#カ��コン
Explore tagged Tumblr posts
Text
0 notes
Text
オリハルコン(古希: ὀρείχαλκος, oreikhalkos, オレイカルコス、羅: orichalcum, オリカルクム)は、古代ギリシア・ローマ世界の文献に登場する、銅系の合金と考えられる金属である。最も有名な例としてプラトンが『クリティアス』の中で記述した、アトランティスに存在したという幻の金属が挙げられる。古代ギリシア時代の文献でこの言葉が指す意味は多様ではあるが、真鍮や青銅などの銅系の合金を意味すると思われる状況が多く、帝政ローマ期以降は考古学的にも明確に真鍮を指す。
日本特有の「オリハルコン」という発音・呼び名は、ギリシア語の単数対格形 ὀρείχαλκον (oreichalkon) の、現代ギリシア語読みに近いが、下述する経緯から、それほど深い意味があるわけではなく、単に英語読みの「オリカルカム」を日本人が発音しやすいように加工(カをハに、語尾のカムをコンに)した結果、たまたまこういう形になっただけだと考えられる。
日本ではこの特殊な呼び名が、手塚治虫のアニメ版『海のトリトン』(1972年)辺りから使われ始め、その語呂の良さから(「武器・防具の素材となる神秘的な硬い金属」という設定と共に)様々な漫画やアニメ、日本製のゲームでも採用されて普及・定着した。orihalcon, orichalcon などと綴られることもあるが、これは「オリハルコン」が登場する日本製のゲームが国外へ輸出された際に生まれた新しい綴りである。
原典であるプラトン『クリティアス』等の翻訳においては、単数主格形 ὀρείχαλκος (oreichalkos) の古代ギリシア語読みで、「オレイカルコス」と表記されることが一般的である。
語源は、オロス(ὄρος, oros;山)のカルコス(χαλκός, khalkos;銅)。『ホメーロス風讃歌』や、ヘーシオドスの『ヘラクレスの盾』などの詩に初めて登場するが、これらの作品では真鍮(黄銅、銅��亜鉛の合金)、青銅(銅と錫の合金)、赤銅(銅と金の合金)、天然に産出す��黄銅鉱(銅と鉄の混合硫化物)や、あるいは銅そのものと解釈・翻訳されている[1]。ラテン語では、オリカルクム(orichalcum)アウリカルクム(aurichalcum;金の銅)と呼ばれる。英語ではこれを英語訛りでオリカルカムと発音する。
少なくともローマ帝政期以降の文献では、アウリカルクムが「真鍮」を意味するようになったことは確実で、セステルティウスやドゥポンディウスなどの真鍮製銀貨の原料として言及されるようになる[2]。現代ギリシア語のオリハルコス(ορείχαλκος , oreichalkos)やイタリア語のオリカルコ(oricalco)は「真鍮」を意味する。
金属が希少であった時代には、金の代用として祭祀用に金に似た色に調合された黄銅が神秘的な金属として用いられていた例が多い。時代が下がって銅合金の生産量が増えてくると通貨などに使われるようになり、神秘性は薄れていった。
逆に神秘性を高めて架空の金属へと昇華したのが、プラトンの『クリティアス』による記述とそこから派生した資料に記述されているものである。これらの記述は、他の文献での記述とは隔絶した存在となっており、全く別の架空の存在とみなせる。プラトンの『クリティアス』で扱われる伝説上の幻の金属としてのオレイカルコスは、今では名前のみが伝わっている幻の金属として登場している。神秘性を持った架空の存在であるがゆえに様々な解釈と想像を生み、ファンタジー小説などの創作物に登場するに至った。
23 notes
·
View notes
Quote
東京都北部の閑静な住宅街で昨秋から、台湾メーカーの「メリダ」やイタリア製の「ビアンキ」など、海外メーカーの高級自転車が盗まれる被害が相次いだ。警視庁が盗難に関与したとして逮捕したのはベトナム国籍の男2人。自転車を盗むために来日し、〝仕入れ〟が終われば帰国、ネットオークションで転売していた。容疑者は調べにこう語っていた。「日本は簡単に盗めた」-。 盗んだ自転車に乗って 7月9日早朝、2台の自転車が東京都豊島区の都電沿いの住宅地を走っていた。いずれも高級ブランドで、黒とピンクの��体が輝く。アパートに到着すると、乗っていた外国人の男2人が降りた。そこに迫ったのが警視庁の捜査員だ。逮捕状を見せられた男らはうつむいた。 豊島区、北区、文京区の各区では、昨年10月から高級自転車約70件(被害総額計約400万円相当)が盗まれる被害が相次いでいた。 警視庁捜査3課は、防犯カメラ画像の追跡から、いずれもベトナム国籍のブー・クアン・クエン容疑者(33)、ブイ・ズイ・コン容疑者(31)が関与している疑いがあると判断。約10カ月の捜査を経て、1件についての窃盗容疑で逮捕状をとり、待ち構えていた。このとき2人が捜査員の前に乗ってきたのも、直前に盗んだ自転車だった。 「泥棒の作業所」 逮捕時に2人がやってきたアパートは、「泥棒の作業所だった」(捜査幹部)。盗んできた自転車をこの部屋で解体、箱詰めし、ベトナムへ空輸していたという。室内からは工具や剥がされた防犯シールが見つかった。 7月9日に逮捕された両容疑者の逮捕容疑は1週間前の2日、豊島区の男性会社員(34)方から高級自転車2台を盗んだとするもの。被害品のうち、メリダ製の自転車は男性が妻から誕生日にプレゼントされた愛車だった。 「許せない。取り返してほしい」。男性は捜査員にこう訴えたという。捜査員が踏み込んだアパートの部屋には、1台だけ解体されずに残った男性の自転車があり、間一髪で取り戻すことができた。 盗まれた高級自転車=7月11日、警視庁巣鴨署(塚脇亮太撮影) 盗まれた高級自転車=7月11日、警視庁巣鴨署(塚脇亮太撮影) 「観光」の目的は 捜査関係者らによると、両容疑者は普段、ベトナムで生活。数カ月前から十数回にわたり、自転車を盗むために来日していた。日本で根城にしていたのは、豊島区のベトナム系雑貨店。ブー容疑者はこの店を拠点に日本で商品を買い付け、ベトナムへ輸出することを生業にしていた。 「当初はまじめに働いていた」(捜査関係者)ブー容疑者だが、日本の街を歩くうちに変化が芽生えたという。「日本には、いたるところに高級自転車がある」。同郷で自身を「アニキ」と仰ぐブイ容疑者とともに、〝仕入れ〟に精を出す日々が始まった。 「数えきれないほど盗んだ」とブイ容疑者。毎回、観光ビザで4~8日ほど滞在して3~6台を〝ノルマ〟に夜の街を物色、盗んだ自転車はそのまま乗ってアパートに持ち帰った。箱詰めされた自転車は出国時に同じ便に乗せ、ベトナムへ運んだ。 現地に持ち込んだ自転車は、インターネットオークションで転売。ブー容疑者は調べに「スポーツタイプの自転車はベトナムでも人気があり、高く売れる」と語ったという。 今年1~6月の豊島、北、文京の3区の自転車の盗難件数は824件。昨年の同時期(810件)、4年の同時期(657件)から増え、都内全体でも増加傾向にある。捜査幹部は盗難対策として「ある程度値が張っても頑丈なワイヤ錠を使ったり、屋内に止めるなどしてほしい」と話している。(内田優作)
