#前ピル
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何年か前私はここでインスタントオナニーの話をした。名前の通り手っ取り早い自慰行為なんだけど、今はその逆でタイパより丁寧さに最近力を入れている。手っ取り早くしすぎたせいで、慣れもあったし、なんせ、行為自体早く終わらせなきゃ悪、みたいな思いが勝手に付いてきていた。セックスレスにも繋がるけど、慣れと手っ取り早さを行為に当て嵌めてはいけない。
最近読み始めた本がある。アンソロジー本で『私の身体を生きる』各著者の性や身体に関することがエッセイとして書かれている。私の知らない部分を見入っては圧巻というか関心というか。20代後半になって性に関することで悩んだり通院することになったり三大欲求であると共に切るに切り離せないものだと思っているので、これを機に振り返ってみようと思う。
私の初体験は知らない男だった。知らないというのは素性をそこまで知らずインターネットで知り合った男だった。私は16、向こうは32。家の縛りや慣習に辟易として早く捨ててしまいたいと思っていた。初めて行ったラブホテルは部屋になぜか自転車が置いてあったので今でも印象に残っている。わからないなりに咥えたり喘いでみたりしたけど挿入時は痛みがあった。出血はしなかったことに安心した。その後、大学進学のための上京で欲が爆発した。行為が好きだった、裏にはいつと贖罪があった。好きにさせてしまった、と思えば身体を差し出して許しを乞うてみたり、可哀想だから、と頭ひとつ出て相手を見下している部分もあった。そんな私を知った母親から「私は純潔で父に捧げた」と言われた時は取り戻せない後悔より、だから?と見下していた。
コロナ禍に学生に戻った時なんてTinder無双をした。チンソムなんてしょうもない事もしていた。
欲だから浮き沈みもあって、修論書いていた時は1年間性行為と無縁だった。っていいように書いてみたものの、無双の中で出会った男に無理矢理犯されて痛みと共に下物の色がおかしくなってその時初めて婦人科に行った。M字開脚に放心になりながらも、異形成と知りコルポスコピーも受けた。癌になるかならないかのグレーゾーン判定を受けた時は人生呆気ないかも、と思った。結局なんやかんやで生き延びているし、最近の定期検診も大丈夫だったので適度に生き抜いていきたい。
再社会人になってからも少し遊んでいたが、ピルを飲み始めたら体調が悪くなった。常に気持ちが悪く、欲もどうでもよくなった。丁度その頃付き合い始めた恋人と燃えあがるような想いと行為だったのに、ピルと具合の悪さが続いて花火のように消化してしまった。ちょっとした興味本位もあったのに、なんだかなぁ。
夜になると欲を消化しないと眠れない日々が続いた。冒頭のようにしていたら、上手く達せられなくて、脚ピンの良くない体位でどうにか、を繰り返した。パブロフの犬。
夫婦間のレスの投稿をXかnoteかはてなで読んだ。行為が嬉しさだと気付いたような文を読んだ時は、幸せの先の嬉しさか、嬉しさゆえの幸せか鶏卵になった。
飲み会や日常で聞く下���タに嫌悪を抱いている。どうでもええわ。が核心。勝手に私の知らないところで勝手にどうにかしてください。奥ゆかしさこそみたいなものもある気がする。(知らんがな)
29にして常日頃将来を見つめ直し思い悩んでいる。性もそう。このままじゃと思って伝えたけど、家族になり過ぎる前に妊娠出産を得ないと安寧に縋ってしまうかもしれないと自分自身で思う。この脅迫概念に近しいものは、時期やイベントが過ぎれば呆気なかったなと思うかもしれない。わからないが故に時間と共に杞憂して焦っている。女故の性に囚われてしまっている。
消費期限と揶揄されることがあり、焦るにせよみないにせよ人生80年、100年ある中でなんたる微々たるものよ。
私の性は自分のものでいたいけど、世間的にといい家族といいレールに敷かれる上でぞんざいに扱われている気がする。
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Mouthwashing 「ある医務室の記録」
アーニャに関するごく短い掌編
<出航1週間前>
「1年ってだいぶ長いじゃない。よく受ける気になったわね。」
「かなり迷ったんですけど、終わったらいい額の臨時ボーナスが出るって。それなら奨学金の返済が楽になるし、今後のことを考えたらいいのかなって。」
「そうなの。まあ、部門縮小の噂もあるし、もらえるうちにもらっとかないとかあ。長期航海は小規模チームでも短期とはまたべつの大変さがあるから、いろいろ気をつけてね。」
「はい、メンバーはベテランぞろいらしいんですけど。自分は長期ははじめてなので、船医としてやっていけるかちょっと不安で。」
「あんまり根詰めないほうがいいのよ。そうだ、帰ってきたらお祝いに、このまえ本社のそばにできた、話題のちょっといいパフェごちそうするね!」
「気が早いんじゃないです��?でも……ありがとうございます、楽しみです。帰って来た時も、まだお店あるといいな。」
「確かにねえ。」
<発見3日後>
「そこ、3号、鼻から血を流してるほうの奴な、バイタル記録みたら二人分らしいぞ。」
「そっすか。」
お得意さんからまわってきた孫請け仕事の事故処理現場は、思ったよりきれいで助かった。ロケットの損傷は軽微、現場の保存状況は良好、内乱で死んだらしい死傷者たちの外傷・腐敗は最小限で済んでいる。空気が漏れた宇宙船の破裂した人体ほど悲惨なものはないから、だいぶ運がよかったものだ。その分、苦悶の表情がよく見える。
けれど、その表情の先を読み取ることはしない。仕事を続けるためには必要なことだ。それが自分の仕事。それで金を受け取っている。3号の顔は物言わず虚ろなまま自分を見つめ返す。この船はもうすぐ爆破処理される。船は会社が抱き込んだ査定員のもとで保険金へと変わり、その金は会社と遺族へ引き渡されるだろう。仕事は終わり、金だけが巡っていく。
あなたは必要なものを受け取った?
<衝突30分前>
銃だけは、ぜったいにあの男に渡してはいけない。
緊急避妊薬の使用期限は過ぎてしまった。どうしてバイタルチェックを見逃してしまったのだろう。ピルは飲んでいたはずなのに。でももう泣き言は通らない。結果だけがすべてだ。妊娠したことを告げたとたん、あの男はふらふらとなにも言わずに立ち去った。
ふしぎと驚きはなかった。期待していたわけじゃない。予想しなかったわけじゃない。けれど、強い失望だけがそこにあった。
不安とさみしさとプレッシャーの中で、あの男と関係を持ってしまったことをどれだけ悔いただろう。こちらを馬鹿にしたような素振りも、身勝手な欲望もイヤで仕方なかったけれど、決して私のことを見ることのない昏い瞳が見つめる先にいるときが、この逃げ場のない宇宙船の中での逃げ場所だった。
でもいまは、それ以上に嫌な予感がする。去る時に見た焦点の合わなかった目は、もうなにをしでかすかわからない気がした。
自分はあの男のメンタル不全の兆候を見逃したのではないか?同じく失調気味で、あの男のことに関してはまったく頼りにならない船長に、彼のメンタルチェックを任せたのは適切な判断だったか?船長の「異常なし」の所見を、本当に信じてよかったのか?精神を崩した患者に、過剰なショックを与えたとしたら……
ドン��、と強い衝撃が襲う。バランスを崩した身体が床に叩きつけられた。
<過剰投与3日前>
『船医であるあなたが、船員のこころと体を守るの。完璧はむりだけど、せめて船を動かし続けられるように。だから、絶対に医務室��は主導権を渡してはだめ。医務室の主はあなた。どんなベテランだろうと船長だろうと、みんな等しくあなたの患者なの。患者の健康管理があなたの責任。わすれないでね。』
先輩の言葉が今さらよみがえる。ここは、医務室は、もう私の場所じゃない。部屋の中央で船長だった肉塊が苦しみの声を上げ続ける。それを聞くことがつらくて、あの男に鎮痛剤の投与を任せたら、ずっとこの部屋に入り浸りはじめた。私のことも、お腹の子のことも、一度も口にせずに、船長の包帯を巻きなおし、薬を飲ませ、甲斐甲斐しく世話を焼き続ける。本当は、あの男を追い出して、私がしなければならないことだとわかっている。船長には船長として、船医には船医としての役割と責任がある。でもその苦しみを引き受ける気には、どうしてもなれない。
船医なのに、自分自身も、船長も、あの男も、この子のことも、だれの健康も守れなかった。
今となっては、この船全体が病んでしまった。船内はどこに行ってもアルコール臭いマウスウォッシュの臭いが漂い、きもちわるくて吐きそうだ。もうずっと、だれにも言えないけれど、気分がわるくてきもちわるい。媚びを売るようにして手に入れた鎮痛剤は、私ではなく船長のためのもの。食事管理もバイタル管理もなくなって、もうこの船に健康なんてどこにもない。
医務室の椅子に座って、うめき声とあの男がなにかぶつぶつ言う独り言を聞きながら、ただ失敗した、責任を果たせなかったという考えだけが頭に浮かび続ける。
<過剰投与3分後>
くるしいくるしいくるしい。
だけど最高に気分がいい!!
