#ウクライナ:主菜
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✿ ヴァレニキ | Varenyky ・ウクライナの伝統料理のひとつ。小麦粉を練った生地に具を包み茹でたもので、バターやサワークリームと一緒にいただきます。見た目は中国の餃子によく似ていますが、中身は肉類/じゃがいも/キャベツ/チーズ/サクランボなどさまざまなものがあります。
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自民党の谷垣禎一元総裁(78)の自宅を訪ね、岸田文雄内閣の支持率がなぜ上がらないのか、一杯やりながら率直に質問をぶつけてみた。岸田首相の外交面の成果は、知らぬ間に立ち消えになってはいませんか。
「確かにね。今回のウクライナ戦争で存在感が高まっているグローバルサウス(新興国・途上国)の取り込みなどは、日本の強みを生かしてよくやっている。彼らの一部には、西側の先進国に『あいつらは今も上から目��だ』と腹を立てている国が多い。事実上の『一強』となった米国や植民地支配の過去を抱える英仏に対し、『西側リベラリズムのおごり』と批判する国さえある。その中で、日本は独自のODA(政府開発援助)を駆使して努力を重ね、『欧州はうんざりするが、日本は違う』と評価も集めた。首相はここをうまくすくい、西側とつなぐ役割を果たしている」
ただ、今後はこの外交でも、首相にとって厳しい難局面が待つと説く。
「この戦争が終わったとき、どう新しい国際秩序を作っていくのかが焦点となる。そこでは、日本がすごく損な立場になるわけにはいかない。日本は必ず、それなりの地位を占めなければならない。国内では国民生活に目配りしながら、対外的にはこの難題に挑まなければならない。岸田さんに限らず、自分が首相になりたいと狙っている人にとっても、答えを出すのは簡単ではないはずだ」
テーブルには『野菜の揚げびたし』が登場した。パプリカとカボチャ、なすを素揚げして、甘辛いマリネ液にしっかりしみこませている。香ばしい夏野菜の香りと甘さが、冷えた久保田によく会う。
谷垣さんが「水内さんは産経新聞だからこっちが好きかな」といいながら、テーブルには白い陶器に「中華民国立法院」と書かれた蒸留酒「白酒(バイジュウ)がやってきた。テーブルには、「中華人民共和国」と書かれた「貴州芽台酒」も登場。「酒に国境はありませんよ」と酒巻俊介カメラマンが笑ったが、私はなんとなく中華民国を注ぐ。
食卓には、台湾からいただいたという白酒も登場した=東京都世田谷区の自宅(酒巻俊介撮影) 食卓には、台湾からいただいたという白酒も登場した=東京都世田谷区の自宅(酒巻俊介撮影) 谷垣さんに「一気に飲み干すんですよ」と言われたが、アルコール度数は50度! しかし、独特の香ばしい匂いがさわやかだ。昨年、谷垣さんのインタビュー連載を担当し、今回同席した豊田真由美記者は「食道の位置が分かる」とむせながら飲んでいる。
「この前、フランスのマクロン大統領がNATO(北大西洋条約機構)の東京事務所開設に反対したでしょ。私は心理がよくわかるんですよ」
谷垣さんが語りだした。 「海洋国家の道を選ぶか、大陸のつながりを大切にするか。各国が個別���事情を抱えていますよね。英国は海洋国家の道を選び、EU(欧州連合)から抜けた。残った独仏を中心とするEUはどうするか。陸続きの中国に経済などの利益を全部取られては大変だ。中国とうまく付き合いつつ、必然的に、カザフスタンなど中国の周辺国とも協力する。フランスがNATO日本事務所に反応した背景は、ここまで見なければならないと思うんです」
谷垣さんも白酒をなめる。
「日本もずっと、2つの選択を迫られていたでしょう。海洋国家としてアングロサクソンと組むか、大陸につながるところと組むか。日本では明治以降、右翼を中心に、中国や韓国と組んで欧州に踏みにじられない大義の旗を立てろという議論があった。しかし、当時は日英同盟を選び、今は日米同盟。アングロサクソンと組む流れを継いでいる」
「韓国も、似たような選択を迫られてきましたよね。北朝鮮との関係強化を図った文在寅(ムン・ジェイン)前大統領は、日本でいえば、沖縄県の米軍普天間飛行場の辺野古移設にブレーキをかけた鳩山由紀夫元首相の言動に近いと思っているんですよ。韓国では『北と南の連携を強くしていこう』という訴えが国民の喝采を浴びる面もあるでしょう。ただ、今の時代に文政権みたいな道をとるとあまりに支離滅裂になる。尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が誕生したのは、日本にとっても本当によかった‥、ああ、すっかりいい気になってペラペラしゃべっているなあ」
谷垣さんが車いすを少し動かしながら話題を変えた。
「最近は新聞を読みながら、私と同世代の方の回顧録をよく読むんですよ。私たちの世代は一体何を残したか-と考えながらね」
谷垣さんは昭和20年生まれだ。
「例えば歌手の加藤登紀子さん。読売新聞で連載していたが、彼女は私の1歳年上で、東大の五月蔡でシャンソンの『赤い風船』を歌っているのを聞いたことがあります。彼女と政治的立場は大きく異なりますが、同じ時代の空気を吸ってきた。もう1人挙げれば、ピアニストの山下洋輔さん。彼は麻布高校の先輩で、文化祭でピアノを弾いていたのを覚えている。ジャズという日本でまだ珍しかったやり方に挑んでいた」
「もう1人、倉本聰さん。彼は喫茶店でアベックのすぐ横に座り、会話をじっくりと聞きながらシナリオを練ってきた。テレビをどう活用するのか、一生懸命考えてきたんですね。戦後日本の可能性を開くためさまざま頑張ってきた��
「逆にいえば、そうそうたる大会社に行き、少し前まで『半���体は日本だ』と頑張った友人がいた。しかし、今は見る影もない-。俺たちの世代は何をやってきたんだろう。私とすべてジャンルは異なるが、この年になって、じっくり考えるんですよ」
日本酒のグラスを手に語る自民党の谷垣禎一元総裁=東京都世田谷区の自宅(酒巻俊介撮影) 日本酒のグラスを手に語る自民党の谷垣禎一元総裁=東京都世田谷区の自宅(酒巻俊介撮影) 少し遠い目をする谷垣さん。自らも、政治の中枢で時代を動かしてきたじゃないですか。
「自分のやってきたことはこんな副作用を生んでいたのかと考えるものばかりですよ。自分の思った通りになったことは絶対ない。ほとんど、予期しないことが起きている。例えば難民の問題。私は議員になりたての頃、自民党法務部会の副部会長としてこの問題に取り組みました。当時は無制限に外国人を入れるととんでもないという議論があり、入国には『職業訓練』という形を取り入れたが、今から思えば、物の見方が足りなかったと自省することが多い。『こんなこと考えもしなかった』という問題が次々と起きてね」
もう一例として挙げたのが、女性の社会進出の遅れだ。
「私は昭和20年生まれだから、現行憲法の『男女同権』は素晴らしいと教わった。しかしその私が何をやってきたかといえば、政治家の傍らで、家事は全部女房に押しつけた。家事はやってみると結構大変ですよ。こんなこと言ったら、あの世の女房に怒られるかもしれないが、専業主婦じゃない人が家事に取り組むのは大変だ。今は働く女性が圧倒的に増えたでしょ。亭主と女房がどっちも働いているのに、家事は女房だというんじゃね。子育てしながら政治に携わる上川陽子外相や加藤鮎子こども担当相は相当優秀ですよ」
子供2人を育てる豊田記者が「家事をしない人と結婚できませんよ」と合いの手を入れる。
「でも、少子化対策って、政府の政策でこなせるものなんですかね」
シャッターを切っていた酒巻俊介カメラマンが尋ねた。(聞き手 水内茂幸)
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我が国の未来を見通す(82)
『強靭な国家』を造る(19)
「強靭な国家」を目指して何をすべきか(その9)
宗像久男(元陸将)
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□はじめに
衝撃的な事故ではありましたが、「やはり」とい
うべきか、事故直後のバイデン大統領の談話のよう
に「驚いてはいない」というべきか、8月23日、
ワグネル代表プリコジン氏が搭乗した飛行機が墜落
し、死亡が確認されました。巻き添えを受けた9名
の乗員乗客には気の毒でしたが、思えば、人類の歴
史はこのような事件の繰り返しでした。
プーチン大統領が哀悼の意を述べている映像も流れ
ましたが、この事件を“単なる事故”と考えた人は
皆無だろうと思います。藤井厳喜氏などは“暗殺”
ではなく“明殺”だと明言していますが、練りに練
った巧妙な手段を用いているはずなので、たぶん、
少なくとも“ほとぼりがさめる”までは事故原因が
解明されることはないと思います。
問題は、この事件が今後、凶と出るか、吉と出るか、
ますます混迷を深める可能性があると私は考えます。
「ウクライナ戦争の決着はプーチン大統領の失脚
(あるいは暗殺)しかない」と断定する考えもある
ように、この事件をきっかけに水面下で反プーチン
派が強硬策に打って出る可能性は否定できないでし
ょうし、ワグネルをはじめ民間軍事会社が戦線から
離脱する可能性もあるでしょう(すでに解体の動き
もあるようです)。逆に、本事案が“見せしめ”と
なって、ロシアがウクライナ戦争の勝利に向けて
(少なくとも敗戦を回避するため)、“一枚板”に
なる可能性もあるでしょう。
どちらに転ぶかは現時点(9月1日)では不明です
が、本事件がきっかけとなって、やや膠着状態にあ
るウクライナ戦争が再び“動き始める”可能性もあ
るでしょう。ウクライナ側の反転攻勢があまり進展
しないような状態が続けば、停戦合意(休戦)が早
まる可能性も出て来るでしょう。
「戦争はギャンブルのようなものだ」とよくいわれ
ます。“戦争によって得られる利益がそのコストを
上回ることは稀で、戦争を行なうことは常にリスク
を伴う”ことから来た言葉なのでしょうが、巷のギ
ャンブルと同様、一度踏み込んでしまうと、勝敗が
決着するまでますますエスカレートすることを歴史
は教えてくれます。
以前にも紹介したように、アメリカの原子力科学者
会が発表している「世界終末時計」は、ウクライナ
戦争が始まって以来、核兵器が使用されるリスクを
加味し、過去最短の「90秒」を指し続けています。
プーチンが核のボタンを押すに至るきっかけに、N
ATO諸国から武器や弾薬の供与を受けて戦い続け
るウクライナと決着をつけることのみならず、反プ
ーチン派を黙らせるような、ロシア国内問題の解決
まで視野に入ってくるとなれば、その“敷居”が低
くなるような気がしてならないのです。
このたびの一連の事件について、話題の生成型AI
に質問したところ、「私たちは、このような悲劇的
