しますが、6月末にTOTOのショールームへ行ってお風呂の仕様を決めてきました
ショールームへ行きたくてうずうずしていたけど、建築士さんから 「まだ早い」 と言われ、ずっと 「マテ!」 状態(笑)
ようやくここまで来たか!と感慨もひとしおです
とは言っても、今の世の中ウェブカタログという便利なものがあって、大体の仕様はすでに決めていたので、ショールームでは実物を見て確認するのみ
実際に見て変更したのはドアくらいかな?
本当はドアはなくていいんだけど・・・
多分 普段は開けっ放しになるから、ドアはない方がすっきりするし、入浴中の湯気対策はシャワーカーテンで十分だと思うんだよね
でも、ユニットバスはドアなしにはできないそうで・・・(うん、聞いてみたの、一応ね)
で、やっぱ開き戸かー
と思ったんだけど、実際に見てみると開き戸は60°くらいしか開かない、固定もできない(ドア邪魔だな)
逆に折れ戸だと壁寄りにピッタリ90°で固定できるので、こちらの方がスッキリするな~と
結果、折れ戸にしました(お財布にもやさしい)
それから、オーバーヘッドシャワーをつけたいと思っていました
こんなの↓
(写真はTOTOホームページより)
美しいよね
優先順位も結構上のほうだったんどけど、無しにしました
今のシャワーヘッドは結構大きくて、しかもシャワーヘッドのホルダーの角度が調節できるので、やりようによっては真上からシャワーを浴びることができる
これはもはやオーバーヘッドシャワーと言っていいでしょう(え?ちがう?)
実際にホテルで写真のタイプのシャワーを使ってみましたが、いまいちピンとこなかったこともあり(息ができなかった)、これは無しでOK
棚やカウンター(写真ではついているけど)も全部無しで
魔法瓶浴槽もホッカラリ床も風呂蓋も無しで
鏡も無しにしようか迷いました
どうせ入浴中は湯気で見えないしね
でも鏡があった方が広く見えるし、見る角度によっては窓の外の緑が鏡に映るかも・・・
鏡は残すことにしました
追い焚きは不要なので(今の家でもほとんど使っていない)灯油ボイラーは給湯のみのシンプルなものにしました
お風呂には蛇口をひねってお湯を入れることになります
昭和に戻る感じでしょうかね
でもこれで、栓をしないでお湯を張るという、私がよくやるミスはなくなると思います
あ、唯一つけたオプション
脱衣スペースがないのでお風呂場内で体を拭いて必要なら着替もできるように
バスタオルと着替え置き場です
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