#宮内桃子の放送部
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--深海人形-- シロッコ(をトレーナーさんみたいに)調教(する)物語
※閲覧注意
※話題雑多
※キャラ崩壊注意
※後半クロスオーバーネタ注意
※どうせ切ない話になる(※確信)。
何故私が死なず(死因問わず)に、あの人達は死んでしまったのだろう。聖賢達は去って行く。
…。
天か世界に拒絶されるか天が望まない、天の視点で間違った人生を送れば、ヒトは迅速に此の世界から解放される事が出来るのだろうか?
…。
あんな救いの無い哀しくて切ない話を書く様になったの、殆ど歴代名作(※古典)ゲーム(※特に、アイレムシュー、R-TYPEシリーズ、EVACシュー、サイキックフォースシリーズ、タイトーシュー、トレジャーシュー、ライジング・エイティングシュー、)か某艦船擬人化ゲームと其の史実か桃玉シリーズ(※タッチ!〜Wii以降)の所為としか言えない(※真顔)。
…。
実はね〜〜Xにはね〜〜全てのツイートをダウンロードして所得出来る機能があるんだ〜〜(※超小声)。
ttps://help.x.com/ja/managing-your-account/how-to-download-your-x-archive
…。
現実にもソロモン諸島ってあるんだよね。日米戦争の激戦地として、史実に記録されて居る(※ソロモン宙域の名も其処から来ました)。
更には、ガダルカナル島の略称として、ガ島(餓島)があります。如何やらガトーの名も其処から来て居るっぽい(※ガトー=ガダルカナル説)。
…。
…ねぇ、ワイ、もう、思わず、寂しくなって、哀しくなって、切なくなる様な話描くの辞めない?…『星羅』と『ボクは許さない』の時、描いてる途中でマジで涙が止まらなくなる位、心がキツかったし哀しくなったじゃん?(※自己問答)。
…。
はいねす様は秋刀魚缶を酷い扱いして道具みたいにコキ使うのに、其れでも、ちゃんと第三形態でフレンズ転がりは出来るから、マジではいねす様と秋刀魚缶の間柄と絆分かんねぇよな(※…何か、泣けて来た……)。
…。
シロッコは『(彼なりに)高潔で捉えどころのない性格が扱いづらい(※やる夫wikiの解説より)』だけど、ワイが調教したら、拙作内で重宝される(※スタアラのイカタマかたまのりピエロ並)位に、コキ使われる、とても有能なトンデモ豚野郎(※おじさん)になった(※調教大成功)。
…。
余りに扱い辛過ぎて調教を諦めざるを得なかったり、ヴァルキルの作者すら難儀したであろう其れを完遂するコツ?
彼奴の事は宇宙世紀のイカサマたまごか何かと思うと上手く行くよ(※ksみたいなアドバイス)。
…。
…シロッコ、ヤザン、シーマ様、ガトー、拙作ではフレンズ転がり出来る位仲が良いよ、彼奴等(※但し、謎平和次元でのみ)。
…。
カービィシリーズ、Wii以降の特徴で面白いと思った奴
・ハルカンドラ関係、アナザーディメンジョン関係になると、其れ迄と打って変わって曲調とステージの空気が剣呑、真剣なモノになる(※此の物語の醸し出し方と演出により、ハルカンドラ関係は世界観的にも触れてはならない禁忌・タブー故に一部の人々からはとても恋しく魅力的に映るのだな、…と言う事が分かる)。
…。
白い水着は透けるって言われてるじゃん?…でもなぁ……白い水着でも!白い服でもなぁ!透けネぇんだよ!宇宙世紀の科学力は凄いから(?)。
※「宇宙世紀位の科学力が無いと透けない服作れないの?(真顔)。」…とは聞いてはならない(※実際もうあるよ)。
あっでも白い褌は透けます(※聞いてるか!?其処のガトー!!!!!!!!!)。
…。
パーフェクト(完徳者)ガトー
完徳者の語は、中世欧州に端を発する異端の一派カタリ派において、厳格な戒律を守り信仰生活において模範的な人物を指す。
彼等カタリ派は、正統派から異端として度重なる迫害を受けたが、完徳者はその中でも特に尊敬され、信仰の中心的な存在とされた。
もしかしたら、フルアーマー ガトーも居るかもしれないが、そんなのはっきり言って如何でも良い(※適当)。
おっちゃんの数多い派生の一部として名の知れて居るパーフェクトとフルアーマーと言う概念で何かネタ拵えたかったけど出来無かった(※無能ですまん……)。
…。
閣下(各所に電話中)「もしもし、儂だ!ガトーの今の居場所を知らんか?」
シーマ様「ガトー?アタシの隣で寝てるさね。」
閣下「はい?」
シーマ様「ほら、電話に出なよ。」
…。
スーパーコーディネーターの准将は、人工子宮で育ったから、生物めいた胎の中よりも狭くて暗い機械の中の方が落ち着くんだろうな(※ストライクのコックピットで寝泊まり以上に其処で大半の生活してたのも、断片的に"昔を思い出して居た"からなんだろう(※…で、個人的にはシロッコも其うだと良いなと思ってる)。
…。
彩京ゲーはストライカーズ1945初代が好きです(※脱衣麻雀とか知らないです)。
…。
調教したらしただけ良い声で鳴く(※元々から良い声です)。
…。
プルム、訃、シャロンやエリアのですら公式水着絵はあるのに、七瀬だけ無いの何でだろうね??(※逆に、ブレア御嬢様のは、公式のカレンダー壁紙コーナーで描かれまくってる)。
…。
※…ま〜た、…切ない話描いてるよ(※読んでて哀しくなる様な話位しか描けない能無しだから描いた)。
※以下、某えろバレー風パロ注意
※自分のきょうだい(※カイリor訃)に殺された筈の七瀬が常夏の楽園に流れ着いた話(※水着七瀬の振り向き後ろ姿描いてた時のDOAXVVめいた妄想が執筆のきっかけ)。
七瀬の楽園みたいな辺獄(リンボ)
「貴方がオーナーさんですね!どうかよろしくおねがいします!七瀬です!!」
…嗚呼、君が新人の七瀬ちゃんって子だね。此方こそよろしく!
招待され、此の常夏の楽園に新入ゲストとして入って来た七瀬をオーナーである貴方は迎え入れる。そして、先に此の島に来て、バカンスを満喫して居る、七瀬と同じ様に招待された他の子達も彼女を歓迎した。
…。
やがて、七瀬は、すぐにオーナー達や招待された子達とも打ち解け、色々な話をする様になった。
「…ねぇ、七瀬ちゃんに兄弟は居るの?」
…誰に対しても、其う言うのは、あんまり聞かない方が良い……。
「いや、別に良いんだよ!其う言うのは!!…でね!…私には、兄と姉が居るんです。…兄様と姉様も其うだけど、家族の皆、とっても、強くて、素敵で……逞しくて!」
其う、少しだけ、辿々しく七瀬は明らかに、少し、無理をしながら答える。
「…其うなの?…其れなら、時々実家に帰ってあげた方が良いと思うの。」
「…うん!時々は其うしようと思ってる!」
其の時、彼女がして居た表情は、とても苦々しいモノだった。
…あーぁ。駄目だね。此りゃ。デリカシーが無さ過ぎる。質問者に。
オーナーは、陰ながら、質問者の女子に呆れた。流石のオーナーでも、此の空気読め無さは如何か?…と、思ったらしい。
…。
あれから���季節は夏になり、七瀬も楽園での生活に慣れた頃。
七瀬は、二人だけの、夕暮れの中で、オーナーに打ち明ける。
「私、実は一度殺されたんです。身内に。」
…身内に?
「…オーナーさんに会えて本当に良かった。ずっとここ住みで良いかな。私の代わりは、もう用意されて居るだろうし……。」
…代わり?…用意?
----代わりは、もう用意されて居るだろうし……。
オーナーは、其の言葉を、酷く、悍ましく感じた。さて、其んなオーナーに関わらず、七瀬は続けて言う。
「…『あれから』ね、"水神 七瀬"は世界の何処にも居ては行けなくなったんだから。本来はね。…でもね、此処は違うみたい。…楽しくて、風が穏やかで、過ごし易くて、命の危険も無くて、…そして、私が私として何の制限も無く居られる場所だなんて……感謝しても仕切れない位……有難いよ。」
…何て重い……。
「だけどね、もう兄様と姉様の事は諦めたし……。ずっとオーナーさんと一緒に居る!!」
其う言うと、彼女は、オーナーを、真正面から、ムギュッと抱き締める。
「大好き!!ずっと此の島に居ようね!私、オーナーさんから一生離れないから!!」
…。
※モブキャラ注意
※宇宙(そら)から常夏の楽園(ソロモン)諸島に落ちて来た生粋宇宙人(スペースノイド)の悪夢
天に帰りたい
「…ねぇ、オーナー。…あれって、流れ星?隕石?」
…案外宇宙人かもよ?
その日、ノイエ・ジールの一人乗り用の脱出ポッドが地上に落下した。
其んな中、暫くしてから、其の中からやっと一人の青年が出て来る。若くて麗しい見た目の。…そして、彼は周囲を見渡す。
「…此処は何処だ?…地球の南海域にある零細島嶼国か。…だが、如何なって居るのだ?…大体、我がジオンによるコロニー落としでの海面上昇によって其の殆どが海に沈んで居る筈だが……、まぁ此うして生環出来て居るだけで僥倖としよう。…ふぅ、暑い。」
----此処で力尽きて死ぬ訳には行かない。生きたい。何としてでも、生きたい。
生きて、再びニナ、カリウス、ケリィに会いたい。閣下の死を閣下縁りの場所で同志達と悼みたい。…其れに、ウラキ……。
…其うして、幾度の激戦を経て大破疲弊したMSの様にボロボロの体を引き摺る様に動かして、何とか、生きながら得ようとリゾート施設のある地点付近迄歩いて来たが、其処で力付きた。
…。
「無事ですか?!瀕死の御兄さん?!」
あれから、ガトーは死に行く程の疲れと消耗で倒れた所を保護され、リゾート地の敷地内で目を覚ました。
「…私は未だ生きて居るのか?」
「はい!ちゃんと生きてます!オーナー!瀕死の人がやっと目を覚ましましたよ!!!!」
其れから、身寄りも帰る場所も無いので住み込みでオーナーの所で働く様になったガトーは色々な事に驚いた。時代が、兎に角、過去で、かつての国家が現役で存在しており、年号がU.Cでは無く、西暦--A.Dである事、(宇宙に余裕で住める時代のレベルから見ればだが)原始的な迄に機械技術が発達していない事……。
其れ程良くない彼の頭でも、確実に理解出来た事が一つだけあった。
----如何足掻いても、宇宙世紀には帰れない。
次元渡航技術、其れにタイムマシンなぞ何処にも無い。もう宇宙世紀には帰れない。
帰りたい。…でも、帰れない。
只管、望郷の思いを強く胸に抱き星空(そら)を見る毎日。戦争で出来たPTSDと古傷が疼いて酷く傷んで静かに、紳士的に泣く日もあった。一人で孤独にも。
…。
あれから、島に来て数ヶ月が経って居た。其んな中、宇宙人(スペースノイド)のガトーは、���での先輩(?)で、島に居たとある自分と同じ時代を生きて居た地球人(アースノイド)の男(顔面偏差値10)に、地球での振る舞い方を教わったが、余り参考にならなかった。
其れ最大原因は、気質が真逆と言って良い程正反対だったからだろう。実際、代々朝廷や幕府に仕える西洋の騎士(ナイト)然とした格調高いサムライ、武士然としたガトーとは違い、其のアースノイドは室町、戦国時代の野党の様に粗野であった。そして、凄くチャラい。快楽、享楽主義で、スペースノイドの行末の為に立ち上がった憂国者(※但し、ガチの屑)のガトーと、まるで相容れない。
其れから、其のアースノイドは、とても"宇宙世紀と言う名の地獄"から脱出出来た事を喜んで居り、偽名を名乗る必要が無くて最高、過去の経歴を気にせず好きに生きて良いだの、天然肉も酒も女も食い放題!…だのと、宇宙世紀に帰りたくて帰りたくて仕方無いガトーの気と癪に障る様に言い触らして居た。
…。
其れは、ある夜の宴会での一幕。
「あぁ、何だぁ?!戦いが無いから楽しく無ぇのか?!ジオンの軍人さんよぉ?!!」
又彼奴が酒の席で絡んで来た。私が大嫌い彼奴だ。思想が無くて何時もフラフラして居るノンポリのアースノイド。
「其う言う話では無い。此の俗物が。」
何時もの様に軽蔑した態度で私は吐き捨てる。だが、彼奴は其んな私の肩をバンバン叩き、陽気な迄に私へ執拗にウザ絡みして来る。…顔も性格も酷く悪辣で醜悪極まりないし、何なのだ?此の下衆は?
「U.C(宇宙世紀)なんて時代に帰って何になる?いつも情勢は不安定でドンパチしかしてねぇじゃねぇか?…だが、此処はずっと平和。逆に言えば退屈だ。…でも、俺は戦いは辞めた。莫迦莫迦しい。全部あの自分の過去に関わる事は諦めたよ。…で、お前は何故わざわざ戦争ばかりの地獄みたいな時代に帰りたいんだ?…何でだよ?」
其処で、私は、力を込めて少し大きめの音量で、此う言った。
「其れでも守らなければならない世界が、私にはあるのだ!」
其う私が言うと、余りの場違いな言動に、一同は大爆笑する。
「良いねぇ!矢っ張り、酔ってると!肩透かし間違い無しの、格好良い事もすんなり言えて!」
…嗚呼、莫迦みたいだ。又、大真面目に自らの夢を蒸して言ってしまった。
…なので、宴会が終わる迄、途轍も無く恥ずかしくて顔を上げる事が出来なかった。
…、
其れから時が経ち、やがて、宴会が終わると、私は深夜の砂浜で一人になって、満点の星空の下を見てボーッとしながら未来と宇宙の果てへ思念を馳せた。
…、
我が出生コロニー、サイド3。そして、ジオン公国。
今の私は、故国へ帰る航路も分からず、羅針盤も海図も無く、波間さすらう難破船の様。
あの時代に、宇宙(そら)に帰りたい。此の時代では無いのだ。…私の故郷は地球では無いのだ。土の大地では無いのだ。人類自体の故郷は地球なのかもしれないが、宇宙人(スペースノイド)の故郷は、地球では無い、宇宙(そら)なのだ。
…。
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枯れ木の花は根に持つ
朱桜司が刺された。
そんな言葉を聞いた時、平和な国に生まれ血なまぐさい生活とは無縁の人世を送ってきた姫宮は「また身内に背後からやられたわけ」と言葉通りの意味ではなく比喩で受け止めた。その反応が間違っていたと気付くのは、有象無象の言葉でなくチャットで出回ってきた一つの映像だ。
人目を触れる事が許されなくなったカメラアングルの撮影が、決定的な証拠を確保している。
本当に背中を刺された朱桜司が笑っている。笑顔を保ったまま優雅に踊り続けている。心地良い歌声を乱すことなく歌っている。真上のアングルに切り替わる。ステージが真っ赤に染め上げられていく。
目が離せない光景に心臓が嫌な音を立てていく。朱桜司がこちらに微笑みを向けた瞬間、映像が暗くなる。
姫宮桃李はそれからの事をよく覚えていない。確かなのは、鮮明に残っている記憶は世界的名医をヤブ医者だと詰ったことくらいだろう。それからはだって、曖昧だから。
ESビルの屋上でティーセットを用意している男がいる。約束の時間より遅れてきた姫宮は面倒臭そうな態度も隠しもせず、席に着くことなく触れたマカロンを口に放り込み数度の咀嚼を終えるとティーカップを持ち上げて一気に飲み干した。
「おいしいお茶をありがとう英智さまじゃあね」
「こらこらティータイムRTAはやめなさい」
タイム以外もアタックしてやろうか。
姫宮は提案を受け入れたという証明で自分の為に用意された椅子に座る。きっとビルの中にあるオフィス用チェアより安価なんだろうなと座り心地で確信する。
「それで、話って?そろそろ僕に皇帝としての王冠を譲る気になった?」
「おや意外だな。王冠欲しさに僕の首を跳ねる機会を伺ってると思ったのに交渉に入るのか」
「ボクは血の気が多い連中とは違うの。対話で済む問題はなるべくそうした方がいいよ」
「読めなくなっちゃって寂しいね」
「それで本題は?」
「ESの土地。こう言えばわかるだろう」
「……あぁ。契約の期限はもうそろそろだったか」
姫宮は天上院が幼馴染みと交わしたという土地の話を整理した。
流石に契約内容の詳細は部外者の自分ではわかりかねるので第三者でも知れる範囲内での知識と憶測になるが。まず大前提としてこの契約は朱桜司が当主だった事と、存命だった事で成り立っていた契約だ。
しかし悲しいかな、朱桜司は逝去された上に当主も今は朱桜司の父親が代理で行っている。なので契約を更新するにしても理不尽な条件で巻き上げられるか、ここで打ち切りとされる可能性もある。だって自分ならそうする。そんな風に思考を巡らせた脳の中で、得意げに笑う���い記憶の幼馴染みに当たって眉を顰めていく。
「まぁ、頑張りなよ英智さま」
「他人事だね桃李。どうせ僕だけが損する条件が課されるだけで、いつも通りの平穏が続くからって放置する気だろう?」
否定も肯定もせず、ポットから注いだ紅茶に口をつける。これが本当のお茶を濁すってやつか。
「実は桃李をここに呼び出したのは、お願いをするためなんだよ」
「お願い?」
つい聞き返してしまう。
天上院はコートの内側に手を入れてすぐ、皺のついた茶封筒を取り出してテーブルの上に置くと、そのまま姫宮の方まで滑らせるように渡す。
「これは?」
「ラブレター」
「英智さま。ボクの握力どれくらいになったか知りたい?」
「僕のこと大好きで大好きで堪らない子が恋しいな」
お兄様と慕ってくれていた子はもう土の下だろうが。
「それでこれは?」
「言っただろラブレターだ。と言っても、送り主は僕じゃない」
健康と程遠い白い肌を指が、封筒をとんとん叩いている。
「これは司くんが君に宛てたラブレターだよ桃李」
バチャバチャ。
お風呂の温度くらいになったポットを掴み上げて、ティーカップとは似ても似つかない黄金に輝く頭に注ぐ。
さっきから妙に紅茶が温いと思っていたが、どうやらこの男は自分がこのような行動に出ることをあらかじめ予想できていたようだ。
腹を抱えて笑い出した天上院に姫宮は舌打ちを溢し、封筒を引ったくって昼下がりのティータイムを終了させた。
桃李くんへ。
僕に会いたくなったら桜河を訪ねなさい。
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動画×4 【ステマじゃないよ】 本日 7/11(日) 18:00~ @ #レインボータウンFM https://885fm.jp/ にて #宮内桃子の放送部! 第2回目のO.A. death!!! ぜひとも 聴いて下さい!!(切実) #桃ラジ #サイマルラジオ #リスラジ 【ダイレクトマーケティングだよ】 (Japan 日本) https://www.instagram.com/p/CRLFFwKMlV6/?utm_medium=tumblr
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The Wooden-Mortared Kingdom - Garo 20th Anniversary Memorial Issue - VARIOUS
Here’s a proper post for it. For Garo’s 20th anniversary, a massive anthology was put out collecting all of the authors that had been featured in the magazine up until then (at least it looks that way), haven’t verified). 1200 pages.
