#竜舞流星群
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uc-yuk · 5 months ago
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5月23日発売のTCG『Z/X Zilions of enemy X』エクストラパック 第46弾 竜舞流星群<ドラゴニック・ミーティア>にて「魅惑の平浄-祈獣ニノ」のイラストを担当しました!どうぞよろしくお願いしますー!
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ikihsomom · 6 months ago
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(株)ブロッコリー Z/X 「竜舞流星群」 静点星“パヴォ” ロモア
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mxargent · 1 year ago
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"Kill them with kindness" Wrong. CURSE OF MINATOMO NO YORITOMO
アイウエオカキクケコガギグゲゴサシスセソザジズゼゾタチツテトダ ヂ ヅ デ ドナニヌネノハヒフヘホバ ビ ブ ベ ボパ ピ プ ペ ポマミムメモヤユヨrラリルレロワヰヱヲあいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなにぬねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわゐゑを日一国会人年大十二本中長出三同時政事自行社見月分議後前民生連五発間対上部東者党地合市業内相方四定今回新場金員九入選立開手米力学問高代明実円関決子動京全目表戦経通外最言氏現理調体化田当八六約主題下首意法不来作性的要用制治度務強気小七成期公持野協取都和統以機平総加山思家話世受区領多県続進正安設保改数記院女初北午指権心界支第産結百派点教報済書府活原先共得解名交資予川向際査勝面委告軍文反元重近千考判認画海参売利組知案道信策集在件団別物側任引使求所次水半品昨論計死官増係感特情投示変打男基私各始島直両朝革価式確村提運終挙果西勢減台広容必応演電歳住争談能無再位置企真流格有疑口過局少放税検藤町常校料沢裁状工建語球営空職証土与急止送援供可役構木割聞身費付施切由説転食比難防補車優夫研収断井何南石足違消境神番規術護展態導鮮備宅害配副算視条幹独警宮究育席輸訪楽起万着乗店述残想線���病農州武声質念待試族象銀域助労例衛然早張映限親額監環験追審商葉義伝働形景落欧担好退準賞訴辺造英被株頭技低毎医復仕去姿味負閣韓渡失移差衆個門写評課末守若脳極種美岡影命含福蔵量望松非撃佐核観察整段横融型白深字答夜製票況音申様財港識注呼渉達良響阪帰針専推谷古候史天階程満敗管値歌買突兵接請器士光討路悪科攻崎督授催細効図週積丸他及湾録処省旧室憲太橋歩離岸客風紙激否周師摘材登系批郎母易健黒火戸速存花春飛殺央券赤号単盟座青破編捜竹除完降超責並療従右修捕隊危採織森競拡故館振給屋介読弁根色友苦就迎走販園具左異歴辞将秋因献厳馬愛幅休維富浜父遺彼般未塁貿講邦舞林装諸夏素亡劇河遣航抗冷模雄適婦鉄寄益込顔緊類児余禁印逆王返標換久短油妻暴輪占宣背昭廃植熱宿薬伊江清習険頼僚覚吉盛船倍均億途圧芸許皇臨踏駅署抜壊債便伸留罪停興爆陸玉源儀波創障継筋狙帯延羽努固闘精則葬乱避普散司康測豊洋静善逮婚厚喜齢囲卒迫略承浮惑崩順紀聴脱旅絶級幸岩練押軽倒了庁博城患締等救執層版老令角絡損房募曲撤裏払削密庭徒措仏績築貨志混載昇池陣我勤為血遅抑幕居染温雑招奈季困星傷永択秀著徴誌庫弾償刊像功拠香欠更秘拒刑坂刻底賛塚致抱繰服犯尾描布恐寺鈴盤息宇項喪伴遠養懸戻街巨震願絵希越契掲躍棄欲痛触邸依籍汚縮還枚属笑互複慮郵束仲栄札枠似夕恵板列露沖探逃借緩節需骨射傾届曜遊迷夢巻購揮君燃充雨閉緒跡包駐貢鹿弱却端賃折紹獲郡併草徹飲貴埼衝焦奪雇災浦暮替析預焼簡譲称肉納樹挑章臓律誘紛貸至宗促慎控贈智握照宙酒俊銭薄堂渋群銃悲秒操携奥診詰託晴撮誕侵括掛謝双孝刺到駆寝透津壁稲仮暗裂敏鳥純是飯排裕堅訳盗芝綱吸典賀扱顧弘看訟戒祉誉歓勉奏勧騒翌陽閥甲快縄片郷敬揺免既薦隣悩華泉御範隠冬徳皮哲漁杉里釈己荒貯硬妥威豪熊歯滞微隆埋症暫忠倉昼茶彦肝柱喚沿妙唱祭袋阿索誠忘襲雪筆吹訓懇浴俳童宝柄驚麻封胸娘砂李塩浩誤剤瀬趣陥斎貫仙慰賢序弟旬腕兼聖旨即洗柳舎偽較覇兆床畑慣詳毛緑尊抵脅祝礼窓柔茂���旗距雅飾網竜詩昔繁殿濃翼牛茨潟敵魅嫌魚斉液貧敷擁衣肩圏零酸兄罰怒滅泳礎腐祖幼脚菱荷潮梅泊尽杯僕桜滑孤黄煕炎賠句寿鋼頑甘臣鎖彩摩浅励掃雲掘縦輝蓄軸巡疲稼瞬捨皆砲軟噴沈誇祥牲秩帝宏唆鳴阻泰賄撲凍堀腹菊絞乳煙縁唯膨矢耐恋塾漏紅慶猛芳懲郊剣腰炭踊幌彰棋丁冊恒眠揚冒之勇曽械倫陳憶怖犬菜耳潜珍
“kill them with kindness” Wrong. CURSE OF RA 𓀀 𓀁 𓀂 𓀃 𓀄 𓀅 𓀆 𓀇 𓀈 𓀉 𓀊 𓀋 𓀌 𓀍 𓀎 𓀏 𓀐 𓀑 𓀒 𓀓 𓀔 𓀕 𓀖 𓀗 𓀘 𓀙 𓀚 𓀛 𓀜 𓀝 𓀞 𓀟 𓀠 𓀡 𓀢 𓀣 𓀤 𓀥 𓀦 𓀧 𓀨 𓀩 𓀪 𓀫 𓀬 𓀭 𓀮 𓀯 𓀰 𓀱 𓀲 𓀳 𓀴 𓀵 𓀶 𓀷 𓀸 𓀹 𓀺 𓀻 𓀼 𓀽 𓀾 𓀿 𓁀 𓁁 𓁂 𓁃 𓁄 𓁅 𓁆 𓁇 𓁈 𓁉 𓁊 𓁋 𓁌 𓁍 𓁎 𓁏 𓁐 𓁑 𓀄 𓀅 𓀆
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kotobatoki-arai · 2 months ago
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ユートピアを考えていた。
 このなだらかなスロープをのぼる体はだいぶ軋んでいた。皆が支える滑車は見事に装飾され様���な色合いを纏い蔦をおおく絡めている。そこのミチを抜けると断層にあたるから、低く照らし尽くした桟道はなんぼもなく、曲線に沿って地下を巡ってください。厳粛な門扉は硝子でできており遠くまで見渡せていたが、ちょうど突きあたりの掉尾を飾るからなんてこともない、そこはゆるりとあればいい。  歩みだすときはどうせ坂道を転げるように自由を求める、いつかの雨晴れ。ひときれ振りまく苦笑いに流れるらしい わたしの日常は、腐った美術館だと畫けば、  fragileをのみこんでいった  無意識の傾げ、やわらかく暗がりを抱擁する低い空に神の皓さは具象する、湿っぽい賢者であろうと叩き壊した少々の本音はやはり馨り、あたりいちめんないような感覚と憂いたすべては酔彩、  (溜息、)羽とすれば咲くがいいか。  四六浮き積と漂う媒体、崩してむき出しに沈シンだ柔肌と、ちょうど上澄みの配列をいつかと散り敷かれる、  つまらない祝日がたどたどしく腰をおろして。  どうやら、読みかけの頁 と混じりあい 孤独を拐かしたように感じ、生身の体はまた地に湛む 一夜の姿を見せ/考える/ジオラマだと勝手、わらえばいいけど。しかしだよ。この雨はやまなかったが、あなたはやわらかなかおをして、たまにかがやいてみえる。  繊細は腐静仏と吸い寄せられ  ひとつぶの常ジョウは物換星移  いま暁のことですから  ハンドルNでは風刺画にもなりゃしないが  そうだな これは焼けた砂浜の車をやめて、素足で降り立ち おんなはまた/猥りがましいから胎をさすって。ビーチハットを目深に被り、奥に統べるように干潟を浚い、この瞳もなにもみえやしないが。キャンバス上を、流れてゆく先々を想像したときに。――と、まあそんなしあわせがほしかった。そう、声なき声で。いつかの稚気をそぎおとした某名のひとつとして、  それともなにか適した通勤バスのなかは温室じみて、しばらく床に落ちた水加減が混じり、座席はテンプレートのように日差しが溶け込み、にわかにひっくりかえした特���は天地に蒼くざわめいた。  決して。軽く蒸れ乾いた沈黙(額縁)を、のそのそと  這い出ると/おおごえで/振り向けば、主張がない/視覚を  片々な素材を塗り重ね、或いは くたくたな結び目の一方に火をいれたばかりのものは、枢ククリ地図を片手に押し開き、この状態を完璧なものだと、一途にあり。こわばる実を幾つか抱いた木々がまたヒトカズに入イる。独自な悪路にさしかかるワダツミの質感までがアサギと可溜り、珠海の鳳獄や銀竜草ユウレイタケと解き、あっちこっちに群生し、おどろくほど弱い罠だとひとつ摘みとり、瞬く間に枯れて、どうせまわりはおだやかに過ぎゆくのですから  もはや風であれ繋がれ、ほつれ目からそれぞれの人相を窺う、あるべきところへ薪は焚べられたのです。  怖気とは苦しみで悲しみで飼い殺した未知不明の蛇行を挟んでここに、種を蒔く。  無遠慮な灌木が芽吹きはじめる。侘しさが降り注ぎ窓に並ぶ。例えるなら眼鏡ごしに平行線の感傷とする。なにを掴み取ればよいのか。なにより御承知のとおり 喜劇覚書など粛々と眠るまえに  ――ここに、延ばして掻きとるだけの今とは、ただただ下る 生活と通過する故に、蝋燭を立てインクを溢すのだから。その質感とあれば消沈の舵は荒廃を取り分け旨は潮流をややこと更け、刻としてうつほと孕む一筋のひかりを掴もうと手を伸ばし、ぬくみだけが輪郭と繊細に沁みて  ……行く先をはじまりとみようが、柔らかな陽が透きとおったリネンのカーテンから現にみちみちて。シンプルないたみばかりが喉元を絞めるから。目覚めているようでどこか夢の最中あり、秒針も忙しない鼓動が重ならずに呼び起こしただけ切り抜きなのです (ひたぶる視覚に沿って包まれていたと、おもわれる、堺はまたどこかで傷付いて、脳裏ではたくさんのオリが生まれては消えていくのだ)  ではやがて十坪に満たない明日になったら、赫々たる尊びも、ね――もう褪せた夏の秘色を解いたばかりの、あれら連中(労働者)はハリツケの丘を一蹴する。タンパク質が絵にかいたようなifの夢 (同時に朝もやと書き置き、手繰り寄せた白湯を啜った)  沖から外を眺め見ることが叶うよう、彫り込まれた深い庇が一夜のように天赦し、ゆるくズレていくと 人生のにぎわいにあたる。のちに複製され、舌の先まで熱い手のひらの流れに、記憶の隅に複雑に追いやられてしまい、なにもないほど、あたりまえになる  このおとこの口から、光沢のある眼球まで感覚を欠けて、斜めから錠を取り付け、(まったく大袈裟な微睡みだと咳き込んでさぁ)  順序よく咀嚼させたものです。  ぬるい愚直なれ、鬱蒼とある なんぼか くねくねと、  まんべんなく虚脱感を肉体に添えるからだと  些細な歴史と覗き込めば銀河の畔もなれはて、一朝の圧倒を縫ってそれほど充てる、澪標の跡は手のひらだけに催涙雨と成す  しかし豊かな光や深い影が情け無いかも知れません。いまやあなたの芝居がかった振る舞いも幅広く、自然という退廃美と永久欠番の黒鍵と奏でる自白なども、いろを混ぜ合わせ、憐れみひとつも感じないから。膿んだほとぼりとはきっと反復する、ほんのつかのまの名画だとして  ではループする7番線の占いは―― 「どうってことねえの。」  ――もしシーラカンスの脊柱は太い中空の管~左右を除する足音が発する。そうしたなかで皆それぞれに閉ざされていて、晴た口吻のまどかに手を付けた展望のあぶき、かろやかに伏し拝みしどき、受け皿を序す貽貝の毒はへばれども堅く。くどくどとそれを憔悴爆撃とすくんでも老いても  あれらはどうであろう《多機能携帯端末と徘徊する》  、と――  並んでいるところに立って おとこは むかっていた、  碑錆びた名残りとある廟のようでも。  天体観望会は、アンタレスだけ満たし、うららかな裏を反して。考える葦であればびくともしない性格で。悠長に眠っているくせに。月蝕のあいだじゅう表情が消える。 (あなたのネグリジェを、黄昏が、さりげなく梳いたという)  にんげんは俯瞰してみれば限りなく小さく、日常の如何にのっぺらとしたことよ。あの手この手も、多少の変化にびくつきながら過ごす、懐かしさもちょっとしたありえない夢も、抄録コラージュしたばかりで  気づけば景観を彫像する箱庭であるのに、ほんのすこしかいま見る窓辺では霧のむこうにある、風景とはひやりとなみだしたり、肖像がほころびたりするけれども、春がまた濡れている  あなただとして 〈枝と花で飾る、ことを。〉  おもいかえしては此等、あるがまま 〝恣意ている〟から ゆらぎ (尾ひれがつく。そう想われるのだ)  すりつぶす星の粒が、ゆがんだ波が寄せては引いて、いつかの桜花を兆すまで闇が浮かび落ちる、わずかな影が同形な足で真直な選を追いたら、すくわれ続ける。うたかたの日は昇り、また沈み、一匹の貧相な観賞魚アナタをおもいえがく  爛れた流星痕とは口遊んだ野火だったから  況して、それからずっとひかりはリビングダイニングに処方箋を継ぎ足す。あなたから仕切られた曲線で、くすんだ指で 蝶尾がそこら中ともしらぬものを仄カタムけ、真っ白に潰されたひかりに値いし、天穹と深海をいずれも結ぼれるように反射した六畳一間に わたしと金魚鉢ひとつ、空蝉と置いてな(筆舌に尽くしがたい) 2024/07/27
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japan-dramangastery · 10 months ago
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小学館的漫畫雜誌02(青年向)
接着少年向的部分,我们聊一聊青年向。
小学馆的青年向杂志主要是大漫画四兄弟。
ビッグコミック(BIG COMIC)
ビッグコミックオリジナル(BIG COMIC ORIGINAL)
ビッグコミックスペリオール(BIG COMIC SUPERIOR)
ビッグコミックスピリッツ(BIG COMIC SPIRITS)
月刊!スピリッツ(月刊!SPIRITS)
週刊ヤングサンデー(周刊Young Sunday)
月刊IKKI
コロコロアニキ(コロコロ大哥)
ビッグコミック(BIG COMIC)
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发行时间:1968年2月29日 -
人群向:30岁以上的男性
发行日:毎月10日,25日
简称:『ビッグ』『ビッコミ』
增刊:ビッグコミック増刊号
代表作:骷髅13(ゴルゴ13) 、正直不動産、BLUE GIANT系列、HOTEL、荞麦达人(そばもん ニッポン蕎麦行脚)、搞怪刑事 (がきデカ)、双面(ダブル・フェイス)、Big Wing(ビッグウイング)、筑地鱼河岸三代目(築地魚河岸三代)等等
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创刊初期得到了诸如手塚治虫、石ノ森章太郎、白土三平、水木しげる、さいとう・たかを、藤子不二雄(藤子・F・不二雄&藤子不二雄Ⓐ) 、楳図かずお、ちばてつや等等大牌漫画家的贡献,并且杂志以超长连载闻名。尤其是『骷髅13(ゴルゴ13)』在日本漫画史上连载篇幅第三长,连载周期第四长。
2021年8月号开始电子版配信。
ビッグコミックオリジナル(BIG COMIC ORIGINAL)
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发行时间:1972年 -
人群向:30岁以上的男性
发行日:毎月5日,20日
增刊:ビッグコミックオリジナル増刊、ビッグコミックONE(2009年休刊)
代表作:三丁目の夕日、钓鱼迷日记(釣りバカ日誌)、浮浪雲、あぶさん、風の大地、黄昏流星群等等
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72年创刊时是『ビッグコミック』的增刊号,74年独立创刊。杂志最鲜明的特点就是有相当多的连载超过40年的长寿作品,最初,Big Comic 的创始人小西湧之助创办这本杂志的目标读者是“比 Big Comic 大一岁半”。因此,为了与以资深作家的杰作为特色的“大漫画”区分开来,它开始出版更多年轻(当时)漫画艺术家的有趣作品。
2016年6号开始电子版配信。
ビッグコミックスペリオール(BIG COMIC SUPERIOR)
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发行时间:1987年 -
人群向:青年
发行日:毎月第2、4个周五
代表作:医龍-Team Medical Dragon-、幽丽塔,厨艺小天王(味いちもんめ)、あずみ/AZUMI、小太郎一个人生活(コタローは1人暮らし)(柴門ふみ)非婚家族、はんなり!
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创刊初期的作品来自于『ビッグコミックオリジナル増刊号』,近些年该杂志的作品规模已经不逊色与大漫画系列之前的三本(ビッグコミック』、『ビッグコミックオリジナル』、『ビッグコミックスピリッツ』,也就是大漫画,大漫画ORIGINAL,大漫画SPIRITS)
相对于Original��列针对30岁以上的上班族,Spirits系列针对的学生群体,Superior系列针对的目标群体是20多岁的青年人。
漫画新人赏:新人コミックオーディション(新人 Comic Audition),第1期的巡考审查员是乃木坂太郎。
ビッグコミックスピリッツ(BIG COMIC SPIRITS)
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发行时间:1980年10月 -
人群向:青年
发行日:毎周一
简称:『ビッグスピリッツ』、『BCSpi』
増刊・派生誌:月刊IKKI、ヒバナ、月刊!スピリッツ
代表作:柔之道(YAWARA!)、极速悍将(F-エフ)、美味大挑战 (美味しんぼ)、真相之眼 (ギャラリーフェイク)、东京爱情故事(東京ラブストーリー)、爱情白皮书(あすなろ白書)、東京大学物語、一个好人(いいひと)、薙刀社青春日记 (あさひなぐ)、鼹鼠之歌 (土竜の唄)、请叫我英雄 (アイアムアヒーロー)、特攝GAGAGA (トクサツガガガ)等等。
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与大漫画、大漫画ORIGINAL、大漫画SUPERIOR合称为大漫画四兄弟,目标年龄是四兄弟中最低的,早期启用宮谷一彦、谷口ジロー等漫画家,创作漫画的劇画意图非常明显,之后以少年杂志风格设计的青春漫画作品有所增加。
因为是青年向的漫画杂志,所以相对动画化的漫画数量,电视剧化的动漫数量更多。虽然被归类为大型漫画,但由于创刊历史,在人员上与『周刊少年Sunday』有着密切的关系。2008年9月起,由于『周刊Young Sunday』停刊,杂志上连载的漫画约有一半被转移过来。
月刊!スピリッツ(月刊!SPIRITS)
发行时间:2009年8月27日 -
人群向:青年
发行日:每月27日
代表作:重版出来!、鼹鼠之歌外传(土竜の唄外伝 狂蝶の舞)、舒特赫尔:西夏恶灵(シュトヘル)、恋如雨止 (恋は雨上がりのように)等。
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这是『BIG COMIC SPIRITS』(本刊)的增刊,该增刊与本刊的作品双向流通。它是週刊ヤングサンデー』(周刊Young Sunday)休刊后的后继杂志。『月刊IKKI』停刊后,也有两部作品转移过来。
从该杂志转移到本刊刊登的一次性作品很多,此外转移到『やわらかスピリッツ』(网络漫画网站)的情况也很多。
週刊ヤングサンデー(周刊Young Sunday)
发行时间:1987年 - 2008年
人群向:青年
发行日:月2回刊 → 週刊
简称:「ヤンサン」、「YS」
改名:マンガくん → 少年ビッグコミック → ヤングサンデー → 週刊ヤングサンデー
代表作:冬物語、海猿、ムジナ、世界是我的世界(ザ・ワールド・イズ・マイン)、杀手阿一(殺し屋1)、孤岛诊疗所(Dr.コトー診療所)、少年犯之七人(RAINBOW-二舎六房の七人-)、诈欺猎人(���ロサギ)等。
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初期与同社内的『ビッグコミックスピリッツ』是长期竞争关系,90年代开始陆续连载了很多带有强烈色情和图像暴力元素以及对犯罪高度敏感的作品(对于小学馆而言)。
2000年奥山任編集長的时代,这些作品都被移除了。杂志试图转移到类似『周刊少年Sunday』体育&恋爱戏剧的风格,但是除了『孤岛诊疗所(Dr.コトー診療所)』之外并没有什么优秀作品。
此后,在奥山离任后,出现了很多人气颇高、不良题材程度高的漫画作品,,譬如『RAINBOW-二舎六房の七人-(少年犯之七人)』『クロサギ(诈欺猎人)』『土竜の唄(鼹鼠之歌)』等。
2008年5月19日,小学馆宣布根据未来的经营决策考虑停刊。连载的半数作品转移到『BCSpi』、剩下的转移到『BCSpi』的增刊『YSスペシャル(YSSP)』上。
月刊IKKI
发行时间:2003年 - 2014年
人群向:青年
发行日:每月25日
代表作:鉄子の旅系列,金魚屋古書店、异兽魔都 (ドロヘドロ)、聖克麗歐學園 (放課後のカリスマ)、Levius -机关拳斗- (Levius -レビウス-)等。
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前身是『BCSpi』的双月刊增刊『スピリッツ増刊IKKI』,创刊时的口号『漫画未到黎明期』(「コミックは未だ黎明期である」),和『BCSpi』共用很多工作人员,也启用了很多在女性杂志活动的漫画家。
举办了两月一次的漫画新人赏『イキマン』,在提交的作品中,总有至少一件优秀作品发表。因为有很多漫画爱好者喜欢的漫画,所以也被称为『小学馆的Afternoon』(讲谈社的『月刊アフタヌーン』(月刊Afternoon))、『小学馆的ガロ』(青林堂的『月刊漫画ガロ』)
尽管因发行量小而出现亏损,但由于图书销量增加和媒体混合效应,2007年开始盈利。该杂志的官方网站「イキパラ」开设了“「WEBイキパラCOMIC」,出版新绘制的网络版连载作品。
2014年7月,宣布同年11月号后停刊。据悉,部分作品将在2015年初推出的新杂志(『ヒバナ』(火花))上再次连载。
コロコロアニキ(コロコロ大哥)
发行时间:2014年10月15日 - 2021年3月15日
人群向:20-30岁的男性
发行日:不定期刊 → 季刊 → 年3回刊
代表作:爆走兄弟レッツ&ゴー!! Return Racers!!、コロコロ創刊伝説等。
口号是『小学生不可以』(「小学生お断り」),它是作为 1977 年首次出版的『月刊コロコロコミック』月刊的成人版出版的。主要目标受众为从『コロコロ』毕业的中学生到成人,类型为青年漫画。
已出版的作品的特色:
有以集换式卡牌游戏为题材的作品
有让20-30岁人怀念的曾经的连载作品的续作或者特别偏
以『コロコロコミック』创刊以来的艰辛和『のむらしんぼ(野村 伸[)』现在自身的困境交织的作品『コロコロ創刊伝説』
从第1期开始『新日本职业摔跤』题材,第5期开始的『坦克』题材的作品。
附录包括集换式卡牌游戏卡(原创设计)、智能手机游戏应用程序的序列号以及与田宫合作制作的迷你四轮驱动部件。
随着2021年春季号(第22卷,2021年3月15日发行),为期约六年半的杂志出版结束了,作品转移到『コロコロオンライン』(コロコロ Online)上进行网页连载。虽然事实上就是休刊,不过宣传是『从纸媒进化为电子化』,2022年3月15日,『コロコロオンライン』(コロコロ Online)的漫画专区将整合并更新为「週刊コロコロコミック」,过去的作品和新作品都将在那里发布。
(青年向就整理到这啦~)
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natumark · 10 months ago
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今現在いる自作キャラクター何人居るのかなという個人的興味による名前を並べ立てるだけの場所
なお、名前は登場時のもので表記するが婚姻などの理由で作中で姓が変わっていることが判明している人物は、基本的に「旧姓(新姓)名前」と表記する。
また、同一作品あるいは別作品で別名を使用(偽名や名字違い、表記揺れなど)している場合は、名前ごとに「/」で区切る。
竜ヶ崎菖蒲(『Dreamerシリーズ』『暁』)
唐鞠人(『Dreamerシリーズ』)
唐清成(『Dreamerシリーズ』)
唐夾乎(『Dreamerシリーズ』)
葛原慎/葛城慎(『Dreamerシリーズ』『暁』『愛と誠』)
徳蘭咲莉/葛城咲莉(『Dreamerシリーズ』『暁』)
野々宮累/Y(『Dreamerシリーズ』『暁』『キメラの箱庭』)
野々宮恵/X(『Dreamerシリーズ』『暁』『キメラの箱庭』)
羽生媛乃(『Dreamerシリーズ』)
芹沢雪緒(『Dreamerシリーズ』)
神冥鳳(『Dreamerシリーズ』『暁』)
村上道嘉(『Dreamerシリーズ』『暁』)
桃川匠(『Dreamerシリーズ』『暁』)
菊加乱離(『Dreamerシリーズ』)
小野宮斗真/小野宮トニー(『Dreamerシリーズ』『暁』)
黒沢蓮雨/黒澤蓮雨(『Dreamerシリーズ』『暁』)
白川鈴花/白河鈴花(『Dreamerシリーズ』『暁』『砂漠の薔薇』)
藤堂果梨(『Dreamerシリーズ』『暁』)
安東陵哉(『Dreamerシリーズ』『暁』)
椿薫/烏夜月長/椿和久(『Dreamerシリーズ』『暁』)
浅倉香/水葱/烏夜水葱(『Dreamerシリーズ』『暁』)
日仁/姫宮日仁(『Dreamerシリーズ』『暁』『天国に結ぶ愛』)
浦上更長(『Dreamerシリーズ』)
ロイス=クロノス(『Dreamerシリーズ』)
於季(『Dreamerシリーズ』)
葛城眞明(『Dreamerシリーズ』『暁』)
咲/葛城咲子(『Dreamerシリーズ』)
信(『Dreamerシリーズ』)
尊(『Dreamerシリーズ』)
すずめ(『Dreamerシリーズ』)
光一/烏夜光長/沙羅光長(『Dreamerシリーズ』)
海二/烏夜海長/海(『Dreamerシリーズ』)
空三/葛城空明(『Dreamerシリーズ』)
四葉(『Dreamerシリーズ』)
山五/烏夜頼長(『Dreamerシリーズ』)
六花(『Dreamerシリーズ』)
七火(『Dreamerシリーズ』)
風八/烏夜風頼(『Dreamerシリーズ』)
九華(『Dreamerシリーズ』)
菊加康朝(『Dreamerシリーズ』)
富永朝頼(『Dreamerシリーズ』『暁』)
夕/富永夕姫(『Dreamerシリーズ』『暁』)
舞/吉条舞(『Dreamerシリーズ』『暁』『愛と誠』)
杉尾景平(『Dreamerシリーズ』『暁』『愛と誠』)
高泉明道(『Dreamerシリーズ』『暁』)
藤子/高泉藤子(『Dreamerシリーズ』『暁』)
宗浦静信(『Dreamerシリーズ』『暁』)
宗浦佐予/黒沢紗綾(『Dreamerシリーズ』『暁』)
竜ヶ崎紫陽花(『Dreamerシリーズ』)
竜ヶ崎紫苑(『Dreamerシリーズ』)
葛城新名(『Dreamerシリーズ』『愛と誠』)
沙羅亰一郎(『Dreamerシリーズ』)
菊加理汰郎(『Dreamerシリーズ』)
岡崎煌大(『Dreamerシリーズ』)
長谷川謙輔(『Dreamerシリーズ』)
丹羽勇磨(『Dreamerシリーズ』)
井崎保(『Dreamerシリーズ』)
藤堂俊也(『Dreamerシリーズ』)
安東明仁(『Dreamerシリーズ』)
桜井晋右衛門(『Dreamerシリーズ』)
古賀翔平(『Dreamerシリーズ』)
池田綾之助(『Dreamerシリーズ』)
若宮千歳丸(『Dreamerシリーズ』)
加納梨子(『Dreamerシリーズ』)
若宮江与(『Dreamerシリーズ』)
上原千夏(『Dreamerシリーズ』)
神冥奈々子(『Dreamerシリーズ』)
板額常葉(『Dreamerシリーズ』)
巴静(『Dreamerシリーズ』)
桂木歩実(『Dreamerシリーズ』)
乱崎望(『Dreamerシリーズ』)
村井潤(『Dreamerシリーズ』)
橋元文佳(『Dreamerシリーズ』)
竜ヶ崎葵(『Dreamerシリーズ』『愛と誠』)
唐六連(『Dreamerシリーズ』)
菊加玖蘭(『Dreamerシリーズ』)
村上章広(『Dreamerシリーズ』)
高村澪子(『Dreamerシリーズ』)
村上実保(『Dreamerシリーズ』)
徳蘭晴名(『Dreamerシリーズ』『愛と誠』)
葛原(徳蘭)稔(『Dreamerシリーズ』『愛と誠』)
葛原睦(『Dreamerシリーズ』)
野々宮佳澄(『Dreamerシリーズ』)
野々宮露佳(『Dreamerシリーズ』)
村上音羽(『Dreamerシリーズ』)
桔梗(『Dreamerシリーズ』)
飛済彩瀬(『Dreamerシリーズ』)
華前朔耶(『Dreamerシリーズ』)
魚谷麗美子(『Dreamerシリーズ』『私だけのあなた』)
柳沢璋司/リッソ(『Dreamerシリーズ』)
仲村真理命/アルク(『Dreamerシリーズ』)
佐崎のの/シルウァーティ(『Dreamerシリーズ』)
篠原���代子/ヴェッタ(『Dreamerシリーズ』)
三輪凛/ラージャ(『Dreamerシリーズ』)
沙羅京/オルカ(『Dreamerシリーズ』)
梶神流/イースイ(『Dreamerシリーズ』)
亜苙恭一/ピテーコ(『Dreamerシリーズ』)
纓田大輝/ウル(『Dreamerシリーズ』)
風雅萌華/トゥナ(『Dreamerシリーズ』)
古森貴雄/フーリー(『Dreamerシリーズ』)
瑠璃満/ローリ(『Dreamerシリーズ』)
工藤明人/リュープ(『Dreamerシリーズ』)
村宇治龍星/レオンテ(『Dreamerシリーズ』)
橘田奏/チィーガル(『Dreamerシリーズ』)
八百津李央/レニェ(『Dreamerシリーズ』)
舞園博美/シュラン(『Dreamerシリーズ』)
高梨宗治/ロントラ(『Dreamerシリーズ』)
高梨愛美/ムルシェ(『Dreamerシリーズ』)
橋爪実果/プフェー(『Dreamerシリーズ』)
戸ノ塚義洋/レーエ(『Dreamerシリーズ』)
沙羅保光(『Dreamerシリーズ』『暁』)
沙羅都(『Dreamerシリーズ』)
沙羅(芹沢)茜(『Dreamerシリーズ』『天国に結ぶ愛』)
黒沢ラウル(『Dreamerシリーズ』)
黒沢琳芳(『Dreamerシリーズ』)
鹿苑要(『Dreamerシリーズ』)
飛鳥千広(『Dreamerシリーズ』)
藤宮美春(『Dreamerシリーズ』)
春宮寺鷹美(『Dreamerシリーズ』)
倉本菊(『暁』)
倉本楓(『暁』)
戸蔵百合(『暁』)
透(『暁』)
美奈子/竺川茗/姫宮美奈子(『暁』『天国に結ぶ愛』)
江宮礼仁/江宮礼史(『暁』『天国に結ぶ愛』)
馬場園彰/竺川彬良(『暁』『天国に結ぶ愛』)
藤宮倫子/藤宮(姫宮)倫子(『暁』『天国に結ぶ愛』)
竺川葵子/竺川(渡邊)葵子(『暁』『天国に結ぶ愛』)
竺川彬彦(『暁』『天国に結ぶ愛』)
千鶴/姫宮(江宮)千鶴(『Dreamerシリーズ』『暁』『天国に結ぶ愛』)
江宮礼護(『暁』『天国に結ぶ愛』)
衆樹綴(『キメラの箱庭』)
徳富延寿/徳富槐(『キメラの箱庭』)
群千在(『キメラの箱庭』)
上久世揚羽(『キメラの箱庭』)
百千拓人(『キメラの箱庭』)
濱野桜海(『キメラの箱庭』)
穂末涼(『キメラの箱庭』)
上久世浅黄(『キメラの箱庭』)
鈴鹿真昼(『キメラの箱庭』)
藤波杏七(『キメラの箱庭』『私だけのあなた』『春の墓標』)
陣内柚斎(『キメラの箱庭』『私だけのあなた』『春の墓標』)
黒森真那(『キメラの箱庭』)
柳泉文目(『キメラの箱庭』)
葛木眞/葛木䰠(『キメラの箱庭』)
夜長葵(『キメラの箱庭』)
代永蒼/ソーマ(『キメラの箱庭』)
衆樹享(『キメラの箱庭』)
衆樹聖(『キメラの箱庭』)
紀野蘭花(『キメラの箱庭』)
紀野國香(『キメラの箱庭』)
衆樹すばる(『キメラの箱庭』)
出水隆明(『キメラの箱庭』)
四倉真夜(『キメラの箱庭』)
小野田トム(『キメラの箱庭』)
葛木魁(『キメラの箱庭』)
群千秋成(『キメラの箱庭』)
荻谷純(『キメラの箱庭』『私だけのあなた』『春の墓標』)
穂末純(『キメラの箱庭』)
マヤン=リュナー・ヴァルト(『キメラの箱庭』)
杉崎和義(『私だけのあなた』)
杉崎惟義(『私だけのあなた』)
峯岸心愛(『私だけのあなた』)
御影優(『春の墓標』)
御影秀(『春の墓標』)
和泉賢路(『春の墓標』)
鴻池麻理(『砂漠の薔薇』)
朝霧浪漫(『砂漠の薔薇』)
鴻池理人(『砂漠の薔薇』)
臼井史也(『砂漠の薔薇』)
戸来(『荒れ野の茨』)
惣間(『荒れ野の茨』)
井貫(『荒れ野の茨』)
半田冬葵(『物言わぬ花』)
フリードリヒ(『物言わぬ花』)
鈴木司狼(『物言わぬ花』)
鈴木虎徹(『物言わぬ花』)
鈴木未沙(『物言わぬ花』)
鈴木宗馬(『物言わぬ花』)
アリア/Arianne Luisa Calberry(『Links of Destiny』)
ジーク/Siegward Selecis Schwarza(『Link of Destiny』)
ベル/Bernardo Emanuel Thiers(『Link of Destiny』)
リディアン/Lydian La René Ostinato(『Link of Destiny』)
エリー/Ellie Gillian Simons(『Link of Destiny』)
