#四畳半曼荼羅
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【四畳半曼荼羅】相棒【二次創作】
墨佳遼様の創作「四畳半曼荼羅」の二次創作です。バーで聞き役していただいているだけ!
【どうでもいいあらすじ】
シヴァ家のぼん、韋駄天スカンダは火天アグニにして烏枢沙摩明王の倅でもあるので、特に疑問も持たずに両方のすねをかじるぞ。
なんで今頃冬の話かといえば単に書きあがらなかっただけ!
人も神も仏も立ち寄るバーには、ぽつりぽつりと客が来る。 にぎやかなのが好きなものが一つあれば、たちまち呼ばれて混雑し、孤独を好むものがあれば、満足して立ち去るまではほぼ貸し切り。 采配の神の手腕かもしれないし、それぞれの神仏がちょうどいい時間を見計らってるのかもしれないし、時空がゆがんでいるのかもしれないが、気にすることでもない。 ちょうど客が途切れた時に、扉が開いた。 「鳥入れていい?」 孔雀を抱えていたのは韋駄天スカンダ。 乗騎の孔雀は、普段中型バイクとなって駐輪場やバイク置き場で留守番しているのだが、今日はスカンダの上着にくるまれている。 「どうぞ。怪我でもしたの?」 「寒くて動けないっぽい」 わかる、と、お供が蛇の軍荼利は店内に迎え入れてブランケットを出してくる。 「汚れるから」 「ここをどこと心得る、お掃除明王の縄張りぞ」 勿体ぶって言った軍荼利に、スカンダはぺこりと頭を下げた。 ブランケットごと孔雀を抱いて、泣きだしそうな顔は、どうしようもなく子供っぽい。 「いつも寒がってない?ウスサマと喧嘩でもした?」 「してない」 言ってから、スカンダはまっすぐ軍荼利を見る。 「俺の親をどなたと心得る」 ややこしいが知らないわけがない。 「最高神にして大破壊神シヴァが我が父。天も魔も世界もまとめてぶっ壊す気満々だけど身内にむっちゃ甘い!」 軍荼利がぷっと笑ったのを大仰にうむと確かめてからスカンダは続ける。 「大破壊神にして嵐の神シヴァはよいお父ちゃんなので、息子のおねだりにこたえる単位が最低1サイクロン」 日本に行くのが台風でインドに来るのがサイクロンね、と解説してくれるスカンダは基本的に親切ないい子である。 「小分けにしてもらえないの」 「駄目。倅が寒がってお父ちゃんに助けて言ってるなんて知れたら、ならば軍神らしく温まるために戦でも起こしてやろう、ちょっと転生して地上でひっかき回してくるから待てとか普通に言うから全っ然駄目」 シヴァの声真似をしてみたスカンダは、ブランケットごと孔雀を抱きしめる。 「お父さん動くと天界みんなで便乗して地上の人間半分に減らそうみたいな話になって大戦になるのでとてもやばい」 「大変だねえ。普通に甘えたりしないの?」 「普通に話したり遊んだりするけど、お願いとおねだりは最終手段、って暗黙の了解」 戦の時くらいしか使いようがないよね、と、ぼそっと幼顔の軍神は言って、ブランケットに顔を押し付ける。 「そっちじゃないお父さんに寒いって言えばいいじゃない」 「そっちじゃないおとさんは世界を焼き尽くし世界を生み世界に熱を与える最古層の大火神アグニです。やっぱり息子にべた甘い」 孔雀はまだ元気がないらしく、スカンダが撫でても首を上げない。 「年末年始でたき火に護摩にお焚き上げに呼び出されまくって働きまくって異常乾燥注意報で火の用心なこの時期になんかお願いしたらどうなると思う、1お願い1火山だよ!」 「火山」 「今フル火天MAXエクストラだから、息子のお願いでマッチ一本とかライターひと押しみたいなささやかなお願いでも大サービスで一富士山に増量キャンペーン」 困ったねえ、と、軍荼利がつぶやき、スカンダは大きくうなずく。 「だから下手に呼べないし火も使えなくて、寒い、です」 ブランケットの中の孔雀はふるふる震え、飾り羽がさらさらと鳴る。 ホットミルクを舐めるように飲むスカンダは、自分も眠いのか、頭がぐらぐら。 「パラヴァニは俺のこと嫌いで、ご飯は勝手に食べてくるし呼んでも来ないんだけど、具合悪くなったり日が暮れると帰ってくるの。鳥目だから暗いところ苦手で」 いつも反射板みたいに暗闇でもきらきらしているスカンダはつぶやく。 「暗いから困ってる、しんどくて動けないのにつけ込んでなでたり抱っこしたりするんだけど、俺のこと嫌いだから明るくなるか元気出たら、用事言いつけないとすぐどっか行っちゃう」 抱き潰さないようそーっと抱いて、しょんぼりした孔雀の羽に顔を埋めて、スカンダはくすんと鼻を鳴らす。 「べたべたされるのいやなら早く元気出して逃げな」 孔雀はしばらくもそもそ動いていたが、やがて静かになった。
