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#丹波大黒本しめじ
hachikenyakaiwai · 7 months
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【かいわいの時】天保八年(1837)二月十九日:大坂町奉行所元与力大塩平八郎決起(大阪市史編纂所「今日は何の日」)
難波橋を渡った大塩軍は、二手に分かれて今橋筋と高麗橋筋に進みます。森鴎外の『大塩平八郎』には次のように描写されています。
方略の第二段に襲撃を加へることにしてある大阪富豪の家々は、北船場に簇(むら)がつてゐるので、もう悉く指顧の間にある。平八郎は倅格之助、瀬田以下の重立つた人々を呼んで、手筈の通に取り掛かれと命じた。北側の今橋筋には鴻池屋善右衛門、同く庄兵衛、同善五郎、天王寺屋五兵衛、平野屋五兵衛等の大商人がゐる。南側の高麗橋筋には三井、岩城桝屋等の大店がある。誰がどこに向ふと云ふこと、どう脅喝してどう談判すると云ふこと、取り出した金銭米穀はどう取り扱ふと云ふこと抔(など)は、一々方略に取り極きめてあつたので、ここでも為事(しごと)は自然に発展した。只銭穀の取扱だけは全く予定した所と相違して、雑人共は身に着つけられる限の金銀を身に着けて、思ひ/\に立ち退いてしまつた。鴻池本家の外は、大抵金庫を破壊せられたので、今橋筋には二分金が道にばら蒔まいてあつた。(七、船場)
この時の模様は、被害に遭った商人側でも詳細な記録が残されており、たとえば、三井文庫所蔵の史料「天保七年 浪速持丸長者鑑」(写真=コメント欄)には、焼き打ちされた商家に赤線が引かれています。ランク順に並べてみると
鴻池善右衛門(総後見)、三井呉服店(行事)、岩城呉服店(行事)、米屋平右衛門(東小結)、鴻池他治郎(西小結)、鴻池正兵衛(西前頭)、米屋喜兵衛(西前頭)、日野屋久右エ門、炭屋彦五郎、米屋長兵衛、甥屋七右衛門、和泉屋甚治郎、鴻池徳兵衛、長崎屋与兵衛、米屋与兵衛、泉屋新右衛門、紙屋源兵衛、小西佐兵衛、越後屋新十郎、よしの屋久右衛門、大庭屋甚九郎、昆布屋七兵衛、さくらいや八兵衛、平野屋喜兵衛、某
など、25商(店)の名前があがっています。今橋筋、高麗橋筋の商家は軒並み焼き打ちに遇っています。肥後橋の加島屋久右衛門(西大関)はコースから外れていたため難を逃れたようです。
(写真)「天保七年 浪速持丸長者鑑」1837(公益財団法人 三井文庫蔵) 相撲の番付表のように商人をランキングした表で、大塩の乱で被害を受けた商家に赤線が引かれている。三井、鴻池などが被害にあっていることがわかる(三井広報委員会)。
また、諸家の記録から、事件当日の様子や対応策、その後の復旧策を見てみると
(鴻池家)加島屋某筆とされる『天保日記』(大阪市立中央図書館所蔵)では天保八年(一八三七)二月十九日、火見台から望見して「鴻池本宅黒焰大盛二立登、其恐懼シキ事不可云」、幸町別邸めざして落ちのび、そこで加島屋某らが「鴻池於隆君・勝治・和五郎」らと無事出あうところが生々しくえがかれている。和泉町の鴻池新十郎家の記録 『北辺火事一件留』(大阪商業大学商業史資料館所蔵)でも、鴻池本家当主の善右衛門が土佐藩邸、長音は泰済寺、そのほか瓦屋町別荘などへ逃げ、鴻池深野新田農民をガードマンとして急遽上坂させるなど、その被害状況や防衛対策が丹念に記録されている。
(三井呉服店)三井では、同日三郎助高益(小石川家六代)が上町台地の西方寺に避難し、「誠に絶言語、前代未聞之大変にて」と、 ただちにレポを京都に送り、木材・釘・屋根板・縄莚などをすぐ仕入れ、はやくも三月八日に越後屋呉服店大坂店の仮普請完成=開店している様子が詳細に記録されている。(コメント欄参照)
(住友家)住友家史『垂裕明鑑』には、大塩事件のまっただなかで、泉屋住友が鰻谷(銅吹所その他)から大坂城にむけて鉛八千斤(弾丸)を三度にわけて必死で上納運搬したこと、事件による住友の被害として、「豊後町分家、別家久右衛門・喜三郎掛屋敷の内、備後町・錦町・太郎左衛門町三ケ所延焼」に及んだこと、そして住友の親類の豪商としては、「鴻池屋善右衛門、同善之助、平野屋五兵衛、同郁三郎」家などが軒並み“大塩焼け”で大きな被害をこうむったこと等々が、 生々しく記されている。
三井家では、享保の大飢饉の後に起きた江戸における打ち毀し(1733年)に衝撃を受け、以後、食料の価格が暴騰すると近隣に米や金銭を配って援助したり、また飢えた人々に炊き出しをしたりするなど、三都(江戸・京都・大坂)において施行を継続しています。それが、大塩平八郎の乱では標的にされ、襲撃された大坂本店は全焼、銃撃による負傷者まで出るほどであったと伝えています(三井広報委員会)。
儒学者の山田三川が見聞きした飢饉の様子や世間の窮状を日記風に書き留めた『三川雑記』には、乱の前に大塩は鴻池・加島屋・三井の主人らと談じ、富商十二家から五千両ずつ借りれば六万両となり、これで何とか八月半ばまでの「飢渇」をしのげると、「しばらくの処御取替」を依頼していたとあります。同意した加島屋久右衛門は襲われず、三井と鴻池は反対したため焼き打ちに遭ったとも言われています(山内昌之)。
ただし、『浮世の有様』の天保八年雑記(熊見六竹の筆記)には、この話は「或説」として取り上げられており、それによると、「十人両替へ被仰付候処、町人共御断申上候筋有之」とあります。三井はもちろん、鴻池や加島屋にも記録はなく、風評の域を出ないものと思われます。
(参考文献) 中瀬寿一「鷹藁源兵衛による泉屋住友の “家政改革”-大塩事件の衝撃と天保改革期を中心に-」『経営史学/17 巻』1982 三井広報委員会「三井の苦難(中編)」三井グループ・コミュニケーション誌『MITSUI Field』vol.39|2018 Summer 山内昌之「将軍の世紀」「本当の幕末――徳川幕府の終わりの始まり(5)大塩平八郎の乱」文芸春秋2020 山田三川『三川雑記』吉川弘文館1972 矢野太郎編『国史叢書 浮世の有様』1917
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tanashin · 1 year
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その夜 
作業煮詰まって終電で新宿へ。
特急で3駅15分。帰り路急ぐ人波に逆らい歌舞伎町に向かう。「こんな時間に、」「歌舞伎町で、」と未だにわけのわからん優越感を持ってしまう自分に辟易する。単に地元の後輩が店長している飲み屋にしか行くところがないだけだ。
思い出横丁、大ガード、一番街を抜け、路駐の黒塗りの列の脇を曲がる裏通りの一角に「のぼせもん」がある。店は混んでいた。ラーメンやチャーハンのメシ客と呑みの客。鍋を振っている才木はオレに気付き顎でカウンターの角を指す。行く前にLINEしていたので手書きの予約の紙が置いてある。1人のときも2席分必ず確保してくれている。元々は博多ラーメン屋だったが場所柄呑みの客が多く、いつのまにかツマミが増えていき博多屋台メニューが並ぶようになった。もつ鍋まで出る。才木は平日ワンオペで店を回す。
ウーロンハイと煮卵とチャーシューが出てくる。才木が作ったウーロンハイは本当にうまい。大五郎と伊藤園の烏龍茶なのにいちいち美味い。ウチで同じように作っても全然違う。不思議。反対側の角の高橋さんと目が合い会釈する。この辺りのキャッチの元締めのヤクザ。入れ替わりくる休憩時の若者にメシを食べさせている。高橋さんはいつもの一升瓶の黒霧のロックのセット。この店で一升瓶をキープしているのは、高橋さんとサニーデイの田中さんだけだ。混み合ってきたので一度外に出る。
散歩しながら撮影。いい瞬間はなかなか出会わない。一度森山大道を見かけて後をつけたことがある。歩きながらずっと撮影していた。その数秒後に自分も同じ場所に立つけど、なにをなんで撮っていたのかまったくわからなかった。小一時間ついて回ったが途中巻かれた、というか見失った。「夢のように薄い水割りを」と酒で体を壊した森山大道がどっかのバーで言ったらしい。
ホスト街を抜けてバッティングセンターの前のたくさんの自販機の光の下に女の子が座りこみ泣いていた。遠目から一枚撮るかとカメラ構えた瞬間目が合いやめた。ばつが悪いので、なにか飲むかと自販機に小銭を入れる。女の子は黙って桃の天然水を押した。リボンが異様にたくさんついたレース生地のワンピースとロングブーツ。かなり酔っていて涙で化粧が落ちていた。とりあえず隣りでタバコに火をつける。吸うかと差し出すが首を横にふる。「携帯貸して」と、調べものか誰かに連絡するのかと渡す。イヤホンをつけたまま渡してしまい外そうとすると手を払い除け耳につけて歩き出した。
背はかなり小さく細い。アスファルトを鳴らしながら、ではなく、目についた自転車や看板を蹴り倒しながらカラーコーンをぶん投げながら歩く。取れかけたツケマツゲも投げてた。倒された自転車や看板を元に戻しながら後ろからつかず離れずでついていく、声は届かない。もしトラブルになりそうなら出ていこうかと思ったけどみんなあっけに取られ何回か怒鳴られたが気にせず歩く。怒りか悲しみか大きなエネルギーが放出してる様はすごいライブで演ってる人が光って見えるのに似ていた。澱みがないから止まらない止められないのか。ランダムに設定していたレイジアゲインストザマシーンあたりが流れているのかと思ったら面白くてニヤついてたら、振り返り「キモ」と言われる。後ろ姿を撮りながら新宿をぐるぐる回る。たまに振り返ると「ウケる、Yahooニュースばっかり見てんじゃん、キモ」「フォロワー500人、キモ」とケラケラ笑う。見るなと言い返しても、もう背中聞こえていない。
どのくらい歩いただろう、そろそろ始発が動く時間で駅に向かう人が多くなってきた。あいかわらずなぎ倒しながら歩いていたが勢いはなくなっていた。酔いも覚めたのだろう。空の桃の天然水は持ったままだ。三丁目の飲み屋街から明治通り伊勢丹の向かいに出てきた。あーここ美味しいクレッソニエールと思ってたら突然立ち止まりイヤホンを外しiPhoneとペットボトルを思いっきり足元に投げつけてきた。
「おまえのハンパなやさしさが全部をダメにする」
と言い放ち新宿三丁目の駅に降りていった。拾うと画面はバキバキに割れていた。傷だらけで人質は解放された。音は鳴るかとイヤホンをつけるとpredawnが流れていた。
コンビニでアイスを買い店に戻る。誰もいない店内で才木は仕込みをやっていた。「にーやん遅かったね、瓶ビールでいい?」小さいグラスで乾杯だけして、才木はアイスをくわえながら厨房に戻る。系列の4店舗分のスープの仕込みを才木がやっている。さっきの話しを聞いてもらいたくて「少し休んで呑もうや」と誘う。「この豚は一度死んでウチにきてるから、2度死なすわけにはいかんのよ」と才木は言った。寸胴の中の豚骨を砕く才木の背中を見ながらアイスを食べた。
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2022年の読書(2022年12月28日現在)
2022年の読書(2022年12月28日現在)読了206冊
特に印象深かった本(順不同) 《文芸》 『たったひとつの冴えたやりかた』(ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア著/浅倉久志訳/カバーイラスト:片山若子/ハヤカワ文庫) 『リリアン卿――黒弥撒』(ジャック・ダデルスワル=フェルサン著/大野露井訳/装丁:柳川貴代/国書刊行会) 『骸骨 ジェローム・K・ジェローム幻想奇譚』(ジェローム・K・ジェローム著/中野善夫訳/装丁:岡本洋平/国書刊行会) 『ハイ・ライズ』(J・G・バラード著/村上博基訳/創元SF文庫) 『旱魃世界』(J・G・バラード著/山田和子訳/牧眞司解説/カバーディレクション&デザイン:岩郷重力+R.F/創元SF文庫) 『ウィトゲンシュタインの愛人』(デイヴィッド・マークソン著/木原善彦訳/装幀:アルビレオ/装画:ケッソクヒデキ/国書刊行会) 『スキャナー・ダークリー』(フィリップ・K・ディック著/浅倉久志訳/扉デザイン:土井宏明(ポジトロン)/ハヤカワ文庫/Kindle版) 『耄碌寸前』(森於菟著/池内紀解説/みすず書房) 『時の子供たち 上下巻』(エイドリアン・チャイコフスキー著/内田昌之訳/竹書房文庫/Kindle版) 『クララとお日さま』(カズオ・イシグロ著/土屋政雄訳/早川書房/Kindle版) 『純潔』(嶽本野ばら著/造本:松田行正+日向麻梨子/新潮社) 『シシリエンヌ』(嶽本野ばら著/新潮社/Kindle版) 『プロジェクト・ヘイル・メアリー 上下巻』(アンディ・ウィアー著/小野田和子訳/早川書房) 『異形の愛』(キャサリン・ダン著/柳下毅一郎訳/装丁:木庭貴信+岩本萌(オクターヴ)/河出書房新社) 『葉書でドナルド・エヴァンズに』(平出隆著/三松幸雄解説著者目録/デザイン:菊地信義+水戸部功/講談社文芸文庫) 『詩歌探偵フラヌール』(高原英里著/装幀:名久井直子/装画:カワグチタクヤ/帯文:梅﨑実奈/河出書房新社) 『日々のきのこ』(高原英理著/帯文:岸本佐知子/名久井直子装丁/ヒグチユウコ装画/河出書房新社) 『幾度目かの最期』(久坂葉子著/青空文庫/Kindle版) 『ボダ子』(赤松利市著/新潮文庫/Kindle版) 『喜べ、幸いなる魂よ』(佐藤亜紀著/綿引明浩装画/國枝達也装丁/角川書店) 『どちらでもいい』(アゴタ・クリストフ著/カバーオブジェ:勝本みつる/カバーデザイン:ハヤカワ・デザイン/ハヤカワepi文庫) 『夜中に犬に起こった奇妙な事件』(マーク・ハッドン著/小尾芙佐訳/装幀:服部一成/ハヤカワepi文庫) 『氷』(アンナ・カヴァン著/山田和子訳/川上弘美解説/カバーデザイン水戸部功/ちくま文庫) 『懐中時計』(小沼丹著/秋山駿解説/作家案内、著書目録:中村明/デザイン:菊地信義/講談社文芸文庫) 『後藤明生・電子書籍コレクション 行方不明』(後藤明生著/アーリーバード・ブックス/Kindle版) 『私は幽霊を見ない』(藤野可織著/朝吹真理子解説/カバー絵:Angela Deane/カバーデザイン:大原由衣/角川文庫/Kindle版) 『百鬼園戦後日記(全三巻合本)』(内田百閒著/巻末エッセイ:谷中安規、高原四郎、平山三郎、中村武志/解説:佐伯泰英/カバー画:山髙登/カバー図版:内田百閒戦後日記(岡山県郷土文化財団所蔵)/カバーデザイン:中央公論新社デザイン室/中公文庫/Kindle版) 『木になった亜沙』(今村夏子著/装画:木原未沙紀/装丁:野中深雪/文藝春秋) 『小島』(小山田浩子著/新潮社/Kindle版) 『死ぬまでに行きたい海』(岸本佐知子著/岸本佐知子写真/装幀:宮古美智代/スイッチ・パブリッシング) 『少年』(谷崎潤一郎著/青空文庫/Kindle版) 『外套』(ニコライ・ゴーゴリ著/平井肇訳/青空文庫/Kindle版) 『鳳仙花』(川崎長太郎著/講談社文芸文庫/Kindle版)
《その他》 『寄生生物の果てしなき進化』(トゥオマス・アイヴェロ著/セルボ貴子訳/倉持利明解説/草思社/Kindle版) 『「ネコひねり問題」を超一流の科学者たちが全力で考えてみた――「ネコの空中立ち直り反射」という驚くべき謎に迫る』(グレゴリー・J・グバー著/水谷淳訳/装丁:寄藤文平+古屋郁美(文平銀座)/Kindle版) 『みんなが手話で話した島』(ノーラ・エレン・グロース著/佐野正信訳/澁谷智子解説/はじめに:ジョン・W・M・ホワイティング/ハヤカワ文庫NF) 『スピルオーバー——ウイルスはなぜ動物からヒトへ飛び移るのか』(デビッド・クアメン著/甘糟智子訳/装丁:間村俊一/明石書店) 『新・動物記4 夜のイチジクの木の上で─フルーツ好きの食肉類シベット』(中林雅著/新・動物記シリーズ編集:黒田末壽、西江仁徳/ブックデザイン・装画:森華/京都大学学術出版会) 『共立スマートセレクション5 オーストラリアの荒野によみがえる原始生命』(杉谷健一郎著/コーディネーター:掛川武/共立出版/Kindle版) 『共立スマートセレクション10 美の起源 ─アートの行動生物学』(渡辺茂著/コーディネーター:長谷川寿一/共立出版/Kindle版) 『共立スマートセレクション16 ベクションとは何だ!?』(妹尾武治著/コーディネーター:鈴木宏昭/共立出版/Kindle版) 『世界を変えた建築構造の物語』(ロマ・アグラワル著/牧尾晴喜訳/装幀者:トサカデザイン(戸倉巌、小酒保子)/草思社/Kindle版) 『宇宙創成 上下 合本版』(サイモン・シン/青木薫/新潮文庫/Kindle版) 『岩波科学ライブラリー310 食虫植物─進化の迷宮をゆく』(福島健児著/カバーイラスト・一部図版:安斉俊/岩波書店) 『銀河の死なない子供たちへ 上下巻』(施川ユウキ著/カバー・本文デザイン:セキネシンイチ制作室/電撃コミックス NEXT/KADOKAWA)
この一年間で複数の著作物を読了(著者名/冊数) 後藤明生/25 西村賢太/8 フィリップ・K・ディック/7 川崎長太郎/6 小沼丹/6 嶽本野ばら/6 藤野可織/6 今村夏子/6 橋本治/5 J・G・バラード/4 岸本佐知子/4 内田百閒/4 小山田浩子/3
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tocoro-cafe · 1 month
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8/24(土) 十五六焼菓子販売日 「 mitsukoji jam (店頭受渡限定)」 ご予約方法!→完売致しました!