な出来事を未然に防ぐために、常に平和的な解決策
を模索する必要があると考えます」との回答があ��
ました。まさに正論です。そのような究極の事態に
至らないような「話し合い」、その結果として「停
戦合意」に至るかどうか、ロシア・ウクライナ両国
のみならず、国際社会の“叡智”が求められている
のでしょうが、そう簡単ではないことも現実です。
いずれにしても、プリコジンという反プーチンの烽
火(のろし)を上げた“勇者”の死亡が、英雄視さ
れることを警戒して葬儀の非公開を強要したロシア
当局をはじめ、ウクライナ戦争の終末、ひいては人
類社会の未来を左右する歴史的に重大な事件に発展
する可能性もあることでしょう。
我が国にあっては、「だから『平和』が大事なのだ」
との声が聞こえそうですが、前回も指摘したように、
そこで“思考停止”しないで、「どのようにしたら
未来永劫の平和を維持できるか」について、しっか
り考え、可能な限り盤石な「備え」が必要であるこ
とを理解できる国民の輪が広がることを祈るばかり
です。
▼「食料自給率」が「国力」に及ぼす影響
本メルマガではすでに我が国の食料自給率について
詳しく触れましたが、「国力」の観点から少し分析
してみましょう。
まず、食料自給率の主要国ランキングは、農林水産
省による2020年のデータによると、1位カナダ
(カロリーベース221%、生産額ベース110%)、
2位オーストラリア(173%、110%)、3位
アメリカ(115%、92%)、4位フランス(1
17%、83%)、5位ドイツ(84%、58%)、
6位イギリス(54%、60%)、7位イタリア(5
8%、87%)、8位スイス(49%、61%)、
9位日本(38%、58%)と続きます。カロリー
ベースでは、韓国32%、台湾31%などが続きま
すので、極端に低い数値ではないとも言えるでしょ
う。
これらから、食料輸出可能な国、つまり将来におい
て我が国が輸入対象国として期待できるのは、個々
の食料品によって違って来るとは思いますが、自給
率が100%を超えているカナダ、オーストラリア、
アメリカぐらいまででしょうか。
ちなみに、ウクライナ戦争で小麦の輸出が話題にな
っているロシアについては、西側諸国のような基準
が明確になっていないのかも知れませんが、小麦の
輸出量は世界のトップを走っています。一方、食料
品関連の輸入品として「果実・野菜」「肉類」「酪
農品・鶏卵」「飲料」「コーヒー等」、それに最近、
日本のJTグループが協力企業になっていると話題
になった「タバコ」など多岐にわたっていることも
事実です。
これらから、ロシアの「食料安全保障」の柱は、
“国内消費者への供給を維持するために輸出を制限
する”という発想になっているようですが、一方、
ウクライナ侵攻を可能にした背景には、この次に述
べるベルエネルギーと合わせて、“非軍事面の戦力
化”についても目算があって、実際にそれを行使し
ていることに着目する必要があるでしょう。
中国の食料自給率は、近年、輸入量の増加に伴って
低下傾向にあります。穀物の自給率は97%以上を
保ち続けてはいますが、食用油材料の自給率はこの
20年間で81%から25%に、大豆の自給率は6
0%から17%にそれぞれ減少するなど、食料自給
率は20年間で100%前後から76%前後にまで
落ち込んでいるといわれます。
穀物の自給率自体も、洪水、干ばつ、イナゴの被害
などから、実際の穀物倉庫の中は空ともいわれ、中
国社会科学院が「中国の食料供給不足は2025年
末までに約1億3000万トンに達する」との見通
しを示したことで、不安や買い占めの懸念も出てい
るようです。最近の福島原発の処理水放水に対抗し
た輸入禁止処置も、その背景には“国民の目をそら
す”など様々な思惑があるとみて間違いないでしょ
う。
余談ですが、少しだけ回り道しますと、福島原発の
処理水で問題になっているトリチウムは、水と結合
してトリチウム水となっているため、簡単に処理で
きません。そのため、今回の処理水の放出にあたっ
ては、トリチウム濃度を1リットルあたり1500
ベクレル以下に薄めて放出しています。この基準は、
国が設けたトリチウムの環境への放出基準1リット
ルあたり6万ベクレルの40分の1、また、WHO
(世界保健機関)が示す飲料水の基準の1万ベクレ
ルの7分の1程度にあたる水準です。トリチウムは
また、環境中で自然崩壊し、その半減期は約12.
3年といわれます。
今回の処理水の放出予定量は22兆ベクレルですが、
中国の東シナ海や南シナ海に面した4つの原発が1
年間に放出しているトリチウムの総量は約450兆
ベクレルであることはすでに判明しています。しか
もこの事実について、中国と周辺国との間で何らの
合意はなく、説明もしていません。
中国は、「通常の稼働下で排出される冷却水とは質
が異なる」などの“難癖”をつけていますが、日本
の政府がなぜ証拠となるデータを示して「それなら
ば、“すでに汚染されている”中国の海産物は輸入
しない」と反論しないのか、不思議でなりません。
自らの「国益」のために、長年、“でっちあげた歴
史”を「歴史戦」の道具として活用して��た中国で
すから、「科学的根拠がない」などの批判に“動じ
る”ことはまずないでしょう。我が国のような「世
論」がありませんので、政府のやりたい放題です。
私たちは、この機会に改めて、そのような国が我が
国の隣国にあって、今後も存在し続けることを強く
認識する必要があるのです。
長くなりました。本題に戻します。我が国は、我が
国の食料事情からして、「大事な食料を買おうとし
ない国に売る必要がない」と断言します。ちょうど
良い機会なので、食料輸出は最小限にして、備蓄を
増やす方向に舵を切り直すべきと考えています。
その理由を解説しましょう。以前、我が国の食生活
近代化、つまり洋食推進運動は、アメリカの「した
たかな食料戦略」のせいだったと解説しましたが、
我が国は、食生活そのものを米など比較的自給率の
高い食料を主とするように戻し、なおかつ長期備蓄
のノウハウを考案しつつ、必要ならば法律を改正し
て、備蓄量の増加に努めることを「食料安全保障戦
略」の柱にすべき時が来ていると考えます。その戦
略の実現が「国力」を維持するために必要不可欠な
のです。
一方、そこにはとんでもない“落とし穴”があるこ
ともすでに指摘しました。我が国は、この化学肥料
の原料の資源に乏しく、3要素といわれる「尿素」
「リン酸アンモニウム」「塩化カリウム」のほとん
どを輸入に頼っていることです。その内訳は、「尿
酸」の自給率はわずか4%のみで、残りはマレーシ
ア(47%)、中国(37%)、サウジアラビア
(5%)などから輸入しています。「リン酸アンモ
ニウム」や「塩化カリウム」に至っては自給率0で、
「リン酸アンモニウム」の輸入先は“中国がダント
ツの1位(90%)”、残りがアメリカ、「塩化カ
リウム」の輸入先はカナダ(59%)、ロシア(1
6%)、ベラルーシ(10%)と続きます(諸般の
事情から本来なら公にしたくない数値ですが、すで
に公にしている人がいますので出すことにします)。
肥料の自給率まで考えれば、自給率100%に近い
米でさえも“実質的な自給率”は11%程度、自給
率80%の野菜は実質8%程度、その他の食料品の
自給率もかなり低いとの分析もあります。「化成肥
料がダメなら有機肥料や堆肥を使えばいいじゃない
か」との考え方もあろうと思いますが、有機肥料も
見事なまでに輸入に依存しています。
今回のウクライナ戦争が小麦などの価格が異常に高
騰しましたが、食料品の価格は、気候の変動や世界
情勢に大きく左右されることは明らかで、今後、世
界人口が増えるにつれて、肥料や種苗までを含む
“食料争奪戦”が発生することは必定でしょう。し
かも我が国の生殺与奪のかなりの��分について、す
でに対立している、��るいは将来対立する可能性の
高いと判断しなければならない国々に握られている
という“現実”を直視する必要があるのです。
繰り返しますが、農業従事者の減少対策と食料自給
率の向上のために我が国は総力を結集すべきであり、
その結果として「世界で最初に飢えるのは日本」と
揶揄されるような事態を回避することに万全を期す
必要があります。そのためにも、私たちは、「『お
金を出せば輸入できる』ことを前提にした『食料安
全保障』はすでに破綻している」との認識のもと、
農業や牧畜など国内の1次産業の強化、長期的な食
料備蓄の大幅な推進など、「食料自給なくして独立
なし」との気概をもって、「国力」の維持を考える
時に来ているのではないでしょうか。
▼「エネルギー自給率」が「国力」に及ぼす影響
エネルギーについても同様のことが言えるでしょう。
今年は格別に長く、暑い夏を迎えています。気象庁
も「異常な夏」であることを宣言しました。まさに
地球の「気候変動」のせいにしたくなる気持ちを否
定するものでありません。
一方、ガソリン価格高騰は話題になりますが、この
酷暑の中で、ほぼ毎日24時間、エアコンをかけっ
ぱなしで快適な日々を過ごしている“贅沢”に不安
を感じている国民はほんのわずかであろうと想像し
ています。
すでに紹介しましたように、主要国のエネルギー自
給率のランキングは、1位ノルウエー(700%)、
2位オーストラリア(320%)、3位カナダ(1
76%)、4位アメリカ(98%)、5位イギリス
(70%)、6位フランス(55%)、7位ドイツ
(37%)と続きます。
国際情勢がどのようになろうと、エネルギー供給の
面で全く懸念する必要がないのは、4位のアメリカ
くらいまでで、それ以下については何がしかの影響
を受けることは必定です。現に、天然ガスの供給を
ロシアに依存していたドイツがウクライナ戦争で多
大な影響を受けたこともすでに紹介した通りです。
ちなみに、ロシアは天然然ガス、原油、石炭などの
生産量が世界のトップクラスで、エネルギー自給率
は188%(2015年)といわれます。また中国
は、国内のエネルギー資源は決して豊かとはいえま
せんが、石炭、石油、天然ガス、原発、再生可能エ
ネルギーからなるエネルギー供給体制を絶えず改善
し、エネルギー自給率を常に80%以上を保っている
ようです。
それに対して、元来、エネルギー資源小国の我が国
のエネルギー自給率は年々低下傾向にあり、先進国
では最下位、世界水準で言えば34位の11.8%
にしか過ぎません。しかし、実質は7%であるとか、
原発の再稼働を認めなければ4%しかないといわれ
ます。つまりエネルギーの供給のおおむね���割を諸
外国に依存していることになります。そして、近年、
再生エネルギーのシェアが増えているとはいえ、エ
ネルギー供給の約83%は、石油、石炭、天然ガス
などの化石燃料に依存しています。
大東亜戦争においては、“石油”を求めて「南進」
