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ファーストペンギン!2話
2話にして、視聴者を篩いにかけてきた。
ヒロインの孤立と執拗な組合長の妨害。これは人によっては観るのが辛い展開ではないだろうか。
対立軸として今後も組合長は存在するのだろうなとは思っていた。しかし、さんしは折れて「和佳と共に頑張ろう!先ずは燃料と氷の手配じゃあ!おー!!」��主人公と仲間たちのジャンプ展開になるのかと思っていた。
ねぇ、脚本家を誰だと思い!?森下佳子だぞ!?手始めにヒロインを追い込むにきまっておろうがぁああ!
って、天の声が聞こえた気がした。
そうだ、基本的な筋を通さず事を進めてしまったヒロインがタダで上手くいくはずがないのだった。何年森下さんのファンをやっているのだ。
===
実はちゃんと和佳の企画書を読んだのは統括さんと組合長だけだ。統括さんは読んだ上で商売の指南をしてくれハンコをくれた。組合長は読んだ上で、「損ではないがありがたくもない」と認めない。組合長が言った「千丈の堤も螻蟻の穴を以て潰ゆ」とは小さな誤りやわずかな油断がもとで、大事をひきおこしたり失敗したりすることがあるというたとえだそうだ。組合長は何より変化を恐れているようにみえるがどうだろうか。
組合長が作っているジオラマ。恐らく地元漁港のものだろう。そのような人が地元に対する愛がないとは思えないし、県庁での組合長の言い分も一理ある。
和佳vs組合長は様々なカウンターだ。個対組織、女対男、若輩者対年長者、よそ者対地元有力者・・・。
森下さんは分断を煽る書き手ではなくむしろそれを超えて繋がろうとする書き手だと思っている。
対立の末、どのように二人は協調していくのだろうか。それとも棲み分けしていくのか?
今後も見守っていきたい。
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ファーストペンギン!1話
思ったよりすごい良かった!(失礼やろ)
テンポ感に慣れるまで少し時間がかかったけれど、1話はラストの和佳の啖呵につきる。和佳の啖呵に向かってお話が���麗に流れていったように思う。
1話で森下さんらしいなと思ったポイントは(略して森P)、
森P1:片岡が浜の問題を「この浜をこんなにしたのは俺たち」と自分ごととして何とかしようとしている(1話ラストで日和ったけど)ことと、次回予告で和佳が「私がやりたいから」と発言していて、やっぱり自分ごととして浜の問題に向き合おうとしている。
森P2:和佳が対統括さんにしろ対組合長にしろ 「漁業の偉い人としてそれでいいのか」「今ここで変われば浜を救った組合長として銅像が建つかもしれない」 と彼らの良心にも訴えているところ。
森P3:ラスト森下さんの悪口力がさく裂!罵詈雑言のバリエーション豊富さは天下一品!
森P4:末端価格(笑)白いもの(笑)たちの悪い客が中居さんにズボンのおまた部分を拭いてくれとか。ゲスネタ下ネタはジャブ程度でしたね。でもご心配なく船団の漁師に下ネタキャラいますから!親父ギャクキャラはみおうさん!!
啖呵が好きすぎて以下写経しました。
浜を立て直したいって言ったのはどこのどいつだよ。
このままじゃ 浜は死ぬ。何とかしてくれって泣きついて来たのはどこのどいつだよ このひょっとこ!
あぁ?わしは頼んでねえだと?
このまま何もせんかったら 失敗したクソも流さんクソ野郎 そんな男で終わりとうないって言ったのはどこのどいつだ!
あぁ?あんたなんかねクソ野郎ですらないわ。ただのクソだよ クソ!
こんだけお膳立てしても自分では1ミリたりとも動けない 何の身動きも取れない哀れなクソ!
クソはクソらしくハエにたかられウジに食われガッビガビに干からびるがいいわ!
う~ クソひょっとこ!
「このアマ イカれちょんのと違うか?」
イカれてんのはてめぇだ タコ!
あんたさ 漁師のピンハネしてくらしてんだよね?
そいつらいなくなってどうやって食ってくつもり?って私聞いたよね 聞いたよね!
したらあんた死んだ後のことは知らん 後のヤツにお任せって笑ってたよね。
あんたら!うがったつもりかもしんないけど それ完全にイカれてるから!
このまま行けばあんたは間違いなくこの浜を潰した無能な組合長として終わる。でもここで変われば この浜を救った偉大な組合長って銅像建つかもしれない。
そんな計算すらできないのマジでタコだから!
仕方ないかタコだもんね。
とち狂ったタコは自分の足食ってうっかり死ぬんだってね。
笑われればいいわ。てめえの足食いつくして 日本中の笑いものになればいいわ このイカれドタコ!