ロックのかかった医務室の中、なすすべなく横たわる船長と自分だけがここにいる。
今、ようやく、この部屋の主は私だ。だから私が患者の、自分の生死を決める。
あの男が逃げ出した責任、私の果たせなかった責任、すべてが身を苛んであまりにも苦しい。この身体もお腹にいる子も生きたいと叫び続けているのに、私はもうこの苦しみに耐えられない。
鎮痛剤を船長に分け与えれば、この意味のない苦しみを終わらせられるだろう。けれど私はただ、私に終わらない苦しみを与えたあの男と船長が、より長く苦しむことだけを願っている。希望のないこの場所で、生き続け、苦しみ続けることを!!
……私はどうして、医療の道へ進もうと思ったのだろう。
もう悲しくはないのに涙があふれる。口の中を埋めつくす味のしない薬を噛み砕きながら、食べに行くことのなかった生クリームと果物たっぷりのパフェのことを思い浮かべた。
あとがき
誰にもかえりみられることもなく失われたものと彼女の責任について���
労働SFが好きなので、被害者としてだけでなく労働者としてのアーニャ見たかったなあと思ったので書きました。満足。
被害者としてのアーニャについてはこちらの考察を参考にさせていただきました。深く感謝。
【Mouthwashing】感想+考察|鹿
なお、後半アーニャが自分のことをひどく責める描写になってますが、男女比率の偏った孤立しがちでプライバシーも確保できないろくでもない労働環境(会社がわるい!)と不測の事態のなかで、非熟練者なのに頑張ったと思ってます。
いつかおいしいパフェを食べてほしい。
(おまけ)
ジミーとカーリーに関する所見+Mouthwashing感想
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2024.07〜2024.08 ひとこと日記
7.30-朝寝坊してバイトを休んだ。夜に彼と口喧嘩した。ないものねだりばかりしてしまう。今週末、彼がチェコから日本に迎えに来るのにこんな状態でどうするんだろうね。
7.31-1ヶ月限定バイトの最終日。まわりのひとに大変良くしてもらった。チェコに行くことをリーダーのおじちゃんに話したら30年前にカナダで買ったオリンピックのトナカイのキーホルダーをくれた。大事にとっておいたのか、袋に入ったままで状態の良いものだった。わたしがこんなものをもらっていいのだろうか。
パリ五輪の男子バスケ/バレーの試合を観る。誤審ピック。
8.1- 茹だるような暑さ。何もしたくない。ちょっと黄体期特有の精神不安の症状が出てる気がする。ピルを飲み始めてからはほとんど見られなかったのでこの感覚に懐かしさを感じる。高校〜20代前半はかなり悩まされていたな。
8.3-チェコの彼が日本に来た。
8.9-チェコの彼がチェコに帰った。
8.12-母親と縁を切った。わたしに対する父の本音を聞いた。夜、居場所がなくてネットカフェにいたけど、男臭くて嫌だった。
8.13-ちょっと詐欺らしいものに引っかかってしまい、でもクーリングオフ期間だったので解約できて全額戻ってきたのでよかった。心がフラフラになってるから騙されやすい。
8.14-彼の誕生日。南海トラフは来なかった。新しいアパートを決めた。不動産の担当が仕事できなくて不安。
8.17-彼とわたしの今までの思い出アルバムを3時間くらいかけて作った。仕上がりが楽しみ。
8.18-アルバムが出来上がったのでカメラ屋に取りに行く。完璧な仕上がりだった。これを渡しても心が戻って来なかったら諦めがつくと思った。今日、彼はイギリスから帰国。
8.19-内定先の代表と融資を受けた銀行の担当者とのやり取りを聞いていて、絶対この人の元で働いたら後々面倒なことになると思った。
8.20- 代表と話をして正社員ではなく業務委託で仕事を受けることになった。それでよかったと思う。思ったことはなんでも言ってくれと言われてたので、昨日の銀行とのやり取りのこと正直に話したらそれは言ったらだめだったらしく怒っていた。わたしには判断がつかなかった。/パソコンがようやく直ってうれしい。SSDを交換した。
8.21- 最近、早朝に目が覚めてしまう。ひたすらTwitterをスクロールした。意味のないことをして現実逃避したかった。夕方までうたた寝とそんなことを繰り返していた。/今更Wednesdayを見始めた。ハンドが可愛すぎる。わたしもほしい。
8.22- 久々に弟と出かけた。憎たらしくてかわいくて大好き。通っている塾でどんな指導を受けてるのか分からないけど、あんまり良くなさそう。でも私の子ではないから、私に決定権はない。
8.23-朝起きたら風邪っぽい。代表が38度も熱があったのに隠して私を事務所に呼んだからもらったな。地獄に堕ちてほしい。/不動産会社の求人に応募している。職務経歴書を修正していたら、今月末で有効期限が切れる資格があることに気づく。更新のための試験を月末までに受けなきゃ… / ずっと寝ていても頭が痛くなったり筋力が落ちたりしなければいいのになぁ
8.24-明日、あの事件ぶりに彼会う。まだ2ヶ月か。すごく昔のことのよう。図書館へ行って、彼に手紙を書いた。/ 一日中眠たいけど、涼しい部屋で好きな時間にゆっくり眠れない環境だから早く引っ越したい。明日面接なのもだるい。
8.25-午前、面接。9時17時の求人に応募したのに、実際は8時45分18時だった。最近こんなことばかりな気がする。/ 午後、元彼に会う。本当はすぐにさよならのはずがカフェでゆっくり話をした。アルバムはパラパラと見ていた。心に届いてなさそうだった。別れ際、これで最後って言われたけど私は信じない。だってハグした時、思い切り勃ってたから。わたしのこと、まだ愛してるに決まってるなんて思ったらだめでしょうか。
8.26-オンラインの日本語教師登録をした。自己紹介ビデオをつくってみて、思いのほか楽しかったけどめちゃくちゃ疲れた。動画編集を仕事にしている人、尊敬。/ Amazonの配達サポートの在宅ワークに応募した。応募に必要なテストが実際の仕事のシミュレーションのようで楽しかった。受かるといいな。/ なんか今日とてもがんばった感あるけど、まだ無職、家無し。
8.27- 賃貸不動産会社の1日入社体験。当然無給だと思っていたけど、最後に日当をいただいて驚いた。何もしていないのに… 。今回は勤務条件が募集要項と違っていたので辞退するつもりだけど、今後、就職先を決める上で勉強になったことがたくさんあった。動いてよかった。
8.28-アパートの契���完了。あと3日。父に来週出て行くからお世話になりましたと伝えたら、夕ご飯に少しいいものを買ってくるようになった。わたしがほしいのはそういうことじゃない。/ 夜、悩んだ末に元彼に電話。地雷を踏まないようつま先立ちで会話する。引っ越しを手伝うかどうかは明日まで考えさせてくれ、と保留。会いたい。
8.29-「引っ越し手伝うよ、でもよりを戻すわけじゃないからね」と連絡が来た。
8.30- 今日現在稼ぎ口がメルカリしかない。エネルギーが有り余っているから配達なんかのアルバイトをしたい。
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当たり前だが、結婚=妊娠しても大丈夫!ではないし、結婚していても子供を望まないときは避妊をする。 その避妊について既婚者の立場から言わせてほしい。 日本は本当に避妊のハードルが高すぎる。 子供を望んでいない時に、できる確率が高い性行為になってしまっている。 散々言われてきたから聞き飽きているかもしれないが、 あえて避妊をできないようにされているのではと思ってしまうくらいに阻まれている。 ピル・アフターピルのOTC、避妊注射、避妊パッチなど、これだけ沢山の避妊法が存在している日本は認可されていない。 女性が「自分の意思で」「安全・安価・手間がかからず」「自分の体を妊娠しないようコントロールする」方法がほとんどない。 子供を望んでいなくてもパートナーと性行為をすることはもちろんあるだろう。 そこで未婚既婚に関係なく避妊の問題が出てくるが、日本は避妊方法がそもそも入手できない、実施できない、できても高価、自己責任で個人輸入などになってくるのだ。 しかももし妊娠してしまったら危険性の高い掻爬法が主流で、夫のサインがないと中絶もできない。 妻が体力的に精神的に金銭的に限界で妊娠の継続を拒否していてもサインせずに妊娠出産を継続させることができる。 (これについては男性全体を批判しているわけではなくDVでよくある事例としてあげています) 正直こんな状況で、既婚でも妊娠する危険性を考えてセックスレスになる女性は多いのではないだろうか。 安心して夫婦間、パートナーと性行為をしたいから、したいなら、避妊のハードルをとにかく下げてくれ。 セックスレスもつらいだろうけど、妊娠に怯えながらセックスするのは恐ろしいんだよ。 パートナーとすら安心して性行為ができない、させない環境に追い込まれてしまう日本に危機感を覚えるよ。 ※未婚女性が避妊について話すと「婚前交渉しなけりゃいい」なんて声が四方八方から飛んでくるので既婚女性の立場から話しましたが、全ての女性に安全な避妊法をというスタンスで投稿しています。
