#私とナターシャと白いロバ
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simplecleanlife · 8 years ago
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[Theatre-Going Report] January 8th, 2017 私とナターシャと白いロバ (나와 나타샤와 흰 당나귀) @ Dream Art Center, Seoul
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   成人の日の三連休2日目はソウル大学路でミュージカル『私とナターシャと白いロバ』(나와 나타샤와 흰 당나귀)、通称ロバまたはナナヒンを観てきました。私がナナヒンを観るのはこの時が2回目で、この回に私が観たキャストは写真の通り、
 ペクソク(白石, 백석) : カン・ピルソク さん  ジャヤ(子夜, 자야) : チョン・インジ さん  サネ(男, 사내) : ユ・スンヒョン さん
でした。
 ナナヒンは現在の北朝鮮出身の詩人ペクソクと彼にジャヤという愛称をつけられた女性のラブストーリーです。年老いた妓生 (キーセン) のジャヤがペクソクのことを回想していたら、彼女の目の前に若かりし頃の姿のままのペクソクが現れて・・・。
 出演者はたったの3人、音楽も小さな舞台の上手側に設置された白いピアノの演奏のみ、白い竹藪のような間仕切りと舞台中央に置かれた台以外には特筆するようなセットもない実にシンプルな舞台なのですが、ペクソクの詩をベースにした美しい楽曲、切ないストーリーを演技と歌の両方でしっかりと魅せてくれる俳優様達のおかげでなんとも贅沢なものを観せてもらった気分になれる、とても素晴らしい仕上がりの作品でした。
 大好評のうちに公演終了し、近々に再演されるともっぱらの噂のこの作品ですが、ぜひ全乙女の皆様に厚手のハンカチを持参して観劇することをお勧めしたい!
 「妖精」(요정) のニックネームを欲しいままにしている(?)大学路の人気俳優のソク様ことピルソクさんですが、ジャヤの目を通したペクソクの姿として舞台に登場するソク様はまさに「妖精様オン・ステージ」。その包み込んでくれるような優しく甘い佇まいと可憐な魅力で乙女のハートを鷲掴みにすること間違いなし。結構いいお年の男性を捕まえて「可憐」が一番似合う形容詞というのはどういうことだ。でも可憐。ひたすら可憐。さすが妖精様。膝枕をねだる姿やドヤ顏があんなに可愛いなんてどういうことだ。さすが妖精様。いまいちぎこちないダンスも超可愛い。さすが妖精様。
 ジャヤ役のインジさんは知的で意思の強そうなキリリとした眉と目が魅力的な美人さんで、やがて料亭の経営で一財を成す女性実業家でもあったジャヤ役にぴったり。そんな男勝りな彼女が、ペクソクだけに見せたのであろう乙女な一面はとてもいじらしく、寂しさや辛い気持ちを隠して強がるように振る舞うジャヤの姿を見ていると、鼻の奥がツンとしてきます。まだとても若い女優さんのようですが、演技も歌もすごく巧い。インジさんジャヤの「この詩さえあれば、私は他はどうでもいいです」と言う台詞はすごく実感が篭っているようで、ジャヤにとってはペクソクの詩は彼本人に等しいんだろうなぁという感慨が印象的に残りました。
 初めてナナヒンを観た時はもう一人のジャヤ役チェ・ヨヌさんで、ヨヌさんは女性らしい所作とくるくる変わる豊かな表情が魅力的な女優さんで二人のジャヤは結構対照的。二人とも本当に凄く良かったので、甲乙つけがたいのですが、「ジャヤらしさ」はインジさんに軍配、細かい表情、話し方の演技はヨヌさんに軍配ありでしょうか。再演の際は是非二人ともキャスティングされて欲しいです。
 サネ(男)役は時には狂言回し、時にはペクソクの友人、時にはペクソクのお父様と様々な登場人物を演じないといけない役。また、サネ役はペクソクの詩の朗読も随所随所に入ってくるのですが、ユ・スンヒョンさんは色々な登場人物を表情豊かに演じる側、落ち着いた雰囲気でペクソクの詩を朗読する姿が素敵でした。これぞ好青年。
 ナナヒンは韓国語が不自由な私には台詞の大多数がちんぷんかんぷんだったのですが、演技派の俳優様達が見せてくれる表情にひたすら観入り、素晴らしい音楽と舞台の空気に魅了されて、最後にはジャヤの選び取った人生においおい涙を流すしかないのでした。そう、ナナヒンはジャヤの物語なんですよねぇ。少し余談になっちゃいますが、カーテンコールで一際大きな拍手で向かい入れられるジャヤ役を温かく迎えて、彼女を立ててエスコートするソク様は本当のジェントルマンだなぁとしみじみ思いました。
 ペクソクの詩の響きを大切に、大切にしながら作り上げられた思う楽曲は本当に素晴らしく。「바다」(海)、「북관의 계집」(北關の女) 、タイトル曲の「나와 나타샤와 흰 당나귀」(私とナターシャと白いロバ) ... 好きな曲をあげるとキリがありません。色々な魅力の相乗効果で大好きな作品となったナナヒンは本当に再演が待ち遠しい作品です。
