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#樋浦勉
yanarchy072 · 4 years
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・ ・ #staysafe #socialdistancing #withコロナ #newnormal ・ 狂武蔵観た。 ・ 剣術アクションの成長が味わえる凄まじい作品。 併せて、坂口拓が武蔵の如くアクション俳優を極めていく記録でもある。 これまで武蔵は沢山の俳優が演じてきたが、役所広司の武蔵が好きだ。 しかし、坂口拓の武蔵が人間から“怯まぬ狂い”へと変貌する新視点で物凄くファンになったから続編というかセルフ・リブートをしてほしい! ・ #狂武蔵 #crazysamuraimusashi #下村勇二 #灯敦生 #園子温 ・ #TAK #坂口拓 #山﨑賢人 #斎藤洋介 #樋浦勉 #WiiBER ・ #宮本武蔵 #miyamotomusashi #吉岡一門 #一乗寺下り松 ・ #77分ワンシーンワンカット #剣術アクション映画 ・ #映画 #movie #ビバムビ #instamovie #moviestagram #instagood #instapic (T・ジョイPRINCE品川) https://www.instagram.com/p/CETrxXGAtO6/?igshid=19wsc80879wpr
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lovely-narichan · 4 years
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続いて「狂武蔵」を観ま~すヽ(^。^)ノ #TAK∴ #坂口拓 #山崎賢人 #山中アラタ #斎藤洋介 #樋浦勉 #森本のぶ #梅沢壮一 #下村勇二 #狂武蔵 #シネマスコーレ https://wiiber.com/ (シネマスコーレ) https://www.instagram.com/p/CEs7zLzDHmi/?igshid=10k25zcyum9em
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anyaqiu-blog · 4 years
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樋浦さん(1) あたらしい歴史教科書なんかいらない
ポッドキャスト072 樋浦さん(1)あたらしい歴史教科書なんかいらない を文字起こししました。
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MC:今回のゲストは藤沢市の樋浦さんです。いわゆる教科書問題に取り組んでいらっしゃいました。2011年、藤沢市は育鵬社の中学生向け教科書「新しい日本の歴史」と「新しいみんなの公民」を採択しました。育鵬社の教科書は総合的俯瞰的な観点に立って歴史や公民を捉えていない面があり、次世代を担う若い人たちが歴史を学ぶのにふさわしい教科書かどうか大いに疑問があるところです。 2020年7月31日の教育委員会臨時会で藤沢市は育鵬社版の不採択を決定しました。今回は樋浦さんに採択から不採択までの活動についてお話を伺います。よろしくお願いします。
樋浦:よろしくお願いします。
MC:樋浦さん簡単に自己紹介をお願いします。
樋浦:わかりました。私は1949年生まれ、で、東京で育ちました。現在藤沢市在住です。大学で歴史を勉強しました。その頃は全共闘運動の終わり頃でしたが、様々なことを考えて、教育、教員、悩みながら結局は大学院で歴史を勉強して、29歳の時に神奈川県の教員になりました。79年です。 それから2010年まで県立高校で社会科、最後の頃は総合学科というとこでしたので、人権入門とか自分たちで作った授業なども担当しながら、2010年、定年で退職しました。 家族は夫と息子が一人です。息子は結婚して独り立ちをして別世帯で、今夫と二人暮らしです。2011年の採択時は退職後1年で、再任用という学校勤めはせずに、女性と子供たちのために、もっとちょっと違うことで何か役に立てないかなと思って、一年間いろいろ試みていた後に起こったことです。
MC:この教科書問題に当初から取り組んでいらっしゃって、2020年7月31日に不採択が決まり、藤沢市不採択のニュースが8月に出たんですけれども、SNS なんかでも、もう本当に藤沢市不採択っていうので、結構歓迎ムードな感じでいろんなニュースが出て、で、そこでいろんなメディアから樋浦さんインタビュー受けてらして、いろんな記事に樋浦さんの名前があったんですけども、この教科書問題に取り組むのに、何かその団体とかがあったんですか。
樋浦:そうですね。2011年の夏の教育委員会で育鵬社採択が決まり、それまでも私は自分が社会科の教員でしたし、それから高校の日本史の教科書の執筆者として結構長く教科書業界に関わっていたこともあって、教科書についてはすごく関心が深かった、と自分では思っているんですね。80年代から「今教科書問題は」みたいな文章を書いていたということを、最近もう1回確認をして、あ関心が深かったと。でも、自分の足元、子どもが育ったこの藤沢市でよもや育鵬社が採択されるとは思っていませんでしたので、とにかく衝撃、を受けました。 でどうしたらいいか。その前に採択をしていた杉並区などでは採択した後、区の教育委員会が社会科の先生の定期テストを回収して教科書を使ってるか点検してるとか、校長先生が社会科の教員だけ授業観察に入るとか色々聞いていましたので、藤沢市でもしそんなことがあったらば、まずは市民がそれは不当だと声を上げなきゃと思って、現場の先生方の自由な教育活動をとにかく守りたい。それからもう次4年後来る時には、どうしても違う教科書にしなくちゃという思いで、組織を作りました。それが「藤沢の教科書採択問題にとりくむ会」です。 既に藤沢には市民の教育のグループが、熱心に活動してらっしゃるグループがあったんですね。「みんなの教育藤沢ネット」という。そこの方たちは2011年の採択でも、しっかり傍聴もしていたし、それからずっと問題提起もしていました。私はもう本当にそのことについて自分ごとでなかった、ということも含めて衝撃を受けまして、ではどうしたらいいか。その、自分が懸念していることとか、運動はやっぱり市民が入ってやらなきゃ、という思いがある中で考えた時に、現場の先生方が声を上げる、あるいはそれをサポートする、そういうことがないと、市民だけが声をあげてもこの問題は絶対解決しないと思ったんですね。 