#怪奇小説傑作集
Explore tagged Tumblr posts
Text
トマス・M・ディッシュ「SFの気恥ずかしさ」
神を信じないあなたが贈るSFへの信仰��白
昨年国書刊行会から出たSF評論集。ディッシュのSF短編集「アジアの岸辺」をむかし読んで、すごく露悪的だし悪意に満ちてるけれど、どこかさわやかなところが印象に残っていたので買って積んでた。
同業他者の本をこう評す文章が楽しめる人は楽しめるとおもう。わりと楽しかったです。
この本は小説ではなくて治療的読書の英語で書かれた空想である。それが私にはうまく働かない。
ディズニーランドに行った疑り深い人間のように、私はつい本物でない細部に目が向かう。つまり椰子の木のコンクリートの幹だとか、すりきれた人工芝だとか、人造ライオンの生気のないうなり声だとか。しばらくすると旅行者ばかりが気にかかる。つまり、どこのどいつがこんなに手順通りのにせものを楽しめるのだろうか、楽しめるのだとしたら、本物でないから楽しいのだろうか、それとも、とても信じられないが、あえて虚構性に目をつぶっているのだろうか、と。
「SFの気恥ずかしさ」
実験・思弁小説としてではなく、いわゆる大衆小説としてのSF批判なんだと思う。現代日本に置き換えると需要層に向けてもっとピーキーになった「なろう小説」批判に近いように思える。
ただ、ここで批判される子供っぽい欲望や恨みという感情、さらにそれに対する複雑で変わりゆく眼差し自体を消費させながらすごい速度で大量の情報と欲望を集めて、メディアミックスを駆使しテキストをお金集約装置へと変えていくあまりにもファストなシステムを横目で見てると、本編は大衆小説批判としては少し古びてしまった印象
それとはまったく別にSFへの信仰告白としては100点
いまいったようなことは、どれも重要ではないと。そして、結局のところ、こういう調子で締めくくって、どこがいけないのでしょうか?たとえ完全な真実ではなくても、それは良い本をかこうとするものの信仰の祈りでなければならない。わたしはそれを信じます。みなさんもそれを信じるべきなのです。
「アイデア」「壮大なアイデアと行き止まりのスリル」
古今東西のさまざま文学と結びつけ、するどい言葉でさくさく刻んでいくのが読み物として楽しい。個別の作品がわからないので適切な批評かはよくわからない。ポーへの批判がすごい。ディックは高評価。
ポーは昔読んだきりだけど、これ聞いてなるほどと思うとともに、奇想と雰囲気いいのでポーっぽい一人称ホラー短編ゲームは楽しそうと思った。
「ポーのあきれた人生」「テーブルいっぱいのトゥインキー」
ポーとかブラッドベリとかに半分自己嫌悪に近い形で悪口言ってるときのが筆が乗ってていきいきしていて魅力的。以下、ブラッドベリの悪口から引用。
たくさんの大人たちにとってこうした短編は早すぎる埋葬をこうむった十一歳の自分に戻る戸口となり、子供たちは(ずっと昔、私がそうだったように)まるで本物であるかのようにこの魅力にとびつくのだろう。―ホステスのトゥインキーやキャンディー・コーンやストロベリーのクール・エイドが、どれもギラギラと火星のように赤色二号の怪しい光を放って並ぶビュッフェであるかのように。
「レイバーデイグループ」「聖ブラッドベリ祭」
二流作品(ディッシュ評)お焚き上げの会。文章も性格もわるくていいですね。
「ヴィレッジ・エイリアン」「最初の茶番」
ベストセラーとなったUFO連れ去り事件ノンフィクションor小説?についてのフィクション込みの論考。往年の高橋源一郎の文学探偵みたいで、嫌味と紙一重のもってまわった技巧含めて楽しかった。 ディッシュ、すごくSFを愛してるからこそSFづらして出てくるいい加減な作品のこと許せないんだろうな。
「『未知との遭遇』との遭遇」
スピルバーグの未知との遭遇の解題。宇宙戦争とかもそうだけど、結構宗教的だなあと思うスピルバーグをよく説明してくれている。最後の皮肉っぽさ、ディッシュだなという感じ。
それが本当に映画のサブテクストだとしたら、どうしてこんなにヒットしたのだろう。(中略)観客が映画の教訓に感銘を受けたからではなく、迫力ある映像、金色の仔牛としての神という、印象的な神の実像を描いてみせたからだ。我々は神の顔を見たいと渇望しても、神のために狂人になる覚悟はない。大勢の宗教者が狂気は神にいたる道だとくり返し説いてきたが、凡人にできることではない。しかし、それを映画のシミュレーションで見るなら楽しめるし、しかもその映像がSFのお約束のイメージで無菌化されていれば、なおさら考える必要はない。SFはその定義からして、重要なことを決して意味しないのだから。
「SF ゲットーへの案内」
欧米SFをくさすレムに、もっとちゃんと現代欧米SFを読んでくれ!という訴え
ディッシュは無神論者だったらしいけど、全体的にSF信仰を強く感じる。SFの価値を信じてて、SFかくあるべしというのが強固にあるからこそ、各作品をきちんと読んだうえで駄作という批判も傑作という賛辞も強く示していくそういう文章はきらいじゃない。
ディッシュの破綻してしまった人生最後の支離滅裂な小説「The Word of God」が、SFへの殉教だったのかなとSFロマンチストとしては考えてしまうところ。参照Wiki
ところで、マンハッタンについてのインタラクティブテキストであるところの「アムネジア」というテキストADVゲームの脚本書いていたのははじめて知った。
7 notes
·
View notes
Text
志
H:「大宋少年志」,的志,記錄事物的書。志應分在經史子集的史部。但在此只是戲名。學「三國志」,是正式史學。如同日本的事件簿,如「金田一少年事件簿」。日本的「物語」,原意為「談話」,後引申為故事、傳記、傳奇等意思,如「竹取物語」。大宋少年志第6集,談秘閣上課三種課程有追蹤,武藝,黑道秘聞。黑道在西漢前期已有,史記游俠列傳有「郭解」之黑道人物。外國有黑手黨,日本有極道,台灣有黑道。《風起隴西》講述蜀國與魏國的諜戰故事。諜戰,孫子兵法用間第十三篇,就是間諜戰。大宋少年志,是北宋情報部門反間諜戰。志是記載的書,人人可用志的名稱來說自己的故事。20240723W2
網路字典
志
名:意向、抱負、決心。如:「意志」、「志同道合」。《論語.公冶長》:「盍各言爾志。」
記錄事物的書。如:「府志」、「三國志」。《周禮.春官.小史》:「小史掌邦國之志。」
姓。如元代有志能。
動
記載、記錄。通「誌」。《周禮.春官.保章氏》:「掌天星,以志日月星辰之變動。」
牢記。如:「永志不忘」。《荀子.子道》:「孔子曰:『由志之,吾語汝。』」
事件簿
看了書之後才知道事件簿的意思原來就是指虛擬一事件來做為學習的憑藉。 以前學習總是用條列式方法一味地填鴨,收到的訊息越多就越混淆,然後因為失去信心便對日文投降了。 《事件簿學日語》把學習當成演戲,藉由角色在不同事件中對話與不斷地出糗,了解自己犯了何種日文使用上的錯誤。
物語
物語是傳統日本文學的一種體裁,原意為「談話」,後引申為故事、傳記、傳奇等意思,是一種擴大化了的、具有散文性質的、用來敘述故事的文學體裁,可與史詩相比較。
《大宋少年志》是由伊崢、王飛、彭學軍、羅志剛、劉崇傑執導,王倦擔任劇本策劃,張新成、周雨彤、鄭偉、王佑碩、禾浩辰、蘇曉彤、徐偉棟、盧慶輝主演,高梓淇、閆肅、劉美含特邀出演的古裝懸疑勵志劇[1][43]。
該劇以風雲暗湧的北宋慶曆年間���背景,講述一羣經歷、才華、個性各異的少年組成團隊“第七齋”,在挫敗一個個陰謀、守護天下安寧的同時,自身也實現真正成長的故事[1]。
劇情簡介
慶曆年間,北宋貌似繁華安定的景象下暗潮洶湧,周邊各個割據政權的細作潛伏於開封城內,窺探大宋軍政秘事。北宋為免除戰事,維護各民族間的和平與穩定,借秘閣之名,培訓少年暗探。經過嚴密的選拔和審查,詭詐聰慧的元仲辛(張新成飾)、美貌機敏的趙簡(周雨彤飾)、從不殺生的小景(蘇曉彤飾)、絕不説謊的王寬(王佑碩飾)、不愛交流的薛映(鄭偉飾)、喜歡美女的韋衙內(禾浩辰飾)六位少年,因為種種原因,或情願或被迫,組成了秘閣第七齋[19]
入學之初,少年們心裏都有着自己的小算盤,學習的同時也把學齋鬧得雞飛狗跳,讓學官們頭疼不已。然而在經歷了一次次生死相關的任務後,曾經年輕懵懂的少年們逐漸成長,他們互相團結,用自己的熱血和忠誠,為保衞和平獻身。在歷史的長河中,他們隱姓埋名,成就無人知曉的暗影傳奇[19] 。
大宋少年志第6集,劇中秘閣第七齋,三門課追踪,武藝,黑道秘聞。
陸觀年準備將一項重要任
交給第七齋,任務開始前
他會安排三位老師給他們加緊上課,三門課分別是追蹤、武藝和秘密秘聞,上課之前他們必須選出一位齋長,由齋長來主導齋內的成員。 齋長之位須由齋內成員投票決定。
第一堂課是黑道秘聞,由
老賊來教學,老賊簡單教過一些刺面知識後就將他們趕至院裡,教導追蹤術的老師正在院中等著他們。 所有人前往院內,昔日的信安軍岳軍校前來見過六人,他給出的第一個任務就是要求六人能在院中碰到他。 岳軍校的身手極快,他輕如鴻雁,四人齊上都無法抓到岳軍校,
元仲辛決定出其不意地用沙子灑向岳軍校,讓沙子碰到岳軍校,可岳軍校身上根本就沒有沾上半點灰塵。 趙簡不信岳軍校的話,她要求岳軍校給她檢查,岳軍校���應。
維基百科:
極道(日語:極道/ごくどう Gokudō)俗稱ヤクザ Yakuza,指日本社會裡從事暴力或有組織犯罪活動的人士或團體。「ヤクザ」這一俗稱來自日本紙牌遊戲花札(玩法一說是「おいちょかぶ」)的一個最壞組合「八九三」(ヤクザ),或說是指鄉里仲裁糾紛的單位「役座」(ヤクザ)而來(因江湖人士總處於糾紛之中)。
臺灣黑幫,亦可稱為臺灣黑道、臺灣黑社會、臺灣幫派,是指在臺灣從事非法活動的祕密組織。在現代臺灣社會上,對其之定義等同於中華民國政府公布的《組織犯罪防制條例》中所定義的犯罪組織,即「本條例所稱犯罪組織,指三人以上,以實施強暴、脅迫、詐術、恐嚇為手段或最重本刑逾五年有期徒刑之刑之罪,所組成具有持續性或牟利性之有結構性組織。前項有結構性組織,指非為立即實施犯罪而隨意組成,不以具有名稱、規約、儀式、固定處所、成員持續參與或分工明確為必要。」目前,混跡於臺灣社會上的大型幫派主要有三:一是成立於1954年5月的四海幫。二是成立於1957年的竹聯幫。三是成立於1986年10月的天道盟。
黃賭毒
早期的黑幫成員多以經營特種行業,如酒店、色情、賭博,以及充當傭兵進行保鑣、地方圍事、調解糾紛等活動為主要資金來源。近年來許多幫派更企業化,以企業名義招收員工當小弟經營幫派的理念來運作,在台灣,著名的四海幫,可說是此一概念的先驅。
地下融資
絕大部份的台灣黑幫經營台灣各種地下融資,如融資六合彩賭博、互助會、股票融資、身份證融資、偽造信用卡、借錢買官、網路賭博等。
大專生成員
大多以吸收原先家庭與黑幫有染的成員,絕大部份擁有大專及碩士以上學歷,大專生以身為黑幫智庫為榮,並以刺青圖樣分類堂口,許多人士以臺灣男子必服的義務役習慣稱號,互稱學長、學弟,包含網路打手,網路堂口等。尤其外省掛,早期皆出身校園幫派組織,所以更有系統進入校園,以老鼠會直銷模式吸收學生入幫;雖然號稱數萬幫眾,不過幾乎六、七成以上都只是「玩票」、「跑龍套」、「走路工」性質的學生或中輟生。
有組織犯罪(英語:Organized crime)是一種以集團化、階層組織化的方式,集合犯罪份子,進行分工的非法犯罪。這類型的犯罪,收入來源一般涉及暴力、詐騙、色情、聚賭和毒品等行為或交易,有時也會旁及傳統謀生方法,但依然包括了綁票、恐嚇等,通常涉及大量的金錢及利潤。其犯罪行為可能只限於區域,也可能發展為跨國性的活動。如恐怖組織這類型的組織犯罪,可能具備政治動機。在組織犯罪之下,可能會以雇用或是強迫方式,讓一般人參與在犯罪活動中,或是以保護費等名義,要求小店舖或是企業捐獻金錢來協助他們犯罪。參與組織犯罪的罪犯,通常會接受一定程度的訓練,接受其上級命令來進行犯罪,與一般罪犯不同。這種犯罪組織(criminal organization,又稱有組織犯罪集團)或是幫派,常被稱為暴徒(mob)、黑手黨(mafia)、黑幫(crime syndicate);由犯罪組織形成的非正式社會網絡,常被稱為黑社會、地下社會(underworld)、黑暗聯盟或黑暗組織。中是自外於規範社會的組織,卻存在著內部獨有的社會規範,組織上通過秘密結社凝聚力量以為基本組成,以傳統人際關係和結誼為中堅,以社團利益相關者為核心的組織,這些組織集團更可以構建龐大的地下社會與政治力量。一些觀點認為,犯罪和黑社會存在於世界上所有的社會當中,所有的社會都有自己的黑道團體存在[1]。
所謂的幫主、護法、堂主之類的,仔細考察一下就知道是參考自武俠小說的,如果再想到這些幫派都是這些仁兄學生時代組成的話,那還真的蠻配現在流行的「中二病」的。
古代的黑社會犯罪大約至西漢前期,黑社會勢力曾經達到極其猖獗程度。漢武帝時期河內的郭翁伯團夥,就是這樣一股「豪俠」相結合的黑社會勢力。其中黑老大郭解,字翁伯,司馬遷親眼見過,說他身材短小,談吐平庸,但在其平平外表外,卻稍有不快便白刃相見,那真是殺人不眨眼。
史記游俠列傳郭解
郭解,軹人也,字翁伯,善相人者許負外孫也。解父以任俠,孝文時誅死。解為人短小精悍,不飲酒。少時陰賊,慨不快意,身所殺甚眾。以軀借交報仇,藏命作姦剽攻,(不)休(及)[乃]鑄錢掘冢,固不可勝數。適有天幸,窘急常得脫,若遇赦。及解年長,更折節為儉,以德報怨,厚施而薄望。然其自喜為俠益甚。既已振人之命,不矜其功,其陰賊著於心,卒發於睚金故云。而少年慕其行,亦輒為報仇,不使知也。解姊子負解之勢,與人飲,使之嚼。非其任,彊必灌之。人怒,拔刀刺殺解姊子,亡去。解姊怒曰:「以翁伯之義,人殺吾子,賊不得。」棄其尸於道,弗葬,欲以辱解。解使人微知賊處。賊窘自歸,具以實告解。解曰:「公殺之固當,吾兒不直。」遂去其賊,罪其姊子,乃收而葬之。諸公聞之,皆多解之義,益附焉。
10
解出入,人皆避之。有一人獨箕倨視之,解遣人問其名姓。客欲殺之。解曰:「居邑屋至不見敬,是吾德不修也,彼何罪!」乃陰屬尉史曰:「是人,吾所急也,至踐更時脫之。」每至踐更,數過,吏弗求。怪之,問其故,乃解使脫之。箕踞者乃肉袒謝罪。少年聞之,愈益慕解之行。
11
雒陽人有相仇者,邑中賢豪居閒者以十數,終不聽。客乃見郭解。解夜見仇家,仇家曲聽解。解乃謂仇家曰:「吾聞雒陽諸公在此閒,多不聽者。今子幸而聽解,解柰何乃從他縣奪人邑中賢大夫權乎!」乃夜去,不使人知,曰:「且無用,(待我)待我去,令雒陽豪居其閒,乃聽之。」
12
解執恭敬,不敢乘車入其縣廷。之旁郡國,為人請求事,事可出,出之;不可者,各厭其意,然後乃敢嘗酒食。諸公以故嚴重之,爭為用。邑中少年及旁近縣賢豪,夜半過門常十餘車,請得解客舍養之。
13
及徙豪富茂陵也,解家貧,不中訾,吏恐,不敢不徙。衛將軍為言:「郭解家貧不中徙。」上曰:「布衣權至使將軍為言,此其家不貧。」解家遂徙。諸公送者出千餘萬。軹人楊季主子為縣掾,舉徙解。解兄子斷楊掾頭。由此楊氏與郭氏為仇。
14
解入關,關中賢豪知與不知,聞其聲,爭交驩解。解為人短小,不飲酒,出未嘗有騎。已又殺楊季主。楊季主家上書,人又殺���闕下。上聞,乃下吏捕解。解亡,置其母家室夏陽,身至臨晉。臨晉籍少公素不知解,解冒,因求出關。籍少公已出解,解轉入太原,所過輒告主人家。吏逐之,跡至籍少公。少公自殺,口絕。久之,乃得解。窮治所犯,為解所殺,皆在赦前。軹有儒生侍使者坐,客譽郭解,生曰:「郭解專以姦犯公法,何謂賢!」解客聞,殺此生,斷其舌。吏以此責解,解實不知殺者。殺者亦竟絕,莫知為誰。吏奏解無罪。御史大夫公孫弘議曰:「解布衣為任俠行權,以睚眥殺人,解雖弗知,此罪甚於解殺之。當大逆無道。」遂族郭解翁伯。
15
自是之後,為俠者極眾,敖而無足數者。然關中長安樊仲子,槐裏趙王孫,長陵高公子,西河郭公仲,太原鹵公孺,臨淮兒長卿,東陽田君孺,雖為俠而逡逡有退讓君子之風。至若北道姚氏,西道諸杜,南道仇景,東道趙他、羽公子,南陽趙調之徒,此盜跖居民閒者耳,曷足道哉!此乃鄉者朱家之羞也。
16
太史公曰:吾視郭解,狀貌不及中人,言語不足採者。然天下無賢與不肖,知與不知,皆慕其聲,言俠者皆引以為名。諺曰:「人貌榮名,豈有既乎!」於戲,惜哉!
