Tumgik
ryo-original · 8 years
Text
12
裕貴君と麗綺君が出会うまでの前後をまとめてみた。
約5年前に考えていた部分をちょっとリメイクしたところもある。
モブA……チャラい系男子 モブB……どこにでもいそうな女子 モブC……内気系女子(オタ)
・入学式
長い髪と中性的な容姿で新入生や在校生の視線を集めてしまう麗綺君。 人が苦手な麗綺君にとってそれは苦痛でしかなく、ただ俯き他人と顔を合わせずに高校生活初日を終える。 モブA(以下A)は入学式の時に麗綺君を見つけ、同じクラスになったため名字も知った。
・委員会
高校生活が始まり数週間。 この頃既に麗綺君は数回図書室に行っている。 委員会を決める際、麗綺君に興味を抱いたクラスメイト数人が麗綺君と同じ委員会に入ろうと目論む。 麗綺君は図書委員を選び、他にA、モブB(以下B)、モブC(以下C)が図書委員になる。 麗綺君はAと一緒になって(大して接したわけではないが、Aの見た目から恐怖心を抱き)不安を抱く。 逆にAは一緒の委員になれて内心喜ぶ。
委員会の集まり的なやつでAは麗綺君に「場所どこだっけ」と話しかける。 麗綺君は怯えながら場所を教える。 どうせだし一緒に行こうぜ、ってなって一緒に行くことに。 集まる場所に着いて席につき、どこに座ろうか迷っている麗綺君を手招きして呼ぶA。 見た目はちょっと怖いけど気さくなAに、ほんの少しだけ恐怖心が薄らぐ麗綺君。 そのやり取りをたまたま目にした裕貴君。そこで裕貴君は初めて麗綺君のことを知る。 麗綺君が先生に名前を言い間違えられて、名前を訂正しているのを聞いて名前を覚える。 ちなみにAはここで初めて麗綺君の名前を知る。 麗綺君はこのとき裕貴君のことをまだ知らない。
裕貴君も麗綺君も図書委員を選んだのは単に本が好きだったから。
・委員会活動
麗綺君が図書室のカウンター当番の日に図書室へ通うようになる裕貴君。 Aも周りに冷やかされながら図書室に通うようになる。 BとCも委員会活動と麗綺君観察を兼ねて図書館に通い始める。
麗綺君は用事がない限り、毎日図書室で本を読んでいた。それは裕貴君も同じく。 毎日図書室に来て、毎日同じ席に座り、毎日同じ作家の本を読んでいる裕貴君の姿に麗綺君は興味を抱いた。 裕貴君の読んでいる本の作家が好きな作家だったからというのもある。 高校生活で初めて麗綺君は誰かに接してみたいと思ったが、元来人が苦手なためなかなか話しかけられずにいた。
ある日、麗綺君が読もうと思っていた本を探しに行くが貸し出されていることを知る。 そのとき、裕貴君が麗綺君に話しかける。
「もしかして、この本探してた?」
突然後ろから話しかけられ、驚いて後ろを振りかえると、そこには探していた本を持って立っている裕貴君。
「……あ、うん」 「ちょうど返そうと思ってたんだ。借りる?」
そう告げた裕貴君は、柔らかい手つきで麗綺君に本を手渡す。
「ありがとう」 「礼を言われる程の事じゃないよ」
そう言って立ち去る裕貴君の背を見ながら、何でこの本を探してると分かったんだろう……と考え込む麗綺君。 (裕貴君も麗綺君がその作家の作品を好んでいると知っていたから)
翌日、再び図書室で裕貴君に会いお礼を伝える麗綺君。 その本をきっかけに少しずつ話すようになっていく。 この頃モブ達は大して何もしてない。精々遠目から麗綺君を見てる程度。
・その後
麗綺君がコンタクトを落としてしまったときに偶然通りかかってしまって麗綺君の目を見てしまう裕貴君。 見られたくなかった人に見られたくなかったものを見られてしまってパニックになりかける麗綺君と、「大丈夫だよ、僕はその目を気持ち悪いなんて思わない」 って伝える裕貴君。 今まで言われてきた言葉とは真逆の、嘘偽りない言葉に泣いてしまう麗綺君。 裕貴君は麗綺君の目を見て「とても綺麗だな」って思ってる。
この頃になるとモブ達は(心の中で)麗綺君モンペになりつつある。 麗綺君の容姿で何か良くないことを言う奴がいたら影でぶちのめす。
大体こんな感じ(?) 元々裕貴君と麗綺君の話だからモブは基本空気。
0 notes
ryo-original · 9 years
Text
11
シイナさんがミカンさんにブレスレットを贈る話 (ミカンさん視点)
シイナさんは何かをつくりだすのが好きで、よく何かをつくっている姿を見かけた。
それは絵だったり、アクセサリーだったり、はたまた自身を構成する思考の一部だったり。
作業中のシイナさんは、とても真っ直ぐで真剣な目をしていた。
まるで自分の命のかけらを優しく埋め込むかのように。
そんな時のシイナさんに声をかけるのは憚られた。そんな寸分も狂わせてはならない作業の手を止めさせたくはなかったから。
ある時、シイナさんはとても綺麗な蒼い石を光に透かして眺めていた。
「その石、すごく綺麗な蒼色ですね」
「そうですよね、でも、ただの蒼色じゃないんですよ、ほら」
そう言って私の手に石を置いた。
こうして見ると蒼色にしか見えない。
「光に透かすと、少しだけ黄味がかって見えません?」
「……あ、本当だ」
それは光を吸収して、先ほどまでの青さを和らげて翠色に変わっていた。
どちらにせよ、とても綺麗な色だった。曇りなき空のような、淀みなき海のような。
「ミカンさん」
「はい」
「ミカンさんのお誕生日、11月13日でしたよね」
「覚えててくれたんですか」
「もちろんですよ、私にとっても大事な日ですから」
そう言ってふわりと微笑んだシイナさんは、紛う事なく天使のようだった。いや、私にとっては天使以外の何者でもないのだが。
見蕩れている間にシイナさんはまた後で、とその場を去っていった。
……シイナさんにとっても大事な日?何かあったっけ、私が知っている情報の中では何もなかったはず。
まさか私の知らない情報がある?そりゃ何もかもを把握しているわけでないが、記念日の類は粗方把握していたはず。
部屋に戻ってシイナさんの情報をまとめたファイルを見返そう。
「最近、シイナさんの姿あんまり見ないね」
「何かあったのかな……」
「学校で見るお姿は普段と変わりない気がしますが」
「そうなの?学校でもあんまり見ないんだよね。一日に一回姿を見れたらいい方だよ」
そう寂しげに交わす友人達を横目に、私もほんの少しの不安を感じていた。
あの時の会話以来あまり姿を見ないのだ。見かけても、滅多に見ないような険しい表情で慌ただしげに動いている姿。声なんてかけられるわけがない。
何かあったのだろうか……。ふと思えば、私の誕生日は明日だった。
シイナさんにとって、どう大事な日なんだろう。
もしかしたら良い意味ではないのかな。
シイナさんの何かを変えてしまった、何か良からぬことが起きた、そういう意味での大事かもしれない。
そう思うと、その日が何の日なのか調べようとしたことを申し訳なく思った。無論、何の日だったのか知ることはできなかったが。