それで、本当にこれはよくないと思うんですけど、市民運動も既存の政党の関���で、例えば藤沢市議会で直接パイプ役になっていただく議員さんが今で言えば共産党系の議員さんなのか、立民系の議員さんなのかとかいうようなこととか、労働運動が全労連と連合系としっかり分かれてしまっているなかで、なかなか現場の教員の声、しかも教職員組合などの活動してらっしゃる方も含めてどう向き合って、その先生方の意向も聞きながら、子供を第一に、とにかく不利益にならないためにって考えた時には、ちょっとこれは別な組織を作らなければということで、2011年に作って活動を、以来9年間やってきました。 続きでしゃべっちゃっていいですか。 2011年の秋で、県の方でちょうど夏に、横浜市が育鵬社を採択しました。全市一区にしたということで、横浜市全域で採択をした。それから平塚にある県立平塚中等学校っていうところが、同じく育鵬社の歴史を採択したってことで、これは神奈川県全体の問題だよねっていうことで「神奈川の教科書採択問題にとりくむ会」っていうのができましたので、そことも連携しながらやろうということで、「藤沢の教科書採択問題にとりくむ会」の活動を秋、一番最初に呼びかけたのは9月ぐらいでしたが、やって、現場の先生方にも入っていただきながら、何ができるか、本当に手探りで活動を始めて、次の年の4月に大きな講演会を開きました。世界が100人の村だったらの彼女、をお呼びして。杉並の方なんですね。だから杉並のことを聞きたいということもあって。 で、杉並区がどういう関係があるかっていうと、藤沢市の海老根さんという市長が、当時ですが、彼は松下政経塾の二期生なんですね。その二期生の同級生に杉並区長の山田宏さん、当時ね。今は自民党の国会議員さんですが、がいて、とっても仲良しだったと松下政経塾のことを書いた本の中に縷々書いてあるんですが、とにかく海老根さんは市長になった時に、多分その"つくる会"系の教科書を採択するということを思って、その任期の中で教育委員を一人ずつ変えていく、自分のイエスマンを入れていった。で採択の時、フタを開けてみたら教育長を含めて4人がイエスマン。その前の市長が任命した保護者枠で出ていた女性の方だけが反対をする、という構図がもう出来上がっていたんですね。 そういうことを市民として私も知らなかったということが、本当にやっぱり足元で何が起こってるかっていうことを、知った人は発信していくし、それを受け止めていくアンテナがなければなっていう風に思った次第ですね。 ちょっと戻りますが、その場でその一人だけ保護者枠で出ている女性の方が発言されたことなどを議事録で読むと「本当に藤沢の子どもたち、特に女子が元気が出ない教科書です」っていうようなこともおっしゃってるし、的確な批判をされているんですけれども、本当に多数決で育鵬社が採択されてしまったっていうこととかを、後追い後追いで調べたり読んだりしながら、この問題に取り組んできました。
MC:藤沢の教科書問題にとりくむ会のメンバーは何人ぐらいいらっしゃったんですか。
樋浦:流動的で、メンバーというか、事務局会議に出ていただく方ということで、いつもだいたい10人前後で、議員さんから教員の方、議員を退職して市民運動をやってらっしゃる方、本当に知り合いに声をかけてやってきています。で、それは本当に事務局的な感じで、だから会としてどんな組織ですかって聞かれるとちょっと曖昧なところがあるんですが、今でも12名位かな。メーリングリストを回しながら色々相談しながらやってる。あとサポーターっていう、年会費千円を払ってくださる方が、お便り出すのはだいたい250位出してますから、100名ぐらいの方がいるという組織です。
MC:それで、署名を集められたんですね。
樋浦:そうですね。署名はこの9年間では2回。2015年の採択の時と今年の2020年の採択の時です。でも色々な署名があって、育鵬社を採択しないでくださいっていうのが市民として分かりやすいのですが、私はこの運動というのは先生方と一緒にやるしかないと思っていましたので、教員に対しては今とても厳しいバッシングがあって、具体的に言うと、教科書使用義務が法律上あるのに教科書を使ってないんじゃないかっていうふうな批判、あるいは検定を通った教科書を特定のものを批判するのはおかしいというような形で、現場の教員の方が声を上げにくい時代なんですね。 だから藤沢の署名は2015年も2020年も、現場の教員ポツ保護者の意向を尊重して採択をやってください、という回りくどい、ただし多くの方が賛同できるって言う署名にしました。 2020年はさらに、藤沢市は色々改善もされてきてもう一歩のとこです、みたいなのまで書き込んで、非常に穏やかだけど何の署名で何に反対するのかわからないという批判も受けましたけれども、それでやりました。まあ二つの市民組織はそれぞれのネットワークも違いますし、色々広げていくためにお付き合いしてる組織なんかも違うということもあって、
MC:その二つの組織っていうのは、
樋浦:「みんなの教育藤沢ネット」と「藤沢とりくむ会」です。で、同じ書式でちょっとやりきれなくて、集約のところを変えるということもしました。だけど、必ず最後は一緒に出しましょうねって言って、2015年は54,000筆集めました。 今回はコロナでもう全然ダメかと思ったんですが、38,072筆を「みんなの教育藤沢ネット」さんと私たち「藤沢とりくむ会」と「神奈川のとりくむ会」と3団体で、市の教育長宛ですので、市役所の教育総務課長が受け取ってくれたんですけども、手交をするというので、その写真なんかも東京新聞さんとかは掲載して報道してくれています。
MC:3つのグループが一緒になって活動するっていうのは、何というか、かなり政治的な配慮みたいなのも必要だったんじゃないですか。
樋浦:そうですね。やはりこの問題は広く繋がって、数である意味でやっぱり意志を示していくという事が一つと、それから困っている人たちって言った時に、藤沢の教員もそうだし、横浜の教員もそうだしってことになった時に、そういうところが普段からいつも一緒にはできませんけれども、大きな学習会はあって一緒に問題点を学んだり、知恵を出し合ったりというような会議をして、それで本当に9年間来ましたので、その中で署名というのは自然に最後の集約としてやりましょう、と。 で、2015年の時は、駅頭に、これは藤沢とりくむ会と県とりくむ会ですが、マイク持ってお願いもできて、今年もやる予定でしたけれども、全くそういうことはできずに。コロナの影響で。そういう風に広がりを持つっていうのは、政治的っていうか様々な団体がどういう構成でっていうようなことを、ある意味で知って、できるところを探って、一つの形にすることだったんだ、と思っています。