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お申込み方法を下部に記載しますので、お伝えしますコトをよくご理解頂き、お申込み頂きますよう宜しくお願いします。
→ 8/21  21:00〆切 完売御礼!
規定数量に達しましたので締め切らせて頂きました!お申込み頂きまして本当にありがとうございます!
21時00分ジャストで既定数量を超えてのお申し込みがありました!00分までに送信下さいました方でも限定数を超えておりますので、こちらのメールに届いた先着順で購入可能な皆様に返信致します!購入できない皆様申し訳ございません!発送可能な皆様には、22日の夜までにメールを致しますので、返信をお待ちしております。
*購入不可の皆さまにはメールは届きませんので、予めご容赦願います。1人で全て作業をしていますのでご無礼をお許し下さいませ。
●2024. 8.24 sat
8月24日(土) 13:00 - 18:00
今週末の8月24日(土)は、十五六の通常販売日です!
今回は日野の十五六では初めての試みです!!!
以前の相模原のアトリエ十五六では何度も開催しておりましたが、友人のmitsukoji jam みっちゃんの貴重な「桃ジャム」を事前予約にて、店頭受け渡しのみで販売させて頂きます!
彼女のジャムはとても希少なため、購入自体がレアになりますので、ぜひこの機会に味わってみて欲しいと思います。
小島友見さんコト、みっちゃんは三茶トコロカフェの時代にお客様としてお越し下さり、その後に当店のお客様でもありました小説家の小川糸さんの作品で食堂かたつむり」の映画試写会の出口でばったり再会。その後はお子様の誕生などで年賀状だけでの関わりでしたが、2014年トコロカフェ閉店後にはじめて行った「くらしのmoto市」で4~5年ぶりに再会をしました。再会を機に交流がはじまり、彼女のつくるジャムの美味しさやセンスはもちろん、ジャムから伝わる果実に対する誠実さや、果樹園さんに対する関わり手間をかけてまでも想いをカタチにするというコト。いろいろなコトが共有できるコトをお互いに認識し様々なコトを育んできました。そのひとつとして、2016年11月に私が主催するお話会のゲストに出演して頂きました。ご存知の方も多いと思いますが彼女は「イギリスマーマレードアワード2016」初出場に於いて金・銀・銅賞を受賞という快挙を成し遂げました。
予約開始:8月21日(水)21時〜 
mitsukoji jam 新潟産の桃「たまき」ジャム の事前予約を開始致します!店頭受渡しのみで、 予約できました方は、8月24日の十五六の販売日 に店頭までお越し下さいませ。 予約ができましたら購入できますレアな機会です。 普段、並ぶのは。。。と躊躇されています方や、 抽選に当たったコトがない!という方は、数量も 少ないのですが、是非この機会にお申込み下さい。 *予定数に達しましたら受付を終了いたします! 当日販売しますトコロ菓子は予約不可となります ので、当日お越しの際に販売されているモノから お選び頂けましたらと思います。
今回は、mitsukoji jamみっちゃんのジャムを 事前予約にて販売致しますので、トコロカフェの 焼菓子を店頭にて購入するコトが予約条件となり ますので、皆様ご注意下さいませ。
*クッキーアイスサンドは対象外となります。
販売日の焼菓子各種(パウンドケーキ・スコーン・ ビスクッキィ・クッキー・米粉フィナンシェ)を メインに、保冷バックご持参の方もしくは自宅に 15分以内に帰宅可能な方限定「米粉和ブラウニー」 と「米粉の十五六巻」なども販売を予定しています。
先日スタートしました、店頭販売限定のクッキー アイスサンド(丹波黒大豆きな粉アイス+大納言)は、 アイス用紙コップに入れて提供いたします。スタート した先週はご注文が多かったので、今回も仕込みを したいと思っていますので、そちらもお楽しみに!
*クッキーアイスサンドはご来店の方1名様1点のみ。
トコロ焼菓子を購入されます方限定で、 新潟産の桃「たまき」ジャム(mitsukoji jam) を事前予約優先にてお取置きをさせて頂きます!
*予約条件有り
予約開始は8月21日(水)21時〜 !
「桃のジャム」は、お一人様一点のみとなります。 未だ一度も購入できていなくて。。。という方は、 この機会にぜひ予約されて下さいね。予定数量に達 しましたら完売となります。予約方法をご覧の上、 予約開始日時以降にお申込み下さいませ。
十五六来店のための予約は不要です。
仕込みをしながらの予約方式は大変ですが、この 機会に十五六に行ってみよう!やmitsukoji jam さんのジャムも味わってみたい!など、その様に 思われていた方はとても良い機会になるのでは?と 思います。ふらっとお越し頂けるようなトコロでは ございませんが(苦笑)もし宜しければ予約申込を お待ちしております!焼菓子購入などは、ご来店の ご予約は不要ですので、皆さまお気軽にお越し下さ いましたら嬉しいです。 暑い日が続いておりますので、くれぐれも熱中症 対策は万全でお越しくださいませ。近くにコイン パーキングはございますので、お車の方はそちらを ご利用くださいませ。
*駐車サービスなどはございませんのでご注意下さい。
下段に予約方法を記載致しましたので、超文な文章を よくお読みの上、お申込みを宜しくお願い致します��� 数に限りがございますので、既定数量を超えてのお申 し込みがありました場合は、先着順に振り分けていき ますので、購入できない皆さまはご容赦くださいませ。
店内はカフェ空間ではありませんので、イートイン はできませんが、テイクアウト用にて各種珈琲や ドリンクや、1名様につき1点限定のクッキーアイス サンドなどの販売などもございます。
*焼き立てスコーンはお休み!
テイクアウトドリンク等のメニューは当日、店頭 にてご確認くださいませ。
今回の販売日のテイクアウト用のコーヒーに使用する 珈琲豆は、Nejimakigumoのネジくんが十五六のため に焙煎してくれています「トコロブレンド深煎100g (豆まま)」となります。珈琲豆の販売もございます。
*豆販売はありませんが中煎もございますので深煎  が苦手な方がいましたら、ご注文の際にその旨を  お伝えくださいませ。
皆様のお越しをお待ちしております!
◎十五六(菓子店)住所
 東京都日野市多摩平𝟓-𝟗-𝟗 ⁡ *甲州街道沿いの𝟐階建て𝟏階部 ⁡ ・𝐉𝐑中央線 豊田駅 徒歩𝟏𝟗分 ・𝐉𝐑八高線 北八王子駅 徒歩𝟏𝟖分 ⁡ ・八王子駅北口バスターミナル𝟑番  八𝟓𝟕[京王] 日野台行 日野台 下車 目の前  日𝟓𝟎[京王] 日野駅行 日野台 下車 目の前 ⁡ ・日野駅バス停𝟏番  日𝟓𝟎[京王] 日野台経由 八王子駅北口行  八𝟓𝟖[京王] 日野台経由 八王子駅北口行  日野台 下車 徒歩𝟏分 ⁡ ⁡ 暑い日や雨の日はバスもオススメです。。。☔️ ⁡ 土日でも𝟏𝟎分に𝟏本は運行しています。 ⁡ ・近くにコインパーキング有 ⁡ *当店はテイクアウト店の為 イートインスペースはござい ませんので、ご容赦願います。 トイレもございません。。。
ご予約可能となりました場合は24日(土)の 営業時間内に店頭までお越し頂けて、尚且つ トコロカフェの焼菓子を購入されますコトが 条件となります。発送などはしておりません のでご了承願います。ジャムのみの販売は 不可とさせて頂きます。
*ジャムのご予約は、お一人様一点までと  させて頂きます。今回も少量限定にて数量  が少ないため、1人でも多くの皆様に届きま  すように、ご理解とご協力のほど、どうぞ  宜しくお願い申し上げます。
◎新潟産の桃「たまき」ジャム
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〔新潟産の桃「たまき」使用〕
mitsukojiの桃ジャムの原点はこの品種で 理想の桃ジャムを求めました。 甘みと酸味のバランスが抜群で 桃の美味しさを堪能できる王道の桃です。
熱々のトーストにお好みのバターと、 または、ヨーグルトにもおすすめです。
*トコロカフェの焼菓子を購入条件とさせて頂きまして
  ¥1,512(税込) 
予約は先着順にて受付とさせて頂きます。
*クッキーアイスサンドは対象外となります。
予定数量を超えました時点で、受付は終了とさせて頂きます。 その際は、tumblrとX(旧Twitter)とInstagramにて お伝え致しますので、ご確認下さいませ。
それでは、皆様のお申込をお待ちしております!
予約開始は8月21日(水)21時〜です!
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tocoro cafe/十五六 十五六焼菓子販売日 
みつこじ製 新潟産の桃「たまき」ジャムのご予約方法
 *焼菓子のみ購入希望の方はご予約不要です。
●日程 :「 8月24日(土) 」の1日限定
●時間 :「 下記営業時間内にて店頭お渡しとなります 」
       13:00 - 18:00
●開催場所:十五六焼菓子店
      東京都日野市多摩平𝟓-𝟗-𝟗
⁡      *甲州街道沿いの𝟐階建て𝟏階部
●確認事項 : 
・ジャムは一人様一点のみの、お申込とさせて  頂きますので、ご了承願います。
・ご予約日の営業時間内に必ずお越し頂けますコト、  ご了承願います。
・現金でのお支払いをお願い致します。
・エコバックなどのご協力もお願い致します。
  ・どうしてもキャンセルされる場合は、当日の10時  までにメールでご連絡頂けます様、お願いします。  こちらから追ってキャンセル受理の返信メールを  させて頂いて、キャンセル成立となります。そちら  のメールが無い場合は、念のため再度メールを送信  して下さいませ。キャンセルが出ましたら先着の  優先順からメールにて繰り上げのご連絡をさせて  頂きます。ご迷惑をおかけ致しますが、メールが届  きましたら早急にお返事を頂きましたら大変助かり  ます。どうぞ宜しくお願い申し上げます。ご連絡が  無くキャンセルの場合は、今後のご予約は全て受付  不可となります。
 注)お申込頂きました方は、確認事項をご了承頂い    たものと致します。
●申込方法 :
■ご希望の方は、8月21日(水) 21時〜
 *受付開始21:00より前のメールは無効に   なりますので、ご注意下さいね。         [email protected] まで、 メールにてお申込下さい。
■メールへの記載事項(必須)
・件名→ みつこじジャム申込
・お名前(フルネーム)
・携帯+PCメールアドレス(受信拒否等の設定は解除願います)  *[email protected]からの受信設定を可に。
・携帯電話番号(当日ご連絡のつきます番号)
・可能でしたら、みつこじジャムを購入されたい理由も記載を頂けましたら嬉しいです。
*当日ご来店の予定時刻が分かります方は、  記載を頂けましたらこちらも助かります。  分からない場合は、記載不要です。
*当日に遅れる場合は上記メルアドにご連絡下さい。  携帯まで転送されますのでご連絡します。
    
●申込後 :
・数量限定のため、ご用意数量を超えました時点で  受付終了とさせて頂きます。それまでは8月23日  21時まで申込可能。  *こちらのメールに21時以降に到着して、正しく  記載されたメールから先着順にて決定とさせて頂  きます。ご了承下さい。受付終了時は、blogや  Instagram、X(���Twitter)でお伝えをしますので  ご確認下さいませ。
・ご予約可能な皆様には、22日夜までに追ってご  確認メールを送らさせて頂きます。そちらの  メールにアンサーを頂いてこちらで確認が出来ま  した時点で、ご予約確定とさせて頂きますので  ご注意下さいませ。最後に「確定」メールもさせ  て頂きますので、そちらもご確認くださいませ。  *夜は仕込みのため、返信できない場合がございます。
・購入可能な方のみお返事をさせて頂きますので、  十五六からの返信メールがない場合は、今回は  購入できませんので、またの機会に宜しくお願  い致します。店主1人でメール作業をしています  関係で、ご無礼をお許し下さいませ。ご容赦の  ほど、宜しくお願い申し上げます。
・こちらから購入可能メールをさせて頂いたのに  「確認しました!」メールの返信がない場合が  ございます。その場合、迷惑メールBOXに振り  分けられている場合と、メール受信拒否設定で  はじかれている場合とがございます。こちらから  再度メールを致しますが、送信後24時間以内に  返信がない場合は無効となりますので受信拒否  設定を必ず設定の上、お申込下さいませ。又、  確認メールにアンサーが無い場合もキャンセル  扱いとなりますので、十分にお気をつけ下さい  ますよう、宜しくお願い申し上げます。
*携帯会社によってメールが送信できない場合も  アンサーがなく、こちらからは送信されたと  思っている場合がございます。念の為パソコン  や携帯メールなど複数のアドレスをお持ちの方は  記載して頂けましたら安心だと思われます。
・tumblrとX(旧Twitter)とInstagram内で終了案内  をするまでは常時受付中!