維基文庫
孫子兵法用間第十三
編輯
孫子曰:凡興師十萬,出征千里,百姓之費,公家之奉,日費千金,內外騷動,怠於道路,不得操事者,七十萬家。相守數年,以爭一日之勝,而愛爵祿百金,不知敵之情者,不仁之至也,非人之將也,非主之佐也,非勝之主也。故明君賢將,所以動而勝人,成功出於眾者,先知也。先知者,不可取於鬼神,不可象於事,不可驗於度,必取於人,知敵之情者也。
故用間有五:有鄉間,有內間,有反間,有死間,有生間。五間俱起,莫知其道,是謂「神紀」,人君之寶也。鄉間者,因其鄉人而用之;內間者,因其官人而用之;反間者,因其敵間而用之;死間者,為誑事於外,令吾間知之,而傳於敵間也;生間者,反報也。
故三軍之事,莫親於間,賞莫厚於間,事莫密於間,非聖智不能用間,非仁義不能使間,非微妙不能得間之實。微哉!微哉!無所不用間也。間事未發而先聞者,間與所告者皆死。
凡軍之所欲擊,城之所欲攻,人之所欲殺,必先知其��將、左右、謁者、門者、舍人之姓名,令吾間必索知之。必索敵人之間來間我者,因而利之,導而舍之,故反間可得而用也;因是而知之,故鄉間、內間可得而使也;因是而知之,故死間為誑事,可使告敵;因是而知之,故生間可使如期。五間之事,主必知之,知之必在於反間,故反間不可不厚也。
昔殷之興也,伊摯在夏;周之興也,呂牙在殷。故明君賢將,能以上智為間者,必成大功。此兵之要,三軍之所恃而動也。
四部分類法
四部分類法,是分類大部分中國古典典籍的方法,分經、史、子、集四類,這四類基本上囊括了中國古代的所有書籍。[1]
清乾隆時曾由政府編纂四庫全書,亦按照經史子集分類編輯。據文津閣藏本,四庫全書收錄古籍三千五百零三(3503)種、七萬九千三百三十七(79337)卷、裝訂成三萬六千餘冊。其中:
經:包括政教、綱常倫理、道德規範的教條,主要是儒家的典籍,有儒學十三經:《周易》《尚書》《周禮》《禮記》《儀禮》《詩經》《春秋左傳》《春秋公羊傳》《春秋穀梁傳》《論語》《孝經》《爾雅》《孟子》。專門研究經類的學問,成為經學。分為易、書、詩、禮、春秋、孝經、五經總義、四書、樂、小學十類。
史:包括各種體裁的歷史、地理和典章制度著作,分為正史、編年體、紀事本末體、別史、雜史、詔令及奏議、傳記、史鈔、載記、時令、地理、職官、政書、目錄、史評十五類。
子:包括諸子百家及釋道宗教著作,分為儒家、兵家、法家、農家、醫家、天文算法、數術、藝術、諸錄、雜家、類書、小說家、釋家、道家十四類。
集:包括歷代作家個人或多人的散文、駢文、詩、詞、散曲等的集子和文學評論、戲曲等著作。分為楚辭、別集、總集、詩文評論、詞曲五類。
民國以來,舊籍編目,多沿用四部分類法;中華民國遷台之後,各圖書館董理善本,亦均採四分之例。現代治學研究,若能熟諳四部分類法,仍不失為一好方法。
經
主條目:經學
易經《歸藏》春秋《春秋》《左傳》《公羊傳》《穀梁傳》《春秋繁露》《春秋經傳集解》尚書《古文尚書》詩經《毛詩》《韓詩外傳》樂《樂經》《樂譜》《琴譜》禮《儀禮》《禮記》《大戴禮記》《夏小正》《周禮》五經總義、論語、爾雅《爾雅》《廣雅》《方言》《白虎通》《六藝論》孝經經解《諡法》《白虎通義》小學《急就章》《千字文》《說文》《字林》《玉篇》《聲韻》《四聲》緯書《河圖洛書》《河圖》孟子
史
主條目:史書 (東亞)
正史二十四史、史記三家注紀事本末《通鑑紀事本末》《三朝北盟會編》《左傳紀事本末》編年《竹書紀年》《漢紀》《後漢紀》《資治通鑒》《稽古錄》別史《逸周書》《東觀漢記》《通志》《戰國策》雜史《貞觀政要》《蒙古源流》政書《通典》《文獻通考》《大唐開元禮》地理《太平寰宇記》《水經注》《洛陽伽藍記》《大唐西域記》《徐霞客遊記》《東京夢華錄》《天下郡國利病書》史評《史通》《文史通義》《讀通鑑論》《資治通鑒綱目》《宋論》傳記《列女傳》《唐才子傳》《歷代名臣奏議》《高士傳》《入蜀記》《晏子春秋》目錄《崇文總目》《郡齋讀書志》《直齋書錄解題》載記《吳越春秋》《華陽國志》《十六國春秋》時令《欽定月令輯要》職官《唐六典》、漢官六種詔令奏議《唐大詔令集》《兩漢詔令》《歷代名臣奏議》史鈔《通鑑總類》
子
主條目:諸子百家
儒家《曾子》《新語》《鹽鐵論》《說苑》《西銘》《朱子語類》《孔子家語》道家《道德經》《文子》《鶡冠子》《列子》《莊子》《孫子》《廣成子》《老子》法家《管子》《商君書》《慎子》《韓非子》墨家《墨子》名家《鄧析子》《尹文子》《人物誌》農家《齊民要術》縱橫家《捭闔策》雜家《博物志》《古今注》《呂氏春秋》小說家《博物志》《太平廣記》《世說新語》
《山海經》
醫家《本草圖經》《本草綱目》《素問》《針灸甲乙經》《靈樞經》《脈經》兵家《孫子兵法》《六韜》《象經》曆數《四分曆》《九章算術》《孫子算經》天文《周髀》五行
集
文集《楚辭》《昭明文選》《郁離子》道經《靈寶經》佛經《阿含經》《四分律》《法華經》《華嚴經》
0 notes
Text
2024年7月12日に発売予定の翻訳書
7月12日(金)には24点の翻訳書が発売予定です。
夜の日記
ヴィーラ・ヒラナンダニ/著 山田文/翻訳 金原瑞人/監修
作品社
五本指のけだもの : W・F・ハーヴィー怪奇小説集
ウィリアム・フライアー・ハーヴィー/著 横山茂雄/翻訳
国書刊行会
真理と政治/政治における嘘
ハンナ・アーレント/著 引田隆也/翻訳 山田正行/翻訳 國分功一郎/翻訳
みすず書房
「絶滅の時代」に抗って
ミシェル・ナイハウス/著 的場知之/翻訳
みすず書房
ブレイクスルー ノーベル賞科学者カタリン・カリコ自伝
カタリン・カリコ/著 笹山裕子/翻訳
河出書房新社
漫画 サピエンス全史 歴史の覇者編
ユヴァル・ノア・ハラリ/著 ダヴィッド・ヴァンデルムーレン/著 ダニエル・カザナヴ/著 梶山あゆみ/翻訳
河出書房新社
セクシュアリティの歴史
ジェフリー・ウィークス/本文 赤川学/監訳 武内今日子/翻訳 服部恵典/2 藤本篤二郎/2
筑摩書房
唇が嘘をつけなくて
シャノン・マッケナ/著 新井ひろみ/翻訳
ハーパーコリンズ・ジャパン
屋根裏の男爵令嬢
カーラ・ケリー/著 佐野晶/翻訳
ハーパーコリンズ・ジャパン
幸せのそばに
スーザン・フォックス/著 大島ともこ/翻訳
ハーパーコリンズ・ジャパン
奪われた贈り物
ミシェル・リード/著 高田真紗子/翻訳
ハーパーコリンズ・ジャパン
ちぎれたハート
ダイアナ・パーマー/著 竹原麗/翻訳
ハーパーコリンズ・ジャパン
愛だけが見えなくて
ルーシー・モンロー/著 溝口彰子/翻訳
ハーパーコリンズ・ジャパン
領主と無垢な恋人
マーガレット・ウェイ/著 柿原日出子/翻訳
ハーパーコリンズ・ジャパン
完全なる結婚
ルーシー・モンロー/著 有沢瞳子/翻訳
ハーパーコリンズ・ジャパン
夫を愛しすぎたウエイトレス
ロージー・マクスウェル/著 柚野木菫/翻訳
ハーパーコリンズ・ジャパン
涙の手紙
キャロル・モーティマー/著 小長光弘美/翻訳
ハーパーコリンズ・ジャパン
小さな命、ゆずれぬ愛
リンダ・グッドナイト/著 堺谷ますみ/翻訳
ハーパーコリンズ・ジャパン
夏の気配
ベティ・ニールズ/著 宮地謙/翻訳
ハーパーコリンズ・ジャパン
いとしき悪魔のキス
アニー・ウエスト/著 槙由子/翻訳
ハーパーコリンズ・ジャパン
スター作家傑作選~幸せを呼ぶキューピッド~
リン・グレアム/著 春野ひろこ/翻訳
ハーパーコリンズ・ジャパン
一夜の子を隠して花嫁は
ジェニー・ルーカス/著 上田なつき/翻訳
ハーパーコリンズ・ジャパン
マインクラフト はみだし��検隊 クリーパーなんか怖くない
デライラ・S・ドーソン/著 金原瑞人/翻訳 松浦直美/翻訳
竹書房
パレスチナ詩集
マフムード・ダルウィーシュ/本文 四方田犬彦/翻訳
筑摩書房
0 notes
Text
今週の入手本(20240226〜0303)
『怪奇小説傑作集1 英米編Ⅰ』(ブルワー・リットン、ヘンリー・ジェイムズ、M・R・ジェイムズ、W・W・ジェイコブズ、アーサー・マッケン、E・F・ベンスン、アルジャーノン・ブラックウッド、W・F・ハーヴィー、J・S・��・ファニュ��/平井呈一訳/平井呈一解説/紀田順一郎新版解説/装画:北川健次/装幀:中島かほる/創元推理文庫)
『飛ぶ男』(安部公房著/福岡伸解説/写真:安部公房/装幀:近藤一弥/新潮文庫)
『スピン/spin 6』(『文藝』2023年冬季号増刊/表紙の「ことば」=池澤夏樹/装画:ポール・コックス/本文画:塩川いづみ/デザイン:佐々木暁/表紙の紙:玉しき さしこ ゆき、目次の紙:レザック16 ケイコウイエロー、本文の紙:OKアドニスラフW/河出書房新社)
『塔のない街』(大野露井著/帯文:野崎歓/イラストレーション:柳智之/ブックデザイン:鈴木成一デザイン室/河出書房新社)
『〈エクス・リブリス〉恐るべき緑』(ベンハミン・ラバトゥッツ著/松本健二訳/装丁:緒方修一/装画:Adrián Gouet “Mesophase”/白水社〈エクス・リブリス〉シリーズ)
0 notes
Text
ポオ小説全集 3
アメリカ最大の文豪であり、怪奇と幻想、狂気と理性の中に美を追求したポオ。彼は類なき短編の名手である。推理小説を創造し、怪奇小説・SF・ユーモア小説の分野にも幾多の傑作を残した彼の小説世界を全四巻に完全収録した待望の全集!
