#真珠ネックレス修理
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お持ち込みいただいたジュエリーの修理進行です。受け継がれたパールのネックレスを修理させていただきました。再び長くご使用いただきパールネックレスを楽しんでいただけると嬉しいです。 It is the repair progress of the pearl necklace brought in. I repaired a pearl necklace. We hope that you will enjoy using our pearl necklace for a long time. オーダーメイドジュエリー・リフォームジュエリー制作・指輪のサイズ直し&修理&加工で、お待ちのお客様、もう暫くお待ちくださいませ。しっかり進行させていただいております。アートジュエリー緑では、天白区、緑区を中心に婚約指輪や結婚指輪、ベビーリング、プロポーズリング、受け継がれるジュエリー、真珠、パール、ジュエリーリフォームやリメイク、オーダーメイドジュエリー、ジュエリー修理などを承っております。 アートジュエリー緑 愛知県名古屋市天白区大根町386-1F 営業時間:10:00~19:00 定休日:毎週月曜日&第三日曜日 ・ ・ ・ ・ ・ ・ #結婚指輪#婚約指輪#2023花嫁#オーダーメイドジュエリー#リフォームジュエリー#真珠(パール)#ジュエリー修理#天白区のアートジュエリー緑#結婚指輪セミオーダー#婚約指輪セミオーダー#つけごこち最高#婚約指輪リフォーム (アートジュエリー緑 天白区の婚約指輪&結婚指輪&宝石店&工房) https://www.instagram.com/p/CqYBgd2yVye/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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【ピアスが綺麗に見えるコツ】 ピアスやイヤリングが綺麗に見える、可愛く見えるには、一定のセオリー(コツ)があります。それを実践するだけで、お手持ちのジュエリーも改めて素敵に使い回すことができるかもしれませんね! 例えば真珠ピアスの場合は、、 ①珠が1/3以上耳たぶにかかると可愛い ②下向きに垂れ下がらないようにする ③顔の強調と補正の関係を理解する ③は、丸顔の方は大きい真珠をつけると強調されて華やかだし、逆に縦に長い真珠をつけると補正されて細顔の印象を演出します。 これはイヤリングピアス全般に言えることなので覚えておきましょう! イヤリング金具の場合は、耳たぶの内側(顔側)に寄せるか外側に広げて着けるかで、印象が大きく変わります。 ロングスカートなら外側に広げてもバランスがとれてエレガンスなコーディネートになることでしょう! 印象チェックは、必ず全身鏡で見てください。お洋服(特にスカートかパンツか、など)でバランスも異なって見えます。 などなど ちょっとしたコツがありますので試してみてくださいね。加工やパーツで魅せ方を変える事もできます。作り替えで別物にするのも一興です。お気軽にご相談くださいませ! #宝石主治医 #ジュエリーコーディネーター #ピアスの着け方 #イヤリングの着け方 #ジュエリーオーダーメイド #ジュエリーリフォーム #ジュエリークリーニング #真珠ネックレスの選び方 #真珠ネックレスの買い方 【東京吉祥寺 パールズ・ホワイト】 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-19-5 火-土 11:00-18:00 宝石主治医 久保田智之 /真珠とジュエリーの専門家 ============================== 真珠とジュエリーの願い事困り事を解決 ■《ジュエリー&真珠クリーニング》 ■東京吉祥寺ジュエリーと真珠専門店 ■リフォーム/修理/加工/ルース �� 👉「どうしたいか」を一緒に探ります 👉「こうしたい」を実現します ご相談は、まずは気軽にDMで! (吉祥寺 PearlsWhite パールズ・ホワイト) https://www.instagram.com/p/CpjyE1Eyzsq/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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映画に登場するジュエリー③・改
左:Anne Boleyn by Unknown English artist / oil on panel, late 16th century, based on a work of circa 1533-1536 / 21 3/8 in. x 16 3/8 in. (543 mm x 416 mm)/Purchased, 1882 / Primary Collection / NPG 668(出典:National Portrait Gallery)
右:Mary Boleyn, in the style of Holbein, by Unknown artist (出典:Wikipedia Commons)
今回取り上げるのは美しい姉妹が主役の歴史劇。時代の波にのまれ、悲劇の人生を送った女性を彩ったのはどのようなジュエリーなのか。(以下ネタばれを含みます)。
『ブーリン家の姉妹』(原題:The Other Boleyn Girl)2008年
新興貴族の一家に生まれた姉妹を主役とする、アメリカとイギリスの合作による歴史劇。勝ち気で野心家の姉アンをナタリー・ポートマン、愛情ぶかい妹メアリーをスカーレット・ヨハンソンが演じる。このふたりが姉妹役という設定はややムリがあるようにも思うが、じっさいのアンとメアリーも、性格のみならず見た目も対照的だったようだ(冒頭の肖像画の向かって左がアン、右がメアリー)。
姉妹は弟のジョージとともに育てられ、やがて美しい女性へと成長する。裕福な家に生まれたふたりの人生は順風満帆かと思いきや、出世欲にかられた父トマスが王家の仲間入りをもくろみ、その駒として我が娘をあやつりだしたところから、アンとメアリーの人生も、姉妹の仲も変調をきたしだす。
ルネサンス時代のイギリスを舞台にしたこの物語は、うすぐらい屋内のシーンが多く画面も暗ければストーリーも暗い。そこに華をそえるのが、姉妹のかがや��ばかりの美貌と、息をのむほど美しいゴージャスな衣装である。衣装担当はサンディ・パウエル。ロンドン出身のベテラン衣装デザイナーで、過去に15回アカデミー賞の衣裳デザイン部門にノミネートされ、そのうち3回で最優秀賞を受賞している。本作の衣裳に関するDarnell Lisby氏の論考を読むかぎり、パウエルの仕事ぶりは、歴史劇の衣裳担当者として申し分のないものだったらしく、入念なリサーチをもとに歴史に忠実なデザインをこころがけつつも、ときにやや邪道な着こなしも織り交ぜることで人物描写に一役買ったようだ。もっともわかりやすいのは、意志が強く冷徹な面ももちあわせるアンは寒色系、思いやりがあって温厚なメアリーの衣裳は暖色系で統一するという、色による性格描写だ。これらの衣裳の一環として登場する豪華なジュエリーもまた、なかなかの見ものである。
そのうちひとつが、本作のメインビジュアルでナタリー・ポートマンが身につけているネックレスだ。ゴールド製の「B」のイニシャルに大粒のドロップ真珠が3つ下げたペンダントトップを、真珠の一連ネックレスにつるしたものである。これはアン・ブーリンの肖像画に描かれている一品を模してつくられたと思われる。凝った細工の華やかなジュエリーが流行していた当時の風潮やアンの家柄を鑑みると、異色に見えるほどシンプルなデザインだ。そのシンプルさゆえ時代を選ばないためか、いまもレプリカが出まわっており、海外ドラマの『アグリー・ベティ』(2006-2010)ではアメリカ・フェレーラ扮する主人公ベティの必須アイテムにもなっていた。『ブーリン家の姉妹』では、アンとブーリン家の運命を象徴する存在のようにあつかわれているのが印象的だ。
このネックレスは、一家の命運を担ったアンが宮廷に送りこまれるシーンから登場し、その後ずっと身に着けている。これはあくまでわたしの推測にすぎないが、このネックレスは、ブーリン家の代表として務めをまっとうせよという思いをこめて、両親に持たされたという設定ではないだろうか。我が娘を自分がのし上がるための手段としてしか見られない愚かな父親とは異なり、厳格ながらも道理をわきまえた愛情ぶかい彼女たちの母親は、なにかと危なっかしい上の娘を守ってほしいという親心を、このネックレスに託したかもしれない。だが、アンがこのネックレスを身につけるようになったころから、一族の家運は音をたてて傾きだす。
本作には、アンがこのネックレスを自らの手で外すシーンが一度だけ登場する。それは彼女が家族に背負わされた重すぎるプレッシャーから解放される瞬間だと考えることもできるだろう。だがその瞬間は決してよろこばしい形で訪れてはくれなかった。
見ている者の胸がしめつけられるような、美しくも悲しいこのシーンでは、この「B」ネックレスにかんするある点が明らかになる。それは、このネックレスが金属製のクラスプではなく、両端のリボンで結ぶことで固定されるように作られているという点だ。この作り、アンほどの身分の女性が身につけるネックレスにしては、素朴すぎるように思われる(申し訳ていどに、リボンの付け根に玉飾りのようなものがついているのは確認できるが…)。おまけにそのころの真珠は、価格が下落傾向にあったとはいえまだまだ高級品である。それをリボンで結んで固定するというのは頼りないように思われるし、高級感もそがれてしまわないだろうか。あるいは当時、このような様式のネックレスはリボンで結び留めるのが一般的だったという可能性も考えられるが、手元の文献やネットのリサーチでは確認できなかった。ご存じの方がいたらぜひ教えていただきたいものである。
最後に、後日譚について軽く触れておくと、彼女の娘のエリザベスが後に女王となり、半世紀近くの長きにわたりイングランドを統治した。エリザベス1世は真珠好きであったことで知られ、肖像画の豪華絢爛なドレスにはかぞえきれないほどの真珠がちりばめられている。彼女の若かりし日を描いた1枚の絵を見ると(下図参照)ある点に興味をひかれる――首元に大粒真珠のネックレスが照り輝き、楕円形のペンダントトップには3粒のドロップ真珠が下がっているのだ。トップの形こそ異なるものの、全体のシルエットはアンが身につけていた「B」ネックレスと似ていなくもない。当時、ドロップ真珠を下げたペンダントは多く出まわっていたとはいえ、この母娘のジュエリーの類似は、見る者の想像力をかきたてる符号ではないだろうか。
この時代の多くのジュエリーと同様、アンの「B」のネックレスもまた、その後の所在はわかっていない。
*こちらの文章は、2021年7月16日に投稿したものですが、ネタバレを多く含むと判断し、2021年8月24日に加筆修正しました。
Elizabeth I when a Princess / Formerly attributed to William Scrots (fl. 1537–1554)/ painting / circa 1546 / oil on oak wood / 3' 6 3/4" x 2' 8 1/4" / Royal Collection:RCIN 404444 (出典: Wikipedia Commons)
※画像に関する注釈:実際の映画の画像は著作権の都合により使用できないため肖像画を挿入しています。映画の装いを知りたい方はぜひ作品をご覧ください。
参考: 2008 – CHADWICK, THE OTHER BOLEYN GIRL https://fashionhistory.fitnyc.edu/2008-chadwick-the-other-boleyn-girl/
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NEWSLETTER vol.48
ニュースレターの第48号をお届けします。
今回は2018年6月8日に Art Jewelry Forum に掲載された、リン・チャン氏へのインタビューをお届けします。
翻訳をはじめたのはもう何か月も前ですが、思いのほか時間がかかって前回配信から10か月も経ってしまいました…今後も不定期の配信となりそうですが気長にお付き合いいただけますと嬉しいです。あいかわらず、メールに埋め込むと画像が小さくなってしまうので、ぜひ元の記事もご覧になってくださいね。
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https://artjewelryforum.org/lin-cheung-0
2018年6月8日
リン・チャン
日常性と非日常性 その共存を実現させるもの
アドリアーナ・G・ラドレスク
リン・チャン《遅ればせながらの応答:混乱、言葉もない、意気消沈》、2017年、ブローチ、ラピスラズリ、金、各51 x 9 mm、撮影:リン・チャン
リン・チャンの作品は絶えず議論を呼ぶ。《敵か味方か》のネックレスや《室温》のオブジェ、書籍にインスタレーションから、最近作の《遅ればせながらの応答》のブローチや《保管》シリーズに至るまで、彼女の作品は、人のありように対する一解釈であり、作り手の思想や感情の運び手であり、ジュエリーの意味を模索する飽くなき探求である。
リン・チャンはこれまで、数多の賞を受賞してきた。最近では、2018年にフランソワーズ・ファン・デン・ボッシュ賞とヘルベルト・ホフマン賞を受賞。2017年には英国のBBC Radio 4が主催するウーマンズ・アワー・クラフ��・プライズにおいて、1500名の応募者から最終選考12名のうち1名に選出された。
youtube
アドリアーナ G. ラドレスク:あなたは今年、その作品と、コンテンポラリージュエリーの振興における国内外での示唆に富む役割が認められ、栄誉あるフランソワーズ・ファン・デン・ボッシュ賞を受賞されましたね。そのすべてがどのように始まったのか、お聞かせいただけますか? いつごろからジュエリーを作りたいと思うようになりましたか? また、どこで勉強されましたか?
