#室内装飾の相談役
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インテリアを、内装工事を、いっしょに考えてくれる人がいます。
日本国内において「インテリア」という言葉が、まだ一般的ではなかった1964年。 その概念や室内コーディネートという考え方を消費者の方に広め、また自らのコンサルティング能力を高めていくことを目的とした、 #インテリア専門店 同士の組織『アスワン インテリア・アドバイザー・グループ(IAG)』が発足されました。 前身の販売研究団体である『装親会』から数えると、今年で67年。 現在もその意志は引き継がれ、数多くの専門店が、インテリアの啓蒙とさらなる普及のために、全国各地で研修会や情報共有などの活動を行っています。
写真は1994年に開催された、会員店が一堂に会する「アスワンIAG全国大会」での一コマ。この全国大会は、2024年も開催予定です。 一時期は国内インテリア・ブランド各社が、専門店とともにこのような取り組みを進めていましたが、現在は『アスワンIAG』が業界唯一の存在となっています。
インテリア専門店を元気にする ために、その灯を絶やすことはありません。
当社HPでは、IAG会員店の一部を紹介中です。くわしくはプロフィール @aswan_jp のリンクから「主要取扱い店」をご覧ください。
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Persona 3 FES Official Fanbook pages 148-149 transcription.
用語集
Glossary of PERSONA 3 & PERSONA 3 FES
甘味処 小豆あらい
【Y編/場所名】
巌戸台商店街にある甘味処。コミュニティのイベントで何人かの友人と入ることになるが、店内の様子は残念ながら不明。とりあえず男女共に人気の店らしいので、味もなかなかなのだろう。店頭に飾られた “小豆ちゃん” というマスコットキャラクターがトレードマーク。店名の “小豆洗い” とは有名な妖怪の名前が由来。“小豆とぎ” とも呼ばれ、川のほとりで小豆を洗いつつ「小豆とごうか、人とって喰おか、シャカシャカシャカ」と不気味な歌を歌うといわれる。基本的に音のみの妖怪だが、鳥山石燕の『画図百鬼夜行』では、目が大きな痩せた小男という姿で描かれている。新潟や福島、長野といった大きな水系がある地に伝わる例が多いが、東京でも江戸時代に某旗本家の炊事場で音を立てたという記録があり、ほぼ本州全域に分布する妖怪話である。
アルカナ
【共通/基本設定】
タロットカードの種類を表わす言葉。本来はラテン語で “神秘” という意味で、18~19世紀ごろにタロットを占い用として使用するようになり、カード1枚ごとに隠された意味を見出すようになってからこの言葉が使われるようになった。1組のタロット78枚中、寓意画を描いた絵札22枚を大アルカナ、それ以外の56枚を小アルカナと呼んで区別する。小アルカナのほうは、さらにソード、ワンド、カップ、ペンタクルの4つの組 (スート) に分けられ、さらに各スートは1から10までの数札と、ペイジ、ナイト、クイーン、キングの人物札4枚に分類される。一般的なタロット占いでは大アルカナのカードだけを使うものがメジャーだが、実際には56枚の小アルカナそれぞれにも隠された意味があり、本来は78枚の全カードを使用するのが正式なものとなっている。ちなみに、小アルカナのタロットが現在のト��ンプの原型といわれるが、実際にはトランプが先にあってタロットの原型になったという説や、そもそもトランプとタロットの発生はまったく無関係という説もあり、その正しいところは判明していない。
アルダナ
【Y編/バトル】
塔シヴァと女教皇パールバティによるミックスレイド。技名の由来は、性的信仰 (シャクティズム) を伝える聖典『カーマ・スートラ』に記された言葉 “アルダナーリーシュバラ”。これは “半身が女性のシヴァ神” という意味で、シヴァとパールバティとの合体によって両性具有神となり、宇宙創造のシンボルとなったものである。
伊織順平アワー
【Y編/イベント・6月1日】
学校にウワサとして流れた怨霊話を寮で説明するときに、順平が始めた小芝居。おそらく、怪談で有名な某タレントの語りを意識したものであると思われる。ただ順平の語りは、発音が良すぎてやや怖さに欠ける。本家のように、もっとボソボソと囁くような声でやれば完璧。
伊織の叫び声
【Y編/会話・5月17日】
試験前になると、自室から聞こえてくる。上の階にいる女子や、さらに上の作戦室にいる美鶴にまで聞こえているようなので、相当なボリュームの叫び声なのだろう。苦情が出ないのが不思議なくらいだ。もしかして他人の勉強の邪魔をしようという順平の策略なのかも?
幾月修司
【Y編/人物】
最初は月光館学園の理事長と紹介されるが、実は桐条でシャドウとペルソナを研究していた技術者であり、特別課外活動部の顧問である。昼行灯的なのん気さを持ち、周囲が凍りつくほどの冷たいダジャレを連発するのが好き。だが、さらにその姿すらも世間をごまかすためのもので、シャドウ研究を始めた桐条鴻悦の遺志を継ぎ、ひそかに滅びを召喚する宣告者 “デス” を捜し求めていた。10年前の事故時点では、さほど高い地位にはいなかったが、率先して事故の後処理を行なうことで信頼を得て、桐条家現当主である桐条武治の右腕的存在となっている。入寮直後に主人公のペルソナ暴走を見て、10年来追い求めていたデスを発見したことに 気付き、滅びを招くための儀式を密かに進めていた。最終的に死の儀式は失敗し、幾月は天文台から墜落して死亡。ただし、その遺体は未��認である。恐ろしい計画を誰にも気付かれずに遂行したところから、終末思想という滅びの狂気に蝕まれていたように言われているが、監視カメライベントで見られる一生懸命にダジャレを考案する様子を見ると、ダジャレ好きという部分だけは演技ではない愛すべき幾月の一部分であったと思われる。
イゴール
【共通/人物】
ベルベットルームの主で、この世界で唯一ペルソナ合体を行なえる存在。メアリー・シェリー原作の小説『フランケンシュタイン』に登場する召使い、イゴールが名前のルーツとなっている。極端に長い鼻を持ち、『ペルソナ』シリーズをとおして徐々に長くなっているのでは?との疑惑がある。ちなみに相方のエリザベスの名前の由来も、主のイゴールと同じく『フランケンシュタイン』から。ただしこちらは、小説版ではなくハリウッド映画版。シリーズ2作目として作られた『フランケンシュタインの花嫁」に登場する、女性型人造人間の名前から取られている。
「以上、ナビでした」
【Y編/イベント・4月7日】
ゲーム冒頭、登校時に主人公を案内してくれたゆかりが、別れ際に言ったセリフ。入寮直後にはやや硬かった態度が柔らかくなり、ちょっと無邪気で子供っぽく見える瞬間である。戦闘時のナビは美鶴と風花の役目となっているが、ゆかりのこの口調でナビをしてもらいたかったかも?
痛いの痛いの、飛んでけー!
【Y編/テレビ・4月9日ほか】
テレビ番組『偶然見かけたこんな人』で、レポーターのトリッシュが使う決めゼリフ。トリッシュはペルソナシリーズの『女神異聞録ペルソナ』と『ペルソナ2 罪』および『ペルソナ2 罰」で、回復施設を営む妖精として登場していたのだが、そのときの挨拶がこの「痛いの痛いの⋯⋯」だったわけだ。ちなみに『偶然見かけたこんな人』で紹介される街の人は、みな前作・前々作の登場人物となっていて、しかもその人物の誕生日に現われるようになっている。興味がある人はチェックしてみよう。
一期一会
【A編/イベント】
真田が順平との出会いをそう表現した。とくに言葉の使い方として誤りがあるというわけではないが、そもそも一期一会とは “誰かとの出会いは、それが最初で最後のつもりで誠意を尽くさねばならない” という意味の茶道で使われていた言葉。むしろ真田たちにとっては、主人公や荒垣との関係において、この言葉を使うべきかもしれない。
稲荷社
【Y編/場所名】
長鳴神社にある稲荷社。小さい社だが、近所に住むお年寄りたちはマジメに拝んでいるようで、お供え物のイ��リ寿司が常に置かれている。ここで祈ると、さまざまな効果があるらしいが、何が起こるか祈ってみないとわからないのが玉に瑕だ。
犬語ホンヤク機能
【Y編/イベント・7月29日】
順平が評して言った、アイギスの特殊能力。監視カメライベントでは荒垣もそう言っている。もしかしてアイギスの製品仕様書に、“犬語翻訳機能 (オプション)”とでも書いてあるのだろうか?アイギスが言うには、高次な精神を持つ生き物は、言葉ではなくイメージを発することができ、それを読み取っているのだとか。人間にもあった能力だが、言葉に頼ることで失ったらしい。もちろん、メティスも同様のことが可能。
「今ならお買い得であります」
【Y編/会話・8月1日】
自分のペルソナの長所をアピールするアイギスが言った。本当に買えるものなら買いたいと思う ユーザーは少なくないだろう。ちなみにフィギュアなら、壽屋から 「ペルソナ3 アイギス 1/7スケールPVC塗装済み完成品」(6,090円/原型師:新居興介) が2007年8月に発売。また2007年10月にも、アルターから「ペルソナ3 アイギス 1/8スケールPVC塗装済み完成品」(6,090円/原型師:齊藤史樹) が発売される予定。
妹ちゃん
【A編/人物】
順平がメティスを呼ぶときの呼び方。いろいろとオリジナルなニックネームをつける順平にしては、ちょっと手抜きっぽいかも。やはり多少、壁を感じていたのだろう。
要らない苦しみ
【Y編/イベント・11月21日】
チドリが順平にもたらされたと言い、彼を遠ざけようとした。順平のことを考えると胸が苦しくなるとは、どう考えても恋愛感情なのだが、チドリがそんな経験のないまま成長してしまったが故の悲劇である。ただ、恋だとわかっていても苦しいものなので、彼女の気持ちもわからなくもない。
イレギュラー
【Y編/基本設定】
タルタロス外で出てくるシャドウ。ゲーム中の主人公たちは知らないが、そもそもシャドウは人間の中から発生するため、すべてのシャドウは発生時点においてはイレギュラーとなる。ただ、その瞬間を捕捉されることが少ないため、シャドウはタルタロス内にいる、という状態になっているだけである。ゲーム中に確認されたイレギュラーは、まずコロマルが神社で戦ったものがそうだが、それ以外では天田の母が死んだ晩に出たシャドウも同様である。
巌戸台分寮
【共通/場所名】
月光館学園の学生が入る寮。学校からやや離れた巌戸台地区にある。本来、学生寮は男女別であるのが原則だが、ここだけは特別課外活動部の拠点という関係から男女共用。またその成り立ちに関しても、妙に内装が広く豪華だったり学生寮には相応しくないと��思えるカウンターバーがある点からわかる通り、元はホテルとして使われていた建物だったという裏設定がある。なお、ゲーム中には台所や風呂が見当たらないが、じつは奥にあるドアから行ける場所にそういった施設がある ことがドラマCDでの描写から明らかになっている。
ヴァルホル
【Y編/バトル】
皇帝オーディンと剛毅ヴァルキリーによるミックスレイドで、仲間ひとりを3ターン完全無敵にする技。“ヴァルホル” とは別名で “ヴァルハラ”。古ノルド語で “戦死者の館” という意味となり、戦争で命を落とした戦士の魂がヴァルキリーによって集められ、オーディンの居城となるこの場所で不死の戦士として来たるべき終末に備えると言われる。
ウインナーコーヒー
【Y編/会話・8月1日】
天田は真剣にウインナーコーヒーが何かということを知らず、コーヒーにウインナーソーセージを入れるのだと勘違いし、からかわないで下さいと文句を言っていた。なんて可愛いんだ、コイツは。
ウエストすっきり低周波パット
【Y編/監視カメラ】
風花が時価ネットたなかで密かに買ったというダイエット用品。低周波を流して起こる筋肉の痙攣によって、強制的に腹筋を動かして脂肪を燃焼させるという仕組み⋯⋯かと思ったら、お腹がビクビクするのがメチャクチャくすぐったくて、笑いをこらえることで腹筋を鍛えるようになっているようだ。また、タイマーロックでもついているのか、一度装着するとしばらく外せないという構造的欠陥を持つ。ちなみに、これをつけて悶絶して苦しむ風花の声を、部屋の外で聞いた美鶴は、気まずそうに「気にせず続けてくれ」と言うが、いったい何をやっていると勘違いしたのだろう?
受付のオバチャン
【Y編/会話・9月28日】
順平が言うには「オレとチドリの仲を阻む、思わぬ伏兵」。ふたりの関係やその他を、根掘り葉掘り聞いてくるらしい。順平の表現を借りると、“オレとチドリの聖域に、イボつき健康サンダルで踏み込んで” くるとか。何やら戦う気満々だが、順平レベルでは返り討ちにあうのがオチだろう。
海丑
【Y編/場所名】
巌戸台の複合ビルに入っている牛丼チェーン店。真田のお気に入りの店で、彼は外で食料をテイクアウトする場合、ここの牛丼しか買ってこないとか。ただしプロテインと同時摂取するという、牛丼好きならずとも目を背けたくなる食べ方をする。それより減量が必要なボクサーとして、栄養の取りすぎが心��だが大丈夫だろうか?
裏口
【Y編/場所名】
入寮直後、大型シャドウに���を襲撃されたイベントの際、主人公を連れたゆかりが最初に脱出しようとした扉。1階の奥に存在するが、普段は開けることができない。ただ、ゲーム中には用がないからこのドアの先には行かないだけで、実際はみんなが利用する厨房と風呂がこの先にあるらしい。プレイヤーが操作していないあいだに、主人公も食事に入浴にと利用しているに違いない。
占いゲーム
【Y編/場所名】
ゲームパニックにあるゲームで、1回2000円。ドクター・エドガーによる怪しげな占い、と説明されるが、もしやこのドクター・エドガーとは某学園の保健教諭のことかも⋯⋯?占いを行なうと装備ペルソナの魔力がアップする効能があり、このへんの怪しさも江戸川説の根拠となっている。
ウワサ
【Y編/イベント・4月7日】
ゲーム冒頭で流れた、主人公とゆかりが付き合ってるとのウワサ。転校初日の登校時にゆかりに付き添ってもらったのが原因である。その後ゆかりが入寮時の影時間の件について、「昨夜のこと言ってないよね」とわざわざ自分から学校で漏らしたせいで、きっとウワサに拍車がかかってしまったのだと思われる。
運命と言う名のフォーチュン
【Y編/コミュ】
鳥海先生の隠者コミュ後日談で、英語の寺内が言う。インド人の旦那と出会ったのが、運命という名のフォーチュンだったらしい。日本語がおかしいというか、英語がおかしいというか、いつもはツッコミを入れられる側の鳥海先生をして、「“頭痛が痛い” よりビックリだわ⋯」とツッコませしむ発言である。なお、珍しくセリフが多いこのイベントで、寺内先生はここぞとばかりに名言を連発する。「素晴らしい発想のチェンジ」、「私にもセイム体験あります」など必見。
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"Kill them with kindness" Wrong. CURSE OF MINATOMO NO YORITOMO
アイウエオカキクケコガギグゲゴサシスセソザジズゼゾタチツテトダ ヂ ヅ デ ドナニヌネノハヒフヘホバ ビ ブ ベ ボパ ピ プ ペ ポマミムメモヤユヨrラリルレロワヰヱヲあいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなにぬねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわゐゑを日一国会人年大十二本中長出三同時政事自行社見月分議後前民生連五発間対上部東者党地合市業内相方四定今回新場金員九入選立開手米力学問高代明実円関決子動京全目表戦経通外最言氏現理調体化田当八六約主題下首意法不来作性的要用制治度務強気小七成期公持野協取都和統以機平総加山思家話世受区領多県続進正安設保改数記院女初北午指権心界支第産結百派点教報済書府活原先共得解名交資予川向際査勝面委告軍文反元重近千考判認画海参売利組知案道信策集在件団別物側任引使求所次水半品昨論計死官増係感特情投示変打男基私各始島直両朝革価式確村提運終挙果西勢減台広容必応演電歳住争談能無再位置企真流格有疑口過局少放税検藤町常校料沢裁状工建語球営空職証土与急止送援供可役構木割聞身費付施切由説転食比難防補車優夫研収断井何南石足違消境神番規術護展態導鮮備宅害配副算視条幹独警宮究育席輸訪楽起万着乗店述残想線率病農州武声質念待試族象銀域助労例衛然早張映限親額監環験追審商葉義伝働形景落��担好退準賞訴辺造英被株頭技低毎医復仕去姿味負閣韓渡失移差衆個門写評課末守若脳極種美岡影命含福蔵量望松非撃佐核観察整段横融型白深字答夜製票況音申様財港識注呼渉達良響阪帰針専推谷古候史天階程満敗管値歌買突兵接請器士光討路悪科攻崎督授催細効図週積丸他及湾録処省旧室憲太橋歩離岸客風紙激否周師摘材登系批郎母易健黒火戸速存花春飛殺央券赤号単盟座青破編捜竹除完降超責並療従右修捕隊危採織森競拡故館振給屋介読弁根色友苦就迎走販園具左異歴辞将秋因献厳馬愛幅休維富浜父遺彼般未塁貿講邦舞林装諸夏素亡劇河遣航抗冷模雄適婦鉄寄益込顔緊類児余禁印逆王返標換久短油妻暴輪占宣背昭廃植熱宿薬伊江清習険頼僚覚吉盛船倍均億途圧芸許皇臨踏駅署抜壊債便伸留罪停興爆陸玉源儀波創障継筋狙帯延羽努固闘精則葬乱避普散司康測豊洋静善逮婚厚喜齢囲卒迫略承浮惑崩順紀聴脱旅絶級幸岩練押軽倒了庁博城患締等救執層版老令角絡損房募曲撤裏払削密庭徒措仏績築貨志混載昇池陣我勤為血遅抑幕居染温雑招奈季困星傷永択秀著徴誌庫弾償刊像功拠香欠更秘拒刑坂刻底賛塚致抱繰服犯尾描布恐寺鈴盤息宇項喪伴遠養懸戻街巨震願絵希越契掲躍棄欲痛触邸依籍汚縮還枚属笑互複慮郵束仲栄札枠似夕恵板列露沖探逃借緩節需骨射傾届曜遊迷夢巻購揮君燃充雨閉緒跡包駐貢鹿弱却端賃折紹獲郡併草徹飲貴埼衝焦奪雇災浦暮替析預焼簡譲称肉納樹挑章臓律誘紛貸至宗促慎控贈智握照宙酒俊銭薄堂渋群銃悲秒操携奥診詰託晴撮誕侵括掛謝双孝刺到駆寝透津壁稲仮暗裂敏鳥純是飯排裕堅訳盗芝綱吸典賀扱顧弘看訟戒祉誉歓勉奏勧騒翌陽閥甲快縄片郷敬揺免既薦隣悩華泉御範隠冬徳皮哲漁杉里釈己荒貯硬妥威豪熊歯滞微隆埋症暫忠倉昼茶彦肝柱喚沿妙唱祭袋阿索誠忘襲雪筆吹訓懇浴俳童宝柄驚麻封胸娘砂李塩浩誤剤瀬趣陥斎貫仙慰賢序弟旬腕兼聖旨即洗柳舎偽較覇兆床畑慣詳毛緑尊抵脅祝礼窓柔茂犠旗距雅飾網竜詩昔繁殿濃翼牛茨潟敵魅嫌魚斉液貧敷擁衣肩圏零酸兄罰怒滅泳礎腐祖幼脚菱荷潮梅泊尽杯僕桜滑孤黄煕炎賠句寿鋼頑甘臣鎖彩摩浅励掃雲掘縦輝蓄軸巡疲稼瞬捨皆砲軟噴沈誇祥牲秩帝宏唆鳴阻泰賄撲凍堀腹菊絞乳煙縁唯膨矢耐恋塾漏紅慶猛芳懲郊剣腰炭踊幌彰棋丁冊恒眠揚冒之勇曽械倫陳憶怖犬菜耳潜珍
“kill them with kindness” Wrong. CURSE OF RA 𓀀 𓀁 𓀂 𓀃 𓀄 𓀅 𓀆 𓀇 𓀈 𓀉 𓀊 𓀋 𓀌 𓀍 𓀎 𓀏 𓀐 𓀑 𓀒 𓀓 𓀔 𓀕 𓀖 𓀗 𓀘 𓀙 𓀚 𓀛 𓀜 𓀝 𓀞 𓀟 𓀠 𓀡 𓀢 𓀣 𓀤 𓀥 𓀦 𓀧 𓀨 𓀩 𓀪 𓀫 𓀬 𓀭 𓀮 𓀯 𓀰 𓀱 𓀲 𓀳 𓀴 𓀵 𓀶 𓀷 𓀸 𓀹 𓀺 𓀻 𓀼 𓀽 𓀾 𓀿 𓁀 𓁁 𓁂 𓁃 𓁄 𓁅 𓁆 𓁇 𓁈 𓁉 𓁊 𓁋 𓁌 𓁍 𓁎 𓁏 𓁐 𓁑 𓀄 𓀅 𓀆
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アルミニウム三水和物 (Aluminium Trihydrate) の価格動向、データ分析、および将来の予測
三水和アルミニウム (Aluminium Trihydrate) は、プラスチック、ゴム、繊維など、さまざまな材料の難燃剤として広く使用されている白色の結晶性粉末です。加熱すると水蒸気を放出する能力により、炎を消火し、火災による被害を軽減するのに役立ちます。ただし、ATH の価格は、世界的な需要、サプライ チェーンの動向、経済状況など、いくつかの要因により変動する可能性があります。
ATH の世界的な需要 ATH の世界的な需要は、その多様な用途によって推進されています。
プラスチック: 電気絶縁材、建築材料、自動車部品など、さまざまなプラスチック製品の難燃剤として使用されます。
ゴム: タイヤやホースなどのゴム製品の難燃剤として使用されます。
繊維: 室内装飾用の布地や衣類などの繊維に難燃性を付与するために使用されます。
その他の用途: 塗料、コーティング、その他の工業製品に使用されます。 ATH 価格に影響する要因 ATH の価格設定には、いくつかの要因が影響します。
リアルタイムで 三水和アルミニウム (Aluminium Trihydrate) 価格: https://www.analystjapan.com/Pricing-data/aluminium-trihydrate-3484
原材料コスト: ATH 生産の主要原材料である硫酸アルミニウムと水酸化ナトリウムのコストは、その価格に大きく影響します。 エネルギー コスト: ATH 生産のエネルギー集約型プロセスは、生産コストに影響する可能性があります。 世界的な需要と供給: 世界的な経済状況、産業の成長、特に建設業界と自動車業界の特定の業界動向は、ATH の需要に影響を与える可能性があります。 地政学的要因: 貿易摩擦、地政学的リスク、サプライ チェーンの混乱は、ATH の入手可能性と価格設定に影響を与える可能性があります。 競争と市場動向: ATH 生産者間の競争は、価格設定だけでなく、代替難燃剤の入手可能性にも影響を与える可能性があります。 現在の市場動向と価格見通し 現在の ATH 市場は、中程度の需要と安定した供給が特徴です。ただし、季節変動、原料コストの変化、経済的要因により、価格が変動する可能性があります。ATH 市場は競争が激しく、複数の大手企業が世界中��事業を展開していることに留意することが重要です。この競争は価格を安定させ、過度な価格上昇を防ぐのに役立ちます。
最新の ATH 価格と市場動向を把握するには、業界の専門家に相談し、市場レポートを監視し、信頼できるサプライヤーと連携することをお勧めします。ATH 価格に影響を与える要因を理解し、市場の動向に関する情報を入手することで、企業はこの多用途の難燃剤の調達と使用に関して情報に基づいた決定を下すことができます。
ANALYST JAPAN
Call +1 (332) 258- 6602 1-2-3 Manpukuji, Asao-ku, Kawasaki 215-0004 Japan
Website: https://www.analystjapan.com
Email: [email protected]
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「虚無への供物」中井英夫 1201
第一章
20虚無への供物(くもつ) 01
さて、藤木田の推理の披露が終わって、皆がそれにいちゃもんをつけます。 ただ、 鴻巣玄次という与太者が、実在するという前提で推理が成り立っているのがね。
久生もそんなことを考えているのか 与太者の美貌を、「泥棒日記」のスティリターノか「蛭川(ひるかわ)博士」の混血児ならいいと、例えます。
『泥棒日記(ジャン・ジュネ)』 の登場人物であるスティリターノは、男色家のようです。 『蛭川博士(大下宇陀児)』の混血児ジュアンは不良ようです。 これもなにかの伏線なんですかね。
まずは、藍ちゃんです。 藤木田の推理の後半は憶測で、 実は、鴻巣玄次は買収されずに紅司さんに打ち明けて、 二人して逆に伯父さんの計画の裏をかくように手段をめぐらした。 十時半に鴻巣玄次が裏木戸から届けてきたかもしれない。
その後、久生も否定しますが、 そう簡単に死体を移動できるとは思えませんね。
次に、久生がいいます。 鴻巣玄次と紅司の相談を黄司が嗅ぎつけて、 もう一つ裏をかいて別な密室トリックを作りあげた考えてもいい。と。 かなりご都合主義ですね。
ただ、これらも、 藤木田老人がトリックを解明できなければいけないと、 いうことで、沈黙してしまます。
さらに、藤木田は、 私の考えたトリックは前例がないと鼻高々です。 それは、乱歩の「続・幻影城」に掲載されている類別トリック集成の密室トリック(3)犯行時被害者が室内にいなかったもの応用だと。 これは、“被害者自らが密室を作るのは、犯人をかばうためか敵の追撃をおそれるためかいずれかである”ことで、 今回、藤木田打考えたのは、 “ひたすら自分の秘密を守ろうとする咄嗟の心理を巧みに利用された” といいます。 微妙ですね。
そして、藤木田は動機について説明します。 それは、橙二郎の子供、緑司の出生の秘密で、それを、紅司君に嗅ぎつけられたからだと。 久生が、その秘密とは、緑司が生まれなかったのではなかといいます。 藤木田は、感心して、その発想はどこからと聞くと、荒正人(あらまさひと)さんではないが、“薔薇のお告げ”だといいます。 荒正人が、海外探偵小説の翻訳や探偵小説の評論などを発表していて、単純にそれを読んでいたということなんでしょう。 「探偵小説小論(荒正人)」なんかを読んだらもっと詳しくわかるかもしれませんね。 緑色の薔薇は存在しないし、これからもできるかどうかもわからない。 だらか、緑司も存在しない。 妙な発想です。
で、藤木田曰く、 橙二郎の子供は死産だった。 予定日が近いのを幸い吉村という衛生兵上がりの子分の女房を亭主ぐるみ抱き込んで同じ病院に入れていて、 橙二郎の方に何かあれば、その子を緑司とすることにしていた。 その秘密に紅司が気がついた。 と、自信満々の調査結果だと、藤木田がいいます。
確かに動機としては有り得そうです。 ただ、状況証拠だけのような気もしますね。
藤木田は物的証拠もないから警察に訴えてもしかたない。 これからどうするかを皆に問います。 向こうが心理的トリックを使ったのだからこちらも同じ方法で、泥を吐かせようと提案します。
方法として、 素人探偵ファイロ・ヴァンスが活躍するカナリヤ殺人事件(ヴァン・ダイン)のポーカーによる心理探偵法と、 アクロイド殺し(アガサ・クリスティ)のジェイムズ・シェパード医師を囲む場面を取り入れ真似てみようといいます。 あれを東洋風にもじって橙二郎と麻雀をやってみようと提案します。
藤木田は、橙二郎と麻雀をやって証拠を掴むと自信満々です。
ここで、今夜の会合は終わりますが、 この提案が実現して暗殺者の驚くべき意図と異様な殺人方法とが暴露される結果になると書かれていますね。 麻雀で何がわかるのか? 楽しみですね。
その後、“アラビク”でひときわシャンソン談義に花が咲きます。 出てくるシャンソンは 「アルフォンソ(リーヌ・クルヴェ)」 「ラ・コンガ・ブリコティ(ジョセフィンベーカー)」 「ラ・ダダダ(リーヌ・クレヴェルス)」 「アリババ(リーヌ・クレヴェルス)」 「恐い病気よりまし(リーヌ・クレヴェルス)」 「紅いさくらんぼと白い林檎の木(ペレス・プラード)」 というところでしょうか。 ちょっと勘ぐると、これも、伏線なんでしょうか? 流石にこれはないでしょうか?
