#オリバー・ストーン
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スノーデン
SNOWDEN
一言で言うと、なんだこの坊ちゃんは(笑)。
CIAやNSAがそんなことやってるの当り前だし、 自国民まで監視しているのはやり過ぎとか言うけど、想定内でしょ。 軍にいられなくなったとはいえ、 覚悟もなく、そんな仕事していたほうがおかしい。
というのは、この事件当初から思っていたことで、 あらためて確認のために観てみましたがやっぱりでした。
覇権を狙うロシアや中国に負けないようにするためには何でもする。 表と裏があることくらいわからないで国の仕事ができますか。
どんな小さな犠牲でも理不尽なのは許せない、かもしれませんが、 国が弱体化する方がどれだけ怖いことなのか、考えれば答えは出る。
結局ロシアに良いネタを提供しただけで、 法律の表面だけ変わったけれど、実際には何も変わらない。
今でも今までも遠い昔から、そしてこれからも、 陰で行われていることは表面化してこないし、 いつの間にか誰かが死んでるし、忘れられて、時が経っていく。
アメリカの弱体化を進めちゃった坊ちゃん。 忘れられたころに人知れず墓の中、になりませんよう。 ドキュメンタリーはバカバカしくて観る気になれませんね��。
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「スノーデン」2016年 オリバー・ストーン監督
映画「スノーデン」の中で 彼が日本にいた時の話がある NSAは自分たちの能力を 日本人に示そうとした 国民の監視活動に協力すると 言うと 日本側は渋った 日本の法に反するからとね たが僕らは実行した 通信システムにとどまらず 物理的インフラにも手を出した 電力系統 ダム 病院に プログラムを潜伏させたから アメリカと同盟を解消すれば 日本は真っ暗になる 他にマルウェアを 仕込んだ国は メキシコ ドイツ ブラジル オーストリアだ 中国 ロシア イラン ベネズエラなら分かるが 各国の首脳や業界のトップの 監視も行った 防衛協定 スキャンダル 外交手段を追跡する そしてG8で有利に交渉を進めたり ブラジルの石油会社を 従わせたり 第三世界の厄介な指導者を 失脚させる やがて真実が見えてくる 真の目的は経済的社会的に コントロールすること どう正当化しようと テロは関係ない 自国の優位な立場を 守ってるだけなんだ
【スノーデンの警告「僕は日本のみなさんを本気で心配しています」
なぜ私たちは米国の「監視」を許すのか】
発言1 「日本で近年成立した(特定)秘密保護法は、実はアメリカがデザインしたものです」
発言2 「米政府が日本政府を盗聴していたというのは、ショックな話でした。日本は米国の言うことはほとんどなんでも聞いてくれる、信じられないほど協力的な国。今では平和主義の憲法を書き換えてまで、戦闘に加わろうとしているでしょう? そこまでしてくれる相手を、どうして入念にスパイするのか? まったくバカげています」 発言3 「多くの場合、最大手の通信会社が最も密接に政府に協力しています。それがその企業が最大手に成長した理由であり、法的な規制を回避して許認可を得る手段でもあるわけです。つまり通信領域や事業を拡大したい企業側に経済的インセンティブがはたらく。企業がNSAの目的を知らないはずはありません」
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28 人生でもらったベスト・アドバイスは? アカデミー賞のキャンペーン活動の場で、オリバー・ストーン監督と一緒になる機会があり、おそらく僕の映画を観てくれたのだと思うのですが、彼が「これからいろんなやつがお前を褒めると思う、でも信じるな」と。それが今のところ、ベストです。
新作『悪は存在しない』で世界を惹きつけた映画監督・濱口竜介が思う“悪”とは【50 SHADES OF ME】 | Vogue Japan
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オリバー・ストーン: 「私たちは何の理由もなく争っている。 私たちは、ロシアと中国の「帝国」、つまりBRICSが経済界を支配しようとしていることに対する誇りと恐怖をめぐって争っている。 そうです、それは起こっていますし、これからも起こるでしょう。そして、戦争をしない限り、誰もそれを止めることはできません。 残念ながら、アメリカは貿易のために戦争をすべきではない。 経済的には、我々は2位になるかもしれないし、3位になるかもしれないし、後退してしまうかもしれないが、我々は生きており、世界の一部である。 それが何が悪いのか分かりません。 私たちはいじめっ子になる必要はありません。 私たちが主導的な要因になる必要はありません。 私たちはアメリカが支配する覇権的な世界について語っていますが、それはもはや現実的ではありません。 世界は多極化していますが、残念ながら私たちはそれを受け入れることができていません。 あなたがこの国の、外国人を危険視する、ある種の冷酷な保守主義者でもない限り、なぜそれを受け入れられないのか理解できません。 問題は、米国が自らを教育しなければならないということだと思う。」
