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#瀕死の爪の救世主
ryoryu-mg · 6 days
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 夏の某日。漁村の男たちはいつも通りに漁へ出る。  その中に二〇代真ん中くらいの若い男が一人。  名をイツキと言って、過疎化が進む村で自ら漁師の道を選んだ男だ。  同級生が皆県外へ就職し見栄え至上主義へと染まる中、彼は堅実に歩みを進めていた。
 両親が飛行機事故で亡くなり大学を中退したイツキは、顔なじみのオヤジどもに交じって漁師になる道を選ぶ。  彼は社会不適合者だが、海が大好きだった。  漁師というのは肉体面でも知識面でも覚える事が多く、おまけにえらく専門的で、 『陸の役立たず!』などと嫁や子供に笑われる場面が多々ある。  しかし過度な集中力と強度の知識収集癖を持つイツキにはうってつけだったらしく、今のところは上手くいっている。
 ある晩、イツキは夢を見る。  どこかの砂浜でユラユラと浅瀬に漂っていた。  温もりのある柔らかな砂を、穏やかな波が攫っていく。  手を空にかざせば浅黒く焼けた肌と入道雲のコントラストが美しく、イツキは海に包まれる心地よさを満喫していた。
 その時。ふいに臀部を何かが掠っていく。  浅瀬にしては結構な大きさだった。  イツキは姿勢を変え辺りを見回すが、景色は先ほどと変わらず沖へ流されている気配も無い。  と、何かが彼を真下から押し上げた。  まるで犬猫がじゃれつく様に、何かがその巨体を擦り付けてくる。  大方イルカや小型のクジラだろうと、イツキはそれの鼻先を撫でる。  背ビレには擦り傷が無数にあり、根本が少し欠けていた。
 しかし哺乳類にしては随分と尖った背ビレだな……などと思っていると、その近くに奇妙なモノを見る。  大きな裂傷が、胸ヒレの近くにいくつも入っていた。  まるで巨大なカギ爪で引っ掻いた様だ。  海の哺乳類は厚い脂肪を纏っているとは言え、この深さの傷を負って元気でいられるだろうか? ――致命傷だろう。
 そうこうしているうちに、謎のデカブツは首をもたげこちらを見上げてきた。  鼻先はハンチング帽のつばを肉厚にしたような形で、目は光を吸い込む真っ黒さで、口は大きくナイフの様な歯がビッシリと並んでいる。  デカい。三メートルは優に超える立派なサメだ。  齧られたら一溜りも無いだろう。  しかし奇妙な事に、イツキは特に恐れも無くサメを撫で続ける。  そもそもの話、サメからしたら人間というのはローカロリーなのだから、彼(もしくは彼女)がこうしてコミュニケーションを図るには理由があるのかもしれない――  イツキがサメの鼻や背中を優しく撫で続けると、サメは胴体をずるりと押し付け「こちらへ来い」と手招くように振り向く。  試しに背ビレに掴まると、サメはイツキを連れて広大な海を泳ぎ始めた。
 イツキは様々なものを見た。  極彩色の魚が泳ぐ珊瑚礁、朽ち果てた沈没船、巨大なクジラが回遊する氷河の下、古代文明の水中遺跡……。  実に美しい情景だった。
 そうした遊覧を終え、イツキを乗せたサメはあの砂浜へと戻る。  彼が背ビレから手を放すと、サメは名残惜しそうに身体を摺り寄せ、そのまま沖へと泳ぎ去った。
 目を覚ましたイツキは、はて奇妙な夢だと首を傾げる。  仕事で沖へ出るも、夢で見たサメの事が頭から離れない。  あまりにボケっとしているものだから、仲間の漁師らに怒鳴られる始末だ。  仕方なく、彼は夢の事を話してみた。
「はぁ~! お前そりゃア、魅入られとるな!」  イツキが聞き返すと、漁師らは古い伝承を聞かせてくれた。
 曰く、海には美しいヒトの貌を持つ異形の魚がいて、気に入った人間を水難から助けたり、時に喰らうのだそう。
「大方、昔の人間がサメやらシャチやらを怖がってそう呼んだんだろうなァ」  ひとりがそう締めると、他の漁師が口を挟む。 「言ってもよぉ、俺の先代の話じゃア人魚を招いて宴会したって話だぜ」 「あァ~、網にかかった人魚をもてなしたんだって、ウチの婆さんが……」
