#北方棲姫
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「お化けの棲家」に登場したお化け。
1、骨女〔ほねおんな〕 鳥山石燕の「今昔画 図続百鬼』に骨だけ の女として描かれ、 【これは御伽ぼうこうに見えたる年ふる女の骸骨、牡丹の灯籠を携へ、人間の交をなせし形にして、もとは剪灯新話のうちに牡丹灯記とてあり】と記されている。石燕が描いた骨女 は、「伽婢子」「牡丹灯籠」に出てくる女つゆの��霊、弥子(三遊亭円朝の「怪談牡丹灯 籠」ではお露にあたる)のことをいっている。これとは別物だと思うが、「東北怪談の旅」にも骨女という妖怪がある。 安永7年~8年(1778年~1779年)の青森に現れたもので、盆の晩、骸骨女がカタリカタリと音をたてて町中を歩いたという。この骨女は、生前は醜いといわれていたが、 死んでからの骸骨の容姿が優れているので、 人々に見せるために出歩くのだという。魚の骨をしゃぶることを好み、高僧に出会うと崩れ落ちてしまうという。 「鳥山石燕 画図百鬼夜行」高田衛監修・稲 田篤信・田中直日編 「東北怪談の旅」山田 野理夫
2、堀田様のお人形
以下の話が伝わっている。 「佐賀町に堀田様の下屋敷があって、うちの先祖はそこの出入りだったの。それで、先代のおばあさんが堀田様から“金太郎”の人形を拝領になって「赤ちゃん、赤ちゃん」といわれていたんだけど、この人形に魂が入っちゃって。関東大震災のとき、人形と一緒に逃げたら箱の中であちこちぶつけてこぶができたから、修復してもらうのに鼠屋っていう人形師に預けたんだけど少しすると修復されずに返ってきた。聞くと「夜になると人形が夜泣きしてまずいんです」と言われた。 (『古老が語る江東区のよもやま話』所収)
3、ハサミの付喪神(つくもがみ)
九十九神とも表記される。室町時代に描かれた「付喪神絵巻」には、「陰陽雑記云器物百年を経て化して精霊を得てよく人を訛かす、是を付喪神と号といへり」 という巻頭の文がある。 煤祓いで捨てられた器物が妖怪となり、物を粗末に扱う人間に対して仕返しをするという内容だ が、古来日本では、器物も歳月を経ると、怪しい能力を持つと考えられていた。 民俗資料にも擂り粉木(すりこぎ)や杓文字、枕や蒲団といった器物や道具が化けた話しがある。それらは付喪神とよばれていないが、基本的な考え方は「付喪神絵巻」にあるようなことと同じで あろう。 (吉川観方『絵画に見えたる妖怪』)
4、五徳猫(ごとくねこ) 五徳猫は鳥山石燕「画図百器徒然袋」に尾が2つに分かれた猫又の姿として描かれており、「七徳の舞をふたつわすれて、五徳の官者と言いしためしも あれば、この猫もいかなることをか忘れけんと、夢の中におもひぬ」とある。鳥山石燕「画図百器徒然袋」の解説によれば、その姿は室町期の伝・土佐光信画「百鬼夜行絵巻」に描かれた五徳猫を頭に 乗せた妖怪をモデルとし、内容は「徒然袋」にある「平家物語」の 作者といわれる信濃前司行長にまつわる話をもとにしているとある。行長は学識ある人物だったが、七徳の舞という、唐の太宗の武の七徳に基づく舞のうち、2つを忘れてしまったために、五徳の冠者のあだ名がつけられた。そのため、世に嫌気がさし、隠れて生活するようになったという。五徳猫はこのエピソードと、囲炉裏にある五徳(薬缶などを載せる台)を引っ掛けて創作された 妖怪なのであろう。ちなみに土佐光信画「百鬼夜行絵巻」に描かれている妖怪は、手には火吹き 竹を持っているが、猫の妖怪ではなさそうである。 ( 高田衛監修/稲田篤信・田中直日編『鳥山石燕画図百鬼夜行』)→鳥山石燕『百器徒然袋』より 「五徳猫」
5、のっぺらぼー 設置予定場所:梅の井 柳下 永代の辺りで人魂を見たという古老の話しです。その他にも、背中からおんぶされて、みたら三つ目 小僧だったり、渋沢倉庫の横の河岸の辺りでのっぺらぼーを見たという話しが残っています。 (『古老が語る江東区のよもやま話』所収) のっぺらぼーは、顔になにもない卵のような顔の妖怪。特に小泉八雲『怪談』にある、ムジナの話が良く知られている。ある男が東京赤坂の紀国坂で目鼻口のない女に出会い、驚き逃げて蕎麦 屋台の主人に話すと、その顔も同じだったという話。その顔も同じだったという話。
6、アマビエアマビエ 弘化3年(1846年) 4月中旬と記 された瓦版に書かれているもの。 肥後国(熊本県)の海中に毎夜光るものが あるので、ある役人が行ってみたところ、ア マビエと名乗る化け物が現れて、「当年より はやりやまいはや 6ヵ月は豊作となるが、もし流行病が流行ったら人々に私の写しを見せるように」といって、再び海中に没したという。この瓦版には、髪の毛が長く、くちばしを持った人魚のようなアマビエの姿が描かれ、肥後の役人が写したとある。 湯本豪一の「明治妖怪新聞」によれば、アマピエはアマピコのことではないかという。 アマピコは瓦版や絵入り新聞に見える妖怪で、 あま彦、天彦、天日子などと書かれる。件やクダ部、神社姫といった、病気や豊凶の予言をし、その絵姿を持っていれば難から逃れられるという妖怪とほぼ同じものといえる。 アマビコの記事を別の瓦版に写す際、間違 えてアマビエと記してしまったのだというのが湯本説である。 『明治妖怪新聞」湯本豪一「『妖怪展 現代に 蘇る百鬼夜行』川崎市市民ミュージアム編
7、かさばけ(傘お化け) 設置予定場所:多田屋の入口作品です。 一つ目あるいは、二つ目がついた傘から2本の腕が伸び、一本足でピョンピョン跳ねまわる傘の化け物とされる。よく知られた妖怪のわりには戯画などに見えるくらいで、実際に現れたなどの記録はないようである。(阿部主計『妖怪学入門』)歌川芳員「百種怪談妖物双六」に描 かれている傘の妖怪「一本足」
8、猫股(ねこまた) 猫股は化け猫で、尻尾が二股になるまで、齢を経た猫 で、さまざまな怪しいふるまいをすると恐れられた。人をあざむき、人を食らうともいわれる。飼い猫が年をとり、猫股になるため、猫を長く飼うもので はないとか、齢を経た飼い猫は家を離れて山に入り、猫股 になるなどと、各地に俗信がある。 このような猫の持つ妖力から、歌舞伎ではお騒動と化け猫をからめて「猫騒動もの」のジャンルがあり、
「岡崎の猫」「鍋島の猫」「有馬の猫」が三代化け猫とされる。
9、毛羽毛現(けうけげん) 設置予定場所:相模屋の庭 鳥山石燕の「今昔百鬼拾遺」に毛むくじゃらの妖怪として描かれた もので、 「毛羽毛現は惣身に毛生ひたる事毛女のごとくなればかくいふ か。或いは希有希現とかきて、ある事まれに、見る事まれなれば なりとぞ」とある。毛女とは中国の仙女のことで、華陰の山中(中国陝西省陰県の西 獄華山)に住み、自ら語るところによると、もともとは秦が亡んだため 山に逃げ込んだ。そのとき、谷春という道士に出会い、松葉を食すことを教わって、遂に寒さも飢えも感じなくなり、身は空を飛ぶほど軽くなった。すでに170余年経つなどと「列仙伝」にある。この毛羽毛現は家の周辺でじめじめした場所に現れる妖怪とされるが、実際は石燕の創作妖 怪のようである。 (高田衛監修/稲田篤信・田中直日編『鳥山石燕 画図百鬼夜行』→鳥山石燕「今昔百鬼 拾遺」より「毛羽毛現」
10、河童(かっぱ) 設置予定場所:猪牙船 ◇ 河童(『耳袋』) 江戸時代、仙台藩の蔵屋敷に近い仙台堀には河童が出たと言われています。これは、子どもたちが、 なんの前触れもなく掘割におちてしまう事が続き探索したところ、泥の中から河童が出てきたというも のです。その河童は、仙台藩の人により塩漬けにして屋敷に保管したそうです。 ◇ 河童、深川で捕獲される��河童・川太郎図」/国立歴史民俗博物館蔵 深川木場で捕獲された河童。河童は川や沼を住処とする妖怪で、人を水中に引き込む等の悪事を働く 反面、水の恵みをもたらす霊力の持ち主として畏怖されていた ◇ 河童の伝説(『江戸深川情緒の研究』) 安永年間(1772~1781) 深川入船町であった話しです。ある男が水浴びをしていると、河童がその男 を捕えようとしました。しかし、男はとても強力だったので逆に河童を捕えて陸に引き上げ三十三間堂の前で殴り殺そうとしたところ、通りかかった人々が河童を助けました。それ以来、深川では河童が人 間を捕らなくなったといいます。→妖怪画で知られる鳥山石燕による河童
11、白容商〔しろうねり〕
