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#俺たちの豚汁うどん
shntr · 2 years
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#俺たちの豚汁うどん(並) + #いか天 + #かしわ天 #TOKIO とのコラボうどん。濃厚で旨かった #丸亀製麺 #TOKIO株式会社 #うどん #udon #noodles #池袋 #ikebukuro (丸亀製麺サンシャインシティアルタ店) https://www.instagram.com/p/Cmg6bOTSbD6/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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yanarchy072 · 2 years
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・ ・ #ネギだく ・ TOKIOのうどんうまいね😋 でも、我慢できずネギ盛る! ・ #俺たちの豚汁うどん #ニラバタ豚汁うどん #野菜かき揚げ ・ #うどん #udon #お昼ごはん #lunch #丸亀製麺 #marugameseimen ・ #カレッタ汐留 #東京 #tokyo #日本 #nippon ・ #instalunch #lunchstagram #instafood #foodstagram #foodporn #yummy #instagood #instapic (讃岐釜揚げうどん 丸亀製麺 カレッタ汐留店) https://www.instagram.com/p/Cl-YPdor8Ed/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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bbbottomsblog · 1 month
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自分の好きな体験談①
163*105*38。精液が飲みたくて我
慢出来なくなる時がある。
そんな日は決まって近所のハッテ
ン公園へ向かう。
下着無しで小さめのジャージを着
用すると恥ずかしい位、体の線が わかる。
肥大した乳首も股間の膨らみも.。.
俺はいつもの様に便所に入る。
周囲には何人かが子を窺ってい
るが関係ない。
小便器の前に立ちジャージの下を
膝まで一気に降ろし、
上はチャックを下げ毛深く豊満な 乳房を晒す。
目を閉じ右手を乳首に左手を般間
に延ばす。思わず声が出る。
左手からはクチュクチュと快感の
音と匂いが洩れる。
暫くして人の気配を感じ目を開け
ると..。.
便所入口には眼鏡を掛けたデブ親
父がイヤラシイ目付きで俺を見て
いた。
グレーのスウェットの上下にサン
ダル、体付きは俺よりも一回りで かい。
俺はそのデブ親父に体を向けると 激しく扱きだした。
見られている快感もあり、頭がボ
ーッとする。
股間をまさぐりながらデブ親父が 近付く.。
スウェットには大きく染みが出来 ていた。
「いやらしいなぁ、ほら君の見て
たらこんなになっちゃったよ。」
俺の右手はデブ親父のスウェット に引き込まれた。
「あ.」俺はその太さと硬さに思わ ず声を上げた。
デブ親父が息を荒くし耳元で曝
「今日は溜まってるからな.」 俺は 身震いがした。
デブ親父は太い指で優しく乳首を
弄び、イチモツを俺に握らせたま
ま腰をグリグリと使った。
「そろそろ我慢が出来なくなって 来たよ.….。
先ずはどこで飲ませてあげよう
か、口がいいかな、それとも…o」
デブ親父はそう言うと俺の腕を掴
み個室へ押し込んだ。
後手に鍵を掛けると俺とデブ親父
は全裸になり抱き合い舌を絡め合
お互いの睡液を吸い、祇め尽く
す。
肩に置かれた手が俺を押し下げ た。
目の前にはテラテラと汁で光るイ チモツが.
俺は我慢出来ずに一気に喉迄飲み 込んだ。
「ああっ、」デブ親父が体を震わ
せ、情けない声を上げた。
俺は尺八が得意だ。ロマンや喉候マ
ンを使って精液を搾りとる。
口の中に拡がる雄臭い粘液が大好
きで出された精液は全て飲んで来 た。
特に濃い精液の舌触りはたまらない。
死でしゃぶった。
玉袋に手を延ばす。でかくてパン
パンに張った金玉がある。
デブ親父の言う通りたっぷりと溜
まっていそうだ。
俺はピッチを速めた。デブ親父の
息使いが更に激しくなり俺の頭を 押さえ腰を回す。
「はあ、
まま射精しちゃいそうだよ..」
俺は引き離そうとする手を払い、
肉付きのいい尻を抱え込むとイチ
モツが硬さを増した。
「ああっ、駄目だよ.. そんなにし たら本当に出ちゃうよ、
いいの、出すよ、飲んで、飲んで
デブ親父が全身の肉を何度も震わ
せ俺の頭を押さえ込んだ。
俺はその瞬間に喉を締めイチモツ を搾る。
「あうつ、うっ.!」
デブ親父の陣きと共に口中に拡が
る雄汁、俺は味わいながらゆっくりと飲み込む。
デブ親父にも聞こえる様にゴクリ
と喉を鳴らす。旨い..。
「あはあ、よかったあ. 本当に飲
んだんだね。」
デブ親父は俺を立たすとまだ精液
臭い口に舌をねじ込んできた。
クチャクチャと粘り付く二人の睡
液。デブ親父はニヤリと笑いその
睡液を手に吐いた。
俺は後ろ���向き洋式便器に手を付
き尻を突き出した。
尻の割れ目に生温かい何かが塗り
たくられた。
デブ親父の指が俺のケツマンを探
る。
俺は体を震わせるが、そこは既に
パックリと開き太いニ本の指を飲
み込んでいた。
唾液と精液とケツマン汁のヌメリ
が卑隈な音を立てる。
「あっ、ううん、」まるで女の様な
声を上げる俺。
「今度はこっちで射精したいな
あ。オマンコ感じるんだろう..?
ああ、こんなに拡がっちゃって.