私に出来ることなどあるのだろうか。あるなら、どんなことでも喜んでするのに。しかし、それを知ることも今は憚られる。
明日は誕生日だ、だけどそんなこと今はどうだっていい。シイナさんのことを思うと胸が痛んだ。
沈んだ気持ちでは睡魔もやってくるはずがなかった。毛布にくるまっていても寒くて、意味もなく泣きたくなった。
あと少しで日付が変わる。ああ、こんな気持ちのまま明日を迎えるのか。嫌だなあ。
私はいいのだ。せめて、シイナさんの気は晴れていてほしい。何があったか察することさえできないけど、それくらいは祈らせて。
潤む目を擦り、胸の前で手を組む。お願いします神様。
こんな時ばかり祈ってごめんなさい。でもシイナさんにあんな顔してほしくないんです。
どんどん悲観的になり枕が涙で濡れ始めた頃、とんとんと部屋の扉を優しく叩く音が聞こえた。
誰だろう、こんな時間に。
この学校は規則が緩く、真夜中でも自由に寮内で動けるようだった。私は一度もしたことないけど。
再び音がした。とんとん。
人次第では追い払おう。今はあまり誰かと話したい気分ではない。
そう思い部屋の扉を開けると、そこにはシイナさんがいた。
「こんばんは。こんな時間にごめんなさい」
「え、あっ、こんばんはッ! シ、シイナさんどうしたんですか……?」
「今、少しお時間いいですか?」
「は、はい!どれだけでも!シイナさんの望むままに!」
穏やかな表情のシイナさんに内心安堵しつつ、シイナさんが部屋に来てくれたことが嬉しくて思わず変なことを言ってしまった。
そんな私にシイナさんはふふっと小さく笑って、じゃあお付き合い願います、と頭を下げた。
とりあえず私の部屋で、と部屋にシイナさんを招き入れる。
シイナさん夜は着込む派なんだなあ、メモしておこうと考えていたとき、シイナさんが口を開いた。
「ミカンさん」
「はっ、はい」
「お誕生日おめでとう」
「……! ありがとう、ございます」
優しく紡がれた言葉に、先ほどの涙が戻ってくるかと思った。否、ちょっと戻ってきた。
目を潤ませていると、シイナさんはポケットから小さな箱を取り出して私に差し出した。
あの日見た石と同じような、綺麗な蒼色の箱だった。
「ささやかなものですが。気に入ってもらえると嬉しいです」
「ありがとうございます……! あの、開けてもいいですか?」
「はい、どうぞ」
嬉しさで震える手を必死に静め、綺麗に結ばれたリボンを名残惜しく思いつつ解く。ああ、解いてしまった。
包装紙を傷付けないようにそっとテープを剥がし、箱を開けると、蒼色のブレスレットが可愛らしく収まっていた。
このブレスレットについている石、見覚えがある。この石は……
「あの日、シーナさんからとっても綺麗な石を貰ったんです。ここではないセカイのものらしくて、二つとないものなんだそうです」
「そ、そんな貴重なものを……」
「ううん、ミカンさんにこそ使いたかったんです。一目見た時、ああ、この色はミカンさんの色だって思ったから」
「私の色……?」
「普段は蒼色で、日が昇っている時に見るミカンさんの瞳と同じ色。光に透かすと翠色で、嬉しいことや楽しいことがあった時に輝く瞳の煌めきと同じ。暗闇の中で見ると青紫色で、ミカンさんの綺麗な髪の色にそっくり」
「シ、シイナさん……」
「あ、でもちょっとだけ私のわがままもあるんです」
そう呟くと、シイナさんはばつの悪そうな顔で私を見た。
わがままとは何だろう。シイナさんのわがままなら何だって聞く。あ、死ねは聞けないな。死んだらシイナさんを拝めなくなってしまう。
少し思考が飛んだところでふと我に返り、慌てて声を発した。
「わがまま?」
「白い蛍光灯の光に透かしたとき、何だか私の目の色に似てる気がしたんです。私の色が入ってるものを身につけてもらえたら、嬉しいなって」
何てかわいいわがままだろうか。そんなのいくらでも聞きます。むしろ嫌がられてもやります。あっでも嫌がらせたくはないなあ。
「!! ありがとうございますっ!大切にしますね!毎日つけます!」
「ふふ、こちらこそありがとうございます。気に入ってもらえたなら私も嬉しいです。心を込めて作った甲斐がありました」
シイナさんの、ものづくりに対する姿勢は知っている。
自分の命のかけらを優しく埋め込むかのような、ある種の神聖ささえ感じる、慈愛に満ちたその姿勢。
そっとブレスレットを見る。私は、そんな素晴らしく清いものを送られたのだ。
喜びや嬉しさで胸が詰まる思いの中、気になっていた疑問を問いかけた。
「……もしかして、ここ最近シイナさんをあまり見かけなかったのは」
「はい、時間の許す限り部屋にこもって作ってました」
「……シイナさんが険しい表情してたのは」
「え、私そんな顔してました?実はデザインに悩んでて、ちょっと切羽詰まってたんです。ミカンさんに気に入ってもらえるものを作りたかったから」
「わ、私はどんなものでも、シイナさんからいただくものなら嬉しいですし、大切にします! シイナさんからのプレゼントは、全て等しく私の宝物です!」
まさか、それらは全て遠からず私のためだったなんて誰が思えただろうか。
私は私のために時間を割き、その優しく穏やかな顔を歪ませているシイナさんに胸を痛めていたのだ。
私のためにそこまで……確かにとても嬉しい。でも、こんな時にも私の悪い癖が頭を擡げた。
「どうして、私にそこまでしてくださるんですか。私なんて、毎日やかましくシイナさんの周りをうろつくだけなのに」
するとシイナさんは一瞬驚いたように目を見開いて瞬きをし、ふ、と微笑んだ。
「どうしてって、私がミカンさんのことが大好きだからですよ」
「……本当に……?」
「信じられないなら、私はこれから毎日ミカンさんに大好きだって伝えますね。私はミカンさんに出会えてこの上なく幸せです。ミカンさんのお誕生日がとても大事な日になるくらいに」
道理で調べても分からなかったわけだ。
私の誕生日だから大事な日だなんて。そんなの分かるわけがない。分かったとしても、私のこの性格じゃガセだと思い込むだろう。
「わ、私も、シイナさんのこと大好きです」
「そうですね、ミカンさん毎日そう言ってくれるから知ってます」
「大好きなシイナさんがそう言うなら、私はシイナさんの言葉を信じます」
「ありがとう、ミカンさん」
衣擦れの音も出さないくらい静かにシイナさんが近付いて、私を抱きしめた。
温かいなあ。シイナさんいい匂いする。すごく安らげる匂いだ。
暫くシイナさんの体温を譲り受けていて、また静かにシイナさんが離れた。その時、シイナさんの手首で何かが光を反射した。
「シイナさん、それ」
「……ああ、私のわがまま、もう一つありました。ミカンさんとお揃いのものをつけたかったんです」
そう言って袖を少しまくったシイナさんの細い手首には、貰ったブレスレットと同じもの。 そこに付けられた石の色は少し暗さを増して、艶やかな青紫色のように見えた。
「……それは、わがままとは言わないです」
「え?」