多分何分もたってない。 勢いよく店の扉が開いて、いらっしゃいと誰か声をかける前に、それまでしょんぼりしていた孔雀が跳ね起きて走る。 外に行ってしまう前に雑に掴みあげたのはウスサマだった。 居眠りしていたスカンダが飛び起きる。 「寒がってるんだけど焼き鳥にしないで」 えー、と、ウスサマは孔雀の顔を覗き込む、と、しょんぼりしていた孔雀は持ち方が雑だと蹴りかかり、ウスサマが噛みつく振りで応戦する。 「元気そうだから絞める」 「パラヴァニは俺以外に殺せないから大丈夫だし!」 「じゃ、むしって箒にする」 「抜けたのあげるよ」 喧嘩になる前に終わりそうだが、スカンダはウスサマが雑に抱えている孔雀から目を離さない。 「寒いんじゃなくてのぼせてるんだよ。しばらく放っておきな」 「…何で看病してた俺のこと嫌いでおとさんに抱っこされてんの」 ウスサマは孔雀を床に下ろすが、孔雀はそのまま座り込んでそっぽを向く。 「のぼせてんならおとさんのそばの方がよっぽど熱いのに」 大火神アグニは火天で烏枢沙摩明王で全ての火。どこでどんな姿で遭遇しようがとりあえず熱い。 孔雀は聞こえてるのかいないのか、翼に頭を突っ込んでしまう。 ふくれっ面のスカンダは、借りていたブランケットを畳んで精算して、孔雀を覗き込む。 「好きなところにいればいい」 孔雀はスカンダが店を出ていくまで丸まったままだった。 「いいの?ずっと心配してたよ」 「一緒にしとくと両方のぼせるから離しておいた方がいいんだ」 足音も聞こえなくなった途端、孔雀はウスサマに蹴りかかるが、慣れきった動きで掴まれ、動けないままキンキンとものすごい声で鳴く。 「聞くから!音量落とせ」 叱られて孔雀はキロキロクルクルとしばらく変な音を出してから、ぼそぼそと野太い音を出し、ウスサマも聞き取りづらい言葉で何か答えた。 人間くさいというか明らかにおじさん声でぼそぼそ喋る孔雀はおとなしくウスサマの膝におさまり、ウスサマもどこか遠い国の言葉で相づちを打つ、と、カウンターの大威徳がむせた。 振り返ったウスサマがしーっとたしなめる。 「ただの鳥の鳴き声だから」 「聞いてないから気にするな」 孔雀は気にしていないのか訴えるのに忙しいのか大威徳を気にもしない。さえずりのような人の声のような音は低く長く続いて、うんうんうなずいてやっているウスサマが、時々額を押さえたり天井を見上げたり。 聞いてないと言いつつ聞き取れてしまっているらしい大威徳が、時々手を止めて息も止めて肩を震わせていた。 やがてウスサマが勢いよく立ち上がり、孔雀も元気よく床に飛び降りる。 「鳥も機嫌治ったから、飲んでくる」 「長��しても構わないよ?」 「焼き鳥食いたがってるから」 ウスサマは財布を出して、思い出したように大威徳に振り向く。 「別に秘密じゃないんだが」 「聞き取れたとしても言いふらしてこっちに何の得もないから」 お騒がせしました、と、ウスサマは孔雀を抱えて店を出ていく。 ど派手な孔雀抱えてどの焼鳥屋に行くのか、入れてくれる店があるのか孔雀が鶏肉食べるのはどうかは、知ったことではない。
「孔雀なんかおもしろいこと言ってた?」 キッチンにいた夜叉に聞かれて、大威徳は曖昧にうなる。 「アスラだって聞いてたが、喋るの聞いたことなかったから驚いた」 「話通じそう?」 「古代語すぎる」 若者の言葉は乱れてけしからんって言われそうだと大威徳がつぶやき、夜叉も軍荼利も笑う。 「…格調高い古代語で即興壮大な詩形でえんえんと主自慢とのろけを」 聞かされてる方が恥ずかしい、と、大威徳は氷水を一口。 「中身がおっさんなのにスカンダが気にしなさ過ぎで可愛がるからすぐのぼせる、いちいちのぼせてられないから離れてるのに怒る、怒るのが可愛いどうしてくれる、だそうだ」 それを美辞麗句と故事の引用で美しい詩にしてスカンダの実父ウスサマに愚痴ったところで、犬にでも食わせとけ以外のアドバイスは出るまい。 しばらく暑がっていた大威徳は、エプロンを外す。 「すぐ戻る」 牛だね、牛の顔見に行ったね、と、夜叉と軍荼利はくすくす笑いあう。 大威徳の乗騎は水牛、普段は車に擬態して、主の留守をおとなしく駐車場で待っているのだ。 牛が喋れるのかどうか、三人とも長い付き合いだが知らない、けれどどうでもよかった。
日付が変わる頃。 河川敷にぽつりとたき火。 スカンダが覗き込むと、ウスサマと孔雀が鳥の丸焼き中。 「うわーパラヴァニ焼き鳥ー」 「孔雀まずいから食ってやらん。これは心清い信徒からの奉納ニワトリぞ」 自分です、と、パラヴァニは胸を張り、スカンダは乱暴になで回す。 「元気になった、よかった」 「可愛がりすぎるから嫌がるんだよ」 「ちょっとしか可愛がってないし」 ねー、と、膝の上に抱っこされたパラヴァニははっきり返事をしないものだからまたなでられて、くたくたと溶けていく。 「俺が可愛がりすぎたんじゃなくておとさんが暖かくしてくれないから悪い」 「のぼせてるのに温めてどうすんだ」 「火天パワーMAX時期に火を使って火事にしたらまずいから、パラヴァニ湯たんぽにしてなでなでしすぎてのぼせちゃったんじゃないか」 そりゃ悪かったと軽く謝るウスサマに、スカンダとパラヴァニはそろってぶーぶーと文句を言い続け、はいはいとウスサマは聞き流して焼けた鳥をむしってよこし、文句だか近況報告だか喋り続けのスカンダは肉を細かくむしってパラヴァニに取り分ける。 