#半チャーハンが半じゃなかった件
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tutai-k · 2 years ago
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旅の記録
12月3日~4日、友人と鎌倉・江ノ島旅行をする。
鎌倉文学館で没後35年特別展、澁澤龍彦・高丘親王航海記の展示があったので、鎌倉へ行こうと計画をしていたところ、友人が声をかけてくれて、ひとり旅でなくなった。
ひとり旅だと、どうしても鳥を探したくなって重いカメラを担いで、ワークマンの服を着て出かけることになる。鳥を撮影するようになってから、文化財を巡るような「旅」とは疎遠になっていた。
旅のルートは、 一日目 北鎌倉・浄智寺(澁澤龍彦の菩提寺)―鎌倉・鶴岡八幡宮/大河ドラマ館/鳩サブレーで有名な豊島屋のカフェ「置石」/クルミッコ/桜貝アクセサリー店/鎌倉文学館 二日目 江ノ島(特にどこという予定は決めずに江ノ島とだけ決めていた)
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・北鎌倉 浄智寺 北鎌倉で待ち合わせをした。そのまま浄智寺へ。地図を見なくても、なんとなく歩いて行けばたどり着けた。 人生で一番通っている寺というのは、どう考えても地元の檀家になっている寺だが、そのつぎがたぶん、東大寺だろう。地元の友人とよく奈良へ行くし、奈良は鳥がたくさんいるので、バードウォッチングを始めてからも何かにつけて出かけている。だがその次は?となるとおそらく浄智寺ではないかと思う。 そんなに通っているのに、じつは一度も澁澤龍彦の墓にたどり着いたことがない。浄智寺は、拝観料が必要な文化財としての寺だけれど、檀家もいて、お墓があるのだ。それはつまり、地元のひとびとの暮らしと地続きの場所で、そこを、ただ澁澤龍彦のファンであるというだけの自分が「墓参りに来ました」と言っていいものか、というのをずっと迷っていて、聞けずにいて、見つけることができなかったのだ。 だが今回、どうしても澁澤に報告したいことができたので、澁澤の墓前に立ちたかった。寺の受付のひとに聞くと、わかりづらい場所にある、と言いながら親切に教えてくれた。いままでたどり着くことのできなかった墓前にたどりついて、いろんな報告をした。 澁澤にしてみれば赤の他人が急に墓にやってきて、あなたのファンです、やっとここまで私の人生がたどり着きました、なんて報告をされても知ったことではないだろうと思ったが、人生の一つの区切りとして訪れることができてよかった。矢川澄子は岩波の校正員時代に、龍子さんは芸術新潮の編集者のときに、澁澤と出会っている。 御朱印をもらって帰るとき、そのふたつ前のページが、以前訪れたときの浄智寺のものだった。文化財から足が遠のいている自分を発見してすこし苦々しく思う。
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・鶴岡八幡宮/大河ドラマ館 カモメが群れになって飛んでいた。七五三の子供がたくさんあるいていて、成人式の前撮りの人たちもいた。 今期の大河ドラマを見ていないのでついていけるかどうか不安だったが、楽しそうにする友人を見ているだけで楽しかった。映像資料やジオラマ、体験コーナーなど、ドラマを見ていない人間でも楽しめた。舞台セットの時代考証の映像がとてもよかった。 ハトがたくさん歩いている。
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・クルミッコ/置石/桜貝のアクセサリー店 前回鎌倉旅行をするときに、地元の友人に「クルミッコ」というお菓子がおいしいと教えてもらった。そのときはお昼過ぎに店舗に立ち寄ったのだが、行列ができていてなかなかお店に入れなかった。「並ぶんだよ~」と言いながらお店にいくと、列ができていない…。もうクルミッコブームは終わったのか? とお店に入ると……クルミッコ、売り切れていた。まだおひるすぎだというのに。 置石へむかう。エクレアサンドとチョコレートパフェをたのむ。紅茶がとてもおいしいと友人が教えてくれたのでそれも注文する。紅茶はとてもおいしかった。そして……チョコレートパフェ、800円という金額なのにとても巨大だった。エクレアサンドを食べたあとに食べるサイズではなかった。ふつう、コーンフレークがいるところにおそらくは粉砕されたハトサブレが陣取っていて、それがとてもおいしかった。巨大だったが、おいしかったのでつるっと食べられた。 その後、桜貝のアクセサリー店へ行くまでに、鳩サブレー本店にたちよる。鳩サブレーグッズを買う。ここも行列。��で食べるおやつに矢口餅を買う。大河ドラマに登場した餅らしい。何も知らずに求肥に釣られて買った。 桜貝のアクセサリー店も長蛇の列だった。列に並んでいるあいだ、「桜貝ってわれわれでも拾えるのかな」「由比ヶ浜にいくから打ち上げられてないかな」などと話をしていたら、前に並んでいた人が、「六時半くらいに行くと拾えますよ」と拾った桜貝の写真を見せてくれる。早起きして桜貝探しをすることを誓い合う。 どれもかわいくて迷いに迷って、桜貝のヘアピンを買う。
・鎌倉文学館 鶴岡八幡宮の門前町を楽しみすぎて、文学館が16:30閉館なのにたどり着いたのは16:00だった。高丘親王航海記の展示を見る。こぢんまりとした展示だったし、見たかったのは創作メモだけだったので、そこだけ重点的にみる。三島の影響を感じる部分などある。 リスが木を歩いていた。鎌倉にはたくさんリスがいると警備員さんに教えてもらう。宿までの道すじでもリスがいて、うんこされる。
二泊目
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・由比ヶ浜 約束通り6時に起きられたので、6時半に由比ヶ浜に到着する。もうサーファーが海にたくさん入っていておどろく。 桜貝を探す。海で貝を探すときは、一点を見ない方がいい。とはいえ、タカラガイを探すことは得意でも、桜貝用の「目」ではない。一つ目を探すのに苦労する。それでも一つ見つけると目が慣れてぽつ、ぽつと見つけられる。メダカラを一つだけみつけるが、擦れていたので拾わずおいてゆく。桜貝に孔をあけるツメタガイも打ち上げられている。 「朝日曇っているから見えないのかなあ」と言っていたら、背後の山のほうから日が昇る。朝日はいつでも海からのぼると思っていたが、そうでもないらしい。
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・江ノ島 江ノ島へ行く前に、クルミッコへもう一度。開店直後にお店に到着したのに、お店のかげまで行列ができていておどろく。ほしかったカンカン入りのクルミッコが買えたので満足する。 江ノ電に載り江ノ島へ。 江ノ島までの道にたくさんお店が並んでいる。家族には「わざわざ江ノ島まで行ってしらすを食べなくても地元で食べればいいじゃないか」と言われながら出かけたのだが、しらすピザは地元にはない。絶対しらすピザをたべたいと言い続ける。 弁天橋から鳥を見る。見たことのない鳥だったのでコンデヂだったが撮影する。帰ってから調べるとカツオドリで、どうして重いからという理由でミラーレス×超望遠を置いてきたのかと後悔する。 江ノ島神社への参道には、貝を売る店がおおくある。夜光貝やナンヨウダカラを見てはほしいほしいと騒ぐ。 江島神社へ到着する。弁財天をまつる神社もある。わたしは弁財天を見つけると必ずお参りするようにしている。弁財天は芸能の神様なので、小説の上達を必ず祈ることにしているのだ。弁財天のお守りももらう。新しい仕事の鞄につけようと思っている。 山頂まではエスカーにのる。エスカー、ケーブルカーのようなものだと思っていたらエスカレーターだった。だからエスカーか……。 参道で行列ができていたタコせんべいのお店が山頂にもある。そこも行列ができていたが、参道ほどではない。生のタコをまるまる一匹、プレスして作るせんべいは、タコをおしつぶすとき、悲鳴が聞こえる。あつあつのを、トンビに狙われながらたべる。 シーキャンドルという展望塔に向かう途中、鳥のような鳥じゃないような鳴き声が聞こえる。近づいていくとリスだった。至近距離でも逃げない。奈良の鹿のように、鎌倉にはリスが多い。クルミッコにリスが描かれていることに納得する。 シーキャンドルにのぼる。眺めがよ��、ずっと見ていられそう。富士山がとても近い。わたしたちの住んでいるところでは、富士山は条件のいい冬にしか見られないが、関東では天気がよければそうめずらしくないらしい。 念願のしらすピザをたべる。めちゃくちゃ大きい。鎌倉野菜としらすのピザだった。とにかく大きい。おなかがいっぱいになりながらそれでもおいしいので完食する。はじめてクリームソーダを食べる。おいしかった。窓からは湘南の海だろうか、海と富士山が見える。SUPのひとたちがときどき通り過ぎてゆく。
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電車に乗り、友人と別れる。 先週の横浜行きでは売り切れていた崎陽軒のシウマイ弁当を食べる気満々でいたものの、しらすピザが大きすぎて全然おなかがすいていなかった。崎陽軒のチャーハン弁当(シウマイが2コ入っている)と、真空パックじゃない方のシウマイを買う。新幹線で食べるつもりだったが全然おなかがすかなくて、帰りの近鉄電車で食べた。おいしかった。
コロナ禍に入ってからバードウォッチングをはじめ、神社仏閣をまわったり、博物館へ行ったり、素敵なカフェやお土産を探したり、観光地をぶらぶら歩く旅から遠ざかっていたので、今回の旅ではそれができたことがとてもうれしかった。 いつのまにか、旅=探鳥になっていたけれど、こういう旅を好んでしていたなあ……旅といえば、博物館や美術館を探し、神社仏閣を巡っていたのは、つい二、三年まえのこと。それなのに、なんだかはじめての旅をしたような心地だった。
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onedayonenoodle · 5 months ago
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タンメンハーフ
半チャーハン
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hinata0707 · 1 year ago
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夏休み、もう充分の件。
お昼ごはん
皆さん、どうしてますか?