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「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和六年(2024)5月21日(火曜日)
通巻第8260号
ウォール街の預言者レイ・ダリオ。「第二次南北戦争の確率は35~40パーセント」
ハリウッド映画の「シヴィル・ウォー」が大ヒット中
*************************
全米第五位のファンド「ブリッジウォーター・アソシエイツ」創設者のレイ・ダリオが英紙『フィナンシャル・タイムズ』(2024年5月19日)のインタビューで「第二次アメリカ内戦(シン南北戦争)のリスクが増大している。内戦が起こる確率は35~40パーセントだ」と述べ、斯界に衝撃を運んだ。
ダリオは続けた。「瀬戸際に立っているとの結論に至ったものの、さらに激動の時代に突入するかどうかはまだ分からない」
ダリオは『タイム』の「世界で最も影響力のある100人」の1人に選ばれたこともあり、『変化する世界秩序に対処するための原則』、『大債務危機を乗り切るための原則』、『成功の原則』などの著作はベストセラーとなった。いずれも邦訳があり、バフェットやソロスほど有名ではないが、日本でも名がある。
ダリオのみならず、オリバー・ストーンなども指摘しているようにアメリカの分裂は明らか。厳しい時代が差し迫っていると信じるエリート層は夥しい。
しかしながらダリオの認識では「内戦がどのような��になるか。必ずしも人々が『銃を手に取り発砲を始める』かたちではなく、人々が自分たちの望むものにより一致し、反対の政治的説得を行う連邦当局の決定に従わない別の州に移動することも含まれ」とする。
それは現実に起きている。
NYCから62万人がフロリダ、テキサスへ移住した。カリフォルニアから57万人が、ミシガンからも30万人近い人が他州へ、治安の良い、所得税の安い州へ、人口動態の大変化がもたらされている。内戦は始まっていることになる。
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1月・2月に見た映画
1月、2月は公演で忙しかったりバイオリズムが低下していたりでほとんどブログをつけませんでした。だからその間に見た映画についても何も書いていません。
しかし、それではあまりにもったいない(?)ので供養として(??)せめて題名と簡単なコメントだけでも書いておこうと思います。
まず1月19日関空発パリ行きの飛行機の中で次の4本を見ました。
『インディー・ジョーンズと運命のダイヤル』 インディー・ジョーンズ・シリーズの第五作にして最新作。実はこの映画は映画館に見に行こうと思ってたんです。だって老齢に達したインディーが再び冒険に乗り出すなんて素敵じゃないですか。 でも全然ダメ。つまんない。ただ一つの取り柄というかミソはタイムパラドックスですが、それだってそんなに効果的には機能していません。 インディー・ジョーンズの一作目『失われたアーク』と二作目『魔宮の伝説』は名作だったと記憶しています。でも、それ以降はつまんなくないですか。そういえばパリ出発前にU-nextでシリーズ第三作『最後の聖戦』と第四作『クリスタル・スカルの伝説』を見たのですが、全く面白くありませんでした。 ハリソン・フォードも歳を取ったし、もうこのシリーズは打ち止めでいいんじゃないでしょうか。
『バビロン』 『セッション』、『ラ・ラ・ランド』のデミアン・チャゼル監督の最新作。ハリウッド最初期の狂騒を描く群像劇と言えばいいんでしょうか。 中心となるのは映画女優になるためなら何でもする気でいる田舎から出てきた女と映画の現場で働きたいと思っているメキシコ人青年ーー彼らは映画関係者たちが参加する乱痴気パーティーをきっかけに映画界でのしあがるのですが、初期のハリウッドってあんなに無茶苦茶だったんですか、映画界ってあんなに簡単にのし上がれるものなんですか、その点は大いに疑問でした。 面白かったのはハリウッドの現場が人命をとことん疎かにしているところ……というと怒られそうですが、あそこまで行くとギャグとして成立していて面白いと思いました。
『ラブ・アクチュアリー』 こちらは2003年公開だからちょっと古い映画。クリスマスまでの5週間を描いた恋愛群像劇。 私の好きなタイプの映画ですが、ちょっとどうかなあと思うところが多々ありました。子どものラブストーリーはいらなかったんじゃないですか(私は子どもが嫌いだ!)。
『ビートル・ジュース』 ティム・バートン監督の1988年の映画。見てなかったのかと言われそうですが、見てなかったのです。 でも……まあ見ないなら見ないでいい映画ですね。 ウィナノ・ライダーも全然かわいくないし。
1月29日、帰りの飛行機で見たのが次の映画です。
