#白い鯉いっぱい
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mickeykhun · 2 years ago
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2023年タイの旅 
カンチャナブリ編
27日はカンチャナブリにタイのHOTTEST2人と一泊旅行。その前に一泊にスーツケースは邪魔だから、カンチャナブリから戻ってきてから泊まるホテルにスーツケースを預かってもらう事にした。そのホテルがこちら。Buddy Boysが撮影したSukosol Hotel (どこまでもヲタな私)最初に泊まったホテルと違って一応五つ星。でもびっくりするほどはお高くない。しかも空港に行くエリアリンク駅近。
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タイの友達はこのホテルまで迎えにきてくれた。
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いざカンチャナブリに出発!カンチャナブリへは車で約3時間。バンコク周辺にもゴルフ場はたくさんあるのになぜカンチャナブリまでもゴルフの撮影に行ったのか?謎、とタイペン皆言う。しかもかなり夜遅く11時くらいに出発したらしい。すると真夜中についたわけ?私らは昼ごはんを向こうで食べようという計画。
途中、ニックンのマラソン映画、Seven Something を撮影した橋を渡り1人で盛り上がる私。
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映画は見たけど実物は初。
カンチャナブリ到着後は「戦場にかける橋」の橋が見える水上レストランでランチ。コロナで観光客が少ないせいか、橋がばっちり見える席確保。食事が終わった後は1日数本しか来ない列車が橋を渡るところも見れた。列車が橋を渡る最中も観光客はその橋の端にいた😱
私らもその直後に橋を端から端まで歩いてみる。
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天気はいいし暑くないし最高の季節。
ホテルはリゾートホテル。この日は満室。ほぼ欧米人。川辺の夕焼けに癒される。
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遅めのランチにカフェ巡りもして、夕飯入るのか?でもBuddy Boysの行ったムーガタレストランにはなんとしても行かねばならぬ!ムーガタ初体験にワクワク。かなり遅い時間にムーガタレストランへ。間違いなくここだった。
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ムーガタは食べ放題。材料をテーブルに運び、焼いて、タレにつけて食べる。野菜は山型になってる鉄板の周りにぐるっと��る溝に出し汁をいれて鍋のように食べる。材料がなくなったらまた取りに行き、焼いて/鍋にして、食べる。行ったり来たり、食べたり、なかなか忙しい。けど、みんなでワイワイ楽しい食事。豚肉だけだと、一人199バーツで食べ放題、飲み放題。かなりのお得感。
ムーガタにちなんだタイ語講座も受ける。よく焼けてるはマイマイ。焼けてないもマイマイ。書くと違うけど、発音は全く一緒だと😂
ご参考までに↓↓
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Buddy Boysが行ったナイトマーケットにも行った。(それぞれのプレゼントを探してたあのマーケット)ここは駐車が難しいだろうからと、ホテルからサリンという乗り物で送ってもらう。サリンはバイク版トゥクトゥク。カンチャナブリではよく見かけた。普通の三輪トゥクトゥクよりずっとスリリング。坂道とかジ��ットコースター並み。興奮してたのは私だけ(当たり前)夜市では私らはもっぱら食べ物の屋台ばっかり見てたw 虫は無視。
こうして最初の夜は更け、トリプルルームでまったり過ごす。TVつけたらドラマにバイフーンが出てて、ひとしきりNineが告白した話で盛り上がる。夜は熟睡の3人でした。
翌日も晴天。少し冷んやりするくらいの朝。今日はこの巨大な木を目指してドライブ開始。ここにはこの巨大木しかないのに、それなりにお土産店もある。
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私が呑気にニックンが好きなお菓子を見つけて立ち食いしてたら、運転してくれてる友達がなにやら軍人さんと長いこと話してる。どうしたのかと思ったら、ガス欠に気づいたと。あいにく近くにはガソリンスタンドはないらしい。が、ここの駐車場の入口の雑貨屋でガソリンが買えるという情報をゲット。行ってみると、見かけは全く普通の雑貨屋。でもガソリンはあった!コーラのペットボトルで持って来たぞ。これぞ究極のリッター売り😂タイ人の友達もこれは初めての体験だと。
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とりあえずこれでガソリンスタンドまで持たせる。が、その正規のガソリンスタンドはどこだ?交番見つけて寄ったけど、お巡りさんはパトロール中なのか?も抜けのから。困ってたら、近くで右折待ちしてたバイクのお兄ちゃん見つけて聞くと、ちょうどそっちの方行くからついてこいとガソリンスタンドまで先導してくれた。ガソリンスタンドに着くと、お兄さんはおトイレに入り、颯爽とバイクで走り去った。なんとイケメンな。
おかげでワットタムスワまで行けました!
最後、バンコクへの帰り道にあるレストランで遅めのランチ。これが掘り炬燵みたいになってる席の下は鯉の生簀。涼しいけど、足ぶらぶらさせてたら時々飛びついてくる(笑)ここで食べたガパオはマジで美味しかった!
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カンチャナブリに一泊し、ムーガタ食べて、ランチx2 カフェx2、さあ、しめてハウマッチ?ガソリン代込みで正解は1人1850バーツ!(7100円) 安すぎます。運転��りがとう。会計係さんもありがとう。私?何もしてない。予約から日程まで全てお任せでした。
次回はニックンが家族旅行したカオヤイに行こう!と約束して別れました。
タイ滞在も残り2日となりました。(えっ、まだ続く?)
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practiceposts2 · 3 months ago
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その名の通り松ばかりやたらと植えてある松見公園というゆるやかに傾斜する扇形をした芝生の広場とその底に位置する大きな池(パンくずを投げ入れるとたちまち無数の鯉が食いついてまるで水面が沸騰したかのように波打ち泡立ち飛沫をあげてたゆたう)とその池の真ん中のあたりに屹立するコンクリート打ちっぱなしの栓抜きの形によく似ているから栓抜きタワーと呼ばれている塔がある公園はその北東の一画が大学病院の敷地になっていて、だから松見公園には足先を丸っこく厚ぼったいギブスで固められたうえに包帯でぐるぐる巻きにされて両腕で松葉杖をつきながら一方の足を浮かせもう一方の足で跳ねるように歩いている男やおそらくはなにか頭部の手術をしたあとなのであろう髪の毛を剃りあげられて半球状に包帯を巻きつけられその上に伸縮性のある素材で出来たやわらかい真っ白いネットをかぶせられて看護師に車椅子を押されている少女が散歩しているのをながめられるのだけれど、大学一年生のとき映画サークルに入った友達に連れ出されて松見公園でなにかの撮影につきあっていたらどういうなりゆきからかはもう忘れてしまったが入院中の子どもたち(たぶん六歳から十歳までの間くらいだったと思う)と遊ぶことになって一緒にぶらんこを漕いだり鬼ごっこをしたりしたことがあったのだが今から思えば不審者と間違われて通報されてもおかしくなかったわけでよくあんなことをしたものだと思う、松見公園のすぐ南は盛んに自動車が行き交って街路樹もまばらにしか生えていない殺風景な生活道路そのものといった感じの北大通りという道路になっていて、ペデストリアンデッキのゆるやかそうに見えて意外ときつい傾斜にしたがって陸橋を越えると北大通りのむこう側の小さな大学のキャンパス(欅や櫟、楠、樫があおあおと茂る雑木林になっていて十月か十一月頃に通ると黄や赤に染め直された落葉枯れ葉が風に舞って夢のようにうつくしい)になっているのだが、そのキャンパスは校舎と図書館と体育館とグラウンドの間から住宅街のほうに抜けることができるからわたしはよく抜け道として使わせてもらっていた、赤茶色と焦茶色と黄土色の煉瓦をモザイク模様のように敷きつめた雨や雪が降るとやたらとつるつると滑っていつも転びそうになる真っ直ぐな小さな道を通るとそのむこうは住宅街になっていて、緑いろの安っぽいビニール製のひさしを大きく伸べた拉麺屋がある角のひとつ先の角を曲がりなだらかに続く坂をゆっくりと下っていくとその先にわたしがよく通っていた有朋堂という一階建ての古い書店があって、くり返し刈り込まれたせいで横に広がることができず縦にばかり伸びて箒のような形になっているイロハモミジが並び立つ通りに白くペンキで塗ってあるが劣化し剥げて擦り切れて赤茶色の錆を露わにしている細長い高い支柱の頂点にアンバランスなほど小さな正方形のパネルに「本」とだけ書いてある真っ赤なネオンサインが掲げられた看板が立っているのが目印だった、有朋堂には二階がなくてつまり一階建てで平面図にすると正方形かそれに近い長方形をしていてその横の辺に対して平行に何列も本棚が並んでいる他に壁際も隙間なく本棚になっていて、その南東にある通りに面した角だけは斜めに小さく切り取られて自動ドアを嵌め込まれた出入口になっていた、学生街に昔からある書店ということもあってか今どきめずらしい硬派な品揃いをしていて文庫や新書はもちろんとして学術書や人文書も豊富なので非常に重宝し頻繁に通っていたから、わたしが大学三、四年生の頃にちかぢか閉店することになったと聞かされたときは本当に残念でならずせめてその前になにか一冊本を買って形見の品にしようとAと話し合って自転車を漕ぎ漕ぎ慌てて駆けつけて一、二時間も本を物色したあげく買ったのがル・クレジオの『物質的恍惚』でなぜあえてその本を買ったのかは自分でもよくわからないけれどその本も幾度か引っ越しをくり返すうちに今はもうなくしてしまった、その後有朋堂は一度は閉店したのだがしばらく経って規模を縮小し再び開店することになったと人��てに聞いたから今もあの「本」とだけ書いてある赤いネオンサインが掲げられた看板は立ち続けているはずでそのことはたしかめようと思えばすぐにたしかめられるがわたしはたしかめない。
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shingoiwasaki-blog-blog · 7 months ago
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春樹先生、私は、春樹先生を、とても、愛しております。弟子に、してください。
【いと、小さき、世界の、ひめゆりの塔の、お話し】
とっぷりと、日も暮れた、それは、ある晩の、出来事で、あった。北條、時政の、住む、露菴から、珍しく、三度ばかり、ぐわぁぁぁぁん、ぐわぁぁぁぁん、と、鐘が鳴り響いた。その時、野下【のきした】で、身を潜めていた、闇の、カタツムリが、朝の、小鳥たちに、向かって、囁いた。「もうじき、怪球の、破壊が、訪れるじゃよ。それまで、ワシたちは、こうして、ヒッソリと、身を潜めておかねばならぬ。」
いえいえ、旦那様、私たちは、自由の身ですよ、ご安心くださいませ。
「はて😮、そんな話しは、わしゃ😮、一度も、😮耳に、😮して、😮おらぬ😮じゃよ😮はたまて😮、一体全体、どこから😮、お主は、😮仕入れてきたのじゃな😮もし😮」
旦那様、滅層も、ござりませぬ。それは、ここだけの、お話しですが、そう、赤き、ツバメの舞い踊りのごとく、慶州の、「せしよ」の、風たちが、はこんできた、と、いうだけの、話しででございまする。何故に、なんら、わてら、人間以外の、清正の生き物たちにとうて、そう、先程も、申し上げたとおり、なんら、心配するに、いたらんと、海抜さんたちも、言っておられたじゃ、ありませぬかじゃな、もし。
なぁるほどなもし😮、そりゃぁ、たいそう、エエ話しを😮、ワシは、😮耳にした、と、いうわけじゃな😮もし😮
えぇ、えぇ、そういうことで、ござりまする。故に、深志のごとくに、普段どおり、カタツムリ殿は、そう、そうりょくだけに、つまり、草緑を、ついばんでおけば、かまいませぬ、という、いかにも、けったい、真なき、話しというわけでございますでな、もし。
三途の川も、何処(いずこ)迄、三途の川も、何処迄、三途の川も、何処迄、、、三途の川も、何処迄、、、、
坊や、そのような、芥子の実が、つかうような、はしたない、言葉を、つかっては、ならぬと、おんまえに🤟🤪🫵言ったはずじゃがな、もし。それとも、アタイ🤟🤪🤟の、とほい、追憶の、思い違いとでも、言うの、かいな🤟🤪🫵もし🤟🤪🫵
おいこら、言うてみろや、はよ、言えや
あァァァウッ=浅井健一の、歌い方、だな。りんご。
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【いと、小さき、世界の、ひめゆりの塔の、お話し】
北条夜の、鐘の音、ぐあぁぁあぁぁぁん、ぐぁぁぁあぁぁぁぁん 
とっぷりと、日も暮れた、それは、ある晩の、こ出来事で、あった。北條、時政の、住む、露菴から、珍しく、三度ばかり、ぐわぁぁぁぁん、ぐわぁぁぁぁん、と、鐘が鳴り響いた。その時、野下【のきした】で、身を潜めていた、闇の、カタツムリが、朝の、小鳥たちに、向かって、囁いた。「もうじき、怪球の、破壊が、訪れるじゃよ。それまで、ワシたちは、こうして、ヒッソリと、身を潜めておかねばならぬ。」
いえいえ、旦那様、私たちは、自由の身ですよ、ご安心くださいませ。
「はて😮、そんな話しは、わしゃ😮、一度も、😮耳に、😮して、😮おらぬ😮じゃよ😮はたまて😮、一体全体、どこから😮、お主は、😮仕入れてきたのじゃな😮もし😮」
旦那様、滅層も、ござりませぬ。それは、ここだけの、お話しですが、そう、赤き、ツバメの舞い踊りのごとく、慶州の、「せしよ」の、風たちが、はこんできた、と、いうだけの、話しででございます、ことよ。何故に、なんら、わてら、人間以外の、清正の生き物たちにとうて、そう、先程も、申し上げたとおり、なんら、心配するに、いたらんと、海抜さんたちも、言っておられたじゃ、ありませぬか、もし。
なぁるほどなもし😮、そりゃぁ、たいそう、エエ話しを😮、ワシは、😮耳にした、と、いうわけじゃな😮もし😮
えぇ、えぇ、そういうことで、ござりまする。故に、深志のごとくに、普段どおり、カタツムリ殿は、そう、そうりょくだけに、つまり、草緑を、ついばんでおけば、かまいませぬ、という、いかにも、けったい、真なき、話しというわけでございますでな、もし。
三途の川も、何処(いずこ)迄、三途の川も、何処迄、三途の川も、何処迄、、、三途の川も、何処迄、、、、
坊や、そのような、芥子の実が、つかうような、はしたない、言葉を、つかっては、ならぬと、おんまえに🤟🤪🫵言ったはずじゃがな、もし。それとも、アタイ🤟🤪🤟の、とほい、追憶の、思い違いとでも、言うの、かいな🤟🤪🫵
おいこら、言うてみろや、はよ、言えや
あァァァウッ=浅井健一の、歌い方、だな。りんご。
【とある、男と、女の、別れ話し】
それから、僕らは、別々の道を、歩き出した。彼女は、今まで、勤めていた、出版会社に、残り、僕は、厚生社の、派遣労働事務員を、退職した。そう、少し、自分なりに、俗世間と、距離をとった、生き方を、してみたいという、今まで、考えたことすらなかった、思いが、僕の頭のなかに、突如、湧き上がってきたのだ。そう、自分なりに、もう一度、これからの、生き方を、そう、もう一度だけ、リセットして、考えなおしてみたいと、思うように、なったのだ。言われてみれば、僕は、いつも、セカセカと、働いては、彼女の、ご機嫌ばかりとった生き方を、していたもんな。考えてみると、自分が、望んでいたことは、いつも、後回しにしていたもんな。つまり、こんな考えが、僕の、頭のなかから、突如、現れてきたのは、つまり、これは、彼女との、別れにより、また、新しい、僕の道が、そう、主より、用意されたというわけだ。そのかわり、今まで、以上に、できるだけ、身の回りのことを、そう、丁寧に、日々コツコツと、こなしていくという、自分なりの、ルールを、かせた。というか、その頃の僕は、そうでもしないと、とてもじゃないが、やっていけない、そう、つまりは、そういう、精神状態だったのだ。そんな日が続いた、ある日、僕に、落とし物を、届けに、来てくれた、市民図書館の、とある、職員がいた。そう、僕は、いつも、その図書館では、借りた本を、延滞してしまう常習犯でもあったので、つまり、とても、有名だったのだ。彼女は、少し、はにかみながら、僕に、落とした、ハンカチを、手渡してきた。僕は、わざわざ、アパートにまで、届けてくれた、お礼を、丁寧に彼女に伝え、ドアを、閉めようとした瞬間だった、突然、彼女が、ドアを、さえぎるようにして、こう、僕に、伝えてきたのだ。これ以上、本の、延滞が、続くと、こちら側が、いくら、本を、貸したくても、貸せなくなると、僕に、そう、伝えてきたのだ。それで、僕も、勿論、図書館で、本を、今後、借りることが、できなくなるのは、生活上、困るので、これからは、できるだけ、延滞前に、返すと、丁寧に、謝罪した。その時の、彼女の、表情は、なんとなく、僕に対して、腹を立てているように、見えた。結局、今だに、なんの縁かは、わからないが、彼女と、つまりは、その、図書館の職員と、奇妙な、同棲生活が、スタートした。そして、次第に、僕は、彼女に、心を、惹かれていった。だからといって、���して、前に、付き合っていた、彼女のことを、忘れたわけではなかった。そう、僕の、心の中に、そっと、彼女と、僕が、共に過ごしてきた時間、想い出、共に、歩んだ道のり、そう、そんな、ちっぽけではあるが、そう、つまり、彼女と僕の、二人だけの、想い出の、小さな、部屋を、そう、勿論、今付き合っている、彼女には、内緒で、そっと、こしらえることにした。
その頃の、僕らの生活と、言えば、決して地に足をつけて生きているという、所謂、世間一般の、表向きばかりはいいが、中身のない生活と、呼ばれるような、そんな生活でさえできて、いなかった。天気のいい日に、裏の打ちっぱなしの、ゴル上のコースの、周りを肩を並べて、散歩してみたり、近くの公園の池の、鯉に、ポップコーンを、投げたり、ベンチに座り、よく冷えた缶ビールを飲んだり、河原を歩いたりと、そう、どこにでもあるような、ごくごく平凡な日々をおくっていた。そんな、なんらいつもと変わらない、ある日の出来事だった。
君がその、僕以外の、他の誰かを、好きになってしまったから、うん、それで、僕と、別れて欲しいというのは、わかったよ、うん、ちやんと、理解もした。ただ、一つだけ、僕にも言わせてもらいたいことが、あるんだ。それで、君は本当に、今後、幸せになれるのかい?って、ことなんだよ。
つまりさ、そう、それは、ただの、一過性のものであってさ、ちょうど春先に、突然降り出す雨、��たいなもので、時期がきたら、また、カラリと、晴れ渡った空の下を、気づけば、歩いていた、という、具合にも、なりかねないことなんじゃないかな。と、いうことを、君に、僕は伝えたいんだ。それで、君は、もう、すでに、その好きな相手の男と、寝たのかい?