「日本は簡単に盗める」雑貨店バイヤーから高級自転車泥棒へ“転身”したベトナム人 - 産経ニュース
3 notes
·
View notes
Text
たむらけんじ、ラジオで報道内容を否定「“たむけんタイム”は言わないです」合コンと説明「事実と違う」
米国などは9日、北朝鮮がロシアに弾道ミサイルを輸出し、ウクライナへの攻撃に使われたとして強く非難する共同声明を出した。 ロ朝の軍事協力は、欧州や朝鮮半島、インド太平洋地域など世界各地の安全保障に影響するとして、「深い懸念」を表明した。 ブリンケン米国務長官=AP 声明には、日本や韓国、米英仏独伊、ウクライナ、豪州、アルゼンチンなど48カ国と欧州連合(EU)の外相が参加した。声明は、北朝鮮がロシアに弾道ミサイルを輸出し、2023年12月30日と今年1月4日のウクライナへの攻撃に使われたとして、「最も強い言葉で非難する」とした。 北朝鮮による武器輸出は、「ウクライナの人々の苦しみを増やし、ロシアの侵略戦争を支持し、国際的な不拡散体制を弱体化させる」と指摘し、反対を表明した。ロシアが北朝鮮製のミサイルを使用することで、北朝鮮が技術的・軍事的な知見を得ることになると指摘。「ロシアが武器輸出の見返りとして北朝鮮に何を提供する��を注視している」と述べた。ㅁㅁ
1 note
·
View note
Text
たむらけんじ、ラジオで報道内容を否定「“たむけんタイム”は言わないです」合コンと説明「事実と違う」
米国などは9日、北朝鮮がロシアに弾道ミサイルを輸出し、ウクライナへの攻撃に使われたとして強く非難する共同声明を出した。 ロ朝の軍事協力は、欧州や朝鮮半島、インド太平洋地域など世界各地の安全保障に影響するとして、「深い懸念」を表明した。 ブリンケン米国務長官=AP 声明には、日本や韓国、米英仏独伊、ウクライナ、豪州、アルゼンチンなど48カ国と欧州連合(EU)の外相が参加した。声明は、北朝鮮がロシアに弾道ミサイルを輸出し、2023年12月30日と今年1月4日のウクライナへの攻撃に使われたとして、「最も強い言葉で非難する」とした。 北朝鮮による武器輸出は、「ウクライナの人々の苦しみを増やし、ロシアの侵略戦争を支持し、国際的な不拡散体制を弱体化させる」と指摘し、反対を表明した。ロシアが北朝鮮製のミサイルを使用することで、北朝鮮が技術的・軍事的な知見を得ることになると指摘。「ロシアが武器輸出の見返りとして北朝鮮に何を提供するかを注視している」と述べた。
1 note
·
View note
Text
たむらけんじ、ラジオで報道内容を否定「“たむけんタイム”は言わないです」合コンと説明「事実と違う」
米国などは9日、北朝鮮がロシアに弾道ミサイルを輸出し、ウクライナへの攻撃に使われたとして強く非難する共同声明を出した。 ロ朝の軍事協力は、欧州や朝鮮半島、インド太平洋地域など世界各地の安全保障に影響するとして、「深い懸念」を表明した。 ブリンケン米国務長官=AP 声明には、日本や韓国、米英仏独伊、ウクライナ、豪州、アルゼンチンなど48カ国と欧州連合(EU)の外相が参加した。声明は、北朝鮮がロシアに弾道ミサイルを輸出し、2023年12月30日と今年1月4日のウクライナへの攻撃に使われたとして、「最も強い言葉で非難する」とした。 北朝鮮による武器輸出は、「ウクライナの人々の苦しみを増やし、ロシアの侵略戦争を支持し、国際的な不拡散体制を弱体化させる」と指摘し、反対を表明した。ロシアが北朝鮮製のミサイルを使用することで、北朝鮮が技術的・軍事的な知見を得ることになると指摘。「ロシアが武器輸出の見返りとして北朝鮮に何を提供するかを注視している」と述べた。
1 note
·
View note
Text
たむらけんじ、ラジオで報道内容を否定「“たむけんタイム”は言わないです」合コンと説明「事実と違う」
米国などは9日、北朝鮮がロシアに弾道ミサイルを輸出し、ウクライナへの攻撃に使われたとして強く非難する共同声明を出した。
ロ朝の軍事協力は、欧州や朝鮮半島、インド太平洋地域など世界各地の安全保障に影響するとして、「深い懸念」を表明した。
ブリンケン米国務長官=AP
声明には、日本や韓国、米英仏独伊、ウクライナ、豪州、アルゼンチンなど48カ国と欧州連合(EU)の外相が参加した。声明は、北朝鮮がロシアに弾道ミサイルを輸出し、2023年12月30日と今年1月4日のウクライナへの攻撃に使われたとして、「最も強い言葉で非難する」とした。
北朝鮮による武器輸出は、「ウクライナの人々の苦しみを増やし、ロシアの侵略戦争を支持し、国際的な不拡散体制を弱体化させる」と指摘し、反対を表明した。ロシアが北朝鮮製のミサイルを使用することで、北朝鮮が技術的・軍事的な知見を得ることになると指摘。「ロシアが武器輸出の見返りとして北朝鮮に何を提供するかを注視している」と述べた。
1 note
·
View note
Text
たむらけんじ、ラジオで報道内容を否定「“たむけんタイム”は言わないです」合コンと説明「事実と違う」
米国などは9日、北朝鮮がロシアに弾道ミサイルを輸出し、ウクライナへの攻撃に使われたとして強く非難する共同声明を出した。
ロ朝の軍事協力は、欧州や朝鮮半島、インド太平洋地域など世界各地の安全保障に影響するとして、「深い懸念」を表明した。
ブリンケン米国務長官=AP
声明には、日本や韓国、米英仏独伊、ウクライナ、豪州、アルゼンチンなど48カ国と欧州連合(EU)の外相が参加した。声明は、北朝鮮がロシアに弾道ミサイルを輸出し、2023年12月30日と今年1月4日のウクライナへの攻撃に使われたとして、「最も強い言葉で非難する」とした。
北朝鮮による武器輸出は、「ウクライナの人々の苦しみを増やし、ロシアの侵略戦争を支持し、国際的な不拡散体制を弱体化させる」と指摘し、反対を表明した。ロシアが北朝鮮製のミサイルを使用することで、北朝鮮が技術的・軍事的な知見を得ることになると指摘。「ロシアが武器輸出の見返りとして北朝鮮に何を提供するかを注視している」と述べた。
1 note
·
View note
Text
#正しい歴史認識、国益重視の外交、核武装の実現 #习近平是小熊维尼 #拡散希望 #憲法改正反対!現行憲法凍結!大日本帝国憲法再生! #六四天安門 #武漢肺炎 #拉致被害者全員竹島北方領土奪還 #関西生コン #押し紙問題 #外患誘致援助罪告発事案 #金正恩は在日女の子供 #原爆広島長崎 #在日韓国人は韓国の国政選挙権を持っています #三跪九叩の礼(さんききゅうこうとうのれい) #ZOOM LINE tiktok廃止 #スパイ防止法反対!外患罪で対処可能! #日本学術会議 #明治学院大学による天皇陛下侮辱及び慰安婦デマ拡散に抗議します #全拉致被害者即時一括帰国 #特定失踪者全員奪還 #拉致被害者全員奪還 #活体移植 #集近閉 #習近平国賓来日反対 #尖閣諸島武装艦艇侵略抗議 #千人計画# 天滅中共 #ウイグル #チベット #南モンゴル #香港 #シナチスを膺懲(ようちょう)すべき #楊海英 #六四天安門 #武漢肺炎 #エスプタイン島 #バイデン不正 #犯罪 #不正 #弁護士 #法律 #マスコミ #裁判 #弁護士会 #裁判官 #アメリカ大使館による日本人差別に抗議します #アメリカ大統領不正選挙 #7/8奈良テロ事件 #安倍晋三元内閣総理大臣 #テロリズム #殺人事件 #暗殺 #犯罪