リン・チャン:ありがとうございます! 今年はこれまでのところとてもいい年で、フランソワーズ・ファン・デン・ボッシュ財団には心から感謝しています。彼らは独立機関として、熱意をもって主体的に、人々の想像を超える優れた仕事をしています。これは今の時代にあって珍しいことで、それだけに特に光栄に感じています。
リン・チャン、《遅ればせながらの応答:動揺》、2017年、ブローチ、ベルジャンブラックマーブル、ハウライト、金、54 x 9 mm、撮影:リン・チャン
私は、なんでも手作りしたり修理して使うことを良しとするごく堅実な家庭で育ちました。裁縫や編み物、刺繍にくわえ、ものが動く仕組みや素材に興味が湧いて、何かを分解したりもしました。でも、ジュエリーを作った記憶はありません。私は子ども時代とティーンエイ��ャーを経て成人してからも、もらったものも自分で買ったものも含め、たくさんのジュエリーを身に着けてきましたが、自分で作るようになったのはずいぶん後のことです。
私は、ブライトン大学の学士課程(通称WMCP、(訳注:木工、金工、陶芸、樹脂の英単語の頭文字をつなげたもの))で陶芸と金工を専攻しました。そこで偶然ラルフ・ターナーの著作である「ニュー・ジュエリー」を手に取りました。それからというもの、この道一筋です。それ以降、私が置かれたすべての環境や訪れた場所、出会った人々は何かしらこの本と結びついているので、遠い親戚のような縁を感じますし、それだけにこの本は私の考え方に深い影響を与えた存在です。作品の素材や技法は何なのか、思いを巡らせながら夢中になってページをめくっては「これはおもしろい!」と思っていました。
あなたは今年、石を彫ったブローチのシリーズ、《遅ればせながらの応答》でヘルベルト・ホフマン賞を受賞され、忘れがたい1年のスタートを切られました。
リン・チャン、《遅ればせながらの応答:バラ色》、2017年、ブローチ、ローズクォーツ、金、43 x 8 mm、撮影:リン・チャン
審査員から「時事問題とその意味との関係性を表現した、政治的見解の表明」と評されたこの作品は、英国のEU離脱を決する国民投票と世界の政治情勢への個人的な応答として作られたとのことですね。この作品は缶バッジの形をしており、表面に絵文字やシンボルを思わせる顔が描かれていますが、一般の缶バッジのようにプレスした金属やプラスチックでできてはおらず、半貴石を研磨し、表面に金を点在させて作られています。政治キャンペーンで多用される、安価で息の長い定番アイテムであり、質素ともいえる装着型の伝達装置である缶バッジと、高価な素材とを結びつけようと思ったのはなぜですか? また、タイトルの「遅ればせながら」にはどのような意味が込められていますか?
リン・チャン:私が石という、硬く��容赦なく、永続する素材でこのブローチを作ることにしたのは、使い捨てで瞬時に作れるお手軽な金属製のバッジとの対比を表現しようと思ったからです。皮肉なことに、私は、メッセージの内容が浅いか深いかにかかわらず、一度使えば用済みとなるはずの缶バッジをいつも大事に取っておきます。手元に残しておくと、その時の気持ちや信条、出来事、気分を鮮明に覚えていられるので。これが、私が半貴石を使った理由のひとつです。つまり、一部の発言や行為はやり直しがきかないから、ほんの一瞬の出来事でも人の心に長く残りうるということを言いたかったのです。
タイトルの「遅ればせながら」は、すぐさま反応するのとは逆のリアクションの仕方を表しています。私は、国民投票の前後の情勢を目にして悲しくなったのをはっきりと覚えていますが、それをどう表現すればよいのかわかりませんでした。ただ、いつかこの思いを作品にすることだけはわかりました。後から行動に出るということは、蓄積された何かが、時間を経てから展開していくということです。私は、実際の出来事からかなり時間がたってからようやく、抑圧された思いやぐるぐると混乱した感情を、石の研磨を通じて解放できるようになりました。
リン・チャン、《遅ればせながらの応答:しかめ顔》、2018年、ブローチ、ラピスラズリ、金、54 x 9 mm、撮影:リン・チャン
また、「遅ればせながら」は、石の加工にともなう労力と、石や石の研磨から連想される隠喩的な意味も表しています。さらに、研磨や切削は、熟考や仕上げ、そぎ落としていく過程も意味します。つまり、考えを整理し、遅まきながら納得し決心が固まるまで時間を稼ぎ、じっと待つという、時間のかかる肉体的行為を表します。石の研磨はほぼ独学で習得しました(最初だけ、シャルロッテ・デ・シラスによる5日間の特別クラスで専門的な講義を受けました)。そのため、新しい素材に初挑戦する時の常として、時間こそ余計にかかりましたが、素人であったことがむしろ好都合に働きました。知識のなさに妨げられず、失うものがないまっさらな気持ちで制作に打ち込むことができました。
コンセプチャルなジュエリーは、政治的な意識の向上という点で、大衆を説得する力を持ちうると思いますか?
リン・チャン:ええ、その力があると信じています。また、すでに知られていたり、こうだと信じ込まれている方法以外のやり方で、そういった力を量る方法にも興味があります。ただ、《遅ればせながらの応答》シリーズが必ずしも「大衆���政治的な意識を向上させる」とは思いません。このシリーズはそれ自体が議論の一部をなす当事者性の強い作品で、すでに広く認識されている問題を扱っているため、意識の向上というよりはタイムリーなコメントとしての趣が強いでしょう。私は今も、この決定がもたらした損害を忘れてはならないと思いますし、今後は今以上に不確かな時代になるでしょう。だからこそ、ジュエリーには、自分たちの周囲で起きている出来事について考えさせる存在であり続けてほしいのです。大衆の政治に対する意識の向上という点では、エスナ・スーこそシリアの難民危機を表現した作品でそれを実行しているといえます。彼女は私たちに、時間とエネルギーを費やして作品について考えることで、難民危機の問題を忘れないよう促しています。
リン・チャン、《遅ればせながらの応答:逃げ腰》、2018年、両面装着式のブローチ、ハウライト、ベルジャンブラックマーブル、金、49 x 12 mm、撮影:リン・チャン
作品の持ち主がご自身の考えに共感してくれるかどうかは重視していますか?
リン・チャン:自分の考えや見解に共感してもらえるといつでもうれしいです。私の場合、それを知るのは直接人と会った時なので、会話ができたり、同じ考えを持っていることに気づいたりできるのは、私にとってはありがたいおまけです。私は時間の許す限り、工房にこもるようにしているので。外に出て別の視点から作品を見られるのはいいリフレッシュになりますが、共感してもらえなくても構いません。私は自分の考えが伝わるよう素材や大きさ、造形を制御しはしますが、作品は独立した存在です。私の手元を離れたら、自由の身です。勝手に別の意味や価値観を帯びたり、身につけてもらえたりもらえなかったり、好かれたり嫌われたりすればいいのです。それは自力では制御できない領域ですし、制御したいとも思いません。私は、最善の方法で考えや意見を表現することにやりがいや興奮を感じますし、そこが重要なポイントなのであって、自分が答えを知っていると思えるかどうかという点は重視していません。
リン・チャン、《真珠のネックレス:グラデーション》、2017年、ネックレス、淡水パール、金、ビンテージのケース(修繕済み)、ネックレスの長さ:406.5mm
あなたのウェブサイトには、「《真珠のネックレス》シリーズは、母親から譲り受けたものの使わずにいた真珠のネックレスをインスピレーションの源とした。このネックレスは自分に似合わないと思ったし、たった一種類の女性性を信じているわけでもない」と書かれています。男性モデルに着用させたこの作品は、淡水真珠を1粒1粒削り出し、ホイ��トビージェットのチェーンと同じ構造でつなげてネックレスにしたものです。このシリーズは、装飾品としてのジュエリーや、個性の形成におけるジュエリーの役割の探求の一環として作られたものですか? また、ジュエリーは新たな形のジェンダー表現を推し進める上で効果的な手立てだと思いますか? この作品には、どのようなメッセージや意図が込められていますか?
