#棘屋詣
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vinyl-explorer77 · 5 years ago
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. . PCPで鉢購入後、TPCWで珈琲☕飲んでからの、都で新年初棘屋参り(年末ガチ買い落札品の引き取り)。 駒パイセン、おおきにでした~🙇🙇🙇 . #cactus #サボテン #ガッチリ買いまショウ #棘屋 #棘屋参り #棘屋詣 #関西棘植保安狂会 https://www.instagram.com/p/B7QPPIyl0UZ/?igshid=17jprl19e3yqk
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kachoushi · 4 years ago
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各地句会報
花鳥誌 令和3年5月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和3年2月3日 立待花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
帯の色白と黒との寒稽古 世詩明 初夢や逆夢にして安堵せり 同  受話器より来る熱燗の酔ひつぷり 清女 もう雪も落ちついたかとココア飲む 同  湯のたぎる薬罐の音の冬支度 誠   ゆつくりとガラスを滑る霙かな 同 
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月4日 うづら三日の月句会 坊城俊樹選 特選句
寒の明け空の青さのどこまでも 柏葉 雪の舞ふ上へ下へと北陸路 喜代子 寒戻り雄島は浪に翻弄す 都 
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………  
令和3年2月6日 零の会 坊城俊樹選 特選句
祈る人白く光らせ春の寺 小鳥 壺菫傾ぐ黄昏の密会 季凜 饅頭屋の幟ぱたぱた春疾風 美智子 嬰児へ春の揺籃なりしかな 順子 寒紅や鏡の中の女たち きみよ 春を描く赤で縁取る黄土色 千種 ギャルソンのベストの在庫春埃 荘吉 バーの椅子冬日も遊ぶ道具街 荘吉 春潮のかをる手をもて貝洗ふ 順子 ペンダントはづして春の風邪に寝る 光子 黄泉の国へとラビリンスめく雪間 眞理子 オキーフとゴッホの黄なる春の蝶 伊豫 ロマノフ朝語る早春のため息 慶月 仲見世の半分閉ぢて亀鳴けり 梓渕
岡田順子選 特選句
江戸つ子へ黄水仙咲く格子窓 光子 春の日の跳ねたりしつつ神田川 小鳥 壺菫傾ぐ黄昏の密会 季凜 吾輩は道具街の猫日脚伸ぶ 荘吉 春浅き野へと黄衣の遊行僧 慶月 花瓶売れざり春の日を黄昏れて 俊樹 笊は受く春の日差や道具街 季凛 菜の花や主のゐない家に棲み 伊豫 大方は縁なき道具街うらら 秋尚 隠れ耶蘇語る窓辺の余寒かな はるか 遣り手婆春画を鬻ぎつつ春眠 俊樹 黄塵万丈浅草に人沸き出す 梓渕 産土の海光を背に絵踏せり 光子 生国を刻みし墓へ梅香る 慶月 祈る人白く光らせ春の寺 小鳥
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月8日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
散歩みち犬に吠えられ日脚伸ぶ 三四郎 子等はしやぐ声の大作雪だるま みす枝 寝るだけに戻りし部屋の虎落笛 ただし 初詣巫女の化粧の濃かりけり 世詩明 贔屓目にみても毛皮の似合はざる 上嶋昭子 大氷柱剣のごとく堂宇守る 時江 崖の上に耐へて咲きたる水仙花 久子 神杉に裂けし傷あり斑雪 時江 風花の散華の中を柩ゆく 信子 湯たんぽを母の温もる如く抱く さよ子 廃屋の雪の声きく真暗がり ただし 嚏して饒舌の人黙りけり 三四郎