【収録作品】 モルグ街の殺人 メエルシュトレエムに呑まれて 妖精の島 悪魔に首を賭けるな 週に三度の日曜日 楕円形の肖像 赤死病の仮面 庭園 マリー・ロジェの謎 エレオノーラ 告げ口心臓 陥穽と振子 鋸山奇談 眼鏡 軽気球夢譚 催眠術の啓示 早まった埋葬 (解説)佐伯彰一 全巻にハリー・クラークの口絵一葉を付した。
0 notes
Text
廿二史劄記校證/陔餘叢考/晁補之資料彙編/元稹集/洪亮吉集/漢書/水經注校證/大明一統志/紀聞輯校/太平廣記/法顯傳校注
2023-10-17 22:45:45: 李氏妄斷趙氏,此正爲周中孚所指出者,“專以詬駡炫世”,封建時代之文人固積習若是,無足深論。而矜奇獵異者則樂聞其事
李氏於大量明確事實皆熟視無睹,而偏聽片言蜚語,姓名猶未能指實,卽深信不疑,而妄斷趙氏爲“識見淺陋,全不知著書之體”。此正爲周中孚所指出者,“專以詬駡炫世”,封建時代之文人固積習若是,無足深論。而矜奇獵異者則樂聞其事,如陳登原國史舊聞(第三册)全録李氏同治十二年之日記,不究其實,卽視同實録,故不可不略闢之。 -- 廿二史劄記校證 - 前言
2023-10-17 22:36:01: 錢、王二書皆着重於訂正個别事件或字句,趙氏之書則史法與史實並重。但錢、王二氏態度比較嚴謹,尤以錢氏之書爲精密,是���經學餘風之惠;趙氏則粗率疏闊,多具體性謬誤,成爲其書之嚴重缺點。
錢、王、趙三人之書均以歷代正史爲主,其共同特點爲全面研討歷代史書。然錢氏之書缺少明史與舊五代史,“二十二史”一如其名;王氏之書止於新、舊五代史,所缺者更多;而二書皆着重於訂正個别事件或字句。趙氏之書則不僅論及全部廿四史,且史法與史實並重,成爲其書獨具之特點。但錢、王二氏態度比較嚴謹,書中錯誤較少,尤以錢氏之書爲精密,是受經學餘風之惠。趙氏則粗率疏闊,多具體性謬誤,成爲其書之嚴重缺點。 -- 廿二史劄記校證 - 前言
2023-10-17 22:32:56: 歷代史書與經學之關係較疏,因而不若先秦史之受重視,爲之者殆以治經之餘力或無力治經者而從事之,前者如錢大昕之二十二史考異,王鳴盛之十七史商榷,後者則以趙翼之廿二史劄記爲最著
清政府自入關以後,爲鞏固其統治地位,深忌人民議論政治,曾大興文字獄以加强鎮壓,同時又以懷柔手段軟化士人,於是考證訓詁之學逐漸成爲學術主流。在史學方面,因經學之影響,成就卓越者多爲先秦史,如馬驌繹史,李清尚史,高士奇左傳紀事本末,顧棟高春秋大事表,崔述考信録等。歷代史書與經學之關係較疏,因而不若先秦史之受重視,爲之者殆以治經之餘力或無力治經者而從事之,前者如錢大昕之二十二史考異,王鳴盛之十七史商榷,後者則以趙翼之廿二史劄記爲最著。翼於經學無所建樹,亦少受其覊絆,故史學方面有其獨到之成就。 -- 廿二史劄記校證 - 前言
2023-10-17 18:09:05: 蓋一代修史時,此等記載其所棄而不取者,今或反據以駁正史之訛,不免貽譏有識。是以此編多就正史紀、傳、表、志中參互勘校
惟是家少藏書,不能繁徵博採,以資參訂。閒有稗乘脞説與正史歧互者,又不敢遽詫爲得閒之奇。蓋一代修史時,此等記載無不蒐入史局,其所棄而不取者,必有難以徵信之處,今或反據以駁正史之訛,不免貽譏有識。是以此編多就正史紀、傳、表、志中參互勘校,其有牴牾處,自見輒摘出,以俟博雅君子訂正焉。 -- 廿二史劄記校證 - 小引
2023-10-17 18:07:24: 資性粗鈍,不能研究經學,惟歷代史書,事顯而義淺,便於流覽,爰取爲日課
閒居無事,翻書度日。而資性粗鈍,不能研究經學,惟歷代史書,事顯而義淺,便於流覽,爰取爲日課,有所得輒劄記别紙,積久遂多。 -- 廿二史劄記校證 - 小引
2023-10-17 18:03:35: 趙翼在一些條目中或出現一些不雅的小動作。有明明引自某書,却一字不提,讓人以爲是趙氏自己的閲讀收獲者。還有個别條目,是把别人的文字顛倒錯落一番,就算成自己的成果
趙翼在一些條目中或出現一些不雅的小動作。有明明引自某書,却一字不提,讓人以爲是趙氏自己的閲讀收獲者。結果或把原書中的錯字照録過來,(如卷十四「六朝重氏族」條引《宋書·張敷傳》一事,實從顧炎武《日知録》卷十三「流品」條轉引,顧氏誤「秋當」爲「狄當」,趙氏遂沿其誤。)或把别人的話誤作引文,(如卷三十四「干支」條引劉恕《通鑑外紀序》,因爲是轉引自《日知録》,竟把顧氏的一段話誤作劉恕了。)還有個别條目,是把别人的文字顛倒錯落一番,就算成自己的成果。(如卷二十二「寫」條,趙氏本自《日知録》卷三十二「寫」條,又補入二證,皆從王鳴盛《十七史商榷》卷三十五「寫」條採來,偏不注明出處。)此類現象雖然不多,但也不必爲賢者諱,凡此皆於脚注中明示一二。 -- 陔餘叢考 - 點校説明
2023-10-17 17:59:58: 趙翼極少引用原文,或摘録,或檃括,或别鑄新詞,僅取其大意
《陔餘叢考》的引文占據了全書一半以上的篇幅,但趙翼極少引用原文,或摘録,或檃括,或别鑄新詞,僅取其大意。只要能忠實於原書,這種做法本身是無可非議的。但趙翼的引用中,不時出現爲遷就立論而曲解原意的情况,而引文出處時有張冠李戴,還有很多不是從原始出處征引,而是間接地引自他書,至於文字的更易影響到原文的本義,也不是很個别的現象。 -- 陔餘叢考 - 點校説明
2023-10-17 17:42:35: 古人把恪盡孝道奉養父母稱做「循陔」
古人把恪盡孝道奉養父母稱做「循陔」,語出晋人束皙《南陔》詩,載《文選》卷十九。趙翼辭官養母,事在乾隆三十八年,五年之後,其母逝世。翼所云「循陔」,即指此五年間事。既然《陔餘叢考》初成於辭官歸養期間,全書又係據讀書所得隨手札記而成,題以此名便是理所當然。 -- 陔餘叢考 - 前言
2023-10-17 17:41:11: 赵翼寫下一生最爲充實的一頁
四十五年初,高宗南巡,翼迎駕宿遷。五月,有文赴部起用。翼取道山東赴京,擬再涉宦海。不料行至臺兒莊,忽患風疾,無奈掉頭南歸,從此步入長達三十餘年的歸隱生涯。趙翼晚年,息意榮進,潛心著述。自乾隆四十九年至五十一年,五十三年至五十七年間,兩度主持揚州安定書院講席,説史,談經,論文,寫下一生最爲充實的一頁。 -- 陔餘叢考 - 前言
2023-10-17 17:40:23: 中舉六十年慶典,循例重赴鹿鳴宴
嘉慶元年(一七九六年),翼史學名著《廿二史劄記》告竣,四年,刊刻蕆事。十五年,值翼中舉六十年慶典,循例重赴鹿鳴宴。四年之後,終因年邁,溘然辭世。 -- 陔餘叢考 - 前言
2023-10-17 17:37:57: 赵翼辞官缘起
��爲官清廉,興利除弊,深得民心。三十五年,奉調廣州任知府。翌年,再調貴州,任貴西兵備道。行前,以其母年高爲由,請兩廣總督李侍堯代奏解官歸養。李氏不允,被迫赴任。由商賈駢闐的廣州,來到萬山叢中的威寧,面對官貧民窮的窘境,翼不禁仰天長歎,驚呼天下無此貧署,辭官回鄉之意愈堅。三十七年十月,清廷追究廣州海盗失察,翼被降一級調用。借此機會,即辭官而歸,時年四十六歲。 -- 陔餘叢考 - 前言
2023-10-17 13:37:28: 補之指出:「居士詞,人謂多不諧律,然横放傑出,自是曲子中縛不住者。」
在當時,蘇軾創豪放詞,文人鮮與同調,貶之爲「不能歌,不入腔,不入律」,其門下士陳師道甚至認爲蘇詞非本色當行,成就不及秦觀、黄庭堅。而補之當時指出:「居士詞,人謂多不諧律,然横放傑出,自是曲子中縛不住者。」(《復齋漫録》引)他認爲乃師使詞擺脱舊的樂曲的束縛,使詞成爲獨立的新體抒情詩,是一種新的創造,故從蘇軾寫豪放詞。 -- 晁補之資料彙編 - 序言
2023-10-17 13:35:30: 芳儀,南唐國主李璟之女,歸宋後一嫁再嫁,後又爲遼聖宗所獲,封爲芳儀,生一公主。補之聞其事而悲之,作是曲。所寫亡國公主,流落天涯,情節曲折,至情動人
他還詳細地介紹補之所作的《芳儀曲》。芳儀,南唐國主李璟之女,歸宋後一嫁再嫁,後又爲遼聖宗所獲,封爲芳儀,生一公主。補之聞其事而悲之,作是曲。所寫亡國公主,流落天涯,情節曲折,至情動人。清人鄭方坤、全祖望亦喜此曲,鄭方坤譽爲「掩抑低徊,千秋絶唱」。 -- 晁補之資料彙編 - 序言
2023-10-17 13:31:51: 林紓云晁文驟讀之似有聲勢,然氣不内積,遂有直率之病。但從今天看來,晁文的弊病却在經術氣氛太濃,情趣不足。時代變了,過去的長處正好成了短處
在清代,對補之古文取批評態度的是林紓,他據宋吕東萊所言,云晁文盡情傾瀉,驟讀之似有聲勢,然氣不内積,遂有直率之病(《春覺齋論文·論文十六忌》)。但從今天看來,晁文的弊病并不在直率,而在經術氣氛太濃,情趣不足。時代變了,過去的長處正好成了短處。 -- 晁補之資料彙編 - 序言
2023-10-17 11:03:22: 划分标准概有:旨意可观、吟寫性情、模象物色、悼亡怪豔,词近古往、流在樂府、聲勢沿順屬對穩切者,七言、五言
元稹在《叙詩寄樂天書》中説他曾編定自己的詩,分爲十體:旨意可觀,而詞近古往者爲古諷;意亦可觀,而流在樂府者爲樂諷;詞雖近古,而止於吟寫性情者爲古體;詞實樂流,而止於模象物色者爲新題樂府;聲勢沿順屬對穩切者爲律詩,仍以七言、五言爲兩體;其中有稍存寄興、與諷爲流者爲律諷;悼亡怪豔爲豔詩,又分今古兩體。 -- 元稹集 - 點校説明
2023-10-17 10:09:29: 清中葉出現駢文中興的局面,洪亮吉也是駢文高手,他爲文高古道邁
清中葉出現駢文中興的局面,洪亮吉也是駢文高手,他爲文高古道邁,多用偶語,音節遒亮,意味深長,寄奇氣於淳樸,莩新意於古音。袁枚「素嗜其文」,曾於乾隆五十一年爲洪亮吉《卷施閣文乙集》作序,稱讚洪亮吉「善於漢魏六朝之文,每一篇出,世争傳之」。「至其文之淵雅,氣質之深厚,世皆能知之」。 -- 洪亮吉集 - 前言
2023-10-17 10:06:34: 遺事碑誌傳記每多失實,或千篇一律。而亮吉據所見所聞,抓住各人的不同特點,用最簡潔的文字,使人物之氣態躍然紙上
亮吉所寫的遺事碑誌傳記頗有特色。一般來説,此類文字,每多失實,或千篇一律,不易寫出各人的特點。而亮吉據所見所聞,抓住各人的不同特點,用最簡潔的文字,使人物之氣態躍然紙上。 -- 洪亮吉集 - 前言
2023-10-17 10:03:23: 對於緩解人口的辦法,提出「天地調劑之法」,即自然淘汰;「君相調劑之法」,即採用移民、開荒减税、抑制土地兼併、開倉救濟灾民。
在《生計篇》中,進一步闡述人口增殖快於生産增長及其所引起的社會問題。對於緩解人口的辦法,提出「天地調劑之法」,即自然淘汰;「君相調劑之法」,即採用移民、開荒减税、抑制土地兼併、開倉救濟灾民。亮吉也認爲光靠這些辦法,仍解决不了人口過剩問題。然而,洪亮吉當時這樣提出人口問題,仍獨具卓識,在中國大概是最早的,比英國馬爾薩斯(一七六六——一八三四)的《人口原理》要早幾年。 -- 洪亮吉集 - 前言
2023-10-17 10:01:46: 亮吉經過一次大教訓後慨嘆「人生只有鄉園樂,萬里孤臣夢尚驚」,里居十年
亮吉經過一次大教訓後慨嘆「人生只有鄉園樂,萬里孤臣夢尚驚」(《更生齋詩》卷三《辛酉元夕燈詞十首》)。在家專事著述,仍好遊山水,直到嘉慶十一年以後才不出遠門。里居十年,「上愁國計虚,下苦民俗偷」(《更生齋詩續集》卷五《哭錢三維喬三十韻》)。 -- 洪亮吉集 - 前言
2023-10-17 09:58:42: 洪亮吉出狱,“從此餘年號更生”
亮吉於五月初一離開伊犁東行,九月初七日到常州家中,親故話舊,恍如隔世。他早在《八月二十七日請室中始聞遣戍之命出獄紀恩》詩中説過:「預知前路應長往,從此餘年號更生。」此次返家,便自號更生居士。在故居修了更生齋,晚年詩文也編爲《更生齋集》。 -- 洪亮吉集 - 前言
2023-10-17 09:55:19: 洪亮吉百日放还缘起 “使内外諸臣,知朕非拒諫飾非之主,實爲可與言之君。諸臣遇可與言之君而不與言,負朕求治苦心。”
嘉慶五年,京師大旱,皇帝求雨未應,命清獄囚,釋久戍。仍未下雨。乙卯,喻内閣:「罪亮吉後,言事者日少。即有,亦論官吏常事,於君德民隱休戚相關之實,絶無言者。豈非因亮吉獲罪,鉗口不復敢言?朕不聞過,下情復壅,爲害甚鉅。亮吉所論,實足啓沃朕心,故銘諸座右,時常觀覽,勤政遠佞,警省朕躬。使内外諸臣,知朕非拒諫飾非之主,實爲可與言之君。諸臣遇可與言之君而不與言,負朕求治苦心。」嘉慶皇帝説釋放洪亮吉是爲了求雨,更重要的是擺出能够納諫的姿態以安定人心。 -- 洪亮吉集 - 前言
2023-10-17 09:49:53: 洪亮吉伊犁风貌
處境雖然險惡,亮吉到了伊犁便開禁寫詩,《行抵伊犁追憶道中聞見率賦六首》第一首便寫:「平生每厭塵寰窄,天外如今一舉頭。」表明他决不低頭。《松樹塘萬松歌》最後四句:「好奇狂客忽至此,大笑一呼忘九死。看峰前往馬蹄駛,欲到青松盡頭止。」寫詩人沉醉在邊疆瑰麗新奇的景色中,忘記身處九死一生的險境。策馬疾馳,不到青松盡頭,决不止步。表現詩人意志堅强,知難而進。 -- 洪亮吉集 - 前言
2023-10-17 09:49:02: 洪亮吉发往伊犁缘起
出於對社會現實的强烈關注,於八月二十四日寫了近六千言的《乞假將歸留别成親王極言時政啓》,嘉慶皇帝見啓中有「視朝太晏」、「小人熒惑」等語,以爲論及宫禁,震怒,即交軍機大臣與刑部嚴審,以「大不敬」律,擬「斬立决」。後奉旨免死,發往新疆伊犁,交將軍保寧嚴加管束。朝廷還有「不准作詩不准飲酒」之諭。嘉慶五年二月十日到惠遠城,十一日去參見將軍。保寧的奏摺中原有「該員如蹈故轍,即一面正法,一面入奏」等語。嘉慶皇帝硃批「此等迂腐之人,不必與之計較。」這才饒了他一命。 -- 洪亮吉集 - 前言
2021-06-19 23:42:23: 漢書是自始就認爲難讀的
後漢書班昭傳說:“時漢書始出,多未能通者。同郡馬融伏於閣下,從昭受讀。”又三國吳志孫登傳說:“權欲登讀漢書,習知近代之事,以張昭有師法,重煩勞之,乃令休從昭受讀,還以授登。”由此可見漢書是自始就認爲難讀的,所以它行世不及百年,到了靈帝時代(公元一六八—一八九)就有服虔、應劭等人替它作了音義。 -- 漢書 - 出版說明 - 三
