#竹端寛
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竹端寛著 『家族は他人、じゃあどうする? ~子育ては親の育ち直し~』を読んで
「もともと他人であったふたり」が、夫婦仲を深めるうちに、お互いが理解できた「つもり」になる。しかし、「かけがえのない唯一の他者」である子どもを迎え入れた後、「妊娠&出産に身体的にかかわった」母親と、「射精のみ(そんなの、いつもしていること)」の父親では、感じること・考えることが圧倒的に異なる。そのなかで、「さらに完全な他人になっていく」。 (竹端寛『家族は他人、じゃあどうする?』より引用)
ケアの重要性や夫婦の「分かり合えたつもり」の問題に、幼い娘を持つ父親目線から検討した本だった。
私が特に印象に残った部分は、「自己責任の外にある世界」の章の中の、「ケア関係から逃げるな!」ということばだ。仕事では成果主義に代表されるように、責任の個人化がなされ、自分の責任や能力の向上に必死になる。しかし、労働として評価されにくいケア(ここでは子育てのこと)はそうはいかない。子供には責任能力などなく、子供のよい成長のためには親のケアが必要不可欠である。子どものケアというのは仕事の進捗のように予想がつくものではなく、その場その場での適切な対応が求められ、保護者の精神的・時間的余裕が不可欠である。ともすれば仕事以上に労力がかかり試行錯誤の必要な作業だ。にもかかわらず、妻や母などの女性に依存したり労働として他者に依頼したりといったケア関係からの「切り抜け」ができない男性は、それに苦しんでいても周囲からは自己責任だと切り捨てられ、仕事で努力ができていないとなじられてしまう。こうした男性中心主義的な身勝手な論理のままでいては、ケア関係において男性が仕事中心主義から抜け出すことはできない。こうした考え方はいまだ日本にはある。この問題は子育てや家事に積極的に参加しようとする父親たちの妨げになっている。例えば、子供の送り迎え問題。現代の母親たちのあるあるな不満の一つとして、「保育園で子供が熱を出したりケガをしたりといった突発的なアクシデントに、夫が仕事を休んでくれない」というのがある。夫の言い分としては��大事な仕事があるから抜けられない」とか「重要な取引があって」とかあるだろうが、そんなことは母親側だって同じである。たとえ母親がパートで働いていたり時間に融通の利く仕事だったとしても、毎回こうしたトラブルの際仕事を抜け出さなければならない周囲への罪悪感はたまるものだ。そして彼女たちは、緊急の際に頼りにならない夫を徐々に見放していく。なぜ、男性がこうしたトラブルの際に仕事の切り抜けができないのか。それは、上記に挙げた「ケア関係から逃げる」ほうが、仕事で努力しやすいからだ。そしてそうした意識は男性中心主義的な社会をより強くしてしまい、母親たちは「ケア関係から逃げるな!」と怒る。
また、生産労働が再生産労働よりも上だという考えの問題性も本書では指摘されている。それは、「こっちだって仕事で疲れて帰ってきたのに」という言葉に表れる。私はこれを読んで、家庭におけるケアの重要性を理解しなければ、夫婦の分かり合いや子育てにおける父母の労力の不均等は解決されないと感じた。そして、本書ではその解決策として男性読者に向けて「なるべくゆっくり相手の話を聞く」ことを挙げている。大切なのは、夫婦はあくまで他人であり、分かり合えていると思い込まずに話しをすること。ケアの必要性についての学びが深まった一冊だった。ぜひこれから父親になる・または既に父親である男性に読んでほしい。筆者と筆者の妻の子どもとの向き合い方の違い方にも触れる部分があるが、そこもためになった。
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立雛の掛け軸を取り替えようと、掛け軸BOXを探してたら、書ばかりで、お雛様みたいな可愛い掛け軸はあんまり無かった😮💨
この和歌は 加茂季鷹 🌸が詠んだ和歌の一部みたい〽
加茂季鷹 花之歌🦋
峰の水墨画も癒やされるけど、思いっきり和室にしか合わなそうなので、中国の鬼よりも強く魔除けの効果もあるらしい鍾馗🧌という神をお部屋に飾ってみました😛
このしょうき様に降りかかる災いを跳ね返してもらいます👹
森高雅 もり-こうが 1791-1864 江戸時代後期の画家
寛政3年生まれ。尾張(おわり)名古屋の人。吉川一渓,中林竹洞,牧墨僊(ぼくせん)にまなぶ。浮世絵風の風俗画を得意とし,門人がおおかった。のち土佐派もまなぶ。元治(げんじ)元年5月4日死去。74歳。通称は右門,蜂助。号は玉僊,蝦翁など。
たかまさなの?
こうがなの?
もりたかみやび ではない🤭
鍾馗🧌は、端午の節句に掛け軸や旗、屏風、に描いたり、鍾馗像を瓦屋根に飾ったり、厄除けとして奉納したりする風習があったようなので、鍾馗図は季節的に5月頃に飾ることにして、秋バージョンは蜻蛉にしようと思ってます🍂
古すぎて折れ線が付きまくってるんだが、シミもあるしクリーニングできないかね?
やっぱり着物でも掛け軸でも仕舞い込んだままじゃ息苦しいわよね、空気に触れさせて飾ってこそ味がでるのよ🤟
#鍾馗#渓谷#峰#玄宗皇帝#鍾馗大神#中国唐#水墨画#和歌#邪気除け#短歌#掛け軸#掛軸#屏風#瓦屋根#瓦#蜻蛉#蜉蝣#森高雅#浄土真宗#句仏上人#真宗大谷派#大谷光演#短冊#疱瘡除け#夢枕#古今和歌集#百人一首#賀茂季鷹#雲錦翁家集#古美術
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星辰選集
花鳥誌 令和6年3月号
令和5年12月号の掲載句より再選
坊城俊樹選
この星辰選集は、私が各月の掲載句の中で、雑詠選・撰集選・さいかち集の成績などに関係なく、改めて俳句としての価値が優れていると判断したものを再度選句したものです。 言わば、その号における珠玉の俳句ということになります。
拗ねてみて無茶も通させ西鶴忌 上嶋 昭子 あの雲の八月六日兄の背に 白水 朝子 息づきを深め白露の香を聞く 天野 かおり 笠松の影の暗きを施餓鬼寺 髙田 栄子 往還は深閑として日雷 水島 直光 こま犬の阿やら吽やら秋暑し 渡辺 光子 おろかなる戦の名残り���の浜 山崎 肆子
そこはかとなくむらさきの花野かな 渡辺 美穂 風蘭の最後の花の香に眠る 西村 史子 秋天を分割してはビルの窓 佐伯 緋路 浅草にもの食ふ匂ひして厄日 栗原 和子 蓑虫の昼の淋しさ吹かれゐて 棈松 政江 どつぷりと三河に生きて鯊を釣る 馬場 省吾 蟷螂の二刀流なる鎌さばき 鈴木 月惑
この路地をゆけばはじまる虫の闇 小林 含香 またの世を天涯に見る葛の花 田中 惠介 花入は魚籠秋草の野のごとし 藤原 寛 落し文多し連隊跡の森 小林 敏朗 月白や息づかひやも亡き人の 佐藤 ゆう子 竹籠は秋海棠のためにあり 松島 亜栄子 噴水の歪みもとより秋暑し 田丸 千種
街角に夏の残滓の転がりぬ 村山 弥生 空耳に母の呼ぶ声花野みち 池垣 真知子 ど阿呆が一糸乱れず阿波踊 津野 おさむ おはぐろは孤独を好む蜻蛉らし 村上 雪 みちのくの一雨ごとの小さき秋 赤川 誓城 虹の端刹那に燃えて野分来る 平山 きみよ 柏翠忌秋の声とし浅草に 竹内 はるか
秋日傘言問橋を渡り切る 崎島 六甲 秋海棠母を想へば娘となりぬ 佐藤 恭子 ベトナムコーヒー泡の静かに消える秋 蒼井 音呼 豊なる肉置き嘆く妻の秋 山口 三四郎 蜩や五百羅漢の声明に 勢木 宇太郎 神谷バーにはバッカスもこほろぎも 岡田 順子
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今週の入手本(20240212〜0218)
『地衣類、ミニマルな抵抗』(ヴァンサン・ゾンカ著/宮林寛訳/まえがき、カバー写真:大村嘉人/序文:エマヌエーレ・コッチャ/みすず書房)。地衣類を扱った書籍というだけで心がワクワクしてきませんか?私はします。
『読書アンケート 2023 識者が選んだ、この一年の本』(みすず書房編/みすず書房)。執筆者(目次記載順)加藤茂孝、白木賢太郎、土田昇、野田正彰、花崎皋平、徳永恂、上村忠男、齊藤誠、渡辺政隆、永田洋、服部文祥、加藤尚武、小澤実、藤井省三、堀川惠子、川那部浩哉、鎌田浩毅、榎本空、栩木伸明、豊下楢彦、小沢節子、酒井忠康、山田稔、佐藤文隆、宮下志朗、原武史、細川周平、山口二郎、沼野充義、奥山淳志、白石直人、大野克嗣、𠮷田徹、根本彰、竹内洋、青山直篤、山内一也、油井大三郎、重田園江、大島幹雄、柿沼敏江、頭木弘樹、根井雅弘、佐藤文香、坂内徳明、岡崎宏樹、倉田徹、斎藤真理子、朽木祥、宇野邦一、松本潤一郎、宮地尚子、酒井哲哉、飯田隆、永江朗、新城郁夫、草光俊雄、武藤康史、岡田秀則、江口重幸、松家仁之、斎藤修、石川美子、大井玄、妙木浩之、水島治郎、新田啓子、ブレイディみかこ、山崎雅人、䕃山宏、澤田直、阿部公彦、最相葉月、阿部日奈子、西平直、福嶋聡、キャロル・グラック、犬塚元、小谷賢、斎藤成也、三原芳秋、生井英考、和田忠彦、瀬名秀明、小野寺拓也、宮﨑裕助���郷原佳以、今村真央、川端康雄、三島憲一、板橋拓己、松本俊彦、神庭重信、増田耕一、巽孝之、石原千秋、上野千鶴子、長谷正人、早川尚男、田崎晴明、李静和、野崎歓、野家啓一、姜信子、勝俣誠、成田龍一、富士川義之、市村弘正、栗原彬、松沢弘陽、伊佐眞一、梅津順一、廣瀬浩司、蔵屋美香、十川幸司、千田善、鈴木布美子、國分功一郎、堀潤之、近藤和彦、鎌田慧、佐藤良明、小松美彦、丘沢静也、斎藤環、三中信宏、亀山郁夫、増田聡、鈴木了二、小沼通二、轡田收、野谷文昭、川本隆史、伊藤憲二、ノーマ・フィールド、吉岡忍、早川由真、小谷真理、鵜飼哲
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1989年(平成元年)7月、韓国当局に対して、 韓国の民主化運動で逮捕された在日韓国人政治犯29名の釈放を求めるという趣旨の要望書が、 当時の日本社会党、公明党、社会民主連合、無所属の議員有志133名の署名とともに韓国政府へ提出された。 日本社会党 衆議院 阿部未喜男、五十嵐広三、池端清一、石橋大吉、石橋政嗣、伊藤茂、伊藤忠治、稲葉誠一、井上泉、井上一成、井上普方、岩垂寿喜男、上田哲、上田利正、上原康助、大原亨、大出俊、緒方克陽、岡田利春、小川国彦、奥野一雄、小澤克介、加藤万吉、角田堅次郎、河上民雄、河野正、川崎寛治、川俣健二郎、木間章、上坂昇、小林恒人、左近正男、佐藤観樹、佐藤敬治、佐藤徳雄、沢田広、沢藤礼次郎、渋沢利久、嶋崎譲、清水勇、城地豊司、新村勝雄、新盛辰雄、関山信之、高沢寅男、田口健二、竹内猛、田中恒利、田邊誠、田並胤明、辻一彦、土井たか子、戸田菊雄、永井孝信、中沢健次、中西績介、中村茂、中村正男、野口幸一、野坂浩賢、馬場昇、早川勝、広瀬秀吉、細谷治通、堀昌雄、前島秀行、松前仰、水田稔、三野優美、武藤山治、村山喜一、村山富市、安田雄三、山口鶴男、山下八洲夫、山花貞夫、吉原栄治、渡部行雄 参議院 青木薪次、赤桐操、穐山篤、秋山長造、一井淳治、糸久八重子、稲村稔夫、及川一夫、大木正吾、大森昭、小川仁一、小野明、梶原敬義、粕谷照美、久保亘、久保田早苗、小山一平、佐藤三吾、志苫裕、菅野久光、鈴木和美、高杉延恵、千葉景子、対馬孝且、中村哲、野田哲、浜本万三、福間知之、渕上貞雄、松前達郎、松本英一、丸谷金保、村沢牧、本岡昭次、八百板正、安恒良一、安永英雄、矢田部理、山口哲夫、山本正和、渡辺四郎 公明党 衆議院 小川新一郎、鳥居一雄、西中清 参議院 猪熊重二、塩出啓典、和田教美 社会民主連合 衆議院 江田五月、菅直人 参議院 田英夫 無所属 衆議院 安井吉典(社会党系) 参議院 青島幸男、宇都宮徳馬、喜屋武真栄、山田耕三郎 要望書の内容 私どもは貴国における最近の民主化の発展、とりわけ相当数の政治犯が自由を享受できるようになりつつあることを多とし、さらに残された政治犯の釈放のために貴下が一層の主導権を発揮���れることを期待しています。 