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hanyomemo · 7 years ago
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2017年観劇(12月)
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女神さまが見ている ハン・ヨンボム:김재범(キム・ジェボム) リュ・スンホ:윤지온(ユン・ジオン) イ・チャンソプ:홍우진(ホン・ウジン) シン・ソック:강기동(カン・ギドゥン) チョ・ドンヒョン:조풍래(チョ・ブンレ) ビョン・ジュファ:손유동(ソン・ユドン) 女神様:유리아(ユリア) やっと念願のボムヨンボム! 週頭に不調で休演とのことだったので心配しておりましたが元気そうなお姿を拝見できてよかったです。 しかしボムヨンボムとウジンチャンソプの組み合わせが今期一番好きでした!!!演技細かすぎるヨンボム&チャンソプすぎて目が足りない案件。 ユリアさんの女神様も細やかですごいよかったです…。この前���ツァークで観た気がしない……
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   夜遅かったためコニョンさんとチサンさんが逆光で消えてて申し訳ない…
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砂時計 テス:한지상(ハン・チサン) ヘリン:김지현(キム・ジヒョン) ウソク:강필석(カン・ピルソク) ジョンド:박성환(パク・ソンファン) ジェヒ:이호원(イ・ホウォン) ユン会長:손종학(ソン・ヨンチャン) チャン部長:성기윤(ソン・ギユン) このために二ヶ月ずっとドラマ見てました。おもしろかった! あの長編のドラマをよくここまでまとめたな~~すごい。 チサンテスとピルウソクのバランスすごく良かった。
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 ドラマ見た人にはわかるあのシーンを再現できるフォトスポット。 フォロワーさんとヘリンとジェヒごっこして遊びました。(ミュージカルではヘリンと父の場面だけど)
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      私とナターシャと白いロバ ペクソク: 김경수(キム・ギョンス) ジャヤ:곽선영(クァク・ソニョン) サネ:김바다(キム・パダ)  登場人物三人(のうち一人はマルチマン的な動き)にピアノ一台という非常にシンプルな作りの作品で、どこまでもやさしく、せつなく、美しい作品でした。 初演の評判がとても良かったという話を聞いていたので楽しみにしていたのですが、やー本当にいい作品でした。 実在の人物を題材にした作品とは言え、かなり役者さんによってペクソクとジャヤの関係の印象が変わるのがまた面白く、延々リピしたくなる作品だな~と。 割と前方の席だったので撮れた写真がどれもなかなかよくて(自画自賛)一緒にのせちゃいます。最後の写真なんて観る度に泣けてきます…。
ギョンスさんのペクソクは意外と押せ押せな積極的な肉食系で、なのにびっくりするほど時々初々しくてヘタレというギャップがかわいかったです。包容力があって、笑顔がチャーミングで愛らしくて憎めない。ジャヤをお姫様だっこしたまま離さないで照れ困らせるというアドリブも魅力的すぎる~。 ソニョンさんのジャヤがまたとてもかわいらしくて、ペクソクへの想いからくる笑顔や切ない表情、はっと見せる喜びや悲しみといった表現が巧みで素敵でした。怒ったふりをして困ったペクソクをちらっとみてこっそり笑って、でもすぐ怒った顔を作る、なんていうやりとりがもうかわいいったら…。 曲もよかったのでOSTだしてほしいです…
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     小人たち チャーリー:조형균(チョ・ヒョンギュン) ビッグ:강정우(カン・ジョンウ) 白雪姫:최유하(チェ・ユハ) 人魚姫:유연(ユヨン) シンデレラ・王子2:전민준(チョンサン) 王子1:우찬(ウ・チャン) 王子3:박정민(パク・ジョンミン) 相変わらずぶっ飛んでるけど良作。 曲もテーマもいいし、なのにこんなはちゃめちゃな作品に仕上げる感じがクセになるな~としみじみしました。ヒョンギュンさんのチャーリー好き… あと今年のMDがなにもかもかわいすぎて超テンション上がった!!! しかし気合い入れて写真撮るつもりで行ったのに今年はフォトスポットなかったの不完全燃焼!!!