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月9日 萩花鳥句会
住所録ゐぬ人ばかり春時雨 祐子 降り立てばカルスト台地草萌ゆる 美恵子 春まだ来産卵仕掛ける川漁師 健雄 春時雨ビニール傘に裂け目あり 吉之 下萌えて平幕力士の賜杯かな 陽子 雪雫八分音符と四分音符 ゆかり 微睡の草木起こせし春時雨 明子 面接の練習の声寒明くる 克弘
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令和3年2月11日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
護摩焚きの煙の深き節分会 あけみ 節分や子の夢に出る方相氏 登美子 節分や炒豆撒いて稽古終ふ 令子 車窓には雪しろの山々続く あけみ 大雪も奮闘えち鉄動き出す 紀子 野兎の駈けし跡あり野辺深し 同  ひらがなの娘の手紙春隣 裕子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月12日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
白杖の突けば凍土鼓動して 都   磯竈海女と蜑との声太く 益恵 獣園の柵に並ぶ子草青む 栄子 春の雪店はいつものビートルズ 佐代子 日脚伸ぶ明るき方へ人も鳥も 都   寒木瓜の棘の交差に交差して 悦子 白髭を撫で庭を掃く春隣 幸子 寒月へ町定位置に静もりて  都   春雷や酒供はりて力士像 宇太郎 さよならと筆置く音に落椿 悦子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月13日 札幌花鳥会 坊城俊樹選 特選句
人生は借り物かしら春一番 修子 日の永き台所にて聖書読む 同  永く生きすぎた気もして春の風 同  どの家も砦のやうに雪積みて 寛子 街路樹の上に余寒の空低し 同  針供養叔母は短気でお人好し のりこ 掌に一滴春の化粧水 ��月
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月16日 伊藤柏翠俳句記念館 坊城俊樹選 特選句
ひたすらに鶴は鶴とし凍つるのみ 雪   寒鴉申し合はせしごと啼かず 同  観念をしたる如くに大枯木 同  温石に温石と云ふ石の貌 同  薄氷や着物をつまみ避け乍ら 千代子 深々と音消し積もる真夜の雪 同  春炬燵くの字しの字の混み合へり みす枝 ランドセルに筆箱入れて春を待つ 同  銀の波揺らし川辺の猫柳 英美子
��順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月17日 福井花鳥会 坊城俊樹選 特選句
薄氷の割れて漂ひ重ね合ひ 千加江 数独に挑んで老の春を待つ 清女 節分や柱時計がつと止る 啓子 薄氷を張り尽したる法の池 泰俊 鴬や何か賑やかなる甍 同  凍て鶴として人の世を凍つるのみ 雪   華やかに古りし虹屋の桐火桶 同  凍て様も金輪際や檻の鶴 同  人の世の枷を解かれし古火桶 同  寒鴉啼くを忘れてゐはせぬか 同 
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月19日 さゞれ会 坊城俊樹選 特選句
冴え返る言葉の綾に躓きて 雪   勿体なや冬籠りにも厭きしとは 同  乾杯の種の尽きたるちやんちやんこ 同  うららかや犬が好みの猫まんま 清女 虹屋へと二月礼者の関西弁 千代子 水仙の花に折鶴遊ばせり 希   路地裏を斜めに走るうかれ猫 啓子 水尾も無く流れのまゝの鴨滑る 天空
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月21日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
