#ハイプリースト
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ラミカの素材か何か。
#ragnarok online#ro#ro fanart#priest#high priest#alchemist#super novice#ラグナロクオンライン#プリースト#ハイプリースト#アルケミスト#スーパーノービス
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その間の間話
二つの話の前にあった事。くどいようですが2007当時のROの話です。現在の2019年のROに沿っていません。ご注意下さい。
↓
カーテンが風にたなびいていた。 その風は部屋にも入り、男のかぶっていた黒い帽子を飛ばした。 やれやれと男が椅子から立ち上がると長い法衣がその動きに合わせて揺れる。 飛ばされた位置で片膝を付き、男は帽子を拾った。
「大司教、宜しいですか?」 ノックの音と共に扉の向こうから聞き慣れた声が聞こえた。 その声に対し返事を返す。
「蒼鴉かい?いいよ」 「では失礼します」
扉が開き、緑色の髪と白い法衣の人物が現れた。 彼のその尖った耳は人のそれではなくエルフの耳で。 世間で出回っているエルフの耳は彼らのものを模した品である。 その彼の手にはトレイがあり、紅茶がその上で湯気をたてていた。
「ヴィー、お茶持ってきたよ」 「ああ、ありがと」
部屋に入ってくるとかしこまった口調から親し気な口調に変わる。 何故なら彼らは旧知の仲であるので、かしこまる必要はないのだ。
トレーの紅茶と一緒にあった砂糖を入れてかき混ぜた。 するとカップの底に砂糖が水流に合わせて沈殿していった。 そしてそれに口を付けた。
「ふー」 「どうだい?」 「え?美味しいけど」 「本当かい!?」
何故そんな事を聞くのだろうか。まさか。ちょっと嫌な予感がしたが、 余りにも嬉しそうに話す彼の顔に言葉が喉に引っ掛かってしまった。
「じゃあこのお茶を毎日出してあげるね!」 「…それは困るよ」 「何故だい?」
やっぱり。予感は的中した。 森と同じ色をした目がまばたきをした。 その様子は彼を幼く見せる。
エルフは基本的に不老である。
外見はある一定までしか年を取らず、そのまま長い時間を生きるのだという。 旧知のハイプリーストも例外ではなく、彼も数百年は生きている。外見も自分より若いのだ。
「何故って、毎日同じものが出たら流石に僕だって飽きてしまうよ」 「あ、そうだね!」 「そうそう」
笑いながら蒼鴉に言うと、彼は納得したらしくポンと相づちをうった。 妖精の国を出て、かなりの年数は経っている筈なのに相変わらずこの調子だ。 だが彼のマイペースさに救われる事も多い。 ここにはいないもう一人の退魔師も多分そうだ。 あの呆れた声が耳に蘇ってくる。
そんな事を考えていると、どんどんと先程より強く扉が叩かれた。 聞こえてくる声もどこか焦りの色がある。 こういう時は良くない知らせが多い事を、経験上二人はよく知っていた。
「どうしたのかな?」 「いい知らせではないだろうねえ…」
持っていた紅茶を飲み干し肩を竦めた。 そして部屋に入ってくるように促した。
「失礼いたします、!蒼鴉様もおいででしたか」 「何かあったんだね?」
「はい、フェイヨンダンジョンに経験の浅い者が迷い込んだとの知らせが入りまして」 「何人かはフェイヨン支部で助け出せたのですが」 「まだ何人かが取り残されているようなのです」
「人手がないから、何人かこちらから出してくれって事だね」 「はい、僭越ながら」
ある程度経験のあるプリーストなら良いが、 まだ未熟なアコライトではあのダンジョンは辛いだろう。 死体や蝙蝠に一斉に襲い掛かられたらひとたまりもない。
「…分かった、こちらから何人か出すよ」 「君は先にフェイヨンに戻って、彼らと現地で合流して」 「!…ありがとうございます!」
頭を深々と下げ、プリーストは出ていった。 それを見送ると、蒼鴉に向かって話しかける。
「向かわせるのは戒硫君と暁稀君でいいだろ」 「あの二人なら充分対処できる���ろうし」 「うん、そうだね」
蒼鴉が頷いて同意する。
すると彼が手をちょいちょいと動かし、こちらにくるように示唆した。
「あ、そうだ、蒼鴉ちょっとちょっと」
「?何だい?」
内緒話をするように、耳打ちで内容を話すと蒼鴉は納得したように頷いた。
「でもいいのかな?」 「僕が行ったら二人を信用していない事にならないかい?」