あと、 「怪奇を抱く壁(角田喜久雄)」にでてくる加賀美警部が“アルフォンソ”に聴き入る場面があると書いていますが、 これは、作家が角田喜久雄を好きなのかも。
亜利夫は、 生まれて初めて本当の殺人事件らしいものに直面し、今夜の推理比べで、何を解決したのか?を回想します。 ・蛍光燈の点滅する暗い風呂場に裸のままうつぶせていた紅司の死体。 ・一番の急所に触れたのが藤木田老人らしい。 ・自筆である紅司の日記はなぜ書かれたのか。 ・共犯の鴻巣玄次が実在しているのか。 などです。
亜利夫は、蒼司に相談することを考えます。
藤木田老人が蒼司は、数学者の卵だが僧正(ビショップ)のような殺人哲学は持っていないと言っていたのも思い出します。 「僧正殺人事件(ヴァン・ダイン)」のことでしょうか? この小説の動機は、嫉妬でした。 藤木田老人が蒼司には、嫉妬のような感情はないといっているということでしょうか?
亜利夫は、 塑性(そせい)論の矛盾をめぐって教授と意見が対立し、 ヒヌマ・セオリーとしての発表は沙汰やみになり蒼司が大学院をやめたと聞いています。 アカデミズムの世界はわからない。と、思っています。 紅司の死が氷沼家にもたらした荒廃のせいで、 並みの頭脳とは思えぬ蒼司に相談するのも切り出しにくいと思っています。
ここで、簡単に塑性論について書かれていますが、 このあたりがもし動機になるなら、はあ、そうですか?というくらいで、お手上げです。 まさかですが、そうならないといいな。
事件の後、 橙二郎はほとんど産院に、 蒼司は、映画や小旅行に、 藍ちゃんは試験勉強もほったらかしで麻雀屋に入り浸っているような状態です。
一月の中頃には、 蒼司が二階の部屋全部の改造をしてしまう。 この家を売る話が八田皓吉の世話でだいぶ進んでおり、場所柄、学校や宗教団体にと思っているので、 突飛な装飾は取り払っておきたいとのこと。 “赤の部屋”、“青の部屋”、“緑の部屋”すべて、平凡な部屋に作り替え、 例のオルガン階段もすべて改修した。
亜利夫の問に、 蒼司は「でも仕方がないんです」と悲しそうに答えみたいですけど、 いったいどういう意味があるんでしょうね。
その後、 バラに話が移ります。
蒼司は、亜利夫を庭に誘います。 この二重の垣根で囲まれた日当たりのいい空き地に一本のバラが植えてある。 ただ、バラとは名ばかりで30センチほどの緑色の茎が地面につきささっているだけだった。 何でも枚方(ひらかた)のほうから頒けて貰った試作品の新種だとなっています。
たぶん、 1955年、京阪電鉄が「東洋一のバラ園」を目指し、岡本勘治郎氏にバラ園造営の監督を依頼し誕生したひらかた大バラ園のことだと思います。 ただ、かなり管理が厳しかったみたいですから、 実際には分けてもらえたかかどうか、それともそれほど親しかったということか、あるいはこのバラが何らかの役割を果たすのか。
これが咲いたら、紅司は、“オフランド・オゥ・ネアン(虚無の供物)”にすると行っていたそうです。 ヴァレリーの詩も引用されています。 思わず、おって思いましたけど、これは、作家のお遊びでしょうね。
この場所が気になっている亜利夫に蒼司が、昔ここには花畠��温室があって、 茶色や金茶、スイスジャイアントのパンジーやビオラ、 ヒヤシンス、ラナンキュラスが咲いていたが、 誰かに見せることもせず、 まるで、人を呪う藁人形(わらにんぎょう)をつくるような気持ちでいたらしいといいます。 その相手が戦争で死んでからはふっつり栽培をやめてしまったと。 相手というのはむろん原爆で死んだ黄司であろうと想像します。
祖父の代から氷沼家の人間は名前まで色彩にがんじがらめにされているけど、 本当は色彩ってひどくおそろしいものなんだと蒼司がいいます。 憎しみに支えられて輝きを増すぐらいのことは平気なんだと。 そう考えたから思い切った造作変えをしたと、蒼司は、本心を打ち明けます。
一般の人間にはわからないですね。
蒼司が亜利夫に、親族会議への参加を促します。 親族会議で、この家を売った後のこと等を話したいのだそうです。 と、ここで、牟礼田俊夫のことが話題に出ます。
新聞の支局員を兼ねたラジオの欧州総局にいる牟礼田は、 フランスのピエール・マンデスが1955年2月信任投票により内閣は総辞職、 ソ連のゲオルギー・マレンコフが1955年2月にフルシチョフによる追い落とし工作に遭い首相を辞任、 などありすっかり足止めされていた。
牟礼田が帰ってくるまでの間に、 氷沼家は癲狂院めいた翳りを濃くし始め奇妙な活気を取り戻すことになる。 また事件が起こるってことでしょうね。
癲狂院とは、精神疾患を治療する病院のことで、 この当時はもうそういう表現は使っていなかったみたいなので、比喩なんでしょうね。
それにしても、四人四様ですが、 スッキリした解決にはなっていないですね。 ここまで描写を作家が事実として書いているすると、殺人としては、かなり難しい気がします。
わざと、描写していない部分がまだあるのだとしたら、 それが答えを導くことになるのでしょうね。
つづく
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【初級クラス】1月スケジュールのご案内
アイシングクッキー教室TK2*です。
新年1月、アイシングクッキーの初級クラスを開催いたします。 アイシングの経験の有無は問いません。
/ 初級(入門編)は、基本的なテクニックをきっちり押さえ、 自分でベーシックなアイシングができるようになることを目的としたレッスンです。 \
「アイシングクッキーが作れるようになりたい」 「アイシングクッキーに興味があった」 「アイシングクッキー作りを体験したかった」
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どなたでもご参加いただけます。 基本が詰まったレッスンです、皆さま、お気軽にご参加ください!
【レッスンの内容】 ・クッキー生地(レシピ) ・アイシングクリームの作り方(テキストに沿って説明) ・アイシングクリームの着色と固さの調整(1色着色) ・線を書く練習 ・形をなぞる練習 ・クッキーの縁取りをして中を塗りつぶす ・簡単な装飾
レッスンでは、詳しく説明しながら進めてまいりますが、手順を写真入りで解説したテキストもお付けしております。 このテキストが毎回とても好評ですので、レッスン後も参考にしていただければと思います。
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【日 程】1月 15日(月)/ 10:30~13:30
【定 員】4名 ※残席3
【お申込みについて】 1/7日(日)までに、下記メールにてご連絡ください。 ✉ [email protected]
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【クッキーの内容 計8枚】 〇ハート(大 約6cm・中 約4.8cm・小 約3.5cm )6枚 〇バラ(約7cm×約4.8cm)2枚 ※クッキーとクリームは事前に準備しています。 レッスン内で作り方をご説明いたします。
■付属 色づくりのカラーパレット/アイシングクリームテキスト/ クッキー生地レシピ/ アイシングクッキーの基本の作り方
【受講料】1名様:8,000yen/2名以上:6,500yen (持ち帰り用のBOX代含む) ※ 当日現金にてお支払いください。 ※初回参加に限り銀行振り込みをお願いしております。参加確定後改めてご案内いたします。
これらを押さえひとつずつ確認しながらレッスンいたします。
ハート型は直線・曲線・角といった要素が入っているので、練習には最適な形。
/ ハート型、可愛いだけじゃない優れもの♡ \
ハートとセットにするのはバラです。 バラっていつでも心惹かれる存在ですね♡ クッキーの主役としても脇役としても彩を添えてくれる存在です。 レッスンでは、簡単な装飾でバラのクッキーをお作りいただきます。 アイシングクッキーの魅力は表現できることの幅が広いことで、自分だけのオリジナルクッキーを作ることができます。 また、色も混ぜ合わせることで沢山の色を作る事ができるのも魅力のひとつです。
是非挑戦してみてください。ご参加お待���しています!
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【場 所】吉祥寺 ※お申込み確定後ご案内いたします。
【持ち物】 25×15cmのクッキーボックスが平らに入る持ち帰り用袋/お飲み物 ※ゴミは各自お持ち帰りいただきますよう、よろしくお願いいたします。
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☆詳細・お申込み/ご連絡☆ ①ご希望の日程/②氏名/③参加者人数/④連絡先を明記のうえ、 以下のメール宛てにお願いいたします。 [email protected]
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【SugarcraftTK2*レッスンについて】 Lessonをご希望の方は、Lessonメニューより【Lesson内容】をご覧の上、 スケジュールをご相談ください。 オリジナルレッスンやお仕事をされている方、平日のご参加が難しい方もお気軽にご相談ください。 体験レッスン/BASIC COURSE/資格取得レッスン/出張レッスン/プライベートレッスンなどご希望に添って対応いたします。→ 詳細はこちら お気軽に以下のメール宛てにご連絡ください。 【メール】 [email protected]
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こんにちは!今回は前回と前々回で予告したクランちゃん🌹とグレン君🥀についての記事です!毎度の事ながら原作者である🍓ちゃんに頂いた資料を元に、感謝の念と溢れる熱量と共に解説していきます〜!🌻
★二人の立ち絵は後々また描き足すかもしれません。グレン君の立ち絵の方は下記にて…!
【2021/09/23追記:一部文章の修正と追加済み】
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舞台はとある王国に聳え建つ大きな城。厳重に施錠された塔一角の部屋に一人の薔薇色の少女が国から手配されたメイドの監視下の元、一人ぼっちで幽閉されていました。
その少女の名は〝クラン・ローゼンベルク〟といいます。
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★補足
この王国は前回のオズウェルさんが訪れていた村があった国では無く、はたまた村を襲った敵兵の国でも無く、次回の記事で書かせて頂く予定のルイの出身国でもありません。
因みにラブリーちゃんとミハエルさんはオズウェルさんと同様に後に地上に降り立ちますが恐らくまだこの時点では天界在住です。各自地上に降りる理由ですがラブリーちゃんは保護者役になったオズウェルさんに連れられ、ミハエルさんはラブリーちゃんを追ってという理由かと思われます。
花夜と春本に至っては作者が🍓ではなく🌻で舞台も日本と全く違う為こちらは国以前に蚊帳の外です。カヤだけに。
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話を戻しまして…クランちゃんの出生ですが、
王国専属の魔法使いが連れて来た子です。
クランちゃんが幽閉されている城や国の主導権は主である国王と息子である王子に有りますが当然〝連れて来た〟からには彼らの娘という立ち位置ではありません。
ならば貴族の子か?というと違い、かといって村や街に父や母がいる訳でも無く…しかし孤児でも人攫いでもない。
遠く離れた血縁でもありません。そんな少女を一体どのような目的で幽閉までし、人目を避けさせ隠しているのか…。
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それには理由が有りました。まず国王は国全体の権力者達や政治家達、軍事機関、研究機関と深い繋がりがあります。
そしてクランちゃんの傍には彼女に正体を隠している国から派遣されたメイドが世話係と銘打って監視をしています。
万が一逃げ出さないようにしているからです。つまるところ
クランちゃんは純粋な人間ではありません。
元々彼女は無限に膨大な魔力を発生させる事が出来る装置のような存在として創られました。
この魔力を国や王は軍事や国家機密の研究に利用する為クランちゃんを幽閉していたのです。
そして、それらは後発的にそうなったのでは無くクランちゃんが創られた理由でもあります。
因みに王と違い王子は善良で国王共々クランちゃんに直接の面会はなかったものの彼女への幽閉や以降に記述する〝ある〟研究内容に反対しています。
この王子の存在が後々の展開に大きく影響していきます。
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ここまで禍々しく書き連ねて来ましたが、クランちゃんは種族としては人間です。正確には〝天使に近い存在〟です。理由は後程。
とはいえ機械では無いと言えど彼女の魔力の使い道を考えますと、それこそ機械のように扱い然るべき施設内にて監視且つ管理し利用した方が効率も良いのでは?と疑問も感じ無くもありません。
ましてや愛らしく着飾る洋服も本来は最も必要が無いはず。
この辺りについては彼女を連れてきた王国専属の魔法使いが大きく関係しています。彼女も権力者の一人でもあります。
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女性は国から頼まれた魔力装置を創る為に神様の元に訪れます。神話みたいですね!この神様なのですが現在は地上界に隠居中のようでして前回のオズウェルさんの記事の時にて登場した全智の天使に神としての役割を引き継いでいます。
こう見ますとそれぞれ在住していた国は違えど皆々同じ🍓が描いた世界に住んでいるのだな〜と嬉しくなる🌻…!!