ふふ、よ一し、入れてあげるから な。」
デブ親父が睡液をイチモツに垂ら し扱く。
「もっと気持ち良くなろうね。」デ ブ親父の手が顔に伸びて来た。
俺の鼻に脱脂綿が詰められた。そ
れもラッシュをたっぷりと染み込 ませた.。
「ほら、しっかり吸って。」デブ親
父の手が俺の口と鼻を押さえる。
すぐに頭がボーッとなり体が熱く なった。
「い、入れるよ。」
そう言うや否やググッと尻が拡げ
られてイチモツがヌメヌメのケツ
マンにぶち込まれた。
「ああんつ、」情けない声を上げる 俺。
ラッシュのせいで緩んだ穴をデブ
親父のイチモツがいやらしい音を立て激しく出入りする。
「いいっ、す、すごい、すごい
つ、」外に聞こえるのも構わず俺は 端ぎ続けた。
「君は形は男臭いのに.これじゃ
あ、メス豚だ。このマンコ豚!」
俺はもう何もわからなかった。
メス豚の様に腰を突き出し男の、
デブ親父のイチモツの出入りに歓
喜の声を上げた。
「どう気持ち良い?さっき一発出
したから..今度はゆっくりと楽しめ るね。」
俺の背に体重を掛け大きく腰を使
うデブ親父。
俺の口はだらしなく開き舌を垂ら す。
急にデブ親父が俺の髪を掴み壁に 顔を向けた。
壁の穴から突き出した男のイチモ のだろう。
「ほら、
が性処理便所だってのは、
ここに来る皆が知ってるんだか ら。きっと溜まってるよ」
性処理便所..。俺はその一言で理性 が飛んだ。
俺は次々と差し込まれるイチモツ
をしゃぶり精液を暖った。
中にはラッシュの小瓶の様なもの
を差し出し強制的に吸わされたり した。
そのたびに体は熱くなり頭は快感
に酔い痴れた。
顔すら見えない男達が壁の向こう
で噂いては射精していった。
俺は幸福だ。精液で腹一杯になれ るなんて..
気付けば俺とデブ親父の二人だけ になっていた。
知らないうちに俺も射精していた
らしく股間がドロドロになってい た。
ケツの間もヌルヌルで俺はその汁
を指で拘い口に運んだ。
デブ親父の精液が溢れたのだろう、青臭い雄の旬いがした。
デブ親父はそんな俺を抱き寄せ笑 つた。
その後、デブ親父とはセクフと
して付き合っている。
外見は温和で真面目そうな親父な のにセックスの時は、
ありとあらゆる快感を俺に叩き込 もうとする。
しかし口内にたっぷりと流し込ま
れる精液の半端じゃない量の多さ に幸福を感じている。
親父は俺をメス豚として本格的に 調教したいらしく、
合ドラを俺のケツに仕込んだりし
て、楽しんでいる。
俺は俺でいられなくなりそうで少
し恐いが快感には勝てない。
メス豚にはなりたくない.、
いや本当は精液が大好きな、大好
きな精液に塗れて生きて行きたい。
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gaann · 2 years
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俺たちの豚汁うどん、れんこん天、肉厚しいたけ天
Lunch on Dec.11th,2022
Pork Miso Soup Udon.
Tempura.
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wwwwwwwwwwww123 · 2 years
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ライブドアニュースさんはTwitterを使っています: 「【🤤】丸亀製麺、新商品『俺たちの豚汁うどん』を発売へ 豚汁を超えたクセになる味わい https://t.co/xShjRnPXy5 うどんと合う豚汁が徹底的に研究されており、想像以上に麺と絡み合うそう。また、刻み生ニラとバターがプラスされた『俺たちのニラバタ豚汁うどん』も同時発売される。#PR https://t.co/GWG6gDZb86」 / Twitter
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tanakadntt · 1 year
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米屋陽介の小説(二次創作)
戦場の少年
 米屋陽介は戦うことが好きだ。
 敵を狙い追い詰め、刃を交え、相手を仕留める。逆に仕留められる時もある。
 たとえ、首を落とされ、胴を二つにされても、ここでは本当の死ではない。トリオン体におけるそれは偽物の死なのだ。
 しかし、米屋はその度に死んでいると思っている。相手をその度に殺していると思っている。
 だって、その方が絶対面白いじゃん。
 剣呑である。
「お前のそういうところ、ひくわ」
 そう言うのはボーダーに入ってからの友人である出水公平だった。
 彼はトリオン量の多さを見込まれてボーダーに入隊した。時期は米屋より一年近く早い。友達と連れ立って、ノリで入隊試験を受けに行ったら、出水だけが合格だった。家にボーダーの偉い人(今思えば忍田本部長だよなあ。唐沢さんも来てた。母ちゃんがイケメンイケメンうるさかったよ。父ちゃんを説得してたもん。でも、城戸司令来てたら、母ちゃんビビって断ってたわ)が来て大変だったという。
「そんで、俺はそのままなんとなくの入隊だからな」
 入隊した彼は瞬く間にA級部隊の一員となったという。遠征にも行く。近界への遠征はA級隊員に限定して秘密裏に行われている。顔が広く、聞くともなしに情報の集まってくる米屋でも最近知ったことだ。彼の属するB級隊員では知らない者が多い。
 俺も行ってみたいなと米屋は思う。
 そこが最前線だ。
 行くためにはA級を目指さねばならない。ボーダーの基準では地道にランクを上がっていくしか方法がない。
 偽物なら命のやりとりが何回でもできるのがいいけれど、では、なんのために偽物の命で戦っているのか。
実際に殺すためだろう。