リン・チャン:後から思えば、この作品はずいぶん複雑な意味を帯びていますね。一方では、ごくシンプルな作品で、元のネックレスを手に取って加工するに至ったのも、チェーンにできるかどうか試したかったという単純明快な動機からです。実験が済んでチェーン全体が完成してはじめて、どんな意味を持ちうるか、なぜこんなことをしたのか、それがどうなったのかを考える時間を持てました。このネックレスは、身に着けるとお高く留まって見えるような気がして、長い間しまったまま使うことはありませんでした。
真珠にはさまざまな意味合いが込められています。そして、形状や機能の面で可能性の幅が広いダイヤモンドや金などと違って、ジュエリー素材としての革命がもっとも起こりづらい素材ではないでしょうか。その意味では、この真珠作品では、おそらくその形が一番の理由で、少しだけその遅れを取り戻せた気がします。真珠の「ジュエリーらしさ」は丸い形に生まれついた時点で既定路線であり、人はなぜかそこに女性らしさだと受け止めるのです。私が真珠を研磨してチェーンを作って、最初に、そして一番強く感じたのは、これはもはや真珠のネックレスではない、ということです。そのことで、真珠にまつわる意味合いを薄められましたし、おめかしや着飾ることを目的にジュエリーを着けていたのは過ぎ去った昔の話であって、ジュエリーとは単に着けたいから着けるものだという私自身のジュエリー観に沿った作品になったと思います。
私は女性性とは何であるかに興味を引かれます。それは必ずしもジェンダーと関連づいているわけではありません。私は女性性をもっと広義にとらえていて、体力とは別の、知的な精神力や思考、思いやりと関わるものだと考えています。作品を男性モデルに着用させて撮影したのは、実験的な見せ方をしたかったからです。そして、それが真珠のネックレスは女性的なものだという狭量な考えを打ち破ったと伝える上で有効な手段であるかどうか、そして、それでも依然として残る繊細な強さと多義的かつ対照的な複数の側面が、また別の女性性を表現しうるのかどうかを確認したかったのです。つまり、自分が身近に感じられ、さらに女性という自分のジェンダーも手放さずにいられるという形の女性性です。そうですね……この作品については、完成してからもそのインパクトについて考えていますが、今もまだ、的確に言い表すのが難しいです。が、そうやって考えるのも、とても面白いことですね。
リン・チャン、《真珠のネックレス:マチネー》、2016年、ネックレス、淡水パール、金、長さ:560 mm、撮影:リン・チャン
《真珠のネックレス》シリーズの一部の作品は、修理を施したビンテージの真珠のネックレスの専用ケースがついていますね。このようにケースに手直しをして再利用するという行為には、どのような意味があるのでしょうか?
リン・チャン:アンティークのケースを再利用することで、過去の所有など、物語に歴史という側面が若干加味されます。最初に作ったネックレスと箱は母の所有物で、それ以降のネックレスと箱は、最初につくったものの形式を借用したものです。
作品が装着されることについては、どれくらい重要視していますか?
リン・チャン:どちらでも構いません。着用性の高いデザインであっても、実際につけるかどうかは別問題で各自が判断することです。私はどちらの考えも理解できます。私自身、身に着けないジュエリーをたくさん持っていますが、そのことが物への愛着に影響するわけではありません。手に取って眺めて、またしまうということも好んでやります。時に実用的でないジュエリーをじゃらじゃらつけることもあります。このようなアイテムは注意が必要ですし、つけている間ずっと気になってしまうものです。おまけに針先がとがっておらず、ブラウスやTシャツに大穴が開いてしまうこともあります。それでも、ジュエリーとしての出来がよければ、その価値はあるのです。同じものを数週間つけっぱなしにすることもあります。装着するしないにかかわらず、ジュエリーが喜びをもたらしてくれることに変わりありません。
リン・チャン、《保管:紙と輪ゴム》、2016年、ブローチ、合成石、金、輪ゴム、70 x 22 x 15 mm、撮影:リン・チャン
《保管》シリーズは、あなた自身のジュエリーの保管方法を扱った作品です。このシリーズは、こう言っては何ですがとても生活感があって、《紙》や《輪ゴム》と題されたブローチでありふれた物体を描写しています。この作品では、合成石や金という耐久性のある素材と、輪ゴムという長持ちしない素材が混在しています。この袋に何が入っていたのか、また、この作品のコンセプトは何なのか、興味を惹かれます。この素材の組み合わせには、どのような意味が込められていますか?
リン・チャン:私はよく、ティッシュやキッチンペーパーやトイレットペーパー、チャック式のビニール袋やただの紙など、その時手元にあるものにジュエリーをしまうことがよくあります。私はよく旅行をするので、ジュエリーに箱やケースがある場合はそこから出して、もっと実用に即した方法で収納するようにしています。《紙》と《輪ゴム》のブローチは、私が紙と輪ゴムで包装してきたすべてのブローチを表現していると言えるかもしれません。自分がつけるジュエリーはいつもこの方法で収納します(そのほとんどは自分で作ったものではありません。自分の作品はめったにつけません)。なので、この保管方法自体はごく普通で生活感がありますが、興味深いことに、それによってそのアイテムが私にとって特別な存在になるのです。この作品を白い合成石で彫り出して作ったのは、紙の質感を表現するためで、���物の輪ゴムを用いたのは日常性を加味するためです。ここにおいて私は、ジュエリーの秘密の生活を覗いてみませんか、作品を通じて価値や意味が表明されているさまを見てみませんか、と誘いかけているのだと思います。高価な素材や予期せぬ素材やプロセスを用いて日常のディテールを描写することで、単なる人工物を超えたジュエリーのおもしろみについて考えることを促しているのかもしれません。
この《保管》シリーズでは、特に私自身の持ち物であるジュエリーの私的な生活と公的な生活、そして、同じ作品でも配慮の度合いが変わりうるのかという点を考えました。紙やプチプチ、ビニール袋による収納方法は、退屈に見えるかもしれませんが、私にとってはとても便利で安全ですし、それによって自分だけのものになるのです。私は、ジュエリーを買った時ではなく、生活をともにしてはじめて、そのアイテムが自分にとってどんな意味を持つのかについて気にかけ、注意を払えるようになります。作り手やブランドによる包装は、提示方法や、その魅力、モノのコンセプトの延長、作り手の創造性や配慮を通じて、ジュエリーを商品とみなしています。購入後の私だけの管理方法は、所有、つまり自分の持ち物であり日々の生活の一部であることを表します。
リン・チャン、《保管:古い真珠のネックレス》、2018年、ペンダント、ロッククリスタル、62 x 42 x 20 mm、撮影:リン・チャン
同じシリーズの《古い真珠のネックレス》や《ベニータのブローチ》では、ジュエリーの形は見えません。そのかわり、それをしまうための(ロッククリスタルを研磨した)透明な袋が主役になっています。これは、姿は見えずとも存在する、あるいは過去に存在したジュエリーを示唆し、その記憶を保持する手立てということでしょうか? この作品の背景とはどのようなものでしょうか?
リン・チャン:おっしゃる通り、どちらも実在するジュエリーです。古い真珠のネックレスも、ベニータが作ったブローチも私の持ち物です。それらが小さなビニール袋の中で占める空間を観察し、石を研磨して造形しました。どちらも、空っぽであるようにも中身が入っているようにも見えます。また、モノが持つ日常的な側面と非日常的な側面との対比を考察した作品でもあります。ジュエリーはその両方の性質を兼ね備えられるところが、すごく好きです。
リン・チャン、《遅ればせながらの応答:困難な時代》、2018年、ブローチ、ロッククリスタル、金、54 x 9 mm、撮影:リン・チャン
あなたの作品の中には、パブリックな仕事も見られます。2012年ロンドンパラリンピック大会のメダルをデザインされましたし、2014年には唐奨のメダルデザインのコンペでファイナリスト10名の1人に選ばれました。2年前には、唐奨教育基金会から、2016年の賞状のデザインと制作を依頼されたそうですね。このようなパブリックな仕事と、個人の作品とでは、工程の面でどのような違いがありますか? また、どのようなことが課題になりましたか?
リン・チャン:特にパブリックな依頼は、往々にして極度のプレッシャーにさらされます。莫大な予算と、短い納期での納期厳守に対する大きな責任が常にのしかかります。株主や資金提供者、プロジェクトマネージャーやマーケティング部門、CEOやインターンなど、あらゆる立場の人たちとチームを組んで仕事をするのは一見怖そうですが、実際のところは共同作業について学ぶにはすばらしい方法です。アーティストという立場で一大プロジェクトに携わるということは、全体を見渡し、常時すべての場に存在するかのような独自の立場に置かれるということです。私はあらゆる視点からプロジェクトを眺め、はじまりから実現に至る過程を見るのを楽しめるタイプなのでしょうね。また、プロジェクトの一員になれることは、大きな見返りがあります。
こうした学びは有益ですが、多くの依頼は問題解決からプロトタイプの制作、完成品の仕上げが息をつく暇もなく、同時に進行する感じです。先を読んであらゆる結果を予想し、プロジェクト管理をやりこなし、チームのメンバーに仕事を任せて、仲間からも自分からも最高の力を引き出せるよう、短期間で学ぶわけです。こんなことまでできてしまうんだ! と自分でもよく驚きます。スタジオでの作業はそこまで込み入っていません。当然ですが、それは私ひとりだからです。プレッシャーもさほど強くかかりませんが、多くの場合プロセスは酷似しています。同じような悩みを抱え、大勢でやる時と同じような会話を自分とします。葛藤もありますが、最初から確固たる決まり事もないですし、委員会からの承認がないと次に進めないというわけでもありませんから、後戻りをしたり、手抜きをしたり、自分の意志で課題を設定したり、リスクのある道を選んだりできます。これは周囲からの許可が必要な場合はそう簡単にはできないことです。
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どのような流れでデザインを進めますか? スケッチやモデル、モックアップの制作から始めるのでしょうか? コンセプトを伝える上で素材の選択はどの程度重要なものですか?
リン・チャン:つい最近までは、最初にコンセプトやイメージを考えたら、そのまま制作に突入していました。私はすごく大雑把なスケッチ以外は紙にイメージを描きません。線画や、ひとつかふたつの単語、文章で十分な時もあります。その意味では、私は多くの作り手と違うのかもしれませんね。明快なプロセスでデザインを進めるわけではないですから。
素材の選択はとても重要です。アイデアを思いついたら、自分の考えや感覚と合致する素材を探します。可能性のある選択肢を考え抜いて「こうすれば思い通りの雰囲気になるかしら」とか「やっぱりこっちかもしれない」と迷いながら自分の仮説を検証します。石の加工をした時は、コンセプトよりも素材が先でした。それまで、具体的な素材や技術からアイデアを発展させていくことはあまりなかったので、新たな感覚で制作に燃え、手の中の素材の変化や自分が目にしているものを基にアイデアやコンセプトを練る間じゅう、強迫的なまでに熱心に打ち込みました。
外部からの特にパブリックな仕事の依頼の場合は、コンセプトや工程、プロトタイプの制作、実制作、情報の記録、納品に至るプロセスを厳守せねばならず、その順番が狂うことはめったにありません。
リン・チャン、《保管:ベッティーナのブローチ》、2018年、ペンダント、ロッククリスタル、52 x 34 x 23 mm、撮影:リン・チャン
あなたはアーティストとしてご活躍されているだけでなく、2009年以降、ロンドン芸術大学のセントラル・セント・マーチンズのジュエリーデザイン科の学士課程の上級講師として教鞭を執っていらっしゃいます。その傍ら、レクチャーやワークショップの講師や、書籍や記事の執筆活動もされていますが、限られた時間のなかでそれをどう両立されていらっしゃるのでしょうか? またそれらすべてをやりこなす強い意志はどこからきているのでしょうか?
