#ルックスやばい
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旅荘野毛?
数か月前、横浜への出張が決まり、わくわくしまくって、マッサージしてくださるお店を探してみる。
アーユルヴェーダ?いいかも^^なんて思い、予約してみる。
その後、期日が近まるにつれて、テンションが上がっていたけれど、結構、何か月かごとに、コースも値段も変更されてるみたい。電話番号書いてある人が優先です、とも書かれ始めたり。その度ごとに、前に予約をお願いしているものなんですけど、って、確認がてらメールをしていたら、
「何回とご連絡いただいておりますが、予約については検討させてください。
当サロンは普通のアーユルヴェーダ施術サロンです。
性的サービスを売りにした様なゲイマッサージ店でもなく、また、極端な感情を持ち込まれても施術に支障を来たすだけになります。
これまでにも、同じような方がお見えになられましたが、全員トラブルを起こしています。原因は一方的な病的なまでの感情移入です。
大変申し訳ございませんが、そちらも今一度ご検討くださいます様、お願い申し上げます。」(原文ママです)
あ、そんなふうに思われてたんだ、僕、、
ごめんなさい、そういうつもりではありませんでした、、今回はキャンセルでお願いしても大丈夫ですか?ってメールしたけど、返事は来ず。
ま、いっか。しゃあない。多分、ちゃんとキャンセルできてるでしょ、って、自分に言い聞かせて。
次、次、ってな感じで(切り替え早いんです僕^^)、気になってたお店にメールしてみる。
空いてません、とか、時間が遅いので難しいです、とか、、うーん、なんとも、、
そんな中、おひとりの方と、予約を完了^^
おっしゃ、と思っていたら、当日、新幹線に乗る前のバスに乗る前にメールが来て、コロナになってしまいました、って、、
そっか、それは仕方ないですよね、、お大事になさってください^^って、返事をしたものの、、
いやいやそうは言うけどさ、淋しいじゃん今晩、、
って、必死になって、バスに乗ったあと、再度検索。よさげなマッサージやさんをゲット^^
当日、飲み会のあとで、ちょっと待ち合わせに遅くなってしまったら、帰ります、ってメールが来てしまって、、
あ、すいません、今戻りました、って、待ち合わせの10分後くらいに送ったら、戻ってきてくださいました^^優しいマッサージ屋さんで、よかったです^^若いごつむちさんを、がっつりと、堪能^^
飲んでたのもあり、僕は完了できず、、
解散後、どうしようかな、って思ったけど、以前爆サイで検索してて見つけた、旅荘野毛ってところに、行ってみることに。(えびす温泉ってとこもあったんですけど、やっぱり、ごろんとできそうなとこがいいかなーって^^)
(あと、まあまあ近くに、みんながまぐわるとこもあったみたいなんですけど、すでに50代やし、49歳までに見えるでしょ?っていうルックスでもないし、、
入られへんやん、ってなわけで、早々にあきらめました^^)
2月の半ばの木曜日、小雨降ってましたけど、そんなに寒くなくて、小走りで、10分くらいで到着。
動物園に近づく坂のあたり?とか覚えていたので、そのあたりでごそごそしてたら、赤い看板を発見。(えらいえらい、この野生の勘^^って、言うほどでもないですけど^^)
お、いいじゃん、この感触^^このこっそり感が、素敵です^^
入ってみる。ひっそりな感じ。ご年配の方が対応してくださる。設備は古いみたいやけど、小綺麗にされてるのがすごく伝わってくるし、親切。
ちょっと、昔あった浜松喜楽や、ビジネスイン久松(遠いんですけど、行ったことあるんです、2回も^^)みたいな雰囲気なのかな。コンクリートの丈夫な建物で、床は赤いじゅうたんが敷いてあって、レトロな雰囲気。
こちらはね、暖房ついてないですけど、つけてくださっていいですよ、って。テレビの下に並んでるのは、雑誌サムソン。
わー、見たいなー、マンガ結構えろいやつあるし、、とか思ったけど、上に部屋がありますので、って教えてくださったので、上に。
おひとりいらっしゃいますよ、って言われたので、どうかなーなんて思いながら、上の部屋に行ってみると、あたたかい空間が。布団が敷き詰めてあって、シーツも清潔。
そこに、いらっしゃいました、おひとり。うーん、どうなん?
寝息をたててみえる。歳は一緒くらいなのかな。普通な感じ。
横を向いてみえるから、首筋あたりに鼻を近づけてみる。あ、少し、野郎の匂い。
もう、むらむらしてるんで、嗅ぎまくりながら、すぐさま舐めてしまう。
くうんくうん言ってる。受けなのかな?
まあいいや、浴衣の胸元あたりをまさぐる。あ、胸毛を剃ったあとの、ちくちくの感触。
あ、すっげ、この胸毛剃ったあとのちくちくたまんないです、とか、口走ってみる。
乳首は少し大きめで、感じやすそうな予感。もう、好き勝手してしまえ。
むしゃぶりついてみる。乳首にも、玉にも、竿にも。
この、ふかふかな感触がたまらない。やっぱ、歳が近い(勝手にそう思ってますけど^^)人の肌って、ぶにっていう感じがあって、好きだなあ。
あ、穴あたり、やわらかいんですね。いいかも。
まわりをねぶって、指なんか入れてみたりして。
このあたりの匂いって、なんてこんなにいい匂いがするんだろ。好き放題ねぶらせていただく。
そのうち、覆いかぶさってくださり、僕のも心地よくしてくださる。
あ、溶けそう、ほんと��持ちいい。あ、ほんとたまんないです、ちんぽ気持ちいいです、とか、口走ってしまう。
最近、まぐわってるときに、さわさわ亀頭責めされたり、じゅぼじゅぼねぶられたりすると、頭の中がものすごく気持ちよくなって、こんなこと、つい言ってしまう。
乳首もれろんれろんしてくださる。この人の舌、ものすごくエッチだ。
あ、乳首きもちいいです、たまんないです、溶けちゃいそうです、あーすげ、とか、つい言ってしまう。(でもたいした単語言ってないですね^^)
たまらなくなって、いってもいいですか?って聞いて、自ら暴発。
相手の方も、僕が下から見上げるような位置に半立ちになって、暴発してくださる。
もう、へろへろ。すんごい気持ちよかった。
書き込みでは、人がいませんとか書いてあったけど、偶然にも、まぐわってくださる方が1人おられて、僕は大満足でした。
また横浜に来られるかな。また会えるといいな。
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「AI Image Generator」出力で、流行りのAIグラビア風作品。 この手の作風は同じ様なルックスが溢れている為、ポーズ、背景の描きこみで差別化を図っていかなければならないが、人物だけであれば誰でも流行りの絵を描かせる事が可能。 ぼんやりしたプロンプトでも、そこそこの画を描いてくるので、初心者にもお勧めだ。
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キム・チョヨプ 「ローラ」
Web公開されていたキム・チョヨプ「ローラ」を読んだ。 https://www.hayakawabooks.com/n/nc2de6647aa5d?sub_rt=share_sb
新刊の短編集『この世界からはでていくけれど』の収録作で、2ヶ月間限定公開されているもの。前作『わたしたちが光の速さで進めないなら』がよかったので新刊も気になっている。 本作「ローラ」の「身体完全同一性障害」はトランスジェンダーを連想させると思う。そして「三本目の腕をつける手術」をトランスジェンダーのSRS(性別適合手術)のメタファーとして読む人がいるかもな…と思ってなんかこう読ま��方みたいなものを不安に思った。勝手に。 いやほんとすごく勝手な杞憂だと思うんだけど、思わずtwitterでの反応を検索してしまった。そしたら明らかなトランスヘイトを繰り返すアカウントが言及していて、「やっぱなー」と思った。もちろん、これをもって本作が有害とかまちがっているとかではないんだけど、わたしが勝手に不安になったり警戒したりしてしまうという話。 (余談だけど、そのヘイトを繰り返すアカウントを知ってる人たちがけっこうフォローしていてギョッとした。こういうとき、たんに元からの知り合いかどうかとかいうのはわからないので、これと同意見なんですか?と疑心暗鬼になってしまう)
なんていうか、SF作品の思考実験的な側面にときどきウッとなることがあって…。いやちょっとちがうか、作家並びにその作品を読む人々の思考実験的なことをやっていく手つきが、これは本当に自戒もこめてなんだけど、ちょっと怖いことがある。現実にある痛みや苦しみから着想を得てフィクションを作るとき、安全圏からオモチャにしていないか?エモ消費してないか?みたいなことでいつもとても悩む。これは原理原則で話してもしょうがなくて、個別の話だと思っている。 そして、作品の感想とかレビュー、あるいはニュースへの反応とかもそうだけど、感じたことを自分なりの言葉で言おうとするときってけっこうオーバーになりがちだと思う。人は創意工夫する。エコーチェンバーになりがちなSNSではとくにそうで、各自がオリジナリティのある、インパクトのある言葉で言おうとするとともすればチキンレースみたいになっちゃうから、それと作品の思考実験的な側面があわさると、けっこう怖い感じになるよなと思う。わたしはそういうノリが苦しくて、何かの感想を言うのがとても怖い。
ローラは十一歳のときに事故に遭って以来、現実には存在しない三本目の腕に激しい痛みを感じるようになった。どんなリハビリ治療も役に立たず、やがて三本目の腕を取り付ける手術をすることにし、恋人のジンはひどく困惑する。 「彼女は過剰四肢を自分だけの問題として抱え込み、ジンには長いこと三本目の腕の存在について話さず、機械の腕を取り付ける直前になってようやくすべてを通告した。」 ローラの内面を理解したいと思ったジンは、さまざまな文献を調べ、彼女と似たケースの人たちにインタビューし、《間違った地図》という本を出版する。 「《間違った地図》を書きながら、ジンはローラが経験している現象や、彼女の身体に内在する不快感を、少なくとも頭では受け入れられるようになった。しかし、それはまるで教科書のなかの文章を諳んじたり、数式を機械的に書き写すときみたいに、いつも上滑りして真の理解には至らないのだった。」 ローラの取り付けた三本目の腕はとても不便で奇妙な見た目で、主人公のジンは「いつまでも決して慣れることのない感触」だという。 終盤に「愛していてもついに理解できないものが、きっとあなたにもあるのではないでしょうか。」とあるように、本人の違和感を自分は理解できないけれど寄り添いたいのだといった気持ちが描かれる。で、それを現実のトランスジェンダー、とくにシスの人がトランスの人と向き合うときの気持ちに応用しちゃうと、ちょっと空回るように思った。
