#ミンハ
Explore tagged Tumblr posts
Quote
トリン・ミンハは1953年にハノイに生まれた。1世紀に及んだフランスのインドシナ支配が終わり、北緯17度線によるヴェトナム南北分断がおこる端境期だ。北は中国的共産主義、南はアメリカ的帝国主義が噴出していた。 少女期をサイゴン(現ホーチミン)で過ごした。小学校・中学校はフランス語の学校だった。サイゴンにはアメリカ文化が押し寄せつつあった。ミンハは何を感じていたか。1970年が17歳で、このときなお戦火の渦中にあったヴェトナムを去ってアメリカに移住した。その詳しいいきさつは知らない。本人が詳らかにしていない。 イリノイ大学では比較文学、パリで一年間民族音楽を学んだようで、77年にはセネガルの首都ダカールの国立芸術院で3年ほど音楽を教えながら、フレンチ・フェミニズムにふれ、思索に励んだ。読むかぎりはシクスーの影響がそうとう強い。やがて民族と植民の交差点ともいうべきダカールでの経験は、ミンハに「何が文化をアイデンティファイしてきたのか」「そのうちの何がまやかしだったのか」ということを気づかせた。 かくてミンハは16ミリカメラをみずから担ぐの��ある。その作業はセネガルの5つの部族を追った人類学的なドキュメンタリー映像作品《ルアッサンブラージュ》(1982)となり、3年後にはもっと矛盾と葛藤に充ちたアフリカ文化の混在力に向かって《ありのままの場所》(1985)を撮った。撮家誕生である。 ミンハは自身にまぶされてきた「分断されたルーツ」と、むりやり付けさせられた「多様な仮面性」にも目をむける。この問題意識は《姓はヴェト、名はナム》(1989)となった。またその目は中国で共産的幻想を抉る《核心を撃て》(1991)にまで進んだ。
1826夜 『女性・ネイティヴ・他者』 トリン・T・ミンハ − 松岡正剛の千夜千冊
5 notes
·
View notes
Photo
#repost @kaho_minami #pachinko Prenere in LA🇺🇸 It was good day to blow on wind😊😊😊 風の強いプレミアの日でした🌈 劇中では私とは会うことのないミンホとミンハ❤️ みんなパチンコの仲間です😊😊😊 @appletvplus @actorleeminho #イミンホ @minhakim__ #キムミンハ @escadaofficial @official_mikimoto @viviennesato @kuniko_sakamoto #kahominami #japaneseactress #koreanjapanese https://www.instagram.com/p/Cbbj8ZEhoOw/?utm_medium=tumblr
3 notes
·
View notes
Text
THREE O’CLOCK
ことしのこと、数字で。
2018は、まだ固いみかんとかわいいタコの色の年。展示は2.8回(3月にsnow shovelingで松樹と「ここにいられてわたしはうれしい」、6月にsunny boy booksで個展「愛を、まぬがれることはどうやらできないみたいだ」、7月に同じくサニーで「ヒロインズ展」参加、new jewelry用の鏡の文言提供)、ジンは3.5冊(「愛を、まぬがれることはどうやらできないみたいだ」、「Smile, when our eyes meet(目が合ったのなら、微笑んでほしいよ)」、「Meet me in the kitchen at 3 AM(もしくは家族の舞台をのぼったり降りたりすることについて)」、そしてスリープオーヴァーイベント用の「our time」)、参加登壇したイベントは3回(『ヒロインズ』のトークイベント、スリープオーヴァー会、zine sonicのマイ・フェイヴァリット・ジン)。