#桔梗baby
Explore tagged Tumblr posts
chouchoudoll · 2 years ago
Photo
Tumblr media
のんびり~☺️ そして可愛い❤️ ただ可愛いげんたくん🥰 🎂2023.2.14  ブルーのバイカラーの男の子♂ #桔梗baby #ラグドール #ラグドールブリーダー #ラグドール専門 #子猫販売 #ragdoll #仔猫 #cat #ラグドール仔猫 #ラグドール子猫 #ラグドール好きさんと繋がりたい #猫のいる暮らし https://www.instagram.com/p/Cp3vChUvW97/?igshid=NGJjMDIxMWI=
2 notes · View notes
ka-go-me · 7 years ago
Text
outoftomorrow:     Idea: Inuyasha Chess set.     I want one. Doesn’t exist; but it damn well should.
White Chess Set: ♔ ~ 犬夜叉  | Inuyasha ♕ - かごめ  | Kagome ♗ - 弥勒   | Miroku ♗ - 楓    | Kaede ♘ - 珊瑚   | Sango ♘ - 刀々斎  | Toutousai ♖ - 殺生丸  | Sesshoumaru ♖ - 鋼牙   | Kouga ♙ - 七宝   | Shippou ♙ - りん   | Rin ♙ - 邪見   | Jaken ♙ - 銀汰   | Ginta ♙ - はっかく  | Hakkaku ♙ - 八衣文  | Hachiemon ♙ - 冥加   | Myouga ♙ - 阿吽   | Aun ~~ Black Chess Set: ♚ - 奈落   | Naraku ♛ - 桔梗   | Kikyou ♝- 悪赤子   | Hakudoushi ♝ - 白童子  | Evil Baby ♞ - 神楽   | Kagura ♞ - 白夜   | Byakuya ♜ - 神無   | Kanna ♜ - 琥珀   | Kohaku ♟ - 最猛勝  | Saimyoushou ♟ - 死魂虫  | Shinidamachuu ♟ - 悟心鬼  | Goshinki ♟ - 重郎丸  | Juuroumaru ♟ - 影郎丸  | Kageroumaru ♟ - 椿    | Tsubaki ♟ - 阿毘姫  | Abi-Hime ♟ - 蛮骨   | Bankotsu
Tumblr media
66 notes · View notes
lostsidech · 7 years ago
Text
3: レディ・バードは飛んでいく(1/2)
 けたたましいベルが鳴るのが聞こえていました。
 恐怖とは、取り除けない死の実感ことだと知ったのはあのときです。そしてその実感が、必ずしも適切な前触れをもってやってくるものだとは限らないことを。
 それは初めて、八歳の私にはほとんど、衝撃のような形で与えられた命題でした。なにせ私は、自分自身が標的にされたのだとほとんど直観的に悟ったのですから。
 こわい、こわい、たすけて。
 おとうさま。
 泣きながら開けた扉から、いっぱいの黒煙が入ってきて悲鳴を上げながら閉じた瞬間のことを私は覚えています。黒い扉に、あれほど願いをかけたことはありません。それはでも、暫時的な砦でした。おそらく廊下に敷かれた簡素なラグをつたって、火の手は着実に床の隙間を舐めていたからです。
 たすけて、おとうさま、たすけて、神さま。たすけて、ニコ。
 私の知る限り、私の味方をしてくれる人を順番に思い浮かべました。だけど私の嫌な予感はとどまることを知りませんでした。お父様も児子も、現場から遠くにいるのを私は事前に見ていたから。
 もうあとは神さまに願うしかありませんでした。そうじゃなければ、男の子たちが好きなフィルムに出てくる、ヒーローか誰か。
 あるいは私自身が、あの頃好きだった少女アニメの王子様。
 どれだってかまわなかったのです。私はそのとき自分を悲しいほど打ち捨てられたように感じていました。ここには誰もいない。私の傍には誰もいない。
 誰でも良かったのです。誰でもいい。
 私を、
 ×××
   Hush a bye baby, on the tree top,
  When the wind blows the cradle will rock;
  When the bow breaks, the cradle will fall,
  And down will come baby, cradle and all.