あまり語られない既婚女性の避妊について※ツリーに追記
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海外長期滞在にあたり1番懸案していたピル問題、通院してるクリニックからは病院から実家に届けてうんぬんかんぬんって言われたけど、別のオンライン処方の問診であっさり3ヶ月分出しますと言われたので拍子抜けした。が、解決できそうなのでよかった。3ヶ月分が無くなる前に頼んでOKらしいから、渡航前に少しずつ買って溜めておけば問題なさそう。何なら日本はピル後退国なので海外の方がよっぽど安く買えそうだけど。でも避妊や生理不順目的ではなく子宮内膜症治療用なのでできれば普段の薬を飲んでおきたい。まだ親に伝えてないのと進学するなら前払いで学費の半分をデポジットとして払えと言われていて、ひよってる。なんだかんだ言って結局行くくせに、ね。
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キニピと私6回目の逢瀬
回数も積み重なってきた6回目、前回5回目でお泊まり+前戯までは到達したものの、未だに肝心なことがハッキリしていない。そう、我々の関係性である。付き合っているのか、それともゆくゆくはセフレになるのか、それともただの気まぐれな行動だったのか。このことが気になってこの1週間まともに眠れなかった。
6回目の予定はこう。休日仕事を終えた私が、お休みのキニピの家に泊まりに行って、翌日アウトレットへ出かけるというもの。最初はアウトレットに行くという予定だけだったが、前日の予定がなくなり、追加でお泊まりをするのはどう?と提案が来た。とっっっっっっっっっっても嬉しかったんだけども、一つ懸念点があったのです。それは5回目終了後、6回目までに生理を終わらせておこう!と思いピルを休薬したものの、その生理が全然終わりそうにないということ。いくら悩んでも生理は終わらないし、時は刻一刻と進むばかり、私は意を決してキニピへ生理がぶり返している。生理中だけど気分と体調は変わりない。泊まりに行ってもいい?と確認 返答は体調を心配するものだった。嬉しい!と思いながら、お泊まりデート続行決定。
この先はお泊まりデートの実際のお話。職場から電車で1時間半かけて、キニピ宅の最寄り駅へ着いた。駅を降りてすぐに、大阪といえば!!なスーパーの赤々とした灯りが目に入った。その直後迎えに来てくれたキニピの車が目に入る。キニピの車に乗って家へ到着。ご飯作って待ってる。と言ってくれてはいたものの、出されたのはアヒージョと、パエリアとローストビーフ(ローストビーフのみお惣菜)おしゃれすぎてびっくり仰天。おしゃれご飯に似合わないキニピの部屋着をきた私。もちろんおいしかった。なんやかんやでベットに入って就寝と思いきや、またキニピの腕が私の胸元へ。そんなこんなで生理中だけど初めての性交渉。結果血まみれ。ちゃんとゴムはつけてましたが(彼が)そんなこんなでお泊まり中に3、4回致して、睡眠、ゴロゴロ、睡眠を繰り返した我々はアウトレットへ行くのを諦め、晩御飯を食べに外へ繰り出しました。いつもの回転寿司が君とならとっても美味しくて輝かしく見えました。その後食べに行ったフルーツパフェ、私以前、フルーツについて散々な文章を書いていたけれど、実はフルーツ大好きなんですよね。嫌いは好きの裏返しってやつですね。フルーツパフェと首から下だけ映った彼の写真はいまや宝物です。 いやはや、こんなことを言っている場合ではない、お泊まりの最中に何度かセックスしたものの、相性悪いからポイ捨て、なんて悲惨な未来を私は受け入れられそうもないので(これが現実になったら私は東京初期衝動しか聞けなくなる)今更ながら急ぎ早にキニピへ聞くことにした
「ねぇ、私達ってどういう関係ですか?」 (9つも年上なので聞きづらい質問をする時などに敬語になってしまう)
「え、付き合っていると思ってた」これが第一声
「え?付き合ってるの?いつから」「前回お泊まりした時、そんな話したよ。返事はなかったけど」「え?した?してないよ。え?いつ」「いや前回…まず付き合ってない子は家にあげないよ」「わかんないじゃん、セフレを家に上げる人もいるし、都合のいい関係かもしれない。曖昧なはじまり方だと曖昧に終わるって��うじゃん…」「そうなの?」「うん…聞いたところによるとだけど…じゃあ、付き合ってくれるんですか?」「はい」「よろしくお願いします」こんな流れで正式に付き合うことが決定しました。(一語一句思い出すことができないけれど大体こんな内容)思い返せば前回「かなり年離れてるけど大丈夫?なんか雰囲気変わったね〜どうたしたの?付き合ったの?って言われるんじゃない?」とか言ってたなとは思ったが、年下をおちょくってるのか、想いを伝えているのか、非常に分かりづらく、もどかしさと不安でヒスりそうだったので、ロマンも雰囲気もクソもないけどストレートに聞いてしまいました。
今私に残っているのは散々寝たのにまだある眠気と、キニピと付き合えた安心感、幸福感と、久しぶりにセックスしてできた会陰の裂傷(股裂けて痛い)です。今までたくさんの人と付き合ってきたというキニピ、私たちの関係が終わってしまったその時、この日のことはもちろん、私の存在ごと綺麗さっぱり忘れてしまいそうだから、私だけはこの三日間の出来事を、今、今日の気持ちを赤裸々に記録しておきたいと思います。
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明けない夜は明かすのだ
わたしはPMSで人間関係をぶち壊しにした人生を歩んできた。
胸がデカいからか知らないが、昔からPMSがひどかった。おなかは痛いしイライラするし死にたくなるしなにもできなくなる。でもみんなそうなんだろうと思ってたし、どうにかできるもんでもないと思ってた。
大学4年のとき、就活が全然うまくいかなくて年中鬱だったからか。それまでもずっとひどかったけど、その年はPMSに耐えられなかった。長年の友達を一人失くして、仲が良かったバイト先の人たちとも縁を切った。修復はできなかった。
その後働くようになり、ものすごく仕事ができないのに面接だけがうまくプライドがバカ高い人をOJTで教えることになった。その子が無能というのはさておき、人間に対してこんなにもキレてしまうことあるんだろうかと、不安に思っていろいろ調べた。
そしてPMDDという、PMSの精神的な影響が強く出る病気を知った。治療しているところが非常に少なく、都内近郊でも数件。その病院に通ってから少しだけ落ち着くようになったように思う。
どう考えても受診が必要なメンヘラだったのに、それまでちゃんと精神科に通ったことはなかった。それからPMDD以外の鬱とかもそこで頑張って向き合って、なんとかやれるようになった。
その後、ピルを飲むようになってキレてどうしようもなくなることは減っていったけど、病みはするし太りはするし、むくみで頭痛がひどくなったり色々な副作用があった。中性脂肪の値があがったりもした。ダイエットして解消したけど、ピルをやめてからの方が明らかにダイエットスピードが速まって、副作用の強さを思い知らされた。
ピルを辞めてから1年ぐらい経って、またPMDDがひどくなってしまった。改善されたと思ってたけど、精神科の薬ではなくピルの影響が大きかったのか?それとも、飲むのをやめて体質が変わってしまったのか。最近は本当に、生理前の不調がひどい。
そうして久しぶりに、PMDDきっかけのケンカをしてしまった。
大好きな友達の誕生日当日だった。だから、おなかが痛くても帰りにくかった。生理前だからヤバいってわかってた。でも一緒に祝ってあげたかった。そうして無理して身体もきつくて、ちょっとしたことにも耐えられなくなって���これまで我慢していたものが爆発した。
その日の夜にあったディナーの予約はなくなって、プレゼントも渡せなかった。どんな理由があったとしても、大事な友達の大事な日をぶち壊しにしたのはわたしだから。その日と次の日はずっと泣いた。そうやって泣いて被害者みたいな自分もいやだった。
そんな風に病んでいたら、心配した別の友達が「わたしの好きな映画です」と、“夜明けのすべて”を教えてくれた。その方は映画に限らずいろいろなサブカルを浴びるように生きている。ただ浴びるだけじゃなくて、そこから感受性をものすごく育ててきた人だと思うから、この人の言うことなら……と、天邪鬼なわたしは、映画ではなく小説を読むことにしたのだ。
すごく読みやすい。不自然さがなく、サクサクと読み進められる。語り手が入れ替わってもスムーズに受け入れられるし、視点から見え隠れする世界も面白かった。だからこそ、PMSとパニック障害という題材の重さ、辛さ、どうしようもなさが容赦なく心を突き刺してくる。どちらかの経験がなくても感情移入できるのではと思うぐらいに的確に表現されている。
