#夜守コウ
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--深海人形-- あーるじみやは対バイド軍やらTeam R何とかではありません
※然し乍らバイドです(※正真正銘のバイド!!!!!!)。
※閲覧注意(※キャラ崩壊についても)。
※ネタも話題も雑多(※闇鍋)。
※所々グロい(※精神的にも)
※メダロットネタ(※←New!)あり
…『恥を知って居るのがデザイン(※某船ゲースタッフ名言)』だってもう『戒め(ほぼ確実な)』…として言われてる(※元は自分達の作ったゲームのUIを丸々と何の捻りも他者、歴史へのリスペクト無く作られた某刀剣ゲームに対して発せられた言葉)。
…。
オリキャラ(一次創作で生産)も嫁推し(二次)も次元戦闘機も自分自身(バイド)も全て使い捨ての様に粗末に扱う、それがあーるじみやだ(※…まるで、22世紀地球の対バイド軍かTeam R何とかの様に……)。
…。
「作者は此方の事を知り得ない欧米人だから()。」…と言ってSWから極々自然にデザインとって来たり業界では頗る名の売れた方なのにZgndmとビゴーの歌をだらしなく彼等の作った音楽を至極無礼にも採用し、あのゴリラ漫画を十何年も継続してつい最近迄アニメ化しといて、自らの権利を叫ぶ(彼等の同胞である筈の高橋監督とレッドショルダーマーチ採用したちゃんとしてる人達とは雲泥の差)。
…矢っ張り、ガソダムよりボトムズ、此れマジね(※…何故か人気で負けて居るが……)。
…。
ルリルリよりゲキガンガー3(※ある意味当然??)がメダロットになってるのに、驚愕(※タイムリーネタ)。
…。
火蜂が登場する前は、ブラハ様mk-2とラスボスの烏賊が当時最強と呼ばれてたのは皆様知っますよね??(※知らんがな)。
…。
自害狂言だいすき!もちずきさん(※ドカ食いは事実上、"緩やかな自害"なのでどうしても其うなる)。
ドカ食い習慣は事実上の自死です(※戒め)。
…。
今後描くかどうかは?なネタをメモしとく
本物(コウ)による偽物(にせウラキ)へのおしりぺんぺん
ふーけつ、館主様馬で馬の調教と馬術の練習
ガトーで遊ぶコウ
幻影旅団ガンダム(二号機)強奪
陽昇ロボアニメ勢で各自の念能力覚醒ネタ
Effigy(二号機)強奪
Effigy(二号機)売るよ(生体売買)!宇宙世紀で人身(?)売買とか(※頭P.Dかよ)
…。
あーるじみやに逆らったらエンジェルパックされる……な訳無いじゃん(※ワイはバイドであってTeam R何とかじゃねぇんだぞ ※真顔)。
…。
Final-2の夏の夕暮れは、矢鱈、敵構成も背景も面構成も豪華だよね(※…其の上、BGMも)。
…。
神剣ファルシオン
竜の素材(牙)から作られた屠竜剣(※拵えは朽ちても剣の本体は決して朽ち無い程の剣)
各種フォース
バイドを素材に作られた対バイド兵器(※バイドフリーなのは除く)
"⚪︎⚪︎を以て、⚪︎⚪︎を制す"。
何方も製作理念(?)がほぼ同じだしロマンの塊(※確信)。
…。
HxHに(緋色の眼はコレクションアイテムなので例外)モンハンとかみたいに狩った獣を素材にした武器、道具、全然出て来ないね(※ワイも団長を素材にしたアイテム欲しいんだけど)。
…。
只管十年近くはんたととがし信者に叩かれて続けて居るHxH映画、然し、実際に見てみると、何方も普通に丁寧な作りの面白くて良い映画でワイ困惑(※此れだからはんたととがし信者嫌い)。
「…はんたの世界観に合わない(全然合わない)。」…と言われてるオモカゲの念能力と怨でさえも第四王子(※強過ぎる効果の念能力)と暗黒大陸(※念能力以上に強い何かが無いと生き残り辛い)の存在があると地味に説明出来るの凄いと思う(※間違い無く、劇場版は、はんたに世界観の多様性を齎した存在だと思う。丁度、Gガンかアナザーみたいな感じ)。
緋色の幻影とラストミッションが駄作だったら、0083はもっと擁護出来ないレベルの駄作ですよ(※超小声)。
…。
モビルミゼットの話は、Final-2でのウロボロス(自機)vs.ウロボロス(ボス)みたいなノリでやってみたい時もある(※同キャラじゃないけど同キャラ対戦)。
…。
トマト大嫌い交渉人が、スイカバーならぬヨーグルトバーの所為で潰れたトマトみたいになるとか哀しいなぁ(※鬼畜生)。
…。
MS・MA→メダロット、パイロット→メダル(※基礎知識?)。
…。
…シロッコは"タイラント・ソード"と言うのにも居るんですが、全然知られてなくて(※其処では、強化人間実験の為に木星に送られたデザイナーベビー型ニュータイプとして登場する。 結局コーディネーターなんじゃん笑)。
…。
…自殺する位なら生きて、みたいに言い出したり、パパゲーノ効果を全面肯定したり、其れを他人様にも平気で押し付ける気色悪い人達を、ワイははっきりと変質者か変態と呼んでる(※其れ位価値観がイカれた存在だと思ってる)。
…。
※以下、某えろバレー風パロ注意
シロッコは如何しても出せない。其れ言ったら、某ノースリーブサングラス野郎もだが(※すぐ戦争の事、現行政権への反乱を考えるしな)。実力がガトー、ヤザンよりも上で、女誑しですぐ裏切る。此んな奴を、入国させてはならない(※…だけど、腹部に、頭にビームサーベル刺さってるSDgndmのララァみたいにスイカバーが刺さった儘、第三のララァとして第二のララァであるサラと一緒に草葉の影から、見守って居る模様)。
…。
※クロスオーバー?注意
※終始ガトー視点
※モブキャラ注意
※過去捏造注意
Fly to the Leaden / Starry sky
其の日、島にある飛行場で航空機の状態を乗って確かめて欲しいと言う依頼した方がおり、私と彼奴は其れに喜んで参加した。生憎の曇り空だったが、風は無く、飛ぶのには支障は無かった。
「……複葉機ですか。」
「まぁ、超高速ジェット機すら軽々と容易く乗り熟せそうな兄ちゃん達には此の機体は生易し過ぎたな。」
其の仕事(?)を私達に依頼した方は、島にある飛行場を管理するアドマイスターさんで、私が島に来て少し経った後に出会い、彼は私のパイロットとしての素質を見抜き、更に、御好意で、すぐに飛行機操縦の免許を取らせて貰った。
「…複葉機ね。こんな古臭ぇにも程があるプロペラ機なんて良い趣味してんじゃねぇか。」
そして、今日は、彼奴----ヤザンも居る。
「だが、安定性は単葉機よりも上だ。」
私が此う言うと彼奴は此う答える。
「知っ��るぜ。」
此んなザマでも彼は操縦の免許を持って居るとの事だが、正直此んな奴は呼ばなくて良いだろう。…等と思って居ると、飛行場のアドマイスターさんが、彼奴に話掛けて来た。
「…お前さんも、ガトー君と同じく、元々はジェット機乗りと聞いたが、…矢張り、はじめはレシプロ機に慣れる訓練から……。」
其のアドマイスターさんの質問に奴は答えた。
「…其うッスね。」
此処で、前に、私は彼奴に、其のアドマイスターさんと似た様な事を訊いた時の場面を思い出す。
…、
「お前も、航空機の操縦は、先ず、レシプロ機からはじめたのか?」
其う訊くと、彼奴は此う答える。
「当然よ。俺も元々は航空機乗りだった。大体MSは、後から出て来たモンだしな。オデッサの戦い前後に出て来たGMには、予め『FTD(飛行訓練装置)』で操作を覚えてから乗せられたぜ。」
「私の場合、航空機訓練は最低限、実戦は0で、四六時中MSで戦って居た。連邦の航空機と有象無象のジム共は腐る程見て来たが、かのエースパイロットが駆る連邦の白い悪魔と其の僚機達だけは見た事が無い。…但し、此の私でも見た事がある連邦の白い悪魔は……、」
ヤザンには、あの試作機三体の事等興味無いだろうが、私は如何しても彼に話して置きたかった。…だが。
「……別に?あれの派生種が如何だのこうだのに興味無ぇな。」
其う言って、彼奴は其の場を後にした。其の彼の胸中と理由は私には分からない。
然し、連邦の人間でありながら、紛れも無い連邦の救世主であるあの白い悪魔と其の派生機が嫌いだとは、きっと何かあったに違い無い事は此の私にも分かった。………何とも、複雑なモノだ。
…。
「ガトー!オレよりも先に乗れよ!」
「早速だが、ガトー君、…ヤザン君より先に此の子に乗って見て欲しい。」
其う言われるが儘に、彼奴よりも早く、私はヘルメットを被り、先にレシプロ機に乗る。此のヘルメットは、自分が昔よく被って居たモノより明らかに製造技術が未熟で質が悪い。……其う思いつつ、発動機を動かす(エンジンスタート)。此の私が飛行を共にする機体は、大きなエンジン音を、唸り--ある種鬨の声、雄叫びの様に--を上げ、滑走路を力強く走り出す。…其うして、空へと飛び立つ。--私の後に此の機体に乗る--生粋のアースノイドである彼奴--も、少し位は私と同じ此の感触を共有するだろうが--。我が飛翔するは鉛色の空。地球ならではのフライト。人生初の飛行体験。コロニーの中に『鉛色の空』は決して無い。
此処で、正直な感想。曇り空にレシプロ機で空を翔けるのは、青い空程の爽快感は無いが、其れでも曇り空を翔ぶならではの趣があった。更には、ジェット戦闘機ともMSともMAとも違う操縦感は私の心の癒しになった。
…。
其の後、私が住み込みで勤務するリゾート施設では、久し振りのナイトパーティが行われた。あれから、曇り空は晴れて居た。さて、前回と同じく、ヤザンの奴は未��宴会を楽しんで居る様だ。其の他方、私は、暑い夏の夜の冷めやらぬ活気と喧騒に疲れて、一人だけで海辺で星空を見ながら佇んでいた。あの飛行機に乗ってからずっと思う。如何にかして、時を跳びたい。如何か此の地球から飛んで行きたい。快速の宇宙船か飛行機か何かで、あの星の海を渡って行ければ良いのに。何処迄も。光を追い越し、時を跳んで、元居た宇宙に帰り着く迄。
--星の海を渡っていこう、振り向くことなく、光を追い越し、時を翔んで、
いつまでも
どこまでも
--R-TYPE FINAL F-C
…。
※おまけ
「曇り空よりも青空を飛びたいぜ(※正直な感想)。」
…。
「君が先に乗って良かったのに、何故ガトー君に順番を譲ったのかね?」
「オレが先に乗ると、機体を破壊してしまうかもしれませんからね。オレは夜戦も空戦も激しいモンで。昔は今よりヤンチャしてましたよ。其んな感じで、現役時代から結構機体も友軍もド派手に沢山壊して来たので、散々歴代の上官に怒られて来まして。…特に、あの女性の権利に煩いのは……。」
(……もしかして、…此の男、……前はとんでもない悪党だったのかな……??)