在日関係のすべての「政治犯」とその家族が希望に満ちた報せを受け、彼らが韓国での社会生活におけるすぐれた人材として、また日韓両国民の友好のきづなとして働くことができる機会を与えて下さるよう、ここに心からお願いするものであります。 1989年 大韓民国盧泰愚大統領貴下 日本国国会議員一同 北朝鮮工作員・辛光洙について、 原敕晁さん拉致容疑の主犯として、また横田めぐみさん等の拉致の実行犯。現在は北朝鮮で英雄としての待遇。 辛容疑者、関与4人目 めぐみさんも拉致 曽我さん証言 昭和五十二年の横田めぐみさん当時(13)拉致事件について、 帰国した拉致被害者の曽我ひとみさん(46)が、実行犯の一人は北朝鮮元工作員、 辛光洙(シン・グァンス)容疑者(76)警察庁が国際手配だと 関係者に証言していたことが五日、分かった。 辛容疑者が関与、もしくは関与の疑いが浮上した被害者は四人目。 これまでの捜査や被害者の証言などから一連の拉致事件の構図がより鮮明になってきた。 政府は改めて北朝鮮側に辛容疑者らの身柄引き渡しを求める方針。 めぐみさんの翌年に拉致された曽我さんは、めぐみさんと同じ招待所で暮らし始めた。 関係者によると、招待所で二人の朝鮮語や思想教育を担当したのが辛容疑者で、 曽我さんはその際、辛容疑者から直接、「横田めぐみを連れてきたのは私だ」と聞かされたという。 警察当局もこの情報を把握している。 辛容疑者は五十五年六月、大阪市の中華料理店員、原敕晁(ただあき)さん同(43)を拉致。 原さんに成りすまし、旅券を取得したとして、平成十四年七月に警視庁が旅券法違反容疑などで 逮捕状を取り、警察庁が国際手配した。 また、地村保志さん(50)、富貴恵さん(50)夫妻が帰国後の福井県警の事情聴取に 「実行犯の一人は辛容疑者だった」と証言したことから 警察当局は国外移送目的略取容疑を視野に捜査している。 蓮池薫さん(48)、祐木子さん(49)夫妻は、警視庁が六十年三月に旅券法違反などの容疑で指名手配した 「朴」と名乗る極東地区工作員の写真を見て、実行犯の一人であることを指摘。 五十二年九月の久米裕さん同(52)拉致を指揮したのは 朝鮮労働党元幹部で工作員の金世鎬容疑者(76)だったことが判明している。 欧州で拉致された有本恵子さん同(23)ら三人の���致には 「キム・ユーチョル」と名乗る工作員とよど号犯や妻の関与が指摘されている。 (産経新聞) - 2006年1月6日2時35分 日本の警察は2006年2月23日、国外移送目的略取と国外移送の疑いで再度逮捕状を取得、 同3月3日、重ねて辛光洙を国際指名手配し、北朝鮮に身柄の引き渡しを求めている。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BE%9B%E5%85%89%E6%B4%99 http://nyt.trycomp.com/hokan/0025.html
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活況を呈していたベンチャー投資市場は、コロナショックによって一変。明暗がくっきり分かれている。 例えば観光・レジャーなど「人の移動」に関わるようなベンチャー企業は大苦戦。その一方で「非接触」「非対面」へのニーズが急上昇している。再生可能エネルギー関連や暗号資産などの金融テクノロジーにも元気な企業が多い。 本特集では、ウィズコロナ、アフターコロナ時代に飛躍するベンチャー企業を厳選。「昨年までのベンチャー100特集に選ばれていない」という条件をクリアしている企業だけを掲載しており、ニューフェイスばかりだ。 「社名」をクリックすると個別企業のページにジャンプします。「代表者」については、複数いる場合には1名のみを記載。「代表者」「資本金」「社員数」などの項目は、いずれも7月下旬の取材・執筆時点のデータ。 巨額調達 # 社名 特色 代表者 設立年月 資本金 社員数 1 VPP Japan 送電線網を介さない太陽光発電所を運営 秋田 智一 2017年6月 8800万円 10名 2 APB 次世代型リチウムイオン電池を開発 堀江 英明 2018年10月 1億円 54名 3 ベルフェイス 営業に特化したウェブ会議システム 中島 一明 2015年4月 4億6万円 282名 4 Paidy 後払いできるオンライン決済サービス 杉江 陸 2008年3月 27億3016万円 130名 5 AnyMind Group ネット広告を柱に多彩なデジタルマーケティング 十河 宏輔 2016年4月 3684万円 750名 6 ヘイ ネット通販と決済の構築を簡単に 佐藤 裕介 2012年3月 1億円 200名 7 Ubie 「AI問診」で医療現場を効率化 阿部 吉倫 2017年5月 14億1500万円 51名 8 モジュラス 最先端の計算科学を駆使して創薬 木村 俊 2016年8月 1億円 11名 ユニコーン # 社名 特色 代表者 設立年月 資本金 社員数 9 リキッドグループ ビットコインなどの交換所を運営 栢森 加里矢 2014年5月 12億7000万円 135名 10 TRIPLE-1 暗号資産採掘用の半導体を開発 山口 拓也 2016年11月 18億3194万円 35��� 連続起業家・元社長 # 社名 特色 代表者 設立年月 資本金 社員数 11 LayerX 「重い産業」のデジタル化を主導 福島 良典 2018年8月 15億5480万円 28名 12 カンカク 完全キャッシュレスのテックカフェ 松本 龍祐 2019年6月 1億989万円 10名 13 NOT A HOTEL 宿泊に関わるオペレーションを自動化 濵渦 伸次 2020年4月 5億234万円 2名 14 アルプ サブスク収益最大化を支援 伊藤 浩樹 2018年8月 1000万円 16名 15 MOON-X 日本のものづくりを支援 長谷川 晋 2019年8月 1億円 4名 大学発 # 社名 特色 代表者 設立年月 資本金 社員数 16 ACES 画像認識AIで人間の動きを解析 田村 浩一郎 2017年11月 1848万円 11名 17 Heartseed 「心筋球」で移植に代わる心不全治療 福田 恵一 2015年11月 9822万円 30名 18 エレファンテック プリント基板を独自技術で製造 清水 信哉 2014年1月 3億1000万円 42名 19 Integral Geometry Science 外から見えないものをマイクロ波で画像化 木村 憲明 2012年4月 5億5360万円 11名 20 Craif 高精度ながん検査を提供 小野瀨 隆一 2018年5月 1億円 13名 21 AutoPhasyGo オートファジーで老化を防ぐ 石堂 美和子 2019年6月 5250万円 1名 22 リージョナルフィッシュ 魚の品種改良を超高速化 梅川 忠典 2019年4月 8460万円 12名 23 KAICO 特殊なタンパク質を生成 大和 建太 2018年4月 1億7500万円 3名 広告・マーケティング # 社名 特色 代表者 設立年月 資本金 社員数 24 サイカ テレビ・ネット広告効果分析システム 平尾 喜昭 2012年2月 4億7000万円 53名 25 ビズパ オフライン広告の検索・発注サービス 石井 俊之 2018年12月 3000万円 6名 26 unerry 位置情報とAIで人の流れを可視化 内山 英俊 2015年8月 1億4310万円 21名 業務支援 # 社名 特色 代表者 設立年月 資本金 社員数 27 RevComm 音声認識AI搭載のクラウド電話 會田 武史 2017年7月 4億8852万円 57名 28 Wovn Tecnologies ウェブサイトやアプリを多言語化 林 鷹治 2014年3月 1億円 88名 29 UsideU 分身を使った遠隔接客ツール 高岡 淳二 2017年6月 100万円 2名 30 テックタッチ 操作ガイドを簡単に作れる 井無田 仲 2018年3月 3億1500万円 23名 31 エピックベース 音声文字起こしをAIで自動化 松田 崇義 2020年1月 50万円 2名 32 KOSKA 製造業向けの原価管理自動化サービス 曽根 健一朗 2018年10月 1億2500万円 15名 33 Leaner Technologies 無駄な間接費の削減に貢献 大平 裕介 2019年2月 1億8017万円 5名 34 A1A 製造業の調達を支援 松原 脩平 2018年6月 1億7965万円 12名 35 Miletos 不正な経費利用をAIで検知 朝賀 拓視 2016年6月 120万円 7名 36 イエソド SaaSを一元管理 竹内 秀行 2018年9月 1785万円 8名 37 EdLog 先生の採点業務を支援 中川 哲 2017年11月 300万円 1名 人事 # 社名 特色 代表者 設立年月 資本金 社員数 38 LAPRAS AIを活用したヘッドハンティング 島田 寛基 2016年5月 1000万円 27名 39 POL 理系に特化したスカウト 加茂 倫明 2016年9月 1億円 48名 40 HERP 現場主導の採用システム 庄田 一郎 2017年3月 1億円 25名 41 HRBrain 目標設定や評価を効率化 堀 浩輝 2016年3月 1億円 68名 42 スタジアム ウェブ面接システム 太田 靖宏 2012年8月 5億1566万円 193名 43 JOINS 副業人材をマッチング 猪尾 愛隆 2017年6月 2333万円 0名 住まい・暮らし # 社名 特色 代表者 設立年月 資本金 社員数 44 KabuK Style 定額制の宿泊サービス 大瀬良 亮 2018年2月 3億400万円 75名 45 WAKUWAKU リノベーション業者にノウハウを提供 鎌田 友和 2013年6月 1億9308万円 94名 46 Zehitomo 専門サービスを適正価格で ジョーダン フィッシャー 2015年8月 3億8700万円 35名 47 サマリー スマホで管理できる収納サービス 山本 憲資 2010年4月 1億円 19名 48 ビットキー 暗号化技術を駆使した電子カギ 江尻 祐樹 2018年5月 4億546万円 162名 49 インフォメティス 家電製品ごとの消費電力をAIで推定 只野 太郎 2013年4月 1000万円 48名 50 RABO 首輪で猫の行動を24時間見守り 伊豫 愉芸子 2018年2月 9025万円 7名 51 ストロボライト 園芸メディアと庭リノベが柱 石塚 秀彦 2012年7月 4億3771万円 37名 小売り・飲食 # 社名 特色 代表者 設立年月 資本金 社員数 52 ClipLine 従業員教育を短尺動画に 高橋 勇人 2013年7月 1億円 52名 53 AWL 小売店向けAIカメラの開発 北出 宗治 2016年6月 2億3975万円 