わたしはパニック障害にはなったことないけど、PMSのパートは自分が題材になってるんじゃないかというぐらい自分すぎて、いたたまれなくていっぺんに読むことはできなかった。少しずつ読み進めてはまた同じ辛さが刺さる。「ダメな気がするけど、いけるかな」って大丈夫な方に賭けて、やっぱり失敗しちゃうところなんて、もうあの時のわたしでしかなかったもの。
こんなにつらいことばっかりで、この物語に光なんてあるのかと、つらい時期は少し読むのをお休みした。そして、少し落ち着いたので一気に読み切った。最後には、ちゃんと光が差し込んでくれた。
理解のある彼くんがいないと結局は報われない、と言ってしまえばそれまでなのだが、それはそれとしてちゃんと、自分の短所とどう向き合って、どう生きていくかという明るい解決策が提示されているのが非常によかった。
わたしも、自分に言い訳ばかりしていないで、やりたいことをやるためにどうすればいいか。現状の中でどう動いたらどういう風に近づけるかというのを、頑張って考えてみようと思えた。
最近は、親ガチャとか顔面格差を理由に最初から諦めてしまう、努力をしない若者が増えているらしい。こんなことを書くとばばぁみたいだが、若者からは10年経っているのでもう言ってもいいですか?わたしだって貧乏だし顔もすご~く可愛いわけではないし、病気もあります。でも、やりたいことをやるために、いろんな方法を試したり、環境を変えてみたりしようと思う。10年無駄にしたわたしも頑張るので、若者、諦めないで。若さの可能性は無限大なんだよ。
明けない夜は、なんとかして明かせばよいのだ。理解ある彼くんはいなくても、わたしには指針となる物語���差し伸べてくれる友達がいる。いろいろもがいて遠回りをして、ここまでたどり着けたんだ。
真っ暗闇で何も見えなかったわたしの空は少しだけ白んで、遠くの星が一瞬輝いたかもしれない。
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627 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:24/10/28(月) 06:11:39 ID:mo.gk.L1 勤め先に顔はいいが癖が強いバツ5の52歳の上司がいる。 「結婚を考えてる女性がいるので、こちらで働かせて頂けて嬉しい。がんばります」という中途さんに、 上司が「君はまず、男らしい男になるべきだ。君には男らしさや華やかさなどが欠けている。そう思わないか?」と熱弁。
バツ5に言われてもなあとみんな苦笑いで話を聞いてた。 最初は 「俺は今付き合ってる23の彼女に良いものを見せてあげている。いろんなブランドショップに連れて行って、物を見て回る。 購入したりはしないけど、良い店員の接遇を見ると世界が広がるよ」 と言っていて、馬鹿なおっさんだなあとしか見てなかった。
だけどカバンの中からアフターピルを取り出して、 「これ君にもあげる。する前に飲ませなさい。妊娠させたら離婚の時面倒だよ」と新人に渡したところで全員本気で引いた。
上司、彼女とやる時は必ずアフターピルを飲ませて避妊具なしでやるらしいw今までの奥さんともそうだったと。 知り合いの産婦人科医に処方してもらってたらしい。
思わず「アフターピル事前に飲ませるのが思いやり?」と言っちゃったよ。
上司が「そうだよ?だって妊娠の危険がないんだから女性にとっては嬉しいプレゼントだろ?」と言うので、女性陣が 「そもそもピルって副作用も出る薬ですよ。知らないんですか」 「それを自分の快楽の為に飲ませるのが思いやりというのはちょっとヤバいって言うか… 本当に思いやれる人はそんなことしないです」 というとむすっとした。
男性陣に「普通だよな!?」と同意を求めたけど、男性陣もマジトーンで 「いや、普通じゃ無いです」 「本当にその23の女性と付き合ってんのか知らないですけど、彼女にそれやるのまじやめた方が良いですよ。 最近の若い子、マッチングアプリで会ったヤバいおっさんはネットですぐ晒しますよ」 と言われ、
「俺は5回も結婚できたんだぞ、君達なんか一回しかできてないだろ」 「俺は彼女になる女に何万ものディナーを食べさせてる、君達にはできないだろ」 「今まで言わなかったが俺は????大卒だし、君達よりも学歴も良いし、教養もあるつもりだ。不快な発言は君たちの方」 「女性の避妊はマナーだ、君たち女性陣はすっぴんで出社するのか?しないだろう。彼氏の���めに飲みなさい。 彼氏に我慢させるのは失礼」
と中途さんの歓迎会の途中なのに1円も払わず帰っちゃったし、その翌日メールでご丁寧にアフターピル処方の オンラインクリニックのURLまでつけてきやがった。
その翌月、「あれセクハラで訴えられるんじゃね」ということで中途さんを除いた相談室に全員で相談 (中途さんを巻き込むのは可哀想だと思った)。
上司は降格処分確実らしく、めちゃくちゃ凹んでる。 本部長も「あれは俺たちの世代から見ても気持ち悪いし、ああいう奴だからバツ5なんだろうな」と呆れてた。
628 名前:名無しさん@おーぷん[sage] 投稿日:24/10/28(月) 09:08:15 ID:hN.m4.L9 [1/3] 本当に気持ち悪い 本当に気持ち悪いな
629 名前:名無しさん@おーぷん[sage] 投稿日:24/10/28(月) 09:19:58 ID:6x.ua.L1 >>627 そのキモ上司以外の職場男性陣は皆さんまともで良かった 顔は良くても人間性がウン●の人間は誰とも付き合わずに朽ちてほしい
630 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:24/10/28(月) 12:59:21 ID:mo.gk.L1 [2/2] >>629 やっぱキモいよねw 顔はいいが本当にそれだけで、カラオケでドヤ顔でYOASOBIのアイドル歌うんだけど ほんっとうに元SMAPの中居並の歌唱力なのに韓国アイドル並みに表情作ってきたり、 多分自分を客観視できない人なんだと思うわ
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彼女は、過去数世紀に私たちが目撃してきた進歩、その頂点は「ピル」ですが、それがどういうわけか女性を商品化してしまったと考えています。それ以前は、女性は人として評価されていましたが、今では魂のないファックボーイの長いカジュアルな関係の長いリストの中の単なる数字です。
女性の依存は現実だが、悲劇ではない
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7/31 孤独な目論みでしか救えない
昨日、低容量ピルをやめると決め、副作用でPMDD発症して悲しみと苛立ちでラジオ中に泣き出し収録を中断して、更に今日も仕事を当日欠勤するほど気が滅入っていた。
一日中布団の中で泥のように泣いて疲れて寝て、動物のようにゆっくり起きて騒音の中を散歩した。肌荒れとむくみで醜いという自意識と、どうでもいい他人のどうでもいいマウント話、ここ数日での自分の失敗、先が見えなくて暗い未来たちが、どうしても頭の中を占領してくるので、散歩は続かなかった。
撮影の打ち合わせも、時間を変更したりしつつ気が乗らずにいると、息子の突然の発熱でながれた。そのことが良かったとは不義理なので言い難いが、まだ1人で構想を練りたかったのもあるし、しょうがないかと思うにも至らなかった。
8度5部も熱があるのに異様に元気な息子にご飯を食べさせて、配偶者にもご飯を作り、向き合ってご飯を食べた時、今日が7月最後の日で、配偶者のライブのフライヤーをつくると約束をしていて、今日が仮で設定していた締切のその日だと気付いた。
配偶者は急かすつもりはないらしく、仮に設定した締切だったので、私は気付いたことを口に出さなかった。食べ終わって皿を洗うまで順調に事が進んだので、フライヤーの作業をするつもりもなく流れでパソコンを開いた。いつのまにかフライヤーの骨となる見出し等のデザインが完成していた。
私には目論みがあった。
いつも通りフライヤーを作っても私の中で何も面白くないし、依頼者である配偶者は子供が描いたような手書きの下手くそな架空の植物の観察日記を資料にあげて、私の好きなデジタルに偏ったコラージュ技法の特徴を全否定したのだ。そこで私は一度デジタルで作ったものを印刷して手書きで作り直そう��いう計画を企てていた。
パソコンを開いた瞬間にこの任務が脳内に再生され、無意識にデザインが完成した。そして私は、あの悲しみと苛立ちはこの孤独な計画遂行にしか救えなかったのだと気付いた。その時には穏やかな気持ちで自分の作ったデザインを眺めており、修正点や次の段階について前向きに考える事ができた。
