#アーチ眉
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frames-inc · 20 days ago
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3Dブロウwaxで美眉!
なりたい雰囲気、輪郭に合わせて お似合いの眉毛をデザインさせていただきます^^ 間引きも致しますので、濃さも調節することができ がらっと印象が変わります! 最後のメ��ク仕上げ込ですので、お出かけ前などにもオススメ♪ 描き方のアドバイスもさせていただきます☆
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liyatv · 2 years ago
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吉田朱里: 【大改革】私が1年で垢抜けるためにやったこと大公開。見た目や意識も変わりました。【2023年版】
liya.tv
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dr0tnari · 4 months ago
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Robin - chan
かわいいねロビンちゃん
ロビンちゃんの伏せ目ほんと好きでえ、瞼かわいくてえ、アーチ眉もかわゆくてえ
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smac-artmake · 2 years ago
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眉が変わるだけで美人度up♡
⁡こんばんは、SMACアートメイクです❥❥❥
今日は眉アートメイク(毛並み+パウダー)の
症例紹介です♡
上がり眉で強い印象になっていた自眉🥺
自眉毛に合わせつつ平行アーチデザインで
アートメイクをいれることで
優しい印象に🐩♡
眉が変わるだけでお顔全体の印象が変わって
美人度がupしますね🤍
すっぴんの印象が本当に変わりま��!!!
お写真のご提供ありがとうございま���🙇‍♀️
✿所要時間(カウンセリング・麻酔時間込み)
初回𝟮時間、𝟮回目以降𝟭.𝟱時間
𖧷ダウンタイム
𝟭週間ほど(色味が濃い状態)
眉メイクは𝟭週間はNG
⋈リスク
赤み・腫れ・痛みなどの炎症症状、アレルギー等
☾リップアートメイク
𝟭回目¥𝟴𝟴,𝟬𝟬𝟬(𝟮回コース¥𝟭𝟲𝟰,𝟬𝟬𝟬)
𝟮回目¥𝟴𝟴,𝟬𝟬𝟬
𝟯回目以降(𝟮回目施術から𝟭年以内)¥𝟱𝟴,𝟬𝟬𝟬
𝟯回目以降(𝟮回目施術から𝟭年以降)¥𝟲𝟲,𝟬𝟬𝟬
=============================
・アートメイクは通常𝟮〜𝟯回の施術にて
 𝟭-𝟯年持続します。
 (𝟭回で完成するものではありません)
・新陳代謝により徐々に薄くなりますが、
 完全に消えることはありません
・肌質やライフスタイルにより
 持続期間に個人差がございます
=============================
🏥医療アートメイクとは、手彫りや専用の機器を使い、皮膚の浅い部分に色素を入れていく施術です。アートメイクは医療行為のため、医療従事者しか施術を行うことができません。
𝐒𝐇𝐈𝐌𝐁𝐀𝐒𝐇𝐈 𝐌𝐄𝐃𝐈𝐂𝐀𝐋 𝐀𝐑𝐓 𝐂𝐋𝐈𝐍𝐈𝐂
施術担当:合田 / 担当医師:松井
✎ご予約
LINEでご予約・お問い合わせが可能でございます。
下記URLよりご希望の施術者の友だち追加をタップしていただき、ご希望の施術メニュー・日時で、ご予約をお取りください。
https://ikumore.com/artmakereserve
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buriedbornes · 5 years ago
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第38話 『白き山脈にて (2) - “エレドスティ山地"』 In the white mountains chapter 2 - “Mountains”
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エレドスティ山地は白銀に覆われている。
所々灰色の岩肌が覗いているが、モノクロの世界が山頂まで延々と続いているのだ。
見ず知らずの人間が来れば、たちまち自分の位置を見失い、これまでも多くの部外者が山中で遭難し、姿を消したり、遺体となって発見されてきた。
エレドスティの狩人は先祖代々伝わる景色の覚え方を伝えてきた。
鹿岩、猪の木立、柊の穴…
似たような地理の中から僅かな特徴を捉え、形状によって動物や自然のものになぞらえ、様々な目印に名を付けて、位置関係を記憶し、道を知る。
エレドスティの狩人はそうしてきたのだ。
そして、村に奇跡でも訪れない限りおそらくは、私がそれを継ぐ最期の一人となるのだろう。
死体に宿ったジョゼフは私の指示に従い、急斜面を駆け上がっていく。
浮石の多い岩場を避け、雪庇を予見し、迂回の必要性を説き、最短の道筋を指し示す。
傍らでは、ライツが無言でその様子を見つめている。
背後に立ったアリーセがこちらを見ているのか、それともまだ山頂を見つめているのか、振り返る余裕のない私にはわからなかった。
やがて、しばらく道なりに進むだけのなだらかな斜面で、私の指示は一旦途切れた。
「山頂まで足を踏み入れる者は多いのか」
唐突に、ライツが表情を変えず、抑揚のない声で尋ねてきた。
面食らった私は即座に返答ができなかったが、しどろもどろしつつ、答えた。
「あ、いや… そうですね、そんなに多くはないかな。ここまで登れて、帰れる者がまずそう多くない」
「では、その大都市の蜃気楼とやらを目にした者も、多くはないという事か」
「数人ってとこですね。」
「なるほど… ならば、間違いなさそうだな」
これこそが、エレドスティに彼らがやってきた理由なのだ。
麓の村で囁かれていた、眉唾ものの噂。
それが遥か遠方に住む彼らの元にまで伝わって、こうしてここまで足を運んできたのだとしたら、恐るべき情報収集能力と言わざるを得ないのだろう。
実際に、最初に蜃気楼を見たのは、隣家のハンスだったはずだ。
それ以外に、狩り仲間の何人かが見たと言っていた。
私自身、山頂に足を運ぶ事は少なくなかったが、そんなものを目にした事はなかった。
多くの場合、それは吹雪いた日に見えるらしい。
吹雪いた日にわざわざ山頂まで登る馬鹿はいない。
山に通じた者なら、リスクを冒す前に降りるのが基本だからだ。
だから、それを見たという者は総じて、年数の浅い未熟な狩人達だった。
年長者達は、そうした噂を一笑に付していた。
山で吹雪かれた失態を誤魔化そうと、それらしい作り話をして誤魔化そうって算段だ、ハンスを真似して他の者も同じ事を吹いているんだ、そう言って取り合わなかった。
私も、同じ程度に考えていた。
作り話ではないにしても、極寒の中で似たような幻覚を見ただけだろうと、軽く見ていた。
その噂がどうやって村の外にまで流れていったものか。
出入りがない村ではないのだから、誰かがこの話を、村の外でしたという事なのだろうが…
村の誰もが信じなかった話を、部外者であるこの屍術師達は、端から信じていた。
信じるに足る何かを、無知なる村人には持ち得ない情報を、彼ら自身が持っていたからなのか。
確認する手段はないが、そうとしか思えなかった。
「着いたぜ」
耳の内側で声がこだまする。
目線をライツから戻すと、ジョゼフの視界のあった辺りには、一層濃い白さの靄が立ち込めていた。
いや、違う。
それは、山が見せる過酷さの一側面だ。
猛烈に吹き荒ぶ雪の粒が、ジョゼフの視界の一切を閉ざしていた。
仰ぎ見る山頂付近は、既に雲の中にすっぽりと覆われているように見えた。
私達がいる中腹はまだ穏やかに白い粒が舞い散る程度である。
山の天候は変わりやすい。
こうして山の中の離れた地点を直接目にする機会など持ち得なかった私は、実際に同じの山の中にいながら全く異なる気候に晒された二者間を実感し、大層感心してしまった。
しかし、ライツは無感動に、また抑揚のない声を出した。
「視界が悪いな。払うか?」
「ライツ様はすぐ楽しようとするんだからいけねぇなァ」
ジョゼフが冗談めかして言う。
「いいからさっさとやれ」
突然背後のアリーセが声を発したので、思わず後ろを振り向いてしまった。
事実上、彼女の声を聞いたのはこれが初めてとなった。
彼女は、明後日の方向を向いたまま、表情だけ苛立たしげに眉をしかめていた。
ライツがおもむろに呪文を唱え始めると、ジョゼフの視界に、死体の右腕が映る。
わかっていた事なのに、腐肉を晒したそれを見て、一瞬だけ目を背ける。
ライツの動きに合わせ、視界の中の右腕が同じように動く。
そのときだけはまるで、ライツがその死体の右腕を動かしているかのようにも見えた。
呪文を終えると、視界の中の右腕が光り、目映い筋が白く閉ざされた虚空に放たれる。
窓を拭うかのようにライツが右腕を左右に振ると、死体の右腕が同様に白い空間を左右に払い、それに合わせ、空気の裂け目とでも言おうか、前方の中空に雪の振り込まない空間が浮き上がる。
そしてその空間の先に、驚嘆すべき光景が広がっていた。
大都市。
噂が形容したその言葉は、決して間違いではなかった。
密集し、入り組んだ石造の建造物群。
外縁を城壁が囲い、その広��は、かつて目にした城下町を数個中に収める事ができるほどの威容であった。
「ほ、本当にあったのか…」
