#ゲームの女王
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【3DCG clips】実験作ナシカ-のプレゼン資料より (From the presentation material of Experime...
#youtube#罪ギルティア hmp 1998年 presentation Guiltia デザイファクトリー designfactory 樋口誠 美少女ゲーム『ナシカ』開発前のプレゼン資料です。 1997年に漏れが六角大王で作った3DCGのモデリングデー
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Clean/full versions of some of Sogabe's coloured art?????
■電撃「マ)王'08年8月号初出
曽我部先生の記念すべき『ペルソナ3』の初カラーイラスト。本誌の表紙以外にも、付録小冊子や、PR用の小冊子の表紙なども飾ったアイギス。ゲームではなかなか見られない人間っぽい表情をした貴重な1枚。
■電撃「マ)王'08年8月号初出
こちらも表紙を飾ったアイギスと主人公のイラスト。アイギスの手に乗っているのは、ご存知クマ(のぬいぐるみ)で『3』と『4』がコラボした珍しい構図となっている。
■電撃「マ)王'08年8月号初出
上のイラストと同じ本誌に付録として付いていた、コミックス用のかけかえカバー(裏表紙)として描かれた。こちらはアイギスの手にクマではなく綾時が乗っている。
■電撃「マ)王'07年4月号初出
コミック版『ペルソナ3』の連載開始号となった、本誌の表紙を飾った主人公とそのペルソナ・オルフェウス。召喚器から立ち昇る白煙も、はじまりを告げているようだ。
■電撃「マ)王'08年8月号初出
本誌の付録として付いたかけかえカバー(表紙面)用に描き下ろされた1枚。モノレール���で居眠りをする2人とアイギス。綾時の手にはアトラスの作品ではおなじみの顔も⋯⋯。
■電撃コミックス『ペルソナ3』Ⅱ口絵初出
コミックス第2巻のカラー口絵用に描き下ろされた、主人公と綾時の2人。からませた腕と、綾時の表情がコミック本編よりも大人びた雰囲気で○。
■電撃コミックス『ペルソナ3』Ⅳ初出
コミックス第4巻の表紙に描かれた美鶴。彼女の過去のトラウマ、そして決意が描かれる第4巻の表紙にふさわしい、キリッとした表情が印象的な1枚だ。
■電撃コミックス『ペルソナ3』Ⅲ初出
コミックス第3巻の口絵に描かれた、荒垣、美鶴、真田の3人。主人公やゆかりがペルソナ能力に目覚める前、ひそかに活動していた面々。凛とした表情は、彼らの決意の固さを感じさせる。
■電撃コミックEX『ペルソナ3電撃コミックアンソロジー』初出
たくさんの作家さんが描くショートコミックや4コマを収録したアンソロジーコミック。その表紙を飾った1枚だ。
■電撃コミックス『ペルソナ3』Ⅲ初出
コミックス第3巻の表紙を飾った、特別課外活動部の面々。特に、この巻で中心となった画花をメインにすえ、夕日をバックにした構図は風花のエピソードを象徴しているようだ。
■電撃コミックス『ペルソナ3』I初出
記念すべき初単行本、コミックス第1巻の表紙を飾ったイラストだ。召喚器を手にした主人公と、背景のオルフェウスがこれからの物語を予感させる、緊張感あふれる1枚。
(This one goes over the spine and on to the next page)
■電撃コミックス『ペルソナ3』Ⅱ初出
コミックス第2巻の表紙イラスト。主人公と背中を合わせるゆかり、表紙ではその後ろに右のタルタロスのイラストが配されていた。
■電撃「マ)王VOL.6初出
B2サイズの大判付録・ポスターカレンダー用に描かれた『ペルソナ4』の面々。それぞれのポーズや表情にもキャラクターたちの性格が表れているような幻想的なイラストだ。
■電撃コミックEX『ペルソナ4電撃コミックアンソロジー』初出
ショートコミックや4コマ、イラストなどで 『ペルソナ4』の魅力を詰め込んだアンソロジ一の表紙イラスト。主人公と陽介をメインに、デフォルメされた残りのメンバーが描かれている。もちろん、全員メガネ着用!
■電撃黒「マ)王VOL.6初出
右ページに掲載している、ポスターカレンダーの裏面用に描かれたりせ。アイドルらしく、南の島でロケをしたグラビア風で、艶っぽい表情もちょっぴりセクシー♡
■電撃「マ)王'09年1月号初出
本誌特集のために描き下ろされたりせ。ゲームのオープニングに登場した、ステージ衣装を身にまとい、マイクを手にした姿はまさにアイドルといった感じだ。
■電撃「マ)王'08年11月号初出
記事内の企画として、曽我部先生が描き下ろした千枝。ゲーム内でもあまりお目にかからない千枝の私服姿(ほぼ全身)は、こうしてみると意外に(失礼)女の子っぽい。
■電撃「マ)王'08年12月号初出
電撃「マ)王08年12月号の表紙として描かれた主人公。このイラストはメガネをかけているが、同じ号の付録用・かけかえカバーの表紙には、同じイラストのメガネなしバージョンが使用されている。
■電撃黒「マ)王VOL.5初出
『ペルソナ4』のコミック連載開始号の表紙に描かれた主人公。こちらにチラリと目を向ける主人公の表情が印象的。
#persona 3#persona 4#p3#p4#really want to scan them but how would i do that....#its so thick#theres also a bit about portable and 4 after#from dengeki-moah november 2009
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みんなが好きな「『百年の孤独』みたいな大河小説」ベスト10|秋永真琴
『楡家の人びと』北杜夫
『チボー家の人々』ロジェ・マルタン・デュ・ガール
『ブッデンブローク家の人びと』トーマス・マン
『大地』パール・バック
『千年の愉楽』中上健次
『べっぴんぢごく』岩井志麻子
『笛吹川』深沢七郎
『ルーツ』アレックス・ヘイリー
『アブサロム、アブサロム!』ウィリアム・フォークナー
『永遠の都』加賀乙彦
『警官の血』佐々木譲
『天冥の標』小川一水
『紀ノ川』有吉佐和子
- - - - - - - - - - - - - - - - 「響け!ユーフォニアム」も部活の年代記なのかも。
(順不同)
『ときめきトゥナイト』池野恋
『精霊たちの家』イザベル・アシェンデ
『嵐が丘』エミリー・ブロンテ
『炸裂志』エン・レンカ
『大聖堂』ケン・フォレット
『警察署長』スチュアート・ウッズ
『枯木灘』中上健次
『奇蹟』中上健次
『ワイルド・スワン』ユン・チアン
『邯鄲の島遥かなり』貫井徳郎
『平家物語』古川日出男/訳
『血脈』佐藤愛子
『源氏物語』紫式部
『奏で手のヌフレツン』酉島伝法
『俺の屍を���えてゆけ』桝田省治(ゲームデザイン)
『助左衛門四代記』有吉佐和子
『指輪物語』J・R・R・トールキン
『チグリスとユーフラテス』新井素子
『星へ行く船(他、コバルト文庫のシリーズ)』新井素子
『彼方なる歌に耳を澄ませよ』アリステア・マクラウド
『火星夜想曲』イアン・マクドナルド
『黎明の王 白昼の女王』イアン・マクドナルド
『灯台へ』ヴァージニア・ウルフ
『ジョイ・ラック・クラブ』エィミ・タン
『ウォーリアーズ』エリン・ハンター
『異形の愛』キャサリン・ダン
『王朝四代記』ククリット・プラモート
『ベルリン三部作(1919・1933・1945)』クラウス・コルドン
『六道ヶ辻シリーズ』栗本薫
『鳥の歌いまは絶え』ケイト・ウィルヘルム
『地下鉄道』コルソン・ホワイトヘッド
『征途』佐藤大輔
『あすなろ坂』里中満智子
『ケインとアベル』ジェフリー・アーチャー
『ゲームの達人』シドニィ・シェルダン
『氷と炎の歌』ジョージ・R・R・マーティン
『エデンの東』ジョン・スタインベック
『グリークス』ジョン・バートン/ケネス・カヴァンダー(編)
『リーマン・トリロジー』ステファノ・マッシーニ
『雪の練習生』多和田葉子
『鯨』チョン・ミョングァン
『火の山-山猿記』津島佑子
『レオポルトシュタット』トム・ストッパード
『地の果て至上の時』中上健次
『岬』中上健次
『彼女はマリウポリからやってきた』ナターシャ・ヴォーディン
『九時半の玉突き』ハインリヒ・ベル
『土地』パク・キョンニ
『レ・ミゼラブル』ビクトル・ユゴー
『棺のない埋葬』 ファン・ファン
『楊家将演義』作者不明
『デューン砂の惑星』フランク・ハーバート
『ゴッドファーザー』フランシス・フォード・コッポラ監督
『北京から来た男』ヘニング・マンケル
『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』堀井雄二(ゲームデザイン)
『舟を編む』三浦しをん
『櫂』宮尾登美子
『孟夏の太陽』宮城谷昌光
『血族』山口瞳
『華麗なる一族』山���豊子
『大奥』よしながふみ
『血脈 西武王国・堤兄弟の真実』レズリー・ダウナー
『シンセミア』阿部和重
『流離譚』安岡章太郎
『雲の都』加賀乙彦
『ロマンシングサ・ガ2』河津秋敏(ゲームデザイン)
『サガフロンティア2』河津秋敏(プロデューサー)
『颶風の王』河﨑秋子
『リア家の人々』橋本治
『アラビアの夜の種族』古川日出男
『聖家族』古川日出男
『白夜を旅する人々』三浦哲郎
『導きの星』小川一水
『地図と拳』小川哲
『機動戦士ガンダムAGE(小説版)』小太刀右京
『われ逝くもののごとく』森敦
『本格小説』水村美苗
『始まりの魔法使い』石之宮カント
『夜明け前』島崎藤村
『カムカム・エヴリバディ』藤本有紀(脚本)
『男樹』本宮ひろ志
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Hamefura LN13 cover and synopsis is out!
It seems like Cezar will go study abroad in Sorcier.
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chapter 9
file 08
後戻りはできない
( (この音楽を聴きながら第9章を読んでください。ベートーヴェン -「月光ソナタ」第1楽章 - 432 Hz -(ピアノ演奏))
殺人鬼を捕まえるには、殺人鬼のように考えることが必要だ——時には自分自身がその存在になる必要さえある。それがSansとRaysが始めたゲームだった。Sansには勝つためにできることはあまりない、少なくとも彼はそう思っていた。彼はSnowdinを彷徨いながら、弟を置いていき、彼にまとわりつく雪を払った。
残念ながら、これは夢ではなかった。Sansは魂が抜け落ちたかのように歩き、その目は遠くを見つめ焦点を失っていたが、彼の心はただ一つのことに向かっていた。自由に動けるのは自分だけだという苦い現実が、彼の口の中に嫌な味を残した。彼は目を閉じ、この悲劇的な現実を受け��れる準備をした。
「これがゲームの始め方だっていうのなら、俺もそれに乗るしかねぇな。」
Sansは自分を助けるか、あるいは奈落に突き落とす可能性のあるさまざまなシナリオを思い浮かべた。どの計画も、彼がずっと避けてきた暗い場所へと導いていた。それまでは遠くから観察するだけだったが、今ではもはや制限はなかった。道徳を犠牲にする道が大きく開けていたのだ。
「さよならだ、Sans。」彼は真剣にそう言った。そして結果を受け入れた。これが彼の新しい自分への歓迎だった——血に染まった道を歩き、光を置き去りにしなければならない。
「フリスク、今どこにいるんだ、ん?」
彼はあの人間を利用することができた。そしてもう一人...あの人間と同じ姿を持つもう一つの存在。 この世界の暗い領域に玉座を持つ女王。
「Chara、お前に会うのが待ちきれねぇ。」
Raysのおかげで、SansはUndertaleの世界の隅々まで知っていた。プレイヤーを無力にし、彼らの意志を強制的に従わせることができる存在さえ知っていた。 FriskとFloweyだけが知る隠された存在、Chara。Sansは成功のために彼ら両方を見つけなければならなかった——力ずくでなければ不可能だったとしても。
Sansはそれに気づいていなかった。だが、その笑み——いや、むしろその薄笑いは——Raysと同じものだった。それが無意識のうちに彼の顔に浮かんでいた。その笑みには恐怖が宿っていた。それは決意と深い絶望によって形作られたもので、雷鳴のように轟き、隠れた深みから獲物を打ちのめす準備ができていた。
Sansの足取りはいつもより軽やかだった。これまで彼が拒絶してきた最悪の側面を、今回は拒むことなく、両腕を広げて受け入れていた。その背後に漂う暗い霧は今や彼の身体を支え、彼の最も暗い側面から遠ざけていた鎖を断ち切る満足感で彼を強化していた。
Sansが到着したのは、お気に入りの場所——Waterfallだった。その場所はいつものように静かで穏やかだった。魔法の結晶のような青い輝きが、彼の肩に溜まった緊張をほぐしてくれた。それはまさに目に優しい光景で、とても美しかった。水の穏やかな流れと周囲に咲くエコーフラワーが、彼の心をより静かにしてくれた——Sansは彼を押し潰していた負の感情が水のように蒸発し始めるのを感じた。それは静寂の雰囲気がもたらす癒しだった。
突然、花々の囁きが聞こえてきた。それは彼が過去に言った言葉を繰り返していた。「責任を取る準備ができてい��い。」 Sansは自分の過去の戯言を再び耳にして、思わず笑い出した。
通常であれば、Sansはこうした囁きに悩まされていたはずだ。しかし今回は、Sansは全く動じなかった。彼は「自由」を感じていた——それも、いつもとは違った形の自由だった。Sansはその暗い奈落に突き落とされたのではなく、自らその中に手を伸ばし、それを支配していたのだ。
支配。Sansは初めて、自分の心を完全に支配しているという感覚を得た。 エコーフラワーの囁きは今や、彼にとって些細なことでしかなく、全く気にならなかった。
古びた公園のベンチはいつものようにそこにあり、使われていないようで色褪せていた。彼はその上に腰を下ろし、声を上げた。
「おい、Rays。」
返事はなかった。
「俺を見てるのは分かってるぜ。けど、それってすごく不公平じゃねぇか?」
再び、沈黙。しかしSansは確信していた。Raysが確かに聞いていて、そして今頃間違いなく、広い笑みを浮かべているだろうということを。
「15日だけくれ。俺を見るのをやめろ——たった15日だ。それくらいできるだろう?」
今回は、SansはRaysからの返答を待った。
突然、彼の目の前の地面が動き始め、文字を形作った。それはこう綴られていた。
「お願いって言って。。魔法の言葉を使え、Sans。」
もちろん、そんなに簡単にはいかないだろう、とSansは思った。既に絡み合った彼の思考はさらに重くなっていく。Raysが欲しがるものを渡さなければ、計画を隠すためのプライバシーは得られないだろう。 復讐——すべてはそこに帰結していた。SansはこれまでにRaysを散々侮辱してきた。その結果、今やRaysは自分のプライドに傷つけられた仕返しを求めていた。Sansはこれを予想していた。Raysがいつか動き出すだろうと分かっていたのだ。
Sansは長いため息をつき、不快な言葉を口にする準備をした。Raysはその間、ポップコーンの入ったバケツを手にしながら、辛抱強く待っていた。Sansは、Raysがこういう瞬間をどれだけ楽しむかをよく知っていた。
Sansは心を決め、言いたくない言葉をどうにかして口に出さなければならなかった。その忌々しい言葉を言う必要があった。勝利を掴むために、Sansは自分の快適な領域を飛び出し、再び頭を下げなければならなかった。彼の失墜を待ち望む悪魔に向かって。
Sansは頭を下げ、苛立ちを隠せない声で言った。
「... お願い 。」
そして——
「プッ——」
Sansはその声が聞こえた瞬間、すぐに顔を上げた。その嫌いな声が、今やすぐ近くから聞こえてきたのだ。彼の目は、嘲笑の表情を浮かべて彼のプライドを踏みにじるように見つめる姿とぶつかった。だが、それはいつものRaysではなかった——その姿は人間の形をしており、同じ服を着ていたが、顔は全く違っていた。
「マジかよ?」
「俺がお前の顔を使うの嫌だろ?だから、もっとイケメンな人間の姿を取ることにしたんだ。どう思う?」
彼は広い笑みを浮かべ、Sansからの褒め言葉か、不満げな反応を待っていた。Raysはどちらの反応でも実際には気にしなかった。ただ、この大きく変わ��た外見でSansがどんな影響を受けるかを楽しむことだけが目的だったのだ。
一方で、Sansには、このRaysの馬鹿げた振る舞いがいつまで続くのか分からなかった。彼は、Raysが聞きたい言葉を言ったからといって、それで終わるような相手ではないことを知っていた。何か別の目的があるはずだ。そのため、Sansは無関心な態度を選んで応じた。
「さぁな、どう思う?俺、ファッションとかよく分かんねぇし。」
Raysはこの些細な返事をすでに予測していた。
「残念だな。お前を感心させる顔を決めるのにかなり時間をかけたのに、サンズ。」
それに対してSansはくすっと笑いながら返した。
「がっかりだろ。」
「少しね。最初からお前に期待なんてしてなかったけど。」
「Sansはすぐに目を岩壁に埋め込まれたクリスタルに向けた。それは明るく輝いていた。Raysは、Sansがすでに会話に興味を失っているのを見て、すぐにベンチに向かい、空いている場所を探して座った。Raysが隣に座っても、Sansは何の反応も示さず、ただ無関心さを漂わせていた。彼は顔を手で支え、沈黙を支配した。やがて、Raysが沈黙を破った。「うーん、まだ足りないな。うん、すごく不満だ。」Raysは体を寄せ、広い笑みを浮かべた。「さっきのお願いのことだけど、本気じゃなかっただろ、Sans。とてもがっかりだよ。」」
Sansは心の中でため息をつき、軽く目を転がしながら小さく息を吐いた。
「今度は何だよ?」Sansは隣のエコーフラワーを見続けたまま言った。
Raysはすぐには答えなかった。しかし、数秒後、ついに口を開いた。
「跪け。」
Sansはそのショックを隠しきれなかった。鋭い刺すような感覚が彼の扁桃体へと一気に流れ込むのを感じた。Sansは魂も心も、恐ろしく衝撃的な感覚に包まれた。一言が巨大な爆発のように感じられた——Raysは彼にとって最悪の状況を望んでおり、それはこれからも続いていくのだ。祈ることは無駄だった。Sansは自分の悪運を受け入れ、プライドを投げ出さなければならなかった。
「...それがお前の望みなら。」
Raysはすぐに満足そうに微笑んだ。Sansが不本意ながらもその尊厳を投げ出した姿をじっくりと観察していた。その満足そうな表情はSansにとって屈辱的であり、苦々しく酸っぱい一時的な勝利の祝賀だった。
「始めようか、Sans。」
Sansはすぐに立ち上がり、重い足取りでRaysに向かって歩き始めた。ここにいるのが自分とRaysだけであることに感謝した。自分の崩壊した姿を、多くの目にさらしたくなかったからだ。
右足を下ろし、頭を垂れながら、体は動かすのが非常に重く感じられた――まるで背中が1トンの石に圧迫されているかのようだった。心の中での抵抗は、Raysの力に屈することを拒んでいたが、その圧力を解き放ち、自分を最も低い位置に降伏させなければならなかった。Raysの前に膝をつき、最悪の敵の前に。
手は汚れた地面に触れ、全ての無意識の拒絶が尊厳を保とうとしていた。Sansは顔を上げ、両目に火花を宿したままRaysを見つめた。「お願いだ」Sansはその二つの言葉を口にした、それは致命的な毒のようで、口から汚物が出るように感じられた。喉の骨は、舌を刺す酸っぱい味で締め付けられるようだった。
そして、ついに…
「HAHA!おお、これを見ろ、私はこの美しい瞬間をよく覚えておこう。」
Raysは楽しそうに拍手を始め、その目は興奮に満ちた満足感で輝いていた。彼はそれを心から楽しんでいた。その表情は、コロッセオの闘技場で剣闘士の戦いを楽しむ王のようであり、頬を流れる血を拭いながらその快感に浸る姿そのものだった。
屈辱の感情はSansの喉元に引っかかっていたが、彼はそれを抑え込んだ。手を握り締め、魂の中の炎をゆっくりと消し去り、今にも爆発しそうな感情を飲み込んだ。
「まあ、もう立っていいぞ。満足した。すごく楽しかったよ。」
Sansはすぐに立ち上がり、膝についた砂や汚れを見つめた。そして、独裁者のように椅子に座り続けるRaysを見上げた。彼の黄色と赤の目は、獲物を憐れむ狩人のようであり、退屈した結果その獲物を再び逃がしてやるような目をしていた。
「15日間か。よし、その15日間は目を閉じてやる。」Raysは目を細めて言った。
「きっと退屈な時間になるだろうけど、それが面白い挑戦でもある。お前の計画がどう進むか、楽しみにしてるよ、Sans。」
Sansは膝と手を払いつつ、少し苛立った顔でRaysを見つめたが、感情を抑えていた。
「そうだな、お前は待つしかない。それが楽しいところだ。お前に最高の驚きを用意しないとな。」
Raysはすぐにニヤリと笑った。それは何か非常に面白いことを思いついた時の表情だった。
「なあ、Sans。」Raysは左側を軽く叩き、Sansにもう一度座るよう合図した。Sansは無言で従い、その場に腰を下ろした。
「お前に贈り物をやるよ。」
「贈り物?」
Raysは右手を開くと、火花がまるで花火のように手のひらに現れた。「アクセスだ。」彼の目が大きく見開かれると、火花の周りを数字の集まりが旋回し始めた。それは壮観な花火のショーのようだった。そしてRaysは再び口を開いた。
「お前に好きなNPC一人へのアクセスを与えてやる。」
Raysは混乱した様子のSansをじっと見つめながら続けた。「そのNPCはお前の仲間、友達、あるいは奴隷になるかもしれない。お前がどう扱うかは自由だ。そのNPCを完全に支配する権限を与えてやる。どうだ?」
Sansは驚愕した表情でRaysを見つめていた。まさか、本気か?混乱しながら考えた。
Raysは一体何を考えている?何が狙いだ?なぜこんなことをする?頭の中で疑問が積み重なり、それはまるで積み上げられたブロックタワーのようだった。しかし、Sansは答えを得ることができなかった。いや、問い詰める必要もなかった。「アクセス」を得るということは、今の壊れた状態で選択肢がほとんど残されていない自分にとって拒むことのできない贈り物だったからだ。
「で?」RaysはSansをちらりと見ながら尋ねた。彼にはSansの答えが既に分かっていたようだった。
「それは見事な贈り物だな。受け取るよ。」
Sansは微笑みながら、決意のこもった目でRaysを見つめた。
「その調子だ!」
そう言うや否や、RaysはSansの手首をしっかりと掴んだ。すると、焼けるような感覚が瞬く間に広がった。突然のまばゆい光が目を覆い、Sansは何も見えなくなった。彼は体と心に何かが侵入してくるのを感じた。異様な清涼感に襲われると同時に、頭の中がかき乱され、魂が激しく震えた。それは心臓が速く鼓動し、その衝撃が全身を駆け巡るような感覚であり、自分の力が完全に奪われるような混沌だった。
Sansは何が起きているのか理解できなかった。身体がけいれんし、まるで盲目になったかのような感覚が襲った。そしてその瞬間、全身と精神が強烈な衝撃を受ける中、Sansは何も感じなくなり、痺れるような感覚に襲われた。脚に力が入らず、完全に弱り切っていた。この感覚は、Raysが彼にUndertaleのすべての情報を与えた時の感覚と似ていた。しかし、今回はそれよりもさらに苛烈で、完全に予想外で、パニックに陥るほどのものだった。
そしてついに...