66名 54 セーフィー クラウドで録画する防犯カメラ 佐渡島 隆平 2014年10月 1億円 130名 55 Mellow フードトラックのマッチング 森口 拓也 2016年2月 4億504万円 31名 56 シン 個人店が軸の出前サービス 大見 周平 2019年6月 500万円 18名 57 スナックミー 好みのおやつをAIが選定 服部 慎太郎 2015年9月 5000万円 17名 58 GINKAN ブロックチェーンを使ったグルメSNS 神谷 知愛 2015年12月 1億9928万円 14名 フリマ・通販 # 社名 特色 代表者 設立年月 資本金 社員数 59 ジラフ トレーディングカード専門のフリマ運営 麻生 輝明 2014年10月 2億6250万円 41名 60 モノカブ スニーカー特化のネット売買市場 濱田 航平 2018年12月 1億4009万円 11名 61 モデラート 月額制でスタイリングを提案 市原 明日香 2014年12月 1億3765万円 10名 62 picki 個人のブランド立ち上げ支援 鈴木 昭広 2017年5月 3400万円 7名 63 Sparty シャンプーをカスタマイズ 深山 陽介 2017年7月 1億円 21名 物流 # 社名 特色 代表者 設立年月 資本金 社員数 64 Rapyuta Robotics 複数のロボットを協調制御 ガジャン モーハナラージャー 2014年7月 2億7496万円 71名 65 KURANDO 倉庫内業務を安価に効率化 岡澤 一弘 2019年7月 350万円 2名 66 ダブルフロンティア 地域密着で買い物代行 八木橋 裕 2013年4月 1億6700万円 8名 67 Azoop トラックの中古売買サイト 朴 貴頌 2017年5月 3000万円 24名 68 アイディア 船舶管制システムの開発・運用 下川部 知洋 2017年11月 1億9302万円 20名 エンタメ # 社名 特色 代表者 設立年月 資本金 社員数 69 Mantra 漫画に特化した機械翻訳サービス 石渡 祥之佑 2020年1月 100万円 4名 70 わたしは ユーモアを操るAIで広告提案へ 竹之内 大輔 2016年4月 5100万円 6名 71 クラスター イベントなどの仮想空間を提供 加藤 直人 2015年7月 1億円 38名 72 playground スポーツなどの電子チケットから拡張 伊藤 圭史 2017年6月 5100万円 26名 73 THECOO 芸能人とファンの交流を活性化 平良 真人 2014年1月 5億3000万円 69名 74 オシロ 月額課金のファンコミュニティーを構築 杉山 博一 2017年1月 8485万円 12名 デバイス # 社名 特色 代表者 設立年月 資本金 社員数 75 BONX 距離無制限の次世代トランシーバー 宮坂 貴大 2014年11月 2億5000万円 22名 76 アロマビット においを可視化できるセンサー 黒木 俊一郎 2014年2月 5億8500万円 20名 77 INFORICH スマホ充電器のレンタルサービス 秋山 広宣 2015年9月 1億6988万円 37名 データ・セキュリティー # 社名 特色 代表者 設立年月 資本金 社員数 78 LeapMind 端末側で深層学習ができる技術を開発 松田 総一 2012年12月 25億8700万円 85名 79 エイシング エッジAIで製造業を効率化 出澤 純一 2016年12月 1億円 16名 80 ココン セキュリティーの脆弱性を診断 倉富 佑也 2013年2月 8354万円 250名 81 Ninjastars ゲームの不正対策 森島 健斗 2018年7月 3300万円 3名 82 TRUSTDOCK 決済時の本人確認を代行 千葉 孝浩 2017年11月 1億円 15名 83 DataSign 個人データ管理ツールを提供 太田 祐一 2016年9月 8600万円 15名 84 Synspective 地方面を観察する小���人工衛星を開発 新井 元行 2018年2月 1億円 80名 医療・介護 # 社名 特色 代表者 設立年月 資本金 社員数 85 AIメディカルサービス 内視鏡の画像診断を支援するAI開発 多田 智裕 2017年9月 1億円 51名 86 テンクー 遺伝子解析データを基に医師支援 西村 邦裕 2011年4月 1000万円 30名 87 リーズンホワイ セカンドオピニオンをネットで提供 塩飽 哲生 2011年7月 9880万円 25名 88 Buzzreach 製薬会社と治験被験者のマッチング 猪川 崇輝 2017年6月 1億6480万円 18名 89 DentaLight 歯科医院向けのIT開発 藤久保 元希 2013年10月 2810万円 20名 90 イノフィス 人工筋肉で作業負担を軽減するスーツ 折原 大吾 2013年12月 24億8120万円 33名 91 ウェルモ AIがケア事例を提示 ⿅野 佑介 2013年4月 3億円 146名 92 ファミワン 妊活を専門家がサポート 石川 勇介 2015年6月 7773万円 5名 行政 # 社名 特色 代表者 設立年月 資本金 社員数 93 xID 無料の電子契約とデジタルID 日下 光 2012年5月 6320万円 17名 94 one visa 外国人労働者のビザ申請支援 岡村 アルベルト 2015年9月 2億5699万円 20名 95 WiseVine 予算書をデータベース化 吉本 翔生 2018年3月 1億4880万円 4名 金融 # 社名 特色 代表者 設立年月 資本金 社員数 96 justInCase 保険料を「わりかん」するがん保険 畑 加寿也 2016年12月 1億9562万円 26名 97 エメラダ オンライン資金繰り管理 澤村 帝我 2016年6月 1億円 19名 98 Basset 暗号資産の分析・監視ツール 竹井 悠人 2019年7月 200万円 6名 99 TORANOTEC 買い物のおつりを投資へ ジャスティン バロック 2016年8月 16億4396万円 38名 100 日本資産運用基盤グループ 地方銀行に資産運用をアドバイス 大原 啓一 2018年5月 1000万円 10名 週刊東洋経済 2020年8/22号 書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。 この号の目次ページを見る プラス会員(有料)にお申し込みいただくと 下記のサービスがご利用いただけます。 『週刊東洋経済』の最新号を先読みできる 1000冊以上の豊富なアーカイブを読める 雑誌誌面のイメージでも記事を読める 限定セミナーにご招待
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一般的にはそう考えそうな気がしているが、珍しくアメリカが同盟国に「失望」という言葉を使ってみたり、ついには文氏を「嘘つき」呼ばわりしたり、韓国軍の竹島訓練を「非生産的だ」と口を出してみたり、異例の対応続きで、どちらかと言えば批判する準備が整っていた印象がある。
そもそもCIAが現韓国政権の傾向(文氏の性格)を把握していないはずがないし、サムスンなどはアメリカ資本と言ってもよく、安倍総理が独断で経済制裁を加えるとは考えにくい。
同盟国に対し、政権転覆を狙った裏工作(世論誘導)をすると、バレた時に信用を失い、G7諸国にも波及するため、気に入らない場合は正面からぶつかり、辞任させるか再選させないよう、失敗・自滅に追い込むのが政治的な正攻法だ。
文大統領の場合、パフォーマンス重視のナルシストだから、オーソドックスに見れば、自尊心や面子を傷つけることで極端な自己防衛に走り、敵国・同盟国を問わず縦でも横でも攻撃し始め(問題をすり替えたり、嘘をついたり)、いずれは言動・行動が破綻する。
そして周��が付き合い切れなくなり、自滅する。
次の大統領はアンチ文路線が支持を集め、結果的にアメリカの思い通りになる。
北朝鮮までが文政権を罵り、ミサイル実験し放題という要素が加わった点から、トランプ大統領が無関心だからと考えるよりは、トランプ大統領・安倍総理・金正恩氏の3者工作だと私は感じている。
すなわち全部仕込み(政治ショー)。
地政学的に、米軍配置は韓国でも北朝鮮でもどちらでも良く、対ロシアで見れば北朝鮮の方が王手感がある。
単に文政権のクラッシュを望んでいるだけかもしれないが、韓国に代わって北朝鮮が仲間入りするという歴史的な転換点を迎える可能性もある。
金氏も突然「日米同盟に加わりましたー」と発表するタイプではないので、今回の件には関わっていないように見せつつ、騒動に便乗してミサイル実験で挑発しマウンティングするという昭和の不良的な立ち位置を“設定”(配役)しているだけかもしれない。髪型にも合致する(笑)。
その方がGSOMIA破棄を決定した文政権の対応がよりいっそう駄策に見えるので、欲しいタイミングで欲しい事を演じているように見える。金氏は。
金氏が直接関わっていなかっとしても、トランプ大統領が北朝鮮のミサイル実験に寛容になれば必然的に現状の結果が導き出されただろうことから、いずれにせ��ドナルド・シンゾー・ショーな可能性が高い。
が、今のところ金氏にもメリットしかない状況を踏まえると、「3者工作」に名を連ね配役をこなすことが金氏への“チケット”のような気がしてならない。
空気が読めないナルシストよりも、本能的に空気を嗅ぎ分ける独裁者の方が生き残るという典型例を見ることになるのかもしれない。
怪しい雲行き下における本能性知能が試されるシーンだ。
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「選ぶこと」について
すごい個人的な話をすると、というかここは個人的な話をする所なので別に断らなくてもいいのだけど、すごい個人的な話を勝手にするのもどうかと思うので一応断っておきたくて、ああそれで何だっけ、そう、個人的な話をすると、盆に実家に帰ってきており、滅茶苦茶疲労感がある…。
実家に帰ってくると普段自宅でしている仕事が単純に十倍くらいになってしまいがちなで、端的に言うと横になった瞬間地球の重力に魂を引かれ全身が石のようになり、大地と一体となってそのまま動けなくなる傾向がある。世の実家に帰る人たちはちゃんと実家に帰っているのでえらいなと思っている。というか、実家、やることが多すぎる。
何度か書いている気もする(そうか?)が、実家、最寄りのコンビニまで徒歩30分くらいあるド田舎なので原則として何もなく、概ね空を眺めて暮らすこととなる。空、意外と眺めていて飽きることがなく、あ、僕の地元は僕の知っている映画監督の出身地に近いのだけど、氏が「この景色に救われてきた」みたいなことを言う気持ちもちょっとだけ分かる気がする。
泥になるほど疲れているので話をする。
先日『天気の子』を観てきた。
で、すごいのすごくないのうんたらみたいなことは僕にはよく分からないので、自分なりに感じたり思ったりしたことについての話を残しておきたい。
どうでもいい話をする。
っていうか、田舎、マジでやることが多過ぎる。あと変に標高が高いせいでやたらと涼しく完全に関東で溜めまくった夏の疲労も一気に噴き出してしまうので歩いていても目の焦点が定まっておらず、控えめに言っても良くないと思う。世の実家に帰る人たちはちゃんと実家に帰っているのでえらい。神では?