「二人は君をそんな風には思わないさ」 「��うかな?」 「そうだよ」 「うん、分かった」
ちょっと過保護ではないかと思ったが 慎重に慎重を重ねるのは悪い事ではない。 そして何より人命がかかっているのだから。
「じゃあ行ってくるよ」 「頼んだよ」 「うん、任せて」
そう言って彼は転移の術に出来た穴へと消えていった。 歪みが消えると再び部屋に静寂が戻った。 椅子に座り直すと天井を見ながら、大司教は話し出した。
『ええと、頼まれて欲しい事があるんだけどいいかな?』
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RO.ハイプリースト、レンジャー、ドラム、アークビショップ
これを描き始めた年は、ROに関しての色んな思い出が多かった一年でした(受賞したり実装されたり散歩したり)
お知り合いも沢山出来た年なので、これからも少しずつ、色んな事を経験出来たらいいなと願っております
特別賞受賞、誠にありがとうございました(˘ω˘)
©Gravity Co., Ltd. & LeeMyoungJin(studio DTDS) All rights reserved. ©GungHo Online Entertainment, Inc. All Rights Reserved.
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ラグナロクオンライン ハイプリースト
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ハイプリースト:翆 / HighPriest : Sui
この組み合わせがとても可愛かったので
This combination was very cute!
[Ragnarok Online]
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#tyo_mag #トーキョーマガジン #nicholastaylor #DJHighPriest #dj #ny NICK is Back!!!! ということで、本日は、NYからニックことDJ HIGH PRIESTがひさびさの来日です〜☆ 17時半までの、オトナなアナタに優しいパーティ! スペイシーでスパイシーなカレのDJパフォーマンスをおたのしみに〜☆ ☆ ☆ ☆ Reconnection NYC-TKO August 3rd Saturday 12 noon until 5:30pm At Café & Diner スタジオ 入場無料(要ドリンクorフードオーダー) ☆ DJ HIGH PRIEST ROB KIDNEY LATIN RASKAZ DJ HIRAGURI HIDESHI KANEKO THIRD EYE RICOLA AMOROS SOLARIS HOUR YOU-ME SHIN SHIMOKAWA AND MORE ☆ ☆ ニックと梅ちゃん、アイカちゃんがニューヨークより帰省したのでパーティを開きます。お昼から夕方迄の開催なのでお子さんも大歓迎。皆さん遊びに来てくださいね~! ニック・タイラー(DJハイプリースト) バスキアが在籍していたニューヨークのバンド「グレイ」のメンバー、そしてラメルジーも参加していた「デス・コメット・クルー」のDJでもある。 DJ High Priest AKA Nick Taylor and his family in town and we have small party for them in Shibuya. Please come to see us. Entrance free. (Drink or Food order required ) https://www.clubberia.com/en/preserve/CAFE/studio1.html?fbclid=IwAR3B_PGU8Csu7Z_60FEny4LRaQ0hGk7oHXrubLsbT1TORhUK2c1Mr9OzdEM #music #音楽 #nowave #newwave #ノーウェーブ #ニューウェーブ #newyork #newyorksound #ニューヨーク #performance #パフォーマンス #jeanmichelbasquiat #party #カネコヒデシ #kanekohideshi #knkhds #東京 #tokyo https://www.instagram.com/p/B0r6P4BDJge/?igshid=1cloa0liqq8o6