鳥山石燕「画図百器 徒然袋」に描かれ、【白うるりは徒然のならいなるよし。この白うねりはふるき布巾のばけたるものなれども、外にならいもやはべると、夢のうちにおもひぬ】 と解説されている。白うるりとは、吉田兼好の『徒然草」第六十段に登場する、 芋頭(いもがしら)が異常に好きな坊主のあだ名である。 この白うるりという名前に倣って、布雑巾 の化けたものを白容裔(しろうねり)と名づけたといっているので、つまりは石燕の創作妖怪であろう。古い雑巾などが化けて人を襲う、などの説 明がされることがあるが、これは山田野理夫 の『東北怪談の旅』にある古雑巾の妖怪を白 容裔の話として使ったにすぎない。 『鳥山石燕画図百鬼夜行』高田衛監修・稲 田篤信・田中直日編
12、轆轤首〔ろくろくび〕
抜け首、飛頭蛮とも つな いう。身体から首が完全に分離して活動する ものと、細紐のような首で身体と頭が繋がっているものの二形態があるようである。 日本の文献には江戸時代から多くみえはじ め、『古今百物語評判』『太平百物語』『新説 百物語」などの怪談集や、『甲子夜話』『耳 囊」「北窓瑣談」「蕉斎筆記』『閑田耕筆』と いった随筆の他、石燕の『画図百鬼夜行」に 代表される妖怪画にも多く描かれた。 一般的な轆轤首の話としては、夜中に首が 抜け出たところを誰かに目撃されたとする内 容がほとんどで、下働きの女や遊女、女房、 娘などと女性である場合が多い。 男の轆轤首は「蕉斎筆記』にみえる。 ある夜、増上寺の和尚の胸の辺りに人の 首が来たので、そのまま取って投げつけると、 どこかへいってしまった。翌朝、気分が悪いと訴えて寝ていた下総出 身の下働きの男が、��過ぎに起き出して、和 尚に暇を乞うた。わけ その理由を問えば、「昨夜お部屋に首が参りませんでしたか」と妙なことを訊く。確か に来たと答えると、「私には抜け首の病があります。昨日、手水鉢に水を入れるのが遅い とお叱りを受けましたが、そんなにお叱りに なることもないのにと思っていると、 夜中に首が抜けてしまったのです」 といって、これ以上は奉公に差支えがあるからと里に帰って しまった。 下総国にはこの病が多いそうだと、 「蕉斎筆記』は記している。 轆轤首を飛頭蛮と表記する文献があるが、 これはもともと中国由来のものである。「和漢三才図会』では、『三才図会」「南方異 物誌」「太平広記」「搜神記』といった中国の 書籍を引いて、飛頭蛮が大闍波国(ジャワ) や嶺南(広東、広西、ベトナム)、竜城(熱 洞省朝陽県の西南の地)の西南に出没したことを述べている。昼間は人間と変わらな��が、夜になると首 が分離し、耳を翼にして飛び回る。虫、蟹、 ミミズなどを捕食して、朝になると元通りの 身体になる。この種族は首の周囲に赤い糸のような傷跡がある、などの特徴を記している。中国南部や東南アジアには、古くから首だけの妖怪が伝わっており、マレーシアのポン ティアナやペナンガルなどは、現在でもその 存在が信じられている。 日本の轆轤首は、こうした中国、東南アジ アの妖怪がその原型になっているようである。 また、離魂病とでもいうのだろうか、睡眠中に魂が抜け出てしまう怪異譚がある。例えば「曽呂利物語」に「女の妄念迷い歩 <事」という話がある。ある女の魂が睡眠中に身体から抜け出て、 野外で鶏になったり女の首になったりしているところを旅人に目撃される。旅人は刀を抜いてその首を追いかけていく と、首はある家に入っていく。すると、その家から女房らしき声が聞こえ、 「ああ恐ろしい夢を見た。刀を抜いた男が追 いかけてきて、家まで逃げてきたところで目 が醒めた」などといっていたという話である。これの類話は現代の民俗資料にも見え、抜け出た魂は火の玉や首となって目撃されている。先に紹介した「蕉斎筆記』の男の轆轤首 も、これと同じように遊離する魂ということ で説明ができるだろう。 轆轤首という妖怪は、中国や東南アジア由 来の首の妖怪や、離魂病の怪異譚、見世物に 出た作りものの轆轤首などが影響しあって、 日本独自の妖怪となっていったようである。 【和漢三才図会』寺島良安編・島田勇雄・竹 島淳夫・樋口元巳訳注 『江戸怪談集(中)』 高田衛編/校注『妖異博物館』柴田宵曲 『随筆辞典奇談異��編」柴田宵曲編 『日本 怪談集 妖怪���』今野円輔編著 『大語園』巌谷小波編
13、加牟波理入道〔がんばりにゅうどう〕
雁婆梨入道、眼張入道とも書く。便所の妖怪。 鳥山石燕の「画図百鬼夜行」には、便所の台があるよう 脇で口から鳥を吐く入道姿の妖怪として描かれており、【大晦日の夜、厠にゆきて「がんばり入道郭公」と唱ふれば、妖怪を見さるよし、世俗のしる所也。もろこしにては厠 神名を郭登といへり。これ遊天飛騎大殺将軍 とて、人に禍福をあたふと云。郭登郭公同日 は龕のの談なるべし】と解説されている。 松浦静山の『甲子夜話」では雁婆梨入道という字を当て、厠でこの名を唱えると下から入道の頭が現れ、 その頭を取って左の袖に入れてまたとりだすと 頭は小判に変化するなどの記述がある。 「がんばり入道ホトトギス」と唱えると怪異 にあわないというのは、江戸時代にいわれた 俗信だが、この呪文はよい効果を生む(前述 ことわざわざわい ●小判を得る話を含め)場合と、禍をよぶ 場合があるようで、「諺苑」には、大晦日に この話を思い出せば不祥なりと書かれている。 また、石燕は郭公と書いてホトトギスと読ませているが、これは江戸時代では郭公とホト トギスが混同されていたことによる。 ホトトギスと便所との関係は中国由来のようで、「荊楚歲時記』にその記述が見える。 ホトトギスの初鳴きを一番最初に聞いたもの は別離することになるとか、その声を真似すると吐血するなどといったことが記されており、厠に入ってこの声を聞くと、不祥事が起 こるとある。これを避けるには、犬の声を出 して答えればよいとあるが、なぜかこの部分 だけは日本では広まらなかったようである。 『鳥山石燕画図百鬼夜行』高田衛監修・稲 田篤信・田中直日編 『江戸文学俗信辞典』 石川一郎編『史実と伝説の間」李家正文
14、三つ目小僧
顔に三つの目を持つ童子姿の妖怪。 長野県東筑摩郡教育委員会による調査資料に名は見られるが、資料中には名前があるのみ で解説は無く、どのような妖怪かは詳細に語られていない。 東京の下谷にあった高厳寺という寺では、タヌキが三つ目小僧に化けて現れたという。このタヌ キは本来、百年以上前の修行熱心な和尚が境内に住まわせて寵愛していたために寺に住みついたものだが、それ以来、寺を汚したり荒らしたりする者に対しては妖怪となって現れるようになり、体の大きさを変えたり提灯を明滅させて人を脅したり、人を溝に放り込んだりしたので、人はこれ を高厳寺小僧と呼んで恐れたという。困った寺は、このタヌキを小僧稲荷として境内に祀った。この寺は現存せず、小僧稲荷は巣鴨町に移転している。 また、本所七不思議の一つ・置行堀の近くに住んでいたタヌキが三つ目小僧に化けて人を脅したという言い伝えもある。日野巌・日野綏彦 著「日本妖怪変化語彙」、村上健司校訂 編『動物妖怪譚』 下、中央公論新社〈中公文庫〉、2006年、301頁。 佐藤隆三『江戸伝説』坂本書店、1926年、79-81頁。 『江戸伝説』、147-148頁。
15、双頭の蛇 設置予定場所:水茶屋 「兎園小説」には、「両頭蛇」として以下の内容が著してある。 「文政7年(1824)11月24日、本所竪川通りの町方掛り浚場所で、卯之助という男性 が両頭の蛇を捕まえた。長さは3尺あったという。」
文政7年(1824)11月24日、一の橋より二十町程東よりの川(竪川、現墨田区)で、三尺程の 「両頭之蛇」がかかったと言う話です。詳細な図解が示されています。 (曲亭馬琴「兎園小説」所収『兎園小説』(屋代弘賢編『弘賢随筆』所収) 滝沢馬琴他編 文政8年(1825) 国立公文書館蔵
16、深川心行寺の泣き茶釜
文福茶釜は「狸」が茶釜に化けて、和尚に恩返しをする昔話でよく知られています。群馬県館林の茂 林寺の話が有名ですが、深川2丁目の心行寺にも文福茶釜が存在したといいます。『新撰東京名所図会』 の心行寺の記述には「什宝には、狩野春湖筆涅槃像一幅 ―及び文福茶釜(泣茶釜と称す)とあり」 とあります。また、小説家の泉鏡花『深川浅景』の中で、この茶釜を紹介しています。残念ながら、関 東大震災(1923年)で泣茶釜は、他の什物とともに焼失してしまい、文福茶釜(泣き茶釜)という狸が 化けたという同名が残るのみです。鳥山石燕「今昔百鬼拾遺」には、館林の茂森寺(もりんじ)に伝わる茶釜の話があります。いくら湯を 汲んでも尽きず、福を分け与える釜といわれています。 【主な参考資料】村上健司 編著/水木しげる 画『日本妖怪大辞典』(角川出版)
