#線路の先は塩狩峠
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予報も予想もしていなかった 朝8時の−18℃ 少し足を伸ばして 牛さんのところまで 太陽の光の中霧氷が飛び交う光景、 サンピラーも見れました 滑りにくい靴を履いてるけれど 結局はスパイクアダプターをつけての 冬歩き 牛さんは牛舎の中だったので匂いだけ満喫 #北海道犬 #アイヌ犬 #セタ #−18℃ #サンピラー #線路の先は塩狩峠 https://www.instagram.com/p/CnN6r3XBVmA/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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7月の各地句会報
平成29年7月の特選句
坊城俊樹選
栗林圭魚選 栗林眞知子選 岡田順子選
平成29年7月1日
零の会
坊城俊樹選 特選句
白旗の祭舟ゆく南溟へ 鯨
男衆に海轟ける祭舟 光子
緑蔭やハーレーダヴィドソン駐禁 美紀
街白く梅雨の帷に横たはり 野衣
聖路加のホスピスの窓露深し あおい
鳥越の神に傾く祭舟 鯨
男らは形代と神の海をゆく ラズリ
夏の鐘幼き頃と同じ音 あおい
聖ルカの碧き標の四葩かな 順子
梅雨深く濡れて台場のあめふらし 瑠璃
鳥越の大船団へ大南風 鯨
物言はぬ三姑娘の船遊び 慶月
黝き舟虫に降りくらむ雨 瑠璃
(順不同 特選句のみ掲載)
平成29年7月4日
さくら花鳥句会
栗林眞知子選 特選句
腕組んで簾の奥の将棋かな 実加
糠雨や軒のつばめの機嫌良く 寿子
母の手に十薬の香のする夕べ 登美子
路地裏の簾ゆらゆら猫群れて 実加
沢橋��悠々と行く蜥蜴かな 紀子
散髪の子の泣きやめば天瓜粉 裕子
昼寝する母に聞こえぬ古時計 登美子
夏館仰ぐ天井万華鏡 光子
大夕焼旅の終りの琵琶湖染め みえこ
(順不同 特選句のみ掲載)
平成29年7月6日
三日の月句会
坊城俊樹選 特選句
雲の峰天上天下見渡して 牧羊
雲の峰のみ込まれゆく雲あまた 都
忠魂碑父の名もあり雲の峰 都
(順不同 特選句のみ掲載)
平成29年7月6日
鳥取花鳥会
岡田順子選 特選句
梅雨晴や子らの砂場に汽車走る 俊子
梅雨寒や母に供へるお茶熱く 都
腰二重夏大根を引摺り来 幸子
塩梅は京都訛や梅漬ける 幹也
雨の径白流しけり半夏生 和子
反抗期の子へ枝豆を山と盛り 栄子
風蘭はもしや舞妓のむすびばな 悦子
夏草をS 字に払ひ捕虫網 史子
もう風を欲しがるほどに早苗かな 立子
おとどいの高き声して網戸奥 すみ子
朝顔や電話の間にも萎るるよ 美智子
(順不同 特選句のみ掲載)
平成29年7月8日
枡形句会
栗林圭魚選 特選句
雲の峰崩れて翳る富士裾野 三無
炎帝や小さき祠を守る大樹 亜栄子
夕菅の風を纏ひて佇めり 和代
夏萩の枝垂るる風も活けららる 亜栄子
どぜう鍋囲み日高き酒を酌み 三無
句碑裏を蟹足高に歩みをり 美枝子
野に在りし勢ひも活けて萩の花 教子
夏萩や風いなしつつ翻る 三無
泥鰌鍋葱ふんはりと盛り上げて ゆう子
どちやう鍋幟は河へはためけり ゆう子
(順不同 特選句のみ掲載)
平成29年7月9日・10日
なかみち・枡形合同句会
栗林圭魚選 特選句
(9日)
草津への峠繍線菊色濃かり 秋尚
西日濃し千本鳥居磴登る 亜栄子
青田かな平屋ゆつたり点在し 和魚
千尋の崖落ち来たる三筋滝 三無