「起きろよ、lazybones。」
Sansはパニックになり、目を開けた。彼はもう椅子に座っておらず、非常に乱れた状態で地面に横たわっていた。そして...
「Rays?」Sansは周囲を見渡したが、そこには自分以外誰もいなかった。Raysはもうその場にいないようで、跡形もなく姿を消していた。彼を地面に残し、自分の玉座に戻ったようだった。
「...クソ野郎が。」
Sansはよろめきながら立ち上がり、脚は震え、非常に疲弊していた。息は荒く、体力は極限まで低下していた。彼はあまりにも弱っており、庭の椅子まで這い寄り、背中を預けて長い溜息をついた。
「まあ、約束は守ったな...公平なゲーム、ってか。」
SansはWaterfallを歩きながら、周囲の美しい景色を楽しんでいなかった。彼の目はターゲットにした人物を探していた。Raysの贈り物を受け取ったが、Raysには彼を助ける気などないことを知っていた。彼は、Raysが自分の対戦相手を助けようとする善良な人間ではないことを、そう単純に考えていない。Raysはただ、もっと驚きの要素で物事を盛り上げたかっただけだ。それが彼を生きていると感じさせる唯一のことだった。何の味もないプログラムではなく、運命を嘆く負け犬だ。そして、Raysは15日間彼を監視できなかったので、Sansが何を計画するのかを予測させることになった。
そして最終的に、あまり時間が経たず、彼が探していた人物、もちろんFriskを見つけた。しかし…
「彼はUndyneと戦っているのか。」
Sansは、Raysとの会話中にそのゲームがプレイヤーによって行われていることに気づいていなかった。彼は安全な距離から静かに戦いを観察していたが、突然、彼の心にひとつの考えが浮かび、彼を動揺させた。
今まで感じたことのないような衝動、背中を優しく撫でられるような感覚。冷静な口調で残酷な言葉を囁きながら、彼は平穏と微かな恐怖を感じた。いつもとは違う自分に迷い込んでいた。今回は、暗い深淵が手を差し伸べてきて、彼の手を掴み、強く引き寄せた。
「ようこそ」とそれは言った。Sansは目を閉じ、体をさらにその中へと漂わせた。かつての自分から遠く離れて。
「…試してみる価値があるかもな」と彼は囁いた。
Sansの第一歩は、最も暗い道に踏み出すことだった。
彼はその一つにじっと目を向けた。ナイフのように鋭い骨の先端が空中に突き出し、その先端から血が流れるのを待っていた。それは非常に間違った一歩だとSansは気づいた。しかし他に方法はなかった。彼はそれをやらなければならなかった。ためらってはいけない、さもなくばまた敗北の終わりを迎えるだけだ――彼の道徳は粉々に砕け散った。Sansの目の前に広がっているのは、命のないコードの集合体、自己の世界を理解することさえできないNPCたちだった。それをUndyneに見ようとした、以前のように彼女を見たくはなかった。
Sansは旧い自分を否定し、新しい自分で立っていた。
Sansは引き下がらない、彼はその危険な道を歩み続けるだろう。
「ごめん。」
数百本の骨の弾幕が素早く飛び、容赦なくターゲットを貫き、空中で紙のように引き裂かれた。Sansは無力なまま、自分の手で友人の一人が死ぬのを見守った。Undyneはすぐに死に、反応することも、なぜ自分がその残虐な死に値するのかも理解できなかった。血が流れ、彼の体を濡らした…まるで血に満ちた泥のプールで溺れているようだった。Sansは自分を引き渡し、さらに深くその中に沈み込んでいった。
Sansは自分の行動がひどく間違っていたことを知っていた。彼は許しを受けるに値しない。
だが、Sansはそれを受け入れた。犠牲にしなければならないものがあった。そしてそれが、彼の感情、彼の友人、そしてかつての自分だった。もはやユーモアのあるSansではなく、検察官は力の座から引きずり下ろされ、決して洗い流せない罪で汚れていた。
「ふふ、これがどういう感じか。」
血で汚れた手を見る幻想を見て、Sansは広く笑い、息を吐いた。
「本当に気持ち悪い。」
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2024-10月号
アンビグラム作家の皆様に同じテーマでアンビグラムを作っていただく「月刊アンビグラム」、主宰のigatoxin(アンビグラム研究室 室長)です。
『アンビグラム』とは「複数の異なる見方を一つの図形にしたもの」であり、逆さにしたり裏返したりしても読めてしまう楽しいカラクリ文字です。詳しくはコチラをご参照ください⇒アンビグラムの作り方/Frog96
◆今月のお題は「読書」です◆
今月は参加者の皆様に「読書」のお題でアンビグラムを制作していただいております。今月も様々なジャンルのアンビグラムが集まっておりますので、ごゆるりとご鑑賞ください。
今号も失礼ながら簡易的なコメントとさせていただいております。皆様のコメントがいただけますと幸いです。
「図書館戦争」 回転重畳型:かさかささぎ氏
有川浩の小説で、各種メディア展開されています。 雰囲気で十分読めるのですが細かい対応を見ていくと面白いです。モールス信号もデザインにマッチしていますね。
「図書室」 図地反転回転型: いとうさとし氏
学校で読書するなら。 複雑な構造ですが非常に読みやすいのに驚きます。「書」が単体で使用できそうな見事さです。
「紙の本」 回転型:douse氏
もともと本と言えば紙製ですが電子書籍が普及したことにより言うようになったレトロニムです。 黒薔薇シンデレラ風の書体��。可読性が高いうえにタイポグラフィとしてもオシャレでステキです。
「読書燈」 回転型:うら紙氏
読書時に手元をいい感じに照らしてくれるライトですが色々なタイプがあります。 あまりアンビグラマビリティは高くない文字列だと思うのですが、パーツのやりくりが巧みで、よい対応解釈だと思います。
「読書週間/この一行に逢いにきた」 回転共存型:兼吉共心堂氏
読書推進運動協議会が主催する、読書を推進する活動が行われる期間で10月27日~11月9日の2週間。今年の標語が「この一行に逢いにきた」。 書道の心得のある人の筆致で堂々とした文字ですね。中央部が特にうまく嵌っています。
「星の王子さま」 回転型:KSK ONE 氏
サンテグジュペリの代表作。 先行例はありますが文字単位での対応付けをしているのが本作の主張になるでしょうか。表紙にできそうなステキなデザインです。
「目次」 重畳型:kawahar氏
書物の内容を示した見出しを順序立てて書いたもの。 隣り合うどの2つを取りだしても「目次」。本のページをめくっているようなイメージで、重畳型とあっていますね。
「スピン」 図地反転回転型:Jinanbou氏
栞紐のことで、日本独自の呼び方。 文字ごとに色分けしてありますが、単色でも十分読めそうなデザインになっています。このタイプは一瞬アンビグラムに見えない面白さがありますね。
「時を止める1片の紙 -栞-」鏡像型:化学氏
栞の素材やデザインにもいろいろなものが出てきました。 文字列生成で作成したようですが、アンビグラマビリティの高い文字がうまく紡がれており作っていて楽しかったのではと想像しました。
「あらすじ/ネタバレ」 図地反転共存型: いとうさとし氏
物語のあらすじは下手をするとネタバレに。 正統の図地反転です。普通に読めば「あらすじ」という文字、地に注目すれば白文字の「ネタバレ」を文字として認識します。両者を同時に文字として認識することはできません。
「なろう系小説」 敷詰回転型:松茸氏
「小説家になろう」で流行したジャンルの異世界転生系小説が由来。 大胆な配置ですが、文字送りの自然さを犠牲にした分、文字としての可読性は高くなっています。
つづいて、なろう系のように長い言葉の作品をいくつか。
「9極冊読んだ後の指令」 回転重畳型:あおやゆびぜい氏
SF感あふれる、想像を膨らませたくなるワード。 文字列生成ですね。中央に苦労の跡が見えますが、他はかなり自然に読めますね。
「本を読んだことない32歳がはじめて本を読む」 回転型:ちくわああ氏
オモコロの企画発の書籍。 文字組がすごいので読むのに苦労しますが、各文字は読みやすくできているので意外と読めてしまうかもしれません。
「本から飛び出た夜の文字文字は今日も誤字脱字衍字を誘ふ」 敷詰回転型:超階乗氏
おもちゃのチャチャチャの世界の文字たちを想像させます。 文字列生成ですね。どこからでも読めそうなので解読が大変なタイプの作品です。作字として楽しさがありますね。 右上に見覚えのあるものが。
「活字中毒」 回転型:lszk氏
活字(文章)に過度に執着を見せることを意味する言葉。 全体的にデフォルメの仕方がよいですね。「活/毒」の処理が素晴らしいです。
「速読」 図地反転式旋回型: いとうさとし氏
素早く文章を読むこと。 非常に読みやすいです。しんにょうとごんべんの親和性が高いところは応用が利きそうです。
「積読」 振動式旋回型:KSK ONE 氏
入手した書籍を読むことなく自宅で積んだままにしている状態。 「積」「読」以外にも「績」「続」などにも見えてしまいそうですが、そこから読める組み合わせを見付けて読んでもらうタイプですね。モザイク処理ははまればかなり有効な手法だと思います。
「紐とく」 回転型:てるだよ氏
内容を理解して知識を得るために文章を読むこと。 シンプルできれいなデザインです。丁寧に作られた印象です。
「伏線回収」 図地反転鏡像型:つーさま!氏
序盤で張られていた伏線が明らかにされること。 カッコいいデザインですね。図地反転がどんでん返しを思わせます。「収」の下部分はかなり余っているのに全く気になりません。
「ゲーム内文書/ムテキ時间」 回転共存型:.38氏
ゲーム内でとある文書を入手すると無敵時間が得られる、という意味合いでしょうか。 この言葉の組み合わせでもアンビグラムにしてしまう強さがありますね。字形が楽しいです。
「活字/繰る」 鏡像型:Σ氏
「活字」はいわゆる文章のことで「繰る」は本をめくって読み進めること。 「口/品」の対応付けは実験的ですね。さんずいといとへんも読みやすく、書体選びが成功しています。
「蛍窓雪案」 敷詰振動式旋回型:繋氏
苦労して学問に励むことの喩え。 4つの文字をそれぞれ縦に敷詰めると同じになります。解読も苦労する図案ですが、4対応なので字画のやりくりに苦労して作られたと思います。
「眼光紙背」 鏡像型:結七氏
読書の理解力がきわめて鋭いことのたとえ。 「眼」のヒカリ表現、斜め鏡像対応に対してピッタリな処理ですね。
「眼光紙背」 回転型:螺旋氏
眼の光が鋭く、紙の裏まで貫くという意味。 環状配置が工夫です。「光/背」が良い解釈ですね。
「眼光紙背に徹す」 回転型:lszk氏
書物に書いてあることを、表面だけでなく真意まで理解することのたとえ。 日本語アンビグラムのパイオニアの流石の一作。このレベルを長年作り続ける能力に感嘆します。根っからアンビグラムを愛してる人の筆致だと思いました。
最後に私の作品を。
「閉戸先生(闭戸先生)」 旋回型:igatoxin
年中、門を閉じて家にこもり、読書や学問に没頭している人のこと。
お題 読書 のアンビグラム祭、いかがでしたでしょうか。御参加いただいた作家の皆様には深く感謝申し上げます。
さて次回のお題は「運」です。宝くじ、占星術、おみくじ、ガチャ、巡り合わせ、幸運と勇気の剣、晴れ女、逆境、空輸、トラック、運動方程式 など 参加者が自由に運というワードから発想 連想してアンビグラムを作ります。
締切は10/31、発行は11/8の予定です。それでは皆様 来月またお会いしましょう。
——————————–index——————————————
2023年 1月{フリー} 2月{TV} 3月{クイズ} 4月{健康} 5月{回文} 6月{本} 7月{神話} 8月{ジャングル} 9月{日本史} 10月{ヒーロー} 11月{ゲーム} 12月{時事}
2024年 1月{フリー} 2月{レトロ} 3月{うた} 4月{アニメ} 5月{遊園地} 6月{中華} 7月{猫} 8月{夢} 9月{くりかえし} 10月{読書}
※これ以前のindexはこちら→《index:2017年~》
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I could make a licensure wishlist so I don’t have to go through the process of having to remember what I want every month for the sevenseas survey…
yuri:
花と星
限界OLさんは悪役令嬢さまに仕えたい
崖っぷち令嬢は黒騎士様を惚れさせたい!
ラブ・バレット
悪役令嬢ですが、ヒロインに攻略されてますわ!? アンソロジーコミック
同人女百合アンソロジー
散り損ないのヒラエス
さよならじゃねーよ、ばか。
悪役令嬢と愛のためならなんでもする女 姉井戸・百合作品集
愛羅武勇より愛してる
バカ女26時
BL:
最悪の人生
ゲーム屋BL
WORK in
きっと王子様がなんて
ひよこと夜と遊園地
見せかけ俺さまくん
不幸中のしあわせ
ギンモクセイの仕立て屋
NEVER GOOD ENOUGH
課長、結婚しましょう!!
拒まない男
三ツ矢先生の計画的な餌付け。
はなものがたり
オフステージラブサイド
悪癖
巧みなKISSで受注して
仲良くしようねお隣さん
羊の皮を着たケモノ
Gen:
ウソツキ皐月は死が視える
トクサツガガガ
私の息子��異世界転生したっぽいフル
まだら模様のヨイ
不安の種
WN
주연이 되지 못하면 죽습니다 (in progress so I don’t think it has a phys release in kr either tho)
自称悪役令嬢な妻の観察記録。
너의 스탯이 보여!