*mitsukojiさんのジャムの予約はせずに、  焼菓子購入のためにご来店されます皆様は、  今回のご予約は関係ございませんので営業  時間をご確認の上ご来店をお待ちしています。
・焼菓子の在庫状況は、空いた時間をみて  X(旧Twitter)にてお伝え致します。  テイクアウト用の商品や、限定クッキー  アイスサンドの販売(1名様1点限定)が  ございますのでお気軽にお越し下さいませ。  カフェではなく工房ですのでテーブル席など  はございません。予めご了承下さいませ。  X にアップされない場合は、逆にバタバタで  余裕がないだけで、まだ焼菓子の在庫はある  状況の場合もございますので、どうぞ宜しく  お願い致します。  売り切れの際はご容赦願います。      
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
それでは、皆様のお申込をお待ちしております!
8月21日(水)21時からのお申込ですので、お気をつけて。
毎度超文にお付合い下さいまして、ありがとうございます。
当日販売の焼菓子メニューやなどは、また当日に 発表致しますので、ご覧いただきますよう宜しく お願い致します!お気をつけてお越しくださいませ。
tocoro cafe / 十五六 上村 雅一・直子 
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124770353 · 4 months
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20240603
くう間もん @kasu3iro 2024/06/03 (月) 23:16:04 Replying to @ojro_men 🍵🍵🍵 楽し♬んでください!!! お先に^^;…おやすみなさい💤(-_-)zzzませ(¦3[▓▓]www くう間もん @kasu3iro 2024/06/03 (月) 23:14:34 Replying to @ojro_men お疲れ様です✨✨🫒🫒🫒⚔👏👏 たたみ @fuyuharu2017 2024/06/03(月) 22:58:23 Replying to @ojro_men そうだね🍵 くう間もん @kasu3iro 2024/06/03 (月) 22:34:59 Replying to @ojro_men 🫛🫛🫛はい☺️ 初🍑も!スーパーでみました!!👏 hiroちゃん (ひろiro) @iro_one_iro 2024/06/03(月) 21:53:13 Replying to @ojro_men お疲れ様でした😊でも楽しそうですね。 真剣と真剣同じ字なのね😅 最初?ん? なるほど〜笑😂緊張しながらも様になっております。貴重な経験でしたね😉 むーちょ(むーちゃむーちょ) @ringonoDANGO 2024/06/03(月) 21:51:29 Replying to @ojro_men りじちょおさん横たわってるのがも〜 仏のようで✨(笑) オサくん侍もいたし、海外の方ともわちゃわちゃと楽しく審査できてよかったですな🎶 琥珀🎸✨🔥🎵 @c90fd72c0f0341f 2024/06/03(月) 21:44:13 Replying to @ojro_men 枝豆一生食べていられる🤤 オススメの枝豆あります❓ 琥珀🎸✨🔥🎵 @c90fd72c0f0341f 2024/06/03(月) 21:42:43 Replying to @ojro_men 審査会は大変だったと思いますが、素敵な思い出もできたみたいで良かったです🫒 真剣を持つ姿、姿勢がいいからカッコいい🗡️✨😍 momo @momochi039 2024/06/03(月) 21:35:54 Replying to @ojro_men 好きぃーー🫛 megmeg🐥🌸🐰 @megmeg_fblc07 2024/06/03(月) 21:34:30 Replying to @ojro_men 皆さん素敵な笑顔ですね〜☺️🫒🌿 最後のサムライぐーじ🐥⚔️めっちゃ決まってる😍 時代劇とかのオファー来そうです😆✨ きしめんRI-nem @rijooki 2024/06/03(月) 21:26:43 Replying to @ojro_men まさかの日本刀宮司ーーー❣️🫒 さとみ @remisato 2024/06/03(月) 20:49:59 Replying to @ojro_men 丹波の枝豆はもう少し先です🙋 Alice @Alice6499530073 2024/06/03(月) 20:23:40 Replying to @ojro_men 貴重なタンパク源🫛です むーちょ(むーちゃむーちょ) @ringonoDANGO 2024/06/03(月) 20:08:04 Replying to @ojro_men ビール🍺と枝豆🍮 スマイルりん @FT_lovelysmile 2024/06/03(月) 20:06:22 Replying to @ojro_men 何、なに??美味しく食べてらっしゃる? きしめんRI-nem @rijooki 2024/06/03(月) 20:05:24 Replying to @ojro_men バナエイエビブームの時にはんぺんと枝豆で作った海老しんじょ美味しかった~🦐🫒 わびすけ @wabeeske 2024/06/03(月) 20:04:17 Replying to @ojro_men 枝豆といえば新潟の黒埼茶豆ですね〜 あまりに新潟県民が食べすぎるので県外にあまり出ないとまで言われてますが😂 むーちょ(むーちゃむーちょ) @ringonoDANGO 2024/06/03(月) 17:53:43 Replying to @megmeg_fblc07 and @ojro_men はいちおーるしー だ‼︎ むーちょ(むーちゃむーちょ) @ringonoDANGO 2024/06/03(月) 14:48:22 Replying to @ojro_men おはよございます🌧 帰りがけお天気雨にやられましたので 傘クラゲ聴いてます☔️ gash @a_kie_1123 2024/06/03(月) 14:23:11 Replying to @ojro_men おはよーございます😊 ちはるん♪ @chiharu509 2024/06/03(月) 14:19:47 Replying to @megmeg_fblc07 and @ojro_men プサッ🪓🪝 ちはるん♪ @chiharu509 2024/06/03(月) 14:18:58 Replying to @yumiko0221 and @ojro_men おぉー👏🫒💚 きしめんRI-nem @rijooki 2024/06/03(月) 13:23:53 Replying to @ojro_men おはようございます⛅
気圧から解放されました  .°ʚ(՞ .  ̫ . ՞)ɞ°. megmeg🐥🌸🐰 @megmeg_fblc07 2024/06/03(月) 13:07:15 Replying to @ojro_men おはよおさん🐥💓✨🌤 湿度高めで身体がだる重ちゃんです💦 なんかスッキリさせるいい方法ないですか〜🙄 ももくるひめ @momokurumihime 2024/06/03(月) 12:57:33 Replying to @ojro_men おはようございます 気持ちのいい天気です☀️ momo @momochi039 2024/06/03(月) 12:40:35 Replying to @ojro_men おはようございます😊🔅 hiroちゃん (ひろiro) @iro_one_iro 2024/06/03(月) 12:34:36 Replying to @ojro_men おはようございます😊 微妙な天気ですね☁️☀️🌥️ yoshino @yoshino3996 2024/06/03(月) 12:18:42 Replying to @ojro_men おはようございます😊 くろまねき@milet_miles‼️ @IuwxwMAwAlKHvif 2024/06/03(月) 12:17:15 Replying to @milet_music
@ElleyMusic and 3 others 配信ミニライヴやっとmiletた〜♬♬豪華かつ永久保存版ですね♬早くライヴで会いたい♬♬♬😆😉🥳👍👍👍#milet_miles  #milet_配信ミニライヴ とうみん @tohmin13 2024/06/03(月) 12:14:17 Replying to @milet_music
@ElleyMusic and 3 others hanatabaめちゃくちゃ良かった 新しいメンバーも加わりライブ感が倍々! ツアーは全員で暴れて下さい💃🕺🏻 ありひろちゃん @arihiro_CHAN 2024/06/03(月) 11:57:44 Replying to @ojro_men おはようございます 今日の山梨は、朝は晴れていたのですが、今は曇り☁️です remiofan @remiofan 2024/06/03(月) 11:45:13 Replying to @ojro_men おはようございます‼️ くう間もん @kasu3iro 2024/06/03(月) 11:37:25 Replying to @ojro_men おはようございます🌞✨ 良い月曜日に🍀☺️ くもうさぎ姫 @kumousagihime 2024/06/03(月) 11:34:37 Replying to @ojro_men おはようございます😊🌥 あんみつ彦 @anmitsuhico 2024/06/03(月) 11:33:41 Replying to @ojro_men おささん、おはようございます😃 今日はお休みを頂いております🤭☀️ スマイルりん @FT_lovelysmile 2024/06/03(月) 11:25:23 Replying to @ojro_men おはようございます〜😊 空雲 日晴 @soRaguMO_hisei 2024/06/03(月) 11:15:04 Replying to @ojro_men 神様、おはようございます😊 気まぐれで「ドレミの歌」をアルペジオで弾いてギター脳トレしてます🎶
まだ指先は痛くないですが、ゾンビみたいに皮がボロボロになって面白いです🧟‍♀️ まき @H8_maki19 2024/06/03(月) 11:14:01 Replying to @ojro_men おはようございます😊 ちはるん♪ @chiharu509 2024/06/03(月) 11:13:47 Replying to @ojro_men おはようございます🐹🐹 さとみ @remisato 2024/06/03(月) 10:47:31 Replying to @ojro_men おはようございます(*´∀`*)ノ☀ sayaka @saya103 2024/06/03(月) 10:46:13 Replying to @ojro_men おはようございます☀️朝からネットワーク不具合で仕事がすすみませ~ん💦眠たいで~す🥱 琥珀🎸✨🔥🎵 @c90fd72c0f0341f 2024/06/03(月) 10:44:22 Replying to @ojro_men おはようございます😊 晴れてるけど午後からまた雨になるかも☂️❓🤔 ゆきむし🧬Yukimushi @yukimushi207 2024/06/03(月) 10:42:45 Replying to @ojro_men おはようございます🌞 Alice @Alice6499530073 2024/06/03(月) 10:35:38 Replying to @ojro_men おはようございます😃
お腹空いたぁ〜 まっちゃ @mattyasweets 2024/06/03(月) 10:34:15 Replying to @ojro_men おはようございます☀ 地震に驚いた朝でしたー🫨 𝓨𝓾𝓴𝓲* @yukiheartweaver 2024/06/03(月) 10:26:44 Replying to @ojro_men おはようございます🥰 あられ @0416_haha 2024/06/03(月) 10:20:56 Replying to @ojro_men おはようございます😊 akko @akkoro_men 2024/06/03(月) 10:20:49 Replying to @ojro_men おはようございます😊 エスカフローネ☆ @SS20346546 2024/06/03(月) 00:57:43 Replying to @milet_music
@ElleyMusic and 3 others 私も多幸感に包まれながら同じ時間を過ごしました なんて贅沢な まるで私の為だけに歌ってくれているような時間でした✨ ありがとう🟢 hiropp_k @hiropp_k 2024/06/03(月) 00:26:48 Replying to @milet_music
@ElleyMusic and 3 others すごい完成度でした。演者だけじゃなくカメラマンやスイッチャーさんなどの裏方さんも含めて演出はラフな雰囲気だけ���やはりプロですね。リハとかもしっかりされたと思いますが、やっぱり普段の鍛錬なんだろうなぁ。👏👏👏すごく楽しめました。ありがとうございます。
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kachoushi · 1 year
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各地句会報
花鳥誌 令和5年8月号
Tumblr media
坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和5年5月1日 花鳥さざれ会 坊城俊樹選 特選句
葉桜に声まで染まるかと思ふ 雪 葉桜の懐深く観世音 同 葉桜を大天蓋に観世音 同 ふと思ふ椿に匂ひ有りとせば 同 葉桜の濃きに始まる暮色かな 泰俊 葉桜の蔭をゆらして風の音 同 老鶯を聞きつつ巡りゐる故山 かづを 四脚門潜ればそこは花浄土 和子 緑陰を句帳手にして一佳人 清女 卯波寄すランプの宿にかもめ飛ぶ 啓子 蝶二つもつれもつれて若葉風 笑 雪解川見え隠れして沈下橋 天
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年5月6日 零の会 坊城俊樹選 特選句
五月闇喫茶「乱歩」は準備中 要 だんだんに行こか戻ろか日傘 和子 錻力屋のゆがむ硝子戸白日傘 昌文 空になる途中の空の鯉幟 和子 ラムネ玉胸にこもれる昭和の音 悠紀子 だんだんは夏へ昭和へ下る坂 慶月 だんだん坂麦藁帽子買ひ迷ふ 瑠璃 白シャツのブリキ光らせ道具売る 小鳥 蟻も入れず築地塀の木戸なれば 順子 夕焼はあのアコーディオンで歌ふのか きみよ 谷中銀座の夕焼を待ちて老ゆ 同
岡田順子選 特選句
築地塀崩れながらに若葉光 光子 日傘まづは畳んで谷中路地 和子 ざわめく葉夏の赤子の泣き声を 瑠璃 築地塀さざ波のごと夏めきて 風頭 カフェーの窓私の日傘動くかな 和子 二階より声かけらるる薄暑かな 光子 下闇に下男無言の飯を食ふ 和子 覚えある街角閑かなる立夏 秋尚 谷中銀座の夕焼を待ちて老ゆ きみよ 誰がために頰を染めしや蛇苺 昌文 青嵐売らるる鸚鵡叫びたり きみよ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年5月6日 色鳥句会 坊城俊樹選 特選句
カルデラに世帯一万春ともし たかし 大いなる大地を画布に聖五月 朝子 渚恋ひ騒ぐ厨の浅蜊かな たかし しやぼん玉母の笑顔を包みけり 朝子 乙姫の使者の亀ならきつと鳴く たかし 風に鳴るふらここ風の嗚咽とも 睦子 桜貝拾ひ乙女となりし人 久美子 風船の子の手離れて父の空 朝子 夕牡丹ゆつくりと息ととのふる 美穂 はつなつへ父の書棚を開きけり かおり 鷹鳩と化して能古行き渡航路 修二 風光るクレーンは未来建設中 睦子 人去りて月が客なる花筏 孝子 束ね髪茅花流しの端につづく 愛 悔恨深し鞦韆を漕ぎ出せず 睦子 ひとすぢの道に薔薇の香あることも 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年5月8日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
