hsn-mmz - Tumblr blog

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総てを記憶に。

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｢｣

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昨夜のことを英語でlast nightとするのは主観的にとって直近の夜って意味だろうけど、その言い回しはあまりにも寂しいよね。数秒前まで性悪説を熱心に説いていた人とは思えない発言に何か応えるべきだとは思ったものの、無責任なことしか言えないような気がしていたから俺は酔ったふりをして適当に受け流した。そんなことをわざわざ言うためだけに俺を呼んだのか？以前より彼は俺の食いつきそうなことをよく把握していて自分が俺に与える言葉の影響力も知っている人だった。空っぽじゃなくなっても相変わらず狂った秘め事ばかりを抱えた俺は変わらず面倒な根性をしていた。誰にでも幻滅だけはされたくないからね。

仕事以外で付き合いのある年上の人に久しぶりに会うと色々な変化を指摘されたり大人になった？と言葉をかけられる。俺もこの歳なわけだし、子どもみたいに成長期でもあるまいし…と思うけど年上の人からしたら俺なんてまだひよっこだってことなのかな。でももし本当にそうなら俺を大人にさせたのはあれだね、あれ。まあそれは関係ない。そういう人たちも適当に言い放っている訳でもないだろうし、何をもってそう感じるのか聞いてみたい気もするけど知らず知らずのうちに落としている何かを自覚してしまうことを今も尚恐れている。笑ってごまかすのは良くないと分かってはいるんだよ。若さは見た目とかじゃなくて知らなくていいことを知らない純粋さをまだ持っているから羨ましいと思うのだと感じる。これから先もっと知らなくてもいいことが増えていく大人になって俺はどうなると思う？結局何が言いたいのかと言うと、我慢しないで楽しみをもっと増やさないとなあ。

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コンタクトケース

きっかけって難しい。

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オプシーゾ

右手でストローを摘んで反時計回りに一回転半、肌寒いのにアイスコーヒーと店員に言ったのを後悔してからさっきまで歩いてきた道を景色を思い出して再び自分にがっかりする。てっきり景色も時の流れに従って歳をとるものだとばかりに思っていた。ただ変容するだけで景色は老けたりしない。とはいえ何も残っていないわけじゃない、景色も呼吸している錯覚になる。俺はあの道を毎日のように歩きながらなにを懸命に探していたんだろう。なんてことを今日も。

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枯れた道端の花、後悔先に立たずという言葉が反芻する。教えてもらったこの曲は何度も作り直す気まぐれなプレイリストの中に必ず存在している。集めた約束とか届いた言葉も時間が消してしまって、かえって苦い気分になる。少なくとも一瞬でも気持ちが一緒だったことはあっても交差点ではぐれたみたいにもう重なることがなくなる。この煮え切らない気持ちを知って悼んでくれる？いや、でもそうされたら甘えてまた駄目になりそう。元から駄目だったっけ。沈黙しないで、季節もくちびるも。

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愛して、｢た｣、｢る｣、｢ない｣、どの瞬間も何度も味わって思い出して苦しい。

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｢ここにいてもいいよなんて君はきっと優しく話すんでしょ？｣

音楽で耳を塞いでぼんやりしている時だけに現れていた貪欲な俺が正気でいる時にも出てきて自分でも戸惑う。らしくないらしくない、首を振って振り切ろうとしても正直者は消えてなくならない。それが本当になってそんな風にしてもっと図太く過ごせたらダラダラ気持ちを引きずることなんてないのに、なんて思いつつも口から出てくるのはやっぱり回りくどい言葉とかどうでもいいことばかり。あの冷たい陶器みたいな言葉じゃなくて、一緒の体温で同様の気持ちで同じ言葉を俺にちょうだい、ほら今すぐ。

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｢裸や、撫で肩や、キスや乾かない髪｣

フォルダの画像を整理していたら終わらない恋がしたいというお題箱のお題が書かれた懐かしいスクリーンショットが出てきた。2年前の夏のことだ。その時の俺は終わりのない恋がどれだけ辛いかを知らないみたいだからなんかあれだよね。子どもじみたお題に俺のジュニア時代からよく一緒に仕事をしてたあいつは真剣に答えてくれていた。変なところが真面目なやつだった気��する。曖昧だけど。未消化といえば都合がいいものの、まだまだ分からないことだらけで未だに色々な方向に向かって枝分かれしている選択肢に迷ってばかりいる。前からそうだった？嬉しかったことも悲しかったこともスクリーンショットしちゃう変な癖はもう治らないらしい。黒歴史どころじゃないものまである。お願いだから思い出して、でもやっぱり忘れて。そうやってどうしても触れたくないけど気づいて欲しい奇妙な気持ちが去来してまた情動をもたらす。いつか初めて打ち明けて、それは本物の気持ちだね、占い師まがいの無責任なことを言われてもピントは来なかった。まずもって偽物の気持ちって？受け入れたら負けってこと？受け入れられなかったら不戦敗？なんでも、ここは俺しか知らない秘密の内界。やらしい。

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撮影でも夢の中にもプライベートにも出てくるいちじくと俺の関係って？

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結滞

言葉が薬みたいに作用してまた俺を惑わせる。淡い記憶、約束のこと、これから先のこと、考えてはスキップして考えての無限ループから抜け出せなくてまたひとつ薬を飲んだ。ちょっとした期待から広がるこれからのことについての期待は何一つ思い通りにはならなくてただの一人の男の都合のいい妄想となって消える。勝手に具体化してネットで色々見始めた時にはもう自分でも笑えたくらい。するする出てくる感情とは裏腹、喉元の栓が抜けないみたい。分かってないなあ、君も俺も。

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油断していただけ。

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揺れる気持ちはひとつじゃなくて、ふたつでもなくて。

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相手が傷つかない言葉を選んでいるうちに一人になった。初めから一人だったじゃないか、平気平気。とはいいつつ信じていたかったものを失うのは大きい。