Tumgik
#晴ル
ari0921 · 4 months
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桜林美佐の「美佐日記」(259)
「国が強くあり続ける秘訣とは?」
桜林美佐(防衛問題研究家)
───────────────────────
おはようございます。桜林です。「男もすなる日記
といふものを、女もしてみむとてするなり」の『土
佐日記』ならぬ『美佐日記』、259回目となりま
す。
今回も感想を頂きました。いつまでも災害派遣が続
いていることに関し「期間の設定など何らかのルー
ル」がないからであり、日本人の、なんでも竹を割
ったように決めず、曖昧にしておこうという悪い習
性が出ていると感じます」→本当にそうですね。あ
りがとうございます。
さて、先月末からこの6月は米陸軍関係者たちにと
って様々なイベントが続くことになります。
まず、5月の最終月曜日は「メモリアルデー」で戦
没将兵を追悼する休日でした。この日、軍人墓地な
どでは子供たちが全てのお墓に花や国旗を置いて国
の英雄たちを偲びます。
米国人の友人は、どんなに忙しくてもこの日だけは
必ず行事に参加するよう子供に教えていました。き
っと彼女も親からそう言い聞かされて育ったのでし
ょう。教育は本当に大事です。
最近、中国人ユーチューバーが靖国神社の石柱に赤
いスプレー缶で落書きし、日本の警察の手がおよぶ
間もなく本人は帰国していたのだとか。
トンデモないヤツだと思いますが、一方で、先人へ
の感謝を忘れがちな私たち日本人にとってはある種
の好機にしなければとも思います。
かつて、小泉首相が靖国参拝を行ってがんがん叩か
れていた頃、終戦記念日には何時間も並ぶほどの人
が訪れました。
靖国批判がかえって日本人の愛国心を思い出させた
と言えます。この光景は日本の強さを見せつけたの
ではないでしょうか。
中国人が、スプレー缶で落書き、なんてあまりにも
できすぎた挑発行為よりも、私は日本人が慰霊・顕
彰を忘れてしまうことをむしろ案じていますので、
この事件を機にその大切さを改めて思い起こすこと
ができればいいと思いました。
米軍人のメモリアルは続き、6月6日は「Dデー」で
した。第二次世界大戦のノルマンディー上陸作戦の
日ですが、今年は80年という節目でした。
さらに6月14日は「米陸軍創設記念日」です。この日
は星条旗が国旗に採用された日でもあります。
イギリス植民地だった米国各地で独立を目指した人
々が1775年6月14日に蜂起し、ジョージ・ワシン
トン将軍が最高指揮官となりました。今年は249
周年にあたるそうです。この日に合わせて米陸軍で
は大々的に誕生日パーティが催されます。そして7月
4日には独立記念日を迎えますので、行事が目白押
しなのです。
米国の強さはここにあると、私は感じます。国が強
くあり続ける秘訣を知っているからこそ、日本には
その大事なことを忘れさせる作戦を行ったわけで、
逆に言えば、彼らが守っていることを真似すれば強
くなると言えるでしょう。
米軍でも募集が非常に厳しくなっていて、2023
年度に目標を達成できたのは海兵隊と宇宙軍だけな
のだそうです。このあたり詳しくは新潮社『フォー
サイト』で元航空教育集団司令官の荒木淳一さんが
米軍のリクルート危機について書かれています。
陸軍ではこの2年間で5%の人員減となっている可
能性があるといいますので、わが国だけではなく米
軍の将来も案じられる昨今ですが、経済状況だけで
はない不変の価値観が基礎になっていれば大崩れは
しないのではないか、一連の行事を見てそんなこと
を考えさせられる6月です。
今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。
皆様にとって素晴らしい1週間となりますように。
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akunews · 5 months
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初日舞台挨拶レポート
昨年9月に行われた第80回ベネチア国際映画祭で初上映されて以来、世界各国の映画祭、劇場での上映が行われてきた本作。この日は待望の日本公開初日ということで、初日舞台あいさつの会場となったBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下は超満員。そして映画上映後、スクリーンで繰り広げられる圧倒的な物語の余波に浸っていた様子の観客の間からは自然と拍手がわき起こった。
そんな熱気あふれる会場内にやってきた大美賀は緊張の面持ちで、「今日までものすごく緊張していたんですけど、(映画上映直後に)皆さまが手をたたいてくださっていたのを聞いて。良かったなと思っております」と安どの表情。濱口監督も「完成してから9カ月くらいですが、ようやく日本で公開できまして。本当にうれしく思っております。今日はよろしくお願いします」と感激した様子を見せた。
本作主演の大美賀は、もともと濱口監督の『偶然と想像』にスタッフとして参加しており、イベントではその時のメイキング写真が紹介されるひと幕も。だがその後、自分が映画の出演者となり、ベネチア国際映画祭のレッドカーペットを歩き、そして日本での映画初日を迎える。その当時からすると予想もつかなかった人生に「これを超えるハイライトが今後、自分に訪れるのかどうか」と笑顔を見せた大美賀。
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濱口監督も「フランスでは2週間早く公開されることになったので、わたしもパリに行ってお客さまと一緒に映画を観たんですけど、結局この人(大美賀)はずぶといなと思ったんですよね。今日も戦隊もので言ったらレッドの位置、どセンターに立っているわけですが(笑)」と冗談めかして会場を笑わせつつも、「究極そういうのができちゃう人だというのは、頼む前は知りませんでした。でもこの映画をつくる前、脚本を書く前にロケ場所などのリサーチをしていたんですが、その時はドライバーとして入ってもらっていました。しかしカメラの前に彼に立ってもらったりしているうちに『あれ、いいかも』という気持ちになって、ここまで来たので。見る目があったなと思っております」と自負してみせた。さらに、フランス、ドイツ、イタリア、韓国、香港で公開中の本作(今後もアフリカを除くほぼ全ての地域で公開予定)が、フランスでは1週間で7万人の観客が訪れたことも明かされ、会場からは驚きの声が上がった。
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グランピング場建設計画の説明会のシーンの話になると、「あのシーンは本当に緊張しました。2日間かけて撮ったわけですが、最初の方は本当に頭が真っ白になりましたね」と振り返った大美賀。『偶然と想像』にはエキストラ的な感じで少しだけ出演したことはあったものの、本格的な芝居をしたのは初ということで「これ以上ない景色を見ています」と語る大美賀に対して、会場からは大きな拍手が鳴り響くなど、俳優・大美賀均が観客に受け入れられている様子がうかがえた。
そしてこの日はもうひとり。小坂も、もともとは濱口監督の『ドライブ・マイ・カー』に車両部として参加していたスタッフ出身の俳優であった。濱口監督が「彼はもともと俳優なんですが、その時は車両部として入っていて。その時に『僕もチェーホフが好きなんです』と言われて。トラックを運転している人からチェーホフが好きと言われたんで、ギャップ萌えをしてしまいました」と笑いながら語ると、その言葉に補足するように小坂が「あの映画では、車両部と監督だったので、なかなか話せる機会がなかったんですけど、最後に話す機会があって。僕も(同作に重要なモチーフとして登場する)『ワーニャ伯父さん』が大好きで、(『ドライブ・マイ・カー』の)台本に感動したので。そのことを伝えたのがはじめて会話をした時でした」と振り返った。
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それゆえ本作で濱口監督の演出を受けることとなり「しあわせでしたね」と笑顔を見せた小坂。「それこそ『ドライブ・マイ・カー』の時に、こういうところでお芝居をしたいなと感じていたので。濱口監督は、お芝居をする、という環境づくりにこだわってる方なので、そういう場所でやってみたいなと思っていたんですが、僕もそれが急に実現したので。それが幸せでしたね」としみじみ付け加えた。
主人公・巧の娘、花を演じた西川も本作で忘れられない印象を残すが、彼女はオーディションで選ばれたという。「短い台本にちょっとアドリブを入れてやったりとか。そんなに難しいことは言われなかった」と振り返った西川。濱口監督も「実のところ大美賀さんと一緒にしゃべってもらうというところがメインだったんですけど、西川さんはいい感じで距離があったというか。他の子でも、大美賀さんと本当に親子のように話せる子もいたんですが、西川さんは大人として喋っているような感じがあって。それが良かった」と大美賀との相性が決め手だったことを明かす。大美賀との芝居も「家で自分のお父さんと話すみたいに緊張せずに、普段通りに話しました」という西川に対して、「すばらしいと思います。普段、お父さんと話すようにできないと思うんですが。助けられました。ありがとうございます」と頭を下げる大美賀。そんなほのぼのとしたやりとりに会場も笑いに包まれた。
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一方、2015年の映画『ハッピーアワー』に出演していた渋谷。本作は久々の濱口組となったが、「わたしも濱口さんも大きくは変わっていない気がしましたが、ふたりともちょっとずつは大人になっているかなと思いました」と笑うと、「実際に撮影が始まって本読みに入っていくと、『ハッピーアワー』の時にみんなとやっていたことが、さらにどんどんブラッシュアップされていて。また一緒にできてうれしかったです」と感慨深い様子。濱口監督も「『ハッピーアワー』の時がはじめてだったと思うんですが、その後も彼女の舞台を観に行ったりもしていて。渋谷さんは『ハッピーアワー』の頃もいいと思っていたんですけど、その良さを失わないまま、俳優として成長しているものがあった。だから今回、この役は渋谷さんでいけるかも、というインスピレーションがあった時にお願いしたら受けてくれたので。一緒に仕事ができて良かったです」と晴れやかな顔をみせた。
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本作が生まれたきっかけとなったのは音楽家・石橋英子から濱口監督への映像制作のオファーだった。そこからふたりは試行錯誤のやり取りを重ね、「従来の制作手法でまずはひとつの映画を完成させ、そこから依頼されたライブパフォーマンス用映像を生み出す」ことから生まれたのが石橋のライブ用サイレント映像『GIFT』と、本作『悪は存在しない』である。残念ながらこの日は石橋は不在だったが、石橋からは手紙が寄せられ、その手紙を渋谷が代読することになった。
「ちょうど昨年の今ごろ、この映画のために音楽をつくりはじめました。それが昨日のことのような、まるで遠い過去のことのような。時間の感覚が分からなくなるくらい、この作品はわたしの人生にとって大切に作品になりました。わたしがライブのための映像を濱口さんに依頼したのが発端ではありますが、心の大きな濱口さんやプロデューサー、参加してくださったスタッフの皆さま、キャストの皆さま、お一人お一人のこれまでの人生、すばらしいお仕事によって、このようなすばらしい作品になったと思いますし、そのことを心からうれしく思います。感謝の気持ちでいっぱいです」と感謝の思いがしたためられたその手紙は、さらに「そのような大事な映画の、大事な初日に伺えないことは本当に残念で、悲しくて、悔しいです。本当はこの映画の舞台あいさつの後に、夜中の便でイタリアの映画祭に『GIFT』の上映のために向かうつもりでしたが、25日と26日では、飛行機代がありえないくらいの差があり、ゴールデンウィークを本当に恨む次第でございます。いいことばかりでもつまらないと自分を言い聞かせながら、今はイタリアに到着したばかりのボンヤリとした頭で、迎えの車を待っているのでしょう。ただただゆったりと映像と一緒に身を委ねて、楽しんでいただけたらと思っております。自分が関わっていても、本当に何回観ても飽きない作品だと思います。末永くよろしくお願いします」とつづられていた。
そんな大盛り上がりの舞台あいさつもいよいよフィナーレ。最後に濱口監督が「初日に来ていただいてありがとうございます。皆さまがどう思われたか分かりませんが、皆さまの感想をどこかで目にすることができたら、それがどのようなものでも本当にうれしく思います」と呼びかけると、「フランスでこの映画を観ていた時に、この映画を支えているのは映ってる人たちだなと。本当にすごいなと思いながら観ていました。それは撮影現場でもそう思っていたんですが、ひとりひとりが存在として輝いている。わたし自身そういう印象を持ち、感動したので、ぜひ多くの観客に観ていただきたいなと思います。ひとりひとりのありようとか、仕事を観ていだけいたらと思います。この映画、末永く、よろしくお願いします」と会場に呼びかけると、観客からは万雷の拍手が鳴り響いた。
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otarulove · 6 months
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〈お元気ですか?今日は、何の日・〉
https://sunnyhomewor.thebase.in/
ドライりんご 発売中です。
おはようございます。
「重要なのは、冒険と自由の精神である つまり
発見の航海に乗り出そうとする感覚である」
 
晴れのち曇り 最高気温19℃の予報です。
今日は出発の日です。語呂合わせから
味の素が制定します。2024年小樽港クルーズ船
寄港が、今朝7時 ル・ソレアル(船籍フランス)
から スタートします。小樽は港街、9/3の
にっぽん丸まで 出船入船と 絵になります。
楽しみですね!
If were the last day of my life,
I want to do what I am about
to do today?