つまりクランちゃんは神様が人間として創造した子ですので、先述でいう〝天使に近い存在〟なのです。
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しかし、何故この時点で敢えて〝人間〟として創ったのか。
これは神様の意思からではなく魔法使いの女性がそう創って欲しいとお願いしたからです。
歳も取りますし、国としては今後も末永く使っていく効率を考えますと悪手のように感じざるを得ません。
これに関しては恐らく魔法使いの女性が、前回のオズウェルさん同様に人間が好きだったからだと伺えます。
但し、この女性もオズウェルさんと同じく良識的な人間を好いており王国の民が好きで且つ彼らを護る為に王国専属の魔法使いをしています。故に国王や後に記述する研究機関等のやり方には眉を顰めており、まだこの時点では内側に潜めていますが彼女もまた王子同様に反対派なのです。
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上記の通り魔法使いの女性は慈悲深い方で、クランちゃんを連れて来た際に大切に扱うようと国王に釘を打ちます。
魔法使いとしての実力も然ることながら神と繋がっていたりと特殊なパイプ持ちでもありますから国王も彼女の言い分を無碍に扱わず、提示された条件を呑み承諾します。
一種の取引みたいなものでしょうか。人間として創られた事以外は国王側からしても悪い話ではなく、そんな些細な欲求に対し首を縦に振ってさえしてしまえば無限の魔力の提供という膨大な利益を得る事が出来るのですから。
以降クランちゃんは〝幽閉〟はされているものの、衣食住や遊ぶものにも困らない何不自由のない生活を送ります。
城に来た当初は四歳くらいで、とても幼なかった���ですが今現在は十四歳まで成長しています。世間を知らずに育った為やや浮世���れはしていますが心優しい性格に育ちました。
魔法使いの女性も仕事の合間に遊びに来てくれたりと、血の繋がりこそ有りませんが母と娘のような関係を築きます。
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因みに、これ以降の展開には神様は全く関与して来ません。
クランちゃんを創造したのち、その後どう扱われるか又は持たせた魔力によって一つの国がどうなっていくのか…。
それに関心も無関心も無い。手を貸すのも偶然且つ必然。世界を憂い愛と平和を謳いながら冷徹で残酷な傍観者です。
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視点をクランちゃんに戻します。
上記の方でふんわりと触れましたが彼女の素知らぬところで彼女が生成する強大で膨大な魔力は軍事利用を始めとした王国専属である〝機密〟の研究機関により非人道的な人体実験にも使われてしまいました。
その人体実験の内容は、身寄りの無い孤児を集め兵士として利用する為にクランちゃんの魔力を使い潜在する運動神経を刺激し著しく向上させるという実験です。
この実験が成功した暁には対象は常人離れした身体能力を得る事が出来ます。
但し実験対象が魔力を持っていた場合クランちゃんの魔力に影響される副作用か又その後遺症か、魔力が消失します。
数々の孤児が犠牲となり失敗作と成功作が生まれました。
救いは先述した王子や魔法使いの女性に根回しされたのか失敗作の孤児達は城内で働いてるという事でしょうか。
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★補足
魔法使いの女性がクランちゃんを連れて来なければ、事前にこのような人権を無視した事態は未然に防げた筈です。
恐らく企画段階で、孤児の子達を含めた彼女が愛する国民達の命を天秤に掛けられてしまった又は人質に取られる等、弱味を握られてしまったからではないかと思います。
又は孤児の子達が人体実験以上の危機に晒されてしまう等。
クランちゃんを敢えて〝人間〟としたのは人間が好きだから以外にも訴える想いやメッセージが含まれていそうです。
--
凄惨な実験の果てにクランちゃんの魔力に適合し成功した孤児達は軍事利用の為、兵士としての教育を受けます。
その中でも逸脱した身体能力を覚醒させた優秀な成功作である一人の真紅の少年がいました。
その少年の名こそ〝グレン・クロイツ〟元孤児であり、この人体実験の被検体の一人だったのです。
過酷な境遇だった為か、それとも教育の影響なのか自身を〝駒〟と呼び感情を表に出さない少年です。淡々と任務遂行する姿は一人前の兵士にも全てを諦めているようにも見て取れます。その後は暫くの間、その高い能力を見込まれ王城専属の傭兵兼使用人として過ごしていました。
そうして与えられた任務や日々を、ただただ機械的に過ごしていた彼に、やがて突然過ぎる転機が訪れます。
--
とある業務で偶然、中庭にて作業をしていた日のことです。
これまた偶然にも部屋の窓から中庭を見下ろしていたクランちゃんの目に、グレン君の姿が留まりました。
先述通りクランちゃんは浮世離れ気味で世間を知らない面があります。自分と似た髪色、瞳の色を持つグレン君に好奇心に似た興味を抱きそれ以降、窓の外で彼を見かける度に目で追うようになっていきました。
--
魔法使いの女性が国王に釘を指してくれたお陰で、大事にはされていますがクランちゃんは幽閉をされている身です。
流石に十年もそれが続けば、室内に居るのがが当たり前に育ったといえど飽きが来るというもの。
退屈だったクランちゃんにとって、外で見掛けるグレン君は羨望の的のように輝いて見えていたのかもしれません。
そして遂には我慢出来なくなった彼女は訪れていた魔法使いの女性に頼み。彼と遊んでみたいとお願いします。
--
クランちゃんの口からこのような〝お願い〟が出たのは、恐らく今回が初めてで魔法使いの女性はそれを快諾します。
グレン君にとっても異性同士とはいえ同年代の子と…ましてや遊ぶ機会なんて随分と無かったと思いますから悪い話では無い筈です。足早に国王に掛け合いました。
国王は些か呆れ気味に聞いてはいましたが、多少グレン君の仕事内容に調整が入る程度であり通常通りの任務にクランちゃんと遊ばせるという風変わりなものがくっつくだけなので返答をそこまで渋るような内容でもありませんでした。
もし不穏な動きが有れば予めクランちゃんの側近として配置させているメイドがグレン君を拘束し再教育するように研究機関に送り返すだけです。
こうしてグレン君は傭兵兼使用人又はクランちゃんの従者兼遊び相手として勤めるようになり晴れて二人は顔を合わせる事となりました。
--
因みに銘を受けた当日のグレン君ですが上司に呼ばれ初っ端口頭から「最重要人物の護衛及び監視の任務だ」と告げられ、流石のグレン君も涼しい顔の内心では戦々恐々としていたのですが蓋を開けてみれば少女と文字そのままの意味で遊ぶだけだったので拍子抜けしたとかなんとか。
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最初こそ主にグレン君が警戒を示して距離感があったもののクランちゃんの能天気な…おっとりとしたペースにだんだんと絆されていきました。二人は徐々に親密になります。
好奇心からか人懐っこく少々抜けている愛らしい面もあるクランちゃんに対しグレン君も素で少々辛辣な言葉を投げ掛けてみたりと魔力装置とその魔力による被検体とは思えないような微笑ましく仲睦ましい関係値を築きます。
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少し引っ掛かるのは、クランちゃん自身に知らされていない事とはいえ自身や周囲の孤児達をこのような姿にした元凶でもあるクランちゃんに対してグレン君は怒りや怨みを感じ無かったのだろうかという点ですが恐らくそんな事は無く、だからこそ最初の頃は警戒し場合によっては一夜報いて処分される気もあったのではないかなと思います。
しかしクランちゃんと触れ合っていくうちに連れ彼女自身の境遇も決して良いものとは言えず彼女もまた被害者の一人であるという答えに落ち着いたのではないかと推測します。
二人が親しい友人となるまで、そう長い時間は掛かりませんでした。しかし同じくして穏やかな時間も長くは続いてくれなかったのです。
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これまでの国王の横暴な統制に国民や一部兵士の不満が爆発しクーデターが勃発したのです。
瞬く間に王国内が戦場と化しました。勿論、国同士の戦争では無く内紛でです。城内にも怒号と罵声が響き渡ります。
意外にも早々に劣勢に陥ったのは国民側ではなく王国側でした。軍事力は王国側が保持しているものの肝心の指揮が行き届いていなかったのです。何故そのような事態に陥ったか
国王も混乱していました。何故ならクーデターを起こした先導者は実の息子、自身の傍で仕えて来た筈の王子だったからです。
だいぶ遡った先述にて書かせて頂いたこの王子の存在が後々の展開に大きく影響していくというのが、ここで繋がります。ずっと傍らで国王の人を〝駒〟のように扱う王政、そして非人道的な研究への協力等々人権や意志を無視したやり方を見て来た王子は、裏で傷ついた国民や兵士達に寄り添い反旗を翻すタイミングを見計らっていました。
恐らく魔法使いの女性も王子同様に以前から国民側として裏で手を引いていたと思われます。そして、このクーデターはクランちゃんとグレン君の保護までしっかりと視野に入れられており、外部にも漏らさぬよう慎重に計画を練られていた筈のものでした。
魔力提供したものとは又違いクランちゃん本体の強力な魔力は、王城内外のバリア等あらゆる動力源としても使用されてしまっており図らずしもクーデターを起こすには厄介なものとなってしまう為、一時的に城外に避難させる必要がありました。そこで警備が手薄になる内乱での混乱に乗じてグレン君が外の安全地帯に彼女を連れ出すという算段の筈でした。
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一足…いや二足も早くクランちゃんの側近であった王国専属のメイドが王子や魔法使いの女性の規格外に動きクランちゃんを拘束します。
彼女はただのメイドではなく王国の為に戦闘要員として教育された暗殺者の一人でした。思うに彼女は事前に王子や魔法使いの女性の裏での行動に気付いており尚且つグレン君がクランちゃんを連れ出すという計画まで〝メイド〟として傍で聞き確実に王国側を勝利させる為敢えて大事にせぬように内に潜ませ、虎視眈々と様子を伺って来たのではないかと思います。
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★解説では早い段階でメイドの正体は王国から手配された監視役と明かしていましたがクランちゃんやグレン君達が彼女の正体に気づくのは今この瞬間です。
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さて確実に王国側を勝利させる条件ですが、それはクランちゃん…もとい、
無限魔力発生装置の主導権を王国側が絶対的に握り最大限に利用する事です。
これまでは魔法使いの女性との契約により大事に扱ってきましたが王国側から見たら今の彼女は裏切り者です。
よって契約は破棄と見なされ、クランちゃんを大事に且つ丁重に扱う理由も無くなりました。
逃げようとするクランちゃんの手をメイドは捕まえます。
当然そんな裏事情など知らずに十年間、彼女に信頼を置き剰(あまつさ)え家族のように慕っていたクランちゃんは酷くショックを受けます。
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予定外の展開にグレン君も呆気に取られ、動揺している間にクランちゃんは王城内の他の部屋に攫われてしまいました。
今までと打って変わり問答無用という態度にグレン君も普段の冷静さ��失い激昂し、それこそ同士討ち前提の死を覚悟しクランちゃんを死に物狂いで探します。
もしこれが王国の手により強化された人間同士の一対一の純粋な決闘ならグレン君にも勝算が見えたかも知れません。
しかし現状は内部戦争です。相手も無策な訳がありません。
ここにきて王国側からの新たなる刺客がグレン君とクランちゃんを絶望の淵に追いやります。
城内が混乱する渦中やっとの思いでグレン君がクランちゃんを探し当てた部屋には怯える彼女と一緒に最凶で最悪な暗殺者が血色の眼を揺らしながら尋常でない殺意と狂気を放って恨めしそうにグレン君を待ち構えていたのです。
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この刺客とは一体何者なのか。まず、クランちゃんの側近であったメイドは王国に忠誠を誓う暗殺者の一人でした。要は彼女の他にも暗躍していた者達が存在していたのです。
その中でも現在グレン君と対峙している暗殺者の少女はタチが悪く、例えば暗殺者でありながらも世話係の兼任を担っていたメイドが持つような理性が崩壊しており殺しそのものを生業とする生粋の暗殺者です。そして国王以外に唯一、メイドが信頼する彼女の実の妹でもあります。
この暗殺者の少女はクランちゃんやグレン君と同じ年頃でありますが、元々の素質か暗殺者として育て上げられた過程でか価値観が酷く歪んでしまっており『自分を見てくれるから』ただそれだけの理由で暗殺を遂行してきました。
今回も例に漏れずグレン君が『見てくれるから』彼を殺そうとします。そこに最早もう内部戦争だとか暗殺任務だ等は塵程に関係ありません。
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★補足
この間クランちゃんを暗殺者の妹側に任せて姉側のメイドは何処に行っていたのかと言いますと、国王の元へと助太刀しに行っていたのではないかと思います。クーデターが勃発している現状、命が一番危険に曝されているのは国王です。
この姉妹も出生はグレン君と同じく孤児であり特に姉のメイドの方は王国に拾われた恩義から強い忠誠心を持ち結果としてクランちゃん達と敵対しました。
しかし妹の方は精神が壊れてしまっており暗殺の理由である『見てくれるから』という物言いの仕方からして、国に恩義を感じる以前に幼さ故に愛情不足等々のストレスに心が耐え切れなかったのだと推測します。
因みに姉妹と表されていますが血の繋がりはありません。
二人の関係ですが、少なくとも姉の方は妹を大事にしている印象で壊れてしまった妹と同じ年頃であるクランちゃんの傍で仕えながら、同じく彼女らと同じ年頃であるグレン君と一緒に従者として働いていた日々の内心を思いますと複雑なものがあります。
因みに約十年間メイドとして触れ合ったクランちゃんの事は「嫌いでは無かった」ようで今回の王国側と国民側の対立が無ければ、もっと良好な関係が築けていたのかもしれない。
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★補足2
今まで触れて来なかったクランちゃんの戦闘能力ですが無限に魔力を発生させれるものの、温室育ちであり恐らく王国側からの指示で万が一抵抗された際に厄介なので護身用の教育を受けていません。よって王国の動力源に使われる程の高い魔力を持っているにも関わらず戦闘能力は皆無です。
素質としては王城の防御壁代わりに使われていた防御魔法に特化しており、攻撃魔法より守護面に長けているようです。
しかし今回の件を考えますと王国側の判断は大正解だったようで実際にクランちゃんは戦闘場面においての自身の力の使い方が分からずグレン君を守る事が出来ませんでした。
これに関しては、先を見据えて指示した王国側がしたたかであったと言う他ありません。
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視点を絶体絶命のグレン君とクランちゃんに戻します。
グレン君も傭兵として培われた経験や過酷な訓練を乗り越えて来ただけあり持ち前の身体能力を持ってして抵抗します。全ては囚われてしまったクランちゃんを救ける為。いま彼女を敵の手中に収めてしまったら、もう二度と会えなくなってしまう…そんな胸騒ぎがグレン君を焦燥に駆り立てます。
しかし相手は〝殺人〟に関して一流であり加えて精神が崩壊している為ブレーキが存在せず惨殺するまでグレン君に執着し続けます。例えクランちゃんが自分を犠牲にしグレン君を見逃すように叫んでも羽虫の鳴き声程にしか捉えない又は聞いてすら…はたまた聞こえてすらいないのです。
その結果、グレン君くんの必死の攻防は悲劇的で尚且つ最悪な結末として無念にも終わってしまいます。クランちゃんの目の前でグレン君の身体は鋭利な刃や黒魔術により深く刻まれ嬲られ満身創痍となりました。
死体よりも酷い有り様の瀕死状態で、まともに呼吸をする事すら出来ているのか分からない程に変わり果てたグレン君の姿にクランちゃんは遂には泣き崩れてしまいます。
その凄惨な光景は、誰がどう見ても逆転不可能な幕引きにしか見え無かったのです。しかし…
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クランちゃんの泣き声を聞きグレン君は最期の力を振り絞り傷だらけの体で立ち上がります。
それとほぼ同時に魔法使いの女性が率いる一部の反乱軍がグレン君とクランちゃんを護るように部屋に突入し、反乱軍である国民と魔法使いの女性の決死の助力によってクランちゃんとグレン君は先述していた計画を組んでいた際に事前に用意されていた外の安全地帯へと送られたのです。
そして同時刻…クランちゃんとグレン君の逃亡劇の裏で、王城の玉座の前では国王は国の繁栄を、王子は民の意志を継いで、互いの思想と理想の為に親と子は剣を振り下ろしました。
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安全地帯に送られ、文字通り命からがら城外に逃げる事が出来たクランちゃんとグレン君。クランちゃんは初めて出た外を不安げにきょろきょろと見渡します。足取りも覚束無いまま緊張の糸が切れ尻餅を着くクランちゃんの横で、どさりと重たい音がしました。グレン君が倒れたのです。
逃げる前グレン君は重症よりも酷い状態でした。その深手のまま敵に抗い痛みを感じる以上にクランちゃんを助ける事に必死でした。自分の命を犠牲にしてまでもクランちゃんに生き延びて、生き続けて、生きていて欲しいと。
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二人を逃がす前に、魔法使いの女性から応急手当として回復魔法を受けていたと思われるグレン君ですが恐らく魔法使いの女性は回復魔法は専門外であり、専門の術者もその場におらず呼びに行くとしたら時間が掛かってしまい目の前の敵に隙が出来てしまう…そして、それ以前に暗殺者の黒魔術が蝕んでしまったグレン君の体や魂は、もう助からない段階まで症状が進んでしまっていたのだと思われます。
魔法使いはグレン君に眴せします。流石にグレン君を治療が行き届かない外に出す訳にはいきません。例えもう助からないとしても1%でも生存確率を上げるならばクランちゃんを一人で外に逃がし、そして暗殺者と今も尚対峙している為この場は危険な場所には変わりませんが医療班が来る望みがまだ有る分こちらにグレン君は残っているべきと…ですが
その真紅の瞳は近くまで来ている〝死〟への恐怖は微塵も感じさせず最期までクランちゃんを護りたい、傍にいたいという強い願いと従者としての誇りを、肌がひりつく程に感じさせました。
いずれの選択にせよグレン君が長く無いのは変わりません。ならば彼の意志を最大限に尊重するのが、せめてもの手向けになるのではないか…そうして魔法使いの女性は、それこそ断腸の思いでクランちゃんと共にグレン君を送り出しました。彼女にとっても王国により犠牲となってしまった国民である一人の少年を。そして大事な娘…そのような存在であるクランちゃんの、やっと出来た大切な友人を自身の目の前で救えなかったのですから…。
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安全地帯にさえ来てしまえば、クランちゃんはもう大丈夫です。役目を終えグレン君は血塗れた瞼を穏やかに閉じて息絶えていました。従者として友として最期まで彼女の傍にいました。
グレン君の死にクランちゃんは酷く悲しみました。しかし、もう先程のようには泣き叫びませんでした。膝枕するようにグレン君の頭を乗せ、泣いていた時の余韻を残して少し赤く腫れてしまった瞳で何かを決意したようにグレン君の亡骸を見据えます。そして彼女の〝救けたい〟という純粋な想いと祈りは、潜在的に宿り眠り封じられた秘められし〝奇跡の力〟を覚醒させます。
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二人を取り囲むようにして、周囲をクランちゃんの強い魔力が顕現した証である紅い薔薇が、まるで今から起こる出来事を祝福でもするかのように咲き乱れ華やかに舞い踊ります。
随分と遡った先述にて記させて頂いた通りクランちゃんの実態は人間ではなくどちらかと言うと天使に近い存在です。
そう、今まで鳴りを潜めていた天使としての力が覚醒したのです。そして運命に翻弄され続けた少女の無垢な祈りは無事に天へ届きました。
こうして意識を取り戻したグレン君の視界には宝石のような瞳に涙を一杯一杯に溜めたクランちゃんが映り、揶揄ってやろうとするも束の間に抱き締められ、傷に響くと小さく呻きつつも照れくさそうに抱き締め返すのでした。
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天使の蘇生術を施された反動によりグレン君も人間ではなくなってしまいました。クランちゃんも以前のように人間の真似事のような歳の取り方を出来なくなってしまいます。しかし、そんな事は今の二人にとって、とてもとても些細な事でした。
その後の長い長い年月を、クランちゃんとグレン君は互いに手と手を取り支え合い二人は幸せに生きていくのでした。
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ここからは補足と後日談。内紛は王子が率いる国民側が勝利し、研究施設諸々は取り壊され軍事の在り方についても一から見直していく事となりました。国民を踏み台として富や税を貪っていた一部の権力者達も総入れ替えを行い今度は国民に寄り添える王国を目指し今ここに若き王が誕生しました。
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元国王の処罰そして処遇については王子自身が殺害での解決を望まない人柄に汲み取れた為、権力を剥奪した状態で王子側の兵士の監視下の元軟禁または国民が知る由も無い住居にて隠居させているのではないかと思います。後者の隠居の場合に関しては見つからない場所でないと恨みが収まらない国民が国王を手に掛けてしまう事が危惧出来るからです。
これに関しては元研究員達や元王国側の権力者達そして例の暗殺者であった姉妹達にも同じような処遇が下されたかと思います。もし更生が可能ならば数年後には贖罪という意味合いも込めて表で活動出来るよう手配をする事も考慮して。
但し人として余りにも許されない行為をしてしまっていたり、更生の余地や意思が無いようであれば再出発をした王国を脅かす脅威となる前に正当に処罰を降したと考えます。
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その後のクランちゃんとグレン君について。
隠居とはまた違いますが、復興中の王国内が落ち着くまで暫くは安全地帯での生活を余儀なくされます。とはいえ生活で必要な食料や衣料品等は、新しくなった国からほぼ毎日届いており特に不便や不自由なく暮らせる状態です。
落ち着きだした頃には魔法使いの女性も二人が人間ではなくなってしまった事情も知った上で変わらぬ様子で接し度々顔を出すようになります。まるで新婚さんのような二人を茶化す母親のように。
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安全地帯に関してですが、恐らく特に危険な生物が生息していない森の中で目立たないながら赤い屋根の可愛いらしいお家が建っており、そこを王国内に戻るまで仮住まいにしていたのではないかと推測。もしかしたら、そのままそこに住み続けているのかも。小鳥のさえずりで起きてほしいし、クランちゃんには森の小動物と遊んでほしい。
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以上がクランちゃんとグレン君編でした!🌹🥀
クランちゃんの愛らしさも然る事ながらグレン君という一人の男の子の生き様と言いますか在り方が格好良すぎる…!!
因みに今後ルイ達と邂逅する時が来た場合、時系列的には逃亡後の二人と会うのが正解なのですが、お城…箱入り娘のお嬢様…と見せかけて実は囚われの身の女の子…グレン君との主従関係…イイよね…みたいな感じで🍓と話していて、んじゃあ逃亡前にするか〜と審議中だったり🌻
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そうだ、せっかくなので…魔法使いの女性、クランちゃんのメイドであった暗殺者のお姉さん、そのお姉さんの実妹でグレン君を窮地に追いやったヤベー暗殺者の子は…実は…!
この🍓が販売中のスタンプにいます。(久々な突然の宣伝)
ちょうど三人で並んでらっしゃいました。左が魔法使いの女性、左中央が妹の方の暗殺者の子、右中央が姉の方の暗殺者の女性でメイドとしての姿、右が暗殺者としての姿です。
みんな可愛くて美人さんです!因みに🌻の推しは…春本の作者なので何となく察して頂けてそうですがヤベー妹の子。
でもって!なんと神様(左)と、オズウェルさん編で登場した全智の天使様(右)もスタンプの中にいるのだ〜!神々しい!
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そんな感じで今回はここまで〜!次回はルイと花夜と春本編です!😼🦊🐰もしかしたらルイと花夜、次々回に春本という風に記事を分割するかもしれません。まだ未知数…!
今回…というより、まとめ記事を書く度🌻から🍓への愛の重さが尋常でなく露呈しだしており見ての通り沢山書いてしまった為、誤字脱字すごいかもしれません…!見つけ次第直していきます😱それでは!♪ (2021/09/22)🌻
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そこにシビれる憧れる!影響を受けた有名人とその理由
集計期間:2020年2月7日~2月9日 回答数:17805
「あの人みたいになりたい…」
憧れの有名人を見つめながら、そんな風にため息をついた経験はありませんか? 憧れる部分や度合いは人それぞれですが、わかりやすい目標があるとモチベーションの助けにもなりますね。
今回はそんな「影響を受けた有名人」に関するアンケートです。
Q1. あなたの人生で、影響を受けた有名人はいますか?
回答していただいた17805名のうち、影響を受けた有名人がいる人の割合は
いる:7168 いない:10637
という結果になりました。「影響を受けた有名人はいない」という人の方が上回る結果になりましたが、それでも半数近くの人が誰かしら有名人に影響を受けているようです。
Q2. 具体的なエピソードなど
ここからは、個別の事例を見ていきましょう。名前だけでなく、具体的なエピソードが記載されていた回答をピックアップしています。
<男性アイドル・歌手・ミュージシャン>
・氷室京介に憧れてバンドを始めた
・Hi-STANDARD。青春を捧げたバンド
・GACKTの影響を受けています。友人の話から興味を持ち、ファンになり、CDや著書を購入。あのストイックさを見習って生活を送っています
・布袋寅泰。バンドを始めて音楽センスに影響受けた
・YOSHIKI。ロックに目覚めて明るい性格がもっと明るくなった
・郷ひろみ。追っかけをして、青春時代を過ごし、東京の地理を知りました
・Mr.Children桜井さん。中学の時にあの笑顔にやられました。私も笑顔でいたいと思いました。
・X JAPANのHIDE、LUNA SEAのSUGIZOに憧れてギターを初めた
・尾崎豊さん。学生の頃によく聞いていてライブも行きました。生き方が素晴らしく人生観が変わりましたね。
・小学生の時にX JAPANが好きになり歌詞の英語の意味をわかるようになりたくて元々習っていた英語を頑張って学んだ。
・藤井フミヤに、似てると言われて意識した。
・綾小路翔。自分と世界を肯定する気持ちを教えてくれた。
・松山千春さんの歌に生きる勇気を与えられました
・音楽好きになれたのは、 クイーンのフレディマーキュリーがいたから。
・浜田省吾に憧れ、サングラスに革ジャン、ジーパン。コピーバンドまで組んだ
・accessとゆう音楽ユニットを好きになり、ライブスタッフをやりたいと思いました。学生時代は、どうしたら良いか分からず諦めましたが、今はアイドルのカメラマンしてます。
・GLAY。はじめて好きになったミュージシャンで、それから聴く音楽に影響を受けた。
・松本隆さんの歌詞に憧れて、作詞という趣味を得ました。
・EXILE。つらい時もATSUSHIの歌声をきいて何度も元気をもらえたから
・メタリカのラーズ。自分でコントロールできないことでくよくよ悩むのはやめた、という彼の名言はずっと心の中にあります。
・ゆず。初ライブでとても感動。ゆずの歌にたすけられたこともたくさん。20年以上のファンです!