2021-06-19 22:56:16: 私改國史下狱
班彪死於建武三十年(公元五四年),班固回到家鄕,有志完成父業,就着手這部大著作,那時他才二十三歲。後來有人上書明帝,吿他私改國史,他因此被捕下獄,所有的書稿都被抄。他的弟弟班超怕他遭遇危險,趕到洛陽去替他上書辨白,同時當地官吏也把他的書稿送到京師。明帝看過了,覺得他才能卓異,就把他叫到京師,派他做蘭臺令史(事在永平五年,公元六二年)。 -- 漢書 - 出版說明 - 一
2021-06-01 06:46:00:
原來從上世紀五十年代以來,我們曾經經歷過一個“讀書有罪”,“讀書人有罪”的時代,我在拙撰記一本好書的出版〔三〕文中提及:“像我這一輩年紀的知識分子,絶大多數都是無端被剥奪了二十多年工作時間的。”這不僅是像我這類的普通讀書人,高層次的讀書人也是一樣。中華讀書報記者曾經訪問過著名生物學家鄒承魯院士:“您當年回國是否後悔?”鄒先生回答:“我回國已經有半個世紀了,其中最初的二十六年時間中祇做了十年的工作,而如果不回來可以連續做二十六年,我祇是對這一點後悔。”記者隨即插入了重要的一句:“而且當年正是壯年的時候。” -- 水經注校證 - 代序 我校勘水經注的經歷
2021-06-01 06:31:16:
明太祖朱元璋在建章立制方面,中國歷代開國君主無出其右者。《大明令》《大明律》《大明集禮》《大明日曆》《大明清類天文分野書》《洪武正韻》……皆成於他的時代。 -- 大明一統志 - 前言
2021-06-01 06:28:45:
前輩學者説到學史的“四把鑰匙”——大事年表、歷史地理、職官年表、史部目録,歷史地理排列第二。 -- 大明一統志 - 前言
2021-05-30 22:58:14:
蓋唐人小説藉手鈔流傳,宋代少有刊刻,自生自滅而已。���虧《太平廣記》徵引甚多,《紀聞》内容方未湮滅。 -- 紀聞輯校 - 前言
2021-05-30 22:57:50:
雖曾著録於《宋史·藝文志》,但《宋志》主要係根據兩宋《崇文總目》、《祕書總目》、《中興館閣書目》及《續書目》四書合編而成(《宋史·藝文志》序),並非元初尚存 -- 紀聞輯校 - 前言
2021-05-30 22:49:28: 宋修类书,同于清修明史。
按宋太平興國間。旣得諸國圖籍。而降王諸臣。皆海內名士。或宣怨言。盡收用之。寘之舘閣。厚其廩餼。使修羣書。以修文御覽、藝文類聚、文思博要、經史子集一千六百九十餘種。編成一千卷。賜名太平御覽。又以野史傳記小說諸家。編成五百卷。分五十五部。賜名太平廣記。 -- 太平廣記 - 表
2021-05-30 22:45:46: 太平广记非学者亟需,或谓流传不广;然似非是。
宋人文集的舊註本中也有引用到《太平廣記》的,羅燁《醉翁談錄》中指出當時說話人必須“幼習《太平廣記》”;宋元的話本、雜劇、諸宮調等經常採用《太平廣記》中所載的故事,至于明淸的小說戲曲很多也是從《太平廣記》中找到題材的。可見這部書對于後世文學的發展,曾起過很大的影響。 -- 太平廣記 - 點校說明
2021-05-30 19:59:07: 法显与玄奘的对比
這樣看來,法顯因於外力者少,而自身奮發者多,松風山月,似乎更覺高人一等了。 -- 法顯傳校注 - 序
0 notes
Photo
『平成怪奇小説傑作集』3冊揃いました。3をこれから読みます。
0 notes
Quote
異端の考古学者、稗田礼次郎を主人公とする、「妖怪ハンター・シリーズ」は、諸星大二郎さんの初連載作品で、「週刊少年ジャンプ」1974年37号~41号に掲載され、その後、掲載誌を変えながら断続的に描き続けられています。 怪奇小説の一ジャンルであるゴースト・ハンターもの(W・H・ホジスンのカーナッキ・シリーズ、A・ブラックウッドのジョン・サイレンス・シリーズが有名)にヒントを得て、それをできるだけ日本風、SF風にアレンジしたものになっています。
カスタマーレビュー
太陽の地図帖31 諸星大二郎 『妖怪ハンター』 (別冊太陽 太陽の地図帖 31) | 諸星 大二郎 |本 | 通販 | Amazon
- - - - - - - - - - - - - - - -
ウィリアム・H・ホジスン - Wikipedia
幽霊狩人カーナッキの事件簿 (創元推理文庫) | W.H. ホジスン, Hodgson,W.H., 健次, 夏来 |本 | 通販 | Amazon
カーナッキ。電気式五芒星と古文献を駆使しオカルトと科学を混合させて怪奇現象に挑む、名うての“幽霊狩人”。彼が事件を解決するたび、わたしたち友人は招かれて冒険譚を堪能するのだ。被害者しかいない空間での死傷事件、不気味な口笛が響く部屋での怪談等、名探偵ホームズ譚と同時代に書かれその怪奇版として名高いシリーズ全作を新訳。本邦初訳の資料的作品1編を含む全10編。
アルジャーノン・ブラックウッド - Wikipedia
妖怪博士ジョン・サイレンス (角川ホラー文庫) | アルジャノン ブラックウッド, Blackwood,Algernon, 順一郎, 紀田, 千穂, 桂 |本 | 通販 | Amazon
変わり者として有名なロンドンの医師、ジョン・サイレンス博士。神秘学に詳しい彼のもとには、心霊現象に苦しむ人々が助けを求めてやってくる―。前世の記憶に操られた男の奇怪な体験を描く「いにしえの魔術」、30年振りに母校を訪れた男を襲う恐怖「邪悪なる祈り」、ミイラの呪いの謎に迫る「炎魔」など、ジョン・サイレンス・シリーズ6編を完全収録。近代英国恐怖派を代表する作家ブラックウッドの傑作ブラックウッドの傑作短編集。
6 notes
·
View notes
Text
夢野久作『ドグラ・マグラ』
夢野久作による『ドグラ・マグラ』は1935年に刊行され、日本三代奇書の一つとされる。構想・執筆に10年以上の歳月がかけられ、「これを書くために生まれてきた」と著者自身が述べた傑作。物語は精神科に収容された主人公の一人称視点と書簡形式で進展し、読めば一度は精神に異常をきたすと言われている。
注意:
・ネタバレを含む。
・本来「精神科学」とは今で言う人文科学を意味する言葉だが、『ドグラ・マグラ』では精神医学の意味で用いられている気がする。以下でも本作に従って精神科学ということにする。
・我々の世界のドグラ・マグラを『ドグラ・マグラ』と表記し、『ドグラ・マグラ』中のドグラ・マグラは「ドグラ・マグラ」とする。どちらでもないかどちらでもある時は単にドグラ・マグラとする。
・中途半端な考察も含まれるが、これ以上続けると本当に精神に異常をきたしそうなので諦めた。
あらすじ:
「・・・ブウウ——ンンン——ンンンン・・・・」という時計の音で目覚めた記憶喪失の<私>。隣の部屋からは「お兄さま。お兄さま。お兄さま。・・・」という少女の叫び声が聞こえる。現れた九州帝国大学法医学教授・若林鏡太郎によれば、ここは精神科第七病室で、<私>は同大学精神科学教授・正木敬之により治療されてきたが、1ヶ月前に正木が自殺したため若林がそれを引き継いでおり、そして何より<私>は精神科学を応用した空前絶後の怪事件の重要人物である���とが説明された。<私>が治療のため正木の教授室に連れてこられると、そこには「ドグラ・マグラ」が置かれていた。若林の指示で、正木の祭文、インタビュー記事、論文、そして遺書を読むと、目の前に死んだはずの正木が現れ、<私>が関係したという事件について、M博士とW博士の対立、凄惨な事件で幕を閉じた「狂人の解放治療」という実験について語られた。自分は何者なのか、事件の真相は何だったのか、その全てが正木と若林の対立次第でどうにでも決着がつくのではないか、不安と混乱が極限に達した<私>はだんだんと夢と現実が混乱してきて「・・・ブウウ——ンンン——ンンンン・・・・」という時計の音で物語は終わる。
感想など:
『ドグラ・マグラ』について<私>は誰かということをあれこれ考えかちだか、ここでは一切それをしない。自分なりに考えてみたり他の人の考察を読んだりしてみたが、満足いくものはなかった。隣の部屋の少女が誰かをきちんと考えずに、<私>が誰かを考えても仕方ないと思っている。しかしそれに関して自分では解消できない問題*があるし、調べてもそれについての考察を見なかったので諦めることにした。もちろん自分が何か見落としていたり内容を勘違いしている可能性は大いにある。<私>が誰かについては
http://harp.lib.hiroshima-u.ac.jp/onomichi-u/file/12526/20160421170336/09_%E5%AE%89%E5%80%8D%E7%BE%8E%E5%B9%B8.pdf
が一番参考になる。
一応*印をつけた問題について書いておく。大正15年4月26日午前10時半、呉一郎が許嫁の呉モヨ子を殺害したことが発見された。正木によればモヨ子は実際には仮死状態であり、法医学者として事件に関わった若林が秘密裏に蘇生し、別の死体と入れ替えたという。これにより隣の少女は呉モヨ子(さらに<私>は呉一郎)とするのが素直な読み方である。しかし司法解剖と死体の入れ替えはいつどの順番で行われたのかということについて問題がある。正木によれば司法解剖は4月26日の午後9時から11時にかけて行われ、若林の秘密の工作は午後11時以降に行われたとある。正木はこれを天井裏の穴から覗いていたのだが、この部屋は午後10時頃は真っ暗だったの述べている。またそもそも仮死状態の人間を死に至らしめることなく司法解剖し、後に蘇生することなど可能なのだろうか。また隣の少女が収容されたのは同年10月19日である。この少女が呉モヨ子なら、それまでどこで何をしていたのだろうか。ちなみに<私>は呉モヨ子に宿った胎児であり、一連の出来事は胎児の夢であるという意見がある。個人的にこの意見は中々綺麗で好きだし���『ドグラ・マグラ』の巻頭歌
胎児よ
胎児よ
何故躍る
母親の心がわかって
おそろしいのか
にもなんとなく意味が付きそうな気がする。しかし若林の調書に、呉モヨ子の処女膜に異常は認められないという文言がある。もちろん呉モヨ子(=隣の少女?)が後に誰かと結ばれてできた子供だとか、そのそもこの文言は若林がなんらかの意図で嘘をついたものだとか、どうとでも考え得る。
このように『ドグラ・マグラ』には解決できない(と思われる)問題があり、誰の主張をどの程度信じるかによって物語の意味が変わる。従って本作を探偵小説とするならば、いわゆるノックスの十戒は破綻しており失格である。しかしそれは本作において必須の破綻であり、それにより本作は唯物論的になりすぎた精神科学を批判する物語となる。精神科学(つまり精神医学)は、唯物論的に扱えない難しい学問である。我々の体を切り開いたとしても、そこに人間の精神というものは存在しないのだ。にもかかわらず唯物論的思考に慣れた我々は、ついつい人間の精神を司る器官が何処かにあると思い込んでしまう。一般にそれは脳髄と呼ばれるが、本作では「脳髄は物を考える処に非ず」と繰り返し主張される。
本作の重要な概念として「心理遺伝」というものがある。心理遺伝とは、先祖の精神(性格や経験、性癖、トラウマなど)が子孫に受け継がれ、脳髄のみで思考するのでなく全ての細胞が思考し記憶するという学説である。本作でこの心理遺伝は事件のトリックであると同時に、唯物論的になりすぎた精神科学へのとりあえずのアンチテーゼである。実際に心理遺伝が正しいかどうかは問題ではなく、この心理遺伝という学説によって、精神科学における唯物論と唯心論の対立構造が物語に組み込まれるわけである。
脱線だが、集団的無意識というのも心理遺伝と同じくある種のオカルトなのだが、近年だんだんとオカルトでなくなってきている気もしている。おそらくインターネットと機械学習は、将来的に集団的無意識を実現していくと思われる。
さて『ドグラ・マグラ』がアンチ・ミステリーかつマルチ・エンディングであることは注目に値する。ノックスの十戒を意図的に破綻させ、真相が一つの可能性に確定しない様に作られている。考えてみれば、現実の人間同士の精神活動こそそうなのである。他者は意図的であろうがなかろうが物事の情報を全て教えてくれないし、下手すれば湾曲して教えてくる。ミステリー小説の様に推理に必要なことを全て与えてくれることはないし、「物語」に「犯人」が前もって登場するとも限らないし、その結果真相はいつも確定しない。人間の精神においてそれはなお一層である。しかし唯物論的思考に慣れた我々は、ついつい目の前で見えることだけで人や物事の真相をわかった様に思ってしまう。まるで読者が<私>を呉一郎だと思ってしまう様に。しかし『ドグラ・マグラ』は意図的に真相が確定しない様にすることで、読書体験と現実の精神活動とが重なる様に作ってあるのだ。しかもわざわざ作中に「ドグラ・マグラ」を登場させている。作中で「ドグラ・マグラ」が登場したとき、読者も『ドグラ・マグラ』の複雑怪奇な世界の一員であることを思わずにはいられない。
というわけで『ドグラ・マグラ』について<私>が誰なのか考えるのは、個人的にはナンセンスだと思う。面白いのは、本作が探偵小説として描かれている点である。そう書けば誰だって<私>とは誰か、事件を引き起こしたのは誰かと考えてしまう。しかしそうすると推理をしては、その矛盾に気付いて永遠と抜けられなくなる。まさに「脳髄が脳髄を追っかけまわすという、絶対、最高度の探偵小説」なのである。
2 notes
·
View notes
Text
大話許仙
H:「大話許仙」,在緯來電影21:00至22:55上演。電視劇情空白。應景節目。白蛇傳是端午節的話頭。20240609W7
大話許仙
導演:馬中軒
演員:查傑、馮薪朵、薛翔勻、蔣芸、劉彤、徐詩琪
播出時間:2024/6/9-21:00
影片大綱:
真武閣旗下劍山派以道術降妖除魔,星塵派以佛法滌蕩人間! 在圍剿妖王九幽之主的戰鬥中,劍山派門人許仙因一時疏忽令九幽之主的殘魂逃到人間,藏在金山鎮惡霸趙天霸的身上。 師父俠隱告訴許仙,九幽之主可以通過補天石恢復原形,因此命許仙趕到人間,尋找九幽殘魂。許仙追尋到金山鎮,見到趙天霸在酒館裡調戲老闆娘白素貞,同在尋找補天石的書生裴文德見義勇為,卻險些被打。 關鍵時刻,許仙及時出手,打跑了趙天霸一夥,白素貞因此對許仙產生好感。於是許仙、白素貞、小青以及裴文德四人一同踏上尋找補天石之旅。
白蛇傳
《白蛇傳》是中國四大民間愛情傳説之一,源自於唐代洛陽巨蛇事件等,初步定型於明代馮夢龍《警世通言》中,成熟盛行於清代,是中國民間集體創作的典範。
《白蛇傳》描述的是一個修煉成人形的蛇精與人的曲折愛情故事。故事包括篷船借傘,白娘子盜靈芝仙草,水漫金山,斷橋,雷峯塔,許仙之子仕林祭塔等情節。表達了人民對男女自由戀愛的讚美嚮往和對封建勢力無理束縛的憎恨。其被列入“第一批國家級非物質文化遺產”。並以此故事為原型拍攝了多部影視劇作和動畫片。
作品名稱
白蛇傳
故事內容
據明末馮夢龍《警世通言》記載,傳説南宋紹興年間,有一千年修煉的蛇妖化作美麗女子叫白素貞,及其侍女青青(也稱小青、青魚、青蛇)在杭州西湖遇藥店之王主管許宣(或名許仙)邂逅相遇,同舟避雨,一見鍾情,白蛇逐生慾念,欲與書生纏綿,乃嫁與他,遂結為夫妻。婚後,經歷諸多是非,白娘子屢現怪異,許不能堪。鎮江金山寺高僧法海贈許一缽盂,令罩其妻。白、青被子罩後,顯露原形,乃千年成道白蛇、青魚。法海遂攜缽盂,置雷寺峯前,令人於其上砌成七級寶塔,名曰雷峯,永鎮白、青於塔中。
警世通言
眾僧買龕燒化,造一座骨塔,千年不朽,臨去世時,亦有詩八句,留以警世,詩曰:
祖師度我出紅塵,鐵樹開花始見春。
化化輪迴重化化,生生轉變再生生。
欲知有色還無色,須識無形卻有形。
色即是空空即色,空空色色要分明。
後世根據此傳説又添加了一些的情節,使得故事更加平民化,符合大眾的口味,得以流轉至今,內容大致如下:在宋朝時的鎮江市。白素貞是千年修煉的蛇妖,為了報答書生許仙前世的救命之恩,化為人形欲報恩,後遇到青蛇精小青,兩人結伴。白素貞施展法力,巧施妙計與許仙相 識,並嫁與他。婚後金山寺和尚法海對許仙講白素貞乃蛇妖,許仙將信將疑。後來許仙按法海的辦法在端午節讓白素貞喝下帶有雄黃的酒,白素貞不得不顯出原形,卻將許仙嚇死。白素貞上天庭盜取仙草靈芝將許仙救活。法海將許仙騙至金山寺並軟禁,白素貞同小青一起與法海鬥法,水漫金山寺,卻因此傷害了其他生靈。白素貞因為觸犯天條,在生下孩子後被法海收入缽內,鎮壓於雷峯塔下。後白素貞的兒子長大得中狀元,到塔前祭母,將母親救出,全家團聚。還有可愛的小青也找到了相公。
雷峰塔奇傳
維基 -> 雷峰塔奇傳 -> 第一回謀生計嬌容托弟 思塵界白蛇降凡
《第一回謀生計嬌容托弟 思塵界白蛇降凡》[查看正文] [修改] [查看歷史]
1 
詩曰:2 
素精思世受恩深,酬卻生前百贖身。3 
誕育責嗣超升去,雷峰塔畔永標名。4 
話說元朝浙江杭州府錢塘縣有一書生,姓許名仙,表字漢文。父親許穎號南溪,經商為業,母陳氏。漢文生才五歲時,父母染病,相繼去世,留下些少家業。虧他有一胞姊名喚嬌容,嫁與本縣李公甫為妻,這公甫在錢塘縣當一縣役,家中頗稱去得。漢文父母亡後,嬌容即將漢文挈在家中撫養。光陰迅速,日月如梭,漢文不覺長成一十六歲,生得眉清眼秀,丰神俊逸,公甫與嬌容十分愛他。一日,公甫因衙門元事閒坐,忽思漢文年已長成,須尋一件事業與他去做。夜間,便對嬌容說道:「汝弟從幼在我們家中,今已長成,須當尋覓一件技藝與他去做,不可虛度光陰。」嬌容道:「妾身父母早年棄世,舍弟從幼多蒙官人撫養照顧,今幸長成,官人若肯周全,妾身不勝感激。」公甫道:「賢妻不須煩心,愚夫現有個相好朋友,姓王名明,字鳳山,他現在此縣前懷青巷口開藥行,十分鬧熱。等我明早去見他,將汝弟送他行中學習藥道便了。」嬌容大喜,一宿無詞。5 
到得天明,公甫梳洗已畢,出門一直來到縣前王員外藥店中。員外笑臉相迎,同入店中,分賓主坐定,員外開言道:「李兄今早到敝鋪有何賜教?」公甫道:「好教員外得知,小弟有個妻舅名喚許仙,字漢文,為人頗稱謹厚,向在小弟家中株守斗室,經紀無路,意欲將他送在員外貴鋪學習藥道,俾供驅策,未知員外肯容納否?」員外道:「小弟近因店中貨物頗多,正在缺一謹慎幫手之人,李兄若果不棄,足見相知之雅,妙!妙!」公甫見員外應允,忙起身稱謝,作別出門。6 
回到家中,將員外應允美意向許氏及漢文細細說明,二人喜不勝言。公甫就往日家揀個黃道吉日,將漢文送過王家藥店來。臨出門,許氏不免叮嚀几句話兒。到得店中,員外接人,敘坐,公甫開言道:「向日蒙員外盛情,今日吉日,小弟特送妻舅前來,祈員外訓迪教誨,將來若有成就,感佩員外大恩,沒齒不忘。」7 
員外看見漢文人才出眾,色貌超群,心中大喜。答曰:「令舅天姿俊逸,將來必成大器,小弟並藉榮光。」公甫即命漢文過來拜見員外,員外答以半禮。公甫辭別了員外出店,回家對許氏道明,不在話下。8 
這邊漢文在員外店中,員外見他言詞伶俐,作事周詳,十分愛他,比別人不同。公甫亦時常來到店中看視點綴,此話慢表。9 
正是:10 
若無一番寒徹骨,怎得梅花撲鼻香。11 
且說四川成都府城西有一座青城山,重岡迭嶺,延袤千里。此山名為第五洞天,��有七十二小洞,應七十二候,八大洞按著八節。自古道:山高必有怪,嶺峻能生妖。這山另有一洞,名為清風洞,洞中有一白母蛇精,在洞修行。洞內奇花競秀,異草爭妍,景致清幽,人跡不到,真乃修道之所。這蛇在此洞修行一千八百年,並無毒害一人,因他脩行年久,法術精高,自稱白氏,名曰珍娘。究是畜類,未能超成正果。12 
一日,在洞遊玩,心中忽思:我在此脩行多年,至今未得正果,不如往別處名山遊玩一番,猛思:浙江杭州號繁華之邦,西湖擅名,虎邱馳勝,待我前去觀看景致一番,多少是好。主意已定,遂將洞府封閉,即時駕起雲頭,升在空中,哪消片時光景,遙望杭州不遠。13 
不防這日卻值真武北極大帝朝拜天闕駕回武當仙山。在雲中,運開慧眼,忽見一股妖雲從西而來。大帝喝道:「何方孽畜,妄起妖雲!」白蛇見是大帝,驚得魂飛魄散,忙跪在雲頭開聲叫道:「小畜乃是青城山清風洞白蛇精,脩行一千八百年,並不敢毒害生靈一絲半粒。至今不能成正果,今要往南海求見觀音菩薩,叩問根緣。不知聖帝駕臨,小畜有失迴避,死罪!死罪!」大帝微笑道:「你這孽畜,若果真心要往南海,須當發下誓願,吾方放汝過去。」白蛇遂即跪下發誓道:「小畜若有謊言,無去南海,異日必遭雷峰塔下壓身。」大帝見他發誓,令隨駕神將記明,駕回仙山。14 
白蛇見大帝已去,滿心歡喜,遂騰雲到了杭州,按落雲頭,要尋一幽僻的園院安身。這杭州乃天下最繁華的去處,王候第宅、名園古剎不計其數,而城東仇王府的花園更是名勝,臺榭環雲,擬于上苑,因年久無人居住,是座空園。白蛇看見這園曠麗,心內大喜,隨即閃身進去。不料此園深邃得緊,內中已有一母青蛇精在醉春樓中作巢,此蛇亦修行有八百餘年,亦能飛騰變化。那日,看見白蛇進來,忙出來阻住道:「何方妖怪,擅敢進吾花園來,不怕我的寶劍利害麼!」白蛇笑道:「小青不必逞能,細聽吾言:吾乃青城山清風洞白蛇洞主是也。因在洞中修道一千八百年,未能成卻正果,故此駕雲來遊中華,尋訪仙道。今暫借此間花園安身,且你我均是同氣,何必嗔怒。」青蛇聽罷,喝道:「此間乃我的仙府,你係方外野怪,何敢恃強佔我花園。你若有法力,敢共我鬥上三合麼?」白蛇微笑道:「小青,你聽吾言,你要與我鬥法,我念你均係一體,亦不傷你性命,但賭法力,高者為主,卑者為婢,何如?」青蛇怒道:「你有多大本領,敢誇大言!」就將身邊一口寶劍掣起,望白蛇臉上砍來。白蛇不慌不忙,把腰間雙口寶劍拔起,劈面架住。鬥不上數合,白蛇本事果然高強,不知口中念念甚麼,喝聲「疾!」青蛇手中寶劍不知不覺早被他收過去了,只剩兩手空空。青蛇大驚,慌忙跪下,口稱:「娘娘,休要動手,小青愿作丫環服事娘娘,乞饒一命。」白蛇笑道:「我不過略施小術,服你之心而已。既愿作婢,就罷了,豈肯害你的命。」青蛇大喜,遂向白蛇拜了四拜,口稱:「娘娘在上,婢子小青叩見。」白蛇扶起,同進花園。自此,二妖棲宿在此園中,主婢稱呼。15 
正是:16 
同聲相應同棲止,淡妝巧扮待情郎。17 
再表許漢文在王員外藥店,員外愛惜他,如同父子。看看過了臘景殘冬,又值春光明媚,時屆清明佳節,桃李芳菲。漢文坐在店中,看那路上紛紛皆是要去祭掃墳塋。漢文不覺觸動心懷,想道:自從父母棄世之後,蒙姐夫照顧,今已長成,從未曾到父母墳墓省視。今值清明,你看人人皆去祭掃墳塋,我不免稟過員外,明早前往父母墳上祭奠一番,稍盡人子之心。主意已定,即時入內,正值員外在廳閒坐,看見漢文進來,問道:「賢姪進來有何事情?」漢文道:「啟上員外得知:小姪自幼失卻父母,投靠姊夫家中,蒙姊夫撫誨成人。每念奉養既虧,祭奠又缺,茲值清明,小姪意欲明早往父母墳上祭奠,稍盡人子寸心,未知員外允否?」員外笑道:「你要去祭掃父母墳塋,乃行孝之事,理所當然,我焉有不允之理。」漢文大喜,謝別員外,仍往店中料理藥材去了。這員外就叫家人王端前去買辦錢紙牲物,明早挑往墓上祭掃不題。18 
漢文這一去,有分教:眼前平定,頓起風波。要知後事,且聽下文分解。
今古奇觀第六卷
白娘子永鎮雷峰塔
維基 -> 今古奇觀 -> 第六卷白娘子永鎮雷峰塔
《第六卷白娘子永鎮雷峰塔》[查看正文] [修改] [查看歷史]
1 山外青山樓外樓,西湖歌舞幾時休?2 暖風熏得遊人醉,直把杭州作汴州。3 話說西湖景致,山水鮮明。晉朝咸和年間,山水大發,洶湧流入西門。忽然水內有牛一頭見,渾身金色。後水退,其牛隨行至北山,不知去向。哄動杭州市上之人,皆以為顯化,所以建立一寺,名曰金牛寺。西門,即今之湧金門,立一座廟,號金華將軍。當時有一番僧,法名渾壽羅,到此武林郡雲遊,玩其山景,道:「靈鷲山前小峰一座,忽然不見,原來飛到此處。」當時人皆不信。僧言:「我記得靈鷲山前峰嶺,喚做靈鷲嶺,這山洞裡有個白猿,看我呼出為驗。」果然呼出白猿來。山前有一亭,今喚做冷泉亭。又有一座孤山,生在西湖中。先曾有林和靖先生在此山隱居。使人搬挑泥石,砌成一條走路,東接斷橋,西接棲霞嶺,因此喚作孤山路。又唐時有刺史白樂天,築一條路,南至翠屏山,北至棲霞嶺,喚做白公堤,不時被山水沖倒,不只一番,用官錢修理。後宋時,蘇東坡來做太守,因見有這兩條路,被水沖壞,就買木石,起人夫,築得堅固。六橋上朱紅欄杆,堤上栽種桃柳,到春景融和,端的十分好景,堪描入畫。後人因此只喚做蘇公堤。又孤山路畔,起造兩條石橋,分開水勢,東邊喚做斷橋,西邊喚做西寧橋。真乃:4 隱隱山藏三百寺,依稀雲鎖二高峰。5 說話的,只說西湖美景,仙人古蹟。俺今日且說一個俊俏後生,只因遊玩西湖,遇著兩個婦人,直惹得幾處州城,鬧動了花街柳巷。有分教:才人把筆,編成一本風流話本。單說那子弟,姓甚名誰?遇著甚般樣的婦人?惹出甚般樣事?有詩為證:6 清明時節雨紛紛,路上行人欲斷魂;7 借問酒家何處有,牧童遥指杏花村。8 話說宋高宗南渡,紹興年間,杭州臨安府過軍橋黑珠巷內有一個宦家,姓李名仁,見做南廊閣子庫募事官,又與邵太尉管錢糧。家中妻子,有一個兄弟許宣,排行小乙。他爹曾開生藥店。自幼父母雙亡,卻在表叔李將仕家生藥鋪做主管,年方二十二歲。那生藥店開在官巷口。忽一日,許宣在鋪內做買賣,只見一個和尚來到門首,打個問訊道:「貧僧是保俶塔寺內僧,前日已送饅頭並卷子在宅上。今清明節近,追修祖宗,望小乙官到寺燒香,勿誤。」許宣道:「小子准來。」9 和尚相別去了。許宣至晚歸姐夫家去。原來許宣無有老小,只在姐姐家住。當晚與姐姐說:「今日保俶塔和尚來請菴子,明日要薦祖宗,走一遭了來。」��日早起買了紙馬、蠟燭、經幡、錢垛一應等項,吃了飯,換了新鞋襪衣服,把菴子錢馬使條袱子包了,逕到官巷口李將仕家來。李將仕見了,問許宣何處去,許宣道:「我今日重去保俶塔燒菴子,追薦祖宗,乞叔叔容暇一日。」李將仕道:「你去便回。」10 許宣離了鋪中、人壽安坊、花市街、過井亭橋,往清河街後錢塘門,行石函橋過放生碑,逕到保俶塔寺。尋見送饅頭的和尚,懺悔過疏頭,燒了菴子,到佛殿上看眾僧唸經。吃齋罷,別了和尚,離寺迤逶閒走,過西寧橋、孤山路、四聖觀,來看林和靖墳,到六一泉閒走。不期雲生西北,霧鎖東南,落下微微細雨,漸大起來。正是清明時節,少不得天公應時,催花雨下,那陣雨下得綿綿不絕。許宣見腳下濕,脫下了新鞋襪,走出四聖觀來尋船,不見一隻。正沒擺佈處,只見一個老兒,搖著一隻船過來。許宣暗喜,認時正是張阿公。叫道:「張阿公,搭我則個。」老兒聽得叫,認時,原來是許小乙。將船搖近岸來,道:「小乙官,著了雨,不知要何處上岸?」許宣道:「湧金門上岸。」11 這老兒扶許宣下船,離了岸,搖近豐樂樓來。搖不上十數丈水面,只見岸上有人叫道:「公公,搭船則個。」許宣看時,是一個婦人,頭戴孝頭髻,烏雲畔插闃些素釵梳,穿一領白絹衫兒,下穿一條細麻布裙。這婦人肩下一個丫鬟,身上穿著青衣服,頭上一雙角髻,戴兩條大紅頭須,插著兩件首飾,手中捧著一個包兒要搭船。那老張對小乙官道:「『因風吹火,用力不多』,一發搭了他去。」許宣道:「你便叫他下來。」
0 notes
Photo
日本SFの先駆者、海野十三の傑作短篇集(日下三蔵・編) . . 【収録作品:掲載誌】 ・電気風呂の怪死事件「新青年」(28年) ・階段「新青年」(30年) ・恐しき通夜「新青年」(31年) ・蠅「ぷろふいる」(34年) ・顔「ぷろふいる」(34年) ・不思議なる空間断層「ぷろふいる」(35年) ・火葬国風景「帝都日日新聞」(35年) ・十八時の音楽浴「モダン日本」(37年) ・盲光線事件「キング」(37年) ・生きている腸「週刊朝日」(38年) ・三人の双生児「新青年」(35年) ・「三人の双生児」の故郷に帰る (エッセイ)「シュピオ」(37年) . . SFだけでなく、推理ものやホラーなど多彩なジャンルの短篇を収録。 レコードで言うところの "ベスト盤" のような濃厚さで、これ1冊で海野十三の魅力は十分伝わる。 . 探偵小説デビュー作『電気風呂の怪死事件』、題名の通り「蠅」を題材にした掌編オムニバス『蠅』、生きた腸と同棲する医学生を描いたSFホラー『生きている腸』が特に面白かった。 皮肉めいててどこかユーモラスな作風が印象的。 . 海野十三『火葬国風景』(15) . #読書 #読了 #本 #ミステリ #sf #ホラー #怪奇 #幻想 #小説 #海野十三 #book #detectivenovel https://www.instagram.com/p/B_1No60pfo5/?igshid=2qud4k65ufp6