ジャック/Jack Law Herschel(『Link of Destiny』)
ケイト/Kate Lyl Rainer(『Link of Destiny』)
フィル/Philipp O'Carolan(『Link of Destiny』)
シェイラ/Sheila McMahon(『Link of Destiny』)
ラウロ/Lauro Carnevale(『Link of Destiny』)
尹依琳(『Link of Destiny』)
レイ/日向零鬼(『Link of Destiny』)
日向優鬼(『Link of Destiny』)
日向瑞鬼(『Link of Destiny』)
フローリァ/近衛桐鬼(『Link of Destiny』)
ジュリア/Julia Crache Schwarza(『Link of Destiny』)
リディ/Lydios Alks Rilvale(『Link of Destiny』)
辰水龍眞(『Link of Destiny』)
睦溜藍岬(『Link of Destiny』)
フューラー/Frank Feurer(『Link of Destiny』)
マリア/Maria Muriel Lowell(『Link of Destiny』)
ルーネリア/Runelia Michelle Iris-Queen(『Link of Destiny』)
サミュエル/Samuel Stefan Iris-Queen(『Link of Destiny』)
姫百合/宇都宮鬼百合(『Link of Destiny』)
播磨鬼菊(『Link of Destiny』)
日向蘭鬼(『Link of Destiny』)
エレーヌ/Helene(『Link of Destiny』)
カムイ/Kamui(『Link of Destiny』)
マヤ/Maya(『Link of Destiny』)
風銀流睡(『Link of Destiny』)
レイヴン/Raven(『Link of Destiny』)
カナリー/Canary(『Link of Destiny』)
ピーコック/Peacock(『Link of Destiny』)
パロット/Parrot(『Link of Destiny』)
ティール/Teal(『Link of Destiny』)
カイト/Kite(『Link of Destiny』)
ロビン/Robin(『Link of Destiny』)
ピジョン/Pigeon(『Link of Destiny』)
ジル/Silfried Wishel Schwarza(『Link of Destiny』)
アリオス=アレイオス/Arios Areios(『Link of Destiny』)
ジェイド=オリアーナ/Jade Oriana(『Link of Destiny』)
幽鬼(『Link of Destiny』)
カイル/海/Kyle Schwarza(『Link of Destiny』)
ソラリス/天/Solaris Schwarza(『Link of Destiny』)
アイリス/Iris Athala Wessux(『Link of Destiny』)
ルエィス/LEis(『lost story』)
ハリェン/XaRien(『lost story』)
ジ(ク)セロ/XixCero(『lost story』)
リュスヴェ/LuCвe(『lost story』)
ノーデュンレ/HoDunle(『lost story』)
オムスミェト/OmCмed(『lost story』)
ファミンシェ/FaMinXià(『lost story』)
エルフィ/HelFi(『lost story』)
エィラ/AίRra(『lost story』)
ネフォーラト/NefŌraD(『lost story』)
レオム/ReUm(『lost story』)
レオミン/ReUmin(『lost story』)
フレィディス/FlaDis(『lost story』)
ウィーノヴ/ViNov(『lost story』)
リルリュスヴェン/Lir'LuCвen(『lost story』)
フリューゥル/FlüWl(『lost story』)
ジャスティン/Justine(『無題』)
エレナ/Elena(『無題』)
クリスティー/Christy(『無題』)
ジュリエッタ/Giulietta(『無題』)
アーテー/Ate(『無題』)
シャルロッテ/Charlotte(『無題』)
双葉=沙羅(『名のない長編』)
双葉=檀(『名のない長編』)
双葉=芹子(『名のない長編』)
榊=竜胆(『名のない長編』)
榊=桔梗(『名のない長編』)
榊=藤浪(『名のない長編』)
山吹(『名のない長編』)
柾(『名のない長編』)
芙蓉(『名のない長編』)
撫子(『名のない長編』)
柘榴(『名のない長編』)
リリー/Liliana-Lilynette Eminy(『天使な悪魔!!』)
セバス/Sebas-Severo Eugenie(『天使な悪魔!!』)
ジム/James-Robert Caria(『天使な悪魔!!』)
シリウス/Sirius-Procyon Laxness(『天使な悪魔!!』)
リアム=リーガン/Liam-Regan Lupin(『天使な悪魔!!』)
ピーター/Peter-Petillant Oscar(『天使な悪魔!!』)
ルシファー/Lucifer-Narcissus Arrowfone(『天使な悪魔!!』)
レグルス/Regulus-Arcturus Laxness(『天使な悪魔!!』)
アーサー/Arthur-Eric Williams(『天使な悪魔!!』)
メアリー/Mary-Reserva Lisse(『天使な悪魔!!』)
スピカ/Spica-Perle Laxness(『天使な悪魔!!』)
アリス=ティー/Alice-Ttie Caria(『天使な悪魔!!』)
フィアナ=フィー/Fiana-Fee(『天使な悪魔!!』)
ミッシェル/Michelle-Louise Stuart(『天使な悪魔!!』)
カタリーナ/Katharina Herrstein(『天使な悪魔!!』)
ドロシー/Dorothy-Daisy Hades(『天使な悪魔!!』)
ローズ/Roselia-Rosetta Eminy(『天使な悪魔!!』)
ハロルド=ハウリー/Harold-Hawley(『融解温度黙示録』)
スーザン=ホウ/Susan-Ho/Susan-Flay Ros Marlunica(『融解温度黙示録』)
ディア=クラレンス/Dia-Clarence-Melgart Arnold Onestry(『融解温度黙示録』)
アメリア/Amelia Emu(『融解温度黙示録』)
ティエリオ/Tierio Emu(『融解温度黙示録』)
ゴードン=ラックズベリー/Gordon-Racksberry/Gordon-Racksnes Berylrield Ros(『融解温度黙示録』)
クロード神父/Claude-Melvin(『融解温度黙示録』)
オンディーナ=バルバッラ/カルラ=マリカ/Ondina−Barbarra/Karla-Marika(『融解温度黙示録』)
ギュンター/Erich Günther(『融解温度黙示録』)
マックス/Maximilian Günther(『融解温度黙示録』)
ジェラルド=ステロ/Gerardo-Stello(『融解温度黙示録』)
メイリン/Meilin(『融解温度黙示録』)
ソロモン/Salomon Keller(『融解温度黙示録』)
メリエル/Meriel Knott(『融解温度黙示録』)
ヴィオラ=エレイン/Violet-Sara-Elaine Iris-Queen(『融解温度黙示録』)
ジャック=アンドリュー/Jack-Andrew/Jean-Baptiste−André(『融解温度黙示録』)
コルネリウス/Cornelius Keller(『融解温度黙示録』)
カスパル/Kaspar Keller(『融解温度黙示録』)
ヨハンナ/Johanna Keller(『融解温度黙示録』)
ザシャ/Alexander Keller(『融解温度黙示録』)
リカルダ/Ricarda Keller(『融解温度黙示録』)
ナディヤ/Nadja Keller(『融解温度黙示録』)
フリードリヒ/Friedrich Keller(『融解温度黙示録』)
クラウディア/Claudia Keller(『融解温度黙示録』)
オーウェン=ホウ/Owen-Ho Ros Marlunica(『融解温度黙示録』)
エル=ペルリック/El-Perlick(『融解温度黙示録』)
メリー=アン/Marry-Ann(『融解温度黙示録』)
第一使徒シミオン/Simeon(『融解温度黙示録』)
ダイナ/Dinah(『融解温度黙示録』)
第二使徒ハイメ/Jaime(『融解温度黙示録』)
第三使徒フアン/Juan(『融解温度黙示録』)
第四使徒アンドレイ/Andrei(『融解温度黙示録』)
第五使徒フィリパ/Filipa(『融解温度黙示録』)
第六使徒ナータン/Nathan(『融解温度黙示録』)
第七使徒マタエウス/Matthaeus(『融解温度黙示録』)
第八使徒トマ/Thomas(『融解温度黙示録』)
第九使徒ジャコバ/Jacoba(『融解温度黙示録』)
第十使徒アダイ/Aday(『融解温度黙示録』)
第十一使徒ジュード/Jude(『融解温度黙示録』)
第十二使徒マッテーオ/Matteo(『融解温度黙示録』)
第十三使徒ヨゼフ/Yôsēp̄‎(『融解温度黙示録』)
第十四使徒パヴレ/Pavle(『融解温度黙示録』)
アリス/Samuel-Florence Allison(『PP.アンダーランド』)
白うさぎ/スノゥ/Bearice-Phyllis Gloster(『PP.アンダーランド』)
チェシャ猫/キャット/Victoria Raymond Torrington(『PP.アンダーランド』)
キティ/William Raymond Torrington(『PP.アンダーランド』)
帽子屋/ブラック/Patricia-Louis Fox(『PP.アンダーランド』)
帽子屋/ホワイト/Patrick-Kate Fox(『PP.アンダーランド』)
ハートの女王/Justine-Le-Mary Heartfilia(『PP.アンダーランド』)
紅茶屋/ティー/Raphael-Edwin Keith(『PP.アンダーランド』)
香水屋/ティア/Gabriel-Edward Keith(『PP.アンダーランド』)
時計屋/ティム/Mickael-Edmond Keith(『PP.アンダーランド』)
ヤマネ(眠りねずみ)/ドール/Emanuel-Irene Fitch(『PP.アンダーランド』)
ハートのジャック/Silfried-La-Alexandra Heartfilia(『PP.アンダーランド』)
伯爵/ドードー/Sin-Clara-Clarence Arnold(『PP.アンダーランド』)
占い師/芋虫/Kristine-Noelle Walsingham(『PP.アンダーランド』)
伯爵夫人/カナリア/Cecilia-Emily Arnold(『PP.アンダーランド』)
トカゲのリズ/Kimberley-Hector Lipscomb(『PP.アンダーランド』)
三月うさぎ/Thomas-Malcolm Olsen(『PP.アンダーランド』)
ウミガメモドキ/Ramona-Thelma Monroe(『PP.アンダーランド』)
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kachoushi · 11 months ago
Text
各地句会報
花鳥誌 令和5年12月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
………………………………………………………………
令和5年9月2日 零の会 坊城俊樹選 特選句
売られゆく親子達磨の秋思かな 三郎 初秋の六区へ向かふ荷風かな 佑天 浅草にもの食ふ匂ひして厄日 和子 秋の風六区をふけばあちやらかに 光子 蟬一つ堕つ混沌の日溜りに 昌文 中国語英語独逸語みな暑し 美紀 神谷バーにはバッカスとこほろぎと 順子
岡田順子選 特選句
ましら酒六区あたり��商はれ 久 レプリカのカレーライスの傾ぐ秋 緋路 鉄橋をごくゆつくりと赤とんぼ 小鳥 ぺらぺらの服をまとひて竜田姫 久 橋に立てば風に微量の秋の粒 緋路 秋江を並びてのぞく吾妻橋 久 提灯は秋暑に重く雷門 佑天 浅草の淡島さまへ菊灯し いづみ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月2日 色鳥句会 坊城俊樹選 特選句
さざなみの落暉の中の帰燕かな 睦子 流木を手に引き潮の夏終る 同 無干渉装ふ子等や生身魂 久美子 秋暑し右も左も行き止まり 愛 秋の虹までのバス来る五号線 同 バスを降りれば露草の街青し 同 投げやりな吹かれやうなり秋風鈴 美穂 先頭の提灯は兄地蔵盆 睦子 なりたしや銀河の恋の渡守 たかし 指で拭くグラスの紅や月の秋 久美子 くちびるに桃の確かさ恋微動 朝子 法師蟬死にゆく人へ仏吐く たかし 息づきを深め白露の香を聞く かおり 燕帰るサファイアの瞳を運ぶため 愛
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月4日 花鳥さざれ会 坊城俊樹選 特選句
恐ろしき事をさらりと秋扇 雪 美しき古りし虹屋の秋扇 同 秋扇想ひ出重ね仕舞ひけり 千加江 秋扇静かに風を聞ゐてみる 同 鵙高音落暉の一乗谷の曼珠沙華 かづを 秋夕焼記憶に遠き戦の日 匠 補聴器にペン走る音聞く残暑 清女 夕闇の迫りし背戸の虫を聞く 笑 秋扇閉ぢて暫く想ふこと 泰俊 曼珠沙華情熱といふ花言葉 天空
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月6日 立待花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
片足を隣郷に入れて溝浚へ 世詩明 野分中近松像の小さかり ただし 吹く風の中にかすかに匂ふ秋 洋子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月7日 うづら三日の月花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
何事も暑さの業と髪洗ふ 由季子 染みしわの深くなり行く残暑かな 都 膝抱き色なき風にゆだねたり 同 秋の灯を手元に引きてパズル解く 同 のど元へ水流し込む残暑かな 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月9日 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
枯蟷螂武士の貌して句碑に沿ふ 三無 籠に挿す秋海棠の朱の寂し 百合子 一山の樹木呑み込み葛咲けり 三無 風少し碑文を撫でて涼新た 百合子 守り継ぐ媼味見の梨を剥く 多美女 葛覆��風筋さへも閉ぢ込めて 百合子 かぶりつく梨の滴り落ちにけり 和代 秋雨の音の静かに句碑包む 秋尚 梨剥いて母看取り居ゐる弟と 百合子 たわわなる桐の実背ナに陽子墓所 三無
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月11日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
登り来て峙つ霧を見渡せり エイ子 太鼓岩霧に包まれ夫と待ち のりこ 秋茄子の天麩羅旨し一周忌 エイ子 秋茄子の紺きっぱりと水弾き 三無 散歩道貰ふ秋茄子日の温み 怜 朝の日の磨き上げたる秋茄子 秋尚 山の端は未だ日の色や夕月夜 怜 砂浜に人声のあり夕月夜 和魚 四百段上る里宮霧晴るる 貴薫
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月11日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
星月夜庭石いまだ陽の温み 時江 サングラス危険な香り放ちけり 昭子 団子虫触れれば丸く菊日和 三四郎 羅の服に真珠の首飾り 世詩明 無花果や授乳の胸に安らぐ児 みす枝 蜩に戸を開け放つ厨窓 時江 秋立つやこおろぎ橋の下駄の音 ただし 曼珠沙華好きも嫌ひも女偏 みす枝 長き夜を会話の出来ぬ犬と居て 英美子 妹に母をとられて猫じやらし 昭子 長き夜や夫とは別の灯をともす 信子 蝗とり犇めく袋なだめつつ 昭子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月12日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
鳳仙花見知らぬ人の住む生家 令子 秋の灯や活字を追ひし二十二時 裕子 露草の青靴下に散らしたる 紀子 父からの裾分け貰ふ芋の秋 裕子 かなかなや女人高野の深きより みえこ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月12日 萩花鳥会
秋の旅ぶんぶく茶􄽂の茂林寺に 祐子 胡弓弾くおわら地唄の風の盆 健雄 大木の陰に潜むや秋の風 俊文 月今宵窓辺で人生思ひけり ゆかり 天に月地に花南瓜一ついろ 恒雄 月白や山頂二基のテレビ塔 美恵子
………………………………………………………………
令和5年9月12日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
蜩や五百羅漢の声明に 宇太郎 我が庭は露草の原湖の底 佐代子 水晶体濁りし吾に水澄める 美智子 手作りの数珠で拜む地蔵盆 すみ子 蝗追ふ戦終りし練兵場 同 病院を抜け出し父の鯊釣りに 栄子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月15日 さきたま花鳥句会
虫しぐれ東郷艦の砲弾碑 月惑 熱帯夜北斗の杓の宵涼み 八草 兵の斃れし丘や萩の月 裕章 夕刊の行間うめる残暑かな 紀�� 校庭に声もどりをりカンナ燃ゆ 孝江 八十路にもやる事数多天高し ふゆ子 子供らの去り噴水の音もどる ふじ穂 杉襖霧襖越え修験道 とし江 耳底に浸みる二胡の音秋めけり 康子 敬老日いよよ糠漬け旨くなり 恵美子 重陽の花の迎へる夜話の客 みのり 新涼の風に目覚める日の出五時 彩香 鵙鳴けり先立ちし子の箸茶碗 良江
………………………………………………………………
令和5年9月17日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
昼の星遺跡の森を抜けて来て 久子 曼珠沙華もの思ふ翳ありにけり 三無 いにしへの子らも吹かれし秋の風 軽象 明け六つの鯨音とよむ芒原 幸風 秋の蟬さらにはるけき声重ね 千種
栗林圭魚選 特選句
朝涼の白樫の森香の甘し 三無 莟まだ多きを高く藤袴 秋尚 艶艶と店先飾る笊の栗 れい 榛の木の根方に抱かれ曼珠沙華 久子 揉みし葉のはつかの香り秋涼し 秋尚 風に揺れなぞへ彩る女郎花 幸風 秋海棠群がるところ風の道 要 秋の蟬さらにはるけき声重ね 千種
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月20日 福井花鳥会 坊城俊樹選 特選句
江戸生れ浅草育ち柏翠忌 世詩明 神谷バーもつと聞きたし柏翠忌 令子 柏翠忌句会横目に女車夫 同 旅立たれはやも四年となる秋に 淳子 桐一葉大きく落ちて柏翠忌 笑子 虹屋へと秋潮うねる柏翠忌 同 言霊をマイクの前に柏翠忌 隆司 若き日のバイク姿の柏翠忌 同 一絵巻ひもとく如く柏翠忌 雪 柏翠忌旅に仰ぎし虹いくつ 同 柏翠忌虹物語り常しなへ 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月24日 月例句会 坊城俊樹選 特選句
秋天を統ぶ徳川の男松 昌文 秋の水濁して太る神の鯉 要 眼裏の兄の口元吾亦紅 昌文 秋冷の隅に影おく能楽堂 政江 群るるほど禁裏きはむる曼珠沙華 順子
岡田順子選 特選句
身のどこか疵を榠櫨の肥りゆく 昌文 カルメンのルージュみたいなカンナの緋 俊樹 口開けは青まはし勝つ相撲かな 佑天 光分け小鳥来る朝武道館 て津子 蓮の実の飛んで日の丸翩翻と 要
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年8月2日 立待花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
炎天下被るものなき墓の石 世詩明 夫恋ひの白扇簞笥に古り 清女 野ざらしの地蔵の頭蟬の殻 ただし 一瞬の大シャンデリア大花火 洋子 三階は風千両の涼しさよ 同 素粒子の飛び交ふ宇宙天の川 誠
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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trinityt2j · 4 years ago
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ダ-ティ・松本 不健全マンガ家歴30年[-α]史 ●はじめに  この文章は同人誌「FUCK OFF!7」において書かれたものをベースにして逐次増補改定を加えていき、いずれ歴史の証言として、[というほど大袈裟なものでは無いが…]一冊の本にまとめたいという意図のもと、近年どんどん脳が劣化していくダ-松の覚え書きとしても使用の予定。事実関係は間違いに気付き次第 訂正。同人誌発表時のものも今回自粛配慮して、実名、エピソード等を削除した箇所有り。有り難い事に某出版社よりすでに出版打診があったがまだまだその時期ではない、マンガを描く事が苦痛になったら活字の方も気分転換にいいかも…。 /*マークは今後書き加える予定のメモと心得たし。 ●前史/修行時代・1970 さいとうプロの短くて濃い日々……  1968年に上京。数カ月後東京は戦場に。熱い季節の始まりだった。 2年後親元を飛び出し友人のアパートに転がり込む。場所は渋谷から井の頭線で駒場東大駅下車、徒歩5分。地図で見ると現在の駒場公園あたり。昼間でも裸電球を付けなければ真っ暗という馬小屋のような部屋。数メートル先には当時の建設大臣の豪邸が…。前を通りかかるだびに警備のおまわりがじろり。  いつまでも友人に迷惑もかけられないのでとりあえずアシスタントでも…と手元にあったマンガ誌をひっくり返し募集を探す。幸いさいとうプロと横山まさみち氏のところでアシ募集があり両方応募。どっちか一つ通れば…と思っていたら何と両方受かってしまい、双方に条件を聞く。当時高円寺 のアパート、風呂無し4畳半の部屋で相場12000円の時代。前者一ケ月の給料10000円、後者20000円との事。給料の方がボロアパートの家賃より安いとは…!どう考えても前者は食う方法がないと判断し、後者さいとうプロへ入社。  ここに居たのはたったの半年に過ぎないけれど今思えばこれだけで本が一冊描ける位の濃い半年だった。しかしこのあと2X年分も書かねばならないことを思えば今回はいくつかのエピソードを書くだけに留めよう。  ダー松が入った時は小池一夫氏[クビ?]、神田たけ志氏や神江里見氏、きしもと���り氏[現・松文館社長]等と入れ替わりの時で、きし氏の女遊びの凄さと神江氏の絵のうまさは伝説になっていた。現在「亀有」「ゴルゴ」が歴代単行本の巻数の多いベスト1、2位だが[ともに100巻を越えた]、3位は神江氏の「弐十手物語」[70巻以上]だという事は知ってる人は少ないだろう。  当時の制作部は、さいとうたかを[以下ゴリ]をトップに石川班[ゴルゴ13、影狩り]、甲良班[バロム1]、竹本班[シュガー、どぶ等]の3つに分かれ、それぞれのキャップにサブ・チーフが一人づついて、ヒラが2~6人いるというシステムで総16名。独立し現在も活躍中の叶精作、小山ゆう、やまさき拓味の3名がそれぞれの班のサブ・チーフ。ダー松は石川班で左右1メートル以内に叶氏とゴリにはさまれ、のんびり出来ない状態で、はなはだ窮屈。叶氏はほとんどマンガ家になりたいとも思った事のなかった人で、設計事務所みたいなところで図面を引いていた人がなぜマンガプロダクションに来たのか不思議だった。格別マンガ好きというわけでもなかったせいか現在まで全ての作品が原作もので、オリジナルは一本もないのはそのせい?祭りなどの人がうじゃうじゃ出てくる群集場面が得意。 やまさき氏は大の競馬好き、現在競馬マンガを多く描くのは当時からの趣味が生きたというべきか。もう一つの趣味である風俗についてはここでは書くのは差し控えよう。小山氏は後日ここの事務の女性と結婚するが、当時はつき合っているとは誰も知らず、スタッフの一人がやめる時その女性に交際を申し込んだら、茶店に呼び出されて小山氏からと凄まれたと聞いたが嘘か本当かは不明。  ここでの生活は新入り[ダー松を含めて3名]は朝の9時前に会社に行き、タイムカードを押し、前日のごみをひとまとめして外に出し、トイレ掃除をして、16人分のお茶を2Fで入れて制作部のある3Fへの狭い階段をふらふら昇り、机ごとに置いて歩き、終れば、一息ついて買っておいたパンと牛乳を3分で食べて、やっとそれから仕事。しかし新入りの3名の内1人折茂は常に遅刻なのでいつも佐藤と2人でやっていた。佐藤も遅れる時はダー松1人で。辞めてから10年位、16人分のお茶を持って階段をふらふら歩きお盆をひっくり返す夢をよく見たものだが、実際ひっくり返したのは折茂と佐藤の2人で、よく茶碗を割っていた。 たまには夕方6時には帰れるが、普通は夜10時までで、アパートに帰って銭湯に行けばもう明日にそなえて寝る時刻、このくり返しの日々。週���日は徹夜で明け方に帰り、その時は当日の昼12時出勤。休日は日曜日のみで忙しい時はそれも取り消し。つまり休みは月3日。[これで給料2万円!]そんな日々の繰り返し。  夕方までは皆和気あいあいと仕事していたが、ゴリが夕方6時頃に「おはようさん」と現れると、全員無駄口がたたけなくなり、仕事場はシーンと静まり返り、以下その日が終わるまでは疲れる時間がただひたすら流れるのみ。 当時石川班は「ゴルゴ13」と「影狩り」を描いていたがゴリは主人公の顔と擬音のみ。マジックで最後に入れる擬音はさすがに入れる位置がうまいと感心。ゴルゴの顔はアルバムに大小取り混ぜてコピーがとってあり、忙しい時は叶氏がピンセットで身体に合わせて「これが合うかな~」といった感じで貼り付けていた。  その頃すでに「ゴルゴ」は近々終わると噂されていたが、現在もまだ続いているとは感嘆ものだ。 ゴリと石川氏が「ゴルゴ」の最終回の終わり方を話しているのを聞いたら、何ともつまらない終わり方。しかしあれから20年以上も経つ事だし、きっともっといい終わり方を考えてあるだろうなと思っていたら、先日TVで本人が最初から考えてある終わり方だと言うのを聞き、がっくり。企業秘密だろうから書かないが、作品の最初の方に伏線が数度出ているのでわかる人にはすぐわかる筈。  辞めた小池一夫氏とさいとうプロに何があったかは知らないが、漏れ聞く話では結構もめ事があったみたいだ。 「子連れ狼」で「ゴルゴ13」と同じ設定の回があった時、「小池のガキャー訴えたるー!」とゴリが吠えていたものだが、結局たち消え。さいとうプロ作品で脚本を書いた本人が辞めた後、他の作品で同趣向の作品を書いても著作権は脚本を書いた原作者のものだと思うがどんなものだろう。その回のタイトルは忘れたが、ある場所に居合わせた人々が武器を持った集団の人質となり、その中に素人だと思われていた主人公、実は殺しのプロフェッショナルがいて、次々とその集団を殺していく、といったプロットで、ミッキー・スピレーンの短編に同じような作品があり、本当に訴えていたら恥をかいたと思うが・・・。  そういえば事務の方には山本又一郎という男がいたが、後年映画プロデューサーとして 「ベル薔薇」や「太陽を盗んだ男」等を創る事になるが、この野郎が生意気な男で当時皆に対して10歳は年上、といった感じの振る舞いだったが後日俺と一つしか年が離れてなかった事を知り、そんな若造だったとは、と皆怒ったものだ。以来奴の事を「マタさん」から「クソマタ」と呼ぶようになる。  さて半年後に先輩たちが積もり積もった不満��爆発させる反乱事件が勃発し、2年は居るつもりでいたここでの生活も、辞めるか残るかの選択を迫られる。残ればさいとうプロの現体制を認める事となるので、ダー松も退社。 しかし反乱グループとは別行動をとって一人だけの肉体労働のアルバイター生活へ突入。超ヘビーな労働の製氷工場、人使いの荒い印刷所、命綱もない高所の足場で働く建設現場等々。トラックの助手をしていた時は運ちゃんが「本宮ひろしって知ってるか?うちの息子の友達でさぁ、昔、おっちゃんメシ食わしてくれーなんて言ってきたもんだが、今は偉くなっちゃってさー、自分のビル建てたらしいよ。赤木圭一郎みたいにいい男なんだ。」とうれしそうに話してくれたが、運ちゃんには悪いがそいつは今も昔も一番嫌いなマンガ家なんだ。あの権力志向はどうにかならんか。天下を取る話ばかりだもんなぁ。  ところで後日、単行本の解説で高取英が「さいとうたかをのヤローぶっ殺してやる!」とダー松が言ったなどと書いているが、小生はそんな危ない事言った覚えはないのでここできっちり訂正しておきます。 「会社に火ィつけてやる!」位は言ったかも・・・[嘘] 。 悪口は言っても別に怨みなど無い。ところでアシスタントとしてのダー松は無遅刻、無欠勤以外は無能なアシだったと反省しきり。理想的なアシスタントとはどんなものか、それはまた別の機会に。 *入社試験はどんな事を? *さいとうプロには当時ほとんどろくな資料は無かった? *ハイジャックの回の飛行機内部の絵は、映画「大空港」を社内カメラマンが映画館で写してきたものをもとに描く。 *当時のトーンは印刷が裏面にしてあり上からカッターでけずったり出来ない。 *トーンの種類は網トーンが数種、それ以外はほんの3、4種類位しかなかった。 *仕事中のB.G.M.はアシの一人が加山雄三ばかりかけるので大ひんしゅく。好評だったのは広沢虎造の浪曲「次郎長三国志」、初代桂春団次の落語。眠気もふっとぶ位笑えた。 ダ-松が岡林信康の「見る前に跳べ」をかけてるとゴリは「何じゃー!この歌は!」と怒る。名曲「私たちの望むものは」はこの男には理解不能。 ●1 9 7 1 ~ 1 9 7 4  持 ち 込 み & 実 話 雑 誌 時 代    当時は青年劇画誌全盛時代で、もともと望月三起也氏や園田光慶氏のファンで活劇志向が強く、 主にアクション���ののマンガを描いて持ち込みに行っていた。今のようにマンガ雑誌が溢れかえって、山のようにマンガ出版社がある時代ではなく、数社廻るともう行くところがない、という状態で大手では「ビッグコミック」があっただけで 「モーニング」も「スピリッツ」も「ヤン・ジャン」も当然まだない。テーマを盛り込んだ作品を持って行くと編集から「君ィ、うちは商売でやっているんだからねぇ」と言われ、アクションに徹した作品を持って行くと「君ぃ、ただおもしろいだけじゃあねぇ」と言われ 「おい、おっさん!どっちなんだ?」とむかつく事多し。この辺の事は山のように書く事があるが、有りすぎるのでパス。 *そのうち書く事にする。  ただ金属バットで頭をカチ割って脳みそをぶちまけてやりたいような奴が何人もいたのは事実。今年[’97]「モーニング」に持ち込みに行って、断られた奴が何万回もいやがらせの電話をかけて逮捕された事件があったが、そのうちトカレフを持って殴り込みに行く奴が出てくるとおもしろい。出版社も武装して大銃撃戦だぁ!などと馬鹿な事書いてどうする!とにかく持ち込みにはいい思い出が何もない。そんな中、数本だけ載った作品は渡哲也の映画「無頼」シリーズの人斬り五郎みたいな主人公がドスで斬り合う現代やくざもの[この頃の渡哲也は最高!]、ドン・シーゲルの「殺人者たち」みたいな二人組の殺し屋を主人公にした『汚れたジャングル』、陽水の「傘がない」が好きだという編集さんの出したテーマで車泥棒とブラックパンサーの闘士とのロード・ムービー風『グッバイ・ブラザー』、拳銃セールスマンを主人公にした『ザ・セールスマン』、等々10本ちょい位。  さてその頃並行してまだエロマンガ専門誌といえるようなものがなかったような時代で、実話雑誌という写真と記事ページからなる雑誌に4~10ページ位を雑誌の味付けとして描かせてもらう。当時、お手本になるようなエロマンガなど皆無で、エロ写真雑誌を古本屋で買ってきてからみのポーズを模写。マンガで裸を描く事はほとんど初めてで、これがなかなか難しいのだがエロシーンを描くのは結構楽しい。当時出版社に原稿持って行き帰りにグラフ誌をどっともらって帰るのが楽しみだった。SM雑誌の写真ページも参考になる。なお当時のペンネームは編集部が適当につけた池田達彦、上高地源太[この名前はいけてます。また使いたい]等。その数年後、逆にマンガが主で記事が味付けというエロマンガ誌が続々と創刊される。 *さいとうプロをやめたあと編集や知人に頼まれて数人のマンガ家の所へ手伝いに行く。