リン・チャン:確かに、全部並べて見るとずいぶん抱え込んでいるように見えますね! あまりの多忙さに、混乱に陥ってしまう時があることは否めませんが、ジュエリーへの好奇心が、さまざまな魅力的な形をとって、私を突き動かすのです。
忘れないでいただきたいのは、プロジェクトによっては構想に何年もかかるという点です。ずっと前にまいた種を折に触れては世話してやり、立派に育て上げるのです。コラボレーションもありますし、自分がやりたくてやるものもあります。人に教える仕事は、どれもとても楽しいです。セントラル・セント・マーチンズで、いきがよくて一生懸命な学生たちを大勢相手にしていると、ジュエリー界の今後の行方が見えるような気がする時があります。���れは役得ですね。また、コンテンポラリージュエリーをまるで知らない別分野の作り手の人たちと一緒に何かをするのも楽しいです。ザルツブルクで行われた国際芸術サマーアカデミーの際に行ったワークショップがその例です。ほかにも、近々コロンビアで開催されるEn Construcción IIIでワークショップを行う予定があり、とても楽しみにしています。
リン・チャン、《遅ればせながらの応答:無能(※)》、2018年、ブローチ、コーリアン、金、55 x 9 mm、撮影:リン・チャン(※訳注:英語タイトルはTwitで、Twitterとかけていると思われる)
私は、プレッシャーや日々の雑用に邪魔されることなく、スタジオや作業場でひとりになってジュエリーについて自分だけの考えに没頭したり、表面の具合を観察したり、何に注意を払ってやればよいのか、自分が何をしたいのかを考える、ユニークで貴重で特別な時間を確保するためならなんだってします。常にそれを達成できるとは限りませんが、いつも虎視眈々とそのタイミングを狙っています。
最近感銘を受けたり、作品に影響を与えたり、興味を引かれた映画や音楽、本、展覧会、ニュース、旅行などはありますか?
リン・チャン:《遅ればせながらの応答》シリーズの《しかめ顔》というブローチが今年度のロイヤル・アカデミー・オブ・アーツの夏期展覧会に出品されたので何度か足を運びましたが、その時の作品の多様性には驚かされました。この展覧会は、優れた偉大なアーティストと一緒に、アーティストの卵や無名の作り手、「凡人」(グレイソン・ペリーが私たちのような人を親しみを込めて呼ぶ時の愛称です)の作品が一堂に並ぶことで有名です。目玉となる作品ばかりを見ないよう努めるうちに、若手作家のリー・カッターの作品に目が留まったのですが、この作品には心から感動しました。
リー・カッター、《監獄文化》、彫刻、刑務所で支給されるバターミルク石鹸、画像はロイヤル・アカデミー・オブ・アーツの厚意により掲載
それは《監獄文化》と題された、彫刻を施した大量の石鹸を何段もきれいに並べて額に収めた作品でした。私は、日常の素材を再評価させ、当たり前だと思われているものや状況を見直させてくれる作品や、想像する以外に知りようのない世界を見せてくれる作品が好きなのです。器用かつ無心に彫られているだけでなく、骨や象牙の細工や、木彫品、彫像、ストリートファニチャーを見た時と同じような感情を抱かせ、人生のおかしみと哀愁とが一体となって表れていました。
リン・チャン、《遅ればせながらの応答:無能》、2018年、ブローチ、コーリアン、金、55 x 9 mm、撮影:リン・チャン
現在はどのようなプロジェクトに取り組んでいらっしゃいますか?
コロンビアで行われるコンテンポラリージュエリーのシンポジウム、En Construcción IIIの一環として、マーク・モンゾとセス・パパック、テレーザ・エスタぺと一緒に1週間のワークショップを行う予定です。また、2019年のミュンヘン・ジュエリー・ウィークでMicheko Galerieで行う個展の準備も進めています。ほかには、通常の依頼品やリサーチ、構想に加え、フランソワーズ・ファン・デン・ボッシュ賞の賞金で、2019年の年末か2020年の初頭からオランダで開催される個展に向けて作品を制作するという、刺激的なひとときを過ごしています。近いうちにまた皆さんに詳細をお知らせできるのを楽しみにしています。
ありがとうございました。
アドリアーナ・G・ラドゥレスク:建築家、ジュエリー作家。ワシントンD.C.在住。ルーマニア、ブカレストのイオン・ミンク建築都市大学にて建築と都市計画の修士号を取得。ワシントンD.C.のコーコラン・スクール・オブ・ジ・アート・アンド・デザインにて金工を学ぶ。2013年よりAJFに参加。
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本ニューズレターの本文・画像のすべてまたは一部を無断で転載することはかたくお断りいたします。今回の記事は、スーザン・カミンス氏(Art Jewelry Forum)の寛大なる許可をいただいて翻訳しています。配信停止をご希望の方は、このメールに返信する形でお知らせください。また個人名の表記につきましては一般的な発音を参考にカタカナ表記をしておりますが、もし本来の発音とは異なる表記にお気づきの場合は、お手数ですがお知らせください。
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可愛い服を選べないなら生きてる意味ない
ヒールが三センチ以内の、りぼんがちょんと乗った赤いエナメルのバレエシューズ、繊細に花びらをかさねたような華奢なデザインの下着、ぱりっとした生地のサーキュラースカート、くしゅくしゅとたるませてはく赤葡萄色の靴下、陽がふちどっているみたいにふわふわしたアンゴラのVネックのニット、真珠のイヤリング、硝子の小さな飾りがぶら下がった、儚い線のネックレス、身体の線にぴたりと沿うロイヤルブルーのタイトなニットワンピース。 可愛くて、美しくて、身につければたちまち気分が華やぐものだけじゃない。毛玉になりにくいタイツ、替えのサニタリーショーツ、汚れてもいいときに着るトップス、ヒートテック。雨でも雪でも履ける合皮のレインブーツ。別に心踊るワイテムではないけど定期的に要るものというものはあって、必要経費だけでもどんどんかさむ。UNIQLOに入って、「はん、たか」と思いながらすぐ出た。別に、ほしいわけじゃないのに予想より高いと気持ちがめげる。 手に入れたものがハンガーラックを順繰りに満たしているのに、いつも「足りない」と思う。だって常に新しい季節にいるから。夏の服は夏の服、���の服はまた別に必要。 人より高頻度で服を買っている自覚はあるけれど、そのぶん同じペースで服を捨てている。げんきがあれば売り払う。買っても買っても満足しない理由はもう明白で、かつての恋人がものすごくファッションにうるさい男だからなのだった。逐一「ダサ」「捨てな」「その組み合わせはおかしい」「いつまで学生気取りなの、痛くない?」「変な服を買うな」「いいからデニムと形良いシャツとベルト買え」「センスに自信がないならUNIQLOかZARAにでもしとけ」「黒い、透け感狙ったようなレースの服ばっか着るな」とものすごい勢いでダメ出しされた。たぶん褒められたのは黒いタートルネックのニットを着てたときとノースリーブのニットドレスを着てたときと、言われたとおりUNIQLOのスキニーデニムを履いてたときだけだった気がする。 現時点でわたしはちゃちなベルトしかもっていないし、パンツのときにベルトを通すのは気が向いたときだけ、形の良いシャツは持っていない。どこで買えばいいの、と聞いたら少し困った顔をして、「言うと学習しないから」と言って教えてくれなかった。そういうところがわたしは、と思ったけど、言わなかった。 初めて会ったとき、東京生まれと聞いた時点で心がシャッターを閉じた。東京生まれの人と親しくなったことなんてないのに、東京生まれの人を怖いと思っていたし、信用ならないと思っていた。僻んでいた。東京がきらいなのに東京で勤める以外どうしても選択肢がなくて、なんとか東京で働けそうな会社の内定をもらった。何一つ自分が決めた未来に納得がいっていなかったけれど、もう一生分高速バスで東京に行き、身体の内側も外側もいやんなるほど疲弊してくたびれていた。これ以上就活する気など起こらなかった。どんどんだめな方向に向かってるとわかっていたけれど、目をつむった。 去年の夏、国分町のミラーボールがひかりを龍の鱗みたいに撒き散らしていた。ジンジャーエールばかりがばがば飲んでいたら就活でゴソッと減ったぶん以上に太った。卒論を書くのは苦痛じゃなかったけど、本文を書くまではじりじりと時間だけが過ぎて資料の上を視線だけが上滑りして頭に入ってこなかった。駒田と電話で泣きながら喧嘩してそれっきりになった。バイトは楽しかったけれど、26時にバイトを上がった翌朝に1限スタートの夏期講習に出るのが怠くていつも眠気で目が乾いた。自分より可愛くない人が誰一人いない場で、美人はブスより努力してんだな、と思った。でも、黒服に「化粧濃くして。カラコンかつ��まくらいして」と言われても全部シカトした。努力の方向が違うから、という理由じゃなく、美人になる努力がだるいからだった。 可愛い服はいつでも欲しかった。一回だけ真っ白に近い金髪にしたとき、ずっとこの髪でいたいと思った。ギャルでいたかったから赤い、へそがでるビスチェと淡いブルーのダメージデニムを買って、私服で網タイツを履いた。すぐに髪色を戻したとき、悲しくて、自傷というより、自分が大切にしているものをあやめているような罪悪感をうっすら味わった。金髪じゃないなら、もう意味がないような気がしてそのとき買った服は処分して、汗だくでスーツを着て面接に走った。すべて終わったあと毛玉になったスーツと紐がぼろぼろになった鞄を捨てた。 服を手に取る。OKが出るかどうかばかり頭にちらつく。5月、半休だったからパルコで服を見繕いながら、(これだったら、合格点かも)と思ってレジに持っていきながら(OKて、近々もう二度とすれ違うこともなくなるのに)と思うと絶望で視界がぐらぐらした。そういう買い物の仕方をもう半年続けている。指標を決定的に失ったら、わたしは次にどんな服をまとい始めるのだろう。元々の、悪趣味なガーリー路線に逆戻りして、またダッフルコートを買い、ボリュームたっぷりのチュールスカートをふわふわとまとわりつかせ、ブラウンの編上げのロングブーツを買い直し、ワンピースの上からコルセットをぎゅうぎゅうに締め上げたりするのだろうか。現時点では未だに評価軸は変わらず、手取りを考えれば相当不相応な値の靴を狭い玄関に並べている。サンダルでもパンプスでも、困るとエナメルを選んでしまうから修理代はいつも手痛い。 要するに、人にきめてもらうことの快楽を知ってしまったのだと思う。自分の価値観で判断しないってなんて安易で、らくなんだろう。だから今も他人の架空の価値観に縋って、ああでもないこうでもないと服を買う。そのくせ、「元々でかいんだからヒール履くのやめれば」と言われると「自分の劣等感でわたしからヒールを奪うのはエゴだよ、見下されるのがそんなに苦痛なら13cmのヒール貸そうか?」と吐き捨てたくなる。 わたしはね、わたしのために綺麗にしてんの。文句あっか。
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【参観日に来たお婆ちゃん】 武勇伝というには激しさが足りない話かも知れないけど 小学生の3年4年と親の仕事の都合で祖父母の家で暮らしてた 生活自体は楽しかったけど、クラスのバカが参観日に来た婆ちゃんを見て「ババア」ってあだ名を付けてからかうようになった あだ名は最終的に「ウ○コ」になって、由来も参観日に来た婆ちゃんがウ○コ漏らしたからというとんでもないデマに
修正しようとしたけど出来なくて、婆ちゃんをバカにされたのが悔しくて相手のバカと喧嘩になって、怪我をさせてしまった
呼び出された婆ちゃんに理由を黙ってたけど結局ばれてしまった
婆ちゃんは「お前はいい子だねぇ、ありがとう」と頭を撫でてくれた