したように、過去も現在も、そして将来も、エネル
ギー資源の安定確保は「国力」を維持するための死
活問題であることは論を俟ちません。
すでに紹介しましたので細部は省略しますが、その
根拠が怪しい“脱炭素”という「気候変動」対策の
ために、欧州列国同様、国を挙げて取り組むような
“ゆとり”は我が国にはないと考える必要があるで
しょう。「国力」を維持し、将来にわたって「強靭
な国家」を造るためには、安全保障など他の施策へ
の影響を考慮しつつ、エネルギー資源の安定確保を
最優先すべきと私は考えます。
「気候変動」対策については、中国のように、“し
たたかに”可能な範囲で各施策に反映すべきでしょ
う。環境団体から「化石賞」を受賞するような“国
益とは全く無縁の不名誉”よりも、もっと優先すべ
きことがあることについて全国民が認識することが
肝要です。
どこまで行っても、我が国の未来は“難問山積”と
いう印象を持ちますが、私たちは知恵を出し合って
乗り越えていく必要があるのです。その成否は、国
内的には「政治力」、対外的には「外交力」が握っ
ているといって過言でないと思いますが、それらを
司る政治家の先生方や官僚の皆さんは、これまで繰
り返し述べてきたような課題認識とか問題意識を保
持しているのでしょうか。今回はこのぐらいにして、
次回、そのあたりを少し掘り下げてみたいと考えて
います。
(つづく)
(むなかた・ひさお)
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「大地の芸術祭」日記
ちょうど1ヶ月ほど前、友達に誘ってもらって、生まれてはじめて新潟の越後妻有で行われていた「大地の芸術祭」を巡るバスツアーに参加したのだけど、それがしみじみと心に残る体験だったので、忘れないうちに書き残しておこうと思う。
昔から西洋絵画や写真やファッション関連の展示を見たりするのは好きで、国内外の美術館にはたびたび足を運んでいたけれど、決してアートに詳しいわけでもなく、車も運転できない私にとって、泊まりがけで行く「芸術祭」はなんとなくハードルが高くて、これまでずっと興味��あってもなかなか行けずじまいだった。
でも、ついに巡ってきた機会に今回はじめて訪れてみると、大地の芸術祭のアート作品や展示作品は、越後妻有という場所に生きてきた/生きている人たちの歴史や日々の生活と深く関わり、その営みの痕跡や手ざわりが五感を通じて豊かに伝わってくるようなものが多くて、今まで私が美術館で観てきた「アート作品」とは、まったく印象が違っていた。
少し湿った土の香りがする��んと澄んだ空気に、色とりどりの紅葉が広がる山々。太陽の光にきらきらと照らされる、あちこちに背高く群生するススキの穂。古民家や廃校になった小学校がそのまま展示会場になった場所の、足裏や肌で感じる床板の冷たさや軋みと懐かしい風景や匂い。地元で取れた米や野菜や肉などの素材の味や食感と、作り手の方の温もりがそのまま感じられるような素朴で豊かな食事。
そういう、その土地の自然やそこでの営みの中に少しだけ身を置いて、自分の五感で直接感じながらアート作品を見る体験は、自分自身が内側から満たされ回復していくようでもあったし、「アート」というものが決して「美しくて高尚で市井の人々やその生活から切り離されたところにあるもの」ではなく、「その土地に生きる普通の人々の生活や営みをまなざし、共にあろうとするもの」でありうると知れたことが、とてもうれしくもあった。
私が去年までラグジュアリーファッションの世界で働いていた中で、文化や社会の動きとも���動しながら築かれてきた豊かな歴史や背景の蓄積や、社会の価値観を変えたり人々をエンパワメントしたりすることのできる影響力の大きさ、惜しみなくデザインや技術を高め、美しさや芸術性を追求することのできる豊かさに、大きな魅力も感じていた。
でもそれ以上に、グローバル化や商業主義化が進んだラグジュアリーブランドが提示する世界観やものとその値段が、あまりにも一般的な市民の生活や価値観と大きく乖離していて、結局は世の中で富や権力を持つ人たちにしか手に入れられない、そこにアクセスできる人の方しか向いていないように感じられる部分も数多くあったことに、ずっと葛藤や違和感も抱いていた。
だからそういう意味でも、今回「大地の芸術祭」を体験して、アート作品にもいろんな種類や在り方や力があることを改めて知ることができたのは、とてもよかったと思う。
「大地の芸術祭」で見た作品はどれもそれぞれに印象深かったけれど、2日間かけて回った中で特に私の心に残ったのは、いくつもの場所で見た、旧ソ連(現ウクライナ)出身のアーティスト、イリヤ&エミリア・カバコフの作品たちだった。(その時は迷って買わなかったけど、やっぱり忘れられずに後から展示の図録をオンラインで買って手に入れた)
旧ソ連の文化統制下で、公的には絵本作家として働きながら、公には発表できない「自分のため」の作品を長年作り続けていたというカバコフの作品たちは、「前の私だったら見過ごしていたかもしれない」と思うくらいに、一見慎ましくてさりげないものが多い。
でも、目を凝らして一つ一つの説明を読みながらじっくり作品を見ていくと、「表現や行動が制限された場所や時間の中で、どうやって少しでも幸せに、よりよく生きてい��ことができるのか」ということを切実さや苦悩や閉塞感の中で考え、生み出されたものでありながら、そこにはどこかふっと肩の力が抜けたり、凝り固まった視点や思考に抜け道を作ってくれるような、ひたむきな前向きさやウィットや”信じようとする力”があって、強く惹きつけられた。
たとえば、天使の翼を作り、毎日それを一定時間背負って過ごすことでよりよい人間になろうとする「自分をより良くする方法」や、板で囲ったブースの内側に豊かな自然や心休まる風景などの前向きな写真や絵を貼り、その中で椅子に座って30-40分過ごすことで元気になろうとする「前向きな姿勢と楽天主義に照らされる」といった作品は、自分の日々や人生や世の中が行き詰ったとき、そういう試みや考え方をヒントにしてみたい、と思わされるものがある。たとえ実際にはやらなかったとしても、そういう発想が頭の片隅にあるだけで、きっと少し心や視界が開けていくような気持ちになる。
コロナや戦争や圧政、未来に不安を感じるような政治や社会のあり方に人々の生や生活が脅かされる中で、できるだけ日々に光を見出そうとし、少しでも幸せに、よりよく生きようとする個人的な実践の可能性や力はとても素晴らしいし、大切にしたい。
でもその一方で、人々が抱える苦しさや不安や閉塞感の原因が、「個人の努力」や「個人の感じ方」の問題に絶対に(本当に絶対に!)回収されてほしくないということも、改めて思った。
個人が抱えるさまざまな問題や苦しみの多くが、本当は社会の構造や不平等からきていること、本当に変わらなければいけないのは社会やマジョリティ(権力や特権を持つ側)であるということを忘れたくないし、そのことにもっといろんな人が気づいてほしいなと、最近学んだり考え���りしていることに思いを巡らせながら考えた。
そして、いろいろ見たカバコフの作品の中で特に好きだと思ったのが、越後妻有里山現代美術館に展示された「16本のロープ」だった。(頭上に張り巡らされたロープに、紙切れや壊れた日用品の欠片などとともに、旧ソ連の圧政下で暮らす人々の会話のメモがぶら下げられているという作品)
まだまだ声の大きい人の声ばかりが聞かれる社会のなかで、こういうふうに、社会に生きる”普通”の人々や”少数派”の人々の声や感情や生活や置かれた状況に丁寧に目を向け、大切に思う人や視点があること、それが芸術や文学やカルチャーを通して表現されることに私はいつもすごく勇気づけられるし、救われる気持ちになる。
(2019年に、市原湖畔美術館で『更級日記考 女性たちの、想像の部屋』という展示を見た時もそんなことを思ったな、と思い出した。私が韓国のアーティスト、イ・ランさんの書くエッセイや歌詞の内容にずっと惹かれ続けているのも、同じ気持ちから)
とにかく、ここ数年で見てきた大小さまざまな展示の中で、こんなにもいろんなことを考えたり感じたりしたのははじめてかもしれないと思うくらい、「大地の芸術祭」は自分の中に行き交うものがとても多い、実りある体験だった。コロナや、今も続いているロシアとウクライナの戦争、今個人的に感じている行き詰まりと、カバコフの作品たちが作られた背景や想いが、呼応する部分も大きかったのかもしれない。
2022.12.03
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2023/02/24
欲しすぎるこのイラスト。
___________________
トライガン来月で終わりなの!?
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アイナナ、ついに4章読み終えました!ず〜るがりば〜れやアイセブと交流するうちに4人が徐々に絆を深めていく過程が丁寧で良かったな。ず〜るのこと愛せるか心配だったのですがやはりtrm先生、描写が上手いですね。私はトウマ君が好きです。やっぱり主人公たちに好意的なキャラクターが好きですね。
桜春樹は魔法か奇跡かで生き返るとばかり思っていたので普通に亡くなっちゃってびっくりしました。そのかわり壮五君が今後アイセブの作曲を担当されるんですかね?ハルキが曲のストックを溜めているかは気になりますね。
そしてあっけなく捕まって終わる了さん。最後は了さんの望んだ果実が手に入ったからいいのかもしれないけども、なんでこの手の悪役って犯罪では捕まらずメインの犯罪とは関係のない不正経理で捕まってしまうんだ…甘すぎる。ちゃんと会計士の指導を受けてくれ。そして株主総会で解任されそうだと察知するのなら事前に株式を自分で買って非公開会社にしておいてくれ。ゆるい、ゆるすぎる……!!!
*
4幕終わり以降の展開ですが、予想します!大和さんナギさんメッゾ、楽さん龍之介あたりは割と深堀りを既にし終えているので5幕以降はメイン話の本筋のサポートに回り、今後は陸くんと一織、もしくは陸くんと天くん、天とhaw9さんのゴチャゴチャを重点的に解決していくんだと思います。種村有菜作品もキャラの悩み解決編を後半一気に畳み掛けてきてその手腕の美しさがあったので、アイナナもそうなってくれたら嬉しいな〜。
個人的には陸に異常にコントロールしたがる一織くんがモンスターになってしまう陸くんとどうケリをつけるのかが楽しみです。というかここの二人の関係性は随所でネチャネチャ異常に描かれているから公式サイドがどうしてもやりたかったヘキの関係性なのかもしれないですね。知らんけど。
というかまだまだ話数もあるし、サポートに回ると予想した大和さん達ももうちょい揉めるかもしれない。陸&天、環&理の兄弟妹の話もも��と見たい〜!兄弟��いいぞ!