 ×××
  口ずさむ少女が歩むたびに、奇異の目で見ていた通行人たちがふうっと眠りについていく。
 ある人は受付に座ったままで、ある人は建物の壁で、ある人はその場で崩折れて。少女の周りにはドーム状の不可視の空間ができていた。それは不気味なようでいて、揺り籠のように安らいで、花園のあたたかさに満ちていた。少女の優しい羽が降り注ぎ、触れた人びとが俗世を忘れて寝息を立てているように。
 ばたばたばた、と、ヘリコプターが一台上空を過ぎって離陸する。風が少女の髪を煽る。
 誰も止めない。少女は口元で笑う。すべてが一本の激情に収束する。
  「耳に入れるな、意味を取ろうとするな、っていうのはそう。それと姿も視界に収めないほうがいい」
 息を切らして背中をビルの壁に付けながら、高瀬望夢は早口に言った。
「お前、詩は覚えちゃってるんだっけ?」
「え……いや、」
 翔成もぜえぜえと肩で息をしながら夏のなまぬるい外気に汗を振り払う。
「気になって調べたからモチーフを覚えてるくらいです。全文はさすがに……」
「だけど莉梨の声を聞いたら意味がわかるよな?」
「はい。あれ、そういう洗脳なんですか」
 莉梨と接触したビルの裏手の道を回り込んで移動している。翔成には莉梨の姿は目視できなかったが、感知系に優れた望夢が気配を測りながら距離を取っているらしい。歌も今のところ聞こえてこない。
 翔成が英語を始めたのは小学校の科目からだが、せいぜい中学一年生のリスニング能力で歌の歌詞まで聞き取れるはずがない。本来はそのはずだ。けれど莉梨のライムはすべて、明確な像を結んで頭の中に入り込んでくるのだった。
 望夢は苦い顔をした。
「莉梨は……あれは、カリスマっていうの、総体なんだと思う……」
 何を言っているのか。話している望夢自身も、まだ見つけたばかりの公式を矯め��眇めつするような表情だ。
 仕切り直すように、小さな咳払い。
「莉梨の言ってた、〈女王のカリスマ〉。あれはキーワードこそマザーグースを使ってるけど、歌だけで構成されてる妖術じゃない。仕草とか、表情も仕掛けの内だ」
 まだ分からない。翔成は眉をひそめる。
「俺も莉梨のやり方はよく知らなかったから、ずっと観察して法則を知ろうとしてた。いくつかは莉梨が自分で言ってたぶんもある。……たぶん、全部だ。莉梨自身なんだ。〈女王のカリスマ〉っていうのは。莉梨がそこにいて、俺たちがそれを知覚する限り、莉梨の求めることに逆らうことはできない」
 そこでようやく理解が追いついた。つまり莉梨を五感のどこかにでも捕えたら、その時点で言いなりになってしまうってことだ。
 息のとまるようなぶっ飛んだ考察だった。
「嘘だろ……」
「嘘ついてどうすんだよ」
 当たり前だ。嘘を吐かれているわけではないことは翔成も分かっている。そうじゃなくて、受け入れがたい。
 そもそも状況は分からない。だけど、こちらを洗脳してこようとした莉梨の表情には明らかな悪意があって、あれへの対抗手段がないというのはそこそこの絶望なのだった。
「聴いてる俺たちにも歌詞の意味が分かるのは、莉梨が的確に補助誘導してるからだ。歌い方の、抑揚とか、身体の動きとか。相手との相対位置とかを使って……ほんとうに指先一本、いや髪の毛一本に至るまでの組み立てで洗脳してるんだ。だから歌だけじゃない」
「……おまえは、さっきから感知して逃げてるけど、それは大丈夫なのかよ」
 感知系は結局自然条件の変化を見ているわけだから五感による知覚だ。
「俺は知覚しても解除できる」
 望夢はきっぱりと言った。