この一件であだ名も自然消滅して4年になった
持ち上がって初めての参観日に婆ちゃんが来てくれたんだけど、白髪を染めてなんか女優っぽい髪型にして化粧をして、真珠のネックレスをしてよく似合う桜色のスーツを着てた
最初��ら見した時は婆ちゃんだと思わなかった変身っぷり
授業中何度も振り返って婆ちゃんを見たけど、モデルみたいに真っ直ぐ立ってにこにこして見てくれてて、美人じゃないけど、他のお母さん達に負けてない華やかさだった
クラスのバカは「ババア」が来ると思ってたらしくて、ニヤニヤしながら振り返りまくったんで先生に叱られた
当然その後にあだ名が復活する事はなく平和に過ごせたよ
余談だけど婆ちゃんの桜色のスーツはオーダーのなんだけど、今私が着ると、身長は5センチくらいしか違わないのに、ウエストはきついのにお尻と胸は余る
50歳手前の頃の婆ちゃんはナイスバディだった https://www.instagram.com/p/CXnhrrzpNWE/?utm_medium=tumblr
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K18YG黒蝶真珠のネックレスの留め具が破損していました。こちらはレーザー溶接にて修理いたしました。 + 店内工房をもつジュエリーサロン美尚では、オールハンドメイドによる加工と、3Dプリンターを駆使した加工の両方に対応しており、デザイン・ご予算・ご納期によって最適な手法をご提案しております。 ㅤ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ㅤ ㅤ 店内工房をもつジュエリーサロン美尚では、工房直販価格にてジュエリーのオーダーメイド、リフォーム、修理を承っております。 またInstagramのDMでのお見積もりにも対応しており、デザイン相談から加工、ご納品まで、ご来店頂かなくてもすべてDMでのやり取りにて対応可能です。ㅤ ㅤ 各種ご相談はコメントまたはDMにて宜しくお願いいたします。ㅤㅤ ㅤ ㅤ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ㅤ ㅤ ㅤ■店内工房をもつジュエリーサロン美尚■ㅤ ㅤ1981年創業。大阪府箕面市に佇む地域密着型の宝石店。宝石修理から、リフォーム、オーダーメイド、高価買取まで。修理の即日仕上げも可。ㅤ ㅤ ㅤ◉公式HP◉ㅤ ㅤhttp://www.jewelrybisho.jp/ㅤ ㅤ ㅤ◉Instagram◉ㅤ ㅤhttps://www.instagram.com/jewelrybisho/ㅤ ㅤ ㅤ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ㅤ #大阪府 #箕面市 #宝石工房 #ジュエリーオーダー #ジュエリーオーダーメイド #ジュエリー修理 #美尚 #ジュエリーサロン美尚 #bisho #cadjewelry #rhinoceros #rhinogold #keyshot #matrixgold #ネックレス修理 #宝石修理 #necklace (店内工房をもつジュエリーサロン美尚「宝石販売・リフォーム・修理」 - 1981年創業・大阪府箕面市) https://www.instagram.com/p/CEl7iqPn8Wo/?igshid=1ialr6tjiulx
#大阪府#箕面市#宝石工房#ジュエリーオーダー#ジュエリーオーダーメイド#ジュエリー修理#美尚#ジュエリーサロン美尚#bisho#cadjewelry#rhinoceros#rhinogold#keyshot#matrixgold#ネックレス修理#宝石修理#necklace
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アクセサリー詰め合わせ裏話
昨日upしたカードワース用アイテム詰め合わせ04についての裏話です。
いや、せっかく3Dで作ったのにカードワース用だと縮小されて潰れてしまうので
どこかでもう少し大きなサイズで公開したかっただけなんですけどね(笑←
「ring02」です。
素材ではよく分からないかもしれませんが、
実はハートシェイプカットの石が載ってるうえ、
指輪全体をぐるりとダイヤのチャネルが取り囲んでるという結構豪華な構造でした(笑
ハートシェイプなのを生かしてエンゲージリングとしても使えるでしょうか。
・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・
「ring13」です。
これ、もともとは左端の一番大きな画像のように
硝子というか水晶の指輪にするつもりでした。
ただ、背後を白にしてレンダしてみると
銀との違いが分かりにくくなってしまったため、
結局、中の指輪も外して金属の枠組みだけにしました。
ちなみに中の指輪も金属にすると右下のようになります。
・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・
「ring14」です。
カテドラルセッティングのトリロジーリングとして作ってみたものです・・・が、
素材のように斜め上から見下ろすアングルだと
カテドラルかどうかなんてほとんど分かりませんよね(苦笑
・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・
「pearl_ring01」です。
主役である真珠が直径8mmと大きい(といってもこれが真珠としては普通サイズ)ので
指輪もそれに負けないようにと花弁の形の受け金にしてみました。
真珠を非表示にすると右下のようになります・・・が
真珠を固定するためのネジをつけてないとか手抜きなのがバレバレですね(汗
・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・
「bangle」です。
Inkscapeで作った簡単な飾りを立体化して
宝石と組み合わせてみたら結構いい感じだったのでバングルにしてみました。
メインの石(3箇所のカボションカットのやつ。この例ではオパールにして���る部分)が
飾りと接合せずに浮いてるとか言ってはいけない←
・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・
「tiara02」です。
実はこれの装飾部分は
「みはしショップ」というモールディングを専門に扱うお店の
「NMG064」という商品のdxf形式CADデータが元になってます(笑
(DLしてきたdxfをMoI3Dで開いて線を引き直して立体化)
ここのお店は扱ってる商品のCADデータを無料で公開してくださっていますので
家具や室内の3Dを作るときに今までもいろいろとお世話になってます。
・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・
「horn_cover」です。
これは・・・完全に自己満アイテムですね(笑←
とあるキャラさんが角の先にiいつもこういうのを付けてて、
とても似合っててかわいかったので、それに触発されて作ってみただけです。
わたしはあくまで角飾りとして作りましたけど、角杯としてしまってもいいかもしれません。
・・・素材のものは2個セットなので小分けにするのとアングルを変えるのが面倒でしょうけど。
ちなみに素材では潰れて区別が付かなくなってしまいましたので差分を作りませんでしたが、
実はご覧のようにいくつか宝石もついてます。
・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・
「magatama」です。
勾玉そのものはInkscapeで描いたものを元に
断面描いてスイープするだけなので簡単なんですが、
革紐の結び目でめちゃくちゃ手間取りましたorz
(作業時間、勾玉本体5分に対して革紐だけで1時間・・・)
3Dでこの手の結び目って案外鬼門な気がします。
MoI3Dでノードを一個ずつ動かして作業しましたけど
どのノードがどの部分なのか区別がつかなくなって
発狂しそうになりましたよ(苦笑
まだちょっと重なってるうえに横から見ると歪ですけど、
さすがにこれ以上修正する気にはなれません。
・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・
未使用ピアスその1です。
ボツになった理由は細身過ぎて縮小したときに潰れて何がなにか
分からんようになったためです。
ちなみにチャームの鍵に見覚えのある方もいらっしゃるかもしれませんが、
この鍵を立体化するのは実は今回が初めてだったりします(笑←
以前、アイテム詰め合わせその1に入れたやつ
(ついでにシナリオ「奇蟲」で使ったやつ)は
Inkscapeで各部分バラバラにしたのをイラレに持ってって
psdで書き出してフォトショのレイヤスタイルで
それっぽく見せたものでした(笑
・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・
未使用ピアスその2です。
ボツになった理由は線が細すぎて潰れて見えなくなったことと
チャームが大きすぎて2個セットで入れようとすると
カードの枠内に収まりきらなかったためですorz
それにしてもこの手のはやっぱりあとで縮小することを考えて
もっと全体的にゴツく作らないとダメですね。
・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・
未使用ネックレスです。
ボツになった理由は「necklace01」と似たようなデザインだったことと、
二度手間でめんどくさかったからです←
ネックレスをペンダント部分のアップと全体図の2つに
分けようと決めたのは確かにわたし自身ですけど、
作っててめんどくさいのなんの(苦笑
おかげでこれ以外にもいくつかネックレスはボツにしてます。
それと改めて言うまでもありませんが、
ここで掲載した画像は全て素材ではありませんので無断転載や無断使用は固く禁じます。
もし未使用データなどで「素材として使いたいよ」というものがありましたら
材質を指定した上でメールにてご相談くださいませ。
(例えば「ボツピアスその2の金とサファイアで
2個セットになったものが欲しいです」など)
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古くなったパールリングを ネックレスへリフォーム。 . ネックレスチェーンをお持ちであれば、 トップだけお作りすることも 可能です💍 . 古くなって使わず、 しまったままになっている宝石も リフォームで生まれ変わりますよ🌟 . #島根県 #島根 #松江市 #松江 #山陰 #出雲 #リフォーム #指輪 #リング #ネックレス #ペンダント #パール #真珠 #ジュエリー #宝石 #作り直す #プラチナ #キラキラ #トップ #修理 #ジュエリー修理 メガネ 時計 宝飾 長谷川時計店 . -------------------- 当店は様々な決済加盟店です -------------------- PayPay(ペイペイ) LINEPay(ラインペイ) Origami(オリガミ) メルペイ D払い 楽天ペイ(アプリ決済除く) Apple Pay(アップルペイ) Android Pay(アンドロイドペイ) iD(アイディー) QUICPay(クイックペイ) SUICA(スイカ) au pay(エーユーペイ) ゆうちょペイ J-Coin Pay(ジェイコインペイ) が使えるお店です