うちは、学童じゃなくなったから
お弁当を持たせることは不要になったものの、
毎日、朝・昼・夜ご飯…
これを、あと何週間続ければいいのだろ、と毎日カレンダー見てます。
チャーハン、オムライス
冷やし中華に、パスタ
プレートご飯にしたり 
夕食の残りをのせたり
もう、他に、レパートリーが浮かびません(笑)
コロナ休校中が蘇ってくるほどの
つらい日々ですわ。
月曜日に大量の食品を買いだめしても、
週の半ばには、
あれ?冷蔵庫の中
何もないやーん、状態。
買っても、買っても足りませんよ。
世のお母さん達、お疲れ様です。
あと、3週間
がんばりましょう…。
もう、夏休みは充分よね。
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gyakutorajiro · 2 years ago
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六本木ヒルズのヒルサイドで、中華料理を食べた。 ヒルズでは、とんかつも食べたことあるけどね。 ■六本木ヒルズのM/H(メトロハット / ハリウッドプラザ)の地下2階にあるトンカツ屋「豚組食堂」でいも豚ロースかつを堪能 https://iine-y.com/alone/2736/ 「ゴールデンタイガー」というお店で。 店先にあった「ゴールデンチャーハンチーズオムレツ」が気になって、食べたんだ。 まあまあ美味しかったとは思う。でも決定打に欠けていた感じがある。 それは卵の半熟加減が足りない…という表現はややこしいが、半熟加減が足りないとはすなわち「火を通し過ぎている」ということだ。 めちゃくちゃ美味かったチャーハンは「また食べに行こう」と、必ず記憶に残ってる。 実際、マイベストチャーハン店は何店舗かある。 しかし、中のご飯はパラパラで美味しかったような…もう1回食べて、確かめるか。 そして揚げ鶏の香味ダレ(油淋鶏)の方だが。 こっちは個人的に好みではない。 まず衣はもう少し「サクサク〜!」っていうクリスピー感が欲しいが、そのサクサク感はなく。 中のお肉も、「やわらかジュワ~!」って感じが欲しかったが、肉の瑞々しさがなかったのを覚えている。 以前「美味い唐揚げの条件」を語ったけど。 ■美味しい唐揚げの条件を満たしてる!「酒晴 練馬店」でチキン南蛮定食 https://iine-y.com/alone/3793/ その条件にマッチしているとは言い難かった。 次、来店した際は四川マーボ豆腐とゴールデンチャーハンチーズオムレツを頼んでみようかな。 もしくは、もう1つある中華料理店「南翔饅頭店」に行ってみよう。 食後、帰りにアランデュカスのチョコレートを買った。 高かった記憶あるなぁ。 <採点> ■中国料理 ゴールデンタイガー | 六本木ヒルズ - Roppongi Hills 【住所】:〒106-6101 東京都港区六本木6丁目10−1 六本木ヒルズヒルサイド 1F #一人でも入りやすい度:10 (カウンター席には座らなかったけど、一人でも気にならなかった) #六本木グルメ #六本木ヒルズグルメ #六本木チャーハン #六本木油淋鶏 #六本木唐揚げ #六本木駅グルメ #孤独のグルメ #ソロ活グルメ #おひとりさま #1人飯 #一人飯 #アローン飯 #独身飯 https://www.instagram.com/p/CpquWiIyFfv/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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liliyaolenyeva666 · 3 years ago
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📛 1390 「ウルトラマン」 #5。
月に一度ほどのお楽しみ 「ウルトラマン」 の第五話 「ミロガンダの秘密」 を観ています。岩本博士が初めて物語に登場するお話です。いきなりハンドルを切る男性の映像が飛び出してきて ぐるぐると目が回ります。壁に激突した品川ナンバーの自動車と なかなか車外に出られない運転手の男性。やっとの思いで助手席のほうから外に出た途端 「ハッ!」 と緑色のキモキモ生物に緑色の霧状の “何か” を吹きかけられます。「助けてくれー!」 と男性。なぜか男性は “リトル・ショップ・オブ・ホラーズ” の “それ” のやうに ぐわっと 襲われてしまいました。続いて どこかの博士の自宅のやうな玄関の隙間から侵入した緑色のキモキモ生物は、やはりこちらも 何故か同じやうに ぐわっと 博士に襲いかかります。"東京のど真ん中、新聞記者、地質学者が次々と窒息死するという事件が起こった。ふたりの死因を調べた結果、特殊な事件として警視庁から 科学特捜隊に調査が依頼された" という石坂浩二さん似のナレーションが流れ、科学特捜隊の面々がババッと映ります。キャップから直ちにオオムロ高原に飛んでくれと指令を受けるイデ隊員とアラシ隊員。オオムロ高原には ヤマダ博士 (57才) の研究所があるさうで (植物の品種改良で有名なひと)、何か手掛かりがあるかもしれないと ジェットビートルでオオムロ高原に向かうイデ隊員とアラシ隊員。ハヤタ隊員とムラマツキャップは 最初の交通事故の現場に向かい、警察が現場検証をしている中で 地面や車に付着した緑色の液体を見つけます。イデ隊員とアラシ隊員もビートルで現場に到着し、博士の研究室な温室を案内されます。温室には イデ隊員が 「シェー!」 って驚くほどに巨大な人参が育てられています。ふたりを案内しています女性の研究員の話によりますと、博士は 都会の人口が増加しすぎて野菜が足りなくなるのを助けたいと仰っていたさうです。という訳で、東京の人口ってどれくらいなのかなって思い インターネッターしてみました。2021年1月1日現在、東京の人口は 13,960,236人 (男子:6,858,575人、女子:7,101,661人) とのことで、仮に すべての都民が 一日3食とも 野菜がたっぷりなタンメンと半チャーハンを食しているとしたら、一日あたり、41,880,708食分の 野菜がたっぷりなタンメンと半チャーハンが必要で、年間では 15,286,458,420食分の 野菜がたっぷりなタンメンと半チャーハンが必要となります。ここに更に 餃子をつけたり、替え玉を頼んでしまう方がいらっしゃるかもしれませんから “何か” が足りなくなっても ちっとも不思議ではありません。
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rosaliaolenyeva · 4 years ago
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📛 027 「ウルトラマン」 #5。
月に一度ほどのお楽しみ 「ウルトラマン」 の第五話 「ミロガンダの秘密」 を観ています。岩本博士が初めて物語に登場するお話です。いきなりハンドルを切る男性の映像が飛び出してきて ぐるぐると目が回ります。壁に激突した品川ナンバーの自動車と なかなか車外に出られない運転手の男性。やっとの思いで助手席のほうから外に出た途端 「ハッ!」 と緑色のキモキモ生物に緑色の霧状の "何か" を吹きかけられます。「助けてくれー!」 と男性。なぜか男性は "リトル・ショップ・オブ・ホラーズ" の "それ" のやうに ぐわっと 襲われてしまいました。続いて どこかの博士の自宅のやうな玄関の隙間から侵入した緑色のキモキモ生物は、やはりこちらも 何故か同じやうに ぐわっと 博士に襲いかかります。"東京のど真ん中、新聞記者、地質学者が次々と窒息死するという事件が起こった。ふたりの死因を調べた結果、特殊な事件として警視庁から 科学特捜隊に調査が依頼された" という石坂浩二さんのナレーションが流れ、科学特捜隊の面々が映ります。キャップから イデ隊員とアラシ隊員に 直ちにオオムロ高原に飛んでくれと指令を受けます。オオムロ高原には ヤマダ博士 (57才) の研究所があるさうです。植物の品種改良で有名なひとださうで、何か手掛かりがあるかもしれないやうです。ジェットビートルでオオムロ高原に向かうイデとアラシ。ハヤタとムラマツキャップは 最初の交通事故の現場に向かい、警察が現場検証をしている中で 地面や車に付着した緑色の液体を見つけます。イデとアラシもビートルで現場に到着し、博士の研究室な温室を案内されます。温室には イデ隊員が 「シェー!」 って驚くほどに巨大な人参が育てられています。ふたりを案内しています女性の研究員の話によりますと、博士は 都会の人口が増加しすぎて野菜が足りなくなるのを助けたいと仰っていたさうです。という訳で、東京の人口ってどれくらいなのかなって思い インターネッターしてみました。2021年1月1日現在、東京の人口は 13,960,236人 (男子:6,858,575人、女子:7,101,661人) とのことで、仮に すべての都民が 一日3食とも 野菜がたっぷりなタンメンと半チャーハンを食しているとしたら、一日あたり、41,880,708食分の 野菜がたっぷりなタンメンと半チャーハンが必要で、年間では 15,286,458,420食分の 野菜がたっぷりなタンメンと半チャーハンが必要となります。ここに更に 餃子をつけたり、替え玉を頼んでしまう方がいらっしゃるかもしれませんから "何か" が足りなくなっても ちっとも不思議ではありません。
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ichinichi-okure · 4 years ago
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2020.10.2mon_kyoto
目が覚めたらお部屋が真っ暗!やってしまった… 仮眠のつもりで横になったのは たしか10:00すぎで 今1:04。15時間…!授業に出られなかった。どうしたら安定してがんばれるんだろう… ちょっと絶望して、もぞもぞと起きる(これからは必ず目覚ましをかけよう…)たくさん寝たからか 痛かったいろんなところが和らいでいた。 無断欠席してしまったので先生へ連絡。机の件でテラニシ氏へ連絡。たまった洗濯をやっつける。コーヒーをいれる。KIRIマルシェで出会ったおいしいぶどうを食べる。おなかがぐーとなったのでお米を炊く。 寒くなってきたからか、このところ無性に家族に会いたくなる。げんきかな。お外で鳥がないてるよ。 ぞうさんを裁断する。組み合わせを考えた出番待ちのハギレは全部で9頭。90分のタイマーをかける。 はじめの90分、6頭裁断。1頭15分か?おそい。 休憩。緑茶がおいしい。 次の90分、3頭裁断+裏地を裁断しようとして見つからない。よく使うから とちょっといい袋に入れ替えてどこにしまったかな?こういう時間むだ。やっとこさ見つかって、裁断。 次の90分、6頭ぬい。鼻の下がきれいに縫えてうれしい。頭がスッキリしてきた。 次、残り3頭ぬい+裏返し。集中力切れてきた。 次、残り裏返し+わたをつめる。このわた固いな。固い子にはいいけれど、伸びる子には柔らかいのをつめたい。買いに行くか! 着替えて時計を見たら12:12。わんにゃーだ!雨なので今日はバス移動(いつもは自転車) 洋裁店 着。今日はおじちゃんじゃなくておねえさんだ!柔らかいわたと目用のボタンと太巻きのミシン糸を買う。2000円ちょっと。あれもこれもほしい気持ちをおさえて出る。いつもありがとうございます。ついでに明日の出店用のおつりをつくりに銀行へ。ふえますように…! まいさんから5日のワークショップのご連絡。たのしみ。小檜山さんとよっちゃんへありがとうの連絡。いろんな方にお世話になって生きている… 帰りのバスでしいたけ占いを見る。「大丈夫教の教祖」になっていい週らしい。ふむ。大丈夫なのか? 帰宅。14:53。おなかすいた。チャーハンつくる。コーヒー。午前中は映画眠る虫のサントラを、午後からはシャ乱Qのアルバムをひたすら。 後半戦スタート。90分、わたつめ3頭+耳とおなかを手縫い4.5頭。ここで9頭ではなく11頭作っていることが発覚…(なぜ…?ということは1頭11分ちょっとか。それでもおそいな) 休憩。ももちゃんから菊しんコーヒーきたよ〜と��連絡。うれしい。続いて先生からお返事が!!ありがとうございます…! 次の90分、耳とおなかぬい完!ちょっと眠たくなってきたぞ… コーヒー休憩。SNSにあしたの出店のお知らせを投稿。 いろんな方の一日遅れの日記を読んで、自分は書けるような時間を過ごしているだろうかと考えた日があった。 今日みたいにひたすらちくちく縫っていると、いろいろなことが頭の中を駆けめぐる。大人になった今 再び学校へ通うことを決めて、改めてみんな(学校内外問わず)すごい。京都に越してきて4年。たくさんの夢が叶ったけれど、たまたま私は周りの人や環境に恵まれてみんなの力のおかげで叶えてもらっただけで、自分自身は全然努力していないのでは…そう思ったら急に恥ずかしくなった。一生懸命、正しく努力したい(気合いとかに頼らない方法で) むん!と気を取り直して次、耳付け5頭。 次、耳付け6頭。やった!速くなった!23:10。 あと目を付けてブロマイド撮って名前と名札を付けて、お風呂入って、あとシールも切りたい!わ〜あと1日ほしい!と毎回思う(のにいつもばたばた) あしたの出店は「第一回 船岡山秋の文化祭」 もうちょっと準備。にぎやかなお祭りになるといいな。たのしみ!
