#猫を幸せにしよう
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食材の多い料理店
The Restaurant of Many Ingredients (Much Meat)
全身白髪だらけだと
As he strokes his red crest,
赤いとさかを撫でながら
Fry Kitchen grumbles that he's covered
フライ・キッチンがぼやく
Head to toe in white hairs
石臼での粉挽きなど
This is the first time in his life
生まれて初めて 昔は
That he's ever ground flour with a stone mortar
そんな身分じゃなかった
This hadn't been his standing in life in the past
.
屍用人に身を落としても
Though he'd stooped to the position of undead servant
家畜の姿に変わっても
Though his form had changed to that of livestock
意外と気分は悪くない
It actually isn't all that bad
今になって気がついたのさ
It was now that he realized
机に積まれた札束など
That stacks of money piled up on a desk
何の意味も無かったんだと
Don't really mean anything
.
肉の焦げた匂いが漂う
The smell of charred meat wafts through the air
次は自分じゃない事を祈る
He prays that he isn't next
.
ずっとうんざりしてたのさ
He'd always been so bored and fed up
23人の兄弟ども
So he finally bid farewell
ようやく別れを告げて
To his 23 siblings
ポーク・チョップは独立した
Pork Chop had set out on his own
嬉しい事のはずなのに
This should have been a happy thing
何故だか少し寂しい
But somehow it was a little lonesome
.
鼻を鳴らして野菜を切る
He cuts vegetables while snuffling and snorting
刃物の扱いは慣れたものさ
He's gotten used to holding a knife
何人も刻んできたから
Since he's chopped up countless people
希代の始末屋だったのに
He'd once been uncommonly stingy
今じゃのろまの従兄弟にさえも
But nowadays he can't even hold a candle
頭があがりゃしないのさ
To those blockhead cousins of his
.
熊の瞳がこっちを見ている
The bear's eyes are looking his way
獲物が自分じゃない事を祈る
He prays that he's not its prey
.
憧れのあの方にならば
Chateau Briand had declared that
食べられても構いませんわ
As long as it was by the one he admired
シャトー・ブリアンは言い切った
He wouldn't mind being eaten
あの日話しかけられなくて
He hadn't been able to speak to them that day
助ける事が出来なかった
And so couldn't save them
後悔は今も残る
His regrets linger even now
.
16人目のコックになる
He'd become the 16th cook
決意して門をたたいたけど
Though he had mustered his will and applied for an apprenticeship
既に屋敷はもぬけの殻
The mansion was already an empty husk
今ではもうあの時とは
And now everything
全てが変わってしまったけど
Is different from the way things were then
変わらないものだってあるの
Yet there are some things that haven't changed
.
けだるげな赤猫をみかける
He spies a listless looking red cat
自分のお腹の肉をなでる
It pats the meat of his belly
.
たどたどしい手つきの料理
I wordlessly gaze upon
行う弟子たちの姿を
The sight of my pupils
俺は無言で眺める
Carrying out their clumsy cooking technique
昔のことなど忘れた
I've forgotten most of my past
それでもこの調理場には
Even so, this kitchen
懐かしい匂いがする
Has a scent that brings back memories
.
誰かと旅をし料理をする
To go traveling with someone, and make food with them,
それがかつて自分が望んだ
Wasn't that the life that I had once
生活だったのだろうか
Wished to have?
店をにぎわす異界の客
These guests from the parallel world bustling through the restaurant,
彼らのために用意された
I reach for the new ingredient
新たな食材を手に取る
That I've prepared for them
.
幸せの花は赤く綺麗で
The flower of happiness is a lovely red
メインディッシュのスパイスに最適
It'll be a perfect spice for the main dish
.
再び弟子たちに目をやる
Again he looks towards his apprentices
選ばなければならない
He'll have to select
メインディッシュの食材を
The main ingredient for the main dish
不足で困る事は無い
He isn't lacking in choice
ここはとても食材の多い
This is Mister Dog's restaurant
ミスター・ドッグの料理店
Of many ingredients
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“The Apothecary Diaries” Season 2 Final PV / 『薬屋のひとりごと』第2期ファイナルPV
Please note that the English sentences are just my translation.
高順「壬氏様」
Gaoshun “Jinshi-sama.”
Gaoshun “Master Jinshi.”
壬氏「……毒…?まさか…!」
Jinshi “……Doku…? Masaka…!”
Jinshi “……Poison…? It can’t be…!”
『新章開幕(しんしょうかいまく)――』
『Shinsho kaimaku――』
『New chapter begins――』
壬氏「後宮内に毒物を持ち込もうとした者がいる」
Jinshi “Kokyu-naini dokubutsu’o mochi-komoto shita monoga iru.”
Jinshi “There is someone who tried to bring poisons into the rear palace.”
猫猫「偶然が重なり必然となった、あの事件に似ている…!行かなければ!」
Maomao “Guzenga kasanari hitsuzento natta, ano jikenni niteiru…! Ikanakereba!”
Maomao “It’s similar to that incident where a series of coincidences made it inevitable…! I must go!”
『新たな謎解きの幕が上がる(あらたななぞときのまくがあがる)――』
『Aratana nazo-tokino makuga agaru――』
『The curtain is rising on a new mystery――』
『真珠の涙(しんじゅのなみだ)』
『Shinjuno namida』
『Pearl tears』
猫猫「真珠の涙とはどういうことでしょう?」
Maomao “Shinjuno namida-towa do-iu-koto desho?”
Maomao “What do you mean by ‘pearl tears’?”
『特使の来訪(とくしのらいほう)』
『Tokushino raiho』
『Visit of the envoys』
壬氏「特使たちは一体何を考えているんだ…?」
Jinshi “Tokushi-tachiwa ittai nani’o kangaete-irunda…?”
Jinshi “What on earth are the envoys thinking…?”
『北からの異臭(きたからのいしゅう)』
『Kita-karano ishu』
『Strange smell from the north』
猫猫「ん?何だこの匂い」
Maomao “N? Nanda kono nioi.”
Maomao “Hmm? What’s this smell?”
高順「この匂いは…!」
Gaoshun “Kono nioiwa…!”
Gaoshun “This smell is…!”
『やがて様々な事件が交差し(やがてさまざまなじけんがこうさし)――』
『Yagate sama-zamana jikenga kosa-shi――』
『Various incidents cross by and by, and――』
猫猫「中祀での暗殺未遂事件は、多くの人間が関わっている可能性が高い」
Maomao “Chushi-deno ansatsu-misui-jikenwa, ookuno ningenga kakawatte-iru kanoseiga takai.”
Maomao “It is likely that many people were involved in the assassination attempt in the medium ceremony.”
『国を揺るがす大事件を引き起こす(くにをゆるがすだいじけんをひきおこす)』
『Kuni’o yurugasu dai-jiken’o hiki-okosu.』
『Cause major incident that will shake the nation.』
『その鍵を握るのは(そのかぎをにぎるのは)――』
『Sono kagi’o nigiru-nowa――』
『The person who holds the key is――』
猫猫「壬氏様…一体何者なんだろう…」
Maomao “Jinshi-sama… Ittai nani-mono nan-daro…”
Maomao “Master Jinshi… Who on earth is he…?”
皇帝「この後行くところへついてきて欲しいんだ」
Kotei “Kono-ato iku-tokoro’e tsuite-kite-hoshiinda.”
Emperor “I want you to follow me to the place where I go after this.”
男「お気を付けください」
Otoko “Oki’o tsuke-kudasai.”
Man “Please be careful.”
壬氏「わかっている」
Jinshi “Wakatte-iru.”
Jinshi “I know.”
♪例えば僕が僕じゃなければ、君が君じゃなければ…♪
♪Tatoeba bokuga bokuja nakereba, kimiga kimija nakereba…♪
♪For example, if I weren’t me, if you weren’t you…♪
『エンディングテーマ「幸せのレシピ」平井大(avex trax)』
『Endingu tēma ‘Shiawaseno Recipi’ Hirai Dai (Ēvekkusu torakkusu)』
『Ending Theme ‘Recipe for Happiness’ by Dai Hirai (avex trax)』
皇帝「朕の花園を手入れする庭師であろう?お前は」
Kotei “Chinno hanazono’o teire-suru niwashide aro? Omaewa.”
Emperor “After all, you’re the gardener maintaining my flower garden.”
高順「特別な方しか身に着けられない物ですから、大切にしてください」
Gaoshun “Tokubetsuna kata-shika mini tsuke-rarenai mono desu-kara, taisetsuni shite kudasai.”
Gaoshun “It’s something only special individuals can wear, so please take care of it.”
壬氏「妙なところで鈍いあの女官でも、そろそろ気づくはずだ…俺の正体に。もしくは既に…。だったら気が楽なんだが…」
Jinshi “Myona tokorode nibui ano nyokan-demo, soro-soro kizuku-hazuda…oreno shotaini. Moshikuwa sudeni… Dattara kiga raku nan-daga…”
Jinshi “Even that court lady who is obtuse at strange points should soon realize…my true identity. Or maybe she has already… I’ll feel better then, though.”
「妙なところで鈍い」 I couldn’t find the best translation for this phrase.
鈍い(にぶい/Nibui): insensitive, dull, slow
妙なところで(みょうなところで/Myona tokorode): at the strange place, somewhere strange
“Even that court lady who is insensitive strangely to something” might be better…?