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殴りプリを殴りハイプリに転生させた頃に描いた絵。
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出動2
前の話の続きになります。2007年当時のものなので現在の2019年のROに沿っていません。ご注意を。
↓
攻撃を邪魔された狐が、声のした方を向いて唸り声を上げた。 そしてその先にいる者に怒りの矛先を変えて走り出した。
「レックスエーテルナ」
一時的に力を高める術が詠唱されそれに間を置かず次の術が発動した。 それは狐が飛び掛かると同時だった。
「ホーリーライ��」
通常よりも力を高められた法力が狐に向かって放たれた。 するとそれがとどめになり狐は断末魔の声を上げ、男の足元に倒れ伏した。
「紬さん!」 「…暁稀、その娘連れて出るぞ」
「はい!」 「ワープポータル」
倒れた少女を戒硫が抱き抱え、出されたポータルに乗る。 続いて暁稀が乗り、消えたのを確かめ、男もポータルに乗った。
「すみません、この子が最後です」 「助かりました、本当にありがとうございます」 「そんな事は」
少し離れたところで、暁稀と紬はそのやり取りを聞いていた。 片方の目は眼帯をし、学生帽の後ろからはみつあみに結わえた紅の髪が伸ばされていた。
暫く沈黙していた二人だったが、口を最初に開いたのは紬の方だった。
「暁稀、火よこせ」 「あ、はい」
暁稀はふところからマッチ箱を取り出してマッチを擦った。 それをタバコに近付けると草の焼ける匂いがした。 紬の黒い法衣の裾が風に揺れ、その足元からは淡い光が舞っていた。
「悪いな」 「いえ」
紬がタバコを吸い始めた時、戒硫がこちらに戻ってきた。 何やら言われていたようだが漸く彼は解放されたようだ。
「お、おかえり」 「いつも任せてばかりでわりぃな」 「いえ、気にしないで下さい」
「ところで、あの娘は大丈夫なのか?戒硫」 「紬様、瘴気に当てられてはいますが、生命の危険はないそうです」 「そうか、ならいい」
そこまで言うと、タバコを再び吸い出した。 煙は上へ吸い込まれていく。
「ところで暁稀、戒硫」 「いつまで俺の手を煩わせる気なんだ」
「相変わらず手厳しいなあ…紬さん」
暁稀はそう言いつつも少しだけ笑っている。 全く知らない仲では無いからだろう。
「それに…お前もいつまでそうしてる気だ」
次の言葉は二人に向けたものではなかった。
「紬様?」
「一体誰に、」
二人が思い思いの言葉を口にした時 その彼の口から意外な名前が出てきた。
「蒼鴉」
「え!?」
言葉を発したのは二人ともほぼ同時だった。 蒼鴉とは戒硫の師匠で暁稀もよく知っている。 周りを見渡すもそれらしい人物は見当たらなかった。 すると声が上から聞こえてきた。
「分かっていたんだね、紬」
「当たり前だ、あんなところに鴉なんかいるか」
声の主は蒼い鴉だった。その不思議なやり取りを見ていると 鴉から淡い光が発せられ、その中から現れたのは 緑色の髪にサークレットを付けたハイプリーストだった。
「師匠!?」 「蒼鴉様!」
「暁稀君、戒硫ご苦労様」
蒼鴉が二人に向き直り、驚く二人に労いの言葉をかけた。 その二人��様子に紬は眉を潜めた。
「…おい蒼鴉、暁稀は仕方ないとして、戒硫がどうしてお前のそれを知らねえんだ」 「弟子だろうが」
「いつか言おうと思っていたら言いそびれちゃって」 それに対して、紬はため息をついた。
「ごめんね、戒硫もっと早く言おうと思ったんだけど」 「僕は鴉に変化できるんだ」 「…それはエルフの術なんですか?」
まだ驚きを隠せない戒硫にそうだよと蒼鴉が頷く。 自分の師匠は人界で生まれたのではなく、妖精達の国の生まれなのだ。 それは知っていたが変化の事までは知らなかった。
「さて…と俺はアルベルタに帰る」
「教会の掃除が途中なんだ」
「えっ!僕がお手伝いしようか?」
「いらん。お前の方が忙しいだろうが」
紬は袋から青い石を取り出し詠唱を始めた。 すると間を置かず、その場に転移の陣が現れた。
「蒼鴉」
「何?紬??」
「あいつに言っておけ」
「報酬に美味い酒でもよこせって」
「了解!言っておくよ!」
「じゃあな」