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普段の記録。11月なので新しいページ。
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組み合わせを考えながら裁断。
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フリマで入手!展示とか持ってけるサイズ。便利そう!
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今日生まれたぞうさんたち! #ぽこぽこてづくり
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明日のイベント「船岡山秋の文化祭」たのしみ!!
-プ��フィール- poko a poko 28歳 京都 おきにいり屋さん / sewing worker 「あなたの "おきにいり" つくります。」をコンセプトに、洋服や布小物を制作。小ロットの縫製。 Instagram @pokopokocharu Twitter @pokopokocharu
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yutaka-sait0 · 6 years ago
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フランス(主にパリ)旅行 中盤
3月24日から4月3日までのフランス旅行、本日の日付は3月30日
今日で旅行の折り返しを迎えたが、喉が痛くて今日の活動はエッフェル塔(上へは登っていない)、パレ・ド・トーキョーで終わりとした。ホスト先の夫婦が心配しているので近くのスーパーで食材を買ってチャーハンを作る。醤油に変わるものが見つかったので拝借し、完成した。正直、どこで作っても誰が作るかで、味は大して変わらないのだと思う。マッシュルームを入れ、フランス風にしたのは正解だった。油がないので、オリーブオイルを使う他なかったが、それが思いの外マッチした。
そもそもフランス旅行をしようと思ったのは青木事務所のアルバイトをしているときに思い立った(理由は前記事記述済み)。不本意にも最優秀賞をいただいた大東建託コンペのおかげで、この旅費はほぼ無いに等しい。が、貧相な生活が似合う性格ゆえに、いかにもボンジュー的なカフェライフは過ごしておらず、カップ麺やらレトルトカレーやらを食べるのが主になっている。朝はホストの朝食と同じく、コーヒーとパンをいただく(宿泊代に朝食込み、パリから2駅駅近の物件で3,500/1泊 控えめに言ってかなり良い)。この栄養に偏りしかない食事を心配したホストは昼食にクロワッサンサンド(チーズ、ハム)を持たせてくれ、実質朝昼付きとなっている。(こういう風に文字起こしすると、淡々としてるが、非常に感謝の極みである。)Bois-colombes駅から徒歩5分のアパートの一部屋を借りている。パリのハブ駅で有名なParis Saint Lazare駅から2駅の交通の便が良い環境である。しかも庭が広く(だいたい200平米はある)朝は鳥がさえずり、鳩が降り立つ住環境としては申し分ない、そして猫2匹つき!触り放題!という好条件であった。ということでフランス生活5日目、喉に違和感を覚えたところでフランス(パリ)の感想を少々まとめてみる。
パリはフランスの首都だけあってやはり人が多い、人種も��々だが、アジア圏の人は思いの外少ない。そのため、視線を感じる。よく、視線を感じる。これは日本にいる外国人が感じるものであると考えると、やはりいま自分は外国人になっているのだと思い知る。しかし、生活はほぼ日本と同じで、日本人が少しだけパッシブなだけで、他のことはほとんど変わらない。ないのはコンビニだけ。言葉が通じないのだけは痛いところだが、その壁さえ乗り越えれば普通に暮らしていけるし、むしろ外国の文化の方が、好きかもしれない。日本の奥ゆかしい、繊細な環境も良いが、それは内省的な部分に留め、外部ではもっと外国を見習うべきなのでは?とも思えてしまうほど、良い環境がここにはある。というのもカフェ文化がそうしているのだと思う。カフェ文化というのはレストラン・バー・カフェを兼任した店舗が店の外まで(法的に良いのかはわからない、日本だったら完全にアウト)テラスが伸びており、それぞれコーヒーやら、ブレッドやら、ビールやらを嗜んでいる。そして外を眺める。眺める。眺める。驚くほど眺めている。これがカフェ文化。楽しくお話ししながら、タバコを吸いながら、外の景色を外から眺めている。この視線は防犯にもなるし、ちょっとした挨拶のトリガーにもなる。ようやくJ・ジェイコブスの「アメリカ大都市の死と生」で述べられている都市のあり方が路地から始まるという原理を理解したように思えた。路地に存在する人々のコミュニティこそが都市を守る源になっている。度々ボンジューと声がかかるが、本当に知り合いなのか、よくわからない、テキトーさもあるはず。そしてそのカフェ文化は路地だけでなくバルコニーにも存在している。パリの都市構造として道路に対して垂直に切り立つ5〜7階建てのアパートがびっしり軒を連ねいている、フランスの威厳を保ちながら。それに対し、車道両端が駐車スペース、その外側が歩行スペースとなっている。そのため、1階がテナント、2回以上が住居スペースといったわかりやすい構造である。そしてバルコニー、小さなものから細長いものまで、外を外で眺めるスペースが窓の外に付着している。これはやはりフランス人がカフェする。一服するための場所である、南面採光に限らず、道路か庭側に対しバルコニーを開く形式をとっている。やはり外への関心、視線は常にあるように思える。彼らは何を考え、何を思い、何をしているのか、わからない、が、その無駄とも思える文化こそが良いのだと フランス3日目には考えていた。自分もカフェでボンジューしたい。
1日目はパリ散策、2日目は目星い美術館をマーク3、4日目は鬼巡るという流れになった。到着してから予定を立てる性分なため、旅行��ほとんど上手くいく。今回もそうだ。主にナヴィゴという���曜から日曜までバス・メトロ・RERなどの乗り放題券(日本でいうSuica)を買い、交通費の節約できた。またミュージアムパス2日券を買い、ほとんど半額でおもな美術館を回ることができた。お金に関してはケチケチしない主義だが、今回は上手く節約できたと思う。
美術館についてはまた後でまとめようと思う。今日はフランス人は“他人でも他人事ではない”という姿勢について軽く記述したい。というのも昨日、ベルサイユからポワシーに向かうバスでナヴィゴがうまく作動せず、バスに乗れない事案が発生した。しかし、それを見ていた学生?が運転手と話し、自分をバスに招き入れてくれた。バスの運転手も自分が旅行者であることを理解してくれたのか、快くバスに乗せてくれた。乗るまで40分くらい待っていたので乗れなかったときはショックだったが、その分乗車させてもらえたときの感謝度が倍増した。その際、行き先を聞かられたのでヴィラサヴォアと答えており、危うくおりそびれたところを運転手がわざわざ客席まで来てくれ、「あそこの左側がサヴォア邸、ここで降りるんだよ」と教えてくれ、無事目的地に到着できた。この経験はフランス人が他人でも他人事ではないという意識を持っていることによって救われた事態であり、ほかの場面でも、バスに乗りづらそうにしている車椅子の男性をサッと助け、礼はいらない、といった態度でやり過ごす。クールな一部始終をキャッチしたこともあった。また、ホストの優しい思いやりのある接しも、これらの文化に起因するのではないかと思う。
感謝。
知らない人、しかも外国の地で外国の人に助けてもらう経験をした。これはだれかに優しく接しなきゃな。親切にされたらだれかに親切にしたくなる。この思いを大切に後の4日間を大切に過ごそうと思う。
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jallajalls · 3 years ago
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コメリのアクセントの件(違う)
いんげんを続けて頂いたので、持て余してついに、(ついに?) 小さく刻んで「米化」。ゴハンと半々ぐらいの大量を炒めて、チャーハンにした。いんげんはスープにしても旨みが出るので美味しい。煮物なら軟らかめが好きかな…
お米を炊いたものを食べることを「米を食べる」というのは最近の言い方の気がするけど、地域性があるのだろうか。
米とは炊く前の硬い状態で、炊いたら飯(めし)で、丁寧に言うと「ご飯」ではなかったのかと、耳にするたび違和感。
田んぼに生えている時は稲で。
英語だとrice一語のものを、幾通りにも言い分けるところが、エスキモーの「白」なんじゃなかったのか。
飯を握ったものは握り飯であって、握り米じゃないし。軟らかく炊くと粥でしょ。そんで、お粥を食べるときは「米を食べる」とは言わないんだよね。お餅の時も言わないよね。煎餅も米ではなくて煎餅だよね。
てことは、ご飯だけが「米化」しているんだよね。
言葉は変化するというから、いずれみんな、米化する方向なのだろうか。
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arara1212 · 4 years ago
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飯山市「ときわや」幻と幻のラーメン 店名 ときわや 場所 長野県飯山市常盤1490-2 電話 0269-62-3802 ジャンル ラーメン店 バリアフリー ◯ 駐車場 あり 食べたもの 「チャーシューめん」850円、「半チャーハン」420円   幻を観たことがあるだろうか。 蜃気楼ならあるよ、という方はいる。富山県魚津市は天候の条件が合えば観られるという。私は何度かお邪魔したが、日ごろの行いが悪いためかただの一度として観たことがない。それに夏季の道路面などに観ることができる「逃げ水」ならしょっちゅう観ているから、まったく未体験ではない。  じつは一度だけある。幻を観た事が。 小学4年くらいの頃か。新宿丸井5階エスカレーター脇にあったポラロイドカメラの販売コーナーを、物珍しく父と共に覗きこんでいた時のこと。隣にいた大学生くらいのお兄さんが間違えて写した写真。片側半分は父親の背中越しに天井が写っているだけ。片側半分は白く露光してしまっていたが、そこには人物のイラスト。  痩せこけた無精髭だらけの貧相な男性が、こちらを睨みつけている。なんぢゃこりゃ?天井にも周囲にもそんなイラストが掲示されているわけもない。そもそも華やかなデパートにあるわけもない類のものだ。とりあえず、その場でなにが出来るわけもない。写真を父の持つ紙袋に入れておき持ち帰ったはずだが、いつの間にかどこかに行ってしまった。あれはいったい何なのだ。��?幻覚?夢?ほんの少しの記憶でしかないが、その割にクリアな出来事に今でも忘れることができない。   「ときわや」 飯山の最奥部、などというと怒られてしまうかもしれないが、市街地を過ぎて10分近く行くとなれば、知らないものからすればかなりな「最奥部」に感じてしまう。