#スニーカー文庫
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uc-yuk · 23 days ago
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イラストを担当した作品の書影が公開されました! ショーン田中先生著「女装の麗人は、かく生きたり」#スニーカー文庫 様より11月29日発売です。 予約も開始されております!どうぞよろしくお願いしますー! ▼特設サイト https://kimirano.jp/special/sneakeraward29/ ▼amazon amzn.to/4fEJ6Bd
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findareading · 4 months ago
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正直、もう少し寝ていたいと思っていた。 今朝は少し寝坊できるとタカをくくって昨夜は明け方近くまで本を読んでいた。
— 水鏡月聖著『僕らは『読み』を間違える2』(2023年2月Kindle版、角川スニーカー文庫)
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ashitakaxsan · 2 years ago
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 I finished watching the anime My Stepmom's Daughter Is My Ex.It leaves me the impression of worth sof my time. While things had started with the two being hostile against one another, by First episode’s end it seems likely their former relationship maybe shouldn’t be former. If this is how things start, where do things go from here? It’s the maturity of their decision (to hide from their parents the animosity)that goes hand-hand with comedic situations.
See my old post a year ago abou it: https://ashitakaxsan.tumblr.com/post/682585936538796033/upcoming-anime-my-stepmoms-daughter-is-my-ex
  The supporting cast is pretty Good,each character is interesting:)
  Intelligent  and kind Yume is attempting to figure out the true reasons of their misunderstanding(that lead to their breakup),plus to understand why Mizuto is what and how he is.”If he’s not a bad person,nor toxic then  how  actually is he?”,I daresay this sums up Yume san’s pondering. So can things get mended between them?
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nonono-zzz · 1 year ago
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「だ……だめ……ルール……」 pic.twitter.com/t2LC8tIh51
— スニーカー文庫@毎月1日発売!! (@kadokawasneaker) December 5, 2023
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bshinoe · 9 months ago
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角川スニーカー文庫より発売、「恋愛相談役の親友♀に、告白されたことを伝えたら」2巻の装丁・口絵・挿絵を担当させていただきました!
書籍情報はこちら
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kennak · 3 months ago