そういうと彼は転移の術と共に消えていった。
「相変わらず滑らかな詠唱だなあ、うんうん」
「確かに。紬さん長い詠唱もスラスラ言えるもんなあ…」
二人揃って感心している。現在は引退して大聖堂にはいないが 引退前は非常に優秀な退魔師であったと蒼鴉から聞いている。 暁稀からすると紬は先輩に当たり(部門は違うが) 蒼鴉に至っては旧知の中である。
「師匠、先輩。プロンテラに戻りましょう」
「そうだね、ヴィーじゃない、大司教にも報告しないといけないし」
「俺らも一緒に行きますよ、蒼鴉さま」
「ありがとう暁稀君。じゃあ戻ろうか」
「はい」
転移の光が現れる。それに吸い込まれる様に3つの影は消えた。
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#tyo_mag #トーキョーマガジン #nicholastaylor #DJHighPriest #dj #ny 今週土曜日は、NYからニックことDJ HIGH PRIESTがひさびさの来日で一緒にDJをヤリ〼〜☆ このフライヤーの絵は娘さんのアイカちゃんの作品!スゴいね〜、コレ!そんなわけでひさびさのノーウェイヴなDJメンバー���ともに、ワタクシも普段では考えられない洋楽?ノイズ?セットで挑戦します!スペイシーでスパイシーなカレのDJパフォーマンスをおたのしみに〜☆ ☆ ☆ ☆ Reconnection NYC-TKO August 3rd Saturday 12 noon until 5:30pm At Café & Diner スタジオ 入場無料(要ドリンクorフードオーダー) ☆ DJ HIGH PRIEST ROB KIDNEY LATIN RASKAZ DJ HIRAGURI HIDESHI KANEKO THIRD EYE RICOLA AMOROS SOLARIS HOUR YOU-ME SHIN SHIMOKAWA AND MORE ☆ ☆ ニックと梅ちゃん、アイカちゃんがニューヨークより帰省したのでパーティを開きます。お昼から夕方迄の開催なのでお子さんも大歓迎。皆さん遊びに来てくださいね~! ニック・タイラー(DJハイプリースト) バスキアが在籍していたニューヨークのバンド「グレイ」のメンバー、そしてラメルジーも参加していた「デス・コメット・クルー」のDJでもある。 DJ High Priest AKA Nick Taylor and his family in town and we have small party for them in Shibuya. Please come to see us. Entrance free. (Drink or Food order required ) https://www.clubberia.com/en/preserve/CAFE/studio1.html?fbclid=IwAR3B_PGU8Csu7Z_60FEny4LRaQ0hGk7oHXrubLsbT1TORhUK2c1Mr9OzdEM #music #音楽 #nowave #newwave #ノーウェーブ #ニューウェーブ #newyork #newyorksound #ニューヨーク #performance #パフォーマンス #jeanmichelbasquiat #party #カネコヒデシ #kanekohideshi #knkhds #東京 #tokyo https://www.instagram.com/p/B0iPsQIjPUG/?igshid=1lnacszpvesqn
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出動
2007.6.1初出。当時のまま載せているので、今現在2019年のROに沿っていません。それでもOKという方のみお読み下さい。
↓
腐臭が鼻をつく。ここは修道院やカタコンベと同じ臭いがする。
ズルズルと腐り落ちた肉を引きずりながら集まるゾンビ達をかわしながら、 下へ続く階段を走り抜けていく。
移動速度が遅いので、彼らを振り切るのは簡単だ。
下の階層に降り、自分達を見るやいなや、 襲いかかってくる蝙蝠をなぎ払い、スケルトン達をヒールで倒していく。 離れた位置にいたアーチャスケルトンもすれ違い様に殴り倒す。
「しかし大司教さまも人遣い粗いよなあ」 「何言ってるんですか」 「だってモロクにいたのに有無を言わさずだぜ?」
