#サムジョーンズ
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Barry Harris "At The Jazz Workshop" 1960年5月15-16日、 The Jazz Workshop, San Francisco, Californiaでのライヴ盤。本作も引き続き西海岸のジャズ。「パウエル派」ピアニストのバリー・ハリスの中でも最高傑作!とも名高い60年録音の名作。 早速の録音評だが、ステレオ感と臨場感、ウエストらしい軽快さが、特にヘッドフォンで心地よい。スピーカーでは大音量で聴いて欲しい。小音量だとチープに聴こえてしまう。ただし、曲がブツっと切れていきなり次の曲が始まる繋ぎ方に不満が... 。それから、残念だが楽曲によってはハリスのピアノの音色が若干割れ気味。ライヴっぽいとも言えるが。本作実はハリスのピアノより、ライヴならではのソロ・パートに注目。サム・ジョーンズの強烈なベースワーク!ルイス・ヘイズのバップ・ドラミング!の方が、本作の聴き処である!そして���結構長めに収録されていて、たっぷり聴けるのもいい。 ジャズ変革期でありながら、50年代後半そのままのオーソドックスな彼の特徴とも言える端正なバップ・ピアノの素晴らしさが存分に味わえる。 盤イチは、やっぱり私はゆったりした曲が和むので、Side 2-3 本作で唯一のバラッド"Don't Blame Me"と言いたいところだが、冒頭の"Is You Is Or Is You Ain't My Baby"が、楽曲の音色やソロ・パートの演奏が素晴らしいと思う。 #RiversideRecords レーベルRLP-326がオリジナルで、ハリスの初リーダー作。本盤はSMJ-6123ビクターからの日本盤。 Producer - #OrrinKeepnews #BarryHarris (p), #SamJones (b), #LouisHayes (ds) バリー・ハリス初期のバップ・ピアノのエッセンスに溢れた演奏。ライヴということもあって非常にリラックスしてスインギー。ハリスのオリジナルもバップ・テイストに溢れた曲でバド・パウエルを彷彿とさせる。 「リラックスしたライヴ」というのが世評のようだが、なかなかどうして、ハリスのピアノは、しっかりパウエルしている。やや軽さはあるものの、フレーズや音色はかなりパウエル。それでいて、パウエルっぽい切迫感、悲愴感、性急さといったものはあまり感じないのがいい。 そしてリズムの二人がハードバップ的なだけにハリスのバップ・ピアノが際だっているのが見逃せない。 パウエル派の中で最も地味で人気も少ないバリー・ハリスだが、もっともバップの伝統に根ざしたピアニスト。 カバー・デザインも素晴らしい。 1959年のキャノンボール・バンドの旗揚げ的ライヴ盤Blue Note名盤 "Quintet in San Francisco"のピアノはボビー・ティモンズだったが、翌1960年のRiversideの名盤"Them Dirty Blues"ではティモンズに加え、ハリスの名前が。その共演の後録音されたのが本作なので、ベースはサム・ジョーンズ、ドラムはルイス・ヘイズというキャノンボール・バンドの二人である。つまり、本作はハリスがキャノンボール・アダレイ・コンボ在籍時代の吹き込み。場所もホームグランド・クラブ。たぶんキャノンボールがリバーサイドのオリン・キープニュースに推薦して録音されたのだろうと。その後、ハリスがRiversideに何枚かのリーダー作を残していることを考えると、キャノンボールは、ケニー・ドリュー(60年以降はリバーサイドにサイド参加すらなし)の後釜的に、ハリスをRiversideにスカウトしようとしていたのでは? ハリスは1954年デトロイトの「ブルーバードクラブ」のハウス・ピアニストとなり、その店でマイルス・デイビス(tp)、マックス・ローチ(ds)と共演。1960年ニューヨークに進出し数多くのライヴ演奏の他、リーダーアルバム30枚以上、サイド・メンとして100枚以上のアルバムに参加。モダン・ピアノの開祖と言われるバド・パウエルの音楽哲学、技法を受け継ぐ。 また彼は、1982年にニューヨークに「ジャズ・カルチャー・シアター」を独力で設立。連夜のセッションや定期的にジャズ理論と実技の講座を開き、ジャズシーンへの登竜門の役割を果たす。世界各地の大学や教育団体より30ものアワードを受賞、2006年には48回グラミージャズ栄誉賞をオスカー・ピーターソン、ハンク・ジョーンズと共に受賞。現在でも週に1回、マンハッタンにてワークショップを開き、ジャズ指導への熱意を絶やさない。何て素晴らしい人物なのでしょうか! #jazz #fuzey #vinyl #jazzvinyl #vinylcollection #jazzrecords #ジャズ #スイングジャーナル #バリーハリス #サムジョーンズ #ルイスヘイズ ※作品のことを知って、ジャズを好きになって欲しいため、様々なソースをアレンジしています。先輩諸氏に感謝します。
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「Spirits」Lee Konitz '71
サル・モスカ(p)とのデュオを中心に、ロン・カーター(b)、ムゼイ・アレキサンダー(ds)を配したカルテットが半分程のアルバム。
トリスター���・トリビュートという事で彼の曲中心のラインナップ。
いやぁ、もうイカレてます。コニッツはピッチもグルーヴも無視って感じで暴れまくってます。オーネットぽくもあるけど、まだコード感が感じられるので、完全にフリーって訳ではありません。相手の出方を聞いて、インスピレーションで吹くといった感じ。バップ的アプローチも残っています。