說好成為彼此的宿敵呢
11번째 수학여행
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ネタ帳:もとかの@ノアニール
ホンマは漫画として描きたかった話で2年前程からのんびり暖めていたのですが、実現が未定なのでとりあえずネタ帳として公開します...。女王の名前だけ考えておいて若者の名前とか名無しマンですがすみません🙇♀️
長いのでしおりが挟めるpixiv版はコチラ
軽く登場人物の紹介▼
※長めです。ノアニールでのお話。 ベースはゲーム通りですが、うちのキャラによる超捏造設定やら色々絡んでいます😂
PTメンバー ・女勇 ロゼア(16歳)『まけずぎらい』 ・女武 リアンダ(15歳位)『おとこまさり』(HD2Dだと『つよき』?) ・男(自称)賢 エルフリード(フリード)(※71歳位の老人だが見目は30前後)『おちょうしもの』 ※生来声が出せないテレパシー会話の為セリフは『』の二重カギ括弧です ・男魔 エルマー(25歳位)『やさしいひと』
登場人物はその他大勢、フリードやエルマーの家系の皆さんがわらわら出ます。 コチラ↓
@ノアニールネタ タイトル:もとかの (エルフの女王:アントニエッタがフリードの大昔の元カノ)
※エルフリード(以下フリード)、エルマーの故郷でもある (自称)賢者フリードは大分昔に故郷ノアニールを離れ隠居している為、 魔法使いエルマーは成人した16歳~魔法修行の旅へ此処を発っていたので、上手い事エルフの呪いは免れている。 (※後にスーに飛ばされ、そこで世話になった戦バーバラと結婚した為、スーに居住していた)
フリードは数十年ぶり、エルマーは約10年振りにノアニールに帰省すると、住民が皆眠っていた…
フリ『なんと!住民が皆眠っているではないか!』
エルマー「私が帰省出来なかった内になんでまたこんな事に… 姉さん眠らされてないかな…💦」
フリード『ワシはエルマーの姉にはちょこちょこ会っておったぞ。おぬしの両親…ワシの愛娘でもあるエルマーの母亡き後、悟りを開きたいと旅立ったようじゃ。眠らされる前に旅立っていそうじゃの。その内何処かでバッタリ会えたりしてのう笑』
エルマー「有り得ますね…暫く会っていないので姉にも会いたいです…」
ロゼ「エルマーさん、お姉さん居るんでしたね。私は一人っ子なので、きょうだいが居たリアンダちゃんもエルマーさんも羨ましいです。フリードさんはきょうだいいらっしゃいますか?」
フリード『ワシもロゼア殿と同じく一人っ子じゃ❤お揃いじゃな、ロゼア殿❤』
フリ嬉しそうにロゼアの肩を抱く ロゼア照れている😳
エルマー(モヤッとしつつ) 「姉は年子で私とそっくりですよ笑 祖父さん…いくらロゼアさんが祖母さんに似てるからって馴れ馴れしいんじゃないですか?💧」
フリ『なんじゃ、羨ましいのかエルマー? おぬしの祖母ロゼリアに似てる以前にワシはロゼア殿がタイプだし、もっとお近づきになりたいぞ❤』
エルマー「……(すんごいモヤモヤな表情)」
リアンダ「きょうだい多いのも以前はうるせーなとか思ったけどな… 空の上でもあのチビ共、親父とお袋に怒られながらも賑やかなんだろーな… ところでじーさん、眠ってる人達にまでもちょっかい出すなよw」
フリ『ワシが欲求不満そうに見えるのか小娘…💢』
ロゼア「…😅リアンダちゃん、フリードさんに何て事言ってるの…💧」
フリ『そうじゃそうじゃ小娘!ワシは確かに助平じゃがいつも発情してる訳じゃないわ、たわけ💢』
リア「えーw だってじーさん実際見てくれからしてエロいし、自分がスケベって認めちゃってんじゃん😂」
フリ(ドヤ顔で)『色気がある、と言わんか小娘😤✨ワシは助平さを隠すつもりはないけど笑 世の男達が助平じゃないと子孫が繁栄せんじゃろ。まあ我が孫みたいに紳士装おってる男ほどむっつりじゃなwww』
エルマー「…いくら住民が眠ってるからって、ナニ堂々としょーもない話をしてるんですか…」
フリ『ふぁふぁふぁふぁw エルマーは典型的な『むっつりスケベ』じゃなw 子がおるくせにのう、ほっほっほ笑』
エルマー「…!あんたも子供が居た父親でしょうが祖父さん💢だからあんたの娘が姉と私を産んでくれたんでしょうが!」
フリ『そらそーじゃなふぁふぁふぁw ワシが祖母さんと交合ったからおぬしの母が生まれ、 その母がおぬしの父と交合っておぬし達姉弟を産んだんじゃもんなあ。』
エルマー(…なんで私はこの人(?)の子孫なんだろうか…💧 祖父がこんなアホなジジイだったなんて…)
エルマーは顔を真っ赤にして祖父に呆れている フリ、すかさずエルマーにツッコむ
フリ『ぬう?エルマーよ、このワシをアホなジジイと思ったな? ワシが祖母さんと交合わなければおぬしの母もおぬしもこの世におらんかったんじゃぞ?祖父を敬うのじゃな!ふぁふぁふぁふぁw』
フリは少しだけ心が読めるようだ。 エルマーは苦笑している。
エルマー「!じ、祖父さん心が読めるんですか…?」
フリ『いつもではないけどたまにじゃよ。 特に良からぬ考えの方が読めてしまうのう。』
ロゼア「フリードさん、色々な能力お持ちで凄いですね… 初めから賢者さんですし、実際戦っていてもいきなり高度な呪文唱えられるし…」
フリ『半魔族に生まれたからじゃろうな。 何かと実父の魔族の能力を継いでいるようじゃの。と言ってもワシは実父は知らんがの…どんな魔物だったかもさっぱり分からんし、何処かでピンピンしてそうな気もするわい。 しかしロゼア殿は褒め上手��ゃな❤誠にイイ女じゃの❤』
リアンダ「ひゃー💧じーさんの前でへんな事考えられないな💦しっかしじーさん、見てくれ若くてエロくても中身がマジでジジイだよな…言葉が古語で…笑」
フリ『やかましいわ小娘💢おぬしもいずれは姿ごとババアになるんじゃぞ💢』
ロゼア(顔を赤らめながら😳) 「と、ところで誰か起きてる方いないかしら。話を聞かないと何とも動けないわよね…」
住民の老人「おお!どなたかおいでですかの?ワシはここの住民じゃ!」
ロゼア「!奥の民家からおじいさんの声が…!話を聞きましょう!」
フリ『おお!ワシと同世代ぐらいの爺さんかのう…』
リア「じーさん同士茶飲み友達にでもなれんじゃね?w」
フリ『ほんっと口の悪い小娘じゃな…💢きっと相手の爺さんがワシに驚くわい笑 まあキザモード(※若い頃の紳士な言葉遣い)演じたるけどなw』
勇者ロゼア一行は南奥の民家で唯一起きていた老人に詳しい話を聞いた。
老人「おお……どなたかは知りませぬが、どうかエルフ達に『夢見るルビー』を返してやって下され……ルビーを探してエルフに返さなければ、この村に掛けられた呪いが解けませぬのじゃ。 この村の若者がエルフのお姫様とそのルビーを持ち出して駆け落ちしたもんじゃから、母君のエルフの女王様の怒りをかってしまい、村ごと呪われてしまったんじゃよ……。」
フリード(※キザモード)『!!なぬぅ!?エルフの女王だと!?』
エルフの女王の話を聞き、フリードが微妙な顔をし始めた… 女王はフリードの亡き愛妻ロゼリアと結婚前の元カノだった まだ女王が姫だった頃、フリードがかなり若かりし頃に交際していたとか
女王は『がんこもの』でその頑固さに酷く嫌気がさしてフリードが振ったらしい リアンダすかさずツッコミ
リアンダ「えー、じーさん未だにあちこち現地妻いるんじゃねーの?w」
フリ『私は未だにモテるが人聞きの悪い事言うでない小娘💢 亡き愛妻と結婚前の大昔の元カノだ!たわけ💢』
エルマー「祖母さんの前の元恋人ですか… (何人元カノとか居るんだか…💧) 女王様ともし結婚されてたら母も姉も私も居なかったんですねえ…」
ロゼア(フリードさん自分でモテる自覚あるんだ…)
フリ『あんの『がんこ女王』に話付けに行くぞ!私と孫の故郷の者に何たる仕打ちだ💢成敗してくれるわ💢』
老人「…?耳の尖ったエルフのような兄さんや…エルフの女王とお知りあいですかな? じーさん呼ばれとるし、今『私と孫』言うてたし、お若く見えるがおぬしは一体いくつぐらいなんじゃ?」
フリード『はっ!ごっ、ご老人よ…((ワシもジジイだけど笑))細かい事は気にするでない💦ともかく私たちは直ちにエルフの女王の元へ行って参る!』
老人「ほむ…そうか。エルフの隠れ里はここから西の洞窟のそばにあるぞい。 不思議な兄さん達よ、どうか宜しくお願いしますじゃ…」
ーーーーー
ロゼア一行はノアニール西のエルフの隠れ里へ。 フリードの大昔のもとかの、『がんこもの』のエルフの女王に話を付けに行く。 隠れ里に入るとエルフの姫と駆け落ちした若者の父親がいた。
ロゼア「おじいさん…あなたはもしやノアニールの方では… あなたもエルフの女王様に掛け合いに来られたのですか?」
若者の父「…ノアニールの村が呪われたのは、ワシの息子のせいじゃ… あいつがエルフのお姫様と駆け落ちしたから… 息子の代わりにこうして謝りにきておるのに、話さえ聞いて貰えぬ。 ああ…ワシはどうしたらええんじゃ!」
フリード(※キザモード口調継続中) 『そなた、若造の父君か。私はエルフの女王と旧知であってな。 今、これから正に女王に村の呪いの事で掛け合う所だ。』
若者の父「!?青い髪で耳の尖ったあんたもエルフの仲間かの?」
フリード『若造の父君よ、私はエルフではなく魔族と人間の血を引く者だが この私があの『がんこもの』の女王と何としても話を付けようではないか。』
若者の父「なんと!魔族と人間の…?これまた摩訶不思議な! エルフに似ていて人間離れした見目のあんたの話ならきっと聞いてくれそうじゃの… すまぬが、女王様と上手く掛け合って貰えんかの…」
リアンダ「はぁ~?話聞いてやらないってどんだけタカビーなんだよ、ここのエルフの女王様はよぉ!」
エルマー「…何だかかなり頑なそうな性格ですね、エルフの女王は…」
勇者ロゼア一行とノアニールの若者の父が話込んでいる所を見かけたエルフの民がズカズカと近寄ってきた。
エルフの民「何ですか、あなた達!人間が入って良い場所では… あっ!?フリードさん?何十年ぶりでしょう…久しぶりですね!」
フリード『!!そなたは昔交流のあった…元気そうで何よりだ。 かなり前に女王からこの里への出禁を喰らってしまったが、急ぎで女王に大事な話がある。 どうか謁見をさせて貰えないだろうか…』
エルフの民「私、ラタフィアと申します。女王様の昔のよしみですし、あの時から大分経っていますし大丈夫だと思います。私が女王様の所にお連れします!」
フリード『助かる。かたじけない、ラタフィア殿…。』
ラタフィアというエルフはかなり昔、フリードが若かりし頃に顔見知りだったようだ。
ラタフィア「フリードさん半魔族だから、女王様とお付き合いしてた頃と変わらずカッコイイですね❤あれからあの人間の女の子とはご一緒なんですか?」
フリード(ニヤケつつ)『そうか?ラタフィア殿……そなたもあの頃と変わらず可愛らしいではないか。 あのロゼリアとは結婚して娘ともう一人子を儲けたが…妻はその第二子を身籠ったまま亡くなり、娘も今は亡くなった… だが娘が私の孫を遺してくれた。そこのローブ被った魔法使いが私の孫息子だ。』
ラタフィア「まあ!お孫さんもカッコイイお方ですね❤フリードさんにそっくり! そうでしたか…結婚してお子さんも儲けたのにロゼリアさんもお子さん達も亡くなられていたのですね…」
エルマー(照れながら)「あ…ありがとうございます。ラタフィアさん、フリード祖父さんとお知り合いなんですね…ロゼリア祖母さんにもお会いしているんですか?」 (エルフ族も見目は歳取らない種族なのか?💧祖父さんと知り合いってことは、祖父さんよりも年上かもしれないんだよな…)
ラタフィア「ええ、かなり昔ですがフリードさんがこの里にロゼリアさんを連れて来た事があったんです…」
フリード『ラタフィア殿、シッ🤫💦』
ラタフィア「大丈夫ですよ、フリードさん🤭さあ、こちらが女王様の謁見の間です。」
ロゼア、リアンダ、エルマー (…女王様となんかあったんだろうな…きっと…)
フリード『アントニエッタ女王様にご挨拶申し上げます…。ご無沙汰しているな。何十年ぶりか…』(※捏造女王の名前)
女王「はっ!あなたは…フリード!まあ…本当に暫くぶりだこと。 以前出禁にしたはずですが、かなりの時が経っていますし、まあ良いでしょう… 相変わらずお顔だけは良いままですね…あの時はよくもこのわたくしを振ってくれましたね…」
フリ『ふん、ここへの出禁は時効って事か…。そなたも未だに美しいが相変わらず『がんこもの』そうだな。 ところでそなた、ノアニールの村に危害加えおったそうだな💢何て事しでかしてくれたのだ?エッタよ。』
他のPTメンバーハラハラドキドキ💦 女王は渋った顔で経緯を話し始めた。
エッタ女王「なんですって?ノアニールの件ですか?そういえばそんな事もありましたわね。 …その昔、わたくしの娘のアンとノアニールの人間の男が恋に落ち、駆け落ちしたのです…。アンはこのエルフの里の宝、『夢見るルビー』を持ったまま、男の所から帰ってきません。 たぶん夢見るルビーもその男に奪われ、この里へも帰れずに辛い思いをしたのでしょう。アンは騙されたに決まっています。」
フリがキレた!