戦争は遠くて近しチューリップ 信子 霾や廃屋多き街となり 三四郎 長長と系図ひろげて柏餅 昭子 鞦韆を揺らし母待つ子等の夕 三四郎 代掻くや越の富士山崩しつつ みす枝 氷菓子あれが青春かもしれぬ 昭子 モナリザの如く微妙に山笑ふ 信子 風なくば立ちて眠るや鯉幟 三四郎 観音の瓔珞めいて若葉雨 時江 春といふ名をもつ妻の春日傘 三四郎 もつれては蝶の行く先定まらず 英美子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年5月9日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
金環の眼や神々し鯉幟 実加 テンガロンハットの老夫麦の秋 登美子 筍を運ぶ人夫の太き腕 あけみ 緩やかに青芝を踏み引退馬 登美子 赤き薔薇今咲き誇り絵画展 紀子 自らの影追ひ歩く初夏の昼 裕子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年5月9日 萩花鳥会
マンションの窓辺で泳ぐ鯉幟 祐子 兜より多産な鯉を子供の日 健雄 山頂に吹き上がるかな春の息 俊文 新緑やバッキンガムの戴冠式 ゆかり 仰向けのベッドに届く風五月 陽子 この日から五類に移行コロナあけ 恒雄 武者人形剣振り回すミニ剣士 美惠子
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令和5年5月10日 立待俳句会 坊城俊樹選 特選句
囀や高鳴く木々の夜明けかな 世詩明 すがりたき女心や花薔薇 同 仏舞面の内側春の闇 ただし 菖蒲湯に老の身沈め合ひにけり 同 うららかや親子三代仏舞 同 花筏寄りつ放れつ沈みけり 輝一 花冷や母手造りのちやんちやんこ 同 機音を聞きつ筍育つなり 洋子 客を呼ぶ鹿みな仏風薫る 同 渓若葉上へ上へと釣師かな 誠 子供の日硬貨握りて駄菓子屋へ 同 白無垢はそよ風薫る境内へ 幸只 春雨は水琴窟に託す朝 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年5月11日 うづら三日の月花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
里山を大きく見せる若葉かな 喜代子 父母座す永代寺も夏に入る 由季子 三国町祭提灯掛かる頃 同 難解やピカソ、ゲルニカ五月闇 都
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年5月12日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
ホーエンヤ口上述べて祭舟 史子 暮の春どちの館の椅子机 すみ子 声潜めメーデーの歌通り過ぎ 益恵 手擦れ繰る季寄卯の花腐しかな 美智子 鳥帰る曇天を突き斜張橋 宇太郎 海光も包まん枇杷の袋掛 栄子 葉桜や仏の夫の笑みくれし 悦子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年5月13日 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
菖蒲湯の香を纏ひつつ床に就く 多美女 風低く吹きたる社の陰祭 ゆう子 やはらかき色にほぐるる萩若葉 秋尚 すと立てし漢の小指祭笛 三無 深みゆく葉桜の下人憩ふ 和代 朴若葉明るき影を高く積み 秋尚 メモになき穴子丼提げ夫帰る 美枝子 祭笛天を招いて始まれり 幸子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年5月14日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
植物園脇に馴染みの姫女苑 聰 近づきて見失ひたる山法師 秋尚 母の日の記憶を遠く置き去りに 同 崩れかけたる芍薬の雨細き 同 若葉して柔らかくなる樹々の声 三無 葉桜となりし川辺へ風連れて 秋尚 白映えて幼稚園児の更衣 迪子 くれよんを初めて持つた子供の日 聰
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年5月17日 福井花鳥会 坊城俊樹選 特選句
一人逝き村軽くなる麦の秋 世詩明 水琴窟蔵す町屋の軒菖蒲 千代子 三国沖藍深めつつ卯波来る 笑子 母の日や母の草履の小さくて 同 カーネーション戦火の子らに百万本 同 遠ざかる思ひ出ばかり花は葉に 啓子 麦秋の響き合ふごと揺れてをり 千加江 あの世へもカーネーションを届けたし 同 紫陽花やコンペイトウと言ふ可憐 同 人ひとり見えぬ麦秋熟れにうれ 昭子 永き日の噂に尾鰭背鰭つき 清女 更衣命の先があるものと 希子 春愁や逢ひたくなしと云ふは嘘 雪 風知草風の心を風に聞く 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年5月17日 さきたま花鳥句会
鯉幟あえかな風も見逃さず 月惑 土間で輪に岩魚の骨酒郷の友 八草 背に茜萌黄の茶摘む白き指 裕章 薫風や鐘楼の梵字踊りたる 紀花 潦消えたるあとや夏の蝶 孝江 初夏の日差しじわじわ背中這ふ ふゆ子 水音のして河骨の沼明り ふじ穂 なづな咲く太古の塚の低きこと 康子 竹の子の十二単衣を脱ぎ始め みのり 薔薇園に入ればたちまち香立つ 彩香
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年5月21日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
野阜に薫風そよぐ母の塔 幸風 突つ伏せる蝶昂然と翅を立て 圭魚 夏めきて観音膝をゆるく曲げ 三無 谷戸深き路傍の石の苔の花 久子 捩花の気まま右巻き左巻き 炳子 人の世を鎮めて森を滴れる 幸子 水音は水を濁さず蜻蛉生る 千種 夏蝶のたはむれ城主墓に罅 慶月 薫風やボールを投げてほしき犬 久
栗林圭魚選 特選句
要害の渓やえご散るばかりなり 千種 恙少し残り見上ぐる桐の花 炳子 十薬の八重に迷へる蟻小さき 秋尚 野いばらの花伸ぶ先に年尾句碑 慶月 忍冬の花の香りの岐れ道 炳子 水音は水を濁さず蜻蛉生る 千種 谷戸闇し帽子にとまる夏の蝶 久子 日曜の子は父を呼び草いきれ 久 ぽとぽとと音立てて落つ柿の花 秋尚 黒南風や甲冑光る団子虫 千種
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年5月28日 月例会 坊城俊樹選 特選句
二度廻る梓渕さんかも黒揚羽 秋尚 夏めきぬ膝に一筋擦過傷 炳子 茶席へと鳥獣戯画の帯涼し 要 万緑を黒靴下の鎮魂す 順子 美しき黴を持ちたる石畳 みもざ 霊もまた老ゆるものかな桜の実 光子 薄き汗白き項の思案中 昌文 黒服の女日傘を弄ぶ 緋路
岡田順子選 特選句
夏草や禁裏を抜ける風の色 月惑 白きもの真つ白にして夏来る 緋路 女こぐ音のきしみや貸しボート 眞理子 蛇もまた神慮なる��まとひけり 光子 風見鶏椎の花の香強すぎる 要 霊もまた老ゆるものかな桜の実 光子 白扇を開き茶室を出る女 佑天 緑陰に点るテーブルクロスかな 緋路 黒服の女日傘を弄ぶ 同 二度廻る梓渕さんかも黒揚羽 秋尚
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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pdntsubcult · 2 years
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眼窩
 眼窩の死体は、最前列の長机のうえに横たわっていた。死体はこちらに足をむけて黒板と平行に寝ていたから、前の扉から入った僕はまだ死体の顔をみていない。しかし足にまとう筋肉の質や、かすかにのぞく胸のふくらみなど、やはり統合的に成人女性の死体であることを示していた。  採光よりもデザインを優先したような窓からは、傾きはじめた陽のひかりが複雑なかたちで流れこんでくる。ふわふわと漂うチョークの粉と教室の埃とが窓のあたりであらわになり、視認した僕はそれらが右目に入りこんでしまったような感覚におちいる。十分に汚れがとれておらずところどころ白っぽいままの黒板のまえで横たわる死体は、大学の階段教室にはいたく不釣りあいだった。  反射しててらてらと鈍くひかる彼女の臍のあたりをながめていると、研ぎだされたコンクリート製のすべり台を思いだす。アイボリーのセメントに淡い色の種石をまぜてあり、晴天のひざしをあいまいに反射させる。その手ざわりを想起して、僕は右手の親指と人差指をしきりに擦りあわせていた。股のあいだにはささやかな陰毛が茂っている。  粉っぽい匂いのする教室のなかに入り、死体の右にまわりこんで顔がみえるような位置にまで移動する。そのようにすることが僕のなかでは、ある種の儀礼のようなものになっていたことは間違いないけれど、おそらくいつ見ても変化のない彼女の顔をわざわざ確かめてどうこうしたいといった気持ちも、これといってとくにない。ただ眼窩の死体が僕の目のまえにあらわれたら必ず、僕は必ず、彼女の顔を見さだめなければ気が済まないだけだ。  足の側から右にまわりこむと必然的に彼女の左手が正面にあらわれるわけだが、その腕はやはり女性的というか、特殊な気圧によって白く腫れた風船をほそく中身のつまったものへと変形する、そんな冗長な工程をへて造りあげられたような腕だった。爪は奇麗に整えられており(いったい誰が、死体の爪なんかを整えるのだろう)、しなやかという形容は彼女の左人差指のためだけにあるような気がしてくる。  それから僕は、彼女の顔に向きなおる。彼女は眼球をもっていなかった。眼球がそなわっている状態から後天的に取りのぞかれたのか、あるいはあらかじめ眼球をもたないでこの世に生じたのか、そのどちらが彼女をより正しく記述しているのか判別できないほどに、彼女の眼球は美しく、無いという状態をたもっていた。本来は眼球をおさめる窪みであるはずの眼窩が、はじめから露出されるために生成されたような姿でむきだしになっていた。眼窩の側壁には赤みのある襞がびっしりと刻まれていて、ほそい影を底におとしている。  襞をながめていると凹凸のパターンが徐々に文脈をおびはじめ、しだいに見知らぬ言語へと変貌をとげる。彼女の発するなんらかの意図をくみとろうと躍起になるが、その全容を把握するには彼女の眼窩を奇麗に摘出したのち、机のうえにピンセットでひろげてノートに書き写しでもしなければならないだろう。とても僕にはできそうにない。気だるい食虫植物みたいな瞼と睫毛をみて、僕はそう思う。  僕は無性に、彼女にふれてみたかった。襞の言語を解読できないかわりに、彼女の女性的なかたちをこの手で記憶しておきたいという欲求が、突如として腹の底から湧いてでた。しなだれた両の脚をなで、黒くめだつ陰毛を指でとかし、しなやかな左の人差指を優しく包み、赤らんだ眼窩をそっとなぞってその奇妙な起伏を指の腹でかんじてみたかった。  しかし不思議にも、彼女にふれてはいけないという一種の禁戒めいたものが僕を縛りつけている感覚を、僕は同時にもちあわせていた。彼女にふれることは、すなわち彼女の存在の根拠となる一つの均衡を破ることになる。  第一に彼女の腹はあきらかに停止していて、生命としての活動は確実に終えられているようにみえる。眼窩の死体が死体たるゆえんであり、彼女は物体そのものに他ならなかった。いっぽう彼女のいたるところには生命力が瑞々しく顔をのぞかせており、爪先から旋毛まで、あるいは細胞の一端にいたるまで、退廃の雰囲気をまったくといっていいほどまとっていなかった。彼女はもしかしたら、耽美な脈拍のリズムを皮膚の奥底で刻みつづけているかもしれない。物体性が彼女を覆いつくしているけれど、勇敢な心臓が彼女の全身に血をめぐらせ、おそろしい腐敗を堰きとめているのかもしれない。  生命と物体はなだらかに推移する程度問題であって、大きな峡谷が両者を分断するというよりも、さらさらとしたこまかい砂粒があちらの丘とこちらの丘とのあいだを風に運ばれて往来している、そんな直感的イメージを僕はその瞬間に得た。あるいは綱引きのあいだに立って左右にゆれながら勝利の判定をくだす小ぶりな旗でもいい。彼女は生命と物体のあいだでゆれうごいていた。もし僕が彼女にふれてしまえば、途端に彼女がそのどちらであるのかほとんど確定してしまう。たった指の先端で肌や脈の張りをかんじとってしまうだけで、砂の丘も屈強な縄も消えさってしまうだろう。  だから僕は、丘と丘のあいだにある緩やかなくぼみのなかでただ単に立ちつくし、彼女を仔細にながめる行為のみに没頭した。彼女のあらゆる細部を熟視し、さまざまなアングルから彼女の情報を取得することにより、フォトグラメトリの要領で等身大の彼女を僕の脳内に立ちあげる。彼女にたい��て遂行可能な演算は観察それのみであり、彼女にかんする要素の集合は観察という演算について閉じているといっていい。すなわち彼女を観察することによって生みだされるのは彼女のみであり、そこからは派生も創出もない。ただ彼女の中から限りない彼女を見出しつづけ、生命や物体といったそれらの確定をひたすら先送りにする作業に専心する。  扉があく音がして目を移すと、そこには次の講義のために教室へやってきた男性がいぶかしむ目でこちらを見ていた。 「虫ですか?」彼が顔を突きだしながら訊いてきた。 「気持ち悪いですよね」  僕は眼前の虫を払いのけるように何度か掌を机上でふって、それから教室のうしろへと移動した。  講義がはじまると僕は、正面の壁に広々と掛かった黒板の、その右上で控えめな主張をしている禁煙の文字のふちを目でなぞっていた。その姿はちらりと気をひくように赤字でかたどられていて、意味の主体であるはずの煙よりもやや大きく禁の文字が躍りでていた。均一な矩形で構成されたその文字は、単純であるがゆえに僕の心象を掻きむしった。あらゆる文字のまえに付随して、すべてを否定し制する文字。禁は圧倒的に他者であった。僕はその他者を、ただ眺めつづけていた。  教授は、長机のうえにプリントをならべはじめる。そこにはもう、彼女の姿はなかった。
 講義が終わった受講生らが、二三人のちいさな集団を作りながらぞろぞろと建物から吐きだされる。各団のなかで取りかわされているささやかな噂話や世間話、はては睦言などに、彼らのきざむ不揃いな足音が覆いかぶさってあまく乾いた空気を醸成していた。僕はそれから逃れるため、大学の近くにある個人経営のちいさな本屋に寄る。大学からほど近い距離にあるにもかかわらず、当局から隠れるようにひっそりと建っているこの本屋は、大学がつくりだす陰にその身をねじ込み、うずくまって一部の人間だけを選りごのんでいた。  店内はよどんだ空気が立ちこめており、やけに埃っぽい。立ち読みをする人間特有の、なにかに追われているように急いでページをめくる紙の音がせまい店内で響くだけで、あとはまったくの無音だった。音と音のあいだを埋める空白は、しずかな圧力となってこの本屋の重力をよりいっそう強めていた。店の奥では白髪混じりの店主が老眼鏡をかけ直している。額には深い皺を何本もつくっており、まるでその溝にこれまで見聞きしてきた数多くのできごとを雑多につめこんだような皺だった。きつく縛られたように目をほそく尖らせて分厚い文庫本を読んでいる。あるいはその文字列の先にみえる雄大な外国の景色を見透かしているのかもしれない。そんな焦点のあわせかたをしていた。  奥にすすんで、日本人作家がならぶ棚の前でタイトルを斜め読みする。作家の名前を基準に昇順で整理されているその棚は、文庫本も単行本も関係なく収めているために背の高さが揃っておらず、なにか重大なことを吹きこんだ音声波形のように見えた。僕はその音声の一部を丁寧にクリップするように、知らない作家の、知らない作品をゆっくりと取りだして冒頭を読んだ。  戦災孤児がひろった木の棒で地面になにやら絵を描いていて、それを岩に腰かけた主人公が遠巻きにながめている。喉元に貼りつくような、やけにもたつく文章で、数行に目を通してすぐにやめてしまった。ゆらめく蛍光灯を照りかえす表紙は生焼け肉のような色をしていて、僕は視覚的な胸焼けをきたしてしまった。鬱屈とした僕は、外国人作家がならぶ棚の前に移動する。このあたりの背表紙はみな寒色であるものが多く、胸の不快感をさますにはうってつけだった。グレッグ・イーガンの「しあわせの理由」を手にとったあたりで、同じ棚の前で文庫本の束を抱きかかえている女性の存在に気がついた。肩の上あたりですぼむ髪は丹念に手入れがされていて、すべすべとした陶磁器をおもわせた。身をふるたびにその陶磁器は縦にこまかく裁断され、やがてまた一つに同化する。眼鏡はしていなかったが、眼鏡をしていないことがかえってその存在に言及するような、不思議な顔立ちをしていた。 「アズミさんが紙の本なんて珍しいですね」  あくまで彼女の吟味を邪魔しないように、彼女の思考の波にあわせるようにつとめて話しかける。  僕の存在を認識した彼女はとくに驚く様子もなく「ちょっと脚本につまっちゃって、視座をかえるためにね」と答え、それから新たな文庫本を腕のなかに加える。「私のだした課題はどんな調子?」 「可もなく不可もなく、ですね。少し漠然としたモチーフで、僕の手にはあまる印象です」 「不可じゃなければいいのよ、映画なんて」彼女は自分の抱えた文庫本群の背表紙を一瞥し、なにかの調子��整ったかのようにうなずいて僕に向きなおった。「暇ならちょっと付き合わない?」