モスカもかなり自由で、同時期のマーシュとのデュオアルバムを思い出しました。あれはB面がサムジョーンズとロイヘインズが参加してましたが、モスカが暴れ過ぎて崩壊してサムジョーンズが戦線離脱するというアクシデントがありましたが、これはそれ程でもないです。
二人がそんななので、ロンも「ミョ〜ン、オ〜ン」みたいな事はせずひたすら4つを刻んでます。
71年って僕は6歳ですが、考えたら変な大人達が一杯居た気がします。ストリーキングや、街中でシンナー吸ってるヤツ、TVでおっぱいポロリなんて当たり前でした。じゃなきゃこんな音楽、無理っしょ(笑) なんか清廉潔白や常識ばかり求められる現代社会で音楽なんかやってらんねーよ…ってコレ聴いたら思います(笑)
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Art Farmer "The Summer Knows" いきなりだが、とにかく録音評から... !聴いたことない重低音!!!私の再生機器では音飛びし、割れてしまうゾ!...。こんなこと初めて... 何とかしないと。カートリッジ交換か...。 さらに聴いたことのないクリアで広い音域!ダイナミック・レンジ!凄い!これは、とんでもないアルバムに遭遇してしまった!... Contemporary Records レーベルとの出会い以来の衝撃! 調べれば... これこそ、日本が世界に誇るジャズ・レーベル「イースト・ウインド」 #EastWindRecords レーベル!当然、★私的名盤No. 43! ▲Jazz beginner's personal challenge No. 29。新しい旅の始まりか... Cartridge、Sumico Pearl購入のきっかけになったアルバム。 East Windは、あいミュージック(当時)と日本フォノグラム(当時)の完全協力体制によって、1975年9月に #伊藤潔 氏、 #伊藤八十八 氏 、 #鯉沼利成 氏らによって設立されたレーベル。作品作りにはスイングジャーナル誌の編集長だった #児山紀芳 氏、ニューヨーク在住のピアニスト #菊地雅章 氏の意向も反映され、日本のモノ作りの真髄とも言えるレーベル。 「米国西海岸でも最高の技術を誇るJVCカッティング・センターで、ハーフ・スピードでリカッティングしたもの、素晴らしいサウンドに生まれ変わった」と。 ソニーを退社し1973年5月にフリーとなった伊藤潔。またビクターのソフト部門フィリップス・レコード事業部が独立、新会社「日本フォノグラム」を創設するのが決まったのはその直後。大学卒業後フィリップスでバイトをしていた伊藤八十八はそのままその新会社の社員に。 社内にジャズ専門レーベル設立の気運をもたらしたのはマイルス・デイヴィスの来日。滞在時を狙って主要構成員デイヴ・リーブマンをスタジオ入りさせ、同じ来日メンバーの伴奏でしかも御大マイルスの直接的アドバイスを得て、アビー・リンカーンのレコーディングも敢行。これを機に一気にフォノグラム陣営の気概は高まり、アーティストの洋邦を問わない、日本スタッフの仕切りによる世界をマーケットとした日本で初のジャズ専門レーベルが設立。 当時は、日野皓正、大野俊三、川崎燎、村上寛たち先鋭的ミュージシャンが一斉にアメリカを目指し日本を脱出。その多くはすでに欧米で活動、本場アーティストとの交流も開始。ならば日本人に絞らず世界を視野に録音、市場開拓していくべきではないか...この会合が���ォノグラム内で持たれたのが1974年3月。 伊藤潔と伊藤八十八の2人がタッグを組み、名物プロデュース・チームが誕生。 また意中にある奏者の多くが #あいミュージック のマネージメント下にあり、事務所社長の #鯉沼利成 も創設メンバーのひとりに加わる。のちのイーストワークス エンタティンメントCEO・ #守崎幸夫 も直前にソニーを退社。あいミュージックに移籍したことでマネージメントとプロデューサーとして名を連ねた。 さらに米・西海岸での録音を想定し、現地プロデュースを鯉沼の旧知オリヴァー・ネルソンに依頼。それら契約をすべて無事に済ませ、ついに「イースト・ウィンド」レーベル始動となったのが1974年7月。東国から世界へ向けてジャズの新風を送り込もうという、まさにスタッフの宿願を託したレーベル名。 本作は1976年5月12,13日、Vanguard Studios, NYC.録音、#NipponPhonogram 発売。 演奏について... '70年代になってもアート・ファーマーの偉大さは時代に左右されない、変わらない強さ。フリー・ジャズやモード・ジャズ、フュージョンなどには向かわず、自身のスタイルを貫き通した。 ソフトな音色が特徴のフリューゲルホーンでほとんどストレートに歌い上げる。妙なことはしない。それだけでアート・ファーマーでしか表現できない、穏やかで味わい深い世界が広がる。アドリブでもテーマの雰囲気を壊さずに、控え目で品の良いフレーズ。 聴きやすい、自然、端正、知的、リリシズム、これが彼の世界。 #SamJones (b) #BillyHiggins (ds) #ArtFarmer (fl) #CedarWalton (p) #DavidBaker , #YoshihiroSuzuki (engineer) #KiyoshiItoh, #YasohachiItoh (producer) #jazz #fuzey #jazzrecords #ジャズ #vinyl #jazzvinyl #vinylcollection #jazzalbum #アートファーマー #サムジョーンズ #ビリーヒギンズ #セダーウォルトン #デビッドベイカー #スイングジャーナル
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