「私だって、シイナさんとお揃いのもの、欲しかったんです。シイナさん、いろいろなものをくれて、本当にありがとうございます」
「これからもっともっと、ミカンさんにいろんなものをあげていく予定ですけどね」
「私でよければ喜んで。全て宝物にします」
「じゃあ、宝物の名に恥じぬものを作らなきゃ」
「気負わないでください、シイナさんの心がこもっているならどんなものでも宝物です。使用済みのちり紙だって宝物になりますよ」
「ふふ、さすがミカンさんですね。でもどうせなら綺麗なものをあげたいです」
そんな私の気持ち悪い発言さえ、笑って受け止めてくれる。
前は決して手が届かないと思っていた、雲の上にいた天使。
今は私の隣で、私のことを大好きだと言って微笑んでくれている。
私だって、シイナさんに出会えてこの上なく幸せだ。
こんな素敵な天使に出会わせてくれたお礼も含めて、心中で神様にありがとうございますと告げた。
1 note · View note
ryo-original · 9 years
Text
10
書きなぐったため文章が支離滅裂な部分があると思います。ご了承ください。
レンラは『造られた人間』。タクムに造られた。 実は無性。女の子らしい体つきをしているが胸はない。さらに言えば性器もない。 食事は全て体内で液体にされ管を通して排出される。 右目は義眼、左目はカメラになっている。 その映像はタクムと共有している。
レンラはタクムの夢から出てきたモノであり、レンラの人形を依代にして動いているだけ。 霊のようであり幻影のような存在だが、人形に根付き強い自我を得たため消滅することなく存在している。 初期設定であった「少々おかしな言葉遣い」をしていたのは、言語能力が劣っていたため。 現在は普通に話すことができる。
タクムは割と裕福な家に生まれた一人っ子。医者である親に育てられ、将来もその道に進むよう決められていた。 (中学生時)自分の手で誰かの命を救えるという奇跡のようなことに憧れを抱きつつ、同時に「何をやっても救うことのできない命」の前に絶望を抱く。 その頃義肢にも興味を抱き始めていて、ふと思い立つ。「亡くならない命を造ろう」と。 そして孤独に怯えていた彼は「自分が死ぬまでずっとそばに居続けるモノ」を造ろうとした。 それが動いたり話したりする必要はなかった。ただタクムのそばに在ればいいと思っていたから。 何体か練習でそれを造った。勿論動くことはなかった。 そしてレンラを造ることになったとき。 「性に縛られないものにしよう。この子は男でも女でもない。 でもこの子は僕が愛するたったひとりのモノだ。 この子だけに自分の愛を捧げよう」と。 左手薬指を切り落としレンラの指にした。(表向き「事故で切断してしまった」と義指をつけている) そしてその人形を大事にしていたとき、夢にレンラが出てきた。明るく朗らかに笑う純朴な少女のようだった。 起きたらレンラが動いて話していた。夢の続きを見ているかのようだった。 それからタクムは自らの目を閉ざした。終わる命を目にせぬよう。 最初こそ生活は大変だったものの、次第に見えていないのに「見えている」かのように動けるようになった。 視覚を閉ざしたからそれ以外の感覚が鋭敏になったようだった。 その頃周囲の目には気が触れたかのように映っていたタクムは精神病棟に入院させられたり家に閉じ込められていたりした。 両親は仕事の忙しさから大して構うこともできず、接する時間があってもまるで腫れ物に触るように接した。 ある日全寮制の学校から招待を受け転入。 その時タクムは中3。そして同時に初期メンバーも集められ、「MADクラス」ができた。
タクムは所謂黒白目で、右目の瞳が赤黒く、左目の瞳が青黒くなっている。 しかしそれを見たことがあるのはレンラのみ。
ルワは普通の家庭に生まれた双子の妹。 中学に上がる頃から両親の仲が悪くなり、毎晩両親は喧嘩していた。 ある日から母は父の弟(叔父)と、父は別の人に浮気し始める。 離婚の際に母はルワを連れて家を出た。ルラは放置され路頭にいたところを保護され、いろいろありワミヤ家に養子に出される。 日が経ち叔父も同居するようになったある日、叔父が母を殺していた現場に遭遇。 (叔父の「ルワは要らない、邪魔だ」という旨の言葉に母親が頑として引き下がらず口論に至っての出来事) ルワも殺されそうになるが、自衛行動により叔父が死ぬ。 たとえ自衛行動の末の出来事だとしても「人を殺した」という事実に変わりはない。ルワは気を病み自傷をし始める。 その事件のせいでルワはクラスから浮いてしまいいじめに遭う。 ある件(tumblr参照)の後いじめはなくなったが相変わらず孤立状態、ルワは重度の自傷癖で体中に傷を付け貧血になり保健室登校。 そんな中全寮制の学校から招待を受け転入。 この時ルワ中2。
ルワの左腕の痛覚はほぼ麻痺している状態で、その時の感情によって自傷する位置を変えている。 ただ傷を作るだけなら左腕、自身に苦痛を与える場合はそれ以外(専ら右腕)を切っている。 サトルにのみ殺人願望を抱いている。だがそれをサトルに知られたくないと思っている様子。 べたべたくっついてくるルワを煩わしいと思っているが、適度な距離を守ってくれればそこまで煩わしいとは思わない様子。 サトルとルラが仲良くしているのを見るともやもやするらしいが、その感情の正体が何なのか本人も分かっていない。
エイナは普通の家庭に生まれた長女。妹と弟がいる。 小学時代にいじめに遭い気を病んでいたとき、中学生の不良に目をつけられてしまう。 だがわんぱくな兄弟たちの相手をしていたため力が強く、大して手を出さぬまま不良達を倒してしまう。 そこから引き込まれて(いじめのせいで少し歪んだ性格になっていたのもあって)不良達と行動を共にするようになる。 しかしこのままではいけないと思い立ち、足を洗おうとして仲間達に引き止められ(暴行を受け)、家にひきこもるようになる。 家にも不良達が来るようになり、夜中でも構いなく喚き散らす不良達に恐怖し、眠れなくなってしまう。 そこで不眠症を発症。実際数時間は寝ているものの本人は寝た記憶がなく、常に起きているかのような状態になる。 次第に不良達が家に来ることはなくなったが、それでも眠れない日々は続き、病院に通院していたときにODをする。 そのせいで拒食気味になっていたとき、全寮制の学校から招待を受ける。 ちゃんと出来ていなかった勉強を一からやり直そうと決心し、転入する。 この時エイナ中1。
ある時レンラが着替える場面を目撃してしまい、(胸がなかったのを見て)レンラが実は男だったのかと思っている。 だがそれを言いふらすことなく、自身の内に秘めている。人形であることには気付いていない。