県道95号線沿いにあるこちらは雪国らしい急勾配の屋根と、白い鉄板外壁に大きく『お食事処 ときわや』と黒く大書されている。こちらには幻があると聞きやってきた。   「半チャーハン」420円 幻の前にまずはこれだ。玉子、ネギ、チャーシュー少しの具に醤油味パラパラチャーハンはまさにオーソドキシカルスタイル焼き飯といえる。あっさり味もよい。   「チャーシューめん」850円 すっきりと透明度の高い、褐色の醤油スープ。そこに浮かぶ数多くのチャーシューは、脂身少なく厚みもさほどないがシッカリとした噛みごたえであまり今日的ではないが昔懐かしいタイプ。コリコリっとしたメンマやストレート細麺然り。鶏ガラでしっかりとられたスープも昔ながら、ではあるが懐かしいというよりも、むしろ新しい存在感があるかもしれない。   メニューによると創業当初からの看板メニューであったとの事だ。 『昔懐かしい中華そばを思わせる味が、年代問わず幅広く人気を呼んでいます』 たしかにこの感じは幻レベルかもしれない。美味かった美味かった。  という事で幻と幻のラーメンと出会ったお話。あの事件っていったい何だったのだろうか。解明しようのない事だからもどかしくてならない。    #長野  #長野県  #飯山  #長野グルメ  #飯山市  #ランチ  #チャーハン  #ラーメン  #ラーメン好きな人と繋がりたい  #ラーメン大好き  #ラーメンインスタグラマー  #ラーメン部  #ラーメン巡り  #ラーメン倶楽部  #ラーメンパトロール  #ラーメン好き  #ラーメン好きと繋がりたい  #ラーメンインスタグラム  #ラーメン食べ歩き  #ラーメン屋  #ラーメン食べたい  #ラーメンショップ  #ラーメン中毒  #ラーメンデータベース  #ラーメンスタジアム  #ラーメンバカ  #ラーメンズ  #コロナに負けるな #좋아요_한국 #좋아요_일본 (ときわや) https://www.instagram.com/p/CN-uf4gAvOi/?igshid=unvq69oxspb6
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onedayonenoodle · 2 years ago
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Half & Harf #松福 #松福御殿場インター店 #御殿場市 #緑きらきら人いきいき #うまいラーメン #松福ハンパない #バカ盛り #半チャーハン #半チャーハンが半じゃなかった件 #豚骨らーめん #豚骨ラーメン #麺 #ラーメン #らーめん #一日一麺 #ラーメン好き #ラーメン好きと繋がりたい #ramen #tankensurujapan #noodle #noodles #NoRamenNoLife #EverydayRamen #ThankGodItsRamen #LocalGuides #ラーメンインスタグラマー #麺スタグラム #instanoodle #instanoodles #foodstagram (松福 御殿場インター店) https://www.instagram.com/p/Cjhcw0MP9q4/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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40yotb · 7 years ago
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Al Sur
11月2日 メキシコ メキシコシティ
 移動の話だけなので手短に。パツクァロで死者の��を堪能した翌日、首都メキシコシティへ移動した。移動にはPrimera Plus社のバスを利用(458ペソ≒2,700円)。同社バスにはグアナファト行、モレリア行に続いて都合3度目の乗車となるが、同社に限らずメキシコの一等バスは車内で電源とwifiを利用できるのが嬉しい。通信速度もストレスなく、乗車中ずっとyoutubeを掛け流すことができる。プログレが聴きたくなり、イエス『こわれもの』やジェネシス『フォックストロット』などを楽しく視聴。
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 メキシコシティは以前の旅行で観光済。宿がセントロのど真ん中だったのでソカロ広場周辺を軽く散歩だけしたが、やっぱり広いなソカロ広場。
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 メキシコのビールで一番好きなのはBohemiaという銘柄なのだが、IPAまで出しているとは知らなかった。味は...大手の出すIPAとしては頑張っている方だと思う。
 翌朝、空港へ移動。まだ薄暗い早朝6時半頃にメトロを利用したが、この時間には一般客が大勢利用しており治安は問題なし。無事に空港へ到着する。これで一旦メキシコを出国だ。メキシコはまだまだ見所を多く残しており、後にまた戻ってくる予定である。さて次に向かう先は、南米のペルーである。ついに南米大陸へと降り立つ。
 
11月3日 ペルー リマ
 リマのホルヘ・チャベス国際空港から市内への移動は高額なタクシーかリムジン・バスが一般的なようだが、試しに空港敷地を出て地元客の流れについていくと、空港のすぐ側にバス停があり、古ぼけた路線バスやコレクティーボ(乗合マイクロバス)がひっきりなしに発着しているのを発見した。今晩の宿があるミラ・フローレス地区へ向かうバスがないか、客引きらしき親父に片言のスペイン語で尋ねると、親父は今しがた滑り込んできた1台のコレクティーボを指差した。コレクティーボのドアから半身を乗り出した料金係の若者がよくわからないスペイン語で早く乗れ乗れとまくし立てるので急いで乗り込み、���いさっきATMから引き出した100ソレス札をおずおずと差し出すと、若者は苦笑して何事かぼやきながら96ソレス分の小銭を用意してくれた。ペルーの通貨1ソルは約35円だ。
 リマは都会である。ミラ・フローレスは質のよい安宿が集まる地区であると同時にリマきってのオシャレ・スポットで、ミラ・フローレス中央公園の周囲はブランド・ショップとオープンテラス・カフェ、グローバル資本のファスト・フード店が並び、一本路地を入ればモダンなペルー料理店が洗練された店を構えている(そんなところなので写真も特に撮らなかった)。宿は一泊21ソレス(≒760円)と手頃な割に悪くないし、こういう土地柄なので治安の心配などはないが、手頃な飯屋を探すのもひと苦労、いやふた苦労、いやいや散々苦労して成果絶無、といった有様で、忸怩たる思いで”CHIFA”と書かれた店――”中華料理”の意だ――に入り、”ECONOMICA”と書かれている欄の適当なチャーハンか何かを頼んで腹を膨らませること、たった3日の滞在で実に3度。ペルーくんだりまで来て毎日美味くもない中華を毎日食ってしまった。気候もほとんど曇ってばかりで、南半球に来たはずなのに寒いし(最高気温は20度に届かない)、挙句の果てに博物館を見学した(別途報告予定)帰りのバスのなかで、早速の手痛い洗礼、スリに遭った――2,300円くらいの被害。高額紙幣やカードは常に腹巻き型のセキュリティ・ポーチに入れているし、iPhoneはそのとき偶然手に握っていたため被害を免れた。今回は勉強料だと割り切れる額だが、これらがやられたら本当に洒落にならない。しかし、前ポケットに入れていた小銭入れがやられるとはな。しかも座席に座っていたから、やられたのは席を立って降りるまでのわずか数秒の間だろう。さすがペルー、攻略難易度が高すぎる。再発防止策の策定が急がれる――。どうやら、リマという街とは相性が相当悪いようだ。さっさと脱出しなければならない。
 
 なんだか後味が悪いのでせめて多少はマシだったペルー飯画像でも上げておこう。
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 件の中華料理から一皿。牛肉の甘辛い炒め物ですな。ポテトが入るなどペルー風にアレンジされており、「ロモ・サルタード」という現地語まで��いている。これで14ソレス≒510円。宿代と比較してほしい。それはともかく、こういう料理やチャーハンを出す中華料理店がリマにはたくさんある。歴史的に中華系移民の影響が大きいようだ。
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 Al Toke Pezという、こじんまりした海鮮系の一応評判店で、コンビナード(セット料理)。シーフードのミックス・マリネであるセビーチェはペルーでも定番の品。イカのフライに、シーフード焼き飯。日本人好みの味で美味いことは美味いが、全体的にしょっぱい。これにチチャという紫とうもろこしからつくるジュース(正式名称はチチャ・モラーダ。不思議な味だが甘酸っぱくて美味しい)が付いて、17ソレス(≒620円)。
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 博物館を見学した際、ミラ・フローレスを離れて昼食を摂る機会があった。そのときに食べたメニュー(ランチ・コース)は10ソレス≒360円。店によっては8ソレスというところもあった。やはり地区によって物価がまちまちだ。上は一皿目のソパ・デ・ポヨ(鶏のスープ)。パスタとネギも入っていて、おまけに化調が結構効いている。とてもラーメンぽい見た目と味。ペルー料理、中華じゃない店も中華っぽいぞ。
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 二皿目は”モストリト”とかいう名前の料理。ロースト・チキンとフライドポテトと、チャーハン...やっぱり中華じゃねーか(笑)。味付け自体は、なんだろ、ナツメグかなんかのスパイスの風味があって面白いんだけど、これも全体的に化調が効いてて味が濃すぎる。
 ...えー、以上がリマの「多少マシな」料理だったんですけど、まとめると、ペルー料理が全然美味しくないような結果になってしまった...。これは僕のリマにおける食運が悪かったのだと思いたい。――しかし、数年前から世間で”ペルー料理がアツい!!”なんて云われているのは、多分、こういう街場の安食堂の料理とはかけ離れた、世界の美食家たちの間での話なのかな、と、うっすらと気づいてしまった気がしますなー。そういやメキシコ料理界でもバハ地方料理と地中海料理とが混ざって云々かんぬんというのもあるし...美食ビジネスというものの一端を覗いたような気が勝手に沸き起こります。――結局、後味が悪いままで申し訳ない(苦笑)。次回は博物館の見学レポートです。
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spiwish · 5 years ago
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寒空
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こんな日は、あったかい紅茶でも頂こうや。
お休みです!
待ちに待ったお休みです!
先日もお休みだったよね!?
わーい!!!