フリ『エッタよ!その決めつけがそなたの『がんこもの』なのだ! 私はそなたのその頑固さに嫌気がさしてそなたとの交際を終わらせた。 その後そなたは別の男と娘を儲けたにも関わらず、何故娘の愛する者を認めないのだ!何様のつもりでいる!』
エッタ「フリード…元はと言えば、あなたがこのエルフ族の姫であったわたくしを振り、連れの人間の女とすぐ交際したではありませんか!この浮気者が! おまけに人間など欲深い生き物…わたくし達崇高なエルフとは違うのですよ。我が里の宝を奪い、わたくしの愛娘アンを騙した人間の男の故郷に制裁を加えただけです。」
フリ『おのれ『がんこもの』め…💢とんでもない女だ。そんな昔の事まだ引きずっておったのか。ロゼリアと恋仲になる前にきちんとそなたに別れ話を持ち掛けたではないか。 しかもそなたの娘が人間に騙されたと思い込み、かつての私と孫の故郷でもあるノアニールに村ごと危害を加えるなど…』
エッタ女王は勇者ロゼアを見るなり驚き戸惑った。
エッタ女王「孫ですって…!?あああっ!お前は…わたくしの彼だったフリードを奪ったあの時の人間のロゼリアとかいう女?! いや…あれからかなり経つしあの女の子孫…?」
ロゼア(…私よっぽどフリードさんの奥さんと似ているのね..まあ以前フリードさんの記憶魔法で見せて貰ったけど….) 「いえ、私はロゼリアさんではありません…」
エッタ女王「そうなの…どうやら別人のようですね。あまりにあの女に似ていたから驚いてしまいました。では、そこのフリードそっくりな魔法使い風の者があなたの孫ですか…? フリード…あの人間のロゼリアとかいう女と子を儲けたのですね…」
フリ『あれからロゼリアとは結婚して子も孫も儲けたが…。((子が先に出来たけど🫣)) 勇者殿はロゼリア��似ているが私の孫ではないし、ロゼリアの家系の子孫かまでは不明だ。…私の孫は魔法使いの方だ。』
エッタ「そう…。こんな大人な孫まで居るなんて… あなたの魔族の血ゆえ見目は未だに若々しいですが、フリードも歳を取りましたね…。」
エッタ女王はエルマーの深緑のローブのフードをいきなり下ろした。 エルマーは突然の事で驚いてしまった。
エルマー「!?ナニするんです、女王様?」
エッタ女王「ふん…フリードの孫とかいうあなたは一見フリードとお揃いの青銀髪が魔族風ですが、耳は尖っていないし殆ど人間ではありませんか。 ロゼリアとやらに似た女…その出で立ちからあなたが噂の女勇者ですか…?所詮は人間。 魔王を倒せる力などあるのかしらね。 後の女はわんぱくそうな脳筋のじゃじゃ馬娘ってところですか? ああ…人間など見たくもありません…」
リアンダ「あぁん?💢何だとこの耳長の高慢ちきなクソババア! 話聞かねえわ、人間見下すわ、そりゃ元彼のフリードじーさんに『がんこもの』って言われるわなァ!」
エッタ女王「なっ…!なんて下品な女なのです!」
ロゼアはリアンダの前に手を出した
ロゼア「リアンダちゃん、落ち着いて。」
リアンダ「何だよロゼア!こいつめちゃくちゃイキってるじゃんか!」
ロゼア「いいから!ここは私に任せて。」
リアンダ(!!あっ…ロゼアもちょっとキレてるなコレは…ロゼアは冷静にキレるタイプなのか💧)
エッタ女王の高慢ちきな態度にロゼアは勇者らしく毅然とした目付きですかさず反論。 (『まけずぎらい』が発揮される)
ロゼア「エッタ女王様…私はアリアハンの勇者、ロゼアと申します。 私がフリードさんの奥様の家系の子孫かは不明ですが、人間を見下すような発言は取り消して下さい。 エルフ族が何にどれだけ優れているか私には分かりかねますが、世界を担い救い出すのに種族など不問です。」
エッタ女王「何ですって?人間ごときが…このわたくしに逆らうのですか?」
ロゼア「エルフの『女王』という肩書きで偉そうにされていますが、人間『ごとき』などと言われる筋合いはありません。 私の父オルテガは『人間』ですが、世界中に名を知らしめた勇者で 私はその父の跡継ぎで同じく勇者なのです。 女王様及び他のエルフたちが人間よりも優れている自信がおありならば、 魔王を倒す自信もおありなのでしょうか?」
エッタ女王「おのれ、勇者ロゼアとやら…💢なんと生意気な人間なのかしら。そなた、勇者と言いながらこのエルフ族の事を知らぬならば教えてあげます。 わたくし達エルフ族は人間などと比べ物にならない魔力を持ち、魔法を得意とする種族なのですよ。その気になればわたくし達と対張れる魔族をもひれ伏せられるのです。 そなたの父オルテガの噂は時々耳にしますが、行方不明というではありませんか…。 所詮人間なんかに世界平和など取り戻せるものですか!」
エルマーは心の中で静かにブチ切れていた
エルマー(こんのエルフのクソババア…💢私のローブのフードをいきなり下ろすわ、 ロゼアさんやリアンダさんを馬鹿にするわで何て失礼な奴なんだ… 祖父さんはこいつの綺麗な顔とか見てくれに騙されていたのか…?こんな『がんこもの』が恋人だったなんて信じられない…) ※エルマーはキレると口が悪い
フリさらにブチ切れ
フリ『やかましい!この『がんこもの』め!また以前みたく人間の事を馬鹿にしおって エルフがなんぼ偉いんだ、たわけ! この私も半魔族故半分人間だ!聞き捨てならぬぞエッタ! そなたも若く見えて私よりずっと歳上で結構なババアではないか💢 とにかくそなたの娘アンと恋人を連れ戻し、その夢見るルビーとやらを持ち帰れば良いのだな?そなたをギャフンと言わせてやるからな!皆の者!必ずやルビーを見つけ出すぞ💢』
ロゼ「もちろんです!フリードさん!」
リア「けっ💢この頑固ババア、そんなんだからじーさんに振られるんじゃんwwwザマアwww」
リアンダ、エッタ女王にあっかんべーする
エッタ女王「んまあ…この低俗な人間共め!直ちに立ち去りなさい💢」
エルマーはしかめっ面のまま
エルマー(祖父さんがコイツと結婚しなくて良かった…😑💧)
ーーーーー
フリ(※素のじいちゃん言葉) 『みっともないとこ見せてすまんのう…皆の者…💧なんでワシあんな頑固女と付き合ってたんじゃろ…』
リア「あのエルフの頑固ババア、じーさんの顔は認めてたし、 きっと相当若かった頃だと思うから見てくれでお互い盛り上がったんじゃねーの?」
フリ『確かワシが22、3歳の頃じゃったかな… あのガンコニエッタと(がんこもの+女王の名前)別れた後、祖母さん…亡妻ロゼリアと結婚してワシ25の時に娘生まれたからの。 ワシが丁度今のエルマーぐらいか。 しかし、小娘のくせにえらい悟っておるな…』 (※フリはこの時点で71歳頃)
リア「ひゃー!じーさん、そんな若かりし頃の話だったんだ! オレ、実は恋バナ好きなんだよねえ❤まあオレもカッコイイ兄さん好きだけどなw これからカッコイイ彼氏出来るといいなあ❤」
フリ『おぬしは色気はないけど、顔は可愛いしいい尻しとるから普通に男が出来そうじゃな笑』
リア「!!じーさんオレのケツいつ見たんだよ!エロジジイ!!」
フリ『戦闘中に散々飛び蹴りだの脚を高く振り上げるじゃろ。 おまけにえらい短パンじゃし見えちゃうんじゃよ笑』
リア「オレは動きやすいように短パンはいてんだよ💢キーッ!」
ロゼ「リアンダちゃんとフリードさん、漫才コンビですよねえ笑」
エルマー「祖父さんと仲良くケンカしてるよねえ笑」
まずは夢見るルビーを見つけなくてはいけない。 勇者ロゼア一行はエルフの里付近の洞窟に向かう。
ーーーーー @地底の湖 洞窟に入ると神父に出会った。
神父「おお…そなた達は旅の者ですかな?」
ロゼア「はい…。エルフの里の宝物を探しに来ました。」
神父「左様であったか…。 この洞窟��何処かに体力や気力を回復してくれる聖なる泉があるらしい。 しかし、どうしてこんな所にそんな泉が湧いたのか… 私には悲しげな呼び声が聞こえますぞ…。」
リアンダ「その聖なる泉になんかありそうだな。 あのエルフのババアの娘と彼氏の事の何か分かるかもしれねーぞ。 泉にも寄ってみようぜ、ロゼア!」
ロゼア「そうだね、リアンダちゃん!」
フリード『怪しいニオイがプンプンするな…神父殿、かたじけない。』
エルマー「神父さん、貴重な情報をありがとうございます。」
神父から聖なる泉の情報を得た勇者ロゼア一行は、洞窟の奥へ進んで行った。 深層部で多数のマタンゴにフリード以外のPTが眠らされる
フリ『なんと!甘い息が効かなかったのはワシだけか💦』
エルマーが眠ったままHP1の瀕死大ピンチになる (※ゲームでその状態で暫く踏ん張ってくれたが後に1度全滅💧 これが元でこのお話が閃きました…)
フリ『!!おお!エルマー!ワシが今ベホマを…!?(※(自称)賢者の為、全ての魔法を習得済み) ぬおおお💦毒キノコめ!わらわら出てきよって気色の悪い💢』
ーーーーー
エルマー、三途の川?で目覚め辺りを見回す
エルマー「ここは…?随分綺麗な花畑だな…」
懐かしい声が聞こえてきた…エルマーの関連者のようだ。 声の主はエルマーがかつて魔法修行の旅へ出征後、帰省出来ずにいた間に亡くなってしまった両親だった。 父アンドレアス(人間)に母エルヴィーラ(魔族¼)。
エルマー「!!父さん!母さん!」
父アンドレ「!?おお!我が息子エルマーではないか!😭 お前が16で魔法修行へ旅立って以来か…大人になったなあ… お前もまさか死んじゃったのか?💦」
母エルヴィ「エルマー…?まあ…素敵な大人の男性になったわね😭 旅立ってから全然帰って来ないから寂しかったのよ!うわああああん!」
母エルヴィは咄嗟に我が息子に泣きながら抱きついた。
エルマー「帰れなくてすみませんでした…父さん、母さん… あの魔法修行の単独の旅立ちから数年後に実は結婚しまして…子供も生まれて子育てに追われてなかなか帰れなかったんです… それから私は今、勇者オルテガ様のご息女の女勇者様と、フリード祖父さん…母さんの父親と、仲間の武闘家さんと魔王討伐隊として旅をしています。 私は多分まだ死んでいないと思うけど会えて嬉しい…まさか帰れなかった内に二人して亡くなっていたなんて…」
母エルヴィ「まあ…エルマーったら結婚して子供も居るの? お嫁さんはどんな方?人間?魔族?」
エルマー「人間の…女戦士で美人の頼もしい妻です。私が妻の家に住みついた形になってしまったので、婿のようなものだけど。」
母エルヴィ「まあ…!人間の美人女戦士ですって?カッコイイ奥さんね、エルマー! うふふ、私たち祖父母なのね❤母さん、孫に会いたいわぁ… それに女勇者様と母さんのパパ達と旅しているの…楽しそうねえ❤」
父アンドレ「そうか😭エルマー父親になったのか…。お前の子…父さん達の孫はきっとお前そっくりなんだろうな☺️ 父さんと母さんは旅行中に事故に巻き込まれてな… お前、父さんも母さんもカナヅチだって知ってたか? 母さんと久々にハネムーン気分を味わっていた旅船上で海の魔物に出くわして我々の魔法でやっつけた迄は良いが、母さんがバランス崩して船上から深海に落ちてしまってな… 父さんもすぐ飛び込んだんだが、母さんも父さんもカナヅチって事すっかり忘れて溺れてしまってどうすることも出来なかったんだよ…」
エルマー(���さん鋭いな…娘が私にそっくりってなんでわかったんだろう😮) 「…りょ、旅行中に…そうだったんだ父さん、母さん…」
エルマー泣きながら両親の肩を抱く
初老の女性「まあアンドレさん、エルヴィ、あなたたちの息子?」
そばには勇者ロゼアに似た初老の白髪混じりな黒髪の女性と、同じく黒髪で耳が尖ったエルマーにそっくりな若い男性がいた。
初老の黒髪女性は祖母ロゼリア、今一緒に旅している未だに健在な祖父フリードの愛妻だった。 エルマーはあまりに勇者ロゼアと声までそっくりで驚き戸惑う。 ロゼリアは夫フリードにそっくりな孫息子を見て感涙している。
祖母ロゼリア「なんてフリード様そっくり…我が娘のエルヴィにもそっくりね。 あなたは私の孫息子ね?私はロゼリア。あなたの祖母よ。」
父アンドレ「お義母さん、うちの息子は妻にもお義父さんにも本当にそっくりで…」
母エルヴィ「ママ、息子はエルマーっていうの。」
エルマー「エルマーと申します…。ロゼリア祖母さん…お会い出来て嬉しいです。」 (祖父さんが言ってた通りだ…本当にロゼアさんにそっくりだ…)
エルマー泣きっぱなしで祖母を見つめる。
祖母ロゼリア「エルマー…フリード様と私の可愛い孫息子エルマー…」
ロゼリアは感涙しながら夫や愛娘にそっくりな孫息子エルマーを抱きしめた。
黒髪の若い男性(それでも36歳位だそう)は祖母没時お腹に宿っていた二人目の子、エルバートだった。 祖母ロゼリア没後、こちらの世界で生まれた。エルバートはエルマーの叔父にあたる。
母エルヴィ「エルマー、この子は母さんの弟よ。こっちの世界で生まれたの。」
エルマー「母さんの弟…?」
母エルヴィ「母さんのママが亡くなった時、お腹にいた子なのよ。 母さんが10歳ぐらいの時にママが事故で亡くなっちゃったの…😭」
祖母ロゼリア「そうなの…私二人目の子が出来たばかりで死んじゃって… なかなか二人目が出来なくて、10年振りにやっと赤ちゃん出来たと思ったら、私の『おっちょこちょい』で足を滑らせて頭強打してしまってね… フリード様程の魔力のザオリクでも蘇生出来なかったのよ😭」 ※祖母ロゼリアの性格 『おっちょこちょい』な『おじょうさま』
エルマー「なんと…!😭そういえば祖父さんが祖母さんは二人目の子を身籠ったまま亡くなったと言ってましたね…」
エルバートことバートは母譲りの黒髪に、父フリードそっくりで父母の瞳の色のオッドアイを持つ。 (右、父のすみれ色で左、母のスカイブルー) 口数が少ないが無表情ながらもテレパシーで嬉しそうに甥に挨拶。 ただし、姉のエルヴィに隠れながら笑
※バートは『ひっこみじあん』(無表情でテレパシー会話) バート『僕、エルバート…エルマー君、キミ…姉上の息子で僕の甥っ子なんだね。 会えて嬉しい…バートと呼んでね』
エルマー(おお…祖父さんそっくりだなあ…祖父母の血が上手いこと混じってるような…) 「バートさん…私の叔父さんですね…こちらこそお会い出来て光栄です…」
叔父バート『エルマー君、キミ父上達と旅しているんだって…? 父上はどう?母上には『おちょうしもの』って聞いているけど… 僕、父上の顔もどんな人かも知らないんだ…僕と父はそっくりらしいけど…』
エルマー「…💧えっと…そうですね…お顔はバート叔父さんにも私にもそっくりで、青銀髪でやたら面白くて若々しい方ですよ笑」(アホだけど…)
叔父バート『面白いんだ…笑 母上の言う通りだね…』
祖母ロゼリア「フリード様は『おちょうしもの』で笑わせ上手な方だったわね笑」
母エルヴィ「エルマー良いわねぇ…女勇者様の旅にパパとお仲間さんと楽しそうにしちゃって!」
父アンドレ「本当だなあ、エルヴィ。私達も女勇者様に付いて行きたいよなあ笑 お義父さんも面白い方だし色々笑わせてくれるだろう?エルマー。」
エルマー(祖父さんは家族にも面白い人認識なんだ…笑)
ーーーーー
変わって地底の湖内。 エルマーの祖父フリードが1人必死で戦っていた。勇ロゼア・武リアンダ共に爆睡中だが2人のダメージは軽い。
ザメハやベホマラーを早く仲間にかけたいが、マタンゴのあまりの数に自分まで眠らされたらアウトと思い必死にやっつけていた…
マタンゴが瀕死の孫息子、魔エルマーに襲いかかろうとしていた。 フリブチ切れ。
フリ『!!あっ!この毒キノコどもめ!孫に手を出すな💢!』
フリどうにか引っぱたく。 勇ロゼア、武リアンダようやく目覚める。
フリ『!!ロゼア殿、小娘(※武リアンダ)、目覚めたか!! おぬし達は少し下がって まずは傷の回復をするのじゃ。エルマーの事も頼む!ここはワシに任せるのじゃ!!』
ロゼア「はっ、はい!!」
フリ『よくもワシの可愛い孫息子を追い詰めよったな💢ええい、まとめて氷漬けじゃ!!』
フリマジギレ→オッドアイの瞳は真っ赤になり(ド3にはない)マヒャデドスを唱え、多数のマタンゴを一気に氷漬けにした。
(※アプリやswitchのAIはマタンゴにヒャド系を唱える。まれにバギ系。)
リアンダ「ぎえええええええ🥶じーさん寒いいいいいい!こっ凍るぅぅうぅ!」
ロゼア「す、凄い冷気…💦洞窟ごと凍りそうな勢いだわぁあぁ」
ーーーーー
フリ『先程、悲しげな雰囲気のある聖なる泉がある、と言うていた神父がおったな。 とりあえず今のうちにそこへ避難じゃ!』
なんと!フリードは瀕死のエルマーを背に乗せ、ロゼアとリアンダを両脇に抱え 自前の悪魔のような羽根を生やし飛び上がった! 何とかマタンゴやバリイドドッグなどの魔物の群れをやっつけながら、一行は回復の泉へ移動。
ロゼア「フ、フリードさん?無茶しないで下さい??」
リアンダ「うわああ💦何すんだよじーさん!」
フリ『ワシが敵の魔族どもに応戦するから落ちないようにな。特に小娘は暴れたりしてくれるな!』
フリードがPT全員を背負い抱き抱え飛行しながらしつこい敵たちに魔法で器用に応戦。
フリード『しつこい魔物どもめ…マヒャド!』 (※普通のゲームの進行度ではこの時点でマヒャド使えません笑)
ロゼア「フリードさん、私達を抱き抱えながら呪文唱えるって器用ですね💦」
リアンダ「しつけーなもう!(蹴りとか叩きながら) じーさんはもう只者じゃないの分かってるから、何でもアリな気がしてきた💧」
フリ『これ、小娘!暴れるでない!』
一行は泉に辿り着いた。
フリード『ここがあの神父殿が言うてた…おお…美しい泉じゃのう。なんか哀しげな雰囲気もあるがの…』
ロゼア「そうですね…美しいけどどこか儚い感じがします。」
中央に進むと今までのダメージやMPが全回復した。 フリード、孫息子の無事を確認し涙ぐむ。
フリ『おお…エルマーが死なないで良かった…無事そうじゃな…』
ロゼア「エルマーさん、無事回復しましたね☺️フリードさん。」
リアンダ「エルマーさん死なないで良かったな、じーさん。」
フリ『ロゼア殿、リアンダ殿…かたじけない…感謝する…。』
フリの涙、エルマーの顔に落ちる。エルマーそれで目覚める。 気が付くと目の前に泣いているフリ。
エルマー「祖父さん…?」
フリ『エルマーよ…無事で良かった…おぬしまで失ったらワシは…』
フリ、泣きながらエルマーにハグ🫂 (※フリは自身の妻、娘、息子(妻没時妊娠中だった)を亡くしている地味に『くろうにん』)
ロゼアほっこり リアンダちょっぴりうるる
リア(オレも自分の家族全員死んだけど、じーさんもほぼ自分の家族亡くしてるもんな…) ーーー ※066メモ このノアニールの時点で生存しているフリードの家系のキャラ ・フリ実父(人間フリ母エルヴィーラを犯した魔族)→生死不明 ・エルマー(孫)・エルマー姉エルーセラ(孫) ・エルマー娘エレア(ひ孫) フリ自身の家族は皆故人。 妻(人間)ロゼリア、長女エルヴィーラ、長男エルバート
エルマー「祖父さん… そういえば夢の中で両親と祖母さん、叔父さんにお会いしました」
フリ『なぬ!?そうじゃったのか!おぬしの記憶をシェアするのじゃ!!』
フリ、エルマーのデコにビタンと手を当てる
エルマー「あでぇ!祖父さん思い切り良すぎ…」
リア���それって三途のなんとやらじゃ…💧 エルマーさん、かなりの瀕死状態だったのか💦」
ロゼ「さすがテドンの神父さんの娘ね、リアンダちゃん。 エルマーさんは臨死体験して来たって事ですね… あ!!それじゃあ私に似ているというフリードさんの奥さんやご両親とかに会えたんですね?」
フリ、エルマーの額に手を当てたまま、記憶操作魔法する もやんもやんもやん… エルマーの三途体験の思い出が皆の頭上に映像化された!