 書店の袋をさげて、アズミさんは軽い足どりでコンクリート製の山道をすすんでゆく。逆さのコップを押しつけたみたいな滑り止め細工のある道路の、その溝のなかにはまだ本格的な季節の暑さが残留していた。背のたかい広葉樹林が頭のあたりにだけ葉をのこしてならんでいる。通行の妨げにならないように剪定された枝の断面が赤く滲んでこちらをにらんでいた。見ているとなんだか膝のあたりに擦過傷のようなするどい痛みをかんじ、それが見渡すかぎり広がっていたから、僕は人体の切断面を連想してしまってさらに痛ましい気持ちになる。この木はアカガシというらしいことをアズミさんが教えてくれた。山道に入ってから立ちならぶ樹木は数を増やし、それにしたがって蝉の鳴き声もワントーン上がる。それらは両耳のあたりでむずがゆく反響するので自分の今いる正確な位置を認識できなくなる。  アズミさんは黒の半袖をオレンジのテーパードパンツにタックインするという単純な格好をしていた。そのボトムスは腰のあたりでプリーツができるデザインで、折りかさなった橙がアカガシの断面と連関する。彼女が足をふるたびに繊維のあいだで縮こまっていた芳香があたりに蒔かれ、力強い夏の匂いとまざって胎児の生命力を予感させる。顔をのぞく彼女のくるぶしは鼻頭に似てなめらかに輝いていた。 「私のいま書いている物語はね、自然を限りなく人工的なものに置換する試みをしているの。たとえば造花なんかは、限りなく人工的という要請にはあたらない、あくまで自然を模した人工物に他ならないから。私なら造花の代わりにナットを置く」アズミさんはあいている手でレンチを回す動作をしてみせる。 「なんだか冷たいイメージですね」 「たしかにそうね、人工的なものは非常に他律的だから。他者的と表現してもいい。構成物のすべてが他人の要求からなっていて、自発的な意識はひとつもない、そうでしょう。自然はみんな自分や種が生きのこらなくちゃならないから、どうしても自立的にならざるをえない。使う人がいないと手持ち無沙汰になる人工物が愛おしくてしかたないのね」  思慮深くうなずきはしたが、本当にそうだろうかと僕は疑った。確かにSFに登場するような、廃墟と化したビルディングのなかで徘徊する案内ロボットなどの姿は愛らしい。しかし部屋の隅に設置された、ほとんど使用されていないゴミ箱なんかには、いったい誰が愛情を感じるというのだろう。  それよりももっと、自然と人工物の調和を求めたいと僕は頭のなかで想像した。自然と人工物の境目が限りなくゼロに近づき、お互いの領域を侵しあうような状態。たとえばこの神社のように。  目の前の巨大な鳥居は、自然物や人工物といった分類をするのもおこがましいと感じさせるような存在感を放っていた。全体を黒でデザインされているのは、この鳥居が神社からみて玄武の方角に位置するからだという。木々が生い茂るなかにくすんだ黒がよく映え、走る日射しをうまく吸収していた。宮大工がこの神社に鳥居を奉納したといわれても、風に飛ばされた鳥居の種子がこの土地で萌芽したといわれても納得してしまうほど、それはほとんど人工物であり、同時にほとんど自然的なものでもあった。柱に手を掛けてみるとなんだか僕の手まで吸収してしまいそうで、おもわず手を引いてしまう。 「ここは祖母によく連れてきてもらった神社でね、私がなにか悩んでいたり、心配そうな顔をするたびに私の手を引いてここまでくる。祖母が亡くなってからは、ひとりで。自分のなかに不安の種を見つけるとここにきて、その種をゆっくり、とかしてゆく、なんだか安らぐ気持ちになる」  境内に入ってから体感温度が数度さがっていた。蝉は控えめに鳴き、日光もいくらか力を弱めている。この空間にはなんらかのエネルギーが満たされていて、外部からの力にたいして明確な抵抗力を示しているようだった。敷地のなかには大きな杉の木と、その幹の太さに匹敵するほどの大きさをした一つの岩がならんでいて、それらを単独の注連縄が八の字にむすんでいる。岩は真ん中あたりで横にくぼみが走るように加工されていて、そのくびれに沿うように注連縄がまかれてあった。両者のあいだを媒介する縄は中央が垂れていて、紙垂が三枚吊ってある。僕らはそれらを横目に、かなり緩慢な足どりで境内の奥へとすすむ。  鳥居とはうってかわってかなり小ぶりな拝殿の前までゆき、アズミさんは賽銭をいれる動作をそらでした。それから二拝二拍手一拝という定められた手順を踏み、押しだまった表情でこちらに振り返る。僕はそれを斜め後ろからただ眺めていた。 「お賽銭は投げないんですね」 「お金をいれると、なんだか対価を要求しているみたいじゃない。私は神様になにも渡さない代わりに、神様になにも要求しない、お願いごとなんてもってのほか。私はあくまでも神様と対等でいたいのね」  彼女は僕をまっすぐ見つめてきたが、僕はその目にあまり良い印象を抱かなかった。彼女の目は腐敗の色をおびていて、長い時間見つめ返してしまえば最後、体の中から水分が絞めあげられてしまいそうな気配があった。より正確にいうと、瞳じたいは瑞々しさに溢れているのだが、その横溢する生命力はまなざしとなって周りの生けるものを食い荒らし、肥大に成長しているようだった。まるで養分を吸いとりすぎる樹木が周囲の土地を荒原に変え果てしまうように、彼女の瞳はただ一対だけがそこに屹立していた。  拝殿のなかには、やはり眼窩の死体が横たわっていた。がらんとした畳の上で彼女はくうを見つめている。眼窩からはなんらの放出もなく、それは同時にあらゆるものの放出を意味していた。僕にたいして少し頭を傾けており、軽くあいている口がのぞく。その口腔の奥にひろがる暗闇は、先の見えないトンネルに似ていた。途中で曲がっているために先を見通せず、あるいは袋小路にでもなってしまっているのではないかと感じさせるような、そんなトンネルに。いま周りの三方や真榊などの神具やら吊りさげられた特殊な照明器具やらがそのトンネルのなかに入りこんでしまう様子を肌でかんじた。その口腔は、眼窩と同質の存在として彼女の顔面を占拠していた。両の眼窩から飛びだした鳥居や注連縄は、やがて口腔のトンネルへと収縮してゆく。その過程の、つかのまの休息に我々は位置しているのではないだろうか。  僕はその大きな潮流に逆らって、彼女の眼窩にもういちど入りなおしたいと思った。この身を眼窩のなかにねじ込んであらゆる物事をはじめからやり直したいと思った。そうすればすべてが上手くゆく気がしたし、そうすることは彼女が僕に求めている一つの対価であるように思われた。僕はおもわず土足で畳にあがりこみ、彼女のもとまで駆けてしまいそうになる。駆けだしたはずみで雪洞がたおれ、張った和紙に火が燃えうつってしまう。畳はなかなか燃えないけれど、神具にはすぐ火がうつるだろうな。僕が彼女の眼窩に入りこめないのであれば、今すぐすべてを燃やしてしまえばいいのではないか。そんな破滅的な衝動が波うつように訪れて、それらが静まるまで僕はその場を動かないでいた。アズミさんは踵を返して神社をあとにしようとしている。  深呼吸をして、それからアズミさんを追いかけると、入るときは気がつかなかった鳥居の裏面に刻まれている朱色が気になった。草書体で書かれていて、文字とも模様とも区別のつかない朱。意味を読みとることが難しかったが、僕は気がつけばその草書体と大学の階段教室の禁の文字をかさねていた。ゴシック体で印刷されたその禁の字は、眼窩の死体にかかわるあらゆる行為を修飾して明示的に禁じていた、もちろん先ほどまで僕をつつみこんでいた衝動も。  同時に、僕のなかで育ちつつあった、ある一つの不健全な接続についても修飾の触手はのびていた。それは深雪の中から首をもたげる春の子葉のように、無自覚から自覚の領域へと成長している思想である。禁の手はそれをも手厳しく非難しているような気がして、おもわず僕は赤字から目をそらすしかなかった。
「あなたのいま書いている物語は面白い?」アズミさんは神社からの帰り道で、台本を読むみたいに僕に尋ねた。  彼女の体躯の輪郭が、暮れかかった太陽の光にすけて二重にみえる。皆既食のように眩しい色が彼女をふちどって、ぼんやりとした棘が放射状にのびている。体の内側はほとんど真暗で、にじみや凹凸がすべて平滑化された面のなかにひときわ瞳だけが夾雑物としてめだっていた。硝子玉のようなその目はどこまでも濁っていて、彼女から眼球が取りのぞかれればどれだけいいだろうかと想像してしまう。彼女の両の眼球がもつ剣呑な雰囲気は、陽の放射にまぎれて体の闇をゆっくりと侵蝕している。 「正直、映画になってみるまでは分かりません。脚本を書いているあいだは、完璧なショットが脳内に浮かんでいるんです。こ���を撮ればぜったい面白い画になるというフレームが。でもそれはあくまで僕の脳がつくりだした理想的映画であって、現実にもちだした瞬間に色あせてしまうような感覚におちいるんですよ。作品が腐っていくみたいに、だんだん」僕は彼女の目をあらためて見つめ返した。 「おそらく、あなたはあなた自身を理想化しすぎているんだわ。良いものが作れるかもという感覚は大事だけど、それが作品になった時点で作品は作品の自我をもつ。あなたは作品から子離れしないといけないんだわ。いつまでも子供に自分の理想を投影しては駄目よ」 「アズミさんは、どうやって作品に自信をもっているんですか、どうやってあれだけ面白いものを書いているんですか」 「面白いものは書けないと思っている。誰にとっても絶対的に面白いなんてありえないから」アズミさんは十二分に間をとって「絶対的に面白いものを書けないのなら、絶対的に面白くないものを書いてやればいいのよ、そういうものって要は心のもちようで、自分でさえも騙してしまえばいいのよ」  焦点のあわない目を静止させたまま、単にそれだけつぶやくと「それじゃあ、私はこっちだから」とアズミさんは三叉路の一方を指さす。「また明日の放課後、部室にいらっしゃい。次はもっと、テクニカルな話をしましょう」  そういってひらひらと手を数回ふって背をむける。彼女のボトムスのオレンジは、沈んだ太陽とともに暗く見えなくなってしまった。ふられたアズミさんの手の幻影を、彼女がいなくなったあとでもしばらく見つづけていた。
 ほとんど獣道のような帰路には、明滅する街灯がぽつぽつと立っている。あまり手入れがされていないようで、すでにフィラメントが焼ききれて灯りのつかないものまである。じめじめと粘ついた空気が顔のあたりにまとわりついて、土に鼻を埋めたような匂いがする。自分の踏みだす行為にたいする単純な応答は、コンクリートとのあいだで取りかわされる乾いた足音だけで、僕はひどく孤立した気分に陥っていた。アズミさんのこしらえる印のついた領域をこれから独りで越えようとしていて、それ以降はもう後戻りできなくなってしまうのではないか。ひぐらしの声にまぎれて水のながれる音を認め、遠くの方に川があるのかもしれないと思った。かろうじて立ちつづけている金属製の柵は地面にほど近い部分に苔が群生していて、いったい彼らはどこから栄養を得ているのだろう?  幅も高さもてんでバラバラな階段を十段ほどあがれば、トンネルは見えてくる。入り口はアーチ上にひらいており、壁面は奇妙なまでに平らにならされていた。コンクリートと山との境目はツタ類の植物が茂っているために認識することができない。内部はほのかな暖色の蛍光灯があるだけでほとんど先が見通せず、僕はおそるおそる足を踏みいれる。恐怖という感情を旧弊な義務感が飲み込んでしまっているようで、ほとんど知覚できない奥深くのちいさな部分がぶるぶると震えているにもかかわらず歩みをとめようとは不思議と思わない。筋肉の繊維にしみこんで体を動かしつづけている義務感とは、このトンネルをくぐらなければ家に帰れないという事実もおそらく含むだろうが、それよりももっと強大な、このトンネルのもつ引力のようなものに従わなければならないという摂理的な事象に由来するものが大きい。入り口の淵にならべられた迫石の部分が近くの街灯に照らされて、その影がトンネルの内部と外部をちょうど境界のようにひき裂いている。僕はその敷居を踏まないように気をつけながら、なかへと入りこむ。  かすかに照らされた内部のコンクリート壁には融けだした金属の液体らしきものがこびりついている。それぞれの蛍光灯には夜の灯りに群がる蛾からその身をまもる格子状の金属キャップのようなものが取りつけられているのだが、その格子が不規則な影となって壁に映しだされるから、本来は凹凸のないはずのトンネルの壁面に溝をうみだしているようにみえる。暖色の襞をもった空間のなかで僕は、ただひたすらにねじれた奥へとすすんでいく以外の選択肢を失ってしまった。  入り口が壁に隠れて見えなくなり、まだ出口も見えていない地点、トンネルのどちらの側からも視認することのできない、ちょうど凪のような地点に、眼窩の死体は転がっていた。僕はおもわず短い声をあげてしまった。その声はさほど大きくはなかったにもかかわらず、トンネルの壁へ複雑に反響して不自然なまでに鳴りやまなかった。  腕を乱雑に投げだし、軽く折りまがった右足は左足の上に重なっている。僕はこれまで何度も眼窩の死体をみてきたが、それらはどれも自らの意志で床に伏せているような、自立的な仰臥の姿勢をしていた。ところがこのトンネルの彼女は、とつぜん事故にでも遭ったかような不意の倒れかたをかんじさせた。僕にみられることを決して想定していないような姿勢。かすかな灯りのなかで、彼女の体のなかには多くの影がうまれていた。眼窩や口腔はもちろんのこと、足のあいだや掌の内側、頬と地面のあいだにも影はあった。その影は壁に映しだされた襞をもす影と絡まりあって現実にぶらさがり、そのことが彼女にかんする一つのおそろしい可能性を示唆しはじめていた。  彼女はこの世界に存在しないのかもしれない。彼女にふれることは決して叶わず、僕の脳内が恣意的な意味づけをしたにすぎない存在である可能性。  僕はこの可能性について、これまで無意識的に検討を避けてきたのかもしれない。おそらく一番はじめに考えられる単純で現実的な彼女の解釈を、僕はもっとも遠くの届かない位置に大事にしまっていたのだろうか。リアリティのある白昼夢をみつづけ、彼女が自然物あるいは人工物であるといった結論以上に、彼女の存在じたいにかかわる確定を留保しておきたいと、僕は心からねがっているのだろうか。  もしそうであるならば、ふれたい欲求とふれてはならない禁戒とのあいだを僕は往来していることになり、それは彼女のはらむ往来と対応づけられる。しかし彼女の往来にむすびつく砂丘の綱引きというイメージにたいして、いっぽう僕のゆれうごきについての明確なイメージだけはなぜか僕の内側にひとかけらも生まれず、消化不良の煙だけが無限に生成される始末だった。しろんだ粗い煙がきのこ雲となって膨大し、つかもうとしても指のあいだを器用にすりぬけられる。その情景さえもアトーンの古い型で撮影された十六ミリフィルムみたいにグレインがまざってしまって、うまく記憶として保存できない。  そうしたわずらわしい過程をへるうちに、二重化された眼窩の襞と、その対角に位置していたはずの性的欲求とが、奇怪に絡みあって接続されてしまった。僕のなかで徐々に育ちつつあった不健全な接続が実をむすんでしまったのだった。消化不良の煙は性的欲求の煙へとたちかわり、腫れたきのこ雲をひたすら掌で打ちはらうことしかできなくなる。瞼のすきまからのぞく凹凸が、しばらくしびれて動けなくなるほどに僕の脳髄を射る。襞と色情の複雑な結び目を丁寧にほどこうと試みても、すっかり固結びされてしまって手におえないらしい。  僕は走って彼女の横を通りぬける。出口のツタ類植物は、入り口のものよりも難解にもつれて壁から垂れさがっていた。
