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#牟礼砦
yogidempsey · 4 years
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tkatsumi06j · 6 years
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Les Japonaises privees de #MeToo
#MeToo を奪われた日本の女性たち
Japanese women deprived of #MeToo
著:Sophia Marchesin
訳:"B"-san / @tkatsumi06j
登場人物(登場順)
Featured Individuals
石川優実|グラビア女優 - Yumi Ishikawa, Actress
伊藤詩織|ジャーナリスト - Shiori Ito, Journalist
勝見貴弘|飜訳者・活動家 - Takahiro Katsumi, Translator/Activist
匿名女性|NHK記者 - Anonymous woman, NHK reporter
小川たまか|ライター - Tamaka Ogawa, Writer on sexual violence matters
清水めいり|舞台女優 - Meili Shimizu, Stage Actress
望月晶子さん|弁護士・TSUBOMI代表 - Akiko Mochizuki, Lawyer/Director TSUBOMI
牟田和恵 |大阪大学教授・ジェンダー学 - Dr. Kazue Muta, Prof., Osaka University, Gender Studies
谷口真由美|大阪国際大学准教授・国際公共政策 - Dr. Mayumi Taniguchi, Assistant Prof. Osaka Univ., Global Public Policy
岡野八代 |同志社大学教授・政治学 - Dr. Yayo Okano, Professor, Doshisha Univ., Political Science
斉藤章佳|精神保健福祉士・社会福祉士 - Dr. Akiyoshi Saito, Psychiatric Social Worker
イヴ・ボゴン |『エルジャポン』ディレクター - Yves Bougon, Director, Elle Japon
ミエ・コヒヤマ |AFP通信記者・アクティビスト - Mie Kohiyama, journalist, AFP/Activist
ミュリエル・サルモナ |精神科医・研究者(解離性健忘) - Dr. Muriel Salmona,  Psychiatrist specializing n post-traumatic amnesia
性暴力の被害者たちを表すハッシュタグが、世界中の至るところに拡散している。ただし、日本を除いて。
日本で沈黙のルールを破った被害者たちは、脅迫や社会排除のリスクを負う。
名前を変えることも、顔を隠すこともしない。
She would not use different name nor will she hide here face.
「ええ、怖いですよ。でも現実を見つめなければ。去年の12月に #Metoo を表明してから、私の俳優としてのキャリアは台無しになりましたから」
石川優実さん(31)は、敢えてこのハッシュタグを使う日本の数少ない女性の一人だ。しかし、これは彼女一人だけの話ではない。何百人もの女優たちにかかわる話なのだと、優実さんは言う。
「私のマネージャーは2人の監督と1人のプロデューサーに、およそ十数回、私をあてがいました。役を得るために男と寝る。映画業界の暗黙の了解だと。とくにデビューしたての女優たちは。女性としてみな通る当然の道だと思っていました。#MeToo を通じて初めて、問題だと認識したのです」
優実さんは [ #MeToo により] まず解放感を感じたが、それも束の間のことだった。「みっともない女」「尻軽」「日本女性として恥に思え」などの批判や侮辱によって、それはすぐに辱めに変わった。
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女優の石川優実さんは『#Metoo 』と投稿することを躊躇わなかった。以来、「私のキャリアは終った」と、彼女は言う。(撮影:Xavier Tera)
日本では、レイプはスティグマ化する。とりわけ、レイプの被害を受けたことを語る女性たちは激しく非難される。優実さんは、この破らざるタブーを破った。
「私たちの文化は、私たちの苦痛や、疑問、否定的な感情を内在化することを人びとに求めます」
大阪国際大学法学部准教授でフェミニストでもある谷口真由美さんはこう説明する。
日本では、路上や地下鉄、隣人同士の間で、性差別的な言動や侮辱的な表現が飛び交うことはない。人びとの交流は礼節を持って行われ、日常生活は快適そのものだ。
「公共の場では人々は”空気”を読み、軋轢を避けることを求められます。人びとは子どもの頃から、大声でものを言わないこと、”私は”と自己を主張して自身を尊大に見せないようにすることを学びます」
社会の調和を守り、自身が排除されないよう、無秩序を生み出す要因となるような主張をしない。そいう人を支持しないことが求められる。女子は共感的な姿勢を持つこと(同調)を期待され、若い女の子は「可愛いらしく」、ほほ笑みを絶やさず、男を裏切らない存在でであるべきとされる。
『 #MeToo 』は、その急進性により、この同調を求める家父長制のドクサ(臆見)を脅かすのだという。
折り込み広告やテレビのに映る舞台の上でも、こうしたステレオタイプが次々形となって表れる。完璧な母親や、超セクシーな肉体を持った若い女と言う風に。
「私たちは未だに、男性に支配された、男性のためのみに作られた社会に暮らしているのです」
谷口准教授はこうまとめる。
この世界第三位の経済大国は、世界で最も保守的で差別的な国に位置付けられる。女性議員と女性管理職の割合は一割に満たず、第一子を出産した後、母親たちの大部分は家庭に留まるために仕事を辞める。
『世界経済フォーラム』が昨年11月に発表したジェンダー平等性に関する最新の報告によると、日本の「ジェンダー・ギャップ指数」は144か国中114位だった。
「自分の国で身の危険を感じてしまう」
"I FEEL AT RISK IN MY OWN COUNTRY."