『キス・キス・バン・バン』 これはなかなかすごい映画です。私は好きですね。今回飛行機の中で都合8本(!)の映画を見たのですが、その中で一番ーーというか最近見た映画の中で一番です。ここまで面白いクライム・コメディーを見たのは『ゲーム・ナイト』以来じゃないかな。 主人公のロバート・ダウニー・Jrが自分の部屋でおしっこをしている最中に浴槽に女性の死体があることに気づき、驚いたもののおしっこを止めることができず、そのまま死体におしっこをかけてしまうというギャグは下品かもしれませんが大笑いさせられましたし、悪者に拳銃を向け「これからロシアンルーレットをしよう。それが嫌なら情報を教えろ」と言って引き金を引いたら、弾が飛び出して悪者は死んでしまうという場面で、ロバート・ダウニー・Jrが「どうしてだ、確率は3%なのに」と言うのに対して相棒のヴァル・キルマーが「お前中学で何を習ったんだ」というやりとりは秀逸でした(言わずもがなのことですが、6連発の拳銃の場合、弾が出る確率は6分の1、つまり16.666...%です)。 ロバート・ダウニー・Jrはコワモテで変人の役が多いとい���のが私のイメージですが、こんな軽妙なコメディーで3枚目の役もできるんだと感心しました。
この飛行機ですが、5時間くらい飛んだところで急に「コックピットの酸素量の問題でこのままではヒマラヤ山脈を越えられそうにありません。このままシャルル・ドゴール空港に引き返します」というアナウンスがありました。 そこまで来るのに5時間かかったわけですから、シャルル・ドゴール空港まで戻るのにも5時間かかります。つまり10時間かけて元の場所に戻ったわけです。 シャルル・ドゴール空港に降りる際、「みなさま右手をご覧ください。エッフェル塔が見えます」とアナウンスが流れた時には苦笑するしかありませんでした。 当然ながらというか、幸いなことにというか、エール・フランスがホテルをとってくれていて、夕食の手配もしてくれていましたので、そこで一泊して翌日同じ時刻の便に乗って帰国したわけですが、いやあ疲れました。 なおヨーロッパ発着の飛行機がフライトをキャンセルしたり3時間以上遅延した場合は、法律によって現金600ユーロまたは航空会社のクーポン800ユーロをもらえるそうです。600ユーロというと日本円にして約10万。結構でかいですよね。 我々はもちろん申請して振り込んでもらいましたが、知らないと損をします。是非このことは知っておいてください。
��、最後飛行機に乗り込んで見たのが次の3本です。
『KIMI』 スティーヴン・ソダーバーグの新作と聞いて面白そうだなと見ましたが、ほとんど覚えていません。疲れのせいもあるかと思いますが、つまんなかったんだと思います。 広場恐怖症だか対人恐怖症だかで家から外に出られずパソコンだけを通じて外の世界とコンタクトを取る女性を主人公にしたクライム・ストーリーですが、新しいふうを装っているだけという気がしてしまいました。
『スクリーム5』 元々期待はしていませんでした。でもまあ期待しなくてよかったという映画ですね。一応『スクリーム』と『スクリーム2』は面白かったような記憶があるのですが…… インディー・ジョーンズにせよこれにせよ長く続きすぎるとつまらなくなるということでしょうか。
『ゾディアック』 アメリカで実際に起こった有名な連続猟奇殺人事件を題材にした映画。セミ・ドキュメンタリーというのかな、私この手の映画はあまり好きじゃありません。現実を下敷きにしている以上、現実から離れられないというところが嫌いなんです。 主演はジェイク・ギレンホール。ロバート・ダウニー・ Jrも出演。私のイメージ通りコワモテの変人役でした。
帰国してから何を見たっけ。
『アントニオ猪木を探して』 アントニオ猪木のドキュメンタリー映画。私は結構ガチのプロレスファンだったので、新しい情報はほとんどありませんでした。「へえ」と思ったのは、安田顕や福山雅治がプロレスファンだったということくらいかな。
『ナチュラル・ボーン・キラーズ』 クエンティン・タランティーノ原案、オリバー・ストーン監督の1994年の映画。なんちゅう取り合わせや! 私、オリバー・ストーンの映画はほとんど見たことがありません。昔西原理恵子が言っていたように「なんで高い金払って3時間も説教されなきゃならんのだ」と思っているからですが、この映画はちょっと違いました。 バッド・ボーイとバッド・ガールの犯罪紀行と言えばいいのでしょうか。「こういう映画ってラストで二人は壮絶に散るんだろうな」(完全に『俺たちに明日はない』のイメージです)と思っていたら、さにあらずーー映画の中盤で二人は捕まり刑務所に入れられてしまいます。 その二人にインタビューしたいというテレビマンが現れるのですが、二人はその撮影を利用して他の囚人たちを煽って暴動を起こし脱獄ーー二人は結局逃げ延びます。 ふーん、そうなんだ……元気があってよろしい! なお、二人にインタビューするテレビマンを演じているのはロバート・ダウニー・Jr。別に彼が好きなわけではありませんが、妙に縁があります。
『エンター・ザ・ボイド』 ギャスパー・ノエ監督の2009年の映画。東京に住む不良外人の物語です。 なんじゃこれは。東京を舞台にする必要があったんでしょうか。 でも、東京には本当にこんな訳のわからない謎の外国人コミュニティーがあるんですかね。あったら怖いかも。