飄々とした人の訃や冬の果 佑天 学舎の武張りて遠く春の富士 圭魚 アトリエに遺せし絵の具冴返る ゆう子 シスターの病むや余寒の廊長し 和子 手の皺の翳は目立ちて春を待つ ます江 存分に椿の落ちて椿寺 佑天 堂裏の日溜り豊か落椿 圭魚
栗林圭魚選 特選句
よき喫茶閉ぢし通りの余寒かな 慶月 磐座の裳裾にこぞる蕗の薹 幸風 菰踏めば春泥ぬると動きたる 三無 朝光の瀬音そびらに蘆の角 幸風 アトリエに遺せし絵の具冴返る ゆう子 寺領ひっそり孕猫つとのそりゆく 文英 細波の煌めき尖る浅き春 斉   シスターの病むや余寒の廊長し 和子 春みかづき童話の色の夜の街 和子 春光や眉毛一本づつ描く 千種
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月22日 鯖江花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
二度三度黙の呼び鈴冴返る 一涓 遠き日の武原はんの風花す 同  雪掻きて掻きて怨嗟を紛らせり 同  佐保姫来式部の像の辺りより 同  古里ぞ遠海鳴りも温石も 雪   其の頃はへつつひ二つ竈猫 同  お駄賃は袋のお菓子春の風 上嶋昭子 アプレゲールと言はれし卒寿日向ぼこ 同  春一番絵馬カタカタと恋の宮 信子 夕焼けを少し暈して春の色 紀代美 春着着しより梵妻の顔となる 中山昭子 水仙や少女一心勉学す みす枝
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
九州花鳥会 坊城俊樹選 特選句
東風に扉を開けよ羽衣なびくまで 美穂 面影のちよと夫似なる古ひひな 千代 波音のままに揺蕩ふ若布かな 桂   大津絵の鬼の飛び出す春の雷 喜和 梟の吾を呼びたる父祖の山 千代 遠き目でみる耶蘇浦の若布船 かおり 薄氷を踏むもふまぬも人の道 睦子 冬灯しらじら明けの裏酒場 勝利 恋猫の敗れ幣履のごとく消ゆ 伸子 その沖は霞み衣桁の陣羽織 由紀子 寂しらの汀に寄する若布かな 久美子 浮かみくる七色の泡春の池 愛   集落を貫く碧き雪解川 由紀子 タンデムで若布を買ひに島日和 美穂 結ひ髪のほろほろ解けて絵踏かな かおり 紙漉の若き水ほどよく躍る 佐和 蹼に薄氷つきしまま歩む 睦子 星辰の恵みに育つ若布かな 美穂
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
なかみち句会(投句のみ) 栗林圭魚選 特選句
探梅の坂より駅を見渡せり 貴薫 焼山の命の早さ確かめり ます江 風尖りをれど遠山霞みをり 怜   枝影の網目ぼんやり春の土 秋尚 受診日や梅林抜けて隣り駅 せつこ 料峭の森覚ましゆく水の音 三無 野焼見る怪しくはやる気持あり あき子 日を浴びて胸張る如し犬ふぐり せつこ 青海苔を採って沖には白い波 史空 梅林や古木の幹に力あり 迪子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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kachoushi · 5 years ago
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各地句会報
花鳥誌 令和2年4月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
令和2年1月9日 うづら三日の月句会
坊城俊樹選 特選句
山里に榾木を燃やし古老たち 柏葉 母の着し松葉模様を春著とす 由季子 大熊手夫の背中まるで箕に さとみ 寒林の古墳の主は今も謎 都   面取ればあどけなき顔里神楽 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年1月9日 さざれ会