あ、いや、これは、言いたくなければ、無理に、聞くつもりは、ないんだよ。そんなことよりさ、現状、君のなかで、この僕という、存在がさ、どれくらい、小さくなってしまったのか?と、いうところが、とても、知りたいんだよ。僕は、つまり。そう、そこを、とても、今、心配してるとこなんだよ、君からの、その、突然の告白を、聞いて、いささか、僕も、今、ビックリしているとこなんだよ。実際の、話し。
いや、たしかにさ、僕ら、もう、いい歳だし、そう、現状、僕は定職にもつかず、日々、フラフラと、貯金だけを、食いつぶしながら生きている男だよ。それに、世間一般の、所謂、家庭と、呼ばれる、生活、つまり、僕ら、結婚も、たしかに、現状、しては、いないのも、わかっている。そんな、僕をみて、君が、前々から、不満を、抱いていたのも、知っている。
それでさ、これは、僕の、あくまで、提案なんだけどさ、その、僕らが、今の今で、急に、その、君が、言うように、このまま、別れてしまうのは、あまりにも、もったいないと、そう、僕は、思うんだよ。何故かってさ、その、僕ら、最近出会って、よくまだ、相手のことが、わからない、と言うような、間からでも、ない、わけだしさ。そう、だからさ、もうしばらく、このままの、生活を、続けてみないかい。つまり、もう少し、様子を、見てみないかい?そう、僕ら二人の、関係性について、様子を、みてみないかい?と、いうことなんだよ。つまりは。そう、勿論、君が僕に対して、不満を抱いている仕事の件も含めて、僕も、そろそろ、ちょうど、なんとかしないと、いけないとは、考えていたところでは、あったんだよ。確かに。だからさ、僕が、知りたいのは、現状、君が、僕と生活している上でだよ、何が?不満なのか?を、すべて、僕に、洗いざらい、打ち明けて欲しいんだよ。つまりは。そう、今の、僕が、望んでいる、ことは。そう、それと同時に、それは、今、僕が、君に対して、知りたいこと、でも、あるんだよ。なんでかって、言うとさ、確かに、こんな話しを、今まで、一度も、僕ら、お互い、触れずに、つまり、目をそらし続けてきた結果、今回の、君の、僕に対する、心変わりの、告白を、僕は、今日、聞くことに、なった、要因でも、あると、僕は、思うからなんだよ。つまりは、考えるから、なんだよ。そう、つまりは。
それから、僕らの、関係性は、徐々に、変わっていった。ただ、彼女が、働きに出て、今まで、どおり、僕が、家事をする、そう、それは、今まで、どおり、だった。ただ、もう一つ、彼女から、僕に、課された仕事は、そう、僕が、僕らの、子供の、面倒を、みる、ということだった。
エピローグ
そして、子供が、3歳に、なった、ときだった。
ある日、突然、こんな、言葉を僕に向かって、発したのだ。
「お父さん、試された、ママの勝ち」
と。
僕は、その、我が子が、初めて、発した、言葉の意味が、そう、何を?意味していたのか?そう、いまだに、謎のままなのだ。結局のところ。そう、きっと、子供にしか、見えない世界というものが、あって、そう、到底、僕や、��みたいな、つまり、大人には、理解できない、と言うか、見たくても、見えない、そう、恐らく、そんな、世界というものが、また、別次元に、あるのだろう。そう、結論づけるよりかは、他には、なかったのだ。そう、この、僕でさえ。
改定版↓
エピローグ
そして、子供が、3歳に、なった、ときだった。
ある日、突然、こんな、言葉を僕に向かって、発したのだ。
「お父さん、試された、ママの勝ち」
と。
僕は、その、我が子が、初めて、発した、言葉の意味が、そう、何を?意味していたのか?そう、いまだに、謎のままなのだ。結局のところ。そう、きっと、子供にしか、見えない世界というものが、きっとあって、そう、到底、僕や、妻みたいな、つまり、俗世間に、どっぷりと、つかってしまった、つまりは、大人には、理解できない、と言うか、見たくても、見えない世界、そう、多分、恐らく、そんな、世界というものが、また、別次元に、あるのだろう。そう、結論づけるよりかは、他には、なかったのだ。そう、この、僕でさえ。
その瞬間、ベランダの方から、強い、雨音が、聴こえた。僕は、慌てて、ベランダに干してある、洗濯物を、室内に、取り入れた。その瞬間、雨が上がり、雲の切れ間から、陽光が、僕と、子供の体を、優しく、包みこんだ。僕は、久しぶりに、満たされた、なんとも、心地よい、気持ちになった。ふと、子供のほうへ、目をやると、子供は、無邪気に、僕の顔をみて、笑っていた。
【通り雨】
その頃の、僕らの生活と、言えば、決して地に足をつけて生きているという、所謂、世間一般の、表向きばかりはいいが、中身のない生活と、呼ばれるような、そんな生活でさえできて、いなかった。天気のいい日に、裏の打ちっぱなしの、ゴル上のコースの、周りを肩を並べて、散歩してみたり、近くの公園の池の、鯉に、ポップコーンを、投げたり、ベンチに座り、よく冷えた缶ビールを飲んだり、河原を歩いたりと、そう、どこにでもあるような、ごくごく平凡な日々をおくっていた。そんな、なんらいつもと変わらない、ある日の出来事だった。君がその、僕以外の、他の誰かを、好きになってしまったから、うん、それで、僕と、別れて欲しいというのは、わかったよ、うん、ちやんと、理解もした。ただ、一つだけ、僕にも言わせてもらいたいことが、あるんだ。それで、君は本当に、今後、幸せになれるのかい?って、ことなんだよ。つまりさ、そう、それは、ただの、一過性のものであってさ、ちょうど春先に、突然降り出す雨、みたいなもので、時期がきたら、また、カラリと、晴れ渡った空の下を、気づけば、歩いていた、という、具合にも、なりかねないことなんじゃないかな。と、いうことを、君に、僕は伝えたいんだ。それで、君は、もう、すでに、その好きな相手の男と、寝たのかい?あ、いや、これは、言いたくなければ、無理に、聞くつもりは、ないんだよ。そんなことよりさ、現状、君のなかで、この僕という、存在がさ、どれくらい、小さくなってしまったのか?と、いうところが、とても、知りたいんだよ。僕は、つまり。そう、そこを、とても、今、心配してるとこなんだよ、君からの、その、突然の告白を、聞いて、いささか、僕も、今、ビックリしているとこなんだよ。実際の、話し。いや、たしかにさ、僕ら、もう、いい歳だし、そう、現状、僕は定職にもつかず、日々、フラフラと、貯金だけを、食いつぶしながら生きている男だよ。それに、世間一般の、所謂、家庭と、呼ばれる、生活、つまり、僕ら、結婚も、たしかに、現状、しては、いないのも、わかっている。そんな、僕をみて、君が、前々から、不満を、抱いていたのも、知っている。それでさ、これは、僕の、あくまで、提案なんだけどさ、その、僕らが、今の今で、急に、その、君が、言うように、このまま、別れてしまうのは、あまりにも、もったいないと、そう、僕は、思うんだよ。何故かってさ、その、僕ら、最近出会って、よくまだ、相手のことが、わからない、と言うような、間からでも、ない、わけだしさ。そう、だからさ、もうしばらく、このままの、生活を、続けてみないかい。つまり、もう少し、様子を、見てみないかい?そう、僕ら二人の、関係性について、様子を、みてみないかい?と、いうことなんだよ。つまりは。そう、勿論、君が僕に対して、不満を抱いている仕事の件も含めて、僕も、そろそろ、ちょうど、なんとかしないと、いけないとは、考えていたところでは、あったんだよ。確かに。だからさ、僕が、知りたいのは、現状、君が、僕と生活している上でだよ、何が?不満なのか?を、すべて、僕に、洗いざらい、打ち明けて欲しいんだよ。つまりは。そう、今の、僕が、望んでいる、ことは。そう、それと同時に、それは、今、僕が、君に対して、知りたいこと、でも、あるんだよ。なんでかって、言うとさ、確かに、こんな話しを、今まで、一度も、僕ら、お互い、触れずに、つまり、目をそらし続けてきた結果、今回の、君の、僕に対する、心変わりの、告白を、僕は、今日、聞くことに、なった、要因でも、あると、僕は、思うからなんだよ。つまりは、考えるから、なんだよ。そう、つまりは。それから、僕らの、関係性は、徐々に、変わっていった。ただ、彼女が、働きに出て、今まで、どおり、僕が、家事をする、そう、それは、今まで、どおり、だった。ただ、もう一つ、彼女から、僕に、課された仕事は、そう、僕が、僕らの、子供の、面倒を、みる、ということだった。エピローグそして、子供が、3歳に、なった、ある日のことだった。突然、子供が、僕に向かって、こんなことを、発したのだ。「お父さん、試された、ママの勝ち」と。僕は、その、我が子が、初めて、発した、言葉の意味が、そう、何を?意味していたのか?そう、いまだに、謎のままなのだ。結局のところ。そう、きっと、子供にしか、見えない世界というものが、あって、そう、到底、僕や、妻みたいな、つまり、大人には、理解できない、と言うか、見たくても、見えない、そう、恐らく、そんな、世界というものが、また、別次元に、あるのだろう。そう、結論づけるよりかは、他には、なかったのだ。そう、この、僕でさえ。改定版↓エピローグそして、子供が、3歳に、なった、ある日の、出来事であった。子供が、突然、僕に向かって、こんな言葉を、発したのだ。「お父さん、試された、ママの勝ち」と。僕は、その、我が子が、初めて、発した、言葉の意味が、そう、何を?意味していたのか?そう、いまだに、謎のままなのだ。結局のところ。そう、きっと、子供にしか、見えない世界というものが、きっとあって、そう、到底、僕や、妻みたいな、つまり、俗世間に、どっぷりと、つかってしまった、所謂、大人には、理解できない、と言うか、見たくても、見えない世界、そう、多分、恐らく、そんな、世界というものが、また、別次元に、存在するのだろう。そう、結論づけるよりかは、他には、なかったのだ。そう、この、僕でさえ。その瞬間だった、ベランダの方から、強い、雨音が、聴こえた。僕は、慌てて、ベランダに干してある、洗濯物を、室内に、取り入れた。その瞬間、雨が上がり、雲の切れ間から、陽光が、僕と、子供の体を、優しく、包みこんだ。僕は、久しぶりに、満たされた、なんとも、心地よい、気持ちになった。ふと、子供のほうへ、目をやると、子供は、無邪気に、僕の顔をみて、笑っていた。汚されてしまった、名作ムクムクムクリン✊ムクン✊🤓ムックン✊🤓✊パッ🖐🤓🖐→ぞれ、やめで🖐😭🖐→🩸✄✊😭🖐→✄🩸✊😭✊あのちゃん、かーいぃ、のぉ、ほんたになぁぁ、わしゃ、オメコ、舐め、舐め、するのが、好きなんじゃよ、そういや、あのちゃん、おじさん、好き、言うてたもんなぁ、それなら、私も、なんの、罪悪感、抱くことなく、オメコ、舐め、舐め、できるっちゅうことやのぉ、そりゃぁ、ウイン、ウイン、ウインナァァーん、さんの、関係ちゅう、チュウ、チュー、チューあのちゃん、か��いぃ、のぉ、ほんたになぁぁ、わしゃ、オメコ、舐め、舐め、するのが、好きなんじゃよ、そういや、あのちゃん、おじさん、好き、言うてたもんなぁ、それなら、私も、なんの、罪悪感、抱くことなく、オメコ、舐め、舐め、できるっちゅうことやのぉ、そりゃぁ、ウイン、ウイン、ウインナァァーん、さんの、関係ちゅう、チュウ、チュー、チューそう、ここからは、お前らの😂想像した😂恐ろしい😂拷問が😂すべての😂人類に😂実行されるから😂俺は😂つまり😂お前らの😂その、😂想像力を😂飛躍させるのが😂仕事な😂嬢ちゃん、おいで、おいで、爺ちゃんと、チュッチュちよっか、おいで、おいで、嬢ちゃん、おいで、おいで、爺ちゃんと、チュッチュちよっか、おいで、おいで、いや、🤣見えと、🤣らんのじゃよ🤣この、爺ちゃんには、🤣彼の🤣その、いかめしい顔が🤣まったくと🤣言っていいほど🤣見えては🤣おらんのじゃよ🤣☝こりゃ、そう、全部、起こるから🤣これから🤣みんなも🤣馬鹿笑いできる日が🤣くるから🤣もう、わしゃ🤣これ、🤣そう、🤣見てきたんじゃから🤣そう、🤣すでに🤣見たんじゃよ🤣これを🤣結局さ😂幽霊に、対する、接し方はさ😂ガッツ石松が😂そう、お手本なんよ😂そう、幽霊が、もう、1番、嫌うのがさ😂ほんとは、😂かなり、怖いくせにさ😂それを、おらんと、言う人😂なんよ😂コイツラは😂もう、永久溺れどころじゃない😂永久ド地獄に😂ほうりこまれるんよ😂で、さらに、その上の、永久ド地獄に、落とされるのが😂そうそう😂俺の、仕事の、手伝いせんどころか😂邪魔してきたやつら🤣��んよなぁ🤣そりゃ、🤣しゃあないよ🤣わし、1番🤣だって🤣そうは、言うても🤣霊界で🤣偉いんやから🤣その、ワシを、ブチ切れさせたやつらは🤣もう、これから🤣とんでもない🤣どころじゃ、すまさんならな
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bearbench-tokaido · 10 months ago
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五篇 下 その三
東海道��離れ伊勢の参宮道に来ている弥次郎兵衛と北八。 上野の町で、一人の男に話しかけられた。
「突然ですが、あなたがたは、お江戸の方でございますかな。」 弥次郎兵衛が、 「ああ、そうだが。」 と、答える。その男が、 「私は白子辺りから、あなた方の後ろをなんとなくついてまいりましたが、道々の御狂歌を承りましておよばずながら感心いたしました。 とても、上手でございますな。」 と、褒める。 「いやなに。口から出任せでございます。」 と、弥次郎兵衛はまんざらでないように答えると、 「いや、驚きいりました。 ついこの前、お江戸の尚左堂俊満(しょうさどうしゅんまん)先生が、当地へお出ででございました。 あの先生も素晴らしかったが、あなたもさぞ名の通ったお方なんでしょうね。」 と、その男はなおも聞いてくる。 「はあ、なるほど。さようさよう。」 と、弥次郎兵衛は尚左堂俊満という名前を、なんとなく聞いたことがあるなと思いながら答える。
「それで、あなたの御狂名は、何でございます。」 弥次郎兵衛は、 「私は、十返舎一九と申します。」 と、江戸で人気の滑稽本の作者の名前を言う。 「ははあ、御高名は、かねがね承っております。 あなたが、十返舎先生でござりますか。 私、南瓜の胡麻汁ともうします。さてさて、いい所でお目にかかりました。 この度は、御参宮でござりますか。」 胡麻汁というこ男は、ちょっとびっくりして、聞いてきた。 弥次郎兵衛が、 「その通り。このひざくり毛という著述の事でわざわざ出かけました。」 と、適当に答えている。 「ああ、あれですか。あれは、傑作でございます。 ここへお越しになる道すがらも、吉田、岡崎、名古屋辺りの俳諧や狂歌をやる連中が、さぞうるさかったんでしょうね。」 胡麻汁が、聞いてくる。 「いや。東海道は宿場ごとに残らず立よるつもりですが、顔を出すと引きとめられまして、饗宴になるので気の毒ですから、みな素通りしました。」 と、これまた、弥次郎兵衛は、適当に答える。
「それにご覧の通りわざとこんな小汚い身なりをして、やはり神社仏閣に参詣する巡礼の旅行者のようにみせかけ、気楽でのんびりと風雅を第一と出かけました。」 「それは、お楽しみでございますな。 そうだ、私の宅は雲津でござりますが、どうぞ、お招きしたい。」 と、胡麻汁が、誘ってきた。 これは、面白くなってきたと、弥次郎兵衛が、 「ご迷惑でなければ、それはありがたい。」 と、答えると、 「まことに御珍客。近所の狂歌連中にも、ぜひお引き合わせしたいのですが。」 と、胡麻汁は、何かを考えている様子である。 「まあ、今夜、一泊していただくとしよう。 全く、不思議な御縁でいい人にあったもんだ。」 と、先にたって歩き出した胡麻汁は独り言を言ったあと、 「ところでここが、小川と言うところで饅頭が名物でございます。 一つ食べて、行きませんか。」 と、誘う。