17、家鳴(やなり) 設置予定場所:大吉、松次郎の家の下) 家鳴りは鳥山石燕の「画図百鬼夜行」に描かれたものだが、(石燕は鳴屋と表記)、とくに解説はつけられて いない。石燕はかなりの数の妖怪を創作しているが、初期の 「画図百鬼夜行」では、過去の怪談本や民間でいう妖怪などを選んで描いており、家鳴りも巷(ちまた)に知られた妖怪だったようである。 昔は何でもないのに突然家が軋むことがあると、家鳴りのような妖怪のしわざだと考えたようである。小泉八雲は「化け物の歌」の中で、「ヤナリといふ語の・・・それは地震中、家屋の震動 する音を意味するとだけ我々に語って・・・その薄気 味悪い意義を近時の字書は無視して居る。しかし此語 はもと化け物が動かす家の震動の音を意味して居た もので、眼には見えぬ、その震動者も亦(また) ヤナ リと呼んで居たのである。判然たる原因無くして或る 家が夜中震ひ軋り唸ると、超自然な悪心が外から揺り動かすのだと想像してゐたものである」と延べ、「狂歌百物語」に記載された「床の間に活けし立ち木も倒れけりやなりに山の動く掛軸」という歌を紹介している。 (高田衛監修/稲田篤信・田中直日編『鳥山石燕画図百鬼夜行』、『小泉八雲全集』第7巻)
18、しょうけら 設置予定場所:おしづの家の屋根 鳥山石燕「画図百鬼夜行」に、天井の明かり取り窓を覗く妖怪として描かれているもの。石燕による解説はないが、 ショウケラは庚申(こうしん) 信仰に関係したものといわれる。 庚申信仰は道教の三尸(さんし)説がもとにあるといわ れ、60日ごとに巡ってくる庚申の夜に、寝ている人間の身 体から三尸虫(頭と胸、臍の下にいるとされる)が抜け出し、天に昇って天帝にその人の罪科を告げる。この報告により天帝は人の命を奪うと信じられ、対策とし て、庚申の日は眠らずに夜を明かし、三尸虫を体外に出さ ないようにした。また、これによる害を防ぐために「ショウケラはわたとてまたか我宿へねぬぞねたかぞねたかぞ ねぬば」との呪文も伝わっている。 石燕の描いたショウケラは、この庚申の日に現れる鬼、ということがいえるようである。
19、蔵の大足
御手洗主計という旗本の屋敷に現れた、長さ3尺程(約9m)の大足。(「やまと新聞」明治20年4月29日より)
20、お岩ちょうちん
四世鶴屋南北の代表作である「東海道四谷怪談」のお岩 を、葛飾北斎は「百物語シリーズ」の中で破れ提灯にお岩が 宿る斬新な構図で描いている。北斎は同シリーズで、当時の 怪談話のもう一人のヒロインである「番町皿屋敷のお菊」も描 く。「東海道四谷怪談」は、四世南北が暮らし、没した深川を舞台にした生世話物(きぜわもの)の最高傑作。文政8年(1825) 7月中村座初演。深川に住んだ七代目市川團十郎が民谷伊 右衛門を、三代目尾上菊五郎がお岩を演じた。そのストーリーは当時評判だった実話を南北が取材して描 いている。男女が戸板にくくられて神田川に流された話、また 砂村隠亡堀に流れついた心中物の話など。「砂村隠亡堀の場」、「深川三角屋敷の場」など、「四谷怪 談」の中で深川は重要な舞台として登場する。
21、管狐(くだぎつね) 長野県を中心にした中部地方に多く分布し、東海、関東南部、東北の一部でいう憑き物。関東 南部、つまり千葉県や神奈川県以外の土地は、オサキ狐の勢力になるようである。管狐は鼬(いたち)と鼠(ねずみ)の中間くらいの小動物で、名前の通り、竹筒に入ってしまうほどの大きさだという。あるいはマッチ箱に入るほどの大きさで、75匹に増える動物などとも伝わる個人に憑くこともあるが、それよりも家に憑くものとしての伝承が多い。管狐が憑いた家は管屋(くだや)とか管使いとかいわれ、多くの場合は「家に憑いた」ではなく「家で飼っている」という表現をしている。管狐を飼うと金持ちになるといった伝承はほとんどの土地でいわれることで、これは管 狐を使って他家から金や品物を集めているからだなどという。また、一旦は裕福になるが、管狐は 大食漢で、しかも75匹にも増えるのでやがては食いつぶされるといわれている。 同じ狐の憑き物でも、オサキなどは、家の主人が意図しなくても、狐が勝手に行動して金品を集 めたり、他人を病気にするといった特徴があるが、管狐の場合は使う者の意図によって行動すると考えられているようである。もともと管狐は山伏が使う動物とされ、修行を終えた山伏が、金峰山 (きんぷさん)や大峰(おおみね)といった、山伏に官位を出す山から授かるものだという。山伏は それを竹筒の中で飼育し、管狐の能力を使うことで不思議な術を行った。 管狐は食事を与えると、人の心の中や考えていることを悟って飼い主に知らせ、また、飼い主の 命令で人に取り憑き、病気にしたりするのである。このような山伏は狐使いと呼ばれ、自在に狐を 使役すると思われていた。しかし、管狐の扱いは難しく、いったん竹筒から抜け出た狐を再び元に 戻すのさえ容易ではないという。狐使いが死んで、飼い主不在となった管狐は、やがて関東の狐の親分のお膝元である王子村(東京都北区)に棲むといわれた。主をなくした管狐は、命令する者がいないので、人に憑くことはないという。 (石塚尊俊『日本の憑きもの』、桜井徳太郎編『民間信仰辞典』、金子準二編著『日本狐憑史資料 集成』)
22、かいなで 設置予定場所: 長屋の厠 京都府でいう妖怪。カイナゼともいう。���分の夜に便所へ行くとカイナデに撫でられるといい、これを避けるには、「赤い紙やろうか、白い紙やろうか」という呪文を唱えればよいという。 昭和17年(1942年)頃の大阪市立木川小学校では、女子便所に入ると、どこからともなく「赤い 紙やろか、白い紙やろか」と声が聞こえてくる。返事をしなければ何事もないが、返事をすると、尻を舐められたり撫でられたりするという怪談があった��いう。いわゆる学校の怪談というものだが、 類話は各地に見られる。カイナデのような家庭内でいわれた怪異が、学校という公共の場に持ち込まれたものと思われる。普通は夜の学校の便所を使うことはないだろうから、節分の夜という条件が消失してしまったのだろう。 しかし、この節分の夜ということは、実に重要なキーワードなのである。節分の夜とは、古くは年越しの意味があり、年越しに便所神を祭るという風習は各地に見ることができる。その起源は中国に求められるようで、中国には、紫姑神(しこじん)という便所神の由来を説く次のような伝説がある。 寿陽県の李景という県知事が、何媚(かび) (何麗卿(かれいきょう)とも)という女性を迎えたが、 本妻がそれを妬み、旧暦正月 15 日に便所で何媚を殺害した。やがて便所で怪異が起こるようになり、それをきっかけに本妻の犯行が明るみに出た。後に、何媚を哀れんだ人々は、正月に何媚を便所の神として祭祀するようになったという(この紫姑神は日本の便所神だけではなく、花子さんや紫婆(むらさきばばあ)などの学校の怪談に登場する妖怪にも影響を与えている。) 紫姑神だけを日本の便所神のルーツとするのは安易だが、影響を受けていることは確かであろう。このような便所神祭祀の意味が忘れられ、その記憶の断片化が進むと、カイナデのような妖怪が生まれてくるようである。 新潟県柏崎では、大晦日に便所神の祭りを行うが、便所に上げた灯明がともっている間は決して便所に入ってはいけないといわれる。このケースは便所神に対する信仰がまだ生きているが、便所神の存在が忘れられた例が山田野理夫『怪談の世界』に見える。同書では、便所の中で「神くれ神くれ」と女の声がしたときは、理由は分からなくとも「正月までまだ遠い」と答えればよいという。便所神は正月に祀るものという断片的記憶が、妖怪として伝えられたものといえる。また、「赤い紙やろうか、白い紙やろうか」という呪文も、便所神の祭りの際に行われた行為の名残を伝えて いる。便所神の祭りで紙製の人形を供える土地は多く、茨城県真壁郡では青と赤、あるいは白と赤の 男女の紙人形を便所に供えるという。つまり、カイナデの怪異に遭遇しないために「赤い紙やろう か、白い紙やろうか」と唱えるのは、この供え物を意味していると思われるのである。本来は神様に供えるという行為なのに、「赤とか白の紙をやるから、怪しいふるまいをするなよ」というように変化してしまったのではないだろうか。さらに、学校の怪談で語られる便所の怪異では、妖怪化した便所神のほうから、「赤い紙やろうか、白い紙やろうか」とか「青い紙やろうか、赤い紙やろうか」というようになり、より妖怪化が進ん でいった��うである。こうしてみると、近年の小学生は古い信仰の断片を口コミで伝え残しているともいえる。 島根県出雲の佐太神社や出雲大社では、出雲に集まった神々を送り出す神事をカラサデという が、氏子がこの日の夜に便所に入ると、カラサデ婆あるいはカラサデ爺に尻を撫でられるという伝 承がある。このカラサデ婆というものがどのようなものか詳細は不明だが、カイナデと何か関係があるのかもしれない。 (民俗学研究所編『綜合日本民俗語彙』、大塚民俗学会編『日本民俗学事典』、『民間伝承』通巻 173号(川端豊彦「厠神とタカガミと」)ほか)