開いた口が塞がらず、呆然と見つめる私の脇から、アリーセが乗り出し顔を近づけて幻像に目を凝らす。
「…見せていますね、これ」
「だろうな」
ライツが相槌を打つ。
「見せる?誰が?」
素っ頓狂な声を上げる私を無視して、ライツが鼻の下に手を当て、考え込む。
「誘っている、のだろうな…」
その言葉に、背筋がぞわりと粟立った。
姿を消した狩人の仲間達。
何人もの仲間が、この蜃気楼を目にしている。
「実際に行ってみるのが早かろう。ジョゼフ、進め」
「アイサー」
ライツとジョゼフの手短な会話の後、視界が再び高速で動き始める。
「行くって、どこへ…?」
この場所で、今の私がどれほど間の抜けた存在なのか、自分でも嫌というほどわかっていた。
だが、わからないものはわからない。
それに変わりはないのだ。
ライツは、実に味気なく答えた。
「この都市に、ですよ」
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猛然と斜面を駆け下りていく死体。
生身の人間であれば一昼夜はかかるであろう山越えを、屍術師連中は、ものの1時間足らずで為そうとしていた。
エレドスティ山地は複数の山から成り、麓の村に面した山は、テレス山だ。
実際にはパルムとナンネックという2つの山も面したコの字の中央に村があるのだが、パルムとナンネックは厳しく切り立った崖に面しているため、村から直接登る事はほとんど不可能である…少なくとも生身の人間なら、と今なら言えるが。
テレスを越えた先には、登りと同じだけの急勾配が待ち構えており、そしてさらにその奥に、レイーニ山や南北に横たわるナンネックの北端側などが連なっているはずだった。
しかし、そうした私の知識は、今この場において、何の役にも立たなかった。
視界には、広大な未知の盆地に、蜃気楼で見たものと全く同じ都市の情景が広がっていた。
こんな場所を、私は知らない。
「あの蜃気楼はいわば、入り口なのだろう。従来は何者も足を踏み入れられぬよう、目を逸らさせる術…具体的にどのようなものかは直接出向かねばわからぬが…が、施されていると考えれば説明がつく」
私の困惑と疑念を聡く察したライツは、丁寧な補足を加えてくれた。
「それはつまり、誰かがあの大都市を隠していたという事ですよね…」
私は質問しながら、聞かなければよかったと後悔していた。
当然ながら、私の質問は否定されず、首肯だけが返ってきた。
こうした会話を尻目に、死体はあっという間にその都市の南端にまで歩を進めていた。
見上げ仰いだ城門と思しき石柱は、天頂部が雪に霞んで詳細な造形が確認できないほどの高さを誇っていた。
その石柱には、私には全く想像もつかぬような未知の言語と見られる字の並びと、獣とも人ともつかぬ異様な生物の抽象化された像が彫りつけてあった。
ライツも、その彫り物を目にして、鼻先に指を当てて、考え込み始めた。
「私はあまり詳しくはないのですが… もしや、これはとてもその、古くて価値があるものなのではないでしょうか?」
私はおずおずと、自身の感想を述べた。
ただ、ライツの反応は、予期したどんなものとも異なっていた。
「仮にそうだとして、我々には関係ない」
その言葉に呼応するかのように、死体の視界がまたゆっくりと滑り始めた。
馬車が4台並んでも通れそうな幅の広い石畳の回廊は、城門と同じ高さのアーチを描いた天井の下をひたすらに真っ直ぐ伸びていた。
左右には、アーチを支えるように左右の直立した壁面が続き、それぞれ所々に大小の穴が開いており、それらが市場の露店のような、街道に面した何らかの建造物であるように見えた。
一体誰が、何の目的でこんな威容の都市を築き上げ、そして秘匿してきたのか、そうした背景を思うと、私はその威容に対する感動などよりも強く、薄ら寒いものを感じずにはいられなかった。
素足で歩む死体は、足音らしい音も立てない。
回廊に踏み入ってからは風音も止み、回廊は不気味な静寂に包まれていた。
そうした状況にあっては、僅かな音であっても、聞き逃す事はなかったと言える。
進行方向の暗闇から、濡れた何かを引きずるような、気色の悪い音が聞こえてきた。
それと同時に、聞こえなくなったはずの、風音らしき音が幽かに響いた。
しかしそれは、あるいは本当に風音だったなら、どんなに良かったろうと思う。
二度三度、音は規則的に繰り返される。
やがてその音は、明確な声となって私の耳に響いた。
「テケリ・リ」
文字に起こす���らば、こう記すのが適切かもしれない。
その声は確かな音の響きを持って、繰り返し、死体の立つ場所へと迫ってきていた。
本能が相反したふたつの欲求に働きかけ、私はその間に立ち、身動きが取れなくなっていた。
つまりは、「それを見たくない」という恐怖と、「それを見たい」という好奇とである。
「敵性だな、構えろジョゼフ」
「言われなくとも」
死体の視界がやや沈み、その腕が目前に上げられて拳と手首が映る。
そして…
その先に映ったものを目にしたとき私は、声にならぬ叫び声を上げ、尻もちをつき倒れた。
回廊と覆うほど巨大で、暗く虹色に発光するタール状の粘液の塊、それが、自らの意志を持って、身を捩り這いずりながら渦を巻いて、雪崩れてきていた。
その表面には、無数の眼球のようなものが、まるで滝壺に湧く気泡のようにせり出しては弾けては消え、明滅していた。
それはまた、姿を消した仲間達の末路を示唆するものでもあった。
もしもこの怪物に直接遭遇していたなら、私は容易く失神していただろうと思う。
ただ、今置かれた状況が、遠方の誰かの運命をガラス越しに垣間見るような他人事じみたもので、その溝によって隔絶されているという実感が、私の意識を現実につなぎとめる役割を果たしたと思えた。
「よく燃えそうだ」
嘲り混じりに、ジョゼフの独り言がこちらに届いた。
応えるように、ライツが短い呪文を口ずさみ、右手を軽く振るう。
幻像の中で、死体の腕が突如燃え上がった。
屍術師とは何者なのか、死体を使って戦うとはどういう事なのか、何故冒涜者達はそれを選んだのか。
その真実を、これから私は、目の当たりにする事になる。
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~つづく~
※今回のショートストーリーは、ohNussy自筆です。
白き山脈にて (3) - “ショゴス"
「ショートストーリー」は、Buriedbornesの本編で語られる事のない物語を補完するためのゲーム外コンテンツです。「ショートストーリー」で、よりBuriedbornesの世界を楽しんでいただけましたら幸いです。
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leilashinke · 6 years ago
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Eyebrow change✭ ✷ アーチ眉にシフトしてみたので #MAYBELLINE の BROWINK gel tlntで #眉ティント ✭ ✷ #眉ティント #眉毛 #アーチ眉 #ティント #このまま寝ちゃう派 #美容 #コスメ #肌荒れ #治ってきました #メイベリン #ブロウインクジェルティント #ライトブラウン https://www.instagram.com/p/BnL511xnMlp/?utm_source=ig_tumblr_share&igshid=6bckflsa9a8x
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cvhafepenguin · 6 years ago
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ミコとマチ
 リビングで目が醒めた瞬間あわてて手元のスマホで時間を見た。5時31分、やばい、40分には家を出ないとバイトに遅刻する。渾身のスピードで歯を磨いて顔を洗い自室に駆け込みばたばたとスウェットを脱ぎ床に脱ぎっぱなしの縒れたデニムを穿きYシャツを全力で着て一張羅の苔色のカーディガンを羽織ってほとんど空っぽのリュックを背負う。化粧は諦めて大きめの風邪マスクでごまかすことにした。幸い原稿を作成してるうちに座椅子に座ったまま寝落ちしていたので髪は乱れていなかった。平日ならマチが起こしてくれるのに、今日は土曜日だから私の部屋の向かいの彼女の部屋で、マチは一週間分の疲れを取るべく昼までおねんねだ。私は「いってきます」とぼそっと呟いて全力でドアから飛び出しオレンジのチャリに跨がり立ち漕ぎで駆けた。早朝の澄んだ空気を抜ける冷たい風が私の全開のおでこに当たる。三月の霞がかった曖昧な風景を私は右、左、右、とぐっとペダルを踏んで追い越して行く。それにつれ眼がだんだんと冴えて来た。息を切らしぐんぐんと駅までの道を走りながら私は書きかけの原稿の続きのことを考え出していた。どきどきと小さな心臓が高鳴り血が巡り、私の身体に熱が漲ってくるのを感じる。まだ人がまばらな駅前のロータリーを抜け、高架を潜り、なんとか出勤時間ぎりぎりに店に着いた。ドアを開くとコーヒーの温かくて甘い香りがふわっと鼻を突く。これを嗅ぐと私の頭はたちまちだらしがなくてうだつの上がらないワナビー女から「「鯤」のウエイトレスモード」にかちっと切り替わる。「おはようございますっ」私は店に入るなり弾丸のように一直線にバックヤードに突っ込みエプロンを着る。「おー、毎度のことながら作家さんは朝に弱いねえ」店長の蓮さんが茶化す。「朝まだなんだろ��これ食っちまえ」蓮さんは厨房からカウンター越しに私にロールパンを投げ渡した。「いただきます」私は風邪マスクをぐいとずらし、拳大のそれを口に詰め込んだ。それから蓮さんに渡された水をぐっと飲み干す。「鯤」は駅前の喫茶店なので、平日は開店するなりモーニングをしにくるサラリーマンなんかがぞくぞくと来て大童なのだが、今日みたいな休日は最初の30分なんかはかなり暇だ。コーヒーにつけて出すゆで卵もいつもならあらかじめいくつか小皿に分けて置くのだけど、今日はカウンターのバスケットにまだこんもりと盛ってある。その光景はまるで平和の象徴のような安心感を私に与える。しばらく待っても客が1人も来ないので、私はトイレで簡単な化粧を済ませ、カウンターにかけて蓮さんが淹れてくれたアメリカンをゆっくりと飲んだ。「原稿はどんな感じ?」「うん、方向性はだいぶ定まってきたからあとはそれを形にしていくだけかな」「なるほど、ついに俺の息子がミコが手がけたゲームをやる日がくるんだなあ、あっ今のうちサイン貰っとこうかな、店に飾るわ」「蓮さんってば気が早すぎ」蓮さんはことあるごとに茶化すけど、芯のところでは私のことをそのつど気にかけてくれているのが私にはありありとわかった。嬉しいことだ。