MC:2011年に初めて採択されて、2015年でまた採択されてしまったんですけれども、ある意味活動の成果を上げられなかったと思うんですけど。
樋浦:そうですね。2015年は署名は54,000筆集めました。2011年の採択のすぐ後に市長選挙がありました。海老根さん二期目だから絶対盤石だと言われてたんですけれども、今の市長の鈴木さんが立候補されていて、それでその時だけは共産党さんが対立候補をお立てにならなかったんです。つまりそこで対立候補を立てたらば、海老根さんの再選ということになるというふうに読んで、そういう行動を取ってくれたんだと思ってるんですが、それで鈴木さんが勝って、だから私たちとして市長も変えた、それからの先生方の意向を表す資料があるんですね、教科用図書調査書っていう資料。それの中でも最低の評価しかない。だから現場の先生方がこれは4年使って駄目ですよ、それから審議委員会の答申も育鵬社を評価するのはほとんどいない、という状況でしたから、私は鈴木さんというのはバランス感覚で来てるような市長だから、悪くてもどちらかが残る、両方ともいけるんじゃないかくらい、実は思っていた。 でも、当時の教育委員会ってのは今の制度の前の旧の制度で、教育委員長っていうのがいて、教育委員長っていうのは一般の教育委員が4名で、一年ずつ交代で教育委員長(を務める)。で教育長っていうのと別。だから教育委員長が採択の審議の教育委員会の議長として牛耳るわけですね。2011年の時も、商工会議所青年会議所系の方が委員長でした。その方が任期が終わった後、4年毎だからちょうどまた2015年も、商工会議所青年部という方が議長でした。そうすると本当に、二つ上げたところはみんな賛成票に数え、最終的には育鵬社の支持が多いです、というふうに言って、やってし���った。かなり強引だったと思います。
MC:海老根さんが作っておいた教育委員会の仕組みがまだ残ってしまってた、ということですね。
樋浦:そうですね。それと、日大の先生がいらしたんですね、委員に。生物資源科学部の。でその方が本当に苦しそうに、私は東京書籍がいいと思います、と縷々説明して、最後にほんの一言二言、というわけで育鵬社が継続でもやむを得ない、というような発言を、本当に見ててももう苦しそうに、されたんですね。だからよっぽど大きな圧力が委員の個々の方にかかってるという風に、傍聴していて思いましたね。だから、彼は自分の学者としての、なんだろう、公平性公正性を出したのかな、というふうに思いますけれども。 それで教育長が、現場出身の指導もされた女性だったんですけど、教育長はただ独り反対をされました。はっきりと。普通は、教育委員会っていうのはレーマンコントロールと言って、素人が専門である教育の行政をコントロールするって仕組みだから、皆さん素人で、その中に1人教育の専門家がいたら、昔だとおっしゃることを尊重してっていう流れもあったと言うけれども、2011年は教育長さんは、私は審議に加わりません、と言ってだんまりを決め、2015年(教育経験のある教育長)おひとり反対したことを誰も尊重しないで、本当にひどかったです。 すぐに、初めて怒り街宣というのを次の週かな、北口でやりました、私たち。手製のプラカード作って。あの、公開質問書、審議の進め方もおかしいし、それからあとは医師会から出られた女性の方が、私3冊読んで育鵬社がいいと思いました、っておっしゃったんですね。7冊あるのに。だからそれだっておかしいでしょっていうのがいくつも(あって)、公開質問書出したけど返事が来ない。 その時に、市議さんなんだけど、議会でやったらどう?って背中押してくれたんです。9月議会が迫ってましたけど、9月の教育委員会に請願として、私たちは納得してませんのできちんとした説明をしてください、という請願を出し、議会には子ども文教常任委員会に、請願を出している市民が納得してない、議会としてもきちんと教育委員会は説明しなさい、と言うことを決議してください、という非常に難しい仕組みなんだけど、要するに議会が何か言うのは教育への介入になるというようなこともあるので、その仕組みはやっぱ知恵を出してくだすったんだと思うんですね。急いで書き上げて、それで陳情をし、請願をしました。 陳情は、何対何だったかな、同数だったんですね。最終的に公明党の委員長さんが不了承という風におっしゃって不了承になりました。もともと、なんかあんまり、変な言い方ですけど、期待してなかったんで、そこまで皆さんどっちかわかんないっていう方も賛成してくださったことに、むしろよかったし、3分だったかな、きちんと自分たちでお話ができるし、常任委員会ってビデオ中継されますし、議事録も残るし、やっぱりそこで教育委員会という密室の中のことが議会で少しオープンになったっていう感じがしましたね。 で、教育委員会の請願は委員長さんが、全く言ってることは当たりませんって、どっかの誰かさんと同じで、当たりません、という感じで請願は不了承になりましたけれども、すごい大きなきっかけで、次の年の2月議会で、私に背中を押してくれた方が代表質問で、去年の採択を市民全然納得してないし、仕組みがわかりにくい、というようなことを質問してくれて、それに対して、今後様々な資料を提供して参ります、と教育部長さんがお答えになった。それがね、きっかけなんですよね。で、2016年から出てくる資料が少し変わった。 2017年の2月議会の決算委員会で質問してくれて、答弁調整してあったんだと思うんですけど、資料課の方が、文科省の指示に従ってきちんと対応して参ります、っていうふうおっしゃった。どういう指示かって言ったら、保護者市民ががわかるようにちゃんと透明性を持った採択をしろ、というようなことを文科省はもちろん言ってるわけで、それに沿ってやってくってのは、もう誰も批判されないし。 それで、2017年の小学校の道徳の採択で、同じ資料なんですけれども、ガラッと変わった。例えば、市民意見は全部入力して冊子にしてくれたし、学校から来る意見書は丸がどこにあるのかっていうのを一覧表にして、それまでこんな簿冊でボンと置いてあるだけだったのが、一覧表とコメントの入力っていう形で、誰もが、つまり教育委員がもう絶対無視しようがない。 審議委員会の答申というのは議事録だったんですね。議事録ってのはつまり議長がこう言ってって(書いてある)。その中で誰が何本発言してるって、私たち拾ってって、育鵬社の支持は審議委員会ではないですよっていう風に言ったんですけれども、今回は、2017年からは、会社別にまとめていく。