すごくすごく、睡眠を摂りたくて、
9時に薬とトイレを済ませて13時まで眠った日。
とても睡眠充実してるなぁ、と思えた日でした。
嫌な夢もみませんでした。
苦手な食事も、
今日は食べたいものが自然と浮かんで、すっと言葉にできました。
お昼はチャーハンとスープでした。
おいしかったです。
朝9時に起きた時は、確か雨が降っていたのに、
起きたら雨は止んでいて、少し日が差していて、
なのにまた出掛けようとしたら雨が降り出した雨女な日。
そんな日もあるさ。
Cafe de lipaさんへ。
Ivyさんより最近ここに行っている方が多い事実が悲しい。
やっぱり町田に住まいを見つけた方がいいのかな…
でも今の職場は離れたくないのです。
さっきまで晴れていたから、ポイントは通常かな、と思ったら、
ちゃんと雨の日ポイントを頂けていました。
ありがとうございます。
お陰様で、もう何枚目かわからないポイントカードがまた満了しました。
次回200円引きかな?
今日は寒かったのに、移動中熱くなってしまって結局冷たい飲み物を頼んでしまいました。
キャラメルマキアートと、コーヒーゼリー。
もはやいつものメニュー。
寒かったけど、震えながら食べてたけど美味しかったです。
テラス席を選択した、というのもあったかな?
ごちそうさまでした。
シフトの確認に職場に立ち寄ったのですが、
ちょっとトラブル続出していてとても大変そうでした。
いつもより人数が多いはずの職場も、トラブルのせいで忙しそうで、
こういう時出勤でない自分が不甲斐ないような、でもラッキーだったよね、というような、なんだか不思議な感じでした。
ラッキーというのは面倒なことに巻き込まれなくて、という意味では無くて、
多分高度なトラブルになるにつれて自分では対処できず、職場の先輩にご迷惑をかけてしまうだろうから、対応できる人が出勤していて、ラッキーだったな、という意味です。
言い訳くさいけど、本当にそう思いました。
そんな状況下でも笑顔で挨拶してくれる先輩方、すごいなー。
私もそんな余裕が欲しいです…。
昨日食べたご褒美アイスの、明治 エッセル スーパーカップ のレアチーズ味がとてもとても美味しかったので、セブンで買い占めてきました。
正確には買い占めではないけど、4つも買ったからほぼほぼ買い占め、ということで(笑)
先輩におススメしてもらったカフェオレも1本買ってきました。
大好きなかぼちゃプリンもなんと入荷していたので買っちゃいました。
先日入荷していたピスタチオアイスは、まだ母のリアクションが見られていないので今��は保留です。
レアチーズアイスは、多分サーティワンのストロベリーチーズケーキが好きな人は好きなんじゃないかな。
ストロベリー要素は全くないのですが、タルト生地っぽいのがいっぱい入っていて美味しいです。同志の方、是非!
気圧の変動か、天候のせいか、
朝から耳がやられています。
全然聞こえない…。
こんな日がお休みで良かったと思います。
おっと、またラッキー案件か?
祖母の部屋でお茶をしていました。
今日の紅茶はカレルチャペック紅茶店の、KAREL CAPEK EVERYDAYでした。
いい香りで、お味も好きです。
祖母の部屋には紅茶用の茶器が一通り揃っているので、
茶葉を買って置かせてもらおうかな。
たまにお話ししに行ったりして、一緒にティータイムするのもいいかもしれない。
祖母は、一応一人暮らしなので、たまにおしゃべりしに行くんです。
お互いお喋りだから、止まりません。(笑)
でもこの行動にも大事な意味があって、祖母ももういい年なので、些細な変化も見逃せないので、たまに訪問しています。
体調の変化がないか、とか、薬は飲めているか、とか、食事もできているか確認したり、
外出の際に何があったかの確認とか。
ただのお話で済むので、問診というよりはお喋りなんですけどね。
一応大事かなー、なんて。
今日は叔母さんが来てました。
従兄弟が小6にしておっさん化してきたらしく、幼い頃の写真をたくさん見せてもらって「この頃は可愛かったのに」トークをしていました。
今でも十分可愛いよ、安心して。戻ってくるから。
思春期真っ只中の男の子二人抱えると大変ですね…。
見送って、私も部屋に戻ってきました。
ちょっと寒い部屋。
祖母の部屋は半強引に暖房をつけさせました。
電気代などうちが払っているからと、あまり暖房をつけない祖母。
着込めば温かいから、というくせに次に出る言葉は「寒い」なのだから、
もっと暖房器具とか使ってよ…って感じです。
遠慮するお気持ちだけ頂くから、どうか身体だけ大事にして。
明日はバイトです。
13時からのはずです。
今晩変更の電話がなければ、通常通り出勤します。
忙しいかしら…。
来週あたり、また代打出勤する日がありそうです。
年末調整の時期だから仕方ない。頑張る。
明日には耳の症状が治っているといいな。
では。
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doanob1 · 5 years ago
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あいちトリエンナーレに行ってきた
あいちトリエンナーレに行ってきた。
夏休みにどこか行こ。電波の入らない離島に行って(コナンくんが来たら死ぬだろうな〜)って想像するのと、大阪に行って昔から興味があったみんぱくに行ったり美味しいものを食べたりするのとどちらがいいかな、と考えていた。
ぼんやり色々考えているうち、名古屋在住のフォロワーさんが東京に来た時、「ご飯を一緒にどうでしょう」と連絡をくださった(とてもうれしい)。そうして一緒に食事をしたりお散歩をしたり、なによりたくさん話したりした。
そして後日、その方が「自分の目に新宿がどう見えたか」を文章にして公開していて、これが新鮮で面白く、今思えばこのとき自分が見たものを書いておく・公開するってことの魅力にちょっと興味を持ったのだ。
今回私が名古屋に行って、また同じ方とお食事をしたりおはなししたりしたのだが、今度はその方の絵日記を少し見せていただいて、これもとても素敵だと思ったのだった。
私はいま新宿に住んでいるが、ここに住んでいるといろいろなことがわからなくなると思う。こんなにオリンピックの看板が出ていること、地下鉄で窓の代わりに光るモニターの広告、そうしたものにもう慣れてしまった。「こんなにオリンピックの広告がたくさんあって驚きました」と言われ、はじめて、「そうかこんなに広告があるのは異常だな」と気づいた。
自分が立っている場所のことは自分では見えない。だから、他の人と一緒に自分が住む街のことを聞いたり話したりすると、新鮮で面白くて、自分がどんどん鈍くなっていることを知って恐ろしい気持ちになる。
むかし、地方の天候不順や災害のニュースを見たとき、「今年は野菜が高くなるわね」と言った人がいた。私はこれを聞いて(地方はお前の畑じゃないぞ、住んでいる人間も誰かの生計もあるんだぞ)と思ったものだが、だんだん、私は都市の生活に慣れて、こう言いはなつ人間になってしまう気もする。
近しい人間に「私がこういう無神経な人間になったら頭を打ち抜いて欲しい」と頼むのは、半分冗談で半分本気だ。私が無神経な人間になってしまったとき、自分ではそれと気づくことができないだろうから。ゾンビのように、生きているように動いてももう人の心もなく、ただ他人にかみつこうとする存在はいくらでもいる。じぶんがそうならないなんて言い切れない。
旅行先は愛知にしよう、と決めたのはこのときだ。
ちょうどこの頃、あいちトリエンナーレに対しての脅迫が連日報道されていて、わたしは脅迫する側の気持ちがまったく理解ができなかった。ただ少女が座っているだけの平和的な像が「反日」で、戦時下の性暴力に反対する行為が「国に対する侮辱」?いまでももちろんまったくわからない。でも、いずれ私も彼らのような振る舞いをしないと言い切れるだろうか?この国は貧しくなりつつある。来月から消費税は大幅に増え、生活は確実に苦しくなる。その状況で心まで貧しくならないなんて言い切れない。いずれ私もゾンビになるかもしれない。
隣の国でも、遠くの地方であっても、どこであっても人間が住んでいることを忘れていたくはない。が、いずれわからなくなってしまうかもしれない。
私が毎日なにかを書いているのは、漂流中の人間が書く航海日誌のようなものだ。たったひとりで暮らしながら、正気を確かめながら書く。 書いている途中に、自分でも気づかないまま、もう人の心をなくしてしまうかもしれない。 そのときに、昔の自分が書いたものを読んで、少しでも思い出せればいいと思う。 これから書く旅行の話も、いずれ自分がゾンビになってしま��たときに、人間(だった時代)を思い出すために書いていた日記をまとめたものであって、もともと公開するつもりはなかったがせっかくなので載せておく。冗長な描写が続くが元が個人的につけている日記なのでご容赦ください。
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1日目。 7:30にバスタを出て13:30にささしまライブ着。 今回はバスで行ったんだが、名古屋市内に近づくにつれて巨大な船舶が泊まる港が見え、整然と並ぶ輸出用の車が見え、そして現実味の希薄な原色のレゴランドが見え・・・という光景に妙な感慨を覚えてしまった。その後バスが走った市街地でも、看板が大きかったり(走る車からでもよく見えるようにだろう)、店の規模も駐車場も大きかったり、そもそも道路自体が大きかったり、車社会を感じる。この車社会・そしてトヨタとの関係は、トリエンナーレを巡る今回の旅程を通して実感することとなるのだが、それはまた後ほど。
ささしまライブに着き、ホテルまで歩いて荷物を預けて、名駅地下の適当な店で味噌カツを食べる。「味噌カツを食べた」という事実が欲しいがために適当な店に入ってしまったのだが、味噌カツ、高級なソースかつみたいな味がした。駄菓子のアレ。私が貧乏舌なのか、その店に原因があるのかは永遠の謎。
ホテルは安さだけを重視して選んだら「オーバールックホテルからオシャレさと清潔感を抜きました!」みたいなところだった。ホテル名をグーグルに入れると「(ホテル名) 幽霊」とサジェストされる。きっと実際に何かしらの事件があったんだろうな・・・怖くてクリックしてないけど・・・まあ泊まってみたら双子の幽霊も血まみれエレベータもなかったからヨシとしよう・・・。立地は名駅西側のところで、周りも水商売のお店が多く、あとで「西側は治安悪いところですよ」と言われる。新宿にも水商売密集地帯はあって、年季の入った建物の感じや路地裏の感じは似ているが、同じ古い風俗街でもちょっと印象が違うなと思った。新宿の場合、建物自体は古くとも、店の入れ替わりが激しく看板だけは新しかったりするのだが、名駅西側のあたりは「昔からあるのだろうな」というフォントの大きな看板が目立ったからだろうか。
そしてこの日は月曜日だったんだが、月曜はトリエンナーレ全体がお休みなのを忘れていて一度円頓寺会場まで行ってしまったよ。あほ。ホテルに引き返して、持ってきた仕事をしたりごろごろしたりしてたら夜。
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円頓寺の通り。
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円頓寺のかっこいい佇まいの一例。
夜。フォロワーさんと円頓寺で待ち合わせてご飯に行く。「連れて行きたいお店があるんですけど怖いおばあさんがいて・・・お酒を頼まないと怒られるんですよね・・・私はお酒が飲めないんですが、のぶさんお酒飲めますか?飲める人がいないと行けないので・・・」と聞かれたので元気よく「飲めます」とお答えして連れて行ってもらう。連れて行ってもらった先の居酒屋さんは、手の跡が残っているような木でできた煤けたたたずまいであった。店内から曇りガラス越しに見える通行人の影が、舞台装置のようでとてもよかった。通行人の影が傘を差しだして「あ、雨が降り出したんだな」とわかる光景。演劇の演出のようだった。
どて煮と手羽を食べ「これでナゴヤ飯を食べたと言えます」とフォロワーさんから太鼓判をいただく。やったね!「お酒飲んでもらってありがとうございます」とも言われ、(お酒飲んで褒められるなんて生まれて初めてだな!甘やかされてる!)と思った。
このお店で、隣り合わせたおじさんに話しかけられ、手羽からを食べろと渡されたり無視しても声をかけてきたりしたんだが、なんだかすごく寂しいおじさんだな、と思った。お店の人に「飲み過ぎだ、帰った方がいい」と言われても「帰ってもすることないねん」と答えていて、なんてさみしいひとなのか・・・と思ったのだが、この翌日、私ひとりで食事に行ったときも似たようなおじさんにまた話しかけられるのだった。この話も後述。
居酒屋さんのあと、ベトナム料理屋さんに行って、チャーっていうあのあまいやつを飲む。フォロワーさんと政治の話や芸術の話をたくさんできてうれしかった。SHERLOCKをきっかけに19歳からTwitterをはじめてもう八年経とうとしている。現実で出会っていたとしたら、こんなにいろいろな話をするまでに多くの時間がかかるであろう人とも、いやそもそも出会っていないであろう人とも、こうして会って食事をして政治の話をできることが不思議だ。
Twitterがあってよかった。
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2日目。
八時頃ホテル出て電車で名古屋城へ。 名古屋城、堀の幅が広くて深くてびっくり。整然とした石組み。お城へ行く道々に、忍者のかわいいお菓子がたくさん看板に載っていた。 この日は天守閣に入れず、本丸御殿に行ったのだが、本丸御殿だけでも十分満足してしまった。ゴテゴテしているわりに、描いてある鳥獣は間が抜けてたり廊下は異様に質素だったり、全体を通すと上品に見えるのが不思議。ネコ科の動物大集合のお部屋と金具のリスがよい。天井がきれい。質素な廊下を抜けるとキラキラ豪華絢爛な空間が現れて、森の中の滝やお寺みたいだ。
以下は本丸御殿の内部。これはネコ科の動物づくしという素晴らしいテーマのお部屋。トラやヒョウやジャコウネコがいるよ!