ジンの反応は、性別違和を告白された周囲の人の混乱に重なるものがある。ただトランスジェンダーのSRSはこういう感じではないよなと思う。 三本目の腕とちがって、SRSをおこなったかどうかってわかんない。服を着たらわからない。職場や地域で、あるいは近親者でも、相手の服を脱がせて「確認」する機会なんてそうそうない(トランスジェンダー男性の子宮摘出についていえば服脱いだってわかんない、見た目に変化はないんだから)。 見た目に変化があるのはホルモン、乳房の切除、あとはたんに服装とか。それについても、明らかにおかしいものを愛情でもって受け入れる…みたいな感じではないように思う。むしろ身近な人からするとほっとするというか、だよねって感じだと思う。本人の違和感や困りごとと擦り合わせていくような感じ。「三本目の腕を取り付ける」みたいな、それをする以前と以後がはっきりした作業ではないし、突飛なものでもない。うまく伝わんないと思うけど。これって「理解できる・できない」とかでもない気がしている。まして愛情の話でもない。
ちょっと嫌な話。 ツイッターで「自分も中学生のころ女だと思われたくなくてボーイッシュな服装をしたり自分のことを俺って言ったりしたけど、しばらくしたら落ち着いた。あれは勘違いだった。よくある中二病だった。あのころ慌てて自分をトランスジェンダーだと思い込んだら取り返しのつかないことになってた」みたいなつぶやきをしばしば見かける。いろんな人がいろんな言い方で言う。ひどい脅しだし揶揄だと思う。 あなたの人生にはそういうことがあったとして、それをもって他人を脅すのはだめじゃんか。そもそもそういう揺らぎを、中二病や黒歴史といったさも恥ずかしいみたいな語ににするのがまちがってんなって思うし。人生でそういう経験があったことをべつに恥じる必要はないし誤りでもないのであって。ましてや、他人の性自認(それもSNSやweb記事で見かけたとかのあなたに何の関係もない他人の)に「コメント」する際にもってくる話ではない。 人がなんとか擦り合わせようとやっている姿を不恰好みたいに嘲笑するのがほんとに嫌だ。他人の人生を関係ない人が勝手にジャッジし、それもまず見た目の観点からいちゃもんをつける。そしてこれに対抗しようとするとルックスがよきゃいいのかって感じになりがちでうー���んとなる。また、いろんな人がいろんな言い方で揶揄するというのは、思ったことを脊髄反射的につぶやきやすい、いっちょがみしやすいツイッターならではだとも思う。 本作から引用すると、 「もしも自分がその身体をおぞましく感じてしまったら、それは正しいことなのか、その人の変化をどう受け入れるべきなのかと、混乱しているようだった。」 「もう何年もの月日が経っていたが、ジンはいまだにローラの三本目の腕に慣れることができないでいるし、それを見るのは苦痛だった。」 みたいなあたりが、こういう嫌な話と接続してしまいそうでちょっと怖かった。
ただこういう話をすると、本作のよさや巧みさを損ないそうな気がしてなんか自分はうまく話せてないなーと思う。わたしはここのローラの言葉がいいなと思ったのね。 「ジン、あなたがそのすべてをやり遂げたことを思うと、わたしは嬉しいのと同時に悲しくもなるの。誰かのことを理解したくて、人は文章を書いたり、本を探して読んだり、頑張って想像を巡らせたりするけど、あなたのように世界中を旅して一冊の本を完成させる人はめったにいないと思う」「だけど、一つだけはっきりさせておきたいの。あなたはわたしのためじゃなく、あなた自身のためにその旅をしたのだということを」 これを踏まえると、愛するローラの奇妙な選択を理解はできないけどそれでも寄り添いたい…というジンの思い、作者はそれをまっすぐ善きものとしては書いていないんじゃないかなと思った。 愛しているのに理解できないと空回るマジョリティの陶酔、暴力性を描いているように思った。「間違った地図」というのはすごく傲慢な言い草だし、「愛していてもついに理解できない」というのは余計なお世話なんだよね。わたしはジンのいちいちが薄ら寒かった。「ジンに共感!」という話ではなくて「ジン、キモ、うぜえ」という話だと思ったの。 キモはさすがに言い過ぎかもだけど、でもこの「キモ」は読者にも向けられていると思う。本作を現実のマイノリティに重ねて読んでしまう読者の手つき。不可解で不恰好な選択をした人を愛情でもって受け入れつつあるという主人公に、読んだ人が想起し重ねるものは何か。想像することの傲慢さが突きつけられているのではないか。そこに本作の深みがあると思った。
いやまあわたしがそう受け取ったという話であって、誤読しているのかもなんだけどね。でもそう読むとしたらすごく挑戦的だし、一筋縄ではいかない作品だなあと思う。現実のマイノリティを想起させる作品なら主人公に共感できる話を書くほうが、あるいは「主人公、キモ」であってもはっきりとそう書くほうが安牌だと思うんだけど(いや安牌だと言い方がよくないかも…はっきりそう書くことの意義深さは確実にあり、そういう作品をわたしはとても必要としているので)、そうはしない本作の足腰の強さみたいなものに感嘆した。ゾクッとしたといってもいいかも。 勝手ながらわたしは読まれ方の不安みたいなものを思ったけど、それは作品の瑕疵ではなくて、ヘイトのはびこる今・ここに問題があるのだと思う。作品の外で作者がヘイトを言って��ないかも気になってしまうし。小説を読んだり書いたりするわたしたちが試され、問われている。そういう怖さを感じる作品だった。
まーー自分の正直な感覚としては、これだけひどい状況の今においては、本作はちょっと怖いし難しいなとは思った。そしてマジョリティに向けられて書いたものではあるよなとも思うし。あと短編集の書籍を手に取ってその一編として読むのと、出版社が無料公開しているこれだけを読むのとでもちがうように思う。 たとえば『フィリックス エヴァー アフター』の冒頭、「トランスとノンバイナリーの若者たちへ きみは美しい。きみは大切。きみの存在は正しい。きみはパーフェクト」、これがどうしても必要な今においては、皮肉が成立しづらい。
追記:11/4読書会 https://oka-akina.tumblr.com/post/733122949546180608/
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ビバDQ3 HD2D
いんやもー新情報が更新される度に興奮!してます! 早く発売日来て欲しいです!(連休頂きました😂) 勢いあまってアイコン用にうちの魔法使いA😂エルマーさん描きましたっ!(本当は何か漫画描きたい) 1/8、ワンエイスながらも魔族の血を引いてますアピールしてみました!彼もキレたらこのように赤目でドーン!と上級呪文かます捏造設定です!(アイコン、キレかかってるのかな…) ここTumblrのブログのタブにも現れてるはず… 以前の笑い袋さんよりは目立たなくなりましたが自己満足です😂
今回のキャラメほんまありがてえええ😭🙏✨ ルックスAで若者〜おじいちゃんまで作れてほんまありがとうございます😭魔法使いAもフード版やロン毛青年版もありがとうございます😭フードなしロン毛魔法使いくんも良ぉおおお!とか思いましたが、分け目で断念しました為、フード魔法使いくん作ります! (※↑自キャラと分け目ちゃうので、という意味です💧公式くんセンターパートなので。好きです🤤) そういや魔法使いAくん、よく見るとフードくんちょっと幼い? ロン毛くんのがお兄さんぽく見えました。 ルックスAは左から若者→青年→壮年→おじいちゃんなのかしら フードく���、ちらと前髪見えてますね!
語彙力ないので思う事箇条書きさせてください… (あくまで個人的意見です🙏💧) ・公式絵カッコ良ぉおお!SFC版ベースでカッコ良ぉお! ・Bのまほさん、遊び人ちゃん、お顔セクシー度アップしてへん?😍🤤 ・戦士Bさん、肌着?いやぁーああぁ😭!遊び人Bさんもどうした! ・賢者Aさん、安定のイケメン😍💖!まもの使いAB共好みです💖 ・新職でイケメン増やして下さってありがとうありがとう😭 ・ボイスもある程度ご用意ありがとうございます! ・実のところボイス微妙派でしたが選べるのありがたいです😭 ・勇者ABは声優さん固定ですね…(好きです!)先行動画見る限りは声色変えれないっぽいですが、どちらも楽しみたいです ・特技や追加ストーリーなども楽しみ! ・モンスターちゃんも保護出来て嬉しいい😭 ・すごろくなさげ?まだ発表されていないだけ?
ここからおるるの目論見をつらつらと。 今このブログで載せてるキャラとりま全員作りたいな思ってます😂 盗賊も必要だし!臆病な魔物ちゃん保護するのに! あと、商人も今回ルックスAでイケメン作りてえ🤤
メインはいつものPTですが、今回はリアンダ氏を僧侶→武闘家にしたいので、(バギ系とかまいたち被りそうですが🤫🤫🤫) ゆ:ロゼア、そ→ぶ:リアンダ、ま→け:エルマー、 (今回の前職は)まも→け:エルフリードで! oops、3人共に転職か…ま、まあリアンダ氏は僧侶呪文マスターさせてある程度したら武闘家��んにと思ってるので!お団子にしたいぞ!武闘家姿でクリアしたいと思っているので、しばらくロゼア氏と2人旅にするかも🤔 名前も8文字までって嬉しすぎ😭フリさん、エルヴィさん、エリーさん本名で遊べるうう😭うおおおおん そう!迷っているのがエルフリード氏のボイスなんですが… 若者声(クール)かおじいちゃん声(いじわる)が迷っています笑 公式のロン毛魔法使いくんがセクシーギャルなれるんですもの😂 見た目若造中身おじいちゃんなので、ボイスや口調がおじいちゃんだとおもろいかなって😂(※フリさん口で喋れないんだけどね) というのも何個か動画みててまもの使いAさんが公式の姿で 「今じゃあ!」っておじじっぽかったのがツボリまして😂
楽しみすぎて支離滅裂な記事お許しを…💧
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みなさまにとって、今年はどんな一年やったんやろう。うれしいことたくさんあった?かなしいこと以上に、たのしいことやうれしいことが上回っていたなら僕もしあわせです。ちなみに僕たちは右を見て、左を見て、上を向いて、サルを喜ばせた一年でございました。今日は年内最後にひとつ、どうしてもやりたいことがありましてね。一年間の活動をまとめてみたいのよ。お仕事というのもたいせつなご縁ですから。ものすごーく長くなってしまいそうな予感がしているので、お時間とご興味のある方はぜひお付き合いくださいな。Tumblrさんがひとつの投稿に10枚までしか写真を貼り付けられないみたいやから、上半期と下半期に分けて投稿しますよ。それではげんきいっぱいにいってみよー!