そして私はこのような孤独な目論みが、一つだけではないことに気付いた。今日打ち合わせが流れた撮影も、まだ孤独な目論みでなくてはならなかったので、こうなるのが必然だったのかもしれない。目論みを実現させていくことのみが私にとっての本当に楽しいことなのだ。肌荒れとむくみで醜いという自意識と、どうでもいい他人のどうでもいいマウント話、ここ数日での自分の失敗、先が見えなくて暗い未来たちは、何も変わらないまま私の頭の中を占領しようとするが、私は孤独な目論みを現実にするその過程を楽しむ為に、更に孤独になろうと決めた。
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April
written&dir. Dea Kulumbegashvili
2025年4月25日 BFI NFT2
ジョージア(グルジア)のデア・クルムベガスビリ��督の二作目。2024年東京フィルメックス最優秀作品賞受賞。ジョージアの地方の病院の産科医ニーナ(イア・スヒタシビリ)が担当した出産が死産であったことで、帝王切開での出産を選べば子供は救えたのではという疑惑をかけられ調査される。ニーナはシフトのない時は村まで出向き、望まない妊娠をした女性に密かに堕胎手術を行い、病院でもティーンの既婚女性にピルを渡し、使用法の説明をしたりしている。
撮影はアルセニ・ハチャトゥラン。フイルム撮影で捉えられたジョージアの田舎の風景、特に晴れから雷雨、夕焼けといった広い空、花々の美しさはすばらしい。しかしシーンによって手持ちカメラの手ブレが気になってしまう。撮り方もちょっと変わった感じで、登場人物の主観カメラのようなシーンがしばらく続いたあとにその人物がフレームから出てきたりする。音響の演出も独特で、特に冒頭の激しい雨や前述の雷雨のほか、呼吸音がポイントポイントで強調される。これは中盤の堕胎手術シーンで「深呼吸して」と患者に指示することとも関係するのだろうか。
今まで見てきたジョージア映画とも通じる、特に地方において厳格な家父長制社会下における女性の置かれている状況をリプロダクティブライツの観点から産科医を主に据えて描く。自然出産と帝王切開の映像の間に堕胎手術のシーンが据えられているのは、産む機械として扱われる身体のおかれる状況をストレートに映し出している。ニーナ本人は村に車を走らせる途中で適当な男性を見つけては性的な捌け口として利用しているかのような描写が出てくるのがある意味面白い。 『ブラックバード・ブラックバード・ブラックベリー』 とも通じる、自分の人生に男性が関わることを断固として否定する中年女性という主人公も、それこそ 「解明的」 な地域以上に存在感が強いのも興味深い。ニーナの心象風景のような 「クリーチャー」 が時々出てくるのは個人的な好みからするとちょっともったいぶりすぎに見えた。
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2025.04.12
限界〜!となりメンタルクリニックに行ったぜ!
▪︎経緯
今の仕事は2023/11くらいから入っていて、自分たちで完全に新しいお客さんを切り開いていくみたいなお仕事で正直めっちゃたのしかった。会社からもお客さんからもかなり信頼されており、忙しいけど会社入ってから一番やりがいのある仕事でいきいきと働けていた。(しごでき度はそこそこ、人当たりがかなりいいという私の特性にハマってます!)
2024/11くらいから、うちの会社側のメンバーが増えて、前まで別の協力会社さんがやっていたことをうちの会社が引き継ぎます、というフェーズに入ったため、新規メンバーに説明しなきゃいけないことが増えた。会社のリソースプランがめちゃくちゃ(カス)ですげえ人数少ない状態でスタートして、当然回らない。タスクも溢れている上に不慣れなのもあってスキル不足の問題もあるし、それに加えてもらい事故のトラブルも起きまくるし……な状態。勤務時間もめちゃくちゃ増えて土日や早朝もトラブルでしばしば呼び出される始末。
まあ勤務時間が長いこと自体は体はしんどいけど、自分で全部やり切ればなんとか終わることならこんなにしんどくないかもーって思う。他の人を動かさなきゃいけないんだけどそこがうまくいかない、時間が足りないのかやり方が悪いのかわからんがやり方を考えてる時間ないからがむしゃらにやるだけ……みたいな状況がきつすぎ。終わりが見えないのがつらい。
2月くらいには落ち着くはず、みたいな話してたけど全く落ち着かず、人が増えた3月でもこれまでで一番忙しい状態になってもう無理!となってきた。吐き気はするし涙は出るし瞼は痙攣するしずっと心?のあたりがもやもや気持ち悪い、の状態がしばらく続いてて、稼働時間がいかれてるし昼休みも取れない日が多かったから食事も適当にしてたら多分栄養足りなくてふらふらしてた。シンプルに体力も足りてない。夫と電話してる時に3時間くらい泣き続けて話聞いてもらって、これもう無理かも!と思って業務調整と通院を決めた
▪︎業務調整
しんどいことを数週間かけて少しずつ上司に伝えていたことも功を奏して、稼動について相談したくて。。。と言った瞬間、じゃあもう定時で上がるかせめて19時くらいまでにはしようか〜と言ってもらえた。その上司が大変になるんだが、まあなんとかしてくれマネージャーなんだから(ここの罪悪感がしんどいよ!)
昇進とかのこともめっちゃ不安。だけどまあ前くらい本格的に身体壊したくないから自分を大事にしよう〜と毎日言い聞かせてるけど、毎日言い聞かせないと気が緩む。
▪︎通院
メンタルクリニック初診。穏やかな先生で良かったけど気持ちが通じ合う未来は見えなくてウケた。病名をつけるなら不安症か適応障害でしょうね〜と言われて俺もそう思う、と思った。
業務調整してもらえるからマシにはなるけど根本的に治したくて……前病院来なかったの良くなかったと思ってて……と言ったら、「ストレスの原因と離れるしかないですよ」と言われた。俺もそう思う。「業務形態自体があっていないという可能性はないですか?」と聞かれたので「その可能性もありますよね〜」と答えたけど医者に転職をすすめられている?まあ3時間号泣していた日は転職も視野に入れてたけど、せっかく楽しめていた今の仕事を手放しちゃうの悔しいよね〜どうしよっかなー。
ところで生い立ちを聞かれて説明したら、「大学を卒業されて就労もされており、結婚もされていると。ここは問題なさそうですね」と言われたのだがその発言に問題ありませんか?
全体的に質問のアプローチがカウンセリングと全然違ったから面白かった。いい経験だなー
▪︎服薬
メイラックス1mgを1ヶ月分もらった。とりあえず4日飲んだので効果を記録。同じタイミングで業務調整もしているから、どっちの効果かは不明。
まず吐き気は無くなった!これが一番嬉しい。仕事中に涙が出ることもなくなったけど、仕事から帰ってきた時に情けなくてじわりと泣いてしまうことはある。この前は「父親に『元気?』と聞いてくるのを止めるように言ってくれ」と母姉に要求した際にうまく伝わらなくて悲しくて泣いた。
午前中は割と不安感がない。すっきりした感じではなくて無理やりモヤモヤを奪い取っている感じの感覚だから、いつもの感情のキャパが10だとしたら6〜7くらいしか感情が動いてなくて、残りの部分に「何かあったはず」の空白が存在する感じ。だからなんかぼんやりしているかも。いつも感情が忙しすぎたからちょうどいいのかもだけど……。
やろうと思っていた仕事はぐんぐん進んだ。じゃっかんヤケになってるのもあるかもだけど、15分考えて打っていたメールを3分くらいで打ってる感じ。モヤモヤがどっかいったから手が止まらなくなった。あと私が全部仕事終わらせられなくても、いま調子悪いので仕方ないよね♫と開き直ることにしている。
マッチョな人がこのブログ見たらむかつくかもしれないけど、最初から開き直れてたらこんなに思い詰めていないわけで、そこそこの責任感があるからこうなってんすよ。時間かけて開き直ってんす。許してにゃん。まあこれ見てむかついている人に許してもらえなかったところでマジでどうでもいいが………
問題は夕方以降で、17時を超えるとソワソワしてくる。18時に上がりたいけど私が仕事をぶん投げた上司の横で18時に上がるの忍びなさすぎて19時とか19時半まで居ちゃう。これは良くないと思うので来週は一度でも定時で上がりたい。目標
漫画読んでたり、動画見てたりする時はソワソワ落ち着いてるんだけど、ただ歩いている時のソワソワがしんどい。やるべきことから逃げてる、という気持ちが強いのかも。この前、夫にも話してたんだけどエヴァンゲリオンの「逃げちゃダメだ」のアンチになりそう。逃げるべきです。
メイラックスのこと「不安ないないの薬」って可愛く呼んでるんだけど夕方になると早く不安ないないの薬飲みたい……ってめっちゃ考えてる。飲んだからってソワソワが落ち着くのかは知らんしそもそもメイラックスって数日効果続くから夕方で切れるわけじゃないと思うので、暗くなるのが怖いのかもしれん。私は暗いところが嫌いです!