 そうしていると、程なくして客がちらほらと入り出した。休日の朝は老人ばっかりだ。常連のみんなはお話し好きで、四方山話や身の上話を滔々と聞かせてくださる。いつものように私は給仕や食器洗いをこなしながらそれにふんふんと頷いた。でも頭の中は原稿の続きのことでいっぱいだった。先週、駆け出しライターの私に初めてクライアントからSNSのダイレクトメッセージで、ソシャゲのシナリオの執筆依頼が来たのだ。それは聞いたことないような小さな会社で、その依頼されたゲームも予算的にみてメインストリームに敵うポテンシャルがあるとはとうてい思えなかったが、なにせ執筆の依頼が来ることなんて初めてだったので、私は半端ない緊張ととめどなく沸いてくる意気込みでここ一週間ギンギンだった。原稿のことを考えると下腹のあたりがヒュンとする。これは誰もが知っているRPGのシナリオを手がけるという私の夢への第一歩だし、なにより、就職せずに創作活動に専心することにした私の決意が報われた心持ちだった。それはどう考えてもぜんぜん早計なのだけれど。とにかく、私は今とても浮かれていた。
 正午前あたりから客足が徐々に増しなかなか忙しなり、あっという間に15時になった。退勤まであと1時間だ。
「いらっしゃい。おっ荘くん」だしぬけに蓮さんの朗らかな声が厨房から客席に向け広がる。荘くんが来ると、蓮さんは私を茶化す意味でわざと私に呼びかけるような声音で叫ぶのだった。これもいつものことだ。
 私はお気に入りの窓際の2人がけのテーブルにギターケースをすとん立てかけて座る荘くんのところへ注文をとりにいった。心臓の音が高鳴るのが荘くんにばれている気がした。
「いらっしゃい、今日はスタジオ?いよいよ来週だね。」
「そうだな、あっ、チケット忘れんうちに今渡しとく」
荘くんにひょいと渡された黄色いチケットにでかでかと、
「jurar 初ワンマン!」と書いてあった。その楠んだチケットのデザインは全体的に少し古くさい気がした。
「ついにだね」
「うん、絶対に成功させるよ、やっとここまでこれたんだ。そろそろ俺たちもプロへの切符を勝ち取りたいな」
「うん、私応援してるから」荘くんの襟足から煙草とシャンプーの混じったえも言われぬ匂いがかすかに漂う。それは、ほんとうのほんとうに良い匂いだ。
「サンキュな、ミコちゃんも頑張ってるもんな、俺も負けてらんないよ。あっ、そうそう、そういえば…明後日柴さんにアクアマターのライブ来ないかって誘われたんだけど、ミコちゃんあのバンド好きだったよね、もし暇だったら一緒に来る?蕗川ビンテージだよ。柴さんももう一人くらいだったらチケット用意できるから連れて来ていいって」
「いいの?行きたい!」
「よっしゃ、じゃあまたラインするわ」
「まじか…」私は心中でひとりごちた。まさかのまさか、こんな地味な女が荘くんにデートに誘われたのだ。注文伝票をレジに持って行き蓮さんのほうをちらと見てみた。すると蓮さんははにかみながらしゅっと素早く腰のところでガッツポーズを出した。私は心中でもう一度、「ま、じ、か…」と丁寧にひとりごちてみた。
 荘くんはブレンドを急いで飲み干して会計をし、「じゃあ」と去って行った。そうこうしているうちにやがて退勤時間となり、出勤してきた蓮さんの奥さんに引き継ぎをして、私はタイムカードを切った。「お疲れさまです」挨拶をして表口から店を出ると、スプリングコートのポケットに両手を突っ込んで含み笑いしているマチが立っていた。目が合った私たちはそのまま見つめ合った。一瞬、時間が止まったようだった。ピィ、ピィ、とけたたましい鳥の声が、狭い路地裏にこだました。
「オハヨ」マチは宣誓のように右手をしゅっと突き出してそう言った。
 マチの手は真っ白で、春のひかりをぼんやりと帯びていた。ぼんやりとその手を見ていると、なんだか眠くなった。
「マチ、何してたの?」
「さんぽ」
「起きたばっかり?」
「寝すぎちった」
 私は自転車を押してマチととぼとぼと散歩した。外は朝は肌寒かったけれど、今は歩いていると少し汗ばむほどの気温まで上がっていた。電線と雑居ビルたちに乱雑に切り取られた街の高い空を、鳴き交わしつつひっきりなしに飛び交う春の鳥たち、私たちはゆっくりと歩きながらそんな風景を見るともなく見ていた。
 私たちはそれぞれあたたかい缶コーヒーを自販機で買い、駅から少し離れたところにあるたこ(多幸)公園へたどり着いた。私とマチは予定のない天気のいい日にはよくここで何となく過ごす。
「そういえばさ」
「ん?」
「さっき店に荘くんが来てね」
「なになに?」ブランコに座っているマチは両足をばたばたとせわしなく蹴っている。
「「明後日アクアマターのライブに誘われたんだけど一緒にこないか」って」
「デートか!」
「そういうこと」
「やったー!」マチはブランコからたんっと飛び降りて両腕を上にぐんと伸ばして叫んだ。
「いや、誘われたの私だし」
「わがことのようにうれしいっ」
「よーし今日はなべだー」マチは私に背を向けて起き上がった猫のように盛大なのびをした。
「なべ、若干季節外れじゃない?」
「めでたい日は鍋パって相場がきまってるのよっ。ミコの恋愛成就を祝って今日は私のおごりで鍋だー」
「マチってば気が早すぎ」
私たちはスーパーでたくさん鍋の具材と酒とつまみを買って、大きなレジ袋を2人で片側ずつ持って帰った。2人でわいわい作った鍋は多すぎて全然食べきれなかった。飲みまくって酔いつぶれた私たちはリビングでそのまま気を失い、翌朝私は風邪を引いていた。私がなにも纏わず床で寝ていたのに対して、マチが抜け目無く毛布を被ってソファーを独占していたのが恨めしかった。
 荘くんは待ち合わせの駅前のマクドナルドへ15分遅刻してきた。10分でも20分でもなく15分遅れるというのがなんだか荘くんらしいなと私は妙に感心した。「蕗川ビンテージ」は私の家の隣町の、駅のロータリーから伸びる商店街の丁度真ん中のあたりにある。私はこの街に来たことがなかったのでライブハウスまで荘くんが先導してくれた。風は強く、空は重く曇っている。商店街や幾本かの路線でごちゃごちゃしたこの街は、私とマチが住んでいるところに比べてなんだか窮屈な感じだった。前を歩くやや猫背の荘くんに付いて駅からしばらく歩くとやがて「蕗川ビンテージ」に辿り着いた。荘くんが「あそこ」と指を指してくれなかったら私はそれがそうだと気付かなかっただろう。「蕗川ビンテージ」はどう見てもただの寂れた雑居ビルだった。よく見ると、ぽっかりと空いたビルの地下へと続く入り口の前に「アクアマター」のワンマンの掲示があった。その入り口の前に、いかにもバンドマンといった出で立ちの5人の男女が談笑していた。若いのか、それとも私たちよりずっと歳上なのか、いまいち判然としない風貌の人たちだった。その5人はやって来た荘くん���認めると手を振り、荘くんはそれに応えて私をほったらかしてポケットに手を突っ込んだまま5人に駆け寄った。荘くんが1人の男の横腹を肘で小突く、するとその男は笑いながら荘くんにヘッドロックを決め、ほかの人たちもげらげらと盛り上がった。どうやら荘くんととても親しい人たちらしい。少し話すと荘くんは突っ立っている私のほうに戻って来た。それから私の手を引いて、地下への階段を降りて行く。荘くんが近い、かつてないほどに近い荘くんのうなじから、シャンプーと煙草が良い塩梅に混じった私の好きな匂いが漂ってくる。匂いはたしかに近いけれど、暗すぎて当の荘くんの姿がよく見えない。なにかがずれている気がした。私たちは、どこか歪な気がした。私たちが、というか私だけが明らかに場違いだった。「マチは今どうしているだろう、そろそろ帰ってる頃かな、晩ご飯は私がいないから今日は外食なんだろうな」好きな男に手を引かれているというのに私の頭に浮かんで来るのはマチのことだった。やれやれ。
 2人分のチケットを荘くんが受付の初老の男に手渡す、そして荘くんはまたその男としばらく談笑し始めた。「ちょっとお手洗い行ってくるね」と私はその間に用を足した。戻ってくると受付の前に荘くんを中心に人だかりが出来ていた。荘くんの周りにおそらく10人以上はいたが、その中の誰1人として私の知っている顔はなかったし、荘くんを含め、そこに誰1人として私のことを気にする人はいなかった。私はまるで透明人間にでもなったかのような心持ちだった。あそこで人の輪に囲まれ楽しそうに話しているあの人はいったい誰なんだろう。いつも「鯤」に来て親しく話してくれるあの人。私がいつか「アクアマター」が好きだとこぼしたことを覚えてくれていて、デートに誘ってくれたあの人。でも冷静に考えると当たり前のことだったのだ。界隈で突出した人気を誇る若手バンドのフロントマンの荘くんと、街の隅でこそこそと暮らしている私みたいな誰も知らない地味な女なんて、そもそもステージが違うのだ。私は知らないライブハウスの柔らかくて厚い防音材の壁にもたれながら、誰にも知られず夜空でひっそりと翳りゆく月のように、緩やかに卑屈になっていった。誰かここから連れ出してくれないかな、これがまさしく「壁の花」ってやつね。卑屈の次にやってくる自嘲。思えば幾度も覚えたことのある感覚だ。いままでに縁のあった男はみんな、折々こんな風に私のことをないがしろにした。