1月
2023年の幕開け。いちばん最初にテレビ越しでみなさまとお会いしたのは、ダウンタウンDXさんの最強運ランキングやったね。
わらってる。笑ってますけど、乙女座×A型の僕は41位でした。48位中の41位。僕はおしゃべりがへたっぴやからひとりでバラエティにお邪魔するのって結構珍しかったりするんやけど、まさかこんなに早く名前が呼ばれるとは思わんかったなあ。クレームではないですよ。僕がこういう風貌だからか、近くにおった後輩の橋本涼に「ビビってます」と言わせてしまったり、あのちゃんから「歯並びあまり綺麗じゃない」と言われたり。新年早々だいぶふんだりけったりでした。もちろんクレームではないよ。来年はすこしでも順位が上がって��ますように。
続きまして、映画「嘘八百〜なにわ夢の陣〜」が全国の映画館で公開に。僕の体の事情でずっと避けていた映像作品。ご迷惑をおかけしたらどうしようかと不安な気持ちもあったけれど、この作品をやり遂げたあとはまた映像のお仕事もしてみたい、と前向きになれた僕がいて。恐怖心をひとつ、やさしく解いていただきました。感謝やね。カリスマ波動アーティストの彼は今までまったく演じたことのない人間性で、思い出深い作品。只今レンタルも開始されておりますよ。年始のまったり時間のお供にいかがでしょう。
1月の締めくくりはドームLIVE18祭。僕たちの愛する故郷、大阪でフィナーレを迎えました。楽しい時間は瞬く間に過ぎてしまうけど、18年目まで連れてきてくれてありがとう、の気持ちを余すことなくお伝えできたことがとってもしあわせ。またはやく会いたいね。
2月
お洋服かわいいでしょ。こちらはEテレのドラマ「オリガミの魔女と博士の四角い時間」という作品。ゲストで1話分がっつりと出演させていただきましたよ。僕の役は、星空を支えるうしかい座のカウボーイ。アトラスくんです。空から逃げてしまったうしさんを呼び戻すために、オリガミの博士とかわいいうしさんをおりおり。めっちゃ難しかったなあ…。
3月
3月は嘘八百からのご縁で、友近さんの番組にお邪魔しました。なかよしこよしなのよ。雪国でのロケは寒かったけど、大好きなお姐さんとの北海道デートやったから子供のようにはしゃいでもうた。誰と楽しむかって大事よね。上富良野町。かみふらのちょう。いいところです。
4月
とってもかわいい妹分と、ananさんの表紙に呼んでいただきました。表紙ですって。品出しの店員さんはびっくりしたやろなあ。今までまったく知らんかったけど、ananさんは心臓の毛がぼーぼーなんやと思う。ありがたいことです。
5月
48枚目のシングル、未完成の発売。たくさんのおともだちからも気に入っていただ��たようで、ひとつひとつの感想がほんまにうれしかった。選り好みせずいろんなジャンルを歌える自分たちでいたいと思うけど、やっぱり誰かの背中を押す応援歌は、それぞれが持つパワーというものがいつも以上にきらりと輝くような気がするね。
5月はもういっちょ。このお写真で僕が着用しているサングラス、実は自分で手掛けたものなんです。365日使いやすいルックスと使い心地に。そんな想いを込めて、GROOVERさんの手をお借りしながら無事形にすることができました。抽選販売になってしまったけれど、もっとたくさんの方の元へお届けできるように、そしてまた次に繋げられるように僕も頑張ろう。
6月
1月に紹介した18祭の映像商品が世に出ましたね。特典映像と本編、すべてまるっと含めて13時間超え。愛するeighterさんを楽しませたい!の気持ちから、ついこんなことに。てんこもりや。もりもり。いつ見ても飽きないでいてほしいからね。さて、以上で前半戦はおしまいです。10枚までしか載せられへんから結構厳選してもうたなぁ…。後半戦へつづくぞー!
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翻訳
youtube
"Sexy to somebody, it would help me out
Oh, I need a reason to get out of the house
And it's just a little thing I can't live without"
__Clairo 「Sexy to Someone」
翻訳。
誰かを魅惑することが私を外に連れ出してくれる
あー、外に出る理由がいる
で、それは外で生きられない理由にしては些細なことなんだけどね(相当な皮肉)
セクシーという言葉はグラマラスだとかグラマーだとかの代替言語であると認識している。グラマー?「文法」つまり言葉の上手さである。グラマラスが女性の形容詞になったのは、魔女狩り時代のように直感する。魅惑的だとか蠱惑的だとか、目を見て話してしまえばもう陥ってしまうような、男女を問わない形容詞だったのが、なんかどこかで女性のルックスの形容詞になったと。さらにはグラマー、の語源を辿っていけば、「魔法」です。さあ、あなたは白い魔法を使っていると思います。自分は果たして?と問うような場面は大いにある。でも、その白黒は、状況に応じる。自分で自分に良くない魔法をかけるのが、日本人の美徳とされています。「いやいや、そんなことは」「私の責任です」「連帯責任」責められるべき任なんてどこにある?ある場面を切り取って責め立てるだけじゃないの。
自責の念を持たなければいけない場面はもちろんあります。が、キリスト教徒以上に染みついた、生存していることへの申し訳なさ。「生まれて、すみません」有名ですね。「見ざる、言わざる、聞かざる」しかし、それでもダメなら……見て、言って、聞いて、動く。物騒な方法ではなく。あくまでもソクラテスのように、「それが多くの意見なのであれば、私はそのようにしよう」と、腹を括る。
承前で意訳。
魔法が使えたら、私はどうにかなる
魔法を使う理由が欲しいなあ
どうでもいいんだけどね。切実だけど。
鬼のような意訳です。そんなことを思いましたよ。
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世の中は空前のサウナブームらしい。各種情報メディアを駆使して街の銭湯にたどり着いた全国の猛者たちが昼夜問わず約50 - 120 ℃の高��室内で肌を触れ合わせる姿を想像してゾッとしない訳がない。合言葉は「整いました」とのことで、僕はこれを珍奇サウナ偏愛者による「型に嵌ったフロー」と誤読して勝手に溜飲を下げている。チンコだけに、風呂だけに。これはなにもサウナ好きを揶揄しているのではない。むしろ彼らは街の銭湯の隆盛に大いに貢献している。そんなサウナブームを皮切りにして、いまでは銭湯での音楽ライブやDJイベント、更にレコードや書籍を販売する催事までもが行われて、みな一様にそれなりの賑わいをみせているようだ。この数年で銭湯を舞台にしたMVや楽曲がどれだけ製作されたことだろう。これについても、関わった人たちは広義の意味でのリノベーションに一役買っている。公共性の再編とでも形容しておこうか。因みにカセットテープレーベル”Ital.”を主催するケイタくんはサウナ好きではなく、古参にして無類の(ただの)風呂好きである。とある書籍の記述により誤解を招いている可能性があったので、一応。かくいう僕も幼少期に住んでいた家の並びに銭湯があったので週の半分くらいは利用していた。お尻に石鹸を塗りたくって誰が一番速く床を滑ることができるかを競い合う「尻軽レース」に挑戦したり、友人とタッグを組んで肩車をする、もしくは自力で壁をよじ登って女湯を覗くなどの愚行三昧で、いずれも店主にこっぴどく叱られた。16-18歳の頃にはいまも豊津駅の近くにある福助温泉で深夜の清掃アルバイトもさせてもらっていた。誰もいない時間帯の業務目的とは言え、禁断の女湯に足を踏み入れるのは、性欲みなぎる多感な時期の男子として、当たり前にドギマギした記憶がある。ロッカーの片隅に置き去りにされた下着を見つけたときは興奮を抑えきれなかった。いま思い返せば老婆が使用している類の肌色のそれであったが、当時の自分としては貧相な妄想に薪をくべるものであれば、なんでも良かったのだ。バイト終わりにはトイレにこもって自身の陰茎を握り締めた。そんな日の翌朝は決まって寝坊してしまい、定刻の登校に間に合わなかった。そういう小さな欲望の積み重ねが、人を大人にするのだ。僕はいまでも家族で福助温泉に通っている。番台では当時と変わらぬ寡黙な女将さんが節目がちに帳面を捲っている。いまも昔もこの人に向かって性器をさらし��いるかと思うと、未熟な僕は今更ながらに不思議な感慨に浸ってしまう。女将さん、俺はちゃんとやれただろうか?やるべきこと、果たすべきことを全うできましたか?女将さんは大人になった僕を認識している筈だが、なにも言わない。もともと極端に口数の少ない方だったので、僕の方からも敢えて話題を持ち出すこともない。30年前、父親と一緒に股間を露わにしていた僕がいつしか父親になり、今度は自分の息子たちと共に股間を露わにしている。女将さんはすべてを見て、知っている。心底かなわないと思う。数十年間ずっと変わらぬ姿勢でペンを握る女将さんの手許にある帳面、あそこに世界の秘密、いや、もっと言えば「世紀の発見」がしたためられているのではないかと勘繰らせるほどの圧倒的な寡黙。安易に適温を求めてはならない。静寂の裏側で、湯は激しく沸いている。
もう一件、自分が子どもの頃から足繁く通い、お世話になっていた近所の銭湯、新泉温泉があったのだが、昨年惜しくも閉館してしまった。電気風呂の横に鯉が泳ぐ大きな水槽があって、息子たちも一番のお気に入りだったので、残念で仕方がない。隆盛と没落。この世の均衡が保たれたことなど、かつて一度もなかった筈だ。そもそもフロー(風呂)強者が言うほど簡単に物事が整う訳がない。新泉温泉の最終営業日、もちろん親子で最後の湯に浸かりに行った。しかしそんな日に限って長男がロッカーの鍵を紛失してしまい、浴室や脱衣場を血眼になって探し回るも見つからない。僕ら家族の異変に気がついた店主やその場にいたお客さんも誰が言い出すともなく、一緒になって鍵を探してくれた。床を這いずって探しているうちに銭湯の老朽を伴う歴史が手のひらを通じて伝わってくる。今日限りでもうこの場所には通うことができないことがわかっているので、自ずと込み上げてくるものがあった。鍵は古びた体重計の裏側から発見された。その瞬間、店主以外の全員が全裸のまま快哉を叫びハイタッチした。長男もほっと胸を撫で下ろしていた。これこそが裸の付��合いというものだ。帰り際、息子たちは自分たちで描いた新泉温泉の絵と手紙を店主に手渡した。僕は「実は子どもの頃から通っていたんです」と伝えると店主は「わかってたよ、自転車屋さんのとこの」と言ってくれた。適温を求めてはならない。いつだって現実は血反吐が出るほど残酷だ。それでも僕たちは新泉温泉の湯を忘れない。店主はその日の入浴料を受け取らなかった。
このように僕個人にとっても銭湯には様々な思い入れがあり、いまでも大好きな場所に変わりはないが、それは昨今のサウナブームとはまったく関係がないし、死んでも「整いました」とか言いたくない。そもそもが自分の性器を他者にさらすことも、他者によってさらされた性器を目の当たりにすることも得意ではない。むしろはっきりと苦手だ。世の男性の数だけ多種多様な性器が存在する。サイズ、形状、カラーバリエーション、味、ニオイ等々、どれをとってもふたつとして同じものがない。股の間にぶら下がっているという設置条件がこれまた滑稽で、あのルックスのあの人にあんな性器が、とか、あのガタイのあの人にあんな性器が……みたいな、得たくもない新規情報が視覚を通して脳内に流し込まれるので、煩わしいことこの上ない。挨拶を交わす程度だった近隣の人々とばったり銭湯で遭遇してしまったら、その日を境にして、顔を合わせるたびに性器が脳裏にチラついてしまう。実際に息子の同級生の父親数名と銭湯でチンコの鉢合わせしてしまったのだが、以降、なかなかパパたちのチンコの造形を払拭できなくなる。これはまさに不慮の追突事故、ごっチンコというやつだ。会社員時代、憧れの上司と出張先で入浴を共にする機会があったのだが、どちらかと言えば華奢に分類されるであろう上司の股間には目を覆いたくなるくらいに巨大なふたつのフグリがblah blah blah、いや垂れ下がっていたのだ。洗髪の際にバスチェアに腰掛けておられたが、信じられないことに巨大すぎるフグリはべちゃりと床に接地していた。以来、上司がどれほどの正論を振りかざそうが、客先でのプレゼン時に切れ味鋭くポインターを振り回そうが、どうしたってスラックスの内側で窒息しかけているであろう巨大なフグリを想起してしまう。程なく僕は退職した。とにかく性器というのにはそこにあるが故に素通りすることが難しく、極めて厄介なシロモノである。それが「ない」ことで逆に「有して」しまう諸問題と真摯に向き合ったOBATA LEOの最新作『目下茫洋』は、数多あるフェミニズム関連のテキストとは一線を画する。あまりにグロテスクでおぞましい、だからこそ美しいなどという常套句を粉砕する「弱さ」に貫かれた思考の遍歴。貫く我々♂ではなく、貫かれる♀の身体から滴る分泌液で書かれた紋様のようで、誌面に一定の形状で留められている訳で���ない。読む者の素養に左右されるようにして、その形状は刻一刻と微細に変化するだろう。こちらは無数に排泄するが、あちらはたったひとつで対峙している。なにも戦地は彼の地だけではない。戦場は僕やあなたのすぐそばで、いまもネバっこく股を開けている。
臍の下に埋め込まれた爆弾を抉りとるための努力を続けながら、同時にあるのかわからない最終地点に向けて爆弾を運ぶ。本当は抉り取ることはできないとわかっていても、背骨を曲げて運び続けることが、すなわち生きることになっている。『目下茫洋』
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『マッドマックス:フュリオサ』を観てきました
ヒャッハーーーー!!!観てまいりましたよ『マッドマックス:フュリオサ』をwith姉!!マジありがとうジョージ・ミラー監督。
余談ですが退館後高架下にある自転車置き場に行ったら橋脚にスプレーでこんな落書きがしてあって姉と「いやちょっと待てwww!!!」と大笑いしました。こんな落書きです↓
もしかして名古屋、はぐれウォーボーイズおるか(撮影して載せたかったのですが人目を気にしてしまいました。撮るべきだった……)???