DDL Torrent (600dpi scans) Mangaupdates
Abe Shinichi AKASEGAWA Genpei AKI Ryuuzan AKIYAMA Shigenobu ANZAI Mizumaru ARAKI Nobuyoshi ARASHIYAMA Kouzaburou EBISU Yoshikazu FUJISAWA Mitsuo FURUKAWA Masuzou HAGA Yuka HANAWA Kazuichi HAYASHI Seiichi HIGO Tomiko HINO Hideshi HIRAKUCHI Hiromi HIRATA Hiroshi HISAUCHI Michio Hoshikawa Teppu IIKO Junzou IKEGAMI Ryoichi ISHII Hisaichi ITOI Shigesato IWAMOTO Kyuusoku KAMOSAWA Yuuji KANNO Osamu KATSUMATA Susumu KAWASAKI Yukio KIMURA Tsunehisa KOBAYASHI Norikazu KOJIMA Goseki KONDOU Youko Kou Shintaro KUSONOKI Shouhei MASUMURA Hiroshi MATSUMOTO Michiyo MATSUO Hiroshi MINAMI Shinbo MINEGISHI Toru MITSUHASHI Otoya MIURA Jun MIZUKI Shigeru MOMOTAROU Kotarou MORISHITA Hiromi MURANO Moribi NAGASHIMA Shinji NAKA Keiko NEMOTO Takashi OKUDAIRA Ira OSAWA Masaaki SAKURAI Shoichi SASAKI Maki Shimizu Satoshi SHIRATO Sanpei SUGIURA Hinako SUZUKI Oji SUZUKI Seijun SUZUKI Shigeru TAKAGI Jun TAKAYAMA Kazuo TAKITA Yuu TAMURA Shigeru TANI Hiroji Tashiro Tamekan TATSUMI Yoshihiro TERUHIKO Yumura TSUGE Tadao TSUGE Yoshiharu TSURITA Kuniko UESUGI Seibun WATANABE Kazuhiro WATARI Futoshi YAGUCHI Takao YAKUWA Masako YAMADA Murasaki YODOGAWA Sanpo YOSHIDA Mitsuhiko YOSHIDA Shouichi
タイトル : 木造モルタルの王国 : ガロ二〇年史 出版社 : 青林堂 初版発行日 : (昭和59年)1984年12月1日 ISBN : 4792601320 サイズ(函) : 縦23㎝ 横18㎝ サイズ(本) : 縦22㎝ 横16㎝ ページ数 : 1200ページ 備考 : 各作品の欄外に作者の経歴・コメント記載 収録作品 『ざしきわらし』 - 白土三平 『ねこ忍』 - 水木しげる 『海原の剣(武蔵の巻)』 - 諏訪栄(小島剛夕) 『顔の曲がった男の物語』 - 星川てっぷ 『真昼』 - 渡二十四 『愛 : 新釈武士道物語』 - 加治一生 『チーコ』 - つげ義春 『若草漫歩』 - 藤沢光男 『宇宙の出来事』 - 田代為寛 『夏』 - 池上遼一 『かかしにきいたかえるの話 : シリーズ・黄色い涙』 - 永島慎二 『六の宮姫子の悲劇』 - つりた・くにこ 『巨大な魚』 - 林静一 『どろ人形』 - 日野日出志 『海ほおずき』 - 仲圭子 『花あらしの頃 : 寺島町奇譚』 - 滝田ゆう 『長持唄考』 - 矢口高雄 『雨季(2)』 - つげ忠男 『わかれみち』 - 辰巳ヨシヒロ 『たこになった少年』 - 淀川さんぽ 『かんたろ月』 - 勝又進 『うらぶれ夜風』 - 川崎ゆきお 『雨の色』 - 鈴木翁二 『マツコおじちゃんの嘆き』 - 秋竜山 『ぼくのデブインコちゃん』 - 佐々木マキ 『無頼の面影』 - 安部慎一 『幻の少女・和小路伯爵邸のトラブル』 - 谷弘兒 『肉屋敷』 - 花輪和一 『北への旅人』 - 吉田昌一 『彩雪に舞う・・・・・・』 - 楠勝平 『おざ式』 - 赤瀬川源平 『「ガロ」第一期 : ガロの時代をひらく』 - 上野昂志 『再会』 - 増村博 『紫の伝説(イメージSTATION)』 - 古川益三 『絶対休日』 - 秋山しげのぶ 『荒れた海辺』 - 安西水丸 『クシー君の発明』 - 鴨沢祐仁 『毆者(ボクサー)』 - 吉田光彦 『昇り凧』 - 村野守美 『ペンギンごはん』 - 湯村輝彦.糸井重里 『愛の嵐』 - 蛭子能収 『ぼくの弟』 - 糸井重里 『?』 - 南伸坊 『それからの岩本武蔵・怪談』 - 岩本久則 『ハリー氏のこと』 - 松尾ひろし 『愛妻記』 - ひさうち・みさお 『ギョーザ定食の昼』 - 平口広美 『お父さんのネジ』 - 渡辺和博 『長靴をはいた猫』 - 清水聰 『ものろおぐ』 - 近藤ようこ 『モダン・ラヴァーズ』 - 奥平衣良(奥平イラ) 『性悪猫』 - やまだ紫 『青春の汗は苦いぜ』 - 小林のりかず(小林のり一) 『夜行』 - 高山和雄 『ぷいさん村放送局』 - 八鍬真佐子 『五人だまし・道糞武士道 : 幻想の明治』 - 高信太郎 『怠屈な日』 - 泉昌之(和泉晴紀[作画].久住昌之[原作]) 『K』 - 大澤正明 『海のお話』 - 滸太郎 『二つ枕(初音)』 - 杉浦日向子 『PHANTASMAGORIA』 - たむら・しげる 『野辺は無く』 - 三橋乙椰(シバ) 『少年』 - 森下裕美 『糸口』 - 松本充代 『ママと呼ばれて三ヶ月』 - 根本敬.高木順 『ローカル線の午後』 - 菅野修 『ホトホトなんぎなパパとママ』 - みうら・じゅん 『扁桃腺の夏』 - 峰岸達 『戻ってきた日』 - 肥後十三子 『スラップスキップ』 - いしい・ひさいち 『はぴー・ばーす・でい』 - 芳賀由香 『どうなってんの : イソップ式漫画講��』 - 水木しげる 『浪漫写真 : 私のアリス達』 - 荒木経惟 『図象の学習塾 : 肖像 イメージ選挙』 - 木村恒久 『目安箱 : 「書けないということについて』 - 上野昂志 『嵐山の人生相談』 - 嵐山光三郎 『重坊のスーパーマーケット : 悪評嘖々』 - 糸井重里 『劇画風雲録 : 嗚呼、貸本の灯は輝やいて』 - 桜井昌一 『連載随筆 : 夏と暴力』 - 鈴木清順 『白土三平論 : 英雄論』 - 石子順造 『清文入道のウンチク寄席』 - 上杉清文 『読者サロン』 『「ガロ」第二期 : 多様化・拡散の時代』 - 呉智英 『木造モルタルの王國の貴賓室』 「木造モルタルの王国」によせて(※寄稿文.小冊子) 『「ガロ」有罪説』 - あがた森魚 『ガロはきっと大丈夫』 - 秋野等.井上章子 『二十年のランナーへ』 - 有川優 『(タイトルなし)』 - 岩家緑郎 『ガロには貧乏がよく似合う』 - いしかわじゅん 『(タイトルなし)』 - 糸川燿史 『「ガロ」は忘れない』 - 小野耕世 『とにもかくにも、エライ!!』 - 川崎徹 『すてきな可能性を持ったマンガの世界』 - 金子勝昭 『長井さんと苦労のこと』 - 川本コオ 『(タイトルなし)』 - 桑原甲子雄 『(タイトルなし)』 - 小島剛夕 『「ガロ」われらの聖森』 - 佐々木守 『大プロデューサー・プランナー 長井勝一さんへの手紙』 - 佐々木昭一郎 『(タイトルなし)』 - 末井昭 『(タイトルなし)』 - 杉本博道 『(タイトルなし)』 - 谷川晃一 『高校時代、文学、エロチシズム、思想の香りを味わっていた』 - 高取英 『(タイトルなし)』 - 高橋章子 『祝・開店20周年』 - 長新太 『(タイトルなし)』 - 竹宮恵子 『 『ガロ』に 』 - 鶴見俊輔 『きみよ』 - 堤任 『(タイトルなし)』 - 栃谷隆 『(タイトルなし)』 - 内記稔夫 『(タイトルなし)』 - 野本三吉 『(タイトルなし)』 - 萩尾望都 『(タイトルなし)』 - 原田三郎 『安倍慎一』 - 松岡博治 『(タイトルなし)』 - 松田哲夫 『(タイトルなし)』 - 村上知彦 『「ガロ」創刊20周年、本当にバンザイ!』 - 森田芳光 『青林堂はえらい』 - やなせ・たかし 『(タイトルなし)』 - 吉弘幸介 『(タイトルなし)』 - 四方田犬彦 『(タイトルなし)』 - 渡辺一衛
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Latin//Alphabet// ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZabcdefghijklmnopqrstuvwxyz0123456789 !"“”#$%&'‘’()*+,-./:;<=>?@[\]^_`{|}~ Latin//Accent// ¡¢£€¤¥¦§¨©ª«¬®¯°±²³´µ¶·¸¹º»¼½¾¿ÀÁÂÃÄÅÆÇÈÉÊËÌÍÎÏÐÑÒÓÔÕÖ×ØÙÚÛÜÝÞßàáâãäåæçèéêëìíîïðñòóôõö÷øùúûüýþÿ Latin//Extension 1// ĀāĂ㥹ĆćĈĉĊċČčĎďĐđĒēĔĕĖėĘęĚěĜĝĞğĠġĢģĤĥĦħĨĩĪīĬĭĮįİıIJijĴĵĶķĸĹĺĻļĽľ��ŀŁłŃńŅņŇňʼnŊŋŌōŎŏŐőŒœŔŕŖŗŘřŚśŜŝŞşŠšŢţŤťŦŧŨũŪūŬŭŮůŰűŲųŴŵŶŷŸŹźŻżŽžſfffiflffifflſtst Latin//Extension 2// ƀƁƂƃƄƅƆƇƈƉƊƋƌƍƎƏƐƑƒƓƔƕƖƗƘƙƚƛƜƝƞƟƠơƢƣƤƥƦƧƨƩƪƫƬƭƮƯưƱƲƳƴƵƶƷƸƹƺƻƼƽƾƿǀǁǂǃDŽDždžLJLjljNJNjnjǍǎǏǐǑǒǓǔǕǖǗǘǙǚǛǜǝǞǟǠǡǢǣǤǥǦǧǨǩǪǫǬǭǮǯǰDZDzdzǴǵǶǷǸǹǺǻǼǽǾǿ Symbols//Web// –—‚„†‡‰‹›•…′″‾⁄℘ℑℜ™ℵ←↑→↓↔↵⇐⇑⇒⇓⇔∀∂∃∅∇∈∉∋∏∑−∗√∝∞∠∧∨∩∪∫∴∼≅≈≠≡≤≥⊂⊃⊄⊆⊇⊕⊗⊥⋅⌈⌉⌊⌋〈〉◊♠♣♥♦ Symbols//Dingbat// ✁✂✃✄✆✇✈✉✌✍✎✏✐✑✒✓✔✕✖✗✘✙✚✛✜✝✞✟✠✡✢✣✤✥✦✧✩✪✫✬✭✮✯✰✱✲✳✴✵✶✷✸✹✺✻✼✽✾✿❀❁❂❃❄❅❆❇❈❉❊❋❍❏❐❑❒❖❘❙❚❛❜❝❞❡❢❣❤❥❦❧❨❩❪❫❬❭❮❯❰❱❲❳❴❵❶❷❸❹❺❻❼❽❾❿➀➁➂➃➄➅➆➇➈➉➊➋➌➍➎➏➐➑➒➓➔➘➙➚➛➜➝➞➟➠➡➢➣➤➥➦➧➨➩➪➫➬➭➮➯➱➲➳➴➵➶➷➸➹➺➻➼➽➾ Japanese//かな// あいうえおかがきぎくぐけげこごさざしじすずせぜそぞただちぢつづてでとどなにぬねのはばぱひびぴふぶぷへべぺほぼぽまみむめもやゆよらりるれろわゐゑをんぁぃぅぇぉっゃゅょゎゔ゛゜ゝゞアイウエオカガキギクグケゲコゴサザシジスズセゼソゾタダチヂツヅテデトドナニヌネノハバパヒビピフブプヘベペホボポマミムメモヤユヨラリルレロワヰヱヲンァィゥェォッャュョヮヴヵヶヷヸヹヺヽヾ Japanese//小学一年// 一右雨円王音下火花貝学気九休玉金空月犬見五口校左三山子四糸字耳七車手十出女小上森人水正生青夕石赤千川先早草足村大男竹中虫町天田土二日入年白八百文木本名目立力林六 Japanese//小学二年// 引羽雲園遠何科夏家��画回会海絵外角楽活間丸岩顔汽記帰弓牛魚京強教近兄形計元言原戸古午後語工公広交光考行高黄合谷国黒今才細作算止市矢姉思紙寺自時室社弱首秋週春書少場色食心新親図数西声星晴切雪船線前組走多太体台地池知茶昼長鳥朝直通弟店点電刀冬当東答頭同道読内南肉馬売買麦半番父風分聞米歩母方北毎妹万明鳴毛門夜野友用曜来里理話 Japanese//小学三年// 悪安暗医委意育員院飲運泳駅央横屋温化荷開界階寒感漢館岸起期客究急級宮球去橋業曲局銀区苦具君係軽血決研県庫湖向幸港号根祭皿仕死使始指歯詩次事持式実写者主守取酒受州拾終習集住重宿所暑助昭消商章勝乗植申身神真深進世整昔全相送想息速族他打対待代第題炭短談着注柱丁帳調追定庭笛鉄転都度投豆島湯登等動童農波配倍箱畑発反坂板皮悲美鼻筆氷表秒病品負部服福物平返勉放味命面問役薬由油有遊予羊洋葉陽様落流旅両緑礼列練路和 Japanese//小学四年// 愛案以衣位囲胃印英栄塩億加果貨課芽改械害街各覚完官管関観願希季紀喜旗器機議求泣救給挙漁共協鏡競極訓軍郡径型景芸欠結建健験固功好候航康告差菜最材昨札刷殺察参産散残士氏史司試児治辞失借種周祝順初松笑唱焼象照賞臣信成省清静席積折節説浅戦選然争倉巣束側続卒孫帯隊達単置仲貯兆腸低底停的典伝徒努灯堂働特得毒熱念敗梅博飯飛費必票標不夫付府副粉兵別辺変便包法望牧末満未脈民無約勇要養浴利陸良料量輪類令冷例歴連老労録 Japanese//小学五〜六年// 圧移因永営衛易益液演応往桜恩可仮価河過賀快解格確額刊幹慣眼基寄規技義逆久旧居許境均禁句群経潔件券険検限現減故個護効厚耕鉱��興講混査再災妻採際在財罪雑酸賛支志枝師資飼示似識質舎謝授修述術準序招承証条状常情織職制性政勢精製税責績接設舌絶銭祖素総造像増則測属率損退貸態団断築張提程適敵統銅導徳独任燃能破犯判版比肥非備俵評貧布婦富武復複仏編弁保墓報豊防貿暴務夢迷綿輸余預容略留領異遺域宇映延沿我灰拡革閣割株干巻看簡危机貴揮疑吸供胸郷勤筋系敬警劇激穴絹権憲源厳己呼誤后孝皇紅降鋼刻穀骨困砂座済裁策冊蚕至私姿視詞誌磁射捨尺若樹収宗就衆従縦縮熟純処署諸除将傷障城蒸針仁垂推寸盛聖誠宣専泉洗染善奏窓創装層操蔵臓存尊宅担探誕段暖値宙忠著庁頂潮賃痛展討党糖届難乳認納脳派拝背肺俳班晩否批秘腹奮並陛閉片補暮宝訪亡忘棒枚幕密盟模訳郵優幼欲翌乱卵覧裏律臨朗論 Japanese//中学// 亜哀挨曖扱宛嵐依威為畏尉萎偉椅彙違維慰緯壱逸芋咽姻淫陰隠韻唄鬱畝浦詠影鋭疫悦越謁閲炎怨宴援煙猿鉛縁艶汚凹押旺欧殴翁奥憶臆虞乙俺卸穏佳苛架華菓渦嫁暇禍靴寡箇稼蚊牙瓦雅餓介戒怪拐悔皆塊楷潰壊懐諧劾崖涯慨蓋該概骸垣柿核殻郭較隔獲嚇穫岳顎掛括喝渇葛滑褐轄且釜鎌刈甘汗缶肝冠陥乾勘患貫喚堪換敢棺款閑勧寛歓監緩憾還環韓艦鑑含玩頑企伎忌奇祈軌既飢鬼亀幾棋棄毀畿輝騎宜偽欺儀戯擬犠菊吉喫詰却脚虐及丘朽臼糾嗅窮巨拒拠虚距御凶叫狂享況峡挟狭恐恭脅矯響驚仰暁凝巾斤菌琴僅緊錦謹襟吟駆惧愚偶遇隅串屈掘窟繰勲薫刑茎契恵啓掲渓蛍傾携継詣慶憬稽憩鶏迎鯨隙撃桁傑肩倹兼剣拳軒圏堅嫌献遣賢謙鍵繭顕懸幻玄弦舷股虎孤弧枯雇誇鼓錮顧互呉娯悟碁勾孔巧甲江坑抗攻更拘肯侯恒洪荒郊貢控梗��慌硬絞項溝綱酵稿衡購乞拷剛傲豪克酷獄駒込頃昆恨婚痕紺魂墾懇沙唆詐鎖挫采砕宰栽彩斎債催塞歳載剤削柵索酢搾錯咲刹拶撮擦桟惨傘斬暫旨伺刺祉肢施恣脂紫嗣雌摯賜諮侍慈餌璽軸叱疾執湿嫉漆芝赦斜煮遮邪蛇酌釈爵寂朱狩殊珠腫趣寿呪需儒囚舟秀臭袖羞愁酬醜蹴襲汁充柔渋銃獣叔淑粛塾俊瞬旬巡盾准殉循潤遵庶緒如叙徐升召匠床抄肖尚昇沼宵症祥称渉紹訟掌晶焦硝粧詔奨詳彰憧衝償礁鐘丈冗浄剰畳壌嬢錠譲醸拭殖飾触嘱辱尻伸芯辛侵津唇娠振浸紳診寝慎審震薪刃尽迅甚陣尋腎須吹炊帥粋衰酔遂睡穂随髄枢崇据杉裾瀬是姓征斉牲凄逝婿誓請醒斥析脊隻惜戚跡籍拙窃摂仙占扇栓旋煎羨腺詮践箋潜遷薦繊鮮禅漸膳繕狙阻租措粗疎訴塑遡礎双壮荘捜挿桑掃曹曽爽喪痩葬僧遭槽踪燥霜騒藻憎贈即促捉俗賊遜汰妥唾堕惰駄耐怠胎泰堆袋逮替滞戴滝択沢卓拓託濯諾濁但脱奪棚誰丹旦胆淡嘆端綻鍛弾壇恥致遅痴稚緻畜逐蓄秩窒嫡抽衷酎鋳駐弔挑彫眺釣貼超跳徴嘲澄聴懲勅捗沈珍朕陳鎮椎墜塚漬坪爪鶴呈廷抵邸亭貞帝訂逓偵堤艇締諦泥摘滴溺迭哲徹撤添塡殿斗吐妬途渡塗賭奴怒到逃倒凍唐桃透悼盗陶塔搭棟痘筒稲踏謄藤闘騰洞胴瞳峠匿督篤凸突屯豚頓貪鈍曇丼那謎鍋軟尼弐匂虹尿妊忍寧捻粘悩濃把覇婆罵杯排廃輩培陪媒賠伯拍泊迫剝舶薄漠縛爆箸肌鉢髪伐抜罰閥氾帆汎伴畔般販斑搬煩頒範繁藩蛮盤妃彼披卑疲被扉碑罷避尾眉微膝肘匹泌姫漂苗描猫浜賓頻敏瓶扶怖附訃赴浮符普腐敷膚賦譜侮舞封伏幅覆払沸紛雰噴墳憤丙併柄塀幣弊蔽餅壁璧癖蔑偏遍哺捕舗募慕簿芳邦奉抱泡胞俸倣峰砲崩蜂飽褒縫乏忙坊妨房肪某冒剖紡傍帽貌膨���頰朴睦僕墨撲没勃堀奔翻凡盆麻摩磨魔昧埋膜枕又抹慢漫魅岬蜜妙眠矛霧娘冥銘滅免麺茂妄盲耗猛網黙紋冶弥厄躍闇喩愉諭癒唯幽悠湧猶裕雄誘憂融与誉妖庸揚揺溶腰瘍踊窯擁謡抑沃翼拉裸羅雷頼絡酪辣濫藍欄吏痢履璃離慄柳竜粒隆硫侶虜慮了涼猟陵僚寮療瞭糧厘倫隣瑠涙累塁励戻鈴零霊隷齢麗暦劣烈裂恋廉錬呂炉賂露弄郎浪廊楼漏籠麓賄脇惑枠湾腕 Japanese//記号// ・ー~、。〃〄々〆〇〈〉《》「」『』【】〒〓〔〕〖〗〘〙〜〝〞〟〠〡〢〣〤〥〦〧〨〩〰〳〴〵〶 Greek & Coptic//Standard// ʹ͵ͺͻͼͽ;΄΅Ά·ΈΉΊΌΎΏΐΑΒΓΔΕΖΗΘΙΚΛΜΝΞΟΠΡΣΤΥΦΧΨΩΪΫάέήίΰαβγδεζηθικλμνξοπρςστυφχψωϊϋόύώϐϑϒϓϔϕϖϚϜϞϠϢϣϤϥϦϧϨϩϪϫϬϭϮϯϰϱϲϳϴϵ϶ϷϸϹϺϻϼϽϾϿ Cyrillic//Standard// ЀЁЂЃЄЅІЇЈЉЊЋЌЍЎЏАБВГДЕЖЗИЙКЛМНОПРСТУФХЦЧШЩЪЫЬЭЮЯабвгдежзийклмнопрстуфхцчшщъыьэюяѐёђѓєѕіїјљњћќѝўџѢѣѤѥѦѧѨѩѪѫѬѭѰѱѲѳѴѵѶѷѸѹҌҍҐґҒғҖҗҘҙҚқҜҝҠҡҢңҤҥҪҫҬҭҮүҰұҲҳҴҵҶҷҸҹҺһҼҽҾҿӀӁӂӇӈӏӐӑӒӓӔӕӖӗӘәӚӛӜӝӞӟӠӡӢӣӤӥӦӧӨөӪӫӬӭӮӯӰӱӲӳӴӵӶӷӸӹӾӿ Thai//Standard// กขฃคฅฆงจฉชซฌญฎฏฐฑฒณดตถทธนบปผฝพฟภมยรฤลฦวศษสหฬอฮฯะัาำิีึืฺุู฿เแโใไๅๆ็่้๊๋์ํ๎๏๐๑๒๓๔๕๖๗๘๙๚๛