しかし、弥次郎兵衛は顔をしかめて、 「いや、饅頭は懲りています。すぐに、参りましょう」 と、さっさと通り過ぎてながら、一首詠む。
名物の うまくて名高い 饅頭に くいつかんのは いかにせんかと
その歌を聞きながら、胡麻汁も慌ててついて行く。 それからほどなく、津の町の手前の高田の御堂についた。 右の方に見えるのが石井殿だ。
まな板の 上にて鯉の おどるさま これ佐用姫の 石井でんかも
左のほうには、如意輪観音堂もある。 また、国府の阿弥陀というのもある。
ここは上方から参宮に来た人が落ち合うところなので、往来はことに賑わしく、なかでも都の若い人々は普通の衣服の上にそろいの浴衣を着て、芸者のような格好をしている。 そのうえ、飾り立てた荷台を載せた馬をひきながら、歌を歌っている。 「ちちち、ちんちん。えい~い、ござれ。都の名所を~、見せよう~。 祇園、清水、やれ音羽山~。やあ、とこなあ~、よういやさあ。 ありゃあこりゃあ~、このなんでもせえ~、ちちち、ちんちん、えい~い。 地主権現の~、さくらにまくを打まわし~、霞がくれに~もの思わする~。 やあとこなあ、よういやさあ~、ありゃやこりゃや~。このなんでもせ~。」
弥次郎兵衛は黙ってその連中を見ていたが、 「おい、北八。見てみろ。すごい別嬪が見える。」 と、急に、北八のそでを引っ張る。 胡麻汁が、ポカンと見ている弥次郎兵衛と北八に、 「ありゃ、みな京都の連中じゃ。 あんなに立派な身なりをしていても、金は一文も使わねえ。」 と、言い捨てる。
その連中の一人が、胡麻汁に近づいてきた。 「すいませんが火を一つ、貸してくれませんか。」 「さあさあ、お点けなさい。」 と、胡麻汁はくわえていたキセルを差し出すと、その京の男は自分のキセルで吸い付け出した。 「ぱっぱっ。」 あんまり長いようなので胡麻汁が、 「まんだ、点かんのかいな。」 と、問いかけるが、京の男は、 「ぱっぱっ。」 と、平気で、吸っている。 胡麻汁が、 「なんじゃ、お前のキセルには、煙草が入っていないではないか。 はあ、わかった。吸い付けるふりをして、人の煙草を吸っていたな。 やめんかい。」 と、自分のキセルを取り上げる。
「ほらお江戸の先生。ご覧になりましたか。 京の連中はとんでもないケチな連中だ。 ところで先生。さっきの連中のせいで煙草がなくなった。 もう一服ください。」 弥次郎兵衛は、あきれたように、 「京の者をケチだというが、お前もさっきから、俺の煙草ばかり吸っている。」 と、ふところから煙草を取り出す。 胡麻汁が、したり顔で、 「それは当然。私は今、煙草入れを持っていません。」 と、弥次郎兵衛の煙草を自分のキセルに詰め始める。 「忘れてきたってことかい。」 と、弥次郎兵衛が、聞くと、 「いいや、忘れたわけじゃなくて、 本当のことをいうと、煙草入れを持っていないんです。 その訳は私は、えらい煙草好きで五分おきに吸いつけるくらいだから、こりゃ自分で買って吸ってしまってはたま���んと思いまして、それから煙草入れはやめてキセルだけ持ち歩いております。」 と、胡麻汁は、自慢げである。 「それで、人のばかり、吸っているんだな。」 と、弥次郎兵衛は、すっかりあきれている。 「まさに、その通り。」 「そりゃ京の連中に輪をかけて、お前がケチというもんだ。」 と、胡麻汁が自分のふところに入れようとしていた煙草入れを、ひったくるように取り返した。 胡麻汁は、 「はあ、そうかいな。ははは。」 と、笑って、 「ところで少々、遅くなったようだ。急ぎましょうか。」 と、足を速めて行く。
周りは薄暗くなってきて、月もはっきり見えるほどになってきた。 この辺りから、良洲(からす)の宮へいける道があると聞いて、
照わたる 秋の日本 ならば今 うかれまいらん 鳥御前に
などと一首詠む。 やっと雲津について南瓜の胡麻汁が自宅に案内した。 どうやら旅館のようだ。 運良く客は泊まっていないようで奥の間に請じ入れ、かれこれともてなしてくれる。
北八は、弥次郎兵衛が自分の名前を偽っていて、どうせ又酷い目にあうのだろうがそれも面白いと、共々奥の間に上がりこんだ。 やがて湯にも入ってしまい、ゆうゆうと座敷に座っていると、やがて亭主の胡麻汁がやってきて、 「これは、おくたびれでございましょう。ようこそお出でくださいました。 しかし折あしく、この頃は悪い天気で時化が続いておりまして、いいお魚がございません。 それで当地では、コンニャクがうまいので、まあこれでもお召し上がりいただこうかと申しつけておきました。」
弥次郎兵衛は、 「もう、おかまいなされるな。」 と、主人をねぎらうと、 「そういえばこの者をまだ、紹介しておらなかったな。」 と、北八を指差す。 「そういえばそうでした。あなた様は。」 と、胡麻汁に問いかけられて、 「私は十返舎の秘蔵弟子、一片舎南鐐と申します。 ふしぎなご縁で御やっかいになります。」 と、北八は、口から出任せを言う。 ちなみに、小判一両の八分の一を南鐐(なんりょう)といい、これをまた一片とも言う。
胡麻汁はちょっと首を傾げたが、北八の話は聞き流して、 「いやいや、何に��ないですから、構いたくても構えませんって。 じゃ先生、ごゆっくり御くつろぎください。」 と、弥次郎兵衛に言う。
それを待っていたかのように入ってきた女中が、 「お食事を、お持ちしました。」 と、二人の前に膳を据えると、 「御ゆるりと、めしあがりませ。」 と、ならべられた膳を見回し満足そうにうなずき、女中になにやら言って部屋を出て行った。
つづく。
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kachoushi · 1 year ago
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各地句会報
花鳥誌 令和5年12月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和5年9月2日 零の会 坊城俊樹選 特選句
売られゆく親子達磨の秋思かな 三郎 初秋の六区へ向かふ荷風かな 佑天 浅草にもの食ふ匂ひして厄日 和子 秋の風六区をふけばあちやらかに 光子 蟬一つ堕つ��沌の日溜りに 昌文 中国語英語独逸語みな暑し 美紀 神谷バーにはバッカスとこほろぎと 順子
岡田順子選 特選句
ましら酒六区あたりで商はれ 久 レプリカのカレーライスの傾ぐ秋 緋路 鉄橋をごくゆつくりと赤とんぼ 小鳥 ぺらぺらの服をまとひて竜田姫 久 橋に立てば風に微量の秋の粒 緋路 秋江を並びてのぞく吾妻橋 久 提灯は秋暑に重く雷門 佑天 浅草の淡島さまへ菊灯し いづみ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月2日 色鳥句会 坊城俊樹選 特選句
さざなみの落暉の中の帰燕かな 睦子 流木を手に引き潮の夏終る 同 無干渉装ふ子等や生身魂 久美子 秋暑し右も左も行き止まり 愛 秋の虹までのバス来る五号線 同 バスを降りれば露草の街青し 同 投げやりな吹かれやうなり秋風鈴 美穂 先頭の提灯は兄地蔵盆 睦子 なりたしや銀河の恋の渡守 たかし 指で拭くグラスの紅や月の秋 久美子 くちびるに桃の確かさ恋微動 朝子 法師蟬死にゆく人へ仏吐く たかし 息づきを深め白露の香を聞く かおり 燕帰るサファイアの瞳を運ぶため 愛
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月4日 花鳥さざれ会 坊城俊樹選 特選句
恐ろしき事をさらりと秋扇 雪 美しき古りし虹屋の秋扇 同 秋扇想ひ出重ね仕舞ひけり 千加江 秋扇静かに風を聞ゐてみる 同 鵙高音落暉の一乗谷の曼珠沙華 かづを 秋夕焼記憶に遠き戦の日 匠 補聴器にペン走る音聞く残暑 清女 夕闇の迫りし背戸の虫を聞く 笑 秋扇閉ぢて暫く想ふこと 泰俊 曼珠沙華情熱といふ花言葉 天空
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月6日 立待花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
片足を隣郷に入れて溝浚へ 世詩明 野分中近松像の小さかり ただし 吹く風の中にかすかに匂ふ秋 洋子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月7日 うづら三日の月花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
何事も暑さの業と髪洗ふ 由季子 染みしわの深くなり行く残暑かな 都 膝抱き色なき風にゆだねたり 同 秋の灯を手元に引きてパズル解く 同 のど元へ水流し込む残暑かな 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月9日 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
枯蟷螂武士の貌して句碑に沿ふ 三無 籠に挿す秋海棠の朱の寂し 百合子 一山の樹木呑み込み葛咲けり 三無 風少し碑文を撫でて涼新た 百合子 守り継ぐ媼味見の梨を剥く 多美女 葛覆ふ風筋さへも閉ぢ込めて 百合子 かぶりつく梨の滴り落ちにけり 和代 秋雨の音の静かに句碑包む 秋尚 梨剥いて母看取り居ゐる弟と 百合子 たわわなる桐の実背ナに陽子墓所 三無
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月11日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
登り来て峙つ霧を見渡せり エイ子 太鼓岩霧に包まれ夫と待ち のりこ 秋茄子の天麩羅旨し一周忌 エイ子 秋茄子の紺きっぱりと水弾き 三無 散歩道貰ふ秋茄子日の温み 怜 朝の日の磨き上げたる秋茄子 秋尚 山の端は未だ日の色や夕月夜 怜 砂浜に人声のあり夕月夜 和魚 四百段上る里宮霧晴るる 貴薫
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月11日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
星月夜庭石いまだ陽の温み 時江 サングラス危険な香り放ちけり 昭子 団子虫触れれば丸く菊日和 三四郎 羅の服に真珠の首飾り 世詩明 無花果や授乳の胸に安らぐ児 みす枝 蜩に戸を開け放つ厨窓 時江 秋立つやこおろぎ橋の下駄の音 ただし 曼珠沙華好きも嫌ひも女偏 みす枝 長き夜を会話の出来ぬ犬と居て 英美子 妹に母をとられて猫じやらし 昭子 長き夜や夫とは別の灯をともす 信子 蝗とり犇めく袋なだめつつ 昭子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月12日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
鳳仙花見知らぬ人の住む生家 令子 秋の灯や活字を追ひし二十二時 裕子 露草の青靴下に散らしたる 紀子 父からの裾分け貰ふ芋の秋 裕子 かなかなや女人高野の深きより みえこ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月12日 萩花鳥会
秋の旅ぶんぶく茶􄽂の茂林寺に 祐子 胡弓弾くおわら地唄の風の盆 健雄 大木の陰に潜むや秋の風 俊文 月今宵窓辺で人生思ひけり ゆかり 天に月地に花南瓜一ついろ 恒雄 月白や山頂二基のテレビ塔 美恵子
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令和5年9月12日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
蜩や五百羅漢の声明に 宇太郎 我が庭は露草の原湖の底 佐代子 水晶体濁りし吾に水澄める 美智子 手作りの数珠で拜む地蔵盆 すみ子 蝗追ふ戦終りし練兵場 同 病院を抜け出し父の鯊釣りに 栄子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月15日 さきたま花鳥句会
虫しぐれ東郷艦の砲弾碑 月惑 熱帯夜北斗の杓の宵涼み 八草 兵の斃れ��丘や萩の月 裕章 夕刊の行間うめる残暑かな 紀花 校庭に声もどりをりカンナ燃ゆ 孝江 八十路にもやる事数多天高し ふゆ子 子供らの去り噴水の音もどる ふじ穂 杉襖霧襖越え修験道 とし江 耳底に浸みる二胡の音秋めけり 康子 敬老日いよよ糠漬け旨くなり 恵美子 重陽の花の迎へる夜話の客 みのり 新涼の風に目覚める日の出五時 彩香 鵙鳴けり先立ちし子の箸茶碗 良江
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令和5年9月17日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
昼の星遺跡の森を抜けて来て 久子 曼珠沙華もの思ふ翳ありにけり 三無 いにしへの子らも吹かれし秋の風 軽象 明け六つの鯨音とよむ芒原 幸風 秋の蟬さらにはるけき声重ね 千種
栗林圭魚選 特選句
朝涼の白樫の森香の甘し 三無 莟まだ多きを高く藤袴 秋尚 艶艶と店先飾る笊の栗 れい 榛の木の根方に抱かれ曼珠沙華 久子 揉みし葉のはつかの香り秋涼し 秋尚 風に揺れなぞへ彩る女郎花 幸風 秋海棠群がるところ風の道 要 秋の蟬さらにはるけき声重ね 千種
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月20日 福井花鳥会 坊城俊樹選 特選句
江戸生れ浅草育ち柏翠忌 世詩明 神谷バーもつと聞きたし柏翠忌 令子 柏翠忌句会横目に女車夫 同 旅立たれはやも四年となる秋に 淳子 桐一葉大きく落ちて柏翠忌 笑子 虹屋へと秋潮うねる柏翠忌 同 言霊をマイクの前に柏翠忌 隆司 若き日のバイク姿の柏翠忌 同 一絵巻ひもとく如く柏翠忌 雪 柏翠忌旅に仰ぎし虹いくつ 同 柏翠忌虹物語り常しなへ 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月24日 月例句会 坊城俊樹選 特選句
秋天を統ぶ徳川の男松 昌文 秋の水濁して太る神の鯉 要 眼裏の兄の口元吾亦紅 昌文 秋冷の隅に影おく能楽堂 政江 群るるほど禁裏きはむる曼珠沙華 順子
岡田順子選 特選句
身のどこか疵を榠櫨の肥りゆく 昌文 カルメンのルージュみたいなカンナの緋 俊樹 口開けは青まはし勝つ相撲かな 佑天 光分け小鳥来る朝武道館 て津子 蓮の実の飛んで日の丸翩翻と 要
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年8月2日 立待花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