・UVERworldのTAKUYA∞さんに影響され毎日10Km走っています
・WANDS、こういう歌手になりたいと決めて、バンド始めました。
・矢沢永吉さんどんな人に対しても謙虚さを持って接している。仕事上で取り入れいてます。
・高校時代に堂本剛さんにどハマりして髪型やファッションを真似しまくり。カラオケでも彼のソロ曲やKinKi Kidsの曲を歌いまくっていました。今ではそれも青春の思い出。
・手越祐也さんのポジティブ精神と明るさが、根暗の自分をすこし前向きにしてくれたら
・アンティーク西洋骨董品店というドラマのタッキーに憧れて料理人になった
・L'Arc~en~Ciel、HYDE様。29年前に初めて小さなLIVE会場で、まだメジャーデビューしていないL'Arc~en~Cielを見て?綺麗な女の子だなぁ?と思ってたら歌声は男性。しかも美しくて一瞬で恋に落ちました。今も大好きでHYDE様になりたくてメイクや歌を真似てます。
・SixTONES彼らのエピソードは綺麗な話ばかりじゃないし、ジャニーズでなかなかデビューにくさったり辞めようとしたこともあったけど、何年もかけてとてもいいグループになって一人一人のグループへの思い入れとかメンバーへの思いとかを聞いてると感動する。
・BTS彼らのようになりたい…!考え方や生き方を見て、努力が必要だと改めて感じました。ファッションやメイク等も参考にしています!!!BTSや彼らの音楽のおかげで色々変わりました。
・嵐。彼氏が櫻井翔にそっくりでファンクラブに入った。彼と一緒に応援してたけど分かれてしまい、寂しさを埋めてくれたのも嵐。嵐のお陰で友達も増え、行ったことのない場所にコンサート=旅行に行き、本当に楽しかった。
<男性俳優>
・小栗旬。仕草や喋り方
・ジャッキーチェン。映画での服装を真似していた。
・高倉健に憧れて無口になる努力をしたもののだめでした。
・石原裕次郎の生き様!
・映画トラック野郎の菅原文太さんをみて今の職業についた。
・菅田将暉さんが役のために10キロ体重落としたこと
・舘ひろしが好きで、スーツの色味とかは参考にしました
<男性タレント・芸人・ユーチューバー>
・松本人志。幼い頃に母親を亡くし、ふさぎ込んでいた中、発想ひとつで世の中がこんなに面白くなるという事を笑いをもって教えてくれたから
・占い師のしいたけさんとゲッターズ飯田さん。どん底の時に当たってたので、自然と2人の占いは見てしまいます!…しかもやはり当たっています!
・明石家さんまさんの常に前向き、楽しい人生を送っている姿はすごいと思います。
・IKKOさんをTVで知ってからますます美容が好きになりました。
・父の影響で立川談志の落語を聞き続け、今ではすっかり、口の悪い(?)オトナになりました
・松岡修造さん。最初は動画サイトでMADにされているのを見て笑っていましたが、前向きな言葉の数々��励まされいつのまにか大ファンになっていました。
・アンタッチャブルのザキヤマさんが、どんなに嫌な仕事でも、人でも誰かにそのあとそのことを楽しく話したら、人に楽しんでもらえたら、嫌じゃ無くなる。楽しいことになるという、気持ちの切り替え方に目から鱗だった。
・レペゼン地球のDJ社長の動画に胸を打たれて恐れずに行動しようとおもいました
・水溜りボンドのカンタYouTuberなんて普段馬鹿にされる職業だけど、企画・準備・出演・編集を毎日こなしてる姿に憧れを持ったしかもイベント出演もあるからどんだけ忙しいんだろって思う私もそうやって頑張れる人になりたいって心の底から思った
<男性アスリート>
・新庄剛志さんに影響をすごく受けました。私は料理人ですが、味だけでなく、会話や接客いろいろ道は違えど学びました。
・イチロー氏です。現役の時にコツコツ1人で努力し続けて、病気、怪我をせずにヒットを打って記録を作って行った事が凄いと思いました。努力し続ければ必ず良い事があると影響されました。
・三浦知良選手。年齢など関係ないと証明してくれているから
・内藤哲也のかっこいい体つきをみて、自分のだらしない体を変えたいと本気で思った
・初代タイガーマスク当時は小学生でイジメられてた時期にタイガーマスクを見て自分も強くなりたいと思い何とかイジメを克服出来た。
・元プロ野球選手(広島東洋カープ)の前田智徳さん。怪我やチーム事情から来る逆境に負けず高い向上心を持ってプレーしており、自分が今何をすべきかを常に考える大切さを教わった。
・サッカー選手だったアルベルティーニ。中1からずっと好きで海外に憧れを持ち現在の旦那は外国人
・中田英寿。野菜を食べなくても問題ないと気付けた
<男性作家・芸術家>
・村上春樹さん。一流の人はアスリートに限らず心身を保つためにストイックな努力をするものだと感銘を受けた。それまで作家は退廃的なイメージがあったので。
・宮沢賢治さん。文学作品にも反映されてると思いますが、優しく生真面目な人となりが目標とする人物像になっています。
・作家の中島らも。高校生の時にたまたま出会った1冊の本から、進路が決まって色んな出会いや経験があった。今は亡き方だが自分の一部を作ってくれた大事な方。
・作曲家のすぎやまこういち氏。これまでに書いたオーケストラ曲は全て彼の曲に少しでも近付きたいという想いで制作してきました。
・五木寛之の青春の門を読んで主人公がやったボクシング部に実際入ることになった
・みうら��ゅんさんの自由な生き方に少し影響を受けました。同郷ということもあるかも知れません。
・中学生の頃、福岡でサルバドール・ダリの展覧会があり、感動したことから、その後美術系の大学に行くことになりました。
・有名人というか、画家。小学生の頃に図書館でピカソの図鑑を読んだ時に、基礎のデッサンがしっかりしているから大きく崩しても1つ1つのパーツや全体的なバランスが良いのだと感じた。また、それに至るプロセスを含めてアートを感じた。(それまでは私の中でピカソといえばヘタウマ系なイメージだった)あの衝撃以来、どんな事でも始めのうちに人一倍しっかりと基礎をやるようになった。基礎で飽きるものも多いけど、応用できたり上達を実感できるようになると自信が持てる。仕事では始めは物覚えが悪いと言われるけど、数年後には応用が効くので頼られたりする事も増えて楽しくなった。全部ピカソのおかげです。
<文化人・起業家(男性)>
・スティーブ・ジョブズ。彼のスピーチは衝撃だった
・美輪明宏さんの言葉に救われた。
・池上彰さん。子供の時からNHKアナウンサー時代からのファン。著書も沢山持ってるし、人となりが大好き。
・三木谷浩史さん。裸一貫で楽天を作られた。私が一番尊敬し起業家として目標にしている方です。
・ホリエモンの著書は色んなことをスタートしていくにあたりイイ刺激になる
<政治家・歴史上の人物(男性)>
・毛利元就。天下をのぞまなかったこと
・野口英世。初めて読んだ伝記本が、野口英世の本だった。ハンデを背負っても、世の為に献身した姿は、今でも印象に残っている。
・ウルグアイのムヒカ元大統領です。貧乏とは、少ししかものを持っていないのではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しないと言う豊かさを履き違えた考え方に改めてハッとさせられた
・南アフリカのマンデラ元大統領の生き方に感銘受けて、全てが真似出来るわけではないですが日々実践の中で問題を乗り越え人生が変わり続けています
<女性アイドル・歌手・ミュージシャン>
・人生に迷ってる時に安室奈美恵さんのライブDVDを観て、自分のやりたい事やろう!って思えた事。
・浜崎あゆみ。小学生のわたしにとって、流行りのものを身につけて、人気のあるギャルは魅力的だった。
・倖田來未さん。セクシーでカッコいい、いつまでも憧れ。
・平手友梨奈さん。子育てにおわれて、自分のことは全て後回しにしていたけれど、平手友梨奈さんを知ってからは子どもと一緒に趣味を楽しんだり、おしゃれを楽しんだりするようになった。
・BoAちゃん!14歳で異国の地日本でデビューして通訳も付けず言葉も分からない国で頑張って来たところです。すごく努力家なところを尊敬します。
・元NMB48の渡辺美優紀ちゃん。私のひとつ年上だけど私もこの人みたいに可愛くなりたいと思うようになった当時はこの人が髪を切れば真似したりして、本当に憧れていた
・マドンナ。当時はあのバイタリティーに感動してパワーを貰いました。現在だとレディ・ガガです。
・小学生の時にモーニング娘。を見て聴いて、歌手になりたいと思いました
・TWICEのツウィ。美しすぎて自分もこうなりたいと思った
・高橋みなみさんに、努力すれば報われる。どんなに努力しても報われることがなかったのにと、思ったけど、前向きにもう一度やり直そうと思えるようになって、病院を克服できた
・松田聖子さん。当時はマジぶりっ子になってました。
・島袋寛子さん。当時小学生でSPEEDをやられていて、アイドルになるのに、歌手になるのに、年齢関係ないんだと実感させられた
・ももいろクローバーZ。この子達にいつもパワーもらってます。
・ドリカム吉田美和さんのように歌がうまくなりたくて、練習していたことがあった
・岡村孝子の歌に励まされている
・ZARDの坂井泉水さんです。同性として彼女に心から憧れ、作詞を始めた10代の頃を思い出します。泉水さまは永遠です!
・須田あかりさん。若いのに、すごくしっかりしていてポジティブで。私はアラフィフのおばさんですが。この須田さんの明るい性格、生き方、全てを見習わせて頂きたい気持ちになりました。
・高田美和さん。離婚時に、結婚していた時マスコミに幸せ一杯と表現していたが全て嘘でこの指輪も買ってもらったのではなく自分で買ったものだと言ったのを聞き、人を羨むことを全くしなくなった。
・歌のお姉さんをされていた茂森あゆみさん。小さい頃からみていて、あんなふうに歌ったり踊ったりしたいと思って、真似をした。高校生になって、マーチングをして、カラーガードに挑戦。踊ったりするのが楽しかったし、小さい頃にこんな思いをしたから、挑戦したのだと思ったから。いまでも踊ったり、歌ったりするのが大好きです。
<女優>
・バブルの時期、浅野ゆう子のファッションに影響された
・ドクターXの大門未知子役の米倉涼子さん!カッコイイと思った���
・樹木希林さんのものの捉え方を知り、人生は何事も自分の受け止め方次第で変わるのだと感銘を受けました。
・菜々緒の美意識がすごい
・石原さとみの服装を真似している
・夏木マリ。あんな素敵な女性になりたいと、将来の準備を始められたから
・子育てを頑張っている辻さん。全然年下だけど尊敬します。
・エースをねらえのドラマ 上戸彩を見てテニス部に入部した。
・紗栄子さん。はっきり言うのと自分の芯をしっかりもってぶれないから。
・20年少し前に藤原紀香の髪型が流行った時、私もマネして紀香カットにしてました笑
・永作博美さんが好きなので甘酒の豆乳わりを飲まれてるのを知ってわたしも飲むようになりました。
・綾瀬はるかさんみたいなスタイルになりたくて常に姿勢を気にしている
・エマ・ワトソン。ジェンダーについて考えるようになりました!
・井川遥さん。結婚してどんどんきれいになって、そんな風になりたいと思った。
・細川直美さん。ブログを通して同年代で憧れる生活をしているから。
・仲間由紀恵さんです。小さいときからすきで、黒髪きれいで似合うようにしたいと思いすきになりました。綺麗すぎます。
・江角マキコ。朝一番、家族が起きてくる前に雑巾がけをする(掃除機を使わず)と気持ちがいいと答えていた雑誌のインタビュー記事を見て、素敵やなと思い、私も頑張ってみよう!と影響受けました。
・はじめてPopteenという雑誌を勝ったときにみちょぱをみてこんな風になりたいと思って今まで興味のなかったメイクや服を勉強したり努力した。
・中谷美紀の、アイドルから実力派女優らの転身に影響を受けました。人は努力すればイメージまで完全にかわれるのだな。と。
・武田久美子さんが女性が美しくいることの大切さを話していて、自信になりました。
・野沢雅子さん。声優学校でお会いして、役者は人柄も大事だと痛感。
<女性タレント・モデル・芸人・アナウンサー>
・黒柳徹子。年齢に関係なく楽しく生きる。
・久本雅美さん。人にどう見られるかより自分がどうあるべきかとの言葉が心にひびきました。
・大久保佳代子さん。結婚したいとか彼氏が欲しいとかじゃなくて遊び相手が欲しい
・叶恭子さんの言葉は自己否定に陥っているとき凄く励まされる
・ギャル曽根の食べ方が綺麗で、真似しようと思った。 ・当時愛読していたSEVENTEENのモデルさんだった北川景子ちゃん。あまりの可愛さに携帯に画像を大量に保存して、SEVENTEENの特集が組まれるたびに読み込み、北川景子ちゃんのおかげでメイクをやるようになったから。 ・嫌なことをされても「私はしない」と言ったローラのセリフ。相手を攻めそうになったり、陰口を言いそうになっても、口に出さなければ、いずれ透明になっていく。だから言うな!と言った、誰だか忘れたけど芸人さんのお父さんのセリフ。会社で毎日思い出してます!!
・服飾デザイナーの勉強しています時にファッション雑誌、ファッションショーなどでトップモデル山口小夜子に出会いました。美しい小夜子さんに魅了されまして目にアイラインを入れたり今現在も変わりません。そして何より山口に自分の姓が変わった事が嬉しいです。
・田中みな実さん水を3リットル飲むと言っていたのを聞き、頑張ることに。ただ私は小さい時からジュースや牛乳ばかり飲んでいたので水どころかお茶も嫌いでしたが、意地で水を飲み続けた結果、今では1日1リットルは飲むようになりました!3リットルは厳しいですが2リットル飲めるように毎日奮闘中です!
<女性アスリート>
・マラソンの福士加代子さん!どんなときも笑顔で自分のスタイルをつらぬいて話すことができる!裏表がなさそう!見るからに元気そうで元気をもらえる! ・趣味でランニングを始めましたが、高橋尚子(Qちゃん)がオリンピックでのゴールした時笑顔とインタビューでの内容が印象になりました始めました。
<作家・文化人・歴史上の人物など(女性)>
・瀬戸内寂聴さんは紆余曲折な人生だけど、人間らしくて、言葉に説得力を感じる。自分の気持ちに素直で嘘がないし、嫌味もない。そんな人が言うことは今の感覚とズレてると感じてても��得力がある。
・キュリー夫人の伝記を読んで、理系に進んだ。が、頭が悪いことに気がつくのが遅かった。
・大平光代さんの「だからあなたも生きぬいて」を数十年前に読ませて頂いた時人間どん底にいても自分の頑張り次第で周りにも恵まれるきっかけを作る事ができると教わりました上を見たら上がいて下を覗いたら下がいてが自身の座右の銘になり自分が変わらなければと奮起してます
・宇宙飛行士の向井千秋さん。色んなことにチャレンジしているし、旦那さんが「君についていこう」という本を出すくらいサポートしていることに驚いた。こうゆう生き方があるんだと励みになった。 ・三浦綾子。本を読んでキリスト教徒に感動した。
<架空の人物>
・諦めたらそこで試合終了だよ 安西監督!
・金八先生に憧れて、先生を目指した。結局なれなかったけど…
・有名人というか、幼少期に見た「トムとジェリー」。子供のころ、小さくても頭を使ってトムをやっつけるジェリーみたいに生きなければとすりこまれてしまったのかもしれません。大人になると、トムのような生き方をしてる人が案外好かれることに最近気付いて、あの頃はジェリーこそが正義と思い込んでたのはなんだったんだろうと思い返しています。
全体的に歌手やアーティストが多い傾向となりました。また、世間での好感度が低めな人でも、憧れている人はちゃんといるということがわかりましたね。あなたの憧れの有名人は言及されていましたか?