めちゃどうでもいい話ですが、中央のツインテメガネが母親だということに今更気がつきました。左の人じゃないのか…!
あともっと言うとツインテではなく後ろ一つ括りですね。二重に間違えてました。なんも見てないやん。
これもどうでもいいですが、haw9って見た瞬間アイツだろ……とわかる名前で笑っちゃいました。ドヤ!ええ名前やろ!ってウキウキする若き頃の鷹…さんの姿が目に浮かびます。
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今日はおばあさんを道案内したり電線の上を走るねずみを見たりとイレギュラーなことが多かった一日でした! トトロが電線を走るシーンの再現のような現場を目の当たりにしてしまった。
ウクライナでの開戦が今日ということでニュースもそれがメインでした。現地でのスーパーの品揃え等は開戦前の水準に近くなったとの報道ですが、かつては当たり前にあった身の安全が保証されない空間で生活だなんて想像以上に苦しいと思います。募金箱にお金を入れておきました。
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2024/10/24 22:00:18現在のニュース
神宮外苑再開発「虚偽申請があったのに…」イコモス理事が審議やりなおしを要求 事業者は伐採着手の構え(東京新聞)|dメニューニュース(東京新聞のニュース一覧|dメニュー(NTTドコモ), 2024/10/24 21:56:48) 立民、自民の「民主政権」批判に「レッテル張りだ」…「子ども手当」実績強調も政策遂行混乱否めず迫力不足の面も([B!]読売新聞, 2024/10/24 21:49:16) ウクライナ、北朝鮮兵に呼びかけ 朝鮮語の動画で「死なないで」:東京新聞 TOKYO Web([B!]東京新聞, 2024/10/24 21:45:42) 高校入学時120キロ台からプロへ 中日5位、北照・高橋幸佑投手(毎日新聞, 2024/10/24 21:43:34) ゲームアカウント売買の偽サイト開設か 男逮捕、警視庁 - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/10/24 21:39:59) 名古屋のスタートアップ育成拠点「ステーションAi」が31日開業 トヨタ×新興「化学反応」起こせ - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/10/24 21:39:59) ホテルのフロ��改造し大麻栽培の疑い 経営者ら2人逮捕 福岡 | 毎日新聞([B!]毎日新聞, 2024/10/24 21:36:34) U18健大高崎・箱山、広陵・高尾らが指名漏れ ドラフト会議(毎日新聞, 2024/10/24 21:35:15) 日本ガイシ、音楽公演CO2実質ゼロ まずスキマスイッチ - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/10/24 21:34:02) スーパーの平和堂、愛知県知多市に初進出 近隣型ショッピングセンターで - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/10/24 21:34:02) ボーイング混乱、三菱重工・JAL・ANAの成長戦略に影 - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/10/24 21:34:02) 円滑な価格転嫁、コメと野菜も検討へ 農水省 - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/10/24 21:34:02) DeNA2位 法大・篠木健太郎投手「チームのために全力で腕を振る」 1位指名を狙っていたけど大喜び(東京新聞)|dメニューニュース(東京新聞のニュース一覧|dメニュー(NTTドコモ), 2024/10/24 21:33:13) 清原正吾はドラフト指名なし「本人も現実を受け止めている」慶大監督(朝日新聞, 2024/10/24 21:32:39) 松山城の土砂崩れ応急対策工事が終了…本格工事期間は1年半~2年と想定([B!]読売新聞, 2024/10/24 21:31:21)
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岸田文雄政権下の約3年間で、日本ではさまざまな物やサービスの値段が上がった。食料品の値上げは今も続き、庶民の負担は増大。子どもやその保護者、高齢者など地域の住民に食事を提供する「子ども食堂」には、さまざまな境遇の人が集う。2人の子を育てるシングルマザーは「将来が不安」と話す。物価高に苦しむ中、政治にどんなことを求めているのだろうか。 肉や卵もぜいたく品に 「みんなの食堂ころあい」が入る吉川団地=埼玉県吉川市で2024年9月11日、新宮巳美撮影 9月上旬の午後4時。食堂が開くと予約していた4、5人のお年寄りが集まり始めた。この日のメニューは、天ぷら、ひき肉とナス、ピーマンの甘辛炒めなど。1人暮らしの女性(69)は「1人で料理するのは大変。特に野菜がたくさん入った温かいみそ汁がうれしい」と顔をほころばせる。 ここは、埼玉県吉川市の吉川団地内にある「みんなの食堂ころあい」。ボランティアの女性らが丹精込めて作る無料の料理が人気の子ども食堂で、独居の高齢者など団地に住む人の憩いの場となっている。運営は介護事業などを営む社会福祉法人が担う。 この女性は週に1度買い物に出るが、数年前と比べ1~2割ほど出費がかさむようになり、物価高を痛感している。「切り詰められるのは食費くらい。特にコメが高いね。好物の果物もあまり買わないようにしている」という。 約7年前に脳内出血で倒れ、右半身に後遺症を負った。治療やリハビリにはお金がかかる。月10万円弱の年金だけで生活するのは難しく、家賃は別居する長男に払ってもらっている。物価が上がり続けたら生活していけるだろうか――。同じ団地に住む1人暮らしの友人と、そんな話をするようになった。「せめて最低限の衣食住がそろい、安心できる暮らしが続けられたら」と話す。 午後5時を回ると、学校帰りの子どもらが加わり、食堂はにぎやかさを増す。シングルマザーの女性(39)は離婚後、1年ほど前から通うようになった。週5日の工場勤務のアルバイトで月収は10万円弱。児童扶養手当と元夫からの養育費はあるが、小学1年の長男と幼稚園の長女を養うのは大変だ。 「日常生活にまつわるほぼ全てが値上がりしている印象。肉や卵もぜいたく品になってしまった」。肉を買う頻度を週1回に減らし、魚も切り身ではなく缶詰を買う。生活はどうにかなっているが「子どもの進学や習い事など将来を考えると不安がこみあげてくる」と話す。 女性は最優先で実現してほしい政策として「小中学校の給食の一律無償化」を挙げる。文部科学省によると、全児童・生徒対象の完全無償化に踏み切った自治体は2023年9月時点で約3割にとどまる。「正直、不公平感は否めない。子どもがどこでも安心して食事ができる社会になってほしい」と地域格差の解消を望む。 栄養バランスの取れた食事や交流の場を提供する子ども食堂は、子どもの居場所作りへの関心が高まる中で年々増加している。認定NPO法人「全国こども食堂支援センター・むすびえ」によると、23年度調査では全国に9132カ所あり、子ども以外にも高齢者など多様な人が利用している。食事は多くの施設が無料か安価で提供している。 3年で7万品目値上げ 食品の大規模な値上げは2年以上続いている。22年2月のロシアによるウクライナ侵攻などで穀物や原油など資源価格が世界的に高騰。歴史的な円安が重なり、食品や原材料の多くを輸入に頼る日本にも、物価高の波が押し寄せた。 帝国データバンクによると、主な食品メーカー195社が値上げした飲食料品は、22年で2万5768品目(平均値上げ率14%)、23年で3万2396品目(同15%)に上った。24年も11月までに1万1872品目(同17%)が値上がりし、この3年で延べ7万品目に達した。 加工食品や調味料、飲料の値上げが目立ち、他にも菓子や乳製品、パンなど多岐にわたる。ニッセイ基礎研究所の久我尚子上席研究員は「購入頻度の高い物の値段が上がり、上昇率も高かった」と指摘��る。 運営側も「厳しい」 慌ただしくおかずを弁当に詰める運営スタッフ=東京都板橋区の「まいにちおいで子ども食堂」で2024年9月10日、安藤龍朗撮影 物価高で子ども食堂の運営も各地で厳しさを増している。東京都板橋区の「まいにちおいで子ども食堂」は月曜を除く週6日、夕飯の弁当を作っている。10日にマンションの一室を訪ねると、運営スタッフがおかずを容器に慌ただしく詰めていた。1日40~50食ほどを用意するが、予約制で2週間先まで埋まっている。 24年4~8月の食材費は前年同期の1・5倍ほどに膨らんだ。高騰する光熱費や部屋の賃料も大きな負担となっている。運営するNPO法人「キッズぷらっとフォーム」理事長の武井重雄さん(73)は「頑張って毎日開くほど運営は厳しくなる」とため息を漏らす。 約40人の運営スタッフはボランティアで、運営費は寄付金のほか、大人の利用者の弁当代(300円、子どもは無料)と公的機関や民間の補助金で賄っているが、コストが膨らみ運営は苦しい。物価高が続けば、弁当代の値上げを検討せざるを得ないという。 仕事帰りに弁当を受け取った女性(42)は子ども3人を1人で育てており、「家に帰ったら家事が山積み。料理したくても時間がないので本当に助かる」と話す。進学費用を工面するにも残業する時間はなく、「物価高で子どもたちにお菓子を買うことは減った」という。 1人暮らしの女性(71)は両股関節の手術後、食堂に通うようになった。「台所に長時間立つのは難しいし、1人分の煮物を作るのも大変。弁当の提供はお年寄りにもありがたい。足が良くなったら恩返ししたい」と感謝した。 武井さんは「半年後には収支がマイナスになってもおかしくないが、必要とする人がいる以上、やめるわけにはいかない」と語る。 日本「豊かではない国」へ 物価高対策などについて記者団の質問に答える岸田文雄首相(左)=首相官邸で2022年9月8日、竹内幹撮影 総務省によると、家計の消費支出に占める食費の割合を示す「エンゲル係数」は27・8%(23年)。