#ポートエレン
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usono-musuko · 1 month ago
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2024年9月11日
ベランダの放水とか眼鏡の修復とか。
某所より。 「私が9月上旬に求めているのは「小さい秋」なのだが、今月お出しされているのはどうみても「小さい夏」であり、まぁ確かに8月のフルパワーな夏に比べればいくらか小型化したのは認めるけれども」 残暑厳しく、夏バテどころか秋バテしかねない。
某所より。 「だから、そこに書かれたラベルを丸ごと脳裏に焼き付けました。 PORT ELLEN 1981 23 YEAR OLD SHERRY CASK(ポートエレン 1981 23年 シェリーカスク)
今では定価27万円のボトルですが、しかし、確かにあれに、私の人生は変えられてしまったのです。
もし、人生に行き詰まったら。 とびきり高いウイスキーは、あなたの人生を根本的にひっくり返してくれるかもしれません。」 Zから預かったままのコンビニコミック版『BARレモン・ハート』の中に、ポート・エレンが登場する話があったのを思い出した。漫画の方では、1989 29年 になるのかな?
「ワンフェスでヤバすぎるフィギュアを勿体ないハイスピードで眺めまくって時折足を止めてもまたすぐに歩き出し忙しなくも満ち足りた気持ちになる、あの感覚を久々に味わいたくなった」
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htbbth · 2 months ago
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最後に、「これだけ美味しいウイスキーが、2,000円以下で買えるのに、わざわざそれ以上のお金を払う価値って何?」という話をいたします。 2010年ごろ。私は人生に絶望していました。 親との不和。犯罪被害。失恋。当時はとにかく、死ぬことを考えていました。 そんな私を見かねた姉が、食事に誘ってくれました。それが、あまりにも美味しかった。食事だけでなく、そこで出されたウイスキーが、甘くて、ビターで、軽やかで、余韻は長く、時が止まるような味でした。いや、実際に止まった。飲む前と飲んだ後で、確実に私の人生は塗り替えられてしまった。あれから私は、2度目の人生を生き始めたのです。 だから、そこに書かれたラベルを丸ごと脳裏に焼き付けました。 PORT ELLEN 1981 23 YEAR OLD SHERRY CASK(ポートエレン 1981 23年 シェリーカスク) 今では定価27万円のボトルですが、しかし、確かにあれに、私の人生は変えられてしまったのです。 もし、人生に行き詰まったら。 とびきり高いウイスキーは、あなたの人生を根本的にひっくり返してくれるかもしれません。
18年ウイスキーを愛飲した人間が、2000円以下でおすすめできる8本【2024年最新版】 | 偏愛・脳汁で日常を熱くするメディア ヲトナ基地
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sousaisyuzen · 4 years ago
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1杯40000円…いかがでしょうか? あぁ…呑んじゃアカンやつやろーーー😭 #ポートエレン (Bar Ovest) https://www.instagram.com/p/CAXpgzKnc9c/?igshid=int3yklfd7jv
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tatsumikomuro · 5 years ago
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koji-yoshioka · 5 years ago
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ボトラーズものですが、シングルモルトのポートエレンを残す数少ない乃木坂のバーにて #ポートエレン1983 #オクトモア072 #ジョンマクドウェル https://www.instagram.com/p/B8wHLpNgCZs/?igshid=t6uluxnbmn84
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humanforestsworld · 7 years ago
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Port Ellen 最近これを飲んでない気がする 蒸溜所は復活したと聞いているが・・・ I have not drunk this recently The distillery seems to be resurrected #portellen #ポートエレン #moltwhisky #モルトウイスキー #islay #アイラ #1982 #蒸溜所 #復活 #bar #バー
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mori1984 · 7 years ago
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スペシャルなゲストが来たので秘蔵を。 すげー並びww #ポートエレン #ブローラ #トゥエンティサムシング #神戸 #三宮 #東門街 #バー #アイラばっかり #神戸バー #神戸bar #三宮バー #三宮bar #BAR #禁煙バー #craftbeer #強い匂い禁止 #禁煙 #アイラウイスキー #ウイスキー #スコッチ #ビール #クラフトビール #ipa #ベルギービール #トラピストビール #islay (禁煙バー『下手の横好き』)
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nakaitabashicaferiverside · 3 years ago