 病的な衝動ではない。正確に言えば、彼がよく揶揄されるような戦闘狂のそれでもなかった。
 彼のきわめて健康な精神からくるものだ。
 その大元はやはり近界民による第一次侵攻に由来する。
 災厄の日は日曜日だった。
 当時、米屋の家にいたのは十二歳だった彼と、年寄りと、年老いた犬だった。突然の地響きと唸るような何かの音、避難を促すサイレンが響いた。何かが起こったのだ。一体、何が? テレビの地方局はずっと静止画像を映し続けていた。防災無線は避難を呼びかけているが、どこへ逃げろとは告げない。
 年に一度の町内会で行っている避難訓練の経験が役に立った。振る舞われる炊き出しのおにぎりと豚汁を目当てに毎年通っていたのだ。犬にリードをつけ、私は家に残るからお前は逃げろという祖母の手を引いて外にでた。人々は大声を出しながら、てんでバラバラの方向に逃げ惑っていた。
 少年は不思議と冷静だった。犬と祖母のおかげかもしれない。街にでかけたはずの両親のことはひとまず考えない。中学生になってようやく買ってもらったばかりの携帯端末にも連絡はなかった。耳障りな音や煙、地響きは東の方角からだったから、北西にある高台に向かった。車がすごい勢いで追い越していくのを避けて、むしろゆっくりと迂回して高台を目指した。頭上を戦闘機が轟音をたてて飛んでいった。祖母を助けながら、たどり着いた高台の神社から、彼は『それら』を初めて見た。『それら』に街が蹂躙されるのを見た。
 圧倒的な暴力に恐怖は感じなかった。遠くからだったかもしれない。ただ、頭の中は回転し、このあとどうすべきかを淡々と算段していた。
 両親は無事で、米屋の家は被害に会う事はなかったが、その思考は、ボーダーと名乗る謎の組織が『それら』を駆逐し、三門市にひとまずの 安心が訪れても途切れることなく続いた。『それら』の正体が近界民であると説明され、災厄は異世界からの侵攻であると断定され、廃墟に巨大な本部建物ができ、警戒区域にしか近界民が現れないと保障されてからも。
 徐々に日常は戻り、時折聞こえてく��閃光と爆音に人々は最初はおびえ、その後慣れていったが、彼はおびえも慣れもしなかった。
 ボーダーと国庫からくる潤沢な資金を糧に三門市は急速に復興が進んだが、それゆえ大きな矛盾を抱え、住民の、特に若い年齢層の一部は荒んでいた。
 その頃から、ボーダーは十代の若者に対して隊員募集を大々的に始める。出水が入隊したのもその頃だ。
 一方、米屋は急に幅をきかせてきた柄の悪い連中と付き合いはじめ、頻繁に喧嘩沙汰を起こした。問い詰める両親に彼は「戦う練習をしたかった」とあっけらかんと答えた。ボーダーに入ることはなかった。祖母が強く反対したのだ。
 明るく優しい子という評価はどこでも変わらず、それなりの二年余りを彼は過ごした。
 しかし、災厄の日からボーダーに入隊するまでのその間、確かに彼は一人で戦場にいたのだった。
終わり
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sasuray · 1 year
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映像部部室のの暖房が微妙に暖かくない。微妙に暖かくないと、落ち着かなくて寒いと感じる感覚が増す。前に使ってた同じ学年だけど一個上の会う度毎日シャツがよれていたりトレーナーの毛玉がついてるみんなからポタくんと呼ばれているポタくんが入れ替わり際に「台湾に行ったからお土産だよ。果汁で肉が柔らかくなるんだよ。台湾パイナップルって名前のインパクトもすごいけどお肉柔らかくする力もすごくいから肉買った方がいいよ。…豚ロースの塊がいいよ!塩豚の概念が覆されるよ。俺はそれで覆された。漫画肉みたいにしたくて竹の棒刺そうと思ったんだけど、別にその場に俺だけだったからやらなくて、ただ豪快にスライスして肉だけを食べながらタブレットpcを膝に乗せてYouTube musicでランダムに落ち着いたトーンの洋楽をかけてpvの映像がどれも山頂が映っていて、なんとなく帰りたいと思ってた。食べ終わってオクラホマミキサーを踊ったことがないからかけたら、俺は多分これで誰かと踊れる自信がないと痛感した」「だからね…台湾パイナップルだよ……」よく分からなかったけど台湾パイナップル食べたことないし口の中ピリピリするけど好きだし丸々一個もらって持った時に花束並みに貰って誇らしい気持ちになったので嬉しかった。自己分析の課題が出て、自分の感情にめっぽう疎い私はぬるい部室でこてんと眠って起きたら外が真っ暗になっていて同時に寒さで胃が冷え、胃痛に苦しまされた。胃が痛い時鼻水が出ると鼻水が胃液に思えて仕方がない。ソファでのたうちまわりながら胃をさすってイヤホンのコードの絡まりを眺めたりパイナップルの棘を見て「葉っぱの部分持って振り回したらちょっと危なそう」とかそんなことを考えていた。帰りにスーパーで見切りの肉を買おう。今月は課題の資料の布と当分の食料の買いだめをしてしまったのでピンチだから。今は胃が痛いけど、とりあえず、さする。米炊いたのまだあったかな。おかゆ……。部屋、なんか最近猫の匂いするんだよね…。猫になれたのかな、わたし。この服も獣の匂いするし。
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ashrhal · 1 year
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2023年1月31日
「もう旅行行きたくない!…行かないから。」
それが妻から聞いた最後の言葉となった。
なんてことはたぶん全然無いんだろうけどまた妻と喧嘩した。「した」というか「している」。これで1867回目の喧嘩だ。嘘嘘数えたことなんて一度もないこれが何回目の喧嘩なんか全く知らん。