映画の感想はというと……激熱でしたね。色々語りたいことがありすぎて逆に語れないのと、本当は日付を超えてでも視聴したその日である昨日に書くべきだったのですが寝落ちして記憶が少し飛んでいます(最悪)。本当すいません!6/30に書くべき��した本当に!!
ここから先、がっつりネタバレを含みますのでご注意ください。
☆前作のオマージュ
今作は『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(以下MMFR)の続編であり、大隊長・フュリオサの若き日を描いた前日譚でもあります。今作だけいきなり観に行るのは、個人的にはあまりお勧めしません。恐らく世界観等が理解しづらいであろうことと、純粋に前作視聴後に観た方が間違いなく楽しいであろうことからです。ネトフリのリンクを貼るので俺を見ろ!!
頭蓋骨から蜥蜴が這い出てきた瞬間「これは……!!」と思ったら期待通りの展開(※別に蜥蜴が嫌いで死んでほしいとかではない)になったのでにっこりです。そして【俺を見ろ特攻】も!やはりマッドマックスと言ったらウォーボーイズによる高空からの自爆特攻ですよね(※すいません当方シリーズ中2作しか鑑賞しておりません)!今作は前作以上に"高��"を感じられる演出が多く、思わずアガりました。
あと生体メカニックの彼は最初はディメンタス軍団所属だったんですね……。
☆ラストについて
ラストでフュリオサがディメンタスを鎖で拘束した時、私はてっきりフュリオサは意趣返しとしてジャックがされたことをするのだとばかり思っておりましたが、全然違いましたね。まぁバイクで引きずり回すのと車で引きずり回すのは手応えが全然異なるでしょうしね……。ディメンタスによるフュリオサへのご高説、まーーー鬱陶しいこと笑!!その場で殺さなかったフュリオサの忍耐強さと執念よ……。
その後いきなりお笑い漫画道場で富永一郎が描きそうなカット(今時の若者が絶対分からない比喩やめろ)が出てきて私はかなり動揺したんですが、周囲の誰もが特に反応していなかったのでますます動揺しました。え、あれ笑っていい場面じゃないんですか!?不意打ちであの絵面出てきたら絶対笑うんだが!?
……真面目に書きますと、フュリオサから日常を、母を、恋人を奪った挙句彼女の希望を否定しひたすらに絶望しかないと唱え続けた男が最後(最期?)「希望(※)」の苗床として生かされる痛快なオチに感動しましたね。林檎又はそれに似た果実を取りに行った結果彼女は攫われディメンタスとその一味に目の前で母を殺されたのですが、最後は彼女がディメンタスを果実のなる樹の苗床として利用し、いずれ母となるであろう前作でいう「子産み女」の女性達に実を分け与えるのです。ディメンタスはフュリオサに最早希望などないと散々喚き散らしておりましたが、前作……時系列では後日なんですが(ややこしいな)、フュリオサは自身と同じように攫われ砦(シタデル)へ連れてこられた、或いはそこで生まれ育った子産み女達を解放し、自身の生まれ育った「実りの大地」へ戻る為にウォー・タンクを率いて離反します。これは彼女の中に希望が残っていたからこそ成せたことでしょう……ディメンタスの完全なる敗北ですね。実りの為に母を殺した男の最後が母(子産み女)の為の実りを生み出す苗床なんて、流れが美しすぎますよ。 ※個人的な解釈ですが最後に出てくる林檎の果実は母を失い絶望を味わったフュリオサが地獄の日々を乗り越えた果てに母(子産み女)を守る為に育てている希望の象徴みたいなものかな、と勝手に思っています
※林檎の実についての興味深い資料がありましたのでよろしければどうぞ 出典:敬和学園大学
「表象としてのりんご 」
☆イモ��タン・ジョー
以下イモータンと表記します。ディメンタスが言ったように、彼の行いは「搾取と奴隷労働」ではありますが、ディメンタスと異なり余興や見世物の様に仲間の命を奪ったりすることは決してありませんし、何なら前作で描かれていたように水もちゃんと分け与えています。もっといい配り方してやれよとも思いますが
ノブレス・オブ・リージュ……ではないのですが、支配者としてきちんと統治してはいるんですよね、イモータンは。実際ガスタウンや弾薬畑も施設としてかなり立派でしたし、だからこそあそこまでウォーボーイズ達に盲信されているのでしょうね。なんだかんだでディメンタスの煽りを受けても乗っからずにうまく返して撤退させていましたし、終盤の再襲撃に逸る配下達の意見ではなくフュリオサの案を採用しましたし、状況判断に長けていますよね……うっかり装置の誤作動で殺す予定ではなかった人質を殺めてしまったディメンタスとはわけが違いまさぁよ!!
ディメンタス軍団は全員ガチムチ!殺し合い上等!な感じでしたが(冒頭でバイク軍団に選ばれた女性、終盤まで終始前線で奮闘していてすごかったですね)、イモータン達やシタデルにいる人間達はディメンタス軍団の様に元気な体!って感じではないんですよね。MMFRで水の配給を待っていた人達は高齢者や体のどこかに障害や疾病を抱えている(ように見える)人達ばかりでした。リクタスは大型で筋肉質で肉体こそ元気ですが知能がちょっと怪しいですし、スクロータスは顔つきが一般的な人間とはやや異なっており皮膚が独特の様相を呈しています。ウォーボーイズは短命ですし、その中でもボミーノッカー係だった赤ちゃんは完全に奇形児でしたしね……これ、もしかしたらディメンタス軍団は肉体が健康でない者はもしかしたら処刑なり何かしらの手段で選別されている可能性も出てきましたよ……ざわ……ざわ……。もしかしたら流れてきた"そういう者達"を、シタデルが受け入れているのかもしれません。知らんけど
……こう書くとイモータンがまるで人格者のように思えてきますが、ディメンタスよりはマシというだけであって別にいい人ではないので気を付けてください!本当に!!
☆フュリオサ
シャーリーズ・セロンに較べるとどうしても華奢さが目立つアニャ・テイラー=ジョイですが、悪くはなかったのではないでしょうか。フュリオサ、ここからMMFRの間に体躯をめっちゃマッチョに鍛えたのかもしれませんしね!
☆ディメンタス
お前の事誰が好きなん?
いやーーー本当にこいつは……こいつは本当に……キャスティング良すぎィ~~!!クリヘムことクリストファー・ヘムズワースを持ってきた人にもうあげちゃうわッ…あたしの銀のスプレー!
ガタイのいい俳優は履いて捨てるほどいますが、ディメンタスという悪辣で愚かで豪快な脳筋人格破綻者を演じるにはクリヘムのそこはかとなく漂う陽キャ感が必要だったように感じます。もしこれがステイサムだったら首尾一貫スマートに片づけそうな気がしません?少なくとも乳首を吹き飛ばすような真似はしないでしょう
あの腰につけているぬいぐるみは息子の形見と言っていましたがあれ本当なんですかね。本当のような、攫ってきたばかりのフュリオサに心を開かせるためについたその場しのぎの出まかせのような……うーん。
ディメンタスは随所に余り賢くない描写が挟まれており、「シタデル」と聞いて「何デル?」みたいなことを言う、乳首を吹き飛ばす、生き字引として常に「賢者」を伴っている、はぐれウォーボーイズの発煙筒を自分で被る、等。もし彼が賢かったならきっとフュリオサを傷つけることなくうまく彼女のいた土地を陥落できたのでしょうが、彼は暴力と殺戮と支配を選んでしまったので、結果的に実りの大地への道は閉ざされてしまったわけです。有能な№2でもいたらきっともっとうまく様々な土地を手中に収められたのでしょうが、彼の周りにいるのは支配によってイエスマンと成り果てた者ばかりでしたね……その点イモータンは一応人食い男爵達に(採用するかは置いておいて)発言権は与えていたりするので、やはり格が違うんですよねぇ。仲間をウォーボーイズに仕立て突撃するために撃ち殺したり、或いは死体を自らの身を守るための盾として使ったり、気に入らないものは首を吊らせたり……この点でも、喜んで自ら命を捨てるウォーボーイズの育成に成功しているイモータントの対比を感じます。小物感!
すいません眠くてまともな文章が書けなくなってきてしまったため、ここらでクローズといたします。ジャックについても書きたかったのですが……。海外版山田孝之!なルックスで「あんまりシュッとした感じの人じゃないな」などと思っていたら処刑シーンでブタ野郎呼ばわりされていてちょっと申し訳ない気持ちになりました(最悪)。しかし本当にあの処刑シーンは余りにも人の心がなかったですね。邦画だったら逃げ切りそうなところを……。
最近ちゃんとした長文を書けていない為、リハビリ目的で頑張りましたが全然ダメでした、さーせん!でも映画はめっちゃよかったです!!!