23、木まくら 展示予定場所:政助の布団の上 江東区富岡にあった三十三間堂の側の家に住んだ医師が病気になり、���凶を探した所 黒く汚れた木枕が出た。その枕を焼くと、死体を焼く匂いがして、人を焼くのと同じ時間がかかったという。 (『古老が語る江東区のよもやま話』所収)
24、油赤子〔あぶらあかご〕鳥山石燕の『今昔 画図続百鬼』に描かれた妖怪。【近江国大津 の八町に、玉のごとくの火飛行する事あり。土人云「むかし志賀の里に油うるものあり。 夜毎に大津辻の地蔵の油をぬすみけるが、その者死て魂魄炎となりて、今に迷いの火となれる」とぞ。しからば油をなむる赤子は此ものの再生せしにや】と記されている。 石燕が引いている【むかし志賀(滋賀) の】の部分は、「諸国里人談』や『本朝故事 因縁集」にある油盗みの火のことである。油盗みの火とは、昔、夜毎に大津辻の地蔵 の油を盗んで売っていた油売りがいたが、死 後は火の玉となり、近江大津(滋賀県大津 市)の八町を縦横に飛行してまわったという もの。石燕はこの怪火をヒントに、油を嘗める赤ん坊を創作したようである。 『鳥山石燕画図百鬼夜行』高田衛監修・稲 田篤信・田中直日編 『一冊で日本怪異文学 100冊を読む」檜谷昭彦監修『日本随筆大成編集部編
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2023年日本陸水学会若手の会を開催しました
2023年10月13日に、日本陸水学会大分大会の自由集会にて若手の会を開催しました。今年度は4年ぶりの対面開催となり、コロナ禍で交流が制限されていた若手の皆様に気軽な交流の場を提供できればと集会を企画しました。
当日は27名と例年以上に多くの方が発表をしてくださり、生物や化学分野にわたる複合分野の陸水学らしく、対象・フィールド・アプローチのいずれも多様な演題が集まりました。心より御礼申し上げます。
当日は聴講参加の方も多くいらしてくださり、30名を���える方にご参加をいただきました。
今回はありがたいことに大変多くの方にご参加いただいたため、自由集会中に議論の時間を十分に設けることができませんでしたが、ほとんどの方が懇親会にもご参加下さり、対面開催を存分に活かした交流をすることができました。
ご参加いただいた皆様のご協力なしには、このような活発な交流を実現することはできませんでした。改めて心より御礼申し上げます。お忙しい中、本当にありがとうございました。
オンライン開催にはオンライン開催の良さがあると思いつつ、やはり対面での交流は楽しいと強く実感した回となりました。
次回の熊本大会でもお会いできますと幸いです。
また、E会では企画運営に携わってくださる方を募集しています。ご興味のある方はぜひお知らせください。
____________________
2023年 日本陸水学会若手の会 実施概要
日時:2023年10月13日 16:00 ~ 18:00
会場:ホルトホール大分
参加者所属:東北大学、横浜国立大学、富山県立大学、Kyung Hee University、奈良女子大学、滋賀県立大学、海洋研究開発機構、東京大学、神戸大学、兵庫県立大学・姫路科学館、信州大学 ほか(敬称略)
プログラム:
16:00 ~ 16:02 鈴木 碩通(東北大) 趣旨説明・案内
16:03 ~ 16:06 鈴木 碩通(東北大) 水中のハイエナ? 行動実験で分かったケンミジンコ類の新たな餌利用様式
16:07 ~ 16:10 伊藤 青葉(東北大) 環境DNAを用いた魚類分布推定法の開発
16:11 ~ 16:14 笠原 剛樹(東北大) 植物プランクトン群集を対象とした動的結合ネットワークのアグリゲーション
16:15 ~ 16:18 中西 博亮(横浜国大) 色づいた雪に棲む特殊な微生物たち
16:19 ~ 16:22 仲才 香鈴(横浜国大) ダム湖におけるコットンストリップを用いた有機物分解能の測定
16:23 ~ 16:26 Duangmany Phongsa(横浜国大) The Role of Fungi on Decomposition of Large Algae
16:27 ~ 16:30 高階 眞丈(横浜国大) 青森県八甲田山における彩雪現象:緑雪や赤雪の色の違いは何の違い?
16:31 ~ 16:34 田中 駿(横浜国大) 湖面カメラを用いた高頻度モニタリング手法の検討〜花粉編���
16:35 ~ 16:38 高江洌 鈴奈(横浜国大) 淡水湖の琵琶湖にいる海浜性のトビムシの起源を探る。
16:39 ~ 16:42 米山 貴将(富山県大) 餌環境によるカブトミジンコの生活史特性とろ過スクリーン面積への影響
16:43 ~ 16:46 Hye-Ji Oh(Kyung Hee Univ.) How to use zooplankton quantitative information more effectively in lentic ecosystem surveys and assessments
16:47 ~ 16:50 Yerim Choi(Kyung Hee Univ.) Ecological role of artificial water channel in fish diversity and food web structure
16:51 ~ 16:54 Dae-Hee Lee(Kyung Hee Univ.) Monitoring of isotope trophic level of redlip mullet(Planiliza haematocheilus)
16:55 ~ 16:58 Geun-Hyeok Hong(Kyung Hee Univ.) The effect of tributary species composition on mainstream fish biodiversity
16:59 ~ 17:02 原 直子(奈良女子大) ダム下流域で働く濾過食者の仕事
17:03 ~ 17:06 中村 萌(奈良女子大) 伝統的河川工法が創った一時的水域に棲んでいる底生動物
17:07 ~ 17:10 藤田 安優(奈良女子大) コサナエTrigomphus melampus種特異的プライマーの開発と生息地調査への適用
17:11 ~ 17:14 宇留賀 千佳(奈良女子大)伝統的河川工法聖牛によって生じた一時的水域に生息するプランクトン群集
17:15 ~ 17:18 Deb Soumya(滋賀県大) Algae: A form of blessings to mankind
17:19 ~ 17:22 Amare Mezgebu Alamrew(滋賀県大) Food quality of Arthrospira for Daphnia magna
17:23 ~ 17:26 ツジ ジャクソン(海洋研究開発機構) Studying Canadian lakes as a gateway to inter-disciplinary and inter-cultural science!
17:27 ~ 17:30 板倉 拓人(東京大) トビケラが纏う装飾の機能
17:31 ~ 17:34 山崎 駿(東京大) ナベブタムシの空間分布を左右する生息地の連結性
17:35 ~ 17:38 國政 祐太(神戸大) 河川横断構造物とニホンウナギ
17:39 ~ 17:42 宮下 直也(兵庫県大・姫路科学館) 播磨地域のため池における溶存二酸化炭素・溶存無機炭素観測
17:43 ~ 17:46 竹中 將起(信州大) 分子マーカーを用いた河川昆虫の研究
17:47 ~ 17:50 大川 晴菜(奈良女子大) 河床間隙水域と環境DNA
17:51 ~ 17:54 大�� 裕里恵(東北大) 画像解析による動物プランクトンの自動種判別:システム構築中に出会う多様なプランクトン
18:45 ~ 20:45 懇親会
日本陸水学会若手の会企画者
鈴木碩学 中西博亮 大竹裕里恵
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メリークリスマス!🎄🎅
2017年の艦これクリスマスイラスト。
Twitter https://twitter.com/syaku_nagi
https://www.pixiv.net/users/621843
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“Nighttime Treetop Poi’s” by @lazzydawg17 (Commission)
Forgot to post this one weeks ago...