 その日は曇天で、魚もあまり獲れない日だった。 オヤジどもの雑談を黙って聞くイツキだったが、ふと遠くに白い尾ビレを見た。  扇の様な形はクジラのそれだろうか。  周りに幾つかの小さい黒い尾ビレが肉眼で確認できた。  彼は声を張り上げ周囲に呼びかける。  この辺りでクジラが回遊するなんて聞いた事が無い。  騒ぎを聞きつけた船長は、双眼鏡でクジラの群れを見るなり顔面蒼白で「陸へ帰る」と言いだした。
 胸騒ぎを覚え、イツキは船長に訳を聞く。 「あの白い奴はダメだ。アレはもう何隻も沈めてる」  そう言うと、船長はドタドタと船内へ引っ込んでしまった。  イツキは他の漁師と協力し、声を張り上げ撤収作業に勤しんだ。  が、イツキがふと海洋へ目をやると、どうしてかあの白黒の群れが船のすぐ近くまで迫っていた。
 船は唸りを上げて全速前進しているのに、クジラは悠々と船を取り囲む。  不意に潮吹きの音がいくつも聞こえ、白い尾ビレがゆっくり沈むのが見えた。  真っ白な巨体が垂直に、船の真下へ潜っていく。  この世の終わりの張りつめた空気の中、その場にいた全員がただ海面を見つめていた。
 次の瞬間、船体が揺れて甲板が大きく傾く。  下から突き上がる圧倒的重量に船体が悲鳴を上げ、他の漁師がぼたぼたと海へ投げ出される中、イツキは船縁にしがみつきソレを見上げた。  真っ白い大きなザトウクジラだった。  海面からそそり立つ巨体がこちらへ傾いてくる。  奴は船を見据え、こちらを押しつぶさんとしていた。  イツキは咄嗟に甲板を蹴飛ばし、船から離れようと試みた。  彼が着水する間際、木材と鋼が軋む音が辺りに響き渡る。  そして漁師たちの悲鳴を全て塗りつぶす様に、あの白い巨体が海面へ叩きつけられた。 クジラが沈むのに合わせて海水が渦を巻き、イツキは海へ引き込まれる。 息もできず、見渡すばかりの碧い海で、イツキは船だった瓦礫と共に沈んでいった。
 大抵こうして生命の危機に瀕した人間は、やれ走馬灯だの後悔だのが頭をよぎるものなのだろうが……イツキには走馬灯になる程美しい日々も、やり残した事も無い。  ただ、死を許された安堵があった。  彼が逆らう事無くただ沈んでいると、目の前にクジラではない灰色の影が現れた。  影はイツキへ問いかける。 「どうして……生きようとは、思わないのですか」
 親無しの自分が、ただ一人だけ生き残ってどうすると言うのか。  自分はこの村で、彼ら船乗りに生かされているのだ。  船を失った今、自分ひとりでは只の『陸の役立たず』ではなかろうか――。
「俺だけが生きて世界が変わるとでも?」
 そう言葉にすると、彼の口から気泡が溢れては海面へ上っていく。  どうやら彼は頭から真っ逆さまに沈んでいる様だ。  まるで身投げでもしたかの様な有様である。
「私の世界が変わるのです」
 灰色の影はそう言って、こちらへと近づいてくる。  そんなの知った事では無い、勝手にしろと、イツキは無抵抗に目を閉じた。
 漁村近くの浜辺。目覚めたイツキは訳も分からず海水を吐き散らす。  鼻や目の奥に塩気と痛みを感じながら、イツキは誰かがこちらをのぞき込んでいる事に気付いた。
 逆光で顔は見えないが、彼の頬をそっと撫でる手は柔らかくひんやりとしていた。  朦朧とした頭では掛ける言葉も見つからず、そうこうする内に人々の騒めきが聞こえてくる。  顔の見えない誰かは、イツキをそっと浜辺へ寝かせ何処かへ行ってしまった。
 イツキがどうにか身体を起こすと、彼を見つけて顔見知りの者が駆け寄ってくる。  先の騒ぎを聞きつけ救助活動に当たっているらしい。  イツキが辺りを見回すと、さざ波の合間に浅瀬から沖へと向かう傷だらけの背ビレが見えた。
 数日後、地元の新聞記事にこんな見出しが出た。
『奇跡の生還! 海の怒りに触れ海難事故となるも全員救出‼』
 そうである。あれだけの大層な事故(というか殺人まがいの出来事)にも関わらず死者が一人も出なかったのだ。  もしかして、あのクジラは漁船を縄張り荒らしのライバルと勘違いしたのでは……などと他愛のない事を考えてみる。  するとアラームが鳴り、イツキに面会の五分前だと告げた。