壬氏「いつまでも…黙っておくわけには…」
Jinshi “Itsumademo…damatte-oku-wake-niwa…”
Jinshi “(I can’t) keep quiet forever…”
♪…世界が結局ほら好きなんだ♪
♪…Sekaiga kekkyoku hora suki-nanda♪
♪…I love the world after all♪
『薬屋のひとりごと 1月10日(金)よる11時40分放送開始…』
『Kusuriya no Hitori-goto Ichi-gatsu tooka (kin) yoru ju-ichi-ji yonjuppun hoso-kaishi…』
『The Apothecaries Diaries Broadcast will begin on Friday, January 10th at 11:40 p.m…』
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京都の錦市場商店街を通って
先日、京の台所としても有名な「錦市場商店街」に行ってきました。商店街の長さは390m、120以上のお店が並んでいます。
年末の今頃は、さらに大勢の人たちで賑わっていることでしょう。
商店街のお店の様子や詳しい説明などは、Instagram投稿に書きました。(写真をタップしてください↓)
instagram
ところで、錦市場商店街には、いくつかの通りが交わっています。
寺町通側から入ると、まず「御幸街通り」があり、その次が「麩屋町通り」。
次が「富小路通り」。
そして、「柳馬場通り」。
柳馬場通りが交わるところには、猫茶屋まっしぐらというお店が!
犬好きなので、あんまり猫に興味ありませんが、、、
インパクトあって、気になりますね。
それから「堺町通り」。
堺町通が交わるところには、富美家という京うどんのお店が!
「富」なので、、、もう少し前の富小路が交わるところにあってくれると嬉しかったかも、、なんて思ったり。
この日私は、堺町通りにあるイノダコーヒ本店に行くために、寺町通側から錦市場商店街に入って、堺町通りへと向かいました。
昭和のフォークソングにも出てくる京都の老舗喫茶店イノダコーヒは、全国的にも有名ですね。
その話は、また次回にでも。
さてさて、今年も残りわずかとなりました。
本年も大変お世話になり、いいねなどありがとうございました。
どうぞよいお年をお迎えください。
来年もよろしくお願い致します!
#景色#眺め#幸せ#風景#京都#錦市場#日記#kyoto#kyoto trip#japan photos#street#nishiki market#年末#年末の挨拶#今年もあと少し#今年もありがとう#Instagram
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1人で生きていくうえで「これは今後意識したほうがいいな」とたびたび思うことがある。私はいま38歳で、世の中の平均的な38歳が何を考え、何に気をつけながら生きているかはわからないけど、でもこれが今の自分で、それを忘れたくないので、書き出しておこうと思う。
生きていくうえで大事にしたいこと
1.猫たちの幸せな一生に責任を持つ。
2.ずっと1人だとしても誰も恨まない。
3.できるだけ機嫌良くし、人に親切にする。出来なくても自分を責めない。
4.本を読む。山に登る。頭と身体を動かす。
5.良かれと思うことはする。うまくいかなくても、見返りがなくてもそうする。
6.日々のルーティンを愛し、新しいルーティンを探す。
7.辛いことを放り出さない。逃げても必ず解決はさせる。
8.自分と他人の歪みを認め、埋めたり変えたりしようとしない。
9.しけたツラをしない。
10.自分自身に誇りを持たない。自分の行動の結果に誇りを持つ。
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集落の微妙にはずれた所にカフェがあるのは、店主が儲けていないように見せるための工夫だとのこと。というのも、村社会では村人全員が同じ状況であれば、不平不満は出ないから、みんな助け合って、みんなが幸せ。逆に、一人だけ豊かになると妬み嫉みが生じて不幸になる、という考え方があるらしい。そのため、集落の目立つところにお店を構えると、「あの人だけを儲けさせてはいけない」という心理が働いて、村人はほぼ出入りしないカフェが完成するんだとか(ちなみに客層は「外来:現地=9:1」くらい)。 村の人たちもカフェに行きたくても、見晴らしのいいところにカフェがあると周りの目が気になって入店しづらいから、あえて、ちょっと、分かりづらい場所に店を建てるのがお客様への気遣いポイント。 そして、この話は、あくまでも店内に入店するまでの話であって、店内で村人同士が出会う分には何にも問題はない。むしろ、村の人たちも憩いの場ができる事に関しては、ありがたいらしい。素直ぢゃない、ツンデレである。 なんか謎マナーに似た趣があるけれども、格差を生まないで協力し合うための生活の知恵の名残なのではないかと思う。 そして、自分の生活に当てはめて考えてみると、なんかわかる気がする。上司に食事に連れて行ってもらった時に「遠慮するな」とは言われても、上司より高いものは少し頼みにくい(この気遣いが間違いなのだけれども)。上司が「マグロ丼(980円)」を注文しているのに「海鮮御膳(1,580円)」はアウトな気がする(上司の器を見くびってて失礼なのだけれども)。近い値段帯のものにしつつ、上司より20円くらい高いものを注文して、平等感と上司の太っ腹感をだそうとしてしまう。 そのため、現地の人が集落で古民家カフェをオープンする際には、わかりづらい場所にお店を建設し、決してチラシなど撒かず、噂で徐々に広がっていくのを待つのが良いのかもしれない。 逆に街中から移住してきた人たちに関しては、集落に人たちも割り切っているらしく、なんとも思わないから、目立つところに店を出しても問題ないとのこと。 「らしい」とか「とのこと」が多い記事になった。 へー、と思いながら拝聴した。 全ての集落にあてはまるわけではないとは思うのだろうけれども、集落で生きるにあたり地域のルールに従ったしきたりが色々あるんだろう。都会の企業で暮らしても、謎マナーはあるし。瓶のラベル上向けたり、ハンコを傾けたりetc... そんなことを考えながら古民家カフェに入るとまた違った趣があるかもしれない。 とはいいつつ、あんまり斜に構えたことしてたら、純粋に楽しめなくなるから、モラルに反したことはせず、その場だけの出会いや会話を楽しんだ方が良いと思った。
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2024-12月号
アンビグラム作家の皆様に同じテーマでアンビグラムを作っていただく「月刊アンビグラム」、主宰のigatoxin(アンビグラム研究室 室長)です。
『アンビグラム』とは「複数の異なる見方を一つの図形にしたもの」であり、逆さにしたり裏返したりしても読めてしまう楽しいカラクリ文字です。詳しくはコチラをご参照ください⇒アンビグラムの作り方/Frog96
◆今月のお題は「時事」です◆
今月は参加者の皆様に「時事」のお題でアンビグラムを制作していただいております。今年一年間の出来事を振り返りながらお楽しみください。
今号も失礼ながら簡易的なコメントとさせていただいております。皆様のコメントがいただけますと幸いです。
「能登 正月から地震」 回転型:.38氏
今年は元日から大変なニュースで始まりました。 .38氏の作品は線の太さをあまり変化させないのが特徴である分、かすれた線が効果的ですね。
「能登半島」 敷詰回転型:Jinanbou氏
一年を通して余震や豪雨に見舞われまだまだ大変な状況です。 敷詰できる配置の発見がすばらしいです。斜め線分のパーツが面白いです。
「月面着陸」 鏡像型:てるだよ氏
探査機「SLIM」が日本初の月面着陸に成功。 「面/陸」がぴったりですね。作字のお作法がそろっていてきれいです。
「北見遊征」 回転型:douse氏
今年デビューした、にじさんじのライバー。 線の強弱の扱いが見事ですね。大型ディスプレイに表示しているような表現がステキです。
「後遺症」 図地反転回転型: いとうさとし氏
COVID19の後遺症、ワクチンの後遺症などの話題も多く聞かれました。 どの文字も読みやすくて驚きます。水平垂直な線と斜めの線を対応付けするあたりが注目ポイントです。
「気ままに整地生活」 回転型:無限氏
10年続いた人気動画シリーズが完結を迎えました。 ドット表現にふさわしい舞台ですね。特に「整」が上下の密度差をうまくクリアして面白いです。
「百年の孤独」 回転型:うら紙氏
ガブリエル・ガルシア=マルケスのベストセラー。初刊訳から半世紀以上、作家没後10年を経て、今年6月に新潮文庫で再刊。 独特の書体による表現で立体的にも感じ、少し角度を変えるともっと読みやすくなるのかな、と思案してしまいます。
「3D HOLOGRAM」 鏡像重畳型:松茸氏
20年ぶりの新紙幣には偽造防止用の3Dホログラムが。 見る角度で絵が変わるホログラムに対して、文字ごとに見る角度を変えていくところがついになっているようで面白いです。
「千円札/北里」 回転共存型:lszk氏
新紙幣の千円札は北里柴三郎が肖像画。 とってもわかりやすいです。シンプルながらぴったりで見事な対応付けですね。
「福沢諭吉/渋沢栄一」 共存型:兼吉共心堂氏
一万円札は諭吉さんから栄一さんに。 「一」の引き出し方がよいですね。全体的に密度差をクリアする方法がためになります。
「パリ五輪」敷詰回転型:Σ氏
パリでの開催は1924年以来100年ぶり。 点対称図形4つをうまく組み合わせていて、敷詰の威力を感じます。字形もスタイリッシュでステキです。
「巴里五輪」回転型:lszk氏
日本勢は海外開催のオリンピックとして最多のメダルを獲得しました。 「輪」の形に驚きました。リングのあしらいが良い効果ですね。 Σ氏の作品と合わせてちょうど5つの輪になっているのが示し合わせたようで面白いです。