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よしもとかよ 「日々是好日」。vol.130 (2024/3/27 + 4/3 )
2024 27th march + 3rd april
M1 ふるさと (Perunika Trio)
M2 HOME (おおたか静流) M3 IYE (仙波清彦)
M4 home (Michael Buble) M5 また明日 (やまも) M6 over it now (Eddi Reader) M7 spring (Lee-tzsche) M8 I ain't movin' (Des'ree)
[好日の素…被災した家の片付けをすること]
能登半島地震から 数か月、 天候や余震、道路の状況などを 考慮しながら タイミングをうかがっていたのですが ようやく今月中旬に 祖父母の家に 行くことができたので、 そのときのことを 今回はお話ししようと思いました。 道路については 地震が起こる前に通っていたルートが ほぼ通れるようになっていて、 かかる時間も 以前とそれほど変わらないほどにまで 応急処置がされており、 寒い中多くの方が 復旧に尽力してくださったのを 本当にありがたく感じました。 とはいえ、奥能登に近づくにつれ 亀裂が入ったり、修繕した跡や 片側交互通行の箇所も多くなってゆきます。 また建物なども ブルーシートのかかったところが 増えて行く、という感じでした。 祖父母の家は 倒壊こそ免れましたが、 実際に行ってみると 中で安全に過ごせるとは とても言えない状態。 今回は短時間で あらかじめ 確認事項や作業を決めて 行うことに。 台所の状態が特にひどく、 重さのあるしっかりとした食器棚が 倒れているのを見て あらためて揺れの大きさを感じました。 当然、中の器たちは 床に落ちて割れてしまっているのですが、 どういうわけか そんな中に 無傷の状態で転がっているものもあり、 そうしたものに希望を感じるといいますか、 「よかった!」と言えることが ささやかでも、ひとつでもあることが きもちを支えてくれるものだな、と思いました。 「それを持ち帰ってどうするの?」と 思われそうなものであっても、 個人にとって、あるいはその地域の文化として 大切にしたいものなどもあると思います。 それを一緒にみつけて、よかった、と 言い合えることが 今はとても大切なのではないか、と感じます。 地盤の隆起によって 現時点でまだ水道の復旧がされておらず 滞在が何かと難しい地域なので、 これからも短い滞在時間で 少しずつの作業になるのですが、 今後また折に触れ 状況を確認して、 北陸が元気になっていく様を 番組の中でお伝えしていきたいと思っています。
* * * * * * * * * * *
[日々是食べたい!… いも菓子 ]
まるで 赤土の中から 掘り出したばかりのような ルックスでしょう? これが、能登で100年もの間 愛されているお菓子、「いも菓子」なのです。 わたしは 輪島で買うことが多かったので、 てっきり輪島のお菓子と 思い込んでいたのですが、 発祥は珠洲とのこと。 名前の通り、和製スイートポテトのような お菓子…なのですが! お店によってちょっとずつ 違いがありまして。 「いも菓子」と呼んでいるのに さつまいもを使わずに さつまいもを表現している、とか… さつまいもの中の繊維を 細く細く刻んだ昆布で表現している、とか… なんともユニークで また創意工夫あふれるお菓子なのです。 ぱくっと食べられる 小ぶりで愛らしいサイズもうれしい。 能登の自然と そこに暮らす純朴なひとが思い浮かぶ どこか懐かしさも漂う一品。 食べて応援の候補としても こころにとめていただけるとうれしいです。
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教室で小さく咲いていた君のこと
君の心が砕け散る音が聞こえる
中学を卒業して十五年が過ぎた三十歳の早春、同窓会の���で、俺は小南がすでに亡くなっていることを知った。
俺は焦って思わず死因を訊いてしまったけど、「さあ……病気?」「事故じゃない?」とみんな詳しく知らないようだった。担任だった先生にも尋ねてみたけど、逆に「あいつはもう亡くなったのか」と驚かれてしまった。
俺は伊原と御橋のすがたをとっさに探したけど、幹事によると、ふたりは来ていないとのことだった。
小南が、伊原と御橋にされたこと。そんなの、誰も憶えていないみたいだった。確かに、憶えていたって気分が悪いだけなのかもしれない。
けれど、俺は忘れていない。忘れられず、こんな歳にもなってしまった。
「ありがとう、舞島くん」
一番最後に小南に会った日、彼女はそう言って咲っていた。相変わらず、咲えるはずもないのに咲っていた。手当てもされない手首の傷が、震えていた。
「私の味方になってくれて、ありがとう──」
中学三年生になって、高校受験がストレスになってくる二学期の残暑、小南希子はそのはけ口のようにイジメを受けていた。クラスの人間はみんな抵抗しない小南を蔑んで、特に女子連中はイジメのリーダーの伊原姫奈に従っていた。
俺は正直イジメを苦々しく思っていたものの、割りこんで小南をかばう勇気も持てずにいた。
俺でもできること。先生に言えばいいのかな。でも、あの担任ってそもそも気づいてないのか? 普通気づくだろ。教室で殴る蹴るされてんだぞ。
じゃあ、ほかのクラスの先生に言うか? いや、そうしても結局担任の耳に入って、無視を決めこむかもしれない。先生なんて、役に立たない。
昼休み、弁当を食っていると、小南の弁当を取り上げた伊原が中身をゴミ箱に引っくり返した。教室では失笑が起こる。
笑いたくない。「やめろよ」って言いたい。
なのに、小南がそんなことをされても弱々しく咲っているから、俺も自己嫌悪にさいなまれながら、一緒に弁当を食う奴に混ざって笑う。
笑いたくないときに笑ってしまう。両親が離婚してから、俺はずっとそうだ。平気なふりで笑ってしまう。泣きたくても笑ってしまう。父親が家を出ていく別れ際、やっぱり俺が笑っていると、「お前は、かあさんみたいに人の機嫌に取ってばかりだな」と吐き捨てていった。
十月になって、受け持つ委員の後期を決めることになった。じゃんけんに勝って、どれも特にやりたくないなあ、と悩んだけど、早く決めないと後ろが並び始めたので、適当に図書委員に名前のマグネットを貼った。
図書委員はクラスからふたり出る。もうひとり誰だろ、と見守っていると、うつむ���がちに俺の名前の隣にマグネットを貼った女子生徒の名前は、『小南』だった。
後日、学活が委員会に当てられて、俺は小南と並んで図書室に向かった。「何か、小南とは初めて話すな」と俺が緊張しながら言うと、「舞島くんだよね」と小南はやっぱり小さく咲った。名前を把握されていたのかと思うと、ますます小南へのイジメに何もできないでいるのが恥ずかしくなった。
図書委員は、同じクラスのペアで、昼休みと放課後に受付につくのが主な仕事だ。そこで貸し出しや返却の手続きをする。小南はてっきり、ひとりで仕事をさせられると思っていたらしい。初日の放課後、俺が少し遅れて図書室に来て、「遅くなってごめん」と隣の椅子に座ると、小南はぱちぱちとまばたきをした。
「何?」と俺が首をかしげると、「私と一緒なんて、サボるかと思った」と小南が言うので、「何でだよ」と俺は苦笑した。「一緒に頑張ろ」と笑みを作ると、小南はめずらしく嬉しそうに咲った。
図書室は静かに、が決まりだけど、俺と小南は抑えた声でいろんな話をした。イジメのことも話題に出た。「私が嫌だって言えないから」と小南は言った。
「嫌なのに、もう、嫌だって言うのも怖くなっちゃった」
俺はそんな話をする小南に、咲わなくていいよ、とせめて言いたかった。泣きたいなら泣けばいい。俺はそれを疎んだりしないし──
よく見つめてみると、小南は委員の仕事も教室での勉強も、まじめに頑張っている。伊原に宿題のページを破られたりしても、嫌な顔ひとつせず、宿題をやり直している。あんなにまじめに生きている子なのに、どうして彼女にいいことがないのか、俺には理不尽だった。
秋が深まって、冬服になった制服もなじんできた頃、放課後、小南が図書室の当番に顔を出さなかった。初めてのことではなくて、こういうとき、たいてい小南は伊原につかまっているのだ。
俺は小南が心配でそわそわしていたけど、ひとりなので当番を離れるわけにもいかない。結局十七時まで働いて、荷物が置きっぱなしの教室に向かった。
ドアを開けようをして、がたっとつくえがぶつかる音が教室から聞こえた。誰か残っているのか。もしかして小南──と、伊原たち? 明かりはついていないけど。
俺はおそるおそるドアに隙間を作って、月明かりが射す教室の光景に、目を開いた。
学ランの背中が見えた。紺のスカートをたくし上げられ、女子が白い脚を開かせられている。男子の乱暴な腰遣いで、それが無理やりの行為だと分かった。
「御橋ー、もっとレイプ感出して」
そんな声がして、教室のロッカーに伊原が座っているのに気づく。「こいつ、狭すぎんだけど」と御橋の声がして、伊原はけたけた笑うと「こんなイケメンに処女もらってもらえて幸せだねえ」とロッカーを降りてつくえに顔を伏せる女子の髪を引っ張って顔を上げさせた。
それは、間違いなく、小南で──
俺は息を飲みこんで後退った。
いや、違う。ドアを開けて。声を上げて。やめさせないと。手後れかもしれないけど。それでもせめて、助けないと。
そう思うのに、はっきりそう思っているのに、俺は身を返して階段を駆けおり、上履きのまま学校を飛び出した。
家には誰もいなくて、俺は部屋にこもると、膝を抱えて嗚咽と吐き気をこらえた。ひと晩じゅう、眠ることができなかった。
月光に映った小南は、ついに咲っていなくて、涙を流していた。男の俺には、どれだけの痛みなのか想像もつかない。でも、それはきっと、大切なものを引き裂くような──
翌日、俺は早めに登校して、置きっぱなしのつくえの中身と持ってきた教科書を入れ替えて、宿題をやった。小南は何もなかったように教室に来た。「あいつ、まだ学校来るんだね」という聞こえよがしの陰口に、やっぱり彼女は咲っていた。
しばらく、誰にも言えなかった。でも、あの光景は脳裏から消えるどころか、まざまざと焼きついている。誰も小南があんなことまでされているとは思っていない。ばれるのを待ってみたけど、誰も気づかない。図書委員で一緒に仕事をしていても、小南は相談してこない。
でも俺は知っている。知っているなら、俺がどうにかすべきなんじゃないか?