今日もいろいろ頑張ります。
よろしくお願い申し上げます。
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kennak · 1 year
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東京の美味しいパン屋を紹介するから、神戸の美味しいパン屋を教えてくれよな。=============================================■Sランク(一口目から違いがわかる。感動の名店。存在に感謝)・s.igarashi(木場)・ブーランジェリー セイジアサクラ(高輪台)■Aランク(めちゃおいしい。おすすめしたくなる)・ツォップ(松戸)・ザクロ(久里浜)・ブレッド&タパス 沢村(広尾)・パーラー江古田(江古田)・シナボン(六本木)■Bランク(期待以上。またいきたいお店)・VIRON(渋谷)・ブーランジェリー ブルディガラ(広尾)・ブーランジェリーアンサンブル(鎌倉)・365日(代々木八幡)・峰屋(新宿御苑)・ドゥヌラルテ(青山)■Cランク(期待通り。求めてた味を提供してくれる。値段に見合った美味しさ)・PAUL(神楽坂)・中村食糧(清澄白河)・ビースクエアード(清澄白河)・ホームベーカリー、自分で作る焼きたてスコーン■Dランク(期待外れ。値段に見合わない。2回目はない)・ブーランジェリー スドウ(松陰神社前)・トリュフベーカリー(門前仲町、広尾)・シティベーカリー(広尾)・メゾン ランデュメンヌ(麻布台)・モンシェール(東陽町)======個別コメントゾーン=========■s.igarashi(木場)2020年くらいにできた。福岡から東京に殴り込みに来たっぽい。当初行列がエグかったが予約制になることにより解消。エスカルゴという巻きデニッシュが名物。1個500円とかするけど、生地もトッピングもうまいので通った■ブーランジェリー セイジアサクラ(高輪台)パン自体も美味しいのはもちろんなんだが、フィリング・具材の美味しさが抜群。■VIRON(渋谷)美味しい。美味しいが、絶品って感じでももうない。昔はすごく美味しく感じたけど、今は美味しいパン屋さん増えてきていて、埋もれてきた気がする。■マルイチベーグル(白金高輪)うーん。正直美味しいと思わなかったけどな。一応食べログ百名店らしい。まぁてかベーグル自体があまり好きじゃないだけかもしれない。■シナボン(六本木)パンってジャンルに分類していいか微妙だけど、まじでやみつきになる。中毒性がやばい。美味すぎ。スイーツ界のラーメン二郎。■ブレッド&タパス 沢村(広尾)パン自体はまぁ普通に美味しいレベルだけど、2階のレストランは最高。パンのおかわり自由だし、青のりとかきのパスタが本当に美味しい。ちなみに青のりのパン(ゼッポリ)がまじで美味しくて最高。ゼッポリ自体は1階のパン屋さんゾーンでは販売されてなくて、レストランだけで食べれる。最高。■ブーランジェリーアンサンブル(鎌倉)オリンピックのフランス代表にも提供されたクロワッサンらしい。すごいよね。本場の人たちが認めたクロワッサンってことでしょう。つまり世界最高レベルのクロワッサンを食べれたってこと。で、食べた感想としては、層がものすごい存在感あるし、サクサクで歯ざわり最高。バターの香りもすごくして美味しい。素晴らしい。けど、1個300円ってちょい高い。割と小さ目なサイズだし。でも、美味しい。すごく美味しいから妥当な価格な気がするなぁー。あ、もちろんレザンも美味しいです。GW中の13時くらいに伺ったが、割と空いてて良かった。じっくり選べた。パンも種類もまだ沢山あったから、なかなか使い勝手良い。価格:・クロワッサン:295円・パンオレザン:300円■シティベーカリーサワムラが運営している店。美味しいけど、全部高い!!1つ400~700円くらいする。やりすぎ。美味しいけどね。■メゾン ランデュメンヌ(麻布台)クロワッサン食べたけども、値段高すぎ。美味しさと値段が見合ってない。■ブーランジェリー ブルディガラ(広尾)今まで食べたクロワッサンの中で一番美味しいかも。(いや、最近食べた鎌倉のアンサンブルってお店の方が美味しいかもしれないが)ちなみに、モンブランも食べたけど、軽すぎでした。まぁケーキはケーキ屋で食べるのが吉■トリュフベーカリー門前仲町本店はいつも並んでる。広尾で2度くらい利用。地下鉄の階段上るときめっちゃいいにおいする。ただ、そんなにうまいか?高いし。トリュフのパンというブランディングがうまくいった例だと思う■ツォップ(松戸)マジでうまいがマジで並ぶ。車でしかいけない。一度の会計で5,000円以上買ったのここくらいかも。なんでもうまい■ザクロ(久里浜)山の上にある。神奈川のツォップだと思ってるYRP野比っていう、IT研究者の島流しの地にあ・■空と麦と(代官山)うーん。豆パンみたいなの食べたけど、ちょっと印象薄い。■365日(代々木八幡)めちゃ美味しい。玉ねぎとゴルゴンゾーラのパン、ブリオッシュ、レザンを購入。ブリオッシュは凄い!なんかよくわからないけどすごく美味しい。■パーラー江古田(江古田)最後に食べてから10年くらい経ってるけど、本当に美味しかった記憶。食事パンの種類が豊富で生地の風味が楽しめる■PAUL 神楽坂店(神楽坂)内装は凝ってて面白い。ただ座席が窮屈。パンは美味しいかなぁ?わからないなぁ。パンの展示の方法はお洒落で良い!(日光当たりまくってるけどいいのかな?)ランチセットのグラタンみたいなの頼んだけど、チーズの酸味が強すぎたかなぁ。好みじゃないかもです。■ブーランジェリー スドウ(松陰神社前)まぁ美味しいのだけど、価格高すぎ。やりすぎ。意味不明。自分で作った方が沢山作れるし、そこそこの美味しさだけど、沢山あることの満足感は、トータルで負けないと思うな。スコーンは焼きたてには勝てん。価格:・メイプルシュガーのクルミのスコーン:370円・マルコナアーモンドと苺チョコレートのスコーン:370円■ラフォレ・エ・ラ・ターブル(鎌倉)第一印象としては、かなり具材の香りが強い。パンの香り、味がちょっと負けてるように感じた。もう少し小麦を感じたかったかな。まぁそういうパンを選べよってだけだけど。紅茶もオリーブも選ばれたものなのだろうなぁと思う。だってここまで味濃いのだから。・ティーブラン・グリーンオリーブバーを食べました。今度はシンプルパンを食べたいと思う。価格はちょい高いけど、納得感はある。GWの午後のタイミングで伺ったが、結構パンの種類もあって、ゆっくり選べてすごい良かった。■BREAD IT BE(鎌倉)コンプレ(全粒粉を使ったパンのことをコンプレというらしい)が美味しかった。お店の雰囲気も抜群に良くて、店員さんも感じよかった。クレイジーリッチ食パンは、まぁ、美味しかったが、美味しかったが、高いと思ったね。やっぱり普段食べてるものと比較できちゃうと高いなぁーと感じるのだろうな。(いつも家でホームベーカリーで食パン焼いてるからそれと比べちゃう…。)GWに伺ったが、店内空いていて、じっくりとパンを選べた。嬉しいねぇ。■les joues de BeBe(目黒)bebeパンが甘い系パンだと思ったら、チーズ系のパンだった。粉砂糖かと思ったら、小麦粉だった。美味しかったけど、選択ミスった。(2種類ともチーズ系になっちゃった)店内おしゃれだった。外にもベンチがあるの良い。大衆ビストロジルってところをやってる会社の店舗ショップリスト|株式会社ジリオン (bistro-jill.com)■円麦(札幌 円山)お店が洒落てる。美味しい。おススメ。■PUBLIC(岡山)美味しかったなぁー。素晴らしい。都会的な美味しさ。洗練されてる。■讃岐うどん やなぎ屋 西大浜店美味しかったー!!今のところ、人生で一番美味しいうどん屋でした。暫定1位。まぁ何って、うどんっていうより、天ぷら・おにぎり・ポテサラ等など、サイドメニューが最高です!■B² ビースクエアード(清澄白河)まぁまぁくらい。■ル・パン・コティディアン 芝公園店(芝公園)美味しい!フロランタンは、今までで一番かも。サンドウィッチに関しては、まぁパンというか、中身の味によるよね。ブルーチーズとくるみと蜂蜜のパンは、持った感じすぐわかるくらい重たかった。ボリューム凄い。味は人を選ぶかもしれない。結論としては、かなり美味しいパン屋さん■モンシェール東陽町工場まぁ安いけど…。ここでしか食べられないって感じでもないなぁ。ちなみに木場のヨーカドーでも買えます。■KIBIYA ベーカリー 本店(鎌倉)いやぁー。そこまでって感じ。■俺のBakery恵比寿(恵比寿)うーん。普通やなぁーって感じ。■パネッテリア・アリエッタ(五反田)小さなお店で品ぞろえはあまり多くなく、シンプルなパンが多いがうまい。店名を関したアリエッタがうまい■ヒンメル(大岡山)ドイツパンのお店。プレッツェルとかカイザー、配合比率の異なるライ麦パン各種などドイツパンが種類豊富。メトロの目黒駅に分店があったのに、コロナで消えてしまって残念■カトレア(森下)カレーパンが有名な店。カレーパンはおいしいけど、他は街のそこらのベーカリーと大差ない■峰屋(新宿御苑)有名バーガーショップにバンズを卸している店。シンプルなパンがうまい。クレセント■ジャンティーユ(中目黒)小さい高いパン。店員が赤リップだったりして都会を感じる■ブレッドワークス(品川)品川のエキュートならここがうまい。ハード系や食事パンがちゃんとおいしい大人向け。表参道にもある■ブーランジェリーラテール(品川)本店は三宿にあるらしい。クリームパン推しで確かにおいしい。ただラインナップはやや子供向け感ある。街のパン屋の上位互換。■満(曙橋)和風の総菜パンが多く店構えも和風。品川エキュートにもある■ブレッドアンドコーヒーイケダヤマ(五反田)パンドミがうまい。カフェスペースがある。駅から離れているので空いていてゆったりできる■ゴントランシェリエ東京青山店宮益坂の根本から新宿駅南口に移ったと思ったらいま青山にあるのか?ベイクルーズ運営のベーカリー。映えよくそこそこうまい。宮益坂時代はカフェ・新宿時代はイートインスペース併設でカフェ利用にも便利だった■スギノキ(五反田)店主が販売もしているワンオペの小さい店。もちもち系。ブリオッシュよく買ってた。うまい。■ドゥヌラルテ(青山)伊勢丹の地下にあったころよく使ってた。ブリオッシュと小さい角食パンとか。黄色×青の紙袋がかわいく手土産にも■ブーランジェリーボヌール(三軒茶屋)10年以上前バイトしてた。クリームパンとチョコチップパンがうまいよ■ベーカリーホシノ(戸越銀座)街のパンやでは健闘している。デニッシュブレッドがおいしかった■パンタレイ(清澄白河)店が小さいのもあっていつも並んでる。食パンや豆など練りこんだハードパンがおいしい。おしゃれな感じ■モンシェール(東陽町)テレビとかで行列って言われてるみたいだけど並んでるの見たことない。1,000円くらいででっかいデニッシュ食パンを売ってる。子ども向けの油と砂糖味。木場のヨーカドーでも買える■たかたまこむぎ(門前仲町)一見街のパン屋なんだけどハードパンがめちゃうまい。もっちり系。デニッシュ系はあっさりめ。1日5~6個しか出ない(てか多分全種類朝1回しか焼かない)ライ麦入りのミッシュブロートってハードパンがめちゃうまくてオープンから1時間以内に行って買い求めてた■中村食糧(清澄白河)完全予約制パン屋。高加水。知る限り一番もちもち度が高い。うまいけど、そこまでもちもちしたらもはや餅。ハマらなかった■ロッド(五反田)五反田勤務時よく朝食を買っていた。JR運営かな?サンドイッチやフルーツデニッシュがしゃれていてうまい 生地は普通=====================================================東京には普段使いされるパン屋と、訪問というイベント使いされるパン屋(トリュフベーカリーとか)が別々にある気がする 後者は単価が高い
東京のパン屋の格付け表作ったから、これたたき台にして遊ぼうぜ!