「だけど解除できるだけだ。恒久的に全員に対して無効化とか、そういうのは無理だ。俺もともと腕っぷしは護身だけだし」
 どうしろと、と翔成は頭を抱えた。抱えている暇もなく、望夢から「来る。こっち」と腕を引っ張られる。ヘリポート出入口の方向に戻りつつある。
「七花(なのか)のほうに行こうとしてると思います?」
「どうなんだろう……」
 望夢は少し言い淀んだ。
「目的が分からない」
「春姫さんに連絡は……」
 せっつくような思いで、恐らく頼れる味方なのだろう人物の名前を出した。ところが少年は隣で目を閉じて首を振った。
「莉梨がよく分からないのは確かだ。だけど、春姫も結論を急ぎすぎてると思う」
「結論……」
 さっき伝えられた神名春姫の言い分を思い出す。莉梨がヒイラギ会と内通している、というやつ。
「春姫あいつ、すぐ感情的になるから。自分の持っていきたい結論のために��んぶ牽強付会する奴���から。あいつも何もできなくて焦るのは分かるけど。せめて証拠を掴んでからだ」
「でも……」
「信じたい? 瑠真をからかってるのが莉梨だって。お前の家族を焚きつけたのが莉梨って」
 少年は通路のほうに意識を集中しているようだった。両目を閉じたまま。
「俺はまだ莉梨を信用したい」
 不思議な静けさをもつ声だった。
 少しのあいだ言葉を咀嚼して、翔成は憮然とした。さっきまで、莉梨の尻尾が掴めないとか警戒するべきだとか言ってたくせに。望夢自身が疑っているのかと思えば、おそらくまだ迷っているのだ。これで両方に気を配っている。人間性が迂遠すぎる。いちいち言葉が足りない。
「あなたは莉梨さんの何を知ってるんです」
 つい詰問に近い口調になる。
「もともと知り合いなんでしょう。おれたちに分からなくてあなたが知ってることがあるはずです」
 望夢が両目をゆっくりとしばたいてこっちを見た。迷いの色が硝子みたいな瞳にひらめく。
「なんていうか」
 言葉をぶつ切る。そこまであれだけ真っすぐな調子で喋っていたのにためらったらしい。
「一回会ったことがあって、そのとき、俺は……」
 ぴたりとその説明が途切れた。
 ×××
  ぱたぱたぱたと通りを横切るような足音が響いた。観測範囲で莉梨の周囲の人間はみんな眠っていたはずだ。望夢は身を乗り出そうとする後輩の額を雑に押し返して通りを覗いた。
「倉持寿々だ」
「寿々さん……? そういえば」
 莉梨が最初に出てきたビルから姿を見せていないと認識していた。足並みを揃えているのなら今耳目を惹く理由はないし、対立しているのなら眠らされない理由がないはずだ。
 継続的に思念負荷を与えてくる莉梨の容姿を極力視界の真ん中にしないようにしながら、様子を窺う。表通路に走り出てきた浴衣に黒髪の倉持寿々は姦しい声できゃんきゃんと莉梨に言い募っていた。
 聞き取るためにやや意識を集中する。ぐわんと耳が鳴って思念負荷が高くなるのを逆算操作でねじ伏せる。
 何をしてるの、何だって言うの。それは当惑の声だ。勝手に動かないで、私たちは……勝手? 力関係が読み取れるような気がする。望夢は目を凝らした。これ自体パフォーマンスだったらどうしようもないけど……
 莉梨は無表情だった。その唇が素早く動く。
 うるさい。
「うわ」
 がつん、と脳天を打たれたような痛みが知覚域に加わって体勢を崩した。後輩が慌てて袖を引く気配を感じる。壁際に引っ込んで息を整えながら妖術効果を解除した。こっちを標的にしていたわけじゃないのに引きずられ��いた。
 後輩が囁きかけてくる。
「莉梨さん、どういうことですか、ヒイラギ会と……」
「いや」