 イツキは船長や仲間の漁師を見舞いに、彼らの入院先へと向かった。  八床のベッドが並ぶ大部屋には船乗り達の加齢臭と強めのアルコール臭が充満していて、彼は入って早々に窓へと走る羽目になる。  窓を開け放ち入り口のドアを全開にすると、清々しい風が吹き抜けていった。  手土産の塩辛いツマミを渡しながら、イツキは今後について船長に訊ねる。  船長は彼の神妙な面持ちを「心配するな」と軽くあしらい、コッソリと耳打ちした。
「組合のモンから聞いたんだが……あの後、近くにいた船で人魚が掛ったらしい」
 曰く、『美しい女の人魚で、怪我をしていたので保護した』とのこと。  そして村の習わしに沿って彼女をもてなす宴会を開くのだが、人魚にその話をしたところ「イツキを呼んでくれ」の一点張りで困っているらしい。  イツキは二つ返事で、宴会の誘いを了承する。
 それから数週間が経ち、人魚が還る前の晩に公民館で宴会が開かれた。  参加者は主に村の漁師らで、主役たる人魚に大漁を祈って酒をガバガバと飲み干した。
 夜空が微睡み、あれだけ騒いだ漁師らが寝落ちした頃、人魚はイツキに村を案内してくれないかと頼む。  酒の飲めないイツキは自車の助手席に人魚を乗せ、ドライブへと出た。  とは言っても、村には役場と魚市場と何かの遺跡跡しか無く、どれもエンタメ性に欠ける地味な場所だった。  イツキはミニマムな田舎道を器用に走りながら、助手席に座る人魚を時折盗み見る。
 彼女は確かに人魚だ。  うるうるとした黒髪から覗く横顔はどこか日本人離れしていて、唇の色形がとてもきれいで端正な顔をしている。  そして、あばらの辺りのエラとへそ下から繋がるスリット、少しザラザラとした灰色の背中と、柔らかく冷たい真っ白なお腹が彼女を人魚たらしめていた。
 イツキは「日が昇る前に」と、彼女を浜辺へ送り届ける。  明け方のマジックアワーの下、彼は人魚を助手席から抱き起して浜辺へと座らせた。  正直な所、港から海に投げ込んでも構わないのだ。  ただ、二度と逢えないだろうと思うと妙に名残惜しくなって、イツキは人魚を浜辺へ連れてきたのである。
 イツキが人魚の隣に腰かける。  人魚は彼の腕をそっと指でなぞった。  水掻きがあり、それでいてか細い女の手が、血管の浮き出た褐色肌の上を辿る様に滑っていく。 「ここ。血が出てます」  人魚の指先が触れるとヒリヒリと痛む箇所。  どうやら彼女を抱き起こす際に擦り剥いてしまったらしい。  人魚は左手の薬指を己の唇に当て、その鋭い歯で掻いた。  何をするのかと眺めるイツキの腕をそっと取り、擦り傷に血を塗り込む。  傷は跡形も無く消えてしまった。
 人魚に纏わる伝承。  その血は万能の妙薬となり、その肉は食す者に不老不死を与える――
「ねえイツキ」  人魚は彼に甘く囁く。 「私の肉を喰らいなさい」  訳が分からなかった。「どうして?」と人魚に聞き返す。  彼女は只笑って 「貴方には生きて欲しい」  と言った。
「――いや。いらない」  イツキは人魚を押しのける。  親が死んでヤケになって、そんな俺を拾ったのはここの人で、あの船乗り達なのだ。  人魚の肉など食らったら、恩も返せないまま戻れなくなるだろう。
「俺、結婚してんだ。子供もいる」  嘘だ。こんな顔で言っても説得力に欠けるだろうに、ほんとバカだよなぁ。
 人魚は驚きの表情一つ変えないまま、ぽろぽろと涙を流した。  涙はきらきらと眩しい宝玉となって、二人の足元へ落ちた。
「――分かりました」  彼女は突然、イツキの腕を握り潰した。  余りの痛みに彼が身を引くと、人魚は彼を押し倒し砂浜へと沈める。  細腕に見合わぬ剛力で首を絞められ、イツキは訳も分からずこと切れた。
 人魚はイツキの亡骸を胸に抱きしめ、声も出さずにただ彼の顔に宝玉を降らせた。 「頂きます」  人魚はイツキだった肉塊を全て平らげ、静かに海へと還った。
 どうして、上手くいかないのか。  私だって、大切なものを守りたい。  好きな人間には末永く生きていて欲しい。  ただそれだけの願いが、どうしていつも叶わないのだろう?