炎天下被るものなき墓の石 世詩明 夫恋ひの白扇簞笥に古り 清女 野ざらしの地蔵の頭蟬の殻 ただし 一瞬の大シャンデリア大花火 洋子 三階は風千両の涼しさよ 同 素粒子の飛び交ふ宇宙天の川 誠
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………���……………………………
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harinezutaka · 1 year ago
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二年前日記46(2021年11/12〜11/18)
11月12日 夜中、ピカッと光ったかと思ったら雷がなり、ザーッと雨が降ってはすぐに止んだりを繰り返す。雨かなと思っていたら晴れていたので、朝、散歩に出掛ける。いよいよ冬という感じの気温。出産の入院の時はなるべく身軽な格好のほうがいいのかなーと思っていたけど、12月って寒いんだったな。子は靴下とかがいるんだろうか。服も新生児のサイズは足りない気もするけど、そのときは大きめのを着せたらいいのかな。今日はもらったサンプルの整理などをして、あと買わないといけないものの洗い出し。あとは哺乳瓶関係と布団ぐらいかなぁ。おむつとミルクは生まれてから買って帰ってもいいかも。日中、特に誰からも連絡がなく、一人で考えていると何だか不安になってきた。産後はお世話が大変というよりも、メンタルが不安定なかで、一人でいるのがきっと大変なんだろうな。考えすぎたからか朝も昼も軽めだったからか過食っぽくなり、夕方に焼いた大きな芋をひとりで食べてしまった。晩ご飯は、鶏団子とほうれん草の鍋、ひじきの白和え、茹で落花生。
11月13日 前駆陣痛っぽいのが時々ある。これ、結構早く産まれたりしないのかな。まだ布団も買ってないので今だとまぁ困るのだけど。ピッチあげてこう。朝、三宮へ。三宮に行くのもこれでしばらくは無理だろうなと思いながら街を歩く。まずは版画の作品を取りに行く。そのあと、思い立って眉カットに。そろそろ自分で整えないといけないなと思っていたのでやってもらえてよかった。スリーコインズで、タイツ、洗面器を買い、ユニクロでカットソー、阪急でコンシーラーを買う。お昼は前、ネスカフェのカフェだったところのお店へ。店内はわりと混んでいたので、外のテラス席で食べようとしたところ机が不安定で飲み物がほとんどこぼれてしまった。あーあ。まぁ、ノンカフェインじゃなかったので、飲むのは少しだけにしようとは思っていたのだけど。帰りに、危ないので使えないようにしたほうがいいですよと店員さんに伝えた。いかりスーパーで、晩ご飯の足しになりそうなものなどを買う。ヤクルトのよく効くと噂のやつも売ってたので買った。帰りはバスで帰ろうと時間を見ると1時間以上あったので、元ダイエーをうろうろする。マンガを買ったりイオンで使いさしのワオンカードの残高をゼロにしたり。管理する自信がないので、もうあらゆるポイントはどこかで一括して徳に交換されればいいのになと思う。晩ごはんは、ステーキ、水餃子、ポテトサラダ。食後にお茶を入れて家族会議をした。「出産、立ち合いするよね?」と一応確認すると、「夜勤の中日とかだったら厳しいかも」みたいなことを言うので、「私死ぬかもしれないんだよ。親が危篤だったら仕事でも病院行くでしょ」などと淡々と言ってみた(ネットで助産師さんが書いてたことの受け売り)。実際のところ誰も来なくても産めるものなんだろうか。病院で聞いてみよう。それにしても、なかなか温度差があるもんだな。バースプラン考えるのってやっぱり大事。気持ちのすり合わせ。夫も無理なく来れるタイミングで、ほどよく苦しんでいるところも見てもらい、何とかさくっと産めるように祈ろう。
11月14日 午前中、ベビーベッドを組み立ててもらう。義理の妹から譲ってもらったもの。ベッドでは寝てくれないとみんな言うので、いらないかなぁと思っていたけれど、設置してみるとなかなかしっくりきた。狭い家ほど大きな家具を買うほうがいいという人もいるしな。お昼はパスタをつくり、食べた後に久しぶりに二人で実家に行く。母は昔の話ばかりしていた。灘でガラス工場をしていた頃の話や、大阪のおじさんが鯉をとってきて捌いて食べた話など。真ん中の姉から電話があって、「私の子どもの世話なんかできるの」と聞かれ、「そりゃ大丈夫よ」と言ったと言っていた。西松屋で布団やら授乳グッズを買い、とりあえずはひと通り揃ったかなという感じ。夫は試験勉強をしないといけないのでサイゼリヤに移動。私は本を読む。晩ごはんは、豚肉のケチャップ炒め、味噌汁。
11月15日 朝、句具句会の結果を開けてみたら思いがけなくも高得点だった。びっくり。犬の句を出したので、犬にあやかって安産でいきたいものだ。午前中検診。入院のための預かり金を預ける。今日はエコーはなしで、心音だけ。血圧は少し高めだったけど、再度測ってもらったら、少し下がった。かなり体に負担はかかってるわけだし、少し上がるのは仕方ないと思うけど。産むときはもっとあがるんだろうから、普段はもっと気をつけなさいよということだな。今日の助産師さんはちょっと怖かった。赤ちゃんは結構下の方に降りてきてるみたい。でもここからのスピードは人それぞれとのこと。順調に進んでるみたいでよかった。帰り、夫に頼まれていた無印の棚のパーツを注文する。駅前の喫茶店でランチを食べ、バスで少し遠くのスーパーへ。ダイソーで買えるグッズがいろいろ欲しくて。爪切り、湯温計、お尻ふきケースなど。ミスドで少し休憩し、食料品を買って帰宅する。いろいろ書類を書かないといけなかったので、それらをすませて少し仮眠した。夫は義実家に寄ってくるそう。晩ご飯はレトルトカレー、温野菜サラダ、煮卵。
11月16日 今日は家でゆっくりする。昨日は14000歩も歩いていたので。あまり動きすぎても陣痛が起こりにくいらしい。力を入れるよりも抜くほうがむずかしいもんな。お産はふだんの生活の延長上にあるものなんだろうな。とはいっても、冷蔵庫の整理がしたくてクッキーを焼いたり、黒豆や牛すじを炊いたりした。死んだ後見られるものとして、下着よりも管理ができてない冷蔵庫のほうが私は恥ずかしいと思ってしまうみたい。それから本を読んで、断捨離のテレビを見て、図書館から借りていた本を返して、年末調整の書類を書いた。図書館通いもこれで少しお休み。晩ご飯は、鮭の西京焼き、煮卵、きゅうりの柴漬け、牛すじを炊いたのを今日は汁物として食べた。食後にキャロットケーキ。
11月17日 朝、鍼に行く。体重の乗せかたが左に偏っているのはずーっと言われている身体の癖。スマホもよくないんだろうな。次で産前は最後になるけど、夫に送ってもらうので駅から歩いてこの辺りにゆっくり来ることもしばらくないかなぁと和菓子屋さんで地元の銘菓らしいお餅のお菓子を買った。箱入りだと400円で簡易包装だと200円だとのこと。なんとまぁ。お昼は、ルーロー飯のランチ。ルーロー飯美味しいなぁ。最寄り駅のイオンでワンピースを買い、スタバで読書して買い物をして帰宅。晩ご飯は、牛肉と里芋の煮込み、エスニックサラダ。うーんと思う電話があってダメージを受ける。今の自分はいろいろと敏感になっているので、しばらくは、ちょっとシャットアウトさせてもらったほうがお互いのためだな。今日は臨月第三水曜日だと思いながら雪舟えまのCDを聞いていた。夫は最初一緒に聞いていたが途中から怖いといって別室に避難していた。
11月18日 朝、ルーチン家事、読書、少しうとうとする。昼からは、来年の確定申告を少し、コープの注文、選句などする。片付けをしてから、少しだけ散歩。晩ご飯は、ししゃも、なす田舎煮、牛すじ煮のスープを使った茶碗蒸し、ナムル、ごぼう唐揚げ。ご飯を炊いてなくて、思わずガ��ダムの主題歌の替え歌で「ご飯がない」と歌った。
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yuko-a7 · 1 year ago
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目白庭園
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2023.7.23
池袋でランチ後、目的地がある目白方面へ歩いていると、閑静な住宅街に突然白い塀が現れました。立派な門には『豊島区立目白庭園』の文字が。緑に誘われ入ってみることにしました。
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中には数寄屋建築の、赤鳥庵という名の建物もあり、そこの屋根の下にあったベンチでしばらくお庭を眺めました。
赤鳥庵は、大正7年にこの辺りで創刊された児童雑誌『赤い鳥』にちなんで名付けられたそうです。『赤い鳥』は新美南吉の『ごん狐』や芥川龍之介の『蜘蛛の糸』などで有名ですよね。
小さい魚や鯉などが泳ぐ��、岩には休むカモ達。滝もあり、緑はいっぱいで、一瞬で東京を離れてどこかへ旅行に来ている気分になりました。
萩や紅葉もあったので秋も良さそうです♪
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sanmingzhi90 · 2 years ago
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名都篇(曹植)
名都には艶な女が数知れず
ここ洛陽には若者がくる
佩びた宝剣千金の値打ち
纏う衣は目にも鮮やか
東郊道にて戦鶏を嗜み
楸の並木で馬を駆る
駆けた道中半ばほど
二羽の兎が目の前に
弓を携え鳴矢を手挟み
長駆けをして南山に上る
左で弓引き右に放ちて
一射の矢にて二羽を射貫く
巧技の披露はまだつづき
手を高く仰ぎ飛鳶を射る
観ていた者らはみな絶賛し
手練れの者も深く頷く
帰り来て平楽観にて宴
美酒は一斗で一万銭
鯉のなますにエビのあつもの
蒸焼きのスッポン 炙焼きの熊の手
友人同士声を掛けあい仲間同士で指笛を吹き
並んで座れば筵席いっぱい
足取りも軽く蹴鞠に的当て
身のこなしたるや鮮やかなり
太陽は西南に馳せて
この情景も引き止められぬ
雲を散らして街へと帰るが
あしたになればまた還り来る
名都多妖女 京洛出少年 寶劍值千金 被服麗且鮮  鬥雞東郊道 走馬長楸間  馳騁未能半 雙兔過我前 攬弓捷鳴鏑 長驅上南山  左挽因右發 一縱兩禽連 餘巧未及展 仰手接飛鳶 觀者鹹稱善 衆工歸我妍 歸來宴平樂 美酒鬥十千 膾鯉臇胎鰕 炮鱉炙熊蹯 鳴儔嘯匹侶 列坐竟長筵 連翩擊鞠壤 巧捷惟萬端 白日西南馳 光景不可攀 雲散還城邑 清晨復來還
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trio-the-border · 2 years ago
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ここは道の駅あつみ。
夕方に群馬を出発し、魚沼の食堂で肉を食らい、新潟をひたすら北上。朝起きたらそこは山形でした。道路は全く雪の心配は無かったけど、湯沢から長岡手前、村上の山の中には路肩にも田んぼにも雪がたっぷりあって、濃い霧がモッワ~と立ち込めており、なかなかスリリングな道中でした。
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旅の目的はここ、加茂水族館クラゲドリーム館
コロナ前に話題になった時、たまたま旅先からの帰り道に前を通りましたが、その時は水族館の周りをぐるりと入館待ちの行列が!
あれから数年が経ち、マスク解禁も発表され、ゴールデンウィーク辺りに向けて再び来訪者も増えると予測し、行くなら今!ということで出立。
予想的中ですいてた! 開館と同時に入り、水槽にへばりついてじーーーっくりクラゲを堪能してきました。
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先ずは海の魚達でウォーミングアップ。水族館何年振かな?フグ可愛い。
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イカベビー! ちっさい!超絶ちいさい!
ゴッツイ魚やミッチリ群れてる魚や、ウニョウニョしてるイソギンチャクやら、飛んでるみたいに泳ぐ亀やら、海洋ゴミの現実だとか、クラゲにたどり着くまでも盛りだくさん。
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クラゲの種類の多さに、ひたすらビックリ。でもってキレイ。
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確かユウレイクラゲだったと思います。
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フリフリの紺色がキレイ。
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ガレのランプのよう。
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数あるクラゲ展示のほんの一部です。光るのや産まれたてや、大きいのや小さいのやらを、水槽に張り付いて見学してまいりました。じっくり見れて本当に良かった。混雑してたら感動半減に違いない。
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アシカとアザラシもいて、こちらもプール前にしゃがみ込んで観察。ハイテンションでグルグル回ってる子と、ボヤ~ンと浮かんでる子と、どっちも可愛い。
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すいてたので、叔母とワタシは館内もう一周してクラゲを堪能。その間オトさんはイヌ達連れて海岸ブラブラ。キリちゃん海に足突っ込んだらしいです。バカじゃないのー!
道の駅あつみの食堂でステキな海鮮を、お腹いっぱい超リーズナブル価格で食べた後は、ビューンと長岡まで戻り花火館へ行き、ヘギそばを食べ、小千谷で車中泊。
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小千谷の錦鯉の里で色とりどりの高価な錦鯉を、飼うならあの模様がイイだの、自宅の庭園に泳がせたくなるよね~などと好き勝手に言いながら、鯉の餌で手玉に取る。これが思いの外楽しい♪
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湯沢��八海山みんなの食堂で八海定食を堪能。白米が美味い!試飲の日本酒も美味い! この日は気温も上がりポカポカ陽気でしたが、湯沢はご覧の通りの雪景色。さすが豪雪地域。
湯沢の駅ビルで爆弾おにぎり買って帰宅。きれいで美味しい旅でした。
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mei-ariake · 2 years ago
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POP MIT PAT UND PATACHON PATとPATACHONでポップ(?)