 ほどなくしてライブが始まった。ライブは、よかった。横にいた荘くんは頻繁に何処かへ消えた。たぶん、知り合いの誰かと話しに行っているのだろう。そう、ここでは私以外のみんなが知り合いなのだ。ライブの終盤、ストロボが瞬くクライマックスの轟音の中荘くんは強く私の手を握ってきた。私はそれを知らんぷりした。スモークの甘ったるい匂いがやけに鼻についた。ライブ自体は、本当によかった。
 外に出ると小雨が降っていた。荘くんはライブの終わりからずっと私の手を握ったままで、駅の方へ私を引いて歩いていく。私は��にも考えずにそれに従う。疲れて、頭がぼーっとしていた。商店街の出入り口のアーチの辺りで、荘くんは「じゃあいまからウチで飲もっか」と切り出した。私はまっぴらごめんだと思い「えーと今日はもう帰ろうかな、明日も朝早いし…」と丁重にお断りした。
「別にいいじゃん、ご近所さんなんだしバイトは朝、俺の部屋から出勤すれば」荘くんはしつこかった。
「いやーやっぱ何だか悪いしルームメイトもいるんで今日は家に帰ります。今日はほんとにありがとう」
 私は返答に窮して言い訳にならない言い訳を口走っていた。そのとき私ははっと息をのんだ。荘くんは怒っていた。彼の表情こそ変わらないが、私なんかにプライドを傷つけられたこの男が激怒しているのがわかった。
 それから突如荘くんは声を荒げ
「んだよ、俺とヤりたいんじゃなかったのか?」
 と今まで私が聞いたことのない荒荒しい声音で言い放った。そのとき私は頭が真っ白になった。私はこの人が何を言ってるのかわからなかった。信じられなかった。この人も自分が何を言っているのかきっとわからないに違いない。そうであってほしい、と私は願った。
 私はいつの間にか私の肘を強く掴んでいた彼の手をばっと振り切り、夢中で駅まで走った。後ろであの人がこっちに向かってなにか喚いている気がした。私はそれから逃げるために全力で走る。とつぜん視界がぐにゃあと歪んだ。音のない雨は、いつのまにか本降りになっていた。頬を伝って落ちる生温いものが春の雨なのかそれとも涙なのか、わからなかった。
 マチは私に何も訊ねなかった。あの夜ずぶ濡れで帰ったきた私の
様子を見て何となく察したのだろう。お風呂から上がってきた私に何も言わずに中華粥を作ってくれた。荘くんはあの日以来鯤に来ることはなくなった。蓮さんは
「まあ今回は縁がなかったってだけさ。月並みな言葉だが男なんて星の数ほどいるんだぜ」と慰めてくれた。
 でもそれを言うならば女だってそうだ。それこそ私は荘くんにとって星の数ほどいる「都合のいい女候補A」にすぎなかったんだ。私はまた卑屈になっていた。このことをマチに話すと「処置無しね」の表情をされた。マチの「処置なしね」の表情。白いつるつるの眉間に少し皺が走りいたましげに私の顎辺りに視線を落とすこの仕草が私は密かに好きだ。ソシャゲの依頼はなんとか納期に間に合ったが、私は次の賞に挑む気力が沸かなかった。スランプに陥ってしまったのだ。なんだかどうしても力が入らなくて、私は湯葉のようにふやけてしまっていた。このままなんの意思も目的も持たず、たゆたうクラゲのように何処かへ攫われてしまいたかった。あの失恋で、まるで私とこの世界とを繋いで私を立たせているピンと張った一本の糸が、ぷつりと切れてしまったようだ。私は休みの日のほとんどを寝て過ごすようになった。
 私が一ヶ月以上もそんな状態だったので、放任主義のマチもさすがに見かねたらしく、「���コ、餃子をやろう」と私に切り出した。パジャマの私はソファでクッションを抱いて寝転びながら「うぇえい」と曖昧に返事した、ミコが「マチはかわいいなあ」と言って後ろから抱きつこうとしてきたが私はそれをひょいと躱し、勢い余ったマチはフローリングでおでこを打ち「ぎゃっ」と叫んだ。そのとき私に被さったミコの身体はとてもひんやりとしていた。
 餃子の買い出しから仕度まで殆どミコがやってくれた。私はソファに寝転んで夕方のニュースを見ながらミコが手際よく餃子を包んで行くのを背中で感じていた。辛い時は甘えられるだけ相手に甘えるのが私たちの生活の掟なのだ。私とマチは、いまままでずっとそうやってきた。
「いざ!」待ちくたびれて私がうつらうつらし出した時にマチは意気込んで餃子を焼き出した。しゅわあと蒸気が立つ音とともに、むわっとした空気がリビングに立ち込めた。私は薄目でせかせかと餃子を焼くマチの背中を見ていた。「このまま帰りたくないな」そんな素朴な気持ちが不意に、去来する。私たちには他にいるべき場所があって、いつまでもこの生活が続くわけないのはお互い、何処かで理解していた。けれど私たちはそれに気付かないフリをしている。
 マチの背中って小さいんだなあ。そんなことを考えると何だか目頭が熱くなってきたので、私は寝返りをうち、狸寝入りを決め込んだ。クッションに顔を埋めてきゅっと眼を瞑っていると、まるで幽霊になって、空中を漂いながらミコのことを見守っているような、ふわふわと暖かくて寂しい気持ちになった。
「ほらほら引きこもりさん、餃子が仕上がって来たわよ。テーブルにお皿とビール出しといて」
「あいさー」
テーブルの皿に綺麗に連なって円になっているマチの餃子はつやつやでぱつぱつだった。マチは餃子の達人だ。マチよりおいしい餃子を作る女を私は知らない。
「じゃあ、餃子にかんぱーい」
「かんぱーい」
最初の一皿を私たちはあっという間に平らげた。
「じゃあ第2波いきまーす」
「いえーい」
マチは餃子をじゃんじゃん焼いた。私がもう食べられないよと喘いでも取り合わず焼きまくった。マチは何かに取り憑かれたようにワインを呷りつつ、一心不乱に餃子を焼き続けた。「餃子の鬼や…」私がそう呟くとマチはこっちを振り向いてにいっ、と歯を出して笑った。
 餃子パーティも無事に終わり、私たちはソファで映画を見ながらワインをちびちびと飲んでいた。
「ミコ、この映画つまらないね」
 マチがずっと見たいと言っていたから私がバイト終わりに借りてきてあげた映画だった。
「たしかに、脚本は悪くないけど演出が単調だね」
 マチは冷蔵庫から新しい缶チューハイを持って来てぐびと勢い良く飲んだ。それから酒の勢いを借りたようにこう言った。
「ミコ、屋上に行こうか」
 私は缶ビール、マチは缶チューハイを片手に最上階の廊下のフェンスを跨いだ。マチは私の手を引いて真っ暗で何も見えない中、屋上へと続く鉄骨階段を上がっていく。あれだけ餃子を焼いたにも関わらずマチの手は冷たかった。たん、たん、と微妙にずれたふたつのゆっくり階段を踏む冷たい音が闇の中密やかに響く。酒気を帯びたマチのにおいがする。なんだか懐かしいにおいだ。毎日のように嗅いでいるはずなのに。私はマチをぎゅっと抱きしめたかった。
屋上は無風だった。しんとしていて、まるで世界が止まったみたいだった。私たちの住むマンションは台地のてっぺんに建っているので、屋上からは街が良く見渡せる。酒の缶を持った私たちは並んで囲いの柵に凭れて、街の灯をぼんやりと眺めていた。不意にささやかな音で聞き覚えのあるイントロが流れ出した。最初はか細い月明かりのような調子のその曲は、やがて雲の隙間から抜け出して鮮烈な満月となる。
「Tomorrow never knows」
 私はこの曲を聴いた時にいつもこんな印象を受ける。いつかマチはこの曲のことを夜の森の奥で誰にも知られずに燃える焚き火みたいと言っていた。思えば、性格がまるで違う私たちを繋ぐきっかけとなったのはこの曲だった。
 
 あれは私がまだ大学一年生のときの冬だった。私はサークルの先輩に合コンに来てくれと頼まれて不承不承承知した。相手は同じ大学の違うサークルの連中だった。明らかに人数合わせで参加した合コンだ、面白いはずもなく、私はうんざりした。いつ「じゃあ私はこの辺で…」と切り出そうかずっと迷っていたが、二次会のカラオケにも流れで行くことになってしまった。そしてそのカラオケに遅れてやって来たのがマチだった。先輩の説明によると、マチは男側の知り合いだそうだ、それで先輩とも面識があったので呼ぶ運びとなったのらしい。部屋に入って来たマチを見て私は「きれいな女の子だなー」とうっとりとした。マチは空いていた私の横にすとんと座った。思わず頬が緩むようないいにおいがした。スキニーを穿いた華奢な脚のラインが綺麗で、横に座っていると、私の若干むくんだそれと比べずにはいられなかった。マチは終止にこにこしていた。男たちは明らかにみんなこの場で一番綺麗なマチを狙っていた。私は半ばいやいや参加したとはいえ、やはりみじめな気持ちだった。下を向いて鬱々としていると私にマイクが回って来た。あまり歌は得意ではないのだが…と思いつつ私は渡されたマイクを掴み、ええいままよとミスチルの「Tomorrow never knows」を歌った。歌っている時にマチがじっとこっちを見ていたのを不審に感じたが私は気付かないふりをして歌いきった。合コンはつつがなく終わった。解散してターミナル駅のコンコースを歩く私たちの集団は1人ずつ空中分解していき、やがて私とこの初対面で良く知らないマチという女の子だけが残った。私たちは無言で微妙な距離を保ちながら並んでしばらく歩いた。
「私って合コンとか苦手なんだ~」やにはにマチが間延びした調子で呟いた。それからふわあと大きなあくびをした。私はその様子を見てなんて��しいひとなんだろうとうっとりした。合コンのさなか、表面上は取繕っていたが、明らかに退屈そうにしていたのも見て取れたので、私はマチに好感を抱き始めていた。