今日の僕がんばった日記などを書いてみる。
本日は朝起きて犬の散歩をしたあと収穫した野菜の梱包と出荷を手伝い、家じゅうの掃除をし、昼飯にありったけの野菜を雑に放り込んだパスタを仕上げた後片づけをし、とうもろこしを湯がき、提灯などを発掘し、網戸の張替えをし、猫とゴロゴロしてから犬の散歩をし、この後晩飯を作る訳だけど何作ろうかな、脳がまったく動いていないので適当な晩飯が練成される予感がある。→雑に作った。実家の野菜が大体そのまま食べてうまいので雑に作っても大体うまいのだけは助かる。疲れた!
書き出してみて思ったけどえらいのは僕では?
大体いつもこんなかんじなので実家に帰ると全身が絶滅してしまう。世の実家に帰る人たちはちゃんと実家に帰っているので本当にえらい。僕もえらい。心にコウペンちゃんを飼ってゆきたい。
実家の猫が可愛くて毎度ヘッヘッヘという顔になる。うちの猫はチビのまんま大きくなって十ン年とかなので言動(言動?)なんかは子供の割に飯の量はご老人だったりして何だか変な感じがする。「おーしおしおーし」とムツゴロウさんごっこをやるとひとしきりゴロゴロした後フシャーとなり両腕がすごいことになる。何だお前。
実家には犬もおり、こちらは流石にもう歳という感じで碌に足が上がらなくなってきた。猫と同い年の筈なんだけどなあ。散歩しててもすぐ足がもつれるのでもうあまり遠くへは行けなくて、いつもあと何回こいつを散歩させてやれるだろうかみたいなことを考える。が一方、こいつはひとがうまそうなモンを食っているとものすごい勢いで駆け寄ってくる傾向があり、こういうときのコヤツの脚力は計り知れない。大人が引っ張ってもはがれないし、そもそもお前、さっきまでとは顔つき自体全然違うやんけ。老人感を取り戻せ。老人であれ。
動物、本当に気まますぎる。
どうでもいい話おわり。
https://www.youtube.com/watch?v=DdJXOvtNsCY
とりあえず貼っておく。
個人的に映画を観るときは概ね事前情報を仕入れる事が無くて、予告だけ見てから上映に臨むことが多い。
本作を観て一番強く感じたのは「ずるいなあ」という感想だった。
取り留めもなく印象的だったことを書いていく。
一番最初の方で、船がレインボーブリッジを越えて竹芝に向かうあたりで東京タワーがぱっと見えて「うわー東京だ!」みたいになる辺りの感じが良かった。これは完全に個人的な理由に基づくもので、さるびあ丸といえば夏の納涼船でよくお世話になっているのであの景色そのものに親近感があったことがひとつと、東京タワーがぱっと見えて「ああ東京だ」みたいになる、という話に強い記憶があったからだということによる。このシーンを観て欲しくて友達に本作をお薦めしたのだけど、逆に悪いことをしてしまったかなと反省していたりもする。本作ではここ以外にも個人的にとても馴染みのある景色が沢山出てきて(気象神社が出てきたのはちょっとびっくりした。よく見つけたなあ)、その辺りは単純に嬉しかったりしていたように思う。
雨の感じが良い。作画的にすごいというのは勿論、それがストーリーの前面ではないところで心理的に繋がっていたのが良かった。あと無関係なのも良かった。
「人」がかなり細かく描写されていたのが良かった。こういう描かれ方はこれより前の氏の作品にはあまり見られなかったように思う。
主人公の帆高についてはあまりうまく捉えられていないように思う。これは僕自身が既に大人であることもあるのかなと思っていて、ただ、彼に限らず、本作では大人と子供とでキャラクターとしての描かれ方がかなり違うなというふうには感じた。もしかしたら観る人にとって近しい立場の人に感情移入しやすいようなキャラクター付��がされているのかもしれないけれど、このあたりは今もちょっとよく分かっていない。
映像、特に背景を中心とした「そこに在る景色」の美しさは相変わらずすさまじい。ただ、今回はその中で東京という都市を遠くから俯瞰するカットが何度も差し込まれていたのはかなり印象深い。氏の映像作品ではあまり見ない視点のように思う。
料理のシーンがすべからく良かった。これはもう両手放しで素晴らしいと断言したい。陽菜のアパートのシーンが筆頭に上がることと思うけどここでは序盤の帆高の事務所での料理風景を特に挙げたい。っていうか帆高お前、家で手伝いとかしてこなかっただろ。あのなあ、包丁を!入れる時は!素材を押さえるのは!猫の手!猫の手なんだよァ!!おまけに親に向かって何だその玉ねぎは!料理ナメとんのかオオン!?ちゃんとやれちゃんと!包丁は!マジで危ないから!!と初見でマジ切れしながら観ていたこのシーンだったのだけど、これはそのまま帆高という子がこれまでどんな生活をしてきたかということがそのまま表れているシーンでありキレつつも微笑ましい。そして帆高のこのナめプがあることによりその後の陽菜のお、おめえすげーな…というママみが一層際立つのである。陽菜については色んな捉え方があるとは思うけど、ことこのアパートの料理シーンにおいての彼女は完全にママであり特にネギや豆苗をハサミで切っているのが特に良く、観る度に「いいぞっ!いけっ!そこだっ!!」などと心でエールを送ってしまう。エールの方向性が完全に間違っているが、とにかくこのシーンは本当にとても良い。100,000点。
また事務所といえばやっぱり外せないのが夏美さんで、後ろと会話しながら鶏肉を袋で揉んでいるのがたまらない。こっ、これは…!から揚げ!!とあがりを見なくても分かるのがいい。カットが帆高のシーンと同じなのかな?少なくとも似ているのでその分帆高のポンコツ具合が際立っておりとても良い。夏美さん、事務所のシーンだけ見ていると雑大人のひとりにも見えるけれど、こういった細かい日常の姿を見ていると実はこの人が「ちゃんとした人」であることが分かる。自分の将来のことも自分の周りの人々のこともちゃんと見ている彼女は、本作の中では数少ないまともな人だ。観る人によっては彼女に感情移入したりするのかも知れない。全然関係ないけど、個人的には彼女のから揚げを観ていると何故か強烈にとあるみそ汁の写真が思い出され、「飲みてえ…」となってしまう。勿論飲める機会は今後も見込めない。
料理の話になると暑苦しくなってしまうのだった。閑話休題。
ばーっと観ていって真っ先に感じたのは、「あ、これは<居場所>の話なんだな」ということで、それはつまり仕事の話なんだなでもあった。本作に触れた話の中でこれを「労働搾取の話」と捉えていた話を見かけたのだけど、僕がここで思ったのはその話とはちょっと違ってい���、そういう構造の話とは離れた所で、��事という「やるべきこと」を得た人が、そこに自身の居場所を見出してゆく過程が丁寧に描かれているなというすごく単純なことだった。
仕事の話というと概ね陽菜の話が挙がるようなのだけど、僕がそのことを意識したのはそれより前の帆高が須賀に雇われるあたりで、何でかというとこれを「彼の物語」として捉えたときに、それまでどこにも居場所が無かった帆高が「役割を与えられること」によって居場所を見つけた、というシーンにに読めたからだ。まあ明らかに第一級の労務ブラックぶりではありその生活も滅茶苦茶ではある(その上後で明らかになる給料もひどいし本当にひどい)のだけど、そんな滅茶苦茶な生活をしている彼の横顔は常にどこか楽しげで、それまでの彼とは全く違って見えた。それは、難しい労働の話とか、法律の話とか、大人の話を抜きにして見ても、「仕事をする」ということが媒介としての金銭に基づくものになるよりもはるか昔から持っていた、ある種の役割の話でもあるのだと思った。
勿論、これは陽菜についても同様だ。物語の流れで言えば後になって分かることだけれど、この街に居場所が無かったのは彼女も同様だった。僕がそれを知ったときに思った事は、彼女が彼に手を差し伸べたのは、そんな<似たもの>への想いだったのかも知れない、ということだった。
本作は「猫」の話である、と思った。
ひとつめにそう思ったのは帆高が猫と出会うシーンだ。氏の作品群をご存知の方には今更触れるまでも無いことだと思うけれど、氏の最も古い映像作品の中に『彼女と彼女の猫』という物語がある。それは東京を舞台にしたある女性と猫の話を描いた短編で、猫の主観に基づいた物語である。先のシーンを観て真っ先に僕が思い出したのが本作のことで、劇場でゲラゲラ笑ってしまった。(勿論ゲラゲラ笑ってはいない)
何も知らずやってきた都会のど真ん中でずぶ濡れになる彼は、なんだか僕の目には彼自身が一匹の野良猫のようにも見えた。
ふたつめにそう思ったのはどのシーンだったか、何だかんだと帆高を放り出せない須賀を観ていた時だ。「こいつ、野良猫拾ってきたような気持ちなんじゃねーの」と思っていたら後々そのまんまの台詞を夏美に吹っ掛けられていて爆笑した。(勿論爆笑はしていない)
そしてみっつめが、陽菜を観ていて思った事だった。物語序盤の彼女は帆高からしてみればお姉さん然としていて、観客の目からもとても頼もしく映る。けれど、玉ねぎの薄皮を剥くみたいに、そう見える彼女が実はそうではなかったことが明らかになってゆく。最終的に、本作終盤の大きな山場の中で、彼と彼女のお互いに向けられた想いが全くの対称を描いていることが観客に対して示される。ずぶ濡れた野良猫に手を差し伸べていたように見えた彼女もまた、この巨大な街の中で居場所を失くした一匹の野良猫に過ぎなかったのかも知れないと思った。この構造は須賀に対しても全く同じことが言える。これは、そういう「猫の話」なのだと、一面においては言う事が出来ると思うし、この彼らのどこかに見える、あるいは物語の進展に伴って見えてくる「居場所の無さ」が、先に挙げた「仕事」の話にも繋がっていると思う。
仕事の話に戻りたい。
「仕事」という観点で面白かったのは、その「仕事」を介することで彼ら、彼女らがその周囲の人々と、「社会」と、関わりをもっていったことだった。スマホやタブレットに表示される何気ない誰かのメッセージ。意味が無かったそれが、その向こうへと関わりを持とうとした段階から、彼らにとって違う意味合いを帯びてくる。「自分達にできることがある」という事実が、何でもない誰かの声と彼女たち自身を繋いでゆく。顔の見えなかった人たちの顔が見えるようになってゆくように、「人」を介して彼らの世界が広がってゆく。
仕事というのは当然ながら、社会に対して何らかの価値を提供する行為だ。どんな仕事であれ、その行いは誰かに何かの価値を提供することで仕事として成立するのだし、つまり同時に、その先には必ず誰か、人が居る。その存在については物語の中では陽菜が端的に言っていたように、仕事をしてみなければそこに人が居る事に気づけないという種類のものなのだと思う。そして、そこに「自らを必要とする誰かが居る」という事実そのものが、その人にとってその仕事をしてゆく理由そのものでもある。もっと言えば、そうなってゆくものなのだと思う。そしてその事実が、仕事という行為を通して、そこにその人が居られる場所にもなってゆくのだと思う。人の「居場所」には常に、それを認める人々の存在がある。本作の中には、そのようにして得られた関係性の先に見える人々の姿もまた素朴に細やかに描かれている。そこに居るひとりひとりの表情の中に、彼が、彼女が、そうしてゆく理由がすごくよく見える。いいシーンだと思う。
この物語を全体として俯瞰した上で遡ってみれば、本作の中の人々は、誰であれ何処かに孤独を抱えていたようにも見えてくる。法律違反の異邦人である帆高は勿論のこと、須賀も、陽菜も、何処か居場所を失くしたような横顔を持っている。だからこそ、彼ら、彼女らは自らに何らかの役割を求めていた。そんな風にも見える。居場所が無いから、それを得られた時にはっとしたりほっとしたりする。