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ざこば・鶴瓶らくごのご お題一覧 1992年 1 過労死・つくし・小錦の脂肪 2 一年生・時短・ニューハーフ 3 レントゲン・混浴・アニマル 4 ゴールデンウイーク・JFK・セクハラ 5 暴走族・かさぶた・バーコード 6 タイガース・母の日・入れ墨 7 目借り時・風呂桶・よだれ 8 しびれ・歯抜け・未婚の娘 9 ヘルニア・目ばちこ・フォークボール 10 造幣局・社員割引・オリンピック 11 父の日・猥褻・丁髷 12 ピエロ・ナメクジ・深爪 13 ミスユニバース・特許・虫さされ 14 魔法使いサリー・祇園祭・円形脱毛症 15 サザエさん・ジャンケン・バーゲンセール 16 ト音記号・北方領土・干瓢 17 妊婦体操・蚊帳・ビヤガーデン 18 身代わり・車だん吉・プラネタリウム 19 床づれ・追っかけ・男の涙 20 海月・肩パット・鶏冠 21 放送禁止用語・お年寄り・ピンポンパン 22 おかま・芋掘り・大人げない 23 復活・憧れ・食い逃げ 24 蒲鉾・風は旅人・半尻 25 泉ピン子・ヘルメット・クリーニング 26 美人姉妹・河童・合格 27 スカート捲り・ケツカッチン・秋の虫 28 チンパンジー・フォークダンス・いなりずし 29 稲刈り・小麦粉・フランス人 30 日本シリーズ・鶴瓶・落葉 31 クロスカウンター・学園祭・タクシー 32 付け睫毛・褌ペアー誕生・ツアーコンダクター 33 泣きみそ・ボーナス一括払い・ぎゅうぎゅう詰め 34 静電気・孝行娘・ホノルルマラソン 35 暴れん坊将軍・モスラ・久留米餅 1993年 36 栗きんとん・鶴・朝丸 37 成人式・ヤクルトミルミル・まんまんちゃんあん 38 夫婦善哉・歯磨き粉・夜更かし 39 金の鯱・オーディション・チャリティーオークション 40 ひ孫・いかりや長介・掃除機 41 北京原人・お味噌汁・雪祭り 42 視力検査・フレアースカート・美術館めぐり 43 矢鴨・植毛・うまいもんはうまい 44 卒業式・美人・転た寝 45 らくごのご・浅蜊の酒蒸し・ハットリ君 46 コレラ・さぶいぼ・お花見 47 パンツ泥棒・オキシドール・上岡龍太郎 48 番台・ボランティア・健忘症 49 長嶋監督・割引債・厄年 50 指パッチン・葉桜・ポールマッカートニー 51 同級生・竹輪・ホモ 52 破れた靴下・海上コンテナ・日本庭園 53 シルバーシート・十二単衣・筍 54 ぶんぷく茶釜・結納・横山ノック 55 睡眠不足・紫陽花・厄介者 56 平成教育委員会・有給休暇・馬耳東風 57 生欠伸・枕・短気は損気 58 雨蛙・脱税・右肩脱臼 59 鮪・教育実習・嘘つき 60 天の川・女子短期大学・冷やし中華 61 東京特許許可局・落雷・蚊とり線香 62 真夜中の屁・プロポーズ・水戸黄門諸国漫遊 63 五条坂陶器祭・空中庭園・雷 64 目玉親父・恐竜・熱帯夜 65 深夜徘徊・パンツ・宮参り 66 美少女戦士セーラームーン・盆踊り・素麺つゆ 67 水浴び・丸坊主・早口言葉 68 桃栗三年柿八年・中耳炎・網タイツ 69 釣瓶落とし・サゲ・一卵性双生児 70 台風の目・幸・ラグビー 71 年下の男の子・宝くじ・松茸狩り 72 関西弁・肉まんあんまん・盗塁王 73 新婚初夜・サボテン・高みの見物 74 パナコランで肩こらん・秋鯖・知恵 75 禁煙・お茶どすがな・銀幕 76 ラクロス・姥捨山・就職浪人 77 掛軸・瀬戸大橋・二回目 78 海外留学・逆児・マスターズトーナメント 79 バットマン・戴帽式・フライングスポーツシューター 80 法螺貝・コロッケ・ウルグアイラウンド 81 明治大正昭和平成・武士道・チゲ鍋 1994年 82 アイルトンセナ・正月特番・蟹鋤 83 豚キムチ・過疎対策・安物買いの銭失い 84 合格祈願・パーソナルコンピューター・年女 85 一途・血便・太鼓橋 86 告白・ラーメン定食・鬼は外、福は内 87 カラー軍手・放火・卸売市場 88 パピヨン・所得税減税・幕間 89 二十四・Jリーグ・大雪 90 動物苛め・下市温泉秋津荘・ボンタンアメ 91 雪見酒・アメダス・六十歳 92 座蒲団・蛸焼・引越し 93 米寿の祝・外人さん・コチョコチョ 94 談合・太極拳・花便り 95 猫の盛り・二日酔・タイ米 96 赤切符・キューピー・入社式 97 リストラ・龍神伝説・空巣 98 人間喞筒・版画・単身赴任 99 コッペン・定年退職・ハンドボール 100 百回記念・扇子・唐辛子 101 ビクターの手拭い・カーネーション・鉄腕アトム 102 自転車泥棒・見猿言わ猿聞か猿・トマト 103 紫陽花寺・豚骨スープ・阪神優勝 104 三角定規・黒帯・泥棒根性 105 横浜銀蝿・他人のふり・安産祈願 106 月下美人・フィラデルフィア・大山椒魚 107 鯨・親知らず・ピンクの蝿叩き 108 蛍狩・玉子丼・ウィンブルドン 109 西部劇・トップレス・レバー 110 流し素麺・目高の交尾・向日葵 111 河童の皿・コロンビア・内定通知 112 防災頭巾・電気按摩・双子 113 河内音頭・跡取り息子・蛸焼パーティ 114 骨髄バンク・銀杏並木・芋名月 115 秋桜・ぁ結婚式・電動の車椅子 116 運動会・松茸御飯・石焼芋 117 サンデーズサンのカキフライ・休日出勤・ウーパールーパー 118 浮石・カクテル・彼氏募集中 119 涙の解剖実習・就職難・釣瓶落し 120 ノーベル賞・めちゃ旨・台風1号 121 大草原・食い込みパンツ・歯科技工士 122 助けてドラえもん・米沢牛・寿貧乏 123 祭・借金・パンチ佐藤引退 124 山乃芋・泥鰌掬い・吊し柿 125 不合格通知・九州場所・ピラミッドパワー 126 紅葉渋滞・再チャレンジ・日本の伝統 127 臨時収入・邪魔者・大掃除 128 アラファト議長・正月映画封切り・ピンクのモーツァルト 1995年 129 御節・達磨ストーブ・再就職 130 晴着・新春シャンソンショー・瞼の母 131 家政婦・卒業論文・酔っ払い 132 姦し娘・如月・使い捨て懐炉 133 立春・インドネシア・大正琴全国大会 134 卒業旅行・招待状・引っ手繰り 135 モンブラン・和製英語・和風吸血鬼 136 確定申告・侘助・青春時代 137 点字ブロック・新入社員・玉筋魚の新子 138 祭と女で三十年・櫻咲く・御神酒徳利 139 茶髪・緊張と緩和・来なかったお父さん 140 痔・恋女房・月の法善寺横丁 141 ひばり館・阿亀鸚哥・染み 142 初めてのチュー・豆御飯・鶴瓶の女たらし 143 アデランス・いてまえだへん(いてまえ打線)・クラス替え 144 長男の嫁・足痺れ・銅鑼焼 145 新知事・つるや食堂・南無阿弥陀仏 146 もぐりん・五月病・石楠花の花 147 音痴・赤いちゃんちゃんこ・野崎詣り 148 酒は百薬の長・お地蔵さん・可愛いベイビー 149 山菜取り・絶好調・ポラロイドカメラ 150 お父さんありがとう・舟歌・一日一善 151 出発進行・夢をかたちに・ピンセット 152 ホタテマン・深夜放送・FMラジオ 153 アトピッ子・結婚披露宴の二次会・おさげ 154 初産・紫陽花の花・川藤出さんかい 155 ビーチバレー・轆轤首・上方芸能 156 ワイキキデート・鹿煎餅・一家団欒 157 但空・高所恐怖症・合唱コンクール 158 中村監督・水着の跡・進め落語少年 159 通信教育・遠距離恋愛・ダイエット 160 華麗なる変身・遠赤ブレスレット・夏の火遊び 161 親子二代・垢擦り・筏下り 162 鮪漁船・新築祝・入れ歯 163 泣き虫、笑い虫・甚兵衛鮫・新妻参上 164 オペラ座の怪人・トルネード・ハイオクガソリン 165 小手面胴・裏のお婆ちゃん・ガングリオン 166 栗拾い・天国と地獄・芋雑炊 167 夜汽車・鳩饅頭・スシ食いねぇ! 168 長便所・大ファン・腓返り 169 美人勢揃い・雨戸・大江健三郎 170 親守・巻き舌・結婚おめでとう 171 乳首・ポン酢・ファッションショー 172 仮装パーティー・ぎっくり腰・夜更し 173 ギブス・当選発表・ちゃった祭 174 超氷河期・平等院・猪鹿蝶 175 コーラス・靴泥棒・胃拡張 176 誕生日・闘病生活・心機一転 177 毒蜘蛛・国際結婚・世間体 1996年 178 シナ婆ちゃん・有給休暇・免停 179 三姉妹・バリ・総辞職 180 家庭菜園・ピンクレディーメドレー・国家試験 181 ほっけ・欠陥商品・黒タイツ 182 内股・シャッターチャンス・金剛登山 183 嘘つき娘・再出発・神学部 184 金柑・恋の奴隷・ミッキーマウス 185 露天風呂・部員募集・ぞろ目 186 でんでん太鼓・ちゃんこ鍋・脳腫瘍 187 夢心地・旅の母・ペアウオッ�� 188 (不明につき空欄) 189 福寿草・和気藹々・社交ダンス 190 奢り・貧乏・男便所 191 八十四歳・奥さんパワー・初心忘るべからず 192 お花見・無駄毛・プラチナ 193 粒揃い・高野山・十分の一 194 おぃ鬼太郎・シュークリーム・小室哲哉 195 くさい足・オリーブ・いやいや 196 ダイエットテープ・北京故宮展・細雪 197 若い季節・自動両替機・糞ころがし 198 おやじのパソコン・なみはや国体・紙婚式 199 降灰袋・ハンブルグ・乳首マッサージ 200 雪見酒・臭い足・貧乏・タイ米・コチョコチョ・雷・明治大正昭和平成・上岡龍太郎・お茶どすがな・トップレス(総集編、10題リレー落語) 201 夫婦喧嘩・川下り・取越し苦労 202 横綱・占い研究部・日本のへそ 203 マオカラー・海の日・息継ぎ 204 カモメール・モアイ・子供の事情 205 ありがとさん・文武両道・梅雨明け 206 団扇・ボーナス定期・芸の道 207 宅配・入道雲・草叢 208 回転木馬・大文字・献血 209 寝茣蓙・メロンパン・初孫 210 方向音痴・家鴨・非売品 211 年金生活・女子高生・ロングブーツ 212 エキストラ・デカンショ祭・トイレトレーニング 213 行けず後家・オーロラ・瓜二つ 214 金婚式・月光仮面・ロックンローラー 215 孫・有頂天・狸 216 雪女・携帯電話・交代制勤務 217 赤いバスローブ・スイミング・おでこ 218 参勤交代・ケーブルカー・七人兄弟 219 秋雨前線・腹八分・シルバーシート 220 関東煮・年賀葉書・学童保育 221 バンコク・七五三・鼻血 222 ホルモン焼き・男襦袢・学園祭
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%96%E3%81%93%E3%81%B0%E3%83%BB%E9%B6%B4%E7%93%B6%E3%82%89%E3%81%8F%E3%81%94%E3%81%AE%E3%81%94
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映画『賭ケグルイ』にも登場する新キャラクターたちを作画・尚村透氏が小説版の挿絵で書き下ろし!!
河本ほむら原作、尚村透作画、月刊「ガンガンJOKER」(スクウェア・エニックス刊)で好評連載中の大ヒットコミック「賭ケグルイ」。スピンオフも数多く発表され、そのシリーズは累計500万部を突破。2018年1月には実写ドラマ化され、その個性的なキャラクターと若手俳優たちの振り切った演技が話題となった。そして、3月末からは、続編となる「賭ケグルイ season2」MBS/TBS ドラマイズム枠で放送決定。さらに、原作者・河本ほむらと映画版の監督を務める英勉の共作による新たな『賭ケグルイ』の物語が誕生した。 本作は映画版としては5月3日(金・祝)に全国公開され、原案小説「小説 賭ケグルイ戯(ジョーカー)」として映画公開に先駆け、3月22日(金)に発売される。 この度、映画版にも登場する新キャラクターの小説内での挿絵デザインが解禁!“ギャンブルの強さのみ”が自身の階級を決める、私立百花王学園を舞台に、謎多き最強のJKギャンブラー・蛇喰夢子(じゃばみゆめこ)の壮絶なギャンブルバトルを描く大ヒットコミック「賭ケグルイ」。この度、漫画原作者・河本ほむら氏と英監督とがタッグを組んで創り上げた新たなストーリーを、小説版、映画版としてそれぞれメディア展開をする画期的プロジェクトが発足。英監督がメガホンをとる「映画 賭ケグルイ」は二年華組・蛇喰夢子(じゃばみ ゆめこ/浜辺美波)と、生徒会長・桃喰綺羅莉(ももばみ きらり/池田エライザ)の二人の対決に期待が高まる私立百花王学園が舞台。 学園では“非ギャンブル、生徒会への不服従”を掲げる白装束集団・ヴィレッジが台頭、生徒会との対立が深まっていく。ヴィレッジ解体と夢子潰しを企む生徒会は、全校生徒強制参加となるギャンブルトーナメント「生徒代表指名選挙」の開催を宣言し、全校生徒を巻き込んだ三つ巴の戦いがハイテンション・ハイスピードで描かれる。「小説 賭ケグルイ戯(ジョーカー)」は、河本ほむら氏の弟で、「小説 賭ケグルイ悦(トリップ)」も手掛けた武野光氏が書き下ろしたオリジナル原案小説。今回、原作コミックで作画を担当する尚村透氏が映画版にも登場する新キャラクター、ヴィレッジリーダー・村雨天音(むらさめ あまね)と歩火樹絵里(あるきび じゅえり)の小説内での挿絵キャラクターデザインを担当した。
村雨天音は生徒会長・桃喰綺羅莉率いる生徒会、そこに戦いを挑む夢子たちに対し、“非ギャンブル、不服従”を謳う白装束の集団「ヴィレッジ」なる新勢力のリーダー。神父のような服を纏いミステリアスな存在感を放ち、達観した穏やかな物腰だが、���徒会長にギャンブルで勝利した過去を持っている。映画版では右頬に大きな傷痕もあることから、その傷に隠された過去など謎の多い人物であり、若手実力派俳優の宮沢氷魚が演じることが発表されている。そして、歩火樹絵里は村雨を支え慕う「ヴィレッジ」の幹部。かつて、生徒会長にギャンブルで敗れた過去を持ち、白装束姿で首には学園で敗者の烙印「家畜標」が複数下げられているいのも特徴。映画版では注目の若手人気女優・福原遥が演じている、謎多き組織・ヴィレッジとは何か?生徒会、夢子たちとどのような戦いが展開されていくのか、原作者・河本ほむら氏らと英勉監督によって生み出された、もう一つの『賭ケグルイ』の世界をいち早く堪能してみてはいかがだろうか。 <ストーリー> 二年華組・蛇喰夢子(浜辺美波)は、生徒会長・桃喰綺羅莉(池田エライザ)とのギャンブルを心待ちにしていた。2人の勝負の期待が高まる中、学園内では“非ギャンブル、生徒会への不服従”を掲げる白装束集団・ヴィレッジが台頭、生徒会との対立が深まる。ヴィレッジ解体と夢子潰しを企む生徒会は、全校生徒をタッグで強制参加させるギャンブルイベント「生徒代表指名選挙」の開催を宣言するのだった――。 【作品情報】 『賭ケグルイ』 ■出演: 浜辺美波 高杉真宙 宮沢氷魚 福原遥 伊藤万理華 松田るか 岡本夏美 柳美稀 松村沙友理(乃木坂46) 小野寺晃良 池田エライザ 中村ゆりか 三戸なつめ 矢本悠馬/森川葵 ほか
■監督:英勉 ■脚本:高野水登 英勉 ■原作:河本ほむら・尚村透(掲載 月刊「ガンガンJOKER」スクウェア・エニックス刊) ■配給:ギャガ 情報提供:フラッグ ©2019 河本ほむら・尚村透/SQUARE ENIX・ドラマ「賭ケグルイ2」製作委員会 ・MBS 5月3日(金・祝) TOHOシネマズ 日比谷他全国ロードショー
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「演劇人コンクール2021」最終上演審査 総評
10月に行われた「演劇人コンクール2021」の総評を公開いたします。
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審査過程と講評
平田オリザ
まず、審査員長として、審査の過程と結果を報告します。 今年も昨年に引き続き、一般観客の入場はなく、セミクローズドな形態での開催となりました。コロナの影響が懸念されたため、上演団体も6団体に絞り、非常にミニマルな形での開催となりました。6団体はいずれも個性あふれる上演をしていただき感謝しております。
審査会においては、例年通り、まず各審査員が上位三団体をあげて、5点、3点、1点と点数を付け集計する形としました。この時点で、今年は全審査員が、伊藤さんの『胎内』を一位としました。記憶の範囲では、私が審査員長となってからでは初めてのことかと思います。 そこでまず、伊藤さんを最優秀とするか優秀に止めるかを議論しました。残念ながら過去の受賞作品に比べ、弱い部分、工夫の足りない部分も多く、最優秀とするには至らないのではないかという意見が大半を占め、優秀賞となりました。 ただし例年は、優秀賞を何作か選び一席、二席とするのですが、今年は「最優秀に準じる優秀賞」という形で伊藤さん、お一人のみを選出することとなりました。 また神保さん、杉本さんが、ほぼ全審査員が二位あるいは三位にあげており奨励賞という形で表彰をすることにしました。他に、何名かの審査員が宮澤さんを三位にあげていたことも付記しておきます。 伊藤さんについての議論の間より、俳優の山口さんへの評価が高く、別に表彰をするべきではないかとの意見が多くありました。最後に伊藤さんとの賞金の��分を決定し、上記のような結果になりました。
ここからは私個人の選評です。伊藤全記さんの『胎内』は、コンクールを離れて上演作品としてもたいへん素晴らしいものでした。審査過程では俳優山口真由さんの力に拠るところが大きいのではないかという意見もありました。この点は、毎年のように議論をされるところです。そして毎年のように「いい俳優を連れてこられるのも演出の力量のうち」という意見も出ます。しかし、そうなると俳優の層の薄い地方は不利になるのではないかといった議論もまたあります。 今年に限っては、この議論もポジティブに行えたのではないかと思います。伊藤さんの演出に山口さんの演技はなくてはならない��のとして存在し、二人で(あるいは他のスタッフの方も含めて)、きわめて丁寧に戯曲に向き合っていることが見て取れたからです。 伊藤さんは前回参加の時点(2016年)でも、私はその才能は注目すべきものがあると感じていました。ただ前回は、演劇人コンクール、利賀山房という空間に強い気負いが見られたと記憶しています。今回は、二度目の挑戦ということで、本当にしっかりと戯曲の言葉の一つ一つに向き合っている点が高い評価となったと思います。5年間の地道な精進にも惜しみない賞賛を送りたいと思います。 他の奨励賞の二名は逆に、良きにつけ悪しきにつけ、俳優の力量をそのまま舞台にのせており、そこが伊藤さんとは大きな差となったとも感じました。
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2021年という時に
いしいみちこ
日々刻々と変わるCovid19感染状況の中、演劇人コンクールが無事開催され、準備に関わられた事務局のみなさまのご尽力で、参加された皆さんが無事上演を終えられたことを、まずは心から慶びたいと思います。 上演された6団体は、パンデミック下で思うように稽古もできない状況もあったと思います。その困難を乗り越えて作品を舞台上に出現させたことは、もうそれだけで大きな収穫だったと思います。感染防止のために非接触が推奨され、交流がオンライン上になり、個別化していく世の中で、一人では為し得ない上演芸術を成立させたことを、誇りに思っていただきたいと強く感じました。 総評としては、この新型コロナウィルスによる個別化の影響を感じた、というのが率直な感想です。今回初めて審査に参加したので、この傾向が2021年の特徴と言い得るのか否かは判断できませんが、オンライン画面という極めて小さな、限定された枠の中にある生活感や身体性というものを見せられたように思います。 私は上演芸術の一つの肝となるのは、舞台上の身体だと常々思っています。舞台上にある身体のリアリティ、運動や感情の揺らぎが観客の身体に共鳴して、観客の中に作品世界が立ち上がる。その身体を有するのが俳優であり、その身体を成立させるのが演出家だと考えています。演劇は虚構ですから、観客にその嘘を信じてもらうためには、「そこに存在している」と信じてもらわなければなりません。そのための身体性が一つの大切な要件だと思っています。 今回優秀演出家賞に選ばれた伊藤全記氏、伊藤氏の作品に出演され優秀演劇人賞に選ばれた山口真由氏には、他の5団体からは飛び抜けた身体性を見ることができ、その身体に裏打ちされた言葉のリアリティを感じました。 奨励賞の杉本奈月氏『命を弄ぶ男ふたり』も俳優の身体という意味では優れていたと思います。舞台上のリズムが一定だったため、上演が進むにつれて失速した感があり、観客のリズムを考える視点にまで到達できればと感じました。 同じく奨励賞神保治暉氏の『胎内』は、演出としては面白く見ることができましたが、演技の質に統一感がなかったこと、様々ちりばめられた記号がアイデアの羅列に見えてしまったことなどが残念でした。 西井桃子氏の『命を弄ぶ男ふたり』は身体性の問題に加え、舞台美術が思ったような機能を果たさず、むしろただの制約に堕してしまったことがありました。最初の発想をさらに突き詰めて考えていけたら、もっと重層的な意味を持たせられたと思います。 植村真氏の『熊野』は絵画のアイデアに囚われてしまったために、戯曲に書かれていることを舞台上に実現することが十分できていないように感じました。客観的な、さらに自分を突き放した視点を持つことは難しいことですが、ぜひ、挑戦していただきたいです。 宮澤大和氏の『命を弄ぶ男ふたり』はヘッドフォン使用の制約によって、まるで画面上のゲームを見せられているようで斬新でした。ASMR的な直接聴覚に訴えてくる手法でしたが、耳元で聞こえてくる声と眼前で行動する身体とのズレや、どちらの俳優が話しているのかわからない曖昧さが、作品にとって有効であったか疑問を感じました。 以上、簡単ですが各作品についての講評です。 最後に、一人では決してできないのが演劇の良いところです。一つの作品を最上の形にするために、お互いに忌憚のない意見を出し合って創作活動に取り組むことができるから、演劇はステキだと思っています。そんな演劇を、これからも関わっている全員で探求していっていただきたいと思っております。