サトルは少し貧乏な家に生まれた一人っ子。 生まれつき全身無痛覚で、よく知らぬ間に傷を作っては病院のお世話になっていた。 無痛覚をからかわれたり、おもちゃのように遊ばれ怪我を負わされるうちに相手にやり返すようになった。 やられっぱなしは嫌だったから。しかし、やられても痛みも何もないが、相手には痛みがある。 次第に悪者扱いされ精神を歪めてしまう。しかし自分から手を出すことはなかった。必ず「何かされてからやり返す」ことを守っていた。 それでも周囲はやり返された者の言葉しか信じない。最初にやった者の悪さを言わず、やったことが大きい方を叱る。 反論するのも疲れたサトルはある日口を自分で縫った。自分のことを信じない者と話すことがとても苦痛に感じたから。 でも家族だけは自分のことを信じてくれたから、家に帰った時だけその糸を緩めた。 口を縫ったことで気持ち悪いといじめを受けるようになり、ある日糸を切られたことでいじめていた人達を病院送りにする。 それに対し「お前は人の痛みが分からないのか、この化け物」と言われ衝動的に投身自殺を図るが、生垣の上に落ちたため一命を取り留める。 その時も痛みは感じず、病院のベッドで「いっそ首を切り落とせばいいのか」と思っていたときに、全寮制の学校から招待を受ける。 きっとどこへ行っても同じような扱いを受けるんだろう、と半ば諦めつつ、いじめていた人達から遠ざかるために転入。 この時サトル中1。
ルワの殺人願望に気付いている上に、ルワに殺されて生涯を終えたいとさえ思っている。 たまにルワの裂傷を縫っている。ルワは割と好きだがルラは若干怖いと思っている。
ソウタは少し貧乏な父子家庭の一人っ子。 母は出産時、兄と共に命を落としてしまった。兄は生まれて間もなく亡くなってしまう。 おとなしい性格が災いし、いじめっ子に目をつけられいじめられる。 いじめの一環で砂や泥、紙を無理やり食べさせられ、異食症を発症。 次第にいろんなものを食べさせられるようになり、ガラス片を食べさせられそうになったときに拒否し暴れたためガラス片で口の端が切れてしまう。 それにより口が裂け、満足な治療も得られなかったためひどく傷跡が残り、マスクをつけて生活するようになる。 異食の場面を父に見られてしまい、気持ち悪い、化け物と言われ施設に入れられてしまう。 食べたいわけじゃないのに体が欲する。苦しみながらソウタは本来食べられないはずのものを食べ続けていた。 それにより体がボロボロになり、一度手術を受けた際に「もうひとりの自分」が出来た。 (ソウタの一人称は「ぼく(僕)」だが、もうひとりの自分は「俺」) 普通の人間らしく生きたいソウタと、己の本能に忠実でありたいもうひとりの自分がぶつかり、ソウタは深く考えることが苦痛になり、幼児退行してしまう。 そのせめぎあいで自殺未遂を繰り返しているとき、全寮制の学校から招待を受け転入する。 この時ソウタ中1。 (発育が遅いわけではないので、実は年相応に振舞うこともできるが、ソウタは無意識のうちに深く考えることを拒んでいるためその場面はなかなか訪れない。 深く考えることを強いられた際、あるいは「封印」が解かれてしまった際にもうひとりの自分が出てくる。 その際少々言葉が荒くなり、異食を繰り返す。 ソウタはもうひとりの自分を普段から抑えている。その手助けとしてミコトから精神安定剤を処方されている。)
ソウタは幼い頃から寂しさを募らせており、そのせいもあって兄や姉といった存在に強い憧れを抱いている。 そのため、初期メンバーとして一緒になり仲良くしてくれたエイナを「おねえちゃん」、サトルを「おにいちゃん」として慕っている。 ソウタに「封印」として口を覆うバンダナをつけさせたのはエイナ。自制が効かなくなった際エイナとサトルのみ止めることができる。 もうひとりの自分が出ている際でも、エイナとサトルに対してだけは普段のような慕情を込めた接し方をする。
ルラはルワの双子の兄。 幼い頃から虚言癖があり、ルラ自身が気付いていなかった。両親の喧嘩はそれが一因でもあった。 周囲から信用されなくなったルラはルワとだけ行動するようになる。そのうちルワを溺愛するようになる。 ある日母とルワがいなくなり、幼いながらも毎日探し続けていた。 父はだんだん家に帰ってこなくなり、ルラは外を徘徊し続けるようになったとき、児相の人に保護され施設に入れられる。 ある日その人の知り合いの人が施設を訪れ、ルラを養子にした。 ワミヤ家で生活することになった際、「今までの自分ではダメだ、また信用を失ってしまう」と思い別人を演じようとした。(後のワミヤ人格) 施設で見ていた大人しくあまり話さないルラ(ナンドウ人格)とは違い、明るく快活なルラに安堵するワミヤ家の人々。 そんな生活の変化の中でもルラは周囲の手を借りて母とルワを探していた。 そんな時母が亡くなったこと、ルワが全寮制の学校に転入していたことを知る。偶然にも、ルラの元にもその招待が来ていた。 母が亡くなったことに悲しみを覚えたが、それでもルワが生きていたことに喜び、後を追うように転入する。 再開したルワがまるで別人のように変わっていることもつゆ知らず。 この時ルラ中2。
ルワのことを溺愛しているのは、幼い頃からルワだけがルラの虚言癖にも嫌な顔一つせず付き合ってきたから。 これ以上ないほどの信頼を寄せているが、ルワが大好きすぎていまいち物理的距離感が掴めていないため、よくうざがられている。 ルワを自分の半身だと強く思っており、そんなルワに思いを馳せるサトルに対しルワを取られまいと独占欲を剥き出しにする最中、 ルワのサトルに対する想いを知り、ルワ(自分の半身)が想う相手は自分が想うものと同じとし、次第にサトルも手中に収めようとする。 そんなルラの思いを知らず、サトルはルラに苦手意識を持っている。
ミコトは裕福な家に生まれた一人っ子。 いろいろなことを覚えさせられ、女の子らしさを求められ嫌気がさしていた。 ある日家出中に街で見知らぬ人に黒いカプセルを貰う。 「それは『現在の君の未来』を確実に変える薬だ」と言われ、それを飲み意識を失ったミコトは、3日後に自室のベッドで目を覚ました。 それ以来薬というものに興味が湧いたミコトは薬の勉強をし出す。 黒いカプセルをくれた見知らぬ人とすっかり顔なじみになった頃、その人に薬の調合などを習うようになる。 犯罪スレスレのルートで薬を調達し、それを裕福ではない人々に処方していく。 薬に詳しくなりたい理由は「いつか作りたい薬があったから」だが、いつしかミコトは自分の薬で人々を苦しみから解放させたいと思うようになる。 そして家から離れるうちに、両親はミコトに期待しないようになり、恥晒しだから家に帰ってくるなと言い放つ。 しばらく同業の人の元を転々としていたが、次第に孤独に苛まれ自分の存在理由を考え始める。 そんな時、ひっそりと帰った家で全寮制の学校からの招待に関する郵便物を目にし、人恋しさから転入を決意する。 この時ミコト中2。