「なんか私同世代の男の子って苦手だな、何話したら良いかよくわからないし」
「私もああいう場は少し、苦手」
「ねえ、お腹空かない?」
「ちょっぴり」
「ラーメンでも食べにいこっか」
「うん、いいよ。この辺?」
「うん、北口からちょっと歩いたところにおいしいラーメン屋があるんだ。塩ラーメンなんだけど、大丈夫?」
「大丈夫、塩ラーメン好きだから」
「それではお嬢さま、エスコートいたします。」
 とマチは腰を落として片足を後ろに引く紳士の挨拶のポーズをした。
「で、では、よろしく」
 私もコートの腰のところを両手でつまんで膝を曲げ淑女の挨拶でぎこちなく応じる。
 私たちは改札の前で踵を返し、ラーメン屋へと向かった。
「ミスチル、好きなんだね」
「うん、親の影響なんだけど」
「私も好きなんだ。だから、君がさっき歌ってたとき嬉しかった。周りに音楽の趣味が合う人がいなくってさ、ミスチルとか今の若い人もうあんまり聴かないもんね」
「うん、カラオケとか行くとみんな今時の曲ばっかり歌うもんね。特に合コンなんかだと顕著」
「男も女もなんだかんだ言っても最終的に画一性を自分に強いたほうが楽なのだということなのかも知れんね。ところで君、名前は?」
「私はフジサワミコ。あなたは?」
「私も名前二文字なんだ。湊マチ」
「みなとまち」
「マチでいいよ」
「わかった、私のこともミコって呼んでよ」
「そうだ、ハタチになったら一緒に飲みにいこうよ。ライン交換しよ」
 
 それがきっかけで私たちはことあるごとに2人でつるむようになった。私がこっぴどく振られた時も、マチの就活が難航を極めていたときも、いつも酒なんかを飲みながら互いに慰め合った。ルームシェアをしようと言い出したのはマチのほうからだった。それは私が就職を諦め夢を追うことにするとマチに打ち明けた次の日だった。
「私はミコがどんなでもそばにいてあげるよ」
 マチはことあるごとにこんなことを言うのだった。
「どんなのでもって、もし私がアメーバみたいな真核生物でも?」
「アメーバでも好きだよ」
「私も、マチがアメーバでも好き」
 赤ら顔の私たちは屋上で「Tomorrow never knows」を歌った。
「はーてしなーいやみのむーこうへーおっおー てをのばそー」
呂律の回らない舌で私たちは叫びながら柵の向こうへ両手をぴんと伸ばした。伸ばした指の先に、滲んでぼやけた街の灯りたちが、きらきらと輝いていた。
 
 私はそのプロポーズを受けることにした。相手は麗さんという人で、マチの紹介で知り合った10歳上の高校の生物の教師だった。マチはあの失恋以来落胆している私を励ますために、荘くんとは真逆のタイプの男を紹介してくれたのだった。交際は、以前の私ではとても���えられないくらいにうまくいった。私は素敵な男をあてがってくれたマチに心の底から感謝した。彼はとても良く尽くしてくれたし、私も彼のことがとても好きだった。彼と付き合い出してから、彼の家に泊まって部屋に帰らないこともしばしばあった。そして私と対照的にマチはその頃からだんだんと不安定になっていった。なにかといらいらしてたまに私にあたるようになったのだ。私は何故そうなったかマチに聞くこともなかった、何となく察しがつくだけに余計聞く気がしなかった。喧嘩も私が帰らなくなった日のぶんだけ増えていった。
 ある日3日間麗さんの家に泊まってから帰ると、私の部屋のものが全部廊下に放り出されていた。
「なにこれ」私はこっちを振り向きもしないリビングでソファにかけてテレビを見ているマチに問いかけた。
「もう出て行くのかと思って部屋を片付けといてあげたよ」
「ばかじゃないの?ほんとガキだね」
 なんてみっともないんだ。私にいつまでもこだわって、ばかばかしい。
 ずかずかと歩いてリビングに入ると不意にマチが振り向いてこっちをきっと睨みつけたので私は立ち竦んでしまった。
「ミコ、ミコの夢は、努力は何だったの?なんで…そんなに簡単に諦めるの?」
 マチの声は掠れていた
「前にも言ったけど私には才能がないんだしもう筆を折ったんだよ」
「なんでも手に入れることのできるマチには私のことはわからないよ。知ったような口を聞かないで」
 私はいつしか心の何処かで自分の夢と、マチから解放されたいと思い始めていた。
「そういえば言ってなかったんだけど私あの人にプロポーズされたんだ」
マチはまたテレビの方を向いて石像のように固まって何も言わなかった。
「おめでとうとか、ないの?」
マチは依然としてだんまりだった。
 そのとき、私の頭のなかでぐわん、という音がした。誰かに後頭部を殴られたような衝撃だった。それから涙が、とめどなく溢れてきた。私は泣きながら廊下に放り出された荷物を出来る限りまとめた。それから麗さんに電話をしてワゴンを出してもらい部屋の私の家具や持ち物を全て、3往復して麗さんの家に運んだ。それっきり、あの部屋には二度と戻らなかった。それはあまりにもあっけない幕切れだった。麗さんは「人のつながりなんて、そんなもんさ」とやけに達観した口ぶりで私を慰めてくれた。3ヶ月後に披露宴の招待をマチにラインしてみたが既読すら付かなかった。
 
 「もう、終わりにしよう」
 別れを切り出したのは英治のほうからだった。英治はセックスが終わってしばらくして呟くようにそう言った。実のところ私は、英治のほうからそう言ってくれるのをずっと待っていた。いかにも安ラブホテルの調度品といった感じのチープなガラスのテーブルの上の、パフェ皿の底に残って溶けたソフトクリームがピンクの照明を反射しててらてら光るのを、私は裸でシーツも被らずに茫然と眺めている。英治がシャワーを浴びる音が聞こえる。英治が上がったら私もシャワーしなくちゃ���…どうしてこうなっちゃったんだろう…どうして。やにわにテーブルに起きっぱなしのスマホが震え出した。ガラスの上でがちゃがちゃ騒ぎ立てるそれに私はいらっとして。ぱっと手に取った。その画面には「麗さん」と表示があった。
「来月の裕太の体育祭どうする」
 メッセージの内容はこれだけだった。私はスマホの画面を暗転させて枕元にぽんと投げ捨てベッドに潜り込んだ。麗さんと英太にはもう���年以上会っていなかった。毎日仕事漬けで夫と子供を捨てて出て行き、愛人と日中に安ラブホにしけこんでいる私のような女が今更どの面下げて元伴侶と息子に会いに行けばいいんだ。いやだ、このままなにもしていたくない。この地の底のような穴ぐらで、誰にも干渉されずにずっと踞っていたい。
「ミコ、ミコ、ミーティングに遅れちゃうよ。起きて」
そうだ、私は次の作品の企画ミーティングに行かなければならない。何せビッグタイトルのナンバリングだ。集中しなければ。
ミーティングはかなり難航したもののなんとかまとまった。私も英治も、いつものようにメンバーに振る舞った。私たちの関係に気付いている人は、どうやら1人もいないようだった。帰りがけに私と英治は小さな居酒屋に寄った。ここは私たちが関係を持ちだしたころ英治が教えてくれた店だ。
「今度のプロジェクト、うまく行くといいな」英治は燗を呷って少し上機嫌になっていた。昼間のラブホテルでの言葉を取繕うためなのかもしれない。
「なんたってミコには実績があるもんな。大丈夫、ミコならこの先一人でもうまくやっていけるさ」
「聞きたくない…」
「え?」
「「聞きたくない、そんな言葉」」
 私は思わずそんなことを口走りそうになったが、かろうじてそれを飲み込んだ。
「英治はどうなの」
「どうって?」
「この前も辞めたがってたじゃん。この仕事、自分に向いてると思う?」
 そうだ、私が英治の仕事や家庭の愚痴を聞いてあげるようになったのがこの関係の始まりだった。
「うーん…向いていようが向いてまいが、俺にはやるしかないな。やっぱり何度も言ってるけど、自分の夢のために邁進してきたミコと俺はスタンスが違うよね、それに俺…」
「俺?」促しても英治は先を言うのを躊躇うので私はいらいらした。握りしめた水割りを私はぐいっと飲んだ。
「俺…2人目ができたんだ…」
「ふうん、おめでとう、ね」
「そうなんだ、だから、この関係もそろそろ潮時なのかなって。」
 私はカウンターに万札を叩き付けて店をあとにした。なにも英治に腹が立った訳ではない。私は全てがいやになってしまったのだ。夢も、仕事も、家族も。
「違う…私は…私は…」
 私は無意識にそう呟きながら明後日の方向へ駆け出していた。後ろで英治が私を呼びかけながら付いてきていたが私はその声がしなくなるまで走り続けた。走って走って、私は知らないバーに駆け込んだ。それからジャックダニエルのロックを注文した。なにも考えたくなかった。��うとそれをちびちびなめていると、やにはにスマホがポケットのなかで震えた。英治がなにか取繕うためのメッセージを送ってきたのかと思い私はうんざりしながら画面を見た。しかしそこに表示されていた名前は「英治」ではなく「マチ」だった。
私は反射的にスマホをカウンターに伏せて置いた。そしてウイスキーを飲み干しておそるおそる画面をタップして内容を確認すると。
「久しぶり、突然ですみません。今度会えませんか。」とあった。
私は胸がざわざわした、けれどもう何も考えないことにした。すぐにマチに「いいですよ」と返信した。
 待ち合わせは2人が分かりやすい場所が良いとのことで「鯤」にした。私は待ち合わせの時間より少し早くに鯤に来た。
「いらっしゃい。おお、ミコ」
 蓮さんは最近白髪が増えたものの相変わらず元気だった。私は鯤には昔のなじみで今でもたまに来るのだ。
「ごぶさたじゃないか。仕事忙しいのか。なんか、顔が疲れてるぞ」
「うん、ちょっと最近いろいろあって、でも大丈夫だよ、ありがとう」