つまり、東京書籍について発言してる人を全部まとめる、で次にっていうと、育鵬社が一人しか言わないっていうのがもう歴然とするように、まとめ直しの資料が付録として出る。最終的にはそれが答申に、今年なんかは完全に変わって。だから同じ資料ですが、市の行政マンたちが知恵を集めて、可視化見える化してくれた。これはもう本当に大きなことで、素晴らしいです。 かつ、2017年18年19年と仕切った教育長さん、平山さんという女性なんですけど、子ども青少年部長さんで、学校経験ない方で実はすごく心配したの。でも、彼女は最初の年から、子どもたちの視点に立った時に現場の先生方が使いやすい教科書っていうのは大切な視点だ、それだけで決めませんよってことも上手におっしゃった。大切な視点だってことも繰り返しおっしゃってきた。 だから2020年の今年は、資料の可視化で採択の過程が透明化してますし、それから教育長は繰り返し、現場の意見も尊重する、と言ってきたし、最後仕上げは、だから現場の意見が育鵬社がいいって言われたら困るということと、市民意見が実際に育鵬社がいいという人が多かったら困るから、みんなで言って、変えてね、っていう運動と、いくつかに絞り込めると思いました。 さらにもうひとつ。前の年の、19年の小学校が採択をしたんですけど、その時に、残り1年、つまり教育課程が10年スパンなので、4年、4年、2年。最後の2年は変えなくていいですよ、教科書。それが仕組みなんですね。さらに今回は1年前倒しになったので、残り1年だったので変えなくていいですよ、っていう文科省。ただ、その場合には使用実績をちゃんと踏まえて、っていう文科省の通知が来ていて。それは藤沢市は毎年ちゃんと言っていて、小学校の時は使用実績についてどうですか、って言って、何も問題ありません。あっ、これ来年やられたら、もう育鵬社問題ないってお墨付きが出ちゃうと思って、すごく慌ててっていうか、大変だと。 その年の秋に、現場教員アンケートというのを、教科研っていう先生方中心の組織にお手伝いいただきながら、藤沢とりくむ会の名前で現場アンケートっていうのを取ったんですね。市内19校のうち17校の先生方が回答を寄せてくれて、そこの中にはずらーっと、9年も使ってる、ま8年ですね。みんなこれはだめだ、これはだめ、子供にとって利益にならないっていうようなことを、縷々専門家の立場で書いてくださったのがあったので、それを4月、すぐに、現場はこんなに困ってるんです、本当は教育委員会が調べるべきことですよねって。だけどやってくれないのでこれですよ。だから、6月の時に問題ないのでもう1年っていうことはないですよねっていう要望書を4月に出して、それで6月のその審議委員会でなんと、中学校の代表の校長先生に委員長が、現場実績を職場帰って調べて次回報告してくださいって手続きをし、そしたら校長会も議論しました。 なんと、「使いにくい教科書もありますが残り一年を考えると子どもたちに不利益にならないようにちゃんとやってますのでこのまま全部を継続」っていうふうに、「使いにくい教科書もありますが」って言うの公式の場で発言された。それが7月の本番でも、事務方が繰り返し言って議事録にも残ってる。だからこれで来年、誰が見ても使いにくい教科書があるということがお墨付きになり、かつ、誰が見ても明らかな資料が出れば行ける、と思ってたから、今年は逆に、何か違う形でメディアがなんか変な方向で出てきて、反対の人たちのバッシングを受けたら困る、ということがすごくありました。 なので、6月ぐらいから、信頼がおける記者さんにはかなり詳しくご説明をして、私たちとしては今年はこういう気持ちでこういう準備をして望んでいるので、例えば先生方の調査書も、文科省が禁止していると向こうの方は言うんですが、学校評っていうような書き方にされてしまうと、たちまちそれだけでバッシングされてしまうので、とにかくこういう資料、こういう風に取扱注意でお願いします、というようなことを細かく説明をさせてもらいました。
MC:市議会とか市役所、メディア対応って、本当に綱渡り的な感じでずっと活動されてきてたんですね。
樋浦:そうですね。だから特に、メディアについては結構考えましたね。出してもらえばいいとは本当にない。地元の神奈川新聞の記者さんが、かなりいろいろ読み込んで、教育ご専門の方ではなかったんですけれども、的確な記事を必要なタイミングで出してくだすったことが、私たちの背中押してくれたというふうに思っていますね。 だから彼が(不採択が決まった翌日の)8月1日の新聞の中で、子ども、生徒本位をみんなが訴求、求めてきた結果だ、って書いてくれたのが一番嬉しいです。生徒本位を教育行政も現場の先生方も市民も保護者も求めてきたのが藤沢不採択で、恣意的なことが入る余地を残さない採択でしょうっていうふうに記事を書いてくれたんですけれども、本当にそれはありがたいと言うか、そういうふうに読み込んでくださった方たちも不採択という結果になったな、というふうに思っているところです。
MC:教育委員会は、そうすると鈴木市政になってから構成は変わってきたんですか。
樋浦:鈴木市政になっても、青年会議所商工会議所の代わりが入りました。それから医師会の方も、育鵬社素晴らしいというような方が入ってこられました。医師会というのはね、枠はないんだけれども、学校事故とか色々あるので教育委員にお一人お医者さんがいるって言うのは良くって、医師会歯科医師会薬剤師会などから一人っていうのはもう、しょうがないって言うか、言われてましたが、商工会議所は枠があるわけじゃなかったんです��。 で、たまたま委員長さんが9月にお子さんを茅ヶ崎の中学校に通わせてる事が発覚をしました。教育委員会のトップでありながら、理由なく越境入学させてるって事が問題なって、即10月に辞任されたんですね。数にしたら、たぶんまたは後任をこの人ってなったと思うんですが、1年間空席で、で結局全く違う分野、福祉の分野からお入りになった方がまたとてもいい方で、だから、それは全部鈴木さんの(任期の)中なんだけれども、商工会議所的の枠がなくなるためにはいろんな方がご尽力されたんだと私は思ってるんですが、それが大きいですね。だから構成として福祉分野の方が入られて、医師会は医師会なのでちょっと心配をしてたんですけど、最後まで。とてもいい方でした。
MC:わかりました。大分長くお話いただきまして本当ありがとうございます。とてもじゃないですけど、これカットできませんので、このまま流したいと思います。
樋浦:いやいや、でも本当にね、だから市民運動、あ、これもう切れてる?