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「おねだり」や「パワハラ」など、兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑についての内部告発は、ほぼ事実だったと言えるのではないか。兵庫県議会が設置した「文書問題特別委員会」(百条委員会)は、8月23日に県職員全員を対象にしたアンケート調査の「中間報告」を公表した。職員たちから一気に噴き出てきた斎藤知事の疑惑を裏付ける証言を詳細にお届けする。  百条委は兵庫県の全職員を対象に「兵庫県職員アンケート調査」を実施し、元県民局長(7月7日に死亡)が内部告発した「おねだり」や「パワハラ」などの疑惑について、「実際に知っている」「知っている人から聞いた」などの証言を集めた。8月5日までに届いたのは4568件にものぼった。 「斎藤知事のパワハラ、おねだりだけにはとどまらず、法秩序を無視した選挙活動、政治資金パーティーなどの実態が明らかになり、ただ驚いています」  百条委のメンバーである県議の一人はそう感想を漏らした。 ■「ネクタイを試着してそのまま帰った」  斎藤知事の「おねだり」については、多種多様な回答があった。知事がいくら否定しても、「決定打」となる内容も多かった。 〈カキ加工所で贈答品を公用車に積み込むのを目撃した〉 〈播州織の生産現場を視察した際、ネクタイを試着してそのまま帰ったと聞いた〉 〈皮革製品の生産現場を視察した際、40万円相当の革ジャンを試着して「これはいい。もらえないか」と知事がおねだり。しかし、あまりにも高額な品のため、無償提供はできないと結論づけられたと聞いた〉 〈冬の但馬へ出張に行ったとき、漁協(?)からカニをお土産に用意されたようだが、随行者が受け取りをお断りしたら、断った随行者の分も含めて、知事が独り占めして持って帰ったと聞いた〉 〈北播磨の日本酒のイベントに来た時は、最初不機嫌だったが、出展者などから日本酒を10本以上もらいご機嫌で帰って行ったとのこと〉  ほかにも、知事が贈答を求めたり、贈答されたりした���回答があったのは、ロードバイク、コーヒーメーカー、トースター、スニーカー、スキーウェア、ゴルフクラブ、日本酒、ワイン、海苔など、枚挙にいとまがない。
「もう、うんざり」兵庫・斎藤知事のカニ、カキ、40万円革ジャン「くれくれ攻勢」に視察先も辟易 職員アンケで露見(AERA dot.) - Yahoo!ニュース
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rosysnow · 5 months ago
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濡れた鼓動
「みんな」の中で染まれないのに染められて
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 倒れこんだ地面は、朝から降っている小雨で湿っていた。  べちゃっと、頬や服に泥が飛び散って染みこみ、思わずついた手のひらのせいで、爪の中まで黒くなる。でも、そんな地面から立ち上がる前に、スニーカーの靴底が僕の肩を踏みつけ、じっとりした落ち葉の中に顔を抑えつけられる。  冷たい泥の匂いが、味に感じるほど鼻腔に雪崩れこんでくる。
「泥に顔突っこんで、土下座しろよ」
 雨が沁みる目だけでも上げようとすると、がっと後頭部を硬い靴底で蹴られる。その衝撃に小さくうめいて、頭の痛みを抑えたい手をこらえて、落ち葉に額をこすりつける。
「ご、ごめ……ん、なさ……」 「はあ? こんな雨の中、お前なんかといてやってるんだぜ。『ありがとうございます』だろ」 「あー、担任マジムカつく。何でこいつの世話を、俺らにさせんだよ。ぼっちのまま、ほっとけばいいのに」 「まあまあ、こいつを助けてやったら、内申書良くしてくれるらしいからいいじゃん」
 そう笑った声が、「ぼっちじゃなくなって嬉しいだろ?」と続けて、爪先で僕の顔を上げさせる。
「うわ、顔きったねえ」 「ったく、何で転ぶんだよ。担任には、自分でつまずいたって言えよ」 「妙な言い方したら、お前のこと不登校にして、人生終わらせるからな」
 傘の下から唾が飛んできて、ぬるい粘液が首筋を流れた。  一月の雨は静かだけど、冷えきっていて、服を透けて肌を凍てつかせる。視界も灰色がかっているけど、手元��朽ちた枯葉は生々しく茶色だ。
「なあ、言わねえのかよ。塾もあるのにさあ、お前なんかの相手してやってんだぜ」 「あ……ありが、と──」 「聞こえねえんだよっ」
 背骨にぎしっとかかとが刺さって、声がもれた。僕はやけに熱い涙をこぼしはじめながら、それに気づかれないようにうなだれて、自分を辱める言葉を口にする。
「ありがとう、ございます。……僕、なんかを、助けてくれて」
 三人の傘が、ぱたぱたと雨粒をはじく音が響く。ひとりが噴き出すと、残りのふたりもげらげらと笑い出した。
「ヒくわ。泣きながら礼言ってるぜ」 「頭おかしいよなー」 「こいつは、こういうのが嬉しいってことじゃん? これからもよろしくなっ」