一人称が「俺」だったり、男のように振舞うのは女である自分が嫌いだから。 家にいるときに様々な作法や知識を身に付けさせられたせいで、知識はとても豊富で、実はレオンさんと渡り合えるほどである。 元々好奇心が旺盛で探究心が人一倍強かったため、勉強は苦ではなくむしろ望んでしているほどだった。 そのため頭が良く、何かを覚えるためにかける時間もかなり短い。隠れた秀才。 だが現在は医療薬関係にしかその能力は発揮されていない。 実はMADクラスに来るまでアオイのことを女だと思っていた。 生活を共にする中で本当の性別を知ったが、それでも自分の理解者であることに変わりはないとし、転入前と同じように接している。
アオイは普通の家庭に生まれた末っ子。 4人兄弟で、末っ子として生まれたアオイは両親や兄弟から存分に愛された。 兄弟達からの愛情は度を越えたもので、アオイは中性的な容姿から度々女装を強いられた。 ある日兄弟達から性的暴行を受けそうになり、自信を保つために男性らしい人格(カズイ)が生まれた。 しかし女装や姫扱いは無くならず、いつしか女装を受け入れるようになってしまった。 女装している間はまるで違う自分が自身を動かしているような感覚になった。(後にユナが生まれる) 他にも自身を許容し包容するための人格や自身を守るための攻撃的な人格が出来たとき、アオイはミコトと出会った。 アオイの親の友人がボランティアで薬を処方している人(勿論表沙汰にならないようこっそりと)で、 たまたまミコトがその人の元に来た際にアオイの家で寝泊まりさせてもらっていた。 その時にミコトと仲良くなり、芯が通っていてまっすぐなミコトにアオイは惹かれていく。 多重人格で精神状態が危うく、毎日別人のようにコロコロ性格が変わるアオイに周囲は困惑し精神科に通院させていた。 そんなある日、全寮制の学校から招待を受ける。 このままこの兄弟達に囲まれて暮らしていると精神が崩壊してしまうと思っていたアオイは転入を決める。 この時アオイ中2。
その過去のせいもあり、性別に関する差別(「男らしく」「女らしく」といったものを押し付けられること等も)をとても嫌う。 そんな考えがミコトの考えと一致し、仲良くなるまでに大して時間を要さなかった。 ミコトの過去を知ってからは、ミコトの全てを受け入れどんな姿でも大切にしようとしている。
リョウはある人(親である凌)に造られた非人間。 本来は生徒ではなく、MADクラスの生徒達を間近で観察するための動き喋る監視カメラのようなもの。 最初は過干渉しないようにしていたが、生徒が増えるにつれ、生徒の一員として動くようになる。
リョウは凌の分身であり、同じ場所、同じ次元から生徒(我が子)達を見守るために作られた存在��� そのためリョウは凌と同じ次元(MADの子達にとっては高次元)からその次元を見ることができる。 そのためメタ発言もしてしまう。それを理解できるのはキャラ化された者のみ。
ユウカさんは普通の家庭に生まれた一人っ子。 後に母子家庭になる。 事件に巻き込まれたことがきっかけで記憶障害が生じ、感情が(怒りで)高ぶるとその間の記憶が残らなくなってしまう。 あるときだけぱったりと記憶がないことを不安に思い、病院に通院していた時に全寮制の学校から招待を受け転入。 この時ユウカさん高1。
スズムちゃんは普通の家庭に生まれた双子の妹。 物心付いた頃から双子の兄は亡くなったものと教えられてきた。(実際は別のセカイで生きている) 幼い頃から過眠症で、ひどい時は一週間眠り続けた。 ある時高熱を出し、さらに過眠症のせいで一週間以上眠り続けた際に予知夢を見て以来、時折予知夢を見るようになった。 過眠症の治療を受けている時に全寮制の学校から招待を受け転入。 この時スズムちゃん高1。
髪を縛ってから寝ると必ず予知夢を見ることができるのは、高熱を出していた際に頭痛を伴っていたため、その時と似た状況を作ることによってその能力を引き出すことができるから。 予知夢を見る際に必要な条件は、「頭を締め付けるような痛み(強弱は問わない)」と「夜であること」。 なので昼寝等では見ることができない。 一度寝るとなかなか目を覚まさない。最短でも8時間は寝ている。 そのため風呂等で寝落ちすると大変なことになるため、誰かに付き添ってもらい寝落ちしないように見張っていてもらう。 その役がたまたまエイナに多く割り振られていたため、次第にエイナに懐くようになった。
イサネは非人間。 吸血鬼であり、人間の姿になった際16歳の少年になった。 人間の姿では男だが、元来性別は無性なため性別不詳で通している。 チサネはパートナーである。人間の姿の時は双子。 吸血鬼時の隠れた生活に嫌気が差したため、刺激を求めて人間の姿になり全寮制の学校に入った。 普段の一人称がボクなのは年相応の人間を演じているから。 本来の一人称は私。二人称は君。
チサネは非人間。 イサネ同様、人間の姿になった際16歳の少年(中身は無性)になった。 イサネに血を吸われ人間ではないものになった。人間だった時の名残と人間ではなくなった現状に挟まれ気を病んでしまう。 人間の時は男性だった。 普段の一人称はわたし、本来は僕。二人称はあなた。
0 notes
ryo-original · 9 years
Text
9
最年少組会話文 サト「最年少組って何なんだ?」 エイ「文字通り、MADクラス内最年少の子達の総称だよ」 サト「……一人だけずば抜けてでかい奴がいるけどな」 レオ「聞こえてますよ?」 サト「別に悪意ありきの発言じゃないから」 ソウ「だいじょうぶだよサトルくん、ぼくたちまだまだせいちょうするから!」 サト「ありがとうなソウタ、俺今別の意味で泣きそうだ」 レオ「深読みしすぎですよ、それに私だって伸びたくてここまで伸びたわけじゃないです」 アキ「いつか伸びすぎたところはシイナさんに切ってもらうんでしょ?」 レオ「まるで髪を切るかのような言い方しないでくださいよ」 レイ「ちょっきんっ」 レオ「ん゙んッ」 アキ「レイさんかわいい〜」 サト「レオン死にそうな顔して胸押さえてるけど大丈夫か?」 リイ「大丈夫、ちょっと胸射抜かれてるだけだから」 サト「ああ……���(察し) レイ「皆のことちゃんと分かってなかったな。エイナさんは年上なんだと思ってました」 アキ「だよね!全然同い年に見えないし、むしろ私たちのお姉さんって感じがする〜」 エイ「え、そうかな……ありがとう」(照れ) リイ「でもエイナちゃんたまに私たちと同い年だって実感するような顔してるよ」 サト「確かに」 エイ「えっ、どんな時ですか?」 リイ「スズムさんが一緒にいる時!何かね、ほやぁ〜ってしてるの」 エイ「ほ、ほやぁ〜……?惚けてるってことですか……?」 リイ「何て言ったらいいのかな……うーん……」 レイ「まるで妹みたいな……?」 リイ「そうそう!そんな感じ!普段ちょっと怖いけど、スズムさんがいると全くそう感じなくなるの」 エイ「えっ普段の私怖いですか!?」 リイ「……うん、ちょっと」 アキ「たまに話しかけるの躊躇う時あるかなあ。