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ファーストペンギンが始まる前に
10月5日水曜日から待ちに待った森下佳子さんのドラマファーストペンギンが始まる。待ちに待ったのに期待と不安の不安の方が大きくて嫌になる。期待が大きすぎる故だろう。もっとフラットに楽しみたいと思うのだけれど。
ぎぼむすの時もそうだったのだけれど、ファーストインプレッションとしてなんでこの題材?と思ってしまった。
ドラマに関してはファンタジー色が強い作品の方が好みである。ドラマはフィクションだから。今までドキュメンタリーはドキュメンタリーに任せておけばいいのに、と社会派的なドラマを見ては思っていた。
一方で森下さんの得意そうなお話だなとも思う。要するに「他所者・若者・馬鹿者が既存の組織を改革する物語」だ。JIN、ごちそうさん、直虎、そしてぎぼむす。これらもそのような物語だったと思っている。
いつでも期待を大きく超えた向こう側を見せてくれる森下さん。今回はどのような向こう側を見せてくれるのだろうか。
というか、ここのアイコンがペンギンであるということをすっかり忘れていた。Twitterの方も応援の意味を込めてペンギンにしようかな。
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昔話法廷桃太郎裁判感想
裁判は簡潔に物事を述べる必要があるから、森下さんの構成や台詞がよりシンプルになっていて、そのことでより一層視聴者を刺す刃が尖るものなのだなと思った。
世の中善意で回っていけばいいな、と思っているんだけど、甘いのだろうか。もちろん誰か他人に対して心の中でチッと舌打ちすることもあるけれど、それでも私は善意を送っていきたい。その人に対しても他の誰かに対しても。きれいごとでもなんでも。心持ちとしてそうありたいのだ。私だってきっと誰かに迷惑をかけて誰かの善意に支えられて生きているのだから。悪意を送ったら悪意が巡り巡って帰ってくるものだ、と思ってる。そんなことを思った。
===
さて、この裁判は桃太郎の強盗殺人という犯行に対し死刑が求刑され、そこに情状酌量の余地があるか否かということが争点である。
ある時桃太郎はその出自ゆえSNSでヘイトクライムを受け、その影���からか村でも避けられたり嫌がらせを受けるようになる。そこから桃太郎は憎悪を募らせ犯行に至っている。 しかしそれは直接村人に向かわずに自分より立場の弱い被差別人種である鬼に向かうことになる。(鬼は痩せた土地鬼が島に隔離され、食糧難から度々人間の村を襲うことがあったようだ。) お供にしたサルキジもそうだ。人間ではない異形の者。それを刃物をちらつかせてお供にしている。そして「鬼が村を襲いにやってくる」という嘘の噂を流し、鬼退治の正当化を図っている。
桃太郎は犯行の理由を笑いたかったから、と言っている。要するに大きな事件を起こして世の中を騒がせその反応を見てみたかった、ということだろう。実際に自分を蔑んでいた村人たちは鬼退治をした桃太郎を手のひらを反して英雄扱いしている。 その振る舞いを桃太郎は「ウケる」と。(この「ウケる」というのがいかにも現代のSNSにおける病巣であるように思う。先日のカズオイシグロ氏の記事にあった「感情優先社会」というやつだ、と思う)
ここに情状酌量の余地があるのだろうか。
私はないと考える。最高刑をもって処するべきであると考える。
死刑制度への問題提起���なると(このドラマでそこまで言ってないかもしれないけど、そうとも読める)この裁判とは別問題だなと思う。 また昨今のSNS利用者によるヘイトクライムへの考察や差別被差別の構図などは今回の裁判の考慮に入れるべき問題であるが、やはり根本的には引き離して考えるべきであると思う。 ===
感想っていうか私の判決ですわね。
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天国と地獄9話感想
9話大事なセリフを書き起こし。
(朔也)「そうだよ俺はお前の兄貴だよ。たった15分先に生まれただけの!でもそれだけでそれだけで俺はこんな人生を送ることになったんだよ!なあ俺が四方のせいで夜逃げしてた時何してた?日高の家で抜けた歯並べておやつ食ってたか。やっと入れた会社で田所にいびりまわされてた時何してた?久米に濡れぎぬ着せられて親父がボケて途方に暮れてた時お前があの会社つくったって便所拭いてた新聞に書いてあったよ。なあこんなに違うのは何でなんだよ。俺がバカだからか?怠け者だからか?自己責任か?違うだろ!15分だよ!お前が15分先に生まれてくりゃお前の人生は俺のもんだったんだよ!」
(彩子)「あんたはクウシュウゴウなんかじゃないんだからね!ちゃんといるんだからね!あんたのこと好きで心配してそうやって守ってやろうっていう人間が!あんたのためなら犯罪者にでもなってやるっていう人が!そんな人がいるのに、いるのにいないとか寝ぼけたこといってんじゃないわよ!私はあんたを哀れんだりしない今までどんなひどい目に遭ってきたとしてもどんな人生だったとしてもこんなに思ってくれる人を叩き落せるなんてあんたは正真正銘のサイコパスだから!」
彩子と朔也が直接対峙して言い合ったわけではないのだけれど、これは対になっているセリフだと思う。
===
冒頭で魂が元の肉体に戻った彩子と日高。今までの彩子だったら8話で五木に言っていた通りその場で日高に手錠をかけたのだろう。しかし、そうしなかった。いや、できなかったのではないか。ちんけな共犯を捕まえるのではなく主犯を捕まえに行くと。なんなら朔也と日高を一緒に捕まえるために一緒に行こうと言う。これはきっと言い訳だ。永遠に会えなくなる前に二人を会わせてあげたい。それこそが真意なのではないか。そして二人は陸と一緒にいるという朔也を追って九州に向かう。
面白いのが元に戻った2人がお互いに感化されていることだ。彩子は日高に深く感情移入して警察としてのあるべき姿を曲げてまで朔也に会わせようとする。日高は朔也も自分も常軌を逸していた、どんな事情があろうと殺していい人なんていない、2人とも逮捕されることがあるべき姿だと彩子に言う。また、お互いに特別な感情が芽生えているようであること。今まで自分本位だった彩子が日高のために激昂する。日高は捕まるならあなたが良かったと自分に手錠を掛けるように乞う。
しかし朔也はもうすぐ奄美大島というところで息を引き取ってしまう。
「師匠!頑張って!ちゃんと自分のやったこと言ってクソったれって言われないと!」陸のこのフラットさよ。
ラスト奄美で待ち構えていた河原に追い詰められ、ついに彩子が日高に手錠をかける。「絶対に助けるから」「待ってます」と警察と殺人犯らしからぬ会話を交わして。そして彩子も河原に手錠を掛けられる。当たり前だ、隠してあった証拠は見つかってしまったし、日高と朔也を一緒に捕まえるためであるという建前はあるにせよ捜査をかく乱する行動をしてしまっているのだから。
しかし、次回予告では彩子は捜査一課に復帰しているようで。日高が何か彩子が無罪放免になるような証言をしたのだろうか?