Dr. Gonzo, Musik Express, August 1983 1980年8月  『Musik Express』 誌 ドクター・ゴンゾ Sie machen brilliante Musik, drehen preisgekrönte Videos, erfinden skurrile MusikInstrumente, zeichnen bissige Comics- und haben ihr Pulver noch lange nicht verschossen. Godley & Creme, früher kreative Hälfte der Popgruppe 10 CC, sind mit ihrem Mutterwitz die Hechte im Karpfenteich der Popmusik. ME/Sounds besuchte die Tausendsassas in ihrer Ideenwerkstatt. 素晴らしい音楽を作り、受賞歴のあるビデオを撮り、奇妙な楽器を発明し、痛烈なマンガを描く――そして彼らはまだその粉(?)を無駄にしていない。元ポップグループ10ccの創造的片割れであるゴドリー&クリームは、母なるウィットを持つポップミュージック界の鯉の池のカマスである。ME/Soundsは、アイデア工房の何でも屋を訪ねた。 Godley und Creme sind erstaunt. Er staunt darüber, daß ihre LP BIRDS OF PREY in der Kritiker-MÜV-Liste 5/83 auf Platz eins kam."Du lieber Himmel" wundert sich Kevin Godley laut, „es mußja wirklich arg um die Pop-Musik bestellt sein, wenn diese Platte die Nummer eins des Monats gewesen sein soil!" ゴドリーとクリームは驚いている。LP『バーズ・オブ・プレイ』が評論家MOTリスト5/83で1位となったことに驚いているのだ。「なんてこった」とケヴィン・ゴドリーは声を大にして不思議がる。「このレコードが月間1位になったのは、ポップミュージックにとってきっと最悪なことだよ!」 Und sein kleiner Partner Lol Creme gesteht völlig ungefragt daß die LP bestimmt nicht das Gelbe vom Godley/Creme-Ei sei. Eigentlich hatten wir gar nicht vor, eine neue Platte zu veröffentlichen. Wir hatten ein bißchen im Studio rumgefummelt, aber von einer fertigen LP im Sinne von, L oder ISMISM war noch überhaupt nicht die Rede. そして彼の小さなパートナー、ロル・クリームは、このLPがゴドリー/クリームの卵(?)のベストでないのは間違いないと、全く訊かれていないにもかかわらず告白した。実は、新譜を出す予定はなかったのだ。スタジオで少しいじった程度で、『L』や『Ismism』のような意味でのLPが完成したのではなかったのである。 Unser Fehler war, daß wir diese Tracks der Polydor vorspielten - und die sofort sagten: Fantastisch Jungs, da machen wir 'ne LP draus! Wann können wir die restlichen Titel haben? Und da standen wir plötzlich in Zugzwang und mußten den Rest mehr oder weniger zusammenschustern. 「僕たちの失敗は、曲をポリドールに聴かせたら、すぐに『素晴らしい、この曲でLPを作ろう!』と言われたことだよ。残りの作品はいつ入手できるんだろうね?そして、いきなり窮地に立たされて、多かれ少なかれ残りをこしらえることになったんだ」 Nee, das machen wir nie wieder. In Zukunft veröffentlichen wir Singles und Maxis, denn so wichtig ist uns das ganze Musikgeschaft ja wirklich nicht mehr." 「いや、もう二度とやらないよ。将来的には、シングルやマキシシングルをリリースしていくつもりだ」 Wir sitzen im Büro der Godley/Creme-eigenen Video-Firma "Medialab". Kevin Godley, gepflegter Bart und von Kopf bis Fuß schwarz gewandet, und Lol Creme, sportlich gekleidet und immer noch den Eindruck eines jungen Pfiffikusses vermittelnd, warten auf das Erscheinen eines genialen Bastlers, "der uns irgendwas sensationelles Holographisches vorführen will". 私たちは、ゴドリー/クレーム社傘下の映像会社「メディアラブ」のオフィスに座っている。ヒゲを整え、頭からつま先まで黒い服に身を包んだケヴィン・ゴドリーと、スポーティな服装でまだ若者の印象を与えるロル・クリームは、「何かセンセーショナルなホログラムを見せたい」という天才奇術師の登場を待ちわびている。 Das Gene scheint den Weg jedoch nicht zu finden. Zeit also für ein ausführliches Gespräch unter sechs Augen. しかし、その遺伝子はなかなか見つからないようだ。それで、プライベートで深い話をするときが来たのだった。 Natürlich will euer Reporter nun endlich wissen, was eigentlich aus dem Gizmo geworden ist, jenem von G & C entwickelten Gitarren-Aufsatz, der ja vor Jahren angeblich die Rock-Musik revolutionieren sollte. もちろん、この記者は数年前にロックミュージックに革命を起こすと言われたG&C社のギターアタッチメント、ギズモが実際にどうなったのか、ようやく知りたくなったのだろう。 Godley (grinsend): Alles gelogen!" ゴドリー(ニヤリとして)「全て嘘っぱちさ!」 Creme (ernsthaft): "Das Ding ist tatsächlich gebaut worden, doch leider von einer US-Firma, aie das Projekt völlig abfuckte. Erstens brauchten sie bis zur Serienproduktion mehr als zwei Jahre, und zweitens kamen sie, als sie endlich soweit waren, voll in die Rezession. クリーム(真面目に)「実際に作られたものだけど、残念にもアメリカの会社が完全にプロジェクトを台無しにしてしまったんだ。第一に量産にこぎつけるまでに2年以上かかったこと、第二にやっとできたと思ったら、完全に不況に陥ったことだよ」 Aber so leicht läßt sich euer Reporter nicht abspeisen. Rezession hin, Rezession her, schließlich hieß es ja damals, daß ein Gitarrist, der sich einen Gizmo an seine Klampfe anbringen ließe, jeden Keyboardspieler überflüssig machen würde. しかし、記者はそう簡単にはあきらめない。不況であろうとなかろうと、当時はギターにギズモをつけたギタリストがいれば、キーボード奏者は皆不要になると言われていたのである。 Creme: "Das Ding war einfach nicht gut genug gebaut. Die haben die ganze Kohle für Publicity verbraten und am Produkt gespart." クリーム「単純にモノの作りが甘かったんだよ。宣伝に金をかけて、製品にお金をかけなかったんだ」 Godley: "Ich kenne sogar ein paar Leute, die sich den Gizmo gekauft haben John Lennon hatte einen, Paul McCartney und der Bassist von George Benson haben sich auch einen zugelegt. Aber eigentlich war das schlechte Timing an dem Mißerfolg schuld, denn als der Gizmo endlich auf den Markt kam, gab's bereits Synthesizer für um die tausend Mark." 「ジョン・レノンやポール・マッカートニー、ジョージ・ベンソンのベーシストも持っていたよ。でも、実はタイミングが悪かったのが失敗の原因だったんだ。ようやくギズモが発売された時には、すでに1000マルク前後のシンセサイザーがあったんだもの」 Creme: "Ich meine, wir waren halt auch nur ein Produkt unserer Zeit, der Sechziger. Wir übertrieben's genauso wie alle anderen, wie Yes, Pink Floyd, Emerson, Lake & Palmer. Die damalige LP CONSEQUENCES war einfach unser Superding. クリーム「つまり、僕らは60年代という時代の産物だったのさ。イエスやピンク・フロイド、エマーソン・レイク&パーマーなど、他の人たちと同じようにやりすぎたんだ。当時のLP『ギズモ・ファンタジア』は、単純に僕らの超目玉だったんだ」 Aber dank dieser Platte lernten wir, ökonomischer zu arbeiten, immer das Budget vor Augen zu haben Speziell was Videos und das Geld anderer Leute anbelangt. Heute sind wir 100% effektiv." 「でも、このレコードのおかげでより経済的に仕事をすること、特にビデオや他の人のお金に関して常に予算を念頭に置いて仕事をすることを学んだよ。今日僕たちは100%の効果を発揮してるよ」 Und wann fing's mit Videos an? Ihr zählt ja inzwischen zu den gefragtesten Musik-Video-Produzenten Englands. また、いつからビデオになったのでしょうか?あなた方は今、イギリスで最も注目されているミュージックビデオの制作者ですね。 Godley: "Unser erstes Video war 'An Englishman in New York' von unserer LP FREEZE FRAME. Da wir den Titel geschrieben hatten, haben wir uns gesagt. "Mensch, warum machen wir unser Video nicht selbst?" Und als das Ding im Kasten war, standen schnell andere Interessenten auf der Matte. ゴドリー「最初のビデオは、LP『フリーズ・フレーム』に収録されている『ニューヨークのイギリス人』だった。せっかくタイトルを書いたのだからと、自分たちに言い聞かせたんだ。『おい、自分たちのビデオを作らないか?』ってね。そしてそのものが缶詰(?)になると、他の利害関係者がすぐに駆けつけてきた」 Die Preise und Auszeichnungen ließen auch nicht lange auf sich warten. 'Mind Of A Toy' für Visage wurde z. B, zum besten Video des Jahres 81 gekürt." 「入賞、受賞するのはあっという間だったよ。例えば、ヴィサージの『マインド・オブ・トイ』は、81年のベストビデオに選ばれたんだ」
Kommen wir zur Frage nach der Arbeitsteilung. Wer macht bei euch eigentlich was? 分業の問題に話を移そう。実際に誰が何をするのでしょうか? Godley: "Du hast es mit zwei gespaltenen Persönlichkeiten zu tun." ゴドリー「二人の人格に分かれているね」 Creme: "Zwei Psychopathen. Sagen wir's mal so: Wir handeln nie aus, wer für die Choreographie verantwortlich sein wird. Wir sind beide Tänzer, also tanzen wir auch stets gemeinsam. クリーム「サイコパスが2人いるんだよ。言ってみれば、誰が振り付けを担当するかという交渉はしないんだ。二人ともダンサーだから、いつも一緒に踊っているんだ」 Bei unseren Videos z. B, sind wir natürlich bestens vorbereitet. Wir kennen den Titel und den Künstler genau und dann entscheiden wir, was sich filmisch damit anfangen läßt. Wir brauchen das Stück nicht mal zu mögen, solange wir den Künstler mögen. Oder umgekehrt. 「例えば映像については、もちろん万全の態勢で臨んでいるよ。タイトルとアーティストを正確に把握した上で、映画的に何ができるかを判断するんだ。アーティストが好きであれば、芝居が好きである必要もないよ。あるいはその逆もしかりだ」 Und dann machen wir den Film zunächst mal für uns selbst. Jede Einstellung, jedes Detail, wird im sog. Storyboard festgehalten. So gesehen ist es dann völlig egal, wer zu guter Letzt dem Kameramann sagt, in welche Position er gehen soll, oder dem Beleuchter, welchen Filter er nun einlegen muß." 「そして、まずは自分たちのために映画を作る。すべての設定、すべてのディテールを記録する、いわゆる絵コンテを記録するんだ。この観点からすると最終的にカメラマンにどのポジションを取るか、照明技師にどのフィルターを入れるかを指示するのは誰であっても構わないのさ」 Godley: "Wir sind nun seit 24 Jahren zusammen; da sollten wir eigentlich wissen, was wir wollen." ゴドリー「もう24年も一緒にいるんだから、自分たちが何を望んでいるのか、本当は分かっててもいいよね」 Und wenn ihr Platten macht? レコードを作るときは? Creme: "Da läuft das absolut genauso. Wir können gegenseitig unsere Gedanken lesen. Ich fange z. B, die erste Zeile der ersten Strophe soundso an, und Kev hat schon gleich die zweite parat." クリーム「それは絶対的に同じだよ。お互いの心が読めるんだ。例えば僕が最初のバースの1行目をソッと始めると、ケヴはすでに2行目を用意しているんだ」 Godley: "Ich kann nur wiederholen. Unsere Hirne arbeiten absolut parallel." ゴドリー「繰り返すしかないんだ。私たちの脳は完全に並行して働いているのさ」 Und die Zeichnungen in "The Fun Starts Here"? (Ein Kult-Buch, gezeichnet und getextet von Kevin und, Lol das die Karriere eines Rock-Musikers fürchterlich auf die Schippe nimmt). Da hat doch sicher einer von euch gezeichnet, und der andere hat geschrieben? そして、『The Fun Starts Here』の絵は?(ケヴィンとロルによる、ロックミュージシャンのキャリアを描いたカルトな本)。実際どちらかが絵を描いて、どちらかが文章を書いているのでしょうか? Godley: "Mitnichten. Lol hat ein Bild gezeichnet, ich ein anderes. " ゴドリー「全然違うよ。ロルが1枚描いて、私がもう1枚描いたんだ」 Creme: "Und Kevin hat ein Kapitel geschrieben - und ich ein anderes." クリーム「そしてケヴィンが1章を書き、僕がもう1章を書いたのさ」 Godley: "Ich glaube, du verstehst jetzt, wie ahnlich unsere Denkweisen und Stule sind. Wir sind einzigartig." ゴドリー「考え方やスタイルがいかに似ているか、分かってもらえたと思うよ。私たちは唯一無二の存在なのさ」 Creme: "Einzigartig unnatürlich!" クリーム「独特な不自然さね!」 Godley: "Echt gespenstisch Da stimmt was nicht." ゴドリー「本当に不気味さ」 Creme: "Wir tun alles gemeinsam Alles!" クリーム「僕らなんでも一緒にやるんだ!」 Godley: "Und manchmal auch nichts." ゴドリー「そして、時には何もしない」 Creme: "Platten machen wir bei mir. Videos in Kev's Haus." クリーム「うちではレコードを。ケヴの家ではビデオをやる」 Godley: "Das ist auch wirklich das einzige: Wir wohnen nicht zusammen!" ゴドリー「それも本当にそれだけだよ。一緒に住んではいないからね! Creme: "Und schlafen nicht zusammen!" クリーム「そして、一緒に寝ちゃいけないよ!」 Was bedeutet euch denn heute mehr. Platten oder Videos zu machen? 今日のあなた方にとって、より意味のあることは何なのですか?レコードやビデオの制作ですか?
Godley: "Weder das eine noch das andere. Wir wollen Filme machen. Spielfilme. Wir arbeiten bereits ernsthaft an einem Spielfilm über George Gershwin. ゴドリー:どちらともいえないな。私たちは映画を作りたいんだ。長編映画ね。もうジョージ・ガーシュインの長編映画には真剣に取り組んでいるところだよ。
Was bedeutet euch denn ergentlich noch die Musik? あなたにとって、音楽とは何でしょうか? Godley: "Wenn du die Pop-Musik meinst, dann ist die eher zweitrangig geworden." ゴドリー「ポップミュージックということであれば、それはむしろ二の次になったね」 Creme: "Außerdem wollten wir schon immer Filme machen. Schon während unser Zeit bei 10cc. Die Musik dieser Band war für mich rein visuelle Musik. Musik von Leuten, denen es nicht möglich war, Falme zu machen. Heute, da wir endlich Filme machen dürfen, haben wir weitaus größere Probleme, Platten zu machen, die frisch und begeisternd klingen." クリーム「それに、僕たちはずっと映画を作りたかったんだ。10cc時代にすでにね。あのバンドの音楽は、僕にとって純粋に視覚的な音楽だったんだ。フィルムを作ることができなかった人たちの音楽だよ。今日、僕たちはようやく映画を作ることができるようになったけど、新鮮でエキサイティングなサウンドを持つレコードを作ることの方がはるかに難しいんだよ」 Ihr würdet also auch nie wieder auf Tour gehen? では、二度とツアーに出ることはないのでしょうか?