 きちんと見ることはできなかったが、直接攻撃された寿々は望夢に加えられたものの数倍もの衝撃で倒れ込んでいた。仲間割れ? それとも最初から敵? いくつかの選択肢を思い浮かべ順次棄却していく。考え、意識を外に集中しながらの返事になったので、翔成に対する説明はきっと上の空だった。
「あいつ、たぶん、どこでもない……」
 言い終える前、ふいに一陣の風が南の空を吹き払った。
 空気にわっと爛漫の花が咲いた。「あっ」その真ん中を小天狗のように華麗に鮮やかな着物姿が跳ね飛ぶ。
「春姫さんっ……」
「来た」
 また状況を見ようとする無謀な後輩を引き留めて短く言った。春姫も介入することに決めたらしい。
 暮れ空を舞うように花弁を蹴立て、神名春姫の猛攻が迫った。莉梨が暗闇にも明るい翠緑の瞳をきっと上げた。口元が歌の形を作って素早い詠唱をする。〈神よ月を守り(God bless the moon)私を守り給え(and God bless me)〉。
 春姫の放った風に乗って、敵意を示す青い桔梗が莉梨の前の空中で幾粒もの光に弾けた。加護の呪文に阻まれたのだ。春姫は気を払うことなくくるりと身を返すと菖蒲(あやめ)の白花を手元に産み出す。同じように消し飛ばされかけるが、忍耐を司る花はゆっくりと根を伸ばして莉梨の足元から吹きこぼれた。
 もう一つの象徴は反抗。ぱんっと壊れた花の粒が刺すように渦巻いて莉梨を下がらせる。追い討つように竜胆(りんどう)の花が咲く。春姫の一閃に勝利を加える花。
 莉梨の瞳がぎんっと意志を帯びた。
 〈魔女を祓えよ(Rowan trees and red thread)〉
「にゃっ」
 春姫がわかりやすく音を上げた。
 展開していた彼女流の花園が吹き散らされたように掻き消えた。続いて莉梨が容赦なく春姫を視界に据え、カリスマ術式の呪文(The queen of hearts)を唱える。
 両目をバッテンにするような勢いで春姫が戦闘区域を転がり出てきた。迷いなく望夢と翔成がいる陰に逃げ込んでくる。思わず反射的に「来るなよ」と言う。隠れてるんだよこっち。
「見つかるなら逃げれば良いじゃろて。ひいっ、あれは無理じゃ無理」
 おそらく十字架越しに位置を把握していたのだろう。春姫は完全に同舟(どうしゅう)面(づら)だった。後輩と片手ずつで手を掴まれ引っ張られて駆け出す。
「はっ、春姫さんでもダメなんですかっ」
「相性が悪いものは如何ともならぬ! 初手で押し切れれば成算があったのじゃがな!」
 疾風のごとき遁走は物陰を求めて近くの施設内に及んだ。従業員たちとすれ違うたび春姫が片手間に眠らせる。便利屋としては限りなく心強い助っ人だが、彼女だって協会式の超常想像図で戦っていることには変わりない。いや正確には、彼女の方式が汎用化されたのが協会式。ホムラグループには何にせよ太刀打ちできない。
 望夢はガレージの下を走りながら春姫に問いかけた。
「倉持寿々をけしかけたのはお前か」
「肯(そう)じゃ」
 金色の瞳がちらりと振り向いた。
「フライトリリーフ社の一階に倒れておった。妾は寿々を起こして莉梨を見つけさせ、自分は隠れて見守っておった。あやつ素直じゃな、莉梨にしてやられたと気づいて大目くじらの直行じゃ。誰ぞを思い出す」
 素直で直情的。誰のことを思い出しているのか分からなくもなかったが本題を逸れるので望夢は言及しない。
「じゃあやっぱり、莉梨は最初に寿々を無力化してたんだ」
「捨て駒扱いじゃな? 寿々を迎えるために一時的には無差別支配を解いたように見えたが」
「春姫、その後のあいつらのやり取り見たか。聞いて、俺――」