簡単なコメントだけと言った割には結構書いてしまいました。 言いたがりというか言わずにおけない人間なんですね、��タシ。 だからフランス文学の研究者をしているのでしょうが、言わずもがなのことを言ってしまって損をする場合もあります。 困った性分ですね。
そのほか白樫由紀子さんの夫君の末次さんが出演した芝居も見に行きましたが、それを語るのはまた別の機会にします。
#映画#インディー・ジョーンズと運命のダイヤル#バビロン#ラブ・アクチュアリー#ビートル・ジュース#キス・キス・バン・バン#KIMI#スクリーム5#ゾディアック#アントニオ猪木を探して#ナチュラル・ボーン・キラーズ#エンター・ザ・ボ��ド
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20231111
『ザ・クリエイター』を見た。
場末のシネコンの平日のレイトショーとはいえ予約画面では私を含め6人だけ。で実際来てたのは3人という。
毎度のことだが、だだっ広い空間で数人で見る映画というのはなんとも寂寥を伴う時間である。
27世紀の後半に地政学的理由とロジスティクスの諸問題(華僑のマフィア���物資を横流す東欧系移民の地方役人、アドラステアという木星系の民間軍事会社崩れの海賊による輸送船への度重なる襲撃等)で足指の末端が壊死するかのごとく徐々に衰退し遺棄された土星の植民衛星の居住区で残り数人となった住民が数世紀前の映画を精神のモルヒネ代わりに摂取する。
映画の上映が終わった後でクソ田舎のイオンからそんな現実にうっかり帰着したとしても何の疑問も持たず小さな部屋に帰って回し車に飽きた鼠のように眠り(最近では夢も見ない。)朝になれば人工太陽で育つトウモロコシ畑の作業に従事する。
か細い光と痩せた土で無理に累代を重ねた植物たちは病気がちで、かけた手間に対してその実りは少ない。
かつての恋人は私がケプラー1649cから帰る船で冷凍睡眠装置に入っている間にウラシマ効果の影響も相まってキンシャサの病院で老衰で死んだ。彼女はブッディストだったがマントラを上げられるモンクが見つからず結局死後に洗礼を受けてカトリック式で葬られた。
深圳生まれの髪の長い横顔の美しい女だった。
とまあ中二が昨夜の急な性の目覚めにうろたえて、日直日誌に唐突に書き綴る妄想SF超大作はここまでとしてですな、本題の映画は結構面白かった。
ニール・ブロムカンプとかと同じ破傷風になりそうな汚ねえ未来みたいな好きなSF観。異形頭好きとしても満足度は高い。
そういえばニール・ブロムカンプって『チャッピー』以降あんま名前聞かなくなったけどどうしたんだろう。
自然や日常の中に巨大な構築物がある風景はスウェーデンの画家のシモン・ストーレンハーグの世界観を真っ先に思い浮かべたが調べてみると関わってないらしい。
他にもアトムや火の鳥、AKIRA、ブレードランナー、弐瓶勉、ベトナム戦争映画諸作品、ザ・ロックのSEALs全滅シーン、キューブリックのA.Iなど色々思い浮かべる。
今作の主人公でTENETでも主役だった俳優がデンゼル・ワシントンの息子だと知って驚いた。かーちゃん似か。
主人公の右腕がロボット義手なのは『もののけ姫』におけるアシタカの呪われた右腕となんか似てる。人と人ならざるものとの境に立つという神話論的なキャラ。
章が変わるたびに英語タイトルの下にネットで拾った勘亭流の偽もんみたいな毛筆書体で日本語のタイトルが出てくるのが一々なんか気が散る。
他にも劇中に『ノマド』と呼ばれる巨大衛星兵器が出てきて、それに抗議するデモ隊のプラカードにMSゴシックみたいな書体で「もうやだ遊牧民」と書かれていて意図せず笑かしにきたり、街頭のスクリーンに映る指名手配犯の顔写真の横に(重要指名手配とかでもなく)「募集中」と書かれている。
どうせ日本人しか感じないような小さい違和感でもそのわずかなほつれから全部の緊張感がばらけてく感じがする。AIが生成したそれっぽくもどっかが破綻してる画像と似ている。
この手のサイバーパンクって言語のリアリティを精査するみたいな発想にはならないのだろうか。ある種のシュールさとかカオスが逆にいいみたいな感じなのかな。
ブライアン・イーノが「虎山を取れ(その戦略的理由によって)」という中国の京劇のポスターを偶然見てそこに詩情を感じて"Taking Tiger Mountain (By Strategy)"というアルバム作ったと細野晴臣のラジオで中沢新一が話していたが、それ聞いてから日本人が謎英語Tシャツ着たり、外人が謎漢字タトゥー入れるのも別にそれはそれでいいんだとも思うようになった。
そういう意味ではそこに生起するポエジーみたいなものがあれば何でもいいのかもしらん。
最近の映画は相当中国系の資本が入ってんのかなと素人目にも気になる。スターウォーズやマトリックスの続編も中国系の俳優が重要な役で出てくるし、以前見た『メッセージ』というSF映画も美化された白髪の中国人の高級軍人が物語の鍵を握る。
劇中で「ニューアジア」と称された、いわゆるゾミアとか呼ばれる中国と東南アジア国境辺りの地域が舞台で、直接に中国は出てこないがエンディングで紅い旗が象徴的にたなびいていて妙に印象に残る。これは被害妄想というか気のせいかもしれない。