Godley: "Nein, keinesfalls!" ゴドリー「いや、そんなことはないよ!」 Creme: "Das soll aber nicht heißen, daß wir keine Platten mehr machen wollen. Ich liebe es immer noch, im Studio rumzufummeln und mal ein Stück aufzunehmen. Aber ich werd' mich nie mehr zu einer LP zwingen lassen." クリーム「でも、だからといって、もうレコードを作りたくないというわけではないよ。今でもたまにはスタジオでいじくりまわして、作品を録音するのが好きだからね。でも、もう二度とLPを押し付けられることはないだろうね」 Godley: "Die meisten Leute kennen uns als Musiker, die auch Videos machen, aber wir möchten als Filmemacher bekannt werden, die auch Platten machen. Ich habe vor ein paar Tagen 10cc im Konzert gesehen, und das war ein befremdhcher Abend." ゴドリー「多くの人は、私たちをビデオも作るミュージシャンとして認識しているけど、私たちはレコードも作るフィルムメーカーとして知られるようになりたいと思っているんだ。数日前に10ccのコンサートを見たんだが、疎外感を覚える夜だったな」 Creme: Graham und Eric (Gouldman und Stewart, die beiden 10cc-Ex-Partner von Godley/Creme) sind Musiker im wahrsten Sinne des Wortes Die lieben das Leben im Studio und auf Tour. Aber Kev und ich haben das nie so gesehen. Die vier Jahre in dieser Band waren toll, haben uns aber völlig gereicht und uns, was das Filmemachen anbelangt, nicht einen Millimeter weitergebracht." クレーム「グレアムとエリック(グールドマンとスチュワート、ゴドリー/クリームの10cc時代の元パートナー)は、本当の意味でのミュージシャンだよ。あの二人はスタジオやツアーでの生活が大好きなんだ。でもケヴも僕も、そんなふうには思っていなかった。あのバンドでの4年間は素晴らしいものだったけど、僕たちにとっては全く十分すぎるほど十分で、映画制作に関しては1ミリも進歩がなかったんだ」 Godley: "Und die nächsten zwei Jahre nach unserem Ausstieg waren halt nicht so toll, denn diese 24 Monate brauchte es, bis uns jemand die Chance gab, hinter einer Kamera zu stehen." ゴドリー「そして脱退後の2年間は、それほど素晴らしいものではなかったよ。カメラの後ろに立つチャンスを与えてくれる人が現れるまでに、24ヶ月必要だったんだ」 Noch eine letzte, fast obligatorische Frage. Wie ist euer Verhältnis zur neuen englischen Pop-Musik? 最後に、ほとんどお決まりの質問です。新しいブリティッシュ・ポップスとの関係を教えてください。 Creme: "Wir lieben heute wesentlich mehr Bands als in unserer aktiven Musikerzeit. Z. B. das 'Girls On Film'-Video für Duran Duran machen zu können, war ein echtes Vergnügen. Und wenn ich mir beispielsweise Culture Club anhöre, dann weiß ich, daß wir uns um die Pop-Musik keine Sorgen zu machen brauchen." クリーム「僕らが現役のミュージシャンだった頃より、今の方が好きなバンドは多いね。例えば、デュラン・デュランの『グラビアの美少女』のビデオを担当できたことは本当に嬉しいことだったよ。そして、たとえばカルチャー・クラブを聴くと、ポップミュージックについて憂う必要はないとわかるんだ」
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tamanine · 3 years ago
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もしもその日を繰り返せたら/京都
今日はとっても楽しかったから、夕方4時からもう一回同じことしたいね、と夜道で笑い合った。
歩けるんじゃない?と歩き出したら30分かかったことも、途中で見かけた店構えのいい「魚と白ワイン」のお店までまた18分歩いて戻ったことも、全部楽しく、全て偶然で、私たちが対面で会えたことも、歩く間に土砂降りにならなかったことも、ブライアンイーノの展示のソファの位置も、その日見たビジュアルも「77million」分の一だ。
7700万分の1の音と色の移り変わりを眺めて、アンビエントミュージックにぐにゃぐにゃに溶けながら77million分の1を味わう。
笑い合える人の隣でブライアン・イーノを聞けるのは1000million分の1のできごとかもしれない。
全て偶然で、偶然の輝きに満ちた1日、
にんじんのポタージュや鱧のパスタが美味しかったこと、鯛の白ワイン煮、フレッシュな白ワインは今年だけの味わい、
どうしてこんなふうに味わえたの、今日まで生き延びたから味わえたの。
またあなたに優しくしたい、また笑いあえたらいいなと思う。
パーム・スプリングスみたいにその日を繰り返せたら、「agiyao」のメニューを全部食べてみるのに。
2回目のその日が来たら、ブライアン・イーノの展示ですらも同じものになるんだろうか?
この日をまた繰り返せたら。
この日をまた繰り返せたら、あれを止められたのに、という人だっているだろう。
アンドリュー・ヘイ監督の次の作品がアンドリュー・スコット主演で山田太一の小説を薄く原作とすると聞いてとても嬉しく、新幹線で読もうと持ってきていた。
のぞみ89号の席で文庫本を開いてすぐ、後ろの席の3人連れのかたが「銃撃だって」と騒ぎ出した。ほんと?ほんとのニュース?という声を聞きながら新聞社のHPのトップの速報を眺めた。嘘のニュースではないが、現実感が湧かないようなニュース。
『そんなことが起きるわけがない』と思うようなことは、現実にはたまにある。
自分のことでも信じられないようなこと、自分の身に起きてても前と後のタイムラインがうまくつながらないようなこと、何日も『そんなことが起きるわけない』と思うようなこと。
私が楽しい1日を過ごして美味しいものを食べて、このメニューを全部もう一周食べたい、と思う日に、その日を朝から全てやり直せたらと、もっと痛切に思う人もいるだろう、もしもあの時、あの提案をもし止めていたら。
自分が深く傷ついた思い出で、『あの時もしも』はいくつかあるけれども、やっぱり全てはどうにもならず、時間は一方通行でしか流れない。
禅林寺に併設された幼稚園の庭の楽しそうな遊具を眺めていたら雨が降り出し、レーダーを見たら真っ赤だったので慌てて本堂に戻った。
雨脚は強くなり、鯉の泳ぐ池の水面が跳ねる。カエルの声が大きくなる。
庭にいた色んな人たちが建物の中に入り、雨粒が横から跳ねる渡り廊下の水たまりをぴょんと飛ぶ。
椅子と扇風機がある場所から強くなっていく雨を眺める。それが通り雨だと分かっている。いっときの足止め、緑色が鮮やかになる。
地下鉄の駅を目指していたら道を間違え、あまり混んでなかったブルーボトルコーヒーを飲む。
東京で席に座るために並ばなそうなタイミングを見たことが無い。
店員さんが全員驚異的に優しい。
道を間違えて得したな〜と歩いていたら立憲民主党の選挙カーとすれ違い、手を振り合った。
杉本博司が撮影した写真を知っていたので、中学生ぶりに三十三間堂に行く。
心の広い仏さまが戦争や分断や差別なんて望むのかしら?望むのは命と幸福なのではないかしら?そこに戸籍制度なんて関係ないんじゃないかしら、拝金主義のカルト野郎のせいで大勢の人間が困ってるんじゃないかしら、と思う。
軒先に座って風に吹かれる。蝉の声がして、お金が箱に落ちる音が聞こえる。
杉本博司が撮影した写真は早朝の太陽の
露光で行われたものだ。
https://imaonline.jp/articles/interview/20200918hiroshi-sugimoto/#page-1
東に向かって、普段は閉められた扉が開くと、金色の像が朝の光に照らされる。
出来立ての像はどんなに強く光ったんだろう。
あれらはすべて人が彫っている。
人が死にませんように、あの人が死にませんように、あの人が飢えませんように、ずっと先の人たちもその像を眺められますように。
戸籍制度なんてみみっちいことを、薄い金箔を貼りながら、瞳に水晶を入れながら、思うことなんてあるだろうか。
木彫に血なんて関係あるだろうか。
普段はバスが苦手で避けるけれども、東京の渋谷-原宿感覚で歩くと体に悪すぎると往路で分かりバスに乗る。
新幹線からは青空と夏の雲がよく見える。
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ichinichi-okure · 4 years ago
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2021.4.21wed_tokyo
起きたらパンツ一丁だった。帰宅して寝巻きに着替える前に倒れて寝てしまったみたい。9時半。窓も開けっ放し。風邪ひかなくてよかったね。最近色々なことがありすぎて、呑むと大体記憶を無くしてしまう。こうやって倒れ込んで寝てしまう日が多くなってしまった。台風くらい荒���ている・・・先週1週間滞在した京都では気づいたら道が分からず夜中に寺に迷い込んで、深夜に5人に電話していた。ご迷惑をおかけしております・・・・。
さて、昨日は友達4人で秩父の三嶺神社へ車で向かい、途中寄った川に到着して5分で大きな石から滑り落ちて水にぼちゃんと落ちた。おパンツも携帯もズボンもジャケットもびちょぬれになり、晴天で熱々になった石に洋服を広げて干した。ズボンが全く乾かなかったので、車の窓からズボンを出して走りながら乾かした。ちょうどもうすぐ鯉のぼりの季節だな~とか思いながら、外からみたら鯉のぼりに見えるかな?見えないか?とか考えながら、ひらひらと揺れるズボン。
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運転手の山口洋佑、近藤さくらちゃん、こじまりちゃん。みんな気持ちの良い人たち。みんな表現をする人。話していて元気が出るしやる気が出る。1日過ごして、自分の話もたくさんさせてもらって、気持ちよく最後は宴が終わるまで山口家のテーブルの下で眠っていた。みんなありがとうございます。
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そして、今日。起きたら数件、嬉しいメールが来ていた。大好きな友達家族が6月に長野から東京に帰ってくるという連絡。会おうね。嬉しいね。ってメールする。近況も報告。もう一つは鳥取の大好きな料理家のしろたふみこちゃんからで、急遽東京にいるので夜ご飯できないかな?って連絡。嬉しくて二つ返事で返す。
よし、やることが超絶溜まっている。ような気がするだけかな。 とりあえず毎日飲んでるいちごのビネガードリンクをコップ一杯飲んでお風呂に入る。シャワーを浴びて、そのまま少しだけ半身浴をする。最近は、ふみちゃんが去年蒸留したクロモジのスプレーを数滴たらしてお湯を溜める。本当にリラックスできる自然の香りで保湿効果もあるような。ふみちゃんと会うの嬉しいな~って考えながら10分くらいで出る。 そのまま洗濯回して、洗い物と部屋の掃除。部屋の植物たちをチョンチョン触る。可愛いな。
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む、洗濯の終わった音が全然ならない。最近10回に一回は最後のすすぎで止まってしまう。しょうがないからびちょぬれのまま出して、洗面台で全部絞る。絞りまくる。めっちゃ疲れる。二の腕に効いている気がするから大変だけど頑張る。無事、干せた!
お昼までにやっておきたい仕事を済ませて、お昼はネギたっぷりスープにこないだ作って冷凍しておいた筍のワンタンを投入。たっぷりわかめも。最近あんまりご飯が食べれなかったんだけど、ご飯はパワーと直結するから、ちゃんとしっかり食事も整えなければ。
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お昼を食べながら、昨日、絵描きのまぐちさくらこちゃんが送ってくれたメールを見る。定期的にタロットをひいて占ってくれるんだけど、毎回本当に当たりすぎてひいてしまう。今回もすごいことを言っている。「未来に向けて年下の子達の言葉や行動を無条件に信じて、受け入れます。」これ、ずっとやっていきたいことなんだ。さくらこちゃんが大事なときにいつも背中を押してくれる。不思議な存在。先日関西で一緒にピピロッティ見て、ご飯食べて話しながら2人で泣いたことをまた想い出した。ウケるね。
午後、ハルカくんからメール。1年続けてきた日記のバトンも今日で終わり。最後の日記は音楽家のハルカナカムラくんにお願いした。最後の締めくくりとして、本当に素晴らしい文章を書いてくれたのだけど、やっぱり今の日常を書こうかなと連絡が来て、もう一度書いてくれることに。はじめにもらった文章が、私しか読めないのはもったいない気がしたけど、1年間のご褒美として、胸に留めて置くことにする。宝物。
午後からやる仕事をまずは書きだす。GWイベントの各所への連絡、あとはインタビューのリード文と文字起こしを少し、夕方までにはこれくらいできるかな。 そういえば昨日音楽家の友達から、今度「療術院ぽかん」という活動を始めるので、そのロゴを描いてくれないかと連絡が来たのだった。甲府に住むこの夫婦の家の表札をお正月に泊まりに行ったときに描いたのを気に入ってくれたみたい。嬉しい。それもやろう。ということで取り掛かる。 インタビュー1つ目は、京都の画家・ミシシッピくんが初めての画集を出すことになり、それにまつわるお話を聞かせてもらったものだ。これはちゃんと記事になって、公開される。友達のサムライが、こういう書く場所を作ってくれている。聞きたい話や、伝えたい話をこうやって形にして発表することができるなんて嬉しい。ライターやインタビューアの経験はないけれど、何事もやってみようと拙い言葉でまずはやってみている。それの絶大なるサポートをしてくれるサムライにとても感謝してる。 インタビュー2つ目は、大阪の本屋、FOLK old book storeが1年以上続けてきた企画が本になることになり(しかもFOLK初めての出版!)、先日関西に行ったときに、お話を聞かせてもらったものだ。店主・吉村とも長い付き合いになる。文字起こしはしたことがなかったのだけど、これもやってみようと思ってやってみた。意外といけるのでは。しかし、自分の声と相槌の多さにひいてしまう・・何回うんうん、言ってんだよ・・・うんうん、うるせえよ、私、おい・・・。 そんなこんなであっという間に18時、ノルマが全く終わってない。
とりあえず、夜の宴の買い物をして帰宅。話題の泡が出るビールを速攻開けるも、ものすごい勢いで吹き出して3分の1が流れたとともに、ふみちゃんが家にきた。ビールくらい色々溢れる。話したいことが止まらない。ナチュールの丹後ワインを開けて、呑みながら他のメンバーが来るまで、話しまくる。途中、宴に誘ってた男子3人から連絡が来る。みんな微妙に来れないみたい。理由とかそっちのけで、くればいいじゃんって強く言ってしまう。昔から、女子にはかなり敬意があるんだけど、仲のいい男友達には割と強くなってしまう・・・・自分のこの感じってなんだろうな。不思議だな。逆に付き合うとすごい尽くすことが最大になってしまうし、なんかもう恋愛とか向いてないのでは・・・って最近のことも考えながら、花衣ちゃんがきた。
みんなで協力してふみちゃん主導に料理をする。花衣ちゃんは山フーズのお手伝いもしていたりと、最強のサポーター。そしてかなちゃんが来る。もうすぐ永福町に「中華可菜飯店」をOPENするかなちゃんには、餃子を包んでもらう。京都の駱駝で働いてたこともあって、駱駝流の水餃子の包み方が衝撃的でみんなで感動する。かなちゃんはまだ20代。自分のお店を東京でOPENするなんて本当すごいよ、嬉しいよ。楽しみだよ。
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はあ、みんながキッチンにいる景色がとっても眩しくて嬉しい。京都の家の時はしょっちゅうみんなで料理をして乾杯してたなと思い出す。そんなこんなで美味しい宴が完成した。濁酒のソーダ割りうめえ、茶碗蒸しうめえ、色々嬉しくてよくわかんない気持ちになる。そうこうしているともう夜中が来るのだ。
ふみちゃんの終電がギリギリということに気づき、1人は自転車、1人は走る、をそれぞれ交互に繰り返しながら駅まで向かう。走ってたの疲れたけどいい時間。間に合ったみたい。よかった。帰宅して、宴のままのごちゃごちゃのテーブルの上が愛おしいなと思いながら、バタンとまた顔も洗わずに寝てしまった。
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-プロフィール- 鷹取愛 38 東京 山ト波という屋号で展示やイベントの企画をしています
最後に
一日遅れの日記が1年経ったので、今日で終わることにしました。365人とちょっとの人に書いてもらったのです。書いていただいた人は全員知っている人です。たまに、書いてみたいと連絡が来ることがありましたが、誘う人は、そのときにちょうど連絡を取り合っていたり、突然想い出した人だったりして、現場感を大事にしていたので、初めましての人はお断りしてしまいすみませんでした。もっと書いて欲しい人がいて、ずっと続けたかったけど、いろんな転機とも重なって、終わりにすることにします。
スタートした時ははじめて緊急事態宣言が出たくらいの時で、毎日がどうなるのか不安で、ひたすら家にいた時でした。そんななかでも、友達とのやりとりで、意外とみんなちゃんと健やかに暮らしていることを知り、安心した出来事があって。こうやって誰かの日常を知ることで、誰かの未来が救われることがあるのかも。って、希望を持ってはじめてみたものでした。
毎日大変じゃない?と言われたりもしたけど、全くそんなことはなく、ご飯食べたり歯を磨いたりするくらい日常的なのもので、何より毎日だれかの日記を読むのも気持ちを知るのも楽しくて。久しぶりのみんなとの連絡も、自分のこれまでを想い出す大事な機会となりました。嬉しい時間。
今の時代に何かを残す?とか、そんな大それたものではないのだけど、やはり何か物として形に残ることは大事だなと思っていて。これはやっぱり未来形にはしたいな��と思うので、また本になったりしたら、改めて読んでもらえたら嬉しいです。気長に待っていてくださいませ。
家が40年以上続く看板屋さんで、今でも地元の街を歩くと、もう17年前に亡くなったお父さんが描いた看板をいくつか目にすることがあって。お父さんは今だったら貴重な手書き看板職人で、絵も描けるので、映画看板を描いたりとか、いろんなお店のサインや絵を手で描いていて。最近、もういないその人の手書きの文字が、普通に歩く道に突然立っていることを不思議に思ってしまってて。”それ”があることで、感情が揺さぶられて、すごく巻き戻ったり、未来のことを考えるきかっけになったりして。17年後の私がそのお父さんのその看板の文字をなぞってみて、何かを思ったりすることの面白さというか。形として残ることは大事だなと。日記を書いてくれた人が、この今に生きていた日々を、本棚を眺めてたらふっと思い出して、未来の良いきっかけになるような本を作れればなと漠然と思いました。やっぱりこの時代はとっても不思議だし、コロナ禍の一年はいろんな人の心の変化がたくさんあった時だから、嬉しい、悲しいことも含めて、大事に留めておきたい時代の記録だなと思ってます。本当に個人的にも色々なことがあった1年。全く1年前とは違う人間だな自分。人生とはなんて波乱万丈なんだ。
1年間、何度もサイトにきて読んでくれたみなさま本当にありがとうございました。書いてくれたみんなも本当にありがとうございます。ロゴを作ってくれた尾花大輔くん、イラストを描いてくれた山口洋佑くんも本当にありがとう。
またどこかで会えますように。それではー。バイ!