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中板橋Cafe wine & bar Diningからラインナップ追加のお知らせ。 ダグラスレイン社のビッグピート クリスマスエディション。 毎年ブレンドを少しずつ変えていますが、骨格のアードベッグ、カリラ、ボウモア、そして幻となったポートエレンをバッティングした、ノンチルであり無着色の味わい深い良質なブレンデッドモルト。今回はカスクストレングスの高いアルコール度数によって、よりスモーキーで土壌の石灰や革のようなニュアンスとウイスキーの甘さが際立っています。 いつものチキンや、白子パルミジャーノソテー、おつまみボイル3種ソーセージ、チーズなど御座います🍴終日ワインボトル10%割引も継続中です。(1万円以上のワインを含みます。またセラー外のワインに限ります) お食事は当日限りの小ロットでご用意がありますが、基本は事前のご予約にて承ります。旬のお任せコース¥3500〜ご予算にて承ります。 (他のご予約ある場合は食材ご提供可能な場合も御座います) ※東京都のレギュレーションに沿って営業しております。感染防止に対してのリスク管理は引き続き行い、加えましてお休みにつきましては随時お知らせを告知します。 今後とも中板橋Cafeを、どうぞ宜しくお願い申し上げます。 ※除菌ジェルのご用意が御座いますので、来店の際はご使用をお願いしております。 ※換気のため、ドアをオープンにして定期的に通気を致しております。 ※テーブル席のご利用をご遠慮しております。 ※マスクの着用をお願いしております。 ※都のレギュレーションに沿って営業しております。 ※ご予約は昼夜問わず承ります。お祝いや少人数でのご利用もお気軽にお問い合わせください。 ※希望のお食事やオーダーなど事前にご要望など承ります。 ※除菌ジェルご用意して御座います。ご訪問の際はお使い下さいませ。 ※当店のお支払いを頂く際は、カード決済、キャッシュレス決済、各種対応しております。 #NakaitabashiCafe #中板橋 #中板橋カフェ #カフェ #ワイン #ワインバー #winebar #ダイニングバー #bar #フレンチ #イタリアン #JAZZ #JAZZbar #rock #rockbar #池袋 #池袋から7分 #新宿から18分 #バー #bigpeat #ダグラスレイン #ビッグピート #クリスマス #クリスマスエディション #bigpeatchristmasedition (中板橋Cafe「Wine & Bar Dining」~River Side~) https://www.instagram.com/p/CXlJ7N1FOH0/?utm_medium=tumblr
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3rdbase-herbs-and-smoked · 3 years ago
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アイラ好きな方々、お待たせいたしました😄 『ビッグピート』開封🥃! この個性豊かすぎるラベル通り、中身もすんごいです。 アイラモルトのみでヴァッティングされており、その構成は、ボウモア、カリラ、アードベッグ、ポートエレンとのこと🌜 普段、アードベッグやラフロイグを飲まれてる方は一度��して頂きたいです。 私はストレートでテイスティングし、変な気管に入ってヒドくむせました🥲 #君津ウイスキー #君津グルメ →instagramで見る
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nejiresoukakusuigun · 3 years ago
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『来たるべき因習』読書会レジュメ
この記事について
この記事は、文芸同人・ねじれ双角錐群が、2020年の第三十一回文学フリマ東京にて発表した第五小説誌『来たるべき因習』について、文学フリマでの発表を前に同人メンバーにて実施した読書会���レジュメを公開するものである。メンバーは、事前に共有編集状態のレジュメに自由に感想や意見を書き込み合った上で読書会を実施した。読書会当日の熱気は残念ながらお伝えできないものの、レジュメには各作品を楽しむための観点がちりばめられているように思われる。『来たるべき因習』読者の方に少しでもお楽しみいただけたならば幸いである。
 
cydonianbanana「UMC2273テイスティングレポート」
一言感想
持ち味が出てる良い構成だと思う
夢幻諸島みがすごい好き
酒という嗜好品であること、テイスティングノートというポエムであること、等がうまく作用している
倶多楽やベンオリンポスみたいな直接メインの話に関連しないがいかにもな感じのほら話(ほら話ではないが)も含めて、禁酒法時代とかフェンリルの設定とかの背景が伝わってくるのがよく、そのうえで「記憶の酒」っていうオチが全体の語りを浮遊させてる読後感がさらにいい。酒っぽい!
そういうのが全部ちゃんとウィスキーのテイスティングノートとしての体のなかでに繋げてやれてるのでウィスキーはすごい
色とか香りとかの細かい部分がちゃんと書かれているというのもめちゃくちゃ大事だと思う
架空の○○レビューいいよね。アソート感がとてもいい。ばななさんのウイスキーに対する愛情があふれてて、今までのテクニカルな作品もいいけど、こういうのも好きだな。お酒を飲むというのは時間を呑む行為なので、時間を読むSFとは相性がいいのだ。
エッセイのポエム感が、飛行機の座席ポケットに刺さってる航空会社の雑誌のポエムっぽい
このレビュー記事はフェンリルと地球の間の宇宙船に置いてある雑誌に載ってるのでは
細部
「事実関係」まとめ(「周期」はフェンリルでの「1年」を指す)
執筆された状況
2273年10月現在
執筆者:イアン・フォーサイス
2239年(34年、2周期前)時点で9歳。すなわち2230年生まれ
於:ユニバーサル・モルト・コンペティテョン
およそ17年に一度(正確には16.7年=1周期に一度)開催される
17年といえば周期ゼミ。ウイスキーでも17年ものは定番だけど、あれってルールあるのかな?
フェンリルおよびその住人「アウターピープル」
[M32](https://ja.wikipedia.org/wiki/M32_%28%E5%A4%A9%E4%BD%93%29) の中心に位置するブラックホール、をめぐる惑星。時間の進みが地球の1/16.7の速度。つまり1周期は16.7年(だいたい16年と8ヶ月半くらい?)