#lazzydawg17#commission#commissioned art#northernprincess#hoppouseiki#kancolle#北方棲姫#discord#vrchat#commissionart#nighttime#night#moonlight#treetops#fennec#moth#poi
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各地句会報
花鳥誌 令和3年5月号
坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和3年2月3日 立待花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
帯の色白と黒との寒稽古 世詩明 初夢や逆夢にして安堵せり 同 受話器より来る熱燗の酔ひつぷり 清女 もう雪も落ちついたかとココア飲む 同 湯のたぎる薬罐の音の冬支度 誠 ゆつくりとガラスを滑る霙かな 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月4日 うづら三日の月句会 坊城俊樹選 特選句
寒の明け空の青さのどこまでも 柏葉 雪の舞ふ上へ下へと北陸路 喜代子 寒戻り雄島は浪に翻弄す 都
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月6日 零の会 坊城俊樹選 特選句
祈る人白く光らせ春の寺 小鳥 壺菫傾ぐ黄昏の密会 季凜 饅頭屋の幟ぱたぱた春疾風 美智子 嬰児へ春の揺籃なりしかな 順子 寒紅や鏡の中の女たち きみよ 春を描く赤で縁取る黄土色 千種 ギャルソンのベストの在庫春埃 荘吉 バーの椅子冬日も遊ぶ道具街 荘吉 春潮のかをる手をもて貝洗ふ 順子 ペンダントはづして春の風邪に寝る 光子 黄泉の国へとラビリンスめく雪間 眞理子 オキーフとゴッホの黄なる春の蝶 伊豫 ロマノフ朝語る早春のため息 慶月 仲見世の半分閉ぢて亀鳴けり 梓渕
岡田順子選 特選句
江戸つ子へ黄水仙咲く格子窓 光子 春の日の跳ねたりしつつ神田川 小鳥 壺菫傾ぐ黄昏の密会 季凜 吾輩は道具街の猫日脚伸ぶ 荘吉 春浅き野へと黄衣の遊行僧 慶月 花瓶売れざり春の日を黄昏れて 俊樹 笊は受く春の日差や道具街 季凛 菜の花や主のゐない家に棲み 伊豫 大方は縁なき道具街うらら 秋尚 隠れ耶蘇語る窓辺の余寒かな はるか 遣り手婆春画を鬻ぎつつ春眠 俊樹 黄塵万丈浅草に人沸き出す 梓渕 産土の海光を背に絵踏せり 光子 生国を刻みし墓へ梅香る 慶月 祈る人白く光らせ春の寺 小鳥
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月8日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
散歩みち犬に吠えられ日脚伸ぶ 三四郎 子等はしやぐ声の大作雪だるま みす枝 寝るだけに戻りし部屋の虎落笛 ただし 初詣巫女の化粧の濃かりけり 世詩明 贔屓目にみても毛皮の似合はざる 上嶋昭子 大氷柱剣のごとく堂宇守る 時江 崖の上に耐へて咲きたる水仙花 久子 神杉に裂けし傷あり斑雪 時江 風花の散華の中を柩ゆく 信子 湯たんぽを母の温もる如く抱く さよ子 廃屋の雪の声きく真暗がり ただし 嚏して饒舌の人黙りけり 三四郎
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月9日 萩花鳥句会
住所録ゐぬ人ばかり春時雨 祐子 降り立てばカルスト台地草萌ゆる 美恵子 春まだ来産卵仕掛ける川漁師 健雄 春時雨ビニール傘に裂け目あり 吉之 下萌えて平幕力士の賜杯かな 陽子 雪雫八分音符と四分音符 ゆかり 微睡の草木起こせし春時雨 明子 面接の練習の声寒明くる 克弘
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令和3年2月11日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
護摩焚きの煙の深き節分会 あけみ 節分や子の夢に出る方相氏 登美子 節分や炒豆撒いて稽古終ふ 令子 車窓には雪しろの山々続く あけみ 大雪も奮闘えち鉄動き出す 紀子 野兎の駈けし跡あり野辺深し 同 ひらがなの娘の手紙春隣 裕子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月12日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
白杖の突けば凍土鼓動して 都 磯竈海女と蜑との声太く 益恵 獣園の柵に並ぶ子草青む 栄子 春の雪店はいつものビートルズ 佐代子 日脚伸ぶ明るき方へ人も鳥も 都 寒木瓜の棘の交差に交差して 悦子 白髭を撫で庭を掃く春隣 幸子 寒月へ町定位置に静もりて 都 春��や酒供はりて力士像 宇太郎 さよならと筆置く音に落椿 悦子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月13日 札幌花鳥会 坊城俊樹選 特選句
人生は借り物かしら春一番 修子 日の永き台所にて聖書読む 同 永く生きすぎた気もして春の風 同 どの家も砦のやうに雪積みて 寛子 街路樹の上に余寒の空低し 同 針供養叔母は短気でお人好し のりこ 掌に一滴春の化粧水 岬月
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月16日 伊藤柏翠俳句記念館 坊城俊樹選 特選句
ひたすらに鶴は鶴とし凍つるのみ 雪 寒鴉申し合はせしごと啼かず 同 観念をしたる如くに大枯木 同 温石に温石と云ふ石の貌 同 薄氷や着物をつまみ避け乍ら 千代子 深々と音消し積もる真夜の雪 同 春炬燵くの字しの字の混み合へり みす枝 ランドセルに筆箱入れて春を待つ 同 銀の波揺らし川辺の猫柳 英美子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月17日 福井花鳥会 坊城俊樹選 特選句
薄氷の割れて漂ひ重ね合ひ 千加江 数独に挑んで老の春を待つ 清女 節分や柱時計がつと止る 啓子 薄氷を張り尽したる法の池 泰俊 鴬や何か賑やかなる甍 同 凍て鶴として人の世を凍つるのみ 雪 華やかに古りし虹屋の桐火桶 同 凍て様も金輪際や檻の鶴 同 人の世の枷を解かれし古火桶 同 寒鴉啼くを忘れてゐはせぬか 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月19日 さゞれ会 坊城俊樹選 特選句
冴え返る言葉の綾に躓きて 雪 勿体なや冬籠りにも厭きしとは 同 乾杯の種の尽きたるちやんちやんこ 同 うららかや犬が好みの猫まんま 清女 虹屋へと二月礼者の関西弁 千代子 水仙の花に折鶴遊ばせり 希 路地裏を斜めに走るうかれ猫 啓子 水尾も無く流れのまゝの鴨滑る 天空
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月21日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
飄々とした人の訃や冬の果 佑天 学舎の武張りて遠く春の富士 圭魚 アトリエに遺せし絵の具冴返る ゆう子 シスターの病むや余寒の廊長し 和子 手の皺の翳は目立ちて春を待つ ます江 存分に椿の落ちて椿寺 佑天 堂裏の日溜り豊か落椿 圭魚
栗林圭魚選 特選句
よき喫茶閉ぢし通りの余寒かな 慶月 磐座の裳裾にこぞる蕗の薹 幸風 菰踏めば春泥ぬると動きたる 三無 朝光の瀬音そびらに蘆の角 幸風 アトリエに遺せし絵の具冴返る ゆう子 寺領ひっそり孕猫つとのそりゆく 文英 細波の煌めき尖る浅き春 斉 シスターの病むや余寒の廊長し 和子 春みかづき童話の色の夜の街 和子 春光や眉毛一本づつ描く 千種
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月22日 鯖江花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
二度三度黙の呼び鈴冴返る 一涓 遠き日の武原はんの風花す 同 雪掻きて掻きて怨嗟を紛らせり 同 佐保姫来式部の像の辺りより 同 古里ぞ遠海鳴りも温石も 雪 其の頃はへつつひ二つ竈猫 同 お駄賃は袋のお菓子春の風 上嶋昭子 アプレゲールと言はれし卒寿日向ぼこ 同 春一番絵馬カタカタと恋の宮 信子 夕焼けを少し暈して春の色 紀代美 春着着しより梵妻の顔となる 中山昭子 水仙や少女一心勉学す みす枝
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
九州花鳥会 坊城俊樹選 特選句
東風に扉を開けよ羽衣なびくまで 美穂 面影のちよと夫似なる古ひひな 千代 波音のままに揺蕩ふ若布かな 桂 大津絵の鬼の飛び出す春の雷 喜和 梟の吾を呼びたる父祖の山 千代 遠き目でみる耶蘇浦の若布船 かおり 薄氷を踏むもふまぬも人の道 睦子 冬灯しらじら明けの裏酒場 勝��� 恋猫の敗れ幣履のごとく消ゆ 伸子 その沖は霞み衣桁の陣羽織 由紀子 寂しらの汀に寄する若布かな 久美子 浮かみくる七色の泡春の池 愛 集落を貫く碧き雪解川 由紀子 タンデムで若布を買ひに島日和 美穂 結ひ髪のほろほろ解けて絵踏かな かおり 紙漉の若き水ほどよく躍る 佐和 蹼に薄氷つきしまま歩む 睦子 星辰の恵みに育つ若布かな 美穂
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
なかみち句会(投句のみ) 栗林圭魚選 特選句
探梅の坂より駅を見渡せり 貴薫 焼山の命の早さ確かめり ます江 風尖りをれど遠山霞みをり 怜 枝影の網目ぼんやり春の土 秋尚 受診日や梅林抜けて隣り駅 せつこ 料峭の森覚ましゆく水の音 三無 野焼見る怪しくはやる気持あり あき子 日を浴びて胸張る如し犬ふぐり せつこ 青海苔を採って沖には白い波 史空 梅林や古木の幹に力あり 迪子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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2023年E会プログラム決定
10月になり、いよいよ陸水学会大分大会が近づいてきました。現地で皆さまとお会いできるのを楽しみにしております。
2023年E会のプログラムが決定しましたので、お知らせいたします。今回は、多くの若手研究者による、分野・対象種・対象水系・使用手法など多様な演題が集まりました。
どなたでもご聴講頂けますので、是非お気軽にお越しください。
(自由集会のみの聴講は、会員・非会員に関わらず大会参加費が不要です)
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16:00 ~ 16:02 鈴木 碩通(東北大) 趣旨説明・案内
16:03 ~ 16:06 鈴木 碩通(東北大) 水中のハイエナ? 行動実験で分かったケンミジンコ類の新たな餌利用様式
16:07 ~ 16:10 伊藤 青葉(東北大) 環境DNAを用いた魚類分布推定法の開発
16:11 ~ 16:14 笠原 剛樹(東北大) 植物プランクトン群集を対象とした動的結合ネットワークのアグリゲーション
16:15 ~ 16:18 中西 博亮(横浜国大) 色づいた雪に棲む特殊な微生物たち
16:19 ~ 16:22 仲才 香鈴(横浜国大) ダム湖におけるコットンストリップを用いた有機物分解能の測定
16:23 ~ 16:26 Duangmany Phongsa(横浜国大) The Role of Fungi on Decomposition of Large Algae
16:27 ~ 16:30 高階 眞丈(横浜国大) 青森県八甲田山における彩雪現象:緑雪や赤雪の色の違いは何の違い?