「佐渡島の金山」回転型:すざく氏
佐渡島(さど)の金山が世界文化遺産登録されました。 とても読みやすく素晴らしい作品ですね。重ね合わせが絶妙で、「金」の冠部分が最高です。
「伊能忠敬界隈」 旋回型×3:螺旋氏
異常なほど歩く習慣を持つ人々を指すネットスラングで、一説によると40km/day以上歩くことが必要とのことです。 「伊→忠」90度、「能→界」270度、「敬→隈」斜め鏡像という組み合わせですが、この対応の発見だけでも奇跡的です。
「帰ってきたニコニコ」 敷詰回転型:てねしん氏
6月にあったサイバー攻撃で停止していたニコニコ動画等のサービスが8月にようやくサービス再開。 重ね部分がわかりやすい表現になっているので読みやすいですね。「ニコニコ」の表現が「にこにこ」にも振動するので面白いと思いました。
「不法移民/治安悪化」 図地反転共存型: いとうさとし氏
クルド人など不法移民問題により治安が悪化しているの言う話が多く聞かれました。 これも読みやすく仕上がっていますね。「移/悪」が特に見事だと思います。
「オトノケ」鏡像型:結七氏
Creepy Nutsの楽曲で、テレビアニメ『ダンダダン』OPテーマ。 「オ」の鏡像性を生かしてうまくまとめています。ちょっとした字画の曲げがこだわりでしょうか。
「低緯度オーロラ」 回転型:繋氏
10月の磁気嵐が最も大規模で、北海道だけではなく能登や兵庫でも観測されたようです。 「韋度」がきれい��対応できるのですね。残りもきれいに配置できています。
「冨安四発太鼓」 図地反転鏡像(共存)型:ちくわああ氏
キングオブコント2024で披露された、ダンビラムーチョのネタ中に登場する芸能。 中間調処理を活用して読めるようにしていますね。図地反転して裏返すと文字組が変わるので一応共存型になります。
「アンビクイズ」 図地反転鏡像型:つーさま!氏
Σ氏によるアンビグラム関係クイズが披露されました。 一点濁点が「ビ」「ズ」の両方で共通しているのがよいですね。アンビグラムとはなかなか気付けないのがこのタイプの面白いところです。
「戦争/陰謀」 図地反転回転共存型: いとうさとし氏
戦争について回る陰謀論、多くのポストが見られました。 こちらも読みやすくて素晴らしいですね。図地反転は漢字のパーツ構成の違いを簡単に超えてくるのが魅力の一つだと思います。
「祠」 フラクタル型:超階乗氏
「あの祠壊しちゃったの?」というミームが流行りました。 一文字で自己再帰的な作品はほとんどなかったと思います。部分的に見れば「祠」と「𡭕」の振動型であると理解すればよいですね。
「闇バイト/一寸先闇」 鏡像共存型:ヨウヘイ氏
闇バイト関連の事件が多発しました。 墨のぼかしのような表現がうまく使われています。文字の配置が巧みです。
「ハリス トランプ」 旋回型:kawahar氏
アメリカの大統領選はカマラ・ハリス氏とドナルド・トランプ氏の対決となりました。 この形状の万能感がすごいですが、使いこなせるのはkawahar氏だけかもしれません。
「(下から)『ECHO』『少女A』『愛して愛して愛して』『強風オールバック』『メズマライザー』/ 祝 VOCALOID youtubeの再生数 1億回突破 おめでとう」 回転共存型:ラティエ氏
今年、史上2~6番目に1億回再生を達成したボカロ曲のタイトルです。 超大作ですね。作り上げた熱量に脱帽です。対応させる言葉に応じて書体をうまく切り替えていますね。
最後に私の作品を。
「to the NEXT/to the 一番上」 回転共存型:igatoxin
Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」の歌詞より。 アンビグラムにおいてもこうなりたいものですね。
お題 時事 のアンビグラム祭、いかがでしたでしょうか。御参加いただいた作家の皆様には深く感謝申し上げます。
さて次回のお題は書き初めということでフリーです。各自思い思いのネタでアンビグラムを作ります。
締切は12/31、発行は1/8の予定です。参加してくださった皆様も、読者の方々も、今年もありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。
——————————–index——————————————
2023年 1月{フリー} 2月{TV} 3月{クイズ} 4月{健康} 5月{回文} 6月{本} 7月{神話} 8月{ジャングル} 9月{日本史} 10月{ヒーロー} 11月{ゲーム} 12月{時事}
2024年 1月{フリー} 2月{レトロ} 3月{うた} 4月{���ニメ} 5月{遊園地} 6月{中華} 7月{猫} 8月{夢} 9月{くりかえし} 10月{読書} 11月{運} 12月{時事}
※これ以前のindexはこちら→《index:2017年~》
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hey tats what sort of stuff do you do while sou is a cat, i feel like he would not want to be pet ᓚᘏᗢ
Tats: What sort of stuff? Whaaa- Oh! You mean like how do I act towards Sou when he's a cat? Honestly it's more or less the same as usual. His normal human self is already pretty cat like so not much about his personality changes at all, it just comes in a much smaller cute and fluffy package~ [please don't tell him I said that...]. We made a little covered cat bed area that's dark and quiet for him to rest in when his headaches flare up or he wants to rest during the day, since the window shines directly on the couch and makes it hard to sleep without pulling the sheets over your head. If he's not in there he's usually sitting in whatever room I'm doing chores in. Sometimes I'll lay on the couch to read and he'll curl up on my stomach or chest! It always makes me feel so warm and happy when he does that...
Tats: Actually he really enjoys getting pets! Just not from strangers or people he doesn't know too well. Also you have to be a bit gentle, otherwise it aggravates him. Sometimes if you pet him in human form he'll- WAIT SOU GET OFF THE KEqwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
たつき:どんなこと? わー、あ! 猫のソウに対してどう接すればいいかってこと? 正直、いつもとほとんど同じです。 普段の人間としての姿も猫っぽいので、性格はあまり変わりません。ただ、もっと小さくてかわいいふわふわのパッケージに入っているだけです~ [そんなことを言ったなんて言わないでくださいね…]。 窓からの光がソファに直接当たって、シーツを頭からかぶらないと寝られないので、頭痛がひどくなったり、日中に休みたいときに休めるように、暗くて静かな小さな猫用ベッドエリアを作りました。 そこにいないときは、たいてい私が家事をしている部屋に座っています。 時々、ソファに寝転んで本を読んでいると、ソウが私のお腹や胸に丸まってきます! 彼がそうしてくれると、いつもとても暖かくて幸せな気持ちになります…
たつき: 実は、ソウは撫でられるのが大好きなんです!ただ、知らない人やよく知らない人からは触らないこと。それに、少し優しくしないと、彼を怒らせてしまう。人間の姿で撫でると、時々、彼は… 待って、ケツから降りろよ
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母親って (Shibasaki Aizou) English Translation
母親って Hahaoya tte A Mother
Character: Aizou from LIP×LIP HoneyWorks feat. ないこ Lyrics: Kaoru & shito Composer: Kaoru
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T/N: Wishing everyone a happiest new year!!
Keep in mind that Japanese and English aren’t my first language. I never claim my translation (attempts) to be error-free. As always, if you’re going to use or reference my translations, please do not claim it as your own and credit me.