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受け継がれるダイヤモンドのステーションネックレスを制作進行させていただいております。お客様の出国前に間に合う様に、今日中にネックレスとペンダントの組み上げを進行中です。輝くダイヤモンドの組み合わせが最高に綺麗です。楽しいです。ジュエリーオタクです。 We are making a diamond station necklace that will be inherited. I am assembling the necklace and pendant in time for the customer's departure. The combination of sparkling diamonds is the most beautiful. It's fun. I'm a jewelry geek. オーダーメイドジュエリー・リフォームジュエリー制作・指輪のサイズ直し&修理&加工で、お待ちのお客様、もう暫くお待ちくださいませ。しっかり進行させていただいております。アートジュエリー緑では、天白区、緑区を中心に婚約指輪や結婚指輪、ベビーリング、プロポーズリング、受け継がれるジュエリー、真珠、パール、ジュエリーリフォームやリメイク、オーダーメイドジュエリー、ジュエリー修理などを承っております。 アートジュエリー緑 愛知県名古屋市天白区大根町386-1F 営業時間:10:00~19:00 定休日:毎週月曜日&第三日曜日 ・ ・ ・ ・ ・ ・ #結婚指輪#婚約指輪#2023花嫁#オーダーメイドジュエリー#リフォームジュエリー#真珠(パール)#ジュエリー修理#天白区のアートジュエリー緑#結婚指輪セミオーダー#婚約指輪セミオーダー#つけごこち最高#婚約指輪リフォーム (アートジュエリー緑 天白区の婚約指輪&結婚指輪&宝石店&工房) https://www.instagram.com/p/CqDWgizSPkM/?igshid=NGJjMDIxMWI=
#結婚指輪#婚約指輪#2023花嫁#オーダーメイドジュエリー#リフォームジュエリー#真珠#ジュエリー修理#天白区のアートジュエリー緑#結婚指輪セミオーダー#婚約指輪セミオーダー#つけごこち最高#婚約指輪リフォーム
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【真珠ネックレスの見分け方】 あこや真珠ネックレスは、フォーマル用にも一本は持っていたいマストアイテムです。 引き継いだ物もあれば、新たにご購入を検討される方もいらっしゃると思います。 今回は後者。ご購入時の心構え的なお話の一部です。 「真珠を見極める」 までは難しいかも知れませんが、違いがわかる程度には「大きく違う」事をご理解いただければと思います。 真珠を見分けるポイントは複数ありますが、一番大切なポイントは、、 『テリ(輝き&色)の強さの違いを知る』 テリがある真珠は立体的に見えます。 下から湧き立つような干渉色(色)が真珠全体を包み込みます。 真珠は「テリ」 テリが強く立体感を強く感じるものほど、首元で美しく自身を惹き立ててくれます。 テリの強さは、イコールではないですが品質の良さに等しく、テリの強い物ほど相対的には価格が上がります。 ご予算と求める程度のバランスをちゃんと知ることが大切です。 その為にはちゃんと見分けて理解し、これからの使い方と得られる効用を感じてください。 真珠ネックレスの選び方はとても深い。 深いゆえに迷いやすい。迷ったらプロフェッショナルに相談すべきです。一緒に最適な真珠ネックレスを提案してくれる事でしょう。 真珠ネックレスの選び方は、まだまだポイントがあります。引き続きご紹介できればと思っています。 気になる方は、気軽にフォローください! イイネと保存もお願いいたします! m(_ _)m #宝石主治医 #ジュエリーコーディネーター #真珠ネックレスの選び方 #真珠ネックレスの買い方 #パールネックレス #パールネックレスの見分け方 #パールクリーニング #真珠クリーニング 【東京吉祥寺 パールズ・ホワイト】 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-19-5 火-土 11:00-18:00 宝石主治医 久保田智之 /真珠とジュエリーの専門家 ============================== 真珠とジュエリー���願い事困り事を解決 ■《ジュエリー&真珠クリーニング》 ■東京吉祥寺ジュエリーと真珠専門店 ■リフォーム/修理/加工/ルース 👉「どうしたいか」を一緒に探ります 👉「こうしたい」を実現します ご相談は、まずは気軽にDMで! (吉祥寺 PearlsWhite パールズ・ホワイト) https://www.instagram.com/p/CmIiZkiS3NZ/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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NEWSLETTER vol.46
ニューズレターの第46号をお届けします。
今回は2018年2月4日に Art Jewelry Forum に掲載された、キャロライン・ブロードヘッド氏へのインタビューをお届けします。
この記事でも紹介されている「ネックレス/ベール」はコンテンポラリージュエリーの数多くの書籍で紹介されているので、ご存じの方も多いかもしれません。
当初はジュエリーだけを制作していたという彼女がどういう経緯で作品に衣服やパフォーマンスを取り入れていったのか、その足跡をたどれます。
いつものことながら、メールへの埋め込みで画像が小さくなってしまっています。下の元の記事へのリンク先でより大きな画像をご覧いただけます。
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https://artjewelryforum.org/in-conversation-with-caroline-broadhead
インタビュー
2018年2月4日
キャロライン・ブロードヘッドに訊く
オリヴィア・シー
キャロライン・ブロードヘッド、「タフティ・イヤリング」、1979年、撮影:キャロライン・ブロードヘッド
キャロライン・ブロードヘッド、「コットン・ブレスレット」、1977年、撮影:ピーター・マッカーティヒ
キャロライン・ブロードヘッド氏は数多の分野の壁を越えて活動する先見性あるアーティストだ。その活動領域はジュエリーやテキスタイル、家具、インスタレーションにとどまらず、ライブパフォーマーとのコラボレーションにも及ぶ。オランダ、アペルドールンのCODA美術館で2018年4月15日まで開催されている(訳注:元の記事は展覧会会期中に掲載された)彼女の回顧展は、40年間にわたる活動の集大成であり、身体そして個人とは何かを深く模索する姿勢を知ることができる。氏は、1997年にはジャーウッド応用芸術賞のテキスタイル部門で、2004年にはテキスタイルズ・インターナショナル・オープンで賞を受賞し、現在はセントラル・セント・マーチンズのジュエリーデザイン学士課程の学科長を務めている。
キャロライン・ブロードヘッド、「ネックレスの落とし物1」、2015年、撮影:フィリップ・セイヤー
オリヴィア・シー: 70年代から80年代にかけて、あなたは革新的な作品群でコンテンポラリー・ジュエリーとその可能性に対する人々の考え方を一変させました。そもそもなぜジュエリーに興味を持たれたのでしょうか? また、あなたにとってジュエリーはどんなものですか?
キャロライン・ブロードヘッド:ジュエリーは、学生時代に陶芸の工房にいたときに作るようになりましたが、変わっていて、しかも身に着けられるものをつくれるところが気に入りました。スケールの小ささや、七宝やロウ付けで金属の表情が変わるのも魔法みたいでおもしろかったです。アートの基礎課程在籍中にジュエリーを学べると知り、その道に進みましたが、いざやりはじめてみると、思っていたほど金属に興味を持てませんでした。そこで、プラスチックや木材など金属以外の素材について考えたり、いじったりしてジュエリー科での時間をつぶしました。自宅ではテキスタイルの作品も作りましたよ。自分が楽しいと思えてわくわくできるような作品をつくるようになれたのは卒業後のことです。ジュエリーは全文化圏に共通して存在するもの。つまり、とても根源的なものです。ジュエリーは、人ではないのに、人に近い存在である点がとてもおもしろいと思います。
キャロライン・ブロードヘッド、「ネックレス/ベール」、1982年、撮影:デイビッド・ワード
あなたの代表作のひとつである「ネックレス/ベール」(1982)はナイロンを織って作られており、ネックレスとしても装着でき、上に引き伸ばせば優美なベールにもなるという意外性を空間的に表現した作品ですが、どのようなインスピレーションからこの作品が生まれたのでしょうか?
キャロライン・ブロードヘッド:この作品は、ロンドンから車でケニヤに移動して現地に数か月滞在してからつくったものです。工房を立ち上げて数年がたち、今後の方向性について悩んでいた時期でした。現地で見たマサイ族やトゥルカナ族が着けているジュエリーは圧巻で、役割がまるで違うジュエリーに出会えたのも新鮮でしたし、アイデアが広がりました。彼らは大きなジュエリーを当前のように身に着け、しかもその1つひとつに意味がありました。どのジュエリーも刺激的でした。
帰国後、自分は収入源として制作するよりも、自由にアイデアを追求したいのだということと気づきました。非常勤の教職につけたことで、より自信をもって思い切った作品をつくれるようになりました。身体の周囲の空間を動きのある要素として扱うのがおもしろかったです。この織の構造(後から「スプラング」という名前だと知りました)もアフリカ旅行の収穫です。マーケットにいた女性たちが器用な手つきであっという間にカゴを編み上げるのを見て、自分もやってみたいと思うようになりました。ナイロンで試したらいまひとつでしたが、縦軸を外すと形をコントロールして変えられることに気づきました。「ネックレス/ベール」は、何度もねじっていくと自然と硬くなり透明度が増します。構造の特質を生かすことで生まれた実験的な作品です。
キャロライン・ブロードヘッド、上:「ラップアラウンド」、下:「7人分の襟ぐりのあるシャツ」、1983年、撮影:デイビッド・ワード
あなたのキャリアはジュエリーに始まり、そこからテキスタイルによるより大きな作品も手がけるようになりました。「ラップアラウンド」(1983)は鑑賞者に動きや反復を感じさせ、着用者が袖口に何度も腕を通しながらこの服を着る姿を想像させます。この作品についてお話をお聞かせいただけますか?
キャロライン・ブロードヘッド:ジュエリーから服への移行は、強く意識してそうしたわけではないにせよ、とても理にかなったものでした。「ネックレス/ベール」「プロペラ」「袖口」などの織って作った作品はジュエリーよりも身体の周囲で占める空間が大きく、どの作品も衣服の意味合いを強く含んでいます。私はこれらの作品による相互作用や、作品の扱い方や動きに興味がありました。「袖長のシャツ」と「ラップアラウンド」は、袖をたくし上げて腕を通すという、衣服を着る行為から連想される反復運動を物質的に表現したものです。一見すると身につけられなそうなジュエリーや衣服が、実は着用できるということを、イメージやパフォーマンス、イマジネーションを通じて見せるという考えに興味があったのです。2つ以上の特性を持つものや特定の動きや相互作用を誘発するものにも関心がありました。
キャロライン・ブロードヘッド、「スティル・ライト」、1999年、撮影:ゲイリー・カーカム
テキスタイルの作品はインスタレーションへと発展し、さらにライブパフォーマーとのコラボレーションも行われましたね。動かない物体から空間や動きを取り入れた表現への移行は大変でしたか? それとも直観的なものでしたか?