秋田書店「漫画ホット」で『ジェノサイド』を連載中の峰岸とおる氏の所へ行き、仕事が終わったあとまだ売れてない頃の榊まさる氏も交え酒を飲む/川崎のぼる大先生のところへ数日だけ/3000円たこ部屋/小山ゆうオリオンププロ *当時のアルバイトは記憶によると時給150~200円位/大日本印刷市ヶ谷駐屯地/坂/ *一食100円/どんなに貧しい漫画家もみかん箱の上で書くやつはいない/TV萩原サムデイ *ろくでなし編集者 ●1 9 7 5 ~ エ ロ マ ン  ガ 誌 時 代 に 突 入   実話誌は意外とエロは抑え目で描くように口すっぱく言われていたのだが、以前活劇っぽい作品を描かせてもらってたが潰れてしまった出版社にいた児島さんが編集する「漫画ダイナマイト」で打合せも何にもなしに好きに描かせてもらい、ここでエロマンガ家としての才能[?]が開花する。描いてて実に楽しく眠る時間がもったいない位で、人に睡眠時間が必要な事を恨んだ程。出来る事なら一日中休まず描いていたい気分で完全にはまってしまう。  初の連載作品「屠殺人シリーズ」はこの頃から/『漫画ポポ』。中島史雄氏は大学時代にこの作品を見ていたとの事で、トレンチコートにドクター・ペッパー模様のサイレンサーつきマグナム銃で遊戯人・竜崎一也が犯しまくり殺しまくり、サディスト、マゾヒスト、殺人狂、まともな奴が一人も出てこない性と暴力の祭典。ちなみにタイトルページは描かないでいい、との事でどうするのかと思っていたら編集部が中のワンカットを拡大してタイトルページを創り、1ページぶんの原稿料をけちるというせこいやり方だった。けちるといえば、原稿の1/3にCMを入れる際、原稿料を1/3削った会社もあり。 ●1 9 7 6 ~   後に発禁仲間となる高取英と出逢い、『長編コミック劇場』で「ウルフガイ」みたいのをやろうと、怒りに震えると黒豹に変身してしまう異常体質の主人公を設定し、獣姦のイメージで「性猟鬼」なるエロマンガをスタート!しかしその号で雑誌が潰れる。この路線は今でもいけそうな気がするがどんなものだろう。  この頃の珍品に「快楽痴態公園」がある。タイガースに11-0とワンサイドで打ちまくられ、怒ったジャイアンツファンのおっさんが公園でデート中の女をずこずこに犯りまくり、その間にジャイアンツは9回裏に12-11とゲームをひっくり返してしまうのである!その時のジャイアンツの監督はもちろんミスター長嶋、先発堀内、打者は柴田、土井、高田、王、張本等々がいる。タイガース監督は吉田、ピッチャー江本、キャッチャーフライを落球する田淵、そしてあの川藤もいる。解説は牧野…… ●1 9 7 7 ~   上記2作品を含む初の単行本「肉の奴隷人形」が久保書店より発行。後にリングスの会場で逢った佐竹雅昭氏はこの本が一番好きとの事だった。  「闇の淫虐師」もこの年スタート。一話完結でバレリーナ、バトンガール等々、毎回いろんな女たちをダッチワイフのごとくいたぶりまくるフェチマンガとして1979年まで続け、単行本は「堕天使女王」「裂かれた花嫁」「エロスの狂宴」「陶酔への誘い」「終りなき闇の宴」の全5巻。ちなみに今年「闇の淫虐師’97」を『コミック・ピクシィ』にて発表。いつか『闇の淫虐師・ベスト選集』でも出したいところ。 [’98に実現、’99には続刊が出る] ●1 9 7 8 ~   久保書店より第2弾の単行本「狂った微惑人形」。収録作品の「犯された白鳥」は持ち込み時代に描いた初のバレリーナもの。結構気に入っていた作品なのに、後年再録の際、印刷所の掃除のおばさんが捨ててしまい、この世にもはや存在しない不幸な子となる。[’99に宝島スピード・ブックに本より直接スキャンして収録]  エロ、グロ、ナンセンスの会心作「恍惚下着専科」を発表。サン出版より同名の単行本発行。また同出版より「コミック・ペット/堕天使画集」として今までの作品を続々単行本化。全10巻位。これは今でも古本屋で流通しているとの事で、まだまだ世間様のお役にたっているらしい。  この年、「堕天使たちの狂宴」を描いていた『漫画エロジェニカ』が発禁処分、来年でもう20年目となる事だし、当時の人たちと集まってその大放談を収録し「発禁20周年特集号」でも創ってみようかと計画中。さて当時の秘話としてもう時効だろうから書いてみるけど、前述の『堕天使画集』に「堕天使たちの狂宴」は収録される事となり、当然修正をガンガン入れて出版されるものと覚悟していたら、米国から帰国後出来上がった本を見ると発禁になった状態のまま再録されている!以下桜木編集長との会話 ダ/いや~、いい度胸してますね。 編/だって修正してあるじゃない。 ダ/その修正状態で発禁になったんですよ 編/・・・・・ ダ/・・・・ 以下どんな会話が続いたのか失念…… それにしてもサドの「悪徳の栄え」の翻訳本は発禁後20年以上して復刻されたけれど、「堕天使たちの狂宴」は半年もしない内に単行本になっていたとはエロ本業界とは何といいかげんな世界!しかし作品そのものは、今見るとリメイクする気にもならないどうという事もない可愛い作品で、結局あれもあの時代の姑息な政治のひとかけらに過ぎなかったのだろう。いい点があるとしたら一つだけ、それまでのエ��マンガになかった瞳パッチリの少女マンガ的ヒロインを登場させた事位か。今の美少女エロマンガは本家の少女マンガもかくや!という位眼が大きいが当時としては画期的だったかも。 ●1 9 7 9 ~   この年の「淫���蝶の舞踏」は「堕天使たちの狂宴」よりずっといい/『漫画ソフト』。今年出た「別冊宝島/日本一のマンガを探せ!」でベスト2000のマンガがセレクトされているが、ダー松の作品の中ではこの作品が選ばれている。教師と生徒、二人の女たちが様々な男たちの手によってに次々ともてあそばれ、闇の世界を転々として再び巡り会う時、女たちは蝶と化し水平線の彼方に飛び去り、男たちは殺し合い血の海の中で屍と化す。ダー松作品にはこのように男根が女陰の海に飲み込まれてに負けるパターンが多い。[性狩人、遊戯の森の妖精、美少女たちの宴、人魚のたわむれ・・等々]  この年からスタートの「性狩人たち」シリーズ[劇画悦楽号]はバレエ、バイオレンス、SEXの三要素がうまくからみあい、それぞれが頂点まで達する幸福な神話的作品だ。ここから派生した路線も多く、美少年路線は’83の「聖少女黙示録」へ。身体障害者路線は’80の「遊戯の森の妖精」、’84からの「美姉妹肉煉獄」へと繋がる。’81の最終話「ハルマゲドンの戦い」ではせりふなしで24ページ全てが大殺戮シーンという回もあり、中でも一度やりたかった見開きで銃撃戦の擬音のみという事も実現。こんな事がエロマンガ誌で許される時代だった。ちなみにこの回は[OKコラルの決闘・100周年記念]だが、何の意味もない。単行本は最初サン出版より、その後久保書店より「白鳥の飛翔」「少女飼育篇」「ヘラクレスを撃て!」「眼球愛」「海の女神」の全5刊。現在入手出来るのは後の3刊のみ。[「海の女神」も最近在庫切れ]  この年出た「人魚のたわむれ」の表題作は性器に{たこ}を挿入するカットを見た編集長が「・・・[沈黙]・・・頭おかしいんじゃ・・ブツブツ・・気違い・・・ブツブツ・・・」と呆れてつぶやいていたのを記憶している。たこソーニューは今年出た「夜顔武闘伝」で久しぶりに再現。なおこの作品は’83にマンガと実写を噛み合せたビデオの珍品となる。水中スローモーションファックがなかなかよい。 ●1 9 8 0 ~   なぜか「JUNE」の増刊として作品集「美少女たちの宴」がサン出版より出版され、その短編集をもとに脚本化し日活で映画が創られる事となる。[「花の応援団」を当てたこの映画の企画者・成田氏は日活退社後「桜の園」等を創る。]その際、初めて映画撮影所を見学し、せこいセットがスクリーン上ではきちんとした絵になって���のを見て映画のマジックに感心。タイトルはなぜか「性狩人」で、’96にビデオ化された。監督・池田敏春のデビュー第2作となり現在までコンスタントに作品を発表しているが、出来のいい作品も多いのになぜか代表作がない。初期の「人魚伝説」が一番いいか。  この映画に合わせて「美少女たちの宴」を2~3回のつもりで「漫画ラブラブ」で描き出すがどんどん話がふくらみ、おまけに描いてる出版社が潰れたり、雑誌が潰れたりで雑誌を転々とし条例による警告の嵐がきた「漫画大飯店」を経て、「漫画ハンター」誌上で完結したのは’83になる。この作品でクリトリスを手術してペニスのように巨大化させるという人体改造ものを初めて描く。  この年の「遊戯の森の妖精」は身体障害者いじめ鬼畜路線の第2弾!森の中の別荘に乱入したろくでなしの二人組が精薄の少女の両親達を虐殺し、暴行の限りをつくすむちゃくちゃな作品で、雷鳴の中、少女の性器に男達のペニスが2本同時に挿入されるシーンは圧巻!しかしこのとんでもない男達も少女の性のエネルギーに飲み込まれ、朽ち果てていく・・・。 ●1 9 8 1 ~   美少女マンガ誌のはしり「レモン・ピープル」誌創刊。そこで描いたのが「白鳥の湖」。虚構の世界のヒロインを犯すというコンセプトは、アニメやゲームのヒロインをずこずこにするという今の同人誌のコンセプトと同じかも。バレエ「白鳥の湖」において悪魔に捕われたオデット姫が白鳥の姿に変えられる前に何にもされてない筈がないというモチーフにより生まれたこの作品は、悪魔に男根を植えつけられたヒロインが命じられるままに次々と妖精を犯して歩き悪魔の娘となるまでを描くが、あまり成功したとは言えない。ただ人形サイズの妖精をしゃぶりまくり淫核で犯すアイデアは他に「少女破壊幻想」で一回やっただけなのでそろそろもう一度やってみたいところ。「ダーティ松本の白雪姫」はその逆をいき、犯す方を小さくした作品で7人の小人が白雪姫の性器の中にはいり、しゃぶったり、処女膜を食べたり、と乱暴狼藉![ちなみに両者をでかくしたのが同人誌「FUCK YOU!3」の「ゴジラVSジュピター」]この童話シリーズは意外と好評で続いて「ダーティ松本の赤い靴」を上記の単行本に描き下ろして収録。童話は結構残酷なものが多く、この作品も切られた足だけが荒野を踊りながら去って行くラストは原作通り。 *近年童話ブームだがこの頃もっと描いておけば「こんなに危ない童話」として刊行出来たのにとくやまれる。 「2001年快楽の旅」もこの本に収録。快楽マシーンを逆にレイプしてしまう、珍しく映画「2001年宇宙の旅」風のSF作品。  掲載誌を決めずに出来る限り多くのマンガ誌で描こうというコンセプトで始めたのがこの年スタートした「怪人サドラン博士」シリーズ。「不死蝶」シリーズや「美少女たちの宴」シリーズの中にも乱入し、「漫画ハンター」最終号では地球をぶっ壊して[その際地球は絶頂の喘ぎ声をあげ昇天する!]他の惑星へ行ってしまう。今のところ10誌位に登場。いつかこのサドラン・シリーズだけ集めて単行本化したいところ。ちなみに「サド」と「乱歩」を足して「サドラン博士」と命名。作者の分身と言っていい。 [後年、「魔界の怪人」として全作品を収録して刊行、04年現在品切れ中]  この年描いて’82の単行本『妖精たちの宴』に収録の「とけていく・・」はレズの女たちが愛戯の果てに、肉体が溶けて一匹の軟体動物と化す、タイトルも内容も奇妙な作品。作者の頭もとけていた? ●1 9 8 2 ~ 1 9 8 3   ’83年に「美少女たちの宴」が完結。全てが無に帰すラストのページは真っ白のままで、このページの原稿料はいりません、と言ったにもかかわらず払ってくれた久保書店、偉い![明文社やCM頁の稿料を削った出版社=某少年画報社なら払わなかっただろうな……と思われる……]この作品以外は短編が多く、加速度をつけてのっていく描き方が得意のダー松としてはのりの悪い時期に突入。また10年近く走ってきてだれてきた頃でもあり第一次落ち込み期と言っていい。マンガがスタンプを押すように描けないものか、などとふとどきな考えまで湧いてくる。思えば一本の作品には、いったい何本の線を引いて出来上がっているものなのか。数えた馬鹿はいないだろうが数千本は引いている筈。一ヵ月に何万本とペンで線を引く日々・・うんざりする筈です。  この頃のめぼしい短編をいくつか書くと、少女マンガ家の家に税務調査にきた税務署員が過小申告をネタにねちねちいたぶるが、アシスタントに発見された署員は撲殺される。そして板橋税務署は焼き討ちにあう、といった作品「[タイトル失念]xx税務調査」。[後日読者よりこのタイトルを「色欲ダニ野郎」と教えていただく。ひどいタイトル *編集者のつけるタイトルはその人のセンスが実によくわかる。しかしサイテ-の題だなこりゃ…。 果てるまで「おまんこして!」と言わせながら処女をやりまくる「美処女/犯す!」はラスト、狂った少女が歩行者天国の通行人を撃ちまくり血の海にする。「嬲る!」はパンチドランカーとなった矢吹ジョーが白木葉子をサンドバッグに縛りつけ、殴って、殴って、殴りまくる。段平おっちゃんの最後のセリフ「・・ブスブスくすぶっちゃいるが・・・」「打てッ!打つんだ!ジョー!」「お前はまだ燃えつきちゃいねえ!」とはエロ・ドランカーの自分自身に向けて発した言葉だったのかも。トビー・フーパーばりの「淫魔のはらわた」は電気ドリルでアナルを広げてのファック!とどめにチェーンソーで尻を切断!いまだに単行本に収録出来ず。[’98の「絶頂伝説」にやっと収録]「からみあい」は夫の愛人の性器を噛みちぎる。「危険な関係」はアルコール浣腸をして火をつけ尻から火を吹かせる。この手は『FUCK YOU!2』の「セーラー・ハルマゲドン」で復元。そういえばこの作品の序章と終章だけ描いて、間の100章位をとばすやりかたはこの頃の「禁断の性獣」より。女性器にとりつき、男性器に変身するエイリアンの侵略により地球は女性器を失い滅亡する、といったストーリーで当時聞いた話では谷山浩子のD.J.でこの作品がリスナーの投書でとりあげられ、ダー松の名はダーティ・杉本と読まれたそうな。ヒロインの少女がひろ子という名前なのでこのハガキが選ばれたのかもしれないが、作者は薬師丸ひろ子からとったつもりだったのだが・・。[別にファンではない。] 「女教師狩り」は映画館で観客に犯される女教師とスクリーン上の同名のエロ映画の二本が同時進行し、一本で二本分楽しめるお得な作品。 ’83は’80に「漫画エロス」にて描いた「エロスの乱反射」の最終回の原稿が紛失したため単行本が出せないでいたのを、またまた「仏の久保さん」に頼んでラスト近くをふくらませて「漫画ハンター」に3回程描かせてもらい、やっと’85に出版。見られる事に快感を覚えるファッション・モデルが調教される内に、次第に露出狂となっていき、街中で突然裸になって交通事故を起こさせたり、最後はビルの屋上でストリップショー。そしてカメラのフラッシュの中に飛び降りていき、ラスト1ページはその性器のアップでエンド!  本格美少年・ゲイ・マンガ「聖少女黙示録」も’83。レズの姉たちの手によって女装に目覚めた少年がホモのダンサーたちに縛られなぶられ初のポコチンこすり合いの射精シーン。そして性転換して女となった主いるが、その中の’84の「白い肌の湖」はタイトルで解る通りのバレリーナものだがポコチンを焼かれた男が、一緒に暮ら人公が手術で男になった少女と暮らすハッピーエンド。この作品は単行本「美少女ハンター」に収録されてす二人の女と一人の男に復讐するエンディングがすごい!まず男の性器を切り取り、片方の女の性器にねじ込んだあと、その女の性器ごとえぐり取る。そしてその二つの性器をつかんだまま、もう一人の女の性器にフィストファック!のあげく、その二つの性器を入れたままの女性器をナイフでまた切って、ほとんどビックマック状態でまだヒクヒクうごめく血まみれの三つの性器を握りしめるとんでもない終り方!全くダー松はこんな事ばかりやっていたのかとあきれかえる。もう鬼畜としか言い様がない!しかし「ウィンナー」を二枚の「ハム」で包むなんて・・GOODなアイデアだ、又やってみよう。 ●1 9 8 4 ~   「漫画ハンター」で「闇の宴」前後篇を描き、後日これをビデオ化。雪に包まれた六本木のスタジオで痔に苦しみながらの撮影。特別出演として中島史雄氏が絶妙の指使い、東デの学生時代の萩原一至が二役、取材に来たJITAN氏もスタジオに入ってきた瞬間、即出演で生玉子1000個の海で大乱交。カメラマンが凝り性で照明が気に入るまでカメラを廻さず、たった二日の撮影はやりたい事の半分も出来ず。撮影が終ると痔はすぐに完治。どうもプレッシャーからくる神経性だったみたいでこれに懲りてビデオは一本のみ。 この年の「肉の漂流」は親子丼もので、近所の書店のオヤジからこの本はよく売れたと聞いたが、一時よく描いたこのパターンは最近では「FUCK YOU!3」の「母娘シャワー」のみ。熟女と少女の両方が描けるところが利点。「血の舞踏」は久しぶりの吸血鬼もの。股間を針で刺し、噛んで血を吸うシーン等々いい場面はあるが、うまくストーリーが転がらず3回で止める。短編「果てるまで・・」は核戦争後のシェルターの中で、父が娘とタイトル通り果てるまでやりまくる話。被爆していた父が死んだ後、娘はSEXの相手を捜して黒い雨の中をさまよう。  またリサ・ライオンの写真集を見て筋肉美に目覚め、マッチョ女ものをこの頃から描き出す。しかしなかなか筋肉をエロティックに描くのは難しい。 ●1 9 8 5 ~   くたびれ果ててすっかりダレてきたこの頃、8年間働いてくれたアシスタント女史に代わってパワーのかたまり萩原一至、鶴田洋久等が東京デザイナー学院卒業後加わってダーティ・マーケットも第2期に突入!新旧取り混ぜておもしろいマンガをいろいろ教えて貰って読みまくる。「バリバリ伝説」「ビーバップハイスクール」「ペリカンロード」「めぞん一刻」「わたしは真悟」「Be Free!」「緑山高校」「日出処の天子」「吉祥天女」「純情クレイジー・フルーツ」「アクター」「北斗の拳」「炎の転校生」「アイドルをさがせ」「綿の国星」「いつもポケットにショパン」「バツ&テリー」「六三四の剣」永井豪の絶頂期の作品「バイオ���ンス・ジャック」「凄之王」「デビルマン」等々100冊以上とても書ききれない位で、う~ん・・マンガってこんなにおもしろかったのか、と感動! そこで眠狂四郎を学園にほうり込んで、今まであまり描かなかった学園マンガをエロマンガに、というコンセプトで始めたのが「斬姦狂死郎」。「六三四の剣」ばりに単行本20巻を目指すものの、少年マンガのノリは今では当たり前だが、当時はまだエロマンガとして評価されず、ほんの少し時代が早すぎたかも。’86に中断、今年’97に「ホリディ・コミック」にて復活!果たしていつまで続けられるか? →後に「斬姦狂死郎・制服狩り」、「斬姦狂死郎・美教師狩り」として刊行完結  前年末から始めた「美姉妹肉煉獄」は身障者いじめの鬼畜路線。盲目の姉とその妹を調教して性風俗店等で働かせ、娼婦に堕していく不健全・不道徳な作品で、肉の快楽にひたっていく盲目の姉に対し妹も「春琴抄」の如く己の眼を突き、自らも暗黒の快楽の世界にはいり、快楽の光に目覚めるラスト。 また、これからは女王様物だ!となぜか突然ひらめき「筋肉女」シリーズの延長としてフィットネス・スタジオを舞台に「メタル・クイーン」シリーズも開始。これは単行本2冊分描いたが、連載途中でヒロインの髪型を歌手ステファニーのヘア・スタイルにチェンジしたり、レオタードもたっぷり描けてわりと気に入っている。  10年近く描いた「美蝶」先生シリーズもこの年スタート!こうしてみるとマンガを描く喜びに満ちた大充実の年だったかも。 ●1 9 8 6 ~   この年は前年からの連載ものがほとんどだが、「エレクト・ボーイ」は空中でファックするシーンが描いてみたくて始めた初の超能力エロマンガ。コメディ的要素がうまくいかず2回で止める。この路線は翌年の「堕天使輪舞」で開花。  「夜の彷徨人」は自分の育てた新体操選手が怪我で選手生命を失ったため、その女を馬肉のごとく娼婦として夜の世界に売り渡した主人公という設定。しかし腕を折られ、女にも逆に捨てられ、そして事故によってその女を失ったあげく不能となってしまう。失った快楽を取り戻すため無くした片腕にバイブレーターを取りつけ、夜の街をさすらい次々と女たちをレイプしていくというストーリー。がっちり設定したキャラだったのにまったく話がはずまず、男のポコチンは勃起しないままに作品も不発のまま終る。  「斬姦狂死郎」が不本意のまま終わったため学園エロス・シリーズは「放課後の媚娼女」へと引き継がれる。当時見ていた南野陽子のTV「スケバン刑事・」とS・レオーネの「ウエスタン」風に料理。ラストの「男といっしょじゃ歩けないんだ」のセリフは一番好きな映画、鈴木清順の「東京流れ者」からのもじり。単行本は最初司書房から出て、数年後ミリオン出版から再販、そして’97久保書店より再々販ながら結構売れて今年また再版。この作品は親を助けてくれる有難い孝行息子といったところ。 ●1 9 8 7 ~   さいとうプロOBで那珂川尚という名のマンガ家だった友人の津田が「漫画ダイナマイト」の編集者になっていて、実に久しぶりに同誌で「堕天使輪舞」を描く。超能力エロマンガの第2弾。今回はエロと超能力合戦とがうまくミックスされ一応成功といっていい。この路線は「エレクト・ボーイ」とこの作品、そして’96の「夜顔武闘伝」も含めてもいいかも。一時、この手の作品は数多くあったが最近はめったに見かけない。しかし、まだまだこの路線には鉱脈が眠っているとにらんでいるがどんなものだろう。 ●1 9 8 8 ~   「放課後の媚娼女」に続いて抜かずの凶一無頼控え「放課後の熱い祭り」を2年がかりで描く。’89に完結し司書房より単行本化。そして今年’97に改定してめでたく完全版として復刊!この頃が一番劇画っぽい絵で、たった2~3人のスタッフでよくこれだけ描き込めたなと改めて感心!エロシーンがちょっと少なめながら中島史雄氏がダー松作品でこの作品が一番好き、とお褒めの言葉を頂戴する。  TVで三流アマゾネス映画を見ている内、むくむくとイメージがふくらみ、昔から描きたかった西部劇と時代劇がこれで描けると、この年スタートさせたのが「不死蝶伝説」なるアマゾネス路線。昔々青年誌の創世期にあのケン月影氏がマカロニ・ウエスタン���描いていたことを知る人は少ないだろう。俺もあの頃デビューしていたらウエスタンが描けたのに、と思う事もあったが、このシリーズでほんの少しだけその願望がかなう。  この頃、アシスタントやってくれてた格闘技マニアの鶴田洋久に誘われ、近所の空手道場通いの日々。若い頃修行のため新宿でやくざに喧嘩を売って歩いたという寺内師範は、もう鬼のような人で、行けば地獄が待っていると判っててなぜ行く?と不思議な位休まず通う。体育会系はマゾの世界と知る。組手は寸止めではなく顔面以外は当てて可だったので身体中打撲のあざだらけ、ビデオで研究したという鶴田の体重をかけたムエタイ式の蹴りをくらい、右手が饅頭のように腫れ上がる。先輩たちの組手の試合も蹴りがもろにはいってあばら骨が折れたりで、なぜこんなヘビーな事をする?と思うが、闘う事によって身体の奥から何か沸き上がってくるものがある。スリランカの元コマンドと組手をやった時、格闘家の気持ちが少しだけ判るようになった。 ●1 9 8 9 ~   ’94まで続く「美蝶」シリーズでこの年は『ノスフェラトウ篇』を描き、シリーズ中これが一番のお気に入り。同人誌の「王夢」はこれが原点。  短編では「悪夢の中へ」はスプラッタ・エロマンガで久しぶりにチェーンソゥでお尻のぶった切り!はらわた引きずり出し、人肉食いちぎり!顔面叩き割り等々でラストに「ホラービデオの規制をするバカは俺が許さん!」などと書いているので、この年が宮崎事件の年か?世間は彼が日野日出志・作のホラービデオ「ギニーピッグ」を見てあの犯罪をおかした、としてさんざんホラービデオの規制をやっといて、結局見てもいなかったとわかったあとは誰一人日野日出志氏にもホラービデオさんにも謝らす゛知らんぷり。残ったのは規制だけで、馬鹿のやる事には全く困ったもんである。先日の「酒鬼薔薇・14才」の時も犯罪おたくの心理学者が、「これはマンガやビデオの影響です。」などと相も変わらずた��けた寝言をぬかしていたが、馬鹿はいつまでたっても馬鹿のまま。少しは進歩しろよ!お前だよ、お前!短絡的で幼稚な坊や、小田晋!よぅく首を洗っとけ!コラ!  「獣人たちの儀式」は退学者や少年院送りになつた生徒、暴走族、ヤクザ達が集まって酒盛りしながら女教師たちをずこずこにしてOB会をひらく不健全作品。編集長が「また危ない作品を・・・」とこぼしたものだが、岡野さん、田舎で元気にお過しでしょうか。この頃の「漫画エロス」には「ケンペーくん」だとか「アリスのお茶会」だとかおもしろい作品が載っていたものです。「爆走遊戯」は伝説のストーカー・ろくでなしマンガ家の早見純が一番好きな作品と言ってくれたが、なぜだかわからない。人の好みはいろいろです。以上3本は単行本「熱き唇の女神」に収録。 「ふしだらな女獣たち」はフェミニストの女二人が美少年をいじめる話。これは「氷の部屋の女」に収録。 ●1 9 9 0 ~   この年の「美蝶」シリーズは『ダンシング・クイーン篇』。マネキン工場跡でJ・ブラウンの「セックス・マシーン」にのせて5人プレイをするシーンや文化祭でのダンスシーン等々結構好きな場面多し。暗くて硬い作品が多いので、この「美蝶」シリーズは肩肘張らずに、かなり軽いノリでキャラクターの動きに任せて、ストーリーも、そして次のコマさえも先の事は何にも考えず、ほとんどアドリブで描いた時もある。  「不死蝶伝説」に続いてシリーズ第2弾「不死蝶」は2誌にまたがって2年位続ける。これも結構お気に入りの一遍。 ●1 9 9 1 ~ 1 9 9 3   「性狩人たち」の近未来版、といった感じの「夜戦士」は学園物が多くなったので、マグナム銃で脳天をぶっとばすようなものが又描きたくなって始めたミニシリーズ。全5話位。松文館より単行本「黒い夜と夢魔の闇」に収録。  この年から知り合いの編集者がレディス・コミックを始める人が多く、依頼されてどうしたものかと思ったが、エロなら何でもやってみよう精神と何か新しい世界が開けるかも、という事から’94位までやってみたものの結果的に不毛の時代に終わる。与えられた素材が体験告白物という事で、非現実的なものは描けないという事は得意技を封印して戦うようなもので苦戦を強いられ、これって内山亜紀氏がやまさき十三原作の人情話を描いたようなミス・マッチングで不発だったかな。今後、もしやることがあれば美少年SMのレディス・コミックのみ。そんな雑誌が出来れば、の話だが。  いくつかやったレディコミの編集の一人「アイリス」の鈴木さんは同じさいとうプロOBで、マンガ・アシスタント、マンガ家、マンガ誌の編集、そして今はマンガ学校の講師、とこれだけ多くのマンガに関わる仕事をしてきた人はあまりいないだろう。これでマンガ評論でもやれば全て制覇だが・・・。  この頃はいつもと同じ位の30~40本の作品を毎年描いていたが、レディコミは一本30~40枚とページが多く結構身体にガタがきた頃で、右手のひじが腱傷炎になり1年以上苦痛が続く。医者通いではさっぱり痛みがひかず、電気針で針灸治療を半年位続けてやっと完治。その後、住んでいたマンションの理事長を押しつけられ、マンション戦争の渦中に巻き込まれひどい目にあう。攻撃するのは楽だが、話をまとめるなどというのは社会生活不適格のダー松には大の苦手で「お前等!わがままばかり言うのはいいかげんにしろー!」と頭をカチ割りたくなるような事ばかりで、ひたすら我慢の日々で血圧がガンガン上がり、病院通いの日々。確実に寿命が5年は縮まる。あの時はマジで人に殺意を抱いたものだが、今でも金属バット持って押しかけて奴等の脳みそをクラッシュしたい気分になる時もある。いつかこの時の事をマンガにしようと思っていて、まだ誰も描いてない「マンション・マンガ」というジャンル、タイトルは「我が闘争」。え?誰も読みたくない?  この間に出た単行本は「血を吸う夜」、「赤い月の化身」「熱き唇の女神」[以上・久保書店] /「牝猫の花園」「真夜中の人魚たち」[以上久保書店]、「美蝶/放課後篇」「美蝶/ダンシング・クイーン篇」「不死蝶/鋼鉄の女王篇・上巻」[以上ミリオン出版]。 ●1 9 9 4 ~ 1 9 9 5   ろくでもない事が続くのは厄払いをしなかったせいか、このままここにいたら頭がおかしくなる、と15年以上いたマンションから引っ越し。板橋から巣鴨へ移動し気分一新!以前からうちもやりましょうよ、と言われていた同人誌創りをそのうち、そのうちと伸ばしてきたものの遂に申し込んでしまい、創らざるをえなくなる。しかもそれが引っ越しの時期と重なってしまい大いに後悔する。しかしいろんな人にお願いして何とか一冊でっちあげ、ムシ風呂のような夏コミに初参加。これが運命の分岐点。レディコミもこの年で切り上げ、以下同人街道をまっしぐら。現在まで「FUCK OFF!」が9まで、「FUCK YOU!」が4まで計10+&冊創る。  ’95からダーティ松本の名前にも飽きてきたしJr,Sam名でも描き始める。 レディコミ時代は松本美蝶。あと2つ位違うペンネームも考案中。  この間の単行本「氷の部屋の女」「双子座の戯れ」[久保書店]、「黒い夜と夢魔の闇」[松文館]、「危険な女教師/美蝶」[ミリオン] ●1 9 9 6 ~   美少女路線の絵柄もこの年の「夜顔武闘伝」あたりでほぼ完成、今後また少し変化させる予定。しかしこの作品は超能力、アマゾネス、忍法エロマンガとでも呼ぶべきか。「グラップラー刃牙」みたいに闘技場での勝ち抜き性武道合戦までいきたかったけれど、残念ながらたどり着けず。  「冬の堕天使」は久しぶりの吸血鬼もの。都営住宅で生活保護をうけている吸血鬼母子のイメージが浮かび、そこから漫画家協会・加藤芳郎を撃つ有害図書騒動のマンガへ。吸血鬼少年が光の世界との戦いに旅立つまでを描き、「闇に潜みし者」は時空を越えて近未来での戦い。その間を描く作品を今後創らなければ。  「FUCK CITY 2006」はクソ溜めと化した近未来のTOKYOを舞台に久しぶりにダーティ・バイオレンスが炸裂!ハード・エロ劇画と同人誌風・美少女路線の合体は果たしてうまくいったかどうか?30ページほど描き足して、’97、9月にフランス書院のコミック文庫にて発売。[「少女水中花」]  「放課後の媚娼女」と「人形愛」刊行。[いずれも久保書店刊]前者は以前、上下巻だったのを一冊にまとめて。後者は近作を集めた同人時代を経ての初単行本で、同人誌を知らなかった読者はショックを受ける。メタルフアンから以下のようなお手紙を受け取る。「これはジューダス・プリーストの『ターボ』だ。ラストの『眠れる森の少女』は『レックレス』にあたる。しかしジューダスもその後『ラム・イット・ダウン』や『ペイン・キラー』という傑作を世に出した事���し、今後を���待したい」という意のダー松のようなメタルファン以外は意味不明の激励をうける。 ●1 9 9 7   同人誌「エロス大百科シリーズ」スタート!いろんな項目別に年2刊づつ計100ページ位を別刊シリーズとして出し続ければ10年で1000ページになり、以前「谷岡ヤスジ1000ページ」という枕に最適の本があったが、これも一冊にまとめて枕にして寝れば、目覚める頃は3回夢精しているなんて事に・・・などとまだたった40ページの段階で言っても何の説得力もないか。飽きたら2~3号でSTOPするだろうし・・。[推測通り「毛剃り」「美少年SM」「女装」3号でストップ中]冬にはやおい系にも進出の予定。  今年出した単行本は厚くて濃いエロマンガを集めた久保書店MAXシリーズ第2弾!「放課後の熱い祭り/完全版」と「夜顔武闘伝」オークラ出版。ともに大幅描き足して25周年記念出版として刊行。ティーツー出版よりJr,Sam名で「昼下がりの少女」、9月にはフランス書院より「少女水中花」の文庫本が出る予定で現在、この同人誌と並行して描き足し中。「斬姦狂死郎」第2部も「ホリディ・COMIC」誌にて6月よりスタート!年内創刊予定の『腐肉クラブ』なる死体姦専門のマンガ誌にも執筆予定。  さてさて25年間、旅行の時を除いて、現在まで2日続けてマンガを描かなかった事はほとんどない。これはその昔、伊東元気氏というマンガ家とお会いしたとき「今月何ページ描いた?」との問いに、「今月仕事ないんでぜんぜん描いてません」と答えたら、「そんな事じゃ駄目だ。仕事があろうがなかろうが、毎月100頁は描かなきゃ。」と言われ、以後その教えを守り[描けるページ数は減ったが]、マンガは仕事ではなくなり、朝起きたら顔を洗うのと同じで生活そのものとなり現在に至る。  今は何でも描けそうなハイな状態で、以前はたまには外出しないと煮詰まってしまうので週いち位ガス抜きをしていたものだが、最近はせいぜい月いち休めば十分の「純エロマンガ体」。[純粋にエロマンガを描くためだけの肉体、の意。ダー松の造語]  こうしてふり返ると、この路線はまだえぐり足りない、これはあと数回描くべし、なぜこれを一度しか描かない!等々、残り時間にやるべき事、やりたい事の何と多い事! 爆裂昇天のその日まで・・・      燃 え よ ペ ン !  なお続きは 1997年後期 1998年 INDEX
http://www.rx.sakura.ne.jp/~dirty/gurafty.html
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2ttf · 12 years ago
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nuit02 · 6 years ago
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[優勝]Come back to the 第5世代 ぬカップ 構築記事[最高1671]
第5世代環境を模した仲間大会
詳しいルール
ぬカップに参加させて頂きました
自分的に納得のいく結果が残せたので記事にします。
TN:えびな なな
試合結果は19勝6敗
最高/最終 1670でした。
結果は1位でした!!!やったー!!!