M32の伴銀河のブラックホールのなんとかかんとかな惑星とのこと
北海道天塩から年に一度の定期便が出ており、イアンの友人も2256年(1周期前)に移住している
「シャトルから事象の地平面へ向けて投射されるガベージは、ブラックホールストレージへインプットされるデータの表現となっている。そして遙かな未来へわたって輻射される粒子を一つ残らず捉え、ユニタリ変換の過程を追って情報を復元する全周囲観測施設は、史上最大規模のタイムカプセルとでも呼べるだろうか」はもしかしたらオチに関係するのかもしれないしそうでもないかもしれない
「アルコール飲料冬の時代」
23世紀(2200年代)初頭に始まったとされる
健康史上主義の結末。およそ40年経ち、ナノマシンの普及によって人類が非常に高いアルコール分解能を獲得して以降に緩んだらしい
マクローリンの論文(2234年)およびポートエリオットの年譜からすれば、2250年前後か
ユニバーサル・モルト・コンペティテョン、前々回(2239年)までの数回はお通夜で、前回(2256年くらい)はかなり盛り上がったのではないか。あるいは前回のコンペティションがちょうど切り替わる時期と考えてもいいが、そうなると「初頭〜40年」といえるか怪しい
オーウェン・ローウェン
およそ200年前(おそらくちょうど12周期前、2070年代くらい)からその存在が文献に残っており、およそ17年ごとに彼の記録が残っている
一種の名跡との噂もあるが、上記の周期からみればアウターピープルの可能性が高い
2239年(2周期前)にはポートエリオットに出現した
ポートエリオット蒸留所
執筆者イアンの親戚が運営する
2227年:のちの再建者エレナが生まれる
2239年:イアンが訪れた。ローウェンもいる
2244年:一度閉鎖
2259年:再建
グレンローワン12年
最初にぶつけるエピソードとして良い。科学的��どうこうでもよかったところを、「謎」からはじめて期待感が上がる
ここで「17年周期」とか禁酒法時代とかの道具立てもしれっと出てくる
っていうか後半の話まで読めば明らかにオーウェン・ローウェンはアウターピープル説が強いんだけどここではいやわかんないですねみたいな書き方なのズルいでしょ
グレンはスコッチウイスキーに、ハイランドにありがちなやつ(谷の意)、ローワンはナナカマド
倶多楽9年ミッシング・カスクス
「レスキュー隊のような装備に身を包んだ蒸留所スタッフ」めっちゃいいんだよな。なんか想像できる。アメリカで事故った時に来るみたいなやたら重装備のやつらでしょ。
最後の一文かっこつけすぎでしょ!(いいと思う)
というか、基本的にどの挿話も締めがきれいで、なんというかふつうによくできてるんだよな
ここの一文は、やってますね
いかにもウイスキーの名前になりそうな日本の(アイヌ語だが)地名
ポートエリオットクラシック
「奥に長芋のピクルス」でめちゃめちゃ笑ってしまったんですよね。「奥に」「長芋の」「ピクルス」ってなんなんだよ。テイスティングノート文学っていうか、なんかマンションポエムみたいな独特のやつがあると思うんですけど、それを完全にやりきっているのがここで感じられたんだよな。これ絶対他のレビュアーは全然違うこと書いてるんですよ、長芋とか書いたやつ他にいないって。
ここまでわりと客観的な記述だったところに私的な思い出を語りはじめて「はじまったな!」感がある
グレンローワンのところでオーウェン・ローウェン何者かわからんのですよみたいな話したくせにお前、あとからわかったとは言え、会ったことあるのかよ!こいつ!ってなる
ちょっとズルくないかと思うと当時に、これもっとオーウェン・ローウェン出てくるぞという期待が高まるんだよな
アイランズモルト。ポートエレンとかの連想っぽい名前
「再建の指揮を執ったエレナ」は、ではなく、「実業家エレナ・バーンズは」にする、なんていうのかわからんけどこういう手法(?)、表現好きです。
これいい
ベンオリンポス22.4.0
個人的にはいちばん好きな挿話。倶多楽もそうなんだけど、よく考えればハチャメチャな話をこのすました文体で説明される感じがわりと癖になる
わかる
五感に接続して良い感じにするデバイスあったらもうウイスキー飲まなくていいだろ、という野暮なツッコミを破壊する強度がある
ベンは山の意。オリンポスの山。
天塩16年
また思い出の話。このへんで16.7年の話が2挿話に一回ずつ出てくるっぽいことに気がつく感じになるのかな
麒麟の尾。好き
「もう飲み尽くしちゃったんだよな」たまに出てくる、くだけ��というか、人間くさい喋り方をする人、好き。
「熟成するウイスキーと同じ時間の中で歳を重ね、ウイスキーとともに生きるという、至極あたりまえの体験を」っていうのが、16年と関係あるのかな。1周期後にアウターピープルが戻ってくるよりも前に熟成を終えられる限界が16年
グレンパンクワイルドカード
テイスティングノートが良すぎるんだよな。これまでのマンションポエムを逆手に取った苦悩に満ちた表現……
著者の精神状態が相当安定してないってのがわかるところなんだな……
一石を投じている
カリアック167年
「天塩16年」にあった「熟成するウイスキーと同じ時間の中で歳を重ね、ウイスキーとともに生きるという、至極あたりまえの体験を」との呼応
167年がやりたかっただけだろ感あるんだけど、でも嬉しい
初期のアウターピープルが仕込んだ設定で間に合うようにしてるんだな、現地時間10年というのは(??)
なんならオーウェン・ローウェンが作ったかも知れない
「天使への分け前」機械天使のような上位者的存在が急に出てきたのかと思ったけど、そういう言い回しがあるんですね……。
アードロセス25年
一言にも書いたけど、ここで「ウイスキーに埋め込まれた記憶なのではないか」という話になるのはやっぱいい。酒を飲むというのはそういうことだと思います!
 
笹帽子「ハレの日の茉莉花」
一言感想
思ったよりだいぶダークソウルだった。
ねじれ双角錐群読者にダークソウル未プレイの者はいないはずだが?
そうさね
茉莉花→祭化?
登場キャラのビルドがそれぞれ違い、かつそれがちゃんと伝わってくるのがうれしい
ミカ:たぶん技量だと思う
シゲ:筋力寄りの上質か?
闇霊1:魔術師
闇霊2:脳筋
ミコ先輩:呪術師
ミコ先輩に激しい発汗をさせたかったから呪術師にしたのでは説があります
奇祭っていうテーマから「ハレとケのコントラストが」っていうところに観点を持ってきてるのは唯一だなあ。「終わらない文化祭前日」みたいな定型的な甘っこさに対してかっちり反論しているのがかっこいいと思う
そもそも奇祭要素がある話が少ないという問題はあるが……
バトル描写がふつうに上手いのはなんなんだ
注連縄構造
富ヶ谷は東海大学があるっぽいけど特に関係なし?
なぜか、ミカヅキは男勝りの女だと思ってしばらく読み進めてたけど普通に男でした
なぜかずっと御子柴さんが男だと思って読んでた
偶数章と奇数章で性別が逆になってるのかもしれない
化生の指輪
アストラのアンリ
細部
とりあえず以下にまとめた。特記事項としては……
奇数と偶数で季節が変わって���
基本的に偶数パート(秋)がダークソウルになってる(構成まとめてて気づいたけど、実際5と7はダクソ要素がねえ、8にさえあるのに)
6の終わり以降(ここでシミュレーションをやめるのでは、と思った)も↑の構造が維持されてるあたりはまだよくわかってない
1と2の時系列。1はいつの話なんだ?