16:31 ~ 16:34 田中 駿(横浜国大) 湖面カメラを用いた高頻度モニタリング手法の検討〜花粉編〜
16:35 ~ 16:38 高江洌 鈴奈(横浜国大) 淡水湖の琵琶湖にいる海浜性のトビムシの起源を探る。
16:39 ~ 16:42 米山 貴将(富山県大) 餌環境によるカブトミジンコの生活史特性とろ過スクリーン面積への影響
16:43 ~ 16:46 Hye-Ji Oh(Kyung Hee Univ.) How to use zooplankton quantitative information more effectively in lentic ecosystem surveys and assessments
16:47 ~ 16:50 Yerim Choi(Kyung Hee Univ.) Ecological role of artificial water channel in fish diversity and food web structure
16:51 ~ 16:54 Dae-Hee Lee(Kyung Hee Univ.) Monitoring of isotope trophic level of redlip mullet(Planiliza haematocheilus)
16:55 ~ 16:58 Geun-Hyeok Hong(Kyung Hee Univ.) The effect of tributary species composition on mainstream fish biodiversity
16:59 ~ 17:02 原 直子(奈良女子大) ダム下流域で働く濾過食者の仕事
17:03 ~ 17:06 中村 萌(奈良女子大) 伝統的河川工法が創った一時的水域に棲んでいる底生動物
17:07 ~ 17:10 藤田 安優(奈良女子大) コサナエTrigomphus melampus種特異的プライマーの開発と生息地調査への適用
17:11 ~ 17:14 宇留賀 千佳(奈良女子大)伝統的河川工法聖牛によって生じた一時的水域に生息するプランクトン群集
17:15 ~ 17:18 Deb Soumya(滋賀県大) Algae: A form of blessings to mankind
17:19 ~ 17:22 Amare Mezgebu Alamrew(滋賀県大) Food quality of Arthrospira for Daphnia magna
17:23 ~ 17:26 ツジ ジャクソン(海洋研究開発機構) Studying Canadian lakes as a gateway to inter-disciplinary and inter-cultural science!
17:27 ~ 17:30 板倉 拓人(東京大) トビケラが纏う装飾の機能
17:31 ~ 17:34 山崎 駿(東京大) ナベブタムシの空間分布を左右する生息地の連結性
17:35 ~ 17:38 國政 祐太(神戸大) 河川横断構造物とニホンウナギ
17:39 ~ 17:42 宮下 直也(兵庫県大・姫路科学館) 播磨地域のため池における溶存二酸化炭素・溶存無機炭素観測
17:43 ~ 17:46 竹中 將起(信州大) 分子マーカーを用いた河川昆虫の研究
17:47 ~ 17:50 大川 晴菜(奈良女子大) 河床間隙水域と環境DNA
17:51 ~ 17:54 大竹 裕里恵(東北大) 画像解析による動物プランクトンの自動種判別:システム構築中に出会う多様なプランクトン
17:55 ~ 18:05 奥田 昇(神戸大) 将来計画ワーキンググループについての趣旨説明
18:45 ~ 20:45 懇親会
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・発表時間は1人3分、質疑応答は発表者交代の1分間で1問程度を予定しています。大変ありがたいことに例年よりも多くの方からご発表いただける運びとなっているため、時間厳守にご協力をお願いいたします。
・当日は発表者ご自身のパソコンをプロジェクターに接続して発表をいただきます。念のため、万が一の不具合に備え各自の発表ファイル(PowerPointまたはPDF)を【10月13日(金)15:00】までに、陸水学会若手の会運営([email protected])までお送り下さい。
・自由集会当日の15時30分から、プロジェクターとの接続確認の時間を設けます。円滑な運営のため、可能な限り事前のご確認をお願いいたします。
・自由集会終了後、神戸大学の奥田先生から将来計画ワーキンググループとの意見交流会の趣旨説明を頂きます。興味のある方はご参加いただけると幸いです。
その後、10月15日の全体懇親会の後に、若手陸水学研究者と将来計画WGの意見交換会を設けます。こちらにご興味のある方は、E会当日に会場にて企画者にお声がけください。
何かご不明点等ございましたら、陸水学会若手の会運営([email protected])までお申し付けください。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
日本陸水学会 オンライン若手の会企画者 鈴木碩通 中西博亮 大竹裕里恵
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「艦これ」稼働全サーバ群の少し早い梅雨入りメンテナンス&アップデート らしいですね!
雨降りで蒸し暑くてもう梅雨入りかな?と思ったら急激に寒くなるいつもの流れです
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My Northern Princess came today~~ #nendoroid #toy #figure #box #northernprincess #kancolle #ねんどろいど #艦隊これくしょん #北方棲姫 (at Yachimata)
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進撃!第二次作戦「南方作戦」E5-1【甲】潜水棲姫改
20191210-0200 攻略開始 20191211-0750 突破
ダバオ沖の哨戒を実施します。出没する敵潜水艦群を補足、対潜掃討部隊でこれを制圧していきます。
海域とルート
対潜、通常水上戦闘2、ボス戦��基地航空隊への空襲あり。
編成
対潜哨戒ということで、対潜装備をたくさん積んだ特攻艦中心の編成。扶桑は水上爆撃機で対潜と両立してもよかったかも。
本隊に���撃能力が殆ど無いので、道中突破は基地航空隊が重要。最終的にはEマスとGマスに振り分けるのがよかった。
東海対潜部隊は道中突破とボス撃破に対して極めて重要。最終的にCマスとボスに振り分けるのがよかった。
道中撤退があまりに多かったので、途中から砲撃支援も出した。ボス到達率は支援なしだと25%(1/4)だったのに対し、支援ありだと55%(5/9)に向上した。サンプルが少ないが、僅かでも到達率を上げたかった。
攻略過程
初戦から潜水幼女が行く手を阻む。東海が随伴を落とし、対潜先制爆雷攻撃で幼女を大破~撃沈まで持っていける。中破止まりだと被雷は避けられない。
基地航空隊と砲撃支援に頼るしかない。最終的には複縦陣に落ち着いた。
強編成だとHP130のツ級が出てくる。支援を出し始めてからは複縦陣。
ゲージさえ削れればよいと割り切ったので単横陣。先制ターンで撃破も。
ラスダンは「壊」に強化された。
自艦隊はボロボロだが、交戦形態が良ければ撃破できると思った。
先制ターンで撃破。交戦形態は丁字有利だった。
前哨戦:出撃8、S勝利2、A勝利2、道中撤退4 ラスト:出撃5、A勝利1、C敗北1、道中撤退3 バケツ:28
海域が拡張されて後半へ。強くなった空母棲姫が座していると聞いた。平戸掘りでE5-1は周回しなくてはならないが、支援出してもまともにボス到達しないし厳しいぞ?
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第四十七回 武生をかえる哲学カフェ 10月23日(土)14:00 ~ 16:00 テーマ「流行歌」 女性1名、男性4名
「最近、夜、酒を飲みながらよく演歌を聞く」という参加者の発言から、流行歌をテーマに選びました。その時代、時代に皆が聞いて歌った歌。しかし、最近は流行歌というものを耳にしないようにも思います。それはどうしてだろう。「流行歌って何だろう」と対話しました。(若泉)
<流行歌を思い出しながら、時代との関係>
・30年くらい前までは流行歌というのがあったと思うが、最近はないように思う。どうしてだろうか。 →流行の歌だけでなく、服もない。社会に多様性が求められるようになってきたことで、皆が追い求める流行がなくなってきたのではないか ・“歌は世につれ、世は歌につれ”というけれど、作詞・作曲家は流行らそうと意図して歌を作る。しかし、流行らないこともある。つまり、「世」というものが分からないということ。それは昔から変わらないのではないか →1973年に流行ったかぐや姫の「神田川」は、その前に「同棲時代」というマンガ、ドラマが流行っていたことと関係している。自分も同棲していて、あの歌を聞くと、その当時を思い出す →「思い出す」ということが、流行歌の魅力には関係しているのではないか。何かに向かって進むということではなく →「あゝ上野駅(1964年 歌:井沢八郎)」が、今も自分にとっての上野のイメージの元となっている →「神田川」当時6歳の自分には“懐かしく”はない。雰囲気は分かる。カラオケでも歌う。(その時点の)皆が共感できるものが必要なのではないか →歌が自分の気持ちなどを代弁していると思う →歌を聞き、その当時を思い出すことで、自分の存在を確認するのだと思う →自分にとっての最初の流行歌は、子門真人が歌った「およげ!たいやきくん」。レコードも買った。自分の存在を確認するということではないが、子供も知っているということで流行ることもあるのではないか。その当時は歌番組もあった。流行歌はその当時の「付箋」のようなものではないか →大人にとっては、毎日毎日満員電車に揺られながら働きに行くことへの哀切さも表現していたと思う