吟行の旅のはじまり夏帽子 和代
茱萸の実の撓わ重たく日を含み 亜栄子
松蟬の二つ鳴き出し一つ止む 秋尚
山里の青鬼灯の歪なる 多美女
松蟬や牧水の碑に佇みて 文英
牧水の旅路辿りて露涼し 秋尚
(10日)
綿菅の可憐に並び池静か せつこ
火口湖のコバルト夏の日を溶いて 秋尚
標高二千老鶯の声確かなり 和魚
白根山登山日和の足裏かな 亜栄子
青き影巻き初むキャベツ畑かな 秋尚
聳え立つ浅間を背にしキャベツ畑 三無
白根山老鶯横に下に聞く 秋尚
綿菅や弓池に添ひ風にあり 多美女
綿菅の風に膨らみ風に浮く 秋尚
池塘なる綿菅の穂のゆるり揺れ 文英
(順不同 特選句のみ掲載)
平成29年7月10日
武生花鳥俳句会
坊城俊樹選 特選句
潜りたる茅の輪の先は神の闇 のぶ子
おそるおそる巻き戻しみる落し文 英美子
片蔭で生命線を見せ合ひし 文子
翼振り征きし友あり雲の峰 越堂
花茣蓙に大の男の三尺寝 世詩明
白山の土つく登山靴洗ふ 昭女
青梅雨に面伏せたまひ観世音 昭女
(順不同 特選句のみ掲載)
平成29年7月11日
萩花鳥句会
ぽとり落つ畳の上の夏椿 牛子
山雨急月見草��つアレグロに 小勇
待庵や如庵訪ねし夏帽子 祐子
一列にホルンヘルスへ夏帽子 七重
下駄ばきの白き襟足涼しかり 美恵子
サザンの歌にも聞き馴れ今朝の南風 健雄
薫風や城下を走る人力車 吉之
児童数二十二名や合歓の花 晴子
向日葵やゴッホの絵となる窓の枠 圭三
親の手を逃げて裸子はしやぎけり 克弘
平成29年7月14日
芦原花鳥句会
坊城俊樹選 特選句
金魚てふ命四角い中にゐる 由紀子
蛍狩り昔の唄を口遊む よみ子
曲りかどグラジオラスの乱れ咲き 久美子
(順不同 特選句のみ掲載)
平成29年7月16日
伊藤柏翠俳句記念館
坊城俊樹選 特選句
梅雨暑し顔にも有りぬ裏表 清女
紫陽花や北にひらける日本海 一仁
落し文罪と知りつつ巻き戻す 英美子
甕墓の袂に一つ落し文 ただし
落し文人の居ぬ間に落しけり 世詩明
(順不同 特選句のみ掲載)
平成29年7月16日
風月句会報
坊城俊樹選 特選句
昼の水舫ふ物憂きスワンボート ゆう子
つばめの子口よりほかはなかりけり 公世
片陰を自転車の子と奪ひ合ふ 佑天
象舎より出る涼風とその影と 鯨
地を嘗むる終の梅雨蝶かもしれず 千種
鬼百合の丈や天日喰ふべく 圭魚
噴水の音の散らばる円の内 秋尚
燭の火の割れて白南風呼びよする 千種
たましひの戻つてこない昼寝覚 公世
蟬の穴闇の形を崩さずに 秋尚
猿山は灼け真つ赤なる猿の尻 眞理子
暑に負けて木に凭れゐるましらかな 政江
青柿の落ちて転げて黄昏て 亜栄子
(順不同 特選句のみ掲載)
栗林圭魚選 特選句
罠かけし池に噴水円く落つ 眞理子
源流にのり病葉の旅立ちぬ 斉
山百合の匂ひ傾かせる微風 貴薫
片陰を自転車の子と奪ひ合ふ 佑天
水に爪立ちて止まるあめんぼう 千種
象舎より出る涼風とその影と 鯨
地を嘗むる終の梅雨蝶かもしれず 千種
噴水や時には風の色見せて 悠紀子
千屈菜の吹かれ浮島やや流れ 千種
鳰の子にひととき櫂を休めをり 野衣
(順不同 特選句のみ掲載)
平成29年7月19日
福井花鳥句会
坊城俊樹選 特選句
禅苑の主の貫禄蟇鳴ける 越堂
端居して若き日のことさらけ出す 嘉子
瞬きをせし間に蜥蜴見失ふ 清女
噴水の秀に虹色のひかりあり よしのり
峰雲に峰雲の影ありし空 よしのり
かたつむり這うてゐるより他なきや 雪
命日の皎々として盆の月 龍聲