キャロライン・ブロードヘッド:表現方法の変化はごく自然な流れで発展していきました。私は自分の作品に相互作用の効果を求めていたのですが、それが何につながっていくのかまではうまく想像できませんでした。そこで、ローズマリー・リーとクレア・ラス、アンジェラ・ウッドハウスらの振付師と組むようになったのですが、この体験によって、空間や特定の場所���活用方法という点で数多くの可能性が開けました。また、パフォーマンスは、上演が終わればそれで終わりという一回性や時間感もおもしろいと思いました。
キャロライン・ブロードヘッド、「サイテッド」(アンジェラ・ウッドハウスとのコラボレーション)、2009年、撮影:ヒューゴ・グレンディニング
振付師とのコラボレーションはどのようにしてはじまったのでしょうか?
キャロライン・ブロードヘッド:ロンドンのサウス・バンク・センターの企画で、振付師やデザイナー、アーティスト、ダンサーが一堂に集まって互いを知り合い、1日話し合ってその成果を探るというセッションが数回行われたことがありました。日程表はなく、4~5人ずつのグループに分かれて、各グループがそれぞれのやり方で進めていくというものでした。私はアンジェラと同じグループではありませんでしたが、これを機に互いの仕事を知りました。1991年にはローズマリーからサウス・バンクのボールルーム・ブリッツでコラボレーションをしないかと誘いを受け、パフォーマンスを行いました。ローズマリーと私は面識がありませんでしたが、主催者が私たち2人の考えには相通じるものがあると考えたようです。
キャロライン・ブロードヘッド、「ビトウィーン」(アンジェラ・ウッドハウスとのコラボレーション)、2010年、撮影:ヒューゴ・グレンディニング
アンジェラ・ウッドハウスをはじめとする複数のダンサーとのコラボレーションである「ビトウィーン」(2011)では、ひとりの女性が、首にかけた真珠のネックレスを引きちぎる場面がありますね。このプロジェクトではどんなテーマを表現したかったのですか?
キャロライン・ブロードヘッド:アンジェラと私がこのダンスパフォーマンスを行ったのは、ダンサーと観客、衣服と皮膚との関係を探るためでした。見せ場となる瞬間と、距離の近さや接触がもたらす親密な瞬間とを結びつけたいと思いました。そのような瞬間のひとつは、金箔を腕に貼りつけたダンサーが、もうひとりのダンサーにその腕を押し付けた後に、空中に金箔がたなびくさまが見え、さらに相手の腕に金箔が残ったときです。私たちは、沈黙の中でパフォーマンスを進めながら、統一と崩壊の概念を軽やかに表現しました。真珠のネックレスが壊れた瞬間、特に真珠が床に散らばったときに立てた音が緊張感を生み出していました。
キャロライン・ブロードヘッド、「縫い目」、1990年、撮影:CODA美術館
あなたの40年間のキャリアにおいては一貫して、作品と身体との関係性に注目されていますが、身体のどんな点が魅力なのでしょうか。
キャロライン・ブロードヘッド:私がほとんどの作品で重視しているのは、身体、もっと正確に言えば人間です。人であることは万人にとって共通の体験であり最大の謎でもあります。自己の概念、つまりひとりの人間の境界にはとても興味深いものがあります。私はジュエリーや衣服、影、反射などを用いてきましたが、そのすべてが存在感を持ち、身体の大きさに沿ったものです。そして、人と人との関係も、自己を発見する手段として用いてきました。
キャロライン・ブロードヘッド、孤児のためのブランケット、2014年、撮影:ジャック・コール
「孤児のためのブランケット」(2014)は喪失を表現した、心が揺さぶられるポートレートです。このブランケットは、孤児院に子どもを引き渡すさいに、親が子どもと一緒に孤児院に預ける布について言及しています。このブランケットを制作するにあたり、ガラスのビーズと模造パールを使おうと考えた経緯を教えてください。
キャロライン・ブロードヘッド:その昔、母親は、孤児院に子どもを引き渡すさいに、子どもといっしょに忘れ形見になるものを孤児院に預けました。これはのちに家計が上向いて子どもを引き取りにくるときに身元証明として使うものです(そのような申し立てのあった子どもはごくわずかでしたが)。これらの忘れ形見は、木の実にはじまり、硬貨(彫りやマークが入れられたものもありました)、ジュエリーなどさまざまですが、そのほとんどは素材的価値のないものです。模造パールには本物になろうとする「意志」が込められています。このネックレスは、悲しみや見捨てられた気持ち、価値の低さを感じさせながらも、感傷を誘う意味を持ちうるものにすることが重要でした。ビーズを2列にしたのは、開いたときの開口部が大きくなるようにするためです。
ビーズに惹かれるようになったのは、メキシコに行ってからです。ガラスビーズは、種類が豊富で、さまざまな色のビーズを大量に仕入れることができるところが気に入っています。1つひとつは小さくても個々が各自の役目をはたして全体に貢献します。ビーズの仕事は反復作業で時間がかかりますが、そこが気に入っています(ただし、この作品については優秀なインターンに手伝ってもらいました)。ダイヤのパターンは私が幼いころに使っていた刺しゅう入りのベッド掛けを模したもので、あたたかで快適なブランケットと、ガラスという冷たく壊れやすい素材でできた、見た目はきれいだとしてもあたたかさとも快適さとも無縁なブランケットとの対比に興味がありました。
コンテンポラリー・ジュエリー界のどんな動向がおもしろいと思われますか? またその理由を教えてください。
キャロライン・ブロードヘッド:いまは、スタイルやテーマ、ジュエリーの見せ方が多様化していてとても健全だと思います。私が特に影響を受けるのは、目的意識の強さや明確な方法によるアイデアの伝達、そして独自の方法による素材の扱いです。ユーモアやウィットの感覚もおもしろいですね。
キャロライン・ブロードヘッド、「修理後のスツール」、2015年、撮影:CODA美術館
今後積極的に活動したいと考えている駆け出しのジュエリーアーティストに助言をするとしたらどんな言葉をかけますか?
キャロライン・ブロードヘッド:楽しいと思えることをやり続けること。本能や心躍るアイデアに従って、いろんな可能性を柔軟に受け入れること。そして、すぐに結果が出なくてもあきらめないこと。
キャロライン・ブロードヘッド、「スキン&ブラッド」、1981年、撮影:デイビッド・ワード
最近見たり読んだりしたもののなかでおもしろかったものはありますか? 読者にあなたの発見を共有していただけますか?
キャロライン・ブロードヘッド:つい今週末「リズム&リアクション:英国のジャズエイジ」という展覧会を見てきたところです。ロンドンにある、建築が見事なトゥー・テンプル・プレイスで行われたのですが、この会場のことはこれまで知りませんでした。展覧会には大叔父が「ザ・ブレイクダウン」と題した絵を出品していました。この絵は1926年にロイヤル・アカデミーで行われた夏期の展示のさい、苦情が寄せられて撤去されたのです。その後、大叔父はその絵をつぶしてしまったのですが、何年もしてから描き直しました。この作品を見れて、たいへん誇りに思います。
いま読んでいるのはユヴァル・ノア・ハラリによる「ホモ・デウス:明日の世界の歴史」(訳注:翻訳時(2018年5月)は邦訳版未発表のためタイトルは仮訳)です。現代の人間が、かつては神の御業と考えられていた物事の支配をどのように行っているか、そしてその行く末に何がもたらされるのかを解説した本です。
素敵なお話をありがとうございました!
オリヴィア・シー:カリフォルニア州オークランドを拠点に活動するコンテンポラリー・ジュエリー作家、アーティスト、ライター。米国生まれ台湾育ち。身に着ける彫刻による文化的なニュアンスの表現に関心を持つ。コロンビア大学にて、クリエイティブ・ライティングの学士号を、カリフォルニア・カレッジ・オブ・アーツにジュエリーと金工の美術学士号を取得。
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本ニューズレターの本文・画像のすべてまたは一部を無断で転載することはかたくお断りいたします。今回の記事は、スーザン・カミンス氏(Art Jewelry Forum)の寛大なる許可をいただいて翻訳しています。配信の停止をご希望の方は、このメールに返信する形でお知らせください。また個人名の表記につきましては一般的な発音を参考にカタカナ表記をしておりますが、もし本来のお名前と異なる表記にお気づきの場合は、お手数ですがお知らせください。
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真珠のネックレスはお持ちですか?今回は糸か替えのメンテナンスと真珠の意味についてブログを書きました❗ www.au-ra.com /archives/4351/ #アウラの赤い糸伝説 #ジュエリーアウラ福岡 #一般修理も受付中 #パールのネックレス糸替え (手作り指輪ジュエリーアウラ)
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今日はせっせとデザインの作業をしていました。 当店の中でもすごく手の込んでいる、ハイグレードな鳥たちに「金色のリボンのバッジ」をつけました。 前々から挑まねば、と思っている高額ラインの販売方法見直しの一環です。
お尻に火がついたのは、先日TASAKI(田崎真珠)のウェブサイトを見てからです。
https://www.tasaki.co.jp/
お客様にどのように良さを知っていただくのか。 TASAKIのサイトはとてもシンプルであり、無駄を削ぎ落し、製品の美しさをぐっと際立たせたデザインです。
何でもかんでも楽しいもの、素敵なものをいっぱい集めるのが好きな私の性格上、いきなりTASAKIのwebデザインの様にパキっと行くのは、難しいのですが、 いつの日か、たくさんのお客様に高額ラインの鳥たちを「おお!」っと思っていただける日が来る様に努力したいと思います。
なお、TASAKIのサイトを何故見たかと言うと、自分の誕生石のアメジストのネックレスを探しに行ったんです。 予想より一桁違いました。すごく素敵なんですけど!(汗) もうすぐ中学生になる子どもたちの今後の学費を考えると、諦めました。TT 成人して巣立って行ったらまた考えよう。
そして、祖母が実家の母と私と妹に、亡くなる前にTASAKIの真珠のネックレスを1本ずつ残してくれたんですが、お値段を見て、「えええええ」っとなりました。 投資と思ってコツコツ貯めたお金で買ってくれたのですね・・。
しかも、先日の結婚式で留め具が壊れて、どうしたらよいものか、そのままケースの中に放置しているときました・・恥ずかしくなりました。 ああ・・・おばあちゃん、修理して孫に大切に引き継ぐので!