ヒロインは香港系英国人だが、以前より露骨に中国を前に出さず、ケン・ワタナービや黒人の主人公を使って有色人種対西側世界という構図や反米意識を刷り込む手法かと勘ぐってついつい構えてしまう。
お前ら本当は仲間だろ?近現代史を思い出せと。
アメリカは北朝鮮のプロパガンダ映画ぐらい古典的に嫌な描き方されていて手段���選ばず衛星兵器で爆撃しまくるし、マッカーサー風の司令官や軍人たちはAIロボットやアジア人に対して冷酷だ。
アメリカ軍が使う爆弾に手足が生えた自走式の自爆ロボがバグなのか攻撃前に急に自我があるかのように振る舞いだし惜別の挨拶を始めるが、さっさと行けと足蹴にするあたりは人間の傲慢さや醜悪さがよく出ていた。
機械も物も命も全て等価とする東洋的な価値観と、西洋世界のあくまで人間とそれ以外、隷属する道具としての機械や物や自然という振る舞いのどちらが野蛮か、その是非を始終暗に問われてくる。
オリバー・ストーンの『プラトーン』の農村の襲撃と尋問のオマージュらしきシーンを見てると確かにアメリカってインディアンから黒人、日本、朝鮮半島、ベトナム、中南米、中東とこういうことずっとして来たんだよなクソがと段々ムカついてくる。
というか怒らされている。
ただチベット的な描写やダライ・ラマのようなチベット仏教における転生した高僧みたいな子供のイメージは中国共産党的にはどうなんだろう。勝手な想像だがここらは映画会社と監督側で相当コンフリクトがあったんじゃないだろうか。
まあ半可通が適当に考えれるような簡単な構図ではないですわな。
中東然りロシアの戦争然り、世界はなんて複雑なのだろうか。
あと気になったこと何かあったかな。
映画が終わって夜中帰る時のモールの煌々と明るいのに人が誰もいない仮想現実みたいなあの感じ。レンダリングが間に合わなくてたまに体の一部がローポリで描写されてる。
でもあの空間の雰囲気案外嫌いじゃないんだな。
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ウェストミンスター宣言
大事な話だけど、あまり話題になっていないみたいなのでとりあげます。
先月、2023年10月18日に、イギリス、ロンドンにおいて、136人のジャーナリスト、アーティスト、作家、活動家、技術者、学者などにより「ウエストミンスター宣言」が採択、発表されました。
前文を一部日本語訳すると
>左派、右派、中道派の私たちは、普遍的な人権と言論の自由への取り組みで団結しており、保護された言論に「誤った情報」、「偽情報」、その他の悪意のあるレッテルを貼ろうとする試みについて皆、深く懸念しています。
となっていて、政治的傾向としてはバラバラの著名人たちが権力による情報統制に対してNOを突きつけるという一点で団結しています。
とくに有名なメンバーを挙げると、スノーデン氏やアサンジ氏など機密情報の公開にかかわった人や、オリバー・ストーン氏やティム・ロビンス氏など銀幕関係者などがいます。
昨今は新型コロナ関係をはじめとして多くの情報が政府や公的機関により一方的に「フェイクニュース」とみなされ、自由な議論が阻害されている状況があります。
しかし、嘘だと思われていたことや陰謀論扱いされていたことが後から事実であると判明することは非常によくあることです。
自由な議論、情報の流通は、健全な民主主義や学識を構成する重要な要素です。このウエストミンスター宣言に同意する人たちがもっと増え、情報統制のない世界が訪れることを願います。
投稿日 2023/11/04
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オリバー/ストーン・アンターンド
OLIVER: Stone Unturned Guerssen (RTMCD-1581)
昨年唯一のアルバムが再発され話題となったサイケと農夫の異端兼業アーティスト、オリバー。アーシー、ブルージー、フォーキィかつエレクトリックで実験的な色も濃く、その際立つ個性がジャック・ホワイトやカート・ヴァイルからビーフハートにジミヘンまで、新旧のさまざまな偉人たちにたとえられた英国音楽界の隠れた至宝。その驚きの未発表アルバムが登場。
試聴・ご購入は https://li.sten.to/rtmcd1581
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このコメントのリンク先は、なんと「オリバー・ストーン オン プーチン」の中でプーチンがスノーデンについて語っている発言 (を、ロシアのプロパガンダアカウントが言っているツイート)。そうね。プーチンが「スノーデンからは何も情報を得ていない」と言っているんだから、山形のこの記事は「協力」とかいってスノーデンにミソをつけようという悪質なデマ記事なんですね!! ……なんか、情報リテラシーとかいう以前のものを見ちまって唖然。親ロシアなのはもちろんわかるが、それでもある程度の理性はあって論理とか整合性とかに多少の敬意はあると信じたいじゃないか。まさにその当事者の言うことが本当かどうかを問題にしてるんじゃん! 何かを検討したいときに、その検討したいことそのものを前提にできるわけないじゃん! むしろこれ、口裏あわせてる感を高めるものじゃん!