素直に8の後ではと思ったけどなんかあるのかな
繰り返されるシミュレーションのなかの2つの祭を、偶数章と奇数章で交互に進めているようなことかな?
奇数章では一号館は崩れておらず、偶数証で崩れるので、時系列的には奇数章(夏)→偶数章(秋)の流れか。
1の「224日ごと」の説明どおりだと夏に開催されているはずなので、それもあるのかな。ただ、そもそもループして季節が変わるのかっていうとそういうもんではないと思うので、秋になるってこと自体が普通に考えるとヘン
庸の話あたりが最後→最初に繋ってループすることの示唆なのかなーとも思ったけど、読んでるうちではプロットの流れのままできれいに時系列繋って見えるのでわからなくなってしまう(そのあたりが狙いなのだろうとは思う)
あーそうか、1→3→5→7→2→4→6→8で繋がるか
1のミコ先輩の電話が、5のシミュレーションバレの連絡で
7でそのシミュレーションにえらく金がかかっていることがわかる。あと、この解釈だとミコ先輩は5の最後で(「ケありき」という選択ではなくて)「繰り返して最高の祭りにする」を肯定してるって読める(だから、このミコ先輩の選択のボカしかたは意図的なんだと思うんだけども)
2→4→6→8はふつうにいける。が、やっぱ8→1は否定できないか
うーんやっぱ無理あるかな……いけなくはない気がするが細部がちょっと合ってるような合ってないような
ちなみに初読時は、数多くの周回でのできごとをパッチワークにしてひとつにつなげてるくらいの感じなんじゃないかと思っていた(で、かつ、6の最後でいったん終了しているはず……と見ていたんだけど、やっぱ8でダクソになってるのとかはおかしいので、おかしい)
2→4→6→8→1→3→5→7かもな。夏→秋だと224日経たないので、秋→夏が正解っぽい。時計塔は再建された。
8でいい雰囲気で終わっている、シミュレーションだってネガティブな形ではないということになってる
シミュレーションに関して、ミカヅキたちの認識はどうなっているのか。
茉莉花の演算に都度ロードされているだけで、現実のミカヅキたちは繰り返されるシミュレーションを認識していない?
祭り以外の記憶がないみたいなことが書いてあった(そこでは、祭りが好きすぎてというニュアンスだが)ので、そういうことなのかなと思ってます
そもそもミカヅキが茉莉花に呼ばれて大学に入学しているところから怪しい。その時点からシミュレーションが始まっている可能性もある?
1:(夏)富ヶ谷祭「3日目」の朝
キャンパスのミニチュアを出すとこから始めるのがめちゃくちゃ上手いと思った。舞台となるキャンパスの描写にも役立ってるし、後半でもこの「ミニチュア」を喩えにした話が出てくるし、それを巡回する実行委員ってのが自然に出てくるしで
2:(?)闇霊���来てミカとシゲが応戦する。周回しているらしいことに気付く
魔術師のパリィのくだり、何度読んでも笑っちゃうんだよな
「闇霊の侵入ってなんだよ」と言いつつ侵入を実際に見たら即適応するのがいい……話の運びとして無駄がないし、祭りとはそういうもんだ(だからおもしろい!)っていう感じが出てくる
急にモブの亡者出てきて笑った
3:(?)回想。富ヶ谷祭と祭AI・茉莉花の紹介。ミカの入学と、委員としてはじめての富ヶ谷祭
祭AIってなんだよ(こうやって超AIを登場させる腕力がうれしい)
導入→見せ場→ループ?で引いて回想に入る流れが完全に出来上がってる感
構成上手いな〜と感心する
そもそもほんとに回想なのか疑惑がある
4:(秋)2の続き。ミコ先輩が来て1号館の時計塔の上へ
「アッシュグレーの修道女のドレス姿を露わに」ここでめちゃくちゃ興奮した(ダクソ3で一番好きなボスがフリーデなので)
「この先、尻があるぞ」
ここめちゃくちゃしょうもないんだけど、完全に「梯子上ってて上のキャラの臀部が見えてる」って絵面がはっきりと思い浮かぶのですごい
ここで未プレイ者を完全に振り落とした感ある
5:(夏)茉莉花が「シミュレーション」していることを明かす
「お前、箱庭は現実よりも劣っていると考えているようだが、それは違う」のくだり、創作全般にも言えるんだよな。人間の認識の話を想起させる。
最後のとこ、ミコ先輩としては「祭を愛する一人の人間」のほうをとるだろうという話にはなってるんだけど、それがループを抜けるのか抜けないのかについては、どっちの道筋もつけられるって感じなのかー
6:(秋)ミコ先輩が茉莉花に挑戦し(ボス戦である)、舌戦で勝つ
祭AIにとってはケとしての日常というものが原理的に不可能(は言い過ぎか)ってところで神を殺してるのやっぱかっこよくて、この辺の二項対立のさせかたが、山の神さんとかでも好きだったところであるなあと思った。そういう意味では由緒正しきSFだよ
7:(夏)富ヶ谷祭「3日目」のたけなわ
5の最後との関連でここもけっこうあやしくて、「次の祭がある」の解釈が複数できる、はず
8:(秋)富ヶ谷祭の打ち上げ
ここで庸の話が出るのがかなりあやしいんだけどどう捉えてい���のかまだ決めかねているのでとりあえずメ��っときます
ダークソウルおもしろポイント
p.40:一礼返すや返さざるや
最初に一礼する闇霊はだいたい性格が悪い
p.40:魔力の結晶塊
マジでウザい(けどソロ闇霊やってるときはあんまり展開しない気がする、そうでもない?)