出口が欲しい。この鬱血する思考の出口が知りたい。
「あ……あの、……小南希子のことなんですけど」
俺がそう話しかけると、初老の男の担任は、眉を寄せて振り返ってきた。その顔で迷惑がっているのは察したが、俺はあの月明かりの元で行なわれていたことを担任に話した。担任は仏頂面のまま、「本人たちに確認してどうすべきか決めよう」と言った。
確認、って。「俺、ほんとに見たんです」と継ぎ足したけど、担任はまともに聞こうとせず教室を出ていった。
俺が突っ立っていると、「今の話ほんと?」という声がかかった。クラスメイトの女子だった。聞かれてた、と焦ったものの、ふと、ここで肯定してみんなに知れ渡ったら、担任も事なかれにできないかもしれないと思った。
俺はうなずき、「伊原が御橋に命令してやらせてた」と言った。するとさすがに彼女は「ひどい」と声を上げ、「何?」「どうしたの?」と彼女の友達が駆け寄ってくる。
そして、あっという間にクラスには、伊原の指示で小南が御橋に犯されていたという話が広がった。
「違うよ。伊原関係ねえし、小南が誘ってきたんだ」
しかし、御橋がそう言って伊原をかばうと、もともと伊原の言いなりで、ルックスのいい御橋のことも悪く思わない女子連中は、俺がひがんだ物言いをしたのだと、すぐに手のひらを返した。御橋と関係したということで、小南への風当たりはさらに強くなった。
レイプされたのに、それをひがまれて、責められて、ついに小南は学校に来なくなった。そして、俺もクラスのみんなが見ている前で、伊原と御橋に謝るよう担任に命じられた。
俺が謝りたいのはこんな奴らじゃない。
俺は、小南に謝らなきゃいけないのに──
冬が近づいてきて、受験がいよいよ騒々しくなる中で、俺はぼんやりしていた。三年生の委員活動は二学期で終了だ。それがなくなれば、本当に小南とつながりがなくなる。
そう思っていたら、図書室の先生が小南が借りたまま返却していない本があるので、手続きはいいから引き取りにいってくれないかと頼んできた。俺はもちろん請け合って、知る由もなかった小南の住所を手に入れることができた。
放課後、雨か雪でも降りそうなほど寒い中、小南の家を訪ねた。マンションのインターホンに出た小南の母親は、���子は誰にも会いたくないと言っていると面会を断ったが、俺の名前を伝えてみると小南が玄関から顔を覗かせた。
「……舞島くん」
「よ、よう」
小南は俺を見つめて、咲う。壊れそうだけど、咲ってしまっている。
「あ、あの──」
「私の家、知ってたの?」
「いや、えと、図書室で借りてた本あるだろ。それ、俺が返しとくからさ。持ってこいって先生に言われた、というか」
「……ああ。あの本。そうだね、返さないとって気になってた」
「持ってこれる?」
「うん。あ、中入って。寒いでしょ」
小南は俺を玄関先に通し、家の中に入っていった。俺は鼻水をすすって、風がないだけであったかいな、とか思う。
小南の家の匂いがして、それは彼女が隣に座ったときに感じた匂いに通じていた。小南の母親がちらりと顔を出して会釈して、俺も頭を下げる。
小南はすぐ戻ってきて、「はい」と本を俺にさしだした。その拍子に左手首の内側が見えたけど、気づかないふりをした。
「この本、おもしろかった?」
「うん」
「俺も読んでみようかな」
「舞島くん、いつもラノベしか読んでなかったけど」
「たまには文学っぽいのも読むよ」
「そっか。うん、おもしろいから読んでみて」
「おう」
俺は本をかばんに入れて、玄関の段差のせいで目線が変わらない小南を見た。小南は微笑んで、「あのね」と穏やかな声で言った。
「ん?」
「ありがとう」
「えっ」
「ありがとう、舞島くん」
「……何、」
「私の味方になってくれて、ありがとう」
小南を見つめた。その瞳を見つめているうちに、俺は泣きそうになってくる。
「そん、な……俺が、黙ってれば、」
「ううん。教室に行かない切っかけになったから、もういいの」
「でも、小南は悪くないのに、みんな」
「私がつらいのに咲ってたのが、悪かったから」
「悪くないよ」
「つらいって言えばいいのに、言えなかったから。舞島くんのおかげで、やっと言えたの。だから、ありがとう」
何で。傷つけたのに。俺は小南を傷つけたのに。なのに、どうして許してくれるんだよ。ありがとうなんて、そんな言葉──
俺には、言ってもらう資格はないのに。
その帰り道、俺はひとり、耐えきれずに泣き出してしまった。冷たい風が当たると、濡れた頬が引き裂かれるように痛かった。
俺は正しくあろうとした。でも、周りがぜんぜん正常じゃなかった。伊原も。御橋も。担任もクラスメイトも学校そのものが。おかしかった。
だから、俺も間違えてよかったのかもしれない。「俺は小南が好きだから、そばにいるよ」って……そんな、ひとりよがりかもしれない言葉を伝えていたら、もしかしたら──
同窓会から数日後、俺はどうしても小南の死の原因が気になり、十五年ぶりにあのマンションを訪ねた。引っ越してるかなあとも思ったが、そこには変わらず『小南』の表札があり、子供のはしゃぐ声がしていた。小南の母親は俺の名前を憶えていて、あのときのように小さく会釈すると、小南の死の経緯を話してくれた。
小南は結婚して妊娠したが、子宮がもろくて母体か子供かどちらかだと言われ、子供を生んで亡くなったのだそうだ。居間に通された俺は、泣きそうになりながら咲って、「小南は俺の初恋なんですよ」と言った。すると、小南の母親も、「あの子も舞島さんの話をよくしてくれたから、そうだったんでしょうね」と涙ぐみながら微笑んだ。
今は旦那も一緒にここに暮らしていて、幼い娘の面倒は祖父母で見ているという。仕事だという旦那が帰ってくる前に、俺はその家をあとにした。
小南。最後は幸せだったんだよな。咲えたんだよな。
ああ、そうだといいな。
俺は弱くて何もできなかったけど、お前が心から咲った顔を見たいって、あの頃いつも、そう思ってたんだ。
薄暗い冬が終わり、空には春めいた柔らかい青さが広がり、桜もつぼみをつけはじめている。
FIN
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Dear M
今から三ヶ月前に同時に仕事や恋人を失った時に支えてくれたのは、Tumblrで知り合ってかれこれ五年話していた愛奈だった。
その愛奈に先日会うことが出来た。
ここに書こうとは思ってなかったけれど、愛奈が望んだので綴っておく。
降りるはずのインターを一つ過ぎて愛奈に連絡した。
アパート近くの変な名前のラーメン屋が待ち合わせ場所だった。
カーナビの到着予定時刻は約束より五分過ぎた時間。
愛奈の顔を見たのは今から五年前くらいか。まだ十代だった。そのイメージだけが頭にあってどんな女性なっているのか見当もつかなかった。
長閑な農道の中にあるセブンイレブンで気を落ち着けるために緑茶を買った。
マウスウォッシュで口をすすぎ、お気に入りのナイルの庭を首筋や足首につけた。
約束の場所に到着してすぐにLINEを送った。すぐに今から向かうと連絡があった。
間もなく道路の向こう側からスラリとした女性が歩いてきた。白いニットに黒のスカート。肩まで伸びた黒い髪。すぐに愛奈とわかった。
運転席に座ったまま、どうしていいかわからなくなった。どんな言葉をかけたらいいのか、どんな表情をしたらいいのか。
とりあえず降りることにして運転席のドアを開けたタイミングで愛奈が助手席のドアを開けてあららとなった。
愛奈と向き合い顔を見た。昔見た写真とは随分と変わり、大人の女性になっている。例えるなら吉高由里子や和久井映見、笑うとYUIや橋本愛に似た雰囲気で和服が似合いそうだという印象を受けた。
この辺りは何を話したのか記憶にないが、地元の名産や実家で作った米、お守りなんかを渡した。そのお土産があまりにも多かったからアパートの近くで待ち合わせていた。
荷物を置きに一度部屋へ戻る愛奈の後ろ姿を見ながら素敵な人になったなとしみじみした。
車で繁華街へ向かう。夜市があってそこに行こうと約束していた。
車内では昨日の飲み会の話を聞いて青春だななんて羨ましくなった。愛奈は大学生だ。
「電話で聞くのと声若干違う」
「確かに」
助手席側の窓から西陽が射し込む。
「いい時間ですね」
「そうだね、着いたらちょうど薄暮でお酒が美味しいんじゃないかな」
緊張していた。助手席に座る愛奈の横顔をほとんど見れなかったのを今では後悔している。それとカーオーディオから流れる曲がたまたまTaylorSwiftの「DearJohn」とかバラードばかりだったのがちょっと恥ずかしかった。
俺が泊まるホテルにチェックインしてから夜市へ向かった。川沿いの道を愛奈と歩く。
「この街を歩くのは初めてですか?」
「そうだな、中学生の時に歩いて以来だから十五年くらいぶり」
「そっか研修で来たって言ってましたね」
「いい街だね。住みたいくらい」
「私ももっと住んでてもいいかなって思う」
マンションの間をすり抜けていくと目の前に夜市の旗が掲げられていて、大勢の人で賑わっていた。
「まずは食べたい物に目星つけて端まで歩こうか」
「途中でビール買いましょ」
「いいね」
焼鳥、海鮮焼き、日本酒、スイーツなど様々な店が並んでいる。人は多いが決して歩けないわけじゃない。
「彼に夜市行くって言ったらいいなって言ってました」
「今度連れてきたらいいよ」
「でも彼人混み苦手なんですよね」
「それじゃあダメか」
「そういう私も苦手なんですけどね」
「俺も得意ではないな」
ビールを売ってる店を見つけて並ぶ。
ふんわりした泡が美味しそうな生ビールだ。
生憎座る場所が空いてなかったので立って乾杯した。
「はじめまして」
「はじめまして」
二口で半分くらいまで飲んだ俺を見て愛奈は笑っていた。好きな銘柄ではなかったけれどここ何年かで一番美味しい生ビールだった。
色々と歩いて海鮮焼きを買って食べることにした。
何となく愛奈の前を歩いたのは横に並んで歩くのが照れくさかったのと、俺が横にいることで愛奈の価値が落ちてしまうじゃないかと思ったからだ。それくらい愛奈の姿は美しさとミステリアスさがあって、もし知らない間柄でどこか別の街ですれ違っていたらきっと振り返ってその後ろ姿を目で追ってしまっただろう。
親子連れの横の席がちょうど空いており、了承を得て座った。
Tumblrの人の話なんかをして海鮮焼きを食べる。
イカ焼きに苦戦してタレを服にこぼしそうになる愛奈を心配なようなちょっと可笑しいような気持ちで見ていた。
「ビールもう一杯飲んだら帰ります」
「えっ?」
虚をつかれたような気持ちになった。
「そう言わずにどこかお店行こうよ」
「週報書かなきゃいけなくて…」
「まあな、今朝まで友達と飲んでたんだもんね」
無理矢理そう納得させる。
何か嫌なことでもしていたのだろうか。もしくは俺のルックスやらファッションが想像と違っていたから早く帰りたいのかとも考え、次のビールを買いに行った愛奈の背中を見ながら天を仰いだ。
ビールを飲みながら残っていたホタテを食べた。手がタレだらけになっているのを見て愛奈がハンカチを渡してきた。
「いいよ、せっかくのハンカチが汚れる」
「裏側ならいいですよ。見えないし」
「なんかごめんな」
お言葉に甘えて手を拭いた。十一匹のねこの刺繍があった。
「かわいいね」
「��気に入りです。書店で買ったんですよ」
ハンカチを返す。
「口にもついてます」
そう言うとそのハンカチで俺の口の横を拭った。
ほんの数秒の出来事なのにその瞬間は鮮明に残っている。
「なんか子供みたいだな。かっこ悪いね」
「男の人はいつまでも子供ですから」
愛奈の底知れぬ母性は本当に罪だ。年甲斐無く甘えてしまいたくなる。かれこれ五年も話しているからどんなバイトをしてどんな男と交際しているのかほとんど知っている。だから同い年の女の子達とは一線を画すくらい魅力的な人になったんだな。
夜市を後にする。空は確実に夜に近づいているがまだ青が見えている。
駅の方向に向かいながら二人してトイレに行きたくなり場所を探した。
「この街のトイレなら任せてください」
そう言う愛奈の後ろをついて行った。
二人とも限界に近づいていたから小走りでテナントが多数入る建物に入った。
終わるとお土産コーナーを見ながらコンビニに入った。
玄米茶と愛奈が吸ってる赤いマルボロを買った。
「そこの角で吸いましょう」
「そうしよか」
玄米茶を一口飲んでアメリカンスピリットに火を点ける。愛奈はライターを持っていなかったのでその後に俺が点けた。
「今日はありがとう」
「こちらこそたくさん貰ってしまって」