 地面に伏せた頭を躙られ、顔面に泥と落ち葉が広がる。  やがて三人は、塾がうざいとか女子とつきあいたいとか言いながら、裏庭から立ち去っていった。僕はぼやける視界の中で、校舎沿いの椿が落ち、毒々しく赤く崩れているのを見つめていた。  雨が、軆の温柔を奪っていく。震えた息が白い。脳もこわばって痛い。  ゆっくり、科された攻撃に障らないように、身動ぎして起き上がった。ぐちゃ、ぐちゃ、と不潔な音が所作に絡みつく。  地面には、剥き出しの土より落ち葉が多かったせいか、思ったより服は黒くなかった。それでも、顔はひどく汚れていると、臭いで分かる。雨に打たれてびしょびしょだし、体操服に着替えて帰ったほうがいいかもしれない。  がくがくする膝を、時間をかけて整えると、僕はよろめきながらその場をあとにした。  手洗い場で手や顔を洗って、三階に向かう。  五年一組が、僕の教室だ。あの三人も同じクラスだから、びくつきながらドアをゆっくりすべらせた。  教室には誰もいなくて鍵は締まっているかと思ったけど、ドアは開いた。誰かいるのかと、おそるおそる隙間から教室を覗くと、後方のロッカーの前に黒髪の後ろすがたがあった。  女子だ。誰だろ、と一瞬思ったけど、その日本人形のように綺麗に長さが揃った髪で、クラスメイトの羽森さんだと分かった。  どうしよう。こんなすがたで入れない。やっぱこのまま帰ろうかな、とランドセルを持ち直した拍子に、残したパンの入った給食ぶくろが、重みでごそっと垂れ下がった。  その音に羽森さんが振り返って、澄んだ声で僕の名前をつぶやいた。僕はなぜか恥ずかしくて、頬をほてらせて、後退ろうとした。すると、「待って」と羽森さんは僕を呼び止めた。
「何かあったんでしょ、それ」
 僕は、濡れて泥があちこち染みた自分の服を見下ろした。ぎゅっと、���ンドセルの肩ベルトを握る。
「……着替え、ようって。体操服と」 「いいよ。私、リズを見てるだけだから」 「り、リズ?」 「エリザベスのこと。女子はリズって呼んでる子が多いんだよ」
 羽森さんの前には、そういえば、ロッカーの上の置かれた飼育ケースがある。  このクラスは、その中で「エリザベス」という謎の名前をつけられた蜥蜴を飼っていた。この学校は校庭に面した野原があって、そこで簡単に蜥蜴が捕獲できる。  でも、今は冬眠していた気がするけれど。冬眠前に野原に逃がしたほうがいいと先生は言ったものの、絶対死なないように世話をするとか一部生徒が主張して、人工冬眠させているらしい。
「羽森さん……も、エリザベスの世話、してるの?」 「うん。わりと」 「冬眠中も、見れるんだね」 「すがたは見れないよ。ただ、この土が乾いてたら、霧吹きとかしてあげて、水分に気をつけなきゃいけないの」 「……はあ」
 僕は、エリザベスに触らせてもらったこともないから、よく分からない。ただ意外に思いながら、そろそろと教室に踏みこみ、自分の席にランドセルを置く。  紺色のランドセルには、何枚か枯葉が貼りついていた。弱いため息をつきながら、それを剥がす。  羽森さんが、また飼育ケースを眺めているのを確認してから、湿った服を体操服に着替えた。タオルで軆についた汚れも拭くと、ランドセルを背負って、羽森さんを振り返った。  羽森さんは、腰をかがめて、腐葉土がつまった飼育ケースを眺めている。
「いつ、起きるの?」
 何となくそう問いかけると、羽森さんは振り向いてくる。
「あったかくなってからだから、三月頃かなあ」 「……そっか。詳しいね」 「爬虫類とか好きだから」 「す、好きなんだ」
 臆面のあまり、どもってしまう。僕は子供の頃、ロープと思ってつかんだものが蛇だったことがあって、正直、爬虫類はあんまり得意ではない。  僕の反応に羽森さんは笑い、「変わってると思っていいよ」と言った。そして、かがめていた背筋を正し、こちらに歩み寄ってくる。
「ついてる」
 僕はまだ身長があんまりないから、羽森さんと目線が変わらない。もしかしたら、羽森さんのほうが高いかもしれない。羽森さんは、僕の髪から、かたちの崩れた枯葉をはらいおとしてくれた。
「あ、……ごめん」 「ううん。こういうの、先生には言わないの?」 「先生が、みんなと仲良くしなさいって、あのグループに僕を入れたから」 「そういうの、違うと思うけど。離れていいんじゃない?」 「そしたら、先生が親に言うって言ってて。その、協調性がないとか、僕のせいでクラスがまとまらないとか」