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観劇時とは別日に大学路で見かけたフラッグが なかなかに意味不明なデザインだったのでつい撮影。 こういうシュールさ嫌いじゃない…
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   アテネのタイモン 初のさいたま芸術劇場&久々の彩の��シェイクスピアシリー��。 2幕が思っていたのと違う方向性でいろいろ意外だった…。ダイナミックな1幕ラストの演出が特に好きだった。 終演後建物の中をうろうろして展示とかを見るのも楽しかった。
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       嫌われ松子の一生 川尻 松子:아이비(IVY) 龍 洋一:강동호(カン・ドンホ) 川尻 笙:정원영 (チョン・ウォンヨン) 沢村 めぐみ:정다희(チョン・ダヒ) 小野寺:원종환(ウォン・ジョンファン) 赤木/父:김주호(キム・ジュホ) 日本の映画だけ見たことがあったのですが、その影響もあるような部分も見受けられた感じも。 少人数でこのボリューム!と思ったくらいかなりぎゅっぎゅと見えました。曲も舞台展開も。 シンプルな舞台機構と転換の上手さ、やや円形のステージ上への広がりもすごいいいな~と思ったけれど、大きいスクリーンの映像が少し過多すぎる印象も。 ウッチンの笙みたかったな…。
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     私とナターシャと白いロバ ペクソク:강필석(カン・ピルソク) ジャヤ:최연우(チェ・ヨヌ) サネ:안재영(アン・ジェヨン)  ギョンス石さんで拝見したとき、すでにこれはピルソクさんぴったりだろうな~と思っていたのですが、本当にピル石さん繊細でヘタレで生きるのが不器用な詩人似合いすぎます…白いスーツが似合うこと似合うこと… 比較してみるとギョンスさんと白石像が全然違って見えるのもまたすごく面白かったです。二回目と言うこともあっていろいろ会話の内容もわかってきて(貧相な聞き取りと野生の勘)余計泣けて泣けて、本当にタオルが必要な作品ですわ… どうでもいいけどピル石さんお父さんに怒られて叩かれるところ、最初アボジなのにそのうち���ッパ~~~(泣)になるのかわいすぎました… あとジェヨンさん通称ソックヤーのサネがすごい良かった…!!!!歌も当然ながら、演技細やかすぎて私大好きなやつでした~~~犬に優しいアボジ(ヘタレ)がかわいかったです。
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   ファンレター チョン・セフン:문성일(ムン・ソンイル) キム・ヘジン: 김종구(キム・ジョング) ヒカル:조지승(チョ・ジスン) イ・ユン:정민(ジョンミン) イ・テジョン:양승리(ヤン・スンリ) キム・スナム:손유동(ソン・ユドン) キム・ファンデ:권동호(クォン・ドンホ) めちゃくちゃ良い作品とまた遭遇してしまった!!という衝撃が大きい作品でした。いろいろ予想外だったので全く心の準備をしていなかったために尚更衝撃的だったというか…。 もう増やせない時期に観てしまったのが最大の失態だったと思ってますが、でも観れて良かったです。脚本も曲もすごく好き~~~!! 再演待ってます(当然今年もやると思ってる顔)
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      エドガー・アラン・ポー エドガー・アラン・ポー:윤형렬(ユン・ヒョンリョル) グリスウォルド:백형훈(ペク・ヒョンフン) エルマイラ:안유진(アン・ユジン) 噂の暗黒のBBCH…笑 すごいボリュームのある作品だった。映像演出と楽曲の迫力がとにかくすごくて、腹にズドンと来る感じ。いや~濃厚だった! それを歌いこなすキャストがまたすごい… 1幕ラストの曲がすごい好きでした。 終演後初演の演出についていろいろ聞いて、そっちも観たかったな…と正直思いました…