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6人の演出家への短い手紙
志賀玲子
演劇人コンクール2021の審査員を依頼された時、楽しみだなと素直に思った。私の仕事の領域はどちらかといえばダンスだったので、往年の名戯曲の上演を拝見する機会はほとんどない。コンクールといえども、時代を経た戯曲を「今」上演するには、それなりの必然性を見出さなければならないだろう。戯曲を読めば読むほど、若い方々がどのように挑まれるのか楽しみだった。少し落ち着いたとはいえ、コロナ禍である。短い意見交換会の場は設けられたものの、ざっくばらんに感じたことを話し��り、質問したりすることはまだできなかった。なので、これは選評というよりも、私の感じたことをお伝えする手紙みたいなものである。思い込みや勘違いがあるかもしれないけれど、こんな風に見たよ、ということをお伝えできればと思う。人が集まることを制限される今、創作の現場は本当に厳しいことだろう。だけど、集まって、経験や立場によらず、対等に率直に考えを出しあって、一つの舞台をつくりあげていくことを、なんとか続けていきましょう。
西井桃子さん演出『命を弄ぶ男ふたり』 舞台に明かりが入ると、瞬時に多くの情報が観客に流れ込んでくる。空間、役者の位置、風貌、体癖。役らしく見せるのか、あるいは見えないことが演出なのか。セリフ以前の人物造形はかなり重要だ。そして「役者さんに負荷をかけ」る舞台美術。役者の身体や声は、どのくらいその負荷とともにあったのか。戯曲の持つ「おかしみ」を立ち上げる手つきに、人物造形の綿密さや身体の緊張感が結びついていたなら、もっと厚みのある舞台になっていたのではないか。
神保治暉さん演出『胎内』 美術セットとしてのゴミ袋の山、ヴィデオカメラとモニター、LEDリングライト、生演奏、熱量の高い演技、暴力的に破壊されるモニター。印象としては、全般的に雑多に過剰だ。しかしそこに魅力を感じた。持ち込まれた諸要素が、もっと相乗効果をもたらすような工夫はあるだろう。大人数での創作は困難さも伴うであろうが、冷めない過剰な熱量から生まれるものに期待したい。
杉本奈月さん演出『命を弄ぶ男ふたり』 男性2人の登場人物を、女性の俳優が演じる。その理由、その必然性、そのことによる新たな展望を、演出ノートではなく、目の前の舞台から感じとりたかった。空っぽの抽象的な空間に、無言で立つ女。冒頭、適度に張り詰めた空間では、俳優への注視が促され、何かがはじまりそうな予感をはらんでいたが、その後、展開することがなかった(と感じた)。課題戯曲のコンクールとはいえ、演出家の感性を生かすのは、この戯曲だったのだろうか。
植村真さん演出『熊野』 開場時、舞台前面にすえた大きなイーゼルにあてた照明が陰影の濃い空間を作りだし、これから始まる劇への期待をはらんでいたが、せりふが始まると、場のテンションは急速にしぼんでしまった。演出ノートの「視線」「見る」というキーワード通り、舞台上の人物間に、明確に視線による空間が立ち上がり、変容し、それが客席をも巻き込み、ということが起きていたら…。悲しむユヤを見ることこそが「花見」なのだとしたら、演技への演出はさらに熟考が必要ではないか。
伊藤全記さん演出『胎内』 終盤、村子(山口真由さん)の身体が、眼前で発酵し、発光していく様に釘付けになり、時間のない世界が現れたようだった。現代女性の自室に置き換えられたホラ穴。冒頭のなげやりに放り出され、緩み切った体。気怠そうに起き上がり、這いずり回る姿。何も起きない。何をしても何も変わらない、いつまでもこのままという感じのどうしようもなさ。中盤、少し時間を持て余すようなたるみを感じたはずなのだが、終盤の変容があまりにも素晴らしく、今は中盤をあまり思い出せない。ダンサーではなく俳優、ダンスではなく演劇。その違いは何か。どのような稽古が行われたのか。伊藤さんの仕事にとても興味をもった。
宮澤大和さん演出『命を弄ぶ男ふたり』 せりふは音響的な加工を伴ってヘッドフォンから聞こえてくる。舞台上のパフォーマーは、せりふと呼応するわけでもなく、時に薄暗く、時に無意味な動きを続けている。生死をめぐる会話と強度をもたない身体。聴覚と視覚の分離。深刻さがくるりと滑稽さに裏返る。個人的な嗜好として、舞台上には強度のある身体をもとめがちだが、同時にこの空虚さもありだと感じた。現代人は生身の体だけで生きているわけではない。分身ロボットOriHimeのことを考えていた。
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テキストを掘り下げ、掘った先で自由になる
中島諒人
今年も大半の上演でテキストへの向き合いが弱いと感じた。テキストに向き合うことは縛られることではありません。本質を捕まえて自由に創るために、まずテキストに向き合うことが必要です。
西井桃子さん『命を弄ぶ男ふたり』 戯曲に忠実にていねいに作ってあった。が、逆に言えば、戯曲の外側をなぞることに終わったとも言える。大正から昭和の始め、化学者と新劇俳優という都市型職業の二人。それぞれの自意識の在り方、恋愛にまつわる挫折。自分が特別だと思う意識が、死ぬつもりでいた二人を連帯させるどころか競い合わせ、むしろ生きる力を湧き上がらせてしまうという逆説あるいは必然。新劇俳優が、化学者がどんな人間か。関わりの中で二人がどのように変わっていくか。もっと緻密な作業をしてほしい。
神保治暉さん『胎内』 戦後の混乱と絶望の中、むき出しの人間の生のあり方、存在ぎりぎりの場所で生まれる希望を描くテキスト。ゴミ袋で洞窟を表現したのは面白かった。映像の使い方にもっと積極的な意味づけがほしい。観客の固定された目線にモニターが多角的な視線を投げ込むというコンセプトは言葉で言えばわかるが、人間の目は、一つの客席からでもいくらでも多角的認識を可能にする。そのメタ性を作るのが演出だ。モニターを壊すという終幕も、テキストから論理的に紡ぎ出されたものとして観客を説得することはできなかった。が、洞窟の圧迫感、重苦しさを3人の俳優���映像チームと共に作り上げた点、素晴らしかった。
杉本奈月さん『命を弄ぶ男ふたり』 テキストに対し批評的距離感を大きく取った上演。女性二人で演じるというのも興味深く、��じめは面白くいろいろに想像をふくらませた。が、そのうちにその努力をやめてしまわざるをえなかった。批評的だと思ったが、何を批評しているのかわからない。『命を弄ぶ男ふたり』を上演している以上、やはりテキストとの関わりを示しながら、その上で大いに脱線してもらいたい。俳優との密度の高い空間は素晴らしい。その力を観客に向かって開いてもらえたらと思う。
植村真さん『熊野』 外部に自分の存在や力を投影し、そこに生みだされた究極の人工美を楽しむ、そういう人間のありようを見せることが主題のテキスト。花見に行く先である広大な桜の庭園は、主人公・宗盛がこしらえた人工美である。また、彼が寵愛する愛人・熊野の存在、とりわけ北海道の恋人のもとに帰るために彼女が演じる手の込んだ芝居もまた、宗盛がこしらえた人工美であり、満開の桜以上に彼の目を楽しませる。演出プランで示された「視線」への着目は適切だった。ただ、その「視線」にフォーカスするように演技が構成されたかというと疑問が残った。終幕、宗盛が熊野を放逐しない選択をする理由の掘り下げも、もう一段ほしい。
伊藤全記さん『胎内』 ワンルームマンションのような部屋で暮らす現代の女性が、登場人物の一人・村子に共感し、その女性の感覚を経由した村子のセリフが語られる。テキストは三人芝居であるが、一人芝居となった。他の上演作品との比較の中で際立ったのは、演じられるキャラクターの身体ではなく、演じる俳優の存在が強く押し出されたこと。俳優のただの生身という意味ではなく、演劇としての架空の体の上で村子の言葉が遊ばれ吟味される。テキストが切り刻まれているので、元々の物語を知らない人が観ると「なにがなにやら」ということになるのが大きな難点だが、他の上演作にはない、俳優の体についての探求の姿勢が見えた。山口真由さんの演技は見事であったし、照明や音楽のスタッフワークもしっかりしていて、グループの力もあった。この受賞を機に、演劇と自分という視点に、観客という視点も是非加えて、表現を発展させてもらいたい。
宮澤大和さん『命を弄ぶ男ふたり』 舞台を観ながらイヤフォンでセリフを聞くというのは初めての体験だった。夜中の静かな線路沿いという状況を、視覚効果も含めてイメージすることができたし、耳元でささやかれる台詞も面白かった。箱馬を並べた舞台も美しかった。が、技術上の挑戦の域を出なかったのではないか。テクノロジーを試してみることは素晴らしいことだと思う。しかし、演劇固有の強みは何かを考え抜いての挑戦でなければならないと思う。
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「演劇人コンクール2021」の審査を終えて
ひうらさとる
2020年に引き続き、今年も演劇人コンクールの審査員を務めさせていただくことになりました。 今回も一つ一つのお芝居が終わった後の演劇のプロの審査員皆さんとの感想会がとても楽しく勉強になりました!
去年に引き続きコロナ禍での開催でしたが、今年は距離を十分に取りながらも、出演の演劇人の皆さんと審査の前に意見交換会も出来、とても有意義な時間になりました。 お芝居を見せていただくだけでなく、若くまだ経験の浅いみなさんが何に迷い、躓いているのかが少しわかった気がします。 審査員の皆さんともお話しして私が少し思ったことは「ん? なんでここでこの演出なんだ?」と思ってしまうお芝居は総じて脚本の読み込み、理解が浅いのではと思いました。 もちろん課題になっている脚本が古い時代のもので、理解しずらいというのもありますが、話し言葉や時代背景が古くてもどれも古典と呼ばれる普遍的なテーマを扱った一つのセリフも無駄がない名作です。 実は私も初めて読む戯曲も多かったのですが、話の核は今の社会でも十分通じる課題が描いてあり引き込まれました。 この古典を若い世代のみなさんがどのように現代風に息吹を込めてアレンジするのだろうと楽しみにしていましたが、そもそものストーリー、キャクターの読み込みがなされていないのではないか? という作品もあり少し混乱した舞台もありました。 もうこんなアドバイスは古い世代の方々からたくさん受けているとは思いますが、自分の土台が薄く浅いところから創作は生まれません。 継続的に作品を作っていくのであれば尚のことです。たくさんの戯曲、小説を読んで、もちろん舞台も観て。 「これはこう使えないか?」「自分ならこうする」と“自分ごと“と捉える訓練をしてみて下さい。 プロほど息をするようにアウトプットの数十倍のインプットをしています。
今回は『命を弄ぶ男ふたり』が3本、『胎内』が2本、『熊野』が1本でした。
優秀演出家賞にも選ばれた伊藤全記さん演出の『胎内』は山口真由さんの役者としての存在感、技量が覆う部分も大きかったと思いますが、とても見せ方が難しい戯曲をよく噛み砕いて一人芝居に落とし込められたなと感心しました。 胎内を一人暮らしの狭い部屋になぞらえたところも、このコロナ禍の窮屈さ、閉塞感という現代の匂いを醸し出していたと思いますし、女性の力強い一人芝居という構成も昭和から今に通ずるジェンダーの問題がより伝わりやすくなっていました。 私が期待した古い名作を今の若い人の感性で作り替えるということに応えていただいたようでとても嬉しい気持ちにさせてくれる満足感の高い舞台でした。 特に照明の演出が素晴らしく、演出家の技術力としても一歩抜きん出たものを感じます。
西井桃子さん演出の『命を弄ぶ男二人』は私がこの戯曲を読んで感じた、シニカルでユーモラスな人間劇をわかりやすく描かれていたと思います。 舞台上の白と黒のコントラストや生きることへの未練? 束縛? を演出する紐なども良かったです。 ただやはりディテールが甘いところがあり。キャラクターの見た目の演出、身体の動きの緊張感のなさ、紐の演出の法則性のなさなどが気にかかりました。
神保治暉さん演出の『胎内』は役者さんの演技含め大変エネルギッシュな舞台でした。ゴミ袋の圧迫感で胎内を表現したの���面白かったし、映像をライブで取り入れたのもワクワク感がありました。ただ役者さんの演技の質感のチグハグさや、要素の盛り込みすぎで散漫な印象を受け長く感じてしまったところもあります。 もう少しやりたいことと客席からの見え方を整理すると良いのではと思います。 演出とは関係ないのですが、意見交換会や授賞式でのスタッフ、役者皆さんのチーム感が素敵だなあと思いました。
コロナ禍において劇場で客席にお客さんを入れての上演の機会が激減してるかと思いますが、「この舞台、自分が自分の親戚(年の離れた趣味の違う人)が見たらどう思うかな?」という客観的な視点を持った演出を心がけて欲しいなと思います。 そして面白い舞台を見たらなぜこの舞台は面白いと感じるのか、テーマがスッと入ってくるのか? 役者の動きが気持ち良く感じるのはなぜなのか? つまらない映画を見たらなぜ退屈に感じるのか? 余計なところ、足りないところはどこなのか? を常に考えることが大切です。
私たちは今200年に一度くらいの貴重な変換の時期に生きていると思います。 苦しく辛いことも多いですが、何かを創作し、表現する人には後から振り返るとあんなに刺激に満ちた毎日はなかったとなる時代になると思います。 どうか今の状況に負けず、創作を続けて下さい。応援しています!
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仙台公演のレポートと第3期の総括です。
3月31日の土曜日、まだ桜が咲き始めたばかりの肌寒い仙台、東京エレクトロンホール宮城(宮城県民会館)にて東北ユースオーケストラ演奏会2018の仙台公演を行いました。この冒頭の写真はフォトグラファー丸尾隆一さんによるオフィシャルフォトです。このあと差し込んでいく写真でも、わたくしのライブ感と短距離感だけが取り柄の素人写真との違いを一目瞭然お気づきになるだろうと、あえてクレジットいたしません。丸尾さん、毎度のオフィシャル写真撮影をありがとうございます。
さて、21日の東京公演から10日間のブランクが空き、指揮の栁澤寿男さんとしては、「みんな、これまで出してきた注意、指示を覚えてくれているかなぁ」と不安そうです。
合同練習や合宿など集まる機会には必ず忘れ物が出てくる東北ユースオーケストラですが、演奏楽曲は身体に染み込んでいると期待したいところです。
リハーサルにあたって坂本龍一代表・監督から「今年度の締めくくりとなる、集大成となる演奏を」と柔和な檄が飛びます。
演奏会の構成も忘れているかもねと、舞台上の動き含めて演奏順に曲をさらっていきました。
コンサート前半を盛り上げて締める『Three TOHOKU Songs』は、団員の地元3県の民謡「大漁唄い込み」(宮城)、「南部よしゃれ」(岩手)、「相馬盆唄」(福島)をメドレーとして現代音楽の作曲家である藤倉大さんによる編曲作品です。
東北の民謡独特のグルーブ感にこだわる坂本監督は、本番直前でもパーカッションセクションに溶け込んでの手拍子指導です。
威勢のいい拍子木を響かせるのは気仙沼の高校生、三浦瑞穂さんです。以前伺った三浦さんのご実家のお隣まで津波で流された体験談は鮮烈に覚えています。この三浦さんのお祖父様がつくられた農園のいちごを差し入れでいただきました。
三浦さんお祖父様は民謡の先生でもあって、昨年は「ちょいさーのさーっさ」の掛け声のリズムとイントネーションについてご指導に来ていただきました。1年前の東京公演での『Three TOHOKU Songs』の演奏の様子はYouTubeでご覧いただけます。一聞は百見に如く。ぜひお聴きください。
youtube
一通り演奏と動きを通した後に、冒頭の開演前のカゲアナ隊の練習です。携帯電話を切りましょうなどの諸注意事項を団員が表に出てお伝えする演出です。この仙台公演はもちろん仙台市出身で固めました。
右から畠山茜キャプテンはちょうど仙台市出身。坂本彩雲さん、中学1年生、フルート担当。木島悠太くん、中学1年生、ヴァイオリン担当。浅野海輝さん、高校1年生、パーカッション担当。狩野諒也くん、大学2年生、ホルン担当。曽我ひかるさん、大学4年生、コントラバス担当は、実は仙台市のお隣の多賀城市出身でした。
そして、開演を告げる団員の福島市の高校1年生、堤英純作曲の金管八重奏を、トランペット中村祐登くん、秋葉大地くん、井出大雅くん、ホルン曽根瑞貴さん、田嶋詩織さん、トロンボーン江見悠希くん、バストロンボーン新川和弘くん、チューバ冨澤悠太くんが、今日は花道で演奏します。
本番前にOGが激励に来てくれました。
見事大学に合格して来期から復帰してくれる郡山市の芦名さん(妹さんは第3期からのメンバー)と今年から宮城県の中学校で音楽教師となった初代キャプテンの長谷川桃さんの二人が、「ジャージ姿ですみません」という栁澤寿男さんを挟んで記念撮影です。
お昼のお弁当はJA共済連の今日は宮城県本部さんからいただきました。JA共済連さんには毎度毎度、団員の血になり骨になる食事をご提供いただき本当にありがとうございます。
リハーサルで疲れた身体には美味しさのあまり縦のお弁当になりました。
ごちそうさまでした!そして、東北ユースオーケストラオールドボーイズも応援にかけつけてくれました。
懐かしい顔の中でも注目したのは一番左の岩花くん。昨年度まで岩手県宮古市から福島市の練習会場まで片道5時間かけて巨大なチューバとともにやって来てくれていたのですが、中学生の一年間見ない間に大学生と同じくらいの身長になっていました。思春期の雨後の筍のような成長には目を見張るものがありますね。
こちらは事務局の「おかーさん」こと岡田さんにTYOオリジナルハンカチーフを巻いてとねだる列。
本番準備が進んでいるのは舞台裏だけでなく、舞台表も同様で。
今年もJA共済さんのご厚意で、わたくしの駄文とノリだけの写真で活動記録のパネル展示をしていただいていました。
ロビーでの寄付受付コーナーもお客様を待つばかり。
昨年で卒団したリケジョ楢山さんがシックな黒づくめの出で立ちで、東京に引き続き地元公演の受付係にボランティアで参加してくれました。右隣は福島事務局の大塚真理さんの姪っ子さん、 菅藤 さんも就活スタイルで手伝っていただけました。そして、今回返礼品を無償提供いただいたアウドドアのプロダクトで世界的に高名なパタゴニア日本支社、自らアウトドアマンの辻井社長以下のスタッフのみなさんも、どうもありがとうございます!そもそものTYOロゴにはじまり返礼品にTYOロゴをあしらうデザインをしてくれた、TYOの美術教師長嶋りかこさんもありがとうございました!