「いいんだよ。命の恩人なんだから」
「いやいや」
「これで思い残す事はない。いつ死んでもいい」
「そんな事言わないで。悲しい」
「最近思うんだ。生きてる価値あるのかなってさ」
「じゃあ飲みながら人生語りましょ」
愛奈の言葉に驚く。
「帰らなくていいの?」
「いいです。お話しましょ」
なんか泣き落とししたみたいでかっこ悪いなと思った。愛奈の時間を奪っていくみたいで罪悪感も湧いた。でもそれを超えるくらい愛奈ともっと飲みたい話したいというエゴがあった。
「そうか。ありがとう。愛奈ちゃんと一緒に行きたい店があるんだ」
「どこですか?」
「バーなんだけどさ」
「バーあまり行ったことないから行きましょ」
煙草を吸いながらバーを目指す。
途中で車に轢かれそうになると腕を引っ張ってくれた。
「いいんだよ、俺なんか轢かれたって」
「ダメですよ。死んだら悲しいですから死なないで」
「でもさ、よく思うんだよね。交通事故なら賠償金とかでお金残せるしさ」
「それは私も思うときあります」
そんな話をしていたら店についた。
俺が持っていた玄米茶を愛奈が自分の鞄に入れてくれた。
明るめな店内のカウンターに横並びで座る。
愛奈はモヒート、俺はモスコミュールをオーダーして乾杯。
「私、親の老後見たくないんです」
「そうなんだ」
「前に言いましたっけ?産まなきゃよかったって言われた事」
「うん、覚えているよ。それならそう思うのも不思議じゃない」
「計画性ないんですうちの親。お金無いのに産んで。三人も。それでたくさん奨学金背負わせるなんて親としてどうかなって思うんです」
「そう思うのは自然だな」
「だから私、子供産みたくない。苦労させたり嫌な気持ちにさせたくないから」
「でも愛奈ちゃんはそうさせないと思うけどな」
「育てられる自信ないです」
「そっか。でもそう思うのは愛奈ちゃんの人生を振り返ってみたら自然だよ。それでいいと思うし、理解してくれる���はたくさんいるよ」
「結婚しないと思いますよ」
「それはわからないよ。これからさ、その気持ちを超える人が出てくるかもしれないし」
モスコミュールを飲み干した。
もし自分が同じことを親から言われたとしたらと思う怖くなった。そんな中で愛奈は自分の力でそれを乗り越えて立派に生きている。愛奈を抱きしめたくなった。ただただ抱きしめてもう大丈夫だって言いたかった。
愛奈からマルボロを一本もらう。久々に吸った赤マルは苦みが程々で後味が美味かった。そこで知ったのは赤マルは二種類あって、俺が渡したのはタールが高い方で、愛奈は普段低い方を吸っているらしい。
「あの棚の右から二番目のお酒知ってます?」
「知らないな」
「友達が好きで美味しいらしい」
「読んでみよか」
スコッチだった。
ソーダ割りで飲むと中々美味しかったけれど、元々カクテル用のウイスキーとして作られただけあって、もうワンパンチ欲しい味だった。
三杯目は俺はヨコハマというカクテル、愛奈は和梨のダイキリをオーダーした。
「俺もさ、親を看取らなきゃいけないプレッシャーがあって辛いんだ」
「一人っ子ですもんね」
「出来た親でさ。ほとんどのことを叶えてくれた」
「すごいですね」
「ほんとすごい人だよ。だから期待に応えなきゃって思うとさ。色々しんどくなるんだ」
ヨコハマを一口飲む。ウオッカとジンの二つを混ぜるカクテルだからぐっとくる。愛奈に一口飲ませると「酒って感じです」と感想を述べた。茹で落花生がメニューにあったのでオーダーする。愛奈は食感が苦手だったようだ。愛奈はダイキリについてきた梨を一口食べ俺にくれた。甘くて美味い梨だった。次にオーダーしたのは愛奈はシャインマスカットを使ったウオッカマティーニ。俺はサイドカー。
「ゴリラいるじゃないですか」
「実習先の人ね」
「ほんといいなって思う。優しいし人のこと良く見てるしたくさん食べるし」
「既婚者じゃ無きゃね」
「そうなの。でも奥さん可愛かった」
「たぶん可愛いだろうな」
「一緒にいれはいるほどいいなって気持ち強くなる」
「叶うとか叶わないとかそんな事はどうでもいいから今の時間楽しめたらいいね」
「頑張ります。お局怖いけど。でも最近機嫌いいからいいや」
シャインマスカット一粒を俺に寄越す。繊維質の食べ物があまり好きではないらしい。サイドカーを飲ませると美味しいと言った。
「サイドカーに犬って映画知ってる?」
「知らないです」
「すごくいい映画だよ。小説原作なんだけれど」
愛奈がスマホをいじる。
「Huluで見れるんだ」
「そうなんだ。便利やな」
「今度見よう」
その後は愛奈の好きな小説の話をした。加藤千恵って読んだことなかったなと思いながら話を聞いていた。
「次なんだけどさ」
「はい」
「ピアノがあるバーに行きたいんだ」
「行きましょ。その後ラーメン食べて帰るんだ」
「いいね、そうしよう」
店を出てると少しだけ肌寒くなっていた。
ピアノのあるバーに向かって歩いていく。
「バーに入るの初めてでした」
「そうなんだ。前の彼とは来なかったの?」
「入るのに緊張するとこには行かなかったんです」
「最初は緊張するもんな。慣れればいいんだけど」
「あっちの方にあるビストロにもやっと入ったくらいだから」
「そうなんだ。でもいいもんでしょ」
「すごくよかったです」
「そうだ」
「どうしました?」
財布から千円札を数枚出して愛奈に渡した。
「タクシー代、忘れないうちに渡しておくよ」
「えっ、いらないですよ」
「遅くまで付き合わせてしまったし」
「いいですって」
「いや、受け取って。今日は本当にありがとうね」
愛奈のポケットに押し込んだ。
「すみません。ありがとうございます」
「ほんと愛奈ちゃんには救われっぱなしだよ。だからこれくらいはさせてよ」
そうこうしてるとピアノバーの前についた。
少しだけ緊張したが意を決して入る。
店内は混雑していたが運良くピアノが横にある席に座れた。さっきまでは横に座っていた愛奈と向かい合わせで座った。目を合わせるのが照れくさくなるなと思った。
「リクエストしてもいいみたいだよ」
「えー、いいな。弾いてもらいたい」
「何かあるの?」
「一時期、月光にハマってて」
「いいね」
「でも何楽章か忘れちゃった。ちょっと聞いてもいいですか?」
「いいよ」
愛奈がイヤホンを繋げて聞いている。
その間に俺は「Desperado」をリクエストした。
「一でした」
「そっか、次に言っておくよ」
Desperadoが流れる。
愛奈も知っていたみたいで俺が勧めたピニャコラーダを飲みながら聞いている。柔らかくて優しい表情が美しく貴かった。
「これはさ恋愛の曲っぽいけどポーカーで負けた曲なんだ」
「えー」
愛奈が笑う。
次にピアニストの方に愛奈のリクエストを伝えた。
始まると今にも泣きそうなくらいに感動している愛奈がそこにいた。スマホを向けてその時間を記録している。その時の顔は少女のよう、昔見た愛奈の写真に少し似ていた。
お酒が進んでいく。
カウンター席のおじさまがビリー・ジョエルをリクエストしている。ストレンジャーやHONESTYが流れている。
会話は愛奈の男友達の瀬名くんの話題に。
「今度ドライブに連れてってくれるんですよ」
「ロードスターに乗ってるみたい」
「オープンカーか。この時期はまだ気持ちいいね」
「天気の良い日見ておくねって」
「いい子やね。その子と付き合っちゃえば?」
「でもね、絶対彼女いるんですよ。いつも濁してくるけど」
「そっか」
「沼っちゃう男子ですよね」
「じゃあさ、俺と付き合って」
「仮にも彼氏いるんですよ」
「冗談だよ。俺は君に似合わない」
もっと若くて横浜流星みたいなルックスで何か才能があって自分に自信があったらもっとアピールしたかもしれない。そう、愛奈に合うのはそれくらい優れている人で、愛奈を大切に包み込むことが出来る余裕がある人に違いないからだ。
「あの曲聴きたい」
「なに?」
「秒速の曲」
「One More Time?」
「それ!」
「じゃあ頼んでおくよ」
ピアニストの方にお願いするとすぐに弾いてくれた。愛奈は感激してこのときは本当にその強い眼差しが少し濡れていたように見えた。
タバコに火を点ける。愛奈をちらちらと見ながら吸うタバコはいつもより目に染みる。
ダービーフィズを一口飲む。久々に飲んだがやはり美味しい。
「すごく嬉しかった」
「よかったよ」
最後の酒に選んだのは愛奈はシシリアンキス、俺はXYG。
そのオーダーを聞いていたピアニストの方はGet Wildを弾いてくれて俺は笑った。
「これさ、シティハンターで出てくるんだよ」
愛奈はもちろん知らなかった。男の子の映画だからね。
「ボズ・スキャッグス弾いてほしいんですけど」
近くの席の女性が弾いているピアニストに声をかけたがちょっと待ってと制止された。女性がトイレに入った間に俺はこの隙にと一曲リクエストした。
愛の讃歌。
愛奈も知っていた。
タバコも吸わず、氷だけになった酒で口を濡らし、聞いていた。少しだけ目頭が熱くなった。
曲が終わるとお酒が届く。
「渋いお酒飲まれますね。さっきのダービーフィズとか」
マスターから声をかけられた。ダービーフィズの泡がいいよねと話した。
ピアニストにさっきの女性が話しかけている。
「ボズ・スキャッグスをお願いします」
「曲はなにがいいですか?」
「曲名がわからなくて…」
「それならウィー・アー・オール・アローンを聞きたいです」
俺が言った。すると二人ともそれがいいとなって弾いてくれた。
訳詞には二つの解釈がある。
僕ら二人だけ。なのか、僕らはみな一人なのか。
今だけは前者でいさせてほしいと思った。
「ピアニストの人が弾いてて気持ちいい曲ってなんなんだろう」
愛奈が言う。
「確かに気になるね。聞いてみるよ」
ピアニストの方に聞く。
「その時で変わります。上手くできたなって思えば気持ちいいですから」
なるほどなと二人で頷いた。
最後のリクエストに「ザ・ローズ」をお願いした。
ピアニストの方も好きな曲らしい。
「気持ちよく弾けるように頑張りますよ」
この曲は愛奈も知っていた。
オールディーズの有名な曲だ。
気持ちよさそうに弾くピアニストと聴き惚れる愛奈を見ながら最後の一口を飲み干した。
後半はあまり愛奈と話をした記憶がない。二人ともピアノの音色に癒やされながら静かに酒を飲み、少しだけぽつりぽつりと会話をする。そんな落ち着いたやり取りが出来る関係っていいなと思った。
会計をする。
お釣りを全て、といっても少額だがピアニストの方に渡してもらった。
財布の中身が増えている気がした。
愛奈に聞くと何もしてないらしい。
「きっと財布の中でお金が生まれたんですよ」
そういうことにしてピアノバーを出た。出る直前に流れていた曲はドライフラワーでちょっとだけ不釣り合いで笑えた。
愛奈がラーメン屋を案内してくれるが場所が少し分かりにくくて何とかたどり着いた。
ビールを少し飲みながら餃子を食べているとラーメンが届いた。
二人して黙々と食べた。美味かった。
「大盛りにしてもよかった」
「私もう食べられないからあげますよ」
愛奈が麺をくれた。それを全て食べてビールを飲み干す。
二人で一頻り飲んだあとに餃子をつまみながらビールを飲み、ラーメンを一緒に食べてくれる女性は出会った事なかったかもしれない。
会計前にトイレに行きたくなって財布とカードを愛奈に渡して払っておいてほしいとお願いした。
戻るとテーブルに忘れていた眼鏡を俺に渡しながら
「使い方わからなくて自分で払っちゃいました」
「えっ、ああ、ごめん。現金渡すよ」
「いらないですよ。たくさんご馳走になったんでこれくらいはさせてください」
何度かやり取り��たが甘えることにした。
愛奈には甘えてばっかりだ。
店を出て大通りに向かう。
タクシーをつかまえようと。すぐにつかまった。
「このタクシー割引使えるんですよ」
「ありがとうね、また会おう」
「はい!」
タクシーを見送った。夜の大通りをすーっと去っていった。
ホテルへの帰り道。コンビニでお茶と赤マルを買った。久々に吸って美味しかったからだ。お茶は愛奈の鞄に預けたまま忘れていた。
赤マルに火を点ける。
やたらと煙が目にしみる。夜空を見上げたら明るい繁華街にも関わらずいくつか星が見えた。
生きていてよかった。
それくらい楽しくて美しい夜だった。
また愛奈に会いたいと思った。次はいつ会えるだろう。そんな事を考えながらホテルのベッドに倒れ込む。
「死んだら悲しいですから死なないで」
今日何度か言われた愛奈の言葉がリフレインしている。
本当に素敵な人だ。あんなに幼くてどうしようもない人と恋に落ちてたのに上手に成長した。
あんなに気遣いできて疲れないのかなって思う。