もう、いちいち高橋さん演じる日高が意味深な表情を��るから、本当のことを言っているのか嘘言っているのかもうよくわからん!!
===
以下思ったことをつらつらと。
入れ替わりものってどうなのよって思っていたけれど、入れ替わることで手っ取り早く相手の身になれるというか、相手の気持ちが汲めるということなのだろう。全10話という短い話数でも強い心の結びつきが作れる。
入れ替わったことで相手に感化され、入れ替わり前と発言が逆になっているんだけど、ガワが一緒という面白さ。でもちゃんと別人が言っているという説得力のあるお芝居に脱帽だ。
膵臓がんにおかされて余命いくばくもない朔也の望みが人生を狂わされた人たちへの復讐だった。日高は彼のその望みを叶え、その罪を一身に背負うことが朔也の人生へのあがないであると考えたのだろうか……。例えば朔也から 双子なんだから俺の分も生きてくれと人生を託されたとしたら…。その願いを叶えるべく朔也に罪を着せる線もありえるのではないのだろうか(これは白夜行展開)。故に罪を被るも着せるも朔也のためであるのだと思うのだ。
兄に対する気持ちには嘘がなくても、殺人に関してはもっと踏み込んだ共犯関係だった?日高の証言って辻褄が合わない点もあるように思うので。言っていることがどうも全部本当だとは思えないんだよな。
日高は優しい、優しさって共感力でもあって、共感しすぎたらたち行かないことも多い。共感し過ぎると立ち行かないの警察というのがまさにそれだなぁと思った。だから日高に感情移入していまっている彩子は警察として危うい。他人に共感できるようになったことは彩子にとって入れ替わることで得た成長のひとつであるのだけど。
以前陸と朔也と日雇い労働仲間とが飲んでいた時、陸がこのような仕事に就いた経緯を聞いた一人が「兄ちゃんは育ちがいいんだね」と言った。その「育ちがいい」というのはきっと嫌味でもなんでもなく、災害ボランティアに行こうと思える生活の余裕と誰かの役に立ちたいという優しい気持ち。 ボランティアで役に立てなかった自分を省みて何でもできるようになりたいとスパッと恵まれた職を手放せてしまう潔さ。そのような振る舞いができるのはやはりある程度豊で恵まれた人生を歩んで来ないとできないものなのかもしれなくて、きっとそのことを言ったのだろうと。 同じように、殺人を企図するまでに自分の境遇を恨むことしかできなくなってしまった朔也の気持ちを、そのような仄暗い気持ちを抱えることなく育ってきた日高はすぐに理解することができなかった。殺人を考えるのは信じられないと切り捨ててしまった。走り去る朔也の背中に「話し合いましょう!兄さん!!」と訴えかける日高だったが、朔也にはそれができる心の余裕も時間も無くなってしまっていた。破綻は少しのことで起こりえるのだと思った。
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天国と地獄8話感想
8話で胸が熱くなった伏線回収は、今まで八巻が迂闊に署内で望月と連絡取っているのをヒヤヒヤしながら観ていたんだけど、遂に、とうとう、絶妙なタイミングで、河原に見つかったところだった。
なんて冗談はさておき・・・
やはり前回からミステリーを超えたところを描いてきたと思う。ここからが本領発揮というか。だから私は推しましたでもそうだったけど、森下さんはそれほどミステリーを捻らないのだよね。その先に書きたいことがあるというか。
「どんな事情があれ、ここを譲ったらいずれ全てがなし崩しになる。死守すべきルールってもんが人間にはあると思わない?」という彩子の正義と「そんなこと何百回の考えたんだ」という日高の朔也に対する感情。その相克こそが8話の核心であるのだと思った。
とは言え、ミステリーの行く末も気にはなるところで。 一連の事件の真相は河原が突き止めたことでファイナルアンサーなのか?河原の捜査結果と彩子が想像していることってズレがある。河原は日高と東が共犯で連続殺人事件を起こしていると思っていて、彩子はあくまで東が単独犯で日高は庇おうとしていると思っている(庇うことも犯行幇助になるのだろうけど)。 日高は余命いくばくもない兄の望み「クウシュウゴウになりたい(予告より)��をかなえるべく、彼の恨みを持つ相手のリスト作成や下準備後始末を手伝っていたのだろうか?それとも望月が思っているように警察に捕まる前に犯行を止めようとしていただけなのだろうか? しかし、東単独犯であるのなら矛盾することが多数存在することから、また別の第三者の黒幕が存在するのだろうか・・・。
9話予告を見たらどうやら彩子と日高が協力して行動しているように見えた。彩子の正義漢を信じるのなら、8話のあれで入れ替われていたとして、五木に話した通りその場で日高を逮捕しなければ彩子の正義がひん曲がってしまう。それが日高を助けるような動きをしていたのは日高に絆されてしまったからなのか?それとも入れ替われなかったから日高が彩子を逃す行動をしているのか?それともまた別の理由があるのだろうか?