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ネコ科のお部屋パノラマ。
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↑これは鳥のお部屋。写りが悪いけれども鳥が色々描いてある。
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金具のリス。
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綺麗な天井。
帰りがけに忍者がいた。「よく参った!」と言われて笑ってしまった。名古屋城は忍者がおもてなししてるのね。そういえば昨日はフォロワーさんから「おもてなし武将隊」というライトな観光アイドル的なものも教えてもらったのだった。 私はいつも旅先からお手紙を送るのだが、ジャコウネコとや虎のポストカードを買ったので、明日、フォロワーさんに教えてもらったキッテで発送しよう。名古屋にもキッテがあるらしい。 ポップオーバーというお店でお昼を食べて移動。芸術文化センターへ。このあたりから暑さと日差しが辛くなってくる。 名古屋は車社会で道路が幅広な分、簡単に横断できず、歩道橋や立体通路や地下を経由する必要があってちょっと移動が大変。見えてるのに簡単にいけない感じがRPGっぽい。まあ近くなのに移動が面倒、という点に関しては東京もよそのこと言えないか・・・。
芸術文化センターの展示について。
慰安婦像の対応をめぐり、作家さんの意思で展示中止措置が行われたため、見られない作品も数多かった。その一連を報道した新聞で全体が覆われて隠されている作品もあった。
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これらの新聞記事は全て慰安婦像に対する抗議とその対応を書いた記事が載っている。
ウーゴ・ロンディオーネのピエロの作品、造形のみならず薄くて伸縮性のある布が表面を覆ってる感じとマスクの塗装が超リアル。入った瞬間ぞくっとした空間。でも、彼らの間を歩くうちにだんだん親しみがわいてくる。愛嬌のある一体、自分に近い一体を見つけていって、部屋を出る頃には最初の小さな戦慄がなくなっていた。
ペルーの作品は展示していなかった。クラウディア・マルティネス・ガライのやつ。見られなくて残念。とても興味深いディレクションが記してあったので。
あとラテンルーツの人びとがパーティする映像も公開されてなかったけど、暗い空間の中に残されたパーティグッズのもの悲しさそのものがいまの事態に対する静かな悲しさを示した展示のようだった。
石場文子の作品は自分のパートナーを思い出した。一部がマジックで強調してある日常の風景を移した写真。一見ただの写真に見えるが、一部が人為的に強調してあるので、ぱっと見たときに違和感があって詳しく見ていくとそれがだんだん明らかになってくる。 あれは本人/当事者たちにしかわからない「思い出」「時間」を強調して可視化しているのかしら。 人と暮らしていると、ただの日常の道具や風景でも、私たちにしかわからない特別な意味が生まれてくるものだなーと実感しているので、(おそらく)誰かと暮らしているのであろう風景をあのように表現した展示に自分たちの暮らしを思った。
永田康祐の三つの料理の映像は、レヴィストロースの料理の三角形論と、ローストビーフの由来を持たないローストビーフ(分子料理)のところがすごくすき!なるほどと思った! 私自身の住んでいる場所が多国籍な地域なので、いろんな国の料理屋さんに入った時のメニューを見ている感覚を思い出した。メニューに現地の文字による原語名と、日本語に翻訳した言葉が載っているけど、例えばタイ料理屋でも中華料理屋でもミャンマー料理屋でも日本語では「チャーハン」って書いてあるものがあって不思議だったんだ。日本語にするとそれが一番伝わりやすいからこう書いてるんだろうけど、実際葉もちろんそれぞれ別物なわけで、頼んでみるまで実際のものがわからないドキドキ感も思い出した。
田中功起の四人の家族の物語は自分の仕事や生活と重なる部分もあって、とても興味深かった(職がバレるので感想は割愛)。ただ、映像はいいと思った��どドローイング部分がちょっとよくわからない。
伊藤ガビンのプロジェクションマッピングは、ちょっとネットノリな感じのギャグの部分と、揺れるカメラや遠近感を表現したような部分とで好みが分かれそう。私は後者の部分が好き。鉄骨のなかを降りるような映像が、ゴーグルをつけない空間VRって印象。
ヘザーデューイハグボーグのDNA再現は、過去の遺体を再現するような(アイスマン等)のロマンもあって怖さや気持ち悪さのみでない魅力も感じる。あとやっぱガタカを思うね。かつてここにいたけれどもういない人の痕跡をたどっていくのは、歴史や捜査ドラマのようで、少しわくわくするよ。
ガラスのドローイングは異様な奥行き感があって、「なんでこんなに立体的に見えるんだ?」とうろうろして眺めてしまった。ガラスに書いているという構造だけではなくて、直線と曲線を組み合わせているからあれほど立体的に見えるのだろうか?立体的に見える最大値を全部計算して書いているんだとしたらものすごい手間だ。
「その先を想像する」の大量の単純な映像、見ているうちに恐怖や怯えの予感に身構えてしまうような感覚を覚えた。殴られる前に身構えてしまう予感というか。例えば対面した相手が手を上げれば殴られると思って身構えてしまうが、それはある程度自分の学習に基づく予測なんだな、と考える。
「10分の遺言」日本的というか世界系というかエモい系というか、今回一番サブカル的わかりやすさを内包した作品だったなと思う。十分の時間制限をつけて、ネット上の不特定多数から「死ぬ前の文章」を収集してる作品なんだが、完成した文章そのものではなくそれを打ち込んでいる過程を映像にしてすべて流してるのね。削除したり、カーソルを戻したり、言葉を選んでいるのかためらったり、そういうての後を全て映像で記録して流している作品。映像キーロガー的なシステムはとても興味深かった。ああいう形で人が文章を書くのを記録できるのね。
ステルス機の白い枠線は、事件現場の死体をかたどった白い跡のようだった。(これが落ちてきたらみんななくなるんだろうな)とか(見えないけどいまも頭の上にあるのか)とか、DNA再現の展示でも感じた「痕跡の再現」を思った。
シルクスクリーンを一万回繰り返したやつ、3Dプリンターと同じ構造だけど遙かに手のにおいがするところが、アナログとデジタルの交差点という印象。
誰もいない台湾の町を延々とるやつ、ゾンビ映画の冒頭のようだった。(「28日後・・・」の全裸キリアンマーフィです)映像を見てから作品撮影の背景(軍事的な訓練のため誰も外出しない日であるため、街が無人)を知るとそれも含めてさらに映画的な印象を受ける。爆発する遊園地のほうは、ループものの作品のようで、まどマギを思った。
リングホルトの大きな時計は裏の構造が簡潔で理解しやすくてよい。ずっと見ていられる精神安定作用がある。
ガラスの箱を段ボール箱に入れて、輸送中に破損した実物を展示しているやつ、「これしか壊れないのか!」という驚きがあった。空輸であれだけしか壊れないなら御の字では?なにも梱包せずあれだけの損傷にとどまるのか。
空港のX線で現像した写真の展示は手法に納得し、中身に戦慄した。シリア大使館の荒れ果てた内部だったのか。見ることにできないはこの中をX線で現像して見せている。映画「アルゴ」の映像を思い出す。
木版画の巨大な虫たちの絵は、古代から伝わる壁画のような荘厳さがあった。神話的だ。細部まで書き込まれていて好み。
手にインクで番号を押すやつが閉鎖されていて残念。フォロワーさんが「国際的にも有名な展示で、匂いがするんです」と教えてくださっていたので期待していたんだけど、匂いって「涙を流させる仕組み」のことだったのか。涙を流すべき事態にも泣かない人間のための装置、という説明があった。香港のデモの催涙弾使用のことを連想して、この作品が展示中止されている事態と香港の事態は地続きだなあ、と思い至る。
写真の中の謎の物体を調査するやつは、ちょっと構成がわかりづらくすぐ移動しちゃった。あんまり立ち止まってみられる感じでもなかったのが残念。
ミリアムカーンの美しい青、実に美しかったが、難民というテーマとあの人の他の作品と並べられていると異質に映ってしまう逆転現象。
キャンディスブレイツの「ラブストーリー」は、六人の難民の抱く壮絶な背景に圧倒されると共に、役者のスキル、そして人間の持つ先入観について見事に表現していると思った。俳優さんの演技力がすごい。すごい。「本物」の難民が持つ、どこか意識が遠くにいるようだったり少し曖昧だったりといった要素が剥ぎ取られて、説得力を与えるようコントロールされている役者の演技の方が「本物っぽい」矛盾。面接やなんかにも通じると思うが、よりそれらしい、本物っぽくみせる技術はお金を払ってまで習得するスキルとされている。でも、それを「見ている」側のジャッジってめちゃめちゃ一方的だ。それにしても役者さんの演技がすごかった。表情も仕草も言葉も間合いも、あんなにコントロールできるものなのか。どう見えるか・どう見せたいかを完璧に解体しそして表現するまでが役者の能力なのかと思うと、途方もない仕事だ。
このあと名古屋市美術館に移動。あつい。顔が溶ける。ヒースレジャーのジョーカーみたいになる。退館した後で気づいたけど、国旗が印刷された野外のゴミ袋も作品だったのか。オシャレな袋がかかってるゴミ箱だな~としか思ってなかった。
空から垂れ下がるオーガンジーの刺繍、一見ファンシーで商品のような明るい魅力があるけど、DNA構造に基づき一対になっているデザインや作品背景に気づくと深みが増す。シャーレの構造もそう。清浄で真っ白な空間と生命を生むシャーレが病院のような斎場のような雰囲気だった。
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陶器の展示、とても面白かったー!陶器としてのデザインと、静物や風景が立体化しているあの作品群は、今回のトリエンナーレでもっとも万人に通用する明確な魅力があると思った。いつまでも見ていられる立体的なだまし絵のような発想、繊細な古典的表現!わたしにとっての付喪神ってこんな感じだな。あと刀剣乱舞。山口晃さんの作品への好感につながる魅力を感じる。
いっぱい写真撮っちゃった〜。
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モニカメイヤーのピンクの付箋の作品、すでに書かれたものを破ったのではなく白紙のものを破ったのか。もはや書くことができない、声を上げられないという状況の表現。新しい作品表現。視覚的に痛々しい光景だった。
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ホドロフスキーの展示。 ホドロフスキーが考案したという心理療法を実践する様子をおさめた記録映像と、書簡、そして小冊子の三点で構成されている展示。 映像のなかでホドロフスキーの指導のもとセラピーを受けているのが白人ばっかりで驚いた。 ビートルズにしろホドロフスキーにしろ、芸術分野がスピリチュアルな組織構造と結びつくのはまったく珍しくないけど、広々とした古典芸術的な劇場の中で白人だけが集まって手を繋いだりトランス状態に陥っているのはちょっと異様な光景である印象。