アンケートにご協力いただきありがとうございました。
グノシーの「アンケート」タブにて、毎日新しいアンケートを更新しています。ポイントが手に入るものもあるので奮ってご参加ください。
こちらの記事に関するお問い合わせは [email protected] までお願いします。
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ゆうりです。
事務所の扉を開けるなり、西郡と優子の焦った声が飛び出してきた。 「どうしますか? もういまからじゃ代役も探せないし……」 「私も心当たりに連絡してみたんですけど、やっぱり無理だと……」 勇利は中をのぞきこんだ。西郡、優子と話しているのは、壮年の男性だった。勇利も会ったことがある。確か、長谷津市の広報課で企画を担当している人だ。 「仕方ありませんね」 彼は重々しくうなずいた。 「ゆうりくんなしでやりましょう。つなぎはなんとか考えます。ヴィクトル先生には、予定とはすこし変わるが、休憩時間はちゃんと確保すると伝えてください」 勇利は事務所のすみを見た。そこには勇利の姿を模したかわいらしい着ぐるみが平和そうにやすんでいた。勇利はすぐに事態をわきまえ、「あの……」と話しかけた。西郡が驚いて声を上げる。 「勇利、おまえ、どうしたんだ!? まだ仕事で帰ってこられないはずだろ?」 「そうなんだけど、まあいろいろあって急いで来たんだ。それはともかく……」 勇利は自分を指さした。 「ぼくがゆうりくんになろうか?」 アイスキャッスルはせつでヴィクトルを迎えてスケートイベントをしたい、という依頼をヴィクトルは快く引き受けた。彼は勇利も一緒にと望んだし、長谷津側もそれには賛成していたけれど、勇利としては、ヴィクトルのことをもっとみんなに知ってもらいたいし、自分がいたらそのぶんヴィクトルを見てもらう時間が減ってしまうと思い、断った。結局ヴィクトルがひとりで参加することになり、スケート教室や子ども向けの講演、それに小規模のショーという構成に落ち着いた。勇利は自分は観客になるつもりで楽しみにしていたのだが、別の仕事が入ってしまい、断念せざるを得なかった。しかしあきらめきれない彼は、一生懸命に取材をこなし、かなり早めに用事を終わらせて、ものすごい勢いで長谷津へ戻ってきたのだ。講演は終わってしまっていたけれど、スケート教室とショーは見られそうだった。とりあえず挨拶を、と事務所へ行ったところでさっきの場面に遭遇したのである。 「いつものやつが急に具合を悪くしてなあ」 西郡は「ゆうりくん」を見ながら溜息をついた。ゆうりくんとは、勝生勇利の「ゆるキャラ」である。普段からずっとリンクにいるわけではないけれど、何かイベントがあると参加して、盛り上げ役になっているようだ。もちろん、そういうキャラクターをつくりたいと勇利自身が相談されたので、そのことは知っている。最初は断ったが、「こういうところから親しみを持ってもらってスケートのよさを伝えて……」と説得されると、だめとは言えなかった。 勇利の姿をかなりかわいらしく、子どもっぽく誇張しているので、勇利としては自分という気がしない。似ていないと思う。だがそれなりに人気もあるようで、そのことではほっとしていた。ゆうりくん役をやっているのは地元のスケーターで、昔勇利も一緒にスケートを習ったことがある。イベントでは、簡単にではあるが滑走することもあるので、誰でもなれるというわけではない。 「幸い、たいした病気じゃなかったんだけどな」 「ほかの人にも訊いてみたんだけど都合つかなくて」 優子が困ったように言った。 「でも、勇利くん、大丈夫?」 勇利はすぐにうなずいた。 「平気だよ。そういうキャラクターがいるのといないのとではぜんぜんちがうでしょ」 くわしい運びは知らないが、おそらく、ヴィクトルのショーのあいまに出てくる予定だったのだろう。ショーはそんなに長時間ではないけれど、ヴィクトルだってずっとすべってはいられない。休憩が必要である。 「何か別のことするにしても、ショーの最中だとあまり変わったこともできないし」 「まあおまえのスケーティング技術ならまったく問題はないけどよ」 西郡が腕を組んだ。 「でも、着ぐるみ着てすべるんだぞ」 「それ、そんなに重いの?」 「いや、超軽量でつくってるよ。だけど普段とは感覚がちがうだろ。視界も変わってくるし」 「うーん」 勇利はゆうりくんの頭部を取り上げ、頭にかぶってみた。確かに、見える範囲がすこし狭い。しかし、思ったよりもかるくて快適だ。 「いけると思う」 「言っとくけどクワドとか跳ぶなよ」 西郡が釘を刺した。 「無理だからな」 「そう言われると跳びたくなるな」 「おい」 「冗談だよ」 「でも練習は必要だよね」 優子が首を傾けた。 「では、こうしてみては……」 広報課の男性が提案したのは、このあとにまず子どもスケート教室があるので、そこにゆうりくんも参加してはどうかということだった。 「それなら少々失敗しても大丈夫ですし、勝生さんも感覚をつかみやすいでしょう。それに、さっきまで一緒に練習していたゆうりくんが、ショーのあいまに出てきて演技をしてくれるなんて、子どもたちも盛り上がると思います」 「いい考えですね。勇利くん、どう?」 優子が勇利を見た。勇利はしばらく思案し、それから急に頬を赤くした。 「そ、それって……ヴィクトルが先生になって教えるやつでしょ?」 「そうだよ。人数は十人かな。ゆうりくんを入れて十一人だね」 「えぇ……、こ、困るよ…���」 勇利は頬に手を当て、気恥ずかしそうにつぶやいた。 「ヴィクトルにスケート教えてもらうなんて……」 「…………」 優子たち三人が顔を見合わせた。西郡が代表して言った。 「おまえのコーチってヴィクトルだよな?」 「それとこれとは別なの!」 「ゆうりくんだー!」 幼い子どもたちが勇利に向かって氷の上をふらふらと駆けてくる。途中、すてんと男の子が転んだ。勇利は慌ててその子のほうへすべっていき、大丈夫? というように首をかしげた。ゆうりくんはしゃべってはいけないのである。 「だいじょうぶー!」 少年がにっこり笑った。勇利は拍手をして見せた。 なんか不思議な気分……。 ゆうりくんは、頭部を大きめにつくってあるので、それに合わせて身体もじゃっかんまるみを帯びている。衣装が分厚くなっているのである。だから、よく見かける動物の「ゆるキャラ」ほどではないけれど、全体的にころころしていた。しかし、身体の感じはもこもこしてはいるが、それほどすべりづらくはない。衣装はいろいろあるらしく、普段は「エロス」の衣装で活動しているようだ。いまはナショナルジャージ姿である。髪型は勇利の試合のときと同じで、もちろん眼鏡はかけていない。 「ゆうりくん、一緒にがんばろうね!」 少女に声をかけられ、勇利はこくっとうなずいた。頬が紅潮していた。ヴィクトルにいまから教えてもらうんだ、と思った。いつも彼には導いてもらっているけれど、そういうことではないのだ。ぜんぜんちがう。 もうすぐ本物のヴィクトルが来るんだ……! 勇利が胸をときめかせたとき、「あ、びくとるせんせいだー!」と誰かが叫び、びくとる先生だ、びくとる先生、とみんながはしゃいだ。さっきまで講演で見ていたはずだが、リンクで会うとより近く感じるのだろう。勇利も子どもたちと一緒になって喜び、手を振った。 「ハイ、ヴィクトル・ニキフォロフです」 ヴィクトルがにこにこしながら挨拶する。キャー、と歓声が上がった。勇利もはしゃぎたかったが我慢した。 「すこしのあいだだけど、一緒にスケートを楽しもうね!」 ヴィクトルの言葉をそばにいる女性が通訳すると、子どもたちが「はーい」と返事をした。勇利は声を出せないので、右手を上げて賛成の意を示した。するとヴィクトルが勇利を見た。 「あ、きみがユウリクンだね」 どきっとした。かあ、と頬が熱くなる。ヴィクトルは笑顔でそばまですべってきた。 「なるほど、勇利そっくりだ」 彼は勇利のまわりをひとめぐりし、優しい目をして勇利を見た。 「勇利みたいにスケートがじょうずなのかな?」 勇利は頬に両手を当てた。勇利みたいに、だって! 「今日はよろしくね、ユウリ!」 ヴィクトルが勇利の顔をのぞきこんだ。勇利は倒れそうだった。ヴィクトル……好き……。 「じゃあまず、最初はすべることに慣れようか。できる子もいるだろうけど、今日が初めてっていう子もいるだろうからね。できる子は慣れてない子を助けてあげてね。じゃあ、先頭は……ユウリ!」 突然名前を呼ばれてどきっとした。勇利が両手を胸に当てると、ヴィクトルは片目を閉じて言った。 「���ウリならもちろんできるよね?」 で、できます……。勇利はまっかになってこくこくとうなずいた。 「よし。じゃあみんな、ユウリクンのあとに列になってついていくんだ。ユウリ、最初はゆっくりね」 勇利は氷の上をすべり始めた。それほど難しくはない。普段に氷上にいるのとあまり変わらない感じだ。ただ、着ぐるみの重さや空気の抵抗があるので、それを考えてすべる必要があった。 「転んでも大丈夫だよ。みんな転んでじょうずになるんだ。俺も勇利も、最初はそうだったんだよ。勇利なんていまでも考えごとしてるとジャンプ失敗するし」 ヴィクトルの言葉が通訳されると、みんなが楽しそうに声を上げて笑った。ヴィクトル、余計なことを……余計な……ヴィクトル、好き! 勇利は着ぐるみの内側でひとりうっとりしていた。こういうヴィクトルは、普段勇利とふたりでいるときの彼とはまたちがうのである。 「よし、じゃあ次はスピンなんかしてみようか。みんな、本物の選手がやってるような技やりたいよね」 「やりたーい!」 「まずはお手本だよ。俺のことをよく見ててね」 ヴィクトルはリンクの中央にみんなを集めると、その場でいきなり高速のスピンを披露した。歓声が上がる。勇利も興奮して両手を叩いた。 「……とまあ完成形はこうなんだけど、とりあえずやり方を説明するね。腕を使うんだよ。反動が大事。その勢いが回転の勢いになるからね……」 通訳の女性が話し終えると、みんな思い思いに腕を振ったり、身体を傾けたりしてどうにか回転しようとし始めた。ふらふらしながらも、最初からちゃんとまわっている子もいる。みんなのみこみが早いな、と感心しつつ、勇利は自分もやってみた。えっと、いつも通りだと転んじゃうかな? 重心の取り方どんな感じだろう……。 「ワオ。ユウリ、上手い! すごいね! さすがだね!」 ちゃんとまわれた。勇利は、幼いころ、初めて上手くまわれたときの感動を思い出した。しかもヴィクトルが「いいね!」と褒めてくれる。うれしい。ゆうりくん最高……。勇利は感激した。 「いいよ、ユウリ。きみならシットスピンもできるんじゃないか。やってみて」 勇利はかるくすべり、調子に乗ってフライングシットスピンをしてみたが、均衡が崩れて転びそうになってしまった。子どもたちが笑う。ヴィクトルが「ユウリにはまだ早かったかな?」と言った。すごい。ヴィクトルにフライングシットスピンはまだ早いって優しく言われた! いつも「軸!」って厳しく怒られるのに! 「でも回転が綺麗だよ。ユウリならすぐできるようになると思う」 勇利は赤くなってぺこぺこと頭を下げた。ヴィクトルが笑った。 「腕締めてね。そうそう。みんないいね」 しばらくすると、「ターンやりたーい!」と手を挙げる子が出てきた。ヴィクトルはだめだなんて言わずに、「そう? じゃあターンやるかい?」とうなずいた。 「簡単なやつからだね。まず、スリーターン……」 勇利はすみのほうでかるくターンとステップをやってみた。わりといける、と思った。身体が均衡の取り方をおぼえたようだ。 「ああ、ユウリ、じょうずだね」 子どもたちに説明を終えたヴィクトルが勇利に気がつき、近づいてきた。 「いつもイベントですべってるのかい? じゃあ、これできる?」 ヴィクトルが即席でつくったパターンを一緒に練習する。ものすごく楽しかった。 「そうそう、ダブルスリー、次はツイズル、うん……ロッカー、モホーク、こう来て……カウンター。いいぞ、ユウリ。俺の勇利みたいだ!」 勇利はどきっとした。当たり前だが、すべり方は普段と同じである。あんまりヴィクトルに見られないほうがいいかな? ばれちゃうかも。いや、大丈夫か……。だって、せっかくヴィクトルが教えてくれるのに! 「よし、じゃ、こっちへ来て」 ヴィクトルが勇利の手を取った。勇利はたまらなくなった。こんなの……ヴィクトルとデュエットじゃん! すごい! 「いいよ……そう、一緒に上げて……もう一度カウンター。いいね、じょうずだよ、ユウリ!」 いつの間にか、ヴィクトルと手を取りあってすべっていた。見ていた子どもたちがまねしてあとに続く。みんな転んだり思ったのとちがう方向へ行ったりしているけれど楽しそうだ。ヴィクトルが勇利から手を離した。フィニッシュをきめろ、ということなのだろう。勇利はスピンをし、「Yuri on Ice」の最後の姿勢を取った。ヴィクトルが目をきらきらと輝かせた。勇利は、「ぼく、よかったでしょ!?」という気持ちでヴィクトルのほうへ手をひろげ、勢いよくすべっていった。そのまま、ついヴィクトルに抱きついた。ヴィクトルが言った。 「すごいよ! 勇利そっくりだ!」 あっ、しまった。大丈夫かな!? 勇利はうろたえた。慌ててヴィクトルから離れる。だ、抱きついちゃった……。 「演技も同じだけど、そのあとも……。勇利はね、そうやっていつも俺のほうへ来るんだよ。『ぼく、よかったでしょ』って言いながらね」 ヴィクトルが得意げに説明した。 「かわいいんだ。褒めて褒めて、って感じでね。抱きしめたくなるほど可憐だよ」 そ、そんな……。勇利は頬に右手を当て、しきりに照れた。しかしすぐに、ゆうりくんが照れてどうする、と我に返った。 「さすがユウリクンだね。そのしぐさも同じだよ。勇利はそうやってはにかむんだ」 「…………」 やっぱり危険だ……ちょっと控えないと……。勇利は反省した。 そのあとも、ヴィクトルは丁寧に根気よく指導してくれた。勇利は子どもたちと一緒に興奮したり感激したりしながら練習を終えた。こんなにヴィクトルに優しく教えてもらえるなんて……とうっとりした。普段も特別に厳しいというわけではないのだけれど、やはりいまの彼は「コーチ」ではないのでいつもとはちがう。勇利は生徒ではなくファンとしてこの講習に参加しているので、やわらかにほほえまれるとどきどきしてしまうのだ。 「じゃあ、ここまで。みんな楽しかったかな?」 はーい、という声に交じって、勇利は右手を勢いよく上げた。 「あはは、ユウリクン、きみはすこし練習すれば試合にも出られるくらいだよ。ジャンプをみがかなくちゃだめかな?」 そのあとは事務室へ行き、ヴィクトルと話すことになった。といっても、声は出せないから、身ぶりで伝えるだけである。広報誌に載せるため、ヴィクトルとゆうりくんの交流場面が欲しいと言われたので、勇利は色紙を抱きしめ、ヴィクトルの前までいそいそと進み出た。両手で色紙を差し出し、勢いよく、日本式にぺこりと頭を下げる。 「サインかい?」 勇利はこくこくうなずいた。 「いいよ……。はい、どうぞ」 勇利は返された色紙を抱きしめ、踊るように身体をはずませながらまたぺこぺことお辞儀した。 「えーっと、じゃあ、写真はどう?」 勇利は両手を頬に当てた。 「俺が撮ってやるよ」 西郡がデジタルカメラを構える。ヴィクトルが勇利の肩を抱き寄せた。勇利は緊張して顔を上げられなかった。 「おい勇利……くん、こっち向けよ。うつむいた写真になっちまうぞ」 西郡のあきれ声が聞こえた。だって、しょうがないだろ! ヴィクトルが肩を抱いてくることなんて普段はない……こともないけど、いまのぼくはファン視点なんだから! 「さっきも思ったけど、本物の勇利みたいだね」 ヴィクトルが明るく言った。 「勇利もたまに、何のスイッチが入るのか知らないけど、そうやって俺に恥じらってるよ」 ピピッ、という音が鳴り、「おっ、いいんじゃねえか」と西郡が画面を見せてくれた。笑顔のヴィクトルと勇利が身を寄せあっている。か、顔がでかい……。勇利は恥ずかしくなった。でも本物より顔立ちはかわいい……。 「ワオ、いいね。勇利と同じくらいかわいいよ」 ヴィクトルが機嫌よく言った。 「その広報誌、できたらもちろん俺ももらえるんだよね?」 ヴィクトルったら、ヴィクトルったら……ぼくがかわいいだなんて! 服のセンスにはうるさいくせに好みがおかしいんだから! 勇利はヴィクトルに背を向けてひとしきり照れた。 「これからショーだけど、ユウリが俺の休憩時間をつくってくれるんだよね? さっきのすべりを見たから、ただのつなぎなんかじゃない、すてきなものになるとわかってるよ。つまりいまから始まるのはユウリと俺のショーだね」 ヴィクトルは手を差し出した。 「よろしくね、ユウリ!」 勇利はまっかになりながらヴィクトルと握手をした。ヴィ、ヴィクトルに手を握ってもらっちゃった……! 勇利は涙が出そうなくらいうれしかった。 「……おまえなあ」 ヴィクトルが事務所から出ていくと、頭部を外した勇利に西郡があきれて言った。 「一緒に暮らしてる相手だろ? いったい何なんだよ」 「だって!」 勇利は勢いこんで反論した。 「ヴィクトルがぼくの手を握った!」 「さっきだって練習しながら握ってただろ」 「そういうのとはちがう!」 勇利は汗をぬぐってひと息つくと、ヴィクトルのショーについて打ち合わせをした。ヴィクトルがしばらく演技をし、そのあと勇利の出番が十分ほどあり、それでヴィクトルが最後にまたすべって終了ということらしい。 「ねえ西郡」 勇利は口元に手を当てた。 「つまりぼくは、出番が済んだらもう用なしなんだよね?」 「おまえ、用なしって、その言い方……」 「ぼく、客席で見ててもいいんでしょ?」 「そういうことか。そりゃまあいいが」 「ねえぼく応援したい。うちわとかない?」 「あのな……」 「あるよ!」 優子が入ってきて笑顔で言った。 「デコレーションする? したいでしょ?」 彼女は携帯電話を取り上げた。 「うちの子たちに頼んで、うちわとそれ用のシール持ってきてもらうね」 「ありがとう優ちゃん!」 さすが優ちゃん、ヴィクトルファンの心理をよくわかってる。勇利は優子にこころから感謝した。 ショーが始まるまでのあいだ、かるく食事をし、うちわを装飾して楽しく過ごした。「ちょっと派手かな?」「でもそれくらいじゃないとヴィクトル気づいてくれないかも」「だよね!」「勇利くんこのシール使ったら?」「えー、でも��ずかしか……」「いいじゃん! 勇利くんなら大丈夫だって!」「無視されたらかなしいよ……」とはしゃぐふたりを、西郡はなんとも言えない目で眺めていた。 やがてヴィクトルのショーが始まり、勇利は調整室からガラスを通してそれを見た。ヴィクトルは高貴で、威厳があり、うつくしく、見蕩れずにはいられないすばらしさをたずさえていた。勇利は両手を握り合わせ、ぼんやりとした目つきでずっとヴィクトルに見蕩れていた。 「ああ……かっこよか……ヴィクトル……おいの神様ばい……」 「おい、勇利、ボケッとすんな。いけるんだろうな」 「うん、ヴィクトル、愛してる……」 「聞いてんのかよ!? いつもとはちがうだろうけど適当に構成しろよ。ジャンプはやめろよ、ジャンプは」 「わかってるよヴィクトル……クワドフリップは助走から意識し��……」 「ちがうっての!」 一度照明が消え、ヴィクトルが休憩に入った。勇利は急いで調整室から出、氷の上に出ていった。歓声が上がる。衣装は代表ジャージではなく、「エロス」である。 「さあ、長谷津の英雄、ゆうりくんの登場です。勝生勇利選手と同じく、ゆうりくんは『エロス』を妖艶にすべりきることができるでしょうか!」 諸岡のアナウンスが入った。勇利は、このプロ久しぶりだしな、うれしいな、と思いながら、親しみなじんだ曲に合わせて踊り出した。身体つきがかなりころころとした感じなので、妖艶とはいかないけれど、「かわいいー!」「ゆうりくーん!」という女性客の声が聞こえる。よかった、うけてる、と勇利はほっとした。身体がしっかりとおぼえており、とどこおりなくプログラムを進めることができる。 「すごい! 本物の勇利くんみたい!」 そんな声も耳に入った。さすがにスピンの回転速度やターンの鋭さはいつも通りとはいかないけれど、それなりにまとめられていると思う。ジャンプのところは、かるく跳ぶ程度にして流した。曲が終わるとリンクサイドから観客たちが笑顔で手を振る。勇利も振り返した。性愛のプログラムなのにこんなかわいい外見ですべっちゃった、と勇利は可笑しかった。すぐに脇へひっこんで、そこでもこもこした衣装を着替える。次は「Yuri on Ice」である。たて続けはすこしきついなと思うけれど、ジャンプを跳んでいないことだし、まあなんとかなるだろう。 曲が始まった。この着ぐるみの取り扱いにもずいぶん慣れてきた。上手くすべれている。ジャンプの場面を適当につなぎながら、だんだん勇利は、ジャンプできるんじゃないか、という気がしてきた。二回転くらいならなんとかなりそうな気がする。できればアクセルジャンプを跳びたい。ヴィクトルもこの演技は見ているはずだ。最後のところ、アクセルにしたら、ヴィクトル、どんな顔するだろう? 「勇利のアクセルはうつくしいね」 ヴィクトルはいつもそう言ってくれる。 「勇利は俺のフリップを喜んでくれるけど、俺は勇利のアクセルが好きだよ。お手本にしたいくらいだ」 ヴィクトルが? ぼくのジャンプをお手本に? 勇利はそう言って笑った。ヴィクトルも優しくほほえんでいた。そのアクセルジャンプ。アクセルジャンプを……跳びたい! 勇利の気持ちは最高に高まっていた。最後の四回転フリップのところで、彼はダブルアクセルを跳んだ。しかし、身体がトリプルアクセルに慣れているため、回転が多くなった。完全な三回転半にはならなかったが、ダブルアクセルよりかなり勢いがあった。しまったと思った。観客が沸いた。勇利はころりと転倒した。あ、頭の着ぐるみが脱げる! 焦ったけれど、大丈夫だった。立たなきゃ。だが、衣装がもこもこしているので立ち上がりづらい。観客が「がんばってー」と声援を送る。早く立たなければフィニッシュに間に合わない。と──。 キャーッ、と悲鳴のような歓声が上がった。なにごとかと勇利は顔を上げた。そして目をみひらいた。驚いたことにヴィクトルが氷の上におり、勇利のほうへすべってくるところだった。 「ヴィ、ヴィクトル……」 ヴィクトルは勇利の前にひざまずいた。彼は勇利の手を取ると、しずくがこぼれ落ちるような最後のピアノの音に合わせ、そっと、ふよふよした右手の薬指に接吻した。 「!」 勇利は目をまるくし、まっかになった。 「すてきだったよ、ゆうり」 ヴィクトルがささやいた。 「ゆうり以上に驚かせる方法は、これしか思いつかないよ」 勇利は鼓動が高鳴るあまり、めまいを感じた。そのあとの記憶がない。たぶん、ロボットみたいな動きで奥にひっこんだのだ。 「いくつ衣装つくってるわけ?」 「それで終わりだよ。いいだろ、べつに。ヴィクトルがあの衣装なんだから、ゆうりくんは対でいないとな」 勇利は「離れずにそばにいて」の青い衣装を着こみながら、これ、つくるのどれくらいの金額がかかるんだろう、と関係のないことを考えた。 「おそろいの衣装でヴィクトルのショーを堪能しろ! ほら、がんばってつくったうちわも持っていけ」 西郡に事務所から送り出され、勇利はいそいそと観客席に行った。まわりの客たちが、「ゆうりくん」「さっきのよかったよー!」と場所を空けてくれる。勇利はぺこぺことつむりを下げた。 「あ、うちわ持ってるんだ」 「一緒にヴィクトル応援しよ!」 勇利はこっくりうなずいた。「ヴィクトル」とハートマークつきで書いてあるうちわを両手に持ち、それを交互に裏返しながらヴィクトルのスケートに見蕩れた。裏面には、「しあわせにして」「CHUして!!」と英語で書いてある。優子の協力を得て完成したうちわだ。 ヴィクトルの華やかな、あるいは叙情的な、そして情熱的なプログラムは続き、最後の曲になった。ヴィクトルはかるく息をつくと、すーっと勇利のほうへすべってき、そしてすぐ前でぴたりと止まった。そばにいた観客たちが歓声を上げた。勇利はぱちぱちと瞬いた。 「ゆうり」 ヴィクトルが呼んだ。彼の大きなてのひらが、勇利の──ゆうりくんの頬を撫でた。 「一緒にすべろう」 勇利はどぎまぎした。ヴィクトルのショーなのに自分が出ていくなんてできない。ふるふるとかぶりを振った。 「いいからおいで」 ヴィクトルは勇利の手を取った。 「しあわせにしてあげるよ」 人垣が割れ、入り口への通路ができた。勇利はふらふらしながらそこを歩いていった。エッジカバーを無意識に外し、最後の挨拶のために履いていたスケートシューズで氷の上に出てゆく。 「踊れるね?」 ヴィクトルがささやいた。勇利はとろんとした目つきでヴィクトルを見た。ヴィクトルはまるでそれがわかってでもいるかのように笑った。 「俺たちの曲だよ」 勇利は首をかしげた。 「最初はふたりで同じパートだ。さあ……」 待って。なに? 何の曲? 焦る勇利に構いつけず、ヴィクトルが合図をする。曲がなめらかに始まった。勇利ははっとした。「離れずにそばにいて」だ。ヴィクトルが踊り始めたので、勇利も急いで演技に入った。ぼ、ぼくこんなもこもこしたかっこうでデュエットなんかしていいの!? しかしそれは楽しかった。長いあいだ合わせていなかったし、打ち合わせもなかったにもかかわらず、ふたりの息はぴったりだった。ヴィクトルは当たり前のようにリフトもしてのけ、勇利に優しくほほえみかけた。 ヴィクトル……好き……。 勇利はとろとろにとろけた顔でヴィクトルに見蕩れた。普段ほどてきぱきとは動けないので、支え合うようにする場面は難しかったけれど、ヴィクトルがすべてリードしてくれた。こんなにうつくしいヴィクトルところんころんのぼくじゃ不釣り合いなんじゃ、という考えは、あっという間に消え去り、勇利の頭の中には、もうヴィクトルのすてきさしかなかった。しあわせだった。夢のように……。 最後が近づいてきた。デュエットの終わりは、自分の肩に手を添えるのではなく、ヴィクトルが勇利の背を支え、勇利はあおのいて背をそらし、みずからの肩の代わりにヴィクトルを抱きしめるのである。勇利は陶酔した気持ちでそのようにし、ヴィクトルにしがみついて高揚しきっていたが、どうやらふたりの演技はそれで終わりではないようだった。 「ゆうり。──勇利」 ヴィクトルがささやいた。 「俺の勇利。愛してるよ」 勇利は瞬いた。ヴィクトルが勇利の顔をのぞきこんだ。彼はその姿勢のまま、勇利に──ゆうりくんのくちびるに、目を伏せて接吻した。 「ヴィクトル、ありがとう! ゆうりくん、ばいばい!」 子どもや保護者、若い女性や男性が笑顔で帰ってゆく。勇利はヴィクトルと一緒に出口に立ち、挨拶のために手を振っていた。 「マタネ!」 ヴィクトルが日本語で言った。勇利は、日本語でまた会いましょうってなんていうんだい、と訊かれたことを思い出した。このためだったのか。 「どうもありがとう」 観客たちがいなくなると、ヴィクトルは勇利に向き直って言った。 「最高のショーになったよ。こんなに盛り上がったのはきみのおかげだ」 勇利は頬に手をやり、しきりに照れた。 「それに、とても楽しかった」 ヴィクトルは扉を開けて、勇利を中に通した。 「すごく上手くすべってたね。練習したの?」 勇利はかぶりを振り、それから、でもヴィクトルのスケート教室で稽古したな、と思い直してうなずいた。 「もしかして、俺とやったあれだけ?」 勇利はまたこっくりうなずいた。 「すごいね」 勇利は口元に両手を当てた。かぶりを振って、そんなことないよ、の意思を示す。 「そのしぐさも勇利にそっくり」 ぎくっとして手を下ろした。 「スケートも勇利そのものだったし」 ぎくぎくっ。 「……まるで勇利とすべってるみたいだったよ」 ぎくぎくぎく。 勇利は西郡たちに助けてもらおうと、急いで事務所へ入っていった。しかしリンクのほうで後片づけをしているのか、そこには誰もいなかった。 「俺のファンですって態度も、勇利がよくやるやつだったし」 勇利はぶんぶんとかぶりを振った。 「ユウリクンって、本当に勇利のことをよく研究してるんだね」 勇利は救われた思いで大きくうなずいた。