1 note
·
View note
Photo
#長崎セントラル劇場 で#phantomthread をようやく観た。夏にぴったりの怪談といったところ。#創元推理文庫 の#怪奇小説傑作集 とかのアンソロジーに入っていそうな風味。毒キノコにはご用心。 (長崎セントラル劇場)
0 notes
Text
著作リスト
【単著・共著】
2013年『皆勤の徒』(東京創元社) 2015年『隔世遺傳『皆勤の徒』設定資料集』(東京創元社 電子書籍のみ) 『皆勤の徒』(創元SF文庫) 2018年『皆勤の徒』英訳版"Sisyphean"(Haikasoru 翻訳 ダニエル・ハドルストン) 2019年『宿借りの星』(東京創元社) 2020年『オクトローグ: 酉島伝法作品集成』(早川書房) 『るん(笑)』(集英社) 2021年『皆勤の徒』フランス語版"Sisyphéen "(Atelier Akatombo 翻訳 Frank Sylvain、Stéphane de Torquat、Dominique Sylvain) 2022年 高山羽根子、倉田タカシ、酉島伝法の共著『旅書簡集 ゆきあってしあさって』(東京創元社) 2023年 『るん(笑)』(集英社文庫) 『金星の蟲』 (ハヤカワ文庫JA) 長編『奏で手のヌフレツン』 (河出書房新社) 2024年 『宿借りの星』(創元SF文庫)
【雑誌連載】
『S-Fマガジン』2016 4月号より、イラストストーリー「幻視百景」を連載中
【アンソロジー】
2011年 『年刊日本SF傑作選 結晶銀河』(東京創元社)に中編「皆勤の徒」
2012年 『原色の想像力2』に中編「洞の街」(東京創元社)
2014年 『年刊日本SF傑作選 さよならの儀式』に掌編「電話中につき、ベス」(東京創元社) 『夏色の想像力』に短編「金星の蟲」 『NOVA+ 書き下ろし日本SFコレクション バベル』に中編「奏で手のヌフレツン」(河出書房新社)
2015年 『多々良島ふたたび ウルトラ怪獣アンソロジー 01』に短編「痕の祀り」(早川書房) 『年刊日本SF傑作選 折り紙衛星の伝説』(東京創元社)に短編「環刑錮」『短篇ベストコレクション 現代の小説2015』(徳間書店)に短編「環刑錮」
2016年 『本を巡る不思議な物語』(日本図書設計家協会)に掌編「ひとり気味」 『Out to Launch!』に掌編「暫像」
2017年 『年刊日本SF傑作選 行き先は特異点』に短編「ブロッコリー神殿」(東京創元社) 『BLAME! THE ANTHOLOGY』(早川書房)に短編「堕天の塔」
2018年 『多々良島ふたたび ウルトラ怪獣アンソロジー』文庫版に「痕の祀り」(早川書房)
2019年 『宙を数える』に短編「黙唱」(東京創元社)
2020年 大森望・伴名練編『2010年代SF傑作選2』(早川書房)に「環刑錮」が採録。
2021年 「宇宙」テーマの短編アンソロジー『短編宇宙』(集英社文庫)に短編「惑い星」 『NOVA 2021年夏号』(河出文庫)に、短編「お務め」 『異常論文』 (ハヤカワ文庫JA)に、短編「四海文書注解抄」
2022年 日本文藝家協会 編『文学2022』(講談社)に、「もふとん」が採録。 大森望編『ベストSF2022』(竹書房)に、「もふとん」が採録。
2024年 『サイボーグ009トリビュート』(河出文庫)に002が主役の「八つの部屋」を寄稿。 昆虫テーマアンソロジー『The Mad Butterfly's Ball』(Preston Grassmann & Chris Kelso編 PS Publishing)に「Honeydew」という小品を挿画つきで寄稿(Preston grassmannさんとchiyoko tanakaさんの共訳)
【雑誌掲載の小説など】
2013年 『ミステリーズ!』vol.57(東京創元社)に中編『百々似隊商』
2014年 『SFマガジン』4月号(早川書房)に短編「環刑錮」
2015年 『群像』4月号に中篇「三十八度通り」 『SFマガジン』6月号(早川書房)に短篇「痕の祀り」 『現代詩手帖』5月号(思潮社)に短編「橡」 『図書設計』89号(日本図書設計家協会)に、掌編「ひとり気味」 『ユリイカ』8月号(青土社)に短編「摩天の軽業師」
2016年 『SFマガジン』 4月号(早川書房)より、イラストストーリー「幻視百景」を連載開始〜 『別冊文藝春秋』5月号(文藝春秋社)に短編「ブロッコリー神殿」
2017年 『小説すばる』6月号(集英社)に短編「彗星狩り」 『小説すばる』9月号(集英社)に中編「千羽びらき」 『現代詩手帖』9月号(思潮社)に詩「存に靡く」
2018年 『ユリイカ』 2月号(青土社)に詩とイラスト「御身の名は」 『たべるのがおそい』vol.6(書肆侃侃房)に短編「彼」
2019年 『小説すばる』1月号(集英社)に中編「猫の舌と宇宙耳」
2020年 『小説すばる1月号』最新SF特集にフラッシュフィクション「ひとりとも」
2021年 『文藝』夏季号の特集1「もふもふもふもふ」に、短編「もふとん」 『紙魚の手帖』vol.2(東京創元社)に、短編「無常商店街」と、『旅書簡集 ゆきあってしあさって』の予告編として、高山羽根子さん、倉田タカシさん、酉島の三��で絵手紙
2022年 漫画と文学のリトルプレス『ランバーロール05』(タバブックス)に、短編「��室」
2023年 KCI(京都服飾文化研究財団)の広報誌『服をめぐる』22号に、掌編「つれあい」 『現代詩手帖7月号』、夏の作品特集「幻想とポエジー」に「転轍機」という幻想詩を寄稿。 『紙魚の手帖Vol.12』の「Genesis 夏のSF特集」にて、円城塔「ローラのオリジナル」の扉絵を担当。
【解説】
2014年 イアン・マクドナルド『旋舞の千年都市』(東京創元社)の解説 『サンリオSF文庫総解説』(本の雑誌社)に「不安定な時間」と「着飾った捕食家たち」の解説
2015年 田中啓文『イルカは笑う』の解説 『ハヤカワ文庫SF総解説2000』にて、カート・ヴォネガット『タイタンの妖女』、フィリップ・ホセ・ファーマー『恋人たち』、R・A・ラファティ『九百人のお祖母さん』、ウィリアム・ギブスン『スプロール三部作』、イアン・マクドナルド『火星夜想曲』、グレッグ・イーガン『ディアスポラ』を担当。 イアン・マクドナルド『旋舞の千年都市』(創元SF文庫)の解説を再録。
2017年 宮内悠介『超動く家にて』(東京創元社)の解説
2019年 ギョルゲ・ササルマン『方形の円──偽説・都市生成論』(東京創元社)の解説
2020年 町田康『湖畔の愛』(新潮文庫)に解説。
2021年 宮内悠介『超動く家にて』文庫版に、単行本に寄せた解説を再録。
2022年 『ハヤカワ文庫JA総解説1500』(早川書房)で、神林長平『プリズム』『言壺』、牧野修『MOUSE』の解説を担当。 ミック・ジャクソン著 田内志文訳『こうしてイギリスから熊がいなくなりました』(東京創元社)文庫版の解説を担当。
2023年 ジム・トンプスン著 森田義信訳『ゴールデン・ギズモ』(文遊社 装幀 黒洲零)の解説を担当。 ギョルゲ・ササルマン『方形の円──偽説・都市生成論』(創元SF文庫)の解説を再録。 『創元SF文庫総解説』(東京創元社)で、カレル・チャペック『山椒魚戦争』、J・G・バラード『殺す』、石川宗生『半分世界』の三作を担当。
【雑誌掲載のエッセイや書評など】
2013年 『小説現代』(講談社)12月号にコラム「当日消卵有効」
2014年 『群像』4月号(講談社)に、エッセイ「件の教授は笛を手に」。 『ユリイカ』4月号(青土社)にコラム「錬金術少年」。 『ミステリーズ!』vol. 65(東京創元社)に、エッセイ「わたしと東京創元社」。
2015年 『SFマガジン』4月号(早川書房)「ハヤカワ文庫SF総解説 PART1」で、カート・ヴォネガットの『タイタンの妖女』とフィリップ・ホセ・ファーマーの『恋人たち』の解説。 『SFマガジン』6月号(早川書房)「ハヤカワ文庫SF総解説 PART2」で、RAラファティ『九百人のお祖母さん』とウィリアム・ギブスン『スプロール三部作』の解説 『SFマガジン』8月号(早川書房)の「ハヤカワ文庫SF総解説PART3」で、イアン・マクドナルド『火星夜想曲』とグレッグ・イーガン『ディアスポラ』の解説。 以上は『ハヤカワ文庫SF総解説2000』(早川書房)にも収録。 『群像』11月号(講談社)に、星野智幸『呪文』の書評。
2016年 『きまぐれ星からの伝言』(徳間書店)にて「おーい でてこーい」の解説 『月刊MdN 』8月号の特集「表現者100人の「この作品を語らせろ! 」。 『小説すばる』4月号(集英社)のコラム「Oh! my IDOL」。 『現代詩手帖』7月号伊藤浩子『未知の逸脱のために』の書評。 『SFマガジン』10月号(早川書房)の特集「SF映画総解説 PART 1」にて、「吸血鬼ゴケミドロ」「フェイズⅣ」「ガンダーラ」の解説
2017年 『SFマガジン』4月号にて石川宗生『半分世界』の書評 『文藝』2018年夏季号(河出書房新社)に町田康『湖畔の愛』の書評 『たべるのがおそい』vol.5(書肆侃侃房)の「文と場所」にエッセイ「おさまりのよい場所」
2018年 『ミステリーズ!』vol.90(東京創元社)にエッセイ「私の一冊」 『Hanako』No. 1163(マガジンハウス)にて『奪われた家/天国の扉 動物寓話集』(コルタサル/寺尾隆吉訳)の書評。 『SFマガジン』10月号(早川書房)にて、円城塔『文字渦』の書評 『BRUTUS』No. 884 (マガジンハウス)特集【危険な読書】で「奇妙な生き物が出てくる本」を紹介
2019年 『SFマガジン』10月号(早川書房)の「神林長平特集」にイラストエッセイ、「伴名練総解説」に「ゼロ年代の臨界点」の解説。 『すばる10月号』(集英社)にて、高山羽根子『カム・ギャザー・ラウンド・ピープル』の書評
2020年 『Hanako』No. 1183号(100人の大銀座)の、クロスレビュー「同じ釜の本を食らう」にて、新装版が刊行された岡上淑子『はるかな旅 岡上淑子作品集』のレビュー。 『SFマガジン』10月号「ハヤカワ文庫SF創刊50周年記念特集」の「わたしのいちばん好きなハヤカワ文庫SF」にエッセイ。 集英社の読書情報誌『青春と読書』12月号に、『るん(笑)』についてのエッセイ。
2021年 『SFが読みたい! 2021年版』に、「ベストSF2020」国内篇1位となった『オクトローグ』の自作改題と「2021年のわたし」 『SFマガジン』4月号の小林泰三特集の、「マイ・フェイバリット小林泰三」に寄稿。 『SFマガジン8月号』の「ハヤカワ文庫JA総解説PART1」で、JA0227 神林長平『プリズム』を担当。 マリコ・タマキ作 ジリアン・タマキ画 三辺律子訳『THIS ONE SUMMER』(岩波書店)に帯文。 『SFマガジン』10月号「ハヤカワ文庫JA総解説PART2」で、牧野修『MOUSE』を担当。 『SFマガジン12月号』の「ハヤカワ文庫JA総解説PART3」で、神林長平『言壺』を担当 『カモガワGブックスvol.3〈未来の文学〉完結記念号』にエッセイ 辻本力編『生活考察 Vol.08』(タバブックス)に、エッセイ「室内雨天」
2022年 『SFが読みたい! 2022年版』に「2022年のわたし」 『BOOKMARK』の緊急特集号「Books and Wars 戦争を考える」に寄稿。 『現代詩手帖9月号』に、平鹿由希子『集真藍里』の書評。 『ねむらない樹vol.9』(書肆侃侃房)の左川ちか小特集にエッセイ。 東京創元社編集部編『創元SF文庫総解説』第1回(Web東京創元社マガジン)で、カレル・チャペック『山椒魚戦争』を担当。 『新潮』11月号に「円城塔『ゴジラS.P』」の書評。 国書刊行会創業50周年記念冊子『私が選ぶ国書刊行会の3冊』に寄稿。 辻本力『失われた"雑談"を求めて』(タバブックス)にて雑談。 『NumeroTOKYO 2023年1・2月合併号』の「SFと宇宙の特集」にてアンケート
2023年 『SFが読みたい! 2023年版』に「2023年のわたし」 別冊太陽『江戸川乱歩――日本探偵小説の父』戸川安宣監修(平凡社)に「パノラマ島奇譚」について寄稿。 『SFマガジン6月号』〈藤子・F・不二雄のSF短編〉特集の「SF短編コミック総解説企画」で、「影男」と「山寺グラフィティ」の二作を担当。 『クロワッサン』の「話題の本、気になる本」にて、ビジュアル版『五色の舟』(津原泰水著 宇野亞喜良画 Toshiya Kamei英訳 河出書房新社)を紹介。 深緑野分『空想の海』(KADOKAWA)のレビュー。 日刊ゲンダイ7月25日号(24日発行)の『週間読書日記』に読書日記(『サイボーグになる』『どれほど似ているか』『あなたは月面に倒れている』『九月と七月の姉妹』『アホウドリの迷信』などに触れる) 『創元SF文庫総解説』第6回では、J・G・バラード『殺す』を担当。 金原瑞人・三辺律子 編『BOOKMARK2』(CCCメディアハウス 装画オザワミカ 装幀川名潤)にタブッキについての文章を再録。 『紙魚の手帖』vol.14のコラム「わたしの必需品」に寄稿。栞についてです。 ブックファースト新宿店の『名著百選2023』に参加。 『ユリイカ 2024年1月号』の「特集*panpanya ―夢遊するマンガの10年―」に、エッセイを寄稿。