翻訳の仕事は大小含めて8つほど(ASAKUSA映画祭用トリン・T・ミンハのドキュメンタリー映画字幕、絵本『see you tomorrow』英訳、female giantブランドコピー英訳 etc)、受けたインタビュー5回(すばる6月号「私たちはここにいるー現代の母なる場所」、ginza「マイルーム特集」、pintscope「DVD棚見せてください」、北欧暮らしの雑貨店「愛しのマイルーム」、朝日新聞夕刊「私、を見せる冊子ZINE」)、旅行に行った回数:4回(那覇・北谷、今帰仁、横須賀、松樹の実家の大分は国東半島、静岡の三島)、公園に行った回数:オンが歩き始めた5月から今日までほぼ毎日(松樹と交代することもあり)、オンの登園回数:4月から週に1回、オンの風邪:高熱出たものは一回、鼻風邪数回、わたしの風邪:オンと似たようなもの、松樹の風邪:オンとわたしよりもひどいのが2回ほど、オンの年の重ね方:0歳8カ月から1歳8カ月に、わたしと松樹:34歳から35歳に。山の上ホテルでの記念日の回数:今年で6回目、松樹のお店ができてから:今年で8年、大勢の友達とわいわい飲み食べした回数:(たった)2回、何度も読み直した本:3冊(『ヒロインズ』4回、『女性、ネイティヴ、他者』3回)、『心は孤独な狩人』2回)、参加したワークショップ1つ(オイリュトミー)、作った人形:わたし1体(ヴォルドルフ人形のナンナちゃん)、松樹1体(小さなヒヨコ)、いろいろもうダメかと思った回数:思い出せるので5回、母親に頼った回数:計り知れず、オンと庭園美術館の庭園に行った回数:15回ほど、初めましての人に出会った回数:大きくは2回(オンのこども園と、展示での出会い)、オンが夜中起きる回数:6月くらいまで一晩に1〜2回、今は0〜1回、三崎に帰った回数0回、Tumblrにアップした回数:今日のをふくめ(たった)7回(たとえば2011年は120 post以上……!)、instagramの投稿回数:135回、酔っ払った回数:1回(ついこの前)、ライヴや公演を見に行った回数:1回(ペルセパッサのオイリュトミー)、映画館で映画を観た回数:(たぶん)2回(「かみさまとのやくそく」、「君の名前で僕を呼んで」)、髪の毛を切った回数:5回(koko manty kissa)、パーマをかけた回数:1回(koko manty kissa)、松樹と二人きりで過ごした時間:総計16時間ほど、林試の森に行った回数:3回、自然教育園に行った回数:2回、オンの1日の食事の回数:3月まで2回、4月から3回(内容は:味噌汁、ごはん、その他1〜2品の煮物等)、わたしの食事の回数:2.5回(昼、夜 + 間食多め)、オンの昼寝時間:平均2時間、オンが冬のあいだに拾った赤い実の数:50粒以上、車を運転した回数:3回(沖縄と大分と静岡)、海に行った回数:1回、高いところに上った回数:1回(森美術館)…….
* * * *
でも、数字に表せることと言葉にしたいことは、ぜんぜん違うものなんだな、とこれを書いてみて思いました。そして言葉にしたいことと、言葉以上の何かにしなくちゃ(わたしの場合は、詩みたいな?おはなしみたいな?さいごには冊子の形になる何か?)、ちゃんと思い出した気にならないことも。たとえば、オンの歯が生えてきたときの不思議な喜びや、指をつっこんだら容赦なく噛まれたときの痛さとおかしさ、個展開催中に来てくれた人たちが、わたしのつくったカベを見上げてくれてるときの顔と、それを見たわたしの心に湧き上がるもの、そのあとに交わした会話のぎこちなさとあたたかさと。刷り上がってきた冊子の紙バンドを解くときの興奮、そして恐怖で一瞬背中に水が走ること(ミスがあったらどうしよう!)、久しぶりの友だちと顔を合わせるときの緊張、数時間過ごしたあとの親密さ、別れたあとのさびしさと気楽さ、トークイベントでしゃべっているときのわたしの精神状態(天井に張り付きすべてを見透かしているわたしと目が合う)、翻訳をしているときのわたしの精神状態(人の靴を履き人の服を着て人のベッドの上に寝転がりながら人の日記帳を開いている)、パーマをかけてもらったあとに、体ががちがちになるあの感じ、オイリュトミーで動くときに、本気で風を巻き起こしているようになる気持ち、オンの食べる味噌汁の味の薄さや、手にべたべたについたごはん粒を拭うときの鬱陶しさ、インタビューを受けるわたしという存在の不思議さとありがたさと唇の端に浮かぶむずむず、変な自負心、オンと松樹と外食するときの緊張感とたのしさとめんどくささ。松樹と喧嘩するときのわたしの声、お腹のなかにたまるもの、瞬間的な勝利と慢性的な敗北感。申し訳なさと、いたたまれなさと、取り返しのつかなさと、それでも続いていくのだという倦怠感と安心感。