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あなたはいつだって ���由に生きていて 気分屋なところ猫みたい 頭を撫でてくるその変わらない癖 ウザがるけど嫌いじゃないんだ
Anata wa itsu datte Jiyū ni ikiteite Kibunya na tokoro neko mitai Atama o nadete kuru sono kawaranai kuse Uzagaru kedo kirai janain da
You are always Living freely You have a moody temperament, like a cat That unchanging habit of stroking my head It annoys me but I don’t hate it
友達みたいにケンカして 言いたいこと言い合う関係
Tomodachi mitai ni kenka shite Iitai koto iiau kankei
We fight like we are friends A relationship where we can tell each other what we want to say
シワができても大丈夫だから いつまでも綺麗だから 笑ってくれるだけで強くなる やっぱりすごいな あなたの笑顔は いつまで経っても子供ですよ 幸せですよ
Shiwa ga dekite mo daijobu dakara Itsumademo kirei dakara Waratte kureru dake de tsuyoku naru Yappari sugoi na anata no egao wa Itsu made tatte wo kodomo desu yo Shiawase desu yo
It is alright if you wrinkle, because You will always be beautiful in my eyes Just by making you smile makes me stronger And as I thought, your smile is incredible No matter how much time passes, I will continue to be your child And that makes me happy
あなたはいつだって 自由に生きていて 空を泳いでる鳥みたい 強がりでそのくせ本当は泣き虫で もうどちらが子供なんだか…
Anata wa itsu datte Jiyū ni ikiteite Sora o oyoideru tori mitai Tsuyogari de sono kuse hontō wa nakimushi de Mō dochira ga kodomo nandaka…
You are always Living freely Like a bird flying in the sky That habit of pretending to be tough, but you’re actually a crybaby Geez, who between the two of us is the child now…
友達みたいにふざけ合って 守りたい大切な存在
Tomodachi mitai ni fuzake atte Mamoritai taisetsu na sonzai
We joke with each other like we are friends You are an important existence I want to protect
白髪増えても大丈夫だから いつまでも綺麗だから 言葉をくれるだけで頑張れる やっぱりずるいな 母親ってや��は いつまで経っても見守ってて 約束ですよ
Shiraga fuete mo daijōbu dakara Itsu made mo kirei dakara Kotoba o kureru dake de ganbareru Yappari zurui na Hahaoya tte yatsu wa Itsu made tatte mo mimamottete Yakusoku desu yo
It is alright if your hair turns gray, because You will always be beautiful in my eyes Just by giving me your words makes me do my best As I thought, you are unfair Someone who is known as a mother No matter how much time passes, I will watch over you That I promise you
これからも元気でいて あなたの“幸せ”が幸せ
Kore kara mo genki de ite Anata no “shiawase” ga shiawase
Stay happy and well from now on Your “happiness” is happiness itself
シワができても大丈夫だから いつまでも綺麗だから 笑ってくれるだけで強くなる やっぱりすごいな あなたの笑顔は いつまで経っても子供ですよ 幸せですよ
Shiwa ga dekite mo daijobu dakara Itsumademo kirei dakara Waratte kureru dake de tsuyoku naru Yappari sugoi na anata no egao wa Itsu made tatte wo kodomo desu yo Shiawase desu yo
It is alright if you wrinkle, because You will always be beautiful in my eyes Just by making you smile makes me stronger And as I thought, your smile is incredible No matter how much time passes, I will continue to be your child And that makes me happy
#honeyworks#LIPxLIP#aizou#omoiai#hahaoya tte#lipxlip translation#'your happiness is happiness itself'#i bawled my eyes out tl-ing this#bc i feel the same way too towards my parents#and im beyond lucky that i have them in my life#aizou has the perfect name he's love itself
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無題
平穏よりも胸のときめきをいちばんにしたら世界のぶあつい皮膚が一枚めくれたかのようになにもかもが歌い踊りかがやきはじめたのをいまでも覚えている。わたしは親が厳しくて外泊できないけれど、そのあいだに同級生の子たちはうつくしい島の海に反射する満月をみて、だれかと夜通しぴたりとからだをあわせて内緒話をするような、今にもぷつりと切れそうな糸のように細くて鋭い若さを世界の夢に浸らせている。感性を野放しにして、こどものころの感動をひとつずつ取り戻す時間がわたしにも必要だった。けれど思いどおりにいかないこともある、それも定めとおもって歯をぎゅっとくいしばる。わたしには必要だった。路上、白い廊下みたいに澄んだ朝霧をかんじる時間。薄いトップス。ズレた口紅。酔った勢いで入れ墨を彫ってしまう危うさ、煙ったクラブでなにもかんがえずに踊って、好きな男と寝て一限目をサボるとか、夜の街頭を走り抜け、くだらないことに時間とお金を費やすこと。「それだけじゃない、夜に遊ばなくても昼に釣りをしたりサッカーしたりそういう遊び方だってあるだろう。そっちのほうが幾分もまともだ」 おとうさんは夜遅くに帰ってきたわたしを叱りつけ、そう言った。わたしはけしてワルにあこがれているのではなくて、ただただ綺麗なものに飽きただけだった。わたしにとって祈りや信仰はさいしょから型があってそれに当て嵌めてハイ完成みたいなかわいいお菓子作りのようなものじゃなかった。自らを成り立たせるピースを集めた上でそれを食い尽くすくらいの覚悟や貪欲さがあなたにはある?わたしにはそれが足りなかった。昔も今も自分でうつくしい歌をつくれない。うつくしいものがたりをかけない。うつくしい絵を描けない。世の中にはフォロワーが万桁いる女子高生がいて、今、何千もの美術展が開催されていて、明日、いつかオリンピックに出るであろう少年がはじめてスケボーに乗るかもしれない。わたしには何もできないかもしれないけれど、彼らの生き様はわたしをわたしたらしめる微かなエッセンスとしてわたしに溶け込む。それを祈りと��う言葉で表象してはだめ?これからのことをかんがえると、ずっとどきどきする。目の前の光景が、訪れたことのない地の光が、風が、わたしを、わたしのからだを必要としてる気がする。世界中に張り巡らされた血管がわたしの心臓部にも繋がっているような心地。死ぬ5秒前ってどんな感覚なのかしらないけど、築き上げた塔が崩れてゆく感じなのかな、雪景色のような。
無題
朝起きたら腕に友達の噛み跡と身に覚えのない痣が3つくらいあった。耐え難い疲労がからだのあちこちにひっついて、入れ墨と化している。活字の海を、本をその背に背負えたらよかったのに、今のわたしを崖っぷちに引き止めているのはうつくしい言葉でもなくて、泥に塗れた重いカルマ。イヤホンの先から垂れ流れる音楽すらも風のように軽やかで自由なものではなくて、ねばねばした気持ちわるくてかなしいものに聴こえた。夏と、そのあつさと、その底知れぬ闇に街ゆくものすべてがこころのずっと奥の方で平伏している。昼過ぎにスクランブル交差点前の巨大スクリーンが薄青い空を泳いでいるようにみえたこと、街ゆく人の肌色が、シャボン玉のようにその熱を吸収して発光していたこと、ぜんぶなんか夢みたいにふわふわしているかんじがした。もうすぐでなつやすみなのに、大学入ってからそれまでもずーっと夏休みのような感じだったからあまりどきどきしない。みずみずしくずっと光っていたい。わたしもいつかデカい人間になりたい、いつかいつかいつかという文句ばかりが増えてゆくのを横目でみて、ぜんぶカサブタを剥がすように振り解いて拭ってくれる奇跡みたいな命、日々、音をどうしても期待してしまう。どうすればいいんだろーしにてーと思いながらまたあしたも友人と夜ご飯をたべにいく約束した。それでまた家に帰って、朝起きて虚無感に苛まされて、の繰り返しを大量の課題で中和する。薄暗い中でたべるごはんとか朝早起きして化粧をすることじゃない、今はなにもない海とか草原でなにも繕わずにその自然のデカさとか愛を仰向けになって享受するのがいちばんただしいきがする。たすけてと呼ぶには大袈裟すぎるし。わたしはわたしのことをぜったい見放さない、それだけで充分いっぱいすてきでしあわせで救いだということを今じゃなくてもいい何年もかけて真実にしていく、揺るがない愛に変えていきたい。
end