ところで私は5年半くらい低容量ピル飲んでて、ピル飲まなかったら生理のたびに会社休んでる気がするんだが、ピル飲んで抗不安薬飲んでってしないと社会生活遅れないのウケるな〜って思う。お花のお世話とかして過ごしたいな。花粉症だからダメか。
今週土日は楽しい予定が盛り沢山なので楽しむぞ〜
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202504_雑記

部屋のカーペット(とラグの中間くらいのサイズの敷物)の位置を変えるだけでちょっとだけ模様替え感。いよいよ暖かくなってきそうなので冬物の布団を変えたり掃除をしたりしてスッキリ!布団に重曹をまいて消臭するやつも今度やってみたい。(重曹とクエン酸をうまく使えたら家事上級者感…💪)
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生理前・中の気分の落ち込み対策として、市販の漢方を五月雨に飲んでいるが、毎度ひどくなる度に、またちゃんと続けて飲んだほうが良いのではないか…と思いながら、マシな月もあったりしてなぁなぁになっている。
婦人科に行くか心療内科に行くかというところで、ピルとSSRIは副作用があるので抵抗があり、やっぱり漢方…。でもそれなら市販で買えるし…。病院は保険は効くけど通うのが負担。安くなるとはいえ診療代がかかるから値段的には市販で買うのとほぼ一緒?メリットは市販で買うよりノルマ感があるので続けて飲めるというところ?(市販だと気持ち的に飲み方が適当になる)そんな色々をぐるぐる考えていたら、近所に漢方のお店があるみたいで相談もできるらしいから一度行ってみようかなと思った。
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調子悪い波を越したのでいろいろできそうな気分。教習所通い出してから、現実逃避的にエンタメ小説を読むようになり楽しい。中学生の時に好きだった作家の本なども読んだりして当時と感じ方が微妙に違い、おもしろい。いろいろ図書館で借りてきて満足。ほくほく。
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先週、『アノーラ』に感じた違和感を友だちにしゃべりまくってすっきり…。観てからしばらくうまく言葉にできなかったけれどわたしの映画のものさしはファスビンダーなので、ショーンベイカーには危うさがある…などと話した。ギャルを文化盗用的に使うことと似ている。
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YouTuberの青木歌音(32)は、パリオリンピックで議論を呼んだ女子ボクシング選手と同じ「性分化疾患」に悩んできた1人だ。ABEMAエンタメは、青木に独占インタビューを実施。同じ疾患を持つ青木だから話せる「女子ボクシングの公平性」について、さらに、世間に広まる“性分化疾患への誤解を解きたい”という思い、そして体の変化に心が追いつかなかった苦悩を告白。女子ボクシングをきっかけに注目された「性分化疾患」について、当事者の青木が語った。 性分化疾患とは、体の性に関する部分が多くの人とは生まれながらに違うという疾患。DSDとも呼ばれ、およそ4500人に1人の割合で産まれるという。青木の���合は…男性として生まれるも、成長する過程で体が女性的に変化したという。 ーーオリンピックのニュースを見て、どう思われましたか? 青木:つらって思いましたね。望んでない変化をこっちはしているわけなのに、お前はトランスジェンダーだとか、男だとか言われるわけですよ。あの選手は女性として生まれているのに、女性として育てられたし、何も今までこういうことなかったのに、いきなり世界中の人からお前は男だとか言われるわけですよ。それを自分の身に置き換えて考えたら、私、つらい、無理かもって思っちゃいました。 世界から非難された選手に心から寄り添う青木。一方で、性分化疾患の当事者だからこそ、「公平性」に対しては冷静に見つめている。 青木:(選手の)幼少期の写真見たときは女性だったんです。すごく可愛らしい女の子だったんですけど、今は雰囲気が変わられていて。それは多分第2次性徴期に男性的な成長をされたんじゃないのかな。そこは間違ってないんじゃないかなと思うんで。もし私がその選手の立場だったら、本当に出たいのであれば、周りの選手と同じように女性ホルモンを打って、男性ホルモンの基準値というか量を減らして、そこで初めて対等になるじゃないですか。そこからじゃないのっていうのは、私は正直思いました。性分化疾患にもいろんなパターンがあるので、彼女が公表してない部分もあるから、私は一概にこれだとは言えないんですけども…。 1992年8月、日本人の父とスペイン系フィリピン人の母の間に生まれた青木。小学生の時に、父の影響で野球をはじめ、当時の将来の夢は、「プロ野球選手になること」だったという。そんな青木が体の変化に気づいたのは中学生の時。多くの男性が、第2次性徴を迎え性器の発育や声変わりといった変化が起こるのだが… 青木:まず胸が膨らんでくる。多分中学生くらいの時でBカップくらいはあったと思いますね。なので学校に行くときは当時胸を潰すサラシを知らなかったので、お家にあるガムテープをぐるぐる巻きにして、胸に巻きつけて学校に行っていました。中学生の時の体育祭で騎馬戦だったんですよ。その時にみんなにからかわれて「なんかお前おかしくない?」それでつねられたりして。男の子だったらお風呂上がって真っ裸で部屋の中を歩くじゃないですか。私は絶対にしなくて。お風呂場の中に服も全部下着も。だから親は多分変な子だなと思っていたと思うんですけどみんなでプールの時水着に着替えるじゃないですか。周りの子たちはちゃんと成長していて、「なんで僕だけこんなちっちゃいんだろう?」みたいな。ずっとこうやって自分のを見て思っていました。 同級生とは違う体の変化に戸惑いつつ、野球の強豪に進学した青木。しかし、トレーニングをしても思うように筋肉が鍛えられなかったという。さらに、親子関係にも亀裂が… 青木:高校生の時にスマホを持ち始めるじゃないですか。やっぱり色々調べるわけですよ。女になりたくないのに心がおかしくなってくるとか、普通の男のつもりなのに胸が膨らんでくるとか、いろんなこと調べていたんですよ。(父が)「なんだあの検索履歴は。お前女性ホルモン剤って調べたじゃないか」って。やべってなって。それを私はなぜ調べたかというと、身体が勝手に胸が膨らんでくるとかいうのをいろいろスマホで検索してたので、そしたら性同一性障害とか女性ホルモン剤とかが出てくるわけですよ。それで父親は変にパズルを完成させちゃったんですよね。性同一性障害と女性ホルモン剤=女にお前はなりたいんだみたいな。「お前男らしくなる努力しろ」って言われてわかったから許してって言う感じで…。 「性自認」の戸惑いを家族から理解されなかったという。“プロ野球選手の夢“は諦め、大学に進学するも… 青木:大学1年で徐々にまた女っぽくなってるので、学校行くといきなりお尻触られたり、ウェーイって友達からふざけて。普通に男の子の格好をしているのにトイレ入ったら「なんで女がこの中にいるんだよ!」って追い出されたりとか。号泣して出てきたんですよ トイレから。そんなことが頻繁に起きて、もう日常的に男として生きていくのが怖くなって、外も歩けなくなるくらい。大学を辞めちゃったんですよ。家庭内でもやっぱり居心地が悪くなってしまって家出して。 専門学校で女性クラスに振り分けられたことで「性自認」に変化が… 19歳で、大学を中退し、家を飛び出て、中華料理店で住み込みのバイトで生計を立てる。その後、「歌手になりたい」という新たな夢を持った青木は、21歳の時に音楽の専門学校に入学。そこで女性のクラスに振り分けられたことで「性自認」に変化が… 青木:性別というものを街中の人から他者から、誰からも意識されたくないと思って、入学申込みの男性と女性の欄に丸をつけずにお母さんの名前を使って入学したんですよ。そうしたら女性のクラスの方の入学式に呼ばれて、今まであんまり関わりを持たなかった女性たちの輪の中にいきなり入るわけで。そこでそんな悪くないなって感じになったんですよね。それはなぜかというと、もう21歳頃になっていると、中学2年からホルモンバランスがずっと変わってしまったわけなんで、やっぱり脳に影響するので、良くも悪くも思考っていうか、自分の性自認が安定しち���ったんですよね、女性として。逆にその頃はもう女で生きた方が都合いいんじゃないかみたいな。 そこから女性を自認するようになった青木は髪の毛を伸ばし、メイクをするように。