本を読んでいるときの孤独と読み終わ���たときの静けさ、充実感、そしてすぐに書きたくてたまらなくなる衝動を抑えてやるべきことをやるときの、なんともいえぬ喪失感と、あっという間にそれを忘れさせる現実というもののつよさ。車のハンドルの感触、あの温度ない感じ、久しぶりに握ったとき、誰かを轢いてしまうのではないかという思いが必ず頭をよぎること、運転していて、トンネルに入るときの瞬間にはいつも『ウォールフラワー』を思い出すこと、運転しているときにはいつも一人きりのような気がすること、運転しているときには別の空間に通じる入り口をいつの間にか通り抜けている気がすること、後ろでオンが叫び声を上げている、松樹がそれをあやしている、松樹はとても辛抱強くて、オンの声はすごく高くて、わたしの手のひらには汗がにじんで、このまま道路がめりめりとめくれ上がって少しずつ上に引っぱられ、わたしたちは空に続くスロープをそのまま走り続けている、雲は固形物にしかみえなくて、太陽はいつだって濃いハチミツの色、そのうちにアクセルを踏み続ける右足がしびれて、わたしはつま先の力をちょっと緩める。次の瞬間にはもう地上を走っている。車を止め、荷物を降ろし、エレベーターに乗って部屋に戻る。あとはごはんを食べて、お風呂に入り、くたくたになって眠りにつくだけ。すべてが何かの途端に起きていくような毎日のなかで、わたしが覚えていられること。オンが生まれてから、わたしは夜に書くことがほとんどできなくなった。魂の暗闇、午前3時は、午後3時のさびしい光に取って代わった。オンがベビーカーで眠っている。カップとソーサーが立てるかちゃかちゃかちゃというリズムのなかで(わたしはそれが苦手で、いつもソーサーを外してしまう)。今は冬、その、どんどん弱くなる光のなかでわたしが書き残すことのできるものーー
* * * *
来年も、書いていかれますように。オンといられますように。松樹といられますように。みんなといられますように。わたしがちゃんといますように。
今年はありがとうございました。また、あなたに出会えますように!
【大人と子どもと、もしくはそのどちらでもない存在として。Dec. 2018. photo by M】
4 notes
·
View notes
Link
0 notes
Photo
FNC_ENT: [1boon] ‘演技がすごいことで有名なこの俳優 - トップスター 演技だけN番目の #イホンギ ’ がオープンされました! 今すぐ1boon #ムルパン アカウントでご確認ください:-)
>> https://t.co/uixywwVLim
「マジックキッドマスリ」のジフンに始め
イ・ホンギ、「マジックキッドマスリ」時代みる。あどけない少年の姿」いっぱい」
子役俳優時代から演技力を固めてきた 演技のキャリア17年目の俳優イ・ホンギ
人生の半分以上の時間の間に 多くのフィルモグラフィーを積み重ねて来たん、
その中に有毒トップスターの役割を多く演じました。
本物かどうか一度見ましょう?
イ・ホンギが芸能人を演じた作品だけ挙げてみました。
#美男ですね
2000年代を席巻したSBSドラマ「イケメンですね」 美男バンドエイエンジェル(ANJELL)の末っ子ドラマー#ジェルミ
キュートスンヅンな魅力で姉ファンをホールましたよ。 #なんと_英国同胞
最近FNCファミリーコンサート
「FNCキングダム」の舞台にもように上がるほど
まだ暖かく過ごす#シヌ#ジェルミ#親睦#応援して
#熱いこんにちは
2013年の映画「熱いさよなら」では 暴行事件に巻き込まれたトラブルメーカーアイドル忠義に分解
ホスピス病棟の時限患者と #人生_最後の_挑戦を繰り広げました。
実際のロックバンドFTアイルランドのボーカルらしく OSTまで直接呼んでシンクロ率UP!
トップスターではないが、 #SBSドラマ「モダン・パーマー」は 無名ロックバンドの天才ロッカー・ミンギ役で出演してバンドエクサ小(エクセレントソウルズ)のリーダーで 暗鬱な現実にも夢に向かって走っていく姿を 愉快に見ている。
#KBS2単幕劇「典子、ソウルに行く」で 歌手志望生キム・ミンハに出演するなど、
トップスターあるいは歌手の役割には、
行き来相性は抜群であること。!