 人魚は深い海へと潜る。鮮やかな情景が過ぎ去り、碧く重たい暗闇が視界を塗りつぶしても��、人魚は深みを目指し続ける。
 もう、過ぎた事だ。  あのひとは私の血肉となり、私は今もこうして生きている。  それで充分じゃないか。  また、貴方の知らない海を沢山見せてあげる。  今度は何処へ行こうか?  私の大好きなイツキ。私の、大切な――
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cinema-note · 7 years
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シリーズ最新作『LOGAN/ローガン』にて、ついにヒュー・ジャックマンがウルヴァリンを卒業! このニュースを聞いた時、そんなに時が経ったのか・・・と驚きました。 かなり前評判もよく、ぜひウルヴァリンの最後を見届けたかったのですが、『X-MENシリーズ』は最初の3部作と『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』をかなり昔に観たのが最後だったんですよね。 内容についていけるか不安を感じながらも、シリーズを知らなくても楽しめる!という周囲の方の声を信じて観に行ってきました!
LOGAN/ローガン
監督 ジェームズ・マンゴールド 脚本 マイケル・グリーン スコット・フランク ジェームズ・マンゴールド 出演者 ヒュー・ジャックマン パトリック・スチュワート ボイド・ホルブルック スティーヴン・マーチャント リチャード・E・グラント ダフネ・キーン 公開 2017年 製作国 アメリカ合衆国
あらすじ
ミュータントの大半が死滅した2029年の近未来。 長年の激闘で心身ともに疲れ果て、不死身の治癒能力が衰えたローガンは、生きる目的さえも失ったまま荒野の廃工場でひっそりと暮らしている。 そんなローガンの前に現れたのは、強大な武装集団に追われるローラという謎めいた少女。 絶滅の危機に瀕したミュータントの最後の希望であるローラの保護者となったローガンは、アメリカ西部からカナダ国境をめざして旅立ち、迫り来る最強の敵との命がけの闘いに身を投じていくのだった・・・(公式サイトより)
大人気アメコミ映画『X-MENシリーズ』の人気キャラクターであるウルヴァリンを描いた最新作。 本作で主演のヒ��ー・ジャックマンは、ウルヴァリンを卒業するということでも話題になりましたね。 監督は『17歳のカルテ』『ニューヨークの恋人』『ナイト&デイ』などを手がけた、ジェームズ・マンゴールド。 『17歳のカルテ』懐かい〜!アンジーにはまっていた時に観たなあ。 『ナイト&デイ』もこの方なのか。色々なジャンルの作品を撮っているんですね。 『X-MENシリーズ』では『ウルヴァリン:SAMURAI』に続いて本作のメガホンをとっています。 やっぱり過去作見返しておけばよかったな!
男らしいかっこいい最期
はあ〜観終わったあと、感嘆のため息が出てしまいました。 これがウルヴァリンの最期・・・辛い気持ちも残りましたが、拍手を送りたくなりました。 1つの時代が終わりましたね。 ああやって潔く終わるというのは、いっそ気持ちよさすら感じますね。 下手にダラダラ続けるより、すぱっと終わらせるのも全然アリだと思います。 アメコミ映画の推しである娯楽要素が薄い! ここまでシリアスに仕上げていいのかというくらいに振り切ってます。 どちらかというとロードムービーのような作品でしたね。 全編を通して絶望感が漂っていてローガンの老いや衰弱、心の内側をみる度にただただ辛くなるばかり。 過去であんなに大暴れしていた彼が、死に場所を探しているなんてちょっぴりショックでしたね。 ローガンの最期の戦闘シーンは、昔に見た過去作が頭の中にぼんやり浮かんできて、感無量でした。 本作での重要なキャラクター、ミュータントの新たな希望、ローラ。 