MC:切れてないです。
樋浦:市民運動ということではお手本にならないかもしれないけれども
MC:いや、とんでもないです。ほんとにいろいろな色々な方面で、気を配って調整してっていう、この政治、まさに政治だと思うんですけども、議員にならなくても市民の立場でこれだけのことはできるって言うのは、樋浦さんの...
樋浦:いやいやいや、たまたま2010年まで学校という場にいたので、現場の小中の先生方が、これは困るとか、これだったら一緒にやれる、というのは他の方よりは多分わかるということがあるのと、やっぱり私組合運動をやってきましたから、組織はこれはできないということも、何もそういうこととは関係ない方には、とても何をこだわってるんだろうと思うようなところに、実はくだらないことも含めてこだわることがあるけど、でもそこも含めて一緒にやっていかなきゃいけない。 だから、私たちは市民の集いという、教科書学習会を20回、数えてみたら、2011年から、21回もやる予定が駄目だったんですけど、やってきたんですね。その時に必ず湘南地区の先生方が毎回100名近く、それも若い人が。で、毎回、今回何回目ですかってアンケートに書いてもらうと、初めてです、が多くて。だからそういうこと、土曜日にわざわざ来てくれるという。その代わりいろんなテーマで、道徳教育やったり、平和の問題やったり、憲法やったり、誰呼ぶかっていうのが大変だったんだけど、現場の先生も市民も行って良かったと思えるテーマをっていうこと��探って探って、名古屋とか兵庫県からも先生をお呼びして、やりました。それを支えてくれたんですね、先生方がね。運動としてっていうかな。それともう一つ、現場の教員が批判できないっていうけど、この湘南地区の先生方は、9月に、もう、すぐ、教科書研究の組織立ち上げたんです。それで...
MC:2011年の9月に入ってすぐに
樋浦:教科研って言うんですけど、そこには私とかもう一人高校の社会科だった者も加わるぐらいちょっと開かれた組織で、そこで、この教科書のここはこういう注意をして使ってください、差し替える時はこういう資料がありますっていうような、毎月、本当に、教科書研究をずっとやってきて。長期休みとかは大きな学習会を開いたり。だけど中学校の先生方はお忙しくてなかなか来れなくて、小学校の先生がほとんどだったんですけど。でもそれをやっぱり発信し続けたことが、育鵬社の教科書はダメだっていう先生方の意思表示、どっかつながったのかなって思っているんですよね。
MC:非常に参考になるお話でした。本当にありがとうございます。今回は教科書問題について、ここで切らせていただきます。ありがとうございました。
樋浦:いいえ。市民運動かなって言われそうですけど、でもやっぱりそれも市民運動ですね。
Anchor:https://anchor.fm/girltalk-9/episodes/072-1-elak40 Apple Podcasts: https://podcasts.apple.com/us/podcast/072-%E6%A8%8B%E6%B5%A6%E3%81%95%E3%82%93-1-%E3%81%82%E3%81%9F%E3%82%89%E3%81%97%E3%81%84%E6%AD%B4%E5%8F%B2%E6%95%99%E7%A7%91%E6%9B%B8%E3%81%AA%E3%82%93%E3%81%8B%E3%81%84%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84/id1465506160?i=1000495536161
2021-02-02
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forbethcooper · 4 years
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2020.10.31
 万一、読者(がいたとして)諸兄の誰それが、気が狂いそうになる程に、破裂寸前の肥大陰嚢を重々とぶら下げ、中空洞の頭蓋をヘリウムで満たしたように、凡ゆる流れに逆らえなく成り果てておられるとします。若しくは、仮に、読者(がいたとして)諸兄の誰それが、男の勲章(a.k.a 嶋大輔 at 股座)の操舵をテストステロンに一任させ、加えて理性の陶片追放を済ませ、去勢前の雄犬畜生宜しくに、花(隠語)盛りの忌たちへ——脳内パラダイスに成り腐っておられるとします。  そんな暗愚魯鈍の泥沼へと、幅跳びの要領で対の足裏からずっぽり嵌まり込んだ虜囚へ慰安し、贈答できる唯一の一節といえば、「砂糖漬けのチェリーを好んで喰らう女はとびきり弩級の助平に違いない」に他なりません。なんと言ったって、砂糖漬けのチェリーの呼称が<マラスキーノ>ですから。制御不能の充血海綿である錯乱棒でダウジングをすべきなのは明々白々でございましょう。その珍品が反応を示した方向へと、徒士と成り愚直に勝ち進めば、互いの価値を認め合い、求め合い、惹かれ合う二人が搗ち合うと相場が決まっております。  そんな小さい秋が終わるこの頃。僕の冷え冷えの身体を温めるのは、白湯だけです。  以上が、岡崎市に於いての令和のスタンダードとなるであろう未来形時候の挨拶となっております。是非ともお覚えの上、お使いいただければ僥倖に存じます。来て、見て、触ってみてとはこのご時世に大変な難しさを伴うでしょうが、一度岡崎市へお越し下さい。何もありません。
 好きな三大「べん」は、詭弁、樋浦勉、ベン・スティラー。もう一つおまけを許されれば、卞喜。  どうも、僕こと僕です。