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     タイタニック トーマス・アンドリュース:서경수(ソ・ギョンス) ブルース・イスメイ:이희정(イ・ヒジョン) イシドール・ストラウス:김봉환(キム・ボンファン) アイーダ・ストラウス:임선애(イム・ソンエ) アリス・ビーン:윤공주(ユン・ゴンジュ) エドガー・ビーン:전재홍(チョン・ジェホン) キャロライン・ネヴィル:임혜영(イム・へヨン) チャールズ・クラーク:서승원(ソ・スンウォン) ジム・タレル:송원근(ソン・ウォングン) ケイト・マッゴーワン:이지수(イ・ジス) ケイト・マーフィー:김리(キム・リ) スミス船長:김용수(キム・ヨンス) 一等航海士ウィリアム・マードック:왕시명(ワン・ソミョン) 二等航海士チャールズ・ライトーラー:이상욱(イ・サンウク) 機関士フレデリック・バレット:조성윤(チョ・ソンユン) 通信使ハロルド・ブライド:정동화(チョン・ドンファ) 一等室乗務員ヘンリー・エッチス:이준호(イ・ジュノ) 見張り役フレデリック・フリート:권용국(クォン・ヨングク) ベルボーイ エドワード:박준형(パク・ジュンヒョン) 韓国タイタニック、すごい迫力でした! 前方席で観たので本当に巨大な船を見上げるような感覚を味わえたし、キャストがみんな歌がうまいのでハーモニーの素晴らしさと圧がすごかった~ 日本版も楽しみ!!!
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    女神様が見ている ハン・ヨンボム:성두섭(ソン・ドゥソプ) リュ・スンホ:윤지온(ユン・ジオン) イ・チャンソプ:홍우진(ホン・ウジン) シン・ソック:강기동(カン・ギドゥン) チョ・ドンヒョン:호효훈(ホ・ヒョフン) ビョン・ジュファ:손유동(ソン・ユドン) 女神様:최연우(チェ・ヨヌ) 一年の締めくくりはヨボショで! 結局ウジンチャンソプが大好きすぎて4回中3回ウジンチャンソプにしてしまいました…。後悔はない! そして今回ラストにしてドンヒョンがブンレさんじゃないという! 結構偏ったキャスト観劇になっちゃいました…。 初日以来だったドゥソプヨンボムの態度が軟化してたのもまた良かったです…いいマイ楽でした。
  ★おまけ★
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ポーでもらったレターセット! 作品的に恨み辛みを呪いの言葉にして書き綴ればええんか… 西便制でも付箋もらったりしたのでBBCHは��物サービスが多いね~うれしいよ~
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あと年末だったのでフォーチュンクッキーもろた! ポーなんも関係ないやん!!!と思ったけど、
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ちゃんと中身はロゴ入りでした。市販品と疑ってごめんやで…
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 内容。読んだとき深夜に酒飲みながらお菓子食べてた豚の私はおっしゃるとおりですと正座するしかない内容でした。こんな年越しでした。
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simplecleanlife · 7 years ago
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What I Saw in Theatres in 2017
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   2017年上期はソウル大学路の小劇場作品中心の観劇が多く、下期は「ビリー・エリオット」に夢中になり、日本語でミュージカルを観るよろこびを知った一年でした。GWに遠征できなかったのでトータル観劇回数は減りましたが、ペースはあまり変わらず...。韓国の本陣様がしばらく舞台に出ていなかったのと、ビリーにハマッたことをきっかけに少しソウルでの観劇が減り、代わりに国内の観劇が増えた一年でした。
[P] Play [M] Musical [C] Concert [V] Other Variety Performances *West End and London
リンクがついている作品は観劇レポや関連ブログエントリーに飛びます。
01/01 [M] Lazarus* 01/01 [P] Trainspotting* 01/07 [M] 스토리 오브 마이 라이프 (Story of My Life) 01/08 [M] 나와 나타샤와 흰 당나귀  [私とナターシャと白いロバ] 4