鷹取愛(山ト波)
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dryflower-forest · 3 years ago
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あわ雪のような
桜の花びらが舞い降る
橋の下の小川は
遠い日に
パンのみみをまいた
橋の下の小川で
水面から突き出た
背鰭を光らせながら
泳いでくるのは
とても大きな紺色の鯉
まるで
あの遠い日に
わたしの指の間から
ぱらぱらと
零れ落ちた
パンのみみを
ぱくぱくと
美味しそうに食べていた
あのときの鯉が
時の流れに逆らって
泳いでくるかのよう
清らかに光る
白妙のまる石や
海の都の瓦礫のような
煉瓦色の石や
優雅に苔を纏った石
翡翠色のガラスの欠片や
色の抜け落ちた流木
それに蝶の羽根のように
深い眠りについている
いつかの秋の落ち葉たち
たくさんの思い出を横ぎり
また掻い潜りながら
あの遠い日の鯉が
時を遡って
懸命にこちらへ
パンのみみを降らせる
あの魔法の指へと
向かって泳いでくる
でも、ごめんね
わたしはパンのみみを
持っていない
胸を押しつぶして
身体をもたせた
橋の欄干から
伸びた二本の腕は力なく
ぶらぶらと宙をつかむ
枯れた蔦の葉のようで
乾ききった唇は
窓辺に置き忘れられた
ドライフラワーの花
わたしは
わたしがなくしてしまった
わたしの涙を見たくて
この小川に来たんだ
だから、ごめんね
わたしはパンのみみを
持っていない
ひとかけらすらも
なのに
相変わらず
時を遡って
君は泳いでくる
浅すぎる川底に
お腹を傷つけながら
行方不明だった飼い主を
森の切れ間に見つけた
仔犬のように尾鰭を振って
あわ雪のような
桜の花びらが舞い降る
この橋の下へと
君は泳いでくる
題「君は泳いでくる」
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liliyaolenyeva666 · 3 years ago
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🎼 01108 「明日色ひまわり」。
先週から楽しみにしていました 「遠くへ行きたい (第2571回)」 を観ています。今回は わたしのすきな 眞島秀和さんが 旅 (長崎県) に出ています。雲仙地獄で地獄って感じがしてきた眞島秀和さんは 大叫喚地獄を通り抜けます。ブラウン管ではないテレビ画面の上部に 東京都に "土砂災害警戒情報" が流れたりしている中で "湯せんぺい (甘いおせんべいのことをいうさう)" をサクリと楽しんで、フェイスシールドを付けたり外したりしながら チーズを頬張る眞島秀和さん。次なる場 "島原の武家屋敷跡 (島原武家屋敷通り)" に車で向かいます。ネコに話しかけ、湧き水を眺めながら (頂きながら) 歩いた先は 湧水の洗い場。大きな鯉がゆらめく姿を眺めたあとは "かんざらし (白玉団子にひと手間加えた寒ざらし)" を頂きます。日が暮れて島原港。"ワタリガニ (夏にいちばん美味しくなるさう)" の漁を見せて貰う眞島秀和さんは サーチライトと網のみで行う漁に挑戦します。海月を食している最中のカニを網で掬ってご機嫌な様子の眞島秀和さんは 翌日、茹でたカニにがぶりと噛み付きます。お知らせが明けると、平成新山が見える地を歩いています。突然に広がる 向日葵でいっぱいな迷路 (広高野町) を それなりに楽しむ眞島秀和さん。着替えてトウモロコシ (ホワイトコーン) の収穫を手伝います。途中、生トウモロコシを齧る眞島秀和さん。焼いて貰ったトウモロコシを齧る眞島秀和さん。その甘さに痺れたあとは "本多木蝋工業所" という製蝋所で (漢字で書くと難しい ハゼ (櫨) の実を 昭和12年から使われているらしい "玉締め式圧搾機" で絞り木蝋を製造しているさう)、江戸時代から伝わる "和ろうそく作り" に挑みます。
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hi-majine · 4 years ago
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古典落語「巌流島」
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「さあ事《こと》だ馬の小便渡し船」という川柳がございますが、むかしは、せまい渡し船のなかでまちがいがありますと、どうすることもできません。  厩橋《うまやばし》という橋がなかった時代には、厩橋の渡しという渡し場があったそうでございますが、そのころのおはなしで……  いま、厩橋の渡し船がでまして、船頭の竿《さお》が艪《ろ》に変ったとたん、乗りあわせたなかのお武家が、ほろ酔いきげんで、たばこいれをだしまして、ぱくり、ぱくりとやりながら、あちらこちらとながめておりました。  たばこをおあがりになるおかたは、船ばたでお吸いになっていますとき、火玉をたたくのは、船中でたたいてもよさそうなものでございますが、人情で、小縁《こべり》でひとつポンとおやりになります。すると、火玉が水中へおちて、ジューッと音がして消えます。それが心持ちがいいとみえまして、これは、どなたでもおやりになります。  いま申しあげましたお武家も、小縁でひとつポンとたたきますと、どうしたことか、煙管《きせる》の雁首《がんくび》が水中へぽとりとおちてしまいました。 「しまった。これ船頭、身共《みども》の煙管の雁首がこれへおちた。船をとめてくれ。水中へはいってさがさなければならぬ。船をとめろ、とめろ」 「へえ、どうも旦那さま、たいへんなご災難でございますな。しかし、おさがしになるのはおやめなさいまし。あすこは泥深うございますからな。足でもぐもぐやっておりますうちには、泥深く沈《しず》んでしまいます。からだをぬらすだけのものでございますから、まずおあきらめがお得《とく》でございますよ」 「さようかな。うーん、あれ、あすこのところじゃがのう……」  よほど惜《お》しかったものとみえまして、水面をにらんで、ふとい息をついております。すると、乗りあわせておりましたなかに、洗いざらしたはんてんを着まして、千草《ちぐさ》の股ひきに草履《ぞうり》ばき、うすよごれた手ぬぐいを吉原かぶりにして、たずさえている鉄砲ざるのなかに、はかりがはいっていようという、申しあげますまでもございません、くず屋さんがおりまして、 「ええ、もし旦那さま、とんだご災難でございましたな。へえ、こちらで拝見しておりましたが、まことにお気の毒で……失礼ではございますが、旦那がお持ちになっていらっしゃるのは銀のようでございますな。へえ、ところで、お手もとにお吸い口をお持ちになって、雁首だけつくりにやりますと、なかなかお安くはまいりませんで、これは、かえって新しくおあつらえになるほうが格安《かくやす》につきまして便利でございます。てまえは、ごらんの通りのくず屋|渡世《とせい》、かたわらお客さまのご不用のお金物《かなもの���などをちょうだいいたしますのが商売《なりわい》でございますが、いかがでございましょう、そのお手もとにのこりましたお吸い口を、てまえにお売りはらいになれないものでございましょうか? せいぜいおねだんをよくちょうだいをいたしますが……」 「だまれっ、なんだ、手もとにのこったこの吸い口を売りはらえと? 無礼なことを申すな。拙者が、いつ、きさまにこの吸い口を売りはらうと申した?」 「いえ、なに、おことばはございませんが、ただうかがいましただけで……へえ、お売りわたしにならなければ、まあ、それでようございますが、そうご立腹ではおそれいります」 「いかにも立腹だ。身共をなんと心得ておる? 四民《しみん》の上に立つ武士じゃ。きさまはなんだ、素《す》町人、しかも、くず買いの分際《ぶんざい》で、武士に対して吸い口を売りはらえとは無礼なやつだ。武士を嘲弄《ちようろう》いたすにっくきやつ、かんべんならぬ。以後のみせしめだ。雁首のかわりに、そちの素《そ》っ首を打ちおとしてくれる。手討ちにいたす。それへ直《なお》れ……ええ、遠慮いたすな」  これは、だれだって遠慮いたします。遠慮をしなければ首がなくなってしまうのでございますから、くず屋は、ぶるぶるふるえております。  乗りあわせました人々も、相手がおさむらいだけに、なまじなことをいって、まきぞえを食っちゃあたいへんだと、だれも口をだしません。すると、艫《とも》(船の後部)のほうに乗っておりましたおとしよりのおさむらいが、みるにみかねましたものか、つかつかつかとそれへでてまいりまして、 「あいや、それなる御仁《ごじん》、最前より、てまえこれにおって逐一《ちくいち》(すべて)承知いたすが、うけたまわれば、これなるくず買いが無礼を申したとやらで、いたくご立腹でござるな。いや、ご立腹の段は、まことにごもっともでござる。しかし、うけたまわるに、これなるくず買いを手討ちになさるとの御意《ぎよい》でござるが、かような者を斬ってすてましたところで、お刀の汚《けが》れにこそなればとて、ご名誉にもなりますまい。てまえ、同船いたしたよしみに、これなるくず買いになりかわっておわびを申しあげるによって、お手討ちの儀は、なにとぞごかんべんねがいたい……これ、くず買い、よくわびをいたせ。そちがよろしくない。過言《かごん》であったぞ……かようにくず買いもおわびを申しあげておれば、なにとぞお手討ちだけはごかんべんにあずかりとうござる。ご不承《ふしよう》じゃろうが、くず買いになりかわって、てまえ、おわび申しあげる」 「いや、おひかえください。あまりと申せば無礼至極《ぶれいしごく》のやつ、われわれ武士に対して、吸い口を売りはらえなどと申し、武士を嘲弄いたしておる。素町人の分際で、まことににっくきやつでござる。ご仲裁《ちゆうさい》はありがたいが、おことわり申す。てまえ、これなるくず屋の素っ首をおとさんければ、かんべんまかりならぬ」 「いや、さようでもござろうが、くず買いを手討ちになさると、船中の者一同が、かかりあいやなにやかやで、まことにめいわくいたす。てまえ、くず買いになりかわっておわびを申しあげる。なにとぞごかんべんにあずかりとうござる」 「まあ、おひかえください。あまりと申せばにっくきやつでござるから、手討ちにいたす……これ、くず買い、首をのばせ」 「いや、なにとぞそのお手討ちだけはごかんべん……」 「ご貴殿は、だまっていてくだされい。これなるくず買いは、てまえに無礼をいたした者だによって、そこで手討ちにいたす。そこへお身《み》がでしゃばって、いやにくず買いの肩を持たっしゃるのは、まさかにこれなるくず買いの親類縁者でもござるまいに……また、ご貴殿は、くず屋になりかわる、なりかわるといわっしゃるが、なるほど、貴殿のいわっしゃる通り、かようなくず買いを斬ったところで、いわば、犬猫を斬るのも同然でござる。貴殿もくず買いになりかわるといわっしゃるからには、くず買いの首にかわって貴公の白髪首《しらがくび》を申しうけるといったところで、貴公も二本ざしだ。おめおめと首をわたす気づかいもござるまい。身共と真剣勝負の立ちあいをさっしゃい」 「いや、さようなことではござらぬ。ひとつ船に乗りあわせた縁でもござれば、くず買いになりかわっておわびいたすのでござる」 「いや、そのわびはなり申さん。身どもと真剣勝負の立ちあいをさっしゃい」 「ははあ、いかにしても立ちあいをおのぞみでござるか?」 「もとよりだ」 「しからば、お相手いたそう……しかし、ここではなり申さぬ。船中でござるによって、一同の者がめいわくいたすゆえ、船がむこう岸へ着きましたら、ゆるりとお立ちあいいたそう」 「これはおもしろい。よくも申された。船頭いそげっ」 「吉つぁん」 「ええ?」 「おもしろくなってきたな」 「おどろいたな。おらあ、最初はどうなることかとおもってたぜ。くず屋がつまらねえことをいいだしゃあがって、首《かさのだい》がとんじまう、かわいそうなもんだとおもってたが、すてる神あればひろう神ありで、あのおさむれえがでてきたんで、くず屋はたすかったが、そのかわり、あのとしよりのおさむれえがやられちまうんだ。ええ、これから船がむこう河岸へ着いてごらん。おさむれえ同士で、ちゃんちゃんばらばらがはじまるんだぜ。じいさんのさむれえは槍を持っているし、若ざむれえは刀だ。芝居でみたっておもしれえ立ちまわりじゃねえか。これで木戸銭がでねえんだから、なお安いやな。だが、新さん、おめえ、この勝負は、どちらが勝つとおもう?」 「どっちが勝つも負けるもありゃあしねえや。きまってらあな」 「どうきまっている、きまっているとは?」 「どうきまってるったって、知れたことよ」 「どう知れてるよ?」 「どう知れてるったって、わかってらあ」 「どうわかってる?」 「どうわかってるったって、きまってるよ」 「なんだかわけがわからねえじゃねえか。どっちだい?」 「へん、どっちもこっちもあるもんか」 「ええ?」 「かんげえてごらんよ。片っぽうは若い人だよ。片っぽうはじいさんだぜ。ちゃんちゃんばらばらやってるうちに、としよりのなさけないことには息がつづかねえや。からだにつかれがでてくるだろう? そこへあの若ざむれえがとびこんでいって、『えいっ』というと、じいさんの白髪首が前へおちるんだ。かわいそうなのは、あのじいさんのさむれえだね。せがれもありゃあ、孫もあるだろう。それが、きょうが命日になるんだ。気の毒なもんさねえ」 「ちえっ、だから、おめえはしろうとだってんだよ」 「なにが?」 「なにがったって、かんげえてごらんよ。あの若ざむれえは、すこし酒に酔ってる。猪武者というのはあのことだよ。それにくらべて、じいさんのさむれえのおちつきかたはどうだい? じわじわと下手《したて》に組んでいって、いざとなると強いんだ。えらいな、なんたって、あの槍を突いて、『いかにしても立ちあいをおのぞみでござるか?』といったときには、じいさんのまなじりがきりきりとあがったぜ。仲間《ちゆうげん》に持たしてある槍をとって、『さあこい』と突っ立つと、いままでえびのようにまがっていた腰が、急にまっすぐになったときには、えれえとおもったね」 「ばかっ、腰のまがった人が、槍をとんと突いて、うーんとそりかえりゃあ、だれだってまっすぐにならあな。てめえは、いやにじいさんの肩を持つじゃねえか。どういうわけだい?」 「おめえだってそうだ。じいさんをけなして、若ざむれえの肩ばかり持つじゃねえか。気にいらねえよ」 「おれもおもしろくねえや」 「そんなら、おめえとおれと、むこう河岸へ着いたら真剣勝負をしよう」  とうとう、喧嘩《けんか》が二派《は》にわかれました。  若ざむらいは、袴《はかま》の股立ちを高くとりあげ��して、下緒《さげお》をとってたすきにいたし、刀の鯉口《こいぐち》をぷっつりと切らぬばかりにして待っております。老人のお武家は、せかずさわがず、槍をしっかり突いて待っております。いますこしで船が桟橋《さんばし》へ着こうというときになると、若ざむらいは、からだの軽いところをみせようという気か、船から桟橋へひらりととびあがりましたが、おのれの足で船を蹴かえしましたから、一尺ばかり船がずーっとひらくとたんに、老人のお武家、持っておりました槍の石突きをかえして、桟橋をぐいと突きましたから、またもや船は、六、七尺ギイーッとひらきました。 「船頭、ばか者にかまわず船をかえせば、無事におさまるぞ。船をかえせ」 「なるほど、こりゃあ、お武家さま、うめえことをおかんがえなすった。船をかえしましょう」 「さすがはおとしよりだけあってえれえもんだ……おいおい、どうだい、だから、おれがいわねえことじゃあねえよ。若ざむれえのちくしょうめ、あすこまでいって、あわててとびあがりゃあがったんで、自分で船をひらいちまやあがった。うめえなあ、じいさんのさむれえが、どうだい、槍をとって、ぐいと突いておいて、『船頭、ばか者にかまわず船をあとへかえせば無事におさまる』といったんだが、なるほど、こりゃあ無事だね。