今日の喧嘩の原因は、妻が作ってくれた鍋を食べる時に俺が器に顔を近づけて食べている行儀の悪さを注意されたことだった。今日の喧嘩の原因は、妻が作ってくれた鍋を食べる時に俺が器に顔を近づけて食べている行儀の悪さを注意されたことだった?!?!なんだそれ。そんなクソしょうもないことでよくこんなにシリアスになれるなこの夫婦。という話は一回置いておいて、まあ今は俺もキレているしなんでもいいがとりあえず何度目かもわからない喧嘩をしている。
昨日の夜、ベットで身を寄せあってケラケラしながら3月にいく旅行の宿をとった。最近買ったiPadで一緒に旅館の動画を観て、「すてき!すてき!」と2人で宣い、旅行に行くお金なんてギリギリないのに宿を予約した。洞爺湖にあるその宿と、当日のプランや周辺の散策できそうなところを調べたりして2人でピカピカしていた。そんな昨晩だったと思う。
が、事態は一変し今は部屋は殺伐とした空気と俺がキレながら無理矢理吸ってる煙草の匂いが漂い、時折キレた妻が何か物に当たる音がドンドコしている。なんだこれマジで。
日記を書いていなかったこのしばらくの間も何度も何度も喧嘩した。もちろんその何倍もフニャフニャした楽しい時間もあったが、喧嘩の回数や深刻さが募っていったのは確かなことだった。喧嘩になる時はきまって"俺が"怒る時だった。俺は真の底からだらしない人間で、人が普通にやっているいわゆる普通の生活というものができないらしいことはこの数年でまじまじとわかった。例えばトイレの電気を消さないだとか、例えば飲んだ酒の缶をそのままにしているだとか、例えば2Lの天然水の段ボールを片付けなかったからだとか、例えば妻の前で平気でオナラをしてしまうだとか。そんな感じのことで今まで顔面の毛穴の数くらい注意を受けてきた。
いくつか改善はした。トイレの電気は99%の確率で消すようになったし、空き缶や空き瓶も翌朝妻が起きるまでには片すようにした。30年生きてきてうまくできなかったことを治すことは苦労を伴ったが、明確に君の目を見て断言しているけど俺は努力をして改善してきた。
そして俺は怒らない人間だった。マジで怒らない人間だった。注意されたことは改善しようと努めたし、事実いくつか改善できていたと思ってた。ただそれじゃ足りないらしく、妻から注意は続いた。そしていつからか、妻に注意されることに対して、「どうして」という気持ちを抱くようになり、その気持ちを妻に伝えた。妻は「私を不快にさせるあなたが悪い」という論説に基づいて、俺の意見や気持ちには絶対に納得しなかった。最初はそれもしかたないと思っていた。しかし俺の「どうして」という気持ちは大きくなり、そしてそれはやがて俺の怒りへと変わっていった。俺が怒ると言い合いになり喧嘩になる。この仕組みを理解するのに時間がかかった。仕組みを理解してからは注意された時は「どうして」という気持ちを我慢して極力それを治すように努め、喧嘩にならないように振る舞った。ただ、酒を飲んでいる時は別だった。酒に酔って気が大きくなっている時は「どうして」という気持ちを素直に妻にぶつけた。怒りも解き放った。その度に喧嘩になった。根本的な解決は俺が行儀の良いだらしなくないクリーンでイキイキとした完全無欠な人間になることだったが、それを叶える覚悟は俺にはなかった。俺の中の折衷案として、酒をやめるという選択肢があった。少なくとも、酒を飲んでいなければ俺は注意されても我慢できる。俺が俺の「どうして」を噛み殺すことができる。だから明日、2月1日から1ヶ月間本当に大好きな酒を本当に大好きな妻との暮らしのためにやめようと決意し、妻にも周囲の人間にも「1ヶ月断酒をします」という宣言していた。
断酒が明日に迫った夜、俺は最後のビールを飲んでいた。妻が夜ご飯の鍋を用意してくれ、それを2人で囲む形になった。ニコニコのおいしい夜ごはん。肉は大きすぎるか、切ったほうがいいかなんてやりとりをして、鍋にありついた。そして、いつも通りの所作で、すこし赤みが残るしゃぶしゃぶした豚肉を食べようとした。そこで、俺が器に顔を近づけて食べている行儀の悪さを注意された。妻は詰問した。具体的なセリフはともかく、「私が嫌だって言っているのにあなたは何故それをするの」という話だった。別に、俺だって器に顔を近づけたくてたまらないんだ!っていうわけじゃない。30年こうやって生きてきた。行儀が悪いことは理解できる。やらないほうがいいことも理解できる。俺の行儀の悪さで妻に不快な思いをさせていることも理解できる。だけど俺の中には「どうして」という気持ちが灯り、「30年間これで生きてきたから」「髪が器につきそうなのが心配になると言うが、今まで一度も髪を汁で濡らしたことはない」という言葉を発した。��うして酒をやめる今日なんだ。そんなに今すぐにそれを伝えないといけないのか。俺は妻との暮らしのために酒をやめると盲信し、本当にしんどいが頑張ろうと思っているのに、その直前の最後の夜ごはんで、なんでそんなことを注意するんだよ。そんな気持ちを抱きながら、少しずつ口論は激化していた。
妻との喧嘩はもはやパターン化している。妻が俺に何か言う。俺がそれにうまく答えられずささくれ立った返事をする。それに妻は納得がいかない様子を見せる。それに対して俺がじゃあどうすればいい、何をしてほしいと訊ねる。妻が何故そんなこともわからないのかという態度で話す。俺が俺はこう思っている、こういう事情でそうできないという話をする。そこで2人とも怒りという感情に支配され、過去の話や言った言わないやったやらないの話で口撃を始める。そこからはもうめちゃくちゃになる。始まりは「俺が食事の時に器に口を近づけること」だったのに、気がつけば取り返しのつかないほど負の感情を2人で抱える。そうしてお互いの性質や人格についての話になる。
妻の言い分はこうだ。私を不快にさせるかどうかは一度置いておいたとしても、行儀が悪い、一般的に考えてよくないことをしているあなたが悪い。あなたが改善するという態度が見受けられない。これまで何度も注意を繰り返しているが改善が見られない。何を言われても納得はできない。けどあなたがそう言うなら私はもうあなたに感知しない。もう私は何も言わないから好きにすればいい。私はもう怒らない。注意しない。好きにして。