…。
「懐かしいソロモンの空だ……。」
「お前の戦ったソロモンとは、違うソロモンだろ!?」
…。
※如何でも良い補足
Fly to Leaden / starry skyの元ネタはバトルガレッガの一面曲で、ライジング・エイティングのゲーム(※魔法大作戦、ガレッガ等を製作)には『1944〜THE LOOP MASTER〜』と言う、19シリーズの版元に依頼されて作ったWW2太平洋南方戦線が舞台のゲームがある(※…少しだけだが、此の話の元ネタになってたりする)。
…。
※クロスオーバー注意
※メダロットネタ
※夢要素注意
シロッコの心を複写して作ったシロッコメダル(※…尚、機体の音声はコピー元本人と同じ物となる)欲しい。其のメダル(※余裕でLVMAXにする)をマイメダのゴッドエンペラーに入れて「…御主人様、大好き!大好きです〜〜!!(※…とっても愛してる〜〜!!!)。」…と言わせて抱き締めさせながら四六時中侍らせたい(※支配欲)。…然も、其れをシロッコ本人の前で見せびらかしながら、PMX型メダロット三体、PMX-01 パラス・アテネ PMX-02 ボリノーク・サマーン PMX-03 ジ・オとロボトルしたい(※…因みに、他の二体はサラメダル搭載パーティクルとガトーメダル搭載非純正ビーストマスター ※稀にヤザンメダル搭載済ブラックメイル ガルマメダル搭載プリミティベイビーの模様) 。
…この様な人格コピーメダルは、レアメダル並にレア(希少)なメダルと言えよう(※…って言うか、メダロット版すーぱーふみな)。
ゴッドエンペラー「勝てると思うな!小僧共!(※何時もの言動)。」
ロボロボ団下僕「此の生意気な感じ、正に本人其の物ロボね(※率直な感想)。」
木星帰り「自分の紛い物を自らの手で討たねばならぬとは!あのゴッドエンペラーに攻撃を仕掛けるのは、私が私自身で自分の魂を傷付ける様なモノ!試合に勝っても負けても私に大きな精神的ダメージが残る時点で勝負には負ける!生理的に無理だ!あの女!!(※女性至上主義なのに真逆の拒絶反応)。」
…以下、補足情報
※何故ビーストマスターは非純正仕様かと言うと、純正弱いしな……(※何せ歴代ラスボスで最弱と言われる位の欠陥品)。
※本物よりガトーメダルは非常に賢い(※本物には解けない微分積分も高度難解定理についての問題もスラスラ解ける)。性格も割と良い(※…だけど、元が元なので、すぐ挙動不審に陥る)。
※人格コピーメダルは、其のメダル元となった本人の意志で自由に操れない(※メダル内プログラムが最優先実行される)。
※ロボトルに負けたら負けたでゴッドエンペラー機能停止時に排出されたシロメダを踏み潰して(※本人の前で)、更なる精神的ダメージ与える(※下衆顔)。某女史が此の光景を見たら吐きそう(※本当すみません。相手がシロッコ他だからこそ、此う言う非道い扱いして居るので)。
※…他には、ミーア、コノエ、スレッタメダルとかノイマン、刹那メダルとかも存在すると思いますよ(※登場するか如何かは未定)。
…。
※…以下、おまけ
「此うも足がスパゲティでは上手く歩けん。此の様なイトミミズの束が脚部パーツなどとは!!…巫山戯ているのか??!速急に二足パーツにしろ(※傲慢不遜)。」
「はいはい(※シロメダの方は異形脚部の儘で、二足にしろとか何も言わない……。矢張り『初めから怪物みたいな感覚の野郎(某トライエイジのカードに書かれて居るフレーバーテキストより)か……。…で、さて、ガトメダの方は今度、二足は二足でも女性型に換装して女体化させとくか……)。」
※メダの性自認厄介問題(※故か、原作ではメダル自体には性別 ※性自認も? は無い。性同一性障害を発症されたら困るからだろう)。
…。
Mr.うるち「合意と見て宜しいですね?!!(※御馴染みパターン)。」
シロッコ「あっ、レフェリーの方。何時も御疲れ様です(※御辞儀)。
Mr.うるち「いえいえ此方こそ(※礼)。」
���ダロッター(※未成年)「あれが大人の社交辞令って奴か〜〜(※呑気)。」
…。
…盟主王メダル……サルベーション……ウウッ!!アタマガ…!!(※茶番)。
…。
ガトメダはジョニメダゲットしたらウラキにあげるよ(※適当)。
…。
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フリンジラ・モンテ・フリンジラ
1. am 05:15
コウは、裸足だった。 初めてうちに来たときのことだ。それから、もう一年ほどになる。
「あの少年は、もう来ないのか」 カラスが問う。 「来ないよ」 僕は、そう答える。 「二度と来ないのか」 カラスは、重ねて問う。 「来ないよ。二度と来ない」 「寂しくないのか」 「もちろん寂しいよ。でも、別れは寂しい方がいい」 カラスは、庭のハクモクレンの枝にとまっていた。二階の窓から顔を出すと、ちょうど目が合う。そこが、彼の指定席だった。 夜明け前の、一番寒い時間だ。 「早くにすまないな、あとり」 カラスは、そう言って詫びた。あとり、というのは僕の名前だ。 昨日、日が暮れた頃に降り出した雪は、まだ弱く降り続いていた。手を伸ばせば、ふわりと手のひらに落ちる。そして、小さく刺すような冷たさを残して、消えていく。 見下ろせば、冬枯れの庭は、すっかり雪に覆われていた。楓とハナミズキは葉を落とし、骨のような身体を晒している。楽しいことも苦しいことも、全部ぜんぶ終わったあとのような、ひどく寂しい風景だった。 そういう中にあって、カラスがとまっているハクモクレンだけは、ひとつ、またひとつと、花を咲かせていた。 「あなたも、僕に別れを言いに来たんだろう?」 僕は、カラスにそう問うた。 ふむ、と、カラスは控えめに頷いた。 「なあ、あとり。私との別れも、寂しいと思ってくれるか」 「もちろん、思っているよ」 カラスは、居心地悪そうに目を逸らした。 彼が僕の名を呼ぶとき、ほんの少しこちらに寄り添うような響きがある。それはたぶん、あとりという言葉が、彼と同じ鳥類を指すものだからだろう。出会ったばかりの頃に意味を聞かれ、鳥の名前だと僕は答えた。生きているそれを見たことは、一度もない。図鑑を引っ張り出し、そこに描かれた精密な絵を指さすと、カラスはじっとそれを見つめて、言った。 ――一度だけ見たことがある。一度だけ。すぐにどこかへ行ってしまった。 胸元は枯��の色で、雪に映えていた。春には、遠いシベリアに行ってしまう。僕の名前に宿っているのは、そういう鳥だ。彼は僕の名前の中に、その鳥の姿を重ねているのかもしれない。 僕らが出会ったばかりの頃、もう十年も前の話だ。 そのころ僕は中学生で、一方カラスは、生まれて初めての冬を越したばかりだった。最初の冬を越せたら、あとは大丈夫なのだ、と。初めて会ったとき、あどけない声でそう言っていた。飛べるのか不安になるくらいに痩せ細っていたので、そのとき手に持っていた給食の残りのパンを半分やった。それで、僕らは友人になった。 そして、彼自身の言葉のとおり、次の冬も、その次の冬も無事に乗り越え、十年ほど生き続けている。そろそろ寿命だということだろう。わざわざ別れを言いに来るとは思わなかった。段々と疎遠になり、いつの間にか互いのことを忘れ、ふとした瞬間に思い出しては、きっと、もう死んだのだと思うのだろう。そんな風に考えていた。 「お前ほど長く生きていれば、別れなどいくらでもあるだろう」 「……どうだったかな」 僕は、煙草に火を点けた。朝一番に吸う煙草は、頭が思い切り締め付けられる気がする。ゆっくりと、できるだけ細く煙を吐き出しながら、少しの間、考えていた。それまでに出会った人や、人ではないものたちについて。そして、それらとの別れについて。 「あなたの言うことは、確かにその通りかもしれない。だから、やはり、別れは寂しい方がいいんだよ、きっと」 「分からん」 「うん。