p.41:ラグのせいにするシゲ
誰もがイラつくあれ
p.41:焦って攻撃すると反撃されるのがまずい
白霊とかやってるときに欲張って追いかけちゃうと死ぬことよくある
p.43:パリィ致命で棒立ち
あの棒立ちのあいだ入力が効かず呆然と見てる時間がいちばん屈辱なんだ
p.43:ナーフはクソ
諦めてビルドを変えよう
p.49:緑花の指輪+3
DLCが出たおかげで周回しなくてもビルドが完成するようになってありがたいよね
p.49:歴戦の勇士の大きなソウル
協力とかのときにソウル獲得量とかでなんとなく周回数を察するアレ
p.51:置き溶岩
「置き溶岩だ!」じゃあないんだよ(呪術師として手慣れていることがわかるのが良い)
p.57:ボス戦のフィールドに下りるときは落下ダメージ無効
みんなが気になるやつだ
p.60:第二形態
ディレイを放ってくるのがいやらしい
p.67:地下牢の焼きごてババア
マジでクソ
 
小林貫「ハイパーライト」
一言感想
中に挟まれる各断章がそれぞれが、たった2ページ程度でいかにもなんか良い感じのワンシーンとして成立してるんだよな。このへんが小綺麗になまとまり感と冒頭末尾の突き放した感じがうまく対比になってるっぽい
猿が射精してるのが人類がハイパーライト放出しまくってるのと相似っていう理解で合ってます?
よし、仕方あるまいね
この台詞がえっちでいい。これがヴォネガットなら「そういうものだ」とかなるやつ。
ワイアットが「子供」、新藤が「青年」、ジリアンが「老人」っていう流れがきれい
細部
プロローグ:天使の登場
国単位で喋る(=世界意識として統一されつつある)のがかなり良い。最初「各国の代表者なのかな?」と一瞬思うのだけど、そうではないんだなという感じの流れになってる
そういうことなのか。普通に各国の代表かと思ってた
いやどうだろう、自信なくなってきました
《ワイアット》
この「どこかで見たような感じ」はなんなんだろうなと思うんですよね。映画とかでの「幸せな家庭ですよ」を見せるテンプレの描写がめちゃくちゃしっくりきてる。音程の外れたハッピーバースデーとか、ラジコンヘリとかベースボールキャップみたいな小物とか。まじでなんなんだ
この洋画テンプレがあっ��、猿も2001年宇宙の旅っぽさでそっち系で、からの新藤がすごいじわじわくるんですよね
《猿》
2001年宇宙の旅っぽさがある
《新藤》
どうせデータ生命になるんだしバイトサボってレポートも投げてっていうのがまずいい。そうだよね……
んで、そんなときにもかかわらず「いつもどおり」を貫いている人がいるというのもいい
バイトサボってレポートも投げ、風俗行くかとか最初は言ってたが結局コンビニで酒を買うとなったときに発泡酒になってしまう人間性
に対して、ビールをパックで買ってくる朝井さん
でもその朝井さんもレポートは提出するつもりだったりするのだ
朝居さんのひょうひょうとしただらしなさ好きになっちゃうでしょ
ぼくも一瞬で好きになっちゃったんだよね
最後にレポート提出のこと心配するのが最高すぎる
《ジリアン》
いちばんきまじめにその後のことを考え、祈りで終わるのがきれい
エピローグ:人類のデータ生命化以降
基本的には、肉体がなくなってもある種の熱みたいのが失われていないっていう、かなり優しさのある落とし方なんかなと思った
 
murashit「追善供養のおんために」
一言感想
これは奇祭のなかでも冠婚葬祭の祭なんだよな。奇祭SFそうひねってきたかという。習俗みというか、そういうのもありつつ、SFみもちゃんとあるという。
2文字は何なの? メモリであり、思い出なんだと思うけど、2文字で、サ変複合動詞になれる単語。記憶、と仮置きしてたが、記憶って単語使ってる場所があるな。
存在
結合
結索
索引
作用
存在な気がしてきた
本文に使われていない。一方でエピグラフ(読んだこと無くてわかってないんだ)にばっちり出てくるし……
神様みたいな◇◇、っていう表現特殊だと思うんだけど、それも存在だと説明つく気がする
係累、が非常にそれぽいが、本文に使われている
4文字はおばさん?
この親戚のおじさんの微妙な距離感と、その中にある「まあ親類だし仕方ねえな」感が絶妙で
奇祭から帰省を導きだした収斂進化というか、因習に引っ張られた感
記憶のあり方が人のあり方であり、科学がいずれ記憶の領域に到達するのであれば、SFは記憶のあり方を先鋭化するべきものだ。
書かれている出来事と現実の関係。現実が確固たるものではなく、人間の認識によって形成されるものであるということ。その不確かさみたいなところを強く自覚した語り手。信頼できない語り手として非常に信頼できる。
区切りごとに語り手のテンションがリセットされてるのがそれっぽい
ここまでひょうひょうとできるのなんなんだろうな。なかなかいないですよ、こんなひょうひょうとしたやつ。
この冒頭そのまま使っ��告知ブログができるのは強い
細部
エピグラフ
グレアム・プリースト『存在しないものに向かって――志向性の論理と形而上学』らしい。
哲学的に異端とされ、ラッセルとクワインによって息の根を止められたと考えられていた「マイノング主義」。信念や崇拝などの志向的状態がサンタクロースやゼウスといった存在しない対象についてのものでありうるとするこの立場を、本書では論理的・説得的に理論づけ、志向性の問題に明確な解答を与える。新マイノング主義の最重要文献。らしい。
死者はもう存在しないんだけどそれを志向しているものがある限りは消えないみたいなそういう話か(ざっくり)
1:おじさんの人となり(p92)
後沢のおじさん:主人公の父方の伯父。三人兄弟で、上からこのおじさん、真ん中の女性、末っ子が主人公の父。(あとから訂正があって、父は三人兄弟の真ん中、すなわち上から「後沢のおじさん」、主人公の父、叔母(本編に登場しない))
��沢:ごのさわと読む。実在地名だとこの字はうしろさわと読むのが普通の様子。ごのさわ、だと五の沢という地名もある。
2:おばさんの死(p96)
3:おじさん、父、おばさんのきょうだい順の訂正(p99)