俺の言い分はこうだ。きみはいつも反省しない。喧嘩なんてどっちが100%正しくてどっちが100%悪いなんていう絶対はない。きみは自分からも謝らない。自分が正しい、自分の言ったことはなんでも聞くべきだ、正すべきだというスタンスだから人のやることが許容できないんでしょう。人間である以上欠点や気になるところなんてあるのが当たり前だから、それを許容して、治してほしいのだったら怒る以外の選択肢を取ればいい。喧嘩したところでどっちにもいい結果にならない。君はもういいとすぐ拗ねる。本当はよくないことでももういいと壁を張って結果的に2人にとって良くない選択肢をとる。俺は改善するから君も反省してほしい。君は欠点がない完璧人間なのか?じゃあ俺も言わせてもらうが君もあれこれできてないじゃないか。(この話でさらに喧嘩は激化する)俺は君の欠点も許容している。だから君も俺の欠点を許容すべきだ。
こんな内容の話が平行線をたどり、最終的にはいつも俺が泣きながら謝る。ごめんなさい、すみませんでした、治します。
文章化するとわかるが、俺は「どうしてこんなことで怒るんだ」という視点に終始していて、妻は「どうしてそんなことも治せないんだ」という視点に終始している。
この「そんなこと」の糸が解けない限り、こんな喧嘩は一生続くだろうし、喧嘩をするたびにどちらも傷つくんだろう。
先週の金曜日、久しぶりに妻と深夜まで遊んだ。その時に話した内容を思い出す。「我々は仲が良すぎるんだと思う。それはいいことだけど同時にわるいことでもあって、嫌なことがあったらその好きが全力で反対方向に走り出すし、楽しい時は本当に心からニコニコできる。 2人とも2人のことが大好きだし、常にお互いのことを気にしている。もう少し、違うことに関心を持って、ずっとニコニコ暮らして行けたらいいのにね。」
「旅行はいかないから」と妻は言った。それがどうなのか、もしかしたらそれどころの話ではないではないかとも思うが俺はモンスターだしきっと妻もモンスターで、はやくモンスター同士仲良くしたいと今も思ってる。嫌がる妻を差し置いて酒を飲んで煙草を吸いながら。
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worldudon · 2 years
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(青森県青森市 丸亀製麺 青森店の俺たちの豚汁うどん : 青森食べ歩きブログ@マスタンゴから)
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shishio-3 · 3 months
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0329
3月終わりそー
今日めっちゃ気持ちよく起きれたけど やばいこれ寝坊してない?って謎に心配がって起きる1時間前に2、3回起きちゃった でもそっからがずっと眠いしずっと頭痛いしずっとだるいしオワタ…すみませんが皆様あとはよろしくお願いします。と思いながらレジした
セブンの豆腐ガトーショコラガチ美味い 毎日食いたいのです
あとなんかあったかな あ!フィギュアがなんか そろってゴミ捨て場出来たわ かわいーよ 研磨が日向見てて(過言)
司やっぱり私服とかいうクソつまらんことされて本当に怒っている なんでカラフェスでやるのかわからないし私服やるなら相応の3Dの技術見せてよと思う まじで絶対引かんから 犬の彰人マジで羨ましいから 犬嫌いなのに犬にされてて可哀想 まもうええ 金入れんし 廃れるんかな…
ブルスカ、ダンロンワーも使い出してくれて賑わってきた♪うれしー♪フォロワーも連れてきたいけど普通に量キモいし…あんま見て欲しくない 一方的にフォローさせて欲しすぎる
研磨と日向の仲良しイラスト合ってにこにこにこにこ♪すぎ
夜寿司くうーよ あと豚汁も あと春ポテトってやつも買ってみたし ひひ
セカライで遊んでくれたフォロワー様と遊びたいけど、もう俺がプやめたらそれっきりなんだろうなーと思い すみません。という気になってる うん
めっちゃ寝てる間に色々動いてるし今日なんかハイキューのブツ多すぎてワロタ 本そろそろやらなきゃ
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dining2 · 7 months
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2023/11/29 水曜日の晩御飯
#おうちご飯 #晩餐 #meal
プレート:豚肉ロースブロック、もち麦米、味玉、湯がいた青梗菜、茹でとうもろこし、枝豆とりんご入りポテサラ、オーブンで素焼きしたパプリカ
スープ:烏賊の塩辛、じゃがいも、水菜 / 帆立出汁
フルーツ: 焼きバナナ、みかん、くるみ、いただき物のチーズ(謎)
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盛り付け方の通り、豚肩ロースは滷肉飯(魯肉飯)を意識して、味付けも沙茶醤と五香粉でキメました。子供が美味しい美味しいいってくれてよかった。青菜避けがちだけど、お肉の味が濃いので青梗菜も一緒にたべてくれました。
スープはイカの塩辛を1パックまるっと鍋に放り込んだのでゲソと肝が出汁になり旨味たっぷりで、このスープまた作ってねと子供が言ってくれました。ちなみに...じゃがいもは前投稿でも触れたカルビーさんのなんですけど、これ全然煮崩れません。ちょっと崩れるのを期待したんだけどな。でもこれはこれでしっかり煮込む料理には向いてますね!