陽菜は結果から言えば自らの身体を削るようにしながらその仕事に打ち込んでいく訳だけれど、その過程の中には常に、「求められること」への素朴な喜びがあったように見える。言うまでもなく誰かのそういう想いを前提としてその人に犠牲を強いるような行為は社会的にも、また僕個人としても認めることは出来ない。けれどもその一方で、求められている誰かに、あるいは何かに、応えてゆくことが単純に自身の喜びになるということは、「仕事」という誰かとの関わりを得てゆく中で、その関係性という点においてすごく重要なことだとも思っている。本作の中にもずるい大人たちの姿というものは沢山描かれていて、ある意味では須賀もそういう人物であるし、個人的に一番「お前なー」と思ったのは花火大会の時のスタッフで、あいつ本作の中でも一番ずるい他人の利用の仕方をしてる奴だろうと思ってしまうのだけど、例え、そういう人々が居るのだとしても、そこで得た自身の喜びみたいなものもまた嘘ではないと思っている。
目の前の素朴な喜びが描かれてゆく一方で、彼らの周囲に広がる都市社会という巨大��無機質なシステムの姿もここには在る。
すごく個人的な感想で言うと、東京という街は僕にとってとても過ごしやすい街で、それは概ねそこに暮らす人々の「無関心さ」に基づいているように感じている。人がすごく沢山いる街なのに、時としてそれを全く感じない瞬間がある。人がそこに在る景色の一部に見えるというのか、この街は人と人との干渉がとても薄くて、時にその存在を見失う。ド田舎で暮らしたことのある人は分かるかも知れないけれど、ド田舎は概ねこれとは真逆で、人と人との結びつきがとても強い。そしてそれには良い面もそうでない面もある。
ド田舎がそのようになっている理由というのは恐らく、人の少なさに起因しているのだと思う。人の数が少ないし入れ替わりもさほどある訳では無いという環境は、結果的としてそこに居るひとりひとりをよく見ることが出来るという事に繋がる。また同時に、人が少ないという事はそこに暮らす人々が互いに力を合わせないと当たり前の生活をしてゆく事が難しいという事でもある。つまりここにもやはり人と仕事との関係が在る。
東京という巨大な都市はこのあたりが真逆だ。ひとりでボケッと暮らしていても全然問題なく生活が成り立つくらい高密度な社会インフラが整っているし、人の数も膨大でかつ入れ替わりも激しい街だから、多くの人は周りの人について関心を持たない。そうすることに意味が無いし、逆にこの街でド田舎のような人の見方を続けたらあっという間に頭がパンクしてしまうだろうとも思う。そのような都市を眺めていると「私に迷惑を掛けない限りにおいては他人がどう在っても良い」という、徹底的に人が分断されているが故の無関心さと寛容さを目にすることが度々ある。逆に言えば、この無関心さというものは、あまりにも人が多いこの街で人がうまく暮らしてゆく上での知恵なのかも知れない。1000万人を抱えるこの都市が、その概ねの人々にとって問題なく日々が回るようにするためのひとつの仕組みなのかな、みたいなことも少しだけ考える。
勿論、これには良い面もそうでない面もある。そして本作の中にはその両方が描かれていると感じた。子どもを石ころみたいに扱う大人。質問サイトの無下な回答。システマチックな店員や警官の言葉。そこに在るのは「その向こうに人が居ること」を遮断している人々の姿だ。観ていて、彼らに悪気があるようには僕には感じられなかった。彼らはただ無関心なのであり、そうある必要性とそうある日常に慣れ切った人々なのだと思う。けれど同時に、そのような人々の間で居場所を失った子供の姿もここでは描かれている。
ただ、都市の中の様々な人々の営みが描かれてゆく中に何度も差し込まれていた、東京という都市を遠くから俯瞰するカットが個人的には強く印象に残っている。本作は自然の営みという人よりも遥かに巨大なシステムを描いた作品でもあり、その視点から言えば、どれほど巨大な人のシステムも自然の前には小さなものに過ぎない、と言われているようにも感じられた。
この作品の中には、そうした人の巨大なシステムの中で、そこから足を踏み外しかけながら何とかうまいことやりくりしようと悪戦苦闘している人も居た。個人的には最も共感した人物だ。
須賀を見ていると本当に「やらしい大人の見本」としか言いようがない。たまたま命を助けたくらいで(くらいでもないけど)大の大人が子供にたかってみたり、どうせ困って行き場をなくすんだろうみたいなことを見越したような面で名刺渡したりするし、出たくない電話の番はさせるし、原稿の内容にダメ出ししつつ褒めたりもしてうまいこと何も知らない新人をいいように使い倒すし(これが本当に一番いやらしい)、給料は3,000円だし、でも上手い事経費を手当みたいにしてますみたいな言い訳するし、本当にろくでもない大人筆頭と思っていい。なんだお前、半笑いしやがって。
けれど同時に、彼の中にも素朴な大事なものがあり、目の前の譲れないものがあり、その為に彼自身もまた様々なものに気づかないふりをして、下げたくない頭を下げたり、乗りたくない話に乗ったり、うまいこと目の前の現実を誤魔化し誤魔化し取り繕いながら下手くそに日々を生きているということも描かれている。それでも彼は半笑いのままで、その半笑いの下に僕は彼の色んな表情を見た気がした。
「もう大人になれよ、少年」、相変わらずズルい事ばっかり言いやがって、相手の為、且つ絶対に譲れない自分だけの理由の為じゃねえか。合理的に、うまいこと八方丸く収めようとしやがって。そのくせその事に落ち込んで、禁煙破って深酒かまして。何だお前、ベソかきやがって。
そういう、本当にろくでもない大人筆頭の彼に、僕はとても共感する。瞼に焼き付くみたいに残ったシーンがあって、警察署を抜け出した帆高に彼が追いつくシーンなのだけど、ここまで来ても今更みたいに目の前の現実を取り繕おうとし続ける彼と、どう考えたってそんなことある訳ない話を微塵も疑わずに進もうとする帆高との対比がものすごく印象的で。「あそこから彼岸に行ける!」と帆高が指差したその先を一瞬見つめた彼の表情が僕には忘れることが出来ない。瞬間、聴こえた気がした台詞まで憶えている。「そこまでして会いに行きたい奴なんざ、俺にだって居る!」あの時の彼は確かにそう言っていたと思う。その気持ちは、僕にも何だかよく分かる気がする。勿論そんな台詞はない。
彼を中心に、というか、そういう大人の目線で本作を観ていると、これは群像劇なのだなと感じる場面が多々あった。
本作の中で好きな人物のかなり上位に、序盤で帆高に足を引っかけるスカウトの男が僕の中には居たりする(とか言うと滅茶苦茶性格が悪い)。何故この人を好きなのかというと、この人を見ているとなんだかこの作品のことが自分なりに良く分かる気がしたからだ。
彼は本編の中に4回登場していて、そのそれぞれのシーンにおける彼は、その立場というか、描かれ方が違う。すごく単にヤな感じの大人代表である冒頭、銃を向けられて「どうせ偽物だろ」と高を括って間抜けなことになる2回目、警察に追い回されてとんちんかんな言い訳をする3回目。そして、いつもの夏が来た朝の、空を見上げる人々の中で家族と呆けている4回目。そして、その描かれ方はそのまま、本作の主線である帆高から見た大人像にリンクしているように感じられ��。本作の中に置かれた���人と子供の関係性だ。
本作の序盤、大人は子供である彼らの視点においては絶対的で逆らいようのない存在として描かれている。だから、子供である彼らはその気まぐれの足元を右往左往することになる。けれど、現実に大人である人なら良く知っているように、大人は意外と大人ではない。間抜けなところも、いやらしいところもあれば、頭を下げたりもするし、大事な家族だって居たりもする。空を見上げてアホ面を晒したりもするのだ。本作の中には、そういう様々な大人の姿が描かれている。その代表的な一人が須賀であり、もう一人がこのスカウトの男であるように僕には感じられた。
彼は、言ってしまえば本作の中で重要なポジションにいる人物ではない。少なくとも物語の本編に彼は大きく関わらない。けれど、そんな彼がこういう風に色んな側面を見せてくれていることが、僕にはとても意外で、とても好ましかった。そしてそれは同時に、帆高たち本作の主人公が「仕事」という関わりの中で人の表情が見えるようになってゆく過程と並行して観客に対して描かれた、そこに生きる人々の表情の話でもあるのではないかと思っている。
本作は、人の姿をとてもよく描いている。そんなふうに思う。氏の監督した作品群は俗に「セカイ系」と言われる。特に初期の作品を観ていると、そう言われる理由も分かる気がする。氏の初期の作品はとても登場人物が少ない。それはもしかしたら単純に予算や作画労力といった実務上の都合によるものなのかも知れないけれど、個人的には観ていて「ああ、この人は世の中をこういう風に捉えているのか」と感じたことをよく憶えている。
銃については、未だに自分の中でも答えが見つかっていない。現代の東京を綿密に描こうとしたとき、観客の大多数にとってリアリティを欠くであろうこのモチーフが必要だったのかということは、僕には分からない。ただ、氏の過去作品を踏まえてみれば銃というのは「大人の力」の象徴だと捉えることが出来る。勿論それは子供が持つには明らかに不相応なものだけれど、その不相応なものを手にしてしまった子供という描かれ方はとても良かったと思っている。まさか本物だとは思っていない最初の場面、不相応な力を行使してしまった事への恐怖が描かれている2つ目の場面、そして、不相応な力を借りても、という覚悟が見える最後の場面。そこで描こうとされたものを描く上でのこの道具はとても効果的に機能していたと思う。それでもやはり、そのためのモチーフとしてこの道具が最も適切だったかと問われたら、僕はうまく答えることが出来ない。
思った事一個いっこ書いておこうと思ったら全然終わらなくなってしまった。この記事は何とか今日中にあげてしまいたいので一旦ここで終わりにしたい。というか肝心な本作の主線であろう主人公たちの話、天気の話、作品としての構造の話がまるっきり出来ていない。余裕があったらそのうち下の方に書き足しておこうと思う。
たぶん、この作品は人によって色々捉え方が異なる作品なんだと思う。というか巷でもそう言われている。色んなひとの話を眺めていると、僕とは全然違う物語をこの作品から読み取っている人がいて個人的にはすごく面白かった。中でも印象的だったのは「『天気の子』は縄文文化の話!」っていう話で滅茶苦茶面白かった。世の中は広いなあと思う。
「選択」について。彼が選んだのは何なのか。個人的にはぱっと見てすごく分かり易い話のようにも思えたのだけど、巷を見てみると色んな捉え方がされていて、���の見たものが本当に正しいのかは分からない。ただ、そう感じたという事で書いておきたい。
本作の物語の主線において、その主人公たる帆高はふたつ、大きな選択をしているのだなと観ていて思った。
ひとつめは、陽菜の存在と世界の平穏。人ひとりと世界全体を天秤にかけることがどういう事なのかは僕には分からない。けれど、少なくとも氏の過去作品における主人公たちの選択と、本作のそれとは大きく異なるのではないか、とは感じた。何故かといえば本作がこれまでになく人を、社会の中に暮らす人々の姿をよく描いた作品であり、その主人公たる彼は、その天秤のもう片側に乗った、人々の素朴な笑顔であったり、それによって彼自身にももたらされた、たくさんのものの存在がある事を知っている、少なくとも見てきてはいる筈だと思うからだ。それは、主人公たちとは隔絶された、壁の向こうの背景のような人々と比べることとは全く違うと思う。その選択が正しいものなのかどうなのかということは僕には分からない。けれど、ここで彼がしているのは、過去の氏の作品の中にあったそれらよりも、ずっと重い選択に違いないと思う。