調査対象が異なるため単純比較はできないが、1983年以来40年ぶりの高水準となった。エンゲル係数は生活の豊かさを測るバロメーターとされ、数値が低いほど家計に余裕ができ、生活に不可欠な食べ物以外にお金を回せることを意味する。第一生命経済研究所の熊野英生首席エコノミストは「日本が豊かではない国に変わりつつあることを象徴している」と話す。 負担軽減策を連発した岸田政権 岸田政権は物価高の負担軽減策を手当たり次第に打ち出してきた。22年に���ソリンや灯油などの価格を抑える補助金制度を始め、23年から���気や都市ガスも補助金で価格を抑える仕組みを導入。23年3月まで半年間は、輸入小麦を企業に売り渡す価格を据え置き、パンや麺類の小売価格抑制策を打った。低所得世帯を中心に現金などの給付も繰り返し、24年6月には納税者と扶養家族を対象に、1人4万円の定額減税を始めた。 ただ、給付や減税はいずれも1回限りの措置。ニッセイ基礎研究所の久我氏は「負担軽減にはつながるが、可処分所得の増加は一時的に過ぎない。将来不安がある中で消費者は手元にお金をとどめやすい」として、負担軽減策による消費活性化の効果は限定的とみる。 「誰にも期待しない」 子ども食堂「100人カレー弥永」で昼食を取る地域の子どもやお年寄り福岡市南区の弥永公民館で2024年9月8日、植田憲尚撮影(画像の一部を加工しています) 物価高を受け、各地の子ども食堂に多くの人が集まっている。福岡市南区の公民館で月1回開いている子ども食堂「100人カレー弥永」。野菜や果物を煮込んでからミキサーにかけて仕込んだ特製カレーが定番メニューで、高校生以下と60歳以上は無料(大人は200円)で提供している。 8日昼には近所の親子連れやお年寄りら約80人が集まった。3人の子どもを連れて参加した20代の主婦は「定額減税だけでは(生活費が)足りない」と話し、安いスーパーでまとめ買いをする日々だ。 日雇いの建設現場で働く男性(64)は、持病や体力の衰えに連日の暑さが重なり、この3カ月間は仕事に出られていない。所持金が尽き、初めて食堂を訪れた。最近は炊き出しの列に並ぶか食パンだけの日々が続いていたという。 男性の手取りは今年になって1日8000円から8500円に増えたが「(物の)値段が上がり、(生活費が)ぜんぜん足りない。自民党は世襲議員ばかり。私のような人間の気持ちなんて分からない」とこぼす。党派閥の裏金問題が発覚し、総裁選は「誰にも期待できない」とあきらめたように話す。 「持続的な賃上げを」 物価変動を考慮した1人当たりの実質賃金は、6、7月と2カ月連続のプラスとなっている。ようやく���価上昇に賃金上昇が追いつき始めたが、庶民の財布のひもは固い。総裁選では物価高対策が争点となり、候補者から「低所得者への給付を拡充する」「電気・ガスの抑制策は続けたい」と家計支援を訴える声が相次ぐ。 第一生命経済研究所の熊野氏は「賃上げの裾野が広がらなければ、物価上昇を上回る賃金の伸びは実現できない。新政権は企業の競争力強化や生産性向上を支え、持続的な賃上げを実現させる必要がある」と指摘する。【成澤隼人、植田憲尚、安藤龍朗】 編集後記 食事の提供だけでなく、地域の���流の場としてニーズが高まる子ども食堂。世代も職業も異なる利用者からは、先の見えない物価高を憂う声が多く聞かれた。 あらゆる物やサービスの価格上昇が続く中、生きる上で必要不可欠な「食」への影響は特に大きい。主食のコメも高騰し、手に入りにくい状況が続く。おかずの品数を減らしたり、肉や魚を買う頻度を少なくしたりしている――。多くの人が物価高を強く意識し「節約疲れ」が顕著になっていると感じた。 物価と賃金がともに上昇する好循環の兆しが見えつつある一方、生活必需品の値上がりは、中低所得者と富裕層の格差拡大を生んでいる。これからの暮らしはどうなっていくのか。次期総裁候補の経済政策に注目が集まっている。 ※この記事は、毎日新聞とYahoo!ニュースによる共同連携企画です。
「肉や卵もぜいたく品」不安抱えるシングルマザー 続く物価高、子ども食堂に集う人々のため息(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
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クリアしたゲーム/2024-8月
16. Metro 2033 Redux(2014) Epic Games
購入日:2019/9/27 無料
クリアした日:2024/8/19
舞台は核戦争後のモスクワ。地上が汚染され人が住めなくなったのでみんな地下鉄に避難して生き延びました。
主人公はメトロで生まれ育った21歳のアルチョム。父親の友人の頼みで、故郷の駅をミュータントから救うために大きな駅まで旅をすることになります。
ちなみに開発元はウクライナ。原作はロシアの小説です。
無印版はPCゲームを始めたばかりの頃にSteamで購入しましたが、うまく日本語化できなくて諦めて英語のままやってたけど途中でやめてそのまま。
今回のEpic配布版にも日本語は入っていないので日本語化し、ついでにFOVも広げてプレイ。
日本語化のおかげでストーリーもわかりやすくなってありがたい。作成してくださった人たちに感謝です。
アルチョム以外の登場キャラはほとんどおじさんでした。
普通じゃ精神が持たないような場面でも冗談を言って和ませたり、その場で仲間が死んでも目的のために進むのをやめない軍人のおじさん達がほんとにかっこよかった。
現実は自分だけが生き残るのに必死な人ばかりだから、メトロみたく自分の命を犠牲にしてでも若い人を守ろうとする年配者が多かったらいいのにと思った。
今作は難易度とはべつに戦闘スタイル��自分好みに選べるのがよかったです。脳筋なのでもちろんスパルタン(特攻型)
弾薬も物資もわりとシビアなのに、困っている人に分けてあげる選択肢が出て
分けてあげるとカルマが上がったりします。そのカルマによってエンディングが変わるようで…今回トゥルーエンドにはたどり着けなかったのでもう一度やろうか悩み中。
続編のラストライトはノーマルエンドの先の話らしいので動画で見て済ませてもいいのかもしれないけど、なんかズルした気持ちになるので…。
ラストライトやったら原作読んでみようかな。
とりあえず今はSwitchのThe Survivalistsを進めてます。
15. Fresh Start Cleaning Simulator(2022) Steam
購入日:2024/8/13 ¥404
クリアした日:2024/8/17
ゴミで荒れ果てた世界各地をまわり、掃除機と放水でひたすらきれいにするゲーム。動物たちがかわいい。
同時期に始めたゲームがポストアポカリプス系なので、目とか脳とか癒されたくなって衝動的に購入。
合間にやろうと思ってたのに、こっちにハマってしまい先にクリアしてしまった。
とにかく無心でやってしまう。
仕事と違ってお金もらえないのに…(むしろ払ってる)
でもこういうお掃除ゲーム大好きなのでもっと増えてほしいです。
実績も全部アンロック!
14. めばえ��谷(2024) Nintendo Switch
購入日:2024/4/10 ¥199
クリアした日:2024/8/10
私が買ったのは究極版。よくわからないけど鶏舎がもらえたので、イースターというDLC入りでした。それにしても安い。
ニンテンドーストアだと色んなバージョンがありすぎてもはやスパム並(パブリッシャーが悪いらしい)
私はこういうスローライフ農場系にどっぷりハマりやすく、儲けが出て安定するまで自転車操業でプレイしてしまう悪い癖があります。スローライフとは…。
終盤は一番稼げる蜂の巣箱を置きまくってました。加工なしで高値で売れるので本当にすぐ稼げる。これからやる人は農家より養蜂家になろう!
ただ、調子に乗って16個くらい置いたせいなのか、巣箱は小さい蜂がまわりをつねに飛び回ってるアニメ付きなせいなのか
Switchだとスペック不足で、動作がひどくモッサリというかカクカクして音楽もブツブツノイズまみれになり、音割れポッターみたくなってまともにプレイできなかったのが残念でした。
色々置いたりして楽しみたかったけど重くなる一方なので稼ぐこと優先になってしまった。家も初期ハウスのまま。
あとは操作性がいいのか悪いのか、道具が勝手に切り替わるのは便利なんだけど切ってほしくないものを切ったり壊したりするのでイライラしがち…。チェストもインベントリもコンソールだと使いづらい。ソートもできないし。
Steamでも出てるしこういうのはPCでやるほうがいいのかもと思った。
あとは釣った魚、野菜とか記録したかったなあ。コレクション欲が満たせなかった。
いろいろ惜しい点は多いけど、ドット絵かわいいし、値段以上に楽しめたと思います。まともに動いてくれさえすれば神ゲーでした。
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今月は気をつけて https://ameblo.jp/kurushige/entry-12831208362.html
あと、詐欺もね。
https://dawaan.com/instagram-bo-fraud/
https://youtube.com/playlist?list=PLeXkmsAZiHBuQgYgcX_INTkdxaS0E-0M0&feature=shared
マンスリーベストナイン2024.1は
お正月明けから🐉2024.1.27の候補⇨🥇になったらマンスリーベストナインアワード2024の候補となります。
ニュース
#つながろう神戸 と石川
#エスパー伊東さん 、大変よく頑張ったね。〔笑顔エール〕
今年の新STARTO社に在籍タレント第2号
〔よにのちゃんねる第2号・KAT-TUN現体制第1号〕
#中丸雄一 さん💜#笹崎里菜 〔元日テレアナ〕
元the boom の#宮沢和史 さんは
祖父に。〔初孫か孫娘の誕生へ〕
⇨氷魚さんは結菜さんとの妊娠ありで入籍しました。
#ado さんは海外ツアー開催するため、ラジオ番組を終わります。
#あぶデカ〔R・映画〕の新キャスト解禁
#サイレントラブ の主題歌は配信中
and more....