伊藤詩織さんは、日本の #MeToo ムーヴメントの火付け役となったとみられる人物だ。昨年出版された自著『 #BlackBox 』の中で、安倍晋三首相に近い人物から自身が受けたレイプ被害を告発した。
3年前、つまりこの事件の起こった時、警察は彼女に告発することを思いとどまらせようとした。加害者とされる男性は法廷で追及されることもなく、詩織さんは国外に住むことを余儀なくされた。
「自分の国なのに、身の危険を感じました。本を出版した後、昼夜問わず、悪意に満ちたメールが沢山送られて来ました、男性だけでなく、女性からもです。脅迫電話も沢山かかってきました。私に『死ね』と言う内容のものでした。とりあえず2か月半の間、友人の家に身を潜めました。そして女性の人権のために闘うNGO団体の代表の女性の方からロンドンに行くように勧められました。最悪なのは、私の妹が私のせいで未だ仕事が見つからないことです。家族との関わりは絶つしかありませんでした」
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ジャーナリストの伊藤詩織さんは、自身が被害者となったレイプについて証言した自著を出版したのち、日本を離れることを余儀なくされた。(撮影:Xavier Tera)
ツイッターで16,000人がフォローするベテラン飜訳者の勝見貴弘さん(45)は、幾世代にも渡る被害者たちの心の解放を目指し、彼女たちのメッセージを発信し続けている。
「詩織さんは、このミソジニスト社会が嫌悪するあらゆる要素を兼ね備えている人です。美しく聡明で、権力に近い者を批判することを厭わない勇敢さを持っている。彼女が受ける激しいバッシングは、日本の女性に声を上げることを躊躇させる効果を持ちます。日本のメディアでいうと、被害者に『声』を与えた雑誌など、『エルジャポン』くらいのものです(下記参照)」
「取り上げるテーマがセンシティブな内容を含むものであれば、メディアは自己規制をかけます」
巨大公共放送『NHK』の女性記者は匿名を条件にこう断言した。
「私は毎日、私の小さい胸のことをからかう上司のセクシストな冗談に笑って応えさせられています。こんな状態で、セクハラ(性的加害)について、真面目な問いかけが行われることがあると思いますか?まるで日本は例外かのように扱われているんですよ」
「自身の苦悩を表明することは利己的といわれるかもしれない。でも、私にとっては #MeToo が最後の砦だったんです」
"IT MAY BE SELFISH TO EXPRESS ONE'S SUFFERING, BUT #METOO WAS MY LAST RECOURSE "
フリーランスのジャーナリストである小川たまかさんは、あるインターネット・サイトの仕事で壁にぶつかった。サイト名は彼女の希望で伏せる。
「女性編集長たちでさえ問題を過小評価しています。否定的であるか、無関心であるかのどちらかです。他者の悪いところを直視したくないからと、黙って苦しむことを選ぶことがあまりにも多いのです」
この37歳の活動家はそれでも諦めない。 学生の頃に性暴力の被害に遭った彼女は3年前、ブログで自身の体験をシェアすることで、勇敢にもタブーを打ち破った。
「電車に乗る思春期の人たちの大部分が性的虐待の被害(痴漢)に遭っていると思います(下記を参照)。それが私たちの日常です。私が初めて痴漢に遭ったのは10歳の時でした。高校生の時には少なくとも週に一度は痴漢に遭いました。なかには、私の性器に指を突っ込んだ男もいました」
たまかさんに「フランスの法律ではそれはレイプに該当する」と説明すると、彼女は大きく目を見開いた。
「本当に?」
彼女は話を続けた。
「痴漢については友だち同士では話をしましたが、大人たちを信用してよいのかわかりませんでした。私たちの母親は「気をつけなければダメよ!」と言うだけでしたから。私の両親は私の受けた被害を知りません。それは今でも見えない傷として残っています」
メディアにおいても、学校でも、家庭でも、性的虐待の被害者たちは沈黙を強いられる。
In the media, at school, at home, the victims of sexual abuse often remain silent.