0 notes
Text
作業所患者自治会を目指してみませんか 精神病患者会を 『遺す』こと『残す』こと 作業所通所者自治会 デェイケア通院者自治会 グループホーム入居者自治会 を目指してみませんか
作業所患者自治会を目指してみませんか 精神病患者会を 『遺す』こと『残す』こと 作業所通所者自治会 デェイケア通院者自治会 グループホーム入居者自治会 を目指してみませんか 拡く更に拡く、遠くへ更に遠くへ、深く更に深く 出来るだけ遠く、患者会のタネを撒きたいのです 出来るだけ拡く、患者会のタネを撒きたいのです 出来るだけ深く、患者会のタネを撒いておきたいのです 「遺し」「残す」サイゴの努力と言ったら良いのか。 それとも、 「残す」に集中した 出来るだけ遠くへ、出来るだけ拡く、出来るだけ深く、 サイゴのタネを撒きたい��、と言ったら良いのか。 そういうことなのです、、、、 タネを撒いても、芽が出るかどうか、わかりません。 芽が出ても花が咲くかどうかわかりません。 芽が出て花が咲いても、実が成るかどうかわかりません。 そもそも、タネを撒こうとする試みがうまくいくかどうかも、わかりません それでも、 出来るだけ遠くまで、 出来るだけ拡く、とても拡く拡く、 出来るだけ深く、本当に深く深く 患者会のタネを撒くことは出来ないものかと想っています さもないとさもないとさもないと、、、精神病患者会の歴史自体が、存在自体が、ただ乗りされて乗っ取られて、挙句に、全く、無かったコトにされてしまう では反共同作業所反デェイケア反グループホームと云う旗は降ろすのですか? 精神病院や作業所、デェイケア等々を無くすんだと云う旗 は降ろすのですか? そうです降ろしてもよいのです 反共同作業所反デェイケア反グループホームのままで、 共同作業所自治会を目指すのは、 とてもとても、ゲンジツにはムリであるのならば、 大胆に降ろしてもよいのです 降ろします そしてそして、今まで対立してきたトコロともハナシをしてみたいと想うのです。 降ろしてまでも、、、、、、 ゲンジツに実質的な患者会を『遺し』『残す』ことが最も大事なことですから「タネを撒いて」おきたいのですから、、 しかし、それでは患者会ではなくなるのでは? 患者会としては変質した姿では? そうおそらく、問われるでしょう だから「患者会とはナンなのダ」にまとめてみて 前進友の会の歴史を見直してみて 対立の歴史をも見直してみて、ハナシ合いを重ねながら、 「精神病患者会とはナンなのカ、ナンでアッタのか、ナニでアロウとしたのか」 を見つめなおし、見直し、問い直すことが出来得れば、 おのずから、判断出来得るだろうと、、、 だからそのために、今まで対立してきた古手のトコロの皆さんにも、 呼びかけをしたいなと想いました。 そして、チョットは少しは距離感がありながらも、長年にわたって 愉しく交流を重ねてきた作業所の皆さんと、 患者会にとても近い取り組みをされていると、かねがね想ってきた、 確かにこれだけの取り組みをしていると云う 作業所やデェイケアやグループホームの病者の皆さんに、 またスタッフの皆さんにも、集まって話をしていただいて 参加された皆さんに提起してみたいのです 皆さんで判断してみてください やりたいと思われたなら、やるべきだと思われたなら 是非とも挑戦してみてください 歴史に、マットウに遺せたなら、滅んで行っても良かったのです。でも、歴史を意識的に歪めるコトがまかり通るようになってしまったからです。恐ろしいことだ。だからこそ、今まで、対立をしていたようなトコロともハナシをしてみたいと、想っています。 精神病患者会を『遺し』『残す』ために、ね、、、、、 ゲンジツに根差しセーカツに根差し地を這うように活動をし続けてきたからこその、今のいま時にクルシみながらの決断なのです 原則と基盤の矛盾を矛盾として認めそのビミョーなセーカツの上にこそジツサイの患者会が成り立っていたからです 今やなかまたちが高齢化して、ドコも受け入れてくれず、結局は精神病院に死にに戻って行くからです。生保を下げられ、今の世の中の実はナンの思い入れもない儲け中心の株式会社や、まっこと貧困ビジネスそのモノへ、病者を行政がベンリに振っていっているからです。だから、そんな砂漠のような地域の福祉施設乱立の中で、退院しようとしても、アパートを探すのも難しく、グループホームを探しているからです。ヘルパーと訪問看護を入れなければ、余りに病気が重たくクスリも抜けず、それでもなお、自立して生きたいからです。生き延びなければならないからです。 弱いものは、集まらなければ生きられないからです。団結しなければ生き延びられないからです。そしてジッサイにたくさんの病者が作業所やデェイケアに居場所として集まって生きているのなら、ソコを自分たちの居場所を、少しでも、より少しでも、行きやすい生きやすい場にしていくためなら、通所者自身の自治会が在って、ソコから発言して少しでも自らが行きやすい生きやすい場にしていく取り組みがあって、しかるべきではないですか、それが通所者自治会であり、それが、精神病患者会運動を『残せる』場であるならば、、、、少なくとも、作業所に通所しているんだ、デェイケアに通院しているんだ、グループホームでセーカツしているんだ、と云う、そう云う自覚を持った病者のみなさんが、持たざるを得なかった精神病患者のみなさんが、まずは、ソコに居るのですから、、、たくさん居るんですから、とてもとても大事なことです、そしてそれは、まず団結していけるキッカケに為るはずだと想ったからです。 今や、作業所とデェイケアばかりに為ってしまった上に、余りに余りに酷過ぎる作業所が増えすぎ、特に自立支援法以降、余りに経営的で、余りに金儲け第一主義のなんの思い入れもない「株式会社」ミタイな作業所が山のようにでき、腐った若手「起業家」が「実業家」が、儲けるためだけに就労継続支援B型やA型をやり始め、思い入れのある古くからの作業所がツブレかけ、それは家族会系の作業所も含めて、思い入れのあるスタッフも、そして通所していた精神病者が本当に行き場を失い困っているからです。通所している病者がまるで、『家畜』のように、そういった作業所の経営者から扱われているからです。しかも儲からなくなったらいきなり倒産してしまう。あるいは、専門職等々の資格を持った起業家企業家の乗っ取りもアルからです そもそも前進友の会がその長い歴史の中で、やすらぎの里共同作業所の設立母体運営主体でありつつも、ある時から、ジッサイのトコロ通所者自治会的側面も強くなってきたゲンジツもあるからです 発達障害概念が広まり『健病者』のような奴らが大手を��ってまかりとうり、おもたい精神病者がドンドンおいていかれるからです。少なくとも、「作業所通所者自治会」なら、精神病の作業所に通所せざるを得ない、あるいは通所したい、そう云う自覚を持った、あるいは、自覚を持たざるを得なかった病者が精神病患者がソコに居るはずなのです。それは、精神のデェイケアもグループホームも、そうであろうと想います。