 2020年、初更新ですか? クリビツテンギョー。新年明けましてお目出度うございます。久闊を叙するとはこのことです。久助に準ずる僕自身が忸怩の根元です。  チンカチンカの冷やっこいルービーが一杯五百円程度で呑める世の中に、僕という陰気ちんけのとっぽいゾンビーが一杯一杯に生きて逝くなんて滑稽可笑しい話ではありませんか? 僕の死に様は壮観でso funなものに成る。そう感じている神無月の終わりですが、如何お過ごしでしょうか。僕はぼちぼちに生きてます。
 それはそうと、猿公の途上型である僕が得手勝手に<不意討ち同好会>と署名したNPO同人による、和気藹々系ハッピー・コンピレーション・アルバム、『SUCKER PUNCH 2 : FATALITY』がリリースされました。  現在はbandcampでのデジタル販売が行われており、全曲のフル試聴も可能となっております。因む訳ではありませんが、リリース日である十月二十五日は、素晴らしきかな僕の生誕日でございます。何とは言いませんが、お祝いいただければと思います。何とは言いませんが。リリース日は僕のバース・デイです。そして、それはドゥームズ・デイでもありましょう。  ご購入いただけた方、お耳通しいただけた方、総ての生きとし生ける僕に好意的な方々へ謝辞を送らせていただきます。未だ聴かれておられない方々に於いては、いい塩梅に手放しでの賞賛をしていただければ有り難く思います。 まずは、以下にあるジャケットをチェックしてみましょう。それがいいです。
SUCKER PUNCH 2:FATALITY by ベス・クーパーに+現代日本縮図+色覚異常
 僕はいつも通りに『ベス・クーパーに』という固有名詞を代名詞にして、参加させていただいておりまして。コンピレーション・アルバムの方には『Vice Is Beautiful』、『Catch You If I Can』という名作映画タイトル風で、それとは微塵の関連性も持たない二曲が収録されております。如何でしたでしょうか? 好意的なご意見ご感想をドシドシご投書くださいね。  前作と同様、イコさんにプロジェクトを牽引していただきながら、『色覚異常』としてポストパンクのなんたるかと啓蒙をしていただきました。加えて『現代日本縮図』ことManoさんも参加し、三者三葉、みつどもえ、といった具合です。取り留めがあるかと問われればないとしか答えられないジャンル・レスでケア・レスな作品群が完成しております。  イコさんとは僕が20代前半頃から交流を続けさせていただいており、感謝の最果てでありますが、なんとManoさんとは僕がうら若きビチビチの10代時期よりの交流です。半生の半分に相当します。感謝の涅槃です。
 兎にも角にも、楽曲が公開されればライナー・ノーツを綴りたくなるのが世の常であります。セルフなライナー・ノーツもやりたいのですが、折角ですので、まずはセルフじゃないライナー・ノーツを執り行いたいと思います。アルバム通して、というよりも各曲一つずつを各個撃破する形で徒然と綴れれば万々歳かと思います。  レンジでゴー!
01. Vice Is Beautiful(ベス・クーパーに)
SUCKER PUNCH 2:FATALITY by ベス・クーパーに
 後日、自分語り予定です。
02. 終点(現代日本縮図)
SUCKER PUNCH 2:FATALITY by 現代日本縮図
 嗚呼、これがエモなんですね。  エモ、我が命の光、我が腰の炎。我が罪、我が魂。エ・モ。舌の先が口蓋を二歩下がらず、二歩めにそっと歯を叩かない。エ。モ。これにはナボコフも陶酔すること請け合いでしょう。  感性をビリビリとさせる楽曲です。ラウディーにドロップしたチューニングのギターが唸りを上げておりましょう。お恥ずかしながら、レギュラー・チューニングしか知らない僕には想像もつかないサウンドとフレーズです。懶惰な生活や万年補欠の学生時代が起因となり、チューニングくらいはレギュラーでありたいと、僕は躍起になってEADGBEに揃えておりますが、元来の不承不承な無精さの所為でオクターヴ・チューニングすら碌すっぽしておりません。反省の虫であります。  イントロダクションからギターとドラムの迫力あるシンコペーションに心が踊ります。ベース・ギターが「やらいでか!」と牽引していくAメロの力強さに惹きつけられ、ブレイクの後にサビ(に相当するであろう)に入ります。ハーフ・テンポと倍テンの緩急の中、インダストリアルな音色のギラついた一際のギター・リフが印象的です。音像はザラリと小さな刺を表皮に纏いながらも、調和を崩さずに尚且つ存在感を増す素敵なフレーズです。殊更の加速をするブリッジを経て、大サビ(に相当するであろう)に突入します。水魚が如くディレイ・エフェクトを得たギターが活き活きと、縦横無尽に飛び回る様相です。実はManoさんの拵える楽曲に盛り込まれたディレイ・エフェクトが使われたフレーズ、ずっと前から好きです。そして、これまでの愉悦を掻き消すかのようなアウトロダクションに帰結します。ずしりと胃の腑に伸し掛かる、不穏なブレイクダウン。  最終電車に揺られ、気づけば素敵で愉快な夢の中へ居眠り落ちてしまい、目が覚めた時には降りる筈の『東岡崎駅』を通り過ぎ、『豊橋駅』で駅員さんに揺り起こされたような気分です。
03. 発作(色覚異常)
SUCKER PUNCH 2:FATALITY by 色覚異常