まさかあんなに強いとは思わず、もはや私の中でローラ様でした。 荒野で、初めて彼女の能力が発揮されるシーンではあまりの強さに口がポカン。 あんなに容赦なく敵をぶちのめしていくとは! 敵の首を持ってきて転がした彼女をみて、これはただものじゃ無いと察しました。 年老いたのはローガンだけでなく、プロフェッサーXも同じ。 能力が制御できなくなってしまったチャールズは、ローガンに介護されながら生活していました。 2人が親子のような関係性を感じさせられるシーンの数々には、心がじんわりとしました。 ローガンとローラ、ローガンとチャールズの親子のような関係性が、それぞれに描かれているのも良かったですね。
ローガンの命懸けの戦い
本作は、ウルヴァリンでなく、ローガンという1人の人間の生き様を描いています。 身体はどんどん蝕まれ、能力も薄れていく。 仲間はほとんどいなくなり、孤独になっていく。 闘うこともなく生きる意味すらなくなってしまった男が、最後に生きる目的をみつけ、命を捧げます。 長い年月の間闘いに身を投じ続けた男の最期の姿は美しいものでした。 ミュータントのほとんどがいなくなってしまった未来。 ここでローガンはリムジンの運転手として働いていました。 かつての面影は薄く、顔に深く刻まれたシワが彼の老いと衰弱を感じさせます。 オープニングのシーンは衝撃的でしたね。 普通の人間にあんなにボコボコにされちゃうなんて・・・昔の凶暴なウルヴァリンはどこへ行ったんだ!? 酒ばっかり飲み、いつも咳をしていて足は引きずってしまっている。 本編の序盤でローガンの悲惨な現状をめにし、戸惑いました。 毎日をリムジンの運転手として過ごしていたローガンは、ローラという少女と出会ったことで再び闘いの場へと戻って生きます。 ローラは、ローガンの遺伝子によって生まれたミュータントでした。 つまりローガンの子どもということです。 ミュータントがいなくなったのなら作り出してしまえばいいと、密かにたくさんの子ども達が生み出されていたのです。 ところが成人型のミュータントX-24を作り出すことに成功すると、ローラ達は用済みとなり次々安楽死させられるようになってしまいます。 ローラはガブリエラという看護師とともに逃げ出し、ローガンに託されたのでした。 ローラを連れていくことを拒否するローガンでしたが、チャールズに説得され、渋々「エデン」という場所へ向かいます。 農家の一家との出会い、X-24の登場、チャールズの死、様々な困難かローガンに襲い掛かります。 チャールズが死んでしまうシーンは辛かったですね。 彼には彼の抱える苦悩がたくさんあったんだろう。 ローガンは無事ローラを「エデン」へ連れていくと、そこには施設から逃げ切ったミュータントの子どもたちがいました。 カナダへと逃げるという彼らを、追っ手が迫ります。 ローガンは、ローラを守るため、治療薬を一気に注射し追っ手を追い払おうとします。 このシーンがじんとくるんですよね。 治療薬は少しずつ使ってくれって子ども達に言われるのですが、ローガンは彼らを守るために一気に注射しちゃうんですよ。 覚悟が決まっていたんでしょう。 一気に若々しくなって、昔の凶暴で強いウルヴァリンがそこにはいました。 ところが治療薬を一気に注射してしまったため、徐々に力がなくなって生きます。 X-24との死闘を繰り広げたローガンは、ついに息絶えてしまうのです。 ローラがここで初めて「パパ」というんですよ、泣けちゃいますよ。 ローガンは「こんな気持ちなのか・・・」と、初めて子を持つ親の気持ちを感じながら、目を閉じます。 そしてラストシーンの演出ったらもう。 ローガンの墓に刺さっていた木の十字架を、ローラが最後に「X」にして、その場を去っていって終了。 ローガン・ウルヴァリンの人生は幕を閉じたのでした。 もしかしてあの墓から生き返っちゃうんじゃないか!?というアメコミらしい展開を恐れていたのですが、なにもなくてよかった・・・(笑)
これがウルヴァリン���・・?