『健病者』で一般就労出来る人々や、一人で活動出来てしまう『健病者』は、おそらく、ココには、居ないハズなのです。どんなに頑張ったってクスリもゼロには、とてもじゃないがなり得ない、そしてそして、『一般就労』ナンてとても出来得ない、そんな病者が集まっているトコロ、そして、キーサンたる自覚が生まれざるを得ない、ソコの場所から出発するのです。 更に言えば、コンな言い方では、かえって失礼かもしれませんが、『作業所』や『デェイケア』だけではない、そう、『サロン』と云う在り方にも、えばっちは、期待を持っています。そうなのです。福祉的な就労モノの前に、集まれる場所があることは、いいことですよ。だから、ホンと病者が何人かで集まっているところなら、すべて、すべて、可能性を秘めています。そう、サロンの利用者自治会として意見を出しながら、サロンの食事会やレクを楽しむところから始めませんか。いや、「自治会」と云うコトバにこだわることも無いのだ。自然な流れの中で、月に一度でも、週に一度でも、時間をこしらえて、ミーティングでもしてみて、そのサロンでやってみたいことや、食べてみたいものや、行ってみたいところを自分たちで意見を出しあって、決めてみたらどうだろうか。自らの病気のことを語り合ってみたらどうだろうか。そのミーティングを「みんなの会の時間」とでも、言えばいいのだから、、、ソコにすこしだけ、ほんの少しだけ、『患者自身の自治』と云う『自分たちのことは自分たちで決めたい』と云う発想が生まれたり、はくぐまれたりしてはこないだろうか。ドウでしょうか。自治の難しさも、大事さも、そしてなにより、なかまとしての自覚も、キチガイとしての自覚も生まれてはこないでしょうか。試してみる価値はないのだろうか。ただ、『サロン』には、危うい一面もまたアルのでしょうが、、、、期待を持ちたいのです。 今や「ごかい」が解散してしまい、いったい、「天上天下病者反撃」に一緒に書いたなかまの患者会で、残っていてるのはどのくらいアルのか。もうほとんどなくなってしまっているのではないか。いや、もうほとんどなくなってしまいました。寂しいです。 歴史的には、精神病院の入院患者自治会から、第一次患者会運動が始まった側面も強いからです 歴史的には、第二次患者会運動が消滅していく過程と、作業所デェイケアが「精神福祉」が全国に広まっていく過程とが重なっているからです だから、そこを逆手に取るのです 自立支援法が発達障害概念が、第二次患者会運動に止めを刺したからです。だから、そこを逆手に取るのです おそらく、ゲンジツには、前進友の会のジッシツの活動は、就労継続支援B型共同作業所やすらぎの里を維持出来なくなった時に、終焉を迎えるだろうからです。 えばっち、なーーんや、そんなことは、うちはもうとーーうのムカシに試したで、試して上手くいかんかったんや、うまくいかんもんやでーーと云う声が聞こえてきそうです。そうです、そう云う取り組みも���ったはずです、そのうまくはいかなかった取り組みを教えてください、話してください。おそらくそれは、そう云う取り組みをしようとしていたトコロだからこそ、それは、きっと、スタッフ側はやる気だったのに、通所者側が、しんどくなっていったのでは、、、と想います。しんどくなって続かなかったのでは、、、と想うのです。チガッていますか。そうそれが、患者会が消滅していった大きな大きな問題、課題だったのです。第二次患者会運動が、消滅していったのは、シッパイしていったのはおそらく、社会復帰路線の作業所やデェイケア流行りだけの外的な状況だけではないのです。自治すると云うのは、恐ろしく手間隙も時間も金も労力も人力もタイヘンなのです。『自主自立自尊自衛自治』は、『民主主義』は、時間も手間もかかる、タイヘンな取り組みナンデスヨ、実は。そうだから、おもたい病者こそが、参加するのはタイヘンなコトなのです。なんでうまくいかなかったのか、第二次患者会運動のすぼまりとともに、見直してみて、再度挑戦してみませんか キチガイが生き延びるために絶対に必要なことなのです 精神病患者会を『遺したい』のです。精神病患者会が在って在り続け活動をし続けてきたことを『遺す』ためです。 でもそれだけじゃあない、これからも、キチガイが生き延びるためです。患者会を『残したい』のです。この世の中で、精神病患者が生き延びるには、団結しなきゃなんないんですよ。しかも、歴史の中に『遺そう』としても『遺せない』 だからこそ、通所者自治会を目指しながら、今度は、今まで対立してきたところとも、歴史的な振り返りと、総括をしながら、問い直しをしつつ、ハナシ合いの場を持てはしないかと、願っているのです。さもないと、ナニもかも消えて行ってしまい、なおかつ、真実が嘘にまみれ、そして歴史的には決定的に、歪められて行ってしまうからです、、、、 患者会を『遺す』ために、書き続けてきました。書いて書いて書き続けてきました。叫びつつけてきました。資料を史料として遺そうとし続けてきました。ありがたい場も頂いてまいりました。これからも、『遺す』努力は、やり続けたいと想います。書き続けたいと想います。出来うる限り。そして、もう一つの『残す』ためにそう、出来うる限りジッサイ上のジッシツの上の 患者会を『残す』ために、一度試しに、共同作業所の通所者自治会を作ってみませんか、一度試しに、デェイケアの通院患者自治会を作ってみませんかと、具体的に提起しに来ました。そして、その実現のためなら、ドコへでも行きナンでもしようかなと、、、、、そう想うのです。 そして、その患者会を『遺す』『残す』サイゴの努力の取り組みの中で、 今まで、歴史的に対立してきたところとも、ハナシをしてみたいと、そう想っているのです。ダメかなぁぁぁぁーーオソスギタカナァァァーー。さもないと、ナンにもなくなっていく。さもないと、歪められていく、とそう想います。だから、、、、呼びかけたいと想っています。 前進友の会やすらぎの里作業所のみんなの部屋のジツサイのセーカツを見てください ジッサイのセーカツを見てくださいなかまたちのこえ、ハナシを聞いてください もちろん、シッパイもアルはずです もちろん、企業家起業家経営者に自治会が利用されることもアルはずです。『アリバイ作り』や『御用自治会』も生まれるでしょう。でも、それは、第二次患者会運動でもアッタことなのです。恐れることはありません、今共同作業所に通所している病者の皆さん、スタッフとして働いている想い入れのある皆さん、一度、通所者自治会を作ってみませんか。そして自分たちの場を、もっともっと住み心地良くしていくのです。それが自治と云うものです。でも、手間も人力もかかります。でも、生き延びるため��は必要なことなんですよ。だって、適正手続化や第三者機関化や国家資格化がいくら進んだって、『権力』と『無仁義アクジ犯』にいいようにリヨウされたら、ドウ為るか、みんなソロソロ分かってきたはずです。『無仁義アクジ犯』はそれらをリヨウして逆に皆さんの居場所を、セーカツの場をツブシにかかってきたでしょう、唯一無二のなかまたちのセーカツの場を。もしかしてスタッフだけで対応しようとしませんでしたか。もし患者自治会がソコにあったら、、、通所者とスタッフとみんなで闘うのです、、いや一緒に闘えばソコには通所者自治会が出来ているも同然かもしれません、、行政に対してもね、、しかも厚生省も学会も専門職も『自治会』ならハンタイは出来ないはず、なんといっても、ピアですから、、、、なら、なら、なら、 一度、共同作業所の通所者自治会を作ってみませんか 一度、デェイケアの通院患者自治会を作ってみませんか 全国の就労継続支援B型作業所にもれなく、すべてに 通所者自治会を作りましょう 全国のデェイケアにもれなく、すべてに 通院患者自治会を作りましょう 全国のグループホームにもれなく、すべてに 入居者自治会を作りましょう ソコから見えて来るモノがあるはずです 全国に通所者患者自治会を 蔓延させてみませんか