 羽森さんの綺麗な二重まぶたの瞳が、僕を映す。  僕はうつむいて、「帰らないと」と言った。「分かった」と羽森さんも引き止めず、「私が鍵預かってるから、帰っていいよ」と言った。僕はこくんとすると、何となく「ありがとう」とかぼそくだけど言って、背中を丸めて教室をあとにした。  それから���、相変わらず、イジメは続いた。  気をつけてみると、羽森さんは、確かによく飼育ケースの前に立っていた。ほんとに好きなんだな、と思った。女の子は、爬虫類とかは嫌いだと思っていた。  変わってると思っていいよ。  羽森さんの言葉がよみがえって、そうじゃない、と思った。「みんな」と違う。それは変わっているのではなく、自由だということだ。  みんなと仲良くしなさい。先生にそう言われて、こんなグループの中にいて、僕はぜんぜん自由じゃない。縛られて、捕らわれて、「みんな」の中で染まれないの染められて、僕は羽森さんみたいに強くなれない。  どんな状況におちいっても、周りに流されない自分を持てなかった。殴られても蹴られても、やり返せない。取られる程度のお金を持っておいてしまう。体育倉庫に閉じこめられても声が出なくて、見つけた先生には、なぜ早く叫ばなかったのかと怒られる。  こんな自分が嫌いだ。こんな自分でいることが苦痛だ。みんなに抗えない自分が憎い。イジメてくるみんなを、抑えつけてくる先生を、怨んだり殺したりする勇気はない。代わりにどんどん自分を憎む。  僕が悪いから。僕が弱いから。僕が情けないから。  全部僕のせいだ。すべては僕が引き起こしているのだ。誰も悪くない。僕のせいだ。僕のせいだ。僕のせいだ。  だったら、僕は自分を殺してしまえばいいのだろうか。そしたら、すべて解決するのではないか。誰も僕の存在で不快な思いをせず、わざわざ痛めつける手間も省ける。僕が死ねば、世界はうまくいくのではないか。
『死ねばいい僕に  生まれてきて  本当にごめんなさい  死ねばいいと  教えてくれた人  ありがとうございます』
 五年生が終わった春休み、六年生もこのクラスで一年間過ごすのかと考えて、脳が粉砕されるように途方に暮れてしまった。  宿題がない代わりに、ノートに何度も文章を書き殴って、遺書を考えた。先生が切っかけだと書こうか。あの三人の名前を書こうか。された仕打ちについて書こうか。  いろいろ考えたけど、もし自殺が失敗したとき、余計なことを書いていたら、いっせいに世界を敵にまわすことになるのを案じてしまう。絶対に、確実に、死ねばいいのだけど。その覚悟さえあるなら、せめて告発できるのだけど。僕の手は、本当に死ぬと思うとがたがた震えてしまう。  ほんとに死ぬわけない。簡単に死ねるわけがない。そんな気休めをどこかで握りしめて、遺書でさえ、みんなに怒られないような、そんな内容しか残せなかった。  おとうさんはいつも通り会社で、おかあさんは買い物に行っていた。  僕は片づけたつくえに遺書を置いて、リュックを背負って、一階に降りた。玄関で、いつもの黒いスニーカーを履く。  外に出ると、少し曇っていたけど、四月にも入ったから風は温かかった。おかあさんの趣味のガーデニングから花の香りもする。  これから僕は、住宅街の裏手の未開発の森に行く。僕のこの家がある住宅街も、以前は森だったらしい。��採をくりかえしているけれど、森はまだ鬱蒼としている。  奥のほうで、手首をしっかり切って、風邪をひくと飲まされる眠気が強烈な薬を飲む。そして眠ってしまえば、寝ているうちに出血多量になれるかもしれない。  いや、かもしれないでなく、そうならなくてはならない。何でこんなことをしたんだと訊かれたくない。訊かれたら全部、話さなくてはならない。先生やみんなが悪いみたいに、僕が被害者であるみたいに、おとうさんとおかあさんに知られてしまう。  薄い雲が太陽をさえぎる下で、アスファルトを歩きながら、不思議とさわやかな気分だった。学校に行くときの、どろどろした感じがまったくない。  これから死ぬ。僕が終わる。やっとみんな僕を認めてくれるかもしれない。僕なんか死ねばいいと言った人、思った人、そんな人たちに褒めてもらえる。本当にやってみせたら僕に気づいてくれる。死ぬしか能がないのだから、全力で僕は僕を殺しにいく。  家並みが途切れて、野菜畑の中を進むと、道がなくなってきて木が生い茂ってくる。ぱき、ぽき、とスニーカーが枝を踏んで、乾いた音が響く。  冬の枯葉が残っているけど、地面に土は覗いている。空気が澄んでいて、木の匂いや鳥の鳴き声が立ちこめている。人影がないのを確認しながら、どんどん進んでいった。  そのうち、突き出した枝が頭に当たったり、蜘蛛の巣が大きく張ったりしてくる。茂る木の葉も頭の上を覆って、雲がたなびく空が小さく遠くなる。木陰が増えてきて、ちょっとだけ風が冷めていても、寒いほどではなかった。いつのまにか、地面は冬の枯葉がまだこんもり重なっているようになって、足音もざくざくという音に変わった。  そのへんに来て、ようやく立ち止まった。靴底が少し地面にめりこむ。  このあたりで、木の陰に隠れてやればいいだろう。今何時なのか分からないけど、翠蓋もあって薄暗い。  木と木のあいだに軆をひねりこんで、低木をがさがさとかきわけて、枯葉が降り積もった小さな空間を見つけた。そこに木のあいだから軆を通して踏みこむと、息をついて座りこんでみる。茶色に朽ちた枯葉と小さな枝がクッションになって、柔らかかった。深く息を吸いこんで、よし、とリュックからカッターと風邪薬とペットボトルのお茶を取り出す。  先に手首を切ろうとしたけど、薬でうとうとしてから切ったほうが、加減が分からなくなって深く切れるかもしれない。風邪のときに一回一カプセルの薬を、とりあえず一シート、お茶でちょっとずつ飲んでいった。  