開場直後からの「ロビコン」つまり、ロビーコンサートチームのご紹介です。 ホルン八重奏「3つのエピソードより第一楽章/真島俊夫」 千葉大輝、佐藤咲良、狩野諒也、立谷隆太郎、千田捺月、田嶋詩織、曽根瑞貴、磯貝雛子。
トロンボーン7重奏「Bosco Rosco / Tommy Pederson」大谷龍陽、江見悠希、大波さくら、筒井温之、橋本幸歩、新川和弘、冨澤悠太。
木管五重奏「木管五重奏のためのディベルティメントより第1楽章、第4楽章/ハイドン」菅野桃香、関根慧、田嶋詩織、西村優里、木戸口夏海と クラリネットカルテット「クラリネットポルカ」木戸口夏海、山中陽香、黒須菜月、阿達弘将のチーム木管。
ヴィオラ六重奏「G.P.テレマン/4本のヴィオラの為の協奏曲第1番より第3楽章」村岡瞭、服部未来子、高橋奈々、鈴木祥子、佐藤ひかり、紺野未帆。
さあ、開場しました。列をなしてお待ちいただいていた熱心なお客様に次々とアンサンブルを披露していきます。
団員のご家族ご親戚お友達も聴きに来られているのが呼びかける声からもわかります。これでこそ地元公演ですね。
カゲアナ隊が舞台袖に登場してきました。
続いてオープニングファンファーレの金管八重奏隊も。
団員が続々と下手の舞台袖に集まって来ました。
恒例の坂本監督とのタッチによる送り出しで、みんながステージに。
ピンボケ写真でもわかるのは監督に笑顔で応じるフルートの菅野さん。
オープニングは『Behind The Mask』。坂本監督YMO時代の作品です。
実はこの曲、東北ユースオーケストラが企画物として初登場したルツェルン・フェスティバルARK NOVA松島の2013年に演奏されていました。今回のために監督自らアレンジを見直され、開演にふさわしく管の響きが鮮やかな曲となりました。
二曲めは『戦場のメリークリスマス』。毎年の団員の演奏希望曲アンケートでは必ず何人かが挙げてくれていましたが、ついにTYOとして今年初披露できました。
三曲めは『ラストエンペラー』。初年度の夏合宿地の宮古島でシーサーをつくりながら皆んながこのメロディを口づさんでいたのが懐かしい、こちらおじさんの感傷に舞台袖でひたっていました。
滑り出し三曲は東京公演よりも落ち着いたいい演奏になった気がしますよ。司会の渡辺真理さんの流麗な進行につられ、坂本さん栁澤さんともに東京よりもリラックスされているのか饒舌気味で、客席にも笑いが起きています。
そして、次の出番を控えたあの方が!
後ろ姿から後光が差してる気もする小百合様。
ご登場です。
朗読される詩をまとめられたお手製の製本が左手に光りますね。
このパートでは坂本監督指揮による『Still Life』に合わせての朗読となります。
まずは団員の地元である岩手県は花巻市出身の宮沢賢治の詩から二篇「村娘」「星めぐりの歌」から
そして広島、沖縄の平和を願う詩をそれぞれ一篇、原民喜「永遠のみどり」安里有生「へいわってすてきだね」、最後は東日本大震災をきっかけに福島の小学5年生だった関根妃奈乃「あの山を登れば」です。
圧倒的な存在感がありながら、優しく包み込むような吉永小百合様の朗読は、やはり「日本の母」。東京公演の、のんさんの「妹の力」(©️柳田國男)とは個性のまったく違う時間が流れました。公開中の映画『北の桜守』のプロモーションでご多忙を縫ってのご出演ありがとうございました。わたくし個人的には、この日小百合様からリアルに「宏和さんは」と話題にされ、旧約聖書で神ヤーウェにいきなり名前を呼びかけられ、「なぜ神は私の名前をご存知なのか!?」と感動に震えたアブラハムのごとく畏れ多さに跪きそうになりました。(事前にわかればスマホで録音したのに・・・)
さて、続いては今年初めての企画、団員のオリジナル作曲作品を団員が演奏披露するコーナーです。昨年の12月に藤倉大さんによる作曲ワークショップを行い、親交のあるヴィオラ奏者の安達真理さんにも当日お越しいただき、数々の特殊奏法を紹介してもらいながら、それらを参考につくった団員の出来立てほやほやスコアをその場で実演してもらい、藤倉さんと坂本監督が講評するというものでした。当初の「ほとんど誰も作曲できないのでは」という予想をいい意味で裏切り、全員が2時間で作曲できたのです。人間の創造性というのは、環境と動機づけ、それを導く人次第で引き出されるのだということを実感しました。
今年の演奏会で作品を発表したい人を募りましたところ、6名が手を挙げてくれました。ここ仙台では、東京公演とは違う3名による作品を3名が演奏しました。坂本監督もステージに残り、会場の全員が耳をそばだててソロ作品を聴くという緊迫したコーナーです。
最初は福島県浪江町出身の大学1年生菅野桃香さん作曲作品「当たり前の幸せ」を岩手県北上市出身の大学4年生、木戸口夏海さんがクラリネットで演奏。
直前合宿でのリハーサル時に菅野さんの出身地を入団申し込み時のデータから「いわき市」と紹介したのですが、本人から「実は浪江町出身で、いまは実家は取り壊され、避難していわき市に住んでいます。浪江町で紹介をお願いします」と明るく言ってくれたのには胸にこみ上げるものがありました。タイトルがまた「当たり前の幸せ」ですからね。重く響く題名をつけられた作品が軽やかなクラリネットで奏でられました。
続いては、福島市出身の大学3年生、佐藤実夢さん作曲作品「チェロのための音遊び」を福島市の高校1年生の誉田憲丸さんがチェロで演奏。
高校1年生、緊張したと思います。途中特殊奏法も含まれる作品でしたので、間違ってもお客さんにはばれにくいという利点もあったかとは思いますが、1500人以上を前に堂々とした演奏でした。
そして、トリは仙台市の大学3年生、中村祐登くん作曲作品「ホルンのためのimpromptu」を同じく仙台市出身の大学3年生、千葉大輝くんがホルンで演奏します。
「impromptu(アンプロプテュ)」とはフランス語で「即興曲」の意味。千葉くんは『火の鳥』のソロより緊張したそうです。
団員作品発表コーナーの後は、団員たちの眠れる作曲家としての資質を見事に開花させてくださった藤倉大さん編曲の『Three TOHOKU Songs』で前半終了。
栁澤寿男さん、前半の出来栄えに上機嫌です。
そこに割って入ってくる中村くん。
ちゃっかりしてるなあ。後半に向けて頑張っての意を込めてパチリ。
カメラを向けると必ずポーズの田嶋さんにつられて、同じホルンの赤間奏良くんもピース。繰り返しますが、中学生の身長の伸びには目を見張るものがあります。たぶんこの3年間で20センチは伸びたのでは。
今年のホルンはみんな元気で、パートとしての一体感がありました。
左の狩野くん、
ハイタッチでリラックスしてるなと思いきや。
団員全員が板付いたところで、急に舞台袖に「やばい、やばい」と走り込んできました。もうチューニングがはじまっています。楽屋に戻っていったみたいです。
しばらくしてまた「やばい、やばい」と階段を降りて来ました。もうチューニングは終わってますよ。
なんとミュート(消音器)を忘れて楽屋に取りに戻ったようです。忘れ物が多い東北ユースオーケストラですが、本番での楽器の忘れ物は初めてでした。団員への楽器忘るべからずの教訓としてご紹介しておきます。
後半のメインの楽曲の最初は、クロード・ドビュッシー作曲の交響詩『海』です。坂本監督、団員の演奏を指揮者モードでチェックです。
栁澤さんの指揮も自然と大振りになる『海』です。
今日も録音のために来られているサウンド・エンジニアのオノ・セイゲンさんのブースで。
坂本監督、サウンドチェックに夢中のあまり、人知れず指揮!
こちら反響板の隙間からいい撮影スポットを見つけました。
降り番メンバーも舞台袖で応援しながら聴き入っています。
順調に『海』の演奏が進みます。
エンディングを舞台袖特設カメラで録画してみました。
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20分強のドビュッシーの『海』の演奏が見事に終わりました。満員の観客からの拍手を受けて下手袖に下がる栁澤さん。
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とりあえずひと山超えたぞー、の笑みですね。
ひと呼吸置いて、舞台袖で待ち受けていた坂本監督と。
続いて今年のメインの2曲目となるイーゴリ・ストラヴィンスキー『火の鳥(1919年版)』の演奏がスタート。
こちら降り番は余裕でしたが、
舞台上では緊迫した熱演が。しかし、東京公演よりものびのびした演奏になっているような気がします。そして大団円と呼ぶにふさわしいエンディングを迎えると、このひと時を残したいと思わず舞台袖特設カメラの録画ボタンを押しました。
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胸に染み入る会場からの鳴り止まない拍手です。
そして、ついにアンコール。司会の渡辺真理さんが代表・監督の坂本龍一さん、指揮の柳澤寿男さん、ゲストの吉永小百合さんをお一人づつ舞台に呼び込んで、今日の感想コメントを聞いていきます。
東北ユースオーケストラ第3期の最後の演奏となります。坂本監督の1984年の作品で前身の楽器修復プロジェクト『こどもの音楽���生基金』からのテーマ曲『ETUDE(エチュード)』。5年前のルツェルン・フェスティバルARKNOVA松島での演奏がアップされていましたのでリンクをはってみます。
ステージでは吉永小百合様も手拍子でご参加。
ついに東北ユースオーケストラ演奏会2018のすべてのプログラムが終了しました。
舞台袖に引き上げてくる出演者、団員。
仙台出身の畠山茜キャプテンは地元公演で第3期の活動の幕を降ろしたことに感無量の表情です。
お互いのパフォーマンスを称え合う時間、
「引率の先生」役としては1年で一番うれしい時間です。
東北ユースオーケストラの活動では、いつもは意識的に距離を取っているはずの高橋姉妹もそろって感極まっています。
ピンボケでも姉妹だとわかりますよ。
小百合様にも堂々と握手を求めに行く団員たち。
みんな、泣いているのか、笑っているのか、両方なのか、もはやわかりません。
ひとつの舞台を一緒につくったという意味において、
日本を代表する大女優も世界的音楽家も、
マエストロも有名なアナウンサーも、
小学生も明日から社会人になる大学生も、
ステージに立った一人一人の全員がフラットに仲間になる瞬間です。
お疲れ様でした。
左隅の曽我さんと話している福島事務局の竹田学さんも涙。栁澤さんご不在の時には代わって指導していただいたおかげで今日の演奏が成し得たと思います。どうもありがとうございました。今期の裏方MVPです!
大型楽器の搬出を終え、きれいになった舞台袖。
ここから団員の記録係、福島の大学2年生、阿部“だんでぃ”秀捷くん(チェロ担当)の写真を使って、今年初のイベント、大学4年生の卒団者送り出し会の模様をお伝えします。
まずは緊張の本番から解放された笑顔たち。
団員にはホールの客席に座ってもらって卒団生を一人一人紹介していきます。
まずはヴィオラの服部未来子さん。
時にあえて団員に苦言を述べる憎まれ役を買って出てくれて、本当に頼りになる存在でした。そして、北海道の鉄道会社勤務になる身でありながら、東北ユースオーケストラOBOG会をつくり、初代会長になると宣言してくれました。
チェロの下村鈴之介くん。
自衛隊勤務の異色の経歴の持ち主で、確かなチェロの腕前で坂本監督とのカルテットやトリオの演奏もしてくれました。
コントラバスの曽我ひかるさん。
ここで、居ても立っても居られず、「わたしがコメントを拾います」と、
渡辺真理さんがハンドマイクを持って客席に。この機転のきく行動力にいつも助けられています。ありがとうございます。
オーボエの鳥居紗季さん。
三年間にわたって盛岡駅から新幹線に乗る岩手県組の面倒をみてくれました。
送り出し会は、この立派なホール貸切状態で進んでいきます。
次はホルンの曽根瑞貴さん。
第1期からのメンバーで4月からは仙台市の職員として保育園の先生に。OBOG会の経理を担当してくれるそうです。心強い限りです。
クラリネットの木戸口夏海さん。
4月からはプロの演奏家を目指すとのこと。TYOには引き続き指導や何かで関わっていきたいと、有難いことを言ってくれました。
フルートの佐藤星香さん。第3期からのメンバーでありながら、貫禄の溶け込み具合でしたよ。
ひと通り卒団生の紹介が終わったところで、坂本監督からのサプライズ。
2年間キャプテンの大役を務めてくれた畠山茜さんに特別に花束のプレゼントです。
畠山キャプテン、アイドル風に感謝の挨拶。
わたくしが最近眼にした『常勝キャプテンの法則――スポーツに学ぶ最強のリーダー』という本がありますが、この2年は畠山さんのキャプテンシーがあってこそだったと思います。
ここで仙台公演にも来られた一般社団法人東北ユースオーケストラの代表理事、押木 正人 さんからも一言いただきます。
東京と仙台の演奏会への労いと今後の一層の発展を願うお言葉を述べられた押木さんは、この4月からヤマハの国内販社であるヤマハミュージックジャパンの代表取締役社長に就任されます。
「こどもの音楽再生基金」の立ち上げメンバーである押木さん、引き続きのご支援をよろしくお願いします。
最後はこれも恒例となってきた、坂本監督の音頭による指1本からはじまる五本締め。
お疲れ様でした〜。
このあとは怒涛のごとく監督に群がる即席サイン会&記念写真大会です。
東京に戻る新幹線に間に合うギリギリまで快く応じる監督。
しかし、みんなとのお別れの時間です。
団員も家路に着く、こちらは仙台駅経由で福島駅まで向かうバスの車内を。
仙台公演も数々のメディアに取り上げていただきました。 当日のNHK仙台放送局のニュースになりました。 理事社で主催の河北新報の記事、同じく理事社の福島民報の記事、毎日新聞の記事、産経新聞の記事、電通報も東京公演も含めて記事に。
東北ユースオーケストラ第3期の活動が終わりました。今期はせっかくいただいた寄付をカタチにとパーカッションを購入し自前で保有し、福島民報本社のホールをお借りして、定期的な練習場所となるホームを持つことができました。3年目にしてようやく活動の足腰となる基盤が整った気がします。また前期から2年目のキャプテンとなった畠山茜さんのもと、団員の役割分担が組織化され、とりわけ自らがクラウドファンディングで予算を調達しながら、被災地に有志演奏会を行うという自主的な試みは、東北ユースオーケストラの存在意義を強く感じる活動でした。それらに伴い、JR東日本発足30周年の東京駅でのエキコン出演や三菱商事のCM音楽演奏、宮城県の311追悼メモリアルイベントでの演奏やバドミントンリーグのトーナメント戦のオープニングアクトを務めるなど、活動の幅も外へと広がってきました。
音楽を「言葉」という意味の世界に閉じ込めるのは、音楽が表現する「言語獲得以前」の人間の豊かな感性を抑圧する蛮行だという考えを持つわたくしでありますが、今年の『海』と『火の鳥』が象徴する意味の思いがけない広がりには、最後に触れておきたいと思います。今期をスタートさせるにあたって、演奏会でのメインの楽曲選考の過程で、団員のアンケートも取りつつ、最終的に坂本龍一監督とマエストロ栁澤寿男さんのやり取りでクロード・ドビュッシーの交響詩『海』とイーゴリ・ストラヴィンスキーのバレエ組曲『火の鳥(1919年版)』と決まりました。『海』の選曲については、津波被害が甚大であった東日本大震災を契機に生まれたオーケストラが『海』を演奏するのはどうかという声がいくつか挙がったのは事実です。TYOの初年度の夏合宿で、ひょんなご縁から沖縄県の宮古島に伺い、東洋一と言われる美しい海岸で顔をつけ、「しょっぺえー!」と叫んだ子供を忘れることはできません。東北ユースオーケストラの団員にとっては「入ることができない海」でした。今期の石垣島合宿でも「生まれて初めて生の海に入った」団員ばかりか、「怖くて震災の後、海を見ることすらできなかった」という声を聞きました。
沖縄の見事な色合いを刻々と見せる海を2度体験したことは、団員にとっての「恐ろしい海」のトラウマを癒すには大切な過程だったのだと思えます。今年が没後ちょうど100年にあたるドビュッシーの作品は、団員の実力ではとても太刀打ちできるものではなく、石垣島では『海』のスコアを前に音を出すことすらできない団員を前に柳澤さんがメロディを歌っていた。そんなレベルからのスタートでした。
実際、3月の直前合宿に入る段階では「本当にお金を払って観に来ていただくお客様に満足してもらえる演奏になるんだろうか?」との不安が絶えませんでした。プロのオーケストラでも難しいという『海』『火の鳥』��のだから、うまくいかなかった時はご愛嬌で許してもらえるんではなかろうかと無理に楽観的に考えることもありました。しかし、最後は何とかするミラクルオケ、東京公演、仙台公演を経て、プロのオケでは出せない、東北ユースオーケストラならではの、青々と瑞々しい『海』と『火の鳥』を堂々と演奏しきってくれました。
今期のキックオフが7月17日の「海の日」で、トランペットのパートリーダーでクリスチャンの中村祐登くんのFB投稿で知ったのですが、今期の最後の演奏となった仙台公演の3月31日はイースター(復活祭)。『火の鳥』は世界各地で不死鳥や鳳凰として表象される再生・復活の象徴です。つまり第3期は『海』ではじまり、心理的にも『海』を乗り越え、技術的にも『海』を克服し、『火の鳥』という復活を遂げるドラマトゥルギーの中にあったと言えます。坂本監督と栁澤さんの2曲に込めた選曲意図が、たまたま7月17日の海の日と、3月31日のイースターという時間軸でシンクロした。これが誰かの意図的な計らいであったのではなく、偶然性のもとに仕掛けられたドラマであったことに大きな驚きを隠しえません。さらには3月31日はオーケストラの日であったと聞きました。なんでも「耳に1番」の語呂合せとのこと。だったら「オーケストラの日」でなくても、「ビッグバンドの日」でも「弾き語りの日」でもよいのではないかと思いますが、そこはご愛嬌。キリスト教も日本的駄洒落も味方につけたいものです。東北ユースオーケストラ��意図せざる時の良き差配を受ける、偶然性の祝福に恵まれたオーケストラなのだと自信を持って大きく構えてみたい気がします。先日、「“たまたま”の人生を楽しむ」という紹介で日本テレビのニュース番組でコメンテーターを務めたわたくしにとってみると、東北ユースオーケストラは人智を超えたパワーで存続しているのだとでもうそぶいてみたくもなります。
さて、類い稀なTYOの肯定感に浸りながらも、「海を乗り越えた」第3期は東北ユースオーケストラにとって、シーズン1が終わった一区切りのような気がします。もう夏合宿は沖縄でなくていいんじゃないかという運営上の都合だけではなく、より音楽性や創造性を磨いていくシーズン2のはじまりだと考えています。その意味で、せっかく出来上がったTYO流の『海』や『火の鳥』は折に触れて繰り返し演奏したらいいのではと個人的に思います。『火の鳥』は全曲版もあることだしと言うと、火を噴く人も出てきそうなのでこの辺でやめておきます。
演奏会2018年にご来場いただいたみなさま、実現のためにご支援ご協力いただいたみなさま、どうもありがとうございました。
東北ユースオーケストラはみなさんから活動資金をいただくことで存続している団体です。来期第4期の活動に向け、現在クラウドファンディングで呼びかけさせていただいています。 https://japangiving.jp/campaigns/33779 引き続きのご支援をどうぞよろしくお願いいたします!