1 note
·
View note
Text
我が国の未来を見通す(69)
『強靭な国家』を造る(6)
歴史から学ぶ「知恵」の適用(その1)
宗像久男(元陸将)
───────────────────────
□はじめに
私的なことですみませんが、仕事やら講話などで、
ここ1カ月、淡路島をはじめ、帯広、札幌、青森、
仙台など全国各地を駆け回っていました。特に5月
30日には、退職前の自衛官たちに講話するために、
朝一番に新幹線で仙台に向かい午前中は仙台で講話、
すぐに折り返して午後の後半は小平市で講話という
“離れ業”を敢行しました。
さすがに疲れました。最近は、どこに行くにもパソ
コン持参で、新幹線内でも航空機内でもキーボード
をたたくのが常態になっており、「72歳のやるこ
とではない」と家族から強く批判されています。
さて、最近ようやく、少子化対策の素案が提示され、
「3兆円半ばの予算」が独り歩きしてマスコミで取
り上げられています。政府の少子化対策の必要性に
ついての説明が不十分なことにその根本はあるので
しょうが、国そして国民全体の「人口が減っていく
ことへの危機意識」があまりに欠如していることに
唖然とします。
同様に、5月31日、「GX脱炭素電源法」が参議
院で可決成立し、「原発60年超運転成立」だけが
見出しとなってマスコミを賑わしました。そして、
再生エネルギーの様々な問題点などまさに“どこ吹
く風”に、原発の運転延長にのみ反対する“いつも
のグループ”の声明なども流れています。
電気代も6月は大幅に値上がりしそうですが、液化
天然ガスの値下がりを受けて7���からは少し値下げ
するのだそうです。その中で、中部電力と関西電力
だけは値上げを据え置くようです。その訳は、原発
の再稼働が進むからです。
「主権者」とはいっても、「国のあり様」などを深
刻に考えている国民はごく少数なのでしょう。学校
で教わることも、個人の主張や国民の権利は教えて
も、国民の義務についてはほとんど話題にせず、時
に国家の存在そのものを敵視することをためらわな
いような“教え”がはびこっているのでしょう。
戦後長い間、まともな子供の教育を怠ってきたツケ
が、日本人としての誇りも愛国心もなく、まともな
判断もできない“まともでない大人たち”の集まり
と化している我が国の“現実”は、上記の2例だけ
ではなさそうです。
旅先で偶然にも某政治家に会う機会があり、「『国
費解剖』を読みました。国の“無駄使い”をもっと
減らす努力をすべきでしょう」と名刺交換についで
に立ち話したところ、「それは言わないでほしい」
と、暗に“無駄使いは分かっていても政治家として
なかなか立ち入ることができない”とのニュアンス
で即答されました。
主権者の代表として、政治家(たち)が総合的に政
策を判断し、官僚(たち)をコントロールすれば、
防衛費も少子化対策費も捻出できるし、電気代の値
上げも阻止できると私は思っていますが、それを期
待するのはどうも無理なようです。では、どうすれ
ばよいのでしょうか? そのような問題意識を持ち
ながら、改めて“「強靭な国家」をいかに造るか”
という命題に取り組んでいきたいと考えています。
▼歴史から学んだ「知恵」を未来に活用する
さて、気合いを入れて取り組みましょう。これまで
紹介してきましたように、我が国の未来に立ちはだ
かるであろう様々な「暗雲」に対して、現在に至る
までそれぞれの案件ごとに採用してきた政策やその
結果としての現状を子細に“見える化”すると、様
々な課題や問題点が数多く見つかり、このままでは
遅かれ早かれ、我が国は“行き詰まる”との懸念を
消し去ることができません。そして、そう考えるの
は私だけではないと考えます。
つまり、少子高齢化問題、農業・食料問題、気候変
動・エネルギー問題に加えて、今回のメルマガでは
触れませんでしたが、経済安全保障、それに国防や
防災に至るまで、個々の問題に対して、これまでの
ように個別・独立に対応する手法を継続すると、例
えば、輸出促進をあまりに重視した結果が農業の崩
壊を招いたように、ま��最近では、太陽光発電の普
及が国防上の懸念を増大させているように、今後も
とんでもない危機に陥る可能性を否定することがで
きないのです。
前回も取り上げましたが、国家の運営の基本は、明
治維新の「富国強兵」や「殖産興業」のような国家
目標、あるいはそれに代わる中長期的な国家戦略、
つまり、大方の国民のコンセンサスに基づいた「大
方針」のようなものを掲げ、たとえ内閣や政権が代
わろうとも、その「大方針」だけは守り抜くことが
必要不可欠なのだと考えます。
しかし、戦後の我が国には、一貫した国家戦略とも
いうべき「大方針」は見当たらず、各内閣の努力目
標のようなものは掲げられていても国民の間に広く
行き渡らず、その時々の国会対策を最優先しつつ、
“その場しのぎ”のような政策を繰り返してきたば
かりか、政権が変れば、“ちゃぶ台返し”のような
ことも行なわれてきました。
「それが民主主義だ」と言えば、それはそうなので
しょうが、戦前も戦後も平均1.3年ほどの短命内
閣だったため、一貫した「大方針」を議論するよう
な暇もなかったのでしょうが、選挙公約のような、
そのつど変わる各政党の政策などもその実現につい
ては議論にもならず、評価されることもないまま、
“いかにも日本人らしい「禊(みそぎ)」のつけ
方”で時間のみが過ぎ去って今日に至っているよう
な気がします。
振り返れば、それらしい「大方針」を掲げ、その実
現に向かって努力したのは、長期政権だった安倍内
閣のみだったような気がします。このような現実を
みると、我が国の戦後の「議員内閣制」には何か大
きな欠陥があるような気がしてなりません。
一方、そのような「大方針」を決めること自体が至
難の業なのは言うまでもありません。私自身は、昨
年来、つまり『我が国の未来を見通す』というメル
マガを発信開始以来、メルマガの最終目標を書き記
すために、そのヒントになりそうな様々なジャンル
の書籍、特に私の考えと波長の合いそうな有識者な
どの書籍を中心に読み漁ってきましたが、それぞれ
が“部品”としては大いに参考になっても、国家戦
略というか、「大方針」をいかに決めるか、という
観点に立つと“帯に短い”というか、隔靴掻痒の印
象を持たざるを得ませんでした。
その結果、到達目標の“姿”とその必要性について
ははっきりとイメージできても、そこにどうやって