 嗚呼、これがポストパンクなんですね。  ポストパンク、我が命の光——ポ。ス。ト。パ。ン。ク。ナボ興奮。  不穏、正しく不穏。ヒヤリとするような際どさを孕んでいます。前作『SUCKER PUNCH』での『停止信号』と同様の怪しさを感じます。このコード感、僕には生涯生み出すことはできないのでしょう。なんとも退屈な半生となるのでしょう。ずぶずぶとのめり込んでしまう。知らぬ間に次の顔を覗かせていたフレーズの変化によって、シンプルな筈の展開に得も言われぬ面白さを作り出しています。ぐわぁんと三半規管を揺さぶり、螺旋の遠心力が眩暈を引き起こす感覚、そんな形容し難い楽曲です。  イントロダクションや間奏にある、右チャンネルのメイン的リード・フレーズが雰囲気満点で気が触れそうな格好よさを持っております。ですが、聞き所はどちらかといえば左チャンネルの変化、その多様性にあるかと思います。純粋無垢なまでにクリーン・サウンドのギター・アルペジオが印象深いです。爽やかな不安が滔々と流れるように、ひたひたと僕の後背を着いて回るように、ここであそこで鳴っています。ひと回し目ではロングトーンのコーラス・エフェクトを伴った単音フレーズがおどろおどろしさを生じ、ふた回し目では四分のアルペジオへと推移して……と、静かに、それでも確実に楽曲のドラマ性を生んでいます。余韻あるブレイクの後には最大音量に至ります。抑圧が途端に解放され、娑婆中へ飛び火する。突発性の発作、誰しもが持つ感情の勃発がここにあります。  歌詞は「相手、」という語で始まり、「アイエ」の脚韻を踏むことで淀みない滑らかさを作っています。僕自身の感覚として、「〜〜して、」といった読点での節が続くと、冗長になり、ぼんやりとした印象になってしまう。そういった固着観念がありますが、『発作』に於いては、ヴォーカルをリズムやフレーズの一つに落とし込む形で、ハッキリとした音感、歯触り、語感のよさを感じることができます。所謂Aメロが続く楽曲の展開も合間って、「これでなければならない」とすら思える言葉選びだと思います。続いての「海底、」以降では脚韻の柵から解かれ(同一のタイミングでギター・フレーズも動き始めます)、キーワードから連想されるような言葉が紡がれます。息が詰まるような、ヒリヒリとした展開を暗示したかの言葉の連続です。そして、海底で歌っている。僕はここで「ぴちぴちピッチ」を思い出しました。  あまり似た曲、アーティストという表現は芳しくなさそうですが、どうしても『Downy』の初期アルバムを想起する格好よさです。
04. 映画(色覚異常)
SUCKER PUNCH 2:FATALITY by 色覚異常
 イコさんは歌詞に関して、「語感を重視し、意味はあまり考えていない」といった旨を語ります。ですが、こと『映画』には物語性が多分に含有されているのでは、そう思えます。行間を読む程度の知識は僕の脳にはありませんが、「広場」という舞台が確実に存在し、そこで幻想的、喧騒的、懊悩煩悶的、抑躁的感覚が蠕動しているのではないか、そう考えます。  1分34秒の楽曲は全編通して疾走感を持っていて、前述の広場を舞台に駆け擦り、這い擦り回るようです。「必要な字を〜」以降で変化を齎した3,4小節目のリズム・パターン、ギター・フレーズでは時折に縺れる脚や、奇天烈になる走行フォームを想起します。そして、ドラムのフィルインを皮切りにサビに入ります。頭打ちのドラムが一層の激しさを持ち、情緒を逸していく、焦燥に駆られている、といった面持ちです。前半からリフレインしているギター・リフも同じ顔をしながら、腹に一物あるのでは、と疑ってしまうくらいに違った雰囲気を持っています。半ば唾棄しているかの、ややもすれば破裂しそうなメロディが、「無難」を歌う。非常にシニカルではないでしょうか。言詞の妙であります。  そして、四つ鳴るタムの音が忘れ去れたように残ります。何時も通りを忘れ、去った広場の雑踏に取り残されたのは一体何なのでしょう。  因む訳ではありませんが、この『映画』のデモ音源を聴いた時に、僕の曲タイトルを映画捩りにしようと決めました。
05. 火の鳥(現代日本縮図)
SUCKER PUNCH 2:FATALITY by 現代日本縮図
 僕は初めて『火の鳥』を聴いた時に、こう思いました。「こりゃあ、格好いいわ」と。僕がなりたくてなれなかった、洋楽ポスト・ハードコアやラウド・ロックと呼ばれるバンドたちを想起せざるを得ません。あれ、僕の作りたい曲ってどんなだったけ? 悲愴の迷宮の只中でへたり込んでしまいそうです。サカパン3ではいつもと違った雰囲気の曲を拵えたい、そう決意します。果たしてやってくるのか、サカパン3。Manoさんでしたっけ、Copeland好きなの。今度、エモのご教授願います。  厳かな滑り出しを見せるイントロダクションが、弦楽器隊のグリッサンドで一気呵成に感性を煽る拡がりに変貌します。そして、凱旋行進曲をも超えるシンガロングなリードに思わず心の臓を手で押さえてしまいます。アンセムの幕開けです。  Aメロはワン・コードで引っ張ります。僕はこれがやりたい。臆病風吹き荒ぶだだ広の田んぼ畑の最中で棒立ちの僕では手が出ません。それこそ清水の舞台から、否々、東京スカイツリーの舞台から飛び降りるような気概が必要です。英語詞もクールです。「〜〜, you know?」と煽り切るまでクールです。後半にあるヘヴィなリフを交えた展開も聞き応え抜群です。  続いて「さて、これから盛り上がりますよ」の気配ムンムンのフレーズを挟み大盛り上がりのサビ。ハイ・テンポの中で、回しの後半(3,4小節)にある不和気味——僕の耳にはそう聴こえましたが、勘違いの可能性はbigです。そして、そんな勘違いはnot a big dealです——そのコード感が一筋縄でいかない漢気を思わせます。  ファジーなベース・ソロからAメロのリフレイン。伸びやかな泣きのギター・ソロと、タッピングの応酬を経て再びサビに舞い戻ります。