でも、大切なものはたいてい、寂しいものなんだ」 そうか、と。 カラスは、頷いた。 「では、あの少年は、どうして来ないのだ」 「別に、何か良くないことがあったわけじゃないよ。ただ、コウに対する僕の役割は終わったんだ」 「人は、役割がなければ会うこともできないのか」 それは、中々鋭い指摘だと思う。 「会うことはあるかもしれない。それはそれで嬉しいことだけれど、僕らが同じ時間を共有することはもうないんだ。僕はこの春から新しい仕事に就くし、あの子は高校生になる。家庭教師と生徒は、もうおしまい」 「難しいな」 「そうだね」 そして、僕らは互いに小さく笑い合った。 「あの少年のことを聞いてもいいか」 「うん?」 「私は離れて見守ることしかできなかったからな。あの子は多分お前のことが好きだっただろうし、お前たちが一緒にいるのを見ているのは楽しかった。だから、お前たちはこの先も、ずっとこのままだと思っていた」 カラスが、以前言っていた。人の命は短いなどと言うが、それは嘘だろう、と。確かに、烏の寿命に比べれば長い。過去に耐え難い別れはあったかもしれないけれど、それで何かが終わったわけでもない。 別れは、不在という言葉に変化して、ずっと続いていく。 「そうだね。……少し、昔話をしようか」 僕は、コウのことを思い出していた。 一年前、初めてこの家に来たときのことから、順番に。
(続く)
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2016年9月発行 B6/54P/300円 購入:BOOTH
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堅牢な構え
この出題には、「樊噲入項門(はんかいにゅうこうもん)」という題名がついています。
第2問 白先コウ
樊噲は、劉邦を救い出すために、項羽の軍門に入り込みます。シンプルな構えですが、堅牢な門です。
ハネ(〇)が、好手です。
黒は、オサエ(〇)てスペースを広げます。
白は、黒のスペースを狭めていきます。黒は、ツグことなくアテ(〇)ます。
白の2子取り(〇)に・・・。
取り返し(〇)ます。
白は、オキ(〇)ます。
黒オサエ、白ノビ、黒〇になり、コウの形です。
白は抜いて、コウです。黒ツギには、白オサエ(〇)ます。
(白の失敗図)
白ツケ(〇)は手筋ですが・・・。
黒は、ヒキ(〇)ます。
白の出に、黒〇に打ちます。
白ハネには、ヘコミ(〇)ます。
白の出に、ツギ(〇)ます。
白コウ取りには、外からアテ(〇)ます。オシツブシで、黒は生きです。
次回は、第3問になります。
昨夜のNHKのど自慢チャンピオン大会(ライブ)で、福島県南会津町の矢澤守さんが優秀賞を獲得しました。あっぱれです。感動しました。
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#極道畫師
#夜守コウ
#YamoriKō
#よふかしのうた
#CALLOFTHENIGHT
#アナログ
#illustration
夜守コウを捧げて、サポートに感謝して、幸運が続いています(๑❛ᴗ❛๑)و✧
Offer Yamori Kō, thank you your support, and have good luck (ฅ>ω<*ฅ)✧
獻上夜守光,感謝支持,好運連連(๑•̀ㅂ•́)و✧
#極道畫師#水墨画#acg#my art#illustration#ink painting#二次元水墨#二次元#手繪#jujutsu kaisen#夜守コウ#Yamori Kō#よふかしのうた#call of the night
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★ 【きゅーと】 「 夜守コウ 」 ☆ ⊳ kou yamori // call of the night ✔ republished w/permission ⊳ ⊳ follow me on instagram
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《おんな城主 直虎》 日本. 2017.
今回は、NHK大河ドラマ おんな城主 直虎。
戦国の世。井伊家は周りを今川家、武田家といった強国に囲まれ、常に国の存続の危機にさらされていた。そのような中で、女城主となった直虎の壮絶な人生と、それを取り巻く人々の生き様が描かれたドラマである。
この作品を観るまでは、大河ドラマをきちんと観たことはなかった。私は日本史がもともと好きだが、大河ドラマというとなんとなく退屈なイメージがあって、観ていてすぐ飽きそうだな〜という思い込みがあった。この大河ドラマに関しては、続きが気になって仕方なく、もちろん涙する部分も多いがコミカルな部分もたくさんあり、シーンの美しさも含めて間違いなく傑作!私はリアルタイムでは観ておらず、配信で観たため徹夜でひたすら観てた・・
このドラマの凄さは、史実で結末が分かっているにも関わらず、観ている人たちが想像力を持ってドラマの世界に入り込めるということ。すべてを台詞に込めるのではなく、俳優たちの所作や、シーン全体の構成、またその後のシーンにまで想いが込められている。そうした作品全体を観ることで腑に落ちたり、こういうことではないのかと観ている人たちがそれぞれ考える、想像できる。観てすぐわかったり、台詞に示してある方が分かりやすいと思うかもしれないが、この自分で考えたり、想像できるというのはとても楽しいことだ。自分自身で物語の世界を広げていくことができる。
また、出演している俳優たちのお芝居に魅了される。特に、柴咲コウと高橋一生には心酔する。柴咲コウが演じる主人公 直虎と、高橋一生が演じる政次の、あの2人の織り成す会話や、表情、目線、手の動き、作り出される雰囲気。心に深く語りかけられているような、全身の感性が痺れるような、素晴らしいものである。
わたしはこの大河ドラマを観ているとき、ほとんど毎話涙していたのだが、それほど作品全体に心情が丁寧に表現されている。ドラマを観ながら、こんなに他に何も考えられないくらい心が苦しくなることがあるのかと思ったほどだ。舞台が戦国の世であるため、悲しく切ないストーリーも多い。国を、殿を、愛する人々を守るために生き抜く人々のそれぞれの生き様や言葉は深く心に突き刺さり、いつまでも私の心に刻まれている。
全話で50話あり、回によっては観てしまうとしばらく心が立ち直れないくらい感情移入してしまう作品だが、これから何度も見返す作品だと思う。そのくらい私にとって大切な作品。おんな城主 直虎。
ここからはおまけです。
わたしはこの作品に出てくる「なつ」という人物がとても好きだ。山口紗弥加演じるなつは、井伊家と小野家の間に挟まれながら、美しく、賢く、強い芯を持ち、健気に生きる姿は、憧れるような存在である。もし観る機会があれば、注目してほしい。
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2022/10/30 今週見たやつの感想とか
ブレンド・S
有名所のきらら作品。秋アニメのぼっち・ざ・ろっくを見てたら無性にきらら作品が見たくなって見返した。
NLもののきららだけど店長(男)があんまりイヤな感じがしないから不快感なく楽しめる
OPがネットミーム化してて広い層に名は知られてるけど、見たことあるって人は意外といなさそうという偏見
プリマドール
Key作品...だけどだーまえはシナリオに関わっていないため見流す感じで見てた
原作はWeb小説は少し読んでいたけどアニメは小説の前の時間軸っぽかった。(普通にそのままやればよかったのに...)