“たどりつく”かについては、大上段に構えた私自
身も今なお暗中模索の状態に留まっています。
よって、今回以降のメルマガについては、少々まと
まらないまま、“行き��戻りつ”しながら発信し始
めることをお許しいただきたいと思います。そして、
今回以降は、「なぜこうなってしまったか」から
「今後どうすべきか」に焦点を移し、「『強靭な国
家』を造る」との壮大なテーマの頂点に向かって登
り始めようと思います。
ビスマルクの言葉といわれる「賢者は歴史に学ぶ」
を引用しますと、我が国は、長い歴史の中で成功も
すれば失敗もしてきました。そこに我が国の将来の
ための“ヒント”が満載されていると考えます。特
に、失敗の原因を究明して導き出された「知恵」は、
逆に“将来、我が国が再び失敗しないため”の「道
しるべ」になると思うのです。
私は、本メルマガ『我が国の未来を見通す』を発刊
する前に110回にわたって『我が国の歴史を振り
返る』を発刊してきました。そしてそれを要約する
ような形で『日本国防史』も上梓させて頂きました。
「『強靭な国家』いかに造るか」という命題に立ち
向かい、まさに“五里霧中”の中で試行錯誤してい
た時に、「歴史から学んだ『知恵』を適用してみた
どうだ」「原点に戻れ!」との“神の声”ともいう
べき声が突然、聞こえてきたような気がしたのです。
確かに、本メルマガ『我が国の未来を見通す』は、
『我が国の歴史を振り返る』の続編であり、これま
でも歴史の空間軸・時間軸のつながりを重視してき
ました。その原点に戻って、歴史から学ぶ「知恵」
を“いかに未来へ適用するか”を考えることから
“登山口”を見つけ、それらの「知恵」自体も可能
な限り“見える化”しつつ、駆け登ってみようと決
心するに至りました。
▼「孤立しないこと」
私は、『我が国の歴史を振り返る』の中で、我が国
の歴史から学ぶ「知恵」はたくさんあるものの、あ
えて軍事などの専門事項には深入りせず、読者にわ
かりやすい「知恵」を次の4つに絞り紹介しました。
つまり「孤立しないこと」「相応の力を持つこと」
「時代の変化に応じて国の諸制度を変えること」
「健全な国民精神を涵養すること」です。それらの
細部についてはそのつど、補足しましょう。
まずその第1は、「孤立しないこと」です。戦前の
我が国は、様々な謀略などもあって追い込まれた結
果とはいえ、同盟を結ぶ相手を間違え、国際社会で
孤立してしまい、敗戦という国家存亡の危機に直面
しました。
これからの未来においても、国防上は、我が国の将
来に立ちはだかる情勢に照らして、日米同盟をはじ
め、最近の「日米豪印戦略対話(QUAD)」や
「自由で開かれたインド太平洋戦略(FOIP)」
など、自由や民主主義など国家の価値観や体制を共
有する国々と友好関係を増進し、様々な事案の発生
を未然に防止し、かつ事案が発生した際には共同で
対処する体制を構築することが必須となることにつ
いては説明を要しないでしょう。
予想されていたとは言え、このたびのウクライナ戦
争で、国連安全保障理事会において、拒否権を持つ
常任理事国の1国が“実行動”を起こすような紛争
が発生した場合には、国連は全く無力であることが
明確になりました。私自身は、ウクライナ戦争後の
国連安全保障委員会で、ロシアのラブロフ外相が他
国の批判に全くひるむことなく、堂々と自国の立場
を主張する映像を観て、「国連は死んだ」との印象
を持ちながら、そのように考えた人も少なくないと
想像していました。
まさに、第2次世界大戦後に構築された国際連合は、
その寿命が尽き果て、中国もその常任理事国の1国
であることを考えれば、我が国の周辺で中国が絡む
事案が発生した場合は、国連に期待することは不可
能です。
日本に在住する米国人タレント・弁護士のケント・
ギルバード氏は、近著『日本は消失する』の中で、
「地政学上、日本ほど危うい国はない」「第3次世
界大戦は日本近海で起こる」として“一瞬で崩れる
平和”に警鐘を鳴らしていますが、後に述べます国
防力の強化と相まって、国防上、「孤立しない」た
め、あらゆる手段を講じた万全の措置を講ずること
が国家存亡の命運を握ると考えます。
一方、「孤立しない」ことの重要性は、国防上の要
求のみでありません。すでに紹介しましたように、
食料やエネルギーの自給率が極端に低い我が国は、
食料安全保障上、そしてエネルギー安全保障上もこ
れらの安定供給先の確保もまた国家存亡がかかって
おり、これらの供給先となる関係国と友好関係を最
優先して維持することや供給先を拡大して可能な限
りリスクを分散することもまた、我が国の「至上命
題」と断言できます。
当然ながら、伝統的な貿易立国としての特性から、
原料の輸入や製品の輸出まで関係国と友好関係を維
持することがこれまで以上に求められることでしょ
う。
とは言え、現在、我が国の貿易相手国の第1位は中
国で全体の約24%(2020年)を占め、第2位
の米国(約15%)を大きく上回っています。中国
が我が国の最大の貿易相手国となったのは2007
年でしたが、その後、米中の差は広まる一方にあり
ます。
我が国は、中国との国交正常化以降、「政経分離」、
つまり、尖閣問題や台湾問題などの政治的に敏感な
問題が経済関係を損なうことがないように、政治と
経済を切り離してきました。しかし、それから20
年後の2010年、中国が日本のGDPを抜き、世
界第2位の経済大国になって立場が逆転し、現在で
は中国の経済規模は我が国の約3倍近くなっていま
す。質的にも、AI、ドローン、太陽光パネル、燃
料電池など、中国が世界のトップランナーを走って
いる技術や分野も少なくありません。
一方、現下の情勢から、「『経済で結びついていれ
ば日中関係は安定する』との時代は終わった」と認
識する必要があることも間違いないでしょう。出来
得れば、あらゆるものの「中国依存」を断ち切る、
つまり、日中経済関係も米中関係同様の「デカップ
リング」、一挙にはできなくとも「デリスキング」
に舵を切り、それを推進することが求められている
でしょう。
なかでも、中国依存している原料とか食料のサプラ
イチェーン、とりわけ我が国の食料確保の骨幹とな
る米作の肥料となる「リン酸アンモニウム」の約8
割弱を中国に依存しているような“現状”について、
手遅れになる前に即刻打破する必要があることは言
うまでもありません。現に中国は、ウクライナ戦争
を理由に肥料価格のつり上げを図ってい��ようです
から、事は急を要します。
中国との経済関係の切り離しを断行すれば、経済界
や関係企業から「大反対」の悲鳴が聞こえてきそう
ですが、将来、台湾問題が現実のものとなって、米
国を中心とする国際社会が中国に対して「経済制裁」
を発動するような場合、我が国が“高い中国依存”
を理由に発動できないような状態になるのだけは避
けなければなりません。
だいぶ前から「台湾問題は日本問題」と言われてい
ますが、それは「南西諸島の防衛を主にした国防上
の問題」とは限定できないことを認識する必要があ
るのです。
中国という国が将来なくなるわけではないので、
「いかに共存を図っていくか」についても、様々な