02/25 [M] 더 데빌  [ザ・デビル] 02/25 [M] 쓰릴 미 (Thrill Me) 02/26 [M] 라흐마니노프  [ラフマニノフ] 7
03/04 [M] 인터뷰 (来日公演)  [インタビュー] 03/11 [M] Miss Saigon 25th Anniversary in London 9
04/08 [C] 부평아트센터 7주년 기년 음악회  [富平アートセンター7周年記念音楽会] 04/15 [M] 미스터 마우스  [ミスター・マウス] 04/15 [M] 매디슨 카운티의 다리 (The Bridges of Madison County) 04/22 [M] 紳士のための愛と殺人の手引き 04/26 [C] Ben Forster Showcase Live 04/29 [C] ミュージカル・ミーツ���シンフォニー2017 15
05/27 [M] メイビー、ハッピーエンド (어쩌면 해피엔딩) 16
06/10 [M] 키다리 아저씨 (Daddy Long Legs) 06/10 [M] 인터뷰  [インタビュー] 06/11 [M] 록키 호러 쇼 (ROCKY HORROR SHOW) 06/24 [M] Miss Saigon 25th Anniversary in London 20
07/08 [C] 2nd 신사들의 품격  [2nd 紳士達の品格] 07/08 [C] 2nd 신사들의 품격 07/09 [M] 인터뷰 07/16 [M] Before After 07/30 [M] ビリーエリオット 25
08/05 [M] 나폴레옹 (Napoleon) 08/05 [M] 아리랑  [アリラン] 08/06 [M] 마타하리 (Mata Hari) 08/12 [M] The Public Administration and Constitutional Affairs Committee Takes Oral Evidence on Whitewall's Relationship with Kids Company* 08/12 [M] Jesus Christ Superstar* 08/13 [M] School of Rock* 08/13 [M] V* 08/14 [M] Jesus Christ Superstar* 08/15 [P] Tempest* 08/15 [M] The Phantom of the Opera* 08/16 [P] Kiki's Delivery Service* 08/16 [M] Jesus Christ Superstar* 08/17 [M] Half A Sixpence* 08/17 [M] Les Miserables* 08/26 [M] ビリーエリオット 40
09/03 [M] ビリーエリオット 09/10 [M] ビリーエリオット 09/16 [M] 서편제  [西便制] 09/16 [M] 서편제 09/17 [M] 헤드윅 (Hedwig and the Angry Inch) 09/17 [M] 시라노 (Cyrano) 09/23 [M] ビリーエリオット 09/24 [M] Finding Neverland (来日公演) 09/30 [M] ビリーエリオット 49
10/14 [M] Hedwig and the Angry Inch Special Show 10/21 [M] ビリーエリオット 10/21 [M] ビリーエリオット 10/22 [M] ビリーエリオット 10/28 [M] ビリーエリオット 10/28 [M] ビリーエリオット 10/29 [M] ビリーエリオット 56
11/03 [M] 나와 나타샤와 흰 당나귀 11/04 [M] 여신님이 보고 계셔  [女神様が見ていらっしゃる] 11/04 [M] 서편제 11/05 [M] 헤드윅 11/11 [M] Allegiance (上映会) 11/25 [M] 나와 나타샤와 흰 당나귀 11/25 [M] 에드거 앨런 포  [エドガー・アラン・ポー] 11/26 [M] 여신님이 보고 계셔 64