怖いって言うか、近寄り難い?」 レオ「どことなく雰囲気が変わる日があるんですよね」 エイ「そうなのかな、私全然分からない……」 ソウ「でもエイナちゃんはエイナちゃんだよ!いつもやさしいもん!」 サト「そうだな、見た目に騙されちゃいけないぜ」 リイ「エイナちゃん見た目はちょっと怖いけど、中身はすんごく可愛いしね〜!」 アキ「うんうん!動作も上品だし器用だし!」 レイ「家事もそつなくこなすまさに女の子の鑑ですよ!」 エイ「あ、あれ……何かよいしょされてる……」 アキ「よいしょじゃないよ!本当のこと言ってるだけ!」 ソウ「エイナちゃんだいすきー!」 エイ「え、あ……ありがとう、こんなに言われたの初めてで……」 サト「え?スズムさんには言われてないのか?」 エイ「……スズムさんは『エイナちゃんマジ天使……マイスウィートエンジェル』とか『エイナちゃんhshsprprmgmg』とか『渚の小悪魔!』とかばっかり言ってくるかな」 レオ「……何か、お疲れ様です」 リイ「天使なのか悪魔なのか……」 サト「気にするところそこなのか?もっとやばいところねえか?」 ソウ「エイナちゃんたべられちゃったの?」 エイ「私は食べ物じゃないよ、ソウタ君」 サト「ああ、多分まだ食われてないだろうな」 レオ「はいストップ、多分双方の言葉の意味合い違ってます」 リイ「何気にここの人っていろいろと寛容だよね」 レイ「外の世界の 普通 なんて、ここには必要ないんですよ」 アキ「外は外、うちはうちだもんね〜」 リイ「ここがお家かあ、じゃあ皆家族みたいなものかな?」 レイ「そうだといいですね、この先もずっとこんな風に皆仲良く暮らせたらどんなに幸せか……」 アキ「きっと、……ううん、絶対そうなるよ!」
0 notes
ryo-original · 9 years
Text
8
MAD不穏サイドアオミカ
案1
殺し合いが始まりミカンさんは部屋にアオイさんを匿う
食料調達等をするためミカンさんは定期的に部屋の外に出る
そんなある日誰かに殺されかけてボロボロになったミカンさんは
『これ以上シイナさんを匿うことはできない、頼れる人なんていないし自分もこんな状態だ。シイナさんが誰かの手にかけられて死んでしまうのだけは絶対に嫌だ、でもきっと自分の命もそう長くない』
と悟りアオイさんに心中を持ちかける
そんなミカンさんの姿を見て部屋の外がどうなっているのか、この惨劇を免れることができないことを察する
アオイさん快諾、ミカンさんは如何なる時でもアオイさんの体に傷を付けたくないと入水を選ぶ
というメリバエンド
問題はその場所だよなあ。中庭に深い池でも作るか(適当)
案2
殺し合いが始まりミカンさんは部屋にアオイさんを匿う
食料調達等をするためミカンさんは定期的に部屋の外に出る
そんなある日ミカンさんが誰かに殺されてしまう
ミカンさんが戻ってこないことに不安を覚えたアオイさんは部屋の外に出る
そこでミカンさんの死体を発見してしまう(もしくはここで誰かに殺されてしまうという最悪のエンド)
ミカンさんの死を受け止められず気を病んでしまう(もしくはここで気が触れて手当たり次第に殺していく(敵討ちとして))
部屋にこもっているうちにミカンさんの幻覚を見たり幻聴が聞こえたりするようになる
残っているクラスメイトが減ってきてついにアオイさんがいる場所を当てられてしまう
誰かに殺されるくらいならと投身自殺(もしくは迎撃して生き残るか死んでしまうか。生き残った場合、独りで生きる道を選ぶかミカンさんの後を追うかの分岐)
案3
部屋に匿うものの、ミカンさんが部屋を離れている間に誰かに侵入されてアオイさんが殺されてしまう
気を病んだミカンさんが手当たり次第に殺していき「シイナさんが居ない世界に居たって意味がない」と自殺、もしくはアオイさんの死体を抱きながら自殺
ここまで考えて思うのは、どのルートを選んでもアオミカの生存率は低いんだなってこと。
元来好戦的ではないからなるべく誰かと出会わないように動きそう。
誰かと鉢合った時に自己防衛として相手を躊躇なく殺すのか否か、互いを守るためとはいえ他人に手をかけることができるのかによってもいろいろ分岐が増えそう。
匿われてるけど実はかなり強くて、ミカンさんがいない間に侵入してきた者を片っ端から殺っていって、それをミカンさんが帰ってくるまでに処理して、何もなかったかのように「ミカンさんおかえり」って微笑むアオイさんとか。
部屋の外でミカンさんが殺されそうになった時にアオイさんが出てきて、「シイナさん、何で、」ってなってるミカンさんに微笑みながら「私もミカンさんを守りたいから」って言うアオイさんとか。
あっアオイさん強い説いいかもしれない……妄想滾る……
というかアオイさん微笑ませすぎやろ自分……いや微笑むアオイさんはまさに天から舞い降りしエンジェルやし……たとえ返り血にまみれていてもふわりと微笑むアオイさんは最高に天使だと思う……話が大幅に脱線しとる……
結論:アオミカは尊い
0 notes
ryo-original · 9 years
Text
7
ルワの過去(ルワ視点)
私は普通の家庭に生まれ、中学に上がる前までは一般的に幸せな日々を送っていた。
中学に上がる頃から両親の仲が悪くなり、毎晩両親は喧嘩していた。
しかしある日を境に、喧嘩は収まった。
代わりに、息苦しいほどの冷暗な空気が日々を満たすようになった。
滅多に帰ってこなくなったお父さん。笑うことを忘れたお母さん。
そしてお母さんに連れられ、私は生まれ育った家を出た。
何故かお母さんは、ルラを連れて行かなかった。
ルラは少しおかしい子なんだって言っていたのをいつか聞いた気がする。そのせいかもしれないと思った。
別の場所でお母さんと暮らし始めて数ヶ月が経った頃、お父さんの弟、つまり私の叔父さんが家にやってきた。
お母さんはその人の前では笑顔を取り戻しているらしかった。私に向けない顔をしていた。
あの時のような息苦しさはなく、知らない人が見ればそれは一つの家庭として映ったことだろう。
お母さんも叔父さんも幸せそうだった。
私の気持ちをおいてけぼりにして。
ある日私が帰宅すると、血溜まりに横たわるお母さんと叔父さんがいた。
叔父さんは私を見ると、まるで鬼が悲しみを圧し殺すかのような顔をして私に包丁を振りかざしてきた。
恐怖よりも先に、「ああ、やはりか」という気持ちが湧いてきた。
どうしてかは今でも分からない。もしかしたらどこかでこうなることを予測していたのかもしれない。
私は自分が思っているよりもはるかに冷静だった。
私が蹴り飛ばした鞄は、叔父さんの足に当たった。
叔父さんはバランスを崩して、蛙を踏み潰した時に聞くような音を発した後、動かなくなった。
見ると、首に包丁が刺さっていた。
私は助かったと思うと同時に、とてつもなく大きな間違いを犯したような気分になった。
私が鞄を蹴り飛ばさなかったら、こうはならなかった?