 推測を口に出そうとした。けれど先を行く春姫がばたりと足をとめたので一瞬追い抜かした後引っ張り戻されて立ち止まった。
 施設内の監視カメラ統制室の扉が開いていた。紺色の制帽を被った中年男が、驚いてはいるのだろうが厳格な職務の顔でこちらに歩いてくる。
「逃げ込み先が際どかったか」
 これは妾も叱られるな。適当に嘯きながら春姫はやはりあっさ���と眠りの術をかける。白雛罌粟(ひなげし)の一輪を投げかけられた職員はふわっとその場に座り込む。
 ようやっと望夢も周囲を確認して、それが消防局施設であることに気が付いた。ヘリポートには航空隊の訓練所が付属していたはずだ。
「だ、大丈夫なんですか」
「妾らが通り過ぎれば忘れて目覚めるわ。職務に励んで頂こう」
 人気のない角に三人で身を寄せた。言葉通りこちらを見咎めていたはずの職員が何事もなかったかのように動き出す。
 それを確かめて望夢は咳払いをした。
「春姫、聞いて。翔成も。俺は莉梨のこと、敵側じゃないと思う」
「敵じゃないも何もすでに無差別兵器じゃが。ふむ、あれをどうにかできると言うなら言い分は聞く」
 春姫が試すような視線を向けて腕組みをする。言下に交渉途絶されなかったことにまずほっとした。彼女も彼女なりに状況を見ていて、これが組織的行動��一部とするとおかしいことに徐々に気づいていたのだろう。
 望夢は息を整えて情報を組み上げる。
「莉梨は利用されてる。何をどう、っていうのは全部推測にしかならなくて言っても無駄だけど。あいつ、元から味方がいないと思う――」
 ×××
  味方なんか最初からいなかった。それが私の世界認識です。
   お父様とお母様は私をとても大切にしてくれました。欲しいものはなんでも買い与えて、抱き上げては頬ずりしてくれました。
 でもそれは私が正しい成果を残すからです。
 物心ついたときすでに、私はおぼろに気づいていました。私がウェールズの森の中で先進的な教育を受けていること。そして私に比べると無関心に置かれていたきょうだいたちの中では、私がいちばん出来が良かったのだということに。
 お母さまが課したテストで良い点を取ると、お母さまは抱きしめて喜んでくれました。
 お父さまが教えた武芸ができると、お父さまは頭を撫でて凄い子だと言ってくれました。
 弟がふたり、兄がひとりいましたが、あの頃の彼らのことはもうあまり覚えていないようです。数年後に帰郷して再会したとき、はて私にはきょうだいなどいたのだろうか、と私は驚いてしまいました。それほど、印象がなかった。
 私に人間としての情はあまり期待されていなかったのですから。
 まだ見ぬ解釈を容れるための女王の器としてつくられた私は、器として愛されていました。
 器が割れたり、傷ついたり、壊れたりしたら……そのときには愛の終わりなのだと、うすうす気づいていたのでしょう。
 私は、強くなりました。
 ×××
  四つで私は異国に越しました。新しい「お父さま」もまた、生まれの父とは違う意味で優しい父だったと思います。
 お父さまは、私に難しいことをなにも期待しませんでした。小さな子はありのままで良いのだと言ってくれました。
 児子操也という仲良しができました。児子は私にとって、遠い海の向こうの父親の代わりであり、兄であり、ときに母や弟であり、友です。
 この日々で最も度し難かったのは、私が何かを為すことを人が求めていないことでした。私が難しい問題を解いたり、うまく舞踏をこなすと周りは眉をひそめていたようです。
 子供らしくない。可愛くない。普通に育ててあげないとかわいそうだ。
 子供らしいとか普通とかって何でしょう?