最初に見たときは驚きましたね! 予告ではかなり派手なアクションシーンばかりだったので、こんなに弱ってしまったのか!と。 すごいくたびれている。目は虚ろで、身体はよろよろしているし、全身から死のオーラをひしひしと感じます。 超合金であるアダマンチウムを全身に打ち込まれたローガンは、そのアダマンチウムの毒によって彼の特殊能力である「治癒能力」が弱ってしまっていました。 撃ち込まれた銃弾を取り出すのも一苦労。 初めて映画で彼をみた時の衝撃を思い出しますね〜 そんなローガンは、死に場所をずっと探している。 それを指摘するのがチャールズではなく、ローラなんですよ。 ローラの生きようとする姿と、ローガンの死のうとしている姿が対照的に描かれているのも、昔のローガンを知っているとなんだか切なかったですね。 ローラを叱ったり、チャールズの世話をしているローガンの人間らしさを感じる部分もよかったです。 本編の大部分でくたびれたローガンをみつづけていたので、クライマックスの闘いは本当に興奮しました! うわあウルヴァリンだよ!これよこれ! ローラとの合わせ技もかっこよかったですね! 闘いを、人生を終えたローガンの死に場所は、穏やかな海の上ではなく、ローラの元だった。 少しは彼の心も救われたのではないでしょうか。
有終の美を飾ったヒュー・ジャックマン
ヒュー・ジャックマンかっこいいよ!! 全身全霊をかけてローガンを演じていたというのがものすごく伝わってきました。 これがラストだと思うとなんだか感慨深いものがありますね。 もうそこにいるだけで絶望や哀愁を感じますし、表情や瞳の輝きがいい。 クライマックスの一気に若返った時のシーンのヒュー・ジャックマンもとてもよかったなあ〜 今までの総括のようなシーンでした。 ウルヴァリンといえば、ヒュー・ジャックマン。 『ウルヴァリンシリーズ』は本作で一度幕を閉じるとのことですが、もう他に演じられる人がいないと思うんですよね。 これからもし誰か別の人がウルヴァリンを演じるってなったら、かなりのプレッシャーですね・・・ ローラ役のダフネ・キーンがこれまたものすごい逸材でしたね! アクションびっくりしました。 見た目細くて小柄ですが、あんなに動けるもんなのか! 激しいアクションシーンを負けずに演じていましたし、しつけを受けてこなかったことがわかるような感情の表し方も上手かったですね。 これからの活躍が期待されます。
R指定も納得の激しいアクションシーン
本作はシリーズ初のR指定作品。 テーマも大人向けですが、アクションシーンも大人向け。 本編の冒頭から血肉吹き飛ぶ激しいシーンが繰り広げられます。 かなりバイオレンス。 でもファイトシーンはあれくらいやってくれた方が盛り上がりますよね。 特にウルヴァリンは自分の爪で敵を攻撃するわけですから、血や肉が吹き飛ぶような演出の方がキャラクターに合っていて、魅力的に感じます。 ラストシーンの方が盛り上がりはあるのですが、X-24 vs ローガンのときの激しさとエグさが一番でしたね。 このX-24はローガンの遺伝子を打ち込んでいるので、ウルヴァリン vs ウルヴァリンのような構図になっています。 こいつらの闘いが一番迫力があって引き込まれました。 木に身体ごとぶっ刺さったり、あっちこっちに爪を突き刺してる・・・ めちゃくちゃエキサイティングですが、エグさも高めです。 ローラのアクションもかなりバイオレンスで、ウルヴァリンよりも強くて攻撃も容赦ないんですよ。 敵にどんどん爪をぶっさしていく。圧倒されます。 ローガンもびっくりです。
良かった点
・有終の美を飾ったラスト ・激しいアクションシーン ・ヒュー・ジャックマン ここまで気持ちよく終わってくれると、こちらも気持ちが満たされますね。 ヒュー・ジャックマンがウルヴァリンやってくれてよかったよ。
悪かった点
・ローラの心理描写がもっと欲しかった! ローラは本編終盤になるまで喋れない(まさかの英語が話せる)ので、彼女の本心がなかなかみえないんですよね。 もっと彼女が感情をむき出しにしてくれたら面白かったかな?
まとめ
最終作にふさわしい作品でした。 特にクライマックスは大興奮しますし、そこからのラストシーンはため息が溢れるほどに美しい。 ローガンにも、ヒュー・ジャックマンにもお疲れ様でしたと言いたいですね。 『X-MENシリーズ』を全部追っていたわけではありませんでしたが、十分楽しめました。 年老いた男のハードボイルドなヒューマンドラマです。 もちろんシリーズを知っていたらより深く作品の良さを味わえること間違いなしです!