ずっと小学4年生の彩子のエピソードが引っかかっていて。目的と手段が入れ替わっていると言うか…。弱い者を守る為の告発だったのだろうに、告発された人が罰せられないことに腹を立てていて、さらに社会的立場が上の人間だったが為に、逆に自分が陥れられたことに腹を立てている。
でもよくよく考えたらこの歪な正義漢は確かに現在の彩子と地続きになっていて。手柄にこだわる姿はまさにそれだろう。そして、8話で明らかになった朔也の警備員時代の一悶着が彩子のこの4年生のエピソードに似ているなと思った。権力によって真実が揉み消されるというところが。
このような朔也の事情を聞かされて絆されるというより、自分が朔也を説得したくなったという線もあるのかもしれない。
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天国と地獄7話感想
日高のお父さんが語る過去の回想シーン、全部良かった。泣いた。お父さんとお母さんの馴れ初めは誰かのために頑張ることで自分の人生も輝きだすという森下さんらしいエピソードでぐっと来たし、日高と朔也の歩道橋のエピソードも可愛らしくて、こんな子たちの現在が切なくて悲しくてビショビショに泣いた。以前日高が八巻に話して聞かせた月と太陽の伝説は、自分が朔也の境遇になっていてもおかしくなかった、自分がシヤカナローの花を奪ってしまったんだという自責の念の現れなのだろうか。
7話までの情報から師匠が東朔也で、日高の双子の兄であることはほぼ間違いないと思う。ただ彼がクウシュウゴウで、殺人事件の主犯格であるとまでは断定できないと思う。何故なら一連の事件にはもう一人、関係している人物がいそうであると思うからだ。朔也は恐らく低所得者なのにクウシュウゴウを語って振込むだけのお金があるのだろうか?ゆえに犯行企図者がいて日高も東もただの実行犯であるだけなのではないか?お母さんはどうして亡くなったのだろうか?本当のお父さんは?そのあたりが事件に関与してくるのだろうか?
これは日高と朔也には殺人を犯さざるを得ない理由があるのではないかという希望的観測だ。二人とも仲間に慕われ囲まれて、本人も優しい人物であるという周りの評判だ。日高に比べたら朔也辛い人生だったかもしれない。ずっと生活は貧しく父親の面倒を見て見送って何も残らなかったと。更に自分も余命いくばくもないようで本当に気の毒すぎるけれど、だからと言ってやけっぱちになって猟奇殺人を計画するような人物には見えない。
犯行の決定的な証拠品として処分した方が良いにもかかわらず、日高が大事に保管していたカーキの皮手袋と奄美の丸い石。手袋は母親からの贈り物と本人の口から語られていたが、恐らく石の方もそうなのであろう(福岡の実家に同じ石があり、お守りであると妹が言っていた)そしてあのお母さんが日高だけに贈っていると思えないから、きっと同じものを朔也にも贈っていると思う。そうなると、その大事な贈り物であるそれらを使って田所仁志殺害が行われたことには何か意味があるのではないか?と考えてしまう。
と、ここまで書いて私の中の彩子が「仕方なく犯してい��殺人なんて、ない!」と騒ぎ出した。確かにそうだ。正当防衛は置いといて、どんな理由があろうとも犯しても良いという殺人はない。危うく情に流されかけた。今後彩子の正義漢が日高と朔也にどのように関わっていくのか。それがキーになっていくような気がする。
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今回あからさまな白夜行展開だったように思う。天国と地獄は東朔也=雪穂、日高=亮司、彩子=笹垣の、笹垣目線の白夜行だ。
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天国と地獄6話感想
今回はかなりストーリーが動いたように思う。
一連の殺人事件には共犯者がいるらしいことが示された。
まず、殺害を指示する人物がいるらしい。池袋のガード下で若い男に歩道橋に「9」と書いてほしいと依頼した40代くらいの男だ。しかし、久米さんに関して日高は歩道橋の数字「9」を見る前から久米宅周辺を調査していたから予め次のターゲットを知っていたと言うことになるが・・・。
加えて日高とともに現場で殺人を実行する人物も存在していそうだ。見たところ日高は殺人幇助をしている?それでもう一人が殺人を実行する役割なのか?