そう。ゆうりくんは勉強熱心なだけなんだ。勝生勇利になりきるために、日々努力をしてるんだよ! 勇利は強引にヴィクトルと握手をすると、ぺこりとお辞儀をし、勢いよく手を振った。 「うん? 『じゃあぼくはこれで』?」 こくりとうなずく。それから胸に手を当て、訴えるようにヴィクトルを見た。 「『すごくすてきだった。夢のようだった。ありがとう』?」 こくこく。 「『ぼくは貴方の大ファンです。これからも応援しています』?」 こくこくこく。 「『それでは失礼します』?」 こっくり。勇利はさっときびすを返し、事務所から出ていこうとした。 「マタネ、ユウリクン」 ヴィクトルがかるく言った。勇利はほっとした。正体をヴィクトルに知られたからといってどうということもないのだけれど、ないしょにしてきたのだし、ヴィクトルのファンとしていろいろしてしまったし、できればひみつにしておきたい。ヴィクトルはいつも、勇利がヴィクトルにとろけていると、「いい加減俺に慣れてくれ」と笑ってあきれた顔をするのだ。そんなの一生無理、慣れてるけど慣れてない、という言い分はヴィクトルにわかってもらえそうもない。 勇利が扉の取っ手に手をかけると、「あ、勇利」とヴィクトルが呼びかけた。勇利は振り返った。 「今日は家に帰るんだろう? がんばったからカツ丼食べていいよ。ゆるしてあげる」 「ほんと!?」 勇利は歓喜し、思わず両手を握り合わせてヴィクトルのほうを向いた。ヴィクトルがじっと勇利を見た。 「……あ」 「…………」 「……さ、さよなら!」 勇利は急いで出ていこうとした。しかしその前に腕をつかまれて引き戻され、ひょいと着ぐるみの頭部を持ち上げられてしまった。 「あー!」 勇利は両手でおもてを覆った。ヴィクトルが勇利をすばやく腕の中に閉じこめ、「こら、顔上げる」と注意する。 「や、やだ……」 「なんで?」 「だって……」 勇利はまっかになった。ヴィクトルはしばらく黙っていたが、すぐに��すっと笑い、勇利の額に接吻した。勇利は上目遣いで彼を見た。 「……いつから気づいてたの」 「わりと早めにね」 ヴィクトルは簡単に言った。 「練習のときから、勇利らしい動きをするな、と思っていた。意識してやっているのかという気もしたが、こまかなところまでまったく同じだった。癖なんかもね」 「えっ、ぼく癖あるの」 「あるよ」 「どんな?」 「ないしょ」 ヴィクトルはほほえんだ。 「そうだろうと思ってはいたけれど、確信したのはきみのプログラムでだ。あんな『エロス』と『Yuri on Ice』は勇利にしかすべれない」 「あれでわかったの!?」 「ああ」 「だってぼくあんなにころんころんで……」 「最後をトリプルアクセルにしたしね」 「あ、あれは……」 「さすがにそれでクワドフリップは跳べないだろう。でも何か仕掛けるのはいかにも勇利らしい。あれ、ダブルの予定だった?」 「そのつもりだったけど、身体が勝手にトリプルにしちゃって、まわりすぎちゃって……」 「そうだと思った。転んだの、かわいかったよ」 「あの……」 「ああ、勇利だな、ってうれしくなった。あのとき、勇利とデュエットをするぞってきめたよ」 「わあ……」 「楽しかっただろう?」 「楽しかった……けど……」 勇利はうつむいた。 「けど、なんだい?」 「ぜんぜんいつもの動きできなかったし……恥ずかしい」 知られたくなかったのに、と勇利が口をとがらせると、ヴィクトルは笑って「よかったよ」と褒めた。 「普段とは勝手がちがって一生懸命すべる勇利を見ていると、子どものころはこんな感じだったんだろうなって思った。けなげでね……。それに、そのユウリクン、よくできてるじゃないか」 ヴィクトルが、机の上にあるゆうりくんの頭部を示した。勇利はつぶやいた。 「本物よりかわいいしね」 「え? 本物そっくりだよ」 「ばかにしてる」 「してないさ……」 ヴィクトルは勇利に額をこつんとくっつけた。 「もっとも……、本物はかわいいだけじゃなく、色っぽい顔もするけど……」 「…………」 「そう……、その表情だよ」 ヴィクトルのおもてが近づいた。あ、キスされる、と思い、勇利はすっとまぶたを閉ざした。やわらかくくちびるが溶け合う。 「……本物にもCHUしたかったんだ」 ヴィクトルはささやいた。 「あのうちわを持ってる勇利、いちずで熱狂的だったよ」 彼が勇利の黒い目をのぞきこむ。勇利は赤くなった。 「……本当に俺に慣れない子だね」 「いきなりはだめだよ……いけないよ」 「初々しくてかわいいけど」 「いい加減慣れろって思ってるくせ、ん」 ヴィクトルが強引にくちびるを重ねた。勇利はかたちばかりの抵抗を示し、すぐにうっとりと彼に身をあずけた。 「……勇利」 「なに……?」 「きみ、すごくもこもこした抱きごこちだよ。こぶたちゃんのときってこんな感じ?」 広報部からもらったショーの動画を見て、勇利は、何なんだろうこれ、とすこし悩んだ。洗練された姿のヴィクトルところころ転がりそうな勇利が、仲睦まじくデュエットしている。 「これ変じゃない?」 「そんなことはないさ」 「不釣り合いというか……」 「そんなことはない」 勇利は「ころんころん……」とつぶやいた。ヴィクトルは勇利を抱き寄せ、髪に接吻してくすっと笑った。 「そんなに気になるなら、来年はヴィクトルクンをつくってもらって、俺も中に入ろうかな」
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Hikawa Ryusuke’s Akira Article(jp)
Hikawa Ryusuke is probably the most famous Japanese anime critic. He wrote an extensive article on the anime industry before and after Akira, articulating what lead to Akira and how Akira influenced the industry thereafter. This article was published in "Akira Animation Archives” which is rather hard to find in good condition, so I thought I might copy the article somewhere. It’s in Japanese nonetheless, as I’m not capable of translating such a sophisticated text, but I hope me publishing this article would lead to someone being interested in translating it. I believe it contains some pretty useful and valuable information.
‘80時代----「Akira」が”ANIME”にもたらしたもの
本書では、アーカイヴよしてアニメーション映画「AKIRA」の現存する制作資料を句能な限り良好な状態で収録した。完成フィルムとは異なるプロセス上熱気や思いが、そこに見えたことと思う。では、こういった成果物を生んでいった周囲の状況はどうだったのだろうか。あるいは歴史の中で「AKIRA」という作品はどう位置ずけられるのだろうか。あとがきにかえて、ここにその俯瞰図をまとめてみた。
アニメ史から見た’80年代
アニメーションは今や会社にとって、子供のための娯楽映像という存在のみの状態から完全に脱皮し、広く青年、大人へ、あるいは世界へと観客層の拡がりを見せている。
そのきっかけは、1977年、「宇宙戦艦ヤマト(映画版)」の巻き起こした”アニメブーム”である。ところが「AKIRA」の上映された1988年。。。それかれあ約10年が過ぎたころには、原初のアニメブームが持ってータ熱は冷め、明らかに大きな陰りと断層が見えていた。富野由悠季監督作「機動戦士ガンダム」(1979年作品)を産み、アニメブームを牽引した巨人ロボットアニメ作品がTVから一時撤退しているのがそれを象徴しており、オリジナリティや作家性に期待されたビデオアニメもぱっとせず、時代の節目となる兆候がいたるところに見られた時期である。
ブームを陰らせた原因は、大きく以下のつではないかと推定される。
1つ目は学生時代に「ヤマト」や「ガンダム」でアニメに目覚めたいわゆる第1世代(1960年生まれ中心)が、だいたい1982年ごろから「卒業」し始めて会社人になり、’80年代中盤ごろにはほど全員の「卒業」が完了したこと。2つ目は、娯楽性を持った新メディアとして家庭用ゲーム機(ファミコン)が五すぐ急成長したこと。これによって「ドラゴンクエスト」(’86)など高い物語性を有るし、観客が参加する句能なRPGという、アニメよりもおもしろいものを購買層が見つけてしまう。3つ目は、この時期にレンタルビデオが300~500円という価格で全国配備完了したこと。これ以後アニメはハリウッド娯楽大作と同額という、激しいコンペティションに常時さらされていくようになる。
こういった状況下では、アニメ企画も変化さざるを得ない。作品企画をたくさん回して何本か当たるものがあれば良いという風潮よりは、いわゆる”選択と集中”が行われ、セグメンテーションがシフトしていく。ひとつの例がビデオアニメの変化だ。1987年ごろまで、オリジナルビデオアニメ(OVA)の主流は「プチ劇場アニメ」であった。つまり興業規模や尺の観点からすると映画館にかけられるほどではないが、スター性のあるスタッフやキャストを前面に押し出してセールスする方向性だった。これが輝きを失った対抗策として、1988年の「機動警察パトレイバー」が30分6本シリーズの新フォーマットとブロックバスター価格(4,800円)を提示し、逆転ヒットを果たす。結果、OVAは「プチ劇場」から「デラックスなTVアニメ」へとセグメンテーションをシフトさせていった。「AKIRA」が登場した1988年は、日本のアニメーション界自体が、こういった大きなパラダイム・シフトにされされていた時期であった。この周囲状況の変化を念頭におくと、なぜ「AKIRA」がこのような作風となったか考えるとき、理解の一助となるだろう。
’80年代前半、劇場アニメの新時代到来
ビデオアニメという、”TVアニメ以上劇場アニメ以下”というジャンルが新設されたことは、逆に劇場アニメに要求される価値レベルを上げた。それと呼応するように、劇場用アニメーションは’80年代前半に新時代を迎えている。
1983年末に、成人向け以外で初のOVA「ダロス」がバンダイビジュアルから発進する。同年春には角川書店がアニメ制作に進出、マッドハウス制作「幻魔大戦」を公開する。それがキャラクターデザインに大友克洋を起用した初の作品であるのも因縁めいている。1984年には、それを迎撃するような動きがある。講談社が夏に同じマッドハウスで「SF新世紀レンズマン」を制作。だがこれは慘敗に終わる。一方、徳間書店は春にアニメージュ誌に連載されていた「風の谷のナウシカ」を原作者・宮崎駿目身が監督という形で劇場アニメ化、大ヒットとなる。
結果、東映長編漫画映画の血脈を持つ宮崎駿監督と盟友・高畑勲監督の作品をつくる目的で徳間書店の出資によるスタジオジブリが結成され、1986年の「天空の城ラピュタ」を経て1988年には「となりのトトロ」が「火垂るの墓」と2本立て興行で公開、”ジブリ” ”宮崎アニメ” というブランドこの時期に完成した。
玩具や出版に携わる会社は、アニメブームの当初は著作権のニ次使用者であった。ところがその利用側だった会社が発信側に回って一次著作者となるとともに、コンテンツを多彩な展開に使うことを開始、勝者を生み始めていった時期と見ることができる。
「ナウシカ」と同じ1984年春には、押井守監督の名を一躍有名にした「うる星やつら2ビューティフルドリーマー」が公開、その作家性を世に知らしめた。同年春には「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」が劇場公開。河森正治が弱冠24歳で監督し、それまで版権イラストでしか描かれなかったような細密な描き込みを行ったことで、大きな話題を呼んだ。
こういった”作家性” ”緻密さ” ”リアリティ重視” ”若手” ”新規参入会社” という流れの頂点に立つのが、1987年の「王立宇宙軍 オネアミスの翼」である。この映画はバンダイ制作による劇場アニメの第1作で、のちに「新世紀エヴァンゲリオン」(’95)を制作するガイナックス初の作品でもある。山賀博之監督以下、中核スタッフは大阪でSF大会用映像をつくっていたアマチュア集団ダイコンフィルムの出身で、いわゆるオタク第一世代にあたる若手だ。
彼らの劇場映画「王立宇宙軍」は、そういうパロディ色の強いフィルムになるというおおかたの予想を裏切り、市井の若者が持つ等身大の挫折と野心を当時としては画期的なリアリティをこめて描ききった野心作として公開された。
リアル系作品を貫く人の流れ
このように、’80年代の動きを追っていくと、やがて’90年代になって世界に日本発の”ANIME"の名をとどろかせるべき、ほとんどの役者(アニメクリエイターと会社)が出そろいつつある様が見えてくる。
この流れに、’80年代後半の2つの出来事を追加したい。一つはビデオアニメの覇者「機動警察パトレイバー」が1989年に映画化され、その制作現劇が後に「攻殻機動隊」(’95)をつくるプロダクションI.Gになって、ビデオシリーズから格段にアップグレードした映像を見せたこと。そしてもう一つが本書で取り上げた作品「AKIRA」---そのもたらしたアニメ映像への考え方と、人の流れである。
’90年代につながる流れを見ておこう。「AKIRA」制作末期には、スタジオジブリで「となりのトトロ」を終えたばかりの原画マン(高坂希太郎、 二木真希子、金田伊功)が参加。その”お返し”という意味か、ジブリの次回作「魔女の宅急便」(’89)には森本晃司、井上俊之らが原画で参加している。ここで森本晃司と当時ジブリの制作デスクを担当していた田中栄子が出会い、片渕須直や佐藤好春らとともにスタジオ4Cを結成。大友克洋原作・監督「MEMORIES」(’95)や大友克洋XX成・総監修の「スプリガン」(’98)生む母体となっていく。
また、「AKIRA」における出会いが北久保弘之監督作品「老人Z」(’91)を生み、大友克洋は原作・脚本・メカニックデザインを担当している(キャラクターデザインは江口寿史)。この作品には緻密な絵を描く漫画家として知られていた今敏(こん・さとし)が美術設定でアニメ初参加。今敏は大友克洋のアシスタント経験もあり、実写映画「ワールド・アパートメント・ホラー」(’91)を漫画化した作家だ。「MEMORIES彼女の想いで。。。」の脚本を経て、マッドハウスで「パーフェクトブルー」(’98)、「千年女優」(’02)を監督する今敏は、「老人Z」で北久保弘之、沖浦啓之と机を並べていたという。
インタビューページにもあるように、沖浦啓之は「人狼 JIN-ROH」(’00)、北久保弘之は「BLOOD THE LAST VAMPIRE」(’00)と、90年代未にプロダクションI.Gの成表作を監督することになる。
ここでこういった流れを全部追うことはできないが、「AKIRA」を振り出しにした連鎖反応は多い。人と人に展する技術は流れ、人の進団たる会社を媒介として継承されていくという認識は重要だ。そのように見ていくことで、作品と作品の間に血が通い、ときに遺伝子のように形質を移し替えながら進化をうながす、そういった有機的な結合が見えてくるからだ。この認識を持った上で、アニメーション映画「AKIRA」の位置ずけと、この作品がもたらしたものへの考察をもう少し進めていこう。
アニメーション界に到来した二度の”黒船”
こういう説はどうだろうか。日本のアニメーションは、”黒船”の到来を二度受けているというのは?
非常の失礼な考え方かもしれないが、鎖国をしていた日本が欧米から開国させられ、欧米文化を取り入れて”近代日本”になったように、”アニメーションの国”に”漫画の国”から黒船がやってきて、大変革があったーーーそういうイメージが、どうしても脳裏に浮かぶのである。
一度目の”黒船”とは、手塚治虫のTVアニメ「鉄腕アトム」である。手塚漫画の功績は、乱暴にまとめると、描き割りじみた平面的な日本の戦前漫画に、映画的・映像的なカット割りと構図を連想させるコマ割りを導入し、エポックをもたらしたということになる。
しかし、手塚がアニメ版「アトム」で導入したのは、逆に電気紙芝居と揶揄されたほど非映画的で、止め絵のズームや強引なカットバックでフィルムをつないだものだった。これは、漫画のコマ割りの間にある断層をそのまま持ち入んだような作法である。TVシリーズ予算の問題に対する解決案として、よく槍玉にあげられる3コマ打ち(★1)の導入よりも、このカット割りの方が後世に対する影響は強いのではないか。よく動かそう、アニメ―トしようと見せ場をつくるよい、1枚絵の密度を上げ、少ない枚数、場合によっては止めの積み重ねで見せていくという”アニメ”(呼称も省略形が似合う)の手法は、これは現在でもTV作品の主流になっている。
こう考えて来ると、二度目の”黒船”が大友克洋の本作「AKIRA」という考え方も、何となく成立するように思えてる。”アニメ”は、ここで”ANIME"(★2)への第一歩を踏み出した。。。というと、作り手側は違和感を覚えるかも���れないが、観客サイドからのこういう整理もアリと思って大目に見て欲しい。
1980年前後、大友克洋が漫画界へもたらしたショックは、かつての手塚治虫に匹敵するものがった。日本人の”日本人らしさ”を骨格、骨相とも正確にとらえた人物造形、メカニズムやビル群といったものを緻密に描き込んで厚みを加えられた世界観、映画的な構図とコマ割りなど、漫画に新しい潮流をもたらした。実際、大友克洋以前と以後では、漫画全体に密度感やリアル感という要素は、もし定量化でき���とすれば明らかに増大しているであろう。
「AKIRA」以前以後の変化とその要因
問題は、アニメーション「AKIRA」の場合に何が起きたか、「AKIRA」以前以後で何がどう変化したかということに紋られていく。
まず、「AKIRA」の公開時によく言われた「2コマ打ち、リップシンクロ」については、新規技術でも何でもないフルアニメーションの本来的な定義である「画面内にあって動くべきものはすべて自然に滑らかに動かす」という観点からすれば、対費用効果を無視すれば当然の手法である。クイックアクションレコーダー(★3)も制作プロセス上の省力の問題であり、表現には影響しない。黎明期のCG導入(スペシャルパターンの回転)も、光学合成の代用的な使われ方しかしておらず、見せ場となったわけでもない。
こういった宣伝向けに言われてきたことではなく、もっと表現の根幹部分に、むしろ本質的な変革があったように思われる。
キーワードとしては、大友が漫画に与えた影響の劇合と同じく、密度感とリアル感(リアリティ)が中心に来るのでないか。
「AKIRA」で新しい試みのように言われていることは、実はディズニーを代表とするフルアニメーションの作法であった。では、それを導入して「AKIRA」がディズニーのようなアニメーションになったかというと、それとはまた違うところがおもしろい。ここで密度感とリアル感の問題が浮上してくる。ディズニー的なアニメーション作法は、教科書の1ページ目に「スクオッシュ&ストレッチ(漬しと伸び)」と書いてある。つまり、実際の自然現象を省略と誇張することによって、人間の動体に対する感覚をブーストしてある種のトリップ感を引を出すということが、彼らのアニメーション哲学というか、大前提の考え方として存在しているわけである。
ところが、これがわれわれの目からすると、このゴムのような動きはリアリティを損なうものと映る場合が多い。これはディズニー的なものを貶めているわけではなく、文化・作法の差の問題だ。では、「ゴムのようにグニャグニャしないフルアニメーション」があるかというと、それはある。太平洋戦争中のフライシャーによる短編アニメ「スーパーマン」がまさしくそうだ。ここに登場するメカニカル・モンスターは、重心を移動させながら足を出して歩くと、一瞬遅れて手がぶらつくといった、破綻なくもっともらしいアニメートを見せることで確保されたクオリティが、リアリティの震源地である。
だが、それと比較しても「AKIRA」は異なっている。「AKIRA」の場合、ショット全体が抱える重みと、それがフィルムの流れの中で生み出していくリズムが、密度感とリアリティを発生させているように思えるのである。その重みの大半は、作画(原画)段階のモーション部分もあるが、大半はそれ以前の画面の設計図であるレイアウトの段階で盛り込まれている。
ここで大きく要求されるのは、情報量の盛り込み方と取捨選択、すなわちコントロールである。
仮想映画的な考え方
アニメーションの構図は、実はアニメート優先で考えられてきた歴史がある。連続的に絵を積み重ね、軌跡を追って描くときに有利なアニメ的画面構成というものが存在する。歪みのないやや広角気味のレンズ、ピントはパンフォーカス、ライティング位置下明(平行光線の屋外)、そして足が地面につかないようややアオリ気味にして背景が楽になる空、室内なら天井が大きく映り、人物の傾きはシチサン(7:3)でという、ひどくスタンダード臭の漂う画面である。
「AKIRA」原作者の大友克洋は、自主映画で監督をつとめるほど実写映画のフィルムメイキングの演出に詳しく、漫画にもそれを仮想映画的なものとして反映してきた作家である。対して当時のアニメの水準では、そのような”仮想映画的に撮る”という考え方は、まだ主流ではなかった。レンズを意織した構図をとり、フレームを決め、ショット内に重みをもたらす飾りつけを行い、観客のエモーションを巻き込む求心力となる役者やメカの芝居といったものを細かく指定し、極力雑多な情報を少しでも多く取り込み。。。という、実写的な姿勢、考え方は、「AKIRA」の絵コンテからレイアウトいたる段階まで通底している。
そして集ったアニメーターは、その考え方に基づくレイアウトが次にアニメーション段階で求めるもの。。。当時としてはまだ夢のようであった”仮想的リアリティ”という要求条件に対して苦闘し、スタジオが解散した後も見果てぬ夢のようにそれを望み続け、各々の作品で各人なりの咀嚼で追求することを始めていったにちがいない。もちろん、そこから離れる場合もあったろうか、しかし何かを意識して離れるということは、実はその何かを求めることと、そんなに遠い行為ではないはずである。
ここで言う要求条件とは、作品に臨場感をもたらすためのものである。なぜ臨場感が必要かとさらに突っ込めば、”絵で描いた世界”に没頭して物語を世界ごと”そこにいる感覚で”楽しむためである。
ごく当たり前のことだ。だが、その一番当たり前のことも、すべて
が作り物のアニメーションのフィルム中では、実は非常にいろんなことを意識的に考え、実行しないと違成できないということなのかもしれない。
15年目の 「AKIRA」
こういった考え方がスタッフにじわじわと浸透しながら完成したフィルムが、「AKIRA」なのだろう。クリエイターたちがそこで夢見ながら違成できなかったことを追求し、続く作品でどんどnアニメーション表現を深化させ、リアリティ追求をエスカレートさせていったのが、その後15年の”ANIME”の歩みと総括できるかもしれない。
もちろん「AKIRA」だけが単独でこういう考え方をとっていたわけではない。恐らくそれは時代の要求だったのだろう。「王立宇宙軍」が代表するように、同時代的にいくつもの作品、何人ものスタッフが挑戦していった果てのことだ。だとしても、世界的知名度やセールスの成功事例として、「AKIRA」がきっかけであり分水嶺であったとは確実に言えるだろう。
結果的に作画や背景の描き込みは年を追うごとに幾何級数的に増え、人間のアクションは細かい関節部まできちんと追われ、レイアウトはパースに狂いがなく、光源は常に意識され、特殊な仕上げや撮影効果は常時ふんだんい。。。と、青天井のようにアニメーション作品の密度は濃くなる一方だ。初公開時にはあれほどリアルに思えた「AKIRA」が、今観ると非常に漫画的にも見えるのが、何よりの証拠だろう。
臨場感のせいで「リアルな作品」呼ばれるようになったがゆえに、レアリティ追求のため、底なし沼のようにアニメ作品は情報量を飲み込むようになっていた。情報量とはアニメの場合は人手そのものであり、金であり時間である。そして、スキルやノウハウは人に溜まるから、「リアル作品」とは非常に属人性の強いものとなる。その状況は、この種の作品リストから原画マンやレイアウトマンの名前を横に並べたりすれば、すぐに理解できることだろう。
15年を経過して、「AKIRA」に匹敵する新たら分水嶺は、はたしてどのような形で来るのだろうか。それには大友自身の新作「スチームボーイ」がある回答を提示してくれるのだろうか。非常に楽しみである。
次の15年を考えるために、15年前のブレイクスルーがヒントになるかもしれない。
そのためにも、本書が役立てば幸いである。
★1「3コマ打ち」---同じ絵を3コマずつ撮影して動きを設計するアニメーション技法。「打つ」というのはアニメーターがタイムシートに番号を書き込む行為を感常的に表したもの。それまでのアニメーションは、2コマ打ちが標準で速い動きのみ1コマ打ちだった(フルアニメーション=1コマ打ちは誤った定義)。3コマ打ちだと滑らかさは喪失するが、当初TVはブラウン管自体に残像があるので良い等とされたという。ところがこれはコスト削減にも直結するため、やがて劇場作品も経営者によって3コマをスタンダートとするようになっていく。
★2「ANIME」---マスコミで使われる”ジャパニメーション”という単語は、X称(ジャップのアニメーション)という説がある。事実、米国の雑誌や店頭ではほとんど目にしないため、ここでは”SAMURAI”のように日本語がそのまま英語化した”ANIME”を用いた。
★3「クイックアクシオンレコーダー」---’80年代から導入きれるようになった機械。アニメーターは何枚かの原画・動画が完成するごとに、指でパラパめくって動きに狂いがないかをチェックする。通称、「指パラ」と呼ばれる作業で、これは動きをチェックする第一段階だ。当然「指パラ」だけでは確認しきれない、複雑な動きも出てくる。米国でのフルアニメーション制作にはライン・テスト(ペンシル・テスト)という工程があり、ペイントする前に動画にブレ等の破綻がないかチェックする。フィルム撮影を使用するため、コストの関係で国内ではほとんど省略されていた(間に合わせのダミーとして線画を撮影することはあるが、目的が違う)。それを擬似的に行う装置がこれで、ビデオによってタイムシート通りに動画をビデオに取り込み、完成フィルムではどう見えるか、ペイント前にチェックする機械である。「AKIRA」のクイックアクションレコーダーによる画像が、「AKIRA DVD SPECIAL EDITION」(バンダイビジュアル)に特典映像として収録されている。
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【初級クラス】5月スケジュール
アイシングクッキー教室TK2*です。
アイシングクッキーの初級クラスを開催いたします。 アイシングの経験の有無は問いません。
/ 初級編(入門)の基本的なテクニックをきっちり押さえ、 自分でベーシックなアイシングができるようになることを目的としたレッスンです。 \
「アイシングクッキーが綺麗に作れるようになりたい」と言う方、 お気軽にご参加ください!