 
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このチーズが曰く付きでして...だいぶ前に取引先のちょっと苦手な人物と話していて、その人が私がチーズ好きと知ると「俺はチーズには詳しいから」と言って、頼んでもいないのに次回買ってきてくれたものなんです、これが。はい、スーパーでよく見かける製品です。フランス直輸入とのことだけど、このパッケージにはジェラールさんが開発したブルーチーズだってこと以外ろくな情報も書かれていません。どうも開封する気になれなくて、12月までもつみたいだしとずっと冷蔵庫に眠らせてたら娘がしびれを切らしました。「食べようよ、いくらくれた人が嫌でもチーズには罪はないよ」(←真理)と言ってきたので、実に受け取ってから4ヶ月越しの開封となりました。
食べるときその人の顔が浮かぶのが微妙でしたが、チーズ自体は白カビに覆われたブルーチーズで、その割に何のクセものない(特徴があまりない)無難なお味でした。早く食べきってしまいたい。
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bunshinovel · 8 months
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10月5週
 「眠りつづける少女たち」スザンヌ・オサリバン著、読了。この本は「機能性神経障害」と呼ばれる「病」がどのようなものかを書いたもの、と言える、けれど、もっと大きい意味がある、というかその「病」というものが、どのように「病化」するかという話であり、大きく言えば現在の、特に欧米の医療、科学、そういうものへの隙を暴き出したと言えるかもしれない。機能性神経障害が、その地域の文化によって、そしてそこにあるコミュニティの、環境の、人間関係の、そして個々人の意識、知識、思考というものと密接に関わっていて、非常に解決しにくい「問題」であるということが書かれていた。型通りの投薬、カウンセリングでは決して快癒しないメカニズムがある、外科のように単純ではない人間の脳システム、意識や思考メカニズム、複雑故の病化していくプロセス。
「欧米人は幸福をとりわけ重視する文化のもとで暮らしているため、少しでも幸福を損なう可能性のある状態は異常と見なす。そして苦���を医療化し、商業化しようとする。」
機能性神経障害、そうでなくてももっとその手前の、気持ちの落ち込み、塞ぎ込み、不安感、苦痛感、もっと漠然としたもやもや、そういうものへ名前をつけ、レッテルを貼り、病化してしまうことへの警鐘。とてもおもしろい本だった。
 最近安いパスタソースに具材を追加したりしてパスタを作るのがおもしろくてハマってる。楽に作れるというのもポイント。自炊はどのくらい手をかけ、どのくらい手を抜くかというバランスが重要である。やる気があるときだけしっかり作り、手を抜くときは最高に抜く。今日はガーリックトマトソースにじっくり焼いたナスと豚バラの薄切り、マッシュルームを追加して、最後にきざみチーズをぱらぱらと。
 弓なりにしなるほど枝に生った真っ赤な柿が鳥に食べられずそのまま残っているのを横目に、雲ひとつない真っ青な空のどこを見ても月の痕跡は残っていない。まったく暖かな日で、冬だってことを忘れそう。
 小春日和というにはあまりにも陽が暖かい。冬が本当に近いのかわからなくなる。こんなだから、去年の今頃がどうだったかとか季節の、寒い暖かい暑い感覚が、忘れてしまうのだ。俺のせいではない、季節のせいだ。しかし、ほんとうに気候が変動してしまったんだなあ。ゆっくりと人間は滅びの道を行く。
 りんごケーキの準備だけした。作るタイミングは難しい。おでんが二日目に入ってうまさを増していく、しかしこういうものでいつも困るのが、具は食べればいいが汁はどうすれば。うどんにしてある程度自己の中に入れてしまえばいいのだが、いつも多量に余る。流すのもどうなのかとか色々と考える。葛藤である。
 職場で一生分のシナモンに触れたので、健康増進効果ありそうとか思ったり。シナボンのシナモンロールを口にしたいです。吉祥寺にまだあるかな。今週は壮絶に眠たかったので、来週からはもっと眠りたいと思って何年経ったよ。
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satorui-smtv · 11 months
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八重垣
小指の赤い結い紐はあくまで物理的な印 本当の婚姻は 『黄泉国と同一とされる根之堅州国の』 『食べ物を口にする』こと
故に少しでも迷いがあるアオガミは 少年に飲食物を与えないけどそれでも少年は (全然平気だから気付かなかったけど) (そういえばまったく食事してない?) という違和感に気付いてしまう
少年は賢いので根之堅州国が黄泉国と同一とされてることくらい知っているので 囲われてから何故か飲食物が出てこないことに (まだ迷ってるのか~まぁそこも好きだけどさ)と 迷いを断ってあげるついで少し意地悪もしたくなり ちっともお腹減ってない癖に
「ねぇアオガミ?俺 お腹減ったんだけど」
したり顔で 「アオガミが作ったご飯を食べてみたいなぁ」と 言われてしまえばアオガミは腹をくくり 「わかった」と返事をして厨房へ向かう
出来上がったほかほかのご飯たちに目を輝かせる少年 「おいしそう...ねぇ食べさせて?」と 雛のように口を開き待たれればその小さな口に 黄泉の食べ物を運び食べさせてしまうアオガミ
アオガミの迷いが全て消えるまで 「焼き魚が食べたいな」「今日は肉じゃが食べたい」 「豚汁もいいなぁ」「天ぷら」
黄泉の食べ物を強請り それをアオガミの手で自身に食べさせ続ける少年
それでもまだ一押しが足りていないと感じて切なげに 「俺、アオガミと一緒にご飯を食べたいよ」
そのいとけない願いを叶えないという選択肢は無く 自然に黄泉の飲食を共にするようになる 八重垣のアオ主
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karaagekun · 1 year
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2023/5/23
今日のご飯はポテチと枝豆のみ。一人で食べるとだいたいこうなる。それはそれとして、今まであんまりちゃんと考えたことなかったけど最近自分の好きな食べ物ランキングがはっきりわかってきた。