おとなしくそこに立っていれば、こうはならなかった?
もう元に戻らないものがふたつ、私の目の前で赤く染まっていた。
いろんな人にいろんな話を聞かれた。
私は見たもの、起きたことをそのまま話した。
それを信じようとする人、神妙そうな面持ちの裏で疑っている人、好奇心で不必要な話までさせようとする人、本当に様々だった。
あの一連の出来事が何度も何度も夢の中で繰り返される。
夜を明かそうと眠る度に私はお母さんの死体を見て、鞄を蹴り飛ばし、叔父さんの最期の音を聞くのだ。
その度私は殺人を繰り返しているかのような気持ちになった。
いつしか私は目覚める度に左腕に傷を付けるようになった。
まるで夢の中の叔父さんが死んだ回数を数えるように。
私にどんな出来事が起ころうと、世界は変わりなく続いていた。
しばらくぶりに学校へ行くと、たくさんの奇異な視線があった。
でも一部の者達の視線は明確に私へ言葉を投げつけていた。
「お前は人殺しだ」と。
そんな奇異な視線が薄まり始めた頃、私はクラスの女子三人にいじめられ始めた。
確実に私の精神を蝕もうとする行為。しかし決して自分達がやったとバレないように動くその卑劣さに私は呆れて何も言えなかった。
いつものように人気の少ない場所に連れ出され、散々罵詈雑言を浴びせてきた。
「あんた、自分の親殺しておいてよく学校通えるよね」
「人殺して何とも思わないの?罪の意識とかないわけ?」
「知ってた?こいつの母親、浮気してたらしいよ。殺したのは母親とその浮気相手なんだって」
「うわー最低!汚らわしい!そりゃあ殺したくもなるか!きゃはははは!」
「そんな汚らわしい血が流れてるなんてねぇ。私の血で洗ってあげる」
そう言って楽しそうに一人が指を切り、血を私の顔に塗りつけてきた。
「血で血を洗うってか?」
「それ違うでしょ!あははははは」
何かが切れたような音がした。
私が人殺しと言われるのはどうでもよかった。
お母さんが浮気していたかどうかも、今はどうでもよかった。
ただ、何も知らない、何も見ていない人達にお母さんを悪く言われたことが許せなかった。
私は一人が手にしていたカッターを手に取り、力いっぱい左腕を切った。
何かがぶつぶつと切れた感触がして、瞬く間に傷口付近が血で染まっていく。
ここでも私はどこか冷静だった。ここでこいつらを傷付ければ、厄介なことになると理解していたのだ。
そんな私の行動を見て唖然とする一人にカッターを投げ付け、
そんな私の行動を見て怯えていた一人に溢れ出る血を飛ばし付け、
そんな私の行動を見て引いていた一人にお返しとして顔面に傷口を擦り付け言葉を放った。
「何も見ていないくせに虚実を騙るな。次同じことをしてみろ。私はお前らを殺して本当の人殺しになってやる」
0 notes
ryo-original · 9 years
Text
6
昔々、ある所に十人の人智を超えた者がいた。
十人はそれぞれ一人で、または二人一組になって自らが住み良いと思う場所を創った。
ある者は夕暮れが紅炎のように輝く場所を。
ある者は陽光が燦々降り注ぐ暖かな場所を。
ある者達は草花が茂る空気の澄んだ場所を。
ある者達は麗らかな清水が湧き出る場所を。
ある者は綺麗な星空が一面に広がる場所を。
ある者達は一切の色を抱く雪景色の場所を。
ある者は一切の色を護る暗闇が覆う場所を。
各々が創った場所はやがて一つの世界として再構築された。
その世界の名は Romots 。
君達は今、そんな十人の神に等しい者達が創り上げた世界にいるんだ。
……そんな大昔のことを知っているお前は何者かって?
僕はこの世界と共に生まれた存在。
この世界と共に永い時間を生きてきた。
僕の名前はロット。
この世界の案内人であり、物語を後世に継ぐテラーだよ。
0 notes
ryo-original · 9 years
Text
5
Mosiritotwの職業についての説明
・ひなひげさん
物体から色を抽出する力を持っており、その力で作られた絵具は長い年月を経ても劣化することはない。
もちろんそれを用いた絵も長年色褪せぬまま残る。
・そめさん
自ら絵を描き売る傍ら、絵描き仲間の作品も売っている。
紫蘭さんから[中に入れたものを半永久的に入れた時の状態のままで保管できる額縁]を買い、作品を売る際に一緒に売っている。
・みかんさん
貴族の家に生まれた(という設定で作られたアバター)。
友人が多く、その友人達も身分など一切気にせず接している。
にしいさんとは特に仲がよく、その仕立ての腕を見込んで専属仕立て屋を頼んだ。
友人達の商品をよく購入している。
時折レオナルドさんを屋敷に呼び、遠方の御伽話をさせている。
・コルギーさん
茶葉さんが店主を務める喫茶店の店員その1。
イケメン店員として(常連に)名が知れ渡っている。
店員仲間であるなままさんやりもさんと仲が良い。
・楓ちゃん
アコースティックギターを演奏する。
音色に想いが宿り、その想いが聴いた相手に作用する力を持つ。
なので楓ちゃんの演奏を聴いた人は癒されたり励まされたり落ち着いたり……等といったようにプラスの効果がもたらされる。
ちなみに聞くだけじゃ効果は発揮されない。聴くことが大事。
・レオナルドさん
人を惹きつけ記憶に刻み込ませる声の持ち主で、元来話術に長けているためその力を存分に発揮させている。
各地から集めた実話や御伽話から、仮想世界にまつわる噂話やちょっとメタな話まで、様々な話をする仕事をしている。
前者に関しては凌から話を聞き、後者に関してはれーちゃんから情報を買い、持ちネタを増やしている。噂はここから立つこともしばしば。
リアルで例えるなら語り部のような、紙芝居屋さんのような。
話す際のスタイルは落語な感じに近い。
時折みかんさんの屋敷に呼ばれ、話語りを強要要求されることがある。
・イットリさん
イットリさんが売る宝飾物は、身につけた者の長所を引き出し、大多数の目を惹きつける力を宿している。
商品を「我が子」と呼び大切に扱っている。
売った商品の補修等も行っている。
みかんさんは友人であり、常連客の一人。
。みこさん
普段は物語を書いている。
Romotsで作られた作品に何かしら力が宿ることが多いが、みこさんの作品には一層強く力が宿る。
幼子にはさらに強く効果を発揮してしまうので、(内容自体は全く規制のかからないものだが)対象年齢は18歳以上にしている。
息抜きでアクセサリーや部屋飾りを作る。
みこさん自身も白と黒のピアスをつけている。
一旦ここで区切る。続きはまた時間があるときに載せます。