当局を信用する女性は稀である。日本は、盗難、レイプといった犯罪の割合の少なさから、世界で最も安全な国の一つとして紹介されるが、性暴力の被害者を通報する割合は4%以下である(フランスでは11%)。彼女たちの七割以上が親しい人にさえ何も話さない。
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[参考] 2015年度内閣府調査
「自身の苦悩を表明することは利己的といわれるかもしれない。でも、私にとっては #MeToo が最後の砦だったんです」と話すのは、舞台女優の清水めいりさん。
「半年前、酔い潰れさせられた後、私はある舞台プロデューサーに2度に渡りレイプされました。警察はホテルの防犯カメラを確認しました。そこには私がプロデューサーと肩を組んで、よろめいて歩く姿が映っていました。警察は私が同意の上であったと結論づけ、被害届は受理されませんでした」
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俳優の清水めいりさんは当局に同意の上であったと見做され、被害を受理されなかった。(撮影:Xavier Tera) [詳細追記]
「レイプを犯罪として証明するために、被害者は物理的外傷を証明しなければならないんです!」"FOR A RAPE TO BE A CRIME, THE VICTIM MUST PROVE PHYSICAL INJURY! "
女性が男性と酒を飲みに行くことに同意したら、その女性が性的被害を受けたとしても責任は彼女にあり、彼女は自分の身を守る術を知らなければならない――日本には、こんな考えが根強く残っている。
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[参考:NHKネットワークが実際に行ったアンケート]
110年前に作られた性暴力に関する法律もこれと同じ考えに依拠している。
「レイプを犯罪として証明するために、被害者は物理的外傷を証明しなければならないんですよ?」
弁護士の望月晶子さんはこう強調する。
「世間一般はいまだに、当然のように、被害者は夜どこからともなく現れた全く知らない人から襲われるものだと想像しているのです!」
晶子さんは東京に、レイプ被害者を全国規模で支援するNPO法人「レイプクライシスセンターTSUBOMI」を設立し、これまで1,500人ほどの被害者を支援してきた。
伊藤詩織さんの闘いにも敬意を表する。詩織さんのおかげもあって、昨年の7月に法律が改正されたからだ。改正された刑法では、レイプ [強制性交等罪] は懲役3年から5年に変更され、男性も性暴力の被害者として見做されるようになった。
だが彼女にとって、この闘いは初めから勝つ見込みのないものだ。レイプ犯の99%が不起訴となるからだ。
「私自身、依頼人たちには告訴することを勧めません。それ以上被害者たちにトラウマを与えたくないと思うからです。そう、加害者たちはお金で被害者たちの沈黙を買うのです。支払う能力のある加害者たちに対しては、平均で4万ユーロ(約500万円)の高額で示談を交渉します。このような状況では #MeToo が日本で理解されないのも無理もないのかもしれません」
より深刻なのは、性的同意の問題が法律でも学校でも言及されないことだという。
「社会はこの問題について議論の場をもったことがありませんし、高校で性教育を実施することも拒んでいます。それは一般に、『非行の扇動』とみなされるからかもしれません」
社会学者でジェンダー論の専門家である大阪大学教授の���田和恵さんはこう嘆く。
結果、ポルノが性的な物事への入り口となっている。
「ワンクリックで視聴が可能なビデオの多くにおいて、地下鉄の中で少女たちが『いや!いや!』と叫びながら(それでも「イエス」と受け止める人もいるのでしょうけども)レイプされるストーリーが描かれています。アダルトビデオの中のレイプはまるでゲームのように描かれています。日本人が『同意』の意味するところを知らないのも無理はないと思いませんか?」
ひと握りのフェミニストたちが、牟田教授のように、シンポジウム等を通して #MeToo に関する議論を活発化させようとしている。
前出の大阪大准教授の谷口真由美さんは、課題の大きさをこう言い表す。
「これは構造的な問題です。どこから手を付ければいいのか。教育?政治?経済?メディア?司法?それとも家庭?」