 部室の鍵を受付に取りにゆくと、すでに鍵は別の会員に渡していると突きかえされた。アズミさんは五限も講義があるといっていたから、今日は僕が一番乗りだと思っていたのだが、他の会員が忘れ物でも取りにきたのだろうか。僕はその足で三階にある部室にむかう。コの字をした部室棟の廊下は不思議なぐらい閑散としていて、中庭をはさんで向かいのどの階の廊下にも人は歩いていなかった。それでも息をひそめる気配や他人のうなじから発せられるかすかな人の痕跡はこの棟全体を取りまいていて、まだ誰も目覚めていない早朝の住宅街をおもわせた。清掃されたキャンパスを歩きなれた靴は紊乱した部室棟のざらざらとした床に違和感をおぼえるらしく、一歩一歩の足どりがもたつく。  扉を開けると部屋の奥に設置された窓から差しこむ日の光がやけに眩しかった。部屋の電気はつけられておらず、僕は別の会員をさがして見通しのわるい部屋のなかを眺める。部屋を二分するように左手からのびているカメラやら小道具やらが収められているスチール製のラックの反対側に、誰かいるようだった。僕は風で散らばってしまったであろう脚本の束を拾いあげて机の上にまとめつつ、窓に歩みよって半端にひらいたそのすきまを閉じた。左に向きなおり人影の正体を確認する。  アズミさんは三つのパイプ椅子をならべて、その上で仰向けになりながら午睡していた。  放り出された左手が重力により溜まった血液のせいで紅潮していて、起きたときにしびれてしまいそうだった。腕を椅子の上に載せなおそうかと逡巡しながら彼女の顔に目をやった瞬間、大量の砂煙が僕のイメージを凌駕した。僕のなかでなんらかのシナプスが弾ける音を耳できき、この部屋に存在するすべての感覚の逆位相が短いあいだ干渉してなにもかんじなくなる。無限小の時間をへて感覚が復旧しはじめると、目の前の彼女はアズミさんと眼窩の死体の重ねあわせであったことがわかる。足の膨らみからつつましい胸、顔のパーツまですべては両の彼女が間違いなく共有する部位であり、僕はその矛盾を完全に容認していた。  唯一、彼女が普段と異なる点は目をとじていることで、そのことが二人の彼女の境界を融かしあっているのだと気づいた。アズミさんと眼窩の死体を識別するコードは目元のみであり、ノイズであった負の瞳が一時的にも消失している今、彼女はまさに、かの眼窩の死体とほとんどおなじ様相をなしていた。  僕は彼女にふれないように、彼女の着ている白い薄手のロングシャツの、その首元のボタンにゆっくりと手をかける。絹のすべる触感の中からプラスチックの人工的な硬さをみつけて、穴の裏側から片手でボタンを通す。首元はふっと力を抜いたように軽くなり、一つ外すごとに青い筋のした鎖骨とレモン色のブラウスがあらわれてくる。臍の上あたりでボタンがうまく外れず、煩わしくなった僕はそばに置いてあったハサミを手にとり、裾の方からブラウスごと切ってしまおうとした。裾の折りかえされている部分でつまってしまったから、布を引っぱっていた左手も使って、ハサミに全体重をかける。繊維を裁断してゆくにぶい音がして、それからするどい金属同士のこすれる音が部室内にひびいた。ボタンをあけていた部分にまで一気にハサミが通り、白いシャツはめくれる形で椅子からずり落ちてしまう。半分ほど切られたブラウスの切れ目からは臍のまわりをてらてらとした皮膚が囲っていた。  僕はそれから彼女のまとう衣服のあらゆる箇所にハサミを入れ、ブラウスと下着をまったく裁ちきった。途中で勢いあまって自分の左人差指に刃がかすめてしまい、ベルベット生地のパンツの溝に数滴の血を垂らしてしまった。僕は彼女の肌についてしまわないよう膨らんだ血をベルベットでしっかりとぬぐう。  衣服をすべてとりのぞくと、僕は自分がかなり汗ばんでいたことに気がつく。脇のしたが湿って、冷えた水滴が右の肋骨をくだってゆく。彼女はより眼窩の死体に近づき、あと一歩のところまで来ていた。僕はハサミを元あった場所にもどして、彼女の横に立った。ちょうど左手が目の前にくる形で、爪は奇麗に手入れがされていた。しなやかという形容が発酵して、僕は飛躍的に幻という字を惹起した。僕は幻という字の不完全性について考えていた。幻の旁は単独で存在しない。勺にも刀にもたりないその旁は、おそらく幻の重心にあたるのだろう。図と地の関係が逆転している、つまり空白の部分こそが幻の本髄であり、窩であった。  僕は最後の一歩を踏みだすことに決めた。彼女のとじられたその瞼の奥で息をひそめる二つの眼球が、彼女の肌のところどころにしみを植えつけはじめるのではないかというおそれが僕のなかで立ちのぼったのだ。  僕はゆっくりと左手の人差指を彼女の瞼にのばす。部屋の空気は生ぬるく、指先の凝固した血液はまだ人肌の熱をもっていた。鉄のにおいがする。
 瞼は気味のわるいほど冷たかった。彼女の肌が僕の熱をずんずん奪ってしまい、奪われた先から僕の体は朽ちていく。熱を吸収した彼女の肌はこげるようにどんどん黒ずみ、ほとんど昨日の鳥居と同じ色をしていた。指先の朱はもうなにも禁じていなかった。  僕は人差指で彼女の瞼を押してみる。  そこに手応えはなかった。気体のかたまりを薄皮で包んだみたいな感触が、固まった血を媒介して僕の指の腹につたわる。もっと力を込めたら瞼が反対に曲がってしまいそうな、そんな手応えのなさだった。  僕は彼女の顔の近くにかがんで、親指で瞼をめくる。  部室の窓から差しこむ沈みかけた陽が、タイムカプセルを開けるときのように端から順番に中身を照らしてゆく。なかには赤く滲んだ襞が密集し、光の当たる場所からほそい影をうみだしはじめていた。  扉のあく音がして振りかえると、アズミさんはそこに立っていた。 「ごめん、邪魔したかな」とアズミさんはいって、早いとも遅いともつかない速度で扉をしめた。  部室には、僕一人だった。
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20kitan · 2 years
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貞本喜久二/エガキナマキナ 追記に詳細設定(テンプレ元)
◆身上調査書
「ダメ!ボツ!やり直し!」 「御託はいいからさっさと描けボケ!」 「てめぇ〜〜この貞本喜久二の前で『こんなもんでいいか』みてぇな原稿あげやがって!!誰が掲載するか!!ケツに生原稿ブチ込むぞコラ!!!」 「だははははは!!!見ろ俺のが一着だ!!」 「何年かかってもいい、俺は描きたいんだ」 「漫画家に社会性なんてあるわけねぇだろ」 「恋人にフラれても親が死んでも親友に泣いて電話もらっても原稿だけは絶対に上げろ!!」 「じゃあてめぇもうページやんねえぞ!!打ち切りでいいんだなァ〜〜!?」 「てめぇではじめた仕事だろうがッ!!」 「感動の前じゃ読者は正直だぜ」 「絵なんて描いてりゃうまくなる。ぐだぐだぬかさずとにかく描け。悩んでないで描け。駄作を30本描いてりゃ一本は傑作になる!」 「面白い!採用!」
姓名:貞本喜久二/さだもときくじ 愛称:貞ちゃん 年齢:35歳 血液型:B型 誕生日:12月2日 星座:射手座 身長:178cm 体重:72kg 髪色:灰みの青系の色 瞳の色:赤 視力:右目失明、左1.0 きき腕:両きき(元は右) 声の質:icvBASARA石田三成のときの関智一 手術経験や虫歯、病気:右目、右腕、両足の没被害による手術 身体の傷、アザ、刺青:顔の右側、腕その他に火傷痕 その他の身体的特徴(鼻や目の形、姿勢、乳房、足、ホクロなど):体脂肪率が低く常に胸を張っている 声と足音がでかい セックス体験、恋愛、結婚観:同性愛者。良いと思ったら単刀直入に誘いワンナイトで終わることもしばしば…… 尊敬する人:今の父、原哲夫、藤田和日郎、荒木飛呂彦 恨んでる人:前の父 出身:富山 将来の夢:自分用の漫画喫茶作る 恐怖:腕が動かなくなること 癖:貧乏ゆすり 酒癖:悪い アル中になったことがあるので控えている
*交流向け 一人称:俺 二人称:お前、てめぇ 呼び方:○○先生(作家)、名前呼び捨て
*概要
 出版社「貞本書房」の社長兼編集長。認可作家。傍若無人で自信過剰な男。「録音して創務省に送られたら即アウト」というほど非常に口が悪い。元漫画家で認可作家だったが、没討伐中の負傷から重い後遺症があり、政府の「非戦闘認可免許」を発行されて没との戦闘を免除されている。  普段は杖をついており短時間の戦闘しかできない。現在は編集業に力を入れ、創務省ともうまく付き合いながら後続の漫画家たちを育てている。
*性格
 傍若無人で自信過剰な男。強引で派手好きで自分勝手。誇り高く気が強く傲慢で非常に口が悪い。直感が鋭い理想主義者。何にでも興味を示しじっとしていられない性質。刺激やチャンスが得られるのなら危険なことにも飛び込む勇敢かつ無謀な性格でもある。熱が入れば入るほど歯に衣着せぬ物言いをし、人をざっくり傷付けることもしばしば。ギャンブラー気質で失敗も多いが当たるとでかい。実際にギャンブルや競馬も好き。自身の作風とは違う色々なジャンルにも手広く手を出している。  根本的に快楽主義なところがあり、人生をおおいに楽しむために生きており、波乱万丈な人生のなかで疲れを知らぬバイタリティを絶やさない。若い頃は飽き性でもあったが、特に漫画に関しては描く・描かせるためのストイックな努力を欠かさない一面も。
*人間関係
 態度と口の悪さを生来の社交性とコミュニケーション能力でカバーしている。大人の落ち着きがあるとは言い難いが、自分が感情をむき出しにすることによって他人の本音と感情を引きずり出す性質がある。他人を振り回し好き勝手に振る舞う一方、組織の中の雰囲気や特に弱っている相手を敏感に察知し、惜しみなく手を差し伸べる。
*家族関係、幼少期体験    子供の頃から漫画が大好きな少年だったが、アル中の父親に母親ともどもよく殴られ、金銭的にも不安定な家庭に育った。だが黙って殴られているような性格ではなかったため反骨精神たっぷりに育ち父親とも殴り合う日々。母親が出会った優しい男性との仲を応援し、元の父を置いて母と母の恋人とともに夜逃げ。新しい父との関係は良好で、安心して漫画家という夢を追いかけるにいたった。  高校卒業間近に雑誌で大賞を取ってから漫画家デビュー。意欲的に作品を書き続けていたが、26歳のころ全身に大怪我を負い連載を断念。父親と同じアル中になって落ちぶれた時期を越え、壮絶なリハビリの果てに漫画家として再始動。もとは自身の作品のために出版社を立ち上げ、今では若い漫画家を育てることにも注力している。父母ともに関係は良好。元父のことはまだ怒っている。
*能力
 すでに大手も多かった出版社業界に現れた超新星。大胆な作戦と優れた経営能力で小さな会社ながら売り上げは好調。そのため誌面に載せるものには厳しく、漫画家や作家たちは編集会議での貞本の「ボツ!」を恐れているが、才能ある美しい作品を作者を含めプロデュースする手腕に長け手塩にかけた作品はよくヒットしている。  
*著作、作品の評価
 ベタと力強い筆致の写実的な絵柄が特徴。漫画家としての実力は画力・物語構成ともに完成度が高く堅実。どんなテーマでも一定のクオリティを保てるが、やはり特に向いているのは戦記ものや大河もの。男性的な話が多いが女性キャラの人気が高い。和洋を問わず骨太な戦記ものを得意とした漫画家。ウィスタリア・サーガの連載中に負傷し、現在は雑誌掲載をせず1〜2年に1冊というゆっくりとしたペースで発行している。
「麒麟御伽草子(貞本版コミカライズ)」  小説「麒麟御伽草子」を原作にし認可基準に直しつつも原作を踏襲し、人気基準を満たしつつも貞本のテイストがふんだんに盛り込まれたコミカライズ版。現在も書店で購入できる。ちなみに貞本の子供の頃にもコミカライズが存在したが、認可基準引き上げにより不認可となった。
「獅子ども獣ども」  戦国時代、山中深くに忍とも山賊ともつかぬ一族が人目を避けながら歴史を重ねていたが、一人の青年が天下統一を目指し国取りを開始する物語。神話をベースにした展開がいくつかあり、コアな歴史ファンがついている。
「往けよ赤き海」  地球が砂漠と化した世界を題材にしたSF作品。過酷な状況で特殊能力が開花した人間たちが唯一残った資源の源「赤き海」を目指して旅をする群像劇。どの陣営が勝つかわからない展開に読者が翻弄された。 「牡丹籠」  初の短編集。デビュー前の読み切りや連載の間に掲載された短編を集めている。異種間、同性間の恋愛もテーマになったものも多く、この短編集に出てくるキャラクターの同人誌がけっこうな数出ているとの噂。
「魔弾」  世界大戦中に銃ひとつで戦場を駆け抜けたスナイパーの物語。明らかに第二次世界大戦をベースにしているあまりにリアルで地味な話であったため、あまり売れず2巻で打ち切り完結した。貞本本人はお気に入り。
「ウィスタリア・サーガ」  西洋ファンタジー大河もの。「ウィスタリア」という半神半人の一族が薄れゆく神の血と能力を嘆きながらも人間として国家を形成していき、世代を変えるごとに国の形を変えていく物語。連載中に貞本が負傷したため10年近くの連載規模となり、現在も1~2年に一冊のペースで刊行されている。
*好きなもの 食べ物:レバー、いくら、白子、数の子、その他魚卵や肝系 飲み物:芋焼酎、コーラ 季節:冬 色:ベージュ、ブラウン 香り:ビュリー/ニンフとさそり 甘みのないムスク、シャボン、温泉のようなかすかな香り 書籍:漫画、雑誌、歴史書 動物:犬 ファッション:上質なスーツ、ピカピカの革靴 場所:編集部、漫画喫茶、古い喫茶店、タバコ屋 愛用:黒い杖 趣味:漫画、映画、音楽鑑賞、演劇、ハングライダー、ダイビング、釣り、フィギュア集め、歴史書集め
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touyouaromahati · 2 years
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〜足の裏のお話〜
踵(かかと)のカサカサについて
秋も深まり、お出かけするのによい季節😃🍁すぐに寒くなってくるので、今のこの時期を存分に味わいたいものですね♪
そして気温が下がり、空気が乾燥してくると気になってくるのはお肌のカサカサ。湿気のつぎは乾燥と日本はぐるぐる忙しいです 笑
 施術をしていると、時折、踵(かかと)が、まるで焼いた餅のように、固くひび割れている方をお見かけします。わたしのかかとも餅まではいかないまでも、触るとトゲトゲしてきます💦
東洋医学や薬膳では、お肌の潤いのためには、脾、肺、腎の三臓が大切だと考えられています。
脾(ひ)・・消化器系の働き。食べたもの       から潤いを作る。胃腸が虚弱だと食べ物の消化吸収がうまくできず、潤いも作れなくなる。また下痢しやすい方は、水分不足で肌が乾燥しがちに。
肺(はい)・・呼吸、免疫系の働き。「気」の流れとともに、主に体の表面に水分(潤い)を巡らせる。働きが弱いと風邪をひきやすく、少しの運動で息切れしやすくなる。また潤いを身体中に巡らすことが出来ず、肌は乾燥する。
腎(じん)・・生殖器系、ホルモンバランスの働き。各臓腑を潤し、潤いを蓄え、身体を温める。加齢によって働きが衰えてくる。月経不順や不妊、生理痛、足腰のだるさ、むくみ、更年期症状、尿漏れの原因に。