0 notes
ryo-original · 9 years
Text
4
新創作について
Mosiritotw
新創作名。
とある英文(翻訳引用)の頭文字を取っただけ。
何て読むかは各々に任せる。
自分はそのまま読めるところだけを読んで「もしりと」と読むことにする。
Romots
仮想世界名。「ロモッツ」と読む。
現実の彼らがモニターとして参加したゲーム名もこれ。
レッタ、イロア、クリーナ、フルーア、ハーフラ、フィーティアという6つの地区に分かれている。
地区の境目は特にない。行き来するのも移住するのも自由。
しかし、自身が一番最初にいた地区は絶対に忘れてはならない。
スフィリ(アバター)
ゲーム内で操作する自分の分身のこと。
どんな容姿にすることもできる。
あらすじ
リアルより少し近未来的になった現代日本で、一つのゲームが開発されていた。
それは「 Romots 」。
ゲーム内での制限は特になく、まさに好きなことを好きなだけやっていられるゲームとして発表されたそれは、多くの者の目を輝かせた。
ある日、同じ建物が連なった場所にとある人々が集められた。
彼らは「Romots」のモニターに選ばれここにやってきたのだ。
これはそんな彼らの現実と仮想世界を描く物語。
こんな感じの世界観を基に創作キャラ化していきます~
0 notes
ryo-original · 9 years
Text
3
私はいつもひとりでいた。 楽しそうにはしゃぐ子達を横目に、私は虚しさに襲われていた。 私がここにいる意味は何だろう。 隔離という名の保護? しかしこの施設の中でさえ、一般的な世間と同じものが広がっている。 どこにいたって、私はひとりなのだ。 何をしていたって、私はひとりなのだ。 そりゃあ私以外にもひとりの子はいるけど。 それでも虚しさは消えない。 消えてしまいたい。 どうせ私は誰からも必要とされないもの。 いつ消えたって誰にも気付いてもらえないだろう。 おかしい人達の中にいても、私は浮いた存在なのか。 「……ちゃん、……セレンちゃん!」 「……、……え」 「レイちゃんがお菓子作ったってさ、一緒に行こう!」 「……あ」 人の気まぐれに左右されたくない。 いつか失うものに心を惑わされるなんて、愚か極まりない。 それでも私は、懲りずに心のどこかで誰かを求めていて。 誰かに名前を呼ばれる度に、心を打たれるのだ。 右目を潤ませるものが何なのか、私は知らないふりをした。 (セレンちゃん視点)
誰がセレンちゃんの名前を呼んだかはご想像におまかせします。
0 notes
ryo-original · 9 years
Text
2
MAD会話文詰め *呼び名 レオ「アオイ君」 シイ「ん?呼んだ?」 アオ「あれ、シイナさんの方だったのか。僕が呼ばれたのかと思っちゃった」 ミカ「レオンさんそんなに早死したいの???」 レオ「アオイ君助けてください」 シイ「頑張れ!応援しとっちゃ~」 レオ「応援ってどっちn」 ミカ「私に決まってるでしょ」 レオ「何と言う自意識過剰」 シイ「さすがミカンさん!よく分かっとるね!」 レオ「えっ」 翌日冷たくなったレオンさんが発見され *ほぼ人間と変わりない人外 マサ「リョウって人間じゃないなら痛覚とか味覚とか無いんじゃないの?」 リョ「それがあるんだよ、さっきも紙で指切っちゃって痛かったなあ」 マサ「勿体無い!リョウの大事な血がg……ごほん、じゃあ右手がない時とかどうなっちゃうの?痛いの?」 リョ「うーん……痛くはないけど、あるべきものがないから変な感じかな。だから手がないのに物を掴もうとしちゃうしね」 イサ「リョウ~!!」ゴンッ リョ「いでッ」ボトッ マサ「!?」 イサ「ねぇねぇ今突然後ろから殴られて首が落ちて君はどんな感覚?」 リョ「盗み聞き良くないぞ……殴られたところが痛いし視界が意図せず変わるから酔いそう」 イサ「いいなぁ、僕もリョウみたいに自在に手や首が取れるようになったらいいのに~!きっと楽しいだろうなぁ、ふふっ」 マサ「取れるようにしてあげましょうか?まぁ一生戻せませんけど!」にっこり イサ「わぁ~メグモさんこわ~い!冗談だよ~」 リョ「全然冗談に聞こえんけどな……」 *ツインテ祭り ユウ「ミコちゃんもツインテにする!あとミサキちゃんも!」 アキ「私もやりたい!髪の毛長くないけど……」 ユウ「いいよ!やったげる!」 アキ「わーい!ありがとう!」 ユイ「……?セイマさん何してるの?女装?」 セイ「さすがに怒りますよ、ユウカさんに結われてしまったんです。ユイサさんもここにいると危ないですよ」 ユイ「どういうk」 ユウ「あーイトリ君いいところに!ちょっと来て!拒否権はないけどね!」 ユイ「!?」 セイ「御愁傷様です」(合掌) トモ「リーハちゃんのツインテ毛先がくるくるで可愛い~!」 リイ「あ、ありがとうございます……!」(照) ルラ「うわあああルワのツインテええええ我が生涯に一片の悔いなし!!!」 ルワ「じゃあ今すぐ死ね」 ルラ「辛辣なルワも好き!!!愛してる!!!」 サト「ある意味強靭な精神の持ち主だな」 ルラ「ルワ限定だけどね」 サト「そ、そうか」 スズ「エイナちゃん見て見て!ユウカちゃんが結ってくれた!」 エイ「かわいいね、似合ってるよ」にこ スズ「んんんエイナちゃんの方がかわいいよ……マイスウィートエンジェルえいにゃちゃん……渚の小悪魔……はわわ……」 エイ「いろいろ混ざってる」 レイ「私も結ってもらいました!どうでしょう……?」 リョ「かわいい」 シイ「かわいい」 ミカ「かわいい」 ソメ「かわいい」 レオ「かわいいです」 ミカ「お前はダメだ」 レオ「何でだよ」 ミカ「レイちゃんは私が守る」 シイ「私も」 リョ「僕も」 ソメ「わいも~」 レオ「いや私も守りますよ、じゃなくてそもそもレイさんに何もしないし何でそんな不純物扱いなの」 ミカ「何となく」 レオ「我不憫」 ツインテレイちゃん絶対かわいい。 もう皆ツインテにさせようぜ。 むしろ誰か描いて自分に恵んで下さい(他力本願)
0 notes
ryo-original · 9 years
Text
1
あの4人は何だか��だ言ってお互いにお互いのことを考えているといい。 誰かが欠ければ心配するだろう。 それぞれ大事だと思ってるけど、大事にする方法は人それぞれ。 たとえ何があっても。
0 notes
ryo-original · 9 years
Text
創作での設定とかネタとか諸々置いていこうと思ってる。とりあえず文才が欲しい。アオミカ欲しい。
0 notes