ちゃんと眠くなるかな、とそわそわして、横たわったほうがいいかと思って、落ち葉の中にそっと倒れこむ。  土の匂いが優しかった。蹴り倒されて、頭を踏まれて、いつもはあんなに、鼻の面膜を痛めつけるのに。  ゆっくり頭を地面に埋めると、まだ生きている鼓動が、耳元まで響いてきた。血の流れている��まではっきり聴こえる。首筋や胸元が、どくん、どくん、と脈打って、その音を聴いていると、それがこもりうたになって意識も視界もぼんやりしてくる。  意外と効いてきた、と思い、頭のそばに置いていたカッターに手を伸ばそうとしたときだ。  突然、何かの感触が手の甲の上を走った。大袈裟にびくっとして、つい身も起こしてしまった。一瞬、何だったのか分からなかったけど、僕が寝転がっていたあたりの枯葉がかさこそ動いたので、やっとそれが何なのか分かった。  小さな蜥蜴だった。黒い目と短い脚を動かし、ささっと走っていく。僕は目をこすって、それを見つめた。蜥蜴は転がるカッターの上も乗り越えていき、枯葉と同じ色なので、すぐ見分けがつかなくなってしまった。  羽森さんを、思い出した。たいていの女の子は好まないと思っていた爬虫類を、好きだと言っていた女の子を。  でも、変わっているのではないと僕は思った。そう、彼女は自由で、自信があって、自分を大切にしているのだ。僕は自分が窮屈で、嫌いで、殺そうとしている。  視線を落として、小さく息を吐いた。  だけれど、こんな僕でも、たいていの人が好きにならない僕でも、愛してくれる人がいたら……僕が死んだら、たとえば、おとうさんとおかあさんは──  ぽっかりした胸の穴が、突然、息を絞めつけてきた。僕が死んだあとの、僕が遺すことになるかもしれない人を想うと、涙があふれてきた。  薬でぐらぐらする頭で、わけが分からないほど泣いていた。痛々しい嗚咽が、深い葉擦れの中を彷徨う。顔を地面に伏せると、やっぱり土の匂いが優しい。枯葉が僕の涙を含んで、少し黒ずんでいく。そこに顔をこすりつけ、鼻をすすって僕は泣きじゃくった。  やがて、ひた、ひた、と冷たい感触がふと触れてきたかと思うと、曇っていた空が雨を落としはじめた。僕の涙だけでなく、春雨も枯葉を濡らしていく。  すっかり周りが湿った匂いに囲まれ、枯葉もべちゃりと僕の軆に絡みつく。僕はごろんと、その濡れた地面に仰向けになると、正面から雨を受けた。  切断しようとした血管が、軆に張り巡っているのを感じた。泣いたせいで、心臓が早く打って脈を刻んでいる。僕は、まだ傷つけていない左手首を目の前に持ってきて、蒼い血管を見つめた。  ここを切ったら、自分を逃げられる?  違う。それは、自分を捨ててしまうということだ。  魂が能面のようになって、みんなと同じになる。あんな奴らと同じ、正体のない奴らになる。  それは、嫌だ。僕はもっと、「僕」を生きていいのだ。そう、僕を愛して、僕を信じて、僕を生きる。  冷たく濡れていく枯葉の中に沈みこみ、その朽ちた匂いに目を閉じた。  深呼吸して、鼓動を聴く。血にまみれた、僕の生きている音。本当に、あの日落ちていた椿のように、毒々しいほど傷ついている。  それでも生きている。  血を通���し、赤く濡れて、僕はまだこんなに鮮明に生きている。
 FIN
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harawata44 · 8 months ago
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メルカリで定価の100倍の値段で転売されている超幻のアイスがごちら・・・見たことある? : オレ的ゲーム速報@刃
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〈転売価格は100倍にも〉爆売れ氷菓子「シャインマスカットボンボン」…「どこにもない」「実在するの?」「反抗期の娘に頼まれたけど見つからないよ」販売担当者は「再販するかも未定です」 - ライブドアニュース
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以下引用
3月4日にファミリーマートが関東エリア限定で販売した氷菓子の「シャインマスカットボンボン」。発売から1週間でほとんどの店舗で売切れ、その後入手困難が続き、幻のお菓子と呼ばれるほどの大ヒット商品となっている。シャリシャリ食感の砂糖でマスカットシロップを包み込んだという「シャインマスカットボンボン」の実食動画がさまざまなSNSであげられ、一度食べてみたいとファミリーマート巡りをする人も続出した
「どこにも置いてないし、本当に実在してるの?」