「…敬虔な信徒は塩とかたれのお供えはしなかった?」 鳥だから塩使いません、塩土はおいしい、と、孔雀は応える。長い付き合いなので言葉は不要。 不要なのだが孔雀は���片を飲み込んでから、落ち着かずにスカンダの膝から降りて、さっきは着ていなかった上着に蹴りかかる、が、とっさに流木でスカンダが受け止めた。 「なんか着膨れてると思ったら」 「んふふふふ、化繊じゃないぜダウン100%でパラヴァニ抱っこしてなくても火を使えなくても平気だぜ」 かーっと怒って蹴りかかる孔雀をことごとく流木で受け流してテニスのように遊んでいるスカンダは、軽く孔雀を抱き留める。 「なんでそんな怒るの。蹴り入れたら破れるから駄目」 「自分がいるのによその鳥にくるまれるとは何事だ、って」 言ってない言ってないそんなこと言ってない、と、孔雀は届かないウスサマを蹴飛ばし、律儀に食らった振りをしてウスサマはよろけてやるが、黙ってくれない。 「正直ふかふか度はハンサ(ガチョウ)に勝てないが奴ら濡れないように脂べとべとだから触り心地は俺の方がいいはずだそうだから、程々に」 そうかそうかとスカンダは孔雀の背中に顔を埋め、にゃーんと孔雀が吠えるが、町中から離れた河川敷だ、たいして近所迷惑にもならないはず。
寒い時期の話なのにもう初夏です!孔雀は元気に繁殖期に入っているので動物園では接客担当孔雀さんがサービスに羽を広げてくれ、野生化した孔雀はそろそろぴよが生まれている時期です。
孔雀のパラヴァニ、スカンダが出てきたときからレギュラーなのですが、ずっと目立たせないままでいました。 …スカンダの出生がややこしいというか並列でいくつもあるのと同じく、パラヴァニの中身も何通りもあるのです。 おもしろいので別頁にまとめて書いてみます。
【創作上のパラヴァニ】 インドクジャクの雄。クジャクとしてはでかい。 スカンダの乗騎として普段はバイクに擬態している。今はNinja。ぎらぎら構造色の青。 バイク用駐輪場がなかったりおなかすいたり暇だったりすると勝手にクジャクに戻ってどこか行ってしまう。スカンダが呼べば帰ってくるし夜は単独行動を嫌がって帰ってくる。 人間の言葉は十分理解しているが、世ほどのことがないと喋らないが喋れる。 好物はタマネギと小松菜。蛇も鶏肉も虫も人肉も何でもつつく。
元はアスラの王ターラカ。 シヴァの子にしか殺されない恩恵を受けて天界を支配したが、シヴァの子スカンダに敗北。クジャクの姿に変えられ乗騎となった。
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届いた!!! 島国だから発売日に発売されないし支払いしても届くまで時間かかって今日やっと。 読んだ。 なんか、ダメだ。色んな感情が思い起こされてぶわわわーってなってる。 墨佳さんの絵を初めて見たのが、まだ墨佳さんがツイッターやってらした頃で、水辺にいる狐?のお面の様な、厳かな空気の中佇む姿がとても美しい絵で。 ものすごい衝撃を受けた。 そこからずぶずぶと墨佳さんの世界観に飲み込まれて行ったわけです。 四畳半曼荼羅がすごい好きなので、また描いてくださらないかなー と期待してたり。 もうなんだろう、ご本人はまだまだだと仰ってるのを見かけるけれど、 私にとってはものすごい衝撃で、 私にとっての理想がここにあったのかと、 感動と同時に絶望したの覚えてる。 もう私が描かなくてもいいじゃん、私が理想としてるものそのものがそこにあるならもういいじゃん、って一瞬でも考えてしまったのよね。 世界観や絵柄とか、伏した目の流れ方とか もうね。 どんぴしゃでね。 筆を折ろうかとすら一瞬でも考えた自分に絶望した。 それほどまでの感動と衝撃を与えてくださった!お方の!単行本が!!ついにね!! 発売されて… 一方的にお慕いしてるけれどものすごい嬉しいんですよ… ぜひ…… 一度…… 生きる事の意味や意義や希望 葛藤や不条理や絶望を一緒くたにして飲み込むの 苦しいけどそれがとても当たり前の事なんだな、って思った。 続きが楽しみです。 あ 筆は相変わらず折れてないです。 情けないことこの上ないけれど。 あの時の感動と衝撃は大切な宝物なので、 今でも大事にしています。 当たり前だけど 私には私にしか描けない、作れないものがあると信じて、 今日もせっせと筆を持ちます。 いつか誰かが私の絵をみて、私の様にあの感動と衝撃を受けてくれる日が来たら それはとてもとても嬉しいことです。 その日が来るまで私は私としてキチンと向き合いながら、 日々精進して参ります。
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創作とかネタ用目次(暫定版)