プーチン大統領と親しくお話をするエドワード・スノーデン (2014) - 山形浩生の「経済のトリセツ」
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SDC映画の部屋「スカーフェイス(1983)」
キューバからの難民トニー・モンタナ(アル・パチーノ)はアメリカの底辺で新生活を始めるが、その荒い気性と傲慢な性格が幸か不幸か裏社会での原動力となり、フロリダの麻薬組織の中でメキメキと頭角を現す。やがて組織のボスを暗殺しトップに立ったトニーは麻薬王としてフロリダの裏社会に君臨するようになるのだが、それは王国の崩壊の始まりでもあった… 「ゴッドファーザー」サーガでマイケル・コルレオーネというイタリアマフィアの帝王を演じたアル・パチーノが、今度はキューバ出身の麻薬王を演じた伝説的なギャング映画。原案をハワード・ホークスの「暗黒街の顔役(1932)」にとり、舞台を1920年代のシカゴから1980年代のマイ��ミへと移した。脚本は「ミッドナイト・エクスプレス(1978)」でオスカーを獲ったオリバー・ストーン、「プラトーン(1986)」を撮る少し前の話(ちなみに一つ前は「コナン・ザ・グレート」の脚本を書いている)。 監督は「殺しのドレス(1980)」で注目されたブライアン・デ・パルマ。血糊と銃弾が満載の撮影現場は、当時サスペンスホラーの旗手として名が高かったデ・パルマ監督の面目躍如といったところなのだと思う。 最初は粗野な移民チンピラだったトニー(カタコトの英語しか話せない)がマイアミの眩い陽光の下で、生き生きと犯罪行為に勤しみ、やがて悪趣味な車と洋服を着こなすギャングへと成長していく前半、犯罪王として世界の絶頂に立ち、やがて没落する後半と、アル・パチーノ自身の変化と、衣装や美術の変化などが170分という長い上映時間の中でネチネチと描かれていく。しかもその過程は大量の血と裏切りとバイオレンスに満ち満ちており、正直心臓の弱い方にはお薦めできないレベルでもある。実際、公開当時は評価も低く、パチーノの失敗作(「ゴッドファーザー」と直接比較されるのだから仕方がない)と言われ続けていたが、後年その振り切れた脚本や演出が再評価されて、いまやギャング映画のカルトとして有名になったのだから面白い。ちなみに本編中で「f☆ck」が196回使われているということで記録が残っているほど、この映画は悪趣味に溢れている。 公開当時に劇場で観終わったときには、あまりの熱量にしばらく席を立てなかった記憶がある。もう一度観ろと言われたら、ちょっと遠慮したいと思うほどだ。そんな中で前半と後半のそれぞれ最後に出てくるキーワード「The World is Yours」は、それまでの銃声や阿鼻叫喚が途絶えた静寂にピタリとはまり深い印象を残した。ユニバーサル・スタジオのロゴを見るたびにアル・パチーノ演じるトニーを思い出すようになったのも「スカーフェイス」効果である。 ちなみにデ・パルマ監督は、さすがにこれでギャング映画を締め括るのはあかんと思ったのだろう、4年後にケビン・コスナー主演でアル・カポネ映画を撮る。カポネ役はロバート・デ・ニーロ。こちらは「ゴッドファーザー」同様にギャング映画の王道として広く世間に受け入れられた。このことがさらに「スカーフェイス」を隠れた名作にしてしまっている一因かもしれない。
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オリバー・ストーンによる、ウクライナにおける米国の代理戦争に関する2つの重要なドキュメンタリーを紹介します。タッカー・カールソンによるプーチン大統領のインタビューが公開される前に、ぜひ視聴してください。 ウクライナが燃え上がる https://rumble.com/vwxxi8-ukraine-on-fire.html… ウクライナを暴露する https://rumble.com/vwy6pm-revealing-ukraine.html
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「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和五年(2023)12月1日(金曜日)
『中国の代理人』、最後の『パンダハガー』の大物