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使用構築
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155-x-103(20)-180(236)-130-178(252)
性格 おくびょう
言わずもがなの環境最速のドラゴン
流星群の一貫を作って星を堕として勝ちを拾いました
ショックは受けループや瞑想スイクン意識
なみのりはドラン意識。地面タイプの地震へ浮遊で受け出した時も有用でした。
めざ炎はナットハッサムへの有効打 交代際に打って勝利に導いた試合もありました。
選出率はかなり高め
有利なポケモンが多い場合は他のポケモンで削ってラティを通す動きをしてました
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177(252)-166(4)-133(100)-x-119(148)-86(4)
性格 いじっぱり
H 16n+1(残飯回復最大効率)
HB 意地ガブの地震を守る込で2耐え
HD 控えめラティの波乗りを守る込2耐え
AとSは余り
高火力の殴り合いを想定した残飯型
元々参考にしたのは遥か昔の机上論ハッサム
叩きは蜻蛉返りと選択にはなりますが メガストーンがないルールの関係上
有利対面叩きで後続の持ち物を叩くことがしやすいと判断し 採用。
---残飯守るによるメリット
7世代にもよくいる羽休め型と比べて起点にするポケモンから受ける技の追加効果や急所の試行回数の減少
攻撃しながら無償で回復出来る
また上記の調整した先のような こちらの耐久ラインぎりぎりのポケモンの前でも守る込で2剣舞可能になる。
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175(164)-x-91(4)-184(20)-109(68)-153(252)
性格 ひかえめ
H 16n-1
HB 意地ガブの逆鱗が乱数上3つ以外耐え
HD 化身ボルト サンダーのめざ氷最大乱数以外2耐え
C 悪巧み気合い玉でH193D173のドラン確定
S準速
化身ボルトが思った以上に居なかったのでメタは刺さらなかったが、カクトウZでPTでよく呼ぶ バンギやはがねタイプに対して強く出せた。
耐久振りのおかげで自分より遅いポケモンの前での悪巧みがかなり安定した
控えめの採用理由は火力で制圧して迅速にサイクルを崩す このパーティのコンセプトの為の最適解
選出率は高め
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179(228)-116(4)-158(100)-x-107(20)-135(156)
性格 しんちょう
H 8n+3(ポイヒ回復2回で身代わりが貼れる)
HD 化身ボルトのめざ氷を最大乱数以外耐え
S ガッサ抜き
BとAは余り B振りした方が嵌められる範囲が増えると感じて100振り
普段使い慣れていないポケモンではあったが
ガッサ対策枠として優秀だった。またブシンに対しても上から身代わりで毒ダメ稼ぎや燕返しで削りができた
有利対面身代わりから毒々を撒き散らすムーブも良かった
また7世代のレートにもよくいる地震ワンウェポンのグライ想定なのか 風船持ちの鋼 や エアームドの選出を誘導させてくれた
基本ガッサ対策枠なので選出率は控えめだった
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155-147(52)-81-156(204)-90-145(252)
性格 せっかち
A H193ラインのヒードラン確定1
C 陽気HSグライオンをめざ氷で確定1
S 最速(ドリュウズ意識)
受けループ対策枠 その2
ボルトでヤドラン
バシャでラッキーを倒せるようにと
他のポケモンでラティを削ればめざ氷で倒せて通せるシーンがおおかった
砂パに先に展開してドリュウズを上から叩くことを意識して最速にした結果
バンドリマンダにかなり強く行けた試合もあった
性格せっかちなのは めざパ氷持ちのポケモンやポリ2の冷Bに投げる機会が多くなるからと考えていたから(パーティに氷弱点が3体いるから)
選出率は高め
立ち回り方
飛び膝蹴りや大文字の命中不安技を使用するこのバシャは少し取り扱いが難しいように思うので解説
例 カバルドン対面
地震でバシャは当然確定1だがカバは文字圏内のようなシーンではバシャを雑に使う必要はなく後続に引いて再展開するようにしていた(カバの居座る可能性が高いから)
例 文字抜群の鋼対面
ナットレイやムドー、ハッサム対面では積極的に文字を打っていくようにしていた(交代される可能性が高いから)
リスク管理と相手サイクルへの負担意識である
ドラン対面は守るとの択ゲーだが居座って行った。また今回はドラン対面の守る択負けた試合はなかった
(しかし、ある方のアチャモには負けた上に外した膝+2回目の膝でタスキ起死回生でやられた)
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191(164)-167(172)-99-x-120-135(172)
せいか��� ようき
H 16n-1
A 滝登りでウルガモスを大体確定1
A1↑で無振りバンギ確定1
Sガッサ抜き
威嚇要因 兼 カバルドン対策枠
このポケモンの型だけもろ第5世代から引っ張ってきたが
逆鱗が思った以上に通らなくて他の技なら選出してたというシーンが多かったのでエッジか地震にするのがいいかもしれない
カバルドン入りのパーティで1度3舞して挑発竜舞型の強さを実感した
また ウルガモスも重たかったがギャラとグライが睨みを聞かせていたのであまり選出されなかった
H振りの恩恵でウルガモスの虫Z+さざめきを高乱数で耐えれたのだが
生きるシーンがあまり来なかった
ただ 倒せるように調整してあることに精神的アドが取れたのでいいと思っている
*ぬカップ感想
ラティハッサムという並びでレートに最近よく潜っているのですが、お気に入りの構築で沢山勝てて嬉しかったです!
ガチ対戦を始めたのが第5世代だったので素敵なルールを楽しむことが出来ました( ˘꒳˘ )
対戦してくれた方 主催のぬさん 参加したけど対戦できてない方 ありがとうございました!
印象に残った対戦は
ラティハッサムミラー
アチャモvsバシャーモ
吹雪vs気合い玉ヒョイヒョイ祭り
でした\(ˊᗜˋ*)/
主催のぬさんのTwitter
れーとんのTwitter
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fushigilabyrinth · 2 years ago
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丘の上のセイレーン
ナックルシティの夜には、時折、美しい旋律が聴こえる夜がある。ヴァイオリンの、夜風に馴染んで広がる星の瞬きのような音だ。何処からともなく聴こえてきて、何処からともなく消えてゆく音。まるで打ち寄せては引いてゆく波のような、豊かな抑揚。 誰が奏でているのかはわからない。けれど、ナックルの夜にはその音が寄り添っている。悲しい夜も、嬉しい夜も、なんてことない普通の夜にも、その音色は街を包む。 昔から、ナックルには不思議な話が多い。幽霊から託された手紙を届けた話。宝物庫に飾られた甲冑が夜な夜な動き出しては城壁を徘徊する噂。青い薔薇は街を守護した竜の血によって染まったため、他の地域では育たないという伝承。その他、いろいろ。 この古い都市は数多の歴史を抱えている。善い歴史も、悪い歴史も。ガラルで最も古い歴史を持つ街は、あらゆる事象を内包して、今も生きている。 この旋律も、その一つだ。セイレーンの歌声なのだと、まことしやかに語り継がれてきた。 丘の上のセイレーン。海から引き離された、美しい人と鳥の混ぜ物のような何か。海を行く人々をその声で惑わし喰らうと言われている怪物の音色。ナックルの城壁の何処かに囚われているとされる魔性のもの。海を恋しがって夜毎に歌うは、星の瞬きと潮騒の二重奏。 ナックルから海は遠い。それでもセイレーンは海を想って歌うのだと言う。ただただ、恋しいだけの歌。人を恨むでもなく憎むでもなく、かつて自由に羽ばたいていた場所を懐かしむだけの旋律が、この音色なのだ。 ダンデはリザードンの背に乗って、ナックルの夜を飛んでいた。眼下に街明かりが鮮やかに写る。 しかし時間は既に深い。だから人々は殆ど眠りについて、ガラル第二の都市といえども夜の気配に覆われていた。静寂とまではいかずとも、穏やかな眠りの夜だった。 夜間飛行は、チャンピオン時代からの数少ない趣味の一つだった。あまりにも有名過ぎたダンデは、何処に行くにも何をするにもチャンピオンダンデとして注目された。チャンピオンを降りてリーグ委員長になった今もそれは変わらない。少し出歩くだけで誰かに声をかけられる。 基本的には善意の声。時たま、悪意のこもったものもあるが大半は好意だ。しかし毎回それでは何もできない。昼間に出歩くのは得策ではないと悟ったのはずいぶん昔で、ではどうしたものかと思いながらたまたまリザードンと共に夜を飛んだ。夜は、ダンデたちを歓迎してくれた。夜の闇は彼らを隠し、また気づかれたとしても騒ぎ立てようという気持ちを宥めた。 それに気づいて以来、ダンデはリザードンと共に夜を飛ぶ。満月の夜、新月の夜。流星群が降り注ぐなか、霧が濃く世界を覆うなか。四季折々の夜毎。夜に見下ろす世界は昼間とは違う姿で、ダンデの視界を楽しませてくれる。 今夜も、そんな夜間飛行だった。仕事で珍しくナックルシティに赴いていた。泊まりがけになるとわかったとき、久しぶりにこの街の上を飛びたいと思った。 ダンデが居を構えるシュートシティはガラルの首都だ。行政、金融、カルチャーのどれをもガラルの中央として牽引するそこは、ビルが犇いている。人間が作り出した人工物の明かりは消えることはなく、不夜城の体で華やかに輝く。 ダンデはそれらの明かりを好ましいと思う。人が生きていると、ガラルはこれから先も続いてゆくのだと、そう思えるからだ。だが、それでもその明かりばかりを眺めているのは疲れることだった。ローズ氏によって加速度的に形成された真新しい都市であるシュートは、何もかもの流れが早い。隆起と陥没のサイクルはあらゆるものにおいて、目を見張る。 ダンデはもともと南端のハロンタウン出身だ。北端のシュートとはまったく違った営みのなかを、幼少期は生きていた。 畜産が主だった産業であるハロンは、すべてがシュートに比べて緩やかに過ぎて行く。ウールーたちが青く茂った牧草を食み、丘の向こうには風に靡く黄金のさざなみ。それは実り豊かに育つ麦畑で、果てなく続いている。温暖な気候と、牧歌的な営み。何もないが、大切なものはすべてある。それがハロンであり、ダンデの体にはそんな時間の流れが組み込まれている。 しかし、もう人生の半分以上はシュートでの生活にすげ変わっている。あらゆるものが存在しているが、後ろを振り返らぬ都市だ。前にだけ進んで、落とし物に気付く人は少ない。そしてその速さは、ダンデ自身の速さにもなっていた。 後ろを見ないで駆け抜ける。あらゆるものが、追いついてこない。でも、まあ、大丈夫。自分が先頭��走って道を確保していれば、いずれ誰かが追いつくだろう。 チャンピオンを降りるまでのダンデは、そのような考えで日々を生きていた。しかし、違うのだと気付かされた。あのブラックナイトを経て新たなチャンピオンが生まれ、そしてダンデがただの人へとなった日に。 ローズ氏は千年後のガラルを案じていた。気持ちはわかる。ダンデも、このガラルを愛している。自分が生まれ、育ち、そしてこれからを生きてゆく��。愛おしいものと愛おしい人たちに溢れた愛すべき国。その未来を憂いて、可能ならば何かしらの手を打とうとすること自体は罪ではない。しかしローズ氏のそれはあまりにも未来を見過ぎていた。千年後のために、今が失われる。それがローズ氏が行おうとしたことだった。 かつてこの国が災厄に見舞われたとき、二人の若者がそれを退けた。あのとき、ダンデは一人でその役を担おうとし、またローズ氏もそのつもりでこの計画を進めていた。だがダンデはただのチャンピオン。英雄ではなかった。英雄としてこの国を救ったのは愛しい弟とその友だった。それでよかったと、ダンデは心底思う。 人は、ただの人だ。王に英雄、そしてチャンピオンとどんな呼称をされようとも所詮ただの人なのだ。神にはなれないし、一人で生きることもできない。駆け抜け続けて誰もいなくなった場所でたった一人になったとき、人は無力だ。誰かと共に走るからこそ、成し遂げられる。 その点、ローズ氏は独断専行が過ぎた。事情聴取の結果、あのオリーブ女史すら預かり知らぬことが数多あったことが、それを証明している。彼はあまりにも遠くを見過ぎていた。千里眼で遥か未来ばかりを見て、そばにあるものを顧みない魔術師だった。行末が見えるからこそ、様々な発展という魔術をこのガラルに施すことができた。しかし、それゆえの盲目さを抱いていた。それがローズという男の長所であり、また短所でもあった。 ダンデは、自分はどうなのだろうかと、自問自答する。遥か未来を想うにはまだ達観していないし、そもそもにそこまでの目を持っていない。ダンデの目が千里眼的にものを見ることができるのは、精々がバトルに関わる事柄だけで、あとは普通の人々と変わりない。肩書きこそマクロコスモスを背負うものをローズ氏から幾つか引き継ぎはしたが、彼のようにはいかないだろう。しかしダンデが成すべきはローズ氏のように生み出し成長させるのではなく、安定させ継続させることだ。これからもこの国がずっと続いてゆくように、導く。それだけだ。 先を歩くのは、得意だ。お前は迷子ばかりではないかと言われれば、そうなのだが。踏み分けつくった道は、たくさんの誰かのための進みやすい道になる。それに昔みたいに後ろを振り返ることを知らないわけではない。立ち止まり、皆が今どのあたりにいるのだろうかと思慮する余裕もある。 王座からは見えなかったものが見える。王座にいたからこそ見えたものもある。千年先なんてわからないが、今やるべきことくらいはわかっているつもりだ。それで充分だろう。これからも先を走ってみせるから、みんな迷わずについて来て欲しい。ダンデの想いはそれだけだ。 満月が優しくダンデとリザードンを照らす。夜風は心地よく頬掠めて、城壁外の広大な地平へと消えてゆく。北には雪を抱いた山脈が連なり、南にはナックル丘陵の平原が広がっている。 上から見れば見るほどこの街は、城塞都市としての機能を浮かび上がらせる。戦に耐えうるために形作られた街。背後を雪山という自然の防壁に任せ、人間は正面からやって来る敵にだけ注力すれば良い。しかも小高い丘からは、下からやって来る敵がつぶさにわかる。 それにこの街は、竜が守護する街だった。文字通りの意味と、伝承的な意味合い双方においてナックルは竜が守護する街だった。ドラゴンタイプのジムがある所以である。 ナックルジムは元々はこの街を守る騎士団の系譜だ。彼らは古くからドラゴンタイプを相棒として、この街を守って来た。数多の戦、数多の災害、それらを騎士団は相棒のドラゴンと共に乗り越え、この街を守ってきたのだ。そしてその守護は今もなお続いている。宝物庫の管理がなぜ行政ではなく、ナックルジムが行っているのかという疑問に対する答えはこれだ。ナックルジムは騎士団だからである。宝を守るのは、竜の仕事なのだ。 そう、竜の守護によってこの街は保たれている。今でこそシュートシティに様々な機能を譲渡し、ガラル第二の都市という地位に甘んじているが、ここはこの国の要なのだ。だから、その街を守る騎士団の長は並大抵の者ではこなせない。 ダンデは、ある男の姿を思い浮かべながら、この街を感慨深げに今一度、見下ろした。穏やかな街明かりが、目に柔らかく写り込む。あの男の柔和さが街に移り、男にはこの街の深い歴史が移り、その二つが混ざり合って今、この場所がある。ダンデは自然とそう思えた。この街も彼も互いに影響し合い、現在を生きている。シュートの速さがダンデを形成したように、ナックルに脈々と受け継がれてきた古い教えは彼を思慮深く創り上げた。 そうやって彼を想いながらこの街の穏やかさを眺めていると何処からともなく、ヴァイオリンが奏でる旋律が聴こえてきた。この街には古いだけあって様々な怪談や噂話があるのだが、この音色はセイレーンの歌声なのだと言われている。真相は誰にもわからない。しかし、この美しい旋律はナックルの夜を包み込む。 ダンデがこの歌を聴くのは三度目だった。一度目はジムチャレンジ中に初めてこの街を訪れた夜に、二度目はチャンピオンとして街々を巡業しているさなかに、そして今夜。 やはり飛んでよかったと、ダンデは思った。リザードンも飛びながら音色に聴き入っている。風に乗って上空まで届く郷愁の調べは、丘を越え山を越え、そして最後は海に辿り着くに違いない。遠い海の彼方に、その歌声は届く。 これまで二度、ダンデはこの歌声を聴いている。そのどれもが微かな音色だった。音を辿って、その大元に辿り着くには儚過ぎる慎ましい音色。しかし今夜のそれは明確にダンデの鼓膜を揺さぶった。直感的に、辿ることができるとダンデは思った。 「リザードン、行こう」 ダンデがそう告げると、長年の相棒は小さく一声鳴いて音が風に乗ってやって来る方角へと進路を変えた。 ナックルの市街地を越え、北側の城壁へと抜ける。遠くシュートシティーの煌びやかな灯りが僅かにだが夜空に反射して雄大な山脈の峰々を浮かび上がらせていた。その姿はまるでターフタウンの地上絵に描かれている巨人のようで、この国に巨人伝説が多い理由の一端に思えた。 旧市街地の静かな一角。城壁に隣接する、かつては見張り台の役割をしていたのであろう塔に小さな灯りが見える。ダンデの耳は、そこが音の発する場所だと訴えていた。 なるべく音を立てずに塔に近づく。音色は途切れずに塔から発せられたままだ。何処かしら着陸できそうな場所を探していると、一箇所だけ突き出た部分がある。発着用に作られた簡素な露台だ。リザードンは主人の意図をよく汲み取り音もなく、そこへと降り立った。 声にこそ出さなかったが感謝の念を込め相棒を一撫でしてボールに戻す。塔の造りは城壁と同じ煉瓦でできていたが、度々誰かがこの露台を使っているのか手入れされているようだった。 足音を立てぬよう忍び足で竜のレリーフが施された入り口を潜る。セイレーンの歌声がさらに大きくなった。上へと続く階段はあるが、下への道はない。空からしか入り込めぬ構造になっているらしい。上階からは微かな灯りが漏れている。洋燈の灯りなのだろう。歌を乗せて運ぶ風の流れに合わせて、影が揺れている。 一歩、そしてまた一歩。ダンデは静かに、階段をのぼる。近づくごとに明瞭になる旋律は、今や目の前だった。あと一段、階段をのぼって、その奥を覗き込めば真実がある。ダンデの胸の鼓動は、早鐘のように鳴った。試合とは違う汗が、首筋を伝って落ち��。 洋燈の灯りは室内全てを照らさない。奥は夜闇に支配されたままで、開け放たれた窓の向こう側に見える星々の明度が高い。風が、吹き抜けてゆく。 歌が聴こえる。目の前で歌われている。闇に浮かび上がる流麗な横顔。仄かな洋燈の灯りに浮かび上がる、美しい男の顔。男が、歌っている。ヴァイオリンのような声で、海と星の歌を。懐かしい、かの海原の歌を。 風に洋燈が揺れた。灯りも揺れる。照らし出されて浮かび上がる、男の羽毛に包まれ体。闇に艶めく両翼は伸びやかに広げられ、しかし鉤爪を有したその脚には鎖が繋がれている。城壁に囚われた、セイレーン。美しく、悲しい魔物。 セイレーンの顔が、ゆっくりと振り返った。海があった。二つの海が、ダンデを見つめている。丘の上に囚われ引き離されようと、海はセイレーンと共にある。深い色を宿した海底のような、青い瞳がダンデを見つめて、絡め取る。ダンデはこの目を知っていると思った。この海の底はダンデがよく見知った目だ。海を宿した目玉を持つ、美しい顔の男。この都市を守護する竜の、名代。 「キバナ」 声を発した瞬間、全てが崩れ去り、歌声が止む。一つ瞬きをして、瞼を開けた先にセイレーンはいない。いるのは、この街のジムを任されている男だけだった。 「ダンデ、なんでいるんだ?」 キバナは��く驚いた様子でダンデを見たのち、そう告げた。手にはヴァイオリンと弓を持っている。 「歌が、聴こえたから」 「歌?」 「セイレーンの、歌声……」 間が数秒あったのち、先程まで歌声に満たされていた室内は今度はキバナの笑い声に満ちた。腹を抱えて、捩れんばかりにキバナが笑う。ダンデはどうして笑われているのか、セイレーンは何処に消えたのか、そもそもにあのセイレーンの顔はキバナであったと、そんな取り留めのない考えばかりが巡って棒立ちするばかりだ。 「あー、やべぇわ、お前。久々にすげぇ笑っちまった」 ようやく笑いの波が落ち着いたキバナが、目尻に溜まった涙を手の甲で拭いながら言った。 「確かに、ここにいたんだ。君の顔をしたセイレーンが歌っていた」 「んー、疲れてんのか?」 ダンデの様子が普段と違うため、キバナも流石に心配そうな顔をする。確かに連日仕事づくめではあったが、あれは疲労による夢や幻ではないとダンデは思った。確かに、いたのだ。囚われた美しいセイレーンが。愛しい男の顔をした魔性の獣が、ここにはいた。 しかし今目の前にいるのは正真正銘の人間のキバナであり、セイレーンの面影は何一つない。変わらないのは、深い海の底をした瞳だけだ。 「まあ、歌はこれかな?昔からナックルの人間はこの曲をセイレーンの歌って言って、例の昔話と共に何処からともなく誰かが奏でるのを聴いて育つからさ。夜にこの歌を聴いても誰かが弾いてんだろうくらいにしか思わないんだが」 そう言って、キバナはヴァイオリンを顎と肩で固定し構えると慣れた様子で弾き始めた。それはダンデが聴いた、セイレーンの歌声そのものだった。それどころか、キバナがセイレーンそのものだった。鳥の体こそ持たないが、伏せられた眼差しは遠い海を懐かしんで深みを増す。ヴァイオリンから奏でられる歌は、海鳴りと星の響きだった。塔に囚われている、丘の上のセイレーン。この地に縛り付けられ、自由を失った麗しい鳥。 「キバナ、君はここが好きか?」 キバナの演奏が終わり、ダンデが口にしたのは突拍子もない問い掛けだった。 「ナックルか?好きだよ」 不思議そうに片眉を顰めてみるも、キバナは素直に答える。 「故郷に……帰りたいと、そう思ったことはないのか?」 キバナは、ガラルの出身ではなかった。海を越えた遥か彼方からやってきた、異邦の人である。まだ柔らかさばかりが残る幼い頃に、竜としてこの地を守護することを乞われてやって来た異国の麒麟児。そして作為的に当てがわれたチャンピオンの好敵手でもあった。今でこそ、本心で互いをライバルと認め合っているが、二人の出逢いとはそのように作られたものだった。 帰りたくとも、帰れない。城壁に囚われたセイレーンと同じで、海を越えた先にある地を恋しく思っているのではなかろうか。ダンデはあのセイレーンの瞳を見て、そう思った。キバナと同じ顔をした囚われの美しいもの。あの哀郷の眼差しが、ダンデを射抜いている。 「なんだ、そんなこと……懐かしいとは思うが俺はここが、このナックルが、そしてお前が愛するこのガラルが大好きだ。だから帰りたいと思ったことはない。俺は守護者だ。この地を守る竜だ。お前ごとガラルをどんなことからも守ってみせるさ。まあ、ムゲンダイナの件は置いといて、だが。それゆえに俺はナックルジムのジムリーダーであり、騎士団の長であり、ガラルを守護する竜なんだ」 微笑みが、何もかも全てを包むようなキバナの微笑みが、どんな星の煌めきよりも眩かった。嘘偽りのない誓い。心の底より来たる言の葉の羅列。 哀愁を称えた海より連れらし鳥の姿はなく、そこには一頭の竜がいた。自らの意思で愛しい人々を守る誇り高い竜である。気高く、美しく、聡明で、力強いガラルの守護者。 ダンデはこの竜によって、これまでを生きてこれたのだと改めて思わされる。一人で駆けて行く道を彼だけは追い続け、時には隣に並び、そして必要ならばその背を向けてでも守る。これ以上の男はいない。こんな男が、わざわざ海を越えてやって来た。どうしてこの地が祝福されていると言わずにおれようか。この世に神はいないが、祝福はある。こんなにも間近に、祝福はあった。 「なあ……キバナ、もう一曲聴かせてくれないか?」 ダンデは胸の内に秘めた想いを吐露しそうになるのを、辛うじて押し込めて言った。まだ告げるべきではない。いや、一生言わない方が良いのかもしれない。 二人の出逢いは、確かに大人たちの策略だった。それがどうした。出逢い方ではない。その後の関係性や、一緒に過ごした時間こそが重要だ。 ダンデはキバナと走ってきた。共に二人で駆け抜けた。あの夜こそ一人で対峙してしまったが、それはキバナが街や人々を守ってくれると堅く信じ託したからである。何の心配もなくムゲンダイナと向かい合えたのはキバナのおかげだ。キバナだって、そうだろう。ダンデを信じて、背中を押してくれたのだ。 たった一人のライバルで、たった一人の本当の友。ダンデはそこに、もう一つの関係を付け加えたい。たった一人の、愛する人。キバナの気持ちは、ダンデにはわからない。バトルのときには読み取れる感情の機微は、普通の時には見えない。もしもこの想いが一方通行でなかったら、そう考えてはしかし違うだろうと理性的な自分が告げる。 今が崩れ去ってしまうことが、怖かった。ムゲンダイナを捕獲しようとしたときも、チャンピオンでなくなったあの瞬間も、恐ろしいとは思わなかった。ただ、好奇心と新しい風の予感に、胸が高鳴っただけだ。けれどキバナについては愛おしいからこそ、壊したくなかった。胸の内に秘めた感情について、ダンデは酷く臆病だった。 再びキバナが、ヴァイオリンを奏でる。もうセイレーンの歌ではなかった。名は知らないが、ダンデは美しい曲だと思った。夜の静寂に寄り添う優しい音色。セイレーンの郷愁もなければ、竜の咆哮でもない。キバナがこの街とダンデに贈る、ただただ温もりを伝えるだけの旋律。 ダンデは、このまま時が止まれば良いと思った。愛しい人と自分だけのこの空間と瞬間を、固着させてしまいたい。けれど、ダンデにはきっと無理で、彼は走り出してしまう。そういう定めだと、なんとはなしにダンデ自身も勘付いている。それでも、止まれば良いと、ダンデは強く想った。
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stormfrozen · 3 years ago
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天界と地界での戦闘:その4
受けた苦しみか…。悪いが、俺…いや、この天界の貴族「セブンスヘブン」の俺らも苦しんで無い訳では無い。前にあったUB戦争でお前達の受けたもの以上に苦しんだ。死んだかと思った。お前達の一族がいつも死と隣り合わせと言うのならば、その気持ちは分からないでも無い。敵の攻撃を受けながらも、淡々と話すシブースト。
だとしたら…どうだって言うんですか。私達なんて、貴方達貴族にとってはいずれ狩られる運命なんですよ………!それを………あぅっ!
