アルヒーフ @hhasegawa 拾遺 長谷川晴生 ・ウェブサイト ・Researchmap ・Mastodon (・Instagram...試験中)
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Twitterアカウント開設と同時に登録して以来、お世話になってきたtwilogの墓碑銘に。
――昨年秋の買収劇以降、着実にこのSNSは使いにくくなっていった。それでも、これまでの害悪は、「おすすめ」を開かず「フォロー中」だけ見る、といった個人的な対策でなんとかしのげる範囲ではあった。しかし、ここに来てAPI有料化が行われ、自分も使っていた各種サーヴィスが相次いで停止、実害が否めなくなりつつある。
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史上で言ふ大化年間初めて作られた宇治大橋も弘仁の時の長柄橋も今の文明観からいへば、云ふまでもなく心細い木橋であらう。支那の石造橋を模して木のそり橋を考へた不敵な日本人である。何にその理由があつたかも知らないが、こんな橋が十九���紀の紅毛画家を感動させたことは、何かしら我がことのやうに私にはなさけなく思はれた。数ある日本芸術の中で浮世絵を愛する紅毛人を考へても、そのために卑俗に犠牲化されてゐる本質の方の日本がわかるゆゑに、私は己と己の生国のためになさけなく思ふのである。だが或ころには多くの日本人もそれらの紅毛の教のまゝに浮世絵のみを尊重した。日本の国立大学でさへ、浮世絵を研究した教授を収容してゐるのである。こんな私の国粋文化論は、今の識者たち、海外文化関係の協会員や日本文化宣伝員、あるひは観光局員や私設文芸観光局雇員諸氏の意見とは違ふであらう。彼らは今日の日本のために日本の前世紀を克服しようとはしないからである。彼らの夜明け前の克服は詩人の描くべき夜明け前でなくして、せいぜいのところ十四世紀をもたないでルネツサンスに入つていつた毛唐たちの口まね、彼らの亜流の所説との語呂合せである。
保田與重郎「日本の橋」(『日本の橋』新学社、保田與重郎文庫��2001年、46ページ)
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コロナ騒動下の物流混乱で、本来なら品切れではない書籍もe-honやhontoで発注できなくなる問題が生じていた一方で、Amazonだけは無事だったのに、ここに来てあちらでも在庫切れが増えてきたと見え、拙訳書もそうなっていた。出版社に直接注文するならまだ購入可能らしい。
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フジテレビ社長韓国人説が出回っていて、狐狸庵先生こと遠藤周作の息子だからそう言われたらしい、なる笑い話(?)がバズっており、さすがに創作では、ネトウヨ相手でも捏造はダメだろ、と検索すると、本当にそれらしき実例が。なお、社長就任は今年6月、ツイートは7月。
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これ(https://twitter.com/hhasegawa/status/1147973486125539328)を書いて10分足らずでご本人から「またこいつの妄想夢話が始まった」なる引用ツイートが来て、その速度のみならず、ブログの誤字まで直していたのがえらい。ほかの記事(https://ameblo.jp/kanku0901/entry-12488721281.html)ではまだそのままなので、気づいたらそちらも修正されたし。
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ツイッターにアカウントを開設し、1924年の論文で知られる老碩学がSNSで情報発信とは頭が下がる、と尊敬を集めた。そこではハイデルベルク在住を公表する一方でテュービンゲンのネッカー河畔をヘッダー画像に設定し、ヘルダーリン愛を垣間見せた。 #カール・レーフラー伝説
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ドイツの右翼についての本を訳して出版したという咎で、思想警察に連行されてしまいました。厳しい取り調べや拷問を受けるかと思いきや、左翼書籍ではないから本気で取り締まるつもりはない、今後も頑張るように、と励まされました。優しい刑事さんでした。 #AprilFoolsDay
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自衛官募集ポスターが話題になっている機会に、つい先ごろ茨城県内を小旅行したときに撮影した2枚でも。これに触発された応募者を本当に戦力と見ているのか、こういう絵柄を好む層をターゲットに好感度を上げようと「メタ政治」を仕掛けているのか、さてどうなんですかね?