ウルヴァリン:オールドマン・ローガン (MARVEL)
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@nail_lunon さんでネイルして頂きました🤟😂 フルおまかせです🧚🏼‍♂️💖 形は#スクエアオフ にしてもらいました〜😳 強度が強くて雑な私にはぴったり🤗 今回も艶感すごい〜ツルツルぷっくり😂🤟 今回のカラーは#くすみピンク 濃いver. 私と、しおりさんの中ではこのカラーはイチジクと名付けました🤪💖笑 今日も癒しの時間をありがとうございました❤ はっきりいって茨城no1だと思ってます〜😂💖(他県は知らないし) フォルムも形もデザインも要望もいつも完璧です🙄💖 あとは、ルックスが良すぎなので好きです、、、💏笑 . . . . #石岡 #茨城 #茨城ネイル #石岡ネイル #素敵 #ネイル #一層残し #ジェルネイル #大人ネイル #オフィスネイル がメインだけど何でもやってくれる #美人ネイリスト #lunonnail #石岡ネイルサロン #シェルネイル #美爪 #自爪 #トレンドネイル #人気ネイル #ネイルデザイン #オシャレネイル #ぷっくりネイル #瀕死の爪の救世主 #nail #gelnail #crystalqueen713 #ピンクネイル #フォルムが好き #ネイルデザイン2018 (Ishioka, Ibaraki)
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oivgbqiqfz358 · 5 years
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--深海人形-- 煽りの呼吸を極し煽柱(←※普通に最低なタイトル)
【先ず最初に(※重要)】
※…先ず、以下の文を十二分に御熟読ください(※必ず、御願いします)。
※…今記事には、あの伝説的物議を醸した、『例の敗北者ネタ(※ワンピ読者皆のトラウマ)」があります。元ネタが嫌いな人とそのパロディが嫌いな人は見ないで上げて下さい(※…特に、一番男塾絡みの奴が、我ながら最低レベルに酷いので ※絶対無いとは思いますが、ミヤレ先生本人か限り無くミヤレ先生に近いか純粋に男塾が好きな人々は当記事自体の閲覧を御控えください。※免責事項 ※…そして、もし、見たとしたら、それは、全部手前・てめぇの責任です! ※スマイル0円)。
※…鬼滅改変コピぺネタもあります。(※何だと?お前 お前はもう黙れ 煉獄さんのことを喋るなの所)。各作品の読者の間では大変不評です。何故だかはわかりません。…ちゃんと、原作を読んでください(※アニメの視聴の方でも可)。
[[MORE]]
…では、改めてどうぞ(※…ワイとしては、早くブラバして欲しいので、少し、間を置いて置きます)。
こいつ様「…何だと?御前。御前はもう黙れ。海戦の事をゲームにもアニメにもするな。(※炭治郎並某自称:艦船擬人化アバズレアニメに対してワイ)」アバズレ運営「…何故だ?俺は称賛しているんだぞ。史実の艟艨の事も海軍の事も(※猗窩座並のこれ)。」こいつ様「…違う、御前は侮辱して居るだけだ。唾を吐き掛けて居るだけだ。誰に対しても(←※これ本当)。」
※…当時の艦艇(※特に空母)を、どれだけ莫迦にしたら、あんな酷いアニメが出来るんだ?…良い加減にしろ(※これまだ先発同題材アニメの方が完全にマシだろこれ)。
魁!!最終巻のモブヤッさん「…他塾を救援しようして瀕死とは とんだ腑抜けの集まりじゃのう 男塾 塾長が塾長…それも仕方ねェか………!!“男塾”は所詮…先の時代の“敗北者”じゃけェ…!!!(←※一番しっくり来る)」桃「…ハァ…ハァ…?敗北者?(←※違和感仕事しろ)」
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基地ガイ「…何で御座るか?コーディー殿?御主はもう黙れ。ハガー殿の事を喋るな(※迫真)。」コーディー「…何故だ?凱?俺は称賛しているんだぞ。市長の事も御前の事も(※猗窩座並のこれ)」基地ガイ「…違う、コーディー殿は侮辱して居るだけで御座る。唾を吐き掛けて居るだけ、拙者達に対して(※殺意)。」
アンディ「…何だと?兄貴?兄さんはもう黙れ、舞の事を喋るな(※炭ニキ並)。」テリー「何故だ?アンディ、俺は称賛しているんだ。舞の事も、御前の事も(※猗窩座並のこれ)。」アンディ「…違う、兄貴は上っ面しか見てないだけだ。適当に付き合いを続けて居るだけだ。誰に対しても(←※これもまた原作だね)。」