そしてもうひとつは、本作のエンディングに示された選択だ。ここでは、それまでとはまるっきり変わってしまった世界の在り方と、それでも何だかんだでうまいこと変わらない日々を過ごす、強かな人間の姿。ちっぽけでしぶとい日常の景色である。
このシーンの中に桜の話があって。今年は天候も穏やかで桜も長く楽しめるでしょう、みたいな天気予報に、楽しみだねー、みたいな何でもない話で。そこに個人的にひっかかったのは、桜って雨が降ると本当にあっという間に散ってしまうから、それはおかしいのではないか、ということで。
ただ、よくよく考えたら桜の楽しみ方って別に一つではなくて、例えば花筏と呼ばれる川面に浮かぶ桜を眺めたりするのもあるなあ、ということを思い出して。たぶん、ここで言う「穏やか」というのは、天気が晴れる、ということではなく、単純に豪雨とか嵐とかにはなりません、くらいの意味なのかなあ、と捉え直した。そういう風に捉えて見ると、このシーンは人間のしたたかさみたいなものが良く表れているようにも思えてくる。雨が降って桜が楽しめなくなるのではなく、その楽しみ方そのものが変わる。天候が穏やか、という言葉が差す意味そのものが変わる。人間は適応する生き物だとはよく言われる。よくよく見ているとこのシーンには他にも壊滅した道路交通の代わりに水上バスがこれでもかと行き交っていたり、高島平の周辺には公営住宅らしき建物群が急ピッチで建てられているらしき様子も見られる。「人間なんてどうせしぶといんだから」と言われているような感じがした。
どうせしぶとい人間たちの、世界が変わっても変わらない社会。その在り様を示したうえで、本作はその主人公たちに決断を迫る。「お前たちのせいなわけないじゃねえか」と、甘く優しく、大人たちの常識に基づいて、そんなことはどうでもいいと言うように彼らに語りかける。その選択というのは、つまりはこういうことだと僕は思う。
https://www.youtube.com/watch?v=DdJXOvtNsCY
もう一度貼っておく。
映画館を出て、帰宅して、もう一度これを見てみた。口から出たのが「ずるいなあ」という感想だった。
「これは、僕と彼女だけが知っている、この世界の秘密についての、物語だ」
「あの景色。あの日見たものは全部、夢だった���じゃないかと、今では思う」
「でもそれは夢じゃないんだ」
「あの夏の日、あの空の下で僕たちは、世界の形を、変えてしまったんだ」
「ずるいなあ」と思った。この映像が示すところの意味が、本作を観る前と観た後とでは全く違う。
つまり、二つ目の「選択」は、ここに在る。
世界の在り様は変わらない。どうせ元に戻っただけ。お前たちのせいなわけねえ。
そこには、変わらない社会と、世界の変化の原因を常識の枠で捉えようとする人々の姿が在る。主人公たちにとっても身近な人々の姿。そうでない人々の姿。極端なことを言ってしまえば、あの空の上での出来事は実はまるごと彼らが見た夢で、東京は単に急激な気候の変化で水没したというだけなのかも知れない。少なくとも大人たちはそう考え、その前提の上に社会を再構築しながら暮らしている。僕自身、理性的に考えれば恐らくそちらの方が正しいだろうと考えるに違いない。
けれど、この選択においてはそのことはあまり重要じゃない。
重要なのは、「その時自分が、何を想い、何を選んだのか」ということ。つまり、ここでの彼には、常識的な価値観と合理性に基づいた責任のない世界と、例え夢の中でも<僕たちがこれを選択した>という、自己認識に基づく責任を負ってゆく世界という、二つの世界に対する認識のどちらを選ぶのかという選択が迫られている。そこで彼が選んだ答えは、作品が示したとおりだ。
すごくずるいなと思った。これまでの作品とは違って、ここには時間的な断絶も、空間的な断絶も存在しない。同じ場所、同じ街の、同じ景色を見ながら、そこに広がる世界の在り様は、彼らとその周りの人々とで完全に断絶している。つまり、本作が言っていることはすごく単純で、「自分が大切に思うものをきちんと選び、引き受けろ」ということだという風に僕は感じた。
そしてそれは先の映像の話にもどると、まるっきり新海監督自身の話のようにも思えた。この映像の前半部分を捉え直すと、氏がこれまで描いてきた作品の中で、ふたつの共通したものを描き続けて来たのだという事が見て取れる。そしてそれは、本作の中にも変わることなく存在している。前作『君の名は。』の公開にあたって、沢山の人に観てもらえたけれど批判もたくさん受けたという。本作における主人公たちの選択のかたちを見ていると、なんだか僕にはそれが、「自分にとって大切だと思うものをこれからも描き続ける」という、氏の高らかな宣言のようにも聞こえる気がした。勿論それが本当にそうなのかどうかは分からないし、冷静に考えればそんなことはどこにも書かれてはいないので、ただの僕の勘違いという方が冷静に考えれば正しい。けれど少なくとも僕自身はそのように感じていて、もし仮にそうなのだとしたら、その選択はすごく僕にとって嬉しい選択であることは確かなことだと思っている。
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一流コンサルタントが伝授する「一生モノの読書術」とは? 外資系コンサルの日本・アジアトップを歴任した、山本真司さんに聞く インタビュー一覧へ戻る 今回登場いただくのは、東京銀行(現三菱東京UFJ銀行)を経て、ボストン・コンサルティング・グループ、A.T.カーニー極東アジア共同代表、Bain & Company 東京事務所代表パートナーなど外資系コンサルティング会社の日本・アジアのトップとしてご活躍されてきた山本真司さんです。いまも現役のコンサルタントとして多数の有名企業に助言しているほか、最近では若手のベンチャー企業に出資されるなど、投資家としても活動中。日本屈指のブレーントラストの「読書観」に迫ります。 一流コンサルタントの読書術——本に読まれてはいけない! コンサルタントとして活躍するには、まず情報収集がキモだと思いますが、普段どのように本を読んでいらっしゃるんでしょうか? 山本真司さん(以下、山本):僕は昔からウルトラ積読派なんですよ。その時のアンテナにちょっとでも触れるような本があれば買っちゃいますね。執務室として使っている部屋は、壁一面が全部本で埋まってるくらい。 そんなにあるんですか! 山本:でも実は、最初から最後までキレイに読んだ本はほんのちょっとしかないんですよ。まったく手を付けてないものもたくさんある。 それには理由があって、僕は「本に読まれる」のが嫌いなんですよ。僕自身が問題意識を持って、その問題意識に関する情報だけを得たいと思っている。辞書のように、自分が関心を持っているものだけを主体的に読もうとしているんですよね。 例えば、この2、3年は金融を含めたマクロ経済が不安定で、先行きが全く見えなくなってしまったよね。そうすると、「アメリカの金融緩和はどうなるんだろう?」っていう世界経済の大局観についての本から、「円がヤバい!」みたいなもっと短期的なテーマを取り扱った本まで、感性に引っかかった本はとにかく全部買っちゃう。 そうやって買った本をザーッと乱読する。読むというよりも、ただめくっているっていう感じかな。読むときには付箋を貼るなんて生易しいものじゃなくて、ページの端を折ったり、ひどいときにはページそのものを破ったりしながら、必要な情報を抜き出すようにしているんですよ。 そうやって本を資料にしながら読んで、自分の考えをまとめるアウトプットを作る。ここまでが僕の読書ですね。 多忙なコンサルタントが情報収集源として本を活用しようとすると、そういう読み方が必然なのかもしれませんね。どんなジャンルの本を読むんですか? 山本:蔵書の分野はめちゃくちゃですね。ただ、ビジネスの本はあんまりないと思います。僕自身がビジネス・コンサルタントなので、ビジネス関係の本を頭に入れることがマイナスになるケースもあると思っているんですよ。僕は僕なりの、独自のコンセプトを考えないと、コンサルタントとしては商売にならない。自分の思考なりのアイデアを出さないとつまらないしね。ということは誰かの影響を受けたら終わり。僕は人の考えた理屈とか理論とかは、きわめて概念的なもの以外は読まないようにしています。 だから、僕が比較的読むことが多いのは、経済、政治、人文科学とかの教養モノが多い。そのなかから、そのとき関心のある分野を読んでますね。昔は相対性理論とか量子力学とかも読んだし、最近は心を科学するっていう手の本が多いかな。まだあまり読めていないけれど、新説の歴史書とかね。 今回上梓された『実力派たちの成長戦略』では、3つのテーマで読む本を選んでいると書いていらっしゃいました。 山本:僕はやっていることが3つあるから、読む本も3つのテーマで選んでるんです。 一つは、ずっとコンサルティングをやっているわけだけど、次の5年がどうなるのかってなかなかわからないじゃない。それに対して自分なりの考えを持とうと思って、政治と経済についての本はよく読んでますね。 オススメの書籍として挙げている『易経』なんかもそういう理由で読んでいて、要するに人生や歴史には、良いときも悪いときも両方ありますと。そういった循環の法則っていう点で興味があるんですよ。リーマンショックからちょうど8年たつじゃないですか。最近は7、8~10年の循環と言われているから、そろそろ次の危機は何なのかを考えないといけない。 超訳・易経 角川SSC新書 自分らしく生きるためのヒント 著者 竹村 亞希子 著 出版社 角川マガジンズ(角川グループパブリッシング) 本の購入はこちら 確かに、中国やヨーロッパ経済がちょっと不透明になってきた気がします。 山本:それに、もっと大きい流れというのがあるのかなと。日本は1995年くらいからROEとかの指標を重視する、マネー中心の世の中になってきたじゃないですか。20年かけてノンマネーからマネーの時代になったんだけど、いまや日本の企業って欧米以上に「分析」とか「計画」に偏っていて、欧米文化に対して過剰適応しちゃってる気がして。どこかで逆転するかもしれないと思ってるんですよ。そういうのを説明した本ってなかなか見つからないんだけど、最近は英国の産業革命後の歴史にヒントがないかと思って、関連する本を読んだりしてますね。そういうのを調べるためには、陰謀論すら読んでるよ(笑) 陰謀論まで(笑) でも将来を見渡すためにはそれだけ柔軟に考えることが必要なのかもしれません。 山本:二つ目にやっていることとして、経営層のお客さんに対して、コーチというか教育みたいなことをやっているんだけど、それに関連して経営者の本は読むようにしているね。経営書は読まないけど、経営者の生きざまについて語った本は生々しくて面白い。 古森重隆さん(富士フイルムホールディングス代表取締役会長兼CEO)の『魂の経営』とか、井上礼之さん(ダイキン工業代表取締役会長兼CEO)の『人の力を信じて世界へ』とか、非常に良い本だよね。りそな銀行会長を務めた細谷英二さんの『日経ビジネス経営教室 どんな会社も生まれ変わる』も良かったし、IBMを復活させたルイス・ガースナーの『巨象も踊る』とかも印象深い。アップルを一時期率いたジョン・スカリーの『スカリー 世界を動かす経営哲学』は、コンサル時代に読んで「わかった!」というひらめきがあったね。 魂の経営 著者 古森 重隆 著 出版社 東洋経済新報社 本の購入はこちら 人の力を信じて世界へ―私の履歴書 (日経ビジネス人文庫) 著者 井上 礼之 著 出版社 日本経済新聞出版社 本の購入はこちら 日経ビジネス経営教室 どんな会社も生まれ変わる 著者 細谷英二 著 出版社 日経BP社 本の購入はこちら 巨象も踊る 著者 ルイス・V・ガースナー 著 山岡 洋一 翻訳 高遠 裕子 翻訳 出版社 日本経済新聞社 本の購入はこちら なるほど、経営者の本はたしかに刺激的ですよね。 山本:半分物語だからね。