小さきこと忘れそこここ御慶のぶ 和子 水仙の一茎ありて初句会 同   鴨百羽かゝへて村の去年今年 匠   初明り大九頭竜を展げゆく かづを ストーブをこつちに向けてくれる婿 清女 御降りの木々に洗礼ありしこと 笑   初燈���遺影の夫も微笑みて ���   初声や曇天を統ぶ伝書鳩 数幸 寒に入る川の流れは変らねど 天空
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令和2年1月10日 鳥取花鳥会
岡田順子選 特選句
旧正や羽織袴の客ひとり 幹也 蒼穹へ高々冬の薔薇赤く 都   国府野の凍土に黙し六地蔵 悦子 夜勤果つ雨とは雪の匂ひ連れ 都   たらちねの御慶は蝦夷をくさぐさと 幸子 丁寧に御慶を述べて母真似て 幹也 糶棒に鋏上げたり松葉蟹 益恵
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年1月11日 枡形句会
栗林圭魚選 特選句
番台に朝湯の活気初湯なる 百合子 乗初や遊覧船の橋潜り 白陶 記念樹の冬芽眩しき年尾句碑 三無 二人居のおそき朝餉を小豆粥 清子 富士望み健やか願ふ老の春 多美女 多摩川の水を光らせ初明り 美枝子 薪を割る乾きし音や初湯焚く 三無 焼き立てのパンの香りや四方の春 教子 耐へ抜きしラガーの顔の美しき 節子 老いの胃をふはつと包み小豆粥 和代
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年1月11日 零の会
坊城俊樹選 特選句
大薬罐寒念仏へ滾るなり 光子 霊獣が寒九の水を吐いてをり 公世 冬帝の玉座公孫樹の梢 佑天 子母神と聞くだに寒き灯の揺るる 梓渕 寒紅や鬼の心のふつふつと 光子 たつぷりと束ね真冬の茅の輪かな 佑天 初春の雑司ヶ谷二丁目に迷ふ 伊豫 お地蔵になるための石凍てにけり 和子 荒川線ごろごろ春は遠からじ 佑天
岡田順子選 特選句
大薬罐寒念仏へ滾るなり 光子 狛犬といふ獰猛で寒き石 俊樹 日本一古き駄菓子を売る綿子 久   昔硝子息白きまま開けにけり 同   それからの冬のつづきの雑司ヶ谷 美紀 朱の鳥居の連続に入り寒に入る 俊樹 冬帝も赤を好むや鬼子母神 同   鳥居より見えて都電や寒詣 はるか 荒川線ごろごろ春は遠からじ 佑天
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年1月13日 武生花鳥俳句会
坊城俊樹選 特選句
次の世も女に生まれ女正月 世詩明 父母の面影今も炉の灯り 時江 割り勘の老女三人着ぶくれて 昭女 秘め通すごとなる賀状さりげなく 世詩明 断崖を香りでつつむ野水仙 英美子 歌留多取一瞬光るイヤリング みす枝 寒紅を懐紙に落とし私語 世詩明 ふる里に続く平野や初電車 ミチ子 初鏡母の残せし黄楊の櫛 時江 お降りや磴百段に粗莚 信子 ここだけの話がとび火する焚火 清女
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年1月14日 萩花鳥句会
われになほ夢ある��々や初暦 小勇 健やかを祈りつ掛ける初暦 祐子 短日や机の上の入門書 吉之 活気付く十日恵比寿の屋台かな 陽子 凍砂漠水脈掘���当てた医師在りき 健雄 左義長や飾りの山へ願ひ込め ゆかり 畑仕事四温のうちにすませけり 克弘
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令和2年1月14日 さくら花鳥会
坊城俊樹選 特選句
夜勤終へ目覚めて仰ぐ寒夕焼 政隆 初夢や続きを盛りて吉とする 紀子 北前の錨眠れる冬帝下 慶月 一輪に招く思ひや初句会 あけみ 寒の軒守り置屋の梵字札 はるか 正月や何をもて婿もてなさん あけみ 餅花や揺れて座敷を支配せり 令子
岡田順子選 特選句