ここの「おばさん」は2で交通事故で死んだおばさん(おじさんの妻)とは別人で本編に登場していない人のことなんだろうけど同じおばさんという単語が使われてわかりにくいみたいなのが妙にこういうインターネット話でリアルというか、なんなんだろうな。っていうかこの訂正のやりとりも明らかに本筋から言って不必要で、そういうのを入れ込んでくるそれっぽさが。
4:おじさんの変化(正月)(p100)
理不尽に対処するには忘れるのが一番であるという一般的な方法、それを選ばなかったおじさん
5:後沢の葬式の変な風習(p103)
ここで、「うおっ、なんか始まった!」感を出すの面白いんだよな。でも正岡子規とか絶対嘘だろみたいになってくる雑さ、それからあとからひっくり返すことも含めて。なにがしたかったのかよくわからん感じが出るのが、いかにもそれっぽいというか、作者ではない書き手のレイヤーの存在が意識されるって言うか。
これ書いてるとき楽しいだろうな。
(キャッチャーがいないから)。面白ブログだ
6:知人から聞く新興宗教の話(数ヶ月後)(p105)
空白2文字が登場して、いよいよ新興宗教の話が明かされて(っていうか普通だったら明かすのさすがに遅すぎるんだよな、ここまでよく読者をつなぎ止められる)、SFっぽくなってきて急に物事か加速する感じを出しつつ、でももやもやっとして終わる。このふらつき具合が良い。
マドレーヌの下り好き
空白2文字
死んだ人の◇◇が残されたものに宿る
ものが無くなると、◇◇ごとなかったことになってしまう
神様みたいな◇◇が、ものとつながっていない◇◇を消してしまうため
なぜなら全世界の◇◇の許容量には限度があるので、スペースを空けないといけないから
これブログ(?)の上でもこういう表記になっているのか、ブログがこうして小説として提出されるというか収録されるときに落ちてこういう表記になっているのか、どういう扱いなんだろう
7:この記事を書いている理由(p111)
主人公はこの記事によっておばさんやおじさんのことを参照することで彼らの◇◇をつなぎ止めることができるのでは、と思っている
電子データでいいのかとか、そもそもリアルタイムの思い出ではなくて半年前のことを思い出して書いていてそれで成立するのかとか、わかっていないのだが
新興宗教の中身が見えたり、したところからまた揺り戻して、単にふわふわと不思議な、でも人生の実感に近い話になってくる
8:まとめ(p113)
浜村龍一(誰だよ)、葬式の風習、半袖シャツの友達あたりは全部嘘
なんで嘘だったかとかなんかを説明してあるんだが正直よくわかってない
うだうだと内省的なことを書き並べて勝手に自己解決してる病みブログか?
「ぜんぶうそだからだ」どこまでがうそ?または本当?
宗派の対立があった話
A:走査の段階でつながっていない◇◇に印を付けて、最後に消す。しかし消す◇◇の大きさにばらつきがあったりして別の大きな掃除が必要になったりする
B:走査しながらつながっている◇◇を新しい宇宙の方にうつしていって、最後に古い宇宙ごと消す。詰め込む効率が良くなるけど別の宇宙がいるし移し替えの労力がかかる
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%B3%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3
マーク・アンド・スイープ オブジェクトから別のオブジェクトへの参照をたどり、到達出来ないオブジェクトを破棄する方法。
コピーGC 通常使用するメモリ領域と同じ容量のメモリ領域をもうひとつ用意し、ガベージコレクションの際に有効なオブジェクトのみをもう一方のメモリ領域にコピーする方法。メモリ領域をデータ保持に必要な容量の2倍消費すること、コピーの際にオブジェクトのアドレスが変更されることなどの欠点があるが、ガベージコレクションとコンパクションが同時に行える利点がある。
ここで未来を過去形で語ってるのってどういう意味というか、効果なのかいまいちわかってないです。
「めちゃくちゃ教義問答に参加してえってなってるごく近い周りの人だけがワイワイ酒飲みながら盛り上がってる状況になって――それ、仲いいんじゃないか?」ここがめちゃ好き
9:一周忌(p120)
いきなりブログじゃなくなるのズルすぎる!!!
まとめのところがなんかまとまってる感じなくて、でどういうことな���だよ、というモヤモヤ感がどうしても残る(作為として残されている)中に最後にこんなかっこいいシーン持ってこられたら全部勝ちになってしまうよ
「草の間、骨ばかり残った雀らしい死骸のわきに〜急ごしらえで入道雲の形をとっているように思われた。」ここすごいな。
そう、ここすごすぎる。
「目を開けた途端にひときわ強い風が吹き、耳の中が通ったように蝉の声が響く」ここもすごい。
ぼんやりとかふわふわって表現が多用されてるなかここでくっきりピントが合うような感じ
元喫煙者としてはめっちゃ煙草が吸いたくなる。
10:次回は(p122)
いきなりブログが難しくなるの笑うからやめてくれ
なんなんだよ
 
鴻上怜「花青素」
一言感想
どことなく酉島伝法っぽさを感じた
毎行くらいの頻度でSFネタがギャグとして雪崩れ込んでくるのが楽しいし、そうやってとにかくいちいち興味を引かせて盛り上げてくこと自体が、4層になってる語りがいずれも夜なべのたわいないお話だったり時間かせぎだったりと、聞かせること自体を目的にしている語りなんだってところに対応してるのがみごとだなと思った。この強度でこのネタの数を出せるのいったいナニモンだよ
あとやっぱいちばん外側の文(地の文でいいのか)の文章がとくにすげえうまくてすげえよ
とにかく文章力がすごいな。複数の語り手でこれだけの強度を保ってるのが尊敬できる
いつにも増してタフだ。そしてこのタフな作品をさらっと仕上げて真っ先に提出するのがさすが……
姉SFじゃん
姉王の長乳の余韻が長く続く。
すごい
細部
A:地の文(?):姉たちの帰郷のようす(p.126)
最初の5行くらいでまず「国鉄や路線バス」〜「星間飛行」あたりでいきなりガガッと近所から宇宙まで世界が広がっててヤバいということがわかる。「事象の地平線の少し手前の……限界集落」と逆にギュッと小さくなるのと対比もかっこいい……
説明的すぎずにややこしい世界観を説明しきってるのがさすがと思いました
「そこらで返り討ちにした青霊」ソウルライクフィクションだ!