なにより、経営者やその候補の部長の方とお会いするときにはとても参考になるんだよね。 それから三つ目は、いま20代、30代向けのベンチャーの投資を始めているんだけど、これに関しては本は読まずに、インターネットから情報収集することが多いかな。朝起きたらいろんな記事を読み込んで、大事なものはPDFに保存して。1日あたり5~10つの記事を保存していて、もう5年くらいやっているから、1万3,000件以上の記事がある。Googleで検索するのもいいけど、僕の場合はこちらを調べた方が質の高い記事がまとまって出てくるんだよね。 新聞や雑誌のスクラップのような感覚なんでしょうか。 山本:そう、そうなんだよ。そういうのが情報源になっているね。さらに、後からしっかり読もうと思っているものはOne Noteで保存したり、これはと思うものは線を引いたりして。ジャンル別とかはめんどうなので、単純に日にち別になっているんだけど。 あとは、最近タブレットで電子書籍を読むようになったかな。 紙の本とはどう使い分けているんですか? 山本:付箋引いたり、マーカーを引いたりしないで読むというか、あまり真剣に読まなくても済むような本を読むときに使っています。ちょっと昔ベストセラーだったから一応目は通しておこうかなという本とか、ダイエット本とか、マンガ本とか。あとはニーチェが急に読みたくなったりね。出張のとき、新幹線で寝ながら読んでいるよ。 マンガも歴史漫画が多いんですね。『日本の歴史』とか。紙の本、電子書籍、PCときちんと使い分けて、しかもその目的が明確になってるというのは驚きました。 山本:言われてみれば、確かにそうだね。テーマ、用途によってツールを使い分ける、これはもう習慣だよね。 最近はフェイスブックが便利だなと再認識しているよ。みんな有益な記事があったらシェアしてくれるし、飲み会の代わりみたいなものだから、知り合いの生情報も手に入るしね。 20代に身に着けておくべき読書習慣、30代から読むべき本 ビジネスパーソンにオススメするとしたらどんな本を挙げますか? 山本:マニアックな本だから��まりウケは良くないかもしれないけど、僕がいまだに影響を受けているのは、ラ・ロシュフコーというフランスの貴族が17世紀に書いた『箴言集(しんげんしゅう)』。あれはものすごくインパクトがあったね。人間を非常にシニカルに見ていて、本質をえぐっている。有名なのは「人間は自己愛でできていて、自分が世界で一番だと思っている」という一文。だから相手とやり取りをする際には、こちらが相手を認めてあげないと、絶対に相手も自分を認めてくれない、とかね。そういう皮肉っぽい本なんだけど、これを読んで「ああそうなんだ!」と人間について分かった気がしたんだよ。 ラ・ロシュフコー箴言集 (岩波文庫 赤510-1) 著者 二宮フサ 翻訳 出版社 岩波書店 本の購入はこちら それから竹田青嗣さんという方の現象学の入門書は人生を変えてくれた本だね。僕は金融出身のコンサルタントだから、客観的=数字っていうのが頭にあったんだよ。だってほら、数字っていうのは誰もが疑わない客観的なものだと思うよね。だけど、お客さんになんでもかんでも「これは客観的ですよ」と言うと、怒られちゃう。この本が言っているのは「客観的かどうかを決めているのは人間の主観である」ということなんだ。だから実は価値観っていうのが非常に重要で、合意を勝ち取るためには数字でバンと出すんじゃなくて、一緒に議論してすり合わせをするっていう作業がとても大事なんだよね。 現象学の本を読んだことで「なんでわかってくれないんだ」っていう歯がゆさが解消されたと。 山本:そう、今になって思うと当たり前のことなんだけど、僕の場合はこの本のおかげでそれに気づくことができたんだよね。 それから参考になったのが、岩井寛という脳外科の先生が書いた『色と形の深層心理』で、世界中の歴史的建造物とかイコンと呼ばれるものが、どういうメッセージを発しているかっていうのを解き明かしている本。例えば、教会って三角屋根のものが多いけど、あれは上が天国で下が地獄を示しているんだよ。だから、コンサルタントとしてスライドを作るとき、三角形の上に目標を書いて、下に現実の問題点とかを書くようにすると、お客さんが理解しやすい。コンサルタントがよく「理由は3つあります」とかっていうけど、あれも釈迦三尊像とか三位一体とかから影響を受けているんだよね。 色と形の深層心理 (NHKブックス (492)) 著者 岩井 寛 著 出版社 日本放送出版協会 本の購入はこちら そういう本はおいくつの時に読まれたんですか? 山本:30代後半から40代のときに読んだ本だね。 あとは「聖書」もオススメ。ちょうど仕事でマネージャーとかパートナーになるときで、お客さんに大きな影響を与えたり、チームを率いたりするときだったかな。そのときにふと「人間の歴史のなかで一番大きな影響を与えてきた人はキリストかなぁ」と思ってね、聖書を読み始めたんだよ。モーゼの十戒とかは僕にはリーダーシップ論に見えるよ(笑) 僕は若い人にはリベラルアーツ、すなわち哲学・宗教・心理学・歴史といった本は30歳くらいから読み始めるように言ってるんだよ。早めに好きな分野を作っておいたほうがいいからね。僕の場合もそういうところからヒントをたくさんもらったよ。僕は色々読んだ結果、歴史は中国史、心理学はユング、哲学は現象学が好きだと分かった。 当時のボストン・コンサルティング・グループはクリエイティブ志向でね、ちょっとぶっ飛んだ人が多かった。だから『ゼロの発見』とか『大脳生理学』とかそういう本読んでる人が多かったんだよね。『易経』を教わったのもそのときの先輩からだね。 本はどこで買われるんですか? 山本:最近はインターネット通販で本を買うことも多いけど、昔は悩んだら本屋に行ってたよ。例えばある業界ですごく弱い会社があってね、どう分析しても答えが出てこない。そこで本屋で「弱いんだけど強い」っていうテーマの本はないかなと思って色んな本を眺めていたら、生物学のコーナーで「蚊」について書いた本が目に留まった。生物学事典を調べてみたら、「Strategy of Mosquito」っていうのが見つかったんだよね。 蚊は卵を産むとき「そこそこの大きさの水たまり」を狙うんだよ。大きすぎる池には魚がいるし、小さすぎる水たまりだと乾いちゃうかもしれない。だから、墓石にたまった水とかがちょうど良くって、それ以上水たまりが大きくなるようだったら逃げちゃうんだよね。「これだ!」と思って、「大手が参入してくる前の、そこそこのサイズのマーケットに固定費をかけずに参入して、他社が興味を持ち始めたらパッと切り替えて逃げましょう」っていう提案をしたら、これが当たったんだよね。お客さんにはとても「蚊の戦略です」とは言えなかったけれど・・・(笑) こういう経験って結構多くて、だから書店には結構行きますね。
一流コンサルタントが伝授する「一生モノの読書術」とは? | 本の要約サイト flier(フライヤー)
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読み手の感性に呼応してくるものを摘みあげるのではなくて、異質なもの、違和感をもたらすものをいかに取り入れか、その手続きがきわめて螺旋的なのだ。違和感をそのままの形で吸収し、蓄えておくことは、批評の領域においてはかなりの勇気を必要とする。とはいえ、理詰めで強引に違和感を圧搾するのも好ましい仕方ではない。なにかそぐわない、そんな感受する場での齟齬を親和の側から少しずつ崩していくのが望ましいし、またそういう方策を取るよりほかないのである。逆向きのベクトルがかろうじて重なり合う地点から言葉が選び取られているのだ。偽りの端正さに逃れようとする者が何の脈絡もなしにふたつの方向を「とりあえず」という副詞で連結し、あたかもそれが均衡であるかのように装うことがあるけれども、古典文学に対峙する竹西寛子には、妥協ではない前向きの「とりあえず」が強く作用している。
堀江敏幸「端正なエロス——竹西寛子論」『書かれる手』
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000369027
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星辰選集
花鳥誌 令和5年6月号
令和5年2月号の掲載句より再選
坊城俊樹選
この星辰選集は、私が各月の掲載句の中で、雑詠選・撰集選・さいかち集の成績などに関係なく、改めて俳句としての価値が優れていると判断したものを再度選句したものです。 言わば、その号における珠玉の俳句ということになります。
市松の歌舞伎のれんを出で嚔 四宮 慶月 裸婦像の目には映らぬ帰り花 緒方 愛 時雨傘勝鬨橋は跳ね忘れ 萩原 みち代 徒に長き黒髪近松忌 村上 雪 支柱抜き残んの菊の修羅を解く 田原 悦子 照紅葉ここは武蔵野ど真ん中 飯川 三無 数殊玉や手首の数殊に守られて 四本木 ただし 冬夕焼五重塔をふちどりぬ 宮崎 悠紀子
山眠る父生国を捨てたる日 加藤 美智子 黄落の中ロシア国大使館 津野 おさむ 塔に灯を星にしらべを降誕祭 松雪 耿子 機械油の匂ふ教室夜学の灯 鈴木 経彦 蓮根掘るまぶしき泥の太古まで 古賀 睦子 海鳴り��聞きつつ葱を抜きにけり 姫田 益恵 凩の一息で消す港の灯 大久保 樹 隙間風はらふ御堂の正信偈 藤原 寛
虚と実のあやなす蓮の骨の池 藤枝 昌文 裸婦像や波止場で在りし街の冬 蒼井 音呼 きのふけふきのふまたけふ息白し 河野 公世 箒目を真直に神を迎へけり 渡辺 光子 針山に錆びた針ある冬至かな 村山 弥生 蓮の実の飛ぶ音のして妻忌日 赤川 誓城 笹鳴やかくれんばうの児を教へ 古川 時江 雪吊の縄投げ下ろし神の庭 有川 寛
冬雲の先は黒々魔女の舌 丹羽 雅春 親の云ふままに嫁ぎて木の葉髪 奥 清女 忽と日暮あさきゆめみし水鳥に 渡辺 美穂 少年の匙水底に夏了る 白水 朝子 ずぶずぶと臍まで沈む蓮根掘 樋口 千代 百代の過客の中を着ぶくれて 村山 要 すつぽりと休み石抱く蔦紅葉 吉田 睦子 端然と冬構へして儒学堂 吉田 志津子
舟芝居竹撥太鼓鳴る波も 浅川 走帆 何までが夢の途中か日向ぼこ 八木 惠津 首廻し薄目がちなる浮寝鳥 中里 三句 けふはクリスマスだよとスナックのママ 藤田 亜羅多 クリスマス会ひたき人に会ひに行く 菊井 美奈子 決めかねてゐる手袋の十指かな 大和田 博道 ふるさとは遠くへ佐渡の冬怒濤 関 とし江 手の窪に在はす仏や霜の声 鮫島 成子
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ILLUSTRATION WAVE展に参加します。
三月の展示でも発表しましたが、 一年を締めくくるような展示と感じて 今年描いてきた中で自分が一番好きな絵にしました。 よろしくお願いいたします。
------------------------------------------------------------- ILLUSTRATION WAVE VOL.1 2018
https://www.3331.jp/schedule/004529.html
日程:2018年10月27日(土)~2018年11月04日(日) 時間:11:00-20:00/最終日18:00閉館/会期中無休 料金:一般800円 / 65歳以上、高校生以下無料 ※障害者手帳をお持ちの方とその付き添いの方1名は無料、当日に限り出入り自由 会場:3331アーツ千代田 1F メインギャラリー ※期間中 トークセッションが開催されます、3331アーツ千代田ホームページにてご確認ください
日本を代表するイラストレーター 222人の作品が3331に大集結する。 これが日本のイラストレーションだ!