その実行犯と思わしき人物が久米さん宅に彩子と八巻が張り込みしていたことに気がついて引き返していった。そしてラストでは別の殺人が決行されていた。実行犯は仕方なくその次のターゲットで犯行に及んだということなのだろうか?
それを日高は久米さん宅にその人物があらわれなかったから何かあった=死んだ、と思ったのだろうか?
そもそも指示者と現場に現れた共犯者と思わしき人物は同一人物なのか?別の人物なのか?河原も彩子もたどり着いた「クウシュウゴウ」とは?「東昨也」とは?
うーん、謎が多い!!
クウシュウゴウ=東朔也=師匠はわかりやすいリードかミスリードだと思うんだけど、そこはリードなのかなと思う。 日高と東(恐らく師匠)が入れ替わっているとしてもそれは「魂の入れ替わり」ではなく「産まれた時に取り違えられた」か「腹違い」なのではないかと思った。日高と東は奄美大島に多い姓のようなので2人のルーツと謎はやはり奄美にありそう。
そう言えば最後の特殊清掃の業者と河原が接触するシーンで河原の質問に受け答えしていた男性、顔は隠れていたけど声が師匠らしかった。仲間が東くんが漫画持ってってたよねとか言ってた。じゃあやはり師匠と東は別人なのか?
うーん、わからなすぎる!!
今回心理描写が少なかったなと思ったが、彩子は久米宅張り込み時にかなり八巻に心情を吐露していた。とにかく日高のことがわからないと。わからないということは翻ってわかりたいということなんだと思う。彩子は日高を「わかりたい」と思っている。そして、殺人が決行されなかったと知��と、心から良かったと。これは人が死なずに済んで良かったというのもあるとは思うが、日高が手を汚さなくて良かったという意味が大きいのではないのだろうか。もう自分の肉体がどうこうではなく、日高に罪を重ねてほしくないのではないか。もう彩子はかなり日高に感情移入してしまっているように思った。
状況が極限過ぎて吊り橋効果でその感情移入が恋愛感情と混ざってしまいそうだなぁと思った(恋愛脳) 日高も彩子に対してもしかしたらこの人なら救ってくれるかも、みたいな気持ちは持っていそうではあるけど、諦念が熟成されてそうだからそういう気持ちが生まれてもいや無理だろうと打ち消していそう。
やはり2人の関係は亮司と笹垣っぽさがある。(白夜行脳)
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これは推理でもなんでもなくただの森下地獄展開性癖脳女の戯言なのだが……。
1話冒頭の海岸で彩子が日高に殴られる夢は、彩子と日高が過去に接点があることを示唆しているのかと思っていたけど、これはもしかしたら予知夢的なものなのではないかと思い至った。海岸で月のない空(新月!?)を見上げているのは彩子ではなく日高で、後ろから殴ったのが彩子ではないか。新月の夜に法で裁けない人間を制裁するのだとしたら、彩子が日高を制裁した、ということで、これがこの物語の結末では?と妄想したら本気で寒気がした。なぜこんな考えに至ったのかと言ったら、主題歌のただいまが彩子と陸の関係性の歌のように思えたから。彩子は元の身体にもどり陸と安らかな日々を送ることをしようとせず、彩子の言葉を借りるのなら「日高と刺し違える」ことを選んだのでは? 日高の魂を彩子の肉体とともに殺害し、彩子の魂は日高の肉体とともに法の裁きを受けることを選んだ、とか。
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天国と地獄5話感想
5話は人と人の関係性にぐっと奥行きが出てきたように思う。
彩子と日高。わたしもあなたを知りたいと彩子に興味を持つ日高。違法賭博の潜入捜査が楽しそうだった日高。九十九を逮捕できて彩子に「やったね」みたいな視線を送る日高。彩子とのバディを楽しんでいるように見えるし、警察の仕事にやりがいを感じているようにも見える。彩子も彩子でコアアースの先行きを本気で案じていたり。
彩子と陸。彩子は陸に日高と入れ替わっていることを明かす。陸は疑うことなくすぐに信じる。陸は彩子と出会ったころの思い出話をして「彩子ちゃんを助けるために生まれたんだ、二人分の人生を生きているみたい、警察官の彩子ちゃんが好き、だから戻ってほしいんだ」と。そこで陸からみた彩子像が明かされる。私たち視聴者が見てきたのは、自分の思う正義漢を他者へ押し付け、周りの迷惑も顧みない猪突��進・視野狭窄な彩子。でも陸からみ彩子はどんな時でも絶対あきらめない・へこたれない、そんな彩子がかっこいいと思うし好きなんだと。みっともないともとられて仕方がない姿を、そこがいいと言われることに人は弱いと思う。彩子も目を潤ませ感じ入っていた。同じ彩子という人物でも他者から見たその印象も様々だ。見方によって実態が変わるとも言える。まるでプリズムのように。
日高と陸。陸が部屋を出って行ったときに「ここは壊したくなかった」と寂しそうともとれる表情でつぶやく日高。(壊すというこの微妙に心情がよみづらい言葉のチョイスが心憎い!)出て行った陸が戻ってくると、ほっとしたような嬉しそうな表情で、彩子を演じ切れずうっかり日高がでてしまっていた(敬語になってしまっていた)。陸に対して愛情が芽生えているのかまだはっきりわからないが、憎からず思っていることは確かだと思う。
日高と彩子、彩子と陸、日高と陸・・・。とても奇妙な三角関係だ。彩子にとっても日高にとっても陸は安らぎを与えてくれる存在なのか?その関係性は今後どうなっていくのか?