12/10 [V] サロメ 12/16 [M] ドッグファイト 12/23 [C] 4 Stars 2017 12/29 [M] 나와 나타샤와 흰 당나귀 12/30 [M] 에드거 앨런 포 12/30 [M] 빈센트 반 고흐  [ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ] 12/31 [M] 에드거 앨런 포 12/31 [M] 에아포토 베이비  [エアポート・ベイビー] 72
ミュージカル: 57  ストレートプレイ: 3  コンサート:6  その他パフォーマンス:1 ソウル: 32  東京: 17  大阪: 6  ウェストエンド/ロンドン:13  映像: 3 その他:1
 2017年マイベスト作品はもちろんビリー・エリオット!ビリー達をはじめ、日本初演キャスト、スタッフの方々にはこれからも追い続けたい人ばかり。ビリー以外の特に印象深い作品を挙げるとラフマニノフ (라흐마니노프)、インタビュー (인터뷰)、私とナターシャと白いロバ (나와 나타샤와 흰 당나귀)、Open Air TheatreのJesus Christ Superstar、西便制 (서편제)、マイケル・リーさん主演のヘドウィグ (헤드윅)、アリージャンス、女神様が見ていらっしゃる (여신님이 보고 계셔) など。
 2018年も素敵な作品と演技に出会えることを願っています。
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simplecleanlife · 7 years ago
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[Theatre-Going Report] Nov. 3rd, 25th, Dec. 29th, 2017 私とナターシャと白いロバ (나와 나타샤와 흰 당나귀) @ Uniplex, Seoul
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   2016-2017年の初演が大好評に終わった韓国創作ミュージカルの『私とナターシャと白いロバ』(나와 나타샤와 흰 당나귀) が早速2017年の秋から大学路ユニプレックスで再演されました。初演のキャストに加えて、ジャヤ、ペクソク、サネ役それぞれに新しいキャストが加わった今回の再演。二人の新しいペクソクとジャヤ、サネ一人と初演キャストだけど前回観れなかったアン・ジェヨンさんのサネを今シーズン観ることができたので、それぞれのキャストの印象の違いなどをまとめてみたいと思います。
私が今期の観劇日程とキャストは以下の通りです。
[2017.11.3 ソワレ] (1枚目のキャストボードの写真)  ペクソク(白石, 백석) : キム・ギョンス さん  ジャヤ(子夜, 자야) : クァク・ソニョン さん  サネ(男, 사내) : キム・パダ さん
[2017.11.25 マチネ] (2枚目のキャストボードの写真)  ペクソク : コ・サンホ さん  ジャヤ : チョン・ウンソン さん  サネ : キム・パダ さん
[2017.12.29 ソワレ] (3枚目のキャストボードの写真)  ペクソク : カン・ピルソク さん  ジャヤ : チェ・ヨヌ さん  サネ : アン・ジェヨン さん
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 物語の流れと演出についてはほぼ初演と同じでした。(あまり詳しくもないですが、初演についてはこちらをどうぞ。) 劇場が変わった関係か、初演では舞台の上手側に設置されていたピアノは舞台下手側に。セットの変更もこれくらいです。
 もともと舞台に登場する役者さんが三人、音楽のピアノの生伴奏のみというミニマム化されたシンプルな演出の作品だけに、俳優さんの多様な解釈と演技でそれぞれのジャヤと彼女が愛した詩人ペクソクの物語が展開されるこの作品。ゆえに俳優さんの力量と個性がかなり大きな鍵になる作品でもあります。そういう意味で、今期私が観たキャストの組み合わせは本当にそれぞれユニークな組み合わせになっていて面白かったです。
(以下、大したことありませんがネタバレありなのでご注意ください)