そして、病院を受診し自身が“性分化疾患”であることを知った。 青木:あなたは今後、男と女、どっちで生きていきたいですか?という究極の選択を迫られるわけですよ。もし男性としてあなたが生きたいのであれば、男性ホルモンの注射と膨らんだ胸を切除して死ぬまで男性ホルモンの注射をすることになるけど、それで男として生きていけますと。女の方で生きるのであれば、私で言うと完全に女性ホルモンを一般的な女性と同等に 自分で生成することはできないので、足りない分をピルで補うという。私がもし男性として生きても、男性としての生殖能力もないというのも分かっているし、一般的な男性にはなれないわけじゃないですか、どうあがいたって。その頃はもう自分がこの先胸がなくなって声変わりして、男性的な見た目になるっていうのを想像ができなかった。じゃあ女性として行きますっていうのをそこで決めました。ピル飲んでからまた胸が大きくなりましたね。私、今Fカップくらいですね。 その後、およそ100万円をかけ、性転換手術を受けた青木。女性として生きるようになったことで、周囲の対応の変化に戸惑うことも…それは、スーパーマーケットでポイントカードの入会営業をしていた時のこと… 青木:同じ職場を男と女の姿どっちでも経験しているんですよ。男の子の見た目で行っていたから、かわいい系の男の子ですよね。かわいいわね、私入ってあげるわ。ポイントカード。入会してあげるみたいなことがあったんですけど、女の姿になってからもう急いでるからあっち行ってみたいな感じで、ポイントカード獲得できなくなって辞めました。女になってから職場の人たちからの対応が変わって、営業職だったんですけど、君には成績求めてないよって言われたりとか、飲み会で君はこっちの話に参加しなくていいから社長の横にいてお酒ついてあげてみたいな。なんか私ってここであんまり大事にされてないのかなって思っちゃったりとか、女になってなんかすごくそこを感じましたね。居心地がどっちがよかったって言ったら、たぶん男の子の時の方が社会というか、外に出て過ごす上では居心地の悪さは、男の子の方が少なかったかもなぐらいの感覚。ご自宅に招かれて飲み会する時も、お食事にありつけなかったり、常に料理出しさせられたりとか、周りの女の人たちもやっているから自分だけ料理を食べる、がっつくわけにもいかないから、私も台所行って料理出して手伝わなきゃって。 性分化疾患の当事者としてジェンダーについて深く考えているという青木。性分化疾患への理解が広まることを願いSNSで発信をしている。 青木:「トランスジェンダーとは違いますよ」というところはちゃんと発信していきたいというのと、望まない変化をしてしまう場合もあるということをみんなに知っていただきたい。トランスジェンダーというのは、なりたくて望む姿になりましたという方が多いわけですよ。でも性分化疾患の方はなりたくなくて、しかも望まない姿になってしまった人たちなんですよ。だからもう性質が真逆なんですよね。女としてちゃんと生まれて女として生きているのに、トランスジェンダーの人なんですか?と言われたら、やっぱり自分が女として生きてきた過去を否定されている気持ちになりますよね。なので、そこはあんまり誤解というか…そこはちゃんと区別つけた方がいいとは思いますけど、私みたいな人が1番多分あれなんですよね。変わったじゃないですか。一応男の子から女の姿に変わってるので。すごく広域的な定義でいうとトランスジェンダーでもあるんじゃないの?っていう話も出るんで。どう思うかは皆さんに任せますけど、でも私以外の人にあんまり言わないであげたいなって思っちゃいますよね。 女子ボクシングをきっかけに注目された「性分化疾患」。当事者として生きる青木が望む未来は… 青木:やっぱり結婚して普通のおばちゃんになること。やっぱり私は普通になりたかったっていうのがあったんで、普通って今まであんまり体験してなかったので、普通を早く味わいたいですかね。もうわざわざ性分化疾患ですって言わなくてもいいような時代が来ればいいかなって���あんまりそこを意識せずに生きられるようになったら幸せなのかなって思います。 (『ABEMA NEWS』より)
性分化疾患で元野球部が女性に…青木歌音、望まない変化への苦悩を告白「トランスジェンダーとは違います」(ABEMA TIMES) - Yahoo!ニュース
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「ブレードランナー」とは何か?どんな映画なのか、そしてなぜこの映画は特に40代・50代の人たちに大きな支持を集めているのか?
若い方にはよく分からないと思うのですが、本作が語り続けられる映画であることには、理由がある。「ブレードランナー」を語ることは単なる1つの映画作品の範疇を超えて、デザイン、カルチャー、さらには建築からマーケティングに至る話と大きな関連があるからだ。
公開当時、私は高校生だったわけですが、この映画が映し出す未来世界の中に、どこか今の現実世界を映し出しているような、「リアル」なものを感じた。ところがMacintoshという名前のコンピュータのCMを作ったことで名が知られていたこのリドリー・スコットという監督が作った本作、公開当時の評判はさっぱりだった。私の父は彼の前作「エイリアン」を大いに褒めたが、本作には冷ややかだった。何かよく分からないSF映画じゃないかと。
例えば画面の絵作り。未来のLAの街はずっと雨が降っていて、照明の具合も変で俳優もヒロインも顔に深く皺が刻まれている。やけに登場人物はみんな歳とったように思える、そんな小汚いSF映画だ。実際に当時、一部の映画ファンやSFファンは褒めていたが、夏休みの大作映画として公開されたのにも関わらず、すぐに終了。興行収入はよくなくて、制作費の半分にも達することができなかった。自分も本作ではなくて「E.T.」のほうを観に行った。ところが時代が経つに従って、デザインだったり当時のカルチャー、哲学に興味のある人たちから徐々に話題が広がり、公開された年から4年ほど経過した86年くらいをピークにして「ブレードランナー」の話をよく聞くようになる。つまり当時、一般的になってきたレンタルビデオで観られ、TVでの放送や環境ビデオでその断片が使われ、再上映が繰り返されることでファンが広がり、時代を追うごとに繰り返し観られることで評判を高めていったというわけだ。
なぜ我々の世代は本作を理解しやすかったのか。この世界がリアルだと感じたのか。こんなに好きになってしまうのか。理由は3つある。1つはこの映画の主人公と敵のキャラクター設定。主人公はダメ探偵、敵は魅力的でカッコよく、美男子の戦闘員というキャラクターの作り方と敵味方の関係性。本作におけるハリソン・フォード演じる主人公の探偵は、ロバート・アルトマン監督の映画「ロング・グッドバイ」の影響下にある。冴えない独り者の探偵がLAの街を放浪し、少しずつ犯人に近づいてゆく。我々の世代はこの映画自体は観ていなくても、この作品が影響を受けたテレビドラマの数々、例えば松田優作の「探偵物語」などを山ほど観ていたから、この主人公の設定、かっこいい敵といった関係性が極めて分かりやすくお馴染みのものだったのだ。
2つめは美術。リドリー・スコット監督作品は、本作のみならずどの作品も観ればわかる通り、美術やミニチェアがすごい。彼は美術監督を経て映画監督になった人物だから。ロイヤル・カレッジ・��ブ・アートの出身でグラフィックデザインを学んだデザイン界のエリート。作品はどれも美術史に残る作品からのしつこいくらいの引用を行う、美術史の時代を行き来するような作品を作ってきた。例えばCMディレクターとして名を成して40才の時に製作したデビュー作、ハーヴェイ・カイテルを主人公にした「デュエリスト」では、フェルメールの「光」を作品の中で極めて忠実に再現することをやってのける。
この「デュエリスト」のストーリーフォーマットをそのまま未来に持ち込んだのが「ブレード・ランナー」だ。この映画は一応、SF映画、ということになっているが、ピカピカ・ツルツルした従来のSF的世界とは一線を画していた。そもそもプロデューサーも、スコット監督も、美術監督すら原作と言われるフィリップ・K・ディックの原作を読んでおらず、SF映画にも関心がなかった。本作で美術のイメージに大きな役割を果たしたのはフランスの漫画家で前作「エイリアン」でも美術デザインに参加したメビウス。彼の描いた「ロング・トゥモロー」というゴミまみれの都会風景をベースにした。