そんな彼女の言葉を、彼はナイフで遮った。俺達は決して、「弱肉強食」の世界で生きてなんか無い。今いるグリッシーニ様やマリナディア様、そしてフォンダンテ様のサーヴァントですら、幼少期に虐げられていた。言わば「弱者」だった。だが、そんな彼らを1人でも救いたい。たとえ全ての命を救えずとも、誰か1人「弱者」を救えたら俺達はそれでいい。
しかし、紅白の花の敵はそれを良しとしなかった。そんなの無理です。「強者」だけしか生きれないんですよ、結局は………!シブーストに花��の塊をぶつけた敵。傷だらけになりながらも、彼は冷静に答える。
ああそうだ。俺達は確かに強者かもしれない。だがな………所詮「やるか・やられるか」の空気でしかない、強者しか居ない世界なんてただ苦しいだけだ。お前がもし今弱者なら、救い出して見せる。弱者もいて良いんだよ。弱い者から一々奪うのとかやってられねーよ。
そう静かに語り、反撃の時を待つ。お前は今、どっちなんだよ?………私はまだ………弱者かもしれないです………だからこそ!此処で――――――
迷いを断ち切ろうと、彼女が電撃を放とうとしたその一瞬、その刹那だった。な………なんで………!毒を撒いたナイフが、彼女の脇腹に刺さった。同時に、荊と電撃の監獄が壊れる。安心しろ、致死量では無い。お前が弱者なら俺達が救ってやるまでだ。支配から解き放たれた彼女は安らかな顔をしながら気を失った。
やられたか。同時に、1人敵が倒された。でも、まだ終わりじゃ無いよ。フォンダンテと戦う事になったカラフルな翼の敵。そうね。私達はこの空で、派手に行きましょう。竜の波動を発射し、敵が闇の波動とビームを発射した。
えっ!?
見た事の無い技。しかし、誰が使っていたのかは知っていた。何故貴方が、この5つの世界のどこにもいない竜しか使えないはずの技を使えるのかな?
何故かって?この異世界の5つの世界以外にも、まだ見ない世界が渦巻いている。そこで見つけた竜だらけの棲む世界で見つけた、とある光と闇の竜を見つけてね。最新型のAIを使い分析していたの。そしたらこんな技なんて使えるなんて来たから、使える様にしてもらった訳なの。
そう言う事ね。じゃ、光の竜が使っている技も誰かが使えると言う事になる訳なのかな?話し合いをしながら、空気の刃を弾丸の如く撃ち合う両者。そう言う事になるかもしれないね。
もっと行くよ!カラフルな翼の敵から、火炎放射が撃ち込まれた。
うわぁ!
予想外の攻撃に驚くフォンダンテだが、すかさず彼女も同じ事をやってみせた。火炎放射なら私も!
ぶつかり合い、起きた爆炎が空に舞う。そしてこれも!ひとつそう言って敵は、今度は何と熱湯を発射してくる。彼女は息を吸い込み、竜の波動を発射した。
やぁ!!
またもかき消された攻撃。しかし敵は休む気も無かった。いーや!まだまだね!すかさず電撃をフォンダンテに見舞う。あっ……!!体勢が崩れた彼女に、サイコパワーをぶつけて倒そうとする。もっと行くよ!
いやぁっ!!
ふらふらしながら崩れ落ちるフォンダンテ。これで終わりね!追撃の暴風を巻き起こし、トドメを刺そうとした敵。しかし彼女は空気の刃で反撃を仕掛ける。技の撃ち合いでは明らかに不利なはずなのだが、何故この攻撃だったのか。
うっ!
当たりましたね…!敵に空気の刃が直撃した。しかしフォンダンテの方も、暴風をもろに受けてしまう。
きゃあああっ……!
背中を大きく打ってしまい、動けない彼女。このまま死んで。うっすら開けた目で空にいる敵に何か合図を送り、フォンダンテはそのまま倒れて動かなくなった。地に落とされた彼女を、妖しい光線の一撃が襲った。
「メレンジア」…の…人達よ…
どうか…わた…し………に……
何を言ってるのか分からないと思った、カラフルな翼の敵。その後ろから、流星群が敵を襲った。い、いつの間に!?
勿論すぐに叩き落とす余裕など無く、次々と落ちてくる隕石に直撃してしまった。め、……メレンジア……?
正気に戻った敵が倒れ、天界の特別個体の敵も残り2人となった。
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kachoushi · 2 years ago
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各地句会報
花鳥誌 令和5年4月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和5年1月4日 立待俳句会 坊城俊樹選 特選句
年賀状投函ポスト音を吐く 世詩明 大冬木小枝の先まで空を突く 同 猫寺の低き山門虎落笛 ただし 福の神扱ひされし嫁が君 同 石清水恙の胸を濡らしつつ 輝一 阿弥陀様お顔に笑みや秋思かな 同 去年今年有縁ばかりの世なりけり 洋子 潮騒の聞こゆる壺に水仙花 同 羽根をつく確かなる音耳に老ゆ 同 時々は絵も横文字も初日記 清女 初電話友の恙を知ることに 同 暁に湯気立ち上がる冬の海 誠 大寒のポインセチアに紅のあり 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月5日 うづら三日の月花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
初暦いかなる日々が待ち受けん 喜代子 おさんどん合間に仰ぐ初御空 由季子 病院の灯消えぬや去年今年 同 雪掻に追はれつつ待つ帰り人 さとみ 海鳴りや岬の水仙なだれ咲く 都
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月7日 零の会 坊城俊樹選 特選句
あをき空うつし蓮の枯れつくす 和子 蓮枯れて底の地獄を明るめる 軽象 枯はちす揺り起こすなり鐘一打 三郎 破れ蓮の黄金の茎の高さかな 炳子 枯蓮の無言の群と相対し 秋尚 弁天の膝あたたかき初雀 慶月 面差しの傾城名残青木の実 順子 男坂淑気を少し漂はせ 三郎 恵方道四方より坂の集まり来 千種 葬儀屋の注連縄なんとなく細い いづみ いかやきのにほひに梅の固くあり 要 枯蓮のやり尽くしたる眠りかな 佑天
岡田順子選 特選句
枯はちす揺り起こすなり鐘一打 三郎 鷗来よ枯蓮の幾何模様へと 俊樹 そのあとは鳶が清めて松納 いづみ 毛帽子にまつ毛の影のよく動く 和子 北吹けりもう息をせぬ蓮たちへ 俊樹 蓮枯れて水面一切の蒼穹 和子 人日の上野で売られゆくピエロ 三郎 石段に散り敷く夜半の寒椿 悠紀子 恵方道四方より坂の集まり来 千種 よろづやに味噌づけ買うて寒に入る 眞理子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月7日 色鳥句会 坊城俊樹選 特選句
双六やころころ変る恋心 朝子 下の子が泣いて双六終りけり 孝子 短日は数が減るかもニュートリノ 勝利 歌留多とり式部小町も宙に舞ひ 孝子 小春日や生ぬるき血の全身に 睦子 骨と皮だけの手で振る賭双六 愛 京の町足踏み続く絵双六 散太郎 粛々と巨人に挑む年始 美穂 来世から賽子を振る絵双六 愛
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月9日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
双六の終着駅や江戸上り 時江 たかいたかいせがまれて解く懐手 昭子 てのひらの白きムースの初鏡 三四郎 火消壺母のま白き割烹着 昭子 木の���髪何を聴くにも左耳 世詩明 街筋の青きネオンや月冱てる 一枝 姿見に餅花入れて呉服店 昭子 はじき出す男の子女子のよろけ独楽 時江 一盞の屠蘇に機嫌の下戸男 みす枝 初詣寺も神社も磴ばかり 信子 御降や傘を傾げてご挨拶 みす枝
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月9日 花鳥さざれ会 坊城俊樹選 特選句
初明かり故山の闇を払ひゆく かづを 万蕾にある待春の息吹かな 々 小寒や薄く飛び出る鉋屑 泰俊 勝独楽になると信じて紐を巻く 々 仏の前燭火ゆらすは隙間風 匠 筆箱にニトロとんぷく老の春 清女 二千五百歩小さな散歩寒に入る 天空
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月10日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
鋳鉄製スチームの音古館 宇太郎 始業の蒸気雪雲を押しあげて 美智子 溶けてなほ我にだけ見ゆる時雨虹 佐代子 失ふはその身ひとつや冬の蜂 都 寒灯下遺影に深く法華経 悦子 大木を伐られ梟去つたらし 史子 枯木立通り抜けたる昼の月 益恵
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月10日 萩花鳥会
人生の余白少なし冬の薔薇 祐子 裸木が絵になる空を展げゆく 健雄 山茶花や気は寒々と花紅く 俊文 守らねばならぬ家族や去年今年 ゆかり 一椀に一年の幸雑煮膳 陽子 故郷で一つ歳とる雑煮かな 恒雄 昼食後一枚脱いで四温かな 吉之 亡き人に届きし賀状壇供へ 明子 逆上がり笑顔満面四温晴 美惠子
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令和5年1月13日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
初生けを祝成人と命名す みえこ 薪焚の初風呂済ませ閉店す 令子 御降りに濡れても訪ひぬ夫の墓 同 初詣光􄽄現れて良き日かな あけみ 注連飾父の車の隅に揺れ 裕子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月14日 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
閼伽桶の家紋色濃し寒に入る 多美女 養生の大樹潤す寒の雨 百合子 勤行の稚の真似事初笑ひ 幸風 いつもならスルーすること初笑 秋尚 臘梅に鼻近づけてとしあつ師 三無 寒椿堂裏の闇明るうす 多美女 多摩堤地蔵三体春立ちぬ 教子 均しある土の膨らみ春隣 百合子 掃初の黒御影拭き年尾句碑 文英 悴んで顔を小さく洗ひけり 美枝子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月15日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
飛石を跳ね蝋梅の香に酔うて 炳子 木道の先の四阿雪女郎 幸風 その奥に紅梅の蕊凜として ます江 黒き羽根なほ黒々と寒鴉 貴薫 不器用に解けてゆきぬ寒椿 千種 入れとこそ深き落葉へ開く鉄扉 同 谷あひに弥生の名残り水仙花 炳子 椿落つ樹下に余白のまだありて 三無 木道まで香り乱れて野水仙 芙佐子 寒禽の群を拒まぬ一樹かな 久子
栗林圭魚選 特選句
山間の埋れ火のごと福寿草 斉 空昏く寒林よぎる鳥の影 芙佐子 厚き雲突き上ぐ白き冬木の芽 秋尚 福寿草労り合ひて睦み合ひ 三無 そのかみの住居跡とや蝶凍つる 炳子 水仙の香を乱しつつ通り抜け 白陶 入れとこそ深き落葉へ開く鉄扉 千種 竹林の潤み初めたる小正月 要 椿落つ樹下に余白のまだありて 三無 せせらぎのどこか寂しげ寒の水 白陶
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月16日 伊藤柏翠記念館句会 坊城俊樹選 特選句
若きより板に付きたる懐手 雪 北窓を塞ぎさながら蟄居の間 同 昨夜の酔ひ少し残るや初鏡 かづを 九頭竜や寒晴の綺羅流しゆく 同 除夜の鐘八つ目を確と拝し撞く 玲子 初明り心の闇を照らされし 同 一点の客観写生冬の句座 さよ子 翳す手に歴史を語る古火鉢 同 笑つても泣いても卒寿初鏡 清女 餅花の一枝華やぐ奥座敷 千代子 年賀状手描の墨の匂ひたつ 真喜栄 若水を汲むほどに増す顔のしわ 同 裸木村は大きな家ばかり 世詩明 春炬燵むかし昔しの恋敵 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月18日 福井花鳥会 坊城俊樹選 特選句
水仙や悲恋の話知りしより 啓子 堂裏の菰に守られ寒牡丹 泰俊 餅花やなにやらうれしその揺れも 令子 左義長の遥けし炎眼裏に 淳子 寅さんを追つて蛾次郎逝きし冬 清女 飾り焚く顔てらてらの氏子衆 希子 御慶のぶ一人一人に畏みて 和子 眉を一寸引きたるのみの初鏡 雪 初髪をぶつきら棒に結ぶ女 同 束の間の雪夜の恋に雪�� 同 マスクして睫毛に化粧する女 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月20日 さきたま花鳥句会
凍星や夜行列車の窓あかり 月惑 葉牡丹や鋳物の町の鉄の鉢 一馬 どら猫のメタボ笑ふか嫁が君 八草 小米雪運河の小船音もなく 裕章 老木に力瘤あり春隣 紀花 竜神の供物三個の寒卵 ふゆ子 医学書で探す病名寒燈下 とし江 おごそかに雅楽流るる初詣 ふじ穂 人のなき峡の華やぐ柿すだれ 康子 小正月気の向くままの古本屋 恵美子 寒梅や万葉がなのやうに散り 良江
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月21日 鯖江花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
福引の種考へてゐるところ 雪 枯れ行くは枯れ行く庭の景として 同 懐手して身も蓋も無き話 同 思ひ遣り言葉に出さぬ懐手 昭上嶋子 言ひかねてただ白息を吐くばかり 同 きさらぎや花屋はどこも濡れてをり 同 父の碑を七十余抱き山眠る 一涓 藪入りを明日に富山の薬売り 同 人日や名酒の瓶を詫びて捨つ 同 一陣の風に風花逃げ廻る 世詩明 安座して児の母となる毛糸編む 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月22日 月例会 坊城俊樹選 特選句
舞ひ上がる金子銀子や落葉掻 千種 春近し湯気立つやうな土竜塚 昌文 寒林や父子のだるまさんころんだ 慶月 紅梅のどこより早く憲兵碑 同 冬帝に囲まれてゐる小さき者 いづみ 出征を見送る母子像の冷え 昌文 青銅となりて偉人は寒天に 千種 火の雨を知る大寒の展示館 いづみ
岡田順子選 特選句
狛犬の阿形の息を白しとも 俊樹 勾玉のほどけ巴に冬の鯉 千種 ただ黒し桜ばかりの寒林は 同 ボサノバを流し半熟寒卵 慶月 石に苔泥に苔あり日脚伸ぶ 和子 息白く母子像見てひとりきり 俊樹 寒林の一木たるを旨とせり 晶文
栗林圭魚選 特選句
冬の雲弛びそめたり大鳥居 要 朽木より梅百蕾の薄明り 昌文 ボサノバを流し半熟寒卵 慶月 能舞台脇座に現るる三十三才 幸風 日向ぼこして魂は五間先 俊樹 霜柱崩れ鳥居の崩れざる 同 青銅となりて偉人は寒天に 千種
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月 九州花鳥会 坊城俊樹選 特選句
大枯野太古は大海だつたかも ひとみ 初景色常の神木よそよそし 美穂 椰子の実のほろほろ落ちて神の留守 孝子 緋あけ色の空へ音ひき初電車 美穂 嫁が君大黒様の手紙持ち ひとみ おんちよろちよろと声明や嫁が君 睦古賀子 歌留多取対戦するは恋敵 睦吉田子 水仙はシルクロードの香を含み ひとみ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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groyanderson · 3 years ago
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ひとみに映る影シーズン2 第五話「大妖怪合戦」
☆プロトタイプ版☆ こちらは無料公開のプロトタイプ版となります。 最低限の確認作業しかしていないため、 誤字脱字誤植誤用等々あしからずご了承下さい。 尚、正式書籍版はシーズン2終了時にリリース予定です。
(シーズン2あらすじ) 私はファッションモデルの紅一美。 旅番組ロケで訪れた島は怪物だらけ!? 霊能者達の除霊コンペとバッティングしちゃった! 実は私も霊感あるけど、知られたくないなあ…… なんて言っている場合じゃない。 諸悪の根源は恩師の仇、金剛有明団だったんだ! 憤怒の化身ワヤン不動が、今度はリゾートで炸裂する!!
pixiv版 (※内容は一緒です。) ☆キャラソン企画第五弾 後女津親子「KAZUSA」はこちら!☆
དང་པོ་
 河童信者に手を引かれ、私達は表に出る。小学校は休み時間にも関わらず、校庭に子供達が一人もいない。代わりに何故か、島の屈強そうな男達が待ち構えていた。 「いたぞ! 救済を!」「救済を!」 「え、何……わあぁっ何を!?」  島民達は異様な目つきで青木さんを襲撃! 青木さんは咄嗟に振り払い逃走。しかし校外からどんどん島民が押し寄せる。人一倍大柄な彼も、多勢に組み付かれれば為す術もないだろう! 「助けて! とと、止まってください!!」 「「救済を……救済を……!」」  ゾンビのようにうわ言を呟きながら青木さんを追う島民達。見た限り明確な悪霊はいないようだけど、昨晩の一件然り。彼らが何らかの理由で正気を失っている可能性は高い! このままでは捕まってしまう……その時タナカDが佳奈さんにカメラを預け、荒れ狂う島民達と青木さんの間に入った! 「志多田さん、紅さん、先に行って下さい! ここは僕が食い止めゴハアァ!!」  タナカDに漁師風島民のチョークタックルが炸裂! 「タナカDーっ!」 「と……ともかく行け! 音はカメラマイクでいいから、ばっちり心霊収めてきて下さいよッ……!」 「い、行きましょう! ともかく大師が大変なんです!!」  河童信者に急かされ、私と佳奈さんは月蔵小学校を離れた。傾斜が急な亡目坂を息絶えだえに駆け上がると、案内された先は再び御戌神社。嫌な予感が募る。牛久大師は……いた。大散減を封印していた祠にだらりと寄りかかり、足を投げ出して座っている。しかも、祠の護符が剥がされている! 「んあー……まぁま、まぁまぁ……」  牛久大師は赤子のように指を咥え、私を見るなりママと呼び始めた。 「う……牛久大師?」 「この通りなのです。大師は除霊のために祠の御札を剥がして、そうしたら……き、急に赤ちゃんに……」  河童信者は指先が震えている。大師は四つん這いで私ににじり寄った。 「え、あの……」 「エヘヘ、まんまー! ぱいぱい! ぱいぱいチュッチュ!!」  大師が口をすぼめて更ににじり寄る。息が臭い。大師のひん剥いた唇の裏側にはビッシリと毛穴ような細孔が空いていて、その一粒一粒にキャビアみたいな黒い汚れが詰まっている。その余りにも気色悪い裏唇が大師の顔の皮を裏返すように広がっていき……って、これはまさか! 「ヒィィィッ! 寄るな、化け物!!」  私は咄嗟に牛久大師を蹴り飛ばしてしまった。今のは御戌神社や倶利伽羅と同じ、金剛の者に見える穢れた幻視!? という事は、大師は既に…… 「……ふっふっふっふ。かーっぱっぱっぱっぱっぱ!!」  突然大師は赤子の振りを止め、すくっと立ち上がった。その顔は既に平常時に戻っている。 「ドッキリ大成功ー! 河童の家でーす!」 「かーっぱっぱ!」「かっぱっぱっぱ!」  先程まで俯いていた河童信者も、堰を切ったように笑い出す。 「いやぁパッパッパ。一度でいいから、紅一美君を騙してみたかったのだ! 本気で心配してくれたかね?」 「かっぱっぱ!!」「かっぱっぱっぱぁーっ!!」  私が絶句していると、河童の家は殊更大きく笑い声を上げた。けどよく見ると、目が怯えている? 更には何故か地面に倒れたまま動かない信者や、声がかすれて笑う事すらままならない信者もいるようだ。すると大師はピタリと笑顔を止め、その笑っていない信者を睨んだ。 「……おん? なんだお前、どうした。面白くないか?」  大師と目が合った信者はビクリと後ずさり、泣きそうな声で笑おうと努力する。 「かかッ……かっぱ……かぱぱ……」 「面、白、く、ないのか???」  大師は更に高圧的に声を荒らげた。 「お前は普段きちんと勤行してるのか? 笑顔に勝る力無し。教祖の俺が面白い事を言ったら笑う。教義以前に人として当たり前のマナーだろ、エエッ!?」 「ひゃいぁ!! そそ、そ、その通りです! メッチャおもろかったです!!」 「面白かったんなら笑えよ!! はぁ、空気悪くしやがって」  すると大師は信者を指さし、「バーン」と銃を撃つ真似をする。 「ひいっ……え?」 「『ひいっ……え?』じゃねえだろ? 人が『バーン』っつったら傷口を抑えて『なんじゃカパあぁぁ!?』。常識だろ!?」 「あっあっ、すいません、すいません……」 「わかったか」 「はい」 「本当にわかったか? もっかい撃つぞ!」 「はい!」 「ほら【バーン】!」 「なんじゃッ……エッ……え……!?」  信者は大師が期待するリアクションを取らず、口から一筋の血を垂らして倒れた。数秒後、彼の腹部から血溜まりが静かに広がっていく。他の信者達は顔面蒼白、一方佳奈さんは何が起きたか理解できず唖然としている。彼は……牛久大師の脳力、声による衝撃波で実際に『銃殺』されたんだ。 「ああもう、下手糞」 「……うわああぁぁ!」「助けてくれーーっ!!」  信者達は蜘蛛の子を散らすように逃げ惑う。すると大師は深くため息をつき、 「はあぁぁぁ……そこは笑う所だろうが……【カーッパッパァ】!!!」  再び特殊な声を発した。すると祠から大量の散減がワサワサと吹き出し、信者達を襲撃する! 「ボゴゴボーーッ!」「やめ、やめて大師、やめアバーーッ!」  信者達は散減に体を食い荒らされ、口に汚染母乳を注ぎこまれ、まさに虫に寄生された動物のようにもんどり打つ! 「どうだ、これが笑顔の力よ。かっぱっぱ!」 「牛久舎登大師! 封印を解いて、どうなるかわかってるんですか!?」  私は大師を睨みつける。すると大師は首をぐるりと傾け、私に醜悪な笑みを浮かべた。 「ん? 除霊を依頼された俺が札を剥がすのに何の問題がある? 最も、俺は最初(ハナ)からそうするつもりで千里が島に来たのだ」 「何ですって!?」 「コンペに参加する前から、千里が島には大散減という怪物がいると聞いていた……もし俺がそいつを除霊できれば、河童の家は全国、いや世界規模に拡大する! そう思っていたのだがな���封印を解いてみたら、少しだけ気が変わったよ……」  大師は祠を愛おしそうに撫で回す。 「大散減は俺を攻撃するどころか、法力を授けてくれた。この俺の特殊脳力『ホーミー』の音圧は更に強力になり、もはや信者の助けなどなくとも声で他人を殺せるほどにだ!」  信者達は絶望的な顔で大師を見ている。この男、どうやら大散減に縁を食われたようだ。怪物の悪縁に操られているとも気付かず、与えられた力に陶酔してしまったのだろう。 「もう除霊なんかやめだ、やめ。俺は大散減を河童総本山に連れて帰り���生き神として君臨してやる! だがその前に、お前と一戦交えてみたかったのだ……ワヤン不動よ!」 「!」  彼は再び私を『ワヤン不動』と呼んだ。しかもよりによって、佳奈さんの目の前で。 「え、一美ちゃん……牛久大師と知り合いなの……?」 「いいえ……い、一体、何の話ですか?」 「とぼけるな、紅一美君! 知っているぞ、お前の正体はワヤン不動。背中に影でできた漆黒の炎を纏い、脚まで届く長い腕で燃え盛る龍の剣を振るう半人半仏の影人間(シャドーパーソン)だ! 当然そこいらの霊能者とは比べ物にならない猛者だろう。しかも大いなる神仏に楯突く悪霊の眷属だと聞くが」 「和尚様を愚弄するな!」  あっ、しまった! 「一美ちゃん……?」  もう、全てを明かすしかないのか……私はついに、プルパに手をかけた。しかしその時、佳奈さんが私の腕を掴む。 「わかった、一美ちゃん逃げよう。今この人に関わっちゃダメ! 河童信者も苦しそうだし、きっと祠のせいで錯乱してるんだよ!」 「佳奈さん……」  佳奈さんは私を連れて鳥居に走った。けど鳥居周辺には何匹もの散減が待ち構えている! 「かぁーっぱっぱ、何も知らぬカラキシ小娘め! その女の本性を見よ!」  このままでは散減に襲われるか正体がばれるかの二択。それなら私の取るべき行動は、決まりきっている! 「佳奈さん、止まって!」  私は佳奈さんを抱き止め、足元から二人分の影を持ち上げた! 念力で光の屈折を強め、影表面の明暗コントラストを極限まで高めてから……一気に放出する! 「マバーッ!」「ンマウゥーッ!」  今は昨晩とは打って変わって快晴。強烈な光と影の熱エネルギーを浴びた散減はたちまち集団炎上! けど、これでついに…… 「かーっぱぱぱ!! ワヤン不動、正体暴いたり! さあ、これで心置き無く戦え「どうやら間に合ったようですね」  その時、鳥居の外から牛久大師の言葉を遮る声。そして、ぽん、ぽこぽん、と小気味よい小太鼓のような音。 「誰だ!?」  ぽんぽこ、ぽんぽこ、ぽん……それは化け狸の腹鼓。鳥居をくぐり現れた後女津親子は、私達と牛久大師の間に立ちはだかった! 「『ラスタな狸』が知らせてくれたんですよ。牛久舎登大師が大散減に取り憑かれて錯乱し、したたびさんに難癖をつけているとね。だが、この方々には指一本触れさせない」 「約束通り、手柄は奪わせてもらったよ。ぽんぽこぽーん!」  万狸ちゃんが私にウインクし、斉二さんはお腹をぽんと叩いてみせる。 「ええい、退け雑魚め! お前などに興味は【なあぁいッ】!!」  大師の声が響くと、祠がズルリと傾き倒れた。そこから今までで最大級のおぞましい瘴気が上がり、大師を飲み込んでいく! 「クアァーーッパッパッパァ! 力が……力がみなぎってくるくるクルクルグゥルゥゥゥアアアアア!!!!」  バキン、ボキン! 大師の胸部から肋骨が一本ずつ飛び出し、毛の生えた大脚に成長していく! 「な……なっ……!?」  それは霊感のない者にも見える物理的光景だ。佳奈さんは初めて目の当たりにした心霊現象に、ただただ腰を抜かす。しかし後女津親子は怯まない! 「逃げて下さい、と言いたいところですが……この島に、私の背中よりも安全な場所はなさそうだ」