 2017年の『INTERVIEW』(인터뷰) の再演で初めて観て、その圧倒的な演技力にすっかり虜になっ��キム・ギョンス (김경수) さんのペクソクは今期のロバで特に楽しみにしていたキャスティング。『INTERVIEW』では繊細な青年役から、柄の悪いあんちゃんまで見事に演じ分けていたギョンスさんのペクソクは、なんというか思いの外かなり肉食系でした。舞台の物語の中で語られるペクソクとジャヤの出会いでも、当時別の女性に恋していたペクソクは恋多き男ですが、出会ったその日にグイグイ迫るギョンスペクソクは獲物を狙うハンターの目。この色気と知性漂うペクソクは確実に数々の女性を泣かせてきた悪い男に違いありません。(←) 夢に生きる貧しい詩人というよりは遣手のインテリ青年実業家っぽいなぁというのが個人的な印象。ただ、才気溢れる(フェロモンも溢れる)インテリであることは間違いありません。「白いご飯とカレイと私たち」(흰밥과 가재미와 우린) の後半や「いつの間にか」(어느 사이에) で見せる切々たる表情と歌声は、きっとこのペクソクは恋多き男だけど、本気ですべての恋に真剣なんだろうなぁと思わせるようなペクソクでした。やはり悪い男です(笑)
 そんな悪い男ギョンスさんペクソクの相手の「子夜 (ジャヤ)」は初めましてのクァク・ソニョン (곽선영) さん。とても綺麗な若い女優さんです。ギョンスさんのペクソクの役作りがそうさせるのか、初演を含めて私が観た四人のジャヤの中では一番恋する女性の雰囲気を感じるジャヤでした。ソニョンさんのジャヤの物語は、妓生 (キーセン) であること以外はごくごく平凡な女性として暮らしてきたジャヤとその人生に突如として現れた天才詩人のペクソク。彼によって鮮やかに変わってしまった彼女の人生を辿る物語でした。
 新サネのキム・パダ (김바다) さんも今回初めましての俳優さん。初演で観たユ・スンヒョンさんとはまた違った雰囲気の爽やかな好青年で、より現代的な雰囲気の青年でした。あまり本編に関係ないですが、お名前の「パダ」は韓国語で海という意味ですが、劇中サネが歌う「海」(바다) という曲があり。「パダさんのパダ...」と密かにクスッと笑ってしまったのは多分私だけではないはず…(←) 物語の冒頭とラストで、とても愛おしげにペクソクの詩集を抱える姿が印象的でした。
 コ・サンホ (고상호) さんは『アランガ』(아랑가) の都彌(トミ)役で出会って以来、ずっと機会があればまた観たいなぁと思っていた歌も演技もめちゃウマな俳優さん。観たい、観たいといいながらずっと観劇の枠がはまらず2年近く過ぎてしまいましたが、やっとその願いが叶いました。サンホさんのペクソクは、ギョンスさんとは対照的に永遠の思春期、という印象。普段明るくてファニーな感じなのに��感受性が高すぎて傷付きやすくて、保護欲を掻き立てられ、母性をくすぐられる。そんな感じなのに急に才気溢れるイケメンになったりするズルイ男です。ジャヤとの初対面の時のジャヤしか視界に入っていないっぷりが凄まじくてめちゃくちゃ可愛い。「私がこんなにもそっぽを向いて」(내가 이렇게 외면하고) はどのペクソクもコミカルで可愛いですが、その中でもサンホさんのペクソクは必死だけどからから空回っている感じがすごく可愛いかったです。芸術に生きる浮世離れした感じは後述のカン・ピルソクさんのペクソクに軍配があがりますが、苦労を知らない坊ちゃん育ちっぽくって、生活力はあまりなさそう(笑)詩作に没頭している時の真剣な表情とと普段の三枚目の雰囲気のギャップが印象的なペクソクでした。
 サンホさんペクソクの相手のジャヤはこちらも初めましてのチョン・ウンソン (정운선) さん。ウンソンさんのジャヤは母性が強く包容力抜群な感じのジャヤだったので、サンホさんとの組み合わせがすごく良かったです。すごく優しい雰囲気のジャヤで、一緒にいるとそれだけで癒されるような、それでいて少女らしい可愛らしさも感じるジャヤのウンソンさん。ペクソクが詩を思いついたと言って「私とナターシャと白いロバ」の一節を書き始める時に手を叩いてキャーってなっている姿がすごく可愛い。サンホさんのペクソクとウンソンさんのジャヤがかなり身長差あるから、サンホさんがウンソンさんの目線に合わせて膝折り曲げて顔を覗き込むのも可愛い。物語の冒頭でもラストでも、「ああこの人は本当に心の底からペクソクの詩を愛していたんだな」と思わされる優しくてうれしそうな表情が素敵でした。