今回取り上げている踵(かかと)🦶は、「腎」の���絡上にあるため、踵の部分��痛くなったり、ひび割れたりしていると「腎」の働きが弱いのかなと考えます。
皆さん秋冬時期は、尿素配合のクリームやオイルを塗って、かかとをマッサージしたり、軽石やリムーバーで古い角質を取ったりしてケアされていると思いますが、
年齢とともにそのケアも追いつかなくなってきた時、内臓の調子を整える(とくに腎)を、と思い出してくだされば嬉しいです。
「腎」の調子を整える養生法
腎の調子を整えるには、とにもかくにも身体を冷やさないことです。それと立ち仕事をされている方は、長時間立ちすぎないこと。適度に座って腎を休めてあげてください。
わたしも腎が弱いのですが、経験上、岩盤浴は、汗をかき過ぎず、芯から身体を温めてくれるのでオススメです😃
・足首、腰回りを冷やさない🦵
これからの時期、足首周りのレッグウォーマーは必需品です。足の内側ラインや腰にある腎経のツボを守りましょう。
・黒い食材を食べる🫘
昆布やひじき、黒きくらげ、ゴマ、黒豆など黒い食材は腎を養うと言われています。
・骨つき肉を食べる🍖
鳥手羽や手羽元、鯛などコラーゲンたっぷりの骨つき肉を使って温かいスープを作りましょう。翌日のお肌のプリプリ度が違いますよ👌
・海の物を食べる🐟
薬膳でいう鹹味(かんみ)は、塩辛い味ではなく海のミネラルたっぷりの磯の味を指します。魚介類をたっぷり使った鍋などは、身体をあたため、腎を補ってくれますよ。
〜あとがき〜
4年ぶりの京丹波へ、ピーナッツ狩りへ🥜行ってきました〜🚗
水害やコロナ、毎年何かしらの理由でなかなか行けませんでしたが、今年は大ぶりのピーナッツが沢山獲れました。へっぴり腰のわたしでも、少しは役に立ったかしら😅
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fsravine · 2 years
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#太秦 で打ち合わせ後、#祇園 で小林さんと待ち合わせ またまた #新店開発 いつも行く#たこ焼き屋 の向かいにある #焼き鳥屋 #太郎吉 に入ってみる メニューに #丹波大黒本しめじ がある! これは嬉しい! 当然、#万願寺とうがらし もチョイス! #心のこり が1本しか残ってなかったのは残念だが #ねぎま #ささみ #かわ #もも #鶏皮ポン酢 #卵黄漬け をつまみに よく飲んだ! #京都 (太郎吉/bar23) https://www.instagram.com/p/Ch3UNJPBw0ibe6e2zKtht1VKAk2ZePVzIRkRf00/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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2023年上半期に「オッ」と思った本
『長靴をはいた猫』(シャルル・ペロー著/澁澤龍彦訳/河出文庫/Kindle版) 『台湾漫遊鉄道のふたり』(楊双子著/三浦裕子訳/装画:Naffy/装幀:田中久子/中央公論新社/Kindle版) 『聊斎志異(上下巻)』(蒲松齢作/立間祥介編訳/岩波文庫) 『灯台守の話』(ジャネット・ウィンターソン著/岸本佐知子訳/装幀:吉田浩美、吉田篤弘〔クラフト・エヴィング商會〕/白水社) 『新版 小さなトロールと大きな洪水』(ヤンソン著/冨原眞弓訳/さし絵・カバー装画:ヤンソン/講談社文庫/Kindle版) 『象の旅』(ジョゼ・サラマーゴ著/木下眞穂訳/書肆侃侃房/Kindle版) 『リリアンと燃える双子の終わらない夏』(ケヴィン・ウィルソン著/芹澤恵訳/イラストレーション:中島ミドリ/ブックデザイン:アルビレオ/集英社) 『透明人間』(ハーバート・ジョージ ウェルズ、著/海野十三訳/青空文庫/Kindle版) 『世界の終わりの天文台』(リリー・ブルックス=ダルトン著/佐田千織訳/創元SF文庫/Kindle版) 『去年を待ちながら 新訳版』(フィリップ・Kディック著/山形浩生訳/カバーデザイン:土井宏明/ハヤカワ文庫SF/Kindle版) 『ザップガン』(フィリップ・K・ディック著/大森望訳/扉デザイン:土井宏明/ハヤカワ文庫SF/Kindle版) 『パーマー・エルドリッチの三つの聖痕』(フィリップ・K・ディック著/浅倉久志訳/早川書房) 『火星のタイム・スリップ』(フィリップ・K・ディック著/小尾芙佐訳/扉デザイン:土井宏明/ハヤカワ文庫SF/Kindle版) 『マーダーボット・ダイアリー 上下』(マーサ・ウェルズ著/中原尚哉訳/カバーイラスト:安倍吉俊/東京創元社/創元SF文庫/Kindle版) 『イラハイ』(佐藤哲也著/佐藤亜紀発行/Kindle版) 『俺の自叙伝』(大泉黒石著/四方田犬彦解説/岩波文庫) 『ブサとジェジェ』(嶽本野ばら著/『三田文學 153 春季号 2023』掲載作品) 『珈琲挽き』(小沼丹著/清水良典解説/年譜・著書目録:中村明/講談社文芸文庫) 『不機嫌な姫とブルックナー団』(高原英理著/講談社/Kindle版) 『若芽』(島田清次郎著/青空文庫Kindle版) 『交尾』(梶井基次郎著/青空文庫/Kindle版) 『のんきな患者』(梶井基次郎著/青空文庫/Kindle版) 『城のある町にて』(梶井基次郎著/青空文庫/Kindle版) 『風立ちぬ』(堀辰雄著/青空文庫/Kindle版) 『自分の羽根』(庄野潤三著/講談社文芸文庫/Kindle版) 『幾度目かの最期 久坂葉子作品集』(久坂葉子著/久坂部羊解説/年譜・著書目録:久米勲/デザイン:菊地信義/講談社文芸文庫) 『40歳だけど大人になりたい』(王谷晶著/デザイン:アルビレオ/平凡社/Kindle版) 『本当の翻訳の話をしよう 増補版』(村上春樹、柴田元幸著/カバー装画:横山雄(BOOTLEG)/新潮文庫) 『中銀カプセルタワービル 最後の記録』(中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクト編/装幀:上清涼太/草思社) 『ヒエログリフを解け ロゼッタストーンに挑んだ英仏ふたりの天才と究極の解読レース』(エドワード・ドルニック著/杉田七重訳/東京創元社/Kindle版) 『書籍修繕という仕事 刻まれた記憶、思い出、物語の守り手として生きる』(ジェヨン著/牧野美加訳/装幀:藤田知子/装画:谷山彩子/原書房) 『新・動物記8 土の塔に木が生えて シロアリ塚からはじまる小さな森の話』(山科千里著/新・動物記シリーズ編集:黒田末壽、西江仁徳/ブックデザイン・装画:森華/京都大学学術出版会) 『新・動物記7 白黒つけないベニガオザル やられたらやり返すサルの「平和」の秘訣』(豊田有著/新・動物記シリーズ編集:黒田末壽、西江仁徳/ブックデザイン・装画:森華/京都大学学術出版会) 『新・動物記6 アザラシ語入門─水中のふしぎな音に耳を澄ませて』(水口大輔著/ブックデザイン・装画:森華/シリーズ編集:黒田末壽、西江仁徳/京都大学学術出版会) 『フィールドの生物学24 ミツバチの世界へ旅する』(原野健一著/東海大学出版部) 『哺乳類前史:起源と進化をめぐる語られざる物語』(エルサ・パンチローリ著/的場知之訳/青土社/Kindle版) 『招かれた天敵──生物多様性が生んだ夢と罠』(千葉聡著/みすず書房/Kindle版) 『進化のからくり 現代のダーウィンたちの物語』(千葉聡著/講談社ブルーバックス/Kindle版) 『幻のシロン・チーズを探せ 熟成でダニが活躍するチーズ工房』(島野智之著/デザイン、イラストレーション:佐々木宏/帯文:坂上あき、森節子/八坂書房) 『ビッグコミックススペシャル 藤子・F・不二雄 SF短編コンプリート・ワークス7 ポストの中の明日』『ビッグコミックススペシャル 藤子・F・不二雄 SF短編コンプリート・ワークス1 ミノタウロスの皿』(藤子・F・不二雄著/装幀:佐々木暁/小学館) 『北極百貨店のコンシェルジュさん 1・2巻』(西村ツチカ著/装幀:井上則人(井上則人デザイン事務所)/小学館) 『ぼっち死の館』(齋藤なずな著/小学館ビッグコミックスフロントライン) 『すとまとねことがんけんしん1』(内田春菊著/装画:内田春菊/装丁:秋山具義(Dairy Fresh)/デザイン:横倉清恵(Dairy Fresh)/ぶんか社) 『すとまとねことがんけんしん2』(内田春菊著/装画:内田春菊/装丁:秋山具義(Dairy Fresh)/デザイン:山口百合香(Dairy Fresh)/ぶんか社)
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35q · 3 years
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近代秀歌 (永田和宏 著) 岩波新書
斎藤茂吉著 『万葉秀歌』 、また茂吉の弟子にあたる佐藤佐太郎著 『茂吉秀歌』 の系譜を継ぐ岩波新書の秀歌集である。先に永田和宏著 『現代秀歌』 を読み大変面白く、本書を読了したのでまとめることにした。永田和宏氏が本書で、さらに次書で繰り返し述べている通り、日本人ならこれだけは知っていて欲しいと思う歌を集めて、それを同氏が解説する形式を取っている。 『近代秀歌』 あとがきから 「願うらくは、ある景を見たときに、一人が一首の歌を思い出し、もう一人がそれに同調できる。一首の歌を介したそんな会話ができ、人間関係ができれば最高である。それが恋人あるいは夫婦同士であれば、なおさらそれは素晴らしいことかもしれない。歌は、そんな風に日常のなかでこそ活かしたいし、活かされたいものなのである。」 という箇所を引用して、烏滸がましいがわたしの思いと同じであるとさせていただく。下記は収録されている歌の中でも特にわたしが好みだった七首を挙げる。
うすべにに葉はいちはやく萌えいでて咲かむとすなり山桜花 /若山牧水 『山桜の歌』
牡丹花は咲き定まりて静かなり花の占めたる位置のたしかさ /木下利玄 『一路』
この三朝あさなあさなをよそほひし睡蓮の花今朝はひらかず / 土屋文明 『ふゆくさ』
くれなゐの二尺伸びたる薔薇の芽の針やはらかに春雨のふる / 正岡子規 『竹の里歌』
瓶にさす藤の花ぶさみじかければたゝみの上にとゞかざりけり /正岡子規 『竹乃里歌』
沈黙のわれに見よとぞ百房の黒き葡萄に雨ふりそそぐ / 斎藤茂吉 『小園』
老ふたり互に空気となり合ひて有るには忘れ無きを思はず / 窪田空穂 『去年の雪』
どうかあなたにもこの歌が届きますように、との願いを込めて筆をおく。
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kiopy0409 · 5 years
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#大黒本しめじ 購入した(笑)土曜日に天ぷら、日曜にアヒージョにでもしようかな🎵😁 #京丹波 #京丹波町 #本しめじ #きょうと #畑のしめじ https://www.instagram.com/p/BxzMGUyF9kz/?igshid=ooxonw267lif
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fumiterawaki · 3 years
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「港まちアートブックフェア」
明日から開催の「港まちアートブックフェア」に参加します。私は展覧会の記録集を2冊出品しています。ぜひお手に取ってご覧ください。
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港まちポットラックビル3Fでは「港まちアートブックフェア」がスタートします。今回はこれまで港まちと関わりのある方々をはじめ、アーティストやデザイナー、出版社、レーベルが手がけたアーティストブック、作品集、ヴィジュアルブック、ZINEなどの「本」が一堂に集まります。============
「港まちアートブックフェア2021」2021年6月29日(火)–8月14日(土)11:00–19:00休廊日|日曜・月曜・祝日会場|Minatomachi POTLUCK BUILDING 3F:Exhibition Space.入場無料http://www.mat-nagoya.jp/exhibition/7299.html*本を手にとってご覧いただけるよう、お手荷物をお預かりします。*入場を制限する場合があります。*新型コロナウイルスの感染状況によっては、変更や中止の可能性があります。*会期中のイベント、最新情報については、ウェブサイト・SNSでお知らせします。企画|Minatomachi Art Table, Nagoya [MAT, Nagoya]主催|港まちづくり協議会出品者|アートコート ギャラリー、Art Space & Cafe Barrack、青崎伸孝、Aoyama Meguro、AGAIN-ST、浅井真理子、浅田泰子、足立 涼、阿部航太、阿部大介/鷹野 健、有馬かおる/ちばふみ枝/ミシオ/池田璃乃、飯川雄大、井出賢嗣、今村 文、今村遼佑、IN SITU、上田 良、エクリヲ、江本典隆、ELVIS PRESS、O JUN、大田黒衣美、小川智彦、屋上とそらfree、小栗沙弥子、オル太、Curtain、加藤松雄・加藤 K、KANA KAWANISHI ART OFFICE、川口貴大、川村格夫、木村充伯、kumagusuku、GROUND、crevasse、CAVE-AYUMIGALLERY、小島邦康、小林真依、迫 鉄平、佐野友美、三輪舎、C7C gallery and shop、G文、Jグループ、シマウマ書房 鈴木 創、霜山博也・霜山 萌、刷音、進藤冬華、スウィート・ドリームス・プレス、鈴木ヒラク、須田真弘、夕書房、Tiny Splendor、タカ・イシイギャラリー、田口美穂、たちばなひろし、田中瑞穂×鵜飼聡子、谷 亜由子、谷澤陽佑、玉山拓郎、田村友一郎、タン・ルイ、CHI&ME、陳 楚翹、塚本南波、土屋未久、D.D.baseproject/今村 哲、this and that、寺脇扶美、Tokyo Art Research Lab(TARL)、torch press、冨井大裕、ナゴノダナバンク、NEUTRAL COLORS、NEW ERA Ladies、丹羽良徳、HAGIWARA PROJECTS、PARA BOOK PRESS、原 倫太郎+原 游、パルム書房、阪神大震災を記録しつづける会、ハンマー出版、ヒスロム、平山昌尚、福田良亮、福永 信+仲村健太郎、福永みくら、藤井昌美、藤田紗衣、古川あいか、ブレーカープロジェクト、星 拳五、堀 至以、ボン靖二、前畑裕司 / Norihito Hiraide、松本 力、Manila Books & Gift、三浦友里、三瓶玲奈、溝田尚子、三田村光土里、museum shop T、ミヤギフトシ、村上将城、MOTEL、morning service、もぐこん、本原令子、ヤノベケンジ、山城大督研究室、山田憲子、山村國晶、よはく舎、LIVERARY、Landschaft、リア制作室、RE/Search Publications、六根由里香============
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lostsidech · 3 years
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1-③
『あとおれたちも別口で上陸はする』 「え? 暇なの?」 『自由の女神に頭打って死ぬか? お前と協会とホムラグループが余計なことをしたせいで、後からおれたちの仕事が増えたら困るからだろうが』 「仕事なんかもうないだろ?」 『お前が持ってきてんだよお前が』