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10280135-3
夢を、見ていた。
ああ、これ、夢だ。とすぐに気付いたのは、目の前の土間にうつ伏せで横たわる男の子が、まごうことなき自分自身の姿だったからだ。男の子、もとい自分は、薄暗い土間の冷たい土がひんやりと顔や腹を覚ましてくれる感覚が気持ちよく、ただ、ほてる身体を持て余し重力に逆らうことも出来ず、意識がぐらぐらと揺れる中で倒れていた。そう、恐らく風邪を引いていたんだろう。怠い身体を横たえる布団なんて、あてがわれていなかった。懐いた野犬が近寄ってきて、顔を舐める。くすぐったさにゆるり、と目を開けて、そしてまた閉じて。後ろで見守るだけの俺は声も何も届かないのに、早く起きろ、そこから逃げろ、と念じていた。
「邪魔やボケ!」
怒鳴り声と共に土間へ入ってきた男が俺の頭を蹴り上げて、そして、胸ぐらを掴んで立たせる。父親の後ろに立つ母はタバコをふかしながら、冷めた目で俺を見た後、「具合、悪いんちゃうの。」と何の興味もない声で言った。
「何ヘラヘラしてんねん。お前。」
「ごめんなさい、わらっていません、」
「テメェの顔見るだけで腹立つんじゃ。来いオラァ!」
来い、と髪を掴まれても、歩く気力はない。もつれる足を引きずりながら、連れられた先にあったのは、物置と化したプレハブ小屋。真夏によく使われる躾部屋だった。この日は、どうやって出たんだったか、記憶にない。が、俺は、二人が満足するまで、ここに入って、生きなければいけない。死んだら負けだ。それだけはずっと思って、真っ暗な熱い入れ物に入っていた、それだけは覚えていた。
「前の旦那にそっくりな顔、何回見ても腹立つわ。アンタ。早よどっかいけ。死ね。」
「お前には勿体無いくらいの家やなぁ。嬉しいやろ。なぁ。嬉しいやろが!」
「はい、おおきに、うれしいです、」
「ハハ。ほな入っとけや。」
放り投げられ、扉が閉まる。むわり、とまとわりつく殺人的な熱気と錆の鉄臭い匂い。プレハブはかなり古く劣化していて、夜のうちに降った雨が漏れて床に水溜りを作っていた。床に投げつけられた姿のまま顔を近づけ、真っ暗な中鼻先を床に擦り付けて水を探す。触れた水分を必死に舐めとって、磨耗していく心を、ただ俺は守って、それから、あれ、なんで守ってたんだっけ。
「...、.........、」
どこからか声が、聞こえる。怒鳴り声でも嘲笑う声でもない、穏やかな、春の海のような、声。
「起きて。ねぇ。」
ハッ、と目を覚ます。見えたのは、自宅の天井。太陽光で明るい、見慣れた部屋。あぁ、夢、覚めたのか、と安堵して、ドクドクと煩い心臓の音と、背中に張り付いたであろうシャツの濡れた感触と、あれ、シャツ...じゃない?肌に当たる感触は柔らかく、普段身につけているワイシャツじゃない。パジャマを着ている。なぜだ。そもそも、あの声は、父でも母でもなく、あれは。
「おはよう。大丈夫?うなされてた。」
目を開けたまま混乱する俺に優しい声がかけられる。重たい頭を動かして声のする方を見て見れば、ベッドの脇に、心配そうな顔をしてしゃがみ込んでいた大切な恋人がいた。あぁ、そうだ、あの包み込むような声は、彼の、柔らかな声。
「う......今、何時、」
「夕方の4時。はい、ポカリ飲んで。」
「え、ま、へ?何、なんで、おんの、」
「ほら。」
混乱する自分の口に容赦なくストローをぶっ刺したポカリを突っ込み飲ませた彼は、汗だくな様子を見て眉を下げ、「着替えた方がいいね。」と笑った。鈍くはない方だと自負している頭を回転させ、今に至るまでの行動を思い出す。少々熱っぽかったが休めるはずも無く普段通り仕事へ行って、駆け回ったせいか昼前には限界が来て、先輩に全てを託して帰宅し、スーツのままベッドに倒れ込んで、寝た。はずだ。買い物をする気力もなく、ただただ重たい身体を引きずって。
「ベッドに上半身だけ乗せて倒れ込んでたの見た時、殺人現場かと思ったよ。ドラマじゃないんだから、家の中で行き倒れるのやめてよね。」
「なんで自分、ここおんの、」
「そもそも、鍵もかけずにぶっ倒れてたんだよ?全く。何があるかわからないんだから、俺、何かあったらすぐ呼んでって言ってたよね?」
「す、すまん...せやかて自分、大学もあるしやな、風邪くらいでわざわざ帰ってきて、なんて、そんな甘えたこと...」
「それ以上喋ったら、えーっと、ケツの穴から手突っ込んで奥歯ガタガタいわすよ。」
「それ、俺の決めセリフ...とらんといて、」
手ぇ上げて、なんて今時強盗も言わないセリフで腕を上げさせられ、体温計を挟まれた。冷たいタオルで顔の汗を拭いてくれる手が気持ちいい。年上なのに、大人なのに、しっかりしないと、なんて思考がどんどん溶けていって、器用に動き回る手を捕まえ、ヒヤリとした掌に頬を押しつけて目を閉じる。気持ちいい。火照った体を覚ますために、もう、土間に転がらなくてもいいんだと、まだ夢に引きずられている思考が今更安堵する。
「...んー、38.2か、高いね、しんどいでしょ。食欲ないだろうけど、ご飯食べて薬飲んで、夜になっても熱下がらなかったら、病院行こうか。」
「病院、いくん。そんなん、勿体ない、」
「そんな酷いこと言う人、もうどこにもいないよ。大丈夫。」
夢の内容なんて何も言っていないのに。溶けた思考じゃ、今自分がどんな顔をしているのか、何を口走っているのかも朦朧としていて、上手く繕えない。彼の真っ直ぐな目線から逃れるように目を逸らせば、部屋の隅には放り投げられた彼の鞄が放置されていて、そうか、几帳面な彼が慌てて自分を看病しようとあれこれ、してくれたのか。心配をかけてしまったのか。
戸惑いから反省に至った様子を何も言わずとも察した彼はもちもちと俺の頬を揉んだ後、彼に向き直った俺と目線を合わせ、笑った。
「ふふ。ほーら、何食べたい?何でも作るよ、好きなの。」
「普段は、野菜食えとか、甘いのん控えろとか、言うやん、」
「今日は特別。頑張り屋さんの甘えん坊デーなの。」
「うどん、食べたい。かつおのお出汁の、」
「うん、好きだもんね。やらかいの。透き通った、関西のお出汁ね。あとは?果物、桃好きでしょ。食べる?」
「桃缶、給食の、フルーツポンチに、入っとって、すきやった、」
「おっけ。アイスは?食べる?」
「ひとくちだけ、ほしい。バニラ。」
「ダッツのバニラね。分かった。着替えあるけど、1人で着られる?」
「まだ、介護される歳、ちゃうし。」
「はいはい。何かあったら何でもいいから、すぐ鳴らして。分かったね。」
「...おん、」
枕元にスマートフォンと、そして替えのパジャマを置いて部屋を出て行った後ろ姿をぼんやりと見送り、何とか体を起こしてノロノロと汗ばんだパジャマを脱ぎ捨てた。スマホの画面には数件の通知。どれも仕事に関連した業務連絡だった。
ここ最近、たしかに立て込んではいた。仕事もそうだが、夢見がとにかく悪かった。熟睡出来ないまま酷使した体じゃ、免疫も働けなかったんだろう。簡単に風邪菌に負けてしまった挙句、彼に負担を。考えただけで情けなくて、頭痛が悪化しそうだ。しんどい、と思い始めるとしんどくなる。
無性に口寂しくなって、引き出しに収めておいた相棒を取り出して、くらりくらりと揺れる視界の中で咥えたそれに火を付けた瞬間、扉が空いた。
「あー!このチェーンスモーカー。やると思った。没収!」
思いっきり顔を顰めた彼が火を付けたばかりのタバコを奪い、いつの間にか積もっていたはずのシケモクが片付けられた灰皿に押しつけた。手に収めていた残りも奪われ、なんだか面白くなってへらりと笑うと、彼はさも怒ってます、といった表情で俺の口へ懐から取り出したものを突っ込んだ。
「ぅぐっ...何、こぇ、」
「飴。もう時代は平成なんだよ?スパスパふかしてないで、風邪引いた時くらい大人しく寝ててなさい。」
「それ、おじさんには、刺さるわぁ...」
与えられた棒付きキャンディを大人しく舐めて、部屋に一瞬漂った相棒の残り香を追い求める俺の視線は、彼で止まったまま動かない。彼は何も言わず、体育座りで俺を見上げたまま、ただにこりと口を弧にして見つめ返している。暇じゃないんだろうか。
「なぁ、なんで、帰ってきたん。今日、5限まで、あったんとちゃうの、」
「今日、お弁当持ってくの忘れてたでしょ。どうせなら届けようと思って昼休みに職場行ったら、ふらっふらで帰った、って上司の人が呆れてたよ。」
「上司、」
「そう。なんか、ダンディなオールバックの紳士。」
「あぁ...吉沢さん、か、」
「仕事はこっちで片付けるから復活するまで来るな、ってさ。」
「自分、よう、追い払われんかったな、」
「お前があのバカに可愛がられてる青二才か、って。貴方が宣伝してくれるおかげで、どうやら認知されてたみたいです。」
「...不本意や、」
「ほら、寝て。」
舐め終わったキャンディの棒がからん、とゴミ箱へ消えて、有無を言わせない彼が無言の圧力をかけてくるもんだから、俺はスマホもタバコも何もかも封じられただ布団に身を任せるしかなくなった。ぱたり、と寝転がると彼は俺のそばに寄って、確かめるように俺の手を握っていた。暑くないんだろうか。汗もかいているのに。いつもはそれなりに動く頭も今日は役に立たない。は、は、と吐く息は熱い。彼は、出ていく気配を見せない。夕方の柔らかい色調の光の中、時間の感覚が曖昧になって。現実と夢の狭間がぼやけていく。
いいのだろうか、こうして、手を伸ばしてしまっても。
「なぁ、」
「ん?」
「うどん、やっぱり、後でええ、」
「うん。いるよ、ここに。」
「ええの、」
「いさせて。いたい。」
「...おれ、しあわせのな、キャパが、狭いねん、」
「うん。」
愛情に満ちた母親が赤子のまだ不安定な頭をそっと撫でるような、そんな声で相槌を打つ彼の輪郭が、ゆらゆらと揺らいでいく。
「せやから、こんな、いっぱいもらったら、こぼして、まうから、」
「うん。」
「もったいない、なぁって、いつも、思う、」
「俺がいつもそれ、掬って保管してるの、知ってた?」
「...?すくう、ほかん?」
「そう。だから、何も無駄になってないよ。だって俺の幸せのキャパ、すげぇ広いからね。」
「こんな、幸せ、俺には、もったいないなぁ、」
「俺は貴方にもらってほしいよ。今までも、これからも。沢山の幸せを、少しずつ。」
「......寝るまで、おって、」
「うん。分かった。」
自然に閉じた瞼の上から、そっと触れる柔らかい感触はきっと、おまじないにも似た愛だったんだろう。俺は保っていた意識をそっと手放して、深い海へと、沈んでいく。
いつもなら5分も間を空けずに折り返してくるはずの奴から何のレスポンスも無いことに少々顔を顰めつつ、もしかしたら気付いていない可能性もあるのかもしれない、と、私は履歴の一番上の番号を押し直し、無機質なコール音を聞き流しながら、明日の仕事のスケジュールを半数していた。7コール、次で切ろう、と思い立ち指を赤いボタンに置こうとした瞬間、ブツッ、と機械音の後、声が響いた。
『もしもし、こんばんは。』
「......誰?」
私からかけておいて何を、と一瞬混乱しかけたが、たしかに電話口に出た男は、私の見知らぬ男の声。まさか番号を間違えたか、と画面を見返しても、表示された名前はまごうことなき男の名前。
『すみません。電話の持ち主が今対応出来ないので、代わりに出ました。』
「あ、あぁ、すみません、こちらこそ。てっきり間違えてしまったのかと。手が離せないなら、また後で折り返します。」
『...失礼ですが、塚本澪、さんでお間違い無いですか。』
いきなり呼ばれた名前にギョッとしてすぐ、ああ、名前で登録していたのか。律儀な男だ。と謎の関心をしてしまった。何年経っても、男の粗雑でズボラなイメージが抜けない。
「えぇ。そうです。それが、何か?」
『いえ...その、今も、彼と定期的に連絡をとっているんですか?』
「えぇ、まぁ。色々と事情がありまして。」
『なら、伝えておいた方がいいですね。彼はつい先程......』
取り乱してはいないがそれなりに混乱した彼が、病室の前でベンチに座っていた男性に頭を下げ、そわそわと落ち着かない様子でドアと男性を交互に見て、「あの、その...」と言い淀む。男性はふっ、と笑って、「薬が効いて眠っているので、お静かに。」と扉を開けてくれた。融通が効くタイプもいるのか、と半ば感心し、中に入るかどうか一瞬逡巡している私に、「少し話しませんか。」と言った彼はソファーに座るよう促し、すぐそばの自販機で私の好きなココアを選び、手渡した。
「まだあの青二歳の面倒見てたのか、アイツ。」
「あの、」
「好きでしょう、ココア。」
「...ありがとうございます。どうして、それを。」
「あぁ、自己紹介がまだでしたね。私は警視庁刑事部捜査一課、警部の吉沢、と申します。今病室で眠っている彼、貴女が連絡を取っていた、鴻神の上司に当たります。」
「吉沢、さん。私を、ご存知なんですか。」
「えぇ。と言っても、きっと貴女は覚えていないと思います。心当たりはありませんか。」
警察の人間と私を結び付けるものなんて、一つしかない。あの忌々しい、やっと最近犯人に死刑判決が降りた、塚本一家放火殺人事件、なんて大層な名前をつけられた、事件。手の中のココアに手をつけないわけにもいかない。プルタブを押し上げて、甘ったるいそれを口に流し込む。話題が話題だからだろうか、あまり美味しくは感じなかった。
「まだ幼かった君から話を聞いた刑事連中の中に、私もいたんです。だから、鴻神の携帯に貴女の名前が表示された時、驚きました。」
「そうでしょうね。何も関係のない警察官と私が、私用の携帯で連絡を...」
「何も、関係がない、というのは。何か認識違いがあるように思えますが。」
「はい?」
「...彼から、何も聞いていないのですか。」
「話が、読めないんですが。」
「無関係も何も、あの放火事件の犯人を逮捕したのは、鴻神ですよ。」
「えっ。」
まさか、そんなはずはない。
脳裏に過ったのはあの日、初めて出会った、鴻神から感じた言い知れぬ不気味さと不快感。黒いシャボン玉に囲まれて、何も感情の読み取れない糸目に、へらへらと笑い、軽口を叩く、男。篠宮をアゴで使い、公然とサボり、...あれ?
あの日、鴻神は、真夏にスーツを着ていたのに、まるで汗をかいていなかった。そして、偶然持っていた名刺で所属まで丁寧に自己紹介し、私が帰る時に共に帰り、説明していない自宅まで見送った。
あまりにも怪しい、と思うのは必然だった。必然すぎたのだ。まるで、小さな箇所に目を向けさせないために、大きな隙を作ったように。
飴を、ストローを噛み締める癖。ボロボロのぬいぐるみ。どこか懐かしい香りに、過去を軽視する言葉をこぼした時の、鴻神の顔。どこに嘘があって、どこに真実があった?
「すみません、その、鴻神さんの所属は、捜査二課だと、聞いていたのですが。」
「はは。それは本人から聞いたんですか?」
「えぇ。でも、吉沢さんの部下、ということは、そんな...でも、確かに、調べた時...」
吉沢警部は私の困惑した独り言を聞いて、ピンときたらしい。刑事の勘、なのだろうか。
「......探偵か何か、雇いました?」
「...えぇ。警察官相手に、不躾だとは思いましたが、諸般の事情で。事件の後、ちょうど親切にしていただいた弁護士の方が紹介してくださったんです。」
「あぁ、それ、○○探偵事務所でしょう。」
どくり、と心臓が波打って嫌な痛みが胸に走る。全て、誰かの掌で踊っていたような、そんな強烈な不快感に脂汗が滲み出る。
「どう、して、それを。」
「世界はどこかで繋がっているんですよ。」
コーヒーを飲み終わった吉沢警部は自販機横のゴミ箱へ缶を捨て、座ったまま固まった私の前に立ち、凛とした顔で話した後、頭を下げた。
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pic×3 【 #ステマ じゃないYO #ダイレクトマーケティング da YO! 】 助さん #拡散希望 本日 7/4(sun) 18:00~ #新番組 #宮内桃子の放送部 #桃ラジ Pa: #宮内桃子 @ #レインボータウンFM 聴いてみて下さい!!(切実) 聴取方法 #サイマルラジオ (pc) #リスラジ (スマホ) 詳細は ↓下記 HP 参照 https://885fm.jp/ 画像 1枚目は レインボータウンFM HP 番組表より スクショ 2.3枚目は 宮内桃子 Twitterより 拝借m(._.)m https://twitter.com/bakemonomomo (Japan 日本) https://www.instagram.com/p/CQ5CkcasnDq/?utm_medium=tumblr
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Someone emailed and reminded me that it exists, so I went ahead and bought it since it has quite a few Garo stories I haven’t scanned yet. 1200 pages.