大ヒットとなった「シャインマスカットボンボン」だが、販売元はグミやチョコなどの販売を行なっている東京・渋谷区に本社があるお菓子メーカーだ。いまや幻のお菓子とまで呼ばれるようになった「シャインマスカットボンボン」について担当者に尋ねてみた。 「今現在、供給できない状態にありまして……。その状態で取材にお答えするのは控えさせていただきたいと思っております。 供給できるようになりましたら、そのときはまた取材していただけたら。正直なところここまでの反響をいただくというのは弊社としても予想外で���いておりまして。再販する��かしないかについてなど、今後の予定についても今のところはまだ未定です」 また、現在の状況についてファミリーマートの広報担当者はこう語る。 「シャインマスカットボンボンについてはこれまでに入荷したものがすべてで、在庫がなくなりしだい終了です。今後の入荷予定については未定となっています」 つまり、現在は店頭で手に入れることはほぼできないということになる。そうなると暗躍するのが転売ヤーだが、定価239円の「シャインマスカットボンボン」もすでに高騰し、メルカリなどでは1万円を超える価格がつけられていた。確認できる中で最も高額だったのは2袋で47500円、つまり定価の約100倍である。   「シャインマスカットボンボン」は一袋8粒入りだが、中には開封済みでバラで売られてるものもあり、1粒1000円を超える価格がつけられていた。その人気にあやかって「シャインマスカットボンボンを食べた時に目の前にあった靴」と、もはやまるで関係のないスニーカーを売ろうとしている人もいる始末だ。
(以下省略)
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
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plustasu15 · 2 years ago
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角川スニーカー文庫 『彼女が先輩にNTRれたので、先輩の彼女をNTRます』 著:震電みひろ先生  @shinden_novel 表紙イラストとなります!
https://twitter.com/plus15/status/1452565314751787009
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raikanonejiri · 2 years ago
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『見習い聖女の先導者』
角川スニーカー文庫様から4/28発売、「見習い聖女の先導者」のイラストを担当させていただきました。
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zoreyan · 2 years ago
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uc-yuk · 3 days ago
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スニーカー文庫様より11月29日発売のライトノベル「女装の麗人は、かく生きたり」(ショーン田中先生著)のイラストを担当しました!どうぞよろしくお願いしますー!
▼特設サイト https://kimirano.jp/special/sneakeraward29/
▼amazon https://amzn.to/4fEJ6Bd
▼ゲーマーズ様限定版オリジナルA3タペストリー付
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findareading · 4 months ago
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「そうやっていつも部屋の中にいるよりも、たまには外に出た方がいいよ。天気良いんだし」 そんなことをつぶやく我が部の居候、宗像さんの言葉を受けて、部室の椅子を屋外へと持ち出した僕は丘の上に立つ旧校舎の縁側に居を構え、そこで読書に耽っていた。
— 水鏡月聖著『僕らは『読み』を間違える』(2022年12月Kindle版、角川スニーカー文庫)
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nonono-zzz · 6 months ago
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リリィ「よばいです♥」 寝込みを襲いに来た美少女留学生#はず嫁 #スニーカー文庫 pic.twitter.com/6IcGAIJNch
— 桜木桜@ライトノベル作家 (@sakuragi_sakur) May 27, 2024
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bshinoe · 1 year ago
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角川スニーカー文庫から発売されました、「恋愛相談役の親友♀に、告白されたことを伝えたら(作:紫ユウ先生)」のキャラデザ・装丁・挿絵を担当させていただきました!