 蓮さんはいつでもぶれずに蓮さんなので話していると私は安心する。蓮さんって私にとってオアシスのような人だ。
「今日ね、マチと会うんだ。ここで待ち合わせしてるの」
「マジで!すごいな、何年振りだ?」
「10年振り…」
「そうか、あれから10年も経つのか…なんかあっというまだな」
「うん、いろいろあったね」
本当にいろいろあった。でも、私とマチの時間はあの時のまま止まっている。私が部屋を飛び出したあの日のまま…マチはいったいどうしていたのだろう。
 私は緊張してテーブルにかけて俯いていた、しばらくしてドアに取り付けたベルがからん、と鳴った。顔を上げると、入り口にスプリングコートを着たマチが立っていた。そのシルエットは背後から射す春の陽射しに象られていた。
「おおお、マチちゃん!久しぶりー!」
「マスター、お久しぶりです。」
「相変わらずべっぴんさんだね。ここに2人がいるとなんだかあの頃に戻ったようだな。ゆっくりしていってな」
「マスターも相変わらずみたいで。ありがとうございます」
マチははにかんだように微笑みながら、私の向かいに掛けた。私は気恥ずかしかった。何を話したらいいのか全くわからない。マチもそうなのだろう。ずっとそわそわして後ろを振り向いたりしていた。私はマチが少しだけふくよかになっていることに気が付いた。
しばらくしてマチが話し始めた。
「最近いろいろあって考えたの…私どうしてもあのときのこと謝っておきたくて…寂しくてミコを傷つけることしかできなかった。ミコがいないとだめなのは自分のほうなのに、そして、そう思えば思うほど心細かった。こんな風にミコを呼び出して謝るのも独りよがりだけど。どうしてもそれだけは伝えたくて、ほんとにごめんね、ミコ」
そう言ったマチの眼から涙がひとすじ流れ落ちた。
 そうか、みんな寂しかったんだ。私とマチだけじゃない。麗も、英治も、それから荘くんだって。ミコの涙を見て私のなかで何かがはらりと落ちていった。それはたぶん、いつの間にか私の心に巣食っていた「あきらめ」のようなものだった。
「いいんだよ、マチ、もういい」
「あ、あり、ありがとう、ミコ、うわーん」
 マチはぐしょぐしょに泣いてバッグから出したハンカチで顔を抑えていた。ほかの客もびっくりして、カウンターに掛けているおばあちゃんも「あれあれ」と茶化してきた。私もつられて泣きそうになったがこらえてマチの手をとって店の外へ出た。
 私は泣き止んできたマチの手を引いてしばらく歩いた。
「見てマチ、ここのスーパーでよく買い物したよね」
「あっこの公園覚えてる?よくブランコ漕ぎながら酒飲んだよね」
 マチは鼻をすすりながら「うん、うん」と相槌をうつ。
春の気持ちのいい暖かい風が、懐かしい気持ちを呼び起こす。マチの手は、あの頃と同じで冷たい。
 私はマチの手を引きながらマチとの部屋を後にしてからのことを吶吶と話した。結婚して間もなく、昔穫ったグランプリの作品を目にしたディレクターに大手ゲーム会社のシナリオライターとして抜擢されたこと…麗さんとの子供が産まれたこと…仕事が多忙なのが原因で離婚したこと…仕事が忙しすぎて疲れていること…同僚の不倫相手との関係が終わったこと…
 マチは私のところどころくすりと笑いながらただ聞いてくれていた。
「ぜんぶミコだね」
「え?」
「恋愛でポカするのも、仕事や夢に疲れて参っちゃうのもぜんぶあの頃と同じミコだ。ミコは私が知らない間もミコをやってたんだね」
「たしかに、全部わたしだ。わたしらしい…わたし」
 そしてマチもずっとマチだ。あの頃と同じ、強い肯定も否定もせずただ私に寄り添ってくれる。そんなマチを見ていると今日の朝までずっと私を苛んでいた罪の意識や漠然とした憎悪が緩やかに解れていった。
「ねえマチ」
「ん?」
「屋上に行かない?」
私たちの住んでいたマンションはまるでタイムスリップしたかのようにあの頃と同じで、どこも全く変わっていなかった。
 いけないことと知りつつ、私はマチの手を引きそうっと忍び足で、屋上への階段を昇る。
 私たちは昔のように並んで囲い柵によりかかり街を見渡した。
「どこもかしこもなーんにも変わっていないね」
「そだね、あ、でも私は少し変わったかも」
「どんなところが?」
「私、結婚するんだ。式は挙げないことにしたんだけど。それでね、今お腹に赤ちゃんがいるの」
「え?」
私は不意をつかれて唖然とした。
「何ヶ月?」
「3ヶ月」
「えーっと…夫さんはどんな人?」
「優しい人だよ、今の職場で知り合ったの」
「おめでとう、マチ」
「ありがとう、ミコ」
私たちは手を繋いだまま顔を見合ってくしゃっと笑った。
「これ、覚えてる?」
 私はスマホのプレーヤーを開いて再生をタップした。
「うわ、懐かしい、私今でも聴いてるよ」
「私も聴いてる」
 あの夜この屋上でマチと一緒に歌った…そしてマチと私を繋ぐきっかけになったこの曲。
「Tomorrow never knows」
 私たちはあの頃を思い出しながら小さな声で一緒に歌った。これまでと、これからの全てが、発酵するパン生地みたいに私のなかでふわり広がって行った。
 心のまま僕は行くのさ、誰も知ることのない明日へ
 そうだ、私とマチは私とマチのままで、あの頃のような万能感はなくともしっかりと歩いて行くんだ。癒えない傷を抱えながら。あらゆる柵に絶えながら。
 私たちの目の前には、霞がかってぼやけたなんでもない街が広がっていた。
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eyes8honpo · 7 years ago
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一章 世界のゆりかご
 俺は、俺の選択を後悔してなどいない。  どうだか。そう言って小馬鹿にするように笑った英智に、眉を潜めたのは春の初めのことだった。結論を言ってしまえば、英智の言うことは当たっていた。訂��しよう。俺は、俺の選択を後悔しないための証明が、ずっと欲しかったのだ。  あの日、英智が息も絶え絶えに敗北を認めたあの瞬間、俺の胸には安堵が浮かんでいた。
   ◆
 桜の蕾が膨らんでいる。  廊下の窓から見える木々の様子に、目を向けることなどこの三年の間に何度あっただろう。いまだに吹く風は冷たく、渡り廊下へと足を進めれば両腕を抱えたくもなるというものだ。ただ、眼下に落ちる己の影と、それを投影する暖かな日射しに、春が来たのだ、と確かに感じた。  最初で最後の、穏やかな春だ。  一年目は、すっかり感情のない目で学院を一望する英智の横に据えられて、右も左も分からないまま立ち尽くしていた。入学式の記憶もあまり鮮明ではない。旧友――いや、もはや知人というべき朔間零との再会も、特別印象に残っているかというと、実のところそうでもない。何故そこまで俺を覚えているのか、何故そこまで親しげに話しかけてくるのか。そんな不信感は、漠然と覚えているのだが。  それより何よりも。  あの、艶やかな銀の髪が目の前で翻った瞬間の、英智の高揚が、あまりにも俺にとって衝撃的過ぎたのだ。  夢ノ咲史上、最高得点を叩き出したその男は、堂々と、まるで己の劇場を闊歩するかのように講堂へと上がり、意味の分からない演説をして、去っていった。あれが始まりだった。英智は、その背中の白い羽をむしり取ってでも、手に入れようとした。気高く美しい、その奇才の持ち主を。  それを単に憧れという言葉で済ませるべきなのか、あるいはもっと別の、特別な感情で呼ぶべきなのか、俺は今でも図りかねている。それこそ、性別さえ違っていれば、今頃英智はあらゆる手をつくして奴をものにしていたかもしれない。そんな馬鹿げたことを考える。自分も随分と毒されたものだ。青い木々が生みだす影をぼんやりと眺めながら、暇を持て余している自分に気付いて溜め息をついた。  二年目の冬の終わり。  あんな頃は季節の変化を感じる余裕すらなかった。生徒会による大規模な改革。英智の入院。去る者。追う者。繋ぎ止める者。おそらく俺だけではないだろう。あの節目、あらゆるものが揺れ動き、そして桜がすっかり散り切ったその頃に、あらゆるものは、在るべきところへきちんと収まったのだ。  穏やかな春だ。  頬を撫でていく緩い風に、目を細める。渡り廊下のアーチが作る影の中を、ほんの少しゆっくりと歩いた。あちこちから聞こえる歌や、地を鳴らすリズムは、返礼祭へ向けての練習だろう。  今、彼らの未来は、輝いているのだろうか。  赤と青のジャージ姿を横目に、俺は目的地を目指した。心を鎮める場所だけは、三年の間、ずっと変わらなかった。それに今なら下級生の出入り��少ないだろう。一人になるには、きっとちょうどいい。頬に受ける日射しがちりちりと肌を焼き始めた。俺は、緩めた速度をいつも通りに戻し、弓道場へ向かう足を早めた。
   ◆