2024年 『SFが読みたい! 2024年版』の「2024年のわたし」に寄稿 『SFマガジン』6月号に、ハワード・ウォルドロップの追悼エッセイを寄稿。『紙魚の手帖 vol.18』夏のSF特集「GENESIS」号の「わたしと東京創元社」にエッセイを寄稿。 横田創『埋葬』(中公文庫)に帯文。
【掲載・配信された対談・インタビュー等】
2013年 SFウェブマガジン『アニマソラリス』で『皆勤の徒』についてメールインタビュー。
2014年 『SFが読みたい! 2014年版』で大森望さんによるメールインタビュー。
2018年 「ウィアード・フィクション・レビュー」からメールインタビュー。後にWebミステリーズに掲載。 『BRUTUS』No. 884 特集【危険な読書】のための取材。「奇妙な生き物が出てくる本」
2019年 WEBメディアVG+ (バゴプラ)にて、メールインタビュー。 朝日新聞にインタビューいただく。「造語だらけの小説、でもすらすら読める 奇妙な世界観」、ロングバージョン「造語だらけのポストヒューマン小説はいかに生まれたか「宿借りの星」酉島伝法8000字インタビュー」 『BRUTUS』「ことばの、答え」特集で、執筆環境を取材いただく。
2021年 WEB本の雑誌「作家の読書道」で瀧井朝世さんに取材いただく。 日本経済新聞 からインタビュー。「デマ、世論誘導…フェイクが題材 エンタメ小説の警鐘」 2022年 『文藝』2022年夏季号の特集4「SFマガジン責任編集 グレッグ・イーガン祭」にて、橋本輝幸×長谷川愛×酉島伝法のイーガン鼎談
2023年 「ほんタメ文学賞 2022年上半期」【 あかりん部門 】の大賞受賞記念でyoutube番組ほんタメに出演。
『ユリイカ2023年7月号』の「特集=奇書の世界」で、円城塔さん��奇書について対談
『るん(笑)』の文庫化と『江戸POP道中文字栗毛』の刊行記念で、児玉雨子さんと対談。 好書好日 朝宮運河のホラーワールド渉猟にて、『奏で手のヌフレツン』についてインタビュー。
2024年 日本近代文学館主催の「2023年の声のライブラリー」企画で、近藤ようこさんの朗読+対談。
『奏で手のヌフレツン』について、WebMagazine「アニマ・ソラリス」にインタビュー。
1 note
·
View note
Text
iFontMaker - Supported Glyphs
Latin//Alphabet// ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZabcdefghijklmnopqrstuvwxyz0123456789 !"“”#$%&'‘’()*+,-./:;<=>?@[\]^_`{|}~ Latin//Accent// ¡¢£€¤¥¦§¨©ª«¬®¯°±²³´µ¶·¸¹º»¼½¾¿ÀÁÂÃÄÅ��ÇÈÉÊËÌÍÎÏÐÑÒÓÔÕÖ×ØÙÚÛÜÝÞßàáâãäåæçèéêëìíîïðñòóôõö÷øùúûüýþÿ Latin//Extension 1// ĀāĂ㥹ĆćĈĉĊċČčĎďĐđĒēĔĕĖėĘęĚěĜĝĞğĠġĢģĤĥĦħĨĩĪīĬĭĮįİıIJijĴĵĶķĸĹĺĻļĽľĿŀŁłŃńŅņŇňʼnŊŋŌōŎŏŐőŒœŔŕŖŗŘřŚśŜŝŞşŠšŢţŤťŦŧŨũŪūŬŭŮůŰűŲųŴŵŶŷŸŹźŻżŽžſfffiflffifflſtst Latin//Extension 2// ƀƁƂƃƄƅƆƇƈƉƊƋƌƍƎƏƐƑƒƓƔƕƖƗƘƙƚƛƜƝƞƟƠơƢƣƤƥƦƧƨƩƪƫƬƭƮƯưƱƲƳƴƵƶƷƸƹƺƻƼƽƾƿǀǁǂǃDŽDždžLJLjljNJNjnjǍǎǏǐǑǒǓǔǕǖǗǘǙǚǛǜǝǞǟǠǡǢǣǤǥǦǧǨǩǪǫǬǭǮǯǰDZDzdzǴǵǶǷǸǹǺǻǼǽǾǿ Symbols//Web// –—‚„†‡‰‹›•…′″‾⁄℘ℑℜ™ℵ←↑→↓↔↵⇐⇑⇒⇓⇔∀∂∃∅∇∈∉∋∏∑−∗√∝∞∠∧∨∩∪∫∴∼≅≈≠≡≤≥⊂⊃⊄⊆⊇⊕⊗⊥⋅⌈⌉⌊⌋〈〉◊♠♣♥♦ Symbols//Dingbat// ✁✂✃✄✆✇✈✉✌✍✎✏✐✑✒✓✔✕✖✗✘✙✚✛✜✝✞✟✠✡✢✣✤✥✦✧✩✪✫✬✭✮✯✰✱✲✳✴✵✶✷✸✹✺✻✼✽✾✿❀❁❂❃❄❅❆❇❈❉❊❋❍❏❐❑❒❖❘❙❚❛❜❝❞❡❢❣❤❥❦❧❨❩❪❫❬❭❮❯❰❱❲❳❴❵❶❷❸❹❺❻❼❽❾❿➀➁➂➃➄➅➆➇➈➉➊➋➌➍➎➏➐➑➒➓➔➘➙➚➛➜➝➞➟➠➡➢➣➤➥➦➧➨➩➪➫➬➭➮➯➱➲➳➴➵➶➷➸➹➺➻➼➽➾ Japanese//かな// あいうえおかがきぎくぐけげこごさざしじすずせぜそぞただちぢつづてでとどなにぬねのはばぱひびぴふぶぷへべぺほぼぽまみむめもやゆよらりるれろわゐゑをんぁぃぅぇぉっゃゅょゎゔ゛゜ゝゞアイウエオカガキギクグケゲコゴサザシジスズセゼソゾタダチヂツヅテデトドナニヌネノハバパヒビピフブプヘベペホボポマミムメモヤユヨラリルレロワヰヱヲンァィゥェォッャュョヮヴヵヶヷヸヹヺヽヾ Japanese//小学一年// 一右雨円王音下火花貝学気九休玉金空月犬見五口校左三山子四糸字耳七車手十出女小上森人水正生青夕石赤千川先早草足村大男竹中虫町天田土二日入年白八百文木本名目立力林六 Japanese//小学二年// 引羽雲園遠何科夏家歌画回会海絵外角楽活間丸岩顔汽記帰弓牛魚京強教近兄形計元言原戸古午後語工公広交光考行高黄合谷国黒今才細作算止市矢姉思紙寺自時室社弱首秋週春書少場色食心新親図数西声星晴切雪船線前組走多太体台地池知茶昼長鳥朝直通弟店点電刀冬当東答頭同道読内南肉馬売買麦半番父風分聞米歩母方北毎妹万明鳴毛門夜野友用曜来里理話 Japanese//小学三年// 悪安暗医委意育員院飲運泳駅央横屋温化荷開界階寒感漢館岸起期客究急級宮球去橋業曲局銀区苦具君係軽血決研県庫湖向幸港号根祭皿仕死使始指歯詩次事持式実写者主守取酒受州拾終習集住重宿所暑助昭消商章勝乗植申身神真深進世整昔全相送想息速族他打対待代第題炭短談着注柱丁帳調追定庭笛鉄転都度投豆島湯登等動童農波配倍箱畑発反坂板皮悲美鼻筆氷表秒病品負部服福物平返勉放味命面問役薬由油有遊予羊洋葉陽様落流旅両緑礼列練路和 Japanese//小学四年// 愛案以衣位囲胃印英栄塩億加果貨課芽改械害街各覚完官管関観願希季紀喜旗器機議求泣救給挙漁共協鏡競極訓軍郡径型景芸欠結建健験固功好候航康告差菜最材昨札刷殺察参産散残士氏史司試児治辞失借種周祝順初松笑唱焼��照賞臣信成省清静席積折節説浅戦選然争倉巣束側続卒孫帯隊達単置仲貯兆腸低底停的典伝徒努灯堂働特得毒熱念敗梅博飯飛費必票標不夫付府副粉兵別辺変便包法望牧末満未脈民無約勇要養浴利陸良料量輪類令冷例歴連老労録 Japanese//小学五〜六年// 圧移因永営衛易益液演応往桜恩可仮価河過賀快解格確額刊幹慣眼基寄規技義逆久旧居許境均禁句群経潔件券険検限現減故個護効厚耕鉱構興講混査再災妻採際在財罪雑酸賛支志枝師資飼示似識質舎謝授修述術準序招承証条状常情織職制性政勢精製税責績接設舌絶銭祖素総造像増則測属率損退貸態団断築張提程適敵統銅導徳独任燃能破犯判版比肥非備俵評貧布婦富武復複仏編弁保墓報豊防貿暴務夢迷綿輸余預容略留領異遺域宇映延沿我灰拡革閣割株干巻看簡危机貴揮疑吸供胸郷勤筋系敬警劇激穴絹権憲源厳己呼誤后孝皇紅降鋼刻穀骨困砂座済裁策冊蚕至私姿視詞誌磁射捨尺若樹収宗就衆従縦縮熟純処署諸除将傷障城蒸針仁垂推寸盛聖誠宣専泉洗染善奏窓創装層操蔵臓存尊宅担探誕段暖値宙忠著庁頂潮賃痛展討党糖届難乳認納脳派拝背肺俳班晩否批秘腹奮並陛閉片補暮宝訪亡忘棒枚幕密盟模訳郵優幼欲翌乱卵覧裏律臨朗論 Japanese//中学// 亜哀挨曖扱宛嵐依威為畏尉萎偉椅彙違維慰緯壱逸芋咽姻淫陰隠韻唄鬱畝浦詠影鋭疫悦越謁閲炎怨宴援煙猿鉛縁艶汚凹押旺欧殴翁奥憶臆虞乙俺卸穏佳苛架華菓渦嫁暇禍靴寡箇稼蚊牙瓦雅餓介戒怪拐悔皆塊楷潰壊懐諧劾崖涯慨蓋該概骸垣柿核殻郭較隔獲嚇穫岳顎掛括喝渇葛滑褐轄且釜鎌刈甘汗缶肝冠陥乾勘患貫喚堪換敢棺款閑勧寛歓監緩憾還環韓艦鑑含玩頑企伎忌奇祈軌既飢鬼亀幾棋棄毀畿輝騎宜偽欺儀戯擬犠菊吉喫詰却脚虐及丘朽臼糾嗅窮巨拒拠虚距御凶叫狂享況峡挟狭恐恭脅矯響驚仰暁凝巾斤菌琴僅緊錦謹襟吟駆惧愚偶遇隅串屈掘窟繰勲薫刑茎契恵啓掲渓蛍傾携継詣慶憬稽憩鶏迎鯨隙撃桁傑肩倹兼剣拳軒圏堅嫌献遣賢謙鍵繭顕懸幻玄弦舷股虎孤弧枯雇誇鼓錮顧互呉娯悟碁勾孔巧甲江坑抗攻更拘肯侯恒洪荒郊貢控梗喉慌硬絞項溝綱酵稿衡購乞拷剛傲豪克酷獄駒込頃昆恨婚痕紺魂墾懇沙唆詐鎖挫采砕宰栽彩斎債催塞歳載剤削柵索酢搾錯咲刹拶撮擦桟惨傘斬暫旨伺刺祉肢施恣脂紫嗣雌摯賜諮侍慈餌璽軸叱疾執湿嫉漆芝赦斜煮遮邪蛇酌釈爵寂朱狩殊珠腫趣寿呪需儒囚舟秀臭袖羞愁酬醜蹴襲汁充柔渋銃獣叔淑粛塾俊瞬旬巡盾准殉循潤遵庶緒如叙徐升召匠床抄肖尚昇沼宵症祥称渉紹訟掌晶焦硝粧詔奨詳彰憧衝償礁鐘丈冗浄剰畳壌嬢錠譲醸拭殖飾触嘱辱尻伸芯辛侵津唇娠振浸紳診寝慎審震薪刃尽迅甚陣尋腎須吹炊帥粋衰酔遂睡穂随髄枢崇据杉裾瀬是姓征斉牲凄逝婿誓請醒斥析脊隻惜戚跡籍拙窃摂仙占扇栓旋煎羨腺詮践箋潜遷薦繊鮮禅漸膳繕狙阻租措粗疎訴塑遡礎双壮荘捜挿桑掃曹曽爽喪痩葬僧遭槽踪燥霜騒藻憎贈即促捉俗賊遜汰妥唾堕惰駄耐怠胎泰堆袋逮替滞戴滝択沢卓拓託濯諾濁但脱奪棚誰丹旦胆淡嘆端綻鍛弾壇恥致遅痴稚緻畜逐蓄秩窒嫡抽衷酎鋳駐弔挑彫眺釣貼超跳徴嘲澄聴懲勅捗沈珍朕陳鎮椎墜塚漬坪爪鶴呈廷抵邸亭貞帝訂逓偵堤艇締諦泥摘滴溺迭哲徹撤添塡殿斗吐妬途渡塗賭奴怒到逃倒凍唐桃透悼盗陶塔搭棟痘筒稲踏謄藤闘騰洞胴瞳峠匿督篤凸突屯豚頓貪鈍曇丼那謎鍋軟尼弐匂虹尿妊忍寧捻粘悩濃把覇婆罵杯排廃輩培陪媒賠伯拍泊迫剝舶薄漠縛爆箸肌鉢髪伐抜罰閥氾帆汎伴畔般販斑搬煩頒範繁藩蛮盤妃彼披卑疲被扉碑罷避尾眉微膝肘匹泌姫漂苗描猫浜賓頻敏瓶扶怖附訃赴浮符普腐敷膚賦譜侮舞封伏幅覆払沸紛雰噴墳憤丙併柄塀幣弊蔽餅壁璧癖蔑偏遍哺捕舗募慕簿芳邦奉抱泡胞俸倣峰砲崩蜂飽褒縫乏忙坊妨房肪某冒剖紡傍帽貌膨謀頰朴睦僕墨撲没勃堀奔翻凡盆麻摩磨魔昧埋膜枕又抹慢漫魅岬蜜妙眠矛霧娘冥銘滅免麺茂妄盲耗猛網黙紋冶弥厄躍闇喩愉諭癒唯幽悠湧猶裕雄誘憂融与誉妖庸揚揺溶腰瘍踊窯擁謡抑沃翼拉裸羅雷頼絡酪辣濫藍欄吏痢履璃離慄柳竜粒隆硫侶虜慮了涼猟陵僚寮療瞭糧厘倫隣瑠涙累塁励戻鈴零霊隷齢麗暦劣烈裂恋廉錬呂炉賂露弄郎浪廊楼漏籠麓賄脇惑枠湾腕 Japanese//記号// ・ー~、。〃〄々〆〇〈〉《》「」『』【】〒〓〔〕〖〗〘〙〜〝〞〟〠〡〢〣〤〥〦〧〨〩〰〳〴〵〶 Greek & Coptic//Standard// ʹ͵ͺͻͼͽ;΄΅Ά·ΈΉΊΌΎΏΐΑΒΓΔΕΖΗΘΙΚΛΜΝΞΟΠΡΣΤΥΦΧΨΩΪΫάέήίΰαβγδεζηθικλμνξοπρςστυφχψωϊϋόύώϐϑϒϓϔϕϖϚϜϞϠϢϣϤϥϦϧϨϩϪϫϬϭϮϯϰϱϲϳϴϵ϶ϷϸϹϺϻϼϽϾϿ Cyrillic//Standard// ЀЁЂЃЄЅІЇЈЉЊЋЌЍЎЏАБВГДЕЖЗИЙКЛМНОПРСТУФХЦЧШЩЪЫЬЭЮЯабвгдежзийклмнопрстуфхцчшщъыьэюяѐёђѓєѕіїјљњћќѝўџѢѣѤѥѦѧѨѩѪѫѬѭѰѱѲѳѴѵѶѷѸѹҌҍҐґҒғҖҗҘҙҚқҜҝҠҡҢңҤҥҪҫҬҭҮүҰұҲҳҴҵҶҷҸҹҺһҼҽҾҿӀӁӂӇӈӏӐӑӒӓ��ӕӖӗӘәӚӛӜӝӞӟӠӡӢӣӤӥӦӧӨөӪӫӬӭӮӯӰӱӲӳӴӵӶӷӸӹӾӿ Thai//Standard// กขฃคฅฆงจฉชซฌญฎฏฐฑฒณดตถทธนบปผฝพฟภมยรฤลฦวศษสหฬอฮฯะัาำิีึืฺุู฿เแโใไๅๆ็่้๊๋์ํ๎๏๐๑๒๓๔๕๖๗๘๙๚๛
see also How to Edit a Glyph that is not listed on iFontMaker
#FAQ#ifontmaker2#Symbols#Dingbat#Cyrillic#Greek#Coptic#thai#character set#character sets#list#language
6 notes
·
View notes
Photo
Two green books: "Great Weird Tales of The Heisei Era, Vol.1" edited by Masao Higashi and "Iyashi-no mushitachi (Healing Insects)" by Toru Kawabe and Mami Maehata 本が届いた。今日はいい日だ。図らずも再び緑色の本2冊。『平成怪奇小説傑作集1』は全3巻の1巻目。『癒しの虫たち』にはかわいい虫の写真がいっぱい。
0 notes
Text
2018年グッドアルバム
今年はep含めアルバム計116枚の新譜を聴きました。
毎年俺のフィーリングでその年に聴いたアルバムをレビューしていまして、今年もそれをやります。
去年のはコチラ。
https://sekitoh.tumblr.com/post/182021623105/2017年グッドアルバム
白目を剥いて、舌をダラリと垂らしながら、上空45mを旋回しつつ、体を黄金色に発光させた状態で卒業論文を書いていたのでこんなにも旬が過ぎた時期につらつらと書くことになりました。仕方ない。仮に卒業できなかった場合30万円近いお金がかかる訳ですから。
とっくに旬が過ぎてるので、各サイトで去年のまとめ記事がアップされてます。下の2記事は非常に面白かったし、また俺と見解が近くて親近感がアレなので載せておきます。
CINRA,、宇野維正さんの記事。
https://www.cinra.net/column/201812-nostalgia
現代ビジネス、宇野さんと柴那典さんの対談。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/59279
・
・
・
さて、俺的にはどんな音楽の一年だったかというと、
ノスタルジーの過剰供給と暴飲暴食!