アーカイブ見ても何がどこにあるかわからないたんぶらなので、目次作りました。
【四畳半曼荼羅二次創作】
悪食 金剛夜叉明王おなか痛くするの巻 掃除屋 ウスサマ明王飛び込み営業するの巻 修行中 ちっこい夜叉様お使いに行くの巻 策略 小さい軍荼利とウスサマで危なっかしい雑談の巻 始末 明王そろって悪鬼退治の巻 悪鬼 少年大威徳、阿修羅族ともめるの巻 攪乱 悪鬼の続き。噛みついたりエロかったり。 厠神 トイレの日なのでトイレの神様仕事するの巻 悪習 悪鬼の後日談。いろいろかじる。 供物 ウスサマのお歳暮大作戦。 火神 ウスサマと夜叉で長野の火祭りに行きます。 ���神 インドラとウスサマで飲んでます。わしら��ンドの山奥から来たんじゃあ。
ここから四畳半曼荼羅にいないの出てきます。 不動組と関わったら二次創作、関わらなかったら創作にしてる、はず。
具体的にはシヴァ家のガネーシャとスカンダ、スカンダのお供の孔雀そのほか
騎行 ウスサマと倅のスカンダで食べ歩きツーリングの巻。 分身 スカンダ、大威徳になぞなぞ出しに来るの巻。散多菩薩はいないんだよ。 兄弟 スカンダとガネーシャで軍荼利をナンパの巻。 おにやらい 不動組の三人+ウスサマで鬼退治。鬼もノロも心配。 従者 スカンダご一行、寒いのでバーで暖まるの巻。 助っ人 金剛夜叉明王の好物と聞いておみや持ってきたよの巻。
【創作】 宴 ガネーシャとスカンダ、ウスサマのうちでキャンプの巻。冬で家なのに屋外。 破壊神と破壊神と破壊神と 大自在天戦断片書いてみたの巻。不動明王と烏枢沙摩明王だけ。 勝負の節句 こどもの日なのでウスサマ親子団欒の巻。ドラム缶風呂はすぐ沸騰する。 父の日遅刻 父の日なので(略)。この親子食べてばっかりだ。
【 一応続き物の話】 アグニとシヴァとスカンダの話。 破壊神は火で戯れる シヴァ×アグニ 火神は河で癒される ガンガーとアグニ 鬼は火を抱く ブタガナスの鬼×アグニ 幼子は火に習う ガネーシャとアグニ。 創作未満 おかえりなさい ガンガーとアグニ 断片 火と河の子 スカンダお誕生。 魔王と輝く子 スカンダの宿敵ターラカ紹介しつつ子守り 雷帝は赤子に翻弄される 神々の王インドラ子守りさせられる はじめまして 運命の子 スカンダブラフマーに面会し、使命を伝えられ受諾。まだちっこ一人で行けない。
【 そのほか断片 】 メモ代わりに創作紛れ込んでるのです。創作混ざった現代語訳は除外。
ターラカの謎とアグニの腹痛 ・勘違いから出たif。自分を倒した少年神に心酔した鬼女が転生したのは、雄孔雀! ・インドラがブラフマーの真意を聞き出す。うちのブログではブラフマーとアグニじんわり仲悪いのです。 東京でインドの神様めぐり ・ウスサマとスカンダで柴又の王様にお年始。 大いなる暗黒を父として【自由研究】 ・ガネーシャとスカンダで大黒さんをネタにしながら食べ歩き。 東京でインドの神様めぐり二回目 ・スカンダとウスサマでガネーシャとかヴァルナとかに会いに行くよ。 ブラフマー×アグニ【自由研究罰当たり】 ・ブラフマー神にやられてルドラに解体されていろいろ生み出すアグニ。タフ。 誰がガネーシャを踏むのか【自由研究】 ・シヴァ家の兄弟肉まん食ってぶつぶつ言ってます。 シヴァ×アグニ+αと思いきやアグニ×ガンガー【自由研究】 ・アグニとガンガーで初夜仲良し。このたんぶら唯一の幸せいちゃいちゃです。 新月と満月とミトラとヴァルナの話【自由研究】 ・インドラ×アグニ。またブラフマーにからんでる。 鬼子 ・単独 リブログにつけた鬼子ちゃんの話。 金剛夜叉明王のお母さん ・夜叉��ウスサマがくだくだ。 インドの神様めぐり静岡1 ・可睡斎でウスサマとスカンダとガネーシャとうさたん会議。 インドの神様めぐり静岡2 ・明徳寺でウスサマとスカンダリンガを語る。 インドの神様めぐり 番外2 ・これだけ単独。最乗寺の天狗さんの話。 インドの神様めぐり 瑞龍寺 ・瑞龍寺でウスサマとスカンダとウリ坊。 インドの神様めぐり 大龍寺 ・大龍寺でウスサマとスカンダ。 インドの神様めぐり 萬福寺 ・萬福寺でウスサマとスカンダ。 インドの神様めぐり 天城 ・明徳寺でウスサマととお相撲したいスカンダ。 【自由研究】アグニとスカンダ2ショット ・ウスサマ、バーに来て腹の太さを嘆く。 ほとけを支える-蓮華・霊獣・天部・邪鬼- ・偉大なるインドラ王の財布と忠実な将軍スカンダ。
あと自由研究とか。ギー作ったとか。
・アグニ総受け。
・ブラフマーの扱い大変悪い。
・噛み癖ある人多い。
・調べて新ネタ見つけたら書くみたいなことをしているのでいろいろぶれている。
などいろいろ注意でありました。
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【四畳半曼荼羅】 従者 【二次創作】