【レッスンの内容】 ・クッキー生地(レシピ) ・アイシングクリームの作り方(テキストに沿って説明) ・アイシングクリームの着色と固さの調整(1色着色) ・線を書く練習 ・形をなぞる練習 ・クッキーの縁取りをして中を塗りつぶす ・簡単な装飾
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【日 程】※4/14日更新 5月 21日(日)/ 10:30~13:30 満席
※別日程をご希望の方はご連絡ください。 1名様からご参加いただけま(下記、参加費をご確認ください) ご希望日程で公募の上、最終確定人数で参加費を決定さsていただきます。
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【クッキーの内容 計8枚】 〇ハート(大 約6cm・中 約4.8cm・小 約3.5cm )6枚 〇バラ(約7cm×約4.8cm)2枚 ※クッキーとクリームは事前に準備しています。 レッスン内で作り方をご説明いたします。
■付属 色づくりのカラーパレット/アイシングクリームテキスト/ クッキー生地レシピ/ アイシングクッキーの基本の作り方
【受講料】 5,500yen(持ち帰り用のBOX代含む) ※ 当日現金にてお支払いください。
これらを押さえひとつずつ確認しながらレッスンいたします。
ハート型は直線・曲線・角といった要素が入っているので、練習には最適な形。
/ ハート型、可愛いだけじゃない優れもの♡ \
ハートとセットにするのはバラです。 バラっていつでも心惹かれる存在ですね♡ クッキーの主役としても脇役としても彩を添えてくれる存在です。 レッスンでは、簡単な装飾でバラのクッキーをお作りいただきます。 アイシングクッキーの魅力は表現できることの幅が広いことで、自分だけのオリジナルクッキーを作ることができます。 また、色も混ぜ合わせることで沢山の色を作る事ができるのも魅力のひとつです。
是非挑戦してみてください。ご参加お待ちしています!
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【場 所】 吉祥寺 ※お申込み確定後ご案内いたします。
【定 員】 各回3名(2名以上催行確定) ※お申込みをいただいた時点で公募します。 ※1名様でもご参加いただけます。 1名様の受講料は7,000yenです。ご了承ください。
【持ち物】 25×15cmのクッキーボックスが平らに入る持ち帰り用袋 エプロン(無くても可)/ウエットティシュ/お飲み物 ※ゴミは各自お持ち帰りいただきますよう、よろしくお願いいたします。
プレゼント用にパッケージしてみました。
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レッスン及びキャンセルポリシーをご確認ください
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☆詳細・お申込み/ご連絡☆ ①ご希望の日程/②氏名/③参加者人数/④連絡先を明記のうえ、 以下のメール宛てにお願いいたします。 [email protected]
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【SugarcraftTK2*レッスンについて】 Lessonをご希望の方は、Lessonメニューより【Lesson内容】をご覧の上、 スケジュールをご相談ください。 オリジナルレッスンやお仕事をされている方、平日のご参加が難しい方もお気軽にご相談ください。 体験レッスン/BASIC COURSE/資格取得レッスン/出張レッスン/プライベートレッスンなどご希望に添って対応いたします。→ 詳細はこちら お気軽に以下のメール宛てにご連絡ください。 【メール】 [email protected]
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他称「しばき隊リンチ事件」がどうたらこうたらに関する見解
室井幸彦が私を訴えた裁判(終結済み)の書面をすべて公開しようと当初から考えていたが、プライバシー処理がめんどくさすぎることに加え、つまらない論点で膨大な量の低レベルな主張を繰り広げているために、いまいち作業がすすまなかった。
しかし最近、また鹿砦社がデマ本を発行したことによって「他称リンチ事件」の話題が盛り上がっているので、それに関連する部分だけでも公開しておくと、いろんな人の理解の助けになるのではないかと思い、取り急ぎその部分をアップする。
これは、訴訟の被告側第2準備書面で、「他称しばき隊リンチ事件」とこの訴訟が起きる背景について説明したもの。しかしそもそも、リンチ云々はこの訴訟にはもとより無関係な論点である。室井幸彦はこの無関係な論点を裁判所になんとか訴えたかったようだが、判決ではすべて却下されて終了している。一方で、私が主張したスラップとの主張についても、裁判所は却下した。
なお、文中の「暴行傷害事件はなんとしても組織的な性格を帯びたものでなければならず、現在室井および代理人はその証明に四苦八苦している最中であるといえる」については、室井が暴行事件の被告エル金と無関係な李信恵らを訴えた裁判でも、後に共謀の存在が地裁判決によって明白に否定された。
私としては、争点に無関係とはわかっていたものの、何かの機会に全体像を説明するのに役立つだろうと考え、公開を念頭においてこの準備書面を記述した。つまり、本の原稿を書くのと同じような意味で、第三者が読んでなるべくおもしろくなるように心がけている。
では、どうぞ(笑)。
※わかりやすくするために、原文では「原告」となっているところは「室井」に、「被告」となっているところは「野間」に変換している。
平成28年(ワ)第4998号 損害賠償等請求事件
原告 室井幸彦 被告 野間易通
大阪地方裁判所 第9民事部合議2係 御中
第2準備書面
2016年11月10日 野間易通(送達先)
第1 原告第二準備書面について
すべて争う。書面を受け取ったのが11月7日午後であったためいまだ十分な検討を行えておらず、詳細は次回期日までに追って反論する。
第2 被告第一準備書面第6「本件の背景事情」について
第一準備書面第6において「次回期日に詳述する」とした本件の背景事情について述べる。
(1) 総論
本件訴訟は、プライバシー侵害や名誉毀損の不法行為を問うということにかこつけた、一種のスラップである。 (2) 本件提訴が行われた背景
室井はこの訴訟が提起された当初、ツイッターで「私に対する名誉毀損およびプライバシー侵害につき、損害賠償請求の訴えを提起しました」と報告している(乙⑰号証)。しかしながら、実際の訴状には請求の原因としてプライバシー侵害は含まれていなかった。そのため室井は後日、第一準備書面第1の2の(2) において請求を追加した。
このことは、室井本人は訴状をよく確認しておらず、この訴訟が代理人および弁護団主導で行われていたことを意味する。訴状自体は短く内容も稚拙であったため、とりたてて素人に難解な文ではなかった。しかも室井は法社会学を専門とする大学院生でいわば法学徒であるから訴状の内容を理解できないということはありえず、重要な請求の原因のひとつであるプライバシー侵害の記述がないことを見逃すとは考えられない。よって、室井自身は訴状の内容を全く読まずに訴訟に臨んだものと推察される。
また訴状の内容は、野間のツイートから「室井」というワード検索でヒットするもの機械的にすべて抜き出し、「あ、こいつね」「そうだ、法学部でした」といった短文のツイートまで含めて「室井の社会的評価を低下させる」ものとしており、およそ法的にまともな検討を行ったとは思えないずさんなものであった。
しかしながら、代理人の高島章によれば、これらは《大阪の弁護士2名と私(高島章)支援者数名により、綿密に対策を協議してき》たもので、本件提訴は《これらの協議を経た「第1弾」の法的措置》であるという(乙⑱号証)。
代理人高島は、野間および野間周辺の反差別活動に従事する人々、およびときに野間や「レイシストをしばき隊」となんの関係もない人も含めて「しばき隊」「野間一派」「闇の勢力」と呼び、これらについて《「カウンター活動」「差別反対」「人権」という美名に装飾された人権侵害行為は目に余るものがあり、到底黙過できません。あえて強い言葉を使いますが、これらの人のやり方は、ファシズムでありスターリニズムです。微力ではありますが、私は、今後ともこれらのファシスト・スターリニストと対決する所存です》(乙⑲号証)としており、彼が訴訟代理人を受任する理由に、単に室井から依頼を受けたという以上の、ある種の政治的目的があることが明らかである。
高島章は2015年夏ごろから、国会前で安保法制に対する大規模な抗議デモを行うSEALDsに反感を抱くようになり、やがて、その背後に野間をはじめとした複数の人間、多くは高島言うところの「しばき隊」の関係者によって構成される「闇の勢力」がいるという妄想にとりつかれるようになった。高島本人の弁によれば、《本年(註:2015年)10月ころから,私はSEALDs及びSEALDs防衛隊(あざらし防衛隊とも。私は「闇の勢力」と名づけました。私の見るところでは,レイシストしばき隊とほぼメンバーが重なり合っています。)を攻撃するツイートを継続的に行うようになりました》とのことである。
こうしたなか、2014年末の暴行傷害事件(室井言うところの「リンチ事件」)をなんとか表沙汰にして糾弾したいと考える室井およびその支援者たちは、「敵の敵」の立ち位置にいる高島章に接近し、接触を持つようになった。そうしたなかで、本件訴訟が行われたのである。
なお「しばき隊」の呼称であるが、これは「レイシストをしばき隊」に由来するものの、「レイシストをしばき隊」は2013年9月に解散して現在C.R.A.C.という後継組織に移行している。しかし、彼らが言う「しばき隊」とは、C.R.A.C.のメンバーというわけではない。カウンター運動およびその周辺の人々を指して漠然と「しばき隊」と呼んでいるにすぎず、その指し示す範囲は非常に恣意的である。
(3) 本件訴訟と鹿砦社の関係
訴状の段階から代理人を務める橋本太地は西宮市の出版社・鹿砦社と深い関わりを持つ弁護士で、あるジャーナリストの裁判支援を通じて鹿砦社の記者である田所敏夫こと本名鹿野健一とも関係を持つ人物である。この田所こと鹿野は、鹿砦��の雑誌『紙の爆弾』やウェブサイト「デジタル鹿砦社通信」等において、野間および「しばき隊」を批判し続けてきた人物だ。なお鹿砦社は社長の松岡利康自身が雑誌『NO NUKES VOICE』や単行本で野間を批判しているが、これは松岡が首都圏反原発連合(以下、反原連)から絶縁されたことに起因するもので、いわばその逆恨み的なものとして野間や「しばき隊」を攻撃し続けているものである(野間は現在も反原連のメンバーである)。
(追記)この「絶縁」の背景としては、鹿砦社社長の松岡利康が、ある時期から「野間」への悪感情を理由に反原連に過剰に介入するようになり、いわば内政干渉とも言える行動を繰り返したことなどがある。「絶縁」は、こうした背景のもとに起こった。
松岡が「しばき隊」やSEALDsに反感を持つようになったのも2015年の夏頃からで、先述の高島と共通するのは、反原連やSEALDsが中核派その他の新左翼組織とはっきりと距離をおいていたことに対する不満のようなものが原因にあったと思われる。
鹿砦社から最近刊行された紙の爆弾増刊『ヘイトと暴力の連鎖』は、「反原連、SEALDS、しばき隊を撃つ」がキャッチコピーで、本件訴訟に登場する「リンチ事件」を��心に、おもに室井、代理人高島の主張をそのままなぞる形で野間および「しばき隊」を批判するものである。
(4) 室井および支援者と代理人たちとの関係
このように、本件訴訟について「綿密に対策を協議」した代理人たちにはそれぞれ、野間個人を攻撃する理由があったわけだが、それを利用しようとして彼らに近づき、支援を求めたのが室井およびその支援者たちである。
代理人たちとその関係者にとって、室井言うところの「リンチ事件」は「野間一派」=「しばき隊」=「闇の勢力」を攻撃し、その原因をカウンター運動の体質や思想性(高島言うところのスターリニズム)に求め、そのなかで中心的な位置にいるとみなされている野間の責任を問うのに格好の材料であった。
一方で、その暴行傷害事件の責任を加害者個人ではなく「運動」に求めたいという思惑が室井にはあった(乙⑤号証)。ここで両者の利害が一致し、他罰感情にかられてなんとかして野間を懲らしめようと画策した結果が本件訴訟である。
しかしながら訴状の内容は上記説明の通りずさんなやっつけ仕事としか言いようがないもので、そのことはすなわち、本件訴訟が提訴それ自体を目的とし、野間に金銭的負担や時間的負担を強いる嫌がらせ的な性質のものであることを示している。これが、 冒頭 (1) において「一種のスラップである」とした意味である。
(5) 室井が「リンチ事件」と称する暴行傷害事件の評価を本件訴訟に持ち込む理由
本件訴訟は直接的には、野間が室井のプライバシー侵害および名誉毀損、侮辱等の不法行為を問われているものであるが、本来の請求原因とは関係のない、「リンチの有無」について室井がしきりに問題にしているのは、上述したとおり本件訴訟のスラップ的性格に起因するものである。すなわち室井および代理人がこの訴訟を通して本当に問いたいものは、この暴行傷害事件の野間および運動体としての責任である。そのためには、この暴行傷害事件はなんとしても組織的な性格を帯びたものでなければならず、現在室井および代理人はその証明に四苦八苦している最中であるといえる。
そのことは、室井第2準備書面の内容に、より一層よく表れている。一例として、室井はC.R.A.C. WEST の訴外伊藤健一郎が作成した「説明テンプレ」と「声かけリスト」という2つの文書の存在をもってして、それが野間の指揮命令系統のもとに作成されたものであり、よって組織的な隠蔽工作であったと主張する。
しかし実際にはこの「説明テンプレ」と「声かけリスト」はいずれも野間が運営し伊藤も参加するC.R.A.C. のメーリング・リストに投稿されたことはなく、また野間個人に送信されたこともない。またその存在自体、訴外伊藤と野間の間で話題になったこともなかった。つまり野間は室井提出の甲32・33号証の写しを見て初めてその存在と内容を知ったのである。また内容を見るにつけ、そもそもそれは「隠蔽」のための文書ではなく、2ちゃんねる等の匿名掲示板に流布していた事件のでたらめな情報に対するカウンターとして、正確な情報を知り合いに周知する目的のものであった。
もとより野間はこの暴行傷害事件の発生直後から加害者である訴外エル金および同席していた訴外凡からことの顛末の報告を電話で受け顛末を知っていたが、当初からこの暴行傷害事件を「個人のケンカ」「人間関係のいざこざ」としか捉えていない。電話による2人の報告では、室井を電話で呼び出し集団で暴行したといったような、後に世間に流布する事実は認められなかった。このことは、後に刑事裁判の過程によっても明らかとなる。
報告を受けた際に野間が訴外エル金に伝えたのは「まず全面的に謝罪するように」ということと、「告訴しない等、謝罪に条件をつけてはいけない」という2点のみであった。第二準備書面において室井はこの点を取り上げ(甲35・36号証)「野間はエル金に指揮命令する立場にあった」と述べているが、これは暴行傷害事件の加害者への対応としてはごくごく常識的なもので、指揮命令系統といえるようなものではない。かつ、たとえば「告訴を避けるために謝罪せよ」といった不誠実な内容ではなく、謝罪はそれ自体何かの引き換えではなく誠実に行われるべきであるという考えを示したにすぎない。
さらに、加害者が告訴されたいと考えていることは通常ありえず実際にエル金は謝罪文(甲23号証)を書いて示談交渉を始めたことから考えても「謝罪を告訴しないことの条件にしてはならない」というのはむしろ本人の意志に反することであって、この甲35・36号証は室井の言う「野間は暴行加害者の立場を代弁してきた」を反証する内容だと言える。
実際には野間とエル金の間に個人的な連絡はほとんどなく、個人的にもC.R.A.C.としても、普段から彼に何かを指示、指揮命令することはない。 (6) 室井が「リンチ事件」と称する暴行傷害事件の概要 ここまで述べてきたように、本件訴訟は実質的に、室井が「リンチ」と称する暴行傷害事件の評価をめぐってのものであると言える。そこで、請求原因には直接的に関係がないものの、この暴行傷害事件についての野間の評価をここでまとめて述べておく。
この暴行傷害事件は、2014年12月17日深夜、大阪・北新地のバー店外でエル金が室井を殴打し、全治3週間のケガを負わせたというものである。現場にはエル金のほかに凡、バー店内にほか3名がいた。
このことを室井および代理人・高島章は、「しばき隊によるリンチ事件」「いわゆる十三ベース事件」と称している。先述の通り、「しばき隊」は特定のグループを指すものではなく、カウンター運動をしている人間のうち任意の者を「闇の勢力」として名指したいときに恣意的に使われる呼称である。ちなみにエル金も凡も、実際に存在した「レイシストをしばき隊」のメンバーであったことはない。
事件の後、年明け1月から加害者と室井の間では示談交渉が始まったがこれは決裂し、室井は加害者を告訴した。この結果、簡易裁判所によりエル金は傷害で罰金40万円、凡は暴行で罰金10万円の刑事罰を科された。ほかに李信恵も告訴の対象となったが、不起訴である。
この刑事裁判の結果からは、エル金が主犯で凡が共犯の暴行事件のようにも見えるが、実際の様子はそうではなかったようである。
というのも、凡の暴行はエル金の殴打を止める目的で、軽く室井の頬をはたいたというようなもので、およそ共謀して殴る蹴るの暴行を働いたというものではない。室井の認識としても、どちらかというと凡は「止めてくれた人」という認識であることが、室井の供述調書からもはっきりとわかるのである(乙⑳号証)。 (7) 室井が「リンチ事件」と称する暴行傷害事件に至る経緯
室井は以前からエル金と凡に対して悪感情を抱いており、たびたびトラブルを起こしていた。たとえば2014年11月2日には東京で、ネット上でのいさかいが原因で室井が凡の首を締めるという事件も起きている(乙㉑号証)。またエル金に対しても2014年の5月ごろから個人的な人間関係が原因で悪感情を抱くようになり、7月には完全に距離を置くようになった(乙㉒号証)。
そんな折に、室井はネット上の右翼団体元構成員の書き込み(甲21・22号証)を見て、そこに書かれている「右翼(註:右翼団体を主宰していた竹井という人物)から50万円を受け取った人物」が、エル金ではないかと疑いを持ち、これを凡を含む複数の人間に吹聴した。
室井はこれを噂の存在を知って懸念を表明しただけだとするが、実際には室井はフェイスブックのグループ・メッセージ上で《エル金と竹井、ズブズブに馴れ合ってるんじゃないかと思える》《エル金が竹井を守っているようにしか見えん》《エル金と竹井がつながってると考えると、辻褄の合う話が多すぎます》《「愛国矜持会の金です」って名乗ればいいんですよ》《知れば知るほどエル金が疑わしく思えてきます》《どう考えてもエル金は臭い》などと、ほぼ疑惑が真実であると断定する口調で、複数の第三者に向けてエル金を糾弾している(乙㉓号証 下記写真はその一部)。
なお、室井は後に天満警察署作成の供述調書において「私は金が在特会側の人間から金を受け取っているのではないかという話は凡にしかしていなかった」と、嘘の供述をしている。
このようななかで、室井がエル金に疑いをかけているという話、すなわちエル金が右翼からカネを受け取っている可能性があるという話が、プライベートなグループ・メッセージを越えて外に広がり、多くの人が知るところとなった。野間の言う「(室井は)デマをも活用し気に入らない人物を貶めようとそのデマを吹聴した」は、これらのことを指す。
十三で飲食店「あらい商店」を経営する訴外パク・ミニョンもそうした情報を得た人物の一人であった。この飲食店は関西においてカウンター運動に参加する人たちがよく利用する店であり、室井もその常連の一人であった。この話を聞いたパクは「金の人格を貶め、その人格をも否定する悪質な発言」だと思い、「よりにもよって皆の風よけのように苦労していた在日当事者に対して、ようもそんなこと言えたもんやな」と悔しい思いをし��と語っている(乙⑪号証)。そこでパクは室井に、エル金に対して謝るように促す電話をかけている。
