#感応グラン=ギニョル
Explore tagged Tumblr posts
Text
今年のこと
去年初めて読んだ本を数えたら18冊しかなくて意外だったので、今年はもっと読もうと思った。読み返すよりも初めて読む本を絶やさないようにしたい。昨年末から空木春宵の『感応グラン=ギニョル』の文庫版を読み始め、年明け一作目はその収録作である『メタモルフォシスの龍』になった。白い蛇が主役格の物語で2025年の始まりにぴったりだった。一冊読み終わった今としては『地獄を縫い取る』が一番好きだなあ。 数週間前にXのアプリを消して、タイムラインを眺める時間を減らしている。理由はいろいろあるが、Ave Mujicaのネタバレや感想や考察を目に入れないようにするのが大きい。これまでXを観ていた時間は積極的に読書に充てていきたい。 ひとまず小川哲『嘘の正典』、小川一水『フリーランチの時代』を買ったので、『ツインスター・サイクロン・ランナウェイ4』『コミケへの聖歌』の発売日まで読む。 Q flavor氏の新譜2作のジャケットイラストを描きおろす。私の作風や活動場所が奔放なのに対して変わらずの信頼をお寄せいただいて、本当に感謝している。アンビエントミュージックについては、ある一定の絵はすべて正解になってしまいかねないが、今作には最適解を示せたと思う。 正月休みが終わり、仕事始まり。休みの後半は仕事が始まることへのネガティブさでうじうじしていたが、始まってしまえばそんなことはなかった。あのうじうじは無駄な足掻きだったので、そういうので休みを楽しまないのはもうやめにしよう。それも今年の目標。
1/11(土)、日帰りで富山旅行。日帰りでもすごく楽しい。大学時代を思い出す雪が懐かしい。もつ煮込みうどんやほたるいかの天ぷら、げんげの唐揚げを食べた。D&DEPARTMENT TOYAMAでラグを買った。作業場に敷く。
![Tumblr media](https://64.media.tumblr.com/5120ee8c10b5987f8a9e9989562ee6b1/74ea9e9cfeec3882-8a/s540x810/6c51d8ad1f2bfbe369f55fbdadb7f95f25e8a489.jpg)
![Tumblr media](https://64.media.tumblr.com/4b2df47fd270af9c30bbbcb10fb6d634/74ea9e9cfeec3882-74/s540x810/a3ea4c562b6114f57592ffc9f542babc1555798a.jpg)
![Tumblr media](https://64.media.tumblr.com/612ae33a53204d35a83c61acb048d67d/74ea9e9cfeec3882-24/s540x810/aad65b5ef86d4400e08d6c8cc8cb4143e902d193.jpg)
![Tumblr media](https://64.media.tumblr.com/277389247ce8f4811b3899814cc858c6/74ea9e9cfeec3882-9a/s540x810/df261d84f7f6ebc02afc8b8061e1f3b4452ba6ed.jpg)
![Tumblr media](https://64.media.tumblr.com/8318023ddf1b71ebaffc9df2d4943787/74ea9e9cfeec3882-df/s540x810/00066f45d535a253026b4a5dba14e5790e16271f.jpg)
一日でもできることってたくさんある。照れずに、躊躇わずに、思い残さないようにやる。これも今年の目標。
0 notes
Text
20230228
2022年に一度も書いてないってマジ? 驚き。昨年も多くはないけどそれなりに本を読みました。なぜか急にSF(サイエンス・フィクション)が読みたい欲が高まって友人にオススメを聞いたところ色々勧めていただいたのですが、その中に空木春宵の『感応グラン=ギニョル』があって手始めにそれを読んだら物凄く面白かった。SFってこんなに面白いんだ!! と思えた一冊でした。買って良かった。他にも何冊かSF小説買ったので読むのが楽しみだな〜と思いながら積ん読を眺めています。
あと昨年���クリスマスに『儚い羊たちの祝宴』を頂いて、そ��らは最近読み終えたのですが面白かった。私は「北の館の罪人」がお気に入りです。何のジャンルが一番好きかと聞かれたらミステリーと即答するくらいにはミステリー小説が大好きなのですが、こちらを読んでミステリー読みたい欲が強まりましたね。欲しいものリストの中が増える増える。基本的にはいろんなジャンルを読みますが、やっぱりミステリーが一番好きだなと改めて思いました。そんなことを書きながら今現在読んでいるのは津原泰水の『綺譚集』。こちらはSF読みたい欲のときに一緒に友人がオススメしてくれました。
本を読んでいるときって様々なことを忘れられるうえに新しい世界を覗けるから良いなぁ。
1 note
·
View note
Text
『感応グラン=ギニョル』 空木春宵
本の表紙にあるフランス語題は"GRAND-GUIGUOL: Folie à deux"。なるほど、そう言う内容なのかと思いながら読み始めた。読みながら書いたノートを下に。
「感応グラン=ギニョル」 一種の少女幻想かな。特殊な感覚を持つ異形の少女たち。「精神の乱行」と言うのが面白かった。内容がグラン=ギニョルやね。
「地獄を縫い取る」 SF。神経ケーブル。官能伝達デバイス<蜘蛛の巣>+炎パス(感情)。それと小児性愛者による性的虐待。最後はちょっと爽快な復讐譚。
「メタモルフォシステムの龍」 SFチック。おとぎ話的でもある。実際に蛇などに見えるように己の人体を改造した人達を思い出した。
何らかのウィルスの宿主となった人々から生まれた者は、恋に敗れると身体が変化してしまう世界。女性は蛇になり、男性は蛙になる。このお話、情念がすごい。湿度も高い。色っぽさをあまり感じないのは、私が女性にそう言う興味がないからか、私の想像力の限界か。
「徒花物語」 異形の少女達の通う学園でも百合チックな少女ものと思いきや(以下ネタバレ、ゾンビもの)だった。でもこの作品が私は一番好きだったな。これが少女小説風で、性が影の中にしか存在しないのが私には心地よかったのだと思う。
この作品に出て来た四文字熟語を二つ
明眸皓歯(めいぼうこうし):澄んだ瞳に白い歯。美人の形容
羞月閉花(しゅうげつへいか):美貌にうたれて、花ははじらい月はかくれるの意で、女性の要望のきわめて美しいことのたとえ。 羞花閉月、閉月羞花
「Rampo Sicks」 題名、浅草六区とかけてるんだろうな。美醜についてなど。これ、私にはあまり面白くなかった。あまりにフリークショー的で。探偵と黒蜥蜴ならぬ皓蜥蜴の戦い。ってか、戦いってほどのものではなかったが。
この作家さんの書くエロティシズムが、私にはいい感じのときと、ちとどうだかななときとがある。物語や文章などはとても良くて独自の世界を描けるし、この世界が借り物でない感じもしてとても好もしいのだけど、ここらへんの、グロではないけど、グロさに繋がるようなエロティシズムがこの作家さんの魅力の一つなんだろうと思う。ただ、ここら辺は私の好みではなかったりする。対象が女性/少女で、見る人/欲望する人が大体において男だからなのかなあ。全体的に、外側にいる人々を書いているとこはとてもいいと思う。読みながら、漫画化するなら誰かなと軽く考えてたんだけど、最後の作品で、これは木原敏江だわ、と思った(最近の漫画家さんは知らない)。
フランス語題の Folie à deux は、読者も一緒にこの本の世界にどっぷりハマりましょうってことなのかなと思ったり。
1 note
·
View note