次回の抜き打ちチェックは
〔SNSのパトロールがある為〕
2024年2月上旬まで延期させていただきます。
更新クリア条件
2023.11.3から2024.2の期間中まで
〔失格は〜2023.11.2〕
都合があれば変更する場合にもございます
インスタの調子が悪い〔#インスタ不具合 の〕時は
アップデート〔バージョン〕か再起動しましょう
出来なかったら
AndroidからiPhoneに変えましょう
また見たい方には👍
2度と見たくない方には👎
を押してください。
知らない人はフォローしないように。
皆様、ご視聴をいただきありがとうございます。
今月中で
Amebablog・Instagram・tiktok・youtubeを続きますのでどうぞお付き合いください。
まだ更新していない人はお早めにね。
インスタの調子が悪い〔#インスタ不具合 の〕時は
アップデート〔現バージョン〕か再起動しましょう
出来なかったら
AndroidからiPhoneに変えましょう
〔〕ヒント有り
#佐々木蔵之介 💙🐎
#西島秀俊 🖤🍩
#阿部サダヲ 🧡⚾️
#堺雅人 ❤️🦌
#戸次重幸 💜🤖
#片岡愛之助 💖🍓
#kinkikids 💙🎸❤️✝️
もし、よかったらYouTube チャンネルを登録してね。
また見たい方には👍
2度と見たくない方には👎
を押してください。
知らない人はフォローしないように。
現在のInstagram は監督委員会 から違反されていますが、期限切れになると送れなくなるからご勘弁を。
あと、フォローバッグはストーカーの可能性があるから拒否させていただきます。〔フォローをする時は承認必要です。※無言禁止〕
これからも見守る。 扇動行為 破壊活動防止法 tictok instagram 謝罪
危険なので死語扱い・文句を言ったり、
Instagram以外な写真は載せてしないでね。
インスタ不具合
#誹謗中傷 拘禁刑 ←#炎上
#アカウント削除
#セックス依存症〔2022年度から18歳以上の新成人制度→#人物画〕
現在
#SmileUP 〔4月からSTARTO社に設立〕の救援,ウクライナ、トルコ、パレスチナのガザ地区、石川県能登地方の#支援・医療期間 を行っております。
馬鹿なX〔Twitter〕 バカスタグラム
あと、SNS詐欺・迷惑行為・犯罪行為は絶対しないで。
ニュースに掲載されています。
皆様へのクリエイター達に感謝してあげています。
あと、threads はInstagramと一緒に連携を。
https://www.threads.net/@sinoeto
神藤彩佳🐼💙
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カボチャ(南瓜)は、ウリ科カボチャ属に属する果菜の総称である。原産は南北アメリカ大陸だが、主要生産地は中国、インド、ウクライナ、アフリカである。皮を含む果実を食用とし、不飽和脂肪酸、ミネラル、たんぱく質、βカロテン、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE、これらのビタミンを含む。種には炭水化物と脂肪が含まれる。若葉、茎、花も可食可能である。種は油、カリウム、マグネシウム、カルシウムを含み、パンプキンシードオイル��原料となる。
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ニュース 02/26〜03/01
コレが正解だと思うが… ウンコ肉デブにのせられて「自称専門家、自称詳しい」素人が失敗ではないと叩いている。頭おかしい。
→国産ロケットH3「失敗」明言も 共同通信の対応は全然問題ないワケ(Merkmal) - Yahoo!ニュース
ウンコ
ま、国はまともな説明しないだろうな。 厚労省は、こびナビとも関係ないって言い張ってるし。 証拠も出てきたのにw
→ワクチン接種後の死亡や後遺症はなぜ議論されず隠されるのか…医師からは多くの事例報告(鳥集徹)(日刊ゲンダイDIGITAL) - Yahoo!ニュース
戦時中かな?お米配給券… また低所得世帯だけ… この国は何度失敗しても何も学ばない
→「東京おこめクーポン」、24日に配布スタート 東京都の物価高対策(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
自分が誹謗中傷されたら即訴えるくせにw げんこつ3発で許してやれよw その後暴行罪で捕まりそうだけどなw
→女子高生が飲酒バレて退学 長谷川豊氏「これこそゲンコツ3発」と訴え(東スポWEB) - Yahoo!ニュース
ヤクザの認知度w
→子どもや高齢の犠牲者の姿を見て…”元ヤクザの日本人義勇兵”が語る「ウクライナで戦う理由」 | FRIDAYデジタル
あーあw どんどん陰謀論が真実にw
→コロナ起源、研究所流出の可能性高い=米エネ省(ウォール・ストリート・ジャーナル日本版) - Yahoo!ニュース
コレまた陰謀論が真実にw 俺も厚労省にこびナビについて問い合わせたけど知りません関係ありませんっていわれたんだけどなぁーw w w
→新型コロナワクチンに関する内部資料に記された「KOL」というインフルエンサーの存在【ワクチンのファクト⑫】 | InFact / インファクト
はぁぁぁ? 人のせいにしていないで、オマエの年金と溜め込んだ資産放出してから言い訳しろ
→非正規雇用の活用を30年前に提言したら…「今ほど増えるとは」 労組側「やっぱりこうなった」:東京新聞 TOKYO Web
本当いい加減利権にしがみついてないで、何事も国民のために議論して欲しい。NHKなんてスクランブル方式にすれば1発で解決できるのにやらない
→「日本人の半分はNHKを見ていない」という衝撃データは何を物語っているか 『NHK受信料の研究』著者が指摘する問題点(デイリー新潮) - Yahoo!ニュース
他人からの抗議。なのでこのニュースはミスリードしやすい。 しかし食糧不足とは嘘。日本の農家への補助金見ればわかる。米も輸入するから作らせてもらえない状態。米農家がたくさんツイートしているから見ればいい
→「子供に食べさせるな」コオロギ粉末給食に苦情殺到 試食2回提供の高校困惑「誤解されている」(J-CASTニュース) - Yahoo!ニュース
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我が国の未来を見通す(68)
『強靭な国家』を造る(5)
「世界で最初に飢えるのは日本」なのか(その3)
宗像久男(元陸将)
───────────────────────
□はじめに
やはりG7サミットについて私の感想を述べてお
きたいと思います。まず、G7のメンバー以外に、
グローバルサウスの代表や韓国大統領、それに戦時
下のウクライナのゼレンスキー大統領まで遠路はる
ばる飛来して参加したにもかかわらず、何事もなく
無事閉幕した今回のサミットが「これまでにない成
果」と評価されていることにケチをつける気は毛頭
ありません。
一方、被爆地・広島で開催したことから、「核兵器
のない世界」という“人類の理想の世界”実現に向
けた「広島ビジョン」を自画自賛するのは時期尚早
と考えます。と言いますのは、本サミットに対して、
中国は「西側の少数の先進国が他国の内政に理不尽
に干渉し、世界を操る時代は過去のものとなった」
とのいらだちを強めれば、ロシアは、G7を「世界
の安定を揺るがす破壊的な決定のふ卵器だ」と厳し
く批判しつつ、「世界の多極化を受け入れられない
G7は、反露・反中のヒステリーを起こしている」
と主張しました。つまり、中国やロシアに加え、北
朝鮮などが素直に「広島ビジョン」に賛同して受諾
するとは到底思えないからです。
元外交官の佐藤優氏は、先の「対独戦勝記念78周
年」で明らかにしたプーチンの「戦争論理」につい
て、「これまで“戦争”という言葉の使用を避けて
きたをプーチンが、初めて“戦争”言葉を使用し、
『米国を中心とする西側連合がウクライナを使って
“戦争”を仕掛けてきた』、つまり『ロシアがウク
ライナに“戦争”を仕掛けた』とは考えてない」と
解説しています。
また、「第2次世界大戦において、『ロシア人が多
大な犠牲を払ってナチズムから人類を救った』とい
う事実を西側諸国は忘れた」として、「文明は再び
決定的な転換点を迎えた」とも語っています。
中国もほぼ同様の歴史観を有しているでしょうから、
G7サミットは、「世界が再び『分裂の世界』に突
入した」ことを決定づけたともいえるのではないで
しょうか。つまり、考えようによっては、「核廃絶」
という“人類の理想の世界”の実現がますます遠の
いてしまったとの見方も出来るのです。
歴史的にみても、一方の「正義」や「美談」が相対
する側にとっての「憎悪」や「拒否」となって「対
立の原点」となってきましたし、「独自の論理を振
りかざして自らの利益拡大を広げてきたのは西側世
界の方である」という見方は、人類の歴史を子細に
見れば、あながち間違っておらず、実際に、欧米諸
国は反対する勢力を力づくで次々に排除してきまし
た。
ところが、今は互いに核兵器を保有していることか
ら、一方的に排除するのは簡単でないことから、
「排除も共存も遠のく」という結果に陥っているの
ではないでしょうか。
当然ながら、ウクライナを支援する必要性にはつい
ては理解しますが、G7がもたらす未来を冷静にイ
メージアップすると、広島サミットを手放しで称賛
する気にはなれない自分がいることに気がつきます。
私のような見方をする有識者は少ないのかも知れま
せん。立場上、声を上げられないのだと想像してい
ます。もちろん、私だけの“独りよがり”なら、そ
れはそれでよいのですが。
振り返ってみますと、実現は無理だったかもしれま
せんが、習近平をオンラインでも拡大会議に参加さ
せ、「何を発言するか」を聞くべきだったと思いま
す。千載一遇のチャンスを逃しました。
▼日本の農業は過保護か?
さて、ここまで農業を追い込んだ、その原因はどこ
にあるのでしょうか。我が国は戦後のドン底から、
「貿易立国」として発展し、GDPが世界第2位に
まで発展してきました。そのため、自動車などの輸
出を伸ばすために貿易自由化、そして規制緩和政策
を幾度となく繰り返してきました。また、時には
「聖域なき構造改革」などの勇ましいキャッチコピ
ーに対して誰も面と向かって反論をしないまま時が
過ぎてしまいました。
一方、そのような政策を推進するために、「農業は
過保護だ」という“刷り込み”を、メディアを総動
員して続けてきた結果、私たちの頭の中には、いつ
の間にか「農業は様々な規制に守られた『既得権益』
を有し、『過保護』な業界だ。その結果、農業の競
争力が低下してしまった」、つまり「日本の農業が
『過保護』だから自給率が下がったり、耕作放棄が
進んだ」とイメージが出来上がってしまいました。
しかし、本当にそうなのでしょうか。また諸外国の
実情はどうなっているのでしょうか。少し解き明か
してみたいと思います。
これまで何度も紹介しました『世界で最初に飢える
のは日本』の中で、著者の鈴木氏は、日本の農業に
は「3つの虚構」があると指摘します。
「虚構」の1つは、「日本の農業は高関税に守られ
た閉鎖的世界だ」というものです。OECDのデー
タによれば、日本の農産物関税率は11.7%です
が、この数字は、主要列国と比較しますと、インド
の124.3%、ノルウエーの123.7%を双璧
に、韓国(83.8%)、スイス(62.2%)、
インドネシア(47.2%)などが続き、ブラジル
(35.3%)。タイ(34.6%)、EU(19.