人も仏も神も立ち寄るバーの、まだ早い時間。 のそっと入ってきた客に、まず大威徳が身構える。 乱杭歯の図体のでかい阿修羅は、にーっと笑って両手をあげた。 「ただの田舎者だ、堪忍してくだせえ」 「いや、お客さん睨んで申し訳ない」 「ははは、これくらい阿修羅丸出しでも、人間の税関通れますぜ」 大威徳は阿修羅の王だったが、後に明王になった。 自分では隠している気も阿修羅であることを忘れる気もないが、それでも随分と姿がかけ離れているらしい。 「どうぞ」 「あー、鳥いるんだけど中入れていいかね」 阿修羅が小脇に抱えていたのは、孔雀。 よう、と、挨拶��ると、間髪入れずにつつきにくるのでたぶん間違いなく、スカンダの乗騎パラヴァニだ。 「…この上に乗っかってる奴は」 阿修羅は身を屈めて、背負っていたスカンダを見せる。 図体の大きな阿修羅の背中の少年神は、機嫌悪そうに大威徳を睨んでいた。 「パラヴァニにタマネギと小松菜、俺ホットミルク、おいさん日本語読めないからなんか見てやって」 機嫌悪いのか眠いのか、それ以上喋らずスカンダは目を閉じてしまう。 「鳥と怖い顔の阿修羅連れて入ってもいい店ここしか知らねえって坊が言うんで連れてきたのよ」 ボックス席一つ陣取り、スカンダはおいさんに膝枕し、その上にパラヴァニが止まって遠慮なく眠っている。 「何か飲みます?」 「酒が飲めねえんで、温かい紅茶欲しいんだけどあるかね」 うなずいて、軍荼利はスカンダを覗き込む。 「お知り合い?」 「むかーし、わしがアガスティヤ様の命令で山を運んでたときな、家出してきた坊が勝手にわしの山に乗っかって寝てるから、叱ったらすぱーんと首吹っ飛ばされてよう」 からからとおいさんは笑う。 よだれ垂らしておいさんの膝を枕に寝ているスカンダだが、人見知りするただの子供ではなく、ヒンドゥー教でも道教でも仏教でも名うての軍神、軍を率いても単騎でも恐ろしく強いのだ。 「生き返らせてもらったんで、それ以来坊の子守とか乗り物とか荷物持ちとかさしてもらってます。イドゥンバンいいます」 怖い顔だが気のよさそうなおいさんは深々と頭を下げた。 ほかに客もない時間、阿修羅が気になって仕方ない大威徳がボックスに来る。 「普段はどちらに」 「南インドに。タイプーサムが坊とわしの祭りなんで、坊と一緒にマレーシアとかシンガポールとか本国回ってましたわ」 イドゥンバンは自分の顔を撫でる。 「もう少し人間寄りにも化けられますが、坊と孔雀が誰だかわからねえと怒るもんで」 つまみ上げられてスカンダはホットミルクを飲み干し、またイドゥンバンにもたれて目を閉じる。 よく見なくとも、2月にはまだちょっと気が早いTシャツとハーフパンツとサンダル履き。 大威徳がブランケットを出すと、遠慮なく頭までもぐりこんだ。 「ヒマラヤ育ちだから日本なんか寒くねえって言うから放っておいたけど、まあこの時期日本はまだ寒いよなあ。おいさん何回も来てないからよくわからんけどな」 何百回か日本で冬越ししているスカンダは唸るだけ。 よしよしとイドゥンバンはスカンダをあやす。 「祭りで楽しくなりすぎて、服も飾りも財布の中身も全部信者にばらまいちまって、インドで冬の服手に入らなくてこの様子でさあ」 拗ねているのかスカンダはブランケットの中に潜ったまま。 イドゥンバンがゆすってももう起きなかった。 「すんません、少し暖まらせてもらってから、おとさんに連絡する言うてたんですが、本気で寝てます」 「構いません、ごゆっくり」 忙しい時間ではないから、ボックス一つ占拠しても問題ない。 しばらくスカンダをの背中をとんとん叩いていたイドゥンバンは、床に降りていた孔雀を拾い上げる。 「わし���、こいつも、坊と殺し合いをした阿修羅でさあ」 手乗りにするにはでかいし羽根の長いパラヴァニだが、イドゥンバンは気にせず腕に乗せる。 「生き返らせてもいいが危ないから追放しろだの、地獄に封じ込めろだの偉い神様がいくら言っても聞かずに、自分の家来にするって言い張って、そばに置かれる。寝首かかれたらどうすんだ」 どす、と、音がするほど孔雀がイドゥンバンをつつくが、あんまり効いていないようだ。 「おめえも、調子に乗ってこけんじゃねえぞ。坊に怪我でもさせたら、やきとりにすんぞ」 お前もだ、と、孔雀はイドゥンバンを蹴り、イドゥンバンが怖い顔で睨んで大威徳が顔を押さえて笑う。 「阿修羅で不自由してないか」 「坊が、飛行機代まで施したから帰れねえとか言い出す以上に困ることなんぞ、めったにないですな」 孔雀は抱えるとかさばるし店入れてもらえねえし人食うし、と、イドゥンバンは言い、穴が開くまでつつかれる。 「日本にはいつまで」 「坊が、ホカイドーに行ってラーメン食ってフジサン踏みに行くとか言っとったんですが、坊も孔雀も寒がってばててるんで、おとさんに預けたらわしはインドに帰ります」 「大変だな」 「いや、いつもいつも手がかかるから、インドに帰ってこねえと寂しくて仕方ねえです」 とてもとても手がかかる主は、うにゃうにゃ言いながら寝返りをうった。