Q,…とんだ腰抜けじゃのう、コーディー。市長が市長…それも仕方ねェか………!!コーディーは所詮…先の時代からずっと敗北者じゃけェ…!!(※…ドンッ!) コーディー「…取り消せよ……(※ハァ…)今の言葉!(※ストVで市長になれました)」
昔のオタク「とんだ腰抜けの集まりじゃのう芋屋。上層部が上層部……それも仕方ねェか………!!SNKは所詮…先の時代の"敗北者"じゃけェ…!!(※���かに全て芋屋の所為)」 新生SNK「…取り消せよ!今の言葉!(※今のワイ等、やっとこさまともな会社になれたんやで!)」
…ただただエースの最期がショックで大嫌いレベルで嫌悪してたのに、今、こうして敗北者ネタではしゃいでる。ワイも成長しました(←※それは成長とは言いません)、
…炭ニキの「何だと?お前 お前はもう黙れ 煉獄さんのことを喋るな(※出典←鬼滅)。」ネタもコピペ改変ネタとして大変優秀です()
何だと?お前 お前はもう黙れのガイドライン(←※改変コピペネタに命名)
Q.…仲間を残して、即逃亡とは!とんだ腰抜けの弟じゃのう……御前の片割れは……!兄弟が兄弟…それも仕方ねぇか……!ルイ(ry は所詮先の時代から兄貴居る限り敗北者じゃけぇ……!(※最新作ネタ)A,兄貴「…取り消してくれよ……(…ハァ …今の言葉!(※乗るな(ry 戻れ!! ※おいよせ(ry ※マリ(ry )
※…どうせ、同ネタ多数なんだろ?(※俺は詳しいんだ)>↑
赤の兄貴「…彼奴、僕の弟を莫迦にした……!(←※これ某あれ兄弟でもいけるな! ※確信)」「…御前が居る限り、敗北者なんだよ、御前の弟は(※煽る煽る)」「…よしてくれ……!(←※性格に合わせて台詞調整)、…僕の弟は皆にとって本当に大事なんだ!御前に弟の凄さの何が分かる?!(←※ワイも辛い)。」
…以下、北斗ネタを特別に収録しております。本当に不快な気分になりたく無い方は、閲覧を御控えなすっ……ください(※…是非、御協力を御願いします)。
ケン「…何だと?お前 お前はもう黙れ。トキの事を喋るな。」ジャギ様「…何故だ?おれは称賛しているんだぞ。兄者の事も御前の事も」ケン「…違う、貴様は侮辱して居るだけだ。唾を吐き掛けて居るだけだ。誰に対しても」
UD様も敗北者でしょ(※世紀末の) UD様「…取り消せよ!(※…ゼェ…ゼェ……)今の言葉!(※無理です)。」
UD様「…とんだ腰抜けじゃのぉ。ジャギは。一家が一家なら、それも仕方ねぇか……ジャギは所詮世紀末の敗北者じゃけぇ……(※暗黒微笑)、」ジャギ「…取り消せよ…(ハァ… 今の言葉!(※必死)。」
ケン「…何だと?お前 お前はもう黙れユリアの事を喋るな(※炭ニキ並饒舌)」KING「…何故だ?おれは称賛しているんだぞ。ユリアの事も、御前の事も」ケン「…違う、お前は侮辱して居るだけだ。唾を吐き掛けて居るだけだ。ユリア以外の誰に対しても」
UD様「…女を残して即”退場”とは とんだ腰抜けじゃのう 義星が義星…それも仕方ねェか………!!…貴様は所詮…世紀末の“敗北者”じゃけェ…!!!」義星「…いや、むしろ、それは御前の事だろう(※真顔)。」
義星「…何だと?お前 お前はもう黙れ。マミヤの事を喋るな」UD様「…何故だ?おれは称賛しているんだぞ。マミヤの事も御前の事も」義星「…違う、お前は侮辱して居るだけだ。唾を吐き掛けて居るだけだ。自分以外の誰に対しても」
ジュウザ「…何だと?お前 お前はもう黙れユリアの事を喋るな」拳王様「…何故だ?わしは称賛しているのだぞ。ユリアの事も、うぬの事も」ジュウザ「…違う、お前は見下して居るだけだ。踏み躙り殺して居るだけだ。ユリアですら誰に対しても」
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ニューネイル #💅 @nail_lunon さんに行ってきたよ♪ 今回は月の満ち欠けネイル🌙*.。 めっちゃかわいい〜(ミ・。・ミ)♡ #アシメネイル にしました💋 . . . . . . . . #石岡 #茨城 #茨城ネイル #石岡ネイル #素敵 #ネイル #一層残し #ジェルネイル #大人ネイル #オフィスネイル がメインだけど何でもやってくれる #美人ネイリスト #lunonnail #石岡ネイルサロン #シェルネイル #美爪 #自爪 #トレンドネイル #人気ネイル #ネイルデザイン #オシャレネイル #ぷっくりネイル #瀕死の爪の救世主 #nail #gelnail #crystalqueen713 #ヌーディーネイル #フォルムが好き #ネイルデザイン2018 (Ishioka, Ibaraki)
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