 そこであいさつの一言もなく電話が切れた。望夢は場内アナウンスを聞きながら携帯を閉じて、ついでに早めの機内モードに設定した。今から誰かから連絡が来ても困る。  空港の待合だった。隣にはでっかい旅行鞄を抱えた後輩の少年。アウェーなメンバーに囲まれてややおどおどしている。当然である、彼の正規所属はホムラグループだし、正確に言うなら望夢のではなく瑠真の後輩だ。少し離れて指導官の新野。それからその向こうにお忍びのサングラス姿と目立たない洋服姿で見送りに来た神名春姫がいる。杏佳は少し前から現地入りしているらしい。莉梨も以前からアメリカにいるから、そのまま先にニューヨークのホテルを取っている。  また、当然のことこの場で飛行機を待っている者は、望夢たち「補欠」だけではない。 「あれ、深弦(みつる)それ何?」 「え、ただのトッピングだよ。くまのクッキー」 「うそっ、そんなのあったの? オレ気づかなかった。ね、そっち一口もらっていい?」 「……。いいけど、宝木が自分で取ってよ?」 「へへへ、そう言わず深弦があーんして痛ぁっ!?」  少し遠くから裏返る声が聞こえてきて望夢は苦虫を噛み潰したように目を逸らした。視界の端で、近くの空港内カフェのテイクアウトのカップを持った高校生くらいの男女がこっちへ歩いてくる。カフェの横を通った時に見た記憶では、カップに入っているのはシャーベット状に凍らせたフローズンヨーグルト���ったと思う。好きなチョコレートやフルーツをトッピングできるのが売りらしい。アイスとどう違うんだろう。  フローズンヨーグルトと同じくらい高瀬望夢とは無縁と思われる、きらきらしいオーラを放つ彼ら。望夢たち底辺ペアとはまさに大違い、本局最優秀の成績で知られる高校生だ。名前は丹治深弦(たんじみつる)と宝木隼二(たからぎしゅんじ)という。  丹治深弦のほうはどこか人を寄せ付けない雰囲気の女子高生だった。ざっくりと狼のしっぽみたいに切った黒髪を背に流し、ロックバンドのTシャツを着ている。宝木隼二は望夢と会ったら相互に風邪を引きそうな軽薄そうな男だった。どこまで校則で許されているのか、さりげない茶色に髪を染め、毛先を軽く遊ばせている。見た目は爽やかな伊達男──しかし彼らは災害救助や海外案件、表立って協会の広報を行う機会にも表に立ち続けている。信用ならない。どこにでもいる学生カップルのように見えることが最も信用できないのだ。  とはいえ使うのが協会式であるのなら仮といえども望夢も学んでいる。こと自分にとって、協会式との元来の相性の悪さを超えるほど怖い存在というわけではないが。 「よう高瀬くん」  逸らした視線の先へ当の宝木隼二に顔を突き出された。  そちらを見る。 「は?」 「どうも。ちゃんと挨拶ってまだしてなかった気がしてさ」  彼はまだ食べ始めたばかりのヨーグルトカップを持ったままそこにいた。今日は隣を歩く深弦との統一感でも意識しているのか、こちらもお大人しいデザインではあるもののロックテイストの服装をしている。  正直このプライベートを隠そうともしないところが一番苦手だった。協会という場所においてほとんど噂話の一つにも付き合ったことのない望夢でも知っている。本局最上位ペアは公認の恋人関係なのだった。 「挨拶って……」  望夢は半眼で相手を眺めつつ、 「あんた、俺の事情知ってるだろ」 「うん。だから来たんだよ。いざ何かあって協力ってなったときに、気まずくないほうがいいだろ」  宝木は気軽に言いながら隣に腰を降ろした。望夢は思わず少し距離を取る。 「そう警戒するなって。オレ前のことは引きずらない主義だから」  相手は言いながらフローズンヨーグルトにスプーンを差し込み、スプーンを持った手をこちらへ差し出す。 「食べる?」 「いらない」 「つれないなあ」  そのままスプーンは宝木の口の中に運ばれていった。一点訂正しよう。宝木はプライベートで関係があろうがなかろうが距離が近いようだ。  要するにこういう距離の近い人間が苦手だった。人に無遠慮に踏み込んでくるので。 「今回俺たちとあんたが関わることは多分あまりないよ。俺たちは諜報・警戒部隊だし、あんたたちは表舞台に立ってて忙しいんだから」 「なに言ってんだよー、現場にイレギュラーはつきものですよ」 「それはそうだけど」 「どっちか人手が足りないこともあるし、災害があるかもわかんないしね。線引きしてる余裕ないよ、予想外のことが起きるときってさ」  宝木の明るい目が望夢をとらえる。どきりとして思わず一瞬目を逸らした。線引きは必要ない──というのは、望夢自身が解釈異能抗争に関わるたびにペアに言われ、そして自分も言ってきたことだ。 「それは、思う、けど」 「そんで線引きにこだわる奴から負けてく。気を付けようぜ、正直なところこんな急場の大会がちゃんと回るとも思ってない」  線引きにこだわって負ける、という響きで思わず諫められた気がしてぐっと詰まる。そう言われると思い浮かぶのはやはり、自分がかつて逃げ出した実家で起こったテロだから。  宝木はフローズンヨーグルトをつつきながら呑気な口調で話している。だが望夢は更に彼への認識を上書きする。呑気なのは口調だけだ。やはり信用ならない──けれど、少なくとも本質的に慧眼であるというその点で、かえって信頼はできる相手だ。  宝木はしばらくすると、こちらを振り向くとにこりと笑った。 「頼りたくなったらいつでも教えてよ。先輩ってことで」  言うと携帯電話を取り出し、無理やり望夢に連絡先を交換させた。普段からこうして交友を広げているのだろう、よどみない手つきだった。用事が済むと、じゃ、深弦が待ってるから、そう言っておどけて席を立つ。目的はアイスブレイクだったはずなのに、こちらとしては無意識に詰めていた息を吐く。  彼我の間の氷が割れたかは不明だが、少なくとも、確かに互いを頼る際に声をかける大義名分はできた。根回しとはこういうことか。正直望夢の発想には足りていないものだ。ちょっと負けた気がして去っていく背中から視線を外す。  そこに瑠真がいた。 「補欠」メンバーの最後の一人、連絡が取れないのでしまいには無理やりメンバーに押し込んだ望夢のペア。  偶然視線がかち合った。正確にはまだ距離がある。空港の通路を国際便待ち合いに向けて歩いてくるところだ。「……ぁ」思わず互いにじっと見つめる。相手は立ち止まった。  一瞬、無言の空白が流れる。  瑠真はそのまま視線を逸らして待ち合いの椅子に座った。この距離では声を掛けづらい。一ヶ月近く前、十月の夜に一度、たまたま宿舎の近くで会って、夜道で話して以来の対面だった。とっさに席を立ち、話しかけに向かおうとして、そこで足が止まる。  宝木に感じるものよりも、はるかに分厚く、冷たい氷のような壁がペアとの間に降りていた。  それこそ宝木がしてくれたように、氷を壊そうと試みるべきなのかもしれない。せめて一言でも、割れるに至らなくてもせめてその巨大な塊の端を解かすような。  しかし足が止まる。  望夢にそういうことはあまりできなかった。  気づいたらしい。後ろにいた新野がとんとんと望夢の肩を叩いて横をすり抜けると、人の間を縫ってそちらに向かった。望夢は根が生えたような足を踏み出すことができないまま、元の椅子に座る。一言ふたこと、何か指導官と瑠真が言葉を交わしているような風景が見えた。だがこの距離では聞き取れず、唇の動きも読めない。瑠真の表情は硬い。新野がちらりと気づかわしげにこちらを振り向いた。肩をすくめるだけで返す。瑠真はこっちを見ない。  間もなく飛行機の搭乗音声が鳴った。  人波が動き出した。それまで観光客面で素知らぬ沈黙を保っていた春姫が、ふと溜息を吐くと、立ち上がってこちらにやってきた。 「頼むぞ」 「……うん」  彼女も瑠真が来ていることに気づいてはいるのだろう。しかし直接触れることはない。望夢もそれは仕方がないと思う。彼女に言えることのほとんどは、今の瑠真の緊張を解くにあたっては逆効果だろうからだ。頼むぞ、というのはそのまま、ペアのことも望夢に任されているのに相違なかった。  やがて協会の即席チームも、荷物をまとめて望夢を促した。離れたままで瑠真も立ち上がる。新野は瑠真に付いたまま何か話していた。  飛行機内の座席は団体扱いで全て並んでいる。なのに、彼我の間には破れない壁があるままだ。  二列になった人ごみは黙りこくった望夢を運んで搭乗口に流し込んでいく。  向かうのはニューヨーク。世界の文化・金融のセンターにして、協会の来歴にも関わる国連本部を擁する、巨大な政治都市。
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xf-2 · 4 years
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中国でコロナ感染者の逆輸入が目立つ。詳細な現状のデータと、海外から帰国した中国人たちが持ち帰るウイルスによる第二波の到来を防ぐべく中国が取っている緊急対応策を考察する。
逆輸入コロナ感染者の最新データ
中国では今もなお、時々刻々各地のコロナ感染者数等に関するデータが更新され発表されているが、中国政府の行政機関の一つである中国衛生健康委員会は、一日に一回、その日の全国的な総数を各感染分類にわたって報道する。
4月12日の国家衛生健康委員会の発表における、「逆輸入」によるコロナ感染の最新データが注目を浴びた。
逆輸入とは、本来中国の湖北省武漢で大量発生した新型コロナウイルス肺炎患者が世界に拡散して各国でコロナ患者が大量発生しているわけだが、中国は3月10日に峠を越し、武漢を含む湖北省での感染者はほぼ毎日ゼロという状態を見せ始めた。ところが、海外における感染状況があまりに激しいものだから、今度は海外にいる中国人が逆に中国本土に戻ろうとして、その時にウイルスを運んで入国しようとする。この現象を「ウイルスの逆輸入」と中国では表現している。
以下、発表の内容をご紹介する。いずれも4月12日「1日間」のデータである。
1.31の省・自治区・直轄市と新疆生産建設兵団の報告によれば、4月12日(1日間)の新規感染者が108例で、その内98例が国外からの逆輸入病例で、10例が本土(中国大陸内)の病例(黒竜江省7例、広東省3例)である。
2.新規死亡者数は2例(湖北省2例)で、新規疑似感染者は6例(いずれも海外逆輸入で黒竜江省4例、上海2例)である。  
3.4月12日に退院した新規退院者数は88例、当日、医学観察が解除された濃厚接触者数は1092人、同じく当日、重症から脱した患者の数は18例である。
4.逆輸入感染者確定患者の現時点における総数は867例(重症患者38例)で、現時点での疑似感染者数は総計で72例である。累計では逆輸入確定患者は1378例、累計の治癒退院患者は511例。逆輸入の中の死亡例はゼロである。
5.4月12日時点での全国の確定患者数は1156例(そのうち重症病例121例)で、4月12日までの累積治癒退院者数は7万7663例、累積死亡者数は3341例、累積確定患者数は8万2160例、現在の疑似感染者数は72例、濃厚感染者の追跡は累計で71万9908人、今もなお隔離施設で観察中の濃厚感染者数は9655人である。
6.全国の新規無症状感染者数は(4月12日だけで)61例、そのうち逆輸入は12例。また当日無症状から確定患者と認定されて入院した病例は28例(全て逆輸入感染者)で、当日医学的監察を解除された無症状感染者は55例(逆輸入は9例)。未だ無症状感染者として隔離され医学的観察を継続しているのが4月12日時点で合計1064例(内、逆輸入307例)。
データから何が見えるか
中国の全人口が14億人であるとは言え、一日の新規患者数が108例で、その内98例が国外からの逆輸入病例であるというのは、かなり大きな要素である。91%が逆輸入だ。
ここには書いてないが、98人の内、「黒龍江省49人(全員が黒竜江省の牡丹江)、内モンゴル35人、上海11人、天津1人、山西1人,吉林1人」となっている。
圧倒的に北に多い。つまりは、ロシアと国境を接している地域が多いことになる。
上記報道の「4」で「逆輸入感染者確定患者の4月12日における総数は867例(重症患者38例)」となっている。また「累計で、逆輸入確定患者は1378例(累計の治癒退院患者は511例)」ということは、「逆輸入感染者の入国によって中国のコロナ感染第二波が来るかもしれない」と中国が警戒するのは当然のことだろう。
そこで中国は以下に述べる緊急対応策を取り、正に「緊急出動」に着手した。
本稿では黒竜江省に絞って考察する。
中国が黒竜江省で打った緊急対応策
4月11日付けの新華網は「外に対しては輸入を、内に対しては拡散防止を――黒竜江綏芬河(すいふんか)疫病防疫第一線」という見出しで「緊急対応第一線」の様子を伝えている。中央テレビ局CCTVでも叫ぶように激しく力を入れて報道した。
それによれば3月27日から4月9日の間に中露国境にある港町綏芬河市では、ロシアから中国側に入境した者の内、151人がコロナ確定患者で、148人が無症状感染者とのこと。
黒竜江省の綏芬河市はロシアの野菜供給地区のようになっているため、ロシアからの商人がひっきりなしに渡ってくる。そこで中国政府は綏芬河の検疫を厳重に取締り、かつ全員を先ず隔離して、PCR検査と血液検査による両方の検査に合格して初めて解放される。合格しない場合は(陽性の場合は)別の(医学的監察の厳しい)隔離施設あるいは病院に送る。
入境者と接触した人は、必ず指定したホテルに宿泊し、他の人と接触しないようにする。
また綏芬河市にある人民医院は、本来コロナ患者を受け入れる病院ではないので、受け入れ設備が不十分だ。そこで、わずか「3日間」で 綏芬河市人民医院を改造し、300床を準備して、先ずは逆輸入の無症状感染者を受け入れることとした。
さらに綏芬河市のホテルは隔離宿舎として指定され防疫スタッフが保衛し、体育館も隔離点に改造され警戒線が布かれた。
また冒頭の報道の「1」にあるように4月12日の1日だけで黒竜江省には7例の非逆輸入経路の感染者がいたので、これは逆輸入感染者からの二次感染であることが考えられることから、いざ爆発的に増えた場合に備えて、すぐさま方艙医院を改造建築している。
600床の受け入れ態勢で、患者のベッドは3階から11階にあり、2階と1階は医療従事者や周辺業務従事者たちの生活空間としている。
4月5日の夜には34名の医療従事者から成る牡丹江紅旗医院の第1期支援チームが綏芬河市の方艙医院に到着した。
また3月31日以来、黒竜江省の省レベルからも71人の医療関係者が綏芬河市と牡丹江市に派遣されており、牡丹江市は151人の医療関係者を中心として支援チームを綏芬河市に派遣している。
住���が外出する時には、必ず当局が健康コードをスキャンして「追跡」を続ける。猫の子一匹通さない厳しさである。
こうして第二波が押し寄せないように厳戒態勢を取っているのが中国の現状だ。
それに比べて日本は
冒頭に書いた報道の「6」にある「無症状感染者」に対する中国の対応は注目に値する。
日本では無症状感染者だけでなく、軽症感染者でさえ自宅待機させている地域が多い。日本政府が「国」として絶対的な方針を示さず、財政的補償を避けるために何もかも「自己責任」で、国家としての責任を取ろうとしないからだ。このような国も珍しい。
これでは感染を抑えることは出来ないのは明らかだろう。
中国でも、ごく初期の間は試行錯誤的に自宅待機者もいたが、中国の伝染病や免疫学の最高権威である鍾南山院士が、ウイルス感染している者には全て、ウイルスを他人に感染させる危険性があるので、必ず隔離しなければならないとして、全員を隔離施設に入れる方法に早期から切り替えている。
安倍内閣は「国民の命」が優先なのか、それとも「国の懐(ふところ)具合」が優先なのか。
何もかも「自粛、自粛」で国が「補償付き休業」を指示することを怖がっている。個人の人権を守るため(私権制限を回避するため)などという理屈は、この生死を分けたウイルス戦では通用しない。「人権」「私権」以前に「人命」が失われる。
その自覚も覚悟も安倍内閣にはない。
追記:なお黒竜江省当局は4月13日、「もし検査を潜り抜けた不法越境者を当局に通報した場合は賞金として3000元(約4万5千円)を、本人が不法越境者を捕まえて当局に連行した場合は5000元(約7万5千円)を賞金として与える」という通達を出した。中国政府の本気度が窺える。
(なお、本コラムは中国問題グローバル研究所の論考から転載した。)
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