<流行歌と歌い継がれてクラシックになる歌> ・「およげ!たいやきくん」は、クラシックにはならないと思う →学生時代、流行っていたビートルズが嫌いだった。あの雰囲気が好きではなかった。しかし、今、歌詞を読んだりして聞くと、いいなと思う。「普遍性」があるのかなと思う →普遍性があるというのはどういうことだろうか →その時代でしか分からない歌詞などがなく、いつでもだれでも理解できて共感できる歌が普遍性があるのではないか →中学生の頃(40年前)、愛唱歌集という小さな本があり、ビートルズの「イエスタデイ」や「翼をください」「いちご白書をもう一度」などが掲載されていて、合唱した。「神田川」は入っていなかった(同棲を関係するためか?) →歌(詞)が入っていることが流行には関係あるのではないか →アメリカに留学していた70年代、坂本九の「上を向いて歩こう」が日本語の歌詞なのにアメリカ人学生に人気があった。歌詞は分からないはず。メロディーが「普遍性」に関係があるのではないか →流行歌の対に軍歌があるのではないか。歌に向かって生きるというか… →歌はメロディーだけではなく、自分が歌うことができないと流行らないのではないか →「海行かば」の歌詞*1は、大変悲惨な歌詞だ →歌の表現によって悲惨な現実を受け止められるということもあるのではないか。また、受け止められるようにするために歌にするということもあるのではないか →子供の頃、父と風呂に入った時、父が「海行かば」をうたった。その時、「クソ!」とよく言っていた。父は海軍で船が沈没し、16時間海を漂って生還した。多くの仲間が亡くなったという。そのことを思い出していたのではないかと思う →谷村新司の「群青」を聞くと、「海行かば」を連想する →(ネット検索し)「連合艦隊」という1981年の映画の主題歌だ。「海行かば」と似ているのはもっともなこと →意図して作られた歌ということ。流行歌の流行らそうという意図が、マーケティングと連携していることを裏付けるのではないか ・流行歌と思い出す(時代、過去など)は、どういう関係なんだろうか →話をしていて思い出すということがある。普段の生活では思い出すということはそれほどない。歌も聞くことがきっかけとなり思い出すのではないか →歌でも20年、30年経って解釈が変わり、深くなると感じる →荒川洋治が「深く、豊かに生きる」ということを言っていた。時が経つことで、そうしたことはあると思う →1960年に流行った西田佐知子「アカ���アの雨がやむとき」は、60年安保闘争の敗北が背景にあるということだ。その敗北が大変つらく、歌うことすらできなかったら歌にはならないのではないか。歌うことでカタルシス(浄化)を感じるということもあるのではないか。そして、自分から望んでそうなるように歌う、ということもあるのではないか
*1「海行かば」
海行かば 水漬(みづ)く屍(かばね) 山行かば 草生(くさむ)す屍(かばね) 大君(おおきみ)の 辺(へ)にこそ死なめ かへりみはせじ (長閑(のど)には死なじ)
<流行とは?> ・戦後に流行った「君の名は(1952~1954年のラジオドラマ。その後テレビドラマなどにもなった)」などは、それを見た後、人に話したくなった。脳の活動には、そうした新しい刺激をウイルスのように広げる働きがあるのではないか →そうしたことは人間にあると思う →昔はいろいろなことで選択肢が少なかった →流行はなくなっていくものであるからこそ流行る。背景として共感があると思う →有名な服飾デザイナーが「流行は輪廻する」とおっしゃった →流行は誰か策士がいて世相に合わせつくる面があると思う。需要を念頭に置いたマーケティングの視点と結びついている →流行というのは、“最先端”など「新しさ」と関係しているのではないか。村で初めてバイクに乗ったなど。つまり、需要と供給ではなく、需要を喚起する、作り出すこと、それに“乗る”ということがあるのではないか →ユニクロは、流行を常態化していると思う。つまり、スタンダード化ということ →MUJI 無印良品などもそう。愛好家をムジラーという →文化になっているから長く続く。文化とは何だろう →生き方ではないか。同じブランドのいろいろなアイテムを揃え、時間と空間をその商品の機能を活かすということ
<流行歌の別の面、廃れるということ> ・流行歌を聞くことを避けるという人もいるのではないか →嫌な思い出と結びついていると、その歌を聞きたくないという人はいると思う ・流行り廃りというけれども、廃れるということはどういうことだろう →昔は「便所」というのはハイカラなことばだった。しかし、今は臭いがついて、他の言葉でいう。WCという言葉が出てきたときは、おしゃれな感じがしたが、今は同じく、臭いがついているように思う。そうしたことに近いことがあるのではないか →「新しさ」と関連しているとおもう。自分はその流行歌が好きであっても、周囲が関心を持たなくなると、「まだそれを聞いているの?」と言われ、自分の評価を下げることになる。だから、徐々に聞かなくなり、廃れるのではないか ・リバイバルというのも、流行を考えるのにヒントになるのではないか。女性シンガーソングライター森田童子が、1976年に発表した「ぼくたちの失敗」は、1993年にテレビドラマの主題歌となりシングルCD100万枚売上げのヒットとなった。これは、ドラマの主題歌として使用するという「意図」があったためだ →流行らそうとしても流行らず、逆に意外な歌が流行るということがある。それはどうしてだろうか →まずその歌がよいことがあると思う。その上で、流行らそうと意図しない(レコード会社のキャンペーン対象にならない)から、口コミで良さが広まる。だから、全国的なヒットになるには一定の時間がかかかるのだと思う →北海道で抱く学生だった頃、「知床旅情」が道内で評判になっていた。それが加藤登紀子が歌ったこともあり、全国ヒットになった ・歌で男が女性の感情などをうたったり、逆に、女が男性の気持をうたったりするのはどうしてだろう。歌が共感、自分の代弁なら、同じ性の歌手が歌うのがいいのではないか →歌には性はないと思う →ラーメンでも味噌、しょうゆ、塩など味が違うように、テイストが違うということではないか
【次回予告】 2021年11月13日(土)14時~16時 第48回テーマ:「自然とは何だろうか」 参加者のW氏より提案のテーマです。嶺南の方で巡回カフェという対話の場を作っているながれで、そのカフェと合同する機会にしたいということです。自然と人間を、福島などの話を含みながら進めたいということです。「自然」について、ともに考えてみませんか?
参加無料
◎哲学カフェは対話が目的であり、決して特定の思想などを押しつけるものではありません
◎マスクをしてご参加ください
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増援輸送作戦!地中海の戦い
今年の夏はまたもや地中海のようです。情報待ちでまだ出撃はしません。EOなどを警戒陣で片付けてからにします。先月戦果任務などを使って、今月末には戦果報酬を受け取れる算段なのです。良い装備が来るでしょうか。
今回もかんたんな出撃記録とモチーフとなった戦史や作戦などをざっと調べます。このエントリに都度更新していく予定です。
E1 アレクサンドリア沖/クレタ島沖 MA3作戦
E1の情報をSNSなどで見たところ、弾薬が得られる資源マスや対地がかなりしっかり要求される、欧州艦はルート制御に必須でない(?)などまだまだ錯綜してます。実装海域が少ないのでわからない所だらけなので、待つのが得策でしょう。また、任務としてギミックのヒントが明示されている点は好感が持てます。
月が変わって、戦果報酬も入りました。イタリア駆逐艦の主砲とイギリス軍の艦載戦闘機と紫電改四。最後のはともかくほかは有用でしょう。今回は航空機に特殊な攻撃倍率が付与されているらしく、検証の人たちの尽力には毎度助かります。wikiに見やすい表や攻略ブログに助けられてばかりです。
で、明日(9月10日��には第一弾の友軍が来るとのことで、その手前まで今からやり始めます。札の多さとかギミックの煩雑さにビビりつつ、できるところまで甲目指して。
初出撃の札は第一特務艦隊。第一次世界大戦で日本が地中海に派遣した艦隊の名称です。当時はドイツ潜水艦からイギリスなどの輸送船を護衛する任務が主で日本側に戦死者も出ています。先代の矢矧や対馬などで構成されていました。
第一ゲージのボスはいつもの重巡棲姫。最近は静かになったけど、登場当初は攻撃が当たるたびにゔぇあああああ……などうるさいやつでした。欧州艦はまだ編成せず、運の高い初霜とかステータスが普通の改二などを選びます。一応、育成途中の矢矧を入れてみましたが、特に補正はない感じですね。対地マスが怖かったけど、急遽改修した戦車大発などでなんなく突破できました。
第二ゲージは輸送です。ここで今回実装の長鯨と出会えたらいいのですが。札は地中海艦隊。第二次世界大戦初期の地中海戦力をイメージしているのでしょうか。ウォースパイトやポーラ、シロッコを採用。ほかは睦月型改二やずっと演習で育ててきた神州丸を投入しました。輸送なら大発満載で行かないと。ここでも任務クリアで遊撃部隊を開放したり、対地装備がもらえたりします。5回くらいで輸送は終了しましたが、今のところレア艦は佐渡しか来てないです。
第三ゲージ前にギミックと任務を片付けます。ネジは重要。第三ゲージ削りと突破もそれほど苦労せず終了しました。攻略ブログまるまる参考にしてやりました。ルート条件かんたんで助かる。しかし、レア艦は来ない……。第一海域ではいまだ佐渡と択捉以外残しておきたい艦はでませんでした。支援入れなくてもおkな海域なのでじっくりほっていきましょう。堀一周目で出ました。
長鯨かわいい。元気で可愛い。
さて、E2へ行きましょう。もうここに用はない。
E2 地中海/マルタ島沖/ティレニア海
カラブリア岬沖海戦
初っ端から輸送ゲージです。Tp900は少し多すぎないか。ちょっと試しに出撃したところ、甲では勝てる気がしない。A勝利ですらとれない。敗北ばかりという状態に。難易度変更はあまり考えたくないので軽量から重量から高速+までいろいろ試してみます。でも、札が怖いな。欧州艦も少し使って、増設なしだと厳しいのか。
高速+編成で20出撃くらい、渋いTP でがんばりました。イタリア戦艦使ってしまったけどまずかったかな?増設開いてる艦を優先して使ったのでこういう採用にしてしまった。マルタ島への輸送作戦。