殿堂入り
寿司 ラーメン 牛丼 フライドポテト 枝豆
これらは順位をいちいちつけるのが馬鹿らしいほどうまい。寿司はマグロ、サーモン、貝類に限る。牛丼は味噌汁付きに限る。牛丼と食う味噌汁は死ぬほどうまい。ラーメンはこの前夕方と深夜に別の店でラーメンを一杯ずつ食べたとき俺はラーメンが好きなんだと確信した。フライドポテトは揚げたてのカリカリしたものを自分の家で食おうとすると油を使わないといけないため面倒なことに気がつき外で飲んだときとかはいい機会だと思い大体食べているけどこれも好きだと確信している。マックとかは半分くらいフライドポテトのために行っている。枝豆は昔から好き。食感、サイズが完璧。
一位
ペペロンチーノ
うまい。初めて食べたときは普通に家の食卓だったけどうますぎて感動したことを未だに覚えている。多分6歳ぐらいのとき。
二位
豚カツおよび牛カツ
豚カツは浜かつという九州中心にある豚カツ屋が死ぬほどうまい。親の実家が福岡で福岡に行ったときしか食べれなかったため浜かつのためだけに福岡に移住したかった。牛カツは公認会計士になって金持ちになった兄貴に東京で奢ってもらったやつがうますぎていい印象しかない。
三位
炒飯
米と卵と塩コショウ、あとは適当に具を入れるだけでなぜあんなにうまくなるのか不思議でたまらない。自分で作ってもうまいし店のやつは香辛料とか火力とかが違うからしっかり自分のよりうまい。炒飯自体がうますぎるため自分で作って食べても店の劣化だなとあんまり思わない。あと高菜とかキムチとかバリエーション無限にあるのも素晴らしい。
他にもいろいろうまいものはあるがこれらは群を抜いている。ここには乗らなかったが個人的にピーマンの肉詰めは食う機会がなさすぎて更新されないだけでたぶん炒飯と同格に好き。ピーマンの肉詰めが食える飲食店つくばにありませんかね?自分じゃ絶対あんなの作らないから食べに行きたい。
てことを今日は一時間くらい考えていた。最高に時間無駄にしたなって思う。
おわり
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kayathu-blog · 1 year
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蕪のシチュー
小説 蕪のシチュー
なろう投稿済作品 ファンタジー短編 
小説投稿おためしの再録
 ありがたいことに今度の村には、わりあいまともな宿があった。
 前回立ち寄った村は山賊の被害に遭った直後らしくずいぶんと殺伐とした空気であったうえに、同行の貴人が迂闊にも腰に巻いている貴金属のベルトを布で覆い忘れて村民に見られてしまう失態を犯した。
 なんだってこの旅にそんなにじゃらじゃらと宝飾品を持ち歩くのか、尊き御方達はこんな時でも身を飾っていなければ気が済まないのかと軽蔑もしていた。そんな不遜はあっさり見破られ、すぐに薫陶を受ける羽目になったが。
 ある騎馬民族は定住をしない。その性質がために、農耕民が家や道具につぎ込む財産のほとんどを貴金属として所持している。それゆえ優れた装飾品の文化を持つのだと教えられ、家無く旅を続ける俺たちにもその道理が当てはまるのだとか。多少納得できる部分もあったが、それを貧民の前で見せてしまうなど、どうにもこの人は知識ばかりで実践的な警戒心が足りない。
 しかし、この貴人が俺の人生の倍近くをうすくらい石造りの壁の中で過ごしていたことを考えると、それは当たり前かもしれないし、俺だって帰る家も目的地も無いような長い長い旅をするなんて初めてで、緊急用に貴金属を持ち歩くなんてしたことはなかったから、実践的な知識に欠けるという点ではお互い様かもしれない。
 そんなわけで、宿もなく、大きな家に泊まろうにもどうにも嫌にぎらついた視線が気になったので前回立ち寄った村については同行者の尻をせっついて早々に立ち去ることになった。餓えた村人が荒らしまわったせいか野獣の肉にありつくこともできなかったし食えるような木の実どころか野草もみつからなかったので硬く乾いた携帯食以外口にすることができなかった。俺であってもクソまずいと思うものであるから案の定あのひとはほとんど食べずに終わらせてしまった。
 だから、久々の温かい食事と寝床なのである。
 夕食に出てきたのはシチューであった。
 添えてあるパンも今日焼いたものだろう、まだ柔らかいから溶けるほど汁物にひたす必要もない。肉といえば何の肉かわからないようなきれっぱししか入っていないとはいえ、具は多いしこれはあたりだろう。白濁したスープのなかには目に鮮やかな葉、と溶け込むような柔らかで白い塊。これは、
「蕪か、久しぶりだなあ。実家ではよく食ったもんだ」
 比較的育てやすいうえ加熱すれば、甘く、とけるような柔らかさになるためによく乳飲み子にも離乳食として与えられていたものだ。だがたやすく離乳食につかえるほど柔らかくなるということは、普通に食べるには柔らかすぎるということなので加減が難しい。
 つまりこれは作り置きを温めなおしたものではなく出来立ての物だということがわかる。いいタイミングで宿に着いたのかもしれない。俺としてはそう思ったのだが。
「蕪、だって……?それは家畜の、豚の餌じゃあないか」
 社交界じゃ数々の大物を手玉にとってきたと噂されていたはずなのに、この人はしばしばこうして本音がこぼれたり空気を読まない部分がある。顔色を窺わないというのだろうか。それとも慣れない放浪の旅や屋根のない生活から不満がたまっておかしくなっているのだろうか。
 確かに尊い方々の食卓に上がるようなものではないが、だが、これはまずい。非常によろしくない。明らかに宿の主人は気を悪くしているように見えるしせっかくのうまそうな食事が台無しだ。
「俺は好きですが。俺は家畜だとでもいうんですか。」
 つい嫌味っぽくなってしまうのも仕方ないことだろう。俺がそう言い放つと
「そ、そんなつもりでいったのではないのだけれど……。」
急にしおらしくなって匙を手に取ると、少しためらってからその口に運んだ。
 理由はわかりたくもないがこの人はよく俺の顔色を窺うようなしぐさをみせることがある。あそこで噂されていたような下世話な理由なのか、ふたりきりの旅、しかもほぼ俺に頼り切りなのに俺の機嫌を損ねることを避けたいのか――圧倒的に前者である可能性が高いからわかりたくない
 とにかく容姿だけは非常に優れた人なので少ししおらしくすると陰鬱で耽美な美しさが際立つ。その毒気にあてられたのか店の主人まで俺に言い過ぎだとでもいうように非難がましいまなざしをよこした。