キャラデザの問題でアゴの存在感がすごくてあんまり可愛くなかった(↓特に月下とか顕著だった)
というかOP「機械仕掛けの賛歌」じゃないの????あれがどうOPムービーになるか楽しみにしてたんだけど!?
youtube
ただ、夜の描画とか街並みの作画はすごくキレイだった。
バイブリーアニメーションは勝手にKeyのお膝元だと思ってるのでめっちゃ応援してます
よふかしのうた
夜の作画でいくとこれはめちゃくちゃ良かった。夜のふわふわした非日常感が表現されてて見ていてワクワクした
今はマッドハウス系列とアニプレックス傘下の時代だなあって感じのパワーを見せつけられる作品(ライデンフィルムをマッドハウス系列として数えるのは怒られそう)
PS:ナズナちゃんがエッチです
はんだくん
ひさびさにギャグアニメ見たらなんかずっと笑ってた。ツボが浅いな俺
この世代のノリいいよね
ぬるぺた
ショートアニメ、にしてはめちゃくちゃお話がまとまっててびっくりした
こういう日常の中で一瞬暗い表情を見せる作品とか大好物なんだけど、それをショートで表現できるのはホントに凄い
みるタイツ
タイツを見るだけ。以上。
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[漫画書評][ネタバレ注意]よふかしのうた コトヤマ[祝アニメ化]
オススメ度10/10
※作品の核心に触れるネタバレを含むためご注意ください
よふかしのうたがアニメ化を迎えたので第1話直前に祝いエントリ。
作者コトヤマの前作は、やはりアニメ化された「だがしかし」である。主人公・鹿田ココノツは駄菓子屋の倅。店主である父・鹿田ヨウから駄菓子屋を継ぐよう頼まれるが、漫画家になりたいココノツは父と口論が絶えない。そこに���手製菓メーカーの令嬢・枝垂ほたるが現れ、ヨウに協力を要請する。ヨウはココノツが駄菓子屋を継いでくれれば枝垂カンパニーに協力してもよいと約束したため、ほたるはココノツを再三説得する。ココノツはあくまで漫画家の夢を追う一方、変人だが美人なほたるの魅力に翻弄される…という筋立てであった。とはいえ、「だがしかし」の大半は駄菓子にかかわる歴史と蘊蓄で占められている。コトヤマは非常に丁寧に駄菓子の取材をしており、ベビースターラーメン等とのコラボも複数あった。一方でココノツ、ヨウ、ほたる、そして友人のトウくんやサヤちゃん、バイトのハジメさんなど魅力的なキャラクターたちは出てきて、ココノツが漫画家を目指す過程で成長していくシーンもあるのだが、ココノツの成長物語は駄菓子トークを展開するための背景に過ぎなかった。
このためコトヤマが新作を描いていると聞いて「この人ちゃんとしたストーリーものを描けるんだろうか…」と失礼な心配をしてしまったのだが、「よふかしのうた」を見て吹き飛んだ。「よふかし」はストーリーだけでなく、コマ割りや構成など漫画づくりの全体にわたって、漫画の教科書に参照されていいほど完成度が高い。
「よふかし」の主人公は、中2の夜守コウ。空気が読めるイマドキの中学生であり、学校では優等生を演じていたが、あるとき学校が嫌になって不登校になる。眠れなくなったコウは、街を徘徊する。昼間とは違い、静かで人が少ない夜の街の自由さに魅せられたコウは、七草ナズナと名乗る女吸血鬼に声をかけられ、血を吸われる。しかしコウは吸血鬼になるわけではない。ナズナによれば、人間が吸血鬼に恋をした状態で血を吸われると吸血鬼になれるのだという。コウは吸血鬼になることを願い、そのためにナズナに恋をしようとする…というところから物語が始まる。
本作は���初、「コウの自分探し」あるいは「コウの成長」をテーマにしているかのように見せかけて始まるのだが、話が進むにつれ、物語の主軸は「ナズナの自分探し」「ナズナの成長」になっていく。さらにその中で浮かび上がるのが「人間と吸血鬼の共存の危うさ」であり、「人間による吸血鬼への復讐」である。そのすべてが「共存を脅かす存在との対決」に収束し、テーマは「コウの成長」に回帰する。
本作の設定では、吸血鬼にとって、人間は血を吸ってエネルギー源とするか、眷属にするかのいずれかでしかない。人間社会に吸血鬼の存在を知られてはならないから、吸血鬼たちは、吸血鬼の存在を知る人間を抹殺することも辞さない。そのためナズナ以外の吸血鬼は、当初はコウに対して威圧的である。しかし吸血鬼の掟は明確なものではない。たとえば「最初に吸血されて1年以内に吸血鬼化できない人間はその後も吸血鬼になれない」という事実がわかっているが、逆に言えば「1年間は吸血鬼になる可能性がある」ので、彼女たちは吸血鬼になりたいコウを静かに見守ることになる。その中でコウとナズナは、吸血鬼の一人ひとりと関わり、ときに吸血鬼の悩みを解決していき、コウと吸血鬼たちは信頼を深めていく。
よふかしを続けるコウを、コウの幼い頃からの友達であるアキラ、マヒルは心配し、久しぶりに3人が集まる。3人は思い出作りと称して夜の学校に忍び込むが、そこで血を吸わずに10年が経過した吸血鬼に遭遇。アキラが襲われるも、探偵・鶯杏子が登場して吸血鬼を消滅させてしまう。
ここでマヒルが恋をしている大人の女性・星見キクが登場する。キクは特殊な吸血鬼で、50人以上の眷属を作っていながら、己の眷属と連絡を絶って合わなかったり、それほどの人間を眷属にしても「こんなつもりじゃなかった」とこぼしたり、行動に謎が多い。キクはマヒルに己の正体を明かし、マヒルも吸血鬼になることを決意する。
ハツカ、秋山から助言をもらおうとするコウ、マヒルだが、4人の前に吸血鬼を殺した探偵が現れ、秋山はあわや殺されかける。探偵は退くものの、吸血鬼は人間だったときの私物が弱点になることが明らかとなる。吸血鬼たちは人間時代の私物を処分する。
しかしナズナはそもそも、人間だったときの記憶がない。ナズナの弱点を処分するため、コウとナズナはナズナの過去を調べ始める。
ナズナの持っていた診察券を頼りに忍び込んだ病院で働いていたのが、本田カブラ。カブラは人間時代、難病を患い長期入院していた(鼻血が出ている描写からすると血液疾患のように見える)。カブラは一時退院しても迷惑がる両親、陰口を叩く友人たち、その他すべてが嫌になっていたが、自分の担当看護師だった七草ハルに恋をしていた。カブラが自分の感情を吐露すると、吸血鬼であったハルはカブラの血を吸い、カブラも吸血鬼になる。吸血鬼となった結果病を克服したカブラは、失っていた青春���取り戻すかのように、ハルとともに夜の街を堪能する。
カブラの現在と過去の描き分けは見事である。髪型も顔貌も全く同じなのに、人間時代はやわらかく優しげだったカブラの表情が、現在では冷徹な表情に変わっていて、同じ人物が様々な経験を経て変化したことを表情だけで完全に表現できている。吸血鬼となった直後、夜の空を自由に跳びまわるカブラの笑い声は、人間時代の嫌いなものから解放された喜びに満ち満ちてはいるが、このカットは凄絶ですらある。それはカブラが単に「自由を得た」わけではなく、「人間であることを捨てた結果自由になった」という陰の部分を表現しているためであろう。
しかしカブラは、あるときハルが人間の男性の子を妊娠しており、結婚するつもりであることを明かされる。衝撃を受けるカブラ。ハルはカブラの前から姿を消し、手紙でカブラに子供の面倒を見てくれるように頼む。吸血鬼と人間の間の子供、それこそがナズナであった。
ハルがナズナをカブラに託したのには理由があった。ナズナを生んだハルは衰弱した体に血を取り込まなかった。夫の血を吸えば、ハルを愛する夫は吸血鬼となるだろう。だが吸血鬼は徐々に人間だった頃の記憶を忘れてしまうので、夫はハルを愛していたことさえ徐々に忘れていってしまうはずだ。ハルも夫もそれを望まなかったから、ハルは夫の血を飲まなかった。そしてハルは夫を愛していたから、他の人間の血も飲まなかった。そのままでは死ぬとわかっていても覚悟の上で、飲まなかったのである。
死に瀕したハルだったが、子供であるナズナは目覚めず、眠り続けていた。死を覚悟したハルは夫とともに遠方へ引っ越す。このとき夫はハルの世話をするのに手一杯で、ナズナにまで手が回らなかっただろう。そこでナズナをカブラに託した。
これはカブラにとっては残酷な話である。自分の愛した女が、他の男との間に作った子供を託されるのだ。ハルとしても、自分の子をカブラに託すことが、カブラにとって残酷なことだというのは容易に想像できたはずだが、ハルが手紙に書いたように、他に頼れる人がいなかった。だから残酷だとわかっていてもカブラに託すほかなかった。
託されたカブラは、ナズナを殺すつもりであった。しかし、はじめて出会ったナズナの顔は、ハルの生き写しであった。カブラがはじめてナズナを見たときの絶望したような表情は、カメラを引いて省略気味に書かれているものの、カブラの心情を絵だけで雄弁に語っている。惚れた女が男と結婚し、子供を作り、その子供が惚れた女にそっくりだったのだ。ナズナを憎もうにも憎めない、殺そうにも殺せない。わずかな逡巡ののち、カブラは己のあらゆる葛藤を押し殺して、ハルのかわりに母親代わりとしてナズナを育てることを決意する。
そしてハルは死に、夫はハルの死をカブラに伝える。その後、夫も間もなく死んだという。カブラの「ちゃんと愛していたのね 羨ましい…」という一言には、ハルが幸福であったことに対する安堵とともに、ハルが愛したのが自分ではなかったことに対するカブラの哀しみが凝縮されていて見事である。
いつも冷酷な表情のカブラだが、ナズナに対してかすかに向ける母親のような優しい表情���それをコウに指摘されたカブラの寂しげな独白も秀逸である。
ハルさん私、上手くできたかな?