「仕方ないでしょう、要請があったんですから」 「まあ、それもそうだねえ」
そんな事を話しながら、襲いかかってくるスケルトン達を聖付与した杖でばらばらにしていく。 こうする事で死体の復活を阻止する事が出来るのだ。 ハイプリーストの身ならば、死体の部類では弱いゾンビ達に対し、ここまでする必要はないのだが 最近の彼らは頗るしぶとくなって来ているからそうもいかない。
「うーん…俺のお財布に優しくないなあ…」 「どうかしました?」 「何でもない」 「見えてきたぞ、階段」
下への階段を下れば先行していた数人のプリーストがいた。 人数が少ないのは捜索中か見つけた人間を 安全な場所へ送り届けているかのどちらかだろう。
「暁稀殿、それに戒硫殿も」 「お手を煩わせてしまいすみません」
「気にしないで下さい」 「事態が事態ですから」 「痛み入ります」
こちらに気が付いたプリーストの男が頭を下げて詫びた。 それに対して戒硫は彼に言葉を返した。
「俺らは勝手に動いていいのか?それとも指示待ち?」 「いえ、経験の浅い者達を長時間ここにいさせるのは危険です」 「確かにそうだな」
では、と暁稀が言うとプリーストの男が頷いた。
「分かった、見つけ次第各自撤収って事でいい���だな」 「はい、どうかお願いします」
言い終えると男は仲間とともにテレポを使い消えた。
「行くとしますか」 「はい」 「見つけたら知らせてな」 「分かりました」
相方が消えたのを見届けて自分もテレポを使い、移動した。 任意ではないのでどこに出るかは分からない事以外は便利なものである。
向こうからぴょんぴょんと跳ねる音が聞こえる。 フェイヨンは死体をその昔、洞窟に放置していた時期があり、 死体に悪い気が入り込んで徘徊し洞窟内に入る者を襲うのだ。 浄化は何回もされているが、それでも彼らは甦るため いたちごっことなっている。
職業柄、死体や悪魔と対峙しなければならない事が多いので、 退魔師は精神力の強い者が適している。 彼らに呑まれてしまうようでは退魔師は務まらないからだ。
「どこに…」
壁を背に通路の方を伺うと、跳ねるムナックやボンゴンの姿があった。 こちらには気が付いてはいないようだが、後々の事を考えるなら倒しておくべきだろう。
「マグヌス撃つまでもないか…」
数もさほどいないようだった。 それならばヒールで充分だ。
フロアの入り口から、ヒールをうつと数発で倒れた。 残ったムナックにも気が付かれないうちに同じようにして倒していく。
『おーい、後1人だと』 『あちらで2人保護したから、地上に送り届けに行った』 『了解しました』
瘴気が先程より少し濃くなった気がするのは気のせいでない。 ここは9本の尻尾を持つ狐が現れる事もあるからだ。 ばさばさという音に上を見ればカラスが飛んでいた。 カラスはフロア内から廊下へと飛び去っていった。
「カラス?」
何故か引っ掛かったがそれも彼の耳打ちにより消された。
『いた!戒硫!』 『はい!』
マップを見れば自分のいる場所から彼のいる場所はさほど離れていなかった。 そのフロアまで廊下を走り抜けた。
フロアにたどり着いた瞬間、緊張が走った。 ちょっとしたモンスターハウスになっており その奥にアコライトの少女が倒れていたからだ。 そして何体かのムナックやボンゴンを倒している暁稀の姿もあった。
「マグヌスエクソシズム!」
暁稀のいる方へ退魔の陣を放った。 彼らは声をあげる間もなく、その身を光に焼かれ塵となる。 1人1人は強くないが集団でかかられると厄介な事になるからだ。
光が止むと辺りは暗闇へと戻った。 周囲は不気味なほどに静かになり音は風の吹く音がするだけだった。
「…」
気を抜いてはいけない気がし、警戒しながらアコライトの少女に近付く。 何かに見られている感覚があったのだ。
「ギャン!!」
声と共に飛び出してきた金色の影。 それは九尾狐だった。
「やっぱり隠れてやがったな!」
杖で飛びかかってくる��をうち払う。 しかしそれでは怯まず、再び襲いかかる。
「戒硫、早く!」
言葉が終わらないうちに彼女の方へと駆け出す。 暁稀と交戦していた狐が、戒硫の動きに気が付き 彼の横を追い抜いていった。狙いを彼女に切り替えたのだ。 狐が彼女に襲いかかろうとしたその時。
「セーフティウォール」
澱みのない声が洞窟内に響く。 すると少女の周囲に紫の防護の障壁が発生し狐の攻撃を阻んだ。
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