5%)といずれも日本より高い関税率をかけていま
す。食料輸出国の米国のみが、食糧輸入から自国の
農業を保護する必要がないのか、5%に留まってい
ます。
そして、我が国の場合、実際には、こんにゃくのよ
うに1700%の高い関税率もあるにはありますが、
大半の農産物の関税率は3%程度になっています。
そもそも、食料自給率38%の国の農産物関税が高
いわけがなく、「日本の農業は高関税に守られた閉
鎖的世界だ」というイメージとは、全く正反対の
“現実”があるのです。
「虚構」の第2は、「日本は世界から遅れた農業
保護国であり、政府が農産物の価格を決めて買い取
っている」です。
これも間違いです。政府が農産物の価格を決めて買
い取ることを「価格支持政策」といい、かつて米に
ついては、「生産者価格」と���消費者価格」の2種
類の価格がありました。政府が「生産者からは高く
買い取って消費者には安く提供する」というもので
した。しかし、米の生産や流通を厳しく規制した
「食糧管理法」は1995年に廃止され、それ以降
は、政府を介さずに流通する「自主流通米」が増加
し、価格も競争原理で決められることから「生産者
米価」と「消費者米価」という制度は廃止されまし
た。
実は、日本は、WTO加盟国の中では唯一、農業の
「価格支持政策」をほぼ廃止した国で、自由貿易を
推進する「優等生」にほかならないのです。他国は、
自由貿易の看板をあげても、農業など自国にとって
必要な産業については、“したたかなまでに死守し
ている”のが現実です。
「価格支持政策」とは異なり、生産者に補助金を支
払うことを「直接払い」と言いますが、「価格支持
から直接払いに転換した」といわれる欧米諸国は、
実際には「価格支持+直接払い」と表現する方が正
確なようです。つまり、価格支持の水準を下げた分
についてはしっかりと「直接払い」によって置き換
えているのです。
「虚構」の第3は、「農家は補助金漬け」というも
のです。これが最大の「虚構」ともいえるでしょう。
鈴木氏が様々なデータを取りまとめて分析したとこ
ろ、日本の農家の「所得」のうち、補助金が占める
割合は3割程度ですが、スイスはほぼ100%、イ
ギリス・フランスは90%以上、ドイツは約70%
です。アメリカは、日本とほぼ同じで約35%と先
進国では低く抑えられています。
ちなみにここでいう、農家にとっての「所得」とは、
「農業粗収益-支払経費+補助金」ことを示します。
フランスやイギリスの小麦経営は200~300ヘ
クタール規模が一般的ですが、そのような大規模穀
物経営であっても、市場の販売収入では肥料や農薬
代も払えないので補助金で経費をまかないつつ、残
りを「所得」にしているとのことで、「所得」に占
める補助金の割合の100%超えが常態化している
のだそうです。
日本は、野菜や果実の補助金率も5~7%と極めて
低く、酪農は約30%、肉牛は約48%ですが、フ
ランスは、野菜や果実は30~50%、酪農は76
%、肉牛は何と179%にも及んでいます。
一方、農業生産額に対する農業予算比率は、日本は
38%程度ですが、米国が75%と最も高く、英国
(66%)、ドイツ(61%)、フランス(44%)
と続きます。また、上記の価格差には、「国内価格」
と「輸出価格」のようなものもありますが、米国は、
食料を輸出する際の差額補填など、実質的輸出補助
金などへの支出も含まれているようです。つまり、
米国のような食料輸出国であっても農家を保護して
いるのです。
先進国は、農業が“命を守り、環境を守り、地域コ
ミュニティを守り、国土を守っている”ことを知っ
ており、そのような農業を「何よりも優先して国家
を挙げて支える」ことを“当たり前だ”と思ってい
るのです。
農家が離農して農業が崩壊し、食料自給率がますま
す低下してきたことに目をつぶり、農業の保護を
“当たり前ではない”と考えているのは日本だけで、
だから自動車などの輸出を増大させる代償として農
業を“差し出す”こと、そして米の生産に待ったを
かけて自給率の低い小麦を原料とする洋食の拡大に
も躊躇しなかったのであり、長い間、そのような政
策の是非を顧みないままここまで来てしまったので
す。今こそ、“我が国が例外である”ことを思い知
る必要があるのです。
最後に、農業支援がどれほどのお金がかかるかを概
算しておきましょう。米1俵つくるのにかかるコス
トは頑張っても1.2万円ほどですが、実際に買い
取り額は、ブランド米など高額なものもありますが、
約9000円ほどです。その差額を国が全額を補填
した場合、約700万トン全量でも3500億円程
度にしかなりません。
また全酪農家に生乳キログラム当たり10円を補填
した場合の費用は750億円程度と言われます。こ
れらの額は多少の幅はあるとは思いますが、国の予
算の規模からしてさほど大きな額ではないことは間
違いないでしょう。
『世界で最初に飢えるのは日本』と題して、我が国
の食料事情に危機意識を持った鈴木氏の“警鐘”に
納得するのは私だけではないと考えます。正直申し
上げ、日本は、「食料安全保障」に関して、戦後大
きな“戦略的過ち”を犯したと考えざるを得ないの
ですが、いつの時点で、だれの責任でそうなったか
を追及してもこれから未来の対策は案出できないこ
とも間違いないでしょう。「食料安全保障」の必要
性を訴え、根本から農業政策を見直せば、今からで
も農業の救済は可能であると私は考えます。他国を
見習うべきでしょう。
▼総括
最近、日経新聞社がかなり時間をかけて分析したと
いわれる『国費解剖』という書籍に目を通す機会が
ありました。そこには、財政赤字の一方で、膨張を
続ける国家予算を紐解けば、莫大な“ムダ使い”が
あることが随所に指摘されています。読むと本当に
呆れます。
つまり、国防もエネルギーも食料も、やがて人口減
から来る労働力の確保なども、将来を見越した“戦
略眼”を持たないまま、政治家、官僚、専門家とい
われる一部の人たちなどによって、その場しのぎの
政策が案出され、時には国会対策上各党の言い分を
刹那的に取り入れ、その時々の勇ましいキャッチフ
レーズのもと、マスコミなどもこぞってそれを指示
し、「国の舵取り」を行なってきた“ツケ”がいよ
いよ白日の下にさらされたということなのではない
でしょうか。
このような「国の舵取り」は今に始まったことでは
ありません。余談ですが、東京裁判の起訴状で「共
同謀議」が読み上げられた時、「共同謀議をもっと
うまく実施していたら戦争にはならなかった」とA
級戦犯の被告たちが呆れるシーンが記録されていま
す。戦前においても、国家戦略など無きに等しいま
ま、その場その場で「よかれ」と思って実行してき
た延長で大東亜戦争に突入してしまったのでした。
ようやく少子化対策に本腰を入れるようですが、そ
の対策も“異次元”というにはほど遠い内容からか、
国民が“しらけている”ように見えるのが残念です。
もはや一国でもって、国防のエネルギーも食料も、
そして労働力でさえ確保できない時代が到来してい
ることは時代の流れとしても、これらのうち、一つ
として自力ではまかなうことができない国家、つま
り、あらゆるものが“他力本願”の国家が「独立国」
と言えるのでしょうか。ことの重大性に気づかず、
いや、気がついても知らないふりをして、ノウテン
キを装っているのが、現代を生きる私たち日本人な
のではないでしょうか。
冒頭に述べたように、「分裂の時代」を間近にした
今日、このままで「我が国の未来が安泰である」と
はとても考えられません。現在の日本は、戦前の日
本人を批判する資格など微塵にもないし、将来の日
本人に“合わせる顔”があるだろうか、と考えてし
まいます。
なぜこうなってしまったのでしょうか。根本的原因
はどこにあるのでしょうか。これから先、我が国の
現状や風潮を覆す“特効薬”はあるのでしょうか。
当然ながら、そのための対策は、私などが考え及ぶ
べき領域をはるかに超えていると思いながらも、い
よいよ「『強靭な国家』を造る」と題した第4編の
主テーマについて、皆様と一緒に試行錯誤してみよ
うと思います。
(つづく)
(むなかた・ひさお)
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✿ Котлети по-київськи | チキンキエフ ・チキンキエフ、チキンキーウ (英語: Chicken Kiev、ウクライナ語: котлета по-київськи、ロシア語: котлета по-киевски)とは、バターを骨なしの鶏胸肉で巻き、小麦粉、溶き卵、パン粉の衣をつけて焼くか、もしくは揚げたカツ料理。日本語では「キエフ風カツレツ」とも書かれる。ウクライナおよびロシアのカツ料理、コトレータの一種である。キエフチキンともいう。 ・伝統的なチキンキエフには、手羽元の骨をつけたままにした胸肉を用いる。胸肉を叩いて薄くのばしてから冷やしたバターを包み、中央が太く両端が尖がったサツマイモのような形に整えることが多い。温かいうちに切ると、調理中に熱せられて液状化したバターが染み出し、バターソースとなる。ハーブ(パセリ、チャイブ、イノンドなど)やレモン汁、ニンニクをねりこんだバターを用いることもある。定番の付け合わせは細切りのフライドポテトとバターをのせたグリーンピース である。胸肉の代わりに鶏の挽肉を使うこともある。
#котлети по-київськи#котлети по київськи#Котлети по-київськи#chicken kiev#chicken#kiev#ウクライナ#ウクライナ:2020〜#food:ウクライナ#2020〜#ウクライナ:鶏肉#鶏肉#world:鶏肉#コトレータ#ウクライナ:主菜#ウクライナ:主菜:2020〜#チキン#チキンキエフ#キエフ夫婦チキン#ロシア
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@RobertMaloneMD
The Victory Garden.
Don’t just Consume, Produce. Our parents did it, and so can we.