ハルさんの代わりに
なれたのかな…
それまではあくまでもハルの頼みでナズナの母親代わりを演じてきたカブラだったが、その後のコウにかけた言葉には、哀しみと同時に母性のような優しさがにじみ出ている。
夜守くん、君は
私みたいにならないで。
夜守くん
ナズナと仲良くね
コウとナズナは、さらにナズナの過去を調べるべく、ナズナがかつて通った高校の夜間部に忍び込む。夜間部で数学を教える平田ニコの協力を得て、コウはナズナが入り浸っていた文芸部の部室を調べることにする。10年前、ニコに言われて授業を受けたナズナは、昼間部の学生だった目白キョウコという女子生徒と親しくなった。文芸部だった目白は部誌にナズナとの思い出を書き残していた。コウは目白の書いた文章を読み、ナズナは目白との思い出を語りはじめる。
目白の父は浮気をしており、父母は不仲で、目白は家にいるのが嫌になり、いつも遅くまで文芸部で本を読んでいた。なんとなく文芸部に入り浸るようになったナズナは目白と親しくなり、目白とともに目白の父の浮気調査を始める。朝帰りした目白は母親に何も言われず、自分が両親から愛されていないと感じて涙を流す。それまで人間とも、吸血鬼とさえも深く関わろうとしなかったナズナが、生まれて初めて他人を救いたいと感じ、目白を自分の眷属にしようとする。このシーンの感情の描き方は圧巻である。目白はナズナの提案を受け入れ、二人は待ち合わせる。
しかし自宅へ戻った目白は、両親から突然の謝罪を受ける。父親が浮気を認めて母に謝り、母もそれを受け入れ、家族でやりなおそ���としていたのだ。その日は目白の誕生日で、父親が慌てて買ってきた誕生日ケーキで祝う。家族からほとんど離れていた目白の心は再び家族に引き戻される。だが、かつて目白がプレゼントしたジッポライターに触れた父に異変が生じる。実は父親は吸血鬼化しており、母親の血を吸って殺してしまう。つぎに目白を狙った父親だが、ライターが弱点であると直感した目白はかろうじて父を抑え込み、朝を迎えると父は灰になって消えてしまう。待ち合わせの時間に来なかった目白を心配したナズナが目白の自宅を訪れるが、目白は「私はもう吸血鬼にはなれないよ」と残して家を出ていく。ナズナにほとんど恋をしかけていた目白だったが、父の浮気相手が吸血鬼であったことを悟り、ナズナへの恋心は消えてしまったのだ。
ナズナがコウにそこまで語ったところで、ふたたび探偵が現れる。探偵は目白キョウコであり、目白はこの10年間、吸血鬼を殺す方法をひたすら探してきたのだという。目白は弱点以外の方法で吸血鬼を殺そうとしていたのだ。ナズナは他の吸血鬼に謝る。
はっきりわかってたわけじゃない
最初に探偵の話聞いたときにもしかしたらって思った
でも違っててほしかった
確かめたくなかった
ずっと吸血鬼を憎んで殺すためだけに10年を費やしたなんて
先輩にしてほしくなかった
どこかで幸せに生き���てほしかった
こうなったのは全部あたしのせいだ
だから
あたしがなんとかする。
先輩を止める。
そして迎えたハロウィン、人混みの中で探偵が平田ニコと桔梗セリを銃撃する。ナズナは目白を探して学校に向かい、はたして目白は文芸部の部室で待っていた。ナズナと目白は殺し合いを始める。目白は力押しのナズナを巧みに捌くが、ついに追い詰められる。涙を流すナズナの表情が真に迫っている。
もういいよ先輩。
あたし先輩のこと殺したくないよ。
そこへ駆けつけるコウ。コウは目白の企みに気づいていた。吸血鬼は夜活動する。吸血鬼の存在が世に知られてしまえば、人々は吸血鬼を恐れて夜出歩かなくなるだろう。だが吸血鬼の存在を知らしめるには決定的な証拠が必要だ。だから目白は、自分を吸血鬼に殺させ、その映像を世間に広め(具体的に描かれていないが、学校にカメラをしかけ、目白が死んでサーバーへのアクセスが途切れると映像が自動的にネットに拡散される仕組みになっていたのだろう)、同時に死体を発見させることで吸血鬼の実在を世に知らしめることにしたのだ。捨て身でも命がけでもなく、文字通り自分の命と引き換えに、吸血鬼を兵糧攻めにしようとしたのである。
だがその企みはコウに見破られて破綻してしまう。目白は銃で自殺を試みるもコウが阻止し、コウが銃弾を受けて重症を負う。しかしコウは半ば吸血鬼化していたことで命をとりとめる。
虚脱した目白を見て、コウとナズナは目白の家族を壊した吸血鬼に会うことにする。その吸血鬼は、マヒルが恋をしている星見キクであった。
キクは謎の多い吸血鬼である。少なくとも400年以上吸血鬼として生きており、眷属にした人間は数知れず、しかしすべての眷属と一切連絡を断ってきた。目白の父親もその一人であり、目白はキクに家族を壊されたのである。だがキクには弱点もなく、吸血鬼を兵糧攻めにする作戦も破綻した。目標を失った目白をコウとナズナが励まし、キクとの決着をつけるーーというのが今後の展開である。
上述のように、ストーリーテリングに加え感情描写についても卓越したものがあるが、それだけではなく漫画としてのレベルが高い。たとえばコマ割りは、日常では淡々とした平坦なコマ割りが続くが、ここぞというときにはみ出しや見開きなどを随所に使ってくる。
さらにカメラワークも引きと寄り、見下ろしとアオリをさり気なく使い分けるだけでなく、人物の配置を工夫して奥行き感を演出している(e.g.7巻p154-155)。要所要所で接写したかのような歪ませた絵を多用して印象を残してくる(e.g.6巻p40)。それも背景だけでなく、キャラクターもレンズ歪みを再現した難しい作画を入れてきており、キャラクターと背景を計算して歪ませている。したがってこれはアシスタントの技量だけでなく作者本人の画力が高くなければできない芸当だ。おそらく、広角レンズで接写した��真をもとに書いているのだろう(あるいは書いた画像をレタッチで歪ませたのかもしれないが、それにしては不自然さがない)。筆者は一眼レフで写真をたくさん撮っているのではなかろうか。しかもキャラクターの顔はリアルタッチでもはなく、比較的少年漫画の王道に近い絵でやっているが、デフォルメ絵を広角で撮影したように歪ませるというのはかなり難しい芸当である。
また会話シーンが続くところでは、1コマの中で右から左に時間を流すテクニックを多用し、無理なく会話を詰め込むような工夫が凝らされている。そのようなセリフをつめこんだページに対して、極端にセリフが少ないページを配置し、話に緩急をつけているのも巧妙だ。
こうした緩急はストーリー的にも言えることで、緊張感のあるシーンが来たと思えば、次のページですかさずナズナの下ネタを入れて笑わせに来るなど、常に読者を飽きさせない工夫がなされている。
キャラクター作りも巧妙である。JKの制服を着てナンパ待ちするセリは、「人との関わり全てに"恋愛"がついてくることに疲れちゃった」と悩む。メイド喫茶で働くミドリは、「地に足をつけたまま男にちやほやされる」ためにメイドをやっている。女装して眷属をこき使うハツカは、人間時代に何かがあったようであるが、「生活に楽しみを見出している雰囲気が」ある。クールな看護師のカブラは、「自分以外全てを見下しているよう」に見えて、ナズナを母親のように見守っている。夜学の女教師のニコは、「人間社会に溶け込む手段」として教師をやっているだけではなく、真剣に生徒を指導しており、短気な一方で包容力がある。すべてのキャラクターが、具体的な日常を生きている。そこに記号的なキャラ属性はほとんど描かれない(ミドリの眷属LGが記号的オタクであるくらい)。ひとつひとつのエピソードでそれぞれのキャラクターの感情が丁寧に描かれている。これはカブラや目白のエピソードで特に顕著だ。
全体の構成としてもよく考えられている。連載作品にもかかわらずプロットに不自然なところが少なく、序盤の日常系漫画のような話の中に何気なく入れられたセリフひとつが、のちの重要な伏線になっているのは巧い。これは周回で読んでいると特に実感できる。それでいて1話あたりの情報量に全く無理がなく、自然に話が展開していくのは見事である。
作者はミステリを多数読んでいたということなので、それが漫画に生きているのだろう。ストーリーテリングの見事さから小説にしてもよいのではとも思えるのだが、この作品は画で語る部分も多く、その意味では漫画ならではの作品である。