音楽のボーダーレス化!
やっぱりEDMは強い!
R&Bも強い!
ラップも強い!
ロックは弱い!
良い音楽は今年もいっぱいあってハッピー!イエーイ!
といった感じでした。安室奈美恵の完全引退、宇多田ヒカルの活躍すごい、DA PUMPのリバイブ、2000年代J-POPコンピの爆売れなどなど、まだCDがドンドコ売れていた時代の幻影に縋りつくかのような商法がイヤに目立って閉口しました。最後の最後にCDを買うという習慣がある層から搾り取ったんで!というあきんど根性なのでしょうか。俺はそういう自滅的な動きはファックです。一方ではミスチルや東京事変のストリーミング解禁など、大物ミュージシャンの時代に即した動きもありました(星野源、米津玄師など今爆発的ヒット中のミュージシャンは逆に未解禁だったりする)。
今後日本の音楽シーンがどうなっていくのか、地獄の底まで付き合ってやろうじゃありませんか。
前置きが長くなりました!���速いきましょう!ドンドンパフパフ!これ書いてる時が一年で一番楽しい!嘘です!
・
・
・
1/24 Luby Sparks 『Luby Sparks』
https://youtu.be/LNRUh2sr00c
聴いてビックリ、なんと現役大学生によるシューゲイザー・ドリームポップ・ギターポップバンド。完全にマイブラ、コクトー・ツインズ、チャプターハウス直系の揺らぎ&爽やかサウンド。
渋谷のタワレコに行ったらメンバー直筆レコメンドがこのアルバムと一緒に置いてあって、ヴォーカルがコクトー・ツインズの『Heaven or Lasvegas』を選んでた。分かるー!激ヤバ名盤っすよねー!と思った。https://youtu.be/6KnYw4EwYGc
余談ですがセルフタイトルアルバムを出してすぐにヴォーカルが抜けました。そんで元ヴォーカルが再加入しました。どっちも良い声してるので特に問題はありません。
・
・
・
1/24 People In The Box 『Kodomo Rengou』
https://youtu.be/n_mYKIaSYFA
年明け早々とてつもない重量のアルバムがリリースされておののきました。これはピープルの金字塔的作品といっても差し支えないくらい。今までのアルバムでもナンバーワン。
奇々怪界な楽曲構成、各楽器の卓越した演奏力、ポップな歌、解釈の余地を残す歌詞、ピープルの魅力は枚挙に暇がない。その魅力が余すところなく発揮されたアルバム。
リリースに先行してリード曲となる「かみさま」のMV、今回監督は作詞作曲を行う波多野さん本人が務めました。MVで聴くと比較対象がないので良さが伝わりにくいんですが、この曲のミソはすさまじい音圧にあります。
アルバムを通して聴いた際に一層その音圧が際立ち、鳥肌が立ちますので、できればアルバムを通して聴いていただきたいです。
・
・
・
3/2 Superorganism 『Superorganism』
https://youtu.be/mJQYRzAoErc
アルバム聴き返してて、今年のリリースかよ!と驚いた一枚。既に世界で確固たる人気を集めている多国籍サイケポップバンド。
脳みそゆるゆるサウンドでトリップ間違いなし。むっちゃ楽しいです。
・
・
・
3/16 Sam Gendel 『4444』
https://youtu.be/8YDybzx5Icg
Knowerのサポートでサックスを吹いてるサムのソロアルバムです。サックスがもうメチャクチャにかっこいいんですけど、このアルバムではぜんっぜん吹きません。ガットギター主体のオリエンタル・ジャズ・アルバムです。俺が勝手にそう名付けました。
下の記事は彼のバックグラウンドを知るのにうってつけです。
http://turntokyo.com/features/features-sam-gendel/
異国情緒漂う楽曲が並び、気付けば聴き入ってしまうこと間違いなし。
こちらではサックスを吹いてます。いいよねぇ…サックスって…。https://youtu.be/XV4596bNP5w
・
・
・
3/23 Jack White 『Boarding House Reach』
https://youtu.be/ShCRN3tFy80
最近は大御所バンドのソロ活動が多い気がする。ジャック・ホワイトはホワイトストライプスのギターヴォーカルでした。久々の新譜です。
これがスッゴイかっこよかった!ガレージオルタナではないですが、彼らしいエグみのあるサウンドがもうギラッギラ!曲数が多いんだけどなんとか最後まで聴ききれます!エグみが強いのにどうしてこんなにキャッチーなのか。鬼才の為せる業。
7曲目くらいの「Over and Over」が尋常じゃないグルーヴで、映像も一緒に見たら完全に呑まれます。めっちゃでっかい爬虫類みたいなウネり方のグルーブという印象を受けました。
ちなみに国内盤のタワレコ特典にはオリジナルピックがついてきていました。いらないね。
・
・
・
3/24 OKADA 『Misery』
https://youtu.be/hBv5w-5ghdg
しっとり静かで不穏、そして美しい!ノーベンバーズとか好きなら刺さるんとちゃうかな!
モアレコのレビューがすごくよいのでそちらを引用します。
ZXYZXY、Greg Oaooas名義でも知られる米フロリダのGregory Pappasによるソロ・プロジェクトOKADAの約1年ぶりとなる6thアルバム。10分超えの大作6曲80分からなる最新作は深いメランコリーに支配されているものの、内在的な希望もあるという作品。 浮遊感のあるシンセとピアノのメロディーと痛みがズキズキするように響くビート、儚げな女性ヴォーカルによる繊細で叙情的なエレクトロニカ~アンビエント。
(http://morerecords.jp/?pid=129697994)
このmore records(@more_records)、こういうアンビエント、ピアノミュージック、フォークなどなど非常に多岐に渡る音楽を取り扱っていて面白いので、新しい音楽聴きたいなという方にはオススメです。自分はよくマイナーなアーティストをこちらからディグってます。
・
・
・
4/6 Tom Misch 『Geography』
https://youtu.be/nEJk2FJJ18c
ハイ来ました!一番いいやつ!俺としては新世代ギター・ヒーロー!ギタープレイ自体は良くも悪くもジョン・メイヤーの二番煎じ感は否めないのだが、ジョン・メイヤーが尋常ならざるカッコよさなので二番煎じだろうとカッコいいものはカッコいいんすわ!
本で何より曲がいい!とってもいい!
・
・
・
4/11 Official髭男dism 『エスカパレード』
https://youtu.be/ReCnlwVZj1M
2012年結成のピアノロック・ポップバンドの1stフルアルバム(おそらく)。これは2018年に聴いたポップアルバムの中では群を抜いてよかったです!一曲目から最高にキャッチーなメロディの連続!ピアノヴォーカル主体のバンドで、ドラマの主題歌にも起用された「ノーダウト」も収録されています。
ポップミュージックの系譜に則ったおいしい進行、ソウルフルで少しクセのある、それでもやはり王道を行くヴォーカルライン、「正解!!!」と大きな声で言いたくなる一枚です。
・
・
・
4/25 小袋成彬 『分離派の夏』
https://youtu.be/GFxpIlsj7xE
宇多田ヒカルと抱き合わせで売り出されることが多かった小袋成彬ですね。彼女のアルバム『fantôme』に収録されている「ともだち」という曲でフィーチャリングして話題になりました。
BOMIの楽曲プロデュースやらOKAMOTO’Sのヴォーカルディレクションやらにもかんでるっぽくて実は手広い。
いや実際すごく私小説的なアルバムといいますか、イーハトーブの中で黙々と作りましたって感じのアルバムで、好き嫌いは分かれると思いました。内省的な作風は好き嫌い分かれがちじゃないですか。そういうやつです。
インタールード的に世界各地で録音した「語り」セクションが入っており、それがアルバムの世界へ没入させてくれる。本を読む感じでアルバム聴く感じでしょうかね。しっかり腰を据えて聴いた方がいいです。
サウンドはどう形容すればいいのか分からんな、、、俺の文脈ではジャンル分け出来ない。
・
・
・
5/27 Kraus 『Path』
https://youtu.be/bfW2iF4pp2I
1人シューゲイザー!クラウス!かなりいい轟音!浴びろ!以上だ!
・
・
・
6/4 HYUKOH 『24 : How to find true love and happiness』
https://youtu.be/aKHbqm-D62Y
サークルの後輩から教えてもらった韓国のバンド。このバンドもジャンル分けに苦しむところがある。
グルーヴィでオルタナティヴ、音の線は補足もあり太くもあり。クール。オールドなロックの匂いも感じる。「graduation」「Citizen Kane」とかが特に好きです。止め・跳ねが心地よく、リバーブの多めにかかったヴォーカルがトリップ感を引き立てる。
YouTubeの再生回数結構いっててビックリしました。ワオ。
・
・
・
6/20 ayutthaya 『dejavu - EP』
https://youtu.be/h_OVjGGgWck
女性ヴォーカルのオルタナロックバンドです。ギターヴォーカル、「昔はゲスの極み乙女。」のドラムほないこかと一緒にマイクロコズムというツーピースバンドをやっていました。そっちもソリッドで良いんですけど、こっちも良い。純正オルタナティヴサウンドが聴けます。このアルバムはちゃんとロックなんですけどね。うへへ。前作の「Good morning - EP」はもっとインディー感(?)あります。
楽器ひとつひとつの音がすごく好きなんですよね。ギターのざらついた感じ、ベースの非常にプレべライクな感じ(これでプレべじゃなかったら恥ずかしいな)、ドラムの太目なサウンド、ヴォーカルの声もすごく素敵。
・
・
・
6/27 宇多田ヒカル 『初恋』
https://youtu.be/jUHjlUviDEc
メッチャ売れたアルバムや!一曲目からずっと名曲が続く至福の60分がこの円盤には入っとる!盤で買え!
タイアップ曲がすごく多いのでプロモーションもすごかったんですが、しっかり良質なアルバムなので、所詮広告で売れたんだろとかそういうディスは一切効果がないです。
前作の「fantôme」からそんなに間を空けずのリリースだったように思う。
思ったので今調べたら二年ぶりのリリースでしたね。まあ普通か��復帰作だった前作がすごくよかったので、今作はどんな感じかなとワクワクしていたのですが、期待通りに良かったです。「Forevermore」という曲が特にお気に入りです。「ULTRA BLUE」に通ずる刹那を感じます。「パクチーの唄」は「ぼくはくま」的なアレですね。
宇多田ヒカルはトラックがええなあと思います。ぼくは。
文句のつけようがない一枚。拍手!パチパチ!
・
・
・
https://youtu.be/jUHjlUviDEc
メッチャ売れたアルバムや!一曲目からずっと名曲が続く至福の60分がこの円盤には入っとる!盤で買え!
タイアップ曲がすごく多いのでプロモーションもすごかったんですが、しっかり良質なアルバムなので、所詮広告で売れたんだろとかそういうディスは一切効果がないです。
前作の「fantôme」からそんなに間を空けずのリリースだったように思う。
思ったので今調べたら二年ぶりのリリースでしたね。まあ普通か。復帰作だった前作がすごくよかったので、今作はどんな感じかなとワクワクしていたのですが、期待通りに良かったです。「Forevermore」という曲が特にお気に入りです。「ULTRA BLUE」に通ずる刹那を感じます。「パクチーの唄」は「ぼくはくま」的なアレですね。
宇多田ヒカルはトラックがええなあと思います。ぼくは。
文句のつけようがない一枚。拍手!パチパチ!
・
・
・
6/27 Jamie Isaac 『(04:30) Idler』
https://youtu.be/MmdHRTAhOig
メッッッッッッチャよかった。衝撃的なチルさ。ジェイミー・アイザック。ロイル・カーナー、アデルなどグッドミュージシャンが輩出したBRIT schoolで学んだ。らしい(渋谷wwwのライヴ情報のとこより)。
シルキーな歌声、揺らぐサウンド、R&Bとビートマシンの絶妙な硬さと揺らぎ、柔らかなトーンだけどどこか無機質なウワモノ楽器。大好きです。じっくり聴いてもよし、流し聴きしてもよし。いくらでも聴いていられる。
・
・
・
7/20 The Internet 『Hive Mind』
https://youtu.be/-xyDg9Tco5s
R&B, Soul界隈では名の知れた彼ら、結構久々の新譜だったのではなかろうか?
ヴォーカルのソロ活動などもあったのちの今作。過去作と比べて傑出して良い!というわけでもないけど、及第点ではあって、ソツない一枚だなと思う。
・
・
・
9/21 Slash 『Living The Dream』
https://youtu.be/W1LaQ68tkDg
ガンズのスラッシュのソロアルバムですね。わたくし普段はハードロックはあまり聴かないんですが、これはそんな人でも聴きやすいのではないだろうかと思います。音がたいへんクリア。メチャカッコイイギターリフが存分に堪能できる。
あとはハードロックのお約束なんですけど、アルバム内にバラードか激しいのの二択しか存在しないので金太郎飴アルバムです。
・
・
・
9/26 Tempalay 『なんて素晴らしき世界』
https://youtu.be/TRpAf1aqw3g
サイケバンドTempalayのサードアルバム?ミニアルバム?どちらでもよい、名盤なのだから!
いやホントにどうやってこの音出してんねんみたいな音で溢れてます。絶妙にメロウでサイケデリックで狂っているのに、なのにポップ。素晴らしいバランス感覚に拍手喝采。
「どうしよう」(上のリンクの曲です。ヤバいMV。)「SONICWAVE」なんかは特にヤッベえキラーチューンですわよ!必聴!
・
・
・
10/19 Queen 『Bohemian Rhapsody』
https://youtu.be/fJ9rUzIMcZQ
クイーンの映画「Bohemian Rhapsody」のオリジナル・サウンドトラックです。11月から公開して世界的に大ヒット。アカデミー賞にもノミネートされました。俺も公開初日朝イチで近くの映画館に観に行きました。映画の詳細は去年ブログに書いたので割愛します。
クイーンを初めて聴く人にぜひお勧めしたい一枚です。代表曲がほとんど収録されている上に、映画ラストのライヴエイドの音源がフルで収録されています。
2018年を振り返る上でこのアルバムは絶対に外せないですね。
・
・
・
11/14 Elephant gym 大象體操 『Underwater』
https://youtu.be/jDDy-Vh55to
台湾のマスロック・ポストロックバンド。あちらでは大象體操と書く。ベースを主体にした3」ピースで、ベースリフに振り切れたtoeという感じ。ベースのKT Changはヴォーカルもとるんだけど、これも中々よくて、引き出しがまだまだ沢山あるバンドだなと思います。マスロックバンドってすぐ同じようなことばっかやりだして飽きるんだけど、そういった点ではElephant gymは非常に楽しみではあります。
因みに去年の11月頃来日公演があったので行ってきましたが、まさに象といわんばかりの音圧で圧倒されました。すごく良いライヴだった。機会があればぜひライヴもご覧あれ。
YouTubeに上がっている映像だとこれなんかはすごく臨場感があってよいです。https://youtu.be/saccx5dTmKU
・
・
・
11/30 THE1975 『A brief inquiry into online relationships』
https://youtu.be/1K93ioXL63c
年の��にとんでもない名盤を送り出してくれました。感謝…。邦題は相変わらず長ったらしいです。「ネット上の人間関係についての簡単な調査」 直訳なのは潔くて評価できる。「The 1975がやってきたヤァヤァヤァ!」とかにするくらいならよっぽどよい。
かなりエレクトロポップです。全編通して心地よい。あとはいつも通りのThe 1975だと思います。
このアルバムをどうして名盤だと言い切るのかというと、捨て曲が一切ない上に、最後の曲が刺さりに刺さるからです。「I always wanna die (sometimes)」が歴史に残ってほしいと切に願う名曲だからです。否応なく心を揺さぶられ、染み入ります。この曲を聴くことができて本当に良かった。私はそう思います。
・
・
・
新旧含めて新たにiTunesに追加したのは400枚くらいでした。いっぱい聴いたね!今年も良い音楽に沢山出会えることを願って。
1 note
·
View note