少し心配だ。
愛奈を写した写真を見返す。ブレてる写真ばかりで下手さが目立つが二枚ほどいい写真があった。
大切にしなきゃならない人がこの世にはいる。
間違いなくそれは彼女である。
これは一夜の記録と愛奈への恋文だ。
なんてね
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今くるよさん、膵がんで死去 「どやさ!」で一世を風靡【報告全文】 - ライブドアニュース
以下引用
お笑い芸人の今くるよさんが27日、膵がんのため、大阪市内の病院で亡くなった。28日、所属事務所の吉本興業が発表した。
1970年に高校の同級生だった今いくよさんとともに女性漫才師の今喜多代さんに弟子入り。73年、女性漫才コンビ「今いくよ・くるよ」を結成した。男性中心の漫才界で、お互いの体型や派手なファッションなどをネタにし、体を張ったギャグや軽妙な掛け合いで人気を集め、80年代の漫才ブームに乗って一世を風靡(ふうび)した。 1984年上方漫才大賞の大賞など多くの賞を受賞し、女流漫才のパイオニアとしてテレビや舞台などで活躍、長年にわたって幅広い人気を集めた。くるよさんは「どやさ!」のキャッチフレーズでもおなじみだった。いくよさんは、2015年5月28日に胃がんのため亡くなっており、訃報からちょうど9年で、くるよさんの訃報も伝えられる形となった。 コンビ時代の受賞としては「上方お笑い大賞」第10回(1981)金賞、「花王名人大賞」第2回(1982)最優秀新人賞を筆頭に、「上方漫才大賞」第19回(1984)大賞「咲くやこの花賞」第2回(1984)大衆芸能(漫才)、「上方お笑い大賞」第15回(1986)大賞などがある。 2022年4月に行われた吉本興業の特別公演『伝説の一日』に出演した際には「感極まってます。ホンマに久しぶりやから。お客さんもいいお客さんやったね~。ホンマに、どやさやったわ~。どやさ~」とのコメントを寄せていた。
■訃報全文
今くるよ 訃報のお知らせ 弊社所属 今くるよ(いま・くるよ、本名・酒井スエ子、さかい・すえこ、年齢非公表)が5月27日(月)、膵癌のため、大阪市内の病院で逝去しました。通夜は5月30日(木)19時、葬儀告別式は5月31日(金)13時、大阪市北区天神橋4‐6‐42の公益社 天神橋会館で執り行われる予定です。 京都市出身。1970年に今喜多代に弟子入りし、その後、高校時代の同級生で同じソフトボール部だった今いくよ(2015年5月に逝去)と「今いくよ・くるよ」を結成。細身で濃いめのメークとつけまつげがトレードマークのいくよと、ふくよかな体系に派手な衣装のくるよがお互いのルックスやファッションなどをネタに、体を張った軽妙な掛け合いで人気を集めました。1980年代の漫才ブームにのって一世を風靡し、その後も女性漫才師のパイオニアとして、劇場やテレビ番組、CM、映画など多方面で活躍しました。 後輩たちに舞台衣装の靴やスーツをプレゼントしたり、食事をごちそうしたりと、後輩思いの一面もあり、お腹をポンとたたくしぐさや、両手を顔の前で交互に前後し「どやさ」という言葉は、くるよを慕う後輩たちがこぞってマネをし、くるよの代名詞的なギャグになりました。 1981年「上方お笑い大賞」金賞、1982年「花王名人大賞」最優秀新人賞、1984年「上方漫才大賞」大賞を受賞するなど、数々の賞を受賞。また、関西演芸界の発展と振興に貢献したとして、 2023年に今いくよ・くるよで「第26回上方演芸の殿堂入り」を受賞しました。 近年は、いくよが亡くなった後、ユニットを組んだこともある中川家ら後輩の活躍を楽しみに過ごし、2022年4月、なんばグランド花月で開催された吉本興業創業110周年特別公演「伝説の一日」に出演したのが最後の舞台になりました。 皆様には、故人生前に賜りましたご厚誼に深く感謝しますとともに、謹んでお知らせ申し上げます。 なお、自宅住所、喪主は非公表とさせていただきます。通夜・葬儀告別式への一般の方のご参列およびメディアの方の取材は固く辞退させていただきます。 お別れ会の予定は現在のところありません。
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あ、知ってる。「女性蔑視的なノリをすることで、女性蔑視的な価値観を多めに内面化してる女性からモテる」というパターンだ。そのモテ方狙う奴たまにいるのよ。 やり口が悪魔めいてて、負の循環の起点なんだよね。本人は自覚的だと思うよ。多分マジで悪い奴なんだと思う。 そもそも「自分が女性なのに女性嫌い」って感覚をこじらせてる人って、世の中にわりといるんだよ。この時代、この国において女性嫌悪を全く抱かずに大人になるって無理でしょう。女性であってもそう。世界がそういう仕組みになってる。 だからあらゆる女性が、心のどこかに女性嫌悪の種を持たされてる。フェミニズムに関する専門家や、今まさに性差別を受けている当事者に至るまで、誰だってそう。 だから、それを逆手に取ったモテ方が生まれる。要は、女性が抱える女性嫌悪の種にちょろっと水をあげて、「実はこういう気持ちあるでしょ?」「俺知ってるんだ」「こういうスタンスの男いいでしょ?」的にペースに引きずり込んで、裏ルートからモテる、みたいな。 そいつがやってるのはそれ。君みたいに嫌悪感が勝つ人と、俺みたいに手法として認識してる人には無効だけど、有効な相手にはとことん有効。免疫ない人なら沼一直線のルートだ。 もちろん、誰でもできる手法じゃない。ルックスなり喋り方なり、一定の魅力があって、フェミニズムに関するある程度の理解(理解がないと悪魔商人ムーブができない)があって、かつ女性の心情に関しても理解があって、はじめて取れるムーブ。本人としても「バカを刺激して騙してる」みたいな感覚があると思うよ。 ただ、俺はやっぱ思うな。バカを刺激して騙したらバカだよな。バカを騙すようなあくどいムーブ、本当に賢い奴はしないもんな。そいつはもうやってることが三下であり、モテようが何しようがドブよ。 すなわち、そいつは自分自身の尊厳もガリガリ削ってる。愚かよ。そんなことしてモテてもずっと一人だもん。ずっと孤独だし、ずっと満たされない。かわいそうに。一度でも付き合ってた相手のことをさらして笑いものにするなんて、幸せで健康で地に足ついた人間ならしない。ああ、ドブだ。足がドブの中なんだ。 すると、実はそいつもきっと、何かの被害者ではあるんだ。モテ方なんていくらでもあるだろうに、そういう方法を選ばなきゃいけないくらい、心に穴があいていて、魂に資源がないんだ。かわいそうに。なんてドブなんだ。 ただ一つ予言をするとね、そいつは就職したあたりで、一気にフェミニズムに理解を示すと思うよ。大学までなら悪魔ムーブでもモテるけど、会社に就職したら悪魔ムーブだとボロ出るもん。そこでスパッと切り替えるんだと思う。身の振り上手いタイプだろうから、短絡的な判断でそうすると思う。 そして末は子煩悩なパパになっていくのだ。おそろしい。目に浮かぶだろう。その瞬間に至るまで、そいつはずっとからっぽなんだ。自分自身でさえ気付かないくらいからっぽなんだ。それは、本当にさみしいことだ。 要するに、絶えず目先のモテを狙ってパフォーマンスするだけの人形タイプの人なのだ。君は引き続き「は?」と思っていればOK。もし身の回りで誰かがハマりそうになってたら、この文章を読ませてもOK。「そういう手法」ってわかれば一気に魔法解けると思う。 どうか一人でも多くの人が、一組でも多くの恋人同士が、パフォーマンスなどではなく、人と人として巡り合っていてほしいなって僕は思います。パフォーマンスの魔法を解くためのコント「工場の太陽」を添えておきます。
Xユーザーの九月の『読む』ラジオさん
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根性のある女性は、「今日大丈夫だったの?」と聞くと、「抜け出してきた」と言います。
「たまたまあいたから来た」と思わせておいて、実は抜け出してきたとわかると、「ああ、やっぱり。なかなかやるな、そこがかわいい」と感じます。根性がベースになって初めて「かわいい」と感じるのです。誰もが、ローテンションな女性を癒し系でかわいいと勘違いしています。
ホワンとした天然が「かわいい」ということではないのです。
根性をベースにしたかわいい女性は、現実にたくさんいます。
自分がまだそうではないと感じたら、がんば���ことです。がんばれば、なんとかなります。
あまりルックスはよくないのに、いい男とつきあっている女性がいます。その女性は、自分が選ばなければダメだということを意識して、選ぶ側にまわる根性があるのです。
自分で選ぶことです。自分でどんどん選べるのです。
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コミュニティについて
The top-down approach is when a person discovers an aesthetic and adopts it. For example, if someone discovers Dark Academia moodboards, decides they like the vibe and starts bringing a book everywhere they go and signs up for a philosophy course. It also occurs when media outlets assign a label to the fashion, beauty and styling decisions made by celebrities or social media users in an attempt to categorise it as a trend for consumption, where a trend may not actually exist.
トップダウンアプローチは、美学をまず見つけてそれを真似する方法。例えば、「ダークアカデミア」という美学を見つけて、それを好みどこへでも本を持って行ったり、哲学のクラスを受けようと決めたりすること。これはメディアの現象にも言える。セレブやインフルエンサーが広めるファッションや化粧品、スタイリングも、トレンドとしてのカテゴライズをして意味を付与して、消費者に売らせようとする。(実はトレンドでもなんでもないのだが)
The bottom-up approach is when an aesthetic organically evolves from of the activities, choices, preferences and behaviours of a community of like-minded people. These groups share something more than just an aesthetics, they have interests in common – the long, dark fringes and black eyeliner of Emo kids is accompanied by the shared love of the music genre, going to those gigs and being influenced by each other in the real world. For bottom-up aesthetics, those who adopt only the looks without also participating in the culture are often labelled posers (derogatory).
ボトムアップアプローチとは、活動や選択、好みや振る舞いで同じ趣向を持つ人たちを起点に美学をが生まれることを言う。このような人々は、美学以上のものを共有している。例えば、音楽のジャンルの話。。。EMO kidsたちは、ただその格好をするのではなく実際に音楽を聴きに行ったり文化的な活動をする。ボトムアップな美学においては、文化的な活動をせずにただファッションなどのルックスを真似するだけの人たちは軽蔑される。
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