カバーイラストも秀逸だが、特筆すべきは8巻のカバーイラストである。おそらく高校のグラウンドをバックに、高校時代の目白キョウコが描かれている。目白は明確にカメラ目線で、ポーズも相まってグラビアのようである(というか明らかにグラビアのポーズを模倣している)。表情も作中の目白と違って屈託のない自然な笑顔であり、そこだけ見れば文句なしに可愛く描かれている(撮影したのはナズナだろうか?)。ところが背景は暗い夜の風景であり、目白の周囲には濃い陰が塗られ、目白の肌やセーラー服は不自然に明るい。カメラに多少なりとも詳しい人ならわかるだろうが、これは明らかに「夜間にストロボを焚いた結果、背景とのコントラストがつきすぎて、肌が白飛びしてしまった写真」そのものである。作中の作画もカメラのレンズ歪みを利用した作画を多用していることから、このカバーイラストもカメラで撮影した写真を参考に描かれたものであろう。つまり作者は意図的にこのような作画をしている。シンプルに考えれば、屈託のない目白の笑顔と、夜景やストロボによる白飛びのギャップが不気味さを演出しており、目白を襲う不幸を暗示していると解釈するのが順当であろう。ただ自分は、目白の表情が遺影に使われる写真のようにも見えてしまい、そこに「目白の中にもかつてあったはずの健全な子供らしさ、喜び、楽しみが失われてしまうこと」を表現しているようにも見えた。
本作がアニメ化されるということで実にめでたいのだが、余計な心配をしてしまう。既刊11巻に及ぶ上に内容がなかなか濃いため、わずか12話に納めるのは不可能である。それ以前にそもそも連載途中でもあるため、1クールでどこまで描くか、逆に言えばどこで切るかの判断が非常に難しい。1クール目でそれなりに人気が出なければ2クール目は作られないだろうから、1クール目で盛り上げるにはどこまで進めるべきか。普通に考えればナズナの過去編あたりまでだろうが、そうなると盛り上がりに欠ける。そうなると一部のエピソードを思い切って省略したり組み替えたりする必要はあるだろう。たとえば清澄のエピソードあたりが考えられるが、公式によれば清澄もちゃんと出るのは確実だ。構成はどうするのだろうか。
ただ、スタッフが強豪揃いである上に、EDテーマを作品タイトルの元ネタであるCreepy Nutsの「よふかしのうた」を採用したところに制作陣の本気度を感じる。1巻発売時にコラボしていたので、その時点である程度の計画はあったのかもしれないが、3年前の曲を持ってくるのはなかなか勇気のいる決断であろう。のみならずOPテーマもCreepy Nuts、しかもシングルのジャケットは原作者の描き下ろしという気合の入れようである。1クール目でちゃんと人気が出て、2クール目で探偵との対決、キクとの対決まで描かれますように(気が早い)。
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映画『ルイの9番目の人生』、『着信アリ』、『着信アリ2』
DMM. comでDVDを借りて、アレクサンドル・アジャ監督のカナダ映画『ルイの9番目の人生』(2016)を見ました。
タイトルから子どもを主人公にしたファンタジーかと思い、子どもをダシに使った御涙頂戴映画なら嫌だなとも思ったのですが、監督がフレンチ・ホラーの巨匠(なのか?)アレクサンドル・アジャだけに、さにあらずーー生まれた時から生死に関わるような事故や病気にしょっちゅう会ってきた9歳の少年が、両親とピクニックへ行った先で崖から海に落ち、昏睡状態に陥る、母親は父親が少年を突き落とし逃亡したと言う、少年の担当となった医者と彼女は次第に惹かれ合い、そして……という映画です。
ポイントはなぜ少年はそんな大きな事故や病気に遭遇するのか、少年はどういう経緯で崖から落ちることになったのかです。
医者が「昏睡状態にある少年が睡���中の自分を操っている」と言いだし、精神科医が医者に催眠術をかけて、医者の中にいる少年と話をするというのは無茶苦茶だと思いますが、それでもよくできた映画だと思います。
現代の日本に生きる者なら誰でも知っているはずの或る言葉ひとことで説明できる結末ですが、実に合理的……というか、全てが一本の糸に繋がります。
私は「どんでん返しのある映画」だということをネットで知って、それ以外の情報は一切ないまま見たのですが、「どんでん返しがある」と知っていたために驚きませんでしたが、そうでなければかなり驚いていたんじゃないかな。
心に残る名作かと言われると決してそうではありませんが、見る価値はある映画だと思います。
順序が逆になりましたが、Wowowオンデマンドで見た映画『着信アリ』と『着信アリ2』にも触れておきます。
『着信アリ』は三池崇史監督の2003年の映画。
秋元康企画・原案ということで、正直ちょっとバカにしていましたが、結構楽しめました。
未来の自分から携帯に電話がかかってくる。電話に出ると、あるいは留守電のメッセージを聞くと、自分の死の瞬間の声や音が聞こえてくる。そして数日後、その通りの死に方をするというお話で、中田秀夫監督の『リング』(1998)もそうですが、少し前まではなかったけれど、今となっては生活に欠かせなくなっているビデオや携帯電話を題材にホラーを作るというのは、なかなか優れたアイデアだと思います。
出演は柴咲コウ、堤真一、今や福山雅治夫人となっている吹石一恵。我らが石橋蓮司や、まだそれほど有名ではなかったと思われる田中哲司や松重豊も出ています。
ネットの評判を見ると、どうしてわざわざ夜になってから霊がいるところに行くんだという指摘もなされていますが、それを言うならテレビの生放送中に吹石一恵が殺される方がよっぽどおかしな話で、もしそんなことになったら日本中が大騒ぎになるのではないかという気がします。
終わり近くで真相が明らかになり、これで安心……と思わせておいて、実は違ったとするのは、ホラーの常套手段とはいえ、なかなかよくできていたと思います。私は好きですね。
で、『着信アリ2』ですが……さすがにこれはダメですね。
台湾と提携して映画を撮るというような「大人の事情」があったのかもしれませんが、前作の設定を根底から覆してしまっては台なしです。
『着信アリ』には『着信アリファイナル』という第3作もあるそうですが、もうそっちは見なくていいやという気になってしまいました。
『着信アリ』はハリウッドでリメイクされているそうですが、まあそっちも見なくていいかな。
次はドストエフスキーの『白痴』を原作にアンジェイ・ワイダが坂東玉三郎を主演に迎えて撮ったという映画『ナターシャ』(1994)を見る予定です。
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コンビネーション
1手目と3手目のコンビネーションが絶妙です。
【隅の死活/第37型】黒番
白は手抜きして、大場(〇)に打ったとします。有名な筋で、隅の白を取ることができます。
まず、黒は犠牲打(〇)を放ちます。
白ヌキ(赤)に、オキ(〇)が急所にあたります。グレー地点が見合いになっています。
続いて、白(赤)、黒(青)、白(黄)になるのは、〇に打ち、白は死んでいます。この後、白がグレー地点にツイでも、マガリ四目の形です。
黒アテ(青)は、白(赤)、黒(緑)、白(黄)、黒(水色)、白(ピンク)、黒(〇)になります。次に、白は1・1(グレー)に打ち、コウになってしまいます。この図は、黒が失敗です。
次回は、隅の死活(第38型)です。
昨日の福島大会準々決勝で、聖光学院高校が光南高校に1対5で敗れました。甲子園14年連続出場の夢は断たれましたが、これで重圧との戦いにピリオドを打ちました。斎藤智也監督の弁にもあったように、1日1日、1年1年の積み重ねが13連覇(昨年の代替大会を含めると14連覇)につながっただけなのです。
秋の地区予選からは新チームになりますが、身軽になって、のびのびとプレーしてほしいと思います。自宅からは聖光学院の野球専用グラウンドがよく見えます。昼夜を問わず日々練習を見守り、27年が経ちました。勝敗は二の次で向き合ってきました。また新しい1年が始まります。このことが本当に嬉しいのです。
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農家ではないけれど、農地を貸したりしているのでいろいろと気になっていた。
九州でも卵投げつけのトラブルなどあった。上のような場合も考えられるし、こういうの必要だと思った。
giovedì jueves 21 maggio mayo
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[コトヤマ] よふかしのうた 第02巻
[コトヤマ] よふかしのうた 第02巻
作品内容: 『だがしかし』コトヤマ待望の最新作!! 恋と青春は、夜に生まれる__ さあ、たのしい夜ふかしの時間だ! 不眠が続く中2・夜守コウは、初めて一人外に出た夜、美しい吸血鬼・七草ナズナと出会う。 「今日に満足できるまで、夜ふかししてみろよ。少年」 彼女との二人きりの夜ふかしが コウの運命を大きく変えていく__ 「これは、僕が、七草ナズナに恋をするための物語だ」 眠れない夜を過ごす全ての人へ贈る__ 真夜中のボーイ・ミーツ・ガール! 連載開始から超絶大反響!! ふたり たのし よふかし ラブストーリー開幕!!