閉店間際に掃除に来たウスサマは、見事に寝潰れていたスカンダとイドゥンバンと孔雀を全部まとめて回収して、帰って行った。 それから数日、位置情報富士山、写ってるのはカラフルなイエティ三人写真やら、ラーメンやら仏像やらきれいな舞妓さんやら後ろから見た孔雀の写真やら送られ続けたので、多分イドゥンバンも日本を堪能したのだろう。
いつも勝手に出入りしている人も仏も立ち寄るバーですが、規格品のドアだと、店員も客も詰まるだろうなあと頭抱えておりました。 とりあえず2mクラスの縦横に広いおいさんが小脇に孔雀抱いて背中にスカンダ背負ってたら、縦になっても横になっても通れなさそう…(だが通る)
今日出てきたのは 【イドゥンバン】 インド、タミル・ナードゥ州パラニの伝説に出てくる阿修羅です。 山二つかついで移動させる力持ちですが、無断乗車スカンダを叱ったのでカウンターでやられてしまいました、気の毒。 でも奥さんが泣いていたので、スカンダもごめんねして生き返らせました。 タイプーサムで一人神輿を担ぐ姿は、イドゥンバンを模していると言われます。 スカンダ自由研究中で書いたかな。
創作では、腕や顔の数こそ人間と同じだけど阿修羅丸出しのいかつい怖い顔のでかいおっちゃんで。 神や仏ではないけれど、スカンダの側近なので役目解かれるまでは不死。既��。 小言言いつつ、てきぱき面倒見てくれる頼りになるおっちゃん。 孔雀のパラヴァニとは側近仲間で、普通に仲良し。
おまけ
ガネーシャとスカンダおやつの取り合いで喧嘩するの巻
スカンダ、家出中にイドゥンバンともめるの巻
英語なので、ページ翻訳かけてみてください。楽しいよ!
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【四畳半曼荼羅】 おにやらい 【二次創作ちょっとだけ】
町に、鬼やらいの声が響く。 福を招く節分の行事は、仏教の行事ではないのだが、神社仏閣各家庭で盛大に豆をまいて鬼を外に追い出してるなら、当然のごとく路上は鬼まみれ。 観音様や不動明王様の前には鬼はいないから、鬼は外とは言わず福は内だけ、という寺も多いのだが、前にはいなくとも横や後ろには逃げ出す鬼がひしめいているのだ。 ��ということで、昼過ぎから明王勢は鬼退治である。 ほとんどは、冬の外気に触れれば消えるような儚い存在。 だがたまには一年間屋内の淀んだ空気に温められ、ぶくぶくと育ちに育った鬼も、のっそり逃げ出してくるから油断ならない。 まずは追い込み、脅かし、降伏を促す。 殴り倒すのはその後でいい。 「そういうことなんで、言葉がわかるならさっさと降りなさい。一回で言うこと聞かないなら、そこの夜叉が片っ端から殴って食います」 軍荼利に言われて、追い込まれた鬼達はざわつく。 そして、金剛夜叉が拳を鳴らした。 「食いきれなかったら、そこの烏枢沙摩がまとめて…」 振り向いてから夜叉は軽く手を上げる。 「火炎放射器?」 大きなタンクを担いでいたウスサマは首を振る。 「塩素漂白剤」 キッチンハイターは洗剤入ってるから、ハイターでいいんだよ、と、ハウスクリーニング経営しているウスサマは解説してくれるが今あんまり必要ない。 「…漂白剤で調伏すんのかよ」 「最近ノロが鬼に紛れてるから、まとめて浄化する」 ノロで一家全員倒れた家の掃除は、もう素人が手を出さずハウスクリーニングに頼んでほしいと力説しているウスサマを放っておいて、夜叉は身を屈めるように鬼達を覗き込む。 「潔く浄化の炎で滅するならまだ格好がつくかもしれないが、漂白剤ぶっかけるとか言ってるぞ、お前らそれでいいのか」 動揺した鬼を、軍荼利が手招きする。 「降参して、帰るべきところに帰るなり、改心するなら意地悪しないからこっちおいで」 わらわらと鬼達が動き、一つだけ、夜叉を睨んだまま動かないのが残る。 「漂白剤ごときで払われる小物となめてくれるな」 「おうし、殴りがいがあるでかさだな、来いよ」 長身の金剛夜叉と同じくらいの鬼は、大きく拳を振りかぶる。 振り下ろされる拳を一歩引いて交わした夜叉はそのまま体当たりを食らわし、鬼は一歩たたらを踏んでこらえる。 ほんのわずかバランスを崩した腹に、夜叉の拳がめり込み、そのまま鬼は崩れ落ちた。
そんなのが、場所を変え時間を変えて夜中まで続くのである。 日が暮れてくると疲れて来るしうろうろしてる鬼の数も増えてくるしで、説得などしてやらずにいきなり大威徳の術が飛ぶわ夜叉が踏むわ漂白剤ぶちまけるわと、容赦ない明王勢におびえた鬼が逃げ出し許しを乞い改心していく。 まあ、毎年のことである。 日付が変わった頃、お値引品の恵方巻をまとめて買って、怖がったり改心したりしている鬼達と分け合って食べるのがちょっと楽しかったりもする。
最近はファブリーズも効くらしいです。
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キャラシっぽいのを書いてみる