泣き出しそうに張り詰めた空気に鼻を啜る。世界の彩度が落ちて、ぶあつい服を着た街ゆく人たちが皆んなちっちゃな怪獣みたいにみえる。肌寒い。外はずっと灰色、モスグリーン、レモンみたいな匂い。大きな木が揺れて、木の葉の上に横たわっていた雨の滴が霧のように3秒間くらい降った。最近は毎日毎日やることが多くて、それをこなしているあいだに1日が終わる。3日連続で化粧を落とさずに寝てしまった。多くの人が電車にのっているときに外の景色に目をやらないのと同じ感覚で、わたしも生活の外側にひろがる微かな動きに鈍くなった。ずっと特別でありたかった、1番愛されたかった、そういった思春期的な熱望とどんどん疎遠になっていく自分に日々焦ったり安堵したりしている。だけど同時に、わたしの中をまだ生きている17歳のわたしがその面影をときどき覗かせる。期待させる。突拍子もなく走ったり、ゲラゲラ笑ったりする。些細なことで泣いたり、理不尽な世界に怒っている。良くも悪くも変わっていくのなら、これからの自分に期待をしたい。アルバイト先では後輩が6人くらいできて、みんなわたしよりも仕事ができる。わたしはもともと注意をされると衝動的に泣いてしまうところがあったし、シンプルに忘れっぽかった。あまりにも器用に仕事ができないので、ある日店長とそのことについて話し合ったら意識の問題と言われた。その1、人からのアドバイスに劣っている自分を見出してはだめ。その2、素直に人からの意見を受けとる。その3、自分のためでなくだれかのために働く。この3つを約束した。夜の繁華街で50歳の男性に飲みにいきませんかと声をかけられたり、あした授業にどんな服でいくかを考えながら化粧品を見に薬局に寄り道したり、腕に点々とのこる虫刺され痕をみて、それを残した蚊のことを考える。あした、図書館で借りた本の返却期限。わたしもちっちゃな怪獣になって寒さをまるごと食べてしまいたい、寒い日の、霞んだ光やクリアな淋しさ、果実のようにぎゅうぎゅうに酸っぱい気持ちを。
slow burning
大学一年生というよりも、高校四年生というような振る舞いをしているなあ、と自分のことを客観視する。新宿の横断歩道橋から行き交う人々を眺める。つい最近まで、委員会の同期の仲の良さにムラができていて、グループとかカーストとかそういう言葉が浮上してきてしまうほど揉めそうになっていた。それでも、それぞれが居心地の良い場所にしようと歩み寄っている。こういう、諦めによる愛想ではなくて心からの気持ちに胸を打たれる。明大前の飲み屋で酔っ払って「俺みんなのこと愛してるよ」と照れ笑いする先輩に、わたしたちみんな、キモいねーなんて言って茶化した。そのあと夜の大学で騒いでいたら��備員に注意された。机の下に10円玉を落としたのを拾わないで帰る。いつまでも赦されていたい、わたし、山猫のような女の子でいたかった。すぐ隣、肌すれすれにだれかの温もりを感じて弱さを誤魔化すのではなくて弱さを共鳴しあっていたい。「東京の人は生き急いでいる」なんて言葉があるけれど、わたしは美しい光景がそこに広がっていれば必ず立ち止まる人でありたい。仕事に遅れそう、とか、終電が、とかじゃない、好きな人たちのためだけに忙しくありたい。恋人は待ち合わせをするとき、「どこでおちあう?」と聞くのだけど、高2の頃、初めて会う日、それを「(恋に)落ち合う」と勝手に解釈して死ぬほどどきどきしたのを思い出した。それからわたしも「どこで落ちあう?」と聞くようにしている。ドア窓の形に切り取られた青い影が電車のフロアに映って、がたんごとんという音に沿ってフィルム映画みたいに小刻みにうごいていた。池袋で新疆料理をたべて、お腹を下す。スペイン語の中間試験。木曜日、ほんとうは1限に英語の授業があったんだけど、財布を忘れたいせいで交通費が若干足りなくて新宿駅から乗り換え先の電車に乗れなかった。その旨をインスタのストーリーに載せたら、一度しか喋った事ない同じクラスの男の子から「抜け出していくわ、」とだけ連絡が来て、本当にきてくれた。クラスで唯一金髪で、派手で、いつも高そうな服を着ている。ピーナッツをぼりぼり食べながら、ダーツをする。わたしが2回勝って、可哀想だったからあとの1回は負けてあげた。それからは何も無かったかのように授業では一言も喋らない。お互い、目を合わせないふりをしているような、ふしぎな距離感を保つ。渋谷で5分1000円の手相占いをしたら、鎖みたいにいくつもの線が絡まっていますね、と言われた。意外と気にしいなんじゃないですか?「そうですね」と答える。駄菓子屋で1000円使い切ったほうが幸せになれそうだとおもった。電車の隣の線路にカラスが一羽いた。こんなに近くでみるのは���じめてだ、と思って、じーっとみつめた。黒なのに黒じゃなくて、光を受けて渋いグリーンや紫っぽくみえる羽毛に目を見張る。なんか、空はどこまでも真っ青なのに光の細部だけ色があたたかい夕方前みたい。ふわっとなにかに気付いて、じーっとそれを見つめて、そこになにかが“視える”とぜんぶ途端にスローモーションになって、焦燥感や虚しさがたちあがってくる瞬間がある。からっぽなのにぎゅうぎゅうな感じ。AirPodsをケースにしまう音が体感的に5秒間くらい耳に残ったり、自分の息遣いにどきどきしたり、すれ違う��子高校生の会話声や、鳥が羽をはためかせる様子がクリアに輪郭が保ったまま空中を転がる。ガムを買って噛みながら、心のもやもやしたなにかを同時に小さく噛み砕いてゆく。光の洪水。家に帰ってパスタをたべたあと、お風呂で下の毛をつるつるにする。夕方終わりにお風呂に入るの、とても好きだなあと思う。コンタクトレンズを外さないまま、化粧も落とさずベッドへダイブする。瞼の裏に東京タワーの赤がたましいの塊みたいにまあるく光っている、はやく何もかも諦められる年齢になりたいと思う。
無題
なんかまじでわたしが疲弊していて悲観しているのか、世界が残酷なのかわからなくなってきた。脳科学の講義を受講したあと、テキトーに混雑した休日の街をあるいていたら皆んなの脳みそが透けて浮きでてきそうで気持ち悪くなった。地球4周分の神経線維。そう、どでかい爆弾が街ゆく人々の頭蓋骨に葬られている。ニューロンが軸索を介してつながってゆく、放出と受容を繰り返してみんな手を繋ぎあってゆく。セール中でバイトの雰囲気がぴりぴりしていて、みんな資本主義の豚みたいに働いていた。うつくしくないとおもったし、私も美しくなかった。結いた髪に、ぴたっとあげられた前髪。なにを思っているのかを書くのがずっと怖かった。もしかしたら私の感じているこの欲望はとても汚らわしいもので、それゆえにだれかを傷つけてしまうかもしれない。でも、言葉にしなければすぐにわすれてしまう感情に名前をあげなくなって、水をあげなくなって、そうしたら、じぶんの脳みその溝をうめていたみずみずしい苔までもがすっかり枯れきってしまって虚構を連ねるようになった。空洞に哀しみの音だけが響き渡る。友達はいるけど、私はその友達の1番になれない。恋人みたいな人はいるけど、私はその恋人の1番にはなれない。1番っていうのはほんとうの意味での1番、2番とか3番とかがいない1番。圧倒的な2人の世界の中でのフェアで高貴な1番。有名になりたかった。文章でも外見でも写真でもなんでもいい、だれにも敵わない羽根で世界を羽ばたいてみたかった。わたしを選ばないで、そこらへんのそれっぽくかわいい女の子を選ぶかっこいい男の子たちを信じられないでいる。外国に行ったらモテるよ^_^と投げかけられた言葉について何回も考えるけど、考えるたびにかなしくなる。でもね、神様はいるとおもうの。木漏れ日の首筋に、砂丘のしずけさに、広大な空の一枚下に、その温もりと永遠が芽吹いているのをしっている。そのたびに、わたしはこの世界に愛されていて、まだ19歳で、まだ何にでもなれて、そして世界を(気持ちがあふれてしまいそうなくらい)等身大で愛しているドラゴンみたいにかわいい女の子だとまじないを唱えるようにして心を強く保つ。アスファルトに散った桜が朽ちて、吐瀉物のようにグロテスクにぬるい光を浴びている。走り抜ける!だれかの憎悪の中に、疑念の中に、見下しの中に憧憬の眼差しを覚えながら。東京で灯される光の数だけ、アフリカの広原でつややかな花が咲けばいいのに。光の重さの分だけ、銃弾が軽くなればいいのに。帰り道、ひさしぶりにパンを買って帰った。
日記
弟がiPadのタッチペンを無くしたらしくて、それを聞いた母がすぐにAmazonで検索して新しいのを買った。こういうとき、ほんとうになんか小さなことだけれど、すごく心が愛にみちる。
大学の新校舎の建物のにおいが400人もの人が集まった大教室の縁をすべっていく。扉を開けた瞬間、目と目と目がわたしの顔を捉える。湿気漂うフロアにだれかがペンを落とす音、先生のマイクが吐息までもを拾って湿った熱を加速させる。「儚いって聞いて何を思い浮かべますか?蝶?蛍?蝉?トンボ?」 教授がそう聞くと、みんなのえらぶ選択肢がちょうど均等に分かれる。講義が終わるといつもすぐに帰るイケてる男の子が蛍を選んでいて、なおさらかっこよく見えた。わたし、インスタのフォロワーが490人いるんだけど、その人数って今見てるこの人たちよりももっともっと多いのかと思うとなんか心強いような息苦しいような、不思議な気持ちになるなーとぼんやり思った。君たちはぶっちゃけ勝ち組です、という先生がキモかった。海外の大学院に行きたい。わたしはもっともっと色々な人を知るべきだし、美しい景色にであうべきだし、貪欲に学ぶべきだとおもうから。聡明になって、お金を稼いで、将来だいすきなひとたちにたらふくご飯をたべさせてあげたい。お母さんとお父さんが育ててくれた、守ってくれたこの心の真ん中にそびえる愛情のかたまりを誰かに分け与えていきたい。でも、そうとも思うけど、逆にそれをこなごなにさせてくれる危険性や若さゆえの解放にも目が眩んでしまうの。「今しかできない」ってとてもずるい言葉だなあ。
19さい
19歳とかいちばん呪われていた1年だった。まだハタチじゃないけど、もうそうさせて、と思うくらいに、1年のあいだに10年分くらいの幸せと不幸せがぎゅうぎゅう詰めに、どっちがどっちかわからなくなるくらいに入り乱れててくるしくてさみしくて悲しかった。くるしかった。わたしと同じ純度で、等しく、あいしてほしい。あいされたい。
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羂索 Vs. 髙羽 戦まとめ
第一ラウンド
羂索:呪霊で先制攻撃 髙羽:事象書き換えにより攻撃結果をリセット 羂索:事象創造系の術式と判断 髙羽:羂索のコスチュームにアイテム追加 羂索:術者自身のイメージを具現化し他者にも強制する術式と分析
羂索:ギャグへのダメ出しによる精神攻撃で出力抑制を図る 髙羽:オーディション会場を創出し羂索のコスチュームもTVディレクターに変更(羂索のイメージを取り込んだ?髙羽自身のイメージ?) 羂索:通常攻撃が通るようになったのを確認し、術師のメンタルが術式発動に影響すると推論
羂索:髙羽のギャグを独りよがりとダメ出しをした上で、より���白いギャグを披露 髙羽:羂索からの評価を否定して対抗しようとするも黄櫨の死体を見て動揺
※お笑い芸人としての原点を確認した髙羽が自己開示とコミュニケーションを諦めない意思表示
第二ラウンド
羂索:特級叛霊で先制攻撃 髙羽:トラックを具現化し呪霊を一撃破壊、羂索にもダメージ(おそらく通常は特級クラスにトラックが衝突してもノーダメージだが、「もったい付けて登場したバケモノが出オチ一発退場したら面白い」という髙羽の発想により世界観が押し付けられた)
羂索:警官コントから病院コントに誘導し、その流れで髙羽に電撃 髙羽:次のコントに移行しダメージリセット
羂索:看護婦コントで自身の肉体変容を確認 自分が仕掛けたコントのイメージもフィードバックにより具現化されるのを確認(クイズ番組への移行は髙羽が素で知らない「ハドロン」が出題されたので羂索の意志か?)