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shredderwastesnow · 8 months
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長々と「ゴーストワールド」考
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私がテリー・ツワイゴフ監督の映画「ゴーストワールド」と出会ったのは、2000年代中盤のことだった。映画館ではなく、ツタヤでDVDを借りて実家のリビングで観た。コロナ禍によってビデオ・DVDレンタル屋としてのツタヤが街から消えた今になって振り返ると、あの日からずいぶん遠くに来てしまったことを実感する。
映画冒頭、アップテンポなジャズが流れ出し、こぶしの利いた男性シンガーの声が重なる。「シャンフェケシャンフゥ」--何語だか分からないが、気分を高揚させる陽気なグルーヴ。しかし、映像はアメリカ郊外の白いマンションで、音楽の古めかしさと不釣り合いな印象を与える。
カメラはマンションの外から窓の中を捉えつつ、右へと移動する。それぞれの窓の向こうにいる住人たちが部屋でくつろいだり食事をしたりといった光景がいくつか展開された後、濃いオレンジの壁紙の部屋が映し出される。部屋の中央で、黒縁眼鏡をかけたぽっちゃりめの女の子が、黒髪のボブを振り乱して踊っている。傍らには昔ながらのレコードプレーヤー。そこから大音量で流れる「シャンフェケシャンフウ」--アメリカにおけるサブカル眼鏡女子の強烈な自己主張は、無機質な郊外の光景へのレジスタンスのようだ。
細かい台詞やキャラクターは忘れてしまっても、このシーンだけは鮮烈に頭に残っている。この映画が何を描こうとしているのか、冒頭を観ただけで分かった。自分の世界を持っている人間の素晴らしさと痛々しさ。そんな存在を愛おしむ監督の眼差し。
2時間弱の物語の中では、高校を卒業したものの進路が決まらない主人公イーニドが迷走に迷走を重ねる。そして、彼女が何かを成し遂げるようなラストも用意されていない。
ありがちなティーンエイジャー文化に埋没する無個性なクラスメイトや郊外の退屈な人々を馬鹿にしている割に自分自身もぱっとしないイーニドの姿は痛々しいが、十代の自分にも確かにそんな一面があったことが思い出され、いたたまれない気持ちになる。それでも、映画を見終えた私の心には温かい余韻が残った。監督が最後までイーニドに寄り添い続けていることが伝わってきたから。
2023年下旬、何の気なしに見ていたX(旧twitter)で、ゴーストワールドのリバイバル上映を知った。絶対に行かなければと思った。あの名作と、映画館で出会い直したい。 上映が始まって約1ヶ月後の2024年1月、再開発によって円山町から宮下に移転したBunkamuraル・シネマの座席で、私はイーニドたちと再開することになった。
改めて観てみると、最初に観た時の感動が蘇ったシーンもあれば、初見では気付かなかった要素が見つかったシーンもあり、希有な鑑賞体験になった。 これ以降、個人的に気になった部分を列挙してみる。
自由という試練
物語の序盤で、主人公イーニドと幼馴染みのレベッカは、揃って高校を卒業する。式が終わると、イーニドとレベッカは会場から走り出て、卒業生が被る伝統の角帽を脱ぎ、校舎に中指を突き立てる。二人とも大学には進学せず就職もしないので、これからは受けたくない授業を受ける必要もなく、大人として自分の道を選ぶことができる。スクールカースト上のポジションに惑わされることもない。
しかし、コーヒーのチェーン店で働きながら親元を離れて暮らすためアパートを探し始めるレベッカとは対照的に、イーニドは将来のビジョンを持てないまま高校の補講に通い、髪を派手な色に染めてみたり、映画館のアルバイトを一日でクビになったりしている。ルームシェアをする約束を果たす気があるのかとレベッカに問い詰められれば「自立、自立って馬鹿みたい」と滅茶苦茶な言葉を返して怒らせ、家に帰ってからベッドで泣く。イーニドは自由を満喫するどころか、自由を持て余しているように見えた。
高校生の頃は、学校の教員たちが決めたルールに従い、与えられたタスクをクリアすることが求められていた。経済的に親に頼っている分、親や家族というしがらみもある。大人の介入を避けられない年代にいるうちは、人生の問題を大人のせいにすることもそれなりに妥当だ。
しかし、高校を卒業してしまえば、もう人生の諸問題を安易に大人のせいにできない。複雑な家庭の事情に悩まされていても、「もう働ける年齢なんだから、お金を貯めて家を出ればいいんじゃない?」と言われてしまう。
自分の進路を選び、やるべきことを見極めて着実に実行することは、何をすべきなのか指示してくる人間に「やりたくない!」と反抗することよりもはるかに難しい。与えられた自由を乗りこなすだけの自分を確立できていないイーニドの戸惑いと迷走は、滑稽でありながらも、既視感があってひりひりする。
シスターフッドの曲がり角
この映画には、イーニドとレベッカのシスターフッド物語という側面もある。十代を同じ街で過ごし、お互いの恋愛事情も知り尽くしている二人が、高校卒業という節目を境に少しずつ噛み合わなくなってゆく過程が切ない。二人とも、相手を大切に思う気持ちを失ったわけでは決してない。それでも、環境の変化が二人の違いを鮮明にし、今まで通りではいられなくなる。
イーニドもレベッカも、世界をシニカルに見ている点は共通している。派手に遊んでいたクラスメイトが交通事故で身体障害を負ってから改心し、卒業式のスピーチで命の尊さを語っていたことに対して「人間そんなに簡単に変われるわけない」と陰で批判したり、卒業パーティーでも弾けたりせずぼそぼそ喋っていたりと、どこかひねくれた態度で生きている。世の中が用意する感情のフォーマットに素直に乗っからない低温な二人の間には、確かな仲間意識が見て取れた。
しかし卒業を契機に、二人の関係はぎくしゃくし始める。 イーニドは仮に卒業できたものの、落第し���美術の単位を取得するため補講に出なければならない。スムーズに卒業したレベッカはカフェのチェーン店で働き始め、アルバイトではあるが社会に居場所を得る。卒業したばかりの頃はイーニドと一緒にダイナーに行き、新聞の尋ね人欄に出ていた連絡先にいたずら電話をするといった行動にも付き合っていたレベッカだったが、アルバイトも続かずルームシェアの部屋探しにも消極的なイーニドに徐々に愛想を尽かす。イーニドが中年男性シーモアとの関係を隠していたことが、さらに二人の距離を広げてしまう。
イーニドは古いレコードを集めるのが好きで、一癖あるファッションを身に纏い、多少野暮ったい部分はあるにしても自分の世界を持っている。バイト先でも、上司の指示に違和感を覚えれば分かりやすく態度で示す。表面的にはリベラルな国を装いつつ水面下では依然として差別が行われているアメリカ社会に対しても、批判的な眼差しを向けている。
しかし、それを表現した自分のアート作品が炎上した際、イーニドは作品を批判する人々に対して展示の意義を説明せず、展覧会の会場に姿を見せることすらしなかった。どんなに鋭い感性があっても、表現する者としての責任を全うする姿勢のないイーニドは、アーティストにはなれないだろう。黒縁眼鏡の媚びない「おもしれー女」ではあってもカリスマになる素質はなく、かといってマジョリティ的な価値観への転向もできないイーニドの中途半端さは、何とも残念である。
一方レベッカは、シニカルな部分もありつつ、現実と折り合いを付けて生きてゆけるキャラクターだ。店に来たイーニドに客への不満を漏らしながらも、上司に嫌味を言ってクビになったりすることはない。経済的に自立して実家を出るという目標に向かって、地に足の着いた努力ができる。
そして、レベッカは白人で、イーニドより顔が整っている。二人がパーティーに行くと、男性たちはユダヤ系のイーニドに興味を示さず、レベッカにばかり声を掛ける。 どう考えても、社会で上手くやってゆけるのはレベッカの方なのだ。
卒業を契機に、高校という環境の中ではそれほど目立たなかった二人の差が浮き彫りになる。置いて行かれた気持ちになるイーニドと、現実に向き合う意欲が感じられないイーニドに苛立つレベッカ。どちらが悪いわけでもないのに、高校の時と同じ関係ではいられない。絶交するわけではないけれど、何となく離れてゆく。
人生のフェーズに応じて深く関わる人が変わってゆくのはよくあることだし、どうにもならない。それでも、楽しかった長電話が気まずい時間に変わったり、昔だったら隠さなかったことを隠すようになる二人を見ていると、人生のほろ苦い部分を突きつけられるようで、胸が締めつけられる。
シーモア:大人になりきらないという選択肢
冴えない中年男性シーモアは、この映画におけるヒーローでありアンチヒーローだ。平日は会社員だが、休日は音楽・レコード・アンティークオタクとして自分の世界に耽溺し、友達も似たような同性のオタクばかり。せっかくライブハウスで女性が隣に座っても、音楽の蘊蓄を語って引かれる。そのくせ「運命の出会い」への憧れをこじらせている。自分の世界を持っている人間の素晴らしさと痛々しさを、これでもかと体現しているキャラクターだ。
イーニドとシーモアの出会いは、イーニドのいたずら電話がきっかけだった。新聞の尋ね人欄を読んでいたイーニドは、バスで少し会話をした緑のワンピースの女性にまた会いたいと呼びかける男性の投書を発見し、この気持ち悪いメッセージの発信者を見てやろうと、緑のワンピースの女性を装って電話をかける。会う約束を取り付け、待ち合わせの場所に友達と共に向かうと、呼び出されたシーモアがやって来る。
待ちぼうけを食らうシーモアを陰で笑いものにするイーニドだったが、別の日に街で偶然見かけたシーモアを尾行して、彼がレコードオタクであることを知り興味を持つようになる。シーモアのマンションで開かれたガレージセールで、イーニドはシーモアが売りに出した中古のレコードを買い、会話を交わし、徐々に距離を縮めてゆく。
シーモアが自宅でレコードオタクの集まりを開いた日、イーニドはシーモアの部屋に入る機会を得、彼のコレクションと生き様に驚嘆する。
恐らくイーニドは、シーモアという存在から、アーティストやクリエーターにはなれなくても自分らしさを手放さずに生きられると学んだ。たとえ恋愛のときめきが去ったとしても、シーモアの残像はイーニドの中に残り、社会と折り合いを付けられない彼女の行く先をささやかに照らすのではないだろうか。
(そして、シーモアの姿が、一応仕事や勉学などで社会と折り合いを付けながらも、家庭を持たず読書や映画鑑賞や執筆に明け暮れる独身中年の自分と重なる。その生き様が誰かの未来を照らしたりすることはあるのだろうか。もちろん作家として誰かの人生に言葉で貢献するのが一番の目標ではあるものの、映画を観た後、最低限シーモアになれたらいいなという気持ちになった。初見の時と感情移入するキャラクターが変わるというのは、なかなか新鮮な体験。)
矛盾を抱えたアメリカ社会への言及
最初に観た時はイーニドや一癖あるキャラクターたちが織り成す人間模様にしか目が行かなかったが、二度目の鑑賞では、画面の端々に映り込むアメリカ社会への皮肉もいくつか拾うことができた。
ライブハウスのシーンに、ブルースに影響を受けたと思われる白人のボーイズバンドが登場する。ヴォーカルは「朝から晩までcotton(綿花)を摘む毎日さ」みたいな歌を熱唱する。確かにブルースにありがちな歌詞だ。しかし、綿花を摘む労働をさせられていたのは主に黒人であり、白人は黒人をこき使う側だったはず。労働者の心の拠り所として作られたブルースという文化を、ブルジョワである白人が無神経に簒奪しているという皮肉な現実が、この短い場面にそっと描かれている。
また、イーニドとレベッカが一緒にパーティーに行くとレベッカばかりが男性に声を掛けられる件には既に触れたが、声を掛けてくる男性はほぼ白人だ。アジア系の男性や黒人男性などがレベッカをナンパすることはない。たまたま二人の住む街が白人の多い地域という設定なのかもしれないが、このようなキャスティングが決まった背景には、制度上の人種差別がなくなっても人種によるヒエラルキーが社会に残っているという監督の認識があるのではないかと感じた。
そして、個人商店がチェーン店に取って代わられ、住宅地が画一的なマンションで占められ、街が少しずつ個性を失ってゆく描写もある。レベッカが働くカフェ(ロゴがスターバックス風)やイーニドがバイトをクビになるシネコン内の飲食店は、無個性なチェーン店そのものだ。モノやサービスが画一的になり、雇用や労働のスタイルも画一的になり、マニュアル通りに動けない人間が排除される世界へのささやかな批判が、様々なシーンの片隅にそっと隠されている。
この映画は、十代の葛藤を単なる自意識の問題として片付けず、矛盾だらけで個性を受け入れない社会にも責任があると言ってくれていた。改めて、監督や制作者たちのティーンエイジャーに対する温かい眼差しを感じた。
ラストシーンをどう解釈するのか
ネタバレになるので詳細は伏せるが、この映画のラストシーンは比喩的で、どう受け止めるのが正解なのか分からない。イーニドの人生に希望の光が差すことはなく、かといって大きな絶望が訪れることもなく、自分を命がけで守ってくれた人の思い出を胸に強く生きることを誓うみたいな展開にもならない。とにかく、分かりやすいメッセージのある終わり方ではないのだ。
(映画館を出た後にエレベーターで乗り合わせた若いカップルも、やはりラストの解釈が難しいという会話をしていた。)
私自身は、このラストを、イーニドが他力本願な自分から卒業することをようやく決意したという意味に捉えている。
これまでのイーニドは、心細くなれば友人のレベッカやジョシュを呼び出し、映画の中盤以降ではシーモアにも絡んでいた。人生に行き詰まれば、誰かを頼って気を紛らわす。偶発的に何かが起こって道が開けないかな、みたいな感覚で生きているような印象だった。 しかし、物語の終盤で、一時はイーニドにとってヒーローだったシーモアが、突然遠のく。レベッカとも既に疎遠になっているイーニド。そして、不思議なラストシーン。イーニドは、私たちに背中を向けている。
イーニドは、自分を導いてくれるヒーローも、どう生きるべきか教えてくれる天使も、どこにもいないということに気付いたのではないだろうか。 人間は最終的には孤独で、自分の人生は自分で切り拓いてゆくしかない。ラストシーンのイーニドからは、彼女が紆余曲折の果てに辿り着いた人生の真理が滲んでいるように思える。
そして、イーニドの後ろ姿は、スクリーンのこちら側にいる私たちに対しても「自分の人生は自分で切り拓いてゆくしかないよ」と語りかけている気がする。どう生きるべきか、映画に教えて貰おうなんて思うなよ。自分で行動して、傷ついたり恥をかいたりしながら、自力で見つけるんだ。
以上が私なりの解釈だが、違う見方もあるのかもしれない。他の人の批評も検索してみたい。
おわりに
Bunkamuraル・シネマでの「ゴーストワールド」上映は明日で終わる。しかし、各地の名画座での上映はまだ続くようだ。これからも沢山の人がイーニドたちに出会うことを想像すると、自然と笑いがこみ上げる。
イーニドの冴えない青春は、観た人の心に何をもたらすのか。
これを読んで少しでも気になった方は、是非スクリーンで、���ストシーンまで見届けてください。
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deathcar · 2 years
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コロナ禍で延期や中止になった公演、来れなかった方々
[2020]
2/21(金) Bill Pritchard @ ���針 2/22(土) Bill Pritchard @ 七針 2/23(日) Cicada @ TOT 2/24(月/祝) Pixies @ BAY HALL 2/25(火) Pixies @ EX THEATER 2/25(火) Angel baby @ 月見ル 2/26(水) Kevin Morby @ duo 2/28(金) Ezra Collective @ Billboard 2/28(金) Goldie @ Contact 2/29(土) Neon Bunny @ TRUNK 2/29(土) Rejoicer @ CIRCUS