ただし絵はない。
何となく頭数増えてきたので今の時点で。 調べていけば変わるのです諸行無常色即是空なのです。
このブログについて。
インド神話調べている内のメモみたいな自由研究。 うまく訳せないのでネタを入れたSSにする。
インド神話にちょっとかかわる寺社めぐり。 書いてる人が神奈川者なので、東京神奈川中心。時々ネタが混ざる。主にスカンダが買い食いする。
四畳半曼荼羅二次創作。地上に降りた明王様は、人知れず悪鬼を調伏しつつ、仏と人の集まるバーを経営し、日々いろんな客を迎えるのです。 ブログのス��ートがここからなので、仏様みんな現代日本風です。
なことを適当にやっています。 もしよかったらアーカイブで見てください。
神仏名簿
あいうえお順です。
【アグニ】 ヴェーダの頃からの最古参火神。 祭火であり家庭の火であり普通の火であり、天界空界地界のどこにでも存在する。 絶対不死であり毎朝生まれなおす永遠の若者であり最古参の賢者。 大変強いけれど祭司なので武器はとらないし前線に出て戦うこともない。援護はする。 インドラが双子の兄だったのか違うのか古い話で自分でも忘れたけど、唯一の王と仰ぐ。 擬人化が進んでいない分火の特徴、火から連想されることを全て能力として取り込んで増大し、そのたびに力をそがれるけどちっとも弱らない。 たまにキレて逃げ出すのだが、逃げられると世界が真っ暗になったり呪い吐きまくったり全方位攻撃しかけたりで大変めんどくさい。 あとスカンダのお父さん。 このブログでは、種付けされたりぶっかけられたり飲まされたりで正直混乱中。
【韋駄天】 仏教でのスカンダver.1 スカンダを漢字にして塞建陀天→建駄天→違駄天と字を間違えられ、道教の韋将軍と習合して現在に至る。 神道でも韋駄天尊として祀られているので適応力が高く、ことあらばヒンドゥー、仏教、道教、神道の混成軍を即座に率いる。強い。 機動力高くて仕事早くて強いので、日々お使いとお供に重宝されている様子。
【インドラ】 ※四畳半曼荼羅からお借りしています。…外観イメージ以外は豪快にずれている… ヴェーダでは雷神で雨をもたらす者。神々の王で最強の戦士。興奮飲料ソーマを愛飲する。 アグニの兄だか何だか忘れるくらい昔からの知り合いなので、いろいろ世話も焼く。
【ヴァルナ】 ヴェーダの最高神だったが、いつの間にか水神、アスラの長となっていった。
【ウスサマ】 ※四畳半曼荼羅からお借りしています。 仏教でのアグニver.2 烏枢沙摩明王。 ゴリマッチョな皆のお兄さん。ハウスクリーニング「清掃のウスサマ」を経営している。 電話で呼べばすぐに来てくれる。 ↓ここから下はこのブログで盛った分 実体有。 普通の食事をするが、燃料に油やアルコール分の高い酒をぐいぐい飲む。 燃費悪くて、日が暮れてから冷たいものばっかり飲んでると寝てしまう。 火炎のエキスパートにして、すべての呪文を知ってて使える(けどオーバースペックすぎるのであんまり使わない) スカンダとは仲良しなんだけどお互いため口過ぎて親子っぽくならない。
【烏摩妃】 仏教でのパールヴァティー。
【火天】 仏教でのアグニver.1 実体はない。仏教に来たころは数合わせにいるだけだったが、密教が入ってきて護摩復活し、喜んで仕事をしているらしい。あと地獄の火の管理も火天。
【ガネーシャ】 シヴァ家の長男、知恵と商売繁盛の神。 乗騎はトガリネズミのムシカ。 生まれた直後にいろいろあって象頭に。 知恵担当かと思いきや、ブタガナスの鬼の軍勢を率いる武闘派でもある。 インド系の控えめに言うと小太りの青年。普段はインドにいるけど時々日本に来る。神戸にビル持ってる資産家。 蛇さえいなければ理論武装して強気の国際ビジネスマンなのですよ。
【鳩摩羅天】 仏教でのスカンダver.2 軍神の性格が強い韋駄天より、少年神の性格が強い。スカンダではあるのだが韋駄天とだいぶ前に分かれているので、よく似た兄弟みたいなもの。両親のそばで可愛い担当を務めているらしい。
【軍荼利明王】 ※四畳半曼荼羅からお借りしています。 仏と人の集まるバーで、ギャルソン担当。 ニシキヘビをまとう、厳しくも懐の深いお姐さん。 ↓ここから下はこのブログで盛った分 毘那夜迦を調伏し、今も大歓喜天のお目付け役。
【金剛夜叉明王】 ※四畳半曼荼羅からお借りしています。 仏と人の集まるバーで、キッチン担当。 四眼長身のパワーファイター。悪鬼を食って調伏するので、時々おなか痛くしてる。 ↓ここから下はこのブログで盛った分 と思ったら、あんまり盛ってない、かも。 金剛夜叉明王の説話探し中…(大自在天戦に参加してるっぽいネタがあるのであとでまとめます)
【シヴァ】 最高神の一柱。パールヴァティーの夫、ガネーシャとスカンダの父。 苦行マスターで、なんでも凝り始めると長い。 破壊神でいつかは世界を破壊するが、それまでは慈悲深かったり踊りの王だったり獣の王だったり。 このブログではアグニと対立してたりぶっかけたり飲ませたり子供引き取ったり。