副音声で溝端さん柄本さんが言っていたけど、いろんなバディがあるね、と。私も河原・幅コンビも何気に好き。日高・八巻の凸凹コンビも、彩子・八巻の凹凹コンビも良きかな。これらのコンビが今後どうなっていくか、お互いどう関わっていくのかも興味深いところだ。
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森下ドラマ脳なのでやっぱりこれは白夜行の編み直しなんだと思ってしまう。
単純に考えて、彩子=亮司、日高=雪穂、陸=典子、河原=笹垣と思っていたけど、日高はどうやら誰かをかばっているらしいので日高は誰かの亮司って考えると、彩子は笹垣とも考えられる。
白夜行での雪穂・亮司への笹垣の執念はある意味「究極の愛」だったと思う。身を挺してでも彼らの悲しみの悪循環を断ちたかったのだろう。
天国と地獄でも彩子が日高に対してそういう心境になっていくのではないか。「逮捕することが救うこと」的な感じになっていくのか??
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天国と地獄4話感想
4話は彩子と日高の心理戦や日高という人物の背景も見えてきて見ごたえがあった。
彩子はすんでのところで正義感を取り戻し、「なめんじゃないわよ!私だって警官の端くれだからね、あんたを野放しにして死体が増えるんだったらあんたを突き出す!この際、二人仲良く地獄行きといきましょうよ。それがあるべき世の姿なんだから。 」と。今まで散々上辺だけの正義漢を見せてきた彩子だったが、これは真に迫る彼女の正義漢であるところの「べき」だった。
それを聞いた日高は「だから私はあなたと入れ替わったん��すね」と言う。その表情は悲哀に満ち、眼を潤ませていたように見えた。それは殺人を重ねる(もしくはそのように見せている?)日高の背景に何か悲劇的な事情を感じさせられらる様でとても心を掻き乱された。
そして第3の殺人事件における現場付近で目撃者が現れピンチに。河原に追い詰められそうになる。しかし、彩子と日高でタッグを組み、河原に嵌められたふりをして、逆に河原を陥れることに成功する。河原は日ごろより違法捜査まがいのことをしていたので身から出た錆ともいえよう。しかし、日高はそんな河原に同情の言葉を述べる。そういう心遣いのできる人物なのだ。
これまで彩子にとって日高は冷酷な殺人鬼でしかなかった。なんなら自分も殺されかけた。しかし、会社での社員からの信頼、妹との仲睦まじい様子、前述の河原への気遣い等そのギャップに彩子は日高自身に興味を抱く。「あなたを知りたい」と。これは2人の関係性やお互いに抱く感情の変化を台詞や表情で表された大切なシーンだったし、私たち視聴者ももっと日高を知りたくなっていて、それを代弁するような台詞であったと思う。
と、ここまで書いて私は彩子と同じ目線でストーリーを追っているのだな、と思った。まあ、森下さんの掌で転がされているのでしょう。
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私はTwitterで感想を検索して読むのが好きなのだけど、このドラマへの反応は様々だ。
森下さんの従来のファンに多いと思われる、登場人物同士の丁寧な心理描写が起こす「エモさ」が好きな人にとっては食い足りないと感じている人(私もその一人でもある)、ミステリーとして純粋に推理を楽しんでいる人、今まで森下作品は好きではなかったけどこれは面白いという人も。では今までの作品と何が違うのかと言ったら、3話までで言えば、森下作品で特徴的な丁寧な心理描写をあえて最低限に削ぎ落として、徹底的にストーリーを転がしていくことで興味を惹きつける点であると思う。しかし、4話はエモーショナルな部分をクローズアップし、作品の毛色が変わってきたように思えた。ギアをミステリーからヒューマンドラマへチェンジした感じ。私的には「キタキタ〜!」とテンションあがったのだが、そうなると考察厨には物足りなくなってしまいそうだが、5話以降どうなっていくのだろうか?
もう、今作は本当にどこへ連れて行かれるのかわからないけれど、存分に私の心を掻き乱して欲しい。森下さん、どうぞよろしくお願いします。
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天国と地獄3話感想
個人的な本音を言えば、謎解き要素全面に出てくる感じの回は乗れないなぁと。自分が���めているのがそこじゃないからね。
ドラマの一話としては、八巻が心配でずっとドキドキハラハラして飽きずに見ることができた。
3話は八巻がストーリーのけん引役だったのでしょう。で、一番やりたかったことは、彩子の身体で殺人を犯し(たように見せてる!?)、「私はあなたであなたは私」だったのだろうと。日高は彩子の退路を断った。これでもとの肉体に戻ろうが共犯関係になったということか。
そして、 八巻と日高の卵焼きの味の好みのくだり、 もしかしたら八巻から言質引き出す日高の嘘かもしれないけれど、魂が肉体に引っ張られつつあるのか?となると彩子も今後の展開で徐々に日高の肉体にフィットしていくのだろうか?