ロゼ「わ!!この女性がロゼリアさん…本当似てますね😮 私がおばあさんになったらこんな感じなのかしら」
フリ『おお…我が妻はばーさんになったけど相変わらずイイ女じゃな❤ な?ロゼア殿そっくりじゃろ❤エルマーの父、アンドレ殿も三途で元気そうじゃな!』
リア「あっ…じーさんの娘さんと…もう1人の黒髪のイケメンは息子さん? やっぱじーさんと同じ顔してるな。遺伝子濃っw」
フリ『魔族はどーも遺伝子濃いめみたいじゃな笑 まあこのワシのイイ男遺伝子が代々継がれて誇りに思うわい❤ 我が孫エルマーもひ孫のエレアもワシそっくりじゃしの❤』
エルマー「(苦笑しつつ)ロゼリア祖母さん、綺麗で気品ある方でしたね… 本当ロゼアさんそっくりで…😳」
フリ『そーじゃろそーじゃろ❤おぬしの祖母さんはロゼア殿そっくりで美しい上に品がある女で『おじょうさま』じゃった… 『おっちょこちょい』でドジだったがそこも可愛くてのう…んふふふ❤』
リア「はいはいじーさん、ゴチでした!」
フリ『なんじゃ、我が娘エルヴィはワシらと旅したそうにしておるのう… 我が娘も賢者のようなもんじゃ、呼びかけてみるか?』
エルマー「えっ、亡くなった母さんに呼びかけ出来ちゃうんですか?」
フリ『だがエルヴィは一度完全に亡くなっとるからの… 流石にワシだけの魔力じゃ厳しいと思うから、エルマーとロゼア殿の魔力をお借りしたいのう』
フリ両手をそれぞれの手と繋ぐ
ロゼ「私、魔法苦手で微力だと思いますが、それでも良��れば…」
フリ『ロゼア殿の勇者オーラで十分百人力じゃよ❤』
どさくさにロゼほっぺにチューするフリ ロゼ顔真っ赤 エルマー複雑そうな顔
エルマー(祖父さんえらい積極的だな…まあ…寡夫で独身らしいし良いけど… 独身…だし…)
※フリはキス魔
リア「じーさんちゃっかりロゼアにチューすんじゃねえよ! …オレ魔法出来ねえし出番ねーけど見守りなるわ💧」
フリ『なんじゃ、小娘もワシに接吻して欲しいのか?w』
リア「ジジイのチューなんかいらねえよ💢」
フリ『照れるでない、小娘よwほれ、ちこうよれ❤このワシの熱~い接吻を受けるが良いw』
リア「照れてねええぇえぇ💢なんておめでたいジジイなんだよ!」
エルマー「…うちの祖父がなんとも頭が『しあわせもの』でごめんね、リアンダさん…💧」
フリード『なんじゃ!ワシは『おちょうしもの』じゃ!祖父を敬わんかい!』
エルマー「あなたがナニ者だろうと私の祖父なんですもんね…こんだけそっくりだし💧」
ーーーーー
三途のなんとやらへ
フリ『我が愛娘エルヴィよ…父じゃ。聞こえるか?』
エルヴィ「!!パパ?あああパパ…お元気ですか…?」
エルヴィ涙ぐむ。
バート『!?父上??』
ロゼリア「!!フリード様?」
アンドレ(エルマー父)「!!お義父さん!!」
フリ『もちろん元気じゃよ❤エルヴィ、おぬしワシらと共に勇者殿を手伝いたいのか?』
エルヴィ「!!まあ…息子のエルマーの記憶をご覧になったのね… ええ、パパ達と一緒に旅してみたいわ❤女勇者様にもお会いしたいし☺️」
洞窟内のPT
フリ『ロゼア殿…一瞬三途のなんとやらへ行ってくる。 このまま手を繋いでいておくれ。』
ロゼ「!?そ、そんな事出来ちゃうんですかフリードさん?」
リアンダ「ぶっwww マジで?えらい規格外なじーさんだな💦」
フリ『幽体離脱ってやつじゃな。亡き妻やこの世で生まれなかった 我がせがれらしき者達にも会いたいしの…』
エルマー「あ…エルバート叔父さんは母さんの弟と言っていました」
フリ『…おお!せがれはエルバートと言うのか… ロゼリアが亡くなった時に身籠っていた子が三途で生まれておったのじゃな…😭 …では、しばし三途へ行ってくるとするかの。』
カッ! フリードのヘーゼルとすみれ色のオッドアイが真紅に染まり、ロゼア、エルマーと両手を繋いだまま脱力した…
エルマー「!祖父さんの薄れた姿が浮かんで登って行った…」
ーーーーー
フリ幽体離脱で三途に現れる
フリ『皆の者…元気そうじゃな。』
アンドレ「お義父さん!ご無沙汰しております🙇♂️相変わらずお若いですなあ… 私よりも(※56歳位)見目の大分お若いあなたを『お義父さん』呼ぶのも不思議ですが現実、妻エルヴィの父君ですからな……😅」
フリ『ほっほっほ…ワシいつ見目が本格的にジジイになるかわからんのう💦』
初老ロゼリア「ああ…フリード様!! 相変わらずお若くて素敵です😭」
ロゼリア、涙目で夫に抱きつく
フリ『おお、我が愛しの妻ロゼリア!😭30ン年振りぐらいかの! …おぬしは今66か?人間はやはり姿も加齢するもんなんじゃな… ワシがこの見目で71のジジイなのが変なんじゃな💧』
ロゼリア「変じゃないですよ、フリード様!! あなたも、もう71歳なのですね… いつまでもお若く素敵で羨ましいです😭 ですがやはりフリード様も中身はお爺さんになられましたわね…お言葉遣いが…笑」
フリ『おぬしに死なれて30ウン年経つからの…そりゃワシもジジイなるわい笑』
(※ロゼリアは30歳頃没) ロゼリア「私はすっかり歳相応になりましたわ…フリード様は半魔族で暫くお若いままですけど」
フリ『ロゼリア…だが会えて嬉しいぞ…年齢重ねてもおぬしは相変わらず美しい…』
フリうっすら涙ぐみ妻にキス😙
ロゼリア「フリード様、この子は私たちの二人目の子ですよ。 この子もフリード様に似たのでエルバートと名付けました。 バート、あなたのお父様よ。」
フリ『おお…ロゼリアが亡くなってしまった時身籠っていた子か😭』
フリ、息子バートを見て感涙。 バートは父を見て少し照れくさそうだ。母のロゼリアの後ろに隠れている。
フリ『おぬしはワシのせがれか…エルバート… こっちに来るのじゃ。もっと顔をよく見せておくれ、我がせがれよ…』
バート照れながら父に近づく
バート『父上…本当僕と似てますね…お会い出来て嬉しいです…』
フリ『ほっほっほw バートよ、おぬしがこの父に似ておるのじゃよ。 バートもテレパシーなのじゃな笑』
バート『はい…僕も父上のように声が出なくてテレパシー能力が覚醒しました…』
フリ『そうかそうか…バートはワシと母ロゼリアの良いとこ取りな見目じゃな❤ 母の黒髪にワシと母のオッドアイでミステリアスなイイ男じゃの❤』
フリ、愛息子にハグをしほっぺにチューをした。
バート『!!ち、父上…🫣』
フリ『ナニ照れておるのじゃ、バートよ。父が愛息子に接吻しても良いじゃろう❤』
ロゼリア「フリード様、バートは『ひっこみじあん』な照れ屋さんなのですよ笑 フリード様そっくりで美しいのに、全然恋人とかいないみたいですわ。」
フリ『なんじゃ、バートよ。おぬしはこの父と美しい母の良いとこ取りなイイ男なのに…。その気になればモテモテじゃろう。』
バート『ボ…僕は声掛けられるんですけど、恥ずかしくて… 逃げちゃうんです…どう接したら分かんないし…💦』
フリ『せっかくワシ似のイイ男なのにの…勿体無いのう…』
ーーーーー
フリ『さて…我が娘エルヴィよ、もう一度生き返ってこの父とおぬしのせがれと勇者殿、もう一人若い女子がおるが一緒に旅してみるか? ワシは可愛い娘のおぬしが加入してくれればとても嬉しいぞ❤ おぬしもこのワシのように魔法が得意じゃったもんな!』
エルヴィ「ああ…是非!大好きなパパと息子と一緒に 勇者様の冒険に旅立って、私の魔法が役立てたらなんて素敵かしら☺️❤」
エルヴィ、父フリに抱きつく
フリ(ニヤけながら)『エルヴィは「あまえんぼう」な所もあるのう… バートもどうじゃ?父や姉と一緒に勇者殿を手伝わないか?』
※フリとロゼリアはエルヴィをめちゃめちゃ溺愛して育てた
バート(照れながら) 『父上…有難いのですが僕は「ひっこみじあん」でコミュ障だから… 母上や義兄上と見守っています…僕も魔法は出来るし、特に回復呪文が得意なので僧侶にでもなれる気はしますが…』
フリ『そうか…残念じゃのう…まあ無理強いは出来ぬし勇者殿にも許可を得ないといかんしの。エルヴィ、ちょっと勇者殿達に声掛けるから待ってておくれ。』
エルヴィ「はい、パパ❤」
地底の湖へ フリ『ロゼア殿…我が娘エルヴィーラをどうかPTに加えてはくれぬか… 三途在住の我がせがれのエルバートは回復呪文が得意だそうなので、 こやつのザオリクで我が娘を蘇生したいのじゃ。 ロゼア殿とエルマーの魔力をこのまま借りながらワシの魔力も合わせて、 せがれのバートのザオリクで計4人の魔力が集まり大きな力となり、 1度完全に亡くなった者をも蘇生するのが可能じゃろう。』
ロゼ「!フリードさんのお嬢さんが加入してくれるんですか?是非お願いします!」
エルマー「おお!なんと私の母が?」
リア「ええー!じーさんの娘さんでエルマーさんの母さんが合流?なんか面白そうだな!」
三途へ フリ(にこやかに)『…許可をありがとう、皆の者…では我がせがれバートよ、 おぬしにワシと勇者殿と孫の魔力を送るので、どうかバートのザオリクで姉を蘇生しておくれ…』
バート『はい、父上。僕のザオリクがお役に立てれば…』
地底の湖からロゼア、エルマーはフリの手を強く握り祈りを込めた… フリは二人の魔力を感じ取り、更に自分の魔力も込め息子のバートにアイコンタクトで魔力を送った…瞳が魔族化し、瞳孔が細く紅くなっている
バート(瞳が紅い)『父上…勇者様や甥のエルマー君と父上の魔力を受け取りました。姉上を蘇生させます…』
フリ『おっと、バートよ。ワシのお下がりだがこの衣装着てみると雰囲気出て良いぞ!』
バート『!僧侶のコスプレですか…笑 (※漫画版PT紹介でフリが着てたもの) 父上、賢者になられてるのにわざわざ僧侶の衣装ご用意されたんですか笑』
フリ『前職ありきの賢者ってものを演じてみたくてのう笑 まあ結局初っ端から賢者として旅立っておるがw もう着ないからバート、おぬしそのまま持っておれ』
バート『ありがとうございます、父上😊』
バートはくすくす笑いながらフリが以前着ていた僧侶の衣装を着て エルヴィの下に跪き彼女の両手を包み、父フリード、勇者ロゼア、甥エルマー、 更に自身の魔力を込めたザオリクを唱えた…
エルヴィ「バートが姉さんにザオリクしてくれるのね…あっ!」
みるみるエルヴィの姿が薄くなっていく… エルヴィが三途から消えてしまった!
フリ『!皆の魔力を込めたザオリクが成功したか?』
バート『父上、どうやら僕達のザオリクは成功したようです。 どうか姉上を宜しくお願いします…』
フリ『バート、本当にありがとう。 父はせがれのおぬしに会えて嬉しかったぞ…』
フリ涙ぐみながら愛息子バートにハグ バート照れながら父フリにハグし返す
バート『父上…僕もです…この僧侶の衣装は父上と思って大切にします…』
フリ『その衣装で時々この父を思い出しておくれ、我が愛息子よ…』
フリ、バートにチューしまくる
バート『あわわ父上💦ですからキスは恥ずかしいですってば💦』
フリ『照れるでない愛息子よ❤可愛い我がせがれに愛情表現しとるのじゃよ❤』
ロゼリア「バート、お父様はキス魔なのよ笑 あなたを愛してるのだから好きにさせてあげて🤭」
バート『父上がこんなキス魔だなんて聞いてないですよ、母上ぇええ😫🫣』
フリード『照れまくって可愛いのう♥️我が愛するせがれよ♥️♥️😘💕』
ーーーーー
フリ『…ではバート、ロゼリア、アンドレ殿。ワシは地上に戻る。元気でな… 恐らく我が娘のザオリクの効果は一度完全に死亡しているが故、徐々に姿が薄れてまたその内ここの三途に帰るであろう。 地上で生きている間は可愛い愛娘と孫達と勇者殿を手助けするわい。』
アンドレ「お義父さん、妻を…エルヴィを…そして我が息子のエルマーの事も宜しくお願いします。私も魔法使いとして付いて行ってみたかったですが、息子が既に魔法使いだし 賑やかすぎて勇者様がお困りになるかもしれませんな笑」
フリ『おお…アンドレ殿も実は加入したかったのか💦 すまぬの…我が娘がキラキラした顔でパパと旅してみたい❤なんて言うもんじゃからつい…』
アンドレ「お義父さんが妻に激甘なのは分かっていますよ笑」
フリ『そういう��ぬしもじゃろ、アンドレ殿笑 本当にワシらの娘が世話になっとるな…感謝する、アンドレ殿。』
ロゼリア「フリード様、エルヴィを宜しくお願いしますね。 お会い出来て本当に嬉しかったです…」
フリ『ロゼリア…ワシらの可愛い娘はきっと役立ってくれると思う。 ワシもそなたにまた会えて嬉しかった…愛してるぞロゼリア…』
ロゼリア「私も愛しています。フリード様…」
愛妻と熱烈キッスしてフリ地底の湖に戻る
フリ本体の意識が戻る。その表情は涙ぐんでいた。愛妻、愛息子、仲良くしていた娘の夫と別れを惜しんだようだ。
フリ『戻ったぞい、皆の者…。おおう💦』
エルヴィはいきなり父フリードに抱きついた!
エルヴィ「パパぁ!私、生き返ったのねえぇぇえ😭嬉しいわぁああぁあうわーぁああん😭😭😭」
フリ『おおぉ…愛娘エルヴィよ!😭この父も可愛い可愛いおぬしに再会出来て嬉しいぞい…😭 しかし…頭上の天使の輪がついたままなのじゃな…😇』
エルヴィ「だって私、一回溺れ死んじゃったもの…でもまた生き返らせて貰って嬉しくてまた死んじゃうかもぉお😭うわぁああぁあん😭」
エルヴィ、生き返るなり父に抱きつきながら号泣 エルヴィの性格は『なきむし』で『さびしがりや』だった…
ーーーーー
フリ『改めてワシの愛娘、そしてエルマーの母のエルヴィーラじゃ。 ロゼア殿、無理言って娘を加えてくれて有難う。 既に賢者の衣装着ておるが、賢者として加入する気満々じゃったんじゃな笑』
エルマー「母さんと一緒に戦うの初めてだなあ…お手並み拝見だね、母さん。」
エルヴィ「パパと息子とお仲間さんで勇者様のお供でファミリーフレンドアドベンチャーね❤ 初めまして、ロゼア様、武闘家さん!エルヴィと呼んで下さいね❤ うちのパパ…いえ、父フリードと息子のエルマーがお世話になっております! 父譲りで魔法には自信があります❤」
ロゼア「私は勇者オルテガの娘、ロゼアです。美人さんで心強い仲間が増えて嬉しい限りです。宜しくお願いします。 様付けではなく、お気軽に呼んで下さいね。」
リアンダ「エルヴィさん、宜しくな!めっちゃキレー…😍 オレはリアンダ。武闘家なんで魔物ボコボコにするからサポ宜しく❤」
エルヴィ「まあリアンダさん、元気いっぱいで可愛らしい😊❤ ロゼアさんもとっても気さくな方…❤では、さん付けで呼ばせて頂きますね❤ ロゼアさんは私のママ…いえ、母にそっくりですね… お名前も一文字違いだなんて。母と血縁なのかしら。」
フリ『びっくりじゃろ、エルヴィ。ワシもロゼア殿に初めて会った時ロゼリアー!と叫んでしまったわい笑』
エルヴィ「これは叫んじゃうわね、パパ笑 本当、母の若い頃のような…」
ロゼア「さっきエルマーさんの三途での記憶をフリードさんの魔法でシェアして頂いて、奥さんのロゼリアさんを見て私も驚きました…ロゼリアさんと血縁なのか、後で私の母に聞いてみようかしら…」
エルマー(もし祖母さんとロゼアさんが血縁なら、私とも遠い血縁ってことだよな…良いような微妙なような…)
ロゼア「では、エルマーさんも無事回復したし、頼もしい仲間のエルヴィさんも加わってくれたし、夢見るルビーの発見を再開しましょう!」
エルヴィ「まあ…捜し物の最中だったの?それらしきものは、このもう1階下に有りそうですよ、ロゼアさん。」
エルヴィの隠していた角が現れた笑 角の先端は下を向いた。アンテナ📡代わりにもなるようだ。
ロゼア「まあ!エルヴィさんは角をお持ちなのね」
リアンダ「うおおすげえ!宝発見アンテナみたいな?」
フリ『エルヴィはワクワクしてるんじゃな笑 娘はコーフンすると角が出てしまうのじゃよ』
エルマー「母さん、楽しそう笑」
エルヴィ「だって生き返って皆さんと旅が出来て嬉しいんだもの❤ こっちです、皆さん。私に付いて来て下さいな…って、 キャーーーーーー!イヤー!」
敵の魔物は容赦ない。バンバン現れた。エルヴィは泣き叫びながら上級呪文をバンバン放っている。
エルヴィ「きゃー魔族の皆さんごめんなさいぃいい😭私も魔族の血引いてますけど寄らないでぇええ😭痛いのいやぁああぁあ!」
あらゆる属性の上級呪文がエルヴィから繰り出される… PTの皆はボーゼンとしていた…
ロゼア「エルヴィさん、とっても頼もしいですね…泣きながら途切れなく上級呪文放ちまくって…」
エルマー「か、母さん凄いな…💧きっと最上級呪文もガンガン放ちそうな勢いだな…」
フリ『多分もっと恐怖感を感じたら、ワシがキレたら放てる最上級呪文を(※先程マヒャデドス放った)放ってくれると思うぞ…』
リアンダ「嗚呼…さっきのクッソ寒い冷気のデドス級かあ…🥶 魔族って本当に魔力ハンパねえんだな…」
捜し物にたどり着くまでも敵の魔族は容赦なく襲いかかって来たが 殆どエルヴィの上級魔法で難なく応戦した。 目的の夢見るルビーが入っている宝箱を発見!
