Tumgik
Text
RawLow誕生前夜 1
Tumblr media
「なんでRawLowを立ち上げる事になったんですか?」
プロダクトや旅の話をする前にこれけっこういろんな人から聞かれるのでまずその話をします。
思えばそれは本当にひょんな事からだった。
2016年に本格的にブランドを立ち上げる事になった僕らですが、それまで2人とも20年近くいわゆるインハウスのバッグデザイナーでした。
そして2人の共通の趣味が自転車、なかでもMTBにどっぷりハマりレースに出たり里山で遊んだりと時間さえ有ればMTBに乗っているような生活でした。
これは今でもずっと続いてる趣味であり今ではバイク用の製品まで手がけるように。
一見これって凄く普通の流れなんだけど、僕らはちょっと違った。
あまりにバッグの仕事を長くやりすぎた事もあって、悲しいかな自分たちの使う道具やギアを作り出そうっていう概念がほとんど無かったのです。そう完全に仕事になってしまっていたのですね、感覚がちょっと麻痺してたのかな?他で良いものがあれば買えばよいじゃんっていう。 
そんな感じだから年間相当数のバッグを世に送り出してきた僕らが自分たちのデザインしたバッグを使うなんて事はほとんど無かったと思う。(2人とも女性向けのバッグのデザイナーだったっていうのも有るんだけど)
そんな中、自転車と並行して僕は山登りもずっと続けていて、2015年あたりから、たまに足立社長を誘っては関東の山や八ヶ岳なんかに登ったりしていた。
当時の僕はULハイクの世界にどっぷりハマっていて、国内外のガレージブランドのバックパックやテントやギアなんかを買い漁り個人輸入してはあーでもないこーでもないとやっていた頃で、当然2人ともギア好きバッグ好きなので、登りながら、これまた使用しているバックパックについてあーでもないこうでもないと2人でギア談義をしていた。時には結構アツくなりながら(笑)
そんなこんなで、なかなか自分たちにしっくりくる理想のギアって無いよね〜とかいつも言いながら登っていたある日、ふと2人は気がついてしまったのです。
「ん?アレ? 自分たちの持ちたいギア、せっかく作れる環境があるんだから自分らで作ればいいじゃん!」
遅っ!
そう、僕らはこれに気がつくのにかなり時間がかかってしまったのです。
まずは自分たちで使いたいバックパック(後のAntelope)と自転車用のサドルバッグ(後のBike’n Hike Bag)を制作しよう!
もうそっからは自分らで言うのもなんですがさすがプロ(笑)デザイン出しから1stサンプル制作まではけっこう早かった記憶があります。
しかし、出来上がったバッグを鑑みると、アウトドアギアの文脈ではとても語れない様な当たり前だけどファッションバッグの世界とは全てが違っていて形にこそなってはいるけど理想とはほど遠い似て非なる物だったのです・・・・
この頃はまだブランドを立ち上げるなんて考えてもなかったし、ただシンプルに自分らで使いたい物を作ろうっていうモチベーションというか初期衝動のようなものだけに突き動かされていた気がします。
で、キャリアも経験もそこそこある2人なので中途半端な物は世に出せないという意地やプライドもだんだん芽生えてきたりで、そこから前途多難というかテスト期間に約一年以上も費やしてしまったのでありました。
次号へ続く
RLMW リョウタロウ
#rawlowmountainworks
5 notes · View notes
Photo
Tumblr media
RLMW Blogをスタートしました。 ここではSNSで説明しきれない開発秘話や製品のスペックや使用方法、いつもよりちょっとだけ製品にフォーカスして深堀した内容にしたいと思います。 また、オンライン限定製品等の進行状況やBlogでしか公開しないような内容も発信して行きますので、お楽しみに。 次回第一回目はまもなくリリース予定の新作、自転車用フロントバッグ《Frontire Bike Bag》の詳細についてご紹介します。 実に開発期間が2年もかかってしまったこの渾身のバッグはRLMWらしい拘りやギミックが満載。実際にツーリングやロングライドでテストした際の使用感やスペック等、わかりやすく説明して行きます。 それでは今後もRawLow Mountain Works プロダクトをよろしくお願いします。 
RLMW リョウタロウ
7 notes · View notes
Video
vimeo
2 notes · View notes