よろしくお願いします✨
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kennak · 9 months ago
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スレイヤーズのTogetterまとめみてたらしたくなってきたー!ということでしていきますそもそもライトノベルの歴史というものを語る時に、ライトノベルというものが「オタクカルチャーの交差点である」という事実に目を向けなければなりませんライトノベルというのはとかく、他のオタクカルチャー(漫画、アニメ、ゲーム、鉄道、ミリタリー、最近だとVtuberとか)にめちゃくちゃ影響を受けやすいジャンルですこれはそもそも出自が出自で、まず前提としてライトノベルの前身として、「時をかける少女」や「ねらわれた学園」などのSF的なジュブナイル小説があり、「なんて素敵にジャパネスク」を書いた氷室冴子や新井素子の諸作品による現代の口語体を使った文体表現を使った少女小説があり、D&Dが日本に来て、派生のゲーム群であるドラクエやらFFが売れたりしたおかげで、TRPGが流行、それらのリプレイ集も人気になり、さらにアニメで「機動戦士ガンダム」が爆発的なヒットをして、それのノベライズ(監督自身の描きおろし)も人気になり、こういったものを一緒くたにまとめて扱ってたのが、角川スニーカー文庫であり、富士見ファンタジア文庫であり、角川の内紛やらで派生した電撃文庫なのであるつまり、レーベル説的な史観から見ると、その出自自体がオタクカルチャーのカオスの中から生まれたのがライトノベルなのだで、この中で出てきた「スレイヤーズ」がなんだったかというと、これらの要素を一通り取り込んで、かつ、「TVアニメ化」して大ヒットした作品だった、というところである上に書いた通り、ラノベレーベルというのはリプレイ集だったり、ノベライズといういわば「メインのコンテンツの傍流」としての側面があった。なので、オリジナルコンテンツ自体は作っていたにせよ、あくまで、二次的創作としての見方が強かったものであった。(ロードス島も元はTRPGリプレイの派生であるので)ところが、そこから出た「スレイヤーズ」という作品は主人公のリナの視点の口語体で進行して、ゲームのファンタジーのお約束を茶化すようなメタ的なコメディ雰囲気を持ちつつ、あらいずみるいのアニメ的な表紙があって、そして強敵とバトルでの少年漫画的な要素という属性全部盛りながら、それをうまく調和した作品となっていたさらに、それがアニメ化して夕方に流れて大ヒットしていった。つまり、傍流であったものの中からオリジナルな作品が生まれ、それが本流の方で大ヒットしたという意味で「スレイヤーズ」はライトノベルにおける大きな意味があったと言えるで、これが売れたおかげで、何が起こったかというとライトノベルで一攫千金できるやん!というバブルが起きて、90年代後半から00年代のライトノベルオリジナルの作品群の発生につながっていくという流れになるこれは個人的な見解になるが「元祖」というものを考えた時におそらく「ライトノベルの表現の元祖」というものを考える人は多いだろうだが、何度も書くがライトノベルはそもそもその表現手法自体も他オタクカルチャーの影響を大きく受けるのでその起源や由来があまりにも複雑化しているなので、「スレイヤーズ」というものを評価するなら「ライトノベルの元祖」ではなく「ライトノベル文化が醸成していく上での(資金的にも、コンテンツ的な認知度としても)起点となった」という評価がよいかなと思うそれであったとしても、「スレイヤーズ」自体がライトノベルに与えた��響はいささかも揺るがないのだから※2024/02/19 ・少女小説のくだりでタイトルが間違っていたところを修正。すまんやで。・あと富士見ファンタジアの発生の指摘があったからそこも修正。この辺り、角川のごたごたも相まって本当にござるか~?があるので助かる
うおおおお、雑なラノベ語りをしたくなったー!!!
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