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スタミュ(三期) 6幕感想
先週5幕のエモさを受け止めきれないままきてしまったスタミュ《6幕》。
6幕といえば毎回キーになる話が多いスタミュくん…ついにこの折り返しの話まできてしまったよ〜!ドキドキする…!というか折り返すの早いよ!毎回話にぶん回されてるから、ほんと体感ジェットコースター…
今回も文量結構なことになりそうだし、その上うまくまとめられる気もしないけど、構わず思いの丈を書き出していかないとな…消化不良起こして大変なことになるからな、自分とTLが。
そんなわけでスタミュ6幕、はじまりはじまり〜
•前回のダーティプレイ、南條の結果発表!
やっぱりセレモニー用の楽曲…だけじゃなく振り付け動画まで入っているこの完璧セットっぷり。
デスクトップに無防備に置いてあったから、という理不尽な物言いであるww
「持ち出し禁止って言われてないんだろ、推定無罪だろ!」何その新しい無罪の出し方!?推定ってことはバレで怒られた時点で有罪じゃねぇか!!
許可は出てないけど、諦めないんだろ?って言われて心をきめる星谷くん。
南條がちゃんと星谷に確認するの、本当にカンパニーの一員になったんだなーって嬉しくなってしまうね!
【OP後〜】
•休日の寮でちむらぎに相談しようとしたものの、失敗!
前回言ってた合宿回ですね!でも合流は間に合わなかったから、流石に今回はちむらぎ単独の合宿になっちゃったかー。残念。
凹んで「しゅん…」って口で言っちゃう星谷かわいいね!虎石が外出時はオンナノコとデートだと思ってる北原。それはしょうがないね。通常運転がそれだからね。
場所は聞いてないし携帯も繋がらないから八方塞がりか…
星谷「ちょっと考えてくる!」
お?ということはまた野外ステージかな?四季パイセンエンカウントあるかな〜?
•一方その頃野外ステージ
やっぱり四季パイセンおるやないかい!!!!なんかだんだんここに住んでる妖精みたいになってきてるよパイセン。でも休日に制服着てるってことはお仕事かな、忙しいわ…
冬沢先輩と待ち合わせってことはやっぱり打ち合わせと情報共有かな?
暇って言ったら休めって返ってくる…やまびこですか?いいえ、春日野先輩です。
そこに星谷登場!人を見かけて第一声が「あっ!」なの、失礼だけどそういやまだ名前知らないんだもんなー
前回発破かけられた時からちょっと苦手意識出てるの、面白いな〜頑張れ星谷コミュ力王子!
「顔、ひきつってるぞ」っていわれて両手で頬むにむにするのかわいいなオイ(半ギレ)
顔に似合わずよく考えることがあるやつだ、って言われてるww絶対お前ノーテンキに見えるぞって言われてる!なんたって二期でノウテンキーズ言われてたからな。
言われたことに返してたら四季パイセンうたた寝モード!「ってちょっとぉー!!!」めっちゃ振り回されてる、かわいい…!
ようやく先輩の正体が気になりだす星谷。怒涛の質問責め!星谷早く気づいて、その人華桜会やで!というか主席は別にいるって言われてたこと忘れかけてるんやろうな。
去年の綾薙祭どうでした!?問題とかありませんでした?に対して、ようやく起きる気になってくれるやん。この人もまぁまぁのお人好しである。
2年生の綾薙祭は特別…そっか、3年生にはステージがないのか…実質自分たちで作り上げる���は最初で最後なわけだ。うっ寂しい…
「俺たちの代は順調だったよ…お前らが羨ましい。少しな。」
いやでもここまで大暴れしなきゃいけなくなってるのはどう考えても華桜会のせいなんだが??せめてBチームは順調に勧めてくれてるといいなぁ…
あと多分先輩の代が順調だったのって、冬沢先輩がいたからっていうのもありそう。まぁ去年の綾薙祭、それらを差し置いて最後の最後にもっていったのがちむらぎ公演な気もするけどな。
「甘ったれ。お前にかま��と、また睨まれるだろ?」ひっ、顔と仕草がイケメンのそれ。
「うるさいのがいるから場所変える。お前、ちょっとは奥ゆかしさってもんを覚えたほうがいいぞ」「っ、一言多いですよ!っていうか結局、あなた誰ー!?」
めっちゃ振り回されてるし顔赤くなってるし…何?何をみせられてるの??ここの2人が出会うたび、少女漫画ムーブしてくるから脳が混乱する。あと星谷くんの仕草が3割増しでかわいい。ありがとう四季パイセン。今日も星谷くんがかわいい。
全力前進、するしかなぁーい!って一人で拳あげちゃう星谷くん
なんだかんだあっても、ここは星谷くんにとって答えを導き出せるパワースポット的な存在なんだよなぁ…ほんとになくなるのかな、寂しい。
•みんな、練習しよっ!(ただいま星谷)
戻ってきたらみんなジャージに着替えてるし、早く着替えてこいよって言われて、考えてること一緒だった!って嬉しそうに返事するのかわいい。もう今回かわいい星谷くん詰め合わせか?何回かわいいっていったかもうわからんぞ。
まぁいまからちむらぎに合わせるために稽古するならいくら時間があっても構わないぐらいだもんなー
練習風景やら打ち合わせやらで、何だかんだ休日中ずっと稽古してるなぁ…夜遅くまでフォーメーションの組み直しまでやってるけど、これ誰の部屋なんだろう…いや遥斗さんのポスター貼ってあるし明らかに揚羽の部屋じゃん。
揚羽が…南條聖も部屋に入れてる…すごい…
•稽古2日目、昼食にしようの巻
揚羽、ほんとこの見た目と中身からジャンクフード好きなの、ギャップがすごいよね。
ツイッターらしきSNSを使って情報確認していると、そこには一枚の写真が…
おわかりいただけただろうか…背景に紛れ、そこにはちむらぎの姿がぼんやりと…!
って、こんな発見の仕方するの、はちやくんの幸運値と揚羽の観察眼すごいな?
空「手分けして探すか」 天「お前が迷子になるだけだぜ」(超冷静)
つっきー、そういえば揚羽ってつっきー呼びしてたな…兄のことはフルネーム呼び多いけど。
キョロキョロしながら何かに思い当たる月皇。
「以前魚住さんとこの近くで、待ち合わせをしたことがあるんだ」
あぁ〜!!ここの師弟こっそり仲良くしてる〜嬉しい!!
目指すべきもの、追いかけるものが似通ってるこの2人が、あれ以来も仲良くしていると思うと本当に嬉しいわ。可愛がってるんだろうな〜魚住さん。
そしてそれを知った遥斗さん、嬉しいと同時に「俺とももっと一緒に遊んでくれればいいのに」とか言って怒らせるんだろうな…容易に想像つくぞ。
•はい合宿は入夏スタジオー!!
前回の私大正解やんけ!!学校の近くにあるって言ってたもんな
両親が音楽界の重鎮か〜お坊ちゃんだなぁ。本人楽天家に見えるけど、いろいろ大変だったりもするんだろうな。
どのスタジオルームかな〜してたら
▼華桜会の3人が 現れた!!
▼みんなは咄嗟に 階段へ回避!!
(はちやくん回避失敗しかけたけど、ギリギリで誰かが引っ張ってくれたな、これ。)
いや、っていうかうつ伏せに倒れてるはちやとかはわかるんだけど、空閑なんで階段の上の方に足があるのwww一階から上につながってる階段に逃げててそんなことある!?階段で伏せようとしたらそうなったの!?本人の顔があいかわらず特に焦ってなかったりするからわからんくっそwww
建物の中からなんとかして脱出するミッションかと思いきや、
「よぉ〜し星谷ぃ、突入しまーす!」
Aチーム「ええぇぇぇ…(小声)」
だからその鬼度胸どうなってんの星谷くん!君の度胸の振り幅ぁ!!