同志社大学教授の岡野八代さんにとってさらに気がかりなのは、政治的な状況が沈黙と、他人を中傷する言説の正当化をさらに強めていることである。 フェミニスト活動家の彼女はこう憤る。
「ソーシャルメディアを使って、匿名の人たちや、極端な保守派議員たちが私たちの活動の信用を失わせようとしています。バッシングは10年前と比べると、よりあからさまで、当たり前のものになっています。私たちはきっと、日本の社会と日本の全男性を敵に回しているのでしょうね!」
だが、伊藤詩織さんは希望を失わない。彼女はひそかに、根強い支持を受けている。
「多くの男性や女性が私的に感謝の意を表してくれました。彼らはそれを公に行うことを恐れていますが、確実に連帯してくれています。ただし、ひそかに。だから、続けなくてはならないのです!」
蔓延する痴漢
THE PLAGUE OF GROPERS
GROPERS(痴漢)または "TCHIKAN" の問題は1990年代になって公共機関でも配慮されるようになった。女性のために、鉄道各線にピンク色の車輌が用意されている。 しかし、「所詮、男が潜在的な脅威であることに変わりはない」という考えが根強く残っている。
東京のクリニックで働く [臨床医で精神保健福祉士の] 斉藤章佳さんは、弁護士や家族の依頼で2年間に1,200人もの"TCHIKAN" を治療した経験を持つ。
「男性を敬い、女性を蔑視する男尊女卑の風潮は、いまも根強く残っています。痴漢は被害者たちをモノのように見ます。しかし、彼らは捕食者ではありません!これは、私が患者さんたちに一番初めに伝えることです。痴漢は根治することも、リハビリを通して更生させることもできます。しかし残念ながら、われわれは『助平な変質者から身を守る術を知らない被害者』というステレオタイプに逃げ込みがちです」
この臨床医によれば、典型的な患者像は、「サラリーマンで、既婚で、会社の上司たちに苛められている人」であるという。
「地下鉄の中は、彼らにとって家庭と職場の間で唯一、彼らの激しい支配欲を満たすことのできる空間なのです」
章佳さんによると、毎年10万人の日本人女性が痴漢の被害に遭っている。
奮起する彼女(ELLE)たち
ELLES (THEY) ARE MOBILIZING
『エルジャポン』は3月、安倍晋三首相に近い者にレイプされたと告発したジャーナリスト・伊藤詩織さんの肖像を描く記事を掲載した。彼女の戦いは多くの海外メディアで報道されたが、日本ではほとんど報じられなかった。
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「私たちはリスクをとらなけばなりません。レイプや政治について話すことは大きなタブーです。読者の大部分はショックを受けた、それは確かです。しかし私たちは、この話に世界的な広がりを与えなければならないと思いました」
『エルジャポン』のディレクター、イヴ・ブゴン(Yves Bougon)は語る。
記事を書いた ミエ・コヒヤマ(Mie Kohiyama)さんには、多くの賛同の声が寄せられた。
「記事はひじょうに沢山シェアされました。とくに女優のアーシア・アルジェント(Asia Argento)によって。多くの日本人が私にコンタクトをとって来きました。#MeToo ムーブメントは日本でもひそかに進行しているのです」
未成年者に対する性犯罪の公訴時効 の廃止と心的外傷による記憶喪失 [解離性健忘=PTA] の問題について活動するミエさんは、性暴力について活動する国際団体の支援を受け、シンポジウムの企画を進めている。
フランスで「心的外傷性の記憶及び被害者学に関する協会」の会長を務めるミュリエル・サルモナ博士(Dr. Muriel Salmona)は今月初め、女性の弁護士や医師で構成された日本の代表団をパリで迎えた。
「積極的なやりとりや意見交換がなされました」
フランセーズのサルモナ博士は興奮気味に語る。
「彼女らは北海道にレイプ被害者を受け入れる先進的なセンターを開設した人たちで、情報と支援を求めていました。私たち日仏の両団体は、団体間で、あるコラボレーションを行おうと考えています」
この記事は『ELLE』マガジン2018年4月28日号に掲載されました。
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yogidempsey · 4 years
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