怪物キッシンジャー、毀誉褒貶のなか、百歳の大往生
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1971年、世界に孤立していた中国に「利」を説いて近づき、反米路線を大胆に修正させたリアルポリティックスの体現者は、その北京秘密訪問が劇的だったので、なぜかアメリカ外交の立役者のように言われた。
じっさいに現在のホワイトハウスの対中影響力よりヘンリー・キッシンジャーの立場は強いと評価された(台北タイムズ、12月1日)。なお中国語のメディアはキッシンジャーを基辛格(環球時報、連合報)、季辛吉(台湾『自由時報』)と書く。
キッシンジャーは1969年から1977年までの八年間、米国外交の舵取りを担った。ロックフェラ-の外交顧問だった彼を政権に招き入れたのはリチャード・ニクソン大統領だった。
ニクソンとキッシンジャーが、外交で重視したのはリアリティであり、モラルやイデオロギーより優先し、力の均衡で冷戦構造を形成した文脈では戦後米国外交の立役者ニクソンと並ぶだろう。
ところがFBIの工作でウォーターゲート事件のスキャンダルに襲われたニクソンがレイムダック入りした時期に、キッシンジャーはするりと外交の主役の座をもぎ取っていた。
従来の歴史学に重点に置いて学説、地政学の伝統に囚われてき外交を、リアルポリティックの実現に結び、米中関係の回復、ソ連の孤立化を導き出した。これは元来、ニクソン大統領の発想だった。ところが、北京秘密訪問を演じたキッシンジャーにスポットが当たった。
当時、NYタイムズにでた風刺漫画を筆者は鮮明に記憶している。
ニクソンとキッシンジャーがホワイトハウスの庭を歩いている。柵外からみていた見物人が言う。
「ところでキッシンジャーのとなりにいるのは誰だい?」
キッシンジャーは泥沼に嵌まっていたベトナム戦争を早期終結されるため、ラオス、カンボジアのホーチミンルートに秘密爆撃をなして圧力をかけ、ベトナムと交渉し、停戦をもたらす「功績」があった。
これでノーベル平和賞をうけたのが、彼の絶頂だったのではないか。
「あのノーベル賞はいかがわしい」とする世��をよそに、トニー・ブレア元英国首相などは「外交を芸術にした」などと褒めあげた。「和製キッシンジャー」と言われた若泉敬(佐藤栄作時代の沖縄返還の密使)は、「キッシンジャーの著作に書かれたことを信用するな」と言っていた。
NYタイムズのコラムには「偽善者」というコラムが掲げられた(11月30日)。
キッシンジャーは中東和平でもエジプト、シリアを説得し、中東地域の秩序と安定を優先させたが、最大の成果はサウジアラビアとの密約で「ペトロダラー体制」を構築したことである。
▼リアリスト外交官の光と影
一方でキッシンジャーはチリの軍事クーデターへの介入など暗い面も多く、セイモア・ハーシェ、オリバー・ストーン等はキッシンジャーを「戦争犯罪人」と呼んだ。ニクソンを継いだフォード政権下で引き続き米国外交を担い、ときに大統領よりパワフルだった。
「中国は一つ」という幻影を作り上げたのはキッシンジャーであり、北京訪問は百回を超えたが、台北へは一度も足を踏み入れなかった。『中国の代理人』の面目躍如だ。
「台湾問題は解決不可能。戦争を避けるには時間の経過をまって、米中の話し合いでしか前進はない」などと台湾を不快にさせる発言が連続した。台湾はキッシンジャーを評価しないのも当然である。
1977年に理想主義を掲げたジミー・カーター政権が誕生すると、晴れ舞台をさった。替わって安全保障担当の大統領補佐官となったのはポーランド系ユダヤ人のズビグニュー・ブレジンスキーというグローバリスト、中国礼賛学者だった。
大統領当選前の1976年にカンザスシティで開催された共和党大会で、ロナルド・レーガン「キッシンジャーとフォードの下でこの国は、二番手になることは致命的ではないにしても危険な世界で、軍事力で第二位になった」と指摘していた。
米国の保守派はキッシンジャーを首肯していなかった。
1981年から82年までのレーガン政権では、キッシンジャーは共和党主流派から遠ざけられた。レーガンの支持者の多くがキッシンジャーを蛇蝎の如く嫌った。「反共」の信念が希薄だと言うのである。
このため、かれはロビィ活動と著作活動で、外野席からの影響力を保持した。