エルヴィ「ぐすっ…敵の魔族は容赦ないわね… ロゼアさん、捜し物はこれかしら?なんて見事な輝きのルビーかしら…」
ロゼア「!これがエルフの女王が言っていた… さすが里の宝物だけありますね…」
リアンダ「うわ!なんてでっけーゴージャスな宝石!目がくらむな…」
エルマー「おお…しかも中にエルフの模造まで飾られていて凝っているなあ…。」
エルヴィ「エルフの女王?まあ…しかも里の宝物がどうして洞窟に…? あら、お手紙が入っているわ。」
フリ『なぬ?エルヴィ、読んでみるのじゃ。』
エルヴィ「はい、パパ…。 『お母様、先立つ不幸をお許しください、私達はエルフと人間。 この世で許されぬ愛なら…せめて天国で一緒になります。 アン』 まあ!まさかこのエルフと人間の恋人同士が…なんてこと…」
エルヴィは咄嗟にボロボロと涙をこぼした。 フリードは眉をひそめ宝箱から悲しげなオーラを察知した…
フリ『先程、ワシらが全回復した聖なる泉からも悲しげなオーラがあった… エッタ女王の娘アンとノアニールの若造はここで心中し、あの泉が湧いたようじゃな… この宝箱からも無念さが伝わるのう…』
フリは目を閉じ、夢見るルビーが入っていた宝箱に両手を添え記憶操作魔法を放った。 もやんもやんもやん… エルフのアンとノアニールの若者の念が映し出された… 美しいエルフのアン、凛々しいノアニールの若者が共に泣き、抱き合いながらこの世に別れを告げている悲しい場面だった…
フリ以外のPT一同「!!」
フリ『なんと悲しそうな2人じゃ… 誠の愛があれば種族など関係ないじゃろうに… このワシの人間の亡妻も…ワシのような異形の者を見目ごと愛してくれたのう…』
エルヴィ(ボロボロ泣きながら) 「そうよそうよ!人間の私の夫…エルマーの父さんも、私のこの魔族な見目や青銀髪もろとも、心から愛してくれたわ! エルフはなぜ人間を認めてくれないの…酷いわ!うわぁあぁああん!」
エルマー(バーバラ(戦士)も…私の青銀髪や魔族の家系事情を大らかに受け入れてくれたな…) 「…エルフは誇り高き一族なんだろうけど、人間に対するしがらみが強くてこのような悲劇が起きてしまったのかもしれませんね…。」
ロゼア「エルマーさん達の御一家は、皆さんお相手が人間なんですね。 理解あるお相手に恵まれて良かったです… 私も、種族関係なく皆が平和に過ごせる世界を少しでも早く取り戻せれば…と思っています…。」
リアンダ「ロゼア…勇者は半端なく負担がのしかかって大変だろうけど、 オレはロゼアとオレの死んだ家族の為、そしてPTの仲間と共にサポ頑張るからな! 遠慮しないでくれよ!」
エルマー「ロゼアさん…私も貴女の補佐に邁進します! どうか一人で抱え込まないで頼って下さい…。」
フリ『ワシにもどんどん頼っておくれよ、ロゼア殿…。 そなたの為に喜んで力になるぞい❤』
エルヴィ(涙を拭いながら)「私は皆さんのお力のお陰で生き返った身…いつまで皆さんとご一緒出来るか分からないけど、(自称)賢者として一生懸命ロゼアさんに仕えますわ..❤」
ロゼア「皆さん、ありがとうございます…。皆で力を合わせて頑張りましょう! では、地上へ戻りましょうか。エルフの里にこのルビーを返さないと。 それにしても本当…細工が施されて見事…な…ほう…」
バタッ! 夢見るルビーを見つめていたロゼアはその場に倒れ込んでしまった!
エルマー「ロッ、ロゼアさんっ!?どうしたんですか?しっかり!」
エルマーはバッタリ倒れて痺れているロゼアを抱き抱えた。
フリ『ぬう?なんじゃこの宝石は…除き込むと麻痺してしま…』
バターン! なんと!フリードまであっさり倒れ込んだ!
エルマー「!!じっ、祖父さんまで!?」
エルヴィ「きゃああ?パパ!どうしちゃったの?まさかこのルビーが…!」
リアンダ「やべー宝石だなあ💧綺麗に見せかけて盗難防止に痺れるよう仕掛けていやがったんだな!」
エルマー「…それかあまりに思い詰めてこの宝石の麻痺効力を使ってアン王女と恋人が…」
リアンダ「あっ…そうとも言えるな…あんのエルフのババア💢はっ倒す!! ほんと『がんこもの』だな!」
エルヴィ「エルマー、母さんが二人にキアリクするわ!」
エルマー「お願いします、母さん。私も僧侶の呪文も修行すれば良かったな…」
エルヴィ「エルマー…あなたは魔族の血を引くこの母さんとパパ…いえ、あなたのお祖父さん、そしてグリンラッドの偉大なる魔法使いの息子である父さんの…魔法に長けた血を引いているのよ。 その気になれば賢者にだってなれるわ。目指してみたら?」
エルマー「…そうだね…。私も回復魔法が使えるようになりたい。 ロゼアさんや皆の役に立ちたいから…。」
エルヴィ「母さん、エルマーの為にもサポートするから母さんが生き返っている内にいっぱい頼ってね❤」
エルマー「母さん…」
エルヴィはキアリクをロゼアと父フリードに唱えた! 2人はあっさり痺れが取れ、動けるようになった。
ロゼア「あっ…ありがとうございます、エルヴィさん…。ルビーがあまりに綺麗で凝視してしまって…」
フリ『おお…すまぬの、エルヴィ…。ワシとした事がうっかりルビーにやられてしもうたわ笑 夢見るルビーなんて言うくらいじゃし、美しい輝きで麻痺させる仕掛けなんぞ施してあったんじゃな… エルフ族らしいというか、エッタ女王が作った物かは分からんが…』
エルヴィ「パパ…エルフの里にこのル��ーを返す、って事だけど、どういう���緯なの?」
フリード『エルフの娘アンとノアニールの若造が恋仲になり、アンの母であるエッタ女王に認めて貰えず、娘が里の宝のルビーを持ち出し駆け落ちしたらしい。 それでエッタの怒りを買って若造の故郷ノアニールに呪いを掛けたんじゃ… ノアニールはワシやエルマー達姉弟の故郷でもあった…エルマーがノアニールを発って暫く後の事件のようじゃな。孫達が呪われなくて良かったがの。』
エルヴィ「まあ…😭それでエルフのアン王女と恋人が思い詰めてここで…女王様も娘の好きな人が違う種族だろうと認めてあげたら良いのに…」
フリード『エッタはなんせ『がんこもの』じゃ。今思えば昔から人間を好いていなかったかもしれんな…』
(※後に載せたい小説『祖父母の恋バナ』にてエッタ女王が人間嫌いだった訳が少しあります。若かりし頃のフリードと亡妻ロゼリアのお話です。 おるる物語の場合はフリードの亡妻、人間であったロゼリアにエッタ女王の彼だったフリードを取られたと逆恨みにより人間が大嫌いになりました…)
エルヴィ「パパってそのエルフのエッタ女王さまとお知り合いなの?」
フリード『…おぬしに話してなかったっけかの💦 エルフの女王、エッタことアントニエッタは…ワシの大昔の''もとかの''じゃ!🫣 エッタがまだ姫じゃった頃、おぬしの母ロゼリアの前に付き合ってた女じゃ!💦』
エルヴィ「まあ!パパったら一体何人恋人いたの?笑 ママが亡くなってからも再婚こそしなかったけど、人間やエルフや魔族や色んな恋人途絶え無かったわよね…」
フリード『シッ!🤫エルヴィよ💦要らんことバラすでないっ💦 ワシが未だにモテるのじゃからしょーがないじゃろ! あまりにモテすぎてえらいこっちゃじゃから、とある隠れ家で隠居しておったのじゃよ…』
エルマー「…祖父さん、そんな理由でご隠居されてたんですね苦笑 それは孫の私に長い事会わなかった訳ですね…。姉には会ってたと仰ってますが 私には『赤子以来の再会』との事ですし。」※PT紹介漫画で少し触れています (恋人だけじゃなく絶対セフレも居たんだろうな…ドスケベ|祖父《ジジイ》め…😑)
リアンダ「じーさんの子供たちって本当にエルヴィさんと、あの黒髪イケメンのバートさん二人だけかあ?笑 そんだけ相手居たんなら隠し子色々いるんじゃねえの?www 」
フリード『失敬な!小娘💢ワシは亡妻ロゼリアにしか子を産ませておらんぞ!おのれぇえ! エルマー!おぬしもよくもこの祖父を『ドスケベ|祖父《ジジイ》』呼ばわりしよったな…祖父を敬わんかい!』
エルマー(しまった…祖父さん少し心読めたんだったな💧) 「あ、はい…私を産んで下さりありがとうございます(棒読み)」
ロゼア(まあ…フリードさんってば、モテ過ぎて隠居する位フェロモン凄い色男ですものね…😑) 「あの…私とフリードさんがルビーで痺れてしまったばかりにお時間取らせてすみません…。どなたかリレミトお願いできますか?ルビーをエルフの里に返しに行きましょう。」
エルマー「あっ!じゃあ私が唱えます!ロゼアさん!」
エルマーは(張り切って)リレミトを唱え、勇者ロゼア一行はノアニールの洞窟を後にした!
ーーーーー @エルフの隠れ里
フリード『これであのガンコニエッタ女王をギャフンと言わせられるのう…ほっほっほ。 あの悲劇も伝えなければならぬのは心苦しいが…』
ロゼア「王女様と恋人の事を認めなかった女王の所為ですから仕方がありません…」
隠れ里に舞い戻った勇者ロゼア達の姿を見るなり、エルフのエッタ女王がズカズカと近づいて来た。
エッタ女王「…何です?勇者ロゼアとやら、我が里の宝『夢見るルビー』を持ち帰ったのですか?」
ロゼア「エッタ女王様…はい、この通り『夢見るルビー』を見つけて来ました。 ここのそばの洞窟の深層部にありました。女王様にお返し致します。」
エッタ女王はふんぞり返ってロゼアから夢見るルビーを奪い取った。
エッタ女王「ふん…人間共のくせになかなかやりますね。 まあ半魔族のフリードの助けもあったんでしょうし、有難く頂戴致しましょう。 それで、わたくしの娘と男は見つけたのですか?」
フリード(※キザモード、若い頃の話し方) 『そなたの娘と恋人についてはこの手紙を読むが良い…エッタよ。』
フリードは複雑な表情であの地底の湖の宝箱にあった手紙をエッタ女王に手渡した。 エッタ女王は訝しげな表情でフリードから手紙を受け取った。 手紙を見るなりエッタ女王は震えだし、涙をこぼし始めた…
エッタ女王「!!な…なんと…アンとあの男は地底の湖に身を投げたというのですか!? わ…わたくしが二人を許さなかったばかりに…アン…うぅううっ…」
エッタ女王の大声を聞き、里でずっと待っていた王女アンの恋人の父が駆け寄ってきた…
若者の父「む、息子が死んでいただと…! こ、この事を妻に伝えたらどんなに悲しむか… ああ!嘘だと言ってくだされ!」
エッタ女王「…!あなたは我が娘アンの恋人の父親…。まさかこのような悲劇が起こっていたなんて…わたくしは…わたくしは…」
若者の父「うう…女王様…うちの息子は心からアン王女様を愛していました…我が家は二人の愛を祝福しておったのですぞ…」
エッタ女王「…。」
フリードはそっとエッタ女王と若者の父の間で、アンと若者の最後の記憶を放った… もやんもやんもやん…
フリード『…アン王女と若者の最後の思念だ。見るが良い。』
エッタ女王「!!!嗚呼…アンよ…なんと悲しげな…!わたくしは…ママはお前たちを追い詰めてしまったのね…おお、アン!ママを許しておくれ…!」
若者の父「なんということだ…息子よ…」
フリード『親として我が子が異種族の者と恋に落ちるのは心配だろうが 誠の愛があれば種族など関係ないぞ、エッタ… 半魔族の私と人間の我が亡妻ロゼリアとの娘も、孫も人間と結婚して子を成しておる…。 異種族の者も色々おるのだ。必ずや相性の良い者はどんな種族にもおる…。』
エッタ女王「…そういえば、なんか一人女が増えましたわね… あなたも青銀髪を持つ魔の者ですか…?」
エルヴィ「私はエルフリードの娘、エルヴィーラです。ご覧の通りパパ…いえ、父に似て魔族が顕著に出ている見目です。 ママ…いえ、母は人間でしたわ。私の夫も人間ですし、息子の魔法使いも奥さんは人間ですし子供も居ますのよ。(まだ孫の顔見れてないけど😭) 人間や他種族にも良い人々は沢山いるのです。親は子の幸せを願うものですわ、エッタ女王様…」
エッタ女王「エルヴィーラ…あなたがフリードとあの人間のロゼリアの娘ですか…。 やはりフリードそっくりなのですね。魔族の血は濃いという事かしら… あなたや息子…フリードの孫も異種族である人間と結婚して親となっているとは… 良い人間に恵まれたのですね…。 …分かりました。この目ざめの粉をもって村におもどりなさい。 そして呪いをときなさい。 アンもきっとそれを願っていることでしょう…。 若者の父よ…わたくしの頑なさにてこのような悲劇が起こってしまい誠に申し訳ありませんでした…」
若者の父「…」
エッタ女王は涙を流しながら懐から小さな巾着袋を取り出し、勇者ロゼアに手渡した。
ロゼア「ありがとうございます、エッタ女王様。おじいさん…お悔やみ申し上げます… 私達と共にノアニールへ戻りましょう…」
若者の父「面目ない…すまぬがお願い出来るかの…」
エッタ女王「…あなたがたにはお礼をいわねばなりませんね。けれど… わたくしは人間を好きになったわけではありません。」
リアンダ「あぁ?💢折角話せば分かるじゃんって見直してたのに ナニそんなにしつこく人間嫌ってんだよクソババア!あんた人間に何かされたのかよ?」
エルマー「エッタ女王様、フリード祖父さんが言ってた通り本当に『がんこもの』なんですね…💧ナニをそう頑ななのか…」
エッタ女王はブチキレた!
エッタ女王「んまあっ💢人間のそのような低俗な態度や欲深いところが好きではないのですよ! わたくしが人間嫌いになったのは、かつてわたくしの彼だったフリードを人間の女、ロゼリアに奪われたからですわ!💢」
フリードはやべえ…という表情ながらもエッタ女王に言い訳した。
フリード『エッタよ…人聞きの悪い言い方をするでない。 ロゼリアがそなたから私を奪ったのではなく、私がそなたを振ってすぐさまロゼリアと付き合っただろう。』
エッタ女王「だって!あまりにも突然の別れ話だったじゃありませんか! 人間の女連れてきてナニ事?と思いきや、フリードは突然わたくしを振り、わたくしの目前であのロゼリアとの口付けを見せつけられたのは未だに忘れていませんよ!ムキーッ💢」
フリードは気まずそうな顔をしながらも淡々と話し続けた。
フリード『……💧ああでもせんとそなたは私と別れてくれないだろうと思ったからだ。しかし『がんこもの』なそなたも私の後に良い者と出会えたようだし、娘も儲けて良かったではないか。』
エッタ女王「その良い者…元夫は随分昔に離縁して亡くなりました!元夫もわたくしの事『がんこもの』ってなじりましたわ…… 愛娘にも先立たれてしまうし、わたくしはそんなに『がんこもの』なのですか…?おおぉ…」
エッタ女王は顔を両手で覆い号泣してしまった。 フリードはいつの間にかこの里の道具屋で買っていた本をエッタ女王に手渡した。
フリード『これは私からの餞別だ。これでも読んだら少しは今後が変わるのではないか?』
エッタ女王「!!こっ…これは…! うちの道具屋に売っている『やさしくなれるほん』ではありませんか!」
エッタ女王はそばにいた道具屋のエルフの民・ラタフィアを睨みつけた。
エッタ女王「おのれラタフィア…よくも人間どもに商品を売りましたね!?」
ラタフィア「女王様💦だっ、だってフリードさん、女王様がお姫様だった頃によくこの里に来てくれていたし、顔馴染みだったから懐かしくて💦 …それに人間には見えないですし。」
エッタ女王「ですがこの男は半分『人間』なのですよ!」
ラタフィア「半分『人間』なのに女王様、フリードさんがカッコイイ❤とか言って昔お付き合いされてたじゃないですか〜💦」
エッタ女王「ぐぬっ…髪が青く耳も尖ってお顔が美しいフリードがまるでわたくし達エルフのようだったからです…」
フリード『私は元々イイ男だからな笑』
フリードはサラリと前髪をかき上げいい気になった!
エルヴィ「パパったら相変わらずナルシね笑」
リアンダ「見目だけは色男だよなあw」
エルマー(ナルシでアホで『おちょうしもの』の祖父かぁ…)
ロゼア「フリードさんは昔から素敵な方だったんですね☺️」
エッタ女王は顔を真っ赤にしつつもすぐに女王の威厳を取り戻した。
エッタ女王「コホン…。フリード…この本はうちの里の商品ですが有り難く頂いておきますわ。さあ、勇者ロゼア達よ…さっさとノアニールの呪いを解きにお行きなさい…」
ロゼア「エッタ女王様たちにも幸ありますよう…では、私達はこれにて失礼します。」
フリード『エッタよ…達者でな。半分『人間』の私は先に逝くだろうが、長寿のそなた達エルフ族は穏やかに過ごしておくれ…』
ラタフィア「フリードさん達!またいつでもこの里に来てくださいね…」
フリード『ラタフィア殿もありがとう…また世話になってしまったな…』
ーーーーー
メンバーが一人増え賑やかになった勇者ロゼア一行と若者の父はエルフの里を後にし、ノアニールへ戻ってきた。
フリード『フヒー!キザモードしんどかったのう!ロゼア殿、ガンコニエッタ女王を何とか説得出来て良かったの😁』
ロゼア「キザモードと素の切り替えが素早いですね、フリードさん笑 まさかエルフのエッタ女王様がフリードさんの昔の恋人だったとは予想外でしたが。」
フリード『��シが若かりし頃の甘酸っぱい(?)思い出じゃ笑 まさかン十年も後にこのノアニールに呪い掛けていたなど思いもせんかったわ。』
若者の父「なんとまあ、エルフのようなフリードさんは昔あの女王様と恋人だったんですな… しかもこんな大人な美しいお嬢さんにお孫さんやひ孫さんまでおるように見えんのう…💧 ノアニールへ来た途端にわしみたいな話し方になったが、実は若く見えて結構じいさんなんかの?…💧」
フリード『ほっほっほ…ワシもここの生まれであり、半魔族ゆえ見目だけはいつまでも歳とらない変なジジイじゃ笑 気を張っている時はあのような普通(?)の口調になれるのじゃが… まあ細かい事は気にするでない。おぬしのせがれの件は誠に辛かったの…ワシも妻とせがれを亡くしておるから辛いお気持ちはよく分かるぞ…』
若者の父「おお…フリードさんもこの村出身で…。この美しいお嬢さんの他にも子供がおったんですな…。うちは亡くなった息子一人でした…。 しかし…返ってありがとうございました。こちらの話も聞いてくれないエルフ達や女王様にやっと掛け合えて、王女様と息子の安否が分かったからの… さて..わしは家に戻ります…。皆さん、本当にありがとうございました…。」
若者の父はフリード達に深々と会釈をし自宅へ帰って行った。 フリード達は彼が家に入るまで見守った。
フリード((一度溺死しているエルヴィは無理やり生き返らせたんだがの💧)) 『…さあ、呪いを解こうではないか。『目覚めの粉』を振りまいておくれ、ロゼア殿!』
ロゼア「はい、フリードさん。」
ロゼアはエッタ女王より授かった目覚めの粉を手の平にのせた。 フリードが粉を吸い込んでしまい、思い切りクシャミをした! その勢いで目覚めの粉がノアニール中に舞い散ってしまった。
フリード『は…はっ…ぶええぇえぇっくしょいぃいいい!』
リアンダ「うわっ💦きったねえなじーさん!手で口抑えろよ!粉飛んでったじゃんか!」
エルヴィ「もう、パパったら💦ギャグみたいな事件解決ね笑 エッタ女王様によってノアニールが呪われていたのは驚いたけど懐かしいわ… 私はバハラタ生まれだけど、エルマーの父さんと結婚してここに移住して暮らしたのよね。パパとエルマーはここが出身地だものね。エルーセラ…エリーは元気にしているかしら。(※魔エルマーの姉)」
フリード『んあ~…(←※クシャミの後 笑)エルヴィよ、エリーはおぬしと夫アンドレ殿が亡くなった後「お祖父ちゃん、私も悟りを開きに旅立つわ!」と言って旅立ったぞい。この村にはおらんはずじゃ。』
エルヴィ「まあ!じゃああの子もやっと魔法使いになるのに目覚めたのかしら!「魔法に興味な~い!」って遊び呆けていたから… 私が生き返っている内にエリーにも会いたいわ…😭」
フリード『そうじゃな…エリーも母のおぬしと再会となれば喜ぶじゃろ。この先何処かで会えると良いのう…』
エルマー「あっ、村人たちがだんだん目覚めていってる! 知り合いに話を聞いてみよう!」
フリードの予期せぬクシャミで舞い散った『目覚めの粉』にて笑、ノアニールの村人たちが目覚めた。 フリード、エルヴィ、エルマーの思い出の地は活気に溢れてきたのだった。
フリード『すまんの…まさかワシのクシャミで故郷のノアニールを復活させると思わんかったわい笑 無事に村人が目覚めてくれて良かったの。』
リアンダ「さす『おちょうしもの』な面白じーさんだな…ほんと笑かしてくれるよなあ😂」
ロゼア「何とも可笑しな事件解決でしたね……笑 エルマーさん、村人たちに色々聞き込みしましょう!」
エルマー「はいっ、ロゼアさん!」
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先ず初めに
自己紹介
最後に
「先ず初めに」
ようこそ!