2本目のゲージを出すには、やはりギミックがある。イタリア半島や南フランス沖周辺の制空権を取り、陸上型深海棲艦を叩くことでフランス沿岸のボスマスが出現する。ジェノバ、サヴォナあたりの陸上砲台がモチーフだろうか。イタリアの宣戦布告と爆撃に対して、報復としてフランス艦隊が陸上砲撃を行った。イタリアは魚雷艇などで反撃した。
いい笑顔。昼戦でタッチ砲撃が2つ命中してあっさり終わってしまった。ここで終わりなら良かったのに、もう1ゲージあってそのギミックもあるという。
装甲破砕ギミックでなかなか勝てないHP4800の敵が2体いる。対地装備はそれほど整っていない。取りこぼすことが何度もあって、色々な艦に札を付けて攻略する結果となった。やはり改修済み装備とキラ付けと基地の熟練度が物を言う。対地が大事とわかっていた。ただし、一定期間は遠征用の大発削ることになるので資源集めに専念したいイベ前はどうもやりづらい。意識して取り組まないと。
3ゲージ目でラスト。ジブラルタルから西地中海をマルタ島目指して機動部隊で進撃し、周辺の敵水上艦を殲滅するというもの。潜水艦隊、通常艦隊、夜戦マスを抜けて、いざ勝負です。装甲破砕に加え、強友軍の力も借りて3回出撃して撃破となりました。
特効や破砕の後押しもあって、空母の攻撃がヒットすれば中大破していた弩級水姫さん。こういう口調、存在をロリババアというそうです。奥深いなあ。
報酬艦として、コンテ・ディ・カブールという弩級戦艦の艦娘が加わりました。彼女は旧式ながらも大規模な近代化改修を受けて、WW1からWW2の地中海戦線を支えました。イタリアの工業力や国家予算では近代的な戦艦を建造することが難しく、隣国フランスの敵対感情を刺激しないという体外的な理由もありました。艦これに実装されているヴィットリオ・ヴェネト級戦艦は、カブールが1914年竣工に対して、1940年竣工とかなりの断絶があります。
艦これで実装されたイタリア艦は13隻となりました。連合艦隊編成が12隻なので1艦余ってしまいます。アメリカ艦は16隻と結構いた。イギリス艦は7隻実装済みで遊撃部隊が作れそうです。オーストラリアはパース1隻、スウェーデンは今月の艦これカレンダーに微笑を湛えるゴトランド1隻、わかるわかるオランダ艦はデ・ロイテル1隻、中華民国艦(?)は日本から合流した奇跡の駆逐艦1隻。独仏露もいますがここまで。
とりあえず、友軍が来るまでお休みしていました。季節の変わり目って、いろいろ身体に厳しいもの。自分の健康も若いときのそれとは断絶していく。そこを精神で理解できていないと、無理が積み重なってしまうのです。
WW2当時のイタリアもドイツの快進撃を見ながら、自分たちの取り分がなくなってしまうと危惧してできないはずの全面戦争に乗り出してしまいます。戦争準備が完了するのは1943年頃を予想していたのに、1940年に開戦してしまう。そして、方方で惨敗しむしろ��外領土を失ってしまうどころか、本土をかつての味方に占領され様々な資源を収奪されてしまいます。
艦これの友軍は資源は持っていかないです。高速建造材だけで強い艦隊をよこしてくれます。やさしい。道中友軍なる新しいシステムの発表がありました。これは弱いです。低難度の丁とか丙ならありでしょうか。昼戦に航空攻撃をしてくれます。航空支援という遠征の仕組みに近いようで、高難度では無意味です。超初心者向けなのかな?今後の改良に少しだけ期待したいです。個人的には、敵潜水艦に対潜攻撃が欲しいかも。でも、それ以前にこちらの艦を一撃大破させたり、基地の攻撃を避けたりする敵潜を配置するなという話でもある。
そして、日程があと10日もない。果たして、E3も甲クリアできるのか!?(→できませんでした!乙でギリギリクリアですが、悔しいいいい)
E3 ジブラルタル沖/地中海/マルタ沖
増援輸送!ペデスタル作戦
ゲージが4つも!
上は第一ゲージの敵です。こいつはカチカチに固くて、クリアに3日を要しました。遊撃部隊のために厳しい戦いでした。夜戦までにボスと取り巻きのネ級が残り、こちらの艦隊を夜戦火力の高いものから順に大破に追い込んでゆく。
E3では艦載機の積み方によって特別な攻撃補正特効がかかるという仕組みが採用されています。欧州の艦載機を組み合わせて積むことで強力なダメージを与えられます。ここで、冒頭の戦果報酬が実によく役立ちました。
夜戦空母を旗艦に入れる編成が人気でした。夜戦セットを採用してみましたが、いまいち噛み合わず突破には加賀改二の昼FBA カットインで387ダメージを叩き出して、敵旗艦を落として終了。
そして、ギミックなしに第二ゲージが出現します。多くの人にとってここの道中Mマスがもっとも難しく感じたのではないでしょうか。私にとっては残り時間が少なくなっていました。なんとしてでも突破して甲でクリアしたい。その一心で、多少非情な戦法を採用しました。捨て艦という、レベル1の艦を並べて轟沈覚悟で突き進むというものです。ダメコンを入れて何度も挑戦するのが正攻法とされていました。実際、ゲージ割りラストでは増設穴を活用し大破しても進撃できました。道中の強さ厳しさが今回のイヴェントをトータルで見たときの特徴でした。
ボスは昔もいた深海アークロイヤル。雪風の魚雷カットインがささってあっさり道を譲ってくれました。第一ゲージで西地中海の制海権を確保し、第二ゲージは基地や拠点のあるジブラルタルへの敵艦隊の襲来を防止しこれを撃破する。潜水幼女マスは輸送船団や護衛艦隊を狙うUボートなどを表現したものでしょう。対空砲火も強く、熟練枯れで何度も通常海域を周回する羽目になりました。甲作戦でクリアするならば、そういうものです。仕方がないことでした。
第三ゲージの前に、ルート開放やボスマス出現ギミックがあります。ここらへんから面倒になってきます。最近の艦これイヴェント海域はやたらとギミックを増やすことで反感を買っている気がしていますが、今回も評判を見ると散々でした。ペデスタル作戦という連合国による一大輸送作戦を表現するには、必要なギミックだったとは思いますが……。
まず、潜水母艦と潜水艦隊を用いてイタリア近海の敵を撃破しなければなりません。専用任務もあり、わかりやすくはあったと思います。潜水艦の特性として隠密性があります。どこにいるかわからないことが艦隊にとっての脅威になり襲来を抑止することができます。ここは専用の札があり、このためだけの出撃ルートとなっていました。敵も強くはないので演出としては面白い。
そののちは、途上の通常艦隊、夜戦マスの敵艦隊を撃破しつつチュニジアの陸上型深海棲艦を抑えつつ制空優勢を得ることで第3ゲージとの対面となります。これから、マルタ島への輸送を行い航空基地も移動します。
バーナー友軍前はなかなか厳しい勝負だったそうです。いまや、二航戦の夜襲部隊があるので難なく輸送はクリアします。基地も近いので全力可能でした。ただ、道中マス対策をしていくと輸送量が限られるので、友軍前にやっていたらメンタル的にきつかったかもしれません。ここで今回の新艦の海防艦30号と邂逅できたとのことなので、ここで掘れよという運営のありがたい配慮でしょうか。
長い輸送で特にドロップにも恵まれず、と言っても今回は色々な艦を編成できたので楽しさはこれまでのイヴェントと比べても大きかったのではないでしょうか。あきつ丸や神州丸を輸送や対地編成に入れてみたり、主に支援用戦艦だったWarspiteが3隻とも各海域に出っ張ったり、UIが改良されて札をつける際のわかりやすさなども進化した良イヴェントなのでは?とも。
第4ゲージ。通常海域でもよく見るヲ級イメージのラストボス。ゲージ削りすすめると、
かっちょいいおねえさんだ。どことは言わないが大きい。最後のギミックを解くと右端の黄色い光が赤くなるはずなんですが……、手元の記録では全てやったはずなんですよね。ギミック解除音とか確認してすべてやったはずになっているのにできていない。このときすでに最終日深夜。
で、甲クリアしたかったものの資源も足りず気力��なく、乙に落としてギミックなしクリアーとなってしまったのでした。ここは不満が残った。甲報酬の陣風いつか手に入るかな?詰めが甘いのと時間が確保できないのと、ギミック分かりづらいよお……。しかも、限定任務は最後の1つをやりそこねてしまい限定装備の戦車を取り逃がしました。これはつらい。
艦これ二期以降のイヴェントについて言えることなんですが、イヴェント前とか直前には楽しみな気持ちが強くても、始まってからは情報なくては出撃できないうちにだんだん億劫になってきてしまう。そんな情動の繰り返しがここ最近のイヴェントの受け止めになってしまっています。
情報なくても出撃できるように、自分の艦これ力を高めるとかサブ艦多数用意して対応力を高めるといった日頃の準備が大事ないつもの艦これです。サブネルソンも時間があれば入手できたかもしれない。もう少しだけうまいことやれるように、今回の反省として考え直さなければ。
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【自転車旅行の相棒】ほっぽちゃん(北方棲姫)人形【艦これ】
新しいブログを投稿しました!『【自転車旅行の相棒】ほっぽちゃん(北方棲姫)人形【艦これ】』https://dtman.info/?p=18398
自転車旅行での僕の相棒、そしてマスコットキャラクター、さらにはアイドルとして持ち歩いている艦これのほっぽちゃん、こと北方棲姫のお人形 フロントキャリアの本来ライトを付けるべきネジ穴にボトルホルダーを無理やり付けて載せている 「これはなんだ?」とたびたび地元民にも聞かれるので話の種にもなる それで一人旅?とか聞かれたときに友達がいるよ!ってこの人形を指差せばウケを狙える 台湾であった自転車旅行者にもお人形さんを持ち歩いている人がいた インターネットを見ててもそういう旅行者はたびたび居るようだ http://someyoung.web.fc2.com/equipments/text_equipments_other_yukkuri.html 染谷翔さんなんか大きなゆっくり霊夢、魔理沙人形の2つも持ち歩いていた 自転車走行に直接、役に立つようなアイテムではないけれども、こういう遊び心は大事して…
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