#花遊記
そんなイ・ホンギが、また!トップスターの役割を引き受けたんです、 tvN週末ドラマ「化有機」で 女性を誘惑するヨリョクが強い豚妖怪猪八戒であり 人間界では、このヨリョクでトップスター席に上がった P.K(ピケイ)として活躍します。 #初回から#壊れる#それはすぐに#トップスターの道 。 。 イ・ホンギがトップスター演技専門になったのは キラキラアイドルビジュアルと 三。ゲル。よく本業の歌手である点 そして率直ながらも自由な生活の態度が 23日初放送される「化有機」でも イ・ホンギの多彩な魅力を発見してみてください! 影響を及ぼしたではないかと思います。
1 note
·
View note
Text
DAZ3D Genesis8ミンハ女性 (Minha for Genesis 8 Female)
DAZ3D Genesis8ミンハ女性 (Minha for Genesis 8 Female)
Genesis8ミンハ女性 (Minha for Genesis 8 Female) (Minha for Genesis 8 Female) Genesis8ミンハ女性 (Minha for Genesis 8 Female) 商品詳細
Genesis8女性のための新しいMinhaは、現実の美しさに触発された高品質のキャラクターです。
彼女の韓国語の名前は、ミンクイックとハリバーの組み合わせです。
ミンハの若々しく繊細な肌とエレガントな顔と体型で、思い出に残るシーンに想像力だけが必要。
彼女は彼女のデフォルトのテクスチャのための素晴らしい自然な外観を持っています 彼女の地図はすべて非圧縮です。
tif形式と彼女のテクスチャはIray最適化されており、顔のバンプと…
View On WordPress
0 notes
Text
【韓国・8カ月計画】独島を知らせるためキャンピングカーで欧州横断する家族 ⇒2ch「日本の島ですけどね」
(イメージです。) 1: 右大臣・大ちゃん之弼 ★@\(^o^)/ 2017/05/30 19:25:06.20 ID:CAP_USER.net 8カ月間の計画でキャンピングカーに乗って欧州を回りながら独島(ドクト、日本名・竹島)を広報している家族がいる。ユン・ミンジュンさん(12)、ソウン君(10)、ミンハ君(5)と教師夫婦のユン・ヨンソンさん(41、慶南居昌アラ��小)、ハンナさん(居昌チュサン小)の家族だ。 慶尚北道(キョンサンブクド)支援機関の財団法人独島財団の後援で欧州大陸横断に挑戦するこの家族は29日、露ウラジオストク港に到着した。ここからシベリアを横断し、フィンランド、ドイツ、フランス、オーストリア、イタリアなど30カ国以上を8カ月間かけて回る。 …
View On WordPress
0 notes
Quote
「私は何かについて語るつもりはない。ただ傍らで語るだけ。」
1826夜 『女性・ネイティヴ・他者』 トリン・T・ミンハ − 松岡正剛の千夜千冊
3 notes
·
View notes
Quote
From Twitter: @WenYuju ミンハの言おうとしていることをよく考える。なら、わたしはどうするべきなんだろう? 逃れたいのは、うしろめたさ、では決してない。むしろ、いきぐるしさから逃れたくて、そのために考えてばっかりだ。— 温又柔 (@WenYuju) February 25, 2017
http://ifttt.com/missing_link?1487998950
0 notes
Quote
ぼくは当時、ミンハと同い歳の#崔在銀{チェ・ジェウン}が勅使河原宏のもとでアジア的な芽吹きをインスタレーションしていたこと、ミンハよりは少し若いけれどもニューヨークでメディアアートに旋風をおこして去っていった三上晴子が深い閃鋭性を発揮していたこととともに、ミンハを見ていたものだ。そこにはときにアフリカの土を焼いていた小川待子の陶芸作品が交差し、山口小夜子の脱エスニック・モードの主張などが美しい戦車のように横断していた。けれどもそこには何かが足りない。荒木経惟(1105夜)やロバート・メイプルソープ(318夜)やシンディ・シャーマンがいないのだ。 そのうち石内都や長島有里枝の写真群に出会った。ネイチャー・マザ―がアートに汲み出し、日本海が東アジアと欧米のマザーズを引き取りはじめたのである。石内と長島の写真はどこかで是非見られるといい。背骨がピンとする。 3・11をさかいに、ミンハは日本にも接近した。近松や俳諧を理解し、《四次元》という日本文化をめぐるドキュメンタリーも撮っている。この��動がどういうものになっていくのか、ぼくはまだ見定めていないのだが、ここから先は日本のアーティストやポッププレイヤーの出番なのではないかと思っている。とくに勇気のある映像作家たちが、日本のトランスジェンダーたちにひそむ「日本のエスニシティ」を抉ってほしいと思う。
1826夜 『女性・ネイティヴ・他者』 トリン・T・ミンハ − 松岡正剛の千夜千冊
2 notes
·
View notes
Text
the greatest gift of all
.