寒の軒守り置屋の梵字札 はるか 猫グッズ同封されし初便 紀子 九頭龍は冬の龍神とし海へ 俊樹 端正な眉雪の賀客去りにけり 登美子 左義長の猛き炎に神舞ひて 政隆 柏翠と愛子へ分ける冬薔薇 政江 おのづから尖る霊峰千代の春 登美子 初風呂に響く子供の数へ唄 裕子 初夢や続きを盛りて吉とする 紀子 九頭龍をやがて呑みゆく冬怒濤 俊樹
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年1月19日 風月句会
坊城俊樹選 特選句
賓頭盧の額を冬日と撫で回し 佑天 罪深き指冬薔薇の棘赤し 和子 白鷺も大樹にのぼり春を待つ 美智子 透明に翅をたためり冬の蝶 千種 着ぶくれて凶ありますと御籤売 同   虚子像の冷たき鼻か日を集め 同   虚子像のうしろ真赤な寒椿 美智子 春を待つ裸婦像黒く湿りけり 和子
栗林圭魚選 特選句
日溜りの蠟梅の香に首傾げ 芙佐子 からからと風の絡まる枯蘆田 三無 早梅や風ひやひやと頰を過ぐ 三無 身を細く寒禽枝を渡りけり 和子 武蔵野の薄氷の底水の音 三無 冬草や光の中へ虫翔たす 千種 寒林の光を縫ふて漫ろ行く 久子 寒禽の影の尖りや昼の園 眞理子 冬ぬくし虚子像に触れ虚子に触れ 炳子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年1月20日 伊藤柏翠俳句会
坊城俊樹選 特選句
針に糸通して貰ひ縫ひはじめ 雪   寒紅や意地を隠して生きて来し 千代子 水仙や越のをなごは意地隠し 同   水仙に同じ花なく横を向く 富子 初鏡爪の先まで母に似し みす枝 初詣弥勒の笑みの仏達 ただし 越前に薄氷はりて踏めば鳴る 世詩明 退屈な獣の欠伸寒に入る 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年1月20日 なかみち句会
栗林圭魚選 特選句
切山椒遺影の母と分ち合ひ 怜   女正月丸一日を博物館 和魚 結ひ初や母にあづけし長き髪 あき子 舞初や袴を確と腰に乗せ 有有 水平線ゆつくり明ける初日の出 せつこ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年1月21日 鯖江花鳥句会
坊城俊樹選 特選句
つくづくと葉の美しき柏餅 雪   鰰の骨など気にしては居れず 同   米寿なほ賀状に滲む人となり 一涓 火事跡の焼けし柱の匂ひかな 昭子 襲ひ来る波を避けつつ海苔掻女 みす枝 牽制の手がうろうろす歌留多取り 信子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年1月23日 九州花鳥会
坊城俊樹選 特選句
悪妻を返上と決め初鏡 美穂 眉山を濃く書きたして久女の忌 かおり ランタンの灯を烟らせる夕時雨 順子 初冬や日輪遠き海の色 阿佐美 初夢や心のこりの仄と有り 志津子 牡蠣舟の舷沈め戻りけり 同   海峡は渦を練りあげ去年今年 佐和 凍つる夜の影は映さぬシャンデリア かおり どんどの穂青龍となり星となり 豊子 梟の首のくるりと閏年 伸子 船あれば船を唸らせ虎落笛 佐和 嫋やかなキリンのうなじ恵方向く 寿美香 鶴帰るまだ果てしなき月の道 佐和 少年の祈り短し初詣 初子 踏絵遺す平戸に海の荒れやまず 佐和
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年11月22日 芦原花鳥句会
坊城俊樹選 特選句
一人居の猫と語るも冬灯 寛子 戸締まりの勝手口より冬銀河 よみ子 虹色に湖の波立つ冬夕焼 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年12月13日 芦原花鳥句会
坊城俊樹選 特選句