キッシンジャーは1982年に親中ロビィ団体「キッシンジャーアソシエイツ」を設立し、スコウクラフトら歴代大統領補佐官を政権中枢の送り込み、事実上の中国外交を舞台裏で担う。最大の顧客は北京だった。
晩年にニクソンは言った。
中国の不気味な台頭に「われわれの意図に反して、フランケンシュタインをつくってしまったのではないか?」。
米国外交は道を誤った。
キッシンジャーは、結果的に「中国の代理人」だったことを忘れ���はならないだろう。だから中国はキッシンジャーが訪中すると特別待遇で報い、五月の百歳誕生日にはわざわざ王毅外相がNYの国連本部に近いキッシンジャーのオフィスに挨拶に訪れ、七月の訪中でも習近平がじきじきに会った。
▼米国が中国の脅威を認識するに時間がかかった
中国が軍事大国としてのしあがり、アジアの脅威となると、対中国スタンスを徐々に変えたのはオバマ政権後半からだった。
だが、オバマ政権は外交的手腕のないブレーンで周りを固めたため、大胆な方針の切り替えは出来ず、トランプの登場を待たなければならなかった。
トランプは就任前にキッシンジャーをNYのトランプタワーに呼んだ。しかし彼の言うことを「聞き置く」だけで、はっきりと安全保障方面では中国敵対路線に切り替えた。
この基本方針だけはバイデンも踏襲した。つまり、トランプ政権誕生でキッシンジャーの神通力は消えていたのだ。
キッシンジャーが拘わった各国は如何なる反応をしたか?
中国は「中国を理解した最大の友人を失った」とし、「米中時代の終わり」という論調が華字紙に溢れた。
インドは「彼は一度、インドを蹴飛ばし、やがて近寄ってきた」(『ザ・タイムズ・オブ・インディア』、12月1日)と評価は冷たい。
イスラエルは「ユダヤ人ならびにイスラエルにとって、キッシンジャーは英雄であり、また悪人である」(『ハーレツ』、11月30日)
米国は「毀誉褒貶甚だしいが、かれが冷戦構造を形成した」(NYタイムズ)
「権力こそが最大の媚薬であると信じた世界情勢の巨人」(英紙『タイムズ』)
キッシンジャーは反日家だった。日本での講演はべらぼうな額をふっかける「商売人」の側面が強くあった。
それはともかくとして、現在のブリンケンもサリバンも、最後のパンダハガーの威圧的風圧に比べるとその力量たるや、軽い、軽い。
平林たい子が中曽根を評して「鉋屑(かんなくず)のように軽い」としたが、バイデン政権における米国外交の担い手たちの軽きこと!
▼ロシアはいかなる反応を示したか?
モスクワタイムズは次のように報道した(11月30日付け)
「キッシンジャーは、冷戦時代に米国のソ連との緊張緩和の主要な立案者として、米国の外交政策だけでなく、ロシアの外交政策にも消えない足跡を残した。ウクライナ戦争中、ロシアと米国の対立が激化していることに深い懸念を表明する一方で、ウクライナのNATO加盟支持を途中から(23年5月から)主張するようになった。」
英誌『エコノミスト』で、「もし私がプーチン大統領と話したら、彼もまた、NATO加盟国であるウクライナのほうが安全だと言うだろう」とし、ロシアと中国の関係の将来については懐疑的だった。
キッシンジャーは同誌のインタビューで続けた。
「両国間の制限のないパートナーシップの公式宣言にもかかわらず、北京とモスクワ双方での相互軽蔑を感じた。私は中国について良いことを言ったロシアの指導者に会ったことがない。そして、ロシアについて良いことを言った中国の指導者に会ったことがない」
クレムリン宮殿は下記のプーチン談話を発表した。
プーチンはキッシンジャー氏を「優れた外交官、賢明で先見の明のある政治家」と評し、「外交政策への現実的なアプローチはヘンリー・キッシンジャーの名と密接に結びついており、国際的な緊張緩和を実現し、世界安全保障の強化に貢献した最も重要なソ連・アメリカ協定を締結することを可能にした」と評価した。ホンネとはとれない。
最後にキッシンジャー路線とは距離をおく情勢の流動化のなか、米国の「レーガン基金研究所」が11月30日に発表した世論調査では「中国が台湾侵攻した場合、アメリカ国民の72%が台湾独立を支持する」とした。
NYタイムズは台北総督府で蔡英文総統にインタビューを行った。これも異例の珍事である。
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