ブログ名の由来は…アニメ「おにいさまへ…」のサンジュスト様こと朝霞れいの台詞からの引用です。
"私の可愛いお人形"
というニュアンスで使われています。
ブログを始めようと思ったきっかけは友人からの薦めでした。
推しアラン・ドロン様に対する愛を外に出していこうと思います。
「自己紹介」
私はミドサーの女性です。
音楽を聴いている時間は至福の時。
それくらい好きなのです。
1日数時間は聴かないと身が持たないです。
そんな訳で、好きなジャンルはAOR、jazz、80's、イージーリスニング、ニューエイジ、オールディーズ、メタルロック、ソフトロック、R&B、昭和アイドル(歌謡)、POPs、唱歌、クリスマスソング、バラード曲など…。
よく聴くアーティストはマライア・キャリー、バリー・マニロウ、マイケル・ブーブレ、エヴァネッセンス、Gary Stadler、アンドレ・ギャニオン、IL DIVO、セリーヌ・ディオン、ジャネット・ジャクソン、ケニー・G、米津玄師、YOASOBI、河村隆一、T-BOLAN、岩崎宏美、美空ひばり、TOTO、403、リチャード・マークス、ニーノ・ロータ、エンニオ・モリコーネ、羽田健太郎、久石譲、milet、スティーリー・ダン、B’z、氷室京介、GLAY、Gackt、TM Revolution、TM NETWORK、小田和正、The Police、STING、The Beatles、Paul McCartneyなど挙げればキリがないです。
個人的名盤はマライア・キャリーの「Music Box」、「Mariah Carey」、ジャネット・ジャクソンの「Janet」、スティーリー・ダンの「Gaucho」、ドナルド・フェイゲンの「Nightfly」、Kelly Clarksonの「Thankful」、ノラ・ジョーンズの「Come Away With Me」、The Policeの「Synchronicity」、The Beatlesの「Let It Be」です。
映画はクラシック映画に中高生時代ハマっていて見ていました。
好きな作品は別添画像参照下さい。
好きな俳優さん、女優さんはアラン・ドロン、ティム・ロス、レイ・ミランド、ジョニー・デップなど…クリストファー・ウォーケン、マイケル・ダグラス、ヴィゴ・モーテンセンも好きかもしれないですが見た本数は少ないです。
ケイト・ウィンスレット、オードリー・ヘップバーン、クリスティーナ・リッチ、見たいと思っているのはシャロン・ストーン、ウィノナ・ライダー、エマ・ワトソンの作品。
アニメは、出崎統と杉野昭夫がタッグを組んだ作品が特に好きです。
「おにいさまへ…」や「ベルサイユのばら」、「ブラック・ジャックOVA」、「白鯨伝説」など…。
「雪の女王」はまだ途中までしか見れておらず、好きな作品に入れることが出来ないのが悔いです。
それ以外には安彦良和さん原作、監督のアニメやジブリ作品も好きですね。
その他で特に好き!と言えるアニメは「七つの海のティコ」と「遠い海から来たCoo」になります。
ゲームは、ここ数年はアズールレーンとアークナイツに凝っています。
昔は、ゲームボーイでポケモンをしていました。
Switchも持っていてたまに着せ替えゲームをプレイしています。
ネプテューヌシリーズは買って積んであるのでいつか絶対プレイしたいです!
まあ、趣味はこんな感じです。
お洒落も好きなんですがそこまで共有したい欲求は湧かないのでこの投稿では省いておきます。
ペットも飼っていますよ、わんちゃんとねこちゃん1匹ずつです。
とても可愛らしい子達です。
あ、余談ですが高橋英樹さんと関俊彦さんが大好きです。
イラストや絵画、天体や動物の写真を見るのも好きです。
アラン・ドロンが一番ですが(画像右側の男性)…。
「最後に」
ここまで読んで頂いてありがとうございます!
箇条書きのように書き並べましたが、次回の投稿からは変わりますよ?
下に一番好きな曲を載せておきますね。
これから「ma cheri la poupee」を宜しくお願い致します。
それでは、また。
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Elinが危険なゲームすぎる。
ダンジョン潜ってクソデカボスと対峙したり
ダンジョンの壁材を剝ぎ取ってロッカーに加工して売る商売始めたら重すぎて圧死しかけたり
2000万の借金背負わされて絶望しながら失踪した王国の監査官を探してたら他所の村のワイン蔵で盗ワインしながら吞んだくれてたり
自走砲と地雷犬(地雷犬って何?)がうろついてる幼稚園とそこで自棄になってる幼女(29歳)を見つけたり
王国の道端で血の繋がっていない『年上の妹』が急にわしを本物のお姉ちゃんと認定しながらパーティ加入してきたり
…等々してたらあっという間に数時間が虚空に消えて一日が終わろうとしてるんです。
なんなんだこのげーむは!!!!!!!!!!!!!!!
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こんにちは、人間です。 視聴してからだいぶ経つが、プリティーリズム、特にキンプリに関する今更知ったこと・それについて感じたこと・気になっていることなどについて書く。これを書いてからでないと作品自体の感想も書きにくいことに気づいた……
カケルとタイガは幼馴染ってマジ?
キンプリどころかRL、そもそも始まりのADすら視聴していなかった頃から聞いていた話がある。それは「カケルとタイガは幼馴染だ」という設定だ。しかしこの設定を知らない、あるいは懐疑的な人も多いのではないだろうか? 作品をろくに知らない私がなぜ知っているかと言うと、カケル推しの友人Aがそれはそれは怨めしそうに話していたのである。
キンプリ初期は色んな雑誌にインタビューが載っていて、監督が言っていたその設定を彼女はとてもとても大切に思っていた。当時高校生だった彼女は強い熱意に突き動かされており、少ないお小遣いでもあらゆる雑誌を買い集めていたという。しかしSSSで設定を反故にされてしまい、急激に冷めてしまったそうだ。
私がその話を聞いたのは4年くらい前の話だが、それでもぼんやりと記憶に残るくらいには印象的��った。まだ一周しかしていない身だが、視聴時は 「そもそも幼馴染だという情報はどこ発信でどこが反故にされたシーンなのだろう……?」 というちょっぴり特殊な姿勢だった。彼女がブチ切れたシーンは、おそらくみんなで訪れたタイガの家を前にカケルが放った一言「初めて来た」のことかなと思う。
しかし、長らくこのシリーズを追っている別の友人Bですら「そんな設定あったかなぁ?」と言っていた。そいつも筋金入りのエリートなので「きっと一次資料を持っているだろう」と思っていたのだが、細かいインタビュー記事までは買い漁っていなかったようだ。
熱心なファンによるキャラクターのプロフィールを網羅的にまとめたページでも該当する設定は見つからなかった。しかし、Twitterにはそれらしきものが残されていた(雑誌の切り抜きであることに注意してください)。
”総資産額200兆円の十王院財閥の嫡男。チャラい態度だが、じつはオタク気質らしく……!? タイガとは古くからの知り合いのよう。” 古くからの知り合いなら幼馴染とまでは明言されていないが、少なくとも他のキャラより長い付き合いであるという設定はあるようだ。
マイスタ(MY★STAR)とは「読めばホントに会える」がコンセプトの2次元アイドルインタビュー雑誌、らしい。 このツイートは2016年5月4日。時期的にも「Over The Rainbowのコウジ・ヒロ・カヅキやエーデルローズの後輩たち7人のスペシャルインタビュー!」との紹介文的にも多分vol.5?
心に留めているファンは少ないながらいるようだ。
プリティーシリーズは作品と作品の壁を飛び越えてでもあらゆる伏線を回収することに長けていると思っている。友人Aも、シリーズの魅力は私より遥かに広く深く理解しているだろう。
キンドラでは全くの新しい話・新しい設定が出たわけではないけど、次回作以降で「初めて来た」発言や倉庫の謎は解けるのではないか? 私が少し疑問に思うのは、ではなぜ「初めて来た」なんて言葉が出たのかということだ。なんでだろうね。設定が生きている上で言うなら、
実家に来たことはないけど古い付き合いなのは確か
そう言っておいた方がいい事情がある(あまり突っ込まれたくないとか)
カケルやタイガの内面を深く知らない状態なので、これくらいしか思いつかない。より丁寧な考察をしている人なら別の意見を持っているかもしれない。色々なことを知るためにも二周したいね。 あと、(あまり考えたくないが)監督が言った後で反故にするなら、それはより良い物語として練り上げるためではないのか?(知らんけど、勝手ながら私は忘れたわけじゃないんじゃないかなと思いたい……)
YOUNG OF PRISMって何!?
全く存在を知らなかったのだが、YOUNG OF PRISMというキンプリキャラの幼少期を描いたショートストーリーもあったようだ。 PASH! 2018年3月号から連載開始し、SSS公開直前に完結している。ウェブでも追いかけ連載されており、連載順に
シン&ルヰ編 Text=白土夏海、プロット=青葉譲、監修=菱田正和
ユウ編 同上
レオ編 同上
カヅキ&タイガ編 同上
アレク編 同上
ユキノジョウ編 同上
ミナト編 同上
ジョージ編 同上
ヒロ編 同上
カケル編 同上
コウジ編 Text=青葉譲
となっている。 青葉譲(あおばじょう)は菱田正和の別名義。プリ☆チャンの青葉ユヅルの元ネタであろうことに気がついたのはなんと半年くらい前のこと。遅い。
なぜかファンの間ですら知名度が低いようなので、内容については一応伏せておく。もし知らなかったらこの機会にぜひ。
さて、私が前々から記憶していて引っかかったのはこれだ。
??????
確かにキンプリは、特にキンドラは夢小説の香りが強かったと思う。顔が暗く隠されている女子と男子プリズムスタァがイチャイチャしゃべり、女子のセリフはあえてテロップで表示されるあの形式なんてまさにそう。夢小説家を自称するのも然もありなん。
ただそれはあくまでそういった性質の演出が目立ったというだけであり、事実として”小説”ではない。よね? まだ内容に目を通していなかった時、つい「夢”小説”……?」という気持ちになった(ちなみにいわゆる夢小説ではなかったが、夢小説を書いていそうな人の文体っぽく見えはした)。
最終話のTextだけはなぜか監督本人だが、ほとんどの話は白土夏海さんという方が書かれている。この作家さんが原作の漫画が割と最近出たみたいなので、電子書籍版が出るなら読んでみたい。
Wikipediaにはこれをはじめとした小説媒体に関する言及がなかったが…… 他に明らかに夢小説らしき性質の話で夢小説の形を持った作品があるなら読んでみたいけど、どうなんだろう。
っていうかこっちには夢小説家って書かれてないのかよ。
RONIコーデのカケル トモチケ・フォロチケの謎
カケルの再現マイキャラさんのうち、RONIハートケープ&しまレギンス(左)を着たトモチケやフォロチケを見かけることが多かった。それは、シルエットと色味が似ていたからだろう。
このステージ衣装(右)に名前はついているのだろうか? 名前があるなら知りたい。 でも元の女児向け着せ替えゲームでも実装されてないし、キンプリの着せ替えゲームはないから名付けられてすらないんだろうな……
アドパラに収録されているダンプリコーデのパンツ各種もなかなか近いと思っているので、ピンクでふんわりBIGシルエットのトップスが実装されたら合わせてみたい。 キンプリの衣装も出してくれたらいいのに……(wish)
男子プリズムスタァのCGが登場したのはRLから。視聴していなかった頃はあまり各シリーズの区別がついていなかったため、AD~DMFの男子プリズムスタァも当然同じくぬるぬる動くだろうと思い込んでいた。
元々は販促アニメ。その当時は動かすことのない男性キャラをぬるぬる動かす必要はなかったわけだ。 男性キャラを活躍させまくったり、転じて「男性キャラを操作したりマイキャラと男性キャラを絡ませるのもアリ?」という風になったのはRLからだろう。(アイドルタイム弾でのエスコート実装時は歓喜も非難も激しかったのだが…… それはまた別の思い出話。)
ゲームのプリティーリズムが稼働終了したのは2014年7月頃と聞いている。 2015年3月7日公開の『劇場版プリパラみ~んなあつまれ!プリズム☆ツアーズ』のブックレットには監督のメッセージもついており、「プリリズの展開上で作り手として苦悩することもあった」と漏らしつつ、「プリリズは一旦終わってもまた違った形でお目にかかることができたら」という展望が記されている。それがキンプリだったということなのでしょう。
主人公の年齢設定についての話も興味深かったです。ただ、それについて触れようとするとプリ☆チャン以降があまりヒットしなかった理由について書きそうになる。
これ以上長くなると大変なのでとりあえず一旦切る。熱心なファンによって作成されたページのせいで(おかげで)新しい疑問が出てきたので、書き残したいことが多すぎる……。
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Potionmics をプレイしてクリアしました。
37h ぐらい。そこそこボリュームありました。
かなり良ゲーだと思います!2022年の作品で日本語化もなかったので配信者が遊んでるの見てなかったら発掘できなかった日本では埋もれた良ゲームです。
嬉しいことに2024年度パッケージ化に伴い日本語化もされるそうです。その機会にいろんな人に遊んでもらいたい!(英語CVも付くらしいです)
ポーションを作る、カードバトルでカスタマーに高く売る、大会で相手に勝つを繰り返すゲームです。
材料や設備のマネジメント、大会に必要なポーションの準備など考えることはいろいろあり最初のうちはゲームシステムに慣れる時間が必要かもしれません。(その管理するのが楽しいんだけどね!)