 とにかく私は褒められたかったのです。
 がむしゃらに勉強しました。みんなが使っている妖術というもの。それが共通の評価指標になるはずです。七歳か八歳か。私はもともと頭が良くなるよう育てられていたのですから、人より早く一通りの術を扱えるようになりました。
 この国では、成果の達成が悪とされるのでしょうか。
 私にはさらに味方が減りました。
   そして、八歳の夏、私は正式なお世継ぎに認められます。
 ×××
 「作戦コードとか付けようか」
 高瀬望夢は首を傾げてとぼけた物言いをした。
「莉梨のほうはマザーグースだし、���っちも英語唱歌で通じないかな。〈Lady bird, lady bird, fly away home〉……」
 知らないです、と翔成は苦情を申し立てる。ああそう、と望夢は笑う。
「魔には帰ってもらう。『てんとう虫(レディ・バード)』だ」
×××
 施設外に出て緊張気味に電話をかけ、状況を説明すると、先輩の少女は開口一番に『私に来るなって言いたいんでしょ?』と言った。
「えー、あの、あなたが頼れないと言うのではなく」
『うん』
「引っ掻きまわして邪魔だと言いたいわけでもなく」
『うん』
 翔成は電話口で硬くなりながら、ごにょごにょと言い訳を重ねる。すっかり暗くなった道路沿いに海風が吹き込んでくる。街灯がぽつぽつと滲む。
 少女は淡々と相槌で先を促していた。
『それで?』
「だから、こちらとしては相性の問題です。あなたが直接莉梨さんにかかっていっても絶対に勝てない」
『…………』
 なぜそんな分かり切ったことを何べんも繰り返すのか、と平たく言えばそういう不満が少女の無言から目に見えるほど伝わってきた。翔成だって言いたくてこの言い方をしているわけではない。ドヤ顔で台本を伝えてきたのは後ろで様子見している高瀬望夢だ。責めるならあっちを責めてほしい。
 気を取り直して台詞に集中する。ここからが本題だ。
「それで、逆転方法を思いついたんです」
『……ほう』
 少女の相槌に少しだけ色が乗った。
 だけどそれはまだ量るような声だ。翔成の意図を探り、己の感情の持っていき場所を検討している声。迂遠な電話への苛立ちも多少はあると思う。
 それでこそお願いだ、と翔成は思う。
「事情があって、頼れる人員は多くありません。莉梨さんを敵視しうる勢力は信用できないから全部ダメ。ホムラグループは莉梨さんの帰国時点で分裂が疑われている。迂闊に連絡もできない」
『だから、何?』
「おれたちだけでやります」
 翔成の声が震えた。だけど言い切れたと思う。
 後ろで秘匿派警察の少年と協会の長の少女がじっと見ていた。翔成は己を鼓舞するために拳を握る。
「それで、作戦にはあなたの力も必要です」
 暮れの日の名残りを軽やかに跳ね飛んで、少女の姿が宙を舞った。
 ぽかんと見上げる翔成の眼前にざっと足を鳴らして、膝を曲げて音を殺す。二つ結びが肩の上でふわりと動いた。背筋を伸ばしたその姿の向こうで残光が見え隠れした。
 莉梨のせいで警備員がいないのをいいことに、表からフェンスをショートカットしてきたのだった。近くで待機していたのは薄々察していたが、呼ぶにしても五秒で来いとはこちらは要求していない。
 頼れるの頼れないのってさっきまで言ってたくせに、やっぱり地平線の最後の光にその姿は強く見えて。
「呼ん��?」
 挑戦するような問いかけに、まだぼうっとしている翔成に代わって、後ろの少年がにやりと笑う。
「呼んだ」
 格好つけても仕方がないが、これで役者は全員集合だ。ほうっと安心に近い感情で翔成の頬が緩んだ。
 少女はふんと鼻を鳴らして腕を組んだ。何やら常の豪気よりは突き放した無表情でそっぽを向いている。
「まあ、お邪魔虫なら任せてよ。今回は悪者上等だから」
「……はぁ」
 きょとんとして望夢に目をやると、分かっているのか分かっていないのか、少年はこちらを見返して肩をすくめた。たぶんわかってないと思う。春姫が袖口を口元にやって何か言いたげな目をした。女子なりのなんらかの共通認識があるらしかった。 
次≫
≪前
3巻 もくじ
シリーズ一覧
0 notes
chouchoudoll · 2 years ago
Text
Tumblr media
飼い主様決定しました。
ありがとうございます。
引渡しまで大切にお預りします🍀