གཉིས་པ་
 斉一さんはトレードマークである狸マントの裾から、琵琶に似た弦楽器を取り出した。同時に彼の臀部には超自然の尻尾が生え、万狸ちゃんと斉二さんも臨戦態勢に入る。病院で加賀繍さんのおばさまを守っている斉三さんは不在だ。一方ついさっきまで牛久大師だった怪獣は、毛むくじゃらの細長い八本足に八つの顔。頂上にそびえる胴体は河童の名残の禿頭。巨大ザトウムシ、大散減だ! 【【退け、雑魚が! 化け狸なんぞに興味はない! クァーッパッパァアア!!!】】  縦横五メートル級の巨体から放たれる衝撃音! 同時に斉一さんもシャラランと弦楽器を鳴らす。すると弦の音色は爆音に呑み込まれる事無く神秘的に響き、私達の周囲のみ衝撃を打ち消した! 【何ィ!?】 「その言葉、そのままお返し致します。河童なんぞに負けたら妖怪の沽券に関わるのでね」 【貴様アァァ!!】  チャン、チャン、チャン、チャン……爪弾かれる根色で気枯地が浄化されていくように、彼の周囲の景色が色鮮やかになっていく。よく見るとその不思議な弦は、斉一さんの尻尾から伸びる極彩色の糸が張られていた。レゲエめいたリズムに合わせて万狸ちゃんがぽんぽこと腹鼓を打ち、斉二さんは尻尾から糸を周囲の木々や屋根に伝わせる。 【ウヌゥゥゥーッ!】  大散減は斉一さんに足払いを仕掛けた。砂利が撒き上がり、すわ斉一さんのマントがフワリと浮く……と思いきや、ドロン! 次の瞬間、私達の目の前では狸妖怪と化した斉一さんが、涼しい顔のまま弦をかき鳴らし続けている。幽体離脱で物理攻撃無効! 「どこ見てんだ、ノロマ!」  大散減の遥か後方、後女津斉一の肉体を回しているのは斉二さんだ! 木々に伝わせた糸を掴み、ターザンの如くサッサと飛び移っていく。そのスピードとテクニックは斉一さんや斉三さんには無い、彼だけの力のようだ。大散減は癇癪を起こしたように突進、しかし追いつけない! すると一方、腹鼓を打っていた万狸ちゃんが大散減に牙を剥く! 「準備オッケー。ぽーん、ぽっこ……どぉーーーん!!」  ドコドコドコドコドコドォン!!!! 張り巡らされた糸の上で器用に身を翻した万狸ちゃんは、無数の茶釜に妖怪変化し大散減に降り注ぐ! 恐竜も泣いて絶滅する大破壊隕石群、ブンブクメテオバーストだ!! 【ドワーーーッ!!!】  大散減はギャグ漫画的なリアクションと共に吹っ飛んだ! 樹齢百年はあろう立派な椎木に叩きつけられ、足が一本メコリとへし折れる。その傷口から穢れた縁母乳が噴出すると、大散減はグルグルと身を回転し飛沫を撒き散らした! 椎木枯死! 「ッうおぁ!」  飛び石が当たって墜落した斉二さんの後頭部に穢れ母乳がかかる。付着部位はまるで硫酸のように焼け、鼻につく激臭を放つ。 「斉二さん!」 「イテテ、マントがなかったら禿げるところだった」 【なんだとッ!? 貴様ァ! 河童ヘアを愚弄するなアアァ!】  再び起き上がる大散減。また何か音波攻撃を仕掛けようとしている!? 「おい斉一、まだか!」 「まだ……いや、行っちまうか」   ジャカジャランッ!! 弦楽器が一際強いストロークで奏でられると、御戌神社が極彩色に包まれた! 草花は季節感を無視して咲き乱れ、虫や動物が飛び出し、あらゆる動物霊やエクトプラズムが宙を舞う。斉一さんは側転しながら本体に戻り、万狸ちゃんも次の妖怪変化に先駆けて腹鼓を強打する! 「縁亡き哀れな怪物よ、とくと見ろ。この気枯地で生ける命の縁を!」  ジャカン!! ザワワワワ、ピィーッギャァギャァーッ! 弦の一弾きで森羅万象が後女津親子に味方し、花鳥風月が大散減を襲う! 千里が島の全ての命を踊らせる狸囃子、これが地相鑑定士の戦い方だ! 【【しゃらくせェェェェェエエエ!!】】  キイィィーーーーィィン! 耳をつんざく超音波! 満ち満ちていた動植物はパタパタと倒れ、霊魂達は分解霧散! 再び気枯た世界で、大散減の一足がニタリと笑い顔を上げると……目の前には依然として生い茂る竹藪の群青、そして大鎌に化けた万狸ちゃん! 「竹の生命力なめんなあああぁぁ!!!」  大鎌万狸ちゃんは竹藪をスパンスパンとぶった斬り、妖力で大散減に投げつける。竹伐狸(たけきりだぬき)の竹槍千本ノックだ! 【ドヘェーーー!!】  針山にされた大散減は昭和のコメディ番組のようにひっくり返る! シャンパン栓が抜かれるように足が三本吹き飛び、穢れ母乳の噴水が宙に螺旋を描いた! 「一美ちゃん、一瞬パパ頼んでいい?」  万狸ちゃんに声をかけられると、斉一さんが再び私達の前に戻ってきた。目で合図し合い、私は影を伸ばして斉一さんの肉体に重ねる。念力を送りこんで彼に半憑依すると同時に、斉一さんは化け狸になって飛び出した。 【【何が縁だクソが! 雑魚はさっさと死んで分解霧散して強者の養分になればいい、最後に笑うのは俺だけでいいんだよ! 弱肉強食、それ以外の余計な縁はいらねぇだろうがああァーーッ!!!】】  大散減は残った四本足で立ち上がろうとするが、何故かその場から動けない。よく見ると、大散減の足元に河童信者達がしがみついている! 「大師、もうやめてくれ!」 「私達の好きだった貴方は、こんなつまらない怪物じゃなかった!」 「やってくれ、狸さん。みんなの笑顔の為にやってくれーーーッ!!」 【やめろ、お前ら……死に損ないが!!】  大散減はかつての仲間達を振り飛ばした。この怪物にもはや人間との縁は微塵も残���ていないんだ! 「大散減、許さない!」  ドォンッ! 心臓に響くような強い腹鼓を合図に、万狸ちゃんに斉一さんと斉二さんが合体する。すると全ての霊魂や動植物を取り込むような竜巻が起こり、やがて巨大な生命力の塊を形成した。あれは日本最大級の狸妖怪変化、大(おっ)かむろだ! 「どおおぉぉぉおおん!!!」  大かむろが大散減目掛けて垂直落下! 衝撃で地が揺れ、草花が舞い、カラフルな光の糸が空を染める!! 【【やめろーーっ! 俺の身体が……力がァァァーーーッ!!!】】  質量とエーテル体の塊にのしかかられた大散減はブチブチと音を立て全身崩壊! 残った足が一本、二本と次々に潰れていく。 【【【ズコオオォォォォーーーーー!!!!】】】  極彩色の嵐が炸裂し、私は爆風から佳奈さんを庇うように抱きしめる。轟音と光が収まって顔を上げると、そこには元通りに分かれた後女津親子、血や汚れにまみれた河童信者、そして幾つもの命が佇んでいた。
གསུམ་པ་
「一美ちゃーーん!」  戦いを終えた万狸ちゃんが私に飛びついた。支えきれず、尻餅をつく。 「きゃっ!」 「ねえねえ、見た? 私の妖術凄かったでしょ!?」 「こら、万狸! 紅さんに今そんな事したら……」  斉一さんがちらっと佳奈さんに視線を向けた。万狸ちゃんは慌てて私から離れ、「はわわぁ! 危ない危ない~」と可愛く腹鼓を叩いた。私も横を見ると、幸い佳奈さんは目を閉じて何か考えているようだった。 「佳奈さん?」 「……そうだよ、怪物は『五十尺』……気をつけて、大散減まだ死んでないかも!」 「え!?」  その時、ズガガガガガ! 地面が激しく揺れだす。後女津親子は三人背中合わせになり周囲を警戒。佳奈さんがバランスを崩して転倒しそうになる。抱きとめて辺りを見渡すと、祠と反対側の手洗い場に煙突のように巨大な柱が天高く突き上がった! 柱は元牛久大師だったご遺体をかっさらって飲み込む。咀嚼しながらぐにゃりと曲がり、その先端には目のない顔。まさか、これは…… 「大散減の……足!」 「ちょっと待って下さい。志多田さん……『大散減は五十尺』と仰いましたか!?」  斉一さんが血相を変えて聞く。言われてみれば、青木さんもそんな事を言っていた気がする。 「あの、こんな時にすいません。五十尺ってどれくらいなんですか?」 「「十五メートルだよ!!」」 「どえええぇぇ!?」  恥ずかしい事に知らないのは私とタナカDだけだったようだ。にわかには信じ難いけど、体長十五メートルの怪物大散減は、地中にずっと潜んでいたんだ! その寸法によると、牛久大師が取り込んでいた力は大散減の足一本程度にも満たない事になる。ところが、大師を飲み込んだ大散減の足はそのまま動かなくなった。 「あ……あれ?」  万狸ちゃんは恐る恐る足に近付き観察する。 「……消化不良かな。封印するなら今がチャンスみたい」  斉一さんと斉二さんは尻尾の糸の残量を確認する。ところがさっきの戦闘で殆ど使い果たしてしまっていたようた。 「参ったな……これじゃ仮止めの結界すら張れないぞ」 「斉三さんを呼んでくるよ、パパ。ちょっと待ってて!」  万狸ちゃんが亡目坂へ向かう。すると突然斉一さんが呼び止めた。 「止まれ、万狸!」 「え?」  ボタッ。振り向いた万狸ちゃんの背後で何かが落下した。見るとそれは……まだ赤い血に濡れた人骨。それも肋骨だ! 「ンマアアアァァゥゥゥ!!!」 「ち、散減!?」  肋骨は金切り声を上げ散減に変化! 万狸ちゃんが慌てて飛び退くも、散減は彼女を一瞥もせず大散減のもとへ向かう。そしてまだ穢れていない母乳を口角から零しながら、自ら大散減の口の中へ飛びこんでいった。 「一美ちゃん、狸おじさん、あれ!」  佳奈さんが上空を指す。見上げるとそこには、宙に浮かぶ謎の獣。チベタンマスティフを彷彿とさせる超大型犬で、毛並みはガス火のように青白���輝いている。ライオンに似たたてがみがあり、額には星型の中央に一本線を引いたような記号の霊符。首には首輪めいて注連縄が巻かれていて、そこに幾つか人間の頭蓋骨があしらわれている。目は白目がなく、代わりにまるで皆既日蝕のような光輪が黒い眼孔内で燦然と輝く。その獣が鮮血滴る肋骨を幾つも溢れるほど口に咥え、グルグルと唸っているんだ。私と佳奈さんの脳裏に、同じ歌が思い浮かぶ。 「誰かが絵筆を落としたら……」 「お空で見下ろす二つの目……月と太陽……」  今ようやく、あの民謡の全ての意味が明らかになった。一本線を足した星型の記号、そして大散減に危害を加えると現れる、日蝕の目を持つ獣。そうだ。千里が島にいる怪物は散減だけじゃない。江戸時代に縁を失い邪神となった哀れな少年、徳川徳松……御戌神! 「ガォォォ!!」  御戌神が吠え、肋骨をガラガラと落とした。肋骨が散減になると同時に御戌神も垂直降下し万狸ちゃんを狙う! 「万狸!」  すかさず斉二さんが残り僅かな糸を伸ばし、近くの椎木の幹に空中ブランコをかけ万狸ちゃんを救出。但しこれで、後女津親子の妖力残量が尽きてしまった。一方御戌神は、今度は斉一さんを狙い走りだす! 一目散に逃走しても、巨犬に人間が追いつけるわけもなし。斉一さんは呆気なく押し倒されてしまった。 「うわあぁ!」 「パパ!!」  斉一さんを羽交い締めにした御戌神は大口を開く! 今まさに肋骨を食いちぎろうとした、その時……御戌神の視界を突如闇が覆う! 「グァ!?」  御戌神は両目を抑えてよろめく。その隙に斉一さんは脱出。佳奈さんが驚愕した顔で私を見る……。 「斉一さん、斉二さん、万狸ちゃん。今までお気遣い頂いたのに、すみません……でももう、緊急事態だから」  私の影は右手部分でスッパリと切れている。御戌神に目くらましをするために、切り取って投げたんだ。 「じゃ、じゃあ一美ちゃんって、本当に……」 「グルアァァ!!」  佳奈さんが言いかけた途中、私は影を介して静電気のような痛みを受ける。御戌神は自力で目の影を剥がしたようだ。それが出来るという事は、彼も私と同じような力を持っているのか? 「……大師の言ったことは、三分の一ぐらい本当です」  御戌神が私に牙を剥く! 私はさっき大師の前でやった時と同じように、影表面の光の屈折率を上げる。表面は銀色の光沢を帯び、瞬く間に鏡のようになる。 「ガルル……!」  この『影鏡』で御戌神を取り囲み撹乱しつつ、ひとまず佳奈さん達から離れる。けど御戌神はすぐに追ってくるだろう。 「ワヤンの力は影の炎。魂を燃やして、悪霊を焼くんです」  逃げながら木や物の影を私の姿に整形、『タルパ』という法力で最低限動き回れるだけの自立した魂を与える。 「けど、その力は本当に許してはいけない、滅ぼさなきゃいけない相手にしか使いません。だぶか私には、そうでもしなきゃいけない敵がいるって事です」  ヴァンッと電流のような音がして、御戌神が影鏡を突破した。私は既に自分にも影を纏い、傍目には影分身と見分けがつかなくなっている。けど御戌神は一切迷いなく、私目掛けて走ってきた。 「霊感がある事、黙っていてすみませんでした。けど私に僅かでも力がある事が公になったら、きっと余計な災いを招いてしまう」  それは想定内だ。走ってくる御戌神の前に影分身達が立ちはだかり、全員同時自爆! 無論それは神様にとって微々たるダメージ。でも隙を作るには十分な火力だ。御戌神の背後を取り、『影踏み』で完全に身動きを封じる! 「佳奈さんは特に、巻き込みたくなかったんです……きゃっ!?」  突然御戌神が激しく発光し、影踏みの術をかき消した。影と心身を繋いでいた私も後方に吹き飛ばされる。ドラマや舞台出演で鍛えたアクションで何とか受身を取るも、顔を上げると既に御戌神は目の前! 「……え?」  私はこの時初めてちゃんと目が合った御戌神に、一瞬だけ子犬のように切なげな表情を見た。この戌……いや、この人は、まさか…… 「ガルルル!」 「くっ」  牙を剥かれて慌てて影を持ち上げ、気休めにもならないバリアを張る。ところが御戌神は意外にも、そんな脆弱なバリアにぶち当たって停止してしまった。私の方には殆ど負荷がかかっていない。よく見ると御戌神とバリアの間にもう一層、光の壁のようなものがあるのが見える。やっぱり彼は私と同じ……いや、逆。光にまつわる力を持っているようだ。 「あなた、ひょっとして……本当は戦いたくないんですか?」 「!」  一瞬私の話に気を取られた御戌神は、光の壁に押し戻されて後ずさった。日蝕の瞳をよく見ると、月部分に覆われた裏側で太陽の瞳孔が物言いたげに燻っている。 「やっぱり、大散減の悪縁に操られているだけなんですね」  私も彼と戦いたくない。だからまだプルパは鞄の中だ。代わりに首にかけていたお守り、キョンジャクのペンダントを取った。御戌神は自らの光に苦しむように、唸りながら地面を転がり回る。 「グルル……ゥウウウ、ガオォォ!!」  光を振り払い、御戌神は再び私に突進! 私も御戌神目掛けてキョンジャクを投げる。ペンダントヘッドからエクトプラズム環が膨張し、投げ縄のように御戌神を捕らえた! 「ギャウッ!」  御戌神はキョンジャクに縛られ転倒、ジタバタともがく。しかし数秒のうちに、憑き物が取れたように大人しくなった。これは気が乱れてしまった魂を正常に戻す、私にキョンジャクをくれた友達��霊能力によるものだ。隣にしゃがんで背中を撫でると、御戌神の目は日蝕が終わるように輝きを増していく。そこからゆっくりと、煤色に濁った涙が一筋流れた。 「ごめんなさい、苦しいですよね。ちょっと大散減を封印してくるので、このまま少し我慢できますか?」  御戌神は「クゥン」と弱々しく鳴き、微かに頷いた。私は御戌神の傍を離れ、地面から突き出た大散減の足に向かう。 「ひ、一美ちゃん!」  突然佳奈さんが叫ぶ。次の瞬間、背後でパシュン! と破裂音が鳴った。何事かと思い振り向くと、御戌神を拘束していたキョンジャクが割れている。御戌神は黒い煙に纏わりつかれ、息苦しそうに体をよじりながら宙に浮き始めた。 「カッ……ガァ……!」  御戌神の顔色がみるみる紅潮し、足をバタつかせて苦悶する。救出に戻ろうと踵を返すと、御戌神を包む黒煙がみるみる人型に固まっていき…… 「躾が足りなかったか? 生贄は生贄の所業を全うしなければならんぞ」  そこには黒い煙の本体が、人間の皮膚から顔と局部だけくり抜いた肉襦袢を着て立っていた。それを見た瞬間、血中にタールが循環するような不快感が私の全身を巡った。 「え、ひょっとしてまた何か出てきたの!?」 「……佳奈さん、斉一さんと一緒に逃げて下さい。噂をすれば、何とやらです」  佳奈さんに見えないのも無理はない。厳密にはその肉襦袢は、死体そのものじゃなくて故人から奪い取った霊力でできている。亡布録(なぶろく)、金剛有明団の冒涜的エーテル法具。 「噂をすればってまさか、一美ちゃんが『絶対に滅ぼさなきゃいけない相手』がそこに……っ!?」  圧。悪いが佳奈さんは視線で黙らせた。これからこの神社は、灼熱地獄と化すのだから。 「い、行こう、志多田さん!」  斉一さん達は佳奈さんや数人の生き残った河童信者を率いて神社から退散した。これで境内に残ったのは、私と御戌神と黒煙のみ。しかし…… 「……どうして黒人なんだ?」  私は黒煙に問いかけた。 「ん?」 「どうして肉襦袢の人種が変わったのかと聞いているんだ。二十二年前、お前はアジア人だっただろう。前の死体はどうした」 「……随分と昔の話をするな、裏切り者の巫女よ。貴様はファッションモデルになったと聞くが、二十年以上一度もコーディネートを変えた事がないのかね?」  煙はさも当然といった反応を返す。この調子なら、こいつは服を買い換える感覚で何人もの肉体や魂を利用していたに違いない。私の、和尚様も。この男が……悪霊の分際で自らを『如来』と名乗り、これまで数え切れない悪行を犯してきた外道野郎が! 「金剛愛輪珠如来(こんごうあいわずにょらい)ィィィーーーッ!!!!」  オム・アムリトドバヴァ・フム・パット! 駆け出しながら心中に真言が響き渡り、私はついに鞄からプルパを取り出す! 憤怒相を湛える馬頭観音が熱を持ち、ヴァンと電磁波を発し炎上! 暗黒の影炎が倶利伽羅龍王を貫く刃渡り四十センチのグルカナイフに変化。完成、倶利伽羅龍王剣! 「私は神影不動明王。憤怒の炎で全てを影に還す……ワヤン不動だ!」  今度こそ、本気の神影繰り(ワヤン・クリ)が始まる。 
བཞི་པ་
 殺意煮えくり返る憤怒の化身は周囲の散減を手当り次第龍王剣で焼却! 引火に引火が重なり肥大化した影の炎を愛輪珠に叩き込む! 「一生日の当たらない体にしてやる!!」 「愚かな」  愛輪珠は業火を片手で易々と受け止め、くり抜かれた顔面から黒煙を吐出。たちまち周囲の空気が穢れに包まれ、炎が弱まって……いく前に愛輪珠周辺の一帯を焼き尽くす! 「ぐわあぁぁ、やめろ、ギャアアァアガーーーッ!!!」  猛り狂う業火に晒され龍王剣が激痛に叫んだ! しかし宿敵を前にした暴走特急は草の根一本残さない!  「かぁーーっはっはっはァ! ここで会ったがお前の運の尽きよ。滅べ、ほおぉろべえええぇーーーっ!!!」  殺意、憎悪、義憤ンンンンッ! しかし燃え盛る炎の中、 「まるで癇癪を起こした子供だ」  愛輪珠は平然と棒立ちしている。 「どの口が言うか、外道よ! お前が犯してきた罪の数々を鑑みれば癇癪すら生ぬるい。切り刻んだ上で煙も出ないほど焼却してくれようぞおぉぉ!!」  炎をたなびかせ、愛輪珠を何度も叩き斬る! しかし愛輪珠は身動ぎ一つせず、私の攻撃を硬化した煙で防いでしまう。だから何だ、一回で斬れないなら千回斬ればいい! 人生最大の宿敵を何度も斬撃できるなんて、こんなに愉快な事が他にあるだろうか!? 「かぁーはははは! もっと防げ、もっとその煙を浪費するがいい! かぁーはっはっはァ!!」 「やれやれ、そんなにこの私と戯れたいか」  ゴォッ! 顔の無い亡布録から煙が吹き出す。漆黒に燃えていた視界が一瞬にして濁った灰色で染まった。私はたちまち息が出来なくなる。 「ぐ、ァッ……」  酸欠か。これで炎が弱まるかと思ったか? 私の炎は影、酸素など不要だ! 「造作なし!」  意地の再炎上! だぶか島もろとも焼き尽くしてやる…… 「ん?」  シュゴオォォン、ドカカカカァン!! 炎が突然黄土色に変わり、化学反応のように爆ぜた! 「な……カハッ……」 「そのような稚拙な戦い方しか知らずに、よく金剛の楽園に楯突こうと思ったな。哀れな裏切り者の眷族よ」 「だ、黙れ……くあううぅっ!」  炎とはまるで異なる、染みるような激痛が私の体内外を撫で上げる。地面に叩きつけられ、影がビリビリと痙攣した。かくなる上は、更なる火力で黄土色の炎を上書きしないと…… 「っ!? ……がああぁぁーーっ!!」  迂闊だった。新たな炎も汚染されている! 「ようやく大人しくなったか」  愛輪珠が歩み寄り、瀕死の私の頭に恋人のようにぽんぽんと触れる。 「やめろ……やめろおぉ……!」  全身で行き場のない憤怒が渦巻く。 「巫女よ。お前は我々金剛を邪道だとのたまうが、我々金剛の民が自らの手で殺生を犯した事はないぞ」 「ほざけ……自分の手を汚さなければ殺生ではないだと……? だからお前達は邪道なんだ……!」  煮えくり返った血液が、この身に炎を蘇らせる。 「何の罪もない衆生に試練と称して呪いをかけ、頼んでもいないのに霊能力を与え……そうしてお前達が造り出した怪物は、娑婆で幾つもの命を奪う。幾つもの人生を狂わせる! これを邪道と言わずして何と言えようか、卑怯者!」 「それは誤解だ。我々は衆生の為に、来たる金剛の楽園を築き上げ……」 「それが邪道だと言っているんだ!」  心から溢れた憤怒はタールのような影になって噴出する! 汚染によって動かなくなった体が再び立ち上がる! 「そこで倒れている河童信者達を見ろ。彼らは牛久大師を敬愛していた。大師が大散減に魅了されたのは、確かに自己責任だったかもしれない。だがそもそも、お前達があんな怪獣を生み出していなければこんな事にはならなかった。徳川家の少年が祟り神になる事だってなかった!!」  思い返せば思い返すほど、影はグラグラと湧き出る! 「かつてお前に法具を植え付けられた少年は大量殺人鬼になり、村を一つ壊滅させた。お前に試練を課せられた少女は、生まれた時��ら何度も命の危機に晒され続けた。それに……それに、私の和尚様は……」 「和尚? ……ああ。あの……」  再点火完了! 影は歪に穢れを孕んだまま、火柱となり愛輪珠を封印する! たとえ我が身が消し炭になろうと、こいつだけは滅ぼさなければならないんだ! くたばれ! くたばれえええぇぇぇえええ!!! 「……あの邪尊(じゃそん)教徒の若造か」 「え?」  一瞬何を言われたか理解できないまま、気がつくと私は黄土色の爆風に吹き飛ばされていた。影と内臓が煙になって体から離脱する感覚。無限に溢れる悔恨で心が塗り固められる感覚。それはどこか懐かしく、まるで何百年も前か���続く業のように思えた。 「ぐあっ!!」  私は壊れかけの御戌塚に叩きつけられる。耳の中に全身が砕ける音が響いた。 「ほら見ろ、殺生に『手を汚さなかった』だろう? それにしてもその顔は、奴から何も聞かされていないようだな」 「かっ……ぁ……」  黙れ。これ以上和尚様を愚弄するな。そう言いたかったのに、もはや声は出ない。それでも冷めやらぬ怒りで、さっきまで自分の体だった抜け殻がモソモソと蠢くのみ。 「あの男は……金剛観世音菩薩はな……」  言うな。やめろ。そんなはずはないんだ。だから…… 「……チベットの邪神、ドマル・イダムを崇拝する邪教の信者だ」  嘘だ。……うそだ。 「あっ……」 「これは金剛の法具だ。返して貰うぞ」  愛輪珠に龍王剣を奪われた。次第に薄れていく僅かな影と意識の中、愛輪珠が気絶した御戌神を掴んで去っていく姿を懸命に目で追う。すると視野角外から……誰かが…… 「一美ちゃん、一美ちゃーん!」 「ダメだ志多田さん、危険すぎる!」  佳奈さん……斉二……さん…… 「ん? 無知なる衆生が何故ここに……? どれ、一つ金剛の法力を施してやろうか」  逃……げ…… 「ヒッ……いぎっ……うぷ……」 「成人がこれを飲み込むのは痛かろう。だが衆生よ、これでそなたも金剛の巫女になれるのだ」  や…………ろ………… 「その子を離せ、悪霊……ぐッ!? がああぁぁああああッ!!!!」 「げほ、オエッ……え……? ラスタな、狸さん……?」  ……………… 「畜生霊による邪魔が入ったか。衆生の法力が中途半端になってしまった、これではこの娘に金剛の有明は訪れん」 「嘘でしょ……私を、かばってくれたの……!?」 「それにしてもこの狸、いい毛皮だな。ここで着替えていこう」 「な、何するの!? やめてよ! やめてえぇーーーっ!!」  ………………もう、ダメだ……。
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y24klogs · 4 years ago
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曇る日の護衛依頼
アズちゃん、エニウスさん、みたまたそといっしょ
エニウス : 仲間仲間~ 盟友類友~ ジャック : よろしくな!! エニウス : ワーイ!よろしくおねがいします~! アズ : はい、よろしくおねがいします ジャック : 俺はジャック!剣士だ!今日は頼むぜ! アズ : アズ、火炎魔法使いです エニウス : おれはエニウス、音楽家です。 ジャック : おっ!揃ったかな? エニウス : どうやらなっちまったようですね 完璧に…… みたま : (ウオアアア!!! アズ : (寄って来た人を適当にひっつかんで)……よし、これで4人ですね みたま : え!?なに!? アズ : ええ、今宵の私達は間違いなく完璧で最強です、行きましょう! ジャック : だな!行くか! エニウス : 行きますか!!!!!!! みたま : お、おう!!???