最初の方はシビアでしたが30日目をすぎたぐらいから余裕がでてきます。特にLunaが登場してからは彼女のマーケティング能力を使えば一気に大金がゲットできます。
ストーリーは王道なので英語で遊んでいても一応流れがわかります。
個性的なキャラクターがたくさん登場し、友好度を上げるとロマンスな関係になることもできます。僕は自然を大切にするSaffronさんを選びました。彼女とのストーリーを進めていくうえで舞台であるRaftaの歴史が知れたりするので他キャラクターのストーリーも気になるところです。
キャラクターデザインがとても可愛らしくどのキャラクターもモデルが綺麗に作られておりモーションも良く動くので音声がなくても表現がすごく伝わってきます。
会話の中ではたまに難しい言い回しがでてきますので翻訳機があると遊びやすいと思います。
ゲームシステム、グラフィックどちらも素晴らしいのですが個人的にはBGMが最高にオススメです。Spotifyにサントラあるので是非聞いてみて欲しい。ディズニー映画のようなファンタジー感満載のBGMが何度聞いても飽きません。
ホントに良ゲーなので日本語化が来た際には是非遊んでみてほしいです。プレイ映像を見て楽しそうと思った方は絶対後悔しない作品だと思います。
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「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和六年(2024)1月7日(日曜日)
通巻第8083号
昨年のウォール街上場で新記録8兆円はエヌビディア
中国向け半導体製造装置の輸出が不許可。株式下落
*************************
2023年10月にエヌビディアは高度AI用半導体の中国向け輸出規制について、対象となるのはAI用半導体「A800」と「H800」が含まれるとしていた。米商務省の新規制ではゲーム用半導体「RTX4090」も禁輸対象となった。
11月にエヌビディアは「AI用半導体は商業向けであり、中国にAI用半導体を販売することは合法、販売する予定である」と楽観的だった。
これらのAI用半導体は中国のアリババ、TikTokの親会社バイトダンス、百度(バイドゥ)などが、すでに2024年分として50億ドルを発注していた。この大商いが政治の風圧で飛ばされた。
エヌビディアは、「画像処理半導体(GPU)を使用した先端AIコンピューティングシステムが不許可となったため、他の顧客に振り向ける必要があるのだが、(バイデン政権の政策により)米国産業の競争機会を永久に奪われる。将来の悪影響は避けられない」と不満を表明した。
米商務省は輸出不許可理由を「当該品は最も洗練された、最も処理能力の高い半導体だからだ。こうした最先端の半導体を輸出してしまうと中国は最先端モデルの訓練が可能になる」との懸念を表明した。
一方、米アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)は12月6日に人工知能(AI)向けのアクセラレーター新製品(MI300)を発表した。エヌビディアが席巻していた市場にライバル製品の登場となった。CEOのリサ・スー女史(彼女は台湾人)は「AI半導体業界は今後4年間で4000億ドルを超える」と大胆な予想を展開した。
MI300の採用を予定しているのはマイクロソフトやオラクル、メタ・プラットフォームズが含まれる。
余談だが、人工知能(AI)と「人間の知能」とが「偶会」した。AMDのリサ・スーはシリコンバレーで伝説化した才女だが、日本の将棋のチャンピオン藤井聡太がスー女史との会見を望んでいた。
「?」。じつは藤井叡王はAMDの新型パソコンを自作し、「AI将棋ソフト」によって勝負局面の解析や対局シミュレーションを行ない、勝負能力強化を図ってきたのだ。AMD製品の活用で次々とタイトルに挑戦し続けてきたわけで、2022年にはAMDのブランド広告に藤井が起用された。スー女史は来日時に、藤井の誕生日に合わせて会談を設定した。
▼なぜアメリカは台湾半導体企業を警戒するのか
日本でも波乱の一幕があった。西村産業相は「エヌビディアCEOの黄仁勲(「ジェンス��・フアン=台湾人)から、日本における研究開発拠点の設置の意向が示された」と記者会見で披露した。大規模言語モデルに加えて、ロボティクスの分野でエヌビディアはモデル開発に期待しているという。
エヌビディアが日本と組みたいのはスパコンなど日本が優位を誇る技術との連携で、とくに産業技術総合研究所との連携強化に狙いがある。産総研はエヌビディアからGPU(画像処理半導体)の供給を受けてきた。
米大手のインテルやマイクロンはバイデン政権の意向に逆らって中国国内で半導体生産を継続している。そのうえラボを設営しており、米商務省の規制には反対の声をあげてきた。
またTSMCはアリゾナ州に進出するものの、次世代AIは、「台湾で製造する」と言明しており、エヌビディアも先端ラボは台湾で設立するなどの動きをみせている。これらの動きは米国の神経を逆撫でしている。
懸念する理由ははっきりしている。
第一にハイテク情報、とくに台湾から中国へ最先端技術の機密漏洩が連続していること。中国のSMICはそもそも台湾TSMCにいた台湾人エンジニア数百人が大陸に渡って仕上げたのだ。
第二に台湾軍人の軍事機密漏洩がつぎつぎの明るみに出たことだ。
中国は台湾総統選挙に向けてスパイ気球を1月6日までに17個も飛翔させ、武威、威嚇をしめしつつ、裏面では破壊工作に余念が無い。米国は台湾軍高官等の機密売買の実態を把握しており、このため高性能武器の台湾供与を遅らせてきた。
第三にファーウェイのL540ノートブックがSMIC製造の半導体使用ではなく、TSMCの5ナノ半導体「Kirin 9006Cプロセッサ」だったことがカナダの研究所のモデル解体解析調査で判明した。
ただしファーウェイのスマートフォン「Mate 60」は、中国製の7ナノ相当の半導体だった。これらは台湾人エン���ニアが協力し、中国の技術的独立推進に貢献していた。
第四に中国に工場を持つ台湾企業の従業員らの心理と背信である。また眼に見えないスパイ工作が台湾で進んでいることも米国に疑念を抱かせる。
台湾当局は5日、暗号資産を利用して中国から資金提供を受け、選挙活動を行っていた女性候補を反浸透法違反容疑で拘束した。この女性候補は桃園から立候補した馬治薇。彼女は23年に中国の対台湾工作部門の人物から選挙に立候補して選挙関連の情報を渡す見返りに暗号通貨などで470万円を受け取った。
馬は台湾民衆党からの立候補を目論んだものの中国との関係に問題があるとして、同党は推薦せず、無所属での出馬となっていた。
▼中国SMICが大量生産に突入する
2024年の世界の半導体市場を展望すると、6%以上の成長が見込まれている。とくに中国の飛躍が予測されている。
現在も世界の半導体の30%は中国が買っている。
半導体生産は80%がアジア、それも中国、台湾、韓国、日本に集中している。米国の生産は世界の10%、欧州は9%。だから欧米の焦りは並大抵ではなく、WTOが規制する政府補助金をつけて、半導体企業の誘致に余念が無い。ドイツも99億ユーロを補助して半導体企業の誘致をきめた。
インテルはインドとイスラエル、とくに後者には250億ドルを投資し、イスラエル政府は32億ドルの補助金支出をきめた。
TSMCはアリゾナに新工場を建設中だが、建設労働者不足と労組の反対運動のため、工期が大幅に遅れている。日本のラピダスは千歳で工場建設は予定通り、TSMCの熊本工場も建設は順調という。
中国のSMICは24年度中に新工場を42ヶ所つくると豪語している。SMICは汎用28ナノ半導体の大量生産をはかり、EVならびにAI向けとする。
業界がおそれるのは、いきなりの大量生産により中国のダンピング攻勢で世界の半導体市場が攪乱されかねない懼れである。
なぜなら中国は国内消費者に中国製を買えとキャンペーンを張るうえに補助金をつけるからだ。
風力発電、太陽光パネル、そして現在のEV自動車の世界への殴り込み、その遣り方、その世界市場独占への道のりを考察すれば、中国の次の一手がみえてくる。
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わかる!!!!!!!!やっぱり神ゲーの名をほしいままにしてるブレワイの続編だけあってシステムや戦闘、探索とかもろもろめちゃくちゃ面白いし良くなってるんだけど、とにかくストーリーとNPCの薄さが…。
前作あんなにクエストこなしたのに全然覚えてくれてないじゃんみんな…!とかカッシーワがまさか高名な吟遊詩人ってペーンが匂わすだけとかガーディアンや神獣にあそこまでみんな触れないのは流石に不自然でしょ(とくにゾーラ族)とか本当に四賢者コピペはどうにかしてくれとかとか…。
とにかく王政や神の末裔による地上の統治(植民地支配では。。。おまけに地上の重要な役職っぽい巫女を娶るあたりもちょっとキモい…)とか多民族国家のわりにはハイリア人がマジョリティであり他は描かれず…。ガノンドロフやイーガ団の、権威から離反した人々を悪としか描かないところとか…なんか無邪気に描くにはちょっともう無理じゃない…?!みたいなとこ多かったな…。まだクリア目前なんだけど…。
時オカやトワプリだったらもっとイーガ団や魔王を生み出したゲルド一族の深い部分突いてたと思う…。国産ゲームの政治の面が薄っぺらになってなんなら脱色しようとする悪いところでちゃってる感…。
ガノンドロフの良いところが顔しかないでゲラゲラ笑っちゃった…でもマジでビジュ100点なんすよね…。
私もわりと四賢者2人目くらいで迷いの森いってマスターソード抜いちゃったし、英傑の服ほしくて早めにハイラル城行ってしまったのもありわりとフ��グ管理ミスってたせいでNPCの会話が違和感あるとこ結構あって、この辺ブレワイのが滑らかにできてたなと思っちゃうんだよね…。そもそもブレワイやった人は迷いの森や始まりの台地なんて最初にいっちゃうじゃん…!
ブレワイゼルダの今までとは違う研究者としての先進性や厄黙のはちゃめちゃっぷり見ると今作は本当に…アタリマエにしちゃった…?って思いもあるし…。
いや面白いんだけどね…
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午後4時。渋谷に向かう京王井の頭線。夕暮れ時の柔らかな日差しのなかでまどろみかけた僕は、ある駅から乗り込んできた“ざわめき” に頭を上げた。ルーズ・ソックスを直すどこかそわそわした顔もあれば、世界史の教科書にアンダーラインを引く難しい顔もあるかと思えば、こっちではプリクラを一面に貼った鏡で口紅をひく顔もある。それぞれの夕方。となりに座った女子高生はヘッドフォンをカバンから取り出した。僕は自分のカセットのプレイボタン を再び押した。ラベルには「Shake/DOUBLE」と書いてある。
「東京はやっぱり、外に出ると人がいっぱいで疲れちゃうかな」 (TAKAKO)
「休みの日?何もやってない。ほんと何もやってないよね、私(笑)」 (SACHIKO)
新潟出身の美人姉妹はとびきりクールだ。そんな噂を聞いていた。
「崩さないようにしてるんだよね。写真もたくさんあるなかからよりすぐって」 (SACHIKO)
「いいのを選んでね (笑)」 (TAKAKO)
「ふたりで撮ってるじゃないですか。別々に撮れないでしょ。で、写真チェックがあるんですけど、自分たちに見せてもらうときにお互い自分の顔しか見てないの(笑)。それで気に入ったやつをふたりでガーッと言い合うんですけど。この「BED」のは・・・・・・」 (SACHIKO)
テーブルの上にあったのは彼女たちが去年リリースしたマキシ・シングル 「BED」。
「これはふたりの意見がかぶったのが1枚しかなかったんです」 (SACHIKO)
「そうなのよね」 (TAKAKO)
「すっごいいっぱい撮るなかで、“わたしはこれオッケー”っていう写真がいつもけっこうあ るんだけど、このときはふたりともオッケー出 したのが1枚だけだった」 (SACHIKO)
「ほんとにこれだけ(笑)」 (TAKAKO)
これまでのダブルの写真、すべて見たわけではないが、このジャケットはもっともハッピーな空気に包まれた一枚と言っていいだろう。
「そう。このときのジャケット写真のコンセプトとか全部わたしが決めたんですね。で、これのテーマは一応、“愛”だったんです。やっぱり“幸せになりたい”ってね、みんなの願いじゃないですか。そういうのをちゃんと形にしたくって。ハードなところを出してくっていうのももちろんあるけど、ただハードにしてクールにしてるのはちょっと大人げないというか。ただスネてる子供っぽいなっていう。だから、まず最初に自分がもっと広い愛を持ってることをやってから、ハードな面とかクールな面を見せたかったんですよね」 (TAKAKO)
「これ、ハートの形になってるんですよ。偶然なんだけど」 (SACHIKO)
「BED」のジャケット。よく見れば、ふたりの髪がハートの形を描いている。
「一瞬聴くと、暗い曲っていうか、失恋したみたいな曲なんですけど。ちゃんとブリッジで “この部屋のすみでも、ずっと黙ったままでも、 そばにいればわかりあえる”って展開してるんですよ。だから、結局はわかりあえるってことを言いたいんだけど、ま、その前につらい時期もあるよねっていう。ジョブンですよ、ジョブ ン」 (SACHIKO)
大学で言語学を学んだ姉は“ジョブン”と言った。まるでどこか違う国の言葉みたいに。
「本当のストーリーはハッピーで。わたしたちはすごい信用しあってるから絶対にわかりあえるのよっていう歌なんです。で、1番2番は、 その“序文”(笑)」(SACHIKO)
笑う顔もすごくいいのに。もっと笑顔の写真 を出せばいいのに。
「そうですね。やっぱり自意識過剰なんで、すごい緊張しちゃうんですね」 (SACHIKO)
「東京はやっぱり、外に出ると人がいっぱいで疲れちゃうかな」 (TAKAKO)
「休みの日?何もやってない。ほんと何もやってないよね、私(笑)」 (SACHIKO)
新潟出身の美人姉妹はとびきりクールだ。そんな噂を聞いていた。
「崩さないようにしてるんだよね。写真もたくさんあるなかからよりすぐって」 (SACHIKO)
「いいのを選んでね (笑)」 (TAKAKO)
「ふたりで撮ってるじゃないですか。別々に撮れないでしょ。で、写真チェックがあるんですけど、自分たちに見せてもらうときにお互い自分の顔しか見てないの(笑)。それで気に入ったやつをふたりでガーッと言い合うんですけど。この「BED」のは・・・・・・」 (SACHIKO)
テーブルの上にあったのは彼女たちが去年リリースしたマキシ・シングル 「BED」。
「これはふたりの意見がかぶったのが1枚しかなかったんです」 (SACHIKO)
「そうなのよね」 (TAKAKO)
「すっごいいっぱい撮るなかで、“わたしはこれオッケー”っていう写真がいつもけっこうあ るんだけど、このときはふたりともオッケー出 したのが1枚だけだった」 (SACHIKO)
「ほんとにこれだけ(笑)」 (TAKAKO)
これまでのダブルの写真、すべて見たわけではないが、このジャケットはもっともハッピーな空気に包まれた一枚と言っていいだろう。
「そう。このときのジャケット写真のコンセプトとか全部わたしが決めたんですね。で、これのテーマは一応、“愛”だったんです。やっぱり“幸せになりたい”ってね、みんなの願いじゃないですか。そういうのをちゃんと形にしたくって。ハードなところを出してくっていうのももちろんあるけど、ただハードにしてクールにしてるのはちょっと大人げないというか。ただスネてる子供っぽいなっていう。だから、まず最初に自分がもっと広い愛を持ってることをやってから、ハードな面とかクールな面を見せたかったんですよね」 (TAKAKO)
「これ、ハートの形になってるんですよ。偶然なんだけど」 (SACHIKO)
「BED」のジャケット。よく見れば、ふたりの髪がハートの形を描いている。
「一瞬聴くと、暗い曲っていうか、失恋したみたいな曲なんですけど。ちゃんとブリッジで “この部屋のすみでも、ずっと黙ったままでも、 そばにいればわかりあえる”って展開してるんですよ。だから、結局はわかりあえるってことを言いたいんだけど、ま、その前につらい時期もあるよねっていう。ジョブンですよ、ジョブ ン」 (SACHIKO)
大学で言語学を学んだ姉は“ジョブン”と言った。まるでどこか違う国の言葉みたいに。
「本当のストーリーはハッピーで。わたしたちはすごい信用しあってるから絶対にわかりあえるのよっていう歌なんです。で、1番2番は、 その“序文”(笑)」(SACHIKO)
笑う顔もすごくいいのに。もっと笑顔の写真 を出せばいいのに。
「そうですね。やっぱり自意識過剰なんで、すごい緊張しちゃうんですね」 (SACHIKO)
東京に来て3年と少し。ふたりは地方都市のイケてる姉妹から日本で一番イケてる姉妹へと進路をとったのだが・・・・・・。さて、その物語の “序文”とはどんなものだったのだろう?
「最初の音楽活動? 18か19のころ、新潟でイベントで歌をうたうっていうアルバイトがあったんですね。で、友達の紹介でサチコがまずそれをやって。そのあと、もうひとり紹介してくれってことで、わたしもいっしょに歌うことになって」 (TAKAKO)
「わかります?(笑)」(SACHIKO)
思い浮かべていただきたい。舞台は新潟、イベントの名前は、どんどん祭り。
「新潟市内に古町っていう繁華街があってですね・・・・・・」 (SACHIKO)
「若者が集まる・・・・・・」 (TAKAKO)
「その特設ステージで歌ったのが初めてかな」 (SACHIKO)
「そのときは全部洋楽のカバーで。マドンナとか、TLCとか、マライア・キャリーとか。あ と、ロックンロールもやりました。ほんと洋楽ならなんでも」 (TAKAKO)
「“キャント・テイク・マイ・ア〜イズ・オフ・ユ~”とか(と歌い出す)」 (SACHIKO)
「マドンナは・・・・・・、“ユー・ベタ・ライク・ハンキ〜パンキ~”とか、TLCは、“ベイビベイビ・ベイビィ〜”・・・・・・」 (TAKAKO)
「それを突然歌うんです」 (SACHIKO)
「わたしたちがやる直前までは、屋台みたいのでビンゴ・ゲームとかやってて、子供がバーッといるわけですよ」 (TAKAKO)
「そんなところで急に歌い出しても誰もい���いんですけどね(笑)」 (SACHIKO)
「そうこうしてるうちに、知り合いの人がオーディションにテープを送ってくれたんですね。それがデビューのきっかけで・・・・・・」 (TAKAKO)
クール・ビューティは誕生した。2枚のシングル「For me」「Desire」に続いて、実はラブな美曲「BED」。そして、「Shake」と、姉妹のテンションは上がっていく。
「「Shake」はアップめな曲なんですけど、もともとはミディアム・テンポが好きなんです ね。でも、今までの曲――「 今までの曲―― 「For me」はミディアム、「Desire」は速くて、また「BED」 でミディアム。で、気づいたんですけど、「Desire」ってライブで映えるんですよね」(TAKAKO)
「だから、ここはもうひとつ速い曲が必要だ
ねって話で」 (SACHIKO)
「メロディが先にあって歌詞・・・・・・っていう曲 が多いと思うんですね。でも言葉自体が持って るサウンドもあるでしょ。今回の「Shake」 は・・・・・・、というかこれから先もずっとなんですけど、言葉が持つ響きを大事にしていきたいですね」 (TAKAKO)
妹は大いなるビジョンを抱き、姉は妹に「サッチャン!」と怒られながらもステップを踏む。 姉は休みは家にいると言うが、ダンスフロアが、 ナイトライフがこれほど似合う姉妹もそうはいない。たとえば、RHYMESTERのMummy-D、 MELLOW YELLOWのKOHEIの兄弟と絡み合った「BED (DOUBLES)」。たとえば、 ZEEBRAをフィーチャーした 「Shake」のリミックス。また、マキシ・シングル「Shake」には m-floのtakuがトラックを手がける 「Make Me Happy」というロマンティックな曲も入っ ている。
「最初はこの「Make Me Happy」もリードの候補にあがっていたんです。でもやっぱりトラックが洋もので、日本語をAメロにのせるのが難しいなって。それで英語の割合が多いんですけど、この曲」 (TAKAKO)
「ここの英語のところは全部、文句なんです。 彼氏に対する。でもちょっと言えないかもってことなんですね。だから英語なの(笑)。だけども、本当の心のなかのことは日本人だから日本語なんです(笑)」(SACHIKO)
本当の心のなか、それは・・・・・・・・・ “一番近い世界に星が降って欲しい。一番近いあなたをそう信じ続けたい”。そう、ふたりの恋愛。これを語らずにインタビューは終われない。
「たぶん、サッチャンは女王だと思う。表面的には非常に人を立てるような感じなんですけど(笑)」 (TAKAKO)
「ん~。たしかにそんな気がする(笑)」 (SACHIKO)
「私は女王様ぶってるけど、実は違うっていう」(TAKAKO)
「実は、犬(笑)」(SACHIKO)
初夏に予定されているアルバムには、そんなふたりの恋愛がにじんでいるのだろうか?
「今、アルバムでは、超ラブラブなのを書くようにしてます」 (SACHIKO)
「なんか強い感情っていうと、悲しみとか辛さだったりするじゃないですか。痛みや辛さがどうしても勝っちゃうんで、難しいんですけど …」(TAKAKO)
地方都市で育ち、鍛えられ、美しくなった姉妹の歌。ときに躍り、ときに濡れ、甘く切なくふたつの声は奏でられる。今、日本に生き、 R&Bやヒップホップを愛する少年少女。特に少女―シスターが“こうなりたい”と願う存在としてのDOUBLE。いきなりそんなポジションに立ちかねない。そんな勢いがふたりにはある。井の頭線の電車のなか、女子高生は口紅をひきながら、ルーズ・ソックスを直しながら、 「Shake」を聴くはずだ。
「もうひとりお姉ちゃんがいて、厳しいですよ、私たちの曲には」 (SACHIKO)
「でも、そのうち踊ってる。いいときは、超いいじゃん!とか言って(笑)」 (ΤΑΚΑΚΟ)
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