げんた君からそら君へお名前変更。そら君良いご縁あって良かったね
0 notes
chouchoudoll · 2 years ago
Text
本日よりご予約開始します。
仮名げんた君
2023.2.14産まれ
ブルーポイントバイカラー
詳しくはサイトをご覧くださいね。
Instagramとの連携が切れているようで💦更新出来��いなくすいません。
Tumblr media
0 notes
chouchoudoll · 2 years ago
Photo
Tumblr media
先日かえでにゃんとショコラにゃんがお誕生日お祝いしてもらっていたので、お写真お借りしました! お誕生日おめでとうございます!これからも元気で甘えん坊さんで飼い主様達のお疲れな気持ちを癒し系でね❤️ 桔梗×青龍baby #桔梗baby #ラグドール #ラグドールブリーダー #ラグドール専門 #子猫販売 #ragdoll #仔猫 #cat #ラグドール仔猫 #ラグドール子猫 #ラグドール好きさんと繋がりたい #猫のいる暮らし https://www.instagram.com/p/Cp9Si2Ep6Dw/?igshid=NGJjMDIxMWI=
0 notes
chouchoudoll · 2 years ago
Photo
Tumblr media
🤣仮名げんた君🤣 神様みたいに寝ています🤣 リアリ招き猫⁉️ 神様⁉️ 🤣🤣🤣 🎂2023.2.14  ブルーのバイカラーの男の子♂ #桔梗baby #リアリ招き猫 #ラグドール #ラグドールブリーダー #ラグドール専門 #子猫販売 #ragdoll #仔猫 #cat #ラグドール仔猫 #ラグドール子猫 #ラグドール好きさんと繋がりたい #猫のいる暮らし https://www.instagram.com/p/Cp9NGBgpIwi/?igshid=NGJjMDIxMWI=
0 notes
chouchoudoll · 2 years ago
Photo
Tumblr media
気付けば、一緒に寝転がりTV見ていた🤣いつ来たの💦 最近育児ケージから脱走してくる💦げんた君は元気いっぱいでなんだか面白い雰囲気の男の子😆すでにこのテレビの見方は🤣おっさん🎵 🎂2023.2.14  ブルーのバイカラーの男の子♂ #桔梗baby #ラグドール #ラグドールブリーダー #ラグドール専門 #子猫販売 #ragdoll #仔猫 #cat #ラグドール仔猫 #ラグドール子猫 #ラグドール好きさんと繋がりたい #猫のいる暮らし https://www.instagram.com/p/CpzQ4K9JKLD/?igshid=NGJjMDIxMWI=
1 note · View note
chouchoudoll · 2 years ago
Photo
Tumblr media
太陽光も当たって健康に育とうね❤️げんたにゃんは今日も元気にスクスク育ってよちよち歩きもしっかりしてきましたょ😆 最近はママにゃんも休憩時に見ててね。と運んでこなくなりました😃留守番の練習でもさせているのかなぁ?😆桔梗ママはしっかり者です 🎂2023.2.14  ブルーのバイカラーの男の子♂ #桔梗baby #ラグドール #ラグドールブリーダー #ラグドール専門 #子猫販売 #ragdoll #仔猫 #cat #ラグドール仔猫 #ラグドール子猫 #ラグドール好きさんと繋がりたい #猫のいる暮らし https://www.instagram.com/p/CprE-X9pF8X/?igshid=NGJjMDIxMWI=
0 notes
chouchoudoll · 2 years ago
Photo
Tumblr media
昨日で生後3週間😍 可愛い❤️この週が一番好きかも💓 今日はママにゃんが毛繕いを教えているみたいでした🎵 Baby の仮名決定 げんた君 たくさんミルクを飲んで丸々お腹なので😆名探偵コ●ンさんからお名前借りてきました☺️ 🎂2023.2.14  ブルーのバイカラーの男の子♂ #桔梗baby #ラグドール #ラグドールブリーダー #ラグドール専門 #子猫販売 #ragdoll #仔猫 #cat #ラグドール仔猫 #ラグドール子猫 #ラグドール好きさんと繋がりたい #猫のいる暮らし https://www.instagram.com/p/Cphs5BTJ6XM/?igshid=NGJjMDIxMWI=