3/2(月) MIKA @ COAST 3/3(火) Ari Lennox @ WWW X 3/3(火) New Order @ COAST 3⁄4(水) New Order @ COAST 3⁄5(木) Foals @ COAST 3⁄5(木) Raveena @ WWW X 3⁄5(木) Sandro Perri @ WWW 3⁄6(金) Brooke Candy @ UNIT 3⁄6(金) Kim Sawol @ Roji 3⁄7(土) Kim Sawol @ Time Out Cafe & Diner 3⁄7(土) FaltyDL @ VENT 3/8(日) Henning Schmiedt @ 明日館 3/9(月) Becca Stevens @ Blue Note 3/10(火) Becca Stevens @ Blue Note 3/10(火) Jonas Blue @ COAST 3/11(水) Jonas Blue @ Zepp DiverCity 3/12(木) Bruno Major / Georgie Clifford @ WWW 3/12(木) Fat White Family @ MARZ 3/12(木) Lightfoils @ Zher the ZOO 3/13(金) Lightfoils / Fauvely @ HIGH 3/13(金) Homeshake @ duo 3/14(土) Emily A. Sprague @ 七針 3/16(月) Ruel @ duo 3/16(月) Stereolab @ LIQUIDROOM 3/17(火) The National / Phoebe Bridgers @ Zepp DiverCity 3/18(水) The National / Phoebe Bridgers @ Zepp DiverCity 3/18(水) LAKE @ 7th floor 3/20(金/祝) Slipknot @ メッセ 3/20(金/祝) Merope @ OTOOTO 3/21(土) Slipknot @ メッセ 3/21(土) Jad Fair with Lumberob / CUSHIONS @ 7th floor 3/21(土) Emily A. Sprague @ soup 3/23(月) Bright Eyes @ LIQUIDROOM 3/24(火) Stormzy @ BLITZ 3/24(火) Jad Fair with Lumberob / CUSHIONS @ FEVER 3/25(水) LAKE @ 7th floor 3/25(水) イ・ラン @ 試聴室 3/26(木) Merope @ エアジン 3/27(金) イ・ラン @ BUSHBASH 3/27(金) Leonardo Marques @ 晴れ豆 3/27(金) Knxwledge / Mndsgn @ WOMB 3/27(金) Zed Bias @ Asia 3/27(金) Green Day @ メッセ 3/28(土) Green Day @ メッセ 3/28(土) イ・ラン @ 試聴室 3/29(日) イ・ラン @ 山谷 3/29(日) Eleventyseven @ HOME 3/29(日) Warm Bodies @ THREE 3/30(月) Julia Jacklin @ Billboard
4/1(水) Sheer Mag / Warm Bodies @ BUSHBASH 4/2(木) Glows / PVA @ o-nest 4/2(木) Tom Walker @ WWW X 4/3(金) Squarepusher @ COAST 4/3(金) Whitney @ Veats 4/3(金) Knxwledge / Mndsgn @ VISION 4/4(土) Helms Alee @ BUSHBASH 4/5(日) Helms Alee @ FEVER 4/7(火) Khalid @ PIT 4/8(水) Temples @ LIQUIDROOM 4/11(土) Sheer Mag @ HEAVY SICK 4/13(月) Sheer Mag @ FEVER 4/14(火) Ludovico Einaudi @ 国際フォーラム 4/14(火) DIIV @ LIQUIDROOM 4/15(水) TOY @ MARZ 4/16(木) TOY @ MARZ 4/16(木) Kindness @ WWW X 4/17(金)-19(日) [Rainbow Disco Club] * Antal x Huntee / Anthony Naples / Chaos In The CBD / Daniel Avery / ESA / GE-OLOGY & Red Greg / Moodymann / Motor City Drum Ensemble / Moxie / rRoxymore / Special Request 4/17(金) Mac DeMarco @ O-EAST 4/17(金) Daniel Avery @ VENT 4/18(土)-19(日) [CRAFTROCK CIRCUIT] * Pet Symmetry / UMT 4/18(土) Mac DeMarco @ O-EAST 4/18(土) Bonobo (DJ set) / Jon Hopkins (DJ set) @ O-EAST 4/19(日) [LifeSign] * Godspeed You! Black Emperor / Itasca 4/21(火) Larkin Poe @ duo 4/21(火) G. Love and Special Sauce @ QUATTRO 4/23(木) Pet Symmetry @ FEVER 4/23(木) Thundercat @ ガーデンホール 4/23(木) Pohjonen Alanko @ WWW 4/27(月) Crack Cloud @ FEVER
5/1(金) Samm Henshaw @ LIQUIDROOM 5/3(日) The TOYS @ EX-THEATER 5/4(月) Alcest @ UNIT 5/7(木) Big Thief @ WWW X 5/7(木) Halsey @ ガーデンシアター 5/9(土)-10(日) [LOVE SUPREME JAZZ FESTIVAL] * Musiq Soulchild / Robert Glasper / Sergio Mendes 5/10(日) Saves The Day @ LOFT 5/11(月) Saves The Day @ FEVER 5/12(火) Lauryn Hill @ ガーデンシアター 5/14(木) The Bluetones @ ODD 5/16(土)-17(日) [STAR FESTIVAL] * Gloo (Iglooghost/Kai Whiston/BABii) / Jayda G / Metrik + Dynamite MC / Mount Kimbie (DJ set) / Nite Fleit / SHERELLE / Zip 5/18(月) Rex Orange County @ BLITZ 5/18(月) Ásgeir @ Zepp DiverCity 5/18(月) Aiming For Enrike @ FEVER 5/19(火) Aiming For Enrike @ FEVER 5/20(水) New Hope Club @ ガーデンホール 5/21(木) MGMT @ PIT 5/21(木) ANOHNI @ 草月ホール 5/22(金) ANOHNI @ 草月ホール 5/22(金)-24(日) [TOKYO JAZZ FESTIVAL] * Herbie Hancock / Joshua Redman 5/23(土)-24(日) [GREENROOM FESTIVAL] * !!! / MGMT / Oscar Jerome / Sigrid / Tash Sultana 5/23(土)-24(日) [PARAMOUNT] * Alessandro Adriani / Giorgio Gigli / Mor Elian / Phuong-Dan / Planetary Assault Systems 5/25(月) Aiming For Enrike @ FEVER 5/26(火) Sigrid @ LIQUIDROOM 5/26(火) Moonchild @ QUATTRO 5/26(火) Tash Sultana @ BLITZ 5/27(水) The House of Love @ MARZ 5/28(木) The House of Love @ MARZ 5/28(木) Grégory Privat Trio @ COTTON CLUB 5/28(木) Further Seems Forever @ WOMB 5/29(金) Further Seems Forever @ WOMB 5/29(金) Ben Williams Band @ COTTON CLUB 5/30(土)-31(日) [FFKT] * Andy Stott / Caribou / Demdike Stare / DJ Python / Donna Leake / Gigi Masin / Hibiya Line / Luxixi / Maayan Nidam / MOCKY / Parris / Telefon Tel Aviv / Theo Parrish / Total Freedom / Zakia 5/30(土) Ben Williams Band @ COTTON CLUB 5/31(日) Ben Williams Band @ COTTON CLUB 5/31(日) MOCKY @ LIVE HAUS
6/1(月) epic45 @ FEVER 6/1(月) MOCKY @ LIVE HAUS 6/2(火) MOCKY @ LIVE HAUS 6/2(火) (Sandy) Alex G @ LIQUIDROOM 6/3(水) J.I.D @ WWW X 6/10(水) American Football @ COAST 6/11(木) Mew @ BLITZ 6/17(水) Slingshot Dakota @ Nine Spices 6/18(木) Parsnip @ LIVE HAUS 6/21(日) Slingshot Dakota @ RIPS 6/22(月) Slingshot Dakota @ FEVER 6/27(土) Parsnip @ Green Apple 6/27(土) Tangerine Dream @ CITTA' 6/28(日) Tangerine Dream @ CITTA'
7/22(水) Origami Angel / Short Fictions @ o-nest 7/23(木/祝) Origami Angel / Short Fictions @ OPPA-LA 7/26(日) Origami Angel / Short Fictions @ FEVER
8/21(金)-23(日) [FUJI ROCK FESTIVAL] * [8/21] Black Pumas / Clairo / Cory Wong / Derrick May / Disclosure / Donavon Frankenreiter / Elephant Gym / Future Islands / Georgia / Hinds / Jackson Browne / Lindstrøm / Men I Trust / Metronomy / Mura Masa / Neal Francis / Romy / Tame Impala / Tom Misch * [8/22] Celeste / Fantastic Negrito / Fontaines D.C. / Four Tet / Frente Cumbiero / Gryffin / Major Lazer / The Strokes / Yumi Zouma * [8/23] Altin Gun / Blackbear / Bruno Major / Colin Benders / Emotional Oranges / FKA twigs / Floating Points / GoGo Penguin / Muscle Shoals Soul Revue featuring Willie Hightower, Charles Hodges & Scott Sharrard / Rufus Wainwright / Voodoo Dead
9/2(水) Billie Eilish @ 横浜アリーナ 9/5(土)-6(日) [GREENROOM FESTIVAL] * !!! / José James / Oscar Jerome 9/8(火) Oh Wonder @ ??? 9/19(土)-21(月/祝) [SUPERSONIC] * [9/19] The 1975 / AURORA / beabadoobee / Blossoms / Fatboy Slim / Ian Brown / Liam Gallagher / Squid / Tones and I / Waterparks * [9/20] Conan Gray / DIGITALISM / Don Diablo / Jax Jones / Kygo / Skrillex / Steve Aoki / WarNymph (Grimes DJ Set) * [9/21] Alec Benjamin / Black Eyed Peas / Dominic Fike / Easy Life / Ghostemane / iDKHOW / Post Malone / Wu-Tang Clan
10/8(木) Massive Attack @ 国際フォーラム 10/9(金) Massive Attack @ 国際フォーラム 10/9(金) Red Hot Chilli Pipers @ LIQUIDROOM 10/20(火) The Chemical Brothers @ ガーデンシアター 10/21(水) The Chemical Brothers @ ガーデンシアター 10/21(水) Low Roar @ WWW X 10/31(土)-11/1(日) [FESTIVAL de FRUE] * The Master Musicians of Joujouka & The Orb / Fabiano do Nascimento
11/3(火/祝) The Master Musicians of Joujouka & The Orb @ WWW X 11/5(木) Stormzy @ COAST
12/3(木) Homeshake @ duo 12/7(月) Lauryn Hill @ ガーデンシアター 12/7(月) TOY @ MARZ 12/8(火) TOY @ MARZ 12/18(金) 박혜진 Park Hye Jin @ Contact
[2021]
1/10(日) Slipknot @ メッセ 1/11(月/祝) Slipknot @ メッセ 1/16(土) Mew @ ガーデンホール 1/22(金) Samm Henshaw @ LIQUIDROOM 1/27(水) Thundercat @ ガーデンホール
2/18(木) Squarepusher @ COAST
3/22(月) New Hope Club @ ガーデンホール 3/24(水) Big Thief @ WWW X 3/26(金) Green Day @ メッセ 3/27(土) Green Day @ メッセ
4/9(金) G. Love & Special Sauce @ QUATTRO 4/22(木) Jonas Blue @ Zepp Yokohama 4/28(水) Jonas Blue @ COAST 4/30(金) Jonas Blue @ Zepp DiverCity
5/28(金) American Football @ COAST
6/30(水) Thundercat @ ガーデンホール
9/9(木) Stereolab @ O-EAST 9/9(木) Lauryn Hill @ ガーデンシアター 9/10(金) Samm Henshaw @ LIQUIDROOM 9/17(金) black midi @ O-EAST 9/18(土)-19(日) [SUPERSONIC] * Frank Walker / Kygo / Nicky Romero
11/6(土)-7(日) [FESTIVAL de FRUE] * Fabiano do Nascimento / Sam Gendel Concert Group
12/3(金) 박혜진 Park Hye Jin @ Contact 12/25(土) Solar / Black Merlin @ Contact 12/29(水) Agnes Aves / Black Merlin @ CIRCUS
[2022]
1/26(水) New Order @ Zepp Haneda 1/28(金) New Order @ Zepp Haneda
2/22(火) Jonas Blue @ PIT 2/24(木) Jonas Blue @ KT ZEPP YOKOHAMA 2/25(金) Jonas Blue @ ZEPP DiverCity
3/3(木) Samm Henshaw @ LIQUIDROOM
4/9(土) Slipknot @ メッセ 4/10(日) Slipknot @ メッセ 4/10(日) G. Love & Special Sauce @ QUATTRO 4/23(土) DJ Harvey @ Contact 4/25(月) DJ Harvey @ OPPA-LA 4/26(火) Lauryn Hill @ ガーデンシアター
5/26(木) Telefon Tel Aviv @ Contact
7/29(金)-31(日) [FUJI ROCK FESTIVAL] * Black Pumas / Say Sue Me / Fontaines D.C.