枯菊を焚く香に咽せて庭仕舞 よみ子 鰤起し雨音窓を打ちたたき 同   時雨雲風が押しやる日本海 同   川風の思ふがまゝに芒たち けんじ エンジェルの大きく浮ぶ聖樹の灯 孝子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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kachoushi · 8 years ago
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2月の各地句会報
平成29年2月の特選句
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 栗林眞知子選 岡田順子選
平成29年2月1日
立待花鳥俳句会
坊城俊樹選 特選句
古民家の古き時計や初明り 清風
雨だれの雫集めし軒氷柱 世詩明
初春や逢へぬ二人の長電話 秋子
顔洗ふだけの暮しや冬ごもり 道江
老眼鏡ずり落したる置炬燵 世詩明
うつすらと紅残れる寒仏 誠  
少年の白息吐くやファインプレー 輝一
畔を焼く離農の話かたはうに ただし
初暦丸めて覗く四方の山 秋子
(順不同 特選句のみ掲載)
平成29年2月2日
三日の月花鳥句会
坊城俊樹選 特選句
寒の明けためらはず濃く紅を引く 都  
おでん屋の隅といふ席去り難く 牧羊
寒晴れや稜線空を裂かんとす 都
蕗のたう大地みなぎる中に出づ 未草
融雪の蛇口ひねりて匂ひ立つ 未草
今朝乱舞ゆるやかにして春の雪 喜代子
(順不同 特選句のみ掲載)
平成29年2月3日
鳥取花鳥会
岡田順子選 特選句
寒雷の猛りを払ひ列車来る 都
大地の香幾重にも詰め蕗の薹 史子
鯉醒ます寒明近き山の水 美智子
除雪車の作る道幅町の朝 悦子
雪沓を履けば蟹股歩きの子 悦子
ゆさゆさと子の引いて来るとんど竹 立子
衝立の向かう姦し春隣 すみ子
手袋の指で差したる七つ星 悦子
冴ゆる夜の人恋しさに焼くケーキ 都
石釜漁寒鮒を突き湖底突き 幸子
春はまだ補陀落あたり道草す 悦子
鳥来ては去る蹲踞の薄氷 和子
(順不同 特選句のみ掲載)
平成29年2月4日
零の会
坊城俊樹選 特選句
ヌードモデル募集とありて春動く 八之助
青ざめて流れ余寒の放水路 彰子
呉服屋の春や小袖の波の渦 慶月
彷徨へる鬼の翳あり路地立春 梓渕
節分の闇の名残りを細き路地 八之助
雨樋の色垂る春の紙問屋 季 凛
遊女の名信女としるし東風低く 久
目貼剥ぐ絵馬ねんごろに納むる日 順子
露地裏の月を知りたる春の猫 緑
春を見に出るかに媼奥戸より 順子
佐保姫をまゐらせ魚藍観世音 順子
だれかれを旦那と呼ばひ目刺売 千種
(順不同 特選句のみ掲載)
平成29年2月7日
さくら花鳥句会
栗林眞知子選 特選句
大試験首の細きも痛々し みえこ
真夜中の除雪車に耳立ててをり みえこ
待春や娘に選ぶベビー靴 裕子
寄り添うて眠る猫等や春隣 紀子
擦れ違ふ髪は亜麻色春隣 登美子
大寒や福井恐竜吼えてをり 令子
大寒や九頭竜川の深き黙 令子
(順不同 特選句のみ掲載)
平成29年2月9日
県民会館花鳥句会
坊城俊樹選 特選句
初詣手裏剣のごと賽を投ぐ 龍聲
初髪や似合はなくても似合つても 雪
母様へ逃げて赤鬼鬼遣らひ 天空
一と夜とは鮟鱇鍋の夜のこと 雪
春立つや東の窓の明るき日 和子
抽象も具象もよろし初句会 龍聲
母の忌の仏にともす余寒の灯 越堂
寒晴れや遠山なべて透き通る 八重
水仙の香を八方に向けて活く 雪
滔々と寒流海へ出てゆけり 龍聲
下萌や赤きを召され地蔵様 英子
(順不同 特選句のみ掲載)
平成29年2月11日
枡形句会
栗林圭魚選 特選句
早春の母の試歩待つ大地かな 百合子
初午の幟はためく島暮し 美枝子
春菊の苦さがうまさ年重ね 恭子
鳥の目になって建国記念の日 白陶
建国の記念日パンと目玉焼き 鯨
峡の日のいちばん隅の猫柳 美枝子
猫柳光を溜めて膨らめり 白陶
ますかたの句碑凛として梅花節 文英
(順不同 特選句のみ掲載)
平成29年2月13日
武生花鳥俳句会
坊城俊樹選 特選句
金剛の雫奏でる軒氷柱 越堂