0 notes
chouchoudoll · 2 years ago
Photo
Tumblr media
寝とぼけ🤣 桔梗ママが休憩中に、目覚めた👀 ママじゃないとでも思っているの?じぃーって、見てくれました❤️すっかり人間にも慣れました☺️ 🎂2023.2.14 #桔梗baby #ラグドール #ラグドールブリーダー #ラグドール専門 #子猫販売 #ragdoll #仔猫 #cat #ラグドール仔猫 #ラグドール子猫 #ラグドール好きさんと繋がりたい #猫のいる暮らし https://www.instagram.com/p/CpXiHe2JgIg/?igshid=NGJjMDIxMWI=
0 notes
chouchoudoll · 2 years ago
Photo
Tumblr media
可愛いにゃん🎵 ただ可愛いにゃん 🎂2023.2.14 #桔梗baby #ラグドール #ラグドールブリーダー #ラグドール専門 #子猫販売 #ragdoll #仔猫 #cat #ラグドール仔猫 #ラグドール子猫 #ラグドール好きさんと繋がりたい #猫のいる暮らし https://www.instagram.com/p/CpRg4MOpeyS/?igshid=NGJjMDIxMWI=
0 notes
chouchoudoll · 2 years ago
Photo
Tumblr media
桔梗baby 本日生後2週間にゃ~🐱 今日はばっちり起きてる瞬間激写❗ どうですか~☺️綺麗なバイカラーのイケメンにゃんです��✨ そうです。 ブルーのバイカラーの男前😆 そろそろ仮名つけてあげようかにゃ 🎂2023.2.14 #桔梗baby #ラグドール #ラグドールブリーダー #ラグドール専門 #子猫販売 #ragdoll #仔猫 #cat #ラグドール仔猫 #ラグドール子猫 #ラグドール好きさんと繋がりたい #猫のいる暮らし https://www.instagram.com/p/CpNNiQUp2fv/?igshid=NGJjMDIxMWI=
0 notes
chouchoudoll · 2 years ago
Photo
Tumblr media
お目め少し空いたんたけど~☺️ なかなか皆様にその姿見せてくれない😂 明日こそは🍀 🎂2023.2.14 #桔梗baby #ラグドール #ラグドールブリーダー #ラグドール専門 #子猫販売 #ragdoll #仔猫 #cat #ラグドール仔猫 #ラグドール子猫 #ラグドール好きさんと繋がりたい #猫のいる暮らし https://www.instagram.com/p/CpKplMMJ0Xp/?igshid=NGJjMDIxMWI=
0 notes
chouchoudoll · 2 years ago
Photo
Tumblr media
少し目があいたぁ🎵 まだまだゴマのお目めやけどね😁 桔梗ママが休憩する時に私のとこに預けに来る😂良く寝ているなぁ。と思ったら元気いっぱい歩き出す🤣 ママ早く育児ハウスに連れて帰って~🐱 🎂2023.2.14 #桔梗baby #ラグドール #ラグドールブリーダー #ラグドール専門 #子猫販売 #ragdoll #仔猫 #cat #ラグドール仔猫 #ラグドール子猫 #ラグドール好きさんと繋がりたい #猫のいる暮らし https://www.instagram.com/p/CpB61cIpPUX/?igshid=NGJjMDIxMWI=
0 notes
chouchoudoll · 2 years ago
Photo
Tumblr media
もうすぐかなぁ。お目め~。 見るたび、でかくなる。 数時間ででかくなってる🤣 🎂2023.2.14 #桔梗baby #ラグドール #ラグドールブリーダー #ラグドール専門 #子猫販売 #ragdoll #仔猫 #cat #ラグドール仔猫 #ラグドール子猫 #ラグドール好きさんと繋がりたい #猫のいる暮らし https://www.instagram.com/p/CpAW3BDJucl/?igshid=NGJjMDIxMWI=
0 notes