羂索:猫に変化し髙羽をタクシーに撥ねさせる 髙羽:そのままロケーションを海に変更したコントを続行しダメージリセット(水平線が見えるような広大な背景を現出、対戦相手を質量ともに変幻自在な生得領域に閉じ込めるという領域展開に等しいことをやっている)
※全てがコントの一幕として如何なるダメージも「なかったこと」にされる髙羽に対し、ダメージの蓄積により疲弊していく羂索(死者を出さない術式なので、おそらく羂索は呪力も体力も尽きた状態でも表面的には無傷に修復されて延々コントに付き合わされるはず)
第三ラウンド
羂索:髙羽を満足させることで術式を終了させる目論見でM-1の舞台をイメージし相方を務める(自分がボケ役を引き受けて舞台を主導) 髙羽:夢の舞台で相方と漫才を演じきって満足、術式終了
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感想戦
私は『呪術廻戦』という作品の良い読者ではなかったけれど、この羂索 Vs. 髙羽 戦というカードは能力バトルもの漫画の歴史に刻まれる傑作だったと思う。
ギャグ世界の住人が能力バトルに参加したらどうなる?という試みは作中でも引用されたフリーザVs.両津や『遊戯王』のトゥーン系カードとかでもやってるし、明確な下敷きであるボーボボのハジケバトルの構造がそういうものだ。 個人的には領域という自分の世界観を押しつける呪術バトルの中でギャグ世界の法則に巻き込むというのはTRPG『TORG』のカートゥーン・レルムを思い出した。カートゥーン・レルムは流石に実装したらGMの負担が大きすぎて扱いきれないのでエイプリルフール企画で終わったが、あれを真面目に実現したらどうなっていたかを突き詰めると「超人」術式になるわけだ。
初手から一切舐めプせずに必殺攻撃を放ち、コントに巻き込まれてダメージを負いながら試行錯誤して術式を分析し、遂に攻略法を発見する羂索の姿は、完全に「理不尽な強敵に蹂躙されながらも粘り強く戦って勝機を見出すチャレンジャー」であり、全力でぶつかり合った結果として強敵との間に友情が生まれちゃってるのも込みで、本作中では非常に珍しい「さわやかで熱い少年漫画バトル」の一戦になっている……いやまあ、そもそも羂索は準ラスボスで物語の黒幕なんですけど。
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「宿儺に全力を出させてやれなくて申し訳ない」&「孤独だが寂しくはない、生物として隔絶しているので他者に理解を求めない」という五条、「挑んできたものを返り討ちにするという形でしか他者との関りがもてなかった」カシモ、長生きし過ぎて友達がいなくなったせいで独り語りが増えた羂索という描写が重ねられた後に見ると、寂しさを認めて自己開示し、羂索を笑わせることを諦めないと宣言する髙羽はみっともなくも美しい(この戦いの裏では宿儺の「孤独を恐れぬゆえの強さ」を称える裏梅のバトルが繰り広げられていたりする)。
今際の際のヨロズが宿儺に対して「私のことを知っていてくれた」と喜んでいたように、相手の術式を真剣に解析して攻略するというのは相手の世界観を理解することなので、「俺のことを知ってほしい」がお笑いの原点である髙羽の本願は倒されてこそ成就するのだろう。
でも、羂索は全身全霊で髙羽に挑んで理解しようとしてくれたけど、髙羽の方は羂索のことを理解してないから、やっぱり「ひとりよがりな三流芸人」ではあるのだよな。
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すべてが終わり日常に帰った後、髙羽は「夢の舞台」を心にしまい込み、あえて「最高の相方・羂索」の幻を追わず、本来はツッコミ適正でありながら羂索を手本にして相方を幸せにできるボケを目指す……というあたりが健全な落としどころかなと思うけど、この漫画はあくまで「呪い」の物語ですからね……
アレはリカちゃん2号と同じ呪力によって再構築された仮想の羂索だと思うんだけど、だとすると適性のある観客にしか目視できないしTVにも映らないから漫才は成立しないはず。髙羽がピンで舞台に出ても、ノリによっては客前で収拾のつかない事態になるので芸人として詰んでいる。呪術師に転職して、自分の術式について自覚することで大幅に出力を落として制御するしかないか。いろんな意味で強烈な呪いを残していったな、羂索。
髙羽の末路は物悲しくも恐ろしいけど、『破壊神マグちゃん』の単行本加筆版最終回の相似といえないこともない……か? あちらはひとりの人間の一生をかたわらでしっかりと見守り続けたからこそ、その記憶と権能によって非物質的な永遠の存在として再構築できたけど、髙羽は羂索のこと全然知らないからなぁ。少ない情報を元に作り上げた人形だと、「他者」ではなく作り手の可能性の域を出ない成果物になっちゃう。やっぱり羂索らしいエグい呪いですよ。
でもまあ、千年を生きたバケモノがその命の最期に「運命の人」と巡り合い、ほんの一瞬、心を通い合わせて死ぬという羂索の末路はやっぱりロマンティックで大好きなんだ。髙羽は気の毒だけど、古来から化生のモノに魅入られた人間は破滅すると相場が決まってるから、しょうがないね~~。
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2億円どうぞって渡されて、生活費とか将来がとかしがらみぜーーーんぶとっぱらって、人を幸せにするってことをベースに、なにしますか?って聞かれてこれする!って答えれたらそれが本当にやりたいことなんやって、そんでそれが見つかってて言葉に出してってしてたら自然とそこに向かって歩いていくんだって〜。
わんちゃんも猫ちゃんも飼い主さんも犬とか猫とか人とか関係なくみんなが楽しめる場所作れたら良いなあって。人も美味しく食べれる料理とデザートと飲み物あって、わんちゃんも猫ちゃんも美味しく食べれる物、気にしないで走り回れる場所、他のわんちゃん猫ちゃんたちと交流できる場所、そんな場所あったら良いのに~~~~!音楽も流れてて、美味しい物いっぱいで天気がいい日はお外で、悪い時は中でっていつでもどんな人でも楽しめる場所がいいな〜って考えてた〜😊
なんで神様は鬱とかそうゆうの作っちゃったんだろ~🤧
そんでなんでこうも容易くバット入っちゃうんだろ~!そんで入る時は簡単なのに抜け出すのなんでこんなに難しいんだろ〜🌀もがけばもがくほどズブズブ深いとこ沈んでく気がする~!生きるのって本当に難しいし大変。言葉にしようとすると上手く出てこないのなんでだろうね??国語のテストでいい点取ったことないけど関係あるかな??🫣🩵かと言って算数も無理やったけど!!!いまだに九九不安やよ!!あの小学生の時にそろばんやってる子そろばんないのにエアーでそろばんはじいて計算してるの本当に変なやつうって思ってたけど今考えたらまじで凄いな、、そろばんないのにあるもんな、、、。そろばん、、やっとけばよかったかな🤧まあもう遅いわ!黙ってハングルでもお勉強するわあ~🇰🇷🩵🩵
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犯罪の巣窟となっているフィリピンのPOGO このバオフという施設は、POGO(Philippine Offshore Gaming Operator)と呼ばれるものだった。海外向けにオンラインカジノを提供する業者だ。多くの国で、賭博はカジノなどの許可を得た施設以外では禁止をされているが、賭博をしたいニーズはある。そこで、オンラインで賭博を提供するというのがPOGOだ。最も多く利用されているのが中国で、中国ではマカオなどを除いて賭博が禁止をされているため、手軽にスマートフォンから楽しめるオンラインカジノの人気が高まっている。もちろん、中国人が海外のオンラインカジノを利用することは違法行為にあたる。 オンラインカジノだけであればまだしも、そこにはマネーロンダリングから始まり、ロマンス詐欺、仮想通貨詐欺、投資詐欺、麻薬取引、人身売買、誘拐、売春、殺人と、ありとあらゆる犯罪がついてくる。 フィリピン政府はこのような海外カジノ業者による犯罪に頭を悩ませたが、彼らが得ている経済的利益は魅力的なものだった。そこで、フィリピン政府は2016年にこのようなカジノ業者を公認し、法人税を徴収することにした。フィリピン娯楽賭博公社(Philippine Amusement and Gaming Corporation、PAGCOR)を設立し、一定の審査の元、カジノ業者をPOGOと認定し、オフショアオンラインカジノの運営を認めた。 各国から批判を浴びるオンラインカジノ施設POGO しかし、POGOはフィリピン人は利用することができず、外国人だけが海外からオンラインで利用することができる。外国、特に利用者の多い中国にしてみれば迷惑な話で、中国政府は何度となく、フィリピン政府に対してPOGOを禁止するように求めている。その結果、マルコス大統領は2024年末までにPOGOを廃止する宣言をした。 バオフもこのようなPOGOのひとつで、約8万平方mの敷地(サッカー場9つ分)の敷地に14の建物とスーパー、レストランがある。家宅捜索を受けた時、678人が働いていて、内訳はフィリピン人383人、中国人218人、ベトナム人55人、マレーシア人16人などで、その他、ルワンダ、インドネシア、キルギスタンなどの国籍の者もいた。 オーナーは黄志楊という中国人で、2019年にバオフを設立し、許可を取り、POGOの運営を始めた。しかし、仮想通貨詐欺が発覚をし、2023年2月にPOGOの資格が剥奪をされた。それでも、黄志楊はPOGOとしての運営を続けていた。つまり、バオフは違法POGOだった。 違法POGOの運営に市長が関与していた この違法POGOにマレーシア人のディランが監禁をされ、ディランは携帯電話を手に入れ、マレーシア大使館に助けを求めた。この時、暴行の後が残る自分の写真も送ったために、マレーシア大使館はすぐに大統領府反組織犯罪委員会(Presidential Anti-Organized Crime Commission、PAOCC)に通報をした。PAOCCもマレーシア大使館からの通報であるため、すぐにバオフに対して家宅捜索を行い、違法POGOの摘発を行った。 ところが、その捜査の過程で、意外な事実が明らかになった。このバオフの建物の多くは、バオフがあるバンバン市の市長が維持費を支払っていたのだ。バンバン市の市長はアリス・グオというフィリピン人で、市長に立候補するまでは、このバオフの株を50%所有していたこともわかった。立候補する時に、すべての株式をあるフィリピン人に売却したことになっていたが、そのフィリピン人は、自分が株式を譲渡されたことを知らなかった。つまり、株式譲渡は偽装であって、この違法POGOであるバオフの実質的なオーナーはバンバン市長ではないかという疑いが出てきたのだ。 ▲バンバン市議会で答弁するアリス・グオ市長。いつもにこやかで、市民からの支持は高かった。 ▲バンバン市の公式サイトには、アリス・グオ市長の写真とメッセージが掲げられている。バービー好きのアリス・グオ市長は、ピンクをアイデンティティカラーに使っていた。 市民から人気の高かったアリス・グオ市長 意外なことに、2022年6月に就任したアリス・グオ市長は、市民からの人気が高かった。前市長は既得権益にどっぷりと浸かった人であり、バンバン市にはたまに顔を出す程度で、自分はマニラ市の快適なマンションで暮らしていた。人口わずか8万人で、農業中心で、道路は穴ボコだらけ、停電が日常的というバンバン市は発展から取り残されていた。 しかし、そこに若くてチャーミングな女性市長候補が颯爽と登場した。アリス・グオは養豚業で成功し、12の企業を所有しているやり手のビジネスウーマンだった。市長に就任すると、さっそくセブンイレブンとマクドナルド、フィリピン最大のファストフード「ジョリビー」を誘致して持ってきた。 アリス・グオ市長はバンバン市に常駐し、健康センターを設立し、道路を修繕し、犬と猫にはワクチンを接種した。交通ストライキが起きると、市民のために無料のライドシェアサービスを提供した。結婚式や葬儀、イベントがあると、現場に現れて、テントと椅子を無償で貸与した。高齢者の誕生日には、必ずバースデーケーキを贈る。 バービーが大好きで、いつもピンクの服を着ている。決して美人ではないものの、親しみのある笑顔で人に接し、「最近太ってしまって」とお腹の肉をつまむ。市民は誰もが、そんなアリス・グオ市長が大好きだった。 ところが、この市長が、裏世界とも言えるPOGOにどっぷりと絡んでいたのだ。市民は大きなショックを受けた。 ▲市長時代の郭華萍。親しみやすい笑顔で、市民との距離が近い、人気の市長だった。 ▲アリス・グオ市長は、親しみやすい笑顔と行き届いた市民サービスで、市民からの人気は高かった。 ▲POGOとの関係で、警察で取り調べを受けるために同行を求められたアリス・グオ市長。この時は、大きな問題ではないと楽観をしていた。警察も、相手が市長であるため、丁重に扱った。 公聴会で発覚した市長の「身分」 PAOCCの捜査が終わると、アリス・グオ市長はフィリピン政府が行う公聴会に召喚された。市長と違法POGOの関係を追求することが目的だ。 それでも、市民は大好きなアリス・グオ市長を応援した。SNSでは、市民からの「アリスを信じている」「アリスが帰ってくるのを待っている」というメッセージで溢れ返った。 しかし、その市民の期待は裏切られることになる。公聴会で、アリス・グオ市長は実はアリス・グオではなく、まったく別人の中国人であることまでが発覚をしたからだ。 フィリピン国家調査局が、アリス・グオの身分照合をしてみると、アリス・グオというフィリピン人は実在したが、顔がまったく違う。しかも、この本物のアリス・グオは所在がわからなくなっていた。 では、市長はいったい誰なのか。フィリピン国家調査局は指紋から照合をして、中国籍の郭華萍(グオ・ホワピン)であることを突き止めた。中国人がフィリピンの市長になることはできない。 ▲公聴会に出席する郭華萍。ここで郭華萍の身分が虚偽のものであることが明らかになっている。郭華萍は残りの公聴会を無断欠席して海外に逃亡し、インドネシアで拘束された。 借金でフィリピンに逃れた郭一家 アリス・グオ市長は、公聴会では、あくまでもフィリピン人のアリス・グオであると言い張ったが、議員たちの追及に矛盾のある回答を重ね、もはや中国人の郭華萍であることは明らかだった。 この問題は、フィリピンや中国のメディアも取り上げることになり、調査報道により、郭華萍の生い立ちが次第に明らかになっていった。 郭華萍は1990年8月31日に、福建省晋江市に生まれた。父親は地元で養豚業や服飾工場、刺繍工場、飲食店を経営する人で、裕福な家庭だった。弟と妹が生まれ、絵に描いたような幸せな一家だった。しかし、90年代後半になると、父親の事業が思わしくなくなり、多額の借金を背負うことになってしまった。 母親は、借金から逃れるために、フィリピンのホワフェイ刺繍センターに7.5万ドルの投資をした。フィリピンに投資をすると、特別投資居住ビザが取得できるからだ。母親は3人の子どもをつれて、フィリピンに移住をした。 中学生になっていた郭華萍は、フィリピンの中国語学校に通うことになった。しかし、中国籍のままでは、フィリピン政府のパスポートを取得することはできない。中国のパスポートを取得するには中国に戻らなければならない。しかし、パスポートがないので中国に行くこともできない。 そこで、多くの海外在住の中国人がするように、業者から戸籍を買って、フィリピン政府のパスポートを取得した。この時、買ったのがアリス・リアル・グオのもので、以降、郭華萍はフィリピン人のアリス・グオとして生きていくことになった。
市長はフィリピン人ではなく中国人だった。身分詐称の市長は中国のスパイだったのか? - 中華IT最新事情
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The Apothecary Diaries Season 2 Teaser PV 2 / 薬屋のひとりごと 第2期ティザーPV 第2弾
Please note that English sentences are just my translation.
『新章、開幕――』
“Shinsho, kaimaku――”
“New chapter begins――”
猫猫「壬氏様、何かご用でしょうか」
Maomao “Jinshi-sama, nanika goyo deshoka.”
Maomao “Master Jinshi, is there anything I can help you with?���
壬氏「薬屋。少し、調べてほしいことがあるのだが―」
Jinshi “Kusuriya. Sukoshi, shirabete-hoshii-kotoga aruno-daga―”
Jinshi “Apothecary. I’d like you to look into something.”
猫猫(また面倒ごとか… いや、待てよ…)
Maomao (Mata mendo-gotoka… Iya, mateyo…)
Maomao (Another trouble again… No, wait a minute…)
猫猫「それ、詳しく聞かせてくれませんか?」
Maomao “Sore, kuwashiku kikasete kure-masenka?”
Maomao “Can you tell me more about that?”
『原作 日向夏 『薬屋のひとりごと』 ヒーロー文庫/イマジカインフォス刊』
Gensaku Hyuga-Natsu “Kusuriya-no Hitori-goto” Hīrō bunko / Imajika-Infosu-kan
Original: “The Apothecary Diaries” written by Natsu Hyuga, published by Hero Bunko, Imagica Infos
語り「薬屋の少女が挑む、謎解きエンターテイメントが、今、再び幕を開けるー」
Katari “Kusuriya-no shojoga idomu, nazo-toki entāteimento-ga, ima, futatabi maku’o akeru―”
Narration “Now, the curtain is rising on another entertaining mystery for our young apothecary to challenge.”
『宮中に渦巻く暗雲』
“Kyuchu-ni uzu-maku an-un”
“Dark clouds, swirling in the palace”
猫猫「考え過ぎだと思いたいが…」
Maomao “Kangae-sugi-dato omoi-taiga…”
Maomao “I’d like to think I’m overthinking it, but…”
『ふたりを待ち受ける、新たな難事件』
“Futari’o machi-ukeru, aratana nan-jiken”
“A new difficult case awaits the two.”
猫猫「何だか引っかかる…」
Maomao “Nandaka hikkakaru…”
Maomao “Something’s stuck in my mind…”
壬氏「一体誰が……」
Jinshi “Ittai darega……”
Jinshi “Who on earth…”
猫猫「憶測にすぎませんが、これ、あの事件に似てるとは思いませんか?」
Maomao “Okusoku-ni sugi-masenga, kore, ano jikenni niteru-towa omoi-masenka?”
Maomao “This is just speculation, but don’t you think this is similar to that incident?”
壬氏「――まさか!」
Jinshi “――Masaka!”
Jinshi “――No way!”
猫猫「壬氏様」
Maomao “Jinshi-sama.”
Maomao “Master Jinshi.”
壬氏「ああ。薬屋、行くぞ」
Jinshi “Aa. Kusuriya, ikuzo.”
Jinshi “Yes. Let’s go, Apothecary.”
『毒を、暴け―――』
“Doku’o, abake―――”
“Expose the poison――”
『薬屋のひとりごと』
“Kusuriya-no Hitori-goto”
“The Apothecary Diaries”
『2025年1月10日(金)放送開始』
“Nisen-niju-go-nen ichi-gatsu tooka (Kin) hoso-kaishi”
“Broadcast begins on Friday, January 10, 2025.”
語り「薬屋のひとりごと、第2期。2025年1月10日、放送開始」
Katari “Kusuriya-no Hitori-goto, dai-niki. Nisen-niju-go-nen ichi-gatsu tooka, hoso-kaishi.”
Narration “The Apothecary Diaries, Season 2. Broadcast begins on January 10, 2025.”