人工授精と刺繍の展示。私はこれが今回一番よかった。 18歳の時、自分が人工授精で生まれたことを知って、史上初のクローン羊・ドリーに関心を抱いて実際に海を渡って取材したり、出産や育児について表現したりしている作家さんの展示。 ドリーが生まれた街の写真が拡大されて一面を覆っていて、その上に金糸銀糸のきらきらとした刺繍が施されていて、部屋の中央には人形の家のような小屋があり、内部を除くと家庭的な居間が見える。展示場所やその居間の中や至る所に、ゾートロープによるアニメーションで羊や作者自身の姿がゆっくりと回転している。 18歳の時に自分が人工授精で生まれたと知って以降、「幼い頃からの過剰な愛情が理解できた」「女である自分もいずれ出産することを期待されている」と書く作者の言葉に、私は今回のトリエンナーレの中で一番心からの共感を覚えた�� 今回は「しんかぞく」といい家族や出産に関わる展示が多く見られたが、これも津田さんによる「男女同数の作家を呼ぶ」取り組み成果だと思う。
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部屋の壁の前面を覆う刺繍の様子。
知らない言語を書き取る様子を撮った映像作品では、言語の学習過程や異国になじむ過程のようだと思った。まったく知らない音や言葉を、すでに自分の中にある言葉で置き換えて咀嚼しようとする行為。学生時代に語呂合わせで英単語を覚えようとしたことや、自分の素地になんとか近づけて多言語を習得しようとしたことを思い出した。これもまた「異国に生きる」ということとつながっているんだな。
GIFの繰り返しの展示、ヨシキさんがトークイベントでよく紹介してくれたyoutube動画のようで、映像式現代版ドラッグのようだった。ずっと見てしまう。
終盤に、愛知県内の小学生とともに作った段ボールのお部屋があって、それが細部までずっと見ていられる空間だった。
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入り口を入ったところ。
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種々のダンボールから切り取ったらしきロゴが貼られたボード。これを作った子はロゴやフォントに興味があって気になって作ったのだろうか。
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おそらくシャチホコ。尻尾の表現が好き。
ここまでの展示は会場が美術館だったので、トリエンナーレの作品以外にも美術館の常設展示が観覧できた。この常設展示で裸婦像が多く展示されていたが、男女同数を実現し差別に関する問題や出産・育児についても多く扱っているあいちトリエンナーレと対称的だ。古典芸術世界における、女性の客体化と、それに対する問題提起としての現代美術。女性の意思を扱っているトリエンナーレ作品がある一方で、美術館の常設として古典的な裸婦像が山ほど飾られている部屋という、その対称性も象徴的だった。
ほかにも、常設展示では、児童文学の挿絵のような、会社に絡みつくドラゴンの像もあってこれがおもいがけず大好きになってしまった。紙幣=消費者から得た金で作られた、大量生産品を扱う会社とドラゴン。よく見ると窓や道にそれぞれ人間がいる。窓の清掃員やビルから現れる作者自身。ロアルドダールやティムバートンの作品のようだった。
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ここで円頓寺へ移動。あつすぎる・・・
一丁目長屋の中の古い写真を拡大したものは、祖父母のことを考えずにはいられなかった。祖父母のこうして誰かの持つ写真の中に背景として映っているのか。私の誰かのスマホで撮った写真に映り込んでいるのか。祖父母のことが大好きなんだけど、誰かのアルバムのなかでこうやって残っていてくれたらいいなと思うよ。ちょっとでも。
葛宇路は発想が好き。きっとこうやって生まれた道ってたくさんあるんだろうな。昔から。勝手に公共空間に作用していく人の行動が面白いと思う。古代から道の名前ってこうやって決まってたんじゃないだろうか。人の名前も、町の名前も。
移動する洋品店の展示も祖母を思わずにはおれなかった。それとここに限らず、展示場所が超狭い雑居ビルの二階だったり、趣ある巨大な古いお屋敷だったり、距離は大して離れていないのにまったく異なるのが面白い。異世界感。
弓指さんの、自動車事故の犠牲者である小学生六人をモチーフにした展示は、超車社会でトヨタ車がたくさん走っているのを見てここまで来た身からするとチャレンジングな展示だと思った。毒山さんの映像の中でも「トヨタ王国」「愛知からトヨタがいなくなったらやっていけない」との言及があったし。途中で運転席からの景色が見える展示構成がよい。
毒山さんの展示、おそらく私の祖父母と同年代の人びとの映像だが、その老人がいまでも子どもの頃に殴られたり屈辱を受けたりした経験を泣きながら語る様子がつらくて、見ながら泣いてしまった。いまでもこれを書きながら泣いてしまう。今回の展示のなかで唯一泣いてしまった作品。自分たちの祖父母だったら、と思うとつらくてつらくて仕方がない。 本人たちは「いい教育だった」と言っていても、それが本心だとは限らないし、それを疑う余地もない教育を施されたのだろうし、いまはもういない彼ら自身の父母の世代はどれほどつらかっただろうと思う。
円頓寺は最後に寄った伊藤家住宅がすごくよかった。中庭の感じとか蔵と蔵の間の空間の怖さとか。津田美智子の作品は不具合で見れなかったけど、蔵の中の岩崎さんの作品は緻密ながら空襲後の世界を思わせる光景で見入ってしまった。燃えた家財道具と建物と炭。どこかに通じる橋のような構造物がすき。三人しか���れない極小空間という処も含めて、秘密基地のような、子どもの頃にしか出会えない何かが住んでいる空間のような、魅力的な展示だった。
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全て炭で作られた作品の様子。
ゆざーんの演奏は、修行というのでもっと簡潔で寺院っぽい空間を想像していたら地下にあるライブハウスみたいなカラフルな壁画があってちょっと意外。タブラの音ってきれいだ。
ホテルに戻って、外食しようと思って外に出たらまたもや知らないおじさんに話しかけられ、「明日は絶対外に出ないで何か買い込んで宿で食べよ・・・」と堅く心に誓う。
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三日目。
朝起きて九時くらいまで昨日の日記書く。ポメラ毎日使ってるけど買ってよかった。旅行先でもいつもと変わらず書けるしバッテリーの持ちが最高。
チェックアウト後キッテへ。ハガキを発送して名古屋駅から東山線で栄駅、舞鶴線に乗り換えて豊田市駅へ。ホテルに荷物を預けて喜楽亭へ。
喜楽亭は建物自体も面白かった。料亭のようなことをしていたらしい。お寺のようだった。古くはあるけど清潔で使い込まれた空間。進むにつれてだんだんと輪郭や映像の出典がわかっていく構成と建物がよく合っている。映像の書簡形式。特に二階の構成がよい。日本のアニメ・漫画作家による二次大戦中のプロパガンダ作品と、それらが彼の記念館に収められていないこと、そして彼自身も特に後悔はしておらず「また政府から要請があったら同じことを行う」「国民としての責任を果たした」と語っている映像。そして、小津安二郎と彼の作品について論じ、作中の幼い兄弟が「大きくなったら軍人になりたい」と語っている映像とプロパガンダアニメが同時に背景に映り込む演出は素晴らしかった。小津安二郎の墓に「無」と刻んであるのはこの展示ではじめて知った。奥の巨大なプロペラの展示は舞台装置っぽい。カタカタ鳴る装置も舞台演出的だ。
ここから豊田市美術館へ。激坂のぼるの熱くてつらかった・・・。
美術館のレストランでお昼ごはん。
空から落ちる花が開くような展示は、みんなが上を見上げたり床に寝転がったりしながら作品を見て笑って話している空間自体が好きで、ずっと見入ってしまった。シャーレの展示もそうだが、美術館の広くしろい空間になにかが上から下がっているって独特の非日常。
豊田市美術館から歩いて近くの高校のプールの展示を見る。これもフォロワーさんから「友人がとても褒めていた」とのお話を伺っていたので期待して向かう。 実際に目にすると、青空にプールと廃校と夏の濃い緑、���いうのがすばらしい。エモい。バンタンの撮影に使用して欲しい。私はスクールもの時代のバンタンが好きだ。 垂直に立ったプールの壁面が真っ青な空に伸びている、という、飛び込みや空に落ちること・そしてもしかしたら飛び降りを連想させる光景がとてもよい。バンタンの撮影に使用して欲しい(2回目)
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青ずぎる空と校庭と合成のような鳥居が異世界っぽい。
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豊田市駅に移動して、架空のトヨタの遺跡モニュメントの展示三点としんかぞく(レンタル家族)を見る。 しんかぞくは正直、「実際に死産を経験したり子どもを失っている人から見たら残酷すぎる」と思った。流産を扱うことそのものを問題視しているわけではない。テーマパークという形にして、「エンターテイメントとして見せていること」・そして「実際に死んだわけではない想像上の子どもを作り出して、(おそらく)本物の水子と一緒に作品の題材にしていること」がちょっとひどいと思った。水に流す演出の意味や、最初に押すキーボードの意味などは「なるほど」と思ったけれど、原宿の店先に並んでいそうなポップな色合いで作品にするにはあまりに敬意がないのでは。 架空のトヨタの遺跡を再現する展示、発想と映像のなかのとってもうさんくさいおじさんのインパクトが強烈。最初あの胡散臭おじさんが作家さんかと思った。人為的に作られた出土品を見ているのが楽しく、また、「現実にも出土品を偽造していた考古学者がいたけど、こういう感じだったのかな」と想像を巡らせた。
なにかを売り出したいときや権威づけたいときに、古くからの神話や土地の歴史に絡めるのは常套手段だけど、これは��にトヨタ神話を皮肉っているようでもあって、単純な「この土地と切っても切り離せないトヨタ」を礼賛しているわけではないと感じる。
アンナヴィッテのトヨタのダンスの映像も同じことを思った。あのダンスの映像は発想がとても好き。(明言はされていないがおそらく)トヨタの工場労働者たちを集めて複数回お互いの仕事について話し合う様子を撮っている。彼らは流れ作業で部品の点検等単純な労働に従事していて、「これから自分たちの仕事はどうなるか」「仕事は楽しいか」「なぜ仕事をしているか」といったことがらについて各々の意見を述べていく。そして、彼らが毎日繰り返している仕事の動作を再現してもらい、それを元にダンスを作り上げる。彼らが踊る映像と、自動制御のロボットがラインで単調な動作を繰り返しつつ車を作り上げていく映像が流れる。
ホテルに戻り、もうおじさんに話しかけられたくないなと思ったのでトヨタ駅近くの松坂屋地下でご飯を買って部屋で食べる。文章を書いて本を読んで眠る。
------------------------------------------------------------------------------------------- 四日目。 六時に起きてご飯食べてこれの下書きを書く。 チェックアウトして東岡崎駅へ。閑散とした駅にタピオカのスタンドがあり、まったく繁盛していないのを見て諸行無常を感じる。おごれるものは久しからず。高速バスでバスタへ向かう。 バスに乗ったら顔を覆うシェードがあった。はじめて見た。しかし使ってみると超快適で爆睡。隣の人の顔が見えない、見られないってこんなにもノーストレス!