草蛍君は何等星ならん 龍聲
(順不同 特選句のみ掲載)
平成29年7月21日
鯖江花鳥俳句会
坊城俊樹選 特選句
一天に楽湧く如く虹たてり 越堂
東尋坊奈落をのぞく夏帽子 越堂
夏雲や大空へ夢はせし日も 越堂
避難所の電話の声の暑さかな ただし
登山地図折目をつなぐセロテープ ただし
引き際の音の高鳴り土用波 スヱ子
墓洗ふしがらみの愚痴聞きながら 昭子
プールの児水に疲れてゐたりけり 世詩明
夏休み門出る児らは蟻のごと 世詩明
ひまはりの花ライオンの顔であり 世詩明
(順不同 特選句のみ掲載)
平成29年7月22日
花鳥さざれ会
坊城俊樹選 特選句
在りし日の母の夢にも花菖蒲 雪子
灯を入れば母笑み給ふ盆灯籠 雪子
男振り鬼灯市の団扇手に 雪
弱法師よろめき立てる昼寝覚め 越堂
ひたすらに団扇あふぎてふと黙す 笑
小指立て団扇しならせゐる女 匠
(順不同 特選句のみ掲載)
平成29年7月23日
花鳥月例会
坊城俊樹選 特選句
白々と背から生まるる蟬時雨 伊豫
葉桜の父の匂ひの強さかな 榮八郎
なにも知らない少年の金亀子 伊豫
雀啄む啞蟬もその声も 鯨
黙礼の鉄の鳥居の灼けのこり 伊豫
空蟬の掴む手足の色の濃く 小鳥
蝙蝠の漢のはじく蟬時雨 順子
古き水かよはせ蓮華とは紅し 光子
夏帽子胸に肋のきしむほど 鯨
どんよりと暑さが雲となりにけり 荘吉
(順不同 特選句のみ掲載)
栗林圭魚選 特選句
羅や仕種になじむうす化粧 悠紀子
石灯籠の崩れて夏の砂の色 和子
夏の蝶千木より雨を連れ来たり ゆう子
あめんぼう親子三代居るやうな 梓渕
豆なりの声上げ汗の豆剣士 梓渕
やはらかなしぶきを返し造り滝 悠紀子
青空を閉ぢて涼しき木立かな ゆかり
蟻は碑を攀づ色のなき雨��向き 俊樹
花茣蓙の新しき香に背を伸ばす て津子
手水舎に清めし背筋時涼し 小鳥
(順不同 特選句のみ掲載)
平成29年7月26日
哥川の忌句会
坊城俊樹選 特選句
哥川句碑夏潮の風触れてゆく 時江
白南風や雲の切れ間の哥川の忌 みすえ
哥川忌やぎんの父さま公卿とか 世詩明
哥川忌や三国小女郎と唄はれし 龍聲
ただ墓の灼くるを以つて哥川の忌 雪
哥川句碑石組粗くかがよへる 八重
哥川忌や八十路の紅を憚らず 清女
香煙の海に流れて哥川の忌 匠
(順不同 特選句のみ掲載)
平成29年7月27日
九州花鳥会
坊城俊樹選 特選句
裏路地や隣の前も水を打つ 勝利
女子寮の庭に転がる落し文 佐和
蟬しぐれ風のむかうに懐かし日々 千代
干拓の風渺渺と雪加鳴く 久美子
裏山の鼓動のごとき蟬時雨 惠美子
打水や志士を迎へし黒玄関 志津子
水打ちて火照る地の神鎮めけり 孝子
やうやくに夕日隠れや水を打つ 恭子
黒南風や岬に細き抜荷道 志津子
滝風は水の守歌さるをがせ 洋子
扇風機かうべくるくる香椎線 地人
竹筒の青き穴より秋の水 朝子
水打つて丸山花街奥座敷 久美子
打水や禿蹴出しをからげ上げ 勝利
羅に月光あますなく宿る 佐和
(順不同 特選句のみ掲載)
平成29年6月10日
札幌花鳥会
坊城俊樹選 特選句
夏帯の軋む老舗の若旦那 岬月
たんぽぽの野を太陽の謳歌せり 岬月
鈴蘭を挿して二人の予約席 岬月
母よりも荷物が先に夏の宿 のりこ
蝦夷富士を一掴みして夏の雲 独舟
緑陰のベンチに知らぬ同士かな 晶子
墓守の満天星の花瞬けり 和加
(順不同 特選句のみ掲載)
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