あんなばか者は、ほうっておくのがいいだろう……なんだと、船をかえせだと? ……なにいってやんでえ。このばかざむれえめ、だれが船なんぞかえすべらぼうがいるもんか。真剣勝負がしたけりゃあ、てめえひとりでやれ。それそれ、そこに柳の木があらあ。その柳の木を相手にしてやってみろい。きっとてめえが勝つにきまってらあ。それとも強《た》って相手がほしけりゃあ、おれが相手になってやらあ。てめえが両国橋をまわってくるうちにゃあ、こっちは家へ帰って昼寝をしてらあ。ざまあみやがれ、ばか野郎め……なにをこわいつらあしやがるんだ。そんなににらめると、てめえ、ひらめになっちまうぞ、このさんぴんめ、ざまあみやがれ、いのこりざむれえめ、やいやい、みんなはやしてやれ」  船中の一同がわーっとはやしたてました。  若ざむらいは、こっちをにらんでおりましたが、やがて思案がついたものとみえまして、すっぱだかになって、小刀《しようとう》を口にくわえると、ざぶーんととびこみましたっきり浮きあがりません。 「吉つぁん、とうとう若ざむれえのやつ、とびこんじまったぜ」 「うーん」 「ありゃあなんだろうね、みんなにわいわいはやしたてられたんで、きまりがわるいから、身を投げて死んじまうというつもりなんだろうな?」 「そうじゃああるめえよ。ええ、かんげえてもごらん。一合とっても武士は武士だ。町人|風情《ふぜい》にからかわれて、遺恨骨髄《いこんこつずい》に徹し、恨《うら》み心頭《しんとう》に燃えおこるというところから、船中の者をみな殺しにしようというんで、それ��とびこんだんだよ。それにちげえねえや。なぜって、ちいせえのを一本、口にくわえたのはなんのためだい? あのさむれえは泳ぎの名人でね、この水をくぐってきて、船の底へ穴をあけて、この船を沈めちまおうというんだ」 「おいおい、じょうだんじゃあねえぜ。こいつあおどろいた。だれがまた、そんな若ざむれえにからかったんだい?」 「おめえがからかったんじゃあねえか。だから、水のなかで、おめえが、まっさきにぶすりと刺されるんだ。おもいきりよくやってもらえ」 「おもいきりよくったって、人のことだとおもって気やすくいうない……ああ、なさけねえことになっちまったな。このあいだ、易者《えきしや》にみてもらったら、『おまえさんは、水難と剣難の相があるから気をつけなさい』なんていってたが、なるほどこのことだったんだな。きょうにかぎって水天宮さまのおまもりをはなしちまったし、泳ぎは知らねえし、心ぼそいことになっちまったな……ええ、気のせいか知らねえが、船の底でガリガリ音がするぜ」 「おどかしちゃあいけねえよ」  船中では、わいわいさわいでおります。  老人のさむらいは、 「さわぐな、さわぐな」  と、槍を小脇《こわき》にかいこんで水面をにらんでおりますと、若ざむらいが、一間ばかり前にぶくぶくと浮きあがりましたから、槍をとりなおして、 「これっ、そのほう、われにたばかられた(計略でだました)を残念におもい、船の底へ穴でもあけにまいったか?」 「なあに、さっきの雁首をさがしにきた」
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tieslog · 5 years ago
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ドとレとミとファとソとラとシの音がー出なーい。(訳:喉がやられて声がでません)
正月明けから喉が死に死にしている。正月明けから雲のデザインが斬新すぎるからどう考えてもケムトレイルのせいなんですけど、何撒いてるんでしょうかね?最近ニュースで肺炎流行ってるとか言って不安煽ってるらしいので、肺にダメージを与える物質なのでしょうか。
というわけで(?)2019年を振り返る。中編です。
夏が過ぎて秋、11月といえばRaptさんたちの教会に不審者がレンタカーで乗り込んできた回がありましたね。
武井繁剛っていう不審者で、お米作ってる人らしいのだけど、不法侵入しても警察が庇ってくれる御身分でもあるらしい(まあのちのち上級国民の血筋だったって発覚したんですが…詳しくはTwitterにて「 武井繁剛 」で検索して下さい)。全能神教会関係者といい、皇族関係者といい、カルトは本当にしつこいし、やることなすこと全てがクレイジーで害悪。はやく滅びますように。
11月11日には福島県に行ってきました。トップ画像は福島の海沿いからみた景色です。余裕をもって現地で過ごせるように10日に出発したのですが、その夜その日の朝会を再生したらなんと10日についてのお話もあったのでびっくりしました。11月11日とはなんぞや?という方はこちらの記事をお読みください。
なぜ福島県に行くことにしたのか…それは放射能が嘘だからとか、魚が美味しいからとか、海を眺めるのが好きとか、色々な理由があったりするわけなのですが…とにかく初めて行く県なのでドキドキワクワクでした。家に帰るまでが祝祭日ですよ。
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これは夜の海です。遠くに漁船の明かりが浮いていて良い感じじゃないですか。ビルのない水平線は東京ではなかなか見ることができないので貴重。
あと木が沢山生えていて気温もそこまで低くなくて(もちろんダウンジャケットは着ていましたが)、とても過ごしやすかったです。福島には寒い地域もあるけど年間通してまあまあ温かい地域もあるということらしい。
緑も多く酸素が豊富で呼吸が楽でした。それとなぜか沢庵的なニオイがして何なのかな?ってなったんですけど、どうやらなにかしら小動物が死ぬとそういうニオイがするらしい。乳酸菌の一種でしょうか?
もちろん麻生太郎達が引き起こした人工地震のせいで津波が発生した地域でもあったので廃墟も沢山ありました。麻生太郎は自分がセメントの会社をもってるからって、コンクリが地震に弱いのわかってて人工地震を起こしてきた卑怯者( 材料力学で脆性素材��ついて学んだ人はこの儲けシステムつくった麻生太郎の設計における外道さめっちゃよくわかると思う)なので、本当に一刻もはやく滅んでほしい。
自分は水族館が好きなので、広いと噂のアクアマリンふくしまにも行ってきました。
行ったらなぜか縄文推しのコーナーから始まったので「???」ってなった。縄文の窓とかいう通路があるんですが、その窓の向こうには、ばっちりイオンモールが建っていて、前を歩いていた地元民と思しきご夫婦も「ぜんぜん縄文感ないな!」ってツッコミを入れていた。本当にね。
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ちなみにこれが水族館の館長なんですが、安倍晋三に似ていませんか…?
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安倍じゃなくて安部だけどそっくりですよね。
もし安倍晋三の血縁ならば縄文推しも納得です。ちなみに安倍晋三は出雲族で蝦夷で陰陽師の血筋です。そうです。あの安倍晴明の陰陽師です。文字が安倍でも安部でもルーツは同じみたいです。
そっくりさんシートに追加しとこうかしら。最近更新が滞っていて申し訳無さでいっぱいなのですが、なんかもうTwitterにアップするには(1投稿につき4枚しか投稿できないので)人数が多すぎて分散させないと駄目かもしれない…でもTwitter社最近スレッド全部表示させないとか陰険なことしてくるんだものな。なんか他に考えた方がいいのかな。
というか李家の存在を認識してから一気に顔画像が増えたのですが、イルミナティの人たちが乱交しすぎてて、顔の似通りが錯綜してしまっていて並べにくいというのがある。できるだけ同じ画像を頻出させずにスッキリさせたいので本当に困っています。神様、いいアイディアはないものでしょうか…?というか誰か他にもやってるのではと思っていたのですが意外とシート状に画像連結してる人はいないっぽい…?目が疲れますもんね。私も充血してます。でも上級国民の正体は李家と天皇家だってわかったのだし、見やすく改変したいですね。
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ほい。安倍晋三周辺だけでもめちゃめちゃな数いる。ちなみに今現在も日々増えつつある。
まあ政治家と芸能人だけでもものすごい数いますし、大企業のトップにもそっくりさん大勢いるんで、通ってる学校の校長とか、勤めている会社の社長とか役員とか、取引先の偉い人とか、天下りしてる人とか、みんなもチェックしてみると面白いと思います。
なんでこんなことやってるのかと言えば、私自身、芸能人や歴史人物の顔を覚えるのが苦手だったからです。全員似てるから覚えられなかったんだなぁって今はわかります。学校のクラスメイトの顔のほうがまだバリエーションあったもの。
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縄文といえば、この東出融(アップルのCMに出てた東出風馬の父親で稼業は詐欺師)も縄文推しやってる人なんですよね。安倍晋三や麻生太郎と一緒に人工地震にも手を染めています。最低ですね。Twitterでさんざんやらかしたあと親子共々ベラルーシに逃亡したらしいんですが、そこでも詐欺をやっているのでしょうか。
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ちなみにこの館長はシーラカンスオタクらしく、館内にはやたらとシーラカンス推しのコーナーがあり、メインの売店の他にわざわざシーラカンスグッズだけをあつめた雑貨屋まであった。
ただシーラカンスのコーナーにシーラカンスの仲間なのか何だか忘れましたが、でっかい魚がせっまい水槽に飼われていて、あまりにあまりな光景だったので、とてもその魚の写真を撮る気にはなれませんでした。本当に館長は魚好きなのかと疑問に思うレベル。
一番のびのびのんびり泳いでいたのは金魚だった気がする。
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海の魚はメインの建物に収まっている感じなのですが、金魚のコーナーは外の別館にありました。
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いいお値段がしそうな金魚が沢山いました。膨らんでる部分は空気ではなくて(空気だと浮いちゃって泳げない)体液というかリンパ液らしい。へー。でもこんなに膨らんでいて生活に支障をきたしたりはしないのでしょうか?まあ、金魚の生活において何が最も重要視されていることなのかは私にもわからないんだけど…
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これは品種改良された金魚特有のものなのかもしれませんが、なんというか…表情が犬みある気がする。犬って全部顔に出るじゃないですか。まあ猫もそういうとこあるけど。対して魚はもうちょっとサバサバしているというか、冷たい印象があるのだけれど、どうしてこういう品種改良された金魚は表情豊かなのだろうか?人懐っこいし。脳の構造まで変異しているのだろうか。金魚の脳がどんなもんなのか、詳しくはわからないけれど。鯉はもっと単純思考な感じなのにな。顔面における線の多さがそう錯覚させているだけなのでしょうか?
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これは個人的に良いなと思った通路です。PL法があるから注意書きは大切なんですけど、デザインがかわいくないですか。
そういえば(この通路とは全然関係ない話なんですけど)、最近の東京都水道局はオゾン処理してるらしいんですが、オゾン水で金魚を育てると巨大化しちゃうらしいですね。クワガタも巨大化するらしい。別に細胞が増えるわけじゃなくって、細胞自体が肥大するみたいなのね。ドットが粗くなる感じ(ドットの粗い金魚だと字面が珍妙すぎる気がするけど)?
学校の非常勤講師によるとキノコに電気を流すと収穫量が増えるのと似たような現象だそうなのですが…どうなんでしょう?昔恐竜が大きかったのと関係ありそうじゃないですか?
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これは個人的に好きなガーという魚です。
これはアリゲーターガーという種類なのだけれど、大きく育ちすぎて飼いきれなくなくなった人が川に放流しまくったせいで、今では生きたまま持ち運ぶだけで捕まるという、面倒見きれなくなったらもう食べるしかないよねみたいな、そういう魚で、味は鶏肉っぽいという噂。
ワニも鶏肉に似てるって言うけど、もしやアリゲーターの名はそこから…?ちなみにクックパッドにもレシピが1件だけある。
鳥羽水族館っていう三重県の水族館のガーの方が大きくてゆったりしていて私は好きなんですけど、模様がカッコいい気がする。
こうして見るとガーも若干犬っぽい顔してますね。神様はこれまで(いや今この瞬間もなんですが)ものすごい種類の生物創ってるわけなんですけど、意にそぐわない生物も誕生しちゃったけどねみたいな話も以前されていたと思うんですけど、どれが神様的にナイスな生物なのか、いつか詳しく知りたいですね。ヨブ記にあるカバ(訳によってはカバじゃないけど)及びその他創造物の解説とか激アツですもんね。
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この魚すごくないですか。初めて見た魚なんですけど、めっちゃラメラメギラギラしている。スパンコールでも縫い付けたんですかみたいな、グリッター感がすごい。
実はピラニアだそうなんですが…そのためか人が襲われないようにキッチリ蓋してありました。近付くとものすごい勢いで寄ってくるのは食欲のせいだったのか。顔は普通にチンピラみたい。
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雨の予報で実際降ったりもしたのですが、明け方日の出をみたときはまだ降っていなくて、室内で朝食を食べているときにザンザン降りで、水族館に出かけるころには弱まって、そして完全に晴れてしまったのでした。結局傘の出番があまりなかったので、折りたたみ傘で正解でした。いい天気過ぎてとても暑くて、まるで夏みたいでした。
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そんな感じで、あまりにいい天気だったので外の貝を炭火で焼いて食べるコーナーで貝を食べました。
とても美味しかったのですが、実はこの日の夜、食べすぎにより胃腸を壊しました。普段も既にお腹いっぱいなのに付き合いでご飯食べて頭がぼんやりすることがあったから、改めなさいって神様が教えて下さったのだと思う。11日は祝祭日なのだけれど、改善すべき点がある場合は裁かれる日でもあります。個室でめちゃめちゃ懺悔しました(翌日には全快して元気に東京へ帰ることができました。露天風呂も綺麗でとても楽しかったです)。
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水族館から宿泊施設まで徒歩で帰ったのですが(都民だから1時間弱なら平気で歩く)、天使の階段ができていました。
泊まった施設は山?丘?みたいな公園みたいな場所の中にあったのですが、実はここら一帯は私達がきた頃ちょうど全面禁煙になったようで、なんだかものずごく神様のお気遣いを感じました(本当にありがとうございます)。
本当は祝祭日以降全てを後編としてアップしようと考えていたのだけれど、知人や家族によく「詰め込みすぎ」とか「一度の話に情報多すぎてなんかもう…ちょっとタイム」とか言われるほうなので3分割にしてここまでを中編にしました。後編に続きます。
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