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hariitovial · 2 months
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羽化のあと
子どもたちは繭の中。 羽が生えても、羽ばたくことは許されない。
蝶や蛾などの蛹が成虫へと成長する間、その中はドロドロに溶けているという。 幼虫だった頃の姿が失われるように、それまでの記憶もどこかへ消えてしまうのだろうか。
人里離れた山奥にある大きな施設。 無数に並ぶ灰色の建物は、少年にとってはいつの頃からか見慣れた景色だった。
数日前から少年は背中の痛痒さに悩まされていた。 その原因を翌日知ることとなる。 背中に羽が生えたのだ。
当日のうちに少年は別の部屋へ移された。 背中の羽を保護するためらしい。 それと同時に、これまで無名だった彼には「№9」という名前が与えられた。
№9には以前から「先生」と呼び、親しむ大人がいた。 その先生はカラスのようなマスクや帽子、手袋などで全身を覆い、決して肌を見せなかった。 怪しい風貌だがそんな事など気にも留めないほど、№9は先生を信頼していた。 約束は必ず守ってくれるし、いつも冷静で何より優しく接してくれるから。 生えたばかりのキラキラとした羽を先生に見せると、これまでない程に先生に褒めてもらえた。 №9はとても誇らしく思った。
翌日は薄曇りだった。 №9は窓を開け、延々と続く緑を眺めていた。 すると、右隣の部屋から歌声が聞こえてきた。
――ルーララ、ルールラー
興味を持った№9は窓に近づく。 しかし部屋の窓には鉄格子がはめられており、顔を出すことができない。 №9は窓に向かって話しかけた。
「こんにちは」 「……っ、こんにちは」 「綺麗な歌声だね」 「ありがとう、歌うのが好きなんだ」
初めは戸惑った様子の彼だったが、安心したのか声色が明るくなったように感じた。
「いいね!僕は№9。君は?」 「№8だよ。んー、8と9……だから隣同士なのかな?」 「フフッ、そうかもしれないね」
先生ではない誰かとの会話はいつ以来だろう。 №9は10歳を過ぎたあたりから先生以外の人物とは接触を禁止されていた。 理由を問うと「��気の治療に大切な時期だから」と説明された。 先生が言うなら従うほかなかった。 部屋を移されたのは背中に羽が生え“治療”を終えられたからだろうか。 そのためにこうして会話が許されているのかもしれない……。 何にせよ、数年振りに先生以外の誰かと話せるのは嬉しくてたまらなかった。 鉄格子越しに顔の見えない彼との会話は弾んだ。 それからの日々は彼の歌声と共に過ぎた。
ある晴れた日の夜、月は彼らの透き通る羽を照らしていた。 №9はいつものように本を片手に、窓辺で彼の歌を聞いていた。
――ルーララ、ルールラー   ルーララ、ル
歌は途端に止んだ。
「どうしたの?」 「№9、先生が呼んでるから行くね。またね、おやすみ」
そう残して彼は部屋を後にした。 すると間もなく№9の部屋を先生が訪ねた。
「№9、就寝の時間ですよ」 「はーい」
夜風が二人の頬を撫でる。 窓が開いていることに気づいた先生は表情を曇らせた。 マスクで見えないが明らかに様子が違うのを感じた。 先生は急ぎ足で先程まで隣の彼と話していた窓を閉めた。 僕は何か悪いことをしてしまったのだろうか。
「さあもう就寝の時間です。おやすみなさい」 「おやすみなさい」
№9は少しの懸念を抱え眠りについた。 夢の中、青々とした広い草原で僕の隣に座る少年がいる。 姿を見たこともないのに、彼が№8だとわかった。 いつものように綺麗な声で歌っていたから。 風も穏やかでとても心地が良かった。
しかし、それは突如として悪夢に変わった。 風が止むと草木が枯れだし、灰色の世界に包まれた。 異様な光景に周囲を見渡していると突然、隣の彼が苦痛に満ちた悲鳴を上げる。 慌てて見るとそこには鮮やかな血の池ができており、沈んでゆく彼の姿があった。 №9は飛び起きた。 何て酷い夢だ……。 怖ろしさのあまり鼓動が早まっていた。
次の日も、その次の日も、隣から№8の歌声が聞こえてくる事はなかった。 彼はどこへ行ってしまったんだろう。
夜風が止み、細い月が雲に隠れた。 そろそろ先生がやって来る頃だ。
「№9、身体の調子はどうですか?」 「いいよ。……先生、あの、隣にいた彼はどこへ行ったんですか?」 「隣?隣……そうですね。君がこれから行くところですよ」
先生に連れられ薄暗い廊下を歩く。 久しぶりの外出だった。 これから彼と同じ場所に行けるらしい。 彼はどんな子だろう? 夢で見た容姿と同じだろうか? あれこれ考えると胸が高鳴った。
扉を開けた先は渡り廊下になっており、別の建物へ繋がっている。 これまでとはどこか雰囲気の異なる清潔に保たれた白い廊下を先生と歩く。 ここは思っていたよりたくさんの人がいる。 先生と同じような格好をした大人や、僕と同じくらいの年齢の子ども。 彼らの中には僅かに、僕と同じように羽が生えている子もいた。 羽のある子も無い子も、みんな共通して幸せそうだった。
いくつかの角を曲がり、いくつかの階段を降りる。 すると、人が疎らな通路へ着いた。 その突き当りを右に進んだ3番目の部屋に通される。 扉には【B-2033】と記されていた。 外の光が一切入らない、白く照らされた無機質でどこか不気味な部屋。 №9は思わず先生の手を掴む。
「先生、ここは何?」
先生は人差し指を口に当て、静かにするよう促す。 №9はその不安から瞬きを繰り返し、真っ直ぐに先生を見た。 先生も僕を覗き込むようにして視線を落とす。 マスクで表情が読めないので更に怖くなった。 先生が僕の腰に手を回す。 次の瞬間、№9の首に小さな痛みが走った。 驚いた拍子に先生の手元を見る。 そこには注射器が握られていた。
「よい夢が見られますように」
№9に抗いようのない眠気が襲い、次第に意識が遠のいた。 だがそれは一瞬の出来事だったようで、途端に背中が焼けるように痛んだ。
「――!!!――!!!!!」 「――!!!!!―――!!!!!」
叫んでいるのに声が出ない。 これまで経験したことのない痛みと苦しみ。 自分のではない悲鳴が頭に響く。 これは彼の、あの時聞こえた№8の悲鳴だ。 今起こっているこれは夢なのか、現実なのか。 あの時の夢だと思っていた悲鳴は現実だったのか。 唯一残された痛みさえ燃え尽きるように、世界からすべてが消えてゆくように感じた。
「無事に採取できてよかった」 「……体温低下しています」 「通例通り……処分……」
暗闇の中で複数の声が聞こえた。
「……№9、心拍が上昇!」 「すぐに処置を!」
№9は再び意識を失った。
――ピッ、ピッ、ピッ、ピッ……
電子音が静かに響く。 背中が痛い、息苦しくて頭が重い……。 №9の身体はベルトで拘束され、腕には複数の管が繋がれていた。 ガラス越しには複数の大人が書類を手に右往左往してる。 意識が何度も薄れゆく中、室内は薄暗い灯りに転換した。 大人たちが部屋を後にする。 それは夜や、おおよそ職員の退勤を告げるものだった。 そんな中、白衣を纏った一人の男が部屋に残りガラス越しにこちらを見ていた。 目が合った気がする。 男は扉を潜りこちらへ来た。
「60日、わかるかな?あれから60日経つ」
№9は声を出そうと息を吐くが、それだけで全身が酷く痛んだ。
「ああ、無理しないで。生きてるだけでも奇跡なんだから。 ゆっくりしてる暇はないね。“はい”なら1回、“いいえ”なら2回まばたきして」
この男は何を言っているのだろう……。
「ここを出たい?」
楽になれるのなら、ここ以外のどこへでもいい。 №9は1回、まばたきした。
「よし行こう。時間がない」
男は拘束ベルトや複数の管を手際よく外し、№9を車椅子に乗せた。 そして身を隠すための全身を覆える布を忘れず掛けた。
布の隙間からわずかに外の様子が見えた。 部屋を出て、誰もいない廊下をぐんぐん進む。 タイルの継ぎ目のような少しの高低差で起こる振動でも身体は痛んだ。 それらに耐えて辿り着いたのは、薄暗い倉庫のような場所だった。
「もう少しすれば迎えが来るから、それまで我慢してね」
男は完ぺきな手つきで、おそらく№9の生命維持に必要な管を繋ぎ直した。 古びた椅子を車椅子の前に配置し、僕の脚を乗せた。
「まだ横になれないだろうから」
そう言うと男はすぐ傍にある簡易的なベッドに横たわった。
痛みで気絶を繰り返し、一睡もできないでいた。 おそらく数時間が経過した頃、屋根の隙間から鈍い光が射した。 数十日ぶりの朝日だ。 倉庫の外でエンジンの音がわずかに聞こえた。
「はあ、やっと来た。行くよ」
男は車椅子を押した。 外には車が停められており、二人の男が傍にいた。
「うわっ、本当に生きてるのか?スゲー……」 「さっさと行こう。見つかる前に」
№9は彼らの車に乗せられた。 山を下り、森を抜け、ひたすら車を走らせた。 辿り着いたのは立派な邸宅だった。
それから数日経つも、№9は変わらず衰弱していた。 しかし、彼らは寝る間を惜しんで懸命に看てくれた。 その甲斐あって三か月程で一人で歩けるまでになった。 相変わらず背中は痛むけれど……。
昼下がり。 №9は与えられた部屋のベッドに腰掛け、窓の外を眺めていた。 何か物足りないような、青く澄んだ空。 不意にノックが三回響く。 部屋は開け放たれていたが、丁寧な男はそれを忘れなかった。 視線が合うと、あの時僕を連れ出した男がやって来た。
「やあ、元気そうでよかった」 「うん。ヴィクターたちのお陰だね」 「フフッ、そうだね。あのままだったら君は施設の連中に殺されていたからね」 「僕は何で……いつからあそこにいたのか、何も思い出せないんだ」 「んー、そっか。まあ、思い出せないならその方がいいよ」
憶えているのは強烈な痛みの記憶だけ。 あの時の痛みを思い出し、思わず膝を抱える。
「……そうだね」
ヴィクターは隣に腰掛け、そっと背中に手を添える。
「背中の傷は治らないかもしれない」 「そう」 「ひどく醜いけれど、俺はその傷も含めてお前のことが好きだよ」
この男は平気でそういう事を口にする。 僕は怯んだ様子を気づかれないよう透かさず返した。
「そっか、何で?」
男はふと笑みを浮かべ、人差し指を口に添えた。
「なんでも」
ありふれた動作のはずなのに、№9は途端に怖ろしくなった。 その理由は自分でもわからない。
「どうかした?怖がらないでロシェ」 「……うん。それより僕の名前はそれで決まりなの?」 「気に入らない?ロシェ、かわいくて似合ってると思うけどなー」 「……酔った勢いでつけたのに?」 「まあまあ、そう言わず!」
ロシェは口元を緩めながら溜息を吐いた。
「じゃあそろそろ仕事に行ってくる」 「気を付けてね」
ヴィクターはロシェの肩をポンポンと叩くと、振り返ることなく手をひらひらさせ部屋を後にした。
ヴィクターは飄々とした掴みどころのない男だ。 けれど度々、一瞬ではあるが怖ろしく感じることがある。 優しい口調で話しかけてくれるし笑顔でいることが多いのに、何故だかわからないけれど。 とは言え僕の命を助けてくれたし、悪い人ではないのだろう。
フウっと息を吐き、再び窓の外を眺める。
「ルーララ、ルールラー」
口ずさんでしまう、この歌はなんだろう。
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oivgbqiqfz358 · 3 months
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--深海人形特別篇-- 様々な人間の思惑が絡み合ってこその戦争
※今回はSS二本立て(一部英訳付)。
※閲覧・キャラ崩壊注意
※クロスオーバーネタ注意
※雑多にネタをぶち込み
--此れが人の望み、人の夢、人の業!他者より強く、他者より先へ、他者より上へ!
----ラウ・ル・クルーゼ
--そして滅ぶ!人は滅ぶべくしてな!
--君の歌は好きだったがね、だが世界は歌の様に優しくは無い
--私は結果だよ、だから知る!自ら育てた闇に食われて人は滅ぶとな!
----ラウ・ル・クルーゼ
※シロッコ=伝説の超コーディネーター説
※反出生主義ガチ勢が書きました。
※コズミック・イラ(=種シリーズ)力が高いです。
…俺は昔、遺伝子工学(※筆者による補足 丁度コズミック・イラの若き時代のギルバード・デュランダル議長みたいな感じ)の博士で、地球連邦とか言う地球発祥ならではの、特権階級振りと贅沢と傲慢と不遜の権化としか言い様の無い所が研究資金を出す職場に勤めて居た。其処で、デザイナーベイビーを作る研究の計画で主任だった。自分で言うのも何だが、凄い博士(ヤツ)だった。
そして、俺には、其の時に----数え切れない程の生命(いのち)の犠牲を積み上げて迄----作って無事完成した個体が居た。
決して俺の子供では無いが、其れは何と無く、俺の子みたいな物だった。
そして、其の子供は途中で夭折する事も無く、成人し、大人になった。今は"パプティマス・シロッコ"と呼ばれて居る様だ(※…ところで、彼は、今も尚、沢山の兄さん姉さんの犠牲あって自分が存在して居る事を覚えて居るだろうか?)。
さて、彼の製造(?)には、此の様な経緯があった。
俺は元々とある有数の理科大学で研究者をして居たが、ある時に時の連邦が俺をスカウトして来たのだ。其処で、俺は、パトロンになってくれた其のお偉い様方に(※今考えて見れば傲慢無礼にも)要望を伝えた。
「クローン製造の研究をさせて欲しい。」…と。
然し、どう言う訳か、連邦の上は、俺は『クローン製造学(※…と言う名前の割には、実際にはクローンを一体も作れた試しが無いと言う……)専攻』だったのに、クローンの研究では無く、パトロン事業却下への保険の代案として出した、『デザイナーベイビーの研究』だけを認めた。…何故だ?クローンとデザイナーベイビーの研究には、一体、倫理的にも何の差があると言うのだ?
…されど、わざわざ潤沢で高額な研究資金を出してパトロンになり雇ってくれる以上、俺は其の『仕事』を蹴る事は出来無かった。
…当然の様に研究は難航した。多くの幼なくて幼くて小さくて儚い命が犠牲になった。あっさり書くがそんな物だ。……水子供養は心を込めて沢山したよ。自分達の申し訳無さと無駄の多さと罪業を悔やむ為にも。
だが、十数年経っても、最早、連邦も計画を中止する事は出来なかった。何せ、国家予算に匹敵して已まない莫迦高い金を注ぎ込んで進めた計画だ。
誰だって成功させたい。誰だって追い求めた理想と程遠い完成度と質でも「失敗作だから。」と「壊したくは無い」。
…然し、其の後御上の面子自体が変わって、心変わりしたのか、事業仕分けとやらの余波で、本格的に此の計画は終わりを告げた。終了した。
…たった一人の、デザイナーベイビーとしてやっと作り出された男子を残して。其れから、何年も、何れだけ幾ら研究を続行しても、其の男子以外の完全な個体をついぞ俺達は作り出せなかった。上は十何人もの自分達の理想を体現した、完成度と質の保証されたデザイナーベイビーを欲しがって、完成を待ち望んで居たにも関わらず。あれだけ、湯水の様に投資し、計画を見守り、金を掛けたのにも関わらず。其れ等が上にとって只唯一の評価基準だった。だから、計画は打ち切られた。俺達は何処迄も悔しかった……。
…。
後日。
今迄散々連邦様の為に働いて来て上げた筈の研究所を閉鎖する為、其の研究所を後にする研究員の一人が悲痛に嘆いた。
「…上の軽率な判断で、全部、今迄の命も、報われない、居た堪れない様になってしまった。……本当に悔しい!!!!自分達が、こんな命を弄ぶ研究をし続けたのは、結局、何の為だったんだよ??!???!!!!」
其の時、丁度俺の脳裏に此の言葉が過る。
----命は産まれ出る物よ!創り出す物では無いわ!