『毎週金曜よる11:00より、FRIDAY ANIME NIGHT(フラアニ) 日本テレビ系30局ネットにて全国同時放送!放送終了後、各種配信プラットフォームでも順次配信予定! *放送日時は予告なく変更になる場合がございます』
“Maishu kin-yo yoru ju-ichi-ji-yori, Furaidē Anime Naito (Fura-Ani) Nihon-Terebi-kei sanjukkyoku-netto-nite zen-koku doji hoso! Hoso shuryogo, kakushu haishin puratto-fōmu-demo junji haishin yotei! *Hoso-nichijiwa yokoku-naku henkoni naru baaiga gozai-masu.”
“Every Friday night from 11:00 p.m., by Friday Anime Night (Fura-Ani), it will be broadcast simultaneously nationwide on 30 Nippon Television Network stations! After the broadcast, it will be distributed sequentially on various streaming services! *Broadcast dates and times may be subject to change without notice.”
『CAST 猫猫 : 悠木碧 壬氏 : 大塚剛央 高順 : 小西克幸 玉葉妃 : 種崎敦美 梨花妃 : 石川由依 里樹妃 : 木野日菜 小蘭 : 久野美咲 ナレーション : 島本須美』
“Kyasuto Maomao: Yuki Aoi Jinshi: Otsuka Takeo Gaoshun: Konishi Katsuyuki Gyokuyo-hi: Tanezaki Atsumi Rifa-hi: Ishikawa Yui Rīshu-hi: Kino Hina Shaoran: Kuno Misaki Narēshon: Shimamoto Sumi”
“Cast Maomao: Aoi Yuki, Jinshi: Takeshi Otsuka, Gaoshun: Katsuyuki Konishi, Concubine Gyokuyou: Atsumi Tanezaki, Concubine Lihua: Yui Ishikawa, Concubine Lishu: Hina Kino, Shaolan: Misaki Kuno, Narration: Sumi Shimamoto”
『STAFF 原作 : 薬屋のひとりごと(ヒーロー文庫/イマジカインフォス刊) キャラクター原案 : しのとうこ…』
“Staffu Gen-saku: Kusuriyano Hitorigoto (Hīrō bunko / Imajika-Infosu-kan) Kyarakutā gen-an: Shino Touko…”
“Staff Original : The Apothecary Diaries (published by Hero Bunko, Imagica Infos), Character draft: Touko Shino…”
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I would like to ask if there’s better English sentence for the green-colored translation.
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シャドウハート ハイハーフエルフのクレリック。忘却と闇の女神:シャーの信徒で、ある遺物をシャーに届けるための使命がある。過去の記憶のほとんどがないが、それもシャーの試練として受け入れている。ホントかな~。オオカミがすごく苦手。お花が好き。
レイゼル 戦闘民族ギスヤンキの戦士。ギスヤンキ以外は劣等種として教えられてきたため、差別と偏見が激しい。根は気マジメで勉強家。いつか仲良くなれるのかな~。 カーラック 地獄にさらわれて悪魔の下で10年奴隷をしていた分、逃げ出した今は自由と善行への憧れが強い。地上で幸せになれるかな…。豪快で大らかで熱いハートを持ってる。実際燃える。
ウィル ブレード・オブ・フロンティアと呼ばれる、悪魔狩りの英雄。異名は助けた人たちに付けてもらえたんだって。正義感と高潔さにあふれた王子様みたいな人だが、お父さんと仲良くできてないことがつらいみたい…。男子で一番若いが、一番まともである。犬派。
ゲイル 気さくな学者で魔法の天才。でも才能と同じくらい野心と慢心も強かったため、全ての魔力の女神:ミストラに怒られ、破滅の呪いを受けてしまった。ちゃんと反省できるかな…。猫が好きで料理がとくい。
アスタリオン 吸血鬼の奴隷として、200年生きてきたけど、たまたま脱出して自由になれた。主人への復讐を果たそうとしてるけど、うまくいくのかな~。ひねくれの皮肉屋の天邪鬼で、善行や正直さを示すとおこる。本心はどうなんだろ~ね。おさいほうが得意。猫派。
ハルシン パンセクシャルでポリアモリーでナチュリストな森の祭司長。やさしくて心も体もでっかい。森をおそうゴブリンたちを止めようとして、仲間に置き去りにされてつかまってしまう。甘党でお酒にはすごくよわい。くまさんにもなれる。
ミンサラ ハルシンさんの管理する、ドルイドの森を襲おうとしているパラディン。高慢で権威主義なアブソリュートというカルト教団の一員だが、複雑な経緯もあるもよう。悪いヤツだけど、本当に仲間になれるのかな~?!
スクラッチ&アウルベア 旅の途中で家族になるかもしれない動物。かわいい。とてもかしこい。
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よしもとかよ 「日々是好日」。vol.148 (2024/12/4 + 12/11 )
2024 4th + 11th december
M1 冬景色 (よしもとかよ と やまのしんちゃんズ)
M2 tenpu ki bai (Mayra Andrade) M3 alala das marinas (Milladoiro)
M4 time (Des'ree) M5 linnunmieli (Varttina) M6 ポテト (井��侑) M7 illumination (Secret Garden) M8 クリスマスに何します? (むぎ(猫))
[好日の素…漆器を愛でること。]
1月以来、 度々能登の祖父母の家へ出向いて 片付けをしているのですが、 日帰りだとどうしても 作業より移動に時間が取られてしまい また、少人数での作業なので なかなかすべての部屋が 満足に片付くということがなく… 前回ようやく 台所が片付いたタイミングで 倒れた食器棚の中にあった ほこりだらけの古びた漆器を 数点持ち帰り、 ダメ元で洗ってみたところ、 写真を撮ろうとすると こちらが映り込むほどに 艶が復活! そして手に取ったときの なんともいえないしっとりとした触感に 驚いたのでした。 そういえば、納屋にもまだ 漆器の何某かがあったはず…というわけで 先月ようやく 11か月ぶりに納屋の2Fに足を踏み入れることに。 いろいろなものが 倒れたり傾いたりしている中に、 ありました…漆器たち! 以前、番組に出演してくれた かみしばいのマアサさんが 助っ人に駆けつけてくれて、 漆器の入った箱を運び出してみると およそ20人分以上の御膳や器が 入っていました。 かつては冠婚葬祭のさまざまを それぞれの家で行っていたため、 これだけの量の器が残っているのです。 陶器やガラス器の類は いくらか友人に使ってもらっているのだけど 漆器は手入れも難しそうだし 使うシチュエーションも限られるかな…と 敬遠してしまっていたところもあります。 祖父母が大切に保管してきたものとはいえ さすがにそんなにたくさんはもう必要ない、でも ゴミとして捨てるのはさすがに心が痛む…と 話したところ、マアサさんが 「つなぐおわんプロジェクト」に お願いしてみてはどうか、と。 「つなぐおわんプロジェクト」は 被災したおうちにあって 処分される輪島塗の器を引き取って クリーニングし、販売し、その収益を 被災地支援にする、という取り組み。 https://lit.link/notoowanproject 後日、少しだけ手元に残して 無事にお引渡しが済みました。 輪島塗の職人さんや作家さんの手による 漆器を購入して応援するのも もちろんいいと思いますが、 古くは江戸時代のものから (我が家の器は幕末のもののようでした) 明治、大正の時代につくられて 大切にされてきた漆器を あたたかな思いと共に 暮らしの中で生かしていただけたなら、 それもまた素敵な 支援のかたちのひとつではないかと思います。
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[日々是食べたい!… じゃがいもと鶏もも肉の酢煮]
すっかり寒くなりまして、 食卓に並ぶものも 変わってきたのではないでしょうか。 鍋ものや煮込み料理を ハフハフといただく時間は、 寒い季節ならではの 幸せかもしれません。 そんな煮物の中でも わたしのお気に入りのひとつが じゃがいもと鶏もも肉の酢煮。 名前の通り、酢を加えて煮る シンプルな煮物です。 ほくほくのじゃがいもと 鶏もも肉のうまみ、そして 加熱によって角の取れた 酢のまろやかな酸味が とてもおいしい! 辛いのがお好きなら 一味を加えるのもおすすめです。 シンプルだからこそ、 大切なのがお出汁。 市販の簡易出汁をつかって つくったこともあったのですが この煮物については ちゃんと鰹節と昆布で 出汁をひいてつくる方が おいしいと思います。 そして、その残ったお出汁を スープとして 二度たのしんじゃったりも…! ごはんを加えて ぞうすい風にするのもアリです。 さっぱり、ほっこり、そして なんだか元気が出ちゃう気がする 大好きな一品です。
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海のあぶくにでもなれたのか。猫は蛇と暮らす彼女を気にした。潮騒の音がざざん、ざざんとおおきく聞こえる。俺はなぜか体が赤い。なぜかほかの猫と違って毛深くない。珍しさに嬉しさを感じない。ここはどこの海だろうと思うがたぶん俺の夢の中の海。夢から覚める前に声を張って「理想な日常は幸せ以外でなんなんだ」と聞いた。いきなり水平線まで走ってきやがった。早いのか遅いのか分からない。早歩きのようでゆっくりに見えた。錯覚なのか。彼女は言った。「世界平和とかそんな、暮らしだよ」そう言ってやる気のない顔で海に沈んで夢の中に消えた。糸の切れた凧のようなやつだなと俺は思った。そう思ったら俺は光った。もうこのままでいいかと思った。ここは夢なのか。
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