「知恵」が必要なことも言うまでもありません。一
方、かつては「日米中は二等辺三角形」と言われた
時代がありましたが、その形が崩れつつある現在、
その形にこだわり過ぎると大きな過ちを犯す可能性
もあると考えます。
我が国は「孤立化しない」ことを最優先し、“友達
を選び、友達とどのようにつきあうか”まで、まさ
に正念場です。
現在、インドがロシアとの関係を断ち切ることがで
きず、全方位外交を掲げていますが、インドの為政
者たちは内心では相当悩んでいることでしょう。し
かし、人口が中国を抜いて世界1位になり、いわゆ
る「グローバルサウス」のトップに君臨するインド
の国際的地位は上がりつつあり、これから先も両陣
営が激しい“争奪戦”が繰り広げられることでしょ
う。
一方、インドの為政者が舵取りを間違うと両サイド
から信頼を勝ち取ることができず、結局、その地位
を失うことになると、これまでの人類の歴史が幾度
となく証明していますが、それはさておき、我が国
の場合、インドのような国際的地位を今後保持して
いくことができるのでしょうか。
「孤立化よりも国際的地位の低下を懸念する」との
声も聞かれます。国際的地位には様々な要素が含ま
れることは言うまでもありません。少なくとも現状
程度の国際的地位を維持するためにも、“手遅れに
なる前”に、国家戦略、つまり国家を挙げた「大方
針」が必要になって来ていると考えます。これらの
細部については、のちほど取り上げましょう。
(つづく)
(むなかた・ひさお)
1 note
·
View note
Photo
ゲスト◇石丸由佳(Yuka Ishimaru)
シャルトル国際オルガンコンクールで優勝、併せてJ.アラン賞受賞。ヨーロッパ10カ国以上の各地、および日本全国でリサイタルを行っている。東京藝術大学卒業、同大学院修了。デンマーク政府給費奨学生としてデンマーク王立音楽院を、文化庁在外研修派遣員としてドイツ国立シュトゥットガルト音楽大学を修了。両国家演奏家資格取得。国内の主要オーケストラはもとより、リヨン国立管弦楽団やシュトゥットガルト州立管弦楽団他と共演。テレビやラジオへの出演も多く、出身地のTeNYテレビ新潟やNHKラジオ、TV朝日「題名のない音楽会」、NHK「うたコン」、NHK「紅白歌合戦」に出演するなど幅広く活躍。これまでにない企画演出やプログラミングは各所で高い評価を受けており、オルガンの普及、教育プログラムにも尽力している。キングレコードより3枚のCDアルバムをリリース、最新アルバムは2022年10月発売「死の舞踏~悪魔のパイプオルガン」。2020年4月より新潟市民芸術文化会館りゅーとぴあ専属オルガニスト。武蔵野音楽大学非常勤講師。ココペリオルガンスタジオ/教室主宰。 石丸由佳 オフィシャルサイト 公式YouTubeチャンネル
0 notes
Quote
公益通報した和歌山市職員が自殺 処分受けた職員と同フロアに配置(https://nordot.app/1163040077475562418)では市役所への批判一色だ、当然だと思う。 (同記事はてブより) ◯これは徹底的に叩かなアカンよ。さもなくば正直者は馬鹿を見る事例として引用され続ける。不正は見たが通報しませんでした、報復人事で自殺まで追い込まれても社会は助けてくれないからと言われれば誰も反論出来ない ◯すぐに思い出すのが赤木俊夫さん。もう、こんなことが起きてはならないのに。職場にこの職員を守る人がいなかったのか。そういう人になれるよう、私たち一人ひとりの強さが求められる。 などなど、これらのブコメは本件の背景を理解していないと思われる。大っぴらに報じられていないのでそれは当然だ。 ただ、本件について市役所を叩いても全く解決しないどころかかえって悪化する可能性が極めて高いと思われるので、その解説と感想を残しておく。 これまでの報道 確認できたのはしんぶん赤旗、わかやま新報、示現舎のみで、現在webで確認できる限りでは、大手マスコミからの報道は皆無だったようだ。 https://jcp-wakayama.com/2020/02/18/ 和歌山市は2月18日、旧同和子ども会への支援交付金を不適正使用したとして市職員15人の処分を発表。同市公共事業をめぐり旧同和地区連合自治会長が昨年、詐欺事件で逮捕・起訴されたことに続き、同市の同和行政をめぐる不正が再び明らかになりました。 事態は公益通報による内部告発で発覚。 (2020年2月18日) さすが部落解放同盟と対立を続けてきた共産党だ。しっかり同和行政に問題があることまで触れた記事になっている。 https://www.wakayamashimpo.co.jp/2020/02/20200220_92245.html 和歌山市は18日、子ども会活動を支援する交付金約1000万円の不適正使用と、市内の2児童館で実態のない人権教室などに講師謝金計約930万円が支払われていたことが発覚したとして、市民環境局のセンター長(57)を停職6カ月とするなど、職員15人(いずれも男性)を処分した。 (略) 同館職員が18年8月に公益通報したことで発覚し、市が調査していた。 (略) 同子ども会の副会長を務める市民環境局の副課長(56)は、センター長の不適正使用を知りながら支出に合意していたとして、減給10分の1、1カ月の処分を受け、同交付金を担当する青少年課の当時の課長2人は訓告となった。 (2020年2月18日) 地元わかやま新報は更に詳報だ。 関西出身者なら「人権教室」、「環境局」でピンとくるかもしれない。 https://jigensha.info/2020/02/19/wakayama-dowa/ 議会においても追及してきたのは共産党和歌山市議団のみだから完全にブラックボックス化してしまった。 ところが子ども会��助金を情報公開した矢先にこんな事態が起きた。18日、和歌山市は市内2か所の児童館で総額約1900万円の不正支出があったと発表。市民環境局環境部センター長、同局市民部副課長ら15人の職員が処分された。同日の共同通信によるとセンター長は子ども会の事務局長を務めていた2013~2017年、児童館職員に架空の領収書などを渡し、市の交付金1017万円を目的外に流用していた。子ども会の活動に使用したように装い、指導者養成の活動費などに充てていたという。 (略) この児童館、あるいは不公平な子ども会事業もその受け皿的な団体と言えるのが先述した「和歌山市子ども会連絡協議会」だ。 「子ども」を冠しているから分からないが実は同和の団体交渉。 この団体自体、もともと和歌山県議の差別発言がきっかけで発足したという。 (2020年2月19日) 同和事業の不正を追っている示現舎では更に詳報だ。 差別発言(とされるもの)をきっかけに行政が食い込まれてきたことがわかる。 感想 ◯市の上層部も不正を半ば知っていた人は多いのではないだろうか。ただ、これを不正と断じてしまうと誇張抜きに自身と家族の命が危ないので見て見ぬふりをせざるを得なかったと想像できる。 ◯公益通報をした職員についても、「あいつなんとかせん(イジメないと)とわかってるやろーな」などと圧力のあったことは想像に難くない。 ◯本件の場合、公益通報者を保護できなかったからと関係者を処分した場合、それら職員は完全な板挟み状態で動きが取れなくなる。 ◯逆に団体側はまさに自分の実力を誇示した形になる(役所の幹部を処分させることができたというのは実績で、今後の交渉材料になる「言うこと聞かなきゃ処分/更迭されるぞ」) ◯オマエの妄想だろと言われてしまうかもし根拠も何も無いが、過去の各種の事件から職員が恐怖を感じるのは理解できるし、関西の方なら感覚的にも共感できるのでは。(https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E9%83%A8%E8%90%BD%E8%A7%A3%E6%94%BE%E5%90%8C%E7%9B%9F、https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E7%A2%BA%E8%AA%8D%E3%83%BB%E7%B3%BE%E5%BC%BEなど。もちろん記載されているのはごく一部。立憲民主党の辻元清美議員と懇意な関西生コンも関係が深い(例 https://www.kannama.com/news/news2017/2017.06.16/2017.06.15.html)) ◯京都でも同様の問題があり、一貫して同和利権・部落解放同盟を批判してきたのが日本共産党。だから、特に高齢者層での共産支持が根強い。(同和行政がほぼ終焉した世代の若年層では共産党支持は低い) ◯また、大阪でも同様の問題があり、完全にでは無いが批判し、是正したのが維新の会。当然に支持は高い。京都における過去の共産党が、大阪における現在の維新と被る。 ◯示現舎記事のとおり、相手方の差別(不適切)発言を針小棒大に騒いで行政に侵食していくやり方は差別利権の得意技。最近は同和以外、特に女性問題などでも見られる(女性団体が騒いで行政が介入してこなくなった、など、女性団体側の証言あり)。 ◯共産党やその関係者はこういったやり方を批判していた(「同和利権の真相」シリーズなど)はずなのに、女性問題などでこのやり方を踏襲してるのが悲しい限り。 ◯もちろん差別発言など騒ぎに乗じて行政叩きする割に利権を報じないマスコミも同罪だ。 ◯解決策としては、行政によるこういった特別扱いの一掃と、世論・マスコミの後押しだ。そのためには「あの団体は可哀想だから助けてあげなきゃ」などの論調を排し、杓子定規の対応が必須だ。(交渉次第でカネが引き出せるとなったらいくらでも付け込まれる) ◯示現舎は差別的だとはてブではやたらと評判が悪いがこういったことを追ってくれるのが事実上示現舎くらいしかないのが現状だ。 ◯自民の話をしてこなかったがもちろん野中広務や二階俊博など関係者は多い。
和歌山市役所の公益通報の件、担当者にも上司にも市役所にも同情する
3 notes
·
View notes
Text
Twenty-Four N5 Kanji (#1)
even though these just the basics, everyone’s gotta start somewhere! i’ll be making these lists once or twice every week because as a complete beginner in the language, making lists it helps to see my progress more evidently. i hope someone else may find the series useful!
kanji (onyumi, kunyomi) » english meaning
onyumi and kunyomi taken from app.kanjialive.com, where you can find full information on each kanji flashcard style!
一 (イチ、ひと) » one
二 (ニ、ふた) » two
三 (サン、み) » three
四 (シ、よ/よん) » four
五 (ゴ、いつ) » five
六 (ロク、む/むい) » six
七 (シチ、なな/なの) » seven
八 (ハチ、や/よう) » eight
九 (キュウ/ク、ここの) » nine
十 (ジュウ、とお/と) » ten
川 (セン、かわ) » river
山 (サン、やま) » mountain
土 (ド/ト、つち) » earth, soil, ground
火 (カ、ひ) » fire
木 (ボク/モク、き/こ) » tree, wood
水 (スイ、みず) » water
日 (ニチ/ジツ、ひ/か) » day, sun; Japan
(お)金 (キン/コン、かね/かな) » money; gold
円 (エン、まる) » yen; circle
雨 (ウ、あめ/あま) » rain
北 (ホク、きた) » north
南 (ナン、みなみ) » south
東 (トウ、ひがし) » east
西 (セイ/サイ、にし) » west
#japanese#japanese language#japanese langblr#langblr#polyglot#kanji#languages#language#nihongo#日本語#learning japanese#mine#japanese: kanji#japanese: vocab#classicsblr#24n5kanji#peirates
125 notes
·
View notes
Text
タネアカシ
令和3年、西暦2021年の暦は、 12カ月組み合わせると「祈 疫病退散」となります。 以下、種明��しをいたしますので、 ご参考になさってください。
1月 艮 コン/なやむ 2月 疒 ダク/やまい 3月 殳 シュ/つえぼこ 4月 卜 ボク/うらなう 5月 丙 ヘイ/器の柄 6月 斤 キン/きる 7月 止 シ/あし 8月 𣏟 ハイ/草木のしげるさま 9月 月 ゲツ/つき 10月 彳 テキ/すこしすすむ 11月 又 ユウ/たすける 12月 示 ジ/かみ
祈=示+斤 疫=疒+殳 病=疒+丙 退=艮+彳+止 散=𣏟+月+卜+又
示は祭卓、斤は斧。 疒は牀(ゆか)上に臥せる人、殳は槍の形。 丙は台座、槍杖などの石づきの形。 艮は邪眼と人。後ろ向きに退く人。彳は径、止は歩。 𣏟は麻茎の繊維、月は筋肉、 卜は木の枝、又は右手、攵は木の枝でものを撃つ形で、 硬い肉を撃って柔らげる意。
※参考文献「字統 白川静 平凡社」 これまで、 人扁や雨冠、木扁などくくりを定め、 根底には五行「木火土金水」を意識した文字を集め、 12カ月に綴ってまいりました。 今年も変わらず暦の完成をご報告できますこと、 有難く、うれしく思います。 1994年、平成6年から作り始めて26年。 今日まで続けてこられたのは、 ひとえにご愛用してくださった皆様のおかげです。 心より感謝しております。 なにとぞ今後ともお引き立てのほど、 よろしくお願い申し上げます。 伊藤康子拝
ご注文はこちらからー■
3 notes
·
View notes