其の言葉を聞いて、所謂"サイコパス"の名を欲しい儘にした筈の、俺は生の感情と共に言う。
「…結局求めて居た者を創り出せはしなかったな。俺達は。未だ時期尚早だった様だな……。…でも、あの子は本当に可哀想だ。…そして、何故か、デザイナーベイビー研究だけを承認して、素直にクローンを作る研究をさせてくれなかった上を俺は怨むよ。」
…其の後、俺は研究者を辞めて、連邦と縁を切り、元の鞘である���科大学に教授として戻った。
……で、其れから、俺が噂に聞いた所によると、其の男子は、ありとあらゆる育成と実験をする為、とある仮設夫婦の元で育てられる事になった。更には、其の夫婦の間に自然出生した妹が居るらしい。……円満な家庭だと良いな。
…。
「今日も研究所に来てくれたのか!」
「博士、戦車の話しよ〜〜!!!!」
「まーた戦車の話か……。本当に戦車マニアだよな……?」
「何で?何で??戦車好きだもん。」
楽しそうに笑って無邪気に抱き付くのを見れば、そりゃ誰も言えないさ。誰の口からも、この言葉を。
お前は初めから「失敗作」だったなんて……。
…。
※…以下、クロスオーバー注意
※SEED Freedom×ファンタジーストライク・YOMI(Mobile suits Gandam Seed freedom + Fantasy Strike and YOMI series)。
---どこで終わりにすればいい?敵である者を、全て滅ぼして…かね?
----アンドリュー・バルトフェルド
…ハインラインは、何故か魚人達の住む沼地へと酒瓶を持ってやって来て居た。
「何故此処に来た?どうしたものか。君の様な部外者は……。」
すると、ハインラインが何時もの早口で説明する。
「途中で変わった思想を持ってそうな厳つい方に酒瓶を持たされて此う言われました。…貴方は、人類しか居ない世界から来たイレギュラーな旅人、…だからこそ、少しだけでも、人間以外の種族、友人のアーカガーグに挨拶して来なさいと。自分でも面白いと思ったから此うしてやって来てるんですけど。ですけど、随分田舎的な発想ですね。……嗚呼、……其れにしても、面白い。魚と仲が良いんですね。」
流石のアーカガーグも其う言われてムッとする。
「魚人が魚と仲が良くて何が悪い?」
「其れは良い事ですね。…私の世界では、自然の人類(ナチュラル)と新鋭人類(コーディネーター)が其々種自体の存亡を掛けて絶滅戦争と言う名の生存競争してますよ。」
其れを聞いたアーカガーグは酷く驚く。
「何じゃと?!異種族同士でも無いのに絶滅戦争じゃと?!!其処迄お前達はするのか?!」
「素晴らしい。理解出来た様ですね。魚の割には賢いので感心しました。魚は頭の悪い種が非常に多いので。」
ハインラインは何時もの調子だ。だが、其れを言われた方は。
「…呆れたモノじゃ…!今時流行らんぞ魚人差別なぞ……!」
「生憎、コズミック・イラの地球圏には、知的生命体レベル迄進化した魚は生息して居ませんし、異次元人、異星人にすら会った事が無いので。私には、接し方の感覚が分かりません。」
「……??」
流石の、魚人界隈屈指の賢者で知られるアーカガーグも困り果てて居た。
「…さて、あれからフラグストン兵器開発工廠の上司から此う聞きました。此処の世界の人々は、昔から異種族間で激しい戦いをして居ると。」
「何が言いたい?」
あの温厚で知られるアーカガーグが凄む。すると、ハインラインは、続けて、此う語り出す。
「少し前にも言った様に、私の世界では、自然の人類と新鋭人類とで互いに互いを潰し合う絶滅戦争をして居ります。是非、貴方方も其うしては如何でしょうか?人類を一人残らず潰して仕舞えば、後は、人類以外の好き放題でしょう。」
「何と、救い様の無い程に野蛮な……!!」
次に、ハインラインは、何処か重苦しい虚無を感じさせる様に、無気力に言った。
「其うですね。格が違うんですよ。コズミック・イラは。負の方向にね。貴方方も歴史に一度は絶滅戦争をしてみれば良い。きっと私の世界よりも楽しい事態になりますよ。」
「確かにな。お前達の様な野蛮な人間が蔓延れば、ワシ等は最も簡単に絶滅させられてしまうであろう。だが、其の時は、逆に、魚人達は人間達に絶滅させられる前に、彼等を絶滅させるであろうな。じゃが、結局は、ワシには何も関係無い。」
「……矢張り、魚類と人類は理解し合えないみたいですね。」
そして、最後にハインラインは、アーカガーグへと某人物に頼まれた酒を渡して去って行った。
…。
※解説?
相当前からコズミック・イラは地獄、鬼畜共の世界だと言われて久しいが、此処で作中のコズミック・イラで起きた出来事を書いて置こう(※ほんの一部だけでも)。
・ナチュラルの捕虜なんているかよ!(※連合の兵士達を戦時条約に則って捕虜にもせず其の場で処分)。
・本拠地に攻め込んで来た宇宙の化け物共を味方ごと大量破壊兵器サイクロプスでレンチン
・目の色が違うわ!
・デストロイガンダム(の使われ方)
・血のバレンタイン事件
・↑の報復として地球に投下されたニュートロンジャマーの所為で連合のナチュラルが餓え、凍えにより大量に減少(※一説には犠牲者数10億人)。
・ブルーコスモスの存在其の物
※結論:此んな世界に救いなんて何処にも無い(※ゲッター線でも降り注がない限り!!!!)。
…。
English ver
Heinlein had somehow come to the swamp where the fishpeople lived with a bottle of wine.
Arkagarg Said.
"Why are you here? An outsider like you can't just go to ......."
Heinlein explained in his usual rapid-fire manner.
"On the way there, a stern man who seemed to have some unusual ideas took me by the hand with a bottle of wine and said to me: "I've been thinking about you for a long time. You are an irregular traveler from a world where only humans exist, and because of that you should go and say hello, even if only a little, to a non-human species, your friends the Arkagag. I thought it was interesting, so I came here. I'm not sure if it's a good idea or not, but it's a very provincial idea. ......Aha, ......And even so, it's interesting. You're very friendly with fish."
The quintessential Arkagarg was miffed to hear that.
"What's wrong with a fish-people being friendly with fish?"
"I guess that's a good thing. In my world, the naturals and the coordinators are fighting a war of extinction for the survival of their own species."
Arkagarg was astonished to hear that.
"What do you mean? A war of extinction between two races that are not even different from each other? That's what you're going to do? "
"Excellent. You seem to have grasped it. I am impressed by your intelligence for a fish. Because Fish are often the dumbest species. "
Heinlein was his usual self. But the person who was told that...
"I'm amazed...!It's not fashionable nowadays to discriminate against merfork......!"
Unfortunately, fish that have evolved to the level of intelligent life do not inhabit the Cosmic Ila's earth sphere, and I have never met an inter-dimensional person or even an alien. I don't know what it feels like to interact with them.....? "
Even Arkagarg, who is known as one of the wisest fishmen in the world, was troubled.
"Well, since then, I've heard from my boss at the Fragston Weapons Development Arsenal. He told me that the people of this world have long been engaged in fierce interspecies warfare.
What do you mean?"
The famously mild-mannered Arkagarg was horrified. Heinlein continued.
The famously mild-mannered Arkagarg was horrified. Heinlein then continues.
Heinlein continued,
"As I told you some time ago, in my world, the naturals and coordinators in a war of extinction, mutually little by little near annihilating each other. Why don't you do the same? Once you have destroyed every last human being, the rest will be free to do as they please. "
"How irredeemably barbaric ......! "
Next, Heinlein said listlessly, with a sense of heavy emptiness in his voice.
"That's right. It's not the same thing. Cosmic Ila is different.but It's to a negative direction. You should try an extermination war at least once in your history. I'm sure it will be more fun than my world.
"Indeed. If barbarians like you spread, we will be exterminated most easily. But then, on the other hand, the Merfork will exterminate them before the humans do. But in the end, I have nothing to do with that. "
......It seems, after all, that fish and mankind do not understand each other."
Finally, Heinlein gave Arkagarg the licker that someone had asked him for and left.
…。
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kentahayashimusic · 4 months
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皆様沢山のハッピーバースデーメッセージを魂よりアリガタキオーン😊🙏🌈✨ 昨日39より本日40歳になりましたタキオンミュージシャンKENTA HAYASHI🌹 今生40年を振り返り、多大なる大いなる恩恵のもと沢山の皆様と素晴らしき共同創造を喜びと共に創り上げてこれたこと全てに皆様に大きな感謝と尊敬を贈りたいです🌸 愛が通られ増し輝ル💖 大調和黄金時代へ向かってこれからも益々🌈 共に愛と光を合わせて螺旋上昇輝き合わせ醸し上げて行きましょう💫 現在ドラゴンサウンド🐉と共に開催中の大きなミッション🌟 皆様のありがとうの声と共に渾身の一曲を創り最高傑作アルバムを完成させ、ここ日本から世界に愛と光を喜びと感動をみんなで届ける今プロジェクトをみんなで大成功させてさらにも増して世界が輝くところをみんなで見てさらにその先に続くワクワク共同創造をみんなと醸しあわせて行きたいと思っております❗️🌈✨ 皆様のご参加、応援、お力添え、共同創造に心より感謝致します😊🙏🌈✨ https://risshi-funding.com/project/160
risshi-funding.com
明後日から九州ツアー🌈 来週は沖縄ツアー💫 そのまま松本族とヨーロッパツアー3ヶ月と音楽旅路は続きます🌟 8月末に日本帰国したらまた喜びの再会弥栄みんなでしましょう🌸 皆様の存在に今ここより大きな感謝とリスペクトを送ります🙏✨ 皆様のスピリットの今という誕生日に大きな祝福を🌟 おめでとう㊗️ございます🙏💫 Many Happy Birthday messages from my soul to you all 😊🙏🌈✨ Tachyon musician KENTA HAYASHI🌹 turned 40 today instead of 39 yesterday! Looking back over the past 40 years of my life, I would like to express my great appreciation and respect for all the wonderful co-creations I have been able to create with so many people under the great blessings of the world with joy🌸. Love is coming through and shining brightly 💖. We will continue to move toward the Golden Age of Great Harmony 🌈 Let's combine our love and light together to create a spiral upward shining combination 💫. We are currently on a big mission with the Dragon Sound 🌟. We will create one of our best songs and complete a masterpiece album with your voices of gratitude, and deliver love, light, joy and excitement to the world from here in Japan, and make this project a great success with everyone. We are looking forward to seeing the world shine even brighter. ❗️🌈✨ Thank you from the bottom of my heart for your participation, support, and co-creation 😊🙏🌈✨ ENGLISH🐉 https://gofund.me/84289220
www.gofundme.com
The day after tomorrow we will be on tour in Kyushu🌈 Next week, Okinawa tour💫. Next week is the Okinawa tour 💫 followed by a 3 month tour in Europe with Matsumoto Tribe 🌟. When we return to Japan at the end of August, let's have another joyous reunion 🌸. We send you our great appreciation and respect from here and now 🙏✨. Big congratulations on this birthday of your spirit 🌟 Congratulations ㊗️ 🙏💫 Victory of the Ligjt with I Am Presence 🌟
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unicodesign · 5 months
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インド建築縦走旅vol4 チャンディーガル その1
デリー3泊滞在のあと、チャンディーガルへ移動し、いよいよコルビュジェ世界遺産建築の見学へ。
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パンジャブ地方の北部に位置するチャンディーガルは、1947年のインド独立の際、パンジャブ州がインドとパキスタンに分離し中心地であったラーホールがパキスタン側に位置していたため、新たな州都として、現在のパンジャブ州とハリヤーナ州(1966年に新たな州として設立されたパンジャブの東側の地域)の州都として建設された街。建築家ル・コルビュジェの都市計画が実現された世界で唯一の都市でもあります。
1950年にコルビュジェがこの計画に携わる前の2年間、インド初代ネール首相に依頼されたされたアメリカの建築チーム、アルバート・メイヤーとマシュー・ノヴィッキーがマスタープランを検討していましたが、ノヴィッキーが飛行機事故で亡くなってしまったため、コルビュジェが招聘されました。コルビュジェは、いとこのピエール・ジャンヌレを設計チームに入れることを条件にし、チャンディーガルにはジャンヌレの作品も多く残っています。
コルビュジェの基本計画のコンセプトは「住む、働く、循環 、心と体のケアの、4つの基本機能を満たす」というもの。碁盤の目状に800m×1200mのセクターで区分され、北におかれた国会議事堂エリアを頭部として人間の体になぞらえられている。街の中心部が心臓、労働エリアとしての手足。加えて、グリーンベルトとなる公園とレジャーのエリア、心と体のケアとしてスクナ湖のエリアで構成されている。(チャンディーガル建築博物館の説明文より)
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2日目に訪ねたチャンディガル建築美術館に展示されていたメイヤーのマスタープランはカーブを描く道路に応じた街区で構成された木の葉型プラン(右側はネットから拝借)で、中央あたりが国会議事堂エリア。
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コルビュジェのマスタープランの特徴は7V ( les Sept Voies ) という道路のシステム。高速道路 から商店街、街区道路、歩行者道と細かく分類する交通分離計画によって、交通量の多い道路はセクター外制限され、生活区域内の環境と安全が確保されるというものです。
空港からの道中、市街地に入ると、交通量は多いものの整然としていて、デリーでは自転車なんて走れないくらいの凄まじさだったけれど、ここでは自転車も多い印象。
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各セクターには、学校、商業、コミュニティ施設などがで完結していて、 緑地が各地区の各地区の中心部を貫通し、人々はシヴァクリ山脈のパノラマを拝めるようになっているそう。
チャンディーガルの空港から最初に向かったのはキャピトルコンプレックス。久しぶりにワクワク感で胸が高鳴る。
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ツーリストセンターにて10時の回に申し込み、ガイドさんに連れられて敷地内へ。まずは高等裁判所(High Court)へ。
緑、黄色、赤の壁柱と、インドのコルビュジェ建築の特徴ともいえる外壁のブリーズソレイユ(日よ��)が印象的です。でも逆光。
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続いてオープンハートモニュメントへ。モニュメントを取り囲むように地下に埋まった広場になっています。
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平和の意味を込めた開いた手のモチーフは、平和の象徴である鳩の形にも見えます。構想はできたが資金がなく、コルビュジェは母国フランスからの贈り物となるよう働きかけたが、コルビュジェは存命中にこのモニュメントを見ることはできず、亡くなってから20年後の1985年に完成したそうです。
オープンハンドの下には演説台が。声が響く。翌日訪れたコルビュジェセンターにスケッチがありました。
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ツアーは進み、議事堂の前へ。議事堂のてっぺんに見える2つの天井トップライトは、三角形がパンジャブ州、楕円形がハリヤーナ州を表している、とガイドさんの説明。
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手前の建物は影の塔、ブリーズソレイユの光と影の様子を検��するために作れらた建物だそう。
議事堂扉絵は、7.7m×7.0mの巨大な画面の上半分に太陽が、下半分に樹木、動物、川が描かれたもの。エナメル板を横に5枚、縦に11枚並べたものだそう。
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ガイドさんより「3月頭まで議会開催中で中には入れない」
えーーこれで終わり?