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Amazonの売れ筋ランキング「ヨーロッパ」カテゴリーだと拙訳書は2位のときがあり、それはともかく括目すべきは1位のカレンダーの表紙である。木組みの家と石畳の街と独仏新右翼の関係は、エルザスの歴史も手伝って、確かにいろいろ視点(と妄想)を提供してくれるのである。
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最近たまに出くわす「『左に寄りすぎ!』と妻の運転を注意することがよくある」なる某自動車会社の広告は、妻は妻でも元経営トップの夫人に対して言っていたりするのであろうか。本邦で人質司法批判などしようものなら、確かに「左に寄りすぎ!」とされてしまいそうである。
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フォルカー・ヴァイス『ドイツの新右翼』がいよいよ刷り上がり、新泉社より見本をいただきました。書影はこんな感じで、この厚さ(468ページ)にして税込3024円はお買い得かと。書店に配本されるのは来年の1月11日になりますので、しばらくお待ちいただけましたら幸いです。
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それは、「文学」はむしろ、撲滅すべきものであるという一点につきている。こんなもののどこが貴重だというのか。少なくとも、〈差別〉にたいする闘争にかんして、「文学」と呼ばれるものの大半は、かつて何の役にも立ちえなかった。役に立つどころか、それらはあまりにしばしば有害ですらあったのだし、悪いことにはしかも、より邪悪な作品が、より大きな善意の持ち主によって書かれてしまうという逆説までが、抜きがたくそこにつきまとうのである。 [中略] とすればやはり、たんに〈部落〉のみならず、〈女性〉や〈障害者〉や〈民族〉などをめぐる現実の種々の解放闘争はおそらく、このさいさっぱりと「文学」と手を切り、心の底からこれを軽蔑し、敵対するにたる感性と戦略とを組織すべきだとおもう者にとって、たとえば、「断筆宣言」の筒井康隆をはじめ、いまもってなぜか「文学」を聖別したがる者たちの姿態など笑止の沙汰なのだが、他方、本書のほとんど絶望的な試みを通じて逆に、二、三の作家の貴重な批評性を改めて痛感しえたことは、大きな収穫のひとつであった。
渡部直己『日本近代文学と〈差別〉』太田出版、1994年、195~196ページ
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趣味としての昆虫採集の話をしているのに、なぜ学問としての本草学が出てくるのか。あるいは、本草学にしても中国や蘭学の影響がないと思っているのか(https://twitter.com/hhasegawa/status/1029835431091757056)。普段はクソリプには反応しないものの、かかる読解力を欠く者が「知」を気取る点で症例の典型ゆえ、敢えて晒しておく。
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武士的気質は、日を逐うて頽れて来る。これはもとより困つたことには相違ないが、しかしおれは今更のやうには驚かない。それは封建制度が破れゝば、かうなるといふことは、ちやんと前から分つて居たのだ。今でもおれが非常な大金持ちであつたら、四、五年の内にはきつとこの風を挽回して見せる。それほほかでもない。全体封建制度の武士といふものは、田を耕やすことも要らねば、物を売買することも要らず、そんな事は百姓や町人にさせておいて、自分はお上から禄を貰つて、朝から晩まで遊んで居ても、決して喰ふことに困るなどといふ心配はないのだ。それゆゑに厭でも応でも是非に書物でも読んで、忠義とか廉恥とか騒がなければ仕方がなかつたのだ。それだから封建制度が破れて、武士の常禄といふものがなくなれば、したがつて武士気質も段々衰へるのは当り前のことさ。その証拠には、今もし彼らに金をくれてやつて、昔のごとく気楽なことばかり言はれるやうにしてさへやれば、きつと武士道も挽回することが出来るに相違ない。
勝海舟『氷川清話』江藤淳/松浦玲編、講談社学術文庫、2000年、339~340ページ
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今年に入ってから幾度か、ツイッター公式画面上に「表示するツイートがありません」が出たことがある。フォローしているアカウントの新規ツイートが一定時間なくなったとき(早朝に多い)こうなるようで、TLが再開すると元に戻る。おそらくバグなので、なんとかしてほしい。
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よりによって出講日にこの天候とは。この季節の日本は久々とはいえ、大雪警報は4年ぶりらしいので、3年間の不在中は関東にはあまり降らなかったわけか。前回は留学奨学金選考中でやきもきしていたことと、なんとか細胞で大騒ぎであったことを(いろいろな意味で)思い出す。
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象徴的フォロワー数に思わずスクリーンショット。ドイツの68年世代のシチュアシオニスト、つまり暗殺未遂の後遺症で夭折したルディ・ドゥチュケの元仲間の多くが右翼に転向済みで、いまはPegidaと反移民の旗振りに勤しむ者すらいるのを見ると、本邦はまだマシかもしれない。
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