この文体すごいなとか思って読んでたらいきなりソウル要素が入ってきてめちゃくちゃじわじわくるんだよな。ニコニコ動画だったら異物混入って赤字で下に出てる(ただし明らかに残りコメントの量が終盤に偏っている)
「隠し味として生娘の月役を数滴、あああんたそんな高値いのを入れるなんて田舎料理が台無しねえ」がめちゃくちゃ好き
「睡眠中の生活」「惰眠域」→不安定で存在が揺らぐ、ってあたりできたきた!となる
っていうか、そうか、以降の語りは「惰眠域でのできごと」になるのか
このへんはほとんどぜんぶパンチラインという感じがする
冒頭部の文体、相変わらず強い……
姉SFだよな。全然意味はわからないんだけどみんな姉なんだよね?
妹がいないんだよな(姉妹の契りを交わしてるところも含めて)
つーか、それこそ素直に考えると地の文の語り手は妹または弟なんだよな
B:ある姉の語り:忌寸を治しに〜シュヴァルツヴェルダーの登場(p127)
p.127:忌寸の由来が八色の姓にありそこから地方自治体の植樹につながるあたりがまず好き
蟲の話で最後に「分譲」って語が出てくるのとかもそうなんだけど、そういう「なんかわけわからんけどスケールでかい話から卑近に落とす」のが手管という感じする
地方自治体ってなんなのか。遠近感を狂わせる単語選び。
そういうことをいちいち言い始めるとすべての文に感想を書かないといけなくなってレジュメが破綻してしまうくらいの強さがある
p.128:目の前を横切る聖杯探索中の不死者
ここでいきなり十数年時間が経ってるのも見逃せない
p.128:しれっと「論理改変」みたいな大きめのガジェットが出てきてる
それがペストマスクに詰めた香草で中和できることになってるあたりもすごい良い
あと、そのへんの話があくまで参道歩いてる話に詰め込まれるのも上記の手管だ
p.129の「世界樹は〜」あたりもそうか。このへんも「ぜんぜんわからんけどなんか文章がかっこいい」ってなる
p.128:白髪三千丈みたいな忌寸の描写
p.130:糞の話〜ニーチェのあれ〜蟯虫検査のセロハンまでの流麗な下ネタの流れ
しかもこれが未消化の論理ときた
C:シュヴァルツヴェルダーの語り:姉である女王メイベアが器質藻を寄生させてる云々(p133)
長乳の描写が好きすぎる。
p.133:「禁蟲並庶幾諸法度(インセクトゥム・コーデックス)」じゃあないんだよ
出てきる小道具たちの妙な卑近さと、古典的な悲劇みたいな大袈裟さとの対比もいい
器質藻のつなぎめを出すあたりのフェティッシュな���じ
p138直接的には意味の取れない「姉たち」がここで登場している
D:メイベアの回想:「まだ人類がこの惑星の主役だったころ」〜姉と太姉ナタリィの契り(p139)
いかにもな管理社会、相変わらずルビ芸がきいてる
ナタリィの系譜が姉たちで、メイベアの系譜が蟲たちって感じの話にはなってる?
p141 「嫌味な勤労課長からは新種の食用昆虫である庶幾蟲の育成状況をしつこく��ねられるし」で庶幾蟲が登場している
ので、この「姉」は普通に人類で、なのでこれがどう���イベアの回想なのかよくわかってない(いや、単に脈絡のない語りなんだけど……)
あ!そうか、(ぼかされているにしても)メイベアって想定するの無理あるか。前段最後あたりのつなぎでそう読ませたいのかなと思ってたけどわからんな。なんとなく原型的な庶幾蟲が人間に寄生して今(今?)の(木に寄生する)庶幾蟲になったみたいなのを想像してました。いやでもどのみちどういうことだってなるわよね
ナタリィが姉の始祖・太姉であって、それが世界樹経由で広がる話が出てくるからそういう系譜なんだろうが、もうそのあたりはどこまで与太話なのかわからん
p.145「無数の惰眠の集合にはそれぞれの夢があって、だからその夢に串となる人格をさしてやる必要があるのよ」
最後になまめかしい姉妹の契りがかっこいい
寄生する概念の入れ子構造だ
ナタリィが寄生するミームで、世界樹を経由してて、世界樹に庶幾蟲が寄生してて
B:ある姉の語り:ハメられた!(p147)
咳き込みで2段一気に下がるのがきまってる感ある
わかる。キックなんだよこれ。
ここかなりリズム感がありますね。ハリウッドザコシショウも言ってました。何事にも気持ちの良いリズムがあると。
Dの語り手が明示されていない(全体に、焦点としては「ある姉」だったりシヴァだったりするはずなんだけど一人称ではない。が、とくにDは曖昧)なところからなのでなるほどってなる
脈絡の乏しい長話にあてられているのが実際読者っていう。うまいよね。
あと、ここで文字通りにはBを語る姉が死んでるはずやんってあたりもいい。論理(因果?)がおかしくなっている世界なんだなってあたりが強く出てくる(あるいはそうか、ふつうに与太なのか)
A:地の文(?)