匂ひまで雨の雫となりし梅 昭子
街を籠め山並籠めて雪解靄 昭子
南縁に漲る日ざし春立つ日 越堂
ひたすらに寒鴉てふ声に啼く 雪
牡丹雪利休ねずみの傘のひと 昭女
夜行列車雪を叩きてすれ違ふ 世詩明
女正月とて踊る人唄ふ人 昭子
初鴉千年杉の高きより 時江
寒明けて鴉はただの鴉なる 雪
(順不同 特選句のみ掲載)
平成29年2月13日
さなかみち句会
栗林圭魚選 特選句
老医師と健康談義春の風邪 和魚
春の風邪芝居がかりし電話なる 美貴
メモになきはうれん草の青を買ふ 三無
大仰に言うて受診す春の���邪 あき子
友と来て団子坂にも春時雨 陽子
春時雨天城の嶺を低くして 怜
春時雨大桟橋の波静か 迪子
一万歩あるきし後の菠薐草 あき子
(順不同 特選句のみ掲載)
平成29年2月14日
萩花鳥句会
里山はうす紫に春立てり 牛子
立春と聞けば山肌色めきぬ 小勇
春の雪尾振りパクパク食べる犬 祐子
古雛の髪整へて飾りけり 孝士
立春と気付かぬまゝに日の過ぎし 七重
大升を抱へよちよち福は内 美恵子
桜見ず遠山金さんスタア散る 健雄
春立つや転居に向けて蝶結び 吉之
紅梅や角隠しめく雪を乗せ 晴子
海苔干場菊ヶ浜より風の恵 泰裕
スペードか婆かトランプ春の雷 圭三
神武のこと知らず建国記念の日 克弘
(順不同 特選句のみ掲載)
平成29年2月15日
福井花鳥句会
坊城俊樹選 特選句
海光の断崖鎧ひ野水仙 越堂
一村を風花の綺羅包みたる 越堂
大津絵の鬼が飛び出て豆を撒く 千代子
一ダース鉛筆削り春を待つ 清女
くれなゐの彩を残して冬薔薇 啓子
就中古城の雪解大雫 よしのり
水草生ひ初む漕艇の湖閑か 美代
独房の一つ一つの窓に雪 世詩明
飛びさうでなかなか飛ばず波の華 龍聲
鴉啼く春の鳥にもなりきれず 雪
成る話成らぬ話に懐手 雪
此の辺でついぞ見掛けぬ恋の猫 雪
(順不同 特選句のみ掲載)
平成29年2月16日
伊藤柏翠俳句記念館
坊城俊樹選 特選句
雪明り雪暗がりに句碑の立つ 雪
ひそと雪降りひそと我が誕生日 雪
雪女やも今すれ違ひたるは 雪
雪山へまたなまなまし獣みち 越堂
冬茜使ひきつての庭仕事 直子
ミシン踏む心のどこか日脚伸ぶ やすか
流れ行く大渦小渦雪解川 英美子
捨てし雪浮き沈みして流れ急 みす枝
一人居に雪解雫の音ひびく 冨美
一人には長きひと日や雪積る 冨美
(順不同 特選句のみ掲載)
平成29年2月16日・17日
花鳥さざれ会
師の墓前二月礼者として詣づ 越堂
春風が古き暖簾をもて遊ぶ 清女
強東風や海石いくりの波がしら 千代子
能登までと続く砂丘へ青き踏む 千代子
海苔を掻く神の雄島の海女として 龍聲
宿の鯉四温の雨に屯ろして 清女
名湯に寒の硬さの身を沈む 匠
幽かきく真夜の雛の鼓音 千代子
春は曙水色の空ありにけり 越堂
温泉上りの顔てらてらと寒灯下 龍聲
(順不同 特選句のみ掲載)
平成29年2月19日
風月句会
坊城俊樹選 特選句
雛の家を出で泉水の眩しかり 千種
春寒し黒々眠る池の石 久子
青空はのつぺりとして木の芽時 鯨
歳三も勇も来たり雛の家 佑天
広縁に子の影もなく雛の家 眞知子
春の池泥烟あげ逃げしもの 久子
七段の飾り���膝に沁む余寒 圭魚
東風ゆらす玻璃の奥の間段飾り 眞理子
春塵を鎮める土間を湿らせて 眞知子
森番は拾ひし木の実植ゑにけり 炳子
強東風や父の蹴る球やさしかり 慶月
神鈴はでこぼことして雪解風 鯨
(順不同 特選句のみ掲載)
栗林圭魚選 特選句
奥座敷半分占めて雛の段 眞知子
雛の家を出で泉水の眩しかり 千種
湧水の枯れし祠や蕗の薹 眞理子
磨かれし上り框や雛の宿 眞知子
泥んこの菰の上行く梅まつり 三無
広縁に子の影もなく雛の家 眞知子
日を弾き影を重ねて梅白き 秋尚
ものの芽の窺ふ気配充つる森 眞理子
熊笹に風騒めきて春寒し 秋尚
薔薇の芽や棘のあひ間にほつと紅 芙佐子
(順不同 特選句のみ掲載)
平成29年2月21日
鯖江花鳥俳句会
坊城俊樹選 特選句