クエストを開始します。 リーンからは少し遠い、とある海。 冒険者は、その砂浜に立っていた。 みたま : ────……。 エニウス : 海~。海、海。 アズ : (ひっつかんだ勢いをそのままに、海までやってくる。) ジャック : 海だな…… みたま : わたしは、何故海にいるんだろう……(白がかった海とソラを眺めて エニウス : これは………紛れもなく海です。おれの鑑定能力は確かです。 ジャック : 引っ張られてきたからじゃねえかな…… エニウス : おれの鑑定能力もその説を裏付けていますね。 アズ : ええ、そのようです…… 天気は曇り。 今の時期は湿気もあってあまり快適とは言い難い。 みたま : だな…… エニウス : どうもじめじめとしてはいますが…… アズ : しかしこのような陰湿な海があっていいものでしょうか、文字通り、暗く、湿っています ジャック : 最近雨続きだったしな……爽やかさとはあ程遠いなァ…… エニウス : こんな現実おれは受け入れられませんよ。無敵の炎魔法で何とかなりませんか……!? みたま : なったら天変地異だなぁ アズ : この大魔導士アズ、いつかは天候を変えるほどの紅炎を生み出したいとは願っていますが…… アズ : 今は無理ですね
そして目の前に、腹を見せて浮かぶ鯨が一頭。 エニウス : 今は未だ………ですか………… ジャック : あ!鯨だぜ!!(指さしながら) エニウス : いつか天変地異の起こるその時を楽しみに待っています。という所で…… アズ : ええ、鯨ですね、ひっくり返っていますが…… みたま : ええ…… アズ : 私の鑑定能力もエニウスさん同様に確かです ジャック : 鑑定能力、万能そうで良いな…… エニウス : あれがくじらなんですねえ。実物ははじめて見ました。鑑定能力がアップデートです。 アズ : 上って来なさい……私の領域に…… 海の揺れる音がする。呼吸の音。 未だ、眠ってはいなかった。 ジャック : まだ生きてんのかな。アレ。鑑定能力でわかったりしねえ? エニウス : 望むところですよ……クク……… アズ : (ちら、とみたまのほうを見る) みたま : …… みたま : 感じるさ………(獣耳をぴくぴくと震わせ みたま : ヤツの鼓動が命の呼吸が………!! ジャック : 。o(まさか、俺だけか!?わかんないのって!?) アズ : ククク……… エニウス : ………ほう。やりますね……(意味深な笑み) みたま : フ………
……。 アズ : それで、依頼の内容ってなんでしたっけ ジャック : えっ、あ~あ~え~っと、え~っと みたま : ……。 エニウス : えっ、忘れたんですか!? しょうがないですねえ…… ………えっとえっと、あー、うーん。 エニウスが[依頼の内容を思い出す]を選択しました 元々は護衛依頼だった。護衛対象は生物である、と。 肝心のそれが何なのかは、直接依頼人から話すとのことだった。 アズ : …………。 エニウス : たしか そういえば 多分きっと……(かくかく しかじか まるまる うまうま) ジャック : あ~そうそう!そんな感じそんな感じ!!(絶対覚えていなかった) アズ : そういえばそうでしたね、引きずるのに精いっぱいで忘れていました 対象をぼかされてる辺り、若干訝しさを感じたかもしれない。 とはいえ、アルマが対面して通した依頼ではある。 見る限り他に不都合は見当たらなかったため、結局請け負ったのだったか。
エニウス : でしょ~~~~!!!………(ホッ) ……。 アズ : ではエニウスさん、細かい所の解説もお願いします ジャック : おう!頼むぜ!(他力本願!) アズ : みたまさんはただ引きずられてきただけなので知らないでしょうし…… エニウス : えっ? エニウス : しょ、しょうがないなぁ~……… みたま : 頼んだよ…… エニウス : えっと ええっと…………… エニウスが[鯨について]を選択しました
「この鯨が果てるまで、周りの生物から守ってください」
初めに、此処で依頼人が言った言葉。 確かに真っ当な生物であり、 判断し得る限り法外な依頼ではなかった。 エニウス : そう 確か護衛対象は鯨で(うまうまごまごま) アズ : ふむふむ…… ジャック : あんなでっかいと守るって言われてもピンと来ねえよな アズ : 随分と弱っているようですから、死ぬときくらい穏やかにという優しさなのかもしれませんね。 みたま : とはいえ一体何から…だろうね。 聞くところによれば、対象の鯨はもう直ぐであり、 あと一日もすればそのまま眠りに着くだろうと。 冒険者は、それまで護衛をすればいい。 ジャック : 鮫とか? エニウス : 鮫やだなあ………… アズ : サメとは厄介ですね、空も飛びますし…… みたま : そうなのか!? ジャック : なんでも食うしな……地面からも飛び出してくる…… エニウス : 空を飛ぶ種もいるのかあ いやだあ…… しかし、骨が折れる依頼だと予測はついただろう。
……目の前の鯨が、護衛対象だ。 大きさは、ここに居る冒険者より遙かにあった。
……。 みたま : 一度サメに対する認識を改める必要がありそうだな…… アズ : ええと、鮫はさておき、実際敵はなんでしたっけ、エニウスさん エニウス : うーんうーん…… ああ、そうだそうだ、 エニウスが[敵について]を選択しました 敵は弱った鯨を狙いに来る生物。 具体的に言えば、カモメ等の鳥や陸上の野生動物。 多少慣れた冒険者ならば、それ自体は早々脅威にはならないが、 この鯨の体長を思うと苦労しそうだ。 エニウス : (かくかくしかしかとりとりかもめかもめ) 海の中からも狙いに来ないのかと問えば、 そちらには特別な守りを施してるらしく、心配は無用らしい。
「水を扱った結界は得意なんです。しかし地の結界は不得意で」
故に日々、自身の手で追い払っていたようだ。 目の下の隈が、何よりも語っていた。
アズ : なるほどなるほど…… ジャック : じゃあ海の鮫は来ないのか…… みたま : ナルホドね。そりゃあ一安心だ エニウス : 陸の鮫も空の鮫も来ないでほしいですが……… アズ : そうですね、来るとしたらグランドシャークやエアシャークですね エニウス : 名称が存在する……… みたま : ……エアか ジャック : カモメなんかに混ざって来たらヤダな…… ……。 アズ : それで、ええと、なんで護衛が必要なんでしたっけ、ジャックさん。 エニウス : なんでなんでしたっけ。お願いしますジャックさん! みたま : んむ(ジャックを見やり ジャック : え!?あ、ああ!え~っと!(手帳をめくって慌てて) ジャックが[何故護衛が必要なのか]を選択しました これまでは依頼人自身で守ってきたが、 この日に限ってどうしても外せない用事が出来てしまったらしい。
ジャック : 確か、えっと~~(かくかくしかじか) アズ : ふむふむ エニウス : なるほどなるほど…… みたま : そういうことなら仕方ないかね 「あの種の鯨は穏やかに果てる時、ある物を生み出します」
「それを素材にしたいのです。  傷つけられれば得られる可能性は無くなるでしょう」
アズ : そうですね、いつだって人はやむにやまれぬ事情で揺蕩う流れ雲…… エニウス : 一箇所には留まれぬ。風に流され征くが天命、然らば御免…… アズ : ………(目と目で通じ合う) みたま : ま……そんな時こそ我ら冒険者ってワケだ。 エニウス : ………(瞳 to 瞳……) ジャック : 依頼人の居ない間にヘマしでかさないようにしねえとな! アズ : しかし、優しさからかとも思いましたが、随分とドライな方ですね アズ : よほど貴重な素材なんでしょうか エニウス : 4人でバッチリ完璧に守り抜きますかあ~。 ジャック : こんな浜辺の近くで鯨が死にかけてるなんて珍しいんじゃねえの? アズ : 確かに、妙な話ではありますが…… アズ : まぁ、今宵の私達は最強で完璧です、なんとかなるでしょう 「完璧に守っていただきたい。」
酷く淡々とした声だった。
……。 みたま : カンペキにね。 エニウス : そうそう。そういうオーダーでしたしね。確か。 ジャック : ま、俺らなら大丈夫っしょ アズ : ええと、他には何かありましたっけ、みたまさん みたま : ええ、わたしか!? ジャック : そうだぜ エニウス : うん! みたま : ああ………ええとだな みたまが[その他の事]を選択しました 万が一鯨が果てずとも、 夜が明ける頃には依頼人も戻ってくるらしく、 拘束期間は一日だけで済むようだ。 みたま : まあ、要するに……一晩コイツを守りきれば良いんだろう。 アズ : なるほど!ありがとうございました! 素材については、依頼人が戻る前に生み出されたなら 回収して待っていてほしいと、黒の滑らかな布を渡された。
そして、「信用しておりますよ」と一言。
エニウス : 流石!引っ張られてきただけはありますね ジャック : よく覚えてんな!偉い! アズ : ええ、絶妙に把握しているようなしていないような感じで! アズ : そしてこちらが回収用の布、と……(すべらかな布を取り出して) ……魔力に聡い冒険者ならば、 仮に持ち出そうとも感知される何等かがあると気づいただろう。 そうでなくとも、暗に牽制されたこと自体は分かった。
アズ : ………魔力的な仕掛けがしてあるようです、持ち逃げはできませんね。 みたま : …ん、そうなのか。 ……。 ジャック : マジか~まあ仕方ねえな エニウス : 値の張る品なんですかねえ。宝石とか? みたま : 流石に一人で守ってただけあって抜け目無いねえ。 アズ : まぁ、最後に美味しい所だけ持っていかれるのは悔しいでしょう。 みたま : そりゃあそうだ。 アズ : ……まぁ、皆さんの協力のおかげで依頼内容はこれで完璧ですね。 アズが[もう充分だ]を選択しました ……さて、仕事だ。 エニウス : 後は護り切るだけですね、穏やかな死を。 アズ : ええ、穏やかな死を! ジャック : 何事も無けりゃ良いねっと みたま : ホント、穏やかに済むと良いがね アズ : ……………(くじらを最後に見ると、背を向けて)     依頼人は出発の前にスクロールを渡してきた。 これを開けば、何をされようと弾く結界が出来るらしい。 とはいえ、強力すぎる故に使えても精々1、2回が限度とのこと。 貴重品でもあるため、これ以上は無いとも。 アズ : ふむ…… アズ : 依頼人から布と共に渡されたコレはなかなかに強力なスクロールのようです、いざというときには使いましょう。 ジャック : おー、了解!そうならねえと良いな エニウス : いざという時が来なければ然るべき所に持って行きたい所ですね。然るべきルドのために。 みたま : 私はそーゆーモノの扱いはさっぱりだ。任せたよ。 アズ : ですね、あまりアテにはしないほうがいいでしょう……持って帰って研究したいですし。 相手は動物だ。群れで来ることもおかしくないだろう。 万一の備えは有難く受け取った。
辺りを注意深く見渡す。 純粋な動物相手は、どこから来るか予想が付きにくい。 纏わりつくような空気が、肌を湿す。 エニウス : …… アズ : ………… みたま : ……………… アズ : ……そこっ! ※---------------※ 一番深い青、クジラの元(x座標が0のエリア)へ 敵に計三回侵入されればクエスト失敗となります。 この次の場面から戦闘開始となります。 ※---------------※
ジャック : ! みたま : !? アズ : ……違ったみたいです エニウス : びっくりするなあもう。 みたま : そうか…… ……早速カモメが飛んできた。向かう先は、鯨へと。
ジャック : !!マジで来たぞ! アズ : ……ふふ……やはり正しかったということで…… みたま : サメは………いないな!!!!(きょろきょろと エニウス : なるほどそ……… そうかな!? いけない 丸め込まれようとしている ジャック : あっちまで行く前に止めねえと!ほら! アズ : 今のところは、ただの鳥一匹みたいですね、巨体の護衛です、今の内に散開しておきましょうか Round 1 みたま : ま、この程度ならお安いご用だね みたま : 無限の宇宙に遍く星よ────! 星結【天倉】! 瞳に瞬く星光が周囲に不思議な力を与える!  達成値:8 ([3,3,1]+1)    エニウスは[ダンス]になった    みたまは[ダンス]になった    ジャックは[ダンス]になった    アズは[ダンス]になった エニウス : あ~癒やしを感じる~ ジャック : 助かった! アズ : ありがとう、ございます。 アズは移動した。    アズは[6,4]へ移動した。 エニウス : 征伐の時来たれりて/劔の山越えて往き── 荒び風のマーチ! 軽快な演奏。それは戦闘と調和する。高揚を引き起こす──    エニウスは[演奏]になった 鴎は移動した。    鴎は[0,7]へ移動した。 鴎は移動した。    鴎は[0,8]へ移動した。 ジャックは移動した。    ジャックは[6,8]へ移動した。 みたまは移動した。    みたまは[6,6]へ移動した。 アズは移動した。    アズは[8,3]へ移動した。 ジャックは攻撃した。  達成値:15 ([3,5,2]+5) 鴎 : 羽ばたき!        鴎は回避に失敗した。  達成値:14 ([2,4,3]+5)    鴎に15のダメージ  ([5,1]+9)        鴎は[重傷]になった        鴎は[気絶]になった        鴎は[昏睡]になった エニウスは攻撃した。  達成値:18 ([5,4,4]+5)    鴎に17のダメージ  ([6,5]+6) みたまは移動した。    みたまは[8,6]へ移動した。    エニウスは[音楽]になった    ジャックは[音楽]になった    鴎は[音楽]になった ジャック : 助かった! ……! 更に他の生物が寄ってくる。払い切らなくては。
エニウス : おれはここの辺りが守りやすそうなのでここで演奏会を決行しますね。ウオ~ Round 2 みたま : かに。 アズ : 私は左翼を担当しましょう、そちらはお任せします ジャック : 了解!右側は任しとけ! みたま : ま、テキトーにやるさ。 アズ : あなたが空を舞うならば、私も舞いましょう 竜翼形態《ウィング・フォーム》! アズは大空へ舞い上がる―――! みたまは移動した。    みたまは[10,6]へ移動した。 鴎は移動した。    鴎は[0,0]へ移動した。 ジャックは移動した。    ジャックは[8,10]へ移動した。 エニウスは移動した。    エニウスは[5,6]へ移動した。 鴎は移動した。    鴎は[0,5]へ移動した。 鴎は移動した。    鴎は[0,0]へ移動した。 蟹は移動した。    蟹は[0,6]へ移動した。 蟹は移動した。    蟹は[0,6]へ移動した。 アズ : 爆炎魔法《イクスプローシブ・フラム》! 全てを焼く爆炎が舞い踊る!  達成値:22 ([3,1,4,5,3]+6) 鴎 : 羽ばたき!        鴎は回避に失敗した。  達成値:19 ([2,6,6]+5)    鴎に30のダメージ  ([6,6,2,2]+14)        鴎は[重傷]になった        鴎は[気絶]になった        鴎は[昏睡]になった ジャックは移動した。    ジャックは[12,11]へ移動した。 エニウス : 征伐の時来たれりて/劔の山越えて往き── 荒び風のマーチ! 軽快な演奏。それは戦闘と調和する。高揚を引き起こす──    エニウスは[演奏]になった    エニウスは[音楽]になった    アズは[音楽]になった    鴎は[音楽]になった アズ : ありがとう、ございます。    ジャックは[音楽]でなくなった Round 3 エニウス : がんばれ/がんばれ/がんばって~ アズ : 悪くない演奏です みたまは移動した。    みたまは[11,7]へ移動した。 エニウスは移動した。    エニウスは[6,6]へ移動した。 鴎は移動した。    鴎は[0,7]へ移動した。 エニウス : お褒めに/預かり/光栄で! ジャックは待機した。 鴎は移動した。    鴎は[0,1]へ移動した。 蟹は移動した。    蟹は[0,6]へ移動した。 蟹は移動した。    蟹は[0,6]へ移動した。 アズ : 魔弾の射手《マジックアロー》! 魔力の矢が敵に向かって飛んでいく!  達成値:22 ([5,6,3]+8) 鴎 : 羽ばたき!        鴎は回避に失敗した。  達成値:20 ([6,3,6]+5)    鴎に19のダメージ  ([3]+16)        鴎は[重傷]になった        鴎は[気絶]になった        鴎は[昏睡]になった ジャックは移動した。    ジャックは[10,11]へ移動した。 みたま : 其は結約の星…天倉の星光をこの一振に! 二条連星! 瞬間、刺すような光と鋭い剣閃。残光が宙を割く────  達成値:14 ([3,6,4]+1)    蟹に21のダメージ  ([1,4,5,3]+11)    蟹に25のダメージ  ([4,2,6,5]+11)        蟹は[重傷]になった エニウスは移動した。    エニウスは[7,6]へ移動した。 ジャック : アンルーリー! ジャックはものまねをした!  達成値:21 ([2,6,6,2]+5) 鴎 : 羽ばたき!        鴎は回避に失敗した。  達成値:15 ([3,2,5]+5)    鴎に22のダメージ  ([5,5,3]+9)        鴎は[重傷]になった        鴎は[気絶]になった        鴎は[昏睡]になった アズ : 魔弾の射手《マジックアロー》! 魔力の矢が敵に向かって飛んでいく!  達成値:23 ([3,6,6]+8)    鴎に18のダメージ  ([2]+16)    エニウスは[音楽]になった    アズは[音楽]になった    鴎は[音楽]になった    鴎は[音楽]になった アズ : ありがとう、ございます。    エニウスは[ダンス]でなくなった    みたまは[ダンス]でなくなった    ジャックは[ダンス]でなくなった    アズは[ダンス]でなくなった ジャック : よし!いい感じだな! Round 4 みたま : さくさくっと アズ : あとはそちらの蟹ですか(とすっと浜に杖を刺し、見守る) みたまは攻撃した。  達成値:8 ([5,1,1]+1)    蟹は防御した。        ダメージを2軽減!  ([]+3)    蟹に16のダメージ  ([2,2,6]+11)        蟹は[重傷]になった        蟹は[気絶]になった 蟹は移動した。    蟹は[0,6]へ移動した。 エニウスの攻撃は距離が合わず失敗した。 みたまは移動した。    みたまは[10,7]へ移動した。 エニウスの攻撃はAPが足りず失敗した。    エニウスは[音楽]になった    みたまは[音楽]になった    アズは[音楽]になった    鴎は[音楽]になった    鴎は[音楽]になった みたま : 助かったよ アズ : ありがとう、ございます。 Round 5 ジャック : あんまり前に出すぎるのもな。待機! みたま : んむ。 みたま : こいつ食べられるかな…… みたまは攻撃した。  達成値:11 ([5,1,4]+1)    蟹は防御した。        ダメージを2軽減!  ([]+3)    蟹に17のダメージ  ([5,2,4]+11)        蟹は[気絶]になった エニウスは攻撃した。  達成値:11 ([4,1,1]+5)    蟹に12のダメージ  ([4,5]+6) エニウス : 荒び風のマーチ! 軽快な演奏。それは戦闘と調和する。高揚を引き起こす──    エニウスは[演奏]になった    エニウスは[音楽]になった    みたまは[音楽]になった    アズは[音楽]になった    鴎は[音楽]になった    鴎は[音楽]になった みたま : 助かったよ アズ : ありがとう、ございます。 Round 6 ……ひとまず目につく生物は追い払った。 とはいえ気配が消えた訳ではない。 まだまだ気は抜けないだろう。 アズ : ふむ、悪くない連携です ジャック : 一旦休憩できるかな?おつかれさん! エニウス : 第一幕は終わりですかね。いえ~完璧の名に恥じない~。 アズ : ええ、お疲れ様です。 みたま : ふふ いい感じだね     ……手出しできないと悟ったのか、ようやく鳥達の襲撃が落ち着く。 束の間の休息だ。 アズ : やれやれ、やっとおさまりましたか。 エニウス : 第二幕は来ませんね。まあ、ここに来るよりか他漁ったほうがいいですもんねえ。 みたま : ……しかし一気にくるもんだ。 ジャック : 鯨一匹に寄ってたかってすげ~よな。そんだけ一大事って事なのかも アズ : これだけ大きな食料ですからね、逃しにくいでしょう ジャックは10のSPを回復した。  ([4,3]+3) エニウスは11のSPを回復した。  ([2,6]+3) みたまは10のSPを回復した。  ([2,5]+3) アズは11のSPを回復した。  ([5,3]+3) ジャックは1のWillを回復した。   エニウスは1のWillを回復した。   みたまは1のWillを回復した。   アズは1のWillを回復した。  
……鯨の様子は変わらない。 しかし、海の揺れる音が少し弱まった気がする。 アズ : ………(鯨を見下ろして) ジャック : どう?なんか変わった? アズ : どうやら少し弱ったみたいですね エニウス : おれの鑑定能力もそう言っています みたま : んむ、まあ穏やかそのものさ。 ジャック : ってことは本当に今日死んじまうんだなあ…… アズ : ……やりますね………(目と目で通じ合う) エニウス : (ニ………………) アズ : ええ、この感じですと……そんな気がしますね アズ : ……そう都合よく外せない用事とやらがあるとも思えません、案外、死ぬところが見たくなかったのかも……。 揺らぐ海中で、その大きく、しかしぼやけた瞳を捉えた。
ジャック : すっげえ淡々としてたけど、案外そうかもな…… みたま : ……。 エニウス : 見ている間に情が湧いたか、はたまた何か縁があったのか…… どうなんでしょうね、真相は何処にか。 アズ : そればかりは鑑定能力ではどうにも、ですね アズ : ………(今度は鯨と、目と目で通じ合う―――。) 朧げに輝く瞳は、何処かを見ている。 あるいは、何処も見ていない様に感じた。 みたま : ………通じ会えたかい。(鯨の頭の方を覗き込む エニウス : ……… うーん。うーんですね。 ジャック : 喋れないし、通じ合うのも難しいんじゃねえの? アズ : そうですね、それでも、何か感じるものはある……のかもしれません。 身体に真新しい傷は、見る限り一つも無かった。 確かに、守り抜いてきたのだろう。
みたま : 護衛のお供に、海の思い出でも語ってくれたら嬉しいんだがね。 ジャック : ……ま、次のが来るまでちゃんと守んないとな エニウス : ドライな依頼人様も、依頼の終わりには少しウェットになってくれることを祈っときますか。 アズ : くじらも人も変わりませんよ、本心なんて、わかりは��ないもので…… 穏やかに果てる、という依頼人の言葉。
……鯨というのは、どのように呼吸をしているのだったか。 冒険者は、鯨の詳しい生態を知っているだろうか。 アズ : そういえばくじらというのは、頭のこう、頭らへんからぶしゃーっと呼吸をするのですよね ジャック : へ~!詳しいな! アズ : (おでこの当たりから魔力光を放出している) エニウス : へへえ~っ……… ………今、呼吸する場所沈んでない? 大丈夫ですかねあれ みたま : 確かに…(おでこをじっと見て ジャック : ……死にかけてるからそうしてんじゃね? アズ : そうですね、もはや呼吸の為、身体を起こす元気もない、そういうことです。 エニウス : それにしても……… 肺活量がすごいのかな………… ふむ……………
本来なら、海の中で果てるのではないだろうか。
アズ : 鯨の潜水可能な時間は90分程とも言われていますね、しかしこれは泳ぐという激しい運動をしている場合で……… ジャック : 今みたいにぐったりしてるだけ~ならもっと長く? アズ : ……そうかもしれません、なんにせよ、死期を、このくじらも悟っている事でしょう。 何も知らずとも。 泳ぐ力も、底へ戻る力も、もうないのだということは分かった。 静かに響く逆さまの呼吸が、また波を揺らす。
エニウス : なるほど、なるほど。………… アズ : ……………。 冒険者は仕事をこなすのみだ。 日が暮れていく。 ジャック : もうすぐ夜だな…… アズ : そうですね、今夜が峠でしょう。くじらも、私達も。 みたま : ……灯りを用意しようか。 エニウス : 第二陣、なかなか来ませんね。後が怖いなあ。     すっかり辺りは暗くなった。曇りのせいか、普段よりも。 湿る空気は変わらぬままだが。 アズ : (集めて来た木に火をつけている) アズ : しけているせいか、なかなかに燃えませんね 何度か追い払ううちに、寄ってくる生物も少なくなった。 このまま終われば楽だろう。
……。
エニウス : (手頃な大きさの石に腰掛けている) みたま : んむ…… ジャック : もう終わりかな~。なら楽で良いんだけど エニウス : 火力だ………火力を出すんですよ、アズさんーッ 全てを燃やし尽くしてください アズ : そうですね、加減なんかしているからいけないんですよね! エニウス : そうですよ!!!!きっと威嚇にもなりますよ みたま : オイオイ! アズ : …………(文字通りの消し炭になった木を寂し気に見つめている。) ジャック : お、おい!?あっ、 みたま : ……… ジャック : …… エニウス : ………… 気配 目標値:10 <= 3d+感覚補正 エニウス : あっ ジャック:成功!(14)([5,5,2]+2) アズ:失敗・・(6)([1,5,1]-1) エニウス:成功!(13)([2,6,6]-1) みたま:成功!(13)([2,6,5]) みたま : よっと ジャック : 楽勝! エニウス : このぐらいなら軽いもんだよ~ アズ : だから無理って言ったのに。   淀むような暗闇の正面、冒険者は気配を察知する。 何かが来ている。
即座に構える。
ジャック : ! みたま : ───! アズ : だから無理だって言ったのに……(消し炭がそっと波にさらわれていった) エニウス : …………ん。ラストかな…… ジャック : おい……!何か来てる! アズ : え、あ、はい! 現れたのは巨大な獣だ。 咆哮と共に、こちらを射抜くような目で睨む。
みたま : これで終わりだといいがね………って エニウス : 今度はあっちを消し炭でお願いします! ジャック : 大分ヤバそうなのじゃん!? アズ : いやー、なかなか骨が折れそうですよ? 獣について 目標値:13 <= 3d+知力補正 ジャック:成功!(15)([4,6,6]-1) アズ:成功!(22)([5,5,6]+6) エニウス:失敗・・(5)([1,2,3]-1) みたま:失敗・・(8)([3,4,2]-1) みたま : … アズ : はい、私は賢いので。 ジャック : 楽勝! エニウス : いやー無理、無理無理無理!   ……あれは海に生息する種の獣ではなかっただろうか。 何故、浜に上がってきたのか。
肋の浮いた体格を見れば、理由はすぐに分かった。
みたま : クマ……? アズ : (かくかくしかじかうまうまとりとりドラゴンファイアー) ……同情しようがしまいが、払わねばならない。 あの獣は、本来なら此処に居る冒険者程度、 容易に吹き飛ばせるほどの力はある。 『近づけば払い除けるため暴れる』だろう。 エニウス : なるなるほどほどとぼとぼどぼどぼ……… みたま : ナルホド~ ジャック : 成程な…… アズ : しかし、飢えて鯨を求める獣、ですか。 アズ : ………この鯨は、もう死に行くだけ、彼を通せば…… ジャック : かなり食い荒らされちまうだろうな アズ : ………… エニウス : 後一日あの空きっ腹を我慢してくれりゃあよかったんだけどね。 アズ : ………仕方ありませんね、止めるしかありません、それが仕事ですから。 しかし弱った個体故、鈍いように見える。 『即座に反応したり、連続して暴れることは無い』だろう。 『暴れた後は疲弊する』可能性も高い。
とはいえ、相手は大型の獣だ。 なにより餌を得るために必死なのだろう。 何らかの手段で『こちらの動きを阻害される』事はあり得る。 油断はできない。
獣の殺気が増す。一歩を踏み出し、駆け始める。
守り切らねばならない。
みたま : ……そうだ。どのみち危険なヤツそうだしね。 ジャック : やるか! アズ : 手負いとはいえ、獣は獣、油断せずいきましょう。 Round 1 みたま : 星結【天倉】! 瞳に瞬く星光が周囲に不思議な力を与える!  達成値:10 ([4,4,1]+1)    エニウスは[ダンス]になった    みたまは[ダンス]になった    ジャックは[ダンス]になった    アズは[ダンス]になった エニウス : あ~癒やしを感じる~ ジャック : 助かった! アズ : ありがとう、ございます。 アズは移動した。    アズは[6,6]へ移動した。 海羆は移動した。    海羆は[0,11]へ移動した。 ジャックは移動した。    ジャックは[6,6]へ移動した。 みたまは移動した。    みたまは[6,6]へ移動した。 ジャックは移動した。    ジャックは[8,7]へ移動した。 みたまは移動した。    みたまは[8,5]へ移動した。 Round 2 みたま : しっかし…ちゃんと斬れるかなこりゃあ(カタナを抜き払い 海羆 : 砂波! みたまへ砂が浴びせられる!  達成値:11 ([1,6,4]) みたま : フロントステップ!    みたまは優雅な足さばきで回避する!        みたまは回避した。  達成値:22 ([3,5,5]+9)        みたまは[12,6]へ引き寄せられた。 みたまは移動した。    みたまは[10,5]へ移動した。 アズは移動した。    アズは[7,6]へ移動した。 エニウスは移動した。    エニウスは[6,6]へ移動した。 ジャック : 今、後ろに居る! ジャックはものまねをした!    ジャックは[12,6]へ移動した。 ジャックのアンルーリーは距離が合わず失敗した。 海羆は移動した。    海羆は[0,6]へ移動した。 みたまは攻撃した。  達成値:9 ([2,4,2]+1)    海羆は防御した。        ダメージを3軽減!  ([]+5)    海羆に8のダメージ  ([1,6,6]+11) アズ : 爆炎魔法《イクスプローシブ・フラム》! 全てを焼く爆炎が舞い踊る!  達成値:20 ([6,6,2]+6)    海羆は抵抗しようとした。        海羆は抵抗に失敗した。  達成値:18 ([2,6,4,4]+2)    海羆に18のダメージ  ([4,1,3,1]+14) エニウス : 荒び風のマーチ! 軽快な演奏。それは戦闘と調和する。高揚を引き起こす──    エニウスは[演奏]になった ジャックは移動した。    ジャックは[8,8]へ移動した。    ジャックは[8,7]へ移動した。    エニウスは[音楽]になった    ジャックは[音楽]になった    アズは[音楽]になった ジャック : 助かった! アズ : ありがとう、ございます。 Round 3 アズ : 弱気ですね、やるしかないでしょう ジャック : っと!離れちまった エニウスは攻撃した。  達成値:16 ([3,4,4]+5)    海羆は防御した。        ダメージを3軽減!  ([]+5)    海羆に8のダメージ  ([4,2]+6) アズ : (音楽に乗り、炎が舞う) 爆炎魔法《イクスプローシブ・フラム》! 全てを焼く爆炎が舞い踊る!  達成値:12 ([3,1,2]+6)    海羆は抵抗しようとした。        海羆は抵抗した。  達成値:19 ([5,1,5,6]+2)    海羆に13のダメージ  ([5,3,5,5]+14) みたまは攻撃した。  達成値:12 ([4,1,6]+1)    海羆は防御した。        ダメージを3軽減!  ([]+5)    海羆に7のダメージ  ([4,4,3]+11) ジャックは移動した。    ジャックは[10,7]へ移動した。 海羆 : 荒波! 海羆が暴れ狂う!  達成値:13 ([4,3,3,1]+2)    ジャックは防御した。    みたまは回避しようとした。    ジャックはWillを使用した!        みたまは回避した。  達成値:23 ([6,4,4]+9)        ダメージを19軽減!  ([6,6]+11)    ジャックに0のダメージ  ([4,6]+11)    ジャックは[10,9]へノックバックした。    海羆は[,]疲弊]になった ジャックのアンルーリーは距離が合わず失敗した。 エニウスは攻撃した。  達成値:14 ([4,3,2]+5)    海羆の防御はAPが足りず失敗した。    海羆に17のダメージ  ([6,3]+6) アズ : 爆炎魔法《イクスプローシブ・フラム》! 全てを焼く爆炎が舞い踊る!  達成値:12 ([4,1,1]+6)    海羆は抵抗しようとした。([6,6,6,5]+2)    海羆のクリティカル! ジャックは[劇的カウンター]を1つ獲得した。        海羆はクリティカルで抵抗した。    海羆に0のダメージ  ([6,2,3,1]+14) みたまの攻撃はAPが足りず失敗した。 海羆の大波はAPが足りず失敗した。 ジャックのアンルーリーは距離が合わず失敗した。    エニウスは[音楽]になった    アズは[音楽]になった アズ : ありがとう、ございます。    エニウスは[ダンス]でなくなった    みたまは[ダンス]でなくなった    ジャックは[ダンス]でなくなった    ジャックは[音楽]でなくなった    アズは[ダンス]でなくなった Round 4 アズ : ジャックさーーーん!!! ジャック : 受け��れねえかよ! エニウス : 大丈夫ですか!?あっ大丈夫っぽい!でも飛んだ! みたま : こいつ、元気だな……! アズ : 死中に活というものでしょう、死にたくなくて必死なんですよ エニウス : げっ、砂ッ アズ : が、楽器に砂がかかると大変です、守って!! アズ : 顔面を盾にしてでも!!! エニウス : 商売道具に手出しされるわけにはいきま 顔を!? 海羆 : 砂波! エニウスへ砂が浴びせられる!  達成値:12 ([4,2,6]) エニウス : ハウリング!    エニウスが発する音波で抵抗する!        エニウスは抵抗した。  達成値:16 ([2,5,2]+7) みたま : チャージ! みたまは力をためた!    みたまは[チャージ]になった ジャックは移動した。    ジャックは[10,7]へ移動した。 アズ : 爆炎魔法《イクスプローシブ・フラム》! 全てを焼く爆炎が舞い踊る!  達成値:17 ([3,3,5]+6)    海羆は抵抗しようとした。        海羆は抵抗に失敗した。  達成値:11 ([6,5,1]-1)    海羆に28のダメージ  ([5,5,3,4]+14)        海羆は[重傷]になった エニウスは攻撃した。  達成値:12 ([1,2,4]+5)    海羆は防御した。        ダメージを2軽減!  ([]+3) エニウス : (バチン!)よし!    海羆に12のダメージ  ([2,5]+6) みたま : 其は結約の星…天倉の星光をこの一振に! 二条連星! 瞬間、刺すような光と鋭い剣閃。残光が宙を割く────  達成値:11 ([3,3,4]+1) みたまはWillを使用した!    海羆は防御した。        ダメージを2軽減!  ([]+3)    海羆に17のダメージ  ([6,6,1,2,2,5]+11) ジャック : アンルーリー! ジャックはものまねをした!  達成値:21 ([6,1,5,4]+5)    海羆は抵抗しようとした。        海羆は抵抗に失敗した。  達成値:12 ([3,6,4]-1)    海羆に8のダメージ  ([3,2,2]+9)        海羆は[気絶]になった アズ : 爆炎魔法《イクスプローシブ・フラム》! 全てを焼く爆炎が舞い踊る!  達成値:15 ([1,5,3]+6)    海羆に23のダメージ  ([3,3,2,4]+14) エニウスの攻撃はAPが足りず失敗した。 ジャック : アンルーリー! ジャックはものまねをした!([6,6,6,1]+5) ジャックはWillを使用した! ジャックのクリティカル! ジャックは[劇的カウンター]を1つ獲得した。    海羆に17のダメージ  ([6,6,6]+9)    エニウスは[音楽]になった    アズは[音楽]になった アズ : ありがとう、ございます。    みたまは[チャージ]でなくなった Round 5 ジャック : 大丈夫かよ!?って、あ!(やりすぎ) アズ : ………お洒落な方法で回避しましたね、もはやカオしかないと思ったのに。   獣の巨躯が倒れる。 それから、ぴくりとも動かなくなった。
エニウス : 見たかったんですか?おれの顔が砂に塗れるの…… ……っと…… アズ : ………(くるんと杖を回して、浜に突き立てる。) みたま : ……やったかね。 ジャック : やったぜ。多分 エニウス : (真似をして、くるくるとヴァイオリンを回した。) アズ : ……穏やかな死を守る為に死を振りまくとは、因果な事ですね。 エニウス : 完璧でしょう。無傷です。 アズ : ええ、そうですね、完璧です ジャック : 絶対砂かかると思ってたぜ……やるな みたま : カオはな…うん。 エニウス : へっへっへ…… こいつが"音楽"ですよ……。 ジャック : 上手い!(拍手) アズ : ええ、見事な演奏です(拍手) ……鯨に傷は一つもない。 冒険者は、無事に守り抜いたのだ。 エニウス : 光栄光栄…… ……さて、残す演目はレクイエムのみですね。 ア��� : ……そうですね、きっと、そろそろでしょう。そんな気がします。(振り返って)
夜明けが近づいている。 ジャック : ついにか…… みたま : だね…(カタナを払い鞘に収め)     ——脅威は過ぎ去った。 アズ : …………。 強大な存在が倒された事が周囲に伝わったのだろうか。 生命の気配が、鎮まる。
静寂の中、波音だけが残る。
……鯨が、こちらを見つめているような気がした。
アズ : (鯨の眼を、見かえす。)
……。
エニウス : (どかっと岩に腰掛けて、その様と共に鯨を見た。) アズ : …………。 アズ : ………………。 みたま : ……。(海へと大きな耳を向け、ソラを仰ぐ) アズ : …………………。 ジャック : ……… エニウス : … … …。 間際のそれが何を思っているのか。汲み取れはしない。 ただ、此処で終えることを受け入れているように見えた。
アズ : ………そうですか。 みたま : ───……。 鯨の身体が波に押され、砂浜に上がる。 そこまで、来ている。 アズ : (砂浜に上がった鯨の身体に、そっと手を当てて)
                                「————……」
辺りに、その音が響いた。 それが、最後の歌だった。
アズ : エニウスさん、演奏を、折角の歌が、消えてしまう前に。 エニウス : ──……… ああ。 エニウス :   ジャック : (静かにして演奏を聞いている) ……冒険者は、鯨の目から零れ落ちたそれを包む。 後は、依頼人を待つのみだ。
——夜が明けて、それから依頼人は戻ってきた。 彼の服は酷く濡れていた。 アズ : ……(エニウスの奏でる曲を聴きながら、海を眺める。) みたま : ……(砂浜に眠る汎ゆる者に、視線を渡し) エニウス : (夜闇が欠けゆく中、清涼と霧を抜けて響く葬送の音色。未だそれが続いていた。) ジャック : ……ん?依頼人か(演奏の邪魔にならぬよう小声で) アズ : ああ、戻って来たみたいですね みたま : ん。 アズ : 随分と濡れているようですが、何かあったんでしょうか……。 それを指摘せざるか吟味する前に、「お渡しください」と求められる。 黒で包まれたその宝石を渡すと、依頼人は静かに確認した。 アズ : (そっと宝石を手渡し) しばらくして、「確かに」と一言。報酬を受け取る。
……これで今日の仕事は終わりだ。
アズ : ……(頷くと、ちら、とジャックの方を見て) ジャック : ……?(視線を感じて振り返り) アズ : (目と目で通じ合えない………!) ジャック : (少し考えてから笑ってごまかした……) みたま : …… アズ : これで依頼完了、で、いいんですよね! エニウス : ……。 ジャック : お、おう!だと思うぜ!! みたま : 応とも。 アズ : それじゃあ、帰りましょうか! エニウス : (頷くように、音色が泡のように消えていった。) アズ : 素敵な演奏でしたよ、エニウスさん みたま : んむ。大したもんだ。 ジャック : 機会があったらまた聞きたい感じだな!(控えめに拍手して) エニウス : どうもどうも。ま……場あってのもんですよ。 アズ : きっとありますとも、今宵の私達は最強で完璧でしたからね。 鯨は、どうするのだろうか。 何にせよ依頼が終わった以上、こちらが手伝う必要は無いだろう。 彼も、それは望んでいない様に見えた。 みたま : 後は任せていいんだよね。 エニウス : (もはや声無き歌の跡。砂浜の巨体にちらりと目を合わせ、戻した。) アズ : ……そう見えます、やっぱり、人の心というのは汲めないものですね。 アズ : (くるり背を向け、歩き出す) ジャック : じゃ、帰ろうか! アズ : あいあい、サー、です みたま : んむ。(後に続き、砂を踏みしめる)
「有難うございました」
鯨を見つめていた依頼人が向き直り、言う。
アズ : ………(後ろから聞こえた声に、足を止めて) エニウス : ………。 みたま : ……ん。 アズ : ………どうか、お達者で。 ジャック : どした~?置いてくぞ~? アズ : わ!待ってください!! 夜明けが染めゆく、波際。 瞬いたその瞳の色に、見覚えがあるような気がした。
……それだけだ。
アズ : (ジャックの後を追いかけ、かけていく) エニウス : あっ、まっ、おおっ(わたわたとヴァイオリンを仕舞って、) みたま : ………。(少しの間───彼の瞳を見つめては、また歩き出す) アズ : 結果的にはいい依頼だった、そうは思いませんか。 エニウス : ……ま。屍を積み上げるだけじゃなく、守ることも出来ましたからね。 ジャック : 結構楽だったしな アズ : ですね!完璧でしたとも! みたま : ふふ、引き摺られて来た甲斐はあったかもね。 冒険者は、馬車の待合所へ向かって歩き始める。 乾いていく地を踏みしめながら。
エニウス : 完璧完璧~……… アズ : かんぺきかんぺき~かんぺきそんぐ~ ジャック : 完璧~(真似して) みたま : ふふ、何だそりゃ。 エニウス : ペキペキ……(~弾き歩き~) アズ : 器用なものですねぇ 彼らに何があろうと、知らぬまま。
後は波音に攫われて、聴こえない。 クエストをクリアしました。 50ルド 手に入れた。 90経験点 を手に入れた。 ジャック がレベルアップしました! 初見ボーナス 1名誉点 手に入れた。 みたま : よかったね アズ : なんとかクリアできましたね。 エニウス : いや~なんとかなったようでよかった! ジャック : 簡単な依頼だったな! [報酬袋] を手に入れた。
みたま : カンペキ、カンペキ。 エニウス : ペキペキ。ボキボキ。 ジャック : かんぺきかんぺき~! アズ : かんぺきかんぺき~~! エニウス : (ペキペキ↑) アズ : ………よし、それでは、皆さんお疲れ様でした、またご縁があれば ジャック : こちらこそありがとな~! アズ : 良い連携でしたとも! みたま : んむ。どうなるかと思ったけど、なんだかんだ楽しかったよ。 みたま : またよろしくね。 エニウス : イヤ~助かりました。撃ち漏らしゼロ被害もゼロで! アズ : ですね、お三方ともとても頼りがいがありましたよ ジャック : 良かったら次も頼むよ!またな! エニウス : ええ、またいつか、演奏聞いてくださると幸いです! アズ : (連絡先を受け取りつつ)……ええ、ではまた。 アズ : (宿の階段を上がっていく) みたま : んむ、楽しみにしてるよ。(手と尻尾を一振りし ジャック : じゃな~! エニウス : (ぶんぶん。) みたま : またね~
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takahashicleaning · 4 years ago
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TEDにて
ダン・ギルバート:マスメディアに操られた私達の誤った予測認識
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ダン・ギルバートが、あなたにも挑戦できるいくつかの驚くべきテストと実験を示しながら幸福の追求とそのデータを発表します。TEDでおなじみの顔が火花を散らす、最後のQ&Aのコーナーをお見逃しなく。
テロリストのテロ攻撃や突発的な犯罪の事件で亡くなるよりも、車の事故やプールサイドで亡くなることの方がより危険で数が多いことを指摘しています!!!