「生きることとは本当に大きな贈り物なので、生きられたひとつひとつの生からは、何千という人々が利益を得る」/トリン・T・ミンハの引用するクラリッセ・リスペクトル
日曜日、近所の友人とひさしぶりに会う 帰りぎわ、「今までありがとう!」と言ってその人��手を振った もうすぐ遠い町に引っ越していくのだ 去って行く人がまとう独特の明るさをこれまでわたしは何度も見てきた/オンはいつもわたしの服を褒めてくれる 「きっちゃん、このかわいいおようふく、オンがおとなになったらちょうだいね」そして自分の気に入りのドレスを引っ張りながら言う きっちゃんが子どもになったら、オンのこれあげるから」/ヴァルドルフ人形のナンナは今年で3歳になった 先日彼女の腕がちぎれて中身の羊毛が飛び出たので松樹が針でつくろってやった 林明子さんの絵本『こんとあき』の主人公、キツネのぬいぐるみのこんは、どんな危機に見舞われても(たとえ砂丘で野良犬に埋められても)あきにこうつぶやき続ける「あきちゃん、だいじょうぶ、だいじょうぶ」/バスのなかから見る世界を魔法的だと感じる力がまだわたしにはある 音楽がなくてもできる日もある わたしたちの誰もがその世界の登場人物になり得ることも知っている そして指一本で星のように光を灯すことができるあの赤い降車ボタン できることばかりが思い出されるのは決まっていつもバスのなか/春に植えた朝顔はぐんぐんつるを伸ばし、絡む先を探して迷子になっている これが花をつける仕組みがわたしにはまだ見えない/「フロリダ・プロジェクト」という映画が大好きだ 州も境遇も違えどわたしもディズニーが作りだした夢の国の近くのモーテルで暮らしていたことがある 夜になると外へ出てカーブに座り込み、目の端にかろうじて映る花火を見上げた 子どもでいることが、そして子どもといるってことがどういうことなのか忘れてしまいそうになるたびにこの映画を観る、すると部屋じゅうに散らかるオンの摘んできた雑草の花々を掃除機で吸いこむ一歩手前に戻ることができる
0 notes
Text
what is it that makes you feel so close and familiar when no one is same as you
.
「インドでは悲しみという語の定義は、望まれたものを”失うこと”ばかりではなく、望まれないものを”得ること”からも派生するとされていた」(トリン・T・ミンハ著『月が赤く満ちる時』「非エクリチュール」) 新しく身につけた正義(そしてこれはこの先生きていくなかで本当に必要なもの)と、ずっと心のなかに居座りつづけている偏狭さ(そしてこれは自分のアイデンティティを見出すなかで培ったもの)がぶつかっている。許せない、という思いをこの夏は何度抱けばいいんだろう、そしてそれは、自分のことを許せない、にもゆるやかにつながっていく。某氏のyoutubeでの発言が、あの言葉のひとつひとつが、ずっと抜けない棘のようにささっている、それはわたしにとっては棘に過ぎないかもしれないけれど、誰かにとってはナイフとなり爆弾となりほんとうに身を切り裂き命をつぶしてしまう(そして実際、ナイフをふるった人の供述も)。 日曜の早朝、誰もいないカフェでイザベル・アジェンデの『日本人の恋びと』を読み終わった。そこに描かれていた戦時中の日系人排斥運動と日系人収容所の生活について読みながら、息がどんどん苦しくなった。いくつものアイデンティティが交差して存在しているひとりの人間を、たったひとつのカテゴリーで判断することのおそろしさ。そして自分自身も、そうすること/されることからまぬがれてはいないという事実(それは「かも」という可能性じゃない)。ある属性をよりどころとして誰かに共感/反感を抱くこと。たとえば五輪を「観ること」とは一体なんだろう? 自分が最も近しいと感じる国旗を身につけた選手を応援することとは? 「相手」である誰かを「敵」と表現することが許されかねない空間とは? 