日高と彩子の関係性だけでみたら日高よりもひどいのは彩子だ。八巻を巻き込んで彼を危ない橋渡らすのもだめ。そう、森下作品のヒロインは自分で自分の首締めて追い込まれがちなのだ。 彩子は警察官だった時もそうだけど視野狭窄すぎる。今後その気づきがあるといいが。 彩子のキャラ造形が3話現在まで、良いところがひとつもなくてほんとひどいなと思う、森下さん(褒めてる)。
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本編と関係なく、魂と肉体、その入れ替わりというのは何を表しているのか考える。例えば魂をその人のアイデンティティと、肉体を社会的役割と、入れ替わりは社会的役割の変容と解釈するとしっくりくるかなと思った。
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天国と地獄2話感想
アレルギーなどの体質はもとのままだけど、脳みそというか気質や知識的なものは入れ替っているというのが面白い。
日高と入れ替わった彩子は本来の弱さがボロボロと出てきているように思える。 彩子に本当の正義があったのなら 本来あそこで八巻を巻き込んではだめだし、日高と魂が入れ替わったとしても自首するべきなのだ。彩子が上辺だけの正義漢の中途半端な人間に描かれている。容赦ないな。
一方彩子と入れ替わった日高は、もちろん入れ替わったことが圧倒的に日高が有利であるあるということが大きいのだとは思うのだけれど、それをうまく利用しようとしているし楽しんでいそうだし元の肉体にも未練がないように見える。入れ替わり前とのキャラブレがない。
1話はキャラクタ説明やら状況説明やら伏線(もしくはただの雑)やらをいきなりジャーン!とぶちまけられて、しかもジャジャジャーンとか効果音もうるさめで、かなり胃もたれしたけれど、 2話は男女の違いや他人を演じることのおかしみを下ネタを交えて(笑)エグみたっぷりに描き出していたと思うし、入れ替わった事に対する2人の順応性の違いや近しい人の反応の違いが描かれていて彼/彼女のパーソナリティを知る手がかりを見ることができて楽しかった。演出���慣れてきた。 油の乗った秋刀魚を肝ごと食べたみたいな感じだった。
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「人格」ではなく「魂」が入れ替わるって表現が気になって、もしかしてキリスト教由来かな?と。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AD%82_(%E3%82%AD%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E6%95%99)
(一部抜粋)
魂は
肉体を支配するために適用され、理性を付与された、特別な実体
人格性の本質的な構成要素である
感覚と思考、願望、信仰、意図した行為を実行する能力を備えている。人間の本質的な部分である
そしてそもそも「天国と地獄」自体がキリスト教における死後の概念だ!という気づきに自分で興奮した。ちょっと調べたら、奄美にはカトリック教会が多くあると。
誰かほかにもきっと気が付いた人がいるはず!とすぐさまツイッターで検索する・・・が、いない( ;∀;)
どなたか天国と地獄をキリスト教方面から分析してくれませんか?
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気になることを以下につらつらと。
人の名前に数字が入っている人といない人がいる。テーマ曲が「交響曲第5番”運命”」であることからその番号に関係している? ちなみにベートーベンの交響曲は1番から9番まであり、5番が「運命」 3番が「英雄 」。5と3の数字が入っている人→五十嵐、五木 河原三雄 。そう考えると捜査一課内に「英雄」が二人いる。
名前のイメージ。陸は月も太陽も帰るところ。河原はあの世とこの世の境界線。
河原が大阪弁なのが気になる。愛飲の缶コーヒー、喫煙者であることが明かされている。これだけ特徴が明らかにされているのは河原だけ。もしかして次に河原が誰かと入れ替わる?
日高の魂の入った望月がコンパクトを太陽にかざすシーン。手鏡は女性の象徴であり、♀はそれを図式化したもの。 太陽+月=金星神 ギリシャではφ(ファイ)が金星を表すシンボルの文字とされており、♀はこれを図案化したもの。φ=♀
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天国と地獄1話感想
1話でどうしても入れ替わりまで行かなければならないこと、日曜劇場というある程度「わかりやすさ」が求められる枠であることを考えると及第点なのかな。終盤の彩子と河原の掛け合いでようやく主人公を刺す森下節炸裂。下ネタもちょいちょい入ってて一安心。
わた推しみたく、別の主題があり、ミステリーも絡めて進めてくみたいなのはいいけど、ミステリを主題としたら色々雑なのかなーと思った。役者さんに助けられた第一話だったかな。
あえて現場清掃したの? 日高一人暮らしとか言っちゃうのうっかり過ぎない? 河原が今回の殺人事件をすぐに議員殺人と結びつけたのおかしいし、やけに日高にこだわるな? 陸が洗浄剤の特定に関与してるの怪しいし、事件翌朝遅く帰ってくるの怪しいな? 焼却炉前にいた日高(もしかしたら別人かも)凶器だけ捨てないのおかしいし、犯行に使った手袋の普段使いもおかしいな? 日高、満月を待ってた?それとも社長殺しの犯行は新月だったから新月をまってるのか?