残念と感じることに頭が追いつかぬまま、ツーリストセンターに戻る途中「Not satisfied」という声が聞こえてくる。ツアー客の一人がガイドさんに掛け合っている模様。どこぞの屋上にあがることができる。というようなことを言っているように聞こえる。これは乗らねば!と「me too」とガイドに詰め寄るも「少人数しか無理です」とか言ってる。「We came from japan」「far away」「please」と単語を並べる。と、「午後15時にここに来て」と渋々の表情のガイドさん、とりあえずアポを取り付けた!ので、それまでの時間に見れるところをまわろうと、パンジャブ大学へ向かい、まずは敷地内にある建築学校へ。
ブリーズソレイユとモデュロールのエントランス。
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内側からのブリーズソレイユ。光と影の美しさ。
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中庭に出てみると、反り上がったようなカーブの屋根が連なる。軒が高いほうが採光窓、低い方が換気窓になっています。
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内部。壮大な空間に並ぶ小さな模型たち。
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コンクリートの力強さの中に、トップライトの絶妙な光と、ビビッドな差し色が、コルビュジェらしくもありインドらしくもある。
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エントランスホールに、生徒たちの研究と思われるチャンディーガルの建築群の詳細なパネルが展示されていた。見たい建築が盛りだくさん。とりあえず、翌日見れそうなものを物色する。
続いて、ガンディーバワンへ移動。ピエールジャンヌレの設計でハスの花をイメージしたという。折り紙のよう。内部には入れないと思っていたら入れました!
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入り口の木製の回転扉が大迫力。中に入ると、、、形、素材、色、多くの要素がバランス良く、印象的な空間を作り上げていました。そして何より光の入り方が美しい。
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建物の概要がわかるオリジナル模型と、外部ぐるっと周ってみた写真。水がないのが残念。
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後ろの建物もジャンヌレの設計。名建築をバックにトランプ、楽しそうなキャンパスライフ。
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こちらもブリーズソレイユ。ジャンヌレの設計(たぶん)
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そして、再びキャピトルコンプレックスへ。詳細よくわからぬまま、本日2度目の見学ツアー。光の当たり方が変わり、ぐっとビビッドに見える。
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パラソルのような大きな庇が、カラフルな壁柱に支えられています。高い気温をさえぎりつつ風を通す二重屋根。当初案のファサードはブリーズソレイユではなく、大屋根のアーチと関連した小アーチが並んでいたそうです。インドの気候風土に沿っていったということか。
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柱の後ろにスロープが見えている。近づけず残念。
朝と同じようにツアーはオープンハンドモニュメントへ。
ん?手の向きが変わってる?!風で動くものだそうなのですが、こんな重そうなものが、強風でもない中で動くと思っていなかったので、驚きひとしお。
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本当に朝とは違うものを見られるのか?!と思いつつ、同じコースをたどったあと。。。。。合同庁舎へ行けるとの話!心踊りまくる。関所突破!
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パンジャブ州とハリヤーナ州の合同庁舎は254mの大きな箱。ブリーズソレイユの連続が巨大さに拍車をかける。
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屋上へ向かう途中、あちこちかっこいい数々。内側から見るブリーズソレイユ、階段、窓、色。
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そして屋上。マルセイユのユニテダビダシオンの屋上を彷彿とさせる。
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上から見る議事堂と裁判所。
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そして帰りのスロープ。参加している皆が興奮状態。
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こうして合同庁舎の見学が終了。この日ツアーに参加していたのは、カナダ、スロベニア、シンガポールの建築家たち。文化も言語も違えど、同じ思いを持った人たちと同じ興奮を味わいつつ交流して、建築という共通言語の存在を感じました。(英語力があったらもっと楽しかっただろう)
議事堂の内部を見られなかったのは残念だったけれど、旅ではよくあること、コルビュジェ&ジャンヌレ尽くしで十分に満足。
といいながら、まだ頑張る私たち。どこにあるのか見られるのか定かではないスクナ湖のボートハウス(コルビュジェ設計)を目指す。ボートに乗れば見られるという情報もあるが、クローズ時間に戻ってこられるのか、、、聞けば朝は8時からやっているとのことで、翌日の朝に持ち越し。ここで、同じようにボートハウスを探しにきていたスロベニアの建築家と再び出会う。皆考えること同じ笑。
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スワンボートの人気度高し!しっかりライジャケを装着して乗っているのも素晴らしいです。
こうして1日目終了。2日目へ続く。。。。
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akrskzw · 5 months
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カメラになった男 写真家 中平卓馬
推薦:浅田彰
Date: September 26, 2006
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この人を見よ。
1977年に急性アルコ−ル中毒で記憶の大半を失い、ほとんど純粋なカメラ・アイに還元された写真家は、自己解体の手段だったはずの撮影行為を通じて自己再構築の営みを続ける。そのあげくわれわれの眼前に登場するのは、猫のようにしなやかでシャープな「新しい人」だ。中平卓馬。今もなお現役の写真家として走り続ける彼の仕事を、私は横浜美術館での回顧展に際しての講演(『ART iT』第3号掲載)で写真史の大きな枠組の中に位置づけようと試みた。
他方、小原真史がヴィデオ・カメラを片手に3年近くにわたって写真家に寄り添いながら撮ったドキュメンタリー『カメラになった男 写真家 中平卓馬』(2003年。2006年初公開)は、日々の不安を、しかしまたそれを突き破るようにして現れる明察と決断の瞬間を描いて、見る者を深く感動させる。写真家が、ショートホープ(短い希望!)のパッケージにメモをとっていくことで、いかに生活を組織していくのか。回顧展で観客を驚かせたあれらの鮮烈な写真——鉄塔や動物やホームレスの写真が、どうやって撮���れていたのか。
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とくに忘れがたいのは、沖縄旅行の場面だ。中平卓馬は、倒れる前、新聞写真を根拠に警官殺害容疑をかけられたデモ参加者を映像の専門家として弁護するために沖縄に行って以来、この島を何度も訪れるようになった。倒れた後もすぐに沖縄に行き、素晴らしい写真を撮っている。とくに私が好きなのは、浜辺で犬と戯れる少年を撮った何気ない一枚なのだが、写真家はこの写真を見てはじめて自分にこういう子どもがいたことを再認したというのである!
しかし、それはたんに自己再構築のために必要な過程なので、感傷的なノスタルジーとは何の関係もない。それと同じ意味で、今回の沖縄旅行も、失われた過去の記憶を求めての感傷旅行といったものではない。そのことは、『沖縄マンダラ』と題する写真展を開いていた先輩の東松照明を同輩の森山大道や荒木経惟らと囲んだ、すでに伝説的なシンポジウムのシーンからも、はっきり見て取れるだろう。
ステージに掲げられた『写真の記憶 写真の創造』というタイトルを見た写真家は、まずそれに鋭い疑問を投げかける。アメリカ帝国主義が侵攻を続ける琉球=沖縄の現実を、「記憶」や「創造」——「アメリカ語で言えば『メモリー』や『クリエーション』」——といった能天気な観念で捉えられるのか。自分がかねてから主張してきた「ドキュメントとしての写真」——歴史的現実の断片としての写真こそが、そこで求められているのではないか。見事な批判というほかはない。
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ヴィデオを見るかぎり、東松照明は老獪にも沈黙を守り、森山大道はそそくさと席を立つ。沖縄のことをどのくらい考えているのかと詰問され、自分は政治を抜きにした沖縄の「熱」に惹かれているだけだと答えて一蹴された荒木経惟は、「昨日一緒に踊ったのに」と言って情緒的な共同体への取り込みを図るのだが、中平卓馬はそんなことなど忘れたかのように(本当に忘れていたのかもしれない)そっぽを向くばかりだ。そこに見いだされるのは、『PROVOKE』(中平卓馬らが出していた写真誌)の時代よりさらにしたたかになった、野良猫のように孤独なprovocateur(挑発者)の姿なのである。
小原真史は、控えめに、しかし注意深く、この人の姿を追い続ける。そのヴィデオ・カメラを通して見るこの「新しい人」の姿から、われわれは目を離すことができない。
引用:http://www.realtokyo.co.jp/docs/ja/4weeks/bn/4weeks_085/
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monthly-ambigram · 7 months
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2024-3月号
アンビグラム作家の皆様に同じテーマでアンビグラムを作っていただく「月刊アンビグラム」、主宰のigatoxin(アンビグラム研究室 室長)です。
『アンビグラム』とは「複数の異なる見方を一つの図形にしたもの」であり、逆さにしたり裏返したりしても読めてしまう楽しいカラクリ文字です。詳しくはコチラをご参照ください⇒アンビグラムの作り方/Frog96
◆今月のお題は「うた」です◆
今月は参加者の皆様に「うた」のお題でアンビグラムを制作していただいております。歌い詠う詩の数々、ぜひじっくりご覧ください。
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「昭和歌謡」 回転型:きいろいビタ氏
昭和時代に発表された日本のポピュラー楽曲群は昭和歌謡とも呼ばれます。クロス配置により回転型に収まるのですね。レコード盤のレイアウトが素晴らしい逸品です。
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「紅白歌合戦」 図地反転回転型: いとうさとし氏
ひっくり返しても 紅白歌合戦 と読めるタイプのネガポ字(図地反転アンビグラム)です。 字組みを観察すると図と地の領域がとても面白いです。回転関係で「紅/戦」「白/合」「哥/欠」をそれぞれ切り分けています。
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「歌唱」 回転型:lszk氏
ひっくり返しても「歌唱」と読めます。文字に切れ目を入れ「口/欠」が絶妙に表現されています。シンプルかつ的確な対応解釈です。
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「界隈曲」 重畳型:超階乗氏
xxxx氏(伏字にするのが界隈の流儀だそうです)をリスペクトした曲の総称を界隈曲と呼びます。本作は文字組みが横書きに敷き詰められるタイプになります。
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「主題歌/歌謡曲」 図地反転鏡像型: いとうさとし氏
左右鏡像のネガポ字です。「主/曲」「題/謡」「哥/欠」がそれぞれ図地反転の鏡像関係になっています。特に「頁/言」の切り分けが巧みで全体的に読めます。
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「First Love/初恋」  回転共存型:douse氏
宇多田ヒカルの楽曲二つで共存型に。英語を180°回転させると日本語になるバイリンガルなタイプで その文字組みは文句の付け所がない完璧なものです。
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「天城越え」 図地反転鏡像型: いとうさとし氏
石川さゆりの代表曲の一つ。左右鏡像ネガポ字。「天城」の背景領域を鏡に映した像が「越え」になっています。「天/え」のギミックに驚きます。
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「肺貫通低音狂」  鏡像式重畳型:螺旋氏
Adoの楽曲「唱」の歌詞より。漢字一文字一文字のデザインがとにかくかっこいいですね。どの字も納得の可読性です。
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「箱庭のコラル」 回転型:ちくわああ氏
「プロジェクトセカイ」内のユニット「ワンダーランズ×ショウタイム」の楽曲。姫森ルーナ型の面白い構造になっています。
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「Samm Henshaw」 回転型:.38氏
サム・ヘンショウ。イギリスのR&Bシンガー・ソングライターの人名アンビグラムです。CMで楽曲を聞いたことがあるかも。軽妙なグラフィティ調の字形がマッチしています。
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「ウルトラソウル」 旋回型:kawahar氏
B'zの代表曲ですね。kawahar氏が得意とする1文字で7面相の多面相アンビグラムです。「ウ」を回転させて他の文字を組んでいて「ル/ト」部分は鏡像にもなっています。 「ハイ」まで入っているのが粋ですね。
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「Greensleeves」 回転型:海氏
180°回転させても同じように Greensleeves と読めます。Greensleeves(グリーンスリーブス)とはイングランドの有名な民謡です。ステンシル調の「E」の字形処理が技ありで全体的に温かみのあるレタリングが魅力的なアンビグラムです。
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「短歌」 交換式複合型:つーさま!氏
和歌の一形式で五七五七七の五句体の歌体のことですが、近代・現代短歌では五七五七七に限りません。 威風堂々とした対応解釈で このような字体が実際に存在するかのような風格があります。
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「辞世の句」 回転型:ヨウヘイ氏
死を見据えてこの世に書き残す生涯最後の句。和歌の形式が最もよく用いられていたと言います。 アンビグラマビリティ的に難度の高い文字列をとても上手く対応付けていて凄いです。
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「吟遊詩人」  回転型:lszk氏
逆立ちして見ても 吟遊詩人 と読める回転型アンビグラムです。   余談ですが1980年代 英語のアンビグラムを日本にはじめて紹介した絵本作家の安野光雅氏は「手品師の帽子」という吟遊詩人の冒険小説を書いています。アンビグラム好きな安野氏がもし本作をみたら喜んだでしょう。 本作の対応解釈は「吟/遊言/寺人」で組まれていてモダンな字形が語意にぴったりです。
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「ポエトリーリーディング」 回転型:無限氏
主に詩人が自作の詩を読み上げることを指しますが、広義には詩を朗読するアート形態そのものを指すそうです。本作は 濁点 半濁点 長音符 の処理がとても美しくて 汚れや字余りが無いギミックになっています。
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「優美/屍骸」 交換型:繋氏
「優美な屍骸」は、シュルレアリスムにおける作品の共同制作の手法で、文章・詩・絵画などでおこなわれます。まず語句チョイスが素敵で面白いですね。予想外な即興感が字形からも感じられ趣のあるクールなレタリングになっています。
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「白鳥の歌」  旋回型:Σ氏
白鳥は死の目前でもっとも美しく鳴くというヨーロッパの伝承からの語句チョイスです。「白/の」と「鳥/歌」は90°回転関係にあります。全体的に調和のとれたデザインで 鳥と歌の字形の兼ね合いもすばらしいですね。
最後に私の作品を。
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「恋詩」 旋回型:igatoxin
いきものがかりの楽曲名より。
お題「うた」のアンビグラム祭、いかがでしたでしょうか。ひらがなの「うた」としたことでイメージも広がって作品の幅も広がっていたと思います。御参加いただいた作家の皆様には深く感謝申し上げます。
さて次回のお題は「アニメーション」です。ジブリ、セル画、css、ポップダンス、アイカツ!など 参加者が自由にアニメーションというワードから発想 連想してアンビグラムを作ります。
締切は3/31、発行は4/8の予定です。それでは皆様 来月またお会いしましょう。
——————————–index——————————————
2023年 1月{フリー}   2月{TV}        3月{クイズ}        4月{健康}   5月{回文}    6月{本}               7月{神話}   8月{ジャングル} 9月{日本史}     10月{ヒーロー}     11月{ゲーム}         12月{時事}
2024年 1月{フリー}  2月{レトロ} 
※これ以前のindexはこちら→《index:2017年~》
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otarulove · 4 months
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〈お元気ですか?今日は、何の日・〉
https://sunnyhomewor.thebase.in/
ドライりんご 発売中です。
おはようございます。
「ルマンは 夜明けにドラマが起きる」
曇り時々晴れ 最高気温22℃の予報です。
今日は ルマンの日です。1923年の今日
ルマン24時間耐久レースの第一回大会が
フランス北西部の町 ル・マンで開催。
マツダ787B 4ローターエンジン、いいね!