Substack @ RWMaloneMD
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https://rwmalonemd.substack.com/p/the-victory-garden?sd=nfs
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ビクトリー・ガーデン
消費するだけでなく、生産する。私たちの親はそうしてきたし、私たちもそうすることができる。/ロバート・マローン博士
もし人々が、どの食物を食べ、どの薬を飲むかを政府に決めさせたら、彼らの身体は、専制政治のもとで暮らす人々の魂と同じように、すぐに残念な状態になるだろう。/トーマス・ジェファーソン
裏庭の庭で、文字通り一家全員を養うことができる。国際的なアグリビジネスや栄養価の低い食品、ロシアやウクライナからの穀物、中国やその他の国からの輸入食品に頼る必要はなく、高価な有機食品に頼る必要もないのです。私たち一人ひとりが、自分の食をゼロから作り出す力を持っているのです。では、イギリスとアメリカの戦争中の庭園の歴史をたどってみましょう。その後、私たちが知っている「勝利の庭」へと発展していったのです。
第一次世界大戦中、ヨーロッパでは農民が兵役に出たため食糧生産が激減し、多くの農場が戦災で破壊された。さらに、船による輸送は危険なため、物資の輸送が困難になった。そこで、米国の富裕な慈善家であり自然保護論者であったチャールズ・ラスロップ・パックが、市民が小さな菜園を作り、地域社会に食料を供給することで、食料供給量を大幅に増やすことを考え出した。これは、すでに大規模農業に従事している土地や労働力を使うことなく、また、戦争努力のために必要な輸送施設を大幅に使用することなく、実現できるものであった。
1917年、パック氏によって米国戦争庭園委員会が組織され、同年、戦争庭園キャンペーンが開始された。このキャンペーンでは、余った私有地や公有地を利用して、小さな菜園を作ることが奨励された。この運動により、500万以上の菜園ができ、その農産物の価値は、戦争が終わるまでに12億ドルを超えました。 子供たちもこの活動に動員され、アメリカ中の教育機関に学校菜園が作られた。 米国教育局と内務省によって「米国庭園軍」が設立され、ウィルソン大統領もこの活動に特別な関心を寄せていた。第一次世界大戦が終わる頃には、この家庭菜園で生産される食糧は、戦争前の数年間に農家が生産した食糧よりも多くなっていたのです。
第二次世界大戦中、労働力と輸送力の不足により、作物の収穫や果物や野菜の市場への移動が再び困難になったため、戦争菜園の構想は継続・拡大された。戦争の影響で砂糖、バター、牛乳、チーズ、卵、コーヒー、肉、缶詰などの食料が配給制となり、食料不足が常態化したのである。 そこで、アメリカ政府は市民に "ビクトリーガーデン"、別名 "戦争庭園"、"防衛のための食糧庭園 "を植えるよう奨励した。裏庭や空き地、街の屋上にまで、約2000万本の庭が作られた。ニューヨーク市では、公園や公共の芝生が戦勝記念庭園に充てられ、サンフランシスコのゴールデンゲート公園の一部もそうであった。ハイドパークでは、ロンドンの芝生の一部が耕され、この運動を広く知らしめた。隣人や地域社会は、戦争に勝つという目的を持ち、新鮮な農産物を求める地域のニーズに応えるために協同組合を結成した。 もちろん、農家は何世代にもわたって庭を作り、農産物を保存してきた。そして今、都市部では庭づくりが主流となった。 政府や企業は、軍隊のために市販の農産物を節約するために、自分たちで作った農産物を缶詰にして保存するよう人々に奨励した。 すると、人々はこぞってそれに応えた。 これらの庭から収穫された農産物は、900万トンから1000万トンと推定される。戦争が終わると、ビクトリーガーデンも終わりを告げた。しかし、このアイデアは生き続けている。
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2月25日(金)
今日の『朝の記録』で何を記録しておくべきなのかを昨日ずっと考えていたのだけれど、何をしていたか、いかにも日記然として残しておくのが良いのではないかと、結論に至る。
一日休みだった。午前、コーヒーを淹れて、いつものように『朝の記録』を書く。前日にレイトショーで観た『グッバイ、ドン・グリーズ!』があまりにも良かったのでそれについて書いた。性根がネガティブなのもあって、好意的に受け取ったものに関して言葉を並べてゆくよりも否定的なものに対してばかり言葉が生まれていくのが己の嫌なところだと思っていたのだが、『グッバイ、ドン・グリーズ!』は具体的な感想はできなくとも溢れるように手が走って気持ちが良かった。ちゃんと好意的な言葉もまだ生み出せると安堵した。
書き終わったら洗濯を回した。回している間に軽くご飯を食べながら、TwitterやYoutubeなど見回ったり、アプリゲームを起動する。洗濯物を干し、少しだけ創作をした。午後に畑に行こうと考えており、終わったらどこかカフェにでも寄って本を読むとか、図書館に寄るだとか、考える。外に持って出る本をなににするかを検討し、茨木のり子『言の葉1』と柴崎友香『きょうのできごと』を鞄に入れる。
LINEで、プーチン大統領が軍事行動を承認した、と速報がやってくる。え、と絶句すると同時に、とりわけここ一ヶ月ほどは常に瀬戸際にいて、五輪やコロナで盛り上がる横で一気に緊張感が高まっているのが気にかかっていたから、遂にきてしまった、と思った。ほどなく、空爆開始の報道。昼ご飯を食べながらヤフーニュースに齧り付いて、速報を待つ。今に始まったことではないけれど、ヤフコメは有識者コメント以外は閉じた方がいい。
BBCはウクライナとモスクワで中継を行き来していた。夜明け前だった。歴史的建造物を色濃く残した首都キエフの映像が映し出されて、朝日が昇っていくうちに灰色がかった青が町を染める。
平静を保つためにも畑へ向かった。しかし報道は気になったので、BBCの同時通訳を流しっぱなしにして、イヤホンで聞きながら土を掘り返した。茎ブロッコリーを収穫した。ベビーリーフをもう少し置いたままにしておいた。苺の枯れた葉を取り除いた。空軍基地から黒煙が上がっている様子が中継された。首都から逃げる市民たちで大渋滞する道路が映し出された。「手遅れです」というアナウンサーの言葉が、なによりもまっすぐに飛び込んできて、手を止めた。ウクライナは断固として戦う姿勢で、クリミア併合の2014年から軍備を整え当時よりも強くなっているのだと大統領の言葉。前日のプーチンの60分にも渡る大演説を「狂った」と表した。酷い論理で侵攻していることは確かだった。そういえば、真実なんてどうでもよくて、言ってしまえば勝ちなんだ、といったことを、『グッバイ、ドン・グリーズ!』の作中でも悔しそうに言っていた。
手元の野菜たち、そして冷たい土、陽にあたる場所、影になる場所、を見下ろしながら、これは現実逃避なのだろうか、と考える。エンタメを朗らかに享受できる平穏。遠い国での緊迫を感じながらも、無邪気に映画の良さを書き記し、そのわずか数時間後に新たな軍事行動が起きること。事が起きた直後なので仕方ないが、どこを見渡しても戦争、戦争、核兵器、第三次世界大戦、と平時ではなかなか見ない言葉が過激に並んでいく。容易にそうしたおぞましい言葉を発されていく過剰性。発すること、発さないこと、ちゃんと選ばれているのか、という懸念。流されるままに、一種の流行のように発されてはいないか。私も含めて。巨大な波が到達して、私たちは簡単に流されていってしまう。その中でどう生きていったらいいのか。
すこし前のことだけれど、若松英輔さんの『沈黙のことば』刊行記念のオンラインイベントに参加させていただいたとき。当時、アフガニスタンから米軍が撤退し、タリバンが全土掌握し、住民の逃げ惑う様子が克明に報道されていた。更に遡ればミャンマーの軍事行動、香港の大規模デモ鎮圧。目に入りやすい出来事だけでも、胸が苦しくなる状況が続いている。日本でだって、毎年どこかで大きな災害が起き、人の手による暴力的な事件が相次いでいる。立ち尽くすしかないなにかが起きたとき、それが自分の手よりずっと遠い場所で起きたとき、自分にできることなんてなにひとつなく、ただ毎日を生きていくしかない、そして言葉を紡いだり創作をしたりといったささやかな抵抗、あるいは幸福も、結局のところ��んの意味ももたないのではないか、としばしば途方に暮れる。個人の営みと、全体の流動。誰かの苦しみと、誰かの幸福。無力感を抱くことすら、自尊心ゆえではないか。そうした、無力感に苛まれる苦しみ、結果としては沈黙している状況で、どうあるのがいいと考えるか。アフガニスタンを話題に出しつつ、そうしたようなことを若松さんにチャット欄で問いかけさせていただいて、祈ることです、と仰った。
祈りながら、畑を後にする。少しでも、これ以上世界的な軍事行動に傾いてしまう方へは流れていってほしくないので、盛り上がりの最中、戦争、という言葉を安易に流したくなかった。けれど、戦争反対、とは表明しておかねばならないと思い、最も訴えたい先はプーチンであり、ロシア語で戦争反対とはどう言うのだろうと、Google翻訳にかけて、出てきた言葉をTwitterに放出した。
Против войны
とてもカフェという気分ではなかったので、図書館に寄った。ふらふらと歩き回る。児童コーナーを回って、紙芝居や、懐かしい絵本、児童書を眺めながら、何も知らなかった頃にかえりたい、とすら思った。ずっと、なにも知らないでいることを恥と思って、積極的に吸収していくように本を読むようにしていた側面もあったというのに。今は、世界中が近くて、多少は知識が増えて、ぐるぐると考えて、エンタメひとつ楽しむのだってどこかで後ろめたさを感じてしまう。でも子どもの頃から積み重ねてきて今があることへ否定している場合でもない。
参考資料のコーナーへ行き、各種事典を開き、ウクライナのページを見た。耕地面積率は50%以上で、十分な雨量と豊かな土、穏やかな気候による豊満な農業国であること。かつては「ヨーロッパのパンかご(穀倉地帯)」とも呼ばれるほどであったこと。主食はパン、地域によってはトウモロコシ。代表的な料理にはボルシチもあり、ここがかつてソ連の一部であり、文化的にもロシアの影響を強く受けていると窺える。無形文化を確認すると、絵画や陶器についての紹介。特に絵画、ペトリキフカの装飾絵画について、
ペトリキフカ村の人たちは、地元の植物や動物を注意深く観察し作品の模様に反映させる。この芸術は、豊かな象徴主義で、雄鶏は、目覚め、鳥類は、明るさ、調和、幸福を表す。また、絵を描くこと自体が悲しみや悪魔から人々を守ってくれる信仰の対象でもある。地元の人たち、特に女性は年齢を問わず、この伝統的な民俗芸術に関わっている。あらゆる家族には、少なくとも1人の実践者がおり、日常生活の一部分でもある。
といった表記に、ぐぐ、とこみあげるものがある。ある村の文化という小さなものだが、日常生活に絵画があり、描くというそのものが信仰だという、芸術は特別なものでもなんでもなく、生きとし生けるものみな芸術家、という証明。とてもいい。
地図でウクライナを確認する。東に接するは当然、ロシア。西へそう遠くない場所にハンガリー、チェコ、オーストリアなどあり、チェコとオーストリアは現状唯一行ったことのあるヨーロッパの国で、思い出も深く、大好きな国だ。北へ行くと、バルト三国がある。梨木香歩『エストニア紀行』を愛する私には、憧れの地。そこも、今回のウクライナ侵攻に関して表明を出している。リトアニアは非常事態宣言を出す方針を示した。こういう状況において、たとえコロナが終わっても、なかなか行けない状況、などと個人的な欲求に縛られる自分はなんと浅はかだけれども、よぎってしまった。
結局図書館では何も借りずに家に戻り、茨木のり子の詩集を読む。彼女がもし現代に生きていたら、なにを思い、どうした言葉を詩におこすだろう。いや、既に、生まれ遺された詩の中に宿っているのだと思い直す。
ひとりの人間の真摯な仕事は
おもいもかけない遠いところで
小さな小さな渦巻きをつくる
(『小さな渦巻き』言の葉1/茨木のり子 ちくま文庫 P.51)
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