1話だけでもこれだけひっかかるところがあった。
あまりにフックが多すぎる上、演出過剰だから胸焼けしちゃうんだよね、きっと。そのフックが単なる雑なんだか伏線なんだか気になってしまう。流し見できるひとなら逆に面白いんじゃないかな。2話への引きはバッチリだったしな。
……批判してばかりだな(笑)
いや、わたしファンレター出すくらい森下さんめっちゃ好きなんだけどね!?どの作品も1話は合わなくて「これ本当に面白くなるんかな?」って思ってるんだ。ひどい(笑)
わた推しの第一話の感想見返したら「スカッとジャパンかな!?」とか書いてて、自分ほんと失礼だなって思った(笑)ちなみにわた推しは観ていくうちにサニサイのオタクと化したし、最終回で号泣だったし、DVDも買ったのだった(笑)
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チェリまほ感想その2
何か、最終回炎上してしまったみたいで。
うーん、それは残念。。でも仕方ない、SNSで盛り上がっていった作品だから、今までポジの反応が大きかった分反動でネガな反応も大きくなってしまったのでしょう。
私はBL作品を視聴するのは2作品目で、ひとつは「腐女子うっかりゲイに告る」でふたつ目がチェリまほ。腐女子…の方はBLというより社会派寄りの作品になるのかな。
そんなライトな層である私にはしっかり最終回も楽しめたのだけど、BLを嗜む方々の一部には大変不評だったみたい。
話は違うが、ジョゼ虎のアニメ作品での問題についての以下ツイ
ちょっとこの問題に似ているのかなぁと。
BLの設定を使って気を引いておいてBLというよりも人間ドラマですとしてしまったり、キスシーンを余白で想像してくださいとボカしたりしてしまったから、結果BLファンを傷つけてしまったのではないかなーと。あくまで当事者ではない、外側からの意見ではあるけれど。
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私個人としては11話〜12話は好きだった。むしろ1〜6話前半までのラブコメお約束シチュエーションとか、両思い後のラブラブな感じとか、気恥ずかしくてどんな顔してみていいのかわからなかったから。
11話でコンペに挑戦する安達。成功しても失敗しても安達を成長させるためのコンペなのだと思っていたら見事に裏切られた。コンペにおいて図らずとも魔法の力に頼ってしまい、安達をペシャンコにした上で、黒沢への罪悪感もマックスでの魔法告白という鬼畜展開に、チェリまほ温泉にどっぷり浸かってぬくぬくしていたところに冷や水ぶっかけられ目が��めた。そう言えば鬼畜大好き不穏大好きだった自分を思い出す。久しぶりにTwitterでの感想や考察が溢れて止まらなかった。
で、12話。なんやかんやあってアントンビルでめでたくよりを戻し、黒沢はプロポーズまで決めるという。かーらーの花火かーらーの朝チュン!!肌着着てんのかーい!アイドルか!!と思ったけど、よくよく考えたら自分も事後普通に服着るわと思った。裸に腕枕は虚構だな、確かに。
なんか12話の感想適当になっちゃったけど(笑)普通に良かったです。屋上シーンぐっときた。花火の藤崎六角もかわゆかった。
そんなこんなで最終回をハッピーエンドで終えたけど、魔法消失は乗り換えられたけど、2人の根本的な問題は根を張ったままなんじゃないかと。それは黒沢の安達に対する自信の無さ(自分の気持ちに応えてもらうかたちで好きになってもらった)と安達の黒沢に対する劣等感(そこを埋めるのが魔法だったように思う)だ。
わたしは良かったドラマほど続編を望まないけど、もしあるとしたら、その辺を掘り下げてもらいたいなーと思う。
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チェリまほ
いやはや、かなりはまってしまっている。明日が11話だ。
BLだけど、王道ラブコメで。お互いを思いやることでお互いが成長したり殻を破ったりしていくお話。
黒沢がなー、なんやかんや言って安達に踏み込めていないのは黒沢も怖気づいているのではないかなと予想している。
さんざん安達と一緒ならどこだって何をしていたって楽しいという割に「最初のデート」にこだわるのは黒沢にとって「デート=最後はセックス」なんだろうなと。最初のデートが柘植に邪魔(語弊)されて、リベンジも社内コンペに邪魔されて。意図的にではないにしろそれを「楽しみは後にとっておく」というのは言い訳っぽくて、黒沢にもそれに恐れがあるのではないかと。
だから、予告のキス寸前みたいなシーンで安達が複雑な表情を浮かべて目を開いたのは、黒沢のネガティブな気持ちに触れてしまったからなのでは、と。
11話の流れ的には、
二人でコンペに向けて頑張る(安達魔法封印=黒沢に触れない)→コンペ本番→結果はどうかわからないけど最善を尽くす安達→コンペ終わり久しぶりに黒沢の家→なんやかんやありキス寸前のシーン→魔法カミングアウト→ED次週へ!
て感じなのかな。ネガティブな予想になってしまったが、超えるべき壁を二人で超えてほしい!
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