戻ってくる構成、やっぱり強いよ
結局、信頼に足る情報がこの地の文からしか得られないんだよな……
「お盆に太姉=ナタリィの位牌のある日本家屋みたいなところ=裸の特異点に帰省して夜通し数千数万の姉たちが語る」ということしかわからない
実際んとこ、どうなると姉たちの「存在が薄らぐ」んだろ
 
石井僚一「忘れられた文字」
一言感想
枠としては底本の「対馬にて」の章「一 寄りあい」ほぼそのままで、登場してくる名詞が文字とか本とかに置き換えられてる(ほかにもところどころ若干の調整はあるが) 細かく照らしあわせてみるとけっこう調整が細かい!
元ネタには聞いた内容を説明してるって軸はやっぱある……のが、こうやって情景として想像できない形に置き換えられると(あくまでその軸を保ったまま)さらに遊離する感じになってくる。元ネタの「習俗の話」という、今やすでにしてちょっと別世界感があ��話の報告を伝ってくせいで、リアリティのわりに現実ではないみたいなのの同居が云々(うまく説明できない)してる感
こういう置き換えネタは大体一発ネタだからこんな量ですら持たないというか、途中で読者が興味を失ってしまうか、それを心配した作者が諦めて(我慢できなくなって)原文を逸脱していくかだと思うんだけど、最後まで淡々と続けた上で、しかも内容的にそれで結構面白くなっているっていう状況がなんかすごいんだよな。
これがラストにあることによる一冊の引き締まりすごいと思う。
ちなみに途中まで、これは何かのパロディなんだろうとはわかったけど元ネタが掴めなかったので、宮沢賢治かな?とか思って読んでた
なんかあるだろこういうの。どんぐりと山猫かな。
どんぐりと山猫を読み直したが、全然違うな。
来るべき因習感が一番ある。
本作のおかげで文学オタクも本誌の守備範囲に入った感がある。
細部
対応表(仮)(文字合い=寄りあい) 完全に一対一で対応しているわけでもないところも大事かと思いますがざっくりと
文字たち=(村の)人々
題名=区長または(著者が話を聞いた)「老人」
章題=総代
駄洒落だ!
栞=帳箱
栞が挟まれるときの特別な現象、または栞そのもの=帳箱に入っている区有文書(古文書)
目次=寄りあいの場
本の調査に来た先生(著者)=対馬の調査に来た先生(著者)
ここけっこうあやしい
よく開かれた紙面=旧家で身分も高い給人の家
とはいえ、紙面=(寄りあいのなかの)グループ、でもある
別の本=千尋藻
目次=四ヵ浦、だったり、どうも千尋藻近辺の集落がその本の各章や付き物にあたるらしい
文字のおどり=寄りあいのあとの夕飯
紙の色やら香りやら=月あかりに照らされた光景やら
頁数=宿の老婆
その本の物語=その村の伝承
カタカナやひらがなや漢字(旧字体や新字体)、まがな……=郷士や百姓、領主(といった身分)
「この書棚」=対馬
このあたりでは目次=帳箱になっている
物語の自由=「村の前進」
このダブルバインドなオチに持っていくのがめちゃくちゃかっこいいと思う
p157「物語だった頃の話がしばらく続いた」でもう物語じゃない?っていうのがちらっと出てくるところからのひっぱってきてるのかな。
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kouichikoyama · 4 years ago
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ウイスキーミュウ3本入荷‼️ デビルマン・ウイスキー第三弾は、地域が異なるピーティーモルト🎶 *「デビルマン ラベル レダイグ2005」✨ マル島にあり、海のすぐそばにあるトバモリー蒸溜所。ポートエレンで作られたピーテッド麦芽を使用しており、スモーキーな香りがします👍 *「デビルマン ラベル アイラピーテッドブレンデッドモルト 2009」✨ ピーティーなウイスキーが造られるアイラ島のアイラモルト。今回はアイラのブレンデッドモルトです。シェリー樽で熟成され、若いながらに熟成感があります👍 *「デビルマン ラベル Aird Mhor 2009」✨ ブレンデッドのティーチャーズのキーモルトを造ることで有名な某蒸溜所。内陸系のくせのないスモーキーさが��徴。さらにラフロイグバレルで熟成しています👍 #barzizz #ウイスキーミュウ #デビルマン #オーセンティックbar #フルーツカクテルバー #bartenderlife🍸 (Bar Zizz) https://www.instagram.com/p/CCvMgJbDSMW/?igshid=1r3gjn3ypzjgc
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meeniex · 7 years ago
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泣く子も喜ぶポートエレン。 #MoS #portellen 1982 30y (Musashino, Tokyo)
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hidetoshiyamada · 7 years ago
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ダグラスレイン / Big Peat
アイラ、バッティングモルト。
アードベッグ、カリラ、ボウモア、ポートエレン比率非公開。
ピートはアードベッグ程度。香りは潮の香りもよく出てます。
レーズン、熟成果実、蜜、
スパイス、ワクシー..
無着色、無冷却濾過
自分的には当たりです。
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xxcuraxx · 7 years ago
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2016.11.26-28 第六回東洋企画『ポートエレン』
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koji-yoshioka · 5 years ago
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ポートエレン37年 16th 2940本の限定生産でナンバー入り❗ #伊勢丹だとハーフミリオン #呑みたいなあ https://www.instagram.com/p/B99kq5tg8Ch/?igshid=19u7dmwlcdjhf
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humanforestsworld · 6 years ago
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とくに禁酒はしていません Hava a good drink! #bigpeat #whisky #whiskey #molt #singlmolt #lslay #islaywhisky #ardbeg #bowmore #caolila #portellen #cocktail #cocktails #goldendone #yukiguni #bar #bartender #neighborhood #ウィスキー #シングルモルト #アイラ #アードベック #ボウモア #カリラ #ポートエレン #ビッグピート #カクテル #ゴールデンドーン #雪国 #バー (Osaka) https://www.instagram.com/p/BrzO-GCDQJy/?utm_source=ig_tumblr_share&igshid=1qa3c7s66pvzr
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