育ってきた環境が、文化が、言葉が、ふるまいが、外見が、「あなた」に対する親しみを生む/生もうとする背景には、一体なにがあるのか? でも、親しみってなに? すべての人を「かけがえのないあなた」と見ることはできない現実のなかで、じゃあわたしはどう他者と対峙したらいいのか、たとえ対峙しなくともどう生きていくのかについてじっと考えている(『他者を感じる社会学』(好井裕明著)に出てきたアルフレード・シュッツという社会学者の言葉を参照の上)。そして、このように「人をカテゴリー化する/される」からまぬがられない個人個人をからめとるようにして、排斥や差別を生み出しつづける構造はどこにあり、どうやってつくられ、どう壊していけるのか。そうした必須の知恵を、自明のものとしてではなく、手探りでも与えてくれる本を、物語をもっと読んでいきたい。 「老いと愛」をテーマとするアジェンデの本作品のなかで、ストーリーの主軸ではないエピソードのいくつかに静かな感動を覚えた。収容所での暮らしを余儀なくされた「フクダ」家のなかで、今まで夫に従って生きてきた母ヒデコ(いわゆる写真花嫁としてアメリカに渡った)が、収容所でリーダーとなり自主性を取り戻していく過程と、姉のメグミがさまざまな困���にあいながら仕事もパートナーシップも自分が求めるものを最終的につかんでいくさま。そして舞台が現代のバークレーにある老人ホームということもあり、しばしば「woke」かつエソテリックな話題が登場するところ(セコイヤの樹に抱きつく、入居者が足しげく抗議デモに通うなど)や、大本教とその女性指導者の話が出てくるところなど個人的に興味深かった。最近は必要と関心があってずっと専門書ばかり読んでいたけれど、「あったかもしれない過去」や「ありえるかもしれない未来」を物語のなかでいちいち感じることがすごくパワーになるんだとあらためて思った。たとえそれが完璧ではなくとも。 ストーリーズにはあげたのですが、「一日遅れの日記」にわたしも日記を書きました。1年ぶりに日記が書けたこと、その機会を与えてもらったことがとにかくうれしかった。人に会わない(ほんとにわたし会ってない……)日々のなかで、こうして自分の時間を誰かと分かち合えるなんてものすごくぜいたくな気がして。オンに「きっちゃんはゼロだね」と言われたのがその日のハイライトです。 最近気になっているのはフランツ・マルクという画家の「青い馬」という絵、オンの眼の治療のために病院と並行して通っている治療オイリュトミーの先生の家に飾ってある。現実逃避するようにとうとう”GOT”を見始めてしまったので、馬ばかり見ている毎日です(逃避した先もかなり残酷で見終われるか自信がない)。オンもわたしも松樹も左目にトラブルを抱えている。オンと松樹は遠くとつながり、わたしはまだまだ近視的な日常を生きている。いま、すっかり縮こまってしまって……もっともっといろんなかたちで人と会える方法見つけたいです。 ひまわりは強風で折れても花咲き、わたしはふたつ開いた朝顔のひとつを見損ねた そしてまたあたらしくふたつの小さな小さなつぼみよ💟🔓
0 notes
Link
0 notes
Text
【WoW!韓流カレンダー】2019年1月5日
<主要ニュース>B1A4、ファンミーティング開催<今日誕生日を迎えたスターたち>キム・サグォン(1983年1月5日)チュ・ミンハ(1986年1月5日)ホガク(1985年1月5日)ヤン・ヨソプ(Highlight)(1990年1 via ワウコリア[ニュース] : 【WoW!韓流カレンダー】2019年1月5日
0 notes
Quote
From Twitter: トリン・T・ミンハ曰く「少数者の声はつねに個人的なもので、多数者の声はつねに非個人的なものだ」。個人的であるだけで、政治的になってしまう”立場”からミンハはこうも言う。「”私は政治と関係ない”とは、”私は施政者の政治を無批判に受け入れている”と言っているのに過ぎない」 。— 温又柔 (@WenYuju) February 24, 2017
http://ifttt.com/missing_link?1487998950
0 notes