いい旅行だったな。
街の中、しかもこれほど複数の場所に点在したトリエンナーレに初めて行ったので、土地と干渉し合う作品鑑賞も初体験で多く発見があった。
まず、炎天下を歩いて回って、歩く道々で見る建物や風景や、だんだん暑くてボーッとしてきたころ突如現れる作品や、全て込みで作品のようだった。特に円頓寺は一区画入ると全く趣の異なる建物・作品が現れて、街の中に潜む異世界をめぐるようであった。
そして、トヨタに関わる作品も数多くあって、トヨタの影響が色濃い街を歩く中でそれらを鑑賞して「これはこの土地で見るからこそ意味があるな」と思った。単純にどこか別の都市の美術館に全部入れていてもこんなに意味合いを考えたりしなかっただろう。
バスに乗って愛知に来たとき、ミニカーのように整然と並ぶ大量の車や、輸出入の船がたくさん止まる港や、突如現れるレゴランド、幅の広い道、超車社会、等々を見て「あートヨタのちからよ…」と思った。事故の犠牲者6人を追悼する作品で「加害者、被害者、クルマ」を提示していて(トヨタのお膝元でやるにはチャレンジングだな)と思ったけど、酔客にグローバル企業のロゴをかぶせる映像展示では「トヨタがなかったら名古屋はやってい���ない」と行ってたり、豊田市駅の展示では架空のトヨタの遺跡を発掘する展示があったり、そしてその会場に向かう駅の歩道には「交通死亡事故一位の汚名返上!」という(展示ではなく警察やトヨタによる本物の)巨大な横断幕があったり、街中を巡ってみる展示だからこその効果を感じた。街中を歩いて車社会を実感しながら作品に会いに行き、そしてその作品たちが相互に作用していく体験が初めてのもので、「自分の目が変わっていく」過程が新鮮だった。土地を体験した自分の目が作品に向ける眼に影響していく。人間はどんどん変化していくけど、これほどの短期間で明らかに変わっていくのがわかる体験は、あいちトリエンナーレの素晴らしい強みだと思う。これからいく方にはぜひ、なるべく多くの作品を歩いて巡ってみてほしい。
それから、私が道中でさびしいおじさんとフェミニズム作品について。1日目二日目と、夕食を食べに行ったら知らないおじさんに声をかけられ、うんざりして三日目はビジネスホテルでもそもそご飯を食べたのは前述の通り。はっきりいって不愉快だし、心底不快だけれど、それ以上に「この人たちはさびしいんだろうな」という気持ちが先に立った。これは愛知に限らず、東京でもあまた経験しているので、今から書くのは今回の旅だけではなく普遍的な話。
旅行先で食べてみたいものがあっても、おじさんに話しかけられると思うとうんざりする。男の人ならどこでも好きなところへ好きなものを食べに行って、話しかけられて嫌な思いをするかもなんて微塵も考えないのかしら。ここでわたしが「旅行先で隣になった人とめっちゃ盛り上がった笑笑笑!おごってもらった笑笑笑」って書くタイプならむしろ旅のいい思い出になるだろうし、「こう感じるタイプの方が生きやすいんだろうね」、って話はフォロワーさんともしたけれど、私がこうやって知らないおじさんに話しかけられてめちゃめちゃ不愉快になるのは、「さみしい」という気持ちを検知するからだと思う。たまたま隣に座った私に話しかけ、少しでもさみしさを埋めたい、というのは侮辱ではないのか。一方的に話したり、相手が立場上・性格上反論できない局面で話を押し付けたりするひとってめっっっっっっっちゃいる。
私は今回のフェミニズム作品、そして作品中止に至るまで作家さんの行動の一連も根本は「対話を行わない」という侮辱に対するものだと思っている。一歩的に作品の撤去を求めること。それに対し、作家さんたちと十分な対話を行わず、実際に撤去をしたこと。
侮辱されている、舐められている、と察知する能力は人間にとって能力だなmと今強く思っている。このまま私は進もう・・・
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lihs · 7 years ago
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25/MAR/2018
日が経つのは早いものであっという間に数日経過。
毎日記帳するのは難易度相当高い。
ただでさえ日々の覚書みたいなのに。つぶやきでいいじゃねえか。
昨晩は三茶でいつものだったので3時半帰宅4時就寝の10時半起床。
夜更かしすると脳が低血糖みたいになるな。不健康だ。
ファミレスのもう一品!を無くせば痩せそー。
ファミレス行っておいてなんだけど、
自炊をちょこちょこ���ってるんですがマジ金つかわねーやべえなこれ。
しかしお弁当用のライスを仕事に持っていき忘れると言う大失態。
仕方ないのでチャーハンにしようかね。
下がるエンゲル係数!体重!ビバ健康ライフ!
次は携帯でお小遣い帳つけようか。
使いドコってのを見極めないと貯まるもんも貯まらないしむしろ減る。
今の自分には怠惰でない食生活が必須。
もっとインターナルなことを書かねばと思いつつ。
特にこれといって特記するべき事件も感性も少ない。
自分で巻き起こして、更にそれを駄々漏れにしていく必要性?
なんのためにか?
生きるって難しい。健康になって精神と身体を安定させましょう。
それには時間の有効活用が必須なんだけど未だにそれが下手。
特に予定を前もって組み立てるスキルを若い頃に育てなかったお陰で大変損をしています。
モチベーションは同世代と比べてかなり高いほうだし (あくまで一時的)、
その恩恵には実際与ってきているんだけども、
多分その突発的な成功体験が余計にスケジューリング能力を枯らしたのです。
予定が未定なことがカッコイイと思っていた節すらあって、
毎週末に予定が詰まってるヤツをどこか軽蔑していたり。
即座に対応できるのは非常に大事な能力。
だけでなく先というか予定、流れを読んで選択していくこともまた肝要。
ただなんとなく端から詰めていくってのでなくね。
30半ばになってようやくバランスの芽が出てきたような。
そこに到って、なんとなくこなしていた予定や願望の取捨選択、
(今までも感覚で上手に転がせていると自負していたんだけど)
明確に文章化できるような基準を設けることが出来たら、
人生が更に充実させられるし強いよなあ。
頑張ろう。
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kkkeag · 5 years ago
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2019-11-14 有給
9時に荷物が来て起こされる。カタハネのタペストリー 10時すぎにも2件荷物が来て起こされる。こっちは結婚披露宴の写真とセゾンカード
妻に休みを合わせたものの、軽い二日酔いでダウンしてたので1時過ぎに家を出る。 川崎の百万石?というとんかつ屋さんへ。初めて入ってみたけど、ころもが力強い上にお肉が微妙でちょっと険しかった。
17日に閉店する川崎ウェアハウスへ。半観光地化してて、あちらこちらで写真撮ってる人がいた。日曜日どうなっちゃうんだろう。5鍵盤finalを1クレ入れて退散。
駅近くの駐輪場に初めて停めて、駐輪場のおじちゃんに「これダメ!」と言われる。これって何やねんと会話を2,3往復したところで、柵への地球ロックがアウトということがわかった。
伊藤園のほうじ茶ラテを買って下北のエムエムランドへ。ちょうどイベント初日だったので、弐寺の曲の解禁を中心に腕を温める。4時間くらいいた気がする。調子が良くて見たこと無いスコアがポロポロ出た。クロペン3816はまあまあでかい。
腕がつかれたところで神楽坂の幸せのはしへ。ちょうど数日前にテレビで紹介されていて平日なのにとても人が多かった。おまかせチャーハンと卵スープと杏仁豆腐を食べた。
帰宅してボケーとして(この時間が一番良���ない)、なんか書くぞと思い立ったのが2時。今書いてるブログとかtumblrとかまとめたほうがいいかなあーーーとかなんとか考えながら、この日記を書いている。
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