今日は 旧寿原邸イベント開催の日です。
和装キモノフリマーケット10:30開場!
よろしくお願い申し上げます。
If were the last day of my life,
I want to do what I am about
to do today?
今日もいろいろ頑張ります。
よろしくお願い申し上げます。
http://www.sunny-deli-secco.com/
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#乾きリンゴ #driedapple
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#小樽市 #otaru #ワインのおとも
#北海道 #子どものおやつ
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#おやつの時間 #小樽お土産
#苹果干 #apelkering #タルシェ
#말린사과 #オタルエ #otarue
#pommesséchées
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beat-makers · 7 months
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2024年2月25日(日)「BEATMAKERS'24」を終えて
2024年2月25日(日)「BEATMAKERS'24」という自主企画の2回目が終了しました。ご出演いただいた素晴らしいアーティストの皆様、来ていただいた素敵なオーディエンスの皆様、当日色々お手伝いくださった音もだちの皆様、そして今回もお世話になった夢の国戦国大統領に感謝の意を表します。本当にありがとうございました。
1回目の企画の際はとにかく無我夢中で無事に終えることだけを考えていたように思います。私自身は音楽を演奏する側ではないので、リハやタイテやイベントや集客やギャラやアーティストさんとの交渉にライブハウスとの話の進め方など全く分からない中で進めていったためとても勉強になりました。
普段からアーティストさんとは一定の距離を保つことを心がけており、打ち上げ等に参加したこともありませんし内情も詳しく知りたくないので観客としてそういうスタンスを取ってきた自分にとってイベントを打つにはあまりにも経験と情報不足でした。ただただ自分の選択したアーティストさんを自分の思った順番で見たい一心でしたが精一杯やれたとは思っています。
今回は反省点も踏まえ新たな挑戦を3つ掲げました。1つ目はオープニングアクトに打って出ること。昔詩吟をやってまして有段者ですので声は出るのですが宴会等でしか芸をやったことのない自分がライブハウスのオープニングアクトをやってイベントをぶち壊すことになりはしないか?悩みましたが音もだちに振り切ってやれと言われて思いきることにしました。結果イロモノ枠としては大成功やったと思います。他でもやってくれとのお声もいただきましたがしばらく封印します。 2つ目は出演者のアクト終了後出演者の映像と曲を流す試み。これはエレママ@vijonでされていて毎回かなり感銘を受けていたのでパクりました。どうせなら撮りためたヲタクアーカイブを映像投影したらいいんじゃないかってことになり、戦国のケイロクさんに相談したらとりあえずMPEG4でもってきてくれたらなんとかします、とのお返事をいただいたので正月休みに頑張って作りました。良い感じに仕上がった思います。 3つ目はフリーフードの実現。前回もおつまみはフリーで提供したのですが今回は立食パーティーみたいな感じでフードもやってしまえとなりました。ケータリングはル・クロワッサンにお願いしましたが、米要るやろーおかず要るやろーとの声も頂戴し当日守口の西友でオニギリと唐揚げにコロッケを買い足しました。自分で作ることも考えましたが夫から「食中毒出たら店に迷惑かかるからやめとけ」と言われてやめました。多少の経費はかかりましたが金銭のやり取りするのが面倒でしたので募金箱を設置。お気持ち頂戴できて助かりました。ありがとうございます。
上記の挑戦を踏まえ、今回のイベントで意識したのが流れと繋がりです。出順はあの出順でないとダメと決めていました。ソロ→バンド→ソロ→バンド→ソロ→ユニット→バンドの流れはジャンルこそ違うものの観客を疲れさせず盛り上がる体力も残しつつ途中スパイスもいれつつ最後まで音とその空間を楽しんでいただけたのではないかと思います。イメージ通りでした。ただハッピーなだけでなく音で突き刺すようなbunchoさんの演奏でしっかりと致死量の毒も盛れたと思います。感謝。
繋がりという面においてはアーティスト同士、観客同士、アーティストと観客、箱とアーティスト、観客と箱、全てにおいて、既にある繋がりはより強固に、新たな繋がりは次のストリームになるようなきっかけを提供したいと思っていました。終演後ちらほらそんな声もいただいたので一役を果たせたかなと思います。受け取る側は次は発信者になっているかもしれない、ライブハウスとそこに集う人たちはそんな可能性を秘めています。
BEATMAKERS'24は間違いなくアーティストの皆さんを中心にして観客が共に作り上げたイベントやと確信しています。音とライブハウスを愛してやまない人たちが作った素晴らしい空間、私が見たかった景色が見れてとても幸せです。
物販は大変なので当初考えてなかったのですが、SKYのケンさんのご提案でTシャツを販売させていただきました。バンド界隈の物販に黒のTシャツが多い中、白と黄色をモチーフにした鮮やかな色合いとデザインでとても素敵に仕上げていただき私もどちらも購入しました。プリントはクリティカルシンキングのヒートさんのお店でお願いしました。ケンさんには企画から販売まで何から何までお世話になり売り上げも上々でしっかり利益も出て感謝です。個人的にはゴッタニのGENさんが黄色のTシャツを着て演奏して下さっていたのが萌えました。ありがとうございます。
ノベルティの配布は記念になるものをと思いキーホルダーを作成しました。こちらは日頃のヲタカツの成果をフルに発揮しなかなかかわいい感じに仕上がったと思います。受け取った人のメモリーの一部になれば幸いです。
ライブハウスに通い続けて途中お休みしてた時期もあるものの30年が経過しました。アーティストから受け取ったもの、ライブハウスで過ごした数えきれない感動の夜、同じ空間を抱き合い共有した沢山の音もだちに多くいただいています。
辛かったことを流してもらい、音で共に感動し、泣き笑いあい、ハンドルネームだけで名前も知らず特別な約束はしなくともまたライブハウスで会えばハイタッチを交し合える素晴らしい空間。ライブハウスとそこに集う人たちをその文化を愛しています。今後もゆっくりではありますが皆さんと共になにか面白いことをやっていけたら良いなと考えています。その時はまた一緒に遊びましょう。
ではまた、ライブハウスでお会いしましょう。
BEATMAKERS 太田めぐみ
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abarefunato-kiroku · 7 months
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2024年2月28日(水)磔磔
(京都)磔磔 Fulldesign Records 25th Anniversary “Tour de Revue THE FULLDESIGN 2024 vol.1” 出演:坂田明×トリプルエッジ with 加藤崇��� 【坂田明(Sax, Cl, Vo) 坪口昌恭(Key) 早川岳晴(Ba)   藤掛正隆(Ds) 加藤崇之(G)】   ゲスト: 船戸博史(Cb) open 18:00 start 19:00 ¥4000/4500(別)約
〒600-8061 京都市下京区富小路仏光寺下ル筋屋町136-9 TEL : 075-351-1321 FAX : 075-351-0208
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reallypaleninja · 7 months
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弟を殺して、その血を覆っても、何の得にもならない。
創世記37・3-4、12-13a、17b-28
弟を殺して、その血を覆っても、何の得にもならない。
創世記
3イスラエルは、ヨセフが年寄り子であったので、どの息子よりもかわいがり、彼には裾の長い晴れ着を作ってやった。4兄たちは、父がどの兄弟よりもヨセフをかわいがるのを見て、ヨセフを憎み、穏やかに話すこともできなかった。
12兄たちが出かけて行き、シケムで父の羊の群れを飼っていたとき、13aイスラエルはヨセフに言った。
「兄さんたちはシケムで羊を飼っているはずだ。お前を彼らのところへやりたいのだが。」
17bヨセフは兄たちの後を追って行き、ドタンで一行を見つけた。
18兄たちは、はるか遠くの方にヨセフの姿を認めると、まだ近づいて来ないうちに、ヨセフを殺してしまおうとたくらみ、19相談した。
「おい、向こうから例の夢見るお方がやって来る。20さあ、今だ。あれを殺して、穴の一つに投げ込もう。後は、野獣に食われたと言えばよい。あれの夢がどうなるか、見てやろう。」
21ルべンはこれを聞いて、ヨセフを彼らの手から助け出そうとして、言った。
「命まで取るのはよそう。」
22ルべンは続けて言った。
「血を流してはならない。荒れ野のこの穴に投げ入れよう。手を下してはならない。」
ルべンは、ヨセフを彼らの手から助け出して、父のもとへ帰したかったのである。
23ヨセフがやって来ると、兄たちはヨセフが着ていた着物、裾の長い晴れ着をはぎ取り、24彼を捕らえて、穴に投げ込んだ。その穴は空で水はなかった。
25彼らはそれから、腰を下ろして食事を始めたが、ふと目を上げると、イシュマエル人の隊商がギレアドの方からやって来るのが見えた。らくだに樹脂、乳香、没薬を積んで、エジプトに下って行こうとしているところであった。26ユダは兄弟たちに言った。
「弟を殺して、その血を覆っても、何の得にもならない。27それより、あのイシュマエル人に売ろうではないか。弟に手をかけるのはよそう。あれだって、肉親の弟だから。」
兄弟たちは、これを聞き入れた。
28ところが、その間にミディアン人の商人たちが通りかかって、ヨセフを穴から引き上げ、銀二十枚でイシュマエル人に売ったので、彼らはヨセフをエジプトに連れて行ってしまった。
答唱詩編
詩編30・2b+4、11+12
神はわたしを救われる。そのいつくしみをたたえよう。
詩編30
30・2b神よ、あなたはわたしを救い、 死の力が勝ち誇るのを許されない。 4神よ、あなたは死の国からわたしを引き上げ、 危ういいのちを助けてくださった。
11神よ、いつくしみ深くわたしを顧み、 わたしの助けとなってください、 12あなたは嘆きを喜びに変え、 あら布を晴れ着に替えてくださった。
福音朗読
マタイ21・33-43、45-46
神はひとり子をお与えになるほど、世を愛してくださった。神を信じる人は永遠の命に生きる。
マタイによる福音
そのとき、イエスは祭司長や民の長老たちに言われた。21・33「もう一つのたとえを聞きなさい。ある家の主人がぶどう園を作り、垣を巡らし、その中に搾り場を掘り、見張りのやぐらを立て、これを農夫たちに貸して旅に出た。34さて、収穫の時が近づいたとき、収穫を受け取るために、僕たちを農夫たちのところへ送った。35だが、農夫たちはこの僕たちを捕まえ、一人を袋だたきにし、一人を殺し、一人を石で打ち殺した。36また、他の僕たちを前よりも多く送ったが、農夫たちは同じ目に遭わせた。37そこで最後に、『わたしの息子なら敬ってくれるだろう』と言って、主人は自分の息子を送った。38農夫たちは、その息子を見て話し合った。『これは跡取りだ。さあ、殺して、彼の相続財産を我々のものにしよう。』39そして、息子を捕まえ、ぶどう園の外にほうり出して殺してしまった。40さて、ぶどう園の主人が帰って来たら、この農夫たちをどうするだろうか。」41彼らは言った。「その悪人どもをひどい目に遭わせて殺し、ぶどう園は、季節ごとに収穫を納めるほかの農夫たちに貸すにちがいない。」42イエスは言われた。「聖書にこう書いてあるのを、まだ読んだことがないのか。
『家を建てる者の捨てた石、 これが隅の親石となった。 これは、主がなさったことで、 わたしたちの目には不思議に見える。』
43だから、言っておくが、神の国はあなたたちから取り上げられ、それにふさわしい実を結ぶ民族に与えられる。」
45祭司長たちやファリサイ派の人々はこのたとえを聞いて、イエスが自分たちのことを言っておられると気づき、46イエスを捕らえようとしたが、群衆を恐れた。群衆はイエスを預言者だと思っていたからである。
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