ガチャ ちむらぎ「ほ、星谷(くん)!?!?」
星谷「えへ。きちゃった☆」
みんな各々の反応してるなか、たつみんだけ嬉しそうにふって笑ってるわ。
階段から見守ってる残りメンバーがどうしようか迷っている間に、まぁ戻ってきますよね華桜会。
南條「大人数になるとリスク高くなるよ、はちやもいるしね」
はちや「あぁぁうぅぅ…」はいここはちやくんかわいい。それに対して南條睨みつける揚羽。いやでもこればっかりはどう考えても南條が正論なんだよなぁ
そしてなんとか誤魔化すために整列して出迎えるちむらぎ
星谷は掃除用具入れの中へ回避成功!
「最近こういうのばっかで閉所恐怖症になりそうだよ」
お前だたでさえ動物全般苦手なのにそれも重なったら大変やで…
でも倉庫からダクト通って脱出、冬沢先輩の部屋で隠れる、に続いて3話連続こういうめにあってるもんな…致し方ないわ
もっかい通し!?っていうのに反応する星谷と、「ちゃんと見ててね、」ってアイコンタクトするたつみん。ヒューッ!!
千秋パイセン、稽古の仕切り慣れてる感すごいな。たしか兄弟多くて面倒見いい的な話あったような気もするから、そういうキャラ付けきちんと出てるんだろうなぁ
一通り稽古がおわり、先輩たちが去っていったと同時に掃除用具入れに駆け込むちむらぎ。転がり出る星谷くん。
ここはたつみに任せて、我々は先輩の気をそらしましょう ナイスファインプレーえーご!!サポーターとしてはやっぱり一番頭の回転も機転の利かせ方もいいんだよねぇ。まぁたつみのことになると3倍過保護ってのだけ追加されるけど。
•星谷とたつみん
たつみん「星谷にはいつも驚かされるけど、今回も例にもれないな」
ですよね、突飛なことばかりしてるからね。
無事に計画の内容をちむらぎに伝える星谷くん。言われてすぐ、「何をすればいいんだ?」って答えるあたり話が早いぜ!
あ、あのUSBにそのままフォーメーション変更・付け加えたやつを渡すのか
それならちむらぎだけで集まってるときに見れればおっけーだもんね。広がる南條USBの輪。
「華桜会の先輩たちに、今の俺たちの実力を見て欲しいんだ。さっきの通し稽古をみて、まだ実力差があるのはわかってるけど…必ず追いついて、華桜会に認めてもらう。だから、待ってて!」
「懐かしいな…一年の時の君を思い出した。どうしてかな、おかしいよね」
あー、そっか一期の合宿回、ホールで初めて2人きりになって話した時のことかな。チームを引っ張っていくのはリーダーである君だ、とかそういう話をしていたはず。
「俺は、同じ場所で立ち止まっていないよ」って言いながら、あの時と同じように拳を差し出してくるー!あー!そういう一期と対比させてくる演出ずるいよ!
•綾薙祭のPRを兼ねたプレ公演の提案 byちむらぎ
なるほど、本番の前に一度発表の場を設けてもらうのがちむらぎにやってほしい計画のひとつってことか。
ここの提案を冷静に、かつ論理的に言えるのがちむらぎのいいところだなぁ。なにより、冬沢先輩も違和感を感じていない…
•いっぽうその頃制服のままみんなで集まってるAチーム
開幕有罪だな、ってもうほんと今期何回めの有罪なんだろうな
アッこの流れは!!まってましたーゆうつむ!!!!お久しぶりー可愛いよー!!
「さぁ、採寸よー!」「粉骨砕身です」
あいかわらずこの、なんとも言えない二人一組で喋る感じ、ほんと可愛くてニコニコしちゃう。
北原「あ、お前ら手芸部のツインズじゃねぇか!
ゆうつむ「あーあなたは!」「元綾薙学園中等部、部活動部長会運動部会長、北原廉です。」
ここにそういう接点があるのかー!そっか、部長会参加してた時に何かやりあってたんだろうな、この感じ…
「つつがなく」だけラインしてくるのごめんちょっと笑っちゃったよえーご…
•遠慮なくプレ公演の本番くるじゃん!展開はっやい!
結局ちむらぎはみんなと一回も合わせてないぶっつけ本番乱入か…ドキドキするね。
チームAもこっそり舞台袖に入れてるの、ほんと警戒心なしなんだよなぁ華桜会…まぁ普通そんなことやるとも思ってないから仕方ないか。
南條が何かの準備…一斉送信…?
あーそういえばいろいろとツテが多かったりするんだっけか南條。気づいたらアンシエントの双葉とも連絡先交換してたしなぁ。
「やるからには完璧に、ってことだ」 ってことはこれはちむなみだけの作戦だったのかな。
•はい始まります
ふわぁぁぁ…このはじまりのちむらぎ5人の立ち姿だけでわっくわくする…しゅごい…みんな立ち方に個性あるなぁ。体幹1番しっかりしてそうなのが間違いなくいぬみねである。
あーカメラワークがすごい凝ってるなぁ…ちむらぎの腕がふっとしたに払われた時のスピード感がわかりやすい…
とかいってたら暗闇からドタバタAチームの登場だ〜!!ヒューっ!!!
ちむらぎの衣装が白、残りが黒ベースな辺り凄くアヤナギショウタイム思い出すね!もうほんとこっちを喜ばせる演出がうまいよスタミュくん
ちむなみセンターで ミュージックをどうぞ〜♪ってはけていくのすっごくすき!いいぞー!!それぞれ基本はちむらぎの一人一人の動きに合わせてブロック分け、同じ振り付けしてるんだな〜
チームリーダー組、かわいい組+参謀組、腐れ縁+高身長組
あー観客がスマホのライトで会場を照らしていく、作り上げる側の人間になれるの、これは楽しいぞ〜!!いいないいなぁ、このステージみてて絶対たのしいよ〜
観客もスタンディングオベーション!!あー、ちむとりのアヤナギショウタイムの時の歓声を思い出すなあ…
ステージが終わって星谷をみたたつみんの瞳にうつるのは、真っ白な羽根…未だになくなることはなくてほっとする
•さすがに唖然とするしかない華桜会
これ、コウちゃんの仕業でしょって言われて目線があい、ニッて笑いかけてくる南條聖やばすぎ案件訴訟。いままで口元だけの笑みとかばっかり見せてきたくせにお前お前おまえ〜!!
その笑顔をみてフッって笑う冬沢パイセン。たぶん単純に「やってくれたな」という気持ちなんだろうなぁ
そのままステージ上から意見をするAチームvs冬沢パイセン
もちろん却下だといってくる冬沢先輩。一瞬黙り込むみんなだけど、星谷
は…
「だけど、舞台は演者だけのものじゃない。お客さんがいて、拍手や喝采があって完成する…そういうステージだって、ありますよね!?」
あぁ、去年の綾薙祭のちむとりステージは特にそうだったなぁと。そこに舞台を支えてくれたスタッフも含めて、あのステージは完成されてたもんな…
「俺たちはこのメンバーで、最初で最後の綾薙祭の舞台で、俺たちのパフォーマ���スを見て欲しいんです!」
冬沢先輩が却下したままにしようとしたとき、
「いいだろう、話くらいは聞いてやる」
ってあー!!!燕尾服きてる!!ここまでめっちゃ頑なってほどに燕尾服きて人前に立ってこなかった男が!!あー!!
っていうかなんかこう、燕尾服来てる時のいいかたが凄い強そうな感じあるんだよな…ド攻め…
星谷くん、案の定ここまで四季パイセンのことを華桜会首席だとは微塵も思っていなかったご様子。知ってた。
「へぇ〜華桜会首席……え、え、えぇぇぇぇぇぇ!?!?!?」
さっきまでかっこよく物申していたというのにこれである、さすが星谷。
一瞬ほんとにしらんかったのかみたいな顔してたぞ四季パイセン。
大声上げた瞬間フッて笑ってたの、あれ絶対内心でほんと面白いやつだなって思ってそう。絶対気に入ってるよね、星谷くんのこと。
ってあぁぁぁぁ問題のCパート!!!ぎゃぁぁぁぁぁぁ!!!
もうさっきまで思ってた本編のこと全部ふっとんだよね!!
おおとり先輩!!リボンあげちゃったから髪きっちゃったの鳳先輩!?
そしたらその長さ、憧れのあの人スタイルじゃないですかーやだー!!
こっちが正気失うし、星谷くんは改めて見たら本当にそうだったんですねって照れ臭そうに笑うんだろうな!!だめ、情緒がこわれた(?)
ちなみに初見時、ほんとにアッ、アッ、おえっ…(泣く)みたいな反応しました。我々は鳳樹の姿をみるだけでだめなんだ、気が狂いそうなんだ…罪深い男だ…
【次回予告】
よう星谷、に対してぎゃーっ出たーっ!!って怯える星谷くんハイ可愛い。
華桜会の首席に対してご挨拶だな、来週から可愛がってやるから、覚悟しとけ(声低い)
星谷 ひぃっ ってなってるのかわいい。星谷くんかわいすぎた。なんで?
次回予告だけで薄い本出そうですねなんて思ってないよ、ホントウダヨ。
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