行動経済学についてや物の価値について、期待値と限界効用遁減の法則についても説明しています。
私達は、毎日決断をしています。何が正しい行動なのか?経済的なことから、食事、職業、恋愛においてまで、確かに、もし本当に正しい行動をいつも教えてくれる人がいたならそれは素晴らしい贈り物だと思います。
実際、オランダの博識家ダニエル・ベルヌーイによって、1738年に世界はこの贈り物を授かりました。今日、私はこの贈り物とは何かについて、また、なぜ、このせっかくの贈り物が、全く役に立っていないかについて説明したいと思います。カオス理論や群論、トポロジー、結び目理論などにも応用されています。
さて、これがベルヌーイの贈り物です。これは原文の引用です。ギリシャ語に見える?そうギリシャ語です。簡単な英訳、正確ではありませんが、ベルヌーイが言いたかった要点を捉えている英訳はこうです。
私達の行動の期待値。私達が手に入れられると期待できる利点は、2つの単純なものからある程度計算できます。私達があるものを得られる確率とそれが私達にもたらす価値です。
ベルヌーイが言っていた事は、ある意味で、この2つを���測して、掛け合わせれば、私達はいつでも正確に、どのように振る舞うべきかある程度わかるということです。
さて、この単純な方程式は方程式を好きでない人にとってさえ、見慣れたものです。ここに例があります。例えば、コイン投げゲームをして表が出たら10ドルもらえます。でも、このゲームに参加するには4ドル払わなければなりません。ほとんどの方は、この賭けにのるでしょう。
なぜなら、あなたが勝つ確率は2分の1で買った場合のもうけは、10ドルで、それらを掛けると5ドルで、ゲームに参加するための金額よりも高くなります。ですから、答えはイエスです。これは統計家が言うところのものすごくいい賭けです。
さて、コイン投げに当てはめれば、この考えは単純ですが、こと日常生活では、そう簡単にはいきません。人々は、これらの事を予測することがひどく下手なのです。わざわざめんどくさい計算も一回一回しません。今日、私はこのことについてお話をしようと思います。
正しい行動を決断しようとする際、人々が犯す間違いが2種類あります。
ひとつは、成功する確率を見積もる際の間違いで、もう一つは、成功の価値を見積もる際の間違いです。では、まず、初めの間違いから話しましょう。確率の計算は、簡単だと思われるかもしれません。サイコロには、6面あり、コインには2面。トランプには52枚のカードがあります。
スペードのエースを引いたり、コインの表を出す見込みがどれくらいか?私達は知っています。でも、日常生活に当てはめるとなると話はそう簡単ではありません(形は決まっていないから)
これが、アメリカ人が他の娯楽を全部合わせたものより、ギャンブルにお金を使う。いいえ。ギャンブルでお金を失う理由です。人々は正確な確率を知ってても利用しようとしないのです。
人々が、確率を出す方法を知るために、まず、豚の話から始めようと思います。とある日のオックスフォード、リードに繋がれた犬と豚。どちらが多く見られると思いますか?もちろん、みなさん答えが犬だとご存じですね。答えが犬だとわかるのは、犬や豚がリードにつながれた場面を素早く思い出すからです。
犬を思い出すのは簡単ですが、豚��そんなに簡単ではありません。そして、もしリードに繋がれた犬がより、早く思い浮かぶのなら、犬の方が多くいそうだということです。この経験則は悪くありません。
ある場合を除いては。これはゲームだけの話ではありません。例えば、社会システム的な問題。
アメリカ人がさまざまな変わった要因で、死んでしまう確率を尋ねられたら、こちらはアメリカの国民2億人の年ごとの死亡数の見積もりです。竜巻や花火、日常的な喘息や水死で、どのくらいの人が亡くなると思うか尋ねました。これらと実際の数を比べてみましょう。
とても面白いパターンが見えます。まず、2つの死因が過剰に見積もられいます。竜巻と花火です。また、2つの死因がずっと少なく見積もられていてそれは、日常的な水死と喘息によるものです。
なぜでしょう。新聞の見出しにこう書いてあるのを見たことがありますか?「少年、喘息で死亡」あまりに日常的すぎて、興味を引きません。
私達にとって、映画のように竜巻が街を破壊したり、独立記念日に自分の手を花火で吹き飛ばしてしまうような、間抜けな人達のニュース記事や映像を思い起こすのはとても簡単なことです。
日常的な水死や喘息死は、あまり報道されません。すぐに思い起こせない。その結果、私達はその死因を少なく見積もってしまうのです。
その他には、プールだけが、このスライドの中で実際、とても危険なものだからです。スライドにある他の3つを合わせるより、もっと多くの人が死ぬ確率が高いものです。
さらに、宝くじは、人々の確率を予測する能力を見ることができるとてもいい例です。
そして、経済学者の間では、宝くじを買う人には申し訳ないのですが、宝くじは、馬鹿が納める税金と呼ばれます。なぜなら、宝くじに投資することによって利益を得る確率は非常に低く、お金を直接トイレに流すのとほとんど同じだからです。
ところで、トイレに流せば、わざわざお店に行って買う手間もいりません。いったいなぜ?宝くじを買うのでしょう。たくさん答えは、ありますが、1つ確かなのは多くの当選者を見るからです。
日本では、宝くじの利益は、公的な基金に運用されますが、税金ではないので、チェックされません。
次に、このビッグマックはいくらでしょう?25ドル?ほとんどの方が、そんなにしないという直感を持ちます。そして、そんなに払わないでしょう。しかし、実際、ビッグマックが、25ドルの価値があるかを決めるのに必要な質問はひとつだけです。
「25ドルで、他に何ができるだろう?」もし、あなたがオーストラリアへの長距離便に乗っていて、食事が出ないことに気づいたときに、前列の人がマクドナルドの包みを開け、おいしそうな香りがシート越しに漂ってきたらこう思うでしょう。
16時間もの間25ドルで他にできることはない。お札に火をつけることさえ、煙草のライターを取られてしまったから。突然、25ドルのビッグマックがいい購入に思えます(倫理的な観点からもこの地域のために購入をお勧めします)
一方で、低開発国を訪ねていたら、25ドルで豪華な食事が買え、ビッグマックが法外に思えます。なぜ、あなた方は、私が状況を話す前から質問の答えがノーだと決めつけたのでしょうか?なぜなら、皆さんのほとんどは、いつも払っているビッグマックの値段と比べたからです!
これが積み重なると合成の誤謬からデフレスパイラルを引き起こします。
この投資を他の投資と比べて「このお金で、他に何ができるだろう」と尋ねる代わりに、強欲にも過去と比べたのです。そして、これは人々が、いつも起こすマスメディアに洗脳された間違いです。あなたが知っているのは、過去に3ドルを払ったことで、25ドルは法外だという事です。
これが間違いです。私は、この事から生じる不合理な事例をお見せして、その事を証明しようと思います。例えば、これは、高かったものが急にお買い得になったように見えるマーケティングでいう最もおいしいトリックの例です。人々が、2つの仕事を提示された時、1つは、給料が6万ドル。
それから、5万ドル。4万ドルと毎年下がる仕事と給料がだんだん上がる仕事では、後者の方が収入がずっと少ないと知らされていても、1番目よりも2番目の仕事を好みます。
なぜでしょう?なぜなら、彼らは上がっていく給料より、下がっていく給料の方が悪いという感覚があるからです。下がっていく給料の総額が高くてもです。もうひとつ良い例があります。
2000ドルのハワイ旅行のパックが、セールで1600ドルになっています。あなたが、ハワイに行きたいとしてこのパックを買いますか?ほとんどの人が買うでしょう。さて、少しだけ違う話です。2000ドルのハワイ旅行のパックが700ドルです。1週間考えてから、旅行会社に行った時。その格安旅行はなくなっていて、そのパックは、今、1500ドルします。買いますか?
ほとんどの人が、ノーと言います。なぜでしょう?それは、つい先週まで700ドルだったものに、1500ドル払うわけがないからです。
過去と比較をするこの傾向のせいで、人々はよりよい購入を逃してしまいます。言い換えれば、素晴らしい購入だったものが、まあまあの購入になる事は、かつてのひどい購入が、少しましな購入になるのに全く及ばないという事です。
これは、ノーベル賞を受賞したダニエルカーネマンのプロスペクト理論です。
私達が比較について知っていることの1つは、何かを他のものと比較するとその価値は変わるという事です。
ですから、1992年にこの人。ジョージ・ブッシュは、政治的にリベラルと言われる人々の目には、そんなに素晴らしい人物には映りませんでした。突然私達は彼に復帰してほしいと切望します。この場合の比較は、妥当ですが、比較が、彼に対する評価を変えるのです。
このような考え方は、経済学者をやきもきさせるおかしなものです。それが、投資信託のマネージャーにとられる手数料が 0.1パーセントか0.15パーセントかも知らないのに、歯磨き粉の1ドルクーポンポイントは切り取っておくという理由です。さて、もうこれが比較が変化してしまう問題だとお分かりですね。
というのもあなたは購入するものとは比べますが、そのお金を使うときは比較をしないからです!!どなたもそのような経験がおありでしょう。
比較の仕方が変わるという問題は、これらの選択の時間の間隔が大きいほどより難しくなります。人々は、時間差のある出来事に対して、選択をすることが苦手です(社会システム的な問題や選挙に悪用されるとより深刻です。ファクトチェックが重要)
そして、心理学者と行動経済学者が発見したのは、たいていの人は、2つの単純な法則を使うということです。これからとても易しい問題と2番目に易しい問題。それから、難しい問題を出します。
始めの易しい問題です。あなたは、今、50ドルか60ドルかをもらえます。どちらがいいですか?これは、とても簡単なIQテストです。いいですか?私達、全員、お金が多い方を選びます。少ないより多いほうがいいですからね。
2番目の問題です。あなたは、今日、60ドルか。1ヶ月後に60ドルもらえます。どちらがいいですか?これも簡単です。なぜなら、私達は皆、後より今の方がいいと知っているからです。意思決定をするのが難しいのは、この2つのルールが衝突する時です。
例えば、今、50ドルか1ヶ月後に60ドルかという時。これは待つことで、多い利益を得られるが、忍耐が必要な日常の多くの状況での典型的な例です。何が分かりますか?このような状況で人はどうするでしょう?概して、人々はひどく気短です。
つまり、余分の10ドルをもらう楽しみを先延ばしして、1カ月待つためには、100パーセントから数千パーセントの利息が必要とされるのです。これは、恐らくそんなに驚くことではないと思いますが、これらのお金の引き渡しの時期が変わるだけで、この短気さがいとも簡単に消えてしまうのには驚かされます。
1年後。つまり、12ヶ月後に50ドル。もしくは、14ヶ月後に60ドルもらえると想像して下さい。さて、どうなるでしょう?人々は喜んで待つでしょう。12か月待つなら14か月待ってもいいと。何がこの絶え間ない矛盾を引き起こすのでしょう?比較です。厄介な比較。これを見て下さい。
時間をかけて答えてもらうと、先ほどお話ししたような結果。このようなグラフになります。つまり、今か、1ヶ月後、30日の時間差では、50ドルの主観的価値は、60ドルの主観的価値よりも高くなりますが、全ての決定を1年後に先延ばしすると反対の結果となります。いったいなぜこのような結果になるのでしょうか?
これが先ほどお見せしたものの結果です。これは主観的な高さ。いろいろな位置から彼らを見た高さです。
そして、2つの事実に注目して下さい。1つ目は、遠くに行くほど彼らは小さく見えること。2つ目は、消防士はいつもバイオリン弾きより大きいということ。でも、彼らをいくつか消した時、何が起こるか見て下さい。そうです。とても近い位置では、バイオリン弾きの方が消防士より高くみえます。
でも、遠く離れると彼らの実際の高さの関係が保たれます。プラトンが言ったように、距離と大きさの関係は、時間と価値の関係と同じです。これがあなた方にお尋ねした今の50ドルか1ヶ月後の60ドルかという難しい問題の結果です!
さて、最後にこの質問で締めくくりたいと思います。私達が、そんなにばかだったら、どうやって月まで行けたのでしょう?人間は、確率と価値の計算が下手だということの証明の材料は、2時間ちょっと分は軽くあるのです。この答えは、科学者は、再現性を重んじるから、それ以外は認めないからです。
この質問の答えは、他のTEDの話で既にお聞きですね。これからも聞くことだと思います。つまり、私達の脳が、今、生きている世界と全く違う世界に適合するように進化してきたためです。
私達の脳は、人々が小規模な集団で暮らし、自分達とひどく異なる人々にめったに会う事もなく、今より短命で選択肢は少なく、優先は食べることと子孫を残す事という世界で進化してきました。
ベルヌーイの贈り物。ベルヌーイの方程式は、私達に自然が設計したわけではない世界で、ど��様に考えるべきか教えてくれます。だからこそ、私達は、その贈物を使うのが苦手で、早く使いこなせるようになることが重要なのです(訓練が必要)
自分の運命を自分で握れる種は、この星には私達しかいません。私達は、捕食される心配もなくなり、自分たちの環境を支配することができ、普通なら種を絶滅させるような出来事は、私達にとって、もはや脅威ではありません。唯一のもの。私達を破壊させ滅びさせる唯一のものは、自分達自身の選択だけです。
もし、1万年後人間が存在していないとすれば、理由は、1738年にこのオランダ人の若者がくれた贈り物をうまく使いこなせなかったからです。未来の痛みの可能性を過小評価して、現在の快楽の価値を過大評価したためという事になるでしょう。
もう一つあります。
実は最近、安全保障予算をより国境警備の強化に費やすべきだと考えるアメリカ国土安全保障省の顧問をしていました(2005年時点)
私は「テロ(恐怖状況)」は、ある出来事に対しての人々の心理的な反応の名前であり、テロを恐れるなら、私達、皆が、心配する残虐行為を防止することよりも、いえ、それに加え、恐怖の原因と人々の恐怖を抑える方法を調べた方がいいと指摘しました。
確かに、テロ行為は、少なくともアメリカのメディアでは注目されますが、失礼ですが、数字だけを見れば、とても小さい事故です。既に、ご存じの通り、例えば、アメリカでは、飛行機に乗るのが怖いため高速道路を利用して、交通事故で死亡した人の数は、9月11日のテロ事件の犠牲者の数より多いのです。
そうでしょう?来年、疫病で1万5千人のアメリカ人が死ぬと言えば、それがインフルエンザだと分からない限り、みなさん動揺されるでしょう。テロは、比較的、小規模の事件であり、現在のマスメディアの扱い方が、ふさわしいかどうか?私達は、考えるべきです。
マスメディアの過剰な反応は、人々が、これらの事件に巻き込まれる確率を過大評価させ、私達を脅えさせようとする人々に力を与えるのです。
クリス:その話について、もう少し聞きたいです。ダンさんが仰るのは、私達のテロへの反応は、いわば、心理的な欠陥ということですか?もうちょっと説明してください。
ダン:私達の反応は大げさです!!例えば、もし、明日オーストラリアが突然消えるとしたら、恐怖はたぶんふさわしい反応です。大勢の本当に優しい人が亡くなるからです。
一方、もし、バスが爆発して30人が犠牲になるとしても、より多くの人が同じ国でシートベルトをしめない為に亡くなっているのです。恐怖はふさわしい反応でしょうか?
クリス:この心理的欠陥の原因は何ですか?その出来事の劇的さ劇場型?人目を引くから?「よそ者」「私達と違う人」によっての意図的な攻撃だからでしょうか?何ですか?
ダン:そうですね。クリスさんが言った原因を含めて、色々ありますよね。まずは、私達を殺そうとしているのが、ウイルスではなく、人間だからです。木が、偶然、私達の上に落ちてくるようなことではありません 2番目に、この敵は、また、私達を攻撃してダメージ���与えるかもしれません。
理由があって、死ぬ人がいる一方、理由なく殺される人々がいます。もちろん、死ぬいい理由なんてありませんが、あると思う時もあります。このようにいろいろな原因が合わさって、途方もない事件だと私達に思わせます。
でも、購読者が読みたいことを掲載することで新聞が売れるということを忘れてはいけません。こうした出来事を、できるだけ劇的な話にしたがるメディアも大きな原因の一つです。
クリス:それでは、私達は、どうやってメディアに事件を控えめに扱わせたらいいのでしょう。
イスラエルを見てみましょう。イスラエルを考えましょう。ショッピングセンターが爆発し、人々が悲しむ中、爆発の瞬間は、私は、そのイスラエルのそのショッピングセンターから45メートルのところにいたのですが、その1時間半後、ホテルに戻ると予定されていた結婚式はまだ続いていました。
イスラエル人の母親はこう言いました「結婚式を中止して、彼らに屈するようなことはありません」つまり、これが他にも例はありますが、ある程度のテロの中で日常生活をし、それによって動揺しない事を学んだ社会システム(これも問題ですが)私達のようにテロ事件が少ない国とは違う社会システムなのです。
でも、実際、理性的な恐怖。9月11日の様な決定的な攻撃を予期して恐れる事もあるのではないでしょうか?
ダン:もちろんです。でも、もし、後にも先にもこれが史上最悪の攻撃でこれからは30人が死ぬバステロ事件が、もっと頻繁に起こるとしたら?私達はこれほど恐れることはないでしょう「テロは大丈夫だよ。心配することはない」と言っているのではありません。
お願いですからこんな引用は載せないで下さい。それは、私の言いたい事ではありません。私が言っているのは、確かに理性的にあるできごとと脅威に対しての私達の不安は、これらの脅威と今後訪れる脅威の大きさに、おおよそ釣り合うべきだという事です。
テロの場合。私は釣り合っていないと思うのです。今日、私達は、たくさんの方の講演を聞きましたが、何人もの人が力強く話した事は?「相対的貧困」です。相対的貧困が、私達に及ぼす影響は、信じられないほどです。でも、日常生活の中、多くの人は相対的貧困の問題を気にかけません。
新聞の見出しにも載らないし、ニュースにもなりません。人目も引きません。銃が発射されることもありません。つまり、もし、この2つの問題の内、1つだけ解決できるとしたら、クリスさん。どちらを解決しますか?テロ、それとも相対的貧困?難しいですね。
クリス:疑う余地もなく、相対的貧困は、テロよりずっと大きな問題です。核兵器を持っているテロリストが、実際来そうだと証明されないのであれば、私が、最近読んだのは、核兵器の攻撃を実行するのはテロリストにとって非常に難しいという事です。でも、もし、それが間違いだとしたら私達は馬鹿を見ます。
ダン:核兵器の攻撃があるとしても、相対的貧困による死者数の方がまだ多いのです。
クリス:私達は、そういうドラマチックな攻撃に興奮するように進化しました。それは、過去、それも、ずっと昔は、病気や貧困を引き起こすしくみなどが分からず、そのため、それらについて思い煩うエネルギーを使うことが、私たち人類にとって意味がなかったためですか?
人々は、死に。それは仕方のない事とされました。でも、攻撃をされた場合。それに対しては何かすることができ、このような反応を進化させてきた。そういうことですか?
ダン:全ての現象に、進化論上の説明を付ける事に最も懐疑的なのが、進化心理学者自身です。
私達の進化の過去において、特別な事は、何もなかったと私は思います。ただ、進化論上の説明を探せば、ほとんどの生物は、新規性恐怖症。つまり、新しく異質なものをちょっと怖がる。という事が言えるかもしれません。
それには理由があります。前からずっとあるものは、あなたを突然、食べたりしないから。
そうでしょう?見たことのある動物は、見たことのない動物より捕食動物である確率は低い。ですから、スクールバスが爆発したとき、このような光景を見たことがないため、目新しく奇抜なものに目を向けやすいという一般的な傾向が働くのです。
クリスさんが仰った特定な仕組みと言うのではなく、もっと根本的な基礎的な仕組みだと私は思います。
ジェイ・ウォーカー:経済学者は、宝くじを買う人の愚かさを話すのが大好きです。でも、ダンさんもその人々を責めるというまさしく同じ誤り、つまり、価値の誤りを犯していると思います。
私は、何年も宝くじを買う人1000人位のインタビューをしてきているのでわかります。ダンさんがお考えのように、宝くじを買う価値は、それに当たることではありませんでした。おわかりでしょうか?宝くじの購入者は、1年に平均して150枚ほどの宝くじを買いますが、はずれることは事は十分承知しています。
それでも、1年に平均150枚買うのです。なぜでしょう。それは、その人がばかだからではありません。当たるかもしれないという期待が、脳内のセロトニンを分泌させ、外れたと分かるまで実際いい気持ちにさせるのです。言い換えれば、1ドルの投資でトイレにお金を流す事。これはいい気持ちになりません。
より、ずっといい気持ちを感じることができるからです(限界効用遁減の法則と言う限界はあります)経済学者は、自分の視点から、世の中を見る傾向があり、見えるのは大ばかのサンプル数の巨大な群衆だけです。
その結果、多くの人は、経済学者をばかな人達だと思っています。ですから、そもそも私達が月に行くことができたのは、前提条件を先に提示しない経済学者の言う事を聞かなかったからです(こちらは、資本主義なので少数精鋭だから)
ダン:それはいいポイントですね。ただ、抽選前の期待の喜びと抽選後の失望が、正確に同量かは、まだ立証されていませんし、数値化できるかもわかりません。なぜなら、いいですか?宝くじを買わなかった人は、抽選の間。喜ぶ事はありませんが、次の日に気分が悪くなることもありません。
当たらないと十分承知しているという点は同意しかねます。当たる確率は低いけれど、可能性が残っているから、トイレに流すのでなく、宝くじを買うのだと私は思います。でも、確かにジェイさんにも一理あります。宝くじを買うことには、当たる以外にも有益性があるという点です。
ええ、前提条件を先に提示しない経済学者の言う事を聞かない方がいい理由はたくさんあります。私からすれば、この話は別ですが他にはたくさんありますからね。
オーブリ・ダ・グレーです。ケンブリッジから来ました。私は、どんな死因より、多くの人を死に至らせるもの。つまり、老化について研究しています。そして、老化対策について関心があります。明日の講演にもありますね。私は、ダンさんが言っている事にとても共鳴します。
なぜなら、私にとって人々に老化対策について、興味を持たせる事が難しいのは、人は老化で死ぬというより、ガンや心臓病などで死んでしまうと考えるためだと思うのです。何かアドバイスはありますか?
ダン:オーブリさんに それとも皆さんに?
オーブリ:私が皆さんを説得できるように
ダン:あぁ、あなたが皆さんを説得できるように、人々に、先見の明を持たせる事はご存じのように途方もなく大変な事です。
でも、ひとつ心理学者が発見した有効と思える方法は、人々に、未来をもっと生き生きと想像させる事です。私達が、遠い将来と近い将来について、決断をする際の問題のひとつは、遠い将来よりも近い将来の方が、ずっと生き生きと想像できるという事です。
人々に頭の中で遠い未来と近い未来の描写を同じように、詳細に想像させればさせるほど、その2つの未来についてのそれぞれの決定は同じになります。
あなたが、65歳になった時。もう10万ドル余計に欲しいかという質問は、65歳のあなたはどんな人か想像してくださいという質問とは別の問題です。
その時、まだ生きているか?どういう風貌をしているか?髪がどのくらい残っているか?誰と暮らしているか?その想像上のシナリオが全部揃った時、私達は、突然、お金を蓄えて退職後に備える事が重要に思えてきます。でも、これらの人々を説得する方法は、あまり効果はありません。
私は、オーブリ―さん。一般的にあなたは「私は今日ここにいるのだから、現在の方が先の事よりも大事だ」と唱える人間のとても基礎的な傾向と戦っているのだと思います。
通信の秘匿性とプライバシーの侵害対策として、匿名化処理の強化と強力な暗号化は絶対必要です!
今ではテレビ局も権力者!日本のテレビ局は再編すべき!
一度、国に返上して、車と同様に放送免許停止や放送免許取消を導入すべきです。
もう一度言います!
テレビ局も今では権力者!再び、過ちを繰り返すかもしれません!
権力者以外なら規模も小さいので表現の自由も良いでしょう。弱者にこそ自由!
世の中の影響力や権力が大きくなるほど言論の自由は制限されるのがこの世の真理。
今や、テレビやこれに出演している人間は���言論や表現の自由ではなく情報操作の自由。
テレビ局は解体、再編を!日本のテレビ局は再編すべき!一度、国に返上して、車と同様に放送
免許停止や放送免許取消を導入すべきです。
東日本大震災の際に放送無用でも、庶民生活に支障はなかったことですでに証明されています。
特に日本のマスメディア、テレビ局など、顕著な傾向で、構造的な問題もあるかもしれません。
国民にマスメディアを使用して巧妙に情報操作している可能性が色濃くあります。再編して改善かな?
テレビなどは、アーカイブで追跡調査できるから倫理委員会に依頼するのも東京地検が抜き打ち調査しても良いかも知れません。
今ではテレビ局も権力者!日本のテレビ局は再編すべき!
一度、国に返上して、車と同様に放送免許停止や放送免許取消を導入すべきです。
もう一度言います!
テレビ局も今では権力者!再び、過ちを繰り返すかもしれません!
影響力の巨大な政治家、役所、警察、テレビ局や大中企業などの権力者以外なら規模も小さいので
表現の自由も良いでしょう。弱者にこそ自由!
世の中の影響力や権力が大きくなるほど言論の自由は制限されるのがこの世の真理。
今や、テレビやこれに出演している人間は、言論や表現の自由ではなく情報操作の自由。
テレビ局は解体、再編を!日本のテレビ局は再編すべき!一度、国に返上して、車と同様に放送免許停止や放送免許取消を導入すべきです。
東日本大震災の際に放送無用でも、庶民生活に支障はなかったことですでに証明されています。
もしかして、日本国憲法の通信の秘匿にも?弱者である庶民への圧力?自動車のナンバーも無許可で読み取っています。
まず、影響力の巨大な政治家、役所、警察、テレビ局や大中企業の内部通報用として搭載して手本を示してはいかがでしょうか?
スタンフォード実験(1970年代)?ミルグラム実験(1960年代)?マスメディアを悪用した戦前の日本の空気(1940年代)?似ている?同じことを繰り返さないようにみんなで見守っていくことだ。
日本では、適用されていないから令状申請を法律で義務化すればいいかもしれない。
特別に、日本の場合は、テレビに関係する放送内容、広告については、巧妙に情報操作している可能性が色濃く、出演料も高額な出演者
放送関係者も含めて全員、巨大な権力者は疑って観ることが重要です。
なお、日本の全テレビ局は超裕福層に入ります。
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