「なあなあケイト~。ハタ振っていい?」  ぬっ、という効果音が聞こえてきそうなほど唐突に、床にねそべったそれは俺の袴のすそを掴んだ。  思わず飛び退くと、うーん、という唸り声をあげながら、ごろんごろん、と寝返りをうつ。その体の下には白い布が横たえられており、おそらく“ハタ”の一部なのだろうということが伺えた。道場に上がる前に立ちふさがった、図体のでかい動物を見下ろしながら、俺は眉間に力を込めることとなった。 「月永……お前はまた、一体何をやらかそうと……」 「いや! 今回のは真面目な話だぞ! そう! すごく真面目だ!」 「どこがどう真面目なのか俺に理解出来る言語で説明しろ、話はそれからだ」 「ええ~!? うーん! ダメだ! それは無理だ! 代わりにこれを聴け!」  獣のごとく飛び上がったかと思うと、月永は俺の両耳にイヤホンをねじ込んで、何故か得意げに笑った。ねじ込むならねじ込むで、中途半端に落ちそうなやり方をするな、と心中で文句を言いつつも、流れてくる音に口をつぐんだ。宅録か何かの、雑音混じりのそれは、おそらくKnightsの新曲だろう。月永にしては珍しく、すでに歌詞が乗っていて、コーラス部分には小さく瀬名の声が混じっていた。 「……振り付けの一環、というわけか」 「さっすがだな~ケイト! なんも言わなくても伝わった! じゃ、そういうことで」 「待て待て待て、だからといって弓道場で旗を振っていい理由にはならん。というか、普通に気が散る」 「え~その程度の集中力なのか~? ケイト、そんなんじゃ社会に出てやってけないぞ」 「弓を引く集中力と社会生活を円滑に行う力は全くの別物であるしそれをお前に説教させる謂れはないはずだが?」 「いーやある! 大いにある! 芸能活動歴でいったらおれの方が先輩なんだぞ~? ここは守られた空間だからな、昔と違って。一歩外へ出たら、それこそアレだぞ、アレ。ん? アレってなんだっけ、うん、そう、治外法権なんだぞ? おい、聞いてんのか? ケイトってば!」 「ええい五月蝿い!! 喧しい!! お前が聴けというから聴いているんだろうが!!」 「あ! そうだった! ごめんなケイト!」  へへ、と都合よく笑うと、月永はまた道場の床に寝転がってしまった。渋々、一曲聴き続けながら、俺も床の上に膝をついた。  ピアノとボーカルと、時折入るコーラスだけ。それは曲の骨組みともいうべき簡素なものだった。それでもこの曲が、どんな想いで作られたか、それがどれほど奇跡的なことであるのか、分からないわけはなかった。  よく、ここまで。 「……良い曲だな。月永。五人��歌う曲として、完璧に仕上がっている」 「それ」  ボソ、と落ちた静かな声は、がらんとした弓道場の中に、やけに響いた。 「分かるもんなんだな」  いつの間にか、月永は体を起こして胡坐をかいていた。 「もうさ、逃げてる時間なんか、ないんだよ」  外したイヤホンを受け取る表情は、無邪気な子供のそれから、現実を見据えた大人のものへと変化していた。 「居場所なんかないと思ってた。全部、四人で歌える曲しか、書かなかった。でも違った。あいつら、ほんとに、おれを待ってたんだ。もう時間がない。それは、おれが、バカだったのが、原因だけど。でもまだ、間に合うってセナが……みんなの目がさ。言うんだ。こんな、遅くなっちゃったのに、まだ」  ぎゅう、と床に広がる布を両手が握れば、真っ白なそれにしわが寄った。近くに置いていた黒いサインペンが、わずかに転がる。 「割れたコップは、元に戻らないけどさ。リトル・ジョンは子供を産んだよ。だからおれも新しく誓いを立てるんだ。新しい旗を、真っ白な旗を掲げてさ、それを、次のやつに渡すんだ。そういうことだろ、生きるって」  みすぼらしい散切り頭はそのままに、月永は幸福そうに微笑んで、同意を求めるように俺を見上げた。  あの日の、血まみれで、崩れ得落ちそうで、それでも必死で笑う月永の顔が、ふとよぎって、そして消えた。  よく、ここまで、帰ってきてくれた。 「あっ!! なんか今降りてきた!! インスピレーションが!! 神からの天啓が!! よしよし、今浮かんだおれの音は今のおれにしか書けないぞ!! 今だ!! 命短し、作曲せよ、おれ!!」  感傷に浸る俺を完全に置き去りにして、月永はまた白い布の上に寝転がってしまった。存在感の薄かったサインペンは、今や月永の意のままに音符を紡ぎ出し、まるでインクと共に命を削るかのように、布地を黒く染め上げていた。緊張の糸が解けたように、ほう、と息を吐き出す。こうなったら最後、表も裏も布地を真っ黒にするまで、ここを動かないだろう。今日は諦めて、書庫の整理でもしようかと、俺もゆっくり立ち上がった。  こういう、一瞬一瞬の強い衝動で動けることは、理解しがたい反面で感服することもある。今しかない、という、強迫観念にも似た、命を燃やす行為。周囲にまではっきりと伝わるほどの、“生”のエネルギーー  だから、お前はこいつと友達になりたかったんだろう、英智。
「おおっと!」  誰かと肩がぶつかって、慌てて体勢を立て直す。はっと顔を上げると、数センチ上から、鮮やかな翡翠の瞳が心配の色を浮かべていた。 「大丈夫だったか? 敬人さん」 「ああ、すまん。……どうした、こんなところに珍しいな」 「はっはは、古巣みたいなもんだろう? そう不思議がってくれるな、寂しいじゃあないか、敬人さん」  転びそうなところを支えていた三毛縞の右手が、ボ��、と俺の腕を二度ほど叩く。やめろ馬鹿力、と手で払いのけると、これは失敬! と軽々しい謝罪が返ってきた。俺は振り向いて、静まり返った道場の気配を伺った。 「……月永なら、今は無駄だぞ。瀬名が来てこっぴどく叱りつけて、ようやく言うことを聞くかどうかだ」 「いいや、用があるのは敬人さんなんだなあ、ちょうどよかった」  わずか、声色が変化したのを捉え、声をひそめる。 「事と次第によっては、場所を変えるが」  翡翠の両目が一瞬、にい、と細められた。 「流石、察しがいい。敬人さん、いつも人に囲まれているからなあ、苦労したんだぞ? 一人になるのを狙うなら弓道場だと踏んでいたが、いや、これは千載一遇! またとない機会を得た! レオさんのインスピレーションには、もうあと一時間ほど沸いていてもらわないとなあ」 「本題に入れ、三毛縞」  話の導入が長いのは、お互い悪い癖だ。  短く三毛縞の台詞に割って入ると、ようやく貼り付けていた笑顔を完全に消し去って、その精悍な顔を現した。 「……ソロユニット制度の、件なんだが」  唾を飲み込む音がした。それは俺の発したものではなかった。 「あれを、残すことは出来ないか?」  ここまで真剣な三毛縞を見るのはいつ以来だろうか。それこそ、月永を連れていく、と一方的に告げた時、見たきりかもしれない。 「残す利点は?」 「んー、これは、完全に俺個人の願望になってしまう。学院全体に、大きな利益はないかもしれない。それでもいいか?」 「聞くだけならな。通るかどうかはまた別だ」  そう言うと三毛縞はほんの少し安堵したように肩を落とし、深呼吸するように大きく息を吸い込んでから、遠くを見つめてぽつんと零した。 「光さんに、選択肢を残したいんだ」  チカ、と西日が眼鏡のふちに反射した。  その一瞬、何かが美しく一本に繋がったような気がした。 「あの子の目指すところは、他の子たちよりうんと遠くだ。足並みが揃わなくなった時、逃げる道を用意しておきたい――いや、これは逃げじゃない。孤独に挑む、狭き門を、あの子のために残したい」  熱を増していく三毛縞は、だらんと下げていた両手を、いつの間にか強く握っていた。  反対に俺は、どこかこの状況を俯瞰して見ていた。物珍しがっていた、というと不謹慎に思われそうだが、それが一番近い感情だった。昔の三毛縞なら、もっと力でねじ伏せるようにして、ソロユニット制度を残しただろう。 「卒業したあと、俺があの子に出来ることはうんと少ない。また海外を飛び回る日々になるからな。……昔の夢ノ咲ならおおよそ考えられない話だが、今の夢ノ咲なら、きっと、あの子の夢と未来を守ってくれるだろう」  こんな、壊れ物を扱うように、大切な我が子の頭を撫でるような、人間味のある輩では、なかったのだ。三毛縞斑という男は。 「お前は、アイドルを辞めると思っていたんだがな」  数��、呼吸を止めたあと、観念したとばかりに三毛縞は笑った。少し困ったような、自分でも、何かに困惑しているような顔をしていた。またしても、物珍しい、と思ってしまった。 「はは、鋭いなあ。実はそのつもりだった。だがなあ敬人さん。ちょっと考えたら分かることだったんだ。可愛い可愛い後輩から絶交を叩きつけられる、なんてことになったら、もうなあ、俺は敵わないんだ。だったらもう少しフラフラしてみようと思う。あの子が、俺に追い付いて、追い越して、もっとうんと遠くまで駆け抜けるまでは。……俺はな、敬人さん」  この男に、迷いなどないと思っていた。 「ずっと、背中が見たかったんだ。誰かの」  まぶたの奥で、漆黒の髪が揺れる。 「……狭き門を通れるのは、純朴な子供だけ、という話があったな」  数ミリ落ちた眼鏡を中指で上げ直し、一呼吸置く。西日は随分沈んで、東の空から薄い紺色が迫ってきていた。 「上手くやれるか分からんぞ。過度な期待はするな」 「はは、そんなことを言って、敬人さんが俺の期待を裏切ったことはないぞお?」 「お前の期待は、な」 「敬人さん」  着替えようと足を進めた俺の背後に、三毛縞が穏やかな声を投げて寄越す。振り向けば、その翡翠の目は、何かを見透かすかのように、夕陽を跳ね返して光った。 「敬人さんの前にも、門は用意されている。狭き門は、見落とすだけで、そこにあるんだ」  黙ったままの俺に、三毛縞はにこりと笑って手を振った。俺は何も言わずに、部室の方へと歩き出した。  穏やかな春だ。  ではその先は?  素足の冷たさが、気にならないほど暖かいこの日和に、俺は何処へ向かっていこうとしているのだろう。  頭の後ろで、ママー! と叫ぶ月永の声が響いた。俺は、二人がくぐるであろう門の向こう側を想像し、静かに呼吸を零した。
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le-un · 2 years ago
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ナチュラルなアーチ眉毛に すこし男らしさを眉尻で作ってます。 . 自分に合った似合う眉毛、なりたい眉毛、肌のお悩み、なんでもご相談ください〜
Natural arched eyebrows. A bit of masculinity is created at the end of the eyebrows.