【十一面観音】 とても偉い。女毘那夜迦になって毘那夜迦を踏んでいる候補。
【水天】 仏教でのヴァルナ。 日本に来ていろいろ習合した結果、犬大好きな安産の神様に。そして大繁盛。 顔つないでおけば、隅田川の花火大会で屋形船おごってくれる。 日本での眷属は犬と河童。
【スカンダ】 シヴァ家の次男にしてアグニの一人息子。カルティケーヤとも。 軍神にして、病気と子供の命を司る祟り神。傷つくと大量の分身を生み出す。 お母さんに最強の座を持ってかれたり、お兄さんになぞなぞで負けて家出したりといろいろあるけど家族円満だよ。誰相手にもため口だけどそれ以外は躾のいいお坊ちゃんだよ。 きらっきらした美少年なんだけど無愛想で女嫌い。懐くとため口。 ライダースジャケットのピアス好き(毎年穴開け直し)。 主食は肉と牛���。あとカレー(日本の)。 シヴァをお父さん、アグニをおとさんと呼び分けてる。
【扇那夜迦】 仏教でのスカンダver.3 毘那夜迦の弟にして観音様の化身。毘那夜迦を善の心と軍神の全力で調伏し、善悪和合の姿となったのが双身歓喜天。のはず。
【大威徳明王】 ※四畳半曼荼羅よりお借りしています。 寡黙なリーダーは、人と仏の集まるバーで、バーテン担当。甘い物が好き。 五眼の内三眼は普段閉じているが、激怒の際、びっくりした際に全部開く。 乗騎の水牛は、普段ロールスロイス・ファントム。 ↓この下うちで盛った分 大歓喜天のお目付け役。 呪文のエキスパート。文字化けメールが来たらエンコードする前に謝ろう。 図像イメージがスカンダから来ている可能性があるが聞かなかったことにしている。
【大歓喜天】 仏教のガネーシャver.2。誰かと抱き合っている姿は双身歓喜天。 表向き「大根が好きな心優しい神様」だが、現世利益すさまじく、七代先の子孫の福まで吸い上げるとも言われている。牛肉も大好きなんだけど内緒。
【大黒天】 仏教でのシヴァver.2 破壊神シヴァファイナルカウントダウンバージョンのはずだが豊穣神として中国経由で日本に来て、大国主命と習合し、七福神メンバーに抜擢され、完全無欠の福の神に。 世界破壊の時には、本来の姿を取り戻し日本を一瞬で消し去るのか、大黒天敬愛してきた日本に温情をかけるのか!乞うご期待!
【大自在天】 仏教でのシヴァver.1 仏教優位を示すために火生三昧総出で烏摩妃とともに調伏されてしまうが、その後は三千世界の王として悠々自適生活。
【帝釈天】 仏教でのインドラ。 柴又の寅さんは違うので、拝むところを間違えないように。 隅田川がお気に入りの水天に対抗して、江戸川がお気に入りなのだけど、最近荒川が西葛西のガンジスとして在日インド人に愛されているのでちょっと気になる。
【ムシカ】 トガリネズミ。ガネーシャの乗騎。蛇が怖い。猫も怖い。孔雀も怖いけどパラヴァニは家族だから平気と信じて、よく羽根の中に潜り込んでいる。普段はレトロなクリーム色のベスパ。ガネーシャが別の乗り物を使うのは許すが、太りすぎてスクーター辛いとこぼすのは許さない。
【パラヴァニ】 孔雀。スカンダの乗騎。元は魔王ターラカだが生まれ変わってスカンダの乗騎となった。 普段はninja250(メタリック構造色ブルー)として、乗員二名までで航空法に触れない程度に駆け巡る。 主の頭と肩は踏切台か止まり木として愛用している。 好物は蛇とタマネギ。にゃーって鳴く。
【パールヴァティー】 シヴァの妃。ヒマラヤの山の女神。ガネーシャとスカンダのお母さん。シヴァの浮気相手はすべてパールヴァティーの化身であり、ママ神連合トップの最強戦神。母性愛の権化。勝てない。 このブログでは、お楽しみの最中邪魔したアグニに祝福か呪いかわかんないことをしたくらい。
【毘那夜迦】 仏教でのガネーシャver.1。 大軍勢を率いて病魔をまき散らす祟り神だが、調伏されて大歓喜天(聖天)となる。兄弟愛なのかハニートラップなのか純愛なのか性愛なのか善悪和合なのか、誰が踏んでるのかが大問題。
【ブラフマー】 何でも作る創造神。苦行頑張った相手にはがんがん祝福授けるよ、授けすぎてあとでみんなが困るよ。 創造神なので世界も歴史も美しい形に書き換えていくのだけど、実はヴェーダ神より若い、理屈でできた存在なので、特にアグニとかアグニとかアグニが言うこと聞かないのが悩みの種。
【梵天】 仏教に来たブラフマー。
【ヤマ】 閻魔。死者の王だったりお裁きしたり罪滅ぼしの面倒見たりでいつも忙しい。ヤマの顔見て来い、って言われたら、死ねって意味ですよ。
…いっぱいいる…同一人物まとめてもいっぱいいる…
大きく変わったり頭数増えてきたら、また改めて作ります。
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