 二度目は所謂「落ちサビ」といった様相。アルペジオと跳ねるギター・リフがガラリと印象を変えます。「〜〜カサついてさ」の後に鳴る一瞬のギター・リフに『すみれSeptember Love』を彷彿としましたが、全然違いました。大サビは転調。ハイ・テンションに、アンセムが大団円に向けて殊更の加速度で突き抜けます。オクターヴ・リフが際立ち、疾走感と清涼感を加味します。ウキウキと心がツー・ステップを踏み出します。ここで『手のひらを太陽に』を引用し、どいつもこいつも「ゴミのように死んでいくのさ」と帰結します。色即是空の精神性に大日如来も納得のアルカイック・スマイルでしょう。「ぼくらはみんな生きている 生きているからいつか死ぬ」。やなせたかし御大も驚天動地な世界の真理です。「地獄に落ち着いた」後に、ブレイク・ダウンをして曲は終わります。しかし、気になるともう一度聴き直してしまう。図らずも火の鳥となる訳ですね。違いますか。
06. Catch You If I Can(ベス・クーパーに)
SUCKER PUNCH 2:FATALITY by ベス・クーパーに
 後日、自画自賛予定です。
 ツラツラ書き殴り綴り掃き捨ててきました。いずれにセルフ・ライナー・ノーツという名の自分語り、誰にも見向きされない自分の曲解説をしたい、そう思います。僕は雄弁を夢見る多弁家ですので、どうせ取り留めもない支離滅裂で乱離骨灰な作文になるでしょうが、よろしければそちらが更新された暁には一読いただければ幸いと存じます。
 前作に続き、ジャケット・イラストを担当してくれた「いめい」による、どこよりも解り易い『SUCKER PUNCH 2 : FATALITY』の解説もございます。この記事の下に添付させていただきますので、是非熟読ください。
 予定通りでしたら、次回は僕の自己愛偏屈黙示録になると思います。  それでは、またお会いしましょう。シー・ユー・ネクスト・タイム。
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deusnatura · 8 years
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細馬宏通 実際のアフレコでのやり取りの時は片渕監督が、タイミングも含めて「火なしコンロに任せてー」って言うと、向こうで復唱してくれる? 片渕須直 そうそう。だから口があるところは口でやっておいて、後は(録音用に仮で作ったラフ映像に)吹き出しを出しておいて、「ここからここまでしゃべってください」という指示をする。「火なしコンロに任せてー」だったら、「てー」を伸ばした吹き出しを出す。もちろんそれで全部が全部合うわけじゃなくて、例えば掛け合いになると(セリフと映像に)誤差も出てくるんですよ。ワンカットが長いから、編集で調整がきかない。だから録音した後で、絵の方の口パクの付け方を変えたりしてました。 細馬 僕は逆だと思ってました。絵が先にあって、のんちゃんがそれに合わせてしゃべって、もしちゃんと合わなかったら、のんちゃんのサウンドを横にずらしたりするのかと。 片渕 それもやるんですけど、それをやると今度間が乱れてくるんですよ。だから間が最適なところで録っておいて、それに合わせて口パクの方を調整する。というか、絵で口が動き始めた瞬間からしゃべれる役者さんは、若山弦蔵さんだけだと言われていました。 細馬 そうなんですか? 片渕 普通は最低でも2コマか3コマ遅れますね。 細馬 やっぱりそうなんだ。僕、よく授業で「サザエさん」の映像をちょっとだけ見せるというのやるんですよ。「見てごらん、フネと波平は必ず口が先にしゃべってるね。口がパクパク動いて、2パクくらいしてからフネはしゃべるよね」って。 片渕 「サザエさん」って、リハーサルやらないで録ってるんですよ。 細馬 えっ、本当ですか? 片渕 恐ろしい(笑)。本番一発で。 細馬 たぶん声優さんは、おそらくキューとか動きを見て「あっ!」みたいな感じでしゃべってるんですね。すると一瞬、アニメの口の動きよりも後になる。 片渕 若山弦蔵さんは、映像で一回見ておいて、「ここから動くんだな」というのを生理的なタイミングで覚えちゃうみたいですね。そういうことが大事なんですね。「乗り移る」というかね。 細馬 ここから始まるって予測ができないと、しゃべり始める瞬間のタイミングが合わないですよね。 片渕 「未知との遭遇」や「ジョーズ」で、長年リチャード・ドレイファスの声をあててる樋浦勉さんは、「画面を見たら、次にリチャード・ドレイファスがどう動くか予測がつく」って言うんですよ。「このしゃべり方をしたら次はこう動くな」って。で、僕はのんちゃんの動きをちょっと覚えようと思った(笑)。
片渕須直×細馬宏通トークセッション 「この世界の片隅に」の、そのまた片隅に(前編) https://magazine.manba.co.jp/2017/02/27/special-konosekaitalk01/
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lastscenecom · 6 years
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樋浦さんいわく、曹操の役者さんの喋り方・リズムが独特なので、吹き替えするときは口のタイミングを合わせるのが大変だったが、演説しているように喋るとピッタリ合うと気づいた。
第4回三国志感謝祭レポート完全版「第2部・熱狂!堀内賢雄さんと樋浦勉さん大乱舞編」 | 【三国志感謝祭公式ブログ】
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