さらにそこにイメージを重ねたのが、当時、建築界の大きな波になっていた「ポストモダン建築」だ。すでに日本でも公開当時、竹山実の「渋谷109」(1979)、磯崎新の「つくばセンタービル」(1983)などが我々の日常の風景に現れて、異彩を放っていた。そしてさらに本作公開後には、高松伸の「キリンプラザ大阪」(1987・スコット監督の「ブラックレイン」で登場するビル)など本作からの影響すら見られる建築物も登場してくる。合理性や機能美から解き放たれた形が、当時の都市部(しかも京都なら北山通という畑の中に突如現れた新商業ビル)に実際にあった。いわゆる現代にも続く「良いデザイン」とされるモダニズムデザインに対する反抗声明とも言えるポストモダンの潮流が画面の中にびっしりと詰まっている。当時も今もこれらの建築や美術、プロダクトデザインは「バブルの象徴」と言われている。本当にそうだろうか?何れにしても、これらの風景やデザインが画面いっぱいに登場する様子を見て当時の我々、若者としては「やってやった」というものだった。そして新しい風景と古い風景が渾然一体となって存在しているごちゃ混ぜの都市の風景。それはすなわち「今」と連続して続いている新宿・歌舞伎町のような風景だ。
いくつかのデザインはプロダクトデザイナー、シド・ミードに依頼されたものだが、監督が彼に伝えたコンセプトは「レトロフィット」というもので、外形は古いままで、最新の機械を組み込んで動いてい��ように見せてくれ、というものだった。実際に「これは未来的すぎる」と言って完成後、キャンセルされたデザインもあったという。そしてこのシド・ミードによってデザインされたパトカーや拳銃も、結局は油にまみれ、ドロドロに汚された。しかしホコ��や砂にまみれたSF映画「スターウォーズ」世代の我々には、ハン・ソロと同じ俳優が演じる本作に、これこそSF風景!、これこそリアル!と感じられたのだ。
3つめ、広告都市。ラストシーンで主人公がルトガー・ハウアーが演じる敵と戦うのは、当時、カセットテープのブランドとして世界的に有名だった「TDK」の巨大ネオンサインの前だ。二人の戦いは延々、このTDKの看板を背景に映しながら行われる。それだけではない。この映画の都市は溢れるばかりの、エドワード・ホッパーの絵の色調をそのまま借用してきた広告のネオンサイン。そして巨大ディスプレイに映った広告の山(強力わかもとを美術制作者は避妊ピルだと勘違いしていたらしい)、空に浮かぶ気球にまで様々な広告が映し出されている広告都市(渋谷スクランブル交差点の大型モニターの風景は本作からイメージされたものだというのはご存知だろうか)。
80年代初頭、最も重要な哲学書はなんだったか。若者によく読まれていた人文書はなんだったか。それはフランスの思想家、ジャン・ボードリヤールである。彼の著作「消費社会の神話と構造」「象徴交換と死」、そして「シュミラクルとシミレーション」だ。彼が解いていたのは大量消費時代における「商品」というものの本質とは何か。商品は単なる使用価値を超えて「記号」として現れ存在するのだと説いた。今でこそデザインやマーケティングの領域で多くの人が共有している概念だが、彼の著作に刺激されて出現したものは、例えば西武文化だったり、無印良品だったりというブランドだった(堤清二氏はその影響が無印を作るきっかけになったと自著で述べている)。それが製品やサービスとして実態になり、本作の公開時に街に溢れていた。
リドリー・スコット監督が広告業界出身であったことを思い出してほしい。そして、TDKの看板の前でラストの戦いシーンにしても、旧来の文化の捉え方しかできない観客には「なるほど、TDKから広告費をもらってるんだな」と考えるかもしれない。しかしそれは事実ではないし、スコット監督の意図とも違うだろう。実際、当時、このシーンを観たわれわれ観客の目にもそのようには決して映らなかった。なぜか?
このTDKの広告で重要なのは、画面に映っているのがカセットテープの絵柄ではなく、ロゴマークだけといことなのだ。本作に現れる他の看板類も全てそうだ。製品そのものは一切、その姿を現さず、巧妙に画面から隠されている。ボードリヤールは「消費社会の神話と構造」の中でこう書いた。資本主義の概念である「等価交換」では、商品の価値は品質と機能によって決まるというルールに乗っ取っていたが、しかし商品過剰の状態によっては、商品そのものはむしろ重要ではなくなる。何が重要となるのか?それはイメージだ。つまり「ブランド」その名前自体を広く知らしめればいい。それが現代における「広告」の意味であり、価値である。ブランド価値が商品そのものの実態に還元されてゆく。そうやって「ブランド名」や「ロゴマーク」だけが大量に街へと放出される。これこそが「未来の都市風景」なのである。
ボードリヤールは「シュミラクルとシミレーション」の中でこう書いた。現代社会において、シミレーションがどんどん高度になっていったこと、蔓延していったことで、ホンモノの価値というものは大きく脅かされ、価値が消えていったと。例えば「幸せな家庭を描いたCM」や「恋愛ドラマの中で素敵な恋愛をするアイドルたち」を眺めることは、退屈な実際の日常を軽々と超えてしまう。そして、むしろそこにこそ「リアリティー」を感じているのではないか。現実を超えてゆく、完璧なシミレーション、これをボードリヤールはこう呼んだ、「ハイパーリアル」と。
本作では人造人間のことを「レプリカント」と呼ぶ。外見は人間そっくりに作られ、人間が行くことのできない宇宙に出かけて危険なミッションを行ってきたという。そして人間と同じように考え、感じ、死を恐れ、さらには詩をつくることすらできる。ラストシーン、主人公を前に、レプリカントはこんな自作の詩を語ってみせる。
私は君たち人間が想像すらできない、美しいものを観てきた
オリオン座の近くで燃え上がる宇宙船
タンホイザー・ゲートの闇に輝くオーロラ
だがそんな思い出の数々もこうやって消えてゆく
雨の中、頬を流れる涙のように
そして彼は寿命を迎えて死ぬ。レプリカントは人間以上に「人間らしく」作られた。ハイパーリアルとは、モノだけに固定されるものではない。われわれ人間の存在すらハパーリアルの中に組み込まれる。完璧なシミレーションがリアルを越えてゆく。人間以上に人間らしく作られた人間。それがレプリカントという存在なのだ。
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1年で6キロ体重が増加し、肌が荒れた姉に嫉妬した話。
私には3つ年の離れた姉がいる。私が23歳になるまで一つ屋根の下で同居していた。そんな姉には彼氏がいる。確か姉の4つ上。私から見たら7つ上。タイトルにつけた通り、姉は1年で6キロ体重が増え、顔中吹き出物だらけでお世辞にも綺麗とは言えない容姿をしていた。私の今までの経験を物差しにして語ると、太って、肌が荒れた状態では彼氏に愛想を尽かされるか文句を言われるかそのどちらかがマストである。少し意地悪な気持ちで姉に最近彼氏とはどう?と聞いてみると特に変わらないよと返ってきた。腑に落ちなかったので、いや1年で6キロも太ったらなんか言われるでしょ?痩せろとかさ言われないの?と聞くとそういえば容姿については特に何も言われていないな返ってきた。驚きだった。体重が増えた姉は以前にもまして私にそっくりだった。そんな姉は彼氏に容姿についての指摘はもちろん痩せろなんて一言も言われていないのだと、私はというと、出会った時から1キロも体重が変化しなかったというのにも関わらず、付き合ってからずっと痩せろ、もっと可愛くなれと言われ続けていた。一種の呪いの様だった。涙袋大きくした方が可愛いからヒアルロン酸入れた方がいいんじゃない?ピル飲んだら痩せるし肌も綺麗になるし生理痛も軽減するから一石三石じゃない?などなど 今考えたら何個ものハラスメントに該当しそうな発言ではあるが当時の私にとってはその発言一個一個が真っ当な言葉に聞こえてしまい、それらを実現するために必死に努力をした。結果、自分が、自分自身における正解��わからなくなった。
なのに同じ様な環境で育った姉はありのままを受け入れてもらっているんだと笑っていた(受け入れられているのか呆れられているのかは定かではないが)女はどんな男と付き合うかで人生が変わるとはよく聞く話だがこんなにも顕著に出るもんかと驚いてしまった。ちなみに私がZOCにハマったきっかけはヒアルロンリーガールという歌である(ヒアルロン酸入れなよと言われた私にはひどく刺さった)
etc.悪口を言うだけで終わるのは流石に私の良心が痛むので、姉の肌質に合いそうなプチプラスキンケアを紹介した(使い心地最高とのレビューをいただきました)(このまま女として負けたままでは終われないので、数日後の公務員との2回目のデート確実に成功させてやるぞ⭐︎)
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