タイトル : 木造モルタルの王国 : ガロ二〇年史 出版社 : 青林堂 初版発行日 : (昭和59年)1984年12月1日 ISBN : 4792601320 定価 : 3500円 サイズ(函) : 縦23㎝ 横18㎝ サイズ(本) : 縦22㎝ 横16㎝ ページ数 : 1200ページ 備考 : 各作品の欄外に作者の経歴・コメント記載 収録作品 『ざしきわらし』 - 白土三平 『ねこ忍』 - 水木しげる 『海原の剣(武蔵の巻)』 - 諏訪栄(小島剛夕) 『顔の曲がった男の物語』 - 星川てっぷ 『真昼』 - 渡二十四 『愛 : 新釈武士道物語』 - 加治一生 『チーコ』 - つげ義春 『若草漫歩』 - 藤沢光男 『宇宙の出来事』 - 田代為寛 『夏』 - 池上遼一 『かかしにきいたかえるの話 : シリーズ・黄色い涙』 - 永島慎二 『六の宮姫子の悲劇』 - つりた・くにこ 『巨大な魚』 - 林静一 『どろ人形』 - 日野日出志 『海ほおずき』 - 仲圭子 『花あらしの頃 : 寺島町奇譚』 - 滝田ゆう 『長持唄考』 - 矢口高雄 『雨季(2)』 - つげ忠男 『わかれみち』 - 辰巳ヨシヒロ 『たこになった少年』 - 淀川さんぽ 『かんたろ月』 - 勝又進 『うらぶれ夜風』 - 川崎ゆきお 『雨の色』 - 鈴木翁二 『マツコおじちゃんの嘆き』 - 秋竜山 『ぼくのデブインコちゃん』 - 佐々木マキ 『無頼の面影』 - 安部慎一 『幻の少女・和小路伯爵邸のトラブル』 - 谷弘兒 『肉屋敷』 - 花輪和一 『北への旅人』 - 吉田昌一 『彩雪に舞う・・・・・・』 - 楠勝平 『おざ式』 - 赤瀬川源平 『「ガロ」第一期 : ガロの時代をひらく』 - 上野昂志 『再会』 - 増村博 『紫の伝説(イメージSTATION)』 - 古川益三 『絶対休日』 - 秋山しげのぶ 『荒れた海辺』 - 安西水丸 『クシー君の発明』 - 鴨沢祐仁 『毆者(ボクサー)』 - 吉田光彦 『昇り凧』 - 村野守美 『ペンギンごはん』 - 湯村輝彦.糸井重里 『愛の嵐』 - 蛭子能収 『ぼくの弟』 - 糸井重里 『?』 - 南伸坊 『それからの岩本武蔵・怪談』 - 岩本久則 『ハリー氏のこと』 - 松尾ひろし 『愛妻記』 - ひさうち・みさお 『ギョーザ定食の昼』 - 平口広美 『お父さんのネジ』 - 渡辺和博 『長靴をはいた猫』 - 清水聰 『ものろおぐ』 - 近藤ようこ 『モダン・ラヴァーズ』 - 奥平衣良(奥平イラ) 『性悪猫』 - やまだ紫 『青春の汗は苦いぜ』 - 小林のりかず(小林のり一) 『夜行』 - 高山和雄 『ぷいさん村放送局』 - 八鍬真佐子 『五人だまし・道糞武士道 : 幻想の明治』 - 高信太郎 『怠屈な日』 - 泉昌之(和泉晴紀[作画].久住昌之[原作]) 『K』 - 大澤正明 『海のお話』 - 滸太郎 『二つ枕(初音)』 - 杉浦日向子 『PHANTASMAGORIA』 - たむら・しげる 『野辺は無く』 - 三橋乙椰(シバ) 『少年』 - 森下裕美 『糸口』 - 松本充代 『ママと呼ばれて三ヶ月』 - 根本敬.高木順 『ローカル線の午後』 - 菅野修 『ホトホトなんぎなパパとママ』 - みうら・じゅん 『扁桃腺の夏』 - 峰岸達 『戻ってきた日』 - 肥後十三子 『スラップスキップ』 - いしい・ひさいち 『はぴー・ばーす・でい』 - 芳賀由香 『どうなってんの : イソップ式漫画講座』 - 水木しげる 『浪漫写真 : 私のアリス達』 - 荒木経惟 『図象の学習塾 : 肖像 イメージ選挙』 - 木村恒久 『目安箱 : 「書けないということについて』 - 上野昂志 『嵐山の人生相談』 - 嵐山光三郎 『重坊のスーパーマーケット : 悪評嘖々』 - 糸井重里 『劇画風雲録 : 嗚呼、貸本の灯は輝やいて』 - 桜井昌一 『連載随筆 : 夏と暴力』 - 鈴木清順 『白土三平論 : 英雄論』 - 石子順造 『清文入道のウンチク寄席』 - 上杉清文 『読者サロン』 『「ガロ」第二期 : 多様化・拡散の時代』 - 呉智英 『木造モルタルの王國の貴賓室』 「木造モルタルの王国」によせて(※寄稿文.小冊子) 『「ガロ」有罪説』 - あがた森魚 『ガロはきっと大丈夫』 - 秋野等.井上章子 『二十年のランナーへ』 - 有川優 『(タイトルなし)』 - 岩家緑郎 『ガロには貧乏がよく似合う』 - いしかわじゅん 『(タイトルなし)』 - 糸川燿史 『「ガロ」は忘れない』 - 小野耕世 『とにもかくにも、エライ!!』 - 川崎徹 『すてきな可能性を持ったマンガの世界』 - 金子勝昭 『長井さんと苦労のこと』 - 川本コオ 『(タイトルなし)』 - 桑原甲子雄 『(タイトルなし)』 - 小島剛夕 『「ガロ」われらの聖森』 - 佐々木守 『大プロデューサー・プランナー 長井勝一さんへの手紙』 - 佐々木昭一郎 『(タイトルなし)』 - 末井昭 『(タイトルなし)』 - 杉本博道 『(タイトルなし)』 - 谷川晃一 『高校時代、文学、エロチシズム、思想の香りを味わっていた』 - 高取英 『(タイトルなし)』 - 高橋章子 『祝・開店20周年』 - 長新太 『(タイトルなし)』 - 竹宮恵子 『 『ガロ』に 』 - 鶴見俊輔 『きみよ』 - 堤任 『(タイトルなし)』 - 栃谷隆 『(タイトルなし)』 - 内記稔夫 『(タイトルなし)』 - 野本三吉 『(タイトルなし)』 - 萩尾望都 『(タイトルなし)』 - 原田三郎 『安倍慎一』 - 松岡博治 『(タイトルなし)』 - 松田哲夫 『(タイトルなし)』 - 村上知彦 『「ガロ」創刊20周年、本当にバンザイ!』 - 森田芳光 『青林堂はえらい』 - やなせ・たかし 『(タイトルなし)』 - 吉弘幸介 『(タイトルなし)』 - 四方田犬彦 『(タイトルなし)』 - 渡辺一衛
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Hello! Project 2020 Autumn ~The Ballad~ Extra Number :★★★★(4.0) 出演:Hello! Project 譜久村聖・生田衣梨奈・石田亜佑美・佐藤優樹・小田さくら・野中美希・牧野真莉愛・羽賀朱音・加賀楓・横山玲奈・森戸知沙希・北川莉央・岡村ほまれ・山﨑愛生・ 竹内朱莉・川村文乃・佐々木莉佳子・上國料萌衣・笠原桃奈・船木結・伊勢鈴蘭・橋迫鈴・ 金澤朋子・高木紗友希・宮本佳林・植村あかり・稲場愛香・井上玲音・段原瑠々・工藤由愛・松永里愛・ 山岸理子・新沼希空・谷本安美・岸本ゆめの・浅倉樹々・小野瑞歩・小野田紗栞・秋山眞緒 ※BEYOOOOONDSの出演はありません。 2020/10/12(月)18:00 日本武道館 (東京)
改修後の武道館で客を入れた状態での初のイベントとなった本公演。観客が360°取り囲むセンターステージに一人で立つハロメンたち。バラード縛りという良い意味での制限のなかでもソロフェスと同じように個性をありったけ開放する光景を目撃できて良かった。TV録画を見ながら振り返ってみたい。
▼佳林ちゃん:2016年ひなフェスJJ&カントリープレミアム公演に匹敵する透明感に目を奪われる。本来ここに居るはずのなかった佳林ちゃんからは美しい儚さが香っていた。
▼小野瑞歩ちゃん:カブトムシを歌ったがとても良かった。こんなに歌えるとは知らなかった。
▼さおりん:以前見た時よりずっと歌唱が安定していた。白黒の衣装と黒いブーツに白い肌が映える。立ち姿に凛々しさを感じる。
▼チェル:今日のベストパフォーマンスその1。ポニーテールに白を基調としたオーバーサイズの衣装が超ポップで最高だった。歌唱曲は香水でチェルの声にバッチシはまっていたし、抜き感のあるラフなステージングにこれぞチェル!と心のなかで声援を送った。
▼タコちゃん:今日のベストパフォーマンスその2。真摯なパフォーマンスに感動した。途中で声がパスンと途切れてしまったときの驚いた表情が最高に愛おしかった。曲中の小さなフックに合わせて右手でリズムを取るシーンが映っていたが、相当に曲を聴き込んで研究していたのが分かる。北研の頃から事前準備を怠らないのはよく見ていたが、タコちゃんの真面目さと誠実さを再認識した。
▼かっさー;デコ出しの髪型と目元の雰囲気にあやちょの面影を感じる。
▼りこりこ:お団子で髪を上げたりこりこ。少女から大人の女性に両足を踏み入れた最初の時期だと思う。頑張ってほしい。
▼北川莉央ちゃん:オリビアを聴きながら。りこりこの次の出番だとりさまるの顔が脳裏をよぎる。歌唱も佇まいも新人とは思えないほど素晴らしい。将来きっと娘。のリーダーになると思う。
▼かなとも:もしかしたら今日の武道館はかなともの武道館だったかもしれないな。などと感傷的になりつつも、右肩を出した衣装からは女賭博師が想起されちょっと笑う。
▼えりぽん:北欧スタイルの衣装と最後のピッチを外したときのありゃ?みたいなはにかみが可愛かった。
▼もりとち:純白の衣装、そして白いサイリウムに染まる武道館。と思いきや極少数だがオレンジのサイリウムが散見される。私もオレンジを振れば良かったと少し後悔した。
▼里愛ちゃん:うえむーばりのビジュアルメンっぷりに驚いた。タコちゃんとのギャップ感も相まって大人っぽさが際立つ。
▼まなかん:少し緑が入った濃いグレーにロングスカートに、白い長袖のオフショル。浅くV字の入った胸元にややハラハラしながら2階席から見下ろした。歌唱曲は「会いたくて会いたくて震える」というJポップ史上最も有名なパンチラインを有する西野カナさんの楽曲で、まなかんにとっては前日の沖縄公演が初披露であった。
まなかんは緊張しつつも破綻なく歌い上げていたし、センターステージをグルっとしっかり使うステージングに、私は率直に「良い」と思ったのだが、当日のブログを読むとまなかんは(予想はしていたが)後悔が多かったと綴っていた。帰路の電車内でとても良かったという内容のブログ用コメントをほぼ書き上げていたのだが、最終的に表現を少し抑えめにして投稿することにした。何故かといえば、コメントに込めた思いがまなかんに正確に届かず、まなかんを傷つけてしまう事を危惧したからだ。 まなかんが自身のパフォーマンスに満足しなかったのは、自分を卑下している訳ではなくおそらく本心なのだろう。でも私が今日のパフォーマンスは良かったと感じたことも、同じく私の本心なのだ。表現の優劣を決める権利は各個人にあるが、陶芸家が焼き上げた壺を叩き割るというあの古典的な行為を崇高と見るのか不合理と見るのか、私には正直わからない。
ただ、ひとつ自分なかではっきりしていることがある。0.01秒を追求する100m走選手に、専門外の赤の他人が「もっと気楽に走りなよ」などと声を掛けてはいけないということだ。相手のすべてを理解していると考えるのは奢りに他ならない。 これからもシンプルな言葉で応援しようと思う。まなかんのパフォーマンス良かったです。
▼愛生ちゃん:小さな小さな女の子だったあの愛生ちゃんが、武道館でソロでパフォーマンスしている。長生きはするものだとはこの事だろう。
▼うえむー:薄化粧は最強の化粧。
▼れいれい:パープルのサイリウムが心を打つ。頑張ってほしい。
▼結ちゃん:肩幅に足を開きすっと立って歌う結ちゃんが立派でした。
▼樹々ちゃん:晴れやかな笑顔に樹々ちゃんの覚悟を見た。私は前に進むという意思表明だと受け取った。
▼譜久ちゃん:部屋とYシャツと私は1行で強引に纏めると先に奥さんが亡くなる曲だが、最後も旦那さんを見ながら逝くという歌詞はやはり重なりを感じずにはいられなかった。あと三拍子でサイリウムを振るのが良いと先日知ったので早速実践してみました。
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夏のせい
副題:初恋拗らせ童貞坊やは幸せな夢を見ない
葉を隠すなら森の中。
人を隠すなら人混みの中。
死体を隠すなら墓の下。
ミーン、ミーン、なんて鳴き声が七月に入ってから休みなく四六時中ずっと聞こえてくる。八つ当たりで手に持っていたスマホを床に叩きつけると、ぴたりと全ての音が止んだ。
これ幸いと、寝室へ向かえば小さな寝息が聞こえる。眉を潜め、膨らんだベッドに向かうと不健康そうな顔色をした司が気持ち良さそうに眠っていた。
人差し指を伸ばして、痩せた頬を突っつくと言葉になってない意味不明な寝言が返ってきた。日本語でも外国語でも出来損ないの音。勝手に翻訳してみよう。なるほど。どうやら、彼は自分のことを愛しているらしい。
大変だ、愛の告白ではないか。
こはくは慌てて、台所まで走った。シンクもコンロも、新品未使用のように綺麗だ。それなのに棚を開けると、使い古した料理器具が溢れだして雪崩を起こして出てくる。
ハンドミキサー、フードプロテッサー、ヘラ、おろし器。どれもいまいちだ。
悩みあぐねていると、電子レンジから音がした。チン、という音があまりにも心地いいので、コッコッコッと笑ってしまった。レンジはチン。こはくはコッコッコッ。設定音声には、従わないといけない。
電子レンジの中を開けて覗けば、そこには熱々の電動ノコギリがあった。きっと、時限タイマー式で調理されたのだ。ミトンを両手にはめて、電源を入れる。音はうるさかったが、先程まで合唱していた虫けらたちとは違い上品なものだ。
新曲を口ずさみながら寝室に戻ると、愛しの坊は寝相を悪くしていた。ちゃんと被っていた布団を床に蹴飛ばし大の字の体勢でいる。まったく、風邪をひいたらどうするのか。クーラーのリモコンを探して、温度を上げておいた。
こはくはスリッパを脱いでベッドの上にお邪魔する��、何等分にして分けるか首を傾け視線の角度を変えて観察する。オーソドックスなのは首、右腕、左腕、右足、左足、胴体の六個の小分けだろう。
首を落とさなければエグゾディア分けという名称になると天城燐音が言っていたが、恐らく絶対にホラだろう。その横でニキが、カードゲーム原作アニメの世辞辛さを語っていたから、元ネタはそれかもしれないが。
こはくは、司の顔が好きだ。怒った顔も、笑った顔も、憎しみを堪える顔も、悲しみを悟らせないとする顔も、どれもこれも甘美で魅力的でヨかった。自分だけで独り占めしたい。それだけだった。
電動ノコギリの回転する速度が上がっていき、勢いよく手元から離れた。ノコギリはステップを踏みながらリズムを取ってベッドの上を跳ねる。ぴょんぴょんと、跳び跳ねそのまま司の首に刃を立ててしまった。
「こら!なんてことするんじゃ!」
怒鳴り付けたのに、ノコギリは話も聞かずにどんどん司の腕や足にも纏わりついていく。暴れん坊め。反抗期の子供を持った親の気持ちがわかった。
枕を強く投げつけば見事に当たり、おとなしくなった。
─やっぱり、こうするんが手っ取り早い。
こはくは、身体の一部が欠けた司を見下ろした。
そういえば、この不完全な司は、本当に司なのかと疑問が沸く。
人の魂が脳に宿るなら、頭と切り離された司の体は既に司ではないことになるだろう。じゃあこれは何だ? 不要品、すなわちゴミだ。
こはくはサイドテーブルに置かれていたゴミ袋を手に取った。透明なそれに、ぎゅうぎゅうと欠陥品を詰める。でも大きなそれは綺麗には収まらずに、飛び出してしまった。
切って小分けにしようと考え付いても、実行するための道具は先程自分が壊してしまった。枕で壊れるなんて軟弱なやつだ。
仕方がないから、ねじ曲げてコンパクトにするしかない。動かす度に音がして、液体も漏れるのが厄介だったが試行錯誤の末にきちんと袋に詰めることができた。
────。
耳鳴りのような、着信音がする。電波が届くことに驚いて、電話に出る。もし、もしよ。
あれ、電話は壊したはずなのに。なんで動くのだ。
振り向けばほら、かわいい声がする。
「ここですよ」
窓の外に、無表情な彼が張り付いていた。
◆
「付き合ってるんですよ、私と桃李くん」
冷房で冷えきった体が、更に温度を無くしていった。
「付き合ってるって…それって」
どういう意味の、なんて続けなくともわかった。紅がないのに頬を赤くした彼が、目線を迷子にさせて困っていたから。そんなのもう、答えを口にしてるようなものだ。
「真剣交際…だと、思います…」
繁華街のわかりにくい場所にある喫茶店は、平日の昼過ぎなら客入りも少なく内緒話には持ってこいだ。
こはくは理解した。おすすめのスイーツがある店というのは建前で本題はこちらだったと。何が二人だけのスイーツ会活動だろうか。甘いのはぬしはんだけやと怒鳴り散らしたくなる。
「へぇ。知らんかったわ。それで、何で隠しとったことをわざわざわしに?」
「隠し事ができなくなるからですかね」
「隠し事?」
なんでもないようなふりをして、繰り返し聞く。司は先程の吐露で度胸がついたのだろう、なんて事ないように言ってのけた。
「私、寮を出て家を借りようと思ってるんです」
「…なんやそれ」
「集団生活も面白くて為になりますが…まぁ、お互いの都合が悪いといいますか…」
「ああ。共同生活やとしにくいもんな」
髪の色と同じく、桃色な事を想像して口にするこはくに、司は顔を熱く燃え上がらせて黙り込んでしまった。
暑そうで可哀想に。こはくは、司との温度差を感じながらメニューを開いた。
目に留まるのは、ホットコーヒーの項目だ。
◆
同室のジュンが仕事で不在のおかげか、お泊まりイベントが発生したこはくは小躍りしていた。振り付けは最近練習している新曲のものだ。彼もまた、アイドルなのだ。
「最近、眠れないらしいですね」
「藪から棒になんや?」
坊だけに、との中で付け足した筈なのに冷めた目線をプレゼントされる。暑かったからちょうどいいと開き直りたくなるのも許さない、律した瞳だ。
「眠れないというよりかは、眠りが浅いのでしょうか?」
なんでそんなこと知ってる、と問うだけ無駄だろう。同室のジュンが心配して、世間話ついでで司に進言したのは想像に難くない。
「まぁな…多分、疲れが溜まっとるんやろ。わし、ユニット兼任しとるから最近忙しいんじゃ」
「本当ですか?」
「ほんまや」
嘘だ。夢見が悪いせいだが、専門家でも医療関係者でもない司に、そんなことを話して何になるのか。ただ悪戯に心配をかけるくらいなら、こはくは司を騙してでも安心させる道を躊躇なく選ぶ。
「じゃあ、これを見てください」
そう言うと司は、こはくのベッドに腰をかけてゆっくりとベルトを外していく。
「は、え、ま、坊!?」
慌てて動きを止めようと押さえ込もうとしたらひょいと避けられた。言い訳させて貰うと、こはくも思春期の男なので好きな人が自分の部屋で脱ぎ出すというシチュエーションには興奮する。そのため、理性を総動員させるためには目線を彼から背けるしかないのだ。ああ、無情。
「こはくん、よく見てくださいね」
「うぇ、あ…」
そういえば、今日の司は普段とは違う服装をしていた。いつもの半袖シャツではなく、黒いタートルネックのノースリーブのセーターを身に付けている。サマーセーターとわかっていても、暑苦しい格好をしているが、正直えっちという感想以外浮かばない。
司が首を覆っている布を焦らすようにゆっくりとずりおろす。それは、ストリップショーのような視る快感というのこちらに与えてくれる。無性にチップを挟みたくなる。生唾を飲み込んだところで、こはくは目を見開いた。
正面にいる司の喉仏の下には、赤い線がくっきりと浮かんでいた。切り傷などではない、一時的な痣のようだが、それは切り取り線のようにも見える。
「こはくん。あなた、私に何をしたんですか?」
こはくは呼吸の仕方がわからなくなった。息を吸って吐くという動作ができず、体の体温をコントロールする発汗作用もおかしくなった。運動したわけでもないのに、汗が流れ出していく。
「あっ…わし、ちが、っぁ…」
歯がカチカチ鳴る。カスタネットような口内は喧しく、声を発する邪魔になる。
「こはくんの、すけべ」
気付いたら、肌色が視界いっぱいに広がっていた。
◆
深夜三時になると、隣にいるかわいいあの子は目を覚ます。
熱帯夜の外を遮断する室内は、一定の冷気で保たれて暑くない筈なのに起き上がる彼はいつも汗でぐっしょりだ。
「坊。アイス食べる?」
「…ガリガリしてるほう食べたい」
「ほいほい」
望みのものを取ってきてやろうとこはくがベッドから降りると、司もついてきた。行儀悪く寝台の上で飲食と洒落込もうと思ったが、居間でまったりするのも悪くないのかもしれない。
毎日掃除されている清潔なフローリングから、ぺたぺたと裸足の音を立てる。見ないで手を伸ばして、電気プレートの感触を確かめて二つ目のものを押す。暗い部屋が明るくなるのに、何故かほっとした。
「あ。ここまで来といてなんやけど、ガリガリしたアイスないかもしれん」
「今朝残ってるの見ましたよ?」
「んーそやっけ?」
冷蔵庫を前にしてそんな問答を行う。さっさと中を確認すればいいではないかという思考は、野暮だ。
「まあ、見てみるか」
こはくが下から二段目の冷凍ボックスを開く。氷と種類豊富なアイスクリームに手を突っ込み漁る。がさごそ掘り起こしたりしてみるが、目当���の物はなかった。
「ごめんな坊。やっぱりなかったわ」
「いいですよ。他ので我慢します」
「ええこやなぁ」
こはくが頭を撫でると、司は無図痒そうに体を動かすがされるがままにしていた。昔とは異なる態度が無性に嬉しくて、そのまま抱きしめる。互いに背中に手を回して、そっと唇に触れる。人肌が生々しく、背筋に甘い痺れを起こす。
「なぁ坊。今度はどんな夢見たんや?」
優しく、幼い子をあやすように声を落とす。
「…こはくんが、可哀想な夢���す」
自分が可哀想。新しいパターンだと、こはくは表には出さす動揺した。これまでの司の悪夢には法則性があったしテンプレートがあった。大まかに分けて、学院と家とアイドル。この三つで、司を苦しめていく。
「わしがどう、可哀想なんや?」
「私に酷いことされて、酷いことするんです」
「そっか」
要領を得ないが、それでいい。別にこはくは探偵志望のストーリーテラーではない。全ての全貌を解き明かそうなんて考えは持ち合わせていない。
二人で逃げるようにこのマンションを借りてからは、司は幸福になったとこはくは信じていた。だから、彼を悩ませるものを無理に知ろうと思っていない。この暮らしがあれば、それ以上は望まない。
「こはくん、寒い」
冷凍庫を開けっ放しにしてた。冷気が漏れだして確かに冷たかったと閉めるが、司は相変わらずしがみついたままだ。
「こはくん。あたためて」
ほぅ、と吐く息が熱い。寝室に行くのも勿体なく感じて、司の手を引いて居間のソファーベッドに押し倒す形で横にした。パジャマを床に落としていくと、ごめんなさいと謝罪が聞こえた。
「私知ってました。ガリガリしたアイスがないの、知ってたんです」
誘い上手になったものだ。こはくは、司の額に口づけして悪い子だとからかって戯れでくすぐって笑わせた。
何も泳いでない水槽から、ポチャンと音がした。
◆
蝉の鳴き声がする。
異臭がする。
彼がここにいる。
どこにいる。
冷蔵庫の中だったか。ベッドの下だったか。浴槽の底だったか。プランターに植えたか。水槽に沈めたか。
料理した、寝た、入浴した、菜園した、飼育した。
彼と一緒にしたのか、いや、彼にそうしたのか。
「ここですよ」
ゴミ箱から、声がする。
◆
寮の食堂では、お残しは許しまへんでぇ!という声が響いていた。
こはくは共同の冷蔵庫に向かい、自分の名前が書かれてあるコンビニのざるそばを取り出す。値段もそこそこでうまいのだから、昼食にはもってこいである。
適当な席についてずるずる音を立てて食事をすると、隣の椅子が動いた。
「こはくん。それだけじゃ足りませんよ」
「坊はわしの胃袋の大きさなんてしらんやろ」
「反抗的! 心配してるんですよ!」
そのままこはくの隣に座った司は、持っていたトレイをテーブルに降ろした。
おにぎり、漬物、煮物、チキンソテー。最後だけ西洋かぶれなんかいとツッコミするのを抑えてそっぽ向く。そんなこはくに怒りはしないが呆れているのか、柔らかく笑った。
「もう。困った子ですね」
ことん、とこはくの側に皿が置かれる。見ると、綺麗に握られて海苔が巻かれたおにぎりが二つ鎮座している。
「…なんやこれ」
「おにぎりです」
「見ればわかるわ」
「おかかと梅です」
「具のことは聞いてないんじゃ」
段々と半目になるこはくとは反対に、司は目を丸くしている。すっとぼけているのか素なのか、こはくでさえも判断つかない。
「でもこの握り飯、坊の分やろ」
おかずだらけの食膳に主食の米がないのはきついだろう。しかも味も薄いとは言い難いラインナップときてる。
こちらは蕎麦のみだが、それだけで十分ちゃんとした一食になるからいいと遠慮しているのに、司は譲らない。
「いいからお食べなさい。いっぱい食べて大きくなりなさい」
「身長がわしと同じ坊に言われても…」
「くあぁ! い、いいから年上からの好意には黙って受け取りなさい! それに私はこれ以外にもたくさん作ってありますから!」
ムキになった司は手にしていた鞄の中身を開けて見せてきた。確かに、中には綺麗なシートで包装されたおにぎりがある。あるのだが、今度は多すぎる量だった。
「坊そんなに食べきれるんか?」
「これは…まぁ、食生活がなってない先輩方とかにお裾分けしたりするので」
「ふぅん。大変やなリーダーちゅうのも」
こはくは口にしてから思った。いや、うちのリーダーはそんなことしてないな。
「だからほら、こはくん遠慮せず食べてくださいよ!」
「わかったわかった。近いわもう」
こはくは手前にあった方を手にする。空腹でも満腹でもないので、別に食べる必要はないのだが、期待した顔を向けてこちらを見つめるかわいい兄はんが喜ぶというのなら、こはくの選択は一つだ。口を大きく開いて、かぶりつく。
「…んっ、おいしいわ」
「本当ですか!?」
「だから近い! …最初は坊が自炊なんて信じられんかったけど、大した腕やな」
「ふふん。そうでしょう。ちゃんとレシピ通りにすれば不味くなることは有り得ないんですよ。だから材料と下拵えの準備も万全にしておけば…」
「ご馳走さん」
「早いですね!? 早食いは体に悪いですよ!」
満足感を得た腹を撫でながら、冷えた麦茶で喉を潤す。司は、こはくの親以上にこはくに対して心配するし世話を焼こうとする。こはくにとって、愛されるという感覚はよくわからない。だが、こうやって自分を気に掛ける司を守りたいという思いが愛ならば、それはどんなにいいことだろう。
「聞いてますかこはくん?」
「聞いとるよ。それより坊、時間は大丈夫なんか?」
こはくは自分の付けてる腕時計を司の目線に合わせる。
司はパチパチまばたきを繰り返すと、すっとんきょうな声をあげて慌てて食事を再開した。下品では所作で急いで皿を空にしていくのには素直に感心を覚える。こはくは早食いは体に悪いというお小言を止めて、司に渡すために麦茶をいれたコップを構えて待機した。
最後になった漬物を口にした司は、それを噛むと素早く噛んで飲み込んだ。そのタイミングでお茶を差し出せば、すぐ受け取って飲み干された。こはくは小さく拍手した。
「ふぅ…ありがとうこはくん」
「お粗末さま。ほら坊、わしが食器片付けたるから早う行け」
「えっでも…いえ、今日のところはお願いしますね」
簡潔に頭を下げて小走りで食堂を出る司を見送る。さて、食器を洗おうと立ち上がって、あることに気付く。今まで意識になかったが、食堂には自分たち以外の誰もいなかった。最初にきたときは騒がしく、そこそこの人数がいたのだが。
「…疲れてるんかな」
溜め息を吐く。
蛇口を捻って水を出して暫く眺める。節水しないと、とは考えるが滝のように一直線に流れ落ちる水はなんだか落ち着く。
そのとき、こはくのズボンのポケットが震えた。正確には、ポケットの中にあるスマホなのだが。
はっとして蛇口を閉めて、ポケットに手を突っ込む。取り出したスマホの画面には『ラブはん』と書かれており、彼からのメッセージの知らせのようだった。
ヒビが入っていて触り心地が悪い液晶を軽く指で叩いて中を見るとなんてことはない内容だった。下世話なアイドルの恋愛事情だ。でも残念なことに、それはゴシップ雑誌とは違い信憑性がある。そして、自分たち身内のことであり、新鮮な情報だった。
デートするらしい。誰と誰が。門の前で待ち合わせていた姫宮と朱桜が。
そうか、デートなのか。お互いの仕事の目的で水族館に行くだけだろう。でも、だって。
自分は知ってるじゃないか。彼らが他人同士でないことを。
冷蔵庫から音がした。
氷のできる音がガタガタする。
「もうええよ」
呟いた言葉を合図に、蝉が音楽会を始めた。
夏は、終わらない。
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大人気コミック遂に映画化!『映画 賭ケグルイ』映画版オリジナルキャラクター解禁!!