. Please feel free to ask me any questions about eyebrows that suit you, eyebrows you want to have, or any concerns you have about your skin.
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frames-inc · 24 days ago
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アーチ眉と平行眉で垢抜けたトレンド感のある眉へ♪
柔らかな印象を与えるアーチ眉は、最近の新定番として注目度大です! とがった部分を作らないので、丸みを帯びた優しい印象を与えることができます。 輪郭や各パーツの丸みとマッチして全体的バランスを整える効果もアーチ眉の特徴です☆ アーチ眉の特徴は、 ・大人っぽくおしゃれに見える ・優しそうに見える ・美人度が上がる 平行眉は、アーチ眉と比較すると、ナチュラルで可愛い印象を与える特徴があります。 太さや角度で大きく印象を���えられる点も平行眉ならではの効果です♪ 平行眉の特徴は、 ・かわいい雰囲気をだせる ・若く見える ・穏やかそうに見える 骨格診断で「似合う眉」の黄金比を測り、理想の眉デザインをご提案、施術させて頂きます。 3Dブロウワックスを使った美眉スタイリングは、フレイムス アイラッシュ&ネイルにお任せください☆
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liyatv · 2 years ago
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吉田朱里: 【最新版】私史上1番盛れる、冬の毎日メイク⛄
liya.tv
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go-sentai-rider · 3 years ago
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今したい「美人アーチ眉」。赤みを加えて色っぽく仕上げる、おすすめアイテム&描き方とは? https://t.co/cWtLCTSEyF https://www.instagram.com/sentai_rider_bank48/p/CXJ-kT-BWQy/?utm_medium=tumblr
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albion-studio · 3 years ago
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アイブロウメイクでお悩みのあなたへ。美眉テクで美人印象へチェンジ!
印象を左右すると言われる、アイブロウメイク。
特にマスク着用が欠かせない今では、表情をより印象づけるパーツメイクとして、店頭でも日々お客様からお悩みの声が寄せられています。
今回の「BEAUTY TIPS」では、そんなアイブロウのお悩みにズバリ回答!
美眉テクを身につけて、今より美人印象へ。
ぜひチェックしてみてください♡
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✔アイブロウメイクでの悩みとは?
アイブロウメイクにおける、様々な悩み・疑問…。
特に多く寄せられた声が以下の4点!
①左右対称に描けない
②どのアイブロウアイテムを使えば良いかわからない
③自分に合う眉の形がわからない
④毛量が少ない(または多い)
ひとつずつ、解決策をご紹介していきます!
↓ ↓ ↓ ↓
①左右対称に描けない
まずは、左右の眉の確認ができるよう、顔全体が映るような大きめの鏡を用意。ポイントは、「眉頭」と「眉���」の位置を左右対称に揃える事です。
■眉頭 ⇒高さを揃える&眉間中心からの距離を揃える。
■眉山 ⇒左右同じ高さに揃える。
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左右のバランスを見ながら、少しずつ揃えていきましょう。
②どのアイブロウアイテムを使えば良いかわからない
自身のなりたい印象を決めて、アイテムを選びましょう。
■ペンシルタイプ ⇒輪郭が取りやすく、眉尻まで繊細に線が引ける。
■パウダータイプ ⇒ふんわりとした柔らかい印象に仕上げられる。
■リキッドタイプ ⇒細い線で1本ずつ描け、自然な仕上がりに。
■マスカラ    ⇒色・質感を整えて立体感を演出。
ふんわり優しい印象の目元に仕上げたいならパウダー、きりっと意志のある目元に仕上げたいならペンシルやリキッドなどがオススメです!アイブロウマスカラをプラスすると、よりこなれた印象に✨
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A.エクシア AL パーフェクト アイブロウマスカラ
深みのある美しい発色で、ナチュラルながら洗練された印象に仕上げるマスカラ。ふんわりボリュームのある立体的な眉に。
B.エクシア AL スタイリング アイブロウ ペンシル
程よい芯の固さ&楕円形のペンシルで、くっきりorふんわりどちらの印象にも仕上げることが出来る。汗・皮脂にも強く、ラスティング効果も◎。
C.エクシア AL アイブロウ コンパクト
濃淡2色セットのアイブロウパウダー。しっとりした質感のパウダーがふんわりとフィットし、��部まで美しく洗練された印象の眉を描くことができます。
③自分に合う眉の形がわからない
平行眉?アーチ眉?時代と共に眉の形もトレンドが変わるもの。最近は自身の顔の形に合わせて形を決める方が増えているそうです!
一般的には...
✔丸形 ⇒なだらかなアーチ形
✔面長 ⇒眉山に角度をつけないストレートな平行形
✔逆三角形 ⇒ゆるやかな平行形
✔ベース形 ⇒アーチ形
がオススメとされています👌
最近は短めかつなだらかなストレート眉がトレンド。眉頭を濃くすると印象が強すぎるので、初めに眉山から眉尻まで描き、眉頭はぼかすように描いていくのがポイント。
④ 毛量が少ない(または多い)
眉の毛量も印象を大きく左右する要因。特に、眉を剃ったり抜いたりして整えていた方は眉尻の毛が少なくなり、自然な仕上がりのイマドキ眉になれない...😢という方も。
【毛量が少ない方】
アイテムはペンシル+パウダーの組み合わせがオススメです!
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①まず、スクリューブラシ等で眉全体を縦方向に立ち上げて毛流れを整える。
②全体的にペンシルで描き、眉頭~眉中はパウダーでふんわり感をON。  
③最後にアイブロウマスカラで毛を立ち上げるようになじませる。
立体感とボリューム感を演出できます!
【毛量が多い方】
アイブロウマスカラを使って色味をプラスし、眉の主張を和らげる。なじみの良いブラウンを使えば、地肌から浮くことなく自然な仕上がりに。マスカラのみでも、ふんわりとパウダーを全体にのせても◎。
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いかがでしたか?
マスクをしている状況下、美眉テクを身に着けて目元印象をより華やかにアップデートしてみましょう❤
アルビオン スタジオではメイクアップアーティストによるパーソナルメイクアドバイス体験(無料・要予約)も実施しています!チェックしてみてくださいね😉
店頭では感染防止対策を徹底し、安心してご来店いただけるよう努めてまいります。スタッフ一同、皆様のご来店を心よりお待ちしています✨
※一部お試しいただけないメイクアイテムがございます。ご了承下さい。
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babafumikafanpage · 7 years ago
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馬場ふみか、柔らかい印象のトレンド眉にイメチェン
ファッション誌「non-no」公式インスタグラムに馬場ふみかさんが登場。トレ��ドのアーチ眉が公開されています。「太さや形や色を変えることで憧れの顔に近づけちゃうんです」とコメントが添えられた写真に、ファンからは「雰囲気ちがくなる〜っ!」「本当に可愛い」「似合ってます」と絶賛の声が寄せられています。
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le-un · 2 years ago
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自然に太さをとったアーチ眉 優しく見られたい方におすすめです。
Naturally thickened arched eyebrows Recommended for those who want to look gentle.
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deai · 4 years ago
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【8/11 恋愛運】多くの男子を魅了する日。12年に一度の大幸運期到来の星座は?
オンライン婚活に参加するときも、真珠のアクセは効力を発揮するはず。柔らかいアーチ型の眉も、あなたに幸運をもたらすでしょう。今日は蟹座や ...
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