もういまは2018年だし、イラストレーションとグラフィックアートを分け過ぎたり、その違いを議論したりなんてことはあまり意味がない。違いは違いとし てあるが、そこにヒエラルキーはないからだ、ところで数年前に1人の画家がある都市に拠点を移した。その街では誰もイラストレーションとアートを区別する ことに興味がない。ただ関心を寄せた対象を思うように描くうち、彼女はイラストレーション的な立ち位置をごく自然に標榜し、作品世界は軽やかな広がりと有 機的な連関をつくりだした。硬軟問わず気骨をもって、情熱を傾け愛さずにはいられないものや気になって仕方ない事象を、描くことにより図��する=イラスト レーションという営為は、アートへのアプローチを「コンセプト」「コンテクスト」「マーケット」という3つの足枷から解き放ち、時にそれはより純粋でコア な創作を可能にする。本質に迫るといってもいい。それが2018年、現代のイラストレーションだ。 住吉智恵 アートプロデューサー/ライター
参加者 IC4DESIGN 青山タルト 赤池佳江子 浅妻健司 浅野みどり あずみ虫 東 逸子 姉川たく 網中いづる AYUMI TAKAHASHI 新井苑子 荒井良二 新目 惠 あわい 飯田 淳 飯野和好 いざわ直子 石川えりこ 石山好宏 板垣しゅん 井筒啓之 井筒りつこ 伊藤彰剛 伊藤桂司 いとう瞳 いぬんこ 伊野孝行 今井トゥーン ズ 白尾可奈子 上路ナオ子 上田三根子 上田よう ウエノ★アモーレ★ヒロスケ 宇野亞喜良 浦野周平(Shu-Thang Grafix) えつこミュウゼ 遠藤拓人 えんどうゆりこ 大高郁子 大西 洋 大森とこ 小笠原 徹 小川かなこ 小岐須雅之 奥原しんこ 音部訓子 小渕もも 海谷泰水 影山 徹 加藤裕將 金子ナンペイ 河井いづみ 川上和生 川崎真奈 河野未彩 川村 易 河村康輔 川元陽子 管野研一 管弘志 木内達朗 北澤平祐 北沢夕芸 北住ユキ 北谷しげひさ 北見 隆 北村 治 北村ケンジ 北村 人 橘田幸雄 木原未沙紀 木村晴美 国井 節 久保周史 久保誠二郎 くまあやこ 熊井 正 久村香織 黒田愛里 黒田 潔 KUNTA 近藤圭恵 サイトウマスミ 斉藤美奈子ボツフォード サイトウユウスケ 阪口笑子 坂口友佳子 さかたしげゆき 坂本奈緒 櫻井砂冬美 佐々木悟郎 笹部紀成 ささめやゆき 佐藤香苗 佐藤邦雄 佐藤昌美 sanoooo Jennykaori 七戸優 信濃八太郎 篠崎三朗 霜田あゆ美 下村 勝 JUN OSON 城芽ハヤト 白根ゆたんぽ しりあがり寿 Sui Yumeshima スージー甘金 スガミカ 須川まきこ 須田浩介 赤 勘兵衛 五月女ケイ子 空山基 高橋キンタロー 高橋 潤 竹井千佳 田尻真弓 田島征三 田代 卓 多田景子 建石修志 田名網敬一 谷口広樹 田村映二 タムラフキコ タラジロウ 丹下京子 チカツタケオ 辻 恵子 土谷尚武 都築まゆ美 tupera tupera 寺田克也 寺本愛 天明幸子 唐仁原教久 時吉あきな とどろきちづこ 戸屋ちかこ とんぼせんせい 永井博 永井もりいち 中川 学 長野 剛 ナガノホナミ 長場 雄 中村幸子 中村 隆 薙野たかひろ 西口司郎 西山寛紀 二宮由希子 野村俊夫 鴻 奈緒 長谷川慶子 長谷川洋子 秦 直也 初谷佳名子 花くまゆうさく 早川モトヒロ 樋口たつの 日端奈奈子 平井豊果 平澤一平 ヒロ杉山 廣中 薫 ヒロミチイト face 福井真一 藤井桜子 藤井紗和 藤居正彦 舟橋全二 古川タク 古谷充子 ほししん��ち 堀内結 マスリラ 松井有希 松倉 香子 松本孝志 真鍋太郎 真々田ことり 丸山一葉 丸山誠司 micca みずうちさとみ 水上みのり 水口理恵子 水沢そら ミック・イタヤ 南 伸坊 ミナミタエコ 峰岸達 ミヤギユカリ ミヤタチカ 村井和章 もとき理川 本 秀康 森 邦保 モリスン YASUNARI AWAZU 矢吹申彦 山口はるみ 山口マサル 山崎綾子 山下以登 やまぞえみよ 山田博之 山本重也(Shige) 山本由実 ユムラタラ 吉岡里奈 吉實 恵 Rockin'Jelly Bean 若林 夏 渡辺 宏 渡辺浮美生 渡辺リリコ わたべめぐみ
日本のイラストレーションは70年代、80年代に、欧米諸国のイラストレーションとは違った 日本独自のスタイルで広がっていきました。ヘタウマという概念も生まれ、イラストレーションは 大きなブームとなりました。そして今、また日本のイラストレーション界が、大きく動き出そうと している予感があります。日本のイラストレーションの本当の魅力を、この展覧会で世の中に プレゼンテーションしたいと考えています。 --------- ヒロ杉山(本展ディレクター)
お問合せ ILLUSTRATION WAVE 展実行委員会 [email protected]
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評論家・宇野常寛氏(40)が、YouTuberのカジサックことキングコング・梶原雄太(38)からの“イジリ”を告発した騒動。2月8日にイベント主催者側が謝罪したことでようやく収束に向かっている。 キンコン西野が相方カジサックに辛口エール 反応に期待 発端は2月2日のイベント『ホリエモン万博』内の「チャンバラ合戦大運動会」における一幕。縄跳び対決に出場した宇野氏のチームに対し、カジサックは執拗に揶揄する“イジリ”を繰り返したという。宇野氏は立腹して途中退席し、Twitterで《こういうヤツがいるからイジメってなくならない》《テレビ的なイジメ芸の縮小再生産》などとカジサックを批判。宇野氏への当初のオファーは「トークショー」で、直前に「運動会」への変更とカジサックの出演が告げられたという。 「実は今回の“イジリ騒動”と同様の事件が半年ほど前にもありました。AmebaTVの『極楽とんぼKAKERU TV』で、加藤浩次(49)がパワハラ発言を告発された一件です」(テレビ局関係者) 昨年6月に放送された番組に「女性評論家」の1人として出演したAさんは、ふだんは会社員をしているため仮面で顔を隠していた。しかし加藤やカンニング竹山(47)から「仮面を取れ」「顔を晒せ」などと執拗に要求され、さらにほかの共演女性が「クソババア」「差別主義者」と罵られるのを見てショックを受けたという。こうした流れは台本やスタッフの事前説明とは大きく異なっていたそうだ。 この一件は『BuzzFeed』で報じられ、Aさん自身も記事を発表。しかし吉田豪氏(48)が《加藤浩次の狂犬ぶりを蘇らせるのがこの番組の目的》《事前に(番組の)Wikipediaぐらいはチェックしておくべき》と自己責任論ともとれる持論を展開するなど、Aさんへのバッシングも相次いだ。番組側が謝罪コメントを発表することはなく、AさんのほうがTwitterを休止することになってしまった。 今回の騒動では最終的に主催者側が全面謝罪したが、宇野氏に対してもTwitter上では《問答無用で帰るってのはただの失礼》《この程度をイジメって》などとバッシングが巻き起こっていた。著名な評論家である宇野氏だからこそ謝罪を引き出すことができたが、泣き寝入りしてきた“被害者”は少なくないはずだ。 「そもそもバラエティ番組的な“イジリ”をエンターテイメントとして見せること自体に嫌悪感を持つ視聴者も増えつつあります。制作者やイジる側の出演者は、イジられる側の感情に鈍感すぎます。たとえ観客の前であったり、カメラが回っていたりしていても、事前の同意がなければ“イジリ”も単なるハラスメントです」(前出・テレビ局関係者) 宇野氏の抗議によって、“イジリ”に依存する業界体質も今度こそ変わることができるだろうか――。
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精神科の診断においては、「正常さ」が診断される。だが、「あなたは異常である」と指摘するとき、そう判断する私自身は正常である、という予断が含まれている。ただ、「異常」と選別した「相手の話を聞く」ことは、異常な人の中にある正常な部分を見出す「対話」の可能性を開く。とはいえ、そうすることは、自らの「専門家の予断」を否定することにもつながりかねない。相手を変化させる前に、「自分たちの見方」を「変化させること」が求められるかもしれない。そんな「柔軟性や議論のある概念」では、「反―対話」に基づ��「抑圧」の関係性を保つことができない。だからこそ、「医師や社会の双方の価値観とぎちぎちに、また強く結びついた何か」を専門家は絶対視する。 しかし、ひとたびこの予断を超えることで、社会の価値観そのものが大きく変わることがある。
竹端寛『「当たり前」をひっくり返す バザーリア・ニィリエ・フレイレが奏でた「革命」』現代書館,2018,p.168
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不要忘記 ~ ばちらぬん
最近在沖繩影視圈內最熱門的話題莫過於以與那國島為背景的兩部電影: 《不要忘記》和《與那國 ~ 啟程的島》。
簡介
《不要忘記》 (與那國語: ばちらぬん) 是由日本京都藝術大學電影學系的東盛あいか指導與主演的電影/紀錄片。劇情環繞在一個穿制服的女孩與其他三位年輕人在與那國島上探索島嶼獨特的生活,目的是不要忘記這小島上承載的歷史、語言與文化。片中也部分紀錄了與那國島上一年中重要祭典以及島民從事的一些傳統活動。
全片除了片中部分年長者的對話以外,其餘對白皆為日本的瀕危語言 - 與那國語。
該紀錄片上映後榮獲日本 2021 年 PIA 影展的グランプリ獎榮譽,並於 2022 年,即沖繩復歸日本五十周年,作為宣傳影片在全國各地巡迴上映。
背景
《不要忘記》的故事是設定在日本最西端之地 - 與那國島。
與那國島,或許對許多臺灣人來說很陌生,其實是距離臺灣最近的日本領土,兩島之間相隔111公里。與那國島的劃分屬於日本的與那國町,比起沖繩縣那霸市,在位置上離臺灣的首都臺北市比較近。
與那國島上的島民屬於琉球民族,他們的基因比較接近南方繩文人。琉球人的語言是日琉語族中的琉球諸語,它們約在公元七世紀前和古日語分開。根據聯合國教科文組織,琉球諸語中有奄美語、國頭語、沖繩語、宮古語、石垣語和與那國語。這些語言和日文中雖然有許多同源詞和類似的文法架構,但它們在溝通上完全不互通。
在日本,琉球諸語皆被視為非正統的「方言」;它們在日本吞併琉球後至復歸這段期間遭���嚴重打壓,導致現今所有琉球語皆被認定為瀕危語言。
不算入石垣語的白保方言、竹富方言、西表方言或宮古語的池間方言、多來間方言等,與那國語是所有琉球語中狀況最危險的。根據與那國語權威山田真寬教授於 2013 年發表的論文,與那國語的母語使用人數為405人。
參考文獻與外部連結
1. 山田真寛・Pellard, Thomas. 2013.「ドゥナン(与那国)語の言語使用」田窪行則(編)『琉球列島の言語と文化:その記録と継承』93–107. 東京:くろしお出版.
2. 《不要忘記》 的官方網站
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