 当の本人は匙を口にしてからしばらくかたまると、またゆっくりと次を口に運んでそして、ゆるく微笑んだ。いつものわざとらしい笑みとは違った笑みだ。食べる前はあんな言いようだったが口に合ったらしい。美味いものを食べて笑むなんて子供みたいだ。子供みたいな無邪気な笑みだ。
 考えてみればあたりまえかもしれない。
 料理までごてごてと飾った、しかし毒見でさめきった食卓から離れて野山の清涼な空気と水で漱ぎこの世の最低値みたいな携帯食を知り、空腹という最高のシチュエーションで新鮮な食事を摂る。美味くないわけがない。邪魔するのは中途半端な先入観だけだ。
 そういえば旅のはじめにもこういったことがあった気がする。この人は食わず嫌いの気があるらしい。
 この世には先ほどの笑顔を再現させるようなものは腐るほどあるのに、この人はそれを知らないのだ。いま、それを教えられるのは俺だけなのである。毒婦だ妖魔だとさんざん言ってた連中にも見せてやりたい顔だった。
 次は、港町でも目指そうかともちかけてみようか。きっとてっとり早くこの人の知らないものを味あわせることができるから。
 私にいろいろ食わせてみたいのだと彼は張り切っている。
 いままで私にとって食事なんてただ食べさせられているものにすぎなかった。贅を尽くされた食事にはあらゆる食材が詰め込まれていたから本当は食べたことのない食材なんて彼が思うほどに多くはないはずなのに。それでも覚えていないのは印象がうすかったからかもしれない。
 何が違ったのか。それは決して見た目ばかりに気を取られた食事だったからとか毒見のせいでさめていたとかそんな問題ではないのだ。料理人にしろ食材にしろ、どれも一流だったはずで味をおろそかにするわけはないしさめただけで損なわれるようなものではなかったはずだ。
 では、何がちがうのか。それは彼の存在自体なのだと私は思う。食卓に、共に在る人。同じものを一緒に食べて、話をして、そんな食事を過ごすようになってはじめて私は食事を知ったのだと思う。
 これは私が彼を好いている理由の、ひとつである。これはまだひとつめ。
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harinezutaka · 1 year
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二年前日記13(2021年3/26〜4/1)
3月26日 仕事の日。Sさんは、悩んでた仕事が軌道に乗ってきた様子でよかった。晩ご飯は、小松菜と挽肉の重ね蒸し、ねぎとちくわの温サラダ。『俺の家の話』最終回。面白かったし愛があふれていた。もっとドラマや小説を楽しめるようになりたいな。物語を楽しめる心の余裕のある自分でありたい。
3月27日 ツタヤにマンガとDVDを返しに行く。お昼は併設のタリーズで。私はボロネーゼ、夫は茄子とベーコンのパスタ。帰りにスーパーのコインランドリーで毛布を乾かす。乾かしている間にアイスを食べた。今日はいい天気で暑いぐらいだったけど、毛布は乾かなさそうだったので。晩ご飯は、���羽元のヨーグルトカレー、ピクルス。録画していたマツコ会議と太田和彦さんの番組を見る。母が昼食後に転倒して、指が曲がってる写真が父から送られてくる。
3月28日 朝は雨。用事で少し出かけていて帰ると夫が『俺の俺の家の話』を見ていたので一緒に見る。昼からは録画しているテレビを見たり、読書をしたり。晩ご飯は、小松菜のチヂミ、トマトと卵の炒め物。
3月29日 今日は冷蔵庫整理の日。音楽をかけながら、ミネストローネ、ナッツ田作り、小松菜ペースト、焼き煮林檎を作った。母に電話をして実家に行くことに。夕方に病院に一緒に行くつもりの話をしていたが、行くともう出かける準備をしていて、手芸屋さんに連れて行けとのこと。そういえば前にそんなことも言っていたな。病院も行かないといけないよという話をしてしぶしぶ連れて行く。やはり骨はバッチリと折れていて、痛がらないのが不思議とのことだった。我慢するのが癖になってるんだろうな。不快を感じられなくなってる。晩ご飯はサーモンの玉ねぎスライス載せ、じゃがいものロースト、ミネストローネ。
3月30日 仕事の日。電車で前に座った人が犬を連れたロゴのエコバッグを持っていて、これってなんていうブランドだったっけ?と思ったりしているうちに時空が歪んでしまい、いつの間にか尼崎まで行っていた。しまった。15分遅刻だ。午前中、三月いっぱいで退職される団体の職員のかたが挨拶に来られた。とてもパワフルで飾り気のない雰囲気が素敵で先生もすごく頼りにしていた。次のことをする準備に早めに退職されるのだとか。帰り実家に寄って母と病院へ。もう自転車にも乗っているとかで呆れてしまう。もう、しゃあないな。晩ご飯は実家で食べた。肉じゃが、お刺身、ポテトサラダ、味噌汁。夫は実家に行っていたので、迎えに行く。お義母さんがお茶を入れてくれる。城のテレビをみんなで見た。お義父さんは、明日でお勤めが最後。頑張ってくださいねと言う。
3月31日 仕事の日。ちょっとしたことなのだが、どうしても引っかかってしまったことがあり怒りがふつふつと。その後悲しくなってしまう。中途半端にしか伝えることができず、そもそも気にしないでいいことなのかもしれず、さっさとアップデートできない自分も嫌になる。帰りに桜が綺麗だったので、2階から桜が見えるカフェでパルフェを食べた。見た目も中身もとても美味しくて感動。毎年食べたい。窓際の席に座れなくて、残念。仕事どうしようかな。どこかで早めに去ったほうが、お互いに幸せなんじゃないだろうかと思ったりもする。晩ご飯は、小松菜カレー。カレー粉はなかったけどとても美味しくできた。
4月1日 朝の準備について少し考える。15分刻みに何時に起きたら何かできるかを一覧にしてみたら少しスッキリした。お昼は納豆ご飯を食べて、一人カラオケへ。カードがアプリに移行されていてその手続きがめんどくさかった。一人だと少し高いしあまりここは行きたくないな。買い物をして帰宅。今年引っ越してきた近所の人と話していたら、なんと今月引っ越すらしい。虫がどうしてもダメなんだとか。大変だなぁ。仲良くなれたらいいなと思っていたので少し残念。でもお茶いきましょうと言ってもらえて嬉しかった。晩ご飯は、ホタルイカとアスパラの炊き込みご飯、豚しゃぶサラダ、買ってきたおから。
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