酒醸すつぶやく音の夜寒かな 越堂
稚児神妙両手合せり二日灸 ただし
粕汁に耳を染めたる女かな ただし
にらみ合ふ愛も有りとや猫の恋 直子
古民家に太く細くの大氷柱 直子
わが仕草ふと母に似て雛飾る みす枝
全身を耳に法聞く涅槃婆 みす枝
雪解急竹はね返る獣径 みす枝
氷柱せる軒を托鉢僧の立つ 一涓
古雛弓もそぼろに右大臣 一涓
如月や水の色めく音を聞く スヱ子
日脚伸ぶ下校のチャイムよく響く 信子
黒板に向きし女教師息白し 世詩明
(順不同 特選句のみ掲載)
平成29年2月23日
みどりや花鳥句会
坊城俊樹選 特選句
病む父と共に口あけ寒の箸 秋子
日向ぼこ光集めし虫めがね 世詩明
紅梅も又白梅も炎色 世詩明
着ぶくれて手足短くなりにけり 秋子
飛石に春の雪置く朝かな 越堂
三寒の風に四温の雨の降る 秋野風
薄氷や空気の層と水の層 誠
春愁や居るべき人の居て達者 さよ子
茶屋一つ山の笑ふを待つてをり 清女
(順不同 特選句のみ掲載)
平成29年2月23日
九州花鳥会
坊城俊樹選 特選句
紅梅に軒を貸したる無人駅 洋子
曲屋のついと鼻先梅白し 富子
三方に春呼ぶ葦矢放ちをり 由紀子
春潮へ声を飛ばして海猫乱舞 富子
検番やトンと春呼ぶ舞稽古 洋子
梅大樹五重の塔の丹に紅を 勝利
野火猛る棒一本で守り抜き 佐和
ともすれば末黒芒に火の香たつ 佐和
恋の猫闇に喧嘩を売りにゆく 豊子
うららかやパンの箱乗せ島渡船 志津子
梅日和畑へ急ぐ背負籠 初子
風止みて香の新しき今朝の梅 桂
忘れ雪舞ひ終へてのち海に消ゆ 桂
大宇宙よりものの芽の舞ひ来る 桂
野火の煤天を覆ひて昏からず 洋子
舞ひ立ちて草に溺るる冬の蝶 富子
チェンソーの音の響ける雪解風 佐和
麦踏むや踏めば蠢く土のこゑ 豊子
異国語の絵馬に春日のやはらかく 勝利
野火の音背に祠鎮もれる 喜和
(順不同 特選句のみ掲載)
平成29年2月26日
花鳥月例会
坊城俊樹選 特選句
リヤカーに子供を乗せて捨頭巾 要
二ン月の礼者や魚臭かすかなる 律子
靖国の野遊めける奉仕団 千種
ものの芽や口答へする女の子 含香
マラソンに余寒の軍靴まざりけり 鯨
憲兵の榊一条風光る みもざ
宮裏の鉄条網にある余寒 要
零戦の助走の道の初桜 梓渕
神鏡も御簾も雛を隠すもの 千種
(順不同 特選句のみ掲載)
栗林圭魚選 特選句
落ちてより日ざしの中の赤椿 千種
まんさくの躍り疲れしねぢれかな 秋尚
春泥に子の足跡の遊びをり 斉
すめらぎの苑に堂々犬ふぐり 梓渕
その後といふ日々があり桜の芽 日出子
野蒜生ふ大内山のそこここに 芙佐子
近づけば離るるかをり沈丁花 みもざ
拝殿の少し暗きを雛の宿 眞知子
落ちてなほ威儀は崩さず紅椿 淸流
ももいろの稚のあくびや春灯下 日出子
(順不同 特選句のみ掲載)
補稿(昨年の句会報)
平成28年11月12日
札幌花鳥会
坊城俊樹選 特選句
たわいなき遣り取りいつか日向ぼこ 和加
良く遊び良く転ぶ子の雪だるま 和加
凩に吹かれ吹かれて相集ふ 和加
木枯が浚つて行きし靴の音 佳峰
紺碧の空へ撃ち込む威銃 佳峰
小春日や背中反らせて天主堂 のりこ
うちの子は大きすぎる子七五三 のりこ
大根引くすんなり抜けてより重し 美江
藁の香を残して終へる雪囲 美江
電停に木の葉降るなり異邦人 慧子
(順不同 特選句のみ掲載)
平成28年12月10日
札幌花鳥会
坊城俊樹選 特選句
離島せる決断の炉を焚き納む 岬月
温もりのなき柏手や神の留守 岬月
一枚の板子に懸けて鮪追ふ 岬月
雪晴の空に道旗と日章旗 親子
膝元に冬日をためて縫ひ急ぐ 親子
一本の道譲り合ふ深雪かな 和加
豆腐屋の笛近づくや深雪道 和加
太陽に影伸ばされて冬木立 のりこ
雪吊の放物線の強さかな 寛子
雪が降る空から山から地面から 登美
ためらひつ化粧ひて出でし吹雪中 慧子
(順不同 特選句のみ掲載)
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