色々考えさせられる今日このごろです。
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ギャラリー椋
インタビュイー:渡辺睦子(ギャラリー椋オーナー)
ギャラリー椋 金沢市東山2-1-7 明治の佇まいを残す町家の空間を生かしたギャラリーです。 高い吹き抜け、広い土間が特徴で、ゆったりと作品を観て頂けます。カフェも併設しています。
▮ ここは元々自宅なんですね。明治30年くらいからこの建物で材木商 渡辺材木店をしていたこともあり、
設立年やギャラリー名の由来を教えてください。
2009年の秋にオープンしました。ここは元々自宅なんですね。明治30年くらいからこの建物で材木商 渡辺材木店をしていたこともあり、ギャラリーの名前については ”木へん” で何か良い文字はないかなと思って漢和辞典を見ていたら「椋」っていう字が目に入ったんです���椋ってそのとき初めて漢字と読み方を知ったんですけど、書いたときもスッキリしているし発音も覚えやすいかと思って、周りの人に聞いてみても良い反応だったので「椋」に決めました。
無垢というイメージもできますね。
そうですね。後で聞いたらうちの叔母の親が椋の木はいい、質が良いとずっと口癖のように言っていたんですって。偶然に一致したんです。ああ良かったなあと思って。木工が盛んな井波の資料館みたいなところで椋を見たことがあるんですけど、綺麗な木でした。白っぽい。
材木はどこに置いていたんですか?
土間のところにも立て掛けてありましたし、今駐車場になっている場所が資材置き場だったんですね。そこにいっぱい木が置いてありました。
ギャラリー内の土間
▮ 金沢市が町家再生活用モデル事業っていうのを募集しているからそれに応募したらどうかって、提案があって。その時、ギャラリーとして使おうと決めたんです。
なるほど。元々材木商時代のご自宅を利用してギャラリーにしようと思ったのはどうしてですか?
ここはずっとNPO法人金沢町家研究会が事務所として使っていたんです。それまでは私たち町家が重要なものだと認識あまりなかったんですけども、町家研究会がここに入ったことで色々な話、町家の重要性を聞いて。
そのうち金沢市が町家再生活用モデル事業っていうのを募集しているからそれに応募したらどうかって、提案があって。その時、ギャラリーとして使おうと決めたんです。あまり深く考えてなかったんですけども…旅行先で古い古民家を使ってギャラリーをしているのを見たことがあって。
元の建物をなるべく変えずにされたと思うんですが、改装はどの程度?
半年くらいは改装にかかりました。内装のデザインは私自分でやりました。変に改装しすぎないように心がけました。モダンになりすぎように、昔のままをなるべく残して綺麗にしようというか。水回りは綺麗にしたいと思いましたし、土間は寒いので改修でタイル張りにした時に床暖房を入れました。
改修した後で知ったんですけど、白洲正子が古い農家を改装した武相荘っていう場所が東京にあるんですけど、そこも床がタイル張りで、イメージがぴったり重なるなって。
調度品の机やいすも自分で考えて、家具屋さんに作ってもらいました。このスペースだったらこのサイズかなとイメージして、全部片付けられるように脚も取れるようになっています。
ギャラリー椋 外観
全く美術系、工芸系のもの、ものづくりというか…とは遠い世界だったんですか?
実は実家が輪島塗の塗師屋をしてまして、店内にある漆器の一部はそれのものなんです。弟はずっとその仕事しているので助言をしてもらったりもありました。今日陶芸教室をしていた北濱珠龍先生は親戚なんですね。絵を描いている親戚もいます。
絵をみたりやきものの作品展を観に行ったりは好きでした。
そうなんですね。全く知らない世界というよりむしろ近いかもしれないですね。具体的に作家を取り挙げて作品を展示する、というのはどのようにされたんですか?
一番最初は、先ほども名前に挙げた北濱珠龍先生が工事中に見に来て展示をさせてほしいと、それが一回目で。あとは近くにある卯辰山工芸工房の館長さんにお話を聞きに行って、修了された方を紹介して頂いてその人達にお声かけしました。
常設展
▮ 企画に参加頂く作家さんもリピーターが多くて、よく取り挙げている作家は10人くらいでしょうか。企画や貸しが無いときは作家からお預かりした作品で常設展をやっています。
分野としては工芸系の方が多いんでしょうか?
どちらかというとそうですが、色々なことをしてるんです。絵の展示もしますし現代アートみたいなものもあり…企画展の合間に貸しもしていて、それだと結構色々なものが来るんですよね。外国の人もアメリカとかトルコとか色々。
トルコ・イスタンブールの方はトルコの工芸品などを色々な場所で販売されている方ですね。アメリカの方はジョン・ウェルズさん、絵画や写真ですね。ほか、彫刻やテキスタイルの展示もあります。
企画と貸しの割合ってだいたいどれくらいですか?
そうですね…2/3は貸し、1/3は企画ですね。だいたい。自分の企画だけだと好みとかで傾向が限られると思うんですけど、貸しだといろいろなものがあるので。合わないものはお断りしたりすることもあります。大丈夫だなと思うものは極力受け入れるようにしてます。 結構繰り返し、毎年使って頂いているリピーターが多いです。
この町家独特の空間でやりたいという場合、極端に合わないものってないかもしれないですね。ちなみに企画の場合は��ういう傾向のものですか?
手探りでいろんなことしています。
自分がアクセサリーが好きなこともあって、ガラス・陶芸・金工など工芸のアクセサリーをなるべく多めにしたいなっていうのがあって、作家に声かけて作ってもらった作品を展示販売しています。
企画に参加頂く作家さんもリピーターが多くて、よく取り挙げている作家は10人くらいでしょうか。企画や貸しが無いときは作家からお預かりした作品で常設展をやっています。展覧会の数そのものは年…5回くらいで、最初はギャラリーだけだったんですけど、オープンして3ヶ月後くらいにお客様からここで珈琲飲めないのってリクエストがあってカフェも始めました。
関由美 ネックレス作品
▮ わりとマイペースにやっていますが…綺麗にお掃除するのは心がけてます。庭のお掃除や土間や、お花を活けたり苔をお手入れしたり。
プロモーションについて考える時、作家や展覧会やスペースそのものなど色々あると思うんですが、どの部分に力を入れていますか?
作家ですね。FacebookとかインスタグラムとかSNSで発信しています。ホームページ見る方もいますけど、SNSの方が見てる方多い気がします。インスタグラムを見てきてくださる方多いです。DMも勿論出しているんですけど、DMだけだとお客様が固定化されますよね。無くすわけにはいきませんが。
オープニングイベントなんかでは作家さんの器でお料理をお出しして使い方を提案したり、結構コンサートもしているので音楽とアートと食と、という企画もやっています。元々住まいなので身近に感じられるという利点はありますね。
作家も含めて、色々な方とつながっていそうですね。
やっぱり…グループ展なんかやると作家さんが友人の作家さんに声かけて下さったりして、作家さんのネットワークでつながっていってまた次に新しい作品展が出来たりだとか人とのつながり、紹介でしょうか。
お客様も結構幅広くて、展覧会によっても層は変わってきます。作家や美術関係者が多い時があったり、年配の方や工芸に詳しい方が多い時があったり、色々です。滞在時間は1人1人長めかもしれません。
場所柄、観光の方はいらっしゃるのでは?
東山ですが外れの方なので地元の方が多いです。
ただ、外国人の方も立ち寄ってたまに買って頂くんですけど、彼らは観光の方です。ヨーロッパやオーストラリア、アメリカなど欧米の方が多いんですけど、日本人の観光客よりも建築や工芸に熱心に関心を持ってくださいます。
向こうから来た人にとっては建物がそもそもエキゾチックですよね。内容によって客層が変わるということは展示内容に目的に来ているということですよね。
そうですね。DMも毎回ただ送っているわけではなくて、きっとこの展示ならこういう場所に来る人が好きだろうなと考えて送り先を変えています。
元々ご自宅ですので家賃はないと思いますが、ランニングコストはギャラリーの経営だけで回りますか?
なんとか…私は無給でやっていますけど(笑)。固定資産税と電気代と…くらいですし。ここは広いのでお掃除が大変ですけど(笑)。
1人だと大変なので、週一度に友人にお手伝いに来て頂いています。元々お客様だったんですけど、親しくなって、その方にもう6年くらいお願いして。信頼できる方なので。
特に運営面で気を使っているところはありますか?
わりとマイペースにやっていますが…綺麗にお掃除するのは心がけてます。庭のお掃除や土間や、お花を活けたり苔をお手入れしたり。
2階は普段使っていないんですが、撮影の場所として貸出したりグループ展の時1階だけでは手狭な時なんかに使っています。
コンサートの様子
▮ やはり私1人でやっていると色々限界があって。例えば企画。何人かでやってい��ば意見を出し合えると思うんですが、1人だとなかなかアイデアが…やっぱりちょっと限界があるかなと思います。貸しギャラリーでの出会いが助かっています。
現在の金沢の文化状況をどうご覧になっていますか? 金沢でアートスペースを運営するということで感じられていることなどお聞かせ頂ければ。
金沢21世紀工芸祭もありますし、工芸で盛り上がってきていると実感しています。もともと作家さんも多いですし、県外出身の作家さんも一旦金沢来られると、一度金沢を出られても金沢の方が活動しやすいと戻ってこられる事もあります。
貸しをしていてよそから展示をしに来られる方も多いんですが、金沢のお客さんってレベル高いですねって言われます。客層も、街の雰囲気も。ギャラリーもたくさんあるし。
東茶屋街は凄い人で、いいかどうかわからない状況ですけど、うちは少し離れているし落ち着いたこの雰囲気を大事に、マイペースにやっていければと思っています。
いい距離感ですね。マイペースで、とのことですが敢えて課題というと何でしょう?
色々あるんですけども、やはり私1人でやっていると色々限界があって。
例えば企画。何人かでやっていれば意見を出し合えると思うんですが、1人だとなかなかアイデアが…やっぱりちょっと限界があるかなと思います。貸しギャラリーでの出会いが助かっています。
今後やっていきたい目標などはありますか?
あまり作家もののアクセサリー中心にやっているギャラリーってないですよね。同じ作家さんのものでも、例えば公共施設なんかだと土産物っぽく置いてあって残念に見えます。作家さんの作品の良さを惹きたてるように見せていきたい。
プレゼンテーションルームとしてよりよくしっかり見えるように…と。
そうです。あと常設展をもう少し充実させていきたい。入れ替えをしていないとマンネリ化する部分もあると思うので。常設で置いておける作家さんのバリエーションを増やしていきたい。何より自分自身が楽しくやるというのがモットーですが。
それが一番ですね。今日はありがとうございました。
2017年8月21日 ギャラリー椋にて 質問者:黒澤/書取り・撮影:上田
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