 初演も含めて、一番観ているのがカン・ピルソク (강필석) さんが演じるペクソク。初演から観ていることは大きいと思いますが、なにやらもはや、私の中のペクソクのイメージはすべてソク様基準になっている感じがあります。それだけペクソクのイメージ=ピルソクさんになっているんですよね…。ソク様のペクソクは貧しい詩人だけど、苦労をさほど知らずに育ったいいとこのお坊ちゃんで、自分が可愛いことを知っていて、女性がそれをほっとけないのを知っているあざとさもある。空気を読まずに無邪気に振舞っているように一見見えるけど、どうしようもなく鋭くて感受性が高くて繊細。「白いご飯とカレイと私たち [Reprise]」(흰밥과 가재미와 우린 [Reprise]) では、どうやって食事のお金を工面したのかを聞かれたジャヤが妓楼で再度働き始めたことを伝えられずに誤魔化しても、その事実を察して青ざめて思い詰めたような表情をするソク様のペクソク。取り繕いきれないジャヤの表情も相まってすごく切ないシーンです。
 ペクソクの役作りで一つ気になるのは、私が観た三人のペクソクの中で唯一ピルソクさんだけがジャヤに満州に付いて行かなかったことを責める場面で舞台側の正面を向いていたこと。ギョンスさんに関しては少し記憶が朧げですが、正面ではなく後ろか横を見ながら話していたし、サンホさんは完全に舞台に背中を向けて話していました。これは、実際にペクソクがジャヤに向けて言った言葉ではなく、ジャヤ自身がペクソクに付いていかない選択をしたことを責め続けているからだと思っているのですが、ソク様が正面を向きながらジャヤの選択を責める言葉を話す意図、気になります。誰か私の代わりに聞いてください。(←)
 チェ・ヨヌ (최연우) さんのジャヤは「いい女」。この一言に尽きます。見た目も本当に美しいヨヌさんですが、女性らしい細やかさがありながら気風のいい大人の女性で、とても懐が深く、それでいて少女のようにとても可愛らしいのがヨヌさんのジャヤ。オフでも仲のいい先輩後輩であるピルソクさんとヨヌさんですが、再演でのお二人は長年連れ添った夫婦のような、二人でいることが自然でしっくりとくる空気が素晴らしかったです。ヨヌさんは韓国のミュージカル女優さんの中でも一位二位を争うくらい好きな女優さんなのですが、やっぱり大好きだなぁと再実感。所作が綺麗で、表情と声色の演技がとても細やかで本当に素晴らしい。ロバでは、ジャヤはペクソクと出会った若かりし頃から、自分が京城 (ソウル) で切り盛りしていた料亭を吉祥寺 (キルサンサ) として寄贈する老年までを演じ分けないといけないのですが、立ち姿の姿勢だけでジャヤの年がすぐにわかるのです。ペクソク二度目の結婚の報せに憤慨してフテ寝する姿とか、「北關の女」(북관의 계집) のラストで悲しく儚げに微笑む美しすぎる横顔とか、泣きながら待つことをやめる選択をした自分を責める姿とか…印象的なシーンを挙げたら本当にキリがありません。
 N2Nのヘンリー、『ラフマニノフ』(라흐마니노프) などですっかり好きな俳優さんの一人になったアン・ジェヨン (안재영) さんは、前述の通りずっと観てみたいと思っていた初演からのサネ。今回念願叶って観れることをとても楽しみにしていたのですが、その上げていた期待値を遥かに凌駕してきたサネでした。サネはペクソクの友人だったり、お父さんだったり、弟弟子だったり、ジャヤが住んでいる家の家主だったりする様々な人物を演じないといけない役なのですが、それぞれの役のキャラ立ちが本当に素晴らしい!ペクソクとジャヤが初対面を果たすきっかけになった、失恋に嘆くペクソクをジャヤが働く妓楼に連れていく友人役は、「ちょ、アンタどんだけお酒飲むん!?」とツッこまずにいられないし(しかも酔い方も割とヒドイ)、ペクソクに厳しく、でも飼い犬には優しいペクソク父はもはや強烈すぎて何から言及すればいいのやら(笑)そんな強烈なキャラクターを演じながらも、「北關の女」(북관의 계집) を歌っている時のサネはいい声で朗々と歌いながらもあくまでジャヤの鏡に映る鏡像であることに徹していて。ペクソクの詩を朗読する文学青年の時は、とても男前で優しげな微笑を浮かべているので、そんな姿も��ても印象的でした。
 今回、初演キャストと再演で新たに加わったキャストは前半と後半で完全入れ替え制になっていたので、ギョンスさんのペクソクとチョン・インジさんの組み合わせとか、サンホさんペクソクとチェ・ヨヌさんジャヤの組み合わせとかを観たかった私には少し残念。次に再演がある時には、その組み合わせでも是非観てみたいなぁと思うのです。音楽も本当に素敵だから、OSTとかも出して欲しい。ロバの公演はまだしばらく続きますが (2018年1月28日まで)、前回の観劇が一ヶ月早いマイ千秋楽だったので、次の再演に期待するとします!
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