なお、件の暴行傷害事件を「リンチ」と称し、かつての連合赤軍による山岳ベース事件になぞらえて「十三ベース事件」とネット等で命名されるようになったのは、カウンターのたまり場であったこのあらい商店で暴行が行われたかのような印象を世間に与えるためである。実際の現場は十三のあらい商店とはなんの関係もない北新地のバーであり、パクは単に店で接客中にこの話を聞いて室井に電話をしただけであるが、暴行事件とこの店を結びつけるネットの書き込み等により、店は風評被害やいたずら電話などの被害を受けることになった。この店が暴行傷害事件と無関係だと知っているにもかかわらず、室井代理人の高島章は「十三ベース事件」という言葉を現在もことさらに使いつづけ(乙⑯号証)、あろうことかあらい商店の前で撮影した自分の写真をネットにアップロードするなど(乙㉔号証)、その行為は陰険で悪質極まりないといえる。
あらい商店でパクがこの噂の存在を知った直後、2014年12月16日の深夜に室井は凡に電話をかけ、謝罪したい旨申し出た。そのときちょうど別件でエル金、凡、李信恵その他全部で5名のカウンター運動に携わる人間が、別件で北新地のバーに集まっていたところであったため、凡はその場に来るように促し、日付が変わってから室井は現場に到着した。ここでいったんは席について話し合いが始まったが、話はこじれ、激昂したエル金が室井を殴打する暴行傷害事件が発生したのである。
いくら怒ったからといって何発もケガをするほど殴打したことは、それ自体許されないことであり、この暴行の責が室井に帰するとは野間も考えていない。だからこそ事件直後、野間は加害者のエル金に即座に全面的に謝罪すること、告訴されることも視野に入れることなどを伝えたのである。
(8) 暴行事件その後
この事件の経緯が個人的な人間関係のトラブルによるものであること、また、相手は対抗すべき差別主義者ではなくカウンター運動内部の人間であったことから、野間は事件にはノータッチのスタンスを取ることにした。ことさらに解決のために積極的に交渉に介入もしないが、事件が公になるのを食い止めることもしないというスタンスである。
ただし、これは野間が日本社会においてマジョリティに属する日本人であり、なおかつ大阪のカウンター運動とは人脈的にもたいしたつながりがないから取れるスタンスであって、地元の在日社会ではそういうわけにはいかなかった。
室井とエル金との示談交渉は、地元の在日社会が仲立ちしたが、在日社会はできるだけことが公にならないような方向で動いたことは間違いがない。なぜなら、こうした一部の人間の不祥事によって、「だから在日は暴力的である」といった民族差別的風潮を招き寄せてしまうことは過去の経験から明らかであったし、そのことに対する恐怖もあったであろうことは容易に想像できるからである。野間はエル金が自分の暴行事件によって告訴されてもなんのダメージも受けないが、在日社会はそうではないのである。また、相手はそもそもレイシストや右翼排外主義者ではなく、これまで一緒にカウンター運動を担ってきた人物であることも、できるだけ穏便にことを処理したい理由のひとつであったと思われる。
室井は、野間がこの事件を「隠蔽」して「カウンター運動を守」ろうとしてきたと主張するが、単に私人間の争いに介入せず当事者同士の示談交渉、あるいは司法による解決を見守ったにすぎず、野間が直接関係していない事件について公の場で言及しなかったからといって、それを「隠蔽」とすることは無理筋である。
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今日の東京、雨は一時休止の模様です。道も乾き、曇り空が広がっています。寒くて夜中に起きることもあるので、圧縮袋に入れてクローゼットにしまった平たい毛布をもう一度取り出して膨らませました。体調が乱れやすい季節です。どうぞご自愛ください。
今週はインナージャーニー、オールレベルクラスやマスタークラスの授業の他に、サンデーサービスそしてドロップインナイトと、てんこ盛りの1週間でした。サンデーサービスでは上級生が素晴らしいデモや司会で助けてくださいました。最後のデモでは、少し時間が足りなくて短めのメッセージになってしまって申し訳なかったです。クラスではいつものように生徒さんの光をお裾分けしていただきました。また、素晴らしい成績を残した方が多く、秋学期が楽しみです。ドロップインナイトでは、オールスターキャストと言っても良いような素敵なスピリット・ガイドの方々が勢揃いし、眼福でした。なんとか全員にメッセージと、時間が少し余ったので、ちょ��としたプレゼントをいただきました。これからマントラ入門・土曜クラスの最終日です。今日も素敵なマントラを用意してお待ちしています。
夏学期からデモをする機会が増え、ミディアムとして更に経験を積む時間をいただけて嬉しく思います。個人的に、デモンストレーションはミディアムにとって一番の晴れ舞台だと思っています。一度にたくさんの人に光のメッセージをお届けし、霊界の存在を証明する場面だからです。ということは、たくさんのスピリットも同時に参列してくださっていますので、その場のエネルギーが綺麗で明るく、神聖でポジティブな光に満たされてます。ですから、参加するだけで元気になれる場なのです。イギリスのスピリチュアルチャーチでは、ミディアムは皆、正装をします。通常の教会でもサンデーベストといって、日曜日は皆揃って着飾り、教会へ行くのが習慣となっています。そして、スピリットも生前の面影を失わない程度におめかしをして登場してくださることがあります。今回も、お気に入りの香水をたっぷりと纏って登場した方、スーツをばっちり決め込んだ方がいらっしゃいました。女性は特に、お気に入りの着物を着ていらっしゃったり、亡くなった時よりお若い姿で登場するのも、このデモンストレーションという場に敬意を表してくださっているからだと思います。
目下のところ、梅雨とコロナでおうち時間が続いている私の楽しみは、バラの育児と読書です。梅雨の季節は、挿し木のベストシーズン、ということで、買ってきて萎れてしまったバラを増やそうと奮闘中。種子法というのがあり、販売や譲渡をせず、自分で楽しむ目的に限ってこうして苗を増やせるそうです。無事に根が張ってくれればいいな〜。
引っ越しの際に本を断捨離し、Kindleに移行しようと思っていたのですが、本屋に行くとまた何冊も買い込んでしまいます。話題になっている『ぼくはイエローで、ホワイトで、ちょっとブルー』がとても良かったので紹介したいと思います。いわゆるミックス(一昔前はハーフ)の子どもを持つ、日本人の女性のエッセーです。多様性について、またイギリスの教育制度について、イギリスのブライトンという地方都市の現状を時にシニカルで、時に暖かな視線を向けながら綴っています。この本の中で、著者のブレイディみかこさんが『エンパシー』について息子さんと会話する場面があります。オックスフォード英英辞典ではエンパシーとは『他人の感情や経験などを理解する能力』とあり、似たような『シンパシー』の意味である『他人の感情や経験などに対する理解』に比べると、エンパシーが能力であり、誰もが自然に湧き上って持つ感情ではないということです。日本語では、共感力と訳されています。ちなみに、私自身ブライトンを訪れたこともあり、ブリティッシュロックが好きなイギリス贔屓ですし、同じく国際結婚をしてミックスの子どもがいるので、共感する部分が多かったです。113ページの真ん中で思わず涙…。
このエンパシーを小学校における教育プログラムに導入した、メリー・ゴードンさんという社会起業家がいます。『感情リテラシー』を身につけること、つまり自分や他人の感情を理解し、表現する力を身につける能力を育む事を目的とした『ルーツ・オブ・エンパシー』という名のこのプログラムでは、教室の真ん中に緑色のブランケットを敷き、そこで赤ちゃんを遊ばせます。小学生たちがその周りに座り、言葉をしゃべらない赤ちゃんの行動や表情から、赤ちゃんの感情を想像して皆で意見を交わし合います。例えば、赤ちゃんが泣くと「お腹が空いたのかな」「体のどこかが痛いのかな」など、赤ちゃんに寄り添い、その感情を理解しようと試みると同時に、自分と人は違う想像、意見を持つものだ、ということも理解していきます。日本でもこのプログラムを取り入れている学校があるようです。また、『ルーツ・オブ・エンパシー』を取り入れた学校では、いじめや暴力が激減しているそうです。
エンパシーは、ミディアムシップを行う上でも欠かせない能力です。敏感と共感は似たような言葉ですが、エンパシー、共感力は他人の感情は理解できても、それを自分の感情とハッキリと区別し、影響されない能力だと思います。エンパシーが高まると、映画や本、美術や音楽などの芸術や瞑想が好きになったり、楽しく感じられたり、感動が沸き起こり、理解が深まっていきます。そしてまた、周りにある自然にも、より目を向けるようになると思います。アウェアネス、霊性開花の学びもまた、エンパシーを深め、自分自身や他人の感情を理解することで、さらに高次元のエネルギーと繋がっていく過程なのです。
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Soul Journey 〜インナー・ライトとの出会い〜
7月26日(月) 午前10:00〜17:00(お昼休憩1時間)
8月29日(日) 午前10:00〜17:00(お昼休憩1時間)
同日ともに同じ内容です
料金:会員8,000円・非会員10,000円
講師:森 梢
瞑想経験者ならどなたでもご参加いただけます
この6時間ワークショップの目的は、ミディアムシップを行う時や、人生におけるさまざまな選択肢に向き合う時に妨げとなる、さまざまな思い込みや固定概念、従来の価値観というフィルターから解放され、自分の本来の魂の輝きである『インナー・ライト』を取り戻してゆく事です。
それらのフィルターが、いつ、どこで、なぜ作られたのかを、過去世や今世と向き合うことを通して知ることは、来世へと繋がる魂の旅路『Soul Journey』を理解することでもあります。
ミディアムシップは、他者、相談者に対して行うだけのものではありません。 自分自身にとって必要なアドバイスを得ることにも、その能力は発揮されます。
また、自分自身の魂を磨き、その価値を知ることにも繋がりますし、得意分野を知り、伸ばすことにも役立ちます。
このワークショップでは、主に過去世をテーマとしたレクチャーと、自分の中の光に気づく実習を用意しています。 あなたの『インナー・ライト』が、さらに輝きを放ちますように。
◉ このワークショップは以下のような方に向いています
・ミディアムシップに興味がある
・サイキックとミディアムの違いを知りたい
・ミディアムシップを行うのに必要な条件が知りたい
・自分の思い込みや固定概念に気付きたい
・過去世において作ったフィルターや課題に向き合い、現世での学びにつなげたい
・現世において作ってきたフィルターや課題に向き合い、来世での学びにつなげたい
・自分の得意分野が知りたい、または伸ばしたい
・ミディアムシップにおける無意識なコールドリーディングを避けたい
・グラウンディング、サイキックプロテクションについて知りたい
・スピリットからのメッセージと自分の想像の違いを知りたい
・自分のミディアムシップを向上させたい
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Prime90 マントラ、正しく唱えていますか?
2021年7月28日 19:30〜21:00
参加費:会員2,000円・非会員2,500円
説明:アイイスのオールレベルクラス、マスタークラスやサンデーサービスで唱えているお馴染みの3つのマントラ、「ガーヤトリーマントラ」「平和マントラ」「ガナパティ神への祈り」について、改めてじっくりと学ぶ90分です。正しい発音・意味・効果を理解し、高次元の波動に近づき、その恩恵に触れ、聖なる道具として役立ててゆきましょう。クラス受講者以外の、マントラに興味がある方のご参加も歓迎します。
#awareness#unfoldment#mediumship#spiritualism#spirit communication#empathy#mantra chanting#psychic art
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ひみつのはなぞの3
※「クリミナルマインド」パロ。FBIの行動分析課が、犯罪者をプロファイリングし、犯罪心理を読み解いて事件の解決を目指す…という海外ドラマのパロです。現実の日本より物騒な国で司法制度や警察組織も現実とは別物と思ってふんわりお読みください。
【父子】 犯人は安定した地位を持つ男。妻子を持ち、学生時代からずっと典型的なボス猿タイプ。プライドが高く自分の間違いは決して認めない。計画にズレが生じればすぐに逆上するだろうが、そんな隙はほとんど見せない知性と用意周到さ。 手口の類似性から同じ人物の犯行と見込まれる犠牲者は、既に4名になっていた。 数日に渡って拷問を受けたあと打ち捨てられた死体は、その無慈悲な死因とは裏腹に恭しく横たえられ、彼女たちの両腕は何かを抱きしめるように固定され、聖母を思い起こさせる姿だった。 現在、太刀川たちのチームが追っている連続殺人事件のプロファイルの内容をまとめた時、出水はじっと資料を見つめて考え込む様子を見せた。 「何か気になることでも?」 そうチーフである風間に聞かれた時、出水は「や、なんでもないです」と首を振った。下手な誤魔化しは通用しない人間に囲まれて、その行為にはなんの意味もない。 目を反らす、掌が軽く握り込まれる、いつもより若干あがった語尾。そんな些細な変化も職業柄見逃されるはずもない。太刀川が気がついた程度のことは、この場にいる全員も気がついただろう。 触れられたくなさそうな出水の感情を斟酌するような生温さを持ち得ない風間は「何かあるなら言え」と端的に促す。 「・・・・・・ほんと、全然根拠なんてないんですけど」 そうおずおずと言い出す出水は、いつもの聡明な様子は影をひそめ、やけに幼く見えた。 「この人、たぶんすごく良い父親だと思います。少なくとも、家族にとっては。逆上しやすいって書いてありますけど、家の中では怒ったところなんてほとんど見せたこともなくて、誕生日やクリスマスには高価なだけじゃなくて心のこもったプレゼントを欠かさずくれる。たぶん、家族にとっては頼りがいのある完璧な父親だったと思うんです」 そうして、少し迷うように付け足された。 「おれの父親がそうでした」 犯行の内容は全然違うけど、プロファイルの共通項が多いでしょう。たぶん、ちょっと似てる気がします。 どことなくぼんやりと、昔を懐かしむように目を伏せる出水にかける言葉を誰も知らなかった。「いやほんと、聞き流してくれていいんですけど!」と沈黙の広がるミーティングルームにはっとして慌てて付け足す。 「・・・・・・いや、参考にさせてもらおう」 そう風間は相も変わらず冷静に言って役割分担へと話を移す。部屋の中の空気がそっと緩み、太刀川の隣に座る出水がほっと胸をなで下ろすのが感じられた。 「良い父親だったんだな」 部屋を出て、現地に飛ぶ準備を整えようと解散するメンバーを見送って、居残り組の出水と、ほとんど本部に住んでいるようなもので準備に時間のかからない太刀川だけがミーティングルームに残される。一つだけ切れかけた蛍光灯が時たま明滅するのが鬱陶しくて、スイッチを切ってしまった室内は、それでもブラインド越しに差し込む春の陽光でほんのりと明るい。先ほどまで眼にしていた資料写真の陰惨な様子との落差がひどくて眩暈がするようだった。その中でも、出水は変わらず出水だった。頬杖をつき、窓際に立つ太刀川の方へ向けられた笑みは、いつもと同じように見える。 「けーべつします?」 わざと冗談めかして張られる予防線に、幼い頃の事件以来、彼がどうやって生きてきたかを思い知る。殺人鬼である父を慕い、会いたいとせがむ子どもを周囲の大人がどう見てきたかは容易に知ることができた。先ほど発言を躊躇ったのも、彼が口を噤むことで生きる場所を見つけてきたためだろう。 「いや、それがお前の見てきた『本当の父親』なんだろ。誰も否定する権利はないさ」 見えるものなんて人によってそれぞれだし、何が真実かなんて見る者によって変わる。そんなのは当たり前のことだった。ただ一つの真相を暴くこの職業に就いていてさえそう思う。太刀川自身が、内省する『自分』と、他者から見る『自分』に大きな隔たりを感じるからこそ、余計に強くそう思うのかもしれない。 出水は驚いたようにぱちりと目を瞬かせて、それから「太刀川さんのそういうとこ好きだよ」と、くしゃりと顔を歪ませた。 泣くのかと思ったら、どうやら笑っているらしかった。随分下手な笑い方で、見ているこっちも笑ってしまった。 「さっき言ってたプレゼント。クリスマスと誕生日って言ったけど、ほんとはそれ以外にも時々、くれることがあったんですよ。別に特別なことがあったわけでもないのに。その時は母さんと姉ちゃんがいなくなって寂しがるおれをかわいそうに思ってくれたのかな、と思ってたんですけど」 出水は気を取り直すように一息ついて語り始めた。既にその顔は仕事の表情に戻っていた。指先でなぞる先は、渡された資料の、被害者から失われた持ち物の項目だった。ネックレスやブレスレット、ピアスに指輪。失踪当時持っていたものは殆ど遺体の側から発見されたにも関わらず、たった一つ、普段から身につけていた装飾品の類が失われている。 「・・・・・・記念品か」 「そ。すげえ神経してますよね」 シリアルキラーの約三割が、殺人の記念として被害者のものを保存するという。物品を通じて犯行当時の興奮を何度も思い起こして愉悦に耽るためだ。多くの場合本人以外に触れられることのない自室にひっそりと隠し持っているものだが、彼の父親は違ったらしい。 「捜査資料には特にそんなこと書いてなかったけどな」 「忍田さんが伏せておいてくれたんじゃないかな。少なくとも、表で閲覧できる文書では。じゃなきゃ、ますますおれの立場は悪くなってただろうし。何しろおれのおもちゃ箱には、被害者の持ち物がたくさん入ってたんですからね」 サッカーボールと水鉄砲、ミニカーに怪獣のフィギュアでしょ。最後はロボットのおもちゃ。数えながら折られた指はきっかり五本。 なんでもないことのように言うが、彼の父親が自分の犯して殺した少年の持ち物で無邪気に遊ぶ息子を見て、どんな感情を抱いていたか、わからないほど彼も子どもではないだろう。それでも、彼に「良い父親」と言わしめるその男を太刀川は憎らしく思う。もしくは、羨望なのかもしれなかった。殺人鬼という本性を知っても、出水の心は変わらないのだ。 「まぁ、だからってわけでもないけど、発見された遺体からなくなってるもの。犯人は大事にとってあるかもしれませんね。子どもがいるなら、その子が持ってるかも」 そうしてほどなくして、事件は無事に解決を見た。 出水の言うとおり、犯人は誰が見ても理想的な夫であり父親であった。妻は夫を疑いもしなかったし、一人娘は思春期であるにも関わらず友人に父親の自慢をするほどだった。 けれど、その娘のジュエリーボックスからは、友人や恋人から贈られたものに混じって被害者の遺品がいくつも発見されたのだ。綺麗に磨かれて、大切に使われていたであろうそれらは、どれも父親から贈られたものだった。 それを知った美しく純粋な娘は小さくか細い悲鳴をあげて、気を失ったという。 凄惨な遺体の様子は街中に知れ渡っていた。その事件の犯人が父親であり、その遺品を自分が身につけていたと知った彼女は真相の重さに耐えられなかったのだろう。 こうして彼女の真実は塗り替えられた。 眼を覚ました彼女は父親について話すのもおぞましいというふうに口を閉ざしたという。 後日、その報告を聞いた出水は、つまらなそうに「そうですか」と言ったきり、次の仕事に取りかかった。その父娘の顛末など、欠片も興味はないような態度で。けれどその眼に、ほんの少し寂しげな色が浮かんでいたことに、ただ一人太刀川だけが気づいていた。 いいなぁ、と思う。ほしいなぁ、と思う。彼のその、ひたむきな慕情の向けられる先が、自分であればいいのにと、太刀川はその横顔を見てぼんやりと思った。 けれど、彼に触れることを許された時、自分がその手で出水を壊してしまわないなんて自信は、欠片もなかった。だからその甘い誘惑から眼を反らす。そうして少し距離をとる。自分のような人間は、欲しいものに手を伸ばしてはいけないのだろう。 誤魔化すように目を向けた窓の外では、まだ芽吹く前の桜の木が大きく枝を揺らしていた。それを他人事のよう��眺めやる。厚いガラスに守られた室内はひどく居心地がいい。あえて外に出る必要はないだろう。 春の到来を告げる風が、強く吹きつけた、ある日の午後のことだった。
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