河本ほむら原作、尚村透作画、月刊「ガンガンJOKER」(スクウェア・エニックス刊)で好評連載中の大ヒットコミック「賭ケグルイ」。 スピンオフも数多く発表されそのシリーズ累計部数は470万部を突破。 2018年1月には実写ドラマ化され、その個性的なキャラクターと若手俳優たちの振り切った演技が話題となった本作が、この春「賭ケグルイ season2」としてMBS/TBS ドラマイズム枠で放送が決定し、さらに、満を持して実写映画化! 『映画 賭ケグルイ』として2019年5月に全国公開いたします。 “ギャンブルの強さのみ”が自身の階級を決める、私立百花王学園を舞台に謎多き最強のJKギャンブラー・蛇喰夢子(じゃばみゆめこ)の壮絶なギャンブルバトルを描く大ヒットコミック「賭ケグルイ」。 本作『映画 賭ケグルイ』は、漫画原作者・河本ほむら氏がシナリオ原案・監修として参加し、英監督とタッグを組んで創り上げた、漫画にもドラマにもなかった完全オリジナルストーリー。 本作よりこの度、映画オリジナルのキャスト&キャラクタービジュアルがついに解禁! 桃喰綺羅莉(ももばみきらり)率いる生徒会、そこに戦いを挑む夢子たちに対し、映画版では新たに“非ギャンブル、不服従”を謳う白装束の集団「ヴィレッジ」という新勢力が登場。 組織のリーダー・村雨天音(むらさめ あまね)には、メンズノンノ専属モデルでドラマ「僕の初恋をキミに捧ぐ」など俳優としても活躍する宮沢氷魚が決定。 本作映画初出演にして大役に抜擢された。 神父のような服を纏いミステリアスな存在感を放つ村雨の右頬の傷痕に隠された驚愕の過去とは・・・? そして村雨を支え慕う「ヴィレッジ」の幹部・歩火樹絵里(あるきび じゅえり)には、いまドラマ「3年A組-今から皆さんは、人質です-」や映画『4月の君、スピカ。』で主演を務めるなど注目を集める女優・福原遥が抜擢。 白装束姿で首には学園で敗者の烙印「家畜標」が複数下げられている。 かつて生徒会長にギャンブルで敗れた過去を持つ役柄を演じた。 生徒会、夢子、そして新組織ヴィレッジによる三つ巴の戦い!?の展開に期待せずにはいられない。 そして、3人目は制服を着崩し、紫色のコートを羽織る学園のアウトローな存在 犬八十夢(いぬはち とむ)に女優で元・乃木坂46の伊藤万理華が抜擢。 髪型を大胆にベリーショートにし役に挑んだ。 手下を従え学園の賭場を次々破壊する謎の生徒を演じる。 果たして彼女の目的は? そして最後は生徒会、夢子、ヴィレッジの周辺を嗅ぎまわり、日々スクープネタを探す学園の報道倶楽部所属の新渡戸九(にとべ きゅう)。 新渡戸役にはドラマ「アンナチュラル」や映画『ひだまりが聴こえる』にも出演する俳優・小野寺晃良が決定した。 新渡戸はドラマseason2にも登場。 彼のスクープが生徒会を、また夢子らを翻弄する・・・。 毎回新キャストが発表されるたびにファンを唸らせる実写版「賭ケグルイ」にふさわしく「映画 賭ケグルイ」に今、最も輝く若手最旬キャストが揃った。 滾る展開であること間違いない本作に引き続きご注目下さい。
<ストーリー> 二年華組・蛇喰夢子(浜辺美波)は、生徒会長・桃喰綺羅莉(池田エライザ)とのギャンブルを心待ちにしていた。 2人の勝負の期待が高まる中、学園内では“非ギャンブル、生徒会への不服従”を掲げる白装束集団・ヴィレッジが台頭、生徒会との対立が深まる。 ヴィレッジ解体と夢子潰しを企む生徒会は、全校生徒をタッグで強制参加させる「生徒代表指名選挙」の開催を宣言するのだった――。
【作品情報】 『映画 賭ケグルイ』 ■出演:浜辺美波 高杉真宙 宮沢氷魚 福原遥 伊藤万理華 松田るか 岡本夏美 柳美稀 松村沙友理(乃木坂46) 小野寺晃良 池田エライザ 矢本悠馬 森川葵 ■原作:河本ほむら・尚村透(掲載 月刊「ガンガンJOKER」スクウェア・エニックス刊) ■シナリオ原案・監修:河本ほむら ■監督:英勉 ■脚本:高野水登 英勉 ■配給:ギャガ 情報提供:フラッグ ©2019 河本ほむら・尚村透/SQUARE ENIX・ 「映画 賭ケグルイ」製作委員会 2019年5月 全国ロードショー
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--深海人形-- …こいつ様って頭おかしい(再確認)
※【閲覧注意】(※…死にネタ、軽率コラボ等御注意下さい。)。
※Twitterの自アカウントより引用(※…一部、修正、若しくは、改変)。
[[MORE]]
…C社公式によるコ虐(コーディー虐待の略 の例:プーギーのモチーフにされる(ストライプの服を着た白豚)。
…『C社公式によるコ虐(コーディー虐待)』の例:カプジャム・ナムカプを初めとして、クロスオーバー・オールスター作品に出さない(カードファイターズとストクロには出れた)。市長アレコスでセクハラ(ストVのアレ)。ストIVでのアレコスが全部ダサい(…基地ガイのは拘ってるのに…)。
…コーディー「…此のモンハンに出て来るストライプ柄の服を着たプーギーを見てくれ…つまり、俺=白豚って事なんだよ(確信)」テリー(軽率にカプエス次元)「…ドンマイドンマイ(良い奴)「基地ガイ「…コーディー殿は頭病気で御座る(確信)」
…ウェ虐(ウェイン兄弟虐待の略)で有名なワイ(最低)。
公式「…コーディーとテリーを並べるなんて、テリーに失礼(謙虚)。」
…テリーよりコーディーの方が頭良いので、テリーは何時も知恵勝負と格ゲーで負けるのであった(謎のカプエスネタ)。
…放って置いたら、すぐさま、コーデーvsテリーとかテリーvsロックとか描き出すこいつ様の様な戦闘民族に筆を持たせてはならない(迫真)。
Q.…ロックがハワードコネクションの遺産を受け取らなかったのは何故ですか? A.…相続税を払うのが、或いは、『不潔な』金をマネーロンダリングするのが面倒だから(…因みに、アメリカでは一連の手続きを全て終えないと、相続出来ないらしい)。
…テリーは、『…ロックにアッサリ裏切られて、ロックに殺されるのが怖いだけ(むしろ、三国志)』の気がして来た(新手の地獄 新生SNKの提示したFuture is Now!な修羅の巷の一夜の夢 一睡!一酔!)。
…ロック��自らの父を殺してくれた事をテリーに感謝している→段々、カイン派になってテリーが邪魔になる→テリー殺そう(提案)。 ※…如何言うバイドなんだ御前(…良い子は此の態度を真似すんなよ)。
…(※本誌ネタバレ ※コミックス派注意)…医者石で、Dr.大樹を暗殺する!って所、少数精鋭で船に乗り込んで、さっさと手当たり次第殺せば良いんじゃん?…と、思った(野蛮人)。
…『プーギー 邪魔』、プーギーの所をコーディーにすると…?(コーディー 邪魔)。
…『婚姻〜In the Abyss.(基地ガイの過去を度し難く��まわしく捏造 』と『メトロシティの斜陽〜eXtream Legacies.(コーディー死にネタ 』描いてたけど、『呪術凱旋シリーズ』の為に全部一旦没にした(…コディガイコディ勢は命拾いしてるぜ)。
…最近のワイTL、金髪野郎の話ばっかりで嫌(こいつ様は断固として黒髪派)。
…脹相より性能と聞き分けが良くて、高機能で多芸な脹相の弟が欲しい(…夏油たち並感)。
偽夏油「…此の弟は性能も術式も素晴らしい!脹相も弟を見倣え!(※IKD社長っぽい)」
…頭無惨様は、性能厨で割と(ああ見えて)合理的だから、千年も(縁壱すら振り切って)生き残れたと思う(真面目)。
…ナナミンももっと強くなって良いんだぞ、あの豪鬼のように(…笑止!と滅殺豪波動が似合うのになれ!)。
…生身を捨てて、機械になれば腐らない(アドバイス)。
漏瑚「…焼相の術式は?(敢えて訊く)」脹相「…血に触れたものを焼く(…それって→爆血)」漏瑚「…儂と被ってんじゃん。(術式)」※…もうさ、血に触れたものを、跡形も無く爆破&爆殺するで良いじゃん(※…それって→拙作のアレ)。
…七男坊の散相君、術式は弾血っぽい(最早血鬼術)。
…単眼猫先生、火山頭御爺さんと焼相くんの術式を如何差別化して来るんかな(…別に期待して無いで キャラ被りはホンマ致命的やさかい、ようやらんと九相図兄弟が如何の此うの以前に影薄うなって埋もれるでキャラが)。
…まともだな、九相図長兄の術式(実際隙無く強い …うるせー!術式は、まともじゃねぇからこそ輝いて見えるんだよ!(力説)。
…頭無惨様と愉快な鬼達に、未来の科学技術的知識を与えた結果がアレ(SF 某拙作)。
…まともな術式(若しくは血鬼術)では駄目だ。英国面仕様(設計が無理なら、無理せず運用方針の方を)にするが良い(IKD社長並)。
…『鋼鉄の世界観(鋼鉄の咆哮シリーズ、ガレッガ 、ケツイ、赤い刀、SWシリーズ、アンデフ、19シリーズ、スト1945シリーズ等)は、日本人にはウケない(海外では大ウケ)。
…拙作ウェイン兄弟の性格は、女に人気あるんだよな(…硬派な漢達にとっては、迷惑なキャラ付けだが)。
…SNKから学んだキャラメイク力(←本の題名みたい)。
…御前等〜、ハト誘導ミサイルって知ってるか〜??(米国面アレ)。
…呪術次元では、気功とレイキ扱い如何なってんの?…言う迄も無く、ストシリーズ及び餓狼龍虎KOFでは、気功使える奴多いぞ(…実は、コーディーも使えるらしい)。
…ただのJKだったさくらですら、気が使える世界観(…しかも、基地ガイも使えるし、マジで弱い筈のダンに至っては気を扱う��が非常に上手い)。
…『気功の達人(例:タン先生 』に、無為転変仕掛けても、其れ喰らう前に、むしろ真人が祓われてても……()
…今の子は、ストシリーズもKOFも知らんとか…、有り得ん(笑)。
…金?…其れは、人の姿をした豚(ゴイ)の命よりも大切なもの(…豚の部分は家畜でも良い)。
…ワイが脹相だったら、結局自分が一番可愛いので、「…俺達三人で一人ね、ああ〜はいはい(適当)。」…で、いざと言う時に、弟を裏切って逃げる(妹に死なれた人間の発言)。
…むしろ、↑はコーディーの気が(…其処迄、酷く無い気はするが)。
鴻元くん「…罦傑、桃、皆!雪だぞ!(wktk☆)。」罦傑「…俺、寒いの苦手なんだよなぁ…(南方の人だし)。」鴻元くん「…雪だるま作るぞ!(可愛い)。」艦主様「…フッ、餓鬼だな(嘲笑)。」
…虫姫さま二人のパルムみたいな格好の鴻元くんとか如何?(←頭沸いてる)。
ナナミン「…男塾とか今時、流行りませんよ(←※…せやな…… ※いちいち言うな。流石術師は性格悪い)。」
鴻元くん「…昔、学生時代に、ウチの術式攻撃を、男塾魂で打ち破った、元内閣総理大臣が居てだな……(原作)。」狗巻「…おかか……?(…しゃけ?!)」真希「…おじさん、頭大丈夫?…其んな総理大臣が居てたまるかよ(辛辣)。
…曉!!は塾長が衰弱してたね、呪いの所為で(呪術でも出すと良いよ此う言うの、五条先生には効かないだろうけどな笑)。
…『魁!!呪術高専(ジャンプ同士の熱い軽率コラボ 』は無い(断言)。
…ガレッガステージ背景を格ゲー背景にする試み(最大の難点:寸尺と五面の背景とウェイン兄弟格闘出来ない)。
…鳴門サソリみたいな見た目の罦傑(原作より人気出る サソリのパクリだから)。
…『色情呪霊』は(原作の0巻時点で 此の世に存在して居る…?(…矢張り、呪霊はバイド 断言)。
…後、普通に考えて、キリスト教も対呪霊特効あるよな?(何故出さぬ)。
…一神教程の、術師と呪霊の天敵も、此の世に居らぬ(…日本だけが世界じゃねぇぞ、単眼猫先生)。
…リュウケンガイルの見た目が良くない的な言い方かもしれないけど、金髪碧眼の美形揃いだからストIIよりも女性人気出た餓狼1(…罪な男共だな……)。
…ストVで、オリコス募集イラストコンテストしてるみたいだね(※…ワイも何か送るか)。
…嫁推し多過ぎて、追放処分を受けたか、上司の逆鱗に触れたかで、シベリア(か北極か生体パーツ部門)に左遷されてる奴すら居る(最早軍隊)。
…呪術は、マッシュルとアンデラとモリキングにすら追い抜かれる日が来る(予言)。
…今週の呪術、母が一番ショック受けてた(作者は若者を死なせるのが趣味此んな漫画だぞ)。
…テリーも十字架に掛かるだろうね(ロックとカインは、如何なのかは知らん)。
…何なら、私自らが十字架にかかります(…私は、喜んで十字架の上で死にます)。
…国が滅ぶわ >チカちゃんの代わりにオサムを生贄にしよう 半畳くらい 流石に四畳半は… >オサムを生贄にしたらどのくらいの国土保てるだろう? ←※酷ぇww(大爆笑 …御前等修に何の怨みがあるんだよ……)。
…おばさん達、嫁推しを愛でるより嫁推しと(子持ちの場合は)子供を利用してマウント取る方が趣味なので(後、子供を愛でる振りをするのが矢鱈得意な毒親多いですね)。
…あんなおばさん達マジ性格悪いし、邪悪やな(率直)。…結局、あのおばさん達にとって、推しと推しジャンルは、相手に対してマウント取る道具でしか無いんやな()
…自分の虚栄心を満たす為に、子供を利用してから食う飯は美味いか?(……大層美味いだろうなぁ…)。
…本当に男塾好きだったら、オメガバモノ描かないし、原作を貶める様な言行したりしないし、腐妄想を堂々と垂れ流したりしないし、機械に直結して生体部品にしないし、『推しの妻と言う存在』だって受け入れる。いちいち外部に向かって牽制したりしない。此れは確実だ。(…男塾以外にも言えるが)。
…金持ちは良いよな。余裕がある分、(経済面で)厳しくされなくて(…ウチの親は、私より私にまつわる金の方が大事)。
…私、バイソン嫌いです。金に汚い貧民思考な所が母親によく似て居るから(…ウチの母は前書いたように貧しい漁師の娘)。…矢張り、ダッドリー(ストIIIの英国紳士)一択ですね(公式でもバイソンを軽蔑してるし)。…エドくんは、あんなのの子飼いじゃ無くて、正式に此の人の養子に成れば良かった(切実)。
…ワーヒーは、ジャンヌを何気に死の運命から救ってるのに、誰も其処を気に留めもしませんね(全体的に作風が明るいから?)。…リョフが死の運命から逃れられているのは気に食わない…陳宮も助けてやって…新作で出して……)。
…拙作の文句は、此処で言え!(※但し返信はしない)→ (※当アカウント上部にあります)
web拍手作りました(※返信しません)→(※同上)
…ワイの母親は、ワイの事を、『戦争オタク(※…と勝手に思い込んで居る)』だから嫌ってる(※勝手に戦争オタク扱いすんな ※迷惑)。
…すみとか君を戦争オタクにしよう(悪魔の計画)。…すみとか君のデカぬいは何個もパクり(法侵害レベル)だらけのアバズレで悪名高い某中華企業の本社にあったし(※凄いこじ付け)。
…昔から、悲壮感しか無い拙作と其の作者。もう死ぬね。…未来の無い人生を、自分と神の手で終わらせるんだ。
…個人的に、タイツマンが『若くして死ぬ(10代で早死に)』…と、言う所は気に入って居ります。神風特攻隊員として、(奇跡的にも)、年齢的にもあっています。筆者などは羨ましいです。特攻隊員にするには、もうとうが経っております。…もっと、若い内に、『神風特攻』したかった。BAKAはさっさと死ねば良かった。
…国の為に、神の為に死ぬ事は良い事だ。私は命を掛けて其れを言おう。
…生前に得た名声は死後に消え失せ、死後に得た名誉は本物だ。…とショーペンハウアー先生も言っている。鰐先生も単眼猫先生も、是非、死んでから本当の名誉を得て欲しい。もっと先輩・先人格は言う迄も無い。(例外を除いて)漫画史の殿堂に入る。
…『生前から大いに評価されて死後に漫画史の殿堂に入った漫画家』よりも、『生前は無名で、死んでから評価された漫画家』の方が非常に多いのは、矢張り『漫画も芸術』と言う事なのだろうか(…其れを言ったら、ゲームクリエイターも同じかも??)
…ミヤレ先生は、彼の死後、世から忘れ去られる。彼の描いた作品の多くが何れ埋もれる。先ず其処から考えて欲しい。実際、我々みたいなの以外を除いて、誰も覚えても、意識もしてないではないか?…最後には、誰もが知らん振りで、軽率に捨てられる。此んな悲しい事は無い。本当に悲しい。
…結局、『芸術、作品制作の分野』では、『生きる犬は死せる獅子に勝て無い(本来は逆)』のか?(…其れでも、一番強いのは、資産家か良家の出)
…正直、ポルノ作品でしか閲覧数と評価等を稼げない奴は、もう、筆折った方が良いと思う。自分だったら恥そのものだ。
…「エロ漫画家を差別するな!(迫真 」って言う人は黙って欲しい。其の作り手本人も、其う言う自分に苦しんで居るから。其れは、作り手として、健在な反応だと思う。逆が病んで居るのだから。『大衆的な愚--安直な莫迦』にウケる物しか描けないのは、実に情けない。恥を知るべきでは?
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